二見伸明
ふたみのぶあき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月18日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○二見委員 最初に政党法についてお伺いをし、それから、質問要旨には載せておりませんでしたけれども、共通一次についてその次に若干お尋ねをしたいと思います。 最初に、政党法でございますが、政党法の法制化ということについては、昭和二十二年に内務省案を第一号として、その後、憲法調査会...全文を見る |
○二見委員 実は、政党法の問題というのはいろいろございまして、総理もちろん御存じだと思いますけれども、一つはやはり憲法の結社の向山との関係が私は出てくると思います。ただ、実際に政党法そのものができ上がっているわけではありませんから、その政党法が憲法に抵触するかどうかということはこ...全文を見る | ||
○二見委員 自治大臣にちょっとお尋ねしますけれども、実はこの政党法の問題は、委員会で言うと公選法で議論されるわけでありますけれども、実物がないのにここでいろいろ議論するのは変なものなんですけれども、例えば国が補助金を出すという西ドイツ方式ですね。これは私、一つ問題があると思うのは...全文を見る | ||
○二見委員 政党法がもし制定されるとすれば、公権力が政党の内部に介入できないようなものでなければならないというふうに今の御答弁を理解するわけであります。 それで、確かに総理がおっしゃられましたように、西ドイツでは憲法の中に規定されておりますね、政党というものを。日本は、政党と...全文を見る | ||
○二見委員 西ドイツでは、一九六七年の七月二十二日に政党法ができたのですけれども、当初は、政党が国庫から補助金を受けるための要件が第二投票の二・五%以上の得票を有することとされていた。これが小政党を不当に不利にするという理由で連邦憲法裁判所で違憲判決があった。そしてこの違憲判決に...全文を見る | ||
○二見委員 私も、勉強することまで否定する気は毛頭ございません。それは、やはり法制化すべきかどうかということの可否については検討してしかるべきだと私も考えております。しかしこれは、例えば制定するとしても、反対する政党の意見を押しつぶしてまでやるべき筋合いのものではない。例えば制定...全文を見る | ||
○二見委員 共通一次の五教科七科目ですか、これが難しい、あるいは多過ぎるという議論がここのところございます。文部大臣は、たしかここで、共通一次の五教科七科目について、私の聞き間違いだったら申しわけないのだけれども、国大協の先生にお目にかかったところ、学問のレベルを下げる気かと言わ...全文を見る | ||
○二見委員 御努力を多とするわけでありますけれども、確かにおっしゃられるように、高校をことし卒業する人を除いて現在一年、二年、特に二年生は来年の入試でもう頭いっぱいだと思います。五教科七科目が減るのか、あるいはアラカルト方式になるのか、これはできるだけ早く結論を出さなければ、今の...全文を見る | ||
○二見委員 国立大学は、今文部大臣がおっしゃられましたように、昔は一期校と二期校がありまして、一期校で落ちた場合は二期校へ行く、チャンスが二度あったわけです。その結果、一期、二期で二期校の一期校に対するコンプレックスみたいなものがあったわけですけれども、今度は共通一次で同じ日に一...全文を見る | ||
○二見委員 次に、サイエンスに関する議論をしたいと思います。私もこの道は専門家じゃありませんので、あるいは論議が間違えるところがあるかもしれませんけれども、ただ、いわゆるバイオテクノロジーという問題は先端技術であり、これからの日本、これからの社会に大きな問題を提起してくるのじゃな...全文を見る | ||
○二見委員 遺伝子組みかえの唯一の基準である組換えDNA実験指針、これは五十四年の八月二十七日に決定されまして、その後五十五年の四月、五十五年十一月、五十六年四月、五十七年八月、五十八年九月とこう改定されてきたわけであります。今回、高等生物への遺伝子組みかえを認める基準がつくられ...全文を見る | ||
○二見委員 アメリカでは新しいDNAを導入した植物の栽培実験について、NIH、国立衛生研究所はオーケーを出した、認可した。ところが環境保護庁がそれに待ったをかけ、民間の環境保護団体が差しとめの訴訟を起こしてその実験は中止になったという報道がありました。我が国ではこうした屋外実験と...全文を見る | ||
○二見委員 それから、一九八○年にカリフォルニア大学のクライン教授が、遺伝子組みかえ技術によって血液病の少女の治療を行ったという報道がありました。これはいろいろな波紋、議論を呼んだわけでありますけれども、この種の治療、いわゆる人体実験というのは我が国でも起こり得る可能性なきにしも...全文を見る | ||
○二見委員 京都大学の名誉教授で、元日本学術会議人間と科学特別委員会の委員長をされておりました西山さんという方がある新聞に投稿されておりまして、「遺伝子組み換えを含む生命科学の研究は、一歩踏み違えると、今日の核戦争の危機をもたらしている原子力開発に劣らない災厄を招く恐れがある。こ...全文を見る | ||
○二見委員 要するに科学者の良心というか、科学者の倫理に任されている面が非常に強いわけです。この西山さんもいみじくもその点は指摘しておりまして、西山さんの文章によりますと、「そこで私が一番心配したことは、その研究にかかわる個々の研究者はいずれも良識ある科学者で、彼らが人類を破滅に...全文を見る | ||
○二見委員 ぜひそうした方向で基本原則あるいは基本法、これは直ちにきょうとかあしたとかという生易しい問題じゃないと思いますけれども、じっくりと検討していただき、そうした上でできるだけ早期にそうした原則を確立していただきたいと思います。 さらにこの問題について若干お尋ねをしたい...全文を見る | ||
○二見委員 確かに臓器移植というのがありまして、北海道で心臓移植の問題がありましたけれども、そうなれば、脳死の時期をどう判定するか、臓器移植も、死後何日もたった臓器ではだめなわけですから、ある瞬間移植しなければならぬということになれば、人間の死をどこで決めるかというやはり大きな問...全文を見る | ||
○二見委員 この体外受精については、日本産婦人科学会だとか東北大学、徳島大学でそれぞれ体外受精についてのガイドラインというのを発表しております。大体内容は似たようなものですね。それほど大きな差はないと思います。このガイドラインについて、妥当なものだというお考えか、もっと厳しくした...全文を見る | ||
○二見委員 要するに、日本産婦人科学会にしろ、東北大にしろ、徳島大学にしろ、この基準というのは医師の倫理で行われているわけであります。しかし、例えば体外受精は戸籍上の夫婦に限るとかと、こうなっているわけです。これは法律で決まっているのではなくて、医師の倫理あるいは当事者の倫理とし...全文を見る | ||
○二見委員 決められていないということは、やっても構わないということでしょう。医師の倫理でできないだけの話で。どうなんですか。決められていないと法務大臣おっしゃるのだから、これは逆に言えば、やっても、それは倫理上はいろいろな問題はあるとしても、目をつぶってやればやれないことではな...全文を見る | ||
○二見委員 私はだから医師の倫理だけに任しておいてまずいのではないかという気持ちを持っているわけです。それは御研究いただくとして、たしかアメリカで精子銀行ができるとか、こういうことになりますと、アメリカではもういわゆる商売になるのでしょう。我が国ではそうした生殖細胞の売買というも...全文を見る | ||
○二見委員 ちょっと繰り返して申しわけないのだけれども、これは実用化された場合には医療体系の中ではどういうことになるのか。例えば保険の適用がきくとか、どういうことになるのか。 それから、これは厚生省なのかな。いわゆる生殖細胞の売買については、厚生省としてはノーということなのか...全文を見る | ||
○二見委員 それでは、いわゆる日米摩擦について伺いたいと思います。えらく体外受精から日米摩擦で百八十度違いますけれども、時間もありませんのでかいつまんでお尋ねいたします。 まず最初に、牛肉とオレンジが現在日米摩擦の象徴的な品物で、象徴的な対象になってアメリカの攻撃を一身に受け...全文を見る | ||
○二見委員 牛肉について、政府は、国民に、対して牛肉を安定的に供給するため、極力国内生産を振興し、国産牛肉の安定的供給を図るとともに、国内生産で賄い得ない数量は豪州、米国等から計画的に輸入する、これが牛肉の基本方針できょうまで来ているわけです。ですから、例えば五十八年は、日豪の間...全文を見る | ||
○二見委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。 日米経済摩擦というのは、農産物が対象になっておりますけれども、やはりその根底にあるのは、年間二千億ドルにも達するアメリカの財政赤字とそのことによる高金利がまさに対日二百十六億ドルの赤字の大きな原因だと思いますし、日本ばかりでな...全文を見る | ||
○二見委員 日米経済摩擦を伺いながら、小此木彦三郎大臣に、日米経済摩擦が今非常にクローズアップされておりますけれども、日本とECの間でも、日米ほどではないけれども、やはり緊迫した状況があるのじゃないかと思いますが、若干御報告をしていただきたいと思います。 | ||
○二見委員 日米経済摩擦でやはり影響力の大きいのは金融資本市場の自由開放だと私は思います。 もう時間が四分きりありませんのでまとめて端的にお尋ねしますけれども、政府がCDの小口化などそれなりの努力をしていることは私は百も承知しておりますけれども、さらにはアメリカは金利、特に預...全文を見る | ||
02月21日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○二見委員 最初に、環境アセスメントについてお尋ねをしたいと思います。 環境庁長官にお尋ねいたしますけれども、環境影響評価法案は、昭和五十六年の第九十四国会に提出されてから五十八年の第百国会まで約三年間を費やしながら、昨年の暮れの解散によって廃案となってしまいました。一億二千...全文を見る |
○二見委員 この法案は、五十六年に提出された法案というのはもう中身も十分議論されておりますので、きょうは中身の議論をする気は毛頭ありませんけれども、提出するまでに大変問題というか、いろいろ議論のあった法案であります。提出するまでに、まず与党の自民党内の合意を取りつけるのでも大変だ...全文を見る | ||
○二見委員 このアセス法については、もう今までのいきさつを申し上げる必要もないと思うのですが、例えば昨年の通常国会では、四月一日に二階堂幹事長ら党四役と後藤田官房長官が、この法案は早期に成立させるべきだということで合意確認をされて、そのために反対意見を持っていらっしゃる自民党の議...全文を見る | ||
○二見委員 私は、その懸命に説得に当たりますというところにおかしいなと思うのです。この間の政府案よりももっと別のことをやれ、たとえば電源開発を入れろというのならば、もう一度議論しても構わない。政府提出までどういう手続をするのだか、私の聞いているところによりますと、まず自民党の政調...全文を見る | ||
○二見委員 私はこの問題、やはり総理にお伺いをしたいと思います。 わが党の立場からいきますと、政府案というのは正直言って百点満点でありません。それは、電源開発をこの対象事業から除外したということに対して不満は持っております。だけれども、このアセス制度というのは、私は環境行政に...全文を見る | ||
○二見委員 実は総理、私は党内の調整を急いでやることはわかるのです。ただ、廃案になった政府案と別のものを出せと言うのならば、それはむずかしいかもしれない。しかし、そうじゃない。私たちも無理なことを申し上げているわけじゃない。電源開発を入れろとか、こうしろああしろと、余分なものをつ...全文を見る | ||
○二見委員 私は、本当にくどいことを申し上げて嫌なんだけれども、党内の調整を急ぐという御答弁は、提出する方向に向けて党内の調整を総理がおやりいただけるというふうに理解してよろしいですか。 | ||
○二見委員 私は、提出する方向で総理が全力の努力を傾注されることを心から期待もしておりますし、これからの御努力を心からお願いをしたいと思います。 次いで、湖沼法案について一点だけお尋ねをしたいと思います。 提出される予定だそうでございますけれども、実は私のところに霞ヶ浦と...全文を見る | ||
○二見委員 長官、もう一点お尋ねしますけれども、いわゆる燐と窒素ですね、これは水質汚濁防止法の中で排出規制をきちんとする必要があるのじゃないでしょうか。中公審の答申を待つということになるかもしれませんけれども、この点はどうでしょう。 | ||
○二見委員 教育問題について、総理の御意見を若干伺いたいと思います。 教育臨調でございますが、総理大変お嫌いですけれども、ちょっとほかに言葉がありませんので教育臨調という言葉を使わせていただきますけれども、いわゆる教育臨調ですね。これは、昨年の選挙中あるいはその前から総理は教...全文を見る | ||
○二見委員 確かに教育は一億総評論家でありまして、ですから、総理がおっしゃるように拙速は避けなければなりません。それこそ幅広い各界の合意を得なければできるものではありません。 それで、ちょっとお尋ねしますけれども、審議会というものは中教審よりももっとすそ野が広いということにな...全文を見る | ||
○二見委員 いわゆる審議会で二年か三年かかって一つの答えが出てくる、これは実行するために審議会をつくるのだという総理の御答弁です。そうすると、私たちが心配するのは、教育問題というのは、一つやるにしろ賛否両論というのが必ず出てくる。それを答申が出た、それ、これがにしきの御旗だという...全文を見る | ||
○二見委員 法案も出てないのにこの問題でいろいろ議論するのは、あるいは総理としてもしんどいかもしれませんけれども、こうした中教審とは違った内閣直属の機関が総理の構想でできるということになると、やはり私はあらゆる角度からこれはどういう方向になるのかということを知らなければなりません...全文を見る | ||
○二見委員 忠という言葉になりますと、すぐ私も、戦争を経験しておりますので、忠君愛国の忠を思い浮かべるわけでありますけれども、それはそれといたしまして、もう一つお尋ねをしたいのですが、やはりこの「新しい保守の論理」の中では、「〔本には現代にふさわしい一大精神文化研究所が必要である...全文を見る | ||
○二見委員 中曽根教授の文明論を拝聴さしていただいた感じがいたしますが、私も総理のおっしゃること、全くわからないわけじゃないのだけれども、ただ、精神ということになると、個人個人全く自由ですし、それまで縛り、一定の方向に向けられるということになると大変気持ち悪いし、私自身それは非常...全文を見る | ||
○二見委員 以上で終わります。 | ||
02月23日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○二見委員 最初に、法眼公述人にお尋ねいたします。 冒頭に、一国の防衛に歯どめはない、一%なんという論議は神学論争だというお話がありまして、後ろにいる防衛政務次官が涙を流して喜んでおりました。私は、記憶違いだったらちょっと申しわけないのだけれども、昭和の歴史を読んでおりまして...全文を見る |
○二見委員 ありがとうございました。 | ||
03月12日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号 議事録を見る | ○二見主査代理 これにて福岡康夫君の質疑は終了いたしました。次に、川俣健二郎君。 |
03月13日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○二見委員 真藤総裁はお見えになられてますか。 |
○二見委員 お仕事もおありでしょうから、ちょっと順番を変えて、最初にVANと電電のことから入りたいと思います。 最初に、総理にお尋ねしたいと思いますが、現在電気通信事業法の法制化が進められておりますし、電電公社も今度は電電株式会社へと衣がえをされるわけであります。ことしはIN...全文を見る | ||
○二見委員 これは省庁間で協議されているところでありますので、これ以上総理に突っ込んだお答えを求めるのも無理かと思いますけれども、大体の総理のお考えは、私理解できる感じがいたします。 それで、これは電電公社にお尋ねしましょうか。郵政省案ですと外資比率を原則二分の一未満にしてお...全文を見る | ||
○二見委員 あわせて外務大臣にお尋ねしますけれども、アメリカがVANの完全自由化を要請してきた。郵政省案では二分の一未満という規制がある。どうなんでしょう、もし外資規制をした場合に、国際的な影響というのは外務大臣としてどういうふうにお考えになられますか。 | ||
○二見委員 郵政大臣にお尋ねしたいわけでありますけれども、郵政大臣は私の大学の先輩でもあり当選した年次が一緒でもありますので、実は奥田大臣に味方をしなければならないのではないかと思いますけれども、多少今度は立場が変わっておりまして本当に申しわけなくも思いますが、その点は私的な問題...全文を見る | ||
○二見委員 私は、特別第二種というものを設けて許可制と外資比率二分の一未満とかという規制を設けること旧体がこの分野に対しては競争は認めない、一般二種はいいけれども、この特定VANというか特定二種については競争原理は認めないんだという考えじゃないかと思うのです。それはまずいのじゃな...全文を見る | ||
○二見委員 この問題、これは法案ができないでまだ郵政省案の段階でございますし、各省庁間で協議されている真っ最中でございますので細かい質問は差し控えたいと思いますし、むしろ逓信委員会でやるべきが筋だと思いますのでこれ以上この問題は論及いたしませんけれども、ただ私は、果たして今でも特...全文を見る | ||
○二見委員 大変慎重な言い方でございますけれども、いずれにいたしましてもこうした議論を踏まえてさらに法案の検討をお願いをしたいと思います。 真藤総裁に重ねてお尋ねいたしますけれども、新しく衣がえする電電株式会社というのは、資本金は幾らぐらいで純資産は幾らぐらいになるのでしょう...全文を見る | ||
○二見委員 電電公社というのは、現在の電電公社は膨大な技術スタッフを中心にした三十数万の職員と全国を網の目のようにカバーする通信ネットワークを持っておりまして、しかも通信機器だとか設備はすべて民間企業から調達している。そのために大手企業、大手の通信機器メーカーから下請企業に至るま...全文を見る | ||
○二見委員 そういたしますと、真藤総裁としては、実はこれは国民にとっても大変な関心事なんですけれども、具体的に言うと電話料金は安くなるということですか。今、特に遠距離の料金の話がされておりましたけれども、総裁は、これは二月十三日だったかな、某紙の夕刊のインタビューで、今の料金体系...全文を見る | ||
○二見委員 自由に動けるようにというお話でしたけれども、じゃ、それに関連してちょっと郵政大臣にお尋ねしますけれども、電電公社は衣がえする以上自由にやりたい、動きたい、できるだけ国民のニーズに合うようにサービスに努めたいという御答弁だったと思います。郵政省は、新会社に対する政府の関...全文を見る | ||
○二見委員 KDDに対する郵政省の監督というのはかなり強烈だったのじゃないですか。どうなんですか。私の記憶が間違っておったら申しわけないけれども、KDDは、たしかここで問題になったときに、郵政省のKDDに対する監督権は非常に強かったはずですよ。それはどうですか。 | ||
○二見委員 もちろん私はここでKDDの経営形態を議論しているわけじゃないのだけれども、要するに郵政大臣の認可事項ということでもって新しい衣がえをした会社を縛ることは十二分にできるわけです。そこを私は恐れているわけです。私の記憶では、KDDに対する郵政省の監督権限は非常に強かったと...全文を見る | ||
○二見委員 それからもう一つ、これは真藤総裁にお尋ねしますけれども、これは某紙の夕刊で、総裁は、「もし有効な新規参入がないならしようがない。独禁法があるのだから、AT&Tの経験をもとにして自己解体をやるより方法がないわけです。」、こう述べておられます。実際これはスタートしてみなけ...全文を見る | ||
○二見委員 もう一点、ちょっと細かくなりますけれども、これは郵政大臣と総裁にお尋ねしますけれども、相互接続というのがありますね。電電の回線に借りるわけですね、ちょっと接続させてくれと。例えば京セラが電話回線やる場合なんか。郵政省案の三十三条で、第一種電気通信事業者間で協議が調わな...全文を見る | ||
○二見委員 もう一点、やはりちょっと細かくなって申しわけありませんけれども、これは現在一〇〇%政府出資でスタートするけれども、ある時点で売るわけですね。それで、まず、いつから売るかそれも大変興味があるのですけれども、売った後の売却利益というのをどうするのか。聞くところによりますと...全文を見る | ||
○二見委員 この問題についてはこれで終わりたいと思います。真藤総裁、大変お忙しいところありがとうございました。これは各省庁間で詰めておる問題でございますので、これ以上細かい議論をしてもしようがありませんし、本来は逓信委員会でさらに詰めるべきだと思います。 次に、防衛問題につい...全文を見る | ||
○二見委員 それでは重ねてお尋ねいたしますけれども、アメリカはことしの夏以降、核つきトマホーク、いわゆるTLAM―Nを水上艦や潜水艦に装備すると伝えられております。当然北西太平洋に展開する原子力潜水艦にも近い将来配備されると思われますけれども、この核つきのトマホーク、TLAM―N...全文を見る | ||
○二見委員 北村局長、要するに私は、アメリカがトマホークを配備した原子力潜水艦を展開させることの現情勢から見て必要性は理解できるという、アメリカ側がやるのが理解できるじゃなくて、それは日本にとって好ましいのかどうかということ。アメリカがそう展開するのは理解できるじゃなくて、そうい...全文を見る | ||
○二見委員 要するに一言で言えば、究極は核軍縮であるけれども、現在の情勢では好ましいということになりますね。今の答弁はそういうふうに理解していいですね、好ましいと。究極の目的は核軍縮だけれども、現状においては好ましいのだと。いいですね。それでよければ私はそれを前提にしてこれから論...全文を見る | ||
○二見委員 要するに私は、日本の周辺にアメリカであれ、ソ連であれ、いろいろな核がごろごろされているのは大変迷惑なんです。究極の目標ではなくて、私は直ちにでも核軍縮をやってもらいたいと思っている。ところが今の政府の答弁では、現状においてはアメリカがさらに核を強化する、トマホークを北...全文を見る | ||
○二見委員 確かにそのとおりなんで、アメリカが軍事力を増強する、それに見合ってソ連がまたやってくる、それに対してまたアメリカがやる、これでは際限がないわけです。しかもその際限のない核軍拡がどこでやられるかというと、日本の周りでやられる。これは日本人にとって非常に耐えられないことだ...全文を見る | ||
○二見委員 ちょっと、このことについてはどういうふうに分析されるのでしょうか。昨年の一月、ベッシー統合参謀本部議長が議会に提出した「軍事態勢報告」の中に「太平洋地域はその資源、政治的影響力および位置から、米国の利益にとって焦点となっており、NATOへのソ連の攻撃を抑止するための重...全文を見る | ||
○二見委員 どうも私はこれを素直に読んでそうは思わないんだな。もう一度言いますよ。「太平洋地域はその資源、政治的影響力および位置から、米国の利益にとって焦点となっており、NATOへのソ連の攻撃を抑止するための重要な役割を演じている。」こうなっている。「NATOへのソ連の攻撃を抑止...全文を見る | ||
○二見委員 私は敵は本能寺という感じがしてしようがないのですけれども、これはどうせ水かけ論になりますのでこの程度にとどめますけれども、さらにもう一点、トマホークを配備した原子力潜水艦がこの北西太平洋に展開されるということになりますと、この地域における米ソの緊張脚係というのは今より...全文を見る | ||
○二見委員 私はそんなことを聞いているのじゃない。要するに、北西太平洋における米ソの緊張関係は今後かなり高まるのかどうかということを聞いている。また、アメリカのニューズウイーク誌の一月二十三日号には、大韓航空機撃墜事件の後、米ソは北太平洋で一時一触即発の状態に入っていたという報道...全文を見る | ||
○二見委員 要するに、米ソの緊張は薄くなるのですか。 | ||
○二見委員 それではもう一点伺いましょうか。このトマホークと日本とのかかわり合いで非常に関心を持つのは、この核つきのトマホークを配備した原子力潜水艦が日本に寄港するかどうかというのが、日本にとっては一番切実な問題となってくるわけです。 それでアメリカの軍事態勢報告には「日本は...全文を見る | ||
○二見委員 確かに公式見解でいけばそうなる。ですから公式見解でいけば、北西太平洋で展開している原子力潜水艦のうち、核を持っている原子力潜水艦はフィリピンの何とかという港の方に行って、核を持ってこないのだけが日本に来る。選別することになる。公式見解からいけばですね。両国の信頼関係か...全文を見る | ||
○二見委員 これについてちょっと一点お尋ねしますけれども、日本政府はこれは知らなかったわけですな。アメリカに問い合わせたわけだから、今まで知らなかったわけですね。それが一つ。 それから、NATOとは核兵器の協定があるから、NATOには極秘ベースで報告するのだ、日本は確かにアメ...全文を見る | ||
○二見委員 韓国にも核が存在すると言われておりますけれども、韓国とアメリカとの間にはこの情報交換はやられておりますかね。どうでしょう。 | ||
○二見委員 じゃ、もう一点お尋ねしますけれども、韓国には核は配備されておりますね。 | ||
○二見委員 今から九年前、一九七五年に、シュレジンジャー米国防長官が韓国にも核があるのだということを発表されたわけであります。それで韓国には核があることが明らかになったわけでありますけれども、その後、核兵器が撤去されたという報道も聞いておりませんし、核兵器が撤去されるような、あそ...全文を見る | ||
○二見委員 この問題はちょっとまた事実関係がはっきりしない上にやると誤解を招きますので、ではこの点でおさめたいと思います。 ニュージャージーの問題でもって、総理は、先ほども上田委員の議論もございましたけれども、ニュージャージーが入ってくる場合にはその辺のことも問い合わせるとい...全文を見る | ||
○二見委員 ニュージャージーには確認はするけれども、原潜もやはり同じように確認されますか。 | ||
○二見委員 ニュージャージーはここずっと議論されておりますから、確認するのはその議論を踏まえて確認するということですけれども、原子力潜水艦にトマホークが配備された、それが日本にしばしば寄港するということになると、それは国会で議論される、それで、そうした議論が盛り上がってくれば、改...全文を見る | ||
○二見委員 これは私は、アメリカの極東戦略というか世界戦略を考えて、トマホークを積載した原子力潜水艦がふえてくる。積んでいるかどうかわからぬけれども、原子力潜水舵が日本に入港してくるということになれば、ちょうどニュージャージーに対して外務大臣がおとりになろうとしていると同じように...全文を見る | ||
○二見委員 五九中業については、作業が進められ、明らかになってから改めて批判すべきものは批判し、検討するものは検討したいと思いますけれども、いずれにいたしましても、防衛費のGNP一%という枠は、これは防衛に対してそれぞれ立場の違いはあるけれども、少なくともこの一%という枠だけは厳...全文を見る | ||
○二見委員 大蔵大臣はこの委員会でも、議論を見ながら国民のコンセンサスを見ていこうということを再三言われているわけです。例えばこれは大内委員に対する御答弁だったと思いますけれども、大蔵大臣は「この国会での議論とかを通じながら、国民の皆様方のコンセンサスを得るには一体どういう組み合...全文を見る | ||
○二見委員 こういう組み合わせをやって、なおかつ要調整額が出るということになると、そこで税に手をつけるということに順番としてはなってくるのじゃないかと思います。 税については、端的に伺いますけれども、一つはいわゆる物品税ですね。これは個別の最終消費財にかけるというのが今までの...全文を見る | ||
○二見委員 もう時間もありませんので、かいつまんで借換債についてお尋ねをしたいと思います。 私は、今度借換債を、昭和五十一年から五十八年までの借りかえ禁止規定を一片の法律でもって全部ちょんにしてしまうというこのやり方というのは大変けしからぬやり方だというふうに思っております。...全文を見る | ||
○二見委員 以上で終わります。 | ||
○二見委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度政府予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 まず私は、予算修正問題について一言申し上げたい。 与野党伯仲を選択した国民の意思を受けて、我が党を初め、共産党を除く四野党が現実的な予...全文を見る | ||
03月29日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○二見委員 最初に、暫定予算ということについてお尋ねしたいと思うのですけれども、会計年度は、四月一日から翌年の三月三十一日までが会計年度であります。大変不思議なことに、政府の予算については四月五日に成立をすれば暫定を組まずに済むという、妙な慣行がここ数年続いております。私は、そう...全文を見る |
○二見委員 例えば、衆参の予算審議でいろいろ摩擦的なことがあって、三月三十一日までに成立すべきところが四月一日になった、二日になった。四月一日に支払わなければならないお金があるから、建前からいけば一日分の暫定予算を組む、二日分の暫定予算を組まなければならない、そういう場合には、実...全文を見る | ||
○二見委員 暫定質問で暫定的にやったんじゃまずいのだけれども、ただ、なぜ暫定予算が生じたかというと、今回みたいに総選挙があって提出がおくれたという物理的な問題は別として、暫定予算が組まれなければならない理由というのは三つあると私は思うのです。一つは、野党の正当なる要求に対して政府...全文を見る | ||
○二見委員 お褒めにあずかりましてありがとうございます。 先ほど大出委員が、VANの話でもってアメリカ側からの問題を取り上げておられましたけれども、VANではなくて金融開放について、大臣、私もやはり同じようにアメリカ側の態度に非常に頭にきているわけです。例えばリーガン財務長官...全文を見る | ||
○二見委員 この問題でちょっと冷静にお尋ねしたいのですけれども、例えばリーガン長官は、四月に計画の全体像を示し、五月に実行に移してほしい、こういう要望を某紙のインタビューでしゃべっているわけですけれども、日本としてはそうしたスピードには到底追いつけないということになりますか。 | ||
○二見委員 それから、リーガン長官は、ドルに対して円が弱いのは円が保護されているからで、日本は円の国際化を図るべきだ。私も円の国際化は図るべきだと思います。これは相手の国のあることですから、日本だけで勝手にというわけにいかぬわけですね。そのために、日本の経済に対する信用というか円...全文を見る | ||
○二見委員 理論としては私もその点は納得するのです。円の国際化が進んでいけばこんなに円が安くならないだろうというのは、理論としても哲学としても納得するんだけれども、どうもリーガンさんは日本が一方的に悪いという決めつけをしているとしか考えられない。アメリカの高金利は円安とは余り関係...全文を見る | ||
○二見委員 河本長官、これは新聞報道ですから、もしニュアンスの違いがあったらお許しいただきたいのですけれども、対ドル円レートについて河本・リーガン会談で、日本のファンダメンタルズから見てもう少し高い水準になってもよい等の点で一致したと報道がありますけれども、たしか二百二十四円ぐら...全文を見る | ||
○二見委員 金融問題についてもう一点だけお尋ねして、次に移りたいと思います。 いわゆる信託業務、これは日本は「業務分野の調整にかかわる問題なので、わが国金融制度の見直しの一環として考えたい」と述べられたというふうに報道を聞いております。これは、日本の金融行政が将来に向かって一...全文を見る | ||
○二見委員 この問題に関する締めくくりという意味ですけれども、先ほど農産物とVANの一括解決かというのが、官房長官の言葉を引かれて大出委員からありましたけれども、日米間は金融問題だけじゃなくてVANもあり、農産物もあり、いろいろ日米経済摩擦というか、日米間の経済関係の懸案事項は幾...全文を見る | ||
○二見委員 そうすると、農産物は農産物で日米間で解決をし、VANはVANで日米間で解決をしということじゃなくて、もちろんある程度の話はあるんだろうけれども、最終的には全部をワンパッケージでもって、これで日米間の懸案事項は終わり、こういう打ち上げをやろうというわけですね。 | ||
○二見委員 時間がありませんので、かいつまんで外交問題についてお尋ねします。 最初に外務大臣、いわゆるイラン・イラク戦争、に関連してですけれども、「イラン・イラク戦争でイラク軍が化学兵器を使用したかどうかを現地調査してきた国連の化学兵器被害調査団は二十六日、デクエヤル国連事務...全文を見る | ||
○二見委員 時間もあと三、四分しかありませんので、まとめてお尋ねします。 実は、中曽根総理が訪中されたときの朝鮮問題についての御発言を通して若干お尋ねしたかったのですけれども、一点だけお尋ねしたいと思います。それから、防衛庁長官にも一点だけお尋ねします。 いわゆる日朝交流...全文を見る |