不破哲三

ふわてつぞう



当選回数回

不破哲三の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第123回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、総理以下関係閣僚に一連の問題について質問をいたしますが、まず最初は、金権腐敗の疑惑の問題であります。  今、共和事件をめぐる疑惑が非常に大規模に進行しておりますけれども、この事件の特徴は、リクルート事件が起きた直後に、そして宮澤派の複数の...全文を見る
○不破委員 その第二の購入代金払込証明書の問題について特に伺いたいのですが、当時の銀行の扱い人が特定できる、その人は何を証明できるのですか。
○不破委員 その銀行の方が自分が書いたんだというのは、宮澤さんがじかにお聞きになったのですか。
○不破委員 私は、本当にこれは理解しがたい話だと思うのですね。前国会でのあなたの説明だと、服部秘書が、これは個人のお金だと言って三千万円を松本秘書に渡して、それで、悪いけれども、個人の口座だけれども払い込みに行ってくれと言って、松本秘書が銀行に払い込んだとなっています、受け取って...全文を見る
○不破委員 事務所の金でないことがすぐわかったのを銀行に払い込むときに、それが事務所の金扱いされているか、それとも服部個人の金として扱われているか、それを区別しないで、確認もしないというのは極めて不自然じゃないですか。
○不破委員 これは、だけれども、リクルートの株式を買うための代金が相手側に振り込まれたわけですね。それがだれの名義で振り込まれたかということは大事な問題ですよ。それが、松本秘書が意識しただけで、銀行に話をしないはずがないと思うのですね。これが第一の疑問です。  それから第二に、...全文を見る
○不破委員 大事なことは、あなたは詳しく説明したと言うけれども、それは全部伝聞なんです。さっきも松本氏から聞いたんだと言いました。それから、長いつき合いだから信頼できると言うけれども、前の河合氏の名義でやったという話のときにも、服部秘書からの伝言をあなたは国会に四カ月にわたって説...全文を見る
○不破委員 しかし、服部氏に頼まれて三千万円を、個人のお金を三菱銀行に払い込んだということは、明らかにその関係の事実を知っている一人ですよ。そういうことについて、あなたに全く説明をしないわけですか、秘書は。
○不破委員 新しいシナリオが出てからじゃないんですよ。前の、河合氏に名前を貸したという説明をあなたが国会で何遍も何遍もやっていたときに、それとは違った事実を経験していた松本秘書があなたに、あれは違いますよという助言はしなかったかと言っているのですよ。
○不破委員 いや、当初は違うはずでしょう。だって、当初は松本秘書が服部氏に頼まれて金を振り込んだという話は全く出てなかったわけでしょう。一昨年の八月から十一月まであなたが国会で、河合氏に名義を貸したのだ、河合氏に名義を貸したのだと説明しているときの。話ですよ。その後ずっと答弁を聞...全文を見る
○不破委員 じゃ三年前の八月から十一月の間にあなたはそれを聞いていたのですか。あなたが国会で、河合という話は全く事実無根でしたと釈明をされたのは十二月一日ですよ、三年前の。その前四カ月間は、河合名義だ、河合名義だという説明を繰り返し繰り返しやったのですよ。そのときに、それを見てい...全文を見る
○不破委員 じゃ、河合氏に名義を貸して河合氏が全部取引をやったのですと説明したときも、あなたはあの三千万円の金は宮澤事務所で松本秘書が銀行に渡したのだということを知っていたわけですか。
○不破委員 奇々怪々なんですがね、そうすると。  そうすると、あなたはその話を知りながら、三年前の八月から十一月末までの間には、宮澤事務所は関係なくて、それで河合なる人物の取引だ、取引だという答弁を国会でしてきたのですか。
○不破委員 その、前というのはいつかということが問題になるのです。私が言っておるのは、リクルート事件が明るみに出てあなたの名前が出てきたのが三年前の七月。それであなたがそれについて最初の説明をしたのか八月の国会で、そこではあなたは我が事務所は関係ない、服部秘書がたまたま河合なる人...全文を見る
○不破委員 不思議な関係ですね。三千万円の問題をめぐる取引が問題になりながら、それで自分の事務所の宮澤喜一氏が国会でその問題をめぐって非常に苦しい答弁をしておるのを見ながら、自分が三千万円その時期に払い込んだことについて、服部氏に頼まれて払い込んだことについて何にも気にしないとい...全文を見る
○不破委員 それで、あなたが服部恒雄氏を信頼して、あなたがそのシナリオの作成に関与していなかったということを一応前提にしてですよ、あなたの説明のとおり私は言いますけれども、あなたはその服部氏の説明を信用して国会に紹介して、ずっと四カ月間頑張った。ところが、それが全く事実無根だった...全文を見る
○不破委員 現金だから宮澤事務所と関係ないというのは、それは通用しないですよ、これは。さっき私が、あなたの説明は、銀行員が書いたんだという説明は、三菱銀行のマニュアルからいってもおかしいと言った方がよっぽど客観的根拠がありますよ。だから、そういうことを責任ある立場で明らかにするた...全文を見る
○不破委員 そのあなたが出した書類がさらに疑惑を生んでいるわけですから。その疑惑は私が説明したとおりです。ですから、私は証人喚問をあなたも応じなさいということを言っているわけですよ。  なお、あなたが言われた点ですが、これだけ一つつけ加えておきます。  三年前、その当時、あな...全文を見る
○不破委員 じゃ続いて共和問題ですけれども、総理は、共和問題が出てくると、これは司直の手に調査をゆだねてあるということをしきりに言います。しかし、ロッキード事件以来の国会の議論の中でも、司直の手にゆだねるべきいわば刑事犯罪に属することと、それから政治的道義的責任に属することとはお...全文を見る
○不破委員 報道があったときに、あなたは、ではそういう報道が、宮澤派に関して疑惑がある、あるいは阿部議員の言明として、自分の派の有力者の名前を挙げて、この有力者に金を配る必要があるんだという報道がされる、そういう報道を耳にして、そういう疑惑があり、現にその人物が逮捕されて捜査も受...全文を見る
○不破委員 政治倫理綱領では、疑惑が出されたらそれについて進んで調査して、真相を国民の前に明らかにするのが政治家の務めだということを決めているのですよ。当然、そういう疑惑が出されたら、自分で調査して明らかにするのは当たり前じゃないですか。  この問題については、あなたは、では何...全文を見る
○不破委員 だけれども、例えばあなたが阿部議員を第一次海部内閣の閣僚に推薦したときに、恐らくそういうことはないだろうと思って推薦したのでしょう。しかし、現実にはあったわけですよ、それで、今逮捕によって立証された、立証されつつある阿部議員の疑惑というのは、既に去年の七月にもう問題に...全文を見る
○不破委員 例えばロッキード事件のとき、日本の政治がそういう態度をとって、疑惑が出ただけでは動かない、裁判の判決が出るまで動かないという態度をとったら、ロッキード疑惑というのは解明されなかった、あのときでも。だから、金権とか腐敗とかの疑惑についての政治家の態度というのはそういうも...全文を見る
○不破委員 つまり、あなたの金権政治に対する態度というのは、そういう疑惑がどこで取りざたされようが、どんなに大々的に問題になろうが、阿部議員が逮捕されようが、だれそれが事情聴取されたという話があろうが、ともかくもう紛れもない事実になるまでは一切黙っていようという態度ですか。真相解...全文を見る
○不破委員 ちょっと、総理になった最初に、リクルート事件の反省から今後こういうことが起きないように自戒に努めると言って総理になった人物の態度としては、本当に金権政治の疑惑が持たれても、それを解明するために小指一本動かそうとしないという態度であって、私は、これでは国民の政治に対する...全文を見る
○不破委員 各党の議論がこれからあるだろうじゃなしに、企業、団体からの献金の禁止という問題について総理の見解を聞いているんです。
○不破委員 よく企業が社会的存在だとか、それから政治活動の自由が当然あるはずだとかいうことが言われますけれども、企業というのは営利を目的にした団体なんですよね。企業の資金というものも営利を目的にして、そのために使うことが企業の任務なんです。その企業の全力を政治活動に使うということ...全文を見る
○不破委員 私は点数制度のことはまだ何にも聞いてないので、ちょっと答弁用紙を間違えているんじゃないかと思うんですけれども。  ともかく病院でベッド数の六割以上を七十歳以上の高齢者が占めるようになると病院が格下げになって、お医者さんの数も半分に減るんですよね、ベッドの数に対して。...全文を見る
○不破委員 何種類もあるんじゃないんです。ある病院が、現に同じ病院でも一定の、六割以上のベッドが高齢者が占めるようになると今度は老人病院扱いにされてしまって、今までは六人配置を認められたお医者さんが三人しか認められなくなる。同じ病院がですよ。そういうようになる制度に現になっている...全文を見る
○不破委員 これでは、生活大国のスローガンというのは本当にスローガンですね、高齢化社会対策とか、心底見えたりという感じがしますが、次へ行きます。  次は労働時間の問題ですが、その総理の今の生活大国のビジョンでも、二番目が労働時間、通勤時間の短縮でした。本当に個人が自由にできる時...全文を見る
○不破委員 今、国会に提出を用意しているというのは、前国会でも政府側から解明していますけれども、拘束力がない促進法なんですよね、中小企業への勧告とか、それから大企業ではその委員会をつくらせるとか。ですから、これでは本当に短縮にならぬわけで、私は、それも、労働基準法の改正も、末永い...全文を見る
○不破委員 残業が長いことについて、労働者の側にという問題を第一に挙げるんですが、それはやっぱりかなり事実違うんですね。  これは、トヨタで組合がほとんど全組合員で調査した実態調査がありますが、それによりますと、なぜ残業を長くやるかという質問に対して、四四・三%が生産計画、業務...全文を見る
○不破委員 それから、時間短縮をやる場合、今考える必要があるのは、えてして時間短縮が、短縮された時間の中での労働強化に結びつきやすいという点も、これは大いに考える必要があるところなんですね。それで、例えば今この点でも世界が舌を巻いているのは、自動車産業の例について言いますと、自動...全文を見る
○不破委員 やはり労働行政では、生産性向上を条件にすべきじゃないと思うのですよね。労働行政なんですから時間短縮をきっちりやって、経営と生産性の問題はそれは別個の問題として考えるべきで、条件にしていたら、こんなに長い時間、絶対短くならないですよ、これは。  それからもう一つ、時間...全文を見る
○不破委員 今お話しの中に格差がふく出ているのですよね。ILOの条約は、六カ月勤務した者には最低三週間の有給休暇を与える、それが一九七〇年に決まっているのですよ。それから十七年後に労働基準法の改定をして、それで最低十日になったわけですね、日本が。つまり、これだけ離れているわけです...全文を見る
○不破委員 次に、米の問題ですけれども、ウルグアイ・ラウンドがかなり大詰めに来て、それで米の関税化の問題に対してどういう態度をとるかが問題になっており、もうこの国会でも随分議論がやられているわけです。政府は従来の方針のもとに対処するということで強調していますが、やっぱり私たちが心...全文を見る
○不破委員 ただ、わざわざ試算しないでもこれは出るわけですよね。  例えば食糧庁が去年の七月に「米価に関する資料」というのを発表しています。この「米価に関する資料」を見ますと、その初めのところに、作付規模別の米の生産費というのがあるんですよ。だから、当然農林省の方針でも、大体規...全文を見る
○不破委員 まだ農林大臣は言っていないのですよ。裁定していない、計算していないという話だけですから。総理の見解。
○不破委員 この点は、日本の農業の前途がかかわる問題、日本の食糧の安全と自然の問題がかかわる問題ですから、もう本当に性根を据えた対処を願いたいと思います。  それから最後に、共和の問題に戻りますけれども、先ほど私は、リクルート事件の関係で、総理にかかわる証人の継続の喚問の要求を...全文を見る
○不破委員 最後に、時間がなくなりましたので端的に伺いますけれども、総理に伺いますけれども、軍事費の問題です。  やはり今の軍事費削減問題の議論のかなめは、今まで政府がとつてきた国の防衛計画あるいは自衛隊の規模拡大のレール、それが今の世界情勢に合わなくなったということを率直に認...全文を見る
○不破委員 総理は、そういう情勢いかんにかかわらず基盤的なものだということを盛んに力説してきましたけれども、例えば、あなたが書かれた「東京−ワシントンの密談」という本がありますね。あのときに、一九五三年、これは初めてアメリカとの間で将来の自衛隊の規模について相談した会議だったと思...全文を見る
06月14日第123回国会 衆議院 本会議 第32号
議事録を見る
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程された宮澤内閣信任決議案に対する反対討論を行うものであります。(拍手)  日本共産党は、リクルート、共和、佐川など相次ぐ金権腐敗問題での責任を初め、宮澤内閣の反民主的で反国民的な性格と政策をこれまでも一貫して批判してまいりま...全文を見る
11月05日第125回国会 衆議院 本会議 第3号
議事録を見る
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、宮澤総理並びに関係大臣に質問いたします。  総理、佐川急便疑惑は、自民党政治の底知れない腐敗ぶりをさらけ出しました。国民の間には、真相の徹底解明を求める声が日増しに広がり、そのことを要求する地方議会の決議は既に八百を大きく超え、九百に近...全文を見る