保坂展人

ほさかのぶと



当選回数回

保坂展人の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  坂口厚生労働大臣に、雇用保険の問題について伺っていきたいと思います。  たびたび今国会でも触れられているように、みずから亡くなる方が三万人台で推移をしている。二〇〇一年度が三万一千四十二人、その前の年が三万一千九百五十七人。この中に、...全文を見る
○保坂委員 今大臣が言われた三点のうちの二点、パート労働者の方、あるいは、なかなか仕事を見つけるのが難しい熟年の年代に日数を延長するということについては、これは改善されたわけですけれども、しかし問題は、御遠慮いただくと言われた部分であります。  この部分は、例えば三十歳から四十...全文を見る
○保坂委員 そういうふうに言われるんで、上限に限って議論しますと、今申し上げましたように、四十四歳、これはお子さんが何人かいて、まさに住宅ローンも支払いがあって、そういうサラリーマンの方が多いでしょう、働いている方が多いでしょう。こういう方が、今まで上限で二十八万九千円でもなかな...全文を見る
○保坂委員 答弁になっていないですね。実際上、今回の給付の削減というのは、やはりかなり幅広い雇用保険をもらっている方たち、概算で二割近い方に影響を与えるものと思われます。  そこで、もう根本的な話なんですが、坂口大臣にお聞きしたいと思うんですね。セーフティーネットというのは一体...全文を見る
○保坂委員 網が細かくなったところも一部あった、しかし、明らかに網が粗くなったところもある。そして、問題は、大企業で働いている方たちは、リストラあるいは合理化あるいはさまざまな形で離職するといっても、中小企業とは違う。まず、賃金水準が高いです。それから、退職金というものがそれなり...全文を見る
○保坂委員 この議論はこれからも続けていきたいと思うんですが、今回の補正予算で、雇用保険料の値上げが直前でストップになり、そしてその手当てとして二千五百億円の補正の予算が組まれていると思います。しかし、どうして雇用保険がこんなことになっちゃったんだろうかという本質論を我々は考えな...全文を見る
○保坂委員 これは、今ハローワークに毎日列をつくっている方が聞いたらどういうふうに思いますか。五百億円近い保険料を投下して、不動産で鑑定してもらったら十六億だったと、それで半額ということで八億で小田原市に譲渡。それは、小田原市はこれはいいものですよね、八億で買えるんなら。しかし、...全文を見る
○保坂委員 納得はできないんですが、次に進みます。  財務大臣、いかがですか、ちょっと質問しますんで。  年金の不安が広がっていますよね、今。年金の相談に、例えば受給者の方が、あるいはこれから年金、自分がどうなるのかという方が行く場合に、現在どのようなことが起きているか、何か...全文を見る
○保坂委員 今財務大臣がお答えになったような相談があるのは、また事実だと思います。  また、坂口大臣の方は恐らくお聞きになっていらっしゃると思うんですが、こういう事実を知っておられるでしょうか。  例えば、年金受給者が一番多いのは埼玉県でございますね。人口もかなり多いし、年金...全文を見る
○保坂委員 一通りの答弁をいただきましたけれども、これは本当に早急に改善をしていただきたいと思います。  同時に、私、ずっとこの年金の運用の問題、きのうもこの委員会で激しい議論がありましたけれども、お尋ねしてまいりました。  坂口大臣に伺いますが、現時点で年金積立金というのは...全文を見る
○保坂委員 実は、昨年の二月十五日の予算委員会で同じ質問を坂口大臣にしまして、このとき、辻年金局長は、「百四十八兆円でございます。」という答弁をしているのですね。  手元に資料はなかったようですから、今幾らあるのか、これは額面の数字ですよね。いわば資金運用で、株式市場で運用して...全文を見る
○保坂委員 坂口大臣に伺います。  要は、そのトータルの数字はいつもここでお答えになるんですよ。しかし、それぞれに、例えば特殊法人それぞれに行った年金資金が今どのぐらい大丈夫なのということを我々は知りたいわけですよ。これをブラックボックスにしておいて、少子高齢化で、受給者がふえ...全文を見る
○保坂委員 たびたび質問をしているグリーンピアなんですが、先ほどスパウザ小田原の話をいたしました。これは八億円という金額ですね。大変疑問が残りますけれども、しかし、このグリーンピアの方は、岐阜県の中央高原基地については、民間公募を行ったが不調で、建物を壊して更地にして、自治体、県...全文を見る
○保坂委員 こう考えると、スパウザ小田原も驚くべき話だけれども、国民から預かっている年金積立金はだれのものかという本質的な議論をこれはしなきゃいけないです、ことし必ず。そのことを指摘して、ちょっとイラク戦争の問題に入りたいと思います。  イラクに対する軍事攻撃がいよいよ切迫をし...全文を見る
○保坂委員 だとすると、ワールド・トレード・センターやワシントンに対する同時多発テロというのは、テロとの闘いということで新しい事態になった、そういうことが世界の世論を動かしてきた部分がありますが、今イラク攻撃については、ヨーロッパを中心に、外務大臣にちょっと伺いますけれども、やは...全文を見る
○保坂委員 一四四一をもとに今査察が行われている。イラクはこれを受け入れて、査察を妨害しない、協力するという義務を負っていると思います。同時に、ヨーロッパ各国が言っているのは、戦争、武力攻撃というその決定を下す前に、イラクの大量破壊兵器の存在と危険度について立証する挙証責任がある...全文を見る
○保坂委員 川口外務大臣に一言言っておきますけれども、十一月の段階で外務委員会などで私も聞いているんですね、この同じ質問を。これは軍事行動があるということを予断した上での質問で、こういう質問には答えられぬ、こういうふうに言っておいて、アメリカに行って、これは2プラス2ですか、武力...全文を見る
○保坂委員 イラクに重大な違反がもし不幸にして見つかったならばなどと、そういう前提で聞いていないんですね。むしろ、その国連の決議を踏まえずに武力行使、もう時期が来たといった場合に、各国動くわけです、日本はどうするんですかと聞いているんですが、もう時間がありませんので、答えないとい...全文を見る
○保坂委員 国際協調をもって武力行使に協力をするのか、それとも、私たちはやはり、武力行使という事態はとめなきゃいけないと思いますよ。少なくとも、基本的なスタンスはもう明らかにしなきゃいけない時期です。  時間がありませんので、もう一点、法務大臣にお願いしていますので。  きょ...全文を見る
○保坂委員 この矯正協会というのは、一八八八年、明治二十一年に大日本監獄協会として創設されて、歴史あるんですね。五万三千人の人たちが刑務所内で作業しているわけですね。それを一般の人たちに買ってもらおうと。我々も矯正展に行ったりするわけです。  その製品には、CAPICというシー...全文を見る
○保坂委員 これはしっかり調査をして。だって、ほかのところどうなんですか、食品メーカーとか、雪印食品なんかつぶれたんじゃないですか。その捜査を最終的に指揮していく検察庁を持っている役所が最も厳格じゃなきゃいけない。しかも、捕まった人が服役するところだよ、刑務所というのは。そこがご...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちょっと答えていないと思うんですが、もう一度答弁をお願いします。
○保坂委員 到底納得できないので、ぜひこの委員会でしっかり説明を求めたいと思いますし、そして、法務省は、人権擁護法案を出していますよね、人権という、これだけ大事なことを本当に扱えるのかという根本的な疑問がわいてまいりましたし、きょうは本当は死刑の問題も議論したかったのですが、ぜひ...全文を見る
02月17日第156回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  坂口厚生労働大臣に、引き続き年金積立金の議論をさせていただきたいと思います。  坂口大臣、年金積立金はだれのものでしょうか。端的に。
○保坂委員 昨年は当予算委員会で、年金積立金は今幾らですかという大臣への質問に対して、百四十八兆でございますと。つい先月、一月二十四日の当委員会では、百四十四兆から百四十五兆ですと変化をいたしました。これは、株式市場における累積利差損を二兆八千億、これを時価評価して差し引いた数字...全文を見る
○保坂委員 もう少しよく明快に響くように答弁をいただきたいんですが、前回、同僚議員も他に取り上げておりますが、雇用保険のスパウザ小田原、四百八十五億かけて八億で売っちゃった、何たることかと言ったら、一万五百円や千五十円もあったということで、あきれるやら驚くやらということになってい...全文を見る
○保坂委員 もう一回聞きますけれども、私の質問主意書に対する答弁にも書いているんですが、現時点ではいずれの保養基地においても時価評価の価格は設定していない、不動産鑑定業者による鑑定は評価していない、これでいいですか。イエスかノーで。
○保坂委員 五秒で済むことをいっぱい答えないでください。  これは日本経済新聞から出ています「検証 特殊法人改革」という本で、年金資金運用基金について、前任者だと思いますが、矢野年金局長がこう言っているじゃないですか。「施設事業は時価の半額まで割り引いているが売却は進んでいない...全文を見る
○保坂委員 何回聞いても余りにもむちゃくちゃなんで、私、スパウザ小田原はあきれましたけれども、こっちがまだ賢いかもしれないと思えてきたんですね。一億円以上かけて解体する、しかし買う人が全くいない。七億かけて解体する、だれも買いません。それで、固定資産税は毎年かかっていくわけですね...全文を見る
○保坂委員 よく聞いていただきたいんですが、雇用保険会計の建物については、国会での審議なしに勝手に売っ払っちゃったわけですよ、千五十円とか一万五百円とかで。解体費用の方が上回っちゃうわけです。ところが、今、グリーンピアに関しては七億計上されているんです。指宿というところについて、...全文を見る
○保坂委員 時間がありませんので、委員長にお願いします。この時価評価について、委員会に提出いただくようにお諮り願いたいと思います。
○保坂委員 さきの小泉総理の施政方針演説に対して、我が党の土井党首が代表質問でお尋ねをしました。このときには、累積利差損三兆円として、大体年金積立金の額は百四十四兆円となると、ざっくり答えられているわけなんですが、時価評価という言葉が内閣総理大臣から出てきたことに私は注目したい。...全文を見る
○保坂委員 到底納得できない。  というのは、先ほど、年金積立金はだれのものですかという単純な質問から始めさせていただきましたが、きのう、質問準備のために、平成十四年度版の厚生労働白書、昨年九月に出ておりますよね、こちらの資料編というところを読んでいて、何度か目をこすりました、...全文を見る
○保坂委員 これについてはさらに精査していきたいと思いますけれども、見通しというものについては、これは将来のことですから、もう既に終わっている年度についてそういう金額があるということは、大変甘い計算を垂れ流している。したがって、国民からの預かり金だという意識が大変欠けているんじゃ...全文を見る
○保坂委員 年金の積立金というものがこれからどのように活用されていくのか、これまでの制度を抜本的に変えなければいけない、そういう議論をこれからしようというときに、やはりデータはしっかりと示していただきたいということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  外務大臣と官房長...全文を見る
○保坂委員 官房長官にお願いします。
○保坂委員 きょうはイラク問題について、あえて、まあきょうも同僚議員から川口外務大臣、たびたび質問を受けておられますが、どうもこのところ壊れたテープレコーダーのように同じセリフばかり出てきて、国会での答弁席というのはやはり貴重ないわば政策形成の場所なんだという自覚がないんじゃない...全文を見る
○保坂委員 きょうは指摘するにとどめます。後ほど、それなら十二項目くらいお出しをしましょう。  それでは、ここで、厚生労働大臣、外務大臣、官房長官、どうぞお引き取りください。  それでは、都市基盤整備公団総裁に来ていただいていますので、本日私、大変残念なニュースを朝方聞きまし...全文を見る
○保坂委員 事実関係、一点だけ確かめておきたいと思います。総裁にもう一問だけ。  これは光ケ丘についても、それから日吉の方についても、それぞれ平成七年十月、平成六年十二月に原告らと契約を結んだ後、平成十年七月に値下げした上で公募するまで一般公募を行わなかった。これは事実ですか。...全文を見る
○保坂委員 今の、国土交通大臣に一言感想を求めたいんですが、今回公団には、財政支出が、一般会計、特別会計の合計で、今審議中の予算案で、昨年の七百七十二億に比べて五百六十五億円のいわばプラス予算ですね、千三百三十七億円と、特殊法人全体の減額の中ではかなり目立つことになっています。今...全文を見る
○保坂委員 では、このテーマは終わりますので、どうぞ、扇大臣も総裁もいいです。  法務大臣に来ていただいています。  いろいろ刑務所問題では驚くんですが、こちらの「全裸受刑者に高圧放水」。例の革手錠は監獄法に一応書き込んである。これも監獄法改正が必要だと思いますけれども、どこ...全文を見る
○保坂委員 矯正局長にお答えいただく前に、私、まず答弁が虚偽であったということをわびていただきたいと思いますのと同時に、名古屋刑務所の現場では記者会見が行われて謝罪をされているようですが、以前あった警察の不祥事などですと、当然、都道府県本部長やそれに次ぐ部長さんが国民の前で謝罪さ...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に簡単に伺います。  昨年の予算委員会でたびたび外務省の問題が議論になりました。外務省はこの委員会で問題になった件について報告書を出しましたね。これは捜査中であっても、法務省もきちっとこの予算審議の中に、今最大限言い得る調査報告を出すべきじゃないかと思います...全文を見る
○保坂委員 今回、過剰収容対策ということで、人員にして刑務官二百四十二人、人員増なんですよ。そして、予算もふえているんですね。これは、過剰収容対策と東拘の新庁舎の問題、どういう人をこれから入れるのかという最大の問題です。  一点だけ指摘して、答弁を得て終わりたいと思いますが、今...全文を見る
○保坂委員 終わります。
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  予算委員会の審議の中で二度ほど年金積立金の議論をさせていただきました。私、前回、平成十四年版の厚生労働白書、こちらの最後の四百十八ページの年金積立金の記載部分、これを質問させていただきました。四百十八ページには、厚生年金保険、国民年金の積...全文を見る
○保坂分科員 まさに議論したいのはこの点なんでございます。  私もどっちかというと数字には余り強い方ではありません、文系ですので。先日、広島市長に再選された前議員の秋葉忠利さんなどは数学者でございまして、そういう意味で緻密な話じゃございません。どっちかというと小学生みたいな話か...全文を見る
○保坂分科員 私、割かし人を信じやすい性格でもございまして、一応ちゃんと信じるんですね。それから、きょうになって、さらに説明をしていただいたんです。来ていただいたんですが、そして、きょうこれをいただいたわけです。  つまり、私のところに最初にいただいたペーパーは「平成十二年度財...全文を見る
○保坂分科員 これは、大臣、本当は答弁になっていないんですね。これは大事なことなので、一応調べました、時間がなかったんですが。  日銀に聞きました。日本銀行に聞いて、日本銀行の方のデータはどういうふうになっているのかなというふうに、資金循環統計を取り寄せてみたところ、日銀の場合...全文を見る
○保坂分科員 局長にもう一回伺いますけれども、来年、我が国の大事な大改正があるわけですね、これから議論していかなきゃいけない。私は、その後、積立金はずっと手をつけないというわけにはいかないだろうと思っているんですよ、新しい制度に変わっていくためにも。今積立金は幾らあるのかというこ...全文を見る
○保坂分科員 では、渡します。  裏をめくると「参考」と書いてあるんですよ。
○保坂分科員 なかなか答弁うまいですから、何となく答えられたように思っちゃうんですが、違うんですよ。  大臣も聞いていただきたいんですが、三十四兆円近く違う。それは厚生年金基金の最低責任準備金だと言われたんです、最初。それは、今局長ごらんになっている十五ページのデータなんですね...全文を見る
○保坂分科員 ただ、日銀も財務省も含んでないわけですね。つまり、年金積立金はと社保庁に電話すると、それは含まない数字を答えるわけですね。けれども、多分、年金局の数理課に電話をすれば、財政見通しについては今局長の言うような答弁をされるでしょう。だけれども、この責任準備金とは一体何か...全文を見る
○保坂分科員 今、前厚生大臣もいらっしゃって、バーチャルな世界だ、そういう声がちょっと聞こえました。  いわば実際の資産であるところの年金積立金と、あくまでも理論値である責任準備金を合体して計算しちゃうというのは、これはちょっとやはり論理的におかしくはないかと思います。  そ...全文を見る
○保坂分科員 一定の議論は進んだと思います。  坂口大臣にちょっと積み残しの議論をさせていただきたいんですが、これは我が党の土井党首が代表質問で、いわゆる株式市場運用の問題、これは私が昨年も一昨年も取り上げてまいりました。上田議員なども取り上げていらっしゃいますけれども、大変な...全文を見る
○保坂分科員 坂口大臣十分おわかりになっての答弁だと思いますが、この年金資金というのは大変デリケートですね。日本のマーケットの中でどのように動くか、もし新規資金がとまるなんということになったらどういう影響を与えるかということで、発言は慎重になるのはわかります。  しかし、〇・九...全文を見る
○保坂分科員 確認なんですが、郵便貯金、簡易保険、それも国民からの預り金、年金資金も国民からの大切な預り金、本質的に差はないと私は思います。大臣はいかが認識されますか。
○保坂分科員 済みません、あと一問で終わります。  では、ちょっとくどいようですが、まさか、郵貯、簡保のお金は削れないけれども、年金資金は流失していいなんということはよもやお考えになっていないですね。差異はないのかということはそういう意味です。かつての時代を今お答えになりました...全文を見る
○保坂分科員 終わります。
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  今回、矯正施設の中で、名古屋刑務所で起きている問題、そしてCAPICの問題についてお尋ねをしたいと思います。  早速ですが、いろいろな問題が問われていますが、ここで、刑事局長に伺いたいんですね。  今回の名古屋の件の、特別公務員暴行陵...全文を見る
○保坂分科員 矯正局長は、まさに捜査現場にいた方で、よくおわかりだと思いますよね。現在、矯正局の長でございますから。  私どもの幹事長の福島瑞穂参議院議員が、あるいは私もです、過去十年間、例えば革手錠だとかそういった不審死がどのぐらいあるのかと。これはデータは出せない、今のとこ...全文を見る
○保坂分科員 では、大臣、この件だけ確認したいんですが、今の答弁だと、検討した結果やはり捨てるべきだということになり、三月また捨てるかもしれない。これはちょっといかぬですよ。やはり亡くなった方が何人だったのか、どこにいたのかということがなければ、刑事局だって、もし本当に洗うんだっ...全文を見る
○保坂分科員 検討させていただきたいだと、本当に、検討の結果捨てられたということになってほしくないということを強く申し上げておきます。  大臣、本当に率直に言いたいんですけれども、去年の国会、いろいろな論戦がございました。その中で、まだ結局これは道半ばでありますが、外務省改革と...全文を見る
○保坂分科員 改革という言葉が出たことは非常に、中身を伴っていただきたいと思います。  そこで、実は、この件、私が最初に聞いたのがきっかけじゃなかったかなと思うんです、昨年、法務委員会で。大臣の方から、情願という言葉を聞くのは、ついこの間聞きましてということで、そうだったんです...全文を見る
○保坂分科員 何なら議員立法で、これは超党派で、その情願というのをきちっとした言葉に変えると出してもいいと思います。  それで、今回の名古屋刑務所の事案を見ますと、何かその刑務所内でリンチだとか暴力だとかそういうことがあったときに、その受刑者の方がいわば救出されるという方法にお...全文を見る
○保坂分科員 大臣、この名古屋刑務所問題の最後の質問で、先ほど同僚の阿部議員からも、遺族の方に誠心誠意やはり御説明があるべきである、どういうことがあっても、遺族に対する、かけがえのない命を奪われた遺族に対してしっかり説明をしていただきたいという要望があったと思うのですが、改めて、...全文を見る
○保坂分科員 きょうは刑事局長も矯正局長も来ておられますけれども、私は、先日の予算委員会で森山大臣に再答弁もしていただいたCAPICの問題を取り上げました。  といいますのは、ここ二年ぐらいでしょうか、ラベルは信じられるのかというのが日本社会に広がったように思います。例えば、国...全文を見る
○保坂分科員 ちょっとそれはおかしいんですね。きのう話してくれた方が後ろにいらっしゃるので、要は、帯広刑務所製という小豆は、帯広刑務所で要するに育った、農園で育った小豆だと思うじゃないですか、だれだって。そうじゃなくて、刑務所外から持ってきて、汚れていたりとか粒をそろえたりして袋...全文を見る
○保坂分科員 福井も靴の中敷きを入れたというだけでその刑務所製。だって、我々も行きますよ、矯正展。靴並んでいれば、なかなか手塩にかけてつくったんだなと思って買うじゃないですか。これは詐欺というんじゃないですか、どうですか。福井、どうですか。
○保坂分科員 ちょっと刑事局長、聞きたいんですけれども、今話しているのは、表示に一部真実が含まれていたということなんですよ、そうですよね。中敷きを入れるという作業はあったわけ、ただ、靴本体は違うんです。小豆だって、小豆は収穫して、それはやはりそろえたりとか袋に入れたりしなきゃいけ...全文を見る
○保坂分科員 そんなこと言ったら、雪印食品の社員とかは怒り出すんじゃないですか。やはり、どんなつらい思いをして会社解散したのかとか、経営陣の対応も悪かったということでしょうよ。そういうことで今立件して公判請求してやっているわけでしょうよ。やはり、どんな場合にもしっかり基準を設けて...全文を見る
○保坂分科員 大臣、これは意外と大きな問題のように思います。  要するに、これは法というものに対する信頼、あるいは消費者が欺かれて、やはりそういうことをすれば事件になって、場合によれば会社がつぶれるんだ、大変厳しい基準を形成しているわけですね、今我が国の社会で。しかし、当の、捕...全文を見る
○保坂分科員 今法務大臣、また誤解を招くようなことを言ったんですよ。  というのは、考えてみてくださいよ、オーストラリアから肉が来るわけですよ、そして日本のメーカーが詰めかえるわけです。それで日本製、これが問題になっているんですよ。構造的には同じなんですね、今の小豆の話だって。...全文を見る
○保坂分科員 いろいろ問題が多いんですけれども、矯正局長といえば、捜査現場でやはり相当不正やさまざまな社会的な犯罪について正面から取り組んでこられた検事さんですよね。検事だと思います。どうやら矯正局長というのは歴代、総務課長と一緒ですか、検事でないとできないものですかね。中井局長...全文を見る
○保坂分科員 では森山法務大臣に、これは本当にまじめな話で、そういう根拠法令とかあるわけじゃないでしょうけれども、実際上やはり矯正局の局長と総務課長は検事なんですね。それ以外の方は当たらない。ここはやはり風穴をあけないといけないと思いますね。検事がだめだと言っているんじゃないんで...全文を見る
○保坂分科員 私がちょうど昭和三十年生まれで四十七歳ですから、半世紀その人事がなかったということになります。  ぜひ、トップは検事から来てやがてかわっていくという組織ではなくて、国会答弁で、きっちり組織を代表して何かがあったら答弁するという組織に矯正局をつくりかえる、そういう改...全文を見る
03月25日第156回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず、今回明らかに暴力によって犠牲になった受刑者の方に哀悼の意を示したいと思います。また、千六百人近い、ここに積んでありますが、死亡帳が出てまいりました。病気あるいはいろいろなアクシデント、さらに、残念なことに自殺もございます。そして、中に...全文を見る
○保坂委員 この事件も捜査が始まっているということです。  ここのところ、法務省側の主張というのは、捜査が始まっているものについて余り手を出したり口を出したりすると、その捜査自体に支障を来すおそれがあるというお話でしたけれども、私は、今回の六人、起訴をされた刑務官の方々が意見陳...全文を見る
○保坂委員 大臣に一言申し上げておきますけれども、この方の冤罪の訴えそのものは、今、きょう議論をいたしません。  しかし、きのう、私どもが初めての、東京拘置所の新しい庁舎というんですかの訪問客だったようでございます。ですから、外部から集中医療室を見るのも初めての来客だったと思う...全文を見る
○保坂委員 ぜひお願いしたいと思います。  それでは、本委員会の中で死亡帳の問題を、私、集中的に経過について伺っていきたいと思います。  まず、法務大臣にも率直に伺います、これは簡単な問いですので。  死亡帳が提出をされました。こちらに積んでございます。この死亡帳について大...全文を見る
○保坂委員 矯正局長、率直に答えていただきたいんです。  同じ質問ですが、死亡帳の存在を知ったのはいつなんでしょうか。この件についてほかに発言したいこともあろうかと思うので、そのことは、責任問題とかは後ほどお聞きしますので、死亡帳の存在を知ったというのはいつだったのか。
○保坂委員 そうすると、昨年十月に資料要求が福島参議院議員からあって、これは、被収容者死亡報告書については逐一答弁をしてきたけれども、死亡帳については、昨年十月の時点で確認をしたけれども、余りに多いので、その現場の作業を勘案すると、現場に負担をかけ、士気を損ねてしまうということで...全文を見る
○保坂委員 官房長に伺いたいんですが、官房長はこの死亡帳の存在をいつ知ったんでしょうか。
○保坂委員 それ、官房長、ちょっと記憶違うんじゃないですかね。  確かに火曜日の理事懇でこちらが出ました、「行刑問題に関する資料(第一次)」が出ました。そこにいろいろ指摘があるように、身分帳は出せないという理由などが書かれています。そして、大変労力を要するのだという説明を官房長...全文を見る
○保坂委員 矯正局長に伺いたいんですが、私はちょっと正直言って疑っているんですよ、私の一存でやったということが本当だろうかと。やはりこれだけ国会からの要求があって、あるものをあえて出さないということは大変重いですよ、その責任論ではなくて。そこをちょっと疑ってはいるんですが。  ...全文を見る
○保坂委員 全然答弁になっていないですね。自分でずっと答弁されてきたことが総崩壊するという危機感を持たなかったのかということを私は聞いているんですが、ちょっと次に進めます。  官房長に伺います。  大臣官房に矯正担当審議官が置かれている理由は何でしょうか。矯正行政の権益を守る...全文を見る
○保坂委員 これは、内閣とは何か、大臣とは何かという、森山大臣、その組織論なんですけれども、つまり、矯正局の局長と並んで矯正局の仕事をするという意識なのか、大臣官房審議官ですから大臣を補佐する仕事でやられるのか、これはどちらだと認識されていますか。
○保坂委員 私は、本当は、大臣を補佐するものだというふうにしっかり位置づけないと、大臣官房というものはおかしくなってくると思うんですけれども、官房長に伺います。  今、森山大臣の説の一人二役説でも、法務省の重要事項についての企画立案は審議官がされなければいけないんです。というと...全文を見る
○保坂委員 ここまでで終わるといけないと思って、山下大臣官房審議官にお越しいただいております。  審議官には、身分帳の扱いなど、私も詳しい説明を受けたわけでございますけれども、今の官房長の説明ですと、やはり矯正行政のトップに、トップは矯正局長なんだけれども、矯正畑のお仕事をずっ...全文を見る
○保坂委員 審議官、大臣官房審議官として官房長に、実はこういうことがあるんだということを、やはり報告を上げなきゃいけないんじゃないですか。今となってみてはどうですか、その点。
○保坂委員 続いて審議官に伺いますが、行刑施設の長をされていたことはございますか。
○保坂委員 どちらでですか。
○保坂委員 矯正局長にさらに伺っていきたいと思いますが、矯正局長はみずからの一存と。一存というとひとりで全部決めたように聞こえるんですが、しかし、その一存という言葉の中にも、死亡帳に手をつけると、死因が不詳なものについて、あるいは司法解剖したものについて身分帳と一々照合しなきゃい...全文を見る
○保坂委員 矯正局長、残り少ない答弁機会ですから、端的に答えてくださいよ。いろいろおっしゃりたいことはわかりますけれども、端的に答えていただきたい。短くしてください。  今のお話で、だれかわからないけれども、やはり過剰収容で大変だ、休みもとれない、そして、全国に一挙に広げられる...全文を見る
○保坂委員 そうすると、矯正局で指揮していた特別調査チームというのは、全く調査する意思がなかったということですね。  だって、局長は十月に知っていたんですよ、これがあるのを。しかし、これに手をつけると大変だというんで、私の一存でとめておったと。中身を見て、これは大変だからとめた...全文を見る
○保坂委員 チームも確認していないということは、あれですか、中井局長はチームに死亡帳のことを隠していたということになるわけですね。これはおかしいよ。だって、大体、もっと矯正局の現場の人の方が知っているんだから、あること自体を。知らないのはむしろ局長なんだから。そうでしょう。  ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、この二月二十五日の検討委員会の会合の中に、行刑施設における死亡案件の公表を、さらにガイドラインをつくっていくということを、官房長に伺いますが、決めていますね。  その中に、これは、受刑者間の殺傷行為、あるいは二番目に保護房収容中あるいは革手錠使用中並びに...全文を見る
○保坂委員 刑事局長に、ちょっとぶしつけで申しわけないんですが、死亡帳というのは以前から御存じでしたか。率直にお答えいただきたいと思います。
○保坂委員 大変率直に、わかりました。  そうすると、ちょっとデータ的なことを矯正局長に伺っていいですか、もう計算済みだと思うんで。今回提出された死亡帳千五百九十二名の死者のうち、司法検視を行ったものは何人ですか。  これは、できれば、後でもいいですが、死刑執行の刑死者の数も...全文を見る
○保坂委員 そのうち、司法解剖に至ったのは何人ですか。
○保坂委員 刑事局長に伺いますけれども、今の答弁でおわかりのように、この死亡帳に必ずしも書かれていないんですよ、司法解剖は。それが、横須賀については明らかに保護房ということでわかって、司法解剖にカウントされているわけですね。  検察庁としては、過去十年間、受刑者死亡案件で司法解...全文を見る
○保坂委員 矯正局長に伺いますが、私も、法務省のホームページに載っているんだということで、ホームページを見て、監獄法の施行規則を見てみましたけれども、この施行規則によると、これは「自殺其他変死ノ場合ニ於テハ」これを「検察官及ビ警察署ニ通報シテ検視ヲ受ケ」とあるんですね。「検察官及...全文を見る
○保坂委員 明治の監獄法がひどかったという問題だけじゃなくて、その監獄法ですら考えていた第三者チェックという、複数の捜査機関において、変死体、監獄における変死、受刑者変死の場合は違う目で見る、こういう趣旨だと思うのですね、この施行規則は。ここは全く行われていなかったということが入...全文を見る
○保坂委員 では、これは何で検事というところを塗りつぶしたのかもわけがわからないのですが、私は、システムとして理解したのは、まず刑務所の長が変死者を検視する、責任者ですからね、検視をする。そして、その後に検察官が来て、これは事件性があるのかどうかを見る。こういうシステムになってい...全文を見る
○保坂委員 これは、突然に工場で息が苦しくなって、医務室に運ばれて九分後に脈が途絶え、自発呼吸なしと。まさに急死ですね、これは。そして、次のページ、十二—十三も見てください。この方はそもそも重体で名古屋刑務所に緊急移送されてきたまま症状悪化し、ついに亡くなられた。亡くなるプロセス...全文を見る
○保坂委員 もうちょっと指摘しますが、十三—四に移ります。  十三—四は、医者がどうなのかなということを思わせますね。これは、低たんぱく血症で入院、呼吸不全で重症、そして死亡、これだけなんですね。十三—四です。  一体どんな認定をして、これは司法検視なしなんですよ、こういうケ...全文を見る
○保坂委員 いいです。  さて、ではめくっていって、十三—十五が、十二月、ホース事件ですよ。高圧放水で悲惨な亡くなり方をされたというケースですが、この死亡帳に着目すると、この検視は何と処遇部長がやられている。処遇部長といえば、やはり現場に最も近い方。これはやはり、今回捜査中の事...全文を見る
○保坂委員 大臣、ここまでお聞きになって、所掌事務にかかわらずといっても、現在立件されて、事実も明らかになった、しかしこれだけ見たら何もわかりません、これだけ見たら。しかも、これだけ不審死で、検事が来て、司法解剖を要するということになってきた。そういうときに、所掌事務でもない、現...全文を見る
○保坂委員 それと、今度、五月事件のことに移りますが、これはちょっと刑事局にお聞きしましょうかね。  これは、五月事件の死亡帳は、午後十時四十五分から十一時十分まで所長検視が行われたかのような記載があるけれども、この私どもの委員会に提出していただいた資料の中で、司法解剖に入って...全文を見る
○保坂委員 矯正局長、この名古屋刑務所の医者の問題は、先ほどの、冒頭で読んだ手紙に書いてあるんですよ、実は。  今回の刑務官からの暴行で後遺症が残り、医療診察をしてもらうと、一度医師が休養等の診断をしたにもかかわらず、当所刑務官が合図を送り、その合図をしたことによって急に医師の...全文を見る
○保坂委員 刑務所の医師でなければ、このような言動はあり得るということですか。
○保坂委員 我々衆議院法務委員会の、これは野党で府中刑務所に行ってまいりました。二月二十八日のことです。その際、二人の受刑者が保護房で亡くなった経過をお聞きいたしました。そして、御案内を受け、厳正独居房、あるいは保護房の内部まで見せていただき、どういうものなのかというのを実感して...全文を見る
○保坂委員 では、もう一問官房長に伺いますが、私ども野党議員は、大変詳しくこの死亡事件について説明を受けていますよ。まず、大変長い間保護房に入っていた。これは日付も、全部言いますと時間がかかりますけれども、例えば、平成十年十二月二十五日から十一年の一月四日まで、十一年の二月一日か...全文を見る
○保坂委員 そうすると、私たちの印象は、保護房で二人亡くなっている、これはさまざまな背景があり得るな。そして、顔が赤くなって亡くなっていたということは、そんなに赤くなるということはあるんだろうか。しかも、窓から見てそんなに赤いというのは不自然じゃないか。いろいろ聞きましたよ、府中...全文を見る
○保坂委員 ここで大臣にぜひ聞いていただきたいんですが、昨年、外務省、いろいろ問われました。私もODAなどについて、アフリカのODAについて、さまざまな資料を入手して、予算委員会等で、あるいは外務委員会で質問いたしました。その際、外務省側からも最後には、最初は資料出なかった、最後...全文を見る
○保坂委員 では資料を配ってもらえますか。  このやりとりを聞いていて、法務省というのは明治の時代から一歩もやり方を変えずに、分厚い身分帳だとかいう世界でやっているのかなと我々ちょっと錯誤に陥るわけですが、そうではなかったんですね。  これは実はお配りをしたのは、これ一枚、私...全文を見る
○保坂委員 これは山下審議官に聞きましょうか。死亡帳について、当然これは入れるべきでしょう、どうして亡くなったかなんということについては。  私の説明に来られた方は、死亡帳のデータ、つまりこれは構築がまだされていないんだということなんですね、説明は。本来完成すれば死亡帳までヒッ...全文を見る
○保坂委員 これはあれですよ、官房長。これから刑務所もふやさなきゃいけないですね。七万人超えたんですって、つい最近。非常に大不況で、経済はがたがたで、薬物事犯が多くて、予算要求していかなきゃいけないんですよ、これから。  こういうものをつくって、法務行政の円滑な、しかも合理的な...全文を見る
○保坂委員 大臣、いかがですか。私どもの疑問は、さっきお答えいただいたように、要するに、どうですかと言うと、多分出てくるでしょう、これからこのシステムについての説明は。どうですかと言うと出るんですよ、少しおくれて。だけれども、本来、この根に迫るという、問題の根源に迫ってもう二度と...全文を見る
○保坂委員 これは大事なので、矯正局長に伺いますが、かなり詳しく聞いたんですよ。平成九年二月から運用を始めているそうですね、これは。平成九年二月一日からデータ入力して、過去五年間のものについてほぼ入れた、しかし出せないんだと。本当ですか、これは。本当ですか。この図一枚で、わからな...全文を見る
○保坂委員 これはもう一回官房長に聞きましょう。  予算要求して、新しくこういった、予算要求のときの絵だと思いますけれども、こういうのをつくって、なるほどこれは、どの行政組織でもやっていますよね、個人情報に気をつけながら。最も漏れちゃいけない情報です、名古屋刑務所では漏れました...全文を見る
○保坂委員 それでは、午後、委員会に提出していただくようにお願いできますか。つまり、どういう仕組みになっているという最低限の説明も今答弁でありませんので。いかがでしょうか。
○保坂委員 保護局長、お願いしていますよね。  保護局長は、受刑施設を出た方が社会に復帰をされていくというサポートを担当される長だと思いますが、今回、調査検討委員会、オール法務省で構成するメンバーの一人でもあります。  今後、矯正行政オンリーではなくて全法務省的に、しかし全法...全文を見る
○保坂委員 先ほど刑事局長がおっしゃっていたんですが、行刑改革会議というものをつくると。これは官房長に答弁いただきますが、行刑改革会議というものをもしつくるのであれば、民間からさまざまな委員を呼んで、少なくてもこういった刑務所、行刑施設の内情に詳しい、あるいは情願がどう扱われたか...全文を見る
○保坂委員 今名前が挙がっている方、旧日弁連会長と、もう一人著名な弁護士さんですけれども、やはり行刑施設の内情と、その中において今噴出している問題の深い部分をとらえている方をぜひ入れていただきたいというふうに思います。  これは最後の質問になると思いますが、東京入管で、九七年に...全文を見る
○保坂委員 争いがあるわけですから、亡くなった方たちの訴えのとおりだと言えないと思いますけれども、少なくとも、革手錠の扱いについて見直すという一言は絶対あるべきだということを指摘して、終わります。
04月08日第156回国会 衆議院 本会議 第21号
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○保坂展人君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の個人情報保護法関連五法案、そして、野党四会派提出の同関連四法案について、小泉総理並びに関係大臣、野党提案者に質問いたします。(拍手)  まず、政府提出の行政機関の個人情報保護法案について、私は、重大な懸念を表明いたし...全文を見る
04月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今、イラクで多くの人たちが亡くなっているそのときに、我々法務委員会で、死亡帳をめくるとわかりますけれども、遺骨も引き取り拒否というような、非常に弱い立場の受刑者一人一人のケースをしっかり検証するという大切な議論だと思っております。  名古...全文を見る
○保坂委員 これは一点だけと思いましたけれども、今の大臣の答弁を聞いて、競馬が好きで、「優駿」という雑誌が欲しいな、入れてもらえないと。だけれども、この方は、四カ月保護房に入れられたということを訴えたかったわけでしょう。そして、雑誌だけ入れられても、死んだら、いないんですよ。読め...全文を見る
○保坂委員 あめをやるから重要なことは言うなというようなことは、あってはならないんですね。しかし、本当にこの体質が名古屋だけにあったのではないだろうということを、これから限られた時間ですが、やっていきたいと思います。  まず、中井官房付に、前矯正局長に伺いたいんですが、前回ちょ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、大変に疑問がわいてくるんですけれども、書式も見ていない、中身もよくわからないというものは、刑事局長も前回お答えになったとおり、正直言って死亡帳ということまでは知らなかった、現場の刑務所で亡くなった方の変死の司法検視に行く経験はあっても、そういうことをお答え...全文を見る
○保坂委員 中井さん、もう一問。名古屋の百二十人をごらんになって、どう感じましたか、率直な感想を聞かせてください。三月になって名古屋の百二十人分をごらんになって、どう感じたか。これは、現在じゃなくて前矯正局長だった中井官房付に聞きます。——いや、個人でどう感じたか。(中井政府参考...全文を見る
○保坂委員 これ以上はやめますが、なぜ答弁を求めているかというと、私は本当に疑問に思っているんですよ。中井さんが、矯正局長として死亡帳の存在を十分知りながら、これはだめだ、これは国会に出すな、あるいは要求議員に言うなという判断をしていたとは到底思えないですね、今の答弁を聞いていて...全文を見る
○保坂委員 といいますのは、資料で、大変汚い、これはちょっと恐縮なんですが、私のメモしたものも入った、死亡帳の岐阜と新潟のケースをきょう配らせて、少し検証していきたいと思うんです。  なぜ今、私がそれを聞いたかといいますと、これはやはり、素早く終わると思ったら、これだけやるのも...全文を見る
○保坂委員 矯正局長、明治の時代の監獄法施行規則に事細かに書かれている規則上、司法検視をやるかどうかの判断、これは検察官が行うのではないかと私は理解していたんですが、必ずしもそうじゃないんですね。検察官に知らせるかどうかの裁量は行刑施設の側にある、こういうふうに解釈しているんです...全文を見る
○保坂委員 では、ここはこれから見解を求めていきますので、しっかり議論していきたいと思います。  司法検視をするかどうかですね、問題は。やはり、この司法検視をして検察官が出てきて見る場合と、電話で受けて、それは病死ではないかということで来ない場合とあるわけですね、死亡帳を見てい...全文を見る
○保坂委員 それでは、ちょっと個別的な問題に入っていきたいと思います。  ちょっと岐阜刑務所の方を調べてみようと思いました。なるべく小さな規模で、どうなっているだろうかということです。それで、資料の一枚目を見ていただきたいんですが、ちょっと汚いメモで恐縮ですけれども、これは二人...全文を見る
○保坂委員 さて次に、平成七年十一月に亡くなった、これは、年齢を明かしてもらってやはり見えてくるものは違うんです。これは二十一歳なんですね、この方。この死亡欄には、御嵩拘置所だそうですが、急性心不全、気管支ぜんそくと二つしか書かれていないんですね。そして、副検事の方が来て司法検視...全文を見る
○保坂委員 身体の成長も、二十一歳というとまだ成長している。精神的にはまだまだ若くて青年ですね。少年から大人へなりたての年齢でございます。ぜんそくも大変症状が重いわけで、ぜんそくで亡くなる方がありますね。ただ、その場合、慢性気管支炎とか、かなり相当ひどい状態になって亡くなっていく...全文を見る
○保坂委員 次に行きます。  平成十二年になって、七月二十日に肝硬変、C型肝炎で死亡のケースですが、これはちょっと医療の問題、先ほどの、もしぜんそくで二十一歳の若者が突然便器にしゃがみながら亡くなるのならこれは医療の問題もあると思いますが、この方の場合も、六月に下肢浮腫が出てき...全文を見る
○保坂委員 お言葉を返すようですが、医療は発達していますよね。私も、一昨年父を亡くしましたけれども、かなり容体がよくなったり悪くなったりで、大分病院にお世話になりました。保険があっても、かなりの、相当額を払いますよね。それから、保険がなければ、相当容体の悪い方、高齢の方が、幾つも...全文を見る
○保坂委員 ここに資料をつけておきましたけれども、岐阜刑務所は、規模が小さいということもあるのか、医者は三人いらっしゃるんですけれども、しかし、いらっしゃる一人の方は、月曜日に一時から五時まで、木曜日に一時から五時まで、金曜日に一時から五時まで、四時間勤務ですね。一時に来て五時に...全文を見る
○保坂委員 では、これを見ていただければわかるんですが、筆跡が、同じ方が書いているんじゃないかと思うんですよ、この病名、病歴、死因のところ、変死の司法検視の欄、それから備考に至るまで。同一人物、しっかり丁寧に、きれいに書かれているんですが、同じ方が書かれているんじゃないでしょうか...全文を見る
○保坂委員 それでは、新潟—5と6というのを並べてありますから見ていただきたいんですが、平成十三年の三月三日に亡くなった方ですね。これは、呼吸器感染症ということで亡くなっていて、六十六歳の方ですが、司法検視の末、司法解剖まで行われているんですね。六十六歳の方。新潟—5というもので...全文を見る
○保坂委員 突然だったかもしれませんけれども、これは、総括して法務大臣に伺います。  これは、二〇〇〇年に、超党派の、与野党合意して児童虐待防止法という法律をつくりました。大変まだ不十分ですが、この秋見直しを迎えますが、その際に、虐待というと、たたいたりあるいはいじめたり、言葉...全文を見る
○保坂委員 前回大臣にお願いをした、要請をした、確定死刑囚で冤罪を訴えておられる御老人ですね、そうして、東京拘置所は新しくできた集中治療室、二つベッドがありますが、大変真新しいベッドに横たわって、私、面会をしてきました。前回お話ししたとおりですけれども、その方の病状を、東京拘置所...全文を見る
○保坂委員 医療についてきょうは集中的に取り上げましたけれども、府中刑務所で九件なくなりましたよね。そのうち、大きくなくなったものが三件あるそうですね。この三件、いずれも、私が見るに、みんな急死なんですね、共通点があるんじゃないかという気がいたします。しっかり調査をしていただきた...全文を見る
○保坂委員 終わります。      ————◇—————
04月15日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号
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○保坂委員 ちょっと委員長に伺いますけれども、私も当然ながら内閣官房長官答弁を要求していますけれども、どうも昨今の風潮の中で、委員会において、とりわけ当委員会において、大変重大な法案だということで、内閣委員会から特別委員会設置に我々反対しましたけれども、内閣官房長官に当然昨年来の...全文を見る
○保坂委員 では、官房長官に対する質問はペンディングにして、内容に入りたいというふうに思います。  きょうは、大変身近になった携帯電話の問題。携帯電話は皆さん、議員各位もお持ちだと思うんですが、一台じゃなくて二台持っているという方もいらっしゃると思います。あるいは三台という方も...全文を見る
○保坂委員 大変忙しく、目まぐるしい政治の世界ですから、こういったことはもう本当に昔のことということで、御記憶の一端にあるかもしれませんが、騒ぎになったんですね。これは、平河クラブから私の携帯電話に電話があった、そういう過程で、国会開会中に検証が行われましたし、また、一体これはど...全文を見る
○保坂委員 当時は、実はこれ、この質問に当たっていろいろ準備してみてわかったんですが、郵政省時代のガイドラインがございまして、そのガイドラインに沿っていろいろドコモも取り扱っていたようでございます。私は、実は下四けた全部マスクをされた記録をいただきました。そして、その記録が、その...全文を見る
○保坂委員 ちょっと確認的に聞いておきます、刑事局長に。  今尋ねたのは、携帯電話の通信履歴や位置情報などを、今、差し押さえ令状とおっしゃいましたけれども、例えば検証令状などでもとる場合があると私は聞いていますが、これまで、例えば検証令状で取得したケースがあったのか。それは相当...全文を見る
○保坂委員 私、ちょうど三月の下旬にテレビのニュースを見ておりました。そこで実は報道がありまして、ちょっと話題になった事件ですけれども、北海道で二〇〇〇年の三月に起きた、二十四歳の女性の方が殺された、しかも、容疑者として逮捕されたのはやはり女性でありまして、この三月の末に懲役十六...全文を見る
○保坂委員 これは、私ははっきり言って驚いたですね。普通、携帯電話を持っているということは、大変便利な反面、位置情報という、私もそんなに知りませんでした。  それで、ちょっといろいろ調べてみたら、なるほど他に、例えばイギリス人女性のルーシーさんが殺された事件がありますね。なかな...全文を見る
○保坂委員 実は、きのうもNTTドコモさんに技術的なことなどいろいろ聞いてみました。それで、そういう本人からの請求はまだないんだそうですね。では試しに本日私がどこにいたかというのを出してもらえないですかと言ったら、それはちょっとということで。そういう例がないということなんですね。...全文を見る
○保坂委員 実は、現在個別法がありませんので、電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインという旧郵政省時代の、これによって各電気通信事業者とも運営をやっておると思うんですね。ここにさすがに位置情報というのがあるんですよ。あるんですが、これは要するに、捜査当局にお出しする...全文を見る
○保坂委員 では、警察庁刑事局長、いかがでしょうか。二つ聞きます。  過去の位置情報について差し押さえでとるという場合と、これからの移動について検証令状でとる、あるいはそれが両方なのか、どういう扱いになるのか教えてください。
○保坂委員 委員長は国家公安委員長経験者ですからね。  我々は通信傍受法のときに、私、反対しましたよ。この法案は、しかし犯罪の容疑者になる方について該当する法案でしたね。それでも十分に懸念をし、また吟味をして、相当激しい議論や長い審議もあったと思いますが、総務大臣、どうでしょう...全文を見る
○保坂委員 それでは、藤井審議官に来ていただいていますが、これは、今政府提案の民間の個人情報保護法では、これが成立すれば明らかに扱いは変わるのでしょうか。  例えば、どういう情報があるかということで、最も高度な情報でございます、どこにいるかというのは。どこに過去行ったかというの...全文を見る
○保坂委員 それでは、有冨さんにもう一度聞きたいんですけれども、位置情報、今まではこれはそういう扱いじゃなかったと今おっしゃいましたね。しかし、こうやってニュースにもなるぐらい、実は位置情報を使ったさまざまなサービスが出てきているんですね。今私が言っているのはごく普通の携帯電話や...全文を見る
○保坂委員 この辺が、原理原則が通らないようなんですよ。  片山大臣にもう一度伺いますけれども、私が言っているのは、のべつまくなしに位置情報を出せなんというような話ではないのですね。やはりどうしても民事上のトラブルやなかなか他者に言えない事情で私が過去どこにいたかということを証...全文を見る
○保坂委員 それじゃ、警察庁にもうちょっと具体的にお聞きしていきますが、捜査照会で、電気通信事業者の管理する個人情報を警察官が取り寄せてしまうという不祥事が昨年ありました。八月十九日の新聞に報道されているんですが、捜査と偽って、埼玉県警の警察官が、携帯電話の契約者名などの個人情報...全文を見る
○保坂委員 「など」と書いてありますから、これが位置情報などが入っていなかったことを願いますけれども、多分、それは厳重にガードされていると聞いていますから、そのとおりだったのかとは思いますが、警察庁刑事局長にもう一度伺いますが、捜査照会で出ることはあるんですね。
○保坂委員 もう一つ、九月十三日の読売新聞には、NTTドコモの携帯電話の通話記録が、ドコモ・システムズという子会社の社員によって持ち出されて横流しされたという事件が出ています。  これは、依頼者が、交際相手の女性と男性の二人の通話記録を手に入れたい、つまり、自分がつき合っている...全文を見る
○保坂委員 もうそろそろ、この位置情報の話、少しまとめたいと思いますけれども、もう一度局長に伺いますけれども、位置情報といっても、位置登録情報というのもあるようですね。位置情報というのもあって、これは郵政省の中でも大分真剣な議論をしているんですね、これを見ると。  これは、平成...全文を見る
○保坂委員 もう一問行きますけれども、さっきちょっと明確じゃなかったんですが、捜査機関が、それこそ捜査上の必要によって、具体的には言えないけれどもという断りを入れながら、必要に応じて捜査令状やあるいは検証令状で、過去あるいは現在の、あるいは未来の位置情報についての扱いもありという...全文を見る
○保坂委員 大臣にお聞きしますけれども、難しい課題ですか。私が言っているのは非常に簡単なことだと思うんですね。要するに、捜査機関が取得する個人情報の、大変重大な個人情報としての、すなわち通信履歴、電話のかけたり着いたり、そういう履歴、そして相手がだれだったかという情報、そしてどこ...全文を見る
○保坂委員 実は、私は、ここでかなり片山大臣と平行線の議論をする予定でいたんですけれどもね。というのは、きのうまでの役所の説明は、これはなかなか出せません、これは出すのは無理ですという答えだったので、もし今の大臣の答弁が、これは個人情報保護法の基本にかかわることですから、しっかり...全文を見る
○保坂委員 それじゃ、ちょっと続けて。  この個人情報の問題の中で、例えば個人情報取扱事業者というのはどういう概念なのかというのがずっと議論になっていますよね。これは藤井さんに伺いますけれども、例えばカーナビなんかどうなんですかね、カーナビゲーション。あれは電話番号を入力すれば...全文を見る
○保坂委員 「事業の用に」という法文の中の「事業」というのは、別に営利事業ということを指しているわけじゃないんですよね。これは、事を行うということに近い表現だと思います。それが反復継続して行われるということだと思いますけれども、先ほど言った商売にカーナビを使っている方なんて、かな...全文を見る
○保坂委員 いや、そんなことを聞いているのじゃなくて、カーナビで、商売に使われて配達に使われたり、あるいはNGO活動、ボランティア活動に使っている場合は、個人情報取扱事業者なんですかと聞いているんです。
○保坂委員 そうですか。電話帳よりは確かにカーナビの方が普及していないかもしれないですが、日本は相当普及している国ですよね、カーナビは。最近安くなってきたし、また、地図を見るよりもカーナビでという人もふえてきた。  それでは、また携帯電話に戻りますが、携帯ナビというのもあるみた...全文を見る
○保坂委員 そうすると、藤井さん、携帯電話で例えばGPSがついているのがあるんですね、携帯電話会社によっては。それから、まとめてアンテナで、GPSで受けて供給しているというタイプのものもあるようです。その携帯電話の位置をそれこそ位置情報で特定して、その道を右とか三つ目を左とかとい...全文を見る
○保坂委員 何か大変な答弁だなと思って感心していたんですけれどもね。きっと普及するんでしょうね、携帯電話のナビなんというのは。非常に安くなるんでしょう。これは使うためにあるんですね。  では、細田大臣に聞きますけれども、今の説明では、「事業」というのは営利、非営利問いません。そ...全文を見る
○保坂委員 ちょっと答弁がずれていましたけれどもね。データベースは大変な量なんですよね、カーナビでも携帯ナビでも。それを一日何回使ったかということじゃないだろうと、これは。非営利、営利を問わない。  片山大臣に聞きますよ。今の藤井さんの答弁だと、カーナビを配達に使う、それから、...全文を見る
○保坂委員 では、藤井審議官に確認しますけれども、この取扱事業者の定義は「データベース等」ですよね。データベース等の件数は約五千件と言っていますけれども、端末を使ってそれこそ何十万件あるいは何百万件というデータにアクセスして、それを事業の用に供するといったら事業者になるんですね。...全文を見る
○保坂委員 それでは、担当大臣、今の答弁、間違いないですか。カーナビ、携帯電話によるナビ、これも個人情報取扱事業者である、こういうことですね。どうぞ。
○保坂委員 これは委員長にお願いしますけれども、時間終了で終わりますけれども、これは今、だって明確に答弁しているんですから、該当しますと言って。該当しますということを、そうですねと言って、片山大臣はこれは所管じゃないということで、業界を預かる側としてどうかと私、聞いたんですけれど...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  まず、永井参考人に伺いたいんですけれども、これまで議論になったように、派遣をされてくるわけですね、裁判所なりあるいは法務省なりから。その判事、検事の方を、幾つかのリストから大学が、この方がという形でチョイスするわけではないわけですね。ただ、...全文を見る
○保坂委員 その問題なんですけれども、大変よい人材はとてもこれは貴重でよい、おまけに給料まで国家が補てんしてくれるわけですから、こんなにいい話はないということなんですけれども、しかし、道参考人が言われたように、必ずしもトップレベルの判事、検事がよき教育者たる資質を持っているわけで...全文を見る
○保坂委員 では道参考人に伺いますが、同じことなんですけれども、判事、検事が、例えば犯罪事実があるのかどうか、係争の事実認定などで鋭い目を持って長年の経験を生かして仕事をされてきたという人たちが、うそやごまかしを見抜くことは得意であっても、若い世代の才能を、自由な空気の中で冗談を...全文を見る
○保坂委員 もう一問道参考人に伺いますが、日本ではまだお上という言葉が厳然と生きていまして、ともするとこの世界も、司法省という残影がまだあちこちにあるんですね。法務省に何十年もおられる裁判官がいたり、本人もどちらなのか委員会で照会してもにわかに答えられなかったり、やはり裁判官でし...全文を見る
○保坂委員 日本の社会がだんだん階層化してきて、この法科大学院も決して安くありませんから、また奨学金もまだ整備されていませんし、できる限り多様な人材が法曹の世界に入っていくということが、これまでの日本社会の、特に戦後の歴史の中で重要な役割を果たしたと思うんですね。相当裕福な方も、...全文を見る
○保坂委員 社民党の保坂展人です。  今回の法案、先ほど、午前中も参考人の方に対する質疑の中で私の方も申し上げましたけれども、これは第三条で大学の側の要請に基づいて、そして要請があった場合に、第四条で派遣をするという骨格になっております。  文科省にまず伺いたいんですけれども...全文を見る
○保坂委員 そうすると、順番としては、今審議中の法案が文部科学委員会の方で本来は固まってからこの審議をするべきだったというふうに思いますけれども、ではもう一つ文科省に伺いますけれども、そうすると、いわゆる独立行政法人化した後の国立大学、そこに、その法科大学院に派遣をされる判事、検...全文を見る
○保坂委員 そうすると、教育公務員特例法のような法律は消えて、そして派遣される判事、検事を規定する法律というのは文科省の管轄ではなくなるというふうに理解してよろしいですね。身分を何か縛るものはあるんですか。
○保坂委員 国立というふうについているんですが、限りなく民間に近い、こういう、ちょっとなかなか容易に理解しにくい形になるようでございます。  そうすると、これは、今度は派遣をする裁判官、そして検察官を送り出す際のちょっと議論をしたいと思いますけれども、では事務局長に伺いますけれ...全文を見る
○保坂委員 そうしますと、先ほど午前中の参考人質疑でも伺ったんですけれども、これは、ではもう一回文科省にお聞きしますね。  法科大学院の側が要請するわけですね、かくかくしかじか、来ていただきたいと要請をしたときに、ではこの方でどうですかという判事や検事は、それぞれの裁判所と法務...全文を見る
○保坂委員 もう一問聞きますね。  あり得るというのは、かなり低いパーセンテージのような響きをちょっと感じるんですけれども、どうでしょうか。やはり要請した側としてはなかなか断りにくいんじゃないですか。どうですか、その辺は。  かなりフレキシブルに、むしろ国立大学の縛りを解いて...全文を見る
○保坂委員 何か心理的な、むしろあれですよ、文科省の何か影におびえているのか、震えているのか、考え過ぎなのかわかりませんけれども。  では、事務局長に伺いますが、どうなんですかね、これは。要するに、国家公務員の任を、これは任を完全に解いているわけじゃない、身分は検察官、裁判官な...全文を見る
○保坂委員 想定はしていないというのはどこにかかったのかちょっと確かめたいんですが、合わない方、やはりいますよ、中には。裁判官や検察官の中で、非常にそのレベルは高いと思いますけれども、やはり人間の集団ですから、職務上いろいろ処分される方も時にはいますし、また、まじめかどうかという...全文を見る
○保坂委員 さらに続けて伺っていきますが、裁判所の理由で、あるいは法務省や検察庁の理由で派遣を途上で終了するときの規定はございますよね。これはどういう場合が想定されているんでしょうか。どういうふうに、どんな理由で中途で引き揚げるということになるんでしょうか。
○保坂委員 そうすると、もちろんこれは、一たん送ったけれども組織の事情で呼び戻したいというようなことではなくて、御本人の事情によるときということでよろしいかと思うんです。  さて、これはちょっと気を悪くなさらないでいただきたいんですが、うまくいった場合は問題ありませんから、うま...全文を見る
○保坂委員 では、大学の都合でその期間を途上で終了するときの最終判断者は学長ですか。
○保坂委員 それでは、文科省にお聞きしておきますけれども、途中で終了するというときの最終判断者はどういう解釈でいらっしゃいますか。
○保坂委員 ちょっと今の答弁じゃわからないんですけれども、派遣した側と要請した側と、お互いよく話し合う必要がありますね。しかし、最終的に決めるのはどっちなんですか。検察庁や裁判所なんですか、それとも大学院の側なんですか。
○保坂委員 民間ではそういうのはあり得ないですよね。どうでしょうか。双方協議してまとまらずという場合、どうなるんですか。
○保坂委員 法務大臣並びに副大臣や政務官にもちょっとここは政治家として聞いておきたいんですが、さっきから私が執拗に聞いていましたのは、これは新しい規制改革の一つでしょう。今までがっちり身分が縛られていた裁判官や検事を教育の場に出す、しかも法曹をよき者として育てるためにという、これ...全文を見る
○保坂委員 両当事者の関係は、実は余り対等ではないんですね、やはり日本はまだお上という言葉が残っているぐらいですから。お上という言葉が残っているということは、上ということですよね。上にいるということがお上という言葉になっているわけです。  ですから、ここはすごく大事なところで、...全文を見る
○保坂委員 どうも、規制改革といいながら、何か奇妙なスタイルになっているような気が僕は率直にしています。  確かに、現場の検察官や裁判官を派遣するというのは大変なことなんですけれども、一方で、さまざまな特色を各法科大学院も出していかなければいけないわけですね、それぞれのいわば色...全文を見る
○保坂委員 そうであれば、本当は、派遣される裁判官や検察官自身の意思というものも当然考慮要素に普通ならなってくるんですね、民間の論理では、これは。ここでぜひ教えたいというところとそうでないところというのは、あってはいけないということはないというふうには私は思っています。  ちょ...全文を見る
○保坂委員 例えば裁判官や検察官が物すごい激務であるということは私もよくわかっていますし、大変忙しい、また、高度な体験をお持ちだ。しかし、民間もそうなんですよね。かなりいろいろ努力しているわけですよね、どの世界も。  そこで、もし仮に、国立大学の教員の、さっき七百五十万と言いま...全文を見る
○保坂委員 そうですか。いや、なかなか正直なお答えだと思うんですが。  そうすると、要するに、補てん額というんですか、国から補てんをする、現職の裁判官や検事の給料水準そのままを維持するということになりますか、そこの差を埋めるということなります。そうすると、今度は逆に、大学教員と...全文を見る
○保坂委員 私は、やはり規制改革と言うのなら、やはり賃金水準も、限られているわけですから、ずっとそこでおさまるわけじゃないんですから、そこはやはり、国立大学だって民間とは言えないと思うんですよね、かなり違う世界だと思います。しかし、その空気や風を受けて一定期間仕事をされてまた官に...全文を見る
○保坂委員 それでは、事務局長、同じ年で裁判官、検察官は月額幾らになるんですか。
○保坂委員 大変な差があることはわかりました。これは、特に必要と認められるときというのが、特にというのがすべからく必要と認められて充当されるということで果たしていいのかということは指摘をしておきたいと思います。  残った時間、本法案を離れまして、矯正情報ネットワークシステムのこ...全文を見る
○保坂委員 間違いないでしょうか。けたが違うんじゃないですか。大丈夫ですか。矯正予算も違うんじゃないですか。いいんですか。いいなら進めますよ。
○保坂委員 いや、そんなに多かったのかと思って私はびっくりしたんですけれども、逆に、対比するとやはり七十五億というのは大変な額でしょう。今、刑務所問題、みんなで考えていますけれども、七十五億かけているんですよ、七十三億ですか。それだけかけて、例えば名古屋刑務所で過去五年に何人死ん...全文を見る
○保坂委員 例えば、もう時間がないのであれなんですが、マニュアルを見ると、ちゃんと休養患者・死亡者調査票入力というのがあるんですよ、入力は。死亡者調査入力と、入力のフレームはあるんですね。これは出せないというのが私どう考えてもわからないんですけれども、出せないらしいんですよ。そう...全文を見る
○保坂委員 時間になりましたので終わります。また続きをやらせてください。
04月17日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号
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○保坂委員 前回に引き続いて、携帯電話の通信履歴や位置情報について、捜査の場合の扱いと、本人開示がどれだけされるのかという論点で聞いていきますが、まず法務省刑事局長に、捜索・差し押さえ令状と検証令状の違いを簡単に述べてください。
○保坂委員 そうすると、前回、警察庁の刑事局長に、携帯電話の通信履歴、位置情報などを必要に応じて捜査照会で、今話題に出た捜索・差し押さえ令状や検証令状による取得を行っているかどうか。また、位置情報についても、検証令状で必要な情報があればこれを取得することがある、こういう答弁を得て...全文を見る
○保坂委員 ちょっと語尾が不鮮明だったので。  私が聞いたところでは、過去のは、刑事局長、もう一回聞きますが、未来のものについても検証令状でとる場合があるというふうに聞こえたんですけれども、間違いないですね。
○保坂委員 これは大変なことになってきましたね。  実は、盗聴法に私たちが反対したのは、確かにそういう手法が薬物取引とかいろいろ役に立つときもあるでしょう。しかしながら、そういった技術を捜査機関が持ったときに、これが実は幅広く使われてしまう懸念があるということを随分議論しました...全文を見る
○保坂委員 片山総務大臣に伺いたいんですけれども、そういった自己情報を開示すべきだというお話も前回伺いましたけれども、これは、事とすると、今どきそんなに大事な話というのは、これはいろいろ警戒しますから、大事な話はちょっと電話ではできないからという意識もあるんじゃないですかね。むし...全文を見る
○保坂委員 総務省の局長に伺います。  いろいろ議論しているんですが、位置情報については、例えば、私が二週間前にどこにいたかというのを出してくれというのは結構大変だそうですね。出そうにも簡単じゃないというふうに聞いていますから、業者にかかる負担も大きいと思いますが、今議論してい...全文を見る
○保坂委員 私が述べているのは別に難しいことじゃなくて、現に捜査機関で行われている位置情報を、本人が大変なトラブルに巻き込まれて、いわばはかりごとを仕掛けられるようなケースがあるわけですね。会ってもいない人と、会っているじゃないか、あなたはここにいたという証人が次々と出てきておか...全文を見る
○保坂委員 私なんかは、ああ、これはNシステムだな、Nシステムだなと見ながら、きょうは幾つ出会うのかなと思って、車で動いているんですね。大分有名になってきましたよ、このNシステムも。  ですから、片山大臣に聞きたいんですけれども、行政が保有する情報にやはり自己開示を求めてきたと...全文を見る
○保坂委員 おかしいですね。Nシステムがあること自体をほとんど国民が知らなかった時代には、まあそういうことかもしれませんが、どこにあるかももう歴然とわかっているのに、ここを必ず通ったということを証明したいときには証明してくれないんですね。そこを一応確認しておきました。  ちょっ...全文を見る
○保坂委員 私は、事業の用に供するの事業の業は、例えば業務上過失致死というのがありますね、これは仕事上運転していた場合ももちろんですけれども、別に仕事ならぬ運転をするという行為自体が業だというふうな解釈でおるわけです。  藤井さんに伺いますが、私のところにも大分反響がありまして...全文を見る
○保坂委員 私がきのう調べたところによりますと、開発したところは、NTTで発行されている電話帳、これに掲載されている三千万件の個人情報を、まあ電話帳ですね、電話帳を入れたと。そして電話番号だけで、カーナビで引っ張れるんだけれども、あえて個人名もつけて出せるようにしたと。それはやは...全文を見る
○保坂委員 ちょっと委員長、これはおととい宿題になったものなんです。このカーナビ、細田大臣ともお話しして、カーナビまで入るのかと。カーナビだけじゃなかったんですよ、この前の話は。携帯電話で、例えば、これ自体がデータベースになっていなくても、何十万件というデータにつながっていけば、...全文を見る
○保坂委員 法制局長官、「事業の用に供している」というその法文上の表記は、単に車を運転しているだけの人にも当てはまるんじゃないですか。どうですか。私は、これはきちっと解釈していきたいんですね。  そうじゃないと、前回の藤井さんの答弁は、これはやはり非営利、営利問わず、この個人情...全文を見る
○保坂委員 藤井さんにもう一回聞きます。  いいですか。この前、やはり大変な答弁だったんですよ、今修正されましたけれども。カーナビにいろいろな種類が確かにあるんです。そういった電話番号等がいっぱい入っていないものもあるんです。しかし、例えば何千万という電話番号が入っているカーナ...全文を見る
○保坂委員 そうしたら、なるんですか。これは大事な点なので。  自分で個人情報を集めるということですよ、これまで私の理解は。しかし、そうじゃないんですよ、それこそ、やはりIT社会ですから。三千万件というデータベースがこんな小さなものに入っちゃうんですね、DVDとかに。そこにアク...全文を見る
○保坂委員 ちょっと細田大臣、大丈夫ですか、これは。ちょっといいですか、質問。  これは全然違うんですよ。前回かなり言い切ったんですよ、藤井さんは。私は、これはトータルに網をかけていくときに出てくる一つの欠点かもしれないなと思っていますよ。だって、もしカーナビのことで、それは違...全文を見る
○保坂委員 前回の藤井さんの答弁、三、四回読んでみたんですよ。かなり練れた答弁なんですよ、藤井さんなりに。原則ですから、これは個人情報保護法の、政府案の。だから、一応は全部網をかけるんですよ、それが原則なんです。だからああいう答弁になっちゃうんです。今、細田大臣の答弁を聞いて、藤...全文を見る
○保坂委員 終わります。     —————————————
04月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣にまず伺います。これは予告していませんので、もう本当に基礎的な質問でございます。裁判の役割は何でしょう。
○保坂委員 突然で済みませんけれども、刑事裁判であれば、その犯罪事実の認定なり刑罰の確定ということだと思いますし、民事上は、当事者間の争いがある場合、どちらが正しいかということを判断して、損害賠償請求であればその金額を決めるとか、さまざまだと思いますけれども、さて、その中で、行政...全文を見る
○保坂委員 これは、では、寺田法制部長に聞きたいんですけれども、よく裁判の反射的効果という言葉がありますよね、反射的効果。社会的な反響と言ってもいいんでしょう。どういうことでしょうか。
○保坂委員 的確な答弁だったと思いますけれども、国立公園が認められなくなるということに対して例えば住民が裁判を起こした、それでやはり認められるようになったというときに、同様に取り消されようとしていた、例えば十カ所の国立公園が同時にその影響を受けるということもあろうかと思います。 ...全文を見る
○保坂委員 それでは、事務局長に伺いますが、今大臣にお答えいただいたんですけれども、この種の私が体験したような裁判が今後提訴されたときに、やはりその二年以内ということがそんなにしゃくし定規に当てはめられるわけじゃないだろうとは思いますが、ちょっと確認したいのと、もう一つは、これは...全文を見る
○保坂委員 ちょっと、どういう当事者の努力が必要か、これは当事者というのは私は削った方がいいんじゃないかと思いますけれどもね、今指摘だけにします。  裁判が遅い遅いと言われておりますが、裁判所の実務の中で異常に速いのが令状審査ではないかというふうに思うんですよね。この令状に関し...全文を見る
○保坂委員 この質問を聞いたのは、実は私、昨日、個人情報保護の特別委員会で、情報はだれのものかというテーマで刑事局長と議論させていただいたんですが、その過程で随分、新発見というか新しい事実に遭遇したんですね。  というのは、私どもが持っています携帯電話でございますね、この携帯電...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、実はこれはちょっと探して持ってきましたけれども、いわゆる通信傍受法の法案なんですよ。ここの、この委員会でさんざん激しい議論をしました。  この通信傍受法の中には、実は、本人に告知をするという手続がちゃんとあります、二十三条で。本人に対して知らせるんだと。そ...全文を見る
○保坂委員 いや、これは何か大変なことが明らかになったな。私は、そういうことが出てくるとは思わずに特別委員会の方で質疑していたのですけれども。  刑事局長、これはどうですか、この通信傍受法というのはそんなに使われていないんですよね。国会の報告というのもほんの薄い、何件か、数件で...全文を見る
○保坂委員 裁判所、これは大問題ですから、慎重に答弁してくださいね。  これは、その人がどこにいたかなんというのはプライバシー中のプライバシーなんですよ。下手すると、電話で話した内容なんてどうだっていいことが多いんです、実は。どこにいたか、最高のプライバシー。それを、たまたま技...全文を見る
○保坂委員 最高裁から、憲法との兼ね合いでしっかり、その位置情報について厳格にやっているかどうかということを改めて聞きたかったのですが、それはちょっと時間がもう押しているので。  何件ありましたか、過去三年間。却下数。
○保坂委員 刑事局長はわかりますか。もしわからなければ調べていただけますか。
○保坂委員 それはうそなんですよ。  実は、この古い法律案、これをめくっていたら、ちゃんと書いてあるんですね、検証令状による通信傍受捜査の五例。これは法務当局として調べられるという証拠なんですね。  これは大臣に、大問題ですから、警察に問い合わせることも含めて、検証令状によっ...全文を見る
○保坂委員 これは大問題。委員長にもお願いします。過去三年間の件数を当委員会に提出していただきたい、求めたいと思います。
○保坂委員 終わります。
04月22日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  防衛庁の官房長に来ていただいていますか。もう入っていますか。  官房長、もう答弁書を見ないで端的に答えてください。去年、防衛庁リスト事件がありましたよね。何を反省したんですか。簡潔に言ってください。
○保坂委員 その認識の甘さそのものがまた問われたわけで、これは重大だと思います。  これは防衛庁の宇田川局長に伺いますが、ちょうど去年、実は防衛庁の扱いの中に応接記録というのがあったということを問題にしましたよね、一年前ですが。その中に、郵便局を退職した後、市のゴルフ場の役員か...全文を見る
○保坂委員 何か声が小さくて、反省と言ったのかどうかわかりません。  もう一回、答弁者を指定しますよ、宇田川局長に答えてほしいんですよ、今、官房長がかわって答えましたけれども、どうしてかわって答えたのかわかりませんが。
○保坂委員 防衛庁では、六月のこの事態を受けて、はっきりと、全職員の意識改革、教育研修やチェック体制の充実、行政の透明性を確保するために、情報公開をめぐってもこういう事態を繰り返さないようにしたいと言っているわけですよ。それで、やったのは十月でしょう。  今回の答弁の中で、こう...全文を見る
○保坂委員 つまり、余り反省ということはない、ちゃんとやっていたけれども六月から十一月までかかったというふうにしか聞こえないんだよね、今。  片山大臣、このやりとり、実は片山大臣にも去年答えていただいていて、郵便局の退職後ゴルフ場に勤務云々と、これは詳細はわからないが、ちょっと...全文を見る
○保坂委員 片山大臣、今回議論になっているでしょう、センシティブ情報の議論をずっとやっていますよ。健康情報の中には心身にかかわるあらゆる情報があるんですよ。ただ元気だとか大変健康で問題ないという情報だけじゃないんですよ。病気があるとか、かくかくしかじかの理由で例えば学校に行けなか...全文を見る
○保坂委員 それは、今すぐと言われてもわからないと恐らくおっしゃるでしょうけれども、どういう健康情報を自治体が出していたのか、ぜひ調べてくださいよ、片山大臣。  それに加えて、先ほどの午前中のやりとりで、もし今回提案の法律に係った場合にはということで、これは、答弁は片山大臣です...全文を見る
○保坂委員 そうじゃなくて、今提出している法案をどう読むかという話じゃないですか。こういうことがあったときに、まさに採用試験そのものの情報ではなくて、十八歳になった適齢者の、広範な若者の情報ですよ、それこそ健康情報も含めて。それが適用除外になるのかどうか、はっきりこれは答えてもら...全文を見る
○保坂委員 到底納得できませんので、これはとりあえずどういう扱いだったのか、あらゆる資料を防衛庁からも出していただいて、総理、防衛庁長官出席のもとに当委員会での集中質疑、これを求めたいと思います。委員長。
○保坂委員 それでは、民間個人情報の問題に行きたいと思います。  いろいろ苦労されて、政府もカーナビ論争にそれなりの整理をということで考えられたようですが、私、これを読みまして、細田大臣の答弁も聞きまして、やはり、まだ少し政府に混乱があるんじゃないかという気がいたします。  ...全文を見る
○保坂委員 私もちょっと気が短いので、本委員会で二回朗読されたものを三回目朗読されるのはつらいなと思ったんですが、決定的なところで、今、細田さん違ったんですね。これは、宅配事業の場合は該当し得る、ただ、その場合は大量の顧客情報をコンピューター処理するのと同じだとしていたんです、前...全文を見る
○保坂委員 委員長、質問に答えていただかないと時間がどんどんなくなっちゃうので、ぜひ指揮の方をお願いします。  藤井審議官が細田大臣にこうやって整理しましょうと事務方として提案している側ですから、それはあなたの整理の仕方にやはり矛盾があるということを、私の方はあえて言いたいと思...全文を見る
○保坂委員 では、ちょっとここを押さえておきたいんですけれども、電話番号と住所だけじゃなくて、地図ですね。結局、個人情報は何かというところで、「他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができる」、これも含むわけですよね。そうすると、例えば住所、氏名入...全文を見る
○保坂委員 それで、私は、こういうのがみんな当てはまるぞということを言っているんじゃないんですよ、実は。効果的な個人情報保護ですね。それこそいろいろな事件が起きないようにするためには、かなりしっかり縛った方がいいだろう。全部網をかけるといろいろな矛盾が起きてくるということを指摘し...全文を見る
○保坂委員 答弁がもうめちゃくちゃになってきましたね。  では藤井さん、どこに書いてあるんですか、その限定要件は。社会的に認められる、認められるということを何か出してきたけれども。本来、この包括的な個人情報保護体系をつくる意味は、すべからく事業の用に供している、営利、非営利を問...全文を見る
○保坂委員 総合的に解釈なんかしないんですよ。裁判官は法文で解釈するんです。ですから、そんなことしませんよと、保坂さん、そんな細かいことばかり聞かないでくださいと言ったってだめなんですよ。藤井さんの思いとか、あるいは立法者の思いなんというのは残らないんですよ、しょせん法律というの...全文を見る
○保坂委員 そうすると、今また改めて大臣見解が出たのですが、藤井審議官、政府がせっかく苦労してつくった答弁の中には細田大臣が言われたことと違うことが書いてあるんですよ、これ。  だって、今言われたのは、メーカーが縛られるべきであって、個々のユーザーまであれこれ言われるようなこと...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちょっとお願いしますよ、これ。簡単なことなんですね、細田大臣よくわかっておられるんだけれども、実際には。メーカーがつくるんですよ、これは。そのメーカーがまずいろいろ気をつけなければいけないということを細田大臣は言っているわけですよ、米屋さんや本屋さんまで縛られ...全文を見る
○保坂委員 やはり、わからないですね。  藤井さんが答えていないのが一つだけあるんですよ、さっきから終始答えていないのが。  データベースにして氏名がある五千件以上のものを使う場合には、一定の要件をかけて取扱事業者になり得るという政府の見解。データベースに、これは当然五千件以...全文を見る
○保坂委員 委員長、ちょっとこれ、再度整理してもらわないと、聡明な委員長のことだからおわかりだと思いますが、これじゃ困りますよ、業者は。当てはまると言ってみたり、常識論が出てきたり。もう一回ちゃんと整理するように指示してください。
○保坂委員 宿題を抱えたということで、ぜひじっくりこの宿題はやっていただきたい。  そうじゃないと困りますよ、本当に。年賀状ソフトも、これだって、事業者として逮捕までされるなんといったら、これはとんでもないことになります、本当は。だけれども、そんなに網が広いのかということで、こ...全文を見る
○保坂委員 実は、カーナビも大変進んでいて、いろいろな情報を取り込めるんです。年賀状ソフトなんかも、自分でどんどん加工できるんですよ。名刺のファイルと年賀状、あて名、それからメールアドレスを一括して変換するソフトも今人気で、それはもう五千件ぐらいになっちゃうんですね。それは自分で...全文を見る
○保坂委員 細田大臣、これは、選挙に関する実務家でもございますから、今驚きました、私。報道の定義ですよ。最高裁判決と言うから、どんな大事件かと思っていたら、まあその当事者にとっては大事件ですけれども、五百何十人に配付した労働組合の選挙にかかわる判決だったと。  これは妥当だと思...全文を見る
○保坂委員 もう終わりますけれども、委員長にお願いします。  これは大問題ですよね。報道の自由あるいは表現の自由ということで、これだけ前回、去年以来の議論をして、政府はこれを受けとめて出してきたんですよ。その根拠を今担当大臣が示されて、どんなものかなとおっしゃられるのでは、はっ...全文を見る
○保坂委員 終わります。
04月23日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号
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○保坂委員 社民党の保坂です。  防衛庁長官に伺いますが、この健康情報は、手引にはあったけれども実際の提供はない、こういうふうにおっしゃっております。しかし、きのうの記者会見等でも、健康情報などはまずいというふうに述べられたようですが、改めて、なぜまずいのか。
○保坂委員 自治行政局長に来ていただいていますが、もし仮に自治体が健康にかかわる情報を出すとしたら、どうやって出すというふうに、方法について簡潔にお願いします。
○保坂委員 防衛庁長官にお聞きしたいんですが、昨年のあの防衛庁問題で、教訓ということを考えるならば、やはり余り慌てずに、きちんとした正確な内容で報告などは出すということだと思いますが、きのうの問題がきょう出てきましたけれども、これはもう正確で間違いないということでよろしいですか。...全文を見る
○保坂委員 間違いがもし仮にあれば、これは大変なことだと思いますけれども、宇田川局長に伺いたいんですが、こちらの一覧表がありますね、それぞれのところで。四項目以外の出た情報、北海道のところを見てください。電話番号というふうに書いてありますね、函館のところですが、これで間違いないで...全文を見る
○保坂委員 では、続いて聞きますが、これは報道されるようでございますけれども、宇田川局長、函館地連管内の四町が住基情報を提供していたと。厚沢部町については、二〇〇一年に四情報以外に親の住所提供があった、ことしの一月については個人情報なので出せませんということだった、上ノ国町につい...全文を見る
○保坂委員 承知していないじゃなくて、そういうことがあるんじゃないかと指摘しているんですよ。自信を持って間違いないと言うんだったらこんなのはうそですというふうに全否定するのか、いや、そう言われるのなら調べてみます、調べてみて間違いだったらこれは不完全でしたと言うのか、どっちかでし...全文を見る
○保坂委員 防衛庁長官、このやりとり、非常に大事なんですね。私、一段一段階段を上るように聞いているはずなんですね。  これを急いでつくられたわけです。ですから、言われたように、万全、一〇〇%と言えないかもしれないということをおっしゃいました。そのとおりだと思いますよ。ですから、...全文を見る
○保坂委員 長官、そんな細かいことを言っていないですよ。誤植なんかは別に問題ないです。そうではなくて、今回問題になったのは、その四情報以外の情報が出ていたかどうかが問題でしょう。その基本的な問題について、四町と私は具体的に挙げたわけですから、これについて事実が違う場合にはぜひこの...全文を見る
○保坂委員 それでは、今の北海道の件について防衛庁でお調べいただくと思いますから、明らかに違っていたという場合には、他のところも精査をして、当委員会にきちっと報告書を出し直していただくように、委員長、求めてください。
○保坂委員 それでは、宇田川局長にさらにいろいろ聞いていきたいんですけれども、先ほど出ていましたけれども、このきょうの防衛庁長官の御報告の中に、実際に提供があったのは、例えば保護者等とありますね。保護者など。保護者はこういった住基の情報にあるかと思うんですが、保護者にかわる例えば...全文を見る
○保坂委員 それでは、総務省にお願いしますけれども、総務省から見て、住基台帳の情報以外の手段でなければなかなか取り出せないものというのは、例えば今指摘した保護者等、つまり保護者にかわる人ですね、これは無理なんじゃないかと思うんです。それから、郵便番号、電話番号も無理なんじゃないか...全文を見る
○保坂委員 両大臣、どうぞ移動してください。  局長、もう一度簡潔にお願いしたいんですが、今、住基では取り出せないものはどれですかと私は聞いたんです。例えば電話番号とか、取り出せないんじゃないですか、郵便番号とか。それから親の職業とか、こういうのも無理でしょう。どうですか。
○保坂委員 そうすると、親の職業なんかはどうやって調べるんですか。もう一回、そこだけ。
○保坂委員 これはしっかり調べてください。  それでは、最後に細田大臣との議論を少し、短い時間ですが、やりたいと思います。  私のところにもいろいろ反響がありまして、これはパソコンなど、あるいはカーナビということばかり言いましたけれども、その他のさまざまなハイテクの電子ツール...全文を見る
○保坂委員 では、細田大臣に、あと一問だけ短く答えていただきたいんです。  別におどかすわけじゃないんですが、年賀状ソフトの話しました。これは、電話番号で出てくるというのは、郵政省の旧ガイドラインではちょっとこれはアウトなんですね。ただ、現実には大変売れているんですね。私はあの...全文を見る
○保坂委員 議論をぜひ続けさせていただきたいと思います。終わります。
04月23日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  福田官房長官に伺いたいと思います。  先ほど、水島さん、そして達増さんと触れられた、暴力団も有権者という発言について、やはりちょっと伺っておかなければならないと思うのです。  先ほど、同僚議員の質問で、前後関係、前段にお話があったんだ、...全文を見る
○保坂委員 今、官房長官がおっしゃったのは、例えばいろいろな地元の会などで、あるいは町を歩いているときにでも、見知らぬ人から、代議士じゃないですかといって一緒に写真を撮ったり、いろいろな会を開けば、写ルンですとかで、では御一緒にということはわかりますよ、それは。結果としてその方が...全文を見る
○保坂委員 一般論として、もちろん、そういう世界に入った方も、転換して社会的にきちっとした仕事につくように道を開くというのは大切なことだと思いますけれども、やはり、全体としての文脈の中でこの発言が報道されたというのは、マスコミがちょっとおかしいというふうには私には思えないんですよ...全文を見る
○保坂委員 私は、福田官房長官といろいろ意見とか政治的なスタンスが違いますから。申し入れなどで官邸に行ったときに、比較的いろいろお話しする機会も何回かあって、非常にバランスのとれた方だというふうに実は思っているんですよ。ただ、今、ちょっとバランスを崩されているんじゃないかと私は思...全文を見る
○保坂委員 では、この議論はここで終わりますけれども、ぜひバランスをとっていただかないと、お互い胸に手を当てて、福田さんも少し冷静になっていただきたいというふうに思います。  防衛庁問題で、まず官房長官に伺いますが、これは十八歳の青少年に三十七年にわたって、基本になる四情報です...全文を見る
○保坂委員 では、続いて赤城副長官に伺いますけれども、今、健康情報はセンシティブ情報ですよということは、これは片山大臣が言うように、とても元気、体力抜群とか健康とか、そういう健康優良児ですというような情報というわけではないですね。健康情報というのは、あらゆるものを含みますから。心...全文を見る
○保坂委員 本当に少ない時間で申しわけないんですが、官房長官、よろしいですか。  私も、この有識者懇談会報告書を読ませていただきました。これは大変画期的と言っていいつくり方になっていると思います。大変に新しい、しかも、最新の情報がたくさん入っている。  ただ、先ほど同僚議員か...全文を見る
○保坂委員 虐待の問題は、母親だけじゃなくて父親の問題も大きいんですね。かなり大きいんです。ですから、男女共同参画社会の担当でいらっしゃいますから、その点も踏まえて、ぜひ御指示をしていただきたいと思います。  終わります。
04月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○保坂委員 社会民主党の保坂展人です。  先日の法務委員会、行刑の集中審議におきまして、私は、新潟刑務所、岐阜刑務所の事例を出しまして、何時に亡くなっているのか、病気になったのはいつなのか、異変があったのは何時なのかというのを逐一指摘いたしました。  矯正局長に伺いますが、こ...全文を見る
○保坂委員 そうすると、二つ聞きますけれども、この岐阜と新潟の中で、医師が書くべき欄を医師が書かなかったケースはあったのかどうかということと、それから、全体の死亡帳の中ではいかがでしたか、医師ではない人が書いたということもありましたか。二つの質問ですね。  まず、新潟と岐阜だけ...全文を見る
○保坂委員 そのときにも注意を求めているのですが、平成十年九月二十八日に新潟で脳幹梗塞で亡くなった方について、四十九歳ですね、七時二十七分に亡くなったことになっているのですが、夜中にうめいて、苦しがって、これを知りながら放置していた。そして朝行ってみたら、事切れていた、こういうこ...全文を見る
○保坂委員 これは、どうもそういうことらしいという情報も入りましたので、しっかり調べてほしいと思います。  次に、前回指摘しました矯正局のつくられた一覧表の中で、保護房に絡んで新たに見えてきた死亡帳のケースの中で、山形の方四十歳、大阪拘置所の方三十三歳と三十七歳、鹿児島の方二十...全文を見る
○保坂委員 これは今届いたので、私も見ながらちょっと驚いているんですけれども、情報公開請求で、名古屋刑務所で、先日、読売新聞などに報道されていましたね、処分の過去の例について。それをいわゆる医療という視点できょうは見て、ちょっとお聞きしたいと思うんです。  これは予告はしていま...全文を見る
○保坂委員 把握していないというのも変な話なんで、新聞に報道されたり、森山大臣も知っておられますかという質問も受けていましたけれども、よくよく見ていくと、大処分があります。  平成十三年ですから、二年前の三月、医療衛生資材購入事務の不適正事案の問題ということで、十人以上処分され...全文を見る
○保坂委員 法務大臣に伺いますが、私もちょっとこれ、実は質問直前に来たので、確かに予告ということはできなかったんですが、一連の名古屋刑務所の中での問題で、医療の問題を非常に痛感しているわけです。きょうはその議論をしたいと思っているんですが、これはトータル幾らかわからないんですよ、...全文を見る
○保坂委員 刑事局に伺いたいんですが、医療の問題で、先ほども矯正局長に聞きました。例えば、看護助手、保健助手ですかの方が場合によってはカルテに書き入れていたり、印鑑があったりとか、そういう問題をここで議論しています。  たしか神戸の方で、にせのお医者さんということで白衣を着て往...全文を見る
○保坂委員 やはり、医者と呼ばれることが快感になって忘れられなかったということで、この方はにせ医者、たしか、いろいろな、これだけじゃなかったような気がするんですね。幾つかそういった、医師免許がない方が治療行為に当たっていたということで、医師法違反とかで立件されたケースもあったかに...全文を見る
○保坂委員 ちゃんと公判請求してやっているわけですからね。  実害は余りなかったんじゃないですかね。六十三人の方に高血圧の薬を上げたり、何か、例えば、先ほど紹介しましたよ。うがい薬と間違えて入浴剤を飲ませちゃった、これは実害ありますよね。抗がん剤を別の人に上げちゃった、これも実...全文を見る
○保坂委員 そうすると、ある面で、最も法に照らして厳格じゃなければいけないところの刑務所で、しっかりした体制で医療が行われていたかということがこれからの論点だと思いますよ。  我々、委員会で名古屋刑務所に行きました。そして、医療棟に行きました。局長も行ったし、政務官も一緒に行き...全文を見る
○保坂委員 これは、矯正局長も、やはりスタンスを決めた方がいいと思いますよ。よくやっているというふうに、それは現場は言うでしょう。もしそうだったら、我々は議院全体で行ったんですから、ナースコールがないよと言ったときに、いや、こういうふうにありますと言うべきじゃないですか、それは、...全文を見る
○保坂委員 大臣、いかがですか。もちろん、矯正の方も資料要求でかなりお疲れになっていることはわかりますので、あしたというようなことは言いませんけれども、しかし、今言ったように、いつ病気になって、そしていつ急変が起こって、そして病舎に行って、病院はいつ行ったのか、入院は何日していた...全文を見る
○保坂委員 では、法務大臣に一点。  これもこれから議論していきたいことなんですが、前回も指摘しましたけれども、受刑者は保険から外れてしまうんですね。一〇〇%国費なんですよ。ですから、厄介な病気だとえらい治療費になっちゃうわけですね。そこを国民健康保険なり厚生保険で普通はカバー...全文を見る
○保坂委員 それで大臣、お願いなんですけれども、せっかく名古屋刑務所もほかの刑務所も、法務技官ですか、医者がいるわけですから、やはり、週三日というのは来週から、連休明けからやめて、毎日来てもらったらどうですか。民間の病院の方が見たら、これは二人雇えるなと言っていましたよ。とにかく...全文を見る
○保坂委員 参考人の話も出ていますから、毎日来られないという事情は私はわからないですね。これだけ医者の手が及ばない中で死んでいるわけですから。医療が機能していないという事例があるわけですからね。これは強く求めたいと思います。  次に行きたいと思います。刑事局長にまた伺います。 ...全文を見る
○保坂委員 かなり克明に紹介されましたけれども、この事件でこの会社はつぶれたんですよね。やはり、これは大変大きな事件というんですか、言ってみればそれだけ厳しい。外国産の肉を詰めかえて、そしてまたBSE対策のすき間をついてやっちゃった。これは非常に厳しく指弾されたわけですね。今も公...全文を見る
○保坂委員 法務大臣、この矯正協会の責任者というのはどなただか御存じですか、ちょっと。
○保坂委員 その方は検事総長だった方ですか。
○保坂委員 予算委員会のやりとりでも、私、非常にびっくりしたのは、大変率直な答弁だったんですね、矯正局からあったのは。  いろいろ調べました。要は、これも刑務所の中のひずみが起こした事件だったと私は思いますよ。なぜかというと、今まで日本の矯正というのは、一生懸命、刑期の中で計画...全文を見る
○保坂委員 刑務所に訴追して送り出す側の刑事局長は、どんな感想ですか、感想を。
○保坂委員 どうも、本当は、こういう中の世界の自己規律というのはしっかりしていなきゃいけないと思うので、それが一般の水準よりだらしないんじゃないかという率直な感想ですね。全然違う小豆を持ってきて、帯広刑務所でできましたと思うじゃないですか。法務省でも売っていたんじゃないですか、そ...全文を見る
○保坂委員 まじめにそれをやっている方が多いわけでしょう。今だってそういった技術を身につけている方がいるわけですから、かすかな希望を持って、その希望が膨らんでくるプロセスを見るのが、刑務官という方たちのやはり誇りを支えている。だから、その根底が崩れちゃうかもしれない事態ですから、...全文を見る
04月24日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第10号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。  防衛庁の問題に入る前に、先週の委員会で私は報道の定義について藤井審議官にお尋ねをしました。出てきた最高裁の事例というのが、調べてみたら、昭和二十八年、まあ大分昔ですけれども、三期社会党の参議院議員を務められた、私が生まれる前ですけれども、先...全文を見る
○保坂委員 藤井審議官、これは大変な問題ですよ。この報道の定義、これは、去年からことしにかけてさんざん、去年の教訓を経て、最高裁判決に照らしてということで考えられたんじゃないですか。「不特定かつ多数の者に対して客観的事実を事実として知らせること(これに基づいて意見又は見解を述べる...全文を見る
○保坂委員 そうすると、少なくとも、先ほどの最高裁の判決というふうに答弁したのは、不正確な説明でした、おわびして訂正します、こういうことですか。これだと大変な問題なんですよ。決定も判決だという議論をここでして、これから以降の日本の報道に全部定義するわけですから、重大な答弁ですよ。...全文を見る
○保坂委員 そうすると、これでよく読んでみると、また驚くんですよ、私は。どこにも出てこないんですよ、これ、この決定の中には。判決と決定、区別できずに、参考にしたとはいえ、報道全体を定義するこれは大変な定義ですよ。それを、読んだらどこか出てくるのかなと思いきや、ないんですよ、これ。...全文を見る
○保坂委員 前回と違いますね。  いいですか。この事件は日本全体のこれからの報道を定義するんですよ。この決定を参考にして考えたんですよ、政府が。内容を考えてくださいよ。「不特定かつ多数の者」というのは、これは不特定または多数の者じゃないんですね。不特定にしてまた多数という加重の...全文を見る
○保坂委員 いや、もう一回聞きますが、この事件が、参考にした事件として、一つだけしか挙げていないんですよ。一つしか挙げていないんですよ。五百四十部配った事件なんですよ。五百四十部新聞を配った事件なんですよ、労働組合の新聞を。それが公選法違反だという事件なんですよ。これは「不特定か...全文を見る
○保坂委員 細田大臣、この例を示されて、ちょっと法制局とも相談してみるというふうに言われました。私、ちょっとこれは、一週間ぐらいありましたからね、あれから時間。準備不足も甚だしいですよ。だって、五百四十人の組合員に配付するというのは、「不特定かつ多数」に余りいい事例とは言えない。...全文を見る
○保坂委員 委員長、委員会の議論をしていますけれども、これは、報道の定義というのは大問題ですから、今、細田大臣率直に答弁していただきましたけれども、傍らの例を引き出してというのはやはり無理があったと。  これは当委員会で集中的に議論していただきたいと思います。委員長に求めたいと...全文を見る
○保坂委員 全く納得できません。報道を初めて法律に書くんですよ、この内閣提出法案。その国会で答弁した、判決判決と言っていたものが決定だった、違いもよく区別していなかったと。担当大臣が、まあこれは昭和四十年代の単純な事件でしてと。  公選法違反を争った事件ですよ。だから、報道で一...全文を見る
○保坂委員 つまり、間違っていたということでしたね、結果としては。  四町のうち、今、二町の名前を挙げられました。上ノ国町と大成町です。他の二町はどうなっているのかもわかりませんし、私、午後の時点で、午後二時ごろでしょうか、防衛庁にどうなっているんだというお話をしたら、そのとき...全文を見る
○保坂委員 個人情報をどうするかという大切な審議をしているわけです。その中で、事実でないことを述べてしまったら、どういうことになったか知りませんが、述べてしまったら、これは、間違えていました、事実でないことを言って申しわけないという謝罪の言葉があっていいんじゃないですか。
○保坂委員 私は事務方が大変なっていないと思うんですよ、今長官自身がそういうふうにおっしゃいましたけれども。こういう大事なタイミングで、急いだのはわかりますよ、急いだのはわかるけれども、自信を持って報告したんだとしたら、随分この国会審議というものを、はっきり言って尊重していない態...全文を見る
○保坂委員 いつ精査したものをこの委員会に出すのかと聞いているんですよ。それを答えてもらわなきゃ、これ以上審議できないですよ。いつ出すんですか。
○保坂委員 では、宇田川局長、できるだけ速やかにやって、この個人情報の審議でやっているんですから。一日で、私は無理があると思いましたよ、だからそういうふうに聞いたんですよ。一日で、これだけのデータです、これで間違いありませんと何回も言ったでしょう。長官の答弁にもありますよ。それが...全文を見る
○保坂委員 それでは、きのう、実は出たんですよ、これは報告書ということで、間違いないというものが。それはもう何回もおっしゃいました、長官、きのうの時点で。きょうこれだけぼろぼろ出たわけですから、これを可及的速やかにということで、いつ出しますか。あした出せますか、午前中に。
○保坂委員 今委員長から指示があったように、これは、では長官に確認を求めます。しっかりとした資料を出していただきたい。
○保坂委員 宇田川局長、私、今回、本当はあなたが一番問題だと思いますよ。いいかげんなものを出したら混乱するんですよ、これは。その自覚、ありますか、あなたに一体。今までの姿勢を見ていると、違っていました、それだけじゃないですか。一言言ったらどうですか、きちっとやるならきちっとやると...全文を見る
○保坂委員 ということは、最後まで、防衛庁長官は、私、長官に別に言っていなかったですね。私は、まずは、第一義的には宇田川局長に聞いているんですよ。これをまとめて、間違いないと言っているわけですから、そのことに対して一言ないのかと言っているわけですよ。ないんですね。ただ間違っていた...全文を見る
○保坂委員 その正確なものを見たいと思います。  最後に、細田大臣、よろしいですか。  いろいろな例を挙げてきましたけれども、きのう挙がった、大臣がお使いになったのは多分電話帳ソフトというものだと思います。あれは四千万件入っているんですね、一つに。私のところにちょっといろいろ...全文を見る
○保坂委員 たくさん例を持ってきましたが、時間が来たようです。まだまだこれは徹底した議論が必要だということを申し上げて、終わります。
04月25日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第11号
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○保坂委員 社民党の保坂展人です。小泉総理に伺います。  総理御自身おわかりのように、今度の法案は、戦後初めて報道を定義されました。この報道の定義は、「不特定かつ多数の者に対して客観的事実を事実として知らせること」、こういう定義なんですが、かつて戦前に新聞紙法という法律がありま...全文を見る
○保坂委員 総理に伺います。戦前に比べて、今回は少し狭いということはわかりますね。総理の見解を。
○保坂委員 それでは具体的に、この委員会で、総理、これはもう一般的に聞きますから、随分いろいろな議論をいたしました。  特に、最近技術発展が著しい、例えばカーナビであるとか、いろいろ、こういう議論をしてきたなというものを持ってきましたけれども、カーナビでありますとか、あるいは携...全文を見る
○保坂委員 それでは、法案の事務方として答弁をずっとお願いしてきた藤井審議官に一言お願いします。  内閣府の見解をいただいて、きのうの見解ですが、カーナビ、電話帳ソフト、検索エンジン、携帯ナビなどは、一般的に使うユーザーは入りません、これは細田大臣もそう答えていただいています。...全文を見る
○保坂委員 では、内閣府のきのうの見解で入るというものについては、住所、氏名、電話番号以外の情報と結んでいるもの、あるいは電話帳ソフトなどを加工してつくった名簿と。電話帳ソフトなどは、お店なんかでも加工して使っているんですよね。これは顧客リストとか、例えば住所、氏名、電話番号以外...全文を見る
○保坂委員 私も、深刻な事態、もう個別法でしっかり縛るべきだと思っているんです。例えば金融とか医療とか、さまざま、ひどい情報が出ていますよ、教育もそうです。ただ、これは一般法で、小泉総理、すべての国民を対象にしているんですよ。重要なのは、理念をうたっていて、これから個別法をつくっ...全文を見る
○保坂委員 これは総括質疑で、刑罰がここにあるんですね。ですから、これは、もちろん悪い人もいるけれども、場合によっては冤罪ということもありますからね、事件の中には。えらいことになってしまったと。普通に商売をやっていたのに、五千件以上の顧客データだということで、例えば、宅配便をやっ...全文を見る
○保坂委員 総理、どうですか。間違いがないようにしっかり調査して出してください。
○保坂委員 終わります。
05月06日第156回国会 衆議院 本会議 第26号
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○保坂展人君 社民党・市民連合の保坂展人です。  私は、内閣提出、個人情報保護関連五法案に反対、野党共同提案の四法案に賛成の討論を行います。(拍手)  戦後初めて報道の定義を法律に書き込んだのが、小泉内閣の提出した、民間を対象とした今回の法案です。戦前は、御存じのように、徹底...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  谷垣大臣にまず冒頭伺いたいのですけれども、今、この出会い系サイトにおける子供が犠牲になる犯罪ということが主なテーマとなっていますけれども、大臣の周りに、出会い系サイトあるいはインターネットなどでよき相手を見つけて、結婚して幸せになって...全文を見る
○保坂(展)委員 私の周りにも、古くは十年ぐらい前ですか、パソコン通信で知り合ってというのを聞いて、そんなことでよく結婚に至ったな、率直に言って、そういう感じを抱いたんですね。  きのう、質問の準備で、事務所でいろいろ話をしていたら、若いスタッフから、いっぱいいますよ、今、出会...全文を見る
○保坂(展)委員 さらにこの辺は深めていきたいと思いますけれども。  ちょっと警察庁の方に伺うのですが、こういった子供に性的被害を与える犯罪のリストを見ていますと、公務員の方が結構目につく。ざっと見ても、かなり、ちょっと読み上げるのが大変なぐらいにあるんですよ。  これは二〇...全文を見る
○保坂(展)委員 これは警察庁だから当然御承知だと思いますが、警察官も意外と多いんですね。  二〇〇一年の十二月には、大阪の生活安全課保安係員が、これは十九歳ですけれども、同署内でわいせつ行為をしたということで逮捕。それから、三十二歳の青森県警の警察官が十四歳の少女にいかがわし...全文を見る
○保坂(展)委員 こういった法律を出して執行する側がまさに運営まで、準備していて、子供たちなんでしょうか、これは警官がやっているらしいという通報があって、内偵の末、逮捕と。これは後でぜひ説明してください、どういうことがあったか。これは、それだけ逆にすそ野が広いという証拠でしょう。...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣、これは状況対応型立法だということですよね。子供の性的被害からの保護ということを保護法益にするのであれば、少なくとも、同性間において性的な虐待被害に遭うことも禁じておかなければいけないと思うんですが。
○保坂(展)委員 法務省の刑事局長に来ていただいていますけれども、十三歳以上がいわゆる同意をして性行為等を行うことを認められているということがありますけれども、さまざまな条例だとか立法の中で子供の性の自己決定権をどういうふうに扱うのかというところで、今回の法律とのそごが生じてきま...全文を見る
○保坂(展)委員 もうさきにも触れられていますけれども、ストックホルム宣言で科罰対象に子供は加えないんだということをうたっているわけで、それに基づいて児童買春・ポルノ禁止法もつくられたわけですけれども、外務省は、今提出されている法案とこのストックホルム宣言とのいわば明らかな差異、...全文を見る
○保坂(展)委員 そういう答弁をしているから、日本というのは全く理解されない国になるんですね。大臣、いかがですか。これは、ストックホルム宣言で、国際社会では日本はこの枠組みでいろいろな法整備もやりましょうということを表明しているわけですよ。そしてまた、そういったミーティングがあれ...全文を見る
○保坂(展)委員 それは、対処する法律は大いにつくっていいんですけれども、しかし、国際的な宣言で処罰対象にしないということに、枠に入っているわけですから、国際的にも訴えてきているわけですから、そこの矛盾は必ず指摘されますし、説明をしなきゃいけないし、だから、本来は処罰対象というこ...全文を見る
○保坂(展)委員 子どもの権利条約を批准して、大体の国が国内法を総合的に整備しているわけですけれども、日本ではまだそれが果たされていないんですね。  同時に、先ほども指摘しましたように、外務省は、私はちょっと無責任じゃないかなと常々思っているんですね、こういう問題については。外...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私は、民事裁判の実は当事者として少年時代から青年時代の終わりころまでを過ごしたという、終わりというんですかね、十六歳から三十二歳までで、十六年かかる裁判をした当事者でございます。  お二人の先生方のお話を聞きながら、さすがに長かった...全文を見る
○保坂(展)委員 この最高裁の判決が出るころになって子どもの権利条約がいよいよ日本の国会でもそろそろ議論になり、この中には意見表明権などの概念があって、逆にその辺から始まったのであればもう少し議論も整理されたろうというふうには思いますけれども、これからも思いも寄らなかった訴訟とい...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。終わります。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  基本的な問題なので、まず最高裁に伺いたいと思います。  今回の迅速化法案の審議に当たって、いろいろ本委員会で議論されておりますが、手続を迅速化するについて、当事者の正当な権利利益が害されないよう、当事者の人権に十分配慮し、当事者の防...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、その際に、その充実の中に、当事者の人権とか、またその権益を不当に損なうことがないようにしっかりやってくれという声が上がっているんですが、それについてはどうですかと聞いているんです。
○保坂(展)委員 それでは伺いますが、本法案も内閣司法制度改革本部から提出をされて審議をされているわけですが、最高裁判所としては、司法の世界で、国会における法案審議、経過論点など質疑そのもの、これについてどのように受けとめているのか。また、附帯決議が付されるような場合がありますけ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、国会での審議もまた附帯決議も同様に司法の現場でも生かされているということでしたけれども、今私が冒頭にお聞きしたような、迅速化に当たってはまず充実とおっしゃいました、その際には当事者の人権や権益を害さないようにと。こういうやりとりの質問と答弁というのは、...全文を見る
○保坂(展)委員 その答弁ですと、附帯決議にこういう一般の原則が盛られても、何ら困惑するところではありませんね。
○保坂(展)委員 そういうことじゃなくて、最初に私聞いたんですよ、迅速化に当たって、当事者の人権なり権益を害することがないようにしっかりやってほしいという声が国会審議の中で上がっている、それで答弁はいただいた、同様のことが附帯決議に盛り込まれた場合に、訴訟指揮をゆがめたりあるいは...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、ちょっとやりとりしていてもわかりませんので、ぜひこれは理事会で協議していただいて、国会の場で意見を司法に対して述べることが訴訟指揮にかかわっていろいろな害悪をもたらすなんということがもしあるのであれば、全部法務大臣が答えなきゃいけなくなるんですね、この審...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、専門委員についてお聞きをしていきたいと思いますけれども、専門的知識、知見を有する事件のジャンル、これは民事局長の方に伺いましょうか、なるべく多目に挙げてほしいんですけれども、どういうジャンルを想定されていますか。
○保坂(展)委員 それで、この法案の中に、九十二条の二のところに、事前の場合でも、「当事者の意見を聴いて、」という記述がありますよね。それから、証拠調べをするに当たっても、専門委員が手続に関与するについては、「当事者の意見を聴いて、」こうありますけれども、その「当事者の意見を聴い...全文を見る
○保坂(展)委員 この専門委員について、先ほどなるべく広くというふうに言ったのは、例えば医療はこの部分この部分という意味ではなくて、多分社会的にまだ十分判明していない事実あるいは被害、公害の問題なんかでもそうですよね。例えばきょうのニュースで、午前中も言いましたけれども、新校舎に...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは最高裁の方に伺いますけれども、例えば医療、典型的に議論されていると思いますが、医療で、しかも大都会じゃない地域で医療の専門委員を選ぶ場合に、係争当事者の、訴えている側の医師と顔見知りであったとか、先輩、後輩関係であったりとか、いろいろな縁でつながれている...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一度裁判所に聞きますけれども、さすがに先ほどのシックハウスはもう既にこういう問題があるということをはっきり認識されていると思いますけれども、まだあるかどうかについて争いがある、例えば、今電磁波を逃れて白い装束で動いている方たちがいますが、確かに、欧米から来た...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省の方、どう考えていますか。  要するに裁判所が全部やることは難しいんじゃないかと僕は思うんですね、実際のところ。ただ、そうであれば、こういうジャンルについて司法は備えてほしいという、あらかじめ予見できる、あるいは今日本では問題になっていないけれども海外で...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一度、では法務省に聞きますけれども、九十二条の三で、音声による送受信により、まあ電話でやりとりをすることができる、こういうふうに書かれていますよね。これ、テレビ電話などはどうなんですかと聞いたら、テレビ電話も音声があるからオーケーだということなんですが。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 今度百五十七条の二の関係なんですが、これはこの当事者が「期間内に当該攻撃又は防御の方法を提出することができなかったことについて相当の理由があることを疎明したときは、この限りでない。」これは、「相当の理由」というのはどういうことなのか。例えば、妻が倒れて、看病と家...全文を見る
○保坂(展)委員 これは法務省の方にもう一回伺いますけれども、今度、百四十七の三の関係で先ほどから議論になっている、要するに、争いが多岐にわたってまた錯綜している事件について審理計画を立てるということなんですけれども、実は、先ほど列挙した、電磁波もそうですし、いろいろな新しいジャ...全文を見る
○保坂(展)委員 山崎事務局長にちょっと、専門委員の話をさっきずっとしましたので、総括的に伺いたいのですけれども、開かれた司法、国民に開かれた司法、しかも現代的な要素で非常にドラスチックに動いている現代社会に対応する司法というのが改革の論議の柱になったかと思うんですが、それらの問...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、どのように思われますか、副本部長として。お願いします。
○保坂(展)委員 それでは、人訴法の方に行きたいと思います。  二条の「定義」のところでちょっと伺いたいと思いますけれども、人事訴訟の定義について、「次に掲げる訴えその他の身分関係の形成又は存否の確認を目的とする訴え」とあるんですが、この「その他」というのは具体的に何を指してい...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、参与員の問題に行こうと思いますけれども……
○保坂(展)委員 参与員の方に移りたいと思いますけれども、これは現在でも全国六千人、家事審判法三条一項によって参与員になるべき人たちがいますと裁判所から伺っております。  その人がどのように選ばれるかをちょっと裁判所に聞きたいんですけれども、人望があって、社会人としての健全な良...全文を見る
○保坂(展)委員 平均年齢と性別の割合はどうですか。
○保坂(展)委員 そうすると、大分やはり六十代以上の人が、六十代が四五%、七十代以上が三八%ですから、八割方が六十代以上ということになりますよね。最高年齢はどのくらいなんでしょうか。まあ、それはいいですけれども。  今、例えば離婚の問題とかでいろいろ相談事が持ち込まれる。そして...全文を見る
○保坂(展)委員 それと、家庭裁判所の調査官の役割が大変重要になってくると思うんですが、少年事件などでも大変活躍をしていますし、また、その調査官も非常に忙しいというふうに聞いています。  二つお聞きしたいんです。一つは、家裁の調査が重要になるということにおいて、当事者が手続に関...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省の方に伺いますけれども、四条とか三十一条で、例えば家庭の中のドメスティックバイオレンスなどの件で、妻が居場所を知られたくないということに配慮をして管轄のことを工夫したというふうに聞いていますが、具体的に。
○保坂(展)委員 それでは、最後になるかもしれませんが、裁判所に伺います。  三十九条の履行の関係で、命令を出し、そしてまた、これに従わないときには十万以下の過料ということで、現行でも、家事審判等で履行の勧告とか命令、どのくらいの数が出ているのか。また、従わないというのは、ここ...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、本法によってその辺の実態は変わるのかどうかというのはどうですか、運用する側として。
○保坂(展)委員 最後に大臣に伺いますけれども、私も前からこれは、日本の男性社会の中で離婚した場合の養育費というのは非常に水準が低いですよね、まず第一。数万円ですというふうにおっしゃるけれども、数万円ではなかなか育てられないですよ。その数万円さえ払わない人が多いんですね。今、数字...全文を見る
○保坂(展)委員 以上で終わります。
05月08日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  宮台さんにお聞きしたいんですけれども、幾つかの法律で、今回は十八歳未満の子供の誘引行為は加罰対象になりますけれども、例えば性交同意年齢は十三歳、あるいは、女の子が婚姻できる年齢は十六歳。例えば、出会い系サイトでちゃんと結婚しましょうと...全文を見る
○保坂(展)委員 森さんにお聞きします。  先ほどの説明では、改善策として、ドコモの方の公式サイトと一般の部分を分けるということで、どうも政治家のサイトも一般の中に入り込む、こういうことになりそうだということなんですけれども、そうしたら、もっと絞り込んで、明らかにこれはまずいと...全文を見る
○保坂(展)委員 きょうはプロバイダーの方とか来ていらっしゃらないので、もう一回森さんに聞きますけれども、この法律がもし成立をしてサイバーパトロール等が行われた場合に、どういう捜査が行われて、事業者はどういう協力を要請されるというイメージを持っていらっしゃいますか。
○保坂(展)委員 宮台さんにもう一度お聞きします。  先ほど、定義のところで、インターネット異性紹介事業というのが非常に不明確である、単純BBSなども含まれてくる。それ以外にも、ツーショットのチャット型であるとかあるいはメールマガジン、メーリングリストというものも、ひょっとした...全文を見る
○保坂(展)委員 坪井参考人に伺いたいんですが、私は以前、「セブンティーン」という十代の女の子しか読んでいない雑誌のライターを十年ほどやっていましたので、いろいろ思い出していたんですが、街頭補導なんかの取材をしたこともあります。警察に協力をしていただいて、新宿二十四時間とか、そう...全文を見る
○保坂(展)委員 通信の秘密というのは、その人が何を考えているのか、何を思ったのか、どんな感性を持っているのか、またどんな嗜好を持っているのかということも含めて十分尊重されなければならないし、これは十代であっても当然だということだと思います。けれども、出会い系における売買春、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、もう一度宮台さんに伺います。  先ほどのように、私は、今回の法律成立後は、サイバーパトロール、掲示板などでそういった表記があった場合にチェックをして、警告をかけて、場合によったら取り締まりに当たるということが大体の手法なのかなと思っていましたけれども...全文を見る
○保坂(展)委員 今と同じテーマを前田参考人にお聞きしたいんですが、これだけの状態になってきたということで、加罰対象にするのもやむを得ないということでしたけれども、捜査の仕方、そこにおける、例えば通信の秘密などとの兼ね合い、捜査の厳格化、手続の厳格化というような面については、どう...全文を見る
○保坂(展)委員 大変勉強になりました。ありがとうございました。  終わります。
05月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、締めくくりに当たって、大変基本的な問題について最高裁にお聞きしたいんですが、ちょっと歴史的な経過のおさらいなんですけれども、戦前の司法省と大審院の関係と、現在の法務省と最高裁の関係はどういうふうに、何が違うんでしょうか。
○保坂(展)委員 法務大臣に同じ質問なんですが、戦前の司法省、大審院の関係と法務省、最高裁の関係は全く違うものということであってほしいんですが、どうも、今答弁席に立っている方たちはもともと裁判官ですから、法務省にはたくさんの裁判官が身分を変えて出向というか異動というか、されている...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、資料を今配っていただいていると思いますけれども、私もこれを見て大変驚いたわけなんですけれども、現在、司法制度改革審議会で、特に冒頭、私にとって大変関心がある、国民にとっても関心がある、これは行政訴訟法案の議論をしている際に、こちらの十一人の委員に対して、...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、今の事務局長の答弁だと、本当は丁寧に消しておかなければいけないものをちょっと消し忘れてしまった、こういうミスが誤解を与えた、こういうふうに私受け取れるんですが。  最高裁に伺いますけれども、この中で私驚いたのは、さっき同僚議員の話の中にも最高裁の検証の...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますけれども、司法制度の副本部長でもいらっしゃるわけですね。もう一つお配りした資料には、日弁連の事務総長大川さんからの山崎事務局長あての、これは申し入れ書というか、抗議文もあり、また提案もありというものが出されているようでございます。これは単純なミ...全文を見る
○保坂(展)委員 事務局長に伺いますけれども、日弁連はここで、第一トラック、第二トラックと事務局の方で分けられて、そしていろいろ議論が推移してきていることについて、率直に言って、不信感を持っている、もう一回仕切り直しをしてほしいという内容が書かれていますよね、申し入れ書の中に。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、これは理事会協議とかという問題じゃないと思いますよ。これは事務局の姿勢が問われているわけですよ。  私は、余り何回もありませんが、法案作成の過程に議員としてかかわったときに、例えば第一案、第二案とか第三案とか出てきますよね。これは貴重な資料なんですね。定...全文を見る
○保坂(展)委員 では、次に進みます。  前回、専門委員について随分と議論をさせていただきましたけれども、この専門委員について、関係者からの声を聞いてみると、これは最高裁に答えてもらった方がいいでしょうね、運用の部分にかかわってきますから。やはり非常に強い反対意見がありますね。...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一問最高裁にお聞きします。ちょっと簡潔に答弁の方をお願いしたいんですが、最高裁自身による検証が問題になっております。  検察官や弁護士や外部の有識者、裁判所から一定の独立性を持った方がもう少し公平に見るという仕組みをつくってはどうかとか、あるいはもう一つ、...全文を見る
○保坂(展)委員 私、一番冒頭のところで、法務省の刑事局長にお尋ねした点があったんですね。これは大変重要なことなので、ちょっと追加的に聞いておきたいと思います。  というのは、前回私が指摘したのは、携帯電話の位置情報並びに位置登録情報というのがあって、これは二つ違うんですね。あ...全文を見る
○保坂(展)委員 要するに、盗聴法というのは、いろいろ議論したんですね。与野党で激しい議論をして、相当に衆参ともに長時間やりました。それはやはり、通信の秘密ということに対して、捜査がどういう適正な手続をとるのかということであったと思いますよ。  ですから、これは、通常の令状捜査...全文を見る
○保坂(展)委員 これはもう、ちょっと時間がないので。  では、件数はわかりましたか、過去三年間。どのぐらい行われていましたか。それだけ答えてください。
○保坂(展)委員 個人情報保護の議論もこの国会でまだ続いていますので、これは法務大臣にもぜひ関心を持っていただいて、引き続き調べていただけるという御答弁だったので、犯罪捜査も必要ですよね、そういった位置情報なども使う場合もあろうと思います。しかし、それが適正な手続によらなければい...全文を見る
05月13日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  きょうは、生活安全局長にちょっと細かい点にお答えを簡潔にお願いします、たくさんありますので。  刑法犯の検挙率が二割を割り込んだということ、大変ゆゆしき問題だと言われていますけれども、出会い系サイトの検挙率の方はむしろ上昇してい...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと言葉足らずな質問だったかもしれませんけれども、いわゆる出会い系サイトにかかわっての事件が検挙の数がふえているということだと思います。そういうことでこの法律の提案に至ったということですけれども、例えば深夜徘回とか万引きだとかさまざまな理由で少女を補導された...全文を見る
○保坂(展)委員 インターネットというのは非常に普及しているわけで、つまり、インターネットを利用して面識のない異性との交際を希望する者でいうと、例えばこういうふうな書き込みをした人はここまでの概念に当てはまりますよね。恋人が欲しいなとか、一緒に遊んだり語ったりする相手が欲しい、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、インターネットが扱えて、自分が好きな異性がいれば別ですけれども、そうでない、つまり十代、特に女の子の側の誘引行為というのが今回処罰対象になっているわけですけれども、次に出てくる「インターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態」、これは該当する...全文を見る
○保坂(展)委員 ツーショット・チャット型については触れられていないんですが、恐らく、この庄司さんの論考には、ツーショット・チャット型については、二人までしか利用できない電子上の掲示板に互いにリアルタイムで書き込みをし合うことで、あたかも会話をしているように互いの意思を伝達するよ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣にちょっと伺いますけれども、先ほど水島委員がちょっと今までの説明と違うのではないかというふうに指摘されていましたけれども、例えばメールマガジンであるとかメーリングリストというのは、やはりここには入りませんよというふうなもので峻別していただくと、割と非常に狭く...全文を見る
○保坂(展)委員 四つの要件を当てはめて考えてみると、おおよそいろいろなものは入るんじゃないかなというふうに読めてしまうんですよ、私の方から見ると。  つまり、だから、あらゆるメーリングリストやメールマガジンが対象だというようなことはないんですよ。これは出会い系にしてもすべてが...全文を見る
○保坂(展)委員 ますますわからなくなりましたね。最初に言われていたのは、ツーショットの中でも、それ自体特定的に見れば入らないけれども、例えばホームページとか公衆が閲覧できるところにこの入り口があれば、この「警察時報」が書いているように、やはり性的な書き込みになったり実際に会うこ...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、私は聞き違えてないと思うんですけれども、先ほど、一般的に入らないが、その入り口が公衆の閲覧ということであれば入る場合もあると言ったじゃないですか。それは間違っていましたか。
○保坂(展)委員 一般的には入りません、しかし実際には、よく限定的に考えていけば、そこが抜け道になってもいけないので入るということなんですね、今聞いていると。恐らくそうだと思いますよ。要するに、一般的にメーリングリストやメルマガは入りませんと言いつつも、しかし、その中に、不特定多...全文を見る
○保坂(展)委員 これは恐らく政府内で大変議論があったところだというふうに私聞いているんですよね、こういう部分。非常に、どこまで線を引くのかによって、インターネット社会のいわば発展していくいい部分もあるわけですからね、いい部分は多いわけですから。そこはしかし、こういう出会い系みた...全文を見る
○保坂(展)委員 大体私の考えているとおりの解釈なんですよね。やはりかなり幅広いというふうに思います。  そこで、十六歳を超えた女子は結婚ができるわけですよね。結婚可能年齢が十六歳からになっています。これは、例えば出会い系も含むいろいろなインターネット上に、僕と結婚してくれる十...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、僕と結婚を前提につき合ってくれる女の子を探しています、十七歳くらいの子がいいな、三十歳男、これはどうですか。
○保坂(展)委員 そうすると、昔はお見合いなんかも断れませんで、お世話になった方からお見合いの話が来れば、やはり相当嫌な人でも我慢して結婚するということが言われていましたよね。今はそんなことはなくて、いろいろな男性がいるし、奥行きも深い、情報もいろいろあるということで、やはりおつ...全文を見る
○保坂(展)委員 やはり答弁が大分混乱しているんじゃないでしょうか。私は、必ず入ると言われると思ったんですけれども。僕と結婚を前提につき合ってくれる女の子を探していますは、やはり隠語的にこれは怪しいんじゃないかとおっしゃったんですよ。結婚を前提にだけじゃなくて、年収まで示して、離...全文を見る
○保坂(展)委員 大変うまく答弁されるんですけれども、いや、ちょっと私は、局長からあった隠語という言葉が気になるんですよ。必ずこういうふうに逃げていくでしょう、そういう一群がどういうところに抜け穴を探すかというとき。  その隠語なんですけれども、例えば、対償はありませんが、心の...全文を見る
○保坂(展)委員 では、最後に大臣に伺って終わりたいと思いますが、私も、こういう出会い系サイトを利用したというか、それによって子供たちが性の被害に遭っていく、場合によっては殺されたり、あるいは非常に深い、例えば集団で暴行されたりして非常に大きな影響を受けてしまう、これは断固として...全文を見る
○保坂(展)委員 まだ議論の途中ですけれども、時間ですので終わります。      ————◇—————
05月13日第156回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○保坂(展)委員 まず、この改正のきっかけになったTAJIMA号の事件、現在に至る経過をかいつまんでお聞かせいただきたいと思います。
○保坂(展)委員 かつての刑法にあった消極的属人主義というふうに言われる部分、今回は盛り込まれるわけですけれども、第一回の衆議院司法委員会で何かそういった議論がされて削除されたわけですよね。どうして削除されるに至ったのかという背景説明をいただきたいと思います。
○保坂(展)委員 余り背景がわからなかったんですが、その後、国外での日本人の被害が大変出てきている。  先ほど言われたTAJIMA号の事件などは超党派で議員立法で解決すべきではないかということで、我々もそのようにしたいというふうには思っていたところですけれども、いわゆる軽い法の...全文を見る
○保坂(展)委員 それがなくても運用上そのように扱われているのはいつごろからのお話ですかという質問も入れておいたんですが、いかがですか。
○保坂(展)委員 次に、この法律は、主権国家が存在をして日本人の被害ということでやりとりが想定されているわけですけれども、今、現実に戦争を経て、イラクのように主権が一時見当たらないというようなケースがありますよね。現実に、これは私の友人なども国際援助活動などでそういった地域に入っ...全文を見る
○保坂(展)委員 じゃ、司法制度改革関連の質問をこの後何件かしたいと思いますが、山崎事務局長から、昨日、例の消し忘れメール事件と言うのはオーバーかもしれませんが、行政訴訟の議論をしている場の資料を十一人の委員に送った際に、内閣法制局修正であるとか最高裁意見で確定だとか、さまざまな...全文を見る
○保坂(展)委員 これは日弁連の方も、検討会における委員の意見をぜひ尊重するようにと。委員には実は裁判所からも入られているわけで、司法を代表する立場で発言もなさっている、それから法務省からも入っておられると思うのですが、事前にそういう何か誘導のような方向性をつくっておられるんじゃ...全文を見る
○保坂(展)委員 今回のことは決して、消し忘れたことに何か問題があったんじゃなくて、やはりそういった運営の仕方についても国会で検証するいい機会になったと思います。ぜひ、内閣法制局と最高裁と事務局で全部ベースがつくられてというようなことに絶対ならないように、そういう疑念が生まれたわ...全文を見る
○保坂(展)委員 減ってはいなくて、やはりわずかながら増加しているわけですよね。  裁判官が足りない、検察官が足りない、これはわかりますけれども、法務大臣にちょっと失礼になるのでしょうかね、多分よろしいと思うのですけれども、法務大臣、つまり、閣僚の給料というのをお尋ねしてよろし...全文を見る
○保坂(展)委員 年収じゃないと、これは比較ができないんですね。  実際に三百何十人の方が事務次官以上ということになっております。もちろん、裁判官は絶対的な身分の保障も必要ですし、検察官も身分保障は必要ですから、給料は、水準はしっかりしていなければいけない。しかし、司法制度改革...全文を見る
○保坂(展)委員 今、年収ベースがわからないのに、どうして検事総長だけだというふうにわかったんですか。年収ベースでお答えできますか。
○保坂(展)委員 そして、退職金もかなり多額だと聞いています、きょうはもう時間がないから触れませんけれども。  その後、公証人の道もございますよね。公証人で、これは裁判官と検察官の方がそれぞれやはり相当数入っておられて、今どのぐらいの数になっているのか、年収はどのぐらいなのか、...全文を見る
○保坂(展)委員 今、試験がない状態だったわけですね。見直すということを私は聞いていたんですが、見直されて試験をやっておられるんでしょうか。
○保坂(展)委員 法務大臣にちょっと給料をお尋ねしたりして、別にこれは他意はございませんで、司法制度改革という中に、やはり庶民が、大不況の中でそれこそ差し押さえを受けたり、あるいは財産を全部失ったり、あるいは雇用を失って身分保全を求めたり、さまざまな生活の現実があるわけです。裁判...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、一般のサラリーマンと比べることでは余りにも基準にならないかもしれないので、大臣の年収、出なかったのでわからなかったんですが、比べた場合にも、やはり高いんですよ。給料が高いということは、どうやら本当に大臣のもとで、今、行刑問題も含めていろいろ議論してきまし...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず鴨下参考人に、今参考人自身が施設の長を六カ所されてきたということで、ずっと矯正の畑を歩んでこられたということで、ぜひ、こういう機会、なかなかないものですから。  この委員会で、受刑施設の中の亡くなった方の記録が果たしてどうなって...全文を見る
○保坂(展)委員 今おっしゃったような、監獄法が九十六年、大変長きにわたって、実情に合わないんだという話もありますけれども、今私たちがこの委員会で問題にしてきたのは、実はその監獄法の組み立ての中にもあった、複数の目でチェックをする、施行規則の中にある百七十七ですか、今おっしゃった...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、それを聞いているのではなくて、監獄法施行規則の中に書き込まれているんですよ。検察官または警察署ではなくて、「検察官及ビ警察署」というふうにありますが、それはまず行われていませんねということを指摘したわけなので、そこは正確にお答えいただきたいと思います。
○保坂(展)委員 そこはこれから議論していきたいところですけれども、当時は複数の目で、所長が見るというのも、監獄の長で現場から一番いわば遠いトップが見るという趣旨でしょうし、また、捜査機関が変死の場合は見るということは複眼の目で検証する、こういう趣旨なんだろうと理解をしているんで...全文を見る
○保坂(展)委員 また、府中刑務所の長もされていらっしゃったということなんですけれども、これは今おっしゃったように、府中刑務所は、これは平成十二年の四月から一年間されていたというふうに伺っていますけれども、これは所長検視の欄を見ると、所長代理が十二年だとほとんどになっておりますが...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、府中刑務所は大きな刑務所ですが、受刑者が亡くなったとき、そう毎日起こるようなことではないわけですから、そういうときにやはり監獄の長が見るという趣旨は、本来は徹底すべきじゃなかったんですか。  いろいろ見ていますと、総務で見られたこともあれば処遇で見...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、府中刑務所、これは在任中ではないんですが、私が死亡帳を見ていて非常によくわからなかったのは、所長検視の欄の下のところに、検察官が来て書く司法検視の欄があるんですね。そこに処遇部の方の署名があって、その検視が行われたというふうに、どうもこれだけ見ればそう思...全文を見る
○保坂(展)委員 では、最後になりますけれども、検察官に、変死じゃなくて受刑者が死亡したときは通報するというのもこれは当然の扱いですが、これが千五百人中相当数なされていなかったということが矯正局の調査によってわかりました。どうしてこんなふうなことになっていたんでしょうか。
○保坂(展)委員 これは、私どもがこの死亡帳を取り寄せてみて気がついたのではなくて、矯正局の方で一覧表を作成していただいたときに私ども受け取って、検察官通報なしというのが少なくとも何百とあったんです。これだけは申し上げておきたいと思います。  それでは次に、三井参考人にお願いを...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどのお話で、三井参考人自身も革手錠を使用もしたしということですが、多いときに一日何人もということもありましたか。それはいかがでしょうか。
○保坂(展)委員 先ほどの革手錠のやり方を見ている限りにおいては、それによって例えば腸閉塞になるとか、あるいは死に至るということは、これはなかなか難しい、もしそこに至る強さということであるとすれば、もっともっと強く締めなければいけないと。しかしそれは、無理をして締めれば逆に大変な...全文を見る
○保坂(展)委員 幾つかの情願とか、あるいは中には告訴、告発もあったというふうに思いますが、そういった中で受刑者の方が、傷が残った、いわば革手錠の跡が残ったというふうに主張しているケースを私は知っているんですが、御承知ですか。
○保坂(展)委員 私は、これは公判の中で、刑務官の方たちが、自分たちは法務省や矯正局の指示どおりに動いてきたと。たしか一番最初の初公判のものを見ますと、逮捕に至るまで、例えば所長から改善の指示など一つもなかった、いわば組織の一員として動いたのになぜ、あるいは自分たちはいけにえなの...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば刑務所長というと、先ほど鴨下参考人にお聞きしたように、最終的には組織の責任をとらなければいけないという役割だと思いますけれども、これはなかなか、こういった出来事が起こると、そういう一番枢要なところの人たちがきちっと責任を果たしたのかどうかということを私は極...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、菊田参考人に伺いますが、この法務委員会の議論の中で、なかなか刑務所の中の実態というのはやはり見えてこなかった。国会の中で、保護房の中で五年間に亡くなった方の人数まではわかりましたけれども、一体何人の方が亡くなっているのか、それすら、大変膨大な量の身分帳を調...全文を見る
○保坂(展)委員 私の認識は、恐らく共通のテーマとして喫緊に急がれるべきものは、やはりまずは医療だと思います。  刑務所の中には医療設備も整ってはおりますけれども、しかし、矯正局から出していただいた、いわば異変が起きて入院した、入院してから亡くなるまでが、大体二十四時間以内がほ...全文を見る
○保坂(展)委員 懲役という話も出ましたけれども、私ども、死刑を一たん国民的な議論に付そうという法案を超党派で今準備をしているんですけれども、例えばその中で、犯罪被害者の救済の角度で、実際に刑務所内の労働にして、対価として、やはり一般の労賃に相当するかそれの七割とか八割、そういう...全文を見る
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、お金の話をさせていただきたいと思います。  総理にまず聞いていただきたいのは、小泉内閣が発足してちょうど二カ月後ぐらいでしたでしょうか、一昨年の六月の末に、私、検察官の待遇などに関する質問主意書というものを出させていただきまし...全文を見る
○保坂(展)委員 今読み上げた方たちが事務次官以上、同等以上ということですね。  退職金もあわせて御紹介いただけますか。現在の退職金、数字だけで結構です。
○保坂(展)委員 これで終わりじゃないですからね。一億の退職金をいただいた後いろいろな天下り先もございますし、今、CAPIC、矯正協会といいまして、刑務所の作業などの品物を売っているところですが、そこにも元検事総長の方が下っておられるわけなんです。  財務省に来ていただきました...全文を見る
○保坂(展)委員 総理に伺いたいんです。裁判官や検察官が身分がぐらぐらしているような待遇ではこれは困ると思います。しかし、九九年ですから今は水準がもう下がっていると思うんですが、このときの答弁書では、五十五歳以上五十九歳以下の国民の平均的な年収、勤労者のですね、五百四十六万円ほど...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、裁判所や法務省の予算、刑務所の問題も先ほどから出ていますけれども、これは全体はふやした方がいいと思っています。しかし、やはり国民の実情に合わせて、例えばサラ金に追われて本当にひどい思いをしながら大変な事件の被害に遭ったとか、あるいは加害者に転じてしまったと...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、それは役所の方は問題ないということなんでしょうけれども、いささかでも疑念があれば、やはり国民が信頼できる、絶大な権限を持っていますから、そこはしっかり検証するというふうに私どももしたいと思いますが、総理はいかがですか。
○保坂(展)委員 先ほど、冤罪というお話、総理の方からも、もう本当にこれは何物にもかえがたき損害をこうむった方がいるというお話も出てまいりました。  実は、戦後、死刑囚で、再審請求を何度もして、そして無罪になった事件が四件ございました。いずれも、獄中三十年以上、三十四年あるいは...全文を見る
○保坂(展)委員 国会の中には数え切れないぐらいの議員連盟があるそうなんですが、比較的活発に活動している議員連盟として、死刑廃止を推進する議員連盟という、これは超党派でつくっている議員連盟なんですが、昨年五月に、欧州評議会の議員十数人が来られまして、これは参議院の議員会館の中で二...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、総理が死刑廃止か否かということをお尋ねしているのではありません。  私がさきに紹介したのは、社会をシステムとして維持していくためには、冤罪の人が仮に死刑の執行者の中に、死刑になる人の中に含まれていても、それは社会防衛上必要だという議論もあるんです。私は、...全文を見る
○保坂(展)委員 と同時に、要するに、死刑制度について、さまざまな国民の世論がある。また、専門家の意見もある。海外の動きもあります。国連加盟国の中で死刑廃止国もふえていますし、また、これはヨーロッパ連合などが、そもそも、加盟の条件にそれを条件づけたりしている国際情勢もある。そうい...全文を見る
○保坂(展)委員 積極的に存置、また廃止、またその中間はないのか、あるいは、刑罰の今の体系が本当にこれでいいのかということも含めて、議論をさせていただきたいというふうに思います。  司法制度改革の重要な、今回の中身にはありませんけれども、大事な柱だと思って、お聞きをいたしました...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第7号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、谷垣大臣に伺いたいんですが、本当に簡単なことなんで、事実を確認したいんです。  さきの委員会で、さまざまなウエブ上の三つだとか、あるいはメールを利用した場合はどうかとか質問したところ、答弁がちょっと混乱しているように思いました...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、政府見解と受けとめていいんですか。
○保坂(展)委員 政府見解を求めたのですが、警察庁の見解が来たので、そのあたりをどう整理されているのかなということをちょっと疑問に思いますね。  質問時間が限られていますので、この事業の定義について問題にしたわけですけれども、では、局長の方にお聞きしていきます。  定義につい...全文を見る
○保坂(展)委員 ツーショット・チャット型については、私が尋ねたとおり、それ自体ではこの事業者ということにはならないけれども、まず、公衆の閲覧というところで、ウエブページなどに掲載されていればこれは入るということなんですが、それはメールマガジン方式やメーリングリストなど、ほかの方...全文を見る
○保坂(展)委員 この警察庁の見解の中に、会員制のものについてはこの法律に規定するところの事業者に該当しないんだというふうに書いてありますが、いわゆる出会い系サイトの場合、非常に簡単に、クリックすると、そこから会員に登録をしてという、形状は会員制なんですね。この辺の概念はどう整理...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっとまだ答弁が足らないように思います。  これは、出会い系サイトが、いわゆる通常の形で会員制をとっている、それは、いわゆる会員制といっても非常に幅広い枠なんですけれども、そこと矛盾しないかどうかということを聞いたんです。  もう一つ聞きますけれども、今度...全文を見る
○保坂(展)委員 やはり、水島さんのお話もありましたけれども、メールマガジンやメーリングリストは入りませんというふうに私どもは説明を受けてきまして、入らないのかと、普通はそれ以上のことは考えないわけですね、いろいろな法案がありますから。しかし、よくよく、細かく見ていくと、今言われ...全文を見る
○保坂(展)委員 重要なところで、時間が非常に限られてまいりましたので、三人の方にぜひ続けて答弁をいただきたいんですね。  これは、私、もう指摘だけになると思いますが、隠語というのはまずいと思います、隠語というのは。というのは、これは外形的な事実、つまり書き込みですから、行為を...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどの件、外形的な事実、大臣に伺いたいんですけれども、これは誘引行為という行為に至る呼びかけですから、いわゆる街頭で声を出したということですね。そこの中に、確かに対償を示して、そういうのはいけないし、それに近いものもいけないけれども、幅広いんですね。隠語とか、...全文を見る
○保坂(展)委員 時間ですので終わります。
○保坂(展)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案について反対の討論を行います。  いわゆる出会い系サイトを利用した児童犯罪被害の現状や、これを利用した児童が被害者となる事件の状況、あるいは携帯電...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  大臣にまず伺いますが、今回、この国会で問題にされている行刑をめぐる問題で、そもそもこの死亡帳の問題というのは、国会に対して必要な情報は速やかにかつ正確に出すということで、これを指示を徹底されてきたかどうか、これだけ伺います。
○保坂(展)委員 大臣のもとにこれは行っていますか、今、配付資料ですけれども。大臣、よろしいですか。  実は、これはどういうものかといいますと、「矯正の現状」というのがありますね、そういう雑誌、雑誌というか、これを調べていて、こういう文書があるらしいと。行刑施設における医療体制...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと委員長に発言を求めたいんですけれども、我々、これは、最初は野党側から求めていく中で資料が出てきた。そして、今の議論というのは、行刑全体を、監獄全体をどうするのかという大きな議論になっている。その中で医療の問題というのは非常に深い関心があるところで、国会で...全文を見る
○保坂(展)委員 矯正局長に伺います。  物すごい量があるものとかだったらなかなか出ないんですよ。しかし、この三枚だけのものが、何回催促しても二カ月も出ない。それで、私、非常に悔しいのは、これまでの国会のこの法務委員会でさんざん議論しているわけですよ。こんな資料の束をいただいて...全文を見る
○保坂(展)委員 局長に確認したいんですが、私が言っているのは、すべからくという、つまり、これは多分出しにくかったんだろうなと推測します、これは内容的に。なぜなら、いいことをうたったんだけれども、そうなっていないから。  しかし、私は危惧するのは、この数の配分ですね。覚せい剤の...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長に伺いますが、この報告が出ました。大変な労力をかけて、検事が五人、事務官の方が五人、そして医師が四名でやっているわけです。私も全部見ましたけれども、死亡帳を見るということは大変なことですよね、これは。そしてまた、それを専門的に全部裏まで見る。これも物すごい...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと大臣に伺いますけれども、たくさんのプロジェクトができていくことの弊害というのもあるのですね。つまり、死亡帳を千五百人も精査するというのは大変な労力ですから、これは、そういう方は、ほかの、例えば今の、今度は医療の話に移っていくときに、貴重な情報を持っている...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長に伺いますけれども、いろいろな形があるんですよね。一覧表というのもつくっていただきましたし、死亡帳の。ただ、その四人の法医学の方がいるんなら、四分割して見てもらうというのも一つの形ですよね。  だから、何らかの形で、せっかくそういう外部の専門家がいるわけ...全文を見る
○保坂(展)委員 今回、大臣にさらに要求したいと思いますけれども、結局、いろいろ議論するんですけれども、我々きょう見たものを見れば、ああ、こういうのがあったかと思って議論するわけなんですが、それは実は役所の中のほんの一部でしかないんですよね、これは。  それは、全部といったら段...全文を見る
○保坂(展)委員 では、終わります。      ————◇—————
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、先ほど同僚委員からも出ていましたけれども、一括にして出すということで、これは事務局長に簡潔に言っていただきたいのですが、きっちりした審議をすることから考えても、この法務委員会でも例えば外弁法などは前回単独で審査をいたしましたね、...全文を見る
○保坂(展)委員 これはちょっとやりにくいですね、本当に。一つでも反対のところがあれば反対しなければいけなくなりますからね。  裁判所のあり方の問題ですけれども、簡易裁判所の実態を最高裁に伺いたいのです。  これはかなり消費者金融や商工ローンの取り立て機関と化してしまっている...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、こうやって金額を上げれば、当然、件数が減るということはないわけですね。十分なんですか、人員の体制は。
○保坂(展)委員 最後のところ一言言っていただければそれでよかったのですけれども、率直なところ、もう少しきちっと人手が欲しいということを余りおっしゃらないんですね。十分な体制でということも言うのですけれども、そこはなかなかわかりにくいと思います。  事務局の方にお聞きしますけれ...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所に伺いますけれども、どのように人材を得ていくイメージなんですか。簡単にお願いします。
○保坂(展)委員 もう一回事務局長に伺いますけれども、そうすると、大きな道のりの中の入り口というような受けとめ方をしましたが、例えば、新設されてくる労働調停とか、今後その範囲を少し拡大するというようなことも一つの考え方かなと思いますが、いかがでしょうか。
○保坂(展)委員 この法案をめくっていましたら、これは法務省の方ですか、ちょっと伺いたいんです。  たまたま、これは特定調停というものですね、法案の中に、現状は、即時抗告のところの裁判、これが決定へというふうに変わっているわけなんですね。裁判は、判決があり、命令があり、決定があ...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、非常勤裁判官が、パートタイム裁判官か、言い方は別にして、確かに調停なんですけれども、ただ、今長い道のりの一歩ということでいえば、率直に見て、あれ、おかしいなというふうに思ったのは、現在、裁判の中に決定も含まれているわけなので、これを決定というふうに絞り込む...全文を見る
○保坂(展)委員 たくさんの方が触れられましたので、特任検事の部分と国会議員の部分と、今回は何かお手盛りじゃないかという批判がありますし、確かに国会議員が五年務めていればというのは、議員立法でどうかという話を私も何回か聞いたこともあります。  これはどうですか、事務局長、国会議...全文を見る
○保坂(展)委員 だれも言わないのに自然に入ったということはないと思いますので、それは調べて後で教えてください。  それから、新聞に、法学教授の特例も廃止に向かうというようなことが書いてあります。これは二月五日付の読売新聞ですが、法科大学院に実質的な法曹教育が移るために現状の特...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、一方に厳しくて一方に甘いなんということは絶対許されないと思いますので、これは同一の基準でやってもらわなきゃ困るというふうに思います。  弁護士の懲戒の部分で、弁護士懲戒、これは綱紀委員会や懲戒委員会に市民代表も入れるとか、さまざまな制度改正がなされる。言...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、ちょっと官房長に詳しく伺いたいんですが、これはどうなんですかね、森山法務大臣になってから、過去三回ですか、昨年は。三月十一日随時審査、六月には元大阪高検検事の不正事犯というのは、ここのところ話題になってきた方のことだと思いますけれども、それから、十二月...全文を見る
○保坂(展)委員 中央省庁再編といって、橋本総理大臣のときに大改革をやるんだといって、いつの間にかこれはあれあれという感じなんですけれども、検察官適格審査会、これは中央省庁再編までは総理府にあったんですね、設置場所は。ところが、改革してみると法務省になっちゃったんですね。だから、...全文を見る
○保坂(展)委員 大事なことをちょっと聞き忘れていましたけれども、はあ、こうなっているのかと思って、こういったチャートをいただきました。要は、不適格の議決をして、法務大臣が罷免することもできるという制度なんですね。  これは、戦後五十数年、そういうケースはあったんですかね。あっ...全文を見る
○保坂(展)委員 確かに、いなくなってしまえば、それは争いのないところだと思いますけれども。  例えば、福岡地検で前次席検事が、ストーカー事件の、これは裁判官に対して捜査情報を漏えいしたという事件がありましたよね。こういう事件は、まさにこの出番なんじゃないですか、こういう適格審...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと大臣に見解を伺いたいと思いますけれども、やはり弁護士の懲戒を透明化することも必要です。国会には訴追と弾劾と両方の機能がありますよね。これも余り動いていませんけれども、しかし、まあ一応動く場合もありますし、ちゃんとした事務局からの報告書も国会に届きます。こ...全文を見る
○保坂(展)委員 これを開くと、人KENまもる君と人KENあゆみちゃんが小泉総理を表敬訪問されたそうで、官邸で、このようにやられているということなんです。こちらは、赤れんが「威風堂々」と書いて、建物の、確かに威風堂々としていますからいいんですけれども、中身もしっかりしてほしいなと...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省らしくないものをつくるのはいいんですけれども、国民に幅広く広報という部数なのかなという気もいたします。  もう一度法務大臣に、先ほどの検察官適格審査会のことなんですけれども、この会が求めれば法務省並びに検察庁が資料を出さなければいけないという規定がありま...全文を見る
○保坂(展)委員 会長はどなたですか。いや、すぐ答えてください、法務大臣。いやいや、もう率直に。
○保坂(展)委員 法務大臣、それは会長がいないということですよ。やはりそれはまずいんじゃないんですか。幾ら何だって、これじゃ国民に幅広く広報できないですよね。少なくとも、何かあったときはどうぞと言っている組織であれば、会長はやはり法務大臣がぱっと、今空席なら、次はこの人というふう...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと引き続きちゃんと、しっかり活動ぶりを、全部秘密だというんじゃなくて、教えていただきたいということを求めまして、終わります。     —————————————
05月20日第156回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  私は、簡裁事物管轄の引き上げの点から伺いたいと思いますが、成田参考人と北野参考人、それぞれ伺いたいんです。  今回提案されている九十万円から百四十万円へという引き上げについて、日弁連の方では、いや、それは少し高過ぎるんじゃないか...全文を見る
○保坂(展)委員 北野参考人に伺いますが、今、成田参考人が言われたことも踏まえて、認識の上で違うところがありましたら、率直にお願いしたいと思います。ちょっと簡潔にお願いします。
○保坂(展)委員 次に、高中参考人に伺いますけれども、弁護士報酬のところで、これは公取からの意見があって、ここを、会内規定というものを削除する。そうした場合に、今述べられたような、では、一体幾らなんだろうかという不安が、敷居が高いというお話もありましたけれども、ますます怖くて、ち...全文を見る
○保坂(展)委員 では、三木参考人に伺いたいと思うんですが、今回、弁護士懲戒の部分で、さらに一層の手続の明確化、あるいは弁護士以外の外の、市民の声、あるいはそのほかの良識的な人々の目を入れるという形で、それ自体としては異論が、私もそれでいいというふうに思っております。  ただ、...全文を見る
○保坂(展)委員 この点について、弁護士会の中でも懲戒のことをめぐって若干議論があった、若干というか、かなり議論があったというふうにも聞いています。しかし、結果としてはこれでいこうというふうにされているということと、私、先ほど三木さんにお聞きした、やはり戦後一回も検事に、副検事の...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、高中参考人にもう一つ伺います。  特任検事、国会議員に対して、やはり研修、これは議論が今まだ十分整理されておりませんけれども、研修でいいのかという声ももちろんありますし、研修といってもどのぐらいの研修なのかということもあります。実際にやるのであれば研...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは最後に、北野参考人にまた伺います。  最も市民に近い法律実務の場で長年経験を培われてきた司法書士の皆さんが訴訟代理権を持たれて、そしてとりわけ金銭にかかわる、この長期不況を背景にした、中には、この国会で問題になっていますけれども、やみ金など、ほとんど犯...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。これで終わります。
05月21日第156回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○保坂(展)委員 私、清水参考人にまず伺っていきたいわけです。  せんだってこの法務委員会でも審議の中で取り上げていったんですけれども、死刑制度を見直す活動をやっておるものですから、そういう関係で、古い事件ですが、団藤さんが死刑廃止論に傾くきっかけになったという事件で波崎事件と...全文を見る
○保坂(展)委員 その際に、冨山さんの方は、食事ができずに点滴等で栄養補給をしていたわけですけれども、やはり民間病院で治療に当たられている清水先生の方からの御意見では、なるべく早く自力で食べるように転換をしていき、また理学療法士ですかの皆さんの援助によるリハビリテーションというよ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでも、冨山さんの場合は、国会でも問題になったということで、かなり精力的に医療団を組んで治療に当たられているというふうに思いますけれども、一般の受刑者の場合は、そういった支援者とか身寄りのない方も多いですので、どんな状態になってもなかなかそういう指摘がない。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 そもそも、例えばこちらの方で、この一覧表でわかるのは、最終的に病院に行ってから亡くなるまでの時間が大変短いということがわかります。  これは、では、一番最初にお話しいただいた二村参考人の方に伺いたいんですが、こちらの資料の方はごらんに……(二村参考人「はい、見...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと趣旨が伝わらなかったようで、一例一例どうですかということを全くお聞きしていないので。  実は、病院に行って、基本的には病気を治して帰ってきてもらう、健康体で刑期を終えて、そして出ていってもらうというような考え方にあくまでも立ってほしいわけで、ただ、その...全文を見る
○保坂(展)委員 再び清水参考人に伺いますけれども、民間で院長をされている、医師のチームも率いて治療に当たっているという現在からごらんになって、刑務所の中の医療施設、人工透析の機械などはある程度新しいものが入っていったお話も今ありました。ただ、十分医師がいつもいる状態ではないとい...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、二村参考人に今の点、議論、お考えを伺いたいんですが、現実に、名古屋でも府中でも、保護房の収容中に亡くなるという事件が起きています。  その背景に、先ほど私が言いましたように、矯正局の方の計画がどのように現場を動かしていったのか動かしていかなかったのか...全文を見る
○保坂(展)委員 時間がありませんので、お二人、清水参考人と西島参考人に、この委員会でこれだけ集中的に、行刑施設の中の特に医療に関して緊急にやはり正していただく、抜本的な制度改革もにらみながらも、今すぐできること、これはぜひ改善すべき、なるべく早くということがありましたら、お二人...全文を見る
○保坂(展)委員 ぜひ、刑務所、行刑施設の中で平均して亡くなる年齢があと五年間のうちに一般の病院の方たちに限りなく近づいたというような取り組みを私たちもしていきたいと思います。  どうも、きょうはありがとうございました。
05月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  大変な議論の焦点が、今回の特任検事そして国会議員、この二つについては排すべきだという修正案を私も提出者になって出させていただきました。  山崎事務局長にまずは伺いますが、前回の答弁で、一体、司法制度改革審議会のいついかなるときに...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、この段階で、今言われても、ここで井上委員がまとめたのは、簡単に言えば、これは唐突な話である、これまで議論をしていない、だとすれば、その議論はやめて「等」という言葉でここはまとめておくことがよろしかろうということだったんじゃないでしょうかね。  そうなる...全文を見る
○保坂(展)委員 だって、今初めて出た議論で、これを本格的にやり出すとまた実質的に審議の再開ということになるので、これまで議論がなかったとすれば「等」でまとめておきましょうというまとめが、これはあれですか、全く正反対の意見ですよ、吉岡委員。私は反対ですと言っているんですよ、この吉...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣にお願いしますけれども、今言ったとおり、議事録も一枚なんですよ。そして、今事務局長が答弁したように、「等」というふうに、いや、これは結論が出たのなら国会議員と入りますよ。そういうふうにならなかったからここは「等」でくくろうという話で、この議事録はこうなっ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、継続して検討して、どこで結論が出たんですか、「等」の中に国会議員が入っているというのは。いつ、どこで結論が出たんですか。その日時、場を示してください、日時と場を。お願いします。
○保坂(展)委員 ですから、その検討会はいつあったのか、そこでどういう議事が残っているのかを明らかにしてください。
○保坂(展)委員 ですから、司法制度改革審議会の中では、結局、その意見はペンディングのまま、その検討の場でそういうふうになったということですけれども。  漆原議員に一問だけ伺いますが、はっきり申し上げまして、こういう、国会議員で法曹資格が現在ないけれども、司法試験に受かって活躍...全文を見る
○保坂(展)委員 到底納得ができないんですが、次に移ります。ちょっと見解に開きがありますから。  これは事務局にまず聞きますけれども、今回、弁護士の報酬についての規定、これは、会則に定めるところというのを削除されましたね。これは、公取の見解が示されたのは、あくまでも、ユーザー、...全文を見る
○保坂(展)委員 ぜひ、国民の側が、相談しようという側が、考えて、ちらっと見るけれども、やはりあきらめようということには経済的なハードルが大きいと思いますので、しっかりやっていただきたいというふうに思います。  裁判所に伺います。  その前に、司法制度改革審議会の事務局にもう...全文を見る
○保坂(展)委員 最高裁に伺いますが、求めましたところ、ことしの五月一日、今月ですね、五月一日に下級裁判所裁判官指名諮問委員会が設置されて、地域の委員会も設置をされたようですが、一点だけ伺いたいんですけれども、この規則の中に、会長がいなくなられたときの何か措置をされていますか。つ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、これは森山大臣にも、前回伺いました検察官適格審査会、これは本当に的確に動いてきたかどうかというのを、いろいろ資料をお願いしましたけれども、まずありません、資料自体が。そこで、今の議論も踏まえてなんですが、前回、会長のお名前はといって、大臣、御存じなかっ...全文を見る
○保坂(展)委員 検察庁法二十三条、これが根拠法なんですが、これには予備委員という制度が書いてあるんですね。実際の会の運営は、この政令なんです。今読み上げたように、会長に事故があるときにはあらかじめその指名する委員が職務を代理する、よくあるやつですね、審議会などに。書いてあるんで...全文を見る
○保坂(展)委員 だから、これは官房長かわってもいいですよ、要するにここには、あらかじめその指名する委員が職務を代理すると書いてあるじゃないですか。会長が決まるときに、会長代理をあらかじめ決めておくんじゃないんですか。それをやっていないのは違反じゃないのかと言っているわけですよ。...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、要は非常に簡単な、論理的にも本当に、非常に素朴な質疑なんですね、これは。あらかじめ決めておく、何か会長に事故があるといけないからということで、政令上、審査会令に基づいて動いているわけですから、書いてあるわけですよ。ですから、退任の時期と重なって、体調の問題...全文を見る
○保坂(展)委員 今、大臣、会長並びに会長代理とおっしゃったんですが、会長代理はいたのですか。
○保坂(展)委員 ルーズであっては、本当にこれは困るんですね。  実態がなかなかわからないので、数字でも何でもいいから持ってきてほしいということで、平成五年から十五年までの「検察官適格審査会の受理・処理件数調」というプリントを官房の方からいただきました。これによりますと、簡単に...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長、きのう私、三十分ぐらい、事務局のお仕事をされている方に詳しく説明を受けました。受けましたところ、私が一番聞いたのは、大臣官房の事務局の方で、国民からの訴えがあってもこれはいい悪いというふうに振り分けをしているんじゃないかと。振り分けをしているんだったら、...全文を見る
○保坂(展)委員 これはちょっとまた水かけ論になってきたんですが、要するに、簡単なことで、国民からの訴えがあったわけです。足し算すると二百九十一件あるんですよ、私の入力ミスがなければ。電卓でやりましたから。二百九十一件。そして、処理件数を足し算すると百二十一になっちゃうんですね。...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長、これはやはり、その年に来たものは、二年後に処理していたらもうほとんどその訴えの実効性がないわけですから、これはしっかりお願いしたいというのと、この議論も砂上の楼閣みたいなものだと思うのは、実際に国民からの訴えでこの審査会の議論が動いて議決したケースという...全文を見る
○保坂(展)委員 十五万八千円というのは、よく予算のむだを指摘する場合も多いんですが、ちょっと足りないですよね、それ。  検察官がいわれなき訴えに遭うこともあるわけでしょう、それは、ひどい捜査に遭ったと言って。しかし、何か外形的に見るとそうらしいというときに、これはこの法令で、...全文を見る
○保坂(展)委員 五月一日の日本経済新聞ですが、最高裁は、先ほど取り上げた裁判官指名諮問委員会、これは裁判所については訴追、弾劾というシステムがありますが、さらに、その任官について目配りをきかす、法曹界以外の人間も入れてということですね。そして一方、最高検は、現在のこの検適、検察...全文を見る
○保坂(展)委員 これまた前回も紹介しましたけれども、一九九九年の一月四日の読売新聞では、法務省が諮問する内容の予定文書ということで書いてあるんですね、今の内容も。少なくても、検察官の国会に対する説明責任だとかという文書は、その時点ではあったのに、実際の審議会が始まってみるとなく...全文を見る
○保坂(展)委員 やや、ちょっと挑発的に言ったかもしれません。なくしてみたらどうかというのは、本来はきちっとしなければいけないんだということの意味を込めての発言でございますので、そこは十分おわかりいただきたいと思います。  外国の法律家と日本の法律家が共同で仕事をするいわゆる外...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、アメリカでも、過半数の州で今回のような雇用解禁や共同経営を認めてないというふうに聞きますし、フランスでも、一たんそういった門戸開放をしましたけれども再び見直しが図られているということも聞いているんですけれども、それらの状況を踏まえて、事後チェックというこ...全文を見る
○保坂(展)委員 私も何回か法案説明を受けて、どうしても規制が緩和されるというところが目に入るわけですよね。  そして、いろいろ伺ってみると、例えば、共同経営でも事実上外弁がボスになって支配をしている、そして指示のもとに、日本人弁護士団をパートナーの共同経営者が指示をしたかのよ...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所に一問だけ。  簡易裁判所の上限が百四十万円に上がったわけですけれども、それはこの委員会のやりとりで、何度か同僚議員からもやりとりがあったと思いますけれども、百四十万円以下の事件であっても、例えば不動産訴訟であるとか、背景が、金額は小さいけれどもやはり簡...全文を見る
○保坂(展)委員 まだまだ問題点は残されていると思いますが、特に私は、本当にバランスがとれた第三者によるチェックということを、先ほど検察官適格審査会のことについて申し上げましたけれども、しっかりこれは目配りをして進めていくべきだということを再度、最後に申し上げて、終わりたいと思い...全文を見る
05月27日第156回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣に伺いますけれども、国民にわかりやすく、仲裁というのはなかなかなじみがないという話が出ておりますけれども、仲裁と調停の違いというのをわかりやすく説明するとすれば、どんなことになるんでしょうかね。
○保坂(展)委員 なかなか、ちょっとわかりにくかったような気がするんですけれども。要は、当事者を直ちに拘束するところが仲裁であって、当事者間の互いの了諾といいますか、これを求めるところが調停だというような理解かなとは思いますけれども。  これはきょう議論になっていますが、これだ...全文を見る
○保坂(展)委員 山崎事務局長に伺いますけれども、一九八五年ですか、昭和六十年の会議の場にいらっしゃったということですけれども、私、広辞苑を引いてみたんですけれども、ちょっと聞いてください、どっちについての説明なのか。「争いの間に入り、双方を和解させること。仲直りの取持ち。」「当...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、私の部屋にある広辞苑がちょっと版が古いので、今改訂されているかもしれないんですけれども、実は逆なんですよ。仲裁は「争いの間に入り、双方を和解させること。仲直りの取持ち。」と書いてあるんですね。調停は「当事者双方の間に第三者が介入して争いをやめさせること。...全文を見る
○保坂(展)委員 私、広辞苑をちょっと引いてみたのは、私自身もよくわからなかったから、素朴に、辞書を引いてみれば、どんなふうに書いてあるのかなと思って引いてみたわけですね。そうすると、もう一回繰り返しますけれども、「争いの間に入り、双方を和解させること。仲直りの取持ち。」が仲裁で...全文を見る
○保坂(展)委員 民事局長がお答えになっていただいたアンケートですけれども、これはいわば企業でそういった担当の窓口に立つ方の認知度で、当然それは知っている方も多いし、使ったこともあるというのが一割と。  事務局長、いかがですかね。今現在で、日本国民、何%ぐらい、これは制度として...全文を見る
○保坂(展)委員 意外とこれは重要なことで、仲裁というのは、けんかの仲裁という意味ではだれもが知っているんですね、言葉として。子供が一番よく使うかもしれないですね、けんかしますから。仲裁に入ってくれという。  ただ、制度としてどのくらいの国民が知っているかというのは、ほとんど知...全文を見る
○保坂(展)委員 はい。  それでは、先ほど事務局長が、やはり日本にはお上という感覚、これは裁判所ということでは本当は困るんですけれども。お上ということじゃないはずですからね、国民主権ですから。ただ、そういった意識が封建時代以降の意識としてまだ引きずっている部分があって、という...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、法案に即して少し聞いていきたいと思います。  これは第十八条の関係ですけれども、忌避の問題ですね。仲裁人に対して忌避ができると。これは、相当の理由があるときというふうにありますけれども、どういう理由を想定してのことなのか。これは十八条の二号の関係で、...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、例えば、高校時代のクラスメートだったとか、同じ会社で一定の期間働いていたとか、そういうのはやはりだめなんですか。
○保坂(展)委員 これは実際に、十八条の後の方の三、四には、仲裁人への就任の依頼を受けてその交渉に応じようとする者は、自己の公正性、独立性に疑いを生じさせるおそれのある事実を全部開示しろという規定がありますよね。それから、逆に、仲裁人になった方についても、手続の進行中、当事者に対...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、先ほど言った高校時代の同級生あるいは同じ会社で働いていたことがあるということは、やはり開示してほしい条項だと思いますけれども。もう少しそこは次回深めたいと思いますけれども、少し先に進めまして、ちょっと労働の問題について幾つか伺っていきたいと思います。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 ただ、意見としては、やはりこれも、現在はこういった規定を消費者、労働に置いているけれども、将来においてはこれを見直すということも一方で言われていますよね。  そこで、さらに聞きたいんですけれども、会社が就業規則などの規定に、例えば、労働契約に関して疑義が生じた...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、今のお話ですと、仮にそういった就業規則が作成されてもそもそもだめなんだということですから、個別労使紛争のみならず、労働契約に関する紛争も大体そういう原則で考えてよいという理解でよろしいんでしょうか。それであれば懸念は晴れると思うんですが。
○保坂(展)委員 ちょっと民事局長に一問だけお聞きしたいんです。  この法律によって、現行の例えば裁判や労働委員会やあるいは団体交渉や、さまざまな労働者の権益を守ったり、あるいは議論したり、あるいは争ったりというようなことがそもそも余り影響を受けることはないんだというように先ほ...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になりましたので、また次に譲りたいと思います。終わります。
05月28日第156回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  この「日本の行刑」というパンフレットを開きますと、医療の部分がありまして、「被収容者約百六十人当たり一人という医師の配置数は、日本国民約五百人当たり一人という医師数をはるかに上回っています。」ということなんですけれども、果たして本当に...全文を見る
○保坂(展)委員 局長に伺いますが、もう端的に答えてください。  これは、役所の中で個人がつくったペーパーというような軽いものじゃないんですよ、「矯正の現状」などにも出ていますけれどもね。どうでしょう、概要だけできるということはあるんですか、本編がなくて。それを答えてもらえます...全文を見る
○保坂(展)委員 それは、局長、違うんじゃないですか。要は、役所で、しかもこれは大変なことですよ。病院としてつくるという理想まで打ち上げているんですよ。本編が存在しなくて概要だけだったんですか、それとも本編はあったんですか、それを聞いているんですよ。そのくらいは答えてもらわなきゃ...全文を見る
○保坂(展)委員 これ、断言していいんですかね。私は先ほどまで説明を聞いていましたら、要は、これはあった、今の医療分類課の職員の方のファイルに。しかし、全部、もうほとんど古いものは捨ててしまっているので、これはだから概要だけだったのかと思いますというような説明なんですよね。  ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは委員長にも申し上げているんですけれども、我々は、いたずらに矯正局のここがいかぬとか、それを言うためにやっているんじゃないんですよ。医療問題で重大な背景があるんじゃないかとにらんだから言っているわけじゃないですか。資料を届けてくださいとか、たくさん言っている...全文を見る
○保坂(展)委員 では、医療分類課長に来ていただいていますので、ちょっと幾つか伺っていきたいと思います。  今やりとりありましたように、当委員会でこういった背景を説明してほしいという要求、請求といいますか要求ですね、これがあったことは御存じでしたか。そしてまた、何か部下に指示し...全文を見る
○保坂(展)委員 疲れている、あるいはいろいろな資料請求が多くてということは十分わかるんですよ。ただ、こうしたものは、それは持ってくるのにちょっと疲れるかもしれませんけれども、一応、棚から抜いて渡していただければ、皆さんがつくっている間に私どもも勉強できるわけです。そういうことは...全文を見る
○保坂(展)委員 続けて、さきの委員会で大臣にお聞きしたところ、この概要案については、一つの理想として描いたけれども、その後この計画はうまくいかなかったのではないかと想像しているというふうに答弁があったわけなんですけれども、どういうところがうまくいかなくて、どういうところが実現し...全文を見る
○保坂(展)委員 確かに、人工透析の機械が入ったりとか、そういった医療機器についてはたくさん入っているようですし、あるところまで看護師なども増員をされていった、最近はちょっとふえていないようですけれども。  そこで、根本的なことを伺いますけれども、我々、府中刑務所に行ったり、あ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、なかなか資料もお渡しいただけないので、自分で探していろいろ勉強してみますと、なかなかいろいろなことをやられているじゃないですか。  例えば、薬物犯受刑者に対して、ビデオを今まで見せてきたんだけれども、これは予告していませんから、分類課長、ちょっと感想...全文を見る
○保坂(展)委員 確かに、教育までは範疇じゃないと言われればそれまでなんですけれども。  局長に伺います。保護局長でいらしたということで、こういう薬物の方は出てからも大変ですね。再犯率も高いわけですね。そうすると、何が必要かと。  現在は、監獄法で、医療に関する条項というのは...全文を見る
○保坂(展)委員 森山法務大臣、なかなかうまくいかないですね。要は、これは大変な歴史もあって、普通の施設じゃありませんから、簡単にはいかないですよ。ただ、それを我々はこの委員会で検証したい、今後のことも考えたい、今後のことを言わずしてこういう議論ができないというところに踏み込んで...全文を見る
○保坂(展)委員 矯正局長に、前回、四月の質問でたまたま情報公開の関係で見ていましたら、二年前、平成十三年に、名古屋刑務所なんですが、医療衛生資材購入事務の不適正事案ということで国家公務員法の処分を受けているというケースがございましたね。  これは六名の方を確認したんです。万以...全文を見る
○保坂(展)委員 わかりました。  要するに、二億円ではなくて、金額が重なり合っているということですね。  しかし、そういうことというのは起きるんでしょうかね。一人がミスをした、伝票の処理ミスとか、経理を通さずに直発注しちゃったという話だと思いますが、六人もの方がチームとして...全文を見る
○保坂(展)委員 ただ、処分理由の中に、百万円以下の額にとどめてくれとか、幾つかそういう伝票操作を思わせるような理由が書かれているんですね。これは、さらにそこのところはどういうことだったのか。  私の聞きたいのは、やはり、医療の充実ということが機材、医療機器において図られたけれ...全文を見る
○保坂(展)委員 非常に簡略化されているといいますか、これは資料で調べますと、提案理由説明というんですか、昭和二十年代の検察庁法の。その中には、そもそも、やはり理念として、検察官の身分保障が堅固であり過ぎて罷免ができないということになるとこれはいけないので、議決をもって免じること...全文を見る
○保坂(展)委員 ただいま刑事局長が検察審査会というふうにお間違えになったように、本当に、よろず聞いてみても、検察審査会も余り有名ではありませんけれども、それはさすがにくじ引きで選ばれるわけですから、特に片山隼君の事件などでも話題になったということで、少しは知られているんですね。...全文を見る
○保坂(展)委員 きょうは医療の問題を中心にやりましたけれども、矯正局長に、あるいは分類課長でもいいんですけれども、大方の我々の感想として、やはり法務技官、医者は、毎日御出勤された方がいいんじゃないかという印象を持っているんですよ。週に三日とか二日半ではちょっと少ないんではないか...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、法務大臣に最後に。  現場の医師の方とか刑務所に勤務された方たちがいろいろ雑誌で書いていらっしゃることは、非常に率直で、なおかつシャープで、具体的なんですね。例えば、先ほどの精神疾患、こういうものについて、まだまだ職員が専門的な教育を受けていないがゆ...全文を見る
○保坂(展)委員 財務省、厚生労働省と交渉するのは、この概要が示したような新たな充実した施設をつくる場合には、ぜひこれからそれはやっていただきたいけれども、すぐ、半年、一年で簡単には実現しませんよね。  しかし、私が言っているのは、もう予算があって、人もいて、ただその形態として...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になったので終わります。ありがとうございました。
05月29日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第9号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  記録を振り返りましたら、この青少年の特別委員会で、九九年の七月二十二日に、初めて参考人質疑をやっております。そこが国会での法制定の議論の一番最初だったわけですけれども、その場で、いかに一人の被虐待児を救出するのが、あるいは寸前で間に合...全文を見る
○保坂(展)委員 イタリアにテレホノ・アズーロという電話相談組織、イギリスでやっているチャイルドライン、日本でも広がっていますけれども、これは電話相談の組織なんですけれども、私が四年前に行ったときには、電話相談は、やはり虐待が物すごく多いので、ローマ市から委託を受けて、小学校丸ご...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。  金内参考人に伺いたいと思います。  児相の所長さんのこのアンケートを非常に興味深く見せていただいているわけですけれども、この中に、総論の1のところは評価をしていただいている方が大変多くいらっしゃるんですけれども、二つに分けて4、5...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、坂本参考人と平湯参考人に続けてお願いをしたいんですけれども、この法律ができてきたのは、第一に児童虐待の深刻な実態があったからだ、そしてまた、それを放置できないとして、本当に志で動いた、無我夢中で取り組んだ、しかし、なかなか親権の壁が厚かったり、大変な思...全文を見る
○保坂(展)委員 今、平湯参考人がおっしゃった、十二月に開かれた日比谷公会堂での集会という場に足を運んだんですが、大変大勢の方がいらっしゃって、約五千人近い方が見えたということで、それだけの関心の高まりに私も驚いたわけです。  平湯参考人にちょっと一点伺いたいんですけれども、子...全文を見る
○保坂(展)委員 大変ありがとうございました。終わります。
05月30日第156回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  前回の審議の中で、国民がどのぐらい仲裁の制度を、これまでもあったわけで、これから幅広く使っていただけるようにということなんでしょうけれども、そもそもどのぐらい知っているんだろうかということをお尋ねいたしました。そのときには事務局長も余...全文を見る
○保坂(展)委員 森山法務大臣に伺いますけれども、今の答弁で、ADR自体を、言葉も知らなかったという人と、聞いたけれども中身は知らないという人を合わせると九二%ですか、かなり多くの人がADR自体を御存じない、また、仲裁についてどのぐらい認知しているか調査もないということ自体も、ま...全文を見る
○保坂(展)委員 仲裁人の選任の仕方について聞いていきたいと思いますが、当事者の合意がない場合は三名ということになっています。これについてなんですが、これは十六条二項ですね。そして、その当事者の合意がないときの三人の決め方なんですが、それぞれ一人の仲裁人を選任することができる、そ...全文を見る
○保坂(展)委員 前回聞いたんですけれども、先ほどの内閣府のアンケートでも、仲裁調停を行う者の中立性というのは非常に重要だと六七%の人が答えています。実際、法律にも、いわば公平で中立であることということに反する場合は忌避ができるというふうになっています。  今、事務局長がお答え...全文を見る
○保坂(展)委員 前回聞いたことですが、例えば高校時代の同級生だったとか、もと同じ会社で働いていたとか、一緒におみこしを担ぐという趣味があったとか、だって、そもそも知っている人じゃないと頼めませんよね、そうでない機関で紹介をしてもらうということもあり得ますけれども。今言ったような...全文を見る
○保坂(展)委員 当事者がこの仲裁の手続について、これは大企業と零細企業でもいいし、個人と大きな企業でもいいですけれども、そういったことで仲裁の手続に入るときに、片方はもう本当にその手続を熟知した、当事者自身もプロの法務担当の方などが出てくるという場合が想定されますし、また、本来...全文を見る
○保坂(展)委員 それではお聞きしますけれども、事務局長、この仲裁人になるのに年齢制限はございますか。
○保坂(展)委員 そうすると、ちょっと考えにくいケースだと言わないで、こういう法律というものはあらゆる事態を想定しなきゃいけないので、答えてください。年齢制限がありませんから、十六歳、十七歳の高校生、例えば生徒A、Bが当事者になって生徒C、D、Eを仲裁人として選任するということは...全文を見る
○保坂(展)委員 子供にも社会的な権利、発言その他しっかり保障していくという考え方でいいと思うんですけれども、しかし、日本国の法体系から見れば、成人年齢というのは一応二十歳ですよね。しかも、この仲裁の範囲自体も多岐にわたりますよね。現行法とのそごは生まれてきませんか、どうでしょう...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、そういった法律や手続を熟知しているスーパー少年が出てくれば、仲裁人になれるわけですよね。ただ、年齢制限や行為能力や責任能力について一定の要件をはめるべきだという議論もあったようですけれども、まあ一応それを全部なしとした理由はどこにあるんですか。
○保坂(展)委員 そうすると、この法律では、日本の国民であれば十七歳の仲裁人はあり得ないわけですね。そして、例えば他の国、成人年齢がもっと低い国であれば十九歳とか十八歳もあり得る、こういうことですか。
○保坂(展)委員 今の、海外のケースはどうですか、成人年齢が違う場合。
○保坂(展)委員 ちょっと極端なケースばかり聞いているようですけれども、この仲裁の当事者にいつだれがなるかわからない、これが広く広がっていけばいくほどわからないわけですね。  ですから、今事務局長が、仲裁人なんというのはもう当然その法的な世界についてある程度イロハを知っていて、...全文を見る
○保坂(展)委員 では、悪賢い相手側の当事者が仲裁やろうよと言って、だれでもいいからちょっとしっかりした人を選んでくださいよと言って選んじゃったという場合、その後、手続進めたら、全く一方的に進んでいっちゃうわけですね。そういう場合は全く平等じゃないわけですね。  そういう扱いで...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、これはだれに聞けばいいでしょうかね。仲裁ということを示されたときに、よくわからない、どういう手続になるのかと。こうやって審議していてもわからないことはいっぱいあるんですけれども、それを国民が知りたいと思ったときに、少なくともそれに合意していいのかどう...全文を見る
○保坂(展)委員 あと、ちょっと順番が前後しますけれども、書面によって通知をするという部分で、当然のことが書いてある中でちょっと気になるのは、仲裁手続における通知を書面でする場合において、つまり、住所などがわからなくなってしまった場合の人について、特段の合意がなければ、発信人は、...全文を見る
○保坂(展)委員 ただ、相手側の当事者がどこにいるかもわからない、もとの住所に訪ねても、電話をしても行っても、もうそれはいないし、そもそもその建物もないなんという場合にも、建物もなくても、そこの住所に、旧住所に送れば、配達をしたことをもって通知をすることになるということで、でも、...全文を見る
○保坂(展)委員 また、不熱心な当事者がいた場合に、仲裁廷が判断を示すことになっております。  ただ、この不熱心な当事者の場合、「正当な理由がある場合は、この限りでない。」、こういうふうにありますが、他の条項に見られる相当な理由がある場合はこの限りではないという文言と、この正当...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一つ聞いていたんですけれども、では、それで最後にします。  どういう場合が不熱心な当事者として、今、あれですか、天変地異や入院ということだけでしょうか、正当な理由として判断される範囲は。
○保坂(展)委員 では、最後に法務大臣に伺いますけれども、消費者団体あるいは労働団体などからは、やはり、今回これは経過措置として当面は適用しないということになっていますけれども、「当分の間、」ですか、当分の間というのは意外と早く見直されてしまって、またこれが適用除外ではなくなるん...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。
06月04日第156回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、矯正局長に前回、委員会で求めましたところ、きのう、割かし分厚い報告が来ましたので、速やかにこれからも出していただければ議論が進められるというふうに思います。  一点、一〇〇%国費負担というところで、外来や入院治療を行刑施設の側...全文を見る
○保坂(展)委員 それだけかかっているということは、これ、一〇〇%の国費負担だということにもよると思いますけれども、実際上、容体が急変をして、そして病院に担ぎ込まれて、亡くなった方たちの二百三十八人の記録を見ると、ほとんどの方が、その日のうちにであったり翌日であったりということで...全文を見る
○保坂(展)委員 きょうは、先ほど山花委員もやりましたけれども、入管局長にも来ていただいていますので、この読売新聞の東京本社編集局長にあてた抗議申し入れ書について二、三、伺っていきたいと思います。  事実関係ですが、抗議をしようというふうに判断されて、そして、実際にきのう伺った...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、この記事の内容には入り込みませんが、山花委員が指摘したところと同じですけれども、近く難民認定へというような、いわば記者の取材による一種の予測報道ということは他の分野にもあります。「極めて遺憾である。」ということは、言うことはあるでしょうけれども、「訂...全文を見る
○保坂(展)委員 それはおかしな話であって、これは、口頭で言ったり、記者会見で否定したというのではなくて入管局長の、しかも読売新聞の広報ではなくて編集局長、記事の内容自体に責任を持っている方に訂正と謝罪というのを求めているわけです。  この文書です。文書で求めて返事が来なければ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは今後についても触れていますね。「このような誤った記事を掲載することのないよう、厳重に抗議を申し入れる。」ということですから、誤っていない記事を掲載するかどうかは、入管局長、これから記事を予測で書くときには一応確認に来てくれということですか。大事な点なので、...全文を見る
○保坂(展)委員 この抗議の仕方は非常にとげがある。しかも、命令調だということを非常に感じますよ。今局長が答弁されたような、やんわりとというふうな文面にはなっていないということを指摘して、これはさらに今後どうするのか、注目していきたいと思います。  刑事局長に来ていただいている...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、矯正局長にも聞いてみましょうか。  どういう記憶でお持ちでしたか。
○保坂(展)委員 結局、ここで多くの人の名誉が傷つけられた。少なくとも宇都宮先生は、全くいわれがない、ガセですから、大変な迷惑をこうむったわけです。そして、その名誉を傷つけたのは特捜部の検事だったということも後からわかる。そして、その特捜部のにせ捜査報告書が法務省の刑事課長のとこ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますけれども、今紹介した事例は大変古くて、しかし日本の捜査の歴史の中で忘れてはならない、繰り返してはならない出来事でした。したがって、こういった極端な、一種の権力闘争のあげく、記者が犠牲になるということもかつてはあった。  現状を言えば、やはり予...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、もし入管局長が答弁されているように、これは誤解を与える、そしてまたいろいろ国民から予断を持った反応もある、ちょっとこれは事実と違うんだというのであれば、きちっと連絡をして、その旨を局長なりが伝えて、実はこうなんですよということを言うという方法もあったん...全文を見る
○保坂(展)委員 我々、人権擁護法案については、法務省が取り扱うことに対して大変懸念を持っているわけですね。そういった状況の中で、今この抗議文の扱いをしっかりと結論を出していただきたいと思います。というのは、これからも予測報道はあるわけですから、同じようにこういう発出し続けるのか...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。
06月06日第156回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  この担保物権・民事執行制度の改善のための民法改正案、この審議に当たりまして、ぜひちょっと法務大臣に聞いていただきたいというか、考えていただきたいことがございます。  それは、私、これは今から四年ほど前でしょうか、平成十一年の十二月三...全文を見る
○保坂(展)委員 その当時から、残念ながら倒産件数もふえています。景気もまだまだ上向いていません。特に建設業関係はかなり厳しい上に、その当時も厳しかったんですけれども、大変にゼネコンなどの倒産も、中規模のところも出てきている。  国会でそういう出来事が起こったということは、非常...全文を見る
○保坂(展)委員 民事局長にお尋ねしますが、当時の細川民事局長にこの起きた時点で伺いますと、これは民再法、民事再生法の議論でしたから、労働者性の強い方の債権の再生手続については、下請個人事業主と再生債務者との間の形式にこだわらず、労務提供の実態を見て、労働雇用関係に基づくものと同...全文を見る
○保坂(展)委員 確かに広がりつつあるんですが、広がりつつある部分が、広がったところと、まだ、よく見て、個々具体的にというか、裁判所任せというか、そういう部分で、それぞれ違った決められ方がされたりしているようでございます。  内容に入っていきたいと思いますけれども、今まさに民事...全文を見る
○保坂(展)委員 そういう意味では広がったということですが、もう一つ、最後の六カ月間の給料という従来の期間的制限を撤廃されています。これはどういう意味があるんでしょうか。
○保坂(展)委員 そこの六カ月を撤廃して、雇用関係の先取特権は給料その他債務者と使用人との雇用関係に基づき生じたる債権につき存在すというふうに改めていると思いますが、この定義でしょうか、どのぐらいの範囲を指して述べているのか、規定をしているのかということについてお示しいただきたい...全文を見る
○保坂(展)委員 前回までの雇い人という、今、余りそういう言葉は使いませんけれども、使用人も余り使わないような気が、使われる方も一部いらっしゃいましたけれども、つまり、労働の対価としてどういう範囲があるかというところなんですが、例えば賃金、給料、報酬、委託料あるいは外注費等々の名...全文を見る
○保坂(展)委員 民法が制定されたのは明治時代でございます。その明治にさかのぼるまでもなく、ここ二十年あるいは十年に限定しても、随分と新しい働き方が出てきたのではないかというふうに思います。  そういう意味で、法律が社会の実勢上の変化を追いかけていくのもなかなか大変だという時代...全文を見る
○保坂(展)委員 建築関係だけではなくて例えば運送業などでも、従来だと、会社が車両を保有して、社員として雇用契約を結んで運転手さんに給料を払う、こういう形だったのが、例えば車両を運転手の所有にするという形で分け与えて、そのかわり維持費であるとか交通事故のリスクであるとかさまざまな...全文を見る
○保坂(展)委員 ずっと例を挙げていくとこれは切りがないので最後にしますけれども、いわゆる在宅ワークということで、形としては個人事業主として、外注委託契約という形式で仕事をしていただくという場合に、これも雇用契約がないんですけれども、しかし、在宅で、自宅で労務を提供して対価として...全文を見る
○保坂(展)委員 ここからまた国会テレビの話にちょっと戻りたいんですけれども、お一人で手間請として入る、それさえ認定が難しかったわけですから、これは明らかな前進というふうに私も思います。ただ、グループで請け負っている場合であるとか家族工務店とか、そういう形で、少人数、零細なんだけ...全文を見る
○保坂(展)委員 今触れられた破産法の部分ですけれども、破産手続においては、一般先取特権の認められる範囲の労働債権は優先的破産債権となりますけれども、抵当権等の被担保債権や財団債権に劣後をしてしまう、手続によってしか弁済が受けられないし、また期間も一定程度要する、また、会社更生手...全文を見る
○保坂(展)委員 今回の法案提出に当たって、こちらの資料の方に出ていますけれども、担保・執行法制の見直しに関する要綱中間試案というのがございます。ここで、先取特権の四番目の「その他」のところで「例えば、労働債権に係る先取特権について、その一定の範囲については、何らの公示手段も要さ...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどの国会テレビの方から出発した議論を振り返ると、当時の法務省の答弁では、例えば会社更生法、民事再生法で言うと、少額債権の優先的弁済制度というのがあります、これをしっかりと使っていただいて、銀行などの大口債権者に優先して配当できる仕組みを設けていますということ...全文を見る
○保坂(展)委員 この九九年の民事再生法の衆議院の法務委員会における附帯決議、ここには、倒産手続における賃金債権、退職金債権の債権の優先順位について、さらに諸外国の法令等を勘案するなどして検討し、所要の見直しを行うこと、破産法等いわゆる倒産法を改正するに当たっては、労働債権につい...全文を見る
○保坂(展)委員 この一連の質問の最後に、法務大臣に。  当面、金融機関などが速やかにこの手続を終えることという趣旨も、これは大事だと思いますけれども、一方で、多数の働く人がこの社会を支えている、その働いた形がどうあれ、これはやはり、働いた分の労賃といいますか、労働債権として、...全文を見る
○保坂(展)委員 では次に、いわゆる執行妨害の関係について何点かお聞きします。  いわゆる占有屋という方々が暗躍をしていてなかなか不良債権処理が進まないということで、さらにそこを強化しよう、同時に刑法の側からも手当てをしようということで、一連の法改正がされるというふうに考えてお...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、園田先生もいらっしゃいますが、当時、自社さ政権の時代でございまして、これは三党で共同提出したんですね。提案理由説明の中に、労働組合活動その他正当な活動に対しては十分に配慮をしなければならないということを前提としていますという提案理由があり、なおかつ、そ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、賃金債権の執行に関しても少し伺っておきたいと思います。  賃金債権の先取特権があって、これは手続的な問題ですけれども、実際に仮差し押さえや取り立てをしようというときに、担保権の存在を証明する文書というものを裁判所に提出しなければならない。この要件とい...全文を見る
○保坂(展)委員 必ずしも硬直的な運用ではないというふうに聞きましたけれども、実際にこういった混乱、先ほど報告書の中にも情報のギャップというお話が出てまいりましたが、いろいろお話ししてみると、やはり倒産とかになれているという方は余り今日いませんので、大変な混乱の中で、どうやって証...全文を見る
○保坂(展)委員 養育費の問題も今回出てきております。前にも少し触れたかもしれないんですけれども、養育費については、数万円ぐらいの規模なので、これはまとめて請求をしてというふうにできるというふうに民事局長がおっしゃったんですけれども、数万円でなかなか養育できるものではないだろうと...全文を見る
○保坂(展)委員 デフレ経済の中ですから、今大臣がおっしゃったような金額、二、三万から五万といっても、これは本当に大変だという状態の方もいらっしゃるんだと思うんですね。ただ、一方においては、もっと収入があるのにどうせその水準だというような、そういう方もいるし、また、それであっても...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、時間が来ましたので、終わります。  どうもありがとうございました。
06月10日第156回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、上原参考人に、同僚議員からも先ほど出ておりましたけれども、短期賃貸借制度廃止に当たって、登記前に抵当権者の同意、これによって対抗力ということが新設されているわけですが、どういう方がこういう同意をするんでしょうかね。ケースとして考...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、藤川参考人に伺いますが、今の上原参考人のお話では、明らかなテナントであるとかあるいは住宅ということであればあり得るんじゃないかというお話でしたけれども、実際上、どうですかね。抵当権者として、そういう物件なら、この条項を使って、対抗力ありますよということを一...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、松森参考人に伺いますけれども、テナント商店ということを町の中で考えてみたいんですけれども、ビルになりますよね。例えば、もう何十年と定評を得ているウナギ屋さんとか、その地域に密着した店舗、商売、親子あるいは今三代目だとかありますよね、東京にもございます。そう...全文を見る
○保坂(展)委員 藤川参考人に伺いますけれども、多様な町場の商店が入っているテナント自身が、今回、建物自体が持っている収益力にも着目するとすれば、そういった営業努力というか、定評というか、おいしい店がいっぱい入っているとか、そこもやはりその建物の価値だということになると思うんです...全文を見る
○保坂(展)委員 藤川参考人にもう一度伺いますけれども、私は、不良債権処理を迅速に進められないやはり銀行の責任というのを強く感じています。先日、私、日本橋の、創業四百年、三河から徳川さんと一緒に来たというつくだ煮屋さんとか、呉服屋さんとか、そういうだんな衆にも会いました。バブルの...全文を見る
○保坂(展)委員 同じ点を松森参考人にも一言お願いをしたいと思います。
○保坂(展)委員 同じ点、上原参考人に一言お願いをして、終わります。
○保坂(展)委員 終わります。ありがとうございました。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、船越参考人に伺っていきたいと思います。  きょう、そして前回も議論をしていて、私は率直なところ、本来住宅政策の根幹にかかわる問題が、非常に手続法的なところで、しかも大変な利益、不利益の変更があるという、ここを当事者がほとんど知...全文を見る
○保坂(展)委員 その定期借家権の議論のときにも、例えば年限で切って、一年なら一年、二年なら二年で完全に出る、いわばそこで正当事由などはそこはもうありませんよと、定期借家権という制度の中では。しかし、場合によっては、そのときに妊娠中かもしれないし、病気になっているかもしれないし、...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、やはり今幸いにしてこういった従来の民法上の正当事由で保護されている物件に住んでいる方は、一たん出るとこれは二度とその権限を使えないということで、流動化はむしろ阻害されてしまうという心配もあるということがわかりました。  高村参考人に伺います。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 そしてまた、この五十五条の保全処分などを決定していく場合において例えば労働組合の活動があったというようなときには、これは審尋を裁判所が行うというように定めてきたと思うんですね。ここら辺の実態は、いろいろな現場に当たられていて、どのように運用されているんでしょうか...全文を見る
○保坂(展)委員 今回、九十万を超える意見を募集されたということで、労働債権について相当立法過程で議論がされているということで、法務省の、これは中間試案に対する各界意見の紹介というのを読みますと、これは、労働債権に係る先取特権について抵当権にも優先すべきだという、先ほどからも出て...全文を見る
○保坂(展)委員 金額の壁も課題だと思いますけれども。  それでは、新川参考人に伺います。  小さな一歩であると。本来なら、養育費についてのしっかりした立法を望んでおられるということでしたけれども、その具体的なイメージについて、例えば養育費を支払わないという、意識してというか...全文を見る
○保坂(展)委員 どうもありがとうございました。これで終わります。
06月11日第156回国会 衆議院 法務委員会 第24号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、法務省官房長に伺いたいんですが、何度かこの委員会でお尋ねしてきた府中刑務所の保護房で亡くなった方、四十六歳だったんでしょうかね、九九年、その方の調査をしていたところ、身分帳の一部がなくなっていたということで、これはなぜなくなって...全文を見る
○保坂(展)委員 矯正局長に伺いますけれども、医療充実計画について先般からお尋ねをしてまいりました。例えば、いただいた資料をよく見ますと、医療刑務所のベッド数が四百四ふえる予定が三十四床しかふえていなかったり、また、重点施設化で、この委員会で取り上げてきた府中、名古屋を初めとした...全文を見る
○保坂(展)委員 きょう資料でお配りをしていますけれども、私、大変驚いた入管の関係のことなんですけれども、大臣、ぜひ生の話で聞いていただきたいんですけれども、これは、外国人研修・技能実習制度というのがございますよね。そこで、川崎造船の子会社と下請会社の二社が、フィリピンの人たちに...全文を見る
○保坂(展)委員 JITCOという、研修の仲立ちをした国際研修協力機構、これはどういうことを目的として設立をされている団体なのか。これはだれに答えてもらったらいいんですか、局長でいいですか。
○保坂(展)委員 このJITCOは、法務省や外務省や厚生労働省や、さらには経済産業省や国土交通省など、五省が共管だというふうに聞いています。やはり設立目的のところに、こういう研修生を適正に受け入れて、そして受け入れ事業者との間が円滑に、しっかりこの研修がなされるかどうかも含めてカ...全文を見る
○保坂(展)委員 ここに、略してJITCO、国際研修協力機構の目的と役割というのを持ってきました。三点挙げていますよね。研修生、技能実習生の受け入れを行おうとする、行っている民間団体、企業等や諸外国の送り出し機関、派遣企業に対して総合的な支援、援助や適正実施の助言指導を行う、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、法務大臣に聞きますけれども、実は、JITCOの方が直接あっせんした案件じゃないと入管局長は言いましたけれども、これは新聞の取材に対してJITCOの方がコメントしているんですよ。研修、実習の機会を奪われないようにというタイトルなんですけれども、言われているの...全文を見る
○保坂(展)委員 ぜひそういうふうにしてください。日本を恨んで四十五人が帰ると、フィリピンのメディアが何てひどいことだなんというようなことにならないように、ぜひお願いします。  最後に、きのう養育費の問題を、参考人質疑で、法務委員会で今かかっています民法改正に絡んでやりました。...全文を見る
○保坂(展)委員 せっかく官房長に来ていただいていますので。別に隠しているとかそういうことじゃないと思いますよ。ただ、今回みたいに、民法の幾つもの領域、専門的な議論が本当は必要な法律が束ねられてきますので、我々はなかなかそういった資料を探すのも大変です。やはり役所や、裁判所も含め...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。どうもありがとうございました。
06月13日第156回国会 衆議院 法務委員会 第25号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  本案に入る前に、二点だけ、簡単に法務大臣に伺いたいと思います。  UNHCR、国連難民高等弁務官の日本・韓国地域事務所の方から、入管の今回の改正案についての見解が表明されました。その中で、一歩前進ということを、例えば六十日ルール...全文を見る
○保坂(展)委員 これは誤解なのかそうでないのか、ぜひそこはしっかり、こういう見解はもう早く表明されたわけですから、よく話していただきたい。もちろん、この委員会でもこの間問題にしてきている入管行政のこともございますので、その点はいかがですか。
○保坂(展)委員 次に、これは今週の木曜日だったんですが、在日韓国人と日本人の男性の、お母さんが在日韓国人、日本人の男性がお父さん、男性がお父さんは当たり前ですが、婚外子の国籍をめぐる裁判の最高裁判決があった。出生後認知でも日本国籍ということが、いわばここで改めて出た。実は、九七...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、最高裁判所までたどり着くのに大変な労力で裁判をされたと思います。前回は、出生後三カ月、裁判確定後十四日以内という、これは平成九年の判決後の通達だと思いますが、そういう形で整理をしておられますけれども、もう一度ここは抜本的に、今回の最高裁判決を受けとめて、...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、本案に移ります。  先ほど同僚委員からも指摘がありましたけれども、私も、抵当権の、抵当不動産の果実にまでそこが及んでいくということは、かなりドラスチックな変化を、民事局長はもともとそうだったんだというふうにおっしゃっていますけれども、としたら、やはり...全文を見る
○保坂(展)委員 同様の答弁は結構ですから、もうちょっと深めていきたいと思います。  この担保・執行法制の見直しに関する要綱中間試案ですか、こちらを見ますと、さきの質疑のときにも問題にしましたけれども、何とかこれは、労働債権について各般の声があることを踏まえて、この中間試案には...全文を見る
○保坂(展)委員 そういう紹介があって、その後、中間試案に対する意見が各界から民事局の方に届いた、こういうふうにありますよね。そして、これに対してかなり労働団体などからは賛成の声が寄せられ、そして、これはやはり経済団体、多分、経団連も反対だったわけですから、これも反対の声が寄せら...全文を見る
○保坂(展)委員 前回、今回の民法と商法の部分の範囲をこれは拡大するんだということで、例えば一人親方であるとか手間請という形だとか、労務を提供する外形的な形態にかかわらず、これは労働というふうに認めてそこは整理されるんですということで、一歩前進ということを私も申しました。  た...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、やはり汗の結晶はどうにかして確保したいというごく当たり前の、またどう考えても切迫していますから、兄弟の工務店で三カ月かけて契約を受けて回してきた仕事が何もない、これは一千万どころか百万すら入らないといったら、もうあしたどうしようかという世界になるわけで...全文を見る
○保坂(展)委員 なかなか力強くない答弁だったと思うんですね。保護を図っていくのかな、これは保護されないのかなって感じなんですね。  前回の局長の答弁で、契約の形式じゃなくて、実態として債務者に対して労務を提供して生活を営んでいる者であるかどうか、ここを見ていく、つまり形にこだ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺います。  これは政治家として、非常にお聞きしたいところなんですけれども、先ほど結晶と果実という比喩、例えを申し上げました。要は、働いた人たちの汗の結晶と、そして今回は抵当権が不動産賃料も果実ということで押さえる、衝突するわけですね。といいますのは...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、裁判所にちょっとお聞きしたいと思うんです。  結局、賃金債権の実行に当たって、存在を証する文書ということで、賃金台帳、出勤簿、雇用契約書などがきちんとあれば、これはなるほどという話になるわけですけれども、なかなかないということがどうもあるんです。そう...全文を見る
○保坂(展)委員 よく、しっかり見て、やっていただきたいと思います。  もう一つ、これは保全処分の問題で、労働組合活動その他正当な活動に対して十分な配慮をしなければならない、これは九六年当時から言われてきておりますけれども、五十五条の保全処分が決定した際に、同条三項で審尋をとる...全文を見る
○保坂(展)委員 では次に、短期賃貸借制度の廃止にかかわる問題についてもう一度法務省に伺いますけれども、先ほど同僚議員からも質問がありましたけれども、例えばアパートや貸し家を契約する人が、そもそも抵当権の存否自身を知る手段というのはあるのだろうか。例えば不動産屋さんで宅建業者と契...全文を見る
○保坂(展)委員 私、そういった説明を、何十回も借りましたけれども一回も受けたことはありません。ここは、やはりかなり深刻な影響が出てくると思うんですね。  先ほど来、敷金の問題、保証金の問題、出ていますけれども、そもそも保証金と敷金というのは概念として違うんですか。
○保坂(展)委員 今の説明で、例えば、この不況の時代に、会社に見切りをつけてお店を開きたい、どうにかかき集めて一千万保証金を積んだ。今のお話だと、これは、そのうちの幾らかは敷金的な性格を持ち、多くは多分貸し金的な性格を持つということですね。そうすると、そこに、不幸なことにオーナー...全文を見る
○保坂(展)委員 この短期賃貸借の廃止を考えたのは、占有屋対策なんですね。占有屋対策であるとすれば、これは今テナントの話をしましたけれども、今度は住居に移りますけれども、住居の、アパート、マンション、貸し家などに占有屋が居座って処理に困ったというようなケースというのはあるんですか...全文を見る
○保坂(展)委員 中小企業もお店を開かれている方もごくごく、借家人ですね、アパートやマンションを借りて住んでいる多くの方に非常に激変が、これは少なくとも、こういった法律が変わったということは、そんなに広く、どんなに周知をするといっても、何かの具体的な境遇に直面しない限りなかなかわ...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどの、抵当権者の同意ということを要する、要望ですね、これは実際にいろいろ聞いてみますとあるそうですね。しかし、これはかなり大きなオフィスビル、そしてまた入る方も、法律知識できちっと武装した大手の企業あるいは外資系とかというところの人たちは何か権益はしっかり保...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば、高齢者の世帯などから引っ越しの相談を受けたりしたら、これから気をつけてくださいよということをやはりアドバイスしなきゃいけなくなるということがあるのかと思うんですね。今住んでいるところにいる限りは安心だよというと、何かそれこそ物件の流動性みたいなものはかえ...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所にお聞きします。  この研究会、大変いいことをされているんですけれども、裁判所の有志ということですけれども、どういう経過で立ち上がって、そして、この研究の成果というのは大変大きいと思うんですよ。これは、今まで個々具体的に裁判所でもやられていたと思うんです...全文を見る
○保坂(展)委員 では、厚生労働省の方に伺いますけれども、ガイドラインですね、これは自立支援大綱ですか、母子家庭に対して。厚生労働省、来られていますね。これをつくられましたよね。  そして、養育費ガイドラインの作成ということもこの大綱でうたわれているということですけれども、今回...全文を見る
○保坂(展)委員 民事局長の方にまたお願いします。  この間、人訴の法案の審議であるとか、今回、こうやって養育費がなかなか払ってもらえない働いているお母さんの立場からすると、本当に小さいけれども一歩前進だと。この委員会でも、やはり二万、三万あるいは四万という世界ではないんじゃな...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所の方で、調停で養育費を払うという取り決めがされたものの追跡調査をされていますよね。その際に、実際に金額も低いし全く払われていないケースも多いと。私が驚いたのは、子供一人について最も少額な養育費は千五百円だったというんですね。これはどういう世界なのかなという...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、法務大臣に伺いますけれども、前回、同じやりとりで、そもそも金額が三万円、四万円、五万円ということでいいんだろうか。千五百円まであったわけですけれども、もっと低い場合もあります。そして、収入が相当高い場合にでも低いところにそろっちゃうという問題もある。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 ぜひそうしていただきたいというふうに思います。  以上で終わります。
06月25日第156回国会 衆議院 法務委員会 第26号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず法務大臣に伺いますが、今回、御承知のように、六月十六日、東京新聞の朝刊などに、暴力団関係者に調活費から情報料が支払われた、こういった記事が、大臣、出ておりますね。これについて抗議したという話はまだ聞いておりませんけれども、大変これ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、答弁書を見ないで、もう一回整理して聞きますので、これだけ答えてください。  私は、暴力団に刑務所側が接待をして抗争の情報を聞くなんということは、ちょっと信じがたいんですよ、こういうことは。ですから、これはあくまで名目で、暴力団関係の情報収集という名目で、...全文を見る
○保坂(展)委員 万に一つと言われたのは、多分、暴力団に調活費が支払われていたということを大臣は言っているような気がするんですね、万に一つ。しかし、もっと高い確率で、暴力団への支払いは名目、しかし事実は部内者の飲食、こういう事実が出てきたらどうしますかと聞いているんです。
○保坂(展)委員 官房長に伺いますが、これは、法務省全体の調活費の明細を昨日いただきまして、手元にあるんですけれども、九八年と本年度を比べてみると大分減っているようですが、法務省全体の各組織別に、組織というところで、それぞれが、平成十年、そして十五年とどの程度変化があるのかという...全文を見る
○保坂(展)委員 今答弁していただいたように、九八年当時は、法務本省で三千八十六万円の調活費があったと。  刑事局長に伺いますが、刑事局にも調活費というのはあるんですよね。
○保坂(展)委員 初めて刑事局にも調活費があるというのを知ったわけですけれども、官房長、この平成十年度の法務本省三千八十六万何がしかの調活費の各部局ごとの内訳を答弁していただけますか。どのぐらいの配分でそれぞれの局に割り当てられていたのか。
○保坂(展)委員 検察庁の調活費問題も先ほど同僚議員から問題になりましたけれども、刑事局長、法務省の刑事局の調活費というのは何に使うんですか。
○保坂(展)委員 ちょっと到底納得できないんですけれども、大臣、御存じでしたか、これは。刑事政策の立案に、情報提供者に何か謝金を払うというのは、そういうことはありますか、一体。どうですか、感想は。
○保坂(展)委員 では、官房長にもうちょっと聞きます。  いただいた紙を見て、今も答弁していただいたんですけれども、訟務の項目で、千百七十一万円の平成十年の調活費が、今年度だと百三十一万円。訟務局とか、今訟務部ですか、ここは何かどう考えても必要ないんじゃないですか、これは。何を...全文を見る
○保坂(展)委員 国を代理して法廷で国民の訴えと向き合うというのが訟務の仕事でありまして、そこに情報工作とかいうのがあったということですか。金銭を渡して、どういう状況になっているのかとか、国を訴える国賠訴訟等のどういう弁護士がやっているのかとか、あるいはどういうグループなのかとい...全文を見る
○保坂(展)委員 そこで、先ほどから議論されてきているように、九八年から九九年にかけて、平成十年から十一年にかけて、この調活費はそれぞれのジャンルで激減しているんですね。  刑事局長に伺いますけれども、例えば、東京高検だと、平成十年には三千九百四十万円あったのが翌年には千五百万...全文を見る
○保坂(展)委員 全く説得力がない説明なんですね。  矯正局長に伺いますが、名古屋の矯正管区に絞って聞きたいと思いますが、年間を通して調活費を使う人というのは一体何人ぐらいなのか、また何件ぐらいなのか。一件ごとの、使い道、領収書の平均的な総額は幾らですか。総額じゃない、一枚の。
○保坂(展)委員 これも全く答弁になっていないですね。だって、そこまでおっしゃるんなら、金額を出すこと自体も支障になりますよ。今、刑事局の調活費の金額が出ただけでも支障になりますよ。金額は明らかにしている。それだって、一体何件出したとか、何人が使ったなんというのは、そこに具体的な...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一回局長に聞きますけれども、これだけ使いました、例えば額面一千万円です、情報提供者何人、内容について詳細は捜査に支障があるので言えません、こうですよと言って、それはおかしいなという判断をしたことはないんじゃないですか。判断しようがないんじゃないですか。信じる...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、逃げずにといったって、中身を見て、ここはどうなのと言うことはできないんでしょう。できないのに、逃げずにといったって、変じゃないですか、それは。  例えば、架空の領収書で、私が一番最初に言いました暴力団に対する謝金というようなことがあったにしたって、それは...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは伺いますが、のめなかったことはあるんですか。うのみにしていないと言うなら、これはのめない、だめだというのはあったんですか。一件でもあったら言ってくださいよ。
○保坂(展)委員 大臣、今のやりとりでわかったように、うのみにしないそうですけれども、これはラップにくるんでのむんですね。のむしかないんですよ、だってこれは見えないんですから。  ですから、これは大変不自然ですよ。インターネットが普及したといっても、五千万がいきなり二千万と、が...全文を見る
○保坂(展)委員 では、本当は答弁書を読んでほしくないんですが、一点だけ聞きます。もしそれが重要な仕事だったら、今後、調活費が倍になることもありますね、それだけ答えてください。増額することありますね、大事なんですから。
○保坂(展)委員 終わりたいんですけれども、そうすると、では、減ってきたということ自体は、必要性がどんどん減じてきたということですね。
○保坂(展)委員 納得できませんが、時間になりましたので終わります。      ————◇—————
06月27日第156回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○保坂(展)委員 予告していた質問に入る前に、けさの毎日新聞の社説ですけれども、「株主総会 今日開く会社は反省せよ」。社説をなるほどと思って読むことは最近余りないんですけれども、どの新聞も。これは、なるほどなと思って読みました。  きょう、千百七十四社が株主総会を開く。これは、...全文を見る
○保坂(展)委員 塩崎提案者にお聞きしたいんですけれども、株主総会での議決ということが取締役会に変わる、そしてまた、株主総会でも、今、同僚議員との答弁にあったような今回のルール変更が行われるわけですよね、これからは取締役会でやりますよと。だから、株主総会がしっかり機能しているかど...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、内容に少し入って聞いていきたいと思いますけれども、自社株の取得を、株主総会の決議ではなくて、今回改正を提案されているような取締役会の決議にゆだねるケースが、例えば海外にはどの程度あるのかということについてはいかがでしょうか。
○保坂(展)委員 同僚議員からも出ましたけれども、自社株取得の利益処分という性質から、これはやはり総会で行うべきではないかというふうに思うんですが、前回の、二年前の六月ですか、金庫株のときの商法改正では、消却特例法を廃止して自社株取得を総会決議で行うという提案になって、今日に至っ...全文を見る
○保坂(展)委員 自社株の取得を、相対ではなくて、市場取引または証取法に規定するところの公開買い付けの方法によって行うということにした理由について簡単に伺います。
○保坂(展)委員 続けてなんですが、その際の取得の価格の総額について、中間配当財源を限度としたという理由を説明してください。
○保坂(展)委員 もう一点の柱であるところの中間配当の限度額の見直しなんですが、先ほどアサヒビールの話も出ましたけれども、いかなる不都合が生じているのか具体的なケースを示していただきたいということと、今の制度の中で中間配当が制限された部分であっても期末における配当財源とすることが...全文を見る
○保坂(展)委員 では、もう一問は次回に回しまして、太田先生に聞きたいんですけれども、政治改革から十年ということで、テレビのニュースとかでもやっていますよね、あの騒ぎは何だったのかと。  その当時、私まだ国会にいませんでしたけれども、やはり自民党の中からも、政治改革だということ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、この議論は次回に譲らせていただきまして、終わります。
07月01日第156回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  前回少し積み残した点を何点か提案者にお聞きしますが、前回、中間配当のところでアサヒビールの事例を答えていただいたのですが、他にどのぐらいこういった事例が生じているのかということについて、いかがでしょうか。
○保坂(展)委員 前回も聞いて、ちょっとお答えいただけなかったのですが、現行制度のもとで中間配当が制限された部分であっても期末における配当財源というふうにすることが可能であって、そうなれば特段不都合が生じないのではないかということについて。
○保坂(展)委員 では、もう一点なんですが、これは商法の特例法の関係なんですが、委員会等設置会社について、自己株式の取得の決定を取締役会に留保し、これを執行役にゆだねることができないというふうにしている点について、その理由を。
○保坂(展)委員 ちょっとこの辺でこの商法から離れまして、残りの時間を、民事局長に来ていただいていますので、不動産権利証が廃止をされて、いわゆる電子情報化するということがきのうの毎日新聞に報道されました。これは大変国民生活にかかわりの深い、影響もあるかと思うので、二、三、ちょっと...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと教えていただくと、識別情報というのは、アルファベットと数字の組み合わせの情報というものがインターネットでやった場合は送られてくるわけですね。そして、窓口へ行っても、要するにアルファベットと数字の組み合わせの登記識別情報は、はい、これですよと渡される、こう...全文を見る
○保坂(展)委員 実は、けさこれをいただいたんですが、七月一日に、きょうですね、電子情報処理組織を使用する方法による申請の導入等に伴う不動産登記法の改正に関する担当者骨子案というのが出て、一カ月間国民から意見を募ると。今大事な時期なんですね、法案を国会に提出されてから骨格を変える...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、例えば土地の持ち主が、例えば道路をつくるとか公共の建築物をつくるということで、どうも最初の登記上の住所にいないというときには、直ちに、要するに住基台帳で確認しているわけですから、十一けたの番号が一人一人に振られているわけですよね、川崎市に住んでいた人...全文を見る
○保坂(展)委員 ただ、追跡するためにやっていなくても、コンピューターというのは必ず履歴を残していくわけで、どこにその持ち主がいるかわからないという、国や自治体がその方を追いかけるときに、これは必ず使うだろうということは指摘しておきたいと思いますよ。  この委員会でも、法務省は...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますけれども、実は、こういった制度をどういう制度にしていくかということで、例えば登記の、登記済みということをICカードで与えたらどうだろうかとか、中に携帯電話なんというのもあったみたいですね、携帯電話で本人確認をして。  いろいろな案があって、今...全文を見る
○保坂(展)委員 この問題は、それこそ家族の中でも、おばあちゃんを孫たちがいわば半分だまして財産を移転してしまうなんということも起こり得ることですから、むしろその犯罪対策のためにまた予算がうんと必要になったなんということに絶対ならないように、これは本当に大変大事な問題だと思います...全文を見る
07月02日第156回国会 衆議院 法務委員会 第29号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  先ほどの河村議員がお尋ねになっていたことについて、もし今の時点でわかっていたら教えていただきたいんですが、矯正協会のトップ、検事総長経験者が現在やられているということですが、過去三代ぐらい、どの程度給料が支払われていて、退職金は幾らだ...全文を見る
○保坂(展)委員 それはまずいですよ。矯正協会、矯正展、ことしも行ってきました、森山大臣とも会場内でお会いしましたけれども、これは、刑務所の中の作業によってでき上がった商品を一般の方に買っていただいたり、その売り子さんは矯正の職員ですね。要するに、まさに矯正協会というのは刑務所と...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、法務大臣、ちょっと私、驚いたんですけれども、公益法人改革、自民党でもやっていますね。それが、理事長の給料と退職金くらい、これは、答弁しない省庁はないですよ。委員長、いかがですか。
○保坂(展)委員 速記とめてくださいよ。
○保坂(展)委員 この春の方はそうでしたけれども、その前の方、さらにその前の方について答弁してください。
○保坂(展)委員 では、委員長、これはデータとしてちゃんと出していただきたいということを要求いたします。
○保坂(展)委員 理事会で出すようにということになると信じて次に移りますが、法務大臣に伺いますが、免田栄さんという方は御存じですか。名前、御記憶ございますか。
○保坂(展)委員 一九四九年に逮捕されて五一年に死刑判決が確定して以降、六回無罪を訴えて再審請求を重ねて、八三年に再審無罪が決定して、晴れて自由の身になった、こういう方ですね。ですから、獄中三十四年。こういう方、ほかにも三人いらっしゃいますけれども、死刑囚の身でありながら、その無...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、私は、ことしになってから二回、この免田さんからまたお手紙をいただいていまして、なるほど大変重大なことが書かれているんです。御本人が訴えるには、私の再審無罪判決と同時に身柄の釈放がされたわけではないというんですね。再審無罪が確定してからも、裁判所、検察、弁...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは確認してください。  それで、そういうこと、多分、日本の刑事司法のシステムの中で、死刑という一番重い刑罰を科した、その確定死刑囚が実は無罪だったということは、そんなに想定してこなかったんじゃないかと思います。  ここで何回か取り上げたこの方、免田栄さ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、よろしいでしょうか。  死刑を待つ身であった免田さん自身は、こういった年金が発足したから免除の申請をすればなんということは説明を受けていないと言っているんですね。私は、うそをついているとは思えないんですよ。まさに、年金どころか自分が死刑になるかどうか...全文を見る
○保坂(展)委員 年金局長、来ていただいていますけれども、まさにこの免除申請ということがあれば、この免田さんのケースは、確定死刑囚という身分であっても、その後、冤罪が晴れて社会に出てくれば、年金受給資格というのは六十歳からあっただろうと。しかし、そういう、今お聞きのような事情でこ...全文を見る
○保坂(展)委員 今、年金局長が専門的に説明してくれたわけですけれども、その赤堀さんの障害の方も非常に、証明するものとか、例えば受診記録とか、そういうものは乏しかったそうですよね。しかし、やはり何とかできないのかという現場の努力も世論もあって、赤堀さん自身もこれは老齢年金ももちろ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、大臣に最後にお問いかけしたいんですけれども、本人の怠慢とか、本人の手続をできるのにできなかったという理由ではなくて、例えばそういった手続ができなかった人たちとして中国残留の孤児の皆さんがございます。これは法律的な手当てをして処理をしたということなんですけれ...全文を見る
○保坂(展)委員 研究は速やかにお願いします。七十六歳で高齢ですので、何年もかけて研究をしているうちに年金の受給そのものを見ないというような結果にならないように、ぜひ老後を安心して送れるように私の方からも望んで、終わりにしたいと思います。
07月16日第156回国会 衆議院 法務委員会 第32号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうの審議で石原委員からも指摘がありましたけれども、行刑施設の中で受刑者が物品を買うわけですよね、下着だとか日用品だとか。こういうところの売り上げの使い道についても、随分、私、疑問に思っておりましたけれども、まずは、前回のやりとりの...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、それは組織の長ですから、組織のいろいろなミスはおわびをする役割だというのはわかって聞いているんですが、トップの方の退職金が、答弁された額が千二十万円。しかし、事実は五百二十万円。これは経過があったんじゃないですか。内規が変わったという話を聞いていますよ。い...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点聞きますが、最初の答弁では千二十万円で、五百万円を基金に、こう言われているんです。今修正された答弁では、五百二十万円の退職金のうち二百万円を辞退をしたと。この基金にと、辞退をしたというのは同じ意味ですか、違う意味ですか。
○保坂(展)委員 つまり財団法人の基金に充てたという理解をしますけれども。  さて、そうなると、本来は、最初の答弁では、千二十万円を実際に前会長に支払って、そのうち五百万円を辞退して基金にですから、支払われた額は五百二十万円だった。そして、今回修正された答弁では五百二十万円中二...全文を見る
○保坂(展)委員 これは前回答弁されているんです、千二十万円で。それを言っているので、私が勝手に言っているんじゃないんです。  それと、これ、大臣も聞いていただきたいんですが、本当にあれですよ、受刑者の日用品とか下着とか、そういうお金の売り上げもこれは矯正協会へ入っているわけで...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、どうですか、これ。  これだけ受刑者の日用品など、あるいは受刑者の作業で、大臣ともお会いしましたけれども、JAPICの展示会で、ああやって作業をしている。あるいは全国の刑務官もそこに動員されていますね、矯正協会には。そして、そういった皆さんの汗と労力の結...全文を見る
○保坂(展)委員 これはなかなか偉い方ですからね、この会長というのは。戻してくださいということを本当に言えたのかどうかと私は疑問に思っているんですよ、実は。かといって二回払ったとも思えないんですけれども、一体何があったのか、数字の証拠をきちっと出してくださいよ、これはもう信頼にか...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど石原委員が触れていらっしゃったので、私も同様の問題意識を持っているんですが、物資販売ですね、刑務所や拘置所の中の物資販売において上がってきた利益、これは、人数の多いところだと利益が億、総売り上げが相当の額になる。名古屋の場合なんかは一千万円というふうに紹介...全文を見る
○保坂(展)委員 千円からはおつりが来ますけれどもね。七百四十円のパンツというのは、どうですか。これだけのデフレ不況の中で、相当安くなっていますよ、下着なんかは。お金もない受刑者の方が七百四十円、どうですか、適正ですか、この価格は。一般より高いんじゃないの。
○保坂(展)委員 一番安いのは幾らかという声も上がっていますので、それを教えていただきたいのと、その七百四十円と一番安いものを、どの程度のものなのか私どもに見せてください、局長。
○保坂(展)委員 調活費の問題に移りたいと思います。  先日、この委員会でやりとりをしまして、調活費については、検察庁あるいは公安調査庁のかなり大きな金額の調活費、検察の方は大分減額をされてぐっと減っていますけれども、これについての問題もさることながら、法務本省、例えば刑事局に...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省刑事局の捜査によると、ということはないわけですよね。捜査上の秘密というのは刑事局には存在しないものというのが常識的な理解だと思います。  さて、そうすると、刑事政策立案のためにはそれ相応の予算が充てられているのではないでしょうか。しかし、それを明かすと今...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、そういう、例えば国際条約に基づく国内法の整備であるとか、さまざまな刑事立法が考案されますけれども、それはその法律ごとにきちっと予算立てされているはずですし、少なくとも刑事政策立案について、覆面の何か協力者というのが存在するようには思えないんですよ。とす...全文を見る
○保坂(展)委員 もしかすると国際的な刑事政策立案の際にそういう協力者が必要かなとも考えてみたんですが、そうするとむしろ増額しなければいけないはずなので、そういうのもちょっと考えにくい。  そして、では官房長に伺いますが、前回答弁いただきました、それは確かに訟務関係の調活費につ...全文を見る
○保坂(展)委員 どうもこの調活費の話を聞いていくと、円滑という言葉が出るんですね。私は、これは潤滑費ではないかと思っているんですよね。コミュニケーションを潤滑にして部内の意見をまとめたりとか、いろいろ対外的にもあるかもしれない、役所同士もあるかもしれない。法務本省で、調活費の使...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、これはまだ潤滑費じゃなくて、きちっとした費用だと言っているんですよ。そうすると、謝礼を払っていくしかないんですね、幾ら減額されたといっても。  そうすると、今、学者とかいろいろおっしゃっていましたけれども、それは、ちゃんと学者に払える予算はありますよ。学...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、飲食は自分のお金でやらなきゃだめですよ、これは。税金使って潤滑していたらだめです、これは。これは、ちょっとそんな答弁で終わったら大変なことになりますよ。人間関係を潤滑にすることもあるのでいささかは必要じゃないかという認識ですか、本当に。しっかりやはり襟を正...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、よく実態を見て、これは誤解を呼ぶというんだったら全廃してください。実態、今見られていないというので、見てください。
○保坂(展)委員 残る時間、森山大臣に、長崎の残虐な、そしてまたその後の展開も本当に心胆寒からしめるような展開になってございます。  そして、閣僚の中で鴻池大臣が、我々としても本当に驚くような発言をされましたね。これは、嘆き悲しむ家族だけではなくて、犯罪者の親も映すべきだという...全文を見る
○保坂(展)委員 少なくとも、私たち一人一人がこの社会をつくっているわけで、子供たちがおかしくなっていく、そしてまた異常な行動が出てくるということについて胸を痛めない者はいないと思います。  少なくとも、我々がこういう社会を形成しているという自覚、そして責任感、そして痛みを多く...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、終わります。
07月17日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第10号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂です。  私も鴻池大臣のもとに書面を野党四党で持っていった一人ですけれども、率直にいろいろお聞きをしていきたいと思います。  これまでのやりとりを聞いていますと、鴻池大臣が先週の金曜日、閣議後におっしゃったことは、これは衝動や思いつきではなくて、...全文を見る
○保坂(展)委員 ただしかし、先ほど達増委員が紹介されていたように、今、七千通ですか、メールが来ていますと。そのうち八割、あるいはそれを超える数が、どちらかというとよく言ったと支持をする。つまり、その発言、イエスですよという声が多いんですということを発表されていますよね、中にはよ...全文を見る
○保坂(展)委員 この発言が波紋を呼んだ。まあ、時代劇がお好きだということだったんでしょうけれども、しかし、時代劇というのは、封建時代、その姿を映しているわけですね。その時期に当たり前だったことが、今は当たり前ではない。そこにやはり、近代国家や法治国家の姿があると私は思っているの...全文を見る
○保坂(展)委員 なぜ、あってはならないんでしょうか。
○保坂(展)委員 私も全く同感です。  そして、タリバン政権下のアフガニスタンで、立派なサッカー場、しかし、そのサッカー場は、サッカーが禁止されていましたから、悲しいことに公開処刑場になっていた、そして国民の娯楽というのが、またこれは大変なことに公開処刑だったということを伝えら...全文を見る
○保坂(展)委員 国家が刑罰権を独占している、そこに法治国家の基礎があるわけですけれども、もう一つ、私は、大臣との今のやりとりの中で、ほとんど承服しかねるところが多かったんですが、一つだけ、もっともだと思う部分がありました。  それは、メディアがその被害者のいわばお葬式だとかそ...全文を見る
○保坂(展)委員 せめてメモ一枚出せないのかということを閣議後の記者会見で言われた場合の反響と、市中引き回しの上、打ち首だと言われた場合の反響は、やはり違いますよ。  それは、テレビに加害者、しかも、これから事実認定があるわけですから、シチュエーションはわかりませんよね。疑われ...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、ですから、不適切な大臣の、これは何でこんなに議論が拡大してしまうのかというと、言いたいことは正しかった、しかし例が不適当だったというふうに聞こえるんです、私には。言いたいことは正しかったんだと。そうすると、発言の主には正しかったんだということになるんですね...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣、例え話が間違っていたというと、あのときの話の大半が消去されますよ、例え話だけ消せば。何が残るんでしょうか、例え話以外の部分は。
○保坂(展)委員 それではもう一回聞きますけれども、もし、勧善懲悪だということで、十二歳の子供を引きずり出すわけにはいかない、しかし親がいるじゃないかということで、あるテレビ局ならテレビ局が、あるいはインターネットでもいいですよ、それを映して、それをばっと放送したといったら、それ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、おかしいじゃないですか。だから、信念としてはそういう気持ちがあったんだというわけです。  現に八割のメールの中で、国民の中にありますよ、やはりその少年に対して、全部クローズドになってしまうのか、だったら親ぐらい出てきて、徹底的にテレビにでも出てきて、どう...全文を見る
○保坂(展)委員 そこまでおっしゃるんなら、最後に、撤回しますと言えない理由は何ですか。
○保坂(展)委員 とすると、申し上げた責任が、まことに申しわけなかったとまで言っているわけですから、あの発言はよくない、間違いだったと受けとめていいですか。これはコミュニケーションですから、質疑も。
○保坂(展)委員 そして、二度と同様の発言はなさいませんか。
○保坂(展)委員 ただ、きょうのやりとりを聞いていますと、やはり自分の信念は揺らがない、しかし、表現のいわば枝葉のところで不適切な部分が出てしまった。したがって、表現の信念は揺らがないということであれば、私たちは非常に不安を抱くわけです。やはり、また二回、三回とそういった御発想が...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣の発言を問題にしているからといって、被害者の問題をないがしろにしているということは思わないでください。  例えば、車で故意にねらわれてひき殺された場合と、過失でわき見をしてひき殺された場合。結果は同じですよ。大黒柱で、家族は路頭に迷うかもしれない。しかし、...全文を見る
○保坂(展)委員 時間が来てしまいました。本当は厚生労働省に、児童虐待の、親が虐待を二度としないように立ち直るシステムについて、研究開発の手当ては十分なのか、もっとこれを強めるべきではないかなどの議論を予定していましたけれども、残念ながら時間となりましたので、やはり最後に、いち早...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第33号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、四人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  実は、私、ここに議事録を携えておりますが、ちょうど今を去ること六年前の六月に、何度かこの問題の議論をいたしました。衆議院の法務委員会で議事録に残る形で議論が交わされるのは、...全文を見る
○保坂(展)委員 続いて森参考人に伺いたいんですけれども、ある面では森参考人がお述べいただいたような御意見、慎重論でございますね、これは国会の中では相当の強い影響力を持って、やはりこの委員会でも六年ぶりというぐらい、九六年のこの委員会での審議の雰囲気は、ことしだめでもまあそろそろ...全文を見る
○保坂(展)委員 小選挙区の例えは大変、小選挙区制度自身には問題は私もあると思っていますが、この夫婦別姓の問題が出たのは九一年ぐらいからですね。そして法務省の中で作業が始まって、法制審答申が出て、そして九六年の国会で議論になった。それからまた六年という話で、実際、最初から見れば、...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと残念ながら時間が制約がございますので、私は、婚外子差別ということも、子供の権利という立場に立ったときに重要な点ではないかということをお伺いしたかったのですが。  大森参考人に。先ほどの家裁案なども、現実的にこれだけ、恐らくは、自民党の皆さんの気持ちもわ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一度、大森参考人に伺います。  政治家の中には、やはり、本来こうすべきだけれども、現状やそれぞれの人々の意見を見ると、まずはこれから優先をしてと、大事だけれどもこれはとっておいてという判断がありますね。かなりある。そういう形での態度決定というのはされると思...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、全面的にこの議論を、きょうは本当に小さなスタートかもしれません、再スタートかもしれませんが、大いに、これは政党内だけじゃなくて、国会全体で、国民全体で行っていくことを強く望んで、終わります。どうもありがとうございました。
10月03日第157回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、入管局長にお聞きをしたいのですが、さきの六月十一日に行われました法務委員会で、私は、高松にフィリピンから来られている研修生の皆さんが、企業側がその研修制度を悪用する形で、賃金の七五%が送金されてしまったり、その上、強制的に貯金を...全文を見る
○保坂(展)委員 これは指摘をした点が、みずから落ち度のない研修生たちがこういった制度がゆがめて使われたことによって本国に送り返されるというようなことにならずに、そういうふうに改善されたということは評価をしたいと思います。  なお、もう一問だけお聞きをしたいんですが、この問題、...全文を見る
○保坂(展)委員 しっかりやっていただきたいと思います。入管局長、退席されて結構です。  次に、私たびたび、前国会におきます、刑務所、行刑施設の問題の中で医療問題を取り上げてまいりました。行刑施設の中の医療のあり方をめぐっていろいろ議論させていただいたのと、もう一つは、長らくの...全文を見る
○保坂(展)委員 矯正局長、それはないんじゃないですか。  法務省の記者クラブにあてて東京拘置所が出しているじゃないですか、発表のペーパーを。発表のペーパーを出しているんですよ、そのときに。それを読みますと、死亡者本人については、高血圧症及び慢性腎不全のため、病舎に収容、人工透...全文を見る
○保坂(展)委員 行刑改革で、少し、法務委員会におけるいわば矯正施設の中の密行主義というか秘密主義というもののあり方を問われたわけですね。そんな詭弁はないでしょう、これは。慢性腎不全で死亡と考えられますということは、冨山さんの亡くなった日に発表されているわけですよ、死刑確定者一人...全文を見る
○保坂(展)委員 おかしいね。冨山さんの民間病院への移送についてはお名前を挙げて答弁していますよ、そのときに、亡くなる前には。局長、議事録を見てくださいよ、答弁しているんですよ。だから、亡くなったときだけプライバシーが出てきてというのはおかしい。  では、あえて言いますが、では...全文を見る
○保坂(展)委員 この発表を見て、当委員会にも来ていただいた清水院長がこんなメモを寄せてくれたんですね。これは明らかに不審死だから解剖しなければならない、なぜかといえば、人工透析を受けていれば慢性腎不全にはならないんだ、透析を受けていない場合にはこれはあり得る、したがって、冨山さ...全文を見る
○保坂(展)委員 名古屋の件もそうですけれども、しっかり報告してほしいんですね。これは私が二回、この件で、しっかりデータを出してくれと言ったら、データを出してくれましたよ、医療の方から。  これを見ますと、九月十八日に医師団のチームが集まっているんですね。集まっていて、白血球が...全文を見る
○保坂(展)委員 では、このCRPが十二・四になったということはどういうことですか。
○保坂(展)委員 これは時間がありませんから指摘しますけれども、局長、いいですか、十二・四というのは異常値なんですよ、これは。まずいと。このまま上がっていけば、これはもうそれこそ清水医師が予言したようなことになってしまうと。それでカテーテルを入れかえたんですね。入れかえた後のチェ...全文を見る
○保坂(展)委員 結局何もわからなかったわけですが。  初めて野沢法務大臣に伺います。死刑制度について、我々、超党派で議員連盟をつくっていまして、死刑制度調査会設置法という法律の準備を前国会してまいりました。きょう、今お聞きしますのは、この事件、波崎事件という事件の犯人として逮...全文を見る
○保坂(展)委員 そこのところをしっかり国民的な議論を尽くさなければいけないというふうに思っております。  残りの時間なんですが、民主党の石井紘基議員が亡くなってから、やがて一年になろうとしております。私の議員としては先輩に当たりますけれども、同じ委員会に属して石井議員の質問を...全文を見る
○保坂(展)委員 何か当時の発表だと、十時三十六分にまず一一〇番通報を受けて、八分後の十時四十四分に東京消防庁に転送されたというふうに発表されているようなんです。  これでお尋ねですけれども、今、襲撃を受けたというようなことで一一〇番したときに、自動的に一一九番に同時に転送され...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一つ伺いますけれども、こういった場合、もちろん事件の真相解明も大事ですけれども、まずは救命措置、これが最優先されなければならないと思います。当然ですよね。  この経過なんですけれども、警察車両の方が先に現場に着いて、しかも何台もの車が捜査のために集結をした...全文を見る
○保坂(展)委員 では、後ほど聞きます。  そして、もう一つは、例えば犯人の逃走する姿を目撃した人とかいうことについて当然捜査されたんだと思いますし、また、報道によれば、その日の朝、一時間前にインターホンが鳴って、枝が垂れているということから始まって、植木屋であるということに、...全文を見る
○保坂(展)委員 公判が進行中ということで、そこは意識して質問を続けますけれども、被疑者の、いわばこの人かどうかという、俗に言う面割りというんですか、これは公用車の運転手さんのみが行って、事件を目撃したはずの御夫人だとかはされなかったとも聞いているんですが、それは本当ですか。
○保坂(展)委員 捜査の常識に照らせばそれはやっているはずだということだと思うんですね。後で教えていただきたいと思います。  そして、この事件のニュースは、大変衝撃を持って、私ども同僚議員あるいは国民幅広く衝撃を与えたわけですよね。石井議員は、さまざまな特殊法人問題であるとか利...全文を見る
○保坂(展)委員 その後の新聞報道などで、かなり長いこと石井議員はねらわれていたという報道がございました。つまり、十月に事件が起こりましたけれども、それ以前からと。例えば、そういった情報は事前に得られて、身辺警護などを検討したというようなことはなかったんでしょうか。
○保坂(展)委員 きのうの午後からいろいろ準備をしてみて、ちょっと思い当たったことがあるんですが、私は、この事件は、先ほど言ったように、テレビのニュース速報で知りました。そして、お昼ぐらいだったかと思いますが、大変な騒ぎになりましたもので、新聞記者から電話がありました。そして、被...全文を見る
○保坂(展)委員 刑事局長、私がお聞きしたいのは、名前を聞いたんです、直後に。びっくりしましたね。こういった事件の場合、なかなか、もう逃走した後ですから、捜査が難航したりとかいうこともあり得るというふうに思っていましたので。その名前がわかったと。しかし、その名前がわかった時間が余...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点。これはもう法務大臣に直接、今のやりとりを踏まえて聞きますけれども、公判において真実が明らかになるということを期待するところですけれども、国会議員の議員活動あるいは調査あるいは発言、こういうことに伴って生命が奪われるような暴力が襲いかかってくるとしたら、...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど、委員長からの発言を受けた形で大臣が、当委員会で行刑問題でいろいろ議論すると。しかし、そうすると、不可思議なことが起こるというようなことに対して、それは大変問題だと私は思っているんですね。  ですから、この石井議員の事件の真相究明ももちろん徹底してやって...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判官、検察官の問題について、第一線の裁判官、検察官は一生懸命、大変過酷な条件の中で頑張られていると思いますが、実は五月に、小泉総理に当委員会に来ていただいたときに、事務次官以上の給料、俸給を得ている方が、裁判官で二百六十二人、検察官で六十七人、計三百二十九人と...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、幹部というか、高額な給与をもらっている方たちのレベルが変わらないとすれば、大幅な増員ということも難しくなるのではないか、そこはやはり抜本的に見直すべきだということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。