古川雅司

ふるかわまさし



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開催日 会議名 発言
02月22日第87回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○古川(雅)委員 昭和五十四年度における防災計画及び災害復旧等の概要について御説明がございましたので、若干質問を申し上げたいと思います。  最初に長官に、いわゆる災害対策について国土庁並びに長官に一体何ができるのかということについてお伺いをしてまいりたいと思います。  災害対...全文を見る
○古川(雅)委員 長官の御答弁をまことに力強く私も受けとめました。御健闘をお祈りする次第でございます。  さて現状といたしましては、私は疑問を感ずる点が多々あるわけでございます。先ほど四柳審議官から補足説明のございましたこの五十四年度の防災並びに災害復旧計画等に関する予算の中身...全文を見る
○古川(雅)委員 これは希望でありますが、そうした調整に御苦労なさっているということはよく理解できるのですけれども、各省庁にお伺いをして、そのお伺いしたものをただ並べる、これが調整だという意味では私たちは受け取りたくないわけでありまして、予算の内容、行われている研究や予防対策の内...全文を見る
○古川(雅)委員 その世界的な災害資料の収集ということについてもう一つお尋ねをしたわけでございますが、それと合わせて、いわゆる住民の防災意識の高揚ということが災害対策の一つの大きな柱になっているわけでありますが、一般の災害観というものをどう受けとめていくかによってまた災害に対する...全文を見る
○古川(雅)委員 その一例になるわけでありますが、最後に災害復旧費等について予算編成の方向性といいますか、そういったことについて一点伺っておきたいと思います。  たとえば建設省の河川等の災害復旧事業に約一千百八十一億円が計上されているわけでございますが、これは国土庁にお伺いすべ...全文を見る
○古川(雅)委員 建設省にお答えをいただく前に、私の持ち時間はあと四分少々でございますので、その時間内で御答弁いただくという大変無理な注文を申し上げるのですが、いわゆる洪水の問題については、流出量の抑制の方策というものがまだ固まっていないわけであります。水源地域の保全という問題に...全文を見る
○古川(雅)委員 裁判は。
○古川(雅)委員 終わります。
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○古川(雅)分科員 初めに、スモン患者の救済策についてお伺いを進めてまいります。  去る二月二十二日に広島地裁で言い渡された広島スモンの訴訟判決に対して、厚生省は二十四日、広島高裁に控訴をされました。被告の製薬三社のうち、田辺製薬も即日控訴いたしましたし、残る二社もこの国の控訴...全文を見る
○古川(雅)分科員 いま御答弁の中で、投薬証明のない人に対しても救済の手を差し伸べると言った。これは前小沢厚生大臣の非常に積極的な前向きの姿勢がございました。むしろ橋本大臣になってこの点どうもはっきりしなくなったのじゃないかという声も聞かれるわけでございます。と申しますのは、いわ...全文を見る
○古川(雅)分科員 大臣も岡山の御出身でありますし、スモンの患者の方をたくさん抱えているところの御出身でございますから、よもや後退させたり、いたずらに遅延させる、そういう事態は御任期中にはない、そういうふうに私は考えておりますけれども、どうかこの点の解決もひとつ早急に強力にお進め...全文を見る
○古川(雅)分科員 今後の問題で一つ大きなかぎになりますのは、先ほど大臣の御答弁にもありました薬事法の問題でございますが、いわゆる医薬品等の安全性それから有効性の確保に万全を期すために、厚生省も強力にお取り組みをいただいているわけでありますけれども、薬事法制の整備ということが長い...全文を見る
○古川(雅)分科員 いろいろ伺ってまいりましたが、いずれにいたしましても、スモン患者の幅広い、なおかつ具体的な救済についてさらに力強くお取り組みをいただきたい。御要望申し上げまして、次の質問に移ります。  多少マクロな問題になりますが、成人病対策と老人医療の問題についてお伺いを...全文を見る
○古川(雅)分科員 現状をよく御説明いただいたわけでございますが、確かに成人病全体について、これを体系的にどう対処していくか、どう取り組んでいくか、研究調査にしてもどう進めていくかということがまだまだ明らかでない現状でありまして、特にがん一つにつきましても、専門家、専門医の意見を...全文を見る
○古川(雅)分科員 そうなりますと、小沢前大臣のお約束というのは、そうしたいろいろな事情で当面期待できないというふうに受け取るわけでございます。特に小沢大臣は、老人保健医療サービスについては、いわゆる別建ての法体系ということをはっきり示された上で、五十四年の秋までに実施するという...全文を見る
○古川(雅)分科員 橋本厚生大臣御在任中のその見通しというものは、ここでは御明言できませんか。
○古川(雅)分科員 最後に、また大変グローバルな御質問を申し上げますが、最近世界各国で、いわゆる福祉の切り詰めという傾向が顕著になってきております。御承知のとおり、欧州諸国は、特に日本が福祉国家を標榜する上での一つのモデルになってまいりました。日本の福祉政策も欧州に追いつけという...全文を見る
○古川(雅)分科員 終わります。
03月02日第87回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○古川(雅)分科員 国は、昭和四十九年五月に公布、施行されました伝統的工芸品産業の振興に関する法律の運用に基づきまして、いわゆる伝産振興対策の幾つかを行っておられます。その一つに、東京で行われております全国伝統的工芸品展がございます。この展覧会に対しまして、同振興協会を通してわず...全文を見る
○古川(雅)分科員 全国の展示会でございますが、先ほど申し上げたとおり東京を中心にして行われているわけでございまして、こうした伝統的工芸品の普及、さらにこの産業の振興という点につきましては、大阪あるいは先ほど挙げました中国地方あるいは九州地方、東北地方、むしろそういった地方的な助...全文を見る
○古川(雅)分科員 こうした伝統的工芸品の中の一つに筆がございます。広島県の熊野がこの主産地になるわけでございますが、全国的には豊橋であるとかあるいは奈良、この辺も非常に有名でありまして、広島県の熊野筆につきましては、全国の約八〇%の生産量を上げております。五十三年度で、この熊野...全文を見る
○古川(雅)分科員 中国からの輸入が急激に増大する心配はないというふうに御答弁になったわけでございますけれども、もしそうした傾向が見えたりそういう不安が出てきた場合、たとえば具体的に学童用の筆だけは何とか国内産で確保する、そのための輸入に対する一つの規制なり対処の仕方をするという...全文を見る
○古川(雅)分科員 いま一つ毛筆の例を挙げてお尋ねをしたわけでございますが、わが国にはこうした数多くの産地中小企業と申しますか、そうした企業形態があるわけでございまして、あるいは外国からの輸入品による圧迫、さらには高度成長経済から不況時代に入ったその中で、非常に荒波にもまれながら...全文を見る
○古川(雅)分科員 私の伺うところによりますと、これは仮称産地中小企業対策臨時措置法ということでございますが、非常にこれで気がかりになりますのは、その実効はどう見通していらっしゃるのか、予算の措置もしていらっしゃるということでありますが、こうした財政的な裏づけ等も含めてどの程度ま...全文を見る
○古川(雅)分科員 そのいま準備していらっしゃる法案のねらいでございますけれども、いわゆる中小企業振興事業団がフォローし切れないそういった面を今後この法律によって、また予算措置によって救済をしていくのだ、そのように受けとめればいいのか、あるいは円高差損による痛手、その辺にスポット...全文を見る
○古川(雅)分科員 法案の提出前にここまで立ち入ってお伺いをするのも大変恐縮でありますけれども、いわゆる単位の組合の指定に当たっては、事業所五十カ所以上、全国対比一〇%以上、あるいは生産額十億円以上、全国対比一〇%以上、生産額の減少前年の五%以上の落ち込みあるいは輸出比率二〇%以...全文を見る
○古川(雅)分科員 三月の中旬に国会へ法案を御提出になるということでございますので、最終的な詰めの段階と理解をいたしますが、広島県の産地中小企業組合を見ますと、先ほど挙げました熊野の筆あるいは縫製品、中小型の鋼船、やすり、伸鉄、それから宮島細工、こういったものが挙げられるわけでご...全文を見る
○古川(雅)分科員 こうした産地中小企業については、冒頭から申し上げておりますとおり、不況あるいは円高差損という大きな影響を受けながら、壊滅に近い現状にあるわけでございまして、基準の設定あるいは財政的な裏づけの大小、そういうことによってこうしたせっかくの助成策も間に合わないという...全文を見る
○古川(雅)分科員 先ほど私は、広島の産地中小企業組合の一応六つの組合を挙げたわけでございますが、九十という数字を挙げられましたけれども、この中で大体適用しそうだという業種はございますか。
○古川(雅)分科員 最後に、大臣に非常にマクロなお伺いをいたします。  産地中小企業対策についていまお伺いを進めてきたわけでありますが、政府はそれに対して臨時措置法の国会提出を予定していらっしゃるということでございます。これは先ほどのお伺いの中でも申し上げましたけれども、いわゆ...全文を見る
○古川(雅)分科員 終わります。
04月24日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○古川(雅)委員 ただいま議題になっております林業等振興資金融通暫定措置法案につきまして、若干の御質問を申し上げたいと思います。  限られた九十分という時間の中で、私は、第一に本法案に関係する問題点、次に国有林野事業の特別会計の財務状況に関する問題点、三番目に本法案に多少関連を...全文を見る
○古川(雅)委員 以下、逐条的に本法案の基本的な問題についてお伺いを進めていくわけでございますが、まず第二条で「農林水産大臣は、林業経営の改善並びに国内産木材の生産及び流通の合理化に関する事項についての基本方針を定めなければならない。」と、このように合理化を一体的に推進することを...全文を見る
○古川(雅)委員 基本的な考え方についてはよくわかりました。  そうなりますと、いわゆる既存の関連法との調整をどうするかという問題が起こってくるわけであります。  第三条は、「林業を営む者は、林業経営改善計画を作成し、これを当該林業経営改善計画の対象とする森林の所在地を管轄す...全文を見る
○古川(雅)委員 基本においては一致し、そしてまた個別においてはその対象において個々にまた調整を図っていくという意味の御答弁に受け取ってよろしゅうございますか。
○古川(雅)委員 この法案に対して農林水産省が期待を抱いているその一つは、第四条の農林漁業金融公庫の償還期限及び据え置き期間の特例措置によって、造林資金については据え置き期間が間伐収入期、償還期限は主伐期にほぼ合致することになって、林道資金についてもそれぞれ条件が緩和されることに...全文を見る
○古川(雅)委員 そうなりますと、本法案による融資制度の貸付総額、これは午前中来御質問が続いておりますけれども、初年度において半年分として二百五十億円としておるわけでありますが、近年の国産材をめぐる情勢について非常に多くの議論があるわけであります。その一層の充実強化を図る必要から...全文を見る
○古川(雅)委員 林業関係の金融につきましては、申し上げるまでもなく既存の諸制度にさらに今回こうした金融措置と充実化が図られるわけでありますが、はえば立て、立てば歩めの親心じゃありませんが、農業、漁業においてはそれぞれ近代化資金制度がございます。昭和三十六年及び昭和四十四年にそれ...全文を見る
○古川(雅)委員 法案の中の林業信用基金についてでありますが、国産材産業資金にかかわる原資供給事業、これを行う都道府県に対する資金の貸し付けは、政府から特殊法人である林業信用基金に出資及び金融機関からの貸し付けに対する利子補給、さらに債務保証を行う。この林業信用基金により都道府県...全文を見る
○古川(雅)委員 本法案の第六条に、林業信用基金法の第二十九条、業務についての一部改正が盛り込まれておるわけであります。本来林業信用基金法の目的は「林業者等が農林中央金庫その他の融資を行なう機関から借り入れる場合にその借入れに係る債務を保証して、その資金の融通を円滑にすることを目...全文を見る
○古川(雅)委員 いろいろ理由はあると思われますけれども、この国産材産業資金の運用に伴い、借り受け者は金融機関から貸し付けを受けた段階で同じく林業信用基金から債務保証を受けるという、この基金が二重に関係を持ってくるわけであります。大臣はこの林業信用基金法第四十条によって監督義務が...全文を見る
○古川(雅)委員 以上、本法案に関する問題の提起と御質問を申し上げたわけでございますが、次に本法案に関連をいたしまして、国有林野事業特別会計の財務状況について若干お伺いを進めてまいりたいと思います。  国有林野事業は、国の所有に属する森林原野の管理経営を企業的に経営することを目...全文を見る
○古川(雅)委員 それで、この収益額と費用額との差を見ますと、四十九年度では二百十三億円の黒、それから五十年度が百三十四億円の赤、五十一年度は五百四億円の赤、五十二年度は九百六億円の赤ということになりますが、これにまた相違はございませんね。
○古川(雅)委員 このように国有林野事業の五十二年度では実に九百六億円もの赤字を出す財政状況になっております。これはいろいろ原因も議論をされましょうけれども、過去における過伐あるいは近時における自然環境保護の要請等に起因した収穫量の減少あるいは景気の停滞というものが収入の伸び悩み...全文を見る
○古川(雅)委員 先ほど挙げました五十一年度の場合の生産量でございますが、四百六十七万立方メートルのうち三百六十万立方メートルが国の直用作業であるわけであります。この直用作業の事業所でいわゆる標準林内生産性に対して実質生産が五〇%を割る、五〇%以下の事業所につきましては営林局別に...全文を見る
○古川(雅)委員 いま挙げました三十八の事業所の場合、いまの御答弁では今後の計画をいま作成中だというようなことでございましたけれども、いわゆる直用による素材生産を実施するに当たって、各事業所が年間の計画生産量を決定してきたわけであります。しかし、実際にはこの財政状況を見ますと、五...全文を見る
○古川(雅)委員 そうしますと、今後の問題でございますけれども、国有林野事業特別会計の財務状況、こういった実態にかんがみまして、いわゆる内容が、直用による製品生産の収入が本特別会計の主要な収入になるわけでありまして、この直用による製品生産事業を実施するに当たっては、やはり進行状況...全文を見る
○古川(雅)委員 第三項目目にいわゆる林業行政の一般的な問題について二、三点お伺いを進めてまいりたいと思います。  木材の長期の需給見通しにつきましては、これまた午前中来いろいろ御質問があったわけでございますが、本年度中を目途にしているということでありますけれども、いわゆる林業...全文を見る
○古川(雅)委員 この木材の長期の需給計画に非常に大きなかかわりを持ってくるのが外材の輸入問題でございますが、今日の林業の不振となっている原因を考えますときに、林業の振興を図るために国産材の需要拡大策もまた必要になっているということが指摘をされているわけでございます。一具体例であ...全文を見る
○古川(雅)委員 林業振興のために数々の施策を行っているわけでありますけれども、そういった施策の一つ一つが、末端の林業者に周知されているのかどうかというふうに疑問に思うことがときたまあります。そういう施策のPRが不足していることによって、これがまた林業不振に一つの大きな輪をかけて...全文を見る
○古川(雅)委員 林業の施策を進めていく最先端で、たとえば営林署に属する皆さんが、非常に厳しい生活条件、また作業条件の中で奮闘していらっしゃるわけでございます。また一方には、営林署の中には事務屋さんが非常に多い。実際に山の中に分け入って、林業振興のために精力的に動き回るというか、...全文を見る
○古川(雅)委員 まあ伺いようによっては非常に心もとない御答弁とも受けとめられるわけでございますけれども、過疎化という御説明もありましたし、そうした林業振興のための諸施策を進めていく人材の問題もいま御指摘になったわけでありますが、精神的にこれじゃいけない、これから強化していかなけ...全文を見る
○古川(雅)委員 さっきも申し上げましたとおり、この点はやはり第一線で仕事に携わる、たとえば営林署の署員の皆さんというふうに私は申し上げましたけれども、そうした皆さんがいわゆるモラールを持って、意欲を持って仕事に取り組めるという条件づくりも非常に大事ではないか。時間の都合で一々御...全文を見る
○古川(雅)委員 では、第四項目目といたしまして、木材の備蓄対策事業の問題についてお伺いをしてまいります。  行政管理庁は五十三年十二月に木材備蓄対策事業の実施状況に関する調査結果をまとめておられますが、これを林野庁に報告をしていると思いますけれども、簡単に御説明を願います。
○古川(雅)委員 林野庁は、この調査結果の報告をお受けになったわけでございます。特に、いま行政管理庁の方から最後に四点にわたっての指摘もあったわけでございますが、以下具体的にお伺いをしてまいりますけれども、備蓄目標量を一応首都圏、中京圏及び近畿圏の三大都市圏における木材価格高騰時...全文を見る
○古川(雅)委員 第二点は、備蓄機構では、備蓄木材の保管中における品質の低下に応じておおむね二年を目安にして更新のために売り渡しを行うというふうにしているわけであります。しかし、その市況の低迷下においては品質の低下した備蓄木材、特に備蓄製材の売り渡しが非常に困難であるという事情も...全文を見る
○古川(雅)委員 三点目は、いわゆる放出時の適正な流通確保の方法と申しますか、木材価格の異常高騰時における備蓄木材の売り渡しは現在まで行われていないわけであります。また、備蓄木材の放出の時期あるいは価格の決定、それから最初に申し上げた放出時の適正な流通確保の方法、そういったいわば...全文を見る
○古川(雅)委員 この備蓄機構における経理の事務処理が適切であったかどうか、その問題点でありますが、備蓄機構の備蓄基金造成額、これは昭和五十二年度末で十一億二千二百万円となっておりますが、これは一般管理費に充当されることになっておりまして、備蓄基金の運用益についてはいま申し上げた...全文を見る
○古川(雅)委員 以上、大きく四項目にわたり、また、それぞれ項目の中で何点か問題点をお伺いしてきたわけでございますが、本法案がいわゆる振興資金の融通暫定措置法になっておりますけれども、これが単に振興資金の融通の問題だけではなくて、さらに一時的な暫定的な措置に終わることなく、林業全...全文を見る
12月07日第90回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○古川委員 ただいま議題となりました税理士法の一部を改正する法律案につきまして、若干質問をいたします。  最初に、提案をされました経緯を踏まえまして、大臣に基本的なお考えをお伺いしてまいりますが、政府は税理法改正案を提案するに当たりまして、先ほど提案理由の説明の中で「税理士制度...全文を見る
○古川委員 前々国会から引き続いての今回の御提案につきましては、何よりもその法改正は、端的に言って、税理士とその周辺各界におけるいわゆる利害調整が主たるものではないか。したがって、この問題に対する取り組みというのは、やはりその利害調整に重点を置かれたのではないかと考えるわけでござ...全文を見る
○古川委員 法律でありますから、改正案の内容がまたきわめて事務的にきめ細かくなっていくということも当然でありましょうけれども、その一つ一つについて、いわゆる当事者である税理士の方々が今後その運用に当たって全面的に協力をし、あるいは納得をしてくださるという配慮が果たしてどこまで行わ...全文を見る
○古川委員 くどいようでありますが、今回の改正案の提案をされたもう一つ大きな疑問として、臨時国会の十六日間というきわめて短い会期の中で、委員会の審議日程も制約されておりますが、その中で五本という法律案の提出がされたわけでございます。なぜそのように今回この改正案の提出を急がれたか。...全文を見る
○古川委員 関係諸団体との調整は、政府側としてはもう終結をしたという御判断をいま伺いましたが、繰り返して申し上げますけれども、税理士を初め関係者の中にはまだまだ根強い不満が残っている、決して関係の調整が終結したものではないという意見をつけ加えておきます。  以下、これまでの議論...全文を見る
○古川委員 この「税務に関する専門家として」という表現について、これは公認会計士の間から、おっしゃるとおり非常に批判が強かったわけでございますが、これまで議論がございました。この点について、公認会計士の皆さんが十分納得をするだけの調整はもうお済みになったわけでございますか。
○古川委員 税理士の業務に関する改正でありますけれども、全体の税目ということについて対象となる問題、これは当然な考え方だと思いますけれども、これまた公認会計士、それから行政書士の方々の一部において現在いろいろ意見があるわけでございます。これはいわゆる守備範囲の問題になってくると思...全文を見る
○古川委員 そこで、その既得権の調整が一番の問題になるわけでございますけれども、できれば一つ一つ具体的な事例を挙げて調整の仕方、合意のできた点、まだできない点について御説明いただきたいと思います。
○古川委員 既得権の問題でございますが、税目の問題、それからもう一つ御答弁のあった通知公認会計士制度の廃止の問題、特に、付随業務とはしながらも税理士の方々が会計業務を行うことができるという規定をされていることについて、従来相当強い不満があったわけでございます。この公認会計士協会を...全文を見る
○古川委員 そうなりますと、今後の運用の問題として残ってくるわけでございますが、附則の三十七にあります当分の間、第五十二条の規定にかかわらず、小規模なものとして大蔵省令で定めろ範囲内である場合に限り、税理士業務を行うことができるとなっているわけでございますけれども、この附則の中に...全文を見る
○古川委員 そうしますと、八十七、八十八国会の審議で答弁をされた、いまの段階ではわかりませんというのは、これは答弁の間違いであって、今回提案をされたいまの時点でもはっきり御説明がいただけないわけでございますが、今後ともこれははっきりと規定しないという意味にとってよろしいわけでござ...全文を見る
○古川委員 同じようなことでもう少し伺いますが、現行法での通知制度というのを外しているわけでございますが、これは現実にこの通知制度によって重大な弊害が生じて改正に踏み切ったのか。もしそういう御認識であれば、その弊害という点についての具体的な内容をひとつお示しをいただきたいと思いま...全文を見る
○古川委員 その具体的な弊害についての指摘についてはいろいろ差しさわりがあるという説明、よくわかるわけでありますけれども、地域によっては全くその弊害が生じていないという認識、したがって、あえてここで改正をする必要はないじゃないか。部分的に地域的に非常に強烈な意見本あるわけでござい...全文を見る
○古川委員 次に、いわゆる助言義務についてでありますが、これはさまざまな御議論がありましたが、一応確認のためにお伺いをいたしておきます。  四十一条の三の後段に「全部若しくは一部を隠ぺいし、若しくは仮装している事実があることを知ったときは、直ちに、その是正をするよう助言しなけれ...全文を見る
○古川委員 この助言義務について今回特に取り上げられている理由でございますが、いまの御説明で大体わかりましたけれども、もしこの改正案が成立した場合に、具体的にどういう形でこの改正案の効果が表面に出てくるのか、あるいは税理士の業務の上においてどういう変化が起こってくるのか。当局とし...全文を見る
○古川委員 そうしますと、この規定は、いわゆる良心の問題であるとか、社会的なモラルという御説明であったわけでございますが、精神的な規定として終わってしまうわけでありますか。  私がお伺いしたのは、その実効として具体的に何か出てくるのではないかという感じがするわけでございますが…...全文を見る
○古川委員 そうしますと、この助言義務の範囲についてもう少しはっきりしておいていただきたいわけでございますが、御答弁を伺っておりますと、その内容につきまして、脱税というところに非常に重点を置いた。精神的であり、社会的なモラル、良心を期待した規定であるにせよ、脱税に関する範囲なのか...全文を見る
○古川委員 そういたしますと、この規定が御説明のようにいわゆる社会的なモラルの向上を期待するものであるということになりますと、助言義務を怠ってもさしたる影響力はない。そうなりますと、この助言義務を果たさなかったことについての故意性といいますか、あるいはまたその反対に過失性といいま...全文を見る
○古川委員 この助言義務のいわゆる遡及期間の問題でございますが、さかのぼってどれだけの期間を考えていらっしゃるのか。過去にさかのぼって適用するということについての期間の問題でございますが、これをはっきりしていただきたいと思います。
○古川委員 助言義務についていろいろ伺ってきたわけでございますが、ただいまの御説明を伺っておりますと、何か非常にあいまいとして、まるで空気のようなつかみどころのない規定になってしまうのではないか。先ほど私は四十一条の三の後段の部分を読み上げましたけれども、この条文とは何か非常にう...全文を見る
○古川委員 助言義務について、特に脱税相談ということが問題になってくるわけでございますが、いままでの御答弁では、ともかく当事者の良心にまつ、あるいは社会的モラルの向上に資するようにこの運用をしていきたい、そしてまた、もしこの助言義務に支障があった場合には注意を与える。何のためにこ...全文を見る
○古川委員 くどいようでありますが、この四十一条の三の後段、もう一回読みます。「全部若しくは一部を隠ぺいし、若しくは仮装している事実があることを知ったときは、直ちに、その是正をするよう助言しなければならない。」ということでありますから、これは相当きつい表現であると私は受けとめてい...全文を見る
○古川委員 そうしますと、これは助言義務となっておりますけれども、義務という表現そのものも疑問になるのじゃないでしょうか。しかも、この四十一条の三の後段の規定の中のそういう事実があると知ったときにという表現になりますと、知らなかったということで十分逃げられる。この全体の規定が非常...全文を見る
○古川委員 もしこの改正案が通りますと、今後法律の運用については特にこの条項を中心にしていろいろまた問題が残ると思いますが、その点は慎重なお取り計らいを期待いたしまして、次に移ります。  経済情勢、社会情勢に合うような形で見直しをしたという御提案の理由でございましたけれども、こ...全文を見る
○古川委員 最後に、多少法案との関連から外れますけれども、十一月十日、総理府は税金に関する世論調査の結果を発表したわけでございます。ごらんいただいたと思いますが、全体の六割の人たちが税金そのものに対して非常に高い関心を持っておるという結果が出ております。その世論調査の中でも、こと...全文を見る
○古川委員 質問を終わります。
12月26日第91回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○古川小委員 金融及び証券に関する件について、若干質問を申し上げます。  佐々木参考人には年末の大変御多忙の中を出席いただきまして、先ほど来金融制度調査会会長として、また学識経験者としての個人のお立場からいろいろ御意見を伺っておりまして、心から御礼を申し上げます。  大蔵省当...全文を見る
○古川小委員 今回三千億円圧縮したという算出、これもいまの御答弁によれば当然十分な合意を得てということになるでありましょうけれども、この点いかがでございますか。
○古川小委員 窓口販売の問題が先ほど出ましたけれども、これは証券業界からいわゆる領海侵犯だという批判が非常に高いわけでございます。五十二年の秋に銀行業界から申し入れがあったときに、銀行局当局は非常に積極的な姿勢を示された、にもかかわらずそのまま留保されていると伺っております。窓販...全文を見る
○古川小委員 そうしますと、その点についてはきわめて近い将来に何らかの結論を出して、銀行業界側また証券業界側に一つの決定を下すことができるというふうに判断してよろしゅうございますか。
○古川小委員 次に、国債消化の末端的な幾つかの問題の中からお伺いをしてまいりますが、大蔵省当局にお伺いをして、その後で参考人から御意見を聞かせていただければ幸いでございます。  一つは、いわゆるペーパークライシスの問題でございます。紙の洪水と言われておりますが、当局は一億券の発...全文を見る
○古川小委員 参考人から、その点、両点について御意見があれば、お伺いしておきたいと思います。  ペーパークライシスの問題とそれからもう一つは企業への割り当て、これはいま当局はないとお答えになったわけでございますが、実質的な個人消化が非常にむずかしいとなりますと、そういう事態があ...全文を見る
○古川小委員 次に、銀行法改正案につきまして先ほどからございましたけれども、金融制度調査会の答申を踏まえていま大蔵省の方で検討を重ねられていると伺っておりますし、先ほどの質問で私は明確にならなかった一つの点は、国会への提出のための閣議決定を大体いつごろに踏まえていらっしゃるのか、...全文を見る
○古川小委員 現在の検討状況は、伺うところによりますと、おおむね調査会の答申を踏まえて、忠実に法改正の作業を進めているという感じを受けるわけでございますが、ただ、若干気になります点をお伺いしてまいりますと、一つには業務範囲について銀行局と証券局の間で意見の調整が非常に難渋をしてい...全文を見る
○古川小委員 参考人にお伺いいたしますが、いまの問題点につきましては、答申で先ほど申し上げたような表現をしておられるわけでございますけれども、これは銀行局と証券局の間の意見の調整を必要とするということは十分踏まえての御検討の結果だと思いますけれども、これはいわゆる行政当局において...全文を見る
○古川小委員 この業務範囲に多少関連のあることでございますが、現行法の運用についてもし問題があれば、これは当然法改正の中で検討を進められることであると思いますが、その一例として、銀行法の第五条兼業の制限の中で「銀行ハ担保附社債信託法ニ依リ担保附社債二関スル信託業ヲ営ミ又ハ保護預リ...全文を見る
○古川小委員 きょうは一般論としてだけお伺いしておきまして、また後日詳細にお伺いしてまいりますが、銀行の兼業制限からして、たとえば貸しビル業あるいは不動産業等を営むことができるかどうか、これははっきりしたことであると思いますけれども、一応お伺いしたいと思います。
○古川小委員 繰り返し一般論で恐縮でありますけれども、大蔵省としてはこうした銀行の貸しビル業、あるいはその業に至らない貸しビルということも含めて、そうした他の業務等を営んでいる、その実態について調査を進め、あるいは実態を掌握していらっしゃるのかどうか、その点まずお伺いしておきたい...全文を見る
○古川小委員 銀行法改正案の検討状況の中でまとめてあと二、三お伺いをしてまいりますが、監督命令のところで、いわゆる銀行の自主性と自己責任を尊重していくという立場をおとりになっているわけでございますが、当局の検討の段階では、いわゆる当局の勧告または銀行による改善計画の提出からスター...全文を見る
○古川小委員 終わります。