筆坂秀世

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筆坂秀世の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月06日第133回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂秀世です。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、官官接待問題について会計検査院に伺いますけれども、会計検査院は、この食糧費問題が大きな問題になって以降、今通常の検査の枠内で大阪府など食糧費も追加して調査をする、あるいは通常の検査のサイクル...全文を見る
○筆坂秀世君 通常の検査でしょう、これは。通常の検査で、一部はマスコミにだって出ているじゃないですか。  じゃ、私の方から言いますけれども、通常の検査の枠内で追加的に食糧費も調査をするというのが大阪、島根、秋田、この三県じゃないですか。そして、通常の検査は終わっているけれども追...全文を見る
○筆坂秀世君 それじゃ聞きますけれども、今やっている調査、あなた方はどこの県がおっしゃらないけれども、この調査以降、他の都道府県に調査を拡大する、こういうことはあり得ますか。
○筆坂秀世君 この検査が終わって以降、新たに他の県も調査するということですね。  この問題というのは、例えば地方が中央の役人を接待する、これは一般的には既に指摘されてきたことですよ。ですから、私は食糧費問題、今まで食糧費について会計検査院が全く調査をやってこなかったというのは、...全文を見る
○筆坂秀世君 実情じゃなくて怠慢だと言ったんだ。
○筆坂秀世君 あなた方の権限というのは、ただ不適切な経理を発見するだけじゃないでしょう。これ、きのういただきましたよ、会計検査院のを。これを見ると、発見するだけじゃなくて、原因を究明してその是正改善を促すという積極的な権限を持っています、こういう機能を果たしますと、こう書いてあり...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、どういう立場で調査をやっているのかと聞いているんですよ。何度も言わすんじゃない、二回言ったんだよ。
○筆坂秀世君 そんなこと聞いていないよ。聞いていることに答えなさい。だめだ、全然聞いていることに答えていない。二回も聞きゃわかるだろう。
○筆坂秀世君 だから、公金横領とか公文書偽造だとか補助金適正化法に違反しているという疑いを持ってやっているのかどうかを聞いているんです。
○筆坂秀世君 そんなことはわかっている。
○筆坂秀世君 要するに、補助金適正化法に違反している疑いがあるかもしれないということで調査をしているということですね。  この問題というのは、今言われているだけでも三百億円ぐらいこういう不正に使われていると言われているわけですよ。しかも、今言ったように会計検査院は、これをちゃん...全文を見る
○筆坂秀世君 それだけじゃなくて、ほかにもあるじゃないですか。
○筆坂秀世君 ともかく権限を十分発揮するということだから、必要な改善命令も出るというふうに理解をいたします。  食糧費というのは、各県によっていろんな開き直りの仕方をしていますけれども、これは前の内閣官房副長官の石原さんが監修された改訂地方財政小辞典によると、こう解説してありま...全文を見る
○筆坂秀世君 官官接待問題というのは通産省も実は例外ではありません。今明らかになっているだけでも、例えば東京都の東京フロンティア推進本部からの接待がある。あるいは和歌山県の東京事務所が情報公開で公開したところによると、九三年度だけでも十八回、通産省も接待を受けています。各省庁の中...全文を見る
○筆坂秀世君 簡素で節度あるというふうにおっしゃいましたけれども、少なくとも食糧費を使っての接待というのは絶対やめるべきだというふうにお考えでしょうか。食糧費については先ほど私言いましたが。
○筆坂秀世君 時間がなくなりましたので問題を移しますけれども、電力料金問題についてお伺いをしたいと思います。  この間、円高差益の還元ということで暫定引き下げが行われてきましたけれども、一家庭当たりは月額約百二十一円ということでまさにスズメの涙。協調介入で若干円安になったとはい...全文を見る
○筆坂秀世君 時間が来ましたので最後になりますけれども、要するに事業報酬率の改定ということを前提に今検討しているわけでしょう。そうすれば当然引き下げるということで検討しているということじゃないですか。時間がないから手短に答えてください。
○筆坂秀世君 終わります。
09月13日第133回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○筆坂秀世君 私は、民活型プロジェクトとか第三セクター方式による開発問題についてお伺いしたいと思うんですけれども、もともと民活型あるいは民活方式と言われるもの自体がいわばバブル経済をあおるという役割を果たしてきました。しかも、その計画の中身もいわばバブルを前提にした、今から見れば...全文を見る
○筆坂秀世君 一部開業と言ったけれども、それはあれでしょう、東京UHF局のMXテレビ、これ十一月開業で認可を受けている、だからこれでとりあえず十一月に本当にごく一部開業ということですね。入居率は床面積の約四割程度ですよ。だから、順調にいっているんじゃなくて、全く計画どおりにいって...全文を見る
○筆坂秀世君 郵政省の事態の把握というのが非常に甘い。応じているどころじゃないでしょう。KDD、東京ガス、第二電電、日本サテライトシステムズ、宇宙通信、日本国際通信、九三年も九四年も増資に応じていないでしょう。その結果失権株まで生まれているんでしょう。  資本金も不足です。東京...全文を見る
○筆坂秀世君 直ちに調査してください、これはもう明らかに「流用」と書いてあるんだから。流用して結構ですって、そんな金の使い道なんかあるわけないんですから。幸いに決算委員会、今月まだ何回もありますから、この委員会に報告してください。私、伺いますから、委員長のところでも結構ですから。...全文を見る
○筆坂秀世君 今言った企画審議室ですよ、ここに、東京都の企画審議室調査部の調査担当課長は郵政省、今の人も前任者もそうです。ですから、郵政省の監督責任というのは私重大だと思うんです。  そこで、郵政大臣にお伺いしたいと思うんですが、今東京都でもこの見直しか始まっている。民活法で認...全文を見る
○筆坂秀世君 運輸省もなかなか大変で、民活法に基づいて認可した竹芝地域開発株式会社というのがありますけれども、ことし七月にこの南ゾーンの工事が完了しましたが、オフィスビルの方、こちらの方がやはり例に漏れずなかなか入居が決まらない。  私、昨日聞きました、この会社の総務課長に。何...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですよね。この収支計算というのは当然臨海副都心計画が全体としてうまくいくということが前提なんです。  例えば、東京臨海新交通が出したこのパンフレットを見たって何て書いてあるかというと、臨海副都心にはいずれ十六万の人々が住んで暮らすんだ、働くんだ、東京で七番目の...全文を見る
○筆坂秀世君 全然問題を把握していない、これは令く使う計画ないです。東京都に確認してごらんなさい。使えるわけがないでしょう。今何日ですか、九月十三日ですよ。十月末から十一月初め、どっちかに開業するというんです。どうやって使うんですか、これ。だから東京都は、当分汐留駅は、これは駅だ...全文を見る
○筆坂秀世君 私たちも、つくったのを壊せなんてことを言っているんじゃないんです。ただ、計画どおりに進まなかったということについての反省がなきゃ、それは次にこれ見直しで出しできますよ。だって、乗降客の数が全然変わってきたわけですから。それを、またずさんな計画を立てる。結局そんなこと...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ活断層とあわせて大事なのが、海溝型巨大地震に備えるための予知体制をどうつくっていくかということなんですね。  ところが、今海底地震計というのは東海地域、南関東地域にだけしか設置されていない。ところが、今から十三年前の第四次予知計画でも、例えばどういうことが...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、運輸大臣にお伺いしたいと思うんですけれども、第一次補正予算でも地震対策予算が約三倍にふやされました。これから第二次補正予算が組まれようとしているわけですけれども、これはいずれも非常に急がれる問題ですので、やはり可能な限り、来年度予算と言わずに前倒してこの予知...全文を見る
09月20日第133回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○筆坂秀世君 私は、まず最初に、去る四日夜沖縄で発生しました米兵による少女暴行事件についてお伺いしたいと思います。  この事件というのは、アメリカ兵三人が待ち伏せをして、たまたま通りかかった少女を車で連行し、ガムテープで両手を練る、その上で乱暴を働くという全く許しがたい破廉恥な...全文を見る
○筆坂秀世君 事件の経過はいい、わかっているから。何で逮捕状を出したのかと聞いているんです、請求したのか。
○筆坂秀世君 そういうことでしょう。当然証拠集めをする上で逃亡されると困る、あるいは証拠を隠滅されると困る。だから逮捕状を請求して米軍側に同意を求めたわけです。  ところが、十七条の五項(c)を盾にして米軍はそれに同意をしない。今どういう捜査かというと、毎朝十時から四時でしょう...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、先ほど現状では捜査に支障ないというふうに慎重におっしゃいました。私は、やはりこの際国家公安委員長として、聞くところによると、きょうやられておるのかあるいはあすやられるのか知りませんが、日米合同委員会も開かれるそうです。やはり、アメリカ側がどういう返事をしようと...全文を見る
○筆坂秀世君 今のところ支障がないということだけれども、将来どういうことが起こるか、これはわかりませんよ、まだこの事件は解決したわけじゃありませんから。まだ公訴だってされていないわけですからね。ですから、将来どうなるか、これは全くわからない。  例えば、沖縄が本土復帰した翌年の...全文を見る
○筆坂秀世君 外務省は、十七条の五項(c)で、これを盾にして、アメリカ側に身柄を引き渡すよう求めるのはもう絶対無理だというふうに説明するわけです。しかし、私はそうじゃないと思う。  例えば、外務省の条約局とアメリカ局が一九七三年の四月に「日米地位協定の考え方」、こういう文書をつ...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、それだけじゃないんですよ。十七条五項の(a)では、引き渡しについて相互に協力する、相互に援助する、こういうふうに書いてありますでしょう。これは協定にそう書いてあるんですね、相互に援助する、これが原則だと。そして、(c)というのはいわばその原則の例外なんだと...全文を見る
○筆坂秀世君 北米局長いろいろ言ったけれども、あなた方がつくった文書にそう書いてあるんだよ。  もう時間が余り私ないんで、大臣に伺いますけれども、少なくとも仮に百歩譲って今の外務省のような解釈したところで、日本側がアメリカに、公訴前に逮捕したい、身柄を引き渡してほしいと要請する...全文を見る
○筆坂秀世君 ともかく逮捕状は有効なわけですから、引き続き身柄を要求し続ける、こういう態度をとることが、安保だって米軍基地だってあしたなくなるわけじゃないんですから、ずっと残るんですから、毎年何十件という犯罪が起こっているんですから、少なくともそういう強い姿勢を大臣であるなら示す...全文を見る
○筆坂秀世君 なかなか身柄引き渡しを要求し続けるとおっしゃらないんですけれども、そういう屈辱的な姿勢をとっているからいわばアメリカになめられるんですよ。  だから、私は今の大臣の答弁に納得しませんけれども、時間がもうありませんから次の問題に移りたいと思うんですが、ともかく米軍基...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、今皆さんにも資料をお配りしましたけれども、別にこれは自治省だけが特別悪いというので特別に出したわけじゃございません。しかし、和歌山県東京事務所と東京のフロンティア推進本部と宮城県のごく一部ですよ。それだけでもこれだけある、九三年度。和歌山県が四十一回、約四百...全文を見る
○筆坂秀世君 それじゃだめなんですよ。だから幾ら通達出したり談話出したり申し入れされたって、一向にこの種のことがなくならないんです。  宮城県の県知事さんが「食糧費問題に関する所感」というのを発表されています。これを見ますと、通達を出せなんて言ってないんです。どうおっしゃってい...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣。
○筆坂秀世君 総務庁長官、せっかく来ていただいたのに質問できなくて申しわけありませんでした。  終わります。
09月27日第133回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○筆坂秀世君 私は、まず最初に、文部大臣の歴史認識についてお伺いしたいと思うんです。  先ほど山崎先生からもお話がありました就任直後の記者会見で、山崎先生がおっしゃった以外にも、例えば個人の殺し合いの拡大そのものが戦争だとかあるいはこれは先生おっしゃいましたが、侵略か侵略じゃな...全文を見る
○筆坂秀世君 御答弁になってないんだけれども。  じゃ、具体的に聞きますけれども、大臣は、侵略か侵略でないかは考え方の問題だと、侵略のやり合いが戦争だと、こういうふうにおっしゃっていますね。そうしますと、一九二二年九月、柳条湖事件に始まるいわゆる満州事変、そして一九三七年七月盧...全文を見る
○筆坂秀世君 全然質問に答えていないじゃないですか。中国が日本にどういう侵略をしたんですか。侵略のやりっこが戦争だと言っているでしょう。
○筆坂秀世君 じゃ、どこが日本を侵略したんですか。
○筆坂秀世君 だから聞いているんですよ、言っていないから。しかし、あなたは侵略のやりっこが戦争だと記者会見でおっしゃっているじゃないですか。それが事実じゃないというなら事実じゃないと認めればいいんですよ。
○筆坂秀世君 全然お答えになっていないんですよ。  例えば大臣、文部大臣だから申し上げますけれども、今高校三年生が使っている世界史や日本史の教科書があります。私これ三冊持ってきましたよ。もっといっぱいありますけれども。大体どの教科書も記述はそんなに変わりません。  どう述べて...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなものは全然答弁になっていないですよ。答弁になっていないです。真意なんか何にも伝わってこないですよ。聞いていることに一切、何一つ答えていない。  委員長、だめですよ、これ。速記をとめてください。時間だけたっちゃうから、時間短いのに。
○筆坂秀世君 この教科書の記述で日本の中国侵略ということを認めてよいということを確認しましたので、次に行きたいと思うんです。  中国への戦争が侵略戦争だったというのは、これはもう明白で、例えば大臣と同じ党の自民党の後藤旧正晴さんだってこうおっしゃっているでしょう。これは朝日新聞...全文を見る
○筆坂秀世君 一概に言えないというのが私は大問題だと思うんです。大問題だと思う。ポツダム宣言を日本は受諾したんでしょう。大臣はポツダム宣言なんかもう否定しちゃおうと言うんですか。ポツダム宣言の第六項はどういうふうに書いていますか。
○筆坂秀世君 ポツダム宣言は第六項で、あの戦争は世界征服の戦争だったと、こう書いているんですよ。それを日本は受け入れたんです。あるいは国連憲章五十三条じゃ何て書いてあるか。日本やドイツ、イタリアのやったことは侵略政策だったと。侵略行為じゃないですよ、目的が侵略だったと、最初から。...全文を見る
○筆坂秀世君 そのとおりなんです。この問題について言えば、一九四〇年九月、当時近衛内閣が皇国の大東亜新秩序建設のための生存圏についてという決定を行ったんです。これは日満支、つまり日本、当時の満州そしてシナ、これはもう日本そのものだという前提の上で、今で言うベトナム、カンボジア、ラ...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、いわゆる登校拒否、不登校問題について伺いたいと思うんですけれども、文部省の調査でも、小中学校合わせて約七万七千人の不登校児がいると。これは三十日以上学校に来ていない子供たちです。ですから、三十日未満の子供を入れると恐らくこの数倍になるだろうと言われていますね。...全文を見る
○筆坂秀世君 どうしてこれほど多くの不登校児、登校拒否児が出るのかという点について、かつて文部省は、子供の神経症的行動であるとか病気や怠け、甘えあるいは家庭の問題、あるいは子供自身の問題というふうにとらえてきました。しかし、この数が非常にふえて深刻だというので、さすがに九二年三月...全文を見る
○筆坂秀世君 余り聞いていることには答えていないんだけれども、ともかく学校側が、再登校する可能性の子供がいるわけですから、受け入れ体制をとっておくというのは、これは当然だと思うんですね。  ところが、一九八五年の十二月二十二日、文部省の教育助成局長名で各都道府県の教育委員会に出...全文を見る
○筆坂秀世君 少なくとも、再登校の可能性というか再登校をさせる努力というのは総合的に進めるわけでしょう。そうであるなら算定基礎に最初から入れる。そうしなきゃ、最初からもう事実上再登校を放棄しているということになるんじゃないですか。もう一遍答えてください。
○筆坂秀世君 ともかく、再登校すれば直ちに措置はとるということですね。そのこともちゃんと教育委員会に通知してくださいよ。  私は、実はこれは逆だと思うんです。そういう不登校児を抱えているところではむしろ教職員の手がもっと要るんです。だから、むしろそういう学校であるとかクラスにこ...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
09月28日第133回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○筆坂秀世君 私は、まず最初に、超未熟児などハイリスク新生児、この治療にとって不可欠な総合周産期医療またNICUの問題についてお伺いをしたいと思うんです。  生まれた新生児の体重がわずか六百グラムとかあるいは九百グラムと手のひらに乗るような超未熟児、出生数が全体として減っている...全文を見る
○筆坂秀世君 来年度、具体的にどういう計画をお考えですか。
○筆坂秀世君 来年度概算要求で施設整備が二十一億一千万円、総合周産期医療施設運営費が三カ所で八千五百三十九万円、周産期医療システム体制整備五カ所で五千五百八十二万円、こういう計画に一応なっています、そうですね。しかし、これだけ進めてもまだ現状は非常におくれているということです。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 見通しは、その各都道府県の。
○筆坂秀世君 緊急な課題ですので、来年度概算要求がまず通ると、できるだけ早くまず当面全都道府県ということで頑張っていただきたいと思います。  次に、先ほど山崎委員も取り上げられました年金福祉事業団の問題についてお伺いしたいと思うんです。  先ほど聞いておりましたら、昨年度の自...全文を見る
○筆坂秀世君 もういい。わかった、答え要らない。
○筆坂秀世君 二十二兆円の公的資金を運用して見通しも考えていない、言うこともできない。普通の企業でそんなことあり得ますか。そんな企業なんかすぐ倒産ですよ。既に七千億円の赤字出して。二十三兆ですよ、大変な額ですよ。それで見通しもわからないと。  しかし、見通しなんかわからないわけ...全文を見る
○筆坂秀世君 だからそれはこれから先のことはわからないですよ、しかし今の時点で仮に、大ざっぱでいいですよ、何せ二十三兆だから細かいことはいいですよ、やれば一兆円超えることになるでしょうが。
○筆坂秀世君 全然答えになっていない。大体、今の時点で平均運用利回りはどうなっているのか、借入利率はどうなっているのかと、やればすぐ計算できるじゃないか。参議院決算委員会をなめているんじゃないよ。そんな答弁を何度も繰り返せば時間が来るから終わると思っているんだろう。冗談じゃないよ...全文を見る
○筆坂秀世君 よし、わかった。じゃ、あなた方、二十年後には黒字に転換すると言っているんだよ。その根拠をきちっと示してもらおう、ここで。今年度とうなるかもわからずに、二十年後のことがどうしてあなたたち責任を持って言えるんだよ。大臣だってさっき株は必ず上がると言ったよ。あしたの株がど...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、委員長ね、今の時点でわかるわけだから、今の時点の数字は出ているわけだから、大体どうなるのかということを決算委員会に提出させてくださいよ。そうでなきゃ、これ以上質問を続けられないよ。
○筆坂秀世君 この問題は後でもう一度やりますからね。  時間がなくなっちゃいましたので農水省にお伺いしたいと思うんですけれども、官官接待について、本委員会で江藤総務庁長官は他人の金で酒は私は飲まないと、それが私の主義なんだということをおっしゃいました。自治大臣も、いやしくも税金...全文を見る
○筆坂秀世君 今、大臣から遺憾なことでということで、今後こういうことがないようにという御回答がありましたので、構造改善局としても北海道に対して、北海道側がこういう誤解を招かないように、こういうのはだめなんだということをきちっと通知してください。  最後に会計検査院にお伺いしたい...全文を見る
10月30日第134回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○筆坂秀世君 まず最初に、高木大臣にお伺いしたいと思いますが、先ほどの答弁の中で、大田沖縄県知事が米軍用地の強制使用について代理署名を拒否している、その心情はよく理解できるという趣旨の御答弁をされましたけれども、大田知事がなぜ代理署名を拒否されているか、大臣としてどういう認識が、...全文を見る
○筆坂秀世君 大田知事が代理署名を拒否されているのは、少女暴行事件があったからだけではないんですね。議会での答弁やあるいは記者会見で正式にコメントも出されていますけれども、それを見ますと、もともと沖縄の米軍用地というのが銃剣とブルドーザーで強制的にとられたものだと、このことを大前...全文を見る
○筆坂秀世君 所管外ではありますけれども、沖縄の振興開発を考えていく上で基地の問題を考えなきゃ、基地について物を言わなきゃ、これは到底振興開発に責任を持つといったって、基地の存在が一番ガンになっているんですから。だから、県民代表団に基地の縮小を積極的にやると言いながら、議会じゃ答...全文を見る
○筆坂秀世君 防衛施設庁にお伺いしたいと思うんですけれども、大田知事の代理署名拒否の態度というのはこれは断固たるものですよ。  先般の八万五千人が集まったという県民大集会でまず大田知事はどういうことを言われたかというと、あの少女を守ることができなかった、まずこれを県民の皆さんに...全文を見る
○筆坂秀世君 あなた方が努力するのはそれは勝手ですよ。しかし、裁判をやれば何カ月かかるかと聞いているんだよ。前施設庁長官は答えられた、短く見積もっても五カ月ぐらいかかると。これは否定するの。いや五カ月じゃない、一カ月でできるんだというんじゃないでしょう。それを聞いているんです。
○筆坂秀世君 つまり、十カ月かかるということなんです、二回やれば。それで終わらないですね。さらにその後、裁決の申請が土地収用委員会に対して行われる。そこで、土地収用委員会で審理が行われて、そして使用権原を取得するということになっていくわけですね。前回あるいは前々回、裁決申請から使...全文を見る
○筆坂秀世君 おっしゃるとおりです。施設庁からいただいた資料だと前回が一年六カ月かかった、一年半。前々回は一年九カ月、権原取得までかかっております。つまり、今から一番短いケースを見積もったってまだ十カ月かかる。それから一年半あるいは一年九カ月かかるわけですから、どんなに短く見積も...全文を見る
○筆坂秀世君 そういう答弁をされるんだろうと思っていましたけれどもね。  しかし、もう論外でしょう。二年半かかるのに、あと半年しかないんだから。だから、そういう議論なんというものじゃないんですよ。いや、これはぎりぎりだというならわかりますよ。今直ちに勧告やって強制命令、執行命令...全文を見る
○筆坂秀世君 もし権原取得できないということになれば、それでもそこに基地があると、使っているということになれば、これは一般論でいいですよ、もしそういう事態になればこれは不法に占拠している、占有している、あるいは無権利状態なのに使っているという事態になるわけでしょう、それは。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 そんな答弁じゃだめだよ。半年しかない、二年半かかるんだよ。だめだよ、せめて一般論ぐらい答えなさい。努力しているのはわかるよ、今。
○筆坂秀世君 そう言うというと一般論になるが、一般論ではなくなっちゃうから。  今、代理署名拒否している施設名は具体的に七カ所ですよね。名前挙げてくれますか。
○筆坂秀世君 今、七つの施設挙げましたね。例えば極東最大のアメリカの空軍基地と言われているのが嘉手納です。この滑走路にかかる、あるいは滑走路のすぐ近くにだって今こういう代理署名拒否をしている土地がございますね。
○筆坂秀世君 確かに沖縄市ですよ、署名拒否されているのは。滑走路のすぐ近くですよ、滑走路のすぐ近くです。楚辺通信所だって、象のおりと言われる丸い通信施設ですよ、そのすぐそばですよ。  しかし、こういうところが代理署名を拒否されてもし使えなくなれば、大体嘉手納の場合は滑走路一本使...全文を見る
○筆坂秀世君 三事案だけじゃないんですね。よく十七施設二十二事案だとかこれは日米合同委員会で合意をされているものです。あるいは沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会、軍転協が要望しているのが二十五施設三十一事案、そして今言いました政府提案の三事案、これ全部合わせて面積は三千三百三十...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
11月01日第134回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  今、大蔵省を初めとした高級官僚の不正腐敗問題や、先ほど来お話が出ている官官接待問題等々で行政への不信というのは大変高まっていると思うんです。行政監察の目的というのは、効率的な行政の確保ということと同時に、不正や不当な行為をなくしていく、あ...全文を見る
○筆坂秀世君 確かに全くやっておられないと言うつもりはないんです。  例えば、今薬害エイズというのが大きな問題になっています。これまでの薬害でいいますと、サリドマイドであるとかイタイイタイ病、水俣病、スモン等々ありました。もちろん厚生省はいろんなお立場があるでしょうけれども、や...全文を見る
○筆坂秀世君 監察局長に申し上げるのがいいかどうかわかりませんが、閣議決定でもそういうことがされていますので、この調査会でもこの問題というのはこれからテーマになると思いますので、全審議会について、例えばこの五年間なら五年間どういうふうに開催されてきたのか。休眠になっている審議会も...全文を見る
11月09日第134回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○筆坂秀世君 沖縄での米兵による少女暴行事件を機に、基地の撤去、縮小というのがこれは大きな政治問題になっています。この縮小、撤去というのは基地だけではなしに空や海にわたっても同様です。  今月の四日、村山首相と沖縄の大田知事が会談をされましたけれども、その際にも日米地位協定の見...全文を見る
○筆坂秀世君 そういうことですね。  ところが、この合意から既に二十三年たっております。日本の航空管制能力、これは技術的にもあるいは施設という点でも飛躍的に向上しているんじゃないでしょうか。
○筆坂秀世君 つまり、当時二十三年前には管制業務を行う能力がなかった、設備も技術的な水準も低かった。したがって、暫定的にですね、しばらくの間米軍にゆだねましょうと。しかし、もう世界各国に比較しても全く遜色ないトップクラスの能力を持っている、設備の上でも技術水準の上でも。そうである...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね。  日米合同委員会の下部機関として民間航空分科委員会というのが設けられておりまして、これによりますと、一九八三年、昭和五十八年、第三十七回の民間航空分科委員会におきまして日本側からこういう要請が米側に対してやられています。「管制施設の近代化を推進してき...全文を見る
○筆坂秀世君 実にそっけない返事でして、これは第三十八回、一九八四年の航空分科委員会での米側の回答というのはどういうことかというと、「航空局から提案された横田、嘉手納及び岩国の進入管制業務を航空局が引きうけるとの要望は評価する。しかしながら、航空管制業務は米国軍隊の運用上欠くこと...全文を見る
○筆坂秀世君 当然日本側に正当な理由が、この経過に照らしてもあるいは合同委員会の合意に照らしてもあると思うんです。  これはお願いをしたいんですけれども、この航空分科委員会というのは年二回開かれていますね。ことし七月に既に行われて、予定どおりだと今度十二月に行われる。私は、この...全文を見る
○筆坂秀世君 十二月の分科委員会ではどうでしょうか。
○筆坂秀世君 同時に、私申し上げたいのは、この民間航空分科委員会の構成というのが、日本側代表が運輸省の首席安全監察官で、米軍側が在日米軍司令部第三部部長(J3)、この二人が双方の代表一議長)ということになっているわけですが、やはり私はもう少しハイレベルの交渉を行う必要があるんじゃ...全文を見る
○筆坂秀世君 それだけに大臣に重ねてお願いしたいんですけれども、やはり大臣自身が、例えばアメリカの連邦航空局になるんですか、あるいは日米首脳会談でも議題にしていくと。もっとハイレベルでこの問題、十二月待たずにぜひ取り上げていただきたいと思うんですけれども、大臣の御見解をお伺いした...全文を見る
○筆坂秀世君 米軍による日本のいわば空の主権といいますか、これを侵している実態というのはもちろん管制業務だけじゃございません。  これはもうよく知られていることですけれども、これは運輸省にも、こういうものがあります。(資料を示す)沖縄の空というのは、沖縄の空だけじゃなくて横田も...全文を見る
○筆坂秀世君 つまり、削減措置はあったとしても、復帰時には十四カ所だったウォーニングエリアが、一九八五年ですか一カ所ふえて十五カ所になっている。つまり、縮小してほしい、こういう空のいわば障害を取り除いてほしいというのが、これはもう沖縄県民だけじゃないです、当然日本国民だれもがこん...全文を見る
○筆坂秀世君 これは全運輸省労働組合の沖縄航空支部が八七年にまとめられた資料によりますと、一定の高度、空域、経路、これをブロックする臨時の専用空域、いわゆるアルトラブ、これが年間約一千回に上っている。大体この数年間を見ますと八百回とか九百回とか、多いときには一千回ぐらいとか、これ...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね。公表されていないんです、アルトラブというのは。知っているのは、アルトラブを設定したいという米軍側とそれを受けてオーケーですと言った運輸省側と、この両者だけです。例えば雷雲が発生したとか、緊急避難しなきゃいかぬというときには、その時点で民間航空機は連絡をと...全文を見る
○筆坂秀世君 先ほど御紹介しました航空政策研究会の報告を見ましても、どういうことを書いているかといいますと、「制限空域については、管制機関と空域管理機関(米軍)との直接連絡方法がない場合が多く、必要時に即応できない状態となっている」、こういうふうに述べています。  あるいは別の...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、何で自衛隊は公表するんですか、周知徹底するんですか、自衛隊の訓練空域は。
○筆坂秀世君 それはおかしいな。だって、日米合同委員会の合意で、これは一九七五年五月、何と言っているかというと、「米国政府は、軍用機の行動のため空域の一時的留保を」、アルトラブですね、「必要とする時は、日本側が所要の調整をなしうるよう、十分な時間的余裕をもって、その要請を日本側当...全文を見る
○筆坂秀世君 あなた、おかしいよ。だって、航空路誌に載せるのに間に合うか間に合わないかというふうに今おっしゃったけれども、じゃ米軍側は日米合同委員会の合意を守っていないということじゃないか、十分前もって要請すると言っているんだから。もしぎりぎりになって航空路誌に載せられないという...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、先ほど来ずっと午前中からの審議の中でも安全性の確保ということが各委員の皆さんからも強調されましたし、大臣からも強調されました。  今の航空局長の答弁を聞いていただいて、自衛隊の訓練空域は安全性確保のために二十八日前に周知徹底する、米国側のアルトラブについては...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、精神障害者の運賃割引問題についてお伺いしたいと思うんです。  これまで知的障害者でありますとかあるいは身体障害者、この方々に対する運賃割引が実施されて、これは大いに喜ばれております。今一つ残っているのが精神障害者に対する運賃割引です。この問題については、三...全文を見る
12月01日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第7号
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○筆坂秀世君 私は、宗教法人の財政問題を中心にきょうはお伺いしたいと思うんですけれども、まず文部大臣にお伺いしたいんですが、フランスで一九八〇年代に宗教団体の活動のあり方というのが大きな社会問題、政治問題になったことがございます。当時のフランスのモロワ首相はこの問題を非常に重視し...全文を見る
○筆坂秀世君 同時に、このヴィヴィアン・レポートというのは統一教会と並んで創価学会も名指しをしていると思うんですけれども、これは御存じでしょうか。
○筆坂秀世君 この中で、フランスの仏教協会の会長がSGI、創価学会インターナショナルの池田大作会長にあてた手紙も紹介しつつ、創価学会の資金問題について三点にわたって問題点を指摘していると思うんですけれども、いかがでしょうか。
○筆坂秀世君 中身を言わなきゃだめじゃない、中身を聞いているんだよ。そんなこと聞いてないよ。
○筆坂秀世君 何びくびくしてるんだよ、何も文化庁の見解を聞くなんて言ってないよ。ヴィヴィアン・レポートでどう書いておるか聞いているんじゃないか。読み上げるだけでいいじゃないか、それなら。言ってみろよ。
○筆坂秀世君 そのとおりですね。私も原文を取り寄せました。フランス語は読めませんけれども、翻訳していただきましたよ。  要するに、会員に対して寄進を強制しているということですね。もう一つは、その経理の公開、これを要求するメンバー、会員に対して暴力を振るっているというのが、これが...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに全然つかまれてないということですよ。世上、二千億円とか三千億円とか言われていますよ。大変な額ですよ。  では、この財務が今まさに行われておるということについてはいかがでしょうか、御存じでしょうか。
○筆坂秀世君 これが今まさに行われているんです。  私はざくら銀行の「創価学会財務納金の振り込みについて」という文書を手に入れました。事業統括部長、業務渉外部長、関西業務渉外部長名でさくら銀行の各支店に出されたものです。これを読んでみますと、この財務というのが大変巨額なものだと...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、実態はもっとひどいですよ。池田名誉会長の発言ところじゃないです。  私たちは百十五人分の訴えを聞きましたよ。そして領収書もついています。私は領収書も持っていますよ。百十五人で一億四千九百万円余り、約一億五千万円です。わずか百十五人でですよ。  どういう...全文を見る
○筆坂秀世君 しかも、こういう金が一体何に使われたのかといいますと、これまで私ども衆議院でも参議院でも正森議員、橋本議員が取り上げてきました。選挙のときには宗教施設どころか選挙施設と化すような全国各地の会館があると。(「そんなことはないよ」「それは本当だ」と呼ぶ者あり)本当ですね...全文を見る
○筆坂秀世君 これは高野山大学の村上先生が書かれておるので私も知ったんで、御存じなくたって別にどうってことはないんですが、三輪というのは、布施をする人、もらう人、お布施そのもの、これを三輪と呼ぶらしいです。つまり、布施をする人も、もらう人も、布施そのものも清らかでなければならない...全文を見る
○筆坂秀世君 創価学会は一般信者には全く財務を公開していないでしょう。しかも、今指摘したような実態を見たときに、今回の宗教法人法の改正で収支計算書などを備えつける、信者や利害関係人への閲覧を義務づけるという改正が行われる。これはもう全く当然のことで、こんなものは宗教弾圧とかなんと...全文を見る
○筆坂秀世君 また今度の改正案では、毎年、財産目録であるとか収支計算書、貸借対照表、境内建物に関する書類などを所轄庁に提出することになっていますね。私はこれは当然だと思うんです。  そこで、文部大臣にお伺いしますけれども、例えばカトリック関係の教会であるとか、あるいはその他の大...全文を見る
○筆坂秀世君 例えば立正佼成会は、年間の収入、支出を自主的に税務署に届けている。「私は少なくとも活動報告ぐらい義務づけても良いと思っていますよ」というふうに広報部の東さんはおっしゃっております。あるいはカトリック中央協議会、ここは住所録に至るまで文化庁に提出されているそうです、私...全文を見る
○筆坂秀世君 国際基督教大学の古屋先生はこうおっしゃっていますね。「概して日本人の宗教というのは、商売繁盛とか家内安全とか、何かが自分のためになる「御利益主義」。だから宗教が商売をして、いんちきが横行する。また政府と宗教の距離の取り方もルーズなものになっている。寛容と無関心といい...全文を見る
○筆坂秀世君 いや、自治省じゃなくたって警察でいいですよ。
○筆坂秀世君 あと一つ私は問題を指摘したいんですけれども、具体的に。  文部大臣ちょっと聞いてくださいね、これからある文書を読み上げますから。(「だれが書いたんだ」と呼ぶ者あり)後で言いますから、ちゃんと待っていなさい。おはようございます。毎日暑い中のF活動御苦労様です。残すと...全文を見る
○筆坂秀世君 これは、鹿児島の真砂地区というところの馬見新純子さんという学会の女性幹部の方がその地区の学会員の方に檄を飛ばして出された文書ですよ。  我々は、もちろんこの方々の政治活動あるいは選挙活動をやるということを否定するなんということは、これは毛頭考えておりません。しかし...全文を見る
○筆坂秀世君 事実を正確にとおっしゃいますけれども、宗教施設を使っていることは事実ですよ。そこが非課税になっていることも事実ですよ。その非課税施設を使って専ら選挙活動、政治活動をやっている。これは自民党だって認めているじゃないですかみんな。もしそうならどうなんですか。
○筆坂秀世君 終わります。(拍手)
12月05日第134回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○筆坂秀世君 沖縄県が日米地位協定の見直しに関する要望を十項目まとめて出しておりますけれども、そのうちの一つが、今、那覇空港などの民間機の進入管制業務、これが一九七二年の沖縄の本土復帰以来、嘉手納RAPCONと言われる米軍に握られたままになっておる、この早急な移管を実現してほしい...全文を見る
○筆坂秀世君 限られた時間なので、私が言ったことをもう一遍なぞってもらわなくて結構ですからね。  何でかと言うと、こういう回答なんですよ、米側は。航空管制業務は米国軍隊の運用上欠くことができない重要案件であり、興味ある提案であるが、貴局の申し出はお断りすると。なめた回答ですよ。...全文を見る
○筆坂秀世君 今月十四日に行われます、これは。もし、しかしそこでも米側から拒否回答があるということであれば、これは合同委員会合意に、上部機関である合同委員会にかけていく、あるいは特別行動委員会にかけていくというのが沖縄県民の願いに照らしても当然じゃないでしょうか。
○筆坂秀世君 じゃ、回答によっては合同委員会にかけるということもあるということですね。
○筆坂秀世君 はっきりおっしゃらないんだけれども、これ日米合同委員会合意に違反しているんですよ。民間航空分科委員会の合意に違反しているんじゃないんです。合同委員会で「暫定的に」ということを言っているんです。そこへ新たな理由を持ち出してきたんですよ。合同委員会にかけるのが当たり前じ...全文を見る
○筆坂秀世君 同じことの答弁ばっかりなので、次の問題に移りますけれども、米軍用地の特借法にかかわって、昨日、沖縄県の大田知事が、強制執行命令に対してこれを拒否するという回答を文書で送られたようです。これについて、昨日、大田知事は記者会見をされて、記者団に対して、強制使用の対象の土...全文を見る
○筆坂秀世君 そこで、この問題なんですけれども、今、村山首相が代行すべく諸手続が開始されています。  防衛施設庁に聞きますが、今の執行命令、それを拒否する、次はいよいよ裁判ということになってきますわね。それが終わって土地収用委員会に裁決の申請をする。ここでの審理が終わり、この間...全文を見る
○筆坂秀世君 外務大臣、もちろんもう御存じだと思いますけれども、お聞きになったとおりで、土地収用委員会に裁決申請してから使用権原の取得まででもう大体一年半。これまでで言いますと一年九カ月かかったこともございます。これプラス二つ裁判が当然行われるということになりますから、どう常識的...全文を見る
○筆坂秀世君 最大限の努力をすると言われるけれども、通常の手続では最大限の努力をやったって絶対に無理なんだよ、そんなの。やりようがないでしょう。土地収用委員会だけだって一体幾らかかると思っているの。通常の手続じゃ最大の努力をやったって絶対に無理なんです。じゃどうするんですか、一体...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
12月11日第134回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○筆坂秀世君 私は、世界にも大きな衝撃を与えた大和銀行の巨額損失事件についてお伺いをしたいと思います。この事件が単に罪を犯した井口被告一人の犯罪ではなしに、大和銀行そのものが厳しく責任を問われるべき事件であるということは、事の経過から見て明白だと思います。  そこで、まず大蔵省...全文を見る
○筆坂秀世君 それが一つ今の時点で明らかになっている大和銀行の責任ですよね。  さらに重大なのが、この井口被告の犯罪を知って以降の大和銀行の対応だと思うんです。これはニューヨーク連邦地検の起訴概要を読みますと明白ですけれども、井口被告から告白文なる手紙を当時の藤田頭取が受け取っ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、前段のお答えで不適切な業務運営ということを言われましたね。これは十一月三日の大蔵大臣談話でも同じ表現が使われています。じゃ、この不適切な業務運営というのは何を指しているの、具体的に。
○筆坂秀世君 そうすると、事件がわかって以降大和銀行がやったことについては、大蔵省としてはまだ全く認識していないということ、認識はしているけれども裁判で争っているから今言うのは差し控えたいということ、どっちか。
○筆坂秀世君 つまり、それ以降も大蔵省がつかんでいることもあると。だから、かつての問題だけで不適切な業務運営をやっていると言ったわけじゃないわけですよね、大蔵大臣の談話で。大臣、どうなんですか。
○筆坂秀世君 随分口がかたいんですけれども、少なくとも大和銀行は行員の不正行為、そして不適切な業務運営、これについて深刻な反省をしなきゃいかぬ立場ですよね。これはどうなんでしょうか。
○筆坂秀世君 ところが、それがそうじゃないんですよ、あなたがどういうふうに承知されているのか知らないけれども。  私、十一月三日に大和銀行の新しい頭取が部店長にあてた、行内限り、対外秘となっている大和銀行のニューヨーク支店の事件についての文書を入手しましたよ。いろんなことが書い...全文を見る
○筆坂秀世君 全然問題にならないと思う。唯一当行が被害者だと言っているんですよ。唯一大和銀行だけが被害者だと言っているんですよ。そうでしょうかね。
○筆坂秀世君 ともかくこういう文書があります。私、別に適当な文書をつくって言っているんじゃないんだから、でっち上げて。大和銀行を調査してくださいよ、本当にそうかどうか。だって、被害を受けたのが大和銀行だけなんというばかな話はないでしょう、そんなばかな話は。少なくとも、もしこれが事...全文を見る
○筆坂秀世君 だったら、私が今言ったのが事実としても、十分反省しているというふうに大蔵大臣はおっしゃるんですか。これが事実としても、大和銀行はもう十分反省しているとおっしゃるんですか。
○筆坂秀世君 調査をするということも約束できないの。だめだよ、そんなんじゃ。大蔵省の責任だって問われているんだよ。
○筆坂秀世君 さらに重大なのは、この隠ぺい工作とニューヨーク連邦地検が起訴している内容ですよね。これと大蔵省はかかわりないのか、これに大蔵省の責任は全くないのかということです。  銀行局長に聞きますけれども、八月八日に大和銀行の白金寮に行かれていますよね。報告じゃなくて内諾、内...全文を見る
○筆坂秀世君 私、これだけの大事件の話を、しかも相手だって頭取でしょう、こちらだって銀行局長ですよ。まさにトップ同士の話ですよ。真偽がよくわからぬ話で、うそかまことか全くわからぬ、こんな話で何で頭取がわざわざ銀行局長と会うんですか。仮にその説明を信じたとしたって、真実に限りなく近...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ銀行局長、そのときの、当時の藤田頭取の銀行局長への話というのは一番肝心なことを落としていたと思いませんか。それとも、きちんと正直にその時点で藤田頭取が言えることをあなたにおっしゃったと思いますか。
○筆坂秀世君 いや、今どう思っているかです。そのときどう思ったかじゃなく、今どう思っているかを聞いたんです。今どう思っているんですか、そのときの話を。私はそのことを聞いたんだよ。
○筆坂秀世君 大事なことを答えないんだ、今どう思っているかということ。答えられないんでしょう。だって井口の告白文というのは、一千百億円損害を与えたというのはごく一部分です。四回にわたって井口告白文というのが出ているけれども、その大半は何かといえば、どうやって隠すか、こうやれば一千...全文を見る
○筆坂秀世君 もう時間が来ましたので、官房長官、せっかくいていただいたのに、ちょっと時間がなくなりましたので申しわけありません。終わります。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました予備費承諾案件のうち、平成四年度特別会計予備費使用総調書、平成五年度一般会計予備費使用総調書(その一)、平成六年度一般会計予備費使用総調書(その一)、平成四年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書、平成五年度決算...全文を見る
12月13日第134回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  きょうはどうも御苦労さまです。二、三お伺いをさせていただきたいと思います。  最初に、自賠責保険プール制度についてお伺いいたします。  今度の法改正で、今まで農協共済は損保とは別枠で自前のプール制度を実施しておりました。今度、...全文を見る
○筆坂秀世君 これは新聞報道なんですけれども、農協は損保に比べ先ほどもあったように事故率が二割程度低い、「農協と損保が保険料を共国運用すれば、利ざやを還元することで、自賠責の保険料は今より二%近く引き下げられる」、これが「損保側の言い分だ」というふうな報道があるわけですけれども、...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、損保会社の職員の皆さんは、今でも募集等の過当競争がある、なかなかこれは大変だというふうにおっしゃっているんですね。今度、損保、農協、全労済ということで、さらに一層過当競争が強まるんじゃないかというふうに心配する向きもあるわけですけれども、こういう危惧については...全文を見る
○筆坂秀世君 大蔵省に自賠責保険の収支についてお聞きしたいと思うんです。  平成五年及び平成六年、見込みで結構なんですが、損害率の予測と実績はどうなっているのか、その差額はどれくらいか、お伺いしたいと思います。
○筆坂秀世君 差額はどうなっているんですか。
○筆坂秀世君 よくわからなかったんですが、平成五年で差額が六百八十億円ぐらい出ているわけでしょう。さっき泉委員からも指摘がありましたように、予想よりも損害率が低くなっている、六百八十億円の差額が出ているわけですから、やはり保険料率を可能な限り引き下げていく、こういう努力をする必要...全文を見る
12月13日第134回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○筆坂秀世君 きょうは運輸委員会と重なりまして、お話が聞けなくて申しわけありませんでした。  今、武見委員や大脇委員からも取り上げられましたけれども、私も労働保険審査会の労災保険について幾つかお伺いしたいと思うんです。  過労死問題が非常に大事な問題、焦眉の課題であることは、...全文を見る
○筆坂秀世君 労働者災害補償保険審査官の方はどうですか。
○筆坂秀世君 どれぐらいやっているのか。
○筆坂秀世君 もう一つの問題は、非常に長い期間かかるということとあわせて、認定基準が厳しいためにほとんど棄却をされてしまうということも、今、大脇委員からも新しい認定基準のお話がありましたけれども、まだまだ不十分だと思うんです。認定されないそういう件数が年間一万件以上と推計されてい...全文を見る
○筆坂秀世君 この問題というのは過労死だけに限らないと思うんです。労働保険全体に言える傾向で、九四年度労働保険の再審査は、処理件数二百三十三件のうち認定されたのはわずか十五件なんです。二百八件は棄却されている。こういうことで労働者の遺族であるとかあるいは労働者自身を本当に保護する...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、資料の公開について伺いたいんですが、労働保険審査に当たって第一審の段階、そして第二審の労働保険審査会ということになるわけですけれども、労働省の段階ではどういう資料に基づいて判断されたのか、棄却判定がどういう資料に基づいて下されたのか、この資料が公開されていな...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
12月13日第134回国会 参議院 本会議 第18号
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○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、現下の金融問題について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  今、大和銀行の巨額損失事件、住専問題や膨大な不良債権など、今日の金融問題における政府・大蔵省と大銀行の責任が根本から問われています。  そこで、まず大和銀行ニューヨーク支...全文を見る
12月26日第134回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○筆坂秀世君 総理に住専問題についてお伺いしたいと思うんですが、私の持ち時間はわずか六分ですので、これは総理の日程の都合もあってそうなりましたから端的にお答えをいただきたいと思うんです。  財政資金の投入を決めた二十日未明の記者会見で総理は、春ごろから協議を続けてきた、その上で...全文を見る
○筆坂秀世君 なかなか御理解はできないんですけれども、もう経過は長いんですから、村山内閣になってからだって春ごろから協議をやっているわけでしょう。その前からわかっていたわけですから。ですから、何で今まで解明しなかったのか、何で何も手をつけなかったのかということが問われているわけで...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ、この問題を徹底的に解明していく上で、先ほど民事、刑事、法的に触れる問題があればと。私、これは当然のことだろうと思うんです。同時に、行政責任や政治責任、こういうものもやはり明らかにしていく必要がこれは当然あると思います。そのためには、国会で必要な参考人の招致...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。