藤本孝雄

ふじもとたかお



当選回数回

藤本孝雄の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議のありました農業者年金事業につきましては、御決議の趣旨に沿うよう、今後とも努力してまいる所存であります。
01月22日第140回国会 衆議院 本会議 第2号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、ウルグアイ・ラウンド対策費を高齢者福祉事業などへ振りかえるべきとのお尋ねでございますが、ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策は、先ほどの総理の御答弁にありましたように、農業を誇りを持って携わることのできる魅力ある産業として確立すること、住みやすく活...全文を見る
01月24日第140回国会 参議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 新しい基本法につきましては、その制定に向けまして、現在、本格的な検討を進めているところであります。  いろいろな検討の課題がございますが、その中でも先般総理府が実施いたしました「食料・農業・農村の役割に関する世論調査」などにあらわれております国民の方々...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、食糧の自給率向上についてのお尋ねにつきましては、今後の国際的な人口や食糧需給の動向、また、先進国の中で我が国の食糧自給率が低いことなどから、今後、食糧自給率の低下傾向に歯どめをかけることを基本としているところでございます。  具体的な施策といたし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 米の生産調整につきましてのお尋ねでございます。  総理からお答えがございましたので、若干補足をさせていただきます。  現在、米の需要は一千万トンでございまして、潜在的な生産力は千三百五十万トン、約三割の需給ギャップがございます。そういう需給ギャップが...全文を見る
01月27日第140回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策につきましては、本合意の実施に伴いまして、農村、農業に与える影響を最小限度に食いとめるとともに、基本的な考え方といたしましては、国内の生産力、供給力を可能な限り維持強化していく。それから、国民の皆様に対しましては、良質で安全な食...全文を見る
01月28日第140回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○藤本国務大臣 二十一日に私も現地を見てまいりまして、被害を受けられました漁業者の方々に対しましては、農林水産省としてもできる限りの対策を講じていかなければならぬというふうに現在考えております。  私どもが対策として考えられますのは融資の問題、それから、具体的に申し上げますと、...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド対策費につきましてのお尋ねでございますから、私から総理の前に申し上げたいと思います。  このウルグアイ・ラウンド対策費というものは、御承知のようにウルグアイ・ラウンド合意に伴います影響を最小限度に食いとめるために、一年かけまして各方面の、例え...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド関連対策費でございますので、総理にかわりまして私から御答弁申し上げます。  御承知のように、この農業合意関連対策は、ウルグアイ・ラウンド農業合意後、農業・農村に対します影響を最小限度に食いとめながら、我が国の新しい国際環境のもとにおきまして足...全文を見る
01月30日第140回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 被害を受けました漁業者に対しましては、農林水産省といたしましてできる限りの対策をまず講じてまいります。  この被害につきまして整理をいたしますと、補償と対策ということになろうかと思います。  補償の点につきましては、先生も御存じのように、これは民事上...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 国民の主食でございます米の備蓄の問題、これは私どもにとりまして非常に重要な問題で、就任以来非常に大きな課題の一つだと私は心得ております。  作況指数が一〇〇でございますが、仮に一〇五ということになりますと五十万トンふえる。また、九五ということになります...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) この問題はしばしば取り上げられておりますので、少し背景も説明いたしたいと思います。  まず生産調整につきましては、我が国の今の米の需要が一千万トン、それに対しまして潜在的な生産力は千三百五十万トン、こういう三割に近い需給のギャップのある中で、三百万の米...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) それは最後に申し上げます。  それで、生産調整の必要性につきましては、調整をすることによって、生産者にとっても消費者にとっても、価格が低落をしたりまた暴騰をしたりということになりますと、これは非常に経済的に、経営的に、また消費者にとりましても重大な問題...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 減反につきましては、先ほど申し上げましたように、この事業が生産者にとりましても消費者にとりましても非常に大事な問題であるという点で申し上げたわけでございます。  それから一方、干拓事業につきましては生産性の高い農地を、特に野菜とかそういうものを中心とし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 中海の干拓の問題につきましては、今後どうするかという中立的な見地から調査をしようということでありまして、将来どうするこうするということを今決めて調査をしているわけではございません。  それから、諌早湾の問題について御指摘がございました。私も勉強してみた...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 勉強してみたいと考えております。
01月31日第140回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 本庄工区につきましては、島根県知事から、土地利用のあり方を検討したいので、その間工事を延期したいと、そのような要望がございました。それを受けまして、昭和六十三年から八年間工事を延期中と、こういうことでございます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 調査結果によりまして決定をいたします。それから、仮に干拓事業を推進するといたしましても、これは農業用地として使います。
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほども申し上げましたが、この本庄工区の取り扱いにつきましては調査結果により判断をさせていただきます。
02月03日第140回国会 参議院 本会議 第6号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 森林はいろいろな機能をあわせ持っていることなどから、木材生産林と公益林に係る経費を一体的に経理しているところでありますが、国有林野事業の経営につきまして国民の理解をいただく上からも、その他の会計検査院の指摘とあわせましてさらに検討してまいりたいと考えてお...全文を見る
02月06日第140回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○藤本国務大臣 幾つか具体的な問題につきまして御報告申し上げたいと思います。  一つは、漁港台帳に記載がない三十二カ所、これはまことに残念なことでございまして、今後こういうことがないように漁港管理者を十分に指導してまいります。  それから、漁業情勢の変化に対応して利用目的が変...全文を見る
02月10日第140回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○藤本国務大臣 議員が五項目につきまして資料要求をされたことは承知いたしております。農水省といたしましては、この要求資料につきまして、内容が膨大なものでございますけれども、できるだけ御要求に沿えるよう努力してまいる、さように考えております。
○藤本国務大臣 私は、この資料については、提出できるものは要求に沿えるように努力してまいると申し上げております。  それから、今委員が言われました、委員が行かれればそれを見られるから、それを農水省としては出さないというようなことは、私は言った記憶はございません。
○藤本国務大臣 私が申し上げておりますのは、出せるものはお出ししますと申し上げておるわけでございまして、その協会編の名簿については、それはまさしく同窓会的なそういう性格のものでございますから、一方的に農水省としてその本を出すということにはまいりません。したがって、了解を得て出すと...全文を見る
○藤本国務大臣 農村地域の生活環境整備、これにつきましては当委員会でも議論がございまして、公共下水道と農業排水事業、それから厚生省の事業、この三つの役割分担で進めていくべきだというふうに私どもは考えておるわけでございまして、この農業排水事業について、今御指摘のようないろいろな議論...全文を見る
○藤本国務大臣 資料の点につきましては、できるだけ早くお届けいたします。  それから、今の件につきましては、集排協に加入することが工事を受注する条件ではございませんので、そのように御理解いただきたいと思います。
○藤本国務大臣 よく検討いたします。
02月12日第140回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○藤本国務大臣 自治大臣から詳しく御答弁がございましたので、そのとおりでございますけれども、つけ加えさせていただきますといたしますと、公益法人全般を対象とした規定がない以上は、この当否につきまして、収支を公開するということによって国民の皆さんの御判断をいただくということを考えてい...全文を見る
02月13日第140回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○藤本国務大臣 中海干拓事業のことにつきまして御指摘がございましたので、事実関係だけ申し上げてみたいと思います。  この中海干拓事業本庄工区につきましては、昨年の三月に島根県知事が、県議会、地元市町村の同意を得まして、農林水産省に工事の再開の要請をされておられます。地元の知事ま...全文を見る
○藤本国務大臣 御指摘のように、ウルグアイ・ラウンド対策というのは、ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴いまして受ける我が国農業の影響を最小限度にとどめる、また、新しい国際環境のもとで足腰の強い我が国農業をつくるために必要な事業として政府・与党が責任を持ってつくった、こういう経緯があ...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたように、このウルグアイ・ラウンド対策費というのは、可及的に、できるだけ速やかに六年間でこの対策を実施していく、これが大原則でございまして、毎年毎年この事業費の金額が決められているわけではございません。  平成九年度につきましては当初予算...全文を見る
02月14日第140回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○藤本国務大臣 幾つかの問題についての御質問でございますが、中海の工事再開については、御承知のように、二年間、事業の総合評価を行うための中立的な調査を行おうとしておるわけでございまして、その中海の干拓事業の問題については、この事業の取り扱いは調査結果に基づいて判断する、こういうこ...全文を見る
○藤本国務大臣 調査の具体的な内容でございますが、土地利用、つまり営農の問題がございます。それから地下水の対策、それから農地用水の対策、水質保全対策、生物生態系などの環境問題の調査、環境景観対策等々の調査でございます。
○藤本国務大臣 先ほどの調査の具体的な内容の中で、西部承水路などの調査、これを落としておりましたので、これはつけ加えさせていただきます。  それから、北部承水路の問題、御指摘ございました。私、事実関係を、大変恐縮でございますけれども存じておりませんので、早速調査の上御返答させて...全文を見る
○藤本国務大臣 私も運輸大臣と同じような考え方を当然持ったわけでございますが、同時に、私は四国の香川県の人間でございまして、冬の日本海の物すごさといいますか、大変な自然の脅威といいますか状況といいますか、そういう中でこの油の除去であるとかそれからいろいろな作業、これが本当に大変な...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、基本的には、今回の重油流出事故によりまして被害を受けた漁業者に対しましては、できる限りの対策を講じていくということがまず基本的な考え方でございます。  大きく分けまして三点あるかと思うのでありますが、漁業者に対する融資の問題、これは生活とか経営とか、そうい...全文を見る
○藤本国務大臣 この被害を受けました関係者の、特に漁業者の方々に対しましては、おおよそ三つの被害対策のポイントがあると思います。  一つは、漁業者に対する生活、経営の安定のための融通の問題。それから二番目には、漁場の保全、再生の問題。これには幾つかの制度がございますので、その地...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど委員も御指摘のように、補償の問題につきましては、民事上の問題として油濁基金、また相手国の船主を対象にしまして交渉していくということがまず基本にあることは御承知のとおりでございますけれども、それはそれとして、政府として何も手をこまねいていいということではござい...全文を見る
02月17日第140回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○藤本国務大臣 今、森林の持つ公益的な機能につきまして、いろいろと御意見をいただきました。私どもも、森林は国土面積の七割でございますし、それから、国土保全であるとか、さらには水資源の涵養機能であるとか、酸素の補給であるとか、いろいろな公益的な機能を森林は持っておるわけでございまし...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員御指摘の山村振興、森林の保全のために山村振興を図っていくということ は非常に大きな課題でございますし、今言われました木材、林業の振興であるとか、またいろいろな意味で森林の開発のために施設をつくる、また施策を進めていくということは大事な問題でございます。 ...全文を見る
○藤本国務大臣 林野庁によります山村振興対策といたしましては、先ほど申し上げましたけれども、山村における重要な産業でございます林業、木材産業の振興を図るということは非常に重要な課題であると考えております。また、森林を活用いたしましてレクリエーション施設の整備ということも、これまた...全文を見る
○藤本国務大臣 今村上さんが御指摘ありましたように、二〇二〇年にはエネルギーと食糧と環境危機が訪れる、こういう説がございます。特に食糧につきましては、今五十七億の人口が二〇五〇年には九十八億、一方において食糧の供給はそれに対して十分ではないだろう、こういうふうに言われておるわけで...全文を見る
○藤本国務大臣 その件は私も新聞で読ませていただきました。それで、まず富山県におきまして農林水産省予算が不正使用されたということは、まことに遺憾なことだと私ども思っております。  富山県からの報告によりますと、不正使用のうち、農林水産省関係の国費総額は三百九十六万円。その内容は...全文を見る
○藤本国務大臣 制度といたしましては、繰り越しという制度もあるわけでございまして、決して、その予算を年度内にすべて執行しなければならぬ、こういうことはないわけでございまして、そういう点から考えると、このような問題を起こしたということはまことに遺憾なことだと考えております。
02月18日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
議事録を見る
○藤本国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、まず、日本海で発生したロシア船籍のタンカー、ナホトカ号による重油流出事故により被害を受けられた地域の皆様方、漁業関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  本件事故発生後、直ちに事務当局に対し、関係省庁と連携して被害状況の...全文を見る
02月18日第140回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○藤本国務大臣 委員よく御承知と思いますけれども、この設計等の業務の協会への委託をするかどうかということは、事業主体である市町村が判断することでございます。その意味では、委員御指摘のようなことではないというふうに思っております。
○藤本国務大臣 総理の御答弁の前に、ただいまの委員の議論を聞いておりました。賛助員であるということがこの工事の受注に特別の地位があるのではないか、こういう御意見でございますけれども、政府委員から答弁申し上げておりますように、あくまでこの工事の発注は地方自治法に基づいて町村が行うわ...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、委員はその間の事情をよく御存じでございますので改めて申し上げる必要はないかと思いますが、この閣議決定につきましては、審議会の会長の問題でございまして、審議会の部会長を拘束するものではございません。  そして、今言われました二つの審議会の会長でございますが、...全文を見る
○藤本国務大臣 それぞれの委員会の構成は、先生御承知のように、中立的な委員もございますし、また生産者側の委員もございますし、また消費者側の委員も、これは米価審議会でございますが、委員としてございます。そういう委員会で審議していくためには、まさしく米麦価の決定であるとか、中立的なそ...全文を見る
02月19日第140回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○藤本国務大臣 先ほどから御指摘のように、過疎地域は全体で約五割、また国土保全であるとか自然環境の保全、これに大きな役割を果たしておりますし、御指摘がございました過密過疎の関係、また都市と農村の関係、非常に政治上大きな問題も抱えております。  私は個人的に、国民の皆さん方が生活...全文を見る
○藤本国務大臣 平成七年度の会計検査院の検査報告の中で、漁港管理者が漁業情勢の変化に対して漁港の施設用地の利用計画の変更を行っていないとの指摘を受けておりますが、これにつきましては、利用計画の変更を行うように漁港管理者に指導してまいっております。
○藤本国務大臣 農水大臣を拝命をいたしましてから数度にわたりまして総理から、公共事業につきましてはその効率、効果、費用対効果分析について十分に意を尽くすように、しかも重点的に早く事業が完成するように、そのような御指示がございました。私どもといたしましても、そういう御指示を体して農...全文を見る
02月20日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○藤本国務大臣 冒頭に我が国の農業に対する文化論、お話がございまして、私も、日本民族はまず農耕民族でございますし、土の文化が源であるというふうな認識を持っておりまして、委員と全く同じ認識でございます。  それから、減反の問題につきましては、御承知のように今米の生産については需給...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員から御指摘がございましたように、ウルグアイ・ラウンド対策というのは、農業合意に伴いまして、前例のない国際化の波を我が国農業、農村は受けるわけで、それに対して足腰の強い農業、農村をつくっていくということを考えて、基本的には、先ほども言われましたように、生産力の...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員御指摘のように、国有林の持つ大きな役割、国土の保全であるとか公益的な機能というのは、おっしゃるとおりで非常に大きな役割を果たしております。ただ、今自主的な改善努力を行っておりますけれども、財務状況は三兆三千億という累積債務がございまして、非常に厳しい状況であ...全文を見る
○藤本国務大臣 農水省といたしましての基本的な考え方をまず申し上げたいと思います。  今回の重油流出事故による漁業被害に対しましては、農水省としては可能な限り対策を講じてまいります。問題は、この流出事故が現在なお進行中であるということからいたしまして、この被害の実態ということに...全文を見る
○藤本国務大臣 運輸大臣が、御承知のように本件については対策本部長という立場でございまして、全般的にはここで一元化しているわけでございます。しかし、今御指摘のような御意見については私も同感でございますので、各地域の今の被害状況、できるだけ連絡をとり合いながら、そういう具体的な御要...全文を見る
○藤本国務大臣 不安を和らげるという言葉、確かに、不安を解消する、まさしく私もそのとおりだと思います。  これから、先ほどいろいろと御答弁を申し上げましたように、被害はなお現在事態が進行中ということもございますけれども、適切な措置をすることによりまして、漁業者また関係者の不安を...全文を見る
○藤本国務大臣 新しい農業基本法をつくろう、そういう背景には、今言われましたように、農業人口の高齢化であるとか農村の過疎化であるとか、何よりも大きな問題は国際化であったと思うわけです。  農業基本法、今ございます基本法は昭和三十六年に制定されて、今まで非常に時代がたっておるわけ...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド対策は、御承知のように、ウルグアイ・ラウンド農業合意の実施によりまして我が国の農業、農村は前例のない大きな国際化の波を受けるわけで、それに対して足腰の強い農業をつくっていく、こういうことで考えられたものでございます。御承知のとおりでございます。...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の安定供給、今申されましたように、国民の皆さま方が必要とする食糧を安定的に、しかも良質でまた安い、そういう食糧を供給する、これは我が国の農林水産行政の基本的な責務であるというふうに私は思っております。  そういう観点からいたしますと、この食糧の需給の関係とい...全文を見る
○藤本国務大臣 今考えておりますことは、今言われましたように、残念ながら我が国食糧の自給率が低下をしてきております。昨年では四六%であったわけですが、ことしになって、今言われましたように米の不作等が原因で四二%になった。その数字は別として、低落傾向にあるということは間違いない。ま...全文を見る
○藤本国務大臣 お答えの前に、ちょっと数字を間違えましたので訂正させていただきます。  平成十七年に四四から四六%の自給率を目標にしてやっていく、こういうことでございまして、四七%と申し上げたのは間違いでございましたので、訂正させていただきます。  それで、委員が言われました...全文を見る
○藤本国務大臣 まず自給率を上げていく、その問題の中で、私は、全部の自給率を上げるというのはなかなか難しいと思うのですね。ですから、主要な食糧、米とか野菜とか、そういう中心になる食糧の自給率を上げる、これを目標に計画的に進めていくということが必要だと思うわけです。まずその点がある...全文を見る
○藤本国務大臣 基本的なお答えをいたしたいと思うのですが、先ほど言われました狂牛病の問題、O157の問題、そういう問題から、国民の皆さん方にとりましては、食糧の安全性の問題について極めて関心が高まっております。私どもも、この食糧というのは、量の問題と質の問題と、両面がまさに車の両...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど委員から、食品の安全性の問題で農水省、厚生省を問わずしっかりやれ、こういう御指摘をいただきました。私も厚生大臣経験者でございまして、在職中ここの輸入食品の安全性について農水省が非常に頑張った事例を幾つか知っております。そういうことからいたしますと、私は農水省...全文を見る
○藤本国務大臣 委員から、国会におきましては具体的なわかりやすい議論を行うべきである、そのような御指摘に対しましては私も同感でございまして、質疑を通して率直な御答弁をさせていただきたいと思っております。  ただ、所信表明につきましては、農林水産行政を行うに当たりまして基本的な考...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員が御指摘になられましたように、この食料サミットというのは二つの問題を議論したわけでございまして、一つは、二〇一五年までに、現在、飢餓・栄養不足に悩んでいる八億人の人口を半減しようという数値目標を決めた。これは非常に意義のある決定であったと思うわけです。もう一...全文を見る
○藤本国務大臣 確かに我が国の食糧の自給率は、現在先進国では最低の数字である。四二%という数字は最低であるわけでございますが、これはよく中身を調べてみますと、食生活が多様化した、高度化したということが非常に大きな原因であるわけですね。お米中心の食生活であれば自給率はぐんと上がって...全文を見る
○藤本国務大臣 ローマの世界食料サミットで、私は、食糧輸入国、最大の輸入国として、主な食糧は国内で自給する、できる限りつくっていく、それから、全部国内でつくるということになりますと、これはもう今の五百万ヘクタールの農地の上に千二百万ヘクタールの農地が要るわけですから、これは事実上...全文を見る
○藤本国務大臣 今いろいろ御意見伺っておりまして、私も同じような考え方の部分もございます。  特に、言われました点で、平成七年から、新食糧法の施行を通じまして、言われております取引指標価格という価格の形成が図られたわけでございまして、それをもとにしまして需要に応じた生産がだんだ...全文を見る
○藤本国務大臣 市場メカニズムがだんだん反映していくだろうという認識はございますが、一方において、やはり米の需要と供給の問題も非常に大事でありまして、安定した米の供給、それがまた安定した米の価格ということになるわけで、このことは生産者にとっても消費者にとっても重要なことでございま...全文を見る
○藤本国務大臣 これは、農業のこれからの発展のために、他産業並みの農業、つまり所得と労働時間、これが他産業並みになっていくということが基本的に私は大事だと思うんですね。それは、すべての農家がそういうわけにはいきません。ですから、そういうことを実現できる、そういう経営体の農家を私は...全文を見る
○藤本国務大臣 今の農地の問題、農地法の問題ですね、流動化の問題、これは非常に重要な、新しい農業基本法の、今検討を始めておりますけれども、その中で大きな柱であることは間違いないと思うのです。それで、この平成九年、十年の二年でこの新しい農業基本法の検討こつきまして、審議会をつくって...全文を見る
○藤本国務大臣 予算委員会におきまして民主党の二人の議員の方から御質問がございました。私も、初めは実態、実情を存じませんものですから的確なお答えができなかったわけでございますが、その後この日本農業集落排水協会の内容については十分よく調べてみました。確かに、会員が市町村ということも...全文を見る
○藤本国務大臣 この覚書は、社団法人日本農業集落排水協会の認定の手続などを定めたものでございまして、協会以外のものの認定申請を排除しているものではございません。しかし、無用な誤解を生ずるおそれがございますので、建設省と相談の上、この覚書を廃棄したいと考えております。
○藤本国務大臣 野党三党から、平成八年度補正予算の組み替え共同要求に対する我が党の、自由民主党の回答、その中で、ラウンド対策については「平成六年十月に力強い農業構造・農業経営の実現等を図るため決定したものであって、着実な実施が必要であり、その観点から所要の経費が計上されているとこ...全文を見る
○藤本国務大臣 私が就任をいたしましてから、農林水産行政の中で非常に頭が痛いといいますか、非常に大きな問題だという認識の一つに、この国有林野事業の抜本的な解決を図っていかなければならぬという問題がございます。  確かに財務状況は三兆三千億という極めて厳しい状況でございまして、こ...全文を見る
○藤本国務大臣 確かに、食糧の自給率は低下傾向にございます。最近の数字は今御指摘のように四二%、先進国では最低の水準であることは、残念ながらそのとおりでございます。  ただ、内容的にいろいろ検討してみますと、先ほど言われました三十五年前の七五%でございますか、そのときは米中心の...全文を見る
○藤本国務大臣 数字の問題でございますから、もう一度申し上げてみたいと思いますが、平成六年度四六%のカロリー計算での自給率、平成七年度は四二%の自給率、これは主な原因が米に関係するわけでございまして、平成六年度は米の自給率が一二〇、七年度は一〇三、こういう数字の変化によって四六%...全文を見る
○藤本国務大臣 共産党の政策として今まで掲げておられたことを今重ねて主張をされたわけで、拝聴いたしたわけでございますけれども、基本的に私どもと考え方は異なりますので、別に、それに対するお答えはなかなか難しいかと思います。
○藤本国務大臣 私が農水大臣を拝命いたしましたときにも、またそのあとにも、総理から、農水省の公共事業の執行につきましては、投資効率、費用対効果の分析等、十分にそういう観点から公共事業の執行を図り、重点化、また早期に効果があらわれるようにという御指示がございました。  その後、内...全文を見る
○藤本国務大臣 そういうような考え方もあるかと思いますけれども、私はそういうふうには考えないんです。  それはなぜかというと、やはり農業のまず大事なことは、コスト削減、国際的に競争できる農業をつくっていくということが最も大事な、これからの農政の基本であると思うんです。ですから、...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧自給率の四二%の問題について、しばしば引用されますので、二月十三日の朝日新聞で、「下がった要因を詳しく分析すると、食生活の変化による影響の大きいことが分かる。 この三十年間に自給率を三一ポイントも押し下げた要因として、米の消費の減少による寄与度が三一%、畜産...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の自給率四二%ということにつきましては、どうもそんなことばかりが初めに出て申しわけないのですが、私も非常に危機意識を持っております。  ですから、申し上げましたように、この低下傾向に歯どめをかけて、できる限り我が国で主な食糧を自給していく、このことには農林水...全文を見る
○藤本国務大臣 それでは簡単にお答えいたします。  農地法の基本は、農地の権利移動及び転用の規制、これが大きな規制でございまして、このような基本的な枠組みを維持しながら、適切な農地政策が図られるよう対処してまいろうと考えております。
○藤本国務大臣 新農業基本法の問題でございますけれども、これは何もリンクしているわけではございませんで、我々としては、昭和三十六年につくられた農業基本法が時代に合わないというような背景から、新しい農業基本法をつくらなきゃならぬ、こういう考え方で数年前から取り組んでおるわけでござい...全文を見る
○藤本国務大臣 平成八年の八月に厚生省が、七品目の遺伝子組み換え食品につきまして、安全性評価指針に沿って安全性の評価を行っておりますが、今委員言われましたように、この遺伝子組み換え食品であるという表示が欲しい、消費者の側 から見れば、そういうものであるということを承知の上でそれ...全文を見る
○藤本国務大臣 今、御意見を交えまして御指摘がございました国有林野の問題につきましては、私が大臣に就任いたしまして、農林水産省の行政の中で最も大きな課題の一つだというふうに思っております。  そこで、今言われました、過去二十年にわたって努力はしてきたけれども結果としてどうか、こ...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど御答弁いたしました中で、今までの林野庁の努力、これは十分できるだけのことはやってきた しかし結果としてその努力が報われなかったという、そういう点につきましては、ちょっと言葉足らずの点がありましたので、訂正させていただきます。  それから、これからの国有林野...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド対策につきまして見直しの問題、これは、野党三党からの補正予算の組み替え共同要求に対します自由民主党の回答でございまして、公党間の約束でございますので、その点は、私どもも十分に重く受けとめておるわけでございます。  今後の問題といたしましては、...全文を見る
○藤本国務大臣 最初の、ウルグアイ・ラウンド対策費の六兆百億円、これについてどうだ、こういうお話でございまして、これは国会で御決議もいただいた、そういう経緯もございますし、また政府・与党が責任を持って決めた、そういういきさつもございますので、今後この六兆百億円を減額するというよう...全文を見る
○藤本国務大臣 透明性を高めていくという問題は非常に大事な問題でございまして、今御指摘のように、いやしくも批判を受ける、誤解を受けるということのないように十分指導してまいりたいと考えております。
○藤本国務大臣 冒頭に、農業、農林水産業の振興を図っていくためには、生産者だけではなくて消費者の理解、協力というものが必要だ、この御意見は私は全く賛成でございまして、やはり国民的な理解がなければ農林水産業の振興というのはなかなか難しいというふうに私も思います。  それから、構造...全文を見る
○藤本国務大臣 確かに、農業関係に対しまして我々が努力をしていることが、非農家を含めて質的に生活の向上に寄与しておるという事実、これが今まで国民の皆様の理解が十分でなかったという点はそのとおりであろうかと思います。これからパンフレットの発行など、また、ことしからインターネットの活...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、まず、日本海で発生したロシア船籍のタンカーナホトカ号による重油流出事故により、被害を受けられた地域の皆様方、漁業関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  本件事故発生後、直ちに事務当局に対し、関係省庁と連携して...全文を見る
02月21日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今いろいろな角度から日韓・日中漁業問題につきまして御指摘がございました。  国会の附帯決議もあり、漁業関係者の問題もあり、我々といたしましてもこの新しい漁業協定を締結するということにつきましては今一生懸命に取り組んでおります。日中につきましては、沿岸国...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、被害を受けました漁業者に対しましては、農林水産省といたしましてできる限りの対策を講じてまいります。  そういう観点からいたしまして、私も一月二十一日に三国町現地視察に参ったわけでございますが、いろんな方からいろんな御意見も承りました。そういう御意...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) そのような決意で頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○国務大臣(藤本孝雄君) 今回の重油流出事故に当たりましては、政府として、運輸大臣を本部長とする流出油災害対策本部、また農林水産省、運輸省などから成る流出油災害対策関係閣僚会議を設置いたしまして、政府を挙げて取り組んでおります。現在、関係閣僚会議のもとで被害対策再発防止策及び事故...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) いやいや、そんなことはないです。
○国務大臣(藤本孝雄君) 学識と経験をお持ちの委員でございますから、先ほどから具体的な御意見を承りながら拝聴いたしておりました。  それで、局長から御答弁申し上げました中に答えが入っておると私は思いながら聞いておったわけでございますが、それは弾力的な運用ということ、それから返済...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農作業の事故の補償の充実につきましては、労働省とよく話を詰めていきたいと考えております。
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどから国有林野の改善の問題についていろいろと御意見を承りまして、私も委員と同じ認識を持っております。  やはり五十三年から四回にわたりましていろいろと改善策を講じてきたわけです。それなりに努力もしてきたと思うんですが、結果としてそれがうまくいかなか...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ウルグアイ・ラウンド事業につきましては、委員先刻御承知でございますからその点については触れませんが、そもそもこの問題は、国会でも平成六年に両院で、六兆百億の金を使って足腰の強い農業をつくれという御決議もいただいたわけでございますし、また政府・与党といたし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ラウンド対策につきましては、平場それから中山間地域と二つに分かれるわけでございまして、平場の方は非常にわかりいい、大規模で生産性の高い、そういう農地を築いていく。しかし、四割の面積を持っております中山間地域の問題につきましては、これだという決め手がなかな...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 消費者の立場からいたしますと、自分で食するその食べ物がどういう内容の食べ物であるかということを知った上で選択するということは非常に重要なことだと思うんです。なかなか難しい問題ございますけれども、私はぜひ研究して対応してみたいと思っております。
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員から我が国の農政及び林政の問題について基本的な考え方についてお尋ねがございました。  私は、この農林業というのは国民の皆様方に必要とする食糧を安定的に供給する、それから国土、自然環境の保全という点についてはいろいろな役割を果たしているというふう...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 大臣のネームプレートは木でつくっておりますから。
○国務大臣(藤本孝雄君) 私が今、大臣室のテーブルの上にネームプレート、農林水産大臣というネームプレートを木で置いておりますということを申し上げましたら、横から、局長のところも同じように置いておると、こういう話でございます。これはそのとおりだと思いますので、よく調べた上で、そのよ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 私も、大臣就任以来、この国家公務員の倫理の問題につきまして数回にわたりまして省内に徹底するように指示をいたしております。公務員が国民全体の奉仕者である、そういう自覚のもとに自信を持って行政を推進してもらいたい、このような気持ちでございまして、農林水産省全...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 重油の流出事故に対しましては、今被害は続行中でございますけれども、これからますますこの被害というものは拡大していくと思います。現に休漁しておられる漁業者、また油の除去でその作業に従事していらっしゃる漁業者、その方々にとりましては生活の問題、漁業の経営上の...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 自給率の問題は、今、委員言われましたように四二%の自給率でございまして、先般申し上げましたときにはたしか四六でございましたか、それが下がりました。先進国の中では最低の自給率でございまして、この点は非常に深刻に受けとめております。  そこで、いろいろこの...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ニンニク、ショウガの問題でございますけれども、これはちょうど十一月にローマで世界食糧会議、先生も行っておられましたよね。あのときに、中国側の代表者と食糧問題で個別に会談いたしましたときに、我が方からニンニク、ショウガの問題を持ち出しまして、そして相手がこ...全文を見る
02月24日第140回国会 衆議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○藤本国務大臣 委員は広島で、私は高松でございまして、瀬戸内海を挟んでおります。今松くい虫の被害が全国的に非常な広範囲に発生をしておりますことは御承知のとおりでございます。私の地元は、香川県の中で約四割が松林でございますし、私の郷里の高松は、松が多いから高松と言っているんじゃない...全文を見る
○藤本国務大臣 我々は決して頭がかたいわけではございません。いかにして森林を守るか、その森林を守るためにどういう選択肢があるか、従来やってきた対策について、それが果たして効果があるかどうか、そういう観点で考えていかなきゃならない、そういう課題であると思っております。  ただ、委...全文を見る
○藤本国務大臣 委員、専らこの森林開発公団の事業につきまして、山村地域の林道の整備の問題について御指摘がございましたけれども、この森林開発公団の事業というのは御承知のように二つございまして、一つは水源林の造成という事業でございます。今、予算的に見ますと、こちらの事業の予算の方が多...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員御指摘の効率化の問題、原則七メートルから五メートル、これは御指摘のとおり改善されております。  それから、早期完成という問題、これも極めて私は重要な問題だと考えておるわけでございまして、着工区間を削減したり、また予算をふやしたり、そういう対応は十分に考えて...全文を見る
○藤本国務大臣 今の時代のキーワードは、共助共生、ともに生き、ともに助ける、それがキーワードであると思います。農林水産業につきましても、環境と共助共生を図りながら推進していかなければならぬ、かように考えております。
○藤本国務大臣 農水省から補助金を受けております公益法人、この公益法人が政治資金の寄附を行ったということについて、先ほどからいろいろとお話があったわけでございますが、この公益法人としては、政府から補助金を受けている、こういう実態、実情から考えまして、慎重な行動をとることが必要でご...全文を見る
○藤本国務大臣 政治資金を寄附するということとその公益法人が与えられた事業をするということは、おのずから別のものだと考えております。
○藤本国務大臣 政府から補助金をもらっている公益法人が政治資金を行うということにつきましては、先ほどから御答弁申し上げておりますように、一年間はできない、かような規定があるわけでございまして、その一年間の中で寄附をした、こういう実態でございますから、その点については、十分に指導を...全文を見る
○藤本国務大臣 この食品の安全性の問題は極めて重要な問題でございまして、私も就任いたしましてから、平成九年度の予算でこの食品の安全性について新しく対策の検討をするように事務当局に指示いたしまして、有機・バイテク食品表示対策事業、新規事業といたしまして、有機食品並びに遺伝子組み換え...全文を見る
02月25日第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○藤本国務大臣 お答え申し上げます。今の農業につきましての委員の強い危機意識、私も同じ思いでございます。  何よりも、どの産業にとりましても後継者が一番大事な問題でございまして、後継者を養成するというか後継者を育成するというか、そういう面と、まだそういう農業に後継者として、日本...全文を見る
○藤本国務大臣 農業所得の向上を図るということは、これは最も重要なことでございまして、そういう観点から考えますと、一つには生産コストを下げていく、もう一つは高く売れる高価値の農産物をつくっていく、この二つが農家の所得を向上させるために基本にあると思うわけでございます。  我々と...全文を見る
02月26日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○藤本国務大臣 森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案並びに森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の両法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  ...全文を見る
02月27日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○藤本国務大臣 武藤さんの発言は、規制緩和という観点から、個人的に記者懇という立場で発言されたように承っております。その後、私も仲間でございますから、いろいろ武藤さんのお考えも聞きました。詳細はこの場では差し控えますけれども、彼の意見も十分承っております。  我々としては、この...全文を見る
○藤本国務大臣 いろいろな実情につきまして委員から御意見がございまして、私もこれから、今言われました現場の状況については十分に調査をしていきたいと思っております。  それから、先ほども申し上げましたけれども、これは新しい基本法の制定の中で、今、農地法で株式会社が土地を持つという...全文を見る
○藤本国務大臣 委員とは、予算委員会でもこの松くい虫の問題、いろいろ議論させていただきました。私の選挙区の香川県でも森林の四割がたしか松であったと思いますけれども、随分被害を受けております。  この松くい虫の対策については私も非常に関心を持っておりまして、先ほどの議論を承りなが...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、森林組合の位置づけでございますが、森林組合は地域林業の中核的な担い手であると考えております。  森林組合の現状でございますけれども、現状は経営基盤が非常に脆弱でございまして、今後、森林組合が役割を十分に果たしていくためには、合併の促進であるとか事業範囲の拡...全文を見る
○藤本国務大臣 中山間地域の対策は、ウルグアイ・ラウンド対策の中で六割が平場で、こちらの方は生産性の向上であるとかコストダウンを図っていくという非常に大きな柱がございますから対策としてま見やすいわけであります。しかし、この四割の中山間地域対策というのは、すべてこうだというような対...全文を見る
○藤本国務大臣 このウルグアイ・ラウンド農業合意によりまして、まず、農業、農村が受ける影響を最低限に食いとめるということ、それから、新しい国際環境のもとで足腰の強い農業を築いていくという、そういう考え方のもとに、一年かかって各方面の意見も承りながら、政府・与党が責任を持ってあの六...全文を見る
○藤本国務大臣 委員とまさしく同じ認識でございまして、この六兆百億を六年間で、ウルグアイ・ラウンド農業合意から受ける被害を最小限度に食いとめる、また足腰の強い農業を築いていく、こういうために、ぜひ必要なものとして政府与党が責任を持って決めた。こういう経緯からいたしますと、できるだ...全文を見る
○藤本国務大臣 このウルグアイ・ラウンド対策を決めましたときの基本的な考え方というのは、まず、生産力を維持する、強化する、それから、国民の皆さん方に対して良質で適正な価格の農産物を供給する、それから、農村の活性化を図るということがこの基本的な考え方であったわけでございます。こうい...全文を見る
○藤本国務大臣 御指摘のように、六年間で六兆百億の事業を行う。それから六年間という期間は非常に大きな意味を持っておるわけでございまして、二〇〇〇年に向かって、その六年間に足腰の強い農業が達成、実現できるようにやっていかなきゃならぬ、こういう一つのタイムスケジュールがあるわけでござ...全文を見る
○藤本国務大臣 私も委員のお考え、非常にありがたいお考えだと思っております。これはまあ大蔵大臣の所管でございますから、私から申し上げることもいかがかと思うわけでございますが、当初予算で、ある予算を組む、しかし、この一年を通じまして、なお追加的に事業が実行できるというような状況であ...全文を見る
○藤本国務大臣 その前に、ウルグアイ・ラウンド対策につきまして、委員が非常に積極的な御意見をお持ちで、そのことについて私も大変ありがたいことだと思っておりますし、けさの新聞も拝見いたしまして、大変ありがとうございます。  それから、この松くい虫対策として空中散布から環境保全型の...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、委員が御指摘ございました、我が国の木材需給の現状でございますが、確かに外材が八割を占めている。これは今の為替事情であるとか、また国内の木材資源が若いというようなことも大きな原因でございます。しかし、長期的に、森林資源に関する基本計画であるとか、また林産物の需...全文を見る
○藤本国務大臣 森林の持つ経済的機能、また公益的機能、御指摘のとおりでございまして、そういう機能を考えますと、森林に対して、政府としてこれからもなおいろいろな施策を組み合わせながら、発展のために、振興のために努力していくということは至極当然のことでございまして、これからもぜひ御理...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどの委員のいろいろな御意見、御指摘につきまして、この松くい虫対策、特別防除に限らずに、いろいろな各方策を組み合わしてやるべきだという御意見は、私は全く同感でございます。その上に立ちまして、この命令・代執行の問題について廃止すべきと考えるがという御質問でございま...全文を見る
○藤本国務大臣 その共同研究につきましては検討いたします。  それから、この森林病害虫などの防除対策を進めるに当たりましては、対策の内容を科学的な知見に基づく効果的なものとしていくのは当然のことでありまして、新たな科学的知見が明らかになれば、それに基づいて必要な対策を講じていく...全文を見る
○藤本国務大臣 平成九年度の問題は御承知のようなことでございますが、それから先の課題として私も十分、高松はこの松くい虫で非常に困っておりますので、そういう対策も頭に入れながら頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○藤本国務大臣 住民の理解と協力を得つつ進めてまいるということがこの特別防除の場合非常に重要であることは、これは無論のことでございます。これまでも市町村段階におきまして、松くい虫被害対策推進連絡協議会、地域ごとの説明会の開催を通じまして地域住民の意向の反映に努めてきております。 ...全文を見る
02月27日第140回国会 衆議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○藤本国務大臣 公益法人の性格上、慎重な対応が政治献金につきましては求められるわけでございまして、御指摘のような趣旨に沿って調査をすることにつきましては全く同感でございます。
○藤本国務大臣 おおむね建設大臣から御答弁がございました、そのとおりでございますが、今この公共工事コストの縮減の問題につきましては、政府一体となりまして、現在、三月末を目途に事業別コスト削減計画をつくっている段階でございまして、具体的にどの程度のコストが削減できるか、その可能性が...全文を見る
02月28日第140回国会 衆議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○藤本国務大臣 我が国の農政の基本的な考え方は三つあると思うのですが、生産の面でいきますと生産力を維持強化していく、それから消費の面でいきますと消費者の皆様に対して良質で安い食糧を安定的に供給する、それから農村地域の活性化、この三つが我が国農政の基本的な方針だと思うのです。  ...全文を見る
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
議事録を見る
○藤本国務大臣 平成九年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  まず、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明します。  農林水産業は、食料の安定供給という大切な使命を初め、地域経済社会の安定と発展、国土や自然環境・景観の保全等の多面的で重要な役割...全文を見る
○藤本国務大臣 今、このラウンド対策につきまして、今までのいきさつ、また原点としての考え方、お話がございまして、私もその認識は同じ認識でございます。  財政再建は確かに橋本内閣にとりましては最重要課題でございますけれども、これは何も公共事業だけを考えているわけではございませんで...全文を見る
○藤本国務大臣 この米の生産調整、いろいろな意見があることは私も承知をいたしておりますが、まず基本の問題としては、米の生産、潜在的な生産能力は千三百五十万トンもある。米の消費はだんだんと落ちてきて、今一千万トンになってきた。そうしますと、この潜在的な生産能力と、それから今の米の必...全文を見る
○藤本国務大臣 この中海の干拓の問題、いろいろ今まで予算委員会で議論がございました。  これは、考え方を整理しなければならぬと思いますのは、米は、確かに米余りで生産調整をいたしておりますけれども、一方で、我が国の食糧の自給率というのはだんだん低下をしてきているわけで、この低下傾...全文を見る
○藤本国務大臣 農政をこれから進めていく上での基本的な考え方、私は四つあると思っております。一つは、まず農業を魅力ある産業として確立していく。それから二番目には、国内生産を維持、拡大をいたしまして、国内の供給力を確保していく。それから三番目には、消費者に対しまして、良質で安全、新...全文を見る
○藤本国務大臣 江渡委員の今の御意見のように、このウルグアイ・ラウンド対策の問題は、いろいろな方の意見を聞いたり、国会の決議をいただいたり、また政府・与党で責任を持って決めたといういきさつがございまして、新しい国際環境のもとで足腰の強い農業を築いていくための必要な対策としてスター...全文を見る
○藤本国務大臣 今政府委員から答弁いたしましたように、経営の安定化を図るためにいろいろと対策を進めていかなければならぬ、こういう答弁をいたしましたけれども、私もそのような考え方で、この鹿児島につきましては、実態や実情をよく調べてみますけれども、非常に大きなウエートを占めていること...全文を見る
○藤本国務大臣 今の御質問にお答えする前に、いろいろ具体的な調査の御提案がございました。必要な調査であれば、私ども、その調査をいたします。  それから、真珠の養殖は非常に重要な産業でございますから、今の事態は、これは地元にとって非常に大変なことだと思っております。私も香川県の人...全文を見る
○藤本国務大臣 生産調整につきましては、委員御指摘のようにいろいろな議論、意見があることは承知いたしておりますが、現在、米の需給ギャップが約三〇%あるわけでございまして、三百万の農家を対象にして円滑な米の需給とまた価格を維持していくということを考えまして、平成八年から三年計画で生...全文を見る
○藤本国務大臣 大変共鳴をするお話を初めからいただきまして、大変ありがとうございました。私も食べることは大好きでございます。今の日本農業に未来はあるのかという非常に大きな御質問でございまして、私は、未来があるようにしていかなきゃならぬというふうに考えております。それにはやはり、農...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の問題は、量と質、基本的にこの二つが問題だと考えておりますが、その質の問題について、昨年は、狂牛病の問題とかO157、非常に国民の皆さんも関心が高まったと思うのですね。それで、私どもも、昨年の年末の九年度の予算編成のときに、食糧の安全性をさらに進めていくために...全文を見る
○藤本国務大臣 私からは、米の海外援助、その前に農政の基本的なこれからの方向について申し上げます。  農政の基本的な方向は、私ども四つの方向を考えておりまして、一つは、まず、我が国の農業を魅力のある産業として確立をしていく。それから二番目には、生産面におきましては、その生産力を...全文を見る
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
議事録を見る
○藤本国務大臣 青森県は、我が国のリンゴの生産量の中で約半分、世界に冠たる品質のリンゴをつくっておられるわけでございまして、先ほどからいろいろな委員の御質疑を通じて、我々も、この高品質の我が国のリンゴをこれからも育成していく、盛んにしていくためにいろいろなことを考えているというこ...全文を見る
○藤本国務大臣 大変重大な御提起でございまして、農政のこれからの基本的な方針は、私は、端的に申し上げますと、四つに絞られると思ケのです。  一つは、農業を魅力ある産業として確立をしていくということ。それから、生産の面からいたしますと、資源を活用して、生産力を維持強化をして、農産...全文を見る
○藤本国務大臣 私も全く同じ考えを持っておりまして、一般論といたしましては、例えば発展途上県、発展途上区域というものに対しては傾斜配分、またその上に選択的な傾斜配分という考え方が基本的には必要であろうかというふうに思っております。  農業関係についてはいろいろ今まで取り組んでき...全文を見る
○藤本国務大臣 これまで沖縄の泡盛用のタイ産米の売り渡し価格につきましては、輸入される米の品質、国内での市場価格、加工原材料用米穀の価格との整合性を勘案し、これまでも、平成元年、平成六年、引き下げを行ってきたところでございますが、今後、加工原材料用米穀の価格体系を見直す中で、泡盛...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど、事務当局に検討させると申し上げたわけでございますが、その意味を十分御理解いただけておると思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
○藤本国務大臣 委員からお話がございました、私も香川の人間でございますし、委員も徳島の方でございまして、お互い四国の問題には特に格別の関心があるわけでございます。愛媛県で大量な真珠の母貝が被害を受けている。しかも、これは地元にとっては大変大きな産業でございますし、また被害額も非常...全文を見る
○藤本国務大臣 私の方からも、十分に調査をするように指示をいたします。
○藤本国務大臣 先ほどからいろいろな御意見を承りながら、私も同じ考えでございます。  特に、地元からいたしますと、地元の経済、またそれによって生活をしている方々も多いわけでございますから、今回の被害につきましては、この対策というものは十分な対策をしていかなければならない、できる...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧法の施行以来一年余りが経過したばかりでございまして、この評価を下すことにつきましては、現段階におきましては時期尚早なものがございます。しかし、この間幾つかの評価を私どもはさせていただいておるわけでございまして、その点について申し上げてみたいと思います。  ま...全文を見る
○藤本国務大臣 冒頭の東和町の問題、これについて申し上げますが、きのうそのような答申があったことは承知いたしております。しかし、内容を聞いてみますと、農政審議会での賛否は十対十で、議長が最終賛成をしてそれで賛成になった、こういうようなことも聞いておりまして、賛成の方もおれば反対の...全文を見る
○藤本国務大臣 WTOの協定交渉時期の問題でございますが、これは平成十三年以降の取り扱いについて平成十二年に交渉して決定するわけでございますが、それは、この時点におきます我が国の農業状況を総合的に検討して行うということでございまして、今、関税化に向かうとかまたそうではないとかいう...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の安全保障の問題につきまして御意見を承りました。その御意見には私も賛成でございまして、農業の国際分業論、昔はございましたけれども、今はほとんど農業についての国際的な分業論というのはございません。これからの基本的な問題としては、食糧の安全保障と自由化の問題をいか...全文を見る
○藤本国務大臣 私は、昭和六十年当時、沖縄開発庁長官を経験しておりますので、よく沖縄の事情は承知いたしております。八重山地区の開発発展につきましては従来非常に関心を持ってまいりました。  沖縄の振興のためには、本島だけではなくて八重山地区と両方が車の両輪として発展していかなけれ...全文を見る
○藤本国務大臣 今長官から御説明申し上げましたけれども、この問題は、結論から申し上げますと、法律の解釈で、自然災害か事故災害か、事故災害であるから激甚災の認定ができないというような結論だと思うのですけれども、問題は、災害が非常に深刻で、被害が非常に大きいわけです。ですから、そうい...全文を見る
○藤本国務大臣 辻委員が、従来からこの三江平原の農業開発につきまして非常に御熱心に取り組んでおられる、また、数回にわたって現地にも行っておられると承っておりまして、私もそのことにつきましては非常に尊敬もしておりましたけれども、きょういろいろと委員御自身から直の御意見を承りまして、...全文を見る
○藤本国務大臣 新農政と新しい農業基本法の見直し、要するにこの問題は、新農政は、平成四年当時、魅力のある農業を確立するという考え方に立ちまして、農業従事者が他産業並みの所得と勤労時間を実現するためには、生産基盤の整備であるとか農業の生産性を上げていくためのいろいろな施設をつくって...全文を見る
○藤本国務大臣 農業が持ちます機能の中で、国土保全とか環境保全とかいう機能は極めて基本的な機能でございまして、今委員言われましたように、自然環境を保全していくということは非常に大事なことであり、また、そういうことを念頭に置いて政策、施策を進めていかなければ自然環境というものは守ら...全文を見る
○藤本国務大臣 委員が言われましたエネルギーと食糧、さらに加えますと環境という問題が、二〇二〇年に非常に大きな問題として取り上げられるだろう、こういう説が今有力になってきております。  食糧について申し上げますと、今私ども考えておりますのは、主な食糧はできる限り国内で自給をして...全文を見る
○藤本国務大臣 私と委員とは考え方は余り違わないと思うのですよ。結論から申し上げますと、一つのプロセスの問題だと思います。  今の日本の農業が、土地の集積化ができていない、それから大規模化ができていない、生産性を上げてコストダウンを図らなければならぬ、こういうところがまず第一に...全文を見る
○藤本国務大臣 結論から申し上げますと、勧告内容を現在検討いたしておりまして、五月三十日までに総務庁長官に回答する、そういう予定で今おります。  内容につきましては、幾つか申し上げますが、干拓事業のうち実施中及び休止中の事業につきましては、環境に十分配慮し、営農などの確実性を確...全文を見る
○藤本国務大臣 その点につきましては、私どもは、この干拓事業によりまして大規模な農地面積を確保するということが、今後の我が国の食糧の自給率の低下傾向に歯どめをかけて、さらに向上していくためには必要なことであるというふうに考えております。  それから、米については、確かに減反をい...全文を見る
○藤本国務大臣 今、この中心になるいわゆる中核農家の育成は非常に大事な問題でございまして、認定農家は、御承知のように約九万人育ってきております。  私は、これからの日本の農業を考えますときに、結論からいえば、やる気のある農家とそれか ら優良農地を確保していくということが、これ...全文を見る
○藤本国務大臣 今の優良農地につきまして申し上げますけれども、委員も御承知のように、現在の農地面積の五百万ヘクタール、六百万ヘクタールございました農地面積がどんどん減りまして、今五百万ヘクタール、二〇%ほど減ったわけでございます。  一方また、これも御承知のように、今輸入してい...全文を見る
03月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第22号
議事録を見る
○藤本国務大臣 コスト削減の問題につきましては、総理からも建設大臣からも御答弁がございまして、その点は省きますが、農水省といたしましても、現在、三月末を目途といたしまして、目標年次それから事業別のコスト低減のための計画をつくろうといたしております。そういう取り組みを通じまして、コ...全文を見る
○藤本国務大臣 これは、私も大臣就任以来最も重要な課題だと考えております。今の現状は、御承知のように林政審で議論していただいておりまして、その結論を見た上で平成九年度中に、今までの対策の延長線上ではこの国有林野の改善策は可能ではないと考えておりますので、抜本的な改善策を政府一体と...全文を見る
03月06日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○藤本国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたします。     —————————————
○藤本国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
03月07日第140回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今回の勧告で休止中の地区、これは中海干拓がこれに該当いたしますが、この休止中の地区につきましては「環境に十分配慮し」「営農の確実性等について、慎重に検討し取扱いを決めること。」とされております。  この勧告を農水省といたしましては真摯に受けとめまして、...全文を見る
03月10日第140回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今運輸省、自治省からお答えがございました。農水省の関係いたしております関係分につきまして概括的にお答えいたしたいと思いますが、まず船主側による補償の円滑な実施につきましては関係省庁と一緒になりまして働きかけを行っているということでございます。  それか...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 漁業被害につきましてはできるだけ早く被害の把握に努めてまいる所存でございますが、御承知のように春以降本格的な操業に入る漁業種類が多いわけでございまして、今の段階ではこの被害の実態を把握するまでに至っておりません。しかし、関係府県、業者の皆様方の御協力をい...全文を見る
03月11日第140回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 二月二十七日に衆議院の予算委員会におきまして、補助金を交付している当省所管の公益法人、具体的には国際農業者交流協会でございますが、この公益法人が政治団体へ寄附を行っているのではないか、さらに補助金を交付している公益法人について政治献金の有無につき調査を行...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) そのとおりでございます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 外務大臣から今御説明がございました。農林水産省といたしましては、昨年の与党三党の合意、これまでの議論を十分踏まえまして、新たな漁業協定の締結に向けて最大限の努力を今しておるところでございます。  去る二月二十八日に、金大使を農林水産大臣室にお呼びいたし...全文を見る
03月13日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案並びに森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の両法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げま...全文を見る
03月13日第140回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) これは、委員御指摘になられましたように、補助金と交付金のそういう問題になっていくと思うんですが、今の国の補助金という段階におきましては、この補助事業というものが一定の政策目的に沿いまして、今この政策目的を達成するために全国的な見地から実施しておる、その実...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) この事業についてお尋ねでございますが、まずこの諌早湾の干拓事業、これは委員御承知のように長崎県及び地元市町の要望に沿って実施しているものでございまして、この目的といたしましては、生産性の高い農地をつくるということが一つの大きな目的でございます。また同時に...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 総理の御答弁の前に干拓事業のことについて、所管でございますので私から説明を申し上げたいと思います。  まず、我が国の農業につきましては、大規模で高生産性の農家を育成するということと自給率の向上を図っていくということが極めて重要な問題でございます。そのた...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 山の問題につきまして極めてお詳しい井上委員でございますから、よく現状につきましては御認識をされていらっしゃるわけであります。  森林組合は御承知のように地域林業の中核的な担い手であると認識をいたしております。しかしながら、この森林組合の経営基盤は非常に...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、森林開発公団の大きな役割につきまして御指摘がございました。私も全くそのように考えておるわけでございます。  この水源涵養林の造成という問題は、いろいろ水不足という問題が現在大きな問題になっておる、そういうことから考えまして、公益的な機能を非常にこの...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 私の選挙区は香川でございますけれども、大変な松くい虫の被害を受けておりまして、よく香川県は年間二回紅葉があると言われておるぐらい、山が真っ赤になって松くい虫の被害を受けております。  そういう選挙区でずっと被害を受けておる松林を見ますと、松くい虫の被害...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) なかなか難しい問題だと思います。残念ながら実態、実情をよく承知しておりませんので、私なりに勉強させていただきたいと思います。
○国務大臣(藤本孝雄君) だんだんに御議論いただきました。私も就任早々、幾つかの農林水産事業の振興について大きな課題があることを承知いたしておりますが、その中の一つの課題としてはこの林野事業は非常に大きな課題だと思っております。  一つには、今御承知のように国有林野の抜本的な改...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) これは大変難しい問題だと思うんです。委員が言われるような考え方もあるでしょうし、長官がお答えいたしましたような考え方もあると思うんです。  私、先ほどからのやりとりを承っておりまして、一つの考え方としては時限立法で今までやってきた、ところがやはり被害は...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員からいろいろ御意見をいただきまして、私も大変心強く思っております。  特に、先ほど御指摘されました国有林の財務状況は極めて厳しい状況でございまして、その解決を考えますときに、一言で言えば今までのような解決策の延長線上では解決できないというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が日弁連の意見書につきましてお話がございました。  この被害原因について異説があること、環境への影響があることなどを理由として特別防除について廃止を求めている、こういう意見書であるわけです。今までの松くい虫被害原因につきましては、マツノマダラカ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 六百三十兆の公共事業費の問題は、今から内閣の中で議論をしていこうという、そういう段階でございます。  それから、特に大型の公共事業の見直しという問題については、これは一般論でございますけれども、絶えず経済また社会的な状況の変化に応じて、また環境問題も十...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどの国立公園の問題は環境庁とよく相談いたしまして、私も沖縄開発庁長官の経験者でございますので、十分に環境庁と相談をして進めていきたいというふうに思っております。  それから、沖縄県の森林でございますけれども、これはもう委員御承知のように、天然林が八...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
03月18日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○藤本国務大臣 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  畜産の振興を図るためには、家畜衛生特に家畜の伝染性疾病の発生を予防し、蔓延を防止することが基本的に重要でありますので、農林水産省としましては、従来から家畜伝...全文を見る
03月19日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○藤本国務大臣 最初に、これからの我が国の農業の方向についてお尋ねがございました。基本的には、優良な農地を確保しながら、やる気のある農家を育成していくということに尽きると思います。  また一方で、他産業並みの所得、労働時間、そういう内容の農家が我が国農業の経営体の中心といいます...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど、農林省幹部の談話が公表されている、平成九年度加工原料乳の保証価格については、昨年のような、試算値が下がっても調整額により据え置きにする手法はとてもできない、これはそういう事実はございません。また、今の段階でそういうことが言えるわけはございませんし、それはぜ...全文を見る
○藤本国務大臣 中山間地域対策というのは非常に重要な問題でありますし、またこのデカップリングの問題も避けて通れない、そういう課題だと思っております。  そこで、新しい基本法をつくる過程の中で、今いろいろ言われました点について、これは検討する、そういう問題、そういうふうに理解して...全文を見る
○藤本国務大臣 その前に、先ほど御意見ございました中山間地域対策、これは我が国農政にとりまして極めて大切な課題であるという認識を持っております。  この問題については、ことしの四月からスタートいたします、仮称でございますが食料・農業・農村に関する調査会、ここで十分に検討する、今...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員から御指摘ございました畜産業に携わる方々にとって、その周辺の環境対策、非常に気を使われておられるということは私もよく選挙区の事情等から承知をいたしております。  これは畜産農家にとっては非常に頭の痛い問題であると思っておりまして、この問題の解決のために、今...全文を見る
○藤本国務大臣 動物衛生対策について一元化をしたらどうだ、こういう御質問であろうと思います。  確かに、今まで、政府委員から答弁しておりますように、それぞれ各省が分担というか、別れて対応してきた、こういうことでありますから、連携を強化してこれをやっていく、こういうスタンスだと思...全文を見る
○藤本国務大臣 この件は、新聞等で御承知と思いますが、ごれからこの財政構造会議の下に企画委員会というものをつくりまして、この企画委員会で週三回ぐらいの頻度で、たたき台として、けさ新聞で出ました各論でございますね、いろいろな具体的な問題について検討して、五月の中旬あたりに結論を出し...全文を見る
○藤本国務大臣 私も専門家でございませんのでよく承知をいたしておりませんけれども、そういう御質問があろうかと思いまして、多少勉強をさせていただきました。  今、我が国の豚の頭数は約一千万頭、九百九十万頭、それから一頭当たりのふん尿の負荷量は人間一人の十倍へですから、人間に直せば...全文を見る
○藤本国務大臣 選挙区で酪農を経営されておられる農家の方々のところを訪問いたしまして、豚であるとか牛であるとかを飼っている状況を見ますときに、一口で言えば、今委員御指摘のようなふん尿の処理、もっと大きく言えば、環境問題に与える影響というものが、経営側からいっても周辺の環境におられ...全文を見る
○藤本国務大臣 いろいろと御意見を言われました。私は、いろいろな御意見があることはこれは当然のことだし、よくわかります。ただ、先ほどから委員が、口から出任せであるとかできもしないことを言うといりよりなことについては言葉を選んで、当農水委員会でございますから、ぜひ御発言をいただきた...全文を見る
○藤本国務大臣 私は、農水大臣として、与えられた責任を果たすために全力を尽くします。
○藤本国務大臣 昨日の財政構造改革会議で、第四回目でございましたが、そこで本部長の総理から、これから各論の議論を進めるに当たりまして、五つの原則というものが新聞で出された、御承知と思いますけれども、あの原則が示されました。続いて、これから毎週三回、この財政構造改革会議の下に企画委...全文を見る
○藤本国務大臣 これは、一方ではウルグアイ・ラウンド対策の重要性を総理も認識され、先ほども参議院の予算委員会でその趣旨の御発言がございました。また一方では、危機的な財政状況から考えて聖域なく検討する、こういう認識も示されているわけでございます。  私は、そりいり今の状況を踏まえ...全文を見る
○藤本国務大臣 きのうの閣僚懇談会におきましては報告をお聞きしたという、そういう内容でございまして、各閣僚がそれぞれ意見を言う、そういうような閣僚懇談会ではなかった、こういうことをまず御理解いただきたいと思います。  各閣僚から今後、それぞれの国務大臣として、また所管大臣として...全文を見る
○藤本国務大臣 これはウルグアイ・ラウンド対策事業だけではなくて、各論におきましては数多くの具体的な項目がございます。その項目につきましては、例えば公共事業、長期の公共事業につきましても、公共事業費を削減もしくは期間延長する、こういう文言が入っておるわけでございまして、ウルグアイ...全文を見る
○藤本国務大臣 財政構造改革会議のメンバーにつきましては、政府側から梶山内閣官房長官、武藤総務庁長官、麻生経済企画庁長官、三塚大蔵大臣、白川自治大臣、こういう各大臣が入っておりまして、事務的な検討の企画委員会でございますけれども、内容は閣僚が入っておる、こういうことでございますの...全文を見る
○藤本国務大臣 この食糧自給率の問題は極めて重要な問題であると認識をまずしております。  それで、四七%から最近四二%に……(鉢呂委員「四六%」と呼ぶ)四六%から四二%に低下をした、カロリーベースで。これはある新聞に社説で自給率低下の原因を要約して書いてございまして、それにより...全文を見る
○藤本国務大臣 多少補足をさせていただきますと、私が先ほど申し上げました数字は、昭和四十年度からの低下で見ると、以下の、というのは今さっき申し上げました米の消費の減少、輸入飼料穀物に依存せざるを得ない畜産物の消費の増加、また輸入に依存せざるを得ない油脂の消費の増加、これが自給率の...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の自給率、四六%から四二%に一年足らずで下がった、それはどういうことだ、こういう御質問でございますけれども、これは委員はよく御承知のとおり、平成六年度の米の作況指数が一〇九という豊作、これによって自給率は一二〇%。それが平成七年度になりますと、一〇二の作況指数...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の自給率の向上につきましては、先ほどから申し上げているとおりでございまして、非常に重大な問題だという意識は持っております。しかも、この自給率の低下傾向に歯どめをかけて維持していく、こういうことがまず当面の目標でございまして、それを達成するために、先ほど申し上げ...全文を見る
○藤本国務大臣 新しい農業基本法の問題についてのお尋ねでございます。この問題は、四月からスタートいたします食料・農業・農村に関する調査会、総理の諮問機関として総理府に設置いたしますが、ここで各層の幅広いメンバーの方に入っていただきまして、我が国の農業のこれからの憲法ともいうべき基...全文を見る
○藤本国務大臣 今の御答弁で御理解いただけたと思うのですが、要は人畜共通伝染病である場合も同様に農水省として対象にして検疫をする、こういうことでございますので、その点は御理解いただけたと思います。
○藤本国務大臣 幅広く取り組んでいくことをお約束いたします。
○藤本国務大臣 証明書を求めるか、求めないかという問題ではなくて、食糧の安全性の問題については、これは極めて大事な問題でございますから、私は、就任早々この食糧の安全性の問題について事務当局に指示をいたしまして、調査費を九年度の予算に計上した、こういう経緯もございます。それだけに、...全文を見る
○藤本国務大臣 指定団体制度のあり方につきましては、規制緩和小委員会の報告を踏まえまして、指定生乳生産者団体制度の在り方に関する検討会を昨年の十二月に設置をいたしました。この検討会で今検討を進めておるところでございまして、今後、検討を重ねた上で、ことしの夏ごろを目途にこの検討会の...全文を見る
○藤本国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。
03月19日第140回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほど委員がウルグアイ・ラウンド農業合意についての経緯を言われました。私も農林水産大臣として、この農業合意というものが自由貿易体制を維持強化していくということが我が国の発展のために必要不可欠な問題であるという、そういう観点からぎりぎりの決着をしたというこ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 昨年の秋、ローマで世界食糧会議がございまして、私も代表で参加したわけでございますが、その会議を通じまして感じましたことは、食糧の安全保障の問題と自由化の問題をいかに調整するかということでありました。  同時に、先進国で最も自給率が低い日本の国にとりまし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 中山間地域対策、これは御承知のように約四割の農地面積を持っておりますし、我が国農業にとりましては極めて重要な問題であります。  今の御指摘のデカップリング、所得補償、この考え方はヨーロッパにございまして、価格支持政策から所得補償政策に変わってきた、こう...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほど政府委員また参考人から答弁していただきましたように、これは関係者間で金利を決めたということ、それから返済につきましては、一兆九千億円の融資の中で一・二兆円を三月末までに返すと、こういうふうに承っております。
03月21日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 繭糸価格安定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  蚕糸業は、従事者の高齢化、輸入製品との競争の激化等により近年生産が大幅に減少しているものの、養蚕業は依然として中山間地域等の農業経営の重要な作目であ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今御指摘がございましたように、養蚕業は非常に長い歴史がございまして、中山間地域、条件不利な地域におきまして基幹作物であったわけでございます。その意味で、この経営安定という問題は非常に大事な問題だと認識しております。残念ながら、だんだんと国内外の厳しい条件...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今御指摘のようなことは非常に大事なものだと私も思っております。伝統的な産業でございますし、また非常に厳しい内外価格差の問題であるとか、国内の需要が非常に減ってきているというような厳しい状況の中でございますけれども、我々としてはこの養蚕業また製糸業、またこ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 養蚕業、また製糸業につきましては、今委員が申されましたように、戦前戦後、古くは江戸時代から非常に大きな産業として地元の発展、また戦前戦後ということに限っていえば輸出産業として地元経済の発展のために大きな役割を果たしてきたことは私もよく承知をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 私に対する御質問の前の国産繭の位置づけ、輸入繭の位置づけ、このことがまさにこれからこの養蚕業や製糸業の将来にとって非常に大きなポイントだと考えられます。  つまり、付加価値の高い伝統産業に位置づけされました養蚕業、製糸業、こういう特性を十分に生かして、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 実需者輸入制度の適切な運用によりまして生糸の需給と価格の安定を図ることが一層重要となっております。実需者輸入制度につきましては、生糸の需給の均衡を失うことがないように運用すべきことが法定化されておりまして、その運用といたしましては四半期ごとに輸入数量を調...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 御承知のように、この取引指導繭価の仕組みは、農家の手取りを確保するための運用上の制度として実施されてきたものであります。今回の法改正後も、蚕糸業の経営安定を図るため取引指導繭価での農家手取りの確保は必要でございまして、引き続きこれを継続していく、こういう...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 須藤委員から我が国の養蚕業についての私どもの考え方について御質問があったわけでございます。きょうの委員会の御質疑を通じまして申し上げておりますことは、まず養蚕業に対する私どもの認識としては、養蚕業というのは条件の不利な地域、言いかえれば中山間地域での基幹...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどから当委員会におきましていろいろ御答弁を申し上げてきたわけでございますが、我々の認識といたしましては、養蚕業というのは中山間、また条件不利地域での基幹作物である、それだけにその経営安定というのは重要な課題である、こういう認識は持っております。  ...全文を見る
03月24日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(藤本孝雄君) 水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁協系統は、漁業者の協同組織として、組合員が必要とする事業及び生活に関するサービスを提供し、漁業の振興や漁村地域の活性化に大きな役割を果たしてきた...全文を見る
03月25日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 国連海洋法条約の趣旨に沿った新たな日韓・日中漁業協定を早期に締結すると、これは非常に重要な問題でございます。資源の管理であるとか、また取り締まりの問題、さらに我が国はTAC制度を導入したわけでございますから、そういうことからいたしますと、ぜひ早急に新たな...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員御承知のように、与党三党におきましてこの新しい漁業協定の締結につきましてはほぼ一年以内というタイムリミットを設定されております。そのタイムリミットを仮に超えるというような場合も想定されるわけでございまして、そのときには我々としても与党の皆様と新たに御...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農協と比較いたしまして漁協の特殊性をどのように認識しているか、そういう御質問であると思いますが、これには大別いたしますと三つの特殊性があろうかと思います。  一つは、農協に比べまして今、委員が御指摘のように事業活動に占める販売事業のウエートが非常に高い...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員御指摘のように、今後の漁協の活性化を図っていくためには、何よりも合併を促進しまして、経営基盤が零細で業務執行体制も非常に弱い状況にあるわけでございますから、何よりも合併を促進して、俗に言う、一合の升には一合の米しか盛れませんけれども一升の升には一...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、最近の我が国漁業を取り巻く状況は、御承知のように一段と厳しさを増しております。そこで、この漁協に関しましては今後経営指導であるとか、また資源管理等への取り組みが期待されておるわけでございまして、そういうことについては漁協の役割というのは非常に大きい...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先回の委員会におきまして、委員御指摘の趣旨、すなわち審議委員の役割など、会員組合の意思を反映させる点については農林中金におきましても十分承知をしているところでございますが、私どもといたしましても引き続き十分勉強をしてまいりたいと考えております。  なお...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 資源管理の問題、また取り締まりの問題、TAC制度導入の問題などからいたしまして、国連海洋法条約の趣旨にも沿った新しい日韓・日中漁業協定を早期に締結することが必要であるし、またそれを私は望んでおります。そういう基本的な考え方のもとに、日韓首脳会談におきまし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(藤本孝雄君) 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  畜産の振興を図るためには、家畜衛生、特に家畜の伝染性疾病の発生を予防し、蔓延を防止することが基本的に重要でありますので、農林水産省といたしましては...全文を見る
03月26日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○藤本国務大臣 我が国の酪農のメッカでございます北海道の金田委員、酪農の問題、特にきょうあす審議会が開かれまして、加工原料乳価の決定が明日なされるわけでございますが、この問題に非常に強い関心を持っておられることはよく理解できます。今後、加工原料乳価の保証価格につきましては、私ども...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど委員の御質問に対しまして御答弁させていただいたわけでございますが、今の段階におきましては、明日の畜産振興審議会の意見を聞いて適正に決定をしてまいりたい、そういうお答えしかできないわけでございますが、考え方としてはよく理解をいたしておるつもりでございます。
○藤本国務大臣 委員の先ほどの御指摘で、保証価格は据え置きされたけれども、飲用乳価が一円五十銭でしたか下がった、全体として手取りが減った、こういう御指摘でございました。  それで、この飲用乳価の交渉は御承知のとおりで相対でございまして、そこのところはいかんともしがたい点がありま...全文を見る
○藤本国務大臣 昨年一月に公表いたしました酪農・肉用牛近代化方針、この方針におきまして、我が国の畜産業を、我が国農業の基幹部門として重要な地位を占めているものと位置づけをいたしております。一方で今日、国際化の進展によりまして国際競争が高まっておるわけでございまして、我が国の畜産を...全文を見る
○藤本国務大臣 昨日の私の記者会見の中で、日韓との漁業協定の問題が出まして、いろいろやりとりがあったわけでございます。今我々は、国連海洋法条約の締結に基づいて新しい漁業協定を結ぶ、こういう方針で進んでおるわけでございますけれども、これは、外務省サイド、農水省サイド、両方のチャンネ...全文を見る
○藤本国務大臣 その前に、先ほどの日韓、日中の漁業交渉の問題で一つ落としておりましたことがございますので、その点をまず申し上げます。  今後、与党三党の合意で一つの目標期日といいますか、一年をめどというそういう数字が入っておるわけでございまして、この一年をめどというその期間をど...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどの問題なんですけれども、言葉じりというわけではございませんが、私はこういうように思っているんです。  非常に重要な政策を国民のために行うということ、これは非常に大事でございますけれども、同時にその政策、施策というものが十分に国民の皆さんに理解してもらえる、...全文を見る
○藤本国務大臣 農業につきましては、価格安定というこの業務は、農家経営の安定に極めて重要な役割を占めておるわけでございまして、この農畜産業振興事業団、この件につきましては、行革の一環として、特殊法人統合の最初の案件として、昨年の十月合併、統合したわけでございます。しかしながら、委...全文を見る
○藤本国務大臣 失礼しました。最初の御質問、ちょっと大変恐縮でございましたけれども、聞いておりませんでしたものですから政府委員から答弁させていただいたわけでございますが、この調査対象農家の委嘱に際しましては、経営事情等に詳しい農協などの協力を得て行うことによりまして、農家の選定の...全文を見る
○藤本国務大臣 私も、その問題は最近非常に関心を持っております。いろいろ現場で、役場の人間で、例えば認定農家の問題、またし資金の問題、そういう問題を取り扱っている方に聞きますと、この手続が非常に難しい。そういうことから、この簡素化という問題については最近非常に強い要望を聞いており...全文を見る
○藤本国務大臣 職員の健康管理の問題は、これはもう申し上げるまでもないことでございまして、十分に健康管理の問題は徹底していかなければなりません。  ただ、乳価の問題をこれから決めていくわけでございますが、いろいろな方面、特に財政当局との折衝というのはなかなか簡単には結論が出ない...全文を見る
○藤本国務大臣 この審議会の委員長の問題でございますが、これは委員御承知のように、委員長は委員の互選で決まるわけでございまして、私どもが決める問題ではございません。
○藤本国務大臣 十九日の保利政務次官の答弁要旨は、本件につきましては少し時間をいただいて、労働省とも調整して検討をさせていただきたい、さらに御指摘の点については、生産費調査上、技術的にできるのかどうかも含めて検討させていただきたいというものでございました。  この点については、...全文を見る
○藤本国務大臣 保証価格と飲用乳価の関係についての御質問は先ほどもございました。これはもう委員よく御承知のように、保証価格というのは、不足払い法の趣旨に基づいて畜産振興審議会の意見を聞いて適正に決定する、こういうことでございますし、また、飲用乳価は取引当事者間で決定されております...全文を見る
○藤本国務大臣 この口蹄疫の問題は極めて深刻な問題でございまして、我が国におきましては、口蹄疫が発生した歴史はございません。それだけに、この台湾の口蹄疫がもし日本の国に入ってくるということになりますと、これは大変な問題になるわけでございまして、その点も十分に対策を講じなきゃならぬ...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、価格の問題でございますが、これは、これから審議会で御意見を承った上で適切に決定をいたしますが、この考え方といたしましては、豚肉の再生産が可能になるような価格ということで考えております。  それから、外圧云々という話につきましては、私は議論を委員といたすつも...全文を見る
○藤本国務大臣 いずれにいたしましても、価格の設定につきましては、行財政改革が御承知のように重要な課題となっておりまして、農産物価格安定制度に対しても厳しい目が向けられております。こうした中で、平成九年度の保証価格の算定に当たりましては、不足払い法の規定に基づき、明日開催されます...全文を見る
○藤本国務大臣 今委員が申されました事柄については、私も同じ認識を持っております。
○藤本国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従い、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
03月26日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、説明員から答弁をいたしました、そういうきょうあすのスケジュールでございまして、決定につきましては審議会の御意見を聞いた上で適切に決定をいたしたいというふうに考えております。  加工原料乳の保証価格につきましては、今の段階で諮問の内容は申し上げるわけ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 生産費調査上、男女別賃金の家族労働評価につきましては、改善の方途が技術的に可能かどうか事務局に勉強させたいと思います。  なお、男子労賃のみでの評価がえにつきましては、かかる評価の客観的な理由が見当たらないので困難であると考えております。
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が御心配されましたことのないように、飲用乳価の交渉につきまして私どもその交渉推移を十分に見守っていきたいというふうに考えております。
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員御指摘の余乳の適切な処理は、生乳需給の安定確保を図る上で重要であると、私もそう考えます。  政府といたしましても、このような生産者の自主的な取り組みに対しましてどこまで支援が可能であるか、この点について畜産振興審議会の意見なども踏まえまして検討...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 肉用子牛の保証基準価格につきましては、肉用子牛の生産条件及び需給事情その他の経済事情を考慮いたしまして、肉用子牛の再生産を確保することを旨として定めることとしております。  平成九年度につきましては、この肉用子牛保証基準価格につきまして、規模拡大による...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 台湾の口蹄疫の問題、私どもも非常にショックを受けておるわけでございまして、日本にはこの病気はかつて入ったことございません。したがって、国内で口蹄疫の病気が出ないように、そういう体制も非常に大事だと思います。それからまた、この豚肉の輸入の中で台湾産の豚肉が...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 保証価格と飲用乳価の問題につきましては、今、委員が御説明になられました、そういうことでございます。不足払い法の趣旨に基づいて畜産振興審議会の意見を聞いて保証価格は決める、それから飲用乳価は当事者間の取引で決めると、こういうことで、今おっしゃられましたよう...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 限度数量の増枠の問題、今まで御意見がございました。この問題につきましては私どもも慎重に考えておりまして、審議会の御意見も承りながら最終的には判断していきたいというように考えております。
○国務大臣(藤本孝雄君) ここでそのとおりいたしますとはなかなか申し上げられませんので、慎重に考えさせていただきます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 御指摘の点につきましては、生産費調査上、技術的にできるのかどうかをも含めまして検討させていただきます。
○国務大臣(藤本孝雄君) どうも暗い話ばかりで、私が聞いております現場の声は、なかなか厳しいけれども何としても頑張るんだという意欲にあふれた生産者が多いわけでございまして、これはいろいろな立場、いろいろな環境、そういうところからいろいろな意見があると思います。  しかし、そうい...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、財政当局と一生懸命に折衝中でございまして、その折衝の内容につきまして報告を受けている段階でございます。私も頑張っておりますので、その点は御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従い、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
03月27日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 平成九年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成九年度一般会計予算における農林水産予算の総額は、関係省庁計上分を含めて三兆五千九百二十二億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆九千六百四億円、非公共事業のうちの一般事業費が一兆三千六...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) このたびの災害によりまして被害を受けました漁業者に対しましては、農林水産省といたしましてもできる限りの対策を講じる必要があろうと、そういうふうに考えております。  具体的な幾つかの点についてもお触れになったわけでございますが、この被害漁業者の経営・生活...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員御承知のように、米につきましては関税化を行わずに輸入数量制限と国家貿易を維持したところでございまして、これによりましてミニマムアクセスを超える輸入は回避できたと、こういうことでございます。国内産米と輸入米を通じました全体的な数量調整がこの結果、可能に...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が御指摘になられましたハードの面、施設に比べてソフトの面がどうもおくれているのではないかと。我々、省内で議論をいたしておりまして、そういうことにつきましては十分今問題意識を持っております。  その原因につきましてもいろいろ議論をしておりまして、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員御指摘のとおりでございまして、農業問題につきましては基本的に国民の皆様方の御理解と御協力というものが必要でございます。そういう観点からいたしますと、今この国会におきまして審議状況などについて報告をすべきではないか、こういう御指摘でございまして、私ども...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 私もこの新聞報道を見ました。そのアンケートの調査結果の概要でございますけれども、この項目につきまして、「過剰米の増加で減反強化の可能性も高いとされるが、国の減反制度をどう考えるか」で、「これ以上の減反強化は無理」と答えた知事が四十七のうち四十三であった、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が御指摘になられましたように、行政改革は橋本内閣の最重要課題でございまして、内閣を挙げて取り組んでおります。  現在、いろいろな問題につきまして改革に取り組んでおるわけでございますが、特殊法人の方は党が中心、それから行政改革の方は政府また総理府...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 株式会社の農業経営の参入につきまして、幅広い検討を行うべきであるという行政改革委員会の意見を受けまして、農水省の中で去年の五月、構造改善局で学識経験者の皆さんからヒアリングを行いました。賛否両論ございました。なかなか難しい問題だという認識を持っております...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) いろいろ株式会社の農業参入の問題につきまして貴重な御意見をいただきました。私も最初に申し上げましたように、これは規制緩和という観点から株式会社の農業の参入を規制しているからこれは外すんだとか、そういう観点から考えるのではなくて、これから日本の将来の農業の...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 米の生産調整につきましては、生産者また消費者にとりまして非常に重要な問題であることはもう委員もよく御承知でございますから、その点につきましては省略をいたします。  今の米の流通は、御承知のように自主流通米が流通しておるわけでございまして、その生産調整の...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、政府委員から御答弁申し上げたことで尽きておると思いますが、その中で、特に……
○国務大臣(藤本孝雄君) 食糧サミットでは御一緒いたしまして、ありがとうございました。あのときはいろいろ御意見を承りまして感謝いたします。  食糧サミットでは二つの問題がございまして、一つは数値目標、今言われました二〇一五年までに飢餓人口を半分に減らすということ、もう一つは食糧...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 沖縄農業の振興に当たりましては、御承知のような亜熱帯性気候でございまして、この特性を十分に生かした特色のある亜熱帯の農業を確立していくということがまず重要でございます。  私も沖縄開発庁長官経験者でございまして、現地につきましては十分に承知をいたしてお...全文を見る
04月03日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 家畜の伝染性疾病による被害を最小限度に食いとめますためには、早期発見と早期対応が最も重要でございます。それにつきましては、効果的な家畜の防疫制度というものをつくりまして、危機管理体制の充実であるとか強化を図っていくということが重要であると考えます。  ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 家畜伝染病予防法に基づきまして各般の防疫措置を実施しております。法定伝染病の発生は、その実施によりまして近年平静に推移をしておる、そういう認識をまず持っております。  しかしながら、これまで国内で見られなかったような疾病が次々と発生しているという状況、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が申されましたように、自治事務と法定受託事務、この二つの関係がございます。  事務の一部を地方公共団体の事務、つまり自治事務とすることと地方分権推進委員会の勧告でされておるわけでございますけれども、家畜の伝染病は県境を越えて急速に蔓延をすると、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まさにそのとおりであると私も考えております。  憲法第二十九条は、第一項で「財産権は、これを侵してはならない。」、財産権を保障しております。また、第二項で「財産権の内容は、公共の福祉に適合するように、法律でこれは定める。」、さらに第三項で「私有財産は、...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) これはなかなか難しい問題でございまして、食糧の自給率という問題にまでさかのぼっていくという委員の御指摘であったと思います。  基本的には、二〇二〇年の食糧、エネルギー、環境のパニックという問題が今言われ始めておるわけでございまして、このことにつきまして...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどの水島港の問題、私も勉強させていただきますので、そのようにお含みくださいませ。  それから、獣医療法制定後の産業動物獣医師の問題でございますが、これは先ほど言われましたように、平成四年、獣医療法が制定されまして以降、産業動物獣医師を確保するために...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) お尋ねは、動物検疫体制の整備の問題と、今の口蹄疫の問題に絡んで豚肉の価格の上昇、その関係で自給の問題、こういう御意見、御質問だと思います。  まず、最初の動物検疫の問題につきましては、これは先ほどから御答弁申し上げておりますように、現在全国六十二の指定...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
04月10日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
議事録を見る
○藤本国務大臣 農林水産省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業協同組合、森林組合、水産業協同組合等の協同組合系統組織につきましては、他業態との競争の激化、金融の自由化の進展等経営をめぐる状況は厳しさを増しております...全文を見る
04月16日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
議事録を見る
○藤本国務大臣 新しい農業基本法の問題についての考え方を御質問されたわけでございます。  いろいろ先ほどお話がございましたように、農業基本法、農業について言えば、中心になる憲法のような法律でありまして、この農業基本法ができましてから三十六年たっております。社会情勢も変わってきま...全文を見る
○藤本国務大臣 農協系統組織につきましては、事業機能の一層の強化と経営の効率化、健全化を図っていくことが急務であると認識をいたしております。  農協系統におきましても、事業、組織の改革の必要性を認識いたしまして、二〇〇〇年に向けて農協の広域合併、連合会の統合を推進するとともに、...全文を見る
○藤本国務大臣 宮本委員から、食糧の需給の問題につきまして、将来の中長期の見方といいますか、状況についての御意見ございまして、私どもも、先般の日本のAPECの会議で、今後アジアの将来にとりまして三つの非常に大きな問題がある、それは食糧とエネルギーと環境問題、そういう指摘がなされた...全文を見る
○藤本国務大臣 御指摘のように、最近の我が国の漁業を取り巻く状況は、我が国周辺水域の漁獲量の減少でございますとか、産地魚価の低迷、漁業就労者の減少、高齢化の進展などで一段と厳しさを増しております。  このような状況の中で、漁協は今後、組合員に対する経営指導、また資源管理への取り...全文を見る
○藤本国務大臣 日債銀の系列のノンバンクの処理に対しましては、系統としては、これまで日債銀の要請を受けまして、お話がございましたように同社の再建に協力中であったわけです。ところが、今回突然の自己破産の申し立て、これは極めて遺憾なことであると主張をいたしております。  現段階では...全文を見る
○藤本国務大臣 生産調整の問題につきましては、しばしば当委員会で御質疑をいただきまして、御答弁申し上げておるところでございますが、要は、潜在的な生産能力と実際に必要とする米の消費量、その間には約三百万トンの需給のギャップがある、そういう状況の中で、需給の安定と米価の安定のためには...全文を見る
04月21日第140回国会 衆議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○藤本国務大臣 委員が今御指摘になられましたように、この国有林野事業、今まで数回にわたりまして改善計画を立て、それにつきまして自主的に努力をしてきたわけでございますが、残念ながら、この改善計画が成功をおさめておりません。  そのことについてはいろいろ理由はございますけれども、一...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどの答弁の中で多少落ちておりましたので。  原因のもう一つの大きな点は、財投の問題がございます。今、三兆三千億の財政状況の悪化の中で財投の金利が非常に大きい、そういう面もあります。  それから、抜本的な改善ということになりますと、これはやはり、昨年の暮れに...全文を見る
○藤本国務大臣 財投につきましては、今、平均 金利が五・四%の金利でございます。この金利は、今の財投の一番安い金利の三%に比べますと二・四%の差があるわけでございまして、五・四%掛ける三兆三千億ということになりますと、毎年一千八百億の金利を払っておる、こういうことになります。収...全文を見る
○藤本国務大臣 武藤さんとこの件でよく話を実はしておりまして、私は、正森委員、この二人の考え方は決して食い違っていないと思っておるのです。  それで、この行政監察の勧告につきましては、農林水産省としてもその勧告の趣旨を真摯に受けとめました。それで、地元島根県からは、ぜひこの干拓...全文を見る
○藤本国務大臣 多少、その新聞の社説につきまして私どもの考え方を簡単に申し上げてみたいと思うのです。  その中海の干拓の後、つまり二年先どうするかを決めるわけですが、米をつくるという前提に立った議論がその社説にあるわけですが、我々はそういうことを考えていないわけなんです。今、農...全文を見る
04月24日第140回国会 衆議院 本会議 第30号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、農協系統金融機関の資金の運用についてのお尋ねでありますが、農協系統の資金運用につきましては、貸し出しによる運用、有価証券による運用、上部機関への預け金など、系統全体として調和のとれた形で行われる必要があると考えます。このため、さきの臨時国会におきま...全文を見る
04月24日第140回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農林水産省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業協同組合、森林組合、水産業協同組合等の協同組合系統組織につきましては、他業態との競争の激化、金融の自由化の進展等、経営をめぐる状況は厳しさを増...全文を見る
05月01日第140回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) お尋ねの日吉津村の汚水処理施設の問題でございますが、農水省の関係では農業集落排水事業、これは日吉津村からの申請によりまして農村地域を対象として昭和五十七年に事業着手をいたしております。  今、建設省からお答えございましたように、下水道事業は市街地を対象...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 幾つかの点について委員御質問をされたわけですが、まず、諌早の干拓事業につきまして世上一部流れております誤解は、この干拓事業が減反の米余りの時代にさらに農地をつくって米をつくる、これはおかしいじゃないか、こういう誤解がございます。それは全くの誤解でございま...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 記事に出ます内容は非常に短く出るわけでございまして、その点からいいますと、十分に御理解いただけない点が幾分あろうかと思うわけでございます。  事務次官の発言につきましては、要は、この勧告を十分に尊重して、勧告の中に「土地利用、営農等の確実性について確認...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ことしの二月の干拓事業につきましての勧告内容でございますが、二つございまして、実施中の事業につきましては、これは諌早が該当するわけでございますが、環境に配慮をし、土地利用、営農などの確実性を確認しつつ適切に対処すること。それから、これは中海が該当するわけ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 中海の件について、武藤さんから読めば中止という意味がわかるというようなことから、私と武藤長官との間に考え方が違うじゃないか、こういう御指摘もございました。私はそうではないと思っておるんです。  といいますのは、中海につきましては、この事業の評価につきま...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
議事録を見る
○藤本国務大臣 水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁協系統は、漁業者の協同組織として、組合員が必要とする事業及び生活に関するサービスを提供し、漁業の振興や漁村地域の活性化に大きな役割を果たしてきたところであ...全文を見る
05月08日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
議事録を見る
○藤本国務大臣 お尋ねの漁協の役割に対する認識でございますが、御承知のように、我が国の漁業を取り巻く状況は、資源水準の低下による漁獲量の減少であるとか産地魚価の低迷、漁業就労者の減少、高齢化の進展など、一段と厳しさを増しております。  このような中で、漁協は今後組合員に対しまし...全文を見る
○藤本国務大臣 日韓、日中漁業交渉の状況につきましてお尋ねでございます。また見通しについてもお尋ねでございますが、今委員が御指摘になられましたように、国連海洋法条約の趣旨に沿った新たな日韓、日中漁業協定を早急に締結する必要があるということで、去年からことしにかけまして数回にわたっ...全文を見る
○藤本国務大臣 先般、委員、韓国へ行かれまして関係者にお会いになられ、その模様を詳細に御報告いだだきまして、私どもも大変参考になったわけで、改めてお礼を申し上げたいと思います。  先ほど委員が申されましたような状況でございまして、我々としても、新しい海洋法条約の締結に基づいて新...全文を見る
○藤本国務大臣 政府といたしましては、国会での衆参両院本会議での御決議、また、衆議院農林水産委員会及び参議院海洋法特別委員会での附帯決議、さらには、今御指摘されました与党三党合意を重く受けとめております。したがいまして、新たな漁業協定の締結につきましては今努力をしている段階でござ...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたことをもう一度申し上げなければなりませんが、さりに申し上げますと、外務省ともよく協議をいたしまして、我々としても、国益にかかわる問題でございますので、全力を挙げて取り組んでおるということは、どうぞひとつ御理解いただきたいと思います。
○藤本国務大臣 今、この日韓漁業協定を、新しい漁業協定を結ぶべく全力を挙げている段階でございますので、その努力をしている段階に、もし仮にそういう協定が結ばれない、そういう場合のことについて言及することは差し控えさせていただきたい、かように考えております。
○藤本国務大臣 我々としては、今新しい漁業協定を結ぶべく全力を挙げている段階でございますし、また、政府といたしましては、与党三党の合意は重く受けとめておる、かように申し上げておるわけでございます。
○藤本国務大臣 一つの区切りであるという認識は持っております。
○藤本国務大臣 今、長官から御答弁申し上げました内容に尽きるわけでございますが、この水産政策検討会の成果も踏まえまして、ことしの夏に水産基本政策検討会、これは仮の名前でございますが、これを農水省の中に設置をいたしまして、新たな基本法の制定という問題をも念頭に置きながら、基本的な施...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどからこの問題について申し上げているわけでございますが、政府としては、国会での衆参両院本会議での御決議、衆議院農林水産委員会及び参議院海洋法特別委員会での附帯決議、さらには与党三党合意を重く受けとめております。新たな漁業協定の締結につきましては、今もそうでござ...全文を見る
○藤本国務大臣 我が国の水産業の振興を図り、また水産物を安定的に供給していくために、我が国二百海里水域内の適切な資源管理であるとか、またつくり育てる漁業、流通、加工、販売体制の整備、さらには漁港、漁村の整備などの施策を積極的に推進していくことによりまして、我が国の漁業の振興を図っ...全文を見る
○藤本国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。(拍手)     ―――――――――――――
05月08日第140回国会 参議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農業基本法の問題、またこの見直しの問題、さらに四月十八日にスタートいたしました調査会の問題などにつきまして今御質問があったわけでございますが、農政の基本の考え方は国民の皆様方に安定的に食糧を供給する、こういう大きな責務があるわけでございまして、またその責...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が御指摘になられましたこの系統組織に対しましての御認識、まさしくそのとおりでございます。そして、系統自体もそのような認識を持っておりまして、まず自助努力をしていかなきゃならぬ、こういうことを考え、また農協二法の成立によりましてもそういうことが前提...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) この改正する法律案の概要につきましては既に御説明申し上げたとおりでございまして、我々としても、我が国農業を取り巻く状況が厳しい中で、特に農協が持つ役割を十分に果たしてもらうために、先ほどから申し上げておりますような検査体制を十分にすることによりましてなお...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどから農業についての女性問題でいろいろ御意見をいただきました。私も農業における女性問題は検討すべき非常に大きな問題だという認識を持っております。  今、新しい農業基本法の制定に向けて食料・農業・農村基本問題調査会で検討しておるわけでございまして、そ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 農協等の協同組合系統組織につきましては、機能の一層の強化と経営の効率化、健全化を図ることが急務であると認識をいたしております。  このために、さきの農協改革関連二法、また森林組合法、水協法の改正による各種措置、つまり業務執行体制、監査体制の強化などを盛...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 次期のWTOの農業交渉の問題についてお尋ねでございます。  これまで、国内は無論でございますけれども、国際的にもいろいろな会議で食糧の安全保障、いわゆる食糧安保の問題や、また農業が持つ国土環境保全に対する役割、農業の持つ多面的な役割というものにつきまし...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 政務次官御経験者の委員でございますから、よく事情は御存じだと思います。結論から言えば、きちっと科学的根拠に基づいて我が方は交渉をする、こういうことでございます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどから御答弁申し上げておりますように、協同組合経営の健全性を確保するためには、個々の経営体の自助努力、これがまず必要でございますけれども、同時に行政検査の充実強化ということも必要不可欠のものだと考えております。  そこで、検査を大臣官房協同組合検査...全文を見る
05月20日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
議事録を見る
○藤本国務大臣 繭糸価格安定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  蚕糸業は、従事者の高齢化、輸入製品との競争の激化等により、近年生産が大幅に減少しているものの、養蚕業は依然として中山間地域等の農業経営の重要な作目であり、また...全文を見る
05月22日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
議事録を見る
○藤本国務大臣 中山間地域の農業の重要性につきまして、委員、地元の事情もよく御承知の上で御質問をされたと思いますが、私も、今後の日本の農業の基本的な課題の一つに、中山間地域の農業をいかに振興を図っていくか、この問題は極めて重要な問題だと思っております。今後、我々が今取り組んでおり...全文を見る
○藤本国務大臣 繭糸価格安定法につきましては、今委員御指摘のように、昭和二十六年に制定されまして、その後、数次の改正を経ながら今日まで来たわけでございますが、基本的には、生糸についての国境調整措置及び事業団の国産糸売買操作を定める法制度として、生糸の需給価格の安定に大きな役割を果...全文を見る
○藤本国務大臣 委員御指摘になられましたように、確かに養蚕業また製糸業というものは非常に大きな曲がり角、転換期にあると思います。  私は、率直に申し上げまして、これからの養蚕業、製糸業は、価格の勝負ではなくて品質の勝負、こういうところに重点を置いていくべきであろう、こう考えてお...全文を見る
○藤本国務大臣 今後の蚕糸業のあり方についてのお尋ねでございます。  先ほどもお答え申し上げましたけれども、これからは、価格から品質へと考え方を変えていく必要があると思います。このために、繭の生産性の向上を図るためにコストを下げることを先ほどから申し上げておるわけでございますが...全文を見る
○藤本国務大臣 重要な御指摘であると思いながら承っておりました。  今の野菜におきましても現実に輸入をされておるわけで、野菜などは輸入されるなどということは、実は頭の中にはなかったわけでございますけれども、現に既に輸入をされているというようなこの実態、そういうことからいたします...全文を見る
○藤本国務大臣 農用地の確保につきましては、先般、委員といろいろ議論いたしましたときに申し上げましたけれども、農政のこれからの基本的な方向としては、やる気のある農家を育成することと優良農地の確保である、こういうことを申し上げました。  優良農地を確保するために、我々としては、先...全文を見る
○藤本国務大臣 その前に、耕作放棄の問題についてお尋ねでございましたけれども、これは、委員の御理解は表面的でございまして、その耕作放棄の農地がどういう農地であるかということを十分お調べいただければ、この耕作放棄に至る理由がおわかりいただけると思うのでございまして、これは非常に条件...全文を見る
○藤本国務大臣 静かに話をすればわかることだと思いますので、よろしくお願いします。  この今回の行政監察において、諌早湾干拓事業については、行政監察庁の勧告は、「環境に十分配慮し、事業の進ちょく状況に応じ、土地利用、営農等の確実性について確認しつつ、所要の検討を行い、必要に応じ...全文を見る
○藤本国務大臣 若干補足させていただきますけれども、干拓によって造成される農地の十アール当たりの価格について、これが高いとか安いとか、いろいろ議論があると思うのです。  我々も長崎県とも今相談しておりますし、政府部内でも今検討しておりますことは、せっかく干拓によって大型の優良な...全文を見る
○藤本国務大臣 先般、大臣室におきまして委員からいろいろ御意見ございまして、私はその段階でお答えを申し上げたことをもう一度申し上げなければなりません。  この諌早湾の干拓事業というのは、干拓事業によって優良農地の造成と災害防災対策というのが二つの目的であります。その目的に沿って...全文を見る
○藤本国務大臣 いろいろ委員の御議論をお聞きしておりまして、一番のポイントは水門をあけるあけないの問題のよりこ承るわけであります。  我々は過去の、仮に例えて言えば昭和三十二年の諌早大水害、死者八百名、浸水戸数四千戸から五千戸、この大水害を見ますときに、あの地域の特殊性、極めて...全文を見る
○藤本国務大臣 どうも、私の言うことを素直にとっていただきたいと思うのですが、それは、一つの考え方として、いろいろ提案された問題について考え方としては成り立つかもわからぬけれども、しかし、私が申し上げているのは、防災効果を、仮に少しでもマイナスになるような、防災機能を損なうような...全文を見る
○藤本国務大臣 一般の公共事業、これについての見直しの問題は、総理からもお答えがございましたように、私まそれは当然のことだと思います。しかし、本件に関して言えば、たびたび申し上げておりますように、この問題を見直すということには当てはまらない、かように考えております。  また、農...全文を見る
○藤本国務大臣 どうも失礼しました。  今御審議をいただいております法律案につきましては、農畜産業振興事業団の国産糸売買操作業務の廃止、繭の強制検定や生糸の強制検査の廃止などを盛り込んでおりますが、これによりまして蚕糸関係の行政組織については簡素合理化が可能になり、行政経費の縮...全文を見る
○藤本国務大臣 午前中も御答弁申し上げましたけれども、今後の進め方としては、高品質のものをつくっていくということに尽きるかと思います。そのためにいろいろな助成があろうかと思うわけでございまして、先進的技術の問題だとか、それからまた経営を安定するということが必要でございますから、複...全文を見る
○藤本国務大臣 養蚕の農家数、生産量の減少につきまして委員が今言われました状況は私もよく承知をいたしておりますし、まことに残念なことだというふうに認識をいたしております。  ここに至る経緯につきましてはよく御承知のとおりでございまして、一方において需要が落ちる、それから安い製品...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどからいろいろお答え申し上げておりますけれども、今後の我が国養蚕業につきましては、生産性の向上を図りながら、高品質の国産繭、生糸の生産を推進していくことが肝要であるというふうに考えます。  そのために、いろいろな先進的技術を導入するための助成であるとか、また...全文を見る
○藤本国務大臣 先ほどから委員が御指摘になられましたように、私も、養蚕業のこれからの振興につきましては、できる限りの助成をしていかなければならないというふうに思っております。  高品質のものをつくる方向に向かって、そしてまた、先進技術を導入したり複合経営によって経営の安定を図っ...全文を見る
○藤本国務大臣 ただいまの修正案につきましては、政府としては反対であります。     ―――――――――――――
○藤本国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     ―――――――――――――
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
議事録を見る
○藤本国務大臣 平成六年度及び七年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、六年度の一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額四千六百七十九億八千七百万円余に対しまして、収納済み歳入額は五千三十六億八百万円余であり...全文を見る
○藤本国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成六年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、一部の事業について、御指摘を受けるような事態が生じましたことは、まこ...全文を見る
○藤本国務大臣 お答えを申し上げる前に、委員はかねがね農林水産行政の推進に非常に御理解いただいておりまして、御鞭撻をいただいておりますこと、この機会にお礼を申し上げたいと思います。  今、我が国の食糧の問題につきまして基本的な考え方をぜひ答えてもらいたい、こういうお話でございま...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の問題は全国民的な問題でございまして、生産者だけの問題でもなければ消費者だけの問題でもございません。まさに委員が言われましたように、国民全体が関心を持ち、国民全体の関係する問題、そういう取り組み方が何よりも大事でございますし、今や国際化の時代でございますから、...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド対策は、御承知のように、ウルグアイ・ラウンドの農業合意を受けまして、その代償措置として、新しい環境のもとで足腰の強い我が国の農業をつくるべく対策を講じていく、その対策費でございます。  三年が経過したわけでございますが、この事業を進めながら、...全文を見る
○藤本国務大臣 今、財政構造改革問題で企画委員会、また三党調整会議が行われておりまして、いろいろな問題が洗い出されました。その中の一つに、農林水産省のウルグアイ・ラウンド対策費について、それを補正で計上するのかどうかという問題もまだ決まっていない、そういう状況であると承知をいたし...全文を見る
○藤本国務大臣 委員が言われますように、農業関係者が夢と希望を持って日本の農業の発展のために頑張っていく、こういうことが何よりも大事でございます。  我々としては、そのためにぜひ新しい農業基本法を制定いたしまして、これからの我が国の農業の方向、はっきり、きちっとした方向を打ち出...全文を見る
○藤本国務大臣 私も委員と同感でございまして、いろいろ現場の意見を聞きますと、手続が非常に複雑であるとかまた保証人が二人要る問題であるとか、具体的に幾つか現場の話を聞きまして、私もよく承知いたしておりますので、委員と同じような考え方でこれから進んでまいりたいと思っております。
○藤本国務大臣 委員は地元でいらっしゃいますから、状況はよく御承知のとおりでございまして、あの諌早湾干拓事業につきましては、御承知のように長い歴史がございます。また、いろいろな関係者がいろいろな意見を持っておられたということも御承知のとおりでございます。  そういう賛成、反対の...全文を見る
○藤本国務大臣 ショウガの問題につきまして、私も四国でございますので、高知のことは若干承知をいたしておりますが、奈良県のことにつきましてはいろいろ勉強させていただきまして、なるほどなという点もございましたし、これから私もこの問題についていろいろ勉強したいなと思っております。  ...全文を見る
○藤本国務大臣 消費地の流通対策は極めて重要な問題であろうと思っております。委員の御指摘に対しましては、ケース・バイ・ケースの問題もございますので、具体的な問題がございましたらぜひおっしゃっていただいて、勉強してみたいと思っております。
05月27日第140回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第2号
議事録を見る
○藤本国務大臣 先ほどから御答弁申し上げておりますように、いろいろな事業を推進していく上に、その判断の基礎となるデータ、正確な資料というものは、これは取りまとめる判断の材料として非常に大事な問題だと思います。我々も、いろいろな判断に至る、そのために材料を集めるということ、これは十...全文を見る
○藤本国務大臣 優良農地の確保という問題は、私どもは非常に必要な事業だと考えております。それは、昨年秋のローマ会議、食料サミットでも、大多数の国がこの意見に賛成だったことは、食糧安保という観点からいたしますと、それぞれの国がそれぞれの資源を活用して食糧の増産に努力していかなければ...全文を見る
○藤本国務大臣 これまで予算委員会等を通じまして委員からいろいろ御質問がございました、そういう種々の一環の御質問だと思うわけでございます。  私どもがいろいろ調べてみましたところ、この土地改良建設協会九州支部というのは九州地区の大手、中堅建設会社を会員として構成されておりますの...全文を見る
○藤本国務大臣 干拓事業の問題は、我々としては、やる気のある農家の育成と優良農地を確保していく、これは我が国農政の基本的な課題であると考えておりまして、優良な、平たんな、生産性の高い農地をつくっていくための重要な政策の一つだと、干拓事業はそういうものだというふうに考え、今までこの...全文を見る
○藤本国務大臣 非常に基本的な問題の御指摘でございまして、我々といたしましても、ウルグアイ・ラウンド農業合意を受け入れました際に、代償措置として対策費というものを、六兆百億、六年間、そういう内容を政府で決めたわけです。  その目指すところは、一つには、新たな国際環境のもとで我が...全文を見る
○藤本国務大臣 ウルグアイ・ラウンド対策事業もほぼ三年たっわけでございまして、その事業の実施状況、また地域における実態等については十分に検証しながら、私どもとしても、必要な事業はこれからもぜひ推進していかなければならぬ、かように考えております。
○藤本国務大臣 当初のいきさつ、御承知のように政府・与党口頭了解でございますけれども、このラウンド対策費については政府予算とは別枠で配慮する、こういう口頭了解はございます。私は、それは今も生きておるというふうに思っております。
○藤本国務大臣 先ほど申し上げましたような経緯からいたしますと、ラウンド対策費が農水予算と別枠で処理されるということについては、このスタートの経緯を考えれば、そのようなことが期待できると思っております。
○藤本国務大臣 まず、この干拓事業の目的というものがはっきりしませんと、この事業を推進すべきかどうかということにならないわけでございまして、やはり第一は、優良農地を造成して、長崎県知事がいつも言っておりますけれども、長崎は坂の多い地域で平たんな農地が少ない、水もない、干拓事業を進...全文を見る
○藤本国務大臣 この事業の有効性につきましては委員十分御理解をいただいておられるようでございまして、大変心強く感じるわけであります。  無論、環境問題、周辺対策については十分に配慮することはもとよりでございますけれども、我々といたしましては、地元の長年の悲願である防災対策、また...全文を見る
○藤本国務大臣 いろいろな御意見があると思います、確かに。しかし、我々としては、この干拓事業を通じて我が国の食糧安保という、そういう観点からいたしますと、ぜひ優良農地を造成して安全保障に備えていかなければならぬと思っております。  昨年の十一月のローマ食料サミットにおきましても...全文を見る
○藤本国務大臣 総理と不破さんとの間にそのようなお話があったかどうか私は存じません。したがって、お答えできません。
○藤本国務大臣 承りまして、事実関係については当然のこととして検証いたしますけれども、いろいろな状況によって今お答えしたような数字が違うということもこれまた当然あることでございまして、ある一点だけをもってすべてだというようなことはこれまた私は正当な評価にはならないというふうに思っ...全文を見る
○藤本国務大臣 新聞の報道によりますと、「水門の適切な開閉を求めてきた環境庁の意見も考慮してほしい」、そのように石井長官が私に申し入れをした、そういう記事がございますけれども、このような申し入れはございません。
○藤本国務大臣 この干拓事業の目的は、たびたび申し上げておりますように、優良農地の確保、これも淡水化をするということが一つの前提になっておりますし、また、淡水化をすることによって水の不足している長崎県としてはこの水を使えるという大きな目的もあるわけです。  それからさらには、防...全文を見る
06月04日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
議事録を見る
○藤本国務大臣 御指摘のように、三日の閣議後の記者会見での石井環境庁長官の発言が一部報道機関で取り上げられております。この発言の事実関係及び長官の真意を環境庁に確認をいたしましたので、御報告を申し上げます。極めて、事実関係、正確に申し上げたいと思いますので、文書を読ませていただき...全文を見る
○藤本国務大臣 そのとおりでございまして、本件、極めて重要な問題でございますので、きょう環境委員会で環境庁長官から真意を十分にお話しされる、このように伺っております。
○藤本国務大臣 この諌早湾の干拓事業、目的は二つございます。御承知のように、長崎県は非常に平たんな農地が不足しておる、長い間、大規模な平たんな農地をぜひ造成したい、こういう大きな希望があったわけでございまして、この農地の造成のための干拓事業と同時に、それによって利益が見込まれる防...全文を見る
○藤本国務大臣 委員御指摘のことにつきましては、まさしく私どもかねがね申し上げていることでございまして、非常に意を強くして聞かせていただきました。  今後の農政の展開を考えますときに、やはり国民の皆様方の御理解、御協力ということが必要でございまして、そういう点でこの問題を一つの...全文を見る
○藤本国務大臣 本問題につきましては、これまで委員会でたびたび議論を、また答弁をさせていただきました。七月二十日にいよいよ一年の期限が来るわけでございまして、今、外務省で日中、日韓漁業協定の新しい協定を結ぶために努力をしていただいております。  我々といたしましても懸命に努力を...全文を見る
○藤本国務大臣 この内容につきましてはもう既に御承知と思いますけれども、申し上げますと、総事業費は六兆百億、この総事業費は確保できたわけでございます。また、農業農村整備事業を中心といたしまして対策期間を二年間延長する、このことは、私どもといたしましては、厳しい財政事情のもとで総事...全文を見る
○藤本国務大臣 見直しの問題につきましては、先ほど官房長から御答弁申し上げました。これは、国会の御審議の中で、ラウンド対策費については今後与党と相談しながら見直しをする、そういうことも決まっておったわけでございまして、以来、私どももその線に沿って作業を進めてきた、こういう経緯がご...全文を見る
○藤本国務大臣 今回の白書につきましては、食糧消費の多様化と食糧自給率の問題、また世界食料サミットなどの世界の食糧需給につきまして重点的に分析をいたしております。  先ほど委員が御指摘ございました点でございますけれども、今回の農業白書も従来の農業白書も同じでございますけれども、...全文を見る
○藤本国務大臣 食糧の自給率の問題は、今委員が御指摘のように昭和三十五年度で七九%、カロリーベースでございますけれども、これが平成七年度四二%、先進国の中では今、最低の数字でございます。  この自給率が低下しているということは、今後の食糧安全保障という問題を考えたときに非常に大...全文を見る
○藤本国務大臣 国有林の問題につきましては、農水省が抱えております幾つかの重要課題の一つであると私ども認識をいたしております。  問題は、いろいろ御議論がございましたが、累積債務の約三兆三千億円、この問題をいかに解決していくかということであると思います。財投の問題も絡みまして、...全文を見る
○藤本国務大臣 生産調整の問題につきましては、当委員会でたびたび私どもの意見を申し上げておりまして、その点については御理解いただいておるものと思っております。  要は需給ギャップ、三割近いこのギャップについて、これをどう考え、またどういうふうにこのギャップに対して対応していくか...全文を見る
○藤本国務大臣 昨日、財政構造改革会議の最終の報告がございまして、今委員御指摘のような内容で結論が出たわけであります。財政状況が極めて厳しい中で、他方、ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴って足腰の強い農業をこれから六年間で築いていく、そういう経緯もございました。そういう中で、私ども...全文を見る
○藤本国務大臣 予算の取り扱いにつきましては、総理から、事業の見直しとあわせて予算編成過程で検討する、この旨の発言がございました。ウルグアイ・ラウンド予算については農林水産予算に支障を来さないそういう処理を行う、このような政府・与党の合意もございますので、これを踏まえて適切な予算...全文を見る
○藤本国務大臣 まず、歳出の削減については一定の削減率ありきという感じを受けるがと、こういうお話でございますけれども、これは、財政構造改革会議におきまして、農水予算のいろいろな政策についてその必要性を議論して、最終報告におきましては農林水産予算の重点化、効率化というものを図るため...全文を見る
○藤本国務大臣 委員は、最初謙遜されまして、農業、農村問題について余り勉強していないというようなお話から質問に入られましたけれども、農村、農業の問題に随分お詳しいわけでございます。どうぞ、今のお話の最後に言われました都市と農村のギャップ、これを埋めるためにも委員の役割というものは...全文を見る
○藤本国務大臣 農林水産省といたしましては、この青少年の野外教育推進事業への積極的な支援、私ども、これは重要なことだと思っておりますので、今後とも文部省と十分に連携しながらグリーンツーリズムの一層の推進に努めてまいりたい、かように考えております。
○藤本国務大臣 四国の人間からいたしますと、北海道は、一口に言えば、大きいな、こういうイメージでございまして、そういうイメージの中で、北海道の畑作農業、いろいろな種類ありますが、その代表的なものは麦であるとかバレイショ、豆類、そういう作物が非常に大きなウエートを占めておる。そうい...全文を見る
○藤本国務大臣 率直なお話でございまして、私も率直に申し上げますけれども、事情を十分に私も調べた上で対応していきたいと思います。
○藤本国務大臣 民主党さんの九七年産麦価等に関する申し入れをきょうちょうだいいたしまして、いろいろ拝見しております。  それで、私どもとしては、まず、麦は機械化適応性が非常に高く、また、北海道は非常にスケールは大きいわけでございまして、このスケールメリットを発揮し得る作物でもあ...全文を見る
○藤本国務大臣 麦の自給率を上げてまいりたい、これはもう基本的な考え方でございまして、平成十七年度を目標にして今の倍ぐらいの数字を考えておるわけでございますが、そのためにこれからどういうふうにこの自給率を上げていくかと、こういうことでございます。  今委員言われましたように、価...全文を見る
○藤本国務大臣 委員御指摘の御意見につきましては、同感でございますので、できるだけそのように計らってまいりたいと考えます。
○藤本国務大臣 五月八日の農水委員会で御答弁申し上げましたとおりでございます。  なお、補足いたしますと、一つの区切りであると認識をしておりますということと、その後の取り扱いこつきましてま与党と十分こ相談してまいりたいということも御答弁申し上げました。
○藤本国務大臣 先ほど申し上げましたように、七月二十日は一つの区切りであるという認識を持っておるということと、仮にそれまでに新しい漁業協定が締結できない、こういう場合には、その後の取り扱いにつきましては、与党と十分に相談して対応してまいりたい、かように考えておるということを申し上...全文を見る
○藤本国務大臣 新しい漁業協定の締結は外務省の所管でございまして、委員よく御承知のとおりでございます。  ただ、新しい海洋法条約をそれぞれ日韓両国とも締結をして新しい漁業協定を結ぶということについては、必要性を韓国も認めております。そして早期締結も認めている。問題はEEZの境界...全文を見る
○藤本国務大臣 耕作放棄地の事情、状況につきましては、委員も御承知のように、やはり中山間地域であるとか傾斜地地域であるとか、条件が悪いところがやはり多いということは事実でございます。一方、その耕作放棄地をいかに活用するかということについては、これはまた大事な考え方、視点であろうか...全文を見る
○藤本国務大臣 諌早湾干拓事業の目的は、もう申し上げるまでもなく、平たんな、大規模な農地の造成とあの地域の防災対策であります。  今委員御指摘の農地の活用の問題につきましては、地元知事、また関係市町村、非常に熱心に営農対策を考えておりますし、また県の構想も、現在発表している以外...全文を見る
○藤本国務大臣 私は、長崎県の知事から大丈夫だというふうに聞いております。
○藤本国務大臣 防災効果の点について、中間報告をしばしば引用されますけれども、正確に御理解いただきたいと思いますことは、あの中間報告からさらに潮受け堤防をかさ上げをいたしまして、貯水池の能力をふやして、そして今の計画に至っておる。中間報告のとおり防災効果を疑問視されるということは...全文を見る
○藤本国務大臣 委員御承知のように、麦の政府買い入れ価格につきましては、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の規定に基づきまして、生産費などを参酌した上で、生産性の向上と品質の改善に資するよう配慮して決定するものとされております。  九年産の価格につきましても、生産費調査結...全文を見る
○藤本国務大臣 御指摘の点につきましては、私ども、四月からスタートいたしました食料・農業・農村基本問題調査会で検討いたしておりまして、新しい農業基本法の制定をも考えているわけでございますが、その中で価格政策の問題についても検討することが大きな課題であるというふうな認識で今おるわけ...全文を見る
○藤本国務大臣 実は、私の郷里の高松で場外馬券場が数年前にできました。いろいろ意見がございました。私も、地元でございましたからよくわかっております。いろいろな意見がございました。プラスだという意見もあるしマイナスだという意見もあります。要は、地元がこの事業によってどういうふうに利...全文を見る
○藤本国務大臣 財政構造改革会議で農水省所管の問題につきましていろいろと議論がなされた中で、国有林野の問題も、御承知のようにあったわけでございます。結論から申し上げますと、今、林政審で御審議をいただいておりますので、それを待ちませんと、これも総理の諮問でございますから、結論として...全文を見る
○藤本国務大臣 私はそういう思いを込めて申し上げたつもりでございますけれども、もう一度申し上げますと、委員が申されましたように、国有林の管理、保有は一元的に農水省でやるべきものだと思っております。
○藤本国務大臣 大変重要な御指摘をいただきまして、私もそのように認識をいたしておりますので、御意見は十分拝聴させていただきました。  まず当面、最初に取り組むことは水質の問題でございまして、そういう意味で、環境庁と農水省は連絡会議というものをつくりました。今いろいろ内容を検討い...全文を見る
○藤本国務大臣 公共事業につきましては、御承知のように三年であるとか、また四年であるとか、いろいろ期間の延長というものがございました。そういう中で、ウルグアイ・ラウンド対策につきましては、農業農村整備事業を中心にして二年間の延長、総額は六兆百億を確保できた、こういうことでございま...全文を見る
○藤本国務大臣 補正予算案の取り扱いにつきましては、今までいろいろと議論がございまして、そのことにつきましては御承知でございますから省略いたしますが、財政構造改革会議におきまして、昨日、総理より、事業の見直しとあわせて予算編成過程で検討する、この御発言が、文書ではなくて直接言葉で...全文を見る
06月05日第140回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 端的にお答え申し上げます。  この事業の目的は、今お触れになられましたように営農の干拓事業とそれから防災効果でございまして、特に水門をあけるということになりますと防災機能が著しく損なわれるおそれが生じまして、地元が強く希望しております防災対策上、支障を...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 干拓の歴史につきましては、先生よく御承知のように、歴史をひもときますと推古天皇のときから干潟ができた、そういう歴史がございまして、その干潟が造成される、そしてその干潟を干拓していくと、この歴史が続いてきたわけです。特に、明治、大正、昭和とどんどんこの干潟...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) ラウンド対策につきましては、私ども一番のポイントはこの対策が予算面でどのように実効が担保されるかと、こういうことだと思っております。  今回のUR対策予算の取り扱いにつきましては、財政構造改革会議におきまして、総理より口頭で事業の見直しとあわせて予算編...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今、委員が言われましたような御意見、私どもも同じ考え方で、特に補正予算で計上されない場合は地元が非常に混乱をすると。準備をして積み重ねてきておるわけでございまして、三年間も補正で対応してきた、しかも中身についていえば当初予算で大体二五%、補正で七五%前後...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 仰せのとおりだと思います。  この地域の持つ独自性といいますか特徴といいますか、そういう内容につきましては、恐らくこの諌早湾周辺にお住まいになる方々以外は正確に御承知ないと思います。干満の差が六メートルもある、日本で最高の干満の差が有明湾にあるというこ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) この問題につきまして、漁業関係者の御意見について私もよく承知をいたしております。それだけに、七月二十日という非常に大きな区切りに向かって、外務省を中心として新しい漁業協定が締結されるように今全力を挙げているわけでございます。  しかし、この七月二十日に...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 御指摘のように、この問題は非常に大事な問題でございます。私どもといたしましては植物検疫制度、この問題について病害虫の侵入の可能性が増大をしているということでございますから、この病害虫の危険度に応じた一層的確な検疫を実施するために、植物防疫法を一部改正して...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 今ずっとお話を承っておりました。委員は現場におられまして、肌で感じていろいろとこれまで農業全般の問題について取り組んでこられたわけでございまして、この農業普及員の問題につきましても非常に傾聴すべき御意見だと感じながら承っておりました。  私も今の農業・...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) お答えいたします。  諌早湾の干拓事業は農用地の造成と防災対策でございます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員も現場をごらんになられたようでございますから、よく御理解いただいておると思いますが、今の現状は、潮受け堤防の工事中でございまして、土木工事が行われております。それによって当然海水また調整池の水もこの影響を受ける。それから二番目に、調整池の水位は今約二...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 水門をあけて海水を入れろというところにどうも結論があるように伺いましたけれども、我々としてはそういうことは、漁業関係者の強い反対意見もございますし、何よりもせっかく外海と調整池との水位の差マイナス一メートルをつくりまして、そのことによって最高七千二百万立...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 二〇〇〇年までに六兆百億、六年と、こういうことでスタートしたわけでございます。これはやはり私どもとすれば一つのお約束として考えておるわけでありますが、今までの経緯は御承知のようなことで、総額は確保いたしましたけれども、二年間の延長ということになりました。...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 具体的にいえば、そのとおりでございます。
○国務大臣(藤本孝雄君) 今の御意見、私どもも非常に賛成でございまして、県、知事ともお話をしておりますが、例えば県がその干拓地全部を買い上げまして、それで今度は農家にリースをする、少ない負担でやってもらおう、しかもそれは大規模にお願いできる、そういう可能性もあるわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 官房長官の御発言は、個人的な立場でということを言われた上で、大規模で平たんな干拓地ができるわけでございますから、こういう良質の大規模な平たんな生産性の高い農業を築いていくために、小さく小さく今考えているようなそういう区分、経営ではなくて、大規模な平たんな...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 官房長官の発言の抜粋を今見ましたけれども、ちょっと委員考え過ぎじゃないかと思いますのは、「私見ですと言って断りながら」という言葉が入っております。  千五百町歩という極めて平坦な農地というのは、日本の中でなかなか確保することが難しい、営農の形態をどうす...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員は何を言わそうとしているのかわかりませんけれども、まず第一として、官房長官のこの記者会見また行革特別委員会での発言は個人的にということを言っておりますので、私見という意味で一つの自分の個人的な考えだと、どうぞひとつ夢を言ったというふうに御理解いただけ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) それから、営農計画は十年前につくったものでございまして、その計画に沿ってこれから具体的に進めていこう、今こういう段階でございまして、どうぞひとついろいろとお考えがあれば、私の方にまたお教えいただければ大変ありがたいと思います。
○国務大臣(藤本孝雄君) なるほど、それが結論ですか。
○国務大臣(藤本孝雄君) 生産法人です。
○国務大臣(藤本孝雄君) 生産法人です、僕は聞きました。
○国務大臣(藤本孝雄君) 本人から聞きました。
○国務大臣(藤本孝雄君) まず、中山間地域における農業対策として直接所得補償制度の導入、デカップリングの問題について先にお答えいたします。  この問題につきましては、この中山間地域の農業の持つ重要性は私どもも十分に理解をいたしております。条件が不利な地域でもございまして、いかに...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 新しい漁業協定、特に日韓の漁業協定につきましては、今外務省を中心として努力をしていただいております。  私どもも、今、委員が言われましたように、七月二十日という期限を念頭に置いて、国内の漁業関係者も非常な思いでこの七月二十日という大きな区切りを見詰めて...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 沖縄県は平成四年に策定されました第三次沖縄振興開発計画に基づきまして、昨年沖縄県水産業振興方向を策定されました。この水産業振興方向に沿いまして沖縄県では各般の水産業施策を今推進しておられるわけでございます。私どもといたしましても、沖縄県のこの施策を積極的...全文を見る
06月09日第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員御指摘の点につきましてはまさに非常に重要な問題でございまして、この金融監督の一元化の議論の過程におきましていろいろな議論がございましたことは御承知のとおりでございます。  ただ、私どもといたしましては、農政上の事情で信用事業につきましては私どもが監...全文を見る
06月17日第140回国会 衆議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○藤本国務大臣 いよいよ三年という折り返し点にウルグアイ・ラウンド対策事業も来たわけでございまして、今後、今までの事業の検証、またニーズに即して真に実効が上がる、そういう事業になるように見直しを進めていくわけでございます。  その見直しの柱につきましては、今委員が言われましたよ...全文を見る
09月03日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 国有林野事業につきましては、今、委員御指摘のように累積債務が三兆五千億円余になっておりまして、財務状況は極めて厳しい状態でございます。このため、平成十年度の概算要求におきましては、森林整備の考え方を転換いたしまして、まず公益的機能を重視する、このような森...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) この国有林野事業の累積債務の改善の問題につきましては、私は就任以来、農政推進上最大の課題の一つだというふうに認識をいたしております。  先ほど委員御指摘のように、数次にわたりまして改善計画を進めてきたわけでございますが、やはり現段階におきましてもこの財...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 委員御指摘のように、我が国農業、食糧を取り巻く環境は、後継者難、また高齢化、過疎化、さらには国際化というふうに極めて厳しい状況でございます。  先ごろ私、オーストリアへ視察に参りましたときにヨーロッパの現状を聞きますと、やはり同じように農業につきまして...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 本日、省庁再編問題についての中間報告が公表される予定だと承っております。それで、委員御指摘の省名の問題でございますけれども、この中間報告では、省庁再編の大枠を示すものでございまして、今までの議論でもそのような省庁再編の大枠、大ぐくり、そういう議論が行われ...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 先ほどから委員の御指摘を承りながら、私も就任以来この国有林野の財務状況、抜本的な改善が今の農水省にとりまして最大の課題の一つであるという認識を持っております。  この問題の説明を聞きましたときに、平成三年に今言われます第四次の改善計画がなぜうまくいかな...全文を見る
○国務大臣(藤本孝雄君) 私が農林水産大臣を拝命いたしましたときに、総理から直接、公共事業につきましては重点化、効率化、さらに費用対効果の手法の導入、この三つの問題について御指示がございました。  先ほどから委員が御指摘のように、農林水産公共事業を効率的、効果的に推進するために...全文を見る