筆坂秀世

ふでさかひでよ



当選回数回

筆坂秀世の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第147回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○筆坂秀世君 日本共産党を代表して、質問いたします。  まず、国民の怒りが文字どおり沸騰している警察の不祥事とその後の措置についてただしたいと思います。  新潟県警に特別監察に入った関東管区警察局長が、監察はしないで任務放棄して、観光地を訪れたり温泉宿でマージャンに興じていた...全文を見る
○筆坂秀世君 国民の怒りがおさまっていない、国民は納得していない。これはやはり正しい処置がされなかったからなんですよ。  本来、国家公安委員会というのは国民の良識を代表する機関、つまり国民の良識、常識に照らして判断する機関なわけです。そういう組織なわけですよ。それが国民の常識か...全文を見る
○筆坂秀世君 これは政治的圧力などということとは関係ないんですよ。  昨日来の答弁を聞いていると、会務を総理するのがどういう意味か、これは非常に微妙でよくわからないと。だったら、一体どうやって国家公安委員長が務まるんですか。毎週やっとるんでしょうが。よくわからないで務まると。そ...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、どういう発言されたんですか。
○筆坂秀世君 九六年に警察法が改正されたときに、当時の橋本首相はこう参議院の本会議で答弁されているんです。国家公安委員会というのは、市民の声を反映させ市民によってコントロールするための仕組みとして国家公安委員会制度があると。これは市民の声に全く公安委員会こたえてないでしょう。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 公安委員長、国民も納得を得られないような、市民がコントロールと言いながら、その市民はだれも納得してない。そんな判断を公安委員会がやれば、公安委員会がやったとしたって、誤りがあればそれを正すのが当たり前でしょう。真剣にあなた方議論すべきでしょうが。それとも、誤りをずっ...全文を見る
○筆坂秀世君 総理、私はこの問題というのは総理に無関係じゃないと思うんです。やはり行政内の問題です、広く言えば。国家公安委員長というのは総理が任命した国務大臣ですよ。警察庁長官は国家公安委員会が内閣総理大臣の承認を得て任免すると。国家公安委員会は総理の所轄のもとにあると。これは決...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、そういう小渕内閣の態度にも国民の憤りが集まっておると。結局、小渕内閣というのは、前の金融再生委員長もそうだけれども、まるで公的資金を自分のお金であるかのような発言をやる、それでも罷免もしない。その前にも何人かの大臣、政務次官がいたでしょう。だれ一人罷免された人...全文を見る
○筆坂秀世君 もう一つ総理に伺ったのは、一%や二%の経済成長で、それで財政の立て直しが図れると、そんな見通しじゃないでしょう。
○筆坂秀世君 私は、これは総理が党首討論で、一%、そして来年度一%、そしてその次がその倍加、そうして解消していくとおっしゃったからそれを聞いたんです。到底、今、宮澤大蔵大臣の答弁を伺ったって、そんな甘いものじゃない、それ自体がもう大変なんだということですよ。  実際、私も若干の...全文を見る
○筆坂秀世君 あなた方はよく重点化と効率化、こういうことをおっしゃるんです。今、宮澤蔵相がおっしゃったこともそういうことだと思うんです。しかし、幾ら重点化、効率化と言ったって公共投資基本計画そのものは全くいじらない、六百三十兆円をそのままやるというんじゃ、これは総額は全然変わらな...全文を見る
○筆坂秀世君 今、大蔵大臣はハブ空港とおっしゃいましたが、最近はもうハブ空港と言わないんですよ。運輸省の文書じゃハブというのはほとんど出てこないですよ。なぜかというと、ハブというのは間違いなんです。前の運輸省の航空局長ですら日本にハブ空港なんか要らない、空港がハブになるかどうかは...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、能力は。
○筆坂秀世君 今、関空の離発着能力というのは十六万回なんです。実績は、九八年度実績で十一万七千五百九十四回、十二万を切っている。つまり、四万二千回以上まだ離発着の余裕があるということなんです、今の関空というのは。四万二千回というのはどれぐらいかといいますと、広島空港、岡山空港、山...全文を見る
○筆坂秀世君 一体何を根拠に伸びると言えるんですか。しかも、今減っているのは景気低迷のために減っているだけじゃないんです。  日本に定期便を就航させている外国の航空会社四十一社が所属する組織にFAAJ、在日外国航空会社協議会というのがあります。ここが昨年七月に「高騰する日本の民...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、今の答弁は二期工事を進めるという理由にならないんです。今関空はあるわけですから、四万回以上余裕があるわけですから、それを大いに使ってもらえばいい、それだけの話じゃないですか。
○筆坂秀世君 今いみじくもおっしゃったように、ポートセールスをやらなきゃだめなような状態になっておるわけですよ。そんな簡単に伸びるんだったら、何で今減っているんですか。  しかも、高いということを問題にしているのは、私、きょうパネルをつくってきましたけれども、(図表掲示)アジア...全文を見る
○筆坂秀世君 そこへ今度はもっと水深の深いところへ二期工事をやるんですよ。それで、当初からだって一兆五千六百億円でしょう。恐らくもっと高くなるでしょう。これはどうしようもない空港使用料になる。しかも、本当に必要かというと、今の空港で、滑走路で四万三千回近く余っている。何でそんなむ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、行政監察局からあったとおりですよ。もう周りにいっぱい空港ができちゃう。そして今、関空を使っているのも成田がいっぱいだから関空を使っている、成田ができればそっちへ行きますという会社もあるわけですよ。それも行政監察局の報告にありましたか。
○筆坂秀世君 そうじゃなくて、本当は成田を使いたいが成田がいっぱいだから今は関空を使っているという会社があるでしょう。
○筆坂秀世君 つまり、ふえる要素はないんです。減る要素ばかりですよ。二期工事をやったら高くなる、そのためにますます使わなくなる。競合空港ができる。そのときに何で余裕があるのにつくるのか。  もう一つ行政監察局に聞きますが、今の関空会社の経営状況についてどういう分析をしていますか...全文を見る
○筆坂秀世君 つまり、もう一方では関空会社はこういう状況なんです。  この上に二期工事をやってごらんなさい。関空会社はどうなりますか。行政監察局の見通しを言ってください。
○筆坂秀世君 つまり、もうめちゃくちゃですよ。  現滑走路四万二千回以上の余裕がある。ふえるどころか、競合空港もあって減る可能性が高い。空港使用料が高いために撤退企業が相次いでいる。そのときに第二期工事を一兆五千六百億円をかけてやる。そんなばかな話がありますか。しかも、それをや...全文を見る
○筆坂秀世君 それはもう破天荒な発言ですね。(「何が破天荒や」と呼ぶ者あり)何が破天荒、破天荒じゃないか、これは。こんなばかな話がありますか。一兆五千六百億かけて、今のままだとむだになることは確実な空港をつくって、滑走路をつくっていく。こんなばかな話がありますか。──いいです、も...全文を見る
○筆坂秀世君 一方的じゃないですよ、事実……(発言する者あり)
○筆坂秀世君 二期工事の必要性についての説明は結局何もないんですよ。一兆五千六百億からの経済効果があるのは当たり前じゃないですか。だからといってむだをつくっていいということにはならないんですよ。  大臣、私せっかくですから伺いますが、では一期工事、二期工事、大体中小企業の発注率...全文を見る
○筆坂秀世君 一期工事でいいますと、中小企業の発注率、これは大阪府から調べたものですが、五・三%、二期工事はまだこれは始まったばかりですから、契約がされたばかりですから、これはちょっと大手かどうか不明なものを中小企業にカウントしても、中小企業は〇・三五%ですよ。つまり、ほとんど行...全文を見る
○筆坂秀世君 そんなことは聞いていない。総理に聞いている。
○筆坂秀世君 これは私は委員長に抗議したいです。片道方式ですよ、だったら往復方式にしてもらいたい。  私たちの考えを言いますよ。関空の二期工事なんか必要ないということです。関空で十分間に合っている。四万三千回も余裕がある。何も関空が必要ないと言っているんじゃない。今の関空で十分...全文を見る
○筆坂秀世君 総理は、私たちが解雇規制法をつくったらどうだ、あるいはリストラ規制法をつくったらどうだ、ヨーロッパにはそういうのがあるじゃないかということに対して、労使間の話し合いでというふうによくおっしゃいます。私は、その態度がどういう事態をもたらすか、ルノーによる日産のリストラ...全文を見る
○筆坂秀世君 大臣、新規雇用は大体日産はどれぐらい予定しているか御存じですか、新規の雇用は。
○筆坂秀世君 ルノーは、大臣、フランスのルノー本体でもリストラをやっています。これはどういう規模か御存じでしょうか。
○筆坂秀世君 私ども、新聞赤旗でパリに特派員を置いておりますので、調べてみました。ちょっときょうパネルをつくってきました。(図表掲示)  日産の場合には、おっしゃったように二万一千人、退職条件は退職金の割り増しだけ。新規採用今百五十人とおっしゃったが、私は百三十人と聞いたんです...全文を見る
○筆坂秀世君 全く答弁になっていないんですが、決定的な違いがあるんですよ。決定的な違いは何かといえば、法制度が、労働者を保護するルールがあるかどうかなんです。  例えば、EUには大量解雇を規制する大量解雇指令というのがある。あるいは同じEUには大量解雇の労使協議を義務づけた欧州...全文を見る
○筆坂秀世君 総理、労働省が発表した資料だって、これは昨年の十二月、四十一社で十四万人の雇用削減計画がある。その後だって、JTや新日鉄、大規模な削減計画が相次いで発表されている。第一生命経済研究所の調査では、この一年半で企業は五兆円の人件費削減をやったと。それだけ所得がいわば奪わ...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第2号
議事録を見る
○筆坂秀世君 まず最初に、営団地下鉄の事故について伺います。  この事故の犠牲になられた方々に対しては、本当に心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げたいと思います。  こうした事故が起こったときに、原因を徹底的に究明するというのが再発を防止していく上で当然の大前提であり...全文を見る
○筆坂秀世君 今度の事故の教訓の一つとして、私は、先ほども鉄道局長も言われていましたが、普通鉄道構造規則、この改定を検討すべきじゃないかというふうに思うんです。この構造規則というのは、勾配であるとか曲線の半径であるとか運転速度であるとか等々の基準を定めて、線路を整備し、管理してい...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一つ、これは新聞でも指摘されてきたことですけれども、脱線するかどうか測定する重要なメルクマールとして脱線係数というのがあるそうで、これは営団の日比谷線の場合には事故を起こした車両が搬入された八八年春に実施されている。その測定結果は、管理値〇・八を超えていなかった...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、沖縄の航空管制の問題について伺いたいと思うんです。  私、この問題については三回ぐらいこれまで取り上げたことがあるんですけれども、今の時期というのは、この航空管制、嘉手納ラプコンと呼ばれる、これを日本側に返還させるという、ある意味では絶好のそういう時期に来て...全文を見る
○筆坂秀世君 今おっしゃったように八空港です。  調べてみますと、バックアップ機能を備えている例えば大阪伊丹は年間の着陸回数が四万四千六百九十一回、鹿児島が三万三千九百五十五回、宮崎が二万一千六百三十三回、那覇の場合はこれより多いんです、五万一千九百五十二回。これだけ那覇空港と...全文を見る
○筆坂秀世君 今航空局長がおっしゃったように、これは管制権が日本にないから結局バックアップ機能もつくることができない。もしこれが、管制権が日本に返ってくれば、今航空局長がおっしゃったように、これはもう直ちにバックアップ機能をつけるということになるわけです。ですから、この点でもやは...全文を見る
○筆坂秀世君 航空情報は出されなかったんですね。  ところが、航空法の第九十九条では、こういうレーダーの故障であるとかあるいは保守点検でレーダーがとまるという場合には、これは運輸大臣が航空会社各社に対して航空情報をその旨出すということが決められているんじゃないでしょうか。
○筆坂秀世君 ちょっと聞こえなかったんですけれども、航空法の……
○筆坂秀世君 航空情報というのはなぜ出されるかといえば、別にどうでもいい航空情報で出すわけじゃ、これはもちろんないわけです。これは航空法の二百九条の二ですか、「航空機の運航についての障害に関する事項」。レーダーがとまっているというのは、これは障害に関する事項ですよ。あるいは「航空...全文を見る
○筆坂秀世君 確かに、那覇管制部から直ちに米軍の管制に対して、そういう情報を直ちに言ってくれないのは困るというので抗議もされて、それに対して、今後二度とこういうことがないようにという回答があったということのようです。  ただ、例えばこれは琉球新報二月十五日付ですけれども、米軍関...全文を見る
○筆坂秀世君 私も何度か取り上げたので、運輸省がそのことを一貫して要求されてきたということはもうよく知っているんです。  例えば、これはことしですか、民間航空分科委員会というんですか、小委員会なるところで、このレベルというのが、日本側が鵜飼さんという航空局首席安全監察官、別にレ...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第3号
議事録を見る
○筆坂秀世君 まず最初に、地下鉄の事故問題に関連してお伺いしたいと思います。  昨日の都議会で、都営地下鉄十二号線のリニアメトロタイプと言われる車両の台車に大量にひび割れが発生していたということが明らかになりました。このひび割れが発生していた車両の台車というのは、日比谷線の脱線...全文を見る
○筆坂秀世君 やはり同じ台車が九台亀裂が生じていたと。  問題は、こういう事故が発生しても運輸省にも報告されていなかったということです。なぜ報告されなかったかというと、現在の鉄道事故等報告規則、これを見ますと、こういう場合には報告するケースに入っていないんですね。  ただ、こ...全文を見る
○筆坂秀世君 いま一点お伺いしたいんですけれども、日比谷線の台車も、さっき言いましたように住友金属工業、都営地下鉄もやはり住友金属工業、大阪市営もそうですね。しかも、都営地下鉄の場合には、二百五十四台の車両のうち、住友金属工業が製造した車両百六十八台から発見されているんです。です...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、港湾整備の問題について、もう余り時間はないんですけれども、幾つかお伺いしたいと思います。地下鉄の方はもう結構です。  港湾整備の最重点で推進されているのが、いわゆる中枢・中核港湾の外貿コンテナバースです。そこで、この問題に絞ってお伺いしたいと思うんですけれど...全文を見る
○筆坂秀世君 毎年七・六%ずつ伸びるということになっています。九四年から九八年、この四年間で三四%ふえるというこれは計算になりますね。これは二〇〇〇年、二〇〇二年はまだ来ていませんから、九四年と九八年の中枢港湾における外貿コンテナの取り扱い実績というのはどういうことになっています...全文を見る
○筆坂秀世君 つまり、九四年の実績は一億四千百万トンですね。これはずっと七・六%で伸びるということでいえば、九八年には二億四十五万トンということになるわけです。ところが、実際の実績は、九八年は一億四千七百万トンですから、五千数百万トン見通しよりも実績は少ないということです。ほとん...全文を見る
○筆坂秀世君 それはそんな単純にいかないことぐらいは私もよくわかっているんです。全部荷物を東京に持ってくるというわけにもいかぬでしょうから、東京湾に。それは全国の港に持っていかなきゃいけないから。  しかし、あなた方は五カ年計画をつくるときにこういう需要見通し、今私が言ったよう...全文を見る
○筆坂秀世君 それはだめなんです。コンテナの扱い量がある程度ふえるのは当たり前なんです。これは経済成長がなくったってふえるんです。なぜかといえば、皆どんどんコンテナ化していっているわけだから。問題は全体の貨物量がどうかということなんです。  それで、中枢港湾について全体の貨物量...全文を見る
○筆坂秀世君 本当に効率的な投資にしてほしいと思うんです、もう時間がありませんので、ちょっと中途半端で終わらざるを得ないんですが。  例えば海運会社だって、大阪商船三井船舶の生田社長が、今の港湾整備五カ年計画というのは壮大な税金のむだ遣いだ、二重投資になっている、建設という切り...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
04月12日第147回国会 参議院 本会議 第15号
議事録を見る
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、国政の幾つかの重要課題について森総理に質問いたします。  質問に先立ち、病床にある小渕前総理に対し、幾たびかの論戦を行った者としても、一日も早く回復されることを心から祈念するものであります。  また、小渕前首相が緊急入院されて以降の官...全文を見る