保坂展人

ほさかのぶと



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保坂展人の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第145回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人でございます。  大臣には引き続き、九月十八日に本文教委員会でお尋ねをした外国人学校卒業生の入学資格問題を中心にきょうは質疑をさせていただきたいと思います。  九月の下旬でしたけれども、私どもの土井党首とともに、この質疑を踏まえて、文部大臣のお...全文を見る
○保坂委員 この問題を考えますと、率直に申し上げて、日本はまだ鎖国の後遺症が、これだけ時間がたっているにもかかわらず、あるのかなという気がいたします。  例えば、この問題でも、外務省のあたりからも、文部省の解釈ではこれは国際社会に通用しないぞという声も上がっているというふうに聞...全文を見る
○保坂委員 大臣は九月十八日の答弁で、例のテンプル大学日本校の卒業生の院の受験というのをお認めになった立場、当時は文部省からいわば指導を受けた。今度は逆に、その東大も含めて指導をする、この立場について、このことは文部大臣になりますとやはり矛盾があるなということをつくづく認識してお...全文を見る
○保坂委員 官僚答弁はなるべく排して。  要するに、矛盾があるというふうにはっきり率直におっしゃっているので、そのことを今でも、いや、矛盾していなくて、やはり文部省の説明するとおりだったというふうに今は変わっていらっしゃるかどうか、ちょっと確認したいのですが。矛盾があるというの...全文を見る
○保坂委員 もう既に新聞各紙で御存じだと思いますけれども、九州大学で、この方は合格しなかったようですけれども、大学院の受験を認めるということがありました。  比較社会文化研究科の科長は、同じお名前の有馬さんとおっしゃる方ですね。文部大臣が、かつての東大総長として大学の判断をなさ...全文を見る
○保坂委員 今の答弁は、有馬さん以外のほかの大臣でも、だれでもできる答弁で、やはり東大のトップでもあられたという立場を踏まえて、ぜひ紙を見ないで答弁いただきたいと思うのです。  その東大なんですけれども、やはり有馬大臣の指導がきいてしまったのか、朝鮮大学の方から要望書が東京大学...全文を見る
○保坂委員 一番冒頭に、考えれば考えるほど鎖国をしているのかなというふうに思ったのは、十一月六日、これは国連の規約人権委員会で勧告が出ました。五年ぶりですね。その勧告には、はっきりと十三番目に、「委員会は、朝鮮学校の不承認を含めて、」これは朝鮮学校だけの問題ではないですけれども、...全文を見る
○保坂委員 大臣、それではお聞きしますけれども、その調査というのは、現状を変更することも含めた選択肢でなさっていると解してよろしいですか。
○保坂委員 つまり、現状固定ということもあり得るし、現状を変更するということもあり得る、その二つの選択肢がある、こういうふうに解釈してよろしいでしょうか。
○保坂委員 規約人権委員会など国連の機関から、ジュネーブに行けば再三指摘されるわけですよね。外務省から悲鳴の声が上がるのもやむを得ない状況。ここは各大学の判断にゆだねて、まさに今やられている調査に私ども若干の懸念があるのは、これまでずっと長いこと変更していないので、やはりこれだけ...全文を見る
○保坂委員 硬直しているのは外国人大学校だけじゃないんですね。  これは東大の院の話だと思いますけれども、大学三年生で外交官試験に受かった方がいらっしゃいます。大学の方は中退されますよね。そして、外交官となってから院を受験した。合格したわけですね。合格してさあと思ったら、中退を...全文を見る
○保坂委員 やはり外務省からため息が聞こえてきそうな答弁なんですね。  それでは、これは引き続き聞いていきますし、もう一つの選択肢、つまり現状固定じゃないことも含んだ、現状固定の方がどうも大きいというので少し不安なんですけれども、ぜひちゃんと正確な判断を下していただけるように、...全文を見る
○保坂委員 それでは、この点は一区切りしまして、残りの時間、フリースクールについて伺いたいと思います。  去年の八月に読売新聞や朝日新聞に、不登校の生徒が大変ふえてきたということで、文部省もついに不登校の子供たちを受け入れているフリースクールに対して財政支援、これは形としては調...全文を見る
○保坂委員 大臣、まさに今転換期だと思います。文部省のテーマの中でこういった問題が言われるということ自体が画期的といえば画期的です。ただ、ある意味で、新しいことをするときには古い発想をやはり一部転換して実行していかなければならないと思うんですね。  そういう意味で、私のところに...全文を見る
○保坂委員 局長から答弁があったので、では、さらにあわせて伺いますけれども、各県の判断というところの中に、各県は、今までこんなことをやったことがなかったということも多いわけですよ。局長初め文部省の皆さんの方が、登校拒否についても、当事者と会ったり話をしたりする機会がこの五年間随分...全文を見る
○保坂委員 今の件、登校拒否の問題も大変ですけれども、最後に、実は大津波が学級崩壊という形でちらちら出てきていますよね。ですから、即応していく行政であっていただきたい。  実は、先ほどの外国人学校調査も、もっとピッチを上げて、もう決断しているというふうにしていただかなければ、我...全文を見る
○保坂委員 これにて終わらせていただきます。ありがとうございました。
02月10日第145回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私も大臣の憲法発言についてたくさん伺いたいことがありますけれども、後の機会にさせていただいて、きょうは、今木島議員からも御指摘のあった規約人権委員会、特に確定死刑囚の方々に対する処遇の問題、これはかなり深刻な問題です。それを中心に聞いて...全文を見る
○保坂委員 参議院の公示日であることも考えないとしたら、それもまた国会軽視のあらわれだということを指摘しておきたいと思います。そのぐらいは考えるべきであるというふうに求めたいと思います。  具体的になりますけれども、十二月の参議院の法務委員会で、千葉議員の御質問に対して、大臣は...全文を見る
○保坂委員 きょうは法務委員会が開催されておりますが、ちょうど偶然、私ども死刑廃止議員連盟の企画で、実は確定死刑囚で獄中で三十余年にわたって冤罪であると訴え続けておられる袴田巌さんのお姉様と、そして徳島ラジオ商殺しの事件で、再審決定当時の主任裁判官であられた秋山弁護士などにお話を...全文を見る
○保坂委員 実は、法務省にはたびたび死刑の問題には質問もしています。それだけでは足りなくて、質問主意書も何通出したか数え切れないほど出して議論をさせていただいていますけれども、この袴田さんの処遇の問題については、大変誠意を持ってお答えいただいた。そしてまた努力をしていただいた。そ...全文を見る
○保坂委員 今のお話を引き取ってお聞きすれば、月に一回カウンセリングと言われる、対面でやっているわけですね。ところが、拘置所の職員の方、処遇に当たられる方、担当の方に聞きますと、肉親に会わないということは治療の対象ではないのですね。要するに、そこはもうタッチしていないんですよ。こ...全文を見る
○保坂委員 事の本質を受けとめていただいた答弁だったと思います。  実は、拘置所の中というのは、やはり入ってみなければわからないことというのは多々ありますね。そして、間接的にいろいろ聞いても、中で何があるのか、特に確定死刑囚の処遇なんというのは、これは体験された方は皆さん結局は...全文を見る
○保坂委員 実は、歴史をひもとくと、学者の方とか司法修習生とかやっておられる時期があるんですね。その時期には皆さん、刑場も見ていますよ。  ですから、この矯正の現場というのがここ三十年ぐらい急速にクローズになってきて、どうも何が行われているのかわからないという中で、やはりこの三...全文を見る
○保坂委員 それで、先ほど木島議員からもあったんですが、昨日の朝日新聞の記事で、これは裁判所からの、確定死刑囚の方が起こした裁判なんですが、訴訟の口頭弁論調書の写しを拘置所長あてに郵送したところ、返ってきちゃった。裁判所からのものも拘置所は突き返しちゃった。これは本当ですか。
○保坂委員 これはちょっと聞き逃せないですね。  裁判所に送り返したということは、裁判所の文書だということを認識したから送り返したわけですね。特別送達の文書であれば本人に渡す。しかし、特別送達外の裁判関係書類。しかも、出られないですよね。つまり、公判に行くわけにいかないんですよ...全文を見る
○保坂委員 これはちょっと、国連で恥かきますよ、こんなこと言ってたら。裁判所の文書だけれども裁判所から送られなかったので、裁判所に送ったんでしょう。だから、裁判所に送ったということは、裁判所の、写しであったのかコピーであったのか知りませんが、要するに文書そのものはにせものでも何で...全文を見る
○保坂委員 法的根拠はないんですね、今の話を聞くと。そうじゃないものを留保して書類だけを渡すということもできますものね。  もう一つ似たような話があるんですが、一月二十七日の毎日の夕刊に、いわゆる総量規制というのを始めましたよね、留置品の量的な規制ですよ。それで、東京拘置所なん...全文を見る
○保坂委員 時間がわずかなんですが、一点だけ。大蔵省に来ていただいているんで、一言だけなんですが、当法務委員会で、ちょっと古い、一昨年になりますけれども、大きな事件になっていった最初の始まり、第一勧銀の金融検査時における接待、ゴルフ、これについてその当時十五万円供託をしている。押...全文を見る
○保坂委員 最後に一言だけ大臣にお聞きして終わります。  死刑の問題、特に処遇の問題、執行の問題、あるいは再審の過程における本人の精神状態、細かくいろいろお聞きしました。これはぜひ、法務省でずっとこれを所管してきた方々の内側の論理だけではなくて、法務委員会が先頭になって、きちっ...全文を見る
○保坂委員 私もぜひ、委員会ではなくて、国政調査権の一環として、当法務委員会がきちっとその実情を、国際水準に持っていく、そのための国会論議を進めるためのさまざまな調査にぜひ御協力をいただきたいということを申し上げて、きょうの質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。
02月12日第145回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  小渕総理、つい先日の官邸での御発言で、経済再生を優先して考えてきたんで教育について不勉強であった、これから力を入れたいというふうにおっしゃったそうですが、そうであれば、本日の答弁、若い人たち、子供たちの前で、まず真摯に、誠実にお願いした...全文を見る
○保坂委員 おっしゃったように、接待汚職あるいは自己申告書の調査で身を引かれた、あるいは更迭されたという方もいるわけです。大蔵省では百人を超える金融関連部局の処分が出ました。私が今データベースで引いた方というのは、だれあろう、今回の予算を責任者として編成されている主計局長です。 ...全文を見る
○保坂委員 遺憾の意を表明してくれたんならいいんですよ。私は、議事録にも残っていますよ、三月に御本人に聞いたら、こうおっしゃったんですね。院の先生方の努力によって疑惑が晴れた、一億円の絵だなんだと言われて大変迷惑した、二十万円相当のシャガールのエッチングだということがわかって大変...全文を見る
○保坂委員 総理、どう思われますか。
○保坂委員 では、大蔵省にはあしき伝統があって、例えば公費天国という疑惑があって、その当時の方が結局は日銀総裁まで上り詰めていっている。昨年の大変な大蔵スキャンダルの報道の中で、内部からの声としても、こういったものを見ていて、ああ大丈夫なんだ、こういうふうに思った。  先日のこ...全文を見る
○保坂委員 では、別の聞き方をしますが、大蔵省のトップたるべき事務次官には、どういう適性あるいは品性が必要だと思われますか、小渕総理。
○保坂委員 これは、かつて三塚大蔵大臣がどういう局面で辞任をされたか。大蔵省の金融検査、これをめぐるスキャンダルでついに強制捜査の手が伸びた、そのときにいわば引責辞任をされたわけですね。そのことは極めて重いわけです。  とすれば、そういう事態を規律保持の監督責任者として見てきた...全文を見る
○保坂委員 ですから、大蔵大臣は政治家として、金融検査官の、今第一勧業銀行の資料も出ましたけれども、こういう金融検査そのものがインチキだった、接待まみれで腐敗していた、あるいは示達書まで全部接待で流していくということがスキャンダルで明るみに出たわけですね。そういう一連の事態をとっ...全文を見る
○保坂委員 小渕総理に、教育についてきちっと考えるということは、やはり大人があるいは政治家がきちっとリーダーシップをとる、責任をとるということだということをきちっとわきまえていただきたいと思います。いかがですか。
○保坂委員 要するに、国や行政に対する信頼、そこの回復について私はずっと述べているわけです。  もう一点、これは東京の世田谷区で一年半前に起きた小学校二年生の少年が交通事故で亡くなったという件で、これは総理御存じだと思いますけれども、この件で、結局十分な捜査が行われずに不起訴に...全文を見る
○保坂委員 この件で、実は下稲葉前法務大臣は、大変率直に、被害者である御遺族に対して、不適切な対応だった、不愉快あるいは迷惑をかけたんだとしたらおわびしたいとはっきり陳謝されたわけです。大変勇気ある謝罪だったというふうに考えるわけですが、昨年の十一月にこの件では一部、東京地検の方...全文を見る
○保坂委員 質問のポイントは、被害者とともに泣く検察ということをうたっているからには、法務大臣、今のことは御説明はわかりましたけれども、窓口で検察審査会のパンフレットのコピーを事務方の方が渡すときに、こういうふうに法律はなっているよという説明をしたのか、あるいはその後、社会問題に...全文を見る
○保坂委員 私はとてもおかしいと思うのは、この件で何度も前大臣が不適切だったとわびているわけですね。自分が組織の長として監督している部下の行ったことについてわびているわけです。大変立派だったと思いますが、現場の方はきちっとこれは処分され、けじめをつけられたのでしょうか。まさか昇進...全文を見る
○保坂委員 私は、大臣は謝ったけれども、現場の方、あるいはその行為そのものを生み出した方のけじめがきちっと行われたかどうかという点をただしたわけですが、時間がありませんので、法務大臣のお正月の賀詞交換会における憲法をめぐる発言について伺います。  これについては、閣僚懇談会で総...全文を見る
○保坂委員 総理に伺いますが、先ほどの大蔵省のスキャンダルあるいは規律の、余りにも、接待の海というふうに当時の特捜部長をして言わしめた、そういう現状を監督するはずだった方が、何のけじめもついていない。あるいは法務省の件もそうですけれども、大臣は何度も何度も謝って、しかし現場はこれ...全文を見る
○保坂委員 今までのやりとりをずっと聞いていても、お問いかけした、質問をしたことに誠実に答えてくださらないですね。ですから、子供たちや若い人たちが、この国会の中継の視聴率もどんどん落ちているという話もありますけれども、きちっと聞いたことに対して答えるということから、若い世代に対す...全文を見る
○保坂委員 でたらめというのは、不規則発言ででたらめとあるのですけれども、何度も何度も指摘できるわけです。防衛庁の問題にしても、政府委員が出てきて事実と異なることを言って、これをいいかげんに、本当に謝罪もしないで通過させていく、そういうことで本当の審議はできないわけです。  で...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたので、終了いたします。
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、国民的な関心、議論も極めて高い交通事故の問題、とりわけ、東京世田谷で起きた、一昨年になりますけれども、小学校二年生の片山隼君が亡くなったという大変痛ましい事件について大きく世論がこの一年沸いたということについて、裁判所に主に聞...全文を見る
○保坂分科員 最高裁刑事局長が国会の議事録を逐一読んでいるかどうかというところは、それは無理な点があるのかもしれません。しかし、事実認定や裁判の具体の内容について私は言っているわけじゃないんです。  そうではなくて、被害者の御両親が検察庁の窓口を訪ねたときに、あなたには教える義...全文を見る
○保坂分科員 一般論としては大変そういうことは大事だというお答えをいただきました。  ところで、検察審査会、この片山隼君の事件で初めてその存在を知ったという国民も多いんですけれども、一年かけて議決書という書面が作成されました。  これはずばり言いますと、この中でもいろいろな事...全文を見る
○保坂分科員 裁判所とは何の関係もないということですが、検察審査会というのは、おっしゃるように、くじそれから資格調査でいわば選挙人名簿から選ばれる、こうなっていますよね。そうすると、それは要するに法律のプロ、弁護士とかそういう方は全員省かれていますから、いわば法律の素人が事に当た...全文を見る
○保坂分科員 そうでしょう。最高裁が任命するんでしょう。  最高裁にもう一度伺いますけれども、要するに、息子さんが亡くなって窓口で門前払いをされる、しかも、そのことを先ほど法務大臣も、検察の窓口の扱いについてはもう本当にこれから変えていくと。言ってみれば、世論にこたえる形で努力...全文を見る
○保坂分科員 この審査会のまさにくじで指名を受けた方は、わずかな期間ですね、その任に当たるのは。ということは、次々と入れかわるわけで、しかも法律でいえば素人ということですね。  そうなると、私が指摘したいのは、個々具体的にその審査会の議決について最高裁がいいとか悪いとか、そうい...全文を見る
○保坂分科員 大変、裁判所の方は世論からはほど遠いという印象があるわけですね。  つまり、一般論という前提でも言えることはたくさんあるはずです、こういった場でも。そしてまた、先ほどの請求権者ではないというのは、これは審査会法でそう決められているわけですけれども、では請求権者とい...全文を見る
○保坂分科員 これは大変な問題で、裁判官が足りない、忙しい裁判官ということで、今回もその裁判官の定員をふやすということで、これについては各党とも、もっともな要求じゃないかということで賛成してきていると思うのです。  これは最高裁自身のコメントで、この数の違いについて、今言われた...全文を見る
○保坂分科員 では、端的に伺いますが、これからも法務省出向をどんどんふやすのですね。ふやすのか、もう一回振り返って変えるのか、簡潔に答えてください。
○保坂分科員 何か最高裁も、司法省がもう一回できた方がいいのかなという感じがしてくるのですけれども、こういう答弁を聞いていると。  もう一回さっきの問題に戻りますけれども、検察審査会の事務局の方、この方たちは、どのぐらい勤めて、どういう身分になって推移するのでしょうか。つまり、...全文を見る
○保坂分科員 ようやく、ちょっときっかけが出てきましたよね。  今おっしゃったように、検察審査会の事務官は裁判所のそのままの身分ですね。としたら、独立した検察審査会に派遣をするときに、どういう心得を裁判所としては伝達するのか、これは答えられるんじゃないですか。それから、平均にお...全文を見る
○保坂分科員 刑事局長、実は今、この質疑を片山隼君の御両親に見守っていただいているんですよ。甚だ心もとないというか、血の通わない答弁がずっと続いているんですけれども、検察審査会の職務に当たるに当たって、これから、例えばこれだけ、被害者の方の気持ちを思いはかれということで、それは検...全文を見る
○保坂分科員 今回、検察審査会が職権で開始したことについては、私は大変評価をしているわけです。ですから、内容そのものについて聞いているわけじゃないんですよ、さっきから。裁判所の職員として審査会の中に、つまり事務的な切り回しですよ、みんな法律の素人ですから。知らないわけですよ、三十...全文を見る
○保坂分科員 今の答弁で、審査会の事務局長というのは、具体的に、選挙人名簿から選定された方にいろいろ審査の仕方や材料を提示していく方たちの会議において、そういうことをきちっと指示していくというふうに理解していいですか。
○保坂分科員 時間が来ましたので、では審査会事務局長に何か答弁していただくような仕組みがあるのかどうか、これは調べなきゃいけないんですけれども。ただ、やはり裁判所としても、これだけ世論が沸き立って大変国民各層の関心が深い問題について、十分配慮をして今後事に当たっていただきたい、そ...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  尊敬する有馬文部大臣に、たびたびでございますが、本日は、国際的な問題にもなっております外国人学校卒業生の、とりわけ国立大学へ入学する、あるいは国立大学の院に入学する件について、重ねてどうしても確かめたいと考えます。  先日、大臣の所...全文を見る
○保坂分科員 進歩とおっしゃったので、私は進歩というふうに大臣がおっしゃったとおりだと思いますが、では、この調査、まだ結論が出ていないのですが、一体何人ぐらいの方がどういう責任体制でやっておられるのか。ちょっと実務も含めてお答えいただけますでしょうか。
○保坂分科員 では、その実務を伺う前に、典型的なケースとして、シンガポールのインターナショナルスクール卒業直前に東京のインターナショナルスクールに入った場合には国大へ入れないんだ、その逆は入れるんだという例を大臣にお示しして、疑うわけではないがその点も検証してみたいと言われました...全文を見る
○保坂分科員 税金がもったいないので、国会の審議を実質化するために、一度お聞きしたことは覚えていますから、今聞いたのはそうじゃなくて、だれが責任者で何人ぐらいの方が作業に当たっているか、それだけ聞いているんです。お答えください。
○保坂分科員 文部省というところは、教育を、子供たちの成長、発達を保障していく役所ですよね。ちょっと私の言葉が足りませんでしょうか。要するに、何人の人が調査スタッフで、だれが責任者になってこの調査をしているのかと。これで三回目なんですよ、答えられませんか。
○保坂分科員 水かけ論もおかしいのですが、例えばその二十三カ国の中に台湾も含まれていますか。台湾だと、中華学校がありますよね、日本に。中華学校を卒業した方は台湾の大学に入れるはずなんですね、そのあたりは把握していますか。調査に加えていますか。
○保坂分科員 それでは、さらに続けて伺いますけれども、これはもう長いこと質疑してきて、この問題は、確かに大学入学資格については規制緩和の時代に入っているわけでございますね。少子化、子供の数が少ないということもあって、例えば専修学校を卒業した人もかなり幅広く受け入れているし、専門学...全文を見る
○保坂分科員 学級崩壊というのもあるのですけれども、国会崩壊と言われないようにちゃんと答弁してください。  要するに、我が国の教育の根幹というのは大事なものですよね、根幹ですから。根幹に触れるからだめなんだということを言ったわけです、今局長は。しかし、根幹に触れると言われたこと...全文を見る
○保坂分科員 大臣は俳人でもあられますし、科学者でもあられますけれども、根幹にかかわることというふうにおっしゃっているのですが、では、具体的にどう根幹にさわったのか証明していただきたいと言っても、多分できないのだと思います。先日、私は文部省の若手の官僚の方と意見交換する機会があっ...全文を見る
○保坂分科員 それでは、外務省に来ていただいていますが、国連の規約人権委員会でこの問題について言及した指摘、勧告があったと思うのですが、簡略に、どういう勧告があったのか。それから、例えば昨年一年間国連を舞台にしてこの問題が、主なところ、どういうところで議論になったのかということを...全文を見る
○保坂分科員 では、もう一回外務省に伺いますが、例えば規約人権委員会の勧告というのは五年に一回ですね。前回も勧告があって、今回は、どうも前回の勧告は勧告にとどまって、事態の改善が一向に見られないということに懸念を覚えるというようなことも付記されているようにも聞いていますけれども、...全文を見る
○保坂分科員 私はよくこの問題で質問に立っておりますけれども、国連の場で何度も、勧告で五年に一回、前回も今回もというのはやはり、これは朝鮮人学校、韓国学校だけじゃなくて、ほかの外国人学校も含めた状況の改善ということを国際世論の場では求められていることだろうというふうに思います。 ...全文を見る
○保坂分科員 それでは、再び東大がテンプル大学日本校の卒業生を院に受験を可としよう、文部大臣もこうやって再三委員会の場で、大変立派なきちっとした学校であるというふうに答えられているわけで、そういう選択をしたときに、今度は文部大臣、立場が違って、やはり文部省としてなお注意をするとい...全文を見る
○保坂分科員 この議論はずっと水かけ論的にもなってしまうんですけれども、要は国際世論がある。それから、とりわけ大臣に一つお考えいただきたいのは、私も四十代になれば、時間の感覚が二年とか三年とか言われれば、すぐかなというふうに思うわけです。ところが、うんと若いころに戻ってみますと、...全文を見る
○保坂分科員 それでは、その調査、多分指令をされたのが九月の下旬だと思います。現在二月の半ば。大臣のタイムテーブルから見ればちょっと時間がかかっているかなと思われているという御発言もありましたけれども、いつ結果が出るでしょうか。
○保坂分科員 三分の一に五カ月要したとすれば、全部終了するのに十五カ月なんということはきっとないと思いますが、それはありませんよね。大臣、いつごろをめどに結論を出したいと、これは少し言っていただけないでしょうか。有馬大臣、お願いします。
○保坂分科員 六月、七月まで。ぜひ、国会での議論も大事ですから、通常国会が終わらないうちにできるだけ速やかに結論をいただきたいことと、ただ私は、急がせたということで十分整理できなかったなんということがないように、やはり国連からの、勧告じゃないというような意見もありましたけれども、...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  先般、予算委員会の中で、これは国や行政に対する国民からの信頼という点で、東京世田谷区で起きた片山隼君の交通事故について、一年前も再三伺っているんですが、質問させていただきました。その際十分お答えいただけなかった部分があると私感じていま...全文を見る
○保坂分科員 簡潔な御答弁ありがとうございました。  今刑事局長がおっしゃった経過、これはかなり世論が沸騰した事件だったと思います。その沸騰した背景には、私もその一人でありますけれども、交通事故の被害者が身の回りにかなり多いんだということで、その処理について、かなり疑問が国民の...全文を見る
○保坂分科員 これは、私は大変聞きにくいことをあえて前回も聞きましたけれども、お答えいただけませんでした。私は、今時代の転換期だと考えています。そういう意味で、今回、検察の現場の方が、特に東京地検が十一月二十六日に再起訴を決めたというのは大英断だったというふうに考えています。しか...全文を見る
○保坂分科員 これは後ほど大臣にお尋ねしますので、その前に事実確認なんですが、そのお二人の方は、いわば組織の中では出世あるいは昇進をしたというポストの動き方をされているんでしょうか。刑事局長にお尋ねします。
○保坂分科員 大臣に伺います。  前下稲葉法務大臣は、大変率直に、みずから監督されているこの件について大変大きな転換をされたと思うんですね。私は別に、処分を乱発しろとか求めているわけではありません。しかし、当の要因をつくった方たちもそれなりの戒めというか注意あるいは譴責というこ...全文を見る
○保坂分科員 そうです。
○保坂分科員 大臣、審査会法の三十条というのはやはりおかしい、我々、素朴に考えても、法律というのは、これは人間がつくったものでございますから、やはり人の情というものを十分にくみ上げるに至らない面がある、その中で、今回この部分が浮き彫りになってきたことについてすぐ指示を出していただ...全文を見る
○保坂分科員 懲戒ということではなくて、懲戒外処分というのがございますよね。ですから、そういうことも踏まえて本来は対応があるべきだったというふうに指摘をしておきたいという意味なんです。よろしいでしょうか。組織というのは生き物で、最高責任者が謝罪されて、そして、その実行行為者がやは...全文を見る
○保坂分科員 警察の方にも来ていただいているので、ひき逃げということについて若干お聞きしたいんです。  私ども、ひき逃げというのはいわゆる交通犯罪の中で最も重いという認識があるわけですけれども、そのひき逃げが引き起こす問題、今回の件については、事実の認定については争いがございま...全文を見る
○保坂分科員 そこで、ひき逃げかどうかというのは、これは検証するのは大変難しい部分があると思います。ただ、これは大臣にもぜひ考えていただきたい問題なんですけれども、私は、後ろで傍聴されている御両親に聞いて、いろいろな矛盾を思いました。  そのときに、警察の方はかなりきちっと捜査...全文を見る
○保坂分科員 大臣に伺います。  私ども常識で、例えば○○運送という会社のドライバーにお子さんがひかれた、それが本当に体感し得たのかどうかというのが一番知りたいところですね。ですから、一番大事なポジションは、運転席のハンドルを握る、ハンドルにどれだけの振動があるのか、感じがない...全文を見る
○保坂分科員 この件がきっかけでたくさんの制度改革が進んだと思うんですね、必ずしも立法によらない。国民が多数、これは私も驚きましたけれども、東京の私鉄の駅でもう一回捜査をやり直してほしいという署名をされたら、何と九千人の方が一日に署名をされたそうです。これは、大変多くの方が、私の...全文を見る
○保坂分科員 それでは、公判が始まる前には加害者及び被害者の方にその資料開示はされたんでしょうか。
○保坂分科員 では、時間が残り少なくなりましたけれども、矯正局長にも来ていただいているので、一点、前回、法務委員会で指摘したことですけれども、裁判所の文書が東京拘置所で拒絶されてしまって逆送されちゃったという件について、ちょっと事実の確認があいまいだったと思うのですが、その後、こ...全文を見る
○保坂分科員 以後、そういう取り扱いについて、国連からも指摘を受けていますので、十分善処をお願いしたいと思います。  もう時間が迫っていますので、最後になりますけれども、法務大臣、私、話を聞いて、これだけかけがえのない息子さんが事故でなくなって、そして、今いろいろ質疑がありまし...全文を見る
○保坂分科員 さらに言いますと、大変お忙しいと思いますけれども、どういう努力によって、いわば前法務大臣の陳謝、そして犯罪被害者への通報も含めて、大変な改革のきっかけにもなり、しかも矛盾をはらみながら今も進んでいる問題なので、ぜひ一度その声を大臣自身もきちっと受けとめていただきたい...全文を見る
○保坂分科員 委員長には特別のお悔やみのお言葉もいただき、大変ありがとうございます。  国会での議論が、法務省の現場、そして国民の交通事故に対する——国会でも超党派の議員連盟も旗上げをいたしました。ですから、交通特はありませんけれども、ぜひ、国会での質疑を充実して、信頼回復に一...全文を見る
02月18日第145回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。関谷建設大臣、きょうは国土庁長官として、主にリゾート法について伺いたいと思います。  きのうも、私遅く自宅に帰ってテレビをつけましたら、ある報道番組でトマムが今どうなっているかという特集を放送しておりました。トマムは、御存じのとおり、アル...全文を見る
○保坂分科員 その辺の御議論はあることと思いますが、現下の経済情勢、特に地方経済においてこういった大型リゾート開発が自治体の財政状況にかなりの深刻な影響を与えているということは、もうここで繰り返すまでもないことだと思います。  今もなお、リゾート法では税制の優遇ということで続い...全文を見る
○保坂分科員 本当は大臣に伺ったのですが、お役人の方が答えていただきましたので、重ねてお聞きしますが、このパンフレットは今や廃版ですか。今も生きているのですか。リゾート法について何か下さいと言うと、国土庁はこれを配っているのですか。これは九六年の一月発行というふうにおととしは伺っ...全文を見る
○保坂分科員 ちょっと早口で聞き取れなかったのですが、このパンフレットをもう配らないことにしているということですか。現状、実情に即していないのでこれはお蔵に入れているということで、そういうことでいいですか。
○保坂分科員 要するに、増刷しないだけでどうしてもくれと言えばくれるわけですね。そうすると、これはリゾート法の成功例として三つ挙げているのですね。こういうものを配っていいのですか。
○保坂分科員 それでは、環境庁にも伺います。  環境庁も環境省になるに当たってもっと気概を持っていただきたいと思うのですが、平成十年一月に「リゾート事業における環境配慮について」という、こういうパンフレットが出ているわけですね。トマムのところをどう見ているのかな、いろいろな指摘...全文を見る
○保坂分科員 余り環境庁をいじめても仕方がないので。これは平成七年の国勢調査は書いてあるけれども、平成七年の税収が書いていないというのはおかしいですね、その後減っているわけですから。  もう一度国土庁長官に戻りますけれども、いろいろこの国はおかしいことがありまして、このリゾート...全文を見る
○保坂分科員 私としては、ただいま大変画期的な答弁をいただいたと思うのですが、確かに、不良債権という現実を直視すると、これも不良債権の遺物だと私は思うのですね、この黄色いパンフレット。これはもう不良債権なんです、実は。役所の中に残っている古い考え方なんです。だって、この磐梯リゾー...全文を見る
○保坂分科員 去年、政治倫理のときはなかなか意見の一致が見られなかったのですが、これについては、もう本当に率直な御答弁で、ありがとうございました。  もう一点、思川ということについてちょっとお聞きをしたいのです。思川開発事業という、これは昭和三十年代からかなり長らく、寝かされて...全文を見る
○保坂分科員 時間が余りありませんので先を急ぎますけれども、この思川開発事業について、いろいろ国会の中でも議論があったわけなんです。  私は、下見というか調査に行ってまいりましたけれども、南摩川というのは物すごく水が少ない川なんです。小川みたいなものですね。そこに行って、どうし...全文を見る
○保坂分科員 では、建設省の方にもう一点、簡潔にお答えいただきたいのですが、この事業評価監視委員会が思川開発事業を継続と決定したというふうに聞いております。これはいつ決定したのかということと、その事業評価監視委員会の中に地元の方、つまり、計画がつい最近も動きましたので、新たに水没...全文を見る
○保坂分科員 では、関谷大臣に伺います。  私、この質疑に先立って、去年の十月九日の建設委員会の議事録を読みました。地元の小林守議員の御質問に大臣が答える形で、まさにずばり、今の地元の方の意見を聞く機会を設けるというのではなくて、大臣自身の答弁で、事業再評価委員会のメンバーには...全文を見る
○保坂分科員 そうじゃないんです。議事録をきちっと二回ほど読んで私は質問しているのでそういった御説明は無用なんですけれども、要するに新しい考え方、今までの日本では、役所が決めれば、はい、そうですかと言って住民も立ち退いた。だけれども、NGOの方たちも、水需要についても、ダムの安全...全文を見る
○保坂分科員 わかりました。ぜひ建設省の皆さんも、国会における議論というのをもう少し大切にしていただきたいと思います。大臣が答えている、そしてまた指導するとまで言っていることなんですから、それを今まで流に解釈して説明をここでなさるよりは、そういうことに時間を使うよりは、具体的な中...全文を見る
○保坂分科員 時間になりました。  本日は予算の分科会で、リゾート法、今、日本の不良債権のかなりの部分がこういった大型開発、規制緩和によって——これは民間が主体ですよ、確かに。民間が主体ですが、接道、道路をつくったり、あるいはこのトマムには村営ヘリポートまであるんですね。これは...全文を見る
02月24日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、針谷参考人にお聞きいたしますけれども、大変分厚い資料で、私も昨日読ませていただきましたけれども、経営の難しい大変な時代の中でこういうものをつくられたということで、敬意を表したいと思いま...全文を見る
○保坂委員 今その三千二百円のケースを出していただきましたけれども、そうすると、県の町村会の会長の方は、また大潟の村長さんでもいらっしゃるのですね。観光連盟ですから、観光全体の振興というと公的宿泊施設への集客も含むわけですから、余りにもこれは——こういうような見合わせるというのは...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、奥野参考人に伺いたいのです。  御意見の中にもありましたけれども、本委員会の求めに従って会計検査院からこういった報告、稼働率もよくないし多々問題があると。  基本の基本のところなんですけれども、例えば土地建物の取得でありますとか、あるいは建物の修繕あ...全文を見る
○保坂委員 次に岡本参考人に、ソーシャルデモクラットですからソーシャルツーリズムについてお伺いしたいと思います。  やはり国民があるいは青少年が気軽に泊まってさまざまな交流体験をするという意味で、公的宿泊施設ということが全部いけないのだということではないと私も思うのですね。 ...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。お話を伺って、問題の深刻さと、また当委員会は大変重い役割を負っているということを改めて認識いたしました。  ありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  公的宿泊施設の運営に関する本委員会の求めに会計検査院が作成していただいた報告書を何度も読んでみて、ますますわからなくなったというのが正直なところです。  まず厚生省に伺います。  全国国民年金福祉協会連合会という団体がございますが、...全文を見る
○保坂委員 ところが、昨日質問に先立って、こちらの、今の全国国民年金福祉協会連合会の収支資料を持ってきていただいたんですが、これは施設運営の具体の金額がないということで、特別会計ということでなされているというので、後から追加で資料をいただきました。その中にはくまもとエミナースとい...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今の答弁も不完全だったということですね。  先ほど挙げたこちらの会計検査院の最後の一覧表を見てみますと、藤枝エミナースは国民年金健康保養センターであります。こまば、京都は国民年金会館、春日部エミナースは国民年金健康センター。これ、同じエミナースでどうして...全文を見る
○保坂委員 では会計検査院に伺いますが、この二十六ページのところに、施設種別ごとの運営形態と業務の委託先というふうにありますけれども、今のところを見ると、例えば「国民年金健康保養センター等」と書いてあるんですね。「等」と書いてあって、委託先が、先ほど言った社団法人の全国国民年金福...全文を見る
○保坂委員 文書で出していただきたいと思います。
○保坂委員 同じく検査院に伺いますが、この報告書の、これは四十八ページに当たりますが、この中に、施設の運営にかかわる経費、平成八年度の数字が載っております。グリーンピア、大規模年金保養基地だと思いますが、この部分の百二十億円、これは「損益帰属者が実質的に負担した費用」というふうに...全文を見る
○保坂委員 それでは、このグリーンピアについて、年金福祉事業団から来ていただいていると思うのでちょっと伺いたいんですけれども、そもそもこの年金保養協会というのは四カ所だけ運営に当たるというスタイルをとっていますが、それはなぜそういう形になっているんでしょうか。
○保坂委員 そうすると、この年金保養協会の役割なんですが、いただいた資料を見ると、その四カ所を運営するのみならず、共同会計という器を持っていて、それぞれのグリーンピアから上がってくる百万円プラス収入の三%というものを収入源にしながらいろいろと共同の事業に当たっている。これはどうい...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、きょうの質疑で明らかになったように、土地も建物も自前ではありません。それから、古くなってきたら、これは特別会計で修繕や改築、増築なども行われる。いわば運営そのもののランニングだけで、かなり経営環境としてはもう民間とも全然比べ物にならないくらい恵まれている...全文を見る
○保坂委員 では、再び伺いますが、例えば理事長は非常勤で八百万円、あるいは常勤専務理事クラスで二千万というような報酬だということが少し前の新聞に出ておりますが、グリーンピアそのものの問題が大きくなりましたので、この待遇は現在はかなり変わっていますか、それともそのままでしょうか。
○保坂委員 会計検査院に再び伺いたいんですが、これを読んでいてさっぱりわからないのは、結局、この場合だと年金福祉事業団ですね、そのものの経理はわかっても、今お聞きをしてきた協会の方、そこからまた業務委託を受けた財団法人年金保養協会の内容は、会計検査院は把握できない。これはいろいろ...全文を見る
○保坂委員 委員長、お聞きのように、保険金であるとか、あるいは郵便貯金の運用であるとか、国民の大切なお金が施設建設に使われ、そしてその部分が、検査院がチェックしようとしても、いわば財団だとか社団だとかその後の株式会社、どうもよくわからない。  ここは委員長にぜひお願いしたいので...全文を見る
○保坂委員 ぜひお願いしたいのです。  では厚生省、最後に聞きますけれども、こういった、経理内容がよくわからない、全体の大まかな数字は出てくるけれども、先ほどの協会にしても、その協会がつくった会社にしても、非常に不透明だと再三指摘されていますが、このことを情報公開、透明化するた...全文を見る
○保坂委員 いろいろとお願いをしましたけれども、この問題は、真実がどうあるのかということが明らかにならない限り、アイデアも方向も出てこないと思いますので、重ねて委員長にお願いをして、私の質疑を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
02月25日第145回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。東郷参考人に伺います。  日債銀といえば、故金丸自民党副総裁の巨額脱税事件の際に、ワリシン、無記名の金融債ということを私はすぐ思い出すわけですけれども、また、親密な企業として知られてきた丸金コーポレーションという会社がある。この会社に対して...全文を見る
○保坂委員 巨額の融資をしながら、なぜまさに経営のトップとして、金融監督庁の厳しいいわば検査が入っている最中に慌てて登記をする、しかも八年もたってする、これはどういうわけですか。
○保坂委員 重ねてお尋ねしますが、登記留保をしていた場合に、他の債権者に対して担保権を主張できないという日債銀としてのリスクがあるわけですね。そこまでしても同社との関係を表に出したくないということがあったんじゃないですか。
○保坂委員 国有化が決定する直前の二日間、通常の十倍以上の株の売買があった、インサイダー疑惑ということも言われていますね。それからまた、国有化をされればいろいろと名義だあるいは税務上の問題だ、チェックをされるということで、ワリシンをていよく、タイミングよく換金をしてしまった人たち...全文を見る
○保坂委員 今の点については重大な問題だと思いますので、資料等を委員会に提出するようにお願いをしたいと思います。
○保坂委員 続いて松下前総裁に伺います。  本日、限られた時間ですけれども、日債銀のペーパーカンパニー、非常にでたらめな内容だということが、もうだれが見ても明らかになってきていると思います。  そして、大蔵省、日銀という双方のトップをお務めになられた松下前総裁ですね、この日債...全文を見る
○保坂委員 重ねて伺いますが、結局日銀からの八百億、佐々波委員会で六百億を当事者として入れられるわけですよね。結果としてこういう破綻を生んでしまったということについて責任をお感じになりますか、なりませんか。これははっきり答えてください。
○保坂委員 責任を感じているのか感じていないのか、一言で答えてください。
○保坂委員 そうすると、九七年四月九日に大蔵委員会で、決して債務超過じゃないというふうに参考人としてお述べになっておられますよね。まさに奉加帳方式の最中ですが、この発言は間違っていたんですか。
○保坂委員 山口元銀行局長に伺いますが、昨年の二月六日の大蔵委員会において、債務超過の銀行には公的資金による資本注入はしないと明言しているわけですね。結局、今の事態を見て、そういう原則は全然ばらばらだった、公認会計士がちゃんとやっていないんだなんということをおっしゃいますけれども...全文を見る
○保坂委員 今、松下前総裁も、いろいろ何回かのやりとりで、責任は感じていますというふうにおっしゃったわけですよ。大蔵省も、それこそ護送船団方式の中でいろいろな、こんなにひどい結果になったことを、つい最近まで現職にあった方として、一言これは反省しているという弁があっていいんじゃない...全文を見る
○保坂委員 今聞いていると、自分たちはあくまでも正しかったんだ、そういう発言に終始しているので、これはもう改めて、きちっと言葉に責任を持つ証人喚問を要求して、私の質疑を終わります。
03月10日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。どうもきょうはありがとうございます。  時間がありませんので、おっしゃった中であるポイントに絞って、といいますのは、ジュネーブを例にとられて、国連のアジア太平洋本部であるとかあるいはその他の機関をという御提案は非常に興味深いのですけれども、...全文を見る
03月19日第145回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  陣内大臣、御就任おめでとうございます。就任大臣の所信の一端に入る前に、実はきょうお忙しい中官房副長官にもおいでいただきましたので、短い時間、端的にちょっとお答えいただきたいと思います。  言わずもがなのことを聞きますが、内閣の責任とし...全文を見る
○保坂委員 ところが、三月八日に中村大臣がおやめになった。おやめになった理由は、私の言動をめぐりまして国会運営に重大な支障を来し、政治家として責任を痛感しておるというのがいわば理由でございます。  ここで、野中官房長官が、要するに、入管をめぐるいろいろな、つぶさには言いませんけ...全文を見る
○保坂委員 参議院で上杉官房副長官が、最後に、御賢察をお願いしたいと。  私余り賢くないものですから、よく考えてみても、やはり一国の法務行政を預かる大臣がおやめになる、そのプロセス、そして内閣の責任という重い言葉をもって調査をされるかどうかという段階でおやめになったわけです。確...全文を見る
○保坂委員 大変お忙しいところを来ていただいたようですから、副長官に対する質疑はこれで終わります。  続けてこの問題で、入管局長に伺いますが、照屋議員が先般お尋ねした際に、上陸許可あるいは在留許可も前大臣が深夜まで携帯電話を握って記録も見ないで決裁している等の指摘をしております...全文を見る
○保坂委員 それでは、陣内大臣に伺いますが、そういった状況の中でいわば就任をされる、まさに国会運営に重大な支障を来したということは、実は中身があって来したわけでございまして、その中身について前大臣から引き継ぎを受けておるでしょうか。
○保坂委員 大臣、それでは、調査は全く放棄するわけでしょうか。もうしないということですか。イエスかノーかでぜひお答えください。
○保坂委員 これについては、ぜひ委員長にお願いしますけれども、当委員会できちっと、やはりなぜおやめになったのかという事情をきちっとわかるように、当て推量や推測ではなくて、わかるように報告を求めたいと改めてお願いしておきます。委員長、いかがですか。
○保坂委員 それでは、大臣就任直前の時刻、官邸の呼び込みの前に、空のたるそれから日本酒十本というのが、そのときは議員陣内さんのお部屋に、法務省の大臣官房秘書課の職員が運び込んだということがございました。  まず、大臣ではなくて、法務省の方に伺います。たるは空だったから軽かったと...全文を見る
○保坂委員 続けて官房長に伺いますが、私などは、法務省の皆さんでお金を出し合って、ちょっと時間が早過ぎたのですけれども、大臣おめでとうということで出されたのかなと思ったのです。しかし、原田事務次官の個人的な、プライベートな行為であったとその後おっしゃって、説明を受けています。 ...全文を見る
○保坂委員 それでは、大臣に伺いますが、本当に就任早々というか、就任しない前のことでありまして、まことに、原田事務次官個人的にであれば、せっかくのお祝いの気持ちがこういう結果になったのは双方に残念なことと思いますけれども、今回のことの教訓、あるいは、もし法務省の中に、世間から見れ...全文を見る
○保坂委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  しかし、ここで、官邸呼び込みの前に法務省大臣官房秘書課の皆さんが次期大臣になられる陣内議員室を訪れたのは、実は、印鑑あるいは名刺についての打ち合わせだったと聞きます。  私は、御存じかどうかわかりませんが、この法務委員会でた...全文を見る
○保坂委員 これは二年越しの懸案になってございますが、中村大臣との質疑で、例えば、死刑が執行される刑場というものがあるわけです、そこで死刑の執行が行われる大変特別な場でありますけれども、死刑の実態というのはよくわからないということから、刑場の視察、あるいは直近の委員会で出た項目で...全文を見る
○保坂委員 ぜひ、有料であれば費用は捻出いたしますので、よく御検討をお願いします。  それでは、大臣に大変つらいお伺いをいたしますが、死刑の執行の最終段階は、大臣の机の上にいわば寄せられてくるあらゆる決裁、最終の大臣の決裁を待つその書類に判こを押すかどうか、そういう瞬間が法務大...全文を見る
○保坂委員 大臣、ずばり伺いますけれども、ここ何年かは死刑の執行は全部国会閉会中なんです。法務委員会もよほどのことでなければ開かれない。去年の場合は参議院選挙の公示日ですよ。参議院選挙が始まって各党が、私もそうですけれども、自分の党への支持を訴えている、そういう日に刑の執行が行わ...全文を見る
○保坂委員 そうではなくて、国会が閉会しているときだけに執行されているのですよ。ですから、死刑をめぐってさまざまな、存置、廃止あるいは代替刑の問題、大改正をしなければいけないのではないか、いろいろな議論があります。しかし、そういう中で、国会閉会中のみに刑の執行が行われる。大変ゆが...全文を見る
○保坂委員 それでは大臣に伺いますが、もし特定の時期を選ばないで執行した場合には、国会の論議も歓迎するというふうにおっしゃることができますか。閉会中審査なども含めて大いに国民的な議論を組んでいくというお覚悟はございますか。
○保坂委員 大変重い判こが、官邸の呼び込み前にそうやってつくられていくということで、大変その判こ一つが、この委員会に座っておられる、ある前大臣も、じっくりこれを精査した上で、やはりこれは押すことができないという例もあったというふうに聞いています。ぜひ慎重に、耳を傾けながら、この死...全文を見る
○保坂委員 指摘しておきますが、同じような状況で、確かに、海外で逮捕された事例というのは一つしかないのですね、いろいろなキャンペーンをやっていまして。アメリカで一例あるようですね。バットマンとロビンに扮したクライマーがやはりおもちゃショーの会場の内の天井に上って横断幕を掲げた、こ...全文を見る
○保坂委員 これは盗聴問題、しかも、全然手続に基づかない違法盗聴ですから、大問題なんですよ。  これは、三月二日の参議院の福島瑞穂議員の質疑に対してこういうふうに答えていませんか。警察組織として盗聴していたことはあり得ないし、今後もそうしたことはないものと明言したい、これは撤回...全文を見る
○保坂委員 委員長にお願いしますけれども、聞いているのは本当に簡単なことで、参議院における、警察組織として盗聴していたことはあり得ないし、今後もそうしたことはないものと明言したい、これは今ここでまたリピートされるのか、もう一回言われるのか、それとも何らかの訂正をされるのか、それだ...全文を見る
○保坂委員 いや、全然していません。
○保坂委員 すると、裁判所の判決には明らかに、今私が紹介した判決、これは末端の警察官が、まさに警察の一部の末端の警官がこれをやるということは考えがたい。この判決はどういうふうに受けとめているんですか。(発言する者あり)冤罪なら冤罪と言ってください。やっていないならやっていないと言...全文を見る
○保坂委員 時間が来たので終わりますが、前法務委員会で、笹川委員長時代に同じやりとりをやったんですね。それで、このやりとりはもうほとんど平行線で、どうにもならないということで、翌日の法務委員会でわざわざ訂正答弁に来られたということは去年のことじゃないですか。それがまた一年たつと戻...全文を見る
03月23日第145回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、裁判所職員定員法に関する質疑で、いわゆる判検交流ということを中心にお聞きをしたいと思います。  まず、事務的なことを最高裁にお尋ねします。  現在の裁判官の定員並びに欠員の数、そして、事務総局あるいは高裁の事務局等でいわゆる...全文を見る
○保坂委員 これは大問題だと思うのですね。裁判官が足りない、倍増ぐらいの規模で本当はふやさなければならないということはたびたび指摘されているところですけれども、二百五十人、これは司法事務の部分でももう少し裁判実務に戻す努力が必要だと思いますし、特に、国の行政機関や特殊法人などに百...全文を見る
○保坂委員 それでは、今度は法務省、官房長に伺いますが、どうでしょう、法務省は百人を超える裁判官においでいただかないと成立しないのでしょうか。あるいは法務省の中からきちっとそういう実務家を育てていくというように改善していくというお気持ちはありませんか。
○保坂委員 今官房長、後半の方では今後の方向性を言っていただいたのですけれども、ちょっと資料を見てみますと、これは昭和二十三年、裁判所から法務省へ行った者はゼロですね。それから一けた台がずっと続いて、昭和四十五年、二人ですね。そして昭和四十六年、十一人、こうなってきまして、昭和六...全文を見る
○保坂委員 では、ここで法務大臣に伺いたいと思います。  前回、所信の一端の中で、中村法務大臣が司法改革に見せた情熱、そういった姿勢は継承されるという意味の御発言があったというふうに受けとめているのですけれども、この問題について、中村法務大臣は、やはり法務大臣になられて、訟務局...全文を見る
○保坂委員 そこは中村大臣も言われた上で、やはり一般的に考えてみるとおかしいな、司法改革のテーマだなというふうにおっしゃっているわけです。その点は継承されますか、どうですか。
○保坂委員 意味がよくわからない答弁だったのですが、では、裁判所に続けて伺いますけれども、裁判所と政府の間の垣根が極めて低くて、ほとんどなくて、事実上ボーダーレスという気がいたします。つまり、国の事務、仕事全体の適正な遂行のためには、その仕事に協力するのは裁判所も国の機関として一...全文を見る
○保坂委員 いろいろな問題が出てきているわけですよね。国鉄改革問題で、当時国鉄に出向していた裁判官がこのプロセスに深く関与をしておった。東京新聞の一面に、新聞記事にも出ています。「国鉄改革、出向判事が助言」と。それから、幾つかの事件で、例えば長良川水害訴訟等でも、最初住民側勝訴の...全文を見る
○保坂委員 現在、犯罪被害者の側に立った情報開示等真剣な議論が各方面で始まっているのですが、裁判所はこの点に対して極めて鈍感だというふうに私は思います。  例えば、少し古い話になりますが、一九七五年にクロロキン薬害訴訟というのがありましたね。法務省で訟務検事として、国側のまさに...全文を見る
○保坂委員 例えば金融再生委員会の委員になった清水湛さんの場合ですと、裁判所に勤務したのが九年、法務省に勤務したのは二十九年なんです。こういうのは出向と言えるんですか。どうですか。
○保坂委員 つまり、裁判所もわからなくなっちゃうぐらいこれは垣根がないんです。ですから、最初、法務省出向判事は五十七人だと答えて、九六年以前を加えれば百一人だと答えたわけでしょう。そのうちもう裁判所に戻ってこない人もいるかもしれないと答えているわけです。そのぐらい垣根が低いわけで...全文を見る
○保坂委員 事件の中身じゃなくて、グリーンピースという世界的な環境団体があって、その環境団体が掲げているのは非暴力なんです。例えば垂れ幕を垂らすときに、その下に大勢の群衆がいて、ロープが切れたら大けがをするような状況にはなかったわけです。そしてまた、撤収をしようとしていたところで...全文を見る
○保坂委員 聞いていることにまじめに答弁してください。情報を持っているんですかと聞いているんです。全然知らない、どういう団体かも何もかもわからないということでやっているのか、情報を持っているのか、どっちですか。
○保坂委員 じゃ、刑事局長に伺いますけれども、私どもは、環境問題というのは大変重要で、特に国会の中でも、ダイオキシン問題あるいは環境ホルモンに取り組んでいく超党派の議員連盟等もでき上がって、今国会でも立法措置と。所沢のダイオキシン問題もありました。環境ホルモンというのは大変な問題...全文を見る
○保坂委員 それでは、裁判所にもう一回戻りますが、先ほど木島議員からのお話もありました寺西裁判官問題なんですが、一点だけ伺います。  これは、寺西裁判官の処分理由の中に「言外に」という表記がありますね。要するに、会場のフロアでいろいろ発言をした。つまり、自分はこういう事情で発言...全文を見る
○保坂委員 じゃ、一点だけ。  最高裁、「言外に」ということは取り消されるということですか。最高裁としては認定しないということですか。
○保坂委員 もう時間が来てしまいましたが、言外になんというのは大変なことで、言葉によらないんだったら、身ぶりとか目つきとか姿勢とかしぐさです。それ以外にない。  そうすると、人はどういうふうに物を思っているのかというのはいろいろ表情に出たりしますから、そういうことも処分理由にな...全文を見る
03月24日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  お話を伺いまして、幾つか感じたことを何点か質問させてください。  首都機能を移転する中でその跡地を防災機能を持つ公園にするというお話は、大変注目に値するお話だと思います。  そういったものを核として、東京には都心部以外には公園がほと...全文を見る
03月30日第145回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、池田参考人、大出参考人、どうも御苦労さまでございます。  最後の御質問になりますけれども、私は率直なところ、行政と司法は一体ではないかという深い疑念を抱いております。  と申しますのは、多分同様の経歴の方はいらっしゃらない...全文を見る
○保坂委員 ちょっと質問が適切でなかったみたいで、その後審議会のことを聞こうと思ったので、済みません。  判検交流に対してどういう御感想、御見解をお持ちですかということをまず伺いたかったんです。
○保坂委員 それでは、引き続き大出参考人にお願いいたします。  多分、その水害というのは長良川の訴訟で、一回目は完全に勝って、二回目は住民側敗訴という事例だったと思います。  今のお話にもあったように、司法官僚制の影響、あるいは戦後五十年、長きにわたって、判検交流も含めてでき...全文を見る
○保坂委員 では、もう一問だけ大出参考人に伺います。  一応、私どもの党では、今のところの内容、つまり、審議会の構成もそしてまた事務局の構成もわからない、御理解をいただいて、では国会でお待ちしようということにはやはりできないだろうというふうな見解を固めております。  今参考人...全文を見る
○保坂委員 それでは戻りまして、池田参考人に伺いたいんですが、自民党の中で大変精力的な議論が行われているというふうに聞いておりましたし、また調査会でも幾つかの文書が出ております。  先ほど同僚委員からの質問にもあったんですが、つまり、法曹三者の協議のきっかけになった衆参の附帯決...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一点だけお聞きして終わりますが、とりわけアジアの諸国で法整備がまだまだできていない。こういった部分についても日本がある役割を積極的に果たすべきじゃないかというお話も池田参考人からあったと思うんです。  アジアといいますと、私ども環境NGOとかあるいは国...全文を見る
○保坂委員 それでは、お二人の参考人、どうもありがとうございました。私の質問はこれで終わりにしたいと思います。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず戒能参考人に伺いますが、冒頭から裁判官の市民的自由というお話をされて、先ほど木島さんからお話があったオリックスの宮内社長の記事の中でも、裁判官の方とお話をしていて、休みの日ぐらいテニスをする時間が欲しいんだということも、これはぜひ匿...全文を見る
○保坂委員 それでは、重ねて戒能参考人にお願いしたいのですけれども、先ほど最高裁の事務総局が、アメリカの側から見て、極めて一体性、統一性を持っていることに注目されたというお話をされましたけれども、もう一つ、行政との一体性ということもこれは近年特徴的ではないかと思うんですね。  ...全文を見る
○保坂委員 それでは伊藤参考人に伺いますけれども、大学で法学教育に当たられているお立場で、例えば、司法制度をめぐる議論がこうやって始まろうとしている、やがて始まりますね。そのときに、大学での学生たちは、リアルタイムでそこに参加しながら、議論しながら、自分の立場や考えをしっかり出し...全文を見る
○保坂委員 では、再び戒能参考人に伺いますけれども、私ども、この法案の内容を読んでも、とどのつまり、よろしく審議会にお任せくださいという法案でありまして、賛成も反対もなかなか言いにくいという内容ですけれども、数々の審議会、先ほど臨司の話もされましたけれども、そういったことを振り返...全文を見る
○保坂委員 時間がないので恐縮ですが、同じ点について伊藤参考人にお願いします。
○保坂委員 大変貴重な意見をありがとうございました。  私たちも、国会に法案がかかっている以上は、あとは二年後を楽しみにというわけにはちょっといかない問題だなというふうに考えています。特に、事務局構成、情報公開の透明化がなければ、いっときの流れで選挙区制度改革か改悪だったかとい...全文を見る
03月31日第145回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、今回のこの法案を何度も読んでみました。司法制度改革審議会設置法案、何度読んでもちょっとわからないことが多くて、その後に、自民党のお仕事で、自民党の司法制度特別調査会の報告、これを読んでみたら、経済団体のその前後のものももちろん読み...全文を見る
○保坂委員 経済団体及び自民党の指針を見ると、例えば社会の転換ということを言われています。自己責任の原則に貫かれた事後監視・救済型の社会に転換していくというような表現であるとか、透明なルールと自己責任の原則というのはたびたび出てくる表現なんですが、こういった基本姿勢は今回の法案も...全文を見る
○保坂委員 それでは、実はこの自民党のお仕事の中で第二分科会というのがありまして、これは論点整理のような文書なんですが、第二分科会の二のところに弁護士自治の見直しという項目がございます。弁護士法上、弁護士会や日弁連は行政機関または裁判所による監督を受けていないなど高度な自治が認め...全文を見る
○保坂委員 それでは確認します。自民党では確かにこういう意見は出たけれども、政府としては同一ではない、つまり弁護士自治の見直しということは範囲に含めていないというふうに聞こえたんですが、それでよろしいですか。
○保坂委員 今の御答弁を聞くと、そこも含めて自由な立場で議論していただくというふうに今度は聞こえましたが、それでよろしいですか。
○保坂委員 それでは、お忙しいところ来ていただいているんで、これで副長官はお引き取りいただいて結構でございます。  それでは、法務大臣に続けて伺います。  三月二十四日、自由民主党と自由党の間で政府委員制度の廃止という国会史上かなり歴史的な合意文書、実は我が党はこれは反対であ...全文を見る
○保坂委員 当法務委員会、次第に議論が活性化してきていると思うんですが、大臣にお願いしたいのは、政治家同士の議論が活性化するためには、やはり政府委員がいなくなって、今はいらっしゃいますけれども、たくさんのメモを政治家がお持ちになって、質問する委員にそのメモを見ながら朗読する、これ...全文を見る
○保坂委員 生の言葉でお答えいただいてありがとうございます。  そうすると、今回のこの法案、何度も読みましたけれども、今までの大臣の御所見あるいは政府委員からのお話でも、これは大事な問題だ。したがって、司法制度改革というのは国民各層に幅広く理解を求めて、つまり国民が知らないとこ...全文を見る
○保坂委員 大臣、そうしますと、ではこの設置法には何も書いていないのかというと、実は書いてあるわけです。「委員は、職務上知ることができた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。」こういうふうにあるんです。軍事上、外交上に秘密なり機密というのがあるのは私たちも承知を...全文を見る
○保坂委員 それでは、せっかく内閣審議官兼司法法制調査部長の房村さんが御答弁されたので、ずばり伺いますけれども、先ほどの事務局の構成ですけれども、例えば最高裁からあるいは法務省からあるいは大蔵省から官僚の方が入るのが大体決まったというような話も聞いているんです。どうですか、事実は...全文を見る
○保坂委員 審議会の委員は、内閣総理大臣が任命をして国会同意人事で承認するというふうになっていると思うんですが、それでは、今房村さんが答えられた事務局長及び事務局の人員配置は、もちろん法案成立後でしょうけれども、だれがいつどのように決めるんですか、具体的には。
○保坂委員 その辺のプロセスが、房村さんも、透明なルールと言っているんですよね、一貫して貫くのは。透明なルールでやってくださいよ。今、あらゆる審議会がそうですけれども、これだけ大変な、しかもある意味で司法制度に関しては守備範囲外のいろいろな幅広い人も加えてやるわけでしょう。そうす...全文を見る
○保坂委員 委員長にお願いしますけれども、これはこれからの審議にかかわる問題ですので、今、事務局を立ち上げるに当たっての準備段階の資料、あるいは準備等、内閣の側にあるのであれば、ぜひ当委員会に提出していただくようにお諮りいただきたいと思います。
○保坂委員 それでは、続いて房村さんに簡単に聞きますけれども、内閣審議会になった理由はどんな理由でしょうか。
○保坂委員 そうすると、房村さん御自身が事務局に入る可能性もあるわけですね。可能性の問題です。
○保坂委員 もう一言だけ聞きますけれども、房村さんはたしか裁判官じゃなかったでしょうか。
○保坂委員 それでは次に、法務、検察行政全般にわたって、この審議会にもかかわるんですけれども、実は、あした四月一日より、いわゆる被害者通知制度というものが動き出す。当委員会でも、片山隼君の交通事故の件等々、こういったことが必要だという声を上げてきたので、これは四月一日動き出して、...全文を見る
○保坂委員 検察の歴史をいろいろひもといていくと、謙抑的という言葉がたびたび出てくるわけですね。一般の社会では余り使われない言葉かと思いますけれども、この謙抑的というのはどういうことを指しているんでしょうか、刑事局長にお聞きします。
○保坂委員 今の御答弁を聞いていて、まさにそういう姿勢、精神を今後とも一層高く掲げていただきたいというふうに思いますし、また、片山隼君の事件あるいは検察の窓口対応等でも、前々になりますけれども、下稲葉法務大臣時代に、やはり適切を欠くというようなことで随分と世論も注目をしたし、また...全文を見る
○保坂委員 まあ答弁もまた逃げ、これは追っかけていっても時間がなくなりますので。  これは絶対納得できないですよ。言葉に出さずに、態度あるいはしぐさあるいはそれ以外に、言葉以外に何があるんでしょうね、沈黙もまた表現だったらそうなりますけれども。つまり、議事録に残らないんですよ、...全文を見る
○保坂委員 これは自主規制といいまして、子供の世界でも、僕はいじめの問題をずっと取材してきたんでわかるんですけれども、最後にはいじめられてもいないのに身を縮めるようになる、萎縮という言葉でも言いますけれども。  それで、かつて裁判官でもあり、司法法制調査部長でもあり、また内閣審...全文を見る
○保坂委員 内閣の側に立っても、これはちょっと、こういうやりとりを続けていればいるほど疑念が広がるという話になっちゃうんですね。  要するに、透明なルールと言っているわけですから、だれから見ても、ああなるほど、公正に選ばれたなと。事務局、ああなるほど、役人の方も入るかもしれない...全文を見る
○保坂委員 では、大臣に聞いてみます。  かつて臨司と言われる、これは臨時司法制度調査会というのがございましたね。そして、これは調査室がつくった資料ですけれども、そこを見ていくと、調査会は、「内閣の諮問に答申し、又は内閣に意見を述べる。」これは今回も同様の文言がありますね。その...全文を見る
○保坂委員 それじゃ、なぜないんですか。大臣、ないとしている理由を明快に説明してください。
○保坂委員 これは大臣、聞いていることをよく聞いてください。国会に報告するという条項を入れていない理由を明快に説明してくださいと言っているわけです。国民から選出された国会議員がそのことを知らなくていいわけがないわけです。もう一度答弁し直してください。
○保坂委員 昭和三十七年の法案に入っていて今日の時代の法案に入っていないというのはおかしいでしょう。つまり、国会に対する報告をあえて削る積極的な理由というのはありますか。大臣、お答えください。これは欠けているなら入れてくださいよ、大臣。
○保坂委員 必要な報告も審議会の方でということは、つまり臨司に入っているような条項を今後審議を通して入れることもあるというふうに理解をしていいですか、大臣。これは絶対入れないということだったら話が全然違うんですよ。はっきり答えてください、大臣。
○保坂委員 そういう解釈でしたら、昭和三十七年時代にすらあった条文を入れてもいいということになるんですよね。どうですか、大臣。
○保坂委員 時間が過ぎていますので、これは委員長にお願いしますけれども、今ちょっと全然答弁の趣旨がわかりません。  昭和三十七年の臨司に入っている、その当時もいろいろ議論がありました、これについては。そこに入っているものが今回ないという合理的、妥当な説明はないというふうに思いま...全文を見る
04月07日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、貴重なお話を参考人からありがとうございました。  まず、西元参考人に伺いたいのですが、先ほどの委員との質疑の中で、九四年の朝鮮半島危機のお話をなさいました。  米軍の作戦行動準備等もあり、一方でカーターの訪朝というようなこ...全文を見る
○保坂委員 その、ある面ではイエス、ある面ではノーというところをもう少し伺いたいのですが、二月二十三日の朝日新聞、去年読売新聞にもこの記事、朝鮮有事を想定して、九四年当時、西元参考人が実行部隊の責任者であられたときだと思いますけれども、八空港六港湾の使用要求が出た。九四年の四月で...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、岡崎参考人に伺いますが、先ほどのやはり質疑の中で、いわゆる朝鮮半島有事ということが起きた場合に、直接的には韓国であり、また米軍であり、そして一番影響が少ない、損失が少ないのは日本であるというお話があったんですが、これを具体的に考えてみますと、朝鮮半島有事...全文を見る
○保坂委員 ちょっと時間の関係で先を急ぎます。  小沢参考人に伺いたいんですが、今日のユーゴの空爆、NATO軍、アメリカを中心にして行われているわけですけれども、人道上、人権擁護という目的を立てつつ、しかし現実には四十万人を超える難民が次々と出てくる。そしてまた空爆の対象も逐次...全文を見る
○保坂委員 それでは笹森参考人にお尋ねしますが、確かに民間に対する協力の部分の削除ということをおっしゃいました。やはりこの問題で大きいのは、自治体の問題、極めて大きいと思います。先ほどのお話の中でも、いわゆる神戸方式あるいは橋本知事の、非核証明書を要求すると。港湾法が、自治体がき...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一度岡崎参考人にお尋ねいたしますが、やはり先ほどの質疑の中で、沖縄返還当時に、韓国と台湾、いずれかの地域でいわば危機が生じた際には迅速に日米間の協調というお話をおっしゃったと思うんですが、その後、田中内閣における日中国交回復があり、いわば中国は一つという...全文を見る
○保坂委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  川本参考人に伺いたいと思います。  本日は、パイロットさんの組合の、まさに旅客機を運航している現場からの声として大変貴重な声を聞かせていただいたのですが、なおかつ川本参考人は海上自衛隊に勤務された経験もある。そういうことから、いわば自...全文を見る
○保坂委員 続けてお願いしたいのですけれども。  九四年の朝鮮半島の緊張が高まった折に、アメリカから八空港六港湾の使用要求があったということで既に幅広く知られておりますけれども、その中に例えば関空だとかあるいは成田だとか、そういった空港も含まれている。そうなると、いわゆるガイド...全文を見る
○保坂委員 続けて、川本参考人にお願いをしたいのですが、繰り返し意見陳述の中で、国際民間航空条約、シカゴ条約、そして日本の航空法について触れられていますけれども、端的に、ビジネスとして米海兵隊あるいは附属する武器弾薬を民間機が運んだ場合に、それは民間機というふうに言えるんでしょう...全文を見る
○保坂委員 続けて、川本参考人のお話の中でテロの問題に触れられていましたけれども、もう一つ、イラン航空の飛行機が、エアバス300ですけれども、これはちょうど十一年前の七月に、離陸直後にアメリカのイージス艦によってミサイル攻撃で撃ち落とされた、撃墜されたという、これは最終的にはかな...全文を見る
○保坂委員 それでは小川参考人に、時間がないんですが、一言お願いいたしたいと思います。  今、川本参考人から、パイロットという現場の声、幾つか私ども受けとめたわけですけれども、今回の法案審議の中で、例えば自治体に協力を求める、民間に協力を求める、あと、詳しくはどうかというのは全...全文を見る
○保坂委員 時間の関係で、岡本参考人、伊豆見参考人に質問できずに申しわけありませんでした。  これで終わります。
04月12日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、委員会に提出された決算の書類をめくりながら、私の時間は大変限られているものですから、とりわけ法務、検察に集中をして、そしてもう一つは、防衛庁の問題についてお聞きをしたいと思います。  先週末より、東京高検検事長をめぐる報道、そ...全文を見る
○保坂委員 それでは、具体的に伺います。  最高検の調査は極めて早いですね。例えば防衛庁の事件でも、かなり内部調査に時間がかかった。あるいは、大蔵省の場合もそうでした。この問題は簡単だからということなのかもしれませんけれども。  具体的に伺いますが、本日の朝日新聞には、朝日新...全文を見る
○保坂委員 お答えになっていないと思うのです。  では、別の角度からお聞きしますが、大蔵省にタニマチという存在がかつてあったでしょうか。そして、検察官に対してはタニマチという存在はありますか。刑事局長でいいです。
○保坂委員 それでは具体的に、検察の首脳が、例えば飲み食い、これを特定の業者にツケ回しするようなことがあったとしたら、これは大変問題だと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 また、本日の毎日新聞には、最高検総務部は、関係者から話を聞いて、公務出張に同伴というふうに言われているけれども、これは日曜日のことなので公務ではない、つまりプライベート、私人だという言い分。これは事実ですか。
○保坂委員 いや、そうではなくて、私が聞いているのは、日曜日は公務ではない、したがって、私人であるから何も言われるいわれはない。  つまり、翌日は公務なわけですよね。宿泊代は公務として払われたのかどうなのか、私人として自前で持ったのか。いかがですか。
○保坂委員 それでは、プライバシーというふうにおっしゃいましたけれども、宿泊施設に自分の名前ではない、一言で言えば偽名で泊まるということについては、犯罪目的などがないので特に懲戒の対象に当たらない、こういう見解を早くも出されたというふうに報じられています。そうだろうという推測記事...全文を見る
○保坂委員 通信傍受と盗聴みたいな違いかもしれませんけれども。  どうでしょう。最高の権限を持った、大蔵省の職員で追い詰められて亡くなった方もいるのですよ。そしてまた、退職に追い込まれていった方もいる。少なくとも特捜部が摘発した省庁は、みんなかなり期間をかけて内部調査をやってい...全文を見る
○保坂委員 じゃ、あと一点だけ伺います。  そのタニマチで、東京高検検事長を取り囲む若富士会という、大阪の肥料業者の方が取り持ったそういった会の存在も把握しておられますか。
○保坂委員 それじゃ、公安調査庁に。  実は、当雑誌にもう一点見逃せない記事が出ているのです。この「噂の真相」という雑誌です。  公安調査庁の当時の豊嶋長官が昨年の八月十三日から二十四日までアメリカに出張して、その間、二十日から二十三日までハワイに滞在して、お土産だとかそうい...全文を見る
○保坂委員 では、委員長にお願いしますが、この雑誌が、伏せる形で出張費の数字を出しているわけなんですが、きちっとした目的の出張だったというふうに言われているので、それではこの際、この書類も含めて、どういう行動をされ、どういう研修、勉強をされたのか、当委員会に出していただくことをお...全文を見る
○保坂委員 続けて、防衛庁の装備局長にお願いします。  私は、当委員会において、十月十五日でございますけれども、私の方で何度も提出要求したのですけれども、ついに出てこなかった、委員にも配られていますが、「東通事案における主要項目の基本認識について」という書類について、十六項目の...全文を見る
○保坂委員 それでは、そのメモでは全く納得できないということで突き返したわけですけれども、そのメモで説明が終わったというふうに考えられていたということがわかりましたので、再度理事会に対してその防衛庁の作成したメモを提出いたしますので、再度御協議いただきたいと思います。
○保坂委員 今回、法務省、検察の高い信頼、これはまたその捜査の高度な権限と責任に照らして、この短い期間で最高検の調査が終わっていくとすれば、じゃ、これまでの検察の摘発してきた事案は一体何だったのか、今後はどうなのかと、強く厳しく問わなければならないと思います。こういうことで最高検...全文を見る
04月13日第145回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは御苦労さまです。  まず、松永参考人に伺いたいんですけれども、お配りいただいた「知られざる裁判官の内幕」というところにございますけれども、三号給と四号給というのはかなり落差があって、年間にすると五百万だと、これはかなり大きいですね。...全文を見る
○保坂委員 それでは、同じく松永参考人に伺いますけれども、経済界が言挙げをした司法制度改革と自民党の中の議論、そして今回の法案の提出理由等々、一貫して流れているのは、自己責任原則であるとか透明なルールであるとかあるいは事後チェック型の社会へということなんですけれども、規制緩和とい...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、逢見参考人に伺います。  先ほど、この審議会委員の中に法曹三者を入れるべきでない、まないたの上のコイがという話をなさいました。ただ、例えば労働法制の審議会で、ではその関係者を除いたところで議論ができるのかとか、あるいは金融制度をめぐる審議会で、銀行だと...全文を見る
○保坂委員 私自身は、審議会の事務局の中に当事者であるところの司法官僚が入っているというのは、とても、それだけで方向づけがされてしまうというふうに感じているんです。  それでは、時間が余りないですが、高橋参考人にも伺いたいんです。  いろいろ御意見を伺って、多々問題点はある、...全文を見る
○保坂委員 次に、では幸田参考人に伺います。  これまでの議論の中で、私は、司法制度改革の審議会は徹底的に情報公開をするべきであるし、また国民自身に対しても例えば公聴会を持つとか、あるいは国会に対しては定期的に報告をするとか、いわゆる国民参加の問題意識の高まりがなければ、密室の...全文を見る
○保坂委員 最後に、また松永参考人に、弁護士自治は大事だという話がありましたけれども、その弁護士自治をつかさどっているところの弁護士会についてお感じのところがありましたら、一言お願いします。
○保坂委員 これにて終わります。どうもありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、久保井参考人にお尋ねいたしたいと思いますが、私ども、社民党として、司法制度改革自体には賛成ですけれども、今回の設置法、提出原案そのものには非常に疑義がある。内閣に対する白紙委任というのは国会の機能を放棄することでもあるという立場で...全文を見る
○保坂委員 それでは、菊池参考人にお尋ねいたしますが、先ほど、弁護士から任官された方が、極めて裁判官は自由だということで、逆に新鮮な気持ちでというお話がそのとおりであってほしいなというふうに思うのですが、具体的に、先ほど通信傍受などのお話も出ていましたので、これらを公正に担保する...全文を見る
○保坂委員 それでは、検事長であられた高橋参考人に伺いたいと思うんです。  先ほど通信傍受の必要性というようなこともお触れになりましたけれども、先ほど久保井参考人にお話ししたように、戦前は特高警察と思想検事という強い権限があって、これが国家総動員体制を構築していった。戦後のいわ...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一回久保井参考人に戻りますけれども、事務局の構成ということがこの委員会でたびたび話題になっております。参考人質疑でこれをずっと話題にしてきているんですね。十三人がどういう形で選ばれていくかという透明な情報公開というか基準の提示ももちろんですけれども、事務...全文を見る
○保坂委員 では、重ねてその点伺います。  日弁連の要望はよくわかりましたし、我々と意見もそう変わらないと思いますけれども、ただ、対政府質疑では、それはあくまでも審議会委員がお決めになることで我々は知りませんということですので、そういう意味で、日弁連の要望というのは今回の審議会...全文を見る
○保坂委員 私どもは、そういった意味で、事務局構成も含めて公平なルール、しかもだれから見ても情報公開をしっかりしているということになるようにこの法案にきちっと手を加えて、納得がいける地点まで努力を最後まで続けたいと考えております。  きょうは、参考人の先生方、どうもありがとうご...全文を見る
04月15日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、伊藤参考人に伺いたいんですけれども、私も、ちょうど一九八〇年代ぐらいに暴走族の若者のインタビューを、雑誌にルポを書くためにずっと聞き続けた。当時、校内暴力と言われた時期ですけれども。そのときに、一見近寄りがたい雰囲気の子供たちなん...全文を見る
○保坂委員 それでは、次に山口参考人に伺います。  私は、いじめとか、学校あるいは家の外に出られないという形で悩んでいる子供の声をずっと聞いてきた体験があるんですけれども、ラグビーでそれだけ多くの生徒さんたちを指導されていると、かなりの才能と素質と能力というんですか、そういうの...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に小田参考人にお願いします。  先ほど、議論の中にも少し出ていたんですが、例えば少年法の適用年齢を下げていく、責任能力を、年齢を引き下げるという議論が起きてくるんだとすると、例えば選挙権の問題、十八歳であるとかあるいはそれ以下ということも含めた議論が起...全文を見る
○保坂委員 終わります。
04月21日第145回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  この問題についてまず刑事局長に伺いますが、先般から出ていますロイヤルサルート、こちらの方に、四月十六日の夕方にその専務が調べを受けたという情報があるんですが、事実ですか。四月十六日です。
○保坂委員 必要な調べはみんな終わったんじゃないですか。終わった、最高検もすばらしい短い期間で終わったのに、実は調べは続いているじゃないですか。どういうふうに説明するんですか。
○保坂委員 法務大臣、先ほど報告がありましたけれども、そんな短い期間で調べられないんですよ、実際のところ。ですから、公式に終わった後も、今刑事局長が認めたように、調べはまだ続いているわけです。  さて、私は、この問題の核心はやはり業者、佐藤章氏と検事長の関係だと思って、直接にこ...全文を見る
○保坂委員 では、確認しますが、その五十万円を自宅に佐藤章氏が持ってきたという事実をA子さんが主張している、これは彼女の間違いということですね。簡単に。
○保坂委員 これだけの問題で短期間にその女性の証言を全部はねのけて事実認定したということは非常に疑いを持ちますが、この検事長の口座、東京三菱銀行、昭和四十七年当時に開設された口座だそうですけれども、これは私的な用途で使われている口座である、給料等を当座に移す、つまり給料振り込みを...全文を見る
○保坂委員 先ほど、佐藤氏と則定氏がどうやって知り合ったか。これは報道の中には、またその女性にも聞いたんですけれども、同僚の元検事さんの紹介で、その方は清水博さんだというふうに聞いたんですが、間違いないですか。
○保坂委員 それでは法務大臣に伺いますが、この短い質疑で到底最高検の、つまり検察の威信なりあるいは捜査機関に対する高度の信頼がなければ、これは検察みずからよって立つことができないわけです。  みずからの内側の問題について、身内に甘いのではないかということを我々この事態が起きてか...全文を見る
○保坂委員 陣内大臣、私はこの問題でもう既に三回質問主意書を出していますが、読んでおられますか。
○保坂委員 検察が信頼回復するために急いだのはわかりますが、五日間は緊急調査だったというふうに考え、そして、ほかにも他の委員からも質疑がございます。不明な点もあります。  例えば、検察の皆さんが同期会をやるのに、なぜ佐藤章さんがそこにいなきゃいけないのですか。同期会というのは、...全文を見る
○保坂委員 不十分だから、これだけ質問が出ていると思います。  私たちは、決してこの問題、個人のプライバシーをいろいろ殊さらに探るという趣旨ではなくて、検察という、政官財の、いわばそこにメスを入れる唯一の、国民がこの間信頼してきたその機関の中で、その最高幹部が、訴追を受けた側あ...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、小渕総理、御苦労さまでございます。  まず最初にお聞きいたしますけれども、一月四日の読売新聞に、「陪審制導入を検討 司法改革の項目全容判明」という記事が載っております。この中には、裁判の迅速化でありますとか、あるいは陪審、参審など...全文を見る
○保坂委員 今の答弁で、法務省の中で、まあこういうことで検討がされるだろうという内部の文書だったということでございます。  そうしますと、読売新聞がそれを入手していて、我々法務委員は全然見ていないわけなんですね。要旨と書かれていますが、全文は見ておりません。やはり透明なルールを...全文を見る
○保坂委員 それでは、実は一月四日というのは、法務・検察の賀詞交換会が行われた日でありまして、もうこれは総理も何度もお聞きになっていると思いますけれども、当時、前中村法務大臣がこの読売新聞の記事を見て、ことしは司法制度改革の年だということで、いろいろの問題発言といいますか、後に釈...全文を見る
○保坂委員 総理、予算委員会で、法務大臣自身がたびたび、これは議事録にも残っていると思いますので確認していただきたいのですが、確かに法務大臣はそういうふうにお話しになっています。  そして、実は法務大臣がおやめになったわけなんですけれども、このいきさつについても一つだけ、参議院...全文を見る
○保坂委員 その調査をされたのかどうか、本来ならこの調査も明らかにしていただきたいのですが、ちょっと時間の制約がありますので。  今回の司法制度改革についてなんですが、これは自民党の案の中では、弁護士自治の見直しという部分も含めた、これもまあ検討の対象であると。先日ここに官房副...全文を見る
○保坂委員 この審議会の情報公開について、大変当委員会でも議論がされたのですが、その際に、平成七年九月二十九日の審議会の透明化、見直し等についての閣議決定がございますが、これは国家行政組織法八条に基づく審議会について閣議決定されたものと読めるのですが、今回の内閣法十二条四項に基づ...全文を見る
○保坂委員 再度具体的に確認、先ほど他の委員からもありましたけれども、情報公開を基本として、例えば審議会あるいは議事録、こういうものは公表していくという理解でよろしいですか。
○保坂委員 さらに、審議会の事務局の構成がこの審議会の運営に大きな作用をするだろう、昭和三十七年の臨司の振り返りからもそういう議論がなされました。事務局の構成なんですけれども、司法官僚の方あるいは法務省の出身だったり最高裁の出身の方以外に、例えば民間人、例えば日弁連の出身、あるい...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後の質問になるかと思いますが、内閣に設置される、今回は司法制度改革審議会、かつて昭和三十七年当時、臨時司法制度調査会、これは資料の中に入っているのですけれども、これと今回の構成がちょうどよく似ていまして、ただ一点だけ、臨司の場合、調査会ですから、「調査会は...全文を見る
○保坂委員 臨司の際にあった国会報告規定、今回提出のものに入れておいて何も問題はなかったというふうに思うわけですが、時間になりましたので、終わります。ありがとうございました。
○保坂委員 社民党の保坂展人です。  三月三十一日の議事録を振り返りますと、ちょっと訂正点、私の質問自身がちょっと発音が悪かったのか、房村さんに伺っているところがちょっと間違っておりまして、その質問は、「簡単に聞きますけれども、内閣審議会になった理由はどんな理由でしょうか。」と...全文を見る
○保坂委員 私の予想どおりなんですが、先ほど木島委員の質問に対して、事務局の編成は事務局長一名で参事官三名、これは最高裁と法務省と大蔵省というふうに私ども聞いているのですが、その点明らかにしていただきたいのと、もう一つ、十名というふうにはっきり事務局構成の規模をおっしゃったのです...全文を見る
○保坂委員 最高裁では審議官を復活させていますから、この段階で答弁されても一向に構わないと思うのです。ただ、事務局編成は審議会の進行に大きな影響を与える、例えば審議会自身が、民間人を過半登用すべきだ、公務員だけじゃだめだ、きょうは決算行政監視委員会で、役所や政府のいわば業績評価、...全文を見る
○保坂委員 大臣に伺いますが、再三この法務委員会での議論の中で、やはり事務局の中に民間人、しかも司法官僚制について弊害ありという問題意識を持っている、例えば、民間人の中には弁護士会もありましょうし、自由人権協会という団体もあります。あるいはアムネスティという人権擁護の世界的な団体...全文を見る
○保坂委員 それでは、先ほど小渕総理への質問の中で、ちょっと時間が足らなくて聞き切れなかった部分を再度伺います。  一月四日の読売新聞の記事の中で紹介されています、司法改革の、房村さんのお話だと、法務省の中の内部メモであると。したがって、これも表に出るものではないし、出た経緯も...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度聞きますが、予想メモである。つまり、これを審議しろという話じゃなくて、こういうものが話題になるだろうという予想を一応羅列したものだというふうに理解していいですか。
○保坂委員 大臣に伺います。  これは一月四日、それこそ中村前大臣、賀詞交換会での発言にも直接的につながっていった記事なんですが、陣内大臣は、こちらの読売新聞、ここにある記事は要旨なんですよ。この記事の中で、司法改革の項目が判明と。陣内大臣は、就任されたときに、あるいは引き継ぎ...全文を見る
○保坂委員 私、何度もこの法務委員会で質問をしております。これは直接的にいわゆる日本の死刑制度にも関連をする事項がこの中にあります。つまり、無期刑を見直して、そして終身刑を導入するというようなことについても検討の対象になるかもしれないなというような、そういう枠の中に入っているわけ...全文を見る
○保坂委員 ではもう一度、房村さんの方にお聞きしますが、先ほど、予想のメモというふうにおっしゃって、その予想のメモという趣旨であれば、別に法務省として項目づけをして審議会を縛るという趣旨じゃないとすれば、このメモ自体は、流出の過程は不明であるにしても、これは生きているというふうに...全文を見る
○保坂委員 もう一度伺いますが、これは前中村大臣もかなり力を入れて、例えば国会に対する検察の説明責任であるとか、起訴陪審だとか、そういうところはその前大臣の意向というものもかなり強く反映したメモということじゃないですか。
○保坂委員 では、再度大臣に伺います。  特に細かいことを聞いているわけではなくて、先ほど法曹一元の話もありました。裁判の迅速な進行の問題もありました。それから、坂上先生の方からは、それこそ再審のありようについてもありました。日本の刑罰の場合、いわゆる無期と死刑との間には物すご...全文を見る
○保坂委員 そうすると、では審議会はちょっと外しましょう。審議会は外して、ここの法務省がメモで作成した無期と終身刑のそういう問題も議論されるべき問題である、これは法務委員会でもたびたび主張しているのですよ。そういうことについて、大臣、お考えはいかがですか。
○保坂委員 今の答弁、大臣の方からいかがですか。同様なら同様というふうに。
○保坂委員 それで、いろいろ調べてみたのですけれども、昭和三十七年の臨司がございました。このときには、要するに法制審議会とのすみ分けについての規定がございまして、附則で法務省設置法を改めている。そしてまた、法務大臣は、このときの臨時司法制度調査会設置に当たっては、その置かれている...全文を見る
○保坂委員 では、法務大臣に伺いますが、今回は昭和三十七年の臨司とは違って、このときはたった二つ、たったというか、大きな問題ではありますけれども、二方面についてであった。今回はマルチ、すべてを包摂するような大変大きな守備範囲を持った審議会なわけで、ここは本当に国会の空洞化につなが...全文を見る
○保坂委員 この法案について、白紙委任ではないかということで多々疑問がございました。ただ、全部は晴れていませんけれども、情報公開、それから事務局構成の中で民間の力を活用していくこと、国民に幅広く開かれた議論というところで答弁もいただきました。この答弁をしっかり生かしていただきたい...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  乙武さんにまずお聞きしたいと思います。  ちょうど、通われた用賀小学校そして用賀中学校は私の身近なところにありまして、特に、一九九四年に大河内清輝君という少年が亡くなって、いじめの問題がかなり大きく言われるようになってきて、その二年後...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  次に、世取山さんにお聞きしたいのですけれども、今の乙武参考人の話なんですけれども、青少年問題というふうに言うと、本人たちが自分の問題と思わない。つまり、青少年というと、青少年健全育成条例とか役所用語として割と使われてきた経緯もありますよね...全文を見る
○保坂委員 それでは、我が党から御要請した宮台さんにお聞きしますけれども、かつて、テレクラの取材から始まって、少女たちのサブカルチャーみたいなことをずっとやっていく過程で援助交際みたいなことが大変大きな問題になって、それは、東京都の条例も含めて、数々の規制というものを結果として生...全文を見る
04月28日第145回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、渥美先生に伺いたいのですが、少しやわらかい質問からいたします。  ちょうど今、エネミー・オブ・アメリカというアメリカ映画が公開されています。これが、試写会を見に行きましたら、アメリカでテロ対策として、通信システムの保安とプライバ...全文を見る
○保坂委員 それでは、続けて、ちょっと先ほど北村委員から御質問あった点なのですが、要するに、バーミンガム・サミットでFIUを設立していこうということで、疑わしい取引、これを金融機関に届け出義務を付すという、これがアメリカ議会に、FRBの発表によると、数十万通の投書があって、プライ...全文を見る
○保坂委員 この点は、法制審の中にも入っていなかったことなので、大きく課題を呼ぶと思います。  次に、では、田中参考人にお願いしたいのですが、通信傍受における会話というのはクリーンな証拠である、生ものというのですか、まさに生でとれるというお考えだと思うのですが、実は、暴力団の中...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一度渥美参考人にお願いしたいんですが、先ほど、むしろ対象範囲を、例えば大型詐欺罪、証取法違反、インサイダー取引だとか、広げるべきだというお話もあったと思うんですが、私、社民党の議員というのは実に金に縁がありませんで……(発言する者あり)いや、私はないです...全文を見る
○保坂委員 今回のマネーロンダリングの規定は、犯罪収益の収受であるとか、あるいは該当する犯罪に触れた場合には政治家とて対象外にはなっていないということは、ぜひそこは押さえて、委員の皆さんも知っていただきたいと思うんです。  新倉参考人に最後にお聞きいたしますが、ジャーナリズム出...全文を見る
○保坂委員 では、同じ点をもう一度渥美参考人に伺いたい。  たしかドイツの例だとかもそういう議論があったと思うので、少しそこいらも踏まえながらお願いします。
○保坂委員 アメリカでは移動盗聴が認められて、特定の私の電話じゃなくて、私が行きそうなところ十数カ所、その電話すべてが盗聴できるというふうになって、例えばグリコ・森永事件のような劇場型犯罪があって、特定の新聞社に犯行声明第一弾があった場合にはそういうこともあるのかなというふうに思...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、高田参考人にお願いしたいのですが、午前中の質疑で、渥美東洋参考人にアメリカの最新の例を伺いまして、バリー・スタインハードさんが最近来て、日弁連でアメリカの状況を語っていただいた中に、例えば、デジタル技術に通信が変わっていく中で、デ...全文を見る
○保坂委員 次に、平良木参考人にお願いしたいんです。  この法案の中で、いわゆるマネーロンダリングに関する部分なんですけれども、例えば、窃盗ないし別の犯罪によって収益を得た、これは隠匿した場合にまた隠匿罪ということで、今までは不可罰的事後行為というふうに処理をされていたものが、...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に岩村参考人に伺います。  私ども、これはもう日本の刑事政策を根本的に転換する大法案だ、したがって本当に徹底した審議も必要だということで、ここ二年間ずっと議論してきた。今の点なども含めて、例えば、隠匿自身が罪になるんだったら、窃盗で得た収益は飲み食いで...全文を見る
○保坂委員 一点だけ、平良木参考人に伺います。  午前中も聞いたのですけれども、アメリカのFRBは、いわゆる国際的な合意であった、疑わしい取引を見た場合に金融機関が届け出る義務というものを法制化しようとして、数十万通に及ぶ投書、プライバシー侵害だ、それからそれぞれの金融機関等は...全文を見る
○保坂委員 この議論をリードしてきたアメリカが国内立法を撤回する、こういう段階なので、私どもは、こういう法案はもう法制審差し戻しで、徹底的にもう一回出し直すべきだという主張であります。  参考人の皆さん、ありがとうございました。終わります。
05月12日第145回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の発議者の皆さんの御苦労に大変敬意を表しながら、この法案審議に当たって、幾つかの点、やはり確かめておきたいということで、質問させていただきます。  まず、児童ポルノということが規定されているわけですけれども、一方で、芸術作品という...全文を見る
○保坂委員 恐らく、長きにわたって芸術作品という評価を受けている写真が我が国において流通した、現にしているわけですけれども、それを児童ポルノというふうにはなかなか解しにくいだろうとは思います。  もう一つ境界例としましては、衣服をつけている幼児の写真であっても、例えばこれも大変...全文を見る
○保坂委員 あと、刑罰というところで端的にお聞きいたしますけれども、十八歳未満の児童と恋愛をして、再三出ていた質問でありますけれども、性的関係を含めた交際をした場合に、性的行為の前であろうが後であろうが、プレゼントや金銭の供与ということがその交際の中であり得るだろうということはこ...全文を見る
○保坂委員 ここは大事なところなんで、いろいろ現場現場の事件によっては、やはり告発者がいて、そして証拠があって、告発された者が、被疑者が否定をしても、証拠があった場合かなり難しいのかと思いますが、刑事局長にもちょっと……。では、その前にどうぞ。
○保坂委員 済みません、難しい質問を最初にいたしましたけれども、私自身はこの法案に大賛成で、とりわけ東南アジア、例えばタイでありますとかフィリピンなどというところで児童買春ツアーなるものが実際上日本人の男性によって行われていて、またその拠点たるホテルなども、実はNGOの仕事などで...全文を見る
○保坂委員 次に、セカンドレイプという言葉もありますけれども、性的な被害に遭った女性が、そのことを明らかにすることによってさらに深刻な侮辱を受ける、あるいは取り調べ等においても残念ながらそういった事例もないわけではない、捜査官によって問われることがということがあります。もちろん、...全文を見る
○保坂委員 私自身は、せっかく禁止するんなら、処罰もないとなかなか難しいのかなという気はいたしておりますので、指摘をして、また考えていきたいと思います。  次に、これは時間的に最後になりますが、十五条、十六条で、先ほどの答弁にもつながるんですが、被害に遭った児童のケアあるいはリ...全文を見る
○保坂委員 本法案は、子どもの権利条約、児童の権利条約批准後大変大事な、しかもストックホルムにおける会議の指摘をじかに受けて、本当にスピーディーに、また時間をかけて濃密に検討されてきた関係議員の御努力に改めて敬意を表しつつ、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございま...全文を見る
05月13日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本案の審議に当たりまして、ぜひ野呂田防衛庁長官に率直にお尋ねをしたい件がございます。  自衛隊の中に、いわば賞味期限が切れてしまったビールであるとか飲み物であるとかあるいはカレースープであるとか、さまざまなものがいわば企業によって提供...全文を見る
○保坂委員 基本的な御姿勢はわかりました。  この扱った量というのはかなりの量でありまして、二十二万ケース、もし販売するとしたら小売価格で十億円相当という大量の物品、飲料やその他食料ということなのですが、その調査の際に、実際に格安でどの程度、この方あるいはそれに付随した方たちが...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一度確認しますが、国会答弁というのはこれは虚偽の答弁は許されないのではっきり言っていただきたいと思いますが、一連の報道では、確かに無料で配ったというのもありますよ。ありますけれども、格安で販売したというのも繰り返し出てきているのですね。この点がないという...全文を見る
○保坂委員 私はその調査に非常に疑問を持ちますが、今言われた原価でビール会社から受けて、ボランティアで、自衛隊員としての職務中に、ビール会社のいわば販売営業代行になってこれを原価で渡していた、そういうことですか。
○保坂委員 防衛庁長官、お願いしますけれども、これは士気の緩みどころの話ではなくて、まさにそこに、例えば原価に幾らか上乗せして、勤務時間中にアルバイトをしていたということがあったら、これは停職処分とかそういう問題ではもう済まされませんよ。その部分というのは勤務時間内なのですから、...全文を見る
○保坂委員 長官にお答えいただきたいのですが、野呂田長官、よろしいですか。もう一つ別の角度からお聞きしてよろしいですか。  今の問題も重要なのですが、もう一つ、例えばビールメーカーや食料会社にとっては、これは廃棄するよりも三分の一のコストで済んだと言っているわけですね。では、企...全文を見る
○保坂委員 では、政府委員にお答えいただきますが、この問題はもう一つの側面があって、大体発端になったのは九一年十一月に、カレースープ二十二万ケースをいわば受け取って、このあたりから始まった。この方自体は、弘済会の幹部の方ですけれども、九四年に退職をされてビール会社に天下った、こう...全文を見る
○保坂委員 大変前向きな御答弁で、確かにこれは野呂田長官おわかりのように、大変な量の賞味期限切れかその直前のものを、いわば産廃施設に送るかわりに自衛隊に持ち込んだというとんでもない話ですね。それによって企業が三分の一のコストで済んだとするならば、企業にとっては上げた収益があるわけ...全文を見る
○保坂委員 これは本質的な問題だと思いますが、たまたまこのことを究明していく過程で、この処分をされた方が、勤務時間後と言われていますが、執務室の中で女性自衛官と飲食をして、無理やりキスを求めたというようなことで、当該の女性自衛官からの告発があって、このことも今回の処分理由になって...全文を見る
○保坂委員 今、長官は士気の緩みとおっしゃいましたけれども、一方で、執務室の中で、勤務時間終了後とはいえ、いわばそういうことになる。飲酒をして、女性にとって大変な屈辱だったろうというふうに思うのですが、この点についてもやはり厳しく反省していただきたいと思いますが、長官はいかがでし...全文を見る
○保坂委員 それでは、自衛隊の定員、定数が漸次削減ということで、全体の構成についての質問なんですけれども、昭和五十七年度版から平成八年度版まで、つまり一九八二年から九六年までの十五年間は、幹部から現場の士に至るまで、それぞれのランク別の充足率の記載が防衛白書の中にあるのですね。 ...全文を見る
○保坂委員 今口頭で、会議録には残るのですが、これは十五年間きちっとやってきたように、それぞれの充足率を記載してください。いかがですか。
○保坂委員 私は、今の点を聞いたのも、やはり幹部の充足率が非常に高くて、こういうふうに現場の方は低いという実態の中で、特に今回、冒頭御指摘したようなことが、いわばルールはあってなきがごとし、これは民間の会社なら極めて厳しい事実究明がされるはずです。そういうルールがあります。  ...全文を見る
05月14日第145回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、主に政府に、本法案成立後に何から始めるべきなのかという点について質問を用意しております。  一昨日のやりとりの中で、一点だけなんですけれども、買春を規定していく質疑の中で、これは清水議員に伺いたいのですけれども、実は私、長い...全文を見る
○保坂委員 その優越的地位を利用すると言うと、少し言葉上はソフトな表現に聞こえるのですけれども、子供にとってみれば、何万円かの金銭や物品の供与ということよりもはるかにこれは、推薦入学の枠に入れてやるからということで迫られる、こういうケースは実際に過去あるいは今後も起き得ることなの...全文を見る
○保坂委員 必ずしもその件数ではなくて、目に余る振る舞いが目に入らない振る舞いになったところで本質は変わらないということで、いよいよ本法案成立後に、施行後の話になるのですけれども、外務省に伺いたいのです。  この法案成立後、効力を持ってからの話なんですが、例えば、在外公館で購読...全文を見る
○保坂委員 ではもう一点、外務省に伺いますが、東南アジアにもたくさんの日本人が住んでいるわけですね。その日本人から、例えばあの町のあの店に行くと明らかな子供買春を目的にした日本人観光旅行者やあるいは定住者が出入りをしている、この店である、あるいはこういう人を介してそういうことが行...全文を見る
○保坂委員 外務省の方は特段の対応はしないというふうに聞こえるのですけれども、やはりもう少しそういうことが、これは日本人の、海外で、特に経済的な格差があるアジアで子供買春についての批判が強いわけですから、それについてもうちょっときちんと対応すべきではないかと思うのですが、いかがで...全文を見る
○保坂委員 ちょっと答弁が不親切なので、つまり、取り次ぎはするというわけですか。先ほどの答弁だとはっきりしなかったので……。
○保坂委員 そうすると、では、そういう情報が寄せられても特に具体的な行動は起こさないわけですか。  要するに、今言いましたね、例を挙げましたね。この店で日本人のツーリストや定住者が子供買春をしている、在留邦人として恥ずかしいということがもし寄せられた場合にはどうするのですか。そ...全文を見る
○保坂委員 もう少し政府内できちっと姿勢を正していただきたいと思うんですね。これは、こういうことをなくすために立法しているわけですから、そういうことがまさにあるよという情報があったときに、本当にあるのかどうか、もちろんそれはにせものの情報もあるでしょうけれども、これらにきちっと対...全文を見る
○保坂委員 それで、厚生省に伺いたいと思うのですが、日本の国内の買春の状況、そしてまた児童ポルノ、こういった被害者となった子供たちのケアやリハビリの活動実績というのは、日本国内の場合はまだまだこれからだと思います。専門家がそう多くいるわけではないし、これから始まるところだと思いま...全文を見る
○保坂委員 それでは、文部省の方に伺いますけれども、日本の子供たちが、児童買春やポルノの被害者にならないために、嫌なものは嫌だというふうに拒否をする、今、日本の子供たちは、はいと言うことが多いので、そういうふうに言いなさいというふうに育てられているので、余り自分の意思を明快に表明...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察庁と法務省に、時間がないので簡潔にお答えいただきたいのですが、大きく振り返ると、これまで、青少年保護育成条例で国内の子供買春は取り締まる、こういう状況がありました。しかし、この法案の目的は、繰り返し提案者の議員の皆さんから言われているように、児童の権利の...全文を見る
○保坂委員 それでは、ちょっと簡単な質問で、運輸省に伺いますが、本日の質問でも出ましたけれども、具体的な努力として、例えばブラジルでは、航空チケットに児童買春撲滅というメッセージを載せて旅行者を啓発しているというような取り組みをしているそうですが、具体的に何かそういう踏み込む努力...全文を見る
○保坂委員 この法案では、児童ポルノの単純所持ということについてはこれを削除するということで合意が成立をした。その背景には、やはり単純所持そのものをめぐる、多角的にいろいろ見解を重ねていった結果だと思って、それを十分に受けとめたいと思います。  法務省に一点だけ伺いたいのですけ...全文を見る
○保坂委員 もう一度外務省に伺いますが、国内行動計画についてなのですが、ストックホルム会議で、この問題に取り組むための国内行動計画を二〇〇〇年までに策定するという合意がございました。ところが、まだ検討が十分行われていない、これを早く日本政府にやるようにという国連子どもの権利委員会...全文を見る
○保坂委員 三年前にストックホルムでこの問題の大きな会議があって、日本社会は一体どういう社会なのか、国際的に大変大きな非難を受けたし、また恥ずかしい思いだったということを聞いております。  これで最後の質問になりますけれども、その当時から幾多の経緯があって、本日、振り返って、今...全文を見る
○保坂委員 ここまでこぎつけていただいた提案者の皆さんの御努力に感謝をするとともに、また質問する側も、党派を超えて、あらゆる点から努力をして審議ができたことを大変うれしく思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。
05月19日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、私の時間は十分と、余り十分な時間ではありませんので、いろいろ考えましたが、本当にワンポイントでお聞きをしたいと思います。  私が質問をしたいのは、官僚の海外留学の問題で、きょうは石油公団にも来ていただいていますので、朝日新聞のこ...全文を見る
○保坂委員 では、通産省の方に伺います。  この新聞のコメントを見ていささか私はびっくりしたんですが、これは、派遣は情報収集と人脈づくりが目的である、そして情報は法人に報告している、帰国後は通産省に戻って生の情報を政策立案に生かす、石油公団の経営には問題はないと考えており、今後...全文を見る
○保坂委員 今答弁が欠けていたんですが、経営に問題ない、こういうコメントがあるんですが、それは間違いないですか。
○保坂委員 問題は、このコメントは間違いか正しいかということだけを聞いたので、もう印刷されたり公表されていることを繰り返されてもしようがないのです。  公団側に聞きますけれども、今回の調査報告でも大変厳しく、もっといろいろあるんじゃないかという声もありますけれども、回収不能にな...全文を見る
○保坂委員 それでは、太田長官、私は昨日の衆議院本会議において太田長官の答弁を非常に好感を持って受けとめました。本会議の場で肉声をもって率直に御答弁される、そんな太田長官の答弁の中に、やはり、独立行政法人の問題があるからといって特殊法人改革は忘れたわけじゃないよ、むしろこれは念頭...全文を見る
○保坂委員 前半はちょっとわかりにくかったんですが、後半は非常にわかりやすく受けとめました。  全員が試験を受けて面接をして、なぜか全員入るという仕組みのようです。やはりこういう問題、税金の使われ方には大変注目しておりますので、立派な報告書が出ても、こういう問題がずっと変わらな...全文を見る
05月19日第145回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂委員 ちょうど一年前に、私、社会民主党の保坂展人も一時間ほど質疑をしたわけですが、そのときもテーマは、捜査機関にきちんと信頼を置けるかどうかという点でありました。今までの質疑を聞いて、その思いを強くするわけですが、まず、刑事局長に基本的な定義を伺います。といっても、簡単な定...全文を見る
○保坂委員 大変よく似た言葉である、つまり、この法案によって行われるかどうかがその違いであるということでした。  一点だけ、立会人について刑事局長に確認を求めたいと思います。  立会人を厳しくということで、これは、私自身は旧与党のこのプロジェクトチームの一員で大変議論をした点...全文を見る
○保坂委員 刑事局長に伺いますが、我々もヘッドホンで聞くと理解しているわけですが、この立会人という意味を辞書で引けば、これはその場に居合わせて証人になるとか、監督し、これを検証するなどの意味があるわけです。ですから、ヘッドホンをしている捜査員のわきに立っていても、これは立会人じゃ...全文を見る
○保坂委員 それはわかっております。  それでは、資料を配付していただきましたでしょうか。大臣のもとにもお願いできますか。これは、最近発売された「フラッシュ」という、こういう雑誌ですね。この雑誌の中に、「私はこの「盗聴器」を全国の警察に納入した」という方が名乗りを上げておられる...全文を見る
○保坂委員 五月十三日に、私どもの党の福島瑞穂議員から法務委員会で質問がありましたね。警備局長は、その後、ざっとではなく丹念に読み返されましたか。それとも、気にとめずに、関心を持たなかったということでしょうか。ざっとしか読んでないか。どっちですか。お答えください。
○保坂委員 人によって速読術とかさまざまな技能がありますが、それでは、警備局長はざっと見て、ざっとどんな印象を持たれたのでしょうか。印象にとまる箇所はございましたか。
○保坂委員 この丸竹洋三さんというのは実在の人物ですか、いかがですか。御存じですか。  実在の人物であるかどうかというのは大変大事ですね。例えば、これはもう架空の、でっち上げの、とんでもない捏造だという主張もあろうかと思いますが、大事な点をつかれているわけですね、これは。しかも...全文を見る
○保坂委員 では、実在の人物だということは承知しているのですね。そうすると、この記事について調査されたのですね。
○保坂委員 今実在の人物だって言ったじゃないですか。では、そんな有名な方なんですか、この方は。警備局長は昔から知っていた。つまり、実在の人かどうかと聞いているわけですよ。それで、調査していないわけでしょう、今の答弁だと。何でわかるのですか、実在の人物だと。
○保坂委員 これは大変な記事の中身なんですよ。昔の話じゃないのです。  昔の話もありますよ。昔の話、今紹介しました。  その後段で出てくるのは、例の緒方共産党国際部長の事件の一年後に、ほぼ同時期に、警視庁と島根県警から依頼を受けた、電話線にクリップを挟めば通話内容が聞こえると...全文を見る
○保坂委員 一年前、実はこれは延々とやりとりをして、当時の伊達警備局長は、今よりはずっとよい答弁をしたのですよ、五月二十日に。  この法案が、仮にも本格的な審議に入っている中で、こんな答弁じゃ納得できません。  委員長に、証人もしくは参考人で、この問題を徹底的に明らかにしてい...全文を見る
○保坂委員 そして、今ちょっと、さっと言われましたね、警備局長。全然盗聴器を買ったり、やったことはないんだということじゃないのですね。  五月二十日には、前任ですね、伊達局長がこう言っているのですよ。これは極めて、この緒方宅事件のことは残念なところで、しかもこれはこの中に盗聴と...全文を見る
○保坂委員 これは、当時の警備局長としては、一番ぎりぎりの答弁ですね。警察官の盗聴行為ということまで言ったのです。本件の反省ということも言ったのです。反省が本物かどうかというのを今問うているわけですよ。こういう時期にこういう記事が出て、調査もしていない。  そして、局長、では、...全文を見る
○保坂委員 結局警察官個人でも買ったんですよね。これはちょっと時間が、もう一度後で聞きます。(発言する者あり)買っていないと言っているんですから、さっき。一切購入していないと。だけれども、警察官個人であれ組織であれ何であれ、警察官が買ったからこういう地検の捜査になったんじゃないで...全文を見る
○保坂委員 世にも不思議な物語とはこれですよ。調達をしたこともない、しかし盗聴行為があったので本件を反省したい。  刑事局長に伺いますが、こういうことを二度と起こさないということをきちっと担保してこの法案審議に入らないといけないんですよ。どうしてこういう答弁なんですか。これは刑...全文を見る
○保坂委員 緒方さんの事件ではなくて、今この雑誌を取り上げて、丸竹さんという方の証言を聞いたわけなんですが、法務大臣いかがですか。  実は、一年前は下稲葉法務大臣がこう答えているんです。これは組対法、この通信傍受法案の問題と緒方宅事件は全然違う、これは神奈川県警の警備部の警察官...全文を見る
○保坂委員 そうすると、その事件から一年後、より発覚しにくい盗聴器をつくってくれという注文を受けたという証言は、これは重大じゃないですか。本法案は国民的な関心も強く、これは本当に公正にきちっとやられているのかどうかということを強く見守っているわけです。大臣としていかがですか。
○保坂委員 誤解をしないでいただきたいのです。私は、現場の捜査官あるいは警察官の方は非常にまじめに立派にやっているということをきちんと踏まえて質問をしています。しかし、歴代のいわば警察組織の中に、やはり緒方宅事件が氷山の一角であって、実は特殊な事例じゃないんじゃないかと思われるい...全文を見る
○保坂委員 六月には東京で国際会議があるというふうに聞いています。そのために、法務省初め政府はこの法案を何としても成立させたいということで一生懸命御尽力されている、そういう立場もわかります。しかし、私どもの疑問は、もしそうであるならば、通信傍受という限りなく強い捜査手段を捜査機関...全文を見る
○保坂委員 ただ、警察、現場の捜査官にとっては、これはどこでどういう人が薬物取引しているかわからないわけですよ、雑踏や群衆の中でやっているわけですから。  もう一つ御紹介しましょう。厚生省が紹介をしているダルクという、これは、薬物に体を痛めつけられて、やってやって、結局やめられ...全文を見る
○保坂委員 ちょっと議論がすれ違っていると思います。いわゆる相談機関は、それ全体としての目的が、捜査機関がそうであるように、あるいは矯正施設の役割がそれを目的にしているように、薬物というものを根絶する、それは目的は同じなわけです。ところが、相談電話の大原則というのがあって、これは...全文を見る
○保坂委員 あり得ないという国会答弁をどこまで担保するか、これからまだ聞いていきます。  もう一つ心配があります。これは刑事局長に伺いますが、ジャーナリズム、つまり、具体的に言えば警視庁記者クラブを初め、あるいは各社の社会部、いわば報道関係です。あるいは小さなジャーナリズムのプ...全文を見る
○保坂委員 通信事業者がこれに協力しなければならないことになっていますよね。今の報道機関、例えば○○新聞社社会部の中に、例えば薬物の容疑で、これは継続的、反復的に行われているというふうに捜査機関が認定したときに、その社会部のデスクには電話が十五台あるとしましょう。どの電話をとるか...全文を見る
○保坂委員 委員長にちょっと伺いますが、日本の国会における陳述というのは、議院証言法に基づく証人喚問以外は特に罰則はないんですね、何を言っても。だからといって、真実に基づかないことを言われては本当に困るんですね。  委員長、それぞれの、国家の大事な基幹の部分を支えておられる、し...全文を見る
○保坂委員 委員長としてのです。
○保坂委員 では個人で。個人で結構です。
○保坂委員 では法務大臣に伺いますけれども、これは大変大きな、つまり政府提案によれば、国際犯罪情勢によってこういう手段の、日本の犯罪情勢を見ても、今はまだ欧米とは違うけれども将来そうなる可能性もある、だから通信傍受ということを、あるいは我々は盗聴と呼んでいますけれども、こういうこ...全文を見る
○保坂委員 大臣、もちろん粛々とはよろしいんですが、大前提、捜査機関をきちっと信頼したいという、これは国民の願いです。そこを実現するために、いろいろな疑いや情報があれば調査をする。民主主義の根本が、緒方宅事件では特捜部が神奈川県警の問題もやったということは、日本の民主主義はまだ健...全文を見る
○保坂委員 つまり、重大な疑念があっても、大臣は特に調査あるいは探求あるいは事実の確定をしないというふうに伺ってよろしいですか。
○保坂委員 これは平行線でしようがないので、私どもは、先ほど審議の中途で申し上げたように、大変重大な問題だという認識ですから、これはぜひ、証人喚問も含めて、この関係者をきちっと国会に招いて厳粛に事実を述べていただきたい、これがなければ、この前提としての審議が進まないということを申...全文を見る
05月21日第145回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、刑事局長に伺います。  実は、刑事局長の先輩にも当たる佐藤道夫現参議院議員が、先般、私ども議員有志で参加をした、この法案をめぐって懸念を強めている会に御参加いただきまして、簡略に御紹介いたしますが、次のようなごあいさつをされまし...全文を見る
○保坂委員 そういうお答えもあろうかと思いまして、これは共同通信配信の記事をそのまま私は読んだのですね。したがって、マフィアの点は私の記憶から出しましたけれども、ほぼ正確です。  ですから、こういう発言をされているのは事実で、そうすると、佐藤議員は少しこの法案の理解が足らぬとい...全文を見る
○保坂委員 それでは、後ほどまた刑事局長に伺います。  今度は警察の方に続いて伺いますけれども、さきの私の質問の中で、雑誌記事について、丸竹洋三さんという方が盗聴器を全国の警察に納入していたという点で御答弁を幾つかいただきましたが、なかなかわかりにくい答弁でしたので、これをきち...全文を見る
○保坂委員 そうすると、緒方氏の裁判で、これは損害賠償も支払い済みということで、民事裁判としてはもう決着をしているというふうに受けとめていますけれども、この丸竹さんが警察に対して盗聴器を納品したということを証言なさったと思うのですが、ここでは警察側はどういうふうに反論されたのでし...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今、集団補聴器という言葉が出ましたけれども、この集団補聴器というのは、耳が不自由な子供たち、聾学校に納品するもので、これはかなり特別の受注生産だというふうに聞いています。この集団補聴器の部分納品というのはあり得るのですか。  あるいは、警察の警備の現場で...全文を見る
○保坂委員 全然聞いてないんですね。今はまだそこに入っていないんですね。要するに、集団補聴器というのを注文する警備上の必要はかつて発生したんですか、これだけ聞いているんです。お答えください。
○保坂委員 おかしいですね。私は、確かに前回は盗聴器、盗聴器と言いましたけれども、今は集団補聴器、集団補聴器と聞いているんですね。どうして、そういうふうに聞くと、盗聴器は買っていないというふうにお答えになるんですか。集団補聴器は買ったんですか、買ってないんですか。これはもうわから...全文を見る
○保坂委員 実は、集団補聴器というのは、確かに一人一人がつけるものは軽いそうです、ところが大変重いものだそうですね、当時ですから、今のようなハイテクの時代じゃないですから。ですから、警備の現場にはなかなか難しいのではないかというふうに思ったので質問を重ねましたが、いずれにしても、...全文を見る
○保坂委員 なるほど、会われていたそうですか。  実は、私どもの調べで、会われた方なんですが、警視庁刑事部捜査第一課特殊班捜査係の小林望警部補、もうお一人は、やはり刑事部管理室捜査第一課の調査担当副参事の宮内勝さん、このお二人も含めた何人かというふうに伺っているんですが、これは...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今の御答弁ですと、この二人はこの時期にはいなかったということですね。そして、丸竹さんと会ったのはこのお二人ではない別の方だということですか。違いますか。  では、そうしたら、ちょっとそれに重ねて、その確認と、さらに、何のために会ったのかということをお答え...全文を見る
○保坂委員 続けて伺いますが、そうすると、現在そのお二人はまだ在職中でしょうか。違いますか。  ではさらに、在職中かどうかということと、今の御答弁を伺いますと、確かにこれは写真雑誌と言われる媒体です、しかし、そのある部分については決して全部架空のものではないというふうに私ども受...全文を見る
○保坂委員 ここで争いがあるんでしょうね。恐らく、誘拐事件などで犯人からの電話内容を録音するべく機材ということについていろいろ打ち合わせがされたことは多分双方の主張の違いはないんだろうと思います。ただ、ここに紹介されている、より発覚しにくい盗聴器ですね、これについて警察側は違うと...全文を見る
○保坂委員 それでは、今度警備局長に伺ってよろしいでしょうか。  前回の質疑で、この雑誌は本当に取るに足らないもので一々コメントする立場にない、別に調べてもいないんだというふうに受けとめましたけれども、今の御答弁だとかなり詳しく事実を追って押さえられている、その事実に争いはある...全文を見る
○保坂委員 松尾刑事局長の方にさらに移ります。  これは五月二十日ですからきのうに当たりましょうか、朝日新聞の社説で、この法案審議の前提となる事実として、この捜査手法をいわばこれから行使をしていく、法案が成立すればそういうことになる警察の側が、やはり緒方事件などもきちっと国会の...全文を見る
○保坂委員 私は、質問者として、一回目の質問と今回の質問は大分違う、より具体的な答弁をいただいたと思います。まだわからないところはあります。  それは、丸竹さんの方は盗聴器を納入したと言われている。警察の方は、いやそんなことはない、こう言っている。そこの部分はぜひ解明しなければ...全文を見る
○保坂委員 東京、大阪のような大都市ならいざ知らず、人口数万人というような都市は日本にたくさん存在します。その電話局の中に、捜査員がいろいろな形で傍受をするというときに、先ほど同僚議員からもあったように、さまざまな秘密の事項、しかもこれは犯罪とは関係ない、遺産相続の問題であるとか...全文を見る
○保坂委員 では、大臣に伺いたいと思います。  先ほどから刑事局長の答弁にあるのは、捜査員というのはそれだけの品位と倫理、そしてまたルールにのっとって、遵法意識にのっとってきちっとやるんだ、したがって、そういうことをいわば前提としてこの法案審議があるということをおっしゃっていま...全文を見る
○保坂委員 法務大臣は、やはり法の番人として、法務省を所管する大臣として、ただいま警察の方の御答弁ありました、いろいろ説明していただきました。しかし一方で、そうでない事実を証言する方がおられる。そうしたら、これだけの問題は、一応こういう重大な法案審議ですから、御本人に会って、大臣...全文を見る
○保坂委員 そういうふうに私たちも信じたいんです。信じることができれば法案もよりスムーズに審議できると思うんですが、そうじゃないという証言をされている丸竹さんという方にお会いになるおつもりはありませんか、証言なさっているのでということで。
○保坂委員 私は、事実を判断していくときに、認定していくときに、やはり双方の言い分を聞くというのは原則中の原則だと思います。そういう意味では、幾ら厳格な通信傍受の条件をつくっていたとしても、そうではない、水面下の違法盗聴ということがあったとしたら、今度はわからないわけです。電話局...全文を見る
05月25日第145回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、海渡参考人に伺います。  本委員会のこの法案審議の中でたびたび、オウム真理教がかつて起こしたたぐいまれな凶悪事件、とりわけ坂本弁護士一家殺害事件、こういうものが、あのときにこの盗聴法があれば、組織犯罪対策法があれば、こういうこと...全文を見る
○保坂委員 続けて海渡参考人に伺いますが、盗聴というのは非常に大きな問題。もう一つ、マネーロンダリングの方も、比べてみると十分大きな問題であることにおいては変わらないと思うのですね。  先ほど犯罪収益収受についてお触れになりましたけれども、未必的な認識ですか、違法性を帯びたお金...全文を見る
○保坂委員 私ども、そういうふうに法務省とのやりとりで主張すると、あるいは指摘すると、保坂議員、そんなことはありませんよ、捜査機関はきちっと、ほどよくやりますよということで、問題なのは、やろうと思えばできるというところに問題があるわけで、これだけ大きな裁量権を、犯罪収益収受、ある...全文を見る
○保坂委員 続いて、白取参考人に伺いますが、先ほど坂上委員からの質問の中で少しあったかもしれませんけれども、この委員会で私は、いわゆる違法盗聴の事実、これを関係する警察当局がどういう姿勢で答弁するのかということをずっと注目してまいりました。何回も答弁修正をして、去年のちょうど五月...全文を見る
○保坂委員 続いて、白取参考人に伺いますが、通信傍受というのはこれで日本で初めてなんだという声もありますが、これはそうではなくて、検証令状における傍受、いわゆる電話盗聴による捜査、これは行われているわけですね。そうであるとすれば、薬物対策における電話盗聴、通信傍受という、ここのと...全文を見る
○保坂委員 白取参考人にもう一点伺います。  刑事司法の根幹を変更するような、特にマネーロンダリングの規定においても多々問題点がある。例えば、この委員会でも出た議論ですけれども、窃盗は時効があるわけですね。しかし、その時効切れの直前にお金を天井裏に隠したというと、隠匿罪というよ...全文を見る
○保坂委員 海渡参考人に伺います。  今のマネロンの規定もしかりです。これだけ重大な、通信傍受だけでも大きな問題ですけれども、ようやく国民の間にも関心が広がってきた、何が起きているんだろうと。それから、疑わしい取引を金融機関が届け出る義務、これも新しく、法制審議会の中にも盛られ...全文を見る
○保坂委員 時間に限りがありまして、お二人の参考人にしかお聞きできなかったことをおわびして、私の質問を終わります。
05月27日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、国民の間でプライバシーということについて大変大きな関心が高まっているところでもありますので、いわゆる緒方宅事件について、警察庁長官に来ていただいていますので、過去の事件ではございますけれども、これをどのように振り返るのか、大変大...全文を見る
○保坂委員 ただいまの答弁につきましてもう少し伺いたいのです。  東京地検の、警察官による盗聴行為があったというふうに地検が認めた、そして、民事訴訟でもこれが推認された。そうすると、警察庁としてはどういう事実認定、つまり、こういう事実があったということを警察庁としても受けとめる...全文を見る
○保坂委員 私は簡単に、その事実があったのかどうなのかということをお聞きしたのですが、今の、別の方向で、警察官個人の実行行為は認められた、けれども組織体としてこれを確認することができなかったということですが、では、個人としての盗聴行為というのは当然あったということでよろしいんでし...全文を見る
○保坂委員 確認はできなかったけれども厳粛に受けとめているという答弁、後ほどもう一回伺いたいと思いますが、では、具体的に、ちょっと実務的な部分をお答えいただきたいのです。  そうすると、警察官が個人ないし数人で発案してアパートを借りて継続的に盗聴するということは、警察組織的には...全文を見る
○保坂委員 では、警備局長に伺いますが、今の、長官は、警察としては厳粛に受けとめていて、まことに残念だと言っているのですね。そして、「本件の反省を踏まえ」、これはどういうことですか。その反省というのは何なんですか。今の話では、何にもやっていない。冤罪じゃないですか、それでは。反省...全文を見る
○保坂委員 では、長官に伺いますが、今警備局長が最初にお答えになったのは、違法な盗聴行為は一切やっていないんだということですよね。ところが、長官の最初の総括的なお話は、厳しくこれを受けとめて、本件の反省を踏まえということで、こういう疑いがかかったこと、そしてまた、組織的な関与が認...全文を見る
○保坂委員 反省というのは、普通、誤ったことをしたときにしか使えない言葉だと思います。事実がわからないのに反省してしまうということはあり得ないことだというふうに指摘しておきたいし、きちっとそのことを認めて、今後一切しないということであればわかりやすいのですが、そうならない。  ...全文を見る
○保坂委員 では、刑事局長さんにも伺いますが、こういう、例えば音響メーカーから盗聴器と間違われるような、あるいはそれによく似た性能のものを、例えば捜査現場なり、ないしは取り調べなど、さまざまな警察活動の現場で使うということはあることですか。
○保坂委員 では、最後に長官に伺って終わりにしますけれども、先ほどの丸竹さんの証言なんですが、たった一人の方が証言している。となれば、その方が大いなる錯覚をしているというふうに考えることもできましょうし、また、信用に当たらないという見方もできるかと思います。しかし、元同僚の方が、...全文を見る
○保坂委員 時間で、やめますけれども、盗聴は一切行っていないということと、緒方宅事件は反省するということの大きな乖離、ここをきちっと埋めていただくためにも、この丸竹さんという方が証言されていることについてきちっと調べるべきであるということを指摘して、終わります。      ——...全文を見る
06月01日第145回国会 衆議院 本会議 第34号
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○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、杉浦法務委員長の解任決議案に賛成の立場で討論を行います。(拍手)  先週末、いわゆる盗聴法の採決が異常な形で行われたこと、まだその質疑が入り口に立っただけであるにもかかわらず、自自公の枠組みの成立とともに、暴れ馬に身を任せるよ...全文を見る
○保坂展人君(続) また、盗聴捜査の期間は一応定められているものの、事実上無限定であるなど、法案に問題が多いと言わざるを得ません。戦前の我が国における特高警察や旧ソ連、あるいはドイツの例に見られるように、一たん秘密警察的な手段を認めてしまえば、これは歯どめがきかなくなるというのが...全文を見る
○保坂展人君(続) きょうのようなこういう集会には必ず特高警察が監視をしておりました。政治的弁論はもちろん、宗教的信念からの反戦、平和の弁論も検閲され、弾圧されました。そして、多くの人々が投獄され、獄死する者もありました。また、かつてのナチス・ドイツでは、第二次世界大戦中、秘密警...全文を見る
○保坂展人君(続) 過激派、テロリストに限らず、学生運動あるいは反核平和運動、また環境保護運動など市民運動まで関心の対象になり、大きな議論となりました。このように、一たん盗聴や秘密的な情報手段を導入いたしますと、その本来の目的を逸脱し、歯どめがきかなくなるというのは、古今東西の歴...全文を見る
○保坂展人君(続) 審議をやり直すことを強く求めて、私の賛成討論にかえたいと思います。(拍手)
06月04日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、法務省のあり方、改革が進むのかどうなのかについて絞って伺いたいと思います。  まず、法務大臣に伺いたいと思うのですが、国連の規約人権委員会の勧告、最終見解、とりわけ、我が国は褒められているところもあるわけですけれども、主要な懸念事...全文を見る
○保坂委員 法務省は、組織的な犯罪に対する対策では、国連あるいは国際社会の議論を大変重く引用されるし、また紹介されるのですが、法務大臣に端的に伺いますが、この規約人権委員会の勧告の中で、国際的にも注目が強い死刑の問題。これは、死刑廃止を目指した措置をとるように、確定死刑囚の処遇を...全文を見る
○保坂委員 今法務大臣の御答弁では、国民の中にいろいろな世論があるということを死刑問題について言われましたが、規約人権委員会がまず最初に指摘していることは、人権の保障や人権の基準が世論調査によって決定されるべきではないということを強調する、世論調査結果を繰り返し使用することにより...全文を見る
○保坂委員 では、ずばり伺いますが、これまで政府は、規約人権委員会の勧告について法的拘束力はないものと考えるという答弁がしばしばあったのですが、これは法務大臣、どういうふうにお考えですか。  もし法的拘束力がないんであれば、勧告を受け取らない、あるいは、政府の報告書の作成も二〇...全文を見る
○保坂委員 尊重しているんなら、なぜ規約人権委員会の勧告、懸念事項の中にある、例えば外国人登録証の常時携帯義務の刑事罰を外せ、これは参議院段階では行政罰ということに決着したようですけれども、こういうものは、勧告を重く受けとめるんなら政府原案の中に盛り込まないというのが筋だと思うん...全文を見る
○保坂委員 規約人権委員会の議論から入りましたのは、日本の法務省は、犯罪を防止すること、あるいは起きた犯罪を捜査、摘発して、またその矯正という機能を持っているわけですが、一方で人権擁護ということも、両方抱えているわけですね。  この視点で、例えば入管行政を見ていくと、入管行政の...全文を見る
○保坂委員 総務庁長官に伺います。  先ほど、法務大臣からの答弁にもありましたけれども、この国連規約人権委員会の最終見解では、人権擁護委員制度そのものについて、法務省の監督下にあって、この権限は勧告を発することに限定されているため、人権侵害を調査し不服に対して救済を与えるための...全文を見る
○保坂委員 もう少し歯切れのいい答弁を期待したんですが。法務省は、ほとんどありようが変わらないんですね。その中で、公安調査庁についてお聞きしたいと思います。  公安調査庁の活動によって犯罪行為が事前に把握されて、あるいは現在進行形でもいいですが、捜査機関に情報提供して摘発、立件...全文を見る
○保坂委員 今の答弁ではあるということなんですが、どの程度あったのかというのは、当然、公安調査庁はみずからの活動によってそれが摘発、立件されたということを、統計とっていないというのはちょっとおかしいと思うんですが、なぜわからないのかということ。  もう一つ、オウム真理教の事件、...全文を見る
○保坂委員 地下鉄サリン事件でということではなくて、坂本弁護士の事件からほとんど機能できなかったということがわかりました。  公安調査庁では、過去十年間の、例えば自己都合の退職者の方、あるいは懲戒あるいは懲戒外処分の人数、これはどうでしょうか。職員の規律の問題でお聞きしたいと思...全文を見る
○保坂委員 十年で百人を超える方がやめられて、その処分も内部である。どういう不祥事があったのかぜひ公開をしてほしいところですけれども、法務省全体のあり方として、まとめの質問に入りたいと思います。  法務・検察にはひときわ高い倫理性が求められる、これは言うまでもないことでございま...全文を見る
○保坂委員 大臣、もう一度確認しますが、検察官出身者でなければその能力は担保できない、こういう御判断でございましょうか。
○保坂委員 もう一回聞きます。  それでは、今の答弁ですと、検察官出身者以外にも事務次官はあり得る、こういうことですか。端的にお答えください、もう時間がありませんので。
○保坂委員 中村法務大臣の時代に、検察行政の国会に対するアカウンタビリティーの明確化、説明責任をちゃんと検察も持てということを、これは一月四日の読売新聞に報道されています。これは、前法務大臣が打ち出した非常に明快な、検察という最強の捜査権力が国会において全くチェックされない、これ...全文を見る
○保坂委員 それでは、事務方がたたき台としてつくったもので、正式な法務省の見解ではないということでございますか。
○保坂委員 中村法務大臣が大臣として公職にあって、筋が通った、それこそ検察をきちっと国会で答弁させるべきであるというふうに言ったんじゃないですか。それを継承して現法務大臣があるんじゃないですか。
○保坂委員 検討課題ということで、ぜひきちっと継承して、課題として遂行していただきたいと思います。  終わります。
06月10日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。三人の参考人の方にそれぞれ御意見を伺いたいと思います。  この首都機能移転の問題が、候補地ではない多くの地域の人々の関心あるいは共感、参加を呼んでいくためには、単に場所が移るということではなくて、大きな変革、大改革であるというような、いわゆ...全文を見る
○保坂委員 私は東京出身で、この首都機能移転については、推進をされようというそれぞれの皆さんが共通に、夢あるいは大変革、インパクト、いろいろな言葉を使っておられることに、そういう意味では、本当にそれが本物になれば意義があるだろうというふうに思っています。  行政や政治には、深刻...全文を見る
○保坂委員 文化についてそれぞれ非常に積極的に、これをきちっと位置づけていこうという御姿勢の方はわかったんですけれども、先ほどの歩行者天国の例ですと、やはり、警察の担当の方が何人かでこれはやめようと言うと、これはぱあっと東京でも通っちゃうんですね。それをもっと総合的に、文化という...全文を見る
06月11日第145回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、今回新設された補助の類型についてお聞きをしたいんですが、本人が申し立てをした場合にどういった手続でこれは判断されていくのか、ちょっと簡単に説明いただきたい。
○保坂委員 その場合、続きの質問ですよ、必ずしも裁判官が本人に会うということを必要の条件としているわけではないわけですね。  そのあたりの基準がどういうふうになっているのか。例えば、書面によって本人が何かを出すとか、あるいはさっき診断書という話もありましたけれども、これまでのよ...全文を見る
○保坂委員 それでは、裁判所にお聞きいたしますが、今の補助の部分で、鑑定を必要としない部分の基準づくりといいますか、どういったルールで判断をされていくのか、今の準備状況をお願いします。
○保坂委員 それでは、先ほど同僚議員からも質問があった点なんですが、今回の新しく法人が後見人になれる、以前は論争があったところで、今回法人が後見人の資格を持つというふうになったわけなんですが、ここの部分、ちょっと重なるかもしれませんけれども、被後見者と利益が相反しない法人という限...全文を見る
○保坂委員 では、まず一番目に、NPOというのは非営利法人ですよね。ただ、一般の事業法人だと利益を追求するのは当たり前で、利益を追求するために会社をつくっているわけで、そういう意味で、特に社会通念上度を越している云々という話ではなくて、一般の事業者がこの分野に新しいビジネスとして...全文を見る
○保坂委員 一種の社会事業として株式会社の形態をとっても、後見人というのはなかなか探しづらいということで、事業体として会社を発足させて、きちっと後見人の役割を果たしますということは別に何の問題もないのだろうと思う。  問題は、別のところに目的がある場合。後見人としての資格を取得...全文を見る
○保坂委員 私が言うまでもなく、豊田商事に始まって、数々の大型詐欺事件というのはお年寄りが犠牲になっているわけで、裁判所の方に伺いますが、彼らはやはり巧妙にカムフラージュをして、社会的な体裁を整えて法人などをつくって、非常に悪質な場合もそれほど悪質じゃない場合もあると思うのですけ...全文を見る
○保坂委員 全般的な話をまず厚生省からお聞きしたいと思うのですが、いわゆる高齢者で痴呆症の症状の方々、あるいは寝たきりになってしまって植物状態になってしまっている方、あるいは知的障害者や精神病を患っておられる方など、全員が全員ということはないと思いますけれども、この成年後見制度の...全文を見る
○保坂委員 数字を聞くだけで、改めて驚くわけですけれども、わずかの間に倍増していくということが大体推定されているわけですね。  法務省の方で伺いたいのですが、今回、新しく補助という類型も設け、そしてまた、今までの戸籍への記載だとか、あるいは名称の部分も変えて、幅広く国民に理解さ...全文を見る
○保坂委員 ドイツでは、やはり介護保険が九五年に導入されて急増した。九七年に六十六万人、最近では八十万人近くにまで規模が広がっているそうなんですが、裁判所の方に伺います。  現在、家裁の裁判官、三百五十人と聞きます。例えば、来年から日本も介護保険が導入されるわけで、この制度自体...全文を見る
○保坂委員 多分、今の家裁の状態では、今ただでさえ忙しいのに、今回の制度が国民に余り知られることなくほとんど変わらなかったということだったら余り変更ないかもしれませんけれども、本来もっと幅広く使っていただくという趣旨であれば、場合によっては成年後見専門の裁判所であるとか、そういう...全文を見る
○保坂委員 どんどん予算要求していただいて、国民にとって喜ばれる制度整備は遠慮なく、我々も一緒にやっていきたいと思います。  ちょっと人権というテーマと、そもそも今回の改正が大きくやはり人権というところで抜本的な改正がなされたというふうに理解をしているのですが、極めてまれな例と...全文を見る
○保坂委員 そうすると、裁判所に伺いますが、では具体的に服役中の受刑者から補助人請求があった場合、この手続はいかように進むのでしょうか。
○保坂委員 そうすると、今、補助と聞きましたけれども、それ以外の保佐人の請求あるいは後見人の請求についても変わりませんか。
○保坂委員 それでは、今までの、禁治産者、準禁治産者として請求をされた過去の受刑者の例あるいは死刑の確定囚の例などありましたでしょうか。
○保坂委員 実は昨日、免田栄さんという、誤判事件で、十八年前でしょうか、三十四年の間死刑確定囚として過ごして、たび重なる再審請求を重ねて最後に無罪が確定したという方が訪ねてこられまして、やはり同じ誤判事件で赤堀政夫さんという方が、国民年金を受給、要するにそういうことも全然獄中で知...全文を見る
○保坂委員 では、ちょっと今触れたので、矯正局長に。  年金の受給などは、確かに確定死刑囚というのはやがて処刑されていく者ということで、特に年金がどうのという発想が多分現場になかったのだろうというふうに思いますけれども、しかし、中には誤判ということがあって、そういうことが起きて...全文を見る
○保坂委員 費用の問題について、これが幅広く広がるのかどうか大変関連をすると思うので、お聞きいたします。  例えば補助人を請求したときに、鑑定を要さないで診断書などで簡易にやるというお話も今裁判所の方からありましたけれども、大体幾らぐらいの費用を国民は考えたらいいのかというあた...全文を見る
○保坂委員 その微々たるものというのは大体どのぐらいなんですか。大体で結構です。
○保坂委員 裁判所の体制について先ほど伺ったのですが、実は厚生省の方で、この新しい制度の発足をにらんで、生活支援員という人々を育成していこうという計画だと聞いております。具体的にどういう準備が進んでいるのか、また裁判所やこの立法の趣旨に照らしてうまくかみ合うようなスタートが期待で...全文を見る
○保坂委員 最後にしますが、法務大臣に、この新しい制度を本当に定着させていけるかどうかは、既存の今までの仕組みに加えて、役所の側の動き、あるいは今までの団体だけではなくて、いわゆるNPOと言われているような、本当に自主的にこういうひとり暮らしのお年寄りを助けてきたような、そういう...全文を見る
○保坂委員 以上で終わります。
06月15日第145回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  全家連の荒井参考人の方にまず伺いたいと思うのです。  大変切実な、長い経過を踏まえた議論を聞かせていただきまして、いろいろ感じるところがあったのですけれども、特に精神障害者の財産管理をめぐる事例の中で、精神分裂のケースでいろいろお挙げ...全文を見る
○保坂委員 特に躁うつの場合は、とりわけ不動産の処分だとか権利譲渡だとかそういうことにまで走りかねないという部分があって、例えば家族が一生懸命いろいろ支えているというのが現状だと思うのですけれども、しかし、親が亡くなってお一人になる、残された財産というものがどう守られるのかという...全文を見る
○保坂委員 それでは、金参考人に伺います。  先ほどから問題提起されている件は非常によくわかるわけなんですけれども、金さんの指摘されている点と、今精神障害を持った方の同意の問題や取り消し権の問題、例えば次々と高額の商品を買ってしまうなど、気がついてみたらとんでもない買い物をして...全文を見る
○保坂委員 千葉大学の新井参考人と日弁連の久保井参考人、お二人に伺いますけれども、保護を必要とする客観的な人数、二〇二五年には五百万人規模という数字も語られております。例えば、家庭裁判所の今の裁判官三百五十人、今までの制度が余り広がっていないから処理をできていたかもしれない、これ...全文を見る
○保坂委員 大変限られた時間でありましたけれども、ありがとうございました。これで終わります。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、この手話通訳の問題に入る前に、佐藤参考人に伺いたいのですが、午前中の参考人質疑の中で、私の方で精神障害の方と成年後見制度についてちょっと質疑を交わしたのですが、今回の九百七十三条で、いわゆる成年被後見人という、今までは禁治産者だっ...全文を見る
○保坂委員 わかりました。  それでは、続けてやはり佐藤参考人に伺いたいのですが、今回大変抜本的に法改正が進んだということだと思うのですけれども、例えば突然の事故などで、手話は使えない、そしてまた文字を書くことも不可能であるという場合に、例えば文字盤だとか、あるいはキーボードを...全文を見る
○保坂委員 それでは、今の点について久貴参考人に伺いたいのですが、確かに、高齢者で病弱の場合に、言葉が話せなくなる、そしてまた書いてもらおうにもちょっとペンを握る力はない、しかし意識ははっきりしていて、今言ったような機器を使用して意思表示をするということは可能だというケースは非常...全文を見る
○保坂委員 では、山田参考人にお願いしたいのですが、私なども文章はほとんどキーボードで書いていまして、メモとかそれ以外はほとんど長い文章はワープロなりコンピューターで書く習慣になっているわけなのですが、手話が使えなくて筆が握れないという場合にどうなのか。これは本当にケースとしては...全文を見る
○保坂委員 それでは、なるべく今回の改正をきっかけに、意思を表現するという、そこがきちっと信頼できれば幅広く認められていくように、私個人としては努力をしていきたいと思います。  最後に、野沢参考人に伺いたいと思います。  お配りいただいた手話通訳の派遣状況を拝見いたしますと、...全文を見る
○保坂委員 今の点は、今回の法改正の本当に前提となる点だと思いますので、これは恐らく与野党問わず、党派を超えて、なるべく早くそういった努力ができるように力を尽くしていくことが必要だということを改めて思いました。きょうは、大変貴重な意見を四人の参考人の皆さんにいただきまして、ありが...全文を見る
06月24日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第21号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本法案の今後に対する影響は極めて大きいと思います。インターネットなどのネットワーク網を通してコンピューターに不正に侵入してくるハッカー、あるいはさまざまな不正アクセスについて対策を立てなければならないという点では必要な問題だと思います。...全文を見る
○保坂委員 ちょっとこれは予告がなかったということで。実は、そういう要求をされたことがあるわけなんですね。今大手の話をしましたけれども、実際のところ、小さなプロバイダーでは、警察の方が管理者パスワードを出しなさいと言ったら、今の段階でも提供している実態があるという証言も得ているわ...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、今の御答弁を聞いて少し安心をしたのですが、先ほどちょっと触れた、管理者パスワードをプロバイダーに対して出しなさいというようなことは、不正アクセスのこの法案とはまた別の回路でも、やはりそれはあってはならないんじゃないかと私は思うわけですね。プロバイダーの管...全文を見る
○保坂委員 今回の不正アクセスの法案でも、警察がいわば不正な行為に目を光らせるという意味では大変必要な法案ですけれども、電子情報というのは、先ほど管理者パスワードの点で触れたとおり、一たんかぎをあけると網羅的にとることができる。したがって、キーワードを幾つかちりばめると、五万人な...全文を見る
○保坂委員 今の長官の御答弁を聞くとなるほどというふうに思えるんですけれども、ただ、五月に決算行政監視委員会で、この御答弁の後、関口長官自身言われているのは、「警察といたしましては、盗聴と言われるようなことを過去にも行っておりませんし、今後ともそうしたことは絶対あり得ないというこ...全文を見る
○保坂委員 毎回答弁の要旨を朗読していただくのは大変申しわけないので、もう少し率直にお答えいただきたいと思うんですが、下稲葉大臣は、もうこういう事実があったというふうに、先ほど紹介したように言っているわけです。今言われたように、盗聴行為というのはやっていないというのであれば、その...全文を見る
○保坂委員 自治大臣に伺いたいんですが、今、記録がないとというふうにおっしゃったんですが、これは……(野田(毅)国務大臣「見ないと」と呼ぶ)見ないとね。いかがいたしますか。私は別に記録を踏まえずに言っているわけではなくて、手元の記録を参照しながら言っているわけなんですが、確認して...全文を見る
○保坂委員 次元が違うという御答弁ですけれども、私は、コンピューター、電子情報の管理というのは大変に微妙な問題である。不正を防ぐのと同時に、捜査の側がいろいろな、それこそ情報のかぎを持つことで、これが国民の権利侵害にならないように捜査機関の側が一層信頼される必要があるということを...全文を見る
○保坂委員 けじめがついているなら、やったものはやったと言うのが勇気であり、正直な答弁じゃないかということを申し上げて、私の質問を終わります。     —————————————
07月01日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、きょうは、会計検査院に来ていただいていますし、また警察の官房長にも来ていただいています。  まず、会計検査院の院長にお尋ねいたしますけれども、会計検査院の検査対象に聖域というものがございますでしょうか。
○保坂委員 では、続けて会計検査院に伺います。  検査報告書に、昭和二十三年に物品購入の不適切の指摘などがあったという件が一つだけあるんですが、それ以降五十年間、警察の不正経理などが指摘されたこと、あるいは報告に何らかの記載があったことはあったでしょうか。  多分ないというふ...全文を見る
○保坂委員 五十年間ですから、毎年十カ所近い県警本部に会計検査院がチェックに行くということで、何にも、ほこりも出てこないということなら本当に御立派なんですけれども、多々いろいろ指摘されていることがあるわけです。  院長にもう一度伺いますが、会計検査院が警察本部に入るよというのは...全文を見る
○保坂委員 何日前か、後ほどまたお答えいただければと思います。  実はここに、今から三年前の九月のアエラという雑誌に載った「会計検査院の「お迎え方」」という記事がございます。これは、愛知県警の会計課長の名前で、会計検査院が実地検査に来るときの受検マニュアルですね、検査の受け方の...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察庁の官房長にお聞きします。  会計検査院がこのマニュアルは何だと検査のときに尋ねたところ、愛知県警では、これはもう全部警察庁に聞いてほしいというふうに答えたと聞いておりますが、一体こういうマニュアルはなぜできたんですか。どういう存在なんでしょうか。愛知...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今あっさり、そういうことでつくられたとお認めになったので、どうですか、保存年限を記載しているものがあれば入れかえろとか、規程集などはわからない場所へ移せ、これは何か意味がありますか。検査逃れじゃないのですか。
○保坂委員 これは大変な問題だと思うのですね。これは前の官房長が、九六年五月十七日に行われた全国警察本部の総務部長、警務部長などを集めた部内会議でおっしゃっていることだと紹介されていることがあるのです。  こういう会計経理の問題でこういう問題が指摘されているというのは重大だ、警...全文を見る
○保坂委員 もう一回、会計検査院院長に伺います。  大変屈辱的なマニュアルじゃないかと思うのですね、この愛知県警の中から出てきたのは。これは、準備を整えて適正な検査に万全を期すようにつくられたとは思えない部分を私は紹介しました。今の官房長の御説明では、こういうものをつくったとい...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に、会計検査院の方にもう一回聞きます。  先ほど、何日前に警察に予告されているのかということに答弁がありませんでした。  もう一つは、このマニュアルというのは大変失礼なものだと思うのですよ、会計検査院に対しては。大変失礼な、人を食った話ですよ。相づち...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察の方にこのマニュアルについてきちっと言われたのかどうかというところの答弁がなかったのですが、時間が来ていますので、それは後ほど答えていただくようにします。——いいですか。では、それだけ。
○保坂委員 大きな課題を、五十年という長い歴史で全くゼロなので、これは着手することは大変難しいかと思いますが、しかし、こういうことが放置されていてはやはり国民の信頼は生まれてこない、特に会計検査院の責務は大きいということを指摘して、私の質問を終わります。
07月02日第145回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私が最後の質問者になりましたので、まず、全体を通した極めて素朴なところからお聞きをしていきたいと思います。  これまでの長らくにわたった禁治産者制度あるいは準禁治産というものが今回大幅に変わる、そしてまた戸籍などに記載もされなくなると...全文を見る
○保坂委員 二点目に、後見人についてのことなんですけれども、例えば後見人が利害関係のないと思われる第三者に、だれだれの後見人をしている、あるいはその内容について伝えてしまう、話をしてしまう等々、被後見人のプライバシー、あるいは資産内容だとか健康状態、いろいろな部分の情報をきちっと...全文を見る
○保坂委員 後ほど、その研修などについてはまた伺います。  次に遺言についてなんですけれども、今回まさに現場からの声を受けて大きく遺言についても改正をされるということで、大変、遅過ぎたなどとの声もあるわけですけれども、しかし必要なことだと思います。  しかし、例えば公正証書遺...全文を見る
○保坂委員 今回の遺言の部分の改正の趣旨、つまり、これまで拒絶をされていた方々、聴覚または言語機能に障害がある人たちに対して、手話、手話通訳をもって、あるいは筆談をもってこれを可となすというこの趣旨はどこにありますか。つまり、何のためにそういうふうに枠を広げなければならないのかと...全文を見る
○保坂委員 みずからの意思を持つ方が、この規定があるために、みずからの意思をあらわす手段、例えば手話、あるいはこうやって書いてということができても、これは認められないんだというのは、これはちょっとおかしいのだろうという声が今回の改正の最初の動機のところにあったんじゃないでしょうか...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、ここが大事なところだと思うのですけれども、病気並びに障害によって発声、発語が困難、声が出ない、そしてまた、ペンを握るというわけにもいかない、そしてまた、手話も残念ながら知らないか、あるいは手などが十分動かないという方が、みずからの意思を伝達する何らかの補...全文を見る
○保坂委員 かなり答弁が微妙だと思いまして、今細かい事例を用意してきたのですけれども、そういうお答えですと、確認の作業になりますが、私の知人に、やはり手などが余り動きません、そして声もなかなか聞き取れないという方で、頭に鉢巻き状のバンドを巻いて、そして頭にちょっと棒をつけまして、...全文を見る
○保坂委員 では、余り長くこのことをやる必要はないのかもしれません。  ただ、そうなりますと、ワープロももちろんですけれども、例えば、手は十分に動かないけれども、手の一部を使って何らかの機械的な伝達をして文字を選び出していくような、そういう装置もございます。あるいは、逆に、これ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今、公正証書遺言を中心に答弁していただいたのですが、それ以外の秘密証書遺言であるとか、あるいは、特別方式と言われているところの死亡危急者遺言だとか、船舶遭難者あるいは隔絶地、こういうところの扱いはどうなるでしょうか。
○保坂委員 その自筆証書遺言なんですけれども、例えば、手を失った方で、義手というのですか、要するに機械の部分でペンを握って書く、これはどうなんでしょうか。
○保坂委員 そうすると、もし仮に、ペンを握っているのが機械であっても筆跡は出るわけですよね。要するに、動かしている人固有の癖がありますから、筆跡というのは出ると思うのです。さらに、例えばペンを握らせる、要するに手の部分だけ、あるいはペンを握らせておく機械、これを遠隔操作して手のい...全文を見る
○保坂委員 ちょっと法務大臣に伺いますが、いろいろちょっと細か過ぎるほどお聞きしましたのは、我々は、やはり立法する際に、これだけ痛切な声がずっと聞かれないでいた。大改正なわけですけれども、その際に、ほかの部分の、要するに、十分な意思を伝えるお気持ちがあるのに、手段がないためにこれ...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  もちろん、その機械というのは万全ではありませんで、その機械が工作されていて、あたかも本人が伝えているかのように偽装しながらにせの遺言がなされて、その資産が動いたなんということがあってはいけません。そこはだから厳正に判断していただくというこ...全文を見る
○保坂委員 今、厚生省の方でおっしゃった、重度の痴呆になっていたり、家族等がいない場合、そしてまたこの制度を運用しなければならないというときに、極めて公正できちっとした、しかも、利益追求ということではなくて、社会活動としてこの後見人を務めていただく方をつくり出していかなければなら...全文を見る
○保坂委員 それでは、厚生省の方はこれで結構です。  裁判所の方に伺いますけれども、これは繰り返し出ている質問で恐縮といえば恐縮なんですが、しかし、大変多くの方がこの制度を今後希望されるかもしれないということは、この委員会あるいは参考人の質疑の中で明らかになってきたと思うのです...全文を見る
○保坂委員 いや、ですから、堂々めぐりなんですけれども、限度があるのじゃないでしょうか、現在の体制では。限度はないのですか。どのぐらいまでなら大丈夫、しかしそれを超えたらやはり増員し手厚い陣形を組まなければだめだということはこの審議の中で言っていただきたいのです。
○保坂委員 大変控え目な御答弁で、大変不思議なんですが、やはり裁判官は忙しいし、事件はラッシュだし、ですから、これが宣伝され広がれば広がるほど、例えばあと五年、十年で、今三千六百ですが、これが二十倍、三十倍、五十倍、百倍になるとしてもおかしくはないわけですね。しかし、それには人的...全文を見る
○保坂委員 もう一度その点を裁判所に伺いますが、例えば大学の先生だとかあるいは著名人、作家ですとか、実際に身の回りでもそういう被害があるんですけれども、そういう方たちが勝手に名前を使われたり、たった一回あった講演会の写真を使われて、あたかもその組織やグループ、その法人の顧問である...全文を見る
○保坂委員 とりわけ、この立法の趣旨にかんがみて、まさに人権保護のための法律であるということを、今の質疑でも手ごたえある御答弁をいただいたと思いますので、ぜひその趣旨を今後運用において徹底していただくようにお願いをして、私の質問を終わります。
07月09日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先ほどまでの質疑で、田中委員、そして今の石井委員からもお話が出たダルクという民間の自助組織について、きょうは時間も少ないのでなるべく簡潔にお答えいただきながら、質問をしたいと思います。  まず厚生省に伺いますが、ちょうど二年前の三月四...全文を見る
○保坂委員 このダルクは、全国十七カ所ですか、日本にこれしかないわけですね、薬物依存者の更生施設というのは。厚生省は、薬物依存者の研究をするためのチーム、班ですか、これをつくられて事に当たっているということなんですが、悲痛なんですね、彼らの声、叫びは。要するに、三千万ぐらいかかる...全文を見る
○保坂委員 では、ぜひ太田長官、そしてできたら宮下厚生大臣も御同行していただきたい、いろいろな政治テーマで意見の違いはありますけれども。  さらに伺いますが、これは、予防そして摘発ということももちろん大事で、この議論、ずっとありますけれども、一回二回依存になりかけた、あるいはな...全文を見る
○保坂委員 特に総務庁長官の役割は大事で、これは、厚生省は大変ですよ、実際そういうものを細かく後押ししろといっても。人員だって限られていますし、そういう意味では政府一体となって、もちろん防止や摘発や外国からのものにきちっとガードを張ることも大事ですけれども、しかし、一度や二度そう...全文を見る
○保坂委員 いつも太田長官よくしゃべられるのですが、きょうは簡明な答弁なので……。  では、厚生省に最後に少し伺いますけれども、いろいろ努力はされているんだと思うんですね、小規模作業所やグループホーム。それは、私が指摘したとおり、例えば東京ダルクの場合、グループホームを当てはめ...全文を見る
○保坂委員 大事なことを一点だけ厚生省に伺いますが、今太田長官に、そして宮下厚生大臣にもお声かけいただいて、ぜひそういう真剣な取り組みを見ていただきたいという要請をしたのですが、その前にやはり厚生省が、これはいろいろな調査とか研究なんかしている間につぶれちゃうかもしれないですから...全文を見る
○保坂委員 それでは、ぜひ、日程をいただければ私が案内をいたしますので、よろしくお願いします。
07月09日第145回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に、率直に、政治家同士として、本当に基本の基本、先ほど本件について同僚議員からの質問にお答えいただいた点は結構ですから、本音のところでお答えいただきたいと思います。  大臣御存じのように、六月二十二日の夕刻、私の携帯電話と、テ...全文を見る
○保坂委員 大臣、私、特に意地悪な質問など絶対しませんので、逆にそう読まれるとかえってよくないと思います。つまり、私は、これは通信傍受法案なんて全然絡めて聞いておりませんので、傍受記録が送られてきたわけですから、まるで私が何か犯罪の容疑がかけられて通知されたのか、しかしまだ法案も...全文を見る
○保坂委員 それで、具体的に盗聴された方というのはいらっしゃると思うんですね、今まで。いわゆる探偵事務所などに盗聴された、あるいはいろいろな政治的対立や何かで盗聴された。  今回、私のケースというのはまさに違法盗聴。本人が知らないところで、当事者が知らないところで録取されていた...全文を見る
○保坂委員 自民党の中には、大変私も尊敬する方が多いんですが、お互い違う立場になっても相手のことを想像するという想像力を持っていただきたいと思います。  私は、これ、実は先ほど刑事局長も言われましたけれども、全部紹介すると長いですから、一部します。「同封した資料は、電話通信回線...全文を見る
○保坂委員 ちょっと技術的なことに、どうも刑事局長は、技術的な議論は用意しています。その前に、嫌がらせや脅迫の被害に遭った者でなければわからない不気味さがございますよね。私、人生の先輩としてここは刑事局長にお答えいただきたいのですが、不法、不正な威迫あるいはおどし、あるいは不愉快...全文を見る
○保坂委員 それでは法務大臣に伺います。  先ほど木島議員からもありましたが、閣議後の記者会見の野田自治大臣、これは国家公安委員長としての発言かと思いますけれども、要するに、これは盗聴法、組織犯罪対策三法などの成立を妨害しようとする悪質な意図を背後に感じる、極めて不愉快で怒りを...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察の方にも来ていただいていますね。  これは国家公安委員長が、つまり警察が、こういったことで、つまり内部告発文書の体裁をとって、警察の内部からという形で届いたわけですね、報道機関に。しかし、それが、だから私が言った選択肢の中に入っています。入っていますけ...全文を見る
○保坂委員 今の答弁を聞いて、組織を代表しての答弁なのでそういうふうになるのでしょうけれども、やや不安を覚えるのは、やはり捜査能力についてであります。  つまり、あらゆることを疑ってみるというのがやはり捜査の基本であるというふうに思うのですが、緒方事件についても再三やっています...全文を見る
○保坂委員 刑事局長、全く正面から答えていないのですが、要するに、捜査の前に、これはあり得ないことだといって一切省く、つまり、警察の側は、そんなのは調べるまでもないとおっしゃっているわけですからね。ですから、この技術的なことについては今からちょっと議論しますけれども、では、それは...全文を見る
○保坂委員 それでは、TWSの話に入ります。  NTTのTWSによって、いわば試験制御装置に外部からアクセスする、これは不可能というふうに局長はおっしゃっていますけれども、例えば、これはいろいろな制約があって、NTTの職員しかできませんけれども、PTTというのがあって、これはノ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今言った間違っているというのは、必ずしも間違っていないわけですよね。いや、それはあり得ないことというのはわかりますよ。そんなことをやるわけがない、それはわかりますよ。ただ、技術的に不可能ということではないじゃないですか。TWSと専用回線をつなげば、電話局の...全文を見る
○保坂委員 私もこれは大分研究しましたよ、お互いやはり研究が大事ですから。そうすると、やはりPTTの場合には、松尾さんおっしゃったとおり、何かいろいろなセキュリティーがありますよ。ただ、電話局だって、建物が狭くて、分館みたいな形で継ぎ足していく場合があるわけですから、その場合は、...全文を見る
○保坂委員 では、余り間違っていないじゃないですか、そういう意味では。  では、郵政省の方に来ていただいていますね。  アナログ携帯はどんどん盗聴されたわけですよね。そういうこともあってデジタルにしました。今、デジタルがこれだけ普及したのも、これは聞けないよ、盗聴されないよ、...全文を見る
○保坂委員 それでは、もう一回郵政省に聞きます。  この七月に入ってからなんですが、大変なスキャンダルがNTT、NTTドコモを襲っていますね。NTTとNTTドコモの顧客情報が大量に流出していたという事件です。これは、報道によれば、十万円あればあらゆることがわかると言われていて、...全文を見る
○保坂委員 では、刑事局長に最後の詰めをしますけれども、実は、NTTドコモにお聞きをしますと、携帯電話のいわゆる傍受、あるいは盗聴、同じことですけれども、法律があるかないかの違いだという意味ではね。行為としては同じです。これは不可能だという話が最初はありました。ところが、これだけ...全文を見る
○保坂委員 今大事なことを言ったのですが、要するに、立会人を置いて、立会人は外形的な事項を判断するわけですね。ですから、電話番号をぴりっと決めて、これだ、そしてスイッチを押した、そしてその場を両者は離れて、それでもいいということですか。要するに、常時人間がモニターしていなければい...全文を見る
○保坂委員 わかりました。  エネミー・オブ・アメリカという映画があって、これはほとんどフィクションというような見方をして鑑賞したわけですけれども、要するに、音声信号をデジタル化すれば巨大な情報源がある、それを自動的に録音していって、ある種のキーワードを後から引き出すという、い...全文を見る
○保坂委員 盗聴と傍受はどう違うのかという議論はまた次の機会にしたいと思います。
07月14日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人と申します。  きょうは、参考人の皆さん、ありがとうございました。最後でございますので予定していた質問が各委員からいろいろ出ましたので、それにとらわれずに率直なところを聞いていきたいと思いますので、そう難しいことは聞きませんので、よろしくお願いし...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、社本参考人に伺いたいと思います。  既に何人かから出ていますように、少子化の問題について触れられていると思いますけれども、これは社本さん自身がここで述べられているように、少子化というのは社会構造的な、女性の働く環境だとかなんかという問題だけではないかも...全文を見る
○保坂委員 私よりはるかにたくさんのお子さんをお持ちだということで、それは、生まれるところには生まれるんですが、生まれないところは全然生まれないというのがこの少子化の、つまり子供をつくらない夫婦というのが大変ふえているということが主な原因なようですね。そしてまた、結婚をすれば子供...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  いろいろとまだ伺いたいこともありますが、私は、東京の議員として、この首都機能の問題については本当にそう簡単にできることではない。ですから、やはり、本当に大きな議論が高まって、文化的なアイデンティティー、あるいは本当に一つの時代が大きく展開...全文を見る
07月21日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  加藤参考人に、もうお時間とは思いますけれども、いろいろ項目を用意していましたので、まとめて一問だけお聞きしたいと思います。  お話の中で、NPOが大きな役割を担うべきである、そして国民の活動が、官庁が全部網羅している社会から、卵の中に...全文を見る
○保坂委員 それでは、続きまして、大住参考人の方にお聞きしていきたいと思います。  このバランスシートの問題にしても、この国の債務が一体どのあたりのところにあるのかということ、もう最も基本的な問題すらわからないというまことに恥ずかしい状態だと思うのです。しかし、これはいきなりで...全文を見る
○保坂委員 もう一問、第三セクターについて伺いたいと思うんです。  今日、金融機関の破綻の原因になったさまざまな不良債権、これは、途方もない計画のリゾート事業だとかあるいは巨大な開発が失敗し、破綻したということが原因になっているわけです。実際に、全国の第三セクター、自治体が出資...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。時間になりましたので終了します。
07月22日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は長いこと子供を対象として、特に小学校五、六年の子供から中学生、高校生の学校生活やいじめ、あるいは家庭の中のさまざまな問題を、子供自身が読むという分野で本を書いてまいりました。そういう中でいろいろな体験をしています。  もう随分前に...全文を見る
○保坂委員 やや説明が不足していたかもしれませんが、施設と申しますのは、まさに暴力で子供を預かりますよということをうたい文句にしている施設なんです。要するに、容赦なく殴るよと。例えば風の子学園という、コンテナの中で子供が死んだという事件がありました。あれは教育委員会が子供を紹介し...全文を見る
○保坂委員 では、最後に平湯参考人に伺います。  先ほど冒頭の質問で祖父江参考人が、子供の命を救う、そこにもう徹するのだ、親がどうした、いろいろ周辺がということはその後考えればいいことだと、大変そのとおりというふうに思います。また、国会がこの問題を放置してきたというようなことに...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。大変参考になりました。
07月23日第145回国会 衆議院 法務委員会 第24号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、法務大臣に伺いたいと思います。  法務省は、私の電話が何者かに盗聴された事件で、七月十三日の参議院の法務委員会で、これは捜査当局とは別に、技術的な面も含めて独自に調査をするというふうに答弁されていますが、調査はされておるでしょう...全文を見る
○保坂委員 私も、技術的な点について自分の出来事がなぜ起こったのかを知らなければいけないので、ぜひその内容は明かしていただきたいと思います。  その一端をお聞きしていきますけれども、先日の法務委員会で、刑事局長は、例の文書が信用できない根拠として、いろいろ、特に冒頭の部分が信用...全文を見る
○保坂委員 私が想像していたよりずっと多かったんですが、そうすると、今、局長がおっしゃったこれはダブっている可能性もありますよね、TWSも操作できるし、PTTもやれるという。だから、二万五千人と単純合算にはいかないと思いますが、部署を変わったりしている方もいると思うんですね。 ...全文を見る
○保坂委員 それでは、松尾刑事局長に伺います。  警察が捜査のために電話局に協力を求めるケースがあると思います。例えば誘拐事件などの逆探知ということは当然だと思いますけれども。実は、これはつい一カ月以内の雑誌の記事なんですけれども、NTTの北陸支社の法務担当課長が、これは石川県...全文を見る
○保坂委員 それでは、裁判所の令状がなくて、こういった警察からの要請で、NTTが組織として規範上はそれはだめだということで抵抗したようですが、事実、現場ではやってしまった、これは問題ありませんか。
○保坂委員 今初めて知ったということであれば、指摘だけしておきますけれども、この逆探知の間、会話を聞いていた疑いがあるということが指摘をされています。これは当然違法な捜査だと思いますので。  そこで、松尾さんにまた伺いますけれども、先ほどの郵政省の答弁で、TWSは一万五千人です...全文を見る
○保坂委員 時間がありませんので、松尾さんの論理は少しおかしいのじゃないかと思うのですね。PTTのいろいろなセキュリティーシステムはありますけれども、しかし一万人もの方が、あるいは退職されている方もいるわけですから、そういう意味では、万を超える可能性があれば、一応これは調べるとい...全文を見る
○保坂委員 では、松尾さんにもう一度。  ちょっとパネルをよろしいでしょうか。今回の私の出来事で起こったことなんですが、この中に、NTTの無線基地局、交換局と、そのさらに広範囲なところにネットワークセンターがあるわけですね。今、携帯電話の傍受というのは、いわゆる法案成立後という...全文を見る
○保坂委員 そうすると、傍受令状を被疑者移動の付近とかということでとって、立会人を車に乗っけて、携帯電話は移動しますから、このドコモ交換局を次から次へ渡り歩くというようなことも想定されているわけですか。
○保坂委員 それでは松尾さんにまた伺いますが、参議院の照屋議員に対する御答弁で、ドコモの中で故障あるいは新しい配線を設置した場合、これが的確に動くかどうかの装置がどうもあるようで、これが利用できるのじゃないかと。これは装置なんですか、それともコンピューターのソフトなんですか。どち...全文を見る
○保坂委員 そうすると、郵政省の方にまた伺います。  私の方がドコモから聞いている話ですと、TWSというのは使わない方向で考えているのだ、それで、むしろ交換局に接続する、デジタル音声を一本のアナログにほどいていく、そういうソフトを開発するということで対応、こういうふうに承知して...全文を見る
○保坂委員 ちょっと今取り違えてお答えになったと思うのですが、そうではなくて、このドコモの交換局でソフトをつないで聞けるような音声にするという想定と、もう一つ、刑事局長がおっしゃっているネットワークセンターのいわば制御盤、そこに接続してと、これはどちらが主に考えられているのかとい...全文を見る
○保坂委員 実はNTTのTWSは、郵政省御存じのとおり歴史が多少ありまして、もう通信傍受法案とは関係なくあったと思います、一一三センターということで。ですから、これを使ってやる。ISDNもここで聞けるということも、いわば我々議員にも公開されて、説明も電話局で受けております。それで...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  それでは、最後にこの問題で一点だけ刑事局長に伺いますが、刑事局長の方は、報道機関に送られてきた写しを見て、要するに手紙の部分に着目された。先日坂上先生の方から、反訳書の書式について何か似た部分があるのではないか。確かに、私もよく比べてみた...全文を見る
○保坂委員 先日、ちょっと時間があったのである数学者の方と議論しながら、数学というほど難しくないですけれども、素人が書く場合に内容のみ書く場合があります、内容の後、氏名をつける場合もあるし、日時だけをつける場合もある、そして内容の後、氏名、日時をつける場合もあるし日時、氏名をつけ...全文を見る
○保坂委員 これは何回もやっていることなので簡明にいたしますけれども、こういうことがあったときに、別に私は何か厳しい処分をしろと、余り繰り返している場合はそれは求めなきゃいけないでしょうけれども、しかし、そういうふうに去年転換をされて、なかなかまだ従前の意識が転換できない。そして...全文を見る
○保坂委員 そういう発言があったのかないのかということは、それこそ録音でもしてない限り証明できないんでしょうけれども、四人の両親が涙を浮かべて訴えるということを法務大臣も受けとめたわけですから、これはぜひしかと受けとめて、軽い注意でもいいです、こういうことのないように、それから今...全文を見る
○保坂委員 最後と言ったのですが、今アメリカで起きている例について、いろいろ伝え聞くことについて、不十分かもしれませんけれども言ったわけです。それについてはどういう教訓なり視点をお持ちで立法されたのかということについて、コメントというか、答弁をお願いしたわけです。
○保坂委員 私、通産省に予告しておいたと思うのですけれども、やはり国内向けの答弁ばかり。つまり、アメリカの例について、素朴にこれはどういうふうに考えるのかということだったので、ちょっと答弁はすれ違ってしまったと思うのですが、しかし時間も超過しておりますので、問題を指摘したのみにと...全文を見る
07月28日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第10号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、私自身の携帯電話、それから国会の院内の平河クラブの電話との間の会話がいわば盗聴されたということの背景を少しきちっと議論をしてみたいという意味で、主に郵政省の方に、局長に来ていただいておりますので、早速お聞きをしたいと思います。 ...全文を見る
○保坂委員 きょうの新聞などにも、これはきのう初めて出た話ではなくて、電気通信局長にもたびたび確認をしていることですけれども、携帯電話同士の盗聴捜査なりあるいは傍受なり、これは技術的には難しいんだ、そういうことが業者の方から語られたということです。  これは同時に、NTTドコモ...全文を見る
○保坂委員 実はソフトの開発を検討しているというふうに私はもう聞いているんです。それに加えて、きのうの参議院の委員会には、自民党から推薦のあったニフティサーブの取締役の方が出てこられて、電子メールの通信が、例えばリアルタイムの傍受というようなことで遅くなってしまっては困るんだ、加...全文を見る
○保坂委員 そうすると、例えば、携帯電話同士の傍受システムということを構築するにはかなりの時間がかかるし、費用もかかる、こういうふうに言われているわけですよ、事業者の方は。では、それを理由にして、法案はできたけれどもやはりこれは無理ですよと拒否することもあり得るということですか。
○保坂委員 わかりました。では、拒否することもあり得る、この覚書は生きているということで理解をします。  そして、きょう、もう一つお配りした資料、これはかつて、一年半ほど前に、当時のいわゆる盗聴法と言われる組織犯罪対策三法の議論のためにNTTに行ったときに、NTTが用意した資料...全文を見る
○保坂委員 局長、これは大事なことなので、私自身に起きたことも考えてみるにも、このTWSというのは全国に二千五百台、操作できる人が一万五千人ですか、大変そういう意味では便利だけれども、それだけ広範な人々が使えるという技術であることも既に確認しています。国会の場に出てくる資料が一年...全文を見る
○保坂委員 委員長にお願いしますけれども、この試験制御装置というのは新しい仕組みなんですね。これを使って今回盗聴操作をやる、通信傍受をやるということで、我々は、なるほどこうなっているのかと聞いたわけですね。聞いたことのただし書きと今の話と全然違うわけで、この技術は一定ですから、そ...全文を見る
○保坂委員 それでは、携帯電話同士の盗聴操作というのは大変難しいというのは恐らくアメリカの場合も同じでしょうね、技術がそう変わっていないと思うので。ただ、いわば盗聴操作先進国であるところのアメリカの場合、これはかなりの捜査費がかかっているということは御承知だと思います。例えば、一...全文を見る
○保坂委員 アメリカの状況をやはり調査するべきじゃないですか。三十年前からやっているわけです。いろいろな教訓も、また生の声も出てくると思います。  それで最後に、cdmaOneという、今若い世代に人気の、携帯電話というと、確かに移動していくと途中で切れちゃったりするんですね、こ...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたから終わりますけれども、今の位置情報、どこにいるかがわかるということは、それは痴呆老人などを探すのにはとても便利ですけれども、やはりプライバシーというところでは大変な問題を含んでいる。そういう意味で、このプライバシー保護の法制について、もっともっと突っ...全文を見る
07月29日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第7号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、宮下厚生大臣を中心にこの虐待問題について質問をしていきたいと思います。  まず、一口に虐待というふうに言いますけれども、例えば、おもちゃを片づけない、泣きやまない、お漏らしをするなどささいな理由で、両親が六時間にわたってビール瓶で...全文を見る
○保坂委員 これは本当にまじめないい内容の、画期的な、今の厚生省の中では極めてすぐれたガイドラインだと思って読みました。ですから、決して揚げ足取りとかそういう意味ではなくて聞いていただきたいのですが、最後のところで、関係機関がかみながら対応に失敗した事例が出てくるんですね。  ...全文を見る
○保坂委員 次に、立入調査、たびたび問題にされましたけれども、この五十年間でわずか二十件だったと。昨年は、先ほど報告があったように、十八件ですか、十七件ですか、かなりやったようなんですけれども。  これも、では大臣に伺いますが、五十年の中でわずか二十件のうち十四件が東京都と川崎...全文を見る
○保坂委員 実は、去年の統計からあるようなんですよね。それ以前は統計すらなかったというのが実情で、そこは去年からやり出したということで、大いにこれからやっていただきたい。  そこで、問題なんですが、このガイドラインにもありますけれども、つまり立入調査ということで児相の職員が入っ...全文を見る
○保坂委員 警察の側にもちょっとお聞きをしたいのですが、協力体制ということはこれから徹底していいものにしていかなければならないと思うのですけれども、一方で、子供の虐待死、あるいは死に至らないまでも大やけどをしたとか大けがをしたという場合は、これは警察としても、具体的な数値など把握...全文を見る
○保坂委員 一応事前に相談件数としてはいただいたのですね。昨年、四百十三件の相談件数があったようです。しかし、相談件数はいわゆる事件の発生件数とはまた違います。それから、家庭内で大けがをしても把握がしづらいという実情があると思うのですね。  そういうところで、今厚生大臣に求めた...全文を見る
○保坂委員 今の大臣と局長の答弁で、全国の児相の職員の方が、いわば自分の身を十分守りながら、しかし、子供の安全を最優先で動いていただくというふうにしていきたいものだと思います。  そこで、法務省の人権擁護局長にも来ていただいているのですが、厚生省のこの手引を見ると、どうも法務省...全文を見る
○保坂委員 法務省人権擁護局に対して、法務局に対して人権救済の申し立て等できるわけですから、やはり国民に見えるように、ポスターをつくったりパンフレットをつくったりやってください。ぜひ要望しておきます。  最後に大臣に再び。  先ほど、議員立法を含めて早期にこれは立法すべきだと...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  時間になりましたので、ぜひきょうから力を合わせて、子供たちに向けて届くメッセージをお願いしたい、重ねて要望して終わります。
07月30日第145回国会 衆議院 法務委員会 第25号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  私はかねがね、入管行政の中で、入管の部分は毎年次々と改正案が出てくる、しかし難民認定の部分は諸外国に比べても甚だ弱いということを指摘してまいりました。  いろいろな御縁があって、在日ビルマ人、アウン・サン・スー・チーさん率いるNLDを支持...全文を見る
○保坂委員 外交というのは内と外、実はビルマの祖国を逃れて日本にたくさんのビルマ人がやってきています。そして、アウン・サン・スー・チーさんが例えばハンストをすればこれに呼応してまた連帯の行動をとるというようなことを繰り返し、現政権に抗議をしているわけですが、法治国家として信じがた...全文を見る
○保坂委員 この会場の中には負傷されたキンマウンウーさんの奥さんもおられた。そして、ビデオでこの暴行場面を撮影するところを逆に主催者である方々に見つかって、これは大使館の職員の息子ではないか、こういうふうに言われていますが、このビデオを抜き取られてしまった。  そして、警察に伺...全文を見る
○保坂委員 ほぼ、これで事実関係、この事件の概要は、それほど認識の争いは、会場の中にいたか外にいたかはちょっと違いますけれども。  さて、法務省刑事局長にお尋ねしたいんですが、この事件、どうかという解釈を求めるというよりは、ビルマから日本に逃れてきた若者たちが震え上がっているわ...全文を見る
○保坂委員 では、これは外務省の外交にゆだねられるということになるのかと思いますが、外務省に伺います。  そうなると、こういう事件が起きた、そしてけがをした、そして再び、ビルマの状況にかんがみて、例えば大使館の前などで何か抗議をするあるいはそこで申し入れをするなどの行動が、これ...全文を見る
○保坂委員 ようやくもっともなお話を初めて聞いたんですが、この件で、私、警察そして外務省にも何度も問い合わせしましたけれども、外交特権というのは意外と大変大きくて警察は手が出せないんだというような話で、そんなばかなということを何度も感じたわけです。  ところで、外務省の方が実は...全文を見る
○保坂委員 大臣に伺いますが、法務省としては、入管行政も抱えており、一方で人権擁護も行わなければいけない、そしてまた刑事事件が起きたときには適正に捜査をする。この全体のバランスから見て、今この件については、警察は、一生懸命やろうとしたけれども、どうも外交特権で手が届かない。外務省...全文を見る
○保坂委員 これは警察と外務省とよく連絡をとっていただいて、先ほど条約局長からの答弁もありましたとおり、その原則に照らして、日本は民主主義がきちっと根づいている国なんだということを示していただきたいということを強く要望しておきます。  次に、入管局長に伺いますけれども、もう局長...全文を見る
○保坂委員 この上陸防止施設も行って見てきました。かなり狭くて、極めて狭いところにベッドが、ほとんど立つ場所ぐらいしかないというところに二十五日というのは、これは本来の施設の、一時的にとか一泊とかあるいは仮眠とか、そういう目的の施設にしては甚だしく長いんじゃないか。半年という方も...全文を見る
○保坂委員 そういう原則、しかし、上陸防止施設でも、その国の文化や質というか、そういうものをうかがわしめる施設だと思いますので、窓がなくて長いすに寝転んでいるのを見て、どういう事情であれ、そこから出前か何かで食べるんですね、それでシャワーだけがありました。本当に最低限のというか、...全文を見る
○保坂委員 保安上の理由というのは、どこに非常口があってとか、どこにかぎがありそうだ、いわばそういうことですよね、その根拠になっているのは。どういうふうに感じたかということは本来自由に書けるはずだということを指摘して、原則は守っていただきたいと思います。  さて、私は国籍法につ...全文を見る
○保坂委員 一点だけ民事局長に確認ですが、今の御答弁だと、なるべく幅広くこれを扱う人たちが知り、また当事者の方もこれをよく知るという意味で、いわゆる機密というか、ごく内々の通達だというようなことではないというふうに理解してよろしいですか。
○保坂委員 それで、公安調査庁に来ていただいているのですが、今まで多々いろいろなケース、在日外国人について、ビルマ人青年について申し上げましたが、こういうやりとりを私がこの法務委員会でやらせていただいたのも、極めて熱心ないわゆる在日ビルマ人や外国人を支援する、例えば弁護士やNGO...全文を見る
○保坂委員 今これは公安調査庁は、それはとんでもない、今外務省から答弁もあったように、ビルマのそういう民主化を主張する人たちを支える弁護士あるいはNGO、こういう人たちを監視の対象にすることはありませんという答弁が来るだろうと想定していたのですが、それは違うのですか。答弁は差し控...全文を見る
○保坂委員 何か、外務省などの力強い条約局長の答弁に比べると、ぐっと答弁のトーンが落ちますね。  では、この問題だけでお呼びするのはちょっと失礼だということで、東京新聞に昨日出た、二、三だけ聞きます。  公安調査庁が、「特定議員へ選挙情報」、議員の最大関心事は、選挙及び地元事...全文を見る
○保坂委員 いや、大変わかりにくい答弁でした。  つまり、公安調査庁として組織を挙げて、いわば全部でき上がって太鼓判を押したものではないけれども、一種の一職員ないしは数人がこれを作成した可能性までは否定できない。そうすると、幹部の関与作成はないというふうに伝え聞いているのですけ...全文を見る
○保坂委員 いずれにしても、内部で作成された可能性までは否定できないとおっしゃっているわけですから、当委員会にきちっとこれは提出して、これは本当だとすれば大問題。ぜひ提出をしていただきたい、委員長に取り計らいをお願いしたいと思います。
○保坂委員 それでは、この外登法について、まず大臣に伺っていきたいと思うのですが、これは繰り返し参議院でも問われたことだと思いますが、国連の規約人権委員会の勧告を大臣はどう受けとめるのかという部分について、いわばこれを率直に、尊重されるかどうか、これはもう端的に短く答えていただき...全文を見る
○保坂委員 それで、法務省が、外国人登録法の一部を改正する法律案の資料集をつくっていただいたのですが、この資料集にはどうもないみたいなんですよね、今の最終勧告などは。余り関係ないという認識なのでしょうか。なぜ掲載されなかったのでしょうか。
○保坂委員 入管局長も外務省が長く、国際社会を御存じなわけですから、国連の規約人権委員会の勧告が、例えば常時携帯義務を撤廃しないのはおかしいじゃないかということを再三指摘しているのはもう御存じのはずですね。これは国会の議論にもさんざんなっているわけです。法務省が最終的にどういう見...全文を見る
○保坂委員 それでは、やはりこれは法務大臣にお答えいただくしかないですね。  入管法など改正案が出されるときに、法務省としてやはり——我々与野党間で激しい議論の応酬が現在もある組織犯罪対策法では、国際社会の動向を踏まえる、国際社会では、サミットでは、こう毎回来るわけですね。資料...全文を見る
○保坂委員 ぜひ、これからでも印刷して、追補ということで入れていただきたいと思います。  では、入管局長に、常時携帯義務について、時間も余りありませんが、福島議員が参議院で五月に、常時携帯義務について、血統主義をとり、自国には同義務を義務づけない国で、過去の旧植民地出身者に義務...全文を見る
○保坂委員 私どもNGOが調べたところですと、これは、日本の常時携帯制度と同様な制度を持つ国としては、先ほど挙がったミャンマー、フィリピン、インド、イスラエル、ルクセンブルクの五カ国になる。それで、外国人人口が四分の一になっているルクセンブルクを除くと、四カ国は外務省による非常事...全文を見る
○保坂委員 それでは、この外登法の一条に出てくる文言の中で、外国人の公平な管理に資する、こうあるわけなんですね。  この管理するという法律が幾つあるのかということをお調べになった方がいて、十数本あったらしいのですが、河川を管理するとか道路を管理するとか等々あって、人間を管理する...全文を見る
○保坂委員 今おっしゃったのも外国人関係の法律ですよね。  法令用語で、管理といったときに、どういう意味なんでしょうか。法律で管理というと、どうですか、民事局長さん。管理という場合、我々が一般に管理社会とかいうのとまた違うのではないでしょうか。どなたでも、得意な方で。
○保坂委員 なかなかおもしろかったです。  管理という言葉は、これは内閣法制局長の仕事をされた林修三さん、高辻さんらが編さんされた法令用語辞典によると「公権力が、人の生活関係に介入して、その意思にかかわりなく、又はその意思を排除して、外部的にこれを規律する措置を意味する」統制よ...全文を見る
○保坂委員 では、大臣に、最後に今の管理について、一般的な答弁で管理するとか、あるいは我々が質問で管理社会がというのではなくて、法律で管理という場合にはこれだけきつい、しかも外国人に関してのみひっかかっている法律にこの二法がある、あるいはもう一個あると言われましたけれども。こうい...全文を見る
○保坂委員 それでは最後に、先ほど民事局長に御答弁いただいた通達についても、委員会の方に、再度、出して御案内いただきたいということを委員長にお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
08月03日第145回国会 衆議院 法務委員会 第26号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  早速伺っていきますが、辛さんにお願いしたいのですが、先ほど、お巡りさん、交番を訪ね歩いてお菓子をもらったり、そして抱かれたときのその感じと、そして、お母さんと一緒に代々木警察署に行かれたときの話を伺いましたけれども、もう少し大きくなって、十...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  それでは、続いて朴さんに、ちょっと時間が短くなっていますが。  先ほどずっと、つい最近起きたことも含めてお話をされましたけれども、指紋押捺を拒否したことでさまざまな報復的な、逮捕から始まって、再入国申請をまた許可されなかったりとか、さま...全文を見る
○保坂委員 もう指紋押捺というものは根拠がなくて、だから撤廃するんだということなら、それによって不愉快な思いやあるいは非常に心を傷つけた在日の皆さんにやはり政府としても深くわびるべきだろうし、またそのことを拡大解釈して、いろいろなことを、今に至るまでもその残滓があるというようなこ...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは、参考人の皆さん、御苦労さまです。  特に、民間の立場でいろいろ相談に乗ってこられたお二人の方に、まずは具体的なことをちょっとお聞きしたいと思います。時間が限られていますので、全面的にというわけにはいかないと思いますが。  まず、...全文を見る
○保坂委員 渡辺さんにお聞きしたいんですが、お配りいただいた事例の八と九、これは、簡単に言うと、八の方は、フィリピン人のKさんが不法残留罪で逮捕、起訴、国選弁護人がついたんだけれどもうまくやってくれない、裁判が混迷しているという話ですね。  それから、九番目の、やはりフィリピン...全文を見る
○保坂委員 下野参考人に伺いますが、差し支えない範囲で、入管協会という団体、よく存じ上げていないものですから。  参考人御自身は、入管行政などの体験があって、そして現在この職につかれているのか、そのあたり、少し今までの歩みなども語っていただきつつ、先ほどの木島委員からもあったん...全文を見る
○保坂委員 それでは、萩野参考人にちょっと一言伺います。  この法務委員会で私はたびたび指摘していることなんですが、入管の管理の方の議論はたびたびなされるんですが、難民認定の手続、これを本当にもう少し合理的に、諸外国にも恥じないぐらい制度として整備していくという部分がほとんど議...全文を見る
○保坂委員 それでは、渡辺参考人に伺います。  移住労働者と連帯する全国ネットワーク、これはカラバオの会という、横浜の寿町でしょうか、こちらの方でずっと十二年活動されて、そういった輪が全国的に広がってきた。  先ほど意見陳述のときにも言っておられましたけれども、例えば、外務省...全文を見る
○保坂委員 それでは、今の同じ点について森木さんに一言だけ、もう時間が余りありませんが、お願いします。
○保坂委員 入管局がだめなら人権擁護局が飛んでくるというような時代が来なければならないと思いますけれども、きょうは話題にもならなかった人権擁護局の方もぜひ勉強をして、こういう問題に立場を超えて取り組んでいかなければと思います。  どうもありがとうございました。
08月05日第145回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは有馬文部大臣に外国人学校卒業生の受験資格、この質問のやりとりも多分、十回までいきませんが相当繰り返させていただきました。  まず、問題に入る前に、つい先日、高校総体のサッカーの試合で、これは外国人学校チームとしてはたしか初出陣...全文を見る
○保坂委員 スポーツにおける交流というのは、これは外交でも何でもそうですけれども、大いに進んだらいいなと思っているところですが、京都の韓国学園ですか、これも民族学校だと思うのですが、高校野球連盟が加盟を承認したというニュースも先月入ってまいりました。  また、少年サッカー、八千...全文を見る
○保坂委員 随分詳しく答えていただいたので時間が残り少なくなってしまうのですが。  文部大臣、率直に、今回、大学院には学力検査、学力を見るというところできっちり、非常にすっきりした対応をしていただいたという点については極めて感謝をしたいし、英断だったというふうに私は思います。 ...全文を見る
○保坂委員 ところが、大学院を受験する学生にとっては、これは本当に学力なり自分の実力で試されるんだということでいいと思うのですが、例えば七月十日の読売新聞の社説ですが、「文部省のこれまでの姿勢はかたくなに過ぎ、今回の現状追認は遅過ぎたと言わざるを得ない。」と書いているのですね。ま...全文を見る
○保坂委員 文部大臣、一言でお尋ねしますが、今回の文部省の改革案は、規制緩和でございましょうか、それとも規制強化でしょうか。どちらでしょう。
○保坂委員 確かに、学校に何らかの理由で行けない子供たちにも大検の受験資格を認めているという点、大変朗報だと思います。  最後に、この点、きっちり詰めて御答弁いただきたいのですが、御存じのように、私立大学、公立大学では、現在のところ、外国人学校、インターナショナルスクールだとか...全文を見る
○保坂委員 やはり出てこない方がよかったね。そんなこと聞いていないのですよ。それはずっと文部省が言ってきたことで、これからも言うんでしょう、恐らく。  そうではなくて、文部大臣に伺ったのは、規制緩和ですか、それとも強化ですかと。例えば私立の大学にことしの春は受験で入れた。ところ...全文を見る
○保坂委員 非常に含蓄に富んだ御答弁で、そうですよ、大学がよく判断をしていただくということで、今全国の外国人学校で学ぶ受験生は、やはり勇気を持って受験勉強に集中できるんだというふうに思います。  これは今回取り寄せてみましたけれども、いろいろな、例えば安保防衛問題だとかあるいは...全文を見る
08月06日第145回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは高村外務大臣にぜひ、かなり重い質問ですけれども、受けとめて、速やかに対処をしていただきたいという思いを込めて、在日ビルマ人、ミャンマーという言葉を彼らは使いませんけれども、ミャンマー軍事政権に反対をし、アウン・サン・スー・チーさ...全文を見る
○保坂委員 七月三十日に入管問題を取り扱う法務委員会の質疑がありまして、その際に東郷条約局長に、外交特権とはいかなるものなのか、つまり外交官あるいはその家族であれば、人を殴ってもけがをさせてもあるいは何をやってもよいのか、そんなことはないだろうと思いつつ聞いたところ、確かに身体の...全文を見る
○保坂委員 質問時間が短いので、省略するために局長の答弁を私の方で要約して質問したのですが、要するに、そこを押さえて、七月三十日以降ミャンマー政府に何らかの申し入れを行ったかどうかというのが質問なんです。
○保坂委員 これは、僕は何回も警察にも来ていただいてわかっているのですけれども、この現場は一ツ橋の教育会館という大きなホールですよね。そこで流血事件が起きた。そして、二百人ぐらいのビルマ青年たちが抗議していますから、警備のために神田署員もいたのです。大変な事件が起きたということで...全文を見る
○保坂委員 それでは、入管局長に伺いますが、外務省並びに警察庁から、この事件に絡んだミャンマー大使館職員あるいはその家族が出国をしているかどうかという照会を受けた事実はありますか。
○保坂委員 大臣に伺いますけれども、私、何人も在日ビルマ人の方を承知しています。そして、今入管局長お答えになりましたけれども、大変厳しい人員の中で、日本の難民申請の手続というのは大変なんですね。まだなかなか整備をされていない。そういうビルマの若者たちと語り合って、この人たちはやは...全文を見る
○保坂委員 では、警察の方にもう一度伺いますが、私が何回聞いても、警察は壁に当たっている、外交特権などあってこれ以上入れないんだと。現場だって、これはいわゆる事情聴取もできなかったわけですから。現行犯の現場ですよ。これだってできなかったのに、どうでしょう、警察はもう壁に当たったと...全文を見る
○保坂委員 大臣、官僚答弁というんですよ、こういうのは。  それは、事実はわからないですよ。事実をきわめようにも、調べようがないんですよ、警視庁には。大使館の中に入っちゃっているわけですから。であれば、大臣として警視庁に、こういう委員会で明かせないこともあるでしょう、実際はどう...全文を見る
○保坂委員 大臣、だって大使が辞任しちゃったんですよ、確認できないと言うけれども。新聞記事には、ヤンゴンの日本大使館が確認したところと出ていますよ。これ、すぐわかるじゃないですか。電話一本で確認できるじゃないですか。  これだけの異常事態で、警察が、確かに捜査中でしょうよ、捜査...全文を見る
○保坂委員 傍聴席には、在日ビルマの青年も到着して質疑を見守っているようでございます。命がけでビルマの軍政と戦ってきて、日本国内で、やはり、アウン・サン・スー・チーさん率いるところのNLDの、さまざまな軍政に対する民主主義回復への声を日本国内で、あるいはアメリカにもオーストラリア...全文を見る
○保坂委員 これがうやむやになることを私、恐れているわけですね。  ですから、外務大臣としては、現場に通訳として外務省の職員が出向いたわけですから、これは、私人として行ったというのは私、ちょっと疑問なんですけれども、通訳として外務省の職員がいるわけですから、まずそこから、どうい...全文を見る
08月06日第145回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、大切な外登法、入管及び難民認定法の審議に当たって、今の木島委員のやりとりにもあった公安調査庁をめぐる問題について、私個人が極めて重大な記載をされている文書をここに入手をいたしております。  これは、今度は「情報提供の過去と現状...全文を見る
○保坂委員 今官房長が御答弁のとおり、ちょっと大臣に一言伺いますが、これから公調にお尋ねしますが、それは別として、国会議員が、当委員会ですよ、法務委員会で子供をめぐる出生の時期について民事局に尋ねた、この答弁のやりとりから出た通達ですよ。その通達を周知徹底したいと民事局も言ってい...全文を見る
○保坂委員 それでは、公安調査庁長官にお尋ねいたします。  先般の法務委員会で、先ほど木島委員の示した文書については、正式ではない、そして同一のものが庁内で作成された可能性は否定できない、しかしそれが内部にあるものと同一かどうかは答弁できない、この三点の答弁でありましたが、この...全文を見る
○保坂委員 よく聞いていてわからなかったのですが、つまり、前回の法務委員会で出た文書とは扱いが違うんですか、認識が。同じなんですか。それだけ答えてください。違うなら違う。
○保坂委員 そうすると、前回の文書よりもさらに出てはならないものが出てしまったというふうに聞こえるんです。とすると、公安調査庁長官としてきちっと答弁いただきたいのは、今官房長もお答えになった、大臣も同様だと言った、この三行の認識について、もう渡してあると思いますが、民事局の通達を...全文を見る
○保坂委員 もうちょっとまじめに答弁してほしいんですよね。これは重大だということで公安調査庁に言っているんですよ。それで、こういうふうに聞いてくださいという紙までつくってくれているわけよ、公安調査庁の、こう質問してくれって。読みましょうか。公安調査庁は、国会議員である私の動向を調...全文を見る
○保坂委員 個別具体的に答えられないけれども、これだけは答えていただいたということで、ここははっきりしましたね。  では、この移住労働者と連帯するネットワークについては調査をしていますか。あるいは何か接触を試みたことはありますか。私が民事局通達を移住労働者と連帯するネットワーク...全文を見る
○保坂委員 では聞き方を変えますけれども、先ほど、国会議員である私は調査などしていない、これだけは力強く答弁されたのですが、つまり、民事局通達をこのNGO、市民団体に伝えるという行為、国会議員が法務委員会の答弁をもとにでき上がった通達で、これはそれぞれの戸籍だとか入管のところに置...全文を見る
○保坂委員 今、実は、公安調査庁がここで質問しろというのをまた読んだのです。そういうことを答えたかったのですか。あり得る、漏えいするというふうに把握してしまうのもしようがないということですか。とんでもないことですよ、そんなの。違うじゃないですか、官房長と大臣の話と。もう一回答えて...全文を見る
○保坂委員 入管局長、ちょっとお答えいただきたいんですが、入管行政の中に、この移住労働者と連帯するネットワークの方もぜひ表玄関から招いてください。公安調査庁は、実は礼拝中に行ったりとか、こそこそといろいろ入り込もうとしているんですよ。全然そういう必要はない、表口から入ってきて、実...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、最後に伺いたいんですが、月日も流れ、政権の枠組みも変わりました。大臣、この質問のときというのはいわゆる自社さの政権のときなんですね、いわば与党だったわけです、私は。  要するに、この質問というのは、余り大勢の方が遭遇するわけじゃないにしても、外国人と結婚す...全文を見る
○保坂委員 要するに、検察庁と違って外局として公安調査庁あるわけで、今の答弁の中もちょっと、やはりこういうのを書いてしまう職員がいるのかなということをうかがわしめるところがあるのですね。法務大臣が直接、もうちょっときっちり、この辺がなぜ出たのかを調べていただきたい。そして、必要が...全文を見る
○保坂委員 では、終わります。
08月13日第145回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいま提出された法務委員長杉浦正健君の不信任の動議に賛成の立場で討論を行います。  私は、この四月二十八日の参考人質疑に端を発した法務委員会の混乱、そして盗聴法などの強行採決に対して解任決議案を出した後、双方の努力によって再び法案審...全文を見る
○保坂委員 一致がなければできないというのは、長い国会、まさにそれはそういう経過をたどってきているわけです。
○保坂委員 法務委員会におけるこの法案の緊急上程なるものが本日されたとすれば、国会の中でも最も基本の委員会であるところの法務委員会が、たびたび、最終日の閉会日に当たっても、混乱、波乱の要因をつくるというまことに不名誉な状態をつくる……
○保坂委員 これの責任は杉浦委員長にあると思わざるを得ません。  入管法については、まさに再上陸拒否期間の延長あるいは不法滞留罪、こういうものをつくったときに、入管局も認めていますが、今実際に出頭してくる人が多いんです。実際、強制的に捕まえて、そして強制送還していく人よりも、み...全文を見る
○保坂委員 二院制の意味に対しても、きちっとこれを意を酌んで議論をする場ではなかったのでしょうか。私たちは、杉浦正健委員長、大変残念ではありますけれども、不信任に対して、これはきょうの運営について杉浦委員長も、継続はやむを得ないんじゃないか、個人的にはそう思うとおっしゃっているん...全文を見る
11月09日第146回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私どもの社民党も、あの地下鉄サリン事件を初め凶悪なオウム真理教の犯罪は絶対容認されるべきではない、また被害を受けた多くの方あるいは後遺症に悩んでおられる方に十分に配意した政策をともに進めていくという大きな立場では同一だということを前提に...全文を見る
○保坂委員 そうすると、例えば多数、多数というのは二人以上だとしますと、三人、四人の例えば暴力団、あるいは集団的な、ある集団がある集団をねらうというような抗争、あるいはやる側が一人の場合もありますけれども、例えば三、四人の方がそれでねらわれて死んだという場合は、不特定ではなく特定...全文を見る
○保坂委員 まさにこの定義のところが一番大事なんで、何を定義して発動する法律なのかということの確認的質問ですから、もう一度伺いますが、例えば日本の政治家数人が海外で爆弾でねらわれた、それは未遂であった場合もあるし、既遂で爆発しちゃって何人か亡くなった、こういう場合は特定多数ではな...全文を見る
○保坂委員 先ほど、何か同僚議員、木島議員の質問の中で、一体この範囲はどこまでなんだと。時間的なものと場所的なものの制約ですね。その中で法務大臣は、我が国の要人が爆弾でねらわれた場合にはこういうものも相当する、こう答弁なさったんじゃないですか。
○保坂委員 例外というものが次々と出てくる定義というのはあり得ないんですね。定義というのは定義なんです。ですから、そういう意味では、集団であろうが個人であろうが、要するに対象になった人たちが不特定なのか特定なのかということがこの定義で厳密に絞られなければならないわけです。  で...全文を見る
○保坂委員 ちょっと答弁を整理されたらどうですか。  「不特定かつ多数」という定義は、例えば大勢の群衆の中で、あそこに政治家がいる、あいつがいる、あるいは暴力団のだれかがいるといってねらってそこに爆弾を投げたら、これは特定を殺傷するべく行われたテロなんですよ。そうではなくて、こ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、大臣に伺いますが、では、今の答弁が動かせないとなると、これは「不特定かつ多数」ということは外れて、そこに「特定または不特定かつ」、こういうふうに入るのが正しいのではないでしょうか。
○保坂委員 これはもうオウム真理教を念頭に置いて限定するんだ、先ほどからの質問はずっとそういうふうに続いていますよね。そうであれば、いろいろな意味で問題はシンプルなんですね、そこに大きな問題もありますけれども。  しかし、これがどこまで広がるんだろうかということが先ほどから質問...全文を見る
○保坂委員 それでは伺いますが、あれは去年でしたでしょうか、高校生が大パニックに陥って、たくさんの高校生が亡くなったアメリカの乱射事件がございましたよね。これはレイシズムというか、人種差別的な観点がどうもあったようだと。それは、子供たちなりに、十代なりに、ナチスにあこがれたり、あ...全文を見る
○保坂委員 いえいえ、個人じゃなくて、グループとして。
○保坂委員 いわゆる民族浄化、邪魔な民族は抹殺してしまえというのは政治目的に当たりませんか。大臣にお願いします。
○保坂委員 これは何でも入るみたいですね、列挙していくと。  インターネットというのは一瞬で世界をつなぎますので、国際的にCNNなんかのニュースでばあっと報道される。我々の感覚では、ひどい事件だ、どうしようもない虐殺だと思っても、残念ながら、現に日本の青少年の中にもそういうもの...全文を見る
○保坂委員 私は、政治家同士の討論というのが大切だと思っていまして、不意打ちの意地悪質問というのは一切しないということでやっていきたいと思いますが、今回、国民の注視の中で、法務大臣が、公安調査庁の職員や、いわゆる関東局だとか事務所、その数ぐらいはやはり把握していていただきたいと思...全文を見る
○保坂委員 それでは、参考人として公調長官にも来ていただいているので、ここに「お笑い公安調査庁」という本がございます、御存じと思いますけれども。「溶解する公安調査庁」というのもあるのですね。二冊あるのですが、きのう徹夜で読んでみていろいろ驚いたのですが、地下鉄サリン事件のテレビの...全文を見る
○保坂委員 時既に遅かったということですね。いわば大量殺人事件は起きてしまったわけです。  公安調査庁が、いわゆる東西冷戦対立の中で、例えば左翼勢力、右翼勢力あるいはその他の暴力組織などを調査をしていた。しかし、オウム真理教など、そういうものは調査の対象外だった。というのは、つ...全文を見る
○保坂委員 公安調査庁の方が、もし仮にオウムの実態をきっちり証拠づけ、そういう選挙の資料も捨てないで保管をしていれば、公安審査会のいわば破防法の議論がまた別の方向に行ったかもしれないとも思います。  そこでお聞きしますが、その重大事件発生後、一九九五年、地下鉄サリン事件が発生し...全文を見る
○保坂委員 つまり、今の答弁だと、棄却されたときから今までの数は変わらないんですね。だから、本当にきちっと数ぐらい把握しているのかどうかということすら疑問なんですね、今の答弁だと。  時間が押し迫ってきましたので、二つの事件について警察の方に伺いたいと思うのです。  例えば、...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に法務大臣にお聞きしたいと思います。  今回の団体規制法の骨格を持つこの政府提出法案については、やはり大変幅広ではないかという危惧を抱いております。  もう一つは、過去の大量殺人行為を行った団体が規制対象になるわけですが、これからしようとしている団体...全文を見る
○保坂委員 時間が来ましたので指摘だけして終わりますけれども、経済的カルトというのもあるのですね。カルトの多くが資金を強奪していく、そして財産をむしゃぶり尽くしていく。オウム真理教もそうですね、勝手に所有を移転していったり、いわば相続を丸ごと教団にしたりとか。こういうことについて...全文を見る
11月10日第146回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、法務大臣、就任されて最初の一般質疑ということで、このところ法務委員会の中で一貫して考えてきました死刑の問題に触れて質問をしたいと思います。  大臣、御存じと思いますけれども、実はこの法務委員会の中で、これは与野党超えて、自由...全文を見る
○保坂委員 これは具体的なケースなので、矯正局長にちょっと簡単に経過をお願いしたいと思いますが、起きてはならないことだとは思いますけれども、きのうの朝刊に、札幌拘置支所で死刑囚が自殺されたという記事が掲載されています。簡単で結構ですが、どういう事情だったのか。
○保坂委員 私もこの死刑囚の冥福を祈りたいと思うんですが、ノンフィクション作家の佐野洋さんが「静かすぎる被告人」というモデルにされているという方で、事件は私は詳しくわかりません。  法務大臣、率直に、大変答えにくい質問だと思うんですが、一般的に言って、自殺というのはやはりそれ自...全文を見る
○保坂委員 きょうはこの辺にとどめたいと思いますけれども、例えば死刑囚の心情の安定、それから、罪を悔いて人格的に生まれ変わるというふうに、安定すればするほど、死刑を執行する側の、いわゆる刑務官の方たちは苦悩するわけですよね。矯正の仕事ということをしつつ、最後のいわば仕事のピリオド...全文を見る
○保坂委員 それじゃ、指揮権の問題もありますので、これはあえて刑事局長にお聞きしたいと思いますけれども、神奈川県警では幾多の不祥事がずっと重なってきて、今回も特別捜査班がこの件を捜査中であるということは存じ上げています。  そして、警部補の方は逮捕されたんですね。しかしながら、...全文を見る
○保坂委員 実は、きのう質問予告をして、けさ新聞を見たら、またもう一つ新たに、警察官が犯歴データを興信所に渡していたという記事が載っているんですね、各紙。  法務大臣、たしかきのうでしたか、いろいろやりとりの中で、通信傍受法が成立して、いわばその基盤ができたというふうにおっしゃ...全文を見る
○保坂委員 それはきのうつくった答弁書じゃないかと思うんですね。きょうの事件を踏まえれば、やはり信用しなければならない警察官の中に、興信所にNTTから、こういうデータですよと言って渡してしまうような人が、この衆議院の法務委員会で審議をしていたときもやっていたんですよ、警視庁のこの...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、四十人の人の中には、この人、短銃を持っているのとか、記事だけだかわかりませんけれども、いわれのないルートで、全く法に基づかない、いわばやみ捜査で自分の情報が渡されちゃったんですよ。この人たちにきちっとおわびをするのが筋じゃないでしょうか。法務大臣としてはどう...全文を見る
○保坂委員 それだけの個人情報を侵害された方に対してはきちっと告知をして、あってはならないことが起きたということを謝罪するように政府の中できちっと議論していただきたい、要望しておきたいと思います。  さて、先ほど同僚議員からも、雲助と判決に書いてしまったということの適否について...全文を見る
○保坂委員 それでは裁判所にお聞きしますけれども、この事件個別についてではなくて、雲助判決がありましたね。そして、私は今、雲助発言事件を指摘したわけですけれども、裁判官の人権教育というのはきっちりできていないんじゃないか。  例えば逮捕する際の要件として、逃亡及び証拠隠滅のおそ...全文を見る
○保坂委員 そういった研究が不足していたからこんな判決が出てきたということを指摘して、法務省の刑事局長にもう一点だけなんですけれども、実はこの雲助発言事件は判決が早くも出ているんですね。そして今、高裁でやっているところだそうです。  判決文を読ませていただくと、これは珍しいと思...全文を見る
○保坂委員 これは本来は、公安調査庁にも来ていただいて、十点ぐらい考えていたんです。申しわけない、時間になってしまいました。  そこで最後に、今の雲助判決や雲助発言、いろいろ振り返ってみて政務次官にちょっと伺いたいんです。  今の刑事事件というのは、これは簡単な事件ですよね、...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  終わります。
11月12日第146回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  前回の法務大臣に対する私の質問で、今回の法律案が、オウムを念頭に置き、他のものはほとんど想定しないという事前の説明でありながら、例えば具体的に申し上げますと、カンボジアで起きた大虐殺、クメールルージュの、ポル・ポト派の残党が日本に来てい...全文を見る
○保坂委員 とすると、先日の委員会の答弁は撤回されるということで理解してよろしいですか。
○保坂委員 ということは、前回は、当然のことながらこれも入ってくると答弁されていますから、これは正確ではなかった、今の大臣の規定でいえばこれは入らないということでございますね。
○保坂委員 もう一点あるんですが、私の方で聞いている、日本の政治家数人がねらわれた、既遂、未遂も含めて、これは本法と関係あるんですかないんですか。つまり、これはどういう質問かというと、特定の殺人並びに未遂ではなくて、不特定のというところにこの法律の核があるというふうに説明されてい...全文を見る
○保坂委員 では、ちょっと当局に、官房長に聞きたいと思いますが、今の大臣の答弁だと、政治家数人を特定してやったものであっても無差別大量殺人に当たるという答弁ですが、これはよろしいですか。
○保坂委員 今の官房長の説明では、爆弾と言うからややこしいわけなんですね。爆弾というのは確かに周りに巻き添え等々あります。じゃ爆弾なら該当してライフルなら該当しないのかみたいな話にもなりますけれども、これは要するに不特定かつ多数という概念を定義のところでぎりぎり詰める必要があると...全文を見る
○保坂委員 では、これは指摘しますけれども、行った団体ですよね。正確に言えば、行った団体か行おうとした団体の規制に関する法律案、こういうふうにはなりませんか。
○保坂委員 そうすると、行ったけれども未遂に終わった団体は該当しないんですか。
○保坂委員 そうすると、正確には、行おうとしたという言葉、文言も入らないとおかしいということは指摘しておきたいと思います。  そして、法案の提案理由説明のところに、ケニア、タンザニアにおけるアメリカ大使館同時爆破事件ということが事例として入っているんですね。無差別大量殺人の事例...全文を見る
○保坂委員 つまり、後段の部分というか、一応、ケニア、タンザニアを挙げておられるので、中国大使館へのあのミサイル攻撃は無差別大量殺人に当たりますか、どうですかと。
○保坂委員 どうして当たらないんですか。
○保坂委員 本法における無差別大量殺人が適用にならないのはもちろんそうです。そうではなくて、無差別大量殺人あるいは不特定かつ多数、そういう要件に該当する事例ですかと聞いているんですよ、中国大使館は。
○保坂委員 どうも言葉が煮詰められていないのと、ケニア、タンザニアということが殊さら列挙されることによって、これはテロ対策法なのかという、そうではないとおっしゃっているので、それは誤解だと思いますけれども、そこのところは非常に説明不十分だったと思います。  それで、じゃ、実際に...全文を見る
○保坂委員 逮捕の要件は証拠隠滅及び逃亡のおそれがある場合ということなんでしょうけれども、これはどんな犯罪でもあるいはどんな被疑者でも同一の基準で当てはめられるということだと思うんです。  次に、じゃ、法務省の刑事局長に伺いますが、これは、犯罪の証拠を隠したり、故意に犯罪を見逃...全文を見る
○保坂委員 それでは、過去十年間に証拠隠滅や犯人隠避などに問われた被告のうちに、勾留なしに起訴された被告の数、ちょっと通告時間が短かったので、もしおわかりだったら紹介いただきたいと思います。
○保坂委員 それぞれの取り扱いの違いというのがあるんでしょうけれども、この前、法務大臣にも伺いまして、法務大臣の見解も、覚せい剤を使用した警官の問題、これも衝撃的ですよ。こういった不祥事、二十六万人ですか、大組織の中でそういう方が一部いる。確率論でいえば、残念ながらそういうことが...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察庁の官房長に伺います。  これは一警官の覚せい剤使用の問題、その警官は逮捕されているわけですね。組織的に犯人を隠避したり、あるいはなかったことにしたり、ホテルに囲ったり、そういうことをやった十数人、これは県警を挙げてやったわけですから、これはもう重大な...全文を見る
○保坂委員 もう一度警察庁の官房長にお願いします。  それは、日々雨に打たれながら、きょうも交通取り締まりやいろいろな防犯をやっている、そういう警察官がまじめに一生懸命やっているということは知っていますよ。そうではなくて、県警本部長以下監察官室という不祥事を監督しなければいけな...全文を見る
○保坂委員 私は警察組織全体の組織が問われていると本当は思うのですが、極めて狭く言って、当時の神奈川県警の本部長以下幹部たちの組織体質の問題だという答弁ぐらいは、きょう官房長から当然出るものと思っていました。しかし出ない。  これは短く一点だけ聞きますが、前国会、終始何度もお聞...全文を見る
○保坂委員 前国会では随分違う答弁をされていたので、一部、やはりこれだけの認識が出てきたということは評価いたしますけれども、警察官が責任を問われた事案だというふうにお答えになりました。  そこで、法務省松尾刑事局長に再び伺いますけれども、結局、今回の神奈川県警のこれだけの不祥事...全文を見る
○保坂委員 これだけ深刻なときに余り皮肉めいた質問——質問にはしないで、指摘にとどめますね。  これは、前国会であれだけ問題になった組織犯罪対策法あるいは通信傍受法、私どもはいわゆる盗聴法と呼びましたが、いわば薬物犯罪ですからね。この薬物犯罪に県警本部長や監察官室長やあるいは薬...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺いますが、これは前代未聞で、日本の歴史の中でないわけですね、こういうことは。あってはならないことですが、しかしあってはならないことが起きたということをもってしっかり対処して、そしてそこで二度とこういうことが起きてこないような改革を行うのには逆にいい機会では...全文を見る
○保坂委員 それではもう一度、この神奈川県警問題を離れて、オウム真理教関係で一点だけ。  警察の方の刑事局長に伺いますけれども、この前、警備局長に、例のオウム真理教の女性信者を、いわば監禁という容疑で信者二名が逮捕されて、その後処分保留で釈放された件について御説明をいただきまし...全文を見る
○保坂委員 要するに、今回の団体規制法、この法律を急ぐ要因として、今の二名の逮捕事件ですね、女性信者が監禁されたというふうに訴えて、しかしその後は何か撤回をしてしまって、処分保留に至ったケースと、もう一つは、やはり女性が、女子大生が誘拐ということで、これが虚偽の証言だったというと...全文を見る
11月16日第146回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  参考人の皆さん、どうもありがとうございます。せっかく貴重な御意見をお聞かせいただきながら、ちょっと出席委員の方が数が少ないのがまことに残念で、おわびをしたいと思います。  まず、内野参考人に伺いたいと思うんです。これは、事実上教団だけ...全文を見る
○保坂委員 それでは、法律の一番厳格な定義のところで、いわば大臣の答弁が必ずしも正確でないという部分で、果たして絞り切れた要件と考えられるかどうか。  例えば、法律案の中で、無差別大量殺人行為という名称と不特定かつ多数という法律の中の語句とは、不特定かつ多数の方がやはり範囲は広...全文を見る
○保坂委員 では、今度は江川参考人にお尋ねします。  長いことジャーナリストとしてオウムの問題をずっと追跡してこられたということはよく承知しておりますけれども、今日、神奈川県警で不祥事が日がわりメニューのごとく続発して、その不祥事が究極の不祥事というか組織ぐるみの犯罪隠ぺいまで...全文を見る
○保坂委員 早く適正な捜査が行われていれば、坂本事件にそれだけの物証もあったとすれば、とすればということはもう仮定になってしまいますけれども、こういう重大事件にまで至らずに済んだかもしれないという教訓が我々にあるならば、第二、第三のオウムまたはそれに類似をしたグループというかカル...全文を見る
○保坂委員 ちょっと聞き方がアバウト過ぎて申しわけなかったです。今、公安調査庁長官も陪席してこの議論を見守っているので。  さきの政府質疑で、公安調査庁が、オウムを危険な団体あるいはもうこれはマークしなければならないというふうにまず着目したのは地下鉄サリン事件であった、そして最...全文を見る
○保坂委員 やはりそういう組織の全容をカバーして未然に危険をコントロールしようとしていくとすれば、当然、江川さんのような取材をされた方からまずは聞くというのが常道だと思いますけれども、どうしてしなかったのかは、きょうはここで聞けませんので、後ほど聞いてみたいと思います。  それ...全文を見る
○保坂委員 それでは、内野さんのお書きになった、朝日新聞でしょうか、論考の中で、やはり大衆心理が暴走するということも警戒しなければならないんだ、今の日本にファシズムが再来するごとき議論は自分はうなずかないけれども、しかし、ややそれに似た兆候がないとも言えない、そこは懸念があるとい...全文を見る
○保坂委員 では、今の同じ点について、江川さんから見てどう思われるかということをお願いします。
○保坂委員 ですから、私もオウムを破防法の政治目的で公安調査庁が見るというのはとても無理があると思っておりまして、本来だったらカルト対策庁などの行政のきちっとした仕組みをつくり、専門官や心理分析やあるいはその教義もしっかり理解をして、どうやって、カウンセリングなど、カルトにとらわ...全文を見る
○保坂委員 確かに、本当にそもそも来てほしくないわけだから、そういった施設そのものを認めない、そういう住民の方の気持ちの中で、あえてその中に入らなかったということは一面で理解できるのです。しかし、実際のところ、中で何が行われているかわからないという不安もそういう建物ができてしまう...全文を見る
○保坂委員 本当に短く一点だけで終わりますので。  この法律案が、内閣提出の法律案、団体規制法の方が成立をしたら、住民票の受理の問題はどう対応されるおつもりでしょうか。
○保坂委員 終わります。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、参考人の皆さん、遅くまでありがとうございます。  今同僚議員から質問があった点、私も聞きたかったところなので、宇都宮参考人に続けてお聞きしたいのです。  そうすると、その手続をされていない方の中にかなりの重傷、大変な経済的...全文を見る
○保坂委員 それでは高橋参考人に伺いたいと思いますけれども、この地下鉄サリン事件初め過去前例のない、比較のしようがない凶悪事件がオウム真理教をめぐる一連の事件だったと私も思います。  宗教法人の形態をとってこの教団が引き起こした事件の特殊性といいますか、そして甚大な被害、そして...全文を見る
○保坂委員 それでは、次に阿部参考人に伺いたいと思うのです。  実際、大変な管財人としてのお仕事の中で、ある意味で、現在の任意団体とされるオウム真理教の手口というか、あるいは発想というか手法というか、そういうことに随分いろいろな形で予測が可能なのではないかと思うのですね。それで...全文を見る
○保坂委員 それでは、また宇都宮参考人に伺いたいのですが、私ども、被害者の方、特に今手続に付しておられる方たちに速やかにいわば配当がされるということについては、一日も早くそうなればいいなという願いは一緒なんですけれども、ただ、被害者救済の法の骨格が団体規制を前提にしている点でかな...全文を見る
○保坂委員 そこで、そういった前提がこの団体規制法案の中にもあるのですけれども、そこはかなり細かく議論してきたところなんですが、つい先日も、成田のホテルで、ベッドでミイラ化した遺体を前に何人かの方がずっと宿泊していたという、ライフスペースという団体ですか、ほとんど初めて知るわけな...全文を見る
○保坂委員 そのとおりで、私も調べたのですけれども、カルト対策法というものはないけれども、行政として、総合的な政策として推進をして、調査をしたりあるいは信者の社会復帰の援助をしているということだと思います。  最後にもう一点、宇都宮先生に、犯罪被害者の総合的ないわば救済といいま...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。これにて終わります。
11月17日第146回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、この法案に入る前に、警察庁の官房長に来ていただいていますが、一点だけ。  先ほど同僚議員からも出ましたけれども、先日のこの法務委員会の議論から、さらに今度は、不祥事が発覚していたそのときに、女性同僚の警察官を恐喝する未遂事件で二...全文を見る
○保坂委員 極めて残念なことではなくて、組織の体質というところに踏み込まない限りこの問題の解決はないということをさらに指摘して、法務大臣に、この法案の内容の一番入り口のところで、ちょうど三回目になってしまうんですが、もう一度復習をさせていただきたいと思うんです。  一回目に、い...全文を見る
○保坂委員 それでは、例示します。  例えば、日本の旅客機あるいは日本人乗客が多数搭乗をしている航空機が狙撃されたり、あるいは爆破されたりという手段で多数の死傷者が出た、実行組織の日本支部が認められるとき、この場合は該当しますか。
○保坂委員 それでは、確認的にもう一度求めますが、当初、政治家数人が海外でねらわれたり、そういうときは例外的に適用になるんだとおっしゃったんですね。そこで、話が広がっていってしまったんです。  今度は日本で、海外の組織が政治家数人をねらったり誘拐したりして、例えば殺人をも意図し...全文を見る
○保坂委員 ただ、政治家数人がそういう形で危害を受けるということは、憲法秩序、日本の公共の安全に危害を加えられたというふうに認識されますか。
○保坂委員 もう一回言います。日本の政治家が、海外の組織によってねらわれて、殺害をも含めていわば襲われたということですね。そして、日本国内にその組織の支援組織が存在したと認められるとき。
○保坂委員 大臣、これは本当に当たらないんですか。よろしいですか、確認して。
○保坂委員 これはしっかり、定義のところを大臣もきっちり答弁していただきたいんですね。  私は、今の一つの事例の中に、日本の政治家数人がねらわれてという特定条件を出しているんですね。「不特定かつ多数」という要件があるじゃないですか、この法律には。だから、そこの時点においてこれは...全文を見る
○保坂委員 これははっきり答えてもらわなければ困るんですね。今はそういう手段の問題を省いています。ねらわれてというのは明快な日本語なんです。  では、具体的に言いましょう。三人の人がねらわれて、それは政治家です、三人の政治家がねらわれてとなったときには、これは特定でしょう。特定...全文を見る
○保坂委員 これは、法案の最終段階でそんなことでいいんですか。定義で不特定かつ多数とやっているわけですよ。特定も限定できないで、不特定が限定できるわけないじゃないですか。
○保坂委員 前回、官房長が大臣の補足答弁をしているんですよ。そのときにはきちっとかみ砕いて、三人の方がもし仮に爆弾でも、草原の中でとかあるいはある限定された場所で周りにだれもいないという状態では、これは特定ですねと明快に答えているわけです。だから、そういうことをきちっと、これは確...全文を見る
○保坂委員 では、何回もやりましたので、ぜひそこのところは押さえていただきたいということで、次に移ります。  共産党提案の法律について、ちょっと一言だけ伺いたいと思うんですけれども、確かに、破防法体系に問題があるというのは、私ども同じ見解であります。  しかしながら、公安委員...全文を見る
○保坂委員 実は民主党の北村先生にも質問があったんですが、先ほど出ましたので割愛させていただきたいと思います。  それでは、法務省の官房長はいらっしゃいますね。少し細かいところで確かめたいと思います。  昨日、江川紹子さんのお話にもありましたけれども、確かにオウムは今でも危険...全文を見る
○保坂委員 立入検査の事前通知それから事後報告ということで、令状主義になるべく近づけるということだと思いますけれども、公安審査委員会が、実態としてこれで十分なチェックができるんでしょうか。簡潔にお願いします。
○保坂委員 ずっと官房長に何問か続けます。  公安庁長官は、当該団体が所有するあるいは管理する土地あるいは建物を特定する資料を公安審に提出するということになるようですが、立入検査は特定された土地建物に限られると考えてよろしいのでしょうか。  もう一回言います。  公安庁長官...全文を見る
○保坂委員 これは実際に起こり得ることだろうと思うのは、これからさらに権利関係等が極めて複雑になっていくことが予想されるわけなのですが、公安庁長官の提出資料で、当該団体の関係している場所だ、あるいは土地だと特定された所有者及び管理者が、この法律の手続が行われる際に、うちのところは...全文を見る
○保坂委員 それでは、立入検査の細かい話をしたわけですけれども、あと最後に、官房長には一問だけ。  先ほど警察庁の官房長にお答えいただいたように、不祥事が相次いでおります。そして、実はオウム真理教事件というのは、信者の警察官が捜査情報を漏えいしていたというような点も含めて、大変...全文を見る
○保坂委員 それでは法務大臣に。  実はきのう参考人の質疑において、地下鉄サリン事件の弁護団長の宇都宮参考人から、今度の法案で、地下鉄サリン事件で言えば五千人を超える被害者のうち千人を少し超えるくらいの方が破産手続を進めておられると。しかし、そこにおいてはいわゆる財産回復という...全文を見る
○保坂委員 今の大臣の御答弁で、やはりまだまだ課題は多いと。オウムの被害者に関してももちろんだし、私どもは、犯罪被害に対して、犯罪被害者給付金等の制度がありますけれども、まだまだ不十分だ、ここはぜひしっかり取り組んでいただきたいという意味で、その決意を伺いたいと思います。
○保坂委員 私どもは、このオウム真理教の凶悪事件も憎むべく、そしてまた被害者の方の抜本的なトータルな救済がぜひ必要と思います。残念ながらこの法案には賛成できない立場ですけれども、そこのところは総合的な被害者救済法をできるだけ急いでいただきたいという要望をして、私の質問を終わりたい...全文を見る
○保坂委員 社会民主党を代表して、討論を行います。  政府提出の団体規制法案、四会派提出の修正案、サリン防止法改正案、特定破産法人の破産財団に属すべき財産の回復に関する特措法、そして共産党修正案に、いずれも反対の立場から討論を行います。  私たちは、オウム真理教による無差別大...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私ども社民党は、今回の二法案には賛成の立場でありますが、なお質問をさせていただきたいと思います。  一点目は、前回も最高裁にお聞きしたところですけれども、例の、十月に京都地裁の判決で、裁判官がタクシー運転手を雲助、こういうふうに呼んで...全文を見る
○保坂委員 その検討の中で、現場のタクシードライバーが今回の京都地裁の判決でどれだけ傷ついたか、あるいは侮辱を受けたか、こういうこともきちっと裁判官の方が受けとめる、こういうことが必要かと思うので、ぜひ努力していただきたいということを指摘したいと思います。  さて、法務大臣に伺...全文を見る
○保坂委員 実は、司法制度改革審議会の設置をめぐる議論の中で、房村さんは御存じですけれども、前々になりますけれども、当時の中村法務大臣が、一月の頭の読売新聞で、司法制度改革の一つのテーマとして、検討項目として法務省で温めている項目の中に、国会において、独立した捜査権限を持つとはい...全文を見る
○保坂委員 今答弁されたように、前々大臣である中村法務大臣は、やはり国会のあり方そのものも考え直すという点で、検察庁の、つまり個別の事件についていろいろ、どうだこうだということじゃなくて、こういう法案については私の考えでは、代理の方が出てきて、基本的なことについて答えるということ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、中村法務大臣のつくられた文書というのは今や撤回されている、法務省としてはもうそれはやめた、こういうことですか。
○保坂委員 答えるのは一応大臣に。これは政府委員制度廃止のいいところでありますから、大臣に。
○保坂委員 それでは、そういう項目を想定したそうです。臼井法務大臣はその想定ぐらいはされていいのじゃないでしょうか。今後の議論のテーマとして、課題として、あっていいことじゃないでしょうか。
○保坂委員 司法制度改革審議会も議論するんですが、法務大臣も監督されているわけですね。だから、国会での議論のあり方として、こういうことを検討したり、考えたりすることぐらいはあってよろしいのじゃないかとお聞きしているんですが。
○保坂委員 では、平行線なので、ちょっと質問を変えたいと思います。  この法案とちょっと離れますけれども、一点だけ。  警察の犯歴データが漏えいしたという件について前回質問をしたのですけれども、実際に、これは先ほどまで審議があった法案などとも大変関連がある問題だと思うんですが...全文を見る
○保坂委員 この前科前歴情報を興信所に警察官が渡すというのは違法行為ではないのでしょうか。警察の方の御答弁をお願いします。
○保坂委員 その地方公務員法違反の疑いというか、まさに漏えいしているわけで、これで立件されなかった。つまり諭旨免職という形で、退職金も払われたそうですけれども、余り悪質じゃないというふうに判断をされて、こういう処分なんでしょうか。
○保坂委員 それでは、これは関連して、前科前歴情報とともに、NTT顧客情報が流出をしたということで、その一点だけで郵政省の局長においでいただいていますけれども、この顧客情報というのは、一体どういう内容が漏えいしたのでしょうか。  顧客情報と言われるものは、発信、着信、あるいはそ...全文を見る
○保坂委員 NTTはCUSTOMというシステムがあって、だれに、どこにかけたか、こういうこともきちっと記録されているわけですが、その情報は流出していなかった——では、これは警察の官房長の方に聞きましょうか。この警視庁の事件で、このデータというのはそういう内容は含んでいなかったので...全文を見る
○保坂委員 私は、この二法案には賛成の立場で、先ほど十数分間、裁判所とそれから検察官について質問をいたしました。(発言する者あり)
○保坂委員 ですから、もう一度、では警察の官房長に伺いますが、この顧客データの流出というのは、住所と電話番号以外に、例えば発信、かけた電話番号ですね、その時間の長さ等の通話記録ですか、これも含まれているのでしょうか。
○保坂委員 では、法務大臣に伺います。  これは人権上も大変な問題でありまして、犯罪を犯しても、所定の法によって決められた結果を待って、やはり一般の市民生活をされている方が多いわけです。犯歴データとそしてNTTの顧客情報というのは、決して漏れてはならないものですね。NTT職員が...全文を見る
○保坂委員 事実関係を細かくおっしゃったので、一点だけ伺いますが、そうすると、漏えい先の興信所からその漏れたものを出していただくということはされているわけですね。
○保坂委員 では、最後の質問になります。  法務大臣、今のやりとり、これは大変大事なやりとりですね。捜査機関に我々は信頼を置きたい、そして、一般の市民の権利が、あるいは情報がいやしくも捜査の名をかたって出ていく、しかも興信所にということは、これはゆゆしき事態です。警察庁の方も調...全文を見る
○保坂委員 見守った上で、今、口頭間とおっしゃいましたけれども、事実が出てきたら、やはりその被害を受けた個人に対してきちっと説明をして、謝罪するということも含めて、厳正な対応をお願いしたいのですが、いかがでしょうか、その点は。
○保坂委員 もちろんそうなんですけれども、そういうことを法務大臣として神経を配って見続けていただきたい、そういうことによって捜査機関の信頼性を高めていただきたい、こういうことです。  終わります。
11月18日第146回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、きょうは、大変高い関心を集めている年金の問題、中でも年金の運用にかかわる年金福祉事業団のいわゆるグリーンピアなどの事業について質問をしたいと思います。  さきの日曜日もこの年金福祉事業団の事業に関してのテレビ番組などもあって関心...全文を見る
○保坂委員 それでは、年金保養協会の理事長の給料が八百万、常勤専務理事が二千万ぐらい、こういう報道があったけれども事実かという質問をこの当時しているんですね。これは細かくわからないけれども、かなり切り詰めた運営になっていると森理事長は答えられているんですが、これはわかりますか。
○保坂委員 八百万ではなくて七百四十万、二千万ではなくて千七百万というのが相当に切り詰めた運営かどうかは、これからの議論を踏まえて考えていきたいと思います。  では、これは森理事長にまた質問なんですが、年金保養協会に年金福祉事業団が運営を、グリーンピア自体、年金福祉事業団ではな...全文を見る
○保坂委員 ですから、今理事長おっしゃるように、年金福祉事業団の直接のものはここで会計の開示を求めることができる、しかし、その下につくった年金保養協会というのははっきりしないわけですね。資料を要求して幾らかいただいていますけれども、しかし、その下にまたこのような兵庫年金保養サービ...全文を見る
○保坂委員 では、グリーンピア三木について、今森理事長も詳細な資料をお手元に恐らくお持ちじゃないですよね。ですから、ぜひ今後の審議を深めるためにも資料として出していただきたいという趣旨で、ちょっと資料要求をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。ゆっくり言います。 ...全文を見る
○保坂委員 それでは、細かい数字が必要のない質問でさらに理事長にお尋ねいたしますけれども、二本松や恵那、それから幾つかの施設を運営している財団法人グリーンピアという法人があると思いますけれども、こちらの方と請負契約を結んでいる会社がありますが、たくさんあるようですが、こういう会社...全文を見る
○保坂委員 そういうことで、効率的な運営を図るために財団法人グリーンピアは株式会社等と契約を結んでおられるということなんですが、これも理事長に資料の方を要求したいと思うのです。  財団法人グリーンピアと請負契約を結んでいる株式会社との間で交わされている請負契約書がございます。及...全文を見る
○保坂委員 それでは、グリーンピア自体が巨額の赤字を抱えているということはもう再三指摘されているとおりなんですが、このグリーンピア関係で一体どれだけ赤字があるのか、その実体額はどうなのか、そしてグリーンピアを廃止していく際にどういう処理計画を持っているのか、この点を最後に理事長に...全文を見る
○保坂委員 年金局長、まだ質問があるので、答弁をなるべく短く簡潔にお願いしたいと思うのです。  テレビ番組でも報道していましたけれども、グリーンピア自体が、開設から早いところでは相当たっていて、施設の老朽化も目立つし、また遊休地も何の手入れもなくあるわけですね。今、現時点でもな...全文を見る
○保坂委員 その出資金の財源は何ですか。
○保坂委員 これは本当に重大な事態ですよね。  会計検査院の公的宿泊施設についての報告書が出ましたね。この中で、平成四年から八年まで三百十億円もの増改築費が使われているということです。  森理事長にもう一度伺いますけれども、例えば北海道の大沼では平成八年に九十八億かけて増築し...全文を見る
○保坂委員 そうすると、この大沼の九十八億というのは一部の補修だったということですか。ほんの一部、古い建物があって補修したということで答弁されたと理解してよろしいですか。
○保坂委員 時間がもうほとんどないので、一問だけ年金局長に伺います。  もう一つは老人福祉財団、これも報道されましたが、ゆうゆうの里、これは、本当に安心して老後を過ごせる、かなりのお金を持っていって、そこをついの住みかとして、安心されて皆さん、おられる。ここが大変な経営難に陥っ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、厚生省は、これだけの大規模で、しかも高額の財産を全部処分してそちらに行っている方を裏切らない、そういう約束が年金局長はできますか。
○保坂委員 もう終わりますが、委員長にお願いですが、このゆうゆうの里、大変な問題だと思いますので、財務書類などを提出させていただくよう、理事会でぜひ協議いただきたいと思います。
○保坂委員 終わります。
11月18日第146回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  これは委員長にもぜひ聞いていただきたいのですが、七月二十九日、当委員会で虐待問題の議論をいたしました。そこで法務省横山局長に対して、虐待について何かパンフレットかポスターでもあったらお持ちいただきたい、こう求めて、具体的なお答えがなかっ...全文を見る
○保坂委員 これがポスターなんですが、これは「子どもの人権専門委員」のポスターでありまして、ようく見ると、ここに「虐待」とありますね、二文字。そして、パンフレットは、いずれも内容はいいのですよ。「子どもの人権」「みんなともだち マンガで考える人権」「いじめ」。このパンフレット、よ...全文を見る
○保坂委員 ぜひちゃんとやってください。こういう問題がこれだけ社会でも国会でも問題になっているということを認識した上でということでお願いします。  それから厚生省に、やはり二十九日の議論のときに、宮下厚生大臣に対して、もちろんいろいろな立法的な措置等々あるけれども、当の子供や親...全文を見る
○保坂委員 どういう方向があるか考えるじゃなくて、少なくとも厚生大臣がこういうふうに、受けとめる、ぜひ検討させてくれと。もう検討していなきゃいけないわけですよ。だから、いろいろ考えさせてくださいじゃなくて、もちろん立法の努力も大事だけれども、今虐待を受けているかもしれない子供たち...全文を見る
○保坂委員 それでは、参考人として大変貴重な御意見をいただいた上出参考人に伺いたいと思います。  私もいじめをめぐって電話相談等を十数年やってまいりました。その中には、かなり対応するのに難しいさまざまな若者たち、心的外傷、中には人格障害を抱えているんじゃないかと思うさまざまな人...全文を見る
○保坂委員 私たちも現場の声をよく聞きながら、いろいろな制度的な問題にも目配りしながら、なるべく早期に立法措置も考えていきたいと思っております。  ありがとうございました。
11月19日第146回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○保坂委員 私は、社会民主党の保坂展人です。  保岡議員にお尋ねしたいのですが、保岡議員も法務委員会所属のはずです。本法案は法務委員会にかかっていましたね。そして前国会の会期末に、保岡さんも含めて、廃案ということで、法務委員会での議論はなしにした。そして、住宅供給の面での幾つか...全文を見る
○保坂委員 それでは、これはことしの夏、八月三日の朝日新聞の社説に、「肝心な点が抜け落ちた」という社説がありますね。これは、当初の自自公の案で、床面積五十平米未満の住宅については、五年間は定期借家権を適用しないという部分があったのだが、ここは面積制限、つまり保岡議員が今言われた、...全文を見る
○保坂委員 では、かねてから、定期借家権を導入すればファミリー向けの広い住宅がどんどん建つというふうにおっしゃるのですが、東京を見渡してみても、百坪あった家が、そこを売られる、そうすると、ひどい場合には四軒くらい建ってしまいますよね。あるいは五軒建つ場合もある。細長い住宅が建つわ...全文を見る
○保坂委員 では、これは民主党さんに伺います。  民主党さんも修正要求の中で、やはり勤労者、働く人たちのそう広くない住宅には適用すべきではない、こう主張されているんです。当然の主張だと思いますが、これがなかなか入らなかった、あるいは保護規定として、借家人の契約後に生じた事情によ...全文を見る
○保坂委員 もう一問、民主党の田中議員に伺いますけれども、これは私ども、勤労者の立場、働く人々の立場に立って考えると、やはり所得が低ければ低いほど家を借りて住むという形で生活されている方が多いわけですね。これは公営住宅も全部一緒で、こういう新しい規定が、公営住宅が新しく建てば定期...全文を見る
○保坂委員 そうなんですよ。三月、四月というのは会社の異動や進学、一番日本じゅうで引っ越しが多いシーズンですよ。だからこそこの時期にやらないでほしいというのは、当然じゃないですか。もう今から二カ月でこれを周知徹底させるのは、至難のわざです。きょうは、国民の全体は、どれだけこの制度...全文を見る
○保坂委員 つまり、自由民主党は大変幅広くいろいろな方々、地域の中で、地域丸ごとのおつき合いの中でそれぞれの議員の方が国会に出てこられる、そういう本当に幅広い政党だと思います。したがって、家を借りている方あるいは店舗を借りて商売をされている方も多いわけでしょう、支持者の中には。そ...全文を見る
○保坂委員 先ほどの木島議員の質問にもあったのですが、これは法務省にちょっと短く答えていただきたいのですが、長いこと日本の、いわゆる家を借りるということにおける契約の基礎になっていた正当事由制度、これは歴史的にどういう役割を果たしてきたのか。五十年超えていると思いますが、簡潔にち...全文を見る
○保坂委員 今、ちょっと建設省の方が間違えて答弁しているのかと思ったのですが、間違いなく法務省ですね。  いや、驚きましたね。僕は頑固な方が好きで、それで土井たか子さんの社民党にいるんですけれども、法務省、三年前にはもう少し頑固だったのですけれども、そういう見解で、今や時の流れ...全文を見る
○保坂委員 それじゃ、根本議員にお願いしたいのですが、これは日本の社会に長いことなじんできた正当事由、つまり、法律だとか正当事由という言葉が頭にはないけれども、家を借りるという習慣で多くの人が、今国民が生活をしているわけです。  例えば、定期借家権契約をした、これは家主の側から...全文を見る
○保坂委員 それは、大家さんが隣にいて、ここの家を借りているという場合はいいですよね。それは交通事故じゃ大変だということになるでしょう。ところが、やはり大きな会社などが経営している場合、そういう人間関係などのない場合にはなかなか難しいんじゃないかということを指摘したいのと、海外で...全文を見る
○保坂委員 それでは、あと一問質問をして、中西議員にかわりたいと思いますが、今根本議員が言われたように、イギリスの場合など、本当に精査して見てみる必要があるんですね。  例えば、じゃ、実際にファミリー向け住宅の供給がふえたのかというと、ワンルームの方がふえているよという話もあり...全文を見る
○保坂委員 優良な広いファミリー向け住宅が安く供給されるのなら、だれも反対しないんですね。そうじゃなくて、狭い家に住まざるを得ない人たちが追い出される不安、心配を持つようなこの内容に対して、やはり私はどうも納得できないということを表明して、中西さんにかわります。
11月24日第146回国会 衆議院 建設委員会 第6号
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○保坂委員 私は、社会民主党を代表して、本法律案そして四会派提出の修正案、いずれも反対の立場で討論を行います。  私は、旧自社さ三党の協議の中で、この法律案の担当者として、また法務委員会で委員として、十分な審議をしたいとこの法案を待ち受けていたところ、表紙だけが変わった本法律案...全文を見る
11月24日第146回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいまの木島議員の質問にも出ました、また坂上委員からもありました、本日の読売新聞の神奈川県警対応マニュアルというものが、今警察の官房長よりこういうものがあったという答弁がございました。あって、現在はその効力を失っているんだということな...全文を見る
○保坂委員 では、二点目に聞きます。  今度は、同じ「適切な報道対策」の項目から、「不祥事は積極的には公表すべきでない」、これはどういう意味でしょうか。
○保坂委員 「保秘の徹底」というのはその後僕が聞こうと思っていたところで、違うんですね。それは、「知る者を最少人員に限定する」ということについて、私が質問する前に先にお答えになっちゃったんですが、もう一度戻ります。  このマニュアルは、報道対策として、「不祥事は積極的には公表す...全文を見る
○保坂委員 では、項目別には最後になりますが、官房長に、最後に、「免職した職員には、再就職斡旋に努め、警察の目の中に入れておくことが必要」、これはどういうことですか。
○保坂委員 それから、法務大臣に伺いますけれども、今の官房長の答弁だと、全部誤解なんだ、例えばきょうの読売新聞のこういう報道は、みんな誤解です、趣旨は違うんです、こういう答弁ですよね。  ただ、これはどう考えても、こういうものが百部以上作成された、そして署長やそれぞれの責任者の...全文を見る
○保坂委員 政治家同士の議論ということで、ぜひ大臣の肉声で御答弁いただきたいと思います。  マニュアルの作成自体が、犯罪を認知した場合の届け出、告発義務を公務員に課している刑訴法や公務員法違反じゃないかという指摘もありますが、どうですか。違反行為をそのまま奨励するようなマニュア...全文を見る
○保坂委員 いや、警察内部でこういうマニュアルがあったから問題なんですよ。だから、そのことを、法と秩序に責任を持つ大臣が、こういうマニュアルがあったと見たらすぐ取り寄せる、これが大臣の務めじゃないですか。いかがですか。
○保坂委員 それでは、大臣、この新聞記事は読みましたか、きょうの読売新聞。
○保坂委員 速やかに入手をして、我々委員にも、国会全体でも政府部内でもこれは検証していただきたいと思いますが、いかがですか。
○保坂委員 それは、委員長に私も要請したいと思います。  では、理事会で取り計らっていただけますか。
○保坂委員 法務委員会は取り寄せるということをこれから議論するんですよ、協議するんです。法務大臣としてこういうものを取り寄せるということをなさるんですか、なさらないんですかと聞いているのです。
○保坂委員 では、もう一度官房長に伺いますが、今回の一連の不祥事は、こういうマニュアルどおりに従って処理をしたがゆえに起きた一体的な不祥事じゃないかということを私ども感じるわけです。  それで、今、マニュアルは、署長室だとかあるいは各責任者の手元にあるんですか、それとも廃棄され...全文を見る
○保坂委員 それでは、大変重要な事案だということについては、大臣からもそういう前向きな答弁があったので、ぜひ早急に検討を、これは本当に一県警本部長の判断ということだったのか、それとも連綿と引き継がれてきた体質だったのか、これは分岐点になると思いますので、よろしくお願いしたいと思い...全文を見る
○保坂委員 林局長の答弁はいつもわかりやすいのですが、今ちょっとわかりにくかったのですけれども、要するに、前国会でさんざんやりとりがありました。警察官が法に従って、捜査情報などまかり間違っても悪用したりしてはいけないんだ、通信傍受法、盗聴法の議論の中でありましたよね。これはそうい...全文を見る
○保坂委員 大変厳しい条件の中で、捜査現場、あるいはさまざまな国民の安心のためにまじめに働いている九九%の現場警察官のためにも、ぜひそれは徹底していただきたいと思います。  思いますが、お休みの間の新聞資料を取り寄せただけで、またいろいろあるんですね。その中に、全部列挙しません...全文を見る
○保坂委員 それでは、松尾法務省刑事局長に伺います。  先ほど林局長は、前国会のやりとりを踏まえると針のむしろに座っているような気持ちで答弁すると厳粛におっしゃったのですが、これはもう何回も繰り返すまでもありませんけれども、前国会の議論の中で、先ほど枝野委員からも出ていたように...全文を見る
○保坂委員 こういう不祥事が秋以降続々出てきちゃったわけですね。ですから、こういうことを正してから本当に厳格な執行体制ができるというふうに、国民みんな納得すると思うので、我々は通信傍受法案に対しては反対をしました。ただ、そういう立場を超えて、大変深刻な事態だということは踏まえて、...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今回郵政省の方では、例えば課金情報などの情報については、このにせの捜査照会などでは出していない、こういうふうに把握されていますか。どうでしょう。
○保坂委員 法務大臣、こういう事例が出てきているわけですから、警察が捜査照会をしたときにも、きっちり基準をつくるということに努めていただきたいと思うんですね。その答弁をお願いします。
○保坂委員 警察が処理をするための基準、例えば個人情報保護の法制についてやはりきちっと示すべきではないのかという意味なんですが、ちょっと時間がありませんので、次に行きます。  私、この委員会で交通事故の問題を何度も取り上げてまいりました。片山隼君という男の子が亡くなったケースに...全文を見る
○保坂委員 臼井法務大臣、今警察の当局から、体制は充実を図ってきているけれども、被害者に対する告知の問題も含めて。ただ、この方は一命を取りとめたのですね。取りとめたからまだ証言もできるのですけれども、亡くなる方はもう証言できないわけです。虚偽調書作成という容疑で書類送検ということ...全文を見る
○保坂委員 その的確で正確な処理というのは、遺族の方が、こんな証拠があるんだけれどもどうですかといったときに、もう少しスピーディーに、もう一回調べをやり直してもらうぐらいのことも含めて要望があると思うんです。その点はいかがですか。
○保坂委員 それでは、時間が本当に限られていますので、入管の問題を最後にお聞きをしたいと思います。  御存じと思いますが、法務大臣のところに今瀬戸際の判断が迫られていると思います。いわゆる不法滞在二十一人の外国人の方が、もう帰る国はないんだ、自分らの、いわば捨て身で入管当局に大...全文を見る
○保坂委員 何か昨日は、新聞によると、署名運動、二十七万人不法滞在の人がいる、これは推定でしょうけれども、二十七万人分集めると。  これまでの日本の入管政策ではこれを認めるのはなかなか困難だということを私今までの経緯を踏まえてよく知っていますが、この申請者の中に子供たちもいる、...全文を見る
○保坂委員 一問だけ。  海外からも注目されているということを十分意識されているかどうか。
○保坂委員 では、終わります。ありがとうございました。
12月03日第146回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは三人の参考人の先生、ありがとうございます。  まず久保利参考人に伺いたいんですけれども、これは、従前の裁判所のリズムというか、時間の尺度といいますか、こういうことをそのままいったんじゃ余り意味がない、二十一条に関して柔軟かつ迅...全文を見る
○保坂委員 続いて久保利参考人に伺いますけれども、手続に入って、今まで経営を縛ってきたおもしが一時的にストップして再生過程に入っていくというときに、やはり資金をどうやって調達するのかというのは大変な苦労だと思うのですね。  例えば、今問題になっている商工ローンの厳しい取り立て、...全文を見る
○保坂委員 そこのところは、制度をつくっても、さらにその制度の実効性を担保するための政策もまた制度も必要かと思います。  それでは、熊谷参考人にお願いしたいと思います。  先ほど、御意見の中で、いわゆる営業譲渡という問題がことしになってから突如として入ってきた、いろいろ吟味し...全文を見る
○保坂委員 それでは、竹下参考人に伺いますが、今熊谷参考人にお話を伺った部分について、これは前倒し前倒しでやってきて、ことしに入ってから営業譲渡という問題が出てきて、まさに労働者の雇用の問題などはそれほど配慮した提案じゃないというようなことが通産省サイドから聞かれたというやりとり...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  もう一点竹下参考人に伺いたいのですが、今熊谷参考人からもあった、再生手続をしている間は優先債権ということで労働債権は心配ない、やはり再生は無理ですねということになって破産に至る空白のときにこれがどうなってしまうのだろうか、ここのところの空...全文を見る
○保坂委員 この法務委員会で債権譲渡にかかわる法案が採決をされたのですけれども、そういう意味でいうと、今言われたように、やはり世の中逆さに見ている方がたくさんいらっしゃいまして、そういう空白があるのだな、そしたら空白をついて一言仕掛けてやるかというようなことがこれだけの景気の悪化...全文を見る
○保坂委員 本案の審議に先立ちまして一点だけ、委員長の許可を得て、十一月十七日のある一点のやりとりについてだけ、但木官房長に答弁をお願いしたいと思います。  実はこのときに、法務省の中で、中村元大臣が、検察行政に対して、国会への説明責任、アカウンタビリティーを負うべきであるとい...全文を見る
○保坂委員 そうすると、正式な法務省の文書として、これは内閣総理大臣にも御提出されているというふうにとらえてよろしいでしょうか。
○保坂委員 では、法務大臣、ぜひ、そういう性格の文書だということで、司法制度改革に別に法務省が枠づけをするような、そういう性格ではなくて、しかし、法務省としての問題意識をまとめられたものだという経緯だったので、よろしゅうございますでしょうか。
○保坂委員 それでは、民事再生法、これは大変な分厚い法律でありまして、まず基本的な立法目的のところから、まずは大臣に伺っていきたいんですけれども、今回、民事再生法は中小企業を対象にする、こういうふうに言われています。どのような規模の中小企業をお考えになっているのか。学校法人や協同...全文を見る
○保坂委員 そうすると、中小企業国会でこの法律が出てきたというと、中小企業専用の法律かと思う向きもあるかもしれませんが、決してそうではない、幅広く影響があるんだと思います。  それでは、法務省の民事局長においでいただいていますので、細かくいろいろと聞いていきたいと思いますけれど...全文を見る
○保坂委員 そうすると、ちょっと個々具体的に聞いていきたいんですけれども、まず、退職金の問題を聞いていきたいと思います。  再生手続申し立て後に退職する労働者が出てきた場合、その退職金は一体どうなるんだろうか。退職金が一般優先債権として就業規則や労働協約どおりに全額支払われる、...全文を見る
○保坂委員 関連していると思うんですが、就業規則や労働協約で、あるいは希望退職の応募条件として退職金の割り増し条項などが定められている場合、この割り増し条項部分も一般優先債権として扱われるんでしょうか。
○保坂委員 次に、これは企業の規模の大小を問わないわけですから、社内預金という制度がございますね。この社内預金というのは大変扱いが難しいとも聞いているんですけれども、働いた側のまさに実感からいえば、毎月一万円、二万円と積んできた、まとまって百万とか二百万、こういう社内預金の扱い、...全文を見る
○保坂委員 日本の企業の場合、みんな社内預金しているんだよ、あなたも入社したからしなさいといってするというケースです。みんなしているからするんであって、これが強制と言われれば自発的なような気もするし、このあたりはどうなんでしょう。つまり、労働の対価としての賃金の中から一部天引きで...全文を見る
○保坂委員 ちょっとお答えが難しいようで、この場では、やはり給料の中から一定額積み上げてきたという部分についても十分保護されるように裁判所の方も考えていただきたいし、そういった法律の趣旨からいって、労働者の労働債権そのものについて、これをはねつけるものではないというふうに私どもも...全文を見る
○保坂委員 先ほども参考人質疑でも多々出ました営業譲渡の問題、少し時間をかけて考えてみたいと思うんですけれども、私自身は、営業譲渡が行われると、つまり譲渡できるパーツ、部門というのは、それなりに商品価値というか、買う側にとって魅力、メリットがあるものだと思いますから、そうすると、...全文を見る
○保坂委員 今の民事局長の御説明ですと、もちろん営業譲渡はこの民事再生法で初めて出てくるわけではなくて、ただ、民事再生手続の中で営業譲渡ということが起きたときに、例えば私が何か二つの事業部門を経営していたとします。それが、採算の悪いゴルフ場と、大変採算の上がっている、お菓子を製造...全文を見る
○保坂委員 単純に言いますと、民事局長、やはり世の中いろいろな人がいますので、法の目的というのは中小企業、会社の再生なんですね。再生であり再建であり、あるいは苦しい時期からの脱出なんですね。そのとおりですよね。そうだとすると、その一番いいところを譲渡しちゃって、どう考えてももうお...全文を見る
○保坂委員 今言ったような心配は多分ないというふうな御答弁だったと思うんですけれども、営業譲渡の際に、この企業は再生するんだ、つまり、保坂工務店だとすれば、保坂工務店は、厳しいけれどもある部分を営業譲渡して、そして事業をきちっと存続しますよという意図を、意図というか事業存続の姿勢...全文を見る
○保坂委員 では、ちょっとここで具体的な、これは想定事例なんですけれども、出してみたいと思うんですが、先ほど保坂工務店と言いましたから、これは仮想の会社ですが、三つの事業部門をやっていたとします。一つはバブル時代の末期に新規に始めたマンション事業部門で、これは都心の一等地に十階建...全文を見る
○保坂委員 それでは、営業譲渡について大変心配なのでもう少しお聞きします。  四十三条では、株式会社である企業が行う営業譲渡は「事業の継続のために必要である場合に限る。」としていますけれども、この事業というのは譲渡される事業だけを指しているのかどうか、その点はいかがでしょうか。
○保坂委員 「事業の継続のために必要である場合に限る。」という事業は、譲渡される事業だけを指すということではないのでしょうか。
○保坂委員 それで、営業譲渡に際して、譲渡される事業部門の労働者の雇用、さっきちょっと例に出しましたけれども、あるいは労働条件の継承の問題は一体どうなるのかということはやはり大変気がかりなんですね。学説や判例の多数が譲り受け人は当然継承すべきであると言われていますけれども、しかし...全文を見る
○保坂委員 そうすると、民事局長、いろいろな極端なケースというか厳し過ぎるケースを考えて、心配し過ぎているのでしょうかね。そういう営業譲渡ががんがん起こって従業員がどんどん路頭に迷うような状況は、基本的には想定しないというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○保坂委員 それでは、営業譲渡から労使協議の問題に移りたいと思うのです。  今民事局長もお答えになったように、想定外の人々、やはりいろいろいらっしゃるわけで、しかもこれは難しい大部の法律でございます。先日も、児童買春、ポルノ禁止法案で、全く違った理解でコミックを全部店から引き揚...全文を見る
○保坂委員 労働法制もまた今日の複雑な社会のルールかと思います。この手続を理由に団体交渉拒否というようなことはないんだという御答弁だったと思うのです。  今度は、逆に、民事再生手続を申し立てた事業主が団体交渉はしないと拒否している場合には、これはそもそも、そういうルールはきちっ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、これは確認的な質問になりますけれども、既に以前に出た質問でもありますけれども、この民事再生法というのは労働者、労働組合を基本的にはこの手続の中には置いていないわけですね。会社更生法と極めて近い、それよりは非常に使いやすいという仕組みになっていて、更生法は労...全文を見る
○保坂委員 それで、再生計画は、先ほど冒頭にも触れたように、人員整理の問題や労働条件の変更あるいは希望退職者を募っていくというようなことを当然内に含むだろうと思うのですが、これはやはり労使協議で決めなければならないと思うのです。  この手続を利用した企業で、これらの重要事項につ...全文を見る
○保坂委員 先ほど再三、この手続をやっているからといって労働法制で保障された諸権利がいささかも制約を受けるわけでもないという答弁だったと思いますが、いろいろな想定外の方がいらっしゃるということで、今後この手続を行うから団体交渉できませんよとか、あるいは申し立て中だから団体交渉でき...全文を見る
○保坂委員 今労働省、そしてその前に何回も法務省の立法上の視点というか原則の御答弁があったわけですが、裁判所の方ではこれらの趣旨を十分踏まえてこの運用に当たっていただきたいと私ども要望したいのですが、その点いかがでしょうか。
○保坂委員 それはそのとおりなんですけれども、もうちょっと答弁してもらえないですか。  趣旨に沿ったというところが、今私お聞きしたのは、この民事再生手続があるからといって、労働法制で保障されているような諸権利、ここは変更ないんだよということを法務省民事局からも今御答弁いただいて...全文を見る
○保坂委員 これは余り繰り返しているとあれなので、もちろんそれはそうなんですよ。ですから、その中でもここについてもちゃんとやっていただきたい。ここというのは、繰り返しになりますが、労働法制で保障されている諸権利にいささかの変更があるものでないという趣旨、そこも趣旨の一部だと思うの...全文を見る
○保坂委員 わかりやすい答弁をありがとうございました。  次に、下請業者の問題に入りたいと思うのです。  ことしの初めだったか、大分前ですけれども、我々衆議院の国会内テレビというのがございますね、工事をしているわけですけれども、その国会内テレビの元請さんが倒産してしまったよう...全文を見る
○保坂委員 個々具体的な事例では、これは先取特権があるなということもあるわけですよね。ただ、それが認められない場合もあろうかと思うのですね。先取特権が認められていない場合に、これは少額債権あるいは中小企業債権として計画成立前に弁済されたり、あるいは再生計画によって優先弁済されると...全文を見る
○保坂委員 これは本当に死活問題だと思うのですね。三人とか五人とか十人とか、そのぐらいの本当に小さな、大変な数があるわけですよね、建築業界の工務店というのは。そういうところが、親会社というか元請が倒産してしまって、気がついてみたら負債を背負って、職人さんには払わなければいけない。...全文を見る
○保坂委員 それでは、また確認的に伺います。  これは中企業の倒産の場合も大いにあり得るのですけれども、中企業が零細なところにたくさん仕事を出していて、その職人さんの手間賃、こういうものが実質的には労働債権に限りなく近いというか労働債権だと我々は思うのですけれども、形では事業者...全文を見る
○保坂委員 残り時間がほとんどなくなりましたので、大臣に、今までの議論をお聞きになって二点だけ伺いたいと思うのですね。  一つは、これは企業を再生させるための法案であって、失業者あるいは労働者がどんどん路頭に迷うための法案では断じてないのだという点であります。やはり労働法制によ...全文を見る
○保坂委員 大臣がちょっとお触れになったのですけれども、本当に下請の方たちの苦境というのはやはり聞きしにまさるものがありますね。  それで、実際に、これは口頭で契約なんか交わして、もう工事が始まって、あしたから来てくれというので始めてしまうようなケースも多いですよね。本当に、働...全文を見る
○保坂委員 最後に、一問お聞きします。  先ほど参考人からもお話がありましたが、法制審の中で、企業の倒産回避、再建の手法の中で、営業譲渡自体が話題になってきたのがつい最近なのですよという話です。ですから、それは時間がない中で圧縮して検討が加えられたとはいえ、やはりそこのところで...全文を見る
○保坂委員 どうもありがとうございました。終わります。
12月07日第146回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  提案議員の皆さんに大変敬意を表しながら質問をしたいと思います。  まず、山本議員に伺いたいのですが、従前の民事調停の申し立て、あるいはその成立した件数の中で、法人のものというのは大体どのぐらいあったのか。あるいは、その中で、例えばゼネ...全文を見る
○保坂委員 これは、今不況に苦しんでいる個人事業者、あるいは住宅ローンの返済に苦しんでいる個人の債務者、あるいはサラ金で多重債務等に陥っている個人債務者、そしてまた法人も、あらゆる形態を問わず申し立てることができる、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○保坂委員 それで、金融監督庁に来ていただいているのですが、とりわけ住宅ローンで困っている方というのは大変多いだろうというふうに思うわけなんです。あるいは、伝えられているところの商工ローンなどで厳しい取り立てに大変参っている、こういう方も多いと思うのです。  これは実態なんです...全文を見る
○保坂委員 もう一回金融監督庁に伺いたいのですが、今、大体大づかみで七十五兆円という住宅ローンの中で、いわゆるステップローンというのですか、ゆとり返済で金額が上がっちゃってとか、あるいはいろいろな理由で返済が遅延している、返済不能に近くなっているという数字は推定できますでしょうか...全文を見る
○保坂委員 それでは、法務省の民事局長に、ちょっと突然だったのですけれども。  これは民事再生法でもそうですし、今回の特定調停でも、まずSOSというか、もうやっていけないという悲鳴が自営業者の方などに大変広がっているということがあるのだと思うんです。  警察庁の生活安全局から...全文を見る
○保坂委員 提案議員の方に、今の点。三万人台になって、男性の平均寿命までが減ってしまった、その中で数字をつぶさに見ると、自営業者の方が格段にふえている。理由でいうと、経済・生活問題のところが非常に多いというあたりをどう受けとめておられるか。つまり、ぎりぎりの生死のふちに行かれた人...全文を見る
○保坂委員 それでは、続けて山本議員に伺いたいのですけれども、今回の提案された内容は、本当に困窮のふちにある人、あるいはもうあきらめかけている方にとって大変な朗報というか、これができるのかということで、一条の光が見えるということはあろうかと思うのです。  さらに、先ほど、実態は...全文を見る
○保坂委員 時間が迫ってきたので、要は、この内容を見たときに、本当に困っている方は本当にいろいろ情報も探したいと思うし、また、新聞や週刊誌でこういう制度があるぞということが告知されればされるほど、それでは申し込んでみようと、やはりふえるというふうに考えていいと思うのですね。  ...全文を見る
○保坂委員 最高裁にやはり意識転換していただいて、本当に人員の要求を、今までの通年ベースのものでやろうという意識を変えていただきたいと私も思います。  それで、非常に困窮されている人にとっては注目すべき制度だと思うんですけれども、一点、世の中にはやはりいろいろ逆さから法律を見る...全文を見る
○保坂委員 財産の状況を示すべき明細書などを提出すべしということになっているんですが、そこに虚偽の事実などがあった場合には、やはりそこは厳しく問うというふうにしていくべきだろうと意見を申し上げて、あと、二十四条関係で、クレ・サラ関係で必要書類を出してこないということで、極めて不透...全文を見る
○保坂委員 それでは、時間が参りましたので、労働債権の優先的な支払いなども含めていろいろ目配りをしていただいたことも含めて、提案議員の御苦労に敬意を表しながら、私の質問を終わります。
12月10日第146回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○保坂委員 法務大臣に伺いますが、今、木島委員からの質問にもあった値段の問題なんですけれども、銀行の手続を窓口に並んでする場合、そして実際にオンライン化された機械を通してやる場合、やはりそちらの方が安いということがあります。インターネット時代で、当然サービスは、どんな分野でもどん...全文を見る
○保坂委員 先ほど民事局長が、千円は超えないぐらいに努力したいと。現行でいけば五百円。これは、千円を超えないように努力したいということであれば、五百円は当然超えている、千円ぐらいの幅におさめたい、こういう趣旨だと思いますけれども、これはやはり高過ぎるのじゃないでしょうか。高過ぎる...全文を見る
○保坂委員 それでは、サービス競争という面からはどうでしょうか。  一つの公益法人だけが高い倫理性を保って、二つつくると、二つ目はだめになるということはありませんよ。二つやらせて競争させて、価格を安く、国民の利便性を図る、これは理屈が通った話だと思うのですが。
○保坂委員 これは大臣、どの社会だって、独占している一社しかなければ、その一社が決めればもう料金は決まるんですよ。二つも三つもやっていれば、A社では千円だけれどもうちでは七百円ですよといったら、七百円に引きずられて安くなっていくんですよ。それが原則じゃないですか。何で一つだと安い...全文を見る
○保坂委員 では、大臣、そうすると、この指定法人の設立、サービスを立ち上げる段階の予算、あるいはランニングコストというのは大体幾らくらいの予算規模を考えていらっしゃるのでしょうか。局長でもいいです。
○保坂委員 そうすると、大臣、今の説明だと多大な初期投資を必要とするシステムじゃないようですよね。当然、信頼性の高い民間会社、あるいは公益法人でもいいですけれども、一社だけじゃなくて二社、三社そういったサービス機関がある、秘密については守られている、守った上で競争する、こういうこ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、法務大臣は、民事法務協会を除いてこの日本国にこういう情報を扱える機関はない、こういうふうに判断されているということですか。
○保坂委員 それでは、きょうは、ことしの総集編的な意味も込めて刑事局長にもおいでいただいたんですね。公務員、わけても秘密の厳守が守られなければならない警察官の不祥事が相次いだんですね。警察不祥事一般にしますと事例を列挙するだけで時間がなくなるので、今の問題の情報に限りたいと思いま...全文を見る
○保坂委員 警察官の中に一人二人そういう方がいるというだけじゃなくて、病巣が広がっているという気がするんですけれども、また、NTT自体の中からも顧客データを興信所に売るなどの事例が続いています。  これについては、時間がありませんのでもう一問だけ刑事局長に伺いますが、これは何を...全文を見る
○保坂委員 では、どうぞお帰りいただいて結構です。  民事局長に伺いますけれども、今のお話は、ここ最近の国会の審議の中でも、こういう重大な情報の漏えいについては、今までの規定ではだめですよ、より強い罰則もたがはめも必要なんだ、こういう議論だったんですね。私からも伺いたいのですけ...全文を見る
○保坂委員 それでは、民事局長、第七条のところ、指定法人が業務の休廃止をする際、大臣が許可をする場合というのは、一体どういうケースを想定されているのでしょうか。
○保坂委員 では、法務大臣に伺いますが、先ほどあえて警察の事例を伺ったのも、これはやはりコンピューター時代特有の犯罪なのですね。犯歴データもそうです。NTTの顧客データもそうです。こういうものが、やはりある立場になると一手に手に入ってしまう。それが個人にとって大変なプライバシー侵...全文を見る
○保坂委員 廃止したときにはどうなってしまうのですか。空白期間が生まれると思うのですが、そのときにはどうするのですか。
○保坂委員 大臣、今、廃止もあり得ると言ったのですね。では逆に、そういうものはないのですか。何をやっても廃止されないのですか。
○保坂委員 廃止があり得るのだったら、廃止されたときの空白期間はどうするのですか。だったら、二つ以上あって、お互いが相互にチェックし、価格競争もしてやっていた方がいいのではないですか。いかがですか。
○保坂委員 法務大臣、極端なことを聞いているように聞こえるかもしれませんが、私、いろいろ公益法人の問題を調べていると、公益性の高い公共のお金を、株の投機で損失を出して、とんでもないことになっている公益法人はあるわけですね。今回つくられるものがそうなるとは思いませんけれども、しかし...全文を見る
○保坂委員 最初から最後まで同じテーマになりましたけれども、やはり競争があってこそ、お互い相手がおかしなことをやっているよというのは、相互にチェックし合う体制ができるわけです。価格面のサービス上昇にもつながるという点で、一つに限るというのは、いかにも電子情報社会にふさわしくない、...全文を見る
12月14日第146回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、この委員会で足かけ何年かにわたって何度となく共産党緒方事件の反省と総括を警察当局にもあるいは検察にも法務省にも求めてきたところを踏まえまして、お聞きをしたいと思います。  あの神奈川県警の事件のときに、実行犯までをも特捜部の...全文を見る
○保坂委員 それでは、時間も限られていますし、松尾局長とのこういうやりとりもこれが最後になるというと、ちょっと寂しいわけでございますが、緒方事件以後、神奈川県警全体に違法行為に対する反省が組織として定着していったかどうかという局長の認識はいかがですか。
○保坂委員 先般委員会で、私ども野党共同で提出を求めました、いわゆる神奈川県警の対応マニュアルと新聞で紹介されているものがございます。これを松尾局長はごらんになって、緒方事件の反省など、どこかうかがえるでしょうか。九一年にこれは出ていますからね、事件後ということで。
○保坂委員 では、臼井法務大臣に伺いますが、私は十一月二十四日の法務委員会で、やはり大臣としてもこのマニュアルを入手して、じっくり見ていただきたい、こういうことで果たしていいのかどうか、きちっと目を通していただきたいとお願いをいたしましたが、ごらんになっていらっしゃいますでしょう...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、何回かのやりとりの中で、これは警察の問題だ、しかし警察の問題であると同時に、法と秩序を預かる法務大臣自身の問題でもある。ですから、入手するように努力をします旨の答弁をされているんですよ。これは撤回されますか。
○保坂委員 ですから、法務委員会において、入手するように努力いたしますと。我々は、入手して見たいんですが見ることができないので、まずは大臣が見て、どういうものかと判断していただいて、きょう答弁していただこうと思ったんですよ。ですから、入手をするように努力をしますという答弁は、この...全文を見る
○保坂委員 大臣、もう簡単に答えてください。それはもうわかったんです、三回おっしゃいましたから。要は、前回の答弁を撤回するんですかと聞いているんです。
○保坂委員 それでは、これからも努力するんですか。入手をするように努力するんですか。
○保坂委員 委員長、お願いしますけれども、大臣の答弁を今変えられるんだったら変えていただきたいんですね。入手をするように努力しますと前回答えられている。もうこれは入手できないと今おっしゃっているわけです。それなら、それはもう違っているというふうにはっきり言っていただければ次に進め...全文を見る
○保坂委員 ちょっと法務大臣、政治家同士の討論ということは今国会の目玉だったんですよ。ですから、確かに答えているんですよ、入手するように努力しますと。大臣として読んでくださいと言っているわけですよ。それに対して、検討したけれども入手しないと決められたんでしょう。そこはわかったんで...全文を見る
○保坂委員 松尾刑事局長に最後に、本当に最後の質問になるかと思いますが、私は、今回の神奈川県警に対する検察首脳の判断というのは大変及び腰だったんじゃないか、こう思っています。  警察本部長以下五人起訴、こういう事態に立ち至る以前に、その逮捕、身柄の勾留もしない。証拠隠滅の容疑者...全文を見る
○保坂委員 残り時間を使ってもう一問。  私も松尾局長も、いわゆる被害者という共通点があるんですね。自宅前への嫌がらせを受けられた、そういう意味では松尾局長も被害者。私は、携帯電話で交わした会話が何者かによって傍受をされて、送付をされている、そういう被害に遭っているわけですね。...全文を見る
○保坂委員 松尾局長とのやりとりがこれで最後というのは大変残念なんですね。立場がお変わりになっても、前例を変えて法務委員会に来ていただいて、また答弁をしていただきたいとも思うんですが。  さらに、もう質問時間が終わりましたので、法務大臣に対しては、死刑問題で、再三指摘しているよ...全文を見る
12月14日第146回国会 衆議院 法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会 第1号
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○保坂小委員 社民党の保坂展人です。  この委員になられている方の中で、他の審議会の委員を兼任されている方がちょっと多過ぎやしないかという危惧を我々は抱いたのですが、現在八回開催されたそうですけれども、出席率あるいは欠席される方の数というのは、そんな細かくなくていいですから、大...全文を見る
○保坂小委員 先ほどから、我々も、これはもう、議事録で公開をするというのはもちろんですけれども、マスコミにも、あるいは、今回の審議会には国会議員も入っていないわけですから、私ども国会議員も含めて、あらゆる方に傍聴を認めるべきだと強く主張をしてきたし、現在もそう考えていて、今度最終...全文を見る
○保坂小委員 衆人環視の中で衆議院法務委員会も開かれるわけで、ここは私どもの職場なんですけれども、これは、いわゆる公開をしないそのデメリットというのは、例えば会場が狭いということを挙げる方もいるというふうに聞いているのですが、広い部屋を事務局は探して、そういう物的な制約がないよう...全文を見る
○保坂小委員 そうすると、部屋が今小さいからというのは余り本質的な理由ではないというふうに私も思いますので、ぜひそれはきちっとやっていただきたいと思います。  事務局の構成についても委員会審議でも問題になったのですけれども、おおむねどういう方が事務局を構成して、そして、その事務...全文を見る
○保坂小委員 今、二つ目の質問に余りお答えになっていないのですけれども、事務局の役割について。
○保坂小委員 房村さんが臨司の話をされているようですね、この記録によると。それで、その当時の、臨司時代の事務局の最後の働き方についてというか、つまり、具体的に言うと、議論が立ち往生してにっちもさっちもなかなか進まなかった。けれども、最後の段階で事務局があっという間に報告をまとめた...全文を見る
○保坂小委員 といいますと、特に、臨司の時代に事務局がどうあったのか、これでよかったのかという議論は房村さんからは出なかったのですか。
○保坂小委員 含まれていないというのはわかったのですが、そこのところも十分事務局を担われる方はきちっと踏まえていただきたいということをお願いしておきます。  さらに、法務省が、これは事前にあくまで想定した論点の中には、いわば死刑と無期懲役の間に落差があり過ぎる、それで終身刑その...全文を見る
○保坂小委員 中坊さんが提案の中で挙げられている中に、ぜひ議論をしていただきたいなと私からも思う点で、一つは、裁判官の市民的自由の問題がございます。これもこの法務委員会でかなり議論された問題ですので、この点。  さらに、いわゆる検察の改革ですね。起訴独占や起訴便宜主義のあり方に...全文を見る
○保坂小委員 では最後に、いわゆる判検交流についてなんですけれども、実際の問題として、訟務検事として裁判所からたくさんの方が法務省に出向されているということの中で、本当に、国の側が非常に強くなり、そういう行政訴訟などが公平に行われないんじゃないかという声があるんですが、この点はど...全文を見る
○保坂小委員 以上、ありがとうございました。