保坂展人

ほさかのぶと



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保坂展人の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、私、時間が限られておりますので、大臣に端的に伺いたいんですが、構造改善局の次長だった森田前次長が、これは報道によると、部長に昇進した際に、地方自治体の有力者から数百万円のお祝い金が贈られた、こうした自治体との極めて密接な関係、植木...全文を見る
○保坂委員 そうすると、大臣、一月十四日付の読売新聞が、植木、旅行の農水前局次長、不問が一転して最後は注意だった、高木次官が、国民の誤解を招きかねない行為だったと異例の口頭注意をしたという新聞記事があるんですね。これは事実ですか。大臣に答えてもらいます。
○保坂委員 注意をしたということは、問題があったということと理解してよろしいですか。
○保坂委員 それでは、ここから先は局長の方に伺いますが、かなり細かい点も伺いたいと思います。  この自治体とは群馬県の新治村ですね。燦々橋、さんさんと輝くという意味でしょうか、この橋に、鈴木和雄村長と森田昌史次長のお二人の名前が石碑になって刻まれているんです。こんな橋があるんで...全文を見る
○保坂委員 だから、村の決算を見ると、土地改良事業費から五百四十一万支出になっているんです。もう一個、ライトアップというのがあって、橋をライトアップしちゃう。七百五十万かけている。知っていますか。
○保坂委員 聞いてないじゃなくて、こっちは書類があるんだから、いいかげんなことを言ってもらっちゃ困るんですね。  問題は、一番最初、冒頭言いましたけれども、もう既にこの地を離れて久しい方が部長に昇進された際に、数百万円単位のお祝い金が集められたという指摘があるんですね。  そ...全文を見る
○保坂委員 これはもう枚挙にいとまがないんですね。構造改善事業の中で、例えば太助の郷だとかフィッシングパーク等々いろいろつくられている中で、一点、村営住宅についてもちょっと伺いたいんです。  土地改良事業の非農地で、砂利を採掘した後村営住宅をつくる、こういうことになっているよう...全文を見る
○保坂委員 ちゃんと正面から答えてほしいんですね。  要するに、二メートルという範囲で掘ったのか、あるいはそれ以上、採掘すれば売れますよね、この砂利は。これは事実として確認しているかどうか、これだけイエスかノーで答えてください。確認してないなら確認してないでいい。
○保坂委員 それでは、堤防が傾いたなど住民の不安があるんなら、ボーリング調査をしたらどうですか。
○保坂委員 今るるこの問題を聞いたのは、これは一・八メートルと聞いているけれども、確認はしてないということを今ここで確認しているわけですね。  では、もう一回戻ります。植木をもらった件について、前次長は、大体もらったものを計算して十数万円で、費用を渡しているので問題はない、こう...全文を見る
○保坂委員 ところが、この役場の中で、植木代として四十万円支払うということで、職員がこれを持ち歩いていたという証言があります。これについて調査をされましたか。つまり、十数万円というふうに前次長が積算して払ったものが少なかったかもしれない。どうですか。
○保坂委員 大臣に伺います。  大臣、非常に細かく聞きましたけれども、やはり国民の疑惑を大きく招きかねない。村長個人と次長との関係だと言ったって、橋に名前は刻まれているわ、公費でパーティーはやるわ、さまざまな疑惑があるわけですよ、植木の問題についても。そして、高木次官は注意まで...全文を見る
○保坂委員 大臣、今の一番最初の局長の答弁の中で、八百万円のうち五百四十一万円の支出について、これは村の支出でありますけれども、土地改良事業費で支払われたという記録が手元にあるんですね。土地改良事業費で五百四十一万円の支出です。七十二万円は記念品で、その他がテントをつくったり、そ...全文を見る
○保坂委員 それでは、これは重大だというふうに指摘をして、大臣も新たな事実が出てくれば調査をするという姿勢を示されたので、出向の問題に移ります。  きょうの毎日新聞でも触れられていましたけれども、ふるさと情報センター、これは、私に出してもらった資料、実態なき出向者というのは私、...全文を見る
○保坂委員 それで、突き合わせをしてみてちょっと驚いたんですが、このふるさと情報センター、ここに何と全国農業構造改善協会、日本農村情報システム協会、農林漁業体験協会、林政総合調査研究所、公益法人が四つ入っているんですね、これは実態なき幽霊出向者で。平成九年が十八人、平成十年が十一...全文を見る
○保坂委員 民主党の安住議員の資料要求に対して、出向している会社名と書いているのは、ちゃんと公益法人と書いたらいいじゃないですか。何で書かないんですか。書いていないでしょう。正確に書きなさい。
○保坂委員 それでは、玉沢大臣、もう一点だけお聞きします。  同僚議員からの指摘もありましたけれども、去年のこの中間報告書、大変奇異に私ども感じます。各省庁の不祥事の後、いろいろな反省によって出された文書が多々ございました。しかし、そのたぐいの文書と比べても大変奇異なのは、内部...全文を見る
○保坂委員 今の内部告発の問題なんですが、一般的に、内部で争っているのはよくないですよ。しかし、国民の疑惑を招きかねないということで処分も出しているわけです。その契機を、端緒をつくったこういった一連の投書、動機やその目的はともあれ、こういう投書あるいは指摘に対して、大臣、感謝され...全文を見る
○保坂委員 大臣がそういう姿勢では、私はここで、不純な動機じゃいかぬけれども、正当な動機をもって内部告発をどんどんやれ、農水省の職員が信頼回復をかち取るためにどんどん内部告発しろ、こう檄を放ってくださいよ、こうお願いをして終わります。
02月14日第147回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○保坂委員 私は、NTTドコモ株の問題について、限られた時間ですがお聞きをいたします。  一九八八年、大変激動の年でございました。当時、竹下内閣の官房長官、小渕総理は、官庁綱紀の粛正の閣議決定を受けて、全官庁に通達を出された。その通達の中で、未公開株の譲渡については特に留意をさ...全文を見る
○保坂委員 問題の株、上毛通信サービスの株を古川秘書官が取得した八八年の六月、事実上この手続が完了した時点というのは、いわゆるリクルート事件の幕あけというか、もう連日のように報道があったころなんですね。この八八年は、ちょっと思い出すだけで空前の範囲で、未公開株の譲渡をめぐって、株...全文を見る
○保坂委員 これは一九八九年五月二十五日の内閣委員会で、現総理が、「リクルート問題をめぐっての政治不信につきましては、事竹下内閣のみならず政治家一人一人大いに反省、考えさせられる問題であることは言うまでもない」と、このリクルート問題についてはたびたび発言されていますよね。もちろん...全文を見る
○保坂委員 二百二十五万円が二十五億円、ぬれ手にアワという言葉は似合わないと思う、ぬれ手に金塊というふうに言ってもいいかと思いますが、この二百二十五万円というのは、私、現在でも大金ですよ。  ところが、この告訴状によると、持ちかけてこられた鈴木さんは地元の選挙でいろいろ世話にな...全文を見る
○保坂委員 私、告訴状をつぶさに検討しました。その上で石井夫人ともお会いをして、じっくりと話を伺う機会がございました。  告訴状の特徴的なところは、告訴をしている部分、これは虚偽の創作、でっち上げというふうに、古川秘書官の方がいわば被害を受けたということで告訴をしているところは...全文を見る
○保坂委員 その石井夫人から言葉を預かってまいりました。先生とお会いできる機会もないので伝えてくださいと。小渕先生が官房長官、外務大臣、そして総理へ、いわば上り詰められていくたびに亡き夫の墓前で報告をし、きっと喜んでくれているだろう、そういう気持ちで今なおいますということです。今...全文を見る
○保坂委員 総理、先ほどのやりとりの中で、もう告訴したんだから後は捜査機関、司直がやってくれるんだ、きっとやってくれるんだ、やってくれるんだとおっしゃっていますが、警察は告訴を受理することもあればしないこともありますよ。少なくとも、総理の秘書官の告訴は総理も相談を受けたんでしょう...全文を見る
○保坂委員 言論をもって誹謗したのかどうかということを、この告訴状を熟読する限り、全く根拠がないわけです。この根拠、例えば名刺の裏の領収書というのは実在するんですか。実在するんならなぜ添付してないんですか。こういうことを一点とってみても、全部この記述は虚偽だというふうに言っている...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたので、この問題はぜひ、石井夫人の証言と全面的に食い違いますので、このことを指摘して、国会の場できちっと明らかにしていただく、このことを強く要請して私の質問を終わります。
02月15日第147回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  実は昨日、この場におきまして、いわゆるNTTドコモ株問題、これを短時間でしたが取り上げたわけなんですが、本日は総理の姿がありませんので、具体的にこの問題には入れない。一刻も早く具体的にまた引き続き伺いたいのですが、青木官房長官に伺いたい...全文を見る
○保坂委員 官房長官も竹下元総理の秘書をされていたというふうに聞いているわけなんですけれども、あのリクルート事件におきまして、政治家と秘書のありようの問題、そのあり方の問題、とりわけ、政治家がその責任を問われたときに秘書が、秘書がと言うことに対して世論の強い批判があった。したがい...全文を見る
○保坂委員 それでは臼井法務大臣に、大臣には大変お答えしにくい事柄になるかと思いますが、極めて大事なことなので伺いたいと思います。  大臣の秘書をされていた方の件で昨夜記者会見をされた、こういうふうに聞いておりますけれども、その会見の内容を全部読まれるのではなくて、この事態を重...全文を見る
○保坂委員 法務大臣も、今何が起こっているのか、みずからのスタッフだった方、秘書だった方のことなので、少なくとも私よりはいろいろ調べられているんじゃないかと思います。  十年間秘書をされてきた方が、これは脱税口ききシンジケートという疑いがかけられているわけですけれども、国会の、...全文を見る
○保坂委員 こうしたことがなければ、余りに語るに落ちるので、あえてこういった場で取り上げたくないという問題が昨年週刊誌で報じられたわけです。  その内容というのは、赤坂の日商岩井の前からバスを出して、国会議員の秘書とこのコンサルタント会社の社長、経営者というんですか、コンパニオ...全文を見る
○保坂委員 それで、問いただしておらないということならなおさらなんですけれども、今回、いわゆる国税庁などに対して一種のコネクションがあるんだ、顧客になればいわばその分税金を払わなくても済む、そういった顧客を紹介した見返りにかなり大きな金額のお金を受け取る。極めて、これはもうどの閣...全文を見る
○保坂委員 臼井法務大臣の、今、その方とは一面識もないし、また政治献金なども受けていないということを再度この場で確かめたいのと、あるいはパーティー券の購入などについてはどうかという点で、いかがでしょうか。
○保坂委員 では、法務大臣に最後の質問になりますが、これはもう言わずもがなのことで、あえて言うべきでもないのかもしれませんけれども、法務大臣は、捜査機関である検察庁も含んだ法務行政全般をつかさどっている、そういう立場ですね。厳正にしてまさに公正な捜査あるいは事態の究明、このことは...全文を見る
○保坂委員 宮澤大蔵大臣に一言伺いたいのですが、今回国税の調査によって明るみに出てきたこの事態が、まだ正確にわかりません、報道を見ても。これが実際上、税務処理に影響がどれだけあったのかというのも、まだわからない状態です。  けれども、一つだけはっきりしているのは、一月に大蔵省の...全文を見る
○保坂委員 官房長官にこの点伺いますが、国家公務員倫理法が前国会で成立をして、今回、国家公務員の株取引、商品相場ですから、よりリスクが大きいと思うんですけれども、こういったことについて、なお政府として引き締めていく必要があるのではないか、先ほど農林省の問題も出ていましたけれども、...全文を見る
○保坂委員 こういった不祥事が続々出てくるというこの体質の根をやはりきちっと、これは構造的な問題なのかどうなのかというところを議論していかなければならないと思いますが、きょうは厚生大臣に、年金福祉事業団の解散と新たに発足する年金資金運用基金、この両者の関係について、限られた時間で...全文を見る
○保坂委員 仮定の問題といいましても、今天気予報というのもありまして、台風がそこまで来ていれば、あしたは相当あらしだなということはわかるわけですね。  今回のグリーンピアに関しては、これは高値で売れるだろうなんという方はだれもいないんですよね、大臣が一番御存じのように。どうして...全文を見る
○保坂委員 ちょっと、非常に簡単な質問なので確認だけなんですが、グリーンピアについて聞いたんですね、今。  二問目で聞いたのは、これはなかなか思うどおりには処理できないだろうと。その際に出た損失、こういうものは幾ら損失が出て、幾らそれこそ公金でこれを埋めるのかどうなのか、こうい...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、今回、我々衆議院でもっともっと議論したかったのですが、今参議院で議論されている年金福祉事業団の解散及び業務の承継等に関する法律案、この本をよく読んでみると、これらの損失はどうも国民に公表されないということになっているのですね。  この法律案の第十八条二...全文を見る
○保坂委員 これは、年福事業団は完全に財テクに失敗して、二十六兆円ですか二十七兆円でしょうか、これを十三年間運用して、時価で一兆二千億という大損失を出しているんですね。これはだれか責任をとっているんでしょうか。この損失を責任とって——これは全然反省が見られない。  しかも、今私...全文を見る
○保坂委員 問題があるから解散して新しい特殊法人に生まれ変わるというんですが、だから、問題があるものを、インターネットであれ何であれ、国民にすべからく公開して、こういう問題があったんだと。しかも国民の大事な年金の積立金ですからね。  そして、その百三十四兆を今度は丸々、この新し...全文を見る
02月17日第147回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  ただいまの共産党の春名委員の扱い、理事会で協議するぐらいは当然あっていいことと私の方からも言います。理事会で協議するということは、その結論は特に約束していないわけですから。  私の質問に入ります。  総務庁長官にお越しいただきました。の...全文を見る
○保坂委員 続長官は、三党連立政権、公明党から閣僚として内閣を構成しておられる立場ですよね。それで、二年前の参議院の本会議におきまして、当時公明の益田洋介さん、参議院議員ですね、これをただしているのですね。NTTドコモのこの株の問題ですね。  この一週間ほど、総理の周辺の人物が...全文を見る
○保坂委員 了としたかどうかということなんですが、続きましてその年の十月九日、参議院の金融経済特におきまして再びこのことを同議員が総理大臣に質問しております。  これのやりとりは長いので全部紹介できませんけれども、非常にこれは不思議だと。どうして、地元の有力者であるお兄さんの場...全文を見る
○保坂委員 連立政権というのは、まことにいろいろな苦労が多いことと思います。私どもも二年ほど前から、この政治倫理の問題をめぐって、自由民主党と繰り返し議論をしてまいりました。その結果、どうしても合意を得ることができなかったということでこの連立政権はなしになったわけですけれども、今...全文を見る
○保坂委員 再度確認をいたしますが、もちろん調査は尽くさなければなりません。そうですよね。しかし、こういった問題というのは、ドコモ株の問題でいえば、もう亡くなった方も多いし、関係書類も私どもの手元にはない。非常に壁があります。とすれば、その時点、どこで了としたというふうに言われて...全文を見る
○保坂委員 総務庁長官は、公務員倫理について、私どもも当時与党から野党へという移行期でありましたけれども、国家公務員倫理法という立派なものができて、これは、官僚の不祥事、役人さんの不祥事に対しては世間の批判を受けてきちっとしたルールをつくりますよということを、一歩一歩ですが前進し...全文を見る
○保坂委員 党内での議論も、続さん自身がもう大臣として就任されてから、公明党は、議運において、最高裁判決で藤波元長官のいわゆる刑が確定した事実は非常に重い、こう答弁していますよね。藤波氏は議員を辞職すべきであると述べております。しかし、採決は、その時期じゃないんだ、本人が出処進退...全文を見る
○保坂委員 それでは、ぜひ立党の原点たる姿勢を、きちっと三党の中でも厳しい議論をお願いしたい、我々野党はもちろん野党としての立場でこの問題を続けて考えていきますが。  官房長官、定例の会見ということで、本来は官房長官から聞く予定だったので、順番が総務庁長官になったのは他意はござ...全文を見る
○保坂委員 官房長官、わっと読んだのでお気づきにならなかったかもしれないんですが、この答弁は、実は、昭和四十七年に設立をされた会社のまたその前身、つまり、そのあたりからずっと持っていたんだ、二十数年前から持っていたんだ。これは、実は古川秘書官もそう言っていた。それから、この委員会...全文を見る
○保坂委員 官房長官、私、やはりこれ、総理じゃないとわからないですね、総理の答弁。ですから、補佐役……(発言する者あり)いや、総理は答弁に対しては責任持てます。要するに、あらゆる交友関係、その他一切答えろと言われても困ることはあるでしょう。しかし、国会における答弁については責任を...全文を見る
○保坂委員 私は委員長に対しても、ぜひこういう問題については、官房長官が代理でお答えをずっと続けても出てこないと思いますので、改めて、やはり総理にきちっと出てきていただいて答弁していただきたいということを委員長にもお願いしたいと思います。委員長、一言お願いします。お返事はないです...全文を見る
○保坂委員 では、一点だけ、この関係についてはもうこれだけにしますけれども、先日のやりとりで、二百二十五万円という株の取得費用ですね、株の名義をそのとき変えた。そのとき二百二十五万円については、この程度、おつき合い程度という感覚なのかどうかという極めて庶民的な質問をしたわけですね...全文を見る
○保坂委員 その二百万がどうかというのは、私は大金だというふうに言わなければならないし、その大金が二十五億円になっているということについては、まあいろいろな経過があったと言われるんだけれども、その経過の中にいろいろちょっと確認しておきたいことがあるので、本日は法務省の刑事局長さん...全文を見る
○保坂委員 済みません、それは聞き方がちょっと悪かったかもしれないですね。  じゃ、私文書偽造というのはどのような構成要件、簡潔に言って、例えば譲渡の証明をする、今私言いましたよね、一般的に言ってそういうものが、この総理秘書官のNTTドコモのということを外して、一般的に言ってそ...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺います。  昨日はまことに聞きにくい点で御質問しましたが、今回は、本来の法務大臣としてのお立場で、戦後政治史の中で、法務大臣、その役割が極めて強い注目を集める。残念ながら、幾多の事件の渦中でそういう場面がございました。  法務大臣として、国民の関心も強...全文を見る
○保坂委員 ちょっと順序が入れかわりましたけれども、警察庁の刑事局長にもおいでいただいていると思うんですが、質問は簡単でございます。これだけ国民の注目を集めている問題について、本当に公平にして偏ることなく厳正に職務を遂行されるかどうか。これは一言で結構です。
○保坂委員 それでは、法務省の刑事局長に、ちょっと予告はしていませんでしたが、政治資金関連のことで、これは東京地検に何か告発があったと。小渕総理の秘書官が、未来産業研究会ですか、その出入りをめぐって告発があったと聞いているんですが、この件はもう受理されているんでしょうか。
○保坂委員 はい、済みません。予告していなかったので、それはすべて掌握しているというのは無理だと思いますけれども、それじゃ、別の機会にその件は移したいと思います。  厚生大臣にお越しいただいていますので、一昨日ちょっとやりとりがございまして、この一昨日のやりとりに基づいて、少し...全文を見る
○保坂委員 何か逆の方向で明確になっちゃったみたいですね。  大臣、これはグリーンピアなどの大きな赤字を生んでいる施設、これは貴重な年金財源によってつくられて、最終的に赤が出ればどこで埋めるかという重大関心事なんですね。それらの運営がはかばかしくなかったという点において、この年...全文を見る
○保坂委員 いや、非常に明確でないのですが、これは新しく発足する年金運用基金ですか、こちらの方ではもう公表すると言っているわけですね。その前の、年福事業団の解散に係る法律では、特に縦覧は要しないんだ、ダブルスタンダードになっていると指摘いたしましたよね。大きな問題なので、これは今...全文を見る
○保坂委員 時間がないので、これは強く要望しておきます、公表していただきたいということを。  もう一点、いわゆる年福事業団の運用実績について、厚生大臣、一昨日の委員会で私が指摘したように、一兆二千億とか四千億とかこういう累積赤字があったけれども、現在、株が上がっているので、これ...全文を見る
○保坂委員 大臣、もう一回確認していいですか。差し引いてもというのは、現在七千五百億黒字だというのは、去年の十二月の末の時点ですぱっと切った場合にそうなるのであって、三月末で決算して、その際に、これは利払いとして、例えば平成十年度だとやはり随分払っているわけですね、一兆円以上。こ...全文を見る
○保坂委員 基本的なことなので、もう認めていただいていいんじゃないですかね。これは厚生省の方はもう認めているんですよ、僕の前で。  要するに、三月の末に利払いをするわけ。だから、その利払いをしない段階ですぱっと切れば、七千五百は確かに黒と見えますよ。見えるけれども、それはやはり...全文を見る
○保坂委員 大臣、では、この利払い等一切勘案しないで、考えないで財務内容をこういう場で報告していいんですか。
○保坂委員 では、終わりますけれども、先ほどから、もう少し内容を進めたいので、ちょっと、率直に答弁していただければ進めるものがずっととまっちゃうんですよね。ですから、これはことしの三月末にちゃんと利払いもあるわけですから、そこもトータルに考えてどうですということをちゃんと今後は言...全文を見る
02月18日第147回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に対しては、予算委員会におきまして一番早くこの問題を指摘いたしました。その際に、私正直に申し上げて、大臣がお答えになっていること一言一言、非常におつらい様子で、実は質問したいことも半分以上落としました。これは、やはり政治家の名誉...全文を見る
○保坂委員 この買春ツアーを経営コンサルタントの方が主催をして、全額費用を持っていた、ここに国会議員秘書が参加していたとしたら、どういう問題が生じるんでしょうか。  もう一度言いますと、国会議員の秘書、この件に限りませんよ、秘書たる者が、出所不明な人物に全費用を持ってもらって買...全文を見る
○保坂委員 としましたら、しかし、よく調べてみたらその費用の一部は会費制で支払っていましたという事実が出てきたら、これは免責されるでしょうか。
○保坂委員 ここの点が大変問われなければならないと思うのですね。つい最近の大蔵省接待汚職で、過大な料亭などによる飲食の機会提供ですね、いわばこれは俗に言う接待。この中に、あえて言いますけれども、ノーパンしゃぶしゃぶなどの風俗接待、これは極めて信じがたい話、これもやはり贈収賄事件の...全文を見る
○保坂委員 この御一行は玉金会、どういうふうに読むのかわかりませんけれども、この宴席にこう書いてあったというのですね、写真で出ています。大変人を食ったお話だと思いますが、大臣、この記事の中で大変驚いたとおっしゃいましたね、これを見て驚愕したと。  その中に、この主催者がこういう...全文を見る
○保坂委員 大臣は、では今確認してください、その記事はお読みになったんでしょう。それで衝撃を受けたとおっしゃったじゃないですか。どうですか。
○保坂委員 大臣、法務大臣に就任されるときにこのことは気になりませんでしたか。法務大臣というのは、他の閣僚よりさらにこういう問題で清廉であるということを求められるのは御承知のとおりですよね。  ですから、こういう問題を秘書が起こしてやめていった、あるいはやめた後にこれが露見した...全文を見る
○保坂委員 ではもう一つ。これはB氏というふうにイニシャルでこの秘書の方は出ていますが、Eさん、これはコンサルタントの社長のことをEさんと呼んでいますが、コメントを求めたところ、この臼井さんの秘書の方が、Eさんの好意と受け取っています、接待、違いますよ、今回は五万円も払っているん...全文を見る
○保坂委員 後でよく読んでください。これだけの問題が出て、その記事ぐらいきちっと読んでいただきたいと思います。  私の方から見れば、その宴席を持った側が、利権絡みの話じゃ今ありませんよ、これからはわかりませんよねと言っているのにもかかわらず、行った側が何が悪いんだというふうに言...全文を見る
○保坂委員 大臣、この方は十年いたわけですが、後半に、やめられる直前に、金遣いが荒くなったりとか派手になった、こういうふうに、ちょっと変だなと感じたことはありませんか。
○保坂委員 新聞報道によれば、この七百万円はいわば遊技場経営者の方を顧客として経営コンサルタント会社の経営者に紹介をしたいわゆる紹介料として大臣の元秘書に贈られた、こうあるのですが、大臣自身はこの遊技場経営者の方と御面識はございますか。
○保坂委員 この方はパーティー券等で協力をいただいた記憶はございますか。
○保坂委員 政治献金、これはいかがでしょうか。
○保坂委員 この経営コンサルタントがどのような人物なのか、今木島委員からも出ましたよね。こういう経歴ですね。これは重大だと思うんです。しかも、活動費として、大臣の秘書も紹介をしたお知り合いの会社、そういうところからいわば経営コンサルタント会社に入金があって、その入金がまた、もとこ...全文を見る
○保坂委員 公安調査庁長官、いらっしゃいますか。  この団体はどういう団体ですか。先ほど木島委員が指摘をしたのですが、この鈴木という経営コンサルタントの方がもといたこの右翼団体、どういう活動をしているのですか。
○保坂委員 あえて調べてもいないということで、大臣はその辺気にならないのですか。あえてどういう団体なのかということは関心がないというふうに考えてよろしいですか。
○保坂委員 先ほどから民主党そして共産党から証人喚問という要求が出ております。私どももしたいと思いますが、その前に、大臣自身は事の真偽、これは先ほど言われているように、元秘書さんから話をとれば、その方の言い分が出てくる、あるいは報道は報道で出てくる。この真偽をやはり法務大臣の権威...全文を見る
○保坂委員 委員会に任せた上で、その場で真実が明らかになってくれば、これはもしいたずらな誤解があるとすれば誤解として解けていくでしょうし、今一番、私自身もそれはないだろうということで、臼井大臣自身がこの構造に関与していたかどうかというところまではこれは考えていないわけです。しかし...全文を見る
○保坂委員 それでは委員長に、先ほど民主党そして共産党から請求がありました、この経営コンサルタント会社社長の鈴木氏と松岡元秘書ですか、この御両名の証人喚問を私ども社民党としても要求をしたいと思います。お取り計らいください。
○保坂委員 それで大臣、これは国税当局が税務査察の過程でわかってきた構造ですね。これが言ってみればどういう事件の骨格をなしているのか。つまり、国税で端緒をつかんでいって、やがてはこれは贈収賄事件に発展をしたり、あるいは大型脱税事件、さまざま展開があります。  これについて、これ...全文を見る
○保坂委員 では、聞き方を変えます。そうですね、法務大臣が個々具体的な事件についてああせい、こうせい、これは絶対言ってはいけない。  そうではなくて、政治家として法務大臣が今、国会の場でもこう明らかにする。そして、この事件が単なる単純な修正申告、過大な、この七百万というお金が大...全文を見る
○保坂委員 それでは、大変に聞きにくいことをたくさん聞きましたけれども、一つだけ最後に、その秘書の方、松岡秘書を、この給料について友人の方が助けてくれていたとおっしゃいましたが、この友人の方というのはどういう職業の方でしょうか。
○保坂委員 職業はおっしゃっていただけますか。
○保坂委員 先ほどの遊技場経営者の方ではないですか。
○保坂委員 会社を経営する方が支払っていた給料と臼井さんの事務所が支払っていた給料の割合はどうですか。つまり、その松岡さんの給料分のおおよそどの程度を援助してもらっていたんでしょうか。
○保坂委員 では、この程度にいたします。ぜひ襟を正していただいて、信頼回復に努めていただきたいと思います。  残った時間を草加事件についてお聞きをしていきたいと思います。  この草加事件、大臣も御存じと思います。この事件の中で、最初の捜査段階における自白に偏重し過ぎたんじゃな...全文を見る
○保坂委員 じゃ、今と同じことを局長さんに。
○保坂委員 これは、少年事件に限らず、最終的に誤判や冤罪を生んでいく一つの入り口のミスといいますか、一たんその主張をし始めると、なかなか——これはもう既に東京高裁、一九八九年ですか、民事裁判においてこの血液がAB型に混成されるんだという主張もなお続けられたと思うんですけれども、や...全文を見る
○保坂委員 これは大臣にもこの次に伺いたいんですが、草加事件、女の子が亡くなって、遺族の方はその真相究明のために大変多くのエネルギーを割かれたことと思います。けれども逆に、最高裁がここまでの判決を出して、捜査手法あるいは自白の偏重があるんじゃないか、あるいはAB型の血液の解釈をめ...全文を見る
○保坂委員 大臣、これは大変重大な問題なので、私ども、犯罪被害者の側に立って、その被害回復、これは絶対に整備していくべきという立場です。しかし、警察の調べの段階、これは最高裁判決は初動ミスがあったというふうに断定しているんですね、民事訴訟においてですよ、少年の処分はもう確定してし...全文を見る
○保坂委員 ちょっと一問だけお願いします。  要するに、少年審判、少年法全体の話を聞いているんじゃなくて、この元少年グループが、最高裁によってこれだけいろいろな点を指摘されて、冤罪であるという可能性が極めて強くなってきたんでしょう。そのときに、その主張にばかりこだわっていると時...全文を見る
○保坂委員 終わります。
02月22日第147回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  国会の権威という意味では、国会の権威が根底から揺らぐ事態が次々と起こり、国会改革ということでしたけれども、総理はきょうも空席ということで、審議の場に総理が臨席されないということで、大変この国会改革は国会空洞化にほかならないんじゃないかと...全文を見る
○保坂委員 その問題はそのとおりなんですね。ですから、この倒産をした日新、この会社の社員の方は労働債権として保護されるわけですね。ところが、その下の下請さんということになると、これは一般債権ということになって、もう全部後回し、ほとんどもらえなくなっちゃうんですね。  これは、事...全文を見る
○保坂委員 官房長官、これは一つ個別案件としては、残念ながら、この職人さんたちも、一五%でしようがないなと、もう廃業した方もいるんですね、今回のことで。極めてシンボリックな問題ですから、国会における工事がこういう状態では、ほかの場合において同様に扱われるという不安も広がるわけです...全文を見る
○保坂委員 では建設大臣、結構です。  次に、子供の虐待問題について、私はもう待ったなしの状態だと思うのですね。  厚生大臣に伺っていきたいのですが、昨年の十二月末に、長い間いろいろ各会派の御努力もあって、青少年特別委員会で決議を、委員会決議の形でしたけれども、上げました。こ...全文を見る
○保坂委員 実は、宮下厚生大臣の時代に同じ問題提起を私はしているんですね。そのときに宮下さんは、私ども、SAMさんを使ってやりました、これはいろいろ反響を呼んだ、したがって検討させてほしいと。その後の委員会で、今度は厚生省の方が、そういう方向でやりますという答弁までいただいている...全文を見る
○保坂委員 では、これはぜひそういうことを取り組んでいただきたい。テレビコマーシャルだけが唯一の方法ではありませんけれども、いじめの問題でイギリス政府は非常にすぐれたコマーシャルフィルムをつくっています。それがやはりNGOや政府全体、学校現場も巻き込んだ大きなキャンペーン、ですか...全文を見る
○保坂委員 では、文部大臣に伺います。  三万枚の厚生省のポスターが各学校に全部行き渡るとは思えないんですけれども、やはり学校現場で、先ほど厚生大臣に伺った点、子供たち自身が、虐待についてこれを許さない、虐待を受けている子がいたら守る、あるいは学校の保健室の先生あるいは担任の先...全文を見る
○保坂委員 それでは文部大臣に、やはり子供たちが一番数多く時間を過ごすのは学校の現場でございますから、学校の現場でポスターであれあるいはいろいろなカードであれ、子供の虐待は社会が許さないんだよ、こういうメッセージを各省と連携して行っていただきたいということを要望して、文部大臣もこ...全文を見る
○保坂委員 では、その方というのは、ボウリング場やあるいはプロパンガス事業などを営んでおられる、名前は出しませんが、会社名でいえばタツノレジャーという会社の社長さんということで間違いないでしょうか。
○保坂委員 そうすると、その会社かそうじゃないかはちょっと調べてみないとわからないということだと思うのですけれども、元秘書さんが受け取ったのが、まあ七百万円でもこれは驚くのですけれども、そのほかにさらに一千万を超える金額がその脱税コンサルタントの方から元秘書の方に渡ったというよう...全文を見る
○保坂委員 時間が限られていますので、私は調査をされた方がいいというふうに思いますけれども。  では続けて、大蔵大臣に伺いたいと思うのですが、先日この件で、大蔵省の政府委員室におられた方が二百万円という金額を、これは返したというふうに報道されていますけれども、またこの件について...全文を見る
○保坂委員 次に、大臣に伺います。  大蔵省の中でもこんなことはないはずだろう、例えば銀行検査などでいろいろ明らかになった事態は、我々の予想をはるかに上回る事態でした。ですから、社会通念上、常識上ないのだ、そういうふうに思いたい、けれども、一応は指摘があれば調べてみるということ...全文を見る
○保坂委員 では、官房長官に伺いますけれども、考えられないことというのが、東海村の場合も暴走事故という形で起きたわけですね。今、ある意味で、国や政府あるいは政治、行政も含めて信頼がいろいろなところでほころびが出てきているということだと思います。  こういった問題について、やはり...全文を見る
○保坂委員 非常に簡単でわかりやすかったのですが、ぜひただしていただきたいと思いますし、大蔵大臣にも、あるかどうか、もしあった場合、そういうものが出てきた場合は、それは調べていただきたいと思います。  それで、最後になりますが、厚生大臣の方に一点だけ。  さきの答弁の中で、年...全文を見る
○保坂委員 実は、このいただいた表の一番最後のところに、平成十年度末累積利差損益、これが一兆二千三百八十一億という数字があるのですが、これは実際に出た累積赤字の額ということでよろしいのでしょうか。この点も確認したいと思います。
○保坂委員 実は、この一兆二千三百八十一億円というのは実際のところの赤字の総額で、さっき七千五百億円の黒字というのは、実際に株を売って得た実際の収益ではないわけですよね。これは、株価が上がっているから今売ればこのぐらい、これは、売ったら大変なことになるでしょうから。予測の数字であ...全文を見る
○保坂委員 年金の問題というのは大変注目度の高い問題でありまして、しかも、年金福祉事業団というところは、グリーンピアも大きな失敗と損失を抱えて今あるわけですよね。そして、今度これは解散して新しい特殊法人に変わるというところで、どういうふうに処理されていくんだという大きな注目が集ま...全文を見る
○保坂委員 それでは、終わります。  大変ちょっと納得ができないので、また引き続き伺っていきます。
02月24日第147回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○保坂委員 公述人の先生方、どうもありがとうございます。社民党の保坂展人です。  神野先生に伺っていきたいと思うんですが、スウェーデンの話、大変興味深く伺わせていただきました。私も、イギリス労働党が、トニー・ブレアのニューレーバーが総選挙で大きく勝った日に、その前後にたまたまロ...全文を見る
○保坂委員 では、もう一問だけ続けてお願いしますが、今、例えば私ども議員の中でも、本当にベテランの方は墨をすって筆で書く、それが習慣になっておられる方もいれば、万年筆の方もいれば、若い世代だったらノートパソコンで、こういうふうに変わってきているわけですけれども、やはり世代差という...全文を見る
○保坂委員 私の先ほどの質問は、いわゆるスウェーデンの中でそれだけの人材を充てられているということに対応して、日本でもそういうふうにやるべきじゃないかということだったんですけれども。  では、最後にもう一点だけ伺いますが、財政構造改革の議論の中で、これは、予算に聖域なしというこ...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、糸瀬先生にお話を伺いたいんですが、これは、構造的な改革がもうどこから見ても必要だということ、ここは大体常識になってきていると思うんです。公共事業の分野で、橋、むだな道路、驚くような予算をかけて、ちゃんと通れる橋があるのに五十億とか四十億かけて橋がばんばか...全文を見る
○保坂委員 今の点について続けてお尋ねをしたいんですけれども、確かに、自立意識の点でこれから大きく、地方自治体も、また地方に住んでおられる方も意識改革をしていかなければならないということ、無論だと思うんです。  一方で、公共事業依存体質といいますか、まさに公共事業が年間まとまっ...全文を見る
○保坂委員 では、もう一点。  それでは、明らかに産業構造の転換期なわけで、新しい創業を支援していくような、そういう政策に力を入れるべきなのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。
○保坂委員 では、もう一度神野先生に最後に伺いますが、今回の予算案で、基本的な姿勢なり方向性なりあるいは着想は大いに評価できる、しかしその金額がいかにも少ないとおっしゃいました。ずばり、そういう新しいIT革命に即応するような体制を予算の中でどのぐらい組んだらいいかというお考えがあ...全文を見る
○保坂委員 終わります。
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は緊急の事態もございますので、通告済みの質問を最初にやりますが、後ほど、さきの越智金融再生委員長の問題についてもお聞きしたいと思います。  まず、交通事故問題について伺いますが、法務大臣いらっしゃいますね。  片山隼君、当時八歳...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、もう一点だけ伺います。  諸々の改正、法整備がされているということについては、これは、国民の声、被害者の声が通ってきたということで評価をしたいと思います。  ただし、その制度をつくるに当たって、まさに形をつくって魂が入るかどうかという問題ですけれども、こ...全文を見る
○保坂委員 ここで事実だけ明らかにしておきますが、大臣が謝罪するというのは大変重いと思うのですね、国会の場で。大変に重いわけです。それを率直に当時の下稲葉大臣はされたわけです。そうしたら、当然そのミスを犯した当人は、少なくとも注意ぐらいは受けるべきではないですか。その注意もなかっ...全文を見る
○保坂委員 では、もうこれは指摘だけにします。  そうやって次席検事が会見をした。交通事故の捜査において不十分だったなどということを東京地検の次席が言ったのなんて、前代未聞で異例なんですよ。それは大変勇気ある行動なんです。大臣も謝罪して、それを転換した。それはいいのです。そうし...全文を見る
○保坂委員 それでは、越智大臣にも後ほど聞きますけれども、次に、テーマとしては、警察の不祥事の問題に移りたいと思います。  大変痛ましい、子供が犠牲になる事件、京都で殺傷事件がございました。その容疑者の二十一歳の男性が任意同行中に死亡した事件について伺いたいと思います。  大...全文を見る
○保坂委員 それでは、事実関係についてということなんですが、これは当時、記者発表では、捜査員が見失ったと、以後、容疑者が転落死しているところを発見というふうに発表があったようですが、実のところ、その後訂正をされて、容疑者がマンションから、どういう形か、自殺なのか転落死なのかわかり...全文を見る
○保坂委員 それでは、参考人の警察庁長官に伺いますが、この容疑者が、自殺か転落死かはわかりませんが、亡くなった後に、記者会見で、京都府警は最善を尽くしたがと言っているんですね。最善を尽くしたがというのは、最もよい形だったということなんですよ。これからもこういう事件の解決のときに、...全文を見る
○保坂委員 もう一回お願いします、長官。最善を尽くしたという言葉は、今撤回しないということで確認していいですか。最善を尽くしたがと、これは国民に向かって今でも言えるんですか。
○保坂委員 では、もう一点、新潟の件で伺いますが、これも本当に悲惨な、長らくにわたって脅迫をされ、そして生死の境目にいただろうということを考えると、大変胸が痛い、大変な事件ですね。  これは、九六年の一月に、この母親が柏崎署に実は連絡をしておるという話が明らかになっていますが、...全文を見る
○保坂委員 これは大臣もよく聞いてほしいんですけれども、先週の週末、金曜日の法務委員会で、坂上委員が同じことを聞いているんですね。今の同じ方ですよ、答弁しているのは。  そのときには、まさに私が今言ったことを聞いたら、これは、確認できていないという報告は受けているが、いずれにし...全文を見る
○保坂委員 では、大臣、きのう国家公安委員会をやりましたよね。そこに公式にこの報告が上がってきたでしょう。報告の中には、これは最初の答弁なんですよ、確認できない、事実はわからないということしかないんですよ。今二回目に答弁してもらったら、これは違うわけですよ、残念でしたということも...全文を見る
○保坂委員 大臣に一問だけ確認したいと思います。  警察の発表が、一回目は仮発表にしたらどうかという声も上がっていたんですね、二回目で本発表ですね。仮にはうそがまじっている、ちゃんとフィルターにかけてからやらなきゃいけないというぐらい、いろいろ細かいところでうそが多過ぎるんです...全文を見る
○保坂委員 意識的にうそをついた場合には厳正に対処するということを非常に重く、特に責任ある立場の方には受けとめていただきたいということを、私の方からも申し上げたいと思います。  それでは、警察関係についてはこれで終了いたします。  越智金融再生委員長、先ほどからのやりとりの中...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、例えば最大限とかそういう言葉の使い方に誤解が生じる部分があった、この点はやはり気をつけなければいけないということでございますね。そうすると、その点に気をつけて、今後、政権与党であります自民党の各地域の代議士の皆さんの後援会あるいは関係者が集まる席で、その...全文を見る
○保坂委員 そうすると、再生委員長に伺いますが、発言が不適切だっただけではなくて、我々、衆議院の任期を前にして、いろいろ地域活動も活発化する、そういう時期に、金融行政を預かる閣僚として、その場に行ったこと自体もやはり不適切だったというふうに思いませんか。
○保坂委員 きょうの越智さんの、午前中、私もどういう答弁になるのか注目していたんですが、堂々たる答弁ぶりで、これなら、じゃ、うちの地域にも来てくれ、ぜひ大臣、同じ話をやってほしい、こういうふうに言われたら、関東で、交通の便のいいところで、だったら行かれるんですか。
○保坂委員 時間がありませんのでいろいろな言葉を詰めることは難しいんですけれども、私も読んでみて、きつい検査、このきつい検査の反対語は緩い検査ですよね。つまり、先ほどから言われていますよ、マニュアルを画一的にあるいは機械的に当てはめるなと書いてある。しかし、マニュアルというのは、...全文を見る
○保坂委員 官房長官に伺います。  これは一大臣の発言だけじゃなくて、本当に予算審議上最大の問題だと思うんですが、この言葉、今言っていただければまだ私のところからお金が出せるんですよ、六十兆に十兆乗っけた、言葉がぞんざいで悪いですけれども、くれたお金が一・五兆、貸したお金が十九...全文を見る
○保坂委員 今官房長官が最後のところで、発言の内容が国民に大変ないわばショックを与えたということについて重く受けとめる、遺憾だ、こういう趣旨の発言がありました。  私が今紹介した、これしか使っていないんですよといったって、税金ですよ。その税金をなるべく使わないように、きちっと公...全文を見る
○保坂委員 実際に、講演会終了後に名刺交換を金融機関の方となさいましたか。そして、ではもし、ここで呼びかけられたように、この代議士の方を通してどんどん仰せくださいと言っているわけですから、書類を持って大臣のところに行ったらどうするつもりだったのですか。どこに連絡をとって何をするつ...全文を見る
○保坂委員 答弁をすりかえないでいただきたいのですね。  私のところに話を持ってきてください、直接でもいいし代議士を通してでもいいし、最大限やりますと言っているわけですよ。何をやろうとしていたのですかと私は聞いたのです。何をやろうとしていたのですか、簡潔に言ってください。カウン...全文を見る
○保坂委員 私としても、官房長官来ていらっしゃいますから、この答弁、国民は納得しないと思います。  ぜひ罷免を社会民主党としても要求をして、そしてこの予算委員会でこの問題を徹底的に審議すべきだということも申し添えて、私は質疑を終わります。
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  八代郵政大臣、こうやって御質問で相対するのは初めてでございまして、御就任おめでとうございます。  まず、私も郵便局、郵政事業の現状からずばり伺っていきたいと思うのですけれども、郵便番号の自動読み取り機が導入されましたね。この自動読み取り...全文を見る
○保坂分科員 では次に、大臣にもう一回今の点を質問したいのですが、今郵政省の公式見解は政務次官がおっしゃったとおりなんでしょうが、私は何人もいろいろな地域の働く皆さんから聞いているのですよ。  要するに、機械導入後、実際に配りに局舎を出る時間が遅くなっている。したがって、先ほど...全文を見る
○保坂分科員 八代大臣、大変な時期に就任されたと思うんですね。九四年の値上げがありましたよね。これによって累積の赤字を一挙に解消された。ここまではよかったと思うんですけれども、値上げに相伴ってさまざまな、郵便物を取り扱うに当たって、郵便局以外のいろいろ民間業者もそれぞれ参入をして...全文を見る
○保坂分科員 私ども国会議員というのは、社民党は少ない会派ですけれども、それでもやはり国会議員ということでいえば、一般の郵便職場で働く皆さんと一緒に並べては申しわけないと思うんですね、選挙区のことなど言われましたけれども。  ちょっと伺いたいんですけれども、今郵便事業の効率化の...全文を見る
○保坂分科員 考えていただきたいんですけれども、もし政務次官でおわかりになればなんですが、では、そういった配転をめぐって人事院の公平審理などで争われているケースというのが最近ふえてきているというふうにも聞いたんですけれども、どうでしょうか、そういう事例が多いのか、あるいはまれなの...全文を見る
○保坂分科員 要するに、配転をめぐって公平審理などで争われているケースが最近ふえてきていると聞いているんですが、ふえているんですか、それともそれはまれだということなんですか、そしてその数がわかったら教えてくださいという質問だったんです。
○保坂分科員 それで、八代大臣は交通事故の話をされましたよね。私もびっくりするんですね。結構集配中の事故は多いようですね。私の懸念は先ほども言いました。実際に配達する時間が短くなっている。つまり許容量オーバーというんですか、機械によって処理されて、早くからスタートできればいいんで...全文を見る
○保坂分科員 大変多いですよね。  交通事故で重い障害を抱える方、あるいは亡くなってしまう郵便局の方もいらっしゃると思うので、そういうことができるだけないようにしていただきたいのですけれども、そこにはやはり、先ほどお尋ねした超過勤務の実態など、もうちょっと聞きたいのですけれども...全文を見る
○保坂分科員 八代大臣、これは今政務次官の発言のとおり原則守られる。原則というのは原則ですよね。余り変更するものではない。四時間前ということで確認してよろしいですね。大臣からも一言。
○保坂分科員 繁忙期は年間を通して予想できるわけで、あるいは天災等の非常事態はまた別かもしれません。しかし、原則として日常の中では四時間前に発令する、これが原則だというふうに受けとめてよろしいですね。
○保坂分科員 それで、深夜労働の問題なんですけれども、夕方四時に入って翌朝九時までということで、以前、郵便局の職場ではいわゆる十六勤と言われる形態があった、そのときには仮眠四時間というのが保障されていたそうなんですが、このあたりは今どうなっていますか。泊まり勤務、深夜労働で仮眠四...全文を見る
○保坂分科員 時間内に事務方でわかるのなら、今のことについて、大事なことなので教えてあげてほしいのです。  では、続けます。  八代大臣、今、郵便局、郵政省は大変な時期ですよね。今郵便事業についてずっと伺っていたのですけれども、実は保険職場の話もしたいと思うのですね、簡保であ...全文を見る
○保坂分科員 これはやはりゆゆしき問題じゃないかと思うのですね。  郵便局の方と懇談しながら、雑談の中で聞く話なんですけれども、実は、うちの職場のだれかれがどこどこの外資系に声がかかったよ、僕は実はまだかかってないけれどもというようなことが日常的に言われているのですけれども、外...全文を見る
○保坂分科員 それでは、八代大臣、この外資系の引き抜き問題というのは余り御存じなかったということですね。  どうでしょう。引き抜きというのは一見いいようですけれども、外資系の待遇というのは非常に不安定。長年郵便局で苦労していろいろ積み上げてきたキャリアが一瞬は生きる、それは顧客...全文を見る
○保坂分科員 今度、郵政三事業の公社化を迎えるわけで、いろいろな議論がありますよね、民営化論もある。  私は、いかなる議論の立場に立つにしろ、では郵便局の人が何でそんなに契約をとってこられるのかというと、やはり公の、つまり、いわゆる私企業じゃなくて、公平に公正にやってくれるんだ...全文を見る
○保坂分科員 きょうは分科会ですから、メディアの方もいるわけじゃないでしょうけれども、今、どうですか大臣、その答弁というのは、これはどうですかね。  外資系の、これから日本市場をいろいろねらっている、そういう人たちに向けて、郵政当局は郵政当局で、郵政三事業というものを公社化の後...全文を見る
○保坂分科員 八代大臣、いいんですよ、職業選択の自由は。外資に行く自由もあるんです。それで人生棒に振ったらしようがないんです。自己責任なんです。それはもうだれも論争していない。  そうじゃなくて、そういう実態を調べることは必要じゃないですかと言っているんです。調べる必要がないと...全文を見る
○保坂分科員 ちょっと平行線なんで、これは要求として、調べていただきたいというのを八代大臣に検討していただきたい、これだけで、あと一問。  先般の予算委員会の一般質疑で海江田委員が、NTTドコモのお話で、八代大臣にNTTドコモの成立の経緯を説明を求める場面がありましたね、こうや...全文を見る
○保坂分科員 では、確認しますけれども、このときの先般ですね、先ごろですから、一九九〇年の七月の雑誌なら、印刷の時間を見ても、五月か六月ころの発言だろう。先般のであれば、九〇年春の時点で、NTT法の附則の第二条に基づき講じる措置、いわゆる政府措置ですね、これを決めたということを指...全文を見る
○保坂分科員 水かけ論になりそうですからやめますけれども、今ちょっと確認しておきたいのは、では、先般というのは常識的に見て、先ごろということなんですね、つい最近のというようなことですね。
○保坂分科員 それでは、お疲れさまでした。おしまいにします。
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  この問題については先週の法務委員会でも、大臣の所信を受けての議論をさせていただきましたけれども、臼井法務大臣の信条として、やはり政治に清潔さがなければならない。信頼。亡くなった三木さんは、信なくば立たず、こういう信念で貫かれたと思うんです...全文を見る
○保坂分科員 実は、脱税事件にもいろいろなパターンがあろうかと思うんですね。大変金額の大きい、大型脱税事件というふうに仮に呼ぶとすれば、こういう事件で国税当局から東京地検が告発を受ける、東京じゃなくてもいいんですが、検察庁が告発を受けるというケースは概してどのようなケースなのかと...全文を見る
○保坂分科員 それが幾らという基準があるのかどうかわかりません、要するに、巨額だということも一つの基準だということですけれども。  わかりやすく答弁をいただきたいんですけれども、こういった事件の場合、いろいろなパターンがあろうかと思います。つまり、税務当局に影響力があるかのよう...全文を見る
○保坂分科員 そうだと思うんですね。ただ、これはなかなか微妙な、いろいろなケースがあると思うんですね、こういう税金に絡んだ犯罪の場合。  では、いわゆる税務当局に影響力がないのにあると偽装をして、そういう顧客に対して節税しませんかといって多額の顧問料を取る、こういう場合と、実際...全文を見る
○保坂分科員 よくわかりました。つまり、顧問料の支払いがあったのかどうかということがポイントだと思います。前者の場合、いわゆる節税というふうに素直に信じて被害者という形でいた場合は別ですが、こういったことは実際脱税だということを暗に知りながらそういうお金を払っていたという場合はや...全文を見る
○保坂分科員 そういう可能性も一般論ではあるということなんですけれども、例えば接待、収賄の構成要件を問うときに、コーヒー一杯なのか、それが五万円の料亭なのか、あるいは何回それがあったのかということが問われると思うのですね。  だから、要は、その顧問料というのが社会的な常識から見...全文を見る
○保坂分科員 それでは聞き方を変えますと、詐欺によって例えばある会社をだまして、二千万、三千万、そういうお金を取得した。そのお礼にその二千万、三千万の中から一部を支払った。こういう場合はどうなりますか。
○保坂分科員 情を知ってというところがポイントになるのだと思いますけれども、どういう性格のお金が振り込まれたのかということがポイントだと思います。  今度は、一応この仮定で違うケースを考えてみたいのです。  税務当局に影響力が一部はあった場合、これは一部はというのは、例えば査...全文を見る
○保坂分科員 では、これで刑事局長には終わります。  ちょっと長々とこういった問答をさせていただいたのは、やはり清潔な政治ということを、これはこの間、法務大臣は大変お困りになっていると思うのですね。非常に不本意だという気持ちもおありだと思います。そこのところを私どもも酌んで、余...全文を見る
○保坂分科員 そうすると、タツノレジャーというボウリング場やプロパンガス業などを営む方、その方に、不本意ながら、大臣の元秘書の方が、現在問題になっている人物、また国税当局が地検に告発をする方針だという記事が各紙に今出ておるのは御承知と思いますけれども、その方に迷惑をかけたというお...全文を見る
○保坂分科員 前回、金曜日に法務委員会でお聞きをしたときに、パーティー券は何枚か買っておられただろう、政治献金については確認ができませんでしたというお話だったのです。この点はその後確認は、まだできないということでしょうか。それともありましたでしょうか。
○保坂分科員 政治献金はないということなのですが、では、これは業界団体、どのような団体でしょうか。おっしゃれないならおっしゃれないでいいです。
○保坂分科員 この点については、これまで、まさに国税当局の調査によって明らかになってきた事態だと思いますけれども、これが大臣も所管される、もちろん個々具体的な事件について一々指揮をするなんてことは当然ないわけですけれども、しかし、関係においては法務省の外局の検察庁がこれを調べる段...全文を見る
○保坂分科員 それでは、これに対しては、厳正な捜査を行われると私どもも信じていますし、この事実がまだわかりません、まだ全容はわかりません、捜査によってどういうことが出てくるのか、法務大臣が長らく、十年間にわたって使われていた秘書さんのことですから、やはり今後もぜひ注目をしていきた...全文を見る
○保坂分科員 刑事局長、ちょうどいらっしゃらないときだったんですが、その質疑というのは私も覚えていまして、坂上委員が聞いたときにいろいろ羅列した中で一つ挙げたんです、確かに。それは覚えています。しかし、それまでの議論はずっとテープで進んできたんです。それこそ何十回議論しましたけれ...全文を見る
○保坂分科員 政務次官に伺います。  この問題で、いろいろ見解が違ったり、議論もしてまいりました。衆議院では余り議論がかみ合わなかったのは残念ですけれども、この法律によって会話が聞き取れるという、やはり大きな権限ですね。そして、そのプライバシーがもし万が一犯罪集団に行ってしまっ...全文を見る
○保坂分科員 政務次官、もう一問なんですが、心構えでやってきたんですよね、警察不祥事も。ただ、心構えでやったにしては、神奈川県警であれだけ大きな事態があったのに、またぞろ、きょうの新聞にも出ています、もう一々挙げませんけれども。そうなると、では、百歩譲って、この立法問題ありと反対...全文を見る
○保坂分科員 監察官制度も警察内部で監察するわけですね。ですから、我々は、やはり外部、場合によってはそれぞれの公安委員会にきちっと事務局をつけて、警察官が代理して事務をやっているのではなくて、きちっとそこにスタッフも置いてやるというのが本来の民主警察のあり方だと思うんですね。 ...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  今回の予算審議に当たりまして、何度か丹羽厚生大臣に伺ってきたところなんですが、ごく簡単に復習といいますか確認をしておきたいと思います。  一つは、二つの法律。一つは解散法、年福事業団の解散、承継。新しい基金の方を基金法と簡単に略しま...全文を見る
○保坂分科員 まさに今言われたグリーンピアの問題ですよね、たびたび国会でも問題になっている。これは千九百億円でしょうか、それだけの赤字があるばかりでなく、毎回毎回の運用の中でも、施設一つ一つ見ても赤字だというふうに言われています。そういう実態があるということが、年福事業団の解散、...全文を見る
○保坂分科員 そうすると、何を公表しないということになるんでしょうか。
○保坂分科員 それはもう何回も聞いているんですね。  では、この条文の中のどこにそれが読み取れる記述があるんですか、はっきり示してください。
○保坂分科員 それはもう何か同じところをぐるぐる回る話で、これは何回読んでも今の答弁のようなことは確認できないわけですよ。ありますか、具体的に。原則全部公開だ、ただ、外部監査は、それはしていないわけだから公開できないんだ、ないものは公開できないんだという趣旨ですよね。だったら、そ...全文を見る
○保坂分科員 大臣、これはもうこれ以上やりませんけれども、ここを読んでも言われるようなことは出ていないんですよ。  ですから、今厚生省が言っているとおり、グリーンピアの内容、すべからく公表するならするで、はっきりもう国会答弁で、予算委員会で最初に聞きました、年金局長も言っていま...全文を見る
○保坂分科員 大臣、年金局長は財務諸表等も一切公表するんだと言っておられるわけですから、それはもう確認させていただいていいと思うんですね、そういうふうに今言われましたので。年金局長が公表すると言っておられるので、どうです。
○保坂分科員 それでは、例の、昨年末の時点で七千五百億円が黒字になった、こういう御答弁があったわけです。これは二月十七日の予算委員会なんですけれども。私、この点について、何度かしつこくお聞きをしました。この黒字は実現収益ベースなのか、つまり、厚生省の用語で言うところの簿価ベースな...全文を見る
○保坂分科員 その点を、先日、これは含み益も含んだ数字であって、株価の上下によって膨らんだり消えたりする額だということも確認させていただきました。  二十二日の大臣の答弁で、運用実績の評価は、保有資産の価格変動を反映させた時価で行うものでございますということで、事実関係を私は述...全文を見る
○保坂分科員 収益と評価というのはやはり厳密に使い分けて考えていかなければならないと思うんですね。今も収益というふうにおっしゃいましたけれども、そしてまた黒字ということもおっしゃいましたけれども、運用実績の評価は、保有資産の価格変動を反映させた時価で行うものでございますというのは...全文を見る
○保坂分科員 では、ちょっと年金局長に伺いますが、収益と評価、これはつまり、実際に収益と言える場合は、売却をして、実際にこれだけの実現収益ベースで利益が確保できたというのを収益と普通言うと思うんですが、厚生省ではそういうふうには言わないんでしょうか。
○保坂分科員 これはちょっと納得できないということを再三指摘しますけれども、含み益も含んで、つまり株価の変動によって膨らんだり収縮したりするものを、そこの断面で切って、収益が出た、黒字だというのはやはり正確を欠いているんじゃないかというふうに思います。この点は納得がいく御説明をな...全文を見る
○保坂分科員 そうすると、土地建物も含めてトータルの収支というものを一度出されてみてはいかがでしょうか。もう既に出されているのでしょうか。  これは国民の大切な年金財源を使った事業ですから、厚生省、このグリーンピア構想というのが始まったのは相当前ですから今とレジャーの状況も国民...全文を見る
○保坂分科員 厚生大臣、ちょっとお疲れと思いますが、大事な点なので。  問題はごく単純なんですね。グリーンピアの中で一応厚生省の方で千九百億円のいわば赤字があると言っている部分については、土地の取得、建物の建設、その他本来は返済していかなければならないお金、そこが赤字になってい...全文を見る
○保坂分科員 では、グリーンピアがどれだけ使われているかというところで、これは高知県の方の土佐横浪、こちらの方の利用状況ということをいろいろ調べてみたのですけれども、官庁関係といいますか公務員関係、役所の関係で約千人という利用者がいるのですね。さらに、このカウントの仕方なんですけ...全文を見る
○保坂分科員 グリーンピアが大変な実態に陥っているということをこの間議論されてきましたね。この中で、平成七年に、橋本大二郎高知県知事にあてて財団法人グリーンピア土佐横浪の理事長さんが陳情書を出しておられるのですが、これは、ホテル増築等の施設整備を要望して、平成七年から二カ年間で整...全文を見る
○保坂分科員 では、年金局長に続けて伺いますが、質問主意書を出しまして、答弁書を先日いただきました。その中で、交付金のそれぞれの使い道についてお尋ねをして、この別表三という一覧表をいただいているのですよ。  この中で、大沼、津南、三木、指宿、ここの四カ所は年金保養協会が直接運営...全文を見る
○保坂分科員 ですから、そんなにお金がかかったのかということと、年金保養協会という太いパイプから四カ所運営するようになっているのに、なぜ四カ所にまた別途こういう形で交付金がおりているのかということについて、簡潔にお願いします。
○保坂分科員 同じく質問主意書の答弁書で、資金運用部から借りている資金の利息は運用資金及び運用収益の一部が充当されていると。これは厚生省に、一体どのぐらいの区分けになっているのかというのをお聞きしましたが、お金に印がついていないので判然としないということなんですね。  また、資...全文を見る
○保坂分科員 大臣、一問だけで指摘にとどめますけれども、この内容、要するに利払いが実現収益より多いんですよ。その部分も借入金で充当しているわけです。こういうのを俗にタコ足返済と言うらしいですね。ですから、今年金局長が言われたように、元本を削っていっているわけです。だから、要するに...全文を見る
○保坂分科員 時間になりましたので、これで終わります。
02月29日第147回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、小渕総理に、先週の越智金融再生委員長の辞任問題について伺いたいと思います。  総理は、越智金融再生委員長の発言が問題になったそのときに、この越智さんの発言を精読されてどういう読後感を持たれたのか、どういう印象を持たれたのか、伺い...全文を見る
○保坂委員 テープではなくて、新聞報道あるいは当委員会でのやりとり、あるいは前日には大蔵委員会でもあったようですけれども、その中で、発言の全容ではなくても、問題にされた部分が多々各委員から指摘されたと思います。総理としてはどの部分に問題を感じられたのか、答弁いただきたいと思います...全文を見る
○保坂委員 この場で先週、越智さんにも申し上げたのですけれども、まじめに、それこそ公平で厳格な金融検査にこれから当たろうとまさに準備をされている現場の職員の方に対して、大変迷惑をかけた。いわばトップの方がそういう発言をされるというのは非常に心外だという声があると聞いておりますけれ...全文を見る
○保坂委員 先ほど総理が、議員を経て話をすればその結果が動くかのような誤解を与えるような部分が極めて適切を欠いたというふうにおっしゃったわけで、そういう意味では、現場の方々も、大変まじめに、誠実に、一生懸命やろうというところで、本当に心外な事態だったということはぜひ受けとめていた...全文を見る
○保坂委員 任命権者は総理であるわけですね。この予算委員会でのやりとりでも、越智委員長と私も議論をしましたけれども、やはりかみ合いませんでした。越智大臣は、言い方が適切ではなかった、自分の真意は真意として正しいんだということでした。私は、これは本当に重大発言で、この越智金融再生委...全文を見る
○保坂委員 この件では、幅広く国民に任命権者として不明をわびるということはなさらない、こういうことで確認してよろしいですか。
○保坂委員 私は、トップが責任を認めるということは大変大事なことと思います。今の点、ちょっと平行線なので、警察の問題に移らせていただきたいと思います。  国家公安委員長に伺います。先週のこの委員会におきまして、今後、警察の現場の責任者の方々が虚偽の発表をした場合は厳重に処分をす...全文を見る
○保坂委員 小林本部長が中田局長を送って、その後帰庁した、こういうふうに言われていたんですけれども、実際にはそうではなかったということも明らかになってきています。  私は、この新潟県の事件を離れて、ちょっと前になりますが、昨年の十一月二十四日に読売新聞が、神奈川県警の中に対応マ...全文を見る
○保坂委員 もう一度、じゃ、国家公安委員長にお聞きをします。  これは重大なかぎを握っているかもしれないマニュアルなんですね。当時もう効力がなくなっていると、今答弁されました。ただ、マスコミに対しては漏らすなとか、さまざまな不祥事案に対する対応マニュアルなんです。それはあったん...全文を見る
○保坂委員 ぜひ国家公安委員長には、二百部あったものを一枚残らず廃棄したということは恐らくないと思います、必ず警察庁の中には残っているはずなので、それを求めていただいて、これからでも、これだけ不祥事が広がっているわけですから、ぜひそれを捜していただきたいと思います。いかがでしょう...全文を見る
○保坂委員 こういう不祥事の根がどこにあるのかということは、やはり真実がちっとも明らかにならない。  そういう意味では、次に小渕総理に、前回、二月十四日お聞きしたNTTドコモの問題について追加的に、時間が足らなくてお聞きできなかったことについて幾つかお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、参議院でも質問が出ていた、そして十月一日には海江田委員からの質問もあったということで、今後の国会答弁等もしなければならないので、そうすると、上毛通信からNTTドコモに至るこういった株について石井夫人とのやりとりがあった、そこの点について掌握するために出向か...全文を見る
○保坂委員 すると、小渕総理、私二月十四日にお話をしたように、よろしいですか、総理、私も石井夫人に会ってお話を聞いております。  その際に御夫人が言われたのは、本当に久しぶりに石井夫人宅に、もうすぐ近くに来ているんだということで電話はあったそうですが、電話があって何分とたたない...全文を見る
○保坂委員 総理、そんなことは言っていないというふうに石井夫人は言っている、そんなことは言っていませんと。それに対してどう思われますか。石井夫人というのはそこで、では我々にうその証言をしたということでしょうか。
○保坂委員 小渕総理の人柄、その石井夫人も、大変政治家として、今総理になられているということも含めて、つい最近まで支援者だったということ、この前のやりとりで総理自身もお認めになりましたけれども。  さて、そういう中で、一九八八年の時点で名義の変更がされたわけですよね。名義の変更...全文を見る
○保坂委員 これは事実として、石井夫人宅、亡くなった石井さんの住所のところに小渕さんの高崎事務所があったということは事実だと思います。それが八八年までだったのかというのは、もう時間がないので詰めませんけれども。  一点だけ。この告訴状によると、二百二十五万円で鈴木弘さんから古川...全文を見る
○保坂委員 時間がわずかになりましたけれども、先日、濱田委員から、あるいは辻元委員から、一月にあった日米防衛首脳会談の席であったやりとりについて、十五年使用期限について、予見できない国際情勢の中であらかじめ期限を設定することはできない、こういうアメリカ側の発言があった、これについ...全文を見る
○保坂委員 それでは追加して一問ですが、そうなると、沖縄県知事や名護市長の言われているところの十五年使用期限だということについては、アメリカ側は否定したわけではないし、これについて前向きな回答が近いうちに出る、こういうふうに考えてもよろしいわけですか。
○保坂委員 終わります。
03月10日第147回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  きょうは時間が短いので端的にお答えいただきたいのですが、私も大学評価機関の創設準備委員会の皆さんの名簿を資料で見せていただきました。大学がかなり停滞をしている、国立大学は長い間外の風が吹いてこなかった、第三者による評価は必要だという話はわか...全文を見る
○保坂委員 文部大臣に伺いますが、第三者の評価システムをつくるというときに、これは学生、企業ということをうたっているのですけれども、新しい学問、大学院あるいは大学も含めた役割は、必ずしも企業だけではないだろう。例えば世界的な環境問題などで、新しくどこの分野もやっていない部分の研究...全文を見る
○保坂委員 例えばCO2の排出の問題であるとか、あるいは東京でも杉並病、これはもう原因はわからないのですね。そういう企業ニーズからは特に研究の必要はない、しかし、生活者であったり、あるいは消費者であったり、あるいはその職場で働くという立場であったりした場合に、どうしてもこれは専門...全文を見る
○保坂委員 では、もう七分しかないので、最後に大臣にぜひお答えいただきたいのですが、これは準備委員の方の名簿ですね。半数近くが国立大学の関係者です。さらに、企業の方は入っているけれども、必ずしも環境団体やあるいは消費者の立場、あるいは大気汚染に苦しんでいる、いろいろな幅広い学問的...全文を見る
○保坂委員 残りわずかですけれども。  今、警察の外部監察が必要か否か、やはり必要じゃないかという議論に、与党も含めてなっているようです。簡単なことです、大臣。要するに、大学関係者が集まってこういった教育課程について議論する、そしてまた評価機関をつくる、そして今度はまたその外部...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたので、終わります。
03月13日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず国家公安委員長に伺いますが、今、持ち回りの件でずっと質疑が続いておりますけれども、この本部長、局長、二人の処分問題、これは大変重大だということで議論が続いていると思いますが、この問題、重大だ、こういう認識はございますか。
○保坂委員 内閣法制局長官に来ていただきましたので伺いますが、今、警察法の話も出ていましたけれども、国家公安委員会の運営規則、これは何度眺めてみても、私どもクエスチョンタイムで土井党首もやりましたけれども、「国家公安委員会は、会議の議決により、その権限を行う。」「会議は、定例会議...全文を見る
○保坂委員 警察庁官房長に伺いますが、この国家公安委員会の運営規則の第八条には、「会議の開催日時、出席者及び会議の概要は会議録に記載するものとする。」そしてその二に、「会議録は、警察庁長官官房において調製し、保存する。」こうありますよね。この持ち回りのときの会議録はつくられたので...全文を見る
○保坂委員 この規則には除外事項はないのですよ。「会議録に記載するもの」としかないのですよ。持ち回りは除外するという特例事項はないのですよ。  では、それは会議ではなかったのですね。議決はなかったのですね。はっきり言ってください。
○保坂委員 国家公安委員長、たとえ持ち回りであっても、さっき法制局長官が言ったように、緊急を要する事態であったというならばこれは会議とみなして、実際に重大な案件を議決したわけですから、これは会議録をつくらなければいけないのじゃないのですか。どうしてつくらないのですか。委員長、何か...全文を見る
○保坂委員 つまり、議論がなしということがさらにわかったわけですが、官房長官に来ていただいておりますので、この持ち回りの研究ということで私ちょっと調べてみました。  いわゆる持ち回り閣議という形態がございますよね。この持ち回り閣議というのは通常どのような形態で行われるのか。前提...全文を見る
○保坂委員 それでは法制局長官に伺いますが、私の緊急の研究によれば、持ち回り閣議とは一種の閣議の変態、変わった形であって、これは、軽微な事項ないしは閣僚間の意見調整ができている案件について行われるものである、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。つまり、軽微なものということに...全文を見る
○保坂委員 「内閣制度百年史」、内閣官房が発行したものによれば、「持ち回り閣議は、定例閣議を待ついとまがないほど早急な処理を要する案件で、しかも、国務大臣の全員が一堂に会して議を重ねることをしなくてもその一致した結論の得られることが極めて明白であると考えられるようなものについて行...全文を見る
○保坂委員 では、官房長官にこの点だけ伺います。  大変激務の中の閣僚を招集しての閣議の長い間の議論ですら、やはり持ち回りというのは通常の形ではなくて、今私が紹介したようなことが大体前提となっているわけです。この処分の件については大変重い事態なんですね。軽微な事態ではないと私は...全文を見る
○保坂委員 決定を重く受けとめるのではなくて、事態を重く受けとめていただきたいのですが、時間がありませんので。  今回、中坊公平さんが、司法制度改革の委員でありつつも内閣特別顧問になられたということについて一点、また官房長官に伺います。  この司法制度改革審議会は、審議会とい...全文を見る
○保坂委員 司法制度改革審議会の設置法自体の提案理由は、国民生活の中で多様な変化が生まれてきて、司法がより身近にならなければならないのにたくさんの懸案がある、だからこういう審議会で議論するんだということなんですね。  官房長官、今の、総理が限定的に、金融、環境及び国民生活に関し...全文を見る
○保坂委員 官房長官、確かに消費者契約も国民生活ですが、司法も国民生活に深くかかわってはいませんか。国民生活について意見や助言を述べるわけですから、司法について述べてはいけないという縛りはありますか。
○保坂委員 誤解のないようにお願いしたいのは、私は、中坊さんが司法制度改革審議会で大変貴重な存在である、大変大切な意見を主張しておられる、このことを非常に高く評価しているわけです。  だからこそ、こういう点には厳密に内閣の方でも配慮をしていただきたかったし、こういう原則論の議論...全文を見る
○保坂委員 今度、では長官に伺います。  この刷新会議の委員、例えば後藤田さんだとか中坊さんだとか、ほかにも何人かの方がいらっしゃいますけれども、これは、国家公安委員がお一人お一人推挙したのですか。それとも警察庁の下案リストがあったのですか。そのリストはだれがつくったのですか。...全文を見る
○保坂委員 では、委員長にお願いしますが、これは大変重大なことなんですよ。この委員会に国家公安委員の方にお一人お一人来ていただきたい。どういう識見を持って、この新潟県警不祥事初め一連の事態をどのように見てこられたのか、もう肉声で聞かなきゃわからない。こういう求めを現在しているとこ...全文を見る
○保坂委員 それではもう一度、国家公安委員会の今の点について、この委員会ではそういうことにしますけれども、どうでしょう、国家公安委員の皆さんの中のアイデアだけなのか、それとも下案がちゃんとあって、下案を見て了とされたのですか。何分ぐらいで警察刷新会議は決められたのですか。国家公安...全文を見る
○保坂委員 これは、官房長官もいらっしゃいますから指摘をしておきます。  これは、警察庁の総務課が事務局をやっておられるんですよね。総務課からこの警察刷新会議のいわばペーパーが回ってきましたよね。これ、やはり一連の事態を見るとかなり深刻な大変な事態です。ですから、こういう問題に...全文を見る
○保坂委員 今の答弁から、下案があって、国家公安委員の方はこれでよかろうというやりとりがあったというふうに推察されますが、ぜひ議事録を出していただきたいということを要求して、あと、残りの時間がわずかですが、道路公団の総裁と法務省刑事局長以外の方は、お時間があるでしょうから、どうぞ...全文を見る
○保坂委員 総裁に続けて伺いますが、道路公団で、料金徴収ブースという、国民にとってなじみの深い、だれもが料金を払うブースですね、これの空調などの工事を道路公団から受注をして、長年にわたって納品をしているエープライという会社があると思います。このエープライで起こっている事態、これを...全文を見る
○保坂委員 では、これで最後の質問になるかと思いますが、本当ならこの二問だけではなくてもう少しお聞きしたかったのですが、法務省の刑事局長に、これは一般論としてで結構ですけれども、労働組合を結成した者が、憲法上保障されている団結権だとかあるいは団体交渉権などを行使しようとしたときに...全文を見る
○保坂委員 この問題は、注目をして、さらに議論していきたいと思いますが、時間が来ましたので、終わります。
03月14日第147回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  定員法の質問に入る前に一点だけ、当委員会の名誉と権威にかけて、警察庁石川官房長はいらっしゃっていますね、確認をしておきたいことがあります。  当法務委員会で、昨年の十一月二十四日、いわゆる読売新聞の報道によって明らかになった、神奈川県...全文を見る
○保坂委員 御承知のように、法務委員会でも地行委員会でもいろいろな議論があって、議員五十人から、予備的調査権ということで、この不祥事隠しマニュアルと言われているものを出しなさい、こういう要求が出たわけですね。  そして、二月にこれが返ってまいりました。返ってきたものを見ると、唖...全文を見る
○保坂委員 連日の答弁、御苦労さまだと思いますけれども、こういうまともな指摘に対して後ろ向きで、二十四日の日に、神奈川県警に不祥事隠しマニュアル、適切な内容じゃないというふうに官房長も認めた、このマニュアルがあったことは、二十五日、地行の委員会で、共産党の春名議員の質問に答えて答...全文を見る
○保坂委員 答弁になってないですよ。官房長、よく落ちついて聞いてください。  神奈川県警は、あなたも本部長だったから御存じのように、独自の判断で廃棄するんですよ、こういうものは。だから、証拠隠滅事件を起こしている。神奈川県警は、こういう問題が出れば必ず捨てるのです。それは、あな...全文を見る
○保坂委員 不作為の作為。つまり、行動を起こさないということは、連絡も一切しなかったということで理解していいですか。これは重大ですよ、そうだとすれば。
○保坂委員 平成九年から十年まで、神奈川県警本部長ですね。マニュアルを見たことはありますか、それが一点。  それから、これが問題になって、マニュアルを入手して、我々に見せることはできないと答弁しているわけです。当然、現認したわけですよね。見たわけですよね。最初に見たのがそのとき...全文を見る
○保坂委員 そうすると、石川官房長、警察庁官房長としては、本部長時代は、うっかりかどうか知らないですけれども、見てなかった。しかし、自分もいた神奈川県警にこんなマニュアルがあった。これは国会の指摘もあっただろうし、どういうものかと、当然、新聞に出た直後、見たわけですよね。  警...全文を見る
○保坂委員 これはもう実に重大ですね。廃棄をしたというのは、いつどういう形で廃棄したんですか。焼いたんですか、お得意の。これだけ問題になっているんでしょう、こういうものがあるのなら、これは出しなさいと。一連の神奈川県警の証拠隠滅事件というのは、こういうものが原点にあったんじゃない...全文を見る
○保坂委員 これは、今、警察不祥事がどうしてとどまることがないのかという重要なポイントなんです。  法務省官房長に伺います。  この十一月二十四日の質疑の中で、法務大臣としてこの資料を入手されるお気持ちはないかということを、私は法務大臣に聞きました。大臣は、最初は遠慮された、...全文を見る
○保坂委員 官房長にもう一言聞きます。  先ほども国会答弁を訂正されたようですけれども、この入手するように努力いたしますという答弁は、法務大臣は訂正されていない、撤回していないんです。入手するように努力する、法務大臣としてもこれは大事だという重い答弁をいただいたんですよ。その答...全文を見る
○保坂委員 委員長、これは後の委員会でも、重大なのでぜひ考えていただきたいんです。  確かに、このときに神奈川県警の不祥事マニュアルを国会に出すことは、それは警察にとってはつらいことだったでしょうよ。しかし、そういうときに出しておけば、今回の新潟県のこういう不祥事、次々とこうい...全文を見る
○保坂委員 もう打ち切ろうと思いましたけれども、ああやって答弁されるので、もう一回言います。  それでは、神奈川県警は法務委員会の中継を全部見ていないでしょう。こういう議論がどこであったのかわからぬでしょう。国会で要求が出たということを伝えるのは、官房長、あなたの役割じゃないで...全文を見る
○保坂委員 何で連絡しなかったのか聞いているんですよ。
○保坂委員 これは到底納得できないので、また別の機会に続けます。  判決、裁判の問題に移りたいと思います。  去年、京都地裁におきまして、雲助判決という判決が出ましたね。一言で言えば、「一般論でいえばタクシー乗務員の中には雲助(蜘蛛助)まがいの者や賭事等で借財を抱えた者がまま...全文を見る
○保坂委員 ちょっときょうは言葉の論争を裁判所、最高裁と行いたいのです。  一般論で言えばというのは、私の理解するところによれば、おおよその人々の理解を得るところであって、広く浸透している意識、こんなふうに思うんですけれども、一般論で言えばというのはどういう形でどういう前提で使...全文を見る
○保坂委員 いや、僕は判決に入り込んで質問する予定じゃなかったんです。そういう答弁だから入り込みますけれども、これはそうじゃないですよ。「一般論でいえば」「まま見受けられる」など限定的な表現を用いてタクシー運転手に対して雲助まがいのこととかというふうに記述しているのであって、タク...全文を見る
○保坂委員 それで、これは昨年の定員法の審議のときにも取り上げた問題なんですけれども、身分を厳重に保障されている裁判官を処分するに当たって、裁判所が——これはちょっと背景を説明しますと、去年さんざん問題になった組織的犯罪対策法あるいは通信傍受法、我々はいわゆる盗聴法と呼びましたけ...全文を見る
○保坂委員 これはもう大変な答弁を今されたわけですね。さっきの雲助判決をめぐって毎日新聞は、「裁判官は常識を備えよう」、こういう社説を書いていますよね。裁判官はもう縮み切っている、各種団体への参加はおろか、自治会の役員になったり署名一つするのにも勇気が要ると。  言外にという言...全文を見る
○保坂委員 答えていないじゃないですか。そんなことを聞いていないんです。寺西さんの話はもう聞いていない。先ほど聞いたのは、言外に、裁判官の言動じゃなくて、要するに言動以外のことも処分理由や対象の範囲の中に加える、これがこれからの最高裁の態度ですかと聞いているんですよ。過去のことを...全文を見る
○保坂委員 ちょっと時間がないので、これ以上は禅問答みたいになっちゃうのでやめますけれども、判検交流について一問お聞きします。  現在、多くの裁判官が、ほかの省庁も多いんですが、特に法務省に出向していますね。昨年、この判検交流についても、これはやはり是正すべきじゃないかというこ...全文を見る
○保坂委員 では終わりますけれども、この問題は、大臣、もう答弁は要らないんですけれども、裁判所の方も一体何人法務省に送り込んでいるのかすぐわからなかったんですよ、二十九年いる人もいるので。そういう場合は、もうこれは法務省の方になっていただいた方が公正な司法の運営の点でもいいのでは...全文を見る
03月21日第147回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣にまず基本的なことを伺います。  大変待たれた法律だと思いますけれども、今までこの法律がなかなかできなかった理由、その原因は何でしょうか。
○保坂委員 先ほど憲法との問題が話題になっていましたけれども、この法律扶助は憲法上の国の義務として行われるのではなくて恩恵的なものだという考え方が仮にあるとすると、そうではなくて、やはり法律扶助制度は憲法三十二条に由来する、私はこのように考えるわけですが、法務大臣、見解はいかがで...全文を見る
○保坂委員 三十二条の前提ということなんですが、それではもう一度繰り返し伺いますが、法律扶助制度は憲法三十二条に由来する、こういう考えはお持ちにならないですか。
○保坂委員 法務大臣、先ほど来の答弁はわかったわけです。そこで、伺っているのは、法律扶助制度は憲法の三十二条に由来するというお考えはお持ちにならないでしょうか。これは、ないならないではっきりそういうふうに、今の御答弁を繰り返されないでお願いします。
○保坂委員 今の政務次官の答弁があったのですが、大臣、いかがですか。
○保坂委員 先ほど前段で私が紹介したのは、昭和六十二年三月の、法律扶助は憲法上国の義務として行われるのではなく恩恵的なものという答弁がその当時ございまして、平成元年の高辻法務大臣の答弁が、由来する、こういうことだったので、ちょっと確認をさせていただきました。それはもう間違いないと...全文を見る
○保坂委員 ちょっと長い間繰り返しになりそうなんで、やはり由来すると言った以上は、ここに基本を置くんだということで徹していただきたいと思います。要望します。  次の質問で、これでこのたび法律が整備をされたとはいえ、現状、例えば国民一人当たりの国庫負担の金額でいうと、イギリスが千...全文を見る
○保坂委員 では、局長に続けてお聞きします。  いわゆるクレジットあるいはサラ金などの破産者は、その潜在的な予備軍も含めれば百万人を超える、こういうふうにも言われています。一般に、裁判所に納める預託金は二万円弱ということのようですけれども、二万円弱でしたら扶助という必要はないか...全文を見る
○保坂委員 では、局長、今の答弁で確認的にお聞きします。  例えば司法書士さんにお願いをして破産の手続をするときに三十万円の費用がかかるわけです。その三十万円はありません、破産するわけですからね。その費用も含めてこの扶助の対象にすることはあり得るというふうに聞いてよろしいのでし...全文を見る
○保坂委員 そうすると、予納金がないためにいわば扶助が受けられない。サラ金で借りてやればいいわけで——まあ、よくはありませんよね。そういう破産手続、これは一番多いと思いますが、そこの部分を除外して考えるという根拠は一体どういうところにあるんでしょうか。
○保坂委員 大臣に伺いますが、今の局長の答弁では、そこは慎重に考えるんだ、予納金で肝心の訴訟代理費用までが食われてしまっては困ると。しかし、私が聞いているのは、破産の潜在的な方たちが大変多くて、その三十万円なら三十万円が払えないために実際にそういった手続が行えないという部分につい...全文を見る
○保坂委員 積極的に検討していただきたいのです。  一つ、司法書士の方たちのこの事業に対する関与の問題で、これは要望書が私のところにも来ておりまして、法律相談業務については司法書士が積極的にこれに参画できる環境を将来的に整えていただきたい、また指定法人の役員などにも幅広い人材と...全文を見る
○保坂委員 それでは、国の責務というところで大臣に一点伺いますが、こういった制度があること自体、六五%の国民が知らないというアンケート結果があるんですね。確かに、聞いたことはある程度の人はいても、説明ができる人はかなり限られていると思います。  そこで、「周知のために必要な措置...全文を見る
○保坂委員 それでは、政務次官に伺いたいんです。  先ほど禅問答みたいな、財団法人法律扶助協会と新しい指定法人がどういう関係があるのか、ないのか、まあ、あるわけですね。この財団法人法律扶助協会が、現在、自主事業として行っている事業の中に大変大事な事業がありますね。先ほど刑事や少...全文を見る
○保坂委員 可能だということで、ぜひ力を入れてほしいと思います。  それでは、制度の根本についてちょっと人権擁護局長に伺いたいんですが、日本の場合は全額償還原則ですね、あくまでも立てかえであって、判決や決定あるいは示談などの結果いかんにかかわらず全額償還。これを原則としている他...全文を見る
○保坂委員 局長、それを答弁されるのだったら、韓国の場合は、ある一定限度の金額を提示して、それに満たないときには免除される、そういう仕組みになっていませんか。
○保坂委員 ということは、やはり日本とは違うわけですよね、そういう意味で、条件がついていますから。  この全額償還原則をこのままでいくかどうかということについて、法律扶助制度研究会の報告書でも両論併記になっていますよね。両論併記、やはりこれは給付ということでいくべきじゃないか。...全文を見る
○保坂委員 ぜひ検討していただきたいと思います。  残り五分になりましたので、刑事局長に来ていただいていますので、さきに参議院の法務委員会でも自由党の平野議員から、これは大問題じゃないかということで出されたと思いますけれども、一昨年、茨城県牛久市で、中学三年生の岡崎哲君、十四歳...全文を見る
○保坂委員 確認的ですが、そうすると、刑事局長から見て、個々具体的に、進行中の事件でありますから限界があるでしょうけれども、今の答弁を確かめると、やはり徹底した捜査と、公平で、そして遺族の心情を十分酌み取る捜査が必要だ、こういうふうに受けとめてよろしいですか。
○保坂委員 これで時間が来ましたので、この問題については、後ほどまた機会があれば徹底的に検証させていただきたいと思いますし、法務大臣にも、関係資料にぜひお目通しをいただいて、本当に御両親の叫びに耳を傾けていただくことを私からもお願いいたします。  終わります。
03月22日第147回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず、多くの国民が疑問に思っているマージャンの点について伺いたいと思うのですけれども、新潟県警察をめぐる事案に関する報告書がありますね。これを見ると、いろいろ書いてあります。マージャンは、満貫賞の景品として本部長が五百円の図書券二十枚を私費...全文を見る
○保坂委員 正直に答えていただきたいのですが、本当に図書券だったのでしょうか。図書券以外の金品は動いていなかったのでしょうか。図書券だというふうにどこで確かめられたのでしょうか。報告だけでしょうか。きちっとそこは裏をとったのでしょうか。
○保坂委員 つまり、そういう結論を導き出す前に本当によく調べたのかということをお聞きしているわけなんですね。  例えば、新潟県警のこの本部長は、よく図書券を私費で購入してマージャンなどをやられていたのかどうか。そしてまた、この図書券はどこの店で購入したのか、いつ購入したのか。そ...全文を見る
○保坂委員 その際の領収書は入手されましたか。
○保坂委員 多くの人が、図書券でやっているわけないだろうなと思っているわけですね。しかし、今聞くと証言で、図書券で、しかも最初の発表はこうじゃなかったですか、四人の方が均等にお金を出し合ってやりましたと。それが少したって何か変わったように思うのですね。今度は本部長が一括して出した...全文を見る
○保坂委員 仮の話ですから、もし、千点で千円程度のレートでかけマージャンをやっていたのだとしたらこれはやはり重大だ。賭博罪のところもこれは該当するということですかね。今、図書券の一万円を本部長が出す、こういう形だと問題はないんだと。これをもう一回確認させていただいていいですか。
○保坂委員 今レートの点でいろいろ声があったのですが、では、一万円ぐらいの図書券で健康に楽しむということについては、今警察庁のたび重なる見解で、これは賭博罪じゃない、健康なレジャーだということのようですね。  とすると、文部省に来ていただいているのですが、私は十代の子供たちに向...全文を見る
○保坂委員 それでは、もし警察庁に青少年から同様の問い合わせが入ったと。今文部省は、学校だからいけないと言っているのですけれども、では、地域のお祭りか何かでもいいですよ。その実行委員会が一万円の図書券を置いて、オセロゲーム大会とか将棋大会とかあるいはトランプでもいいです、こういう...全文を見る
○保坂委員 今の、青少年が電話をして警察の方がそう答えたら、ちょっと判断に迷うと思うんですね、いろいろなことを考えなければいかぬ。法務大臣、この問題で見解はどうですか。
○保坂委員 それでは、きょうは、例の神奈川県警の証拠隠しマニュアルというふうに言われた文書が既に廃棄をされていて現存していないということについてさきに私は質疑をしましたけれども、到底納得できないというところで終わっているので、幾つか冷静に追加的に質問をいたしますので、官房長に答え...全文を見る
○保坂委員 それは直接入手したのでしょうか、郵便でしょうか、あるいはファクスでしょうか。何部入手したのでしょうか。
○保坂委員 衆議院の調査局がつくられた、この中に当時の議事録があるんですね。私はこの中で石川官房長に一つ一つ聞いています。例えば、不祥事は積極的に公表すべきではない、これはどういう意味ですかとか、あるいは、免職した職員には再就職のあっせんに努め、警察の目の中に入れておくことが必要...全文を見る
○保坂委員 それで、問題は、事は単純でありまして、二十四日、たまたま野党の三委員からこの文書を出すようにという求めがあったわけです。ところが、神奈川県議会の県警の答弁を読むと、まさにこの新聞を見て知って、全部廃棄をするように、そういうふうに命令をした、そして廃棄を徹底しました、こ...全文を見る
○保坂委員 十二月の初めぐらいに廃棄したという記憶でよろしいですか。——それでは、十一月二十四日に法務委員会で、委員長に資料提出要求が三委員から出て、その後の理事会協議がどういうふうに進んだか、これは御存じですか。
○保坂委員 一方、地行の委員会からも同様の文書の提出要求があって理事会協議があったんですが、この二つについてほとんどどうなったのかも知らない、こういう答弁で確認してよろしいですか。
○保坂委員 これは委員長にちょっとお願いしたいんですけれども、法務委員会の理事会で、与野党でいろいろ意見がありました、この文書を請求しないというふうに決めたのは十二月の十日と聞いている。ですから、今答弁者ははっきりしないんですけれども、十二月の十日の理事会協議の結論を待ってこれを...全文を見る
○保坂委員 官房長、今もう質問の構図は全部わかったと思うんですよね、御説明もあって。今まで私聞いていました。法務委員会の理事会協議を待って廃棄したと一言も言っていないんですよ。全然わかっていなかったんです。十二月十日の理事会協議の結論を得て廃棄したのかどうか、これは正直にはっきり...全文を見る
○保坂委員 委員長、これでよろしいでしょうかね。  もう一度聞きますよ。いまだにわからないわけですよ、いつ廃棄したのか。日も言えないわけです。十一月の末から十二月の初めにかけてだということだけは言われました。十二月十日なんですよ。十二月十日、法務委員会の理事会協議がどうなるのか...全文を見る
○保坂委員 委員長、お願いしますけれども、地行の結論は早く出たんですよ、求めないと。法務委員会はいろいろ忙しくて延びちゃったんです。今の官房長の答弁だと、地行の理事会の決定を受けて廃棄をしたというふうに聞こえますよ。法務委員会の理事会協議は、国会法百四条一項、これでもし与野党の意...全文を見る
○保坂委員 これは委員長にお願いしますけれども、もう一度理事会でこの事実をきちっと検証していただきたい。理事会協議の結論が出ないうちに廃棄をしたというふうに、今言われているのははっきり記憶がないということですね、これは困るわけですよ。法務委員会で資料提出要求があって、法務委員会の...全文を見る
○保坂委員 それで、一言一言もっと細かいことを聞きたいのですけれども、大変悲しい報告書ですよ。我々国会議員にとっても悲しいし、そしてまた、こういう報告書を見て、どうでしょう。証拠隠滅事件で揺れる神奈川県警の、その激動の中で、ひょっとしたらこういう不祥事マニュアルがこういう県警の事...全文を見る
○保坂委員 短く答弁いただきたいのですが、その後、特別監察チームというのが警察にできましたね。その一環で新潟県警の事態があったわけですが、そのチームの方は、このマニュアルを手に入れて検討されたのですか、読まれたのですか。
○保坂委員 いや、そうではなくて、警察全体として特別監察チームをつくったでしょう。そのチームとしてこのマニュアルを見たのですか。
○保坂委員 私が聞いたのは、特別監察チームという形で全国の警察に活を入れるんだ、そういうチームの方はこれはぜひ見るべきだったと思います。  それでは、地行の委員長からはっきりと衆議院の調査局長に十二月十五日に議員五十名による予備的調査権の要求があった、これは当然国家公安委員会に...全文を見る
○保坂委員 議題としなかったとなれば、なお重大なんですね。  国家公安委員会は今定期的に開かれていますね。つまり、この全部捨てましたという報告が我々のもとに返ってきて以降もたびたび国会でやっています。その間もずっと国家公安委員会では議論なしですか。あるいは、そのマニュアルの現物...全文を見る
○保坂委員 今の答弁を聞いていると、法務大臣もお疲れだと思うのですけれども、例えば、広尾などの病院で医療過誤事件がありますよ。その医療過誤事件があるとき、それを捜査するとき、まず押さえなきゃいけないのは何ですか。カルテでしょう。報道されたから、そのカルテはもう期限が失効していまし...全文を見る
○保坂委員 では、加えて、国家公安委員の方たち全員にも、この報告書並びに議事録、そして問題の十一月二十四日の読売新聞の記事、こういう問題がこうやって論じられているということをちゃんと事務方として伝えていただきたい。警察庁が事務方ですね。これは強く要望しますが、いかがですか。
○保坂委員 保利国家公安委員長も、予算委員会で聞いたときに、「廃棄そのものの事実関係については私も詳細を存じませんが、一般的に言えば、委員御指摘のような、故意のいろいろな隠し立てというようなことはあってはならない」、こういうふうに言っているのですよ。  この報告書というのは何も...全文を見る
○保坂委員 では、時間が迫っていると思いますが、最後の官房長への質問です。  我々は、いわゆる通信傍受法案、盗聴法とも呼んできましたけれども、その法律で、警察が厳正にやることが条件だと申してまいりました。しかし、八月以降、警察庁で把握されていた不祥事案、これは昨日まで総計何件ぐ...全文を見る
○保坂委員 と言われたので、では、これも理事会で協議していただきたいと思います。  終わります。
03月23日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○保坂委員 長時間お話を聞かせていただいて、どうもありがとうございました。社会民主党の保坂展人です。  私は、ちょっと自分の体験のお話をまず簡単にさせていただきたいと思うんですが、一九五五年生まれで現在四十四になりますけれども、そういう意味では戦後世代であります。私が憲法という...全文を見る
○保坂委員 今おっしゃった国連の規約人権委員会の勧告が五年ごとに出ますよね。国会の中に死刑廃止議員連盟というのがあって、本当に与野党を問わず活動しているんですが、規約人権委員会で勧告があると、必ず二週間、三週間たって処刑があるというのが現実でありまして、国際社会、国際社会と言われ...全文を見る
○保坂委員 それでは、これが最後の質問になると思います。  先ほど、一九五四年六月五日に、「和して争う」ですか、その座談会をされて、それは大変貴重な本で、多分もう手に入らないだろうと思いますが、そこの五つの説を御紹介いただきましたね。それが一つというのではなくて、まあ二つないし...全文を見る
○保坂委員 そうすると、いろいろな複合的な五つくらいの要素に分けられるというふうに伺ってよろしいんだと思います。  きょうはどうもありがとうございました。
○保坂委員 長時間どうもありがとうございます。社会民主党の保坂展人です。  私は、午前中も申し上げたのですが、一九五五年の生まれでありまして、今お話のあった日本国憲法Aと日本国憲法Bの、ちょうどそのころに生まれたという世代。私自身は、大変多くの価値をこの憲法は日本社会に生んでき...全文を見る
○保坂委員 今さまざまな、警察も、あるいは防衛庁でも不祥事が続出していますね、この四年間の中でもあらゆる役所でそういうことが行われている。そういうところをたどっていくと、どうも日本国憲法という上着あるいは身につけているもの以外に、やはり体の中に、特に官僚組織の体の中に、明治憲法が...全文を見る
○保坂委員 公務員の不祥事は現在も続いているわけですけれども、一昨年ぐらいに公務員倫理法という法律をつくろうじゃないかということで、当時は与党でしたから、そういう中でいろいろ議論をさせていただき、そして、本日のテーマは憲法の制定過程ですけれども、国家公務員法の制定過程というのは一...全文を見る
○保坂委員 実にあらゆるところで資料を探してみたのですけれども、なかったのですね。ですから想像するしかなかったということが、先ほどの点でいえば、戦後一回だけ証人喚問が行われて一回で終わりになったということだけ人事院の資料でわかったのですが、それ以外にわかりませんでした。ただ、憲法...全文を見る
○保坂委員 ではもう一点。お書きになったものの中で「社会権と福祉国家」という部分で、とりわけその基本権の中で社会権が位置づけられていて、憲法議会の衆議院の段階で付加された二十五条一項の文化的生活権、ここが後々福祉国家というような指標に結果として役立ったというような部分をもう少しお...全文を見る
○保坂委員 大変ありがとうございました。  終わります。
03月28日第147回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○保坂委員 まず、長谷部参考人に伺います。社民党の保坂展人です。  世界各国の趨勢に大変おくれをとってきたわけですけれども、今回、いろいろな問題点を残しながらも一定の前進という、私もそういうふうに評価するのですけれども、なぜこれだけおくれてしまったのかということについてお考えを...全文を見る
○保坂委員 続けてお願いしたいのですが、残った問題点の中で、私もそういうふうに思うのですけれども、償還制、原則償還の問題ですね。これは、現在法律扶助協会の扱いにしても、扶助を決める場合の要件よりも、免除ということを最終的に決めていく要件の方がはるかに厳しいというふうになっていると...全文を見る
○保坂委員 続いて、永盛参考人に伺いたいのですけれども、今回、国の責務あるいは弁護士会の責務ということで明示をされたことによって、国が一定程度の予算を組んで、これまでに比べて多くの予算をそこにつけていく、それは諸外国と比べればまだ少ないという問題もありますけれども。  一方で、...全文を見る
○保坂委員 続けて永盛参考人にお願いしますが、指定法人となったことで、これまで協会が自主事業として続けてこられた、特に、刑事事件や少年事件はもちろんですけれども、中国残留孤児の国籍取得活動、あるいは難民認定手続に対する援助、大変地味だけれども重要な、ほかにやるところのない活動でご...全文を見る
○保坂委員 では、もう一問だけ永盛さんにお願いします。  いわゆるクレ・サラ関係の自己破産事件というのが急増しているということで、その中には、大変生活苦というか、いわゆる遊び型、遊興型の借金ではなくて、どうしようもない状態の中で借金に縛られて身動きできない、こういう方たちが多数...全文を見る
○保坂委員 裁判所に納める個人破産の預託金そのものは、一万五千円なり二万円という金額だと聞いているんですね。だから、これは個人で負担できる方が多いと思うんです、相当困っている方でも。ただ、破産申請者が自分でその手続をするというのは通常考えられなくて、やはり司法書士や弁護士なりに手...全文を見る
○保坂委員 それでは、次に若林参考人に伺いたいんです。  大変ちまちまとした印象を受けるというお話、率直な御感想だと思うんです。間もなく提案される犯罪被害者関連の法案についても、私どもは基本法ということでしっかり整備すべきだと思っていたところ、何か幾つかあわせて、この程度でどう...全文を見る
○保坂委員 最後に一点だけなんですが、若林参考人に。  犯罪被害者にとっての法律扶助、こういう仕組みについて、例えば身近な方を殺されたとか、あるいは交通事故でも重大な結果になって今危篤状態にあるとか、その事件や起こったことを受けとめるだけでも精いっぱい、何がどうなっているのかな...全文を見る
○保坂委員 大変貴重な意見、ありがとうございました。  終わります。
03月29日第147回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  法務大臣に一点だけ伺います。  私も、きょうの東京新聞の、法務局の登記簿が先ほど坂上委員指摘のように変更された、移記されたという点について、重大な事柄だと認識いたしました。細かいやりとりはもう全部省きますが、これについてぜひ徹底した調...全文を見る
○保坂委員 新聞のコピーを委員各位に配らせていただいております。小さなBという記事の方に、これは千葉県警ですけれども、「拘置女性にわいせつ行為」という記事が出ています。  この程度の大きさの記事ですと、最近よく出るので、これはよくないことなんですが、またかということで、一つ一つ...全文を見る
○保坂委員 では、田中長官に二点確認したいと思います。  このわいせつ行為の内容ですけれども、性行為を強要したという事実がないというふうに確認できているのかどうか、これが一点です。  二点目は、新聞にも出てきますが、刑事告訴をしない、口外をしない、こういう誓約書を女性に書かせ...全文を見る
○保坂委員 確認になりますが、今長官は言葉を選んで、今発表されたこと以外は確認していないというふうにおっしゃいましたので、逆に、ないということは確認していませんね。先ほど一問目にお話しした、性行為を強要したということがないということの確認はしていないというふうに伺ってよろしいです...全文を見る
○保坂委員 ということは、千葉県警からはそれしか報告がなかった、その報告だけだ、それ以外のことについては確認のしようがない、こういうことでしょう。  それでは伺います。個々具体的な個別のいわゆる不祥事というものについてはもう国会で議論するような数じゃないのですね、余りにもあり過...全文を見る
○保坂委員 では、聞き方を変えます。  報告がないということなんでしょうけれども、昨年の秋に、一連の神奈川県警不祥事、さまざま出てくる問題、この報道の中で、当該の被害女性とその後諭旨免職になった元警察官、そして副署長と取り調べに当たった警察官、こういうメンバーで、いわば一堂に会...全文を見る
○保坂委員 先ほど長官は、千葉県警からの報告の中で、こういった刑事告訴はしないなどの念書というか誓約書、こういうことについては確認をしていないんだということだったのですが、これは事実がどういう事実かによって大きく揺れ動いていきますよね。その後の隠ぺいの問題もさることながら、五年前...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、交通事故の問題、特に被害者の側に立ってさまざまな法制度をこれから変えていかなければならないと思うのですが、臼井法務大臣に受けとめていただきたく、御質問いたします。  九七年の十一月に、世田谷区で、ダンプカーによって、幼い、可能性に満ちた命を奪われてしま...全文を見る
○保坂委員 これは法務大臣の耳にも届いていることかと思いますが、検察行政としては一種の大きな転換をされた。このこと自体、大変に勇気の要ることで、前大臣あるいはそれ以後の大臣も含めて大変誠実にこの件に取り組んでこられたし、また臼井法務大臣もこの点に対して非常に心を割いて取り組まれて...全文を見る
○保坂委員 大臣、今警察庁長官にもまだ座っていただいていますけれども、長官も御自身のいわれのないことで処分を受けられたわけですね。そして、その事件そのものの渦中にあった方はそれぞれ厳しい処分があり、また、さまざまな、これは重過ぎると言っていい処分を受けたように感じている方もその警...全文を見る
○保坂委員 大臣、今も五年前の話で警察庁長官は答弁しているわけですよね。これはまだ二年と少し前の話なんですね。ですから、本当の意味で法務、検察が変わったという姿を見せてほしい。それは何も物すごい重大な、厳重な処分をぜひ出すべきだなんということを言っているわけじゃないんです。やはり...全文を見る
○保坂委員 大臣、お渡ししたと思うんですけれども、お兄さんは横断歩道を渡ったんです、ダンプの後ろを通ればよかったと言いますが、そうしたら僕はもっと危ないと思います、隼ちゃんは悪くないです、隼ちゃんにごめんなさいと言ってくれなかったら隼ちゃんはかわいそうです、こういう幼い弟さんのお...全文を見る
○保坂委員 時間がないので、これは私の方から要望しておきますけれども、片山さん御夫妻とお話しして、これは大変な努力で大きな転換点をつくっていただいたわけですけれども、御当人もまた被害者の一人でありまして、あるいは家族でありまして、これから法改正していい制度になるんだ、しかし、御当...全文を見る
○保坂委員 法務大臣にお聞きしようと思っていたんですが、もう時間がないので簡潔にしますけれども、免田栄さんという、確定死刑囚として六回目の再審請求で無罪、そして社会に出てきた方から、年金の受給資格がないという大変重い問題のお手紙をいただいて、大臣にもコピーをお渡ししたと思います。...全文を見る
○保坂委員 時間の関係で、社会保険庁にせっかく来ていただいたのに、時間切れになりました。これで終わります。
03月31日第147回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○保坂委員 本法案で大事なことを二点ばかり確認をしておきたいのですが、まず法務大臣に、さきの法務委員会で問題になりました登記簿が閉鎖をされたという問題、これはもう早速調査に当たられるということだったと思いますが、この問題の破産した菱和ハウスという会社がございます。この会社は、数々...全文を見る
○保坂委員 では、具体的なことに入る前に、例えば、ローン申し込みに年収を上乗せした虚偽の申請を申告させたり、あるいは、多重債務者の名義で東京三菱銀行から二億七千万円の融資を引き出し、その融資の際の申請には課税証明書の偽造など違法な書類があったりとか、修繕積立金などが行方不明になっ...全文を見る
○保坂委員 面会されたということなんですが、新聞記事の中では、「はっきり記憶していないが、秘書と役員が来たので、担当部署に話を下ろしたと思う。」というコメントが掲載されているのですね。  担当部署というと東京法務局の不動産登記部門ではないかと思うのですが、例えば、登記官をその場...全文を見る
○保坂委員 法務局長が即統括登記官を紹介して、そこでお話があったのでしょう。そして、この不動産登記法七十六条四項の規定を準用して、差し押さえがはっきり確認できるものからこういうきれいなものに移記された。これは、準用というのは間違った解釈じゃないですか、こんなことは許されるのですか...全文を見る
○保坂委員 これは驚いた答弁ですね。法案の審議になるべく早く入りたいのですけれども、どうですか、今の話は。  きょうの新聞には、この閣僚経験者の代議士のもとに、この菱和ハウスの関連会社から、確認できるだけで総額七十万円近い献金やパーティー券購入の事実があった、こういうことも載っ...全文を見る
○保坂委員 委員長、大臣に登記簿をお見せしたいのですが、いいですか。
○保坂委員 法務大臣、今日いろいろなところで信頼が揺らいでいるわけですよ。前回坂上委員の方から、法務局の登記簿なんというのはそれこそ石のようにかたくて、石といっても小石ではなくて、もうさわれないぐらいの、ピラミッドぐらい、押しても引いても何ともならぬ、それだけ信用のあるものなんで...全文を見る
○保坂委員 民事局長は、特別の事情があって類推適用が可能だったケースというふうに何回も答弁するのですね。私は、これは法務省にとっても非常に危機的な状況だと思いますよ。  もういいです。大臣、答弁してください。
○保坂委員 大臣、ちょっと落ちついて答弁していただきたいのですが、三日間で、まだわかっていないこともあろうかと思いますよ。これは、調査をすると言われて、調査はもう完了して、何ら問題なしという結論をここで出されるのですか。それとも、まださらに周辺をいろいろよく見てみて、本当に適法な...全文を見る
○保坂委員 法案についても聞きたいのです。民事局長は長く答弁されるから。  これが適法だったと言ったら大変なことになりますよ。ではこれからもこの手でいこうかと言いますよ、みんな。
○保坂委員 これはもう本当に、整理回収の問題も含めて、大変な大問題の答弁が出たと思うのですが、本法案についてもお聞きをしたいので、ちょっとこれは私は納得できません。ぜひ再調査を徹底して求めたいし、今のこの答弁では、本当に、登記ということの根幹が揺らぐと思いますよ、こう指摘をしてお...全文を見る
○保坂委員 ちょっとファジーな御答弁なんですけれども。  法務大臣、国会決議というのは、国民から選ばれた国会議員が議論をして、そして合意を得て、各会派の考え方も違います、しかし、この程度、ここは国民の大半の声だろうということだと思います。  平成元年の十二月七日に参議院の法務...全文を見る
○保坂委員 そうすると、矛盾しますよね。  では局長、今聞きますよ。  一つ、この国会決議をがっちり守って今回立法したのかどうか。  それからもう一点は、相談に来る人が不法残留、あるいはそういうことがあっても、人権擁護を優先する立場で、もう関係機関には通報しないぐらいのこと...全文を見る
○保坂委員 ちょっと僕もああいう答弁が来るとは想定もしていなかったので、打ち返しようがないのですが。  法務省のホームページに書いているのですよね。人権擁護局自身が、人権擁護局のホームページに、人権擁護を優先させる立場から関係機関へは通報しませんよと書いているわけですよ。今の附...全文を見る
○保坂委員 時間が参りましたので、本当は児童虐待についても聞きたかったのですが、残念ですが、これで終わります。
04月03日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日、私は、この決算の総括質疑に当たって、警察の問題、とりわけ信頼回復の道筋がなかなか見えてこない今日の状況に即しまして質問を用意しています。  早速質問に入らせていただく前に、小渕総理の一日も早い御回復をお祈りしたいと思います。 ...全文を見る
○保坂委員 大変前向きな答弁だと思います。  私は、前回、法務委員会におきまして、千葉県警で五年前に起きた、留置所の中の女性の被疑者に対して行われたわいせつ行為、この問題についてお聞きをしましたが、もう一点警察庁長官に伺いたいのです。  刑法百九十五条の二項、特別公務員暴行陵...全文を見る
○保坂委員 国家公安委員長にお尋ねしますが、今の一項並びに二項、これは、国民の信頼のもとに立つ警察官がやってはならない行為として、あってはならない行為というふうにはっきり言えることだと思いますが、しかし、あってはならない行為があったときには厳しく対処される決意がおありかどうか、お...全文を見る
○保坂委員 それでは、警察庁長官に、先週法務委員会でお尋ねをして、調査をしていただくという要望をいたしましたが、時間が限られていますので、私がお尋ねする点に関してわかった点をお答えいただきたいと思います。  九五年の十一月に、船橋東署から千葉拘置所に移送される前夜に、房内に元巡...全文を見る
○保坂委員 長官に追加的に伺いますが、簡単に質問をまとめますと、その元巡査長に、先般の質問以降、再度事情聴取を行われたかどうか、そして、その巡査長が自分は何をしたと証言をしているのかどうか、この点をお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 さらに調査を進めていただきたいと思うんですが、女性の方はいわゆる性的暴行を受けた、こういうふうに主張しているのではないかと思いますが、しかしその点、元巡査長がそれを認めているのかどうなのか、これによって事態は大きく変わってくるんだと思います。  もう一点、長官に伺い...全文を見る
○保坂委員 この場合、被害者は女性で、加害者は元巡査長で、逆ではありませんよね。とすれば、その女性の方がこのことに対して非常に憤って、別の警察官に被害を訴えたのではないでしょうか。そして二人だけが、今委員長からもお話があった一対一の非常にデリケートな状況を、これは二人しか知り得な...全文を見る
○保坂委員 再度これは調査を要求しますけれども、どうでしょう、その女性から取り調べ担当の警察官に被害の告知があって、そして拘置所に行ってみたら、告訴をしないという上申書を女性が望むというのは、ちょっと私は理解できないのです。  もう一点伺います。  神奈川県警の不祥事が明らか...全文を見る
○保坂委員 一点だけ確認をいたしますが、この副署長あるいは取り調べに当たった警察官の方が、元巡査長と女性との話し合いに同席したというのは、これは公務でしょうか、それとも私的な行為でしょうか。
○保坂委員 国家公安委員長に伺いますが、警察の留置場内で起こった行為、そして副署長と取り調べ担当の警察官が同席して三十万円の示談金というのはありますかね。三十万円を渡したのは、どうですか、私的な行為と言うのは、私はこれはおかしいと思いますが、委員長、見解を簡潔にお述べいただきたい...全文を見る
○保坂委員 これは週刊宝石に掲載されているやりとりです。あえてこれをちょっとただしたいのですが、この副署長がこの三十万円について、その女性に対して、「警察から受け取ったもんじゃないもんね。」「はい?」と聞き返しているのですね。それで副署長が、警察から受け取ったもんじゃないもん、こ...全文を見る
○保坂委員 国家公安委員長に伺いますが、神奈川県警の不祥事以降、いわゆるわいせつ関係でいろいろ不祥事が起きている。ここで列挙できないくらい数限りなくあるんですが、その中で、大別すると二種類に分かれる。というのは、電車の中でいわゆる痴漢行為を行ったなどのケースを省いて、例えば、わい...全文を見る
○保坂委員 それでは、長官に伺いますが、この女性、告訴の意思がないというのは、これは恐らく、刑法における強姦が親告罪になっている、こういう事柄かと思いますけれども、一方で、先ほど冒頭に挙げた百九十五条、ここは親告罪ではないわけですね、時効の範囲内である、そういう観点できっちり調査...全文を見る
○保坂委員 保利国家公安委員長に、残り時間わずかですけれども、今この議論をしていく中で、保利委員長がいわゆる警察刷新会議の冒頭のごあいさつの中で、これは組織の病理といいますか、組織全体の問題として今この問題があるんだという指摘が国会ないしは世論の中にあるということをおっしゃってい...全文を見る
○保坂委員 保利大臣にはぜひ、私から一点だけ最後に、国民の世論に耳を傾けていただきたい、これは、万が一でもそういうルール違反はしないということが前提に政府側はずっと答弁してきた法案ですから、国民がこれをどう見るかということにきっちり耳を傾けていただきたいということを要望して、私の...全文を見る
04月04日第147回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○保坂委員 本日は、商業登記法改正案の質問に先立って、先ほど坂上委員からも出ておりましたが、例の登記簿が移記された、閉鎖された、隠された、この問題について、先日、民事局長に御答弁をいただいて、率直に言って私は少し驚いてしまいました。私は、民事局長は大変率直かつ明晰で、ひそかに尊敬...全文を見る
○保坂委員 少し安心しました。何か反省もないというふうにも聞こえましたので、当然そういったことは反省されるべきだと思います。  いろいろなところに使われているというのもまた気になるお話なんですが、それは後で聞くといたしまして、事実を細かく、簡潔にお聞きをしていきたいと思います。...全文を見る
○保坂委員 ちょっと記憶がない。確かに、一年前だと、十五分か三十分か一時間か覚えていないのかもしれません。  紹介したと今民事局長は言われたのですが、その場に法務局長が総括登記官を呼んだのですか。あるいは、その場を離れて御意向を指示して、あちらに行けと、総括登記官のもとに行かせ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、検事さんで登記のことがわからないので担当に聞いてくれ、こういうことだったということですが、歴代法務局長は、政治家並びに秘書の要請を受けて、登記上の変更などをこれまでも時々はしてきたという実態はあったのでしょうか。
○保坂委員 相談はあるということなんですが、今坂上委員からも指摘があったところですが、不動産登記法第七十六条第四項の類推適用が論点だと思うのですね。これが正しいのかどうか。枚数過多にして取り扱い不便というような要素で大体移記が認められているそうですが、そのほかにも、局長が御説明に...全文を見る
○保坂委員 そうすると、その特別な事情があったというふうに判断した根拠は、菱和ハウスの側がマンションが売り物にならないというふうに主張した、そして、整理回収銀行が手違いで仮差し押さえをしてしまっている物件だ、これは経過は先ほど坂上委員への答弁で私わかりましたので、この理由がその特...全文を見る
○保坂委員 そうすると、民事局長のさきの報告の中に、菱和ハウスの業者から要望が千葉県の法務局の野田出張所に、今おっしゃったことですよね、本件マンションを購入された方が、早い話で言えばきずものだというふうに認識したり、あるいは金融機関から融資を受けるのにも支障を生じ、売り物にならな...全文を見る
○保坂委員 それでは、民事局長にまた戻りますけれども、実は菱和ハウスの担当者が国会議員の秘書と同行されて、今度は、出張所から断られて東京法務局に出向いたわけですね。それで、類推適用ということの案が出てきて、それを出張所におろしていったという経過だと思いますが、これは国会議員秘書の...全文を見る
○保坂委員 私は、すべて丸ごとなくしてくれなんということを言ってくること自体が要警戒の会社だというふうに思うのが普通じゃないかと思うんですね。元検事さんで法務局長、そっちの面は感覚はさえていてもらわなければ困ると思うんです。  では、民事局長に伺いますが、本件のマンションで同様...全文を見る
○保坂委員 これまでちょっと時間をかけて聞いてきたんですけれども、マンションをこの時代に、大変景気が悪くて収入も不安定になっている一般のサラリーマンの皆さんあるいは自営業者の皆さんが買うというのは、やはり生涯に一度の大きな買い物なんですね。これを知らされて、閉鎖登記なんてわからな...全文を見る
○保坂委員 一点、私、ちょっと質問を落としていましたが、これはもちろん法務局の責任もありますが、もともとは、そういういささか無理なお願いをしてきた政治家の側にも問題があるだろうと思います。あるいは政治家秘書の判断だったのかもしれません。  この総括登記官は、この物件はこう処理を...全文を見る
○保坂委員 登記の信頼にかかわることなんで、新聞に出たから思い出したというのでは、とてもこれは困ると思います。  さらにお聞きしますが、国会議員及びその秘書から、法務局長に対してお礼の電話や訪問があったか、ずばり言って金銭の授受も含めてあったか、その国会議員はどなたなのか、お願...全文を見る
○保坂委員 では、法務大臣に伺いたいと思います。  民事局長は、前回の答弁より、やはり冒頭反省というふうに述べていただいただけあって、登記への信頼がこれで少し回復できるのかなという希望が私見えてきましたけれども、これは要は、瑕疵はなかったということだけ言われると、同じ条件が出そ...全文を見る
○保坂委員 電子情報の世界に入る前にこの質問をしたのは、やはり、電子情報も場合によっては改ざんされるわけですから、しっかりとしたルールをつくってもらわなければいけないという意味でした。  残り時間はわずかですけれども、商業登記に関して幾つか質問をさせていただきます。  いわゆ...全文を見る
○保坂委員 こういうコンピューター化社会の怖さというのは、私も経験がありますけれども、あるときハードディスクが壊れて全部パアになってしまった、バックアップをとっておけばよかったのにというようなことを多くの人が体験していると思うんですね。認証センターとなる登記所で開示している情報が...全文を見る
○保坂委員 今の御答弁だと、別の場所ではないんですか。例えば、厳重に管理しても、何らかの災害や事故でその場が決定的、壊滅的な打撃を受けたときに、その情報が全部飛んでしまうという危険がないですか。
○保坂委員 その点については、同じ場所に置くということは、もしもの危険があります。そして、違う場所に置けば今度は盗難、流出のおそれがある。セキュリティー、これは大変厳重にやっていただきたいということをぜひ要望しますが、登記官が発行する電子証明書が偽造されてしまうというおそれはあり...全文を見る
○保坂委員 間もなく時間のようでございますから、最後に大臣に、登記の信用、根幹にかかわる事態として、先ほど取り上げました事態について、事態をさらに十分精査して、二度とこういう件が、特に多くの国民から、登記が公平でないのではないかというような、信頼を損ねるような事態にならないように...全文を見る
○保坂委員 終わります。
04月07日第147回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。どうもきょうは御意見ありがとうございます。  まず、岩井参考人に伺いたいのですが、レイプ犯罪にかかわる各国の動向などに比べて、日本のこの告訴期限が半年ということでずっと放置されてきた。これが、フェミニズムの運動や人権団体の指摘等ずっとあったと...全文を見る
○保坂委員 警察の方では、女性の警察官や取り調べ官をふやすという方向でこの問題を解決しようということのようですけれども、まだまだ少ないわけですよね。しかも、女性の警察官が必ずしもそういう取り調べに当たっての訓練や教育を受けているわけではないのです。  私は、岩井参考人がおっしゃっ...全文を見る
○保坂委員 それでは、瀬川参考人、田口参考人に同一の御質問をさせていただきたいのですが、実は、今回の政府提案の中で、直接に私の体験と国会での議論の中で特に思いが深いのは、検察審査会法の三十条の改正問題なんです。  片山隼君という少年が亡くなり、そして原因をめぐって、その目撃証人を...全文を見る
○保坂委員 日本の刑事司法の中で、特に捜査に直接当たる捜査官の中に、事件が起きたときに、被害者の側の落ち度、被害者の側にも、いわば被疑者としてこれを取り扱うような、どうも習慣というか根があったように思うんですね、この間出てきているいろいろな不祥事や何かを見ていると。こういった国会...全文を見る
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  岡村参考人には、私どもの党にも来ていただきまして、大変痛切に承ったわけですけれども、きょうは時間もありませんので一点だけ、私自身も振り返りながら、いわゆる報道被害の問題について伺いたいと思います。  テレビあるいは週刊誌、新聞も含めて、事...全文を見る
○保坂委員 私は、新聞社や放送局ではありませんが、フリーで、ジャーナリズムの世界で、子供の事件、そういう被害に遭った方の現場に幾たびとなく立ってきました。まさに被害者の方の痛みを増すような行為をしないようにと心がけてきたつもりですけれども、それは本当に一つ一つどうだったのかなとい...全文を見る
○保坂委員 時間が来たので、山上参考人にはちょっと質問ができませんで申しわけありませんでしたけれども、お書きになったものの中で、トラウマをきちっと治療していくという部分、あるいは被害者の自助組織、そして民間支援組織活動の重要性など、これは本当に重い、急がれる課題だということを思い...全文を見る
○保坂委員 お二人の参考人の、お子さんを亡くされ、そしてそのことに沈黙をせずに発言をされてきたことに深く敬意を表したいと思います。社会民主党の保坂展人です。  片山参考人に伺いたいのですが、日本の刑事司法が被害者の存在を考慮してこなかったということを、ずっときょうこの委員会で考え...全文を見る
○保坂委員 この法務委員会で、ちょうど二年前になりましょうか、下稲葉法務大臣が、答える義務がないというふうにはねつけたことについては極めて適切ではなかった、被害者とともに泣く検察ということを標榜する以上は大変遺憾であるということを言われたわけです。  それからこれまで、公判が開か...全文を見る
○保坂委員 大臣が、たとえ窓口対応のことだけでも謝罪されるというのは大変重い意味があると思います。当然、その原因をつくったお一人お一人の職員に対しては、処分の軽重はともかくとして、どういう処分を出すかというのはその組織の判断だと思いますけれども、何の処分あるいは罪もないということ...全文を見る
○保坂委員 大変ありがとうございました。時間が参りましたので、終わります。
04月13日第147回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、子供の虐待の問題に関して、十五分に限られていますから、厚生省の真野局長だけに率直な討論をさせていただきたい、こう思っております。  まず一点目に、これは一年越しに、委員会で質問するのはこれが四回目になりますが、さきの宮下厚生...全文を見る
○保坂委員 きのう厚生省の方に来ていただいて、今度四月二十三日にやる番組、これは大変いいことだと思いますけれども、たしか日曜日、時間帯は朝六時四十五分ですか、ちょっと朝早かったような気がするんですね。元気な子は起きて、そうだといって見るかもしれませんけれども。  そういう番組提...全文を見る
○保坂委員 これは、厚生省だけではなくて、政府一体の緊急の取り組みとしてぜひやっていただきたいし、やっていただくことの意味がとてもあるだろう。そういうことがなければ、この委員会で各会派一致して推進しようとしている虐待防止法、この成立を見ても、やはり社会的な効果、特に子供たち自身が...全文を見る
○保坂委員 それは、私はただ一カ所を見ただけで全国を見ているわけではありませんので、厚生省の方で調べていただきたいと思うのです。  一時保護は、まさに戦争直後の戦災孤児たちが本当に居場所がなくておなかをすかせて、それで保護をすると。ですから、多分、服を一時保護の施設の側で貸与す...全文を見る
○保坂委員 最後になりますけれども、きのう児童相談所で児童精神科医の方のお話を聞いて、改めてわかったことがあるのです。児相の一時保護も、それから養護施設の中も乳児院の中も、それぞれ虐待児がふえているわけですね。被虐待児、虐待された子供たちがふえている。それが、それぞれの施設が被虐...全文を見る
○保坂委員 それでは、これで終わります。
04月14日第147回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本法案の中身に入る前に、一点だけ、緊急に政府見解をお伺いしたいのです。  イタリアで、三十一年前に、ミラノのフォンターナ広場というところで銀行が爆破をされて、十六人が亡くなって八十四人の方が負傷をするという大規模なテロ事件、これは未解決で...全文を見る
○保坂委員 私もこういった事件が、もう随分前の話ですから、あったこと自体も十分承知していなかったのですけれども、世界じゅうが大変騒然とした時期、この銀行テロ事件というのは大きな衝撃をイタリア国内でも与え、そしてまたこれは未解決ということで、さらにその関心を呼んでいた。この遺族の会...全文を見る
○保坂委員 民事局長にお尋ねしますが、政府としては、アメリカとの間にあるような協定はないわけですから、逃亡犯罪人引渡法によって、これをそのまま踏まえると、日本国籍を取得しているという点がこれはちょっとひっかかる、日本国民であるということで引き渡すことはできないのだという見解がマス...全文を見る
○保坂委員 民事局長、その間、審査をされたと思うのですが、この国籍を取得する際に、この方は実は七〇年代のテロ事件などで有罪判決を受けているという事実があるそうですけれども、そういった過去の犯罪歴などの前科はないというふうに述べたと報道などで伝えられています。  この件は、もし虚...全文を見る
○保坂委員 もう一問で、実は、九〇年代に入ってイタリアの捜査が展開をして、一九九五年、今から五年前に、イタリア大使館にもう一度パスポートを申請して旅券をもらっているのですね。この段階で二重国籍ということになっているわけで、二重国籍は日本の国籍法で認められていないと思うのですけれど...全文を見る
○保坂委員 この件は、大変長い経過もあるでしょうし、またそうしてイタリア政府からの要請もあり、大いに慎重に、外交的にも、しかも大きな関心をイタリア国内で呼んでいるということで、法務大臣に最後に総括的に、イタリアの報道の中にちょっと、日本政府がきちっと対応してくれないのではないかと...全文を見る
○保坂委員 それでは、この件で、外務省や警察の方にちょっと時間不足で質問できませんでしたけれども、どうぞお帰りいただいて結構です。民事局長も結構です。  それで、検察審査会法の改正問題に入りたいと思います。  今回、法務大臣もよく御存じだと思いますけれども、三年越しにこの検察...全文を見る
○保坂委員 検察審査会の議決に至るまでに採用された捜査資料や証拠など、これがどういった資料に基づいて議決に至ったのかということが被害者あるいは請求者、申立人にやはり開示されるべきではないのかなと思いますが、その点は、刑事局長、いかがですか。
○保坂委員 それでは、矯正局長、保護局長にせっかく来ていただいていますので、最後になりますが、議員各位からも、これまでの刑事司法のあり方を大きく考え直すべきじゃないか、いろいろな意見が出ました。  私も先日、アメリカのアミティという、犯罪をかつて犯した人たちがお互いに助け合って...全文を見る
○保坂委員 以上にて終わります。     —————————————
04月18日第147回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、両参考人に伺いたいのですが、私も裁判における優先傍聴、これは画期的なことだと思います。  やや私の体験を話させていただきたいのですけれども、これは刑事裁判ではありません、内申書裁判という民事裁判です。これは十六歳のときから三十二...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  私は、民事裁判でどうしても判決の日が知りたい、そこにいたいと思いまして、最高裁の事務当局とその当時随分やり合いまして、答えは週に二回見に来いということだったのですね。九時半に札を出す、それで十時半から法廷を開くのですね。電話連絡網で何人来...全文を見る
○保坂委員 諸澤参考人に伺いますが、私も法的拘束力を持たせるべきだと思っております。特に、交通事故が多発しております。そして、死亡事故でも捜査が途中でとまってしまったり、あるいは捜査自体に前提となる事実誤認があったりというケースが多々ございます。それを、遺族が丹念な努力で証拠収集...全文を見る
○保坂委員 大変貴重な御意見、ありがとうございました。  以上で質問を終わります。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先日、週末の金曜日ですが、緊急にフォンターナ事件という事件について、この扱いをお尋ねしました。日本国籍を持つデルフォ・ゾルジというイタリア人が、三十一年前の銀行爆破事件で、先月末、三月三十日の段階で引き渡し要求がイタリア政府から日本政府...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺いますけれども、前回民事局長は、一般論として、日本国籍を有する者であっても、爆弾テロ事件の真犯人と認められるような者が帰化していて処罰のために引き渡し要求がされたような場合には、帰化の取り消しの可能性ということについても検討する可能性があるというふうに答弁...全文を見る
○保坂委員 法案に入る前に、もう一点だけ質問を、警察庁刑事局長に来ていただいていますので、お答え願いたいと思うんです。  まず一点、十五日付の東京新聞に、神奈川県警のカジノとか賭博ゲーム店などの摘発情報を捜査官に提供してもらう見返りに月五百万円謝礼を渡していたという業者側の証言...全文を見る
○保坂委員 神奈川県警の方の調査がどのような実態かということをさらに注目しているわけなんです。  これはきのう出た週刊誌の報道で、九五年の十一月十六日に、現職の神奈川県警の巡査部長が銃撃をされた、そして幸い致命傷にはならずに、負傷された。この件で、後に四人の暴力団員が逮捕された...全文を見る
○保坂委員 法務省刑事局長に伺いますが、この委員会でも、神奈川県警の特に証拠隠滅事件の際に、やはり末端の警察官だけが逮捕されて、そして幹部は逮捕されない、こういう状況について、やはり検察当局として厳しく望むべきではないかという指摘をしたのですが、今、警察庁刑事局長の答弁によると、...全文を見る
○保坂委員 最後に、では警察庁刑事局長に伺います。  神奈川県警の一連の事態の中で、我々、去年から指摘してきた、組織の病理なる言葉が警察刷新会議などでも出てきていますよね、保利大臣の発言の中でも。先ほど、冒頭に指摘した点は大変重大です。これは大阪でもかつて同様の事件があったと思...全文を見る
○保坂委員 時間がなくなりますので、これはもう本当に外部からチェックを入れて調査をしなければ、真実は見えてこないと思います。しかし、今外部のチェックの制度がありませんので、きちっとやっていただきたいということを言って、では刑事局長、もうお帰りになって結構です。  犯罪被害者の知...全文を見る
○保坂委員 大臣にお聞きしますが、裁判長は、直接の被害者あるいはその親族並びにその関係者、遺族の場合もありますけれども、こういう犯罪被害者の方たちに、特にこの傍聴について配慮するというこの法案の意図は、つまり、なるべく当事者の方に情報を、判決の瞬間あるいはその公判の推移を見守って...全文を見る
○保坂委員 いや、大臣、これは立法の意図自体が、犯罪被害者の立場というのはこれまでの刑事司法の中になかったんです。なかったからきちっと位置づけようと。私は、やはりこれは基本法の体系をつくって、それからいろいろな手続に入るのが正当な順番だと思っていますが、しかし、閣法からこういうこ...全文を見る
○保坂委員 これは司法制度改革の議論そのものになると思うんですけれども、今回の法案、刑事司法手続において犯罪被害者を位置づける、そういう意味では画期的な一歩を記している法案でありながらまだまだ不足点があるというのは参考人の方も午前中述べられたとおりで、例えば、刑事事件の犯罪被害者...全文を見る
○保坂委員 大変踏み込んだ答弁で、裁判所にもぜひそういうふうに努力をしていただきたいと思います。  今回法制審に諮問がされた、被害回復に資するための没収及び追徴に関する制度が検討されたと思いますが、最終的には今回の法案には盛り込まれなかった。この議論とプロセス、時間がないので簡...全文を見る
○保坂委員 先日、犯罪被害者の方の御意見を聞く機会がこの委員会でありましたけれども、例えば治療費も莫大なものが請求されてくる、あるいは、あらゆる費用が自費負担である。犯給法という法律はあっても、これは、各委員から指摘されているように、お見舞金程度のものでしかない。国が犯罪という不...全文を見る
○保坂委員 大臣、今の政務次官の説明は、実に的確に現状を答弁いただいたと思いますが、この現状が世界各国の制度の整備に比べて大変貧困なのではないかという指摘を私もしたいと思いますし、各方面からあります。これで十分ではないと思いますので、この点の改善に向けた大臣の決意を伺って、終わり...全文を見る
○保坂委員 残念なんですが、時間が来たので、では、ぜひ次の機会にその点の決意をじっくり伺いたいと思います。
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○保坂分科員 最後になりました。社会民主党の保坂展人です。  せっかく外務大臣と栗本議員、そして藤田議員の議論を聞いておりまして、予告はしておりませんが、簡単に二点だけちょっと指摘をさせていただいて、御感想、所感をいただきたいと思います。  一点目は、大臣御存じだと思いますが...全文を見る
○保坂分科員 時間に限りがありますので、大臣にはぜひ、私がこの問題を多分委員会で質問をしたときに、NLDの国会議員として本来議場にいなければならない方がたまたま来日をされていて、傍聴席で聞かれて、その後私の議員会館の部屋に来られて、私もこうやって国会で質問したい、議論したかったと...全文を見る
○保坂分科員 後ほど外務大臣に御感想を伺いますが、アジアからの留学生を招いていくこういう財団、公益性の高い法人の基本財産がない、こういう公私混同が行われるというあるまじき事態が起きているわけですが、もう一つの公益法人の問題を取り上げたいと思います。  海外技術者研修協会、これま...全文を見る
○保坂分科員 この旅館業法違反という問題はいわゆる国内問題ですけれども、実は、かなり大規模にこの協会がアジア各地から研修という形でいろいろな方を受け入れ、そしてその研修が終わった方を、同窓会という形で組織されている。この同窓会という形で例えば来日をしてもらうという催しが行われてき...全文を見る
○保坂分科員 これは、ODA関係ということで、かなりの予算が補助金という形でついているのではないかと思うのですが、この研修協会の渡航費の予算は年額幾らぐらいなのか。そして、今私が指摘した同窓会と言われる方々の渡航費の金額、それが昨年ないし一昨年のベースで、それぞれというのではなく...全文を見る
○保坂分科員 今平成十年の補正予算の件を出されましたけれども、中小企業研修生受け入れ事業というのが平成十年の補正で盛り込まれておりまして、これは本体事業の補助率七五%ではなくて、全額補助になっていたというふうに私の調べでは確認できるわけなのですが、こういう事実はありますか。
○保坂分科員 いっぱい細かいことを聞くとわかりにくくなるので、もうごく簡単に、外務大臣に感想というか、受けとめていただきたいのは、今の研修協会の件では、通産省がお認めになったように、インドの領事館から指摘を受けていろいろ調べてみると、これはやはり高い料金で購入をしたはずのチケット...全文を見る
○保坂分科員 もう一つ、二番目に指摘をさせていただいた研修協会の航空運賃の落差は通産省もお認めになったのですが、これは通産省の問題というよりは、やはりアジアの、しかもそれぞれの国の経済の骨格をこれから担っていかれようとする、日本にとっても大切な客人である人たち、その人たちを招くに...全文を見る
○保坂分科員 それでは、ちょうど時間になりました。この問題については特に、公益法人一般の問題というよりは、やはりアジアとの関係でじっくりと、そして外務省にも通産省にも速やかに調査を行っていただいて明らかにしていただくことを、改めて大臣の前で要請をして、私の質問を終わりにしたいと思...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○保坂委員 参考人の皆さん、ありがとうございました。  社民党も、今回の児童虐待防止法を今国会で何とか成立できるようにということで全力を挙げてきましたし、今後も挙げたいと思っています。多くは申し上げませんが、ずばり言って、時間との闘いだと思います。  昨年十二月に、全会派で合...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、奥山参考人に伺いたいのです。  まさに児童虐待、子供の虐待の、医療現場でどういう問題があるのかというお話、極めて深刻な点がたくさんあったと思います。この中で、例えば各県に拠点病院を置いたらどうかという御提案ですとか、あるいは、児童養護施設もかなり被虐待...全文を見る
○保坂委員 おっしゃるとおりだと思います。センターを日本全国につくって虐待問題はセンターでというふうには全く考えておりませんで、ただ、個々ばらばらの対応を集約して、一つの先行的な事例として、こういうふうに連携して解決をしていくんだという一つの形を示していく、その時期が近づいている...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 本会議 第27号
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○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました商法等の一部を改正する法律案並びに会社分割における労働契約の承継等に関する法律案に関し、臼井法務大臣と牧野労働大臣にお尋ねいたします。  まず、商法改正について、臼井法務大臣にお聞きいたします。...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  本日は、決算の審議で、会計検査院にお聞きをするのは私だけということで、会計検査院が憲法上与えられている高度な独立した機能、ここのところを本当にどういうふうに押さえられているか、基本的な質問ですけれども、院長にお願いしたいと思います。  ...全文を見る
○保坂分科員 ここにこの委員会の委員長もいらっしゃいます。決算行政監視委員会というのは、会計検査院がした仕事についてもう一度国会という場でチェックをかける唯一の場だろうと思いますけれども、今回はちょっと質疑者が少ない。本来ならたくさんの議員が、会計検査院の仕事は十分だったのか、あ...全文を見る
○保坂分科員 きょうは、昨年来から決算委員会で何度か取り上げさせていただいて、そして会計検査院の方とも議論をさせていただいた問題、これは、一九九六年ですから今から四年前のアエラという雑誌に載った「会計検査院の「お迎え方」」というこの記事、もう当然、検査院の方は御存じだと思いますが...全文を見る
○保坂分科員 検査のプロですからね。一つ一つやりませんけれども、例えば、「金庫の保管場所について、施錠のかかる机あるいは脇机の引き出しに格納しておくこと。」という心得があるわけですね。これはどんな影響を及ぼすでしょうか。つまり、金庫というのをしまっておけという話なんですね。これは...全文を見る
○保坂分科員 会計検査院の方、大変品がいいので。どうですか、率直に。つまり、会計検査に入るわけですね、一カ月前に予告して。その前に、金庫が机の上にあるのはいかぬのだ、わき机の中に入れたり、かぎのかかる中に入れておけ、こういうマニュアルが検査にどういう影響を与えますかと聞いているん...全文を見る
○保坂分科員 そうすると、今、会計検査院がこのマニュアルにお墨つきを四年目にまた与えてくれたというふうに受け取ってよろしいわけでしょうか。つまり、今後、検査に入られるところは、金庫は机の上にみだりに置くな、かぎのかかるところに全部格納しておけ、こういうことでよろしいんですね。
○保坂分科員 では、もう一点聞きます、長くなってしまうので。  それでは、例えば「会計関係書類の表紙に保存年限を記載しているものがあれば、保存年限を入れてないものに作り替えておく。」こういうのもありますが、これも影響ないですか。
○保坂分科員 では、もう最後にしますね、これはいっぱいあるので。  「公務自動車証明書の取扱いについては、「警察用車両の有料道路の通行要領及び公務自動車証明書の発行手続の制定」のとおりとする。ただし、「公務自動車証明書発行簿」については、提出(存在)しないものとする。」と。これ...全文を見る
○保坂分科員 これは、愛知の正義の警察官グループという内部告発者がいて、愛知県警にいろいろな不正があるんじゃないかということが指摘されたわけですよ。当時の会計検査院にも行ったという情報もありますよね、そのいわゆる裏帳簿なるものが。ところが、それで愛知県警に検査院が入るという、この...全文を見る
○保坂分科員 では、院長、今のやりとり、この記事をごらんになりましたか。「馬鹿にされた会計検査院」と書いてあるんですよ、ここに。今の答弁を聞いて、きょうは傍聴者の方も中継もありませんけれども、やはり国民は驚くと思いますよ。  なぜならば、今答弁されているのは、これはたまたま出て...全文を見る
○保坂分科員 院長、では、お聞きしますが、会計検査院が、戦後の歴史で警察に対して指摘したのは何回ありました、いつやりました。簡潔に、回数と年数。
○保坂分科員 それから何年たっていますか。半世紀以上経過したわけでしょう。  それで、あらゆる役所に入って検査院は指摘しているじゃないですか。重大な指摘もしているじゃないですか。防衛庁の問題だってそうですよ。今、会計検査院に一番欠けている意識は、この間のいろいろな警察の不祥事、...全文を見る
○保坂分科員 もう一度お聞きしますが、新潟で公用車を使っていろいろ観光したとか、あるいは県警あての領収書を切ったとか、これは国費がどのぐらい入っているのかわかりませんわ、実態が。いろいろなマニュアルで隠されているのかもしれない。  そういうことに対して迅速に、例えば会計検査院が...全文を見る
○保坂分科員 院長、国家公安委員会のあり方が、五十年ぶりというか半世紀ぶりに、昭和二十何年ですか、警察法改正以来、議論になりましたよね。実態を知って国民はびっくりした。  会計検査院にこれだけの組織があって、立派な人たちがいて、こういうマニュアルができて、では翌年から抜き打ちで...全文を見る
○保坂分科員 胸を張って申し上げられたので、さらに胸を張って受けとめていただきたいのは、要するに、昭和二十二年、三年からはっきり指摘、報告はないわけですよね。一方でこういうマニュアルもあるわけです。そして一連の事態が続いた。去年、決算委員会でこのこともやりましたよ。一連の事態が続...全文を見る
○保坂分科員 会計検査院は、国の予算のあらゆるところに目配りをして検査をされるわけですけれども、その会計検査院自身がチェックを受けるチャンスというのはどこにありましょうか。
○保坂分科員 国民の代表としてこの国会の場でこうしたやりとりをするというのが唯一の外部チェックかもしれないですね、まさにそれしかない。  そういう意味でお聞きいただきたいのですが、私、このマニュアルの問題について、古いことですがきょうずっと取り上げたのは、実は、昨年来このマニュ...全文を見る
○保坂分科員 では、終わりますが、院長、そこまで言われるのだったら、先ほど求めた愛知県警のマニュアルについて、院長としてやはりコメントを出すように指示してください。それを求めて、終わります。
04月21日第147回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂委員 犯罪被害者の保護と救済に当たるこの二法案に対して、いろいろ、もっとこうしてほしい、ああしてほしいとありますけれども、基本的には第一歩ということで評価をする立場から、冒頭、法務大臣に、最近起こった事態について一問だけまずお聞きしたいと思います。  先日この委員会で日野...全文を見る
○保坂委員 大臣にもう一度伺いますが、結果的に誤ったことについて、誤認起訴をした検察当局は、やはりこれは誤っていたという反省の意思、あるいはその誤認起訴した男性に対する明快な謝罪ということをするべきではないか、こういうふうにおっしゃったというふうに報道されているのですが、どうです...全文を見る
○保坂委員 大臣、個々具体的な事件について、この事件はああだこうだということを法務大臣が言うべきでない、そういう一種の制限が答弁にあるのは存じ上げておりますが、しかし、まさに一般論として、いろいろ数多い事件の中には全くのミスというのも現実にあるわけです。そのミスを認めるところから...全文を見る
○保坂委員 では刑事局長、現在のところ、結局その裁判の結果を待つということで、起訴も取り下げないということだそうですが、もう一度伺いますけれども、数多い事件を処理していく中でやはりこれはミスであるということも生じるだろうと思います。そういうときに、これは自白偏重の体質が非常に濃い...全文を見る
○保坂委員 一言だけ、もう一度確かめますが、無実の罪で一年以上拘置された男性に対してはお気の毒だったというのがお言葉ということでよろしいですか。お気の毒だったというのは何か当事者じゃないような、やはり、自白にいろいろ証拠を照らしていってそれなりのものがあったというのなら、それは無...全文を見る
○保坂委員 古田局長は立法実務のプロでもあり、また大変多大な経験も積まれていると思うのですけれども、やはり人間の言葉で表現するというのも今日大事だと思うのですね。お気の毒だったと言うと、これはかえって誤解を招きますよ。無実の方を勾留して相済まなかったということがやはり一言あってし...全文を見る
○保坂委員 大変立派な法案で、こういう人権にかかわる法案は、私ども法案提出権のない、悲哀をかみしめている少数野党にも、ぜひ、仲間に入れていただければなおよかったと思います。  法務大臣に率直に伺いますが、民主党のフレーム、基本法でいこう、これは何かいけないところはありますか。民...全文を見る
○保坂委員 刑事局長に伺いますが、先ほどの話とも同質の問題かもしれませんけれども、あの片山隼君の事故、事件があって、検察窓口の扱いの問題あるいは捜査を尽くされたかという問題を振り返られて、東京地検次席検事が異例のコメントを発表されましたね。この捜査については問題があったと。  ...全文を見る
○保坂委員 では、大臣、最初のやりとりにちょっと戻りたいと思うのですけれども、松山の話なんです。  私は、局長も大変すぐれた方だと思って尊敬しているのですね。ただ、どうもやはり日本語の使い方の中で、お気の毒だったというのは、これは離れて見ている方が使う言葉なんですね。どっちかと...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  あと一分ぐらいあると思うので、刑事局長、今大臣は、深くこれを反省し、実際の扱いについてはこれはいろいろやり方があるだろうとおっしゃいました。この言葉をやはり受けとめていただきたいのですが、いかがですか。
○保坂委員 刑事局長、大臣がここで反省という言葉を政治家としてはっきり使われたということをぜひ現場は重く受けとめてください。大臣が反省は言うけれども、現場は言わないというのでは困ります。よろしくお願いします。  終わります。
04月24日第147回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、森総理に、先週、土井党首が党首討論の席で、年金削減が若い世代を直撃していく、若い世代から、政府や国に対する信頼感、これが損なわれているという状況を土井党首の方から指摘があったと思います。今の議論にもあったように、教育改革に力を入...全文を見る
○保坂委員 この点は疑問として私は指摘をしつつ、先ほど菅さんの方からも指し示されたんですが、こちらの本ですね。「あなたに教えられ走り続けます」、これは、総理就任という赤い帯がついて、平積みをされている本ですね。  こちらの本は、総理御自身でお書きになったもので、文章の内容には責...全文を見る
○保坂委員 御自身でお書きになったものをまとめられたものということなんですが、私は、まずぱらぱらと読み出して、何カ所かで目がとまって、もうこんなに附せんがつくほど熟読させていただいたのですね。  ずばり「白紙答案で産経新聞入社」というところを見て、これはちょっと驚いたのですね、...全文を見る
○保坂委員 今の答弁を聞かれて、多くの若い人はあきれていると思いますよ。今、仕事がなくて、就職できなくて、学校は出たけれども就職が決まらないと悩んでいる若い人は多いですよ。それで、今の総理のお話を聞くと、試験を受けたら落ちる。だったら勉強して浪人でもして、もう一回ちゃんと勉強して...全文を見る
○保坂委員 私は、この本はあえて言えば、若い人がこれを読んで、ああ、世の中には裏と表があるんだなと。フェアで、みんな努力して、その日のために試験を受けてだめなら落ちる、これが公平な社会だと思っていたら、総理大臣がこうやって予算委員会で堂々と、コネ入社、そして試験をすると言ったら、...全文を見る
○保坂委員 今、若い人たちあるいは高校生や中学生も、場合によってはこのやりとりを見ているかもしれません。そういうときにやはり、こういうフェアな、きちっとルールを定めたところである試験にいわば裏口がある、ほかの人には使えない手があるということを示すのは、とてもこれは問題だと思います...全文を見る
○保坂委員 現職の総理が、自民党総裁になられるときにも、政策論争が展開されて森総理の主張するところが明らかになって、この間の展開があったわけでもありませんし、そういう意味では私は、こういう内容を出しながら、なお平然としていられるということに非常に不快感を覚えます。それだけ言ってお...全文を見る
○保坂委員 報道によると、デミング国務次官補代理は、サミット後に真剣な議論をしたいというふうに言われているようですけれども、SACO最終報告で合意された基地の整理縮小、これはそもそも沖縄の少女暴行事件に端を発して、沖縄の県民全体が、この基地問題を何とか決着をという声がこの合意に至...全文を見る
○保坂委員 総理、今の点なんですが、いろいろ努力をし、言ってみる。しかし、アメリカの方も態度はかたい。そして、沖縄の名護市長の方も、これは前提として十五年ですよ。これが全部平行線で、何の結論も得られないという場合にはどうされますか。これは本当に、決意も込めてはっきり明言していただ...全文を見る
○保坂委員 次に、公務員倫理法が成立し、人事院に公務員倫理審査会が設置をされた。これは官房長官と人事院総裁に伺いたいのですが、数々の不祥事の教訓が実を結んでこういった制度ができたわけですが、公務員が誇りを持って働き続けることができる環境を整えるのも内閣に課せられた使命かと思います...全文を見る
○保坂委員 総理、公務員倫理法ができて、極めて細かなルールがいろいろできました。さあ、では政治倫理の方はどうなっているんだろう、政治腐敗防止法はどうなっているんだろう。  例えば、この時期、各派閥のパーティーが活発に開催されていますよね。ちょっと過去を振り返れば、こういうパーテ...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の立法の趣旨は、大変必要なことで、私どもの党にも障害者の皆さんから、何とかこういう改善が図れないものかということをいただいていたところです。  そしてまた、私自身も三十冊近く本を出してきておりまして、一冊一冊それぞれの図書館から、...全文を見る
○保坂委員 文部省の方あるいは文化庁にお願いをしたいのは、図書を出版する多くの著者が、そういった障害を持っている方のために点字化する、あるいは朗読して音声化してもらうということについて、いいですよという方がほとんどだと思うのですね。  これはマークがあるらしいですね。作家の方が...全文を見る
○保坂委員 出版社や言論機関に対して政府が余り物を言うことはいろいろ差しさわりがあるという点はあるのですけれども、しかし、こういう問題については、だれもがああそうだなと思うことで、実は私は、恥をさらすのですけれども、社民党にこういう要請が来て、何とか取り組みますと言っていながら、...全文を見る
○保坂委員 成年後見制度のときにこういった議論があったのですけれども、遺言というのは、自筆のというかたい条件があるのですね。ところが、自筆のといっても書けない場合がある。そうすると、手を握る強さとかで、要するに機械が書く、あるいはまばたきで信号を送るとか、さまざまな意思表示方法が...全文を見る
○保坂委員 終わります。  ありがとうございました。
04月26日第147回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  本日は、死刑の問題について法務大臣と議論をしたいと思っていましたが、ちょっと参議院の方があるそうで、それに先立つ質問、答弁者の方はなるべく簡潔にお願いしたいと思います。まず、大臣がいらっしゃる時間のうちに大事なことを幾つかやっておきたいと思...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺いますが、私は、今の時代というのは、全くミスをしない組織というのはあり得ないと思うのですね。これは政党もそうですし、人間集団である以上どこかにミスや間違いは起きてくる。そのときに、その組織が信頼できるかどうかは、その間違いを率直に認めるかどうかということだ...全文を見る
○保坂委員 これもつい最近ですが、有名な事件で、東京電力の女性社員が殺されていたという事件、この容疑者として逮捕されて裁判が行われたネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリさんという方が、御存じのとおり、四月十四日に無罪判決があったわけでございます。  この無罪判決、いろいろと...全文を見る
○保坂委員 そのさなかということを、入管局、もうちょっと答えていただきたいのですが、きのうその審査手続が終わらなかったそうなんですよ。それできょうにまで続いているということなので、普通ならそんなに時間はかからないと思うのですが、この退去強制手続の審査は本日終わるのかどうか。これは...全文を見る
○保坂委員 では、刑事局長にお聞きしますが、この段階になって、なお高裁に再び申し立てをするということを考えておられるかどうか、これは国際的にも大分関心を呼んできていると思うので、その点だけ、明確にお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 大臣、裁判において無罪が出るということはやはり重いわけでありまして、こういった事件の一%ぐらいしか実は無罪判決というのは出ないわけです。それだけに、本当に無罪かどうかというのは検察側が疑うのは当然ですけれども、しかし、判決はそれだけ重いわけでありまして、重ければ無罪判...全文を見る
○保坂委員 恣意的な運用はあり得ないというふうに聞いて安心をしました。やはり、ルールはルールとして確立していくということが大事かと思います。  そこで、大臣に、以前に御紹介したと思いますが、確定死刑囚で再審請求が繰り返された後に無罪になりました免田栄さんという方から、私は二月に...全文を見る
○保坂委員 大臣、時間が迫っていると思うのですが、一問だけ。  今、刑事補償のことを出されました。刑事補償は、長期間死刑の恐怖におびえながら拘置をされていた、国家の過誤によって長時間が奪われたということに対する補償なんです。したがって、過去に対する補償であって、今後発生する、つ...全文を見る
○保坂委員 では、もう答弁は要らないですが、実際には、誤判による長期拘置、死刑確定して再審請求で無罪になった方で、やはりこの年金の問題をどうにかしてほしいという要求をされて、それなりの解決の道を見つけつつあるという例もあるということを申し上げておきたいと思います。つまり、刑事補償...全文を見る
○保坂委員 ここは大臣にもぜひ考えていただきたかったところなのですが、政務次官、死刑確定というのは大変重いわけですよね、いつ自分の命が奪われるか。だから、どうしても罪を晴らしたいということで再審請求を何回もかけるわけですけれども、そういう状態のときに、確定してしまったときに、恐ら...全文を見る
○保坂委員 それで、ちょっと厚生省に伺いますが、厚生省の年金の原則からいえば、社会保険という保険原理は保険料を納めた方に保険がいくのですよ、例外としては免除の申請をした方、こうなっているわけですよね。  しかし、例えば中国残留の帰国者の皆さんとか、さまざまな事情で、要するに一般...全文を見る
○保坂委員 社会保険庁にもう一言お聞きしますが、中国残留の方も、もちろん中国にいるわけですから年金等には入れないわけですね。そこで、こういう方たちは大勢いるわけで、ですから特別の立法措置で救済をしているということだと思います。  ただ、例えばこの免田さんのような、再審請求をして...全文を見る
○保坂委員 現行法で難しくても、恐らく道は開けるのだと私は思うのですけれども、先ほど政務次官からも前向きの答弁をいただいたので、これは本人にとってどうしようもない状況ですから、中国に残留していたということと同じ事情だと思うので、公平な措置を政府にお願いしたいということを申し上げて...全文を見る
○保坂委員 刑事局長、では、その答弁だと、免田栄さんも執行されたかもしれなかったですね、どうでしょう。
○保坂委員 これはちょっと論理的に、また機会を持ってやりたいと思います。  最後に、袴田巌さんというこれまた死刑確定囚の方が東京拘置所の中で、自分が自分であるということもなかなか認識できないくらい、つまりお姉さんが会いに行っても面会をずっと拒否している。姉が来たと言っても、自分...全文を見る
○保坂委員 もう終わりますが、政務次官にぜひお願いをしたいのは、死刑確定囚の中には、我々から見てもずさんな捜査で、やはりこれは誤判ではないか、無実ではないかという方がなおいるんです。そういうことを考え、ぜひ、再審請求の問題もしかり、先ほどの年金問題もしかり、やはり国家の過誤によっ...全文を見る
04月28日第147回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人ですが、まず基本的なことから法務省民事局長に伺います。  労働者は会社分割にどのように関与、権利行使ができるのか。それぞれの場面での具体的な内容と根拠条文を簡単にお示しいただきたいと思います。
○保坂委員 御丁寧にありがとうございます。  先ほどの木島委員とのやりとりを聞いていまして、私に対する法務省の説明でも、そもそも債務履行の見込みがない不採算部門のいわば計画分割のような、そういうことはあり得ないことであるということを再三聞いておりました。  したがって、そうい...全文を見る
○保坂委員 それでは民事局長、簡潔に、この都銀懇話会は間違った御希望を出したということで確認してよろしいですね。御希望は御希望であって、今回は違いますよということですね。つまり、不良債権処理のという……。
○保坂委員 それでは、言いかえれば、銀行が不良債権処理のために会社分割制度を大いに活用して、リスクを回避して、不良債権処理のためにこの制度を使うということはもう想定外、あり得ないことだということで確認してよろしいですか。
○保坂委員 世の中、建前と本音というのがありまして、やはり企業分割の中で、私もきのう相談を受けたケースで、極めて採算のいいバス路線を抱える会社があるそうですね、五十人ぐらいの。これは分社化なんですが、それが、一たん全員やめてもらう、そして相当の退職金などを払う。そして、全部今度新...全文を見る
○保坂委員 こういった人たちの場合、正社員に比べると大変立場が弱いですね。待遇や給料も極めて厳しい状況です。これらの雇用を抱える企業に対して、会社分割を企業が行うときに、十分注意を喚起する必要があるのではないかということですが、その点に関してはいかがですか。
○保坂委員 それでは、派遣労働者というスタイルもあるわけですね。派遣労働者の場合は、直接の契約は別の派遣元の会社というふうになると思うのですが、会社分割によってなお期間が残っている、全体の契約があと半年残っているなどの場合、会社分割を機に、中途だけれども打ち切ってくれないかなどの...全文を見る
○保坂委員 それでは、ちょっと時間も限られていますので、けさの新聞ないし先ほど与野党から修正案というものをいただきまして、いろいろとよく二つのものを読ませていただきました。  そこで、先ほどのやりとりにもあったのですが、民事局長は、商法に労働者と書くことはあり得ても、労働組合は...全文を見る
○保坂委員 所管の法律ではなくても正しいことは言わなければいけないとは思いますけれども、職種、役職で区別されましょうか。管理職も労働者と考えていいですか。これは労働省ですか、どうですか。
○保坂委員 それでは、また民事局長に伺いますが、労働者個人あるいは労働者の複数のグループあるいは労働組合が、労働者との協議ということを根拠にして、会社分割に伴う労働契約の承継等に関して、この規定をもとに事前協議ができるというふうに解釈できるのでしょうか。つまり、ちょっと省略してい...全文を見る
○保坂委員 それでは、同じように法務省として、雇用契約というふうに言った場合に、これは当然自然的に労働契約も含まれるのかどうか。このあたりはいかがでしょうか。
○保坂委員 それで、今回の会社分割に至る道のりはかなり何段階もありまして、幾つもの法律を我々も審議してきたと思います。最近の民事再生法のときには、民事再生手続を理由として労働組合との団交を拒否した場合は、手続自体を却下する理由となるという明快な答弁をいただいたように思います。 ...全文を見る
○保坂委員 では、労働省に伺いますが、民事再生法の審議のときには、団交拒否は不当労働行為であるというふうにお答えになっているのですが、団交拒否は不当労働行為ですか。
○保坂委員 そうであれば、きょう傍聴されている方も多いのですけれども、多くの方が心配されているのは、要は会社分割ということが、これだけ厳しい価格競争、それから長期的な不況、製造業の不振などで、やはり労働現場、雇用環境への大変な影響を生むだろう、ずばり生むだろうと私は思いますよ。生...全文を見る
○保坂委員 私は今、労働省はやはりさすがだというふうに褒めたくなったのですけれども、「ただ」以降がちょっとがっかりしてしまったのですね。「許されないものだ。」というふうにはいきませんか。「ただ」はとれませんか。
○保坂委員 少しうれしい答弁でした。  中小企業の問題について、法務大臣に私の心配を本会議で申し上げました。御存じだと思いますが、我々が毎日通っている国会のテレビがありますね。あれの電気通信工事にかかわった、親子で職人さんをやって、工務店をやっている方、何人かが被害に遭ってしま...全文を見る
○保坂委員 それはそれで、会社分割の場合、そうあってほしいし、それを貫きたいのですが、現実に、我々議員として——相当長い期間続いていますよ、あの工事は。そして、たまたま、これはあるテレビ番組で、何気なく見ていたらその番組があったのですよ。それで、職人さんが出てきて、国会議事堂を見...全文を見る
○保坂委員 それでは民事局長に。  民事再生法のときに、中小企業者の、今まさに再生債権の弁済などに対して、中小企業者の事業の継続と従業員の労働債権の確保に配慮がされるようにちゃんとやろうではないかということがありますね。それから、その前のところにも、諸外国の法令等を勘案するなど...全文を見る
○保坂委員 前通産大臣もお隣にいらっしゃいますけれども、中小企業の保護といえば政府全体としてこれは行ってもらわなければならない。必ずしも法制度の整備だけではないとは思いますが、しかしそれも大事だというところで、法務大臣、いかがですか。これだけ企業再編、そして下請も含めていろいろな...全文を見る
○保坂委員 大臣、とり得るか否か検討してまいりたいというのは、文字にして読み直してみると内容がちょっと薄いかなと思うのですが、いかがですか。  要するに、これだけの企業再編、そして、この会社分割が、即失業者の波を生み出さないまでも、やはり長期的にはかなり大きな影響をもたらすだろ...全文を見る
○保坂委員 済みません。もう時間過ぎていますが、今次官が言われたのは、私も研究しました。そういう、もう全部当てはめてみてもだめだそうです、国会テレビの件は。だめなんです。ですから、もらえていないのですよ。だから、政府としてぜひこれは研究していただきたい。やはり国会でつくったら初め...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。上村参考人にまず伺いたいと思います。  今回の会社分割の特徴は、営業単位である、つまり営業丸ごと行われるということで、心配される混乱、懸念がそれだけ減るんだ、これが法務省の説明でもあります。  そこで、いろいろ考えてみるんですが、例えば大...全文を見る
○保坂委員 合併と分割の違いについてもおっしゃっていたんですが、今後考えられるのは、やはり企業再編の中で一たん合併をして、例えばパンメーカーならパンメーカーが合併をして、その上で分割をしていくというみずほフィナンシャルグループなどの形も容易に考えられるわけで、そうなると、やはりこ...全文を見る
○保坂委員 コーポレートガバナンスというお話も出ていましたけれども、例えば簡易分割という形態がありますが、この簡易分割に対して回数制限は特に課されていませんよね。ですから、五%という範囲で何度もこういった制度を使うということは想定できるでしょうか。上村参考人、お願いします。
○保坂委員 要するに、A社という会社があります。簡易分割で、二十分の一の、五%ですか、その範囲の中であれば取締役会などを通さずにできるという簡易分割の制度がありますね。これは、世の中いろいろな会社があるわけで、それこそ企業が善良であるという前提に立てないので、こういうことを利用し...全文を見る
○保坂委員 ちょっと趣旨が伝わらなかったみたいなんですけれども。  会社分割をリストラなどの推進には使わないんだ、こういう趣旨の答弁がずっと続いているわけです。先ほど木島議員からも、私も、あれ、これはと思ったんですけれども、不良債権処理のためにこの会社分割を大いに活用すべしとい...全文を見る
○保坂委員 もう一つ和田参考人に伺いたいんですが、会社分割によって、子会社というか、幾つかの、今まで一つだった会社を分割して、持ち株会社が事実上その経営を支配するというふうになったときに、個々、例えば五つなら五つの、かつて一つだった労働組合が分割そのものに疑義がある、そして今、協...全文を見る
○保坂委員 では、もう最後になりますが、和田参考人に伺います。  これは懸念が懸念に終わればいいんですけれども、やはり現在も企業再編は進んでいるわけで、これは分割ではなくて、会社を一たん清算して新会社を設立して給料は半分ですよというようなことがもう現実に起きているわけですね。そ...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。終わります。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、松浦参考人に伺いたいと思います。  一連の企業再編に至る法整備、このリストラ推進法の総仕上げとして商法改正があるんではないか、これは御発言の中で、また個々の労働現場でそういう声がしきりと上がっているんですが、リストラ推進法の総仕...全文を見る
○保坂委員 今のお答えに関連して、松浦参考人にさらに伺いたいんですが、今お話もあったように、日本の製造業は、たくさんの系列の下請工場である中小企業などが支えてきた長年の体制があるわけです。それで、今回の会社分割が、この下請中小企業、そしてそこで働く労働者に大きな影響を与えるのでは...全文を見る
○保坂委員 例えば自動車製造の会社で、それぞれが系列を持ってきた。しかし、これでは国際競争力が弱いということで、幾つかの会社が合併をした上でそれぞれの下請を整理していく、そしてまた価格をさらに安くしていく。これまでも大変な経済危機を日本の中小企業は乗り切ってきたわけですね。大変な...全文を見る
○保坂委員 私は、例えば中小企業の労働争議などを幾つか、訴えを聞いたり、またその現場を見たりしていく中で、ここ三十年ぐらいなかったような、かなり荒っぽい手段の計画倒産であるとか、労働組合を結成すると、その結成した全員が解雇されるというような事柄を見てきているのです。今回、商法改正...全文を見る
○保坂委員 それでは、時間が残り少ないですが、鈴木参考人に今の同じ点を伺いたいのです。  つまり、事前の協議ということが私たちも必要だというふうに思っているわけですが、これは、一方で企業が再編のメカニズムを働かせる中で、労働者一人一人の同意を、あるいは労働組合を通して得るという...全文を見る
○保坂委員 以上をもって終わります。ありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、大事な法案審議なので、なるべく簡潔に答弁を願いたいのですが、一件、本法案に先立って、警察庁の林刑事局長に来ていただいていますので。  といいますのは、五月七日の読売新聞を見て、犯歴漏えいの大井署元巡査部長が数百万円の収賄の疑...全文を見る
○保坂委員 これは警察内部に厳重に管理されていなければならない犯歴データが二十件、NTTの顧客データが二十件、計四十件というふうにあるのですね。これは、データとして漏えいをされてしまった被害者は四十人と考えていいのか。それとも、犯歴、NTT、つまり二十人が両方出たということなのか...全文を見る
○保坂委員 この点、大変重大なので、これは不祥事と言わずにやはり犯罪と呼んだ方がいいと思います。この犯罪が明らかになりながら、諭旨免職、つまり金品等の見返りはなかったと警察庁は答弁されてきたと思うのですね。これはこの段階で、事実として、残念ながら誤りであったというふうに確認してよ...全文を見る
○保坂委員 最後に、こういう件についても、これまでは、明らかに誤っていても、誤っていなかったということをいろいろ言われてきた。しかし、今の局長答弁ははっきりと認められたので、これは一歩前進だと思います。  そこで、大事な問題があるのですが、情報漏えい先というのは、興信所、調査会...全文を見る
○保坂委員 ということは、再度答弁を求める必要はないと思いますけれども、今回も、特定された場合には誠意を示して謝罪も行う、こう解してよろしいですか。——では、うなずいておられるので、これで終わります。  それでは、本法案に入っていきたいと思いますが、法務省の民事局長にまたお願い...全文を見る
○保坂委員 ということだそうなんですけれども、そうなると、例えば営業単位での営業を地域ごとというふうに切り取る、かなり大手の製造業の会社などで、例えば北海道ブロックとか九州ブロックとか関東とか、そこで営業の単位というふうに切ることも可能でしょうか。
○保坂委員 営業ということにしていった経過も以前に伺ったわけですけれども、今、地域のことを伺いました。午前中も例を出したのですが、大手パン製造業者というのが仮にあるとします。その場合、例えば営業単位ということになると、直接生産部門と販売流通部門とか、割とだれの目から見てもここで切...全文を見る
○保坂委員 これはなかなかボーダーがくっきりと引きにくいというケースもあろうかと思いますよね。物事は、パンとジュースというふうにはっきり分かれるような形態の会社ばかりではありませんから。  こうすると、例えば営業の単位の解釈について、これが営業単位だという解釈については取締役会...全文を見る
○保坂委員 客観的な基準というのが、今一番最初に聞いた質問で、営業は判例等でもう確定した概念だというふうにおっしゃるのだけれども、個々具体的、現実的に考えてみると、例えば先ほど出した例で、ケーキ工場ならケーキ工場でもいいですけれども、このケーキ工場が、それ自体、もちろん企業が経営...全文を見る
○保坂委員 民事局長にもう一度別の角度から質問しますけれども、取締役会が、営業単位で、例えば五つなら五つに分割をしますよという案を労働者側に提示をしたときに、労働者及び労働組合から、これは営業単位という概念を逸脱しているのではないかという異議が上がった場合、これは立場の違いによっ...全文を見る
○保坂委員 それで、大変恐縮なんですが、予告していないんですけれども、提案者、一問だけよろしいでしょうか。  いわゆる労働者との協議というところなんですが、この協議は、先ほど参考人質疑でもやりましたけれども、協議が調わないというケースがあろう。協議が調わなくて終わった、国会でも...全文を見る
○保坂委員 では、関連してもう一問なんですが、そうすると、法文上は分割はできるんだが、そういうむちゃくちゃをやってしまうと後がないですよというお答えだったと思うんですね。  それでは、例えば労働者との協議という解釈、労働組合がありながら、会社の決める職場単位で労働組合の組織を無...全文を見る
○保坂委員 法務省に今この分野についての見解をもう一度求めたいのですけれども、つまり、労働者との協議で、やはり労働組合というのは商法になじまないというお考えは十分わかったわけなんですが、労働者が協議権を所属する労働組合に委任をしているのに、会社が労働組合と誠実な協議を行わないとい...全文を見る
○保坂委員 これはきのうもちょっと遅くまで法務省とやりとりをしていまして、どうも提案議員がいらっしゃるのに法務省が答弁するのは越権行為じゃないかというふうに遠慮されているので、政府案の段階からこの問題は大問題になっていたから修正の話も出てきたわけで、私どももずっとここに関心を持っ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、どうでしょうか。国際的な競争も企業を激しく直撃している、そして消費の低迷もある。今、日本企業は苦しいわけですよね。そういう中で分割をして何とか生き残りを図りたい。一方で、勤続十年、十五年、二十年とそこに勤めてきた労働者の皆さん、会社というのは、一つの会社に...全文を見る
○保坂委員 労働省はぜひ労働者の声を聞いていただきたいと思うのです。例えば、千人規模の会社の中で、一部の部門で一年、二年にわたって労使紛争が続いている、その部分も分割する、そしてほかの部分も分割する、あるいは紛争がある部分だけ分割するでもいいんですけれども、労使紛争が既にあって、...全文を見る
○保坂委員 これは明快な答弁だったと思います。つまり、労使紛争が起きている、そして紛争が起きている部門だけはさみで切り取って分割ですよといった場合には、団交応諾義務は生じるというのが労働省の見解だったと思います。  では法務省の民事局長、今労働省のそういう見解があったわけですけ...全文を見る
○保坂委員 労働省に伺いますけれども、また別の例もあるのです。人員を移動させる、そして例えば東京、神奈川、千葉、この一都二県にまたがる企業であれば、神奈川の方に労働組合の活動家あるいは会社に強く不満を持っている人たちを全部集めてしまってそこを分割するみたいなことも含めて、いろいろ...全文を見る
○保坂委員 では、労働省に伺いますが、分割以前に労使紛争が起きていた場合の例を先ほど挙げましたけれども、まさに企業分割をもって労使紛争が勃発してしまう場合もあります。こういう場合には、労使紛争が企業分割の方針そのものをめぐって始まっている、そして団交等を求めても、これは経営の専権...全文を見る
○保坂委員 ちょっと何か最後はよくわからないんですが、つまり、組合つぶしを目的とした企業分割でも、一応これは商法上の問題なのでどうぞやってください、あとは労働委員会がありますからそちらの制度で担保できます、これが労働省の見解ですか。
○保坂委員 では、民事局長に伺います。  これは不良債権処理のために、都銀懇話会の話を前回私も出しましたけれども、要するに、会社を清算していくため、企業の一定部分をいわば整理してなくしていくための清算型分割、そういうふうに呼ぶとすれば清算型分割というものを特に禁止はしていないわ...全文を見る
○保坂委員 簡易分割について伺いたいんですが、この簡易分割は恐らく会社分割同様あらゆる会社で可能というふうに思いますけれども、簡易分割を繰り返していくことで、これは考えにくいというふうにおっしゃるかもしれないんですが、債権者から何ら規制を受けずに会社分割と同等の効果を生み出すとい...全文を見る
○保坂委員 ちょっと済みません、一問だけ。  では確認ですが、要するに、簡易分割を何回もしていくような会社はあり得ないんだと。でも、あり得ないんだとしたら、そこはきちっと規制をしておいてもよかったんじゃないか。簡易分割であっても分割そのものと同じ厳密な手続があるとおっしゃいまし...全文を見る
○保坂委員 終わります。
05月10日第147回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私たちはまだまだ審議が足りないというふうに思っていますが、最後の質問者というふうになりましたので、ここは法務大臣に率直な、総括的な問いを幾つか問いたいというふうに思います。大臣、よくお聞きいただきたいと思います。簡単な問いかけです。 ...全文を見る
○保坂委員 そういう配慮はありがたいんですが、リストラ支援の総仕上げという見方について、それは間違いだ、こういうふうにお考えですか。それとも、そういう面もあるが努力する、こういうことですか。
○保坂委員 それでは、三月三十一日の日本経済新聞で、「失業率 最悪の四・九%」、これから一カ月以上たっていますからそれ以上数字は上昇しているわけですけれども、ここで牧野労働大臣が、この原因について、「企業のリストラと中小企業の倒産の増加」と語って、「企業が国際競争力をつけて利潤を...全文を見る
○保坂委員 大臣、これはそういうことはできないですよ。これは労働委員会で同時に進行しているのは御承知のとおり。そして、今回の商法改正が雇用に重大な影響をもたらすだろうと我々は懸念しているし、労働組合からのそういう声もある、働く人からの声もあるんです。  大臣はリストラ支援策の総...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、労働大臣が公の場で、記者会見で言っていることなんですね。「企業が国際競争力をつけて利潤を確保するには、非自発的離職者」、つまりリストラです、「の増加も、ある程度やむをえない面もある」。  これに対して同じ見解ですか、違うんですか。これはやはりはっきり言って...全文を見る
○保坂委員 それでは、非自発的離職者の増加、問題はここですよ、最後、「やむをえない」、やむを得ないのかどうかですよ。我々は、やむを得ないと言ってもらっては困る。そこのところ、どうですか。
○保坂委員 これは閣内できちっと見解をまとめて、政府見解を示してください。こういう重大問題、これはだれから見ても、経営をしている側から見ても、かなり日本社会の会社の骨格が変わっていく法案ですよ。労働省は商法改正をいわば母体としながら承継法を作成しているわけですから、こういう問題に...全文を見る
○保坂委員 では、労働省審議官、来ていますよね。やむを得ないのですか。一言。
○保坂委員 では、大臣、若い人の失業率の増加、特に新卒で就職できない、こういう方たちが大変ふえている。どういうふうに把握されていますか、現状を。
○保坂委員 失業率の上昇と失業者の増加と、いわゆる犯罪、社会不安、強いて言えば社会が安全で安心して人々が暮らせるということが脅かされるという面とは、どうしても私は相関関係があると思うのですね。  法務省としても、省庁再編の中で名前が変わらない法務省ですけれども、大いに自己改革し...全文を見る
○保坂委員 提案者にちょっと次に伺っていきたいのですが、きのう聞いた点と同じなんですけれども、結局は労働者との協議ということで、我々は、本当に一歩前進、しかし労働組合だとなおよかったなとは思っていますが、ここのところで先ほどの木島委員とのやりとりを聞いていて、協議というのは合意を...全文を見る
○保坂委員 また、自民党の立場から労働者の保護にかなり幅広く目配りをいただいたということで、私は、与謝野議員の質問に、これは私の質問の予定の過半数をされているなということで改めて感心をしたのです。しかし、今の協議のところですが、労働者との協議ということまで盛り込むという、社会的な...全文を見る
○保坂委員 では、時間がないので簡潔にもう一問いただきたいと思うのですが、今回の商法改正という大法案、これの審議のされ方というのが、労働省マターである、あるいは労働法制の分野であるといって労働委員会で承継法をやっている。しかし、こちらの方は本案で商法改正。しかし、商法改正の附則の...全文を見る
○保坂委員 残り少ないので、労働省に伺います。  これまでの修正の議論の中で、まだまだ手当てがされていない分野として私どもずっと指摘を続けてきたのは、中小下請で働く皆さんが親会社の分割によって雇用の影響を受けた場合に、例えば団体交渉権等を有することができるのかどうか、この辺は非...全文を見る
○保坂委員 最後に法務大臣に伺います。  この法務委員会の席上で、私、たびたび中小下請の問題を出しました。例の国会テレビの問題も出しましたよね。それから、倒産法制などでここは空白だということに対して、山本政務次官からも極めて積極的、前向きな答弁もいただいて、期待するところ大なん...全文を見る
○保坂委員 残念ながら時間になりました。本当にもう少し修正が徹底すればという気持ちを残しつつ、この法案にはなかなか賛成できないということで、終わります。
○保坂委員 社会民主党を代表して、政府提出の商法等の一部を改正する法律案及び関係法律の整備に関する法律案及び五会派提出の修正案、いずれも反対の立場から討論を行います。  東西冷戦の崩壊後急速に進んだいわゆるグローバリゼーションの波に、世界じゅうの労働者が激しく揺さぶられています...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 本会議 第32号
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○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、少年法等の一部を改正する法律案について質問を行います。  少年事件、中でも直近に起きた十七歳の少年による二つの凶悪な事件、愛知県の女性殺人事件とバスジャック事件は、社会に深い衝撃と恐怖を与えました。事件によってとうとい生命を奪...全文を見る
○保坂展人君(続) 検察官の関与、抗告権の付与の問題、観護措置期間の延長、裁定合議制の導入、弁護人、付添人関与の不十分などの問題を抱えており、この少年法改正案には賛成できない、反対であるという立場を表明して、私の質問を終わります。(拍手)     〔内閣総理大臣森喜朗君登壇〕
05月12日第147回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、各党から一巡、それぞれの党の立場、議員としての見方を出していくという質疑ということで、少し根本的な議論をしていきたいと思います。  少年法は十九世紀後半のアメリカで生まれた、こう言われています。アメリカの法理学者ロスコー・パ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、マグナカルタにある罪刑法定主義の原則とは異なって、少年に対しては刑罰のみではなく、保護、教育という趣旨を取り入れていこうということ、これは、一八九九年にアメリカのイリノイ州シカゴにおいて初めて少年裁判所が設置をされ、一九二〇年代には全米に広がったというふう...全文を見る
○保坂委員 法務大臣か政務次官に伺いますが、アメリカで犯罪を犯して施設入所している少年というのは大体どのぐらいいるのか、おわかりでしょうか。——では、お調べいただいている間にちょっと次の質問を先にします。  きのうの本会議で私は、アメリカの今触れた六〇年代から七〇年代にかけての...全文を見る
○保坂委員 今刑事局長が、アメリカにおいてはもうずっと伝統的に二つの見方が両立してきたというか、双方が主張し合ってきたということをおっしゃいました。  アメリカでは今、要するに厳罰化によって、先ほどちょっと聞きましたけれども、一応私が調べたアメリカ司法省の統計だと、約十万人を超...全文を見る
○保坂委員 ぜひそれをお願いしたいと思います。そして、もちろんアメリカだけではなくて、例えばドイツにおいてどうなのか、少し体系の違う国で少年に対する処遇がどうなっているのか、これもぜひ見ていただいた上で、日本の現状を検証していただきたいと思います。  それで、日本の現状なんです...全文を見る
○保坂委員 少年が起こした重大事件、あるいは重大というふうに言えないまでも深刻な事件を犯した少年たちが、本当に反省をして、これは悪かったんだというふうに自覚をして施設を出ることができるのかどうかというのがこの問題のポイントだと思うのですね。残念ながら、これは諸外国と比べてどうなの...全文を見る
○保坂委員 残り少ないので大臣に伺っていきます。  きのうの本会議、そして本日の委員会でも各党からさまざまな意見が出ています。今政府の立場としては、少年法の理念はいささかもこれをゆるがせにしないというふうに答弁で聞いております。しかし、与党の中からも、年齢の引き下げぐらいはもう...全文を見る
○保坂委員 きのうの本会議でも聞きましたけれども、確かに重大な衝撃を生んだ十七歳の二人の少年による事件がありますよね。ただ、その十七歳の少年による事件は、家庭裁判所の審判を経て刑事処分相当というふうになった場合に、検察官に逆送されることになり、成人同様の刑訴法による取り扱いを受け...全文を見る
○保坂委員 ですから、凶悪事件を起こした少年が例えば十二歳とか十三歳とかという年齢で、この年齢の問題はまさに焦点だということで、この法案にもそのことがあるということではないわけで、その十七歳の少年についての今お話ししたような扱いがあるわけですから。  この法案審議をあの事件があ...全文を見る
○保坂委員 きのう、ちょっと本会議でこれを紹介したら、私の発言かと思って与党の方からやじが沸いたんですけれども、日本政府は九六年、子どもの権利委員会でこういうふうに主張しているんですね。「刑罰や非難を加えるよりも、保護、教育を行うことが健全育成に役に立つ、検察官が責任追及をすると...全文を見る
○保坂委員 では、大臣、いかがでしょう。次に国連で同じような報告をされるのか、あるいはそうでないのかだけ伺って、終わりたいと思います。
○保坂委員 このことは言わないというふうに受けとめてよろしいですか、そのときにふさわしいということで。私が聞いたのは、この見解を次の国連の場でおっしゃいますかということだったんです。それだけで終わります。
○保坂委員 終わります。
05月16日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第1号
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○保坂小委員 社会民主党の保坂展人です。  私は多分、ここにいらっしゃる委員の皆さんの中で、十代の子供たちと話したことが一番多い。つまり、二十年にわたって、十代の読んでいる雑誌で文章を書いてきた。二十五冊書いた本の中の約九割は少年少女だった。こういう体験から、ちょっと私の角度で...全文を見る
○保坂小委員 今の少年による凶悪事件の中でも、被害者の側から見ると納得できないということは確かにあると思うんですね。一例が、茨城県で起きた岡崎君の事件だと思います。  彼は、サッカーの選手で健康そのものだった。学校の後呼び出されて、何人かに追い回されたという、そう近所の方が言っ...全文を見る
○保坂小委員 例えば年齢、戦前は十八歳で今は二十歳だ、この議論があります。やはりこれは権利義務の関係で、選挙権、つまり正当に社会に参加する権利と同一にそろえるべきだということも議論していかなきゃいけないんだと思います。  以上です。
05月18日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第2号
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○保坂小委員 私は、前回からアメリカの例を考えてみるべきじゃないかという発言をしています。与謝野委員からは銃器が介在するから参考にならないという話もありましたけれども、日本の少年法自身がアメリカのイリノイ州の少年裁判所に源を持つ以上、これは検証する必要がある。  とりわけ、私の...全文を見る
○保坂小委員 今せっかくいい点を聞いていただいたので、今、少年刑務所、ほかの施設も含めて、設置基準というのが多分長いこと余り変わっていないんじゃないかというふうに思いますので、その点も加えてお答えいただければと思います。
○保坂小委員 事実認定の問題については各党とも一致しているみたいだというようなお話が西村委員からあったのですが、僕は、そこのところ、誤解を受けるといけないので、ちょっと意見を言っておきたいと思うんです。  前回、岡崎哲君という少年の問題、警察官の子供である、お兄さんも警察官であ...全文を見る
○保坂小委員 キャリアシステムの中で、裁判官が、どうも本当にきっちりプライドを持って、事実認定力を持って仕事をするというような資質に欠けている方も一部いらっしゃるということが今日の事態をもたらしているんじゃないかなと思います。
○保坂小委員 青少年の暴力観と非行に関する研究調査というのが総務庁の青少年対策本部から出ているんですね。これはなかなか時宜にかなった、おもしろいというか大変分厚いものなのですが、総論の要旨を見ると、今回の事態も考えるヒントが多々書いてありまして、要するに、非行少年よりも、非行少年...全文を見る
05月22日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○保坂委員 森総理にお尋ねします。  天皇を中心とした神の国発言、私たち野党の中からも、そして、与党の中からも驚きの声が上がった。国民が承知していない証拠だと、驚きの声はもういろいろな方から上がっています。これは森総理、国民の方が間違っている、理解不足だというふうにお考えになり...全文を見る
○保坂委員 では、端的にお聞きします。日本は神の国ですか。
○保坂委員 端的な質問には全くお答えがないのですね。その発言全体を読まれれば理解が得られるはずだと。私は何回も読んでみました。  教育の場で、やはり宗教は心にある文化だから大事にしようと呼びかけられているのですね。総理が列挙されている神様、仏様、アマテラスオオミカミ、神武天皇、...全文を見る
○保坂委員 総理の発言が、私たちもこれはほとんど、これはやはり総理としての資質に欠くと思いますよ。どうしてこれだけの大きな反響が出てきているのか。今の答弁を聞いていても、日本は神の国というこの思想、神の国日本という思想の中で、かつて戦争のイデオロギーになった、国のために命を捨てる...全文を見る
○保坂委員 もう一度伺います。侵略戦争でしたか。
○保坂委員 今、侵略戦争と明確に言われましたが、先日の予算委員会で、この問題は歴史の中でみんなで判断していくと答弁されています。  では、この答弁は一応撤回されて、侵略戦争であるとはっきりここで言い直された、こういうふうに受けとめてよろしいですか。
○保坂委員 いろいろな歴史の見方はありますけれども、政府として、今総理もお答えになったように、村山総理談話ではっきりと、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多...全文を見る
○保坂委員 随分前のことなんで、森議員が三十五歳のまだ青年議員だったころ、青嵐会が結成されましたよね。このときに、いわゆる血判状ですか、かみそりを指に当てて、血判状で、自主憲法制定を掲げる活動に入られる。  この活動に加わった理由と、そしてその活動を現在から眺め、振り返ったとき...全文を見る
○保坂委員 今の青嵐会の、森総理が三十五歳のときの気持ちと現在は、そう乖離がないように私ども受けとめるのですね。  先般の発言についても、先ほど失言ではないとおっしゃいました。私もそう思うんですよ。今回の発言は、長年にわたって、三十年間ですかの議員生活、森総理自身、森議員自身の...全文を見る
○保坂委員 終わりますが、神道政治連盟の国会議員懇談会の顧問、これはおやめになったのですか。これだけ聞いて終わります。
○保坂委員 終わります。
○保坂委員 私、社会民主党の保坂展人です。与えられた時間が本当にわずかですから、一問だけ、四人の閣僚の皆さんにお聞きをしたいと思います。  神道政治連盟国会議員懇談会、この議員連盟の顧問を、先ほどの質疑で森総理はこの顧問をやめたということをおっしゃいました。森内閣の閣僚のうち、...全文を見る
○保坂委員 臼井法務大臣、中曽根文部大臣、玉沢農水大臣、そして保利自治大臣とお願いします。
○保坂委員 それでは、代表して中曽根文部大臣に伺いますが、これは信教の自由にかかわる問題、しかも学校の中で、教育の場で、宗教教育ではないとおっしゃっていますが、誤解を招くといけないので森総理は顧問をやめるというふうに今ここで言ったのですね。森総理が顧問をやめるということと閣僚とし...全文を見る
○保坂委員 恐らく四人の方で打ち合わせされたと思いますけれども、総理が顧問をやめると、最初はやめないと言っていたのですね、やめるとまで言われた。しかし、今四人の方は、やめる意思はないと。これは、内閣の中できっちり統一してもらわなければ困りますよ。誤解を招くから顧問をやめるというふ...全文を見る
07月28日第149回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号
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○保坂委員 社会民主党・市民連合の保坂展人です。  過日、百八十九名の野党議員連名で要求した国会がいよいよ始まりますが、その会期がわずかに十三日ということでは、到底うなずけるものではありません。この臨時国会の会期は極めて短い。  第一に、中尾元建設大臣逮捕を契機とする、許永中...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  保岡法務大臣、上田法務政務次官、御就任おめでとうございます。保岡大臣は私の先輩に当たりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思いを込めて、きょうは命の問題に絞って御意見を伺っていきたいと思います。  まず死刑制度の問題、法務委員会でたび...全文を見る
○保坂委員 それでは、法務大臣と政務次官に端的に伺います。  今お聞きになったように、無期ということで、二十一年ということで仮出獄される。被害者あるいは国民の処罰感情というのがあります。オウムの関連事件でも、無期の判決そして死刑の判決とあるわけですけれども、やはり死刑と無期の落...全文を見る
○保坂委員 昨年、法務委員会でヨーロッパ、特にドイツとフランスでこの死刑の話をいたしましたが、ヨーロッパの法務委員会の皆様と交流をした際に、死刑の執行は日本はしていないんですね、制度はあってもしていないんですねと問われて、いや、そうではないんだという議論をいたしました。フランスで...全文を見る
○保坂委員 もしこれが検査を合格するのだとしたら、やはり安全の基準である道路運送車両の保安基準に問題があるのではないか。つまり、これは、三輪車に乗っている子供がいたり、背中の曲がった老人が、本当に小さく、つえをついて歩いていたりというのは全く見えないわけですね。車庫がある以上生活...全文を見る
○保坂委員 命というのは、一般的な命というのはなくて、常に個別具体的、この藤原裕喜子さんは三十二歳で亡くなられてしまったわけですけれども、改めて交通事故の起こり方、そしてその後の捜査のあり方などに触れてお話を聞いていきたいと思うんです。  時間がありませんで、短くて恐縮なんです...全文を見る
○保坂委員 どうもありがとうございました。  けさほど連絡がありまして、この委員会のやりとりを傍聴席で御両親が見守っておられますので、彼女の冥福を私の方も祈りたいと思います。  時間がだんだんなくなってきているので、端的に、警察の方、その後にどういう処置がされたのかということ...全文を見る
○保坂委員 消防庁に伺いたいのですが、医師が死亡を判定したときに救急車が搬送するというようなことはよくあることなんでしょうか。そしてまた、この場合は、警察署に救急隊が到着をしてすぐ帰られたのでしょうか。その辺の事実、わかっていたらお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 それでは、警察庁の方にまた伺いますが、九時に藤原さんの御家庭に連絡をとって、御両親は九時三十五分ごろに玉川署に到着をされ、そして、被害者相談係の警部補が応対をされた。ここからが問題なんですけれども、やはりすぐに対面をしたいというお気持ちが御両親はあったようですけれども...全文を見る
○保坂委員 けさも確かめたんですが、御記憶があって、警察署を出る直前に対面をされたそうですね。十分か十五分対面をして、そして警察署を出るときに車で帰られた、そのときに午前一時を回っていた、こういうふうに三人の方が証言をされているのですね。  本当にその十一時半が正確だったのか、...全文を見る
○保坂委員 そういう報告を受けられているのなら、その報告は間違っていますね。  一つ確認をしたのですが、お姉さんが玉川署に着いたのは九時二十分から三十分の間なんです。御両親が玉川署に行ったら、もう既にお姉さんはおられた。そこのところが違っている。どうしてそういうふうな違いが、い...全文を見る
○保坂委員 それでは、さらに伺いますが、娘さんが亡くなった、突然の事故ですよね。そして、対面をしたいというのは当然です。そして対面をした後、どういうふうな経過だったんだろうか、警察の方に運ばれた病院と消防署の所在を教えてくれという求めがあったのですが、何か教えてもらえなかったそう...全文を見る
○保坂委員 そうすると、長い時間、ヘルメットと免許証を見せてそれで本人確認するよりは、やはり対面をなるべく早く実現するのが筋だと思います。そういうところはやはり今後のことでもあります。しかも、亡くなった藤原さんは、御両親が帰られた後も警察署内にそのまま置かれていたんですね。そして...全文を見る
○保坂委員 この件については本当に細かくいろいろ確かめたいことがあるんですが、時間がもう制約されていますので、次に、先ほど来他の委員からも出ていましたけれども、いわゆる通信傍受法、盗聴法が施行されるわけです。  きょうは林局長にどうしても来ていただいてお答えいただきたかったのは...全文を見る
○保坂委員 この問題でもう足かけ四年にわたって議論してきた刑事局長、法務省の古田さんに改めて伺いたいんですけれども、やはりこの問題がポイントだったんですね。  去年の、あれだけこの国会を揺るがせた、通信傍受法をめぐった与野党の論戦あるいは不正常な事態。これは何かといえば、警察が...全文を見る
○保坂委員 大変御丁寧に答弁していただいたのでもう持ち時間がなくなってしまったんですが、大臣に、犯罪被害者、交通事故も含めて被害者の立場を本当に守り切る、そのために不断の努力を今後も続けていただきたいという決意だけ伺って、おしまいにします。
○保坂委員 ありがとうございました。終わります。
09月28日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○保坂委員 小田さん、きょうはありがとうございました。社民党の保坂展人です。  私は、戦争が終わって十年、一九五五年に生まれて、六〇年代、小学校に入り、小学校の高学年ぐらいからベトナム戦争が激しくなってきて、ちょうど三十年前に、「ベトナムに平和を!市民連合」ベ平連の小田さんたち...全文を見る
○保坂委員 先ほども質問が出ていたのですが、この良心的軍事拒否国家、こういう理想をただ掲げるだけではだめで、小田さんが挙げられているように、難民救援だとか、あるいは平和外交だとか、あるいはさまざまな若者たちの国境を越えた対外救援だとか、そういうもう一方の若い人たち、特に子供のうち...全文を見る
○保坂委員 小田さんは、今の日本国憲法は実現されていないんだ、まずこれを実現していこう、そういう立場でお話をされたと思うのですけれども、基本的人権にかかわる部分で、いわば日本国憲法というのは権利ばかりが盛り込まれ過ぎていて、つまり国民としての義務なり、あるいは今の憲法でも公共の福...全文を見る
○保坂委員 私は、小田さんのお話を聞いていてはっとしたのは、今この時期だ、チャンスなんだ、世界じゅうでこういうことが提唱できる時代になったではないか。日本にはその力があるんだ。つまり、かつての日本にはできなかったかもしれないけれども、今そのチャンスなんだというお話がとても印象に残...全文を見る
○保坂委員 二十世紀最後の国会でこういうお話が聞けた、そしてそういう話をぜひ生かしていく場にしていきたいと思います。ありがとうございました。
10月20日第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第8号
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○保坂委員 私は、社民党を代表して、ただいま提出された動議に反対いたします。  以下、その理由を述べさせていただきます。  第百四十七回通常国会冒頭において、衆議院比例区の定数削減をめぐって与党の数の暴力、これは記憶に新しいところであります。当時の与党は、政治改革を衆議院の比...全文を見る
10月24日第150回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  少年法に関して提案者の議員にお聞きする前に、幾つか大臣に本当に基礎的なことについて伺いたいと思います。  最近の少年犯罪が、過去の例に照らして残虐あるいは特異なケースが極めてふえているかどうか、この点について、大臣、いかがでしょうか。...全文を見る
○保坂委員 これはいろいろ調べてみたのですが、いわゆる少年による凶悪事件、確かに現在次々と我々の印象に残る事件が多発しているように思われます。その根拠として、テレビなどのメディアが極めて発達をしているという現状があると思うのですね。  例えば、過去、昭和四十四年、一九六九年です...全文を見る
○保坂委員 では、法務省の刑事局長に伺いたいと思いますけれども、今保岡大臣から、低年齢化してきているのだというようなお話がございました。少年事件、特に重大凶悪事件の少年犯罪のピークというのはいつころなのか、現在はそのピークに比べてどうなのか、その基本的な認識について伺いたいと思い...全文を見る
○保坂委員 では、ちょっと時間も限りがあるので、刑事局長に端的にお答えをいただきたいのです。  九月七日の日経新聞に、九五年以降ややふえる傾向にあった少年の刑法犯の検挙人員のことについて、九七年から九八年にかけて二一・九%から二一・四%に減っている。二〇〇〇年八月にまとめられた...全文を見る
○保坂委員 少年法をめぐる議論がここ数年非常に大きくなってきた。その中で、凶悪化あるいは少年犯罪が大変爆発的にふえているんだという御意見もありました。さらに指摘をしておきますと、年少少年の検挙率も、やはりつい最近までのデータを見ると減少傾向があるのじゃないか、むしろ十七歳以上の少...全文を見る
○保坂委員 そういう自覚を持つことを、例えば日本国憲法及び教育基本法というのは阻害しているのでしょうか。
○保坂委員 先日の大臣の答弁で、これは自民党の河村議員とのやりとりの中で、少年法だけでこの問題などを解決することは難しいのだ、こう言われた後で、「社会全体の気質、あるいは免疫力、蘇生力、こういった全体の社会のありようというものを、やはり憲法改正を含め、あるいは教育基本法の見直しを...全文を見る
○保坂委員 先ほど大臣は、規範意識をきちっと持つこと、これは教育基本法や憲法のありようが阻害しているわけじゃないんだというふうにはっきり答弁なさいました。しかし、今おっしゃるのは、そういう社会的な規範意識をつくるのは、やはり憲法や教育基本法も含めて変えていかなければならないんだ、...全文を見る
○保坂委員 我々は、少年法、これは少年院も含め、さまざまな現場で苦労をされている職員の皆さん、犯罪の捜査に当たっている警察官を含め、あるいはその犯罪の被害に遭い、この情報公開を訴えている皆さん、さまざまな方の声を聞きながら、きっちりこれは審議していきたいと思うのです。  ところ...全文を見る
○保坂委員 それでは、保岡大臣は、具体的な条文は挙げないまでも、憲法や教育基本法の中に、規範意識を欠如させる部分あるいはそういった要素があるという認識なんですか。
○保坂委員 ここで、上田政務次官に伺いたいと思うのです、連立の中で大変御苦労されていると思うのですけれども。  公明党は、やはり人権の党というふうに、また、憲法に対しても教育基本法に対してもこの基本的な精神はきちっと守っていくべきだ、こういうふうに主張されていると私は思っている...全文を見る
○保坂委員 私もなかなか理解に苦しむので質問をしたのですね。  大臣はこのときに、少年法だけでは事は解決しないんですよ、問題は規範意識だ、その中には教育基本法もある、憲法もあるではないかと。社会的な規範意識と個人の、国民一人一人の基本的な人権の関係を言われているわけですよ。そう...全文を見る
○保坂委員 連立政治ですから、それぞれの党があるいは政治家がかなり違う角度で物を考えていたり、基本認識においてもずれがある場合もあるわけですよね。  ですから、私は、教育基本法、憲法についても、特に基本的な人権の部分について公明党はしっかりそれを守っていかれるんだというふうに見...全文を見る
○保坂委員 法務委員会でも警察の問題は何回もやりましたから、ここで警察の問題をいっぱい例を挙げてやるつもりはありません。ただ、この間ずっと、捜査は本当に公平だったのか、それから、本来国民の側に立つべき警察が本当にその職責を全うしているのかどうか。していない例もあったわけですね。今...全文を見る
○保坂委員 最高裁に伺いたいのですが、審判経過について全くわからない、この件について、裁判長の職権で被害者に対して経過を説明するということはできないのか、努力できる範囲はあるのか、この点についていかがでしょうか。
○保坂委員 最高裁に続けて伺いますけれども、具体的に、今回の議員立法が成立をすると、少年犯罪被害者の遺族の方たち、当事者の方たちの知る権利は相当程度満たされる、こういうふうになりますか。
○保坂委員 これは矯正局に伺いたいのですけれども、九月に行われた少年院長会議において、更生状況の報告などを提言されたというふうに伝えられていますが、具体的にどのように実行に移されるのか、この点について伺いたいと思います。
○保坂委員 提案者に、この点について締めくくり的にお聞きしたいのです。  今回、被害者の権利とまでは盛り込まれていない、それぞれの裁判所の裁量に任されていたりするわけだと思います。その際に、確かに、罪を犯して今矯正中である加害者の少年と、その加害者によって被害を受けた当事者が出...全文を見る
○保坂委員 それでは、提案者に端的に伺いますけれども、今回の議員立法で少年院収容受刑者という概念というか法文上の表記が登場したと思うのですが、これはどういう存在なんでしょうか。
○保坂委員 私も府中の医療少年院そしてもう一つ女子少年院へ行って、いろいろ見せていただきました。  率直に言って、少年院の現場は大変頑張っているなと思いました。大変難しい子供たち、特に医療少年院なんかは、これはもう本当にマニュアルのようなものはないわけですね。どんどん先端的事例...全文を見る
○保坂委員 この問題はまた触れますけれども、矯正局長が来ておられるので。  日本の少年院がこの長い半世紀以上の間果たしてきた役割は大変大きなものがあるだろうと私は思っているのですね。再犯率の問題をとってみても、いわゆる凶悪犯罪のピークの時期と比べると大分下がっているというふうに...全文を見る
○保坂委員 ちょっと小さな声だったのですが、頑張っているというふうにお聞きしました。  その頑張っている少年院で、今提案議員にお聞きした、新しい少年院収容受刑者が生まれるわけですね。例えば、この存在の人が少年院を離れていなくなってしまった場合には、これは提案議員、間違っていなけ...全文を見る
○保坂委員 十分対応するようにしたいとこういう場では言わざるを得ないと思うのです。  では、この点について提案議員にもう一度伺いますけれども、やはりこれは死刑の問題ともちょっと通底している部分がありまして、一般的に刑務所を、犯罪を犯した方が更生をしてよく改めて、そしてまた社会性...全文を見る
○保坂委員 今回の少年法の議論、公明党の中でも相当の議論があったと伝え聞いております。例えば子どもの権利条約ということとあわせて見ながら、少年刑務所の中で成人と同様の刑務を行うというようなことになった場合に、これはどういうことになるのか、子どもの権利条約の精神に反することにならな...全文を見る
○保坂委員 公明党の中の議論の中で、かなり激しく、御自身検察官であった参議院議員の方から、検察官抗告というのはよくないのだ、厳格な証明を必要としない少年審判で、検察側抗告理由である重大な事実の誤認を想定し、職業意識を持って審判に臨めば、和やかな審判など実現するはずもなく、勢い緊張...全文を見る
○保坂委員 確かに、これは大変大事な議論をされていたんだと思うんですね。ですから、この辺の議論というのは本当に根底的な問題だと思います。  もう一点、こんな御意見、なるほどなと思うのですが、いわゆる原則逆送の部分で、これを採用すると、いわゆる犯罪少年は成人以上の不利益な手続を強...全文を見る
○保坂委員 公明党の中の、あえて党内の議論に触れさせていただいたのは、これはもう与党野党多分またいで、憲法観の問題、あるいは子どもの権利条約をどう見るかとか、さまざまな大事な基本認識がクロスしている部分もあろうかと思います。その点で、やはり与党内でされた議論あるいは党内でされた議...全文を見る
10月25日第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第10号
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○保坂委員 社会民主党を代表して、保坂展人、私が、ただいま提出された動議に反対意見を述べます。  日本の社会は大変成熟をして、そしてまた勤勉で、かつ教育程度が高くて、世界でまれな経済成長を遂げ、景気が低迷しているとはいえ極めて世界の中で大きな役割を果たしているのは、議員の皆さん...全文を見る
10月27日第150回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。きょうはありがとうございます。  塚本参考人に伺いますけれども、先ほど木島委員からのお話にもあったように、バスの中でやはり傷つけられた方のお話を私も聞きました。お母様がかなり早い段階から、教壇にあられて、またそこを去った後も、少年たち、子供たち...全文を見る
○保坂委員 塚本さんにもう一問だけ聞きたいんですが、この法務委員会でも、片山隼君の交通事故の当事者の遺族に対する情報公開の問題などを議論していく中で、犯罪被害者の方に対する情報の開示等々が議論され、そして、解散前の国会が開かれているときに、まさに当事者になられた事件が起きたわけで...全文を見る
○保坂委員 次に、葛野参考人に伺いたいと思いますが、解散前の国会で、小委員会で先生の書かれた論文等を読ませていただいて、アメリカ社会で起きたことと日本、これはやはり銃の問題とか薬物の問題、確かに環境は違うだろうと思います。そこで随分議論をしたんです。なかなかかみ合わなかったなとい...全文を見る
○保坂委員 それでは、守屋参考人に伺いますが、四十年にわたって、少年たち、しかもいろいろ事件を起こしたり、あるいは重大な事件を起こした少年たちを見てこられて、端的に言って、今少年法の問題で言われていることは、凶悪化をしているではないか、それから低年齢化をしているだろう、そして、同...全文を見る
○保坂委員 時間が限られていますので、守屋参考人に二つだけまとめて聞いて、終わりにします。  今大変大事なことをおっしゃったと思うのですが、原因がはっきり特定できない、貧困型であるとかあるいは怨恨だとか、そういうものではない、何かわからない理由で、まさにその理由を探ることすら困...全文を見る
○保坂委員 時間が来たので……。ありがとうございました。
○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  岡崎参考人には、大変つらい思いを、また同時に、どのように聞いても納得がいかない、私もこの経過のお話を聞きまして、大変に憤慨をせざるを得なかった。  同時に、この法務委員会でも、多分参議院でもやられていると思うのですが、たびたび、哲君の...全文を見る
○保坂委員 この件で、茨城県警は、当初の扱いが余りにもひどいということで、異例の謝罪をしているというふうに聞いております。私もそれを新聞記事で読み、そして、先ほども触れたようにこの法務委員会でも、犯罪の被害者の立場に立って、捜査の成り行き、現在こうだという説明を警察もきちっとする...全文を見る
○保坂委員 続いて、寺尾参考人に伺いたいのです。  今の岡崎さんのケースなんですけれども、大変に重い事実が二転三転していく。そして、家裁において出された決定の最後の過程ではストレス心筋症、心臓がもともと弱くて、興奮して亡くなってしまったんだというような、我々、こういう被害者の方...全文を見る
○保坂委員 時間が限られていますので、もう一点だけ寺尾参考人に伺いたいのですが、これまで家裁の現場で三十五年間ですか、全体で三十八年の中のかなり多くを少年の事件に携わってこられて、今の与党案で示されているような原則逆送というようなことになると、具体的に家裁の現場、あるいは判事と調...全文を見る
○保坂委員 斎藤参考人にお願いします。  少年法の議論、今現在、我々取り組んでいるわけですけれども、既に少年院が定員近くというか、上回ってしまうような過剰収容の問題が起きていたり、あるいは、以前なら諭されて帰されるような事件でもかなり大がかりな調べが行われたりという非常に過敏な...全文を見る
○保坂委員 それでは、岡崎参考人に、意見の最後に、奥様の伝言という形で、少年事件の被害者のお母さんたちの声を拾い上げて、もっともっと議論をしてほしいということをおっしゃいました。我々も議論をし続けて、少なくともここまで議論をしてきたこと自体でいろいろな点が明らかになりつつあると思...全文を見る
○保坂委員 少年法というものがどういうふうに変わるかによって、あるいはどの点を変えるかによって、やはり十年後、二十年後の社会が大きく変わってくるだろう。そして、犯罪を予防するため、抑止するため、犯罪を起こしてしまった少年たちのその後のこと、あるいは被害者の皆さんにどういうふうに手...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党・市民連合を代表して、ただいまの動議に反対、以下、理由を述べます。  実は、法務委員会では、つい先日九人の参考人の貴重な意見を聞き、議論は大変深まっているというさなか、突然の採決、しかもその出口については与野党で十分協議がし得る立場にありながらの緊急上程に...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  保岡法務大臣に、さきに続いて質問をしたいと思います。  さきに、私は、少年犯罪が凶悪化しているかどうか、あるいは低年齢化しているかどうかということについて刑事局から答弁を求め、そして二つのデータ、これは日経新聞の九月七日に報道されたデ...全文を見る
○保坂委員 簡潔にお答えいただきたいんですが、確かに統計はでこぼこがあるわけです。俯瞰をしてみれば、凶悪犯罪、殺人などの罪で立件された少年というのが一番多かったのは一九六〇年前後でしょうか、大変に多いわけですね。現在、そこから比べれば三分の一とか、かなり急減した。またそこがふえて...全文を見る
○保坂委員 大臣、続いてなんですが、それならば、少年院が再犯を防止する効果も上げていたというのであれば、少年院を充実させる、少年院教育を拡張する方向で少年犯罪対策を考えるべきではないか。  今回の与党案のように、国民の世論ということもあって、保護よりむしろ刑罰を前面に出す、そう...全文を見る
○保坂委員 これは答弁を求めませんが、例えば、先日官房長官が辞任をされるという事態がございました。このことをなかなか家庭で子供に親が説明できない、これは具体的には申し上げませんけれども、そういうことはありますよ。規範意識というのは一体何なんでしょうかということを考えたときに、物事...全文を見る
○保坂委員 残念なんですが、何か参議院があるそうで、では大臣、どうぞ。  それでは、かわって上田政務次官に伺いたいのですが、先日、参考人で葛野先生がこの席で、アメリカのケースについていろいろお話をされました。そして、再三私も紹介している議論なんですけれども、日本の少年法の生みの...全文を見る
○保坂委員 この点については、実際にアメリカの現場を調査すれば、特に六〇年代から七〇年代、八〇年代とたどればわかる話だと思うので、これ以上深入りしませんけれども、九四年以降の減少というのが厳罰化の成果だという議論は、これもまた結論づけられないということだけはきちっと指摘をしておき...全文を見る
○保坂委員 それではわかりやすく言いますと、少年法というのは、別に殺人とか重大結果だけをピックアップしてやっていく法律ではないのですね。現場はむしろ、窃盗であるとか、あるいは今多いのは薬物ですよね。それから性非行と言われる、援助交際と言われるようなこともそうかもしれない。非常に身...全文を見る
○保坂委員 では、警察に伺いますが、簡易送致が近年非常にふえているというふうに聞くんですね。実は犯罪の芽となるようなそういう事件も、これは手間がかかるので放置して簡易送致にしてしまうということで、結果としてその後の重大な事態になっていくというような心配がないのかどうか、こういうこ...全文を見る
○保坂委員 先ほど、少年院の定員がもう満杯になっているという現実もある、一方においては簡易送致が非常にふえている。いわば少年事件の処理の仕方が二極化というんですか、一つ一つの個別のケースを丁寧に当たるのではなくて、ある程度のことまでは目をつぶり、そしてある一線を越えれば厳しくやる...全文を見る
○保坂委員 多分少年院の中では、長年の積み上げの中で、そしてまた近年の難しいケース、つまり、大人とあるいは友達ともほとんど言葉が交わせない、自分の心の殻の中にこもって、犯罪行為それ自体に対する痛みやあるいは反省の念がなかなか見られない、ある局所的なことについては特別の知識を有して...全文を見る
○保坂委員 これは大変大事なポイントなので、少年院の矯正教育の構造は閉鎖から開放へ、そして規律の教育ということ、一言で言うと他律から自律へ、そういう流れをたどるわけですね。最初に入ったときにはかなり厳しく規則づけて、また生活習慣などのことを、きちっとそこのルールを、ある面そこで矯...全文を見る
○保坂委員 この報告を見ると、少年院は通信の自由はあるわけですね、手紙のやりとりができる。被害者に対してとか親に対してとか、手紙を書くでしょう。そして、なかなか文章も書けないという子が、手紙を何回も書いていくうちに文章になれ、そしてだんだん自分の罪を見詰めていく、そういう行為を積...全文を見る
○保坂委員 私は、少年刑務所が今の状態では、民主党の修正案の少年刑務所ということで統一したというロジックはわかるんですけれども、実態としては難しいんじゃなかろうかというふうにはっきり思うんですね。  それと同様に、やはりこの議論をしていくと、少年院とは何か、つまり少年院にいるた...全文を見る
○保坂委員 では、続けて杉浦議員に伺いますけれども、この十四歳、十五歳というのは、該当する場合にはすべからく少年院で収容受刑者になるんでしょうか。すべてなんでしょうか。
○保坂委員 十四歳、十五歳の少年院収容受刑者は、重大犯罪を犯したのでしょうから、ひときわまたその処遇も難しい、あるいはその矯正を始めていく入り口を見つけるのが難しいという話を医療少年院で私大分聞かせていただきました。大変にこれは難しいんだと。もちろんこれは、まずは話ができるような...全文を見る
○保坂委員 時間がないので。そういう、うそをつくなよと閻魔様のお話をされるおばあちゃんに国会にも何人か来ていただいて、やはり政府もお互い議員も責任を持って発言するように見てもらいたいなと思います。  参考人質疑で非常に重い証言がありました。これは警察、検察に端的に短く伺いたいの...全文を見る
○保坂委員 今の二つの答弁をちょうどされているような国会のときに起きた事件だということを重々やはり考えていただきたいと思うのですね。当時、こういう議論がもう始まっていました。今始まった議論ではありません。きょうは時間がないのでこれ以上できませんけれども、大変に重い証言をされたと思...全文を見る
○保坂委員 実は、ここまでで間もなく時間だという紙が来ているのですが、質問はあと一時間分は優にあるのです。  こういったことは、多数決で決めること、これは国会ですから最後は採決するわけですけれども、やはり議論を尽くして、かつての国会は、野党の側から指摘が出たら与党の方は、その指...全文を見る
○保坂委員 もう一言でいいんですけれども。私、総括的に全部を聞いていないんです。少年院で蓄積をされていった、今手紙を使ったりしていろいろやっていますよ、あるいはカウンセリングもやっている、そして自分の心と向き合う、罪の重大さを発見していくというその努力があるじゃないですか。その努...全文を見る
○保坂委員 最後に、私はきょう少年院の問題を中心に話しましたけれども、今回、与党の皆さんも、我々野党もこれから心して見ていかなきゃいけないと思いますけれども、結局は、これは法律ができて、そして現場に全部戻っていくんですね。やはり現場の声を我々十分聞いたのかというと、それはまだまだ...全文を見る
11月17日第150回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  まず、民事再生法の一部改正案についてお聞きをしたいと思いますが、これに先立って法務大臣に、そもそも個人破産、こういう人たちが大変な勢いでふえているわけですね。十二万人台に上った。どうしてここまでひどい、そういう個人個人の破産者がウナギ登...全文を見る
○保坂委員 それをお聞きしたのは、やはり政府としてこれ以上、今ますます経済状況、人によっては非常に厳しいところに置かれている方々も多いので、ぜひ責任を持って行っていただきたい。  細かい点に入りますけれども、住宅資金特別条項、これは二百二条関係なんですけれども、民事再生法の不認...全文を見る
○保坂委員 それでは次に、小規模個人再生の要件について伺います。  これは二百二十一条ですが、将来の継続的収入ということをどういうふうに考えているかということなんですけれども、労働の対価ではない所得、例えば年金収入であるとか保険が入ってくるとか、こういうことも含まれているのかど...全文を見る
○保坂委員 続いて、二百二十三条の個人再生委員をどういうところから供給してくるか。弁護士が選任されることが多いと思いますけれども、弁護士のほかに、例えば司法書士、行政書士、公認会計士等が選任される場合があるのか、あるいはこれは法人もできるのかということについて法務省に伺います。
○保坂委員 同じことを最高裁に、具体的にどういうふうになさるのかということを聞きたいと思うのです。  大変な数がこの手続をとるということも予想される、そしてまた、例えば弁護士ということで言えば、地域によっては大変手薄な地域もございますよね。この個人再生委員を速やかに充てていく、...全文を見る
○保坂委員 それでは、民事局長に、これに関してあと一点だけ。  民事再生法の審議のときに、私どもは、労働債権がどういうふうに帰属していくのかという点について関心を持って質問を申し上げました。今回、再生債務者が個人事業主である場合、つまり、その個人事業主が雇っている労働者の給与が...全文を見る
○保坂委員 それでは、今度は国際倒産法制の方に行きたいと思うのですけれども、これもまた同様の点だけちょっとお聞きしたいと思うのです。  裁判所が承認の決定をしたときに、債務者の日本国内の労働組合あるいは従業員の代表者に通知をするということになっていますけれども、この規定がどうい...全文を見る
○保坂委員 用意していた質問の多くを同僚議員が指摘していただいたこともあって、残りの時間を、アイム・ジャパンという、これは今問題になっているケーエスデー中小企業経営者福祉事業団、この理事長が古関さんという方なんですけれども、同じ古関氏がやはり理事長を務めていたこの財団について、何...全文を見る
○保坂委員 常務理事のどなたにされたんでしょうか。入管局長。
○保坂委員 この松平さんという方は、法務省の福岡入管局長なんですね、そのとおりですね。現在は、高松入管局長であった黒田さんという方が常務理事で勤務をされている、こういうことでございます。  労働省に伺いますけれども、アイム・ジャパンの中で、法務省の入管局長経験者、この方たちはど...全文を見る
○保坂委員 それではもう一点。先ほど、法務省の入管局長がおっしゃいましたよね、昨年十二月には口頭で、ことし三月には文書で指導したと。これは、パスポートを全員取り上げて会社が預かるようなことはやめなさい、こういう内容だと思うんですけれども、労働省としては、法務省がそういう指導をされ...全文を見る
○保坂委員 入管局長に伺いたいんですが、やはり外国人の、特に若い、未来ある研修生を日本の中小企業が受け入れて、そして技能を磨いて母国に帰ってもらおう、この制度はこういう趣旨ですよね。ところが、パスポートを取り上げられて、何だかいわば強制労働、つまり過酷な労働に携わっていたり、ある...全文を見る
○保坂委員 入管局長、余り時間がないので端的に聞きますが、OBの方が常務理事にいて、こういう財団で、世界から見ても恥ずかしいようなことが出来するということは、恥ずかしくないですか。つまり、OBの方に問題ありというふうに私は思いますが、どういうふうに思いますか。
○保坂委員 これがアイム・ジャパンの、中小企業の経営者に向けたパンフレットでございますね。「インドネシア・タイの政府が四カ月間特別に訓練した研修・技能実習生です」「規律正しく素直で元気な若者です。」と紹介があります。  このパンフレットなんですが、そちらにありますか、労働省の方...全文を見る
○保坂委員 直前に来たので、事前に示すことができませんでした。  これは、ちょっと光に照らしてみると、確かに「賞与・退職金等の支給は、必要ありません。」こう書いてあるのですね。つまり、こういう記載というのは、これは労働省が所管する法人として適切ではないと私は思うのですが、いかが...全文を見る
○保坂委員 どなたが墨を塗られたのかわかりませんけれども、こういう記載をなぜあえて指摘したのかというと、労働省に伺いたいのですけれども、アイム・ジャパンの研修生で、立派な研修ができるというつもりで日本に来たけれども、全然実態は違う、長時間労働あるいは賃金が満足にもらえないとか、あ...全文を見る
○保坂委員 保岡大臣、きょうはもう時間がないので、最後にちょっとお聞きしたいのです。  今お聞きしたのは、参議院の法務委員会でもパスポートの問題が出ましたよね。そしてきょう私が指摘したのは、法務省の入管局長経験者が常務理事なんです。入管の担当を、恐らくやはり専門家ですからするで...全文を見る
○保坂委員 大臣が、的確に調査をした上で報告いただくということを言っていただきましたので、やはり法務、入管のOBが、そういうことをやめなさいよと言う役割であるのではなくて何も言わなかったというようなことがもしあったら、それはやはり厳重に注意をしていただきたいし、そういうことがない...全文を見る
11月21日第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第21号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  ただいまの逢沢理事の動議に反対であります。  この原子力をめぐる法案、やはり原発を新しくさらに立地を求めていくということ自体が世界の流れに反していると思います。マンションの管理、これは党内で議論をしています。特殊法人改革、大いにやるべきで...全文を見る
11月28日第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第22号
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○保坂委員 社民党として、本日の原子力発電等立地地域の振興に関する特措法の緊急上程に反対いたします。  ぜひ同僚議員、とりわけ与党の委員にお考えいただきたいのですが、今ただいまこの瞬間、我が党の大島令子委員が質問中です。  本来委員会審議というのは、野党議員の質問の中で、議員...全文を見る
12月21日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。きょうは村上参考人に伺います。  人間の尊厳について、ドイツの基本法で言われていることについて触れられたんですが、参考人は、戦前の社会から戦争の惨禍、そして国家の暴走という事態を踏まえて日本国憲法ができ上がり、そして、その日本国憲法が戦後の...全文を見る
○保坂委員 村上先生が言われた研究の第二のタイプ、これからということで、大変興味深いし、私も同感なんですが、研究者としての至福のひとときを追求しようとする若い研究者が育っていかなければならないと思うのですね。  未知の分野に入っていく冒険心があったり、あるいは、失敗は恐れないと...全文を見る
○保坂委員 安全ということが、今そしてまた次の時代の恐らく大きな課題だろうというふうに先生もおっしゃっていると思うのですが、私もそう思います。  だれのための科学なのか研究なのかというときに、交通事故の問題などを考えるのですけれども、自動車メーカー側の研究はどんどん進む、あるい...全文を見る
○保坂委員 ありがとうございました。  私、交通事故の問題に取り組んだときに、それからまた医療事故でも共通点なんですが、亡くなった場合には遺族になります、そしてまた生きておられる場合には本人になりますけれども、自分の情報がちっとも出てこない。これは捜査情報である、事故の場合はそ...全文を見る