古川太三郎

ふるかわたさぶろう



当選回数回

古川太三郎の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第120回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○古川太三郎君 バランスのとれたエネルギー政策という言葉をよく聞くんですけれども、石炭の比率はどのぐらいになっているのか、長官にまずお伺いします。
○古川太三郎君 はい。
○古川太三郎君 どのぐらいの比率を維持されているんですか、考えられているんですか、他のエネルギーとの比較で。
○古川太三郎君 石炭の使用量が二八%の比率を占めているということであれば、相当エネルギーの問題としては大きな問題だ。その中で確かにコストの問題はあるとしても、日本産の石炭は非常に少ないものになってしまう。こういったことは、確かに今まではエネルギーが安かったということだから産業は伸...全文を見る
○古川太三郎君 需要量というのはその二八%のという形でのですか。それとも日本の石炭だけのことを言っておられるんですか。
○古川太三郎君 それでは石炭の使用量から考えれば三日分ぐらいのものですか。そう考えていいんですか。
○古川太三郎君 今石炭も相当見直され、例えば先ほどお話ありましたようにガス化とか液化あるいは水素化、こういったもので見直しをしていかなきゃならぬ、またそれが可能だというようなところまできている。したがってその石炭技術の保存ということも考えていかなきゃならぬ。そういうことから石炭を...全文を見る
○古川太三郎君 電力の一%の値上がりで済むわけですか。そういうように考えていいんですか。
○古川太三郎君 大臣にお伺いしますが、現在の石炭の生産量、これ以上減少しないというようなお考えがあるかどうか、そのことだけお聞きしまして、終わりたいと思います。
02月27日第120回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
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○古川太三郎君 きょう各参考人の方々の御意見を聞いておりますと、エネルギーというのは限りなく無限定性なものがたくさんある、あるいはまた限りなく低コストに近づく、また無公害、安全性、こういったものが本当に達成されれば、これは夢のような話なんですけれども、経済はおろか政治まで変わって...全文を見る
○古川太三郎君 もしあるとすれば、エネルギー効率の問題として十分に討議していただきたい、こういう希望を持っています。  いま一つ、岩崎参考人にお聞きしたいんですが、新エネの開発、NEDOですけれども、これが政府の予算では新エネ開発には六百七十四億円、これはほかのことを考えますと...全文を見る
○古川太三郎君 そのことについてはできるだけ努力するように………
○古川太三郎君 高木参考人にお聞きしたいのですが、私は福井県の小浜なんですけれども、そういう意味で近くで非常に今度は福井県そのものが何といいますか、イラクだとかクウェートと同じぐらいに有名になってしまって困っているんですけれども。  いただきました参考資料の十一のところですが、...全文を見る
○古川太三郎君 そういうことの比較をなさりたわけではないですね。
○古川太三郎君 そうおっしゃいますけれども、これから比較をしますと情報公開が一番おくれている国も日本じゃないかなと、こう思うわけなんですね。そういう意味で、原子力の本当に安全性について学者の方が政府機関で議論なさっていると、そういうような議論の中身までやっぱり公開できるような情報...全文を見る
○古川太三郎君 今立地の問題が出ましたのでちょっと思い出したんですが、過疎地ばかりじゃなくて、今、大深度地下鉄が通ってもいいというぐらいに地下を掘る技術も十分だというようなことで、東京のど真ん中に、東京湾でもいいですが、百メーターぐらいの下に原電を持ってくるとかいうようなお考え方...全文を見る
○古川太三郎君 ありがとうございました。
03月06日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○古川太三郎君 九十億ドルが戦費かどうか、あるいは憲法に違反するんではないかとか、あるいはこのお金がGCCに行けば憲法違反のにおいがなくなってきれいなものになるんだとか、いろいろ議論は尽くされております。私の持ち時間は三十分でございますので、その議論をしたいところでございますけれ...全文を見る
○古川太三郎君 一兆一千七百億円というこのお金を初めは増税で賄うということで考えていたとおっしゃいましたが、今この金額あるいは支出すること自体が国民の中で大きく分かれていることも御存じだと思います。これが憲法違反だとか、いやそれはいけないとか、議論が相当分かれておる。そういう分か...全文を見る
○古川太三郎君 法人税の増税ですけれども、税額で三百万という控除額がある。そういうことになりますと、大体大きな法人あるいは相当もうかっているところでなければそれはなかなか入ってこない。そういった大きな法人であれば消費の価格にも転嫁し得る能力を持っておる、こういうことも事実であろう...全文を見る
○古川太三郎君 増税で賄うということは、これはちょっと例えが悪いかもしれませんけれども、酒飲みの亭主がつき合い費をもう少しくれと女房に言いましたら、つき合い費をそんなにたくさん使ってもらっては困る、自分でアルバイトしなさいと言われて、亭主が、じゃあおまえアルバイトでもしてそのつき...全文を見る
○古川太三郎君 そういうことで、歳出を平成二年度で政府は三百六十六億円の修正、そして三年度で二千十七億円、三年度以降が九百九十二億、そういう努力はわかります。  しかし、税外収入を持ってこられた意味、きのう村田委員が質問しておりましたけれども、まず中央競馬会納付金、平成二年度の...全文を見る
○古川太三郎君 今度の補正第2号は、緊急もさることながら、やむを得ずお出しになったことだと思うんです。そういった中で、いま既に競馬会の第二国庫納付金の分が九百億も余りがあるとおっしゃるなら、それをまずつぎ込むべきじゃないですか。少々時間が足らなかったというようなお話ですけれども、...全文を見る
○古川太三郎君 そのときには第二国庫納付金はゼロだと考えられていたんですか。あくまでも全部見込みでしょう。
○古川太三郎君 こういった剰余金、これは余った場合にはどこに入れるべきものなんですか。そのままにしておくものですか、それとも次の予算のときにそっくり計上するものなんですか、あるいは競馬会でまだ何かいろいろと仕事があるからということでそこに置いておくものですか。
○古川太三郎君 時間がないので次に進みますけれども、そういう剰余金という形になって次の自然増収になるようなことではなかなか皆さんは同意できないんじゃないか、これはもう政府の隠し財源みたいな形になってしまいますから。せっかく補正で出されたんならば、大体その辺の見込みができるんですか...全文を見る
○古川太三郎君 財源が足らないときには、今おっしゃったような事情でないときにでも一般会計に入れていらっしゃったのじゃないですか。過去五十七年から六十三年までは、そのようになさってきたんでしょう。ならば、今の理屈は合わないと思うんですけれども、いかがですか。
○古川太三郎君 私が問題にしているのは、そういったことよりも、いざというときに幾らでも手品のようにお金が根拠なしに出てくる、こういうお金を置いておくことこそ財政の民主化にとっては非常に遠いものだという気持ちで質問したことだけは覚えておいていただきたい。  これは一年限りのことで...全文を見る
○古川太三郎君 私は、連合参議院を代表して、この財源確保にかかわる法案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、本補正予算に計上されている湾岸平和基金拠出金九十億ドルが多国籍軍支援のための戦費にほかならないことであります。こうした戦費を出すことは憲法違反で...全文を見る
03月26日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○古川太三郎君 先ほども峯山委員からの御指摘がありましたように、賃貸の方に向かっての税制上の優遇措置も余りないし、また財政的な方策も余り講じられていないというような中で、住宅取得促進税制は余りにも優遇をし過ぎているんじゃないかという気持ちがありますので、その点についてお聞きしたい...全文を見る
○古川太三郎君 この政策を進めていきますと、なおなお土地の値上がりをむしろ促進するのではないか。確かに家を取得するということは内需効果も含めて大事なことかもしれませんけれども、本当に取得しなければならないような状態に追い込んでのこういう政策であっては決して前向きなものではないわけ...全文を見る
○古川太三郎君 最後に、家を建てる人、供給する方じゃなくて、賃貸する側の人、この人たちに税制的な優遇を考えられる余地があるのかどうか。先ほどの所得控除制度ですか、それが税制上少々無理だとすれば、財政的にこれならば、今度二十五万まで最高できるとすれば約月二万円ぐらいの補助になるんで...全文を見る
○古川太三郎君 欧州復興開発銀行についてお尋ねします。  今、世界はグローバル時代、こう言われております。そういう中でグローバルに物を解決しなければならないというのが山積しておる。そういうところで気がかりなのは、ブロック経済化が進められておるそういう中でこの欧州の開発といったも...全文を見る
○古川太三郎君 地域開発金融機関の役割分担というのは一体どういうような仕組みになっているのかいま一つわからないんですけれども、IMFとか世界銀行がある中でこういう銀行をつくらなきゃならぬという理由ですね。
○古川太三郎君 何か聞きますところによると、最初は百五十億ECUの資本金で出発するというのが百億になったということですけれども、もしそういうことであり大切なものであれば、しかもソ連も含むということになれば、資本金として非常に小さいのではないかという気持ちもするんですけれども、その...全文を見る
○古川太三郎君 関税のことについてお伺いします。  先ほど申しましたように、一つの大きな世界をつくっていくという意味から関税の撤廃というのが本当は第一に考えなきゃならぬことでございましょうけれども、その中での産業の育成ということもありますが、消費者あるいは生活者の考え方からもっ...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○古川太三郎君 二つのことについてお聞きしたいと思うんですが、まずその一つは、あした、四月十日になりますので、天皇御即位記念金貨の発行があるということです。昭和天皇御在位六十年記念のときには一千百万枚発行しましたが、今度は、当初は三百五十万枚という予定でしたけれども、実際は二百万...全文を見る
○古川太三郎君 時間がないので簡単に答えていただければ結構です。  二百万枚の鋳造益はどのぐらいになるのか、益と言っては何ですけれども、これが一般会計に組み入れられる金額はどのぐらいになるか、あるいはまたそれが何年度に組み入れられるのか、このことをお聞きしたい。
○古川太三郎君 六十年御在位の環流枚数が昨年五月末現在では二百七十万枚、こう言われておったんですけれども、現在はどのぐらいふえたのか、またこれは二度と通用しない環流通貨ですけれども、その処分はどうされたのか、お聞きします。
○古川太三郎君 三百十五万枚というのはまだまだふえる可能性もあるというわけですね。  そこで、大臣にお聞きしたいんですが、今後の記念貨幣発行のあり方について、こういった強制通用力を持った法定通貨、しかも大変な高額額面、そういう高額額面で発行しながら実際には流通を予定していない貨...全文を見る
○古川太三郎君 こういったことを議論しても時間がございませんが、しかしいずれにしても前は一千百万枚、今度は二百万枚というように少なくなったというのは、せっかく国民に持ちたいという希望があってもそれができなかったという意味は、私はやっぱり金の価値と額面に差がある限り偽造の危険性があ...全文を見る
○古川太三郎君 まあ三兆七千億ぐらいの増税分になると思うんですけれども、これは当初予算額でですが、そのうち約一兆八千億円が金利とかそういったものだと。でも、そうだとしても約二兆円弱の増税になっていることは確かなんで、やっぱりサラリーマンの減税をもう一度考えてみるということを強く要...全文を見る
04月18日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○古川太三郎君 国民金融公庫法の一部改正案について若干お聞きします。  先ほども和田委員からお聞きになったところでございますけれども、国民金融公庫が教育を受ける人にお金を貸すという発想は、本当に教育を受ける人のためを思ってこういった制度をつくられたのか、あるいはまたこの事業を大...全文を見る
○古川太三郎君 先ほどのお話ですと、保証基金の保証で借りている人が七四%もあるというようなお話です。そしてまた、それに保証料を上乗せすると九・七%というのは非常に高い。こういった高い金利で教育という観念が入ってくるのかどうか。こういう高い金利であれば、私は、仮に借りることができて...全文を見る
○古川太三郎君 このことについて余り議論をしている時間もございませんけれども、こういうお金の貸し方ではなくて、奨学金制度で憲法で保障されている教育を受ける権利というものを本当に充実させるためなら、こんな一〇%に近い金利で貸すということは国そのものが非常に恥ずかしいと私は思うんで、...全文を見る
○古川太三郎君 時間がないようですけれども、一言だけ申し上げて終わりたいと思います。  輸出入銀行のことでございましたけれども、融資の対象に原料、材料等というような形から設備まで含めたということからロッキード事件がちょうどその時期に起きているというような懸念もございますので、こ...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○古川太三郎君 大体この問題については、重複を避けたいと思いますけれども、この地価税ができましても地価の安定ということについてはなかなか難しいというのが今までの議論のようでございました。  最初に、国民が期待した税率から非常に低くなり、思わぬ税率になってしまったが、地価税法をつ...全文を見る
○古川太三郎君 今までは固定資産の評価に関しては、しつこくといいますか、その目的とか性格が違うから保有の関係での税金という考え方じゃなくて、それだけに土地政策上の役割を期待することは困難だというようにされておりました。それもそのはずで、この固定資産税というのはシャウプ勧告以来、資...全文を見る
○古川太三郎君 七割というのはまだ決めてないとおっしゃったんですが、そうですか。七割を目標にするということはもうみんな知っている公知の事実なんですけれども、それはまだ決めていませんか。
○古川太三郎君 固定資産税の本当の目的からすれば言われるように地価公示価格と連動しなくてもいいんじゃないかと思うんですが、なぜ今になって連動されるようになったのか、そのことを聞きたいんです。
○古川太三郎君 この地価税と固定資産税というのは別個の税体系ですね。それは何も二階建てじゃなくて別棟だと言われるように、全く別の考え方をしていいんじゃないか、このように理解していたんですが、今のように七〇%まで上げなきゃならぬとか上げると言ってきますと、この地価税が八〇%まで、公...全文を見る
○古川太三郎君 税制調査会の提出資料によりますと、日本の資産保有税収というのが六兆一千五百七十億円というようになっていまして、土地の総額が千八百四十二兆円、資産保有税収との比率が〇・三%、アメリカではその比率が三・七だというように書かれております。いかにもアメリカに比べて資産保有...全文を見る
○古川太三郎君 今までの税制協議会での話によりますと、所得、消費、そして資産、これにバランスよく課税するんだということをさんざん耳にたこができるぐらい聞かされておりますけれども、先ほどのOECDの分類によりましても資産課税というのはまさに平成三年度で八・一%、このように保有に対し...全文を見る
○古川太三郎君 分類としてはそういった資産所得課税を資産課税に入れるというのが少々無理なように思うので、私はOECDのような分類でやってもらいたい。  ところで、固定資産税なんですけれども、日本全体でどのぐらいの税収が上がっているのかお聞かせいただけませんか。
○古川太三郎君 保有税としては、固定資産税を保有税と言うのは若干無理があるかもしれませんけれども、保有しているというだけの形で税金を取られているのは固定資産税と都市計画税、そういったものだけですね。それに間違いないですね。
○古川太三郎君 それを含めてどのぐらいになりますか。何兆円ぐらいになりますか。
○古川太三郎君 いずれにしても、保有にかかる税金というのは三兆四千億ぐらいのものですね。 先ほども、日本の土地の総額が千八百兆円ですか、これは国の所有とか公共資産とかいろいろあるでしょうけれども、それにしても千八百兆円という資産の中でわずか三兆か三兆四千億円というぐらいの税金、こ...全文を見る
○古川太三郎君 それはもう納税者の負担というのは、勤労者だって物すごい負担しているんですよね。千八百兆円に対して三兆四千億というのはどのぐらいの比率ですか。国民所得から見て、勤労者の所得税というのは今物すごく比率が高いでしょう。そういったところから見れば、働く者が非常に税率が高く...全文を見る
○古川太三郎君 そのことに関連して自治省にお尋ねしますけれども、とにかく固定資産税が今までは非常に安い、こう言われておりました。これは相当前の資料ですけれども、三十六年前の固定資産税収の市町村税収全体に占める割合が四七%、それが平成二年度には三二%、こんなに下がっているわけなんで...全文を見る
04月24日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○古川太三郎君 掃海艇の海外派遣ばかりで相当頭もお疲れだろうと思いますから、本論に戻って、地価税のことについてお聞きします。  この五月の二十日ごろから日米構造協議のフォローアップ協議会が恐らくあると思いますが、そういうところからも、この〇・三%という税率は非常に低いという声も...全文を見る
○古川太三郎君 私の持ち時間というのは九分しかないんです。ですから、本当に端的に答えていただいて結構なんです。総理の決意だけを私は聞いているんで、そのほかの説明は省いていただきたいと思います。  路線価と言われるものが時価のどのぐらいまでいくかによって、地価税の〇・三%が非常に...全文を見る
○古川太三郎君 しっかりやってもらうのは結構ですが、総理は大体何割ぐらいのところまで持っていけばこの法律が実効性があるものになるんだというふうにお考えか、お聞きしたいんです。
○古川太三郎君 それでは、質問を変えます。  公示価格とか相続税の評価額とかあるいは固定資産の評価額、こういった評価額は、国土庁とか国税庁あるいは地方自治体、こういったもろもろのところで決めておるわけなんですね。そういったものの決め方が、いろいろ法律によって趣旨とか目的が違いま...全文を見る
05月08日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
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○古川太三郎君 銀行局に対しては大変失礼な質問かもしれませんけれども、最近、銀行の不祥事が相当発覚しておりますね。先ほど峯山委員の指摘されたとおりの事実もたくさん私たちは見てきてもおるわけなんです。そういう中で、なおノンバンクについて銀行局がその調査までする能力があるんですか。能...全文を見る
○古川太三郎君 先ほどからの議論にもありますけれども、権限だけはあるけれどもなかなかそれを実行しないというようなことになりますと、それは余り意味がないどころか、非常に悪い結果になっていくような方向にもなるわけなんです。  そこで提案者にお聞きしますけれども、先ほどからの議論を踏...全文を見る
○古川太三郎君 また銀行局にお聞きしますけれども、不動産の値上がりというものについては、ノンバンクまで手を広げなくても、銀行だけを調査していて十分につかめただろうと私は思うんです。さっきは親銀行とかいうような形の話になっていましたけれども、これはそういう親子関係がなくても相当多く...全文を見る
○古川太三郎君 時間もなくなりましたので最後に要望だけ申し上げますけれども、やはりこういう役所の権限が多くなっていくということに対しては相当歯どめが必要だと思うんです。そういう意味から、この権限を行使された結果についてのオープンな報告、そういったものの整備をしていただきたい。これ...全文を見る
08月02日第120回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第1号
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○古川太三郎君 証人喚問とかあるいは資料の提出を待って損失補てんについての議論をもっと深めたいという気持ちでおることをまず最初に申し添えておきます。  私も時間が限られておりますので、きょうは株式の損失補てんでなくて別の角度から証券会社の不祥事件を問題として提起してみたいと思い...全文を見る
○古川太三郎君 五十二年に法改正があって、六十二年度までに五%以下にしなきゃならぬということでございますから、恐らく毎年その状況の報告があったんだろうと私はそう思うんですけれども、その報告があって、六十二年になって、さあ五%切りましたよという場合に、何らかの調査はなさるのかどうか...全文を見る
○古川太三郎君 先ほど申し上げた新聞には、とにかく時価五万円のものが千円で関連会社に譲渡されている。しかも譲渡された条件は、他に転売を禁止するという条件まで書いて譲渡されているわけですね。株であるならば時価で売買されるのが常識なんで、市場原理が働いているならばそうあるべきだと思う...全文を見る
○古川太三郎君 今のような答えでは国民は納得しないので、五%を持っているとかどうかじゃなくて、事実上五%以上の支配をしちゃいけないというのが法の趣旨なんでしょう。そうじゃないですか。  ということは、その株をまさかの五十分の一で譲渡して、しかも譲渡制限をつけているんです。この事...全文を見る
○古川太三郎君 五%というのは確かに法律には書いてありますけれども、その趣旨は、そういう支配を及ぼしちゃいけないという趣旨だと思うんです。今の答弁のようなことを聞いていますと、五%を持っているかどうか、そういう事実を確認しなきゃだめだと。それは確かにそうなんですけれども、手早く野...全文を見る
○古川太三郎君 今の私の譲渡制限ということと、五十分の一とかあるいは八十分の一、こういった非常に安い価格で譲渡している、こういった事実そのものが五%制限、要するに株を持っていないと認定されますか。もしそれが事実だとすればどうですか。
○古川太三郎君 こればかりを余り言っても仕方ないんですけれども、会社としてはこれは譲渡を受けたんだという形で、五十分の四十九、それから八十分の七十九の利益の差額を譲渡利益として計上したようですけれども、しかしそれは国税局の指摘を受けてしたわけなんですね。事実だと思います。それはも...全文を見る
○古川太三郎君 五%はもういいですから、それはやめましょうよ。  問題は、そういう制限つきで、しかも安い金額で渡したということが譲渡と言えるかどうかを聞いているんです。いかがですか。
○古川太三郎君 では、所有しているということはどういう意味ですか。私が聞いているのは、先ほど申し上げた安い価格で、もうむちゃくちゃ安いんですよ。しかも譲渡制限しているんです。それは譲渡と言えないんじゃないか。また、譲渡した方も預けたんだと言っているんですよ。それは譲渡という概念に...全文を見る
○古川太三郎君 少し進みましたけれども、そこで、国税局はこれは譲渡にしなさいということで、そのときに譲渡益を出したわけなんです。しかし、それまでは独禁法違反。国税局に税金払ったからその独禁法違反がなくなるというようなことはないでしょうね。
○古川太三郎君 ありがとうございました。そこまで聞いておけば安心しておれます。どうかひとつ頑張って調査を続行してください。なるべくそういうかみつかない番犬なんて言われないようにしていただきたいと思います。  ところで、もう時間も来ましたので、大蔵大臣に二つだけ提言といいますか、...全文を見る
09月04日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第4号
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○古川太三郎君 損失補てん一点に絞ってお聞きします。  平成元年十二月二十六日に出された大蔵証券局通達には、証券会社にとっては二つの大きな問題があったと思います。  一つは、証券取引法五十条に言う法律上の禁止行為である損失保証による勧誘は無論のこと、事後的な損失の補てんも厳に...全文を見る
○古川太三郎君 それでは、三月の専務会あるいはまたいつだかわかりませんが、法務部門でこの大蔵省の通達が法律の根拠のない通達や行政指導だから、これに従わないでもいいんじゃないかというような議論がその場で行われたかどうかをお聞きしたいんですが。
○古川太三郎君 それでは、この十二月の通達を受ける前、営業特金をやめたいというように証人はお考えだったですか。
○古川太三郎君 通達を受けて、これは助かったと思ったですか。
○古川太三郎君 連合参議院の古川でございます。  まず、損失補てんに限ってお聞きします。  お客さんから損失補てんの要求があったところもあるわけなんでしょう。ないところもあるわけなんですか、どうなんですか。
○古川太三郎君 補てんの要求もないのにどうして補てんをしなけりゃならぬというふうに考えられたですか。
○古川太三郎君 証券会社の方で決めたと、こういうことなんですが、ならばそれほど相手が要求しないのにそういったことまで決めるんですから、逆にこれこれこういうわけでこのとおりこういう方法で何日に幾らくらい補てんしましたというようなことは、やっぱり相手に告げたいんですか。
○古川太三郎君 そういうあらしで非常に皆さんがかっかとしている、そういうときこそ、いつこれだけこういう方法で補てんしましたよと、これはもう言うのは当然じゃないですか。それも言わずに、何も言わずに相手方の口座にお金だけを振り込んでおくとか、あるいは株式の売買とか先物をやってその差額...全文を見る
○古川太三郎君 それは言われたんですか。
○古川太三郎君 トップの者まで行っているとは私は聞いてないんでね。相手方の担当者に、これこれこれぐらいの金額は補てんしましたと、相手方もこれだけの、何といいますか、私は利息と考えているんですけれども、これくらいの利息で回るようにという一任勘定されていたと思うんですね。それで、じゃ...全文を見る
○古川太三郎君 大蔵省の通達を受けましたね。それで野村証券の前会長さんは、ああよかったと、助かったというような感想を述べられているんですがね。  証人はあの通達を見て、先ほどから聞いていますと、もう営業特金はどんどん縮小していかなきゃならぬと、これは大変なことになると。大和証券...全文を見る
09月25日第121回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○古川太三郎君 我が国のエネルギー供給構造、こういった中での国内炭の役割について、まず通産大臣に御意見をお伺いしたいと思います。
○古川太三郎君 今まで国内炭が非常に減少してきた。そして需要の十分の一以下になっている。これからもなおまた今までの話を聞いておりますと下がっていくような感じがする。その十分の一以下の形で、今おっしゃったようになおかつ段階的に縮小するというようなことであるならば、先ほど大臣が国内炭...全文を見る
○古川太三郎君 その意味はよくおかるんですけれども、先ほどからの話を聞いておりますと、国内炭はもう安楽死するような方向に向いている。こういったことで技術の向上というのがあり得るのかどうか、ましてや海外にまでその技術を援助するとかいうことが言えるのかどうか、ここら辺はどうなんですか...全文を見る
○古川太三郎君 生産技術だけじゃなくて、今石炭の利用の面においてもいろいろと問題が起こっております。その技術開発について我が国は非常にすぐれたものを持っているというように言われておりますけれども、こういったことについての現状はどうなんでしょうか。
○古川太三郎君 今聞いておりますと、非常にそういう技術面で日本はすぐれていると。せっかくそこまでの高度な技術を持ちながら、単に価格の差だけで国内炭の減少を黙視する、黙認するというような政策は日本のエネルギー政策として誤った方向ではないか、こう考えることもできるんですけれども、大臣...全文を見る
09月26日第121回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○古川太三郎君 我が国は、世界の人口で二%、GNPは一三%もある。特にアジアの中で見れば、非常にGNPがダントツである。韓国、中国、台湾、ベトナム、そういったアジア地域を含めても日本のGNPの方が大きい。こういうことでありますと、いろいろの問題が出てくるだろう。現に出てきておりま...全文を見る
○古川太三郎君 大臣のおっしゃる気持ちから見ても、私は、今日本がこういう大きな経済大国になったと、それが本当に経済援助だけでいいものかどうか、これは大きな問題だと思うんですが、むしろ、少なくともアジアの中でGNPを日本が配分するような経済構造というものを考えていただきたい、こうい...全文を見る
○古川太三郎君 きょうの読売新聞に出ていたことなんですけれども、日本の国民の多くが、四人に三人が環境問題に最も関心がある、そして十人に六人が環境保全のためなら生活水準を十年以上前のレベルに落とすのもやむを得ない、こういうような世論調査が出ておるようです。私もこれには同感をしますけ...全文を見る
○古川太三郎君 大臣の御意見がそういうことであれば非常に安心でございます。  今度は具体的な問題になってきますけれども、今までのGNPの成長、こういったことを考えますと、非常に大量消費社会というものをつくり出してきたことは事実でございます。  そこで、今非常に身近な問題ですが...全文を見る
○古川太三郎君 リサイクル法で、生産、流通、それから消費、処分というところから、川上に上がるような形で方向は転換されてはきておりますけれども、せっかくそのような方向の転換でありながら、今度の廃棄物処理施設の緊急措置法とか清掃に関する法律というふうなものを見てみますと、各自があるい...全文を見る
○古川太三郎君 今、国土が狭いとか、あるいは都会だから、田舎の方にそういった処分場をつくれというような発想は、これは先ほどの生産、流通、消費、処分というところの川下だけの議論で、まあ日本は確かに国土は狭いです。しかし、そういった発想をすれば、今度は、日本の国土は狭いから国外へ捨て...全文を見る
○古川太三郎君 自分の地域のものは自分の地域内で処分するのが原則だということが広域処分に転換していきますと、これはどうしても歯どめが効かなくなる。捨てられる方にすれば、これは嫌だと言う、拒否するむしろ権限がないわけなんですね。それは、いろいろと環境の問題だとか、あるいは一定の基準...全文を見る
○古川太三郎君 具体的に申しますと、私は福井県の出身でございます。それで、今もう日本じゅうで有名になりましたけれども、ごみの最終の廃棄場ができました。それで東京とか関西からどんどんとごみが入ってまいります。それが捨てる方の姿が全然見えない。捨ててもいいよという契約もせずに、確認も...全文を見る
○古川太三郎君 合意がない場合には、それは不法投棄というような概念ができますか。
○古川太三郎君 私が聞いているのは、その確約書をつくるように行政指導なさるでしょうけれども、しかしそれは、もう行政指導というのは証券町題でもはっきりしましたように、なかなか業者もそういったことは破ってくる。これはもう裁判でも、宇都宮の裁判所でしたか、ありましたね。もう判例も出てい...全文を見る
○古川太三郎君 時間もないですので、今ごみの適正な処理のコストというものをやはり企業にしっかりと植えつけなきゃならぬ、私はそう思うんです。そういう中でも、デポジット制度とかいうものが導入されていない現状でございますから、これから通産省として、企業にどういう姿勢で、これはそういう行...全文を見る
○古川太三郎君 最後になりますが、四月に成立しました再生資源利用促進法、これはもう半年以内に施行されることになりますけれども、省令、政令、こういった準備はどのくらい進んでいるのか、あるいはまたその内容がどのようなものであるのか、それをお伺いして終わりたいと思います。
09月27日第121回国会 参議院 厚生委員会,地方行政委員会,商工委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号
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○古川太三郎君 連合参議院の古川でございます。  このもとになる法律は七〇年に制定されました。その制定された基本は、自区内で処理するというのが私は大きな原則だった、こう思っております。今度の改正案では、広域で処分ができるという形で、それをむしろ推進するような方向になっている、こ...全文を見る
○古川太三郎君 この改正案に関して、ごみを搬出する方に対しての厳しい規制はなるほどわかるんですが、搬入される側の同意とか、そういったものが本当にないわけです。それを条件とはしていないんです。ある意味で総理府とか厚生省令なんかのある程度の基準は確かにつくられておりますけれども、搬入...全文を見る
○古川太三郎君 「調和を保つよう努めなければならない。」と六条に書いてはあります。しかし、これは何ら法的根拠がないわけなんです。保つことをやめた人はどうなるのか、それを不法投棄というのかどうか。相手方が、受け入れ側が、おれは嫌だ、あなたのところはもう十分に自分のところで処理できる...全文を見る
○古川太三郎君 では、こういったことをやりとりしていてももうしょうがないですが、外へ向かって捨てていくという考え方、これは日本からまた外へ向かって捨てていくという考え方に通ずるわけなんですけれども、そういった考え方が許されるとお思いですか。それともそれはやはりいけないんだ、こう思...全文を見る
○古川太三郎君 バーゼル条約は有害物、こういったことの限定はあるかしれません。しかし、ごみを自分のところに持ってこられるというのは、危険とかそういったものだけじゃなくて、不愉快さというのがあるんです。そういったものは安全だから仕方ないだろうというように聞こえるのですけれども、受け...全文を見る
○古川太三郎君 そうすれば自治体は、受け入れ側の自治体の同意を得ない場合、これは十六条の違反ということで二十七条二号で処罰されると考えでいいですか。
○古川太三郎君 「みだりに」というのは、相手方の同意も得ないでという趣旨にも考えられるんです。これは一般廃棄物のことを言っているんです。産業廃棄物の中の危険物については、これはほかの部分で処理されておりますけれども、一般廃棄物で、そして「何人も、みだりに」と、こうなれば、相手方の...全文を見る
○古川太三郎君 時間がございませんので次に行きますけれども、設置の場合に、ある程度の基準を満たせば許可をしなければならぬというのが原則でございましょう。いや、もう一つこれは上限アップしたいと、設置することを管理する自治体が議会の同意を得るというような条件をつけることはできますかど...全文を見る
○古川太三郎君 こういった自治体の議会の議決を経るというような条件をつければ、割とまたそういう処分場ができやすいんです。それを、そういった条件は要らないんだ、国が決めただけの政令の条件だけで十分なんだと。どこがそういう設置をしますか。だから、それはおのおの管理する自治体が責任を持...全文を見る
○古川太三郎君 時間もありませんので最後に。  お役人さんと議論していてもかみ合わない部分がございます。この問題はそういう理屈ではなくて、住民感情を非常に大切にしなければならぬ。政治家であり、しかも最高の責任をお持ちの大臣に、住民感情というものを大切にしなければならぬかどうか、...全文を見る
11月13日第122回国会 参議院 本会議 第4号
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○古川太三郎君 連合参議院を代表し、質問いたします。  さきの中東和平会議で、ブッシュ大統領はその開幕演説の中で、リアルピース、つまり本当の平和を主張しました。アラブ、イスラエルは、純粋の平和、公平な平和、永遠の平和を提言しました。このように平和にはいろいろありますが、戦争にも...全文を見る
11月20日第122回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号
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○古川太三郎君 日本的商慣行の改善についての先ほどのお話ですので、それについてちょっとお聞きしたいんです。特にリベートの問題ですが、五業種において検討されているということでございますけれども、業種はわかりますけれども、具体的にどのような形でリベートを検討されているのかどうか。 ...全文を見る
○古川太三郎君 今のような改善をされることは確かにいい方向なんでしょうが、こういったことはほかの業者に見えてくるものなんですか。そういう公開性というのはないですね。それが一つ。  いま一つは、業者だけではなくて消費者にどのようにそれがはね返るか、消費者にそれが見えてくるのかどう...全文を見る
○古川太三郎君 時間もないですからそれぐらいにしておきます。  それから、大店舗審議会の審議内容がどこまで公表されるようになるのか、そういったことについてお話し願えますか。
○古川太三郎君 しかし、私はこの内容は公開が一番必要だと思っているぐらいで、これがないと本当に何といいますか、大店法の緩和をしてもそれがゆがんだ道に行ってしまう部分も相当あるだろうと思うので、できるだけ原則公開を貫いていかれるように御指導をいただきたい、こう思います。  時間が...全文を見る
○古川太三郎君 私も福井の選挙区でございますから、今同僚議員の高崎委員がおっしゃったように、原子力発電については十分安全性に留意していただきたい、こう思うわけです。今もうほとんど高崎委員がおっしゃったので繰り返しては申しませんけれども、安全性を守るためには公正な学術的な議論が必要...全文を見る
○古川太三郎君 確かにあらゆる意味から電力というものは伸びていくだろうと私は見ておりますけれども、しかし、伸びるからといって即原子力発電がいいんだ、それしかないんだというのもこれまた非常に危険なことだと思います。そして、産業構造そのものに電力を非常にたくさん食う産業があるし、そう...全文を見る
○古川太三郎君 時間が来ましたから、終わります。
12月17日第122回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○古川太三郎君 古川ですが、今までのお話を聞いておりますと、この改正法案が通ったとしても、先ほどの大阪大学の事故が本当になくならないんじゃないかというような疑問もないではないんです。この法案が通れば、大阪大学のような事故が本当になくなってしまうんだろうかという疑問にもう一度答えて...全文を見る
○古川太三郎君 保安検査を指定保安検査機関に委託するような部分がございますけれども、これは一種の規制の緩和なんですか。それと、こういった第三者に委託することによって行政機関としての役目が間違って行われないか。具体的に申しますと、その検査機関の中立性とかあるいは公正、こういったもの...全文を見る
○古川太三郎君 もし、今までのようにこういうガスの扱いがそういう定型的なものであって行政的な判断とかそういったものが要らないんだとすれば、むしろ今度は自主検査義務とかいうような形でそういうものを扱う方が徹底して、保安対策の義務を持っているんですから、初めから外してしまったっていい...全文を見る
○古川太三郎君 こういった規制というのは、広い意味にとって自由を拘束したりあるいは取引をゆがめたりするような危険性もございます。しかし、そうかといって、こういう危険なものを扱う場合には確かに規制も必要だと、このように思うんです。本当にもう要らないものであれば、しかも定型的なもので...全文を見る
○古川太三郎君 最後に、関連するかどうかは知りませんけれども、私は関連すると思うんですが、日本はもう本当に大きな製品大国になりました。それも全世界に輸出するような輸出大国にもなりました。とにかく工業大国であることは間違いございません。  それだけに、PL法、製造物責任法ですね、...全文を見る