古川雅司

ふるかわまさし



当選回数回

古川雅司の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
議事録を見る
○古川(雅)委員 預金保険法案について二、三お尋ねをいたします。  最初に、預金保険制度を制定するに至った動機でございますが、これは一昨日、藤田委員の御質問に対しての御答弁がありましたが、もう一度お伺いをさしていただきたいと思います。  この制度はいままでなかったわけでござい...全文を見る
○古川(雅)委員 預金者保護の万全を期すということを表に出してきたということでございます。と同時に、いままでの政策が、いわゆる銀行過保護であったという一端もお認めになったわけでございますが、これまでの銀行に対する政策上、たとえば預金金利の最高限度が定められて、常に一定の範囲の利ざ...全文を見る
○古川(雅)委員 その点、先日も指摘されたところでありますが、いわゆる金融機関をの保護ということから預金者保護という政策を分離さしていく弊害として、企業体としては倒れる心配がないかというところに一つ問題があると思いますが、非常に安易な競争が行なわれるのじゃないか、そういう心配が絶...全文を見る
○古川(雅)委員 預金者保護という目的のもとにこの制度を今度制定するわけでありますが、その一つの理由に、預金の大衆化の進展ということをあげていらっしゃいます。  そのほか、金融機関相互間の業務の連携度の増大、ここまでは一応わかるわけでありますが、その次の、いわゆる経済の国際化に...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの件でございますがこういう事態を想定しているといいますか、一般的に信用恐慌がこれから起こり得る、そういう可能性があるということを多少見込んでいるのかどうか、その点についていかがでございますか。
○古川(雅)委員 この制度を制定する必要性というのは前々からあった、しかも、今日いろいろな環境の変化等にかんがみ、いよいよ制度を設けることに踏み切ったということでございますが、当然そこには、これまでこうした預金者を保護する政策をとれなかった、これを制定できなかった事情があるかと思...全文を見る
○古川(雅)委員 銀行局当局としてはかなり早い時期からこの制度の制定をお考えになっていたようでありますが、いわゆる大銀行等の抵抗があって制定ができなかったというような事実はございますか。
○古川(雅)委員 そうしますと、この制度を今後永続させていくというお考えのもとに今回御提案になったのか。そのお考えがあるとすれば、これまで多少消極的であったといういま御答弁でございましたけれども、そうしたある一部の銀行筋から抵抗が起こってこの制度が行き詰まっていくというような事態...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一度確認させていただきますが、今後この制度を永続させていくという方針でスタートするわけでございますね。
○古川(雅)委員 次に、この預金保険の機構の問題でございますが、いただきました資料によりますと、まず資本金については政府、日銀、加入市中銀行等それぞれが三分の一ずつ、四億五千万とするということでございますけれども、この点はこの間も御質問がございましたのですが、もう一度伺いますが、...全文を見る
○古川(雅)委員 当然この資本金につきましては、どこにおいてどのように運用していくかという目途はあらかじめ立っていらっしゃると思いますが、その点ひとつ御説明いただきたいと思います。
○古川(雅)委員 機構の実際に運営に当る方々は、これはいわゆる運営委員会の委員になるわけでございますが、この発起人の決定に始まって運営委員の選定に至る過程におきまして、この発起人がそのまま運営委員になっていくということが考えられるかどうか。そしてなおかっこのメンバーの構成、選定に...全文を見る
○古川(雅)委員 この業界の代表についてでありますが、きょうの午前中の参考人との質疑応答におきまして、いわゆる労働金庫が入っていないじゃないかという御指摘があり、これは入るべきだという御意見もございました。銀行局当局としてはどのようにお考えでございますか。
○古川(雅)委員 機構の運営が、こうしたいわゆる業界を代表する運営委員によって進められるわけでございますが、この点どうも、いわゆる預金者保護という観点に立ちますと、おかしいのではないかという気がいたします。いわゆる預金者の心情、心理というものをもっとくみ取って、預金者サイドの代表...全文を見る
○古川(雅)委員 元金の最高限度を百万円とした理由につきましては、預金者の九七%が百万円以下であるという根拠をこの間お示しになっておりましたが、いわゆる元金の保障については、その理由だけで百万円と定めているわけでございましょうか。この最高限度の百万円は、今後これを引き上げるという...全文を見る
○古川(雅)委員 この元金保障ということは、一面からいうと、いわゆる貯蓄奨励ということに関連があるのじゃないかと思いますが、その点いかがであるかということが一つと、とするならば今回大蔵省で提出をされる予定の法案の中で、租税特別措置法の中に少額貯蓄の非課税の限度額を元本百万円から百...全文を見る
○古川(雅)委員 保険料率でございますが、これは御提案の趣旨の中にも「長期的に保険料収入が保険金を償うように、かつ、特定の金融機関に対し差別的取扱いをしない」、一律であるということをきめていらっしゃいますが、この方針は将来ともにくずさない方向をおとりになるのか、その点、確認をさせ...全文を見る
○古川(雅)委員 「長期的に保険料収入が保険金を償うように」という前提がございますので、当然保険料率については大蔵当局としてある程度予測を立てていらっしゃる、見通しの率をお立てになっていると思いますが、その点、明らかにしておいていただきたいと思います。
○古川(雅)委員 金融機関はその保険料の額を、営業年度の直前の営業年度の末日における預金等の額の合計額を十二で除し、これに営業年度の月数を乗じて計算した金額に、いわゆる機構が定めるその保険料率を乗じて算定をするということでございますので、当局としてもある程度の試算はできているかと...全文を見る
○古川(雅)委員 これまでの金融の破綻の状況についてはおたくから資料をいただいて承知をしているわけでございますが、この中から一つの傾向を見てまいりますと、預金量の少ないところ、こういったところに非常に破綻のケースが多いということが指摘できると思いますが、この点いかがでございますか...全文を見る
○古川(雅)委員 そのように比較的預金量の少ないところに破綻の例がこれまで多かったわけでありまして、一定の保険料率を乗じてこの預金量から算定をしていくということになりますと、きわめて保険料を少なく納めながら、この制度の恩恵にあずかるのはこうした中小あるいは零細な金融機関である。そ...全文を見る
○古川(雅)委員 これはそうやすやすと想定できることではありませんけれども、いわゆる大きな恐慌等が起こった場合、保険事故が続発した場合、保険金でまかない切れない、そういうときにはどう対処していくのかということと、もう一つは、このままいわゆる保険料を積み上げていきまして、ある一定の...全文を見る
○古川(雅)委員 保険事故を二段階に分けていらっしゃいます。この点で十分いわゆる預金者保護の目的を達することができるかどうか、これで十分であるかどうか、その点いかがでございますか。
○古川(雅)委員 過去の「金融機関破綻状況調」に基づきまして――この事例の場合、個々のケースは多岐にわたりますが、一般的に預金者の保護はどのようにとられていたか、その点ひとつデータがございましたら御説明いただきたいと思います。
○古川(雅)委員 過去の金融機関の破綻の実情の中で、いわゆる預金者の元金が保障されたというのはどのくらいの割合に達しておりますでしょうか。
○古川(雅)委員 過去においては、今回のこの預金者保護制度を定めるまでもなく、いわゆる自主的な互助制度によって預金者は保護されてきた、少なくとも元金については保障されてきたと理解してよろしゅうございましょうか。
○古川(雅)委員 そうしますと、今度の制度につきましては、預金者保護を表面に出したといいながら、むしろやはり金融機関の保護ということが主体になるんじゃないかという、そうした疑問を感ずるのでございますが、いかがでございますか。
○古川(雅)委員 少なくともこれまでの金融機関の破綻の例から見れば、いわゆる直接的な預金者の被害というか、損害は保障されているわけでございまして、これは一昨日も、そしてきょう午前中からの議論でも最も強く指摘をされておりましたが、預金者の心理として、預金者がいわゆる預金者の保護の立...全文を見る
○古川(雅)委員 いわゆる大衆の中にあって預金者が抱いている不安は、いま御答弁をいただきましたけれども、やはり物価上昇と預金金利の関連でありまして、その点が何ら解決されない、あるいはその点についての保護を政策的に確立しない、そのままで今回のようなこうした制度をつくるということにつ...全文を見る
○古川(雅)委員 どちらが先かということをここで議論しても始まらないわけでございます。政府のほうはとにかく物価対策については万全を期していると言い、対策を講じていると言いながら、現実の問題としては異常な上昇率で物価が上がっているわけでございます。そうした場合、いわゆる預金をしてい...全文を見る
02月16日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
議事録を見る
○古川(雅)委員 先日大臣から所信表明を伺ったわけであります。これはもちろん大臣個人としての御見解ではなく、国務大臣、労働大臣としての御所見であると拝聴いたしました。若干大臣の所信表明に関連をしてお伺いをしながら、私の質問を続けてまいりたいと思います。  非常に格調の高い御所信...全文を見る
○古川(雅)委員 内容の議論については後日に譲ることにいたしましても、当面いわゆる四十六年度に直接勤労者に対して恩恵をもたらすというものではないということはわかりました。  二番目に、いわゆる労働災害の防止対策でございますが、この推進費が四十六年度はわずかにこれもまた一億六千百...全文を見る
○古川(雅)委員 当局の意欲を私は決して認めないというのではありません。ことに第一線でがんばっていらっしゃる労働者の皆さんの御苦労は私もよく知っているつもりであります。ただ、いまだかつてないほど、今日労働災害については大きな問題として取り上げられ、なおかつ職業病の予防や治療、そし...全文を見る
○古川(雅)委員 いま労働者の皆さんは、この失業対策事業に携わっている皆さんを含めて、今後の労働行政については、期待というよりもいろいろな不安を持ちながら行政を見つめているわけでございます。いまさら労働省の設置法を引き合いに出すまでもございませんけれども、労働省というのはあくまで...全文を見る
○古川(雅)委員 現実問題として、恵まれない労働条件のもとで働いている人はたくさんいるわけです。そういう人たちの条件の改善のために、そういう視点から労働者が監督指導していくということについては、これは当然大きな期待を持たざるを得ないわけでございます。いまの御答弁からは、多少期待は...全文を見る
○古川(雅)委員 一般的なお伺いでたいへん申しわけないのでございますが、こうした中小下請企業等の発展のおくれた分野で働いている人々、その人たちの労働条件には、往々にして非常に過酷なものがあるわけでございます。そういった点、いわゆるそこに働く人たちが生活の確保のためにあえてそれに耐...全文を見る
○古川(雅)委員 具体的な問題についてお伺いする前に、もう二、三前提としてお伺いをしておきたいわけでありますが、これは監督課長でもけっこうでございます。いわゆる労働基準法に抵触するような条件のもとで働いているそうした実態が明らかになった場合、労働省としては、そういう人たちの条件を...全文を見る
○古川(雅)委員 これから労働基準法の内容についてお伺いしていくわけですけれども、いま現に働いている皆さんが、労働基準法では認められないそういう条件のもとで働いている、それがいわゆる御婦人の深夜の作業であるという場合に、これまで長い間生活のために、労働基準法がどうであろうと、働い...全文を見る
○古川(雅)委員 もしそうした基準法に照らしてふさわしくないという判断をなさり、その職場で働くことを禁じたような場合、事後の措置もお考えになるということでございますが、この点については、これまでの生活を確保するためのあるいはそれ以上の所得を保障する、収入を保障するというところまで...全文を見る
○古川(雅)委員 では、具体的な事例につきましてこれからお伺いを進めてまいりますが、深夜の婦女子の就労につきましては先般藤田委員からいろいろ御指摘がございましたので、一般的な問題については質問を避けまして、一つの例をあげて、その点についてお伺いをしてまいります。  私がここへ持...全文を見る
○古川(雅)委員 第八条の中ではどの号に該当しますか。
○古川(雅)委員 これからお伺いしていく問題は決してきのうきょう起こった問題ではございませんで、かなり前から尾を引いている問題でございます。その中で、六ないし八というような一部御意見がございましたけれども、七号に該当するということはお考えになりませんか。
○古川(雅)委員 四十一条に労働時間及び休憩の特例についての適用の除外の項がございます。ここに第八条の六号または七号の事業に従事する者が該当しているわけでございますが、このとおりでよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 女子年少者労働基準規則というのがございます。この中で、女子の深夜業の範囲を第六条に規定しております。まず、この魚市場における選別婦が水産業の従事者であるという考えが一つ。もう一つは、魚を運んだりするいわゆる運搬業者という見方が一つ。いろいろ意見が分かれておるよう...全文を見る
○古川(雅)委員 監督課長にお伺いをいたしますが、いま水産庁のほうからは水産業に属するものという御答弁を一応いただきました。ここで、この選別婦の皆さんがほとんど御婦人であるということで、女子の深夜業の範囲が問題になってくると思います。この女子年少者労働基準規則に照らして、この選別...全文を見る
○古川(雅)委員 水産庁のほうにもう一度お伺いいたしますが、この選別婦がいわゆる水産業だということになりますと、実はいま私があげている例の問題で一番問題になりますのは、雇用主がはっきりしないということであります。まき網組合と、それからまた中央市場と下関魚市場というのと二つあります...全文を見る
○古川(雅)委員 監督課長にお伺いいたしますが、この選別婦として働いている皆さんの雇用主がはっきりしないということなんでございますが、労働者として働きながら雇用主がはっきりしないことは、これは非常に嘆かわしいことでありまして、これから一つ一つお伺いしていきますが、いわゆる労働条件...全文を見る
○古川(雅)委員 いまの御答弁でございますが、まず現地の山口基準監督署につきましては、両魚市場が雇用主であるという判断をされたわけであります。ところが、それを両魚市場が認めない。その後何ら基準監督署としては組合側には見解も示さないし、どうこうしろということも示していない。判断を下...全文を見る
○古川(雅)委員 これはそちらでも十分調査をなさっておると思いますが、その下関の鮮魚の選別婦の皆さんは、昭和二十七年ごろいわゆるアルバイト的に選別婦として従事し始めてから、今日までおよそ二十年間働いてきているわけでございます。この争議が始まりました当初には、約百八名の皆さんが組合...全文を見る
○古川(雅)委員 これは毎日十六時間というわけじゃありませんけれども、非常にそういう場合が多かった。なおかつ深夜の就労ですから、行き帰りの通勤の時間を含めると、これは平均して十六時間拘束されてしまうわけであります。深夜これだけ働いて休憩時間が与えられない。この事実に対しては三十四...全文を見る
○古川(雅)委員 そうすると、四十一条の規定によって、十何時間働かされても、それに見合った休憩時間を与えないことは何ら問題にならないというわけでございますか。
○古川(雅)委員 好ましくないということは——これは休憩時間が与えられないということを私は言っておるわけでございまして、先ほどそちらの時間のデータをお示しになりましたが、十六時間働かされて、その間にろくに休憩も与えられない、食事の時間だけであるということについては、これはやはり違...全文を見る
○古川(雅)委員 好ましくないという御答弁がありましたけれども、こういう場合、こうした深夜に働く御婦人の皆さんの健康、そしてまた生活を守る、からだを守るために、これは違反にならないということだけで放置さるべき問題であるかどうか、その点御見解いかがですか。
○古川(雅)委員 こういう過酷な条件で、休憩時間も与えられないということに対して、いわゆる雇用主の責任はどうなりますか。法に触れない、違反しないということだけで何ら責任を問われないでしょうか。
○古川(雅)委員 道義的な責任は問われますか。
○古川(雅)委員 山口の労働基準監督署が選別婦の雇用主は両魚市場と判断をした、認定をしたという表現で報告が私のもとには来ておりますけれども、この点については、十分責任をもってこうした判断を下されたのであると思いますけれども、いかがでございますか。
○古川(雅)委員 この場合、両魚市場がこれを認めないということは、これは労働基準監督署としても著しく権威を傷つけられたということになると思いますが、この点どう今後対処されますか。
○古川(雅)委員 紛争処理に持ち込まなければならないような非常に複雑な混乱を来たすような問題に対して、基準監督署がきわめて簡単に、簡単にというと語弊があるかもしれませんけれども、断定を下したというのはどういう意味なんでしょう。
○古川(雅)委員 今日に至っても、監督署並びに労働省当局としては、そういう断定を過去に下されたいきさつ上、両魚市場がこの選別婦の方々の雇用主であるという見解に相違はございませんか。
○古川(雅)委員 もう一度お伺いいたしますが、すでに出先ではそういう判断を下しているわけです。裁判の問題になっているのはその後でございます。両魚市場が雇用主であるということをみずからが認めないために、組合側はそれを不服として裁判に持ち込んでいるわけです。したがって、その係争の結果...全文を見る
○古川(雅)委員 裁判所がどういう判断を下すか、これからそのときを待たなければならないわけですが、現地の選別婦の方々は最高裁に持ち込んでも戦いたい。そこまで非常に思い詰めておるわけです。そこまで思い詰めた、そこまで決心をさせたそのきっかけが、労働省の出先である労働基準監督署が、雇...全文を見る
○古川(雅)委員 その後魚市場の業務、作業の内容については改善が加えられているということは私も伺っております。しかし、ここで問題にしなければならないのは、やはり過去の責任の問題もあると思うのであります。したがいまして、この両魚市場が雇用主であるというこの判断は、この問題解決の大き...全文を見る
○古川(雅)委員 水産庁にお伺いいたします。  この選別婦の皆さんの雇用主が、もし両魚市場ではないということになった場合、もう一つ考えられるのはまき網組合でございます。またそのまき網組合自体も拒否しているわけでありますが、一体この人たちの雇用主をどこに求めればいいのか、このこと...全文を見る
○古川(雅)委員 これは時間をかければ、いずれ雇用主ははっきりするわけでございますが、もう二、三お伺いしておきたいと思います。  時間外の勤務あるいは深夜の割り増し賃金を支払わなかったことについては、責任は問われますか。
○古川(雅)委員 年次有給休暇が全く認められない、与えられないということについて、これも責任を問われますか。
○古川(雅)委員 婦女子が深夜十六時間働いて、午前零時から午後の四時まで——午前じゃございません。午後の四時まで、食事時間以外に休憩時間が与えられないということについて責任を問われますか。
○古川(雅)委員 先ほど婦女子については——この場合深夜就労は認められないという御判断の御答弁がありましたが、私いまあらためてお伺いしたのは、婦女子の場合です。こういう条件のもとで働かして責任は問われないかと伺っておるわけであります。選別婦の皆さんが深夜働くこと自体認められないと...全文を見る
○古川(雅)委員 健康診断を一度も実施しないということは、雇用主として責任を問われますか。
○古川(雅)委員 いただきました時間が切迫をいたしましたので……。まだまだいろいろな事実があげられておりますけれども、そういう事実を証拠をもって明らかにした場合、そしてまた、現在係争中になっておりますが、この深夜に働く選別婦の皆さん方の雇用主がはっきりした場合、これは、こうした労...全文を見る
○古川(雅)委員 これは今後こうした魚市場の企業の形態そのものにいろんな改善が加えられて近代化されていけば、おのずから解決されるといえるかもしれませんけれども、しかし過去二十年間にわたって、こういう非常に目に余る条件のもとで幾多の婦人が働かされてきたわけであります。中には、いわゆ...全文を見る
02月18日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
議事録を見る
○古川(雅)委員 厚生大臣がいま予算委員会のほうに出ておりますので、お戻りになるまでの間、政務次官にいろいろお伺いをしてまいりたいと思います。  去る一月二十五日の本社会労働委員会で厚生大臣の所信表明演説を伺ったわけでございますが、政務特官、この大臣の所信表明演説についてどのよ...全文を見る
○古川(雅)委員 厚生行政の基本的な施策につきまして本心をお述べになったものであるという御答弁でございますが、これは当然先行きの見通し、将来展望というものに立った確実なものである このように理解してもよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 将来展望についてもいろいろ考え方があると思いますが、当面大体何年くらい先を見通してこの所信をお述べになっていらっしゃるとお考えになりますか。
○古川(雅)委員 少なくとも昭和四十六年度だけについてであると言えますでしょうか。あるいはそれより先――問題別とおっしゃいましたけれども、全体としての厚生行政、これはかなり長期にわたる構想ということもいま真剣に検討していらっしゃるところでありますので、その点はお答えいただけると思...全文を見る
○古川(雅)委員 少なくとも昭和四十六年度だけに限ったことではない、将来にわたって熟慮した上でこの所信表明をなさったのだというふうに理解をさせていただきたいと思います。  非常に概括的になりますが、この大臣の所信の内容につきまして、見解をこれからお伺いしていくわけでございますが...全文を見る
○古川(雅)委員 これはたいへんなことを伺いました。そうすると、政務次官のお考えでは、最近の物価の上昇についてはお認めにならない、そういった観点からおっしゃっているのでしょうか。それとも物価上昇をカバーすることも、これは年金の改善の大きな要素である、大部分の要素であるとお考えにな...全文を見る
○古川(雅)委員 私が最初から申し上げておる物価上昇分をカバーする程度にすぎないという点はお認めになるのですか。
○古川(雅)委員 年金の給付内容でございますが、老齢福祉については二千円から二千三百円、障害福祉は三千百円から三千四百円、母子。準母子福祉が二千六百円から二千九百円。この金額については、私はどう考えたって、物価上昇分をカバーしたにすぎない、それを上回る改善というものではないと考え...全文を見る
○古川(雅)委員 物価上昇分をカバーするアップにすぎないと申し上げておるのでありますが、いかがでございますか。
○古川(雅)委員 昭和三十七年の社会保障制度審議会の答申では、今後十年間にヨーロッパの水準に到達するようにという目標が出されております。今回のこの改正は、その目標をどのように達成をしてきたというふうにお考えでございましょうか。
○古川(雅)委員 この昭和三十七年の答申の目標にはほど遠いということは私は認めざるを得ないと思います。年金額の上昇については昨年度を上回る金額の引き上げを行なったという大臣の所信表明でありますけれども、これはいままでがあまりにも少なかったということでありまして、それを大幅に上回る...全文を見る
○古川(雅)委員 老人福祉につきましてはもうすでに国民的な課題でありますが、政務次官にお伺いいたしますけれども、今国会の冒頭から各党の代表質問、また予算委員会の質問等で、老人問題の解決を急ぐように指摘をされております。厚生大臣も、就任以来社会保障制度の中で、老人対策、老人問題を最...全文を見る
○古川(雅)委員 同じく首相は、四十六年度の予算ではこういうふうに言っております。ひとり暮らし老人に対する相談電話や看護人、老人奉仕団体、在宅機能回復訓練など、きめのこまかい配慮をしており、老人に冷淡だという非難は当たらないという開き直り方をしておりますけれども、この総理の姿勢を...全文を見る
○古川(雅)委員 老人福祉が大事だということは世論のだれもが認めているところであります。そのことに対して、総理はもう十分考えているのだ、現在の政府の老人対策に対する姿勢は十分なんだ、そういう本会議での答弁です。そしてまた、四十六年度の予算についても、確かにきめのこまかいそうした施...全文を見る
○古川(雅)委員 総理が昭和四十六年度の老人対策、老人福祉の施策の例としてあげている相談電話についても、そのほかのこうした施策についても、これは発足後非常に日が浅いわけであります。しかも相談電話等につきましては、これはテストケースであります。そのほかいろいろ改善はされておりますけ...全文を見る
○古川(雅)委員 そういう大蔵省の抵抗といいますか、こういう社会福祉施設を長期計画で考えていくということはなじまない問題だという見解があったかどうか。もし予算折衝の中でそういう考え方が根強くあったとすれば、その計画を今後進めていく上に一つの大きな障害になるのじゃないかという気がい...全文を見る
○古川(雅)委員 当然この整備五カ年計画については、今後発展的に強化されるものであると期待をするがゆえにお伺いしているわけでございます。心配ないといまはっきり御答弁になったわけでございますが、この社会福祉施設の立ちおくれを回復する大きな計画については期待をしてまいりたいと思います...全文を見る
○古川(雅)委員 では、その再検討、点検については弾力的に検討していただけるというふうに理解をさしていただきたいと思います。  次に、児童手当制度につきましては、先ほど政務次官からもお話がございましたが、これは法案の形で出てまいりますので、そのとき詳細にお伺いをしてまいりたいと...全文を見る
○古川(雅)委員 確認をさしていただきますが、この制度を今後段階的に充実、発展さしていくという過程で、この事業主の拠出、財政負担が将来障害になって、制度の発展を妨げることはないかという点、この点は間違いございませんでしょうか。もしそうした障害が出た場合、政府の責任でこうした障害に...全文を見る
○古川(雅)委員 最後の「が」というところが気になりますけれども、また法案の審議の過程でいろいろお伺いしてまいりたいと思います、きょうは概括的に大臣の所信表明の内容について伺っているのでありますから。  次に移りますが、悪臭防止法案を今回提案される予定でございますけれども、この...全文を見る
○古川(雅)委員 これは測定機械の開発あるいは研究といった点でむしろ非常に急を要する今後の大きな課題だと思います。その点で初年度がわずか百万円の予算という点が非常に疑問であった、そのことを申し上げたわけであります。  そのほか、医薬品の効能、効果の再検討や食品添加物の点検、残留...全文を見る
○古川(雅)委員 原爆被爆者に対する援護については、たびたびお伺いしているわけでございますけれども、いわゆる社会保障という考えのワクの中で特別措置法の措置をしていただいているわけでございますが、被爆者の要望をあわせて、そろそろこれは国家補償という見地で再検討をする時期に来ているの...全文を見る
○古川(雅)委員 じゃ、これは法案の審議のときにまたいろいろお伺いしてまいります。  最後に、これは大臣の所信表明の冒頭に出てまいります問題の健保の改正の問題でございます。これはすでに予算委員会、また本委員会においても、けさほどから大臣の所信をずっと伺ってきているところでありま...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど政務次官にお伺いしましたら、大臣のこの所信表明は決して形式的な作文でもないし、かなり将来の展望というか、構想の上に立った大臣の本心を述べたものであるというふうな御答弁をいただきました。今回の健保については、前々からいろいろ批判がありますし、審議会の答申の出...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした大臣の所信表明の中には、国民の皆さんに、また被保険者、患者の皆さんに非常な負担をかける、負担増になるからこの点は申しわけないということを表現できないのかというのも一つ考えられますね。こういう点で改善されます、こういう点がよくなります、ということだけ強調し...全文を見る
○古川(雅)委員 これは、改正内容から見まして、赤字対策の域を出ていないということは一致した意見でありますし、先ほど申し上げた、社会保障制度審議会のほうの、政府の再考を求めるという点については、これは全会一致の意見であります。その点を無視して法案の提出に踏み切ったということについ...全文を見る
02月23日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
議事録を見る
○古川(雅)委員 午前中から質疑応答を伺っておりまして、いろいろ問題点が出ました。私が準備しておりました若干の問題はほとんど出尽くしたような感じがいたします。くどいようで、重複すると思いますが、ひとつお許しをいただきたいと思います。  初めに、けさほどから大臣等の答弁を聞いてお...全文を見る
○古川(雅)委員 いま整理をして御答弁をいただいたわけでございますが、いずれにしても問題のあるこの対外援助の基本的な政策に欠けているということにつきましては、単なる抽象的な議論だけではなく、これから具体的に施策を打ち出していただかなければならないと思うのでございます。  ただい...全文を見る
○古川(雅)委員 特にわが国に対する分担率の裏づけというか算定の基礎はないということでございましたけれども、これは一応こうして機関で決定をしてわが国が出資をするわけでありますが、日本内外の経済事情から考えて、これは適切であるというふうにお受け取りになっているのかどうか。これは今後...全文を見る
○古川(雅)委員 これから三年以内の経済の変動等を考えた上でのことですか。
○古川(雅)委員 この融資先の資金の効率がうまくいっているからということは、これはけさから多く議論のあったところでありますが、援助先の国にとってほんとうにこれが生かされて使われているかどうか。これは融資先の各国における使途別の利用率というか、利用効果、そういったものについてももう...全文を見る
○古川(雅)委員 次に、全般的な対外援助の問題でございますけれども、これはけさほどから非常にたくさん議論がございまして、いわゆる一九七五年を目標にしてGNPの一%という目標を立てて、いわゆる政府の対外的な公約としてその方向に進んでいるわけでございます。これは援助目標として国際的に...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣、これはけさほどもあったのでくどくどと御答弁をいただくのは申しわけないのですが、いずれにいたしましてもこれは政府の対外的な一つの公約である。こういう公約としての援助目標に向かってこれから進んでいくわけでありますが、同時にいま申し上げたとおり国内の財政需要は決...全文を見る
○古川(雅)委員 国民一人当たりの所得がそう低くないということで御反論をいただきました。社会資本の充実のほうは非常におくれているということはお認めになると思います。大いに問題になると思います。したがって今回自動車従量税も出てきたのだと思います。  先ほどこの援助の効果について伺...全文を見る
○古川(雅)委員 技術援助額の割合でございますが、いまの御答弁で、単純にパーセントを比較するだけでは議論にはならないということはよくわかります。ただ日本の技術援助が非常に立ちおくれておるということはお認めになっておるわけでございますか。
○古川(雅)委員 今後技術援助額をふやしていく方向に努力をしたいということでございましたので、これは当然現在おくれておるという認識のもとに立っているというふうに伺ったわけでございます。そういう点を期待してまいりますと、当然技術援助をふやしていく方向に何らかの計画なり考え方というも...全文を見る
○古川(雅)委員 最後に大臣にお伺いしたいのでございますが、今後の対外援助のあり方についてでございます。援助先の地域でございますけれども、非常にアジア、特に東南アジアに過度に集中しているという意見がございまして、これは何らかの誘導措置で、アフリカ、中南米のほうに分散させる必要があ...全文を見る
○古川(雅)委員 いまの御答弁でございますと、何かGNP一%という目標に向かってだんだん伸びていく、そのことによって地域範囲を広げていくというふうにとったわけでございますが、もう一つのほうの観点から、アフリカ、中南米等の資源の開発、こういった点を間接的に援助をしていく、促進をして...全文を見る
○古川(雅)委員 終わります。
02月23日第65回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○古川雅司君 私は、公明党を代表して、ただいま提案された自動車重量税法案について、総理並びに大蔵大臣に対し若干の質問をいたします。  私は、この自動車重量税法案ほど不明朗きわまる財源調達の方法はないと思うのであります。すなわち、一昨年自民党の一部からいわゆる自動車新税構想が提唱...全文を見る
02月24日第65回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
議事録を見る
○古川(雅)分科員 私は本日は保育所の問題、なかんずく無認可保育所の実態について若干お伺いをしてまいりたいと思います。少々古い記録でございますが、昨年の八月三十一日の新聞に、厚生大臣が保育所設置に対する国の助成措置を来年度から大幅に拡充する。五十年までに要保育児の一〇〇%の収容を...全文を見る
○古川(雅)分科員 諮問されたわけでございますが、いつごろ結論を得られるように見込んでいらっしゃいますか。
○古川(雅)分科員 いわゆる保育所問題では、保育所の絶対数の不足ということがいつも問題になるわけであります。この乳児、幼児の保育について、これはおそらく大臣は最も理想的には母親の手元で育てることが理想的だというふうなお考えを持っていらっしゃるのか、あるいはこうしたいろいろの社会情...全文を見る
○古川(雅)分科員 そこで、そうした社会情勢のために保育所の必要が叫ばれているわけでございまして、決しておかあさん自身のレジャーのためや子供をじゃまにして保育所に預けるなんということはもう問題外でございますが、やむにやまれず子供を預けておかあさんが働きに出なければならない、そうい...全文を見る
○古川(雅)分科員 実態をつかむ手段がないという意味にも私は受け取れますし、それはある一面からいえば当然であると思います。むしろ実態をつかめないということは、現在無認可保育所の置かれている内容、実態そのものを示しているんじゃないかと私は考えているわけでございます。実際こういういわ...全文を見る
○古川(雅)分科員 先ほどいわゆる無認可保育所の実態がつかみにくいという御答弁がございましたが、私たち陳情や請願の形で、あるいは住民の方との懇談の形で、この保育所の不足についてはいつも訴えられているほうでございます。実際に先日都内のいわゆる無認可保育所の実情を数カ所私たち見せてい...全文を見る
○古川(雅)分科員 保育をする児童であってなおかつ正規の保育所に預けられないという人がたくさんおるところに、こうした問題が起こってくるということは十分認めていただけると思います。いろいろ原則論を申されましたけれども、都内にあってはそうした住民の方々の要請、そしてまた無認可保育所の...全文を見る
○古川(雅)分科員 実際国の予算措置としては、昭和四十六年度が百二十六億増の五百九億六千三百万円という予算を計上していらっしゃいます。これはたいへんな努力であったと思います。しかしこれはあまりにも少ない。ということは、現実に照らしていままでが少な過ぎたのであって、このくらいでだい...全文を見る
○古川(雅)分科員 厚生大臣が見えましたのでもう一度繰り返させていただきます。お伺いしたことは、無認可保育所の実態をお話ししたわけです。そこへ子供さんを預けて働きに出なければならない。これは決しておかあさんの事情でもないし、また非常にたいへんな条件のもとで無認可保育所で働いている...全文を見る
○古川(雅)分科員 最後に局長に二つだけお伺いいたしますが、無認可保育所に子供さんを預けているおかあさんの中には別な事情がもう一つあります。それは商店なんかで、人手不足のためにおかあさんが自分の店で働かなければならない。そうした人たちの場合には、現在の公認の保育所では認められてい...全文を見る
○古川(雅)分科員 終わります。
02月25日第65回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第6号
議事録を見る
○古川(雅)分科員 岡山以西の山陽新幹線の工事がすでに進められているわけでございますが、公共事業の計画、施行でございますけれども、当然沿線住民からいろいろな苦情、そういった要望等が持ち込まれております。最初から具体的な例を申し上げまして、当局の見解をお伺いしてまいりたいと思います...全文を見る
○古川(雅)分科員 現在の計画よりも工事期間の短縮ということはできるかどうか、この点をお伺いしておきたいと思います。
○古川(雅)分科員 現在線より騒音や振動を大きくしないということで、技術的にロングレール等の使用が考えられますが、地元との話し合いではちょっと不可能だという御回答をいただいておるそうでございますが、その点いかがでございますか。
○古川(雅)分科員 一般に国鉄沿線の住民の方々にいわゆる被害を及ぼした場合、これが実害である場合には国鉄は応分の補償をしていらっしゃるわけでございますが、いま例にあげましたこの問題の場合、こういうことが考えられます。     〔大村主査代理退席、主査着席〕 市道を一方通行にし...全文を見る
○古川(雅)分科員 工事の主体は県、市であるということでございますが、当然国鉄としてもこれに何らかの考慮を加えていただかなくてはならないと思うのでございます。特に商店街は非常に小規模の業者が多いものでございますから、わずかの影響も神経質に憂慮しているわけでございまして、これをこう...全文を見る
○古川(雅)分科員 では、この実例を離れまして、一般的にこういう商店とか業者にいわゆる営業的な損失を与えた場合、その主体が国鉄であるとした場合、これはどのような基準でその営業損失というものを算出していくのか、簡単にお示しいただければけっこうであります。
○古川(雅)分科員 新幹線が通るということ、またその二重高架によって市民の多くの人が利益を受けることは事実であると思います。しかし、実際にその沿線にいる近辺にいる商店の方、特に小規模な商店や業者の方々は、その多くの市民のためにそうした営業上の損失をこうむっていかなければならない。...全文を見る
○古川(雅)分科員 国鉄の高架下の利用の問題でございますが、これはたまたま私の目に入ったのは偶然かもしれませんが、高架下が放置されて、そこがごみ捨て場になったり、ネコや犬の死骸の捨て場になったり、非常に環境をそこねている場合を見るのでございますが、この点については、全般的な問題で...全文を見る
○古川(雅)分科員 高架下の利用につきましては、御答弁のとおり、公共の利益ということが第一だと思いますので、これはもちろん厳正な基準のもとに利用が許可されると思います。やはりこうした工事中に多くの迷惑をこうむるわけでございますので、その点はひとつ地元の沿線の住民の意思、要望という...全文を見る
○古川(雅)分科員 これは国鉄の広島の新幹線の工事局からいただいている資料でございますが、そういった技術的努力については書いてございます。これは非常に意地悪な見方をすれば、これから工事の進められていく沿線住民の不安を単に精神的にやわらげるだけの説明ではないか。実際にこれだけの技術...全文を見る
○古川(雅)分科員 現在の東海道新幹線につきましても、騒音や振動等について苦情があって、そのままにされているところがかなりあるのじゃないかと思います。山陽新幹線のほうでこうしたいろいろな技術的なくふうがなされて、東海道と山陽を比べて効果があるということになりますと、当然これは東海...全文を見る
○古川(雅)分科員 大臣、ずっとお聞きのように、これから工事の行なわれる岡山以西の山陽新幹線の工事、それに伴う住民のいろいろな形での被害、特に私はきょうは、営業上の損失ですね、そういった補償についても伺いました。それから東海道、そしてまた、これから開通をしていく山陽新幹線の騒音、...全文を見る
○古川(雅)分科員 時間でございますので、終わります。
03月05日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
議事録を見る
○古川(雅)委員 関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして若干質問をいたしたいと思います。  最初に関税局長にお伺いをいたしますが、この関税というのは一体どういう目的で設けられたものであるか、その点から御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 関税定率法という法律でございますが、この立法精神と申しますか、立法の趣旨は何を目ざしているか。いま関税とはどういう目的で設けられたかということをお伺いしたわけでございますが、ただいまの御答弁のようなことでございますか。
○古川(雅)委員 この関税定率法の第一条はいわゆる立法の趣旨、第二条は定義、第三条に課税標準及び税率を定めているわけでございますが、この点について、できれば条文に沿って御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 今回関税定率法の改正が行なわれるわけでございますが、この改正案のいただきました要綱に述べられております中に、いわゆる「物価対策・輸入自由化対策に資する等の見地から、」というふうにしるされておりますが、これはこの関税定率法の立法の趣旨に沿っているかどうかという点に...全文を見る
○古川(雅)委員 そうしますと、この関税定率法によって物価対策あるいは輸入の自由化に資するということは何ら問題がない。裏を返していえば物価対策という目的のためにこの関税定率法をいじる、改正をしていくということがこの立法の精神にそむくものではないというふうに判断をしてよろしゅうござ...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの御答弁でございますと、こうした関税定率法の改正によって物価対策に資するような見地を求めているということは、当然その効果を十分見込んでいる。これは後ほどお伺いしてまいりたいと思いますが、今回この改正案の要綱に述べられているような、そうした同じ見地から、過...全文を見る
○古川(雅)委員 そういたしますと、近くは四十三年の三月、四十四年の三月に改正が行なわれておるわけでございます。このときはどういう見地から法改正をしたのか、この点御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 そういたしますと、今回この物価対策ということを一つの大きな見地として掲げたわけでございますが、これは今回が初めての新しい法改正の展開であるというように理解してもよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 さらに、この「見地」ということがどうもひっかかるのでございますが、この物価対策、輸入自由化対策に加えて公害対策ということも一つの見地に掲げていらっしゃいます。このようにいろいろな見地があらわれてくるわけですが、今後これ以外の見地からこの関税定率法を改正していく、...全文を見る
○古川(雅)委員 非常にくどいようでありますが、今回新たにこうした物価対策あるいは公害対策という見地からこの改正を行なうということを改正案の要綱に述べていらっしゃる。いろいろな見地が今後出てくるとして、これがこの関税定率法の立法の精神をそこなうおそれは生じないか。この点もう一度確...全文を見る
○古川(雅)委員 以下、こうしたこの関税定率法の今回の改正によってねらっている効果について、その内容を一つ一つこれからお伺いをしてまいりたいと思うのでございます。  最初に、公害対策として脱硫重油の製造用の原油、この減税制度の拡充ということをうたっております。と同時に、もう一つ...全文を見る
○古川(雅)委員 そうした国々からわが国は原油を輸入しておるわけでありますが、その中でLS原油の輸入が可能なワクと申しますか、可能量といいますか、こうした点がございましたらひとつ御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 このLS原油の輸入でございますが、これは求めれば幾らでも輸入できるというものではないと思います。国際情勢、それから現在いわゆるLS原油を探鉱している、採掘を試みている、その途上にある分、あるいはいろいろな政治的な背景、こうしたものから当然制約を受けると思うのでご...全文を見る
○古川(雅)委員 わが国内においてLS原油の需要量というものは当然あると思います。希望しただけ買い付けをすることができないといった事情はいまの御答弁でわかるわけでございますが、現段階において日本が必要とするLS原油を目一ぱい輸入しているのか、買い入れているのかどうか。またさらに余...全文を見る
○古川(雅)委員 関税局長にお伺いいたします。今回このLS原油の輸入につきましては関税の引き下げをはかっているわけでございますが、このことによって買い入れ量の幅がどれだけふえるとお考えでございますか。
○古川(雅)委員 関税局長、いま通産省のほうから、もういま目一ぱい輸入をしている、今後需要があってもこれ以上ワクを広げることはできないという意味の御答弁をいただいたわけでございます。ところが今回の関税定率法の改正によりまして、LS原油の関税の引き下げを行なっているわけであります。...全文を見る
○古川(雅)委員 納得できませんので通産省にお伺いいたしますが、この点はどのようにお考えでございますか。
○古川(雅)委員 どうもその点納得できないのでございますが、それじゃ振り出しに戻りますけれども、関税局長、このLS原油の輸入関税引き下げによってどういう効果をねらっているのか、その点もう一回はっきりしていただきたいと思います。
○古川(雅)委員 通産省のほうの御説明では、世界的にLS原油の需要が高まっている、したがって日本としても買い付けが非常にむずかしい。そういう情勢を踏まえて、ただ単に関税を引き下げたということだけで公害対策に見合っただけの買い入れの幅をふやす、そうした効果があるとお考えになりますか...全文を見る
○古川(雅)委員 この関税引き下げの効果を、当局はいわゆる公害防止と公害対策という点に置いていらっしゃるわけでありますが、これまでの質疑応答によりまして、私はどうしてもこれは納得できないわけであります。どれほど公害対策としてこれは効果があるのか、この点が一つの大きな問題であります...全文を見る
○古川(雅)委員 私の質問に対する御答弁にはなっていないような気がいたします。  ではお伺いをいたしますけれども、これは通産省からいただいた資料でございますが、わが国の石油の需要の予測によりますと、昭和四十三年が約一億六千万トンということでございまして、昭和五十年には三億六千万...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど関税局長は、今回のこの関税引き下げの措置が公害対策に有効であるという御答弁をなさいましたけれども、こうした将来の需要の予測と考え合わせまして、昭和五十年、五年後には倍以上というふうに見込まれておるわけでございます。その中にあって、はたしてこうした措置が公害...全文を見る
○古川(雅)委員 どうもはっきりしないわけでありますが、観点をひとつ変えましてお伺いをします。  開発銀行からいわゆる融資の対象になっております脱硫装置との関係でございますが、この点ひとつ御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 この融資対策ですね、原油の脱硫化を進めていく効果と、今回の関税定率引き下げ等の措置と、この点の関係をどうお考えでございますか。
○古川(雅)委員 重油の脱硫黄の減税単価の引き上げを行なっております。LS原油の関税の軽減によって、また減税単価の引き上げによって、もう一度お伺いすることになるわけでありますが、直接恩恵を受けるのはだれかと考えるわけでございますが、もう一度御答弁をいただきたいと思います。消費者は...全文を見る
○古川(雅)委員 通産省にお伺いいたします。  石油の脱硫化が今後進んでいくこととあわせまして、いわゆる石油の販売価格にこれは何らかの影響があると思いますが、この点いかがでございますか。
○古川(雅)委員 当然今後こうした脱硫化ということを積極的に当局として進めていく方針であると考えるわけでございます。その点間違いございませんか。
○古川(雅)委員 こうした脱硫装置につきましては、融資の対象にもなっておりますし、今回こうして減税措置もはかられるわけでございます。しかし一方、先ほどの御答弁でもありましたとおり、販売価格のほうにも何らかの形で影響があらわれる。そうした場合、石油業法の第十五条の適用をその時点で考...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一度お伺いしますが、もしそれが消費者の販売価格に転嫁されたという事態が生じた場合、この十五条を適用なさいますか。
○古川(雅)委員 時間がありませんので政務次官にお伺いいたします。  減税制度の拡充と関税の軽減をはかっているわけでありますけれども、以上私がいろいろお伺いいたしまして、どうしてもこれが公害対策として効果があるというふうには考えられないわけであります。その点について政務次官から...全文を見る
○古川(雅)委員 このような形で公害対策に取り組んでいこうというその姿勢は認めたいと思います。だからといって、こういう措置をしたことによって公害対策をやっているのだと大きい顔をしていただくと、これはまた困るわけでございます。以上、質疑応答の過程で御了解いただいたとおりであります。...全文を見る
○古川(雅)委員 今回の法改正の大きな柱として物価対策を掲げていらっしゃるという御答弁のあとで、まことに心もとない御答弁をいただいたわけでございます。どうも消費者物価の引き下げという効果に対する期待はなかなか持ちにくいというような感じがいたしました。さっき私最後に申し上げたのです...全文を見る
○古川(雅)委員 恐縮ですが、時間があまりございませんので、以下端的にお答えをいただきたいと思います。  このワクの根拠についていま少しわかったわけでございますが、二%に押えるということにつきましては、国内の消費者、それから生産者の利害を当然調整したと思います。そういう点、ひと...全文を見る
○古川(雅)委員 関税局長にお伺いいたしますが、いずれにいたしましても物価対策という一つのねらいを持って今回こうした関税の引き下げが行なわれるわけでございますけれども、全面的にその効果が及ぶということにはいろいろな阻害要素があると思います。その点をどのように考えていらっしゃるか。...全文を見る
○古川(雅)委員 時間が参りましたので、後日また別の委員からお伺いをしてまいりたいと思います。  最後に政務次官にお伺いしたいと思います。いま局長に伺った点は非常に大事な点だろうと思います。せっかく今回物価対策の大きな柱として関税の引き下げを行なった、あるいは輸入の自由化をはか...全文を見る
03月11日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
議事録を見る
○古川(雅)委員 昨年の八月六日でございますが、総理大臣の代理として厚生大臣が、広島の平和記念公園で行なわれました原爆死没者の慰霊式、平和祈念式典に参列されました。しかし、あと新広島ホテルで記者会見をされたわけでありますが、そのとき大臣は「原爆特別措置法には所得制限などワクが多い...全文を見る
○古川(雅)委員 所得制限についてでございますが、四十五年から所得額が百二十八万三千三百三十二円、所得税額としては二万九千二百円、この点については率直に、今回の法改正については十分に期待にこたえられなかったということをはっきり言っていただきたかったわけでございます。どうもいまの答...全文を見る
○古川(雅)委員 健康管理手当の年齢制限のほうでございますが、これは先ほどからいろいろ質問がございまして、答弁の趣旨はよくわかりましたが、今回六十五歳から六十歳に引き下げたわけでございます。こうした年齢制限を撤廃すべきだというような意見も先ほどからございましたが、今回五歳という年...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど来の答弁で、六十歳に下げておけば今後だんだん年をとってこの中に入ってくるというような御答弁がございました。ということは、大体六十歳を限度として今後引き下げる目途がないというふうに、そういう誤解を受けるわけでございます。この年齢制限を近い将来に撤廃していくと...全文を見る
○古川(雅)委員 大蔵省に非常に弱いところであろうと思いますけれども、次の目標としては大体どのくらいまで引き下げていくお考えでございますか。
○古川(雅)委員 今回の法改正によりまして、九千五百人の人がそのために健康管理手当を受けられる資格を得るということは、これは被爆者にとっては非常な喜びであります。それだけに、今後この年齢制限をさらに引き下げていくということに対する期待が大きいのです。大臣は大蔵大臣に対する予算要求...全文を見る
○古川(雅)委員 昭和四十六年度の原爆障害対策費は前年に比較いたしまして十五億ふえておるわけでございます。ところが、その中で被爆者の医療費が約十億九千万でございまして非常に大きな部分を占めております。ただいまいろいろお伺いをしております原爆被爆者の手当等の費用でございますが、その...全文を見る
○古川(雅)委員 特別手当にいたしましても、これから被爆者がだんだんお年を召してなくなっていきますと受給対象者が減っていくわけであります。そういった点は、予算を少なくすれば済むということではなく、その分をいろいろな制限の緩和に振り向けていく、そういう積極的な姿勢をとっていただきた...全文を見る
○古川(雅)委員 被爆者の援護審議会あるいは対策審議会、この点につきましては、地元の被爆者の皆さんも非常に期待しているわけでございまして、特に生活の裏づけといった点の検討をここに大きく期待を持っているわけでございます。先ほど大臣が、その点については十分配慮を加えるというふうにお答...全文を見る
○古川(雅)委員 次に、これは広島並びに長崎市民の市民感情であると思いますが、例年の平和祈念式典、また原爆被爆者の慰霊式に一国の総理が参加するということを非常に期待している向きがございます。その点について先日来いろいろ新聞をにぎわしたわけでございます。大臣が昨年列席されたときに、...全文を見る
○古川(雅)委員 ことしの式典に総理を出席させて初めて昨年厚生大臣にわざわざ広島までおいでいただいた価値があると思います。期待して待っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。すぐ近くでございますので、長崎のほうもよろしくお願いいたします。  局長にお伺いいたします。これ...全文を見る
○古川(雅)委員 非常に困難であるということでございますが、これは被爆者の非常に強い要望でございますので、多少なりとも理論的に支障がないならば、この点は非常に強力に過去に遡及することに踏み切っていただきたいというように要望いたしたいと思います。大臣といたしましては、最近小さく生ん...全文を見る
○古川(雅)委員 それは実現の可能性があるという意味で御検討いただくのでございますか。
○古川(雅)委員 実現がむずかしいという一つの背景には、全体の実態がつかみにくいというようなこともあると思います。これは、過去にもいろいろな形で調査が進められてきたわけでございます。特に政府としては、昭和四十年にかなり大がかりの実態調査をされたわけでございます。その内容についての...全文を見る
○古川(雅)委員 調査ということでお伺いしたので、もう一つお伺いいたします。  先ほどございましたが、二世、三世に対する影響についての調査研究、子供さん、お孫さんに対する影響の調査研究ですね、この点はいまどの程度進んでいるのか、それに対する措置として考えられるようなものを検討す...全文を見る
○古川(雅)委員 それに含めまして、最近の被爆者の発病の状況、疾病の内容の状況等についても相当研究は進めなければならないと思うのですが、最近のいわゆる特徴的なものも当然あると思います。そういうことを含めまして、被爆者の実態調査、それからいまお伺いしました二世、三世に対する影響の調...全文を見る
○古川(雅)委員 くどいようでございますが、大臣にもう一度伺います。  今後この制度の内容の充実、発展をしていくためには、よりきめのこまかい実態調査等が必要だと思いますが、さっき私申し上げましたとおり、国としての予算は非常に微々たるものであるわけです。こうした取り組み方では思う...全文を見る
○古川(雅)委員 けさほど来、被爆者の対策の基本的な取り組み方についていろいろ議論があったわけでございます。被爆者の心情としては、非常に政府の答弁は理解しがたいというところでございますが、ひとつ確認をさしていただきたいのでございます。被爆者対策については、いわゆる他の社会保障制度...全文を見る
○古川(雅)委員 いずれにいたしましても、今日戦後二十五年を過ぎまして、被爆者の中には、原爆に対するところの恐怖、原爆のおそろしさを後世に伝えていくためには、最近そういった風潮が非常に弱い、いわゆる原爆の風化ということに対する憂いが強くなっておるわけでございまして、政府部内にそう...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほどの大臣の御答弁で、被爆者医療審議会の中に援護部会を設けていく、そういう積極的な審議会の内容の拡充を考えるときには、被爆者の団体の代表もこれに加えることを検討していただいて当然じゃないかと思うのでございますが、大臣、この点いかがでございますか。
○古川(雅)委員 学識経験者でないということだけで、こうした被爆者の団体の代表が審議会に加わらないということは、これは非常に残念なことであると思います。むしろ被爆者の心情、被爆者の実態、こういったものについては、学者以上に非常に見識が深く、実態をよくつかんでいらっしゃる方がたくさ...全文を見る
○古川(雅)委員 御承知のとおり、原爆後遺症というのはある日突然襲ってくる。措置に対して非常に急を要する病気でございます。何とかその点――いま御説明のままを伺っているとやむを得ないということになってしまいますが、スピードアップをはかれないものか、厳重にひとつ検討をいただきたいと思...全文を見る
○古川(雅)委員 最後にお伺いいたします。被爆者が今後次第に老齢化をしていくわけでございます。長崎、広島におきましては、いわゆる原爆孤老の特別養護ホームができたわけでございますが、収容能力から見ると、まだ非常に少ないわけでございまして、今後さらにこうした施設を拡充していくあるいは...全文を見る
03月16日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
議事録を見る
○古川(雅)委員 議題になっております勤労者財産形成促進法案につきまして、若干の御質問を申し上げるわけでありますが、先日来、数々の質問がございましたので、重複をいたすと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  最初に、これは先ほど来指摘をされておりましたが、この法案が、労...全文を見る
○古川(雅)委員 しかし、労働省として当初の構想を実現するためには、労働省の試算でも約百八十一億円の予算の裏づけが必要だといわれておりまして、大蔵省との折衝で六億円にしぼられたわけでございますけれども、その点は、この構想を練ってきた労働省当局としては非常に遺憾であったと思います。...全文を見る
○古川(雅)委員 年次ごとに内容の充実をはかるという意図がある以上、大蔵省との折衝の結果、こうした縮小した形でスタートを余儀なくされたということをお認めになるならば、少なくとも何年ぐらいかけて最初考えたような規模に達したいというお考えは当然お持ちだと思うのでございますが、いかがで...全文を見る
○古川(雅)委員 当初労働省としてこの構想を御検討になったとき、この制度は財政負担が非常に大き過ぎはしないか、わが国の財政需要がこれから伸びていくその中にあって、いろいろな形で圧迫を受けないかということを非常に御心配になっておられます。そのときのお考えでは、いただきました資料によ...全文を見る
○古川(雅)委員 この点、もう一つ確認をしておきたいのですが、現段階ではこの制度をこういう形で発足させて、労働省が意図していらっしゃるいわゆる軌道に乗る時期をいつごろに見込んでいらっしゃるのか。そのとき、当初は適用人員を大体一千万と踏まれたわけですが、先ほどの御答弁では、その点非...全文を見る
○古川(雅)委員 制度そのものに非常に魅力が欠けたという点は指摘できると思いますが、勤労者にこの制度への加入を義務づけるとか強制すると、これは大きな問題になりますので、そういうことは全く考えられませんが、いわゆる選択にまかしているという点、これは非常に制度の中身にうまみがない、魅...全文を見る
○古川(雅)委員 これはあくまで勤労者の選択の自由にまかされるわけでありますけれども、これは勤労者のいわゆるフローをここでできるだけストックに回して持ち家を奨励する、あるいはそれを援助するというような形で生活基盤の安定をはかるということでございます。これも先日来いろいろ議論が出て...全文を見る
○古川(雅)委員 いわゆる近代化のおくれた零細企業に働く人々の問題ですが、これは大臣の所信表明の中でも一つの大きな柱として、そういう方方の労働条件あるいは賃金のアップという点に意を注いでいくということを示しておられました。しかし、そう早急にそうした諸条件の向上がはかられるとも思え...全文を見る
○古川(雅)委員 こういう批判もあるわけですね。いまさら新しいこういう預金制度をつくらなくとも、個人の所得の大体二〇%近い所得が貯蓄に回されているわけでありますから、結局これはもう銀行の預金かき集めに協力する体制だけじゃないか、先ほどこういう指摘もあったわけでありますけれども、銀...全文を見る
○古川(雅)委員 現在の経済情勢は、これは勤労者の財産づくりにとって決して楽観的なものではないと思います。今日までも勤労者が営々と働きながら土地を求め家屋を求めてきた、そうした苦労はあるわけでありますが、今日いまだに家も持てない、家を建てるための土地も買えないというようないわゆる...全文を見る
○古川(雅)委員 これからもまた際限ない消費者物価の上昇というのは当然予想されるわけでありまして、その点で通貨価値の下落によって勤労者が受ける損失というのは非常に大きなものであると思います。  と同時に、土地問題でございますけれども、いわゆる土地問題の完全な解決がなければこうし...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣が十六時四十五分までで参議院の予算委員会のほうへいらっしゃるそうですから、一つだけお伺いしたいのでございますが、この土地問題の解決ですけれども、いま局長から御答弁がありましたが、いわゆる完全な解決がないままこれからの問題として土地問題を残されているわけでござ...全文を見る
○古川(雅)委員 局長にお伺いいたしますが、当初の構想ではこの勤労者財産形成事業団による土地の先行取得という点を非常に重きを置いて考えていらっしゃったわけです。それができないということになりますと、その先行取得だけじゃなくて、企業の共同機構による中高層住宅の建設とかあるいは農協と...全文を見る
○古川(雅)委員 その点は非常に大きな今後の課題になると思います。  次の点でございますが、これは勤労者の選択にまかされているわけでございますけれども、一たん加入をいたしますと、当然これは給与の一部を天引き貯蓄に充てることになるわけですね。つまり一定期間凍結することになるわけで...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣がこの制度の発足を決意された底には当然慎重な裏づけがあったと思いますが、こういうことを聞くのは非常に大臣に対しては酷なんでございますけれども、この制度が万一不発に終わった場合、円滑に実施されない場合ですね、そういった点についてはどうお考えか。もしそういう事態...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣としては当然の御答弁だと思いますが、制度の内容が魅力に欠ける、あるいはうまみが非常に少ないというような点で、 スタートはしたけれども予想したような金はない、勤労者の参加がないというようなことになれば、やはりそうしたスタート後に不発に終わるというような事態も憂...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど大橋委員から質問のありました点ですが、どうも答弁がはっきりいたしませんでしたのでもう一度お伺いしたいのでございますが、これは勤労者が事業主を通して契約をするという形になっておりまして、これは勤労者独自ではできないわけでございますね。転職をした場合を大橋委員...全文を見る
○古川(雅)委員 時間になりましたので、これで最後にさせていただきますが、いわゆる中小企業、零細企業の勤労者に対する配慮、これはいろいろ質問がありましたけれども、いわゆる雇用促進事業団が融資をする場合に、その利率において〇・五%という一つの優遇策を考えていらっしゃいます。この制度...全文を見る
○古川(雅)委員 終わります。
03月25日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第15号
議事録を見る
○古川(雅)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、一部関連してお伺いをしてまいりたいと思います。  最初に、戦傷病者戦没者遺族等の援護法の問題に関する懇談会というものがございます。この懇談会の性格、内容について御説明いただきたいと思います。
○古川(雅)委員 私の記憶するところでは、四十三年七月二十九日に出されましたこの懇談会の報告があるわけでございますが、以来現在に至るまで、この懇談会の動きとしてはどういうことがあるのか、その点御報告をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 これは大臣の私的な諮問機関であるのか、その辺のいわゆる懇談会の位置と申しますか、その点をもう少しはっきりしてもらいたいと思いますが、その辺いかがでございますか。
○古川(雅)委員 この懇談会の報告ないしその意見というものについては、この援護法に示される制度の内容について改正をしていくその方向づけ、そういった点で、拘束力とまでいかなくても、かなりこの意見、報告を尊重していくという立場をはっきりとっているのかどうか。   〔委員長退席、増岡...全文を見る
○古川(雅)委員 それで、政府はこの懇談会の報告に対しまして、現在までいろいろ検討を加えてきていると思いますが、先日来いろいろと質疑応答を通して議論をされておりますが、いわゆる未処理の問題未処遇の問題につきまして、その解決をはかる上でこの懇談会の報告、意見をどのようにいま取り上げ...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一度確認をさせていただきたいのでございますが、この四十三年七月二十九日の懇談会の報告以降、新たに意見、報告というような形で政府に提出がなされているでしょうか。
○古川(雅)委員 四十三年の当時の社会意識といいますか、環境の情勢と今日とでは多少またズレが出てきていると思います。ある意味ではそうした懇談会の意見、報告が実際に取り入れられて実行に移されてきているわけでございますけれども、当時不適当だというような判断がなされて、今日に至ってそう...全文を見る
○古川(雅)委員 いま具体的な例としておあげいただいたわけでございますが、これはすでに議論になったところでございますけれども、最初にあげられた入営途上のあるいはまた帰郷途上の処遇について、四十六年度の予算では、一時金として取り扱っているわけでございます。これを障害または遺族年金に...全文を見る
○古川(雅)委員 これはしばしば言われていることでございますが、この入営、帰郷の途上につきましては行動は自由だからといっても、おのずから規制が加わるわけでございまして、船とか乗りもの、そういった個人の意思とはかかわりなくどうしてもそういった乗りものに乗らなければならない、ほかのル...全文を見る
○古川(雅)委員 同じく、これは援護法が施行されましたあと、いわゆる再婚関係を解消した妻に対する遺族年金の受給の問題がございます。この点について、ひとつ所見をお伺いしたいと思います。
○古川(雅)委員 時間がございませんので、結論として確認をさしていただますが、再婚解消の時期の延長でございますけれども、これは当然今後も検討を重ねていただく問題でございますが、見通しとしてはどのくらいの期間が可能というふうにお考えでございますか。
○古川(雅)委員 御検討をお願いしておきたいと思います。  ここで非常に基本的な問題に立ち返ってお伺いをしてまいりたいと思いますが、まず第一に、今後における戦争犠牲者の戦後処理の総仕上げといいますか、年々の動きを見てまいりますと、この法改正につきましては、何か確固たる方針に欠け...全文を見る
○古川(雅)委員 昨年の十二月に日本遺族会のほうから戦没者遺族の実態に関する調査報告書というのをいただきました。これによりますと、いま御答弁でございましたとおり、非常に遺族が老齢化をしているということ、そしてまた、この援護法による給付がほとんど生計費の一部になっているというような...全文を見る
○古川(雅)委員 たいへんくどいようでございますが、六十三国会の当社会労働委員会で、この法案の改正につきまして附帯決議を可決いたしました。その一項にいわゆる「未処遇者について、早急に具体的な解決策を講ずること。」というふうにあったわけでございます。この点について政府としてどれだけ...全文を見る
○古川(雅)委員 そうしますと、今回の改正でなおかつ未処遇として残る方々については、その人数、その措置に要する金額等については試算はできていないということでございますか。
○古川(雅)委員 その試算については非常にむずかしいことでございましょうか。それとも、近いうちにある程度の額をお示しいただいて、資料として御報告いただけるものでございましょうか、その点いかがでしょう。
○古川(雅)委員 戦後二十五年を経過するわけでございますが、この援護法によりまして処遇を受けている方々も年々老齢化され、そしてなくなっていっていると思います。年々大体どのくらいずつ減少しているものでございましょうか。
○古川(雅)委員 大臣にお伺いしたいのでございますが、このように年々老齢化し、一面からいえば、これからこうした処遇者がだんだん減っていくわけでございます。まだ処遇を受けていない、いわゆる未処遇の方々につきましては、予算的に困難であるという理由だけではこれは当たらないと思います。こ...全文を見る
03月25日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
議事録を見る
○古川(雅)委員 議題になっております塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法案につきまして二、三簡単にお伺いをしてまいりたいと思います。  最初に、先ほど来お話がございましたが、塩の専売制度の存続か撤廃かという問題と塩業の特別会計の赤字との関連で所見を伺ってまいりたいと思...全文を見る
○古川(雅)委員 物価安定政策会議の四十四年の提言を受けて、大体専売制度の廃止という方向に持っていくというような御意見でございましたけれども、イオン交換樹脂膜の製造方式が完全に軌道に乗ってから、その時点で廃止ということをはっきり打ち出していくというような御見解なのか。その辺のとこ...全文を見る
○古川(雅)委員 塩会計の赤字と、それから塩の専売制度の存続か撤廃かという、この関連についてはどのようにお考えでございますか。
○古川(雅)委員 塩の専売制度の存廃につきましては非常に慎重な態度をお伺いしたわけでございますが、物価安定政策会議の提言としては非常にはっきりと、「イオン交換膜法の導入と製塩の近代化、合理化を促進するとともに、輸入塩については、その増加を考慮し、塩専売制度は、これを廃止すべきであ...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど塩の流通問題を御答弁の中であげていらっしゃいました。具体的にどのように改善をしていくというお考えを持っていらっしゃるのか、それを伺わせていただきたいのでございますが、大体昭和三十四年以来ほとんど毎回、答申にもこの流通問題の改善をうたっておるわけでございまし...全文を見る
○古川(雅)委員 塩業審議会の昭和三十四年の答申以来、この流通問題の近代化ということは繰り返しいわれているわけでございますが、いまだに改善をされていないわけでございます。特に四十二年の答申では、これははっきり流通問題を一本化しろというような具体的な形で示されております。塩の元売人...全文を見る
○古川(雅)委員 そこで、今回の法案では塩業の整備と近代化をはかっているわけでございますが、この新しい方式を採用いたしまして、いわゆる採算ベースに乗せていくには年産大体十五万トン以上の規模が必要であるというようなお話がずっとございました。現在の二十七社が大体八社ないし七社、六社く...全文を見る
○古川(雅)委員 設備の整備と近代化には当然膨大な設備投資を必要とすると思いますので、そういった資金面での配慮、この点はどのようになっておるか、お伺いをいたしたいと思います。あわせて、いわゆるエネルギー源でございますが、電力等の需要に対してその供給の体制についても当然検討はしてい...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一度この点確認をさせていただきますが、設備投資に要する融資の問題であります。検討するということでございますが、いわゆる業者にとっては保証された問題として心配がないというふうに考えてもよろしいかどうか。もう一つ、エネルギーの問題についてはまだかなり研究の余地が...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がございませんので先に行かしていただきますが、これは先ほど来ございましたけれども、五十年度までにいわゆる収納価格を七千円にするという目標価格でございますけれども、これは確かに一つの目標でございますけれども、ここまで到達することができるかという、そういう不安が...全文を見る
○古川(雅)委員 次に移らしていただきますが、今回の整理による退職金の支払いの問題でございます。この内容といたしましては、四十五年の基準内賃金の一一五%に、公務員の整理退職の場合に準じて計算した金額、さらに右のほかに、四十五年の基準内賃金の六カ月分を加算するという規定がございます...全文を見る
○古川(雅)委員 御答弁の中で御指摘のように、賃金ベースそのものが非常に低いわけでございまして、そういった点では今回もまた、この退職金の支払いの算定方式にはいろいろ御注意をいただかなくてはならない点があると思います。非常にこまかい点になってしまいますが、二、三この点でお伺いしたい...全文を見る
○古川(雅)委員 お約束の時間が参りましたので、最後に簡単に御答弁をいただきたいと思いますが、この塩業離職者の再就職の問題。非常に高齢者が多いわけでございます。これは非常に不安を持っていらっしゃるわけです。このためにこれから職業訓練所に入るという希望も現に出ておるわけでございます...全文を見る
04月27日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
議事録を見る
○古川(雅)委員 ただいま議題になっております中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法案について、若干お伺いをしてまいりたいと思います。  提案理由の説明並びに法案の逐条説明等を拝見してまいりまして、ひとつ非常に歯切れの悪いものを感ずるわけでありますが、今回のこの提案された法...全文を見る
○古川(雅)委員 この法律案の第一条には、この法の目的を定めておりまして、そのまま読むのもなんでございますが、「この法律は、中高年齢者等に係る雇用及び失業の状況にかんがみ、これらの者がその能力に適合した職業につくことを促進するための特別の措置を講ずることにより、その職業の安定を図...全文を見る
○古川(雅)委員 旧来の法におきましても、中高年齢者等の雇用の促進をはかってきた、今回この特別措置法によってさらにその内容を充実して雇用の促進を強化する、御説明としては非常にごりっぱでございますけれども、しかし、そうした旧来の法がはたして中高年齢者等の雇用の促進に関して有効であっ...全文を見る
○古川(雅)委員 たとえば今回のこの法案の第七条には、雇用率の設定等について定めているわけでございます。これは雇用対策法の第二十条の規定により中高年齢者について選定した職種に応じ、中高年齢者の雇用率を設定することができるということでございます。これは御承知のとおり、雇用対策法の第...全文を見る
○古川(雅)委員 その点につきましては後ほどまたお伺いすることにいたしまして、実はきょう自治省のほうからおいでをいただいておりますが、会議の御都合で早目に退席をされたいということでございますので、多少順序が不同になりますが、最初に自治省に関連をした問題からお伺いをしてまいりたいと...全文を見る
○古川(雅)委員 概略御説明をいただいたわけでありますが、雇用審議会の答申には、「特定地域開発就労事業は、臨時的に施行されるものであるから、これに就労する者の生活の安定のため、事業の計画的施行の面において配慮する必要があること。同時に、事業就労者の安定した雇用への再就職についての...全文を見る
○古川(雅)委員 くどいようでありますが、「再就職についての配意を欠くことのないよう努めること。」ということについての「再就職への配意」とありますね。この点について従来よりもさらに充実をされて運用できる、施行できるという御説明でございますけれども、この点もう一回確認させていただき...全文を見る
○古川(雅)委員 昭和四十六年度の失業対策事業関係の予算でございますが、この特定地域開発就労事業費として四十六年の十月から実施するものとしておりますが、その事業規模を五千人と算定をしておりますが、この基礎について御説明いただきたい。
○古川(雅)委員 特定地域開発就労事業につきまして、この実施をしてまいりますと、いわゆる地域のアンバランスの問題が起こってまいると思います。作業能力あるいは事業の性格等について、こうしたアンバランスの生ずるおそれは十分あると思うのでございますが、その点についてはどのようにお考えで...全文を見る
○古川(雅)委員 この点、雇用審議会の答申には、「事業の実施が地域の開発効果に重きをおくことによって、失業対策としての性格が軽視されないようにすること。また、事業の内容及び運営は、就労する者の大部分が中高年令者であることに留意し、これらの者にとって無理のないようにすること。」とい...全文を見る
○古川(雅)委員 特にこの答申では、「無理のないようにすること。」というふうにはっきり明記しているわけでございます。その点を受けて、その答申を尊重してどういうふうにそれをあらわしていくか、無理のないように運営していくということだけではどうも納得し得ないわけでございますけれども、具...全文を見る
○古川(雅)委員 就労事業費でございますけれども、補助率は三分の二ということでございます。残りの三分の一が地方公共団体の負担になるわけでございますけれども、この地方負担の財政措置でございますね。従来の石炭開就事業の地方負担の財政措置あるいは緊急就労事業の地方負担の財政措置にかんが...全文を見る
○古川(雅)委員 自治省のほうはいかがでございますか。現在話を進めておるということは、まだ話がついていないということであると思いますが……。
○古川(雅)委員 局長に伺いますが、今後配慮していくというような自治省のお考えでございますし、まだ話し合いはついていないというふうに私受け取れるわけでありますけれども、その点はっきりしないままこの法案の提出をされた底には、何かはっきりした御確信のようなものがあったのじゃないかと思...全文を見る
○古川(雅)委員 労働省のほうとしては、四十六年から実施するという目安をつけて、失業対策事業関係予算の中に就労事業費をちゃんと組んでいるわけです。自治省のほうはこれから配慮すると言っておるわけです。どうもその点釈然としないわけでございますけれども、労働省の意向をくんで、どんなこと...全文を見る
○古川(雅)委員 いまこの法案が提案をされているわけでございますので、労働省からその意向を受けて自治省のほうとしても、財政措置の内容については、少なくともあらあら検討は進んでいると思いますが、その点ここで内容について御説明をいただけますでしょうか。
○古川(雅)委員 局長に伺いますが、自治省のほうではあのようにおっしゃっているわけでございますけれども、どうも地方負担の財政措置について、この二十一条、特定地域におけるところの運営がはたして円滑に運ばれるかどうかという不安が残るわけでございますけれども、局長としての見通し、御見解...全文を見る
○古川(雅)委員 この点につきまして、最後に大臣から、自治大臣との間ではどういうお話になっておるか、御説明をいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 時間がございませんので、次にいきますけれども、法案の提案がなされている段階で、また非常に大事な地方負担の財政措置について、大臣相互で話し合いがついていないということについて非常に疑問を残します。  次に移らせていただきますが、最初に戻らせていただきますけれども...全文を見る
○古川(雅)委員 この法案の提案理由の説明の冒頭に、「わが国の雇用失業情勢は、昭和三十年代後半以後引き続く経済の高度成長に伴い著しく改善され、近年においては労働力不足基調へと変わって」きた、以下経済情勢等分析して、この法案の提案の趣旨を述べていらっしゃるわけでございますが、少なく...全文を見る
○古川(雅)委員 ところが、特にこの法案の中核をなしている中高年齢者についての職業紹介の実態というものは非常にきびしいものがあるということ、これは先日来指摘をされてきているところでありますが、特に労働省としては、高齢者コーナーを設けてこれを専門の窓口としておるわけでございますけれ...全文を見る
○古川(雅)委員 中高年齢者、特に高齢者が職を求めてもなかなか職を得られない、就職率が低いということを私申し上げたわけでございますが、局長のほうとしての御答弁は、必ずしも高いとは言えないというような表現をしていらっしゃいますけれども、あえてなぜそれを低いとおっしゃらないのか。その...全文を見る
○古川(雅)委員 その点で、今回のこの法案によりましていわゆる緊急失対法の取り扱いをどうしていくかという問題になるわけでございますが、先ほど読み上げた、雇用失業情勢についての雇用審議会の答申の、失業者が再就職するまでの間、生活に不安を感ずることのないように方策を講ずること、この点...全文を見る
○古川(雅)委員 現在、緊急失対法によって措置されて働いている方々について、今回のこの法案による措置が、より生活が保障され、生活の向上につながるというものであれば、またそれが確約されて何ら不安がないというものであれば、これは問題はないわけでございますが、そこに私は非常な不安を感ず...全文を見る
○古川(雅)委員 御答弁では、その肩がわりとして特定地域開発就労事業に就職させるということでございますが、これは先ほどもお伺いしたとおり、仕事の内容量から見て、現在の開就労では失業者の生活保障はきわめて弱いという不安がございます。もう一つは、特定地域の開就労では、特定の地域であっ...全文を見る
○古川(雅)委員 これはことしの三月十八日の朝日新聞でございますが、失対事業についての特集をいたしております。その中でいろいろ述べているわけでございますけれども、特に「失対の仕事はほとんどが道路や公園の清掃、ドブさらい、道路舗装など。賃金は一日最高千三百九十六円、最低七百二十円で...全文を見る
○古川(雅)委員 一部にはそういう批判を受けるような事例も見られるけれども、また反面、地方によっては地元の住民から感謝をされているような例もたくさんある、そういういい面を認めながら、なおかつ批判されている部分だけを大きく取り上げて制度を移行していこうという点から、いまの御答弁の中...全文を見る
○古川(雅)委員 雇用審議会の答申をまた出しますけれども、社会保障制度の確立されるまでの間引き続き就労できるようにすべきである。そのように指摘しているわけで、いまの御答弁のとおりだと一応その答申を尊重しているかに見えるわけでございます。この点について責任ある御答弁をいただきたい。
○古川(雅)委員 先日失対部長は、島本委員の質問に対しまして、この「当分の間」ということが失対事業を打ち切るものではないという答弁をされまして、もし失対事業を打ち切るとすれば、特別措置法のこの法案の付則の第二条のこの「当分の間」というものを法改正をして削らなければならない。法改正...全文を見る
○古川(雅)委員 くどいようでございますが、審議会の答申を受けるならば、社会保障制度の確立されるまでの間ということがございますね、この社会保障制度が確立されたときの状態を、どういう状態になったときに「当分の間」というものに達するのか、その点の御見解を具体的に、こういう事態が起こっ...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど附則の第二条の条文を私読み上げましたけれども、この中で昭和四十六年十月一日以前に、「施行の日前二月間に十日以上失業対策事業に使用されたもの」というふうにございますね、この「労働省令で定めるこれに準ずる失業者についてのみ、」現行法の適用を受けると思いますけれ...全文を見る
○古川(雅)委員 確認をさしていただきますが、失対就労者が長期療養の場合この点はだいじょうぶなのかという点、それから、特に病気等の理由で十日以上ということでございますが、これが九日になった場合ですね、一日足りないというような場合はどうなるのか、その点確認さしていただきたいと思いま...全文を見る
○古川(雅)委員 時間がございませんので、残念ながら先に行かしていただきますけれども、いま問題になっているのがいわゆる臨時の賃金の件でございます。夏季または年末に臨時に支給をされている賃金については支払わないと提案理由の説明の中で述べていらっしゃいます。この臨時の賃金につきまして...全文を見る
○古川(雅)委員 雇用審議会の答申からすると、いわゆる既得権を侵害するおそれを生じないかという点が一つ不安として残るわけでございますけれども、いま、現在の臨時の賃金の制度そのものについて一つの例をあけて、二十日働いた人も六日働いた人も同じ臨時の賃金を受けるのはおかしいというような...全文を見る
○古川(雅)委員 この点は非常に重大だと思いますので、労働大臣いかがでございますか。
○古川(雅)委員 局長に伺います。   〔増岡委員長代理退席、委員長着席〕  この臨時の賃金について、いわゆる既得権の侵害にならないような今後の支給の方法、その点については当局としても十分御検討いただけると思いますけれども、現在局長自身として特に具体的に、こういう方法でいけば...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣の御答弁に間違いないわけでございますね。  次に生活保護世帯の控除は、年間収入がいま十七万円ということになっておりますけれども、これを引き上げるお考えはないかどうか。この所得制限について一点伺っておきたいと思います。
○古川(雅)委員 失対部長のあなたの考え方は……。考えておりませんか。
○古川(雅)委員 それでは臨時の賃金についてもう一つだけ伺っておきますが、いわゆる地方公共団体の単独措置による手当てについてです。これは今回の提案理由の説明に述べられているのと同じ趣旨でございますか。地方に対してどのように指導していかれるのか、お伺いしておきたいと思います。
○古川(雅)委員 就職支度金のほうでございますが、これは今回、支度金十五万円、その支給の期間を七月−九月、十二月−二月というふうに定めておるわけでございます。これはどういうわけでありますか。就労者が適正な職につくために期限を定めるというのは、これはおかしいと思うのでありますが、あ...全文を見る
○古川(雅)委員 適正な職につくために期限をきめるということそれ自体がおかしいというふうに申し上げたわけでございますが、その点どうもはっきりした御答弁になってないような気がいたします。この支給の期間以外のときの受給額は全くないのか、ゼロになってしまうのか、その点いかがでございます...全文を見る
○古川(雅)委員 どうもそういう点に、現在の緊急失対法による就労者をせき立てるようにしてこの失対法からいち早く切り離そうという意図がありありとあらわれているような気がするのでございます。そういう意味でこの期間を設けたのではございませんか。
○古川(雅)委員 そこまでの労働省としてのあたたかい思いやりがあるならば、この就職の支度金についてもいわゆる生活保護世帯の収入認定とすべきでないと——きょうは厚生省は呼んでおりませんけれども、当然そうした申し入れなり措置を厚生省との間で話し合ってきたと思いますが、その結果いかがで...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほどの生活保護世帯の収入認定の件でございますが、厚生省とはそのようなお話し合いになっているということでございますけれども、地方自治体のほうの福祉事務所とそれから県の失対事業部あるいは課でございますか、その間との話し合いはきちんとついているのかどうか、運用上支障...全文を見る
○古川(雅)委員 失対部長のほうは十五万円は国としてはもうぎりぎり一ぱいで最大限であるというようにおっしゃっております。現在の経済情勢から考えましてこれは決して十分な額ではないと思うのでありますが、これが二十万円であれ、二十五万円であれ、三十万円であれ、こうした就労者の方々が就職...全文を見る
○古川(雅)委員 いままでの基礎の五万円というものは非常に低過ぎたわけですね。三倍、三倍とおっしゃいますけれども、十五万そのもの自体が低過ぎると思うのでございますが、相対論じゃなくて絶対論の立場からもっと増額をして二十万円にでも三十万円にでもすべきである、そのために今後このように...全文を見る
○古川(雅)委員 この附則の第二条についていろいろお伺いしてきたわけでございますが、「当分の間」ということばがあり、さらにまた臨時の賃金について先行きにかなりの不安を残しております。そうしてまた就職支度金について政府のほうは十分であるとおっしゃり、私たち国民、また就労者の方々の立...全文を見る
○古川(雅)委員 経済の高度成長といい、それから労働力の不足が叫ばれるこういう時代の中で、中高年齢者の仕事と生活の不安が非常に増大をし、非常に深刻な社会問題になっているわけでございます。先般来ずっと述べてきたところでありますけれども、総理府の統計局が、これは一番新しい四月九日に発...全文を見る
05月13日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第23号
議事録を見る
○古川(雅)委員 ただいま議題になっております児童手当法案につきましては、法案提出までの経緯を私のほうからくどくど申し上げるまでもありませんが、制度そのものといたしましては、昭和二十二年、社会保障制度調査会の厚生大臣への答申でこの制度について触れて以来、数々の段階を経て今回の提案...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど多田委員が指摘をしたところでありますが、制度の内容はきわめて貧弱であるという点を申し上げました。政府案では、くどいようでありますが、十八歳未満の児童が三人以上いる場合、義務教育終了前の第三子以降に月額三千円が支給される、しかも扶養親族五人の場合で、前年の収...全文を見る
○古川(雅)委員 まあこの児童手当制度は、国の責任として今後行なっていくべきであるという主張を含めて先ほど多田委員からも御発言を申し上げたわけでありますが、将来この制度を充実していくということになりますと、当然国庫負担は大幅に増額をしていくわけでございます。その段階的な制度の拡充...全文を見る
○古川(雅)委員 たいへん力強い御答弁でございました。  その点で一つ確認をさせていただきたいのでございますけれども、これまでわが党のほうから提案をしてまいりました児童手当法案におきましては、いわゆる児童福祉施設という立場を柱にして御提案を申し上げてまいりました。今度の制度をつ...全文を見る
○古川(雅)委員 その点につきましてはあとでまた詳細に伺っていくことになるわけでございますが、ここで、私ども考えますのに、今日わが国のいわゆる児童の置かれている環境について考えてみなければならないと思います。児童憲章をここで引用するまでもありませんけれども、児童は、人として尊ばれ...全文を見る
○古川(雅)委員 局長にお伺いいたしますが、いわゆるこうした児童の福祉に資する施設や、あるいは環境を整備するために国家として予算を組んでおりますが、この予算が日本の国の全体の一般会計の予算の中でどのくらいの比率を占めているか、その点まずお答えをいただきたいと思います。   〔小...全文を見る
○古川(雅)委員 今回制度の発足によって、いわゆる児童手当というものが現金給付の形で支給されるわけでございますが、現物給付という形、これはまた一つの次元を異にした問題として、今後御検討いただかなくてはならないわけでございます。  ここに一つの論文がありまして、その論文の中でミュ...全文を見る
○古川(雅)委員 大臣にお伺いいたしますが、私いま便宜上このミュルダアルという人の文章を引いて、児童福祉に資するいわゆる施策の幾つかを申し上げたわけでございます。当然これは全般的に充実をはかっていかなければならないし、いま局長から御答弁のありましたとおり、現在政府としても何がしか...全文を見る
○古川(雅)委員 この児童手当制度の発足につきましては、先ほどから指摘いたしましたとおり、最高の考え方、理想的な姿から見れば不十分だということ、ただこの場合、各般の批判の中に、社会保障制度の中で欠けていたただ一つのものを今回この制度の発足によって補ったのだ、その点には異論はないけ...全文を見る
○古川(雅)委員 今後この児童手当制度の充実拡充によって、他の社会保障制度が決してないがしろにされるものではないということをいまはっきり言明をいただいたわけでございまして、そういう点を確認した上で、この制度の今後の充実について所信をこれから伺っていくわけでございますが、何度も各委...全文を見る
○古川(雅)委員 第一子、第二子については討議からはずされていたということになりますと、今後の拡大、発展しようとするこの制度について、期待が非常に薄くなってくるわけでございます。いまの局長の御答弁のとおり、第一子、第二子についても十分討議を重ねたということになりますと、今後第一子...全文を見る
○古川(雅)委員 政府案の制度の立て方でございますが、先日来いろいろ疑問として指摘をされているわけでございますけれども、いわゆる被用者と被用者以外を区分して立てたこの考え方。被用者のうちの公務員については特に特例をつくっている。被用者に対する児童手当の費用の七割を事業主に拠出させ...全文を見る
○古川(雅)委員 この拠出金の性格でございますが、特に事業主の拠出金と賃金との関係について納得のできるような説明がまだ行なわれていないという批判もございます。被用者以外については全額が国、都道府県あるいは市町村。公務員についても国と地方公共団体あるいは公共企業体の負担になっている...全文を見る
○古川(雅)委員 次にお伺いすることは確認事項でございますけれども、いわゆる生活保護世帯について、現在自治体では各種福祉手当については二千円を限度にして収入認定のワク外に置いております。児童手当についてはどうしていくのか、この際はっきりしていただきたいと思います。  もう一つは...全文を見る
○古川(雅)委員 最初にお伺いした保護世帯に対する収入認定のワクの問題でございますが、いまの御答弁では児童手当制度の趣旨をそこねないように十分検討したいし、調整をしないという考え方で進んでいるということでございましたが、この点大臣としては、ただ進めているということではなくて、一つ...全文を見る
○古川(雅)委員 大蔵省においでをいただいておりますが、いわゆる財政負担の問題でございますが、昭和四十九年にこの法案どおりこの児童手当を完全に実施した場合、事業主、都道府県、市町村の拠出金、これが四百七十億円というふうに概算されております。これに対して国庫の負担のほうは四百二十五...全文を見る
○古川(雅)委員 地方公共団体の負担が今後増加をしてくるわけでございますが、先ほど数字をあげましたとおり、四十九年のこの法案における完全実施の段階で、国庫負担のほうが事業主、都道府県、市町村の拠出を下回る。この点で私どもは、この制度はあくまで国の責任のもとに行なわれるべきであると...全文を見る
○古川(雅)委員 この児童手当の財源については、これまでゼロであったわけであります。ゼロに比べるとかなりふんばったということになると思いますが、しかし、この制度を今後充実させるためにはかなり国庫負担の大幅な増加が当然望まれるわけでございます。そういった点で見解を伺ったわけでござい...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの自治省財政課長の御答弁につきまして児童家庭局長のほうはいかがでございますか。
○古川(雅)委員 私の質問は以上にいたしまして、次に古寺委員に譲ります。
05月18日第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
議事録を見る
○古川(雅)委員 染料工場で泌尿器系統のガンが多発をいたしまして、この問題が新聞紙上で取り上げられて久しいわけでございますが、この発ガン性が高い染料の中間原料であるベンジジンとべータナフチルアミンによる膀胱ガンあるいは膀胱の腫瘍の患者の問題につきましてきょうは若干お伺いをしてまい...全文を見る
○古川(雅)委員 ベンジジンとベータナフチルアミンでございますが、これは染料の中間原料でございますけれども、常温では固体の芳香族物質であって、これがからだの中に入りますと尿の中に排出をされ、膀胱ガンや腫瘍を非常に起こしやすい物質である。これはいろいろな種類の染料の中間原料になるわ...全文を見る
○古川(雅)委員 これは昨年の九月でございますが、労働省がいわゆる有害物質を取り扱っている事業場の総点検を行ないました。これはすでに新聞で報ぜられたところでありますが、非常に大規模な労働省あげての総点検でございました。いろいろな有害物質が職業病あるいは公害を引き起こしている、そう...全文を見る
○古川(雅)委員 このベンジジンとベータナフチルアミンにつきましては、先ほど局長の御答弁の中にもございましたが、労働省としては労働安全衛生規則を改正して、このベンジジンなどを対象に排気、廃液の処理施設あるいは特殊の健康診断等を義務づけるといったような措置をおとりになったわけでござ...全文を見る
○古川(雅)委員 そこで、時間がございませんので、具体的な問題点に入るわけでございますが、最近の新聞報道によりますと、北九州市八幡区の三菱化成黒崎工場、工場長は森本一郎さんという方でありますけれども、ここで起こっている染料中間原料による職業性膀胱ガンの問題について福岡の労働基準局...全文を見る
○古川(雅)委員 今回のこの大がかりな現地における行政措置でございますが、これがいわゆる基準監督署の自主的な判断、あるいは去年の総点検の結果に基づく措置とは私どうしても考えられません。今回新聞報道で大がかりに取り上げられているのも、この措置が、患者の中から、また患者の同僚の労働者...全文を見る
○古川(雅)委員 ベンジジンを原料にしている全国の染料工場でこうした泌尿器系統のガン、腫瘍患者が出ておるわけでございますけれども、この実態はかなり業界自体で掌握をしていると思われます。ただ、きょうお伺いをしているこの黒崎工場の場合におきましては、要注意人物を含めて四百人という非常...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほどこの黒崎工場の総務課長の談話を、新聞によるものを読み上げたわけでございます。同じ紙面の中に、九大の医学部の倉恒匡徳教授という、これは公衆衛生学専攻の方ですが、その人の談話が載っておりまして、こういうことを言っております。「患者の実態を調べようと、労働省など...全文を見る
○古川(雅)委員 昨年でございますが、広島県の福山市にございます日本化薬の福山工場で、このベンジジンの問題が新聞でやかましく取り上げられた直後に製造中止に踏み切っております。私のほうで資料がちょっと時間的に間に合わなかったので、当局から御説明をいただきたいのでございますが、これは...全文を見る
○古川(雅)委員 いまの局長の御答弁の中にも感じられますが、従業員としては労組を中心として、この発ガン物質に対する不安を非常に強く訴えているわけであります。結論は、早く生産をやめてほしいという声でありますが、会社側のいわゆる経営ベースの中でこの声がもみ消されているという印象が非常...全文を見る
○古川(雅)委員 一時間にわたって若干お伺いをしてきたわけでございますが、私といたしましては、ベンジジン系統の染料の生産につきましては、疑わしい以上即時生産を停止するという措置、そしてまた、患者やなくなった方の遺族に対する完全な生活の保障、さらに今後ますますこうした問題が深刻にな...全文を見る
09月03日第66回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
議事録を見る
○古川(雅)委員 本日は、新しい都市公害として注目をされております酸欠空気の問題につきまして、これはすでに大きな社会問題になっておりますが、これを政治責任の問題として発展させていくために、二、三当局の御見解を承ってまいりたいと思います。  本日は環境庁、それから消防庁、そして建...全文を見る
○古川(雅)委員 酸欠空気につきましては、すでに新聞等で盛んに報道されておりますので、くどくど申し上げるまでもないわけでございますけれども、ことに七月二十六日、三宅坂の最高裁の新築工事現場で作業員が二人死んだのも酸欠空気が犯人であります。先ほど山本委員からの質問に対しまして、労働...全文を見る
○古川(雅)委員 今回公布を準備しております防止規則は、あくまで工事関係者の労災事故防止がおもなねらいであるかと思います。しかし酸欠空気につきましては、いまの御答弁の中にありましたけれども、今日に始まったことではなくて、すでに昭和三十七年ごろからその危険性が指摘されておりました。...全文を見る
○古川(雅)委員 規則による規制によってかなり事故防止に資することができるという、そういう期待を持って規則の制定の準備をなさっていらっしゃるとの御答弁でございましたが、先ほど私申し上げましたとおり、これは工事関係者の労災防止策という、これが中心のねらいになっていると思います。これ...全文を見る
○古川(雅)委員 この酸欠空気の問題が最近重大な社会問題になってきたということは、これは特定の作業場所に限らず、一般の民家あるいはビルの地下街、そういうところに発生をしてきたということに焦点があると思います。したがいまして、ただいまの局長の御答弁からもう一歩進めて御見解を承りたい...全文を見る
○古川(雅)委員 連絡を密にしながらというおことばのあとに、それぞれの立場でそれぞれの角度でというような表現がありましたので、どうもばらばらだという感を免れないのですが、公害と認めれば環境庁が主体性をとって、各省との連絡をとりながら、この防止策を責任をもって進めていく、このように...全文を見る
○古川(雅)委員 消防庁からおいでをいただいておりますが、最近の事故続発によりまして、特に東京都内で事故発生後の救急処置、そしてまた発生個所の総点検、調査を進められているようでございますが、今回の労働省における防止規則の制定と相まって、この酸欠空気の防止対策についての御所見を伺い...全文を見る
○古川(雅)委員 新聞報道によりますと、東京消防庁か非常に積極的にこの事故対策に当たっていらっしゃるわけでございますが、ことに一般人に被害者が出たのを重視をいたしまして、町内会あるいは自治会、ビルの管理者を通して酸欠空気の噴出個所を発見した場合には直ちに届け出るように呼びかけてい...全文を見る
○古川(雅)委員 こうした実際の危険個所の発見やあるいはそうした酸欠空気の噴出個所に対して立ち入り禁止の規制をしたり、あるいはパイプでそのガスを排出したり、そういった作業に実際当たっていくことについては、これは消防庁が今後とも担当していくわけでございますか。あわせて、それに必要な...全文を見る
○古川(雅)委員 この酸欠現象のメカニズムにつきましては、山口助教授等も強く主張いたしておりますとおり、すでにはっきりいたしております。これは言うまでもなく地下鉄とか上下水道あるいは高速道路、また高層ビルの建設工事で使われるいわゆる潜函シールド工法の圧気工法が直接の原因の一つであ...全文を見る
○古川(雅)委員 そのように御承知いただいておるということになりますと、当然この、圧気工法に改善の手を加えなければならない。建設省が、特にこの工事現場等につきましては責任をもってこの酸欠空気の発生を防ぐ方策を指導しなければならないその責任ある立場にあると思うのでございますが、その...全文を見る
○古川(雅)委員 この圧気工法につきまして、これはかっては大阪のガス爆発事故があったわけでございますが、そういう機会をとらえて建設省は圧気工法を奨励してきた——奨励したというような事実はございますか。特にこうした地下工事につきましては、圧気工法以外とり得ないということになりますと...全文を見る
○古川(雅)委員 酸欠空気の噴出は、実際問題として工事現場から一キロメートルくらい離れたところででも現に起こっております。これによって受ける被害者が出てきているわけでありますが、この責任の所在はどこにあるとお考えでございますか。  もう一回言いましようか。工事現場から一キロも離...全文を見る
○古川(雅)委員 建設業者がこの圧気工法をとる場合、あらかじめその届け出を義務づけるというような方法も考えられるわけでございますが、この点、酸欠空気の噴出の可能性のある、そうした危険性のある地帯について、まずそのある地帯を建設省当局でどうやって察知できるか、そうしてまたその圧気工...全文を見る
○古川(雅)委員 この酸欠空気が噴出をするおそれのあるところには、圧気工法を行ないます場合、事故を防止するために専門家はこういう指摘をいたしております。一つはこれに薬液を注入するという方法、それからもう一つはコンクリートの巻き立てを早目にやるということ、そういったことをあげており...全文を見る
○古川(雅)委員 そうしますと、工法そのものについての指導ないし必要とあれば今後の規制については、むしろ建設省より労働省が主体となってこれに当たっていくという意味でございますか。労働省、いかがでございますか。
○古川(雅)委員 先ほど建設省のほうでは、責任問題については非常にむずかしいということをお答えになりましたけれども、いまの労働省の局長の御答弁を聞いておりますと、こうした工事が原因の一つになって作業の従事者以外の一般の民家等で被害が起こった場合には、これは御答弁からすると、当然責...全文を見る
○古川(雅)委員 環境庁にお伺いをいたします。  先ほど、ことに労働省からのお名ざしで、この問題の究極的な解決、特にこれから新しい都市公害として浮かび上がってまいりますと、当然環境庁が全体を掌握してこの解決に当たっていくことになると思いますが、まず最初にその辺の見解からお伺いし...全文を見る
○古川(雅)委員 環境庁がこのことについては一番おくれておるという感を強くしたわけでございますが、大気汚染防止法の中の規定にないから、大気という点では掌握ができないというようなお答えでございました。そのままでいいのかどうかですね。これは法的な手直しをする必要まで検討できるかどうか...全文を見る
○古川(雅)委員 環境庁にもう一度お伺いいたしますが、現にこうして酸欠空気による事故が数件発生をしているわけでございますが、結論として、この防止対策について環境庁が中心になって今後当たるお考えがあるのか。たとえば、これは東京に限らず、ほかの再開発のどんどん進んでおります大都市でも...全文を見る
○古川(雅)委員 くどいようでありますが、そういたしますと、環境庁におきましては、地下水のくみ上げに限ってこの防止策を立てていく、そのように御答弁を受け取ってよろしゅうございますか。その部分だけで責任をとるということでございますか。  あわせてお伺いいたしますが、実際地下工事が...全文を見る
○古川(雅)委員 急ではありましたが、私はきょうは環境庁長官の出席を求めました。したがいまして、長官からの御答弁と同じ気持ちで私伺っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  まず、そこで再確認をさせていただきますが、環境庁が中心になって全国的なこうした酸欠空気の発生の...全文を見る
○古川(雅)委員 その結果については、責任をもって環境庁からお伺いできるわけでございますね。
○古川(雅)委員 圧気工法についての取り扱いについては、先ほど建設省からるる御説明がございましたが、環境庁から建設省に対して特にこの点について御意見がありましたら述べていただきたいと思います。
○古川(雅)委員 これは特に建設工法によって問題が起こるわけでありまして、その点について環境庁が積極的な防止策を講じていく以上、建設省に対しても非常に強力な要望が生じてくると思います。それを伺いたかったわけでありますが、どうも持ち合わせていないという感じで、ここでいかに追及しても...全文を見る
○古川(雅)委員 酸欠空気の警報装置あるいは測定装置につきましては、これをどうお考えになっているか。まず工事現場については労働省、それからその他のそうした作業現場とは関係のない地下鉄あるいは地下街、ビルの地下室、ポンプ室、そういった点についてはどうお考えか、これは環境庁のほうでお...全文を見る
○古川(雅)委員 消防庁にお伺いいたしますが、実際に救急業務に携わっておりまして、こうした警報装置あるいは測定装置の設置についてどういう見解をお持ちでございますか。いまの環境庁の御答弁では非常に心もとないのでございますが、実際の事故の処理にあたりましてどのようにお考えであるか、伺...全文を見る
○古川(雅)委員 環境庁にもう一回伺いますが、工事作業現場以外の一般的な地下街等あるいは地下鉄等の内部においてそうした警報装置あるいは測定装置を備えることについて、早急に環境庁が主体になって検討される、直ちに処置されるお考えでございますか。いまの消防庁の御意見によりますと、そうし...全文を見る
○古川(雅)委員 その点、たいへんくどいようでありますが、消防庁としては非常にそういった装置を備えることは必要であるという御見解でありますし、いまの環境庁の御意見でも、環境庁直接としては手を下せないけれども、必要は認めるというようなふうに私にはとれました。各省庁に連絡をとってとい...全文を見る
○古川(雅)委員 現にこうして被害者が出ておるわけでございまして、これがさらにたび重なってまいりますと、実際問題として民間人の中にも死亡事故も起こりかねないような状態であります。環境庁としていまお引き受けいただいた以上、その対策が一日でもおくれればこれからどういう被害を生んでくる...全文を見る
○古川(雅)委員 昨年の八月十日の当委員会におきまして、私は特に老人対策の中で過疎地域といわれている地域についての老人対策について、政府の見解を求めました。特にこれは老人対策に、地域により非常に著しい格差があるわけでございまして、都市部、その近郊部に非常に偏重されております。農山...全文を見る
10月11日第66回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
議事録を見る
○古川(雅)委員 最近、千葉県の市原市の三井造船千葉造船所で、放射性同位元素イリジウム一九二を使って船体検査をしておりました中国エックス線会社の作業員が、放射線源の入っているホルダーを紛失いたしまして、これを拾った同じ造船所の下請会社の工員がアパートに持ち帰りまして被曝した事件が...全文を見る
○古川(雅)委員 この被曝をいたしました五人のうちの一人、すなわち放射線体を拾得した本人は、作業中の時間に捨得したということでございまして、いま局長のお答えになりました業務上、その時間の中でありますので、そういう場合に業務上と認定できないかどうか、その点をもう少し核心に触れてお答...全文を見る
○古川(雅)委員 いま被曝をした方は、そんなものを下宿に持って帰ったことがいけないといってしまえばそれまででございますが、しかし、非常に特異な事件でございますし、またこの症状が今後の加療いかんにもよりますが、おそらく原爆被爆者と同じような非常に悲惨な今後の経過をたどるのではないか...全文を見る
○古川(雅)委員 きょうは特に科学技術庁から放射線安全課長においでをいただいているわけでございますが、今回の事件に際しましては、さっそく事態の掌握をなさって私のほうにも御報告をいただいております。特にここで問題になりますことは、この放射線体が紛失してから三日間、この中国エックス線...全文を見る
○古川(雅)委員 今回の事故におきましては、特に中国エックス線会社の管理のずさんさが指摘されておりまして、業務上過失傷害の疑いも出ているというふうに伺っておりますけれども、科学技術庁としては、安全管理の体制それから被曝管理について、担当責任者の出頭を求め、改善すべき点がある場合に...全文を見る
○古川(雅)委員 この問題は今後の事態にも関連がございますので、いま御答弁をいただきました事項につきましては、委員会を通して私のほうへ御報告をいただきたいと思うのでございますが、いかがでございますか。
○古川(雅)委員 いま、一つの労働災害として私はこれをとらえているわけでございますが、事例を申し上げたわけでございます。申すまでもございませんが、特に最近、一九七〇年代は人間尊重のときであるし、労働災害防止対策は、これはもう政治責任の問題であるという、そういう世論がわき起こってお...全文を見る
○古川(雅)委員 その点について深く追及いたしましても始まりませんが、いずれにいたしましても、これまでの経緯から、どうしても通産省サイドあるいは業界、財界サイドに押しまくられてしまう、せっかくのこうした立法の趣旨がゆがめられてしまう、そういうことが往々にしてあることを非常に不安に...全文を見る
○古川(雅)委員 それにつきましては、「総括安全衛生管理者制度等の導入」というふうにうたっていらっしゃいますけれども、この点、職務内容あるいは資格区分については明確にしていくお考えでございますか。
○古川(雅)委員 それから「危害防止基準の明確化と技術指針、快適基準の作成」という項目がございますが、いわゆる順守した場合、特典というものをお考えになっておるかどうか。これは後に安全衛生融資制度等をあげていらっしゃいますけれども、その他返還条件等で特典を与え得るものかどうか、それ...全文を見る
○古川(雅)委員 非常に短時間に断片的にお伺いをいたしましたけれども、いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたとおり、今回労働省が非常な勇断をもって労働基準法にメスを入れるわけでありまして、それだけに他の官庁や企業、財界あたりから非常な反発を受けたり、そしてまた現在当局が意図...全文を見る
10月12日第66回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
議事録を見る
○古川(雅)委員 私は、本日は赤潮に関する総合対策の促進につきまして、厚生省をはじめとする関係各省庁の今後の対策について若干お伺いをしてまいりたいと思います。  すでに御承知のとおり、赤潮の発生海域は年々拡大をいたしまして、なおかつ最近は季節的に長期化、不定期の傾向を示しており...全文を見る
○古川(雅)委員 この海洋投棄を全面禁止していく前提として、屎尿処理の施設の建設が重大な関連を持ってくると思うのでありますが、来年度予算への予算要求書によりますと、昭和四十七年度計画処理量は大体五千キロリットル・パー・デー、こういうふうに置いております。この予算要求がそのまま通る...全文を見る
○古川(雅)委員 ことに瀬戸内海は黒い運河と化して、すでに瀕死の状態である、死の海になるのもそう遠い先のことではないということが非常に問題になっているわけでありまして、これは七月でございますが、新聞の報道によりますと、佐藤首相みずからのお声がかりで、いわゆる瀬戸内海環境保全対策推...全文を見る
○古川(雅)委員 この屎尿の処理でございますけれども、ここに一つの疑問が残るのは、今日まで屎尿処理施設のほとんどがいわゆる消化方式、活性汚泥方式をとってきたわけでございます。ところが専門家の説明によりますと、事この赤潮対策に限っては、この活性汚泥方式をとったのでは何ら効果はない。...全文を見る
○古川(雅)委員 水産庁においでをいただいておりますが、特に赤潮の漁業被害という点で、被害の状況をどのように掌握をしていらっしゃるか、その実態を御説明いただきたいと思います。
○古川(雅)委員 この被害の実態については掌握の非常にむずかしい点もあるということは、これは決して了解できないわけではありませんけれども、最初に私は水産庁にお問い合わせをいたしましたが、水産庁ではこうした赤潮の漁業被害についてその実態を掌握していないのだというような御返事を電話で...全文を見る
○古川(雅)委員 私も「瀬戸内海の赤潮、現状と対策」という、いま御答弁のありました瀬戸内海水産開発協議会からの資料はいただいております。こうしたところから資料が上がってくる、それを何かじっと待っているような感じがいたしますけれども、この赤潮の漁業被害の重大さに対してむしろ水産庁の...全文を見る
○古川(雅)委員 最近、沿岸漁民にとりましては、こうしたハマチなどの養殖漁業に活路を開こうとしている、そういう実態もありますし、したがいまして赤潮の被害というのはたいへんな脅威になっているわけであります。過ぎてしまったことではありますけれども、今日まで海洋汚染の一つのバロメーター...全文を見る
○古川(雅)委員 せっかく建設省からもおいでをいただいているわけでございますが、下水処理の問題が一つのまた大きな赤潮発生の要因になっております。下水の整備計画また下水処理の今後の計画につきましては、瀬戸内海について特に緊急に配慮して今後計画を変更なさるというようなお考えはございま...全文を見る
○古川(雅)委員 時間の関係でより深くお伺いできないのがまことに残念でありますが、次に問題の工場廃液でございますけれども、通産省においでをいただいております。  瀬戸内海に外洋から入ってまいりますいわゆるきれいな海水の量は、大体どのくらいと推定していらっしゃるか、また瀬戸内海に...全文を見る
○古川(雅)委員 流れ込む工場廃液の量がおわかりにならないということでございますが、建設省の下水道部のほうでは概算を発表していらっしゃるようでございます。ここで申し上げてもいいのですけれども、つかんでいらっしゃらないということですか、いまは御存じないということですか。――時間の関...全文を見る
○古川(雅)委員 最後に、科学技術庁と環境庁にお伺いをいたします。  赤潮の発生要因については、これまで研究が進められてまいりましたけれども、いわゆる要因が複雑であって、これが赤潮の原因だというふうに一元的には断定ができない。今後の研究によって、それがどういう割合に入り組んで赤...全文を見る
11月11日第67回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
議事録を見る
○古川(雅)委員 本日、私は廃棄物処理、ごみの処理の問題について若干お尋ねをしてまいりたいと思います。  昨年、昭和四十五年の十二月二十五日に廃棄物の処理及び清掃に関する法律が公布されまして、この九月二十四日から施行されたわけであります。最初にお尋ねを申し上げますが、従来の清掃...全文を見る
○古川(雅)委員 十月十六日の事務次官の通達の中にもございますが、いま局長が御答弁になった趣旨と全く同意義でございますが、「廃棄物の量的増大と質的変化、衛生工学の飛躍的発展等に伴って抜本的な改革が必要とされるに至った」と述べております。このいわゆる三点でございますが、量的な増大、...全文を見る
○古川(雅)委員 一応お答えとしては了解をいたしますが、ここで一般廃棄物に問題の焦点をしぼりまして、ことにいま局長の御答弁の中で、処理施設をふやすということが一つのかなめになるという意味の御答弁がございましたけれども、これはこの廃棄物処理法の制定に際しても附帯決議がございましたの...全文を見る
○古川(雅)委員 現在のこうした処理施設を改善し、あるいは新増設をする必要があると認められる、そうした大体の見込みについてはお考えがまとまっているでありましょうか。できれば、大体総額どのくらいの規模でその需要にこたえられるのか、お答えをいただければ幸いだと思います。
○古川(雅)委員 これは当然年次計画の作成準備という段階に入ると思いますが、ここでいわゆる新社会発展計画との関連性、その点が一つ気になるわけでございますが、これはいかがでございましょう。
○古川(雅)委員 大蔵省から渡部主計官においでをいただいておりますので、この点ひとつお伺いをしておきたいのでありますが、この新社会発展計画というのはいつ制定されたものであるか。これは御存じであると思いますが、その制定された段階と今日と、この廃棄物処理に対する情勢は全く同じであると...全文を見る
○古川(雅)委員 時間の関係で、残念ながら先に進ましていただきますが、この施設の改善なり新増設の問題は、これは地方自治体だけに責任のあることではないと考えるわけでございますけれども、いわゆるこの建設費用に対しまして国庫補助がなされているわけでございます。これは法令ではどのように規...全文を見る
○古川(雅)委員 主計官、この点は御存じでありますか。
○古川(雅)委員 同じく主計官にお尋ねいたしますが、実質的には従来この国庫補助はどの程度なされてきたか、お答えをいただきたいと思います。
○古川(雅)委員 政令では四分の一、いわゆる二五%以内と定めながら、実質は六%という現状について、私は納得がいかないのでございますが、これはこのままでもよろしいものかどうか。何のために定めた政令なのであるか、今後これはどういう方向になっていくのか、ひとつお教えをいただきたいと思い...全文を見る
○古川(雅)委員 この一般廃棄物についての二五%の国庫補助率が妥当であるかどうかという議論は別といたしましても、少なくともそこに近づける努力をするのだ、従来とは全く姿勢を変えて、その政令どおりに二五%に近づけますというふうに受け取ってよろしゅうございますか。——了解しました。 ...全文を見る
○古川(雅)委員 はっきりした数をお示しいただけなかったわけでございますが、こうした住民の反対運動が起こるというのは一体なぜなのかという、その厚生省当局のとらえ方もひとつお伺いしておきたいと思いますし、なおかつ、またそれに対する対処のしかた、ただ口先だけの説得で問題の解決を強引に...全文を見る
○古川(雅)委員 このごみ焼却施設の技術的な改善、焼却率の向上、公害防止のための施設の完備ということは当然でありますし、また運搬途上の問題も、これは周辺住民から大きな苦情の種になっているわけでございます。いずれにいたしましても、これは地方自治体だけに責任を預けておくべき問題ではな...全文を見る
○古川(雅)委員 掘り下げてお伺いできないのは残念でありますが、あと十二分少々でございますので、ここで私は、プラスチックの廃棄物にさらに問題点をしぼりまして、若干お伺いしてまいりたいと思います。概括的にお伺いいたしますけれども、いま厚生省としてはプラスチックの容器等についてはメー...全文を見る
○古川(雅)委員 残り四分少々でございますので、これ以上お伺いできないのは残念でございますけれども、いずれにいたしましても、プラスチック廃棄物に対する処理の抜本的な対策が立たない現段階において、この乳製品の容器についてだけ全面回収を強行するということには少し疑問を残しているところ...全文を見る
○古川(雅)委員 終わります。
12月16日第67回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
議事録を見る
○古川(雅)委員 限られた短い時間でございますが、本日は生活保護制度の改善と、できれば心身障害者及び障害児の対策について若干お伺いをしてまいりたいと思います。  最初に生活保護制度のほうでございますが、去る十二月の十一日に、中央社会福祉審議会のほうから、いわゆる「国民生活の変化...全文を見る
○古川(雅)委員 具体的に局長にお伺いいたしますが、この開くばかりの一般世帯との格差の問題でございますが、来年度の厚生省の予算要求では大体これをどのくらいまで縮める見込みで要求していらっしゃいますか。     〔委員長退席、谷垣委員長代理着席〕
○古川(雅)委員 大臣の先ほどの御答弁では、この中央社会福祉審議会の報告はまだ中間報告なので、制度そのものの欠点等についての検討はまだまだこれからというような、そういった感じの御答弁と受け取りましたけれども、現にこの生活保護を受けているいわゆる被保護世帯の実態が、最近急激に変貌を...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいま局長から、たとえば四十六年度から、老人に対しては生活保護基準に若干の上積みをするというような措置がとられているというような御答弁がございましたけれども、当然これは階級変化に対応する措置としては十分とはおっしゃらないと思いますけれども、その点をひとつ確認さ...全文を見る
○古川(雅)委員 きょうはせっかく大蔵省からおいでをいただいておりますので、一言お伺いをしたいと思います。  いま厚生省側から、この被保護世帯の実態についてはお聞きいただいたとおりでございますけれども、過去五年間を見てまいりましても、毎年のこの生活保護基準が、前年比大体一三から...全文を見る
○古川(雅)委員 たたみかけてお伺いするようでございますが、政府はさきに、本年四月にさかのぼりまして千六百五十億円の減税を実施することをきめました。これは、現在生活保護を受けている約六十五万八千世帯には何らの恩恵の及ばない減税措置でありますが、これは一体どういう考え方によるものか...全文を見る
○古川(雅)委員 厚生大臣にお伺いいたしますが、担当大臣として、いまの大蔵省の見解についてどうお考えでございますか。
○古川(雅)委員 大蔵省に再びお伺いいたしますが、いわゆる税の公平化、均等化という見地から御答弁いただいたわけでございますが、私はむしろこれは社会的な不均衡を増長するものであるという考え方に立っております。厚生大臣のただいまの御答弁からしても、これは当然先ほど申し上げました減税の...全文を見る
○古川(雅)委員 いろいろ申し上げたいわけでございますが、時間の都合で先へ進ましていただきますけれども、主計官に参考までにお伺いしておきたいのでございますが、この保護基準を一%上げるには、大体財源としてはどのくらい必要なんでございますか。
○古川(雅)委員 ここでまた防衛費を出すのはどうかと思いますけれども、F4Eファントムが一機幾らで、一年間それを飛ばすのにどのくらいの経費がかかるか、これも常識的に御存じかと思いますが、参考までにお伺いしておきたいと思います。
○古川(雅)委員 その比較も御存じないまま厚生行政の予算をばっさばっさと削られるということは、私は非常に心外でございます。  先へ進ましていただきますけれども、大臣にお伺いいたしますが、この生活保護制度全体を、最終的な審議会の報告が出る前に厚生省当局としても種々検討を始める必要...全文を見る
○古川(雅)委員 わが党といたしましては、この生活保護制度は、それを運用する機関、それから人の問題、何よりも基本的には、現行制度のいわゆる救貧的な制度のあり方から防貧的な制度へ改めていかなくてはならないその転換の時期であるというように考えておるわけでございますが、この生活保護制度...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの大臣の御発言について、大蔵省から一言づけ加えていただければ幸いでございます。
○古川(雅)委員 次に心身障害者対策のほうに移らせていただきますが、実は先日、十二月八日に心身障害者対策全国代表者大会というものが行なわれました。私も党を代表して出席してまいりました。各党の先生方からも非常に、特に与党の先生方からは力強いお励ましのことばがあったわけであります。私...全文を見る
○古川(雅)委員 ただいまの大臣の御発言は、実情、実態の上から立てば了解できないことはございません。ただ私、そうした方々のなまの声を伺っておりまして、ここで二、三具体的な例をあげて当局の対策をお伺いしてまいりたいのでございます。  最初に、ちょっと大ざっぱなお尋ねになるかもしれ...全文を見る
○古川(雅)委員 残念ながら時間がありませんので、具体的な問題を二、三お伺いしてまいりますが、これは全国社会福祉協議会からいただいた四十七年度予算に関する要望書でございます。一つ一つが問題になるわけでございますけれども、その中から二、三伺ってまいります。  たとえば、重度心身障...全文を見る
○古川(雅)委員 もう一つ、具体的な問題については古手委員に質問を譲ることにいたしまして、去る十二月十四日の各紙では、いわゆる来年度予算の大蔵省内示案が報道されております。各紙によって多少ニュアンスは違いますが、政務次官お帰りになりましたので突っ込んで聞けないのは残念でありますが...全文を見る
○古川(雅)委員 そういうことをお伺いしましたわけは、私、一年生議員でありますので、非常に幼稚なことを大臣にお伺いするわけでございます。各団体をはじめとして、国民の代表の方々が特に厚生行政については強力に要望を持って上京してこられます。いろいろな大会が開かれまして、そこで皆さんの...全文を見る