保坂展人

ほさかのぶと



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保坂展人の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第151回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本日は、緊急に、宇和島水産高校の実習船えひめ丸が米原潜グリーンビルに体当たりをされて、行方不明の方がなお見つかっていない、一日も早い救助と、そしてまた真相究明、再発防止を求めて、この点についてまず質問をしたいと思います。  まず、官房...全文を見る
○保坂委員 細かい時刻までお尋ねしませんけれども、最初の第一報ではっきりした全貌がわからなかったということはあるかもしれません。しかし、その後、行方不明者が出ているということもわかってきたわけで、この森総理の判断、秘書官の要請をそのまま受けたと言われる判断は適切だったと今でも官房...全文を見る
○保坂委員 伊吹大臣に伺いたいのですが、今回の中央省庁再編で危機管理にも対応するんだということで政治主導でやるということと、今回、例えば秘書官がそういう意見を総理に述べる、あるいは官房長官に述べる。しかし、やはり大事なところで政治判断だというシステムをつくったわけでしょう。ちょっ...全文を見る
○保坂委員 そういう経過を聞いているんじゃなくて、これだけゴルフの問題も含めて国民が注視しているし、行方不明の方たちの救助も皆さん気をもんでいるという中で、秘書官の要請だったということをおっしゃるのはまたこれはどうかということを指摘だけしておきたいと思います。  河野外務大臣に...全文を見る
○保坂委員 外務大臣、答えていただいていないんですが、もう一回聞き直します。  要するに、アメリカの海軍の潜水艦の緊急浮上訓練としては幾つか確認すべきことがあると思うんですが、その手順をもし踏んでいたとするならば、この先よく聞いてください、踏んでいたとするならば、ちょっと具体的...全文を見る
○保坂委員 これはハワイで起きたこと、日本から地理的には離れている、多くの人がそういう認識だと思いますが、実は、これは調査室で調べたところ、去年で五十三回、そしてこの同型艦も五回寄港をしている。ことしに入ってからも潜水艦は五回日本に入港しているわけですけれども、もしこの緊急浮上訓...全文を見る
○保坂委員 過去に、一九八一年に日昇丸事件という事件があって、このときは、その潜水艦は当て逃げというか、日昇丸は沈んだけれども現場を離れてしまうということで大問題になりました、通報も三十五時間後と。  このアメリカ側の責任者は、何らかの処分を受けていますか。
○保坂委員 実は何年か前にイタリアで、これはゴンドラがロープが切れて落下したという事件がありました。この原因はアクロバット飛行、アメリカ軍機がロープの下をくぐろうとしたということが原因ではないかとイタリアでもかなり世論が沸いたわけですが、外務大臣はこのときのパイロットが軍法会議で...全文を見る
○保坂委員 これは、軍法会議で無罪の評決をしたのですね。イタリア国内でも大きな反発がここで生まれたわけです。  ですから、今回、日本の実習船の方には、潜水艦を避ける、あるいは察知する、潜水艦が迫ってくるのを回避する義務というのはないわけですね。そういう能力もない。一方的にやはり...全文を見る
○保坂委員 では、この問題で、まとめて外務大臣にぜひ強く要請をしたいんです。  今のゴムボートの件も含めて、これはやはり日米で事故原因の徹底した調査、日本からも人を派遣してきちっと原因究明しよう、これをぜひアメリカ政府に申し入れていただきたい、それが一点。そして、潜水艦と民間船...全文を見る
○保坂委員 それでは、きょうの本題のKSDの問題に入りたいと思います。  委員席に資料、委員長のところにも配られていると思いますので、こちらをちょっと一ページ目を開いていただくと、平成八年二月の衆議院予算委員会公聴会の議事録が登場いたします。それで、出席公述人は財団法人KSDの...全文を見る
○保坂委員 それでは、片山総務大臣に伺います。  二月八日に、民主党の菅さんの質問に対して、いわゆる党費の問題ですね、架空党員の問題について、構成員でなければ自民党の党費を払っていけないということにはなっていない、党員は党費を払うべき債務を持つわけだが、その債務をかわって払うと...全文を見る
○保坂委員 これは、もう一度総務大臣に伺いますが、この予算委員会の現場でも、立てかえ、立てかえと言っているんですね、党費立てかえ問題と。  これは、私、おかしいなと思って、辞書を引くまでもないんですが、広辞苑を引いてみたら、立てかえは、他人にかわって一時払う、つまり、団体が一時...全文を見る
○保坂委員 これは、総務大臣、政治資金規正法の五条の二項、この法律の適用については、「法人その他の団体が負担する党費又は会費は、寄附とみなす。」とあるじゃないですか。だから、本人が払わなくて丸抱えで肩がわりしたら、これは寄附ですよ。量的制限の違反じゃないですか。それを認めたことに...全文を見る
○保坂委員 堂々とそういうことを言われるんで、参議院の非拘束のときも感心しましたけれども、では、これは何を禁止しているんですか。今言われた、つまり、この五条二項は何がいけないと言っているんですか。何を禁止しているんですか。はっきりしてくださいよ。
○保坂委員 それじゃ、要求します。総務大臣。
○保坂委員 片山総務大臣、今すぐ答えてくださいよ、そういう自信持って言うんだから。そこで打ち合わせしていないで。政治主導なんでしょう。めちゃくちゃな答弁するからだよ。何を禁止しているのよ。
○保坂委員 それはKSDとどう違うのですか。証明してください。そのものじゃないですか、今言われたことと。どう違うの。
○保坂委員 これは徹底的におかしな答弁です。  別の角度からちょっと検証しましょう。  法務大臣にお願いしますが、私文書偽造あるいは有印私文書偽造の構成要件並びに法定刑はどうなるのか。多分、私文書偽造というと、オウム真理教の関連事件で、ホテルに偽名で泊まったなどの理由で使われ...全文を見る
○保坂委員 法務省刑事局長に来ていただいていますが、これはやはり有印だと、判こが押してあると法定刑は重いのですね。その理由を簡潔に説明してください。
○保坂委員 法務大臣にもう一問。  これは人生にとって、政党に入るというのはやはり相当大きな決断なわけですね。その政党の申し込みが、つまり自民党の党員になるという申し込みが、本人も知らない、了解もない、そして名前だけが使われて金も払われる、これはまさに前代未聞。しかも、この数が...全文を見る
○保坂委員 自民党の法務大臣も歴代いろいろな法務大臣がいらっしゃいましたけれども、やはりしっかり筋を通してほしいですね、法律家として。やはり、一件、二件のものは立件するけれども、万単位だとこれは大変だからできない、こんなことはあり得ないはずです。  片山総務大臣にもう一度戻りま...全文を見る
○保坂委員 それでは、資料の二をごらんいただきたいのですが、ドイツ・マイスター制度視察団の中に片山さんのお名前があるのですね。ですから、勝手に世話人にされたけれども、これは行かれなかったのですね。行かれなかったと聞いていますが、行かれなかった割には、こうやはり団に入っているじゃな...全文を見る
○保坂委員 それでは、これは上野官房副長官、いらっしゃっていますかね。上野さんもこのマイスター制度視察団に行かれていらっしゃいますよね。参加費はお幾らでしたか。
○保坂委員 資料の四を見ていただくと、上野さんも見ていただきたいのですが、国際技能振興財団のヨーロッパ・マイスター制度調査団を派遣した費用が二千万以上ですね。これはどうもKGSの方は六名分の旅費だというふうに言っているようなのですが、六名分だと三百何十万になってしまいますね。これ...全文を見る
○保坂委員 では、参考までに領収書を出していただけますか、上野さん。ちょっと答弁してください。
○保坂委員 答弁してください。
○保坂委員 何か、一回出すと言われたので、積極的に出してくださいね。  それで、週刊朝日に、この一回目の官房副長官が参加された欧州視察旅行で大金が紛失したという記事がございます。そして、いろいろ関係者に会って調べてみましたところ、上野さんもバスの中で何か盗難をされたという被害に...全文を見る
○保坂委員 これは、ベルギーの大使館経由で被害届を出されましたか。
○保坂委員 外務大臣、念のため、今出されたと言われているので、ベルギーの大使館に、そういった盗難、事故ということが発生していたかどうか、後の質問の機会に確かめますので調べていただけますか。確認のためです。
○保坂委員 それでは、官房長官に伺います。  ここの予算委員会のやりとりで、なぜ施政方針演説の中にものつくり大学が入ったかというのは、これは最大のなぞなんですね。そして、第一回目、第二回目の施政方針演説の検討会、こういうものの中には入っていなかった、三回目にこれが出てきた。どう...全文を見る
○保坂委員 このものつくり大学という文言がどういうプロセスで入ったのかというのは大変重大な箇所ですね。私は、やはりこれはぜひ額賀さんに来ていただいて、この委員会で責任を持って証言をしていただくことを再度求めたいと思います。  そしてさらに、これは町村文部大臣に伺いますが、ものつ...全文を見る
○保坂委員 それでは、資料の七をごらんください。これは行田市議会の会議録なんですね。  左側の方をごらんください。アンダーラインが引いてあります。「この大学は国の政策として進めたいという労働省の強い意向があり、」右側の方は「日本の将来の物づくりを担う人材育成を行う大学として国・...全文を見る
○保坂委員 時間がなくなってきましたので。私は、永井大臣にも聞いてみました。労働省として、今のこういう具体的な中身で、民間のお金がなくなったら全部補てんするなんてそんなことは全然考えていないですよ。ですから、この問題については、ぜひ厚生労働省として調査をしていただきたいということ...全文を見る
○保坂委員 では、一言だけ。  宮澤財務大臣、長いこと金融機関を見てこられて、これだけ、KSD、会員の九割が金融機関から生み出されているのですね。このチラシの勧誘の仕方の不公正もさることながら、どういう印象を持たれますか。一言聞いて終わります。
○保坂委員 では、終わります。
02月15日第151回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  河野外務大臣に伺いますが、本日の夕刊を見ると、先ほども話題になっていましたけれども、アメリカの側が捜索打ち切りを打診してくる。我々は非常に憤りを感じるわけです。  刻々と事態が変化していますよね。私は一昨日質問に立ちましたけれども、そ...全文を見る
○保坂委員 外務大臣にお尋ねしますが、アメリカ軍の原潜が民間人を乗せること自体について、日本政府からそれ全体について要請することはできないにしても、少なくとも、このような緊急浮上訓練、こういうところに民間人をこの事故のような形で乗せるべきではない、関与させるべきではないという要請...全文を見る
○保坂委員 ですから、その通常行われていないことがあったわけですから、そこは重々指摘をしていただきたいということを加えておきます。  さらに、アメリカ軍の海兵隊員による、沖縄の北谷で起きている放火容疑のアメリカ兵に対する身柄引き渡しをめぐって、今沖縄で大変深刻な議論があります。...全文を見る
○保坂委員 外務大臣なら御存じのとおり、例えばひき逃げというのもございました。さらに、いろいろな事件が起きる。起きるたびに沖縄ではこの問題が出てくる。これは、いわば九五年の段階のあの少女暴行事件のときに、凶悪事件の定義をはっきり、例えば放火も含むとかあるいは強盗だとか、もちろん殺...全文を見る
○保坂委員 その放置するわけにはいかないということは、日米地位協定の改定も含めてこれを考える、こういうふうに受けとめてよろしいですか。
○保坂委員 それでは、官房長官、いらっしゃいましたか。  今、日本じゅうが怒っていると思うのですが、潜水艦の痛ましいこの事件、そして、まだ行方の知れない高校生も含む皆さん、そのさなかに、きのうのクエスチョンタイムを聞いて感じたわけですけれども、ゴルフ場が悪いわけじゃないのです。...全文を見る
○保坂委員 官房長官、これは正式に森総理のこういう行為はいいんだと言ったら、国民全体、ああ、ではこういうことはありだ、年に一回ぐらい、そういう形だったら全然問題ないんだ、本来の所有者じゃないんだ、こういうふうに天下に宣言しているようなものなんですよ。それでいいのですか。
○保坂委員 宮澤財務大臣に伺いますが、問題ないんでしょうか。
○保坂委員 この問題は大変不謹慎な話でありまして、今の税法上問題ないということを大変重い発言として、今後も追及していきたいと思います。  KSDの問題に移りたいと思いますが、前回、一昨日ですが、片山総務大臣が、いわば肩がわり問題について若干の議論がございました。他の人がかわって...全文を見る
○保坂委員 片山大臣はKGS議連の世話人、まあ知らないうちにされたとおっしゃっていますけれども。しかし、今、ことしの参議院選挙も公正に行わなきゃならないんですよ。  これはもう大変重大な答弁で、あうんの呼吸で党員にして構わないんですか。同意、了解なくて、あうんの呼吸でいいという...全文を見る
○保坂委員 総務大臣の答弁、毎回驚くんですが。  当人に無断で、それから同意どころか連絡もしない、入党手続をしてしまう。その手続事務も納金も、団体が丸ごと肩がわりする。これで大丈夫なんですか。何ら問題ないのか。はっきりしてください。
○保坂委員 そうすると、今回のKSDが、例えば参議院議員の村上さんや小山さんを支援するのに何万人という人を、これはあうんの呼吸で全部テレパシーで同意をとったなんて言えないわけです、こんなのは。だから、これはやはり違法なんでしょう。
○保坂委員 法務大臣にも前回同じことを聞いたんですよ。例えば私文書偽造で五人がやる。これは立件する。しかし、万を超える場合、事務手続が煩雑になるのでやらないというようなことはしないでくださいよと私は求めたんです。答弁はありませんでしたけれども。  片山大臣、聞きたいんですけれど...全文を見る
○保坂委員 それでは、今回の党員肩がわり問題というのは、ことしの参議院選挙がどうなるのかということを国民全体が見ていますから、これは引き続き、丸ごと、本人に無断で入党申し込み手続をして、そしてそれでやってしまう、こういうようなことは許されないんだということを私は言いたい。  高...全文を見る
○保坂委員 はい。  もう一回、法務大臣。
○保坂委員 ことしも参議院議員選挙があるわけですから、今の大臣の答弁、もちろん片山さんの答弁も含めて、あうんの呼吸など、これはわけわからない表現ですよ。  架空の党員で、判こを買ってきて、全部、千人、二千人、一万人とでっち上げて、それを比例順位の根拠にしたんでしょう。自民党がだ...全文を見る
○保坂委員 最初からそう言ってくれれば、こういう議論にならないんですね。  官房長官に伺います。  官房長官、前回聞きましたよ、去年の小渕総理の施政方針演説にものつくり大学という文言が入ったのはなぜか。会議でそれを主張した人はいなかったと以前お答えになっていますね。そして、一...全文を見る
○保坂委員 官房長官、国民はこの問題について重大関心事、この予算委員会でも今現在集中をやっていますね。このものつくり大学という文言が施政方針演説の中になぜ入ったかというなぞは解けてないんです。  おっしゃるように、中央省庁再編があって役所の組織も変わった。内閣もかわった。小渕内...全文を見る
○保坂委員 それでは、内閣府官房長に来てもらっていますので、小渕内閣当時の首席参事官として、施政方針演説の取りまとめに当たってどういう役割を果たしたのか、答弁していただきましょう。
○保坂委員 委員長、この集中は真相を解明するためにやっているんですよ、これは与党も野党も含めて。福田さんはわからないわけですよ。去年、その施政方針演説の現場にいない。いないんです。だから、今その当時……(発言する者あり)何でですか。内閣として前向きになるんなら、これは委員長、やは...全文を見る
○保坂委員 官房長官、それじゃ疑惑にふたじゃないですか。だれが納得しますか。ものつくり大学はだれが入れたんですか。何にもわからないんですよ。そのときに首席参事官でいた人が答弁していいことじゃないですか。何で答弁できないんですか。疑惑にふたですか。何でですか、それは。理由がないじゃ...全文を見る
○保坂委員 委員長、これじゃ質問できません。出してください。
○保坂委員 質問できない。
○保坂委員 何もわからないと言っているんじゃないですか。(発言する者あり)
○保坂委員 ちょっと速記をとめてくださいよ、理事協議をやっているんだから。それはおかしいよ。真相解明できないじゃないですか。速記をとめてくださいよ、委員長。
○保坂委員 これは私は本当に初歩的な話だと思うんです。  委員長にお話ししますけれども、私は、きのうの夕方、政府に質問予告をしましたよ。そして、福田官房長官のお話を聞いてもわからないんですね、そのときにおられないから。おられないからわからない。では、古川官房副長官でもどうですか...全文を見る
○保坂委員 とすると、福田さんは何もわからない、当時いませんでしたからね。施政方針演説について、一体だれが、どのぐらいの人数の方が入れられるのかということについては、じゃ正式に要求をして、これはもうこの国会の場で明らかにしてもらいましょう。そういうふうに重ねて要求しますからね。
○保坂委員 では、いいですか、次に移って。
○保坂委員 では、次の点に行きますが、労働省の方が、ものつくり大学の予算増額について亀井政調会長から要求があった、これはもう述べられていますよね、はっきりと。  それで、大蔵省の主計局に亀井さんが働きかけたということになっていますが、今は財務省ですが、いかがだったんでしょうか、...全文を見る
○保坂委員 大蔵省にもそういう働きかけがあったと。  では、労働省の日比さん、来ておられますね、登録していますね。  これは、大蔵省からさらに、どういうことなのかという電話があって、結果としてその亀井政調会長の働きかけが実った、こういうふうにお感じになりましたか。一言で答えて...全文を見る
○保坂委員 では、同じく局長に聞きますが、前回、四者協議、行田市議会の会議録を示して、民間資金がうまくいかない場合は国の方で責任を持つからという、これは行田市役所の企画部長さんですかね、言っておられる。これは、労働省からはだれが行って、どういう発言で行田市がそう受けとめるような経...全文を見る
○保坂委員 きょうせっかく資料をつくってきたんですが、これはやっている余裕がなかなかないんです。  坂口厚生労働大臣に聞きますが、これは資料を後から見ていただくことにしまして、ばっとめくっていただきたいんですが、これは参議院の本会議で村上さんが、職人大学をぜひやりたいから総理ど...全文を見る
○保坂委員 大いに反論はありますけれども、時間がありません。  あと金融庁柳澤大臣に、先日、二戸信用金庫の旅行会のチラシ、これは強制捜査が既に東京地検で入った後のことだということで、しかも参加費が相当高いんですね。三万三千幾らということで、旅館の宿泊費、バス代を含めても余り安い...全文を見る
○保坂委員 柳澤大臣にお願いだけしておきますが、この資料の五に、KSDと金融機関の提携の年表を私どもの調べでつけておきました。ぜひこの流れも、私、宮澤さんなら御存じかと思ってお聞きしたのですが、よくわからないという前回の答弁でしたので、ぜひこれは柳澤さんのところで、その調査に加え...全文を見る
○保坂委員 それでは、町村大臣に質問を予定していたのですが、時間が来てしまいました。大変申しわけないと思いますが、委員長にも、ぜひ先刻のことを調査を前向きに行っていただきたいということを要請して、終わります。
02月20日第151回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  昨日の予算委員長の指揮による公聴会の議決については、与野党の合意を踏みにじるものであり、断じて容認することができません。  まず、解明すべき疑惑について、与党が何ら努力を示していない点を指摘したいと思います。  私たち野党が証人喚問...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今の木島委員のお話の中にも、総理の軽率な発言というのが出ていたのですが、当予算委員会で、月曜日なんですが、民主党の佐藤委員の総理に対する、KSD問題とはすなわち自民党問題ではないかという問いに対して、総理が、御党の方も、御党の幹事長も何...全文を見る
○保坂委員 官房長官に聞いたので、総理に聞いていないのですね。  そういうお電話を、その議事録は削除で、これは不正確だったというお電話をいただいたそうですが、間違いありませんか。
○保坂委員 ここでこの問題、私たちは厳重にこれは申し入れて、今そういうふうに官房長官からも、そういう電話をいただいているので、そういう失言を繰り返される方にあえて答弁を求めません。  そして、次の問題にいきたいと思います。(発言する者あり)
○保坂委員 議事録をよく読んでお願いしたいところですが、時間がありませんので、次に行きます。(発言する者あり)  これは、もう官房長官もちゃんと、誤解を招く発言なんで削除ということで言っているんですから、しっかり踏まえていただきたいと思います。  この官邸機密費の問題でお配り...全文を見る
○保坂委員 この機密費の議論は堂々めぐりのお話が多くて、一体、国民も、何がどのように使われて、どうコントロールされているのかというのは定かじゃない。今回の予算でもこれは減額されていないということで、大変重大。政府は本当にこれは調査しているのかということ、我々野党各党からも指摘があ...全文を見る
○保坂委員 官房長官、これは内閣官房から説明に来てもらっていろいろ説明を受けたのですが、これは、官房長官御自身のサインはないのですか。つまり、これは余り見たことがない、こういうことですか。
○保坂委員 つまり、判こを押すということは確認行為があるわけですよね。現在もこれは使われておりますか、報償費の請求書で。いかがでしょう、官房長官。
○保坂委員 官房長官、これだけ予算委員会でこの問題が問題になって、政府としても内部で調査すると言っているわけでしょう。これはおかしいですよ、報償費のこの請求書、今も使っているのであれば。まじまじと、きょう初めてごらんになったのですか。初めてですか。調査もされていないのですか。
○保坂委員 官房長官、では、これははっきり確認しますね。これは今も使われていて、報償費の請求書として御自身で判こを押すだけですか、官房長官の署名もお役人の方がやるのですか。
○保坂委員 正確に確認をされたいと言っているので、後ほど委員会にきちっと報告していただくということで、委員長としても求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○保坂委員 続いて、余り細かいところは官房長官、大変だと思いますから、一枚目の資料、支出負担行為の決議書という方に移りたいと思うのです。  これは内閣府会計課の方からいただいたものなので、内閣府の官房長においでいただいていますが、これは、ここに鉛筆書きでちょっと書き入れてありま...全文を見る
○保坂委員 時間を短縮するためにこう書き込んだのですね。  では、官房長官にまた戻ります。ここの支出負担行為の決議書の、「入力者」というのは打ち込んだ人の名前ですね、そして「確認者」というのは、ここに書いてあるように、その打ち込んだものが正しかったかどうかということをこのお二方...全文を見る
○保坂委員 つまり、これだけ国会、予算委員会でもこの報償費の問題が問題になっている。主に松尾室長の問題も、一回出たら良心をもって適正にやるということが原則になって使われていたのがこの報償費だったということが明らかじゃないですか。だとしたら、これは出るときの手続問題ですね、今私が示...全文を見る
○保坂委員 それでは、河野外務大臣にお聞きしてから森総理にお聞きしたいと思います。  外務大臣、新しい歴史教科書をつくる会の教科書が今問題になっているわけですね。中国との問題で、これは昨日の委員会でのやりとりでしょうか、外務省アジア大洋州局長が、内政干渉と断じるには無理があると...全文を見る
○保坂委員 総理、今また大事なことを言われたのですね。今、それは中国だったり韓国だったりアジア諸国が、総理がどういう見解を示すか見ているのですよ。それが、その検定の経過が途中で漏れたことが大変残念だということが総理のきょうの見解でいいのですか。アジア諸国の人たちが今大きくこの問題...全文を見る
○保坂委員 はい。  では、指摘をしますが、あってはならないことだということと、結果としてこれがニュースになり、アジア各国の人たちに大きな波紋を呼んでいるということに対して、総理としての見解が一切語られなかったということを確認して、私の質問を終わります。
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○保坂分科員 社会民主党の保坂展人です。  坂口大臣にはKSDの問題などでいろいろ御答弁いただきましたが、きょうは、大変重大な薬害の問題についてお考えいただきたいと思って、それに絞って、大臣のお話、率直にしていただきたいと思います。  十七歳の少年からこんな手紙を受け取りまし...全文を見る
○保坂分科員 昨年の十一月三十日に、森内閣に、スティーブンス・ジョンソン症候群に関する質問主意書というのを出させていただいたんです。そして、二月十三日に答弁が返ってきました。かなり細かい専門的なやりとりをここでしておりますので、非常に大まかなことについて、しかも大事なことについて...全文を見る
○保坂分科員 大変私も同感でございます。  そして、厚生省は実は、薬害問題で多々これまでいろいろ国民からの批判もあったということを踏まえて、私から見ればもう少し早くという気はするんですけれども、しかし厚生省としては相当力を入れて、医薬品・医療用具等安全性情報に、これは昨年の十一...全文を見る
○保坂分科員 それで、厚生省がされたことは、つまりこのスティーブンス・ジョンソン症候群を、本当に医者の方すら、実は長年医者をやっている方でも、ベテランの方でも、認知されていったのが比較的遅いものですから、よく知らずに、皮膚科の方は皆さんもうだれでも知っているそうですけれども、知ら...全文を見る
○保坂分科員 今、大臣にお見せしているんですが、大変にひどいですよね。恐ろしいケロイド状態になるぐらいの、亡くなる方もいるんです。  それで大臣、患者さんに会うと、その皮膚のひどい炎症は引いていく方が多くて、しかし最後に残るのが目なんですね。涙が出なくなってしまう。涙が出ないと...全文を見る
○保坂分科員 では、ぜひ大臣にお願いしたいのは、私も正直、二度三度患者さんに会って、この苦痛は大変だなと。そして、その苦痛を、なるべくそういう方の声を聞いて反映していきたいと思いますから、受けとめようにも、また厚生省の方も担当官だということで初めて言える、こういう、今までぐっとた...全文を見る
○保坂分科員 それでは、今の御答弁は、お会いしていただけると思います。そして、できたらその前に、一時間ぐらいのすぐれたドキュメンタリーがつくられています、これはやはり新しい社会問題じゃないかということで。ぜひそれもごらんになった上で会っていただけると、なお深まった議論ができるのか...全文を見る
○保坂分科員 時間は余りましたけれども、大変十分なお答えをいただいたので、これで終わります。どうもありがとうございました。
03月14日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  本法律案、特に高齢者居住のための法律案の審議に先立って、どうしても私は、いわゆる借地借家法の定期借家権の問題、このことを検証していきたいと思うのでございます。  といいますのは、この定期借家権、私どもは反対をしましたけれども、長いこと...全文を見る
○保坂委員 では、住宅局長、伺いますが、ここに座談会の雑誌記事がございます。ここには、前建設省民間住宅課長補佐の太田秀也さんという方が座談会の聞き手、進行役で、かなり専門的かつ率直な話を展開されているんですね。  この太田さんの発言の中に、切りかえを内容証明郵便などで送りつけて...全文を見る
○保坂委員 住宅局長がきちっと調べてみたいということなので、ぜひお調べいただきたいと思います、その太田課長補佐の耳にも入ったということで発言されていると思いますので。  実際に定期借家権は、昨年四月の時点では四千件中百八十件、四%ぐらいですか、近年は大体どの程度の賃貸住宅市場の...全文を見る
○保坂委員 これは私が、議員立法で一緒に提案する寸前まで行って、こじれてしまいまして提案できなかったので、関心を持って調べているんですが、不動産フォーラム21の二月号に、東急リバブルという会社の統括部長の武井さんという方が、余り思わしくないスタートのようですと書いているんですね。...全文を見る
○保坂委員 当時の建設省は、定期借家制度は歓迎だ、これはやはり住宅哲学の根本変更ですね。家は買うから借りる時代へ、こう言っていたので、やはりもっときちっと押さえてほしいと思うんです。  またここで太田秀也さんが率直なことをおっしゃっているんですね。この点についてどうだろうかとい...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちょっと見せていいですか。
○保坂委員 それでは、標準契約書に礼金を取っていいとなっている、これは指導の必要がありますか。
○保坂委員 この定期借家権は大変な新しい制度なので、国会の議論も不足していたんです。それで、始まって一年でしょう。建設省の方が、いや、こんなはずじゃなかったと言っているわけですよ。定借で我々が言ってきたのは、礼金は合理的な理由がないという話だったんだけれども、一体どういうことかな...全文を見る
○保坂委員 それでは、高齢者住宅の方にも入って議論をしていきたいと思いますけれども、先ほど東急リバブルの方の書かれたものを、つまり高齢者向けの物件などの供給が定期借家権では余りない、このことについてはどうでしょう、住宅局長。つまり、定期借家権導入のときに、これはお年寄りの単身者、...全文を見る
○保坂委員 今までちょっと定期借家権の議論を差し上げたんですが、扇大臣にちょっと伺いますけれども、今回の高齢者向けの住宅供給安定確保に関する法律案の中で、家賃保証制度の問題がございますよね。家賃が支払えなくなる場合に、半年間はいわばかわりに保証しましょうという制度なんですけれども...全文を見る
○保坂委員 それでは、具体的な条文に触れながら聞いていきたいと思うんですけれども、これは住宅局長の方にお聞きしようかと思うんですが、この法案の五十八条には、賃貸人に書面による説明義務を、これはたしか定期借家権のときには、書面でつくり、またその本人に対して説明義務を課していたと思う...全文を見る
○保坂委員 ちょっと細かいことになりますが、これは、終身建物賃貸借の契約をする際に「公正証書による等書面によって契約をする」ときに限りとあるんですが、その場合に、借地借家法三十条の特約で賃借人不利事項が無効であるというところが当てはまりませんよという規定ですけれども、公正証書等に...全文を見る
○保坂委員 そうすると、局長、これは公正証書が望ましいけれども、公正証書である必要はないということでございますか。公正証書を一応書いているけれども、一般の書面でもよろしいですよ、これが「等」に込められているということでいいんですか。
○保坂委員 つい我々、何か人が余り悪くないので、公正証書等というと、公正証書でやるんだな、公正証書だなというような、ちょっとそう思っちゃうんですけれども、どうでしょう、やはり不動産業者の方なんかは、今の国会議事録を読めば、「等」というのは一般の書面もありだというと、そっちを選びま...全文を見る
○保坂委員 ぜひ、その公正証書等というところの「等」がほとんどになって、公正証書はほとんどないということにならないように、我々も監視をしていかなければならないと思うんです。  法案六十五条で、要するに同居人は、賃借人、終身の契約をされた方が亡くなって、その亡くなったことを知った...全文を見る
○保坂委員 一カ月は私は短過ぎると思うんですけれども、今度は配偶者の資格ですね。  例えば、それは婚姻の手続をしていた配偶者ではなくて、内縁の夫ないし妻であったという場合はどうなのか。いかがでしょう。
○保坂委員 それじゃ、ちょっとここで扇大臣にお聞きしたいんですけれども、これはやはり同居する人の、六十歳以下の場合が結構あると思うんですね。介護をするためとか、あるいは血縁関係がなくてもそのお年寄りと一緒に住んでいこうと。そういう方が、もしそのお年寄りが亡くなったときに、丸ごと、...全文を見る
○保坂委員 では、局長に答えてもらおうかな。  要するに、夫婦じゃなくて同居する場合、例えば、六十五歳の人に対して二十七歳の若者が一緒に住むよとかあるじゃないですか。そういうときに、二十七歳ならまだどこへでも行けそうだけれども、あるいは五十三歳の人が七十何歳の人と一緒に入るとか...全文を見る
○保坂委員 またちょっとそれも誤解でございまして、では局長、要するに、だれだって住めるのですよ。聞いているのは、亡くなった場合の問題です。どうですか。
○保坂委員 それではもう一点。  何点か高齢者の居住の件に関して伺ってきたのですけれども、住宅政策全般というところで、もう少し幅広く今度はお聞きをしていきたいと思うので、住宅局長にちょっとお願いをしたいと思うのですが、現在の、特に大都市地域、首都圏だとか京阪神だとかにおいて、持...全文を見る
○保坂委員 次に、既に平成十年に始まった公団賃貸住宅で高齢者向け優良賃貸住宅という制度がございますね、これの住宅の供給実績はどのようになっているのか。あるいは、これはまた民間にもお願いをするということになっていますが、これは予定どおり、期待どおりに進んでいるのか、あるいはおくれて...全文を見る
○保坂委員 既に何人かの委員からこのお話も出ていますけれども、公営住宅、東京などは新設はゼロですよね、そして低所得の高齢者の居住確保は大いに困難になっている。今回のような制度をつくるというのも一つなのかもしれませんけれども、やはり基幹的に、公営住宅、パブリックな住宅をきちっと押さ...全文を見る
○保坂委員 非常に重要なので、先ほど定期借家権の現状についても踏まえましたし、今回の二つの制度、終身建物賃貸借ともう一つ、こういった今提案されている制度をもって高齢者の住宅の供給を図っていこうということも一つだと思いますけれども、やはり基本として、公共住宅、特に、所得の低い、経済...全文を見る
○保坂委員 局長がおっしゃるように東京都はゼロだけれども、今大臣言われたように建てかえは三千幾つあるんだと。  ところが、例えば人口密集地の東京都世田谷区などでは、建てかえられた公団の住宅なんかは大変立派で、きれいなんですね。ところが、これも常時抽せんがない状態、つまりいつでも...全文を見る
○保坂委員 今の議論をちょっと続けてみたいんですけれども、この法案で提案されている制度を使わない高齢者の方もたくさんいらっしゃると思うんですね。もちろん定期借家権等も使わない。つまり、今までと同じような賃貸の入居者として、要は厚生労働省の範囲で、今度は福祉という分野で、払えないと...全文を見る
○保坂委員 扇大臣、あと残り時間が少なくなってまいりました。ちょっと話を整理してみたいと思うんです。  この制度も一つの新しい提案でございます。しかし、この制度だけがすべてになるわけではありません。賃貸で公団の住宅が今高齢者の単身の方や御夫婦の受け皿になっているかどうか、そこを...全文を見る
○保坂委員 それでは、今大臣はそういうふうに答弁いただいたのですが、住宅局長、今の議論を踏まえて、おわかりだと思いますけれども、この提案のみが高齢者の居住形態になるわけではございませんので、一つの選択肢として今提案されているわけですから。今、公団住宅などで家賃の水準が高い。ここは...全文を見る
○保坂委員 それでは最後に、公団の家賃の議論がちょっと続きましたけれども、マーケット、市場は、やはり安ければ競争が起きるのです。いい物を安く売っているお店には行列ができる。やはり今、公団の都心部で、つまり常時入れますよという状態になっていること自体が市場とちょっと離れてきているの...全文を見る
03月21日第151回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  大臣、大変お疲れのところ、最後になりますけれども、大変大事な問題ですので。  まず、今回の事態で、法務大臣の御発言の中でも、独善的にしてというような表現。さらに私、この法務委員会で、過去二年間にわたって判検交流の問題を見直すべきという...全文を見る
○保坂委員 なるべく答弁は簡潔にお願いしたいのですが、今回の山下次席を不起訴にした理由を簡潔に述べてください。
○保坂委員 もう一点だけ刑事局長にお聞きします。  今、山下次席の理由をお述べになりましたが、過去、国家公務員法の守秘義務違反で実際に立件された例で、今の理由で見送られた、不起訴になった事例はございますか。
○保坂委員 それでは大臣に伺います。  これはもう何度も問われたことかもしれませんが、どうしても、今の刑事局長の説明を聞いて、では、国民がこれで本当に納得できるんだろうか、やはり仲間内、身内の意識が強く働いているんではないか、こう私は今お聞きしても感じるわけなんですが、大臣はい...全文を見る
○保坂委員 今、大臣は二つのことをお述べになったのですが、懲戒免職に検事がなる、そういう場合の基準なり要件というものは具体的に存在しているんでしょうか。法務大臣にお聞きしたいのですが。
○保坂委員 懲戒の具体的な基準についてお聞きしたのですが、後ほどもしお示しいただければお願いをしたいと思うのです。今は結構です、ちょっと時間がありませんので。質問がいっぱいあるもので、済みません。  次に、大臣に伺いますけれども、検察官適格審査会がございますね、これは機能してい...全文を見る
○保坂委員 丁寧にお答えいただいたのですが、実は、検察庁法二十三条に、すべての検察官について三年に一回審査をすることになっていますね。一体どの程度の時間をかけてこの三年に一回の全検察官審査をされているのでしょうか。一人何分ぐらいとか。
○保坂委員 検察庁法二十三条の2のところには、「検察官は、左の場合に、その適格に関し、検察官適格審査会の審査に付される。」とあるのですね。その一に、「すべての検察官について三年ごとに定時審査を行う」と書いてあるのですよ。つまり、すべての検察官について三年ごとに審査を行う。大臣、ど...全文を見る
○保坂委員 それでは、これだけやるとちょっと時間がなくなるので、本当に機能しているのかどうか、さらに問うていきたいと思います。  裁判所の方にお尋ねします。今回の山下次席の問題、ずっと言われていますけれども、裁判所の方にも大きな問題があるように思います。率直に言って、法務省の報...全文を見る
○保坂委員 お願いがあるのですが、時間に限りがありますので、報告書でもう既に記されているところとか、書かれていることは、ここで繰り返さないでほしいのですね。  今、私の問いは、その中坊委員の指摘はもっともだと受けとめられたのか、そうでないのか、それだけちゃんと答えてください。
○保坂委員 三月十六日に、この事態発覚後、初めて青山福岡高裁長官が記者会見しているんですね。  記者会見している席で、この様子を伝えた毎日新聞の記事によりますと、「逮捕状請求書のコピーを入手したことは特別扱いとは思わない」。さらに、山下次席が「示談に持ち込もうとした意図はありう...全文を見る
○保坂委員 事務総長に一言お答えいただきたいんです。  最高裁は調査報告書の最後に書いていますね。「公正、廉潔は我が国司法の最も誇るべき伝統である。しかし、今回の事件により、我々は、これが伝統によって守られるものではなく、基本的には裁判官個人の自覚すなわち「倫理」の問題であるこ...全文を見る
○保坂委員 委員長にお願いしますが、異例かもしれませんが、これは、この事態を本当に再発防止していけるのかどうか、大変重要なポイントだと思いますので、最高裁に自発的にこの法務委員会に対して今の発言要旨について出していただきたいという要望について、検討願いたいと思います。
○保坂委員 法務大臣に再びお尋ねをいたしますが、今回の事態で、現場の警察官の士気、あるいは検察と警察との関係が非常に気まずくなるんじゃないかというようなことが言われています。  そこで、奈良で起きました、奈良県警の二人の警視が、贈収賄絡み、かなりの大金を受け取っていたということ...全文を見る
○保坂委員 去年、警察問題というのはもうさんざん出たわけですよね。  警察庁に答弁をお願いしますけれども、中坊公平さんが警察刷新会議のメンバーだったと思います。そうですよね。そして、今回のこの奈良県警の措置についてこういうふうにおっしゃっているんですね。贈収賄が疑われ、証拠隠滅...全文を見る
○保坂委員 いや、中坊さんのコメントについては質問予告に入れていなかったので恐らく用意がないと思うんですが、警察刷新会議の中坊さんが、非常に不十分だと言っているわけでしょう。我々の提言をまともに消化していないんじゃないか、こうおっしゃっているわけでしょう。それをどういうふうに受け...全文を見る
○保坂委員 官房長に。端的に一言で答えてください。  今回の福岡では大変に現場の士気が損なわれるようなことがあった。警察はまじめにやろうとして一生懸命やってきたと思います。ところが、この奈良県警の事態はそういった議論の中で起きたわけですよね。これは、今言われた、身内に甘い等々の...全文を見る
○保坂委員 それは大変不十分だと私は思いますけれども、残りの時間、法務大臣に判検交流について。  先ほどちょっと触れましたけれども、これは予告がないのでちょっとお聞きいただきたいんですが、裁判所の方も組織で上げていくわけですよね。今、理由を報告書で述べておられます。簡裁の令状請...全文を見る
○保坂委員 最後に一点だけ。  今法務大臣、大変正しい認識だと思いますよ。法曹というのは、役割、役割で厳正に、どんな事件であっても、知り合いであっても、家族同士の交流がなまじあったとしても、ちゃんとやるんだと。それだったら、最高裁、いいじゃないですか、報告なんか上げなくたって。...全文を見る
○保坂委員 終わります。
05月16日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、全般にわたって、特に公共事業の見直しについて用意しましたら二時間分以上になりますが、この与えられた時間の範囲内で行いますので、ぜひ簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  まず、扇大臣、先ほどから話題になっていた長野県の田中康...全文を見る
○保坂委員 田中康夫さんもかつて作家で、私もジャーナリストとして二十数冊の本を書いてきました。少なくとも、脱ダム宣言という文章に対してどうかということを今お聞きしたんですが、私も、これはただ文章だけで判断するわけにいかないということで、浅川ダムの予定地も二度見てまいりました。二回...全文を見る
○保坂委員 そういうことで、お互いにおっしゃりたいことは大変あるようです。  先日、公共事業をチェックする議員連盟、十三人ですか、田中知事とも会って、ぜひ扇大臣とも直接対話をしたいと。別に車座ミーティングじゃなくてもいいんです、まずお二人でお会いになってもいい。どうですか、それ...全文を見る
○保坂委員 大変簡潔なわかりやすい答弁で、それでは、田中知事の方にも私の方から伝えますので、ぜひ会って直接議論をしていただきたいと思います。  では、公共事業の問題について、次に静岡空港の問題をちょっと取り上げたいと思います。  私も首都圏に住んでいながら知りませんでした、こ...全文を見る
○保坂委員 だれにでもわかる、静岡県民なら唖然とするようなうそを平気でつかないで。静岡県、広いですから平たんなところもある。幾つもの候補地の中で、なぜここが選ばれたのか。それは決まっているじゃないですか、新幹線のトンネル、その上にわざわざつくるわけですから。  では、鉄道局長に...全文を見る
○保坂委員 扇大臣、公共事業というのは、国民の安全を守り、それこそ暮らしを豊かにするためにあるんですよね。  私、こういう問題は考えたこともなかったですね、新幹線のトンネルの上に空港ができるなんて。だって、トンネルの上に空港の滑走路がわざわざあるんですよ。そうしたら、もし仮にジ...全文を見る
○保坂委員 聖域なき構造改革というのが本当であれば、こういう指摘を大臣も率直に聞いて、改革反対勢力にならないように注意しなきゃいけないんですよ。私は、こういう計画自体がストップしないところに大変な問題があると思います。  次に、ダムの方に話題を移したいと思います。  先日、公...全文を見る
○保坂委員 では局長、確認的に聞きますけれども、今言われた品木ダムは、百六十七万立方メートル、七二%が中和生成物を中心とした堆砂で、いわばどろどろの状態。これは毎日大規模にしゅんせつしているんですよね。そうやって対応している。しかし、どんどん石灰を含んだものが来る。今度八ツ場ダム...全文を見る
○保坂委員 大臣、率直に伺いますけれども、五十年この八ツ場ダムはつくられなかったんですよ。川原湯温泉、行かれたことがあるかどうかわかりませんけれども、五十年といったら、人が、十五歳の子どもが六十五歳になる、それだけの、半世紀ですよ。半世紀、いつダムができるのか、家も建てかえられな...全文を見る
○保坂委員 今回、ハンセン氏病の問題で、政府部内でも、これはぜひ控訴しないで、こんなに長いこと苦しめてきた患者さんの思いを受けとめて解決に導いていただくようにと、与野党超えてそういう声は上がっていると思いますが、役所の間違いはあるんですよね。それを、やはり国会の場で与野党の論戦の...全文を見る
○保坂委員 今の結論も含めて、聖域はないということで確認していいですか、扇大臣、森内閣当時と今回は違うと。
○保坂委員 別に、仲介するなどというおこがましいことを言っているんじゃないんです。あらゆる委員会がテレビで中継されているわけじゃありませんから、あるいは新聞等でこれを報道されれば田中知事も知るでしょうけれども、大臣が率直にいいですよとおっしゃったから、一応、こういう論議がありまし...全文を見る
○保坂委員 河川局長、まさに今の川の状況が、自然の生態系を人間の都合ですべて収奪をしていくプロセス。あるいは、結果として上流にダムがある。底にどんどん砂がたまっていく。黒部川等でも砂がたまって、これを富山湾に流すというようなことで漁業関係者が被害を受けているということもありますよ...全文を見る
○保坂委員 私の指摘を率直に受けとめていただいて大変うれしいんですが、そうすると、そういう場所につくられる小学校というのは、やはり移転した方がいいんですね。
○保坂委員 いろいろ盛りだくさんなので議論を急ぎますけれども、扇大臣、リゾート法を御存じですよね。シーガイアが破綻しましたよね。  私、ここに予算委員会の議事録をいろいろ探して持ってきたんですが、四年前の二月二十八日の衆議院の予算委員会で、リゾート法からちょうど十年たった、十年...全文を見る
○保坂委員 そこは大変率直な答弁、ありがとうございました。  もう既に、この立派なパンフレットの段階で国土面積の一七%特定地域があるんですね。それからまたさらに二、三ふえているわけですから、私は、もういいだろうと。そして、今景気が低迷していますから、どんどん開発に向けて資金が投...全文を見る
○保坂委員 大臣おっしゃるように、五万人ぐらいの方々が働いているというのは事実ですよね。そして、施設を使われているのもある。それはいいじゃないですか。余暇のために、そして雇用のためにも、地域振興のためにも、役に立っているものも一部あるでしょう。しかし、九千、これは丸ごと一〇〇%で...全文を見る
○保坂委員 それでは、環境省に簡潔に伺いますが、リゾート法論議の中で、日本企業が元気がよかったころ、大規模リゾートができたものですから、地域振興だ、ゴルフ場だ何だと、大変な乱開発が指摘されて、リゾート事業における環境配慮というのをまとめましたよね。これをまとめて、その後四年間、今...全文を見る
○保坂委員 国会は立法の府であります。ただし、立法府というのは、法律をつくるだけが能じゃなくて、要らないものを廃止していくというのもやはり役割だと私は思います。  そこで、国土交通省に、きのうちょっと質問取りのときに、高度経済成長期とバブル期のときにできた開発促進法、これをさっ...全文を見る
○保坂委員 例えば水資源開発促進法、これは本当に広範な用水対策を緊急に実施する必要があると認められるときに水系を指定してというような骨格になっている法律ですが、こういうものもやはり廃止を検討していただきたいなと思います。  二時間の議論を四十五分でやるのはやはり無理でした。たく...全文を見る
05月18日第151回国会 衆議院 議院運営委員会 第30号
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○保坂委員 保坂展人です。  社会民主党・市民連合を代表して、本決議案に賛成の意見表明をしたいと思います。  小泉内閣が、自民党を変える、自民党は変わる、そうしてみせる、こう主張されて発足をしている。政治倫理、政治改革の問題について、改めてどういう態度をとられるのか、私たち野...全文を見る
05月25日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、同僚の北川委員より時間を分けていただきまして、どうしても委員各位に考えていただきたい交通事故の現状について質疑を行いたいと思います。  まず第一に、これは昨年の八月四日の法務委員会でただした件なんですが、藤原裕喜子さんという...全文を見る
○保坂委員 それでは、こうした危険な改造車は容易に車検に通らないように改善をされるというように伺いました。  なお、指摘をしておきたいのは、これら車検が通過をしていたということで、刑事罰も、禁錮二年執行猶予四年ということであったようです。やはり、見るからに危険な車、これが放置さ...全文を見る
○保坂委員 長官、来ていただいていますので、率直に田中長官に伺いたいのですけれども、私、この件を聞いてびっくりしたんですね。確かに酒酔いは現行犯だ。しかし、その後にちゃんと飲んだということも認めている。そして逃げたという事実もある。しかし、減点ゼロ。これはやはり、正直に名乗り出な...全文を見る
○保坂委員 それでは、一九九五年、今から六年前の九月十五日の早朝に、三苫剛嗣さん、二十一歳の元気な大学生だったのですが、交通事故で亡くなっている。きょうは御遺族の方にも傍聴に来ていただいているので、大変たくさんの問題、この事故にもあるんですけれども、一点に絞って伺っていきたいと思...全文を見る
○保坂委員 今、警察庁からそういった答弁がありました。二十一歳の将来ある息子さんの命はもう二度と返ってこない。しかし、この痛ましい事故、その命の重さ、それと引きかえに、これだけ不合理な、あるいは実情に沿わない法律や規則を改正していただくこと、あるいは実情に合わせてもっとより安全な...全文を見る
○保坂委員 国土交通省の方はちょっとかたい答弁だったのですが、今諸外国という言葉が出ましたよね、ドイツのアウトバーンだとかアメリカのハイウエーだとか。どうでしょう。この三角停止板というのを定めているのは日本だけだと思うのですね。諸外国の例などはどうでしょうか。警察庁の方に聞きたい...全文を見る
○保坂委員 田中長官、端的にもうきっぱり言っていただきたいのですね、今、長年の晴らされぬ思いを。この三角停止板というのは必要なときがありますよ。これが役に立つことは確かにあるでしょう。しかし、高速道路という、すさまじいスピードで走ってくる、そして数秒の差が命を落とすことにもなりか...全文を見る
○保坂委員 大臣に伺います。  今、長官の方がしっかり、そういう遺族の方の思い、三角停止板が出せなかったことが最愛の息子さんの非であるがごとく言われて大変悔しい思いをされた、それはおわかりだと思います。人命尊重のためにそういう警告装置はやはりあるわけです。命を守るためにある装置...全文を見る
○保坂委員 最後に、大臣にもう一点、これは私も驚いたのです。この三角停止板の事故で息子さんを亡くされた、その加害者の方は、何と四年と数カ月行政処分が忘れられていたそうなんですね。そして、その行政処分が忘れられていたということを指摘されると、そういう行政処分にされたわけですけれども...全文を見る
05月25日第151回国会 衆議院 本会議 第32号
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○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、政府の緊急経済対策と関連法案に対して質問を行います。(拍手)  その前に、緊急にお聞きしたいことがあります。  まず、総理に伺います。  本日、五月二十五日は、二週間前の五月十一日、熊本地方裁判所で下されたハンセン病訴訟で敗訴し...全文を見る
○保坂展人君(続) 高齢者の年金に対する課税を強化する方針を打ち出しているそうですが、まずは、抜本的な年金制度の改革をやるべきではないでしょうか。  グリーンピアあるいは終生型老人ホームなどの重大な経営失敗、その老人たちのみならず、社会保障不信を倍加させてきたことも見逃せません...全文を見る
05月29日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今月はハンセン病訴訟の判決があって、これを内閣がどういうふうに受けとめるのか、国会としてどういう意思が示せるのか、与野党ともに議論が国会の方ではまだ続いているわけですけれども、いろいろな問題が二十一世紀に、まだまだ前世紀の、しかもひょっ...全文を見る
○保坂委員 長い年月にわたって国際社会でいろいろな議論を経て、日本も、両条約、時間差はありましたけれども批准をしているわけです。  続けて外務省に伺いますが、苦情申し立ての審査は、ILOの結社の自由委員会で実質審査が行われたというふうに理解しておるのですが、この委員会の役割と権...全文を見る
○保坂委員 結社の自由に関しては、そもそもは、結社の自由に関する実情調査調停委員会という仕組みが持たれ、事前の審査を基本にしようという考えだったようですけれども、事実上は、この五十年、結社の自由委員会は、いわゆる事後の、あるいは今発生し、まさにそれを訴えるという形で、過去五十年に...全文を見る
○保坂委員 それもちょっと後から聞こうと思ったのですが、今聞いたのはもっと簡単なことで、ILO条約を日本政府は批准をしている、批准をしているということは、国際法上、この条約遵守義務が日本政府にあるかどうか、当たり前の話ですが、それを確認したいということです。
○保坂委員 過去に、結社の自由委員会が日本政府に対して、個別の労使紛争に対して勧告を出したケースがどのぐらいあったか。私どもがちょっと調べてみましたところ、三件というふうに聞いているのですが、それでよろしいかどうか。これは、どうですか、厚生労働省の方で把握されていますか。
○保坂委員 ちょっと待ってください。これは予告しているので、把握していないでは困るんですね。三件というふうに私どもは調べておるのですが、国立病院関係の紛争だというふうに言われていますけれども、これが勧告をされてその後にどうなったか。これは政府の措置はどういうふうにされたのか。これ...全文を見る
○保坂委員 外務省の方はわかりますか。これは事前に外務省と厚生労働省に聞いて、これは厚生労働省に答えてもらおうというのでやっているのですよ。何か事務方の手違いかどうかわかりませんが、外務省の方はわかりますか、件数だけでも。
○保坂委員 では、厚生労働省、間に合うかどうかわかりませんけれども、ちょっと直ちに調べて、後半のところで答弁していただくよう用意してもらえますか。  それでは、この二つのILO条約について、先ほど外務省からも御説明いただいたのですけれども、昭和二十八年の九十八号、団結権及び団体...全文を見る
○保坂委員 それでは、ILOの勧告、これは中間勧告というのが九九年にございました。そして、昨年に最終勧告というのがございました。中間勧告と最終勧告は、若干、視点というか内容に違いはありますが、しかし最終勧告に書いてあるように、中間勧告を差しかえるのが最終勧告ではなくて、中間勧告を...全文を見る
○保坂委員 これから聞こうと思うことをお答えになっていただいて、そういう意味では質問の圧縮になったのですけれども。  少し厳密に、もちろん政党間の議論を大いに素早く進めて、完全解決に向けて一刻も早く頑張ろう、そういう気持ちでおりますけれども、国会の場ですから、政府として公正な補...全文を見る
○保坂委員 では、もう一度確認しますけれども、つまり、フェアな、公正な補償ということが勧告内容にあるわけですね。これについては政府としてもきちっと受けとめる、こういう立場だということで確認してよろしいですね。
○保坂委員 ニュアンスとしてはそれを受けとめるというふうにも聞こえるのですけれども、国会の場は議事録で見る方もおりますので。ほとんどそうかもしれません。ですから、公正な補償というILO勧告を政府としてきちっと受けとめるかどうか。では、副大臣いかがですか。
○保坂委員 泉大臣、去年の十一月の、当時の役所の方で訳されたものがありますよね。ここには、「関係する労働者が適正に補償される解決に早急に到達する」、そういう言い方ですね、「適正に補償される」という。これの英文はフェアでしょう。ですから、これは、適正であるというよりは公正に補償され...全文を見る
○保坂委員 受けとめるというのと見守るというのは違うんですか。
○保坂委員 それじゃ、次に進みます。  それで、中間報告にも、例えば、JRと関係労働者の間に紛争解決のための努力がされていること、国労及び全動労問題を解決する努力を続けていると。例えば、ILOに対して日本政府が伝えているということがわかりますし、また、中間報告は、強く政府に対し...全文を見る
○保坂委員 恐らく、最終勧告を読めば、政府がどのような情報を提供したのかということは想像できるわけですね。あるいは部分的にはわかります。しかし、全体像がちょっとわからないんですね。  ですから、これまでこの案件について政府がILOに提供した情報、これはいわゆるILOの中で議論さ...全文を見る
○保坂委員 扇大臣に伺いたいんですが、いろいろ時代が変わって、まさにこれの解決が急がれていますよね。今大臣がおっしゃるように、四党合意の話も出ました。  これはILOに政府が公式に出した報告ですから、何も秘密文書とか、そのたぐいじゃないと思うんですね。この問題を早期にかつ生産的...全文を見る
○保坂委員 ですから、ILOの勧告を生んだ根拠となった情報が、日本政府が出した情報なわけですよね。恐らくそれを検討、吟味した上でILOは判断した。その情報のもとを見せていただきたい、示していただきたい。それは、この千四十七名の、それを見ると、何か解決が遠のくという問題でもなかろう...全文を見る
○保坂委員 それでは、この問題は指摘をしておきます。これは、もうそっくりそのままじゃなくたっていいんですよ。こういうことを示したんだということを出していただければ議論は進むと思います。  では、その議論の中身に入りますけれども、ILO勧告は、国労や全動労は広域異動に非協力的だっ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、局長の見解としては、広域異動に非協力的だったから組合員の採用率の顕著な違いが生じたというふうにILO勧告は言っていないということですか。
○保坂委員 それじゃ、続けて局長に伺います。  広域異動というのは、国鉄時代の末期に、北海道や九州の余剰人員を本州で吸収するために、広い範囲で北海道や九州から本州に異動される形で実施された人事異動である、こういうふうに理解してよろしいですか。簡潔にお願いします。
○保坂委員 そうしますと、この異動に応じた個人は、国鉄分割・民営化の採用の時点では本州に異動している。北海道、九州には、もう既にそこにはいなかった。北海道と九州に残っている人の場合は、組合の所属にかかわらず、広域異動には応じなかった人である。こういうふうに把握してよろしいですか。...全文を見る
○保坂委員 では局長に伺いますが、この分割・民営化あるいは広域異動について、ではこれに組合として協力しましょうという組合と、それは反対だ、だめだ、交渉しろ、こういう組合とあったわけでしょう。それは歴史的に事実として明確にあったわけですよね。それが千四十七名問題を生んでいるんじゃな...全文を見る
○保坂委員 それでは局長に伺いますが、広域異動に協力的な組合で採用されなかった人というのは相当いるんですか。
○保坂委員 今お聞きしていて、ちょっとまた首をかしげるんですが。  局長にさらに伺います。  国鉄の名簿作成の過程で組合間に著しい採用の差異があった、これは労働委員会命令も認めているし、一連の関係する判決もこのことは否定していませんよね。この理解は間違っていますか。
○保坂委員 それでは、泉副大臣に伺います。同じ質問です。私、今の答弁ちょっと理解できませんので。  こういう問題の解決には、認めるところは認めて、そして歩み寄るところは歩み寄るということが、本当に虚心坦懐に必要だと思うんですね。  国鉄の名簿作成の過程で、やはり組合の違いで採...全文を見る
○保坂委員 そうすると、非常に不思議な話なんですね。では、どうしてその千四十七人の方々が、これは国労と全動労ですか、この二つの組合の方々が解雇ということに結果として相なったわけですね。いわゆる広域異動に協力的な組合の人たちは雇用を継続された。結果としてその事実はあるわけですよね。...全文を見る
○保坂委員 いや、僕は判決の要旨をただ述べているだけで、その価値判断まで踏み込んでいないので。  では、局長の方に今度伺いますね。  実は、調べてみると、国労が、国鉄労働組合が、国鉄の採用者名簿の作成について不当労働行為であるということで、当時の国営企業労働委員会、国労委に対...全文を見る
○保坂委員 実は、八八年、昭和六十三年九月二十八日に、国労委、この場で却下されたんですね、この救済申し立ては。その理由は、国鉄清算事業団が労働組合法上の責任の帰属主体となることはなく、ひいて本件について被申立人適格を有しない、こういうふうに述べているんですよ。これは私どもで調べて...全文を見る
○保坂委員 それでは、副大臣、また別方面から今の問題いきますね。  最近出された、もうつい最近ですよね、五月九日の東京地裁判決は、国鉄分割・民営化の際の配属差別について、不当労働行為があったとしてもその責任は国鉄や清算事業団が負うべきだと。  国鉄や清算事業団の責任は現在鉄建...全文を見る
○保坂委員 時間も迫ってまいりましたので、要するに、千四十七人の方たちが、亡くなった方もいる、大変苦しい思いで、今、日々を苦闘しておられる。そういう苦闘をいつまでも放置しない、そういう決意が必要だというふうに思っているのですね。  では、泉副大臣、その場合に、JRに法的責任がも...全文を見る
○保坂委員 残りの時間がわずかですから、扇大臣に伺います。  このILO条約、反組合的な差別だとか、あるいは組合を一つ特定して解雇するというようなことを禁じている、そういう条約の中身に日本は批准国として国際法上の責任も負うと外務省も答弁をしていただきました。  そして、今、解...全文を見る
○保坂委員 大事なところは、今、一番最後のところだったのです、大臣。一番最後に、一〇四七の方たちも勧告を遵守していただきたい、こう言われた。  それから、政府は検討と言われた。政府は受けとめてくださいよ。それだけ一言お答えいただいて終わりますから、大臣、一言お願いします。
○保坂委員 先ほどの追加答弁、できましたか。  時間がないので、簡潔にお願いします。
○保坂委員 いろいろ議論させていただいて、最後の、扇大臣の勧告を重く受けとめるという御発言を重く受けとめまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
06月06日第151回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  田中外務大臣、連日の断続的に出てくる報道に対しては私は疑問を持っています。やはり改革に取り組む、特に機密費の問題であるとかあるいはODAだとか、いわゆる利権の聖域的なところにタッチするということは非常に大変なことだと思いますけれども、ま...全文を見る
○保坂委員 これは答弁になっていないんですね。つまり、六億六千万円かけて事前調査をやったんです。この事業、八五年にマスタープランが策定されて、随分後になってから始まった。これは税金ですよ。その六億六千万の使い道はどうだったんですか、公表されているんですか。はっきりしてください。
○保坂委員 公表しないと言うんですね。ケニア側によって行われたといっても、日本のコンサル会社を使ってこの調査は行われたものというふうに存じ上げています。  そして、第一期工事、今度は六十九億三千三百万円、これは取水設備、導水路、アクセス道路の整備及びコンサルに対して払われたとい...全文を見る
○保坂委員 手元に資料がないから言えない、後でなら言えるということですね。  公共事業、日本国内のさまざまなところでチェックするといろいろ出てきますよ。畳一枚が何十万円という例も新潟でありました。では具体的にお聞きしたいんですが、この事業に伴って二つの小学校が移転をしたというふ...全文を見る
○保坂委員 さらに時間を追っていきますけれども、今度は一九九九年、今から二年前、第二期分の百六億円の円借款の供与に当たって、いわゆる自然環境や地域社会への影響について、答弁書にはこう書いてあるんですね。ケニア側の本件計画にかかわる環境影響評価書等を作成したことを受けて、海外経済協...全文を見る
○保坂委員 先日も外務省とJBICから説明に来ていただきまして、随分聞きました。答弁書も、全部これは問題ないということなんですね。全然問題ないのだと。私が聞いていること、これはNGOからいろいろ出してもらって、私なりに整理をして質問主意書を出しているのですね。  資料を配付しま...全文を見る
○保坂委員 現地の日本大使館は、取材中の記者が住民も含めて逮捕されてしまった、こういうことに対して抗議をしたのじゃないのですか。抗議をした結果、どういうふうにケニア当局から答えが返ってきたのか、簡潔に答弁してください。
○保坂委員 取材中の記者も逮捕されるということがあった。  次の資料を見ていただきたいのですが、資料の三、四、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真をつけておきました。これは、昨年の十二月に、アフリカ・ウォーター・ネットワークというNGOのオデラさんという方が、囲まれて銃撃...全文を見る
○保坂委員 また次に、資料をつけておきました。ナンバー五ですけれども、この中で、オデラさんは、サイドミラーを壊されて、車からおりた警備員らに、おまえが事を荒立てた張本人だと叫ばれて、殴られた、そしてその後、その警官らに包囲され、発砲された、運よく一命は取りとめたが、こういう内容に...全文を見る
○保坂委員 はっきりした答弁だったと思います。そういう意味で、やはり今ターニングポイントで、ODAでこういう、一たん決まったら走り出して、もう全然チェックはされないということではやはり困ります。  それで、人権上の資料をたくさんつけたのですけれども、その後についているのは、これ...全文を見る
○保坂委員 それでは、財務省、ちょっとお話し中のようですが、よろしいでしょうか、国際局長。  大蔵省改革で当時議論させていただきました。今回は、財政構造改革が言われる中で、これは聖域はないんだ。これは二百億円近い、これから百億というのは、決して少ない額じゃなくて、大変大きなお金...全文を見る
○保坂委員 外務大臣に再び伺いたいんですけれども、いろいろ細かなことは、もう時間がありませんから。  これはケニアの中でも今大問題になっているようです。そして、これは、途中で工事がとまればそれは何の意味もないものが残るということになるでしょう。ですから、本当に必要なのは、こうい...全文を見る
○保坂委員 後ろで手を挙げておられるので外務省の局長にも伺いますけれども、これは答弁書の作成の時点ではこうだったでしょう。しかし、これはケニアでも大きな問題ですよね。そして、日本のODAの今後のあり方を問う意味でも、これはもう時を余りかけるわけにはいかないという段階だと思います。...全文を見る
○保坂委員 外務大臣に伺いますけれども、先ほど、一番最初のやりとりの中で、工事に着手していくときのアセスだとか計画の策定だとか、六億何千万ですか、そういうものについては公表されていないんですね。どういう事業の見通しがあるのかということについて、これだけの巨費を投じるODAについて...全文を見る
○保坂委員 世界じゅうたくさんのODAが広がっています。ですから、すべてを洗いざらいというわけにいかないでしょう。  ただ、このケニアの件については、いろいろ問題の指摘もあった、国会での議論もあった。そして、外務省は十分だというふうに言っていますけれども、しかし、実際に聞いてみ...全文を見る
○保坂委員 ODAの改革について、特にこのことは日本国内の構造的にゆがんでしまったものを輸出しているようなものもありますから、やはりそういうことを正していく、それでカットするものはカットしていく、おかしなものはやめていく。そして、特に現地の経済やそれから住民の人たちに余計な混乱を...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいまの日森議員のこの法案についての質問に関連をして、私は、一つの交通事故について、生命の尊厳、これをどう考えるかということを質問させていただきたいと思っています。  今、委員席に新聞記事をこれからお配りいただきたいと思いますけれど...全文を見る
○保坂委員 扇大臣、どうでしょう、今国土交通省から答弁があったわけですけれども、この車、今いろいろなふうに聞けるんですけれども、例えばミラーをつければ視界が確保されるかもしれないですね。こういう異常な形状の車で、今、ミラーも義務づけられていないんですね、要するに、この下を見るミラ...全文を見る
○保坂委員 補助ミラーはもちろんなんですけれども、どうでしょう、タイヤがこんなに異常にでかい。そして、これは補助ミラーだけで対応するものではないと思うんですね。そもそも車としての目的、交通安全のためにも、こういう車両そのものの基準を見直すべきじゃないですか。パブリックコメントを今...全文を見る
○保坂委員 大変残念な答弁なんですが、ちょっと進めたいと思います。  本日は、車の問題だけじゃなくて遺体の尊厳の問題についてちょっと伺いたいので、警察の方にも、厚生労働省の方にも来ていただいております。  これは警察の方に伺いますが、藤原さんの事故はいつ起きたのか、何時何分こ...全文を見る
○保坂委員 では、さらに警察の方に伺いますが、その二十時二十七分ころ、どこでどなたが死亡を確認されたんでしょうか。
○保坂委員 念のため、その病院というのは小倉病院で間違いありませんか、警察の方。
○保坂委員 これは命の問題で、結局、亡くなった方はもうしゃべれないわけですよね。ここの委員会でも何回も語られました。これは改造の問題とはまた別で、自分の娘がどこで死亡を確認されたかを当然遺族の御両親は知りたいわけですよね。警察の方、どうも教えてくださらなかった。  そうすると、...全文を見る
○保坂委員 でたらめじゃないですか、そういう答弁は。  警察の方に伺いましょう。どうですか、救急車に乗って病院へ行ったんですよ。それでお医者さんが乗り込んだ。今聞くと、カルテ作成義務はないと。  それで、保険会社から、認定しなきゃいけないですからね、死亡時刻はいつだと。実際に...全文を見る
○保坂委員 では、厚生労働省に聞きます。  つまり、カルテ作成義務はないわけですよね。そうすると、この救急車に乗り込んだお医者さんのやった行為というのは、医師法に基づくどういう行為に当たるんですか。それで、死体検案書をつくらないわけですよね。結局、亡くなったかどうかを警察はそれ...全文を見る
○保坂委員 では、警察の方にもう一回伺います。  もう、さんざん国会でたくさんの議論があって、これは警察庁も法務省も、交通事故の問題を被害者あるいは被害者の遺族の側に立ってもう一回見直そう、こういう議論をしてきていますよね。  そこで、警察の方は御両親に対してどこの病院か教え...全文を見る
○保坂委員 今の答弁はこの一連の質問を受けとめていただいたということで大変評価できるのですけれども、ただ、実際上、この藤原さんのケースでいえば、御両親はついに警察からも、どの病院でうちの娘が死亡を確認されたのかということを知らされなかったのです。検事さんから教えてもらった。そこで...全文を見る
○保坂委員 もう亡くなった命は戻らないのですね。だから、遺族の方が思われるのは、せめて娘の犠牲の後に、違法ではないのですから、適法改造なのですから、これが放置されて、何も変わらない、これだけはやるせないなという思いをいろいろ訴えられてきた。その思いを今大臣に受けとめていただいたと...全文を見る
○保坂委員 再び警察の方に伺います。  やはり交通事故については、現場で処理をされる、事に当たる警察官の方は、大変な仕事だと思うのです。そして、数が大変に多い。そういう中で、遺族の側からやはりその真相をよく知りたいという声も高まってきた。ますますそういう意味で、最初の捜査、それ...全文を見る
○保坂委員 それでは、泉副大臣に伺います。  どういうケースだったかということはもう十分おわかりだと思うのですね。この車両改造の問題一点ですね。今、国土交通省の観点は、ミラーです、補助ミラー。これで視界を確保する。  どうですか、こういう車で、小さい子供や孫が道路で遊んでいま...全文を見る
○保坂委員 別の委員会ですが、八月にこの問題を取り上げさせていただいて以来、国土交通省の方でも検討作業が始まっていると思うんです。しかし、扇大臣が言われたように、この亡くなった方は女性初の航海士で、雑誌とか何かにも紹介されているんですね。本当に将来楽しみだったと、本当に言葉を詰ま...全文を見る
06月08日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうの午前中に起きて、八人の児童が亡くなったそうですけれども、大変痛ましい事件が起きたことについて、私も心より哀悼の意を表したいと思いますし、また、これだけの大きな事件、恐らくその背景もまだわかりませんが、しかし、こういうことが繰り返...全文を見る
○保坂委員 突然のお尋ねではないんです。昨日、政府控室の方に、本日の質問は奉仕活動とボランティアの共通点と相違点についてのみ掘り下げる、こういうふうに予告しているんですからね。これを突然だと言うのなら、随分準備がないんだなと思いますけれども。  今大臣のおっしゃった自発的にとい...全文を見る
○保坂委員 それでは、その奉仕という言葉は一体日本語の中のどの辺から来たのかというと、これはいろいろな方が調べ、私が調べたところでは、どうも仕え奉るというあたりが語源なんではないかと。つまり、皇居の奉仕活動というのがありますね、これが一番、割とすっきり、当時の皇室なりあるいは天皇...全文を見る
○保坂委員 そのような活動は、例えばボランティア活動の範囲でもあるわけですね。つまり、何年何組これをやりなさいと言われたときには奉仕活動になるんだけれども、何年何組に属する生徒一人あるいは二人、三人が、きょう老人ホームに行くよという場合にはボランティアになる、こういうことですね。...全文を見る
○保坂委員 それでは、遠山大臣に聞きます。  日本青年奉仕協会というのがありますね。御存じだと思います。この日本青年奉仕協会が毎年大々的に全国ボランティア研究集会というのを開いています。全国ボランティア研究集会、相当大規模に、いい議論をされています。これを見ると、一九七〇年の一...全文を見る
○保坂委員 個別団体といっても、文部科学省は生涯学習ともかかわりが深いでしょう。知らないんですか、これ。知らないんですか。知らないならいいですよ、本当に知らないんなら。本当に知らないんですか。関心ないですか。
○保坂委員 それでは、岸田副大臣に聞きたいと思います。政治家同士として議論をしたいんですけれども、今、大事な転換期だと私は思うんですね。子供たちが学校を出て、いろいろ危険もありますけれども、しかし、社会に参加していくことは私は大事だと思います。その際に、では、奉仕の対象は何なのか...全文を見る
○保坂委員 ちょっと本質的な議論にしていきたいんですよね。つまりそういう活動は、やれと言ったから、先生がやりなさいと言ったから、しようがないなと言ってやるものじゃないんです。やはりこれをきちっとやろうじゃないかと、三人なら三人の子供がやれるんですよ、やろうと思えば。そういうことを...全文を見る
○保坂委員 では、遠山大臣に聞きますけれども、例えば空き缶拾いがいいだろう、空き缶がありますからね。それをやりますと言ったときに、しかし何人かの子供は、いや水質検査をしたいんだ、あるいは大気汚染のチェックを僕らはやりたいんだ、それで社会全体にかかわっていきたい、参加していきたいと...全文を見る
○保坂委員 では、こういう方向でやるべきだということをもう少し言いたいと思います。  私はずっと交通事故の問題に国会でも取り組んでいるんですけれども、同じ事故で年に何回か死亡事故が起きるという交差点があります。どうして事故が起きるんだろうかと。警察も忙しい、なかなか調査分析セン...全文を見る
○保坂委員 それでは、阪神大震災がありました。日本海重油の事故もありました。高校生、中には中学生でも、もうじっとしておれない、助けに行きたいということで、実際動いた子もいましたよ。そういうときに、学校を休んで救援活動に現場に行きたい、こういう場合は奉仕活動の範疇に入るんですか。
○保坂委員 遠山大臣に伺いますが、やはり混乱があると思うんですよ。最初、ボランティアの義務化なんということが言われて、それはさすがにおかしいということで、かなりボランティアと奉仕活動というのは峻別されてくるわけです。  ボランティアは自発的だ、奉仕活動は非自発的、つまり、やりな...全文を見る
○保坂委員 こうやって国会で議論しているときに、例えば国旗・国歌法の議論が非常にわずかながらありましたよ、学校現場には絶対にこれは影響はないんだと。学校現場における自主性は全部尊重していくんだということでしたが、今起きていることは大分違っていますよ、これ。相当程度影響が出ている。...全文を見る
○保坂委員 もう一歩欲しいんですね。許されるものではなくて、我々はやはりそっちを引き出してほしい。  例えば、アメリカにチルドレンズ・エクスプレスという子供だけの通信社があるんですね。その子供たちが来ましたよ。私の部屋にも来ましたし、超党派の議員でもお会いして話をしましたけれど...全文を見る
○保坂委員 先ほど児玉委員がお触れになったプラン、あれを私も見せていただきました。それを見ていますと、やはりここ五年、十年かけて議論されてきたことが入っているわけです。その五年、十年の中には、私が個人的にも当時の文教委員会で実現を求めてきた二十四時間子供のためのホットライン、実は...全文を見る
○保坂委員 まとめるに当たって、ボランティアと奉仕という言葉がほぼ同じような意味で語られた時期がありました。先ほど奉仕協会の話をしましたよね。それで、ボランティアという言葉になっていくここの何十年かには、ボランティア活動のすばらしい積み上げがあったんです、日本社会に。すばらしい積...全文を見る
06月12日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第21号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  ただいまの扇大臣の答弁が私の質問の内容ぴったりの話題でございますので、早速入らせていただきたいと思います。  今大臣もおっしゃったように、今回の土地収用法の立法動機、一番の引き金になったのが日の出町のごみ処分問題、トラスト地をめぐる収...全文を見る
○保坂委員 先ほど来扇大臣もおっしゃっていますけれども、これは、わずか七百万円程度の土地を取得するのに、きょうの話だと七億円かかった、これはいかにもひどい話だということで、わかりやすいのですね。七百万円に対して七億円。  ところで、きょう午前中、原科参考人が指摘をしていらっしゃ...全文を見る
○保坂委員 これは恐らく一部事務組合からの、この簡単な予算決算表をごらんになったと思います。  私は、二千八百人の地権者データの処理のための二億五千七百万円というのは、ビジネスベースの常識をはるかに超える価格かなと思いますし、また、今局長もお話しになったのですが、これは、七百万...全文を見る
○保坂委員 ですから、経費がかかったというのはわかる。経費はかかったでしょう。しかし、このそもそもの議論の根拠がわずか七百万に対して七億とか十億とかという話になっていますので、だから、これは直さなきゃという話になっているので、大変大事なデータなんです。  これは委員長にお願いし...全文を見る
○保坂委員 次に、公共事業は走り出すとなかなかとまらないわけなんですけれども、この土地収用法の御説明を聞いていますと、やはり行政の方も数々の、これは日の出のことも含めてなんでしょう、公共事業というのは、一たん決めれば行け行けどんどんで、絶対に引き返さないのだということじゃなくて、...全文を見る
○保坂委員 聞こうと思っていることをずっとお答えになっちゃうと、ちょっと質問のペースが狂ってしまうので、お答えは簡素にお願いしたいんですね。  今、新港の計画が不備だったということなんですが、地元自治体のこの資料では、大規模開発で、リゾート開発であってリスクが大きい、あるいは余...全文を見る
○保坂委員 それでは、国土交通省の方にちょっと伺いますが、同じ平成九年の十一月に当時の運輸省の方で、この新港地区の港湾も十分な需要がないのではないか。実は埋立地は二つありまして、新港地区というのはもう既に埋め立てられているすぐ近くの埋立地なんですが、新しくその隣に別の、干潟がきち...全文を見る
○保坂委員 では、続けて伺いますけれども、実は、先週の土曜日、これは世界遺産にも指定をされた勝連という昔のお城の跡で、お城の跡ですから全部見渡せるところですね。そこで、二つの、予定地と既に埋め立てられたところ、それからFTZの指定地を見ながら、いろいろ議論させていただきました。 ...全文を見る
○保坂委員 そういう話を現地で、全く同じ数字を聞きました。けれども、九十社が入る予定のところにいまだ四社しか入っていないというのもまた事実でございます。  そこで、扇大臣に伺いたいんですが、これは余り細かいことではありません。干潟の持つさまざまな力、生命の力というふうに言ったら...全文を見る
○保坂委員 干潟が大変大事であるということは扇大臣も認識をされていると思います。  また、生態系がおもしろくて、もう一つの干潟にも行ってみたんですけれども、シオマネキというはさみの片方が大きなカニがそこの隣にある佐敷干潟だけで何種類もいるんですね、そこにしかいないもの。極めて複...全文を見る
○保坂委員 今扇大臣から私の最後の質問の部分を全部おっしゃっていただいたので、大変そこは、干潟の重要性と、そしてまた産業振興という重要性もある。そこは地元の皆さんの意見を基本にいろいろ知恵を出していきたいと思います。  さて、東京でも、これは石原都知事が中心になって、外環道のい...全文を見る
○保坂委員 それでは、時間が迫ってまいりましたけれども、この土地収用法で幾つもの問題点がある中で、私が最大の問題点だと感じている点について伺います。  これは事業認定手続と収用手続の二つのバランスをとるんだ、つまり、前半の部分で情報公開、住民参加のところをきちっとやるから、後半...全文を見る
○保坂委員 議論はもっとしたいですが、ぜひ続けていきたいと思います。  終わります。
09月27日第153回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号
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○保坂委員 社会民主党・市民連合の保坂展人です。  今回、藤井孝男君外八名提出の決議案に賛成することはできません。日本国憲法のもとに営々と積み上げられてきた国会における議論を、今回、大変悲惨なテロ事件、これについてアメリカ政府及び国民に心から哀悼の意、お見舞いを申し述べ、そして...全文を見る
10月18日第153回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号
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○保坂委員 中村喜四郎議員の永年在職表彰について意見を申し述べたいと思います。  今日、政治倫理、わけても議会の自浄作用とは何かということを考えさせられる、本日、残念な事態となりました。  海外の議会を見ると、議員の不祥事並びに汚職の容疑で捜査あるいは逮捕、公判請求そして判決...全文を見る
10月18日第153回国会 衆議院 本会議 第7号
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○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、司法制度改革推進法案に対する質問を行います。(拍手)  主に法務大臣、幾つかの点を総理にかわって官房長官にお尋ねいたしたいと思います。  司法制度改革審議会の意見書には、「半世紀を経て初めて、利用者である国民の視点か...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  この決算行政監視委員会で久しぶりに質問をさせていただきます。  本来ならば坂口厚生労働大臣にお越しいただきたいところですけれども、本日、厚生労働委員会開催というところで、政府参考人に簡潔に答えていただきたいというふうに思います。  年金...全文を見る
○保坂委員 百六十八万掛ける六十八というのは八千八百三十万円になるのですか。これはならないと思うのですけれどもね。  それともう一点、いろいろこういった資料を集めていまして、この六十九円と書いてあるバージョンと、値段も書いていないというものも社会保険事務所などで配られているよう...全文を見る
○保坂委員 そんな相談するようなことじゃないから、どうぞ。
○保坂委員 国民が納めた保険料ですからね。一億円近い、八千八百万円だって相当の金額ですよ。これはしっかり後で報告してください。  「年金を「構築」する」というこの白書ですね、厚生省年金局。こちらの方はどのような目的で、どのようにつくられたのか。何部ぐらいつくられているのか。政府...全文を見る
○保坂委員 次に聞こうと思っていたことを答えていただいたのですが、実は二通りあるのですね、こういう二通りがある。こちらは厚生省年金局ですね。今お答えいただいたのは社会保険研究所作成。これは二千円なんですね。中身は全く変わらないのです、版も含めて。  これは、本来は役所でこういう...全文を見る
○保坂委員 どうも年金の広報も、これはしっかり見ていかなきゃいけないと思うんですね、保険料ですから。その保険料が幾重にも、下請へ出されたり民間業者に発注されたりと、非常に釈然としないんですが、では、こういうパンフレットを発送する運搬業務がありますね。この運搬業務について、イシカワ...全文を見る
○保坂委員 それでは、そちらの運搬の手段、一応企業名を挙げて言ったのは、こういうものは競争入札にしてしかるべきじゃないか、随意契約をしているのはおかしいということもあわせて、それを把握できる資料を後ほどお出しいただきたいと思います。  さて、いろいろ調べてみると、社団法人全国年...全文を見る
○保坂委員 では、これについても、こちらの年金受給者のこういう社団法人について、活動の詳細を後ほど御提出いただきたいということを要望しておきます。  さて、この委員会でもたびたび公的宿泊施設問題というのは取り上げられたんですね。有名なグリーンピアについて、私、ちょうど二年前の秋...全文を見る
○保坂委員 それで、なぜ隠したかというあたりがこの辺かなと思うのは、グリーンピア恵那のこの内容を見ると、事業収入が例えば平成十年度で四億五千万円なのに対して、請負金額、これが四億九千万なんですね。事業収入より多いわけです。もうこれは赤字になるのは必定ですよね。  そういうような...全文を見る
○保坂委員 では、これは出させていただくということなんで、ぜひ委員長の方からもお願いいたします。  雇用保険について一点だけ伺います。日本経済新聞に、雇用保険料が値上げされる、これは、ことし値上げされたのにまたこの値上げに入るということでかなり不安を広げていますが、これは本当で...全文を見る
○保坂委員 ということは、値上げを検討に、こういうふうに書かれていますけれども、そこまでいわばギアチェンジはしていない、こういうことで伺っていいんですか。
○保坂委員 新聞記事は承知しないじゃなくて、ちゃんと質問予告で言っているんですから、承知しているわけですよ。ですから、こういう値上げについて、これはやはりいろいろな社会不安が広がっているんですよ。この雇用国会と言われている中で、これで補正の議論も始まるわけですから。その点はっきり...全文を見る
○保坂委員 検討しているわけではないということをきちっと聞いておきたいと思います。  それでは、先ほども同僚議員からありましたけれども、狂牛病、BSEの問題について簡潔に伺いたいと思います。  この狂牛病から日本の牛を守るために、汚染された肉骨粉は輸入をしない、そして牛には肉...全文を見る
○保坂委員 これからそういった汚染された肉を流通させてはならないという問題と、この決算行政監視委員会は、過去を検証するという大切な役割があるんですね。ですから、この五年間、先ほど答えていただきましたけれども、それらの点について十分な資料を提出していただきたい、これにお答えになって...全文を見る
○保坂委員 この点も、委員長、よろしくお願いしたいと思います。  もう一問なんですが、出していただきたいデータ。これは、九六年以降の検査体制の中で、牛の飼料やその飼料の原料となるものの中から肉骨粉が検出されたケースがあったかどうか。もしあった場合には、これが流通しないように、こ...全文を見る
○保坂委員 もう時間も押してきているので。さっきから同じパターンが続いているんですが。やはり出てしまったわけですね、出るはずがないというものが。これは、原因をきちっときわめなければ国民は安心できない、当然ですよね。ですから、そのことを我々国会で議論するのに、できる限り過去の資料を...全文を見る
○保坂委員 どうしてなのかな。わからないんですね、これは。なぜ、どのように感染したのか、わかりません。しかし、牛の飼料というのは各国でもそれなりに疑われているわけで、これはこういう検査所で、こうやって調べてきましたよ、肉骨粉は出ませんでしたよというのがあると思うんですよね、農水省...全文を見る
○保坂委員 それでは、お出しいただけるというまでに時間がかかったんですが、お出しいただけるというふうに答弁をいただいたと思うので、ぜひ速やかにお出しをいただいて、安心が戻るように、食の問題は大事ですから、お願いをしたいと思います。  以上、終わります。どうもありがとうございまし...全文を見る
11月12日第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  小泉総理に伺います。  去る十月十五日に、総理は韓国ソウルを一日訪問されました。その際、こちらにパンフレットを持ってまいりましたが、西大門刑務所の跡、こちらの方に訪問されたと聞いております。  この刑務所は、金大中大統領もそこに収監をさ...全文を見る
○保坂委員 私は、そうした御努力は大切なことだと思います。  この一年間、日韓関係、他もそうですけれども、特に日韓の関係を見ますと、教科書問題あり、あるいは靖国問題あり。そして、両国間、来年ワールドカップですから、大変大切な時期に来ております。  そこで、小泉総理は記者団に、...全文を見る
○保坂委員 お互い協力していくべきだと思います。  問題は、今小泉総理も言われました、私もきのうその場に行って、直視することが大変難しいような、拷問の様子を再現したようなかつての牢獄がそのまま展示場に使われておりますね。ごらんになったと思います、総理も。そういうところを見て、過...全文を見る
○保坂委員 お互いに協力しようというのはいいことなんです。しかし、総理が言われたのは、お互いに協力しようではなくて、お互い反省しつつ、お互いに反省しつつなんですよ。ですから、私、事実ですかと聞いているのです。  お互いに協力するということだけだったのですか。お互いに反省するとい...全文を見る
○保坂委員 そうすると、総理は、外交というのは、信頼関係をつくるのには時間がかかるということは御存じでしょう。そして、壊すのは簡単なんですね。ですから、お互いに反省をするというのは、そういう意味ではなかった、お互いに協力するという意味だった、こういうふうにおっしゃりたいわけですか...全文を見る
○保坂委員 これはすりかえなんですよ。  新聞記事、幾つも出ているのです、記者団に発表していますからね。お互いに反省しつつ二度と苦難の歴史を歩まないように協力していきたい、こう言っているわけです。だから、お互いに反省しつつというのは、お互いに何をどのように反省するのですかと聞い...全文を見る
○保坂委員 ですから、これは事実ですかと最初から聞いているのです。ですから、お互いに反省というようなことを、それは本意ではなかったというのであれば、しっかりそれは訂正をされた方がいいと思います。  そして、その際に、金大中大統領とのいわゆる会談で、そして、その後上海で行われた首...全文を見る
○保坂委員 私は、小泉総理の靖国神社参拝以後あるいは以前から、これは熟慮しながら決めるというふうにおっしゃっていましたから、大変心配をいたしましたし、そして、その後も努力をして、韓国でも与野党の議員と率直に議論をいたしましたし、また、これはもう国内の問題ですから、日本の戦争犠牲者...全文を見る
○保坂委員 公共事業見直しの問題に触れたいと思います。  公共事業の抜本的な見直しということを与党三党で、これは総選挙の後ですが、抜本的に見直すというふうに語られました。  総理に伺いますが、この抜本的な見直しというのはどういう意味ですか。どの程度まで公共事業を抜本的に見直そ...全文を見る
○保坂委員 それはもっともなことですね。  特殊法人改革の中で、これまで焼け太りという、特殊法人を改革しようとすると、むしろ役人の権限が広がり、改革どころか改悪になっちゃうということが語られました。  この公共事業の与党の見直しの中でも、一たんその俎上に上がりながら、新潟県の...全文を見る
○保坂委員 それでは、今の答弁を踏まえて、もう一回総理に伺いたいんです。  これは三十五年間、五十二億円という予算が、何もできてないんですよ、費やされてきたんですよ、調査費ということで。長いことかかっていたんですね。そして、ことしは、去年四億だったのが八億円予算がついているんで...全文を見る
○保坂委員 それでは、最後に、総理に一点だけ。  雇用の問題。厳しいということを委員会でも指摘されていますけれども、今回、中小企業の経営危機を救済しようということで、いわゆる売掛金を担保に充当することができるという新しい制度の提案がございます。  ございますが、このことによっ...全文を見る
11月26日第153回国会 衆議院 議院運営委員会 第19号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  今回の商法改正、コーポレートガバナンスに関する議論は、四年、五年と長期にわたって続いてまいりました。会期末にたびたび議論になりましたけれども、継続になり、あるいは廃案になった経過もございます。  大変唐突に先週末示され、そして、国会の...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  扇大臣には六月に泡瀬干潟のことをお尋ねいたしました。その際に、私、見てきたということでいろいろ見解を求めましたけれども、実は、そのときの印象が大変強かったものですから、超党派の議員約百名でつくる公共事業をチェックする議員の会というのがご...全文を見る
○保坂委員 この計画はバブル時代に立てられたものです。前回の質疑でも、扇大臣は、干潟は自然の宝庫であるし、非常に貴重なものである、干潟は、もう本当に我々子孫に残していく、地元の人にとっても大変大事だけれども、その地元の人だけのものでもない、地球生命にとって非常に大事なものだという...全文を見る
○保坂委員 最後の一言がなければ大変いい答弁だと思ったのですが、環境省は、もう少しやはりしっかり物を言っていただきたいと思うのです。  干潟は、やはり人工的にはなかなかつくれないんです。人工干潟というのは、見てきましたけれども、やはり貧弱というか、これは干潟という形で呼吸をする...全文を見る
○保坂委員 質問に対する答弁に全くなっていません。  これは、埋立理由書というのをつくりまして、そしてリゾートホテル、これだけの需要があると、大変過大な見積もりで、そして干潟というすばらしい自然の上に海洋の土砂を入れて、そしてリゾートホテルをつくって、さあどうぞと言ったときに、...全文を見る
○保坂委員 これは直接には内閣府なんですが、きょうの答弁も、内閣府が答えるのか、国土交通省が答えるのかで大分もめたんです、私の部屋で。  要するに、これは公共事業の見直し、全部なくせというんじゃないですよ、やはり不要なものは大胆に見直していくという先頭に立っていただきたいと思う...全文を見る
○保坂委員 これは、シーガイアという巨大な施設がやはり破綻をしてしまった、そういうことを私たちのこの今現在の時点で教訓化するということを少しでも考えれば、その場に立ってみれば、写真を見ても活字を見てもなかなかわからない部分があるので、ぜひそういう機会をつくっていただきたいというこ...全文を見る
○保坂委員 短くお願いします。  今一括してという答弁でしたけれども、この共同漁業権はダムの部分だけ切り取って収用というようなことはできない、もし分割するんであれば、共同漁業権の分割、切り取りというのは、漁業法によれば漁業の生産力を高めるという方向でしかできないということになっ...全文を見る
○保坂委員 ですから、それは先ほど指摘したとおり、共同漁業権というのを切り取って、それは分割して収用するということはできないですねというふうに聞いているじゃないですか。それにちゃんと答えてください。
○保坂委員 これは納得できませんけれども。先ほど、答弁がないんですよね。要するに、使用後はこれをちゃんと使えるんじゃないかと。  さらに、補償の方法として、当然、任意交渉で合意して補償契約を結ぶというやり方と、この交渉ができずに土地収用法を適用して支払うということがあります。漁...全文を見る
○保坂委員 大臣にお聞きします。  あしたそういう総会があるということで、これは地元でも大変激しい議論が起こっているわけですけれども、十一月二十四日、毎日新聞に、川辺川ダムの防災計画書、国土交通省が九八年に出しているもの、これを見ても治水上の必要性はなかった、二〇〇一年版、こと...全文を見る
○保坂委員 あしたの総会でどのような展開になるかわかりませんけれども、これはもう重大関心事だと思います。  実は、先般の予算委員会で、扇大臣もいらっしゃいましたけれども、小泉総理大臣に向けて、清津川ダムということについて触れさせていただきました。  もう時間がないので一問だけ...全文を見る
○保坂委員 下流の市町村がそれだけ反対をされている中でこの工事の強行というようなことが絶対ないように求めて、質問を終わります。      ————◇—————
12月17日第153回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  私も、きょうのテーマとしてBSEの問題、武部農水大臣そして政府参考人に具体的な詰めの議論をさせていただきたいと思います。  武部大臣は、この九月以降、衆参両院で、私も議事録に目を通させていただきましたけれども、これは十分だったかどうか...全文を見る
○保坂委員 今、全然答えていないんですよ。また来てください。  こういうことで判別できるのかどうかと聞いているんですよ。判別できるんですか。ちゃんとまじめに答えてよ。どっちか、イエスかノーか。
○保坂委員 では武部大臣、率直にお答えいただきたいんですね。  この資料をごらんになって、今答弁にあったように、九六年の行政指導以降、飼料の、肉骨粉が混入しているかどうかという検査は、こうやって手でさわって、そしていわば五感を働かせて検査をしてきた。こんなことじゃいかぬでしょう...全文を見る
○保坂委員 武部大臣、率直にお答えいただきたいんですが、検査方法をより的確にということで顕微鏡に変えたんですよね。ということは、顕微鏡に切りかえる前、五感で見ていたときには、これは見落とした可能性もあるじゃないですか。そういう危険が除去できない、こう思うんですが、この点についてき...全文を見る
○保坂委員 武部大臣から率直な答弁をいただきました。私ももちろん専門家じゃありませんので。ただ、少なくとも、この検査の方法を見て、これはとやはり思わざるを得なかったわけです。ですから、今あらゆる可能性を想定しているということであれば、今回の顕微鏡の検査に至る前、肉骨粉が混入した可...全文を見る
○保坂委員 私ども調査してまいりました、独立行政法人の肥飼料研究所、鑑定課長さんにお話を聞いたんですね。実は、鑑定課長さんのお話なんです、私の今紹介した。  要するに、肉骨粉に空洞があると。これは三分の一しかない。そしてまた、大型魚のマグロなんかにも空洞はあるらしいんです。なか...全文を見る
○保坂委員 ちょっと、これは続けられないですよ、こういうふまじめな形じゃ。今、質問を聞いていただければ、そんなの、質問をしているわけだから、ちゃんと答えてくださいよ。ちゃんと独立行政法人の肥飼料研究所に行って、顕微鏡では肉骨粉、全部識別しかねる、こう言っているんです。これが本当か...全文を見る
○保坂委員 委員長、じゃ、今確認してもらえますか。これ以上質問できませんよ。農水省にちゃんと質問予告して、この点聞きますよと言って、顕微鏡で今やっているわけですから、飼料の中に肉骨粉が入っているかどうか、それ、答えられないんでしょう、確認しなきゃ。じゃ、確認してください。
○保坂委員 今から確認すればいいじゃないですか。後で聞きますよ、じゃ。(発言する者あり)今電話で聞きなさいよ。
○保坂委員 委員長、これはもうどうしようもないですよ。ちゃんと予告もして、そして、ちゃんとその研究所で公式に聞いているわけですからね。今、研究所でそういうことを言ったことを早く確認してくださいね。確認をすれば、もう顕微鏡は万全じゃないというのはわかっているわけです。  次に、そ...全文を見る
○保坂委員 武部大臣、いろいろ檄を飛ばし、そしてまた、さまざま率直じゃないことについては注意をするということをたびたびおっしゃっていますけれども、私はこれは大事な問題だと思うんですよ、感染ルートの問題ですから。今、顕微鏡でやっているんです。ただ、顕微鏡でやっていることについて、万...全文を見る
○保坂委員 武部大臣にそういう御答弁をいただきました。  私は、きょうは入り口、つまり感染ルートだけに絞ってお聞きしますので、その点だけの議論にさせていただきたいと思います。  もう一回局長に答弁いただきますが、それでは、これで一番ひどい被害を生んだイギリスでは、この飼料の検...全文を見る
○保坂委員 今答弁を聞いて、どうですか、大臣。イギリスはエライザ法でやっていた、そして日本では、手でこうやって見ていた、そしてその後、ちゃんとやらなきゃいかぬということで、一月から顕微鏡にした、しかし、顕微鏡でも識別しかねる、それでエライザ法にした。これはイギリスではやっているん...全文を見る
○保坂委員 そうなんです。性格を知っているからこそ、この点について、率直におかしいことはおかしいということを言われるというよい点があられると思いますので、このことについて、先ほど魚粉の話をしました。  資料にもつけていましたけれども、先週、一斉に報道がございましたよね。つまり、...全文を見る
○保坂委員 これはそんなに論理的に難しい話じゃありません。  魚粉をつくっている工場がたくさんありますよね。八十ある。そこに検査の体制を組んで一つずつ入っていくにはこれは時間がかかります。数日ではできませんよ。しかし、現段階で生産をし終わったこの品物、サンプルをとりあえず出して...全文を見る
○保坂委員 早くやっていただけるということなので、大臣からも改めて念押しをいただきたいと思います。  それで、資料の方にやはりつけておきましたけれども、「畜産の情報」という専門誌の中で書いてあるのです。やはりEUでも、魚粉飼料を反すう動物に与えることについては、BSE感染源では...全文を見る
○保坂委員 それでは、資料の最後に、イギリスにおけるBSEが発症してしまった牛が生まれた年ごとの表を出しておきました。  これを見ると、一九八八年には、反すう動物由来の肉骨粉を反すう動物に与えるのを禁じております。九〇年には、牛の特定臓器由来の——ちょっと静かにしてもらえますか...全文を見る
○保坂委員 これはきちっと、特にイギリスの扱いなどを注目して学ぶべきだと思います。  そして、EUの、これはないと言われていた最終報告の全文が、これは毎日新聞が十二月十三日に報道していますよね。ごらんになったと思いますけれども。このEUの報告書の中で、牛への肉骨粉使用を禁じた九...全文を見る
○保坂委員 こういう答弁をやっているようじゃ全然信頼の回復はないと思いますよ。だって、これは自粛なんですから、法的な罰則もないのですから。これはEUも、抗議して、出すな出すなといって、今、これだけの議論をして、そして反省のつゆ一つもない。こういう態度は非常に、今回のいわば畜産農家...全文を見る
○保坂委員 これからのことはわからないということ、大変に重く受けとめながら、この問題、入り口の議論を徹底的にやはりやるべきだ。つまり、感染ルートの問題というのは、今も飼料の売り上げはかえってふえているわけですよね。ですから、今現在、ひょっとしたらその飼料の中に汚染された肉骨粉がま...全文を見る
○保坂委員 坂口大臣も直接の訴えを聞いて、三分に一回ですか、目薬を差さないと、涙が出ないわけですからもう目が乾いて、寝るときにはグリースを塗って寝るような、そういう状態で、角膜移植を何回も繰り返したり、塗炭の苦しみにおられる。本人は何の責任もないわけですね。これはぜひ救済制度をい...全文を見る
○保坂委員 これはいろいろな点で問題があると思うのです。  例えば、七十歳を過ぎて、自分が三十年、三十五年前に本当はこの事件の真犯人だと、そういうことを自分の命のあるうちに世間に告白しておきたい、こういうケースだって現実にはあるわけです。しかし、その真犯人とされる方の告白の前に...全文を見る
○保坂委員 これはちょっと法務省の官僚主義というか、まさに情報公開の時代で、この死刑制度も、つい最近私、韓国へ行ってまいりましたが、韓国の国会では、二百七十三人の国会議員のうち百五十五人が提案者になって死刑廃止法案が出されて議論されているんですよ。ですから、やはりこういう問題は慎...全文を見る
○保坂委員 では、刑事局長、どうですか。記者会見、記者の前で、報道にもちゃんと流れています。こういう発言があったんですか。いかがですか。記者会見ですからね。
○保坂委員 今後とも、この問題、与野党を超えて議論をしていきたいと思います。  さて、やはり法務省に対して、最後になりますが、本日、これは熊本の方なんですが、福岡の入管の方で裁決の言い渡しがあったというニュースが飛び込んでまいりました。  これは、中国から帰国された方のいわば...全文を見る
○保坂委員 その十数年前というのは間違いじゃないですか、十数年前というのは。九六年、九八年の間違いじゃないですか。ですから、その点ちょっと確認をしていただいて、やはりよく事情をきちっと見ていただきたい。そして、子供がいる、そして学ぶ権利ということで声も広がっているということについ...全文を見る
○保坂委員 時間が来ましたので、ぜひ、人道的な教育を受ける権利の取り扱いを求めて……
○保坂委員 終わります。