古川雅司

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開催日 会議名 発言
03月05日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○古川(雅)委員 初めての質問でございますので、きわめて単純なお尋ねのしかたをすると思いますが、御答弁につきましては、そのまま今後の貴重な資料として、さらに私自身の勉強に励みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  概して今国会におきましては、社会保障政策の強化拡...全文を見る
○古川(雅)委員 何も社会保障政策のすべてが老人問題であるということを申し上げているのじゃありませんで、どの一つを取り上げても重大問題であります。しかし、その中で特に老人問題についてはどのように位置づけていかれるかと、その点をお伺いしたわけでございます。お願いいたします。
○古川(雅)委員 国民の皆さんのこの老人対策につきましての御期待は非常に強いわけでございまして、ただいまの大臣のおことばから、社会保障政策の中で最重点の一つとして今後取り組んでいかれるという、そういう強力な姿勢を受け取ることができたと思います。  この個々の問題に入らしていただ...全文を見る
○古川(雅)委員 きわめて貧弱な実態であるということはいまの御説明でも明らかでありますが、この将来計画につきましては、具体的な年次計画、詳細な年次計画ができているか、お持ちであるか、その点の御答弁をお願いしたいと思います。
○古川(雅)委員 早急にというお答えでございますが、いつまでにという期限を切って急ぎその計画を明らかにするというお考えはございませんか。
○古川(雅)委員 審議会の答申が出次第直ちにこうした将来計画が明らかになるというお答えでございまして、一日も早くそうした計画が発表されるように期待をしてやまないものでありますが、この七〇年代の老人福祉につきましては、施設や食事の改善、こういうものを進めていくことはもちろんでありま...全文を見る
○古川(雅)委員 これは養護ホームを例に申し上げたのでございまして、養護ホームだけではありません。ほかの施設においても同じでございますが、来年度はかなりそういった点で寮母さんの過重労働の負担を軽くしてあげるということについて期待をしてよろしゅうございましょうか。大臣、お願いいたし...全文を見る
○古川(雅)委員 大きく期待をさせていただきたいと思います。  施設の問題にあわせましてお年寄り向けの住宅の問題、先ほども御発言があったようでございますが、この実態につきましては昭和四十三年度に六百五十戸、累計で千九百八十六戸、昭和四十四年度は計画でございますが、七百九十一戸で...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣にお伺いをいたします。  お年寄りに対する施設の問題につきましては、老人ホームをつくって差し上げて、そちらのほうへお入りいただくことも一つの考え方ではございますが、やはり何と申しましても、家族の皆さんと一緒にお暮らしになることが何よりのしあわせではないかと...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣のお説を伺っておりますと、あすからでも実現しそうな、非常に明るい見通しが目に見えてくるようでありますが、ひとつこの点につきましては、今後慎重に、強力に進めていただきたいことをお願い申し上げる次第でございます。  次にお年寄りの医療の問題でございますが、これ...全文を見る
○古川(雅)委員 家庭奉仕員の待遇についてはいかがでございますか。
○古川(雅)委員 これは、寝たきりのお年寄りにとりましては、こうした奉仕員の方や看護婦さんの巡回はたいへんな楽しみでございまして、いま御説明いただきました実態からうかがいましてもまことに貧弱である。あまりにも少な過ぎるということはおわかりいただけると思います。今後の増員計画、そし...全文を見る
○古川(雅)委員 具体的にはどのくらいというふうな計画はお持ちではございませんか。
○古川(雅)委員 大臣、お聞きのとおりでございまして、非常に貧弱な実態でございます。この現状の打開に対しましては相当な熱意をもって当たっていただきませんと、この寝たきりのお年寄りに対する対策というのは解決できないのじゃないかと思いますが、いかがでございましょうか。
○古川(雅)委員 お年寄りの医療の問題については、これは非常に深刻なものがございまして、日本におきますところのいわゆる死亡原因が御承知のとおり脳卒中、ガン、心臓病、老衰というような順序を占めております。老人病対策ということもこれは年来非常な御努力をいただいているわけでございますが...全文を見る
○古川(雅)委員 今回の予算で、健康診断、また精密検査をさらに強化していくという点も認められましたし、さらに白内障の手術という非常に一歩前進した施策を盛られたことは、これはたいへんなことであると思います。非常に歓迎されております。高く評価されております。ただ、先ほど来私が申し上げ...全文を見る
○古川(雅)委員 事が抜本改正ということにしぼられてまいりましたけれども、そうしますと、この抜本改正ということに期待をかけて、一応この結論が出たとすれば、お年寄りの医療費については全額公費負担になるというふうに期待してもよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 大臣、まだお若くていらっしゃいますので、年寄りの気持ちがどの程度おわかりいただいているかわかりませんが、こうして病気に悩んでいらっしゃる年寄りの気持ちになりますと、これはやはり経済的な負担ということば一日も早く取り除いて差し上げる、そうしたあたたかい施策を真剣に...全文を見る
○古川(雅)委員 お年寄りの入院患者については、非常に長くなるから、これは現行の七〇%に押える、外来だけを一応一〇〇%というような構想に見受けますけれども、これは、抜本改正を云々する前から、こうした思いやりのない、非常に貧困な内容になっておりますけれども、この点いかがでございます...全文を見る
○古川(雅)委員 御説明、よく私理解できないのでございますが、そうした試案の出発点からして、こういう非常に後退的なお考えを持っていらっしゃるということについては非常にさびしさを感じます。  何も、外来、入院の別なく、とにかくお年を召していらっしゃるというその一点だけで、医療費に...全文を見る
○古川(雅)委員 日本では、こうした老齢福祉年金の歴史そのものも非常に浅い、新しいということは認めますけれども、しかし、国民の皆さんが最近非常にふに落ちない点、これは政府が、お年寄り御夫婦について月二万円の年金を差し上げるということを盛んに宣伝をしていらっしゃることでございます。...全文を見る
○古川(雅)委員 所得保障につきましては、これは今後また重大な問題になっていくと思いますので、おりおりにまた伺わせていただきたいと思います。  ただ、この点につきまして、非常にささやかなことではございますが、一つだけお伺いしておきたいのでございます。局長でけっこうでございますが...全文を見る
○古川(雅)委員 お年寄りでございますし、事務的なこまかい点についてあまり通じていらっしゃらない方もかなりいらっしゃいます。そういう方々が、せっかくいただいたわずかの年金を、所得の制限でもって今度は返さなければならない、これは非常にむごいことだと思うのでございますが、こういった点...全文を見る
○古川(雅)委員 ございませんか。
○古川(雅)委員 先に受け取って、あとからその所得の限度額をこえて……。
○古川(雅)委員 そういう事態があった場合、それは事務的な誤り、ミスと判断してよろしゅうございますね。
○古川(雅)委員 いただいてるものはそのまま決して返さなくてもよろしい……。
○古川(雅)委員 予算委員会におきまして大橋委員が、老人の福祉総合研究所という提案をいたしました。これはお年寄りのいろいろな問題があるわけでございますが、その研究機関が非常に現在ばらばらであるので、これをひとつ総合的にまとめて研究所を設立してほしいということを申し上げたわけでござ...全文を見る
○古川(雅)委員 これは非常に急なお伺いになると思いますが、大臣、この点の御構想はどうお持ちでございましょうか。と申しますのは、労働省におきましては、すでに産業医学総合研究所というようなお考えをお持ちのようでございまして、今年度予算では大蔵省から大幅に削られまして、調査費だけが残...全文を見る
○古川(雅)委員 大きく期待をさしていただきたいと思います。  老人問題の最後になりますが、いずれにいたしましても、現在の六十代、七十代の皆さんは、戦争に次ぐ戦争の中でたいへんな御苦労をなさって、今日の経済繁栄の基礎を築いていらっしゃった大功労者でございます。どれほど大事にして...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がございませんので、次に移らしていただきます。  次は、これも先ほど来御意見の出ております障害者対策でございますが、最初に、具体的に現状が貧弱であるということは、これはもうくどく申し上げるまでもないと思います。現状の打開ということをひとつ前提として御答弁い...全文を見る
○古川(雅)委員 問題は、こうした総合的な研究機関が非常に立ちおくれているということでございまして、これは緊急にその方向を打ち出していただき、具体的な形で実現を見ていただきたいということをお願いいたしておきます。  次に、施設の絶対数が少ないということはこれは論を待ちませんけれ...全文を見る
○古川(雅)委員 御説明いただきました在宅児対策につきましても、また施設の問題につきましても、これは重大な欠陥を含んでいるわけでございまして、今後の施策に期待をしたいと思います。  ここに例をあげさしていただきますが、去る二月二十八日の朝日新聞でございます。ほんの一例でございま...全文を見る
○古川(雅)委員 要領を得ないもので時間の経過に非常に不注意だったものですから、最後に一つだけお伺いして質問を終わらせていただきたいと思います。大臣にお願いいたします。  昨日わが党からカシンベック病の対策について申し入れを行ないました。スモン病、べーチェット病をはじめといたし...全文を見る
○古川(雅)委員 予定の時間をたいへん経過いたしまして失礼いたしました。ありがとうございました。
03月12日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○古川(雅)委員 去る二月二十五日、予算委員会におきまして、大橋議員から看護婦の不足について政府の見解をお伺いいたしました。前向きの姿勢で御答弁をいただいたわけでございますが、私、本日は、さらにその具体的な万策につきまして、担当の課長ないし局長の御方策をお伺いいたしたく質問に立た...全文を見る
○古川(雅)委員 この増員計画によりますと、現行では、こうした養成施設におきましては、看護婦になりたいという志望者が大体平均して五、六倍はあるというふうに聞いております。こうした充足の目標を達成していくためには、何といってもこうした養成施設の絶対数が足りないということがいえるので...全文を見る
○古川(雅)委員 政府は今回こうした看護婦の不足を補うために、高校卒一年制の准看護婦養成制度をお考えになっているようでございますが、こうした人員を確保するための意図につきましては、現場の感情から、一部看護婦さんの団体等において、かなり批判の声もあるようでございます。この点は当局に...全文を見る
○古川(雅)委員 御丁寧な御答弁でよく了解したわけでございますが、ただ、人命を預かる非常に大切な職務でございますし、一年間ほどの教育で十分な職業技術を育成することができるか、そういった懸念も十分にございますので、今後その教育の内容等については、またただいまの御答弁の中にもありまし...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど局長のお話の中にございました潜在看護婦の実態についてお伺いをいたしたいと思います。実態の調査につきましては、大体推定で二十五万人いるということがしばしばいわれております。その点につきまして、政府は、勤務可能な実数についての実態調査を今後お進めになるお考えは...全文を見る
○古川(雅)委員 その補習教育についてでございますが、これはやはり全面的に各都道府県単位に早急に実施していくということが当然緊急に必要ではないかというふうに考えられます。また、いまお話にございましたとおり、ことに公立病院等におきまして夜間保育所といったものを早急につくっていただけ...全文を見る
○古川(雅)委員 看護婦さんの待遇の問題につきましては、いろいろ聞いているわけでございます。年間一万三千人余の離職数がある。この実態は必ずしも待遇の問題だけが直接の原因とは考えられませんが、いずれにいたしましても、特殊な職務としてかなり過酷な労働条件に甘んじて働いていらっしゃる、...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした看護婦さんの皆さんは、ただ単なる労使の話し合いだけで問題が解決できるとは考えていらっしゃいませんし、何といっても、政府のあたたかい、また強力な保護政策を非常に期待しているわけであります。いままでの御答弁を通しまして、担当の局長におかれても、また課長におか...全文を見る
○古川(雅)委員 看ご婦問題は以上にいたしまして、医療制度の問題については午前中かなり次元の高いお話し合いがございまして、私もつつしんで拝聴したわけでございますが、私は、またもう少し低い次元になるかもしれませんが、国民の皆さんのさまざまな疑惑を、ひとつ代表いたしまして、簡単な点で...全文を見る
○古川(雅)委員 この問題はあまりにも大きな問題でございますし、また、深刻な問題でございますので、短時間で立ち入ったことをお伺いするのはかえって失礼かと思います。また機会を改めていろいろお伺いしたいのでございますが、ただもう一つ、私たち国民がお医者にかかります、さまざまな形の保険...全文を見る
○古川(雅)委員 まことにたいへんな問題をはらんでいると思いますので、ただいまの御答弁を基礎といたしまして、今後またいろいろと問題点をお伺いしてまいりたいと思います。  最後に、大臣に一つお伺いしたいと思います。はなはだ簡単な問題で恐縮なのでございますが、これも単純な、また素朴...全文を見る
○古川(雅)委員 終わります。
03月17日第63回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
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○古川(雅)分科員 限られた短い時間に、およそ三点にわたってお伺いをしたいと思います。  最初は小児病、いわゆる幼いお子さん方の病気の問題でございますが、これが対策については非常なおくれがあるというふうに私は思いますので、前向きの姿勢で御答弁を賜わりたいと思います。ことに私が今...全文を見る
○古川(雅)分科員 しかし実情といたしまして、年間二千名からのこうしたお子さんがなくなっているにもかかわらず、たとえば病床一つを取り上げましても、国立がんセンターの中における小児用のベッドは、わずかに十六しかない。全国の病院の中の小児科においても、こうした小児ガンに対するベッドを...全文を見る
○古川(雅)分科員 私、この小児ガンについて、年間どのくらい病気にかかるお子さんがいるのですか、このようにお伺いしましたら、大体二千人だということです。それでおなくなりになるお子さんはどのくらいですかと伺ったところが、やはり二千人だ、ということは、小児ガンにかかると、もうほとんど...全文を見る
○古川(雅)分科員 小児ガンと診断されたお子さんを持つ親御さんでございますが、これは、その事実だけでもたいへんな衝撃でございます。その上に、これはたいへんな医療費がかかる。特にきめ手になる薬もございませんが、この薬が、ほとんど現在輸入にたよっておるわけでございます。親としては、も...全文を見る
○古川(雅)分科員 私、この冒頭に申し上げましたとおり、この小児ガンの問題が社会的な問題になったのは三年前でございます。それ以前からございましたけれども、特に大きく取り上げられたのは三年前です。その間、いま御答弁をお聞きしてまいりましたような実態が続けられている、現状が続けられて...全文を見る
○古川(雅)分科員 次に移らしていただきますが、原爆被爆者の救済についてであります。御承知のとおり、四十三年九月に特別措置法が通りまして、以来施設等の予算が計上されました。被爆者の一部の福祉が達成されつつありますが、まだこの法による措置についても、いろいろ問題点が残っておりますし...全文を見る
○古川(雅)分科員 次に移らしていただきます。  国立病院のベッドの増床の問題についてでございますが、ここで一例をあげまして御要望を申し上げ、あわせて見解をお伺いいたしたいと思います。  私申し上げたいのは、国立福山病院についてでございますが、この広島県の福山市の立地条件、御...全文を見る
○古川(雅)分科員 それから、あわせてお伺いをしたいのでありますが、いわゆる過疎問題、山間部の農山村の過疎問題と関連をいたすわけでございますけれども、御承知のとおりこの広島県、備後地区の山間部におきましては、最近著しい過疎化現象が起こっております。これに伴って起こってくる問題は、...全文を見る
03月18日第63回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第6号
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○古川(雅)分科員 最近、新聞報道によりますと、染料工場で泌尿器系統のガンが多発しておると報ぜられております。この点に関しまして若干お伺いいたしたいと思います。  染料の原料に発ガン物質が含まれているということですが、この染料の製造工程についての御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)分科員 御説明でよくわかりましたが、しろうと考えではまだまだ染料そのものに発ガン物質があるということで、この染料を使った繊維製品にかなり不安を持っている向きもございますので、確認をするようでございますが、その点絶対に危険性はないのか、発ガンの不安はないのか確認をしたい...全文を見る
○古川(雅)分科員 昭和三十年を第一回といたしまして六回にもわたって通達を行なっているという、そのこと自体に非常に問題があるのではないかと思います。さらに、こうした工場の設備の改善をはかったのは四、五年前からではないかと思いますが、それ以前の従業員は、現実の問題として危険にさらさ...全文を見る
○古川(雅)分科員 御説明に対しくどいようでございますが、労働省では業界に対してこうした従業員の追跡調査をさせるというふうにお伺いしたわけでございますが、これはかなり昔から就労していらっしゃった方あるいはまた企業の解散等によって転職した人もずいぶんいると思います。こういった点かな...全文を見る
○古川(雅)分科員 ありがとうございました。  追跡調査によって不幸にして発病されたという方が発見された場合、労災を適用して補償するというふうにいま御答弁をいただいたわけでございますが、すでにこれらの従業員の中で、ガンによって死亡した遺族に対しても補償がなされるというふうに考え...全文を見る
○古川(雅)分科員 さらに問題なのは、この染料工場周辺地域に新たに公害の不安を引き起こしておるのではないかというふうに考えられます。地域住民に対してはどのような処置をおとりになっていくのか、その点をお伺いいたしたいと思います。
○古川(雅)分科員 厚生省のほう、いかがでございますか。
○古川(雅)分科員 地域住民はかなり今度の新聞報道によって不安を抱いたわけでございますので、私はこうした特殊事情から、やはり従業員に対すると同じように健康診断を行なうべきだというように思うものでございます。特にこの問題で私最も遺憾に思いますことは、新聞報道とその後の私の調査により...全文を見る
○古川(雅)分科員 あまり釈然としないわけでございますが、大阪市大と大阪の労働基準局の調査では、工場名はほとんど仮名でまとめられていた。しかもこれを公表すると業界からかなりクレームがついていたし、企業自体も、自分の会社と縁の深い一部の病院に限って患者を入院させていた。あるいは、一...全文を見る
○古川(雅)分科員 限られた時間でございますので、次に移らせていただきます。  こうした問題が今後起こってくるということを考えますときに、これに対処するために、いわゆる産業医学の研究所といったものを設置していく緊急の必要性が生じてくるのではないかと思います。ことに、今日のように...全文を見る
○古川(雅)分科員 御答弁わかりました。職業病あるいは労働災害の予防あるいは治療、そうしてまたリハビリテーションに対する総合的な研究に対しては多大な期待が持たれておるわけであります。また緊急を要する問題だと思います。いまの御答弁にございましたが、四十五年度予算の編成にあたりまして...全文を見る
○古川(雅)分科員 そうして御検討いただく間にも次々と労働災害は引き起こされておりますし、また新しい、原因が未解明のまま多くの不幸な人をつくり出しているのが事実でございますので、緊急にそうした研究を急いでいただきたい、準備を進めていただきたいことを御要望申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○古川(雅)分科員 四十五年度の予算要求におきましては土地購入費三十億円、準備費に五百万円を要求していらっしゃいます。さらに研究所の設置に要する全額は、これを含めまして大体百億円見込んでいらっしゃる。これはたいへん大規模な構想でございます。ただ、ここで私一つ不安に思いますことは、...全文を見る
○古川(雅)分科員 労災病院等におきまして現場で患者の治療に当たっていらっしゃる先生方のお声を聞きましても、こうした総合的な研究体制が一日も早く建設されるように非常に強く要望していらっしゃいます。先ほど来要望申し上げましたとおり緊急性を要しかつ重大な課題でございますので、今後とも...全文を見る
04月09日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
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○古川(雅)委員 質問に入ります前に、ただいま国務大臣から御報告のありました、大阪におきますガス爆発事故によりまして多大の死者、負傷者並びに罹災者を出しましたことにつきまして、つつしんでお悔やみとお見舞いの意を表したいと思います。  今午前十時から現場検証も始められておりますの...全文を見る
○古川(雅)委員 処遇の問題でございますが、その給付内容の点から見まして、それが今日の一般国民の生活水準の向上から見合っているかどうか、あるいは急激な物価の上昇、物価の動向に応じているかどうか、こういうような問題点が非常に議論されておりますが、この点についてひとつ明確にお願いいた...全文を見る
○古川(雅)委員 私いま物価の上昇とのスライドの関連において処遇の内容をお伺いしたわけでございますが、大臣からごらんになっていかがでございましょう。私は非常に不十分であると思います。
○古川(雅)委員 こういう方々の生活の実態から見ますと、先ほど申し上げたとおり非常に難儀をしていらっしゃるわけでございまして、大臣の御答弁をそのまま私も信じまして、今後十分な措置をしていただけるように御要望申し上げたいと思います。  次に、先ほど申し上げた老齢者の優遇措置につい...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの御答弁の中で、優遇措置の一つとして相談員のお話が出てまいりましたが、この相談員について少し詳しく御説明をいただきたいと思いますが、大体どのくらいの人数を充てていらっしゃるのか、またどういう相談に乗って仕事をしていただいているのか、利用状況はどのくらいか...全文を見る
○古川(雅)委員 戦没者の遺族の相談員については今度創設をされたわけでありますが、戦傷病者の相談員は四十年から始まっていると思いますが、このほうの利用度、状況について、ひとつ御報告をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 この戦傷病者の相談員に対しましては手当を出していると思いますが、これはお幾らでございますか。
○古川(雅)委員 それはいつごろからでございますか。
○古川(雅)委員 私、会議録から、四十年当初からというふうに承知をいたしておりますが、物価上昇の現状に見合った手当に引き上げるべきではないかというふうに考えるのでございます。この点、いかがでございましょう。
○古川(雅)委員 まあ、これはたいへんこまかい点で恐縮なんでございますが、大臣、この点いかがでございましょうか。四十年度から据え置きであるということにはちょっと問題があるんじゃないか。ほかとのかね合いもあるということでございますが、出発点において五百円にきめたということは、ほかと...全文を見る
○古川(雅)委員 あえて申し上げるのでございますが、均衡ということを強調なさいますと、現在の身障者の相談員の手当が非常に低いということになります。そちらを今度早急に引き上げるべきだという議論になってまいります。あくまでも均衡上云々ということで御説明いただくのであれば、これは早急に...全文を見る
○古川(雅)委員 その点大いに期待をしてまいりたいと思います。  老齢者の優遇措置について戻らしていただきますが、全般に特別給付金として国から国債を交付いたしております。いずれも生活に困っていらっしゃる方がなかなか多い関係で、こうした国債を担保にお金を借り入れたり、あるいは国債...全文を見る
○古川(雅)委員 国債を担保にしてお金を借りている、あるいは国債の買い上げをしてもらったその人数については、御報告がございませんでしたので、後に資料をいただければ幸いだと思います。よろしくお願いいたします。  この国債を担保にしてお金を借りる制度あるいは国債を買い上げる制度は、...全文を見る
○古川(雅)委員 国債を担保にしてお金を借り入れた方々が、大体四十八年四月あたりから期限がまいりまして、返済をしなければならない、こういう状態が生じてくるわけでありますが、先ほどから申し上げておりますとおり、年齢的にも非常に老齢化しておりますし、その期限が切れたあとの遺族の方々に...全文を見る
○古川(雅)委員 国債につきましては、これは非常な生活難からほとんどが買い上げを要求したりあるいは担保にして借り入れをしているわけでございまして、こうした方々のその後の生活の保障につきましては、いまの御答弁のように、国民金融公庫を主体として事後の対策を考えていくということについて...全文を見る
○古川(雅)委員 老齢化した遺族に対する優遇措置としては、先ほど御説明をいただいた遺族相談員というような点が非常に目立つだけでございすして、これは優遇措置とは非常に理解をしがたいわけであります。もちろん年金や一時金の額における引き上げを検討していただくべきでありますし、また、いま...全文を見る
○古川(雅)委員 この格差につきましては議論が非常に繰り返されておりますので、くどくどしく申し上げたくはないのでございますが、これはきのうも起こりました災害のような場合とは違いまして、国家の指導者の誤りによって戦争の犠牲者になっていった、またその遺族となったということが大前提であ...全文を見る
○古川(雅)委員 十分な御検討をいただきたいと思います。  次に、冒頭に御答弁の中にございました今後の問題点の一つとして、遺骨の収集の問題がございます。これは国民感情といたしまして非常に遺骨を大事にしていくという風潮がございますので、相当力を入れてこの遺骨収集を完全に終了するた...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一度ちょっと整理をしていただきたいのでございますが、海底に眠っていらっしゃる方々の遺族、その中でサルベージ技術の及ばない、技術的に収集が不可能なところ、あるいはいま御答弁のありました外交上、国交上の障害から実態の掌握ができない、あるいは収集のできないというよ...全文を見る
○古川(雅)委員 二十五年を経ましていまだに遺骨が戻らないということは、これは遺族の気持ちになりますとまたたいへんなものでございまして、いまいろいろと御説明をいただいたわけでございますが、まだ実態が明らかになっていないというところも多々あると思います。今後いろいろな情報が入って、...全文を見る
○古川(雅)委員 今度は、生きていらっしゃるいわゆる未帰還者でございます。その実態の掌握がどのようになされておるか、その点をお伺いいたしたいと思います。  四十四年十二月現在で四千百十九名というふうに掌握していらっしゃるというふうに聞いております。ただその中で生存者がどのくらい...全文を見る
○古川(雅)委員 国交回復もないところもございますので、赤十字ルートを通して調査をするために非常な困難があるかと思いますが、今後とも未帰還者の実態の掌握対策につきましては、ひとつ慎重にお取りはからいいただきたいと思います。なお、未帰還者留守家族等援護法によりますと、現在適用を受け...全文を見る
○古川(雅)委員 この法によって、適用の条件として七年前に生存の事実があること、第二に未帰還者が生計の中心者であるという、そうしたきびしい条件がついておりますけれども、これは国家補償の立場から見まして、二番目に申し上げた未帰還者が生計の中心者であるというこの条件を少し緩和して積極...全文を見る
○古川(雅)委員 一番最初に申し上げましたとおり、この援護法につきましては二十数次にわたる改正が繰り返されておりまして、法体系としては非常に複雑多岐をきわめております。今後の見通しでございますが、この法律の体系を一ぺん整理をする必要があるのじゃないか、そういった総合的な見地でござ...全文を見る
○古川(雅)委員 今回の改正案の施行期日でありますが、ほとんどが十月一日付になっております。幼稚な質問かもしれませんが、十月一日にお定めなったひとつ根拠について御説明を賜わりたいと思います。内容によりましては年度初めである四月一日としても差しつかえないところがあるのじゃないかとい...全文を見る
○古川(雅)委員 この点につきましては、大臣の御見解が大事になってくると思います。全くさかのぼって実施する余地がないか、私はあるんじゃないかと思うのですが、いかがでございましょう。
○古川(雅)委員 了解に苦しみますので、また議論をあとに保留さしていただきたいと思います。  これは議案とは直接関係ございませんけれども、戦後処理、また遺族の援護措置ということに関連をいたしまして、原爆被爆者のことについてちょっとだけ触れさしていただきたいと思います。  これ...全文を見る
○古川(雅)委員 すでに万国博覧会は開幕をしているわけでございますが、いま申し上げましたその展示の内容につきまして、当初の計画が閣議の意向によって変更をされたということが一時議論をきれました。今後、途中ではありますけれども、さらにその展示の内容を変更するように厚生大臣から御要望を...全文を見る
○古川(雅)委員 たいへん前後して申しわけないのでございますが、大臣は悲しみの塔あるいは日本館の内容をごらんになっていると思いますが、その点の御所見をお伺いするのが先でございましたが、御感想いかがでございましたでしょう。
○古川(雅)委員 これは私の質問のしかたが非常にへたでございまして、それを最初にお伺いしていればもっとはっきりしたことをお伺いできるのでございました。ひとつさっそくごらんいただきまして御検討賜わりたいと思います。広島の被災者の方々の御意見を聞きますと、非常におこっております。まや...全文を見る
○古川(雅)委員 時間でございますのでこれで終わらせていただきますが、ただいまの局長からの御答弁は非常につれない冷たいものでございまして、ただ必要を認めているということでございます。大臣から最後に御所信を伺いまして、私の質問を終わりたいと思います。
○古川(雅)委員 ありがとうございました。終わります。
04月23日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○古川(雅)委員 初めに、ただいま議題になっております中に児童扶養手当制度並びに特別児童扶養手当制度がございますので、児童の扶養に関しましては後ほどまたお伺いするといたしまして、これに関連して、児童手当制度について、若干お伺いをいたしたいと思います。  これは、いまさら申し上げ...全文を見る
○古川(雅)委員 国会の会期も迫っておりますので、いま大臣のおっしゃった骨子の御報告を願って、今国会中に審議ができるような段階で審議会においてはいま作業が進められているのか、その辺の経過はいかがでございましょう。
○古川(雅)委員 くどいようでございますが、会期も迫っておりますので、いまの御答弁了解をいたしますが、この前お願いをいたしました件について、どうか会期中に間に合わせていただきたいということをお願いを申し上げまして、次に移らせていただきます。法案についてお伺いする前に、先ほど大臣の...全文を見る
○古川(雅)委員 事が福祉年金の問題になりましたが、局長にお伺いをいたしたいと思います。  この老齢福祉年金でございますが、昭和四十一年の第六次改正以来、毎年百円程度の引き上げにとどまっております。今回は二百円ですけれども、先ほど私、大臣にお伺いいたしましたとおり、いわゆる物価...全文を見る
○古川(雅)委員 なかなか納得できない点でございますけれども、ただ額を引き上げる努力をするというだけでは、国民の皆さんに御納得はいただけないわけでございまして、冒頭から申し上げておりますとおり、額の引き上げについては、絶えず財政のワク、そのワクのしわ寄せによって水準が押えられてい...全文を見る
○古川(雅)委員 年齢の引き下げの問題がいま局長のほうからお話が出ましたのでお伺いいたしたいと思いますが、昭和四十三年五月十七日の本社会労働委員会、また同年五月二十一日の参議院の社会労働委員会で附帯決議がなされておりまして、いずれもこの老齢年金と老齢福祉年金の支給開始年齢を同年齢...全文を見る
○古川(雅)委員 たいへん立ち入ってお伺いして申しわけないのでございますが、現在の老齢福祉年金の支給開始年齢七十歳を六十五歳に引き下げた場合、どれほどの予算措置が必要なのか。そのことに要する財源についてお伺いいたしたいと思います。
○古川(雅)委員 大臣にお伺いいたしますが、いま局長から御答弁をいただいたわけでございます。七十歳からということは非常に問題があり、非常に議論の多いところでございます。わずかとは申しませんけれども、きわめて少ない財政措置でこうした国民の要望におこたえできるわけでございます。ひとつ...全文を見る
○古川(雅)委員 お年を召しますと、余生の二年、三年あるいは五年、十年というのはすぐたってしまいます。お年寄りの心情もくみ取って、一日も早く年齢の引き下げが実現できますように、ひとつ御尽力をいただきたいと思います。できれば来年度の予算の中に、たとえ二歳でも三歳でもいい、少しでも引...全文を見る
○古川(雅)委員 時間の制限がございますので、残念ながら先へ急がしていただきますが、お年寄りの問題に関しましてこのたび国民会議をお開きいただいたということ、これは予算委員会におきまして大橋敏雄議員が御質問を申し上げまして、総理並びに厚生大臣から非常に前向きの御答弁をいただきました...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいま私がここで申し上げましたのは、この国民会議が開かれまして、新聞あるいはまたテレビの報道によって非常な反響があったということです。その点であえて大臣のお考えをお伺いしたようなわけでございまして、くどいようでございますが、この内容が名目や形式に決して終わらな...全文を見る
○古川(雅)委員 国民の皆さんには、いわゆる二万円年金ができるということで非常にPRしていらっしゃるわけですが、御説明を待つまでもなく、実際にはそうではない。所得比例部分を除きますと、これは一万六千円でございますし、また、片方になりますと、わずか八千円でございます。これはもう十分...全文を見る
○古川(雅)委員 お約束の時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきますが、いずれにいたしましても、こうした各福祉年金の年金額を大幅に引き上げること、あるいは所得制限の限度額をさらに緩和するといったこと、これは国民の皆さんの強い要望でございます。今回の法の改正が、一番最初...全文を見る
○古川(雅)委員 終わります。
05月07日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○古川(雅)委員 夜もだいぶおそくなりましたので、お疲れだと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  議題になっております保助看婦法の改正案につきましては、明日また渡部通子委員のほうから十分にお伺いをさせていただきますが、私も一点だけ質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○古川(雅)委員 少なくともそういう努力を払われたということをおっしゃるわけでございますが、しかし現実の問題として、私がお伺いした時点以後、准看一年制度についての反対運動がますます激しくなってきております。その点が私問題ではないかと思います。そうしますと、この法案を今度提案なさっ...全文を見る
○古川(雅)委員 実際に看護婦さんの多くがこの制度についてはますます反対の声を強めているわけでありまして、たとえこの法律がいま通ったとしても、今後これを実施するにあたってどれほどの効果が期待できるか、むしろ看護婦さんの間で感情的な問題、看護婦さん同士の人間関係の問題でいろんなトラ...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣、いまお聞きいただいたと思いますが、そういった非常に重大な問題が残っているわけでございます。今後いろいろな問題が起こってくると思いますが、その辺のことについて一応所感をお伺いしておきたいと思います。
○古川(雅)委員 この問題につきましては、冒頭に申し上げましたとおり、あす渡部通子委員のほうからまた詳細にお伺いしたいと思います。  私は次に、衛生検査技師法の一部を改正する法律案についてお伺いをしてまいりたいと思います。  厚生省からいただいておりますこの参考資料に基づきま...全文を見る
○古川(雅)委員 次に移ります。第二番目の定義の規定についてでありますが、新たに設けられます臨床検査技師について、ここに「医師の指導監督の下に、」ということで、その項目があげられております。この指導監督ということと指示という語句の用法についてかなり議論があったと承っております。そ...全文を見る
○古川(雅)委員 だいぶ飛びますけれども、参考資料の最後のほうをごらんいただきたいと思いますが、この参考資料の中に「衛生検査技師学校・養成所数及び入学定員」というのがございます。それから「衛生検査技師免許取得者数」というのが次のページにございます。この資料を通してお伺いをしたいの...全文を見る
○古川(雅)委員 第二番目の資料を拝見いたしますと、免許の取得者の総数が最近ことに激増いたしております。その増加をしている内容を見ますと、無試験免許のほうで医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、この辺が非常にふえているわけでございまして、そのほか養成所、検査技師学校等で技術を習得して免...全文を見る
○古川(雅)委員 特に経過措置といたしまして講習及び試験の制度がございますけれども、都会地はいいとして、山間僻地、また非常に交通の不便な地方の人たちに対しての対策が今後問題になっていくと思います。特に、いま局長の御答弁にありましたとおり、こうした技師学校、養成所の絶対数が少ない、...全文を見る
○古川(雅)委員 特に私は、学校が中心になって、こうした技術者の養成、そしてまた、不足している人員を補っていくために、どうしても近い将来にこうした施設をどんどんつくっていくべきじゃないかという観点からお伺いしたわけであります。  なお、現在免許を取得している方の数でございますが...全文を見る
○古川(雅)委員 それをお伺いしましたのは、この法律案要綱の第四になりますが、その二番目の(1)に「高等学校卒業者で、」云々ということがございまして、その最後に「必要な知識及び技能を修得したもの」ということがございます。全く通信教育だけということでは非常に無理があることは了解でき...全文を見る
○古川(雅)委員 通信教育だけで免許を与えるということであれば問題がありますけれども、しかし試験を受けるという一つの関門があるわけでございますから、そこでチェックされるということを考えれば、通信教育でこうした便宜をはかってあげるということに問題はないんじゃないか。もっと進んで考え...全文を見る
○古川(雅)委員 これは、先ほど申し上げましたとおり、東京では考えられないことでございますが、いなかのほうでは、実際さっき申し上げたような条件のもとで働いている人がたくさんいるわけです。こうした検査業務だけではなくて、それこそ受付からこうした検査業務からお医者さんの身の回りの手伝...全文を見る
○古川(雅)委員 では次に移らせていただきます。  これは午前中からだいぶ御質問が出ておりましたが、あらためて確認をさせていただきます。いわゆる採血のことでございますが、結論を申し上げますと、いわゆる行政指導をはっきりしていただきたいという点であります。そうしないと、看護婦さん...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がおそいので非常に急いでお伺いをいたしまして失礼をいたしましたが、最後に、この改正案が出るまでにかなり検討が進められたということは冒頭に申し上げましたが、関係団体の中でもかなりまだ賛否両論が残っているようでございます。そうした点で、この改正後さらに関係諸団体...全文を見る
○古川(雅)委員 以上をもって終わります。
05月12日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第21号
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○古川(雅)委員 ただいま議題になっております日雇健康保険法の改正案につきましては、何回か保険財政の破綻を理由に保険料引き上げをはかろうとしてまいりました。そのつど国民の圧倒的な反対で廃案のうき目を見たわけでありますが、その前提ともいうべきいわゆる医療制度の抜本改正の問題につきま...全文を見る
○古川(雅)委員 御答弁でございますが、これは総理におかれましても、しばしば御発言のあるところでありまして、私がここに持参しております会議録によりますと、近いところでは昨年の七月三日の本会議で、この抜本改正につきまして総理はこのように御発言をしていらっしゃいます。この点については...全文を見る
○古川(雅)委員 医療保険制度並びに医療制度の抜本改正について政府の努力が非常に怠慢であるという点から考えますと、ただいまの御答弁では私は非常に不満であります。ただ、この点でいつまでも議論を重ねるのも時間の制約上できませんが、今後さらに政府のこうした努力を懸命に果たしていただきた...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまも申し上げましたが、日雇い労働者というのは非常に不安定かつ劣悪な労働条件のもとに置かれております。非常に慢性的な労働災害、あるいはそうした危険にさらされているわけでありまして、職業病の発生率も非常に高い。こういった貧困と病という悪循環の中に置かれている、...全文を見る
○古川(雅)委員 給付の内容につきましては、今回多少の改善がなされております。ただ、これを他の医療保険の水準並みに上げてほしいというのが被保険者の一貫した要望でございまして、その点について二、三触れさせていただきたいと思うものでございます。ことに社会保険審議会の昨年五月の答申の中...全文を見る
○古川(雅)委員 それでは局長からお願いいたします。  期限につきまして、これはあくまでも他の医療保険と同じように、転帰までということを前提とすべきじゃないか。そういう点で、これを何年と限定した上でもなおかつ不十分である。今後どのように引き延ばしていくかという点、それから二番目...全文を見る
○古川(雅)委員 これは被保険者の不注意ということもあるかもしれませんし、また医師自体の多忙のゆえの不注意ということもあるかもしれませんが、ただそのことだけで被保険者に非常な負担がかかってくるということは何とかこれを救済する——数も多いことでございますから、通知というようなことも...全文を見る
○古川(雅)委員 次に、いわゆる第一病の、最初の病気の治療期間中に第二病が併発した場合、これは休業していると検印がないわけでございますので、給付が認められないというのが現行法でございます。いわゆる休業して所得がなくなっている者に対して自費で診療を求めるということは非常にお気の毒な...全文を見る
○古川(雅)委員 この点も、他の医療保険と非常に差別を受けているところでありまして、その点これは早急な対策をお願いしたい、救済していただきたいというふうにお願いしたいのでございます。抜本改正を待ってというような意味合いの御答弁でございましたが、いまの点については次官いかがでござい...全文を見る
○古川(雅)委員 以下、そのような他の医療保険との格差について二、三御要望を含めお伺いするわけでございますが、今回の改正によりまして、埋葬料については現行四千円を一万円に引き上げたということは非常にけっこうでございますが、しかし、実際問題として、いま埋葬にどれだけの費用を要するか...全文を見る
○古川(雅)委員 制度の上から妥当であるという意味に近い御答弁でございますが、先ほど私申し上げましたのは、あくまでもこの日雇い労働者である被保険者の皆さんの生活の実態の上からお伺いをしたのでありまして、今後さらに改善を強く要望しておきたいと思います。  こうした給付内容の改善を...全文を見る
○古川(雅)委員 次官にお伺いいたしますが、これは改正をしたといたしましても、昭和四十五年度では百八十五億円の単年度赤字が見込まれております。被保険者数では政管健保の千三百万人に対しまして日雇健保は約百万人であります。十三分の一にすぎない。そういった点、いま局長にお伺いいたしまし...全文を見る
○古川(雅)委員 非常に時間に迫られておりまして、残念ながら次に移らなければなりませんが、非常に議論をされております適用範囲の拡大の問題であります。これはいわゆる擬制適用という問題を含んでおるわけでありますが、一々申し上げるまでもなく、日雇い労働者は総数におきましては、総理府の労...全文を見る
○古川(雅)委員 これは先ほどの御答弁にもございましたが、擬制適用につきましては、いわゆる大工、左官などの土木建築に従事する技術労働者というふうに限っておるわけでございまして、これは健康保険課長通牒によって今日まで行政措置として行なわれてきた擬制適用であります。そのほかの職種拡大...全文を見る
○古川(雅)委員 現行では行政措置によって適用しておるわけでありますが、今後これが法制化を見たような場合、今日適用されております被保険者を全部含む、必ずそれを全部含めるというふうに判断をしてよろしゅうございましょうか。
○古川(雅)委員 次官にお伺いいたしますが、もし法制化した場合、すでに適用を受けておる者についてはすべてを含むと判断してよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 現在行政指導の範囲内で行なわれておりますこの擬制適用におきましても、いわゆる建設労働者に対しては非常に悪質な締めつけが行なわれておるという声が関係団体から起こっております。そういう点につきまして、もしこれが、仮定としても法制化した場合、さらにその締めつけがきびし...全文を見る
○古川(雅)委員 もちろん、これは極端な例としてホステスさんや、あるいはだれが見ても適用者に該当しないそういう方々をも含めろという意味ではございませんで、正当な適用該当者については、いわゆる締めつけというような非難を受けないそういった方法でチェックしていただくのは当然でありますが...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がございませんのでもう一点だけお伺いしておきたいと思います。  先般三月三十一日の参議院の予算委員会におきまして、公明党の沢田議員が質問をいたしております。その一つを取り上げてお伺いしたいのでございますが、いわゆる擬制適用の組合においては保険料と組合費を同...全文を見る
○古川(雅)委員 ただ、この保険料の引き上げが非常に問題になっているときだけに、健康保険の保険料はこれだけであるということを、何らかの形ではっきり被保険者に知らせるという必要があるのではないかと思います。  たいへん残念でございますが、お約束をいたしました時間がきてしまいました...全文を見る
○古川(雅)委員 以上で終わります。
08月10日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○古川(雅)委員 私は、本日は、過疎地域の老人問題についてお伺いをしたいわけでございます。  老人対策、老後の生活保障に関する問題につきましては、すでに議論が尽くされた感はございますが、その対策、解決につきましては、遅々として進んでおりませんし、また、いよいよ問題が深刻化してお...全文を見る
○古川(雅)委員 農業者年金が発足をいたしましたけれども、これは当然、国民の期待を裏切る非常に貧弱な内容のものでありまして、老人対策につきましては、総合農政の中で、特に農村の老人、過疎地帯の老人に対する健康の維持あるいは医療の確保、生活の保障、福祉施設の充実といった点に期待するこ...全文を見る
○古川(雅)委員 老人問題を抜きにして過疎対策というものは考えられないと思います。そういった点で、都道府県あるいは市町村からの計画に基づいて、その上に立ってこの法の施行を行なっていくという御答弁でございましたけれども、おそらく各都道府県、市町村、そういった地域からはこの老人施設の...全文を見る
○古川(雅)委員 厚生大臣にお伺いいたしますが、いま農林省と自治省に過疎地域の老人対策についてお伺いをいたしました。お聞きのとおりでございます。     〔委員長退席、伊東委員長代理着席〕 大臣もこうした過疎地域における老人の生活のありさまについてはよく御存じだと思いますが、...全文を見る
○古川(雅)委員 社会局長にお伺いしたいのですが、いま自治省で過疎地域を指定しているわけでございますが、特にこういった点をピックアップしてこうした地域の老人対策、老人施設の実情、生活の実態というものをお調べになったことがございますか。また、今後お調べになる計画がございますか。
○古川(雅)委員 いままでないということでございますね。
○古川(雅)委員 先ほど来申し上げておりますとおり、実情が非常に深刻でございますので、こういう点特に重点的に調査を進めていただきたいと思います。  そちらからいただきました老人ホーム施設の、実態についての表がここにあるわけでございます。絶対数が非常に足りないということも一つ問題...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした老人ホームの増設の推移につきましては、これもそちらから資料をいただいております。年々増設の数が非常に少ない、これではとても追いつかないというのが現状であります。特に過疎地域におきましては、これはその公共団体の財源の窮迫も異常なものがございまして、たとえさ...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣にお伺いいたしますが、この国庫負担金の交付基準でございますけれども、これは、いま局長がお認めになったとおり非常に現実に即さない低いものであります。わずかずつの引き上げではもう間に合わない。これは大幅な増額を何とか来年度の予算に示していただきたいと思うのでござ...全文を見る
○古川(雅)委員 ここで問題になるのは、この基準の設定にあたって、厚生省の指示するとおりのものをつくっていればそう低くないのだ、ぜいたくなものをつくろうと思うから低いという不満が出るのだ、そういう思想がどうもあるのじゃないか。地方の市町村等におきましては、いつもそうした壁にぶつか...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣、いまの局長の御答弁をお聞きになったと思います。大臣もはっきりお約束をいただけますか。
○古川(雅)委員 施設をずっとごらんになったということでありますが、大臣がはたして、いわゆる過疎地帯のお年寄りの生活の実態についてどのくらい御存じであるか、私は少々疑問に思う次第でございます。こうした地帯については、ほんとうにむざんというか非常に悲惨な状態でありまして、いまお伺い...全文を見る
○古川(雅)委員 ところが、これは、予算上は大体六千百人国が認めているわけでありますが、その充足率は八〇%であるというふうにお伺いをいたしました。ことに、こうした過疎地帯で、家庭に寝たきりのお年寄りをお世話する家庭奉仕員に対しましては、こうした非常に安い給与では、第一、人が集まら...全文を見る
○古川(雅)委員 これは厚生白書によりましても、寝たきり老人は大体四十万人と推定されておるわけであります。その四十万人のお年寄りに対して、家庭奉仕員が六千百人、しかもその八〇%ですから四千八百人しかいない。しかも、地方にあっては、その奉仕員のなり手がない。よく新聞等で悲惨な報道が...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣は先ほどから厚生省の予算云々ということをおっしゃっておりますが、どうかこうした過疎地域の悲惨な老人の生活の実態をひとつよく今後お考えいただきまして、あわせて、自衛隊の戦闘機一機幾らするかという点も考え合わせられまして強力に予算要求をし、こうした老人対策につい...全文を見る
○古川(雅)委員 去る七月六日、広島県沼隈郡沼隈町の常石造船、社長は神原秀夫という方でございますが、この二十万トンバースでアメリカのパイプ敷設船インターマック五〇一号、九千五百トンが塗装作業中に船内爆発を起こしました。三人の死亡者と六人の重軽傷を出しております。いろいろ調べました...全文を見る
○古川(雅)委員 これは全く政府の監督行政が無視されておるということをいまの局長の御答弁の中からも拝察したわけでありますが、特にこの造船所に勤務をしております従業員から事情を聴取いたしましても、いわゆる労働基準監督署の監督のある日には比較的作業環境の整備が行なわれ、危険な作業現場...全文を見る
○古川(雅)委員 しかもこれはすでに基準局のほうでお調べ済みだと思いますが、この会社におきましては社員は五百人でありまして、そのほか八百人から千人くらいの下請従業員が常時働いております。この下請従業員に圧倒的に災害が多いということも大いに問題ではないかと思います。この点は後ほどま...全文を見る
○古川(雅)委員 これは委員会のたびに何度も言われていることでありますが、この監督官の増員については一向に前進を見ないわけでありまして、昭和二十三年の二千四百八十一、昭和四十年の二千五百九十八、以下わずかずつふえ、昭和四十五年度で二千七百五十三、こういう現況であります。ちなみに、...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣、そういう状態であります。しかも私が問題にしたいのは、そうした第一線にある監督官がたいへんなオーバー労働である、過重労働であるということを特に私は強調したいわけであります。今年度かろうじて七十五名の増員で、それもまだ充足されていないという現状から考えまして、...全文を見る
○古川(雅)委員 その点は十分考えていただきたいと思います。第一線ではその点徹底しておりませんので、あらためてひとつ行政指導をして、こうした不安を除いていただきたいと思います。  さらに機動力の問題でございます。これは金をかければ何でも解決するといってしまえばそれまでですが、現...全文を見る
○古川(雅)委員 金のかかることばかりで申しわけありませんが、もっとこまかいことがあるのです。監督官の被服であります。冬ものは四年前に一着支給されただけで、夏ものは去年やっと一着いただいた。安全ぐつは五年前にいただいたもので、もうとっくにありませんから自弁で買ってはかなければなら...全文を見る
○古川(雅)委員 いろいろ申し上げてまいりましたが、この災害を起こしました造船所だけでなく、ことに下請の事業所等に勤務して作業している皆さんにとっては非常に複雑な心情がございまして、とにかく事業所をつぶすわけにはいかない。さりとて少しでも高い賃金を得て生活を確保しようと思えばから...全文を見る
○古川(雅)委員 傾向としては了解をいたしますが、現実の問題としてこういう災害にあった気の毒な方がどんどん出てきておるわけでありまして、そういう点、今後強力な措置をひとつお考えいただきたいと思うところであります。  ことに冒頭に申し上げましたこの会社におきましては、労働組合が結...全文を見る
○古川(雅)委員 問題は変わりますが、労働安全週間、それから労働衛生週間にいわゆる優秀事業所の表彰がございます。いろいろな種類の表彰を設けているようでありますが、この表彰を決定する一つの基準、これにいわゆる労働災害の発生件数あるいは災害の発生度数率といいますか、こういうものが関係...全文を見る
○古川(雅)委員 そうした場合、これは私の見込み違いかもしれませんが、いわゆるこうした下請業者を動員して事業を経営している会社においては、その本社員が起こした災害しか発生件数として加算されない、下請業者の災害についてはこれに加えないというふうに聞いておりますが、いかがでございます...全文を見る
○古川(雅)委員 それは徹底しておりますでしょうか。
○古川(雅)委員 これまでの傾向が、いわゆる下請業者が起こした災害については問題でない――と言うのは言い過ぎかもしれませんが、発生件数の中に加えられないということで、元請会社が下請の従業員に対する安全衛生思想の徹底を欠いていた、怠慢になっていたというような傾向を生んでいたのではな...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がございませんが、最後にもう一度確認をさしていただきます。こうした労働基準監督署の警告にもかかわらず、同じような不注意で、同じような不熱心さで災害を繰り返している事業所は、こうした災害が続いていく限り今後どのように対処されていくか。相変らずばかにされたまま、...全文を見る
○古川(雅)委員 最後に申し上げておきますが、私、あくまでこの会社を非難することを強調するだけではございませんので、年々起こっておりますこういう災害の犠牲になっているほんとうに働く人たちを守っていただきたい、その第一線に立っている基準監督官が喜んで誇りをもって仕事をしていただける...全文を見る
09月10日第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
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○古川(雅)委員 公害対策の基本的な問題について若干お伺いをしたいと思います。  最初に、問題になっております公害対策基本法でございますが、例の経済発展との調和条項についてお伺いしたいと思います。  厚生大臣は各所でこの件について法改正の必要性を強調していらっしゃいます。あら...全文を見る
○古川(雅)委員 この点につきまして観念的な議論は避けまして、ただ通産サイドあるいは総理の政治姿勢そのものからすれば、どうも字句の修正だけで、あるいはこの第二項を削除するということだけで世論をかわそうという、そういう傾向も一部感じられます。いま大臣の御答弁の中にありました、あくま...全文を見る
○古川(雅)委員 そうした大臣の御発言を基調といたしまして、この公害基本法の改正、第二項の削除ということが、文言上だけでなく、今後厚生省が公害対策に取り組んでいく姿勢の上に歴然とあらわれてくることを大きく期待をしながら、以下若干お伺いをしていきたいと思います。  最初に、先般八...全文を見る
○古川(雅)委員 重ねてお伺いいたしますが、こうした汚染危険区域におきまして随所でこうした実態調査あるいは健康診断の要請があると思います。そうした各都道府県の要請に対して、政府が即座に予算的な措置に応ずることができるかどうか。いまの御説明ではごく限られたところにしか実施できないの...全文を見る
○古川(雅)委員 重ねてお伺いいたします。  公害の測定や分析をする機関あるいは国立衛生試験所等のこうした検査所、分析所、こうした設備の不十分、そしてまた、その職員、研究技術員の不足が非常に問題になっておりますが、今後こうした調査あるいは資料の測定、分析にあたって当然支障が起こ...全文を見る
○古川(雅)委員 以上の点で大臣にお伺いいたしますが、この公害の実態調査と汚染区域の健康診断につきましては、これは緊急対策として実現をお願いしているところでございます。予算措置、そしてまたその研究体制等につきまして、非常な不備、立ちおくれがいま指摘をされているわけでございまして、...全文を見る
○古川(雅)委員 時間の関係で次に進ませていただきたいと思います。  大気汚染防止法につきまして、この問題点で厚生省としてもいろいろと御意見を発表されております。これはあらためて確認をさせていただきたいのでございますが、特に問題点の中で第三条の指定地域を廃止して全工場、全発生源...全文を見る
○古川(雅)委員 それはけっこうです。詳細にわたりましては私どもも理解いたしておりますので、基本的な態度をお伺いしたかったわけです。  ただ、ここに具体例が一つございまして、これは六月十六日だと思いますが、厚生省が関西電力に対しまして、兵庫県と尼崎市との間に取りかわされました公...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣にお伺いしたいのでありますが、いまお伺いした件でありますけれども、私いま発電所をたとえに出したわけでありますが、もしこうした大気汚染によって住民の健康がおかされるという危険性がはっきりしている場合、その建設計画等について今後厚生省の立場、また大臣の立場で、強...全文を見る
○古川(雅)委員 どうかイニシアチブをとって、そうした産業関係省に引きずり回されないようにひとつ強い態度で臨んでいただきたいと思います。今後また具体的な問題が生じましたときに一つ一つお伺いしていきたいと思います。  次に、これは厚生省として一番重大な公害対策の問題ではないかと思...全文を見る
○古川(雅)委員 厚生省当局のお調べでは、この制度の対象となる人々に対しては少なくとも三億円の経費は必要だというようなことをお伺いしたこともあります。そうした必要性に比べると来年度の予算要求が非常に少ないということで、どうも消極的なんじゃないか、本気になってこの健康被害者の救済に...全文を見る
○古川(雅)委員 次に大臣に直接お伺いしたいわけでございます。例の公害対策税の問題でありますが、これは内田構想として打ち出されましてから非常に議論を呼んだところであります。聞くところによると、大蔵省等では問題にしてないというような、非常に難色を示しているという声も聞いておりますが...全文を見る
○古川(雅)委員 では最後に魚介類の汚染についてちょっとお伺いしたいのであります。  これは最近特に盛んに国民の不安をかり立てている問題でありますが、魚介の奇形あるいは魚介類に有毒物質が含まれている、そういうものが検出されたという報道が重なりまして、第一に調査や研究の体制でござ...全文を見る
○古川(雅)委員 最後におっしゃった汚染された魚——あるいは、漁師の方が魚をとっていけすに生かしてまいります。漁港の中に入っただけで、汚染された海水のところを通っただけで魚が死んでしまう、そういった魚について販売をしてはいけないとか食べてはいけないとか、そういう規定は現段階ではな...全文を見る
○古川(雅)委員 この九月一日に厚生省はこの調査計画を御発表になったわけでございますけれども、大臣としてもこの問題は相当重大な問題としてお取り上げだと思いますが、この汚染魚介類の人体に及ぼす影響、健康に及ぼす影響についての調査は、早急にかつ十分な研究ができるように措置していただき...全文を見る
12月09日第64回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○古川(雅)委員 議題になっております毒物及び劇物取締法の一部を改正する法律案についてお伺いをいたします。ただいまの田邊委員の長時間にわたる質問で問題点はほとんど出尽くした感じがいたしますので、多少重複は避けられないと思いますが、よろしくお願いいたします。  この取り締まり法に...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの田邊委員の御質疑を通して私も伺っておりましたが、いまの局長の御答弁は私いささか疑問に思う次第であります。と申しますのは、今日の深刻化した公害の現状から考えましても、はたしてこの取締法がどれだけ公害防止に役立ってきたかということは十分考えられるわけであり...全文を見る
○古川(雅)委員 政務次官に伺いますが、この取締法がもっと厳格な規定を定めていれば、今日の公害問題の大半は起こらなかったというふうに私は感ずる次第です。そういう点では、これから指摘をいたしますけれども、全く今回の改正の趣旨が、いわゆる生活環境の保全という点では何ら明確なものを打ち...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほども問題になりまして、私もその点については深くお伺いをしたいと用意をしていたわけでありますが、毒物または劇物の廃棄の問題でございます。政務次官は先ほど施行令四十条の内容について十分な反省の上に立って削除すべきは削除するというふうに言明をされましたが、それは当...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど政務次官は、この取締法がいわゆる保健衛生上の見地から十分に役割りを果たしてきたというふうに答弁をされましたけれども、少なくともこの廃棄という項に関しては、この施行令の四十条に見るごとく、特に少量ずつなら放出してもかまわない、あるいは少しずつなら燃しながら捨...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした毒劇物を廃棄するにつきましては、基準によるということは規定してございますが、こうしたものを取り扱ういわゆる処理業者について今後どのように規制をしていくのか、その点、局長からお願いをいたします。
○古川(雅)委員 毒劇物の処理に関して廃棄物処理法案の中に入れてもらうという御発言でございましたが、これは今回の廃棄物処理法案の中に含まれているのでございますか、今後の問題でございますか。
○古川(雅)委員 少なくとも現行の廃棄に関する施行令では非常にずさんであることは、お認めになったとおりであります。いまの局長の答弁を伺っていますと、いわゆる取り扱いの基準についてのお話はございましたが、実際問題としてこうした毒劇物を廃棄するにあたって、何ら毒劇物に対する専門的な知...全文を見る
○古川(雅)委員 本来この毒劇物はむしろ廃棄してはならないというものであります。したがって、その取り扱いについては、くどいようでありますが、専門的な知識を持っている者が当たらなければ危険が生じてくる。あるいはこれまでの廃棄基準では、放任されていたような、そうしたところからいわゆる...全文を見る
○古川(雅)委員 そうしますと、こういう毒劇物の処理に当たる人たちが、こうした薬品に対する知識を持っているかどうかという点をチェックする、その必要性についてはどうなんですか。あるいは機会をどうとらえればいいのですか。
○古川(雅)委員 そこで問題になってくるのは、先ほどのいわゆる回収命令にかかわる十五条の三の問題でありますが、私も答弁を伺っておりまして非常に御答弁については納得できなかったわけであります。基準に従って廃棄しない場合には罰する。ところがその廃棄をして、その後その回収の命令あるいは...全文を見る
○古川(雅)委員 これは実際の運用上については実例との関連等の問題もありますので、いろいろ問題は残ると思いますが、先ほどから二重罰則、二重罰則というふうに御答弁でございますけれども、この毒劇物を不法に廃棄するということと、それからその廃棄したあとそれを発見して回収を命ずるというこ...全文を見る
○古川(雅)委員 納得できませんね。不法に廃棄しているわけです。ここですでに罰せられることははっきり規定されている。当然社会的な、道義的な重任上、これを回収しなければならない。保健衛生上危害のないように原状復帰しなければならない。都道府県知事がその違反者に対してこれを命ずるという...全文を見る
○古川(雅)委員 局長の答弁については一応すなおにそのまま受けますが、現段階では「命ずることができる」を命じなければならない、に、そしてまた罰則規定については、十五条の三の知事の命令に従わないものに対しての罰則規定を設けて提案し直すということは、いましないわけですね。
○古川(雅)委員 当然これは問題が残るところであると思いますので、議論をまた後に譲ってまいりたいと思います。  次に、これも先ほど問題になったところでございますが、いわゆる毒劇物の運送中の事故が多発しておるということ、これは今回の改正の大きな主眼になっております。特に運搬等につ...全文を見る
○古川(雅)委員 現行法の運用においてすでに運搬中の事故が起こっておるわけでございます。したがって、すでに運搬の技術上の基準については当然最も必要を生じておる段階であります。したがって、この基準についてはすでに明確に再検討を加えていると思いますが、その内容についてお伺いしたいと思...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほども議論がございましたが、一般にいわれる危険物、LPガスとか塩素アンモニアあるいは酸素、こういった高圧ガス、それから石油、ガソリン、ベンジンなんかのいわゆる液化ガス、こういったものについては非常に厳格な輸送上の規制が行なわれているわけであります。この毒劇物を...全文を見る
○古川(雅)委員 運送業者の届け出ということだけではたして実態の掌握ができ、運送中の事故の軽減に効果があるとお考えでございますか。
○古川(雅)委員 毒劇物というのは特殊なものなんです。その取り扱いについてはあくまでも専門的知識を要することが前提じゃないかと私は思うのです。したがいまして、それをいわゆる運輸省の云々ということでまかすのは、非常に厚生省としては腰が弱いんじゃないかと思うのです。この点いかがでござ...全文を見る
○古川(雅)委員 輸送中の事故については、届け出制にするかあるいは登録制にするかということだけで、直接事故発生の頻度には目に見えた結果は出ないかもしれないけれども、少なくとも今日までの野放しの状態で——これはおたくのほうからいただいた事故の調査結果の表でありますけれども、これだけ...全文を見る
○古川(雅)委員 運営にあたってはひとつ厳重に今後措置をしていただきたいと思います。  時間もございませんので先を急ぎますが、先ほどもちょっとございましたいわゆる毒性基準の決定についてでございます。LD50というこの決定の考え方、その点は基準の決定にあたってはいわゆる主軸をなす...全文を見る
○古川(雅)委員 たいへん幼稚な質問で恐縮でございますが、そうしますと、いわゆる生理学の染色体への影響を及ぼす薬品、あるいは発ガン性を持ったもの、あるいは最近カネミ油等で問題になりました塩化ジフェニール、こういったものに対する考え方はいかがなんでしょうか。
○古川(雅)委員 毒劇物の取り扱いでございますが、たとえば工場等におきましてこうした毒劇物をいわゆる触媒として取り扱う、そういう製造工程に携わる人について、この取り扱い者についてはこの取り締まり法はどのように左右するのでございますか。
○古川(雅)委員 こういう毒劇物を職業上取り扱うその過程で起こるいわゆる工業中毒というのがございますけれども、これは労働衛生の見地から労働基準法あるいはその施行規則等において一応定められておりますけれども、実際問題として、そうした工場の中で毒劇物を取り扱うその取り扱いに当たる人自...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がなくて非常に残念なんですが、最後に、先ほどありました家庭用品についてであります。田邊委員も指摘をしておられましたが、昨日家庭用品品質表示審議会の答申があったわけでございます。特にこの点につきまして通産省関係の家庭用品品質表示法の施行令にその実施をゆだねてい...全文を見る
○古川(雅)委員 最後に、次官にお伺いいたしますが、ただいまの家庭用品品質表示法でございますが、今後連絡をとってしっかりやっていくという局長の御答弁でございましたけれども、いままで決して連絡をとってなかったわけじゃないと思います。連絡をとっていたでしょう。それから十分消費者サイド...全文を見る
○古川(雅)委員 残念ながら時間がなくなりましたので、あとに譲らしていただきまして、私の質問を終わります。
12月11日第64回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○古川(雅)委員 たいへん予定の時間がおそくなりまして、私がこれからお尋ねをすることは労働行政の基本的なことでありますので、一々労働大臣の御所見をお伺いしたいところでございますが、伺うところによりますと、これから参議院のほうの公害問題に対する連合審査のほうに御出席であるというよう...全文を見る
○古川(雅)委員 いま冒頭に大臣の所見を伺ったわけでございますが、以下具体的にこまかい点にわたってお尋ねをしてまいりたいと思います。  最初にアセチレン等の高圧ガスの爆発事故に関連をいたしまして伺いたいのでありますが、ことにごく最近爆発事故が相次いでおりまして、最も近い例では十...全文を見る
○古川(雅)委員 いま御報告がありましたとおり、こうして年の瀬が迫るにつれまして、ことにこうした中小企業で大きな事故が目立っているわけでございます。この高圧ガス取り締まりあるいは管理につきましてここに何らかの問題があるのではないかというふうに感ずるのでございますが、ことにこれは通...全文を見る
○古川(雅)委員 通産省の御答弁をいただく前にもう一つお伺いしたいのでございますが、この問題につきましては、こうした爆発事故が相次いでいる現状から考えれば、そしてまた特に中小工場等において危険が充満している、そういう要素が充満している、そういう実情にあっては、これは単にこれから検...全文を見る
○古川(雅)委員 では、通産省の公害保安局の工業保安課長の眞野さんでいらっしゃいますか、おいでいただいておりますので、冒頭にこうした爆発事故に対する総体的な御所見と、なお、こうしたアセチレンガス等について危険性が考えられる、こういう高圧ガスを使用している工場がどのくらいあるか、そ...全文を見る
○古川(雅)委員 相当の数でございまして、その実態掌握に一つの大きな問題があると思います。高圧ガスを製造販売する側と、それから消費する側、これはその規制については立場が違うということでございますが、届け出の義務があるわけでございまして、その基準についてひとつ御説明をいただきたいと...全文を見る
○古川(雅)委員 その辺に一つ私は疑問を持つわけでございますが、特に少量でありましても、これは危険を伴うものでございますので、その取り扱い者の事故の防止という点を考えますと、これは早急にひとつ何らかの結論を下さなければならないのじゃないか。まあ製造のほうにありましても、一日に三十...全文を見る
○古川(雅)委員 通産省のほうにお伺いいたしますが、さっき数字を申し上げました三十立方メートル、これは重量で三千キログラムになりますが、これ以上に限って届け出制としているということになりますが、問題なのはこれ以下でございますけれども、通産省として、担当の所管の行政機関として実際の...全文を見る
○古川(雅)委員 高圧ガス、アセチレン等を取り扱っておる、そうした工場における取り扱い上の注意ですね、あるいは安全に対する指導をこれからなさっていくということでありますが、通産省としては、そういう態度で臨んでいらっしゃる。同時にまた実態をつかめない実情ということも、そうした対策を...全文を見る
○古川(雅)委員 これは技術的な問題になりますので、どちらへお伺いしていいか私わからないのですが、いわゆるアセチレンのガス漏れ対策としては、その作業に当たる個々の人たちが、緊張して、気持ちを張り詰めて注意をしながらやらなければならない。これは基本的なことになるわけでありますが、実...全文を見る
○古川(雅)委員 そうした使用器具の保全の万全を期して、とにかくガス漏れをさせないように、未然に防ぐということ、それはよくわかるのでございますが、実際問題として、事故はガス漏れが発生して起こっているわけです。そこまでの事業所の監督ということも一つの大きな前提にはなるでしょうけれど...全文を見る
○古川(雅)委員 その点については、これは今後の大きな課題ということでございますね。ひとつ精力的にそうした安全装置あるいは警報装置の開発についても努力をいただきたいと思います。  時間がございませんので先へ進ませていただきますが、労働省の統計によりますと、安全基準の違反率が五〇...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした労働災害が起こるたびごとに私思うのでございますが、監督に当たられる労働省としては、常にその職場の責任者、作業に携わる人が、いわゆる安全確保に全力を尽くしてくれというふうに呼びかけることにとどまっているんじゃないか、それしかできないのじゃないかというような...全文を見る
○古川(雅)委員 そういう安全技師の制度を採用すべきかどうかということを、それこそ最終的に決断をする段階に迫っている。いまの部長のお話をお伺いしましたのですが、この点について、そうした答申を受け、それを受ける側のおたくのほうの局として、あるいは大臣としての姿勢といいますか、その点...全文を見る
○古川(雅)委員 安全技師、この制度の検討につきましては、今年度はともかく、来年度に入って現在よりさらに進めて検討を加えていくというような御予定でございますか。
○古川(雅)委員 時間がございませんので、アセチレン等の高圧ガス爆発事故に関連した安全衛生行政についてのお尋ねはここで終わるわけでございますが、いずれにいたしましても、事故が起こってしまいますと、言うまでもなく非常に悲惨な結果を招いているわけでありまして、今後ともひとつ万全を期し...全文を見る
○古川(雅)委員 この百七十四条につきまして、いわゆるきめ手になっていく排出の抑制基準値というものがあるわけです。これが、伺うところによりますと、鉛、四エチル鉛、それからPCP、ベンジジン、この四種に現在のところ限られているということでございます。いわゆるカドミウムとか水銀、弗素...全文を見る
○古川(雅)委員 これは、先ほど藤田委員の御指摘にもあったと思うのでございますが、そういった基準、抑制のきめ手がない上に、それを検討するというようないま段階ではないと思うのです。  さらに大きな問題になってくるのは、労働省自体の人手不足によって監督行政のしようがないという点がも...全文を見る
○古川(雅)委員 今回この有害物質取り扱い事業所を総点検されたということは、労働省としては初めての試みではないかと私記憶いたします。ただその場合、やはり非常に体制が弱体であるということ、これは調査にあたっても非常に苦心をされた点じゃないかと思います。現に調査に当たった監督官がほと...全文を見る
○古川(雅)委員 今回のこの事業所の総点検につきまして、私は、この「週刊労働ニュース」という新聞の十二月七日付で読んだわけであります。そのほかの新聞にも報道されておりまして、当局のほうからも調査結果の概要について資料をいただいておりますし、いずれにいたしましても、有害物質を取り扱...全文を見る
○古川(雅)委員 この有害物質を取り扱っている事業所の問題につきましては、公害問題が今日これほど大きな社会問題としてそれこそ臨時国会が開かれるまでの大問題に発展しながら、そういうものを実際に取り扱っている事業所自体において、こうしたシアンとかクロムとかカドミウムあるいは石綿とか鉛...全文を見る