筆坂秀世

ふでさかひでよ



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筆坂秀世の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第151回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○筆坂秀世君 先ほど来証人の証言を聞いていますと、五千万の資金提供だとかあるいは事務所経費、秘書給与の肩がわりについて証言を拒絶されています。  私、その理由が全く道理がないと思うんです。あなた冒頭に、私は司法の場で身の潔白を証明すると、こうおっしゃった。ということは、真実はあ...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、真実を述べることをあなたは拒否しているということになるんです。論理的にそうでしょう、あなたは真実は潔白だと言うんですから。何でそれを述べることができないのか。それは、あなたが真実を述べれば潔白じゃないということに論理的になるじゃありませんか。それはいいでし...全文を見る
○筆坂秀世君 自民党東京都豊明支部があなたのために集めた党員の数というのは、九八年には約九万人です。当時、東京全体の党員の数はどの程度だったか御存じですか。
○筆坂秀世君 当時十八万人ですよ。東京には二百一支部があった。これを割ると、九万人を除けば、あとの支部は五百四十人程度。九万人なんていう支部は東京都豊明支部しかないんですよ。こんな異常なことをあなた気がつかなかったんですか。さっき聞いていましたら、後援会員の数もよく熟知されている...全文を見る
○筆坂秀世君 東京都豊明支部だけです。
○筆坂秀世君 それを入れるともっとふえます。
○筆坂秀世君 違います。
○筆坂秀世君 四支部入れると九万八千九百十五人になるんです。東京都豊明支部だけで九万九百五十九人になると。  あなたも、この党員集めの中心になったのが豊政連だったということをお認めになった。その中心になったのが中村事務総長だということも今の証言でもよくわかりました。何せ中村さん...全文を見る
○筆坂秀世君 秘書登録がされてないことぐらい、私ども調べて知ってますよ。ただ、秘書役という名刺を彼は配り歩いていたと。あなたの了承なしにね、何でわざわざそんなことするんですか。意味がないじゃないですか。  それだけじゃないですよ。証人は九六年九月に、ものつくり大学を推進するため...全文を見る
○筆坂秀世君 いや、秘書じゃないと、秘書登録してないということはわかっているんですよ。つまり、事実上の秘書として彼は動いてたということなんです。  で、私ね、元KSD経理部長で埼玉の支局長も務めた青柳忠良さんという方に直接会ってまいりました。この方がね、埼玉支局長当時の昨年十一...全文を見る
○筆坂秀世君 指導する立場の人が一番幽霊党員たくさん実はつくってたと。幽霊党員だけじゃないですよ。あなた、さっきKSDの関係で百万人の後援会員、その他で三百万人つくったとおっしゃった。この百万人の後援会員だって、これ随分幽霊後援会員がいるんです。  これは、私ね、やはり今お話し...全文を見る
○筆坂秀世君 大体考えてごらんなさい。あなた、一人四百何十万人集めたというんでしょう。二十五人ですよ。もしあなたのように集めてごらんなさい。有権者全部自民党支持者になるじゃないですか。それ一つ考えたって、四百三十万なんという数字がいかにでたらめな数字かというのは容易に察しがつくで...全文を見る
○筆坂秀世君 幽霊ということを黙認していたということが今の発言で明らかになりましたよ。  以上で、時間が参りましたので、終わります。
03月07日第151回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○筆坂秀世君 最初に、まずKSD汚職について聞きたいと思います。  村上、小山両前議員が受託収賄容疑で逮捕されました。逮捕容疑というのは、KSDがやっているアイム・ジャパンという海外の研修生受け入れ事業あるいはものつくり大学、このために有利に取り計らうというので請託を受け、二人...全文を見る
○筆坂秀世君 我が党の志位委員長が衆議院の予算委員会で指摘したのは二月九日です。もう一カ月たっているんですよ。まだそれが報告するだけの調査が進んでいないと。  私、じゃ具体的に聞きますが、あのときに四つの豊明支部、この支部代表者というのが、我々が調査したところ、支部代表者になっ...全文を見る
○筆坂秀世君 国会で指摘されたことでしょう。東京、埼玉、千葉、神奈川の豊明支部の代表者が、聞いたら、私なった覚えがない、自民党にだって入った覚えないと。まず、この四人に直接聞くのは当たり前でしょう。  私、きょう、一人電話しました、千葉の代表者に登録されている方に。二月九日から...全文を見る
○筆坂秀世君 ですから、結局、四人の代表者にもいまだに当たっていない、KSDに聞かなきゃわからないから大変だと、KSDで一番詳しい二人にだって当たりましたという報告がないと。つまり、あなた、調査中だということを盛んにおっしゃるんだけれども、肝心なところを何も調査していない。一体何...全文を見る
○筆坂秀世君 調査をやっているという報告しかないんですよ。中身何にもないですよ。  私、委員長にお願いしたいと思うんです。私、さっき言いましたKSD小山副理事長、そして河野道明KSD豊明会経理部長、それから豊政連の経理もやっている、豊明支部の経理もやっている、本当にかぎを握る人...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、官房機密費、内閣報償費あるいは外務省報償費の問題について伺いたいと思うんです。  まず、官房長官にお伺いします。  松尾元外務省要人外国訪問支援室長に、彼が室長在任中に支払われた内閣報償費の総額は幾らで、それはまた何のための支払いだったのか、改めてちょっと...全文を見る
○筆坂秀世君 次に、外務大臣にお伺いいたします。  外務省が把握している限りで、松尾元室長が横領したという金額は幾らで、その使途は一体何だったのか。
○筆坂秀世君 外務省の松尾室長に対する調査報告を拝見しましたが、あるいはその後の答弁を見ますと、第一勧業銀行に普通預金と定期預金の二つの口座があったと。で、この口座が公金、つまり内閣報償費、内閣官房機密費から受け取ったお金を入金する口座になっていた、そしてそこに不正蓄財を松尾元室...全文を見る
○筆坂秀世君 我々が入手しました松尾元室長名義の第一勧業銀行の口座残高について、(資料を示す)これを見ますと、平成九年十月一日、競走馬購入直前というのが普通預金で約千二百五十万円、定期預金で約一千四百十万円、合計一億三千万円。平成十一年八月十六日、室長離任時が普通預金口座三千五百...全文を見る
○筆坂秀世君 これはとんでもないと思うんです。この平成九年十月一日、合計一億三千万円、これについてあなた方の調査報告書で何と言っていますか。
○筆坂秀世君 どうぞ。(資料を示す)
○筆坂秀世君 だからどうなんですか。私が聞いているのはそうじゃないんです。
○筆坂秀世君 何を言っているんですか。一億三千万円というのは外務省の調査報告で、それまでの入出金の経緯に照らしてすべて公金の蓄積であることが判明したと、こういうふうにおっしゃっているんですよ。全部公金でしょう。だったら、この中身、答えなさい。ましてや、これは税金の使い道の問題でし...全文を見る
○筆坂秀世君 新聞にだってちゃんと報道されている。何を言っているんですか。(発言する者多し)
○筆坂秀世君 じゃ、伺いましょう。  一億三千万円の、一億三千万円は全部公金だとあなた方おっしゃるんだから、じゃ一億三千万のうち定期預金は幾らで、その定期預金の口数幾らだったのか、これ答えてもらいましょう。
○筆坂秀世君 何言っているんですか。残高示して、その口座口数が幾らで、それが幾らの定期預金だったのかと。それじゃ、あなた方、国会じゃ全然この問題真相究明できないということじゃありませんか。  だめです、委員長、こんなもの。この程度のこと、残高出して何で内訳言えないんですか。しか...全文を見る
○筆坂秀世君 それじゃ、さっき言いましたこのすべて公金だと認定された一億三千万ですね、これについて、幾らの口数でそれぞれ幾らの金額で、定期預金があるわけですから、特に定期預金について、何口で幾らの金額なのか、満期はどうなっているのか、これについて報告をしていただきたい。
○筆坂秀世君 ですから、一億三千万は全部公金だと認定されているんですよ。何でそれがプライバシーの問題になるんですか。一億三千万は全部公金なんですよ。国民の税金がそういう松尾個人の口座に入っていたんですよ。何でその中身を国会が知ることできないんですか。そんなばかな話はありませんよ。...全文を見る
○筆坂秀世君 これは本当に国民の血税が一体どこに行ったのか。それで、どういう格好で横領されていたのか、どういう格好で不正蓄財されていたのかという問題でしょう。それを何で我々が知ることできないのか、そんなばかな話ありませんよ。  委員長、これは私、絶対納得できない。
○筆坂秀世君 私、全く納得できませんけれども、じゃ質問の角度を変えます。  さっき私、確認したように、少なくとも外務省としては松尾元室長が競走馬購入で五千四百万円横領したというふうにつかんでいるというふうにおっしゃった。それで、ここに入っている公金というのは一体何かといえば、さ...全文を見る
○筆坂秀世君 ちょっとお話にならないと思うんですよ。定期預金の方が預けやすかった、ああそうだったのかと。そんなばかな話ありますか。普通は普通預金の方が預けやすいんですよ。  じゃ、私、聞きますけれども、その定期預金の中に五年物とか十年満期のものはなかったんですか。これぐらい言え...全文を見る
○筆坂秀世君 何で何年満期かということが答えられないんですか。  五年満期とか十年満期はないんですね。それはどうなんですか。
○筆坂秀世君 これはもう全然答弁になっていないでしょう。だって、定期預金というのは、外務大臣だって不思議に思ったと、疑問に思ったというふうにおっしゃっているわけでしょう。ところが、理由は何ですか、定期預金が預けやすかっただけと。そんなばかな弁明でこれは横領と認定しないと。信じられ...全文を見る
○筆坂秀世君 今、もう一回質問したらもう一遍答えられないという答弁があるということなんで、もう私は聞きません、同じ答弁を聞いても仕方ありませんから。  ただ、定期預金というのは、五年、十年満期がこの中にもしあったとすれば、私、普通ならこれこそまさに不正蓄財の証拠だと、これこそ横...全文を見る
○筆坂秀世君 何も定期預金即なんて言っていないです。公金が定期預金になっている、それも宿泊費の差額がなっている、それはどう考えたっておかしいと思うのが普通だと。何でそこを外務省が、幾ら任意の調査か知らないけれども、ちゃんとやらなかったんだということを言っているんです。  だから...全文を見る
○筆坂秀世君 今、後ろからありましたね。松尾克俊名義の口座でしょうが。だったら、定期預金だって松尾克俊の所有物になっているんですよ、今は。(発言する者あり)何を言っているんですか。何で競走馬だけなんですか。そんなばかな理屈はありません。  ともかく、いや、いいですよ、もう。わか...全文を見る
○筆坂秀世君 野党の皆さんは賛成されたけれども、与党の皆さんが反対されたというのでそれが実らなかったということは私も伺っています。  ちょっと資料を配付していただけますか。よろしいですか、資料。
○筆坂秀世君 あなた方が古川さんが書いたものじゃないということを盛んにおっしゃるので、私自身が専門の鑑定士さんに筆跡鑑定をお願いしました。この方は、筆跡鑑定三十年の経験を持って、裁判などでもたびたび鑑定書を提出されている天野瑞明さんという方です。  そこにお配りした資料の中にも...全文を見る
○筆坂秀世君 全然尋ねたことに答えていないじゃないですか。どこから入手しようと、そんなことは関係ないでしょう。あなた方は、示されたら、それが本物なのかにせものなのか、それをあなた方が証明する責任あるんですよ。どこから入手しようと関係ないでしょう。本物は本物なんですよ、どこから出し...全文を見る
○筆坂秀世君 何を言っているんですか。  だったら言いますよ。あなたのところには古川さんの筆跡いっぱいあるじゃありませんか。山ほどあるでしょう、今だって。だったら、やりなさい、そこまで言うんだったら。だったら、本人の筆跡でやりなさい。当たり前じゃありませんか。こちらはちゃんとや...全文を見る
○筆坂秀世君 ですから、私が言っているのは、「報償費について」という文書、そして古川貞二郎氏の直筆の文書、この二つを専門の筆跡鑑定の方に鑑定してもらったら、これは同一人物だという鑑定結果が出た。何も官房長官に筆跡鑑定してくれと言っているんじゃないんです。そして、官邸には古川さんの...全文を見る
○筆坂秀世君 これは竹下内閣から宇野内閣の引き継ぎのときに書かれた文書なんです。だから、こういう詳細なことが書いてあるんです。その理由はちゃんとあるんです。違うんだったら違うことをだから証明しなさいと言っているんです。何で鑑定やらないんですか、国会でここまで指摘されたんですから。...全文を見る
○筆坂秀世君 これまで、内閣報償費、官房機密費については、野坂浩賢元官房長官だとか塩川元官房長官だとか、当事者から大変生々しい発言が行われてきました。国会対策に使っただとか、あるいはせんべつに使っただとかいう発言が出てきました。  きょうの毎日新聞を見ますと、九八年十一月の沖縄...全文を見る
05月22日第151回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○筆坂秀世君 まず最初に、ハンセン病判決について総理に伺いたいと思います。  先般、熊本地裁がハンセン病問題について、元患者側の全面勝訴の判決を言い渡しました。ハンセン病患者に対する強制収容、強制労働、断種、中絶、懲罰監禁等々、文字どおり筆舌に尽くしがたい人権じゅうりんは九十年...全文を見る
○筆坂秀世君 報道によりますと、国は一たん控訴した上で和解の協議に入る、こういうことも検討されているというふうに言われています。しかし、一たん控訴するというのは、この熊本地裁判決を確定判決ではなくしてしまう、こういうことになる。そして、国の責任はない、人権侵害はなかったという立場...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、こういうときにこそ政府が、総理が大いにリーダーシップを発揮してそういう決断を直ちにやられてこそ、国民の期待にこたえることになるというふうに思います。  そして、もしここで控訴をするということになれば、これはあなた方はこれまで重ねてきた罪をさらに重ねるというこ...全文を見る
○筆坂秀世君 私、恐らくそういう答弁をされるだろうと思っていたんです。何でかというのは、官房長官が以前三月にそういうふうにお答えになっているんです。しかし、私、もう三月で官房長官はそのときには塩川さんに確認したと。どうも新聞や雑誌で読んだことを自分で経験したことと間違ってしゃべっ...全文を見る
○筆坂秀世君 それは全く通用しないです、あなたがしゃべっておられることを見れば。  もう一つ大事なことをしゃべっておられるんですよ。総理が外遊で海外出張で行ったら、その費用は外交折衝のやつ、外交費用が多いですからね、その費用を負担しろと。それは官邸の報償費ではございませんから、...全文を見る
○筆坂秀世君 ビデオではそう言っていますよ。
○筆坂秀世君 誤りでございましたということは記憶にあるということですよ、あなた。記憶になかったら、忘れていたら、誤りかどうかもわからないでしょう。それは余りにも御都合のいい答弁ですよ。まあ、いいでしょう。  それで、あなた、テレビ朝日だけじゃないんですよ。例えば、二月七日付の産...全文を見る
○筆坂秀世君 本当に反省するなら、国会議員のせんべつや国会対策に使った、こんな血税の使い方はないということを反省すべきであって、そのことを正直に語ったことを反省する必要はないんです。いろいろ総合しますと、塩川財務大臣のこれまでインタビューで答えられてきたこと、これは全部正しいんで...全文を見る
○筆坂秀世君 妥当でないのはあなたの答弁の方だよ。  もう前から同じことを言っているんです。ここでもやったんです。出所がどこであろうと関係ないです。出所がどこであろうと真実の文書は真実だし、にせものはにせものなんですよ。そんなものは、出所なんて関係ない。(発言する者あり)
○筆坂秀世君 そして、私は、この文書と古川氏直筆の文書、同一人が書いた文書だと筆跡鑑定まで出したんです。あなたがそこまで言うんだったら、古川さんが今官邸にいるんだから、幾らだって筆跡あるんだから、我々が出したこの二つの文書と、そして古川さんに出てきていただいて、その三つを鑑定すれ...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、今、委員長おっしゃったそれに加えて、この問題、古川さんが出てくれば白黒はっきりするわけですから、古川さんに、前回も私、ここでやったときに出席求めたけれども拒否された。ですから、私、証人喚問を要求したいと思います。
○筆坂秀世君 官房長官が出てこられたのでちょっと話が横道にそれましたが、塩川さんそうおっしゃっているんですよ、古川さんに出費の仕方聞いたと。そして、それはいつも出している、あるいは初めてだというふうに古川さんが教えてくれたと。これ、当時担当者ですよ。  ですから、塩川さんがこれ...全文を見る
○筆坂秀世君 どういうお答えだったんですか。
○筆坂秀世君 それは、やっている人にあなたやったかと聞いたって、やっていませんと言うのは当たり前の話なんですよ。外務省がそんなにしっかり精査する力を持っているのかと。  外務官僚が億単位の金を横領したと。私は、ここでもやったんですけれども、あれが到底彼の個人的犯罪とは思えません...全文を見る
○筆坂秀世君 上納問題というのはこの機密費問題の中心問題なんですよ。これは財政法違反です。外務省に計上されている予算が内閣官房に上納されて、そして内閣官房でせんべつや国会対策費に使われていたというわけでしょう。これぐらい国会をだました、そして全く目的外に使ったり税金の流用をやって...全文を見る
○筆坂秀世君 週刊現代で。
○筆坂秀世君 田中大臣自身が。
○筆坂秀世君 お見せしましょうか。
○筆坂秀世君 百万円を持ってきたけれどもお断りしたと。お断りしたら、受け取ってもらわないとと言って官房長官が来られたけれども、それは受け取らなかったと。この経過すべてが事実ですか。
○筆坂秀世君 あなたはこの週刊現代で、機密費について村山内閣時代の官房長官が八億円前後というふうに公表していましたけれども、あのときも百万円持ってきた、こういうふうに語っているんです。つまり、機密費から出たというあなた自身は認識だったわけです、少なくとも。それは証拠はないですよ。...全文を見る
○筆坂秀世君 いや、事実なら事実、間違いは間違いと言えばいい。それだけで済む話です。  ともかく、百万円持ってきた、そして大臣はお断りになったということはこれははっきりしました。  私、奇怪なのは、小泉内閣は改革の看板を掲げておられるわけでしょう。ところが、その小泉内閣の閣僚...全文を見る
○筆坂秀世君 私は、小泉内閣が本当に自民党政治を変えるとおっしゃるなら、我々が出した報償費について、これは筆跡鑑定書も、官房長官にも前の森総理にも全文お渡ししました。ですから、こういうことをきちっとやって、そしてやってこそ、なるほど政治が変わった、内閣がかわったら政治が変わったと...全文を見る
○筆坂秀世君 どうぞ。
○筆坂秀世君 外務省で私も、じゃ一言だけ言っておきます。  外務省で大いに調査をされる、何せ横領されていたって何の支障もなくて、だれも気がつかなかったわけですからね、だからこれはもう当然のことです。同時に、やっぱり上納問題というのは、さっきの大臣の答弁では、これは到底納得できな...全文を見る
○筆坂秀世君 総理がおっしゃったとおりだと思うんですね。  つまり、個別的自衛権というのは、自国がどこからか武力攻撃を受ける、その際にそれを反撃するというのが、これが個別的自衛権です。集団的自衛権とは、自国とは関係ない他国、別の国がどこからか攻撃を受ける、そのときにこの国をいわ...全文を見る
○筆坂秀世君 同様に、アメリカについてはどうでしょうか。
○筆坂秀世君 つまり、これまで集団的自衛権が行使された例というのは、例えば旧ソ連でいえばアフガニスタンだとかチェコ侵略、そしてアメリカでいえばベトナム戦争。つまり、旧ソ連そしてアメリカという超軍事大国がいずれも国際的に非難されるようなそういう軍事行動を起こす、そのときのいわば口実...全文を見る
○筆坂秀世君 NATO以外でも、例えばリオ条約と呼ばれる全米相互援助条約というのがあります。ここも集団的自衛権条項を持っています。ここは発動したことがあるでしょうか。
○筆坂秀世君 つまり、日本は憲法九条がある、だから集団的自衛権の行使はできない、これは世界でも何か特異な国なんだというふうな議論もあります。しかし、実際には、これまで集団的自衛権の行使、国連憲章五十一条に基づく集団的自衛権の行使、このことを公然と主張して、そして軍事行動を起こした...全文を見る
○筆坂秀世君 そんな陳腐なことしか言えないんだから。家の前で池に子供がおぼれている、相手はアメリカじゃないですか。侵略ばっかりやってきた国でしょうが。アメリカが外国から攻撃を受けたのは一体いつですか。真珠湾攻撃ぐらいしかないじゃないですか、そんなものは。何が小さい子供が落ちたと。...全文を見る
○筆坂秀世君 今も総理も倒産、失業も生まれるだろうと。  大体どれぐらい出るという予測、推計をされているんでしょうか。
○筆坂秀世君 新規雇用だとかあるいは失業対策だとか、これは当然必要です。じゃ、そこでどのぐらいカバーできるという計算なんですか、そうすると。
○筆坂秀世君 今の専門調査会、五百万の新たな雇用、うまくいけばというふうにおっしゃった。これ五年後ですよね、この専門調査会の調査は。五年後、失業率はどのぐらいを予測していますか。
○筆坂秀世君 あなたはでたらめだね。この専門調査会の緊急報告を見れば、五百三十万人、サービス産業でふえるというふうに言っていますよ。同時に、失業率もちゃんと書いていますよ。「失業率は四%以下の水準に引き下げられるものと想定している。」と書いてあるじゃないですか。五年後ですよ。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 書いてあるじゃないの。これはあなたが言ったものじゃないですか。(発言する者あり)
○筆坂秀世君 とんでもない。
○筆坂秀世君 何が読み方がでたらめだ。ちゃんと書いてあるじゃないか、ここに。
○筆坂秀世君 何を言っているんですか。ここにちゃんと書いてありますよ。緊急報告、専門調査会の。「五年後にサービス部門を中心に五百万人の雇用を創出し、その結果、女性や高齢者を含め就業者は増加し、失業率は四%以下の水準に引き下げられるものと想定している。」と書いてあるじゃないですか。...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。
10月10日第153回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○筆坂秀世君 米軍などによるアフガニスタンへの攻撃が八日未明に開始をされました。大変残念なことですけれども、多くの人が危惧していたとおり、国連の委託を受けて地雷の除去作業に当たっていたNGOの職員四名が死亡する、あるいは四人が負傷する、こういう大変残念な事態が生まれました。  ...全文を見る
○筆坂秀世君 きょうの新聞を見ましたら、アメリカのマケイン上院議員は、誤爆は避けられない、こういう発言をされています。実際に、例えばこれまで過去を振り返っても、ユーゴ空爆のときには中国大使館が誤爆される、たくさんの方が死傷する、こういうことがありました。私は、今後もこうした誤爆と...全文を見る
○筆坂秀世君 総理もおっしゃったように、九月十一日のテロ、これはもう全く許しがたい行為で、やはり今、テロ撲滅というのは二十一世紀に人類が安全に生存していく上での根本条件の一つになっていると、それぐらいこれは大事な問題だというふうに私たちも考えています。その際に国際社会がどう対応す...全文を見る
○筆坂秀世君 その支援活動の中身を、項目を。
○筆坂秀世君 それで、総理にお伺いしたいと思うんですけれども、今、官房長官が御答弁になりました協力支援活動の中身、これはいわゆる兵たんというふうに呼ばれているものであります。兵たんというのは、これなしには戦争ができないと、前線と同様に、ある場合にはそれ以上に重要な役割だというのが...全文を見る
○筆坂秀世君 今、そこが共産党と違うところだと。確かにそこが違うところなんです。全く違うんですよ。問題は、問題は総理の解釈が世界に通用するのか、私たちの解釈が世界の常識なのか、これが問われているんですよ。  そこで、これは外務省でも結構ですが、NATOは今度のアメリカでの同時多...全文を見る
○筆坂秀世君 要するに、NATOが条約第五条に基づいて集団的自衛権の行使ということで決定した八項目というのはいわゆる兵たんなんです。皆さんがおっしゃる後方支援というふうに呼ばれるものなんです。これをNATOは集団的自衛権の発動として今回やろうということを決めたわけであります。 ...全文を見る
○筆坂秀世君 全く答弁になっていないですよ。  この八項目をNATOは集団的自衛権の行使として決定したんです。もちろん、これ以外にやらないということじゃないんですよ。だって、イギリスはミサイルだって撃っていますよ。ほかのこともやっています。直接の戦闘行動そのものもやっています。...全文を見る
○筆坂秀世君 総理の答弁は明らかに違うんです。  じゃ、総理、聞きますけれども、NATOは、この燃料補給なり空港、港湾の使用許可なり領空通過なりなんなり、これを戦場でやるものが集団的自衛権の行使、戦場でやらないものは集団的自衛権の行使じゃない、そんな分け方していますか。そんな分...全文を見る
○筆坂秀世君 見事な、詭弁にもなっていないです、しかし。詭弁にもなっていない。日本が集団的自衛権の行使だと言おうと言うまいと、世界はそう受け取るということなんですよ。日本の国内の戦争じゃないですよ。外国に出ていく、世界に出ていくんですよ。世界はどう見るかなんです。しかも、支援する...全文を見る
○筆坂秀世君 今の答弁を聞いて、結局、世界とは違うということを総理は認めざるを得なかったんですよ。だから、つまり世界に通用しない詭弁を弄しているということなんですよ。  例えば、これは佐瀬さんという元防衛大学の先生ですね、「集団的自衛権」という著書も書かれています。この方、何と...全文を見る
○筆坂秀世君 ですから、憲法の枠内で本当にできることに徹するべきなんですよ。  集団的自衛権の行使というのは何かといえば、これは武力行使なんです。国連憲章二条四項で武力行使というのは禁止されているんです。例外措置として個別的自衛権、集団的自衛権というのが国連憲章五十一条で決めら...全文を見る
○筆坂秀世君 種類については要請はあったんですが、量についてとかあるいは輸送手段について決めは、要請はなかったんじゃないですか。
○筆坂秀世君 それぞれの量はどうなっていますか。
○筆坂秀世君 自衛隊員は何人行きましたか。
○筆坂秀世君 結局、自衛隊員一人当たり、テント約二張り、毛布一・五枚、スリーピングマットは七人で一枚ということなんですね。  私たち、国連難民高等弁務官事務所の日本・韓国地域事務所にお尋ねをしました。広報担当の方から回答をいただきました。こうおっしゃっています。要請した物資はC...全文を見る
○筆坂秀世君 じゃ聞きますが、同じ時期に中国や韓国やイギリスも国連難民高等弁務官事務所からの要請を受けています。中国、韓国、イギリスはどういうふうに運びましたか。
○筆坂秀世君 あのね、韓国も中国も民間機ですよ。イギリスにも私は「しんぶん赤旗」の特派員を使って調べてもらいました。イギリスも二回とも民間機で運んだという回答でした。一回、一機で、ジャンボ機で八十六トン運んでいますよ。日本はC130一機六トンですよ。はるかにたくさんの量を、そして...全文を見る
○筆坂秀世君 これは、朝日新聞を読んでいましたら、航空自衛隊の幹部は、民間機が運航しているところにC130を飛ばす必要はない、ショー・ザ・フラッグだから仕方がないのでしょうと。毎日新聞によれば、やはり自衛隊の幹部の方が、結局、旗を見せるには一番自衛隊が効果的、我々は便利な道具なん...全文を見る
○筆坂秀世君 今、法制局長官がお答えになりました。  ということは、官房長官に伺いますけれども、つまり、米軍の行動というのは必ずテロの脅威の除去を目的としたものだという大前提でこの法律はできている、したがって日本が断ることはない、すべて協力するというのがいわば大前提の法律だと、...全文を見る
○筆坂秀世君 主体的に決めるというふうにおっしゃるんですが、つまり、断ることは、主体的に判断してこれはできませんよと、幾らアメリカの軍事行動でもこれは支援できませんよということもあり得るということなんですか。
○筆坂秀世君 そうしますと、例えばアメリカの、これは国際的にも今問題になっていますけれども、ジョン・ネグロポンテ国連大使は八日、国連安保理事会に対して、アフガニスタン以外の国にも軍事攻撃を加える可能性があるということを報告しています。これは国連安保理での正式の発言ですから、大変重...全文を見る
○筆坂秀世君 では、イラク、スーダンなどへの攻撃拡大という話が、しかし現に出ている、アメリカの高官から出ている。国連安保理ではそういうこともあり得ると、こういうアメリカの発言に対して日本政府はどういう考えなんですか。
○筆坂秀世君 総理、そういう答弁を聞いているんじゃないんです。スーダンやイラクへの攻撃拡大になったときに、あるいはそういうことを現にアメリカは言っている、これについて総理はどう考えているのか、日本政府はどう対応するのかということを聞いているんです。
○筆坂秀世君 これは非常に重大です。その時点でどういう協力、協力しないとは言わないんです、協力はするけれどもその中身ということでしょう、総理がおっしゃっているのは。つまり、イラク、スーダンに攻撃を拡大しても、日本政府は、小泉内閣はできる協力はやっていくという立場、これはもう非常に...全文を見る
○筆坂秀世君 よく聞いていますよ。
○筆坂秀世君 総理、法律というのは将来起こり得ることに対してつくるんですよ。当然、ある仮定が全部前提ですよ、過去に起こったことのために法律をつくるんじゃないんですから。  ですから、総理は、さっき、しかもそうおっしゃらなかったんです。どういう協力をするかその時点で考えるとおっし...全文を見る
○筆坂秀世君 テロの脅威には屈服しちゃいけないなんて、だれもそれは否定しない、当たり前の話、そんなことは。  NATO諸国だって全部違うでしょう。NATO諸国、一緒じゃないでしょうが。日本と同じ、あるいは日本よりも支援しないところだってNATO諸国の中にはありますよ。だから、N...全文を見る
○筆坂秀世君 それは攻撃開始するというだけでしょう。軍事作戦の詳細な中身について事前に説明があるわけじゃないでしょう。
○筆坂秀世君 だから、非常にはっきりしてきましたよ。要するに軍事作戦にも、知らなくたって、アメリカがやればついていくということじゃありませんか、あなた方の立場は。  しかし、アメリカがどういう選択肢を持っているんですか。大変な選択肢を持っていますよ。規模について言ったって、今言...全文を見る
○筆坂秀世君 それは手段と選択肢と、実際に持っている手段がたくさんあるのと何選択するのは、これは別の話です。しかし、すべての問題を排除したことはないと言っている、核兵器だって。  ですから、私は、この法律というのが衆議院でも地域無限定ということが明らかになった。きょうのこの議論...全文を見る
11月27日第153回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○筆坂秀世君 今、少し出ましたけれども、川辺川ダムについて伺います。  あす球磨川漁協の臨時総会があるんですけれども、それをめぐって地元では大問題になっています。中でも大きな問題になっているのがダム建設容認派によるなりふり構わぬ多数派工作、これが大変問題になっている。私も先日現...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、五千円出してその組合員の意思を曲げる、あるいは仕事を通じて圧力をかけるというふうなことは組合員の自由な意思を損なうわけですから、自由な意思の表明を損なうわけですから、これは当然あってはならないことだということでしょう。
○筆坂秀世君 だから、一般論として見た場合に、そういう五千円、幾ら金を配っても構わないと。だって金配るのに、意思曲げるために金配るんですよ。意思どおりだったら金なんか何で配る必要がありますか。当たり前じゃないですか。だからあってはならないことでしょう、それは。
○筆坂秀世君 協同組合法上問題になるかならないか、そんなことを聞いているんじゃないの。そういうことが堂々とまかり通ったって水産庁は構わない、幾ら金配って多数派工作をやっても構わないと。じゃ、構わないという立場なの。そうじゃないでしょうが。どうなんですか。
○筆坂秀世君 なかなかはっきり言わないんだけれども。だって、聞いてみると、これを書いた人、白紙で出しているんです。書面議決書に書いているのは名前と住所だけなの。それで第一議案にどうするか、第二議案にどうするか、白紙なの。  そういう事実があれば、それはとても自由な意思が表明され...全文を見る
○筆坂秀世君 だから、一般論で答えればいいじゃない、あなた方は法律だって運用しているんだから。何で一般論で言えないの。具体論も言えない、一般論も言えないといったら、何にも言えないのと一緒じゃないの、それじゃ。
○筆坂秀世君 当然ですよね。  次に、この書面議決書について。書面議決書に、組合の公印入りの用紙でなければならないという通知が執行部から出ているんですよ。これはばかな話だと思うんですね。書面議決書を受け取るのは組合執行部の方でしょう。執行部の方が先に判こついてどうするんですか、...全文を見る
○筆坂秀世君 水産庁は七二年、もう約三十年前ですけれども、九月二十二日付で漁政部長通知というのを出しています。漁業補償契約の締結に当たっては、組合は関係する組合員全員の同意をとって臨むよう指導されたいというふうにこの漁政部長通知では言っていますね。  具体的に、どう組合員全員の...全文を見る
○筆坂秀世君 これだけ問題が出てきているわけね。つまり、五千円配ったり、仕事を通じて圧力をかけたり、あるいは有効か無効か関係ないことを、あたかも判こがあれば有効で、なければ無効であるというふうなことも、こんな間違った通知も組合員に対してされておると。  こういう事実を見れば、水...全文を見る
○筆坂秀世君 もう時間が参りましたので終わりたいと思うんですが、漁業権補償というのは大変大事なものですよね。だから組合員三分の二以上の賛成による特別決議も必要だと。さっきの漁政部長通知では、契約締結には関係組合員全員の同意が必要だということも通知されている。したがって、そこに不正...全文を見る
○筆坂秀世君 終わります。