保坂展人

ほさかのぶと



当選回数回

保坂展人の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  新井参考人にお聞きします。  新井議員が知人の名前で口座を開設するときに、代理人選任届を出されましたか。また、借名でつくるという、この逃げとして代理人届を出したのではないかと思うのですが、その点、いかがでしょうか。
○保坂委員 代理人選任届。
○保坂委員 ですから、新井議員は借名で知人に自分の取引を依頼したわけですね。したがって、その代理人を選任するという届けを出す必要があろうかと思いますけれども。
○保坂委員 きょうの朝日新聞に、大和証券が新井議員の口座開設を拒んだという記事が載っております。その理由は、借名取引が証券業界の自主ルールで禁じられていることが拒否理由の一つであると。この記事は事実ですか。
○保坂委員 これまでの新井議員の答弁の中で、自分は自分に関する事実についてはすべて疑惑は晴らしたいんだ、率直に、正直に、真摯に答えるんだ、こうおっしゃっていますよね。  であれば、午前中の質疑でもそうでしたけれども、日興証券に保存されている顧客勘定元帳、これは押収をされていて、...全文を見る
○保坂委員 年末の記者会見で新井議員は、日興証券からその都度アドバイスを受けながら、自分で情報を入れながら取引をしたんだと。一方で、自分の取引の中身はよくわからないとおっしゃって、それ自体矛盾だと私は感じました。きょうの、先ほどの答弁の中で、しかしどの銘柄を言ったのかはきちっと覚...全文を見る
○保坂委員 先ほど木島議員の質問にもありましたけれども、海外に行っていた可能性が高いという請暇の最中ですよね。そのときに集中的に取引があったと。これは御自分でやったかどうかという記憶をもう一度ただしたいと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 それで、先ほどの勘定元帳も含めて、ぜひ委員長の方でも、議員も提出する意思があるというふうにおっしゃっているので、提出を求めたいと思います。  続いてですけれども、午前中の質疑の中で金子参考人が、証券で、多くの人が株取引で損失を出している、本当に大やけどをしたという人...全文を見る
○保坂委員 こちらに、議員がお書きになった、私もこうやって物書きという仕事でやってきましたので、大変気骨を込められて書かれた本だと思います、この「「平成の乱」を起こせ」という。この本を読んでみますと、いきなり、冒頭は金丸さんの逮捕のところで始まりますよね。  金丸さんも、権力構...全文を見る
○保坂委員 時間が参りましたが、ともに議員として、こういう場で対話をしなければならなかったことを本当に残念に思います。というのは、主義、思想、信条は違えども、ここに書かれていることは非常に私の心を打つことも多々あったからであります。  最後にお尋ねをいたしますけれども、新井議員...全文を見る
○保坂委員 時間なので、非常に心情の部分をおっしゃいましたが、事実がやはり明らかになってないと思います。私どもとしても、社会民主党としても証人喚問を求めたいと思います。  もう一つ、先ほど顧客勘定元帳について資料を出すというふうにおっしゃいましたので、その点もよろしく取り計らい...全文を見る
03月05日第142回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、つい先刻ですが、東京地検特捜部の捜査によって、また再び大蔵省のお二人が先刻逮捕されたというニュースが飛び込んでまいりました。お一人は証券局課長補佐、もう一人は証券取引等監視委員会ということで、三十代、五十代のお二人の方であります。...全文を見る
○保坂委員 私ども社民党で、大蔵省腐敗に怒るホットラインという臨時電話を開設いたしました。そうすると、例えば地方の財務局で、OBの方が天下りどうかとその会社に打診があって、そのことを勘弁してくださいというふうに断っていると税務署からかなりきつい査察が入ったとか、受け入れたらこれは...全文を見る
○保坂委員 後段言われた、つまり組織の仕組みそのものも見直すべき時期に来ているという認識と受けとめさせていただきました。  そこで、松永大臣は、さきの十一月二十八日、この場で行われた泉井純一証人の喚問の際には予算の委員長で、恐らく私の目の前で、泉井証人に対する質疑をお聞きになっ...全文を見る
○保坂委員 松永大臣、法曹界出身でございますよね。昔のことであり記憶にないというのは、これは通用しないですよね。普通の一般の社会でも、これは法廷ではなくても、通用しない言葉なんですね。どういう印象をお持ちでしょうか、それを一言だけ、大臣、お願いします。
○保坂委員 松永大臣には、大蔵省のいわば組織構造全体に腐食を及ぼしていったその構造自体をきちっと切開していただきたいというその期待、そしてあるいは、あえてこういう言い方は失礼かもしれませんけれども、使命がおありだと私は思っているのです。  その意味では、例えば、同時期に問題にな...全文を見る
○保坂委員 それでは、私は、これは構造的な腐食ではないのかということで具体的に出したいと思いますけれども、何年か前、五、六年前に問題になった「論際」という雑誌がございます。これは一般の書店では売られていないわけですね。そして、これは極めて特殊なことに、場合によっては次官室やいろい...全文を見る
○保坂委員 ちょっと官房長、もう一度お願いしますが、具体的にこの「論際」という雑誌の存在を当時知っていたのでしょうか。  そしてまた、セミナーや座談会、あるいは宴席を交えた合宿というか、そういうものに参加をされていなかったのか。  加えて、このバックナンバーをたまたま見ていま...全文を見る
○保坂委員 こういった「論際」というような雑誌、一般では手に入らない雑誌がなぜか流通をして、そこでいわば省庁ぐるみの裏金がつくられていたのではないかということが、当時から指摘をされています。そのことを本当にその機会に反省したならば、今回の事態は起こらなかったのではないかと思うわけ...全文を見る
○保坂委員 私は昨年、環境を守る自然保護団体の要請を受けて、リゾート法という法律を検証してみました。このリゾート法という法律がきっかけになって、バブルの時代でしたけれども、ゴルフ場やスキー場が、空から見るともうあちこちに、日本の国土、山河、縦横無尽にひっかいているというか、こうい...全文を見る
○保坂委員 それでは、これは大きな問題だと思うのですけれども、先ほど担保というふうに言いましたけれども、担保自体は、当然これはだれもが、価値がある、客観的な価値があるというふうに認識して、そしてそれが、価値がそう変わらず保持されて、そして処分が可能であるというのが担保の要件だと思...全文を見る
○保坂委員 この千代田区一つ分の総合レジャー施設開発という、これは実は大蔵省のOBの方、お歴々が、まさに国家という信用を担保にして、大変な額の、株主総会に出席するぐらいのことで年間数千万という謝金、謝金というかお金を受け取っていたということも報道されております。  そして、実は...全文を見る
○保坂委員 法務省の刑事局長に来ていただいていますでしょうか。  そうすると、先ほど紹介をしたように、この徳田元銀行局長は実は政府の審議会委員なんですね。刑法の取り扱いで、審議会委員というのは一体どういう身分なのか。刑事局長、お答えいただきたいと思います。
○保坂委員 大蔵省、再び伺いますが、設置法に基づいた金融制度調査会の委員、これは公務員、公務員が、つまり大蔵省OBであっても、それこそ公務員としてのさまざまな公に奉仕する役割をこれは大きく持っているわけです。権限も大きいと思います。この点について、先ほどの答弁でいいのかどうか、も...全文を見る
○保坂委員 実はこの磐梯リゾートの件では、融資全体の中に、実はそこから撤退していく企業に対して三十一億円の得べかりし利益、これは、ゴルフ場の権利を放棄したのだから放棄した分将来営業できるだけの利益を失ったという、これはバブル崩壊の時代に通用しない論理で三十一億円というのが拠出され...全文を見る
○保坂委員 確かに現在はもうおやめになっています。しかもそれも、未公開株、借名ということでおやめになっているのですね。その前はずっと、平成八年十月四日まで審議会委員を務めておられたので、ここはきっちり、もうやめていたわけじゃないのですから、今御紹介している問題の件は、そのとき務め...全文を見る
○保坂委員 日本語としてよくわからないのですけれども、もし行っていなかったのなら遺憾に感じる必要もないわけでありまして、行っていたのならこれは遺憾だということなんですね。  この点について、北沢委員の質疑に対して、実は当時の警察幹部の中でこの事件を受けて異動があったのですね。こ...全文を見る
○保坂委員 事件の処分ではないかどうか、お答えください。
○保坂委員 では、法務省に伺いますけれども、大変困難な中でさまざまな犯罪の捜査に当たる場合に、これまでの体系を変更して、捜査手段として通信傍受ということの検討に入ろうという御提案を我々もいろいろ検討し、考えているわけです。  しかし、今のような答弁で、神奈川県警の警察官がアパー...全文を見る
○保坂委員 私ども、警察の方が、極めて真摯にそして自己犠牲的に捜査に当たっている、あるいは、安心して生活できる社会を支えてくださっているということは十分わかった上で、しかし、判決まで出て、そのことを今おっしゃったような答弁で繰り返す。いわば、そういうことはしてないんだ、しかし事情...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、一点だけ、今御答弁の中であの事件は盗聴だったというふうにおっしゃったのは確認させていただいていいですね、盗聴だったと。それはそれで確認させていただければ。
○保坂委員 時間がどんどん押してまいりました。  本当に文部大臣に申しわけないのですけれども、私、ずっと子供の問題、子供たちの悩みの声を聞いてまいりまして、アメリカのウォーターゲート事件もそうでしたけれども、大人の社会がだめになってくる。あるいは不祥事あるいはスキャンダル、これ...全文を見る
○保坂委員 大変私も同感いたします。  それで、実は、日本じゅうの家庭でテレビのニュースで飛び込んでくるのは、だれが逮捕された、だれが亡くなった、だれがどうしたと、非常に暗いニュースが余りにも多過ぎる。我々はやはり希望をつくり、光をつくらなきゃいけないというふうに思っております...全文を見る
○保坂委員 時間がオーバーしましたので、もう終わります。  今回の質疑で本当に、ルールということを、捜査機関の追及によって促されるのではなくて、やはり自浄作用、根を断ち切るその時期がまさに来たんだという感を深くしました。  私の質疑をこれで終わります。
03月11日第142回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  町村文部大臣に伺います。キレるという言葉、大臣、どういうふうに解釈をされていらっしゃいますか。
○保坂委員 今文部大臣のお答えを聞いていて、事件によってですけれども、やはり子供が期せずして悲惨な姿にある。  ここ一年の間に、日本社会で切れるという言葉が違った響きになってきた。昔は切れるという言葉は褒め言葉ですよね。例えば、町村文部大臣は切れる大臣だといえば、決断が早くて物...全文を見る
○保坂委員 私、年間百校近い学校に話しに行ったりあるいは取材に行ったりという、一年半前までそういった日々を過ごしておりました。そこで、保健室をなるべく訪問するようにしていたのですけれども、二年ほど前のこと、保健室を訪問したところ、保健の先生はもうほとんど倒れる寸前、土色の顔色です...全文を見る
○保坂委員 表現という解釈もあろうかと思いますけれども、私は、果てしない絶望そして失望、自分自身に対する何のプライドも持てない状態、私はこの世の中に生きていてもしようがないんだという孤独の断崖絶壁に立っているような、そういう心持ちでいる子供たちがいかに多いかということを思うのです...全文を見る
○保坂委員 これは町村文部大臣、ぜひ文部大臣のアピールを持って中学校に出かけていただきたいと思う。そして、荒れていると言われている子たち、本当に態度悪いです。あるいは話をもう聞く耳ないかもしれない。そして、あるいは自分にこもりがちな子、さまざままず出会っていただきたい。  子供...全文を見る
○保坂委員 昨年ですけれども、文教委員会の海外派遣で、ノルウェーのフェローという成人学校、十七歳ぐらいから全寮制で入る学校でございますが、そこに行って大変感銘をしたわけです。  絵をかいたり、あるいは歌を歌ったり、あるいはダンスをしたり、あるいはドラマをつくったり、あるいは本を...全文を見る
○保坂委員 今、学校だけじゃなくて、日本全体がそれぞれの分野で危機、ある意味で大変な変動の波にさらされていると思うのですね。  そういう中で、教育の場、これは明治以来、ある意味で、変わってはいけない部分もあると思います。保持していかなければいけない部分もあるけれども、しかし変わ...全文を見る
○保坂委員 それでは最後に、また文部大臣お願いしますけれども、本当に何度も繰り返しになりますけれども、毎日食事がのどを通らないぐらいに敏感な人は、この日本はどうなっていくのだろうと。そして偉い人が次々と捕まり、そして子供たちはそれこそ堰を切ったように、あってはならない、考えられな...全文を見る
○保坂委員 本日の質疑で、文部省がある意味でこの事態の危機をとらえて、今、世田谷で始まったチャイルドラインにも二日間で三百数十人の、これはほとんど小学生からなんですね、電話の主は。小学校のうちからいろいろな矛盾が始まるわけで、一番叫びや渇きもあるわけで、そこにきっちり入っていく。...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、昨年の神戸で起きた少年事件の被疑者の少年の顔写真が掲載された「フォーカス」の問題がございました。それ以降、立て続けに同種の雑誌報道が繰り返されているというふうに思うわけですが、法務省で把握をされているマスコミの雑誌報道は、昨年の夏...全文を見る
○保坂委員 今伺っていると、次々とこういった、いわば少年法の規定もあってなきがごとし、あるいは少年法のこの部分を実力で変えるべしといういわば既成事実の積み上げが行われている。しかも、検事調書の問題、同僚議員からもたびたび質問がありましたけれども、先ほど触れられた少年のノートですか...全文を見る
○保坂委員 最高裁に伺いたいのですが、現在、法曹三者による少年法についての議論が続いていると聞いております。現在進行形だと聞いているのですが、現在どのような進捗状況なのか、簡単にちょっとお願いしたいと思います。
○保坂委員 ただいまの最高裁の御説明によると、これは新聞あるいはマスコミで報道されている法務大臣の刑事罰の年齢引き下げということは、まだその議題になっていないというふうに理解するわけですけれども、本日の所信表明で大臣が触れられた、確かに凶悪な少年事件が続発をしている、少年法制に関...全文を見る
○保坂委員 現在の少年法、重大な事実の争いがあるときにこれは十分でないという指摘はいろいろな立場であるわけで、私もこれを検討し考えることについては必要かと思いますが、ただし、そこには条件があると思います。これは冷静な議論ができる状況で行われるべきであると思います。  そこで、も...全文を見る
○保坂委員 ぜひ冷静な議論を前提にしていただきたい。各般の議論の中にこういった既成事実の積み上げというのは含まれていないというふうに、大臣にもぜひそういうふうにお願いをしたいと思います。  組織的犯罪対策法について、実は与党三党の中で我が党は一貫してこれは疑問があるという立場で...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、予算委員会でも先週二回、実は警察の見解はどうかとただしているわけですけれども、警察は実行を認めていないという答弁です。きょうも来ていただいていますけれども、そこらについて加えて、つまり、法務大臣は今こういうふうにおっしゃった、このことを警察は認められるの...全文を見る
○保坂委員 私もいろいろ本を書いたりして、日本語を多少、仕事としてというか、伝わりやすい日本語ということで努力をして、特に子供に伝える言葉というのは簡明、簡素にしなければいけないのです。その上で今の御答弁を聞くと、どうでしょう、警察の組織的な関与はなかったというふうに聞こえる。し...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちょっと少し言ってくださいよ。質問しているのですから。  要するに遺憾な事態と言われているわけですね。遺憾な事態というのは、何もしていなかったのに嫌疑をかけられた、あるいは嫌疑をかけられたことによって疑惑を招いたことが遺憾だと。つまり、無実、潔白だから遺憾な...全文を見る
○保坂委員 これを一時間も繰り返す余裕がありませんので、ここで法務省にもう一度聞きたいのですが、私どもも二十数回の協議の中で、今日の実態解明が難しい組織犯罪ということについて、あるいは通信傍受という捜査手段が必要かもしれない、あるいは検討するべきときかもしれない。しかし、ただ前提...全文を見る
○保坂委員 ちょっと一言、時間が過ぎていますので。  ただいま我々は、議論の前提としてこういうことがきちっと処理されて、今原田局長言われましたけれども、二度とこういうことは起こさないと明言されたというほど明言されていないわけですね、この国会の場では、今。明言しないのですよ。それ...全文を見る
○保坂委員 先ほどから同じ文書を読まれているだけなんですね、これは。もう時間は過ぎていますけれども、ちょっと注意していただけませんか。私は簡単な日本語で聞いたはずです。検察から事情聴取を受けるということは、その事実がないから不名誉なことなのか、あるいは証拠や事実があるから不名誉な...全文を見る
○保坂委員 これは、確認できなかったということは、つまりその嫌疑がかけられたこと自体不名誉だ、そういう趣旨で理解していいですか、今の答弁。
○保坂委員 捜査に当たっている警察の、少なくとも幹部の方にこんなことを言うのはおかしいですけれども、嫌疑がかけられて無実の場合と、その嫌疑が妥当だった場合とあるわけですね。どちらだったのですか、はっきり答えてください。
○保坂委員 やめます。大変残念ですが、以上のようなやりとりを踏まえると、やはり我が社会民主党は、今回の法案、特に通信傍受に関しては、議論の段階に入っていないということを主張して、残念ながら、時間をオーバーして申しわけありませんでしたけれども、質疑を終わりたいと思います。
03月12日第142回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、昨年六月にこの環境委員会で、環境事業団が岡山県の玉野市の国立公園の中に、第三セクターが建設をしてというアルカディアリゾートという使われないリゾートホテルについて、環境庁の責任をただしました。当時、石井長官はこの問題について、私はそ...全文を見る
○保坂委員 お答えをもう少しはっきりいただきたいのですが、二月の中旬に私が受け取ったこの七枚プラス資料のペーパーは、環境委員会で私が長官に求めた、この事業の失敗、何が原因だったのかいろいろ調査をしてくださいということに基づいて正式に環境庁が出された資料なのか、そうではなくて非公式...全文を見る
○保坂委員 私は、環境委員会で本日質問に立つ前提で、当然環境委員の皆さんはこれは御存じで、配付されているものだと、これを前提で質問を行おうとしているわけですけれども、いっ配付されましたか。私は配付したのかどうかということを昨日確認しましたが、まさかその前の質問予告で指摘を受けて配...全文を見る
○保坂委員 正式な報告書、これだけ環境庁が監督をする環境事業団の大失敗、これを正式に報告したものならば、なぜほかの環境委員の皆様に配付されなかったのですか。わびてください。
○保坂委員 委員長、ちょっと注意していただけませんか。昨日、環境庁の四、五人の皆さんが来て、環境委員長はどなたでしたかと聞いても、だれも知らないのですよ。いいかげんにしてくださいよ。国会のこういう質問の場で長官が約束したことに基づいた公式の報告ならば、私のところに持ってきたと同時...全文を見る
○保坂委員 その資料が実は非公式なものだというお答えをいただけば、まだこの議論はできたと思います。読んでみると、半年、一年かかってできたものとは到底思えない代物です。「本件の概要」、こう書いてあります。「未完成の建物が四年にわたり放置されていることが問題となっているもの。」こんな...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちゃんと質問に答えるように注意していただけませんか。私はきちっとした日本語でちゃんと聞いているはずなんですね。だれが放置したのですかと。そして、だれが問題にしたのか、あるいは自然発生的に問題となったのですかと。全然答えになっていない。
○保坂委員 聞かないことをべらべら答えられても困るので、短く簡明に答弁をお願いしますね。じゃないと時間がなくなります。  実はこの資料も大変なことが書いてあるのですね。例えば、これだけの大規模なリゾートをつくるに当たって、結局、地権者が、売らないよという人がいるわけですね。借り...全文を見る
○保坂委員 じゃ、今、第三セクターの負債、そして環境事業団が償還しなければならない金額は幾らありますか。そして、その金額が戻ってくる見通しはありますか。はっきり答えてください。
○保坂委員 いいですか。この第三セクターの社長は大変な実力者だったそうですけれども、亡くなってしまったのです。亡くなった後、一年半もの間社長がいなかったのですよ。そういうでたらめなことを放置してきて、環境庁が、これは瀬戸内海のそれこそ景勝地にどんとつくられて、それがまた全然使われ...全文を見る
○保坂委員 この件に関して委員長に要請したいのですけれども、一年前にこの点を指摘して、調査を約束した結果がこのペーパーですので、ぜひ包み隠さない情報の開示を当委員会で求めていただきたい。お願いいたします。
○保坂委員 次に移ります。  今度は栃木県なんですけれども、思川開発事業というのがあります。これは、諌早の干拓が二千三百七十億円一実は、思川開発事業というのは、栃木県に南摩川という川があるんですが、この川に大きなダムをつくろうという計画で、一九六四年に構想が発表されました。高度...全文を見る
○保坂委員 三十年間計画が進まなかったわけで、実際に、計画立案時にはまだ環境庁は存在しなかったと思います。  今、時代が変わってきて、例えば森林の持つ治水機能、緑のダムと言われているその機能も大きく着目をされております。それと、この地域に、この南摩ダムの計画地のところにはオオタ...全文を見る
○保坂委員 そういうことがあるのはわかります。しかし、今の非常に短い時間で計画の全容を伝えるのは難しいんですが、これはかなり注目していい、環境庁としてもぜひ調べていただきたい案件なんですが、長官、どうでしょうか。
○保坂委員 私どもも本格的な調査団をさらに組んで、自然生態系にわたっていろいろ調べてみます。また、この問題を、こういう開発計画自体を見直す視点で、あるいは生態系の視点でぜひ見直していただきたいという要請をしておきます。  最後になりますけれども、長官の地元の愛知万博にちょっと触...全文を見る
○保坂委員 朝日新聞の十一月六日の朝刊に、「愛知万博「海上の森」近隣ニカ所」「通産、代替地も検討」という記事が出ました。これは私どもが指摘あるいは提案をしたことにほぼ重なる内容なんです。  長官は、海上の森をじっくり歩いたり、そこでひとときを過ごしたりしたことはございますか。
○保坂委員 実は、里山の自然の豊かさということが、今回万博を海上の森でやる根拠にもなっているわけです。しかし、高規格道路を通す、あるいはさまざまな道路をほかにも整備しなければいけない。確かに万博についてはアセス前倒しでやられるというふうに聞いておりますけれども、それなら、他の公共...全文を見る
○保坂委員 それでは、先ほどの質問、大木長官には聞いていただいていて、一年をまたがったやりとりなので、環境庁も、本当に私ども社民党は環境庁を環境省へというふうに行革論議の中で提案をしてまいりました。そのためには、みずからの過ちは決然と認めて、よくなかったことはよくなかったというふ...全文を見る
○保坂委員 環境庁は環境省にこうしてなっていくのだと、本当にきっぱりと過去の総括をしていただきたいということを改めて要請して、私の質問を終わります。      ————◇—————
03月13日第142回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 私は、司法の一層の充実とともに、 情報の公開を進めていただきたいということを一言申し上げて、今日重大と思われる二点について質問をしたいと思います。  社民党の保坂展人です。  昨年の野村証券に始まって、四大証券、第一勧業銀行、そして政界、官界に広がりを見せて、日...全文を見る
○保坂委員 もう一つ、法務省に伺いたいのですけれども、この事件は詐欺ということで立件をされているようなんですけれども、証取法の百五十七条の一で、不正手段、計画、技巧の禁止ということが明確にございますよね。果たして詐欺で立件ができる事柄の事件なのかどうか。その点について伺いたいと思...全文を見る
○保坂委員 それでは、同様のことを警察庁の方にお聞きをしたいと思います。  既にその会社社長は逮捕されているわけですけれども、これが詐欺であったとしても、証券会社の関与なしにこの詐欺が成立するのかどうか。その点も含めて答弁いただきたいと思います。
○保坂委員 じゃ、法務大臣に伺いたいのですが、まさに株価をどうやって維持するのかということで、新聞紙面にも、さまざまなニュースや発言が、政治家の発言も多々出ておりますけれども、こういう不正が通るような国、あるいはそこがきちっと処罰を受けない、訴追を受けない国ということは、世界に対...全文を見る
○保坂委員 それでは、一般的なことに移しますけれども、法務大臣に一言、先日逝去された故新井議員の問題でも借名口座ということが問題になりました。この際、政治家みずからが仮名、借名の口座そのものの取引をやめるということを問われていると思いますが、大臣の見解を伺いたいと思います。
○保坂委員 それでは、最後になりますが、死刑の執行の情報公開にかかわる問題なんですけれども、既に三度、質問主意書を出させていただき、また、その回答も既に二回いただいておるわけですけれども、アメリカのテキサス州で、世界的に話題になったカーラ・タッカー死刑確定者、この執行をめぐって世...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたが、一問だけ。  世界で国連加盟国の過半数がもう死刑を廃止しております。そして、先進国では日本とアメリカのみ死刑が残っているわけです。この議論をきちっとしていく意味でも、この死刑執行のプロセスあるいは刑場、これを議員に公開する、あるいはそこをきちっと...全文を見る
○保坂委員 それでは、先ほどの法務大臣の、借名口座はよくないということを、ぜひ政治全体のものにしていくことを私ども進めてまいりたいと思います。  これで終わります。
03月17日第142回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の審議に先立って、実は先刻この法務委員会で、詳しくは繰り返しませんけれども、野村証券の新宿支店を舞台に起きたいわゆる鉄砲事件ということについて御質問いたしました。この件については捜査継続中で、仕手筋の有名な会社社長の方が捕まっていて...全文を見る
○保坂委員 この事件について、提案議員の太田先生、そして同じく我が党の濱田議員にもお尋ねしたいと思います。  まさに株価対策ということで緊急にという御説明は何度もありましたけれども、本来必要なのは、世界のどの国でも適用されるルールを厳正に回復していくということではないか。私の指...全文を見る
○保坂委員 それでは、やはり太田議員にさらにお答えいただきたいと思うのです。  昨年のストックオプション、これは大変短い審議時間だったということで、その後、商法学者の方たちの立法府に対する不信の声も上がったわけですけれども、附帯決議を振り返ってみますと、前回、昨年の附帯決議の中...全文を見る
○保坂委員 政治家と株はこの後質問するので、先にちょっとお答えの入り口をいただいたのですけれども。  先ほど株主総会について触れられましたけれども、今回の議員立法についても経団連などから強い要請を受けてという背景があると思いますが、同じ日にほとんどの会社が株主総会をやってしまう...全文を見る
○保坂委員 それは強く要請するべきだと思いますけれども、今回の議員立法の結果、要するに、大量の資本準備金をストックしている会社というのは、典型的にはどういつだ会社がございますでしょうか。太田議員、お願いします。
○保坂委員 事は大変微妙なことに入っていくわけですけれども、新日鉄の株が、一月十三日に終わりで百四十八円、一月二十三日に百九十円、二月三日二百七円、二月十三日二百二十八円、三月十三日は二百四十一円。ぐっと上がってきているわけですね。  これは、昨年の附帯決議でインサイダー取引と...全文を見る
○保坂委員 公開ということではもちろん賛成なんですが、公開は、要するに本人の名義ですね。ですから、もしそこに仮の名前だとか、あるいは友達の名前あるいは知人の名前、借名ですね、これは証券業協会で一応内規で禁止をされておりますが、法的には、一応よくないことだけれどもということになって...全文を見る
○保坂委員 では、この政治家と株の問題は、もちろん、政権与党が最もインサイダー情報に近いところにいるわけですけれども、しかし、だからといって、与党、野党の分け隔てなく、やはり政治家みずからの問題として問われなければならない大変大事な問題だと思いますので、ぜひ提案者の上田議員と濱田...全文を見る
○保坂委員 時間なので終わりますけれども、本日の答弁の議員の方たちは皆意見が一致したわけですけれども、この問題、与党の協議会でなかなかまとまらないという段階でございますので、ぜひこういうことを、まず率先して、議員立法で、太田議員先頭で頑張っていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、日本の国立大学にぜひ変わっていただきたいという趣旨で、とりわけ外国人学校の生徒の受け入れの問題に絞って質問をさせていただきたいと思います。  「論座」という雑誌、ことしの三月号ですが、横浜中華学院の校長の杜國輝さんという方がこ...全文を見る
○保坂委員 なるべく簡潔に答弁をお願いします。  矛盾がないというお答えでしたけれども、それでは、親が海外に赴任した関係で海外の学校に行かなければいけないという日本人の子供たちが海外のインターナショナルスクールを卒業した場合、日本の大学の入学の資格はあるのかということで、文部省...全文を見る
○保坂委員 今言われたように、マレーシアのインターナショナルスクールはマレーシアの大学に入れる、したがって、バカロレアの取得の必要はないということを文部省の方から聞いております。文部省あるいは中教審等々でも、国際化の時代である、そして大いに交流をして学ぶ、こういう時代になっている...全文を見る
○保坂委員 ということは、今おっしゃったように、インターナショナルスクールといっても、世界四十カ国百二十校もあって、十二年制、十何年制とさまざまな体系があるということでございまして、国際バカロレアをクリアすれば大丈夫だということなんですが、この資格がない場合、あるいは今言われたよ...全文を見る
○保坂委員 ちょっとよく質問を聞いてほしいのですけれども、そのことはもう再三伺ってわかっているわけです。  そうではなくて、御存じのように、インターナショナルスクールにはさまざまなスタイルがあるわけです。したがって、どの国でどうだともう細かく言わないで、国立大学においては、イン...全文を見る
○保坂委員 これは、実はある国立大学の大学入学資格、文部省と細かく詰めていった文書なんですけれども、これによると、原則は、先ほどから言われているように外国に十二年だ。そしてインターナショナルスクールにおいても、学校教育における十二年の課程を修了した者が原則であるというふうになって...全文を見る
○保坂委員 ここで文部大臣にも伺いたいのですけれども、こういうことなんです。  要するに、日本の子供たちは海外のインターナショナルスクールを出て、そして事実上国立大学にも入っているわけなんですね。ところが、海外の子供たちあるいは日本人の生徒で、日本のインターナショナルスクールを...全文を見る
○保坂委員 もう一度町村文部大臣に伺いますけれども、例えば在日韓国人のお子さんで、小中は東京韓国学校で過ごして、そして高校は韓国。そうすると、日本の国立大学には入れるわけです。ところが、韓国人で、小中は本国で、高校に来て東京韓国学校を卒業しても、これはだめだ。教育の内容は実質的に...全文を見る
○保坂委員 それじゃ伺いますけれども、文部省に国際教育室がございますよね。今、文部省の原則を繰り返し言われましたけれども、文部省の国際教育室が、各種学校として位置づけられている外国人学校の数、小中高で例えばどのくらいあって、その体系、教育の仕組みはどのようになっているのかというの...全文を見る
○保坂委員 私の調べた学校教育基本調査報告書平成九年版によると、百三十五というふうに見えるのですけれども。  それじゃ、今、小中高のそれぞれの学生数、そして、どういう教育のカリキュラムで運営されているのか。例えば授業時間が年間二千八百時間という専修学校高等課程での基準があるよう...全文を見る
○保坂委員 文部省設置法施行規則十八条の十二によると、学術国際局国際企画課は、外国人に対する教育の振興及び普及に係る企画、調査及び連絡調整に関する事務を処理するため、国際教育室を置くというふうになっているようですが、今の御答弁では、どうでしょう、ちょっと不十分じゃないでしょうか。...全文を見る
○保坂委員 もう一度大臣に伺いますが、長い歴史の中で、そして事実上の教育を受けて、しかもこれは、さっき読み上げたように、推薦入試とか、無条件に大学に入れてくれと言っているわけではないのですね。  そうではなくて、例えば慶応大学だとか早稲田大学だとか、多くの私大が、じゃ、入試はど...全文を見る
○保坂委員 町村大臣、実は、私立大学あるいは公立大学は受け入れている。そして、実質学ぶ機会を、受験を認めて、学生になって、ちゃんと社会人になっている。そこの現実をやはり尊重していただきたいし、そこを尊重すれば、国立大学の扱いも、少なくとも再考ぐらいはしていいのではないかと思います...全文を見る
○保坂委員 じゃ、外務省にお願いしておりますので。  国連子どもの権利条約の二十九条(b)で、この日弁連の勧告書にも同様の点が指摘をされているわけですけれども、ことしジュネーブで国連子どもの権利委員会が開催されて、多分政府としても、文部省としても、この事態を報告しなければいけな...全文を見る
○保坂委員 最後になりますが、こういう制度のおかげで、大臣、日本のインターナショナルスクールに例えば十一年在学して一年だけどこか海外に行くという場合に、要するに全体で十二年の換算で入学資格が取れちゃう、ずうっといると取れないというような矛盾があります。  今、外務省のお答えでも...全文を見る
○保坂委員 それでは、これで終わります。
03月18日第142回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  両参考人は、本当に御苦労さまです。ありがとうございました。  早速伺いますけれども、まず長谷川参考人の方にお話をお聞きしたいのですが、ことしになってから、企業の社長が誘い合って亡くなったり、あるいは、現在三月の年度末を迎えて、本当に融...全文を見る
○保坂委員 もう一問、長谷川参考人に伺いたいのですが、まさに後段述べられた、小手先のという表現がありましたけれども、今回のこういう措置で、いろいろな新聞記事等を見ていますと、リストラしなければならないことが引き延ばしされるのではないかという指摘であるとか、あるいは、私も例えば大蔵...全文を見る
○保坂委員 それでは、次に上村参考人にお聞きしたいのですが、これは一年ほど前になりますけれども、ストックオプションをいわば規制緩和してやっていこうという議員立法が、これもかなりの速さで実現をしたわけですね。その後に、いろいろ商法学者の方などから、こういう拙速はよくないという御意見...全文を見る
○保坂委員 もう一問お尋ねをいたしますけれども、ここで繰り返すまでもなく、昨年から四大証券全体を巻き込んだ事件、第一勧銀も、そして大蔵省であるとか日銀であるとか、大体、連日逮捕という、新聞は何か逮捕新聞じゃないかというぐらいに、いろいろな日本経済あるいはそのシステムの不明朗な部分...全文を見る
○保坂委員 大変貴重な御意見、お二人の参考人に感謝を申し上げて、私の質疑を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
03月18日第142回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○保坂委員 証人にお尋ねをいたします。  証券局長のポストにつかれるときに、前任者から、例えばこの件は要注意だよというような申し送りは受けなかったのでしょうか。簡潔にお願いします。
○保坂委員 そうすると、先ほどの答弁にもありましたけれども、大蔵検査によって、山一のこういった問題の体質、これは全然チェックできなかったのか、あるいは知っていたけれども見過ごしたのか、その点はどうですか。
○保坂委員 そんな大蔵検査、無意味ではないでしょうか。無意味というよりは、事態を放置させ、悪化させてそのままにしたという意味で有害ではなかったかと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 個別具体的なことについては詳細に報告を受けないのだというふうにおっしゃっていますけれども、九一年の、これは参議院、九月六日の議事録なんですけれども、これは局長の答弁ですね、平成元年十一月の、大和証券の事業法人部において顧客との損失、証券取引によって生じた損失というのが...全文を見る
○保坂委員 山一に関してもこの議事録の中で、山一総合ファイナンスは山一証券が五%出資、関係会社ということになります、どうしてこんなに大量の損失補てんがこういう時期に必要になったのか、御指摘のようなことも十分に念頭に置いて今検査で内容を精査しているところでございますというのが証券局...全文を見る
○保坂委員 こうなると、何回も何回も証券業界の体質再生のチャンスがあった。このときに、先ほどおっしゃいました、東急の催告書、ちらっと見たと。ちらっと見たというのは、その内容を短時間でつかんで把握したということなのか、ちょっとだけ見て読まなかったということなのか、それだけ答えてくだ...全文を見る
○保坂委員 そんな無責任な局長っていますか。このときに本当に決断をすれば、山一証券の自主廃業なんということもなかった。はっきり選択肢はそこにあったのじゃないですか。  そういう意味で一つ出しますけれども、証人は「論際」という雑誌を御存じですか。知っていれば、いつぐらいから知った...全文を見る
○保坂委員 ここに雑誌の現物を持ってまいりましたけれども、これを見ると、松野さん自身が座談会に出られているのですね。ちょっと資料を示していただきたいのですが。
○保坂委員 この写真は一体どこなんでしょう。写真は。お願いします。
○保坂委員 当時の羽田大蔵大臣が、閣議後の記者会見で、これは極めて綱紀粛正を図らなければいけないと。  今おっしゃいました証券局長室で座談会をやられたわけですね。宴会の接待、あるいは各省庁との高級料亭の会合、そういうところに出席されたり、あるいはそこの場で謝礼を受け取ったりされ...全文を見る
○保坂委員 こちらに、恐らく一九八八年当時だと思いますが、まだ松野氏が官房審議官当時ですね、花生という料亭で大蔵通産懇談会、大蔵省から十人、篠沢さんや小村さんも顔が見えます、そして通産から十三人、こういう会合に出席していたんじゃないですか。そして、その経費は払いましたか。はっきり...全文を見る
○保坂委員 つまりそういう体質を、そしてここはまた綱紀粛正が言われたのです、このときに。もうこういうことは絶対やらないんだということを言っているわけです。にもかかわらず、あなたの後輩たち、もうOBですけれども、今大蔵省で起きていることと、あなた自身がそこで、証人自身が選択をできな...全文を見る
○保坂委員 今日、その山一の自主廃業ということでどれだけ重大な結果が今出ているかということを十分御存じだと思います。その大きな境目が、そのあなたがちらっと見たかどうか、そして中身も読んでないんだというところに尽きていると思いますが、責任を感じませんか。一言だけきちっと言ってくださ...全文を見る
○保坂委員 先ほどの国会の答弁でも詳細にわたってお答えになっているので、これは具体的、個別的に知らないということは、当然信用できません。そして、ちらっと見ただけという証券局長が今日の事態を招いたということを指摘して、私の質問を終わります。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  まず、昨日衆議院の予算委員会で行われました松野元証券局長の証人喚問で明らかになった事実に関して、一、二お尋ねをいたします。  まず、大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、きのうの喚問の中で、いわゆる飛ばし、これは我々は、こういうことを放置...全文を見る
○保坂分科員 今の答弁を聞いてもまさに、東急百貨店からの催告書をちらっと見ただけで内容も把握をしないという証券局長は、歴代今に至るまで、この不祥事を呼んだのではないかという観点からもう一点質問をいたしますが、きのう、松野証人が、私ども「論際」という雑誌を入手して、ここに写真が載っ...全文を見る
○保坂分科員 まさにこのときに、きのう申し上げたのですけれども、今回のようなことに方針を転換するべきだった、きちっとした、綱紀粛正ということが死語にならないように転換をするいいチャンスだったと思います。  実は、きのうのことからおとといのことに移りまして、国会の予算委員会で、こ...全文を見る
○保坂分科員 主計局長、うれしいというお言葉なんですが、これは、先刻、公務員倫理に関する与党協議の協議を終えて私ここに来ているのですけれども、これはやはりまず謝罪の言葉があってしかるべきじゃないでしょうか。  なぜならば、いわゆる通常の儀礼の範囲内なのかどうかとこれは問われるわ...全文を見る
○保坂分科員 その反省する対象なんですけれども、ここで印象のやりとりだけじゃなく、具体的にもお聞きしたいのですが、さして親しくもない方というふうにおっしゃいましたけれども、その泉井さんとはどこでどんな形でお知り合いになって、どの程度のおつき合い、例えば何回か宴席を囲んだとかあると...全文を見る
○保坂分科員 まさに今、公務員倫理問題でこういうことが議論になっているのですけれども、その食事というのも、千円、二千円の食事をともにするというのではなくて、料亭でかなり高額なものを食べる。こういうことが、たとえ直接の監督権限がない業者あるいは民間人であっても、いさめるべきでないか...全文を見る
○保坂分科員 主計局長、その答弁を押さえて、まさにそういうことを戒めなければならないということが今問われているわけです。  それについて、結婚のときなのでというお話でしたけれども、私どものつき合いの範囲ですと、結婚祝いといっても、相当親しい方でも三万円以内ぐらいのつき合いだ。恐...全文を見る
○保坂分科員 そういうことを聞いていません。そういうことではなくて、一般論ではなくて、泉井さんとはさして親しくないわけですね。そういうふうにずっと答えられています。親しくもない人との関係で相当かどうかということを聞いているのです。
○保坂分科員 もう一度、具体的にお尋ねしますけれども、我々が見たら、プレートにシャガールというちゃんと名前が書いてあるのですね。絵柄とかを忘れるのは無理もないかもしれない、いろいろな絵が贈られてくるかもしれないのですが、しかし、シャガールというのは、さほど絵に詳しくなくとも、見た...全文を見る
○保坂分科員 そうすると、今の答弁をずっと聞いていても、やはりここで涌井主計局長には、これだけのことで、感謝している、うれしいという言葉でこれを返された、本当にこれは国民が納得しないと思いますね。これだけの不祥事が連発して、大蔵省自体の腐敗が問われている、これは御自覚されています...全文を見る
○保坂分科員 それでは、これが問題になったきっかけは何だったのでしょう。週刊誌や新聞の報道とかというのは、それは真実でないものも含めて多々あると思いますが、この問題、実は主計局長自身がやや不注意だったということで処分されているわけですね。この問題が将来庁内で表面化した発端は何でし...全文を見る
○保坂分科員 もう一度、涌井さんにお尋ねしますけれども、価格の判然としない美術品なのですね、これ。よく見てみなければわからないわけです。であれば、宅急便で返送されたそうですけれども、そのときに、万が一破損したらとか心配はされなかったのでしょうか。この辺も、世間の社会的な通念、我々...全文を見る
○保坂分科員 もう一度聞きますが、高価なものではないという認識は今も変わりませんか。大体、金額も出たわけですね、二十万円以上プラス手数料ということですが、いかがでしょう。
○保坂分科員 そういうことを聞いていなくて、仮に二十万だとします、二十万というものは、我々は、やはり親しくもない人からもらうにしては相当高価なものだという認識があるわけです。その点、主計局長、現在の認識はどうですか。
○保坂分科員 いや、そうじゃなくて、今、価格が明らかになったわけですね。ここを聞いてみると、どうですか、高価かどうかという認識は。
○保坂分科員 そういうふうにお認めになった上で、もう一点、この絵にかかわらずお尋ねしたいのですが、田谷・中島問題がありました。それから、先ほどお答えになっていました「論際」にも、涌井さんの名前が入った官界のいわば交流会、懇談会というやつですけれども、そのリストが私の手元にもありま...全文を見る
○保坂分科員 松永大臣に、ここまでのやりとりをお聞きになって、大臣、予算委員長で証人喚問のやりとりもお聞きになっていると思います。私は、国会で絵が鑑定されるということは極めて不正常なことだと思いますよ。やはりいろいろな疑惑に対して大蔵省自身が情報開示をして、何か疑惑に値するものは...全文を見る
○保坂分科員 もう簡明に一言で構わないのですが、鑑定の結果について、主計局長はうれしかったというふうにおっしゃったのですね。これは、国民は納得しないと思います。このことについて、大蔵大臣がどういうふうに受けとめたのかという点と、先ほど証券局長がお答えになった、飛ばしは違法行為じゃ...全文を見る
○保坂分科員 もう時間になりましたからやめますけれども、やはりこういう鑑定があったことについては不名誉なことというふうにとらえていただくのが筋だと思います。そして、大蔵大臣に重ねてお願いしますけれども、一般論として昨日、証人喚問があったのではなくて、これは東急百貨店という具体的な...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人でございます。  本日は、ダムのあり方について絞って御質問させていただきたいと思います。  こちらに水資源開発公団の作成された思川開発事業のカタログがございますけれども、公共事業の見直し、とりわけ建設省でも、長いこと滞っていたダムの計画がこれ...全文を見る
○保坂分科員 昨年問題になりました諌早の問題ですね。これは、でき上がってしまってからの議論だったわけでございます。この諌早でも、当初計画の予算より一・八倍でしょうか、大変予算的に膨らんだということも語られました。  今回のこの予算なのですが、総事業費二千五百二十億円ということで...全文を見る
○保坂分科員 このパンフレット、大変立派なパンフレットですけれども、拝見しまして、事業概要というのがございます。そこに、先ほど述べたように、この事業概要は、大谷川の水を安定していわば活用するんだというふうに書かれておるんですね。つまり、大谷川から取水をしたり、あるいは渇水があると...全文を見る
○保坂分科員 そこで、さらに伺いたいんですが、この思川開発事業は、もう一つ、行川ダムというダムをつくる計画になってございますよね。そうすると、この行川ダムのすぐ近くに今市市がございます。こちらではかつて大きな地震があって、被害があった。ここのところ、本当に、ダムをつくって地震との...全文を見る
○保坂分科員 地震時において問題がない、万全な調査に基づいて計画を推進されているということなんですが、それでは伺いますけれども、その南摩ダムの右岸と左岸、これら、昨年二月までは立ち退き対象ではなかった住民が立ち退きをしてくれというふうに言われて、私たちはここのふるさとで、年もとっ...全文を見る
○保坂分科員 ではます総括的にまた河川局に伺いますけれども、実は当時の見積もりの水需要と現時点でやはり変化があろうかと思います。当時は東京都民の水がめというふうに語られたと私ども把握をしておりますけれども、現在必ずしも東京都民というふうに限定されているわけではない。あるいは栃木県...全文を見る
○保坂分科員 今お聞きしていましても、当初の目的となった都民の水がめというところから今模索状態というふうに受けとめるわけですけれども、幸い、何というのですか、強引に、計画変更に伴って強制的な力の行使ということは考えておられないというところは一安心しました。ただ、これだけ大きな公共...全文を見る
○保坂分科員 そういうことを全然聞きたかったわけじゃなくて、関心と注目を喚起をしたいというふうに私は申し上げたわけです。それに対して答弁をしていただきたいと思います。手続的なことを聞いているのじゃないのです。
○保坂分科員 はい、わかりました。  それでは大臣に、お疲れのところと思いますが、御答弁いただきたいと思うのです。財政構造改革ということがこれだけ言われて、そして公共事業の見直し、そして、建設省におきましてもダムそのものの、長期にわたって進まなかった、こういう計画の見直しも進め...全文を見る
○保坂分科員 私はこの調査の要請を受けて、これを見せられました、このパンフレット。でも、正直言ってわからなかったですね。ここに実際に行ってみて、事業規模、そして百五メートルのロックフィル式のダムがここへできるんだというところに立ってみて初めてわかりました。  そして、今後とも自...全文を見る
○保坂分科員 それでは、時間になりましたので、一番最後に一問だけお願いしたい。  この件に関しましては、ぜひ地元の合意ということを前提にしていただくということは先ほど答弁ありましたとおりだということをもう一回確かめさせていただいて、そして、ただいまNGO、市民団体も絶対反対だと...全文を見る
○保坂分科員 終わります。
03月25日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○保坂委員 きょうはお三人の参考人の皆様、ありがとうございました。私の体験を少しお伝えして、その後またお話を伺いたいと思います。  実は、この平成の目安箱、直接の声を受けるという意味で大変画期的な企画だと思いますが、私ども社民党でも、ちょうどこの企画が出たころに、「大蔵省腐敗に...全文を見る
○保坂委員 ただいまのお答えを受けて、この公務員の倫理の問題を考えていったときに、キャリア、ノンキャリアといわれる任用上の差別というか、ノンキャリアであればどんなに努力しても絶対にここまでしか行けない、片やキャリアであればという御存じの制度がございます。これについて、これは根拠の...全文を見る
○保坂委員 三人の参考人の方、本当にありがとうございました。これで終わります。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日の質疑に先立って、人事院総裁から、公務員の大事について、いわゆるキャリア、ノンキャリアの問題に触れて、これが大きな問題になっていることについて改善をしていくべく発言がされたことを、大変大事なことだと思います。  そこで、二つお聞き...全文を見る
○保坂委員 このキャリア、ノンキャリアの問題というのは、これは法に基づくものではありません。したがって、恐らくは戦後のある時期まではこうした今のⅠ種あるいはかつての上級という試験はありませんでしたので、ぜひその原点に立って改革を進めていかなければならないということを指摘をしておき...全文を見る
○保坂委員 ミスプリではなかったけれども、実態は違ったという答弁だったというふうに理解をいたします。  それでは、この紀律保持委員会というのは、一体メンバーは何人で、何時から、例えば五分やるのか十分やるのか二時間やるのか、その時間的な長さはどのくらいなのか。さらに、顧問弁護士が...全文を見る
○保坂委員 これは大蔵省から二時間前に届いたものなのでこのまま出すしがなかったのですけれども、この開催日を見ていきますと、例えば当時の涌井官房長が絵をもらった、そういうタイミングもあります。それから、私がたびたび法務委員会やあるいは質問主意書で指摘をしてきたのは、昨年の七月の末に...全文を見る
○保坂委員 日本じゅうの国民がまさに、金融検査官なるものが接待を受けて、あるいはローンを少し安くしてもらってとか、あるいはどこに連れていけということで、腐敗し、腐り切っていたということに怒っているじゃないですか。このことを受けて行われているはずなんですよ、時期的には。議事録を作成...全文を見る
○保坂委員 これです。出すのは三回目なんですけれども、「論際」という雑誌があって、この雑誌をめぐって、当時の羽田大蔵大臣が、綱紀粛正をきちっとしなければならないということを言っておられるのですね。  先般、予算委員会でお聞きしましたら、当時は綱紀点検調査委員会というのがあったよ...全文を見る
○保坂委員 これだけの大蔵省不祥事があって、しかも、振り返るべき、改めるべきタイミングはたくさんあったのですね。田谷、中島問題のときに、もう既にいろいろなことが出ていたし、言われていたし、ここにもちゃんと書いてあるのですね、会食や接待は全部気をつけろと。にもかかわらず、これだけ今...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度、武藤官房長、お願いしますが、官房長は今でも紀律保持委員会の委員長ですか。そして、紀律保持をするということの重さ、今回のこの不祥事を受けて、少なくとも国会で事実を偽ったりあるいは事実を語らなかったり、そういうことはまことに責任は重いということを自覚されて...全文を見る
○保坂委員 時間が来ましたが、私は、官房長やほかの大蔵省の方の答弁を聞けば聞くほど、かくして腐敗はこういうふうに生まれたのか、そして、何の総括も反省もないまま、また同じ行動で行くのじゃないか。  本日、当委員会に私の質疑で内容を明らかにしてほしいというものが、結局これだ。大蔵省...全文を見る
04月01日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、この委員会で我が党の辻元議員が既に質問をさせていただいていますが、動燃のまさに負の遺産ということで、人形峠の鳥取県側にあります東郷町方面のウラン残土問題を集中的に質問をいたしたいと思います。  まず、これについては、私ども、十...全文を見る
○保坂委員 それでは、動燃の中野理事にお尋ねをいたします。  法務省からは、具体的によく承知していないので今判断できないということでしたけれども、そもそも一九五八年に契約を最初にされた、そして二十年を経て期限が切れたわけでございますね。そして、十二年間、いわばそのままになって放...全文を見る
○保坂委員 再度お答えいただきたいのですが、中野理事に、答弁は聞いていることに対して簡潔にお願いをしたいのですね。  実は、その現地調査の後に、一月、三月と二度にわたって、中野理事にもお越しいただいて、それこそマスコミも入る中で、動燃、科技庁にも来ていただいて、この問題をどうや...全文を見る
○保坂委員 もう簡単にします。  今私が紹介をしたメモによるものですけれども、民事上の契約は履行されていない、そして不法占拠と言われればそれはそうかもしれない、こういうふうにおっしゃったのですよ、私の目の前で。これをきちっと認めてください。
○保坂委員 再度中野理事にお願いをいたしますが、そうすると、動燃はこのことをずっと、少なくとも九〇年には非常に厳しい住民とのやりとりを踏まえて、これは動燃の責任としてウラン残土を撤去しなければいけないんだという約束を交わしているわけですね。この費用については動燃が持つんだ、環境に...全文を見る
○保坂委員 もう一言。  協定を結んでこれが守れなかったということに対する動燃の反省、そして何がいけなかったのかということについて、明確な、責任も含めて、そこはきっちりお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 それでは、実は私どもが見に行きました後に、何度かこの問題の解決のために話し合いをさせていただいていますけれども、科技庁の今村審議官にもちょっと御確認をしたいと思います。  私どもの方から、そもそも今回の動燃の組織改革の発端になった事故における情報隠し、あるいは周辺住...全文を見る
○保坂委員 率直にお認めいただいたのですが、私ども、この動燃改革の問題、そして原子力行政そのものを振り返る意味で、先ほどの今村審議官の言葉は大変重い言葉として受けとめさせていただきました。  日本の原子力行政の中でこの問題を直視すれば、これは破綻のあらわれと受けとめざるを得ない...全文を見る
○保坂委員 今審議官から、ウラン残土がこんな大きな問題になると当時は動燃も認識をしておらなかった。そして、危険が指摘されて住民との間の協定も結ばれて、撤去をするという約束をして、中野理事もおっしゃったように、それは動燃の人形峠事業所で当然処理されるべきものということで、そこを掲げ...全文を見る
○保坂委員 時間がありませんので、非常に簡潔にお願いしたい。  もう一度局長にお願いしますけれども、今のお話を聞いていると、ついうっかり約束をしてしまった、よく調べてみたらうかつであった、したがってこんな協定はしなければよかった、そして今は鉱山保安法上による管理が尽くされている...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、その協定は存在することは承知しておられる、しかし問題はないということも言っておられるのですね。そして、保安法上問題のない形で現在置かれている。これを新機構が完全に引き継ぐのかどうか。責任と義務、この協定を結んだ動燃という主体がまさに改組再編されるわけで、...全文を見る
○保坂委員 重ねて長官にお尋ねいたしますけれども、今指摘をさせていただいたように、住民との間で、ウラン残土は撤去します、そして影響は完全になくしますという約束をきっちりして、それは現状、果たされていないわけですね。そして、ごらんのように法案も出てくる。私は、動燃の改革をせざるを得...全文を見る
○保坂委員 動燃改革再編が必然の流れだったことは、何も東海村や「もんじゅ」の問題だけではなくて、この問題でも再三再四、地元住民の不安の声、そしてお尋ねするところによると、当時、国策としてのウラン採掘に当たった地元の方たちは、もう本当に地元を挙げて協力をしたわけです。そして、当時は...全文を見る
○保坂委員 では、もう一言。  この点を見れば、ウラン残土というものを見て、そして地元との長時間かけた協定は、形になって残っているわけですけれども、結局遵守し切れなかった、そして現在、その最終解決である動燃が目指した処理ができないままあるということは、原子力行政の破綻のあらわれ...全文を見る
○保坂委員 受けとめていただいてありがたいのですが、原子力行政の破綻、すべてが破綻をしたということを言うつもりはありませんけれども、しかし、この点に限ってきっちり見るならば、これはもう一刻も早く解決しなければならない問題だというふうに、ここはぜひ言っていただきたいと思いますが、い...全文を見る
○保坂委員 それでは、なかなか解決をいたしておりませんが、なおこれは早急な解決を求めていきたいと思います。  これで私の質問を終わります。
04月03日第142回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  昨日の朝日新聞の「論壇」に杜國輝さんという横浜中華学院の校長先生が、外国人学校の卒業生に国立大学入学資格をという投稿をされていらっしゃいます。本日、サッカーのワールドカップを日韓で共催をしていく、ここにかかわり、そして日韓の友好...全文を見る
○保坂委員 実際これは、外国における外国人学校の位置づけが研究されておるのですが、前半には、日本にありますいわゆる外国人学校についても触れてあります。  そこで、百九十一ページのデータのところを見てみますと、「所在国の大学・高等教育機関への進学可能性」として、私なりに足し算をし...全文を見る
○保坂委員 これらは、アメリカ人学校だったりアメリカ系国際学校だったり、イギリス人学校、イギリス系国際学校、その他のインターナショナルスクール、ドイツ人学校、フランス人学校、こういう範囲で統計が出ているようです。  今度は、例えば日本のいわゆる私立高校、海外にある私立高校ですね...全文を見る
○保坂委員 それは失礼しました。  今度は、「海外子女教育の現状」という、文部省教育助成局の海外子女教育課が発行されたパンフレットがあります。八ページにグラフがあるのですが、このグラフによると、これは不明も含むのですが、三百七十五人が引き続き海外に在留をしているというふうに確認...全文を見る
○保坂委員 それでは、海外の国際学校、インターナショナルスクールに学んだ日本人の日本における大学入学資格はどのような扱いになっているでしょうか。
○保坂委員 日韓友好親善ということですから、例を韓国にとりますが、韓国のビジネスマンがシンガポールに赴任をして、子供がインターナショナルスクールの高等部を卒業したときに日本の大学の入学資格はどうなりますかというのが一つ。今度は、韓国のビジネスマンが日本に赴任してきて、その子が韓国...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度確認しますが、シンガポールのインターナショナルスクールに半分在学して、半分は日本のインターナショナルスクールに来たケースは、日本の大学には進む資格がない。逆に、日本のインターナショナルスクールに半分いて、シンガポールに行ってそこを出た場合には、今度は資格...全文を見る
○保坂委員 この両者の矛盾はもはや明らかではないかというふうに指摘をしたいと思います。  四月一日から金融ビッグバンの時代というふうに言われています。そして、より多くの外国人のビジネスマンもあるいは個人の事業者も来日をすることになり、当然滞在が長期に及べばお子さんが日本にやって...全文を見る
○保坂委員 特に、アジアの学校、国際学校はさまざまなありようで運営をされています。事実上、国立大学では、先ほど文部省いろいろおっしゃっていましたけれども、インターナショナルスクールを卒業したのであれば受験資格を認めるという方向で動いているようで、これはいろいろ確認をしております。...全文を見る
04月08日第142回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の裁判所法の方の司法修習期間の短縮について、最高裁及び法務省にまず総論から伺いたいと思います。  最高裁、法務省、そして弁護士会ともども、現在の認識として、法的問題が複雑化また多様化、高度化、専門化して大変以前と違ってきているとい...全文を見る
○保坂委員 時間が短いものですから、お願いします。  そうすると、今お話を伺っていると、ふやすにしてもただふやすことはいけないんだ、何とか質を確保しながらふやしていくというと、その受け入れ体制はぱんぱんでもう容量の限度までいっているということが理由で一年半の縮小というふうに言わ...全文を見る
○保坂委員 広い意味での人生の勉強というのは大変重要かと思うのですね。やはり、プログラム化された、いわば課程をこなしていくだけではなくて、果てしなく議論をしたりとか、あるいは実務家と出会う中で、そのつき合いの中でいろいろ刺激を受けるということが教育のもう一つの隠し味というところだ...全文を見る
○保坂委員 それでは、最高裁の方に今度お聞きしたいのです。  昨年も民事裁判の判決原本の保存の問題で、なかなか最高裁は必要なところに予算要求をしないということを不思議に思って指摘をさせていただいていたのですけれども、実際の予算上の問題について伺いますけれども、現在の七百五十人体...全文を見る
○保坂委員 裁判所予算を見ると、前年度より五億円ほど、大ざっぱですけれども、減少している。その主な理由は、説明によれば、施設費が二十億円減少をしたというふうにされているようですけれども、この二十億円、大体先ほどの三分の四というのは二十億円ちょっとになると思うのですけれども、この予...全文を見る
○保坂委員 法務省にお尋ねします。  先ほど大臣の答弁でも統一的な司法修習は非常に意味があるというふうにおっしゃっていましたので、そこは踏まえて、裁判官、検察官、弁護士、いずれかの道を歩んでいくという統一的な修習を確保していくということを前提にしてなのですけれども、法務省の側の...全文を見る
○保坂委員 それでは、大事な点なのでもう一度法務省に伺いますけれども、これはいろいろ合理化して切り詰めるに切り詰めて、あちこち見ながらここだということで一年半というふうに、ここを定点として一年半、今後はずっとこれでこの制度はいくのだということなのか。最高裁の方はたしか一年という提...全文を見る
○保坂委員 同じ点について最高裁にもお尋ねをしたいと思います。  今回の制度改正がまたすぐ変わるようなものでないのであればないというふうに、はっきり言っていただきたいと思います。
○保坂委員 最後に、法務大臣にお尋ねをいたしますが、今までの議論を踏まえて、確かに牧歌的という言葉もありましたけれども、私も、司法修習生に招かれて教育についてのディスカッションをやってきて、そういった人たちが五年後、十年後に弁護士になって、さまざまなところで出会うということがある...全文を見る
○保坂委員 裁判官、検察官をふやしていただいて、濃密な二年間をまた復活していただくことも視野に入れることが本当の改革だと思います。おしまいです。      ――――◇―――――
04月10日第142回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○保坂委員 社民党の保坂展人といいます。  まず、吉村参考人にお尋ねをしたいのですが、改革協の中で修習の期間二年間ということを主張されて、しかし三者協議の結論の一年半というのは現状ではやむを得ないというお考えをお聞きいたしました。現状の修習期間が半年間縮むわけですが、当然、半年...全文を見る
○保坂委員 それではもう一点、吉村参考人にお尋ねいたしますが、私も実は内申書記載をめぐる裁判を経験したことがあります。これは十六歳から三十二歳までと大変長い間かかったわけですけれども、行政訴訟というのは負ける場合が多いわけですね。しかも、件数も諸外国と比べれば非常に低い数字になっ...全文を見る
○保坂委員 それではもう一点だけ、大学教育との関連でお尋ねをしたいのですが、平成三年の三月十九日の当法務委員会での附帯決議では、「現在の法曹養成において大学の法学教育との関連が薄れている現状にかんがみ、大学関係者との協力を密にしながら、大学における法学教育との関連の強化につき十分...全文を見る
○保坂委員 それでは若林参考人にお願いします。  お話の中で、現在一千人、そして今後千五百人というのは過渡的、緊急避難的な数字であるというふうにおっしゃって、それが最終的には何人なのかというのは数字で言うのは難しいにしても、十分人数としてもふやしていかなければならない、そのとき...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一つ若林参考人に伺いますけれども、長過ぎる裁判ということの中で、やはり裁判官が絶対的にも少なくて、もうたくさん最高裁にも積んであるわけですよね。私自身の経験でも、八年ぐらいかかった裁判の判決というのがこの数行の判決なのかなという本当にがっかりした思いもあ...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、やはり質のよい裁判官をふやしていくためにも、現在の修習制度の質そのものを落とさずに、過渡的な措置として一年半になるにしても、そういう質のキープというのが大事かということがわかりました。  どうもありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  両参考人にお尋ねをしたいのですが、日弁連は当初、修習期間は二年間、これは堅持をするのだという姿勢でやってこられて、一年半ということで、苦渋の選択というお言葉もありましたけれども、半年縮むという問題を少しわかりやすく話していただき...全文を見る
○保坂委員 それでは、寺井参考人にお尋ねいたしますけれども、いろいろ工夫を凝らせば二年間が一年半でも十分有機的なカリキュラムがということも理解はできるのですけれども、ただ、今回のそもそもの動機が、高度化し、複雑化し、さまざまな専門分野が絡み合ってまた国際的でもあるという現代社会の...全文を見る
○保坂委員 それではまた両参考人に、武内参考人からお先に伺いたいんですけれども、そうなると、かなり苦しいところで二年を一年半に削ったと。当初の最高裁の案の提示は一年間でした。今後千五百人体制を展望するということなので、これは何回も何回もこの当委員会の中で確認しなければならないテー...全文を見る
○保坂委員 それでは、あと一問だけ武内参考人の方にお願いしたいと思いますが、試験で廃止をされた選択科目、これが廃止をされたことによってどういう影響が考え得るか。この影響を防止するというか、修復するために研修所の中でここのところをきっちりやる必要があると思うんですが、その点について...全文を見る
○保坂委員 大変ありがとうございました。  これにて終わります。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。  最高裁に伺いたいと思います。  これまで、先般の御答弁で、今回の二年を一年半に短縮された根拠として、主に、裁判所、検察庁においての実務研修の受け入れの体制が不備であるということを言われたと思いますが、予算上の問題、予算が少ないという問題は...全文を見る
○保坂委員 続けて伺います。  現在の研修所のマキシマム、今一千人なら何とか受け入れられるというようなお話も聞いているのですけれども、これが仮に千五百人だと、施設面、スペースの面、そういった設備の面での整備も必要となってくると思うのですが、その点はいかがでしょうか。
○保坂委員 つまり、一千人なら何とか回せるけれども、一千五百人だと根本的な改変が必要だというふうにお聞きをしました。  そうなると、先ほどの同僚議員からの確認というか質問にもあったことなんですが、最高裁の方では、先ほどの答弁あるいは先般の答弁では、一千人体制の結果を踏まえて今後...全文を見る
○保坂委員 もう一回質問なんですが、再質問、よろしいですか。  当然に短縮するべきではないという言葉と当然に短縮すべしとは考えていないという言葉との間に相違はありますか。違う言葉でしょうか。違うとしたらどういうふうに違うのかを教えていただきたい。
○保坂委員 やっとわかりました。  論ずることはいかがなものかということを踏まえると、この一年半というのは、これはもう法務大臣も御答弁されているとおり、すばらしいとは思いませんけれども、ぎりぎりの制度であるというふうに押さえたいと思います。  もう時間がありませんので、もう一...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に法務大臣、今後、日本の将来にかかわる大きな改革の中で、これまでの当委員会での議論を踏まえて、養成の質を落とさないというところで、懸命の今後の努力を約束していただきたい。また、この一年半というのも、これはぎりぎりだということも含めて最後に御答弁いただきた...全文を見る
○保坂委員 最高裁のお話も含めて、ぜひこの議論、この改革そのものに対する疑問も投げられたわけですけれども、この一年半というのを最低限ということにして、できれば最高裁の方も堂々と予算請求をしていただいて、人的、施設の面でも、これは大事なことですから、きっちり整備をして、できる限り多...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  私も、本日、日銀の問題を取り上げたいと思いますが、ちょうど一週間前の午前十時に社民党の疑惑解明プロジェクト、私は事務局長をやっておりますが、この水増し給料の疑惑の問題について、さらにもう一点、接待の内部調査について伺ったところです。  そ...全文を見る
○保坂委員 お尋ねしたのは、TBSの報道は全くの誤解だということが、きょう石井議員に提出された二つの資料を見れば、まだ時間がないのでよく見ていないのですが、いろいろ疑問点も出されていましたが、これを見ればすべて反証ができる資料なんですか、あるいはまだ不十分なんですかという点でござ...全文を見る
○保坂委員 わかりました。  資料をお配りしておりますけれども、先ほど佐々木議員の方からもありました接待の問題でございます。この接待も、ざぶん、どぽんということを、これは小学生も知るぐらい有名になりました。大変不名誉なことだと思います。その接待の報告、これは内部調査の報告を読ん...全文を見る
○保坂委員 それでは、委員長にお願いをいたしますけれども、先ほどのやりとりの中で、私ども社民党の緊急に開いた会議の席で、TBS報道は本当に誤解だという一枚の紙が来たわけでございますけれども、きょう石井議員に提出された、このものだけでも不十分だというお答えでございました。不十分であ...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、さきの当委員会のやりとりの中で、大蔵省の紀律保持委員会の議事録が実は作成していない、そして議事録がわりに開催日だけのプリントが出されたわけですけれども、大変不十分だということで、委員会としてお取り計らいいただいて、本日朝の理事会で、この「紀律保持委員会の...全文を見る
○保坂委員 武藤官房長に二点お尋ねをしたいと思います。  まず、この程度の書面も提出にはなじまないと考えたのかどうか。前回、提出にはなじまないというふうに言われているわけです。ですから、この程度の内容も書けないというふうに判断していた理由は、一体何でしょうか。
○保坂委員 それではお尋ねしますが、この紀律保持委員会は、二月二日、金融検査官の二人のノンキャリアの方の逮捕で終わっているわけです。そして、「職員の不祥事への対応」というプリントがついてございまして、これは、めくっていくと、お二人のノンキャリアの方が逮捕されて即懲戒免職、ここで終...全文を見る
○保坂委員 時間がだんだん押してきましたので簡潔にお願いしますが、それでは、武藤官房長にお願いしておきますが、次から議事録をつくってください。  そして、もう一点なんですが、こういった大蔵省の不祥事、田谷・中島問題を受けて一昨年一たんつくりましたよね、倫理規程。非常に厳しく規定...全文を見る
○保坂委員 それでは、どうしても議事録をつくられたくないようなので、ぜひ今度、紀律保持委員会のときには教えていただいて、武藤さんが忘れないうちに私が聞きに行くというふうにしないといけないのかな、こんな議論はやりとりしたくありませんが。  もう一点。今の点、大変大事なのでございま...全文を見る
○保坂委員 補足しますが、本来はだれがどこで会ったということを明かしていただくのが一番いいのですが、どうしてもそれは無理だというならば、AさんがB社にということでも構いませんから、どういうケースが例外として挙がってきて認められたのか、金額は幾らだったのか、それを素材にしないと議論...全文を見る
○保坂委員 この公務員倫理法については、与野党とも案があるわけで、大いに国会の中で議論していかなければならないという点を踏まえて、人事院総裁に今の点をもう一度伺いたい。
○保坂委員 委員長、もう時間がないので、内部告発だけお願いします、総務庁に。それでおしまいです。
○保坂委員 何か消極的なのが本当に嫌なんですけれども、委員長、これで終わります。どうもありがとうございました。
04月28日第142回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の入管法、難民認定法の改正問題に当たって、まず、中国との関係について二点ほどお尋ねをしたいと思います。  これまで、台湾からの日本への入国者が極めて変則的な手続で日本に渡航をしていた、そこのところを簡素化してというこの法案の趣旨で...全文を見る
○保坂委員 つい先日、小渕外務大臣と中国の外務大臣の会談で、この問題について若干の懸念を中国側が表明をしたと伝えられております。この懸念に対して、今回の法改正、確かに台湾からたくさんの方がいらっしゃる、よって、便宜的な改正であるということは、この懸念を踏まえても十分に中国の理解を...全文を見る
○保坂委員 では、今の、中国側に十分理解を求めるということを本当にきっちりやっていただくということを改めて要請をして、次に、入管の取り扱いの問題に移りたいと思います。  UNHCR、大変日本にもなじみの深い国連の組織ですけれども、日本の難民認定機関に申請をして、そしてついに取り...全文を見る
○保坂委員 再三この委員会の審議でも言われていたように、難民認定が年間でたった一人、そして、待っても待っても結論が出ないので、これはUNHCRに直接願い出て、もうこの国での難民申請はあきらめるというふうになっていることは、入管行政として甚だ動脈硬化をしているというふうに思いません...全文を見る
○保坂委員 実は、去年もこの委員会でこのことを聞いているわけなんですけれども、そのときにも、なるべく速やかにその認定がおりるように努力をしたいということを答弁で答えられている。一年たったんです。どのぐらい速やかにおりるようになったのか、具体的な果実はありますか。努力をしてこういう...全文を見る
○保坂委員 スピードをアップして不認定のスタンプをどんどん押していくということは必ずしも充実ではないんですけれども。  外務省にお尋ねしますけれども、私どものおつき合い、お話を聞く中で、私はあえてビルマというふうに呼びますが、ビルマからの難民申請の若者たち、あるいは中年の方もい...全文を見る
○保坂委員 どうも答えが、外務省なので外ばかりの答えでしたけれども、外交というのは国内にもあるわけでございまして、ビルマの軍事政権の圧制を逃れて、日本国内にこれだけの方が今おられる。そして、これはもう一度法務省に戻りますけれども、ビルマからの難民申請者で、申請中に身柄を収容されて...全文を見る
○保坂委員 前の質問を忘れちゃったみたいなんで、じゃ、ずばり聞きますけれども、この前問題になった上陸防止施設の問題ですね。この上陸防止施設というのは、これは東京新聞の土曜日にも出ていますが、法務省入管のOBの方が独占的に受注をしている。約半数がこのOBの会社によって運営をされてい...全文を見る
○保坂委員 いや、ところがこの方は、上陸後一カ月以上たって難民の申請をされて、そのまま、いろいろ不許可になったりもう一回やったりしながら、仮上陸許可が出ているわけですね。その際にお金を返してくれなかった。飲み食いした金だということらしいですね。現在UNHCRの方が間に入って還付を...全文を見る
○保坂委員 そうすると、難民申請、日本に何らかの事情で圧制を逃れて申請をしたいという方の一番最初の入り口は空港なわけですね、今の時代。その上陸防止施設にとめ置かれて、何だかんだ言っている間に時間がたっちゃった。そして、その問の飲み食い代は払いなさいよと、すってんてんになって出され...全文を見る
○保坂委員 これは都合が悪いと答えないみたいですけれども、民間会社が上陸防止施設を運営しているわけです、航空会社、運送業者が。そうしたら、民間会社にどうして拘禁する権利があるわけですか。どういう法に基づいているのか。そして、それが有料であるか否かというのはだれが決めるのですか。言...全文を見る
○保坂委員 耳に入らないのですか。民間会社に負担させているというのじゃなくて、民間会社がとめ置いているわけですよ。そして、食費も取ってしまっているわけです。取ってしまっているというのも、それはそういう判断がありましょうというふうに答えているのです。それが法に基づいたことなのかどう...全文を見る
○保坂委員 それでは、法務省の入管OBの方が会社を設立されてこれらの運営に当たるというのも法に基づいたことなんですか。たまたま偶然会社ができてしまうものなんですか、これは。
○保坂委員 この施設の中で、食費の問題もさることながら、暴行あるいは暴言も含めて人権侵害が起きているという訴えがあるので、国会議員としてこれらの施設をきちっと見せていただきたいと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 それで、法務大臣に最後に伺いますが、実は日本の難民条約、この仕組みができて、ごらんのとおり一人しか認定されていないわけなんです。ところが、インドシナ難民の方が大量に日本に大挙して上陸されたときには、閣議了解難民という形をあのときとりました。そして、一時上陸許可という手...全文を見る
○保坂委員 あと一点、定住促進センターに難民認定された人が今のところ入れないというこの壁も取り払っていただきたい。そこの点だけ法務大臣、お願いいたします。年間一人です、今のところ。定住促進センターに入れるようにやはり善処していただきたいと思います。
○保坂委員 では、前向きに。  終わります。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。今回の外弁法の改正に関して、ちょっと大枠のところでお尋ねをしたいと思います。  日本の外国弁護士の数も、八十人台とそう多い数ではないわけでございますけれども、そこのところを今回規制を緩和して、先ほど説明があったように、極めて地域の限定だとかある...全文を見る
○保坂委員 もう一点、見通しについて伺いますが、こういった規制を緩和することによって、より外国人弁護士もふえて、ねらったような効果が期待できるかどうか。見通しについて、いかがでしょうか。
○保坂委員 それでは、この法案をちょっと離れまして、昨日、大蔵省の一連の、日本を揺るがした事態というふうに言ってもいいと思いますが、一連の処分が発表されました。このことについて、大蔵省に来ていただいていると思いますので、幾つか伺っていきたいと思います。  まず、今回の大蔵省の処...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、金融機関側から照会を受けて返事があったということだと思いますが、その内容をきちっと報告されるということを求めたいと思いますが、どういう内容だったのでしょうか。
○保坂委員 どうも不思議なのですけれども、決算行政監視委員会でも、紀律保持委員会の議事録はありませんかと言うと、大蔵省はたくさん文書をつくられる役所だと思うのですが、こういうことに関しては文書をつくらないという、何かそういう決まりのようなものがあるのでしょうか。規律やこういった問...全文を見る
○保坂委員 普通なら、会って調査した後とどめると思うのですが。  それでは、長野前証券局長が受けた百二十七回にわたる接待ということが明らかになったわけですけれども、証券局長という職務に関連した何らかのテーマについて、接待した側も長野前局長も、それぞれが認識してその接待が行われた...全文を見る
○保坂委員 法務省刑事局長に伺いますが、接待の海という言葉がたびたび、莫大な資料を精査する中でも漏れたということも聞いております。長野前局長、杉井前審議官、その他もっと回数が多い方もいらっしゃいますけれども、これは、大蔵省内の今回の調査は終わって、そして懲戒に付された者もいる、あ...全文を見る
○保坂委員 大蔵省に伺いますが、一昨年の大蔵省内の倫理規程というのがございましたね。これは公務員倫理法を我々考えていく一つの参考資料というか、極めて重要な参考資料ということで見ているのですけれども、これはやはり生かされなかったというふうに考えるべきなのか、そうであるとすれば、なぜ...全文を見る
○保坂委員 短く簡潔にお願いします。  一昨年の倫理規程は大変厳しい規定なのですね。業者との会食は原則禁止、もう禁止事項がわあっと書かれております。よく読んでいきますと、事前に服務管理官に申し出れば例外として扱う、あるいは事後にという規定が多分例外規定としてあったと思います。 ...全文を見る
○保坂委員 今回の大蔵省の調査は金融関連部局の方に当たったわけですよね。それ以外の、例えば主計局、接待ということでいえばもっともっとすごいのだという話がありますけれども、その辺は、不公平だという声もあると思うのですが、いかがですか。
○保坂委員 それでは、今回の処分、紀律保持委員会を統括しているのは官房長でいらっしゃいますよね。だから、現在は武藤官房長、責任をとって降格というような報道も一部あります。過去五年間ということでいえば、現在の主計局長の涌井元官房長も当然のこの責任を問われるのではないかというふうに思...全文を見る
○保坂委員 十一月に当委員会で、きょう本当は渡辺秘書課長にでも来ていただければよかったのですが、ほかの委員会と重なっているということですが、そのときに、大蔵検査時における情報の漏えいも含めて、疑念があるじゃないか、こういうことについてきちっと大蔵省は調べて国民の前に明らかにすべき...全文を見る
○保坂委員 それならば、ぜひ事例の豊富な大蔵省に、先ほどの例外のケースも、もちろん名前あるいは相手の企業は隠してもいいです、しかし、こういうケースがあったのだということをできる限り、これは与党だけじゃなくて全議員に、そして国民の前に明らかにするということを約束していただきたいと思...全文を見る
○保坂委員 何か、余りにも答弁が変わらないので大変心配になりますね。これだけの大量の処分が出て、そして根本から再生しようというのであれば、本当に今まで、例外だけではないですよ、禁止されていることに抵触されていることもあったわけです。ですから処分が出ているわけです。こういうことにつ...全文を見る
○保坂委員 なかなかすれ違うのでもうやめますけれども、我々は、やはり何があったかということをきっちり出していただいて、出していただいたことをもとに、政府でつくった細かい倫理規程のような守り切れないものではなくて、大枠のガイドラインをつくって、その中で新しいルールを定めていくという...全文を見る
○保坂委員 それでは法務省に伺いますけれども、死刑を定めた、これは随分さかのぼって、あれですよね、明治六年、太政官布告第六十五号ということに基づくようでございますけれども、本当は図を出していただければいいのですが、国会のルールで図が出せないとするならば、口頭で、どういう刑具を定め...全文を見る
○保坂委員 簡単に。では、明治六年ですか、これは今も全く変わっていないでしょうか。
○保坂委員 それでは、最高裁に伺いますけれども、残虐な刑罰ではないということで先ほど御答弁いただいたのですけれども、最高裁として、過去、いずれかの事件、あるいはそういった刑場が新築で建ち上がるときでも結構ですけれども、実地に現場の刑場を検証したという実績はございますか。
○保坂委員 それでは、締めくくりに、本日情報公開法が議題に上りました。これは多くの論点を含むわけでございますけれども、例えば公務員の自己保存文書、これも対象から除外されているわけですけれども、いわゆる薬害エイズ事件で問題になった郡司ファイルというのはこの自己保存文書に相当するのか...全文を見る
○保坂委員 大変わかりにくい答弁ありがとうございました。  ぜひ、大テーマなので、自信を持って、相当するのかしないのかというのをお調べいただきたいということを申し添えておきたいと思います。  最後になりますが、大蔵省の場合は紀律保持委員会、規律の保持にかかわる大切な問題ですけ...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  終わります。
05月06日第142回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  時間が限られていますので、本来であれば参考人の皆さんのお話と質疑を経て最後に文部大臣に伺いたいところですが、いろいろ御予定がおありということで、最初に伺うことになります。  昨年から、サッカーくじというのは限りなく富くじに近いものであ...全文を見る
○保坂委員 時間を節約するために端的にお答えいただきたいのですが、本来は大臣にお尋ねしたのですけれども、では最後にまとめてもう一度伺います。  では、文部省に続きの説明を伺いたいのですが、そうすると、共通点は、宝くじとサッカーくじの間では確率ですか、そこのあたりが大変宝くじに近...全文を見る
○保坂委員 こういったサッカーくじに極めて精通されている大学の先生にお尋ねしたところ、どうも根本のところでこの確率計算が間違っているのではないかという指摘がございますので、後ほどその議論を聞いていただきながら、また指摘をしたいと思います。  文部大臣に伺います。  今回、参議...全文を見る
○保坂委員 では、今のお答えを受けて、私、いろいろ中学生たちに聞いてみたのです、サッカーくじというのが生まれるよと。幾らなの、百円というふうに言うと、じゃ買う買うと言うわけですね。でも、法律では買っちゃいけないんだよというふうに説明するのですけれども、じゃ、親に頼んでもらったらい...全文を見る
○保坂委員 私は、ギャンブルイコール悪というふうに言っているわけじゃないのです。今文部大臣の言われることをそのまま当てはめると、これは、子供たちが買ってはならないと強い規制がかかっていること自体おかしいのじゃないでしょうか。その点はいかにお考えになりますか。特別アピールの点もあわ...全文を見る
○保坂委員 では、提案議員の方に伺います。  日本におけるサッカー人気というのはまだまだ課題があるわけですけれども、売り上げの目標がございますね。この目標が、イタリアあるいはイギリスというサッカーが非常に熱狂的であるという国を初め諸外国を見てみると、ドイツが二百五十八億円、フラ...全文を見る
○保坂委員 では、参議院の修正の提案者の方にお聞きしたいのですが、先ほど文部大臣にお尋ねした点なんですけれども、児童生徒に重大な影響を及ぼす場合、これをどうやってチェックするのかという点と、子供一人一人と話していると、やはり子供たちはサッカーも好き、それで子供たちの世界に非常に入...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたので、終わりたいと思います。     —————————————
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、参考人の皆さん、長時間ありがとうございました。  まず谷岡参考人にお尋ねをしたいのですが、本当にたぐいまれなギャンブル哲学と、地下犯罪の実態について独特の識見をお話しいただいたと思うのですが、私自身はこの状態の法案には反対の...全文を見る
○保坂委員 続いて、長沼参考人にお尋ねをいたします。  今回予定されている日本のくじの売り上げ目標のハードルが大変高いのではないかというふうに私は思うわけなんです。ただ、欧米各国をごらんになって、先ほどドイツのお話もされていらっしゃいましたけれども、ドイツの売り上げでも、これは...全文を見る
○保坂委員 次に、玉木参考人にお尋ねをいたします。  御意見の最後のところで、Jリーグの独立性が奪われるのではないかという御懸念や、特に私の印象に残ったのは、特殊法人ではなくて民間機関でやるべきではないかという点。さらに、文部省の自己矛盾ではないか。文部省自身が、一方ではこのく...全文を見る
○保坂委員 最後に、谷岡参考人にもう一度お尋ねいたしますが、日本人のギャンブル投資額はアメリカと同じ、負けた額はその倍、そこに見えてくるのは中間搾取というか、いわゆる公のシステムがそこに介在をしているというお話がありました。その点について、今玉木参考人にお尋ねしたのと同じ点を伺い...全文を見る
○保坂委員 確かにパチンコ店の駐車場で亡くなる子供が実は物すごく多いわけですけれども、そういうことを考えても、やはり警察が取り締まりに当たり、裏でまたプリペイドカード等の導入に当たるというような構造と同じ構造が今回再現をし始めているなということを強く懸念するわけです。  文部大...全文を見る
05月08日第142回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の法案は、与野党、超党派の議員の方が提案者ですが、また反対も、与野党ともに超党派で反対の声も上がっているというところが大きな問題だろうと思います。  そこで、文部大臣にまずはお聞きをしたいと思います。  昨日来の参考人質疑の中で...全文を見る
○保坂委員 今のわけのわからない答弁は何回も聞いています。つまり、何も決まっていない、何も方針は立っていないということだけが毎回繰り返されているので、文部大臣に聞いているのですね。  あえて言いますけれども、確かにこれは議員立法です。しかし、成立したその直後から、文部省の特殊法...全文を見る
○保坂委員 それでは、例えば、町村大臣がこういうアピールを出したらどうかと思うのですね。  サッカーくじができた。スポーツ振興のために、サッカーの試合を楽しみながら夢膨らませていくくじである。でも、この楽しみは十九歳になるその日まで待っていてほしい。サッカーくじを君たちが買うの...全文を見る
○保坂委員 こういうところから逃げてはいけないと思うのですね。十九歳未満は買ってはならない、しかしサッカーを支えているのは圧倒的に子供たち、みんな買いたいと言うわけです。親に頼んだらいいのか、あるいは親からもらったらいいのかといったら、答弁がないのですね。  初中局長に聞きます...全文を見る
○保坂委員 本来、初中局長に答えていただくべく既に言っていたのですが。  どうでしょう、修正案をつくられた参議院の発議者の方に、当然いろいろなことを考えながらこの修正部分を入れられたと思うのですけれども、今のこのレベルでよろしいのでしょうか、参議院の修正はそれで十分なんでしょう...全文を見る
○保坂委員 衆議院側の発議者の皆さんにお聞きしたいのですが、昨日、マーケティングリサーチについて参考人からあったのですが、やや大きな見積もりではなかったのかということで、三枚にわたる取りまとめたものを資料としていただきました。  ただ、これは実際には三百ページぐらいのかなり分厚...全文を見る
○保坂委員 これは大事なことなんですね。二千人に聞いているのですけれども、有効回収率が七〇%、千四百人なんですね。千四百人で、今御説明のあったとおり、かなりアバウトな出し方をして、それで千八百億と。例えば、半々買うという人たちは月に千円買うことになっているのですね。多分購入する人...全文を見る
○保坂委員 ここにペーパーがあるので、では後ほど。  本来は質疑を続けなければこのやりとりは意味がないのですけれども、この後、採決というのは本当に早過ぎると僕は思うのです。  あと、たまたま新聞を見ておりましたら、株式新聞という新聞があって、衆議院で参議院から送付されてきたサ...全文を見る
○保坂委員 実は急いで調べてみたところ、これは光学式の読み取り機、バーコードとかそういうもので非常に大きなシェアを持っているメーカーだそうですね。  どこでどういうふうになっているのかわからないのですが、先日の質疑でパネルを示された議員の方もいて、もし万が一、そういう販売網であ...全文を見る
○保坂委員 それでは最後に、今大事な点なので、提案者の議員の皆さんも、もし例えば販売店網だとかあるいは納入するハードの面のメーカーだとか、そういうのが知らないところで決まっていたというのはもうこれは言語道断だというふうに言われています。そこはもう当然の前提としますし、それから文部...全文を見る
○保坂委員 大蔵省の汚職も絶対ないことがあったわけですから、絶対ないことがあった場合には強い措置をとるということがおっしゃれるかどうか、そこだけを確かめます。
○保坂委員 極めて無責任な答弁だということを本当に抗議したいと思います。  そんな不正があったら強い措置をとるというふうにきちっとどうして言えないのかと思います。一言おっしゃれませんか。
○保坂委員 ここは、本当に大事なところを最後まで答弁されなかったということを確認して、私の質問を終わります。
05月08日第142回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず最初に、今回の法改正に当たって、法務省保護局の言葉の定義なんですが、民間ボランティアというと、保護局ではどういう概念なんでしょうか。民間ボランティアの概念。
○保坂委員 もう少し大きな声でお願いしたいのです。  この保護司の制度が我が国独特の形で発展をしてきたということなんですけれども、まさに報酬を受けないで、場合によっては、活動の一部はよく知られている、しかしトータルにおいては知られていない部分もあって、法的な根拠を付与しようとい...全文を見る
○保坂委員 今の点、後ほどまた触れますので、ちょっとひとまず置いておいて、昭和でいうと二十七年の機構改革によって、それまで成人保護司と少年というふうに分かれていたこの区分が廃止されたと聞いております。その理由と、そして現在、御承知のように、例えば薬物一つの問題をとってみても、成人...全文を見る
○保坂委員 時間が本当に短いので、昭和二十七年というともう四十五年近く前でしょうか。ですから、三十年前でも二十年前でも余り変わらない答弁ではなくて、まさに今大きく変わっているわけですから、もちろんそうやって統合した理由もあり、しかし、また今少年特有の難しい点が出てきているというと...全文を見る
○保坂委員 これも具体的に発生するケースだと思うのですが、保護観察官の助言指導を受けながら保護司の方が活動をするということになっていると思いますけれども、保護観察官の方がはるかに若くて経験もそれほどない。人生上の経験や扱ってきたケースも極めて少ない。比べて、保護司の方が年齢的にも...全文を見る
○保坂委員 冒頭に、民間ボランティアとは何か、こういった規定について伺ったわけですけれども、先ほどの答弁にもあったように、保護司のほかにも更生婦人会、BBS会あるいは協力雇用主の方々がこういったプロセスに協力をしていただいているということですね。  さて、そこで、NPO法案も今...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺います。  今お聞きした趣旨も、いろいろな問題を起こした少年たちをもう一度再生させていこうという取り組みの中で、とりわけ深刻なのはやはり薬物であるというふうに思うわけです。  実は、ダルクという団体があるのですね。これは薬物でかなりひどい中毒症状で、繰...全文を見る
○保坂委員 ぜひそういう垣根を払って、民間というのを幅広く広げていただきながら頑張っていただきたいと思います。終わります。
05月12日第142回国会 衆議院 予算委員会 第33号
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○保坂委員 お尋ねしますが、松野証券局長との話のところで、事務局は、出るところに出ても頑張る、これは筋を通そうということだと思いますけれども、ところが、証券局長は飛ばしを示唆をした。そのとき、松野証券局長の言うことに疑問を持ちませんでしたか。こんなことをしていいだろうか、そういう...全文を見る
○保坂委員 当然、持って当然なんです。  では、そういう疑問を持ったのに、なぜ、もうその日のうちに、その方向で処理をしようというふうに決めてしまったのですか。
○保坂委員 ソファーから立ち上がるときに、一相場あれば解決ですよと言われたという場面がまた後にございましたよね。その言葉を聞いて、どのように考えましたか。
○保坂委員 まさに、片時も忘れられないほど大きな問題に膨らんでいくわけですけれども、先ほども触れられましたが、九五年の七月に、現状に危機感を持った企画室長らの動きで、これを、いろいろなうみをディスクロージャーして出してしまおうということで、いわば山一再建のために合宿をやろうという...全文を見る
○保坂委員 まさに最初の発端のところで、証券局長のまさに示唆どおりの処理をしてきたわけで、当然、ディスクローズをするかどうか、情報を開示してうみを出すかどうかについては大蔵省と相談されましたか、この時点で。
○保坂委員 先ほど接待のことがありましたが、どうでしょう、山一証券に入社をされて、大蔵省の接待の席をつくるという機会はこれまでに相当程度ありましたか。例えば、大体で結構ですから、どのぐらいあったのか。そして、ゴルフ、料亭、その他贈り物など、相当程度接待ということが山一の中にあった...全文を見る
○保坂委員 飛ばしの問題については、去年の春から、いわゆる山一の破綻の前、雑誌東洋経済に、もう既に具体的にきめ細かく出ているわけです。それについて山一証券は告訴もしていないわけですね。  山一の場合、監査は中央監査法人が担当していたそうですが、普通に考えて、担当の公認会計士が飛...全文を見る
○保坂委員 そうすると、公認会計士は、いわば裏の、その飛ばしのところは一切関知しない形で見ていた、こういうことでよろしいですか。
○保坂委員 先ほどの発言で、非常に意外に思った一言があります。それは、東京地検やSECの強制捜査を受けて、次々と、御自身も逮捕される、そしてまた役員も総退陣するということが予期しない出来事であったという一言なんです。予期しない出来事という認識では、これは本当に反省に結びつかないと...全文を見る
○保坂委員 山一証券が破綻の直前に自社株を大量に売って問題になっていると言われています。これはもう既に訴訟も起きている。山一にはこういった被害者の苦情が多々来ているのではないかと思うのですね。  山一株主被害者の会が行ったアンケートによると、四大証券には倒産の心配は絶対にない、...全文を見る
○保坂委員 どうも責任を持った言葉というのが余り聞かれないんですけれども、大蔵省の監督のもとにあって、大蔵省の指導下に山一証券があったことは歴然としています。決定的なところで大きくかじを切り損ねて自主廃業に至ってしまったということについて、その当時の松野証券局長、そして大蔵省に、...全文を見る
○保坂委員 一言ないですか。
○保坂委員 極めて残念です。  終わります。
05月13日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、冒頭に、先日の当委員会でお答えをいただきました、日銀の参考人として来られた鴨志田理事が亡くなられたことに対して、お悔やみの気持ちを申し上げたいと思います。  さて、きょうは、大蔵省の疑惑についてかねて、質問主意書を五月の頭に提出...全文を見る
○保坂委員 つまり、今それぞれのデータという形でおっしゃった、「諸資料」というふうに書かれているのですが、そういうデータは存在したというふうに理解してよろしいわけですね。  そして、各自が手控えのメモをつくったというふうにおっしゃっているのですが、千人を超える人のこれだけの大処...全文を見る
○保坂委員 大蔵省からの答弁書に、後ろの方に処分の事由が極めて細かく記載をされております。これだけのことを本当に、手控えのメモを、各人が持ってきたものをまたその各人に返してという形で行ったというふうに主張されているんです。  そこで、この委員会で再三お聞きしていますけれども、私...全文を見る
○保坂委員 それでは、委員の皆さんに配付をしていただいた資料で、磐梯リゾートというところの経理内容の資料があると思います。  これは、実は先々月衆議院の予算委員会でもお示しをしたものなんですが、これは大リゾートなんですけれども、大蔵省のOBの方たちが、名だたる方たちが名前を連ね...全文を見る
○保坂委員 金融制度調査会という設置法に基づく審議会の委員で、これは刑事局長にその後確認したところ、公務員に間違いないです。また、その釈明の、未公開株受領問題で、辞任したというふうに官房長おっしゃいましたけれども、当時の新聞記事には大蔵大臣が解任をしたというふうに出ております。で...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度、一般論として聞きますけれども、この会社は担保がないんですよ。借地なんです。普通あり得ないことでしょう。  例えば、では一般論として、磐梯リゾートという会社は担保が全部借地で、これだけのうまくいかない事業、不良債権、これを大蔵検査は普通は指摘しないもの...全文を見る
○保坂委員 武藤さんがほとんど意味がはっきり伝わらない調査のお言葉でありますから、あえて、今お答えいただいた         —————中井さんには個人的には全く何の感情もないのですが、しかし、公務員倫理ということで、やはり今回の処分の中に中井さん自身も入っていられますね。減給...全文を見る
○保坂委員 お答えにくいことをありがとうございました。  官房長にもう一度伺いますけれども、要するに、大蔵省が大変な疑惑、不信を招いたということは、もうこれはだれも異論のないことだと思います。しかし、先ほど、時間がないので余り詳しく指摘できませんでしたけれども、磐梯リゾートの件...全文を見る
○保坂委員 簡単に、一問で終わります。  武藤官房長、では、聞きますけれども、紀律保持委員会、金融服務監査官制度をつくったけれども、一切これからも公的な記録はつくらない、しかしちゃんとやりますから信じてくださいということですね。要するに、今指摘したように、これだけの接待があって...全文を見る
○保坂委員 いや、答えていないじゃないですか。大蔵検査で接待がこれだけあったのに、しかし公平になされたかどうかまだ疑念があると指摘しているわけですが、そういう心配はないというふうに言えるかどうか、答えてください。
○保坂委員 ありがとうございました。終わります。
05月13日第142回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、かねてから死刑の執行に関して、とりわけその情報公開について質問主意書をたびたび出させていただき、またその議論を踏まえて、しっかりこの問題を、国会の論議の中で確たるきちっとした論議ということで、させていただきたいと思います。  ...全文を見る
○保坂委員 今、刑事局長がおっしゃった、私の質問で、議員の質問に日別に答えていたのではないかという質問に対して御指摘のような回答は見当たらなかったと一回お答えになっている、これはちょっと事実を誤認したということでよろしいですね。要するに、その後議事録が出てきて、その質問はわかった...全文を見る
○保坂委員 平行線でやっていてもしようがないので、誤認があったら誤認があったというふうにはっきり言っていただいた方が論議は進むと思います。  死刑については実は大きな関心があるわけですけれども、その実情というのは非常に大きな、厚いベールにくるまれております。  まず伺いますけ...全文を見る
○保坂委員 それでは、実際執行に携わるのは職員の方、つまり刑務官というふうに理解してよろしいでしょうか、ちょっと答弁を。
○保坂委員 それではお尋ねしますけれども、その刑務官の方が上司から執行に係る職務命令を受ける、どの法律に基づいて受けるのか、法的な根拠をお願いいたします。
○保坂委員 国家公務員法でそういう規定があるのはわかっておりますが、死刑の執行というのは国家公務員が数々受ける職務命令の中でも極めて特異な命令だと思います。つまり、思想信条あるいは宗教上の理由、あるいは人生、哲学上のさまざまな理由で極めて抵抗が強い。  これを逆に言うと、今は国...全文を見る
○保坂委員 つまり、監獄法とか今言われましたけれども、その中に細かく、刑務官が死刑執行の命を受けたときはそれに従わなければならないというような規定があるのでしょうか。
○保坂委員 私は、随分この問題を考えてみました。一番最初は当然執行を受ける側、あるいは被害者の感情、さまざまこの論議の中で考えるのですが、このところ最も強く考えさせられたのは、実はその職務命令を受けて執行する側の、つまり、刑務官の方たちのお気持ちなんですね。これはもうかなりいたた...全文を見る
○保坂委員 では、これは調べていただきたいのですが、私が生まれたのは昭和三十年なんですね、昭和三十一年の参議院の法務委員会の議事録がございます。これを見ると、当時、参議院の法務委員会に死刑廃止法案という法案が提出されています。その法案の原動力になったのは、現在とちょっと情勢が違い...全文を見る
○保坂委員 これは昭和三十一年五月十一日金曜日に行われた委員会、公述人ですね、この場合は。このときの役職は奈良少年刑務所長になっております。現職だと思います。やはりこういうことについてきちっと精査をして、ちゃんと検証していただきたいと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 ここで法務大臣に伺いたいのですが、執行に当たる刑務官の方のさまざまな体験、これは法務省の方でも御存じのようですけれども、「死刑執行の現場から」、戸谷さんという方が書かれている御本がございます。それから大塚公子さんという方がお書きになった、これはルポルタージュですけれど...全文を見る
○保坂委員 大臣にこの二冊の本をぜひ読んでいただきたい。後ほどお渡しをしたいと思います。  それでは、サミット加盟国の中で、国全体で死刑が存在しているというのは日本だけでしょうか。簡潔にお答えいただきたい。
○保坂委員 ことしの四月に、国連人権委員会で、死刑の存置国に対して、段階的に死刑を適用する犯罪数を制限せよ、そしてまた情報公開すること、そして執行停止に向けて努力することというような内容の決議が採択をされたというニュースが伝わってまいりました。  このことと、死刑を最高刑として...全文を見る
○保坂委員 ちょっと予告から漏れてしまって申しわけないのですけれども、この死刑の問題を考えるときに、いろいろな立場の人がいろいろなことを考えているのですけれども、最近話題にもなっております東京裁判、極東国際軍事裁判において、当時の戦犯として東条英機氏ら七人の方が処刑されたわけです...全文を見る
○保坂委員 この問題はきちっとした議論をするということが大切であるということは、どの立場の人もお認めになることだと思います。ですけれども、議論の前提として、何がどのように行われているのかということは物すごくわからないわけなんですね。  この前もお聞きしましたけれども、例えば我々...全文を見る
○保坂委員 法務大臣にもう一度総括的にお尋ねしますけれども、先ほどの前半の質疑で、刑務官の方が執行を命じられた法的な根拠というのは個別法においてはないのですね、国家公務員法において指摘をされましたけれども。そういう中で、例えば、今現在の執行状況を聞きますと、大変混乱した中で精神的...全文を見る
○保坂委員 今大変貴重な答弁をいただいたと思います。事実がどうあるのかということを抜きにしては、この議論は本当に観念論というか、抽象論になるわけです。存置か廃止かという議論はずっと続いてきました。しかし、事実がどうあるのかということを、今法務大臣がおっしゃったようにきちっと我々議...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。終わります。
05月15日第142回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  午前中からの質疑を通して、今回の法律案はやはりいろいろな問題点があるということを率直に言って感じております。悪徳サラ金が倒産をしていくというようなときに、良心的にやるかどうかというと、これは本当に修羅場になるわけでございまして、たちの悪い債...全文を見る
○保坂委員 これは、一部そういう部分が認められれば、やはり直していかなければいけないと思うのですけれども。  ちょっと事務的なことを聞きたいと思うのです。確定日付のある通知に何か不都合な点、例えば事務的に非常に手間がかかるとか、あるいは内容証明のやり方では極めて料金がかさむんだ...全文を見る
○保坂委員 簡易化されても、やはり債務者保護ということは大事なわけで、内容証明郵便だと大体見ますよね。内容証明で来たといえば、何だろうといって見る。ただ、最近いろいろ郵便物多いですから。私なんかも、郵便が来ても、開いてもみないということもあるわけです。  では、例えば内容証明を...全文を見る
○保坂委員 ちょっと幾つかの例を、同僚議員も出しておられましたが、例えばこういう例でどうなるのかというのを出して聞いてみたいと思うのです。  A、Bともに経営するサラ金会社が倒産をした。そして、会社そのものが分裂をして、取り合いというか火事場の騒ぎになって、Aは登記の方法でAと...全文を見る
○保坂委員 ですから、登記の方が実際には早いけれども、もう一つの通知の方が早く来てしまった、そっちへ払ってしまったという場合に、今度は、登記した側から訴訟が提起されて、実際には送っていないのだけれども送ったぞということで裁判を起こされたという場合に、難しいのではないかと。
○保坂委員 本当は、このあたりずっと、例えば、なぜ内容証明ということを合理化、簡素化のためになくしたかということにおいて生じてくる問題点を指摘したかったわけで、その点は重ね重ね指摘をされていると思います。  やはり、いろいろなケースがあり得て、しかし、弱い立場の債務者が極めて困...全文を見る
○保坂委員 警察の方にも来ていただいていると思います。  この事件の場合、トラックが、渋滞する世田谷通りを横断歩道に差しかかりながらという形でとまっていたそうですね。信号が青になった。子供は結局トラックの前を横切りながら、そしてトラックはどうも無線の会話中だったそうですね。それ...全文を見る
○保坂委員 それで、報道によると、これは今私が申し述べたような状況がありまして、そして警察の方が目撃者を捜す補充捜査を始めている段階で、東京地検の指示で捜査打ち切りということが図られて、そして不起訴ということになったというふうにあるのですが、これはやはり事実が解明されないうちに、...全文を見る
○保坂委員 それでは、一般論ということでお答えいただきたいのですけれども、今刑事局長はっきり、本件のような、こういうことで補充捜査中に打ち切りを通告することはあり得ない。もしあり得ないことが仮にあったとしたならば、一般論で結構です、やはりこれは直ちに是正されるべきと思いますが、い...全文を見る
○保坂委員 これも五月に入ってから署名がわずかの間で二万人近く集まった。大変な関心を呼んでいるわけです。それは私自身も事故に遭いましたからわかるのです。交通事故は大変多いのです。そして、中には、人身事故を二回、そして死亡事故を二回、その二回目が自分の娘さんだったという方もいらっし...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺います。  この件についていろいろな要素があると先ほども同僚議員にお答えになったと思います。この事故、事件がどういう状況によって成り立ったかということは我々もまだわからない、あるいは目撃者もまだ確保されていないわけですから、十分に究明できない状態なのでは...全文を見る
○保坂委員 大臣の今の御答弁は極めて明快だと思いますけれども、つまりもし対応に不適切な部分があり、その不適切な部分が逆のことも私考えるわけです。つまり、同じように交通事故で子供を失ったり愛する夫を失った遺族の心情、被害者の心情とともに、逆に、運転している側が、言ってみればこのぐら...全文を見る
○保坂委員 この問題、多分本当に氷山の一角で、これはもう自賠責の保険のことなんかにも絡んで、やはり命が失われていくということに対して、我々の社会が少し効率主義、まあ処理がそれこそ簡素化されていって、その中で、十分でない処理のされ方について、具体的な新しい証拠や目撃証言など出てきた...全文を見る
○保坂委員 終わります。
05月19日第142回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  組織的犯罪対策関連三法の事実上の審議に先立って、三月十一日に当法務委員会で、この問題の前提となる議論をさせていただいています。そこから、きょうは警察の方にもおいでいただきまして一いろいろ確認をしていきたいと思います。  まず、法務大臣...全文を見る
○保坂委員 ということは、いろいろと疑問点があるのですが、警察活動の一部に疑惑を持たれるところになったことは、警察としても厳粛に受けとめている。きょうは広辞苑を持ってきまして、その厳粛というのは何だろうということをいろいろ調べてみると、これは「厳として動かしがたいこと。」という意...全文を見る
○保坂委員 ですから、その意味ですね。辞書を見ると、これはもう動かしがたいんだという意味もあるわけですね。ですから、そういう意味も込めて使っているかどうか。そうではないならそうではないというふうにお答えいただきたい。
○保坂委員 その委員会で、人事異動が行われたこと、これは定期的な人事異動に伴う人心一新という非常に微妙な表現なんですね。そのとき、内実はどうだったのかということをわかりやすい日本語でお願いしますということに対して、答弁は、「御指摘の、」「人事異動につきましては、昭和六十二年当時、...全文を見る
○保坂委員 それでは伺いますが、「遺憾な事態」、その遺憾という言葉をどういう意味で使っておられるのでしょうか。その遺憾という言葉をまたこれ辞書で引きますと、余り反省という意味はないのですね、これは。その辺も踏まえて、ちょっとどういう理解で遺憾という言葉を使われたのか。
○保坂委員 そういう場合は、普通は反省という言葉を使うのじゃないかと思うのですが、遺憾という言葉は、また辞書を引きますと、「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。」という意味なんですね。それだけでいいんでしょうか。
○保坂委員 これは子供たちに希望を持っていただくためにも、遺憾て何ですかと言ったら遺憾ですなんというのは、これはもう話にならないわけで、やはり国会は言葉のやりとりですから、きちっと言葉を尽くして答えていただきたいと思います。  先ほどの、今私が早口で朗読したところに、もう一回リ...全文を見る
○保坂委員 じゃ、わかりやすく、こういうことは二度と起きてはならないということを法務大臣も法務省刑事局長も言っておられるわけです。警察としても、こういうことは二度と起きてはならないという決意でございますか。
○保坂委員 疑惑を招いてはならないわけですけれども、二通りあるわけですね。要するに、何もしていないのに嫌疑をかけられて、そしてそれが遺憾であるという事態と、実際には相応の事実があって、嫌疑もあって、起訴猶予にはなったけれども疑惑を招いて遺憾だった。前者ですか、後者ですか、それもは...全文を見る
○保坂委員 これで一時間費やしそうな、同じパターンのお答えしかしていただけないので、それでは簡潔にお尋ねしますけれども、これは判決が確定したわけですね。国民の中には、いわば被害を受けた当該の方もいらっしゃるわけですね。盗聴されたと言われる方もいらっしゃる。謝罪はされたんでしょうか...全文を見る
○保坂委員 何度も辞書を読み上げる必要はないと思いますが、遺憾ということは、必ずしも謝罪ということを意味しておりません。ですから、残念だった、思うとおりにいかなかったということがその遺憾の内容で、それ以外の意味があるというのなら、後で、警察としてはこういう意味で、特別に遺憾という...全文を見る
○保坂委員 私、ちょっと新聞のファイルを探してみたんですけれども、たしか当時、一年後でしょうか、野中国家公安委員長が河野さんに直接議員会館でお会いになった、そして、捜査の内容については立ち入れないとしながらも、政治家として、人間として苦しみは十分理解できる、そして、心からおわびを...全文を見る
○保坂委員 私は、国会で答弁をして明らかにするということも、行政としての立場の表明であるとは思いますけれども、何より大事なのは、被害を受けた、あるいは、それこそ社会的な非難の的となった、ひどいやつだということで犯人として扱われた当事者に対して、例えば長野県警がどういうふうに遇した...全文を見る
○保坂委員 この事件に関連して、「もっと気軽に謝罪できぬか」という投書が朝日新聞の「声」欄に載っているわけなんです。これは九五年六月二十九日付ですけれども、千葉県の当時六十二歳の投書をちょっと御紹介いたしますと、   最近、新聞紙上をにぎわせた謝罪の問題として、戦後五十年の国会...全文を見る
○保坂委員 では、今の法務大臣のお話を聞いてどうでしょうか。  まだなされていないのであれば、遅くても、政治家の手によって謝罪は行われたけれども、警察という組織によっては、遺憾、思うとおりにいかなくて残念であったという表明があっただけで、犯人扱いはしていないという見解も修正され...全文を見る
○保坂委員 いろいろな場でした意思表示が、きちっと、これについては全くあらぬ疑いだったということで、もう完全に謝罪をしたというふうに御本人は受けとめていないというふうにこの段階では言っておられるわけですね。その次に、あるいは最近何かが行われたのであれば、その心情も変化しているはず...全文を見る
○保坂委員 それではもう一回聞きますが、犯人扱いをしていないとこの時点で言っていたのは記者会見での勢いにすぎず、そういったことも含めて迷惑をかけたという認識、つまり、犯人扱いをしかけたということも迷惑をかけた理由の一つとして受けとめてよろしいですか。それとも、犯人扱いは一回もして...全文を見る
○保坂委員 私たちは、組織的な犯罪あるいは薬物、銃器、社会を不安に陥れるような、そういった犯罪について強い態度で、あるいは、多々いろいろな手段を検討して議論に入ることに何ら疑問はありません。しかし、今のような、国民すべてが知っている、河野さんを犯人扱いしたことがないなんということ...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度確認します。河野さんを一回も警察は犯人扱いしていないということを、本日の法務委員会で警察の見解として確認してよろしいですか。これは大変なことですよ、こんなことを今言ったら。
○保坂委員 これは、物すごい、人の命と、それこそその後オウム真理教の悪夢のような事件につながっていった大事な事件なんで、はっきり答えてください。つまり、警察は一度なりとも河野さんを犯人扱いしたことがないというふうに言えるか言えないか。そういうふうに断言できる状況ではないと思います...全文を見る
○保坂委員 そうすると、仮に犯人扱いをしたことがあったにしても、適正な捜査の範囲内だったということで理解してよろしいですね。
○保坂委員 これは、本当に子供たちにも国会見学に来てほしいのですけれども、これは見せられませんよね。ちゃんと誠実に答えてほしいのですけれども、恐らくこういうことがこの問題をより複雑にさせて、この通信傍受、盗聴との違い、これは厳密には定義しづらいわけですね。  しかし、この大前提...全文を見る
○保坂委員 それでは、理事会ということで委員長からお答えがあったので譲りますけれども、いろいろな場面で警察がそのことを明言されたのならば、ぜひその情報を、刑事局長、お示しいただいて、なるほどと、これならということで共有させていただきたいのですね。全く共有できないのですね、今の答弁...全文を見る
○保坂委員 確かにおとぎ話というくくり方で書かれているのですが、その次に、おとぎ話を終えた後、   わが国でも、かりに警察や自衛隊というよう  な大きな実力部隊を持つ組織が組織的な犯罪を  犯したような場合に、検察は、これと対決し  て、犯罪処罰の目的を果たすことができる...全文を見る
○保坂委員 それでは、ちょっと周辺についてお聞きしますけれども、先日サミットがありましたね。そのサミットの中で、組織犯罪対策がテーマになったということでございますけれども、二点ほどこの件に関して伺いたいのですが、今回の通信傍受も含んだ三法案について、盗聴による捜査が必要であると各...全文を見る
○保坂委員 先ほどから、どんな組織も過ちを犯す、そして、過ちを犯したときにこれを率直に認めて謝罪をすることが大切だと。本当に、言うはやすし行うは大変難しいことであるということは私自身よくわかります。謝った瞬間に次の責任問題が出てくる。そして、次から次へ問われる。そのことについて自...全文を見る
○保坂委員 この件についても、ちょっと警察の方にも伺いたいのですが、現場では極めて一生懸命調べが行われた。そして、御両親もあの手この手で手を尽くして、目撃者、証人等を捜したというふうに聞きました。  そこでなのですが、十二月十八日に不起訴になったという連絡は、この事件は東京・世...全文を見る
○保坂委員 もう一つ伺います。  捜査、個別具体的なことについて答弁できないということをよく言われまずけれども、基本的、原則的なことで、一点、お話を伺っていて、あれというふうに思ったことがあるのです。  ダンプカー、大きな車体でございますね。これが小学生をひいてしまったときに...全文を見る
○保坂委員 ちょっと、もう少し言葉をいただきたいのですけれども。適切にということは、具体的に言うと、これは個別具体的な事件ではなくて、いっぱいありますよね、こういう交通事故のケースというときに、例えば貨物自動車あるいはダンプカーの運転手が加害者だという場合に、その会社の社長がハン...全文を見る
○保坂委員 では、法務大臣に、大変長い質疑でお疲れだと思います。もうきょうの部はそろそろ最後に近づきましたけれども、今の交通事故の件、確かに、事件全体をたどっていくといろいろ難しいこともあるのだと思います。現在進行形で、検察審査会というところに移っているという問題もありましょう。...全文を見る
○保坂委員 極めて明快な御答弁で本当にいらいらすることがないので、前半の、紙を読まれるような役所に対して、やはり政治家として大臣が今、被害者感情、被害者の目線で率直にいろいろミスがあったということをお認めになったのは、大変明快な答弁だと思います。そして、全国にそういう指示を出され...全文を見る
○保坂委員 もちろんこの事実関係、事実認定にまつわるところはもう御存じだと思いますけれども、いろいろ検証するのが大変だと思います。前回の答弁でもそこを、そこはともかくとは言えませんけれども、そこも問題は大きくあるのです、あるのですけれども、まず入り口として、こういう対応はもうしま...全文を見る
○保坂委員 きょうは組織的犯罪対策について、私の論旨としては、まず信頼できる捜査機関、これがきっちり国民の間に信頼を確立されなければならない。その確立が前提となってこの法案の審議があるわけです。  しかし残念ながら、私はきょう、松本サリン事件について、河野さんの犯人扱い云々につ...全文を見る
○保坂委員 私の質疑の合間に委員長は、この点についてはもう往復、繰り返しになってしまうので、理事会でというふうに御助言いただいたことを非常にありがたく思います。そして、ぜひ、時間をいたずらに費やすのではなくて、率直に事実は認めて、認めたことから、わびるべき点があれば、それは早く率...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、先日の当委員会で、公務員倫理に関する答弁の中でどうしてもわかりかねる部分がございますので、そこを中心に聞かせていただきますが、関連をして、本日のテーマであります年金の問題について、大蔵省のトップをきわめた、例えば松下さんだとか長...全文を見る
○保坂委員 そうすると、高い収入があった場合には、ここのところは減額をされているというふうに理解してよろしいわけでございますね。  それについて確認した後に、先般のこの委員会で、たしかその当時は武藤官房長で、交代をされたということで、実は大蔵省の処分にかかわる不祥事の記録という...全文を見る
○保坂委員 これはたびたび、質問主意書やらあるいは直接にお尋ねをしたこともあります。たびたびの機会にこの問題を聞いていくときに、例えば週刊誌であるとかあるいは新聞の一部であるとかに、大変先走った、あるいは御本人にとっては事実でないことも多々書かれているんだ、非常にプライバシーが侵...全文を見る
○保坂委員 それでは、まだ総務審議官をされていた当時に、法務委員会で私がこの処分の問題を尋ねていますよね。思い出していただきたいのですが、金融機関への聞き取りの調査あるいは本人の聴取等々を行って、総合的に勘案してこの処分を決めていった。そのときに、文書での照会ではないのだというふ...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、よろしいですか、前回武藤官房長が答弁されたのは、本人の記憶に基づいた過去の接待あるいはいろいろな行動、規律違反等についての申告書は、もう所定の目的を遂げたので返してしまいました、すなわち大蔵省にありませんというお話でした。今おっしゃったのは、金融機関に照...全文を見る
○保坂委員 官房長、ちゃんと答えてくださいよ。いいですか、金融機関に聞いたわけですよ、そして金融機関が答えた。つまり聴取した結果をメモなりあるいは記録なりに作成したのでしょう。その部分については金融機関に返したのですか、それとも大蔵省が持っているのですか。それだけでいい、ちゃんと...全文を見る
○保坂委員 そうすると、それは何、全部記憶で頭の中に入れて、担当者が、あの銀行はどうだと言うと、こいつはと言うと、ぱっと思い出す、そういう仕組みだったのですか。そんなことができるのですか。おかしいですよ、そんなのは。やってみせてもらいたいぐらいです。
○保坂委員 やはり武藤さんに来ていただくべきだったですね。引き継ぎがちゃんと行われていないですよ。  これは私の質問主意書の答弁書にちゃんと書いているわけです、大蔵省は。いいですか、今回は、「調査対象者との個別面談、諸資料間の相互確認、」ちゃんと書いてあるわけです。「相手方民間...全文を見る
○保坂委員 本当にこれははっきりしてほしいのですよ、新官房長。今回のようなことはかつてなかったことなのです。何で今回のような大量処分をせざるを得なかったのかといったら、過去の慣例によってやってきたわけでしょう。現金の受領さえなければ、飲食接待やゴルフも含めて歴代続いてきたことが、...全文を見る
○保坂委員 端的に聞きます。紀律保持委員会、そして今回の金融服務監査官、どの金で運営しているのですか。だれのお金でこれは持たれているのですか。弁護士が出席するとすれば、その謝礼はどこから出ているのですか、答えてください。
○保坂委員 それはどこから出ているのですか。つまり、国民の税金なんですか、あるいは皆さんのポケットマネーですか。
○保坂委員 だとしたら、大蔵不祥事への怒りが強いというのはそこでしょう。まさに、本来最も高い倫理性を持たなければいけない官僚がこんな実態だったのかと。信頼を回復していくのでしょう。信頼を回復していくのなら、これまでのやり方をやめて、不祥事や規律に関する審議をしているのだから、きっ...全文を見る
○保坂委員 委員長、ぜひお願いしたいのは、お聞きしていることに全く答えないで、別のことをお話しになっているのはよくおわかりだと思います。私が言っているのは、これからきちっとこういう疑惑に答えて、記録は今までしてなかったのなら記録をして、国民への信頼回復にこたえるようにど求めている...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  実は、当委員会の委員でもあります鳩山さんが文部大臣をされていた当時、偏差値がいかに若者をだめにしているか、あるいは心を縛っているかということで、文部省挙げて偏差値追放と業者テストの問題等、キャンペーンをされたことがございます。  その後ど...全文を見る
○保坂委員 大変わかりやすい答弁、ありがとうございました。  私はジャーナリストとして長らく活動をしておりまして、文部政務次官でもあった森田健作さんが昼間の番組を持っておられたときに、内申書という特集で、私、出演したことがあるのです。そのときに、審議会の委員をされていた学校の経...全文を見る
○保坂委員 もちろん、ですから、これは調査室によって出された資料ですけれども、これが、初中局長としてごらんになったときに、残念なのか、あるいは安心するのか、どっちなんでしょうか。我々はこのもとのを見て議論しているわけです。すると、こう、見てみたら張られているわけですね。張られてい...全文を見る
○保坂委員 つまり、この資料がそもそも、これで構わないと。ということは、資料に別にシールを張る必要はないのですね。
○保坂委員 では、帰ってからゆっくりシールをはがしたいと思います。  それでは、内申書の問題に先ほど私触れましたけれども、審議会で議論されてきた経過と内容をかいつまんで御紹介をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○保坂委員 今お話しになった審議会の審議内容は本法律案のどこに盛り込まれたのでしょうか。どの部分か示していただきたいのと、もし盛り込まれなかったのであれば、その理由をお示しいただきたいと思います。
○保坂委員 そうなっていくと、内申書そのものが、先ほど大臣もお触れになったように、中学生の心をかなり縛って、一部に、本当にこれは一部だと思いますけれども、よくない先生がいて、おまえは書くぞとか、書いたから落ちるぞなんというようなことをおどかしで使うというようなこともあったわけです...全文を見る
○保坂委員 法律的な根拠はないのですね。学校間の慣習だ、簡潔に言えばこういうふうになっているわけですね。  さて、では封をするにしても、日本全国いろいろなタイプの先生がいて、そういうタイプの先生が大変少なくなってきたのですが、生徒とともに分かち合うタイプの先生、何でもおれのとこ...全文を見る
○保坂委員 それでは、大臣がお認めになっているように、中には教師としてどうかなという方がいらっしゃる。  実は、私は十六年間も内申書をテーマにした訴訟の当事者でございましたから、全国からいろいろな内申書が届くというのもおかしいですけれども、例えば、教育実習に入ってファイルを見せ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、これはとどのつまり、今情報公開の流れが、閣法として情報公開法が提案されております。そして各自治体では、内申書、これは本人情報であるということで、中には事前閲覧制度などという制度も含めて取り組み始めた自治体、あるいは指導要録に対する本人開示等々、各地で進んで...全文を見る
○保坂委員 ですから、各審議会の答申を読んでも、日本の教育を変えようという、これは臨教審以降、何度も何度も語られてきているテーマですよね。その中に、内申書がいわば心を縛っていないか、あるいは自由で伸び伸びとした−失敗も今の子供は恐れるわけですよ。冒険には失敗がつきものだし、思い切...全文を見る
○保坂委員 それぞれの利点、欠点があるというお話です。  しかし、また戻りますけれども、別にこれは揚げ足取りしているわけではなくて、大変重要な記載があるわけですよ、これは日本の教育のターニングポイントとして。そのときに、要するに多様化していかなければいけないのだ、もう一律の、画...全文を見る
○保坂委員 それでは、文部大臣に伺いますけれども、今回の中高一貫はいろいろな問題点も含んでいます。例えばエリート校に結局はなっていくのではないのかとか、あるいはこれだけ思い切った改革をやるのなら全市町村に、つまりすべての学校をそう変えるべきではないか、多くの議論があります。恐らく...全文を見る
○保坂委員 それでは、大臣にぜひ要請というかお願いをしたいと思うのですが、多くの親たちがあきらめているに近い心境でいるのですね。だけれども、あきらめ切れないわけですね。子供が日々通う学校が何とかよく変わってほしいというときに、こういったことというのはやはり大きく伝えられていいはず...全文を見る
○保坂委員 時間が来たので終わりますけれども、審議会の答申があり、そして我々議員に対しての説明も、そういうことも試みるのだという、どこかどうもトーンダウンしているような気がしてなりません。  改革というのは一挙にできることではないと思います、特に教育の改革というのは。できるとし...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  参考人の先生方に大変貴重な御意見を聞かせていただいたのですが、少し他の委員会質疑等が重なっておりまして、ちょっと途中同僚議員の質問を一部聞けなかったものですから、あるいは重なる点があったら御容赦願いたいと思います。  まず初めに、岩切...全文を見る
○保坂委員 そうすると、九人の希望に対して一人なわけですから、一・五倍に至るまでに、こういう言い方がいいのかどうか、やはり事前選抜というようなものが行われて、その集団生活やこの学校、校風にたえ得る子供たちがいわば上がってくる、こういうふうに理解してよろしいのでしょうか。
○保坂委員 それでは次に、黒沢参考人にお尋ねをしたいのです。  私も、日本の学校教育全体が一挙に、ダイナミックに変わるということを望みたいところですが、それがなかなか難しいということはわかっているつもりなんですけれども、政策的な優先度として、確かに、今回のような中高一貫の学校を...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、木村参考人にお尋ねをいたします。  この間のいわば教育改革論議をずうっとごらんになってきて、私自身も、中教審答申であるとか大学審であるとか教育課程審、さまざま読ませていただくわけですけれども、読むたびに、前文のところが大変いいわけですね。何かこう非常に...全文を見る
○保坂委員 では、今の点で、もう一度木村参考人にお尋ねしたいのです。  要するに、通知書、内申書を使わない入試の枠を、思い切ってその穴をあけてみょうではないかという議論が私どものところに届いてからもう随分たつのですね、五、六年前だったと思うのですけれども。いよいよ今日、一応そう...全文を見る
○保坂委員 それでは、学校現場からおいでになった糀谷参考人にお尋ねいたします。  確かに、私も時々学校現場に行き、そして先生と率直に話をしてみると、今大変だ、授業が授業として、要するに座って黒板を見てもらうという状況が、前提としてなかなかその状態にないんだということも聞きます。...全文を見る
○保坂委員 それでは、黒沢参考人にもう一度お尋ねいたしますけれども、これは恐らく中高一貫でも実験をしてもらわなければいけないと同時に、先ほど言った、全体をダイナミックに変えたいんだけれどもなかなか変わらない、したがって、ある特定の部分を変えるという考え方ですよね、今回は。であれば...全文を見る
○保坂委員 では、今の点についてもう一度木村参考人にお尋ねいたしますけれども、いじめ等の問題も本当に根底にあって、教育に対する極めて大きな不安と焦りというものが日本の親たちを支配しているわけですね。中で、中高一貫が部分的にできるというのは、まさにその受益者は少数なわけで、全体の学...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  私も山吹高校に行って本当にびっくりして、建物を見てびっくりして、子供たちと会って、やはりみんなが登校拒否や高校中退で傷ついてきた子たちであるからこそ、お互いをきっちり受けとめながら友達関係をつくっているという、ある意味で、日本の教育の周辺...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先ほどの同僚議員からの質問、そして先般私自身も他の同僚議員からも、世田谷区の小学生が痛ましくも大型ダンプカーにひかれて、そして運転手はそのまま四十分後に逮捕されるという事件について、重ねてお尋ねをしたいと思います。  昨日、法務大臣並...全文を見る
○保坂委員 昨日、質疑の中で、確かに組織の長である法務大臣が、この件について被害者の方に対して、とりあえず窓口の対応において多々問題があった、したがって、きょうの新聞等にも出ておりますけれども、二度とこういうことがないように全国的に指令ですか、直すようにということで早速解決に当た...全文を見る
○保坂委員 私は、御遺族、御両親にお会いをして、いろいろと事情を聞いてまいりました。そしてまた、事件の詳細にわたる資料も短時間でしたけれども目を通してみて、やはりどうしてこれが不起訴になるのかなという思いが、新聞報道で最初に読んだ時点で多くの人が感じたのと同時に、しかも深く疑問を...全文を見る
○保坂委員 今の御答弁を踏まえて、法務大臣、いかがでしょうか。
○保坂委員 それでは、警察の方に来ていただいていると思うのですが、御遺族の方によると、捜査は大変熱心に、かつ本当に真剣に丁寧に行われた。そして、同じお子さんを持つ警察官の方が、ともにいわばこの事件に対して非常に強く、人間としてそして捜査官としても誠意を尽くしてやっていただいた。 ...全文を見る
○保坂委員 それでは法務大臣に再度伺いまずけれども、これが署名用紙なのです。お子さんの写真があって「ひき逃げ犯をなぜ不起訴にしたのですか」と、これが街頭で、あるいは人伝えでどんどん集まっているという状態が今あります。  もし仮に逆の立場に立ったときに、本当にどこに訴えてどう叫ん...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、今回の事件は大変悪質、つまり、無線交信中に前方もよく見ずに、そして、何かを踏んだかもしれないということを思いつつも予定の進路を運行したということで、これはひき逃げということになるわけですけれども、交通事故の中でも最も重大な、最も厳正に行われなければならないこ...全文を見る
○保坂委員 この件に関しては、次々と署名が集まるということ自体が、私も交通事故に遭った経験がありますけれども、そして恐らく、委員の皆さんのごく身近で、交通事故で亡くなった方や大けがをされた方は多いわけです。それほど身近だというところの中で、やはり悪質な運転あるいは人を死亡させると...全文を見る
05月22日第142回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先日来の参考人の皆様のお話にもあったように、今回の中高一貫、こういうものを社会的に承認させていくためには、とりわけ大学入試における選抜のありようがいわば劇的に変化をしていかなければならない、そこが変わらなければ、この中高一貫ということの...全文を見る
○保坂委員 重ねて伺いますが、何度もの中教審答申も、他の答申もそうなのですけれども、例えば、小学生が十時、十一時に塾から電車で帰ってくるという状態がありますよね。それから、この点は当委員会で昨年も指摘したところなんですけれども、ゼロ歳、一歳、二歳、そのころから幼児に対して、幼児じ...全文を見る
○保坂委員 率直に言って、子供が少なくなって少子化が進んで、いわば受験の門の広さは変わらないわけですけれども、行く人数は減っているわけですね。そうすると、まあ緩和されるのかなと思いきや、そうではなくて、社会に対する不安も重なってか、教育投資だけは、どうしても親はよい学校、少しでも...全文を見る
○保坂委員 もう時間も短いので、十分大臣が答えられる内容ですから、ぜひ直接お答えください。  実際に受験至上主義的な価値観はあります。そして、そうじゃない中高一貫をこれからつくっていこうというのが今回の趣旨なんですね。そうすると、いわゆる私立の中高一貫で、個性的な教育をしよう、...全文を見る
○保坂委員 文部大臣にお聞きしているので、ぜひお答えいただきたいのですけれども、今の点も先ほど聞いた点も含めて、今回のもとになった中教審答申は、やはり個性ある学校というのを、みんな同じような中高一貫である必要はないのだ、特に地域のニーズあるいは文化、伝統、そういうものに着目しつつ...全文を見る
○保坂委員 それじゃ文部大臣、最後の質問でございます。  ちょっとこれは通告に入りませんでしたので聞いていただきたいと思いますけれども、各同僚議員からあったように、そういう実験的なタイプの学校をつくるのは大変よいことだ。しかし、その実験的な学校に通わない、通えない、普通の現存の...全文を見る
○保坂委員 これにて終わります。
05月27日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第10号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、子供の教育にかかわること二点と大蔵省について伺いたいと思います。  まず、先週、法務委員会で大変実りのあるやりとりがあったわけでございます。東京世田谷区の八歳の小学生の片山隼君が交通事故でダンプカーにひかれて亡くなった、窓口の対...全文を見る
○保坂委員 それでは、せっかく回復しかかった信頼関係を損なわないようにぜひ慎重な努力をお願いをしたいというふうに、重ねて要望をしておきます。  次に、大蔵省の官房長に来ていただいているのですが、先般の当委員会のやりとりで、一斉の処分がございました、その処分についていろいろお尋ね...全文を見る
○保坂委員 今の御答弁を聞いて、この半年間、実は再三再四、多分十回近くこのやりとりを続けてきたのですけれども、ようやく、今後については記録を概要であれととどめていただく、記録をすることによって今後の大蔵省あるいは大蔵省を引き継ぐ方々が何らかの理由が生じたときに照会ができるという部...全文を見る
○保坂委員 先月退職された前証券局長の長野氏とそれから杉井前銀行局審議官のいわゆる退職金のことがつい最近話題になりました。本人からの申し出によって三割及び二割の減額支給ということが決まったということでありますけれども、確かに、いろいろな新聞記事を読んでみると、これ は法によって...全文を見る
○保坂委員 そういう意味では、今回の接待というもの、特に秘書課長をされていて綱紀粛正の通達を出す立場でおった方が、出した後で、わかっただけで数々の接待を受けていたということについて、本当にこれでいいのかという声が渦巻いていますので、ぜひこれは積極的に、こういうことがあるたびに同じ...全文を見る
○保坂委員 大変簡潔に、まだ決まっていないと答弁していただきました。それならなおのことお聞きしたいのですけれども、文部省は二つの立場、このくじを発展させなければいけない、販売促進をして体育予算をつくるという立場と、もう一つは、十九歳以下の購入を制限をしなければならない、こういう二...全文を見る
○保坂委員 今ちょっと体育局長の答弁をあえて避けたのは、要するに、くじを振興させていく立場と、これは制限しなきゃいけない立場と二つに分かれるわけで、初中局の立場で答えていただきたいという意味で、もう一問よろしいでしょうか。  先生が生徒に頼まれた場合、これはどうでしょうか。
○保坂委員 それでは、先ほどの質問にあったのですが、親兄弟が、あるいは年上の方がプレゼントをした、こういう場合はどうなりますか。
○保坂委員 それではまとめてお聞きしますけれども、非常に率直に答弁いただいたのでわかりやすかったのですが、結局、やはりこれからやることが多いわけですよ。  それで、くじが実際に発売される前には、少なくとも文部大臣並びに日本じゅうの教師が、生徒に対してわかりやすく、こういう場合は...全文を見る
○保坂委員 子供たちも、いつも休みとなると宿題を抱えるわけですけれども、文部省はかなり難しい宿題を今抱えていらっしゃると思います。ぜひ子供たちの模範になるように、子供たちへの説明をつくっていただきたいということを申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございま...全文を見る
05月27日第142回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○保坂委員 社民党の保坂展人といいます。まず、蓮見参考人に伺いたいと思います。  私は、議員になる前に、教育問題をめぐるジャーナリストとして、各種審議会答申、ずっと続けて読んでまいりました。たびたび当委員会でも指摘しているのですけれども、本当に、総論のところで、前段のところで、...全文を見る
○保坂委員 では、次に杉田参考人にお願いいたします。  今回、特別非常勤制度ということで、いわゆる社会人というか、学校外の人材を、これまでの許可制から届け出制へ変えて、より垣根を低くして、学校の中に異色な、あるいは異能なといいましょうか、従来の、先ほど言った教員社会の中になかっ...全文を見る
○保坂委員 もう一点杉田参考人に、簡単なことですのでお聞きしたいのですが、学校の中に新しい風、新しい気風、資質を入れていくというのは二つやり方があると思うのですね。一つは、外にいる人に来てもらう、もう一つは、学校の教員が、例えば長期休暇、僕は二年とかそのぐらいの時間が必要かなと思...全文を見る
○保坂委員 それでは、中野参考人に伺いますが、今回の法案の中に、養護教員を位置づけている部分がございます。そしてここは、私自身が養護教員の方たちと毎年、四年間ぐらいでしょうか、夏の研究集会にコーディネーターとして招かれて、かなりの対話をしました。それから、養護教員の現場の保健室も...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一度蓮見参考人に伺いたいのですが、学校現場に行って先生方と話をする機会がありますと、やはり大変疲れているのですね。  最近ゆゆしいなと思っているのは、以前から中学校の先生は疲れていましたけれども、最近は小学校の先生がかなり心理的に追い詰められている。そ...全文を見る
○保坂委員 二週間から四週間へということで、実情をよく見て入った方がいいというのはそのとおりだと思います。しかし、それを受け入れる人的体制もやはり課題なんだということがよくわかりました。どうもありがとうございました。
06月03日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、防衛庁の装備疑惑について、角度を変えて質問をしたいと思います。  防衛庁の装備品メーカーに対する返納手続にかかわった調達実施本部長が不正に圧縮をしていた容疑、これは本来請求すべき返還額を削って国に損害を与えたというものでありま...全文を見る
○保坂委員 過去にあった事例を紹介していただけますか。
○保坂委員 続けてもう一度、法務省に。その場合に、背任が成立したときに行政組織にはどのような責任が問われるか、端的に一言でお願いします。
○保坂委員 組織的犯罪をよく言う法務省ですから、組織的犯罪と言われるのかと思ったのですが……。  それでは防衛庁、今の答弁を聞いて、背任ということが成立したときに潔くこれを認めるということで信頼回復に努めるのかどうか。
○保坂委員 具体的に伺いますが、防衛庁のOB、防衛産業への再就職OB団体、月例経済会なるものが耳に入ってきているわけですが、これはいかなる団体でしょうか。財源、目的、運営、どこで会合を開いているのか、明快に答弁いただきたいと思います。
○保坂委員 質問に全部お答えになっていないのですが、例えばどこで何人ぐらいが集まって話しているのか、そして、話題の中に自衛隊の調達物資に関する話も出てくるという報道もあるのですが、事実ですか。あわせて答えてください。
○保坂委員 最後の質問にしますが、過大請求額を今回返還するに当たって、メーカーによって遅延金利を八・二五%上乗せしたところと五%としたところが分かれたというふうに伝えられていますが、この理由をわかりやすく話してください。
○保坂委員 時間が来てしまい、そして今の答弁で極めてわからなかったので、わかりやすく一覧表にして、こういう基準でこう適用したらこうなったという資料を当委員会に提出していただくことを委員長にお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。
06月03日第142回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の教育職員免許法の改正案の中に保健室の先生、養護教諭なんですが、これについて重要な問題が含まれていますので、この点をまず集中的にきょうはお尋ねをしたいと思います。  今学校で起きているいじめ、不登校、あるいは、子供たちの心の悩みと...全文を見る
○保坂委員 それは、逆にお答えするのも変ですが、八〇年代の半ばからだと思うのですね。  私は、ジャーナリストとして保健室の取材をずっと重ねた時期がありまして、全国三十カ所近くの保健室を九〇年、九一年ぐらいにお訪ねをして、協力をいただいて一日ずっと保健室の様子を見たり、そういうこ...全文を見る
○保坂委員 今大臣から、十数人の養護教員の方とのやりとりでお考えになったことがあったわけですけれども、実は、保健室が心の居場所として位置づけられた。これは文部省が言っている言葉なんですけれども、これは、いじめ等がかなり激しくなってきた、大河内清輝君という少年が亡くなった時期に緊急...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一問だけ、ちょっと根本的な問題について。  文部省で、先ほど触れましたように、子供たちの心の居場所として保健室を位置づけたという時期があるわけなんですね。心の居場所という言葉をたしか使ったと思います。  さて、ではその心の居場所の必要条件、心の居場所...全文を見る
○保坂委員 大臣にはまた後ほど聞くことにして、今の点、もう一度重ねて政府委員の方にお尋ねします。  物理的な広さ、もちろん狭ければ心の居場所になりませんよね、二人、三人しか入れなければそれは無理だと。しかし、ゆとりがあること、せわしくないこと、そこにいることが許される空気という...全文を見る
○保坂委員 今回の提案の趣旨、突っ込んで考えると少しよくわからないのですね、正直なところ。といいますのは、文部省が言われるように、いろいろな子供の問題について保健室が結果として役割を果たしてきたということは評価をしているわけですよね。  そしてもう一つは、保健の授業でそういうこ...全文を見る
○保坂委員 強制ではないということで、そこは押さえていただきたいと思います。  文部大臣からもありましたけれども、評価をしない先生なんだというところで、通知表、指導要録その他の評価、身長、体重とかそれはまた別ですけれども、いわゆる成績の部分の評価というのが直接は関係ないという安...全文を見る
○保坂委員 今の大臣の御答弁でしっかりわかりましたけれども、恐らく意図して積み上げてきたわけではない、子供たちと自然体のつき合いの中で実際には心の問題や悩みにも深く入り込んでしっかり子供を支えている養護教員が頑張っているわけで、その方たちがしつかりこれからも頑張っていけるという日...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の美術品の美術館における公開の促進に関する法律案につきましては、私は賛成ということで、バブル時代に美術品が投機の対象になって、金に任せていわば市場を荒らしてしまった、そして、ここに提案されているように、我が国にはいわゆる私蔵されてい...全文を見る
○保坂委員 もう少しちゃんと答えてください。  その数名の委員というのは、全体で何人の委員がいて、どの国の委員の方がどのように発言をされたのかぐらいはきちっと掌握されていないのですか。その程度しか把握していないのですか。
○保坂委員 今数名というふうにおっしゃいましたが、七名の委員の中で五名の方が触れたのであれば、これは多数の委員の方がというふうに大体なると思うのです。  外務省は、この事態を深刻に受けとめているのか、あるいは従前の姿勢で終始して、それでよいというふうに思っているのか、国連あるい...全文を見る
○保坂委員 実はこの国連の子どもの権利条約の審査の場、大きな場ですけれども、それ以外にも人権委員会のマイノリティーの作業部会でこれは話題に上る。それから、これは我が国で初めてということですが、ユネスコの個人通報手続によって告発がされたという事態になってきていますが、文部省は、この...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、もう一度外務省に伺いますが、こちらの権利条約の委員会にNGOからも六十名ほど、大分大量の方々が傍聴にも詰めかけたそうですが、七人中五人が話題にされて、いわば委員会勧告として六月五日に発表されるという可能性が大きいというふうに私ども国連のジュネーブの現場に...全文を見る
○保坂委員 私もこの答弁の内容に大変不満ですけれども、時間が参りましたのでおしまいにしますが、このやりとりを、国境を超えて本当に多くの人たちが見守っているということを踏まえて、文部省、外務省ともに善処していただきたいと思います。  終わります。
09月17日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第17号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  宮澤大蔵大臣にまず伺いたいのですが、長銀が破綻あるいはつぶれると世界的に甚大な影響が出る、たびたび政府の見解としてお聞きしてまいりました。しかし、既に株価も十数円、実際、市場ではアウトという宣告が下されているものと思いますけれど...全文を見る
○保坂委員 では、大蔵大臣には後ほどまたお聞きしたいと思いますが、実は、長期信用銀行法という法律を見ていましたら、その八条に、「長期信用銀行は、資本及び準備金の合計金額の三十倍に相当する金額を限度として、債券を発行することができる。」このようにあるのですが、現在の長銀の内容は定か...全文を見る
○保坂委員 それでは、同じ十六条に他業会社への転移という部分がございます。これは長期信用銀行が免許を失ったときに、債券の権利者保護のために、当該債務の総額を限度として財産の供託を命ずるという部分がございます。今回、長銀の処理に当たって、この十六条に規定されているようなことを判断さ...全文を見る
○保坂委員 それでは、監督庁長官に伺いたいのですが、今回、長銀問題でたくさんの国民の声が渦巻いている中に、本当に中小企業、ばたばたと今倒産をしているわけですけれども、借金の徳政令なんというものはないわけで、とりわけ日本リース二千五百億円、他の関連会社も合わせて五千億円を超える債権...全文を見る
○保坂委員 宮澤大蔵大臣に再度伺います。  今回の長銀問題あるいは金融システムの問題で、経営者責任ということは随分言われたと思います。もう一つ、免許者責任といいますか監督者責任、免許を与えて監督をし続けた、具体的には大蔵省の責任ということもやはり問われなければならないというふう...全文を見る
○保坂委員 それでは、監督責任を、具体的に経営者責任も私財の提供だったりいろいろ問われているわけであります。たまたま私が調べたこの住友信託の不良債権と化しているケースでは、大蔵省のOB、国家としての大蔵省のOBをかさにして、いわば無担保に近い状態で多くのお金を引き出して、そしてそ...全文を見る
○保坂委員 時間が来ましたので、終わります。
09月18日第143回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○保坂委員 本日の長い長い質疑も最後で、社会民主党の保坂展人でございます。  有馬文部大臣、御就任おめでとうございます。大臣御自身の体験、あるいは身近なところで不登校をめぐるお話、あるいはフリースクールをめぐってのお話、大変有意義なやりとりがあったと思います。また、超党派の議員...全文を見る
○保坂委員 ちょっとあえて踏み込んでお尋ねをいたしますけれども、大臣は、東大当時は文部省から指導を受けた、大学人としての判断で確信を持ってこれはよしという判断をされたということでございます。  今回、朝日新聞の朝刊、九月十七日ですけれども、閣議後の会見で、京都大学も指導し、そし...全文を見る
○保坂委員 では、少しこの問題、実は三月からたびたび文教委員会で機会を見つけながら取り上げてまいりまして、なかなか、平行線の議論が正直のところ続いております。何とか実態を明らかにしながら一歩でも二歩でも前進させたいわけなんですけれども、三月十八日に当時の雨宮学術国際局長に、まず外...全文を見る
○保坂委員 あえて確認させていただいたわけです。  そうすると、工藤局長にさらに伺いますけれども、文部省国際教育室では、いわゆる個々の外国人学校の実態、教育課程であるとか教育内容であるとか、これは把握されているのでしょうか。簡単にお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 余り精査してないということで、その数が何校あるのか、答弁とかあるいは報告書の数も実はいろいろずれていたということだったのかもしれません。  そこで、さらに文部大臣に伺いたいと思います。わかりやすい事例で、インターナショナルスクールに通う日本人の生徒の話をしたいと思い...全文を見る
○保坂委員 それもわかっているんですね。たびたび、もう二十回ぐらい確認しているのでわかっているのですけれども、そういう前提がおかしいと思われませんか。
○保坂委員 では、今度は答弁をお願いします。  それでは、今おっしゃったように、シンガポールにあるインターナショナルスクールも学校によって違うわけですね。それぞれインターナショナルスクールでも、各国の教育法制に準拠していたり、あるいはプライベートなものだったり、さまざまあるわけ...全文を見る
○保坂委員 これだけ厳格に、私立大学あるいは公立大学の半分近くが受験の資格を認めているのです、国立大学はだめだということの中で。  実は先般、千葉大学に我々文教委員会で見に行きましたけれども、大学独自の判断ということでいうなら、飛び級も千葉大学の判断ではないかと思うのですね。こ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、先ほど局長答弁で、個々の大学が個々に照会をしていると。これはとても難しいのですね、実は照会するのは。  実は、国立大学の中には、日本人の子弟でインターナショナルスクールやアメリカンスクールを卒業したら、例えば仕事の都合でどこかの国に行ったら、たまたま赴任...全文を見る
○保坂委員 では、もう最後の問いにして終わりますが、本当に矛盾しているのですよ、文部省。実は大臣、文部省を指導していただきたい、ここの点は。ほかは、まあいいことも意欲的にされていますけれども、ここの点はちょっとやはり石頭ですよ。  実は、もし今局長の答弁が正しいのならば、文部省...全文を見る
○保坂委員 ちょっと時間が超過してしまったことをおわびして、ぜひこの問題の前進の一歩でも早かりし日を念願して、私の質問を終わります。
09月18日第143回国会 衆議院 本会議 第12号
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○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、きょうここに明らかになってきた防衛装備品調達をめぐる不祥事、わけても捜査妨害と自己保身を意図した組織的証拠隠滅工作の存在について、総理並びに関係大臣に伺います。  防衛庁に巨大な焼却炉が存在し、疑惑の対象となる背任事件の関係書類が次...全文を見る
09月29日第143回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の防衛庁の背任事件について、まず法務省の方に伺いたいのですが、国に対する背任という容疑で、過去、中央省庁に捜索が入ったり、あるいは逮捕者が出るという事例があったでしょうか。
○保坂委員 それでは、中央省庁の汚職事件で、つまり捜索があるということを事前に予測して組織的に証拠隠滅が行われたと認定されるケース、あるいはまた、その件で立件された事例が過去におありでしょうか。
○保坂委員 今回、政府機関内による証拠隠滅の疑いが濃厚であるというのはもう大変重大な事態で、しかもこれは、これまでの事例だとなかなか立件されなかったという事態なんですけれども、公用文書毀棄罪では立件された事例はございますか。いかがでしょうか。
○保坂委員 かつて金丸氏の事件のときに、上申書で罰金二十万円ということが猛烈な世論の反発、ひいては検察批判を呼んだということを思い返していただいて、この組織的証拠隠滅ということに対して厳しい措置をぜひ考えるように要請をしておきたいと思います。  続けて防衛庁に伺いますが、私、六...全文を見る
○保坂委員 それでは、重ねて長官にお尋ねしますけれども、一括で返した企業が高い八・二五%という金利、そして新規契約でそこから引いていきますよという、企業にとっては非常に楽な返し方、これがいわゆる市中金利で行われた。これだけで、やはり普通はあり得ないことなんですね。ですから、こうい...全文を見る
○保坂委員 それでは、きょう朝からの質疑の中で、額賀長官の答弁からも例えば不十分であったとか、あるいは政府委員からも不適切であったとか、あるいは前提としていたことが覆ってしまったとか、あるいは配慮に欠けて申しわけないという幾多のお話がありました。  そして、特に調本幹部が八億七...全文を見る
○保坂委員 本会議でも質問させていただいたのですが、上申書の問題もたびたびきょうの質疑で出てきました。  もう一つ、ほかの委員の方も触れられたのですが、調本の内部文書で、今回の行為が背任なら次も背任であるとか、あるいは検察の便宜主義、起訴見送りの制度自体が背任じゃないか、あるい...全文を見る
○保坂委員 私の方からも、あわせてこの上申書と内部メモを当委員会へ提出していただけるように、委員長に後でお取り計らいいただきたいと思いますけれども。
○保坂委員 もう一つ、長官に伺いたいのですけれども、この総務担当の副本部長は大変な経歴で、警察庁捜査二課長、長崎県警本部長を経て、まさに警察庁のキャリア官僚としての道を歩かれてきた方がこういった疑いをかけられている、あるいはどうも証拠隠滅のまさにその現場におられたということは大変...全文を見る
○保坂委員 それでは、総務庁の太田長官に来ていただいていますので、当委員会で、十一月に、当時の防衛庁長官が中途確定契約のことをあえて出さずに一般確定契約であるというふうに答弁をしたり、あるいは六月三日でしたけれども、その前の安保委員会で、その原価資料は会社にないので決算資料で判定...全文を見る
○保坂委員 今の答弁は大変前向きだと思いますけれども、アメリカの公務員倫理法制を調べていったときに、政府事項における欺瞞または虚偽の陳述の禁止というはっきりした罰則も含めた規定がございまして、日本の場合には、もちろん証人喚問、議院証言法に基づく偽証罪は別ですけれども、そういった罰...全文を見る
○保坂委員 それでは、防衛庁長官に再度伺いますけれども、長官はジャーナリズムの出身ということで、わかりやすく答えるのがポリシーだというふうにおっしゃったので、わかりやすく答えていただきたいのです。  先ほど、今回の問題の総括的な防衛庁の姿勢についてお話しいただいたと思うのですが...全文を見る
○保坂委員 時間が来たので終わりますけれども、ぜひ議事録を精査していただいて、違ったこと、明らかに不適当な答弁があったら、その答弁作成過程も検証して、行政上のけじめもぜひつけていただきたいということを要請して、私の質問を終わります。ありがとうございました。
09月30日第143回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○保坂委員 社民党の保坂展人でございます。  座ってお尋ねをします。  まず、岡田参考人と豊島参考人、お二人に伺いたいのですけれども、先ほど来、ヒトクローンについて、生命倫理上のさまざまな心配について、それを未然にどう防止するかという観点からお話を伺ったわけなんですけれども、...全文を見る
○保坂委員 それでは、続いて森嶌参考人に伺いたいのですが、ヒトクローンをつくるということを法律によって禁止をするとしても、その法律を認めない例えばカルト教団などが意図的にかなり大勢のヒトクローンをつくり出して、それがわかったときには既にある程度成長していたなんというケースが、これ...全文を見る
○保坂委員 では再び、ちょっと類似した問題で森嶌先生にもう一度なのですけれども、国際社会でこの問題は大変な問題になっていて、各国ともヒトクローンに対してはやるべきではないということで出ていると思うのです。ただ、かつてのナチスのように特異な独裁主義的な国家で、国策として国家に忠実で...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に角田参考人にお願いしたいのですが、角田参考人自身がイギリスのドリーの誕生を十分予想されていたかどうか、我々は非常に驚いたわけですけれども。それともう一つは、ドリーの親となった雌の羊が妊娠中で、何か血中から乳腺を通して胎児の細胞がという可能性が否定できな...全文を見る
○保坂委員 もう一問だけ。  本当に素人の質問で申しわけないのですけれども、写真で伝えられるドリーの表情というのですか、羊の顔を見ると、いかにもクローンという印象を、まあクローンとして見たからそう思うのかもしれないのですけれども、ちょっとほかの羊の顔と違うような気もするのですが...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。終わります。
10月06日第143回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案については、賛成ということで立場を表明したいと思います。  きょうは、中村法務大臣に初の質問の機会でございますので、私自身とし...全文を見る
○保坂委員 そうですが。実はけさ、今の要項をメモでお渡ししていたので、行っているものとばかり思いましたけれども。  それではもう一度、質問を少し単純化して申し上げますが、死刑確定者が執行されたとすれば、法務大臣としてはこれを率直にお認めになるかどうか、今後の姿勢として伺っておき...全文を見る
○保坂委員 続けて法務大臣に伺いますけれども、前回の、五月にあった法務委員会の場では、前法務大臣、下稲葉法務大臣も、一つの流れということがあることは私も感じないわけではございません、あるいは、この問題は、つまり死刑の存廃については、日本国民である我々、そしてまた国会、政府、その辺...全文を見る
○保坂委員 この問題に私が直接取り組み始めたのは、実は昨年、永山則夫という死刑確定囚の処刑があったというところが八月の頭でありまして、またこのタイミングというのも、国会で議論を開始する、閉会中審査というのはとても難しい時期だったということにあるわけで、法務大臣にはぜひその議論を国...全文を見る
○保坂委員 昨年のやりとりでも入管局長からお答えいただいたのですけれども、実は、運送業者に請求するということになっているのですが、現実には、例えば難民申請をしてきた本人にいわば直接請求が施設から回ってきてしまうというようなことが多々あるようです。それから、上陸防止施設に九カ月とめ...全文を見る
○保坂委員 それでは、ちょっと時間がなくなりましたので、最高裁に最後に伺っておしまいにします。  寺西裁判官の問題なんですが、これは、組織犯罪対策法ということで大いに国民的な議論があることに関連をしたということで処分がされたわけなんですけれども、しかし、社会民主党のホールでこの...全文を見る
○保坂委員 最高裁にもう一問伺いますが、国連が制定した国連司法部の独立のための原則では、裁判官は、他の市民と同様、表現、信念、結社及び集会の自由について権利を有する、そういったことが決められている。それから、最高裁長官も参加したアジア・太平洋最高裁長官会議では、司法部のメンバーと...全文を見る
○保坂委員 時間が参りましたので終わります。
10月15日第143回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、同僚議員から、昨日の中間報告についてかなり具体的に質問がありましたので、前半、防衛庁長官が在席されている間に、基本的な姿勢についてまず伺っていきたいと思います。簡潔にお聞きしますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。  今回...全文を見る
○保坂委員 今のお答えを踏まえて、実は九月二十九日の当委員会で、石垣議員から十項目、そして私も実は、石垣委員と重ねる形で、二つの文書をぜひ当委員会に提出してほしいという要求をいたしました。一つは、検察に出した上申書、この中間報告では評価書という名前で呼ばれていますけれども、その文...全文を見る
○保坂委員 予定より早く御退席だそうですから、では、この内部文書を今から質疑の中で確認しますから、これが真実のものであれば、先ほどの情報公開の姿勢で、きちっとこれについて防衛庁のコメントをつけて、責任を持った対処をしてくださるかどうか、それだけ伺います。
○保坂委員 それでは、どうぞ。  長官にはまた別の機会にいたしまして、装備局長にお聞きしたいと思います。  現在手元に文書が配られているかと思うのですが、ございますか。――これを見て、装備局長が、あるいっとき目を通した、こういう文書があるのは認知していたというふうに私は聞いて...全文を見る
○保坂委員 それでは、装備局長に重ねて伺いますけれども、大体、スタイルとか文書の質感というか、そういうものが違うということをお感じになった、けれども内容は類似をしておるということなんですが、このことを、調本内部で文書を作成された方に、委員会終了後直ちに当たって確認していただけませ...全文を見る
○保坂委員 主要項目の基本認識についてですから、仮に基本認識文書というふうに呼んでみたいと思いますけれども、これは個人的なメモである、したがって防衛庁の見解ではないのだというお話でした。  しかし、これは上申書の一部なんですけれども、検察に対しての上申書については、要約して言い...全文を見る
○保坂委員 法務省刑事局長は来られていますか。――はい。  伺いますけれども、ちょっと予告になかった部分なんですが、我々は、今回の特捜部の捜査を極めて注目して見守りながら、一方で検察特捜部の捜査自体は、調達実施本部、調本のシステム全体をクリーニングするという機能であるというより...全文を見る
○保坂委員 もう一点伺いますが、たまたまというか、これは当時の防衛庁内部の認識があらわれている文書だと思うのですけれども、検察の告訴、いわゆる便宜主義と言われているものも、制度の存在自身が背任ではないのかといういわば反論というか、そういうことがこの文書の中にあるのですけれども、そ...全文を見る
○保坂委員 心外だという言葉があったのですが、それでは、私どもが理事会の中で求めてきた内容は、防衛庁はこの基本認識という文書が個人的なメモであるから出せない、そうであるとすれば、個人的なメモと防衛庁の現在の認識が違うということですから、コメントを防衛庁の見解としてきちっとつけて提...全文を見る
○保坂委員 ですから、委員会が終わったら確認して、御本人が書いたものと相違ないかどうかを確かめれば、そのメモ自体は確認できるわけですね。  そして、防衛庁の見解じゃないとおっしゃっているんだから、見解じゃないんだったら、こういう見解に対して、現在、この中間報告を踏まえてどういう...全文を見る
○保坂委員 資料を焼いたり、車の中に入れたり、部下のところに移したりということは反省して、文書をつくっているんでしょう。我々は、こういう形じゃなくてちゃんと防衛庁から出してくださいと何回も言っているわけですよ。個人的なメモだというのなら、見解をちゃんと添付して出せばいいじゃないか...全文を見る
○保坂委員 それでは、時間になりましたので終わります。     ―――――――――――――
10月16日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本員額賀長官、参議院で問責決議案提出の動きへあるいはこの場でも進退をめぐる厳しい追及があるわけですけれども、私は、昨日の決算行政監視委員会で、長官が、証拠隠滅や焼却という不祥事、これを回復していくためには情報開示だという答弁をいただき、そし...全文を見る
○保坂委員 これがいかに大変重大な文書かということは、防衛庁が検察庁に出したと言われる上申書の中で書かれていることです。これは長官にもぜひきちっと見ていただきたいのですが、「訴えの利益もないこと」ということが、このAの注釈のところにあります。長官は、検察への上申書はお目通しになっ...全文を見る
○保坂委員 それでは、額賀長官、お目通しないようですから、これは不本意なんですが、伺っていきますけれども、例えばA、B、C、こういうふうにありますけれども、その中でEのところをちょっとごらんになってください。例えば、東通側から穏便な処理、内密になどの依頼があった。あるいは平成六年...全文を見る
○保坂委員 昨日の中間報告書がありましたけれども、防衛庁として厳しく反省して、あるいは国民の信頼を回復する道を探ろうという基本的な姿勢はわかるのですけれども、しかし、何としても情報公開が中途半端で、長官、中途半端な情報公開というのはかえって不信のもとで、私どもは、こういうものを、...全文を見る
○保坂委員 装備局長、でたらめなこと言うんじゃないですよ。検察の捜査というのは事件の筋を追っていくわけですよ。別に調本の新しい制度を検察が提案するわけじゃないんですよ。国会の場でこういうものが出てきたら、これは長官だって調べると言っているわけですから、長官の前に出てきてそういうこ...全文を見る
○保坂委員 きちっと整理をさせていくということを一言だけ、長官、確認しますけれども、こういうものが本当に存在したかどうか、そして、ここに書かれているものについて、本当に不適切な記述、あるいは居直りとも思える表現、これについて、現在の防衛庁はこう考えているということを示すということ...全文を見る
○保坂委員 残念ですけれども、こういったことに対する本日の対処は大きく長官の去就、進退を決していくと思いますから、ぜひ厳正に対処してください。  終わります。
10月19日第143回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私も、今国会、防衛庁の巨額の圧縮と利権という問題を追及してきましたけれども、まず大臣に伺いたいのは、防衛庁のときもそうでしたけれども、事態が発覚してその後に、今防衛庁の問題で大問題になっているのは、証拠が焼却されたのではないか、焼却を一...全文を見る
○保坂委員 これは個人のできることではありませんので、組織の病理ということできちっとメスを入れていただきたいと思います。  さて、先ほど吉井議員からの質問の中にもありました、報道各社に出回った内部告発の資料を一部こちらにお持ちしてまいりました。大臣もごらんになったと思いますけれ...全文を見る
○保坂委員 では、原子力安全局長に伺いますが、このデータをいつごらんになったのかということと、端的に言ってこれは一体何を物語るというふうにこれを見て判断されたか、この二点について明快にお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 いや、各人各様なら、原子力安全局長はどういうふうにお感じになったのですか。
○保坂委員 それでは、この内部告発の中に、実はこういったデータの改ざんが日常的に行われていて、電力会社の監督官庁である通産、資源エネルギー、科技庁の官僚もわかっていながら目をつぶってしまう、なぜなら彼らのOBが各電力会社及びその関連会社に天下っているからだという指摘があるわけです...全文を見る
○保坂委員 それでは、先ほどの質疑のやりとりにもあったのですけれども、これは改ざんされたというだけじゃなくて、改ざんというのはある数値を変更するわけですけれども、調査をしないのに架空の数字を書き入れたということまで今回含まれているわけですね。そうしたならば、もう一度今までの原子力...全文を見る
○保坂委員 そうすると、その組織の病理にメスを入れる役割もこの調査検討委員会が果たすというふうに枠づけしてよろしいのですか。
○保坂委員 恐らく、その関連業界やその研究者だけの力ではこの病理のところにメスを入れるのは無理だと思います。やはり客観的に外から、この委員会でも議論があったように、全く違う立場からチェックする機関が必要だと思いますが、一つは、偽造された、あるいは架空のデータをもって既に承認をされ...全文を見る
○保坂委員 それで、一点具体的に確認したいのですが、全部で五十三基ある使用済み核燃料の輸送容器のうち一基、実証試験のため電力中央研究所に送られているというふうに伺いますが、これは今即答できなければ後ほどでも結構ですが、仕様あるいは製造メーカー名あるいはレジン供給業者等おわかりでし...全文を見る
○保坂委員 では後ほど具体名も教えていただきたいと思うのです。  次に、運輸省に伺いますけれども、MOX燃料輸送に使われるその一基にも改ざんがあることがわかったということなのですが、これは、イギリスのBSE社に今問題になっている会社が供給した材料にそういった改ざんがあったという...全文を見る
○保坂委員 それでは運輸省に、時間がもう今本当に余りありませんので、このMOX燃料輸送容器がすべてで何基あるのかとか、あるいは型式や設計承認、容器承認、あるいは申請者等々ちょっと細かく、きちっと事態を掌握したいので、後ほどメモで出しますのでお答えいただきたいと思うのですが、よろし...全文を見る
○保坂委員 それでは、今イギリスの話題が出ましたけれども、私、この通常国会の会期末に、使用済み核燃料の容器の、つまりこれは、日本からフランスあるいはイギリスに運ばれていく容器の汚染について質問主意書を出させていただいております。日本からフランス核燃料公社、コジェマ社に輸送された際...全文を見る
○保坂委員 この政府の答弁書にもあるのですけれども、関西電力は平成二年に四つ、平成四年に六つ、平成五年に一つ、九電で平成六年に二つ、この十三基については、イギリスの会社からの指摘を受けながら国に報告していないのですね。そしてようやく、平成三年分の二基が指摘されるに及んで、ことしに...全文を見る
○保坂委員 残り時間が少なくなってまいりました。  大臣に伺いますが、これはフランスで、日本から運ばれてきたこの輸送容器に基準値を上回る汚染が指摘されているという問題が現地ではかなり大きな問題になっている。そして、それだけではなくて、今、使用済み核燃料を運ぶこと自体が大分長い間...全文を見る
○保坂委員 出発前であれなのですが、十分な対応というのは、一応そういう疑念が国会で指摘された以上は、改ざんがあるのか、あるいは十分な検査をしているのかどうか、調べ直すという意味に解してよろしいでしょうか。
○保坂委員 じゃ、時間になりましたので、ぜひ、今のその調査も含めてデータを、できるものならその検討委員会だけではなくて即刻国民にも、国会にも明らかにしていただきたいということを要望して、私の質疑を終わります。
12月09日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  時間が極めて一瞬にすぎませんので、皆さん、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  既に予告をしておいた項目のほとんどがさすがに各党の皆さんによってなされたので、これはもう行政と政治のありようの根本をめぐる問題に絞って、財務内容等には...全文を見る
○保坂委員 先ほど来堀内前大臣の文春に書かれた記事が話題になっているわけですが、私は、ここに書かれていることすべて、もう十分に検討、そして議論に値することだと思いますが、とりわけ最後の部分が看過し得ないというふうに思います。  ちょっと読みますけれども前大臣みずから、私  の...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一度政務次官にお聞きします。調べてはいたと思われるんですが、結果はいかがだったでしょうか。政務次官、もう一度お願いします。
○保坂委員 資源エネルギー庁長官に伺いますが、これは重大な記述ですよね。ある局長が、二文字で、最大限の侮辱で前大臣にそういう暴言を投げた。これに対して、徹底的に調査してそのことを前大臣に報告したかどうか。調査の内容と報告の有無、答えてください。
○保坂委員 これは雑誌報道じゃないんですよ。署名入りの記事ですよ。署名入りの記事で書いてあるわけです。  では、そういう事実がないのなら、前大臣、誤解ですよ、ありませんでしたと報告しましたか。
○保坂委員 よく聞くと、あれですね、調べたのじゃなくて、多分いないだろう、そんな役人はきっといないはずだと、いないものと信じますということですね。調べていないのですね。はっきり言ってください。
○保坂委員 何か反省が本当にあるのかどうかというのは、もう本当に根本から疑わしいですね。  委員長にお願いしますが、今の件について、きっちり委員会に報告させるように調査を指示していただきたいと思います。
○保坂委員 それでは、公団の新理事に伺います。  櫻井さんのやはり文春のルポの中で、これは前大臣がお話しになるという形で、このことについては反省しているのかとただすと、いや、「反省ということはありません。しかし、より良くしようという意欲は持っています」と。大臣が間違ったことや悪...全文を見る
○保坂委員 時間がないので、わずか十分という瞬く間の質問時間なので、協力してください。  もう一回聞きますよ。  前大臣が聞いたこと、あなた方は反省しているのか、こういう事態に及んだことについて反省しているのか、間違ったことや悪いことをしたなという感覚はあるのかということにつ...全文を見る
○保坂委員 伺いますが、「反省の上に立って」としか言えないのかな。「反省の上に立って」ということは、つまり、反省しているということなのかどうか。簡潔に答えてください、反省しているのかどうか。していないならしていないと言ってください。
○保坂委員 時間が超過しましたので、そろそろ終わります。今、長い答弁の最後に、たしか反省しますというふうに聞こえたようですが、間違いないですね。――間違いないということで、本来はまだまだ、きょうの答弁の姿勢というのを見ていると、本当に反省というのはどこまでされているのかなと大変疑...全文を見る
12月11日第144回国会 衆議院 文教委員会高等教育に関する小委員会 第1号
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○保坂小委員 社民党の保坂展人です。ありがとうございました。  幾つかの点でちょっと基本的なことを伺いたいのですけれども、答申に目を通させていただいて、本当にこれからの大学を変えていこうということなんですけれども、今の大学の姿を生み出してきた大学人の皆さん、それから企業からの要...全文を見る
12月18日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず黒沢参考人に伺いたいのですが、今回の国の格付、ソブリンレーティングに関して、ムーディーズの方は、グロス、総債務でこの財政状態を判断しているのではないかというふうに言われていて、ネットで見るともう全然内容が違ってきてしまう。S&Pの方...全文を見る
○保坂委員 それでは増永参考人に伺いますけれども、国際金融情報センターで間もなく格付会社についてのレポートが作成されるということが先ほどありましたけれども、ムーディーズの日本支社、ムーディーズ・ジャパンの方で、これに対する何か声明文というものがつくられたというふうに聞いています。...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一問増永参考人にお願いしたいのですけれども、この格付、勝手格付と依頼格付というのは、格付会社の側からは同じなんだ、つまり、もともと勝手にというか、投資家のためにつけていた格付、それが依頼ということになっても、それが変わるようではその信頼性が保てないという...全文を見る
○保坂委員 両参考人、どうもありがとうございました。これで終わります。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の格付の問題については、やはり日本の行政並びに政府自体がどうも信頼を回復できないでいるということが根底にあると思いますので、まず日野長官に伺いたいんですが、長官は、長い検事としての御経験の中から、例えば取り調べ中の被疑者であるとかあるい...全文を見る
○保坂委員 それでは、先ほど日債銀のやりとりがありましたけれども、この夏、多くの時間を費やして金融国会があったわけですけれども、長銀は、現在調査をしているところではあるけれども、債務超過ではないという趣旨の答弁を、長官もその他の政府委員も宮澤大蔵大臣もされてきたと思いますが、この...全文を見る
○保坂委員 この点は大変異論があるところですが、もう一点、時間がありませんので最後に長官に伺いますけれども、これだけの公的資金がいわばつぎ込まれて、大変な経営上の問題もあった、そして今表に出ている例えば長銀の数字にしても、報道されているように、子会社、ペーパーカンパニーを使った飛...全文を見る
○保坂委員 次に、大蔵省の溝口官房長に伺いたいと思います。  ちょうど七カ月前でしたけれども、当委員会で五月、何回かにわたって、例の、大蔵省が不祥事で大変多く問題点が明らかになっていたときに、紀律保持委員会の記録を、これはやはりぜひ作成すべきではないかという趣旨の問いに対して、...全文を見る
○保坂委員 ことし大蔵省は、戦後最大の、未曾有の危機、そして批判を浴びたわけですけれども、こういった記録、概要ですからすべてではありませんけれども、しかし、概要と半年前に出された一行だけというのとは大分違いますので、こういう記録をつくられたということについては率直に評価をしたいと...全文を見る
○保坂委員 今後も紀律保持委員会を定期的に開かれるということなので、その議事録の概要を、なるべく内容がわかるように、時折定期的に私どもにも見せていただきたい。そしてまた、質疑に率直に応答をしていただきたいということを要望して、私の質問を終わります。