古堅実吉

ふるげんさねよし



当選回数回

古堅実吉の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第142回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○古堅委員 先ほど御質問の中に出てまいりました米会計検査院報告、その中には、防衛庁が昨年十一月に発表した「海上ヘリポート基本案について」という報告では全く触れられなかった新しい事実関係のものが幾つか明らかにされております。それで、それにかかわるものを二、三お尋ねしたいと思います。...全文を見る
○古堅委員 全く根拠のないでたらめなことが会計検査院報告という形で出ることはあるまいと思います。それであえてお尋ねしますけれども、建設費が四十億ドル、約五千億円、このような数字になる可能性があること自体、それも否定できないのではないかというふうに考えますが、そこらあたりどうですか...全文を見る
○古堅委員 あえてお尋ねしますけれども、全く何の見積もりもしてこなかったなどというふうなことではありますまい。これが最良の選択肢だなどという形で押しつけてきた、こういう経緯がありますよ。  アメリカでは、そういうふうにして数字を具体的に、国会サイドとはいえ出ております。先ほど申...全文を見る
○古堅委員 報告書の要約の部分では、米国は日本政府に新しい海上施設の維持費を払うよう要求したが、この報告の時点ではそうするという合意はないとも述べています。  そこでお尋ねしますけれども、アメリカ政府はこういう要求をしたかどうか、それに対して日本政府はノーという立場にあるかどう...全文を見る
○古堅委員 時間がありませんのではしょって前に進みます。  この会計検査院報告は、海上施設は米国の作戦要求に合致するように日本によって設計されていると述べると同時に、米国は、海上施設のために約四千二百フィート、約千二百八十メートルの長さの滑走路を要求した、空母艦載機の着陸を司僕...全文を見る
○古堅委員 ということは、米国の要求に基づけばそういうことも日本政府としては受け入れられるということですか、返事は。
○古堅委員 もう時間がなくなりましたので、最後の一点ですが、空母艦載機の使用ということになると、NLP、夜間離着陸訓練も実施されることも考えられます。海上基地計画はNLPの機能をも持つものになる可能性がある。そこも含めてアメリカ側からの話として持ち込まれているかどうか、確かめたい...全文を見る
○古堅委員 終わります。
○古堅委員 先ほど来会計検査院報告にかかわる質問をいたしましたが、その続きをいたしますので、簡潔に、肝心な点ははぐらかさずにお答え願いたいと思います。  日本政府は、海上基地にどんな施設がつくられるのかということについて、これまでほとんど明らかにしてきませんでした。その中で、米...全文を見る
○古堅委員 この会計検査院報告が指摘している、今読み上げましたような施設については、日本政府としては全く相談したこともない、それについては関知しないという立場ですか。そのうちに、こういうものについては話し合いがあったということを挙げられるものがあれば挙げてください。
○古堅委員 では、今読み上げたGAO報告、そこに具体的に挙げられているものについての可能性はどうですか。
○古堅委員 海上基地なるがゆえに、そこでは塩害というものがかなり重大な問題とならざるを得ない。これはもう常識だろうと思います。その報告の中にも、塩害による航空機の腐食を防止するためには航空機を洗浄することが必要だということになっています。そのことは当然の前提だろうと思いますが、い...全文を見る
○古堅委員 それには大量の真水が必要になってくるであろうというふうに考えます。常識的に言って一日でどれほどの真水が必要とされ、それをどう供給するおつもりですか。
○古堅委員 子供だましの答弁をされちゃいかぬですよ。普天間の現在の基地と海上基地とでは、塩害という意味で全く異なる重要な要素を持っているからそういうような質問に及ぶのですよ。普天間では現在でも洗浄はありますみたいな、そんないいかげんな答弁じゃだめなんですよ。  御存じのように、...全文を見る
○古堅委員 それは、この基地の建設に伴って新たにそういう施設をつくるということですね、計画は。
○古堅委員 海上基地建設に伴って、キャンプ・シュワブの海岸に新たに住宅、食糧施設、医療、歯科施設が計画されるというふうに述べられています。それは事実ですか。
○古堅委員 次に、環境庁にお尋ねしますけれども、同じ会計検査院報告にかかわる問題です。環境汚染についてであります。  防衛庁が昨年十一月に公表した海上ヘリポート基本案、それでは、「自然環境への影響は最小限に止まるものと考えている。」というふうに述べております。米会計検査院報告は...全文を見る
○古堅委員 環境庁としては、この計画に、環境面からどうなるのかということについて、防衛施設庁など他の省庁との関係で、海上基地建設計画を進めるについての事前の話し合い、調整、そういうことはないのですか。
○古堅委員 この会計検査院の報告の指摘というのは、皆さんは、そうじゃないか、そう心配される面はあるなということぐらいは考えられますか。
○古堅委員 時間が迫りましたので、最後に長官にお伺いします。  今も、長官がここに出席をされる前にも聞きましたが、米会計検査院報告は、これまで政府が明らかにしていなかったようなものを含めて、海上基地のいろいろな面からの重要な問題を指摘しています。政府はまともにそれにかみ合った答...全文を見る
○古堅委員 終わりますが、相変わらず強気なことをおっしゃる。沖縄県民は、そういうふうなことを言われても、沖縄のためにそういうことで頑張ってほしいということには決してならぬ。歴史の審判に照らして、おっしゃっていることは必ず県民の力によって取り除かれる、そういう方向であろうということ...全文を見る
03月13日第142回国会 衆議院 本会議 第17号
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○古堅実吉君 私は、日本共産党を代表して、沖縄振興開発特別措置法の一部改正案について総理に質問いたします。  政府は、沖縄の復帰以来、沖縄振興開発特別措置法に基づき、三次にわたる沖縄振興開発を進めてきました。しかしながら、沖縄経済の現状は、県民所得が全国平均の七一・二%と全国最...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○古堅委員 最初に、改正法案について数点お伺いします。  法の改正案は、多くの重要な点にわたって政令にゆだねられて大変理解しにくい面が多いと同時に、政令の内容いかんが改正案の目指す沖縄の経済振興に有効に機能するかどうかを大きく左右するものとなります。そのために、沖縄県当局からも...全文を見る
○古堅委員 要望が出されていることについては、今もありましたが、そのとおりです。これから政令の内容が要望を踏まえてどうなるかという、その経過もたどりながら、ぜひ沖縄側の要望が最大に考慮されるような政令の制定に向けて進めてほしいということもつけ加えて申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○古堅委員 明確にはおっしゃらなかったのですが、お言葉の内容からしますというと、特定の一地域というふうに限定するものではないというふうに理解しておきます。  その指定の前提となっている企業の立地が進んでいない地域についての要件は政令で定めるということになっておりますが、面積の規...全文を見る
○古堅委員 白地を求めるものではないということが明確になりましたので、そこも状況を踏まえながら弾力的に運用できるような細則にしてほしい、このように考えております。  今回の改正案では、これまで沖縄県が政府に要望していた内容がすべて盛り込まれたというふうなことにはなっていないので...全文を見る
○古堅委員 おっしゃる限りにおいてはそのとおりだと思いますが、那覇自由貿易地域が当初考えたものに比べてそんなにも大変な事態に陥ってしまった大きな要因は、やはり那覇軍港をあのように握り締められて、海上などを含めて制限されているということが深いかかわりがあるわけで、そういうことも含め...全文を見る
○古堅委員 おっしゃっている限りではそれはわかりますよ。私がお尋ねしているのは、三次振計でも明確にされているそのことが、今日の一次、二次、三次の振計にかかわって大きな支障になってきた問題だよ、そこを離れていろいろとやってみても、五年、十年たってまた同じことを反省する立場で繰り返す...全文を見る
○古堅委員 わかりやすく。質問に答えていただいた方がいいですよ。  今日の沖縄の経済的困難性には歴史的な背景があります。確かに、遠隔の地である離島群であるとか、台風の常襲地帯という困難な条件があるとか、決して単純な要因に基づくものではありませんが、間違いなく最大の根本的要因は、...全文を見る
○古堅委員 SACO最終報告というのは米軍の機能維持を前提としてまとめられたものであって、県内移設が中心となっているものであります。県民の基地撤去の願いに正面からこたえるものとはなっておりません。基地が障害となっている地域から県内の他の地域に移設する。しかし、移設された地域は基地...全文を見る
○古堅委員 新たに基地を建設することが、面積的に幾らか少なくなったからといって、県民の願う整理、縮小、撤去の方向にかなうものだ、SACOの実施がそれだ、これは今申し上げたように県民の意思でない。そういうことはもうだれから見ても明確なんですよ。  あえてここでもう一つ持ち出して申...全文を見る
○古堅委員 繰り返しとんでもないことを言われます。  沖縄県民の願いに反して、普天間基地返還を海上基地など移設条件つきということで押しつけられる、そういう流れになろうとしておるので大変だと言って、県議会における全会一致の決議がなされるという経緯もあるのです。そこを真っ正面から踏...全文を見る
○古堅委員 時間が来ましたから終わりますけれども、事もあろうに、沖縄県知事が出した基地返還アクションプログラム、二〇一五年まで、それに沿ってSACOが出されたのだなどということをおっしゃる。あの基地返還アクションプログラムのどこに新たな基地がつくられていいなどというようなことが書...全文を見る
○古堅委員 とんでもない。知事も態度を表明された、名護市民の態度も出た、新たに選ばれた名護市長もそのようなことを言っている。一党一派の言い分じゃないぞということで、県議会というものが……
○古堅委員 各会派でつくられているその県議会が二回にわたってそういう決議をやってきているぞということを示したじゃないか。何も私自身の、一党一派の問題じゃないということを厳しく指摘して、終わります。
03月18日第142回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○古堅委員 国際民間航空に使用される空港における不法な暴力行為の防止に関する議定書について、最初に伺います。  条約の対象は、国際民間航空に使用される空港ということになっておりますが、日本ではどの空港が該当するか、それが一つ。その中には軍民共用の空港があるか、それが二番目。また...全文を見る
○古堅委員 次に、プラットフォームの安全に対する不法な行為の防止に関する議定書について伺います。  日本の企業が海外で所有するプラットホームは十四基ございますが、これらに対する不法行為を防止するための措置に、自衛隊の行動が含まれることはないと思いますけれども、念のために伺ってお...全文を見る
○古堅委員 次は、関連質問ですけれども、新ガイドラインで言う周辺事態の判断基準と要件について伺いたいと思います。  新ガイドラインに書かれている「周辺事態」は、「日本の平和と安全に重要な影響を与える事態」ということになっておりますが、そのことを判断する基準については明らかにされ...全文を見る
○古堅委員 例えばの話で申し上げますが、具体的に想定してみますけれども、米軍が第三国との間で武力紛争に突入したとする、米国の相手国が日本に対して、米軍の出撃基地だという理由で攻撃してくる態勢をとるとか、ミサイルを日本に向けるとか、部隊が日本を目指して侵攻してくるとか、そういう何ら...全文を見る
○古堅委員 さらに続けて、例えばでの話を申し上げてみたいのですが、日本に対して敵対行動もとらず、その意図もない。ただ、米軍と武力紛争しているというだけの事態が周辺事態と判断する要件になるか、伺いたい。
○古堅委員 さらに例えて申し上げます。  アジアで米軍が第三国と戦うとなれば、日本の航空機が定期的に飛行している空域を飛行できなくなり、迂回飛行を余儀なくされる、そういうことがあり得ることも想定できます。しかし、そういう事態は周辺事態とは思えないのですけれども、どうなのか、伺い...全文を見る
○古堅委員 周辺事態については、昨年来、国会においても数多くの質疑もされてまいり、論議も重ねられてまいりましたが、政府の答弁については、正直言ってよくわかりません。  大臣、どういう場合、どういう要件だということについては、大臣はきちっとおわかりの上、しかしそれは言えませんとい...全文を見る
○古堅委員 論議をずっと国会で重ねられてもわかりにくいというのは、今の御答弁にもありますように、周辺事態の判断基準、要件がはっきりしない、はっきりさせないというところにあります。  周辺事態は新ガイドラインにとって最も重要なところであり、問題です。それを国会論議を通じて明確にす...全文を見る
○古堅委員 委員長、理事会において、今要望いたしました文書の問題について取り扱っていただくよう要望いたします。
○古堅委員 以上で終わります。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○古堅分科員 日本共産党の古堅です。  最初に、沖縄の米軍海上ヘリ基地建設問題に関連して、当該海域等の環境問題について質問をいたします。  政府の海上ヘリ基地建設予定地である沖縄県名護市の辺野古沖の周辺で、ことしに入って、一月十三日にジュゴンが遊泳している姿が初めて撮影されて...全文を見る
○古堅分科員 国営沖縄記念公園水族館による漁民等からの聞き取りによってなされた調査では、一九七九年一月から一九九七年八月までに、沖縄本島周辺で十二件のジュゴンが確認されております。  辺野古沖はジュゴンのえさとなる海藻が広く群生じている藻場となっていることが広く知られております...全文を見る
○古堅分科員 藻場となっており、相次いでそこで発見されておるなどということは、可能性として高いというふうに見るのが妥当じゃないか、その可能性は高いんじゃないかというふうにおっしゃっていただきたいところでしたね。  一九九二年に制定した絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関す...全文を見る
○古堅分科員 ジュゴンについては、これまで国として特別にどうだろうかということで直接の調査というものがなされていないというふうに聞きます。それだけに、関係者はぜひそのことを重視して早目に手をつけてほしいと強い要望がございます。  そういう調査をしていなくても、先ほど指摘しました...全文を見る
○古堅分科員 昨年、私たちが申し入れしたときに、皆さんの、連絡をとりながら何とか進めていきたいというふうなお答えもありましたとおり、現状を踏まえて、これから一層真剣に考えていただけますね、水産庁。
○古堅分科員 それでは、前に進みます。  次に、海上基地建設に関連する海洋汚染について質問いたします。  昨年十一月、政府が発表した海上ヘリポート基本案は、建設に伴う「自然環境への影響は最小限に止まる」という調査結果を示しましたが、この内容は、まさに建設先にありきといったもの...全文を見る
○古堅分科員 基本姿勢がだめなんですね。そういう立場で言っておるんじゃないのです。  海上基地については、昨年十二月の名護市民投票、今年二月の大田知事の拒否表明で明らかなように、名護市民、沖縄県民の意思は明白であります。にもかかわらず、政府はあくまでも建設を進めようとしておるの...全文を見る
○古堅分科員 海上ヘリ基地基本案は、関係者等から疑問視されている環境破壊や米軍の運用所要などの問題については、海上ヘリ基地建設が理解を得られた段階で策定される実施計画で詳細について検討していく、そう言っておりますけれども、これは、建設されることが前提とされるもので、全くのごまかし...全文を見る
○古堅分科員 ぜひ、要望申し上げた方向で最善の御努力をお願いしたいと思います。  次に、沖縄米軍の北部訓練場の返還に伴う山原の貴重な動植物の保護についてお尋ねします。  北部訓練場がある山原の地域は、ノグチゲラ、ヤンバルクイナなど、世界でもここにしか生息していない多数の野生生...全文を見る
○古堅分科員 時間が残り少なくなりました。最後の質問です。  環境庁は、昨年、やんばる野生生物保護センターを着工をしておられます。この保護センターは、山原の野生生物の保護策を推進していく上でどのような事業、役割を担うか、そのことについて伺いたい。  私は、東洋のガラパゴス、そ...全文を見る
○古堅分科員 時間が参りました。  あの貴重な地域というのは、金をもってしてどこでも手に入れることができるなどという代物ではありませんから、ぜひ大事にされて、今要望いたしました国立ヤンバル自然保護研究所なども、地元とも調整しながら進めていただきたい、こうお願い申し上げて終わりま...全文を見る
○古堅分科員 低いなどとおっしゃらずに、これだけ大事なものを、あなた方は海上基地にひっかけて頭で考えるからそうなるのですよ。そういうことじゃなしに、この大事なものを見捨てられては困るというふうなことで非常に心配しておられる立場から要望も強いのですから、そのことを申し上げた趣旨を踏...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○古堅委員 新宇宙基地協定の締結に当たって、アメリカとロシアとの間で交換された書簡によりますと、民生用国際宇宙基地のすべての利用を国際法に従って平和的目的のために行うことを規定する同協定に従い、合衆国が国家安全保障上の目的のため、自国の要素を利用し及び宇宙基地の基盤施設から得られ...全文を見る
○古堅委員 今読み上げた書簡でも明確なように、「国家安全保障上の目的のため」ということが言われておりまして、日本はなぜ宇宙基地のアメリカやロシアの軍事利用を容認したのですか。
○古堅委員 国防省が直接、打ち上げる宇宙基地を利用するかどうかということについては言及はされませんけれども、米国防省が行う研究のためにJEMを利用する、そういうことについては日本政府はそのまま認めるという立場ですか。
○古堅委員 研究のためのJEMを利用するということについて、今のような検討の立場から、それを拒否するという考えもあるのですね。
○古堅委員 どういう場合が判断の基準になるのですか。
○古堅委員 直接に軍事利用ということではないという意味で、基礎的な研究の問題は容認されるような、そういう考えもありますか。
○古堅委員 アメリカの九七年国防報告は、基礎研究は将来の技術開発の土台である、国防省の基礎研究の目的は軍事的可能性がある科学または工学分野で知識を生み出すことである。国防省の基礎研究投資は、軍事機能または活動に潜在的に関係がある十二の専門分野、すなわち物理、化学、数学、コンピュー...全文を見る
○古堅委員 基礎的な研究ということで、すぐに拒否の対象にするのではないという立場もある、あるいは、それが明らかに軍事目的というふうなことになれば、それは同意するというわけにはいかぬ、今おっしゃっていることをそのように理解してよろしいですか。
○古堅委員 実際上は、先ほど国防報告の内容の一部を引用いたしましたけれども、基礎研究というのが軍事の面でどんなに重要視されているかということについて指摘したわけなんですが、その前提に立っても、なお基礎研究というだけでそれを拒否するというわけにはいかないという立場を表明しておられる...全文を見る
○古堅委員 実際上は、今指摘したようなものを認めたようなものですよ。宇宙基地の軍事利用を容認した本協定に参加するということは、先ほどいろいろと引用して、別の説明のために使っておりますけれども、宇宙利用を非軍事、非核を内容とする平和の目的に限定した一九六九年五月の、わが国における宇...全文を見る
○古堅委員 今言われたものの上に莫大な運用用の経費も加わるようであります。  アメリカでは、宇宙基地計画に対する風当たりが非常に強いものがあります。議会関係を見ましても、九〇年議会では政府要求の二十四億五千万ドルの予算を十九億ドルに減額修正し、九一年には、米下院歳出委員会の小委...全文を見る
○古堅委員 確かに財政事情のこともありましょう。しかし、そういうことだけではないのですよ。  全米科学アカデミーによって設立された民間団体の国家研究評議会の宇宙委員会がこのように言っています。ステーションで興味深い幾つかの研究を行うことは可能だが、予想される収穫はその施設の全費...全文を見る
○古堅委員 時間が参りました。  我が国の財政は危機的な状況にある一このように強調されています。そういう状況のもとで、我が国のこの計画で負う負担というのは、今のままでも最終的に一兆円にもなろうかという巨大なプロジェクトで、しかも当のアメリカで費用対効果さえ疑問視されており一その...全文を見る
○古堅委員 指摘したものについて、基本的にまともに答えておりません。そのことを述べて、時間が参りましたので、終わります。
○古堅委員 私は、日本共産党を代表して、新宇宙基地協定に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本協定が国民に巨額の負担を押しつける国際宇宙基地計画を推進するものであるからです。  国際宇宙基地計画に日本は現在まで三千三百六十八億円を支出しており、今後引き続き数千億円もの...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○古堅委員 日中漁業協定に基づいて暫定措置水域が設定されることになりました。しかしながら、現場における漁民からは、そのことがなされたにしても、一種の不安な声が上げられてまいっております。というのは、この暫定措置水域の設定によって、これまで続いてきた中国漁船や韓国漁船の違反操業、漁...全文を見る
○古堅委員 私どもが関係者から聞いたところによりますと、例えば長崎県漁連は、この暫定措置水域の設定を予想していなかったということで、大変驚いている、そういうことを語った上で、二百海里体制を主張し、漁場は小さくなっても、トラブルがなく安心して操業できるようにすみ分けをすべきだ、この...全文を見る
○古堅委員 つくられます日中間の共同委員会、そういう話し合いや、あるいはそれぞれ配置する取り締まり船などの体制、そういうことが今後どれだけこういう不安をなくしていくことに有効に作用するだろうかということで事態は大きく変わるというふうに思うのですね。  そういうことで、この暫定水...全文を見る
○古堅委員 常時複数の取り締まり船が配置されることになりますか。それと、その取り締まり船にはヘリコプターもつけられたそういう体制になるのか、ヘリコプターを通じての監視体制もとるとか、そういう全体としての体制になっていくんだろうか、そこらあたりを含めてもう一度。
○古堅委員 大臣、今の進められようとしている体制も含めて、日本漁船が逃げ回るしかない、そういう状況にならないように、最善の努力を払ってそういう不安の問題が起きないようにやっていくということについての大臣からの御決意を伺いたいというふうに思います。
○古堅委員 そういうことが起きないように、最善の努力を尽くすべきであるということを強く指摘しておきたいと思います。  次は、補償問題についてちょっと伺います。  これまで、中国漁船の違反操業によって日本漁船は多大の被害を受けてきながら、その補償が、全くなおざりにしてきたと言う...全文を見る
○古堅委員 暫定措置水域に韓国漁船が侵入してきた場合、日本漁船にこれまでと同じような被害を与えるのではないかということも現地漁業者の心配の一つとなっていろいろと声が聞かれます。この暫定措置水域内で韓国漁船の違反操業が起きたときの取り締まりはどうなるのでしょうか。きちっと規制できる...全文を見る
○古堅委員 韓国漁船の違反操業はひどいものがあるというふうにたびたび聞かされます。  例えば、対馬北東海域にはタチウオ、アマダイの好漁場がありますけれども、大量の韓国漁船がこの二種類を一度にとる立ち底流しはえ縄漁を行っているため日本漁船が操業できないという、こういうような事態に...全文を見る
○古堅委員 大変な事態が続くのだけれども、思うようにそれが規制、取り締まりが成功せぬという事態が続いておって、被害は大きいのですね。ですから、それを解決するにはそれなりのやはり弱点を克服していくということが大事だと思いまして、提起の意味も含めてちょっと三点ばかり申し上げますので、...全文を見る
○古堅委員 時間がありませんので先へ急ぎますが、申し上げた三点についてはぜひ御検討を願いたいと思います。  最後に、台湾との関係です。  御存じのように、二十七度線以下の南方の方は今度の協定から適用除外とされております。これは台湾に対する配慮などからそうなったのかなというふう...全文を見る
○古堅委員 最終的に問題が安定的に解決されたということではありませんが、努力の結果があらわれて、安全に操業できるようになったということは大変喜ばしいことだというふうに思います。  引き続き、現地の漁業者の安全な操業ができるようにという要望にこたえて、最善の努力を払ってほしいとい...全文を見る
04月24日第142回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○古堅委員 最初に、車両等の型式認定相互承認協定について伺います。  まず最初に、この協定に対する我が党の基本的な認識と態度を述べておきたいと思います。この協定の締結に当たって、日本、米国、欧州の三自動車工業会が連盟で歓迎の声明を出しています。そういうことに見られるように、この...全文を見る
○古堅委員 対象項目が百三項目というふうに聞いておりまして、これから当然のこととしてこの排ガス問題もいろいろと論議されるということになると思うんです。例えば、ガソリン車の排ガス技術について、仮に日本より低い統一規格になるような場合には、協定上、日本は統一基準の日本への適用を拒否で...全文を見る
○古堅委員 仮に日本の現行基準より低いものが採択される場合、日本はそれに同調するのではなしに、締約国の権利を行使して拒否するとともに、日本の要求が入れられるよう努力を払うべきだというふうに考えますが、いかがですか。
○古堅委員 今度は逆の場合について伺っておきたいと思います。  安全面でいえば、欧米諸国の技術は日本よりも高いと聞いております。統一基準が日本よりも高く設定されることに日本政府は反対したり異議を唱えるようなことはしないで、それを受け入れて日本の規格を一層改善するばねにする、それ...全文を見る
○古堅委員 結構です。  次に、植物の新品種の保護に関する条約について伺いたいと思います。  植物の新品種の開発は、少なくない投資と専門知識を駆使して行われるもので、その成果である新品種の育成者に対しては法的保護を強化するということは必要だと思います。当然のことだと思います。...全文を見る
○古堅委員 十年前十四品種から平成八年で百一品種へと、かなりの増加ということが数字をもってしてもよくわかります。  聞くところによりますと、現在、新品種の育成者の割合は、個人三一%、企業五〇%、農協二・四%、都道府県一〇・八%、国が五・二%となっておるということであります。 ...全文を見る
○古堅委員 私があえてお尋ねしましたのは、今、個人の方も活発でそれなりにふえるという御説明でありましたが、それ以上にバイオテクノロジーという、個人の力ではなかなか力が及びにくいという関連なども、相対的に考えれば企業の方がぐっと個人のふえ方よりもふえていくんじゃないかというふうなこ...全文を見る
○古堅委員 ちょっと念を押すようなんですが、基本的には、育成者に特許権使用料を払わずに農家の自家増殖は従来どおり可能だということになるんですね。
○古堅委員 二重保護禁止の規定が削除されておりますけれども、特許法に基づく新品種の育成者の出現も考えられるかどうか。
○古堅委員 特許法に基づくのもあるんでしょう。
○古堅委員 特許法に基づくものもあるというふうに聞いておるんですが、それではちょっとお聞きしたい。  バイオ技術が進展していけば、将来的には植物の新品種の登録は特許での登録も多くなっていくのではないかというふうに予想しているわけです。特許利用が多くなると農業生産への利用が不自由...全文を見る
○古堅委員 じゃ、将来的には、特許法に基づくそういうものが生まれたにしても、条約の原則的な定め、任意的特例に基づいて種苗法がつくられ、自家用の増殖の場合にはそれなりの取り扱いがされるというふうな、特許法との関係において将来そういうことを考えていくべきではないかというふうなことも考...全文を見る
○古堅委員 いずれの場合でも、農家が自家増殖などとかいう範囲の場合に、困ったことがいわゆる拡大されていかないような、そういう措置というものは将来にかけてぜひとるべきだということを申し上げておきたいと思います。  時間が迫りましたが、最後の質問になりますけれども、イミテーション品...全文を見る
○古堅委員 時間が参りました。終わります。
05月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○古堅委員 最初に、インドの核実験について伺います。  今回のインドの地下核実験は、核兵器のない地球の実現を目指す国際世論に対する重大な挑戦であり、断じて許せるものではありません。同時に、今回の実験は、アメリカなど一部の国による核兵器独占が核兵器不拡散条約体制として合法化されて...全文を見る
○古堅委員 次に進みます。  シカゴ条約の第三条(d)は「民間航空機の航行の安全について妥当な考慮を払うことを約束する。」と規定していますが、大韓航空機撃墜事件が発生し大惨事をもたらしたその教訓に照らしても、民間航空機に対する武器使用禁止の明確化は必要なことであります。その見地...全文を見る
○古堅委員 次に進みます。  議定書の第三条の二の(b)は、各国は「民間航空機に対する要撃についての現行の自国の規則を公表することに同意する。」と規定しています。この規則には防衛庁の要撃に関する内訓も該当しますか。批准後、防衛庁はこの内訓を公表すべきだと思いますけれども、その用...全文を見る
○古堅委員 AIP、航空路誌そのものは規則ではありません。議定書は現行の規則の公表を求めておるのです。防衛庁から聞いた話では、AIPに内容が掲載されているので、今言っておりますように内訓の公表は必要でない、外務省は防衛庁にこのような説明をしたらしいのですけれども、条約を結ぶという...全文を見る
○古堅委員 その目的云々で条約が求めている規則の公表をしなくてもいいなどということにはならないのです。もちろん航空路誌は条約の言う規則でないことは先ほども言ったとおりです。公表しなくてもいいという根拠にもなり得ません。問題のすりかえ、やはり誠実さがない。引き続き公表することを強く...全文を見る
○古堅委員 平和原則を持つ憲法のもとでつくられた航空法が、民間航空機が軍事的役割を果たすことを容認するなどあり得ないことであります。そのことを否定するのは新ガイドラインに追随した見解、そういうものにすぎないと申さざるを得ません。政府の見解では、日本の航空法はチャーターによる軍需品...全文を見る
○古堅委員 シカゴ条約第三条の(b)は「軍、税関及び警察の業務に用いる航空機は、国の航空機とみなす。」というふうに規定しています。したがって、自衛隊であれ、米軍であれ、その機関からチャーターされて軍需品や軍用機材を輸送する業務についたならば、その民間航空機はシカゴ条約に規定される...全文を見る
○古堅委員 国際法学会編の国際法辞典は、民間航空機と国の航空機の区別について、  両者の区別の基準は、航空機が国家により所有  されるか否かではなくて、特定時における実際  の用途が国のためであるか民間のためであるか  に求められる。したがって、国が元首または外  交使...全文を見る
○古堅委員 シカゴ条約の第三条は、先ほども言ったんですけれども、その(b)は、「軍、税関及び警察の業務に用いる航空機は、」とあるんですよ。所有の関係、その形態とかなんとかいうことは全然関係ありませんよ。「業務に用いる航空機は、国の航空機とみなす。」と、明確じゃありませんか。チャー...全文を見る
○古堅委員 時間になったので、終わります。
05月15日第142回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○古堅委員 最初に、サービス協定についてお尋ねします。  一つは、交渉における政府の対応についてです。報道では、日本政府としては、当初は日米の保険合意や金融合意を協定で追加約束するつもりはなかったと言われています。しかし、結局は米欧の要求のままになってしまいました。そして、この...全文を見る
○古堅委員 とんでもありません。米欧の圧力に屈した結果、日本国民はさまざまなしわ寄せを今以上に受けることになろうかと思われます。  例えば、損害保険の分野ですが、日本には料率算定会制度が機能し、安定した保険制度を維持してきたことは御存じのとおりです。その料率算定会制度をこの議定...全文を見る
○古堅委員 消費者にとっては重大な問題がアメリカでも起きています。料率自由化で、損害保険の保険料は一九八二年からの十年間で実に平均二・一倍に上がりました。保険が払えなくなり無保険車となった台数が一千七百万台。したがって、事故の補償不能が社会問題化しています。災害が頻繁に発生する地...全文を見る
○古堅委員 適切な措置などとも言われまずけれども、小手先で被害発生を抑えることなどできるはずはありません。協定による金融自由化の推進は消費者、国民の利益に反する、そういうものでしかないということを厳しく指摘しておきます。  次に質問を移ります。  沖縄海兵隊が出した三月二十四...全文を見る
○古堅委員 米軍自体が名称変更になったということを言っています。日米合同委員会にかけなければ施設の名称変更はできないということとのかかわりで、重大です。  この中で、第四海兵連隊の指揮官ラーソン大尉は、個人から大隊、中隊規模の、西太平洋における他のすべての部隊のための唯一の機会...全文を見る
○古堅委員 とんでもない言い分です。単なる名称を変えただけじゃない、それがどんなに強化されるか、アメリカ自身が世界的な規模で第一級のジャングル施設にしていこうなどというものを、事情もよくわからないままに規定するなどということは許されません。  大臣、きょうがどういう日であるかは...全文を見る
○古堅委員 大臣、このSACO合意を押しつけるということでは、県民が願ってきた、基地あるがゆえにこうなるのだ、それを何とか解決せぬといかぬという方向に行くどころか、県内のたらい回しで、二十一世紀のはるかかなたまで、屈辱きわまりないそういう状況のもとで県民に犠牲が押しつけられる、だ...全文を見る
○古堅委員 許せません。  日本国憲法のもとでアメリカ言いなりの基地国家づくり、それが本当に我が国の戦後の政治を大きくゆがめてまいりました。その象徴的な状況として置かれているのが沖縄です。そのことが沖縄県民に対してどれだけ屈辱きわまりない犠牲と不幸を押しつけてきたものになったか...全文を見る
○古堅委員 私は、日本共産党を代表して、サービス貿易に関する一般協定第五議定書に反対の立場で討論を行います。  反対の理由の第一は、本議定書が、保険料の高騰、無保険車の問題を引き起こす損害保険料率の自由化を約束するものだからであります。既に損害保険料率が自由化されているアメリカ...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○古堅委員 最初に、日独社会保障協定について、一点だけお伺いします。  協定は、日本とドイツとの間の交流を一層活発にする上からも必要だと考えています。これまで、ドイツに五年以内の滞在で帰国する者は、ドイツで掛けた年金は掛け捨てになっていましたが、その掛け捨てになった期間は本協定...全文を見る
○古堅委員 次は、インドネシア情勢にかかわってお尋ねします。  政府は、インドネシアにおる邦人救出に備えるということで、本月十八日と十九日に航空自衛隊のC130六機をシンガポールに派遣し待機させるという措置を強行しています。この間の経過を見れば、政府の態度はまず自衛隊機の派遣あ...全文を見る
○古堅委員 政府は、インドネシア政府に対して邦人の安全確保の措置を申し入れたかどうか、その点と、申し入れたのであれば、その中で邦人救出のためのガルーダ航空の活用の要請を行ったかどうか。
○古堅委員 十四日の午後四時の時点で、在インドネシア日本大使館は、邦人に対して、ジャカルタ近郊の高速道路はほとんどすべて閉鎖されており、空港へのアクセスは極めて困難であること、引き続きその場待機で状況を見守るようなどとお知らせしております。  この時点で、ガルーダ航空あるいは周...全文を見る
○古堅委員 私が日付を言って質問をしておるのですが、その日付の時点でというお答えですか、今は。これまでにやりましたとかいうことじゃなしに、十四日の午後四時の時点とか、そういうふうな形で言って質問をしておるのです。
○古堅委員 正確なお答えをしないと、何か私が言った十四日の午後にそういうことをやりましたという答えになってしまうのですようそを言ったことになりかねない答えになりますから。  十四日午後の時点はやってないね。さっきの答弁はどうなんです。
○古堅委員 安全について申し入れをしたか、そのときにガルーダ、という質問をいたしました。  それも、そのときの話じゃなしに、これまでにということですか。
○古堅委員 緊迫した事態が続く、そういう状況の中で、なぜ民間機や船舶は活用する準備をしなかったのですか、外務省。
○古堅委員 これもいつの話なんですか。十四日の時点のことを質問して、それとの関連で、今、緊迫した事態が続いておる、なぜそういうこともしなかったのかという質問をしたつもりなんですが。  今言ったのはいつのことなんです。十四日のことじゃないね。
○古堅委員 十四日付朝日には「防衛庁が、インドネシアからの邦人救出のための政府専用機や自衛隊輸送機の派遣に向け、発着に適した同国内の空港五カ所を選定するなどの準備を進めていることが十三日、明らかになった。」と伝えておるのです。防衛庁だけがいち早く準備に入ったということになるが、そ...全文を見る
○古堅委員 防衛庁は準備に入った。最も責任ある外務省はその検討さえもやらぬ。それはなぜなのか、問われることが当然です。防衛庁が検討を始めたのに、外務省は手を打とうとしなかった、こういうところにやはり問題があるのです。問題はここにあるのです。この時点で、政府外務省は、国内外の民間航...全文を見る
○古堅委員 質問に答えられないのかしらぬけれども、政府専用機の使用についてはなぜ検討しなかったのかという質問なのですよ。民間利用を考えておったというのですけれども、民間利用もしっかりやっていないということは今まで指摘してきたとおりです。  十五日付産経夕刊によりますと、アメリカ...全文を見る
○古堅委員 それは事実にもとるよ。十五日午後になって政府は、日本航空と全日空に十七日をめどに臨時便を派遣するよう要請したということだが、この時点でも周辺諸国の民間航空機の借り上げ交渉ができたはずであります。それをやったのですか。
○古堅委員 ところで、日本の民間船舶あるいは周辺諸国の民間船舶の借り上げ交渉はやっていないように今聞いております。大量に輸送できるというのに、どうして交渉もしていないのですか。
○古堅委員 今、船舶関係は使う予定がなくて民間航空などの利用で十分間に合わせられる、そういうふうに受け取れるような感じのことを言っていますが、実際には海上保安庁の巡視船を派遣するなどというふうなこともやっているのだよね。  日本の民間航空機と外国の民間航空機、あるいは民間船舶な...全文を見る
○古堅委員 自衛隊機の派遣の問題とのかかわりで今の質問を申し上げたわけです。  昨年七月に自衛隊機をタイに派遣したとき、韓国や中国などから厳しい声が相次いで出たことを忘れてはならぬというふうに思います。今回も、十九日の毎日によれば、インドネシア外務省スポークスマンは十八日、日本...全文を見る
○古堅委員 時間が参りました。終わります。
05月22日第142回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○古堅委員 本日のしんがりの質問となりますが、私は、在沖海兵隊のインドネシア軍訓練を最初に質問したいと思います。  今回のインドネシアの事態で指摘しておきたいのは、インドネシア国軍が国民運動に対して武力を使用し、犠牲者を出す弾圧を行ったという問題です。インドネシア国軍は、国民弾...全文を見る
○古堅委員 全くひどいと言うしかないですね、今の答弁は。  三月二十三日付ニューヨーク・タイムズ紙は、その社説で、インドネシアの悪名高い残虐な治安部隊を米国が軍事訓練することは、議会が数年前に人権の見地から明確に禁止していた危険な考えであると厳しく批判しています。また、米議会で...全文を見る
○古堅委員 五月六日開かれた米上院歳出委員会軍事小委員会の公聴会で、プルアー太平洋軍司令官は、アジア太平洋地域の安全と安定に影響を与える最重要政策の一つとして、東南アジア諸国の金融危機から来る国内不安を挙げ、米軍がそれらに関与していくことが長期的に見れば米国の戦略的利益につながる...全文を見る
○古堅委員 こういう政治問題を含め、大臣みずから答えるべきですよ、何一つ答えられないのですか。  政府は、沖縄県民には日本を守るためと言って基地を押しつけてきたが、実際はこうした内政干渉をやっている。沖縄が他国の内政干渉の基地にされるなど、県民の立場からは到底認められるものでは...全文を見る
○古堅委員 第十八航空団の広報局副局長であるダトゥコ中尉が、九六年四月に、第十八航空団の任務は太平洋全域をカバーし、制空権を掌握することにあるということを明らかにしています。今回の行動は、ソ連崩壊後の嘉手納基地の任務に基づくものであります。それを知らないというわけにはいかないので...全文を見る
○古堅委員 三沢基地からは、四月末に、F16戦闘爆撃機十二機がイラクに出動しております。これでイラク上空の飛行禁止区域に実施されるサザンウォッチ作戦では、嘉手納基地のF15戦闘機が制空を担当し、三沢基地のF16戦闘爆撃機が地上攻撃を担当して、イラクに軍事威圧を加えるという態勢がし...全文を見る
○古堅委員 ひどい話です、本当に。アメリカの高官が来てここで答弁に立っているような、そういう感じさえ抱く、本当に許せないと申さねばなりません。サザンウォッチ作戦の主力として在日米軍が参加している、まさに中東作戦を主任務とされていることは明白です。  先日も、本委員会で指摘したよ...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたから終わりますが、日本国憲法にはもちろん、日米間で結ばれた日米安保条約についてさえも説明のできないような、こういう内容の問題を指摘いたしました。  県民、国民を欺きながら、アメリカ言いなりの基地国家づくりを進める政府のそういう態度に対しては、県民の怒...全文を見る
05月28日第142回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○古堅委員 一昨年四月の日米安保共同宣言に基づいてSACO最終報告が出され、新ガイドラインが出されてまいりました。その根っこは一つであります。政府は、沖縄県民の意思をじゅうりんして、海上基地は最良の選択だと言い続けておりますけれども、それは在沖米軍基地の再編強化であり、新ガイドラ...全文を見る
○古堅委員 日米の事前の調整を経て基本案を作成した、こう言っているわけで、米側の要望の基本となるのは国防省の報告書です。それらの内容は、県民の生活、安全の上で極めて重大な内容も含んでいます。しかし、米側の要望がどのようなものか、その内容は基本案だけでは到底知り得ません。例えば、基...全文を見る
○古堅委員 質問は、アメリカ側が要望した、しかしその基本案には出されてない面もあるのではないか、相当あるのではないかというのが質問なのですよ。これからアメリカ側からそのような要求がいろいろと出されてくるというふうな、そういう関連にもなろうかと、お読みして思います。  そこで、改...全文を見る
○古堅委員 排除されることではないという、これは重大なものに発展していく、そこにつながる言葉ですよ。  政府は、基本案は米側との調整でつくられたものだと言われています。しかし、国防省の報告書では、普天間飛行場移設先の条件は、代替施設としての条件ではなく、その運用上の必要条件に基...全文を見る
○古堅委員 それでは、具体的な幾つかの問題についてお聞きします。  事前検討の中で、海上施設の運用航空機について、MV22オスプレーや垂直離着陸機、いわゆるハリアー、さらにはテールフック航空機などを運用することがアメリカ側の要求として出されていると思われるが、どうですか。
○古堅委員 国防省の報告書は、MV22やハリアー、KC130、最新のテールフック航空機を使用できるようにすると書いています。海上施設は、機能的にはMV22オスプレーや垂直離着陸機などを運用することが可能ではありませんか。
○古堅委員 MV22オスプレーについて言えば、CH53、CH46にかわる後継機として検討されている航空機であって、当然米側が今後運用するものであり、米側からすれば、海上施設はMV22オスプレーの運用を前提とするものであると考えられる。政府は、海上基地はMV22オスプレーの使用を前...全文を見る
○古堅委員 それじゃ、ちょっと突っ込んで伺います。オスプレーは使用はさせないという日米間の約束、そういう取り決めなどがありますか。
○古堅委員 そういう取り決めがないということを暗に示す答弁だと思うのですが、取り決めがなければ、アメリカはそれを配備することをもう既定の方針として大前提にしている、そういうことであれば、専らアメリカ側の運用に任されるということにならざるを得ないのですが、そのとおりでしょう。念を押...全文を見る
○古堅委員 答弁に答えなさいよ。要するに、アメリカ側の意思があれば、日本政府としてはオスプレーの使用、それを拒否できないということではないですか。念を押しておく。
○古堅委員 拒否できないということを言えないということは、指摘のとおりだということを暗に認めたということでありましょう。  同様の問題で、米側は、垂直離着陸機あるいは最新のテールフックの運用を米側が要望してくる可能性も否定できません。その際に政府はどういう対応をするのか。その機...全文を見る
○古堅委員 次に、施設についてちょっと聞きますが、燃料貯蔵庫については基本案には書かれておりません。これは海上施設に設置するのかどうか、はっきりさせてください。海上施設に設置するとなれば、燃料の供給施設はどうするのか。パイプラインによるのか、船舶によるのか、そういうことなどをはっ...全文を見る
○古堅委員 海上ヘリ基地建設後の施設維持について、国防省の報告書は、海上施設の維持は陸上施設の維持以上のものである、このため、海上施設及び関係施設の維持は日本政府の責任とすべきであるというふうに述べています。この施設等維持費について、日本政府はそのとおり考えておるのじゃないですか...全文を見る
○古堅委員 時間が参りましたので終わりますが、今の政府の答弁の姿勢にも見られるように、基本案では理解できないような内容が含まれる可能性が極めて大きいのに、しかも沖縄側がそれに対して重大な疑問を持っていろいろとやってきているのに、それを明らかにしょうとするどころか、いつまでも隠し立...全文を見る
06月01日第142回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○古堅委員 政府が核実験や核兵器の拡散を許さない立場からあらゆる努力を展開されることは、これは極めて当然のことであります。  私がこの質問に立つに及んであえて強調したいことは、アメリカやロシアなど五カ国の核兵器保有は認めておいて、新たな核兵器保有国の出現を抑え込もうという態度で...全文を見る
○古堅委員 そういう消極的な態度ではだめなんですよ。インドにしろパキスタンにしろ、アジア全域が非核地帯となれば、アメリカ、中国などの核兵器保有国が核兵器を持ち込むことも使用することもできなくなるわけですから、核兵器保有の理由もなくなります。  唯一の被爆国日本は、絶対にアメリカ...全文を見る
○古堅委員 時間ですので、終わります。
09月02日第143回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○古堅委員 最初に、砂漠化防止の条約について一、二点お尋ねいたします。  深刻な砂漠化の進行を防止することが、地球的な規模においても人類的な立場からも緊急の課題であることは申すまでもございません。ところで、政府は、日本も、発展途上国の森林の乱伐あるいは膨大な排気ガスの放出等によ...全文を見る
○古堅委員 おっしゃった内容は、日本にもその責任の一端があるという立場を踏まえての内容になっております。したがって、条約を誠実に実施するとともに、具体的には、発展途上国の植林、育成に力を注ぐことはもちろんでありますが、車の排気ガスも、京都会議で約束した六%削減、少なくともその完全...全文を見る
○古堅委員 次に、沖縄の米軍基地で問題になっておりますPCB問題についてお尋ねしたいと思います。  嘉手納基地で日常的にPCBをため池に垂れ流していた、そういうことが基地関係者の証言で発覚いたしまして、沖縄で大きな問題になっております。そのことについて米軍側は日本政府にどのよう...全文を見る
○古堅委員 嘉手納基地のPCB汚染については、一九九二年にも大きな問題になりました。政府は、当時、PCB汚染は幅広くアメリカに照会しているとして、例えば、同年四月二十二日の当外務委員会で佐藤北米局長が私の質問に答えられて、米軍が「調査は約束いたしておりますので、当然わかり次第報告...全文を見る
○古堅委員 今おっしゃるような、調査の結果PCBの検出はなかったというふうなことでひっくるめられますというと、PCB問題が起こっているという私が今指摘していること自体が、何かおかしいことを言っているような感じさえするのですね。実際に今嘉手納でそういうことが起こっていますよ。前には...全文を見る
○古堅委員 米軍基地とはいえ日本の領土です。そもそも地位協定第四条で不当にも返還時の原状回復義務を免除していること自体が、今のような米軍の横暴を許すことになっているもとだというふうに申せます。そうさせた政府の責任は大きいですよ。であるからこそ、一層、今回明らかになってきたPCB投...全文を見る
○古堅委員 嘉手納町議会は、この問題を重視して臨時議会まで開きました。八月二十六日の臨時議会で、PCB投棄の真相究明を求める決議、それを全会一致で採択をし、政府や軍当局に要請しています。一方、この問題を抱える沖縄県当局は八月二十四日、知事名の公文書で米軍当局や政府の現地出先機関へ...全文を見る
○古堅委員 ぜひ要望に沿う形で、速やかに積極的な御努力を強く要望しておきたいと思います。  最後は、北朝鮮のミサイル問題についての質問です。日本共産党は、北朝鮮の弾道ミサイル発射問題について、きのう、志位書記局長が厳しい抗議談話を発表いたしました。我が党のその立場から、私も改め...全文を見る
○古堅委員 報道によりますというと、ある政府高官は、我々に情報が入って警戒を始めたのは三、四日前、ミサイルが発射台に装てんされて、外国人の往来が激しいとも情報があった、まさか本当にやるとは云々というふうに述べたとあります。ミサイルが日本に向いていたのかどうか、アメリカからの提供さ...全文を見る
○古堅委員 報道によりますというと、自衛隊は日本海海域の警戒監視に当たったとのことであります。なぜ日本海周辺となったのか。日本にミサイルが向いているという情報があって自衛隊が日本海周辺を警戒監視に当たったということではないのですか。
○古堅委員 二段目のブースターは三陸沖に落ちたと言われますが、それは日本の排他的経済水域ということもあり得ますか。
○古堅委員 いずれにしましても、大臣、このミサイルは初めから日本上空を通過する計画で発射されたのかどうか、そういうことなどを含めて北朝鮮の側からきちっとした説明をさせる、これがどうしても必要だというふうに思います。その点について、今後の対策にもかかわりますが、いかがですか。
○古堅委員 次に、事前通告がなかったことについてでありますが、日本海側も三陸沖海域も、日本ばかりではなく外国の漁船も操業しておりますし、民間機も飛行するところであります。実際に七機が飛行していたと言われているわけで、大惨事につながる危険性がありました。上空のどれだけ高いところであ...全文を見る
○古堅委員 そういう面からも重大問題ですね。  報道では、北朝鮮は、ロシアには事前通告したということであります。きのうの安保委員会では、政府はロシアに事前通告内容を確認もしなかったという答弁となっております。大臣、事実関係を究明する上で一つの手がかりになるのではないかというふう...全文を見る
○古堅委員 じゃ、新聞報道にロシアにはその通告があったという報道があるのですが、それは、間違いではないかという大臣の御認識ですか。
○古堅委員 きのうの安保委員会で、大臣は、北朝鮮とは課長級協議の場で発射中止を一度ではなく複数回にわたって行ったというふうに答弁されましたが、その複数回というのが、いつで、どういうメンバーで、そういうものをおっしゃっていただけますか。
○古堅委員 わかりました。私たちがちょっときのう来聞いておったものを、正確に聞いていなかったかどうかにかかわる問題でもありますが、課長クラスの会議では複数回そういうことを言ったというふうに思っていたのでそういうような質問になりましたが。  質疑をこれまで、きのう来聞いておりまし...全文を見る
○古堅委員 終わりますが、確かに北朝鮮の態度は明らかにいろいろと簡単ではない難しい問題を抱えています。だからといって、その問題、それを切り開いていくという努力が弱いのでは、思わぬ深刻なところに発展する危険性につながりかねません。やはりあくまでも平和的にこの問題をどう解決していくか...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 本会議 第7号
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○古堅実吉君 私は、日本共産党を代表して、北朝鮮の弾道ミサイル発射問題について質問いたします。  今回の弾道ミサイル発射は、民間の船舶や航空機が多数往来している日本に近い公海に対して、何の事前通告もなしに撃ち込まれた乱暴きわまりないものであります。政府が説明しているミサイルの着...全文を見る
10月14日第143回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○古堅委員 最初に、サトウキビ問題についてお伺いしたいと思います。  キビ問題は、決して何か一つを論ずれば済むというものではなくて、多角的に論じ合う、それが大事だと思うのですが、時間もありませんし、また、あしたには価格決定がなされるという事態でもありますので、価格問題を中心にし...全文を見る
○古堅委員 実は、十月八日に日本共産党国会議員団として農水省をお訪ねして、この問題についても申し入れしてまいりました。対応された審議官は厳しいことばかりをずっと述べられて、深刻だ、深刻だと連発しておられました。これではいかぬというふうな思いを強くして帰ってまいったのですが、いよい...全文を見る
○古堅委員 次に、外務大臣に、何人かの同僚から質問がありました女子高生ひき逃げ事件についてお尋ねしたいと思います。  その問題について、実は十月八日に日本共産党国会議員団として大臣にお会いしたいなというふうに思っていたのですが、大変忙しいさなかで、北米局長に対応していただきまし...全文を見る
○古堅委員 事故現場を逃走したこの海兵隊員は、これは同僚も一緒に二人乗っておった自動車なわけで、基地内に逃げ込みました。沖縄の警察署は、十月八日、逮捕状をとって、米軍に身柄引き渡しの同意を求めた。基地司令官は、起訴前引き渡し事案に該当しないとして、日米地位協定を根拠に拒んだのであ...全文を見る
○古堅委員 運用の改善などという形で問題は解決しなかったのだというふうなことを裏づけた発言のように思います。  基地に逃げ込んだ悪質な被疑者の米兵について、警察は、みずからの手に逮捕状を持ちながらそれを執行することができない。米軍基地外の住民地域の国道上で公務外の米兵が起こした...全文を見る
○古堅委員 時間が来ましたので終わりますが、一般的に国際的なものとなっておるというふうなお考えのようですが、これはとんでもありません。  確かに、アメリカはその力に任せて、随分数多くの国との関係においてそういう関係を結んでいます。アメリカの意向を受けて、受け入れさせた国からする...全文を見る
11月27日第144回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○古堅委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○古堅委員 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○古堅委員 御異議なしと認めます。よって、五島正規君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長五島正規君に本席を譲ります。     〔五島委員長、委員長席に着く〕