古堅実吉
ふるげんさねよし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月21日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○古堅委員 今国会、引き続き沖縄問題が重要な論議の焦点となります。本委員会でも何回かにわたって取り上げていきたいというふうに考えておりますが、最初に、外務大臣の沖縄問題についての基本的な認識について伺いたいと思います。 昨年十二月に、日本共産党沖縄調査団が一週間にわたって二十...全文を見る |
○古堅委員 普天間飛行場は宜野湾市のど真ん中にあります。その飛行場を囲むような形で住民の居住地域と市街地が展開されております。その普天間基地を抱える宜野湾の桃原市長は、この異常な状況について、人間でいえば心臓と胃をえぐられたようなものだ、人間なら生きていけない、都市なら活力は出な...全文を見る | ||
○古堅委員 先ほど来まともに御答弁はいただけないのですけれども、日米安保条約があるとはいえ、沖縄のこういう現状が五十年も続いて、これからも続けられようとしているものについて、安保を持ってくれば当たり前だという考えなのか、幾ら安保とはいえ、沖縄の例を、今宜野湾市について申し上げまし...全文を見る | ||
○古堅委員 沖縄県は沖縄の国際都市形成構想のもとに基地返還アクションプログラムをつくり、一月三十日に政府に提示しましたので、大臣も御存じだと思います。これは米軍基地の異常な集中による我慢のできない重圧から解放されるためのもので、二〇一五年を目途に、米軍基地を二〇〇一年、二〇一〇年...全文を見る | ||
○古堅委員 真剣に考えて、その要求実現の立場からまとめて持ってきたものだというふうな受けとめであられるというふうに理解いたします。 けさ以来、沖縄問題について何回か御答弁がございましたが、これまでも外務大臣は、他の場所においても同じようなことを言っておられます。県民の声に真剣...全文を見る | ||
○古堅委員 確かに部分的な調整はありましょうが、大きな構想については沖縄全県の五十三市町村、その大方の了解のもとで県は政府に責任を持って提示したわけで、それについて政府が沖縄側の要望にこたえる立場で真剣に検討されるよう強く求めておきます。 日米行動委員会において沖縄米軍基地の...全文を見る | ||
○古堅委員 はっきりは言えないのだが新しい事案が加わることも考えられるということをおっしゃれますか。 | ||
○古堅委員 最後に一点だけ。 まだはっきりしません。それでは、今まで明らかにされた事案の範囲は超えるものではないというふうなことですか。 | ||
○古堅委員 終わります。 | ||
02月27日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○古堅委員 日本共産党、沖縄選出の古堅でございます。 本日は、総理に、沖縄米軍基地問題を中心とする沖縄問題について質問させていただきます。 こちらに「沖縄からのメッセージ」というパンフレットを持ってまいりました。委員長、総理にお渡ししたいのですけれども、よろしいですか。 |
○古堅委員 今、沖縄問題が国政の重要な中心課題となっています。戦後五十年を経て、二十一世紀に向けて同じようなことを続けるわけにはいかぬ、沖縄みずからの尊厳を取り戻すのだ、こういう願いを込めて、今沖縄は立ち上がっています。 政府に対して沖縄がどのような政治を求めるか、そのことに...全文を見る | ||
○古堅委員 総理みずからは評価していただきたいというお気持ちがありましょうが、現地の新聞社説がこのような評価をされた。期待外れと言ったのは、今の説明を通しても、理由があることだというふうに考えます。 日米首脳会談で、クリントン大統領が縮小も言わなかった、逆に戦力維持が必要だと...全文を見る | ||
○古堅委員 クリントン大統領が在日米軍基地、沖縄米軍基地についての縮小を約束されたのですか。 | ||
○古堅委員 これでもわかりますように、クリントン大統領は、沖縄の切実な願いである基地の整理縮小、その問題について明言をされたんじゃないのですね。 | ||
○古堅委員 沖縄県民がこれだけ切実な願いを持っている、こういう内容も含めて日米間における重要な問題だというふうに受けとめて訪米もされているのに、なぜ基地の縮小問題について総理は提起されなかったのですか。 | ||
○古堅委員 明確にお答えいただけないように、基地の返還にかかわる、沖縄県民の願っているようなそういうことをずばりクリントン大統領に提起して話をしたんじゃない、その返事があったんじゃないという経過は明らかだろうかというふうに思います。 沖縄県民は、基地を県内あるいは県外に移転し...全文を見る | ||
○古堅委員 それでは、具体的に一つお尋ねします。総理、お答えください。 クリントン大統領に対して、普天間基地について沖縄県民の強い要望がある、このように伝えられたそうであります。沖縄県民の強い要望というのは、言うまでもなく普天間基地の撤去そのものであるし、基地の返還そのものが...全文を見る | ||
○古堅委員 それじゃ、大統領への提起、その話し合い、それを離れてお聞きします。 今申しました沖縄県民の強い要望であるという普天間の基地の問題について、総理として、それは返還すべきだ、返還ということで対米交渉すべきだ、このようにお考えですか。総理の最高責任者としての立場からの御...全文を見る | ||
○古堅委員 四万七千人体制の問題が引き続き重要な問題となってかかわりを持ちますので、それについて二、三質問をしたいと思います。 クリントン大統領は、現在の戦力維持が必要だというふうに述べて、事実上、今まで言われております四万七千人体制の維持を改めて強調したというふうに受けとめ...全文を見る | ||
○古堅委員 私がお尋ねしておりますのは、四万七千人という問題は、昨年の日米共同宣言が打ち上げられようとしておったあの時期のときにも出てまいりましたし、日米共同宣言案にもその文言が入ってきたということで報道もありました。 そういう経過もございますし、そういう経過を踏まえれば、ク...全文を見る | ||
○古堅委員 アメリカ側が言っている四万七千人体制、それを認める。現在は四万五千人ほどだと言われています。それを上回る四万七千人体制、これが現状維持の問題だと言われているものなんですが、それを認めながら、その拠点となる米軍基地の縮小をどうして実現できるというのか、県民の納得できるよ...全文を見る | ||
○古堅委員 私が求めているのは、単にできるということではなしに、四万七千人体制を維持するのであれば、どのようにして縮小するのか、県民が納得いくような説明をしてほしいということを申し上げているわけです。(発言する者あり) | ||
○古堅委員 委員長、いいです。もうよろしいです。よろしいです。 | ||
○古堅委員 はっきりしておるのは、今までもありましたように、何十事案などとかいうふうな形で言われているその問題が解決しても、せいぜい二、三%基地の面積が縮小される、その程度のものだというふうな論議もされてきている、そういうことの繰り返しを今説明しているものにすぎない。 総理は...全文を見る | ||
○古堅委員 結局、結論において、沖縄県民は我慢しろ、お願いしますということではありませんか。日米安保条約を持ち出せば我慢しなくちゃいかぬなどという、もうこういう時代は過ぎています。 沖縄県民が二十一世紀に向けてどういう沖縄を描こうとしているか、それにかかわる「基地返還アクショ...全文を見る | ||
○古堅委員 部分的な調整を要するものがあるにしても、県は、こうしたいという基本的な大きな計画は責任を持って国に提示した。それは、何も遊び事というふうな程度のものではありません。それを検討してほしいというふうに要望申し上げておるんです。 政府は、みずからの計画を持たずして、こん...全文を見る | ||
02月29日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号 議事録を見る | ○古堅分科員 沖縄米軍基地問題について、具体的に何点か伺いたいと思います。 日米特別行動委員会で作業を進めております嘉手納、普天間両飛行場の騒音防止協定について、その内容や協定締結の見通しについて最初に伺います。 |
○古堅分科員 嘉手納基地の司令官の説明によりますというと、嘉手納飛行場の年間の発着は約十万回。昨年の嘉手納基地の騒音調査結果が最近地元紙で報道されております。それによりますというと、七十デシベル以上の爆音は年間三万七千七百三十五回で、前年よりもひどくなっていると報じています。それ...全文を見る | ||
○古堅分科員 日米間の行動委員会における話とはいえ、それなりの答えようはあろうと思うのですね。地元がそれだけ大きな関心を持って、それを背景に私たち質問をするわけですから、そういうそっけない答弁じゃ大変残念です。 今度は、長官にお尋ねします。 横田、厚木基地などの合意には緊...全文を見る | ||
○古堅分科員 先ほど騒音協定について、できたら三月中にもというふうなことがございました。一日も早いそれを目指す努力を求めると同時に、今指摘いたしましたような内容を持ったものにしていただかなくちゃいかぬということも、早く、そしてそういう内容も持ってということなのです。そういう方向に...全文を見る | ||
○古堅分科員 長官、せっかくの御答弁でありますけれども、それを聞きまして、正直申し上げて私は本当に唖然とした気持ちです。 私も嘉手納基地に何回も入ったことがございます。そこの司令官とか担当の係などから騒音その他についての説明を何回も受けてきました、聞かされてまいりましたよ。そ...全文を見る | ||
○古堅分科員 大事なことですから、念を押してお聞きしておきたい。 その検討するという方向が、地元が強く求めているように、この住民地域の近くから撤去すべきだ、そういう方向で日本側はみずからの要求の立場をもって行動委員会において米側と話をする、そういう努力をしますか。明確にしてく...全文を見る | ||
○古堅分科員 これは、その要望を踏まえてということは、撤去しろという以外のものじゃないわけですから、そういう要望を踏まえておるということで最善の努力を払ってほしい、念を押して要求しておきます。 次に、米軍基地の整理縮小について伺います。 二十七日に行われた予算集中審議で、...全文を見る | ||
○古堅分科員 日米安保は堅持する、不可欠だと言って、どのような体制をとるかはアメリカ側が第一義的に考えることだというふうなことを前提にしますというと、四万七千人体制といいアメリカが必要とする基地の広さといい、これは全くアメリカの言いなり、従属し切った立場をとらざるを得ないというこ...全文を見る | ||
○古堅分科員 今もありましたように、那覇軍港を浦添へ持っていくということに対してお隣の浦添は、保守の市政ではありますけれども市長を初め市議会も全会一致、市民挙げてそれに大反対していますよ。できるはずはないのです。そういう状況の中で知事にあっせんしてくれと言っても、大田知事が、いや...全文を見る | ||
○古堅分科員 反対があればやらないね。そこを念を押してお聞きしておきたい。御協力をいただきたいというようなことしかおっしゃらないけれども、協力をやらない、反対であればできないということになりますね。 | ||
○古堅分科員 何も一人でも反対すればやらぬかといった、そんなものではないですよ。今、もう挙げて、ハチの巣をつついたような形で大反対をしておるのですよ。 橋本首相は首脳会談で米側の戦力維持を容認してこられて、あとは国内問題だというふうに言われ、態度をとっております。三事案がまさ...全文を見る | ||
○古堅分科員 そろそろ時間が来そうでありますので、最後に軍用地強制使用裁判について伺います。 象のおりの一部土地は、使用期限が三月三十一日で切れます。裁判が今行われている、そういうさなかでありますので、その裁判そのものの見通しなどとかいうことについて答弁を求めるつもりはありま...全文を見る | ||
○古堅分科員 裁判のことについてお尋ねしておるのじゃなしに、三月三十一日までに収用手続が終了しないことは一〇〇%はっきりしています。法治国家であれば、そのときには返すという以外にないということは明確にここで言うべきです。それさえも言えないということは言語道断の話です。 抗議を...全文を見る | ||
03月01日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号 議事録を見る | ○古堅分科員 沖縄米軍の軍事空域問題についてお尋ねします。 沖縄の空域は、復帰後二十四年もたつというのに、いまだに米軍の支配下に置かれています。我が国の主権にかかわる重大問題であります。こういう現状はだれが見ても異常なことだと考えるに違いない問題です。所管の運輸大臣はどう見て...全文を見る |
○古堅分科員 この問題の中で、特に、那覇空港の進入管制業務をいまだに米軍に管理させ続けるなど、主権国家としてあってはならない問題についてであります。 大田県知事は昨年十一月、政府に対して、「地位協定第六条に関連し、那覇空港の進入管制業務の日本への移管について、日米間で協議する...全文を見る | ||
○古堅分科員 運輸省は、八〇年代の半ばごろまでは、複数の空港の進入を一つの機関で管制するシステムは日本側にはまだないという説明をしていたようであります。しかし、一九八七年八月二十七日の参議院運輸委員会の審議の中で、現在の総理、橋本運輸大臣が、「運輸省の航空管制の能力からいたしまし...全文を見る | ||
○古堅分科員 この進入管制業務について、御存じのように、一九七二年五月十五日、沖縄における航空交通管制に関する合意、そういうのがございます。 運輸省に、そういう立場を踏まえて確認をしたいんですけれども、今も御説明ありましたように、日本が十分な進入管制能力、それを持つに至った以...全文を見る | ||
○古堅分科員 自動的に返るということの取り決めではないというふうに立っている、外務省のこの態度が問題なのですよね。 七二年の合意の後しばらくは、外務省も運輸省の説明と同じ説明をしてきた経緯があります。 例えば、一九七二年四月十八日の衆議院内閣委員会で、当時の吉野外務省アメ...全文を見る | ||
○古堅分科員 この問題については、困難だというふうに受けとめて、やむを得ぬというふうな態度をとるのではなしに、これからも交渉はしていくということですか。 | ||
○古堅分科員 今、日米行動委員会というのも設置されています。そこらあたりも含めて、具体的に日本側から、困難だと言っているアメリカを説得して同意させなくてはいかぬ事態もあるわけですから、そこに持ち込んでこの問題の決着を図る、そういう方向などを含めてやるおつもりはありませんか。 | ||
○古堅分科員 大臣、今やりとりしておるとおりなのですが、特別行動委員会に持ち出す、そういうことなどを含めて、運輸省側としてこの問題をきちっと解決を図りたい、そういう立場から大臣として努力をしてほしいというふうに思いますけれども、大臣の決意はいかがですか。 | ||
○古堅分科員 次に、ACMI空域の問題について若干お尋ねしたいと思います。 沖縄の米軍の訓練空域の一つに、W173Aアルファ訓練空域というのがあります。これは、一九八五年に米軍が、航空機の戦技向上を図ることを目的に、航空機戦技訓練評価装置を使用して訓練を行う空域として設置され...全文を見る | ||
○古堅分科員 沖縄には米軍の訓練空域がたくさんありますが、このW173Aアルファ訓練空域は、御答弁のとおり、航空機戦技訓練評価装置として設定されたもので、いわゆる空対空や空対地などの目的とは違った特別な役割を持たされたものでありました。そのとおり理解してよろしいですか。 | ||
○古堅分科員 このACMI装置の一部をなす海上でのブイは、昨年一月に撤去をされていますね。したがって、ACMI空域は、航空機戦技訓練評価装置を使用して訓練を行う空域ではなくなったということが言えると思うのですが、そのとおりですか。 | ||
○古堅分科員 私が聞いていますのは、このACMI装置の一部をなすブイは、今ありましたように、もう撤去されてしまっていますね。それなのに、航空機戦技訓練評価装置を使用しての訓練を行う空域として提供したそのとおりのものなのか、それとも、最初提供した約束のそういうものではなくなったのか...全文を見る | ||
○古堅分科員 提供したときはそういう訓練を行うということで提供した、しかし、提供したようなものが変わってしまったというのに、ただ外務省の解釈として、一般的な空対空の訓練もできる ような空域としてもアメリカが使えるのだというふうに見ておるということなのですか。 | ||
○古堅分科員 大臣、運輸省にお伺いします。 ACMI空域及び海域の設定に当たっては、当時、航空関係者を初め県民が強く反対して、大きな政治問題化もしておりました。 一九八二年の予算分科会で、当時の小坂運輸大臣は、航空路の要衝に当たるということで、防衛庁、外務省を通じて米側に...全文を見る | ||
○古堅分科員 これは、そういう訓練空域の引き続く設定は結構です、運輸省としてそれについてとやかく言うつもりはありませんということですか。 | ||
○古堅分科員 今のやりとりで、提供した当初のものとは様子が変わってしまったということは御理解いただけると思いますよ。 かかわりがある所管の運輸省が、どのように使われているか知るところではないというふうなことで消極的な態度をとられるのではなしに、沖縄側としてもそこの問題について...全文を見る | ||
○古堅分科員 時間が参りました。 終わります。 | ||
03月13日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○古堅委員 沖縄米軍用地強制使用に関連して、軍用地にかかわる質問を若干させていただきます。 先日十一日に代理署名訴訟は結審となりました。ところで、この裁判にかけた沖縄側の願いといいますか、それを裁判所は真正面からむしろ踏みにじるような、そういうことになりました。被告の県の側か...全文を見る |
○古堅委員 土地収用法に基づく緊急使用の手続がとれるということにはなっておりますけれども、しかし先ほど申し上げたように、土曜、日曜を挟んで四月一日以降、この緊急使用の手続をとったにしても、一日以降引き続き使用権原が得られるような形で収用委員会の対応ができるはずはない、これはもう常...全文を見る | ||
○古堅委員 裁判上の内容に立ち入って申し上げているわけではありません。もう結審しました。判決は二十五日に出るのです。仮にあなたが原告となっている政府が勝訴をし、裁判所が知事に署名しなさいという命令を出したにしても、先ほど申し上げたようなことにしかなりませんよ。仮に原告が敗訴したと...全文を見る | ||
○古堅委員 同じ御答弁を繰り返されては、私の質問に対する答弁をしたということにはなりません。 それじゃ、改めてお聞きしますけれども、緊急使用手続をとったのだが、その手続に基づく使用権原が継続されないということになったら、法治国家としては当然返還ということにならざるを得ません。...全文を見る | ||
○古堅委員 今、国民も重大な関心を持っています。沖縄は特にそれに対する関心は極めて大きいものがあります。国会の論議を通じて、そういうことについて国民の関心にこたえ、政府がどのような態度をとろうとしているか、それを明らかにするということは国会の務めでもあります。ですから、沖縄選出の...全文を見る | ||
○古堅委員 条約上の問題を持ち出せば答弁になるなどというふうなことではないから質問を繰り返しておるのです。 かつて、一九七七年、あの暫定使用法の問題をめぐって、使用期限が切れたときの国会における論議がございます。そのときに、真田内閣法制局長官は「法律の解釈といたしましては、権...全文を見る | ||
○古堅委員 尋ねておりますのは、その手続上間に合わぬということが明確になっている、それなのに使用しようということで条約云々をおっしゃる。どういう法的な根拠で使用ができるというふうにお考えですか、そこをお答えください。 | ||
○古堅委員 民法上の事務管理云々でしばらくの使用が続けられるなどといったふうな言い分もあるようです。一九七七年のときにもそういうふうな論議も一部ございました。しかし、民法上言うところの事務管理というのは、この土地所有者が返せ、貸さない、そういうふうに明確に言っているという関係にあ...全文を見る | ||
○古堅委員 もう時間が参りましたから、最後に総理にお尋ねします。 今勉強をしておると言い、まともな御答弁はいただけませんが、権原がなくなったら、法治国家としては人の土地だからそれを返すということは当たり前なんだというふうなことは総理としてはおっしゃっていただけるのじゃないです...全文を見る | ||
○古堅委員 終わりますが、最後に、一国の代表がこういう明確なことについての明確な御答弁も国会で行えないということは、本当にそれ自体が異常と申さねばなりません。アメリカに基地を提供するためにはそういう態度をとられながら、沖縄県民の五十年にわたる苦しみに対しては、県民の代表を裁判にも...全文を見る | ||
03月14日 | 第136回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○古堅委員 三月十二日付の朝日新聞、このようなものですが、これに、沖縄の米軍基地問題を協議する日米特別行動委員会で、日本政府が米側に十七基地、施設の返還を提案し、このうち数カ所については米側も返還に同意しているという内容の報道がなされています。そのとおりでしょうか。 |
○古堅委員 それでは、この報道は行動委員会で進められている話とは異なる、そうおっしゃるのですか。 | ||
○古堅委員 何も提案していないということ自体、もう重大だと思います。 昨年この特別行動委員会が発足してから、四回も開かれておりますよ。四回も開かれておるというのに、沖縄がこれだけ切実な思いを込めて思い切った整理縮小をと要請し続けている、そういうものについて、いまだに日本政府は...全文を見る | ||
○古堅委員 とんでもない答弁です。 基地問題について沖縄問題を重視するというのであれば、日本側がこうしたいというみずからの提案がなくて、一国と一国との話し合いというのに、話が詰められるはずはないじゃないですか。アメリカ側からの提案を待って、それに対して日本政府はどうこたえたら...全文を見る | ||
○古堅委員 質問をしているのですから、質問に答えてください。そのほかの長々とした説明は必要といたしません、大体経過はわかっているわけですから。今も質問に対する返事はありませんでした。 第十五回、第十六回安保協合意案の二十三事案と、いわゆる三事案で未解決として残されているのは、...全文を見る | ||
○古堅委員 重ねて申し上げます。質問に答えてくださいよ。 例えば那覇軍港など、復帰間もないころに返還の方向への合意があった、しかし移設条件づきなゆえに解決されないままに二十数年たってきた、昨年また、浦添への移設というふうなことを条件にしての合意があるのだが、それでは問題は解決...全文を見る | ||
○古堅委員 私は、予算委員会でもこの点をとらえて厳しく迫りました、かみ合うような答弁にはなりませんでしたが。 県内外の移設という方法で解決しようとすれば、結局移設をされる、持っていかれようとしている側から、沖縄県内だけではなしに全国どこからでも、ハチの巣をつついたような形で反...全文を見る | ||
○古堅委員 今おっしゃるような形では、沖縄県民が戦後五十年の苦難の歴史を経て要求している基地の整理縮小、本当にそこから解放されたいという方向に行けるはずはないわけで、改めて、政府が県民、国民の願いにこたえる方向で基地問題について対米交渉を思い切って展開するよう強く要求しておきます...全文を見る | ||
○古堅委員 時間が参りましたから終わりますけれども、開発庁長官は直接の基地にかかわる担当ではございませんけれども、沖縄振興開発にかかわる直接の担当でいらっしゃいます。そういう面で、地元、那覇、浦添、今の軍港湾の問題にかかわることだけを取り出せば、そういうものが沖縄の振興開発の大き...全文を見る | ||
03月27日 | 第136回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○古堅委員 日本共産党の古堅実吉でございます。 議題となっております法律案については我が党も賛成であります。そこで、日本の石炭の今後の問題についてお伺いいたします。 昨年四月の本委員会での私の質問に対して、政府は、石炭鉱業の維持について、国内炭の役割と国民経済負担のあり方...全文を見る |
○古堅委員 現在稼行中の炭鉱の存続を考える場合、企業の社会的責任をきちっと果たさせることが極めて重要だと考えます。企業の一方的な都合で閉山するなどということが仮にも許されてはならない、こう考えています。 しかし、現実には一九九二年からスタートした、九〇年代を石炭鉱業の最終段階...全文を見る | ||
○古堅委員 最後にもう一点お伺いします。 日本の石炭会社は、戦後の石炭事業の中で大もうけをし、その利益を炭鉱以外の部門に移して、赤字は石炭部門に押しつけてきた経緯があります。三池炭鉱でも、親会社である三井鉱山は、経営の困難な部門は三井石炭鉱業にしわ寄せしながら、みずからは政府...全文を見る | ||
○古堅委員 時間が参りましたので締めていきたいと思いますけれども、我が国のエネルギー問題をどう進めていくかという極めて重要な根本にかかわる問題です。その点については、親会社を初めとする関連企業の社会的な責任も求めながら、残された三つの稼行炭鉱について、閉山に追い込んでいくようなこ...全文を見る | ||
04月05日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会 第5号 議事録を見る | ○古堅委員 外務公務員法についてお伺いする予定にしておった点、他委員からの御質問がありましたので、私は、ただ一点だけお尋ねします。 一九五二年当時、この法律が制定されたときでありますけれども、他外国も日本と同じように外交官の国際結婚についての規制をしておったのかどうか、その一...全文を見る |
○古堅委員 次に、沖縄県与那国町近海における台湾と中国の軍事演習の問題についてお伺いします。これは、台湾、中国の演習をやめさせるよう求めるものでありますけれども、ここでは時間の制約もありますので、影響が比較的大きい台湾の演習問題についてお伺いしたいと思います。 一昨年から、与...全文を見る | ||
○古堅委員 それなりのルートを通じての話し合いは進めてこられたということでありますけれども、ただ申し入れをした、話し合いを進めてきましたというだけでは済まないものですから、繰り返し繰り返しの要請となっておるのですね。ついこの間も沖縄県議会が全会一致の決議をして、政府、国会への要請...全文を見る | ||
○古堅委員 何か大変冷たい感じを受けます。つれない感じですよね。現地の与那国町の漁民、漁協からしますというと、まさに深刻そのものなんですよ。 高級魚であるマチ類が豊富な漁場は、現在、台湾との間の公海に三カ所あるというふうに聞いております。ところが、一九九四年七月以降、台湾軍が...全文を見る | ||
○古堅委員 国交がないからといって、実際にそういう公海上で乱暴なことが続けられていることに対して日本政府が余り物が言えないようなそういう雰囲気を感ずるのですよね。これじゃたまったものじゃないのですよ。何としても、国交がない間にあっても、実際にそういうことをやめさせて、自国の国民の...全文を見る | ||
○古堅委員 こんな答弁ではだれも納得しませんよ。きちっとした、本当に主権国家らしい立場を踏まえて、この問題についてしっかりした、国民の要望にこたえる立場でやるべきことはやってほしい、厳しく指摘して終わります。 | ||
04月25日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○古堅委員 最初に、メキシコ租税条約について質問します。 近年、インターネットビジネスが盛んに展開されています。このインターネットを活用し、第三国である租税回避地を経由してビジネスが行われた場合、インターネット上の事業は本拠地がどこであっても成り立ちます。タックスヘーブンでも...全文を見る |
○古堅委員 大変大きな問題意識を持っている、 真剣に適切な取り組みをしていきたいということでありますから、引き続き御努力を願いたいと思います。 次に、普天間基地の移転にかかわる問題を若干お尋ねします。 日米安全保障共同宣言で確認された沖縄に関する特別行動委員会の中間報告...全文を見る | ||
○古堅委員 重ねて念を押してお聞きしますけれども、「ヘリポートの建設」ということになっておるということは、固定機が利用する滑走路はつくらないということがはっきりしているということなのか、お尋ねします。 | ||
○古堅委員 重ねて再度お尋ねします。 それでは固定機が使える滑走路も検討の対象、そういう可能性も入っているということを意味するのですか。 | ||
○古堅委員 次に、今滑走路を否定しませんでした、そういう意味で申し上げますが、ヘリポート及び滑走路が新設されるということになる場合、この新設の場所ですけれども、嘉手納弾薬庫地区ではないかというふうに考えますが、いかがですか。 | ||
○古堅委員 念を押してお聞きしますが、嘉手納弾薬庫地区が入ってないということは言えない、そういうことですか。 | ||
○古堅委員 それも否定できないということもはっきりいたしました。 中間報告は、「危機に際しての施設の緊急使用についての日米共同の研究が必要となる。」と述べておりますが、この「施設」というのは、沖縄も本土も含んだ民間空港、自衛隊基地のすべてを指すのかどうか、お尋ねします。 | ||
○古堅委員 今の緊急についての使用の面で、特に枠を設けて、沖縄は外すとか、あるいは沖縄だとか、そういうことではなしに、日本全国にわたって研究の対象にするということですか。 | ||
○古堅委員 この中間報告の最後の方に「その他」というのがございます。「日米双方は、米軍のレクリエーション施設を含め、追加的な事項につき引き続き検討することに合意した。」とありますが、この「レクリエーション施設」というのは具体的に何を、どこを指すのですか。 | ||
○古堅委員 今まで検討してこられたことの関係では、国頭村奥間のレクリエーション施設、そのことではないかと思うのですが、違いますか。 | ||
○古堅委員 時間が参ってますので終わりますけれども、今お尋ねしました二、三の質問を通じてもわかりますが、普天間返還ということで、あたかも沖縄基地問題がこれで一段落ついたかのような印象を与えるような大々的な宣伝がなされました。 しかし、その返還と言われている内容が、実際に沖縄が...全文を見る | ||
○古堅委員 租税条約に対する日本共産党の反対討論を行います。 日本とメキシコ合衆国との間の租税条約に反対いたします。 第一は、世界的規模で生産活動を行い、国内以上に海外で莫大な利潤を得ている大企業に対して国内と同じように優遇税制を保障する必要はないと考えられる点であります...全文を見る | ||
05月14日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○古堅委員 日本共産党の古堅です。 最初に、海洋の軍事利用と漁獲利用の自由の問題について伺います。 従来の伝統的海洋法のもとでは、狭い領海、広い公海という言葉に象徴されるように、軍事海洋大国の海洋支配というのが実態であったが、この海洋法に関する国連条約は、人類全体の利益の...全文を見る |
○古堅委員 大事な点でありますから総理からも一言お伺いしたいのですが、この条約の批准の大事な点と考えておりますものは、今申し上げたように軍事利用の優先ではなくて、漁獲の自由を本当に保障をする、そういうところに大事な点があるというふうに考えます。これからの対処の問題で、内閣の総責任...全文を見る | ||
○古堅委員 時間もありませんから次に進みます。 次に、領海と核積載艦船の通航禁止問題について伺います。 領海については、いわゆる無害通航制度が採用されておりますが、何を有害とするかはこの条約の第十九条に規定されています。日本は非核三原則もあり、核兵器積載艦船及び航空機の領...全文を見る | ||
○古堅委員 それは、条約上は日本の非核三原則の立場を貫くことができるということなんですね。 | ||
○古堅委員 あえて念を押してお聞きしますけれども、十九条一項、二項、そのかかわり全体においても、我が国としてはこれからも非核三原則の立場をこの条約上も貫けるのだということは明確だということなんですね。 | ||
○古堅委員 この十九条の二項について、重ねて伺います。 十九条二項に、核兵器積載艦船・航空機の通航を有害とすることを明記するように我が国が主張すべきであったのではないか、こう考えますが、政府はその主張をしなかったようであります。その明確な御説明をいただきたい。 | ||
○古堅委員 この十九条二項に核兵器積載艦船や航空機、それを有害とするということについての主張をすべきでないというふうな何か見解でもあったのですか。それを主張しなかった何か理由があったのですか。なぜ主張しなかったのですか。 | ||
○古堅委員 それでは、くどいようですが大事な点でありますから、我が国の国是にかかわることですし、総理に改めて結論的なことを伺いたい。 この我が国の非核三原則は、この十九条一項、二項にかかわらず、我が国としてはこれからも貫ける条約だというふうに受けとめておられるかどうか。 | ||
○古堅委員 次に進みます。 次は、排他的経済水域二百海里の問題についてです。 一九七七年に漁業専管水域二百海里法を施行した際に、中国と南朝鮮を挟んだ部分への適用を見送ったために、日本の漁民は深刻な被害を受けることになりました。それだけに、今回の経済水域二百海里の全面適用に...全文を見る | ||
○古堅委員 中国、朝鮮に対して提案する線引きは当然のことながら既に作成済みだと思いますが、そう理解してよろしいですか。 | ||
○古堅委員 今回の海洋法条約の批准を経てなされる交渉、それに当然のことながら先ほど申し上げたように全国の漁民も重大な関心を持ち、極めて大きな期待がございます。しかし一方、領土問題も絡んでくるということなどもあって、従来の経緯に照らして簡単でない、そういう問題も当然のことながら絡ん...全文を見る | ||
○古堅委員 中国、南朝鮮との……。まあ尖閣列島について全く問題がないということであれば、それはもうそのままと。 前回の場合に、二百海里法を施行した際に部分的に適用を見送った、そういうものが残された、そういう経緯があるだけに、全体として今回の条約の批准に伴う交渉という面では、政...全文を見る | ||
○古堅委員 時間が参りました。 終わりますが、総理、竹島の問題については、我が国としては自国の領土だと主張しながらも、南朝鮮、北朝鮮を含めてそういうような主張があります。今回の二百海里経済水域の問題などを含めて、対処の問題で、ただ我が国として領土権については明確な態度があると...全文を見る | ||
○古堅委員 終わります。 | ||
05月24日 | 第136回国会 衆議院 外務委員会農林水産委員会運輸委員会科学技術委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○古堅委員 日本共産党の古堅です。 最初に、尖閣列島の領有権と、排他的経済水域、二百海里設定問題についてお伺いします。 総理は、五月十日の本会議答弁で、「尖閣列島は日本国有の領土でありまして、中国との間で解決すべき領有権の問題は存在いたしておりません。」と述べられた上で、...全文を見る |
○古堅委員 今、尖閣列島と中国との間における二百海里問題というのは、その間での線引きということになっていくのではないかというそこをお尋ねしたいのですよね。もう一度、そこらあたりについての御見解を伺いたいと思います。 | ||
○古堅委員 二百海里交渉では、我が国は、尖閣列島の領有権問題を切り離さないでやる、そういう態度でありますけれども、しかし、中国の態度を見ますというと、やはり懸念が残ります。 中国政府は、五月十五日に全国人民代表者会議が海洋法国連条約を批准した際に、領海基準線に関する声明なるも...全文を見る | ||
○古堅委員 そういう限りにおいては、この問題はおっしゃるとおり極めて明確と申さねばなりません。そのことを前提にして、いろいろ交渉もありましょうから、交渉の過程で、我が国固有の領土ということを明確にしておられる、そういう態度を堅持してやっていただきたい、そういうことを要望申し上げて...全文を見る | ||
○古堅委員 次に、二百海里水域の全面適用問題について伺います。 中国のこうした行動などを見ておりますと、中国政府との二百海里設定交渉も相当長引くのじゃないかというふうな懸念も生まれてまいります。この交渉が長引きますと、これまでのように中国や韓国の漁船の無謀な操業によって西日本...全文を見る | ||
○古堅委員 外交交渉にかかわることなだけになかなか明確なことはおっしゃりにくい面はあろうかと思いますが、漁業関係者は、今申し上げたような立場から、その一日も早い解決をということで望んでいるわけです。 今、一年ほど後にはという御見解も示していただけるのかどうかということも含めて...全文を見る | ||
○古堅委員 次に、深海底開発問題について伺いたいと思います。 深海底とその資源について、海洋法国連条約は人類の共同財産と規定していますが、資金も技術も乏しい発展途上国の開発を本当に保障できるかという問題があります。 一九九四年七月の国連総会で、第十一部の実施に関する協定の...全文を見る | ||
○古堅委員 我が国はどういう主張をされたのか、そこらあたりを明確にしてください。 | ||
○古堅委員 海洋が人類共同の財産という大事な海洋法条約の趣旨があるわけですね。それを、力のあるものがそれなりの力に任せて利益を得る、そういうことになってはいかぬということが当然のこととして強調される面となっています。ところが、第十一部について見直しされたときに、先ほども申し上げた...全文を見る | ||
○古堅委員 終わります。 〔関谷委員長退席、井上委員長着席〕 | ||
06月13日 | 第136回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○古堅委員 わずか十五分の短い時間ですから、御答弁は簡潔にお願いしたいと思います。 去る六月九日に沖縄で県会議員選挙が行われました。この選挙は、大田革新県政が進める米軍基地返還アクションプログラムや、昨年来の一連の米軍基地問題に対する態度が中心的に問われた選挙だったのでありま...全文を見る |
○古堅委員 県民の審判に対して素直に認めにくい、そういう立場はよくわかります。しかし、それを素直に認めるという真摯な立場からでないと、沖縄の問題に対する誠実な対応は生まれないということも確かです。厳しくその問題を指摘しておきましょう。 次に、米軍基地の思い切った縮小、返還を求...全文を見る | ||
○古堅委員 那覇軍港が、二十年余にわたっても移設条件つきなだけにその返還が実現されていません。普天間飛行場の移設条件つきもそういう問題にならざるを得ない要素を多分に持っておるだけに、先ほど来質問者からも指摘されているわけです。 このように移設条件つきで、あたかも返還できるかの...全文を見る | ||
○古堅委員 関連して、使用期限の切れた楚辺通信所の知花氏の土地について言えば、政府は、憲法の保障する財産権を、全く何らの法的根拠もなく不法占拠を続け、侵害することができるとでも考えておられるのか。政府が法治国家の立場を放棄しない限り、このような無法者の論理は断じて許されません。政...全文を見る | ||
○古堅委員 法治国家たるものが何の権限もなく、何ら法的根拠もなく憲法が保障している財産権を侵害してその不法占拠を続ける、そういうことが許されるのですか。もう一度お答えくださ | ||
○古堅委員 みずから法治国家としての立場を放棄したに等しい、答弁もできないような事態、これは政府のとるべき態度でないことは申すまでもありません。時間がないので先に進みます。 先ほどから特別立法の動きについて繰り返し質疑がありました。施設庁長官は、特別立法の検討をしているのでは...全文を見る | ||
○古堅委員 一般的なということでありながら、勉強、検討という含みのあるような言い分をおっしゃっておられますが、そういうことを含めて憲法に照らして絶対許されてはならぬ、そういう立場を踏まえてもう一度強調しておきたいと思います。 沖縄の米軍基地というのは、沖縄占領直後に、国際法に...全文を見る | ||
○古堅委員 時間が来ましたので終わりますが、憲法に反する政府の行為が無効であると同時に、憲法に反する法令も無効だ。憲法が第二次世界大戦の痛苦の教訓の中から二度と再び同じ過ちを犯してはいかぬということで定めた平和原則、さらに個人に対する財産権の重大な侵害をしてはならぬという規定とい...全文を見る | ||
11月08日 | 第138回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○古堅委員 これより会議を開きます。 衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。 |
○古堅委員 ただいまの浜田靖一君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○古堅委員 御異議なしと認めます。よって、仲村正治君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長仲村正治君に本席を譲ります。 〔仲村委員長、委員長席に着く〕 | ||
11月29日 | 第139回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○古堅委員 これより会議を開きます。 衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。 |
○古堅委員 ただいまの浜田靖一君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○古堅委員 御異議なしと認めます。よって、仲村正治君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長仲村正治君に本席を譲ります。 〔仲村委員長、委員長席に着く〕 | ||
12月05日 | 第139回国会 衆議院 外務委員会 第1号 議事録を見る | ○古堅委員 日米特別行動委員会、すなわちSACOの最終報告について質問します。 昨年の米兵による少女暴行事件以来、沖縄県民は、米軍基地の整理縮小と日米地位協定の見直しを求め、県民ぐるみで必死になって訴え続けてきました。九月八日の県民投票の結果は、その県民の意思を確固として示す...全文を見る |
○古堅委員 SACOは、あれこれやってきたように言っておりますが、結局は、沖縄に基地を存続させ、固定化するものでしかありませんでした。 現在、沖縄にある米軍基地は約二万三千五百ヘクタール、今回返還の合意ということになっておるのが約五千ヘクタールです。それが五年ないし七年、ある...全文を見る | ||
○古堅委員 普天間基地の問題についていえば、これはもう明らかにこれまでなかった海域への最新鋭の基地、そうなっています。海上基地建設に対しては、名前が挙がるたびに、県民はもちろん自治体、地方議会、漁民団体等が次々に激しい反対の声を上げてきました。報告には、「海上施設の建設を追求しこ...全文を見る | ||
○古堅委員 理解が得られないときには強行はやめますか。取り下げますか。 | ||
○古堅委員 再度お伺いします。理解が得られなくても方針の変更はないということですか。 | ||
○古堅委員 具体的な問題について二、三お尋ねいたします。 「最終報告の不可分の一部をなす」という文書がございます。その文書の3の(b)には「海上施設の滑走路が短いため同施設では対応できない運用上の能力及び緊急事態対処計画の柔軟性(戦略空輸、後方支援、緊急代替飛行場機能及び緊急...全文を見る | ||
○古堅委員 嘉手納飛行場以外の基地も対象にしているということなんですね。 | ||
○古堅委員 時間が少ないので、あと二つは質問を続けて行いますので、答えてください。 同文書の2の(c)に、「海上施設又は岩国飛行場に移転されないものを支援するための施設については、嘉手納飛行場において追加的に整備を行う。」とあります。この追加的整備とは何を考えているのか、それ...全文を見る | ||
○古堅委員 十一月二十一日、米国防副長官が来日して、来年度に予定されている米新戦力計画、ボトムアップ・レビューの見直しに関して、アジアに兵力十万人を維持し続けることを明言し、また今回の日米協議後の共同記者会見で、ペリー国防長官も同様の発言をしています。 SACO最終報告に関連...全文を見る | ||
○古堅委員 最後に締めくくりますから。 | ||
○古堅委員 一兵たりとも減らさぬなどというアメリカの態度に追従しては、沖縄の基地整理縮小、そういう要求にこたえられないことは申すまでもありません。日本の防衛とは関係のない海兵隊の撤退を実現すれば、沖縄米軍基地の七割、米兵の六割を一挙に縮小することができます。 沖縄が背負っでき...全文を見る | ||
12月12日 | 第139回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○古堅委員 十二月五日の外務委員会で、SACO最終報告に関連する質問を行いましたが、再度質問させていただきます。 橋本総理は、十二月五日、沖縄を訪問された際、海上ヘリポートについて、米側が早い時期に場所の確定を主張しているが、地元の合意を取りつけない形では難しい、もっと時間を...全文を見る |
○古堅委員 外務大臣は、十二月五日の外務委員会で、私の質問に対して、日米協議ではアメリカは十万人体制を変えないと述べており、SACO報告は現在の米軍兵力の維持が前提である旨答弁されました。 改めて伺いますが、米軍の十万人体制の削減について、今後、日米間の協議において日本側から...全文を見る | ||
○古堅委員 日米安保共同宣言でも同じ立場が言われております。SACOの態度というのも、今説明を繰り返し言われたように、同じ立場をとりました。十万人体制はアメリカの東アジア戦略体制だから日本として異議を唱えないということなのか、それとも日本政府としても十万人体制は縮小すべきでないと...全文を見る | ||
○古堅委員 九月十日に発表された閣議決定は、米軍の兵力構成を含む軍事態勢について、継続的に協議するという方針を示し、橋本総理は、九月十七日に沖縄で述べた県民へのメッセージでも同じことを述べています。そのことを受けて、沖縄県当局は、二〇一五年までにすべての米軍基地をなくするという方...全文を見る | ||
○古堅委員 要するに、継続的に協議するということは、沖縄県当局が期待しているように、そういう閣議決定があったから、総理がそう述べたから、改めてそのことを基礎にアメリカ側に具体的に海兵隊などを含む在沖米軍兵力の縮小を求める、そういう交渉をやっていこう、そういうものではないということ...全文を見る | ||
○古堅委員 普天間飛行場の代替ヘリポートを海上に求めるのは、海上施設は必要がなくなったときには撤去可能だからという趣旨のことを総理や政府関係者は繰り返し述べています。必要がなくなったときというのは、沖縄県がすべての米軍基地を沖縄からなくしたいと設定している二〇一五年までのことを想...全文を見る | ||
○古堅委員 要するに、二〇一五年までにということを念頭に言われたことではないということなのか、もう一度確認しておきたい。 それから、必要がなくなったときというのは、アメリカ側からそう言われたときにそういうことになるのか、そこも。 | ||
○古堅委員 終わります。 | ||
12月17日 | 第139回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○古堅委員 私も、米軍機による爆弾投下事件について質問をいたします。 この種の事件事故が起きるたびに、決まったように再発防止のために最善を尽くす云々と言われてきました。そういう政府その他の言動に対して、正直言って沖縄県民は本当にうんざりしています。私は、まず最初に、改めて今回...全文を見る |
○古堅委員 那覇沖で投棄できたのですから、鳥島の射爆場現場でも投棄できたのではないですか。 | ||
○古堅委員 軍事評論家で元航空ジャーナル編集長であられた青木氏が、通常はラックごと爆弾が落とせるのであれば射爆場で落とし、どうしても落とせないときはそのまま基地に帰投する、途中でわざわざ爆弾を落とすのはおかしいというふうに述べています。おかしいと思いませんか。 | ||
○古堅委員 政府はその報告の中で、パイロットは手順に従い爆弾を投棄したと言っております。青木氏の指摘のように、ラックごと落とせるのであれば射爆場に落とすのが手順ではないか、こう思われます。どうですか。 | ||
○古堅委員 この青木氏は、爆弾をラックにつけた状態で着陸する訓練も行われており、難しい操縦ではない、このようにも述べております。青木氏が述べているように、落とせないときは基地に持ち帰るというのが手順ではないのですか。 | ||
○古堅委員 先ほど訓練場まで引き返すのに十分な燃料がなかったのでマニュアルに従って投棄したものと思われるという趣旨のことを述べておられました。理論的にそのとおりだと思うと、私の質問に対してもそういうお答えをしておられます。 そういうことにかかわることは、この種事件が、なぜわざ...全文を見る | ||
○古堅委員 それでは念を押してお聞きしますけれども、あなたも疑問に思っておられる。私の質問に対しても、理論的にはそうであろうと。しかも、手順云々ということで報告の中にも引用しておられる。その手順なるものがどうなのかということについて当然確かめなければいけない立場にありましょう。そ...全文を見る | ||
○古堅委員 もう少しまじめに答えなさい。わからないからあえてそういう質問をしておるのです。今程度のことでは国民の疑問にも答えられない。大臣、お答えください。質問します。 国民の今、安全にかかわるこういう重大な事態です。しかも、手順に従って投下したなどというふうな弁明もなされて...全文を見る | ||
○古堅委員 これだけ大問題になっていることについて答弁をはぐらかしてはいかぬですよ。 今質問している手順、マニュアルにかかわる、外務省自身としても疑問のある内容になっているわけですから、当然問い合わせをするなどして、私が質問をいたしましたことにかかわる問題を含め、国民に公表す...全文を見る | ||
○古堅委員 米側に明らかにするよう求めて、きちっとした説明に基づいて国民にも公表する、そのことを強く求めておきます。 次に、米軍の事件事故発生にかかわる通報体制の確立について、今週中にも日米合同委員会を開催して協議するという報道がなされております。このとおりですか川 | ||
○古堅委員 具体的にどのようなことを協議するお考えですか。 | ||
○古堅委員 抽象的な言い分でよくわかりませんが、時間もないので前へ進みます。 あと時間も残っていませんので、最後となりますが、今、日本政府は、安保条約を盾に沖縄に二十一世紀までも引き続き基地のたらい回しなどの方法をもって米軍基地を押しつけようとしています。これはまさに、沖縄県...全文を見る | ||
○古堅委員 もう終わりますが、県民の願いは、県民を引き続き基地に結びっけるような、そういう立場からのどんな形容詞をも願っているものではありません。今の外務大臣の答弁、それには沖縄県民は怒りを込めて、絶対納得がいかぬ、こういう事件が起きてもなおまじめさがない、こういう受けとめだと思...全文を見る |