古堅実吉

ふるげんさねよし



当選回数回

古堅実吉の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第123回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○古堅委員 先月の日米首脳会談で、「日米グローバル・パートナーシップに関する東京宣言」が出されました。その中で、「政治・安全保障関係」の項目の中に、「アジア・太平洋地域に死活的な利害を有する国として、日本及び米国は、両国の防衛関係がこの広大かつ多様性に富む地域の平和と安定のために...全文を見る
○古堅委員 確かに初めてです。ここで言う「この地域」というのは、アジア・太平洋地域ということを指していると思われるが、そのとおりかどうか、お答えください。
○古堅委員 これは極めて重大な問題だと言わざるを得ません。日米安保条約第六条の「極東」という範囲をも、安保条約を前提とする立場からも逸脱して、アジア・太平洋地域全域に拡大するというものにならざるを得ないというふうに思うのです。そのとおりでしょう。
○古堅委員 今まで日本の安全、極東というふうに絡ませて条約上も言われ、説明をしてきました。今回日米共同宣言で、そのようにうたいました。先ほど沖縄特別委員会で表明された外務大臣のそのくだりでの表現も、アジア・太平洋地域というふうに言われました。同じように使ってきています。ですから、...全文を見る
○古堅委員 十分ところじゃありませんよ。皆さんは照会をしたというのに、回答の範囲が今おっしゃったようなことだというと、余りにもなめられている。なめられる理由があるから、そういう米軍側からの回答ということにとどまるんですよ。ひどい話じゃないか。  一九八六年にそういう漏出の事故が...全文を見る
○古堅委員 これは環境庁の方にもそういうような通報は入ってませんか。
○古堅委員 こういう重大な事故が起きて、米軍はひた隠しに隠してきた。それがわかって照会をしても、今言った答えられる範囲という形でしか回答が来ない。これはまさに国対国という形で、我が国の国民の安全にかかわる重大な問題ながら、対等な関係にあるとは思えない、そういう取り扱いですよ。それ...全文を見る
○古堅委員 汚染したその場所の土壌がいまだに部分的にしろ残されているということだけでも、一九八六年以来六カ年になりますよ。極めて重大だ、こう申さねばなりません。重大だということにかかわる問題を抱え込みながら、この問題について政府が積極的に、現地沖縄の県民、国民がこの問題に寄せてい...全文を見る
○古堅委員 アセスメントをいつごろ実施したということについても政府は何もわからないということですか。
○古堅委員 PCBは現在も使用されているか。どのように使用され、その量はどの程度のものか。それについてはどうですか。
○古堅委員 米軍施設内で、使用目的で、または使用済みのものとして保管されているものがありますか。それはどこにあるか、どの程度の量か、その事実関係。
○古堅委員 先ほど御説明もありましたが、また、さきに外務省の方からもお聞きしたことではあるんですけれども、一九八六年に発生したこの汚染、その土壌除去作業が、近々とかあるいは三月だとかいう表現もございますけれども、三月に終わるにしても、六カ年かけてそれが除去されますというふうな説明...全文を見る
○古堅委員 先ほどの他の議員の質問にも答えられて、汚染された地域が立入禁止の地域として今保存されておるということでしたね。そこに汚染された土壌が残されておるということなわけですよ。残されておりながら、地下水については汚染がありませんというふうな報告を受けたという、汚染がないという...全文を見る
○古堅委員 環境庁の方、お答えください。  今お聞きのとおりです。聞いた範囲というのも、この時点でこういう状況かというふうにまことに厳しく指摘せざるを得ないような、こういう範囲です。これが仮に二十や三十の回答があったということであっても、実際に現場を見るなどして確かめないと、こ...全文を見る
○古堅委員 大臣、この問題についてはお聞きのとおりで、全く政府のこれだけ重大な問題についての仕事のやり方としては、おくれるのも甚だしい、立ち入りなどを含めて積極的にこの問題について対処すべき重大な問題だというふうに考えますが、立ち入りとなりますというと外務省関係です。政治的な問題...全文を見る
○古堅委員 厳しく指摘しておきたいのですが、六カ年間もそのまま汚染した土壌が除去もされないままに雨ざらしにされておるというふうな事態があるように思われる。そういう中で、地下水の汚染がないなどというふうな報告をされて、これをうのみにするなどということになると、国民を愚弄するも甚だし...全文を見る
○古堅委員 それにかかわって若干の具体的な問題をお尋ねします。  絶滅危惧種と言われている動物でリストがどの程度か、植物でどの程度か、絶滅危急種と言われているもので動物が幾種、植物で幾種ぐらいのリストが挙がっているか、その具体的な説明をちょっと簡単にひとつ。
○古堅委員 先日環境庁からいただいた絶滅危惧種、危急種、そう言われているもののリスト、一覧表、動物にかかわる問題です。それをいただきました。数えてみますというと、二百二十四種ほどになっていました。沖縄にこの資料を送りまして、専門家にチェックしていただきました。その中で沖縄にかかわ...全文を見る
○古堅委員 時間が来ましたので多くは申し上げませんが、それなりの理由があってなされないという経緯があります。ということは、この自然保護、鳥獣、植物などの種の保存、そういうものには、ただ単にそれを強調するというだけでは成功しないという一面がございます。ですから、地元におけるかかわり...全文を見る
02月27日第123回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○古堅委員 最初に熊谷さんにお尋ねします。  過労死という言葉が国際通用語となっておるという不名誉きわまりない事態に日本が置かれております。そういう中で、時間外労働の削減をめぐって、労働者の中に残業収入の減少との関連で抵抗があるという言い分も聞かされます。この点についてどう御理...全文を見る
○古堅委員 労働時間の短縮という場合に、年間総労働時間の短縮、そこを強調する言い分というのがございます。ただ単に年間を通じての総労働時間を短縮すればいい、逆に残業時間はふやせるなどとかいうことではあるまいというふうにも思っていますが、そういう言い分にかかわって熊谷さんはどう受けと...全文を見る
○古堅委員 日本の長時間労働の問題や日本的労使関係などという、そういう言い方がされます。そういう言われ方について国際的にはどのように受けとめられているというふうにお考えか、そこらあたりについてお聞かせください。
○古堅委員 政府は労働時間の全体としての短縮の問題で法律を新たに制定する。先ほど御発言がありましたが、それだけでは実効性が伴わない、労働基準法を抜本的に改正するなどということが伴わないといかぬという御趣旨の御発言がありましたが、こういうかかわりについてもう少し具体的に突っ込んだ御...全文を見る
○古堅委員 次に、松本さんにお伺いしたいと思います。  先ほど中小企業の立場の苦しさについて伺いました。今回の政府予算を見ますというと、中小企業対策費がわずかに〇・三%ふやされるという提案でございます。しかし、臨調行革が叫ばれて十年余、そのスタンスで見ますというと、実に政府予算...全文を見る
○古堅委員 時間がございませんので、吉田先生に最後に大急ぎでお尋ねいたします。  先ほどの御発言とは直接のかかわりはございませんが、予算との関係ですね。先生は私学でいろいろと御苦労も多かろうというふうに思います。しかし、私学助成、これも全国的か運動がありますけれども、なかなか思...全文を見る
○古堅委員 終わります。
03月04日第123回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○古堅委員 最初に住宅問題についてお伺いします。  一般勤労者にとって、特に大都市圏の勤労者にとって住宅問題は深刻な問題の一つです。三十年前に比べて賃金は約四十七倍に上がりました。ところで、住宅の大事な基礎となります地価については百二十倍も上がってしまいました。勤労者にとっては...全文を見る
○古堅委員 総理はお答えありませんが、私がお尋ねしておりますのは、こういう住宅難の中で深刻をきわめていると言う以外にない状況ですから、公共的な住宅の大量建設を問題解決のかなめ、軸に置かなくちゃいかぬじゃないかということについての質問を申し上げたわけです。  総理は、一月三十日の...全文を見る
○古堅委員 公共住宅の大量建設の問題は、これは国民の切望でもありますし、それなしに住宅問題を解決する道というのはございません。もちろん単純なものではないですから、いろいろ複合的です。重視をされて努力してほしいと思います。  ところで、八〇年代に政府が進めてきた臨調民活路線は、公...全文を見る
○古堅委員 我が党国会議員団は、予算の組み替えについて、せんだって党の態度を明らかにいたしました。その中で、住宅問題については、来年度で公営を八万戸台に、公団を四万戸台に水準を引き上げて、大量建設の方向を進めるべきだという要求も盛り込んでございます、そういう趣旨も踏まえて、ぜひ住...全文を見る
○古堅委員 東京では、都を初め二十三区の大部分が、高齢者の住みかえや新婚世帯への家賃補助を行っております。もう既に東京都内でもそういう限りでは珍しいものではなくなってしまいました。これは進む政治の趨勢と申しても埋言でもありますまい。また、一般区民の家賃補助制度も一部では実施される...全文を見る
○古堅委員 私が言わんとしているところは、避けられない課題なんだという立場を踏まえて、検討すべき点は検討し、積極的に進めるという立場からこの問題を受けとめてほしいということです。  次に、沖縄の住宅問題についてお聞きしたいというふうに思います。  住宅統計調査がなされておりま...全文を見る
○古堅委員 住宅問題は沖縄にとっても深刻な問題なんですが、一方、銃剣を突きつけられて取り上げられた米軍の基地内には、広々としたところに至れり尽くせりの米軍住宅が日本の思いやり予算によって大量に建設されています仁その両方を見比べますよ。だれもそのままでは納得いたしません。大事な節目...全文を見る
○古堅委員 終わります。
03月06日第123回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○古堅委員 旅券法の一部改正について質問いたします。  旅券の取得手続の簡素化の問題は広い国民の層から強い要望が続いています。今回の一部改正はそのために役立つという内容になっている、そういう面があると思います。  最初にお尋ねしたいのは、現在旅券取得のための手続を開始して、そ...全文を見る
○古堅委員 一般旅券の手数料が現在八千円ですよね、これが一万円に引き上げられます。この八千円の内訳、現在国と県、その受け取り分ですね、どうなのか。新たに引き上げられる一万円についてどうなのか。簡単に説明してください。
○古堅委員 今、最後の方に御説明がありました一般旅券についてがかる費用ですね。現在八千円の中で、国の六千五百円、都道府県の千五百円。それでは赤字になるということですか。そこらあたり、もう少し数字的に皆さんお持ちでしたらご説明ください。
○古堅委員 現在の説明によりますと、一冊の発給分で、国としては千三百円の赤字、都道府県としては約四百五十円、合わせて千七百五十円の赤字ということになろうかと思いますね。  若干、旅券法と関連しまして、他のことについてお尋ねしたいと思います。  昨年十月十四日に、日ソ外相間の往...全文を見る
○古堅委員 実際には行われていないとかいうことも説明の内容かどば思うのですが、このいわゆる北方四島への渡航の問題についての取り扱い上で何か新しいものが、この日ソの、旧ソ連邦との関係で書簡で交換された、その中身で新しいものがあったんじゃないですか。そこらあたり簡単に。
○古堅委員 それはだれでもできるのですか。
○古堅委員 もともとそこに住んでおった人とか報道関係とかいう概念はわかりやすいのですけれども、北方領土問題にかかわってきたとかいう、そういう人たちというのは具体的にどういう人たちを考えておるのですか。
○古堅委員 今の措置に基づく実際の交流、それが実施されるのはいつごろからの予定ですか。
○古堅委員 最後に四月十八日の日ソ共同声明の四項でソ連側はこう言っておるのですね。「日本国民によるこれらの諸島訪問の簡素化された無査証の枠組みの設定こういうくだりがございます。そういう提案がなされておるのですけれども、実際には、先ほど説明がありましたように、外務省は大体三つの種類...全文を見る
○古堅委員 それはわかりました。結構な話です。狭めるなどとかいうふうな立場じゃなしに、大いにそういうことも広げてほしいというふうに思いますし、最後に、そのことが余り知らされてないのじゃないかという気がするのですが、広く全国的にそのことに関して広めるとかいうふうな努力をいろいろな形...全文を見る
○古堅委員 ちょうど時間ですから、終わります。
03月10日第123回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○古堅委員 一九七一年十一月十日、いわゆる沖縄三法案を提案された山中元総務長官が、この法案提案の趣旨、いわゆる心ともいうべきものについてこう述べました。  沖縄は、さきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖縄県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後...全文を見る
○古堅委員 一口に沖縄問題と申しますけれども、その内容は多岐にわたります。しかも、この時点で我々がなさなくてはいかぬと考えているものは、それなりの難点をも持ちながらそれを何とか打開しよう、そういう立場に立っています。その一つ一つを、いろいろと難儀の度合いはありますけれども、ただ単...全文を見る
○古堅委員 先ほど来、何人かの御質問がございましたが、三次振計、今度の振興開発法の改正に当たっての大事な中身は、これまで続けられてまいりました高率補助の問題だというふうに考えます。この三次振計はこれから十カ年にわたって進めようというのに、高率補助が例えば二年後にばっさり削られてい...全文を見る
○古堅委員 高率補助の問題について、いずれにしても二年後には新しく検討し直されるということがございます。長官がどの時点まで長官としてお務めであられるか予測のつかない問題ではございますけれども、しかし、この時点でそういうことが予定されているということであればこそ、一層、二年後の検討...全文を見る
○古堅委員 一九八五年以来、国庫負担率の引き下げ措置、いわゆる補助金のカットが実施されてまいりました。沖振法の特例措置についても、十分の十を中心に暫定的な引き下げがなされていることは御存じのとおりです。その件について、県当局が資料に基づいていろいろと示しておるものによりますと、一...全文を見る
○古堅委員 三十分ほどしか時間がいただけないものですから多くにわたって質問を申し上げられませんが、次に、基地問題についてお尋ねしたいと思います。  この問題についても、先ほど同僚議員からいろいろと御質問があったとおりです。しかし、沖縄振興開発に当たって、最初の十カ年あるいは二次...全文を見る
○古堅委員 私は、この問題についてもう一回だけ長官にあえてお尋ねしたいと思いますが、現在の米軍の占用面積は、全国と沖縄との比では全国は約二五%、沖縄が七五%、全国土面積に対する米軍の占用施設は、その比で言いますというと〇・〇八五九六%です。ところが、沖縄における米軍占用施設の沖縄...全文を見る
○古堅委員 次は、防衛庁関係からお答えください。  現在の沖縄の軍用地面積、これまで一次の十カ年計画で返還が実現できた面積、それから二次振計のこの期間内で返還できた面積、その間にふやされた面積、そこらあたりについて、正確な数字を御説明願いたいと思います。
○古堅委員 返還について、復帰の時点でも大きな約束がありました。しかし、それが返還されないで、一次、二次の十年、十年の計画でも、今日、本当に見るほどの達成ということになりません。この十年間の返還のテンポでいきますというと、沖縄の基地が全部返還されるまでには百年もかかってしまう、そ...全文を見る
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○古堅分科員 米軍基地内でのPCB汚染問題についてお尋ねします。  去る二月二十六日、外務委員会でその質問をいたしましたが、問題がその後も含めてみても明らかにされていない、そういう状況を踏まえて再度の質問に及ぶものであります。  三月五日に日米合同委員会のもとに置かれている環...全文を見る
○古堅分科員 関係する防衛庁がそういう問題について何ら関知しないというほどにそれへの関心の薄さがあるのかと思って、改めて政府全体としての重大問題であり、外務委員会その他でも問題になってきていることについてその程度の認識や受けとめしかないのかと、実際にそのこと自体が重大だなというふ...全文を見る
○古堅分科員 適切にとかそういうふうな抽象的な言い方を今どきやるということ自体が、外務委員会を通じ、日米合同委員会のもとにおけるところの委員会も開かれ、ここに至って質問も受け続けているというのにそういう抽象的な言い方しかできないということ自体が許されない、こういう問題なのですよ。...全文を見る
○古堅分科員 これは一体いつわかったのですか。重大問題ではありませんか。
○古堅分科員 今までその事故を起こした変圧器はあたかも日本製であるかのごとく我々に説明をし、そういう日本製を米国に持ち込むときには米国の特別の許可が要る、だからそのように時間がかかったんだというふうな思わせぶりの説明をしてきた、まことに許しがたいものです。これが米国製とわかったと...全文を見る
○古堅分科員 この漏出したときの状況というのは、土壌に深く汚染を起こすような状況のもとで起きたのですか。ということは、この変圧器はそういう土壌の、直接その上に野ざらしで置かれておったとかいうことが想定できるような状況であったのですか。
○古堅分科員 そういう態度はまことに重大です。防衛施設庁だからわからぬということではありますまい。環境分科委員会も開かれて今日に至って重大問題となり続けておるということなだけに、しかもこういう質問をしますということを事前にお伝えしてあるだけに、答えられないということは、政府がその...全文を見る
○古堅分科員 これだけ重大問題となり、幾人からも外務委員会あるいは分科会、そういう中で質問を受け続けている、しかもまだ解明されない、そういうことについて長官、直接基地にも立ち入って、この問題についてもっと事実関係を正確に解明して必要な対処を急ぐということが求められておると思うので...全文を見る
○古堅分科員 その結果じゃなしに、既になまぬるい。もう立ち入りを求めて、そういう事実関係を解明するため積極的にやらなければいかぬというときなんですよ。  沖縄県の方は知事名で去る二月十四日に立ち入りを求めています。しかし、まだ返事が来ていません。みずからの問題としてこの問題を真...全文を見る
○古堅分科員 環境庁にお聞きします。  環境分科委員会の協議の中で、一九八六年のPCB漏出事故が発生する前からPCBの処理に米側からの問題提起があったということを聞いています。それはいつの分科委員会でのことなのか、どういう問題が提起されたのか、御説明ください。
○古堅分科員 昭和五十二年、一九七七年になりますか、そのころから日米間でPCBの処理の問題をめぐっていろいろとやりとりをしている、そういうことが今のように具体的に明らかになりました。  ところで、このやりとりをしているさなかに一九八六年のPCB漏出事故というのが起きたということ...全文を見る
○古堅分科員 まことにばかにされた、子供扱いされた環境分科委員会というふうに申しても返す言葉もありますまい。処理についてこれだけのやりとりを一回ならず数回にわたってなされている、しかも重大なこういう事故が一九八六年に起きた、それについて、いまだに日米合同委員会のしかるべき委員会に...全文を見る
○古堅分科員 環境庁長官はおられません。国務にかかわっては全体の立場から対処するという立場もおありでしょう、それで防衛庁長官にお伺いします。  この問題をめぐって国民、特に直接汚染の事態が起きた沖縄では重大な関心を持ってその対処を見守っています。立ち入り、そういう調査の方法さえ...全文を見る
○古堅分科員 時間も少なくなりましたので残された質問をいたしますが、次はP3Cの沖縄海上自衛隊基地への配備に伴う関連の送信所建設にかかわる問題です。  御存じのようにこの問題が起きてからかなり年月がたちます。現地は沖縄県北部の本部町です。地元の人々がそれに断固として反対してまだ...全文を見る
○古堅分科員 用地の取得はどうなってます。
○古堅分科員 那覇基地へのP3Cの配備が昨年で完了しまして、実際ASWOCの建設完了とともに運用は進んでいるというふうに聞いています。本部町のこの送信所ができなくても運用はなされているというふうに理解できますが、そのとおりですか。
○古堅分科員 時間が参りましたので……。  米ソの超大国を頂点とする冷戦構造というのは、ソ連邦の解体によってなくなりました。政府はこのP3Cの配備関連施設などについてもソ連の脅威を云々して進めてきたし、全体として基地の強化を図ってきました。しかし、そういう理由さえもなくなってし...全文を見る
○古堅分科員 ですから、その建設の計画を直ちに撤回すべきであるというふうに強く申し上げて、終わらせていただきます。
03月12日第123回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○古堅委員 去る六日に予算委員会で住宅問題をお尋ねしましたので、きょうは沖縄の特に本島の陸上交通問題について、現状や問題点、さらに展望などについてお尋ねしたいと思います。  御存じのように、復帰後二十年にわたる振興開発計画のもとで、国道とか県道、この基幹道路についての整備が目覚...全文を見る
○古堅委員 沖縄の陸上交通問題を論ずる場合に、今おっしゃった点とも関連しますけれども、もっと道路の整備が必要だというふうに考えて進めようとしたらぶつかるのがあります。これはいろいろな意味で言われる問題なんですが、やはり米軍基地の問題です。そういう問題などを含めて多面にわたる課題が...全文を見る
○古堅委員 御発言がありましたように、都市モノレールはそういう立場で推進を図ってほしいと要望を申し上げておきたいと思います。  最後にお尋ねしますけれども、先ほど局長から、自動車一台当たりの道路延長が全国に比べても少ないということがございました。資料を見ていますと確かにそうです...全文を見る
○古堅委員 終わります。
○古堅委員 総理、私に与えられた時間は五分です。それで二点だけを質問させていただきます。質問がダブるようになりますけれども、沖縄出身の議員が殊のほかその問題について大変重視しているというふうな立場からお答えいただきたいと思います。  一つには高率補助の問題です。昨年末、予算編成...全文を見る
○古堅委員 終わります。
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○古堅分科員 長官を初め、大変御苦労さんです。晩も九時前になりました。文字どおり私が最後の質問者です。あとしばらく、よろしくお願いいたします。  本日、衆議院の本会議で沖縄振興開発特別措置法が全会一致で可決されました。第三次沖縄振興開発計画が九二年度から十カ年にわたって実施され...全文を見る
○古堅分科員 この開発事業の発注に当たっては、地元関係者から、県内企業への優先発注を進めてほしい、そういう強い要望が出され続けております。そういう動きの中で、去る二月二十一日には親泊那覇市長と沖縄県仲井真副知事が、地域振興整備公団の福島総裁に対して、「那覇新都心開発整備事業の実施...全文を見る
○古堅分科員 力強い御答弁であります。地元のそういう要望に沿えるようにぜひ最善の御努力を願いたいと思います。  ところで、地元公団側の説明によりますというと、公団の土木工事の場合、AからEまでの事業発注の等級区分があって、Aランクヘの発注も出さざるを得ないということが説明されて...全文を見る
○古堅分科員 次に中小企業庁にお伺いします。  昨年七月九日、平成三年度中小企業者に関する国等の契約方針という閣議決定が行われております。この内容を見ますというと、第Ⅱの(3)では「指名競争契約等における受注機会の増大」、同じく(10)では「中小建設業者に対する配慮」、同(12...全文を見る
○古堅分科員 先ほど引用いたしました閣議決定によりますというと、第Ⅱの(3)項で「国等は、指名競争を行うに際しては、極力同一資格等級区分内の者による競争を確保すること等により、中小企業者の受注機会の増大を図るものとする。」と述べています。  そこで、重ねて国土庁にお願いしたいと...全文を見る
○古堅分科員 ストレートでない、そういう関係にはあると思いますが、監督官庁であるだけに、また今申し上げている事柄が、沖縄がなぜ三次にわたる振興開発計画を実施しなければいかぬかということにかかわる、求められている、その内容の問題でもあると思いますゆえに、政府としてはあらゆる面からの...全文を見る
○古堅分科員 予定しておりました質問は以上でございますが、きょうは大変前向きの御答弁をいただけた、このように思います。  しかし、本題は、これから十年にわたって進めていただく実際における事業の推進の中で、この那覇新都心開発整備事業、これが県民の期待されている方向で、本当によかっ...全文を見る
○古堅分科員 これをもって終わります。御苦労さまでした。
03月27日第123回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○古堅委員 短い時間ではありますが、二つの条約について質問いたします。  最初はトルコとの投資促進保護協定についてです。  発展途上国からしますというと、海外からの投資を初め経済協力については強い要望がございます。投資国がその経済力を背景にして不当な利益擁護や特権的待遇を求め...全文を見る
○古堅委員 一九七四年十二月十二日に第二十九回国連総会で「諸国家の経済権利義務憲章」というのが採択されました。その第二条第二項は、「いかなる国家も次の権利を有する。」というふうに定めまして、(a)、(b)、(c)の規定がございます。その(a)は次のとおりであります。  「自国の...全文を見る
○古堅委員 おっしゃるように国連における諸国家の経済権利義務憲章、その採択に当たっては日本は棄権はしています。しかし、反対はしていません。不満だからといって、国連で採択された原則を経済力を背景にして、いわゆる平たく言えば金に物を言わして個別協定で各個撃破する、そういうようなことを...全文を見る
○古堅委員 発展途上国の経済的な実情に照らして投資や経済援助を強く求めている、これは先ほど申し上げたとおりなんですが、だからといってそれらの国の経済主権を抑えるような形で、投資する側の立場をいろいろと押しつけるような内容の形で進めるということは、先ほどの指摘した憲章に照らしても正...全文を見る
○古堅委員 まともな論義を避けちゃいけませんよ。  国連は、一九八八年に、国連多国籍企業センター報告書なるものを出しました。その結論部分で、次のように言っています。「二国間投資協定はもっぱら受け入れ国に対して外国投資の保護に関しての責務を負わせるのみで、投資母国あるいは投資家に...全文を見る
○古堅委員 投資促進保護協定は、投資あるいはその拡大の不可欠の条件ではないというふうに思うのですね。それは、ASEAN諸国とは協定はないのだが日本の投資は膨大である事実に照らしてみても明らかだというふうに思いますが、いかがですか。
○古堅委員 ASEANとの関係でもそういう協定の話し合いが進んでいるということを私も聞いておりますが、なぜそれが数年にわたっても協定ということに至ってないか。やはりその中身にかかわる問題ですよ。  時間がありませんので、次は障害者の職業リハビリテーション及び雇用に関する条約につ...全文を見る
○古堅委員 残り時間も少なくなってまいりましたので、以下の四点について具体的にまとめてお聞きしますので、一つ一つについてお答えを願いたいと思います。  一、企業による雇用率が上向いているというふうに言われますけれども、雇用された障害者のうち嘱託という形の雇用はどれぐらいの比重が...全文を見る
○古堅委員 再質問をしたかったのですが、時間が参りましたので終わります。
○古堅委員 投資の相互促進及び相互保護に関する日本国とトルコ共和国との間の協定に対する反対討論を行います。  発展途上国は、その経済事情から海外投資を求めておりますが、その立場は一九七四年十二月十二日に国連総会が採択した「諸国家の経済権利義務憲章」に明記されております。すなわち...全文を見る
04月10日第123回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○古堅委員 サケ・マス保存条約についてお尋ねします。  政府は昨年六月ワシントンで、四カ国条約の協議の場で初めて公海上でのサケ・マス沖取り禁止を受け入れる態度を表明されました。それまでは沖取り継続の意向を示し続けておったものであります。  そこで、一つ、政府として公海上での沖...全文を見る
○古堅委員 今の御説明を聞きますというと、沖取り継続のための主張をしなかったように聞こえます。そう受け取っていいのかどうか。  あわせて次の二点お尋ねします。  政府が沖取り禁止を受け入れた理由、政府は公海上での沖取りの全面禁止を正当なものであるというふうに考えておられるのか...全文を見る
○古堅委員 これしかなかったということをお聞きしているんじゃないのですよ。我が党はサケ・マスの漁業資源保護政策の確立は必要だというふうに当然考えています。同時に、資源の全人類的最適利用、それも重要だというふうに考えております。  そこで伺いますけれども、今回の条約上、公海での沖...全文を見る
○古堅委員 知りたいのは、母川国側の一方的な意見を押しつけられた、そういう交渉の経過があったんじゃないか。実際に科学的な調査に基づいて、どうしてもそういうことが必要だというふうな政府みずからの納得のいくようなそういう結果がここで明らかになったのか、そこらあたりを聞きたいからお尋ね...全文を見る
○古堅委員 お尋ねしていることに今度も答えられない。資源量が豊富なことがわかれば沖取りを再開するよう条約交渉を進めるとかいうことがあり得る、そういうお考えもありますか。
○古堅委員 将来にわたって沖取りはやめる、あきらめたということの表明だと思うのですが、先ほども申し上げたように全人類的最適利用というような立場からしますると、そういう態度というのは、これは正しくないというふうに思います。公海沖取り禁止はサケ・マス漁業を基幹産業としている北海道の地...全文を見る
○古堅委員 今補償にかかわることも一つおっしゃいましたが、改めてもう一度お伺いします。  日本共産党として、漁業者の受ける経済的打撃を重視し、これまでも政府に申し入れなどをやってまいりました。もちろんのことながら、関係者への十分な補償をするようにという内容のものです。激甚災害に...全文を見る
○古堅委員 ロシアの水域での新たな漁獲が展開できる、それは問題を漁民の側から、前進させるという、そういうような一面を持つと思うのです。しかし、言われておりますように、みんなそう見ておりますように、あの地域におけるサケ・マスの質が悪い、おいしくない、したがって値段もずっと下がってい...全文を見る
○古堅委員 領有権の問題も大事ですし、それもいろいろと質問しなくちゃいかぬ、関心を持っている重大な問題でありますが、今ここで直接お聞きをしたのは、漁場の安全にかかわる面をどうするかということ。この尖閣諸島はもう危なくなったということで、そこに操業に出かけることを自己規制をしなくて...全文を見る
○古堅委員 おっしゃるような立場から重視して、ぜひ安全確保のためには万全を期してほしいというふうに思います。  そこで最後に、一九七一年、沖縄の祖国復帰の前でありますが、中国がにわかに中国の領土だというふうなことを言い出して以後、これまで尖閣諸島について我が国の固有の領土である...全文を見る
○古堅委員 終わります。
○古堅委員 日本共産党を代表して、北太平洋における溯河性魚類の系群の保存のための条約についての反対討論を行います。  第一に、溯河性魚類に対する母川国主義については、海洋資源の全人類的な最適利用を目指すものでなければならないことは言うまでもありませんが、この条約における沖取り全...全文を見る
04月16日第123回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○古堅委員 八重山の戦争マラリア犠牲者国家補償問題、沖縄厚生年金格差是正問題、国指定重要無形文化財に係る沖縄での国立組踊劇場建設問題、この三つの問題については沖縄側の切実な要望でありますし、関係者からの数多い要請書はもちろんのことながら、県からも国への正式の要請、そういうものが続...全文を見る
○古堅委員 まだ煮詰まってないようですが、それではきょうは二十五分というわずかな時間でありますので、戦争マラリア問題と国立組踊劇場問題、先ほど仲村委員から久米島の県立病院についての御質問がございましたので、最後に時間がございましたらその件についても一言お伺いしたいというふうに思い...全文を見る
○古堅委員 それじゃ重ねてお聞きしますが、調査をするということまでは考えていないのだが、積極的にその内容を明らかにし、国として対処すべき点について検討していく、そういうところまで発展させられる連絡会議ですか。
○古堅委員 それじゃもう少し突っ込んで具体的にお聞きしましょう。  去る三月三十一日、大田昌秀沖縄県知事名による戦争マラリア問題についての要請書が政府に提出されました。それは、「沖縄戦中、八重山地域においてマラリア有病地への退去により犠牲となった者の遺族に対し、早急に戦傷病者戦...全文を見る
○古堅委員 要するに、沖縄県知事名による要請にこたえていろいろと内容も明らかにする、検討も加えるというふうなことはこの連絡会議の中でもやりますということを今おっしゃっておられるのですか。
○古堅委員 時間もなくなりますし、何か同じやりとりばかりしている感じがしますから前へ進みます。  この要請書に添付された資料と申し上げていいかと思うのですが、「戦時中の八重山地域におけるマラリヤ犠牲の実態」という報告書が出され、長官もお読みだと思いますので、それを前提にしまして...全文を見る
○古堅委員 質問に素直にお答えいただきたいというふうに思っていたのですが、そうでないところを多く御説明いただきました。軍の強制命令によってマラリア有病地に移動させられたということは、言葉をかえて言いますと軍の作戦行動によってその軍の命令が起きた、その戦闘作戦行動に強制的に協力させ...全文を見る
○古堅委員 それじゃその問題について、時間もありませんので最後のことだけお聞きしておきたいのですが、今言ったような状況のもとでああいうふうな惨たんたる状況が起きた、それについての軍の責任、国側の責任というものがあったということは認められますか。
○古堅委員 そういうことであれば、それ以上幾ら時間をかけてお聞きしてもここでは質問にかみ合った返事が出てこないことは明らかなわけです。早目に検討されて、県も責任ある公的な機関から知事名で政府への要請も出している、こういう段階まで来ていますから、ぜひ要望にこたえられるような方向に積...全文を見る
○古堅委員 まだ十分結論が出てないように思いますが、沖縄出身であられる長官に対してそれ以上申し上げてもかえって失礼だと思いますので申し上げませんが、切実な要望であることは、戦前戦後を通じて芸能界などで大きな役割を果たしてきた大先輩の皆さんからずっと長い戦後の願いです。これが重要無...全文を見る
○古堅委員 もう時間が参りましたので、最後に一言。  先ほど仲村議員から久米島の県立病院について質問がございました。私も昨年十月にこの委員会でそのことについて質問をいたしました。せんだって久米島に用があって参りました。久米島で県立病院をぜひつくってほしいといういろんな要請行動そ...全文を見る
○古堅委員 終わります。
04月17日第123回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○古堅委員 三つの租税条約案について基本的な点についてお伺いします。  海外に進出して大きな利益を上げている企業に対して日本国内で実施している優遇税制を保証するということが適当なのかどうかという点は、これら条約案との関連で重要な問題点だと考えています。  大企業が海外に進出す...全文を見る
○古堅委員 大臣、こういう大事な場ですから、質問されたことに対して見解の相違みたいにして避けるのじゃなしに、まともな答弁をさるべきですよ。  ひどい事例もたくさんあるんですよ、御存じだと思いますが、例えば一昨年、マレーシアに進出している日立家電はストライキに参加したというだけで...全文を見る
○古堅委員 確かに直接の税制の問題ということではないのだが、そういう税制というものに擁護されていって現地でぼろもうけするような体制がつくられている。それにかかわる、まさに不可分の関係ですよ、それは。  三菱銀行が出した刊行物、「調査」というものですが、一九八八年二月号でも、投資...全文を見る
○古堅委員 なっていませんと言って、そういうことが大事だと思えば、そういうことができるような体制をとるべきです。利益がどうなっているかということについては、この条約を審議し検討を深めるという面でも大事な点なんですよ。  例えば親子関係にある会社の間で支払われる配当に対する源泉地...全文を見る
○古堅委員 これから先そういう状況がわかるようなことについて、政府として進めるという考えはあるんですか。
○古堅委員 今後に当たって、できません、難しいですというふうな態度で、海外におけるぼろもうけにかかわる資料は引き続き国会からの審議における要請に対しても出さない条件下に置いておく、その方がましだというふうなお考えじゃありませんか。もう一度お答えください。
○古堅委員 それではもう一度最初の質問に戻って、私たちがこの条約にかかわって大事な点だというふうに考えますから再度質問させていただきますが、ぼろもうけにかかわるものについて、日本側で実施するかあるいは現地、進出先で実施するかは別問題として、いろいろと検討される、そういう余地はある...全文を見る
○古堅委員 芸能人やあるいは学生などに対する二重課税の排除、それが強調されるという意味では大事な点を持っていると思いますけれども、租税条約の本質が、大企業の利益を擁護する、今申し上げたような関連において結論的にそのような仕組みになっている。そこについての今の質問に対する答弁も得ら...全文を見る
04月22日第123回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○古堅委員 日本共産党を代表して、租税条約三件についての反対討論を行います。  反対の理由の第一は、国内で活動する以上の高利潤を獲得する海外進出大企業に対して適正に課税すべきでありますが、本件租税条約は、国内と同様大企業優遇税制を保証するものであるという点であります。  第二...全文を見る
○古堅委員 在日米軍のPCB問題についてお尋ねしたいと思います。  全国の米軍基地に日本が提供した変圧器、それはどのくらいで、そのうちPCB入りがどれくらいと推定されるか、最初にお答えください。
○古堅委員 余り要領を得ない。御返事なんですが、全国に提供されている変圧器は三千ぐらいだ、そのうちPCB入りがどのくらいと推定されるかというふうなことを尋ねているのです、わからないならわからないでいいのですが。そういうことにかかわる実態を調査するつもりがあるのかどうか、ひとつお答...全文を見る
○古堅委員 どうも質問に要領よく答えていただけないですね。  この十三基というのは、日本側から提供されたものだというようなことなんですけれども、いつごろ製造されたものなのか。それと、PCBが入っておるということがわかったというのだが、どの程度のPCBが入っておるということなのか...全文を見る
○古堅委員 昭和六十一年といいますと一九八六年。六十一年、六十二年に製造された変圧器にPCBが入っておって、それが平均一四・九ppm、最高は三〇・六ppmという今の御説明です。そういうものが現に使われてきたということ自体が極めて重大な問題だというふうに申さねばならぬと思うのです。...全文を見る
○古堅委員 調べようがないはずはない。そういう変圧器はどこでつくられたのかということは調べたらすぐわかるじゃないですか。
○古堅委員 そこまでのことはやったようなんですけれども、しかしいずれにしてもそのままは許されない問題だと思うのです。  法律で禁止されたその後につくられた変圧器、日本政府側が提供したものがPCB入りで、それが使われてきたという事態がわかった。政府は一つです。米軍基地と関係する政...全文を見る
○古堅委員 いずれにしても通産省とのかかわりも出ると思うのですけれども、関係省庁と連絡をとり合ってその問題についてさらに調査をし、事の真相を明らかにするというおつもりはありますか。そういうことはやるつもりはないのですか。
○古堅委員 このPCBが入ったとわかった変圧器については、日本の側が引き取ってそれを処理しましょうということになるのでしょう、そうしようとしておるのでしょう。どういう責任において政府がそれを引き取って、そういう処理をするということになるのですか。
○古堅委員 それでは前へ進みます。  嘉手納、岩国、それ以外の基地にPCB入りの変圧器がないかどうか。ないとは言えない、そういう状況だと思うのですね。政府は、全国の米軍基地との関係でPCB入りの変圧器について調査をするよう米側には要求をしておりますか。
○古堅委員 アメリカは、その調査をして日本政府への回答をすると言っておりますか。それが一つ。さらに、質問を先に進めます。  沖縄現地の新聞が大きく報道し続けておりますけれども、沖縄、嘉手納基地におけるPCB汚染に関する問題です。それに関して、現地の全駐労空軍支部や全駐労県本部が...全文を見る
○古堅委員 米側は、今の合同委員会における事実関係を明らかにしろということについては、調査し報告するということを約束しておりますか。
○古堅委員 政府として、日本人従業員からも、そういう報道されているような重大な問題にかかわって積極的に調査をするなどして、米側の言い分との食い違いなどについても、日本政府の独自の立場から問題を明らかにするということがこの際大事ではないか。特に米側が、そういうことはなかった、日本人...全文を見る
○古堅委員 それでは、この問題に関していま一歩突っ込んでお聞きしておきたいと思うのですが、報道されているような、何の手袋、保護服などを着用もさせないままに、PCBオイルなどを扱わせられたとか、そういう作業に従事させられ、関係者が不安を抱くようなことが実際上調査の上であったというこ...全文を見る
○古堅委員 先ほど来側の否定ということがありましたが、嘉手納基地内において、オイルをマンホールや溝に流したというふうなことが一回ならずあったというふうなことなども、これが本当に事実であったとすれば、極めて重大なことと言わねばならないのですね。そういうことにかかわっても、事の真相を...全文を見る
○古堅委員 あなた方が何回も何回も、アメリカ側は協力的だというふうに言われるのですけれども、この問題が最初に現地新聞で大きく報道されたのは一月三十一日ですよ。二月、三月を経て四月になっています。それでも、事実関係をお聞きすれば、もうほとんど答えられないというのが現状でありませんか...全文を見る
○古堅委員 質問にはみんな答えてください。どのくらいの量が流れたのですか。
○古堅委員 あなた方が聞いてないのか、アメリカ側が答えてないのか。どのくらいのPCB入りの変圧器がそういう事態にあったというふうなことがわかれば、正確に幾らということは言えないにしても、どのくらいの量ということは言えるではありませんか。なぜ答えませんか。もう一度お答えください。
○古堅委員 一基のPCBオイルというのは、どのくら、いの量ですか。
○古堅委員 これは防衛施設庁が提供した変圧器ではないのでしょう。アメリカ製の変圧器ではありませんか。変圧器が特定されれば、どのくらい入っているかということくらいは基礎的なものとしてわかっていなくてはいかぬはずなのですよ。なぜ隠そうとするのですか。
○古堅委員 これは質問に対して答弁する側としては許されない態度ですよ。PCB汚染問題について質問するということをちゃんと言っている。しかも、一番基礎にかかわる問題じゃないですか。それを今資料持ってませんと言って、知らぬ存ぜぬという形で逃げようとすることは、わからないということじゃ...全文を見る
○古堅委員 全くとんでもない話です。アメリカは協力的だなどということを言いながら、そういうことにかかわることさえも答えられない。それじゃ、この作業はいつごろまでに終わるというのですか。外務省側のこれまでの説明では、三月までに終わるというふうな説明も聞かされてまいりました。どこまで...全文を見る
○古堅委員 今度掘削してその後に調査をしてPCB汚染がなお残っている、それでその調査にどのくらいかかるか、そういうことなども考えて、いつごろまでなどというふうなことも皆さんとして受けとめておくというのが当たり前の話でありませんか。日米合同委員会を開いてまで問題にしなくてはいかぬと...全文を見る
○古堅委員 現場は雨ざらしにされておるんですか。
○古堅委員 雨ざらしにされているというふうに推測もできます。そうしますというと、雨が降るたびにその雨水とともにPCBも浸透していく。際限ない方向まで年がたつに連れて、いきます。六カ年もかかっていますよ、六カ年も。そういうことでいいんですか。その程度のかかわり方でいいんですか。 ...全文を見る
○古堅委員 最後に大臣に、大事なことですからお聞きしたいと思うのですが、二月の当委員会で、この問題での米軍基地立入調査について質問をいたしましたら、必要な場合には当然立ち入りして調査をするなどということを進めていきたいということをおっしゃられました。  今お聞きのとおり、これま...全文を見る
○古堅委員 時間が過ぎましたので終わりますが、最後に一言。  この問題は国民の健康にかかわる重大な問題ですし、PCBがあれだけ重大な健康を害する、環境を汚染するものであるというふうに法律でも禁止された、そういういきさつのあることにかかわる問題ですから、これだけ時間をかけて思うよ...全文を見る
04月24日第123回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○古堅委員 アジア=太平洋郵便連合一般規則及び郵便条約についてお尋ねします。  日本は一九六八年にアジア=太平洋郵便連合に加盟しております。その前に万国郵便連合への加盟もあります。そこでお尋ねしますが、我が国がアジア=太平洋郵便連合加盟によって特別に受けるメリットというのはどう...全文を見る
○古堅委員 この一般規則及び郵便条約について、ベトナムとミャンマーなどが署名していないように思いますが、その理由は何ですか。
○古堅委員 アジア=太平洋郵便研修センターというのがございます。これはこの条約の重要な点だと思いますけれども、その人員規模と日本人の割合、予算規模と日本の拠出額、それを説明してください。
○古堅委員 尋ねました人員規模と日本人の割合、お答えありませんのでそれを答えてください。  先ほど説明がありましたように、日本の拠出金額が七万二千ドルといいます。これは日本円に直しますというと一千万円足らずであります。先ほど、連合についての国際貢献の立場からの予算をふやすべきじ...全文を見る
○古堅委員 署各国が二十カ国ございます。そのうち年間一万ドル以上の拠出をしている国とその金額を簡単に示してください。
○古堅委員 この研修センターの運営理事会は、研修方針の決定、予算の執行監督、大事など大変重要な権限を持っています。ところが、一般規則第百十一条三項によりますというと、「年間一万合衆国ドル以上の額の現金を拠出し又は当該金額以上の額に相当する現物の提供、奨学制度への拠出若しくは専門家...全文を見る
○古堅委員 十一カ国ですか。
○古堅委員 大事な研修センターにおける投票権というもの、いろいろな意味合いを待つと思うのです。それは一国一票制、当然のことながら民主的なあり方だというように思いました。いろいろな事情がありましょうけれども、それが加盟国に等しく保障される、そういうことになることが一番望ましいという...全文を見る
○古堅委員 時間が来ましたので終わりますが、大臣、二十カ国中十一カ国しか投票権がないという現状、これは五五%です、そういう現状についてどうお考えですか。改善の必要があるとは思いませんか。御所見を賜りたい。
○古堅委員 大臣はどうお考えなんですか。
○古堅委員 終わりますが、改善の方向が大事ではないかということをお聞きしたのです。ぜひそういう方向での御努力を要望しておきたいと思います。
05月06日第123回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○古堅委員 いわゆるPKO協力法案について質問いたします。  国連カンボジア暫定機構、すなわちUNTAC、その軍事部門は、要員の生命保護のためだけじゃなしに、任務遂行のためにも武器使用が認められておると思いますが、どうですか。
○古堅委員 カンボジアに関する国連事務総長報告では、軍事部門を構成するのは、軍本部、軍事監視団、歩兵部隊、工兵部隊、航空支援隊、通信部隊、医療部隊、混成軍事警察隊、兵たん大隊、海上部隊、このようになっております。この部隊の中で、武器を一切携帯しない部隊は何がありますか。
○古堅委員 先ほど読み上げた十の部隊で構成される軍事部門、ありました停戦監視団、軍事監視団以外はみんな武器を携帯するということは確認できますか。
○古堅委員 軍事部門を構成するこれら部隊は、外国軍隊の撤退、停戦その他の措置のために行動します。そのために武力行使を行う権限も与えられています。  政府はカンボジアPKO参加を強調されますけれども、外務大臣、その軍事部門のどの部隊に自衛隊を参加させようというのか、具体的に示して...全文を見る
○古堅委員 法案の審議に関連して、PKFの凍結がいろいろと取りざたされております。国連は、そもそもPKF、PKOの明確な区別をしておるのでしょうか。
○古堅委員 今の答弁を前提にして重ねてお伺いしますけれども、今回のUNTACの軍事部門は、PKFとPKOを厳密に区別しておりますか。
○古堅委員 ということは、客観的に言って、だれからもそうされているという形で厳密な区別がないということの説明だと思うのですね。政府のPKO法案は、PKFとPKOを厳密な区別をするというふうな形にはなっておりません。  ところで、第三条の三の規定のうち、PKFの任務と言われるもの...全文を見る
○古堅委員 第三条の三、ニの方に、「放棄された武器の収集、保管又は処分」というのがございます。これは当然のことながら、今おっしゃるような説明からするというとPKFに入るということになると思うのですが、そのとおりですか、確認してください。
○古堅委員 それでは、いろいろ解釈の問題を問題にするのではなしに、政府としては法案でPKO、PKFというふうにして分けるとすれば、とことこがPKFになるんだと、どう考えておるのか、政府の考えに基づいて明示してください。
○古堅委員 この法案の審議を通していろいろな修正発言もありますし、PKF凍結などという、そういう言い分も出てまいりました。ですからお尋ねしているわけです。歩兵部隊はもちろん、工兵部隊も通信隊なども、すべて任務遂行のための武器使用が許されたUNTAC、このUNTACの軍事部門を構成...全文を見る
○古堅委員 大臣が立たれませんが、大臣もその問題についていろいろ議会外でも発言しておられますし、議会内でのやりとりもしてこられたというふうに思います。今の質問に対して、大臣として、PKF凍結論のこの凍結というのは法案とのかかわりではどのように明示することができるか、御所見を承りた...全文を見る
○古堅委員 重ねて大臣にお伺いしますが、PKFの凍結という場合、法案第二十四条の武器の携帯条項の凍結ということについても、大臣としては許容範囲だというふうなお考えですか。
○古堅委員 PKFの凍結問題については、既に大臣もそれなりの発言をしておられます。政府がそのPKFの凍結の問題を含めて修正について提起するとかいうふうなことについてお尋ねしているのではありません。言われているPKF凍結論に関連して、法第二十四条の武器携帯の凍結も許容範囲だというふ...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたから終わりますけれども、以上のやりとりでもはっきりしておりますように、カンボジアヘのPKO問題を利用してこのPKO協力法案を早目に成立させようなどという動きも強まっておりまして、そのために凍結論その他がございますけれども、その内容でもはっきりしたように...全文を見る
05月12日第123回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
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○古堅委員 三日後に沖縄の祖国復帰二十周年の五月十五日を迎えます。こういう節目に当たって改めて思うことは、あの返還にかけた平和な沖縄の実現というものが、日米両政府の秘密の内容をも含んだと言われるその協定によって、米軍が返還前に使っておったあの基地、その機能をいささかも損なうことな...全文を見る
○古堅委員 長官非常に大事な問題なんですよ。どういう立場からこの問題をとらえて論ずるか。あなたは現実の問題としてやむを得ないというふうなことをおっしゃる。一体いつまで日米安保条約のもとで沖縄県民はやむを得ないという現実のもとで犠牲になれとおっしゃるのですか。日米安保条約だって、あ...全文を見る
○古堅委員 時間もないので具体的なものを一、二お聞きしたいのですけれども、那覇軍港の返還問題が合意されてもう十八年もたちました。しかしまだ見通しさえもついておりません。いろいろその問題について動きがあるようなマスコミの報道などもございます。この際、一日も早く合意したような形で全面...全文を見る
○古堅委員 シーメンズクラブは国有地なんですよ。ですから国とのかかわりは必然的に出てこざるを得ません。そういう意味で、ただ単に沖縄が何とかやっているなというふうなことではなしに、そういう立場からせっかくの復帰二十周年の記念事業が早目に進められるようにそれなりの努力は開発庁としても...全文を見る
○古堅委員 厚生大臣が見えましたからお尋ねします。  先ほど来ありましたようにこの沖縄厚生年金格差是正問題は、言ってみればあれだけ長い間アメリカの施政下にゆだねたそこに根本原因がありますし、政府の責任はどう弁明しても免れることのできない問題だというふうに考えます。そういう立場を...全文を見る
○古堅委員 戦後四十七年たちました。沖縄は戦後の苦難な歴史を押しつけられました。二十七度線で長い間目に見えない壁がありました。ベルリンの壁などと言われますけれども、日本民族は長年にわたって分断されて、沖縄がああいうふうな事態に置かれておったのです。そういう事例が幾つもあるのじゃな...全文を見る
○古堅委員 もう時間がなくなりました。最後に申し上げておきたいのですが、昨年九月十八日に大田知事名で県からも要請がございます。これには結論において三点のこの問題解決についての県の態度が表明され、要請されています。これは県がいろいろな調査の上で、これが最低のものであろうという立場を...全文を見る
05月26日第123回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○古堅委員 我が党は、議題となっております条約の早期批准を求める立場から繰り返し質問をやってまいりました。私自身も、直接そのことに触れても、またそのことに関連するという面でも、昨年そして今年も質問を続けてまいりました。そういうこれまで行ってまいりました質問を前提にして、若干突っ込...全文を見る
○古堅委員 決して十分であるなどというものではないと思います。  条約前文には、「文化遺産及び自然遺産が、衰亡という在来の原因によるのみでなく、一層深刻な損傷又は破壊という現象を伴うて事態を悪化させている社会的及び経済的状況の変化によっても、ますます破壊の脅威にさらされているこ...全文を見る
○古堅委員 繰り返しの答弁でありますけれどもあえて申し上げますが、今主張しておりますような立場で条約の趣旨に照らして、さらに広く問題を真剣に受けとめて強めていくという方向で行政の立場からも対処してほしいと強く要望を申し上げておきます。  次に、具体的な点について二、三お伺いしま...全文を見る
○古堅委員 ノグチゲラやヤンバルクイナのすむ沖縄本島北部の原生林、アオサンゴなどで有名であります石垣島のサンゴ礁、そしてイリオモテヤマネコのすむ西表原生林、そういうところが人為的な開発との関連で極めて重大な危機に直面しております。したがって、その保存、保護というのは、決してぼつり...全文を見る
○古堅委員 同じことについて、環境庁、御意見を賜りたい。
○古堅委員 あえて重ねてお聞きしますが、環境庁、その登録の検討の対象にはなり得るというふうに考えますか。
○古堅委員 貴重な自然遺産ですから、しかも危機に直面しているという事情もございますし、ぜひ早目に検討を加えて、取り返しのつかない、そういうところにだんだん追いやられるというふうなことなどがないように、これは決して一地域のものではございません、日本だけのものでもない、まさに人類の貴...全文を見る
○古堅委員 同じことを繰り返して、それは合点できません。日米安保条約でそういう立場があるというのであれば、日米安保条約、固定期限でさえも十カ年ですよ。何十年過ぎていますか。なぜアメリカの勝手気ままなことを許すのです。安保条約をなくしましょうということで、日本から申し入れることもで...全文を見る
○古堅委員 時間がなくなりましたので、もう質問にはなりませんが、今のような政府の態度は絶対評せません。納得できません。ですから、県民世論にこたえて、せめてアメリカ側に、政府の立場から、国民の切実なそういう願いにこたえて努力をしますという立場を踏まえて、いろいろと検討してください。...全文を見る
11月27日第125回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○古堅委員 わずか十五分ですから、大急ぎでやりますので、簡潔にお答え願いたいと存じます。  最初はPKO問題です。  カンボジアではポル・ポト派の武力攻撃が頻発しております。停戦合意違反が明確になっていることは言うまでもありません。十月二十七日のロケット攻撃もその一つです。宮...全文を見る
○古堅委員 停戦違反行為があることは認めました。そのことが、自民党を初めとして国会における多数をもってあのように強引につくった法律にさえも違反するということも含めて明確にすべきです。そういうことに至っては、事をねじ曲げて認めようといたしません。許せないことであります。  一方、...全文を見る
○古堅委員 賛成ではないということですから、積極的に反対だということを表明すべきです。  これは、第一に、国連憲章四十三条の国連軍創設までのつなぎとなる可能性があること、第二に、したがってPKFよりも重装備となること、第三に、武力行使以前の予防展開として投入されるおそれがあるこ...全文を見る
○古堅委員 一方の当事国の同意だけでは紛争は抑えられません。国連の中立性という点からでも問題です。外務省は今のような態度で、場合によっては賛成することもあり得るという含みがあるのですか。
○古堅委員 今こそ国際連合がつくられた大精神に基づいて、国連憲章に基づき、このようなPKO、これまでの基本をも踏み外して、先ほど指摘した大きな問題へと発展する、そういう可能性を秘めた問題については、日本国憲法の精神に基づき国際連合の大精神に基づいて、我が国としては態度を明確にして...全文を見る
○古堅委員 UNTACの要請であっても許される問題ではないことを指摘しておきます。  最後に、今度は沖縄米軍基地に関する問題です。  一九九一年七月二十二日、ASEAN拡大外相会議で時の中山外務大臣が、在比米軍基地を引き続き存続させようとするアメリカのお先棒担ぎの演説を行いま...全文を見る
○古堅委員 時間がなくなりました。終わりますけれども、冷戦構造がなくなり、安保もやめる方向、国際的な意味合いにおいても軍事ブロックはなくさなくちゃいかぬ、軍備は縮小だ、これが日本の世論、世界の世論です。そういう中で安保を後生大事にあくまでもアメリカの言いなりになる、そしてその犠牲...全文を見る
12月04日第125回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○古堅委員 最初に、条約についての政府の解釈宣言につきましてお尋ねいたします。  政府は、条約第四条十二項について解釈宣言を行っています。そのことを問題視してお尋ねするわけです。  例えばPCB積載船舶の場合、沿岸において衝突やその他の事故によるPCBの海洋漏出が起これば、漁...全文を見る
○古堅委員 例えばPCBやカドミウム、六価クロムなどを積載した船舶が、ある国の領海を勝手に通過され、もし事故が発生すればということで当該国が心配するのは当然のことです。  条約第四条十一項は、「この条約のいかなる規定も、締約国が人の健康及び環境を一層保護するためこの条約の規定に...全文を見る
○古堅委員 次に、有害廃棄物の国内処理原則と国内法との関係についてお伺いします。  条約が指定する四十五種の有害廃棄物について、廃棄物の処理及び清掃に関する法律でも積極的にそれを受け入れて指定し、環境保全のための措置を一層強化することが大事だと考えますが、いかがですか。
○古堅委員 結構なことです。ぜひそういう方向で積極的に進めてほしいと要望も申し上げておきます。  次に、PCBの最終処分の方途についてお伺いしたいと思います。  米軍基地でのPCB汚染の相次ぐ発覚あるいは東京都内の企業の中で管理されているはずのPCBが相当量どこに行ったかわけ...全文を見る
○古堅委員 これはおっしゃるとおり重大問題ですよ。予算要求その他いろいろと努力をしているということはわかりましたが、いつごろまでにその問題についてめどをつけたいという計画もおありでしょう、お聞きしたい。
○古堅委員 時間が来ましたが、数年というのは長過ぎる、必要な予算を計上するなどして、もっと速やかにその対処策を考えていくべきだということを指摘して、終わります。
○古堅委員 横須賀基地のPCB汚染問題について、大臣にお尋ねします。  私は、この委員会で、米軍基地のPCB汚染問題について何回も取り上げてまいりました。今度は、横須賀基地の土壌がPCBで汚染され、米軍がそれを放置しているという、日本の法律と行政指針にも明確に違反した状況がある...全文を見る
○古堅委員 そのPCBや重金属汚染が事実であれば、一つには横須賀米軍基地が戦後一貫して米軍支配下にあったということに照らし、その汚染源が米軍自体であるということが考えられることが問題。もう一つは、PCBや重金属に汚染された土壌をまたもとの穴に埋め戻したというのでありますから、日本...全文を見る
○古堅委員 終わります。
12月07日第125回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○古堅委員 最初に、沖縄の厚生年金格差是正問題から伺いたいと思います。  ことし五月十二日の当委員会の審議の中で、山下厚生大臣が「復帰二十周年を前に、何らかの方途を講じたい」と答弁されました。その後、沖縄県を含めた関係省庁で検討委員会を設置されて半年になりましたが、先ほどの山下...全文を見る
○古堅委員 これまで言い尽くされてきた問題ではありますけれども、この格差問題が生じたというのは、十三万人近くの県民みずからの意思で年金に加入しなかったということにあるのではなしに、長い間置かれておったアメリカの占領下で加入しようにもできなかった、その結果として生じた問題であります...全文を見る
○古堅委員 それ以上この時点で明確なお答えは得られそうもありませんので先に進みますが、この問題にかかわる長年にわたる現地沖縄を含めた真剣ないろいろな立場からの要請、努力にこたえて、喜んでもらえるような形での解決をぜひ図ってほしいと強く要望申し上げておきたいと思います。  次は、...全文を見る
○古堅委員 ぜひそういう意味で、せっかくつくられた三次振計、その中身に当たってこれ以上地元沖縄に心配をかけなくても済むように、大きな御努力を強く要望しておきたいと思います。  次に、那覇市天久の新都心開発整備事業と地元企業優先発注の問題について伺わせていただきます。  天久の...全文を見る
○古堅委員 時間もないんだから、質問にはお答えいただかなくちゃいかぬ。総事業費とか、あるいは発注の県内、県外のあれはどうなんだということを聞いておるんですよ。
○古堅委員 先ほど引用いたしました三月の予算委員会での私の質問に対して国土庁の藤原官房長は、「地元企業の受注機会の増大ということは、沖縄経済、地元振興の観点からも非常に重要だというふうに考えておりますので、そういう考えのもとに公団に対して臨みたい」というふうに答弁されました。那覇...全文を見る
○古堅委員 第一期工事の発注を見ますと、先ほど御説明がありましたように、四年度の工事を見ますと県内企業への発注が三分の二、県外企業への発注が残りというふうになっていまして、一定の努力がされているというふうに思います。同時に、二億円規模の事業、いわゆる言われているAランクの事業につ...全文を見る
○古堅委員 終わります。
12月08日第125回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○古堅委員 大臣、先日の外務委員会で、最近の沖縄米軍基地における相次ぐ重大な事故やそれに伴う県民の被害について厳しく指摘して質問をいたしました。また、昨日七日午後二時過ぎでありますが、沖縄県石川市の国道三百二十九号沿いの歩道上で、六十二歳の主婦古我知秋子さんが、買い物帰りでありま...全文を見る
○古堅委員 ぜひ必要な調査もされて、誠意ある対処をしてほしいと思います。  十二月四日午前に起きました沖縄における米軍機によるニアミス、南西航空にかかわる問題について伺いたいと思います。  機長の報告によりますと最接近時は一・九キロないし三・七キロで、高度差はなかったと説明さ...全文を見る
○古堅委員 今回のようなニアミスが一九九〇年一月十日と十一日の二日続きで発生しています。このような米軍機によるニアミスは決して偶然な出来事ではございません。復帰二十年というのに、沖縄の空域はまだその多くが米軍の演習空域にとられています。そして那覇空港への進入管制業務もいまだに米軍...全文を見る
○古堅委員 我が党は、嘉手納RAPCON返還問題について国会で繰り返し取り上げてまいりました。その返還を要求してきたのであります。運輸省の答弁は、管制業務的には技術的な問題はなくいつでも移管できる、こういう国会における態度表明、答弁でありました。復帰時に、日本側で進入管制業務を行...全文を見る
○古堅委員 そうであれば事は一層重大だ。日本国憲法に照らして、どこから見ても説明のつく、許される問題ではありません。復帰二十周年がことしでございました。過ぎました。暫定的とした合意を進んで無制限に持って行くということになるではありませんか。言語道断の話です。許すわけにはいかないこ...全文を見る
○古堅委員 そんなことを言うのであえて言っておきますが、あの墜落事故は、私は調査に行きましたよ。アメリカの言いなり、それを受けてあのような言い方をするということは許せません。どう見ても、着陸のときに横転したなどというものが轟音を出してあのようなことになるなどということは考えられぬ...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたので、最後に。  大臣、お聞きのように、一九九〇年六月の日米合意ができてからでももう既に二年余が過ぎました。あの合意というのも、返還しますというふうな合意そのものではなかったのです。それに向けていろいろと交渉を始めようということについての合意でしがな...全文を見る
○古堅委員 終わります。