古堅実吉

ふるげんさねよし



当選回数回

古堅実吉の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第140回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○古堅委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○古堅委員 ただいまの浜田靖一君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○古堅委員 御異議なしと認めます。よって、仲村正治君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長仲村正治君に本席を譲ります。     〔仲村委員長、委員長席に着く〕
02月18日第140回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。今大きな問題となっております沖縄米軍の劣化ウラン弾射撃事件及びその他の沖縄米軍基地問題について質問いたします。  米軍の劣化ウラン弾射撃事件は、日米両政府が沖縄にどういう基本態度を持っているのか、いかに許しがたいものがあるかということを如実に示...全文を見る
○古堅委員 先ほど一九五五年と申したようですが、一九九五年の間違いでありますので、訂正させていただきます。  これほど重大な問題、大問題となっておるにもかかわらず、総理の答弁、極めて簡単なものであります。私は、総理の弁明を聞こうというふうには思いませんが、今、総理自体の責任の所...全文を見る
○古堅委員 アメリカも一年以上もおくらせる、その報告を受けた日本政府も同じように一月近くも公表を覆い隠しておく。問われているこの問題についての責任を本当に反省して、この責任を追及していることにこたえようというのであれば、次の私の質問にも答えられるはずであります。  地元の沖縄県...全文を見る
○古堅委員 総理、この劣化ウラン弾の撤去は求めないということですか。
○古堅委員 劣化ウラン弾の発射事件が起きた、あの訓練に伴う諸事態というのは極めて危険な事態が起きておるんだということについてのしっかりした認識はおありですか、総理。総理から。
○古堅委員 こういう危険だと判断されるような事態さえも引き起こす、危険きわまりない劣化ウラン弾を我が国に引き続き置くというのですか。
○古堅委員 劣化ウランが、あたかも万一の場合使われるというふうな事態を迎えない限り何の心配もない、そのように思い込ませようという日本政府の態度というのは、本当にもう許しがたい、そのように思います。  この劣化ウラン弾、これがいかに危険きわまりないものであるかということについて、...全文を見る
○古堅委員 私は、ことしに入って、防衛施設庁が調査をしようとしているあのキャンプ・シュワブ地先の海上を二度調査してまいりました。  この区域は、沖合二キロメートルほどまで大変浅い、サンゴ礁が美しく広がった地域でありまして、干潮時には遠浅となります。潮干狩りもできる。周辺漁民から...全文を見る
○古堅委員 今総理のおっしゃるようなそういう方向では問題は解決しないんだということをこれからも申し上げます。  防衛施設庁がことし一月二十一日、名護市に対して、代替海上施設建設のための調査、その要請を行っています。この調査は、海上施設建設を前提にした調査であります。総理は、地元...全文を見る
○古堅委員 調査をして、やめることもあり得るなどという立場で調査をしようとしているのではないことは、はっきりしております。ですから、突破口だと申し上げているわけです。指摘しているわけです。  SACO報告は、普天間飛行場、那覇港湾施設などのように、そのほとんどが、それにかわる新...全文を見る
○古堅委員 時間が迫りましたので前に進みまして、米軍用地強制使用問題についてお尋ねします。  楚辺通信所の一部土地についてですが、この土地は、昨年三月三十一日をもって使用期限が切れ、国としては一切の使用権限がなくなった土地であります。本来ならば、国の方から、期限が切れた段階で礼...全文を見る
○古堅委員 何の権原もない土地を十カ月に及んで不法占拠する、これはまさに無法者の行為そのものであります。法治国家、その政府ともあろうものが、自分たちが使いたいからなどといって十カ月にわたって不法占拠するなどということは断じて許されません。  五月十四日に使用期限が迫っている嘉手...全文を見る
○古堅委員 絶対に許せないことを申し上げて、終わります。
02月20日第140回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○古堅委員 沖縄は、この通常国会開会中の五月十五日に祖国復帰二十五周年を迎えます。復帰前後に行政主席や県知事の要職にあられた屋良朝苗氏が二月十四日にお亡くなりになり、きのうはその告別式でありました。私も参列してまいりました。五千三百人が参列されたと報道されています。  屋良さん...全文を見る
○古堅委員 五・一五メモは、これまで県道一〇四号線を封鎖しての実弾演習や、キャンプ・シュワブ内でのハリアー機訓練、北部訓練場内のダムでの湖上訓練などを実施した際、提供施設内での米軍の行動を正当化する主張の根拠として言われてきました。沖縄県民にはその全容が知らされない五・一五メモが...全文を見る
○古堅委員 鳥島については公表できないということについての日米間の合意があって、いまだに公表されてないということなのですか。
○古堅委員 改めて確認いたしますが、五・一五メモはなぜ国民、県民に全容を公表することができないのですか。
○古堅委員 大臣、質問に答えてください。  復帰後二十五周年を迎えます。これまでこの国会においても、また沖縄県当局その他の場にあっても、どれだけ数多くの方々がこの問題を重視し、五・一五メモを公表しろ、こういうことを言い続けてきたか。それなのに、部分的な公表らしいものを、しかし公...全文を見る
○古堅委員 政府はこれまでも、国民生活に密接な関連があり、それについて公表する必要がある場合には、アメリカの了解を得てその概要を公表するというふうなことを答弁してまいっています。国民生活に密接な関連があり、それを公表する必要がある場合と言うけれども、どういう基準でだれが判断するの...全文を見る
○古堅委員 一九七八年五月に、当時の米軍五十一施設のうち二十二施設について、一部が公表されたことがございます。しかし、その内容は基地の使用条件の概要をまとめたもので、五・一五メモそのものではありませんでした。肝心かなめの部分を除くような文書をつくっても県民は納得いたしません。 ...全文を見る
○古堅委員 できるだけ早く、できるだけの内容を、そういう説明が繰り返し言われておるのですが、ということは、全容を公表するという立場には立っていないということですか。
○古堅委員 質問にお答えください。  全容を公表する、そういうおつもりですか。しかし、全容は公表できないだろうから、アメリカといろいろと話し合いをし、できるだけ多く公表しようと考えておる、そういう御説明なんですか。どっちなんですか。
○古堅委員 念を押して改めてお伺いします。  政府としては、五・一五メモについて公表できない内容はない、そうお考えですか。
○古堅委員 五・一五メモの中にはまだ公表できない部分もあるというふうな判断ですか。
○古堅委員 怒りたいのは沖縄県民、国民の立場ですよ。こういう二十五年にもわたる間要求し続けている五・一五メモの公表もせぬ、アメリカの立場に立ってその公表を拒否してきた、そういうものに対して、沖縄県民の側から、国民の立場に立って、怒りを込めて、抗議を含めて追及し質問するのは当たり前...全文を見る
○古堅委員 大田知事は、五・一五メモの全容を公表しろというふうな要請の話だっただろうというふうに思います。その知事の要請というのは、沖縄県民の願いを込めたそういう公的な立場のものですから、県民の意思だと踏まえて、その全容を公表するという立場でアメリカとも話し合いをする、そのように...全文を見る
○古堅委員 もう時間が参りましたから終わりますが、恩納通信所が返還されるということになりましたが、その恩納通信所について返還が決まって後、PCBなどが基準値をはるかに上回るような状態になっておるということで、その調査を改めてしなくちゃいかぬような事態になっています。その使用条件な...全文を見る
02月27日第140回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。長官に対しては初めての質問となりますが、よろしくお願いいたします。  けさ以来他の委員の皆さんからも、沖縄の自由貿易地域問題や航空運賃の問題についての質問がございましたが、大事なことでありますので、私からも観点を変えながら質問をさせていただきま...全文を見る
○古堅委員 きちっとした定義はございませんが、現在、その関連の条項を通じて沖縄における自由貿易地域で取り扱われる範囲というものがわかるような仕組みにされているわけですね。  現在の沖縄の自由貿易地域は、制度面で申しますと、関税法の保税制度に一定の税制、金融上の優遇措置がとられて...全文を見る
○古堅委員 おっしゃる充実強化の方向で、県民の願いにこたえる積極的な御検討と推進を願いたいと考えています。  現在の那覇自由貿易地域は、敷地面積が約二・七ヘクタール、施設面積が約一・一ヘクタールというように極めて狭い状況で、設備を装置したくてもできない、自由貿易地域の最低条件と...全文を見る
○古堅委員 ぜひ地元の意見も尊重しながら、その要望にこたえられるように、今おっしゃった方向で積極的に推進していただきたい、こう願っています。  次に、航空運賃の低減問題について二、三お尋ねしたいと思います。  法案では、航空機燃料の燃料税の低減措置がとられるようになっておりま...全文を見る
○古堅委員 確かに四千円の低減ということは、それなりに申せば、これまでなかったことですし、一定の前進だとは思うのですね。ただ、燃料税の低減措置による今回の料金引き下げ程度では済まされない。先々のことを考えて意見も申し上げておきたいと思うのですが、これは一定の前進とはいえ、もっと抜...全文を見る
○古堅委員 検討の課題としては、今申し上げた公租公課の問題を含めてぜひ真剣に御検討願いたい、そう考えます。  今回の法案措置では離島路線が除外されております。御存じのとおりです。そのため、沖縄県は、県管理の十二の空港の着陸料を引き下げる措置をとる考えを示しております。沖縄県は、...全文を見る
○古堅委員 ちょっと時間が少なくなりましたから、急いで先に進めます。  離島路線の航空会社のJTAは、例えば九四年度で見ると、燃料費が二十七・六億円に対して、燃料税が何と二十七・九億円に上っています。この事例が示すように、離島路線を守るためには着陸料の減免だけで済まされるもので...全文を見る
○古堅委員 そういう方向で頑張ってほしい。離島の航空路というのは陸の道路とほとんど変わらない意味を持たされておるのですよ。その航空路にそれだけ負担がかかっているということであれば、いろいろな意味で抜本的な対策が進められなくちゃいけないことは申すまでもないというふうに考えております...全文を見る
○古堅委員 先週ですが、大浜石垣市長や与那国町の入仲町長ら一行が台湾を訪問されまして、この問題を推進するためのいろいろな活動を展開して帰ってきておられます。きのう、私、大浜市長に電話を入れまして、いろいろと台湾における動向などを電話で伺いました。台湾の方は非常に好意的で、早目にそ...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたので終わりますが、ぜひ積極的に早目に要望にこたえられるように政府としても努力していただきたいことを申し上げて、終わります。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
議事録を見る
○古堅分科員 日本共産党の古堅です。  私は、二月十八日の予算委員会で、SACO報告の内容は、実質的には沖縄の米軍基地を強化するとともに二十一世紀までも固定化するもので、問題解決の方向ではないとして厳しく批判し、その立場から海上施設の建設にも断固反対の態度を表明いたしました。本...全文を見る
○古堅分科員 参議院の国際問題調査会が、二月十七日から十九日にかけて、沖縄の米軍基地の視察を行いました。日本共産党の上田耕一郎議員が、有事に空輸されるヘリ三百機の受け入れについて質問をした際に、FIG、普天間実施委員会のメンバーである海兵隊のキング大佐は、三百機を受け入れる装備能...全文を見る
○古堅分科員 SACO報告では、海上施設は滑走路が短い、運用上の能力及び緊急事態対処計画の柔軟性は、他の施設によって十分支援されなければならないとしています。先ほども読み上げたとおりです。  防衛施設庁の説明でも、嘉手納基地には追加的施設を整備するとしています。改めて確認させて...全文を見る
○古堅分科員 その問題について、日米間でまだ話にはなってないということですか。
○古堅分科員 今御説明があったことも関連して、念を押してお聞きしますが、現在の普天間基地には、建物として、司令部、格納庫、管制塔、整備修理施設、倉庫を初め兵舎や消防署、診療所、体育館、クラブ、教会などがあります。工作物として、滑走路や燃料タンク、アンテナ、プールなどがあります。 ...全文を見る
○古堅分科員 海上施設にどうしても移せないというふうに考えているのは、どういうことですか。
○古堅分科員 これから詰めるということでありますけれども、あえて、次の質問もさせていただきます。  さきの参議院の視察で、米軍の四軍調整官のヘイズ准将は、海上施設について、台風が来た場合、安全の問題が生じる、ヘリコプターにとって塩分が大きな問題で、その防止に莫大な金がかかるなど...全文を見る
○古堅分科員 SACO報告では「運用、経費又は生活条件の観点から海上施設に設置することが不可能な施設があれば、現存の米軍施設及び区域内に設置する。」としています。さきのキング大佐は、兵員の宿舎はどこに建設するかという質問に答えて、隊員の生活を考えると、海上施設は台風など安全面で不...全文を見る
○古堅分科員 できるだけ答えないようにしようという態度をとっていますから、質問に何一つ答えが出てくるようなことにはなりません。もっと質問にそれなりに、国会における論議にふさわしく、まじめに答えるべきです。  次は、PCB汚染問題について伺います。  沖縄米軍基地からまたまたP...全文を見る
○古堅分科員 あなたは私の質問を聞かれたのですか。聞かれての答弁というのでは、人をばかにしておりますよ。  私が伺いたいのは、今回のPCB汚染は、米軍が強調しているように、本当に人体への影響がない、安全ということですという問題なのか、政府の認識を聞きたいということです。もう一度...全文を見る
○古堅分科員 あなたはアメリカの代理者でもあるまい。なぜ日本国民の立場から、安全なのかそうでないのかということについて、まともに答えようとしていないのですか。アメリカの説明を聞いておるのじゃないのですよ。アメリカの説明を私は申し上げた。それに答えろと質問しておるのです。  同じ...全文を見る
○古堅分科員 長官、長官の立場でその問題についてどういう判断をされるか、お答えをいただきたいと思うのですが、同じ排水管の沈殿物です。最初の採取では三四・二ppm、二度目の採取では〇・二ppmでした。これは、同じ排水管の沈殿物であっても、均等にPCBを混合して汚染させたというふうな...全文を見る
○古堅分科員 長官、お言葉を返すようですが、あなたは一番高いのが三四・二ppmだったんじゃないかというふうにおっしゃった。一番濃度の高いところをちゃんと調べて、そこのものを検出にかけたなどとかいうふうなものとは違いますよ。そうでしょう。最初にとったところのものが三四・二ppmとた...全文を見る
○古堅分科員 先ほど、何か周囲にはその汚染はないかのような米軍の説明をそのまま言っておられましたが、そうじゃないと思うんですね。PCB沈殿物が検出された排水管は、民間地域の排水溝に直結をされています。その排水溝は普天間川に通じています。この普天間川はもちろん海に流れてまいります。...全文を見る
○古堅分科員 そんな説明を聞こうと思って今質問しておるんじゃないんですよ。まだ調査がなされている段階です。おっしゃるように、そこから流れていったかもしらぬが、十分薄められて、検査の結果はそれほど大きな数字は出なかったということになるかもしれません。そのときにも、そこには流れません...全文を見る
○古堅分科員 基地の提供者は政府ですよね、長官。あなた方が直接の担当者だ。そこで、基地と何のかかわりもない住民地域でそんな汚染が出ているかもしれないということで、県が心配して、採取して、今調査をやりおるのです。三月の半ばごろにその結果は出るだろう、きのう電話を入れてきました、そう...全文を見る
○古堅分科員 調査をする、必要な対処をする、その責務は当然です。  一九九五年十一月に返還された恩納通信所で、PCBや水銀など十一の有害物質が検出されるという重大問題が発生しています。三年前に、沖縄の米軍基地でPCBが検出されて問題になった際、このときは変圧器が原因とされており...全文を見る
○古堅分科員 九三年には、変圧器の撤去に伴いPCB汚染の危険がもうなくなるというふうに国民に思い込ませるような説明でした。それにもかかわらず、この変圧器によるものですというふうには米軍自体も政府自体も説明できないような事態が、いろいろなところで繰り返し起きているわけです。恩納村で...全文を見る
03月21日第140回国会 衆議院 外務委員会 第5号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。  本日議題となっております在外公館関係法の改正案については、我が党も賛成であることをまず最初に表明しておきたいと思います。  今、政府が米軍用地特別措置法案を改悪しようとする動きが強まってきて、重大な政治問題となりつつあります。最初にそれに...全文を見る
○古堅委員 一九五一年、昭和二十六年でありますが、土地収用法の抜本的な改正がございました。その審議の中で、五一年五月二十五日の衆議院建設委員会において、建設省の管理局長である澁江政府委員が、この土地収用法の改正の内容について説明をしております。このように述べています。  従来の...全文を見る
○古堅委員 今そのことをお尋ねしているのではないんですよ。我が憲法とのかかわりで、軍事にかかわるものは収用、使用の対象にできないんだという政府の見解のもとで法律も改正された。それについては外務大臣もそのとおりだと認識されますか。
○古堅委員 質問もしないことをしゃべらないでください。土地収用法が制定されたときに、我が国の憲法はこれができないんだという立場に立って土地収用法の改正案から除外したということなんですよ。  そこで、次の質問に移ります。なぜ新憲法は軍事に関する事業における土地収用、使用を禁止した...全文を見る
○古堅委員 委員長から注意してあげてください。質問したものには答えないで質問していないことを繰り返し繰り返ししゃべっておられる。それではやりとりできませんよ。  もう一度。今質問したのは、なぜ新憲法は軍事に関する事業における土地収用を禁止したと思われますか。答えられなければ答え...全文を見る
○古堅委員 憲法にかかわる問題を所管ではないなどということで質問をはぐらかすなどということは、これは許されないことですよ。  新憲法は、その前文で、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」して「この憲法を確定する。」と前文でうたい、第九条で恒久平...全文を見る
○古堅委員 日本国憲法は、先ほど申し上げたように、軍事のための強制使用、収用などできないことを前提にして、憲法に反する法律は当然のことながらつくられないということが前提になっています。そういう立場を明確に政府が表明したのが土地収用法の改正に当たっての態度でした。ところで、その後に...全文を見る
○古堅委員 先ほど、審議における会議録に基づいて引用し、読み上げましたが、それによって明確なように、憲法上、軍事のために国民の土地を強制収用、使用することが許されないという立場をとり、土地収用法ができた。ですから、軍事に関する項目というものは入っていません。自衛隊のための基地の強...全文を見る
○古堅委員 端的に聞きますが、憲法が禁止した軍事のための土地収用、使用も、安保条約があるから許されるという見解ですか。
○古堅委員 念を押しておきますが、自衛隊のための土地の収用、使用、それは強制的にできないのだが、米軍基地のためのものであれば憲法上もそれは許されるという見解ですか。
○古堅委員 憲法上、どの対象であろうと、自衛隊であろうと米軍であろうと、土地が収用、使用を強制的にやられるという面では何の区別もしていないはずであります。それがなぜ米軍のための土地収用、使用であるのであればできるのか、どうして憲法がそれを許す、憲法の範囲内なのだということになるの...全文を見る
○古堅委員 なかなか質問にそのまま答えようとしないので、時間がたってしまう。  政府が米軍に基地を提供する義務があるという立場を踏まえて、今回も沖縄県民の土地の強制使用をそのように強行しようとしておりますが、提供の義務があるからというだけで、直ちに米軍のために強制収用、使用が憲...全文を見る
○古堅委員 時間がもう残り少なくなりました。最後に、いわゆる五・一五メモについて簡単に質問させていただきます。  五・一五メモの全容についてですが、新聞報道によりますと、十四項目から成る全体像があるというふうにして報道されております。五・一五メモというのはそういうものですか、大...全文を見る
○古堅委員 この二十五日に橋本総理と大田知事が会談されるという報道がございます。そのときにこの五・一五メモについても明らかにするということが言われてきておりまして、それとの関連でお尋ねしますけれども、新聞にも報道されているような十四項目のすべてを明らかにされるのか、それともその一...全文を見る
○古堅委員 時間が参りました。  五・一五メモなるものは、今までいろいろなことを言って、全面公表しろという要求を踏みにじって明らかにしてこなかったこと自体が許せない問題だというふうに考えます。隠されたその中で、沖縄はひどい被害を受け続けてまいりました。知事との会談で明らかにする...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。  今回の特措法の改正案は、沖縄に対する思いやりどころか、力ずくでねじ伏せようというものであって、法治国家としての大義も全くない大改悪だと申さねばなりません。この政府のやり方に、多くの県民はもちろん、大田知事も沖縄県議会も厳しく抗議しています。...全文を見る
○古堅委員 今回の強制使用の対象の施設の一つに、伊江島補助飛行場があります。伊江島で十三戸の住家を含む土地が米軍によって武力接収されたのは、一九五五年三月でした。  当時、私は大阪でまだ学生でした。春休みです。本土在学の沖縄県出身の学生会が、沖縄の過酷な軍事占領の実態を全国に知...全文を見る
○古堅委員 総理は答えられませんけれども、前に進みます。  伊江島だけではないんですよ。宜野湾市の伊佐浜、これは今回の強制使用の対象施設になっているキャンプ瑞慶覧です。ここは強奪前は県内では有数の水田地帯でした。一九五四年七月、米軍は、水田に蚊が発生し脳炎を媒介するおそれがある...全文を見る
○古堅委員 それを知らないということと、知らないことをも前提にしながらそれに対してどうお考えなのか、そこは総理としてお答えあるべきです。  今回の改正案は、使用認定があって収用委員会に裁決申請さえすれば、収用委員会の裁決を得てなくても米軍基地として継続使用できるというものであり...全文を見る
○古堅委員 論証もなく全く違いますとか、今説明されたようなことなどはもう弁明にさえもなりません。  総理、あなたは、米占領下における米軍の土地強奪と同じような不法不当な財産権侵害の行為を、今度は日本政府の名において行おうというものであります。これは、ただ単に沖縄だけの問題、この...全文を見る
○古堅委員 弁明にもならぬようなことを繰り返しておっしゃいますが、質問にまじめにかみ合うような形でお答えはあるべきです。  憲法二十九条の財産権の保障は、憲法と関連法によって体系づけられています。それは、政府が国民の財産権を侵してはならぬと定めると同時に、公共の福祉のために、地...全文を見る
○古堅委員 まあ、法制局長官たる者が議員に向かって、不勉強だという立場を踏まえてよく法律を読みなさいという、そこまで言われるとは思いませんでしたね、私は。説得力もないし、裁決も経ないで、認定に基づいて申請を出しさえずれば国民の財産権を期限が過ぎても引き続き継続使用できる、これが一...全文を見る
04月11日第140回国会 衆議院 本会議 第25号
議事録を見る
○古堅実吉君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる米軍用地特措法改正案について、修正案及び原案に反対の討論を行います。(拍手)  今回の特措法改悪は、日米安保共同宣言の路線を推進する立場から、二十一世紀にわたって沖縄県民の土地を奪い続け、米軍基地の長期固定化を図るための仕組みを...全文を見る
○古堅実吉君(続) 日本共産党は、憲法の平和原則をしっかり守り抜き、核も墓地もない平和な沖縄、日本の実現を目指して国民とともに全力を挙げて闘い抜くことを表明して、反対討論を終わります。(拍手)
04月18日第140回国会 衆議院 外務委員会 第10号
議事録を見る
○古堅委員 米軍用地特措法の大改悪案が、残念ながらきのうの参議院でも可決が強行されました。  四月二十四日の総理の訪米をにらんで早期成立を図った総理や外務大臣の立場からは、ほっとした御気分かもしれませんが、沖縄県民の立場からは、新たに大きなおもしをかけられたようなものでありまし...全文を見る
○古堅委員 あとう限り縮小などということもおっしゃっておられますが、そういうおっしゃっていることの流れからしますというと、米軍兵力がないことが県民にとっては最善だというふうなお考えではありますか。
○古堅委員 現時点における米軍基地が沖縄にあることは必要だということもおっしゃるわけなんですが、大臣はこれまでの国会論議でも、繰り返し、現時点で在日米軍の兵力削減を論じることは不適切、このように述べてこられました。日本政府が、沖縄にある海兵隊を削減してもらいたい、このようにアメリ...全文を見る
○古堅委員 かつてソ連の脅威を云々して安保が必要だ、基地が必要だ、こう言った時代がありました。このソ連がなくなりました。本当は安保が必要だと言っている根本的な理由が、安保を必要としている立場からもなくなったということを意味するものであります。しかし、やれ北朝鮮だ、やれ中国だ、台湾...全文を見る
○古堅委員 県民の切実な願いに対してそうではないんだという何の論証もなしに、アメリカの世界戦略に追従するような立場からこれは適切ではないんだなどというふうなことを幾ら繰り返し述べられても、納得できないですよ。沖縄県民だけじゃない、国民レベルから見ますというと、北朝鮮が攻めてくるか...全文を見る
○古堅委員 まことに許しがたい御答弁だと思います。私は、アメリカに現在提供している基地を返してほしいとアメリカに要求すること自体、安保条約に基づく地位協定で規定された日本の持っている権利でもあるというふうに思います。  北米局長、お答えをいただきたいのですけれども、地位協定第二...全文を見る
○古堅委員 地位協定二条第二項に基づく日本側の権利もあるのだということは確認されるわけですね。
○古堅委員 そういう理解に立てば一層許しがたいものがあります。  今回の特措法の大改悪に当たっては、日米安保条約に基づく基地提供の義務がある、この義務が履行できないようなことになったのじゃ大変だというふうな立場を踏まえてあのような大改悪に強引に突き進んでいきました。あたかも、日...全文を見る
○古堅委員 三月二十八日付の朝日新聞の夕刊は、アメリカ側から、米軍事故の通報と引きかえに、日本の事故、事件の通報を求めてきた、このように報道しています。その中で、米軍施設・区域周辺で起き、米軍の運用に影響しそうな日本側の事件、事故などの情報を提供してほしいとの交換条件を提示してき...全文を見る
○古堅委員 実際には、三月に日米合意が発表されるというふうになっておったのは、いつになるのですか。
○古堅委員 もう時間が過ぎました。終わります。
05月21日第140回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。  長官には余りお伺いする機会がございませんし、沖縄の経済振興についても大事な時期です。直接の担当でいらっしゃる大臣がどのような基本的な立場で御努力をされるかということは、これから三次振計の一層の成果を上げるというだけではなしに、沖縄の将来にも...全文を見る
○古堅委員 もう一点、基本にかかわる点をお伺いします。  沖縄の経済の自立的発展の基礎となる産業振興の基本は、沖縄の豊かな自然を生かした農業、漁業の発展、自然と伝統にはぐくまれた特産物や伝統工芸品に関する産業や、三次振計で戦略産業として位置づけられている観光リゾート産業等をどう...全文を見る
○古堅委員 ありがとうございました。  次に、沖縄返還交渉における基地自由使用密約問題について外務大臣にお伺いしたいと思います。  アメリカ政府がこのほど解禁した沖縄返還交渉に関する文書、一九六九年四月三十日の国家安全保障研究メモ第五号という文書に関連して伺いますが、大臣はそ...全文を見る
○古堅委員 解禁文書でありまして、何もアメリカの内部の問題について介入するなどというふうなことをお尋ねしているのではない。その文書を読んでおられるかということです。読んでいらっしゃいますか。
○古堅委員 大臣、何も答えられないことを私は質問しているつもりはないのですよ。解禁文書を読んでいらっしゃるかということで、丁寧に質問をしているのです。そういうことにも答えられないとはひどいものですね。  この文書は、核密約とともに、返還後の沖縄基地の自由使用確保を返還交渉の柱に...全文を見る
○古堅委員 そうじゃないのですね。アメリカにとってはまさに満額回答であったというふうな立場がとられている。  六九年の佐藤・ニクソン共同声明と、佐藤首相のナショナル・プレスクラブでの演説で、日本政府はこのアメリカの要請にこたえたことが明らかであります。ですから、沖縄交渉に当たっ...全文を見る
○古堅委員 核密約問題についても、それを裏づけるようないろいろな証言と申すべきものやら文書などもありますし、基地の自由使用問題について、今引用いたしましたアメリカの解禁文書などを含めて、日本政府が沖縄返還交渉に当たってどういう隠された交渉を続けておったのかということが次々に本当に...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたので、これで終わらせていただきますが、実は、海上ヘリ基地問題について施設庁にお尋ねする計画でありましたが、時間の関係でそれは取り下げさせていただきます。  終わります。
05月21日第140回国会 衆議院 外務委員会 第15号
議事録を見る
○古堅委員 条約について二点だけお伺いします。  WTO協定の譲許表については、情報技術製品の関税撤廃の措置によって産業空洞化がさらに加速される心配があります。日本を含めた関税撤廃四十カ国に向けて情報技術製品の輸出拡大を目指す結果、労働条件も、海外資本に甘く賃金も安い発展途上国...全文を見る
○古堅委員 次に、沖縄問題で、国立組踊劇場設立問題についてお伺いします。  最初に、外務省に対してですが、沖縄特別振興対策調整費の配分が決定されて、外務省所管として、国際協力・交流の推進プロジェクトチームの中で、沖縄国際南北センター、国立組踊劇場等国際協力・交流の拠点整備費がつ...全文を見る
○古堅委員 それでは文部省にお尋ねします。  国の重要無形文化財として指定されている組踊について、その公開、伝承者の養成、調査研究、普及活動等を総合的に推進する立場から、その拠点となる国立組踊劇場の設立を沖縄側は強く要請し続けてまいりました。私自身も何回も取り上げてまいったとこ...全文を見る
○古堅委員 ぜひ地元の御要望を十分受け入れる。ような立場で推進していただきたいとお願いしておきたいと思います。  私は、組踊を伝承してこられたすばらしい幾人もの先輩方が、国立組踊劇場の設立を切望されながら老齢で亡くなられたのを見てまいりました。組踊劇場の設立問題は、いろいろな意...全文を見る
○古堅委員 次に、沖縄米軍基地、鳥島の劣化ウラン弾問題についてお尋ねします。  科学技術庁は四月二十二日に、外務省と科学技術庁が実施した環境調査の結果を発表しております。これを見ますと、一カ所ですが、ウラン濃度が〇・三四ミリグラムと極めて高い数値が出ております。三月の米軍発表で...全文を見る
○古堅委員 わかったのが一カ所とはいえ、極めて高い濃度の数値が出ています。〇・三四ミリグラムというのは〇・〇〇一五ミリグラムの二百二十六倍ですよ。この現状を調査しないのは、ずさんそのものです。それを擁護するようなことを政府がとってはいけません。  撃ち込んだ劣化ウラン弾は、どの...全文を見る
○古堅委員 土中のウラン弾を掘って、その汚染を調査することもしなかったのですか。
○古堅委員 鳥島に撃ち込まれた劣化ウラン弾は千五百二十発。そのうち回収されたのがわずかに二百発足らずです。大部分が地中に埋まったままだと考えられます。二十五ミリ徹甲焼夷弾には一個当たり劣化ウランが百五十グラム含まれていて、撃ち込まれた弾が腐食して溶け落ちるウランの量は相当の量だと...全文を見る
○古堅委員 適切な調査どころか、とんでもない調査をしておられる。この劣化ウラン弾の扱いは、PCBに匹敵すると言わねばなりませんし、あるいはそれ以上に重大だと申さねばなりません。土が汚染されていることが明らかになれば、アメリカ本国に搬送させるべきは当然であります。  一九七二年五...全文を見る
○古堅委員 終わりますが、まるでアメリカの代理人、米軍の代表みたいなことをおっしゃるじゃないか。国民の立場に立って物を考えてください。厳しく抗議して、終わります。
○古堅委員 日本共産党を代表して、提案されている二件についての反対討論を行います。  確認書に反対する理由の第一は、アメリカの情報技術製品の対日輸出が増大することによって日本の大企業も影響を受けますが、そのしわ寄せが下請企業に向けられることが懸念されるからであります。  第二...全文を見る
06月13日第140回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○古堅委員 「日米防衛協力のための指針」、すなわちガイドラインの見直しに関して、外務大臣にお尋ねしたいと思います。  この指針の見直しに関する中間報告は、周辺事態という口実のもとで日本全体をアメリカの戦争に巻き込むものであるが、その場合、米軍専用基地の七五%を占める沖縄はその最...全文を見る
○古堅委員 私が尋ねているのは、あり得るのかということについてです。もう一度お答えください。
○古堅委員 あなたは私の質問を聞いておるのか。公有地及び民有地の新規提供もあり得るのか。追加提供を適時適切に行うとあるのだが、民有地や公有地の提供もあり得るのか。もう一度お答えください。時間をとらせないでください。
○古堅委員 委員をばかにするんじゃないですよ。なぜ質問に答えないのですか。あなた方が中間報告の中で、「日本は、施設・区域の追加提供を適時かつ適切に行う」。  じゃ、質問を変えていきますが、公有地や民有地の新規提供はないと言えますか。
○古堅委員 なぜ質問に答えないのですか。ないと言い得るのですか。もう一度答えてください。
○古堅委員 ないとは言えないということで、検討項目に入っているということは、あり得るということを意味するものであります。  米軍基地の縮小、撤去が叫ばれている今、全く逆方向の約束を政府がアメリカに対して行う、こういう中間報告が今提起されているということを意味するのですね。大臣、...全文を見る
○古堅委員 外務大臣までごまかしの答弁をされるので、時間がないですから前へ進みます。  「民間空港・港湾の一時的使用を確保する。」とあるが、周辺事態における那覇港の使用については、港湾管理者である親泊市長がさきの市議会で反対を表明しておられます。地方自治というのは憲法の原則の一...全文を見る
○古堅委員 憲法の地方自治の原則にのっとって自治体の長が反対を表明しておられる、それを覆そうというもので、とんでもないことです。できるとすれば、何を根拠にそういうことができるのですか。
○古堅委員 自治体の長が、既に、ガイドラインの中間報告を見て大変だということで反対だという意思表示をしていることに対する質問なんですよ。  次に進みます。  ここで言う民間空港には、那覇空港あるいは宮古空港、石垣空港など、沖縄の離島にある民間空港も含まれますか。
○古堅委員 明確にどの空港ということを否定しているものではない、ということを裏返せば、どの空港についても否定されないという意味合いも持つということですか。念を押しておきます。
○古堅委員 論理の飛躍ではない。政府のごまかしというものなんです。  大変重大な問題だと思うのでさらにお聞きしますが、周辺有事という事態では、増強される米軍機はまず沖縄に集中的に飛来することが想定されます。それは数百機とも言われております。とても嘉手納基地などでおさまらないもの...全文を見る
○古堅委員 具体的になかなかかみ合った答えになってくれないので前に進みますけれども、その場合にも重大な支障が起きないと言えないことを政府はしようということだろうと思います。  もう一つ、お聞きします。  別表の検討項目例の最後に「日本周辺空域での航空交通管制及び空域調整」とい...全文を見る
○古堅委員 念を押してお聞きしますけれども、通航禁止ということもあり得る、そういうことも想定していますか。
○古堅委員 前に進みます。  ガイドライン見直しの中間報告は、米軍基地が集中する沖縄にとって極めて重大な事態をつくり出す、いわば危険な戦争教範をつくっているようなものだというふうに受けとめています。  最後にお聞きしますけれども、日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重...全文を見る
○古堅委員 念を押してお聞きします。  領土への攻撃が差し迫っているときだけではなしに、石油輸送などの確保も含まれる、そのように理解しておるのですか。
○古堅委員 単なる経済的な問題だけの場合は含まれないということになりますか。
○古堅委員 時間が参りましたから終わりますが、日米安保体制そのものが憲法の平和原則をじゅうりんする重大な問題だと考えます。  今回のガイドライン見直し中間報告は、政府自身が憲法上許されないとしてきた領域に踏み込むもので、日本みずからが日本をアメリカの戦争に駆り立てるものと申さね...全文を見る
09月29日第141回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○古堅委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○古堅委員 ただいまの浜田靖一君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○古堅委員 御異議なしと認めます。よって、笹山登生君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長笹山登生君に本席を譲ります。     〔笹山委員長、委員長席に着く〕
11月19日第141回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○古堅委員 最初に、鈴木長官にお尋ねします。  長官は、十一月五日の記者会見で、小里総務庁長官との会談で、沖縄の振興対策を担う沖縄振興庁の設置の必要性について認識が一致した旨、そういうことを言われました。  沖縄の経済振興策は、一九七二年の沖縄の本土復帰の際に、当時の山中総理...全文を見る
○古堅委員 今、キャンプ・シュワブ沖の海上基地建設に関連して、政府は盛んに、基地を受け入れればこれだけの振興策が進められるという趣旨のことを言い続けている。先日明らかにした海上基地基本案の中でも、地元への経済効果云々を強調しています。  先ほど述べた沖縄復帰の原点に立てば、基地...全文を見る
○古堅委員 念を押してもう一度お伺いします。  沖縄振興開発というのは、米軍基地を容認するからそういう面で気を配ってやってあげましょうとか、あるいは基地に反対しているから皆さんの要望どおりには政府はやってあげぬよといったぐいのものであってはならぬというふうに思います。  名護...全文を見る
○古堅委員 今、私がそのことを明確にしてほしいと思って再度申し上げておるんですが、それには直接答えられないような答弁の範囲になっています。  次に、全県フリー・トレード・ゾーンについて一点だけ伺います。  沖縄県は全県フリーゾーン化を要請しておりますが、我が党は、沖縄の産業振...全文を見る
○古堅委員 時間の都合もありますから、それ以上突っ込んでお尋ねすることはまた後日にさせていただきます。  次は、外務大臣に伺いたいと思います。  若干の資料を皆さんにお届けしてございます。  日本共産党の志位書記局長は、十一月十三日、米軍基地の自由使用の密約の存在を明記した...全文を見る
○古堅委員 大臣、いかがですか。
○古堅委員 これまで数々の米政府内部文書が明らかにされるたびに、そういう態度でまじめに対応するということをせず、ごまかしの答弁で逃げてきましたが、今回の文書はキシ・ミニットがあることを明確にしているということで重大であります。  外務省としてやるべきことは、今示した米内部文書を...全文を見る
○古堅委員 極めて事務的な話として伺いますが、アメリカの解禁文書ですから、政府としては手続をとれば入手は可能ではないかと思うのですが、それは可能ですか。
○古堅委員 入手は可能ですよね。手続をとれば入手は可能でしょう。できないんですか。
○古堅委員 可能性を問うておる。最初に申し上げましたが、逃げるのじゃなしに、やはりまじめに質疑応答の場をつくるべきですよ。これは公の場だ。  この岸覚書は、日本のすべての基地からの自由出撃を保証するものとなっていまして、とりわけ沖縄にとっても重大問題です。一九六九年十一月十九日...全文を見る
○古堅委員 日本政府が密約はないと言っても、在日米軍基地を使用するアメリカ側があると言っておるのです。それだけでも極めて重大問題とは考えませんか。大臣、いかがです。
○古堅委員 日本政府として密約はないと言うのだったら、米政府文書を確認し、その上で必要な吟味をしてしかるべき重大問題だと考えます。やましいところがなければできるはずです。もう一度大臣、いかがです。何を恐れておられるのですか。
○古堅委員 こういう重大な問題がありながら、文書を取り寄せることが可能かどうかという極めて事務的なことについてさえもまともに返事をしてこない、とんでもない姿勢と申さねばなりません。  日本政府が幾らそれを否定しても、アメリカの解禁されたそういう文書を通じて、そういう覚書があると...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたので終わりますが、今申し上げたとおりに、この問題については、戦後の日本の歴史に深くかかわっている問題であると同時に、沖縄の米軍基地にも直接重大なかかわりを持っています。  そういうさなかで、佐藤・ニクソンの一九六九年の共同声明を打ち上げたその日を選ん...全文を見る
○古堅委員 日本共産党を代表して、沖縄問題の解決促進に関する件に対する反対討論を行います。  沖縄県民は、戦後五十年を過ぎてもなお米軍基地による苦痛と犠牲のもとに置かれ続けています。沖縄県民にとって、沖縄問題の解決促進とは、この膨大な基地をなくすることが中心問題であることは、今...全文を見る
11月19日第141回国会 衆議院 外務委員会 第3号
議事録を見る
○古堅委員 日本共産党の古堅です。沖縄です。  最初に、今大きな問題となっていますキャンプ・シュワブ沖の海上基地問題について、大臣にお尋ねしたいと思います。  沖縄県民は、米軍基地あるがゆえに、戦後五十年余の苦難な歴史を余儀なくされてまいりました。その中で一昨年の少女暴行事件...全文を見る
○古堅委員 米軍基地の県内移設は実質的には基地の再編強化、そして固定化であり、何ら問題の解決にはならないものであります。沖縄県民の基地なくせの願いを逆手にとって、新たな基地維持の方策を押しつける、それがSACO報告の押しつけであり、その最たるものが海上基地の押しつけにほかなりませ...全文を見る
○古堅委員 県民の意向を踏まえながらという、先ほどもそうおっしゃっておられましたが、県民の意思というのは、先ほど申し上げたように、一〇・二一県民大会、昨年の県民投票、それによって明確に示されたものであります。それを尊重するという方向ではなしに、日米両政府の立場からそれを踏みにじっ...全文を見る
○古堅委員 関係資料ということでありますけれども、その結論を出すに至った基礎となるべき生の数字、そういうことを含めて、それを調査した依頼先の問題も明らかにしてほしいということと、それには大体こたえる方向の御返事だったかなと思いますが、この求めているデータ、それはこの問題は、ただ単...全文を見る
○古堅委員 先ほど申し上げたことを繰り返すようですが、国会にも提出して、広く国民レベルから、今政府が進めようとしているこの問題について広く知り、その問題についての見解や対処がとれる、そういう関係に置くべきだというふうに考えますので、再度提出を要望しておきます。  次に、基本案の...全文を見る
○古堅委員 ということは、実際に市民の立場から海上建設に賛成と考えておられるような人々も、個々の具体的な環境その他の問題についてかなりゃはり懸念をしている、そういう方々もおられます。そういう方々も含めて、オーケーを出してしまえばあとは日米政府でやらせてもらいますという、やはりその...全文を見る
○古堅委員 それでは、具体的な、もう少し個々の問題についてお尋ねしてまいります。これは基本案にも出ていない面もありますが、お答えいただきたいと思います。  基本案の「実施計画の作成」の項では、米軍の運用所要の充足等について、今後日米で協議していくと述べています。そうであれば、米...全文を見る
○古堅委員 今四点にわたって質問いたしましたが、隊舎を陸上部分につくるというだけのことで、あとは全部答えられない、これからですということなんですね。  基本案そのものが、科学的な根拠に基づいてそれなりの、住民を納得させるような、そういうものではなしに、建設の結論ありきというふう...全文を見る
○古堅委員 三重大学のサンゴ礁学をやっていらっしゃる目崎教授は、もう時間がないので長くは読み上げませんが、「サンゴ環境をやっている者ならだれでも分かる。」こういうものについてわかっていない立場からの問題になっているというふうな、厳しい、もうこれ以上の指摘はないほどの厳しい指摘もご...全文を見る
○古堅委員 自粛という言葉は、県民を納得させる、そういう言葉に値しない。そういうものをもって進めようなどというのはとんでもない話です。  再度外務大臣にお尋ねいたします。  米軍基地建設の是非を問う住民投票は全国でも初めての試みで、画期的なことであります。その意味でのこの住民...全文を見る
○古堅委員 橋本総理は、普天間基地の移設については頭越しに特定の場所を押しつけることはしないと繰り返し述べておられます。それは名護市の住民投票の結果を尊重するということか、外務大臣にお答えいただきたいと思います。
○古堅委員 少女暴行事件が発生して以来、基地の整理縮小を求めてきたものに対し、日米両政府は、SACOの方針を打ち出すなどして県民の要求を踏みにじる方向に進めつつあります。それに対して県民は県民大会や県民投票で明確に示しておりまして、その県民の願いにこたえられない方向のものを、問題...全文を見る
○古堅委員 以上で終わります。