藤原ひろ子

ふじわらひろこ



当選回数回

藤原ひろ子の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○藤原委員 質問に入ります前に、関係者の皆さん方にお願いを申し上げたいと思いますが、実は、私の持ち時間は二十五分でございますので、恐れ入りますがお答えは簡潔にお願いをしたいと思います。  それでは質問に入ります。  このたびの神奈川相模大野局の詐欺横領事件は、その犯罪の手口か...全文を見る
○藤原委員 郵政省にお聞きをいたしますが、郵政事業の中で特定郵便局がどのような位置を占め、どのような役割りを果たしているというふうにお考えでしょうか。
○藤原委員 特定局の場合に、たとえば昭和五十一年度の統計を見ましても、郵便貯金の窓口預金高が、いまおっしゃいましたのを数字で申し上げますと、約十七兆円のうちの十二兆八千五百億円、全体の七五・九%を占めるというふうに思います。また、簡易保険につきましても、新しい契約の保険金額約五兆...全文を見る
○藤原委員 昭和三十二年に設置されました特定局制度調査会に対します諮問の中でも触れておりますように、「特定郵便局は、郵便局総数一万四千三百余局のうち、一万三千六百余局すなわち約九五%を占め、都市であると山間へき地であるとをとわず、全国にあまねく設置されており、郵政事業のサービスの...全文を見る
○藤原委員 現在の特定局といいますのは、郵政制度が設けられた当初から大きな役割りを果たして現在に至っていると思います。しかし、局長の任用につきましては、つい最近まで、郵便局の所在地の有産者のうちから適材を選ぶ方法、つまり自由任用制がとられておったわけです。また、局舎について言いま...全文を見る
○藤原委員 明治の当初はいまおっしゃったような趣旨は生かされていたというふうに思いますが、今日までなおそれに依然としてそういった制度を運用しているといいますか、言葉は悪いですが、あぐらをかいているというふうな状況の中では確かに安上がりではないでしょうか。  局舎料にいたしまして...全文を見る
○藤原委員 先ほど述べましたような歴史的な背景のもとで、郵政省の責任でつくられております特定郵便局の局長さんが犯罪を犯したわけです。しかも、特定局長の犯罪は今回の相模大野局だけにとどまらずに、五十一年度は八件ございます。五十二年度は六件という犯罪数です。これは一般職員ではなくて局...全文を見る
○藤原委員 大臣がおっしゃったとおりに十二分に慎重を期さなければならないが、その中身ですけれども、特定郵便局長の任用について現在どうなっているかといいますと、任用規程には、「満二十五歳以上の者で相当の学識才幹ある者」、ということになっております。この大変あいまいな規定に基づいて特...全文を見る
○藤原委員 特定局長の任用規程について言いますれば、去る三十二年に特定郵便局制度調査会が設けられて、特定局長の選考基準にも触れた答申が出されております。それで、現在の任用規程はその答申をもとに部分的に改正をされてきたというふうに聞いております。  私はちょっとこの「特定局大鑑」...全文を見る
○藤原委員 時間がありませんので御指摘だけしたいわけですが、いま大臣がおっしゃいました十一名の委員さんはよいとおっしゃった。四名が非科学的だとおっしゃった。多数決でもって十一名のほうでいままでやっているという論法だと思いますけれども、形式的な民主主義から言いますとそうですけれども...全文を見る
02月22日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○藤原委員 テレビの放映が始まりましてから、ことしで二十五年になります。この二十五年の間に、日本のテレビの受像機の普及率は世界でも一、二を争うような状態になっております。実に、三千万台にも達していると言われております。これは国民三人に一台の割合でございますから、一軒の家に一台以上...全文を見る
○藤原委員 先ほども触れましたように、テレビジョンの放送は国民の間に広く普及しておりまして、国民生活にとっては必要不可欠なものとなっております。  放送に当たりまして、NHKは番組基準を、そして民放連では放送基準を設けまして、「公共の福祉、文化の向上、産業と経済の繁栄に役立ち、...全文を見る
○藤原委員 昨年の十二月三月、四日の両日に、NHKの放送世論調査所が、全国の二十歳以上の男女の中から、無作為抽出ということで、三千六百人を対象に、個人面接の方式で、日本人のテレビ観についての調査を行っております。その結果を見ましても、たとえばテレビに期待をしている機能として、「世...全文を見る
○藤原委員 先日、滋賀県の野洲町で中学生の集団殺傷事件というまことにショッキングな事件が起こりました。この事件の社会的背景につきましては多くの人々が論評をされておりますが、この事件を捜査しました滋賀県の県警本部長の橋本佑三氏の記者会見の内容が各紙に報道されましたが、二月十四日付の...全文を見る
○藤原委員 子供だけでなくて、テレビの出現によりましてわれわれ日本人の生活というものも大きな変化を来していると思います。そういう中で子供の生活は以前に比べて相当大きな変化を遂げてきているわけでございますが、子供の生活時間の変化を調べてみますと、テレビ放映以前の子供と現在の子供の生...全文を見る
○藤原委員 一口に子供と申しましても、乳幼児から高校生までの階層があるわけですけれども、当然、その年代によりましてテレビから受ける影響はおのずと異なるということは明らかでございます。  先ほども述べましたように、テレビという文明の利器ですけれども、これはその活用によってはよくも...全文を見る
○藤原委員 私は、いま、子供のテレビの視聴時間、そして見ている環境、こういった面について実態に基づいて述べてまいったわけでございますが、健康の面からちょっと検討してみたいと思うわけです。  最近お医者さんの間で児童の仮性近視がふえてきたという警告が出されております。そして、仮性...全文を見る
○藤原委員 いま、受ける側と送る側と、また大人と子供の話し合いということ、批判的に内容を見ていくということ等いろいろ出てきたわけですけれども、毎日放送テレビが学者、専門家、現場の教師と一体になりまして、約二十年にわたって実態調査を行っておりますが、この「くらしの中のテレビの役割」...全文を見る
○藤原委員 いまの御答弁の点はぜひともよろしくお願いを申し上げたいと思います。  いま日本のテレビは午前中、夕方、夜と、あらゆる時間帯に子供向けの番組が編成をされておりますから、先ほども家庭のしつけについても御答弁の中でもやや出てまいりましたが、確かにその点はあるわけでございま...全文を見る
○藤原委員 ことしの一月二十七日に、小学校での国語教育のあり方を探る京都市国語教育研究会、京都市教育委員会主催ということで、第二十三回全国国語教育研究大会が開かれたわけです。この大会は、よりよい国語教育の推進を目指して全国の先生たちが集まって研究、実践を研究、討議する場として開か...全文を見る
○藤原委員 京都市のある小学校で五年生を対象に十分間で子供がどれくらいCMを知っているのかという調査をした資料を私はここに持っておりますが、白い紙を子供たちに渡しまして、先生が「用意、ドン」と言って、コマーシャルの文句とその品名を書かせたわけです。そうしますと、何と十分間に最高二...全文を見る
○藤原委員 民放各社は商業放送として成り立っております以上、私はコマーシャルそのものについて否定しておるわけではございません。民放が言われる企業経営というのはそれなりに理解ができますが、しかし、放送という事業を考えました場合に、当然そこには送り手と受け手という関係が成り立っている...全文を見る
○藤原委員 ぜひお願いいたしたいと思います。  私が先ほども触れましたように、日本のテレビは、早朝、午前中、夕方、夜と、あらゆる時間帯に、幼児向け、小学生向け、中学生向けとの違いはあるにせよ、いわゆる子供向け番組がたくさん放映されているわけです。それはチャンネルをひねれば映像が...全文を見る
02月28日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○藤原委員 引き続きます不況とインフレの中で、国民の生活はますます厳しくなっております。景気の回復ということも国民生活を守ります一つの柱ではございますけれども、それとともに、もう一つの大切な側面といたしまして、政治経済の基本は民生の安定にあるということは絶対に欠かすことができない...全文を見る
○藤原委員 それでは、五十二年度に一年間でどのような対策を講じてこられたのか。経企庁、大蔵省、それから警察庁の各省庁から御説明をお願いしたいと思います。
○藤原委員 経企庁はただいまお聞きいたしますと消費者に対する情報、啓発ということでございますが、それじゃそういう指導の中から、利用者の側から出されている実態、意見、これについて再度お尋ねをいたしたいと思います。  それから大蔵省は、いまお聞きいたしますと毎年の事業について状況把...全文を見る
○藤原委員 サラ金が国会で問題に出されたのは一昨年のことで、昨年の通常国会の予算委員会でも取り上げられましたし、その実態についてはもう多くを語る必要はないくらいでございますが、各省庁ともまだほとんど手がつけられていないようでございます。最近の新聞を見ましても、サラ金による自殺者が...全文を見る
○藤原委員 現在の消費者金融いわゆるサラリーマン金融というのは、出資法に基づいて届け出がなされているわけです。その出資法を所管をしていらっしゃるのは大蔵省だというふうに思いますが、それに間違いはないでしょうか。
○藤原委員 これまで何回となく国会で問題になりながら、今日まで実態調査もしなかったというのはどういう理由によるのでしょうか。その調査は大蔵省がやるものだというふうにはお考えになっていないのでしょうか。
○藤原委員 現在の出資法によりますと、報告を求めて、そしてさらに立ち入り検査の権限を持っているというのは大蔵大臣であるわけです。それを都道府県知事にただ委任をしているということになっているわけです。政府の立場で言いますと、大蔵省にその責任があるわけです。この報告や調査を拒めば、こ...全文を見る
○藤原委員 都道府県知事に委任をしておられる、これは何遍も説明を聞くわけですが、その委任をした大もとの責任者はだれなのか、こう言ったら、大蔵大臣だ、これははっきりしているわけです。そうすると、委任をしっ放しで、そして仕事をさせておいて、都道府県なんかは調査も一生懸命やっておるとい...全文を見る
○藤原委員 いままで何にもやってないわけですから、もちろんこれから相談をしてやらなければならないわけですけれども、その相談、そういったものはいつが期限になるんでしょうか。この予算委員会が衆議院で行われているときに手がつけられるのかどうか。この八十四国会が終わるころであれば五月ごろ...全文を見る
○藤原委員 それでは時間がありませんので、こればかりのやりとりでは進みませんので、いまおっしゃった速やかにということは言葉どおりだ、言明どおりだということでぜひとも早く手をつけていただく、責任を持って大蔵省がやっていただくということを確認をして次へ進みたいと思います。  私は、...全文を見る
○藤原委員 私は、このサラ金の対策がおくれているのは、大蔵省が動き出さなかったからだ、その責任は一にかかって大蔵省にある、こういうふうに思うわけです。幾らこの届け出事務を都道府県に委任している、こうはいいましても、政府として業者に対する行政指導の責任は出資法の八条に明記してあると...全文を見る
○藤原委員 何遍聞いても全く事務的、官僚的なお答えだというふうに思うわけですけれども、大蔵省が何だかんだと言ってそして動き出さないのをよいことにして、どんなことが起こっているんでしょうか。悪質な業者は羽を伸ばして、泣かされている国民が、いまこう言っている間にもふえているわけです。...全文を見る
○藤原委員 東京都や大阪府では相談のための窓口を設置をしているわけですけれども、大蔵省も地方にあります財務局、財務部に相談の窓口を設けるということを検討されてはどうでしょうか。いかがでしょう。
○藤原委員 実際にやっているであろうということの想像でございます。大蔵省がやっているであろうというふうな状態の中でもしもやっておられるとしたら、これを一生懸命やっている人たちは全く浮かぶ瀬がないというふうに思うわけです。きちんとこの窓口をつくり、業務として大蔵省にも認められて、そ...全文を見る
○藤原委員 大変小さい声ですけれども、検討するというふうに私は聞いたわけですが、それでいいわけですね。  じゃ、この問題での大蔵省の姿勢が如実にあらわれている点として、二月二十二日付の朝日新聞、皆さんもお読みになったと思いますけれども、こういう内容があります。主婦、サラリーマン...全文を見る
○藤原委員 それじゃ、条例をつくってもよいということですか。
○藤原委員 そういうことができないから都道府県は大変困っているわけです。直接窓口になっているこれらのところは、東京、大阪などでは、相談窓口をつくったり、政府に対して規制のための法制化を要求をしているわけです。それに対しては、政府の対応は非常に手ぬるいというふうに思います。大蔵省は...全文を見る
○藤原委員 実態調査をしておられないから、いかに御存じないかというふうに思うわけですけれども、大阪被害者の会とサラ金の被害者の会ですね、こういう会の調べによりますと、生活程度が相当低い層にサラ金被害者が集中して多い。また、日本消費者金融協会の調査でも、次のように言っております。「...全文を見る
○藤原委員 わかっているだけでも大変な事態だというふうに思います。大阪被害者の会の報告を見ますと、被害者の大半の人たちは、完済したいと、こういう意欲がありながら、いままで相談する人もなく、ひとり孤独の中であえぎ苦しんでいたこと、これらの人の一〇〇%が利息制限法という法律を知らなか...全文を見る
○藤原委員 金利の最高限度の引き下げについて、出資法以外の法律によって限度を引き下げてほしい、こういう主張をしておられるところもありますが、この主張に対して法務省はどのような見解を持っておられるでしょうか。
○藤原委員 私、素人ですからそういうふうに思うのかもわかりませんけれども、それを業とするものには、一般国民、いわゆる仲間同士、親子関係、そういったもので貸し借りする、そういうことを行う場合よりも厳しい条件をつけるということがあっても、そう悪いことはないのではないかというふうに考え...全文を見る
○藤原委員 大蔵省、いかがでしょう。
○藤原委員 では銀行の場合は、臨時金利調整法、これによりまして利息制限法とは違う利息が課せられているわけですから、サラ金についてはその方法などについても検討する必要があると考えるわけです。  それから次に、届け出制を許可制にするという問題についてでございます。大蔵省は許可制にし...全文を見る
○藤原委員 京都府は、二年に一回ですけれども、届け出業者に対してアンケートを送りまして種々の調査をいたしておりますが、このアンケートが返ってくるのは二〇%台だ、こう言っております。もちろん、悪質な業者などは法律に基づく報告でなければ回答しないでしょうから、実際にはもう少し多いとい...全文を見る
○藤原委員 京都府の府議会におきまして、昨年の十月ですけれども、定例の議会で、サラ金業の規制に関する意見書というのを採択いたしております。この中には、出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律、これを改正して、現行の届け出制を許可価に改め、金融業の許可基準や許可条件を厳格に...全文を見る
02月28日第84回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○藤原分科員 一昨年の一月六日でございました。私の出身地であります京都市の平安神宮で火災が発生をして、拝殿が焼失したという事件がございました。この事件は、京都の市民だけではなくて全国的にも大きな反響を呼んだことは、まだ記憶にも新しいところでございます。また、昨年も平野神社とか城南...全文を見る
○藤原分科員 私は、文化財保護の問題を考えますときに、災害から文化財を守る、とりわけ火災から守るということは大変大切な問題であると思っております。京都を例にとってみますれば、文化財のほとんどはお寺や神社に関係しているわけですけれども、京都市の消防局の調べによりますと、市内の社寺火...全文を見る
○藤原分科員 消防法では、第十七条で文化財の防災設備の設置と保守点検、これを義務づけております。これは火災が起きたときに速やかに対処すること、延焼を食いとめて被害を最小限度にとどめるというところにその基本があるというふうに思うわけでございます。京都では、石づくりや適用外とされてお...全文を見る
○藤原分科員 文化庁は、昭和四十八年八月一日付で各都道府県の教育委員会あてに「重要文化財建造物等の防災施設の点検について」という通達を出しておられますね。これは昭和四十七年度から実施した文化財総合防災緊急調査ということによって、既設の防災施設の作動の不良個所が発見されたために、そ...全文を見る
○藤原分科員 最初に器具を取りつけますと、一年間ぐらいはアフターサービスをしてくれる。しかし、それが過ぎますと、無料の保守点検契約と有料の保守点検契約を業者と結ばなければならないというわけです。私が調べてみますと、この費用は小さな建物でも一回について五、六万かかるわけです。大きな...全文を見る
○藤原分科員 京都府の教育委員会では、府下にあります重要文化財を対象に試算を出しております。それによりますと、外観及び機能点検で約六百二十万円、総合点検では六百八十万円、これはいずれも年一回として計算した場合です。これは年二回にしましても、国から考えましたらそんなに物すごいお金で...全文を見る
○藤原分科員 ぜひとも御検討いただき、次の予算には実現できるというふうに御努力いただきますように心からお願いを申し上げる次第でございます。  もう一つ、ぜひともお願いをしたいのですが、最近子供たちの中に近視が非常にふえているわけです。その原因は、学習をしたり、あるいはテレビの見...全文を見る
○藤原分科員 いま大臣おっしゃいましたように、私もいろいろ調べて、何とかこれは入らないのかと思っておりましたが、大変いまの状態ではむずかしいわけです。しかし、工夫をしていただければ、こんなことぐらいと申しましたらあれですけれども、やはり将来を背負って立つ子供たちです。一人も落ちこ...全文を見る
03月01日第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○藤原分科員 ことしの一月十五日付の毎日新聞には「強まる企業の三月危機説」という見出しで、企業倒産がふえるという見通しを述べております。また、東京商工リサーチの調べによりますと、昨年一年間の倒産は一万八千四百七十一件ということで、負債の総額はといいますと二兆九千七百七十四億円とい...全文を見る
○藤原分科員 いまおっしゃいましたように、繊維関係の人々が約五〇%占めているということでございます。私が住んでおります京都には西陣織とか京友禅とか、日本では有名な、世界にも有名なこういう絹織物、和装産業がございます。これは伝統産業という指定も受けているわけですけれども、いま韓国か...全文を見る
○藤原分科員 私が京都の西陣織について調べましたところによりますと、昭和五十年度を一〇〇といたしまして、五十一年度には帯地では九六・一%、着尺の正絹では八四・五%、ウールは八二・五%、そして好調であったはずのネクタイまで八八・五%と落ち込んでいるわけです。このような傾向は今年度も...全文を見る
○藤原分科員 それでは労働者的性格と自営業者的性格と両方の性格を持っているという意味のことだと思いますが、わかりやすく言うと労働者に準ずる者というふうに理解をしてもよいものでしょうか。
○藤原分科員 感じの地位でなくて、労働者に準ずる者というふうに私は申し上げたわけなんですけれども、労働者ではないということは、労働基準法なんか全然適用されてないわけですから、それはわかるわけです。そういう中で私は先ほど仕事と工賃の点で中小業者や家内労働者の人たちがいまの不況のしわ...全文を見る
○藤原分科員 この国民健康保険に加入をしている人たちの所得は、他の組合健保などに加入している人たちと比べますと低いと言われているのですけれども、一般にはそのように理解をしてよいものでしょうか。
○藤原分科員 それでは、国民健康保険の給付内容といいますのは、他の健康保険と比べてどうなっているのか、どこがどう違うのか、もう少し詳しく御説明をいただきたいと思います。
○藤原分科員 医療給付が現在は七割ということで、一〇〇%ではないということなんですね。そして他の健康保険では行っております傷病手当の支給、こういうものはないというお話ですけれども、それでは先ほどから述べておりますような今日の状況の中で、これはほんの一、二の例でございますが、いま大...全文を見る
○藤原分科員 いま検討中ということですけれども、この医療給付七割というのが一〇〇%になるというふうなことで検討され、しかもそれは大分進んでいるのか、いつごろそういったことが具体化してみんなの中に入っていくのか、その点いかがでしょうか。
○藤原分科員 先ほどからも述べました状況の中で、ぜひ十割にしていただきたいということを強く要望しますとともに、傷病手当につきましても福祉予算、このために、いまちまたにあふれる国民の声をぜひとも取り上げていただいて、実現できるように御検討いただきたいと強く要望をしておきたいと思うわ...全文を見る
○藤原分科員 いまの労働省の状態では、一体すぐに救えるのかどうかという点で大変不安になるわけです。他の省庁とも連携してと、こう言われますけれども、やはり一番最初、労働者に準じるこういった家内労働者の人たち、これを救うために何らかの方法を講じていただきたいし、ぜひとも前進をさせてい...全文を見る
○藤原分科員 家内労働者というのは、どこの省庁も余り手を差し伸べてくれないわけです。辛うじて労働省が家内労働法というものをつくって、そしてやっておられる。しかし現実には、これで家内労働者の権利と生活が守られているということにはなっていないわけですね。  そこで、ことしの二月十四...全文を見る
○藤原分科員 昔から、織るや西陣おさの音、これは京都をあらわす言葉だと思うのですけれども、子供たちもがっちゃんがっちゃんといいますあの機の音がとまりますと、赤ん坊が目がさめる。機の音を子守歌として聞いてきたわけですね。朝から晩まで、ある地域などは、もう町ぐるみ機の音がしている。こ...全文を見る
03月02日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第7号
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○藤原委員 関係者の皆さんには、長時間にわたりまして御苦労さまでございます。質問をさせていただきたいと思います。  NHKの性格につきましては、「NHKの概況」に次のように述べております。「NHKは、国の出資をうけず、また特定の資本によることなく、全国の聴視者からの受信料を唯一...全文を見る
○藤原委員 それでは、NHKの財政的基盤とのかかわりの問題といたしまして、先日来問題になっております在日米軍司令部当局におきますところのいわゆるNHK受信の契約拒否の通達は、これはNHKの存在そのものにかかわる重要な内容を持っているというふうに思います。私は、昨年の三月十五日に、...全文を見る
○藤原委員 それでは、外務省にお尋ねいたしますが、アメリカの政府と米軍に対しまして指令の撤回を要求されたのでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 いま、NHKとアメリカとの間の話し合いの結果を見てからということですけれども、その理由はどこにあるのでしょうか。
○藤原委員 関係官庁に外務省が入らないのかどうか。いまの御答弁ですと、何か、関係官庁が集まっておやりになるでしょう、私のところはそれには入っておりませんというふうに私は聞こえたわけです。  それと同時に、なぜこれがNHKと米軍の関係なのかどうかという点を明らかにしていただきたい...全文を見る
○藤原委員 それでは、別の角度から質問をしたいと思います。  昭和三十五年の六月十二日に、参議院の安保特別委員会におきまして、林政府委員がこのように答えておられます。「一般的に申し上げますが、合衆国軍隊——いわゆる軍隊に対しては、これは当然にこの軍隊も日本にある間において、日本...全文を見る
○藤原委員 そうしたら、なぜこの問題がNHKと米軍の関係の問題になってくるのでしょうか。どうも全く矛盾があるというふうに私は思うのですが、いかがでしょうか。
○藤原委員 しかし、米軍やアメリカ政府は日本の法律を勝手に解釈しているわけですよ。国内法を勝手に解釈しているのです。NHKの受信料というものは税金でありますとか、だから払わなくてよろしいとか、こういうふうに勝手に解釈をされ、その解釈に基づいて行動をしているわけですけれども、その権...全文を見る
○藤原委員 話し合ったことがないということ自体が私は問題だと思うので、それは後で言いますけれども、いまアメリカ側の考えをおっしゃったわけですけれども、勝手な解釈ではないのだということになると、この解釈はよいという立場で言っておられるわけですか。
○藤原委員 いまあなたがおっしゃったところの、テーブルに着いて話し合わなければならない、そうしたら誤解も解けるということは、私はそのとおりだと思うわけです。  いま、勝手な解釈ではないというお答えでしたけれども、これは勝手な解釈という言い方がアメリカの方に対してきつ過ぎるという...全文を見る
○藤原委員 NHKがじっくりと話し合ってからということではないということを私は申し上げているわけです。  外務省にはいろいろと、放送法三十二条の解釈もあるでしょうが、そういうものではなくて、わが国に駐留をしております米軍隊ですね。その家族や軍属といった人たちも含めて、その米軍隊...全文を見る
○藤原委員 幾ら聞いても同じことばかりを繰り返しておられるわけですが、いま聞きましたポイントは、これは外交上の問題ではありませんかということをお尋ねしたわけです。  そこで、違う面からさらに深めていきたいと思いますが、もし他国の政府機関がわが国の法律の放送法を——これは何も他国...全文を見る
○藤原委員 郵政大臣にお尋ねをいたします。  大臣に国務大臣の一人としてお聞きしますが、いまやりとりをしてきました問題、つまり、国内法を米軍から勝手に解釈をされており、それに基づいて行動が行われているということでは、植民地や従属国というふうな状態に置かれて平気だという状態ではあ...全文を見る
○藤原委員 大臣はいま、現時点では言うとおりだ、しかし、今日まで三十年になんなんとして放置しておいたではないか、それはだれの責任かと言っておられますが、その放置してきた責任はだれにあると大臣はおっしゃっているのか私にはよくわからぬのですが、私は、それはみずからの責任だ、日本国政府...全文を見る
○藤原委員 それでは、承知いたしておられるのでしたら、この点はどのようにお考えなのでしょうか。  NHKの申し入れはこう言っております。「米軍人・軍属等の受信料支払義務はない旨の指令が貴司令部から各部隊あてに発せられたとのことですが、事実とすればまことに遺憾であります。」とはっ...全文を見る
○藤原委員 先ほどから申し述べておりますように、これは全く他国の政府機関とわが国との問題だというふうに思うわけです。アメリカの方が日本の国内法を守らないというところにこの問題が起こり、そして行き詰まっており、受信料が取れないという状態が起こってきているわけです。  郵政大臣、先...全文を見る
○藤原委員 私は、NHKは何もしなくてもよいということは一切言うていないわけです。これからも一層進めなければならないし、そして、受信料はこの「概況」に基づいて、米軍といえども国内に住んでいる日本人と同じようにきちんと取るべきだということを一貫して言うておるわけです。NHKが事業者...全文を見る
○藤原委員 それでは、NHKはこれを一枚出して、ほかのことはしておられないのですか。私もこれだけしか見ておりませんが、しかし、これを出すに至る経過はいろいろあっただろう、これだけのことを書かざるを得ないというところには何かあっただろうというふうに思うのですが、大臣は紙を一枚出して...全文を見る
○藤原委員 戦後、日本の民主化にとりまして、婦人の解放は最も重要な課題の一つであったわけです。NHKが昨年出版されました「放送五十年史」を読ませていただいた中でも、「参政権の付与など女性の地位の向上を促し、その自主性、社会性を高めるうえでラジオの機能はすぐれた効果をあげた」と述べ...全文を見る
○藤原委員 私は決して差別をしているというふうには申しておりませんし、そうは思っていないわけですが、それじゃ、NHK本部の番組制作局の中で、各番組班の女性比率というのはどのようになっているでしょうか、明らかにしていただきたいと思います。
○藤原委員 いまの数字をお聞きしますと、各番組制作にかかわる女性は全体としてそんなに多くない。多いとおっしゃいますけれども、やはり、ほかの産業に働いている女性の方が比率が多い。放送担当とか、重たいカメラを動かすとか、そういうことは無理でしょうけれども、教育の現場などを考えてみまし...全文を見る
○藤原委員 もちろん、作家の平岩弓枝さんですか、今度もそれが採用されるということですが、しかし、一から全部やれるわけにはいかない。それのピックアップをどこでするか、脚本をどう書いていくか、それからまた、文章表現であるものを視覚からくるようにどうするか、そこにいろいろ婦人の作品を映...全文を見る
○藤原委員 経営の問題とか予算の問題とか、いろいろ各種各方面から検討すべきこともあろうと思います。それは認めるわけですが、今後その基本姿勢をぜひとも具体化させていただいて、三月ですか、人事の交流、人事の異動があるようなときにはぜひこれを思い出していただき、積極的にやっていただきた...全文を見る
03月10日第84回国会 衆議院 本会議 第12号
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○藤原ひろ子君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となっておりますいわゆる財政特例法案につきまして質問をいたします。  深刻な財政危機のもとで組まれた昭和五十三年度政府予算は三十四兆二千九百五十億円、これは、一般会計予算の三二%、実質三七・八%に上る十兆九千八百五...全文を見る
04月26日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第15号
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○藤原委員 大変遅くまで御苦労さんでございます。  今回提案されました郵便貯金法の一部改正案の審議に関連いたしまして、私は、郵政大臣の姿勢のあり方の問題としまして、昨日実施されました郵便貯金の金利利下げの問題について幾つかお尋ねをしていきたいと思います。  福田内閣が発足しま...全文を見る
○藤原委員 郵便貯金につきましては、郵便貯金法の第一条によりまして、「この法律は、郵便貯金を簡易で確実な貯蓄の手段としてあまねく公平に利用させることによって、国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進することを目的とする。」というふうに規定されております。  そこで、郵政省にお...全文を見る
○藤原委員 五月の利下げ分が四百十三億二千万円ですか。そしていま言われたのは九月の利下げと今回の利下げの合計ですか。
○藤原委員 ちょっと委員長にお許しを得てこれを配ります。  いまのは単純に二年間の分を計算して足された分だけですか。その表を見ていただいたらいいと思うのですけれども、五十三年度の損失額というのは、今回の利下げによる五百七億と、それから前回二回にわたって引き下げた分、通常貯金の〇...全文を見る
○藤原委員 つまり、国民が受け取る利子の損失だけでも、そういうふうに計算しますと莫大な金額になるわけですね。  郵政大臣は、法第一条の目的でうたわれておりますところの、先ほど申しましたところの確実な貯蓄の手段として郵便貯金が果たして成り立っているのかどうか、これで自信を持って国...全文を見る
○藤原委員 それではお聞きをいたしますが、今年度の貯金の目標額はどれだけになるのでしょうか。その目標額は、昨年の目標額に比べてどれだけ上昇率を見込んでおられるのでしょうか。
○藤原委員 約八%の増だというふうに思うわけですけれども、そういたしますと、金利は下げておいて貯金額は昨年よりもよりふやしていこうということですから並みや大抵のことではないと思うわけですね。  一般的には金利引き下げが行われれば減るというのが常識だというふうに思いますけれども、...全文を見る
○藤原委員 自主目標だとおっしゃるわけですけれども、強制にわたらないようにということですが、普通、郵便局に行きますと、局長さんの部屋には皆グラフで出しておりますね。それは一つの目標を示すものだ、自主目標だぞとはいいながら、やはり半強制的にならざるを得ないというふうな態勢があるので...全文を見る
○藤原委員 私は昨年の国会でもこの点について前の小宮山郵政大臣のときにも質問いたしましたのできょうばいたしませんですけれども、現場ではあのときにもずいぶん大変な状態が出ていたのです。たとえば局長さんが自分の私財を売って貯金しておられたというふうな事実があったわけですね。ですから、...全文を見る
○藤原委員 私が挙げました例は、五十三年三月二十三日に五億円の一年定期が満期になるものですが、それで次の予約があるくらいやはり苦労しておられるということは確かですから、今後ともこの点を強く要望して、時間がありませんので先に進みたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○藤原委員 数字の上ではいろいろ上がったり下がったりという状況ですが、たとえ下がっていても台所に要るものは日々上がっているというのが主婦の実感なんですね。そういった中で新聞の投書なんかは非常に具体的だと思うのです。先ほどの小宮先生の質問にもありましたが、ストをすればすぐに厳正に処...全文を見る
○藤原委員 私は、目減りの分から見ていろいろな施策をとって当然じゃないかというふうに思うわけです。  国民の零細な預金を預かる郵政大臣として、郵便貯金の金利はいま下げる一方だけれども、これをもとへ戻すのはいつごろなのかというふうなめどなんかもおありなんでしょうか。いろいろな経済...全文を見る
○藤原委員 今回の預貯金金利引き下げの唯一の理由であります公定歩合と、これに伴う貸出金利の引き下げで潤うのは一体だれでしょうか。主として大企業であるわけですね。これまでも大企業向けの貸し出しは公定歩合と同率の引き下げが行われてきたわけですけれども、これによりましての資本金十億円以...全文を見る
○藤原委員 それでは具体的にお聞きをしていきたいと思います。  郵政省の計画では、東京、大阪を初めとして全国九カ所に計算センターを設置するという構想をお持ちのようですけれども、この計算センターに伴います事務センターはどのくらいな数になるのでしょうか。また、この設置場所は具体的に...全文を見る
○藤原委員 それでは、各郵政局にあります貯金の調査課は、これはオンライン化に伴いますとどのような機構に変わっていくんでしょうか。
○藤原委員 それでは次にお尋ねしますが、現在全国に二十八ヵ所あります地方貯金局はオンライン化によってもそのまま存続をされるのかどうか、それとも統廃合されていくのかどうか、統廃合される場合はどこの局がどのようになっていくのか、この点についても明らかにしていただきたいと思います。
○藤原委員 この郵貯のオンライン化は、ことしの八月に東京計算センターと神奈川県下の郵便局とを結んでサービスを開始するという予定になっておるとお聞きをしているわけですが、それにもかかわらず、いま聞いておりますと、先行きどうなるかなかなかわからない、なってみぬとわからないというふうな...全文を見る
○藤原委員 それで、いま申しました年次計画ですが、七カ年計画でやろうとおっしゃっておりますが、それはどうなっているのでしょうか。つまり、青写真ですね。
○藤原委員 いまおっしゃいましたのは導入のスケジュールですね。そういうことでなくて、新しいことを莫大な投資をしてやろうというときには私はこういうふうに考えるのです。新しい制度を全国的に導入しょうという場合、まずどこかで試行してみて、そしてそれを検討して全国的に広げていくというのが...全文を見る
○藤原委員 それでは、オンライン化に伴って国民サービス向上のためには確かにメリットは出てくるというふうに思うのですね。作業も早いですからね。  しかし、そこで一つ考えておかなければならないと思います点は、現に貯金業務に携わっている職員の方々は、自分たちの職場が将来どのようになる...全文を見る
○藤原委員 最後に大臣にお尋ねしたいと思うのですが、いまの議論をずっと聞いていただいたと思うのですが、オンラインという機械化によりまして、郵政省はその見返りとしてほこ先を労働者に対する合理化に向けられてくるということは明らかだと私は思うわけです。そうじやなかったらそうじやないと言...全文を見る
○藤原委員 最後に一言。  私は職員というのはその場で働いている人全部を含めて言っておりますので、正式採用をされた職員はもちろんのこと、非常勤のような人もいるでしょうし、臨時補充員のような人もおりますね。そういう人かとうなるかということも含めて——職員は守りますよ。しかし、臨補...全文を見る
04月27日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第16号
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○藤原委員 大蔵大臣にお尋ねをいたします。  国民金融公庫からの郵便貯金の預金者に対します貸付金の金利でございますが、現行の貸付基準の金利を適用するようにおっしゃっているのですが、そのとおりなのですか。
○藤原委員 高いように思いますが、なぜこのような高い金利を適用されるのでしょうか。趣旨から言いましていかがでしょうか。
○藤原委員 それでは、政府関係の金融機関の融資でこれより低いものはあるのでしょうか、ないのでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 それでは、なぜそのような低い金利で貸し出しができるのでしょうか。
○藤原委員 低利で貸し出しができるのは、つまり、政府が出資するかあるいはまた利子補給をするという場合に初めてできるわけですね。たとえば輸出入銀行には昨年六百億円、ことしは二百五十億円の出資をしておりますし、住宅金融公庫には利子補給をしているわけです。だから低利で貸し出しができるわ...全文を見る
○藤原委員 そもそも普通の金融システムで発足したいというところに根本的な見解の相違といいますか、大蔵省の官僚性といいますか、そういうものが出ていると思うのです。  そういう中で、この委員会におきましても、また、いま一般から沸き起こっている世論におきましても、検討しなければならな...全文を見る
○藤原委員 それでは強く御検討いただくことを要望いたしまして、お急ぎのようですから次へ進みたいと思います。  私は昨日郵政大臣に郵便貯蓄のマル優制度の限度額引き上げについて質問したわけなんですが、そのときに大臣の方からは、五十三年度予算で郵政省としてマル優限度額を三百万円から五...全文を見る
○藤原委員 同じ御答弁で、先ほども聞いたとおりしか進まないわけですけれども、それじゃ郵政大臣の認識と大蔵大臣の認識と国民の現状に対する認識が、そこらがまことに違うということを感ずるわけですが、それはどこからどういうふうに来るんでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 いろいろな要請があることは私ども承知いたしておりますが、だれの立場に立って何のために行うのかということが一番大事じゃないでしょうか。いろいろな要請と言って、財界や大企業の要請というふうなところに頭がいくという立場に立たれるのか。立場の違いがあるとおっしゃいましたけれど...全文を見る
○藤原委員 もう終わろうと思いましたが、また御答弁がありましたので……。  日本輸出入銀行の投資しておられる五十社を見ても、莫大な貸し付けをやっているわけでしょう。そういうことを言っているわけで、いろいろな立場というのは大企業本位ではないとおっしゃるけれども、こういう事実に基づ...全文を見る
05月11日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第9号
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○藤原委員 今日、牛乳の値上げ問題が新聞などで報道されておりますけれども、まず最初に、牛乳というものは、国民の食生活にとりましてどのような役割りを果たしているというふうにお考えでしょうか。御答弁いただきたいと思います。
○藤原委員 それじゃ、この牛乳の生産量の推移はどのようになっておりますでしょうか。また、今後の見通しはいかがなものでしょうか。
○藤原委員 ところで、最近、牛乳の値上げが大変問題になってきております。これは牛乳の消費拡大、酪農家の経営安定という面から見ましても大変重要な問題を含んでいるというふうに思います。新聞の報道を見ますと、六月一日から末端で二cc当たり三円の値上げというのが言われておりますが、この中...全文を見る
○藤原委員 一般に農家の経営は大変苦しくなっておりますが、酪農家も例外ではございません。それで、私は、酪農家の経営と生活を安定させるためにも、一つは牛乳の消費が拡大される、こういうことと結合されなければならない、こういうふうに思います。それと同時に、生産者が経営難によりまして原乳...全文を見る
○藤原委員 時間がございませんので、簡単明瞭にお答えいただきたいのですが、結局黒字ということですね。赤字は出ていないというお答えだったと思います。  たとえば乳業大手メーカー三つをとってみますと、五十一年度の決算で百七十五億六千二百万円の経常利益で、前期と比べますと二八%増とな...全文を見る
○藤原委員 そんなはずはないと思うのですけれども、私どもが調べた中では、ざまざまに使われているわけですが、特に問題なのは、大スーパーへ向けて大型ショーケースの無料提供をやっている。また、十ケース卸すごとに一ケースの無料添付をしている。また、大スーパーが廉売する際のバックペイなどに...全文を見る
○藤原委員 これまで私が指摘してまいりました点から言いましても、原乳価格が上がるからといって末端価格は上げなくても十分にやっていけるわけです。こういうことは明らかだというふうに思うわけですね。いろいろそういった点での御配慮もお答えの中にはあったんじゃないかというふうに思うわけです...全文を見る
○藤原委員 そういたしますと、別個のメーカーが同一商品について同一の時期に同一の価格を提示したような場合には、違法な価格カルテルの疑いがあるというふうに考えても差し支えないものでしょうか。
○藤原委員 では、委員長にお許しを得て、ちょっと公取にこの資料を渡したいと思います。——いまお渡しをいたしましたものは私が牛乳について入手いたしました資料で、雪印と明治と森永の乳業大手三メーカーが示した卸売価格の改定表でございます。これは五月の七日の日付でございますが、一斉に各系...全文を見る
○藤原委員 それでは、この件につきましては早期に御調査をいただきたいと重ねてお願いを申したいと思います。四十八年の牛乳値上げの際に、公取委がメーカー五社の価格協定があったとして排除命令が出された、こういういきさつもある。こんな前歴を持っている業界だということをきちんと押さえておか...全文を見る
○藤原委員 実質的に消費者乳価二cc当たり三円の値上げを前提に生産者乳価一円二十銭の引き上げを行政指導したことは、公取が昭和四十九年の三月八日付政府部内の通達で禁止をした、つまりこう書かれてあります。「行政庁が特別の法律によらず、」「価格を設定することは許されない。」ということを...全文を見る
○藤原委員 農林省がこのような事情聴取というふうなことでやっておられることに対して、好ましくないという御見解が出たわけでございます。私も全く好ましくないというふうに思います。いろいろと先ほどは何とかしてくれないかというふうなことを言われてしようがなくやったというふうな弁解があった...全文を見る
○藤原委員 軽々にそういうことはやるべきでないというふうに思います。なぜなれば、価格の指導はしていないとかいろいろおっしゃいますけれども、それから早期に解決をしなければならないということでやったという立場を合理化されますけれども、そういうお役所の態度はどういうふうに出てくるかとい...全文を見る
○藤原委員 メーカーはいま申しましたようなことをにしきの御旗にして振りかざしているわけです。これで非常に困っているわけですね。ですから、政府の指導で自分たちはこれをやっているんだ、こういうことですから、いまそういうことが振りまかれているのであればそうでないということを知らせようと...全文を見る
○藤原委員 いまの件、私の方に後ほど具体的な返事がいただけるのですか。やり方についてはもっと上とも相談をされて、いついつまでにどのような方法でやるというお返事がいただきたいということを申したのですが、その点いかがでしょうか。
○藤原委員 私は、ほかにもそういった例を知っているわけです。たとえば、都内のあるホテルに小売業者の代表を集めさせて値上げを認めさせようとした会議のいきさつなどについても聞いているわけです。これは五月八日の話でございます。  いずれにいたしましても、乳価問題というのは農林省がタッ...全文を見る
○藤原委員 先ほど私、資料を公取の方に渡しましたが、農林省にも差し上げたいと思います。見てくださっただろうと思いますけれども。  そうすると、先ほど申し上げましたように、決してこの大手というところは赤字になっていない、黒字だとあなたも認められたではありませんか、そういう中でこの...全文を見る
○藤原委員 いま私は一般論を話しているのではなくて、この牛乳の値上げの重大な問題について話しているわけです。いまの値上げについては、この値上げを認めるということでないということははっきりしているわけですね。一般論を言われたので、きょうの私の質問に対する、いま問題になっている牛乳値...全文を見る
○藤原委員 これは、にしきの御旗として農林省の行政指導によってこういうことなんですと大手メーカーが小売店に言っているわけですから、その指導の徹底が図られることが急務だというふうに思います。  それでは先ほどのお約束どおり、どのように具体的にやるのか急いでいただきたい、このことを...全文を見る
05月25日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第20号
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○藤原委員 政府は去る五月の二十日に新東京国際空港、いわゆる成田空港の開港を行いました。わが党は、この開港に対しましては、安全の面から申しまして強行すべきではないと主張をいたしました。にせ左翼暴力集団の徹底した取り締まりと、その一掃を要求してきたわけでございます。しかし、政府は暴...全文を見る
○藤原委員 郵政大臣の御答弁では、徹底的な追及を全力を挙げて行なう、厳しい姿勢で対処するということでございましたが、後の質問でそれが実際にそうなっているのかどうかということをお尋ねを進めてまいりたいと思います。  その前に、空港公団にお聞きをいたしたいと思いますが、公団の用地内...全文を見る
○藤原委員 それでは、空港公団としてそれらに対しましてどのような手を打ってこられたのでしょうか。不法に建てられているのを黙って見逃しておられるのでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 公団の用地が不法に使用されて、そこに建てられました建物が暴力集団の出撃拠点として利用されていたり、破壊活動の司令部として利用されているというのが今日の実態でございます。現に、三月二十六日の事件の後も警察は何回となく家宅捜索を行ってまいりました。  このような建物が存...全文を見る
○藤原委員 ない方がいいということは、だれが見ても、子供が考えても明らかなことだと思うわけです。  では、公団といたしまして、これをなくすためにどのような対策をしてこられたのか。いまお聞きしますと不動産侵奪罪で告訴したということです。これは四十九年の二月にされたと聞いております...全文を見る
○藤原委員 運輸省としては、いまの答弁では何もやっていないということだと思います。  公団といたしましては、告訴したから警察の手に渡っているということですけれども、これは民事上の処分の申請もできるのではないでしょうか。しかるにそれすらやっていない。運輸省もそのことを指導もしてい...全文を見る
○藤原委員 私が調査をいたしましたものでも、朝倉テント村の本部は、電話番号は〇四七九七の七局〇八八八番です。また、野戦病院と称しておりますところは、〇四七九七の七局〇八七〇番という電話でございます。ただ単に公団用地に建物があるというだけではなくて、そこに電話がちゃんと架設をされて...全文を見る
○藤原委員 私もそのとおりだと思います。運輸省や私だけではなくて、だれが見ても、国民のどなたが見られても、電話があることは暴力集団にとっては大変プラスだけれども、国民にとってはマイナスだということは明らかだと思うわけです。  電話の架設につきましては、服部郵政大臣も三月三十日の...全文を見る
○藤原委員 ただいま私は電電公社の架設する電話は何の目的で架設をするのですかとお尋ねをしたわけでございますが、大臣かち御答弁がなかったのでもう一度確認をしたいと思います。  公衆電気通信法によりますと、その目的は、「この法律は、日本電信電話公社及び国際電信電話株式会社が迅速且つ...全文を見る
○藤原委員 これまで暴力集団の使用した電話は、公衆電気通信法第一条の目的で言われているような公共の福祉の増進に役立つものではなく、社会の破壊と混乱を招くために使用されてきたんだというふうに郵政大臣もお認めになり、一刻も早くこれを撤去したい、排除したいというお言葉でございました。 ...全文を見る
○藤原委員 ちょっと聞き漏らしたのでもう一度お尋ねいたしますが、それではいまの御答弁では、八日に取り壊して十二日に移転をし、そのときにはもう電話は暴力集団によって移されていたわけですね。  しかし、届け出を四月十四日ということで出してください、私の方で移転の工事はいたしましょう...全文を見る
○藤原委員 それでは、電々公社の方では、いま服部郵政大臣がおっしゃっているところの即刻取り壊すという大臣の意思に全く反して、暴力集団が勝手なことをしているのを通するか通じないかさらに完備をするように手伝ってやったということですけれども、それはいかがでしょうか。  新聞によります...全文を見る
○藤原委員 大臣にお尋ねいたしますが、いまの経過はいかがお考えでしょうか。  暴力学生がやってはならないことを勝手に工事をして移していた、それを発見したので電電公社は整備をしてやった、私の方で工事を手伝ってやった、手伝うどころか完備してやったという、この問題についていかがお考え...全文を見る
○藤原委員 これは大臣のお気持ちだけでなくなるものではないわけです。実行が必要なわけです。  いまの答弁の中でうかがえることは、電電公社は法のたてまえから料金さえ払えばよいのだ、それは私の方でいたしましょう、届けを出しなさいと言ったら出したからやったんだ、これは法に触れないんだ...全文を見る
○藤原委員 いまお尋ねいたしましたのは、今後の話を聞いているのではなくて、大臣にそのことを相談する意思があったのかなかったのか、意思があったけれども大臣が今日まで御存じなかったのか、大臣の耳までいっていないけれどもどこか責任あるところへ相談をされたのかどうかと、そういうことを聞い...全文を見る
○藤原委員 今後あるようにとかないようにとかいうことを聞いているのではなくて、大臣にその報告をされたのか、大臣は御存じないが大臣の耳までいかないで途中で消えたのか、それとも全然していないのか、そういうことを聞いているわけです。
○藤原委員 それじゃ監督官庁の怠慢ということですか。この重大な問題を大臣がいまこの場でお知りになって、大変遺憾だ、自分だったらそのとき直ちに撤去したのに、とおっしゃるのはいかがなものでしょうか。
○藤原委員 私の質問によっていたし方なくこの報告をする、穴があかないように、後で文句を言われないようにという措置だけであるということです。その余波を受けまして——私はきのう、この団結小屋はいつ移転したのか、移転工事はだれがやっていつ終わったのかと、夕方私の部屋へ来ていただいて聞い...全文を見る
○藤原委員 大臣、いろいろおっしゃっていただいたわけですけれども、いま私が問題にしておりますのは、公団用地内にある暴力集団の不法な建物に電話を架設し、しかも問題になった後にさらに移転にまで公社が協力していることです。完備しているものに手をかして、取るどころかもっとりっぱにしてあげ...全文を見る
○藤原委員 終わります。      ————◇—————
05月31日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第21号
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○藤原委員 テレビの出現と普及によりまして、わが国の映画あるいは演劇など芸術、文化の分野に大変大きな影響が起きてきている、変化が起きていると言われておりますけれども、芸術、文化の分野を所管されます文化庁といたしまして、テレビの出現あるいは普及などによって芸術、文化の分野で何がどの...全文を見る
○藤原委員 私が調査いたしましたところでも、テレビの出現、普及によりましての一番大きな変化と申しますのは、まず映画館とそれから劇場などが次々に姿を消してしまったことだというふうに思うわけでございます。たとえば映画の入場者数は四十六年には二億五千四百万人でございましたが、五十二年は...全文を見る
○藤原委員 五十二年度の通信白書を見てみますと、五十二年の第一期、一月から三月までは、いわゆるタレントを使わない番組と考えられます報道、教育、スポーツ、広告、その他というところを合わせますと二八%でございます。芸能家と言われる人たちを使うという部所が七二%になっているというふうに...全文を見る
○藤原委員 先ほども私は少し触れたわけでございますけれども、現在日本の国民が映画や演劇に触れる機会というものはテレビを通してのものが非常に多くなってきているわけです。たとえばNHKが五十一年の十一月に行いました全国視聴率調査によりますと、テレビ放送に対する国民の接触率は平日で九一...全文を見る
○藤原委員 いま会長さんの方は、文化庁か先ほど答弁なさった内容につきまして、概略三つの点だったと思いますが、大変よい施策をしていただいている、ありがたいとおっしゃったわけですけれども、私は、いまのお言葉を聞いて大変矛盾を感じるわけです。  なぜかと申しますと、私自身はこのような...全文を見る
○藤原委員 いまの御答弁では、主なことはお国でやっていただきたいということです。それじゃ主なことがさつきの文化庁の答弁では抜けているのではありませんかということを私は指摘をしているのですが、先ほど会長さんは、大変よい施策でありがたいとおっしゃっているわけです。それから業界ではでき...全文を見る
○藤原委員 もちろん不当だとは言えないと思うわけです。しかし、そのとおりであると言えば全面的にやれということになるから、御答弁としてはむずかしいだろうとは想像できますが、しかし、もう少し誠意のあるお答えをされてもいいのではないかなというふうに思うわけです。  なぜかといいますと...全文を見る
○藤原委員 いま言ったような事態については、それは一番低いもので、上はもっと高いんだ、一番低いところを私は言っているんだということであれば、それは私の認識不足ということになろうかと思いますが、それでは、そのお支払いになっておられる人たちが受け取っておられるものは、高い人たちは幾ら...全文を見る
○藤原委員 それではもう少し調査をされないと、御答弁も大変抽象的です。具体的に調査をして調べるとそんなはずはないと聞いておりますが、これでは答弁にならないと思うわけです。  こういった十六団体の要望書の中で、日本放送芸能家協会、日本俳優連合、日本芸能マネージャー協会、新劇団協議...全文を見る
○藤原委員 先ほどから一貫して御答弁が非常にあいまいです。聞いておるということですが、こういう重大な問題があるのならば、少なくとも聞いておるというくらいのことではなくて、放映する側の責務としてでも、番組制作の過程でどのような問題が起こっているのか調査をして、それを把握する必要があ...全文を見る
○藤原委員 民放各社といえども企業でございますから、利益を上げて悪いなどとは私は決して思っておりません。ここに要望しておられる方々も同じだというふうに思います。それから、いままた利益を上げるななどという主張をしようというつもりは私は全くないわけでございます。  しかし、民放を代...全文を見る
○藤原委員 民放は国民の電波を使っているし、また、その電波に乗ってわが国の芸術、文化の発展というものがある。こういう深いかかわり合いを持つという認識を民放連が持つならば、話し合いをするのは当然のことだと思います。日本の文化、芸術をいま握っている最先端の人たちの意見をよく聞き、その...全文を見る
○藤原委員 時間がありませんので要望にとどめて終わりたいと思いますが、会長さんの認識は大分ずれているなと思います。つまり、もうけ主義に頭がいってしまって、日本の芸術、文化を担当しているんだというふうなお答えはここから先も出てこない。そういうところから、これは大変厚かましいといいま...全文を見る
06月06日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第11号
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○藤原委員 日本国有鉄道、つまり国鉄は去る五月十一日に、旅客の運賃料金を平均一六・六%、貨物は五%値上げをしたいとして運輸大臣に申請をいたしましたのはすでに御承知のとおりでございます。わけても通学定期の割引率を現行よりも三%引き下げるということによりまして、その値上げ率は四〇%を...全文を見る
○藤原委員 国鉄運賃の引き上げは諸物価に非常に影響があると思いますので慎重に検討していただいて、このようなことが実施されないように物価の担当大臣として御努力いただきますことを強く要望申し上げる次第でございます。  もしお急ぎのようでしたら、大臣、これで私は大臣に対する質問はない...全文を見る
○藤原委員 〇・二%程度では大したことないというふうにお考えであるわけですか。
○藤原委員 私はいま国鉄運賃の値上げについてこれ以上いろいろ言うつもりはないわけでございますが、今回の運賃値上げ問題とあわせてきょう質疑をさせていただきたいと思っておりますのは、今日国民が問題としておりますのは旅客に対する国鉄のサービスですね、これについてお尋ねをしたいと思うわけ...全文を見る
○藤原委員 いまの授乳についてはぜひ早期にやっていただきたいというふうに思います。  もう一つ、長距離で旅行される、そういう中で待合室でも待っている、あるいはプラットホームで待っている、このときに赤ちゃんを連れたお母さんというのは必ずおしめの大きな袋を待っておられるわけですね。...全文を見る
○藤原委員 百貨店などには、もうすでに婦人トイレのところなどには必ずベビーベッドがあるわけですね。ですから、そんなにお金がかかるわけでもないし、もちろんその応対、いろいろなサービス、心がこもることも大事ですし、そういった簡単な施設、設備を整えていただくということも非常にありがたい...全文を見る
○藤原委員 それでは、次に私はこの運賃値上げに関連をいたしまして、もう少し具体的な問題にも突っ込みましてお聞きをしたいというふうに思います。  運賃値上げ、公共料金、これの引き上げ時にいつでも問題になることがございます。それは心身障害者、こういった人たちの問題ですが、社会的に活...全文を見る
○藤原委員 介護者が必要な人たちに対しましては、その介護者に対しても同じ条件の割引が行われているということのようですけれども、実は私はこの間この問題について、養護学校へ通学しておられる子供を持っている親御さんから訴えを聞いたわけでございます。子供の通学に付き添いをするということで...全文を見る
○藤原委員 介護人といいますのは、まさしく読んで字のとおり、文字どおり介護すべき対象の人がいて初めて介護人ということになるわけです。ですからこの制度の基本は、障害者がいて初めて介護人が存在するわけです。こういう状態は、障害者本人はかわらないけれども介護人はかわり得るというのが現実...全文を見る
○藤原委員 通勤、通学の介護人の交通費の割引につきましても、これはこういうことをしたから国鉄が大変な負担になる、新たな財政負担を負うというわけでは決してないと思うわけですね。まあ言ってみれば、障害者に対して介護人が毎日行かれる、その分、人がかわるわけですから、それを使われても国鉄...全文を見る
○藤原委員 それでは検討していただくということでぜひお願いしたいのですけれども、そういった中で私考えますのは、通勤、通学の介護人に限っては、定期券がだめならば、独自に回数券の購入は、福祉事務所であるとか学校の承認があるとか、そういうもとでできるというふうな処置だってあるだろうとい...全文を見る
○藤原委員 運輸省はいまの問題、検討は迅速が必要なのですか慎重が必要なのですか。どっちなんでしょうか。
○藤原委員 答弁が外れておりますので、もう一度、迅速なのか慎重なのか、どちらですか。
○藤原委員 それでは迅速かつ慎重に、慎重かつ迅速にお願いいたしたいというふうに思います。  それでは、国鉄の財政再建のために、国鉄自身が行っておられます公共割引の問題ですね、政策実施省庁、これが検討すべきであるというふうな附帯決議が五十一年の衆参両院の運輸委員会で行われたわけで...全文を見る
○藤原委員 一年半の間に何回ぐらいおやりになったのですか。
○藤原委員 この政策実施省庁が一堂に会して検討なさるということが大事だと思いますが、それは何回ぐらいおやりになったのですか。
○藤原委員 昨年の運賃値上げ自由化法案審議の際に、当時の田村運輸相はこう言っておられます。政府負担とすべきで、そのために文部、労働などと関係閣僚協を開き、関係省庁の予算で負担する方向を具体化するというふうに公約をしておられるわけですね。それじゃ、ちょっといまの御答弁ではこの公約が...全文を見る
○藤原委員 さっぱり中身がわからないわけです。やっている、やっているということで、何回ですかと言ってもあいまいですし、だれとやっているのですかと言っても、個別にやっておりますというふうなことですけれども、この公共割引についての検討の内容について私はこのように考えるわけです。  ...全文を見る
○藤原委員 それでは国鉄にお尋ねをいたしますけれども、今回申請をされた値上げ案の中には通学定期の割引率を三%引き下げるという内容が含まれている、先ほど大臣にお尋ねした中身ですけれども、これはどのような理由でこの引き下げを申請されたのでしょうか。聞いておりますのは、つまりこれは公共...全文を見る
○藤原委員 私は運輸省と国鉄の双方の答弁を聞いておりながら、大変矛盾を感じるわけです。といいますのは、この附帯決議について運輸省は聞いても聞いても非常にあいまいもことしたお答えで、つまり結論としては熱心にやっておられない、まだ結論に達するようなところまではなかなかいかないという状...全文を見る
○藤原委員 今度の国鉄料金の値上げは、先ほどのお話では、〇・二%ぐらいしか上がらないから、国民はお許しいただけるだろうという御答弁でしたけれども、国鉄だけ見たらそうでしょうが、先ほどもおっしゃいましたように、私鉄は全部これに右へならえするわけですね。これはどうでしょうか。そしてま...全文を見る
○藤原委員 私もこの点で昨日、文部省からいただきました初中局長の五月十三日付の通達文書を読みまして、確かにいまおっしゃいました点は「留意事項」として書かれている、校長先生の判断で補助ができるようになっているということを知ったわけです。そうするとお母さんが言っておられることは解決す...全文を見る
○藤原委員 この問題につきましてある自治体が出しております文書をここに持っているわけですけれども、これを見ますと、初中局長の通達で書かれているようなことは、つまりいま言いました留意事項は一切書いてないわけです。書かれておりますことは何かといいますと、この通達の後ろに出ております四...全文を見る
○藤原委員 私は、教育の基本は、やはり一人一人の子供が大切にされる、だからそれぞれの子供の条件に見合った対応を正しくしていかなければならない、これが子供の個性を伸ばし、一人一人を大切に育てていくという基本じゃないかというふうに思うわけです。まして、心身に障害を持つ児童には一層この...全文を見る
○藤原委員 ぜひとも、これが都道府県でとどまるのではなくて、盲、聾、養護学校といいますとそんなにたくさんあるわけではありませんので、現場へこれが届くというふうなことが必要ではないかと思いますが、御検討いただきたいというふうに思います。  これで終わらせていただきます。
06月08日第84回国会 衆議院 逓信委員会 第22号
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○藤原委員 私は、NHKが番組制作に当たりまして視聴者の要望をどのように吸収し、また、その要望をどんな方法で番組に反映させておられるのかということについて若干お尋ねしたいと思います。  現在、私たちが日常生活を送る上で欠くことのできない情報手段の一つとしてテレビがあるわけでござ...全文を見る
○藤原委員 総合放送ではニュースなどに字幕カードを挿入したりしていると言われているわけですけれども、聴力障害者向けの番組は教育放送で主に行われていると思うわけです。  聴力障害者の方々が前から要望されておるのは、ニュースに手話通訳を導入してほしいということが大変強いように思いま...全文を見る
○藤原委員 私は民放の方を調べてみたわけですけれども、現在民放各社では三十一局で報道番組を中心として手話通訳を導入しているわけです。たとえば日本テレビの「NNNニュース」は全国二十五局のネットで放映されておりますし、また、朝日放送の「あまから問答」は十九局のネットで放映されている...全文を見る
○藤原委員 ニュースを早く知りたいという強い御要望の中で、ぜひとも御検討をいただきたいというふうに思うわけでございます。  同時に、もう一つ、視聴者の要望にこたえまして番組制作に反映していく問題としてお尋ねをしたいと思いますのは、学校放送の番組のことでございます。  私は先日...全文を見る
○藤原委員 担当の方々が御努力いただいておりますことは私も十分承知いたしております。たまたまこういう事故が起こったというふうに理解をいたすわけでございますが、できれば調査をしていただいて返事でもいただければ、やった先生方あるいは子供さんたちの激励にもなると思いますので、ぜひともよ...全文を見る
○藤原委員 NHKの経営委員会は、いま申されましたように、NHKの人事の構成とか、業務の方針の決定とか人事権に基づく執行機関に対する監督をすべて信託をしているところでございます。このことはほかの委員会に比べて、その権限と責任は非常に大きなものがある、絶大なものがあるというふうに思...全文を見る
○藤原委員 郵政省として総理大臣にその候補者リストを示すこともあり得る、通例だということですけれども、それじゃその場合にNHKの経営委員たるにふさわしいのかどうかという、その判断はどのようにしておられるのでしょうか。
○藤原委員 この放送法では、委員として任命し得る人の資格要件として、「公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者」というふうになっております。この資格要件は満たされているのかどうかということについて当然調査がなされるというふうに思うわけですけれども、どの...全文を見る
○藤原委員 私が先ほど申しましたように、NHKの経営委員はNHKに対すると同時に、NHKの事業の性格から申しましても、国民に対しても最高の権限と責任を持つものになっているというふうに私は思うわけです。そうしますと、この人選に当たっては当然経歴もあらゆるデータも集めて提出される。 ...全文を見る
○藤原委員 放送法は、NHK経営委員会が全国民的な了解と支持のもとにあるべきだとの考えから、政府の任命に無条件に一任することなく、全国民を代表してその総意を表明するものとして、国会の衆参両議院の同意を要するものとしていると思うわけですね。  全国民を代表する衆参両院として、NH...全文を見る
○藤原委員 私がさきにも述べましたように、国会が国民にかわってNHKの経営を任せる人で、他の審議会委員と違う権限と責任を持つ人を承認するわけですから、その場合はそれにふさわしい内容の審議をすることが当然必要なことであるし、それが国民に対する政府と国会の責任であるというふうに私は考...全文を見る
○藤原委員 大臣は、私が申している真意はよくわかった、理解しているというふうにおっしゃいますが、理解されていないというふうに私は思います。  私は、データの量をたくさん出しなさいというふうなことは言っていないわけです。いまはこの経歴書であるとか、お調べになったことが流れてくるだ...全文を見る
○藤原委員 三月二十日に文書で申し入れをされてから後、五月四日に在日米軍司令部の法律顧問に会われたということですけれども、在日米軍の軍属及び家族に対する受信契約について、今日の時点では何が障害になっているのかなと思っていまずっと御答弁を聞いていたのですけれども、結局は見解が対立し...全文を見る
○藤原委員 それでは、NHKはこの問題の解決に協力をしてもらうように郵政省及び外務省に公式に要請をされたことがあるでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 先方の見解の内容によっては公式に郵政省及び外務省に要請をなさるのでしょうか。それとも、NHKは自力でこの問題は解決できるというふうに思っていらっしゃるのでしょうか。いかがでしょうか。
○藤原委員 昨年の三月十五日に当委員会で私はこの問題を取り上げました。私の質問に対して当時の小宮山郵政大臣は、郵政省としてはNHKから相談があれば協力をいたしますというように答えておられます。  相談というのは、立ち話や非公式のものではなくて、今日の時点では正式な申し入れが必要...全文を見る
○藤原委員 NHKが自力でこれを解決できるのだと思い、また、できるという自信がないまでもしなければならないのだというふうに思ってこられたところに今日まで非常に長くかかっているという問題点があると思います。  私は、この問題をことし五十三年の三月二日の当委員会で再び取り上げました...全文を見る
○藤原委員 それでは、外務省にお尋ねをいたしたいと思います。  外交ルートで真剣に取り組むという郵政大臣答弁に基づいて、外交の窓口であります外務省は、当然このことにつきまして米軍に問題を提起し、解決のために具体的な努力をされてこられたと思いますが、いかがでしょうか。
○藤原委員 私は、日本政府の外交の窓口は外務省だというふうに思ってまいりましたが、外務省は、見解はNHKと同じだ、しかしこの合同委員会のどこの委員会でやるのか協議をするなどと言って、結局は何にもしていない。米軍とはいまだに直接交渉もしていないということです。  ことし三月二日の...全文を見る
○藤原委員 五月四日にお会いになった。お会いになったのはNHKがお会いになったわけで、外務省は何をしましたかということを言っているのに、NHKがお会いになったことを外務省から説明をしていただくというふうなことは不必要でございます。  逃げ腰ではないと言われるのならば、それでは高...全文を見る
○藤原委員 あなたのいまの答弁は、それじゃ外務大臣はNHKの会長だということをおっしゃっているのと同じだと思うのです。自分がやらなければならないことをNHKがやっているということは、これは委任しておられるということにもなるわけでございます。いろいろな弁解ではなくて、直ちに足を踏み...全文を見る
○藤原委員 この問題をNHKの財政収入をふやすということのみに考えているからそういうことになるので、本末転倒ということになるのだと思のです。NHKが財政をふやすためにはもちろんNHKは努力しなければならないし、必死でやらなければならない。大臣の御意見で言うならば、いままでほってき...全文を見る
○藤原委員 これで終わりますが、郵政大臣は外務省を一生懸命カバーしておられますが、外務省が外交ルートの窓口として今日まで何もしてきていない、米軍に対する折衝をしてきていないということは明らかになったわけですから、大臣がそれをカバーされるということは、わざわざ同じ穴のむじなになって...全文を見る
06月14日第84回国会 衆議院 逓信委員会電波・放送に関する小委員会 第3号
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○藤原小委員 放送番組向上委員会の第百二十二回委員会の報告を読ませていただきましたが、それには、テレビはいまや水道の水的な存在から空気的な存在になっている、こういう中で放送番組向上委員会の社会的責任は大変重いのだということを書いておられました。  私も、テレビというのは、よい番...全文を見る
○藤原小委員 私は、少し具体的なことで三人の先出方に御意見を聞かせていただきたいと思います。  それはCMの問題についてでございますが、視聴者の立場から言いますと、CMなんというのは余りない方がいいというふうに思うと思うのですね。しかし、民間放送はその広告収入によって成り立って...全文を見る
○藤原小委員 それでは、今度はCMの放送される時間についてお尋ねをしたいと思うのです。  いまは放送基準で、一時間の中で平均十八分ということになっておるわけです。これでも外国に比べますれば長いというふうに私は思っております。この放映の仕方についても改善をすべき点があるのではない...全文を見る
○藤原小委員 最後にお尋ねをしたいと思いますが、現在、視聴者は放送に対します批判とか不満、意見、提案といったものをたくさん持っておるわけです。しかし、それらの意見をどこへ寄せたらいいのか、その手だてがないというのが現状でございます。  最近幾つかの放送事業者が視聴者の苦情受け付...全文を見る
○藤原小委員 私は本当はNHKと民放に最後にお聞きしたがったのですが、民放の御都合でお帰りになるということでしたので大変残念なんですけれども、先生方の御意見は会議録で読んでいただくなり何なりして伝わるというふうに思うわけです。また、それについての御意見については今後の逓信委員会で...全文を見る
08月29日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第14号
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○藤原委員 参考人の皆さんにはお暑い中を御苦労さんでございます。  まず最初に、私は、日本瓦斯協会の安西会長さんにお尋ねをしたいと思います。  五十二年度と五十三年度分の為替差益は、政府の公表数字では五百六十億円となっております。私たちは、これに国内買い付け分の間接差益をつけ...全文を見る
○藤原委員 お許しをいただいて、資料を渡したいと思います。  いまお渡しいたしました資料を見ていただきたいと思うわけでございます。これは、私ども、東京瓦斯の料金改定時におきます五十二年度の費用の見積もりと、有価証券報告書によりますその実績とを比較してみたものでございます。これに...全文を見る
○藤原委員 どこに質問するのか、続きだったので申し上げなかったのですが、安西会長にお尋ねをしているわけです。値上げ申請のときに出されました東京瓦斯の資料、それと有価証券報告書ですから、実績を両方突き合わせたものでございまして、これは私どもが創作した数ではございません。あなた方の報...全文を見る
○藤原委員 私の方がこの間突然見たのでございまして、おたくの方は長い間検討をされてこれを申請して出されたもので、いま突然見るということは、簡単にわかりやすくしてありますので、これは突然かもわかりませんが、もとにつきましてはおたくの方の資料であるということです。  それでは説明を...全文を見る
○藤原委員 それでは、最初の答弁の中で、五十二年度分については返さないと明言をされたわけですけれども、それがストリップでしょうか。
○藤原委員 これは東京瓦斯の資料で、日本瓦斯協会の会長さんであるのと同時に東京瓦斯の社長さんであるためにこの資料を出しているわけですが、これにもはっきり出ておりますように、費用が下がっているだけではなくて、収入見込みに対しまして約二百億円ふえているという様子ではないでしょうか。こ...全文を見る
○藤原委員 私は、いろいろな意見は言っておりません。一貫して、五十二年度分と五十三年度分の為替差益は国民に返すべきだ、そして返せるというのをあなた方の資料に基づいて出しているということなんですが、いかがでしょうか。
○藤原委員 それでは国民は納得できないし、私自身も納得できる説明ではございません。五十二年度は返しませんと言ったら返さないのだということで、会長の権威でもっておっしゃっている。科学的な、おたくらが出された資料を示して言っているにもかかわらず、そういう態度はおかしいではないか。あな...全文を見る
○藤原委員 見込み、査定の違いは二・七%ではなかったでしょうか。それを金額に計算したら幾らになるでしょうか。二百二十七億円にしかならないわけです。いかがですか。
○藤原委員 おかしいと思っていることを聞いているのはこっちでありまして、この表はおかしいですなんて言われたって、全くこれは主客転倒していると思うわけですが、とにかく時間がございませんので、それにおつき合いしているわけにはまいりませんので、私は電力の問題に入りたいというふうに思うわ...全文を見る
○藤原委員 わからないわけですか。
○藤原委員 それでは、概略でよろしいですから、計上いたさなくても、国内買い付け分の間接差益が大体幾らかくらいのことはあるだろうと思いますが、いかがでしょうか。
○藤原委員 資料を渡したいと思います。  それでは、いま渡しましたその資料の3の方を見ていただきたいわけですが、これは北海道電力を除きまして、八電力会社についての試算でございます。東京、中部、関西の大手三電力を見ますと、燃料費の見込みとの差が五十二年度だけでも実に二千五百八十六...全文を見る
○藤原委員 それでは、三千九百五十一億円というこの出ております数字がまるまる差益と言うには不正確というふうに思いますけれども、大体これだということでしょうか。
○藤原委員 それは少々は違うでしょうが、とにかくこれは直接輸入による為替差益と国内買い付け燃料の値下がりによる間接差益をプラスしたものと見てよいかどうかということをお尋ねをしているわけです。若干言い分もあろうかと思いますが、そういうものですかということを聞いているわけです。
○藤原委員 いずれにしましても燃料費につきまして、東京瓦斯で二百三十三億円、三電力を合計いたしますと、これを計算していただきましたらわかると思いますが二千五百八十六億円もの差額が出ているわけです。政府の試算でも電力で九百二十五億円の差益があると言いながらたな上げにされているわけで...全文を見る
○藤原委員 これにつきまして弁解がありましたけれども、とにかくこの資料にいたしましてもおたくの方の見込みと有価証券報告書による実績という、全くあなた方の資料に基づいてつくっているというものでございますから、きっちりこれだけ全部差益なんだとは申しませんけれども、相応の大きな差益が出...全文を見る
○藤原委員 委員長のお許しを得まして、もう一度資料をお渡しいたします。  五十二年度分の差益のうちに別途積立金としまして将来のコスト増分を見ていますものが、たとえば東京電力の場合に百六十億円あるわけです。北海道電力を除きまして八社を合計いたしますと四百四十八億円ございます。私ど...全文を見る
○藤原委員 それでは端的に伺いますけれども、五十二年度分の為替差益については、平岩会長、あなたは全額還元する気があるのかないのか、いかがでしょうか。
○藤原委員 それでは、ふところにためてあるということなんですね。
○藤原委員 それでは、いまお渡しいたしました資料に、五十一年、五十二年度の費用の見込みと実績を対比した表がございます。これによりますと、東京電力では燃料費以外の費用の軽減額は五百十三億八千九百万円、ちょっと計算してございませんが、そこにあります四百三十七から二百二十二を引きました...全文を見る
○藤原委員 さらさらないのであれば、それではこの表の五百十三億円について明快に御説明ができるはずだというふうに思うわけです。この説明が明快に東京電力の方からなされたならば、私は五十二年度、五十三年度分のこの為替差益を何とか隠そうなどというふうな無礼なことは申さないと思うわけですけ...全文を見る
○藤原委員 五十二年度分は据え置きに使わなくても、おたくの出された見込みと有価証券報告書による実績、それを比較すればこういうことになっているという計算が出てくるわけですから、これを五十四年度 ――五十四年度とは申しません、今後の据え置き分に使えるではないかということを言っているわ...全文を見る
○藤原委員 それでは通産省にお尋ねをしたいと思います。  先ほどの論議にもありましたけれども、あなた方は、法の二十三条によらないで、二十一条によって料金の割引をするということでございますが、それはなぜでしょうか。
○藤原委員 私どもは、この円高、不況、物価高のもとで苦しんでいる国民や中小企業などに優先的に還元すべきだということを一貫して主張してきたわけでございます。この際、還元の対象につきましても、国民本位の立場から真剣に検討すべきではないかというふうに思いますが、これはどうなんでしょうか...全文を見る
○藤原委員 公平の言い方ですけれども、これはいかがでしょうか、私は、一つだけ例を挙げてみたいというふうに思います。それは、経常利益が日本で最高で、しかも円高の原因の一つともなりましたあのどしゃ降り輸出の代表的企業と言われている――こう言いましたら、どなたも頭にぴんとくると思うので...全文を見る
○藤原委員 時間がございませんので、水かけ論議になりそうですから、最後に、経企庁長官にお尋ねをし、御要望したいというふうに思います。  いままでの論議で、とにかく五十二年度、五十三年度の差益は非常に大きいということが明らかになったというふうに思います。同時に、還元の方法につきま...全文を見る
○藤原委員 終わります。
10月11日第85回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会連鎖販売・ネズミ講等調査小委員会 第1号
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○藤原小委員 まず法務省に三つ、四つ確認をしておきたいというふうに思います。  それは第二条ですけれども、「「無限連鎖講」とは、一定額の金銭を支出する加入者が無限に増加するものであるとして、」と、「あるとして、」というのがひっかかるわけですが、これは「増加するものである」という...全文を見る
○藤原小委員 もう一つ第六条ですけれども、「業として」ということがありますね。この場合の「業」とは一体何か。職業というふうに理解をすべきなのか、それとも幾口も加入して多数の人を勧誘する者というふうに理解するのか。法務省としてはこの「業として」というのをどのような解釈をしていらっし...全文を見る
○藤原小委員 次に量刑の問題です。この目的には「射幸心をあおり、」というふうにしておりますけれども、こう言いますと、このネズミ講は賭博の一種というふうにも思えるわけです。賭博の最高刑は懲役五年ということです。また勧誘手口から見ますと詐欺の性質があるというふうにも考えられます。そう...全文を見る
○藤原小委員 それでは今後の問題ですけれども、今後裏をつけるとか海外旅行に行かせるとかいろいろ役務提供というふうな型が出てくるのではないかというふうにも思うわけですけれども、こういったいろいろな脱法行為、先ほどからも御質問ありましたけれども、これに対する監視を強化する必要があると...全文を見る
○藤原小委員 先ほど、経企庁も従来どおりに一生懸命啓蒙宣伝活動を行いますということもおしゃったわけですけれども、そういったお答えの中に、従来どおりとかできるだけとか十分にとかいうお答えの仕方ですね。  そこで提案をしたいわけですけれども、経済企画庁それから自治省、警察庁、ここが...全文を見る
○藤原小委員 立法化がされるまで、きょうに至るまで何年かかかり、その間各省庁がなるべく遠慮しておこうというふうな譲り合いも私たちはっきり見られていたわけなんです。そういった中で各省庁が共同してやるというところがいままで一番抜けていたと思うのです。その点をぜひやっていただきたいとい...全文を見る
10月19日第85回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
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○藤原委員 私はきょうは電電公社の管理、運営の基本姿勢につきまして質問を申し上げたいと思います。  公衆電気通信法あるいは日本電電公社法にも明記されておりますように、公社が行います公衆電気通信事業といいますものは国民から負託をされたものであり、その事業の性格はほかの事業に比べま...全文を見る
○藤原委員 ところで、私は先日、九月二十九日でございましたが、わが党の寺前議員とともに秋草総裁をお尋ねさせていただきました。それは、京都の宇治の電報電話局の小林さんという御夫妻から切々たる訴えが郵送されまして、これはゆゆしき問題が起こっている、直ちに改善することが必要だと、こう思...全文を見る
○藤原委員 その内容を説明してください。
○藤原委員 公社のいまの説明によりますと、奈良のドリームランド行きバスツアーは、宇治局が主催をして公社業務の一環として行ったのだ、その際に局職員であります小林親子三人にはみんなと一緒のバスでは行くなと局長は指示をした、しかも、当日は、幸子さんと三歳の子供はすでにバスに乗っていたに...全文を見る
○藤原委員 公社はこのレクリエーションの実施に当たりまして何か問題を感じられていたでしょうか、感じておられませんでしたでしょうか。
○藤原委員 私も小林夫妻の訴えに基づきまして、この問題について調査をしてみました。すると、いまのあなたの説明とは少し違う公社の問題を感じているわけです。大体、みんなと一緒に行かせないというようなことは普通では考えられないことだ、まずそこのところが問題だと私は思ったわけです。総裁が...全文を見る
○藤原委員 山本総務理事にお尋ねいたしますが、この小林夫妻を別の乗り物で行かせたということは、小林さんと一緒に行くのはいやだと同僚が言ったからなんですね。先ほどの職員局長の御説明はそのように私は承ったわけです。  つまり、局長が最初から自分の意思でもって小林親子をバスに乗せない...全文を見る
○藤原委員 私の問いに対して簡単にお答えいただきたいのですが、いろいろ言っておられますけれども、結局、局長の意思でバスで行かせなかったのではなくて、一緒に乗せないでくれといった同僚の騒ぎといいますか、そういうことが起こったのでほかの乗り物に乗せたのだ、決して局長の初めからのみずか...全文を見る
○藤原委員 公社の業務としてやっているのだから制度的には業務命令が出せるということをおっしゃっているわけなんですね。
○藤原委員 いや、そういうことをいまおっしゃったわけです。  業務命令を意識的に出そうということは別に思わないけれども、公社の行事としてこれはやったのだから業務命令を出しても別に制度的には構わないということでしょう。これは私も調べてみましたけれども、それはそのとおりだというふう...全文を見る
○藤原委員 それでは繰り返しになるようで大変恐縮ですけれども、今後の論議を進めるために整理をしてみたいと思います。  それは、第一に、公社業務であるレクリエーションがことしの秋に実施されたのだということですね。二つ目には、その際に宇治局では小林夫妻を他の職員と区別して扱った。第...全文を見る
○藤原委員 法務省は重大な関心を持ってこの調査を進めていこうと言われる。つまり、法務省は人権侵犯の疑いがあるというふうに見ているようですけれども、それでは、基本的人権というものは憲法の中ではどのように位置づけられているのか、法務省にお答えを願いたいと思います。
○藤原委員 公社の役員や職員は公社法によって公務員たる性質を持つものと定められているのですから、その公務員は「憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」ということが憲法九十九条によって明記されているわけですが、いま問題にしておりますこの問題は人権侵犯問題、言いかえますれば憲法違反の問題だ...全文を見る
○藤原委員 総務理事も電電公社の役員さんです。そうすると、憲法九十九条のもとで仕事を進めなければならない、管理、運営をしなければならないという立場の人が、こういった問題は基本的人権に関していかがなものでしょうかと言ったら、人権擁護委員会の方から、法務省の方から結論が出なかったら、...全文を見る
○藤原委員 それでは、この点でいま確認ができた、やっと共通の認識に立てる問題が出てきたというふうに私は思います。  そこで、そういう共通の土台、話がすれ違わないところで論議を進めていきたいと思うわけなんですけれども、小林さんがタクシーで行きましたのは、小林さんの説明によりますと...全文を見る
○藤原委員 私は、タクシーに乗せたことが差別だなどと、そんな短絡したことは決して言っておりません。子供連れなればタクシーで行ってください、それはどうも御親切にありがとうございますと、こういうことだってあるわけです。しかし、これは総裁がおっしゃったように常識では考えられないことが起...全文を見る
○藤原委員 それは先ほど認識を共通にした問題なんです。  いま聞いていますのは、同僚が、多数の職場の者が言ってきたのでやむを得ずそうしたということは、その人たちの多数の声を聞いて、ガラスのおりに入れいと言うたら入れるんですかということを聞いているのです。そうしたら入れるのか入れ...全文を見る
○藤原委員 性質が違うもあだから何とも答えられないとおっしゃいますが、性質は同じことです。職場の同僚が一緒に行くのはいやだからバスからおろせということを言ったからおろしたんだ、職場の多数の声に基づいておろしたんだということですが、それじゃガラスのおりに入れよと言うたら入れるんです...全文を見る
○藤原委員 お許しを得て、総裁にこの写真を見ていただきたい。  その写真は、いまバスからおろされて母親と一緒に連れていかれる子供、すなわち小林さんの子供です。片一方はお父さんに手を引かれてバスに乗りなさいと言われて乗る子供です。二十七日の場合にもほかの人たちがタクシーで行きまし...全文を見る
○藤原委員 何遍やっても、本当にこれが一人の人間を無視させている問題なんだという立場でやらなかったら、何十年たったって同じ答えが出てくるというふうに思います。  なぜそこへ固執されるのか。私は、この問題を公正に処置するかしないかは公社の管理運営の基本姿勢にかかる重大な問題だと思...全文を見る
○藤原委員 最後に一つ申し上げますが、苦労していろいろやっておられることは、それは心情的にはわかります。しかし、そういう苦労があるけれども、強い方に流されているという事態によって、ただ一人の人権をきちんと持つ人がそれこそどれだけ大変な苦労をしているかということなんです。だから、い...全文を見る
11月16日第85回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○藤原委員 私は、十月十九日の当委員会におきまして電電公社の管理、運営の基本姿勢について質問をさせていただきました。その中で、電電公社の現場の局では一部の職員に対する差別が行われております点につきまして、具体的な事例を挙げて指摘をしたわけでございますが、この答弁の中で放置しておく...全文を見る
○藤原委員 いまは常識的には考えられないということは、やらないということなんですか。  それでは、そういうことがあってはとんでもない、あればすぐやめるということなんですね。
○藤原委員 そういうことがあればやめるということでございますが、ガラスの隔離部屋といいますのは現に存在をしていたわけです。  それは、日立製作所の武蔵工場で昭和四十八年五月から昭和五十一年八月までの三年四カ月にわたりまして、六名の労働者を同種の作業をしている他の労働者と切り離し...全文を見る
○藤原委員 職員局長、いまの問題は全く常識では考えられないほど極端な非人間的な労務管理がやられていたという問題なんですね。労働省も労務管理上好ましくないといまおっしゃっておられるわけですので、この点十分お聞きをして、理解をしておいていただきたいと思います。  そこで、次に進みた...全文を見る
○藤原委員 そこを見ていただきますと、二重丸になっているのが福山さんが座らされていた席なんですね。これは十一月十一日土曜日の割り当ての状態を図に示したものです。ごらんのとおり、二時以降ここのところは二重丸、福山さんの周りに他の人が座っておりますけれども、これはパートの人なんです。...全文を見る
○藤原委員 ガラスのおりという状態、これは極端な言葉で言えばガラスのおりですけれども、ガラスのおり的なことが事実あるのだと指摘しているわけですが、事実を知らないから何とも答えられないということですが、それでは直ちにこの事実を調査していただきたい。実際こうなっているわけです。  ...全文を見る
○藤原委員 その資料を見ていただきましたならば一目瞭然わかるのですけれども、この人たちはほとんど一番端の台に座るように指定されているわけです。N。2という資料はこの見取り図、配置図なんですね。N3が括弧がしてくくってございますが、この場所が、見取り図と合わせていただきたいと思いま...全文を見る
○藤原委員 先日の小林さんの問題のときには、事実テープで聞いていただいても、自分が聞いていないから何ともお答えのしようがない。そしてこのように私が昨日調査をして一目瞭然図でわかるようにしておいても、自分が見ていないから何ともお答えのしようがない。こういうことで放置されている中で、...全文を見る
○藤原委員 交換業務は電電公社の重要な職場で、きのうやきょうできた職場ではないわけです。それにもかかわらずそのようなことも知らない、だれも答える者がいないということは一体どういうことなんでしょうか。  本当に知らないから答えられないのか。それだったら全く怠慢ではありませんか。答...全文を見る
○藤原委員 それでは、私が調査したことを報告させていただきますが、また自分が知らないから何とも答えられないなどとおっしゃらないようにしていただきたいと思うわけです。  私が先ほど申しました三名の方はこのカードシステムから除外をされているわけです。この人たちは何も除外されなければ...全文を見る
○藤原委員 これは全くガラスのおりではありませんか。松木さんと同じことが起こっているわけです。これでも職員局長は特殊な問題だから何ともお答えのしようがないという態度なんでしょうか。  いま対処しますと言われましたけれども、それについて直ちに改善をする、一刻も早くみんなと平等の扱...全文を見る
○藤原委員 それでは、仮にこれが本当だとしたら――これは事実なんですが、あなたは見ないから何とも言えないとおっしゃいますが、それではもしこれが事実であったときにはどうされますか。そのとき考えられるのですか。
○藤原委員 事実であれば、先ほど労働省が答えられたとおり、よく聞いて理解をしてくださいと念を押したと思うのですけれども、まだそれを繰り返しておられますけれども、それでは私はさらにこういう事例を挙げたいと思います。そこであなたがお答えをするなり直ちに改善するということであれば、私は...全文を見る
○藤原委員 日進月歩しております電気通信技術を駆使して業務を行っております電電事業にとって、職員に対する訓練というものは業務の遂行上非常に重要な問題の一つだというふうに理解をいたしております。これがうまく行われているかどうかを把握するのが管理職として大事なところであるというふうに...全文を見る
○藤原委員 職員間のあつれきがある、現場管理者は大変苦労しているんだと、こういうお答えでございましたけれども、これは前回と全く同じ公社の態度ではありませんか。  前回の宇治の報話局の小林夫妻問題のときもあなた方は、職場の同僚がバスに乗せるなと言ったからそのとおりにしたのだ、それ...全文を見る
○藤原委員 十人十色と申しますから物の考え方に違いがあるのは当然です。ですから、訓練の基本は思想、信条にかかわらず知識、技術をちゃんと伝達するのだ、そうなれば、人と思想、信条が違っておれば違うやり方で別扱いをしてもよいということなんですね。このことを推察してくれ、了解してくれと、...全文を見る
○藤原委員 むずかしい職場とは一体何でしょうか。そんな職場があるとすれば、三条地区にあるこの局が該当するのでしょうか。
○藤原委員 従業員が三十二万おられる。こういう人たちの血と汗の結晶によって電電公社が成り立っている。しかし、いまのお答えではどうでしょうか。あつれきがあって非常に苦労している、だから了解してくれと言うのですが、その三十二万の中で苦労している労働者の方に目を向けてください。どうです...全文を見る
○藤原委員 それは感情問題であれば現実に差別が起こっていてもいいということを答えられているというふうにつながるわけですよ。そういうことが起こっておれば、ガラスのおりのような扱いはいけません、改善をいたしましょうということに直ちにならないのは、いま差別をしているけれどもそのままいつ...全文を見る
○藤原委員 それでは、電電公社でこういった、三条違反というふうな例が職場の中で起きている場合はどのように対処されるでしょうか。
○藤原委員 それでは、具体的に指摘をしていきたいと思います。  前回の質問のときにも若干触れましたけれども、兵庫県の丹波柏原電報電話局の自動運用課に勤務する大西富佐恵さんという方の問題です。自動運用課の自動運用係六名全員を対象とした職場の業務研修会があったわけですが、具体的には...全文を見る
○藤原委員 日本電信電話公社職員就業規則の第五十九条四号には次のように述べております。「部下に対し不法または不当な命令をし、よって業務に支障をきたしたとき」、また同条の五号では、「部下の指導監督に適切を欠き、よって業務に支障をきたしたとき」となっていて、これらはいずれも懲戒の対象...全文を見る
○藤原委員 私は先日も申し上げましたが、汗とあぶらにまみれた労働者の上にあぐらをかいて自分が出世をしていくそういう人の心情は頼まれてもわかりません。了解するわけにはまいりません。調査も不十分だ、カードシステムさえも知られないというふうな状態で、差別をしようというような意図もないと...全文を見る
○藤原委員 終わります。
12月22日第87回国会 衆議院 逓信委員会 第1号
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○藤原委員 きょうは、郵政省の労務管理施策の基本姿勢が今日問われているわけでございますが、その問題の一つとして、職員の昇任、昇給等の任用に関する問題があるわけです。私は、本日限られた時間の中で、任用に関する質問をいたしたいと思っております。  先ほどの同僚議員の質問に対しまして...全文を見る
○藤原委員 いまの説明では、四十五年の十月一日付と、一人は不明ということですが、私が調査をいたしましたところ、四十六年の一月六日付でございます。そういう採用という状態です。つまり勤続年数が少ないというのは八年ということです。勤続年数八年の人が主任に発令されているわけです。それでは...全文を見る
○藤原委員 トータル、何人になるのでしょうか。
○藤原委員 いまの説明、大変あいまいなんですが、事前に現場にお聞きをいたしますと、集配課では勤続八年以上たってまだ主任になっていない人が二十七人いるわけです。これは現地で調査をしてまいりましたから、この方が確実だというふうに思います。この二十七人の中には昭和二十五年十一月六日付の...全文を見る
○藤原委員 人事局長いろいろな理由をつけて弁解しておられますけれども、実際のところどうなんでしょうか。主任に発令されている人は全郵政労組の組合員であり、この二人に飛び越されたという二十七名の方はすべて全逓労組の組合員であるわけです。しかも勤続二十八年の人は現に全逓労組の中野支部の...全文を見る
○藤原委員 時間がございませんので、いろいろいまおっしゃいました点にも私は大変不満があります。なぜ不満があるのかといいますと、事実を調査し、科学的根拠に基づいて言っているわけです。いま時間がないからそれを言っていないわけです。人事局長の答弁は、美辞麗句を超えまして、今度は欺瞞に満...全文を見る