二見伸明

ふたみのぶあき



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二見伸明の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第104回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○二見委員 真藤社長がお見えになられておりますので、今では民間人でございますし、お仕事もおありと聞いておりますので、最初にNTTの問題について二、三お尋ねをしたいと思います。  私は、電電公社が昨年四月一日に民営化されてNTTとしてスタートしてこの二月でちょうど十カ月を経過いた...全文を見る
○二見委員 真藤さんそうおっしゃいますけれども、あなたの発言は一社だけが取り上げたのではなくて、各社が市内料金の引き上げについては報道しております。記事によっては、十円を二十五円にするという見出しをつけた記事もあります。市内料金だけではなくて一〇四も有料化にしたいという意向をあな...全文を見る
○二見委員 企業体というのは別に、例えばこの分野では赤字だけれどもこの分野では黒字だ、総体として赤か黒かということで経営というのは判断していくのだろうと思うのです。確かに市内料金十円、あなたの方では赤字だというお話だけれども、赤字なら赤字幅がどのくらいで、しかしそれは長距離との方...全文を見る
○二見委員 真藤さん、もう少しお時間いただきますが、有料化の問題は今大臣の答弁がございましたから、それはちょっと差しおきましょう。大臣からは、料金を引き上げるという方向では検討しないという意味合いの御発言がございました。それはそれで結構でございます。ただ、あなたのところでは「有料...全文を見る
○二見委員 それからもう一点お尋ねしますけれども、NTTは昨年の十月に東京二十三区内の市内番号を四けたにしたい、六十二年度中に実施したいということを明らかにされました。例えば、今二六五とか五八一とか三けたの局番でございますけれども、もうこれがパンク状態なので四けたにしたいという意...全文を見る
○二見委員 私は、民営になってからのNTTが商売に対して非常に熱心だということについては敬意を表しておるのです。一つ持ってこようと思って持ってこなかったのですけれども、私のさる友人がホールインワンをされまして、私みたいな貧乏人がホールインワンをやると財産がなくなりますけれども、ホ...全文を見る
○二見委員 真藤さん、これは最後で申しわけないのですけれども、一昨年の予算委員会で私、この問題で総裁の、当時真藤総裁の御意見を伺ったことがあります。新規参入ができないような巨大な企業体になった場合には分割する必要があるとあなたは明確に私に対してここで答弁されました。その考えは今で...全文を見る
○二見委員 真藤社長、ありがとうございました。  それでは、財政問題について伺いたいと思います。  大蔵大臣、私は、今ここに提案されておられます政府予算案というものは欠陥予算だというふうに思います。お怒りになるかもしれませんけれども。というのは、本来予算というのは、補正予算と...全文を見る
○二見委員 総裁、人事院の勧告というのは五%以下であっても出されたことは何度もあるわけですね。ことしの夏に五%を超えないで三とか四とかという数字であっても、それが〇・五とか一・一とかというのならともかくとして、いわゆる常識の範囲内であれば人事院勧告は出す方向というふうに理解してよ...全文を見る
○二見委員 公務員の給与は、あれは総務庁長官でしたですね。人勧が出れば当然完全実施に向けての努力はされるわけですね。
○二見委員 とすると大蔵大臣、今度給与改善費がゼロというのはどういうわけですか、これは。
○二見委員 要するに勧告が出れば完全実施への努力をして補正を組む。最初から補正を想定した予算案。予算案というのはその一年間の政府の施策の顔であると言われるけれども、この顔はまだ半分きりないということですね。片目がつぶれている顔だと言っても過言ではないような感じの予算案であります。...全文を見る
○二見委員 総理、実は私は、この給与改善費一%をゼロにした問題は、財政上のつじつま合わせだけで欠陥予算だと申しておりますけれども、それだけではない問題というかねらいがあるんじゃないかという感じがいたします。というのは、まさに論議されている現在、現時点は春闘の前であります。経済界の...全文を見る
○二見委員 六十一年度予算のもう一つの、これも最初から補正を想定しての予算だなと思うのは、税収の伸びを意外と高く見積もっているのではないか。と同時に、東京サミットがあることも意識されたのかどうかわからないけれども、六十一年度の日本経済の見方をかなり高日に見ているのではないかなとい...全文を見る
○二見委員 それは、ここで税収の見積もりは甘いかもしれませんという御答弁はされないのは当然だろうと思います。ただ私は、六十年度当初六二%の名目成長率を五・七%にダウンさせた、しかし現実にはさらに五・七も下回るのではないかなという予測もしているわけであります。そういう状況を踏まえて...全文を見る
○二見委員 六・五に政策的な意図があるとは私も思っておりません、一つの仮定計算の前提条件でございます。仮定計算の上での一つの条件でございますけれども、しかし六十五年というのは、六十一年からスタートして六十五年、五年後を展望した場合に六・五という名目成長率が妥当かどうかということに...全文を見る
○二見委員 それで総理、お尋ねしますけれども、この要調整額をどうするのかという議論は、財政論議の中では毎回出てくる論議であります。きのうも我が党の正木政審会長が、もう六十五年赤字国債脱却だなんというのはできっこないんだから旗をおろせ、こう言われました。しかし、これはおろすわけにい...全文を見る
○二見委員 総理、そうすると、私は選択肢を二つ挙げたのですけれども、大蔵大臣はもう一つ選択肢、一般歳出をさらに削減するという選択肢も出されたわけです。確かにこの議論はもうずっと何年来行われておりまして、議論が平行線みたいなところもあるわけですけれども、総理としても、さらに一般歳出...全文を見る
○二見委員 総理は税制改革を今進められて、政府税調に諮問されているわけでありますけれども、先ほど私、選択肢の一つに要調整分の増税ということも申しました。要調整分全部というよりも、NTTの株の売却だとかいろいろなことがありますので、仮定計算より出てきた、あるいは予想される要調整額よ...全文を見る
○二見委員 そうしますと、これも随分議論されたことですけれども、いわゆる税制の抜本改正によって租税負担率はどうなるのか。考え方が三つあるわけですよ。ある程度は上昇せざるを得ない。もう一つは現状程度。現状より引き下げる。この三つのケースしか考えられないわけでありますけれども、この税...全文を見る
○二見委員 税制改正の中身の議論というのはよくわかりにくいわけです。政府としては、税調にお願いをしている段階で予断、予見等を与えてはいけないということで発言を差し控えられているということなんだけれども、なかなかどうして、十五段階の税率を簡素化した方がいいのじゃないかとか、頭は七〇...全文を見る
○二見委員 どうも私は、三兆とか四兆とかという具体的な数字が入った答申まではいかないのじゃないかな、かなり定性的な内容になるのじゃないかなというふうに思っておるのですけれども、そういうふうに答弁することが、例えば大蔵大臣がそういうふうにおっしゃることが税調に予見を与えるということ...全文を見る
○二見委員 それで、総理にお尋ねいたしますけれども、こういう税制の中間答申が出ますですね。出たときに、総理としてはどういうふうに扱うのか。  というのは、去年の十一月十四日の参議院の大蔵委員会で、総理は公正、公平、簡素、選択、選択というお言葉を使われていますですね。この選択とい...全文を見る
○二見委員 そういたしますと、総理は、やはり昨年十一月五日の参議院の予算委員会でこう言われていますね。「案を先行させる」、これは減税案のことですね。「案を先行させる、減税案をまず出しなさいと、そして国民の皆さんで大いに議論して、これがいい、これが悪い、こっちが間違っている、こっち...全文を見る
○二見委員 次に、これは農政のエース登場でございますので、素人の私が農政の専門家に胸をおかりしてお尋ねをしたいと思います。  最初に、総理、農政問題の基本的な考え方をお尋ねしたいのだけれども、私は、農業政策の目的というのは、国民に安定的に食糧を供給することと農業経営の健全な発展...全文を見る
○二見委員 農林予算の減額のずっと減ってきた中身を調べてみますと、食管繰り入れの減額が非常に著しい。農林予算の削減というのは食管赤字の解消ということでもってかなり行われてきたというふうに思います。これ以上食管に手をつけるということが無理ということになると、しかも六十二年度以降もこ...全文を見る
○二見委員 大蔵大臣、先ほど一般歳出を削減するという選択肢もあるというお話がありました。私は一般歳出の削減を考えなくてもいいなんとは思っておりません。今後の予算編成もやはり一般歳出の削減もある分野では必要だと思いますし、その努力をしなければならない。しかし私は、ことしの農林予算に...全文を見る
○二見委員 私は、節減合理化の努力をしなくてもいいと言う気はない。それは当然一方ではやるべきだ。と同時に、締めつけるだけ締めつけてというここ数年の手法も、もう限界に来ているんじゃないか。節減合理化の旗をおろせというのじゃない、やりながらも、もう少し温かみのある財政政策というものに...全文を見る
○二見委員 食管制度について二、三お尋ねしますけれども、食糧管理法はその第一条に、「本法ハ国民食糧ノ確保及国民経済ノ安定ヲ図ル為食糧ヲ管理シ其ノ需給及価格ノ調整並ニ流通ノ規制ヲ行フコトヲ目的トス」と書いてあります。しかし、昨今の我が国における米をめぐる情勢というのは、食管法の目的...全文を見る
○二見委員 私、食管制度を果たしてこれからも維持可能なのかどうかなと思うと、かなり疑問に感ずるわけであります。例えば、政府買い入れ価格と売り渡し価格との差、いわゆる売買逆ざやというのは、玄米六十キログラム当たりですと、昭和五十五年度が千七百八十三円、五十六年度千三百六十五円、五十...全文を見る
○二見委員 コスト逆ざやについて、私は羽田さんの答弁、非常に満足であります。確かに、消費者に転嫁をするという形でコスト逆ざやの解消を図ろうということになれば、食管が必要なのかどうかという根本の議論になってしまうと思います。したがって、その点を踏まえた上でコスト逆ざやに対する竹下大...全文を見る
○二見委員 どうもありがとうございました。
02月13日第104回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○二見委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度補正予算二案に対し、反対の討論を行うものであります。  その第一は、積極的な内需拡大策の実施を怠り、税収の減額修正を余儀なくされたことであります。  今回の補正予算案では、法人税を中心に四千五十...全文を見る
02月15日第104回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○二見委員 公明党の二見でございます。きょうは大変貴重な御意見、ありがとうございました。  最初に、山口先生にお尋ねいたします。  先ほど法人税のお話がございました。私たちも予算修正要求で所得減税などを要求する場合には、安直に法人税の関係の引き上げをやるわけです。退職給与引当...全文を見る
○二見委員 石先生にお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど税についての御意見をいろいろ伺いました。ちょっと税から外れて、財政赤字の問題で最近いろいろな論文を散見するわけでございますけれども、いわゆる財政を圧迫している要因は、移転支出である社会保障関係費が多い。ですから、これを一般会...全文を見る
○二見委員 岸本先生にお伺いいたしますけれども、先ほど内需転換ということをおっしゃられて、私も確かに内需転換の時期だと思います。当然、内需転換というのは産業構造の転換と同じことにたらざるを得ないだろうと思います。日本は円高不況ということで大騒ぎしておりまして、中小企業対策をやれと...全文を見る
○二見委員 ありがとうございました。  以上で終わります。
02月24日第104回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○二見委員 最初に、通告した質問に先立ちまして、フィリピンの問題について外務大臣に三点にまとめてお尋ねをしたいと思います。  マルコス大統領はフィリピン全土に非常事態の宣言をしました。一方アメリカは、改革派に武力行使をすれば軍事援助を即時停止するとの意向を明らかにいたしました。...全文を見る
○二見委員 フィリピンが極東の範囲に入るという外務大臣の御答弁でございましたけれども、この点については後に、二十六日には防衛、外交の集中審議も予定されておりますし、その後締めくくり総括等もございますので、改めてその場面でもってこの議論はさせていただきたいと思います。  質問を通...全文を見る
○二見委員 公募しながら保留にするという態度は非常にわかりにくい、客観的に言って大変遺憾な態度だと私は思います。  外務大臣と大蔵大臣にお尋ねをしたいのでありますが、時間がありませんので、簡単にお願いいたしますが、我が国は外国からの投資を歓迎する方針をとってきております。また、...全文を見る
○二見委員 羽田農林大臣にお尋ねしたいのでありますけれども、日米間には農産物問題をめぐって、当面、農産品十三品目を初め種々の問題があるわけであります。このカーギル社の問題の処置を誤りますと、日本が本当に守らなければならない農業の分野、また当然守れる分野にまで影響してくるんじゃない...全文を見る
○二見委員 以上で終わります。
03月05日第104回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○二見委員 私は集団的自衛権に関して、いわゆる情報交換であるとか、それから米艦護衛であるとか、それから極東有事における便宜供与のあり方などについてお尋ねをしたいと思います。  二月六日の衆議院予算委員会における我が党の矢野書記長の質問に対して、軍事情報の交換あるいは米艦護衛等に...全文を見る
○二見委員 集団的自衛権の中身は武力行使という御答弁でございますけれども、果たして武力行使だけでもっていいのかというのはこれからやはり検討しなければならぬと思います。     〔委員長退席、中島(源)委員長代理着席〕  二月六日の矢野質問に対して加藤長官は、いわゆる情報交換は...全文を見る
○二見委員 要するに、集団的自衛権の行使の具体的内容が武力行使である、典型的な例として私は武力行使はそのとおりだと思います。では、武力行使でなければすべて集団的自衛権ではないのだ、情報というのは武力行使ではないから集団的自衛権ではないのだとすべて言い切っていいのかどうか。情報によ...全文を見る
○二見委員 私は、日本とアメリカの間で情報交換があるというのは自然の流れたということは理解できるのです。そのとおりだと思う。特に日米安保条約という条約関係にあれば情報交換が絶えず行われるであろう。有事であろうと平時であろうとあるだろう。ただ、日本が全く平時でいるときに情報交換する...全文を見る
○二見委員 それではもう一点重ねてお尋ねしますけれども、国益という場合に、この情報、例えば外務省がおとりになった情報になるのか、あるいは防衛庁がおとりになった情報になるのか、それはいろいろありますけれども、例えば長官がこの情報を見た。これをもしアメリカに通報したならば、間違いなく...全文を見る
○二見委員 もう一度聞きますからね。同じ答弁だったらもうその質問はしないけれども、ちょっと答弁を変えてもらいたいのだけれども。国益の中に、それはいろいろな国益があるのだろうと思う。この情報を提供することによってアメリカが間違いなく特定国の、例えば潜水艦なら潜水艦を直ちに攻撃をする...全文を見る
○二見委員 この議論はどうもエンドレスになりそうですのでちょっと話を変えますけれども、私は集団的自衛権の行使を武力行使に限定する必要はないのではないか、もう少し幅広く解釈した方がいいのではないかというふうに思うのです。これはあるいは外務大臣の方にお尋ねすることになるのかとも思いま...全文を見る
○二見委員 戦争というのは、現場でやる実力行使だけではなくて、まさにいつの時代でも総合戦であります。戦国時代には忍者を使って情報を入手するようになった。実力行使を優位に展開するために必要なのは、武器弾薬ももちろんそうだけれども、それ以上に的確な情報が非常に大きなウエートを占めてい...全文を見る
○二見委員 さらに集団的自衛権の問題を、ちょっと全く別のことと関連してお尋ねをしたいと思うのですけれども、いわゆる米艦護衛の問題で矢野委員が幾つかのケースを挙げて指摘をいたしました。  私は、米艦護衛も情報提供と同じようにあいまいなことにしておくと、集団的自衛権とのかかわりから...全文を見る
○二見委員 その問題は二点あるのだけれども、現在の自衛隊、自衛艦の能力ではできないから、能力の外だからできないとおっしゃるのか。もちろん、そうなんだろう、一つはそういうことがあるのだろう。能力があってもやってはいけない、一千海里の外、かなり遠くまで出かけていくことは、たとえ能力が...全文を見る
○二見委員 そうすると、改めて確認いたしますけれども、矢野質問に対しては、距離については何も言わなかったけれども、要するに今までの答弁は、例えば近海とはシーレーンである、作戦行動に出る範囲内はシーレーン、この範囲内だというふうに、今後とも米艦護衛で作戦行動に出るわけでしょう、何か...全文を見る
○二見委員 今の答弁、ちょっとひっかかる点はあるのですけれども、先に。進みましょう。  では、こういうケースはどうなりますかね。かなり突出したというか極端過ぎる例示で申しわけないのだけれども、例えば日本来援を目的とした米艦船が他国の領海内にいて、それで攻撃を受けた、何とかアメリ...全文を見る
○二見委員 確かに極端過ぎる例だから、条約局長も答えにくいのだろうと思います。でも、どうですか、具体的に例示したんだから、答えにくいだろうけれどもちょっと答えてみませんか。理論はわかるのです、よく。理屈はよくわかっている。今みたいなケースの場合はどういうことになるのですかと聞いて...全文を見る
○二見委員 それから、先ほど大出委員だったか上田委員も同じような質問をされておりましたので、これは重複するかもしれないのだけれども、日本有事の場合、米軍は主としてやりの役割を果たすことになるというわけですけれども、これもまたちょっと極端な例だといっておしかりを加藤長官から受けるか...全文を見る
○二見委員 実は、これに対しては角田法制局長官の答弁があるのです。これは参議院の安保特の答弁なんです。一般的に言って、米艦護衛についても日本防衛に必要最小限度の範囲内に限るという憲法上の制約がある、個別的自衛権の範囲内において許される典型的なものとは言いにくい、こういう答弁が法制...全文を見る
○二見委員 非常に判断の難しい問題だろうとは私も思います。  それでは、さらに米艦護衛について二、三確認をさせていただきますけれども、米艦護衛の場合、自衛隊というのは米軍の指揮下に入るのですか、それともどういうことになりますか。
○二見委員 現実的にはアメリカの指揮に入るのでしょう。わからないものね、日本の自衛艦が駆けつけていったって。だから、お互いに話し合うという建前にはなっているけれども、現実的にはアメリカの指揮下に入らなければ具体的な行動はとれないんじゃないですか。だから、それは悪いなんて、ここで審...全文を見る
○二見委員 そうすると、リムパックでの日米合同演習というのは、こういう場合には大変効果的なトレーニングになるというふうに理解してよろしゅうございますね。それはまた改めて別のところで議論させてもらいますけれども……。  それと、この点はどうなるのですかね。極東有事でシーレーン平時...全文を見る
○二見委員 これは五十八年二月二十二日の我が党の市川委員の質問に対する答弁と全く同じでございますので、これはこれで結構でございます。  それから、やはりもう一つこだわりたいのは、有事における日本の便宜供与について、これもやはりある程度明らかにしておきたいと思うのです。私は、戦争...全文を見る
○二見委員 冗談言っちゃいけない。私は米軍の行動を明らかにしろなんて言ってない。日本側がどういうことができるのか、どういう意見があるのかを明らかにしろと言っているのだ。いいですか。極東有事で、アメリカがどこかと戦争しているわけだ。それに対して日本が武器、弾薬などの補給ができるのか...全文を見る
○二見委員 外務大臣、補給とか給油というのは直接の実力行使ではないのです。しかし、実力行使をより有効ならしめるという点では、まさに集団的自衛権に大きにかかわってくる問題だと私は思うのです。議論の初期の段階だから言えない。アメリカの行動を明らかにするから言えない。今の局長の答弁でも...全文を見る
○二見委員 総理大臣、要するに、極東有事における日本の便宜供与というのは、その中身が日本の平和とか安全にとっても大きな影響を持ってくるものだと私は思うのです。日本が実際にやれるのかどうかわからないけれども、補給とか給油とかこうした便宜供与というものの重要性あるいはその持つ危険性、...全文を見る
○二見委員 私はこの集団的自衛権の問題について約一時間ほど議論をしてきたわけでありますけれども、私は、集団自衛権ではないということでいろいろな行動が許されてしまうんではまずいという判断をしているわけです。  改めてお尋ねをいたしますけれども、これは二月七日の本委員会で、総理大臣...全文を見る
○二見委員 ちょっと今聞き漏らしちゃったんだけれども、集団的自衛権というのは、すべて必要最小限度の範囲を超えるものだというわけですか。必要最小限度内の集団的自衛権の行使というのはないということですか。どうなんですか。必要最小限度の範囲であろうと範囲の外であろうと、集団的自衛権の行...全文を見る
○二見委員 それでは、もう一点お尋ねをいたします。  やはり情報の問題ですが、OTHの話がさっきありましたけれども、大出委員と上田委員の質問とはダブらないように簡単にお尋ねしますけれども、例えばアメリカの空軍は、アメリカの本土の大西洋岸、それから太平洋岸、それから南方だとかアラ...全文を見る
○二見委員 アメリカの空軍が十二基OTHレーダーを配備するのてすよ。アメリカの海軍の方は二基配備するのです。それで世界じゅうを照らすわけですね。日本の防衛庁がもし設置をするということになれば、そのカバーするエリアというかカバーリンクエリアというのかな、それとアメリカの十二基プラス...全文を見る
○二見委員 私は、原則として重ならないのだと思います。ただ、機械がやることだから、ぴっと線を引くわけにいかないから、部分的には重なるのだろうけれども、原則として重ならないように配置をするのだというふうに思います。そうでしょう。原則として重ならないように配置はするのでしょう。部分的...全文を見る
○二見委員 としますと、日本の国益上、防衛上必要な情報をとる。私は、情報をとるということは大変大事なことだと思うのです。相手国にしてみれば、おれは三百六十五日、一日二十四時間見張られているなというのは嫌な気持ちだし、また逆にそれが一つの、だからうっかりしたこともできないなという抑...全文を見る
○二見委員 それはOTHあるいは偵察衛星、いわゆる情報をとるためのいろいろな手段がありますね。ありていに言いまして、我が党にもいろいろな意見がある。そういうものを持つべきではない、それはまさに集団的自衛権とのかかわりから好ましくないという強い意見がかなり公明党内にはあります。中に...全文を見る
○二見委員 長官、別の議論をいたしましょう。  これはやはり矢野委員が指摘した件でございますけれども、いわゆるシーレーンですね。何回も何回もここで議論されて、お互いに耳にたこができるぐらいの嫌になっている話なんだけれども、やはり改めて確認したいのだけれども、例えば米艦護衛の話も...全文を見る
○二見委員 長官、シーレーン防衛というのは——シーレーン防衛というのはずっと議論があるんだけれども、シーレーン防衛というのは、いかなる事態が発生したときに、どのような手続でもって行われるのでしょうかね。どんな事態が発生したときに、シーレーン防衛ということが——今は関係ないわけでし...全文を見る
○二見委員 そうしますと、例えば日本有事の場合は、自衛権発動の三つの要件がありましたですね。我が国に対する急迫不正の侵害がある、これが一つです。もう一つ、この場合に他に適当な手段がない。三つ目が、必要最小限度の実力行使にとどまる。これが自衛権を発動する場合の三つの要件で、これは政...全文を見る
○二見委員 今の三要件でいいわけですか。——我が国に対する急迫不正の侵害があることというと、例えば日本本土が攻撃されてなくて、最初にシーレーンに来た場合がありますね、いろんな関係があるんだけれども。その場合は、要するに、我が国に対する急迫不正の侵害があることに当たらないから、発動...全文を見る
○二見委員 航路帯については、防衛庁は、南西航路と南東航路ですか、これを一応念頭に置いておりますね。それで、海域だとか幅については脅威の様相に応じて変化していくものだというふうになっているわけでありますけれども、先日の矢野委員の質問のときに、矢野委員の方から、例えば、アラスカ原油...全文を見る
○二見委員 そうすると、例えば北東航路というのは、一番最短距離を使いますね。ソ連の潜水艦や船や何かごちゃごちゃいるところになりますね。あんなところには設けにくいわけですね。安全なんだから、こういうふうになるわけですね、もし設けるとすれば。
○二見委員 では、もう一点聞きますけれども、いわゆるシーレーン有事の認定ですね、これをどんなときに認定するのかということなんだけれども、例えば、特定国により意図的、組織的、計画的、多発的に日本の船舶が攻撃された時点でシーレーン有事という判断をするのか、あるいはおそれのある場合も有...全文を見る
○二見委員 それから、加藤さんにお尋ねしますと、千海里を超えた場所で、例えばマラッカ海峡とかロンボク海峡とか、さらにインド洋等で、特定国により意図的、組織的、計画的、多発的に日本の船が攻撃され、かつ引き続き攻撃され得る状況がある。ちょうどシーレーン有事の状況が遠く向こうにある場合...全文を見る
○二見委員 今までは、そういう状態のときには米国のシーコントロールに期待するというのが、今まで政府側の答弁だったのです、たしか私の記憶では。インド洋で攻撃がない、マラッカ海峡で攻撃がない、そんなことは理論的にはあっても現実的にはあり得ないのではないかということ、そんなことは限らな...全文を見る
○二見委員 最後に、やはり確認をさせていただきますけれども、私は千海里シーレーン防衛に一つのこだわりを持っておりますのは、南西航路、南東航路千海里、これは航路帯である、こうなっていましたね。航路帯だ。では、この幅はというと、そのときの状況だとか、それから科学兵器の発達によってこの...全文を見る
○二見委員 私は、海域分担というのは、これは防衛庁長官がどこかで演説された言葉をそのまま引用させてもらいますけれども、あなたはこう言われた。これは、昨年の四月二十一日の日米欧委員会の総会であなたが講演された。「北大西洋条約機構諸国は」いわゆるNATOですね、「海域を分担してシーレ...全文を見る
03月08日第104回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○二見委員 最初に、いわゆる与野党幹事長・書記長会談の合意についてお尋ねをしたいと思います。  午前中の稲葉委員の質問に対して総理が基本的な立場をお答えになられました。例えば、今度所得税の減税についてが第一項目にあるわけでございますけれども、「今国会中に各党間で合意を得るよう協...全文を見る
○二見委員 この税調の答申とはちょっと離れるかもしれませんけれども、財政再建を考える場合に、最近、経済学者、財政学者の間から、財政硬直化の主因というのは移転支出、いわゆる社会保障関係費だ、だからこれを一般会計から分離してしまった方がいいのではないかという議論がよく見受けられます。...全文を見る
○二見委員 総理にちょっとお尋ねをしたいんですが、税制改革を今進めておられます。その税制改革というのは入ってくる税の方ですね。今、私、大蔵大臣に申し上げたのは、今度は入ってきたものをどう使うかという財政の方です。これはセットの話です。全然切り離すわけにはいかぬですね。  それで...全文を見る
○二見委員 それから第二の、いわゆる住宅、教育、パート等についての政策減税について、やはり与野党で合意があるわけでございます。  総理大臣に伺いますが、我が党の矢野委員に対して、二月六日に矢野書記長が住宅減税の議論をいたしましたね。そのとき総理は、今回やっておる改革もその一部だ...全文を見る
○二見委員 私は、やはり住宅建設というのは内需拡大の大きな柱だと思います。これから実務者の間で具体的な内容を詰めていくわけでございますから、ここで一%を二にしたらどうかとか、三年を五年に延長することについてどうだとかいうことは議論いたしません。また、議論してもお答えにくいだろうと...全文を見る
○二見委員 それは大臣、確かに公定歩合は日本の場合、日銀が操作いたしますから、しかも日銀は政治的な干渉を受けるのを嫌がりますね。それは、そうしたことを百も承知の上であえてお尋ねをするわけでございますけれども、今回の引き下げで四%になった。今まで一番低かったのは五十三年の一二・五と...全文を見る
○二見委員 わかりました。  それから、やはり与野党合意事項の、住宅減税あるいは内需拡大に関連して大蔵大臣にお尋ねいたしますが、今の御答弁ですと、連動した金利が三・五の水準にいく可能性もあるというお話がございましたけれども、私は、内需拡大の柱である住宅建設を促進するという面では...全文を見る
○二見委員 住宅建設は、一方で住宅減税の措置があり、他方で住宅金利の引き下げというのが大変重要な要素だと私は思っておりますので、どうか今後とも御検討をお願いをしたいと思います。  さらにもう一点、与野党合意の中では、「経済・景気動向の著しい変動に対しても財政金融措置をとるなど機...全文を見る
○二見委員 厚生大臣にお尋ねします。  やはり与野党合意の中で、「社会福祉の充実等については、引き続き福祉の充実や健康増進対策等にきめこまかな措置を講ずる。」こういう合意があるわけでありまして、午前中の稲葉委員の質問に対して厚生大臣はお答えになられた。稲葉委員から、それは今年度...全文を見る
○二見委員 厚生大臣、あと四問ありますので、出入り大変でしょうけれどもお願いいたします。  もう一つは、要するに婦人の日帰りドックといいますか、厄年の御婦人のドックをやってみたらどうか。たしかことしはサラリーマンの四十歳と五十歳のいわゆる節目に対しては日帰りドックというのが行わ...全文を見る
○二見委員 与野党合意事項については以上で終わりたいと思いますが、どうか与野党合意事項を政府の方としても忠実に履行してくださるようにお願いをいたします。  それから、文部大臣にお尋ねをいたします。  実は、先日放送大学の加藤秀俊さんといろいろなお話をしたときに、加藤さんがこう...全文を見る
○二見委員 実は文部大臣、その加藤さんとの話の中に、これは日本の学校教育も考えなければいけないかなと思ったのは、こういうことなんです。加藤さんが言うには、加藤さんのお知り合いでカイロにいた人がいるらしいのですね。ですから、子供がお父さんと一緒にカイロへ行った。五年間そこにいた。当...全文を見る
○二見委員 ありがとうございます。  ただ文部大臣、そういう言葉を商社や外務省が必要とするのじゃないかというお話がありました。私もそうだと思ったのですけれども、加藤教授に言わせると、加藤教授のところにこういう相談が、ある商社からあった。アラビア語をしゃべる学生が欲しい、向こうで...全文を見る
○二見委員 早稲田大学雄弁会のお二人でございますので、スムーズにいくだろうということを期待いたしております。  さらにもう一点、文部大臣、何度もおみ足を運んでいただいて済みません。  我が党に有島重武という代議士がおりまして、非常にユニークな発想もあり芸術家でもございますが、...全文を見る
○二見委員 それでは、別の問題に移りたいと思います。  私は、いわゆる先端産業というものがこれから日本の産業の中枢になっていくだろうと思います。特に最近のICの成長というのは目覚ましいものがありまして、集積度では昭和五十七年が十六キロビット、五十八年から五十九年にかけてが六十四...全文を見る
○二見委員 アメリカのシリコンバレーで環境汚染が発生いたしまして、企業の中には土の入れかえをせざるを得ないところも出ているという報道も私は聞いております。有害化学物質による環境汚染問題というのは、一たん深刻な汚染が生じた場合には、その復旧が極めて困難であるという性格を持っておりま...全文を見る
○二見委員 テクノポリス構想というのがありまして、あちらこちらでテクノポリス構想に基づいた町づくり、産業誘致が行われているわけであります。それまでは、先端産業というのは無公害だという信仰みたいなものがありまして、テクノポリス構想に賛成をしてきたところもあるわけでございますけれども...全文を見る
○二見委員 労働省、お尋ねいたしますが、半導体産業において有害なガスの吸入などによる事故はどの程度あるのか、ここ五、六年の間で結構ですから、もし数字があったらお示しをいただきたいと思います。  それから、それはどんな化学物質による中毒事故なのか、これらもあわせてお答えをいただき...全文を見る
○二見委員 こうした化学物質による労働災害事故というのは、環境問題のまず前哨戦といいますか、前段階だというとらえ方もあるわけでございますけれども、労働省は、いわばこうした化学物質による労働災害に対しては、今後どのような対応をされていきますか。特にIC産業がこれから急成長しますと、...全文を見る
○二見委員 通産省、お尋ねいたしますが、やはりこうした有害化学物質に対する事故あるいは環境問題を未然に防ぐという意味では、物質収支というものをきちんと把握しておく必要があるのだと思います。通産省は、半導体産業で使用されている有害物質の使用量、それから回収され再利用される量、環境に...全文を見る
○二見委員 すると杉山さん、要するに半導体産業では、そうした物質収支については個々の企業に対してきちんとした義務づけというか、やるようにしていくわけですか。やっている企業もあればやってないところもあるらしいのだね、これは。どうですか。
○二見委員 化審法の改正、私一歩前進だと思っております。しかし、これは化学物質に対する入口でのチェックですね。物質収支というのは、これは出口でのチェック、両方やるべきだというのが私の考えなんですけれども、今あなたは入口の話をされた。出口の方も各企業できちんとやってもらいたいと思っ...全文を見る
○二見委員 半導体産業の話をいたしましたので、これに関連する質問を通産大臣と文部大臣に申し上げて、質問を終わりたいと思います。  というのは、私はいわゆる先端産業というのは日本の経済、産業の中核になるべきだと思っております。そうなるためには当然それに応じた教育機関というのが必要...全文を見る
○二見委員 以上、終わります。
○二見委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十一年度予算三案に対し反対の討論を行うものであります。  昭和六十一年度予算は、我が国が抱える諸問題を解決するために、大きな役割を担っております。懸念されている景気後退を食いとめるとともに、対外経済...全文を見る
10月21日第107回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○二見委員 田村通産大臣と近藤経企長官の所信表明に対する質疑を行いたいと思います。  最初に、貿易摩擦の解消と九月十九日のいわゆる総合経済対策に関連して二、三お尋ねをしたいと思いますが、これは経企庁長官にお尋ねしますが、いわゆるG5以降一年経過いたしましたけれども、政府は、黒字...全文を見る
○二見委員 はっきり言えばわからないということだろうと思うのですけれども、それはそれといたしまして、九月十九日の総合経済対策で三兆六千何がしかの対策を講じたわけですね。これの裏づけとなってくる補正予算はこれから組まれるのだと思うのだけれども、実は私は、ことしの景気、四%を達成する...全文を見る
○二見委員 今回の総合経済対策をとる前に我々野党は、景気が減速しないうちに早目に補正を組むべきだという主張をずっとし続けてきたわけであります。しかし現実的には、具体的な金目の問題になると、まだ補正予算はできてない。大蔵省は印刷も含めて今月の末までには補正予算は国会に提出できると非...全文を見る
○二見委員 この政策によって成長率が若干持ち直すということについては私も異論はないのです。ただ、九月の県会で県の単独事業を決めたとおっしゃった。これはたしか八千四百億か何かですね。しかし、これは考えてみれば四%の達成が不可能だから県が単独事業を決めたのじゃなくて、もともと県でやる...全文を見る
○二見委員 私はこの総合経済対策を成長率との問題で今議論しましたけれども、主眼はそこにあるのじゃなくて、むしろ貿易摩擦ということに関連をして一点私はお尋ねをしたいのですけれども、この総合対策によって黒字幅の減少は当然期待するわけですね。内需を拡大する、そのために製品なり原材料を輸...全文を見る
○二見委員 通産大臣、ちょっと一点お尋ねしますけれども、日本は製品輸入が少ないという批判が非常に強いですね。それは確かにそのとおりだけれども、資源がないという日本の立場からすれば、製品輸入が少ないという批判は、これは批判されてもやむを得ない日本の経済構造の事情があるわけです。ただ...全文を見る
○二見委員 確かに製品輸入というのは日本の産業構造と非常に密接に関係があるわけですね。産業構造のお話が出ましたので、産業構造についての考え方をお尋ねしたいと思うのですけれども、産業構造の調整なり転換については、例えば国際協調型経済構造への変革という言葉がスローガンとしてある。それ...全文を見る
○二見委員 私も今田村大臣と同じ考えでございます。それで、内需拡大と産業構造の転換をダイレクトに結びつけるのではなくて、内需拡大はこっちへ置いて、産業構造についてちょっと。  産構審の考え方で、一つは水平分業による輸入拡大を産構審で指摘しておりますね。午前中も水田委員から産業構...全文を見る
○二見委員 私もこの産業構造の転換というか調整の問題はこれから本気になって考えなければならぬと思いますし、私たちも十二分に研究しよく勉強したいと思っております。ただ、この産業構造の転換をスムーズに余り大きな痛みがなくできるためには、やはり高目の成長、かなり高目の成長でなければ、成...全文を見る
○二見委員 私も鉱工業生産のこの資料をいただいてグラフを見ましたけれども、伸びてきたものが八月に軒並み全部下がりましたね。上がっているのはなかったのじゃないかと思う。ということは、かなり厳しい状況になってきているな、景況感に二面性があるという経企庁長官のお話でございましたけれども...全文を見る
○二見委員 先日大手鉄鋼会社の関係者に会って、今度三兆六千億円の総合経済対策をやるから鉄鋼も幾らか潤うんでしょうと言ったら、けらけら笑われまして、これで鉄鋼の方の需要は数十万トンですよ、月産供給能力一千万トンで数十万トンというと一日か二日分の生産量で、総合経済対策が鉄鋼業に及ぼす...全文を見る
○二見委員 その次に円高差益還元についてお尋ねをしたいと思いますけれども、経企庁長官は午前中の質疑の中で、西ドイツの卸売物価の下落と日本の下落の幅の違い、これが消費者物価にあらわれてこないのは、例えば西ドイツの方は石油製品が多いということとそれから統計が違っているからだ、統計のデ...全文を見る
○二見委員 もう少し肌身に感ずるように下がってきてもいいと思うのですよね。ただ確かに、これは円高とは関係ないのだけれども、去年パリへ行きまして、ネクタイを見た。私が友達の店で買ったネクタイが、そのとき日本で買ったのが三万円だった。全く同じネクタイを売っていて、幾らと聞いたら日本円...全文を見る
○二見委員 円高差益に関連して電力料金の話が午前中出ました。通産大臣は、レートがどうなるかわからぬ、原油価格がどうなるかわからぬから現在白紙であるという御答弁でございました。それで、この点について一点お尋ねしますけれども、これは来年の三月で期限切れになりますね、現行の料金は。その...全文を見る
○二見委員 最後に、大臣はガットについてお触れになりましたので、ガットについて一、二点、出席されての感想を伺いたいのであります。  私は、日本問題を決議に入れなかったことについてはよかったことだというふうに考えております。しかし、決議に入れなかったから日本問題がこれで不問に付さ...全文を見る
○二見委員 これで質問を終わりますが、最後に、これは午前中に新たな水利用税の話がありましたね。私も、いわゆる水利税というのですか、この目的税構想には反対であります。大臣も決意を述べられましたけれども、やはりこういうものを目的税でやるという発想がいかぬ。私は、税の議論をする場所じゃ...全文を見る
○二見委員 どうもありがとうございました。
12月16日第107回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○二見委員 私、鉄鋼産業について若干お尋ねをしたいと思います。  最初に、鉄鋼の中長期の需給をどう見ているのかお伺いしたいわけでございますが、実は鉄鋼の状況については、これから私が申し上げることは釈迦に説法みたいな話でございまして、それで大変面映ゆい、恐縮だと思うのでございます...全文を見る
○二見委員 中長期の需給見通しといいましても、おっしゃられるように円のレートがどうなるか、今百六十円台だけれども、これが百八十円ぐらいに戻るのか、あるいはさらに円が高くなっていくのか、これもはっきりしませんし、なかなか予想がつきにくい点だろうと私も思います。こういうときの需給見通...全文を見る
○二見委員 ちょっとしつこくなって申しわけないのですが、円高による八六年度の直接輸出の減少というのは、前年比八、九%減だと言われております。二百七十万トンから三百万トン程度減少するだろうと予想されているわけですけれども、韓国や台湾もこれから製鉄能力がどんどんふえてきますね。そうす...全文を見る
○二見委員 大臣、ちょっとお尋ねしたいんですが、鉄鋼産業にとっては輸出採算の悪化というのが数量の減以上に深刻な問題となっているわけです。鉄鋼の円ベースの輸出単価は、八五年七月から九月がトン当たり十万五百円、ところがことしの七月から九月が六万六千円、三四%減、輸出単価が円高によって...全文を見る
○二見委員 私も、ぜひとも強力な応援団として頑張っていただきたいと思います。  最後に、企業の海外進出について、細かい議論をするわけじゃありませんけれども、私もかつて日本の貿易インバランスを解消するために日本の企業が海外にどんどん出ていくべきだと、ヨーロッパへ行ってしゃべったこ...全文を見る
○二見委員 以上で終わります。