不破哲三

ふわてつぞう



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不破哲三の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第84回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、経済の問題、それから安保、防衛の問題、それから大学問題、こういう問題を中心に、政府の内外政策について総理以下関係閣僚に御質問したいと思います。  まず最初に経済の問題ですが、円高問題、これは昨年の年初めの二百九十円台という円レー...全文を見る
○不破委員 それで今度の予算案、それから政府の財政経済政策全体が、そういう円高に対して日本の経済や産業、特に困難な条件に直面している諸企業をどう守るか、国民生活をどう守るか、そういう角度から一つの柱にして編成され、打ち出されているということは、総理以下、そのたびごとに強調されてい...全文を見る
○不破委員 いまの、変動相場制だから特定な目標を持たぬという総理の発言なんですが、総理自体が、去年の円の急上昇は予想もしないことだった、こういうふうに言われているわけですね。そして、その予想もしない急上昇の結果、二百四十円というレートに到達しているわけだが、質問を変えてみますと、...全文を見る
○不破委員 黙秘権を行使すると言われるのでしたら、これはそれ以上聞いても押し問答になりますから言いませんが、私は、言う言わぬにかかわらず、いまの日本の円の実勢を考えると、これは引き下げるという政策目標を立てて、そのために経済成長を図るとか、そのためにこういう財政政策をとるとか、そ...全文を見る
○不破委員 構造的な要素を多少認められたのは、本会議よりも多少進んでいると私思うのですけれども、しかし、この問題を考えてみますと、たとえばいまドルショックのときの話をされましたが、ドルショックの後、世界全般が大体不況にかなり見舞われたわけですね。ところが、それからの輸出の広がり方...全文を見る
○不破委員 私がそれを言いますのは、結局こういう産業では、先ほど経済白書を引用しましたけれども、他の国に比べても非常に高い国際競争力、価格国際競争力、つまり低コストで物をつくって輸出する、これが力になっているわけですね。それで、この低コストというのが、これがただ技術が進んで、もう...全文を見る
○不破委員 それで私、この問題は、下請といいますと、通産省の調査でも、大体日本の中小企業の六割を占めておるわけで、非常に大きな問題だけに、ひとつ具体的な事例で御質問したいと思って、トヨタの関係ですね、これはたまたま例として選んだので、特別にトヨタに個人的な怨恨があるわけじゃないの...全文を見る
○不破委員 ところが、そのかんばん方式なるものの影響がいま下の下請の方にまで広がっておる。すると、この根本が変わってくるわけですね。確かに前の月に注文書が来るのです。しかし、これは内示と書いてあって、これはいわばごく大ざっぱな予定であって、それに従って仕事をしたのでは間に合わない...全文を見る
○不破委員 私が調べたのは七月一日以後の状態ですから、公取委で調べて解決したという以後に依然としてそういう問題がある。ここにはやはり、いまの法律の問題点もあるのです。いまの法律は、トヨタ自動車が直接発注する一次の部品メーカー、この関係はトヨタの責任になるけれども、そのずうっと末端...全文を見る
○不破委員 それから、これは自動車という、人間の安全を扱う産業としては重大問題だと私は思うのですけれども、生産スピード第一主義のために親会社が部品の検査工程を省略するという傾向が非常に強くなっているのです。それで、ある場合には、大量の品物を検査できないから加工過程で検査すればいい...全文を見る
○不破委員 それで、倍にふえたと言って三十数件なんですね。全国に三十五万ある下請業者の中で、そして公正取引委員会にこれは法違反じゃないかと言って訴える数が五十年で十件、五十一年で十五件、五十二年で三十数件だ。私ども公取へ行って調べましたら、この訴えるケースというのは、もう親子関係...全文を見る
○不破委員 福田さん、こういう体制なんですよ。私調べましたら、公取の下請課に十六人おられるわけですが、検査官として実際の仕事に当たっているのは六人だというのです。いろいろな事件があるのに。二人一組になって三チームで動いている。それから全国に、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、高松、...全文を見る
○不破委員 その体制という点では、いま中小企業庁長官が言われた、それから公正取引委員会の委員長が言われた体制、これは足りないという感じは福田さんもお持ちじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。それも調査しないと感じが出ませんか。
○不破委員 私は重ねて言いますが、この問題をいま考えることは、日本経済の円高に連なる問題ですね、これを解決するためにどうしても必要だということで申し上げているので、本当に国民生活を守るという立場から言えば、これはどうしてもやらなければいけないことですから、ぜひその点は十分納得のい...全文を見る
○不破委員 特に、調べてみますと、最近五年ぐらいで、韓国からの繊維の輸入は八倍以上になっているわけですね。昭和四十六年と五十一年を比べると八倍以上になっていて、最近では大体日本の総輸入量の四割くらいを占めている、こういう状態が続いているわけですね。  それで、私この問題で特別に...全文を見る
○不破委員 それで、しかもほかの場合と違って、特に韓国への企業の進出ですね、それから繊維の産業、これはほかの資本の進出、ほかの地域やほかの部門での繊維の進出とは非常に違った内容を持っているわけですよ。私どもジェトロの関係の資料を見てみますと、ジェトロの推定では、昨年あたり韓国から...全文を見る
○不破委員 ちょっと通産大臣は誤解されておるのですが、私は貿易の制限を言っているわけじゃないのです。その話をいましているわけじゃないのです。日本の企業が特に日本の市場を主目的にして韓国へ出かけていって、低賃金で日本の市場を攻めるというようなことは、日本の企業の行動として資本を投下...全文を見る
○不破委員 いまの為替管理の規定でも、わが国経済に重大な悪影響を及ぼすおそれがあると認められる投資は自動承認しないという規定がちゃんとあると思うのですが、河本さんはその規定も否定されるのですか。
○不破委員 河本さん、話をすぐ一般論にかえてはいかぬですよ。私は発展途上国の投資一般を問題にしておるのじゃないのです。先ほど来言っておる韓国の繊維産業への投資は性格が違っている。その主要な部分は日本の市場に割り込むための日本の資本の進出にある。その現地の経済に参加して現地の需要を...全文を見る
○不破委員 福田さん、また調査の話が出たんですけれども、私が調査したら一例もないんですよ。規定の上ではこういう規定があって、海外進出は自由化されている、しかし、国内の産業に悪影響を及ぼすときには、政府が責任持って、自動じゃなしにとめますよ、とめることができるんですと規定がちゃんと...全文を見る
○不破委員 大蔵大臣、「外国為替管理令に基づく許可事務等の委任について」という通達なんですよ。はっきり出ているんですよ。自動承認制が大綱だが、そういう場合には自動承認制の例外にするとはっきり出ているわけですから。大蔵大臣もそういうことを知らないようでは、この点は全く空文で、実際実...全文を見る
○不破委員 このロランCというのは、アメリカの特にポラリス潜水艦、これに関連した核戦略の中で特別な位置を持っているものですが、その点は長官はどうお考えでしょうか。
○不破委員 つまりアメリカのポラリス潜水艦、これはグアムに大体十隻配備されておりますけれども、これは核戦争のときには非常に重要な部隊ですね。このポラリス潜水艦の活動について非常に役割りを果たしている通信基地だということはお認めになるわけですね。
○不破委員 これは非常に認識が浅過ぎると思うのですね。たとえば私ども、このロラン問題を研究するのに、国会図書館にある、アメリカの上院、下院の軍事委員会や歳出委員会、そこでロランCの問題が十何年来議論されているわけですが、その記録も全部調べて、どういう位置を持っているかを明らかにし...全文を見る
○不破委員 いまの長官の発言はもう違っているのですよ。一回目の発言は、そういう事実はない、今度は軍事的利用に限られたものではない。つまり、そういう原子力潜水艦のための誘導という軍事的目的があることは認められるわけですね。
○不破委員 このロランCがポラリスにどれだけ重要かというと、これは確かに五メートルぐらいですが、深く入るところまでやれる通信施設はアメリカでもまだ開発されていないのですよ。しかし、アンテナを出して通信を受けたんでは明らかにキャッチされるから、少なくとも海面下でキャッチできるという...全文を見る
○不破委員 これは、もし核戦争という不幸な事態になったら、第一撃の攻撃目標になるということなんですよ。つまり、北海道の十勝太とか沖繩の慶佐次とか柏とか行ってみますと、現地の人たちには、これは平和な基地だ、電波灯台だということを政府はいつでも説明しているのです。ところが、設置したア...全文を見る
○不破委員 それでロランCを許可するのだから、驚いたものだと思うのです。私は、二十三カ所全部地名を調べて、各国大使館に問い合わせました。大体どこの大使館に行っても、自分の国の地図を広げても、ロランCが置かれている場所はなかなか見つからぬわけですね。大使館から観光局を紹介されて、観...全文を見る
○不破委員 ほかの委員の方がわかるのに、専門家がわからない、こういう専門家にこの問題を扱われていると思うと本当に寒けがするわけですが、位置がわかって固定されているから危険なんでしょう。だから、アメリカの方は、いよいよ戦略を考えるときには、これは固定基地だから残存能力がない、生き残...全文を見る
○不破委員 福田さんも国民の一人としてどうもだまされている部類に結果として属すると思うのですが、私ども、調べたアメリカ側の証言その他、全部提供しますよ。全部提供しますから、それを十分吟味された上で柏の、人口百万、東京の隣になるところにそういう施設を設けるのが適切なのかどうか、改め...全文を見る
○不破委員 アメリカの国防総省はそんな楽観論に立っていないのですよ。自分がいかにこれを使っているかよく知っているから、原子力潜水艦にはオメガとロランCしか使えない、しかも最後に発射するときにはロランCが必ず要るのだと知っているから、これは生き残れないということを重視しているわけで...全文を見る
○不破委員 私は、単なる口頭の情報じゃなしに、ちゃんとアメリカの上院、下院というところで、アメリカの軍や沿岸警備隊や海軍の研究所、国防総省の代表や、そういう者が公式に証言していることだけをいまここで言っているわけですよ。それをちゃんと吟味して態度を決めるのがあたりまえじゃないでし...全文を見る
○不破委員 では、調査の上の再検討を約束されましたので、私、次の問題に移りますが、次は沖繩の問題なんです。  本会議で瀬長議員が演習の問題を提起しましたら、福田さんは、アメリカは平和のためにいるのだから演習してもらわぬと困る、じっとしていられたのではかなわぬのだ、正確な発言どお...全文を見る
○不破委員 これは那覇の防衛施設局から県、市町村に連絡がある数だけです。アメリカがこの日に演習をやると。それを累計してみると、去年の一月から十月までの約三百日に、水域の演習が千六百六十八日ですよ、陸上の演習が二千百七十六日、合計三千八百四十四日分の演習をやっているのですね。あそこ...全文を見る
○不破委員 いま私が挙げた数字は、これはあなたの管轄下だと思うのですが、那覇の防衛施設局から県や市町村に来た数字なんですよ。だから、どうもやはり報告というのは政府の上の方には余り正しく上がらないようですけれども、ちゃんと報告の流れも整えて、正確な認識を持ってこの問題に対処して、そ...全文を見る
○不破委員 委員各位にはお配りしてありますが、原文を添えてありますので……。  それで、時間もありませんので手短に申し上げますけれども、たとえばこの演習の一つの特徴は、大体、日本が外敵に攻められたときにアメリカ軍がどう動くかということを想定した演習はほとんどないわけですね。いま...全文を見る
○不破委員 それを調べられるということは結構だと思うんですが、私ども、この委員会に、もう大分長くにわたって米軍の資料を提供しておりますけれども、そのどれ一つとして、あれはにせものだったという点で米軍から批判を受けた覚えはありません。これについても、間違いない米軍の資料だということ...全文を見る
○不破委員 あのときにも、アメリカ側のジョンソン次官補が、核の問題でもイエスもあり得るのだ、将来の保留事項だということをアメリカで説明して、私質問したことがあります。そして実際のアメリカの行動ですね、福田さんが交渉をやられて、ここで説明されたもう翌々年には、嘉手納基地での核爆弾の...全文を見る
○不破委員 戦術核を持っている部隊は全部やっているといま言ったわけですね。だから私は、こういう訓練をやっているから戦術核を持っている容疑がある、少なくともいざというときには戦術核を使う部隊になる容疑があると言っているわけですよ。
○不破委員 私の質問をよく理解していないのですよ。この部隊はそういう訓練を必要とする部隊だ。つまり戦術核を扱う部隊だ。これは事故の訓練からも核兵器の操作の訓練からも、投下訓練からもある。つまり嘉手納にある第一八戦術戦闘航空団は戦術核を使う部隊としてアメリカは考えているし、その訓練...全文を見る
○不破委員 総理に伺っているのですよ。  その問題について総理は調べるまで言いました。調べて、こういう事実の容疑があったならば、そういう訓練をやっている容疑があったら、その問題についてどう対処するかの検討をしてもらいたい。
○不破委員 政府は、何が明らかになってももう交渉しないという態度を、この問題に関すると、かたくなに表明するわけだけれども、私は、それでは国民に対する責任は果たせないと思うのです。  この問題は、引き続き国会でもわれわれは追及しますが、この事実を福田さんは調べると言われたわけです...全文を見る
○不破委員 そうすると、京都大学ではもう占拠されているところはない、それから暴力学生が不法に使っている電話はないというふうに言われるわけですか。
○不破委員 時間が参りましたのでこれは途中になりましたが、問題点だけ指摘して終わりたいと思うのです。  京都大学の場合、いまだに暴力学生の占拠が続いているわけですが、特に私ども重視しますのは、これが赤軍派と非常に密接な関連のある暴力集団だということですよ。世界で、クアラルンプー...全文を見る