不破哲三

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開催日 会議名 発言
02月27日第63回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○不破委員 私は、日本共産党を代表しまして、言論・出版の妨害の問題、それに関連する政府の政治姿勢の問題、それからまた日米共同声明の問題点、この二つの問題を中心に総理並びに関係閣僚に御質問をしたいと思います。  まず第一に、出版の妨害の問題でございますけれども、この問題については...全文を見る
○不破委員 わかりました。  次にお伺いしたいのは、それでは田中幹事長がやった事柄ということは、どういう内容のものであるかという問題であります。この点については、実際の一方の当事者である藤原弘達氏から、内容についてはかなり具体的な問題が説明をされております。これは文書でも発表さ...全文を見る
○不破委員 問題は、田中氏がやったよけいなおせっかいなるものの内容の問題であります。その内容が、私が先ほど藤原氏の証言として御紹介した、つまり本が出される、出版の前に、これをほぼ全部を買い取りたい、いわば言論の買収でありますが、そういう提案をしているかどうか、これがおせっかいの内...全文を見る
○不破委員 それは、まことに無責任な発言だと思うのです。といいますのは、本会議で私どもが、あるいは衆議院の本会議では米原議員が、参議院の本会議では野坂議員が、具体的な内容をあげて佐藤総理に質問をいたしました。そうして総理は、田中幹事長のやっていることは十分承知をしている、よく知っ...全文を見る
○不破委員 二つ問題がございます。一つは、総理が、言論の買収というような問題は、これは憲法違反の問題としていきり立つような問題ではないと言われた総理の評価の問題であります。これはあとで伺いたいと思います。  もう一つは、総理が今度の国会で答弁される前に、そういう事実について詳し...全文を見る
○不破委員 その際、藤原氏は、木村副長官に事実の全貌についてお話をしたはずであります。ちょうど一月十日といいますと、一月六日に、田中幹事長が、例のつぶやきがあったからおせっかいをやいたという発言があった直後の、四日後のことであります。私が藤原氏から聞いたところによりますと、話のあ...全文を見る
○不破委員 これは非常に重大な問題であります。いま国民の世論の中で何が一番問題になっているかというと、ある政党、ある団体を批判する書物が世の中に出ようとする、これはまさに総理が先日言われましたように、出版の自由というのは、ただ、ものを書いて、印刷をして、出版をする、それだけの自由...全文を見る
○不破委員 一つは、私人間の問題と言われましたけれども、先日の政府の答弁でも、言論の自由への干渉の問題は、憲法で規定されているのは主として国家の問題であるけれども、私人間では全く何をやってもよろしいということではないということをはっきり答弁されています。  それから第二に、私が...全文を見る
○不破委員 さっぱり答えになっていないわけです。つまり、出された本を買収するという行為を、出版の自由を擁護すると言われた佐藤総理は、出版の自由の侵害とは考えないのかどうか。つまり、出版買収、言論買収ということを出版の自由に反するものと考えないのか、その点について、はっきりした端的...全文を見る
○不破委員 内容は、正確に申しますと、たとえば十万部なら十万部の出版を予定していると、そのうち千部ぐらいは出してかっこうをつける、広告もしていることだから。残りの九万九千部は全部買い取るということになるわけであります。これが、一部認めているんだからこれは買収でない——先ほど総理は...全文を見る
○不破委員 これは総理の政治道義に対する感覚を疑わざるを得ないのです。これで話がついてしまって、あの本がやみに葬られてしまったら、これはいよいよ重大な問題であります。せっかく田中幹事長がおせっかいをやいたけれども、藤原弘達氏や出版社の皆さんがそういうおせっかいに屈しないでこれを拒...全文を見る
○不破委員 いまの総理の答弁は、非常に重大な問題です。つまり、威力さえ伴わなければ、暴力による威迫がなければ言論の買収というのは天下ごめんである、めでたいことである、確かにはっきり総理はそう言われました。自分に不利な書物が出るときに、それに対して買収行為をもってこれをやみに葬る、...全文を見る
○不破委員 だから、総理のことばの定義が違うわけです。つまり、総理は出版物を金で買い取って、それで読者の目に見えないようにするということは、買収とは思わないと言われたわけですね。その際に威力が加わるのが買収であって、暴力が加わるのが買収であって、それ以外は買収ではない。だから、こ...全文を見る
○不破委員 いまの問題は、これは誤解ではなくて、総理がいま言われたことを私が言ったにすぎないわけです。つまり、平穏に買収されればこれは買収ではないというのが総理の定義であるといわざるを得ないと思うのです。この点については私も総理の速記を研究いたしますけれども、これは答えは明白であ...全文を見る
○不破委員 もしそういう事態が継続的にあるとしたら、それは出版の自由の見地からいって遺憾なことであるとお考えになりますか。
○不破委員 いまのは全く問題のすりかえでして、共産党は別に取り次ぎ店をやっておりませんから、その点についてはお答えする必要はないと思います。総理がそういう事態はあるわけないだろうと言われたのですけれども、実はそういう事態が現実にあるからこういう大きな問題になっているわけです。 ...全文を見る
○不破委員 どうも聞いたことについてのお答えがないわけですけれども、言論・出版の自由の特定な部分、出版物の頒布の自由の問題ですね。この問題について、現状がこうある、こういう事態について政党政治の民主的な発展という観点から総理はどう考えられるのか。特定な政党、それからまた、その母体...全文を見る
○不破委員 総理の答弁はいかにもこの言論・出版の妨害問題を軽視しているという印象を私受けますし、国民も受けます。そういう態度を含めて、先ほど総理が言われた、国民が批判するのではないでしょうかということを言わなければならなくなると思うんです。  それから、さらに続けて総理の所信を...全文を見る
○不破委員 総理はいま若干進歩した発言をされましたけれども、ともかくこの小売り業者の全国決議はそのまま受け取りたい、つまり、これは重大な問題であると言っているわけです。総理は先ほど、あまり大した問題じゃないというようなことをずっと言論妨害問題に関して言われましたけれども、このこと...全文を見る
○不破委員 総理の答弁は、聞けば聞くほど重大でありまして、いま多くの国民が言論の自由に対する侵害として問題にしていることが、総理の頭では、答弁では、全部あたりまえのことではないか、それはあってもかまわないではないかということになってしまう。ことばの上では言論・出版の自由の尊重を言...全文を見る
○不破委員 番組の内容についてではなくて、ある人物を、わが党を批判しておる人物であるから、放送番組で扱うときは注意をしてほしいというような、ある特定の人物の排除の要求を政党がするという問題です。放送法には第三条に、放送番組編集の自由ということが明記をされています。「放送番組は、法...全文を見る
○不破委員 経営者のほうを心配しておるわけではなくて、政党の側からそういう問題が出されているという事実を、私、最近この問題に関連して発見しましたので、これはきわめて重大な問題である。出版の妨害問題がさらに放送の自由に対する干渉にまで関連をしているというふうに痛感をして、提起をする...全文を見る
○不破委員 総理への質問という形式では、問題は、総理の先ほどのような答弁、すべて国民が非常に大きな疑惑を持ち、国会で問題が解明され、そして政府が国会で宣言されたように、ほんとうに出版・言論の自由を守る保障を政府としてとるという立場に立つならば、当然重視しなければいけないすべての問...全文を見る
○不破委員 次の質問に移りたいと思います。だいぶ時間が経過しましたので、要点だけ述べたいと思いますが、問題は、日米共同声明の問題であります。これは本会議での米原議員の代表質問の際にも申し上げましたように、この問題は、七〇年代の政府の政治路線の全体にかかわる非常に重大な問題点である...全文を見る
○不破委員 いま二つの答弁がありましたけれども、木村副長官の答弁によりますと、副長官は国家の危急存亡というような有事の場合には核持ち込みはあり得る。それから総理の答弁によりますと、総理の見解では、どんな場合も含めてあり得ない。二つの答弁がされました。そうすると、あの会談に参加をし...全文を見る
○不破委員 先日も木村副長官が同じような言明をされている文章を私は拝見しましたので、佐藤内閣の中に、たとえ少数であれ、そういうことを公然と言明される意見がある、それが日米会談の直接の関係者の中からある、しかもスポークスマンという仕事をやられていた当事者からそういうことが公然と言わ...全文を見る
○不破委員 それでは伺いたいのですけれども、第一の問題は、そういう事態のもとで返還の時期を延期する、あるいは変更するという問題が、協議が始まった場合、協議の対象にならないという点で、アメリカとの間に事前に了解がはっきりついているかどうか。あるいはそれとも、なるけれども日本の態度は...全文を見る
○不破委員 その協議の議題も内容もまだはっきりしていない。その場合に、返還時期の変更という問題が協議の対象になり得るかどうか。つまりはっきりしていない事態で七二年を迎える、その場合に、アメリカのほうから返還時期の変更という問題を提起しない、この返還時期の変更ということは一切協議の...全文を見る
○不破委員 どうもずばりの答えにならないのですが、これは問答の繰り返しになりそうですから次に進みます。  しからば問題になっているB52の発進ですね。B52の発進を七二年に返還された後に認めるかどうかという問題が協議の対象になるということはあり得るでしょうか。
○不破委員 そうするとB52の発進を返還後認めるということは、一切協議の対象にならないというふうに断定をしてかまわないのでしょうか。
○不破委員 コミュニケではこの協議の内容は規定されていないけれども、目的は規定されている。それはコミュニケの第四項の後半の部分ですね。つまりベトナムの問題を解決する米国の努力に影響を及ぼすことなく返還が実現されるようにその内容を協議するということになっているわけですね。したがって...全文を見る
○不破委員 もっとわかりやすいことばで御答弁いただきたいのです。つまり私が聞いているのは具体的な話なんです。B52の発進について協議をする、発進を認めるか認めないかということについて、返還前の第四項できめられている協議の内容にそれが含まれる——あるいはもっとことばをかえていえば、...全文を見る
○不破委員 そうすると疑問が一つ出てくるわけですけれども、アメリカのほうは、先ほどもちょっと言いましたジョンソン次官の背景説明によりますと、沖繩返還問題で一番大事なところはこの協議のところなんだということを指摘をしているわけです。それでここで約束を取りつけたということを非常にアメ...全文を見る
○不破委員 いまの総理のお答えが一番正確なんだと思うのです。つまり協議の内容はわからないんだ、何が出てくるかはそのときになってみなければわからない。だから返還後の事前協議についてはきまりがあるけれども、返還前の協議については、これは事前協議ではないということを愛知外相が先ほど言わ...全文を見る
○不破委員 時間もありませんので、この問題はさらに次の機会に続きをやらしていただくことにしまして、最後に一問だけ伺いたいと思うのです。  と申しますのは、今度の日米共同声明で非常に重大な問題は、戦闘作戦行動への発進を許諾する問題ですね。これはここでもずいぶん議論がされましたけれ...全文を見る
○不破委員 包括的な許諾ということはあり得ますか。
○不破委員 しかし、これはきわめて重大な問題ですから、たとえば総理のナショナル・プレス・クラブでの演説によりますと、「前向き」の次に「すみやかに」というのがついている。事前協議の申し入れがあったらすみやかに態度をきめるという場合には、たとえば包括的な許諾があり得るのかどうかとか、...全文を見る
○不破委員 いまの問題で総理の答弁。
○不破委員 それで、いまの愛知外相の答弁ですと、包括的な許諾もあり得る、実際の戦争の場合を想定しますと、武力衝突が起きて対処をするという場合に、外相が言うように、飛行機の一機一機について、この戦闘作戦行動は認める、認めないというようなことは実際に起こり得ないわけなんです。だから、...全文を見る
03月06日第63回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○不破委員 私も沖繩及び千島の問題について、若干の問題点を伺いたいと思いますけれども、沖繩の問題については、いま永末委員が問題にされた点を、もう少し別な角度から伺ってみたいと思うのです。  といいますのは、先ほど外相が、今度の沖繩返還交渉のバックグラウンドは、アメリカ側が日本に...全文を見る
○不破委員 この点は、総理がこの共同声明直後にやられたナショナル・プレスクラブの演説では、もう少しはっきり書いてあるわけですね。「沖繩における米軍基地の重要性について日米間の基本的な認識は一致しております。沖繩基地の平和維持機能は、今後とも有効に」——これは英文では効果的、同じで...全文を見る
○不破委員 その点が、大体政府に共同声明の解釈を伺いますと、いつもアメリカ側から取りつけたと思われるところについては、これは非常に明確な約束である、しかし日本側がアメリカのいろいろな軍事問題に関して保証した問題については、これは単なる一般的な見解の表明だとかいうことでいわれておる...全文を見る
○不破委員 それで、この外相のそういう解釈ですけれども、沖繩基地の機能を今後とも有効に保つということを、日本の総理が明言をされ、共同コミュニケでもああいう表現をされたということは、私は実際の日米間には非常に重要な事実として残る重要な問題であるというふうに思います。たとえば、先ほど...全文を見る
○不破委員 ちょっと時間を超過しているようですけれども、あと一問だけこの問題で伺いたいのですけれども、いまの答弁ですと、私の調べた結果と同じだったのですが、昭和三十一年ですね、平和条約が国会で批准されてから五年目にこの見解が初めて出されたというふうに伺いました。したがって、条約を...全文を見る
○不破委員 この問題は、今後も問題になる点だと思うのですけれども、もう質問はこれでやめますから、ともかく条約を批准したときの解釈というのは、普通の常識ですと、一番法的な解釈として国会の中でも、国内でも、それから国際的にも通用するわけですね。それが択捉、国後を含んだ放棄という解釈で...全文を見る
03月06日第63回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○不破委員 総理も外相もこの国会で平和外交を非常に強調されましたが、私はアジアの平和における日本の役割りを考える場合に、朝鮮、ベトナム、中国などアジアの社会主義国に対する日本の態度、これが非常に大きな重要な問題になると思います。  それでまず中国に対する態度ですけれども、予算委...全文を見る
○不破委員 それでは次に伺いたいのですけれども、これから中国と政府間接触あるいは政府間交渉を大使級会談の形でもやりたいといろ場合に、その過程で、情勢に応じて、中国を承認する以前に政府間の協定をあれこれの問題で結ぶということも考慮される用意があるかどうか、その点を伺いたい。
○不破委員 ただ承認問題に触れるというように言われましたけれども、先ほど外相も触れられた核防条約の調印にあたっての声明ですね。あの中では、核防条約に中華人民共和国政府が参加することを呼びかけるという文言がありますね。これは多国間条約ですけれども、ともかくこれに調印をされた日本の政...全文を見る
○不破委員 その通説は理解をしているのですけれども、その場合には日本がこの多国間条約に中華人民共和国政府の参加を呼びかけるという意味で、日本政府の判断なり態度なりが出ている問題として取り上げたわけですけれども。それでなお承認問題についていいますと、たとえば相手国を承認する以前に、...全文を見る
○不破委員 その点で先ほどの外相の答弁ですと、政府間接触をどこまで拡大するかということは、接触を始めるかどうかがまだ問題なので未検討だという趣旨の答弁に伺ったのですけれども、ほんとうに前向きに改善するという意味では、条約論的に可能ないろいろな分野での協定の問題ですね。これについて...全文を見る
○不破委員 その際、正式な承認のかなり以前であったことは事実だと思うのですけれども。  それからもう一つ。そうすると、いまの御答弁ですと、すべての国と友好関係を増進したいという中には、朝鮮の社会主義国は現状では入れるわけにはいかないというお答えだったのでしょうか。
○不破委員 これは非常に重要な御答弁だと思うのです。つまり当面の状況のもとでは日本の側からは友好を願わないというふうな趣旨にしか受け取れないわけなんです、そう言われますと。ところが、予算委員会の総括質問で江田委員が佐藤総理に質問をしたときに、それはもちろんすべての国と友好関係を望...全文を見る
○不破委員 そうすると現状ではおのずから考え方というのは、一般方針にしますと、韓国と同一ではないけれども、友好の増進というのは現状よりも進む、量的に前進する意味だと思うのですけれども、改善を考えることも含まれると答弁されたと考えてよろしいでしょうか。
○不破委員 時間も参りましたので、この問題はまた次の機会に質問したいと思います。  以上で質問を終わります。
03月11日第63回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○不破分科員 きょうは、日米共同声明の問題点について、総括質問でも伺いましたけれども、それに続いた形で外務大臣にお伺いしたいと思うのです。  それで、最初は事前協議の問題ですけれども、事前協議については、第六条に関する交換公文で、配置の変更、それから装備の重大な変更、それから戦...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、日本の領域の中での米軍部隊の移動は、従来は移動された場合、大きな移動があった場合、政府に通告でもありますか。
○不破分科員 次に伺いますけれども、これは先ほども午前中、楢崎委員の質疑の際に議論されたことのおさらいみたいになるのですけれども、七二年に施政権が返還になる際、いま現在、沖縄には米軍の陸海空軍の部隊がある。それで、その部隊が核を除いて、核問題は共同声明で規定がされておりますけれど...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、現在これまでの事前協議の解釈ですと、部隊の配置の変更という場合、確かに海軍では一機動部隊、それから陸軍、空軍では一個師団以上の配置の変更が事前協議の対象になるというふうに伺っていたわけですけれども、確かに現在沖縄に一個師団以上の部隊がそれぞれ存在してい...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、その際、これも午前中の議論に関係をするのですけれども、B52の部隊ですね。空軍の中のB52が属している第四二五二戦略飛行連隊ですか、あるいは海軍の中の第三海兵師団ですね。こういう部隊はそれぞれ戦闘作戦行動への直接発進、これを大体主任務にした部隊なんです...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、その次の問題ですけれども、施政権が返還をされると、沖縄は日本の本土と同じように本土並みに扱われるということになりますね。そうしますと、沖縄で七二年返還時に駐留を日本が認めるといいますか、事実上許諾を与える性質のものでないわけですから、存続を、駐留を認め...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、B52が沖縄に存続したまま施政権が返還されるということになった場合、これまでとは違って、本土へのB52の駐留問題は違った性質を持ってくる。つまり、日本の本土の領域外からB52が移ってくる場合とは違って、すでに日本の領域の中に入ってきた。施政権返還後、沖...全文を見る
○不破分科員 一個師団以上の場合があってもということです。法的なことを伺っているわけで、一個師団以上の場合があっても、七二年返還時に沖縄にある場合には、それが本土に移ってくることは今度は事前協議の対象にならないということになりますね。
○不破分科員 それで、そこのところに私は今度の返還協定の——返還協定といいますか、沖縄返還についての交渉のかなり重要な問題の一つがあると思うわけです。つまり、いままで配置の変更、大規模な部隊が在日米軍に追加をされるということについては、事前協議でかなり厳重に規制をされていたわけで...全文を見る
○不破分科員 ただ先ほどの御答弁ですと、いままで現在の安保が結ばれてから十年でありますけれども、移動について、アメリカ側からは事前にも事後にも通告なり報告を受けたことがなかったというアメリカ局長の答弁がありました。そうしますと、その点の保障なしに緊急発進体制にある基地をそのまま日...全文を見る
○不破分科員 それから、もう一つ伺いますけれども、戦闘作戦行動の解釈ですけれども、いままでB52の発進問題がしばしば具体的な問題として問題になりました。たとえば、沖縄にある海兵師団のように、沖縄から直接戦闘命令を持って出ていって、ベトナムのようなところへ直接上陸するというような場...全文を見る
○不破分科員 では、この問題は沖縄のそういう発進基地としての機能が、機能的には本土の側に移行するかなり重大な危険性を持っているということが御答弁で明らかになりましたので、次の問題に移りたいと思います。  次の問題は、総括質問のときにも伺った問題なんですけれども、今度の日米共同声...全文を見る
○不破分科員 このナショナル・プレス・クラブでやった演説の内容が、日米首脳会談の中で日本側からアメリカ側に話をされたという経緯はありますか。
○不破分科員 そのアメリカ側に渡したあるいは説明したのは共同声明がつくられる以前、つまり調印される以前ですか、以後ですか。
○不破分科員 ところがその点について、これまたよく愛知外務大臣が、ジョンソン説明を持ち出しますと、あれは責任のない政府の非公式の説明だと言われるのですけれども、少なくともそれは経過について書いてないのではないかと私ども考えるわけなんです。ところが、このジョンソン説明を見ますと、ナ...全文を見る
○不破分科員 私は、解釈問題を引用したわけではなく、事実問題についてのジョンソン説明を引用したわけなんです。先ほど愛知外相が、共同声明を調印したあと、アドバンスとして渡したというふうに説明をされたわけですけれども、そうすると調印の前に、アメリカにこの内容を知らせた、つまり大体の合...全文を見る
○不破分科員 私がかなりこまかい経過の問題を申し上げましたのは、ナショナル・プレス・クラブの演説が両国政府の合意でもないし、法的拘束力を持たないけれども、実際の経過を見ると、日本政府の今後とるべき政治方針についての公的な態度表明、あるいは共同声明の精神についての公的な解釈という性...全文を見る
○不破分科員 韓国、朝鮮半島に事態が起きた場合、この事態に対して前向きに取り組むというならまだ話がわかるのですけれども、そのことに関連をして、米軍から日本の基地を戦闘作戦行動に使わしてくれという事前協議があった場合に——非常に特殊な問題提起です。これに対して前向きに取り組むという...全文を見る
○不破分科員 そうすると、外相の解釈ですと、事前協議に対する対処の方針ですね、これは前向きという条件をつけたこの事態でも、そこに書かれていないほかの場合でも変わりはないという御答弁ですか。
○不破分科員 だから念を押して聞くわけですけれども、ノーと言うことがあり得るということは言えるわけですけれども、そのほかの場合と比べて、わざわざ事前協議に対して前向きに態度を決定するということを言われているわけですから、それなら、事前協議に対する対処のしかたは——火の粉が落ちてい...全文を見る
○不破分科員 だから、ノーと言うことがあり得るということを前提にした上で、そのほかの場合と、前向きに態度を決定するという場合の違いはどこにあるのかという、態度の問題です。  たとえば、私どもが去年の十一月二十九日に、政府に質問主意書を提出しました。その中で、朝鮮半島で起きるいろ...全文を見る
○不破分科員 そうしますと、これまた言って反論がくるとまたやらなければいけないのですが、一般の事前協議という場合にはイエスもあり得る、前向きの事前協議の場合にはノーもあり得るという程度の違い、つまり前向きの場合はイエスがかなり本流になるけれども、こっちのほうはノーもあり得るんだと...全文を見る
○不破分科員 いま自衛の問題に関連してと言われましたので、ちょっと補足的に伺いたいのですけれども、たとえば首相の演説で想定をされた事態、あるいはもっと公式に言えば、政府の当初に書かれたような事態です。韓国に対する武力攻撃というような事態が起きたのは、日本にとって自衛権を発動するよ...全文を見る
○不破分科員 そうすると、外相の解釈ですと、朝鮮半島でそのような事態が起きたら、それは即、日本側にとって自衛権が発動を必要とするような、あるいは発動を正当とするような、そういう事態だとお考えなんでしょうか。
○不破分科員 安全ということであれば、共同声明の文言に戻るわけですから、それこそ地球上、すべての事態が安全にかかわりありといえば言えるわけで、一般的になるわけですけれども、自衛ということになりますと、これは自衛権の発動というのは、非常に厳格な条件が国際的に規定されておりますから、...全文を見る
○不破分科員 観念的に、観念的にと言われますけれども、そう言われると、六〇年以来の事前協議論争はほとんど全部観念的な議論で、何にもやってこなくてよかったということになるわけです。やはり事前協議という規定で日本のアメリカ軍基地の使用の問題についてあれだけ議論をしておるのは、そういう...全文を見る
○不破分科員 四条の協議と六条の協議はかなり性格が違うわけですね。六条の協議の場合には、交換公文ですか、共同声明ですか、で、日本側に拒否権があるというのが公的に認められているというのが政府の解釈でした。しかし、四条の協議の場合には日本側に拒否権はないわけですね。ですから、問題は、...全文を見る
○不破分科員 それじゃ端的に伺って、六条については発議権は日本の側にあるのですか、ないのですか。
○不破分科員 そうすると、そういう場合には四条の随時協議でやるしかないということになると思うのですけれども……。
○不破分科員 ある場合には発議権があるわけですか。条件、条件によってはそう理解していいわけですね。——日本の政府の側からの六条の事前協議の発議権もある。——わかりました。  それから次の問題は、そういう戦闘作戦行動への発進をもし日本が認めた場合に、日本が一体この武力紛争なり武力...全文を見る
○不破分科員 いまの議論は二つの問題をちょっと混同されておると思うのです。つまり、いわば特定な戦争に対する中立ですね、特定な戦争に対する特定の中立のそのことと、どんな軍事同盟にも入らないというステータスとしての中立の問題、この二つは明確に異なる概念なんで、これはたえとば朝鮮戦争の...全文を見る
○不破分科員 その通説というものの根拠をいつかお示しいただきたいのですけれども、これはまた国際法のどちらが通説かということは国家の多数決できまりませんから、国際的にどういう理論が通用するかということできまるわけです。ここの舞台の中だけでこれが通説でございますといっても、実際の国際...全文を見る
○不破分科員 一つは、いま朝鮮で国連軍と名乗っている軍隊は、国連のいかなる機関の指揮統制下にあるのか、それを伺いたいと思うのです。
○不破分科員 起源はそうなんですけれども、国連軍の実際の行動、軍事行動その他、それを国連のいかなる機関が監督し、あるいは統制しているのでしょうか。
○不破分科員 質問は、実際の国連軍の軍事行動が、いまでもあるわけです。これをだれが、国連のいかなる機関が——総会に報告するのは事後報告ですから、いかなる機関が監督し統制しているかという問題で、もしそういう機関があるのが発見されましたら後日報告いただきたいと思うのですが、私はそうい...全文を見る
○不破分科員 詳しいことは時間がありませんので略しますけれども、いまの答弁でもはっきりしているように、在韓国連軍といいますと、いかにもいまの国連そのものとの協力関係のもとにあるから、われわれは在韓国連軍に協力しなければならぬという理屈が立つように思うのですけれども、実は国連軍とい...全文を見る
○不破分科員 いまの休戦協定のこの条項を含めて国連軍が休戦協定を守っているかどうかという質問はどうでしょう。
○不破分科員 もう質問の時間がありませんので、これで終わります。
○不破分科員 そこが問題だと思うのです。つまり、休戦協定を守っている、守っていると外相は言われましたけれども、一九五七年の六月二十一日に、いま補足がありましたように、国連軍なるもののほうから、この一番肝心な軍事条項を一方的に破棄するという宣言を実はやっておるわけですね。そこでこの...全文を見る
○不破分科員 発言は終わると言ったあとで発言があったので、一言言っておきますが、そのときの通告でも、国連軍の側のことばをかりれば共産側ですけれども、その違反行為というのは、核武装を正当化するに足るような違反行為はほとんど指摘できなかった。ところがそれに対して、それを口実にして今日...全文を見る
03月19日第63回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
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○不破委員 私は、日本共産党を代表して、沖繩復帰のための準備委員会への日本国政府代表に関する臨時措置法案に反対の態度を表明するものであります。  ここに提案されている準備委員会は、愛知・マイヤー交換公文にも明らかなように、昨年の佐藤・ニクソン会談での合意に基づき、日米共同声明の...全文を見る
03月20日第63回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○不破委員 日本共産党を代表しまして、私は、出版妨害問題について、それからまた時間が許すならば、これから始まる沖繩返還交渉に臨む政府の基本態度について、総理並びに関係閣僚に質問いたしたいと思います。  まず第一に出版妨害の問題でありますけれども、私は総括質問の際に、ちょうどきょ...全文を見る
○不破委員 そういうことも考えまして、総理の属されている自民党にもぜひ議員の方、閣僚の方含めて御出席をいただくように御案内申し上げたのですけれども、出席いただかなかったのは非常に残念だと思います。その点はあらためてあとでまたお伺いしたいと思うのですが、その問題の出版妨害の系統性、...全文を見る
○不破委員 さらに別の角度から伺いたいと思います。  先日総理は、この問題は私人間の問題である。もし国家が介入している問題ならこれは重大な問題であろう。しかし、私人間の問題であるから、これはどこまでが妨害行為となるのかということについては慎重に考えなければいかぬという趣旨のこと...全文を見る
○不破委員 私は、この問題は佐藤総理はそう言われますけれども、政府に二重の責任がある、これは明白だと思います。  第一は、佐藤総理は所信表明の施政方針の演説の中でも、出版・言論の自由を守る点は政府としても十分配慮をしたいというふうに言われました。それはただ政府が出版・言論の自由...全文を見る
○不破委員 先ほど総理は、私がもしこれが事実であるならばと言ったことをとらえられて、仮定の問題には答えられないという自民党の総裁の伝統的な答弁をされました。しかし私は、私自身が発言している問題について、これは事実であることを十分調査した上で申し上げております。しかし私が、これがも...全文を見る
○不破委員 この問題は予算委員会の理事会で討論された過程で、国対委員長の間の会談ということで預けられたということは、私が申し上げるまでもないと思うのです。その際には、そこでとられる自民党の態度というものは、単なる予算委員会の範囲を越えた党の態度であると思います。  それで私は重...全文を見る
○不破委員 自民党としてはどういう態度をとられるのですか。
○不破委員 そうしますと、五党のうちで三党は喚問に賛成をしている。しかし、公明党が反対をしているという場合には、自民党は賛成の態度はとらないということですね。
○不破委員 時間が参りましたので、これで質問を終わりたいと思いますけれども、私はこの問題については、国会の外では問題の重大性が非常に明らかになっていると思います。そして、この問題について公明党とともに自民党及びその総裁であり総理である佐藤首相が、この問題を国会の場で究明することに...全文を見る
03月30日第63回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○不破委員 私は、日本共産党を代表しまして、沖繩の施政権返還交渉をめぐる幾つかの問題について、総理及び関係閣僚に御質問したいと思います。  まず、外務大臣に伺いたいのですけれども、沖繩の基地の問題であります。昨年の十一月に、私どもの党から、日米共同声明をめぐって質問主意書を政府...全文を見る
○不破委員 外相は先日の参議院の沖繩特別委員会で、返還後の基地のあり方についても、日本の主体的な自主的な態度から青写真を描きたいというふうに強調されましたけれども、この整理統合に臨む日本政府の基本的な立場ですね、どういう観点から沖繩基地の整理統合を求められるのか、その点についての...全文を見る
○不破委員 いまかなり抽象的なお答えがあって、調査をした上で現地の事情に即して考えたいということだったわけですけれども、私は、沖繩の基地の問題については、調査する以前にも考えなければいけない非常に重大な問題がある。つまり、本土の基地の整理統合の問題とは質的に違った性質の問題がある...全文を見る
○不破委員 私が質問したのはそういうことではなくて、このままもし引き継がれたとしたら、こういう機能を持ったまま沖繩の基地が引き継がれたとしたら、それは安保のワクを越えることになりはしないかということで、レアード国防長官がその後見解を変えたかどうかということについての質問ではなかっ...全文を見る
○不破委員 先ほどの愛知外相の答弁といまの総理の答弁を伺いまして、本土並みに返還をする、安保のワク内に入るという場合には、西太平洋とか東アジア全域に対して、そういう作戦、補給、通信連絡、こういう機能を持つような基地は沖繩には存在し得ないというふうに理解をしてよいかと思います。 ...全文を見る
○不破委員 そうしますと、長い御説明でしたけれども、短くしますと、残る基地は全部日本政府の合意済みであるというふうに解釈をしていいわけですね。——そうならそのとおりで進みます。  それで、そういう状況だということをいま伺いましたけれども、ところが昨年の十一月の日米共同声明が結ば...全文を見る
○不破委員 問題は、そういう司令官の公式の発言が日米共同声明の後においてやられ、具体的な作業が共同声明後返還を二年後に控えた事態の中で行なわれているという点に、一番大きな問題があると思います。  それからもう一つ、同じような構想が、これは別の面からレアード国防長官が言った第二の...全文を見る
○不破委員 いまの愛知外相の説明は、私の理解する限りでは、ここに表現されている実態を、非常に実態に即さないで解釈をしたものだというふうに考えざるを得ないのです。この点で私は政府に要求をしたいのですけれども、日米共同声明以後アメリカの国会で発言をされて、そして公式に発表されている沖...全文を見る
○不破委員 外相はいま返還前と返還後の交渉を三つあわせて言われましたけれども、私はこれは全然性質の違う問題だと思うのです。返還が一ぺん認められて、そこで存続している基地を整理統合するという問題は、地位協定でも明らかなように、アメリカの合意がなければこれは整理統合は不可能なわけです...全文を見る
○不破委員 時間がありませんので、これで質問を終わりますけれども、外相は前とあとではあまりたいした違いがないというふうに言われたけれども、これはたいへんな問題なんです。日本に安保条約が最初に適用されたときに、どの基地を残すかというのは、これはいままでアメリカがかってにつくった基地...全文を見る
04月13日第63回国会 衆議院 運輸委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会外務委員会連合審査会 第1号
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○不破委員 今回の日航機乗っ取り事件におきまして一番重要な問題の一つは、赤軍派のような反共暴力学生によるあのような反社会的な野蛮行為が二度と起こらない、こういう体制をつくることであるというふうに考えます。その観点から、荒木国家公安委員長に初めに幾つかの質問をしたいと思うのです。 ...全文を見る
○不破委員 私が伺いましたのは、三月に行なわれたあの具体的な事件そのものですね。それについては事前に知り得なくても、赤軍派が一般にそういう計画を持っているということについては、警察当局は事前に承知をされていたのではないかということを伺ったわけであります。たとえば四月一日に参議院の...全文を見る
○不破委員 そうしますと、そういう一般的な計画については知っていた。これはその他の反共暴力学生の国内の暴力事件とは性質を異にするものでありますから、それについての特別の措置、国外脱出を阻止するとか、あるいはそのための特別な対策をとるとか、そういう特別な措置を状況を知られてから講じ...全文を見る
○不破委員 いまの答弁ですと、今度の事件が発生するまでは一般的な情報は受けていたけれども、それに対応する措置はとられなかったというように理解せざるを得ないと思います。  時間もありませんので、次に進みますが、第二の疑問は、いわゆる協力者についての問題であります。これも参議院の予...全文を見る
○不破委員 ちょっと質問に答えてないんですけれども、協力者には、悪いことはするなというふうに伝えてあるということでありますけれども、私が質問したのは、その協力者の中に赤軍派という暴力集団の中の指導的な分子がいるかどうかという質問であります。
○不破委員 質問は、今回の九名の中にいるかいないかではなくて、いわば赤軍派の中でかなり指導的な役割りをしている人間がいるかどうかという質問であります。明確なお答えを願います。
○不破委員 答弁は非常に限定されて答弁されますので、それから推測しますと、トップクラスではない、かなり指導的な部署にはいる、その答えを避けられているとしか思われないわけです。  では次に、第二点に伺いますけれども、背叛社の場合にありましたように、情報提供という名目で、警察の資金...全文を見る
○不破委員 質問は、ともかく彼らに警察の金を渡していることがあるかどうか。学資であろうが生活費であろうが、名目はともかく、そういう連中に警察の金を渡していることがあるかどうか、その点について明確に伺っているのです。
○不破委員 質問を変えます。  では、赤軍派の協力者にいままでに提供した警察の資金は幾らぐらいになりますか。
○不破委員 実費程度というと、日本語に訳しますと何万円ぐらいになるのでしょうか、合計を伺いたいのです。
○不破委員 その答弁できないという理由をまず第一に伺いたいのです。  それから第二に、そういう資金が、協力者は別に使わないと言っても、実際にこういう破壊的な暴力行為の資金に使われていないという保証があるかどうか。前の背叛社の場合にも、悪いことには使うなよと言って渡したけれども、...全文を見る
○不破委員 第二の点の答弁を求めます。この資金がああいう暴力行為の軍資金に使われないという保証を、政府は責任をもって言えるかどうか。
○不破委員 政府側はこの点について何ら明確な答弁をしないわけでありますけれども、私どもはすでに背叛社の場合に一つの実例を持っておるわけであります。実費程度というもの、十数万円の金が一人の協力者に流されていて、それで爆弾がつくられているということが明らかになっている。そのことについ...全文を見る
○不破委員 いまの質問にはお答えになっていないのですけれども、韓国側の自発的行為として擬装誘導が行なわれたというふうに考えざるを得ないと思いますが、どうでしょうか。
○不破委員 あと一点だけ。もし韓国側の自発的行為であるとすれば、ピョンヤンに行くつもりの飛行機を擬装電波を出して擬装誘導をして、ほかの飛行場に着陸させる、これは国際的な航空法の上で許される行為であるかどうか、法律論として伺いたいと思います。
○不破委員 国際法の、航空法の問題ですよ。
○不破委員 では以上で質問を終わります。
04月27日第63回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○不破委員 最近の国際情勢に関連をしまして、沖繩の問題について若干伺いたいと思います。  政府は沖繩返還についての構想を示されるにあたって、大体七二年までにはベトナムの問題が解決しているだろうという見通しを何べんも表明されていました。しかし最近の状況を見ますと、ベトナムの問題自...全文を見る
○不破委員 その縮小しながら合理化という問題についてはあとでまた伺いたいと思うのですけれども、念のために重ねて伺いますと、そういたしますと、たとえばラオスとかカンボジアとかベトナムとかいう地域の戦闘行為に対して、沖繩の基地を戦闘作戦行動に使いたいというような問題については、事前協...全文を見る
○不破委員 そうすると、かりに政府が考えられているような見通しがそのとおり実現しないでそのような事態が生まれた場合のことはいまはイエスともノーとも答えられないという御回答でしょうか。
○不破委員 じゃ次に伺いますけれども、そういう七二年返還以後の沖繩の基地の機能を考える場合に、どうしてもその前に基地の返還の交渉の問題がございます。それでこの点についても先日お伺いしたわけですけれども、七二年施政権返還の際に残される基地というのは、日米両国合意した基地に限る。これ...全文を見る
○不破委員 具体的な整理あるいは返還のプログラム、これは確かに調査の上に立って進められると思いますけれども、それの前提になる外交上の取りきめ、つまり交渉のワクになる取りきめですね、それについて限定をして伺いたいと実は思っているわけです。  それで、私どもが沖繩の七二年返還の際の...全文を見る
○不破委員 その際、つまり地位協定が全面適用されますと、いわば日米合同委員会で協議の成り立ったものだけが貸与をされるということになるわけですね。だからしたがって、その協議が成り立っていないものは施政権返還後の沖繩には存続し得ないはずだということになると思うのですけれども……。
○不破委員 そうしますと、念を押すようですけれども、日米合同委員会の場でなり、あるいはそれ以前の交渉でなり、日本側が同意をしないで基地が残るということは、今度の場合にはあり得ない。ともかく五一年の日本の講和の場合には、日本が合意しないまま残された基地が何十カ所かあったわけですね。...全文を見る
○不破委員 そうしますと、西太平洋全域に対する作戦補給基地という機能を初めから予定をしている基地ですね、これも存続を認めるかどうかということが返還交渉の中の一つの焦点になるわけだというふうに考えざるを得ないわけです。と申しますのは、先ほど愛知外相が言われたように、アメリカは全般的...全文を見る
○不破委員 そうすると、その点に関連をして、日米共同声明の取りきめというものが一つの問題になってくるというふうに考えるわけですけれども、あの取りきめの中に、第七項に有名な条項ですけれども、「沖繩の施政権返還は、日本を含む極東の諸国の防衛のために米国が負っている国際義務の効果的遂行...全文を見る
○不破委員 返還後の基地が実際に戦闘行動に使われるかどうかという場合、これはいま言われた安保条約の夢前協議の適用で日本政府の意思に従ってチェックできるということは筋がそれなりにわかるわけですけれども、問題は、先ほどから私が問題にしております初めから西太平洋あるいは東アジアの全域を...全文を見る
○不破委員 そうすると、それでは先ほどの答弁が訂正されたわけですけれども、第三項における域内における防衛条約上の義務という場合にも、第七項における極東諸国の防衛のための国際義務という場合にも、政府がいわれている極東の範囲を越えるような条約ですね、SEATO、ANZUS、それは入っ...全文を見る
○不破委員 それから最後にもう一問伺いたいのは、先日の質疑の際に私が施政権返還後の基地交渉、それから施政権返還前の基地交渉、これは本質的に質が違うはずだということを質問したところが、外相は、これは質は変わらないという答弁をされているわけですね。しかし先ほども言いましたように、日本...全文を見る
○不破委員 それでこれは単なる気持ちでは済まない問題だ。つまり私どもは沖繩の米軍基地が非常に危険な内容を持っておりますから、これの全面的な撤去なしには、沖繩を中心にした平和も、完全な意味での日本の主権もないと考えておりますけれども、政府が考えられている本土並みということをほんとう...全文を見る
05月06日第63回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○不破委員 簡単に、二、三御質問をいたしたいと思います。  それで、航空機上の犯罪というものは、どうしてもこれは国際的な関係をいろいろ持ってくる。それについて整理をし、権限を明らかにする、これは今度の条約の趣旨だと思います。そして、先ほども御説明ありましたように、ハイジャックの...全文を見る
○不破委員 しかしこの条約では、一方では航空機の登録国は当該航空機内で行なわれた犯罪については、それがそれの領空で行なわれようと裁判権を持つということを第三条で規定をしているわけで、それに対して第四条で登録国以外の国の権限を規定をしておるわけですね、制限的に。確かに(a)から(e...全文を見る
○不破委員 次に、この干渉という行為の内容ですけれども、刑事裁判権を行使することを目的とした干渉という場合に、先ほどは無線による強制着陸の要請とかという事例があげられましたけれども、たとえば捜査官ないし権限を持った捜査官が同じ機内に乗り込んで、たとえばこの刑事裁判権を行使すること...全文を見る
○不破委員 それから第四条でもう一つ伺いますけれども、第二条にある政治的性質を有する、それから人種的、宗教的差別に基づく犯罪の除外といいますか、「第四条の規定の適用を妨げることなく」ということは、第四条に規定されているような性質の犯罪やそれに対する締約国の干渉の場合には、たとえ政...全文を見る
○不破委員 次に第十一条について伺いたいのですけれども、第十一条の一項では、締約国は機長に権限を回復させるために「あらゆる適当な措置をとる。」という、ふうに規定をされています。この場合の「締約国」というのは、その飛行中の航空機が領空にいようがいまいが、つまりすべての締約国が任意と...全文を見る
○不破委員 その場合に、これは先日私どもが経験したことでも、ハイジャッキングなんかが行なわれた場合の措置のとり方というのは、結果として非常に微妙で、とり方によっては大きな影響をもたらすことがあり得るわけですね。その際に、いろいろな締約国が自分の判断で措置をとれるという場合、たとえ...全文を見る
○不破委員 次の問題ですけれども、この条約は第五章で国の権利と義務について規定されています。ここでは主として締約国がいわば着陸国になった場合の権利義務の関係が規定されていると思うんですけれども、まず総括的に伺いたいのは、ハイジャックなりあるいは犯人を乗せた飛行機が日本に着陸をして...全文を見る
○不破委員 この第十二条から第十五条を見てみますと、第十二条だけは機長という場合に、「他の締約国において登録された航空機の機長に対し、第八条1の規定に基づいていずれの者をも降機させることを容認する。」というふうに限定されれているわけですね。それで第十三条以下の「第九条1の規定に基...全文を見る
○不破委員 そうしますと、この外務省の説明書によりますと、現在の当事国は二十二カ国だとして、アジア関係の国は、日本がこれに加わることを除けばフィリピンと台湾だけになるわけですね。そうすると、たとえば近隣諸国が非常に多いわけですけれども、その中でもこの当事国以外から日本へいろいろな...全文を見る
○不破委員 以上で質問を終わります。
05月07日第63回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○不破委員 私どももちろん今度のジュネーブの議定書については、細菌兵器、化学兵器の全面禁止をやる、特にその使用禁止をやるという点で、むしろ日本の批准がおそきに失しているという見解を持っているわけですけれども、これをほんとうにそういう非人道的な戦争手段を禁止する、使用を禁止するとい...全文を見る
○不破委員 そうしますと、これ以外には、何らの異論もなく合意されておるものは存在しないというふうに見るべきでしょうか。
○不破委員 全部のガスについて伺うわけにはいかないのですけれども、いまアメリカで正式の兵器として採用されているガスについてはどれだけのものがありますか。
○不破委員 そうすると、精神錯乱剤のBZ、それから嘔吐剤のDM、催涙剤のCN、CS、これは全部議定書の対象からははずされるという見解ですね。
○不破委員 そうしますと、もう一つ伺いたいのですけれども、この表の性質ですね。これは先ほどの説明ですと、私二重の説明があるように思うのです。一つは、いままでに合意されている範囲がこれである。残りの問題については、まだ合意がされていないという説明と、それから日本政府の解釈として、こ...全文を見る
○不破委員 そうしますと、このほかのガスの問題については、これから合意のことが問題になり得るというふうに理解をしなければならないと思いますが、そうしますと、精神錯乱ガスあるいは嘔吐ガス、催涙ガス、この三つともこの議定書の対象から省くべきものであるという見解を述べている国は、何カ国...全文を見る
○不破委員 そうしますと政府からいただいた資料によりますと、この議定書の寄託国は現在まで六十八カ国、そのうち現在合併その他で独立国として存在していない国を除きますと、六十四、五カ国が議定書の当事国、調印批准を済ませたということになると思いますけれども、そのうちで、特にいまあげられ...全文を見る
○不破委員 私が概算してみますと、加盟国で約三十カ国が批准国、当事国で、つまりスウェーデン決議案に賛成しておる。約半数に当たるわけですね。それから積極的にこの議定書の対象から催涙ガスその他を除くべきであるという国が、先ほどあげられた二十六カ国のうちの若干の国です。限定されたもので...全文を見る
○不破委員 この化学・生物兵器使用禁止の問題については、これから問題を広げていく場合に二つの面があるわけですね。いわゆる縦の面で製造、貯蔵禁止の面まで発展させる問題、それからもう一つは、使用禁止そのものの範囲を現在の化学・細菌兵器の発達の実情に応じて実際の精神が生きるようにさせる...全文を見る
○不破委員 私も、この議定書の範囲を、戦争の手段から国内の手段に拡大をして、その拡大の問題を言っているわけじゃないのです。国内でのそういう使用の問題については非常に大きな問題がありますけれども、これは国際的な条約文書として戦争手段としてというふうに限定をされておりますし、それから...全文を見る
○不破委員 重ねて伺いますけれども、戦争の手段として錯乱ガスあるいは嘔吐ガス、催涙ガスを使用することについての見解はどうなんでしょうか。
○不破委員 どうもあまりはっきりした回答ではないわけですけれども、私は日本政府がこれに参加をする以上は、当事国になる以上は、一九二五年にこれがつくられた当時の段階と今日ガス兵器が非常な発達を見ている段階とでは当然その適用の内容については、ほんとうにこの禁止の意味を実効的にあらしむ...全文を見る
○不破委員 そうすると、この補足はビールスだけであって、ガス兵器の問題については全く考えられていないわけですか。
○不破委員 そうすると、先ほどの外相の答弁とも非常に違うように思うのです。外相は先ほどの答弁では、化学兵器についても、一方では平和利用を考えながらという留保つきでしたけれども、漸進的に考えたい、それから国連総会での決議についても尊重して考慮をしたいというように言われたわけですね。...全文を見る
○不破委員 それはちょっと違うのです。私が読んだのは縦の部分ではなくて、この議定書ではカバーされない兵器を製造できるようになったので補足する必要がある。カバーされない兵器、つまり兵器の種類の問題ですね。そのあとで、この使用の可能性を除去するためには開発と製造と在庫の禁止が必要だと...全文を見る
○不破委員 ことしの三月の軍縮委員会での安倍代表の演説の中では、わが代表団の見解の第一に、化学兵器と生物兵器の双方について禁止されるべき兵器の範囲を検討する必要があるということを冒頭に述べていますね。そうしますと、いまの局長の答弁ですと、双方についてと言うけれども、化学兵器のほう...全文を見る
○不破委員 そうしますと、日本の政府として国際的な軍縮委員会という場所でその範囲の確定という問題を提起している以上、日本政府がこの範囲の問題を一体どう考えるのかという見解を持たないでその問題を提起するというのは、非常に不見識なことになると思うのです。  それでは、現在日本の政府...全文を見る
○不破委員 いまの範囲の問題について言いますと、実はスウェーデン決議で示されている範囲ときょう政府から出されたこの範囲の間のものがいまベトナムで使われていて、国際的な世論の非難の的になっているガス兵器、化学兵器、全部この間に含まれているわけですね。しかもベトナム戦争に非常に関係が...全文を見る
○不破委員 そうすると、沖繩から日本政府が撤去を求めたのは、致死性のガスに限っているわけですか。
○不破委員 そうすると致死性ガス以外の化学・生物兵器ですね、これについてはこの表に入っていないものはアメリカが沖繩に貯蔵をしていても、それからあるいは本土に貯蔵していても、これは日本政府としてはそれについてはとやかく言うつもりはないということでしょうか。
○不破委員 沖繩ではたまたまガス兵器の貯蔵が問題になっていたわけですけれども、きょう発表されたところをニュースで聞きますと、撤去ということで発表されているのはVXと、先ほど表にあったGB、それからHDというふうに聞いているわけですけれども、それ以外のガスについては沖繩に存続させて...全文を見る
○不破委員 つまりアメリカからこういう発表があったということは私どもニュースを見ればわかるわけですけれども、伺っているのは、日本政府がガスの撤去を求めるときに致死性ガスだけについて撤去を求められたのかどうかということを伺っているわけなんです。
○不破委員 そうすると致死性ガス以外のものについてはあってもやむを得ない、あるいは日本側が撤去を求めたりする筋のものではない、こういう見解に立たれているわけですか。
○不破委員 そうすると日本政府の側から——これは去年のときにも、日本政府がアメリカに撤去を求め合意をしたということに対して、アメリカ側の担当官が、合意がされた覚えはないという新聞報道が出て、私非常にふしぎに思ったんですけれども、日本政府としてこの要求の問題には入っていない。それか...全文を見る
○不破委員 時間もだいぶおそくなりましたので、質問をここら辺で打ち切りますけれども、ずっと一連をしてみると、たとえば議定書の問題についてこの範囲の解釈が、国際的に合意された線はこういうことだということで解釈をされておる。ところがそれがだんだん詰めていくと、日本政府が禁止すべき対象...全文を見る
05月08日第63回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○不破委員 カンボジア問題及び日米安保条約の問題について政府に質問したいと思います。  まず最初に、カンボジア問題ですけれども、私は、米国がカンボジアに大軍を投入して進攻したことは、一九六四年のトンキン湾事件と、それに続く北爆の開始に匹敵するインドシナにおける戦争拡大行為として...全文を見る
○不破委員 アメリカがベトナム戦争の自衛ということを口実にしてカンボジアに軍事行動を拡大するという主張をし、行動したのは、これが初めてではないわけです。すでにこの問題をめぐってカンボジアとアメリカの間には長い間紛争が起こっておりまして、現に一九六五年の五月にカンボジアと米国が断交...全文を見る
○不破委員 そうしますと、日本政府の態度としては、一昨年の九月に、アメリカとカンボジアの間に領土の問題でそういう紛争があったという中で、カンボジアの領土保全を尊重するという約束をカンボジア政府に対してわざわざ口上書を手渡して約束をした。しかし、そのときにも、ほんとうの腹はアメリカ...全文を見る
○不破委員 いまの外相の答弁は、六八年にカンボジアの領土保全の尊重を約束しながら、現在アメリカの侵犯を容認している、その矛循は何かという質問に対する回答には何らなっていないというように考えざるを得ないのです。  ただ時間もありませんので次に質問いたしますけれども、いまのアメリカ...全文を見る
○不破委員 時間がありませんので質問に限って……。
○不破委員 外相は数カ国とことばを濁されましたけれども、数カ国の名前を固有名詞で起こしてみれば、大部分がベトナム参戦国であります。参戦国以外には、外相がよく使われることばで、国際政治上重要な位置を持っている国でこれに支持する態度を表明した国は、現在までない。先日北爆の問題でも、日...全文を見る
06月10日第63回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○不破委員 カンボジアの問題について、外相に伺いたいと思うのですけれども、先日開かれましたジャカルタ会議においての共同声明を読んでみますと、すべての外国軍隊がカンボジア領から撤退するということをカンボジア問題解決の一番のかなめといいますか、冒頭にうたってあります。ところが、この会...全文を見る
○不破委員 タイの件にしましても、最初タイの首相が記者会見で発表したときから、装備はカンボジアを通じてアメリカから供与されるということを言明していた、それであとで訂正されたのが、形式は政府が直接招集する義勇軍ではなくて、政府は特別の便宜をはかるということで表に立たないというように...全文を見る
○不破委員 そうなりますと、外国軍隊の撤退ということを会議はうたったけれども、実はこれを取りきめた会議の参加国自体が、外国軍隊の増強をはかっているという事態についても、日本政府としては何ら意思表示をするつもりもないし、ましてやこの会議の決定どおり、文面にあらわれた決定どおり、これ...全文を見る
○不破委員 そうしますと五月十七日に共同声明が出されてから、たとえばわずか十一日あとに同じ会議のテーブルに着いたサイゴン政権が、問題解決まで引き続きサイゴンの軍隊をカンボジア領内に置くという共同声明をカンボジアとの間に結んだ。これは実は日本政府が文面どおり合意だと考えていたとすれ...全文を見る
○不破委員 先ほどの、前の議論での御答弁では愛知外相は、一番大事なことはすべての外国軍隊の撤退だという趣旨のことを言われたと思うのです。ところが実際にはそれに反する事態が起こっても、しかも同じ共同声明の参加国の中から起こっても、それは一つ一つこまかい問題で一々あげつらうつもりはな...全文を見る
○不破委員 そのジャカルタ会議がなかったらもっとひどくなっているのじゃないかという見方を述べられましたけれども、私は全く反対の見方をせざるを得ないわけです。つまりこれは、論争にわたりますからあまり言いませんけれども、ジャカルタ会議を契機にして、ロン・ノル政権といろいろな周囲の政権...全文を見る
○不破委員 いまの外相の説明ですと、たまたま会議をやったらカンボジアのロン・ノル政権の代表が来て説明をさせてくれと言ったかのように聞こえるのですけれども、共同声明を読んでみますと、「会議の招きにより、カンボジアのサンボウル第二副首相兼外相は、同国における最近の事態の推移と現状につ...全文を見る
○不破委員 大多数の国がとっている態度をとっているというように言われたのですけれども、この問題では私は、政権の変更があった、そのことが通報されてそのとおり事実としてデファクトにそういう状態を受け入れているという、いわば消極的な承認の立場と、いま内戦状態にある国の一方の政権に対して...全文を見る
○不破委員 そうしますと、どんな国が実際に援助しているかという点については、後ほど調査の上知らしていただきたいのですけれども、日本政府が医療援助以外に、経済援助に問題を拡大することは将来絶対ないということを、赤十字社を通じてのそういう援助以外に援助を拡大することはないということを...全文を見る
○不破委員 シアヌーク元首の時代というのは、カンボジアが統一されていた時代でして、今日の場合の援助とは全く性格が違ってくるわけですね。やはり、今日こういう状態での援助というのは、一方の側に手を貸すという役割りを果たすことは明瞭なわけです。それから、外相が先日日本へ帰ってくる途中で...全文を見る
○不破委員 重ねて最後に伺いたいのですけれども、私は別にイデオロギーの話をしているわけではなくて、現実の政治的な行動の話をしているのですが、最後に伺いたいのは、ではいまの愛知外相の説明ですと、非同盟中立諸国に、今後努力をしてそういう諸国を加えるような条件ができるまでは今回のような...全文を見る