降矢敬義

ふるやけいぎ



当選回数回

降矢敬義の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月18日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○降矢政府委員 隊員が運ぶときには、御案内のように、救急医療センターと申しますか、私たちは中央管理室とかいっておりますが、そこの指示に基づいてどこの病院がどういうベッドであいておって、医者がいるということによって運ぶのが普通でございますので、あるいは先生が御指摘のように、個々の隊...全文を見る
○降矢政府委員 これは御案内のとおり、申し出によって指定するのがたてまえでございますので……(横路分科員「救急病院じゃなくて、センターのほう」と呼ぶ)それは私どものほうには指定する前に直接に御相談はございません。
○降矢政府委員 それは御連絡を受けております。
○降矢政府委員 全国に照会いたしまして、まとめてみます。
03月24日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
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○降矢政府委員 ただいま御指摘いただきました出動手当につきましては、確かに交付税では昨年七百円から千二百円に引き上げまして、私たち再三これをベースにした手当の支給条例の制定を指導してまいりましたが、まだ区々でございまして、その点は今後とも指導してまいるようにいたしたいと思っており...全文を見る
○降矢政府委員 退職報償金につきましては、いま申し上げましたように、掛け金と基金の支払いとの間に資金不足がまだございますので、これの解消をめどにして、大体昭和四十九年にはいまのところ解消できる見通しでありますので、そういう時期に、この退職報償金の金額の引き上げ、あるいは退職報償金...全文を見る
○降矢政府委員 コンビナート地帯の防災の問題は企業とそれから市町村、県、海上保安庁が一体となって当たらなければならないわけでございまして、私たち消防のサイドからは、去年、石油コンビナート地帯の防災要綱というものをつくりまして、一つは県の地方防災会議の中にコンビナート部会というもの...全文を見る
03月25日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第6号
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○降矢政府委員 消防施設につきましては、四十七年度から三分の二の補助ということで、防火水槽と小型動力ポンプにつきまして、新たに別ワクで補助を出すことにいたしました。
○降矢政府委員 大都市は、防災環境はなかなかむずかしい状況にございます。消防庁といたしまして四十五年に南関東地震の対策について消防審議会の答申をいただきまして、政府といたしましても、中央防災会議におきましてそれを受けて、大都市震災対策推進要綱というものをつくりました。それは、さし...全文を見る
04月13日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
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○政府委員(降矢敬義君) 消防の仕事は、消防組織法及び消防法に書いてありますように、防災、人命の安全、財産の保全ということを第一義といたしました防災活動でございまして、したがいまして、環境の変化に対応した消防体制というものをどうしても整備していくことが緊要なことでございます。いま...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま御指摘がございました四条の立ち入り検査は、主として火災予防の見地から行なうものでございまして、常備消防が置かれているところは、消防庁あるいはその職員、常備消防の置かれていない消防団区域につきましては、これは市町村長がもちろんその職員を使って行なうとい...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 確かに、そういうお考えも十分理由のあることと思います。実情も、いま御指摘のような具体的な事例も私は承知しております。しかし、ここはまた考えようでございまして、こういう強制的な権限というものを持つということは、それ自体、自治体消防なら自治体消防として自分が...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま御指摘がございました空港におけるタンクの設置の問題に関連いたしまして、いきさつは、ただいまお話があったように私も承っております。この危険物施設の設置につきましては、保安という面からかなり技術的に許可の基準というものをこまかくきめておるわけでございまし...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いまの、一つは住宅地区の問題でありますが、この都市計画法及び建築基準法に従いまして、都市計画区域内に住宅地区あるいは専用地域というものを設定されておる地域につきましては、建築基準法の規定によりまして、一定数量以上の危険物を取り扱う施設は認めないということ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 災害に出動いたしまして生命を失ったという場合の補償でございますが、一つは、基本的に、公務災害補償ということで遺族年金、葬祭料というものが当然支給されるわけでございます。それから、いわゆる賞じゅつ金というものが国において出されておりますし、それに準じまして...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 第一番に公務災害補償でございますが、これはいわゆる常勤の消防職員あるいは普通の公務員と同じレベルで災害補償をすることになっております。これは消防団の場合におきましては、御案内のとおり職業が千差万態でありますので、いわゆる非常勤消防団の階級に応じまして仮定...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 警察官あるいは消防職員及び団員の災害時の活動において殉職した場合、その災害の種類を問わず、要するに殉職した場合の取り扱いにつきまして、御案内のとおり、一つは、たとえば人命の保護と救助というものを伴ってそして殉職をされたという場合と、それからいわゆる災害の...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま御指摘の点は、全く私たちも同感でございまして、実は昨年三百万円に上げました。全体としてこの賞じゅつ金の金額が少ないということにつきましては、さらに努力をして、これは警察等と同じく歩調を合わせましてこの引き上げをぜひ実現するようにつとめたい、こう考えて...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 第八条の三の「防火対象物」——高層建築物、地下街等で用いるどんちょうにつきましては、要するに、表示されておるものを原反で買ってきてたとえばカーテンをつくるという場合が、ああいう施設については多いわけでございます。で、そういう場合におきましては、この法律の...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) たとえばカーテンの場合を例にとって申し上げますと、一つは、表示の形式といたしまして、縫製されたカーテンの場合はラベルをつける。それからカーテンの原反の場合は、下げ札あるいはスタンプとしてその様式を定めることにしておるわけでございます。また、表示の貼付の方...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 確かに、四十四年の四月一日から、特定の施設に対して防炎処理をしたものをつけなければならないということにいたしました。そのときいろいろ御議論がありまして、当時、すでに使っておるカーテン、どん帳等につきましては別に防炎処理をする必要がない。つまり、今後新しく...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 確かに、当時、御指摘のような御議論があったように私は聞きました。今回の改正に際しまして、やはり同じような議論を私たちやりました。ただ、残念なことには、四十四年四月一日からこの法律を施行いたしましたが、先ほど申し上げましたような、今後——そのとき以後新しく...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 空港における消防体制でありますが、これは二つございまして、一つは、航空法及びそれに基づく規則におきまして、設置者が自衛消防としてある程度消防体制を整備するという基準がございます。そこで、私たちは、第一種空港、第二種空港については国において、第三種空港につ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま御指摘のように、給料表につきましては、公安職給料表をもとにしている団体が二三%ございます。行政職給料表を適用しているのが団体で七七%でございます。もちろん、号俸調整はやっているわけでございますが、基本的に、ただいま御指摘がありました問題は、私たちも意...全文を見る
04月18日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第10号
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○政府委員(降矢敬義君) 本年の二月二十九日から三月十三日まで春の火災予防運動を実施いたしました。今回の重点といたしまして、主婦のための防火教室の開催ということを第一番目に取り上げたわけでございます。この点は、火災のうちで大体建物火災が一般に六割ぐらいでございまして、四十六年の出...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) まだ、この運動の期間につきましても、それぞれ地域によってずれているところがございますので、全体の調査の結果は出ておりませんが、いま私が申し上げたようなことから申し上げまして、私たち一番強調しておりますのは、火災による人命事故というものを絶対になくさなきゃ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 四月の十四日、ヒルトンのホテルで火災になりました。で、いわゆるぼや程度で済んだわけでありまして、厨房用の排気ダクトを焼損した程度で済んだわけでございます。この出火の原因は、一階の厨房で、料理の色づけをする電気器具——サラマンダというんだそうでありますが、...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いわゆるホテルにおきましては、ボーイがお客さんの一人一人にいまお話があったような指示をするということは、あるいはやっておるところもあると思いますけれども、私の経験ではございません。それから一般の旅館、いわゆる日本式の旅館では、着いて座敷に上がったときにあ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 私たち、民間の防火防災組織の中に婦人消防隊あるいは少年消防隊というものを育成をすることを何年かやってまいりました。で、婦人消防隊につきましては、名前は婦人消防隊でございますが、二種類ございまして、いわゆる市町村で消防団員として任命を受けて、男子の消防団と...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) これは表示の形式でありまして、たとえば縫製されたカーテンの場合にはこういうラベルをつける、あるいはカーテンの原反の場合には下げ札、スタンプ等の様式を定める。こういうことでございまして、それから、たとえば表示の貼付の方法としては、包装されたカーテンの場合に...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 「第一項の防火対象物」は、高層建築物、地下街、キャバレー、旅館、病院等でございます。その「関係者」ということばと、それから消防法では、たとえば四条の第一項には「関係のある者」という表現を使っております。で、「関係のある者」というのは、所有者とかあるいは占...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 御指摘のように、この防炎規制は四十四年の四月一日から施行になりまして、この古い規定は、そのときに使っておったカーテン等につきましては、防炎性能を有するものを使わなくてもいい、そのままでいいという規定になっておったのであります。それが七ページの第二項の規定...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防職員の給料につきましては、市町村の条例でそれぞれきめるわけでございまして、いまお話ありましたように、公安職俸給表を使っている団体が職員数で五六%、団体で二三%ございます。それから行政職給料表を適用している団体は、職員数で四四%、団体で七七%となってお...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 福祉施設について、いま御指摘ございましたように努力目標的な表現にしてございます。この点は、公務災害プロパーの問題でありますと、純粋にこれはいわゆる使用者側の責任で行なう、つまり、反対にいえば相手側は権利として当然請求するものでございます。で、その上に、福...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 三十六年に消防力の基準を定めまして、それに対して悉皆調査をやりましたのは、これは四十一年の三月の資料が新しいのでございます。その後は計画的に整備をし、あるいは広域市町村圏設定とともに常備化してまいりまして、新しい資料がございませんので、傾向だけはつかめる...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防署所は八三%になっております。それから消防署員の充足率は四四%になっています。それから消防団の人員でございますが、これが当時は八〇%でございます。それから申し落としましたが、消防団における消防力——動力消防ポンプの充足率は五〇%でございました。
○政府委員(降矢敬義君) いま実は新しい消防力基準に基づきまして、消防力整備の五カ年計画を今年中に策定する考え方を持っております。そのために各市町村に、県を通じましてそういう計画の立案の素案となるものを求めておるところでございまして、全体の資料はまだ正確には把握しておりませんが、...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 同じような、三十六年に基準をつくりまして約十年間持続してまいりましたが、いま申し上げましたような充足率で、大体平均して五〇%から六〇%くらいのところでございます。今回、新たに消防力基準を改正いたしましたのは、新しい時代に対応すると同時に、機械器具というも...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 交付税の問題につきまして、御指摘のような例があると思います。総体的に申し上げますと、多少基準財政需要額には至っていない決算額になっております。この点につきましては、私たち自身のやれることとして、補助金、起債あるいは基準財政需要額の増加、こういうことに通じ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) ダクトにつきましては、火災になりました場合に煙道になっていく可能性が多分にございます。で、建築基準法におきまして、ダクトの中には一定の温度になればダンパーがおりるようなしかけをするように義務づけられておるわけでございますが、どうもいろんな実験によりまして...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 市町村の消防、それは、消防組織法第一条にも書いてありますとおり、人命の安全、財産の保全ということを任務としております。したがいまして、身近なところでそれを果たすということが一番適当なことでありまして、この点で、市町村が実働部隊としての消防を持つということ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 大臣から、先般、小谷委員の御質問に対しましてお答えしたとおりでありますが、要するに、立ち入り検査が十分にいかないという一面のあることは私も否定いたしません。しかし、反面、この検査をりっぱになし遂げておる市町村も現にございます。したがって、そこの評価をどう...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 予防査察が効果があがっていないというのは、私たちはそう考えておりません。もとより、あがらない場合もあると、あがっていなかった場合もあるということは、私も申し上げた点でありますが、全体が予防査察の効果があがっていないんだというのは、少し私たちは考え方を異に...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) ちょっと前段のことについて答弁をさしていただきます。  確かに、いまおことばがございましたが、なれ合いというおことばがありましたが、その点は全くないと私は思いません。それは査察をしたあとの処理が適当でないんでありまして、査察をしたときに、私たちは、いつ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) まあ率直に言って、おそらくそういうこともあろうと存じます。ただ、いま私が申し上げましたような広域化して自治体消防になるという、常備消防になるという、そういう町村におきましては、同じような事情が市町村のいわゆる役場の問題にもあるわけでございます。私たちは単...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 地震のような複合災害ということになりますと、これは一市町村の全体の機関の問題あるいは一消防の問題ではなくなるわけでございまして、それは国、県、市町村を通じまして住民の安全ということを徹底的に守らなきゃならぬわけであります。このために、私たちは消防審議会の...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 一つは、都道府県知事の指示権というのがありまして、地震、台風等の異常災害の場合において、緊急の必要があるときは、市町村長、市町村の消防長または水防管理者に対して災害防御の措置に関し必要な指示をすることができる。それからもう一つは、消防庁長官の措置でありま...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 防災会議そのものにはございません。
○政府委員(降矢敬義君) 御指摘のように、現在のはしご車は標準三十三メートルが最高でありまして、例外的に四十メートルのようなものが最近できました。しかし、それはごく例外的でございます。したがって、一般に十一階以上の建物につきましては、建物自体が火災に対して強いものにしなきゃならぬ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま申し上げました高層、つまり十一階以上ですか、三十三メートル以上のマンションにつきましては、いま申し上げたような種類のものを義務づけておるわけでございます。ただ、それ以外の普通共同住宅と称せられるマンションにつきましては、いろんな施設について従来多少措...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) これは非常にむずかしい問題でありまして、確かに、先にも御質問ありましたが、市町村の消防力の整備のスピード、それから建物、特にマンション、高層ビル、そういうものとのスピードが都市におきましてかなり違ってきておる事情もございまして、実は私たち消防を担当する者...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 道路が狭くて消防車が入らないために消火活動がうまくいかなかった事例としてどのくらいあるかということでございますが、この点はどのくらいあるのか具体の数字を把握しておりません。ただ、御案内のとおり、消防ポンプにつきましては、大体二十メートルのホースが標準にな...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 現在、火災現場に向かうときに、昼間非常に交通が混雑しておって、これが障害といえば一つの障害でございます。それから、御案内のとおり、火災のときに現場に消防が到着するまでに、いわゆるやじ馬といいますか、こういう人たちの集合がありまして、これが現場活動をかなり...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消火器につきましては、いま、寿命の問題でありますが、大体五年を目途にして生産されているのが普通でございます。  それから、アフターケアの問題でありますが、これは消火器によりまして詰めかえを要するものもございます。こういう詰めかえを行なう際に販売業者がア...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 家庭には設置の義務づけはございません。
○政府委員(降矢敬義君) 防炎の処理をしたカーテンは火点を近づけますと燃えますが、その燃える範囲は非常に局限をされます。燃えるということは結局、しかも局限をされるということは炭化をしまして必ず煙を発します。もとより、それが塩ビ系のものであればそれに伴う有毒ガスを当然発生いたします...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) この法律で予定しておりますものは四種類ございまして、一つは、カーテンにつきましては家庭用品品質表示法による表示がございます。するようになるはずでございます。それから工事用シートにつきましては、これは工業規格、JISマークを現在つけております。それから合板...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 四十六年の救急出動件数は九十九万八千三百九十二件でございますが、約百万件になんなんとしております。これに対しまして、出火した場合にどのくらい出動したかというお話でございますが、出火した場合の出動件数は、実は統計をとっておりません。しかしながら、四十六年の...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 交付税でその点の手当を特別に見ております。
○政府委員(降矢敬義君) 消防団員が出動した場合には一回千二百円ということで交付税の計算をしております。それに基づいて各市町村は条例で支給をすることになりますけれども、二千円を出しているところもございますし、それから四百円とか三百円という低い額をまだ出しているところもございます。...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 本年度の補助金は三千三百万でございます。財団法人でございまして、役員、職員はいまどのくらいあるのか、ちょっと手元に資料ございませんが、役員は、評議員が各県の消防協会長だったと思います。それから、あとブロック単位に、協会の代表者として副会長制度をとっており...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 飲食店は全部でございます。
○政府委員(降矢敬義君) 汽車のやつは、新幹線のカーテンは防炎処理をしてあるカーテンでございます。それは、私もこの前映画で見ましたから承知しております。その他は、おそらく汽船とかなんとかも全部防炎のものを使用しておると思っております。
○政府委員(降矢敬義君) 予防課長にお願いします。
○政府委員(降矢敬義君) これは先ほども御質問いただいた点でございますが、私たちは四十七年度から五カ年計画でこれを、基準をぜひ達成いたしたいということで、いませっかく各市町村から計画の素案をとっておるところでございます。ぜひ努力をして、何とかこの基準を五カ年計画によって達成いたし...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 過疎地帯の消防につきましては、実働の団員が、いま御指摘のように私たちの調査でも大体平均して約七割程度でございます。低いところは六三%ということでございます。そこでわが国は、現在の広域化の中で、かつ、過疎市町村をできるだけ常備化体制にもっていくということで...全文を見る
04月21日第68回国会 衆議院 商工委員会地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号
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○降矢政府委員 大阪のガス爆発事件以来、消防が地域住民に密着した安全を守るという見地から、いろいろな災害に対する事前の予防措置、あるいはそれに伴う防災の訓練、施設というものについて心がけているところでございますが、たとえば都市ガスにつきましては、他の道路工事等によってガス管を破壊...全文を見る
○降矢政府委員 保安の面は、工事の認可から始まりまして、保安検査がございます。認可処分につきましては、いま運輸省当局から説明がありましたように運輸大臣の専管事項にしましたけれども、私たちの間では、これは協議を受けるということで了解をしております。したがって事実行為の検査は消防と運...全文を見る
○降矢政府委員 パイプラインの問題の中で一番大事なことは保安の問題でございまして、この点については私たちも消防審議会に諮問をいたしまして、もっぱら保安に関する答申をいただきました。  それで、いろいろ技術基準その他がございますが、技術基準の中にやはり消防設備、消火設備等の基準を...全文を見る
○降矢政府委員 答申に、地上配管の場合には、「住宅、病院その他多数の人を収容する施設」等からは保安上必要な距離を確保しなければならない。当時議論がありましたのは、最低二十メートル以上確保しなければいかぬだろうというふうな御議論がございました。しかしながら、この点はまだ最終的に、ど...全文を見る
○降矢政府委員 消防法におきましては、個々の市町村における危険物を単体的にとらえた規制をしております。ところがこれは御案内のとおり、石油を発地から終着点に着くまで一貫した施設でございます。それを計画的に整備するということでございますので、各省と一緒になって、消防主管大臣の自治大臣...全文を見る
○降矢政府委員 以前にそういう規定がございました。
○降矢政府委員 消防審議会で御審議いただきましたときに、地上配管の設置の場所につきまして、「住宅、病院その他多数の人を収容する施設及び鉄道その他の保安物件から保安上必要な距離を確保する」という御答申をいただいております。このときにいろいろ御議論がありまして、出た意見の一つとしては...全文を見る
○降矢政府委員 いま申し上げた消防審議会の御議論が、二十メートルということを最低にして考えるという御意見もありましたので、私たちはそういうことを一つの審議の過程におけるめどとして考えたい、こう思っております。
○降矢政府委員 御答申におきましては、いま申しました学校とか病院ということについて地上配管についての御意見がございました。そういうことを考えて保安基準を考えたい、こう思っております。
○降矢政府委員 地上配管についての保安距離の問題でございまして、道路等につきましては、午前中お話がありましたような地下を原則として通すということでございます。
○降矢政府委員 消防の問題として、御案内のとおり危険物行政につきましては、常備消防を置いているところは指定都市であろうと普通の都市であろうとすべて同じような扱いをしているわけでございまして、そういう意味から、市町村というものについて特別な扱いをしないという考え方でございます。
○降矢政府委員 御指摘の規定は、消防法の第三章の危険物に関する規制の規定を全部排除いたしまして、石油パイプラインにつきましてはパイプライン法によるという意味をあらわしたわけでございますが、消防法とパイプライン法を比べてみますと、工事計画の認可が消防法のほうは施設の設置許可、保安規...全文を見る
○降矢政府委員 パイプラインの必要なゆえんについては、通産大臣からるるお話がございました。消防審議会におきましても、そういう前提に立ちまして、保安を中心に昨年の十一月に答申をいただきまして、その考え方は、やはり施設そのものを地震も想定しました耐震性のあるものにするし、導管にしても...全文を見る
05月16日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第25号
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○降矢政府委員 今回の多数の死者が出ました原因はいろいろあると存じますけれども、今回、全く端的にこの事件を見ますと、三階売り場にあります衣料品を中心にして火災が出ました結果、火炎は五階でとめましたけれども、煙が発生いたしまして、それが七階に参りました。しかし、七階は、いま政務次官...全文を見る
○降矢政府委員 この建物は、四十二年に現在の使用目的変更の確認を得ておりますが、消防の立場からこれを見ますと、複合用途ビルのこの建物は、階段が全部で六つございまして、しかも、屋上へ出る階段及び七階から外に出る階段はついておるわけでございます。したがって、避難という点からいたします...全文を見る
○降矢政府委員 今回の活動で職員の方が負傷をしたわけでございますが、現場に到着いたしまして、相当の火炎がありまして、いわば耐火構造の中で多量の火燃物が延焼しておるという状況でございまして、したがって、いろいろな施設、たとえば防毒マスクとか、そういうものはもちろん全部用意してござい...全文を見る
○降矢政府委員 現在の法制では、いま御心配の点は、消防設備士というのがもちろんおりまして、それが消防法に基づいて工事のときに設計をして、そして着工届けを出すということになっておるのでございますけれども、いまお話がありましたような古いビルにつきましては、その点はおそらく御指摘のとお...全文を見る
○降矢政府委員 消防法第七条によりまして、建築主事等が確認をする場合には、あわせて事前に消防の同意を必要とするということになっております。
○降矢政府委員 先ほど申し上げましたように、そのようにしてあります。
○降矢政府委員 先生御指摘のように、予防査察によって消防施設の維持管理等に消防側としては万全を期するということにしてあるわけでございますが、予防査察の結果、もちろんいままでも旅館等の火災でもありましたように、するべきものもしていないということも発見されておりまして、これは、告発と...全文を見る
○降矢政府委員 今回の非常口につきましては、いま私たちの承知しているところでは、支配人がマスターキーというものを持っておって、そして、非常のときには支配人があけるということになっておるように承知しております。ただ、現在、支配人そのものが逮捕されておりますから、直接こちらは聞いてお...全文を見る
○降矢政府委員 防火管理体制は、複合ビルであっても、それぞれの施設ごとに置くという、とにしてありますので、七階には、いま申しました高木という支配人が防火責任者として届けられております。三階、四階はニチイの管理者が届けられております。あとの分は千日デパートの人間が管理者として届けら...全文を見る
○降矢政府委員 ただいまの問題につきましては、旅館等の事故にかんがみまして、いま御指摘のような保険によってそれを担保するようなことをわれわれとしてもずいぶん慫慂してまいりました。その点は御指摘のようなかっこうになっているわけでございます。この問題につきましては、大臣も大阪に行かれ...全文を見る
○降矢政府委員 いま先生御指摘のところが一般の問題であろうと私も思っております。それで、先ほどお答えいたしましたとおり、昨年、法律を改正して、雑居ビルで統一的な管理体制ができないときには、その統一的な管理体制をやれという命令を、建物を使用する権限を有する者、つまり、いまの場合で言...全文を見る
○降矢政府委員 端的に言いまして、私たち同感でございます。建設省とも昨日そういう問題について話し合いをいたしておりまして、今後も法律の改正も必要なことでございますので、いわゆる避難というような見地から、少なくとも、必要な施設は、消防の側からもどうしても遡及適用をしてもらうように考...全文を見る
○降矢政府委員 このビルは、御案内のとおり、手でボタンを押して、そして保安室に通ずる。それを受けた保安要員が放送設備を通じて全館に知らせるというしかけになっております。で、いま先生のおっしゃったのは、おそらく自動火災報知機だろうと思います。この点につきましては、消防法を四十四年に...全文を見る
○降矢政府委員 いまお話しがありましたような点につきましては、行政指導とともに、政令等の改正でできそうでございますので、至急検討させていただきたいと思っております。
○降矢政府委員 繊維製品が燃えた場合に、発生する有毒ガスの排除方法の研究ということは、消防研究所のほうでは現在やっておりません。これは通産省その他とお話をしまして、今後どうするか検討させていただきたいと思いますが、私たち、消防研究所がいま研究しておりますのは簡易ガスマスクでござい...全文を見る
○降矢政府委員 煙の速さについては御指摘のとおりでございまして、しかも、先ほど御説明申し上げましたとおり、火災が起きましてから、消防車が着きましたときも、まだ、七階では煙は窓からは出ていなかったようでございますけれども、速さとしては、いま御指摘のような速さでおそらくのぼったのだろ...全文を見る
○降矢政府委員 四十五年度で見ますと、四九・二%になっております。
○降矢政府委員 煙は同時にガスを含んでいるわけでございますが、その対策としては、一つは、建設省を中心に私たちの消防研究所のほうでもやっておりますが、建材について、ガス、あるいはそれを燃えないようにするという、いわゆる不燃化の問題でございます。それから、燃えた場合に、一つは排煙の問...全文を見る
○降矢政府委員 現在、いわゆる誘導灯であるとかその他につきましても、非常電源切りかえ装置というものを相当のビルにみなつけさしておるわけでございますし、そういう施設は当然予備電源としてつけさせる必要があると思います。
○降矢政府委員 消防署に専任届けが出されていますのは、いまお話のありました高木支配人が防火管理者として届けられております。
○降矢政府委員 収容人員五十人以上の施設に防火管理者を置く。こういうことにしてあります。
○降矢政府委員 割合ではございません。一人責任者として置くということにしてあります。
○降矢政府委員 最近行なわれましたのは、四十六年の十月でございます。
○降矢政府委員 先ほどお話がありましたように、階段のいわゆる非常口というところにつきましては、びろうどが打ちつけてありまして、一番端的に言うと、クロークのうしろに、まさに、そこに、開口部を持つ階段があったわけでございます。けれども、そのクロークのところはびろうどが打ちつけてありま...全文を見る
○降矢政府委員 消防法のたてまえから言えば、火災報知設備としての自動式のものがございまして、これは、そういう意味からは完全でございます。
○降矢政府委員 さようでございまして、保安室から七階だけは電話で連絡するというようなことで、七階自身には、御案内のとおり、一斉の警報装置がございますけれども、通知するのは電話でやるというしかけになっておりまして、この点は、確かにやはり一つの不備な点でございます。
○降矢政府委員 この点は、四十四年に、例のスプリンクラー設備の強制設置の施設を拡大いたしましたときに、病院とホテルと重要文化財だけは遡及適用をいたしました。その他については遡及適用をいたしませんでした。したがって、この点については、いまのたてまえとしては適法な施設になっておるわけ...全文を見る
○降矢政府委員 この点は、私たちは、内から錠をはずせる施設というようなことで指導しておりまして、昨年の建築基準法施行令の改正でも、あれは百二十五条の二だと思いますが、やはり、内側からは施錠を錠を用いずにはずせるようなドアにしなさいという規定を設けてあるはずでございます。もちろん、...全文を見る
○降矢政府委員 制度上、運用上の点についていろいろ御指摘をいただきましたが、端的に言いまして、いま先生が最後に言われましたように、ここの七階は火災がのぼっておらないわけでございまして、煙だけでございまして、したがって、少なくとも、ドアの、屋上に出るやつと、南側にある階段で、外部に...全文を見る
○降矢政府委員 防火管理者をまず複数にしてはどうかという御意見でありますが、私たち、実際の運用は、相当な施設になりますれば、何班かに分けまして、一つの管理者のもとに班を分けて、班の責任者を置いて運営をするように指導しておりまして、たとえば霞が関ビル等につきましても、防火管理者の責...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、一つのお考え方だと思います。また、たとえば私のほうでは、うちにおります家庭の主婦を対象にするときは、いまお話がありましたような、その近所で起きた実際の火災の実例というものをみんな展示し、また、それをもって説明して、家庭防火教育ということをやっておるわけであ...全文を見る
○降矢政府委員 煙の対策につきまして、一つは、燃えない材料による建築というものにつきまして、研究所ともあわせて研究していることは御案内と思いますが、そのほかに、火災になった場合に煙を外に出すというしかけ、つまり、避難とからみ合わせた排煙のしかけというものが、昨年の建築基準法で高層...全文を見る
○降矢政府委員 火災の様相というものが、御指摘のように非常に変わっています。消防研究費といたしましては、先生御案内のとおりいろいろとやっておるわけでございますが、端的に言ってどうかということになれば、私は、決して十分ではないということをお答え申し上げることができると思います。
○降矢政府委員 危険物関係につきましては、いま、法律制度によって、自衛消防組織の体制その他が書いてございます。その他の施設につきましては、防火管理者に消防計画をつくらせまして、そして、その中に自衛消防組織をつくるということを計画の第一項の項目として施行規則できめておるのでございま...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、一カ所、クロークのうしろのところには、非常口と遭いてある誘導灯もつけてございます。そこは、ビロードがあっても、かぎさえふだんあいておればおそらく——もちろん、ふだんあいておれば、そこはおそらく避難階段として十分利用できたと思います。それからもう一つは、庭上...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、たばこの問題は、ここ数年火災原因の中で最高でございます。いまおっしゃったように、投げ捨て等がおもな原因でございます。私たち、おっしゃるとおり、法律で規制するということにつきましては、いま直ちに結論を申し上げるわけにはまいりませんが、実際の運動として、一つは...全文を見る
○降矢政府委員 新建材の防煙対策につきまして、これは建設省が中心になってやっておりますが、私たちの消防研究所のほうにおきましても、それから通産省の関係のほうにおきましても、研究所間で、あの基準をつくるについては、それぞれ協議をして、建材に対する防煙の基準というようなものをつくって...全文を見る
○降矢政府委員 いままでの消防審議会の答申を見ましても、各省にわたり、高層ビルについてのいろいろな今般の建築基準法の改正におきましても、消防審議会の答申というものをほとんど取り入れていると言っても過言ではないわけでありまして、いま先生の御心配のような点は、私たち、少なくとも私は、...全文を見る
○降矢政府委員 従来、不特定多数が集まる施設についての訓練は、従業員の避難誘導訓練を主体としております。旅館のようなところでも、お客さんとともにやるということは、実際の問題としてはなかなか協力を得られない。特に、夜間お客さんが来るのが普通でありますが、そのときこそ一番大事なんであ...全文を見る
○降矢政府委員 その点は、防火戸というものが全部つけてありますが、それをすべて締めてあったわけでございます。それは、管理形態が、業者がみな違いまして、九時以降は七階しか営業がございませんので、そういう意味から、ふだんは九時になったら下のほうの営業は全部終わってしまいますので、締め...全文を見る
○降矢政府委員 階段のドアはすべてかぎがかけてございまして、そのうち二カ所につきましては、ビロードのおおいがかかっていた。こういうことでございます。
○降矢政府委員 さようでございます。出入りは全部エレベーターでやっておりました。
○降矢政府委員 階段は、直接関係する階段としては四カ所でございます。
○降矢政府委員 七階のプレイタウンの防火管理者として、正式に消防署に届け出られた人間でございます。
○降矢政府委員 防火管理の状況は、七階のプレイタウンは支配人一人でございます。それから三階、四階は、ニチイという衣料品を販売している業者の店長が管理者となっております。それから地下と一階、二階、五階、六階は、千日デパートの課長が防火管理者として届け出られております。この建物全体の...全文を見る
○降矢政府委員 このビルは、私たちの調査によれば、三十八年三月に、千日デパートという一つのビルとしての消防計画の提出が消防署にあったわけでございます。しかし、いま申し上げましたとおり、この使用形態における管理者というものは三者ございまして、それでは、この消防計画が実情に合っており...全文を見る
○降矢政府委員 昨年その点を改正していただきまして、防火管理者がきまっていない場合には、八条におきまして防火管理者を早くきめろということをそのビルの責任者、権原を有する責任者に命令することができるようにいたしました。その命令に従わない場合には、つまり定められた期限までにきめない場...全文を見る
○降矢政府委員 昨年の十二月に予防査察をいたしましたとき、すでに、いま申し上げました三人の防火管理者というものは定まっておったわけでございます。したがって、予防査察のときにはこの点は指摘しておりません。
○降矢政府委員 昨年の十二月に査察をしたときには、そういう注意はしておりません。しかし、その六月に、とにかく集めて、早く共同防火管理者の責任者としてだれかをきめるようにということで、わざわざ消防署で協議をさせたわけでございますが、その点が協議整わず、まだ、統括防火管理者というもの...全文を見る
○降矢政府委員 千日デパートの防火管理者と、ニチイの防火管理者と、七階のキャバレーのプレイタウンの防火管理者の三者でございます。
○降矢政府委員 消防法におきましては、それぞれの施設について防火管理者を設ける。いまで言えば、キャバレー、衣料品店それからデパート、それぞれの施設についてまず防火管理者を設けなければならぬことになっておる。それが八条でございます。その設けられた防火管理者が協議をして、その全体のビ...全文を見る
○降矢政府委員 政令で定める防火対象物というものが別表で書いてありますが、(一)から(一六)までございます。それで、いま御指摘のように学校、キャバレー、劇場、旅館、病院というように書いてありまして、いま問題になっています一つのビルでいろいろな業態に使っているものをいわゆる複合用途...全文を見る
○降矢政府委員 これは消防法施行規則の四条の二というものがございまして、共同防火管理協議会をまず設置する。それから協議会を代表する者をきめる。それから総括防火管理者の選任をする。以下「統括防火管理君に付与すべき防火管理上必要な権限」その他七号まで書いてあるのでございます。
○降矢政府委員 これは確かに一つの手落ちだったと思います。ただ、このビル自体が、いま申し上げたとおり、四十六年の六月にようやく各階施設ごとの消防計画をつくって管理者を定めるというところまで、呼び出して指導をしてきて、ここまできたわけでございます。しかし、いま御指摘のような、共同の...全文を見る
○降矢政府委員 この火災は三階から発火したというふうに現時点では言われておるのでございますが、したがって、いま御指摘のように、そこの衣料品が煙となって七階まで行ったわけでございます。ただ、五階以上の階には火が入っておりません。それは五階でのところに通ずるシャッターが締まっておりま...全文を見る
○降矢政府委員 最近では、四十六年の十月に署員が行きまして、避難訓練を実施しているということを承知しております。
○降矢政府委員 四十六年十月には避難訓練をやっております。十二月には、消防施設等の査察をやっておるだけでございまして、十月に訓練をやっております。その訓練のときに、その救助袋をどういうふうにしたかということは、実はまだ承知しておりません。  それから、いまの御指摘の、落としたあ...全文を見る
○降矢政府委員 押して倒さなければいけません。そうすると、九十度に開くわけでございます。それは、こうすれば開くしかけになっております。当然に開いたわけではございません。今度のやつは、開かずに使っちゃったわけです。ですから、普通の使い方をしていないわけでございます。
○降矢政府委員 従業員の方がそういうことは承知しておるわけでございますから、当然に承知しているはずだと私も思います。承知しているのになぜそのように動かなかったか。それは従業員の方が——従業員と言いますと、ホステスも含めました従業員の方でございますが、そもそも、防火管理者におきまし...全文を見る
○降矢政府委員 その点は、次長の表現が多少適切でなかったと思いますし、現にいまここにいます予防課長が、現実にそれを自分の目で確かめてまいりましたので、どういうものか説明させたいと思います。
○降矢政府委員 プレイタウンの防火責任者がどうしておったかということについては、現在よくわかりません。それは警察に行っておられますので、調査の結果はわかりませんが、先ほどから申し上げますとおり、避難階段に通ずるドアもあけておりませんので、したがって、防火管理者としての任務を全然遂...全文を見る
○降矢政府委員 実は、私たちもそこがわからないのでありまして、それは、本人がいま警察のほうに留置されておりまして、その本人から聞くすべも全然ないわけでございます。したがいまして、いま言われましたようなことで、要するに、防火管理者のもとに従業員というものを使って防災に当たるわけでご...全文を見る
○降矢政府委員 プレイタウンの防火管理者はおりました。支配人でございます。
○降矢政府委員 大体、私たちの基準で計算しますと、十五メートル以上のはしご車に、基準では二十二台ということになります。それに対していま十六台、七一・一%程度の充足率、こういうことでございます。
○降矢政府委員 高層ビルと私たちが意っておりますのは、三十一メートル以上のものを法律で高層ビルと言っております。これは一昨年の十二月でありますが、大阪府全体で見まして、主として大阪市中心でありますが、四十三ということになっております。
○降矢政府委員 それは基準のとり方で、私たちが法律で言う高層ビルというのは、三十一メートル以上をとっておりまして、先生の言うのは、おそらく十五メートルくらいのところではないかと思いますが、それは、ちょっといま手元に資料がございませんので……。
○降矢政府委員 不特定多数の人間の集まるところの防災については、そこにおる管理者をはじめとした人たちが、災害の場合にいかにいち早く避難誘導をするかということが非常に大事なことでありまして、そういう点を重点に、それぞれについての訓練というものを行なうべきでありますし、また、いままで...全文を見る
○降矢政府委員 これは、まず火災の出たところが三階でございますが、そこの施設について権原を有するところ——賃貸借をしているか、所有権を持っているか知りませんが、施設についての権原を持っているところは当然だろうと思います。それから、それが煙となって上の七階におった方が多数おなくなり...全文を見る
○降矢政府委員 こういう複合ビルであれば、所有者がそれぞれの施設ごとに責任を持たせるようなかっこうでやっているのが普通でございます。おそらく、この場合もそうだと思います。しかし、なお、自分が管理について責任を持つような体制にそもそもの契約その他についてなっておれば、その点もおそら...全文を見る
○降矢政府委員 消防職員は十三名でありまして、軽傷上十二名、中等傷一名ということになっております。
○降矢政府委員 これは、当務の方については、その当務についての手当、特に夜間出動の手当とか、そういうものが当然出るわけでございますし、それから、非番の人があるいは出ているかもしれません。そうすれば、そういう方についても当然手当が出るわけでございますが、金額につきましては条例できめ...全文を見る
○降矢政府委員 これは大阪市の条例できめておりますので、いずれ私のほうで調べまして……。
○降矢政府委員 私、いま見当がつきませんので、いずれ調べて御報告させていただきたいと思います。
○降矢政府委員 シュノーケルと言っておりますが、屈折はしご車というものであります。
○降矢政府委員 ただいま林委員にお答えいたしましたのは、三十メートル以上のはしごということでお答え申し上げました。大阪市には、四十一メートルが一台と三十八メートルが一台ございます。それから、私の承知しているところでは、最近三十八メートルのものを東京で用意したというふうに承知してお...全文を見る
○降矢政府委員 私の承知しているのは、一台大阪で所有したということを承知しております。
○降矢政府委員 はしご車で救援され、病院に搬送された後になくなっております。ほとんどガス中毒だろうと推定されております。  それから、「シートによる救助三名」と申しますのは、救命袋で伝わって降りようとして、そして下に来てから落下したわけでございます。それをシートを張って受けとめ...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、今度のはしご車による救助は、通常の高さの使用の方法による救助と違っております。先生御案内だと思いますが、要するに、ワゴンがエレベーター式になっておりまして、通常のワゴンには、消防職員が一名乗って、ほかに救助される方二名を乗せまして下へおりてくるわけでござい...全文を見る
05月17日第68回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○政府委員(降矢敬義君) 大阪市の千日デパート火災の概要について御説明申し上げます。  去る五月十三日夜発生いたしました大阪市千日デパートの火災は、百十七名というとうとい犠牲者を出す惨事となりました。まことに痛ましい事故であり、災いにあわれました方々の御冥福をお祈りするとともに...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防の見地から繊維類の防災という問題と取り組んでおりますが、現在消防法の規定によりまして、ビルとか旅館とか病院とか劇場というようなものの、不特定多数の人が集まるようなところに用いるどんちょうとかカーテンとか、それから百貨店で用いる展示場の合板、ああいうも...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 三十メートル以上のはしご車が八台ございます。
○政府委員(降矢敬義君) 三十メートル以上のはしご車であれば全部到達できます。
○政府委員(降矢敬義君) 大阪市に現に保有されておる最長のはしご車は四十一メートルございまして、大体いまの階で言えば三メートル程度でございますから十三階ないし十四階までは届くというふうになっております。
○政府委員(降矢敬義君) 大阪市に複合ビルの数は、つまり五階以上の雑居ビルでありますが、千二百八十四ございます。府としては千三百八十六でございます。そのうちちょっと一年前の資料になりますが、いわゆる三十一メートル以上の高層の、いわゆる私のほうでは高層建築物と言っておりますが、それ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いまお話がありましたように、昨年改正をいたしました消防力の基準、都市ごとに算定いたした基準によりまして算定いたしますと、必要基準に対しまして現有勢力が約七割でございます。今度の事件を契機にしてはしご車の問題はいま八台と申しましたが、基準に対して約七三%と...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 従来消防は火を消すという観念が非常に強うございました。しかし、いま御指摘がありましたように、最近の火災におきましては、大体約五割が煙によって死亡している状況でございます。そこで、いま御指摘のように煙対策というものが、消防の見地から、どうしても考えなければ...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) この消防力の整備の問題は、非常に施設としては今年から五カ年計画をつくりまして、これによって充実していくという基本的な考え方でございます。それについては、財源の問題がまず何といっても第一でございます。この点は国の補助をいたしておりますが、それがまず単価が実...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防法に基づく消防の査察は行なっておりまして、一番最後のものを昨年の十二月八日に行なっております。いままでの経過を見ますと、大体年に二回程度査察を行なっております。
○政府委員(降矢敬義君) 査察は消防器具を中心に当然やるわけでありまして、一つは、先ほど御指摘がありましたように、救助袋は多少ネズミが食っておりました。その補修を行なうようにという指示をしております。それから、南側の避難通路のところに雑品がいろいろ置いてありますので、その雑品の除...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) ただいま査察は消防として消防法の規定によって消防が管理するものについての査察を行なっております。その点の結果、たとえば救助袋の補修はしてなかったということでありますが、その他若干の修正はこれによって行なわれております。建築基準法十条の問題は、法律によりま...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 今回の査察につきましては、施設を中心にやっておりまして私はほぼ十分であると思います。  問題は、やはり査察の中における考え方が十分に徹底していないというところにあったと思います。つまり、機能的に必要なときどう動くか動かないかという査察の問題でございます...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 私が後段つけ加えたところが査察としては十分でなかったというところでございます。
○政府委員(降矢敬義君) 確かにいま御指摘のように、この事件を見まして、私が率直に申し上げましたような査察の点において欠けるところを認めております。この点は、査察をする人間の教育の問題教養の問題もありましょうし、それから、いまこういう施設がかなりふえてまいっておりまして、なかなか...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 市町村消防体制を抜本的に改正をするというお話であります。そうすれば、従来一部でいわれております府県消防というような考え方もありましょうし、もっと広い区域で消防を担当するような、そういう組織というものを考えるという考え方があろうと思います。この点は私は基本...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 人事の交流あるいは予防査察というやり方それ自体と、それから直ちに現在の市町村消防という体制を根本からくつがえして別なものにするということについては、私は直接結びつける考えは持っておりませんと、そういう意味でございまして、査察の問題につきましては、確かに御...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防のほうもさっそく指示をいたしまして、東京、大阪を初めとして複合用途ビルを中心に器具の点検と、先ほど言いました予防査察のやり方を変えてやり始めております。その結果は、大体二十日程度くらいには新しくなりました十大都市までは至急まとめたいと思っております。...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防法が二十三年にできましたときに、警察から分離いたしまして、自治体、市町村消防として発足いたしました。そして消防組織法の中に、市町村はその区域の中における消防について全責任を持つ、都道府県知事及び国の行政管理に服さないという規定がございます。したがいま...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 長官の個別の指示によって市町村消防を義務づけるということではなしに、国会の議決を得ました法律によって、たとえば、いまのような予防査察をしなけりゃならぬというような一つ一つの義務づけは、法律によってこれをやろうというたてまえをとっているわけでございます。法...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 機材の整備につきましてどういうような計画でやるかということについて、私たちは、個々の市町村の積み上げによる五カ年計画を作成して、それによって指導をする、これは当然であります。   〔理事小林国司君退席、委員長着席〕  ただ、指導をする場合に、私たちは...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) ここがなかなかむずかしいところでございまして、要するに、市町村の財源と見合って個々の市町村が予算化するわけでございます。私のほうから、これだけ補助金をやるから予算化しろと言うことは、これはできないわけでございます。そこで、私たちは、化学車とか消防車とかと...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) まず第一は、人命救助の問題であります。  これは二つあると思います。一つは、はしご車によって救助したという問題であります。あすこの地形を先生御案内かと存じますが、あすこに七台はしご車が張りついたわけでございます。あれ以上はおそらく張りつけないと思います...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 先ほど申し上げましたとおり、はしご車につきましては、私たちの定めておる大阪市の所有すべきものとして基準を算定しますと、全体で二十二台ということになるわけでございますが、そのうちはしご車は全部で十六台でありますので、なお不足しております。
○政府委員(降矢敬義君) 現在はしご車の開発として最高のものは四十一メートルでございます。しかし私も経験いたしましたが、相当な高さでございまして、しかも、それがおそらく技術的に現在のところ限度でございます。そこで、それ以上の建物につきましては、昨年の建築基準法の改正で建物自体にお...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 救助袋も一つの避難器具というような部類でございます。ああいう避難器具類につきましては、消防法によって特定の施設には、それぞれの施主が自分でこれをつけるということにしたのであります。それは避難袋、あるいは屋外階段、そういうものを組み合わせまして、全体として...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 今度のビルのような、いろいろな業種がそれぞれ権限を持ってそこを使用しているという、私たちは複合用途ビルと申しておりますが、こういうものにつきましては、防火の管理はそれぞれの施主において行う、したがって、消防法の設備の強制も、それぞれの施設ごとに判定をして...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 御説全くそのとおりでございます。先ほども決意を表明いたしましたが、御指摘の点に沿うて十分今回措置をするという覚悟でございます。
○政府委員(降矢敬義君) 千日デパート、それから「プレイタウン」、それから「ニチイ」、この三の施設につきましては、防火管理者の届け出がございました。ただ、この施設についての消防計画の策定はございません。それから第二の、全体としての共同防火管理及びそれに基づく消防計画の作成、この点...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 消防計画をつくっておりませんので、この作成の権原を有する者に、つまり防火管理者の任命権者である施設の責任者、それに消防計画の策定を消防当局において命令をするという規定を昨年の改正で入れていただきました。したがって、それをつくらせる、つくらないものにつくら...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) その点は確かにわれわれ指導をする立場においても遺憾に考えておりまして、いま最後に言われましたような決意をもって今回査察も具体的にやらせ、そういう結果に基づいた欠陥は必ず是正させるようにいたしたいと思っております。
○政府委員(降矢敬義君) いま御指摘の、三十八年の十二月に千日ビル全体としての消防計画の提出はございました。しかしながら、その後少し形態が変わりまして、その三つの施設の権原者がそれぞれ分かれたわけでございます。したがって、消防計画は施設ごとに作成することになっておりますので、その...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 先ほどから申し上げておりますとおり、すぐに具体のこういう施設の点検に入らせております。その点検が大体二十日までにはまとまりますし、また、その点検の結果何をしたかということも私たち確かめまして、そうして具体的災害のいま御指摘のような措置を必ずやらせるように...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 問題は、いま御指摘のところに全くあると私どもも判断しております。七階は御案内のとおり火炎が全然行っておりませんで、煙だけでございます。したがって、いま先生御指摘のらせん階段の上から屋上に出られるドアがございまして、そのドアのキーと、それからクロークのうし...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 私たちは、こういう施設についての消火といいますか、初期消火というものは、ある程度機械にまかせまして——というのは、相手は必ずしろうとでありますし、小さな火の間ならある程度消せますが、天井に上るような火になればとうていなかなか消せません。しかもこういう、お...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) いま査察の結果について大阪の消防当局のお話がございました、そのとおりでございます。袋は補修をするように命じてありますが、結果として補修をされておりませんでした。それから非常階段の非常口、非常誘導の欠除及びカーテン等の排除についても指示しておりますけれども...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 御指摘の避難袋について穴があいておる、これを補修すべきであるということは、査察のときに指摘しております。問題は、それが具体的に動くのか動かないのかという、査察のときに教育的な一体査察をしておるかどうかという点において十分でなかったということは、先ほども私...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 確かに御指摘のように、盗難と避難の二つの要請をどう満たすかという問題であります。私たちはその防犯を無視して全部かぎをあけておかなければならぬというようなことば、それは無理な要求だろうと思います。当事者にとっては非常に無理だろうと思います。問題はやはり非常...全文を見る
○政府委員(降矢敬義君) 第一点の手当の問題につきましては、交付税措置において措置することにしておりますが、ことしも機関員手当については若干引き上げをいたしました。しかし、御指摘のような問題がございますので一そう努力をする考えでございます。  それから地下街につきましては、四十...全文を見る
05月24日第68回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○降矢政府委員 ただいま大臣からお話ありましたように、雑居ビル全体の防火管理の立場から統括する人を、雑居ビルのそれぞれの施設の管理者が協議をしてきめるという制度は四十四年から発足させました。その中で、今回の火災上ぜひ検討しなければならないのは、その統括責任者にそれぞれの施設の者が...全文を見る
○降矢政府委員 消防法の関係で、一つは雑居ビル全体を防災の見地から統括する者を、先ほど御説明申し上げましたように、それぞれの施設の管理者が話し合いをしてきめるということになっております。したがって、その話し合いの結果、統括責任者に何をさせるかというようなことも話し合いできめる。こ...全文を見る
○降矢政府委員 設備の点検は、昨年の十二月八日に行なっております。  それから、避難訓練等につきましては、昨年は七月六日に行なっておりまして、それは初期消火を想定いたしまして、一つは消火器の使い方、一つは避難誘導、避難口の確認、こういうことを中心に避難訓練を行なっております。参...全文を見る
○降矢政府委員 確かにいま御指摘のこういう業態は、従業員の移動が激しゅうございます。したがいまして、訓練をするにいたしましても、参加する人間がそのときどきによって変わってしまうということでございます。そこで、やはり訓練は当然やらなければいけませんし、いま御指摘のように六カ月に一回...全文を見る
○降矢政府委員 ただいまの千日ビルのような雑居ビルでございますと、それぞれの施設、たとえば三階、四階は千日デパートであれば、千日デパートを管理する千日デパート会社そのものがそういうものの施設をする責任を持っております。したがって、消防法上さるべき施設をしていないときの施設をしろと...全文を見る
○降矢政府委員 昭和三十三年の十二月でございます。
○降矢政府委員 救助袋を下におろしたのは従業員の方というふうになっておりますが、その方は死亡しております。しかし、それは従業員の方がおろした。展張してそれから口を開くというところの操作につきましては、なぜ開かなかったかということについての究明はできておりません。それは、当時そこに...全文を見る
○降矢政府委員 救助袋を下におろして展張して、それから人が入るところのワクを上部に九十度上げるという操作をしなければなりません。その上げるところの操作につきまして、先ほど言いましたように、操作についてどうしたのかという点が実は具体的に解明できておらないのでございますけれども、いず...全文を見る
○降矢政府委員 この救助袋は下で展張するという方式になっておりまして、とめ金はございません。先般第二議員会館で訓練をやりましたときの救助袋は、下にとめ金がありまして、それでとめておりてくるという方式でございますが、このものは展張式で、下のほうで展張するという方式で、とめ金はござい...全文を見る
○降矢政府委員 この救助袋は、下のほうで、地上にあらかじめ環を固定させてありまして、そこで環にそれを固定しておりてくるという方式でなしに、下のほうで人間が展張して、そしておりるという方式の古い型のものでございました。   〔「図面を書いて説明すればすぐわかる」と呼ぶ者あり〕
○降矢政府委員 予防査察の結果、トレースが十分でありません。その点はまことに御指摘のとおりでございます。これは私が就任した以来の事件としても、水戸の中央ビル火災等についても、同様の例がございました。一つは、御指摘のように改善命令を出して、そして罰則という問題がございます。いずれに...全文を見る
○降矢政府委員 防火管理者の問題については、いま御指摘のありましたように、千日デパートのほうはデパートとして定まっておりました。それからプレイタウン、ギャバレーのほうも防火管理者としては支配人が任命されておりましたが、全体の共同防火管理というものについての組織ができておりません。...全文を見る
○降矢政府委員 大阪消防局の調査によりますと、作動しなかったということは事実でございます。
○降矢政府委員 消防としては、消防法に基づく消防施設の検査はいたしますけれども、建築基準法に義務づけられているいわゆる構造上の問題については、建築当局のほうでこれをやるということになっておりまして、したがって、あの査察のときにもこの点については指摘をしておりません。
○降矢政府委員 安全投資の問題につきましては、国におきましてもあるいは民間におきましても、やはり予防を中心に当然やるべきものと考えております。消防庁としては、補助、起債等につきましては、前年より約二割ぐらいの伸びを示す予算をもって本年度からさらに積極的に助成をしていきたいと、こう...全文を見る
○降矢政府委員 ただいまの御質問、全く同感でございまして、補償の問題でも、大臣は、現地におきましても、それからこちらに帰りましても、私どもと相談しながら市長のほうにいろいろあっせんの協力方をお願いをして進めております。いまの問題もその一つとして、ぜひ私のほうからも連絡をして万全を...全文を見る
○降矢政府委員 私はまだ読んでおりません。
○降矢政府委員 実は私は読んでおりませんので、ちょっとお答えしかねると思います。
○降矢政府委員 まことに申しわけございませんけれども、事実は読んでおりませんので、そうお答えする以外に方法はございません。
○降矢政府委員 マスコミといいますか、そういう方面でいろいろお取り上げになることは、たいしてどうのこうのということは私は申し上げません。私たちはやはり私たちの立場で、現に大阪市におきましても、御案内のとおり、この十四日、十五日からこういう複合ビルあるいはキャバレーというものについ...全文を見る
○降矢政府委員 不特定多数の人が集まるときの場所において災害が起きるという場合に、やはりそのときそのとき行った人では、なかなか地形というものはわかりにくいわけでございまして、私たちは、やはりそこの責任者がどうするかということをはっきり自覚をさせまして、そういう避難誘導訓練を中心に...全文を見る
○降矢政府委員 その具体的な内容は私は読んでおりませんから、その点に関するお答えは差し控えますけれども、確かに先生のおっしゃるとおり、一般大衆にどういうふうにPRするかという問題がございます。それは私たちのほうで、地震の心得というものについても先般全部パンフレットをつくりました。...全文を見る
○降矢政府委員 野放しというおことばがございましたが、内容についてのお話だと思います。取材その他記事についてとやかく申し上げることはもちろんありません。私たちは、たとえば内政クラブとか社会部のクラブというものがございますので、そういうところについては私たちの資料も配付をして、御説...全文を見る
○降矢政府委員 避難の方法についての取材というものは、私は具体的には受けておりません。それは別といたしまして、いまお話のありましたような点について、先ほど申し上げましたとおり、プレスの関係もございますし、また、われわれ自身のPRという問題もございます。そういう点を通して、私たちと...全文を見る
○降矢政府委員 現在用いられておる空気呼吸器は、最大活動の量としては三十分であります。訓練時には二十分でこれをやっていますが、実際の活動時になりますと、せいぜいどんなに持っても十五分以上は持ちません。それからもう一つは、あれは高圧ガス取締法の適用を受けますので、非常に重いボンベに...全文を見る
○降矢政府委員 消防関係の方があの火災の最中に入りました部屋は一カ所ございます。それは北側に面したタレント控室というところでございます。それ以外は入っておりません。それで、明け方になりまして、五時八分に初めて入りました。それは当然空気呼吸器をつけて入ろうとしたわけでございますが、...全文を見る
○降矢政府委員 空気呼吸器は五十三使いました。もとよりこれは交代を要するものでございます。したがって、いま総人員で何割ということは承知しておりませんが、当然交代をして終夜活動したわけでございます。
○降矢政府委員 私たちは率直にいいまして、当然の要望だと考えております。  第一番の共同防火管理体制の強化という問題は、先ほども御答弁申し上げましたが、現在の雑居ビルに対する消防関係の施設というものについて、施設ごとにそれぞれの基準を当てはめてやるという考え方をとっておりますが...全文を見る
○降矢政府委員 先ほどもその御質問をいただきましたが、私、当然のことだと思います。特に建築行政も市長の仕事であり、消防も市長の仕事である、市民に対する関係は全く同じでございます。その点を非常に強調いたしております。なるほど日常個々の問題はともかくとして、こういうような特殊の地下な...全文を見る
○降矢政府委員 御質問ごもっともでございまして、この火災においては、御指摘のように工事の現場には居残っておりませんでした。しかし、いまおっしゃったような趣旨で、大阪の消防のほうにおきましても、百貨店等における工事現場の防火指導ということで、いまお話があるようなことを含めたものを指...全文を見る
○降矢政府委員 消防法施行令の第三条に書いてございまして、一つは「消防本部」あるいは「その他自治大臣の指定する機関が行なう防火管理に関する講習会の課程を修了した者」「学校教育法による大学」その他において「一年以上防火管理の実務経験を有するもの」あるいは「市町村の消防職員で、管理的...全文を見る
○降矢政府委員 後段のいわゆるきびしい教育、講習あるいは条件というものについては、私はさらに検討したいと考えております。  それから前段の防火管理者に対して一定の罰則をもって担保するという問題でありますが、実は御案内のとおり、防火の責任者というものは、その施設の所有者あるいは占...全文を見る
○降矢政府委員 その点は、先ほども御質問がございまして、その防火管理者が単にやるということでなしに、法律的には、たとえば、社長に対してこういう施設は必要であるというような助言といいますか、そういうようなことも、はっきり制度の上であらわしてはいかがという気持ちは、私は持っております...全文を見る
○降矢政府委員 消防設備の面からいたしますと、少なべとも現行法上適法でございます。それはさかのぼる四十四年に大改正をやりましたときに、誘導灯、漏電警報機、非常警報機、こういうものについてはみな遡及適用をいたしたわけでございますが、そのとき、自動火災報知機とスプリンクラーについては...全文を見る
○降矢政府委員 査察につきましては、先ほども御質問いただきましたが、たてまえとしては四十八時間前に関係者に通知をしてからやるというたてまえになっておりまして、ただ、建築物の関係者の同意を得た場合にはその場でやれるということになっております。それを今回東京都その他でやりましたのは翌...全文を見る
○降矢政府委員 そこが実は査察のやり方としてやはり不備なところがございます。消防のほうは、査察の対象が非常に多いということも現実にございますけれども、いまのような不特定多数の人が集まるような施設の査察は、少なくともいざというときに機能するのかどうか、機能させ得るのかどうか、これも...全文を見る
○降矢政府委員 これは一つのアイデアでありまして、私も実は考えたこともございます。旅館の火災がかなり多く発生いたしまして、大衆、利用者による批判というのが一番いろいろなものを促進する道でございますから、私も実は考えたことがございましたが、実は消防庁の側からいうと、この施設は法律で...全文を見る
○降矢政府委員 確かに一つのアイデアでありますが、実はそれにかわるものとして、これは消防当局の姿勢の問題でありまして、つまり査察の結果を公表してはどうかという問題がございます。これもある意味では同じでございまして、実は大然閣ホテルが焼けたあとにホテルの一斉査察をお願いいたしました...全文を見る
○降矢政府委員 地震に対する地下街の構造的な面はともかくといたしまして、消防庁としては、やはりそこで地震のときに火が出ないということが第一。第二は、火が出た場合に避難できる、そのためには早く知らせる、こういうしかけをどうしても遡及をしながらこれを適用しなければならぬと考えておりま...全文を見る
○降矢政府委員 消防団員の全国の総数は、四十六年四月一日で百十八万八千九百二十八人でございまして、四十五年四月一日に比べまして二万一千人くらい減少しております。  いま指摘がございました減少をする理由につきましては、いろいろな問題がありますが、基本的には例の過疎、過密の問題のよ...全文を見る
○降矢政府委員 これにつきましては、一つは報酬の問題がありまして、私たち、地方交付税の財源措置では、団員の場合は一人年報酬五千円、あとから団長まで順次引き上げております。団長は二万円だったと思います。それから出動手当、出動訓練手当というものは、交付税におきまして千二百円措置してお...全文を見る
○降矢政府委員 これは団員につきまして公安職俸給表の七等級十六名というのを基礎にいたしまして、あと勤務年限等について換算額を設けまして積み上げておるわけでございます。
○降矢政府委員 消防団員の公務災害補償全体が昭和三十一年に発足いたしました。そういう意味では、非常に後発的な制度になっております。そのときに、労災、国家公務員、地方公務員等の公務災害補償法におきます休業補償の基準は日額の六割ということになっておりまして、現在もそういうようなことで...全文を見る
○降矢政府委員 その点は、今回地方交付税措置を考えました市町村に交付税で財源を補償しなければいけませんが、そのときに大体二千二百五十円ぐらい引き上げるという問題を私たちは一つ考えております。  それからもう一つは、先生御指摘の休業補償六割という問題に関連いたしまして、いま消防法...全文を見る
○降矢政府委員 いまの法律制度は、四十五年に五十万から二百万であったものを四十六年度に百万から三百万に引き上げました。それで、私は全体として引き上げる気持ちを持っております。
○降矢政府委員 消防活動につきまして活動の実際上、たとえば非常な危険をおかして人命救助に挺身している場合とそうでない場合というようなことで、災害現場における活動の程度というものについてやはり若干の評価はあってもいいのじゃないかと私は思っております。もちろん先生のようなお考えもある...全文を見る
○降矢政府委員 広域消防は、法律上の用語では消防の一部事務組合でございます。その一部事務組合を結成して広域的に数市町村が集まって消防業務をやるときに、個々の市町村に対する地方交付税の措置におきましては、態容補正というものによって高い補正計数をかけて財源を措置するということをしてお...全文を見る
○降矢政府委員 消防庁が扱っております補助金につきましては、各市町村が消防力の基準に従って消防力の整備計画をつくっております。また、四十七年から五カ年計画でつくらせるつもりでいま指導しております。そういう計画に基づいて各市町村が補助の申請をし、起債の申請をしてまいりますので、それ...全文を見る
○降矢政府委員 消防道路と先生おっしゃっておりますのは、おそらく国道や県道でなくて市町村道のことだろうと思います。それで、道路につきましては、御案内のとおり、一つは道路五カ年計画の中に市町村道、地方道の整備というものを入れておりまして、それに対しまして軽油引取税とか、あるいは自動...全文を見る
06月05日第68回国会 衆議院 商工委員会 第27号
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○降矢政府委員 消防庁といたしましては、このパイプラインが問題になりまして、いまお話のありましたように消防審議会に直ちに諮問をして、主として安全性の問題について検討をいただきました消防研究所におきましては、主としていままで危険物の保安という面からの研究をやっておりまして、今回四十...全文を見る
○降矢政府委員 われわれとしてはもとよりこのための保安というものには最大の努力をいたしますし、また現地の消防関係者におきましても、この問題はパイプラインの施設をするものと一緒になって事故のないように当然しなければなりませんし、また万一の場合には、これについてはいろいろな手当てを当...全文を見る
○降矢政府委員 ただいま御指摘がありましたような運営の問題について、私たちこの問題を主として運輸省とお話しを申し上げた際、工事の認可、それから保安規程の認可という問題がございました。この点についてはいろいろ話し合いました結果、運輸省がこれを認可をする際には、事前にわれわれにも十分...全文を見る
06月08日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第33号
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○降矢政府委員 消防法の改正は、今回は、確かに、消防団員の福祉施設の改善を中心にいたしましたものになりますが、四十四年にかなり大改正をやって、ようやく四十六年がその経過措置も切れて動き出したときでございます。私たちは、この時期に、実は、都市消防の課題というものにつきまして、十大都...全文を見る
○降矢政府委員 私が実際当たりましたところでは、一部は法の期待するような管理者として活動しているところもございます。しかし、今般の千日デパートのキャバレーにおける管理者のごとく、御指摘のように形骸化しているところもございます。確かに、その基本には、防火管理者を選任する施設の所有者...全文を見る
○降矢政府委員 先ほど御答弁申し上げました点について、補足をさせていただきたいと思います。  私が申し上げましたのは、こういう不特定多数の集まる場所の責任者というものは、当然、そこに集まる人の人命というものを守る社会的な責任があるはずだということでありまして、消防法においても、...全文を見る
○降矢政府委員 消防の人命救助活動から見ても、私たちはある程度火災の現場においては限界がございます。したがって、たくさんの人が一時に避難できる施設では、階段、すなわち、屋外階段が一番妥当だということは前から考えておりますし、建設省にも申し入れをしているところでございまして、ぜひこ...全文を見る
○降矢政府委員 消防職員の給与につきましては、いま御指摘のように市町村間に相当の開きがございます。それから、市町村の中での、いま御指摘のような問題もございます。もちろん逆になっていることもありますけれども、そういう問題は否定することができません。この問題につきましては、実は、市町...全文を見る
○降矢政府委員 いまの先生のお話のありましたようなことを前提にいたしますと、この人は消防業務協力者になるわけでございます。防消団員として任命されている方ではございませんと思います。といたしますと、その人につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令によって一定の...全文を見る
○降矢政府委員 いまのお話は、おそらく火災原因の調査の問題だろうと思いますが、その点につきましては全く同感でございまして、わが消防大学校におきましても、警防科、予防科を通じまして、この火災原因の把握のしかたということについては十分教育をしているところでございます。  具体の問題...全文を見る
○降矢政府委員 前段の御指摘に、消防は事故が起きたあとの始未だけに追われておるというお話がございましたが、私は、確かにそういう一面を否定することはできません。私は、就任以来、正直に言って、そういう感じを幾たびか抱きましたけれども、先ほど冒頭に申し上げましたとおり、そういう点を、具...全文を見る
06月09日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第34号
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○降矢政府委員 まぎらわしくない表示、つまり、それは、自治省令で表示の様式を定めるわけでございまして、当然告示をいたしますし、一般にも周知をいたします。それが本来付すべき表示でございまして、それに類似する、つまり、それにないもの、それは一切認めておらないわけでございますが、往々そ...全文を見る
○降矢政府委員 確かに先生のおっしゃるような疑問があると思いますが、これは、私たちは、防炎性を有するカーテンその他のものにつきまして、御案内のとおり、これを強制して設置させる場所は、キャバレー、ホテルその他に限定しております。一般消費者の方々については、これをどうしても使わなけれ...全文を見る
○降矢政府委員 先ほど申し上げましたとおり、正しい表示は自治省令で告示するものでございます。しかしながら、これにまぎらわしいものとして考えておりますのは、実は正しい表示に似せて効力のあるように見せかけるという表示でございます。現在、先生も多少御案内かと思いますが、消火器につきまし...全文を見る
○降矢政府委員 これは今回の八条の三の一番最後の規定のところにそういう関係規定を置きまして、加工をさせた場合には、その加工業者にその旨を表示させるようにするということで、「自治省令で定めるところにより、その旨を明らかにしておかなければならない。」というような規定を置いたわけでござ...全文を見る
○降矢政府委員 この防炎性能、つまり防炎加工という技術がございまして、この点につきましては、いまの洗たく屋さんの例で申し上げますと、日本防炎協会がこの防炎加工の技術についての講習をやり、そうしてその講習において資格、技術を認定する、こういうことを積極的にやっておるわけでございまし...全文を見る
○降矢政府委員 この点につきましては、特殊の施設において防炎性能を有するカーテン等をつけなければならぬという第八条の三の規定は、昭和四十四年の改正において御審議をいただいたわけでございますが、その際にも、つけていなければ罰則で担保するのかどうかという御議論がございました。それで、...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、先生の言われることは、私は十分理解できるわけでございますが、この今回の考え方は、いま申し上げましたとおり、防炎性能を有するものの普及というものが非常に悪いわけでございまして、したがって今回、その表示をつけることによって、一般消費者をも含めた防炎性能に対する...全文を見る
○降矢政府委員 立ち入り検査による消防防災体制の結果のトレースでありますが、立ち入り検査につきましては、それ自体は計画的にやっております。そのことは間違いはございませんが、その結果、指摘をしたものを実現させる段階では、必ずしも十分ではございません。その点はもちろん全部とは申し上げ...全文を見る
○降矢政府委員 消防署長に与えられている予防権限、これは立ち入り調査、それに基づく指示、指導、監督、こういうものになるわけでございまして、御趣旨は全くそのとおりでございます。実際、確かに、件数その他についての調査を白書の中にうたっていないという点については、私も反省いたします。し...全文を見る
○降矢政府委員 消防職員の立ち入り検査、つまり相手方から言えば、消防施設その他の法律で義務づけられているものを設置しなければならぬという個所でありますが、その点は、危険物施設では約三十万ございます。それから、いわゆる防火対象物と言われているものにつきましては、資料がございますが、...全文を見る
○降矢政府委員 一般的に申し上げまして、市町村の区域内における救急事故については当該市町村、つまり、救急業務をやっておる市町村が責任を持つことになります。しかし、いま御指摘のように、高速道路においては、まず入る場所が限定されておりますので、管内の関係市町村で協議会を設けまして、第...全文を見る
○降矢政府委員 この点につきましては、いわゆる列車、電車衝突事故における救急、救助活動でございますので、当然、連絡を受けた市町村がそういう体制であれば参りますし、非常に大きい事故になりますれば、応援を求めるということによってそれに対処するということをやっておるわけでございまして、...全文を見る
○降矢政府委員 消防職員は医師の資格を持っておりませんので、医療行為はいたしておりません。
○降矢政府委員 要するに、消防職員が注射その他の医療行為というものをどこまでやれるかという問題になろうかと思います。  いま注射の例が出ましたけれども、たとえば副木をするとか、あるいは酸素補給器を当ててやるとか、そういうことは当然教育として十分にやっておりますけれども、それ以上...全文を見る
○降矢政府委員 最も典型的な例は、石油その他のものをタンクローリーで陸上輸送する場合でございます。船舶、鉄道等につきましては、消防法の規定は除外されております。したがって、直接消防としていまタッチする問題としては、いま申し上げました石油類等の危険物を陸上輸送する場合でございます。...全文を見る
○降矢政府委員 十六条の二でございます。
○降矢政府委員 消防法の十六条の二「移動タンク貯蔵所」これはタンクローリーのことでございますが、「による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させてこれをしなければならない。」というのが一つございます。  それから立ち入り検査につきましては、十六条の...全文を見る
○降矢政府委員 いわゆる消防法におきます危険物は、別表に書いてありますが、主として石油類でございます。その取り扱いにつきましては、消防法のいまの規定が適用になるわけでございますが、弾薬その他につきましては、これは火薬類でございますので、消防法の直接の適用はございません。
○降矢政府委員 その点につきましては、火薬類取締法のほうの関係で規定がありまして、消防法のほうには規定はございません。  しかし、いま私たちが考えておることは、まさに先生御指摘のとおりでございまして、LPガスにいたしましても、火薬にいたしましても、あるいは有毒劇物の陸上輸送につ...全文を見る
○降矢政府委員 三十八年に強制検定の制度に踏み切りまして、検定協会というものを新しく設置したわけでございます。いま御指摘のように、一つは各種のものについての検定をやっておりますが、検定料をどうするかという点でございます。たとえば、小型消火器等については、数が非常に多うございまして...全文を見る
○降矢政府委員 この点につきましては、昨日も若干お答え申し上げましたが、私ども全く同感でございまして、すでに、ことしの五月から、東京都におきまして、一つのわれわれの研究のあらわれとして副読本的なものを——きょう持ってまいりましたが、「火災と地震の話」ということで、副読本的なものを...全文を見る
○降矢政府委員 その点については、文部省の事務当局にはかねがね私どもお話し申し上げましたが、具体的のものを見せてもらいたいということで、じゃ、こういう試みをして、それを土台に研究してみたらどうかということで事務的には何回か話をしております。
○降矢政府委員 その点は定期的にという表現で規定されております。
○降矢政府委員 その点は御趣旨のとおりでありまして、私たち、今度の問題を契機といたしまして、回数は、少なくとも年二回ということを考えております。それから同時に、訓練をする事前に訓練の届け出を現地の消防署に出していただくということも義務づけるように考えております。
○降矢政府委員 私のほうにおきましては、消防設備について従来遡及適用をしていない——四十四年に改正をいたしましたときに遡及適用をしていないものが、自動火災報知機とスプリンクラー設備でございます。その他の誘導灯、漏電警報器、非常警報設備等につきましては、全部遡及適用をいたしました。...全文を見る
○降矢政府委員 研究所で直接調べた結果は私は承知しておりませんが、私が文献によって承知しておるところでは、煙の発生の量につきましては、いわゆるプラスチック系のほうがはるかに多い。しかし、ガスの量については特に差がないということを文献で承知しておりますけれども、一つの学説かもしれま...全文を見る
○降矢政府委員 消防研究所の充実につきましてお話しがございましたが、ことしも、予算の重点としては、大震火災、それから近代ビル火災の人命安全対策、化学火災関係、林野という四点にしぼりまして、重点的に研究費の要求をいたしました。その点は大体研究費として認められたわけでございますけれど...全文を見る
○降矢政府委員 高層ビル関係の災害、火災における消防の問題でありますが、四十四年の改正におきまして、この要求される消防施設はほとんど全部義務づけるようにいたしましたし、また、防災センターというものも設置さしていただきまして、これによってコントロールするというしかけにいたしたわけで...全文を見る
○降矢政府委員 ヘリコプターは、東京、京都、大阪、神戸には設置されたわけでございまして、近く名古展市のほうにおいてもそういう計画を持っております。私のほうでは、本年も二機分補助金を予算として計上いたしておるところでございます。  それからなお、ヘリによる救助は、先ほど先生からサ...全文を見る
○降矢政府委員 飛行機の使用につきまして、実は、いま大臣からお話ありましたように、森林火災を中心にした水陸両用の特殊な飛行艇がカナダで開発されまして、ヨーロッパでも相当使われて、効果をあげております。それをヘリコプターにかわるものとしてぜひ一機チャーターをして、火災シーズンに実際...全文を見る
○降矢政府委員 八条の二に地下街の定義がございますが、これを受けて、消防施設等をいろいろ義務づける際には、いわゆる施設単位に、面積とか、そういうものを考えるという考え方になっております。いわば雑居ビルと同じような考え方を現在とっておるわけでありまして、この点は、いわば地下街という...全文を見る
○降矢政府委員 総点検の点につきましては、先ほど建設省からお話しがありましたが、私たちと建設省で協議をいたしまして、現地では、建築の担当の方と消防の方と一緒になって総点検を始めております。
○降矢政府委員 防災施設につきます中小企業金融公庫の四十六年度の融資のワクは、一億八千万ということになっております。
○降矢政府委員 建築設備のほうまでは点検いたしません。私は主として消防設備のほうのワクについての調査を命じましたので、そこまでは参っておりませんが、これに全部入っておるかどうかということは、ここでちょっと御答弁いたしかねます。
○降矢政府委員 先ほど御指摘のありました点につきまして、横浜の市の消防局に事実をお伝えをして事情を聴取いたしました。これは市の建物でございまして、これを建築するに際しましては、建設委員会というものを設けまして、建築、消防、病院当局も入ってこの建設を進めてまいったところでございます...全文を見る
○降矢政府委員 前段の避難の関係について、そこに来る人たちにはっきりさせておくようにする。あるいは施錠につきましても、現在、建築基準法にも、特に内側からあけられるような施錠という規定もございますが、残念ながらそれは遡及適用はされておりません。しかしながら、そういうものについては、...全文を見る
○降矢政府委員 一つは、建材に伴うガス及び煙の研究の問題では、消防研究所のほうにおきましても検討をし、その結果を持ち寄る研究会のようなものを開いているということは、私は所長から聞いております。それから、火災の延焼拡大の問題で、木造家屋及び耐火建築、こういうものについては消防研究所...全文を見る
○降矢政府委員 四十七年の四月一日で常備消防は千八百八十六、そのうち市が六百二十三、町が千十九、村が二百四十四、こういうことになっております。
○降矢政府委員 市のうちで単独に設置しているのが五官二十六ございます。さっき、市は六百二十三と申し上げ属したが、それは細く川で設置しているものを含んだ市の数でございまして、単独で設置しているのは五百二十六ございまして、それは全部消防署があるわけでございます。市で、現在まだ常備消防...全文を見る
○降矢政府委員 はい、そうでございます。
○降矢政府委員 町村は、組合としてやっておるのが千二百九十二でありまして、その内訳は、市が百六十三、町が八百八十九、村が二百四十、ここは全部消防署を持っておりまして、同時に、その個々の町村には出張所というものが設置され、あるいはこれから設置される計画になっておるわけでございます。
○降矢政府委員 ちょっと、消防白書における統計で申し上げますと、四十五年の四月一日ですが、市町村の数が一二千二百八十、消防署が九百三十七、それから出張所が千三百八ということになっております。
○降矢政府委員 それは町村単位ではちょっとわかりません。
○降矢政府委員 つまり、御指摘のような地域は常備消防という体制を持っていない地域でございまして、それは消防団地域とわれわれ呼んでおりますが、消防団組織によって防火体制をとっておるということでございます。
○降矢政府委員 市町村の仕事を共同処理する。屎尿処理とか、あるいはスクールバスとか、小中学校というものについて、組合という制度をとって共同処理しております。その一環、そういうものと同じような考え方に基づきまして、常設消防を数カ町村が共同してこれを持つ。組合というものをつくって、常...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、広域市町村による常備化を進めましても、具体の地域、具体の場所で火災の起こりました場合、消防署あるいは出張所からそこに参りますのに時間がかかる。あるいは冬季の問題があります。そこで、私たちは、こういうところにおきましての対策としては、そこでとにかくある程度消...全文を見る
○降矢政府委員 昭和三十六年に消防力の基準というものを長官の告示できめたわけでございますが、その後、四十六年の六月に、道路事情あるいは消防機材の能力が非常に進歩したということから、さらにこれを改定いたしまして、都市においては、普通消防力については、従来よりも機材等については若干相...全文を見る
○降矢政府委員 これは、私のほうはタッチしておりませんが、各地域に、ブロック単位ごとに、損保の支部がありまして、そこに各市町村で申請をして、その支部で申請したものを本部にあげてきて、先ほど門司先生が言われましたように、どこに寄付をするかということを損保としてきめておる。これは寄付...全文を見る
○降矢政府委員 この消防施設の補助につきましては、消防施設強化促進法というのがございまして、「予算の範囲内で、」しかも「基準額の三分の一以内とする。」という規定になっております。しかし、精神としてはやはり三分の一、しかも実勢に近いものということであろうと私は考えております。この点...全文を見る
○降矢政府委員 いまのところ承知しておりません。
○降矢政府委員 ガス管の保安業務はガス事業法によって行なうことになっておりまして、消防庁が直接この保安業務にタッチするというかっこうにはなっておりません。ただ、先生御指摘のように、大阪のガス爆発がありました直後に、関係者が寄り合いまして協議した事項の中に、道路工事中にガス管を折損...全文を見る
○降矢政府委員 確かにそういうお考えもあろうかと思います。たとえば、先ほど述べました火薬とか、LPガスとか、高圧ガスとか、そういうものについても、結局災害が起これば、現場の消防の方々がそれを鎮圧し救助するという実際の作業をやるわけでございまして、それを、起こる前の保安について全部...全文を見る
○降矢政府委員 その点につきましては、先ほど申し上げました現地の消防の方々と研究会を開いております。そういう問題も討議の課題にしておりますので、当然そういうことをさせていただきたいと私は思っております。
○降矢政府委員 消防庁の立場から言いますと、ものが燃えないような防火管理の徹底、これが第一であります。第二は、燃え始めた初期の段階ですみやかに消火をすること。そのために必要な施設を整備する。たとえば、スプリンクラーというのがその一例でございます。同時に、いま言いましたような初期の...全文を見る
○降矢政府委員 いま、千日ビルの火災に関連した繊維の問題をお話しいたしましたが、確かに、いまの建材の問題につきましては、廊下等を中心にして、たとえば石こうパーライトとか、石綿のスレートとか、そううい不燃材料で内装するということはすでに実施されておるところでございます。それからまた...全文を見る
○降矢政府委員 出動手当につきましては、地方交付税の基準財政需要額に算定している額は、一回千二百円でございます。しかし、個々の市町村におきまして条例でこれを定めることになっておりますので、かなり千差万態で、高いところは二千円あるいは二千五百円というところもありますけれども、安いと...全文を見る
○降矢政府委員 たてまえは、公務災害補償でございますから布町村の条例によって、公務災害としての、ただいまの事例でありますと、遺族補償金が年金としてつくはずでございます。もとより、この条例は、いま先生がおっしゃいました政令に基づいて、政令に定めておる額を基準として条例を定めるという...全文を見る
○降矢政府委員 これは、ただいま先生がお話しになりました消防職員の職員としての勤務年限……。(林(百)委員「普通の団員のことを聞いております」と呼ぶ)だから、団員という身分における勤務年数その他によって額が変わってまいりますので、具体の計算は、その人の条件を見ないと、どのくらいか...全文を見る
○降矢政府委員 ただいま課長が申し上げましたモデルで、遺族補償年金というものがつきますから、その公務災害としての一時金はないわけでございます。ただ、先生がおっしゃるのは、これは私の推測でございますが、いわゆる消防賞じゅつ金のことではなかろうかという気がいたします。これにつきまして...全文を見る
○降矢政府委員 私、最近その事情を聞きましたが、この前合同慰霊祭を二十五日にやりまして、それを終了してから、いわゆる関係者四団体、こちらの千日ビルの関係者でありますが、それと遺族の間で話を始めたということを聞いておりますが、まだ糸口であります。そういう状況でございます。
○降矢政府委員 最初の防火管理者の件でございますが、あすこのニチイ、それからキャバレー、それからもう一つ下のほうに百貨店がありますが、これはそれぞれの防火管理者は指名されて、消防署のほうに届け出てありました。  それから、それぞれが協議をして定めるべき統括防火管理者というものは...全文を見る
○降矢政府委員 確かに、現場におきます搬送は消防が担当し、そして、どこの医者に、どこの病院に運んだらいいのかということにつきましては、消防本部に救急指令センターを持っているところは、そこに病院のベッド数あるいはどういう  医者がおるかということの表示がありますので、そこの指示を...全文を見る
06月16日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第35号
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○降矢政府委員 消防審議会に六月二日に検討事項を諮問いたしまして、御意見を承ることにいたしました。一つは、防火管理者の管理の強化、徹底ということであります。現存、防火管理者というものを、いわゆる会社であれば、その社長が任命をして、それをして防火管理に当たらせるという仕組みにしてあ...全文を見る
○降矢政府委員 いわゆる建材の問題につきましては、建設省、通産省のほうにおきまして、不燃材料、準不燃材料、難燃材料という三つの区分にして、いわゆる煙の発生量等をはかってその区分をしておるわけでございます。同時に、建築基準法におきましては、特定の建物に、廊下とか、あるいは大きい建物...全文を見る
○降矢政府委員 御指摘のように、現在の火災の場合、煙が人命の死傷に一番影響を与えております。したがって、火災の早期発見ということは、煙がのぼったときに発見され、それが同時に通報され、皆さんに火事だということが知らされ、同時にそれが避難に結びつくということが大切でございまして、消防...全文を見る
○降矢政府委員 これは、現在、建築基準法は、御指摘のとおり、既存建物には適用しないというたてまえでありまして、いまの問題は、今後の法律改正をまたなければなりませんが、この前もこの委員会で御質問があり、答弁がございましたように、法十条によって検査をいたしまして、これがあぶないという...全文を見る
○降矢政府委員 過疎地帯におきましては、いま御指摘のような事情がございまして、一部におきましては、お話しがありましたように、正規の消防団員として任命をして、冬季出かせぎによって男子の消防団員がいないところを埋めておる例が実際にございます。しかし、全体は必ずしもそういうかっこうにな...全文を見る
○降矢政府委員 この点は、大蔵省といま折衝しておるところでございますが、問題は、ほかの関連がありまして、たとえば警察官が犯人を追跡している場合の状況等の取り扱いがございまして、これがやや区々でございます。私たちは、いま外生のおっしゃるように、現場活動をやるために早期に出動をすると...全文を見る
○降矢政府委員 第一点の定期検査でございますが、これは、確かに、現在の規則におきましては、検査を自分がするようなかっこうになっております。しかし、そこは独占業務という制度を設けた以上、いま御指摘のように、消防設備士あるいはそういう人のつくっておる団体というものを使って、年少なくと...全文を見る
○降矢政府委員 私たち、常備化を進める場合に、当然、消防活動上支障のないような計画のもとに進めなければいけません。そういう見地から、この問題につきまして、計画をつくり、漸次常備化を推進していくということでありますが、ただ、この場合、いまありましたお話しのように、強制をするというよ...全文を見る