筆坂秀世

ふでさかひでよ



当選回数回

筆坂秀世の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○筆坂秀世君 私はナホトカ号からの油流出事故についてお聞きしたいと思います。  事故が発生してから二週間たったわけですけれども、依然として被害は拡大の一途をたどっているという状況であります。私どももこの事故が発生してから現地に調査団も派遣しました。関係自治体、漁協関係者、旅館関...全文を見る
○筆坂秀世君 私もそのことはよく承知して言ったので、ですからこれは十一隻全部持っていくということが可能かどうか、これはまた別です。しかし、少なくとも向こうに持っていっちゃう、そうすれば、なぎのときだってあるわけだから、そのときにはそれを直ちに出動させるということをやれば、これは効...全文を見る
○筆坂秀世君 こういう事態がなぜ起こったか。一つの大きな理由というのは、今まで余りにも太平洋側が重視されていた。果たしてこれも重視と言えるかどうかわかりませんが、調べてみますと、油回収艇というのは太平洋側の第三管区、四管区、五管区には九隻ある。しかし、日本海側の八管区、九管区は一...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、補償問題について伺いたいと思うんですが、漁業関係者はこの間休業する。そして、岩ノリであるとかウニであるとか、今後カニなどにも被害が及ぶ可能性がある。あるいは旅館関係もキャンセルが相次いでいる。土産物店もはやらない。自治体も大変な出費になっている。ある報道によ...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表し、一九九四年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同国税収納整理資金受払計算書、同政府関係機関決算書及び同国有財産増減及び現在額総計算書は是認せず、一九九四年度国有財産無償貸付状況総計算書と内閣に対する警告決議案には是認及び賛成の立...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○筆坂秀世君 私は、国鉄分割・民営化の評価をめぐって質疑したいと思います。  今年度の運輸白書は「国鉄改革十年目に当たって」ということで、章を立てて百ページ以上を使って分割・民営化の検証を行っています。十年目を迎えた今、この問題について検証を行うというのは、これは大いに結構なこ...全文を見る
○筆坂秀世君 もう少し大きな声で答弁してくれませんか、声が聞こえないから。  JR移行後も、この財政再建利子補給金に当たるものが出されていますね。毎年どのくらいの額になっているんですか。
○筆坂秀世君 いや、JRじゃない。JR移行後だよ、分割・民営化後ということ。
○筆坂秀世君 要するに、国鉄当時にも財政再建利子補給金ということで出されて、その後、分割・民営化されて、五兆円については一般会計に承継する、清算事業団に対して国が無利子貸し付けをするということですよ。大蔵省から資料をいただきましたけれども、大体毎年三千四百五十七億あるいは三千三百...全文を見る
○筆坂秀世君 いや、今言った三千四百五十七億円、これ無利子貸し付けになっておるわけでしょう、清算事業団に対して。その分、当然一般会計でその利子分は持っているわけです、そうでしょう。それはカウントされていますか。
○筆坂秀世君 それは当たり前の話で、分割・民営化したんだから、一部のものしかカウントしていないんですよ。三千数百億円というのは、あなた方の白書では国民負担は軽減した、財政の改善効果があったと言うけれども、全くこれカウントしていないだけじゃないですか、三千数百億円。しかも、それだけ...全文を見る
○筆坂秀世君 これらは国鉄当時には全部国鉄に負担させていた。今、分割・民営化されてJRができたと、JRには負担させていない。清算事業団にこれは全部肩がわりをさせたんです。新たな負担です。これは、清算事業団は今長期債務が大問題になっていますけれども、このツケというのが結局国民負担で...全文を見る
○筆坂秀世君 あなた方の白書を見ると、こう書いてあるんですよ。これは八十九ページ、「国鉄改革は国の財政の改善効果をもたらし、」と言っているんです。JRの財政の改善効果をもたらしたなんて書いてないんです。ひいては納税者たる国民にとって負担軽減効果をもたらしたと書いてある。長期債務に...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなこと書いてない、そういうちゃんと主語がついてないでしょう。
○筆坂秀世君 だから、それはJRだけ取り出すからそうなるだけの話。  じゃ三つ目に聞きますが、整備新幹線の建設費についても、これ白書には国民負担としてカウントしていないでしょう。八九年度からこの間国の負担分が三千四百十二億円、自治体の負担分が千九百十四億円、既存新幹線の譲渡収入...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、公共事業費として処理しているからカウントしていないんです。しかし、そんなことをやれば鉄道なんというのはみんな黒字になりますよ。当たり前じゃない、鉄道全部、公共事業費でやってくれて、その上走らせるだけ、収入に応じて使用料を払う、赤字になるわけがない。  国...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなことを言ったって、それ以前は全部国鉄が負担していたんだから。大手私鉄と同じようにやるなら、今だってJRが負担しなければならないという理屈になるわけですから、それを公共事業費として出しているだけの話。国民負担が減ったわけでも何でもない。国民負担が減ったといろんな...全文を見る
○筆坂秀世君 国民に理解できるというには国民を惑わすようなやっぱり叙述はやめるべきだということを指摘しておきたいと思うんです。  長期債務問題についても一点聞きたいと思うんですけれども、八七年の分割・民営化当時に二十五兆五千億だったものが、九七年度には二十八兆三千億ということで...全文を見る
○筆坂秀世君 確かに今、道路財源ということでやられておるわけですからそういう問題はあるでしょうけれども、そこはやはり知恵の出し方だと思うんですね。そして、確かに国民合意を図っていく必要があるということはこれはもう間違いありません。ですから、大いにそういう角度からの研究をして、そし...全文を見る
○筆坂秀世君 来年度中ぐらいにはどうですか、めどがつきそうですか。
○筆坂秀世君 終わります。
03月17日第140回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○筆坂秀世君 これまで各委員の質問を伺っておりまして、今回の改正あるいは船腹調整事業の廃止というのが大問題だと、もしかして採決すれば一体どうなるかと思えるような議論でありましたけれども、こもごも御指摘がありましたけれども内航海運業者の九五%というのは中小零細業者であります。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 依然として過剰状態にあるということはお認めになったわけですけれども、そのもとで船腹調整事業を廃止する。先ほどの御答弁でもある競争の激化は避けられない、意欲的な業者が規模の拡大を図っていく、こういうことにもなるだろうと。  しかし、意欲的な業者が規模の拡大を図れば、...全文を見る
○筆坂秀世君 いろいろおっしゃったけれども、結局、過剰過当競争がますます進むということはお認めになった。要は、それを今までは船腹調整事業で中小零細業者は大変だから経営の基盤の安定化を図ろうというのでやってきたけれども、今度はそういうことをやらないで、今の言葉かりると自分の判断だと...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ大きな問題が、先ほど来議論ありました引き当て権あるいはスクラップ権とか解撤権というふうに呼ばれているそうですけれども、従来はそれが財産的な価値を持っていて、銀行から融資を受けるときに抵当あるいは担保として融資を受けてきたわけですね。  これはバブルのときに...全文を見る
○筆坂秀世君 景気変動はいいよ。
○筆坂秀世君 まだこれから事業を子供あるいは孫と続けていこうという人は、例えば今度新しく債務保証の基金が設けられる、そこで債務保証を受けてそして融資を受けて新しい船をつくってということもあるでしょう。  しかし、中にはもう私限りで終わりだという業者の方だってこれは当然いるわけで...全文を見る
○筆坂秀世君 内航海運業界にとっていま一つ大きな問題は、これも先ほど来ありましたけれども、荷主が大体鉄鋼であるとか石油であるとかセメントであるとか非常に大手である。したがって、なかなか対等な立場で価格交渉をする力を持っていないという問題は、これは従来から言われてきました。したがっ...全文を見る
○筆坂秀世君 運賃の仕組みは、要するに荷主からその子会社であるオペレーター、それも二次、三次とあって最終的に海運業者のところへ行くと。ここまでどんどん下がっていって、そして内航海運業者のところでは非常に低運賃になる。  やはり私、この仕組みに一つはメスを入れる必要があるし、トラ...全文を見る
○筆坂秀世君 時間が来ましたので、終わります。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、内航海運組合法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  船腹調整事業は、圧倒的に中小零細業者が多い内航海運業界にとって最大の課題となってきた過剰船腹による過当競争を防止するために行われてきたものです。しかし、三十年余たっ...全文を見る
03月25日第140回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○筆坂秀世君 まず私は、船舶安全法についてお伺いします。  今度の法改正によって、外国で建造される日本船舶についても製造検査ができるということになったわけです。これ自体は船舶の安全性確保ということで結構なことだと思います。ただ問題は、そのことによって新たな問題は出てこないのかと...全文を見る
○筆坂秀世君 外国での製造検査によって影響はないというふうにおっしゃったわけですけれども、しかしこれまで外国の建造地での製造検査はできなかったわけですね。例えば、ヤマハなどのプレジャーボートの大手メーカーが当然コストの安いアジアなどに進出していく、そこで製造検査を受けるということ...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ検査の体制上の問題について伺いたいと思うんです。  伺いますと、今海外検査、これは定期検査ですけれども、九三年が三百九十四隻、九四年が四百六十九隻、九五年が四百七隻、四百隻前後という実績になっていますね。日本での検査はどうかといいますと、この三年間で見ます...全文を見る
○筆坂秀世君 検査官の数も聞いたんだけれども、検査官の数が九三年度で二百四十六人、翌年が二百四十四人、二百四十三人と若干ですけれどもふえるんじゃなくて減る傾向にある。  製造検査というのは通常の定期検査とか中間検査と違いますね。製造過程を検査していくわけですから、例えば溶接部分...全文を見る
○筆坂秀世君 今の体制でやろうということで、やはり船舶の安全性にかかわる、これは人命にも直接かかわる問題ですから、もちろんある合理化は必要でしょうけれども、このことによって検査が手薄になるということは絶対に避けていただきたい、こう思います。  次に、海防法関係について伺いたいん...全文を見る
○筆坂秀世君 妥当なものだといったって妥当じゃなかったじゃない、これはもう事実が何よりも雄弁に物語っているのでね。  しかも、気楽なことだけ書いているかというとそうでもないんです。一方では、波浪、波によって油回収装置の回収能力が三分の一以下になることもあると、ナホトカ号のときに...全文を見る
○筆坂秀世君 今、大臣から御答弁がありましたけれども、こういう計画で、しかも整備目標を達成していないんですね。運輸省の方で、十一管区でどれぐらいを達成しているか、管区ごとに油回収能力で見ますと、この事故があった関係海域、第九管区、第八管区、この不十分な整備目標ですら達成率は油回収...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
03月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○筆坂秀世君 私は、まず最初に、阪神大震災で壊滅的打撃を受けた神戸港の復旧工事をめぐる談合問題について伺いたいと思います。この事案というのは、談合で西松建設が受注する予定だったものを佐伯建設工業が談合破りで受注をした、こういう問題であります。  若干経過を言いますと、九五年三月...全文を見る
○筆坂秀世君 私聞いてみましたけれども、そういう報告になるのは当たり前で、だれに聞いたかというと、この入札に参加した担当取締役であるとか支店長であるとか、言ってみたら談合の疑いが持たれている人にあなた談合しましたかと、そうしたら当然のことながら談合はしておりませんと。したがって、...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、この問題というのは、大震災からの復旧工事をもしかすればこれは食い物にしてきたということになるわけです。しかも、今言いましたように、佐伯建設工業は五十五億円で落札、本来落札する予定だった西松は六十億三千万、つまり五億円以上高い値をつけていたわけですよ。もちろん私...全文を見る
○筆坂秀世君 これが随分過小見積もりなんですよ。  例えば神戸、横浜、名古屋、東京、大阪の五大港、コンテナ一個当たりのトン数というのは、私ずっとそれぞれの港湾管理者に全部聞きましたが、平均すると二十フィートのコンテナで十五・四トン、局長がおっしゃったようなことですね。七千二百万...全文を見る
○筆坂秀世君 若干かけ離れているなんというものじゃない、四分の一なんだから。大きくかけ離れているというんだ、こういうのは。  これは外国との比較でそうでしょう。国内との比較でも、この第九次港湾整備計画というのは余り妥当性がないですよ。さっきも言いましたように、一バース当たりの年...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ重大な問題がコンソーシアムの動向なんです。今、複数の船会社による共国運航あるいは埠頭の共同使用が大きく広がりつつあります。これがまた、港湾整備計画に大きな影響を与えずにはおかないんです。  神戸港では、アメリカのシーランド社が世界最大船舶保有のマースク社と...全文を見る
04月14日第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号
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○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、米軍用地特措法改悪案について質問をいたします。  今回の法案が憲法に背反すること、あるいはまた特措法のいわば元法である土地収用法、この最も重要な柱である収用委員会制度、これを事実上形骸化する、骨抜きにする、こういう重大な問題を持つ法案で...全文を見る
○筆坂秀世君 つまり、今強制使用をされている土地の使用期限が切れる。しかし、今継続使用を求めているけれども、まだ明け渡し裁決、使用権原が確保されていない。その間をつなぐ。これは期間はわからない、いつからいつまでは。これが今言われている暫定使用というものであります。  つまり、強...全文を見る
○筆坂秀世君 長官、それは全然違いますよ。  だって、特措法をかけるというのは強制使用するためでしょう。強制使用以外の何物でもないじゃないですか。使ってほしくないと。だから特措法でやるわけですよ。まさに強制使用なんです。  そして、暫定使用の中身は何かというと、いわゆる本裁決...全文を見る
○筆坂秀世君 公共の福祉を判断することが収用委員会の機能として全く排除されているわけではないという答弁だったと思いますが、私、当然だと思うんです。  土地収用法では、収用委員会の委員を選ぶ際の基準についてどう規定しているかといいますと、第五十二条第三項で「公共の福祉に関し公正な...全文を見る
○筆坂秀世君 きょう私、建設省がこの新しい土地収用法、これが施行された際に出した通達を持ってきましたよ。何と書いてあるかと。これがそうですがね。  官憲的、一方的だった旧土地収用法の審査体制を改め、中立公正で、独立してその職権を行使する収用委員会制度を設けたのは、新土地収用法の...全文を見る
○筆坂秀世君 遠回しな言い方をしたけれども、第一義的には事業の認定のときにやると。しかし、その事業認定が適法なものかどうかということも含めて収用委員会ではやるということだから、ですから、ある公共の福祉についての判断は収用委員会でやるのは当然だということに結局結論としてなるじゃない...全文を見る
○筆坂秀世君 公共の福祉の話をしているんだから、さっきから。
○筆坂秀世君 今いみじくも防衛庁長官がおっしゃったように、収用委員会の裁決があるまでなんですよ。あるまででしょう。しかし、暫定使用だって強制使用になることは間違いない。しかも、それが三日で終わるのか、三カ月になるのか、あるいは三年かかるのか、期間だってわからない。しかし、この問強...全文を見る
○筆坂秀世君 何言ってるんだよ、おかしいよ。何が自分の勝手な土俵だよ。何言ってるんだよ、だめだよ、これ。言い過ぎだよ。何言ってるんだよ。いつから政治家になつだんだよ、法制局長官は。だめだよ、委員長、だめだよ。(発言する者多し)
○筆坂秀世君 先ほど来の私の議論を全然聞いていないんですよ。建設省の通達だって土地収用法だって全部書いてあるじゃないか。あなたこそ自分の土俵で独特の法理論を振り回しているだけだよ、そんなものは。  それで、法制局長官と長々と議論してもしようがないから次の議論に移りますけれども、...全文を見る
○筆坂秀世君 一項全部じゃないよ。
○筆坂秀世君 それじゃほとんど法律を読んだだけだけれども、要するに今は契約地主、未契約地主じゃないと。しかし、将来わからないわけですね、これは。今契約されているお子さんがその後を継がれて、もう米軍基地として貸すのは嫌だという方も当然これは出てくることがあり得ます。したがって、今は...全文を見る
○筆坂秀世君 もちろん、そういうケースだと思います、もちろんそういうケース。しかし、それは今地主が、十人がそういうふうになるのか百人がなるのか千人がなるのかわからぬわけですから、あるいはだれがそういうふうになるかわからぬわけですから、つまり事実上これは全地主に対する対象に、だって...全文を見る
○筆坂秀世君 私、法律、法案をそのまま読んでお伺いしたんです。  もう時間がなくなってまいりましたので、総理にお伺いしたいんですけれども、盛んに安保条約上の義務だ、義務を果たさなきゃいかぬということをおっしゃるわけですけれども、アメリカに一たん基地として提供すれば当然いつまでも...全文を見る
○筆坂秀世君 私も、総理とは全く考えを異にします。  ただ、私、お考えいただきたいのは、沖縄というのは戦後五十二年間、既に半世紀以上にわたって軍用地として使用されてきた。今後十年だ、あるいは二十年だということになれば、法学上だって九十九年というのは、これは象徴的な数字ですけれど...全文を見る
05月15日第140回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○筆坂秀世君 私まず最初に、福島空港をめぐる問題について伺います。  福島空港は、二千メートル滑走路を八八年九月に着工し、九三年三月に開港しました。ところが、このできたばかりの滑走路を壊して新たに二千五百メートル滑走路を今つくっています。しかも、調べてみると、もともと福島県は空...全文を見る
○筆坂秀世君 どんな緻密な計算をしたってこれは無駄になったんです、二千メートルの滑走路は。安くはないですよ。これは緻密とは言わない、ずさんと言うんです。  しかも、八八年九月にこれは最初着工したんです。九カ月後の八九年六月に早くも滑走路を二千五百メートルにというのを県庁内で決定...全文を見る
○筆坂秀世君 どうしてこういうばかげた浪費が横行するのかといいますと、私はこれ、できレースだと。例えば佐藤福島県知事は、九四年九月から現在まで空港整備の計画を決定する航空審議会のメンバーになっています。知事でこの人一人ですよ。この方は全国空港建設整備促進協議会会長もされている。そ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、福島県知事としての立場じゃないとおっしゃったけれども、航空審議会委員名簿にはちゃんと福島県知事という肩書で、運輸省からもらったのには出ています。  それと、実績が予想を上回ったと言うけれども、それはそのとおりなんでしょう。しかし、上回った実績で平均は一・二三倍...全文を見る
○筆坂秀世君 自衛隊機は管制回数しかわからない、約三万二千と約二万五千だと。これ離着陸するわけですから単純に二分の一すれば、札幌では約一万六千、徳島では約一万二千五百回自衛隊機が使用している。つまり、札幌は民間機は八千五百、徳島は五千八百ですから、自衛隊機が大体七割使用率を占めて...全文を見る
○筆坂秀世君 しかし、例えば民間空港に自衛隊機やあるいは米軍機、これ着陸しますね。しかし、米軍機も自衛隊機も空港使用料あるいは航行援助施設利用料、これは徴収していないでしょう。どうなんですか。
○筆坂秀世君 民間空港を自衛隊機や米軍機が使用する場合には、これは利用料等は徴収していない。ところが、自衛隊の共用飛行場に民間機が離着陸する場合には、着陸料、空港使用料及び航行援助施設利用料が徴収されている。しかもこれはどこに入っているかというと、空港整備特別会計にこの利用料とい...全文を見る
○筆坂秀世君 もう時間なくなりましたので終わりますけれども、自衛隊機や米軍機が民間空港に着陸している回数はどのぐらいかといいますと、一九九六年で自衛隊機が三万六千百四十四回、米軍機が千四十六回、合わせて三万七千百九十回に及んでいます。これはほとんどが二種、三種空港に集中しています...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、空港整備法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、防衛庁が設置、管理する共用飛行場の滑走路延長や改修、エプロン拡張などの費用の三分の一を地方自治体が負担するようにしていることです。共用飛行場は、自衛隊が...全文を見る
05月22日第140回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○筆坂秀世君 誤解もあるようですので言っておきますけれども、私たちは、新幹線そのものを一般に否定し反対しているというわけではありません。ただ、財政負担のあり方であるとか、あるいは在来線の問題だとか、今のやり方には大いに問題があるというのが私たちの立場であります。  そこで、まず...全文を見る
○筆坂秀世君 今言われたように、貸付料をプールするということになっていますね。  この公団の借入金とJRが負担する受益の範囲、この負担の関係ですけれども、運輸省に聞きますと、受益の範囲というのは借入金を確実に上回るように設定をしていくということであります。つまり借金以上の収入が...全文を見る
○筆坂秀世君 自治省が出した「整備新幹線について」という資料を見たって、JRが支払う貸付料等を除いたものについて国及び地方自治体が二対一で負担すると、こうなっているんですよ。つまり、JRの支払う額が計算上は例えば一〇〇としましょう。しかし、実際には受益の範囲で一一〇の負担になる。...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、これが全く守られていない。国鉄最後の年の八六年に地方自治体の寄附は二十五億九千四百万、JRになって九六年度二百八十二億二千七百万、寄附が十一倍に膨れ上がっている。自治省からいただいた資料を見ると、九一年度以降急激にふえていて、九一年度は二百二十一億、九二年...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなもの了承できるわけないじゃない。  大体、収入に大きな関係がないとあなた言ったけれども、そんなの当たり前じゃないの。収入に大きな影響があるのは、どこを鉄道が走っているか、どれぐらい電車が走っているか、これが基本でしょうが。それだったら、自治体に鉄道へ行け、電...全文を見る
○筆坂秀世君 これはもう全然鈍感だな。今、地方財政どうなっているの。  そして、自治体は求めるんです。それはそうでしょう。例えば武蔵野市民だってあるいは立川市民だって、あのJRの立川駅はエスカレーターがない、エレベーターがないうちのおじいちゃんおばあちゃん、だからもう電車に乗る...全文を見る
○筆坂秀世君 答弁になってないじゃない。  何で豊島区民だけなんだよ、じゃほかの自治体は。筋が通らないでしょう、どう考えたって。筋が通らないところがあるなと思わない。
○筆坂秀世君 これは大臣に聞きますけれども、山手線なんか一番もうかっているんです。しかも、池袋駅なんか乗降客が本当に多い。私、今ちょっと新宿区に聞いてみました。新宿駅にもあります、やっぱりエスカレーター。新宿区は出したのかと。新宿区は出していないですよ。全く関与していませんと。何...全文を見る
○筆坂秀世君 この際だからもう一つ言っておきますと、武蔵境駅、南北自由通路というのがつくられているんですよ。既存の通路が狭い、階段が急だというので、橋上駅の武蔵境駅につないで南北の自由通路をつくると。その工事費が六億五千七百万。補償費を入れると約十億円。これすべて武蔵野市が負担し...全文を見る
○筆坂秀世君 余り厳正じゃないからこういう事態になっているんですよ。  しかも、それだけにとどまらないんです。こういう工事をやるときに、武蔵境駅でもそうです、武蔵野市が十億円、一〇〇%全部出しているんですが、これどこが工事をやっているか自治省つかんでいますか。
○筆坂秀世君 そのとおりなんです。これはJRの関連会社、子会社が全部受けているんです。ところが、ここでまたぼろもうけしているんですよ。それはそうでしょう、だって一〇〇%、入札も何もないんだから。自分たちの子会社、関連会社にやらせるんです。  どういうことかというと、さっき言いま...全文を見る
○筆坂秀世君 いろいろ言ったけれどもJRを弁護しただけで、いろんな事情があると言っただけだよ、局長。だから、どんないろんな事情があるのか、私が指摘したものについて本当に妥当性があるのかどうか、これをちゃんと調査して後で回答してくださいよ。これは当然でしょう。
○筆坂秀世君 大臣、私ほかでもちょっと聞きたいことがあったんですけれども、もう時間がなくなりました。繰り返しになりますけれども、やはり今自治体財政が大変なときに、それはJRもいろいろあるでしょうけれども、やはり鉄道事業者としての責任をきちっと果たしていく、そしてこういう疑惑を持た...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  我が党は、新幹線そのものに反対するものではありません。しかし、今回の法案による新幹線整備の財源スキームは、破綻した従来型のやり方をさらに拡大するものであります。  ...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第11号
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○筆坂秀世君 私は、これまでの議論とはちょっと違う選択肢もあるということを申し上げたいと思います。  国鉄長期債務をどうするかというのでは、道路特定財源方式をやめる、総合交通特別会計をつくるというのが我々の基本的な考え方であります。同時に、もう一つかぎになるのがJRに対してどう...全文を見る
○筆坂秀世君 もともと、JRが引き継いだ国鉄の資産というのは、これは国民の共有財産というべきものであります。これを戦前の簿価、中には明治だとか大正だとかいうものもありますけれども、その簿価で承継をした。例えば、山手線で言いますと二十九ある駅用地、幾らで承継したかといいますと、七十...全文を見る
○筆坂秀世君 私たちの調べでは二億円ですよ。承継当時の時価で言いますと約二兆円になる。それを二億円で承継しているんです。一万分の一ですよ。一万倍の国民資産、これをJRは手に入れたことになる。これでJRはもう十分負担しましたという理屈は、これは通らない。  そこで聞きますけれども...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね、JR七社合計で六百四十八億七千四百万円。ちょっと個別に言いますと、北海道が三十一億二千二百万円、東日本が百九十四億三千二百万円、東海が二十九億三千三百万円、西日本が百億三千七百万円、四国が二十一億五千九百万円、九州が三十三億五千四百万円、貨物が二百三十八...全文を見る
○筆坂秀世君 何で適切でないのか、理由を何も言わなかったですよ。仮に百歩譲って、あなたの主張がそうだったとして、当時は鉄道事業に必要だったからJRに承継しましたと。あなた、今事情が変化したと。事情が変化したら返せばいいじゃないですか。  まじめに、清算事業団二十八兆円超える債務...全文を見る
○筆坂秀世君 ちっとも適切でないという理由がわからない。もしそうだったとすれば法律改正案を出せばいいじゃないですか、五年じゃなくて十年だと。  一件や二件じゃないですよ、さっき言ったように二千二百三十二件もあるんですよ。四千百三十五万八千平方メートルの土地が売られているんです、...全文を見る
○筆坂秀世君 そうですね。百五十四戸は既に完売となっています。この用地は新幹線保有機構がもともと所有していた。飛び地だった。そこで既設新幹線の譲渡とともにこの飛び地の分もJR東日本に移ったんです。  しかし、鉄道用地に必要な土地なんかじゃなかったんですよ、全く飛び地で。だから、...全文を見る
○筆坂秀世君 これは五年といったって、長期債務は十年たって膨らんで、さあこれは一般会計に持っていくのか、総合特会をつくるのかどうするのか、鉄道利用税でつくるのか、今これはけんけんがくがくの議論をやっているわけですよ。何がJRの自主性ですか、このぐらいのことで。飛び地でもうけている...全文を見る
○筆坂秀世君 千四百六十八億円が二千八百六十一億円ですから、関連事業収入はほぼ倍加したということであります。  この用地というのも結局は、今ホテルを建てている、あるいは駅ビルを建てている、全部これは簿価で、さっき言いました平均すれば時価の二千五百分の一、これで承継したものなんで...全文を見る
○筆坂秀世君 本当にJRの追加負担という問題は私は真剣に考えるべき選択肢の一つだというふうに思います。  ともかくもうかるんですよ。ただ同然で土地を手に入れて上物だけをつくる。それで、場所はもう最高の場所だ。最高の場所です、駅前どころか駅上みたいなものなんですから。だから、これ...全文を見る
○筆坂秀世君 もっともらしい答弁だけれども、JR東日本が二十一世紀の経営構想というのを発表しているんです。これを見ますと、四年後の二〇〇一年、鉄道収入は約二・四兆円、あと資産活用などで全体で五・四兆円、五兆四千億円の売り上げを図るというんです。五兆四千億から鉄道収入二兆四千億を引...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
05月28日第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第8号
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○筆坂秀世君 私は、二十一世紀を展望した社会資本整備、社会保障のあり方を考える上で、やはり押さえておく必要があるのは、本調査会の昨年の中間報告でも指摘されましたけれども、豊かで安心して暮らせる国民生活をどう実現するか、当然のことですけれども、これを基本に据えることが大事だと考えま...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂秀世です。きょうはお忙しいところをありがとうございます。  最初に杉山参考人と角本参考人にお伺いしますけれども、この間の清算事業団の債務の増大を考える場合に、いろいろ努力はしたけれども収入よりも利払いの方が上回る、この利払いを何とかしなきゃいかぬと...全文を見る
○筆坂秀世君 今度は三人の方々にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど来出ております道路特定財源、これをどうするか。受益者負担の問題であるとかあるいは目的税であるとか、いろいろ御意見をお伺いしたわけですけれども、やはり今考える上で一つ大事なことは、全体の交通ネットワークをどうし...全文を見る
○筆坂秀世君 最後に、杉山参考人にお伺いしますけれども、冒頭の御意見で私が言おうとしたことは大体批判をされましたので言いにくいんですけれども、JR負担の問題なんです。  一つは、やはり分割・民営化のときに、貨物であるとかあるいは旧国鉄時代の赤字部門、こういうものは基本的に切り離...全文を見る
○筆坂秀世君 どうもありがとうございました。
○筆坂秀世君 この十年間、長期債務が減るどころかふえている、この原因というのはもちろん幾つかあるわけですけれども、その一つに借入金の高い金利というものがある、これは明らかであります。同時に、私は前回も、JRに対する土地の譲渡、これが分割・民営化されたときに本来鉄道事業に必要なもの...全文を見る
○筆坂秀世君 それが非常におかしいと私は思うんです。  分割・民営化されたときに新幹線保有機構に対して当時五兆七千億円の債務が承継されました。それと合わせて二兆九千億円、これは新幹線保有機構が清算事業団に対する債務として承継されているんです。この二兆九千億円については三十年間定...全文を見る
○筆坂秀世君 借りた金を返すのは当たり前の話で、無利子貸し付けなら返さなくていいなんてそんな理屈は絶対ありません。支障がないと言うけれども、だって保有機構が清算事業団に対して、これ金利だってつくわけでしょう。無利子じゃないでしょう。その金利だってかさむじゃないですか。支障が出るの...全文を見る
○筆坂秀世君 これは支障を来すことにならないと幾ら言ったって七千億円、ほかに使われて支障を来さないわけないじゃないですか。悪い見方をすると、もう清算事業団はどうせどうしょうもないから、この際全部清算事業団におっつけてしまえというやり方をこの間やってきたということじゃないですか。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 これじゃ清算事業団は囲まれた土地を売るに売れないんですよ。そこでこの区画整理事業をやったと。なかなか巧妙で、もう承継した次の年にはこれをどうするかという検討委員会が設置されて、これはもちろん三社入っています。そして、区画整理事業ができ上がると。仮にJRがこのJRのお...全文を見る
○筆坂秀世君 もう一遍示して恐縮だけれども、これは前のやつでしょう。それで、前は結局JRにとっては札幌駅から通路しかなかったんです。駅の真ん前です。そこが区画整理事業によってまとまった土地になったんですよ。だれが考えたって、通路しかなかった土地が駅前にきちっとまとまった土地ができ...全文を見る
○筆坂秀世君 ところが、そうじゃないんだ。そうなっていたら私は文句は言わない。  五百八十万円でJRの土地は評価されたんですよ。あなた方は幾らで売ったのよ。確かに換地によって二カ所にまとまった。その一カ所をJRと大丸に売ったでしょう。一平方メートル当たり五百八十万円で売ってない...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております法律案に反対の立場で討論いたします。  旧国鉄の長期債務が今日のように膨らんできたのは、土地売却などの収入が追いつかないほどの巨額の利払いが続いたためであり、九年間で十三兆円、毎年一兆三千億円もの金利を負担し...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 運輸委員会 第14号
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○筆坂秀世君 外国の観光客の方が日本にたくさん来られる、それで国際交流が前進するというのはこれは大いに結構なことで、したがって私この法案に賛成であります。きょうは討論もいたしません。  ただ、外国人の観光客の方にたくさん来ていただく、そのために国や自治体が大いに力を入れる、これ...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、通訳案内業にかかわる問題について一、二お伺いします。  今度の法案で地域限定免許、ローカルガイドという制度が導入されることになっております。各地域に限って免許を与えるというもので、試験を見ますと、第一次試験が語学筆記試験、第二次が会話、これは従来どおり。そし...全文を見る
○筆坂秀世君 大体いいよ、そのぐらいで。
○筆坂秀世君 レベルダウンにつながる心配はないということはよくわかりました。  いま一つ、無免許で事実上のガイドを行っておるという問題があるようです。通訳案内業法に基づいて免許制がしかれているわけですけれども、業法がつくられているにもかかわらず、無免許での通訳案内業というのがや...全文を見る
○筆坂秀世君 今国会、運輸委員会で質問する機会はもしかするときょう最後になるかもしれませんので、ちょっと一、二、別の問題でお伺いしておきたいと思うんです。  一つは、国鉄の分割・民営化から十年たって、長期債務問題と並んで大きないわば宿題となってきたのが一千四十七名の問題でありま...全文を見る
○筆坂秀世君 この紛争は、国鉄の分割・民営化という国の政策遂行のいわば途上で起きた問題です。今、JRのことをおっしゃいましたけれども、例えば九州、北海道などは清算事業団の一〇〇%出資会社でもあります。清算事業団はもちろん国の機関の一部であります。したがって、今なすべきことは何でも...全文を見る
○筆坂秀世君 内部資料が何で入ってきたのかあれですが、これを見ますと、運輸省官僚のゼネコンへの天下り、これが相当すさまじいものがあるというのがよくわかります。例えば港湾局で見ますと、マリコンというのがあるんですね、港湾関係の建設会社。ゼネコン、マリコンへの天下りというのはこれは大...全文を見る
10月14日第141回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、新ガイドライン問題について質問いたします。  新ガイドラインについて政府は、これは現行安保であるとか、あるいは憲法、国際法の枠内である、こういう説明をされておりますけれども、しかしその実態というのは、この説明とは正反対に、この制約という...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、これは当然のことだと思います。  そこで、この日中会談でも一つの焦点になりました台湾問題について伺います。  昨年三月のいわゆる台湾危機のとき、アメリカはインディペンデンス、ニミッツ、空母二隻を中心とする空母機動部隊を台湾沖に集結させました。この台湾危機に...全文を見る
○筆坂秀世君 こんな重大な事態を防衛庁長官が把握していないでどうするんですか。じゃ、だれが把握しているんですか。
○筆坂秀世君 昨年ですよ。
○筆坂秀世君 一昨年じゃない、昨年ですよ。
○筆坂秀世君 一昨年と言ったから。
○筆坂秀世君 こんな重大な事態を聞いてもいないということ自体が本当に無責任だ。  じゃ、聞きますけれども、要するに情報は詳細に掌握したということです、中身は言えないと。いいですよ。その情報は米軍に提供したんですか。
○筆坂秀世君 おかしい、だめだ、そんなのは。今までだって答えているよ。  情報の中身を言えと言っているんじゃないですよ。情報を提供したかどうかですよ。それも言えなかったらどうするんだ。どうやってこれ審議するんですか。何言っているんだ。だめだ、これは。
○筆坂秀世君 今までの委員会でもそういう答弁じゃないですよ。だめだ。そういう答弁じゃない。だめだ。(発言する者あり)
○筆坂秀世君 あなたは、これは参議院の決算委員会でこう言っているんですよ。一般論を申し上げまして、「平時、有事を問わず、いろんな形での情報交換を行っているということは言えます」、情報の中身についてはお答えを差し控えさせていただきたいと、こういうことを言っているんです。だから要する...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、防衛庁長官に伺いますが、あなたは六月十一日の衆議院外務委員会でこう言っているんですよ。日ごろ行っている情報収集あるいはまた警戒行動で出てきたものは、「自動的につながっていて、アメリカ軍に渡っているわけでございますから、それをある時点でとめる、とめないということ...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、台湾危機のときはどうだったんですか。そのときだけとめたんですか。
○筆坂秀世君 要するに、一般論として理解してほしいということだから、このときにもやったということですよ、台湾危機のときにも。だってそうじゃないですか、自動的につながっていると言っているんですから。そうでしょう。じゃ否定しなさいよ、それだったら。だめだ、そんなの。結局何もそれじゃ答...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、質問を変えますけれども、昨年三月の場合はいわゆる台湾有事という事態ではなかったですよ。幸い武力衝突という事態は起こらなかった。しかし、実際緊張状態が生まれたわけですから、総理だって一週間眠れない夜が続いたと述懐されているぐらいですよ。もしそこで台湾有事という事...全文を見る
○筆坂秀世君 一般論では済まない、仮定の話では済まないんですよ。仮定の話じゃないんです。しかも、もう一方であなた方は、平時であろうと有事であろうと米軍と情報交換はしますということも言っているわけです。そうでしょう。しかも、アメリカは台湾関係法という国内法までつくって、台湾への脅威...全文を見る
○筆坂秀世君 具体的な問題を出すと必ず仮定の話だと。衆議院でもそうでした。しかし、新ガイドライン自身が仮定の上にできているものでしょうが。新ガイドラインは仮定じゃないんですか。ある事態が生まれるだろうということを想定してあなた方は新ガイドラインをつくったんじゃないですか。仮定の話...全文を見る
○筆坂秀世君 さっきもロード国務次官補の話をしましたけれども、じゃ中国の側はどうかといいますと、徐信元中国軍副総参謀長はこう言っていますよ。新指針の名は防衛協力だが実際には侵略的要素を持つ。範囲が中国の領土の台湾を含むなら明白な侵略行為であり警戒せざるを得ないと。  アメリカは...全文を見る
○筆坂秀世君 今、答弁の中で情報が提供されることもある、あり得るということをやっとお認めになりました。ただし、それが侵略的行為にはならないと。(発言する者あり)今言ったじゃないですか。速記録を見なさい。  ただし、それが侵略的行為にはならないと。しかし、そんなことは日本が幾ら言...全文を見る
○筆坂秀世君 有事の情報提供が武力行使にならないなんて、それは日本政府ぐらいですよ、そんな解釈をしているのは。  例えば、一九二三年に日本も署名した戦時無線通信取締規則案というのがあります。これには、軍事情報を無線通信により伝送することは敵対行為とみなされ射撃せらるべきものとす...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ、武力行使と一体となる情報と、そうならない情報はどこで線を引くんですか。
○筆坂秀世君 非常にはっきりしてきましたよ。つまり、撃てという指令を出さなければ、それは武力行使と一体でないということなんです。そうじゃないですか。そういうふうに言っているんですよ、当時の秋山防衛局長もそう言っているんです。防衛庁長官が今言ったとおり。  しかし、例えば、米軍は...全文を見る
○筆坂秀世君 情報提供をやれば、あなたも国会で答弁されているし、この戦時無線規則案でも書いているけれども、攻撃されてもしようがない、射撃されても仕方がないという立場に日本を進んで置くんですよ。何でそんな情報提供が憲法違反じゃないんですか。  一事が万事そうですよ。情報提供、機雷...全文を見る
10月15日第141回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○筆坂秀世君 今、山下委員から泉井マネーをめぐる疑惑について質問がありましたが、私もまず政治資金問題についてただしたいと思います。  今この委員会でも議論されていますけれども、医療費の負担増というのが国民の暮らしに大きな負担となっています。ところが、そのときに医薬品メーカー、病...全文を見る
○筆坂秀世君 今、ルールがないからお受け取りになっていると。だからルールをつくるべきじゃないか。これだけ医療保険財政大変だということをおっしゃっている。今後、三年連続の負担増や給付水準の切り下げもある。そのときに、その保険財政が大もとになっているわけですから、ここからぐらいの献金...全文を見る
○筆坂秀世君 贈る側はそういうお考えかわからぬけれども、しかし私は、多くの国民はそういう態度には納得しないだろうということを指摘しておきたいと思います。  次に、そういう政治献金を受け取りながら、例えば財政構造改革法に基づいて、今度新たに難病患者にまで医療費の自己負担を導入され...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
12月01日第141回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○筆坂秀世君 拓銀、山一、そして徳陽シティ等の破綻が相次ぐ中で、今、公的資金、要するに最後は財政資金、税金投入という議論が盛んであります。  きょう午前中、衆議院で宮澤元総理が、今の預金保険機構の信用組合特別勘定は政府保証がある、これを一般金融機関特別勘定にも拡大すべきではない...全文を見る
○筆坂秀世君 いろいろ言ったけれども、要するに、十二の破綻した銀行、信組、信金すべてに民間関係金融機関からの資金援助が行われてきた。例えば太平洋銀行でいえば、破綻してわかしお銀行というのが設立された。この際には、さくら、富士、東海、三和、都市銀行四行が千百億円、これは債権放棄とい...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、それまでは十二すべて民間金融機関が応分の負担をやってきた。これは金融システム内の問題だからですよ。ところが、昨年法律が変わってペイオフコストを超えて資金援助ができるようになって、これはもう見事に民間金融機関は全部手を引いた。それで、木津信が破綻したときに三...全文を見る
○筆坂秀世君 仕組みとしてだけじゃないでしょう。仕組みをつくった結果、みんな体力あるけれども責任逃れをしているじゃないですか。三和銀行に百二十二億円しか出す体力ない。そんなことはない。今、引き当て率、もう九八年三月期の八〇%を超すと言われている。千億円出したって十分体力はある。仕...全文を見る
○筆坂秀世君 今の整理回収銀行の回収率は一三・六%です。もちろんこれは途中経過であります。しかし、これは正常債権じゃないんですからね。不良債権なんです。一〇〇%回収できたらこれは不良債権とは言わない。これは優良債権と言う、こういうのは。一三・六%です。  ここへ拓銀の不良債権が...全文を見る
○筆坂秀世君 今アメリカの例を出されたけれども、もちろんアメリカは銀行の優良度によって違います。しかし、平均すれば日本の四倍でしょう。それぐらい保険料は高いんですよ。つまり、金融システム内で解決しているんですよ、借り入ればあるけれども。金融制度調査会だって言っていたでしょう。だっ...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
12月04日第141回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○筆坂秀世君 私は、新ガイドライン問題に関連してお聞きしたいと思います。  ある専門家が、新ガイドラインに基づいてこれから国内法の整備を図る、いわゆる有事立法もつくるということになれば、その八割は恐らく運輸省所管じゃないかという指摘もあります。  湾岸戦争というのがありました...全文を見る
○筆坂秀世君 前もって渡しておいたんだけれども、港湾でいえばこの二十四項目について、こんなものは全然間違っているというものはありますか。
○筆坂秀世君 空港も、今おっしゃったように協力項目約二十一項目。当然これは空港そのものの離発着の使用ということだけではなく、人員、物資の航空輸送、積みおろし、そのための場所の確保、米航空機への物資及び燃料等の提供、米航空機の修理、整備、修理部品の提供。これも同じように、先ほど空港...全文を見る
○筆坂秀世君 当たり前の話じゃない、これからだもの。延長はあり得るのかということです。
○筆坂秀世君 そういうことですね。つまり二十四時間体制だって、これは戦争をやっているんですからあり得るということです。  もう一つ、「訓練・演習区域の提供」ということも入っている。これは、今でもウオーニングエリアとか米軍専用空域を日本は提供していますね。この米軍の訓練空域の新た...全文を見る
○筆坂秀世君 何を承知してないと言ったの。ガイドラインは全部出ているよ。読んでないと言うの。そんな無責任な態度がありますか。新聞を読んでいる人間なら皆わかるじゃないか、そんなことは。衆参本会議で新ガイドラインについて集中審議やったばかりでしょう。運輸省の航空局長が知りません、そん...全文を見る
○筆坂秀世君 何を言っているんですか。「訓練・演習区域の提供」ということが入っているんでしょう。提供を求められればどうするんですか。何も考えていない、そんなばかな話がありますか、そんな無責任な話が。
○筆坂秀世君 だから、航空の安全性確保を留意しながらさらに拡大するということもこれは当然あり得ると。そうでなかったら、日米間で何でこれ合意したんですか、新ガイドライン。できないものを合意するわけないじゃないですか。  次に、ガイドラインで、港湾、空港など施設の新たな提供を適時か...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに二4(b)もあり得るということなんです。これは非常に重大なんですね。もちろんよく御存じだと思いますけれども、二4(b)と五条の決定的な違いはどこにあるかというと、二4(b)になれば米軍の排他的使用権が発生するんですよ。  これは民間空港ですよ。今二4(b)...全文を見る
○筆坂秀世君 こうした港湾や空港での協力支援をやる場合に、自治体の同意というのが、例えば私、この前仙台に行って仙台新港というのを見てきましたけれども、これはたしか県が管理していますね。こういう県なり自治体の同意が当然私は必要になると思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。
○筆坂秀世君 例えば港湾でいいますと、船が入港する、これ許可が要りますよね。もちろんそこへ火薬類など危険物を持ち込もうと思えば、これも許可が要る。今ほとんど許可なしには入れないですよ。そうしますと、可能性の問題として、自治体がだめと言うことだってこれはあり得るわけですよ。あるいは...全文を見る
○筆坂秀世君 その際に、例えば罰則規定は設けないということを前提にした今慎重なる検討なのか、要するにそういう前提はない慎重な検討なのか、その点はどうなんですか。
○筆坂秀世君 つまり、前提はないということです。  もう時間が来ましたから終わりますけれども、港湾、空港を提供するといりのままさに兵たん支援なんですね。そうなればどうなるか。さっきも言いましたけれども、もしフセインがサウジの港や飛行場を制圧していたならアラビア半島を奪回しようと...全文を見る