筆坂秀世

ふでさかひでよ



当選回数回

筆坂秀世の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。きょうはお忙しい中ありがとうございます。私は十分ですので、一、二だけ質問させていただきたいと思うんです。  これまでの話を伺っていまして、今の行政監察にある限界がある、あるいは行政相談にもある限界があるということはもう明らかになったと...全文を見る
○筆坂秀世君 それは私、片岡先生がおっしゃるとおりだと思うんです。これができたから不正腐敗はもう一切なくなるという保証にはこれはならないと思うんです。  鎌田先生に言っておきますが、私たちも憲法改正を視野に入れてこの問題を議論しているわけじゃないと。憲法の枠内でどういう制度が成...全文を見る
○筆坂秀世君 ありがとうございました。
02月15日第136回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○筆坂秀世君 私はきょう、住専問題で特に借り手の問題、中でも暴力団にかかわる問題を中心にお伺いをしたいと思います。  きょう午前中、衆議院の予算委員会で、参考人として出席した末野興産の末野謙一社長は、末野興産所有のビルに暴力団事務所があったと。きょうの陳述だと、七室あった、うち...全文を見る
○筆坂秀世君 暴力団の名前も言えない、一体どうやって暴力団対策をやるのよ。末野興産社長だから言うんですよ、暴力団がどうかわからなかったと。暴力団対策法を一体何のためにつくっているの、暴力団を絶滅させる気があるの警察は。  しかもそれだけじゃない。末野興産、今やっているんですよ、...全文を見る
○筆坂秀世君 だからだめなんだ。末野興産は知らなかったと言っているけれども、この実情を見てごらんなさい。天神ビルという名前を書いたところにいっぱい暴力団が入っている。これを客観的に見れば、好んで末野興産は暴力団組事務所を貸していた、こう言われても仕方がない状況になるんじゃないです...全文を見る
○筆坂秀世君 だからだめなんだ。そういう態度をとって、一方で暴力団壊滅とかなんとか言ったって、暴力団の名誉だとか暴力団のプライバシーだとかそんなことをやっていてどうやって市民を守るんだ、あんたたち。  だから、住専はどういうことをやったか。暴力団が入っているビルに住専から金を出...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、刑罰法令に触れるものがあれば取り締まるのはそんなものは暴力団だけじゃなくて我々だってそうでしょう、一般市民だって。当たり前のことじゃないですか、そんなことは。  住専に絡んだ暴力団の事件、この間どういうのがあったかというと、平成六年、京都で住専が抵当権を有す...全文を見る
○筆坂秀世君 名前を聞いているんです、名前を。事件の経過なんかいいよ。
○筆坂秀世君 差し控えちゃだめだよ。だって、警察白書でどういうふうに書いているかというと、一九九四年度の暴力団フロント企業、犯罪検挙件数二百五十七件、前年度に比較して四十七件、二二・四%も増加しているんですよ。かかわった暴力団フロント企業は二百七十九企業に上っていると書いているん...全文を見る
○筆坂秀世君 それじゃ事件が起こってからでしょう。暴力団フロント企業に食い物にされて、食いつかれて、それから初めて警察へ相談に行くんでしょう。うちの企業はあそこと取引しようと思うと、警察に行って暴力団フロント企業か調べてくださいと、そんなことを相談する企業が一体日本じゅう探してど...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、結局市民の側には何の情報も来ないということ。あなた方がとっている態度は、暴力団や暴力団フロント企業に食い物にされて、そして、さあ事件だということになってから手を打ちましょうという話でしょう。  あの証券スキャンダルのときに、当時の國松刑事局長がこういうふう...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、確かに特別専門委員会ができたんですよ。私聞きましたよ、直接私自身が全銀協に。社会的責任に関する委員会のもとに暴力団介入排除特別専門委員会というのを設置しましたと。何をやっているんですかと聞きましたよ。どういうふうにやるかいろいろ検討しておると。マニュアルづ...全文を見る
○筆坂秀世君 だから再検討してほしい。
○筆坂秀世君 厳正に対処するのは当たり前の話なんですよ、そんなのは。法令に触れれば、暴力団であろうとなかろうと、だれだってそれによって適正な処理を受けるのは当たり前なんですよ。  私、最後に大蔵大臣にお伺いしたいと思うんですが、この当時、当時の橋本蔵相も、暴力団の介入排除につい...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、平成四年度決算外二件及び平成五年度決算外二件について、これを是認することに反対の討論を行います。  反対理由の第一は、バブル崩壊と深刻な不況の中で、旧態依然とした公共事業の拡大など大企業向けの施策中心で、国民生活にはそのおこぼれを期待す...全文を見る
02月22日第136回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  私たちは、昨年の十二月に党として沖縄の調査に参りました。私も八日間ほど調査に参加をして、大田知事ともお会いをしてお話を伺いましたが、そのときに大田知事が真っ先におっしゃったのが、空と海が制限されておる、これを何とかしてほしい、こう...全文を見る
○筆坂秀世君 そうすると運輸省としては、強く要求した、米側からいい回答があるかもしれないと、そういう感触をつかんでおられるんですか。
○筆坂秀世君 余りいい感触の回答はなかったということですね。提案は理解できるけれども非常に困難だという回答があったわけでしょう。  これ、この交渉を九年間もやっているんです。しかも、日米合同委員会合意というのは、管制の技術が日本側が劣っている、施設も十分でないということがただ一...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、もう粘り強くやってきたんですよ。もう九年間粘りに粘り、粘り強く運輸省としては交渉してこられたわけです。しかも、筋は運輸省の側にあるんです、日本側にあるんです。だって返すと言っていたんですから、管制技術がちゃんとすれば。しかし、それでも返さないんですよ。  私...全文を見る
○筆坂秀世君 それじゃ、私、平沼運輸大臣のときより後退だと思うんですよ。だって、平沼運輸大臣はもっとハイレベルでの交渉も考えたい、こうおっしゃったんですから。やはり日米合同委員会にかけることも外務省とも御相談をされて検討されるべきだと思うんですが、いかがですかね。
○筆坂秀世君 まだ交渉の余地があるということですから、大いに期待をしたいと思います。  いま一つ、この前も取り上げたんですけれども、米軍の専用訓練空域、ウオーニングエリアというのが沖縄の空にはびっしりあるというので、これは従来から大問題になってきました。一方、米軍のウオーニング...全文を見る
○筆坂秀世君 この民間航空機の安全を確保するための保護空域、これは幅も決まっておりますね。ところが、私どもが先般十二月に調査に行きましたところ、那覇管制部の日高管制部長に私もお会いしましたけれども、ウオーニングエリア173Aの空域では民間航空路の保護空域と重なっている部分があると...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね、本来とるべき間隔が確保されていないということなんですね。  これは、レーダーで飛んでいるときにはまだ問題は少ないんです。しかし、レーダーアウトすることがあるんですね。あるいはレーダーでとらえられない、軍用機の場合には。そういう軍用機だってあるわけです。...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、レーダーに映らないときだってあるわけですから、ステルス機だってあるわけで、レーダーでとらえられない軍用機の動きというのは、これはあり得ることなんですよ。だから、レーダーでちゃんと捕捉しているときはいいです。これは管制部で見ていたってわかるわけですよ、私も見...全文を見る
○筆坂秀世君 防衛施設庁に聞いて、米軍にどうか一遍聞いてみてください。米軍から防衛施設庁を通じて運輸省に来てこれは設定されたわけですからね。  大臣、どうですか。もし使われてなかったらこれは返還を求めたっていいんじゃないですか、日本の空なんですから。これは調査してのことになりま...全文を見る
○筆坂秀世君 ぜひそういう方向でお願いしたいと思うんです。  ICAOのアジア太平洋地域航空会議でも、原則は、「飛行禁止空域、制限空域は自国の領空にのみ設定されるべきであるという原則をふまえて、飛行禁止空域、制限空域、又は危険空域の設定、特に領空外での危険空域の設定は、差し控え...全文を見る
○筆坂秀世君 そうしますと、年金等の将来発生が四兆円で、合わせて今の債務が二十六兆九千億でしょう。約定どおりやられると五兆三千億円。総額にすると、世上二十六兆九千億円、二十七兆と言われているけれども、約定どおりに金利を払わなきゃいけないわけですから、この間だって十兆円以上払ってき...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、先般のトンネル事故に関連して御質問したいと思うんですが、日本というのはこういう国ですからトンネルの数というのが非常に多いです。しかも、かなり老朽化したものがある。  例えばJRでいいますと、明治時代につくられたものが三百ある、距離数にして百三キロメートル。...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
03月22日第136回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○筆坂秀世君 今回の法改正によって介護給付の制度が取り入れられるというのは、私、もちろん大変結構なことだと思います。ところが、介護給付の対象が重度障害者の介護、等級で言うと第一級と第二級ということになっております。ところが、今も答弁がありましたように、傷病給付年金あるいは障害給付...全文を見る
○筆坂秀世君 今もお話がありましたように、何とかしてほしい、そういうことを期待しているというふうにおっしゃいましたけれども、それがやっぱり実情なわけですから、もちろん海上保安庁だけで、運輸省だけでというわけにはなかなかいかないという事情はわかりますけれども、大いに御検討していただ...全文を見る
○筆坂秀世君 そういうことなんです。関与されたのは七四・二%、平成六年で。  しかし、要救助船舶の救助状況を見ますと、海上保安庁の救助というのは平成六年で三百六十五件、海上保安庁以外の救助が八百二十四件ですから、倍以上ですね。乗船者の救助状況は、海上保安庁が千六百二十二人、海上...全文を見る
○筆坂秀世君 海上保安白書を見ましても、「海難の救助には、沿岸住民等による応急的な救助活動が有効な場合も多いことから、各地における民間の救助活動を充実強化していくことは大きな意義を有している。」というふうに述べられております。今おっしゃったとおりです。  ところが、この方々に対...全文を見る
○筆坂秀世君 中には、もちろん身分保障されると義務づけられるというのでこれは嫌な方々もいらっしゃるのはまあ当然だと思うんですね。しかし他方で、身分保障の強い要求もございます。だから私は、そういう点でも希望者に対しては消防団員に準ずる身分保障をするということが全体としての救難支援活...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね。今おっしゃったように、北海道の江差町、山形県で二市二町、香川県で一市、福岡県で一市一町、福井県で一町というふうになっています。これはやはり私は、ある意味では国の対応のおくれに対して自治体でこれは何とかしなけりゃいかぬということの反映だと思うんです。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 次長がおっしゃることはわからないではないんですよ。ですから私、先ほど言ったように希望する方にはそういう保障をする、希望されない方もいらっしゃる、これは別に全員をこうしなきゃいかぬということは全くございませんから、ですからこれはひとつそういう問題であると。  もう一...全文を見る
03月28日第136回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○筆坂秀世君 この間の踏切道改良促進法によって、立体交差化や構造改良が進められてきました。しかし、依然として多くの問題点が残っていることもこれは事実です。ですから、私たちはこの法律を延長するということには当然賛成であります。  残っている問題の大きな一つが、都市部におけるあかず...全文を見る
○筆坂秀世君 結局、立体交差化を基本にしつつ遮断時間を短縮していくということですね。  そこで、踏切警報時間制御装置というものについて伺いますけれども、これは要するに一回当たりの遮断時間を短縮していこう、こういうものです。しかし問題は、一回当たりの遮断時間を例えば九十秒から五十...全文を見る
○筆坂秀世君 そこで、具体的な問題についてお伺いをしたいと思うんですけれども、十六日のダイヤ改正でJR埼京線が貨物路線の線路を使って新宿から恵比寿まで延伸をいたしました。この結果、途中の代々木駅周辺に青山街道、厩道、二つの踏切がありますが、それぞれ朝のラッシュ時の一時間当たりの踏...全文を見る
○筆坂秀世君 通勤の混雑を解消する、これはもちろん大事なことです。そのことを我々は否定するものではありません。しかし、だからといって、あかずの踏切をふやすことが是認されるものでないこともこれは明らかです。  ところが、JR東日本の対応というのは極めて不遜で、私はふまじめなものだ...全文を見る
○筆坂秀世君 当面その指導はぜひしていただきたいと思いますが、しかし、あかずの踏切という根本問題はやはり解決しない。  渋谷区議会では、九四年の六月十七日に区議会の交通問題特別委員会として、この踏切問題の解決がなければ埼京線延伸はあり得ないということを意思表明もしてきました。J...全文を見る
○筆坂秀世君 ここの問題について言いますと、立体交差化は技術的には可能だと言われているんです。今月の十五日にも地元でこの問題についての説明会が行われました。先ほど言いました渋谷区が検討していると案とJRとの間の質疑応答も行われました。私はその内容を関係者からも伺いましたが、結論的...全文を見る
○筆坂秀世君 これはちっとも現実的じゃない。現実的じゃないからちっとも進まないんです。個別協議で現実的に進むのなら、あかずの踏切なんかなくせますよ。だって、高架化については基準を決めているじゃないですか。  もし一律に決めるのが難しいというなら、少なくとも運輸省としては腹ぐらい...全文を見る
○筆坂秀世君 話し合いぐらいちゃんと誠実にやりなさいというぐらいは言いなさいよ。
○筆坂秀世君 そういう指導はするんですか。
○筆坂秀世君 終わります。
04月11日第136回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○筆坂秀世君 海上における人命の安全確保や海洋汚染の防止という観点から、今回の改正で新たにポートステートコントロール業務が強化されるというのは、私当然の措置だと思います。  ただ、大事なことは、先ほど局長も要員の充実ということを言われましたが、この種の問題ではいつでもそうなんで...全文を見る
○筆坂秀世君 三千五百隻ですから相当な数だというふうに思います。これを実際にやっていくためには、船員労務官のこれは仕事になるわけですけれども、従来、船員労務官の仕事というのは国内船に限って監督をするということでした。ただ、外国船舶について海難時に限ってのみ年間大体十件程度あると。...全文を見る
○筆坂秀世君 船舶検査官と労務官と一緒に力を合わせてやるということは先ほども御答弁がございましたけれども、この二つはもちろん重なるところもあるでしょうけれども、しかし、例えば船舶検査官というのは、船体構造や船体設備やその機器の習熟という言ってみればハード面が中心ですね。それに対し...全文を見る
○筆坂秀世君 前回の船員法改正のときに附帯決議が当委員会で行われていまして、こういう附帯決議ですね。「船員法の履行確保を推進するため、船員労働監査業務の徹底、必要に応じた船員労務官等の増員等船員労働行政体制の強化・充実を図ること。」、こういう附帯決議がされておりますけれども、これ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、監査対象となる事業所もありますね。それに船舶を入れますと、事業所数で一万一千三百九社、船舶数で二万七百九十八隻、合計三万二千百七隻あるいは事業所ということになるわけです。監査の実態どうかといいますと、全船員の労働時間、休日を正確に把握するには最低一時間半から二時...全文を見る
○筆坂秀世君 現場の人たちは、少なくとも一週間以上語学と模擬演習などの研修をやらないと対応できないというふうにおっしゃっています。この問題というのは、机上の計画だけではなしに、やはり現場の人たちからよく意見を聞いていくということがどうしても必要だと思うんですね。このことを最後にお...全文を見る
○筆坂秀世君 港湾が経済活動の上でも国民生活の上でも重要な役割を果たしている、したがってその整備が必要だというのはこれは当然のことだと思うんですね。  ただ、今度の第九次の五カ年計画というのは総額で七兆四千九百億円という大変膨大な費用を使っていく、そういうものであります。こうい...全文を見る
○筆坂秀世君 全総であるとか経済計画に基づいてやってきたと。しかし、その全総が計画どおりにいったものなんかないですよ、政府の経済計画で計画どおりいったものはないですよ、一度だって。その計画に基づいて港湾整備をやったんでは、あるときには計画を立てた時点ではその時代に適合していたかも...全文を見る
○筆坂秀世君 例えば、今度の計画で水深十五メートルのコンテナバースをつくる、全部で二〇〇〇年には十三バースつくるという計画になっていますね。これまでは十二メートルから十三メートルで対応してきたわけです。本委員会でことしになって視察に行きまして質問もしましたけれども、素人が考えると...全文を見る
○筆坂秀世君 冒頭にも言いましたように、やはり港湾整備というのは莫大な費用がかかる事業ですから、本当にむだを可能な限りなくしていくという観点から、過去の総括と同時にやっぱりよく先を読んで計画を立てていくということが大事だということを私は強調しておきたいというふうに思うんです。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 この場合に黒字、赤字という呼び方は適当ではもちろんないと思うんですけれども、括弧つきの赤字ですね、ちょんちょんの赤字で言いますと一千二十七億一千二百万円ということになっています。もちろんこれは収入で全部賄うという考え方でもないし、それは不可能なことはよくわかっており...全文を見る
○筆坂秀世君 港湾局長がおっしゃることは理屈はわからぬわけじゃないんですよ。ただ、歳出の四分の一まで占めるようになっている、借金を返すために借金しなきゃいかぬという状況まで陥って、なおかつ地方公共団体の負担は一般論として不適切とは言えないというわけには私はいかないだろうと思うんで...全文を見る
○筆坂秀世君 ぜひ、これは深刻な問題ですので検討していただきたいと思うんです。  使用料などの収入の問題なんですけれども、重要港湾百三十三港で見ますと、九三年度が一千六百五十億円、歳入全体の一六・二%しか占めてないという状況ですね。外郭・水域施設については「料金を徴収することが...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に一点だけ大臣にお伺いしたいと思うんですが、今回の計画では耐震強化岸壁ということが強調されております。ところが、一九八四年の八月、今から十二年前に運輸省港湾局は、港湾における大規模地震対策施設の整備構想というのを出しております。計画では全国で百三十七港、三百九十...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表し、港湾整備緊急措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  港湾は我が国の物流を支える重要な役割を担っており、その整備が必要なことは当然です。しかし、政府が進める港湾整備のあり方、財源負担のあり方には幾つかの重要な問題があります。...全文を見る
04月19日第136回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  まず、玉置参考人にお伺いします。  先ほど住専問題で反省があるということを言われました。それは、本来住専のいわば固有の分野だった住宅金融、この分野に銀行が進出していった、結果として住専の存在理由そのものがいわば奪われていく、こう...全文を見る
○筆坂秀世君 先ほど橋本参考人は、住専には高度の審査技術はなかったというふうに述べられました。これは実態を見れば明白です。一方で、住宅金融の分野を奪われる、そのために事業金融に走っていく。私も元銀行員なんですけれども、銀行というのは担保だけで見ないんですね。その企業の潜在能力であ...全文を見る
○筆坂秀世君 玉置参考人にお伺いいたしますけれども、ことし三月の「金融財政事情」のインタビューの中でこう述べられています。設立責任であるとか役員派遣してきたとか等々述べられた上で、「債権放棄による負担だけではなく、なんらかのプラスアルファの負担は求められることになるのではないか。...全文を見る
○筆坂秀世君 前段の方のおっしゃる意味はわかりましたが、後段の個別にというところでは、地銀、生保がどういう状況かは先ほど来聞いておりましてよく知っておりますが、個別にはその前段とは違ったプラスアルファもあり得るという意味でしょうか。
○筆坂秀世君 橋本参考人にお伺いしますけれども、ことし三月期の決算で、さくら銀行では行内で不良債権の処理は大方めどがついた、今後の不良債権の処理については業務純益の中で処理していくことができると、こういう決算の説明をされていますね。間違いございませんか。
○筆坂秀世君 私が聞くところによると、業務純益の範囲内で大体対応できると説明をされているようですが、そこはいいです。  つまり、基本的に不良債権を処理していく体力はあるということだと思うんですね。ところが、あなたはこれまでの記者会見の中で、三・五兆円の債権全額放棄、これ以上の負...全文を見る
○筆坂秀世君 いろいろおっしゃったけれども、要するに法的根拠があってやったものではないということは確認されますね。三・五兆円は法律で何か説明できないでしょう。一言でいいですよ。
○筆坂秀世君 何を言っているか全然わからないですよ。じゃ、三・五兆円の放棄はどういう法律的根拠があるんですか、橋本参考人。
○筆坂秀世君 全然お答えになってないですよ。あなた、さっきは法律に基づけば三・五兆円までいかないと言ったんですよ。また、三・五兆円は法律に基づかないで、これまでの母体行であるということの責任、いろんな経緯を勘案して、平等原則じゃないけれども三・五兆円の負担をする、こういうことじゃ...全文を見る
○筆坂秀世君 法的根拠があつでやったものじゃないということだけははっきりしたと思うんですよ、それは。どうなんですか。もうちょっと明確に答えてくれませんか。
○筆坂秀世君 だから、どういう法律に基づいているんですか、具体的に言ってください。
○筆坂秀世君 商法でどういうふうに。もうちょっと具体的に。
○筆坂秀世君 要するに、おっしゃっていることは、株主代表訴訟にたえ得るかとかそういうことでしょう。そういう意味でぎりぎりということであって、三・五兆円というのが法律で計算して出てきたわけじゃないでしょう。
○筆坂秀世君 終わります。
04月22日第136回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  まず、金澤参考人に事実関係について幾つかお伺いしたいと思うんです。  一つは、共国債権買取機構、先ほど実績はないとおっしゃいましたが、住専の不良債権を持ち込むことは仕組みの上では可能ですね。
○筆坂秀世君 この共国債権買取機構が発足する契機になったのは、一九九二年、平成四年十月三十日に、当時全銀協の会長行だった三菱銀行が買い取り会社構想というのを提案されるということからスタートしたわけですが、この設立趣旨というのはどう述べておりますか。
○筆坂秀世君 つまり、住専の不良債権も含めて、あるいはノンバンクの不良債権も含めて、金融機関の不良債権の処理を公的資金は使わずにあくまでも自助努力で進めていく、そのためにこの買い取り会社構想が生まれてきた、こういうふうに理解してよろしいですね。
○筆坂秀世君 これは当然のことで、二月十六日に衆議院の予算委員会に参考人として出席された当時の寺村銀行局長も、住専問題は金融機関の過剰貸し付けで起きた問題でございますから金融機関の自己責任で処理をするのだ、それから公的資金は入れない方がいいというのが当時の態度だったと、こう述べら...全文を見る
○筆坂秀世君 ですから、その内容、その要旨で結構です。
○筆坂秀世君 つまり譲渡損、売却損が発生した場合に、これまでの損金処理と同じようにいわゆる無税償却、これを認めましょうというのがこの同じ日に出ているんですね。私は、これは非常に異例なことだと思うんです。民間の銀行が十月三十日に買い取り会社構想というのを発表すると、同じ日にその買い...全文を見る
○筆坂秀世君 不良債権の売却によって売却損、譲渡損が出たと、こういうふうに言われるんだけれども、例えば私が銀行とすれば、私が金澤参考人のところへある債権を持ち込みます。私がその金を出すんですよ、融資をして。つまり、実際の土地取引なんか行われちゃいない。実際の土地取引なんか行われて...全文を見る
○筆坂秀世君 先ほど来指摘があったように、ともかく七兆円の譲渡損が出ているわけですから、法人税、地方税合わせて実効税率が四九・何がしかで約五割です。つまり、単純計算すれば三兆五千億円、仮装の土地取引によって銀行は税の減免を受けていると。少なくとも税の減免を受けていることはお認めに...全文を見る
○筆坂秀世君 いろいろおっしゃったけれども、だからといって私が指摘した仮装売買、日本にはそういう市場がないといったところで、その事実には変わりないわけです。  つまり、大事なことは、一九九二年にこういう構想ができ上がって、そして共国債権買取機構ができ上がりました。そして、無税償...全文を見る
○筆坂秀世君 しかも、債権元本に対するロスが約六割近く発生しているだけじゃなくて、実際の回収率を見ますと、今までの回収された分だけですが、全体はもちろんまだわかりませんけれども、債権元本と比較すると約三割程度というのが回収の実績じゃないでしょうか、回収されたもののうちですよ。
○筆坂秀世君 じゃなくて、回収されたものの債権元本に対する回収額ですね。――いいです、いいです。
○筆坂秀世君 つまり、債権元本がある、買い取り価格がある、これで約六割ですよね。この買い取った債権を売却をして回収します。その際には、全体として買い取り価格よりも今まで売れたものがなお下がっているわけですね。なお下がっています。ですから、六割のロスが約七割のロスに実際の回収の局面...全文を見る
○筆坂秀世君 結局、共国債権買取機構を見ましても、今度の住専処理機構、まだできてはおりませんけれども、政府のスキームで見ましても、今のような地価の下落が続く限りはなかなか債権元本の回収どころか、ロスがどうしても拡大するということに私はならざるを得ない。ところが、そこに二分の一税金...全文を見る
04月26日第136回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  この間、住専問題で久保大蔵大臣も繰り返し母体行の追加負担について言及されてきました。衆参の論戦を通じても、母体行追加負担の必要性というのがそれぞれの委員から強調されてきました。しかし、残念ながら依然として母体行は追加負担について名案がない...全文を見る
○筆坂秀世君 聞いていることに答えていないでしょう。
○筆坂秀世君 同様の態度とはどういうことですか。
○筆坂秀世君 だめだよ、銀行局長。設立の際の母体行会議の記録についてあなた方はどういう回答をしたかと聞いているんですよ。
○筆坂秀世君 最初からそう答えればいいんですよ。  データがないという回答が本委員会に寄せられているんです、大蔵省を通じてもちろん、母体行会議の記録は大蔵省の記録でないことなんて当たり前じゃないですか、そんなことは。  大体、一つの新しい会社を複数の企業が集まつてっくるのに、...全文を見る
○筆坂秀世君 だからだめなんですよ。予算委員会への回答は母体行かしてきたんじゃないですよ。大蔵省がしてきたんですよ。銀行側はこう言っておりますと、データがないと言っておりますといってあなた方がここに回答してきたんじゃないですか。あなた方はその銀行の言いなりになって、だれが考えたっ...全文を見る
○筆坂秀世君 会議録等と書いてある。要するに、設立したときに母体行はどういう趣旨で設立したのか。だったら、あなた方がそんなに細かくわかるんだったら、こういうものだったらございます、こういうものはございませんと誠実に言うのが当たり前じゃないですか。
○筆坂秀世君 では関係者と相談をして、今お示ししたような文書であるなら出せると、提出してもらう方向で検討をするということですね。
○筆坂秀世君 大蔵大臣、私はここに今の銀行局の姿勢が出ていると思うんですよ。だって、会議録等と言っているんですよ。会議録を出せと言っているんじゃないんですよ。そういうものを出せと言っている。ところが、会議録がないと、それでもう何にもありませんと、こういう回答をしてくる。  だっ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、大臣からそういう御答弁がございましたので、委員長、ぜひ資料要求として理事会で御協議をいただきたいと思いますが。
○筆坂秀世君 私、やっぱり銀行の言いなりになっておると思うんです。これはこの問題だけじゃないと思うんです。  例えば、大臣、紹介融資の問題がこの間随分問題になりました。銀行による紹介融資、銀行局長に言わせると住専の方からもお願いしたと、もちろんそういうものもあるでしょう。しかし...全文を見る
○筆坂秀世君 住専全体の不良債権が八九%であろうとなかろうと、銀行が紹介したものが九一%という数字は変わらぬでしょうが。それが、だからといって変わるんですか。だれも聞いていないよ。問題をごまかしちゃだめだよ。  銀行が自分でやったやつは四・九%なんだから、明らかに銀行は峻別して...全文を見る
○筆坂秀世君 銀行の言いなりにあなた方は理解しているというだけでしょう、結局。銀行がないと言っているから私たちもないと思いますと、あなた言っただけじゃないですか。何の証明にもなっていないですよ、九一対四・九ということの。  私、元銀行員というのはこの前も言いましたけれども、友人...全文を見る
○筆坂秀世君 基準のようなものが私はあると思うんですよ。私がさっきも言いましたように、こういうものがあるかどうか、これはやっぱり調査すべきじゃないでしょうか。これまでだって銀行に対しては立入調査は何度かやられてきたわけですから、立入調査をやって調べる方法だってあると思うんですけれ...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、銀行局長の答弁を伺っていますと、必死になって銀行の代弁をされていると思う。もしそういう明文化したものがないとおっしゃるなら、これだけ紹介融資が問題になつているんですから、あなた方は銀行に、せめて例えば都市銀行なら都市銀行だけにでも聞いて、最初の方におっしゃ...全文を見る
○筆坂秀世君 西村さんの話というのは、本当に私はもう一貫して銀行の代弁をなさっていると思うんですよ。  例えば、ノンバンクについて三つの種類があるという趣旨のことをおっしゃっていますね。独立系がある、直系がある、独立ても直系でもない中間がある、住専はこの中間だ、こういうふうに論...全文を見る
○筆坂秀世君 西村さんがおっしゃっているのは、独立系は親がいない、直系は親が一人だ、中間というのは親がいっぱいだ、親が複数だと言うんですよ。しかし、何でそれが中間なんですか。親はいるじゃないですか。一人じゃなくてたくさんいるだけの話でしょう。何でそれが中間なんですか。
○筆坂秀世君 全然説得力ないですよ。  この前、参考人で来られた玉置地銀協会長は、地銀生保住宅ローンは業界直系だとおっしゃった。それはそうでしょう、親は一人じゃないですから。業界直系なんです。直系ノンバンクなんですよ。親がたくさんいたって、その業界できちっと取り決めをやってつく...全文を見る
○筆坂秀世君 九三年の五月十九日に、当時の寺村銀行局長が中西啓介元衆議院大蔵委員長の朝食勉強会で講演をされているんですよ。私そのテープを聞いて、これ起こしたのを持っていますが、よくわかりました、何で母体行主義が親が複数だと貫けないか。  寺村さんはこうおっしゃっているんです。一...全文を見る
○筆坂秀世君 関連をお願いします。
○筆坂秀世君 今、大臣から、当分の間新たな採用はしないと。というのは、やはりいわゆる天上がりに対する批判におこたえになるということだろうと思います。  私、母体行の追加負担を迫る上で、いま一つ銀行の無責任さといいますか、あるいは公約違反、銀行に公約はないかもしれませんけれども、...全文を見る
○筆坂秀世君 先日、参考人として出席された共国債権買取機構の金澤社長も、この共国債権買取機構の設立というのは、住専の不良債権も含む金融機関全体の不良債権を公的資金の導入はしないであくまでも銀行の、金融機関の自助努力で処理をしていく、そのために設立されたということをはっきりお認めに...全文を見る
○筆坂秀世君 よく理解していますよ。  じゃ、買い取り会社は何でつくったんですか。
○筆坂秀世君 だから、要するに損失を確定して損金処理ができるようにつくったわけですよね。そうでしょう。この前、金澤さんにも聞きましたよ。  仮に私が銀行で、共国債権買取機構に不良債権を売る、売る金を私が融資するんですよ。自分で売って自分で融資するんですよ、バックファイナンスで。...全文を見る
○筆坂秀世君 架空の取引かどうかというのは言葉のあやの問題ですよ。帳簿上の処理をするだけなんだから。  ともかくそういうことはお認めになりました。そして、大蔵大臣、約三・五兆円の無税償却ができているんですよ、これによって。できなきゃ、つくった意味がないんですから。これはまさに、...全文を見る
○筆坂秀世君 農林水産大臣にお伺いしますけれども、系統金融機関や農水省は破産法による住専処理に対してどういう態度をとっておられるんでしょうか。
○筆坂秀世君 おっしゃるとおりだと思うんです。角道農林中金理事長も、もしそんなことがあれば我々は応訴するというふうにおっしゃっています。  ですから私は、大臣の昨日の答弁を伺っておると、何かもう六千八百五十億円をいじるとすぐに破産法にいくかのようにおっしゃるけれども、そんなに簡...全文を見る
○筆坂秀世君 どうもありがとうございました。
05月02日第136回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○筆坂秀世君 先ほどの関根委員の質問に関連して一、二伺いたいと思うんです。  第二次再建計画で、無利子融資、追加融資をした。それは放棄しないと。しかし、今その債権も含めて五百一億あるわけですね。したがって、皆さん方がおっしゃっていた母体行は債権全額放棄というのは、これは看板に偽...全文を見る
○筆坂秀世君 そんな証言じゃだめだよ。百億は債権として残っているんじゃないの。だから全額放棄じゃないと。当然じゃないですか。
○筆坂秀世君 そんな説明じゃないの。
○筆坂秀世君 債権全額放棄かどうかと聞いているんだよ。
○筆坂秀世君 何で全額放棄か。
○筆坂秀世君 貸付債権であることは間違いないじゃないですか。百億除いて放棄なんだから、だれが見たってそんなのは全額放棄と言わないんだよ。一部放棄なの。  しかも、これは重大問題だと思うんですよ。四百一億円というのは平成五年三月期の残高ですよ。今は五百一億です。政府のスキームとい...全文を見る
○筆坂秀世君 ともかく政府のスキームがきょうの証言によって事実上崩れているということが明らかになりました。  そこで、次に伺いますけれども、富士銀行系列のいわゆる直系ノンバンクというんですかね、系列ノンバンクに対しては融資額以上の支援をする場合もあると、これは戦略的に重要だから...全文を見る
○筆坂秀世君 つまり、住宅ローンサービスはあなた方にとって戦略的に重要ではなかったという  ことになるわけですか。
○筆坂秀世君 それは全く誰弁で、系列直系ノンバンクだからいわゆる母体行主義、母体行責任によって、例えば他の金融機関だって融資しているところがあると思うんですよ、富士銀行だけじゃなくて。しかし、他の金融機関の手は煩わせないで富士銀行の責任でやっていくと、こういう態度で来られたことは...全文を見る
○筆坂秀世君 富士銀行で、各行員に対してこういう「企画ノート」というのを渡しておられます。私、これを見てみました。そうしますと、富士銀行の関連会社一覧というのが載っております。そこには芙蓉総合リース、芙蓉総合開発、日本抵当証券、これと並んで住宅ローンサービスも同じ欄に載っているん...全文を見る
○筆坂秀世君 「富士銀行百年史」というのがありますね。私、図書館から借りてきて見ました。何と書いてあるかというと「当行をはじめとする都市銀行六行が中心となって、「株式会社住宅ローンサービス」を設立した」、「出資銀行の住宅ローンを補完する役割を果たしている」ということで、わざわざ百...全文を見る
○筆坂秀世君 先ほどから法制上許されるというのがたびたび出てくるんだけれども、じゃ三・五兆円の全額放棄、富士銀行でいえば五百一億じゃなくて四百一億の債権放棄は株主代表訴訟に絶対に訴えられないと、こういう保証はあるんですか。
○筆坂秀世君 訴えられない保証なんてないんですよ。訴えるのは株主の自由です。株主の当然の権利なんです。勝つか負けるかは、これも富士銀行が決めることじゃないんです。富士銀行の顧問弁護士が決めることでもないんです。裁判所が決めることなんですよ。そうでしょう。あなた方はすぐ弁護士に相談...全文を見る
○筆坂秀世君 やはり私は責任を痛感してもらわなければいかぬと思うんですけれども、先ほどこういう質問がございました、住専の個人住宅金融の分野をいいところだけ奪ったんじゃないかと。これは書いてありますよ、「企画ノート」に。何と書いてあるかというと「やればできる!」、「個人ローン二兆円...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
05月07日第136回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○筆坂秀世君 私は、有事法制問題についてお伺いをしたいと思います。  四月十七日の橋本首相とクリントン大統領の日米安保共同宣言で、日米防衛協力指針、いわゆるガイドラインについての見直しが決められました。同時に、このガイドラインの見直しで日本周辺有事について日米共同研究を行ってい...全文を見る
○筆坂秀世君 具体的にお伺いしたいと思うんですが、日米地位協定の第五条で、これは米軍機が日本の港であるとか飛行場に出入りすることが認められております。しかし同時に、この第五条というのは、あくまでも軍事利用はさせないというのがこれは基本的な考え方としてあると思うんです。  現に、...全文を見る
○筆坂秀世君 明確に御答弁されなかったんだけれども、これは随分答弁ありますよ。今のは手塚航空局長の答弁ですが、例えばこれは一九六八年三月、中曽根運輸大臣、戦闘目的のためにそれを利用するというようなことについては我々はこれを拒絶しょうと思います、こう述べています。あるいは六九年、当...全文を見る
○筆坂秀世君 余り明確じゃないですね。この答弁は変えない、この立場は変えないと。それとも、変える可能性も今後の研究ではあり得るということなんでしょうか、どっちなんでしょうか。
○筆坂秀世君 答えになっていないんですよ。つまり、この答弁の重みはよく踏まえると、しかし、重みを踏まえたってもう何十年もたったから軽くなっちゃったということあるでしょう。何も私、この答弁を古いものだ、葬り去りなさいと言っているんじゃないですよ。五条は少なくとも今まではこういう答弁...全文を見る
○筆坂秀世君 どうも今の御答弁を伺っていると五条使用についても考え直すというふうにしか解釈できないですね。だってこれほど明確に述べているんですから、従来は軍事目的にはもう利用しない、不時着的な使用だと、こう言っているんですよ。そんな答弁じゃだめですよ、そんな答弁何度繰り返したって...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、どうでしょうか。
○筆坂秀世君 答弁は変わらないようなんですが。  では、ちょっと別な話で聞きたいと思うんですが、四月十一日に自民党の安保調査会がありました。ここで運輸省も出席をして、この問題で説明を求められていますね。これは毎日新聞ですけれども、それによりますと、運輸省は日米地位協定の二条四項...全文を見る
○筆坂秀世君 この地位協定の二条四項(b)については一定の制限がやっぱり加えられているんですね。二条四項(b)というのは、日本側が管理する空港です、それを米軍に対して一時的に使用させるという場合です。これについては一九七一年の二月二十七日に四項目の政府統一見解というのが出ておりま...全文を見る
○筆坂秀世君 私、なぜこういうことを聞くかといいますと、少なくとも今までの政府の見解だと五条であろうと二条四項(b)であろうと米軍が有事利用はできない、これがもう明確な政府の回答だったわけです。ところが、今周辺有事ということで日本の民間空港、港湾を米軍がどう利用するかということが...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、そういう事態になったときに、今言ったように地位協定の解釈をどうするのか、あるいは新たな法律が必要なのかということが問題になってくるということは容易に推定できるんじゃないですかということを言っているんです。
○筆坂秀世君 解釈じゃないですよ。
○筆坂秀世君 余りガードがかたいので、同じことばかり聞いてもしようがないんで。  私が重大だと思うのは、この間、いわゆる五条使用で民間空港の使用というのが非常にふえているということです。これは運輸省から資料をいただきましたけれども、全国八十四の空港のうち四十四、五割以上の民間空...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
05月08日第136回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○筆坂秀世君 私は、住専問題について、衆議院そして本院での審議によって、改めてやはり六千八百五十億円は削除すべきだ、それは母体行の追加負担で賄うべきだということがいよいよ鮮明になってきたと、こう思います。そして、これを実現していく重要なかぎというのが母体行の身勝手を許すのかどうか...全文を見る
○筆坂秀世君 総理もこの母体行責任の問題については再三大蔵大臣と同じ立場だということを言明されてきましたが、改めて今の点について総理の御認識をお伺いしたいと思います。
○筆坂秀世君 系列ノンバンクに対しては債権額以上の支援をやる。ところが、住専について言えばなぜかそういうことはやらない。私、これ橋本頭取に尋問をいたしました。それに対して橋本頭取がお答えになったのは、系列ノンバンクというのは戦略的に重要だ、存立基盤があり再建が可能である、だから債...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、戦略的に重要で再建できるものは自分たちで面倒を見ます、つぶれそうになったものは税金で面倒を見てください、公的資金で面倒を見てくださいというのが、これ簡一単に言えば橋本頭取が述べられたことであります。  しかし、大蔵大臣、母体行主義で処理するかどうか、母体...全文を見る
○筆坂秀世君 昨日、本委員会に、住専問題関連資料というので各住専の母体行がつくったときの設立趣意書、こういうものが出てまいりました。例えば、住宅ローンサービスの設立趣意書を見ますと、こう述べています。「ここにわれわれは、民間住宅金融に寄せられる社会の期待に応え、金融機関としての社...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ母体行が追加負担に応じない理由として挙げているのが、三・五兆円の債権放棄が法制上許されるぎりぎりの範囲だということを盛んにおっしゃいます。私は、これも橋本頭取に聞きました。要するにおっしゃっていることは、株主代表訴訟に耐えられるかどうかということだということ...全文を見る
○筆坂秀世君 株主代表訴訟について大臣がおっしゃったことは、私は全くそのとおりだと思うんです。株主代表訴訟があるかないか、これは乱脈経営をやれば取締役が責任を問われて当然のことです。ですから、そもそも株主代表訴訟があるかないかというふうなことは、いわば母体行責任を言い逃れする理由...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
05月21日第136回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○筆坂秀世君 私は、トラック運送事業が抱えている幾つかの問題についてお伺いしたいと思います。  トラック運送事業は、深刻な不況に加えて、先ほども御答弁がありましたが、軽油が一円上がれば百五十七億円トラック業界全体として負担増になる、あるいは高速道路料金が引き上げられるということ...全文を見る
○筆坂秀世君 ぜひ直ちに、できるだけ早く調査していただきたいと思うんです。  いろんな形があると今おっしゃいましたが、確かにそうでして、単純なバックペイというだけではなしに、請求書を書きかえさせる、本来なら百万だけれども八十万にするということで、形の上ではバックペイはなくなる、...全文を見る
○筆坂秀世君 この勧告制度が導入されたときに、その目的とねらいについてこう言っているんです。このような規定は他の運送事業法には例を見ないものである、画期的であると、従来は荷主は知らぬ存ぜぬで済んだわけであるが、これからは悪質な場合には運輸大臣の勧告がある、大きな社会的制裁を受ける...全文を見る
○筆坂秀世君 私によろしくお願いされてもあれなので、私の方がよろしくお願いしたいと思うんですよ。  次に、労働条件の問題についてお伺いしたいと思うんですが、やはりトラック運転手の長時間労働、過密運転、これは当然安全問題に直結する課題です。  労働省の統計によりますと、全産業の...全文を見る
○筆坂秀世君 運輸大臣もこの点いかがでしょうか、四十時間、四月一日から。
○筆坂秀世君 この間、過労死であるとかあるいは労災というのが大きな社会問題にもなってきました。そういうもとで、この十五年間に全産業で労災死は二三・五%減っています。ところが、貨物運送の方はといいますと、逆に一二%増加しております。中でも労災死は、平成五年、六年と二年連続増加し五三...全文を見る
○筆坂秀世君 今の点について、労働省の方は例えば七号告示の見直しとかいろいろ検討されているというふうに伺いますけれども、どういう状況でしょうか。
○筆坂秀世君 最後に私お伺いしたいのは、去る四月二十八日に福岡に本社のある西鉄で、八十キロで運転走行中に、そして乗客二十人を乗せたバスの運転手が急死する、こういうショッキングな事件がありました。これについて労働省では、変形労働時間制が導入されているわけですけれども、当然必要な改善...全文を見る
○筆坂秀世君 私が聞くところによりますと、当該の労働基準局が西鉄に対して運用に問題があるという指導をしたのに対し、西鉄側は全部なかなか言うことを聞かないと、こういうふうに聞いております。  最後に運輸大臣に伺いたいと思うんですが、この問題というのは輸送の安全性という、しかもこれ...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、自動車ターミナル法の一部を改正する法律案への反対討論を行います。  反対理由の第一は、一般自動車ターミナルの使用料金の認可制を届け出制にすることによって、料金設定をターミナル事業者の自由裁量に任せ、利用者である中小運輸事業者の経営に影響...全文を見る
05月23日第136回国会 参議院 運輸委員会 第13号
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○筆坂秀世君 今の局長の答弁を聞いていまして、この法案の目的であるダンピングの防止と公正な国際競争の確保というのがなかなかこれはおぼつかないというふうに私は言わざるを得ないと思うんですね。過去にあったかなかったかはっきりしないというぐらいなわけですから。  私ども聞きましたら、...全文を見る
○筆坂秀世君 余り答弁になっていないですよ、今それは瀬谷先生にお答えになった答弁と一緒でね。  今、私は四点挙げましたが、一体同一の船があるのか、為替変動でそのぐらい変わるじゃないか、資材、機材だって変わるじゃないか、外国との紛争が起こったときにそれをどうやってどこが判断するん...全文を見る
○筆坂秀世君 専任対策官を設置するとおっしゃいましたね。これは通産省も設置されるんでしょうか。もしされるとすれば今予定としては運輸省は何人ぐらい設置されるのか、通産省の方はどうなるのか。
○筆坂秀世君 何もむやみに人をふやせと言うわけじゃないですが、専任対策官一人でしょう。ですから、先ほども指摘ありましたけれども、本当にダンピングを防止しようということになれば、少なくとも今のこの体制では、果たしてどこまでできるのかということは大変おぼつかないということを指摘してお...全文を見る
○筆坂秀世君 並列建造について伺いますが、大手造船所の船台で一・五隻を超える船舶を同時に建造してはならないというふうになっています。この目的というのは、中小造船会社の営業を守っていくというところに大きなねらいがあるわけですけれども、ところが、現に第一次処理のときに大手が十万トンの...全文を見る
○筆坂秀世君 海事新聞という新聞に三菱重工の正木さんという常務が設備規制の緩和について御見解を述べられているんですが、私なかなかもっともだと思うんですよ。  今、二十六社体制になっている、これを仮に五社に減らしたとしても、最後はその数社が闘うんだからより一層激烈な競争になるとい...全文を見る
○筆坂秀世君 今お答えになったように、企業数は六十一社から二十六社になっている。三十五社、この間、大手を除く中小、中堅の造船業者が淘汰されてきたということです。労働者の数も十六万三千から八万四千ですから約八万人、半減ということです。しかし、工事量というのは四百五十万総トンから約九...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
06月12日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第4号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  私は、総理にまず最初にお伺いしたいと思うんですけれども、この住専問題で何といっても国民が納得できないというのは、国民には何の関係もない住専の破綻のそのツケを背負わされる、この点にあると思うんです。これまでの国会審議を通じても、税金...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、理由は非常に簡単明瞭だと思うんです。税金を使うから、だからこれは到底納得することはできないということだと思うんです。  私、これまで何度もされてきましたけれども、改めて総理の母体行責任に関する御認識をお伺いしたいと思うんです。  母体行が住専をつくってきた...全文を見る
○筆坂秀世君 違法な紹介融資があれば損害賠償請求すると。これは別に住専処理法案をつくらなくたって、処理機構をつくらなくたって、これは今だってやれることで、当然の責任追及だと思うんです。  同時に、母体行というのは通常のメーンバンク、こういう場合の責任とは質的に違うんだということ...全文を見る
○筆坂秀世君 そういう姿勢だからね。  じゃ、一体だれに協力するというんですか。政府に協力するというわけでしょう。その政府が出している処理案というのは国民の税金で負担しようということじゃないですか。簡単に言っちゃえば国民に母体行が協力すると、そういうことになるんじゃないですか。...全文を見る
○筆坂秀世君 全然理解できないですよ。  じゃ、聞きますけれども、住専処理の主体的責任は政府であって、そして母体行はあくまでも第三者として協力する立場だと、こういうふうにおっしゃるわけですか。そこをはっきりさせないと、これはそういう姿勢だからこそいまだに追加負担策だって実現しな...全文を見る
○筆坂秀世君 久保大蔵大臣は一昨日の本会議で、関係当事者の意欲と努力だけでは解決を図り得ない状態になっている、だから税金を投入したと、こういう御答弁をされました。  しかし、母体行の方は本当に意欲と努力を十分発揮したのかと。例えば、先般、予算委員会に参考人として出てこられた前全...全文を見る
○筆坂秀世君 これまで議論されてきましたように、いわゆる直系ノンバンクですね、この場合には、それが修正母体行方式であれ完全母体行方式であれ、これはもう当然のことですけれども、母体行が責任を持って、自分たちで持てないところがあれば関係金融機関にもお願いをする、しかしいずれにしろ税金...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣は、そう言いますとすぐ破産法だと、こういうふうによく御答弁されるんです。しかし私は、もしそれを大蔵省が唯々諾々と認めたとしたら、大蔵省は行政責任を放棄しているということになると思いますよ。ましてや、これだけ世論があって、そして母体行責任がこれほど明白で、系統金融...全文を見る
○筆坂秀世君 強制する根拠がないということもたびたびこれまでも言ってこられました。しかし、大臣、よく考えていただきたいんですけれども、住専処理法案がもし成立をしますと、国民は税金から六千八百五十億円、二次損失が出ればその二分の一、いや応なしに強制されて取られるのと一緒でしょう。住...全文を見る
○筆坂秀世君 私がこうやって質問していることも、そして母体行責任を追及することも、これは十分母体行に責任を持たせていく上での援護射撃になっているというふうに私は思います。  次に、二次損失の問題についてお伺いしたいと思うんですけれども、昨年十二月十九日に閣議決定がされました。こ...全文を見る
○筆坂秀世君 あなたね、聞いたことには結局何一つ答えていない。何で割り勘かって聞いたんだ。何で二分の一かという根拠は何も言っていないじゃない、長い答弁したけれども。要するに何で二分の一なのか、割り勘なのかと。国民は母体行と一緒に飲んだ覚えないんだから。その根拠も説明できない。幾ら...全文を見る
○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  まず、寺村参考人にお伺いいたします。  昨年の九月に、東海銀行にかかわる株主代表訴訟事件がありまして、名古屋地裁で判決が出ております。その判決の内容というのは、九二、三年当時、  金融当局は、金融システム崩壊の回避策として、系列ノンバ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、母体もその他の金融機関もかなり並列的な感じでお述べになりましたけれども、現にいわゆる銀行の直系ノンバンクの場合に債権額以上の支援をしたというのが、これが大体通例になっているというのはこれまで国会でも答弁されていますよね。ということは、実態としてはそういうことがあ...全文を見る
○筆坂秀世君 メーンバンクとしての責任があるというケースは当然ありますね。ただし、直系ノンバンクの場合には設立母体ですから、これは当然メーンバンクとして以上の責任があるわけですよね、いわば直接支配しているわけですから。その場合に、いわゆるメーンバンク責任じゃなしに母体行責任で通常...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、そこに住専問題を非常にややこしくした、複雑化した一つの大きな原因があると思うんです。本来なら、母体行がたくさんあれば、一人の親で面倒を見るよりもはるかに負担は軽いわけです。しかも、つくったことは間違いないわけですから。つくったことは間違いないんで、だれかがつく...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、結局大蔵省さんが乗り出して、そして関係者の合意をまとめるようにという指導をせざるを得なかったという面が当然恐らくあったんだろうと思います。  次に、橋本参考人にお伺いしたいと思いますけれども、きょうもこういう御趣旨をおっしゃいましたが、追加負担をすると今政...全文を見る
○筆坂秀世君 そうすると、今お考えになっている新たな寄与は、たしか先ほど来新たな基金ということが出ておりまして、きょうの報道を見ますと預金保険機構の外に新しい基金をつくると。これはどの程度固まっておるものか知りませんけれども、仮にそこへの新たな寄与をやったとしても今のスキームその...全文を見る
○筆坂秀世君 今おっしゃったように、住専処理とは必ずしも絡ませないで金融システムの安定化と、結果として国民の負担を軽くするというお考えからということなんですが、しかしこの基金というのは、発表されたものを見ますと十五年間運用すると、そして運用益が果たして幾ら出るかわからないと、これ...全文を見る
○筆坂秀世君 政府の方針では、今度の住専処理法案での税金投入というのは臨時異例の措置だ、これ以外のノンバンクに対しては今後税金投入はしない、こう述べておられます。そうしますと、今後もし皆様の関係するノンバンクが破綻するときには、これはもう母体行の責任で処理していくと、こういうお考...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。(拍手)
06月17日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第7号
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○筆坂秀世君 まず、大蔵大臣にお伺いしたいと思いますが、去る五月二十二日、御記憶にあるかどうかわかりませんが、記者会見をされまして次のようにおっしゃっております。「六千八百五十億円の財政支出について「十二兆円の特例公債(赤字国債)で負担されている」」と述べ、「国債償還の資金を何ら...全文を見る
○筆坂秀世君 今おっしゃったように、実際、この六千八百五十億円の財政支出が十二月十九日に閣議決定で決められるわけですけれども、その翌日が大蔵原案の内示ということになっております。経過的に見ましても、六千八百五十億円の支出ということで公債発行がふえたと、こういうことですから、もちろ...全文を見る
○筆坂秀世君 まだそこまで考えていないとおっしゃいましたが、あしたにももう発表するという報道だってありますし、今国会会期中なんですよ、もう会期十九日までしかないわけですからね。ただ言えないんだろうと思います。しかし、これが一つの検討対象になっていることは間違いないと思うんですね。...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣がおっしゃるように、六千八百五十億円、これを特例公債で賄った、利息がつくと。少なくともその利息ぐらいは運用益で減るわけですから、つまりその意味ではある種の軽減につながることは、これは間違いないと思うんです。しかし、元本そのものにはこの構想では影響してこないと。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 昨日のNHKのテレビ討論会で自民党の加藤幹事長が、この新基金構想だけでは確かに不十分かもしれない、合わせ技のようなものも考えなきゃいかぬ、つまり新基金もあるし、ほかの手もあるんだ、ほかの手も考えなきゃいかぬということをおっしゃっておりましたけれども、与党の中の自民党...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、二次損失問題についてお伺いしたいと思います。  ここでも随分論議されてきましたが、今の幾ら損失額が出るか、幾らロスが出るかというのは、これは昨年一月一日の路線価がもとになって計算されたものであります。そうしますと、これで計算すれば約一・二兆円というのが回収が...全文を見る
○筆坂秀世君 ちょっと誤解して御答弁されたようですが、債権元本額約十二兆円ですよね、それを約五兆円で共国債権買取機構は買っているわけです。つまり、もうこの時点で六割減額されているんですよ。そして、その五兆円が、今回収されたのは四千数百億円と。もちろんこれはまだ全部回収されてません...全文を見る
○筆坂秀世君 問題は、路線価を上回っているか下回っているかじゃないんですよ。売れてないでしょう、回収されてないということが問題なんです。五兆円のうち四千億しか回収されてないんだから。だから、そんなこといったって何の反論にもならないということを申し上げておきたいと思うんです。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 それは全然御理解いただけないよ。だって、ふえる可能性はあるということをあなた方は認めたわけだから。  しかし、九千億円というのは、二次損失が一兆二千億で、二分の一が約六千億ぐらいだということを想定しているから運用資金九千億になったわけでしょう。これが三兆、四兆と損...全文を見る
07月24日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○筆坂秀世君 まず最初に、労働大臣にお伺いしたいと思います。  今も旧国鉄の長期債務問題が議論になりましたけれども、分割・民営化がされてちょうど十年目に入りました。この結果というのは私は到底万々歳と言える状況にないと思うんですね。今の長期債務問題はますます深刻化している、あるい...全文を見る
○筆坂秀世君 今、労働大臣からも、いろんな困難はあるけれども、しかし両者が忌憚のない話し合いができるように努力する、こういうお答えがございました。  運輸大臣は、この前の衆議院で私どもの寺前議員の質問に対して、両者間に大きな隔たりがある、したがってなかなか困難だという趣旨の御答...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ運輸大臣に伺いますが、JRに対して話し合いのテーブルに著くように、そういう努力をされるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○筆坂秀世君 問題は、その現実。今、労働大臣おっしゃいましたよ、その現実踏まえてと。今の運輸大臣の御答弁はその現実をおっしゃっただけだと思うんですよ。その現実は、それはもう事実ですから隠しようがないですね。しかし、その現実を踏まえて、今労働大臣もおっしゃったような方向で運輸大臣も...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、この問題はこの程度にしておきまして、いわゆる雫石事故、全日空機と自衛隊機が衝突をして百六十二人の乗客乗員の命が一気に失われるという大惨事が起こってから、ことしはちょうど二十五年目ということになります。この事件というのは、自衛隊機が訓練中に正常運航しておった民間...全文を見る
○筆坂秀世君 その後、自衛隊の訓練空域というのは大きくふえたんじゃないですか。
○筆坂秀世君 新たに六カ所ふえましたね。そのほかに、訓練空域が拡大されたというところもあります。ニカ所ほど減ったところもありますが、六カ所ほどふえたところもある。つまり、要綱制定時よりも十カ所ほど空域が拡大されるかあるいは新たに訓練空域が設置されると。面積にしますと、先ほど七一年...全文を見る
○筆坂秀世君 特に大きな問題もなくと言ったけれども、しょっちゅうそんな大きな問題があったら困るんだよ。いつあるかわからないから完全分離したんでしょう。  今三つ挙げられて、例えば時間差分離も完全に分離するうちの一つの方法だと、こういうふうに言われた。しかし、訓練空域とそして民間...全文を見る
○筆坂秀世君 あなたが認識したってだめなんだよ。八三年まではそうじゃないんですから、八三年までは。八四年から変わったんじゃないですか。そうでしょう。
○筆坂秀世君 答弁になっていないんですよ。七一年の要綱にはそんな三つの概念なんか書いてないです。完全に分離すると。そして八三年まではそれでやられてきた。  今はどうなっているかといいますと、三つありますね。A訓練空域、B訓練空域、K訓練空域。これは国内線だけです。A訓練空域では...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、角度を変えて聞きますが、米軍の訓練空域でレンジ129というのがあります。地図で見れば青森と北海道の太平洋岸に設定されています。これは自衛隊のB訓練空域の中に米軍のレンジ129というのが包み込まれるような格好で設定されています。  これは、もともとは今の位置よ...全文を見る
○筆坂秀世君 時間が来ましたので終わりますけれども、運輸大臣、この問題というのは、一たん事あれば大量の人命が奪われるという重大問題ですから、やはりこれは今後とも防衛庁と緊密に協議して、可能な限り民間航空機の、可能な限りじゃないですね、やっぱり要綱がきちっと守られる、そういうために...全文を見る
09月03日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○筆坂秀世君 まず最初に、防衛庁長官に御質問いたします。  今月、次の日曜日、八日には沖縄で地位協定見直し、基地の縮小、整理ということで県民投票が行われます。この問題について、陸上自衛隊第一混成団の村田秀信団長が八月八日の隊員朝礼でこういう発言をしています。投票で賛否を問う中身...全文を見る
○筆坂秀世君 そういう発言はなかったということだけれども、しかしそういうふうに誤解を受ける発言はあったということです。沖縄がなぜこういう県民投票をやるか。沖縄の歴史を知ればこの気持ちというのはよくわかりますよ。  戦時中は日本軍によって土地が奪われました。そして米軍が上陸して、...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、今キャンプ・ハンセンで行われている百五十五ミリりゅう弾砲の砲撃演習の本土移転問題について伺いたいと思います。  日米合同委員会で、北海道の矢臼別、宮城の王城寺原、山梨の北富士、静岡の東富士、そして大分の日出生台と、この五カ所への移転が合意をしました。長官も、...全文を見る
○筆坂秀世君 質問には何も答えていないですよ。何で反対しているかと聞いたんです。理由は明白ですよ。  今、キャンプ・ハンセンで行われている実弾砲撃演習というのは、九四年度の実績で実施回数が十一回、三十三日間、撃ち込まれた砲弾の数が三千六百発。しかし、例えば東富士ではもっと大規模...全文を見る
○筆坂秀世君 誤解のないようにしていただきたいんですが、キャンプ・ハンセン、金武町で行われているこの訓練が軽いということを私は言っているんじゃないんですよ。私も金武町にも行きました。ちょうど着弾点である伊芸区の区長さんにもお会いしました。今キャンプ・ハンセンでやっている訓練という...全文を見る
○筆坂秀世君 だめだよ、もうちょっと具体的に答えなきゃ。仮定の話じゃないよ。あなたたち、港を管理しているんでしょう。法律の解釈を聞いているんですよ。何が仮定の話だ。
○筆坂秀世君 だから、港湾管理者である自治体首長が拒否すれば入港できないということでしょう。それを聞いているんですよ。
○筆坂秀世君 じゃ、聞き方を変えます。  自治体首長の意思を全く無視しては使えないと、こういうことですね。
○筆坂秀世君 要するに、合意の上で使うということだから、合意しなけりゃ使えないということなんですよ、遠回しに言うけれども。だから、自治体首長が、例えば仙台市長が使わせませんと言えば使えないということなんですよ。そのことははっきりした。  この場合に、移転すると沖縄の痛みを分かち...全文を見る
09月11日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○筆坂秀世君 きょう、私は変額保険問題についてお伺いしたいと思います。  この変額保険によって多数の被害者が生まれている。被害者の会もつくられている。しかも、多くが高齢者やあるいは年金生活者である。既に四名の自殺者さえ生まれている。もう大変重大な深刻な事態になっています。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 そんな気楽なことを言っているからだめなんだよ。あなたたち、適切な指導をしていると。確かに通達出しているよ、一九八六年に最初の通達出している。しかし、余りにも苦情が多いので八九年にまた通達出しているんですよ。しかし、大蔵行政というのは、通達出しているから指導責任果たし...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなのいいよ、繰り返しの答弁は。時間ないんだからもういい。大臣お願いします。
○筆坂秀世君 今度の判決で一つ重要なことは、先ほども言いましたけれども、銀行と生保がたまたまあるケースで手を結んでいたというのではなしに文字どおり組織的に結んでいた、これが裁判にも資料として出されました。つまり、銀行責任というのが非常に浮かび上がってきた。  この一時払い終身型...全文を見る
○筆坂秀世君 それは承知していないのは当たり前だよ。この資料、だって「厳秘」と書いてあるんだから。私、たまたま手に入れたんです、ちなみに私はもと三和銀行におりまして。これは「厳秘」と書いてありますよ、ここに。何だったら後で見せてあげます。三和銀行に行って調べてきなさい、これは本当...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなことは幾らでもやられているんですよ。銀行だって商売でしょう。担保をとっているから直ちにとるなんということはやってないじゃないですか、現実には。今その借り手は大変だって、十年後には、五年後には、三年後には立ち直るかもしれないというところにそんな競売をかけたりして...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
12月11日第139回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、今国民の怒りが集中している厚生行政をめぐる底知れぬ汚職、腐敗、そして時間が許せば公共事業をめぐる壮大な浪費の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、公正取引委員会に伺いますけれども、公正取引委員会は一九九三年十二月、そして九四年の...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、料金のつり上げを図るためにカルテルをやったり、あるいは談合する、あるいは他業者を排除するために会員の営業活動を規制する、こうやって病院寝具の仕事を独占する、そして暴利をむさぼっている。結局は、この費用というのはもとをただせば国民の税金であり、あるいは健康保...全文を見る
○筆坂秀世君 総理、そうおっしゃいますけれども、ワタキューセイモア自身は、九三年十二月に九州地方、四国地方、各地でカルテル、談合を行ったということで、今公取からも報告があったように摘発を受けているんです。これは新聞発表もされているんです。寝具業界が大問題になっているんです。これは...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、御存じなかったということはこれから指摘しますけれども、いろいろな状況を見て、私はそれをうのみにするわけにいかないと思う。  ワタキューセイモアが公取から摘発を受けたのは、九三年十二月もそうですし、あるいは九四年の六月もそうです。一度だけじゃございません、何度...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、指摘しましょう。  ここに私、一九七九年三月十五日号、日本病院寝具協会の機関誌を持ってまいりました。これです。
○筆坂秀世君 七九年の三月十五日です。  ここに総理が厚生大臣になられてごあいさつ文が掲載されています。どういうふうにあいさつされているか。「大平内閣の発足に伴い厚生大臣に就任いたしました。今までは協会顧問として皆様方の事業の発展のため、ご相談にあずかってきましたが、これからは...全文を見る
○筆坂秀世君 だったら親密だということを否定することないじゃありませんか、協会顧問まで務めておられたんだから。  そして、この当時問題があったのかとおっしゃいますけれども、総理は、先ほど指摘したように、公正取引委員会に摘発されて以降もワタキューとは関係を持ってきたじゃありません...全文を見る
○筆坂秀世君 そうじゃないんですよ。この当時に今のもとになる制度がつくられているんですよ。  総理は、私がこの機関誌で調べただけでも一九七四年から八八年にかけて総会、懇親会あるいは式典などに出席されています。これは全部カラーで写真も載っております。御存じだと思います。この間に、...全文を見る
○筆坂秀世君 私が言いたいのは、結局そういうことがこの日本病院寝具協会のいわば暴走を許してきたと。その根底に政治献金であるとか、あるいは政治家が顧問になるとか会長になるとか、こういう関係があったと。これはやっぱり世間では癒着関係と言うんじゃないでしょうか。  私、小泉厚生大臣に...全文を見る
○筆坂秀世君 幾らありましたですか。
○筆坂秀世君 ところで、小泉厚生大臣は一昨日の衆議院の予算委員会で我が党の志位書記局長の質問に対して、なかなか会長だということをお認めにならずに名誉的会長であったとかいうことをおっしゃいました。渋々最終的には会長だったというふうにお認めになりましたけれども、会長だったことは事実な...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、厚生省に聞きますけれども、日本病院寝具協会の定款第十七条で会長の職務についてどう述べていますか。
○筆坂秀世君 ちゃんと書いてあるじゃないですか、定款に会長は重要事項について意見を述べることができると。ですから、大臣、そんなものを幾ら示したって何の反論にもなりませんよ。  そして、大臣自身が会長に就任されたときにごあいさつされていますよ。私、きょうその機関誌を持ってまいりま...全文を見る
○筆坂秀世君 一日ぐらいの違いはどうってことないですよ。  私は、何でその時期におやめになったのかと。これは、寝具協会の総会は大体五月ですよ、いわば任期途中でおやめになっているんですよ。おやめになった理由は何でしょうか。
○筆坂秀世君 それは九二年の十二月でしょう。寝具協会の資料では九三年十二月まで会長だということになっていますよ。寝具協会では九三年十二月まで。
○筆坂秀世君 いやいや、寝具協会では九三年になっています。
○筆坂秀世君 やっとともかく会長だったということをお認めになりましたです、素直に。  私は、そもそも厚生大臣をやった方がこういう特定業界の会長になられる、この前に厚生大臣をやられていますからね。ということ自体がこれは決して、普通のこととさっきおっしゃいましたけれども、到底普通の...全文を見る
○筆坂秀世君 時間が来ましたので終わります。
○筆坂秀世君 今、福井港の例が出されましたけれども、私は次に北海道網走市にある能取漁港についてお伺いしたいと思うんです。  これは国の直轄事業として行われたものですけれども、農水省に伺いますが、能取漁港整備への投資額というのは幾らになっておりますか。
○筆坂秀世君 このうち、能取漁港、二見ケ岡地区というのがありますけれども、ここへの漁船の入港実績というのはどうなっていますか。
○筆坂秀世君 二百億円がすべて二見ケ岡地区に入ったわけじゃありません。二見ケ岡地区には六十五億八千百万、そしてこれは湖ですから口をあけるために百十億六千六百万円、これに関連するものとして大体百七十六億円程度かかっているわけです。しかし、今入っている漁船、年間二隻ですよ。  私、...全文を見る
○筆坂秀世君 供用している四港、そして今後できる五つの空港合わせて総額で百十九億円が投じられております。今、この後新たにつくる予定はないというふうにおっしゃいましたけれども、これは私は当然だと思うんです。  既に運行されている四空港について利用実績がどういうことになっているか。...全文を見る
○筆坂秀世君 これはそういうふうに推進といったって絶対無理で、そもそもセスナ208型というのを使う予定だった。これは大体一トンから二トン積める。ところが、そんな飛行機はなくなっちゃったんですよ、バブル崩壊で。今セスナ172しかないんです。百キロから二百キロしか積めないんです。です...全文を見る
○筆坂秀世君 私はきょう資料をお配りしておりますけれども、私がここから抜き書きしたものでは合計で百二人になります。八十数人でも百人でもそんなには変わらないでしょうけれども、ともかく十社でこれだけの天下りです。これは別にただ十社とっただけなんです。これ全部載っています。天下っていな...全文を見る
○筆坂秀世君 私、座ってからゼロになりましたよ。今ゼロになったんだから。
○筆坂秀世君 では、総理に御見解をお伺いしたいと思います、こういう実態をお聞きになって。
○筆坂秀世君 終わります。
12月26日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○筆坂秀世君 まず、小泉厚生大臣にお伺いします。  大臣、予算委員会での私の質問に対して、日本病院寝具協会の会長を務めたのが九二年の五月二十六日から同年の十二月十一日までだというふうに答弁されました。しかし、私が調べた資料とはこれは明白に食い違っています。昨年、寝具協会は三十年...全文を見る
○筆坂秀世君 どっちでもいいことだというふうにおっしゃいましたけれども、私はそれは済まないと思う。この前も指摘したけれども、日本病院寝具協会の定款には、会長の権限というのは明確に書かれていて、この前厚生省も読み上げましたでしょう。しかも、何もやってこなかったということでは済まない...全文を見る
○筆坂秀世君 そうしますと、これまでの答弁と違いますよ。大臣は、これまでそういう独占禁止法に違反するような行為をこの業界がやっていたということはこれは知らなかったと、業務運営にも全くタッチしていないからだというふうにおっしゃってきたんです。ところが御存じだったじゃないですか、ちゃ...全文を見る
○筆坂秀世君 ちょっと待ちなさい、これから聞くんだから。  つまり、あなた知らないでは済まないという立場にあったんですよ。しかも、この病院寝具協会の独占禁止法違反によって病院寝具協会の会員が納めている病院寝具というのはどんなものだったか。これは公正取引委員会の担当官の方が「公正...全文を見る
○筆坂秀世君 私は非常に無責任だと思うんです。  ところで、あなたの政務秘書官で飯島さんという方がいらっしゃいます。十二月三日にこの飯島政務秘書官が病院寝具協会の役員を厚生省に呼んで、役員の体制の見直しであるとかあるいは運営の改善であるとか、解散も含めて、もう病院寝具協会解散と...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、この事件が表ざたになって大問題になる、そこでやっと改善に手をつけた。政務秘書官が呼べば、それで直ちに改善、改善というか役員の一新もされたということなんですから。  そういたしますと、大臣が会長だった当時、例えばエルゼの平田会長から訴えがあった、そのときに...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、そういう態度が結局協会の暴走を許してきたと。  例えば、これは厚生省の責任も重大だと思うんです。厚生省に聞きますけれども、ワタキューあるいは病院寝具協会、独占禁止法違反で勧告、そして警告、これを受けています。それに対して指名停止の処分を行ったと思いますけれど...全文を見る
○筆坂秀世君 福岡県、佐賀県、長崎県、岡山県、ワタキューはこの四県で勧告を受けて、そして指名停止処分を受けている。たった二カ月ですよ。実害はあったんですか、ワタキューに、指名停止処分で。
○筆坂秀世君 実害なんかあるわけないんですよ。一月十八日から二カ月でしょう、三月十七日までですよ。契約は四月からするんだから。だから、国立病院・国立療養所の指名停止処分を受けてワタキューはもう納められなくなった、こんなケース一つもないんですよ。  最高九カ月できるでしょう、最高...全文を見る
○筆坂秀世君 それは全くごまかしです。要するに、日本病院寝具協会が業務代行保証制度を悪用して、そして独占をやってきたと。何も国立病院に対してだけじゃないでしょう。民間病院に納めるときだって業務代行保証制度はあるわけでしょう。あなたの答弁は、国立病院が特別多いわけじゃございませんと...全文を見る
○筆坂秀世君 大体そんなところです。百六十六施設、国立病院でいいますと、七割を超えるところが病院寝具協会の理事か元理事になっているんです。つまり、圧倒的に国立病院の仕事がこの仕組みによって、そして寝具協会の役員のところへ行っている。何でこんなことになるのか。私は政治家の責任もまた...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、やはり特定の公益法人であるとかあるいは特定の企業であるとか、しかもそこには業務代行保証制度といういわば役所にかわってある権限を与えている、そういうところへ厚生省からその重要な部署に天下っていくというふうな体制があるから、先ほども指摘があったけれども、結局、政と...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。