不破哲三

ふわてつぞう



当選回数回

不破哲三の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第65回国会 衆議院 本会議 第4号
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○不破哲三君 今日、わが国の政治は内外ともにきわめて重大な諸問題に直面しております。しかも、その多くは、従来の自民党路線のワク内では解決できないところに逢着しているところに、今日の事態の特別の深刻さがあります。総理の施政方針演説が、日本の未来像について多くの美辞麗句を費やしながら...全文を見る
10月21日第67回国会 衆議院 本会議 第5号
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○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、当面する内外政策の若干の問題について、総理に質問したいと思います。(拍手)  今日、激動する国際情勢のもとで、わが国は、日米軍事同盟の継続強化の道を進むか、それとも中立平和の道に進むか、七〇年代の進路の選択をいよいよ痛切に迫られておりま...全文を見る
11月12日第67回国会 衆議院 沖縄返還協定特別委員会 第4号
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○不破委員 私は沖繩協定の問題について総理並びに関係閣僚に質問するものでありますが、それに先立ちまして、昨日川崎においてたいへん不幸な事故がございました。これは、政府みずからが計画したがけくずれ実験によって十五名の犠牲者を生み出すという、まさに人災の典型というものでありますけれど...全文を見る
○不破委員 答弁の趣旨はすれ違いで、的確な回答がありませんが、言われるところは、安保によって日本の安全その他防衛的な任務につく部隊だということを言われているのだろうと思うのです。ところが、実際に沖繩にいる部隊がやっている仕事の内容は、これとは全然違うわけです。  たとえば、ここ...全文を見る
○不破委員 主として対地支援だから、爆撃訓練をやるのはあたりまえだ、一体どこの国を爆撃しようとしているのか、これがきわめて問題であります。どうも対地支援で防衛の任務だというと、あるいは沖繩を爆撃しようとしているのか、それとも本土を爆撃しようとしているのか、これはきわめて奇々怪々で...全文を見る
○不破委員 つまり、いまのお答えですと、政府は前から、今度は責任をもってアメリカの部隊に基地を提供するということを国民に言明されたが、細部についてはわからないというお答えがありました。しかし、これはきわめて重大な問題なんです。私どもの調査によりますと、これは明瞭ですけれども、この...全文を見る
○不破委員 いまの御答弁でありますが、訓練というのは、いざ戦争になったらそういう行動がとれるように訓練するわけであります。ですから、そういう訓練をやっているということは、たとえば、佐藤総理がおととしのアメリカ訪問の際に、いざという場合にはどうこうということを約束されましたが、ああ...全文を見る
○不破委員 私はそれはちゃんと承知をした上で、アメリカの上院では、佐藤総理がそういう言明をしているから、こういう事態が起きたらば日本の政府は好意的に対処するであろう、こういうことを政府の高官がはっきり言明した上で今度の協定を可決しているわけです。これが日米関係において佐藤総理のそ...全文を見る
○不破委員 この問題は重要な問題でありますが、時間もありませんので、その追及は次の機会に保留しまして、次の問題に移ります。  このフライトプランから出てくるもう一つの重大な問題は、核の問題であります。先日参議院の予算委員会でこの問題が問題になったときに、たしか政府委員のほうから...全文を見る
○不破委員 これは沖繩では常識になっていることなんです。伊江島へ行きますと、BDU12及びBDU8という爆弾が絶えず米軍によって落とされる。これを落としているのは、先ほど申し上げました第十二戦術戦闘航空団、これのF105あるいはF4Cが絶えずあそこで爆撃訓練をやってその爆弾を落と...全文を見る
○不破委員 これはきわめて重要なんです。いま、BDU8、BDU12というのは普通の爆弾だというように言われました。ところが、ここにはアメリカの第五空軍が使っている核兵器の積載要領というパンフレットがあります。これは現在沖繩で第五空軍が使っているものであります。ここには、核兵器の積...全文を見る
○不破委員 政府は、核は七二年には撤去されると言います。ところが、その約束ができたのはおととしの十一月のはずであります。これは佐藤総理が国会で何べんも報告したはずであります。その約束がアメリカの政府、軍部との間にできているのならば、いま沖繩に残そうとする部隊が大体核の訓練をやるは...全文を見る
○不破委員 メースBはけっこうです。
○不破委員 この問題またあとで立ち返りますが、次の問題に移りたいと思います。  それは、沖繩に第十八戦術戦闘航空団と同時に、戦闘部隊として残る部隊の中では最も重要な部隊に、第三海兵師団がございます。これはアメリカの軍隊の中でも、いわば——いよいよ戦争を始めるときに、敵前上陸とい...全文を見る
○不破委員 八インチ榴弾砲でしょう。
○不破委員 どうも正確に答弁してもらわないと困るのですけれども、いま言われました三つの榴弾砲のうちで、あとの二つの榴弾砲が、これはこの海兵隊の主力兵器であります。  それで、この一五五ミリの榴弾砲と、それから八インチの榴弾砲、これは核弾頭、核砲弾を撃てるいわゆる原子砲であるとわ...全文を見る
○不破委員 それで、たとえば、ここにアメリカの陸軍あるいは海兵隊が持っている全部の砲のリストがありますけれども、いまアメリカが持っている砲の中で核弾頭を撃てるのは、いま言明されました一五五ミリの榴弾砲と八インチの榴弾砲、これだけなんです。核、非核両用だというけれども、いま世界で原...全文を見る
○不破委員 つまり、核訓練は行なっているかもしれないが、核装備はしていないという話があるということだと思うのです。しかし、これも先ほど私が申し上げましたように、核を使わないつもりなら、そこにいる部隊が何も核訓練する必要はないのであります。沖繩から出撃していって、いざという場合には...全文を見る
○不破委員 きょうは、政府があまり沖繩の基地の実情を知らないので、私のほうから、いろいろ調査をして発表をしているわけでありますが、ここに、沖繩の海兵隊がやろうとしている一九七二年度軍事援助計画というものの日程表がございます。一応総理にもお渡しをしておきます。委員長、よろしいでしょ...全文を見る
○不破委員 はい、わかりました。  いまの文章ですと、太平洋情報学校の撤去というのは、結語であります。はっきり約束をしておるのは太平洋情報学校の撤去でありますが、太平洋情報学校以外に、ほかの部隊が日常的に第三国軍人の訓練をするということも明確に取りやめるということをアメリカとの...全文を見る
○不破委員 ところが、当然のことであるはずなのに、施政権の返還がすでに七二年に予定されているという以後において、このような計画が平気でアメリカの軍によって立てられ、しかもそれぞれの当該の国との間に、南ベトナム、台湾、タイとか、そういう国々との間に、このような計画が国際的にも進めら...全文を見る
○不破委員 それから、さらに重大なことがこの計画書には含まれております。それは、タイの問題でありますが、タイの訓練の中で、野砲の使用というのを、来年の四月から七月まで、タイの将校を呼んで訓練することになっている。その中に、対空防御で野砲を効果的に使用する能力、さらに核の使用の訓練...全文を見る
○不破委員 時間もありませんので、最後の部分に入りたいと思いますが、私は、きょうは、いま沖繩に政府が責任を持って基地を提供したというアメリカの各部隊について、これが核装備をしており、核の訓練を行なっておるという米軍自身の資料による証拠を政府の前に提出をいたしました。  先日、私...全文を見る