二見伸明

ふたみのぶあき



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開催日 会議名 発言
02月16日第80回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○二見委員 本日は、エネルギー問題、行政改革、地方財政等についてお伺いしたいわけでありますけれども、本論に入る前に法務大臣の御見解を承りたいことがあります。  それは、けさのニュースでも報道されましたように、きのう、仙台の高裁でもって、弘前大教授夫人殺人事件に関する那須隆さんに...全文を見る
○二見委員 では、本論に入りたいと思います。  私は、エネルギー問題というのは今後の日本経済にとって最も重要な課題だと思っております。総合エネルギー調査会の答申によりますと、昭和五十年から昭和六十年に実質GNP成長率六・六%を達成するためには、昭和五十五年で原子力が千六百六十万...全文を見る
○二見委員 過日の当委員会で社会党の石野委員の質問に対して、六十年度の原子力四千九百万キロワットはかなりむずかしい。むずかしいけれども努力するというような御答弁があったように私聞き及んでおります。石油にかわるエネルギー源としての原子力、昭和六十年が一応四千九百万キロワットの目標で...全文を見る
○二見委員 いまエネルギーの需給計画を再検討されるという御答弁でございましたけれども、ということになりますと、昭和五十年代前期経済計画、これもある程度の手直しはやむを得ないということになりますか。
○二見委員 将来、石油にかわるエネルギーとして考えられるのは、これは原子力であります。私は、この原子力という、悪魔のエネルギーというものに対して非常に嫌悪感を持っております。できるならば、使わずに済むならば使わない方がいい。しかし、エネルギー事情を考えれば、代替エネルギーとしては...全文を見る
○二見委員 総理大臣にちょっと伺いたいのですけれども、昨年十月にフォード大統領はウランの濃縮技術と使用済み燃料の再処理技術の輸出を凍結するという方針を明らかにしましたし、カーター新大統領もその方針を踏襲するのではないかと予想されているわけであります。もしそれがそのとおりその方針が...全文を見る
○二見委員 天然ウラン、濃縮ウランを初め、核開発技術というものについては日本とアメリカとの間の力の差というものはもう歴然としていると思います。アメリカは核をバーゲニングパワーとして、今後、たとえば日米外交に臨んでくるんじゃないか、こうわれわれは考えるわけであります。来月、総理大臣...全文を見る
○二見委員 これは交渉の問題ですから、見通しその他について伺うのは無理な話かと思いますけれども、アメリカが投げかけた問題というのは、日本だけをねらい撃ちにしているわけじゃなくて、いわば世界的な問題としてアメリカは投げかけておるわけです。その場合に、変な話ですけれども、日本だけ特別...全文を見る
○二見委員 私は最近、わが国の核エネルギー外交といいますか、それについては、いままで日本としても本気になって取り組んできたとは言いがたいと思います。むしろ、いままでエネルギーだとか資源だとかいうものはいつでも自由に入るんだというような気分がわが国にありましたし、したがって、エネル...全文を見る
○二見委員 昨年二月二十五日の報道で、アメリカの軍備管理軍縮局当局者は、日米など主要工業七カ国が核技術の輸出管理及び新しい歯どめの措置を開発する秘密協定に合意していることを確認したという報道が去年の二月二十五日にあったわけであります。この問題については、やはり昨年の四月二十三日の...全文を見る
○二見委員 この問題について議論しても恐らくお互いに水かけ論になると思いますので、この程度に打ち切っておきますけれども、科学技術庁長官に伺いますけれども、アメリカの方針が変えられなかった場合、アメリカが既定方針どおりわが国に臨んできた場合には、ことしの夏に予定されております東海村...全文を見る
○二見委員 長官、ちょっと先の話になっちゃうわけですけれども、第二再処理工場を建設しようという計画がありますですね。昨年佐々木科学技術庁長官は、この第二再処理工場について、これを極東全体のものにするか、要するに日本だけのものじゃなくて極東全体の共同処理場にするか、あるいは日本だけ...全文を見る
○二見委員 先ほど申し上げましたように、わが国の核エネルギー外交というのは確立しているとはお世辞にも言えないだろうと私は思いますし、このまま行きますと、日本は経済的にもアメリカの核のかさの下に入り込んでしまうのではないか。いまアメリカがとっている態度を日本の立場から考えてみますと...全文を見る
○二見委員 長官、ちょっと私の言葉を誤解されたようでありますけれども、もとのウランが日本にないのだから、結局それを武器にして、日本はアメリカの核外交のもとにひれ伏さなければならないような立場に追い込まれるのじゃないかというおそれを私たち持っているわけです。そこでどうするのだと聞い...全文を見る
○二見委員 もう一点伺いますけれども、ちょっと先の話になってまことに申しわけないのでありますけれども、日本型の技術が将来再処理まで含めて、特許の問題もいろいろ絡んでくるでしょうけれども、ワンパッケージでもって輸出できるまでになった、そうなると、実はこれはいまから考えておかなければ...全文を見る
○二見委員 私は、この輸出問題というのは、やはりそのときになると非常に大きな問題になってくると思います。わが国の方では平和目的だと言う。平和目的のために輸出したつもりであっても、相手国がわが国の意図に反した利用の仕方をする気になればできるわけであります。これは国際査察もあるかもし...全文を見る
○二見委員 次に、やっぱりエネルギー問題で石油問題について若干伺いたいと思います。  私は、石油問題というのは幾つか問題がありまして、石油対策というのは幾つかの柱があると思いますけれども、一つは、やはり当分の間必要量を安定的に確保しなければならぬという問題があると思います。もう...全文を見る
○二見委員 石油問題は、安定的な供給を受けるということと、もう一つは省エネルギーでありますけれども、省エネルギーは産業部門、民生部門、それから輸送部門と三部門に分かっての省エネルギー政策がこれから進められていくはずでありますけれども、総理大臣、実はいまGNPに対する石油の弾性値と...全文を見る
○二見委員 いまここで産業構造についての具体的なことをお尋ねしても、あるいは無理だろうと思います。しかし、早い時期に一つの青写真を示していただきたいと思います。と同時に、省エネルギーにとってやはり輸送部門に対する対策というものが重要だろうと思うのです。もっとありていに言いますと、...全文を見る
○二見委員 農林大臣にちょっと伺いますけれども、日本の農業というのは、最近は非常に石油を食う農業になりまして、機械化、近代化ということで石油を食う農業になりました。一説によりますと、一キロカロリーのお米をつくるのにエネルギーを一キロカロリー使うという話もあります。そうしますと、こ...全文を見る
○二見委員 石油の価格について伺いたいと思いますけれども、OPECが今度二本立ての値上げをしたわけであります。OPECとしては、これからも世界のインフレに合わせて恒常的に原油価格を引き上げるという方針がすでに出されておるわけでありますけれども、その原油の値上げ分をだれが負担するか...全文を見る
○二見委員 何かはっきりした見解、具体的な考え方をお持ちになっていないような印象を受けます。やむを得ませんので、当面した問題だけについて、もう一度お尋ねし直しますけれども、灯油についてはどうするのか、ガソリンについてはどう考えているのか、それから軽油については、現時点においては、...全文を見る
○二見委員 石油問題というのは、供給先の問題にしろいまの価格の問題にしろ、非常に大変な問題を抱えております。と同時に、石油業界それ自体もいま非常に大変な受難期にあるのじゃないかと私は思います。総理大臣も御存じのように、いままでは原油を買う場合には買い手市場だったけれども、いまはO...全文を見る
○二見委員 大蔵大臣はそうおっしゃいますけれども、ことしの手当てを見ても、私はこれは答弁をいただくつもりはありませんけれども、五十二年度の手当てを見ても、原重油関税を百十円引き上げたんです。この増収分が三百四十億です。しかし、それはそのまま備蓄に使うのかというと、そうじゃないでし...全文を見る
○二見委員 本日は石油開発公団の総裁に御出席いただいたわけでありますけれども、時間がありますればいろいろと貴重な御意見を承りたいわけでありますけれども、時間がありませんので、まことに申しわけありませんけれども、一、二点お尋ねして御意見を承りたいと思います。  一つは日本の今後の...全文を見る
○二見委員 ただいま一つの情報が入ってまいりましたので、総理大臣にこれを伺いたいと思います。  実は、福田総理大臣と外務大臣が日韓議連総会に出席したという確実な情報が入ってまいりました。  そこで伺いたいわけでありますけれども、総理はけさ日韓議連総会に出席されたのかどうか。そ...全文を見る
○二見委員 外務大臣も出席されたのか。そのほか、出席された閣僚がいらっしゃったらお名前を教えていただきたいと思います。
○二見委員 私は総理大臣の行動について拘束する気もありませんし、とやかく言う気はありませんけれども、日韓問題というのは当委員会でもかなり重要な案件になっております。そうしたときに軽々しく出席されるというのは果たしていかがなものだろうかという感じを持っておるわけでありますけれども、...全文を見る
○二見委員 次に、行政改革について総理大臣に伺いたいと思います。  まず最初に、西村長官にちょっと一点伺いますが、西村長官は、二月十日の閣議後の記者会見で、行政改革についての問題について、首相の発言は心構えを述べたものだろう、まだ改革の作業に着手していないし、段取りもないとそっ...全文を見る
○二見委員 総理大臣に伺いますけれども、総理大臣はことしの夏に行政改革についての具体的な案をお出しになるというお話でありました。ちょっと確認でありますけれども、いままでは行政改革の案というのは、まず行政監理委員会の提言というのが出まして、それに対して行政管理庁の案というのが各省に...全文を見る
○二見委員 閣議了解のものというふうに理解いたします。  それで、長官、お尋ねいたしますけれども、スタートしてまだ間もないのでなかなか詰めていらっしゃらないと思いますけれども、行管として考えているのはまず行政機構の改革、機構の改革そのものについても検討されるのかどうか。その中に...全文を見る
○二見委員 行政改革に本腰を入れて取っ組んでもらいたいわけでありますけれども、ただ、いままで何回か提言がなされた。しかし、それがほとんど、ゼロとは言いませんけれども、ほとんど着手されなかった。私は、それは理論や理想とは別に、現実に置きかえた場合にはかなりむずかしい人的な関係もある...全文を見る
○二見委員 行政改革に関連してもう一点伺いますけれども、地方事務官制度の問題であります。  これはもう長い間の懸案でありまして、衆議院でも「五十一年三月三十一日を目途として地方公務員とするよう努める」という附帯決議もなされておりますし、同じ趣旨の附帯決議は参議院でもなされており...全文を見る
○二見委員 要するに問題は、その地方事務官を地方公務員にしようという附帯決議があるわけでしょう。その制度そのものを廃止しようじゃないかという決議があるわけでしょう。ふえるならば、それは地方公務員にすればいいじゃないですか。そして県庁にやってもらえばいいわけでしょう。県庁でも、現場...全文を見る
○二見委員 時間がありませんのでこの問題についての押し問答はいたしませんけれども、地方事務官制度廃止の一番の反対の拠点というのは厚生省だと聞いております。私はそれで大臣に蛮勇をふるっていただきたいということを期待したわけでありますけれども、答えは逆なので非常に残念に思っております...全文を見る
02月19日第80回国会 衆議院 本会議 第6号
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○二見伸明君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十一年度補正予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  当面する経済情勢は、景気回復が著しくおくれ、厳しい様相を呈しております。  個人消費は依然として停滞したままであり、また、民間設備投資も一向に...全文を見る
02月21日第80回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○二見委員 最初に、稲川さんにお尋ねいたしますけれども、官公需の問題が指摘されましたけれども、私たちは、官公需はできればフィフティー・フィフティーぐらいにしたいという主張を持っているわけです。これは受注側にも問題があると思いますけれども、現実的には稲川さんの方では官公需はどの程度...全文を見る
○二見委員 牧野さんに四点ほどお尋ねしたいと思います。  最初に、私たちは現在一兆円減税を要求しておりますけれども、ことしの景気回復を私たちは減税だけでいいんだというふうにはもちろん考えておりません。公共事業も当然必要でございますし、と同時に一兆円減税をやるべきだという、私たち...全文を見る
03月02日第80回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○二見委員 今回の選挙は、公選法が改正されて初めての選挙だったわけであります。したがいまして、改正された選挙法のもとで行われた選挙ということで、いろいろな点を自治省の方で把握されているのではないかと思いますけれども、一つだけお伺いをしたいと思います。  実は、今度の選挙では、個...全文を見る
○二見委員 私もあのときの議論を聞いて知っておりますけれども、シールを張るというのは、枚数を制限するという一つの面があります。その点はそれでおきましょう。  今度は、配布するというか、個人ビラですから、候補者の政見を選挙民に知ってもらいたいわけです。その場合の方法が新聞折り込み...全文を見る
○二見委員 きょうの委員会は、公選法改正後初めての委員会でありますし、選挙後初めてであると同時に、内閣がかわって全く新しい内閣のもとでありますので、古い質問を新しい気持ちで自治大臣にお尋ねをしたいと思います。  一つは、参議院の地方区の定数是正です。これは本会議でも各党からずい...全文を見る
○二見委員 全国区とセットで考えたいというのがたしか総理大臣の御答弁だったように記憶しております。いま各党間の話し合いの結果で結論を出したいということでありましたけれども、たとえば政党レベルで、全国区とは切り離しをして地方区の定数是正をやろうというような合意ができた場合には、政府...全文を見る
○二見委員 自治省当局にお願いをしたいのですけれども、定数是正というのは、非常に政治的な配慮が伴うものであります。それは私もわかりますけれども、たしか五十年十月に国勢調査が行われたと思います。その調査に基づいて、そして計算の方法も、参議院制度ができたときのあの計算方法に基づいて、...全文を見る
○二見委員 わかりました。  それでは、その条件を多少緩和いたしまして、ひとつ現在の自治省流の考えで数字を出せるならば、後ほどで結構ですから、お示しいただきたいと思います。
○二見委員 わかりました。  衆議院については、今度定数是正されたわけですけれども、しかし、それでもなおかつあちらこちらで、いろいろと一票の重みが違うというような議論が起こっております。どうでしょうか、衆議院についても今後、毎回の衆議院選挙というわけにはいかないだろうと思います...全文を見る
○二見委員 私が五年ごととあえて言わなかったのは、これはいままで五年ごとにやったためしがないわけですね。非常に政治的な配慮が絡みますし、そのために、法律の上では五年ごとに見直しをするということになっていても、現実的には無理だったわけです。いまの大臣の御答弁ですと、これは本当は五年...全文を見る
○二見委員 もう一点、選挙制度について伺いますけれども、これもずっと議論がありまして、そのたびに与野党が全く対立した意見でずっと来た小選挙区制の問題がありますね。先ほど大臣から、衆議院の定数是正については、要するに、議院のルールに関することだから各党の合意というものが必要だ、午前...全文を見る
○二見委員 それでは話を変えまして、午前中に質議がありました金のかからぬ選挙について、各党の合意が必要なので、各党間で話し合いをしてもらいたいというのが大臣の御答弁でした。たしか前の国会では小委員会が設けられて、参議院の地方区の問題と金のかからぬ選挙について、それから政治資金とも...全文を見る
○二見委員 金のかからないということで、たとえば今度は寄付行為というのが全面的にできなくなりました。最初のうち大分ぎくしゃくいたしましたけれども、しかし確かにお金がかからなくなった面は非常にいいと思いますし、効果もよろしいと思います。  金のかからない選挙というのは、私は二つの...全文を見る
○二見委員 もう一つ、先ほど寄付行為の話をしたわけですけれども、去年は選挙があるということで自治省の方で大分PRしていただきまして、こういうことをやると違反になりますよ、香典もだめです。結婚式のお祝儀もだめですと、いろいろPRをしていただきましたけれども、私みたいに農村を選挙区に...全文を見る
○二見委員 以上で終わります。
03月14日第80回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第3号
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○二見分科員 私は、沖繩の地籍の問題について二、三伺いたいと思います。  本土におります私たちはわかりませんけれども、沖繩の現地へ行きまして沖繩の県民の人たちと話し合いをしてまいりますと、地籍が不明確なために起こっている問題というのは、非常に予想以上に大変な問題があるというふう...全文を見る
○二見分科員 数字的なことでお教えいただきたいのですけれども、四十七年から三年間調査をされて、その結果、百四十平方キロ前後の問題の地籍不明確の土地がある、そのうち、約八〇%が基地で、残りの二十平方キロが現在民有地になっている、五十、五十一年と中部の西原を中心としたいろいろな対策を...全文を見る
○二見分科員 この地籍の不明確というのは、御説明もありましたように、あの不幸な戦争に大きな原因があるわけでありまして、土地台帳が戦火に焼かれて消失をしてしまったとか、土地関係が戦争によって変質してしまったとかという、戦争そのものに原因があると同時に、戦争終了後アメリカ軍が沖繩に上...全文を見る
○二見分科員 確かに土地の問題というのは、原則的には個人間の問題だと私は思います。しかし、いま御答弁がありましたように、これは個人間の問題ではあるけれどもしかし個人間の問題ではないというのが沖繩の地籍のむずかしさだろうと思うのです。本土であれば、たとえばいままで登記をしなかったた...全文を見る
○二見分科員 確かに証拠のないものに対して、えいやっと行政裁定を下すというのは、現在の法体系には確かになじまないと思うし、考えようによってはやはり憲法論争にまで発展しかねない問題だろうと私は思います。だからといって、そのことを私は理解しないわけではないけれども、それでもなおかつそ...全文を見る
○二見分科員 終わります。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○二見主査代理 これにて愛野君の質疑は終了いたしました。  次に、柴田健治君。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第4号
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○二見分科員 福田総理大臣が訪米を前にしておりますので、いろいろと日本側の考え方や何かをいままとめていらっしゃる真っ最中あるいはすでにまとめ終わった段階であろうと思います。私はきょうは本論に入る前に二、三点承りたいと思います。  最初は、ただいま渡部委員が質問しておりましたOP...全文を見る
○二見分科員 そうすると、日米二国間の問題はほとんど議題にならぬということになりますか。というのは、私はOPPに関連してもう一点伺いたいのですけれども、けさの報道によりますと、アメリカの国際貿易委員会は日本のカラーテレビに対して、現在五%の関税率を二〇%アップして二五%にするとい...全文を見る
○二見分科員 もちろんメーンテーマではなくて、サブテーマでもない、いろいろな話し合いの中からOPPについてもカラーテレビについても、向こうからも話を出すだろうし、カラーテレビについては関税率引き上げの勧告がカーター大統領に出されたということになればこちらからも、メーンテーマではな...全文を見る
○二見分科員 もう一点伺いますけれども、カーター大統領になりまして前の政権と非常に違うところはいわゆる人権抑圧批判、これが共産圏だけではなくてアメリカにとってみれば同盟国に対してまで人権擁護、道義外交というものを展開されております。そのためにブラジルとの間にトラブルが起こってみた...全文を見る
○二見分科員 そうですか。そうするとこの問題については全く総理にゆだねてしまって、外務当局としては一切準備はしない、すべて総理お任せということになるわけですか。  そうすると、もう一つは、日本のいままでの考え方からいって、一般論としてはどういうような解釈なり評価を下していたわけ...全文を見る
○二見分科員 そういたしますと、こういうことになりますか。カーター大統領がソ連に対して、その他アメリカにとっての同盟国に対して、いろいろないわゆる道義外交を展開されている、それはアメリカとしておやりになることだから、日本としてはそれなりに評価はするけれども、同じことは日本としては...全文を見る
○二見分科員 別の問題に移りたいと思います。  ベトナムの問題でありますけれども、ベトナムに対して昨年とことしでもって合計百三十五億円に上る無償経済協力が行われたと思います。もし数字が違いましたら御答弁の中で御訂正ください。この無償経済協力というのは、どのような経緯によって供与...全文を見る
○二見分科員 そうすると、これは昭和三十四年だったと思いますけれども、いわゆるベトナム賠償協定が行われて、百四十億ですか、四千万円の賠償を支払いましたね。それとは全く無関係で、それに見合うものだというふうな解釈はとらなくてもよろしいわけですか。
○二見分科員 そうすると、この百三十五億円というのは、ベトナム側からの要請で現在やっているわけでしょうか。たとえば、ことしは五十億円ですね。これはもともとはベトナム側からの要請によるものなのでしょうか、それとも日本政府の発意といいますか、こちらからの自発的な意思でもって行う行為な...全文を見る
○二見分科員 わかりました。  それではもう一つ伺いたいと思いますけれども、いわゆる南北に分かれていたときに、わが国は昭和三十五年一月から百四十億四千万円のベトナム賠償を払ったわけでありますけれども、そのほか、南ベトナムへの円借款というのが昭和三十四年五月からずっと行われており...全文を見る
○二見分科員 そういたしますと、昭和三十四年に審議されて、昭和三十五年一月から実施されたいわゆるベトナム賠償というのは、これは南ベトナム政府に日本として払ったものだけれども、日本側の考えとしては全ベトナムに該当するものなんだ、しかしながら、昭和四十五年以降南ベトナムへの円借款が行...全文を見る
○二見分科員 そういたしますと、昭和四十五年には、十二月に十六億二千万円ですね、これは融資機関は輸銀で、金利六%、期限十年ですね。四十六年には五十七億六千万円で、これは基金から出ていますね。四十七年には二回出ていまして、合計で約四十億円。四十九年には八十二億五千万円と、こう出てお...全文を見る
○二見分科員 その点については、私はこれは貸してある金だから全部取れなんという意味で申し上げておるわけじゃないのです。法律的な関係はそうだろう。ただしかし、これを現実の政治の場に引き戻した場合にはそうはいかないわけですから、たとえば日本政府として何らかの方針というものを明らかにす...全文を見る
○二見分科員 くどいようでありますけれども、もちろん交渉している内容を全部明らかにしろなんというむちゃなことは私は申し上げませんが、その話し合いをしながら何となくうまい方向に行きつつあるのでしょうか、どうなんでしょうか。それだけを伺って、質問を終わりたいと思います。
○二見分科員 以上で終わります。
03月16日第80回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○二見委員 私は、インドネシアのLNGの輸入にまつわる問題と、午前中も新韓碍子の疑惑についての質問もございましたし、私の後にはソウルの地下鉄の問題についての質疑も行われるわけでありますけれども、また、現在はロッキード事件が公判中でありますが、こうしたいかがわしい問題が叫び起きない...全文を見る
○二見委員 いま、ちょっとひっかかる御答弁でありましたけれども、特段の事情というのは、何かすでに想定をされておるわけですか。
○二見委員 五月一日以降のしかるべき時期に公表される、その資料についてはかなり膨大なものになるだろうと予想されておりますけれども、恐らくSECが発表するものはダイジェスト版だろうと思います。  それで外務省にお尋ねしますけれども、ロッキード社からSECに提出されたロッキード事件...全文を見る
○二見委員 法務大臣にお尋ねしますが、公表されれば、それを全文取り寄せて、国会の要請があれば国会に提出するというのがいまの外務当局の御答弁でありますけれども、法務大臣もいまの外務省の見解には御賛成いただけますか。
○二見委員 そうすると、公表された部分については国会に提出することは差し支えがない、公表されなかった部分については必要に応じて取り寄せるということですか。これは、公表されない部分も全部取り寄せるのがあたりまえだろうと私は思うのです。
○二見委員 ロッキード社がSECに提出する書類というのは、本来からいくと、司法共助とは無関係のものだったろうと私は思うのです。だから、私は、法務大臣に御答弁いただきたいわけでありますけれども、本来であるならば、ダイジェスト版ではない全資料を日本政府としては取り寄せるように取り計ら...全文を見る
○二見委員 要するに、公表されない部分があればあるだけ、私たちはその部分についてさらに不愉快な気持ちも起こしますし、われわれの知らない、公表されないところに、もっとわれわれに知られては困るようないかがわしいことがあるのじゃないかというような、場合によってはよけいな推測もされるわけ...全文を見る
○二見委員 それでは、本論に入りたいと思いますけれども、インドネシアのLNGの輸入にまつわるいろいろな問題であります。  このLNGの輸入にまつわる問題に入る前に、たとえば日韓経済協力にしろ、あるいはインドネシアとの経済協力にしろ、日本と開発途上国との経済協力にはいままでいろい...全文を見る
○二見委員 やはり私たちと耳の聴力は同じでございまして、真偽のほどは別として、いろいろな忌まわしいうわさはお耳に入っているということがわかりました。  ところで、通産当局にまず御説明をいただきたいと思いますが、インドネシア、プルタミナのLNGは、当初の予定では今月から入ってくる...全文を見る
○二見委員 さて、このプルタミナのLNGについては、日本の政府借款あるいは輸銀の絡んだ民間融資が行われているわけでありますけれども、その前にひとつお互いの認識を確かめ合うという意味合いから、まず、このプルタミナというものについてどういう性質の——これは国策会社ですけれども、大体経...全文を見る
○二見委員 もう一点やはり御説明いただきたいと思いますけれども、プルタミナの前総裁はイブン・ストー氏でありますけれども、伝えられるところによりますと、このイブン氏は現在インドネシア国防治安省やあるいは最高検の取り調べを受けているという報道を私は見たわけであります。このイブン・スト...全文を見る
○二見委員 一度これをお調べの上、後日資料として御提供くださるようにお願いをしたいと思います。よろしゅうございますか。
○二見委員 LNGの開発プロジェクトを結んだいきさつについて、月日順といいますか、年代記風にずっと一度述べていただけませんか。これは、昭和四十七年の春に、たしか私の聞いているところでは、モービルが日本に売り込んできたのじゃないかと思います。あるいは違っていたら御訂正いただきたいの...全文を見る
○二見委員 ただいまのを整理すると、こういうふうになりますか。まず、昭和四十八年の二月にユーザーがレター・オブ・インデントを出した。要するにこのレター・オブ・インデントというのは買い付け同意書、意向書みたいなものですね。買いたいけれども売ってくれますかというような趣旨の手紙ですね...全文を見る
○二見委員 ところで、このインドネシアLNGの疑惑といいますか、問題点というのは、この値段にあるわけです。たしか河本前通産大臣も、少しこの値段は高いんじゃないかという発言を国会でされたように記憶しておりますけれども、このインドネシアLNGの値段のほかのLNGに比べて高いというとこ...全文を見る
○二見委員 この価格の問題は、たしか先国会でも議論があったと思いますけれども、昭和四十八年四月二十日、両角・ラディウス会談のときに提示された額というのは、FOB価格が六十五セント、それにフレート、運賃ですね、これが三〇セント、計九十五セントという数字が出されたんじゃないですか。 ...全文を見る
○二見委員 百万BTU当たり九十五セント、その内訳は、FOBで六十五セント、フレート三十セントであります。FOB六十五セントというのは、昭和四十八年四月の段階では高いんですか、安いんですか、これは。
○二見委員 それでは、昭和四十八年当時、日本はアラスカとブルネイからLNGを輸入をしておりますね。日本で輸入しているのは、これはCIF価格です。船はみんな向こう持ちですから、CIF価格です。四十八年当時アラスカとブルネイから百万BTU当たりCIF価格で幾らで輸入していたのですか、...全文を見る
○二見委員 そうすると、たとえば昭和四十八年は五十二セントですね。
○二見委員 実は、これはレートの換算がありますので、多少の違いはあると思うのです。私も通関統計から四十八年の百万BTU当たりの価格を、一ドル二百六十六円という当時の、かなり高い時代でしたから、それで計算しましたならば、アラスカのLNGというのはCIFで六十セントなんです。もう少し...全文を見る
○二見委員 結構です。アラスカとの差を、四十八年に三十五セントの違いがあるとすると、これはドルに直しますとトン当たり十八ドル二十セントの違いになるのです。そうすると、日本では年間七百五十万トン輸入いたしますので、三十五セントの違いというのは一億三千六百五十万ドルの違いになるのです...全文を見る
○二見委員 両角さんがラディウスさんと話を取り決めたときの値段がFOBで六十五セントなんです。プルタミナとアメリカのパシフィックライティングと決めたときが、片方は四月、ライティング社の方は九月です。五ヵ月のずれがありますけれども、そのとき決めたのは六十三セントで、アメリカの方が二...全文を見る
○二見委員 私はミナス原油との関係を言っているんじゃなくて、両角さんとインドネシアで取り決めた値段とインドネシアとアメリカの会社との間で取り決めた値段と、なぜ二セントの違いが出たのかと、しかも、このプロジェクトというのは、追加融資も含めれば十四億ドルでしょう。そのうち五百六十億円...全文を見る
○二見委員 ではこの値段についてもう一点、別の点からお尋ねをしたいと思いますけれども、三井物産とブリジストン液化ガスが推進したアブダビのLNGのプロジェクトがありますね。これもことし日本に入ってまいります。この輸入価格は幾らですか。
○二見委員 新聞報道によると、CIF価格で一ドル九十セントという報道がなされております。CIF価格で一ドル九十セントというどんぴしゃりの数字が、正しいかどうかわかりませんけれども、約二ドル弱ということではないのですか、もう少し大まかな幅を持たせた言い方をすれば。いかがですか。
○二見委員 そうすると、どう見てもアブダビの天然ガスと比較してもインドネシアの天然ガスというのはおかしいのですよ。大臣、これからまた細かい数字のやりとりを橋本さんとやりますけれども、その間に客観的に御判断をしておいていただきたいのであります。  昭和五十年の日本船舶輸送統計によ...全文を見る
○二見委員 アブダビとインドネシアの間で建設費その他で全く同一条件だったとは私思いません。差はあっただろうと思います。しかし、差はあったにしろ、五百五十二億円というのは少しひど過ぎるのじゃないですか。日本がプルタミナにした円借款というものは五百六十億円なんです。五百五十二億円とい...全文を見る
○二見委員 そうすると、これは向こう、プルタミナあるいはインドネシアの了解が得られれば出せるということですか。日本ではインドネシアのLNGをめぐっていろいろなうわさがあるのだ。その疑惑を晴らすためにも、いままでの交渉の過程を一切合財、全部明らかにして、われわれとしては、値段は高い...全文を見る
○二見委員 通産当局は外務当局と相談するというわけですよ。外務大臣の方は通産当局とも相談されるというわけです。これは御相談の上、もちろん両方で御相談されるわけでありましょうけれども、これはまず値段については——値段ばかりではなくて、そのほかあと二、三問題点があるわけですけれども、...全文を見る
○二見委員 ところで、LNGについてはもう一点またおかしな話がありまして、これは先ほどもお話がございましたけれども、五十一年六月に追加融資が行われましたね。三億二千二百万ドルなんですけれども、そのほかプラス五千万ドル、日本の市中銀行がシンジケートで五千万ドル背負うことになりますの...全文を見る
○二見委員 海外経済協力基金においでいただいておりますのでお尋ねしたいと思いますけれども、この四十九年三月十六日の交換公文によると、円借款五百六十億円については国際入札だということになっております。これはどこが応札をして、どこが落としたのか、お教えをいただきたいと思います。
○二見委員 しかし、プルタミナが募集をして、それで入札したわけでしょう。それでプルタミナとどっかのメーカーと契約を結んだわけですね。そうすると、変な話だけれども、お金というのは基金の方で払うわけでしょう。どこどこの会社にこれこれのこういう工事のために幾ら幾らという見積書がきて、要...全文を見る
○二見委員 そうすると、こちらは金は出しっ放し、どこでどう使おうとわれわれとしてはどうしようもない。基金の方としては書類が整備されていれば、書類上さえ整っておればいやおうなしに金が出ていってしまう、こういうことになりますね。それはどう使われようと書類の上で間違いがなければ、実態は...全文を見る
○二見委員 そうすると橋本さん、あなたは先ほど三億何がしかの追加融資は費用が上がったからだと御答弁されましたけれども、政府借款の方はほぼ合理的な価格でおさまっているのです。民間借款の方だけ三億何千万ドルも見積もりが狂うというのはどういうことですか。円借款の五百六十億円に相当する部...全文を見る
○二見委員 設計の詰めをやれば多少の差が出てくるのは私はわからないわけではないんですよ。だけど当初の民間契約が約九億ドルでしょう。昭和四十九年の五月十七日ですか、そのときには総合的には八億九千八百万ドル、約九億ドルです。その一年後に向こうで要求してきた追加額というのは四億八千万ド...全文を見る
○二見委員 いずれにいたしましても、時間がありませんのでLNGに関する質問は私はこの程度で終わりますけれども、このほかLNGにまつわる輸送の問題も、日本が輸送権を放棄してしまった。それは当時、LNG輸送については、日本にはまだちょっと自信がなかったというようないろいろな背景はある...全文を見る
○二見委員 ところで、午前中は新韓碍子の話があり、これから、私の後にはソウルの地下鉄の問題も提起されるわけでありますけれども、こういう問題を考えながら、私はこう思うわけです。こうした一つ一つの問題をただ単に国会で追及するだけではこういう不愉快な問題はなくならないだろう。再びこうい...全文を見る
○二見委員 今度の一部改正案では、あっせん第三者収賄は盛られてないようでありますけれども、あっせん第三者収賄についてはどういう理由で今度は改正案の中に盛り込まなかったのですか。
○二見委員 今度の事件に関係ないからこれを盛らなかったという考え方はおかしいのじゃないですか。あっせん第三者収賄というのは、たとえば二見伸明という政治家が、私には職務権限がないけれども、国会議員だという一つの地位と権力があるということで、それを利用して他の公務員に不正行為を働かせ...全文を見る
○二見委員 そうすると、これからの汚職というか腐敗というのは、このケースが多くなるのでしょう。いままで知らなかったならばやらないけれども、第三者収賄というのはこういうものだ、しかも今度の刑法改正で盛られてないぞということは、変な話ですが、逃げ道を教えたのと同じでしょう、そういう意...全文を見る
○二見委員 緊急立法だからやらない、これは刑法の全面改正にゆだねるということになると、これはまた大変な論議を呼びますし、この問題だけじゃなくて、刑法の全面改正それ自体に大きな議論を呼ぶわけです。私は、これは今国会に提出される刑法改正案にぜひとも盛り込んでもらいたいと思います。 ...全文を見る
○二見委員 そうすると、この刑法改正、自民党の法務部会でいろいろ議論された段階で、要するに、法定刑を引き上げただけでは結局腐敗防止には余り効果ないじゃないかという議論があったと聞いております。私もそのとおりだと思うのです。出てきたのが公民権停止の問題であります。  確かに現在の...全文を見る
○二見委員 これで終わりますけれども、要するに自治大臣はそうした物の考え方について積極的にやるべきだという立場に立っているんですか。何かいろいろ検討して——検討した結果何もなかったんじゃ困るんでありまして、これは与党の方でもかなり積極的な御意見もあるそうでありますけれども、むしろ...全文を見る
10月15日第82回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○二見委員 私は、現在問題になっております円高の問題、国際収支の問題について、総理大臣並びに関係大臣の御意見を承りたいわけでありますけれども、その前に、これは防衛庁長官だろうと思いますけれども、一言だけお尋ねしたいと思います。  というのは、けさのある新聞で、自衛隊の次期統幕議...全文を見る
○二見委員 きょうの午前の質疑でも円高問題が論議されておりましたけれども、総理大臣、今度の十月に入ってから円が二百五十円台に急騰したということに対して、これはアメリカとEC諸国が手を組んで日本をねらい撃ちにしているんだ、日本は黒字を減らす減らすと言いながらなかなか減らさぬじゃない...全文を見る
○二見委員 午前中の総理の御答弁の中で、現在の事態に対処するためには輸出にブレーキをかけることはできない、またすべきではない、むしろウランだとか原油だとか、そうしたものを特別に輸入することによって黒字を減らす必要がある、輸入をふやす必要があるという御答弁がありました。私もその措置...全文を見る
○二見委員 九月二十日の対外経済対策推進についての中では、関税については、要するに東京ラウンドとの絡みで関税を考えるということでしたけれども、いまの総理の御答弁は、東京ラウンドを待たずに、現在の事情から考えれば早急にやらなければならないというふうに受けとめてよろしいですか。
○二見委員 ところで、この円のレートの問題は、日本の国際収支が改善されるといいますか黒字が縮小されない限り、この円相場の問題はずっとつきまとうわけでございます。  私はここで、日本の現在置かれている立場、それから近い将来の日本の経済がどうなるだろうということをお互いに考えるため...全文を見る
○二見委員 通産大臣にお尋ねしますけれども、二百五十円台という大変な事態になりました。午前中も、円が高くなったための対策について、二百五十円台になったので、さらに積極的、弾力的な運営をしなければならぬという総理大臣の御答弁がありましたけれども、一ドル二百五十円台経済ということにな...全文を見る
○二見委員 たとえば、これは日本の繊維業界から来たものでありますけれども、円相場の高騰による被害の救済に関する問題とありますけれども、繊維業界の見方によれば、たとえばことしの七月以降の新規成約の見込みで、ドルが二百七十円が持続した場合には二九%減る、二百六十五円が持続した場合には...全文を見る
○二見委員 こういう時代でございますから、物差しではかったようなわけにいかぬと私も思います。しかし、マイナス七億ドルの経常収支赤字を見込んだならば、マイナス七億ドルになる、まあならないにしろ、それに向かっての四月からの本気になった努力が必要だったと私は思います。また、先進国にそれ...全文を見る
○二見委員 経企庁長官、九月三日に総合経済対策を発表されましたね。そして経済見通しを修正されて六・七%の実質成長は維持する、しかしそのかわり設備投資は下方修正されたし、個人消費支出も下方修正されたわけですね。九月三日の時点では、日本の経済というのはドル換算で二百六十円台の円相場で...全文を見る
○二見委員 きょうの時点では六・七%はどうなるのだと言われても、長官としてもお答えしにくいだろうと思います。また成長率は、設備投資だけじゃなくていろいろな要素が絡みますから、設備投資だけ、あるいは個人消費だけを取り上げてどうのこうのできないのは私はわかります。しかし、二百六十円台...全文を見る
○二見委員 この黒字問題というのは、あるいは現在の日本が抱えている構造不況であるとか需給ギャップであるとか、黒字問題ばかりじゃありません、日本が抱えているいろいろな問題は、三月三十一日、年度内にすべてうまくいくという筋合いのものではないと私は思います。黒字一つとってみても、やはり...全文を見る
○二見委員 大蔵大臣、来年の予算について、いまいろいろ作業されている真っ最中で言いにくいでしょうけれども、内需喚起といいましても、設備投資が急速に燃え上がるという見通しは余りないわけですね。内需喚起の中心というのは、その面だけ考えれば、財政が場合によってはことし以上に大きな役割り...全文を見る
○二見委員 いま大臣の基本方針を聞いておりますと、刺激策のような緊縮のような、両方にとれるわけです。確かに内需喚起という点からいけば刺激策にならざるを得ないだろう。しかし、財政の健全化ということも考えなければならぬというところは緊縮化の方向であります。それは大変なところはわかりま...全文を見る
○二見委員 大蔵大臣、もう一つお願いがありますけれども、確かに三年間三〇%近い国債を抱えております。それから来年も正直言って、三〇%を超えるか超えないかはまた別といたしまして、かなりの国債を抱えたことになります。私たちも国債を無制限に出していいと思いませんし、国債を抱えた財政から...全文を見る
○二見委員 ちょっと細かい問題を取り上げて、通産大臣の御見解を承りたいわけでありますけれども、それは九月三日に発表した総合経済対策の中で、民間需要喚起策として消費者信用の条件改善ということが取り上げられております。その内容は、割賦販売条件の緩和だとか、消費者ローンの増加及び金利の...全文を見る
○二見委員 総理府の貯蓄動向調査によりますと、五十年度には負債保有世帯は全世帯の四四・三%だそうであります。そのうち銀行から借りているものは一五・八%で、月賦とか年賦ですね、これが一七・八%だということであります。ですから、この月賦、年賦というのは国民生活にかなり大きなウエートを...全文を見る
○二見委員 業界の方もなかなか引き下げはうんと言わないのですよ。割賦販売というと、百貨店なんかコンピューターが前のままだ、そんなことをやったらおれたちはたまったものじゃないという意見も事実あります。だけれども、それは向こう側の言い分でありまして、いまの時点ではそんなことは理由にな...全文を見る
○二見委員 エネルギー政策について御見解を承りたいと思います。  午前中、大内委員の方からエネルギー政策についての御質問がありましたので、ダブらないようにしたいと思いますけれども、総理大臣は午前中の御答弁の中で、昭和六十年代のエネルギーの需給見通しについては、省エネルギー対策を...全文を見る
○二見委員 もう一つ基本的なお考えでお尋ねしたいのですけれども、資金対策分科会では、この資金対策として一つは国債だ、もう一つは間接税だ、もう一つはエネルギー諸税の見直しだ、こうしたことが資金対策分科会としては検討されております。そしてエネルギー対策の緊要性にかんがみ早急に結論を出...全文を見る
○二見委員 確かに、エネルギーだけを取り上げて財源対策をどうしろと言われても、あるいは総理大臣おっしゃるように無理な話だろうと私は思います。総理大臣は御答弁の中では、エネルギーだけを取り上げるのではなくて、いろいろな財政需要を考えた上でということでありました。そうするとあれですか...全文を見る
○二見委員 ちょっと石油の話が続いて申しわけありませんけれども、新聞報道によりますと、アブダビのオタイバ石油相が十月五日に内外記者団との会見で、来年一月からの原油価格について、多分引き上げられるだろうとの見通しを明らかにするとともに、アラブ首長国連邦としては穏健なものとしたいが、...全文を見る
○二見委員 外務大臣、中東と日本との関係というのは、石油の問題を通しても今後とも重要な関係になると思います。大臣、近々中東へ行かれる予定はございますか。大臣はイギリスへ行く途中に寄るのではないかというような話も私は聞いておりますけれども、また私は、積極的に中東を歴訪してもよろしい...全文を見る
○二見委員 時間がなくなってまいりましたので、もう一点ナフサの問題についてお尋ねをしておきたいと思います。ナフサ問題というのは調べれば調べるほど非常にむずかしい問題だと私認識しております。これは石油政策そのものにもかかわりのある大変な問題だと私はナフサ問題を思っております。現在、...全文を見る
○二見委員 二万九千円に固定していることに対して大臣から異論がありましたけれども、五十年の十二月に標準価格を二万九千円と設定して、いまその標準価格はありませんけれども、実質的にはそれで固定されているわけです。それはそれだけナフサ業界の立場が弱いということです。価格交渉力がないわけ...全文を見る
○二見委員 私は努力されていることをどうのこうの言うのではなくて、石油業界にとってみても大変な話です。この問題をよく調べると、やはり石油価格体系、ひずみはここにあるわけです。その問題はさておきまして、どうしても利害の問題で調整できない。どうしても石油業界としてはこれ以上譲れないと...全文を見る
○二見委員 もう一点、ナフサ問題と関係して石油価格体系なんですけれども、昭和四十五年を一〇〇として昭和四十八年にはガソリンが一五八だった。それが五十一年には四五〇だ。もし数字に間違いがあったならば御指摘いただきたいのですが、ナフサは一二二だったのが四六七である。灯油は一一五だった...全文を見る
○二見委員 質問が後先になってちょっと申しわけないのですけれども、先ほどお尋ねしそこなったものが一点ありますので、通産大臣にお尋ねします。  一つは、省エネルギーなんです。省エネルギー対策について大臣の見通しを示していただきたいのですけれども、昭和六十年度における省エネルギー率...全文を見る
○二見委員 エネルギー問題、経済問題は以上で終わりたいと思います。  話ががらりと変わり過ぎて申しわけありませんけれども、ことし私立医科大学の問題が、長い間かねてから裏口入学があるとか、寄付金が高過ぎるとか、いろいろなことがいわれておりました。いろいろなうわさはわれわれの耳に入...全文を見る
○二見委員 その問題についてはこの後論じたいと思いますけれども、その前に、いまの特定の大学の経営については厳しい態度で臨むというお話がありましたので、この問題、けじめをつけるために文部省のお考えをお示しいただきたいと思います。  具体的に、たとえば愛知医大で申しわけありませんけ...全文を見る
○二見委員 先ほど大臣がおっしゃられたように、九月七日に文部省から通達が出されたわけでありますけれども、この通達というのはかなり拘束力のあるものなのかどうか。同じような入学金に関する「入学時の寄附金募集の抑制について」という通達は昭和四十九年の一月十七日に出ているわけです。それは...全文を見る
○二見委員 私は、この通達がそのとおり生かされて、私立医科歯科大学が健全になってもらうことを心から要望しておりますし、期待をしております。文部省がかなり厳しい通達をお出しになりました。経理を公開するとか、寄付金は入学募集要項の中に幾ら幾らという金額を書き込めとか、非常に具体的に細...全文を見る
○二見委員 これで終わります。
10月17日第82回国会 衆議院 本会議 第6号
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○二見伸明君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度補正予算三案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  公明党・国民会議は、補正予算三案について、現下の困難な経済情勢の克服は一刻の猶予も許されない深刻な事態であり、国民生活を守る緊急避難的...全文を見る
12月17日第83回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○二見委員 公明党の二見でございます。  本日は年の瀬も押し詰まったお忙しいところ、参考人の方々においでをいただきましたことを心からお礼を申し上げます。  御存じのように、もう何回も質疑をされておりますのでお耳にたこができているだろうと思いますけれども、ソウルの地下鉄の問題あ...全文を見る
○二見委員 それでは伺いますけれども、先ほど三菱の田部さんが、二百五十万ドルの振り込みについて有力民間人からこの地下鉄の問題については物になるからやってあげるよというようなお話があり、何としてでも地下鉄を日本でとりたかったのでその人にいろいろと動いてもらった、その人の言う金額をそ...全文を見る
○二見委員 国税庁長官にお尋ねいたしますけれども、この二百五十万ドルが損金算入をされる場合とされない場合とのけじめといいますか、それはどういうところでもって国税庁は御判断なさるのでしょうか。
○二見委員 長官、もう一つ細かなことになって申しわけありませんけれども、これはコミッションであるかどうかということが一つの境目になるようでございますが、これはコミッションであるかどうかということは向こうからの請求書を見て判断されるわけでしょうか。もし請求書がなければこれはコミッシ...全文を見る
○二見委員 契約書の有無ということがまず一つ大きな問題になりそうでありますけれども、田部参考人、この契約書があるかどうかについてはお答えいただけるでしょうか。もしイエスであった場合には、その中身も、こういう契約でございますということを言っていただけるのかどうか、差し支えなければ。
○二見委員 そうすると、これは契約書が存在していないことになると、商社としてはこれは使途不明金で、課税の対象になってもよろしいと最初から考えていたというふうに私は認識せざるを得ないわけでありますけれども、そういう受け取り方をしてよろしいですか。
○二見委員 あと三社の方々にもあわせて同じことでお尋ねいたしますけれども、契約書がないということになるとこれは税金の対象になりますけれども、それは覚悟された上でのことだったのか。ただいまの三菱さんのお話はアメリカの三菱が払ったということでありますけれども、要するに課税の対象、課税...全文を見る
○二見委員 二百五十万ドル、七億五千万円に及ぶものを税金を払うことを覚悟で振り込んだというのは、商社としてはよくよくのことだったと私は思います。それについての当否は、きょうはここでは時間もありませんので申しませんけれども、よくよくのことだったというふうに認識をいたします。  そ...全文を見る
○二見委員 この二百五十万ドルは何回かに分けて、四十六年の六月だったですか、四十六年の夏ごろからですか、たしか支払われた、日付で間違いがなければ、そう思いますけれども、これは成功報酬払いみたいな形だったのでしょうか。この七億円というのは大変なお金ですから、まとまるかまとまらぬかわ...全文を見る
○二見委員 そういたしますと、この民間有力者に接触をしたのは、その前にフランスと商売の競争をやって負けた経緯がありますね。その直後からずっと接触を開始してきて、大体よしと踏み切ったのは、第五回の日韓定期閣僚会議が四十六年の八月にありましたですね、その直前ぐらいに行こうと腹を決めた...全文を見る
○二見委員 いわゆる成功報酬払い、最初百二十万ドル払い込んで、それからさらに追加を払い込むわけでありますけれども、そうすると、あれでしょうか、後金の方は成功か不成功かでもって払いが決まるわけですけれども、商社の方々がよし、これならば払ってもいいと決断されたのは、一つは八月に第五回...全文を見る
○二見委員 タイドローンになったことで成功という判断をされたと思ってよろしいですか。
○二見委員 時間がありませんので余りやりたくないのですけれども、ちょっと私の言い方がまずかったのだと思いますけれども、百二十万ドル払った、また残りあと百三十万ドル払ったのですね。百三十万ドル払ったのは、要するにこれは日本に落ちることが間違いないと確定したから百三十万ドル払ったとい...全文を見る
○二見委員 それからもう一つ。これは振り込んだ口座は有力民間人のものなのか、有力民間人がどこどこの口座に振り込みなさいと指定されてきた口座は有力民間人のものだったのか、それとも有力民間人ではない別の人の口座だったのかは、これはお話しいただけるでしょうか。
○二見委員 それが複数であったかどうかも、やはりまずいですか。口座が一つであったのか、Aの口座、Bの口座とこういうふうに分けたのか、それはわかりませんね。
○二見委員 二百五十万ドルについてはあらあらわかった感じがいたします。  もう一つ、要するにチャンイルの二億二千万、これは円の方ですね。これは非常に大変役に立つ男だという三菱さんのお話がありまして、丸紅さんからは、これは三菱さんの紹介でということでありましたけれども、このチャン...全文を見る
○二見委員 この二億二千万円というのは、考えてみると額がかなり大きいんじゃないかと思います。というのは、午前中の質疑で大出委員から、このソウルの地下鉄にかかわる総売上高は百八十五億五千八百万円である、総売上高がそうだというお話がありました。商社の方々も大体それはお認めになられたよ...全文を見る
○二見委員 これはメーカーの方にちょっと教えていただきたいのですけれども、こういう車両というのは製造するまでにどのくらいの期間かかるのでしょうか。
○二見委員 実は、その予想利益率二%について、ちょっと私、疑問に思うのですけれども、確かに四十八年八月の初めに基金に申告書を出されたときには、予想利益率は二%だった。しかし、商社とメーカーが契約をしたのは、私が聞いている限りでは四十八年の八月の末と聞いております。ということになり...全文を見る
○二見委員 時間がありませんので、最後に基金にお尋ねしたいと思いますけれども、その前に、申しわけありません、商社の方にもう一点伺いますけれども、この政府交換で八千万ドルと決まりましたね。実際に皆さん方が契約したのは二百七十二億四千万円で、三百六十円のレートで割りますと七千五百六十...全文を見る
○二見委員 最後に、基金の方にお尋ねいたしますけれども、このソウルの地下鉄の件というのは、政府が借款を韓国に供与して、地下鉄の建設を行う。しかも借款の内容がタイドローンであり、日本のメーカーのみが韓国に納入することができるという契約内容であります。そして、これは前にも議論がありま...全文を見る
○二見委員 どうもありがとうございました。