保坂展人

ほさかのぶと



当選回数回

保坂展人の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第166回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、裁判所の予算執行について伺っていきたいというふうに思います。  これから間もなく始まろうとしている裁判員制度のPRのために、裁判所は毎年十三億四千万円、一面の新聞広告やいろいろなところでPRを我々も目にします。こういった中...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所、特に最高裁というのは、言い分に争いがあったり認定が難しいことについて、慎重また厳密な検証を重ねて判断をしていくところというふうに思っていましたが、当事者がやっていないと言えばやっていないと発表するというのは、ちょっといかがなものかなと思います。  委員...全文を見る
○保坂(展)委員 質問をした点についてだけ答えていただきたいんですが、裁判所は最も厳格な機関、日本社会でも、裁判所というのはやはり信頼があるわけですね。そうでなければ、また困るわけですね。したがって、裁判所が、特に最高裁の事務総局が株式会社電通と契約をいつ結ぶか、これは互いに、ど...全文を見る
○保坂(展)委員 会計検査院の院長に来ていただいていますが、この資料につけた一番初めの左側には「企画競争入札」という言葉が見えるんですね。企画競争入札というのはどういう概念なのかなといろいろ頭をひねりながら、しかし、いろいろ調べていくと、これは、どう考えても随意契約の相手を決める...全文を見る
○保坂(展)委員 会計検査院、よろしいですか。
○保坂(展)委員 では、裁判所に伺います。  こちらの資料の右側につけておきましたけれども、これは説明会を行ったわけですね、裁判所の方で。説明会を行って、提案書の提出期限を設けた。提案書を提出した企業は、どこの企業で、何社あったのか、そして、見積金額はそれぞれ幾らだったのかをお...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、これは、きのうから最高裁控室の方、それに事務総局の方に、金額があったのかないのかは大きな問題ですよね。金額がないのに企画競争。企画競争の中には、きょう最高裁からいただきました審査基準の中に、ちゃんとあるんですよ。業務委託のいろいろな内容について、本件の企...全文を見る
○保坂(展)委員 これは引き続き、企画書の内容については、営業の秘密だというようなことをおっしゃったんですが、金額の明示があったかどうかを聞いているので、これはしっかり報告をしていただきたい。  次に、最高裁の刑事局長にお聞きしますが、では、どうやってこの五社を絞り込んだんだろ...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、これはだめですよ。今、お二人、局長が見えられているんです。経理局長と刑事局長なんです。この決裁者は刑事局長なんです。決裁した人が答えられないということはあり得ないですよ。これも何回も予告していますから。  では、決裁しなかったんですか。覚えていないとい...全文を見る
○保坂(展)委員 これは一番大事なところだったんですが、十分なお答えが得られません。  というのは、この五十カ所の裁判員制度タウンミーティングを、六月十三日に業者選定をしたというふうに聞いているんですね。それは前任者ですよ、刑事局長、決めたのは。六月十三日に決めて、十月一日から...全文を見る
○保坂(展)委員 林副大臣に来ていただいていると思うんですが、内閣府でタウンミーティングの調査をされまして、前に明らかになった平成十三年度分の費用、九億円以上のこういう費用がかかっている、これも随契でしたね。そして、この内閣府の調査自体に、さかのぼり契約の可能性がある、こういう指...全文を見る
○保坂(展)委員 的確な答弁をいただきました。  もう一回最高裁に確かめますが、これは、さかのぼり契約ではありませんか、九月三十日というのは。間違いなく九月三十日にやっていますか。
○保坂(展)委員 これは驚きましたね。裁判所に対する信頼は崩壊するんじゃないですか、こんなことをやっていたら。最高裁ですよ、しかも。あらゆる契約の紛争、契約の一言一句をめぐって人の人生が変わっていくわけですよ。それが、さかのぼり契約したんですか。こんなことが通っていたら、司法制度...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、今、さかのぼり契約を事務総局、お認めになった。いろいろな細かい経過、きょうは時間も限られていますので、改めて、誠意を持って、国の予算の執行ですから、どういう経緯を踏んでこの事業の予算執行があったのかということを当委員会に求めていただけないですか。
○保坂(展)委員 本当に残り少ない時間となりましたけれども、伊吹文科大臣と総理に一言ずつ答弁していただきたい、一問で終えますので。  出席停止の問題が、いじめの問題で議論されております。これは本当に、教室の中の事実認定というのは難しいんですね。裁判所でも難しいわけですけれども。...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になりましたので、終わります。
02月19日第166回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  引き続き、裁判所の予算執行、この予算案でも裁判員制度の広報費約十四億円要求されていますので、最初に当たり前のことを聞きます。  裁判官及び裁判所職員の予算執行は、会計法令にのっとって、これを遵守して行う義務があるのかどうか。
○保坂(展)委員 今答弁された経理局長は、昨年の一月三十日に経理局長に、前任者とかわられて就任をされている。前回、この裁判所版タウンミーティング、裁判員制度全国フォーラム、これはさかのぼり契約の可能性が高い、ただし、前任者のことだけれどもというふうにおっしゃいました。ところが、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 調査中ということなんですが、前回の質問の後、最高裁からいろいろ平成十七年度の企画競争における随意契約について資料を求めました。  お配りをしているところのページをめくっていただいた左側に、裁判員制度タウンミーティング企画競争参加者の企画書提出時見積額とございま...全文を見る
○保坂(展)委員 司法試験に合格したというだけではなくて、裁判所のいわば頂点にある事務総局が、国民の皆さんに対して裁判員制度を広報する、これは企画競争で公平公正にやっている。ぴったり一致しているということについて徹底的に調べていただきたい。どうしてそんなふうになっているのか。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 全くわからない話なんですね。ここには平成十八年からと書いてあるんですね、一般競争入札か企画競争。というと、「講ずる措置」というのは必要ないじゃないですか、平成十七年もやっているのであれば。これはホームページ、間違いですか。
○保坂(展)委員 どうも最高裁は余り契約上のイロハのことについて踏まえていないというのは信じがたいことですけれども、さらに続けて聞いていきます。  タウンミーティングの企画提出、これは企業を選定する企画競争をやったと言われていますね。この責任者は一体だれだったのか。つまり、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 事務総長は関与していないということでいいですか。
○保坂(展)委員 刑事局長の権限でこれらは行われたということですが、皆さんのところに、こちらは最高裁で作成をしてもらった年間十三億円台の裁判員制度広報の細かい内訳ですね、こちらの方にございます。  細かい内訳で、どんと費用が載っているのは、平成十七年には、こちらですね、長谷川京...全文を見る
○保坂(展)委員 私が最高裁判所から取り寄せた契約書がございますが、ここには、経理局長、十月二十日とあるんですよ、十月二十日とございます。  十月二十日に契約をして、十月二十四日にこれだけのすばらしい一面広告、出せますか。撮影も、コピーも、企画も、全部、版下も入れてですね。これ...全文を見る
○保坂(展)委員 それが、この大変人気の高いタレントさんのスケジュールを確保して、写真を撮って、そして全部版下まで上げて、契約して四日後に広告に掲載される。これは、さかのぼり契約の可能性高いどころか、そのものじゃありませんか。答えてください。
○保坂(展)委員 裁判員制度を普及させていくために、最高裁判所は、私も見せていただきましたが、このような「評議」、これは映画というかDVDをつくっておられます。つい最近、記者発表で、今度は「裁判員」という映画をつくられる、裁判長は山口果林さんがやられているということですが、この映...全文を見る
○保坂(展)委員 私も、裁判所というところは非常に頭がかたくて、石橋をたたいて渡らない、書類にちょっとでも不備があれば返される。厳格という意味でいえば、最も厳格な国の機関というふうに信じておりました。しかしながら、今の話を聞くと、国民に、プレスに対して、映画ができました、さあ、ご...全文を見る
○保坂(展)委員 会計法の二十九条の八には、国の契約をするときには、契約担当官が契約書を作成しなければいけない。そして、契約が実効性を持つのは、これは最高裁の判例なんですよ、今言っているのは。一九六〇年、昭和三十五年に最高裁の判例で、契約書の存在、国が民間業者と交わす契約書が有効...全文を見る
○保坂(展)委員 確認じゃなくて、今、本当にそんな精緻な議論をしていませんよね。非常に単純な議論です。会計法上の契約というのはいつ確定するのかと。最高裁判例を私が紹介するまでもなく、局長は知っているわけです。  だから、このホームページは間違っていますね。
○保坂(展)委員 十分承知していながら局長がこれを認めていたのは、何なんですか、これは。局長に書類が上がってこなかったんですか。きょうの質問通告、これで初めて知ったんですか、わかっていて放置したんですか、どっちですか。
○保坂(展)委員 ホームページに本当のことでないことが載っていたというのは、国民を欺く行為なんですよ。一番核心の問題は、契約をしていないということを経理局長が知りながら映画の制作をずっと最後まで進めていたということにあるんです。これに対してどういう認識ですか。
○保坂(展)委員 予算委員会でございます。平成十九年度も、この資料につけてあるように、十四億円になんなんとする予算要求が裁判所から出ております。こういう形で、契約書も締結しないで、また内容も精査せずに、さあどうぞ使ってください、こういう形で広報されたらかなわないですよ、これ。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、よろしいですか、長勢法務大臣。  法務省も、この裁判員制度、例えばこれは「裁判員制度」、これは法務省のDVDで、野沢元法務大臣も客演というか裁判員の一人として出演されています。法務省の場合はトータル三億円と、少しの広報予算ですね、裁判員制度。最高裁判...全文を見る
○保坂(展)委員 しっかり見直しをされるということですが、最後に、会計検査院に来ていただいていますが、司法検査課で検査をしたそうですが、ちょっと甘いんじゃないでしょうか。今のやりとりを聞いて、再度調べ直すという気持ち、当然だと思いますが、どういう見解ですか。
○保坂(展)委員 大変あきれたし、あきれているだけでは済まない事態が明らかになったと思います。国民への信頼回復ということを含めて、もう本当に可及的速やかに、どういう事態が起こっていたのか裁判所には明らかにしていただきたいということを申し上げて、終わります。
02月21日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  昨年、教育基本法の審議の入り口のところで、新聞記事だけで二十八件、いじめが理由と思われる、亡くなっている子供のニュースがあるではないか。文部科学省では、これについてゼロと答えているけれども、どうだろうかということについて、調査を先日発...全文を見る
○保坂(展)委員 答弁もいただきましたけれども、きょうの質問に当たりまして、伊吹大臣に。  これまでいろいろ、文部科学省の行政について、いじめ対応について、批判を主にしてまいりましたけれども、きのう、こちらのいじめ問題に関する取り組み事例集というのをいただきまして、読ませていた...全文を見る
○保坂(展)委員 新聞によると、教員養成系の大学進学希望者が少し減っているという記事が出ておりました。つまり、ここにあるようなさまざまな、学校が本来持っている教育力、あるいは子供自身が本来持っている生命力というものをしっかり重視して積み上げていく、これは地味だけれども非常に有効で...全文を見る
○保坂(展)委員 議事録を公開してほしいという声が教育関係者からもいろいろあったようですから、速やかに公開を、さらに努力をしていただきたいと思います。  もう一点、このいじめ問題等に文部科学省でいろいろ対策を立てられて、補正でも今回の予算でも、いろいろ予算項目がございます。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 時間が限られていますので、ちょっと科学技術の方にもいきたいと思います。  「もんじゅ」について、一月に社民党調査会として、「もんじゅ」の方は今どうなっているのかと見てまいりました。あのナトリウム漏れ事故が起きてから既に十年以上たつと思うんですけれども、運転再開...全文を見る
○保坂(展)委員 御丁寧な説明、ありがとうございました。  先ほど、ことし中にというふうにあったんですが、一点だけ確認ですが、一番目の質問のところで、日本原電が新たに発見した活断層のデータと突き合わせをして、総合してきちっと調査するということをぜひやってほしいと思います。いかが...全文を見る
○保坂(展)委員 私、一泊泊まりがけで行って、その日の深夜に地震がありました。局地的な地震だったそうですけれども、ぜひ慎重に調査されたいというふうに思います。  終わります。
02月21日第166回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  予算委員会でもやりましたけれども、法務委員会、この委員会でも。裁判員制度、間もなく二年と少しで始まろうとしている。法務省所管の宣伝費は三億二千万円、そして裁判所は十三億円台、今審議している予算案では十四億円近い金額になっているものと理...全文を見る
○保坂(展)委員 委員の皆様に配付した資料をごらんいただきたいと思います。こちらは、このさかのぼり契約があったのではないかと最高裁が答弁をしている平成十七年度、これは企画競争によって随意契約の相手方を定めて、その後随意契約をしたということで、その企画競争の参加企業五社が、企画書に...全文を見る
○保坂(展)委員 昨年からことしにかけて、談合事件、非常に厳しく、各自治体にも飛び火して、最終的には、これはほとんどの場合裁判の場で決着を図られる、最高裁まで上がってくる事件も今後あるかもしれません。  この三つの数字がぴったり一致したということについて、これはおかしいなという...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、企画競争ですから競争入札ではないわけですね。ただ、企画競争だとはいっても、最初からこの事業を受ける業者が決まっていて、企画競争は一種のセレモニーであるというケースを疑っているわけです。その場合、見積金額などは、言ってみれば三社ともそろっちゃうといういいか...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、情勢を見ながら考えるという情勢ではないと思うんですね。調査をして、どうして一致したのか、報告すると言えませんか。
○保坂(展)委員 この映画「裁判員」について、俳優さんもかかわった方も非常に苦労されて、最高裁の方も一生懸命やっている事業で、非常にこれは残念なことだと思うんですよ、裁判所当局も。何でこれは契約をしていないのか。  もう一つ、きのうほかにありますかというふうに聞いたら、私自身が...全文を見る
○保坂(展)委員 私、幾らなれないといっても、最高裁の経理局長でいらっしゃって、もちろん経理局長だけが法律のプロではなくて、だれもが会計法上の二十九条の八の規定を知っていらっしゃる。国の契約はいつから発生するんですか。口頭了解、意思疎通じゃありませんよ。契約書をもって、契約書締結...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど経理局長自身がおっしゃったように、こちらの仲間由紀恵さんを使ったキャンペーン、これは総額六億円のメディアミックスですね。タウンミーティングに至っては三億四千万円。総額で、十四億円近いわけですから。  こういう六億円のキャンペーン、これも女優さんのスケジュ...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、これは事務総局の独走だったということですかね。本来であれば、今のお話の中で報告を上げていますという話なんですが、事務総長は決裁していないんですか。その点と、当時の事務総長はどなたですか。
○保坂(展)委員 この問題は、いつ、どのような理由でさかのぼり契約が行われたのかということを、急いでこの予算審議中にしっかり国民の皆さんに報告をしていただきたいと思います。  ちょっと残された時間で、死刑の問題をやりたいと思います。大臣、よろしいでしょうか、お疲れだと思いますが...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、大臣にお伝えをしますが、私が聞いているところは、これは御家族の方を通して、あるいは支援者の方を通してなんですが、この方は車いすで弟さんと面会されているんですね。したがって、執行された当時も車いすで、我々は、二〇〇三年に当時山本委員長の時代に、衆議院法務...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど、広報の話をしておりました。裁判員制度が始まるわけですね。素人の素朴な意見、法律の専門家じゃなくても別に構わないんだ、これまでの量刑についての基礎的な知識などは急に身につくわけはありません。裁判員制度が導入されて、そして被害者の法廷への参加も考えられる。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 時間が来たので終わります。引き続き、議論をしていきたいと思います。
02月22日第166回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  引き続き、十四億円の要求が出ております裁判員制度の広報費の問題、裁判所の方に聞いていきたいと思います。  前回、仲間由紀恵さんを起用した六億円のメディアミックス契約、これについても、写真撮影など主ないわば事業が終了して、事後的に契約...全文を見る
○保坂(展)委員 認識していたということは、前回の答弁でも、映画についてもまだ契約をしていないんだ、それから、現在フォーラムで配布されている漫画パンフレットについても、もうできて配っているけれども契約をしていない。会計法上、次々と違反行為を最高裁の経理局長として放置をしているとい...全文を見る
○保坂(展)委員 今、見積書に書かれている数字をおっしゃいました。私は、今の小池局長の答弁は非常に今後影響が大きいと思いますね。会計法上規定されている問題についてどのぐらい最高裁は厳密にやっていたのか、根底から問われる事態だと思いますが、この裁判員制度全国フォーラムの見積書には、...全文を見る
○保坂(展)委員 この見積もりも請求も、これで怪しくなってきたわけですね。  こちらに、裁判員制度の全国フォーラム、パンフレットにまとめられていますが、平成十七年度で五十カ所なされています。そのうち、パネリストで壇上に並んだ方に向けた謝礼、出演料、交通費含んで一カ所三十万円とい...全文を見る
○保坂(展)委員 きのう質問予告のときに五人来られて必死にメモされていたので、予告で局長の耳には入っているはずですよ。よろしいですか。最高裁判所が共催してシンポジウムをやるわけです、裁判所の名前あるいは信頼において。そのフォーラムにおいて、あるところでは出演料が払われるし、あると...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所の名前は使わせるけれども、中身は業者に丸投げなんですかね。どのような支出をされようとも知りませんよと。そういうことで国費を執行していいのかどうか。また、要求しているんですよ。  私は、局長に求めたい。委員長にも前回お願いしましたけれども、この十四日に、さ...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、お願いしますけれども、私は、今その中身について調査中なんですね、だから、この短い時間で聞けないわけですね。まして、調査中だから答弁も完了しないわけで。予算審議中にしっかり最高裁判所から、この三億四千万円の予算が使われた検査というのはこの一枚の紙なんですよ...全文を見る
○保坂(展)委員 それだけ答弁してください。予算審議中に、十四億円要求しているんですから、我々この委員会の委員が納得できるように報告をしてくれますね。
○保坂(展)委員 委員長、指示してください。  委員長、これは裁判所というのは大変信頼のあるところで、こんなことをやっていたことでみんな驚いているんですね。大変影響が大きい問題ですので、審議中にしっかり委員会に出すように……
○保坂(展)委員 今、理事会協議じゃなくて、指示してくださいよ、委員長から。
○保坂(展)委員 指示できませんか。
○保坂(展)委員 では、ぜひ、これは必ずこの予算執行のおかしな点について、議事に上がった点について、しっかり納得ができるような報告を予算委員会に対して求めます。
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○保坂(展)分科員 社民党の保坂展人です。  柳澤厚生労働大臣に、きょうは原爆症認定の問題について伺っていきたいと思います。  私たちが国会でつくりました被爆者援護法には、このような前文がございます。  ここに、被爆後五十年のときを迎えるに当たり、我らは、核兵器の究極的廃絶...全文を見る
○保坂(展)分科員 御承知のように、原爆症認定集団訴訟が各地で起きております。そして、私は昨年、被団協のパーティーに出席させていただきましたけれども、乾杯のごあいさつは、みんなで長生きしよう、それが我々の闘いだということで、非常に胸が詰まるものがございました。先般、日比谷公会堂で...全文を見る
○保坂(展)分科員 厚生労働省として大臣が今お話しになったこと、立場ということは、私はわかっています。ただ、自民党でも、そして民主党でも、各党でも、我々国会に籍を置く議員がそれぞれの立場から話したのは、やはりこれは政治の問題である。そして、行政としての継続性でいえば、今大臣がお話...全文を見る
○保坂(展)分科員 恐らく、このように全国で裁判という手段で事を訴えるというところに、好んでその手段を選んだということではなくて、やはり、もうぎりぎりその手段しかないところに皆様が追い詰められてしまったという面があろうかと思います。国とすれば、それは係争中のそれぞれの裁判がまだ続...全文を見る
○保坂(展)分科員 大臣が、聞く耳を持たないとか、あるいはそういう当事者の皆さんが何を言おうが聞かないなんということは全く考えていらっしゃらない、むしろ聞くべきだというふうにお考えになっていることはよくわかりました。  厚生労働ですから、大変今国会も懸案が山積みです。ただ、私は...全文を見る
○保坂(展)分科員 柳澤大臣、制約は当然あるんですね。訴訟そのものについて、訴訟外のところで別途同時並行でやるのは国の立場として難しいというのもわかります。  ただし、私ども、与野党を問わず、この問題に触れた議員それぞれが思いを共通にするのは、もうこの問題は時間がないですよ、皆...全文を見る
○保坂(展)分科員 柳澤大臣はこの問題について非常に深くお考えがあるというふうに私は思っています。今おっしゃったような、原告の方と訴訟についてお話しするのは難しい。しかし、私が大臣に申し上げたのは、原告の方以外の、この被爆の問題でさまざまな問題を考えていらっしゃる方たちがいらっし...全文を見る
○保坂(展)分科員 ぜひしかるべきポストにある方もしっかり対応していただくように指示をしていただくと大変ありがたいと思います。  私は、大臣自身にも、ぜひ、いろいろな記念式典や、毎年八月の広島、長崎の日もございます。しかし、この国であの原子爆弾が炸裂して、その災禍を背負いながら...全文を見る
○保坂(展)分科員 政治解決という言葉があると思うんですね。例えば幾つかの裁判では、具体的には申し上げませんけれども、国が控訴を断念するという選択をしたこともある。これについては我々国会の責任でもあったということで決議をつくった経験もあります。例えばハンセン病なんかがそうですね。...全文を見る
○保坂(展)分科員 では一点だけ、科学的知見という言葉が出ましたので、局長の方に伺いたいんですが、例えば、最高裁で認められた遠距離被爆で外傷の松谷さんの例ですね。大阪高裁で認められて厚労省が上告を断念した小西さん、白血球減少症の事例です。東京高裁で認められて、やはり厚労省が上告を...全文を見る
○保坂(展)分科員 大臣、今具体的なお答えはなかったと思うんですね。私が皆さんから聞いているのは、最高裁や東京高裁で確定した人たちが今申請を出すと認められないぐらい、むしろ審査基準は狭まってしまっている。  もう一つ、今、審査会の科学的知見のことをおっしゃいました。こちらに新聞...全文を見る
○保坂(展)分科員 あれもこれも、国が決めていることについてなかなか変えられないというお話が多かったんです。  今私が申し上げたのは、この審査をしていたお医者さん自身が、この審査のあり方をもう少し考え直した方がいいよと、まさにやっておられた方がこうおっしゃっているということにも...全文を見る
○保坂(展)分科員 済みません、議論がちょっと平行線になって大変残念です。きょうもいろいろ聞いていただいていますけれども、ぜひ政治的な決断をもってこの問題の打開を、柳澤大臣にも求めていきますので、よろしくお願いします。  終わります。
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○保坂(展)分科員 社民党の保坂展人です。  法務省所管のこの分科会におきまして、委員会で三回ほど繰り返しお聞きをした裁判員制度広報費の問題について、主に裁判所から伺い、また法務大臣の所見も後ほど伺いたいと思います。  まず、私ども予算審議に当たって、今、今年度予算におきまし...全文を見る
○保坂(展)分科員 これはちょっと、やはり予算委員会の分科会の議事録に残すのは大変恥ずかしい発言でございまして、昨年と一昨年の予算額が今言えないという役所はないわけですね。しかも、裁判所ですから。  私がいただいた資料によると、平成十七年、十三億四千二百二十二万一千円、平成十八...全文を見る
○保坂(展)分科員 間違いないということが言えるのに、今答弁できなかったというのはどういうわけですか。
○保坂(展)分科員 そうすると、この二十六億九千四百三十五万二千四百円がこの二カ年において予算要求されて、このとおり裁判所が預かった広報費としてあったということはわかりました。  そして、本日、私、最高裁からきょう報告書が出るということで、スタッフも用意しまして、恐らく手押し車...全文を見る
○保坂(展)分科員 総額をこちらで計算すると、二十一億五千八百九十九万四千円になるんですね。二十一億余りです。先ほど申し上げたように、全体で二カ年で二十六億、まあ約二十七億円近いお金がある。そうすると、差し引き五億三千五百万円ぐらいの部分は、この報告書には載っていないんですね。そ...全文を見る
○保坂(展)分科員 ということは、残余の予算が例えば不用額として決算書に計上されて、翌年度予算のいわば前年度受け入れの剰余金という扱いになっているものもあると。その金額は言えますか。
○保坂(展)分科員 要するに、平成十七年度、要求したけれども使い切れなかった残余額というのはあったんですか、なかったんですか。
○保坂(展)分科員 与野党の予算委員会各理事の皆様に御理解をいただいて、先週、こちら、五項目にわたる資料と説明の求めを出していただいています、予算委員会として。その中に、二のところで、裁判員制度広報費の事業について、契約、企画、会計にかかわる一切の資料と経緯の説明を求めたいと言っ...全文を見る
○保坂(展)分科員 私は、裁判所の権威や信頼というものはいささかも揺らいではならないというふうに思っていますし、全国の裁判官の皆さんも、あるいは司法に救済の道を期待する多くの国民の皆さんも、最高裁判所の経理というのはあらゆる国の機関の中でも厳密かつ精緻に行われているという信頼があ...全文を見る
○保坂(展)分科員 小池局長、そうすると、他の営繕などについても、調べてみないとわからないということなんですか。
○保坂(展)分科員 答弁がかみ合わないんですけれども。要するに、私は、裁判所の裁判員制度の広報費についてお尋ねをし、資料をいただいて聞いています。今、局長の答弁はそれについてです。そうではなくて、他の営繕とかたくさんありますね、そういうものについては大丈夫なんでしょうねということ...全文を見る
○保坂(展)分科員 私は、何か原因があると思うんですね。裁判員制度の広報費がすべて事後的になっていた、考えられないんですが。  例えばこの報告書、そんな大部なものではないんですけれども、契約担当者が予定価格と照らし合わせて業者の費用が適正かどうかを厳密に積算していたという表記が...全文を見る
○保坂(展)分科員 インターネットのホームページで出てくるものもみんな違うんですが、タウンミーティングの予定価格というインターネット上の表示だと、ほかのものは全部あるんですよ、六億円のものも。しかし、このタウンミーティング事業については予価がないんですよ。どうしてこれだけ公表しな...全文を見る
○保坂(展)分科員 第一回目のタウンミーティングなんですが、結局、小池局長が就任される前の前局長時代の十二月二十八日ころか一月の上旬ころに契約をされたと、ころという話になっているんですね。そこで契約書が実際に作成された、しかし、日付はずっと前の九月三十日だったということなんです。...全文を見る
○保坂(展)分科員 刑事局長に伺いますが、契約について今経理局長から答弁いただきました。私が聞いているのは、企画競争が行われた、そして契約に至らない前からずっと準備が始まったわけですね。七月の一日には、最高裁判所の名前で、こういった最高裁判所のクレジットが入った裁判員制度全国フォ...全文を見る
○保坂(展)分科員 このパンフレットは、それでは最高裁判所のものだということで確認していいですね。それが一点。  二点目は、結局、契約はしていないわけですね。契約を実際したのは十二月二十八日以降なわけですよね。だけれども、もう実質的に七月一日には最高裁判所、高等裁判所、地方裁判...全文を見る
○保坂(展)分科員 それはだめですね。きょうは本当は総務局長にも来ていただきたいということで申し上げていたんですが、お二人で十分だという話で、お二人で、経理局長さんと刑事局長さんでしっかり答えていただくということで来ていただいているわけですね。  だってこれは、契約書が事後的に...全文を見る
○保坂(展)分科員 時間がないので、刑事局長、だれですか。形式上は刑事局長なんですが、実際上、事実上というか、実務上の責任者はだれですか。
○保坂(展)分科員 以上についても、先週の時点で、こちらの予算委員会の委員長あてに、説明と資料をお願いしたい、そして、それらについてさらに明細を先週説明して、このことも予告をしています。  重要なことについてお答えがいただけない。そして、総額、平成十七年度でも表に出ていないもの...全文を見る
○保坂(展)分科員 長勢法務大臣に、法務省としても裁判員制度の広報をやっておられます。ビデオあるいはタウンミーティングもありました。なかなか裁判員制度の広報のあり方というのは、これが国民の不信を買うようなことがやはりあってはならないですね。そして、そのことにやはり私たちの税金がし...全文を見る
○保坂(展)分科員 今回、ちょっと不名誉なことに、一番の発端は、全国五十カ所のフォーラムの中で、私たちが国会で昨年、いわゆる五千円の謝礼問題ということで内閣府のタウンミーティングをめぐって議論をしていたときに、そのころに五千円を払っていわば観客を呼んでいたという事態が発覚をしたと...全文を見る
○保坂(展)分科員 最後に、先ほど主査からお求めがございました、小池経理局長に確認をしたいんですね。  平成十七年度、十八年度、こうして予算要求をされた裁判員制度広報費について、相当部分、こう使いましたというのをいただきましたが、いまだにいただいていない部分がございます。それは...全文を見る
○保坂(展)分科員 では、終わります。
03月02日第166回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私からも、与野党合意の上で丁寧かつ充実した審議を続行していただきたいということを強く要請をして、質問に入りたいと思います。  先般、裁判所における裁判員広報の内容が、平成十七年、十八年度予算について、どうもわからないことだらけだ、契...全文を見る
○保坂(展)委員 一つは、科目の中で流用したということですね。これは目の中での流用である。そしてもう一つは、補正で減額修正をかけて国庫に返納した。  それぞれ幾らと幾らですか。
○保坂(展)委員 委員長、聞いていただくと、とにかく流用したという件、それから減額して国庫に返納したという件、しかしそれは特定できないとおっしゃっているんですね。これで、何とことしは、十四億円近い、同じ裁判員制度広報費の予算要求がこの平成十九年度予算案の中にあるんですよ。  会...全文を見る
○保坂(展)委員 対象であって、これができなければ会計検査院というのは何もできないということになってしまいますから、これだけの予算規模で要求して未執行額があったということについては、しっかり調べていただきたいというふうに思います。  そして、では小池経理局長に聞きますけれども、...全文を見る
○保坂(展)委員 会計検査院長、先ほど確かめたんですが、目の中における流用だと通知をしなくていいんですか。先ほど確かめたら、これは通知を受けることになっていると聞いていますが、いかがですか。
○保坂(展)委員 それでは、現在のところ、例えば六億円の新聞広告は、最高裁が項で、目が庁費、タウンミーティング三億四千万円は、裁判費が項で、目が裁判庁費と分かれている。今経理局長がおっしゃっているのは、では、三億三千万余り執行がされていないというけれども、それを一つ一つ追って、幾...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、これは、平成十九年度の十四億円という予算編成はどうやってされたのか。  きょう皆さんに配っていますけれども、資料にも、六ページに、裁判員制度広報関係諸費として十三億九千百万円とあるじゃないですか。予算要求しているじゃないですか。  とすると、それ...全文を見る
○保坂(展)委員 きょうは総務局長にも来ていただきましたけれども、このタウンミーティングのいわば見積価格が、実は九けた一致をしていたということがございます。九けた一致するというのは普通はないんですね、偶然に一致する。  最高裁判所のこの報告では、談合の疑いが指摘されているけれど...全文を見る
○保坂(展)委員 時間が迫ってまいりましたので、もう一度経理局長に伺います。  この二十七億円という大きな予算で国民各層に裁判員制度について周知をしようという中で、三億円を超える金額が執行されなかったという事実がある。これは検査院、ぜひ調べていただきたいと思います。  しかし...全文を見る
○保坂(展)委員 これは大変不思議ですよ。  なぜかといえば、タウンミーティングというのは、そんな、いきなり二個も三個もできないですね。ところが、広告というのはすぐ打てるんですね。そうでしょう。二億円余っていれば、じゃ、この媒体にもやろうかとかできるじゃないですか、これ。だけれ...全文を見る
03月13日第166回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  今回の定員法でも、裁判員制度の導入のために判事の員数四十人、判事補の員数を三十五人増加ということで、裁判員制度を迎えて体制を強化しよう、一般的にはそれは必要だというふうに思います。  ただ、私は、予算委員会においてこの裁判員制度全国...全文を見る
○保坂(展)委員 確かに、終わったばかりのフォーラムでまだ請求書が来ていないんですね。ただ、各新聞社に百六十万円払いますよということで見積書の要求が来ているわけじゃないですか。十万円少ないところがあるのかどうなのかと言われてみても調べる必要はない、それは請負で全部やらせているんだ...全文を見る
○保坂(展)委員 パネリストの方に謝礼が払われるという予算要求になっているんですね、見積書になっている。しかし、払われないところもあるんですね、払われたところもある。それはそれぞれ勝手にやっていただいていますというずさんなことでいいのかということを繰り返し指摘しておきます。  ...全文を見る
○保坂(展)委員 お配りをしている最高裁からいただいた平成十八年度の見積書、この中に、これは電通から最高裁にあてたものですが、一番下に、これは営業管理費ということで一〇%という費用が計上されています。簡単に言って、この営業管理費はどういう性格のものなんでしょうか。
○保坂(展)委員 いわゆる請け負ったときに事務的手続や手数料、こういうものは当然業者は得なければいけない、これが一〇%だというふうに理解しました。  そこで、最高裁からいただいた二枚目、4の総合事務局費という項目がございます。この中で全体企画費、プロデューサー、これはえの目清一...全文を見る
○保坂(展)委員 一番最初にこの事業について最高裁からいろいろヒアリングをし出したときに、これは電通の方じゃありませんよというふうに聞いているんですね。電通の方ではない。今局長がお答えになった全国地方紙連合会、これは任意団体なんですね。任意団体で、いわゆる事業を行う団体ではないと...全文を見る
○保坂(展)委員 全く答えていないんですよね。この二人はどういう立場で両方の経費を受け取っているんですか。それを聞いているんです。
○保坂(展)委員 だから、電通の方でもなければ、全国地方紙連合会の立場も持っているけれども、実際には地域力活性化研究室、こういう立場で仕事をされている方じゃないんですか。私がジャーナリストの魚住昭さんに聞いたところ、この一番最初に名前が出てくるえの目さんという方は、私なんか全体プ...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、最高裁からいただいた二枚にプリントをした請求書、三枚目を見ていただくと、この明細書には日付あるいは作成者名などはありません。ありませんが、全体企画費、全体渉外費というところではぴったり一致をしています。  例えば、わかりやすい話、こちらに最高裁からい...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば、この中には、こちらの裁判員制度全国フォーラムは全国でやりましたから、地方紙に再録記事といって、こんな議論が行われましたと。これは長谷川京子さんの写真と版下があるんですね。これは、実は廣告社というところがメディアミックスで平成十七年にやってつくっているわけ...全文を見る
○保坂(展)委員 そのお金は幾らですか。
○保坂(展)委員 小池局長、最初に確認をいたしました。下請禁止の条項があります。だから、これは基本的に株式会社電通と最高裁判所の契約なんですね。地方新聞社にも委託している。地方新聞社に対する委託については、最高裁の説明では、もう企画書に書いてありますからということで、そういう言い...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど高山委員の質問もそうだったんですけれども、確かに業者に委託してやるのは当然なんですね。ただ、最高裁判所が、これは二月二十八日に出していただいたこの事業についての調査報告書というのがあるんですが、適正にやっていたかどうか、そこには契約がおくれた理由としてこう...全文を見る
○保坂(展)委員 どういう人なんですか。全く知らないんですか。二百万円もらっただけじゃなくて、ポスターからチラシから、それからあれですよ、八百三十万円ですよ、これは何ですか。事務局運営関連費八百三十五万円、これは最高裁の書類も、そしてこの三枚目の書類も全くぴったり同じ金額ですよ。...全文を見る
○保坂(展)委員 今経理局長の答弁は、電通が全体として一〇%のっけていても、それはトータルであって、個々具体的にプロデューサーがいて、実行事務があって、それについてまた仮にのっていたからというふうに言ったところで問題ないのかもしれない、併存できるのかもしれないということまで言った...全文を見る
○保坂(展)委員 だから、それは一回もう小池さんが答えていますよ、総合プロデュース。  そうじゃなくて、刑事局が企画を二年やっているわけです。二年前はもう六百万近くもらっているわけです、この方、三人で。これはどういう立場でもらったのかと聞いているんじゃないですか、さっきから、下...全文を見る
○保坂(展)委員 では、経理局長、この三枚目のペーパーを見て、今言ったように、下請禁止の条項もある、そして実際に、最高裁みずから言っているように、これだけの問題がありながら、裁判員制度を普及させるために予算も増額して、その予算について、これは今までしっかりチェックしているのかどう...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所が契約書を軽んじたりとかルールをいいかげんにしたりするところだと思っていません。いないからこそ何度も聞いているんですよ。だから、さかのぼりについても、いろいろ煩雑だった。それはなぜか。それは、なれない仕事で、非常に厳密に積算をする。これは本当に大丈夫なのか...全文を見る
○保坂(展)委員 もう時間がないので、目配りということをもうちょっと具体的に、国民が信頼をもう一度できるようにきちっと説明してください。どういう目配りですか。
○保坂(展)委員 きょうはできませんでしたけれども、初年度は四億五千万円のテレビ・ラジオCMの予算がありました。なぜか全部中止して新聞に振りかえました。その結果、二億円が余ったんです。到底わからないですね。何がどういうふうに判断されているのか。  この点をしっかり明らかにしても...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私は、昨年の十月二十日に、伊吹文科大臣に、これは長年未解決の事柄として、財団法人日本美術刀剣保存協会の問題について質問をさせていただきました。そこでも、平成十三年の当時に、理事や親族が審査に関与するということは正した方がいい、こういう...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣が答弁していただいたことは、この件に関しては全く同じ見解でありまして、そのバランスも必要だと思うんですね。しかし、この協会の言っていることはバランスを欠いているんじゃないかというふうに思うんですね。  今大臣がお答えいただいたように、民法上の規定を使って改...全文を見る
○保坂(展)委員 亡くなった橋本元総理は、こういった不正常な形を早くしっかりまともな形にするようにという指導をされていたという記録が残っております。  率直に言って、文化庁はしっかり指導をして、三月三十一日までに、こういったことをずっと繰り返すのであれば四月以降はもっと強い対応...全文を見る
○保坂(展)委員 文化庁次長、もうちょっと力強く答弁していただきたいんですが、文化庁の指導はつぶします、断固として拒否する、そういうふうに言われて、どういうふうにいさめますか。しっかり答弁してくださいよ。
○保坂(展)委員 強く指導していくと前回も、五カ月前もお答えになっているので、強くということをしっかり年度内にやっていただきたいということを強く、本当に強く要望しておきます。  法案の方について二問ばかり文化庁の方にお聞きをしたいと思います。  ちょうど一年前に、博物館や美術...全文を見る
○保坂(展)委員 独立行政法人になったメリットとして、収益を目的積立金としてプールしていくことができるんだということでありました。ところが、二年間はこの積立金は積み立てられなかったということですね。これはどういう事情だったのか。  そして、これは、要するに前年度分を上回らなけれ...全文を見る
○保坂(展)委員 本当にこれで大丈夫なのかなと不安に思います。やはり博物館や、特に予算が非常に圧迫をされて文化財などの購入ができないというようなことも続いているというふうに聞いていますし、ここは、しっかり予算を文化に対してはかけるべきだという意見を申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 教育三法については、かなり安倍内閣とは見解が違うわけですが、やはり子供の命をなくした親御さんに対する姿勢というのは、これはどういう学校であってもしっかりやってもらわなきゃ困るということだけ申し上げておきます。  終わります。
○保坂(展)委員 社会民主党・市民連合を代表して、独立行政法人国立博物館法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  社民党は、昨年三月の独立行政法人に係る改革を推進するための文部科学省関係法律の整備に関する法律案に反対をいたしました。基礎的な教育や研究にかかわる...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  ただいま平岡委員の方からも、裁判員制度の広報についてお話が出ました。私の方は、引き続き最高裁に来ていただきまして、前回少し答弁が不明だった点について確認をさせていただきたいと思っています。  一番最初に、タウンミーティング事業なんで...全文を見る
○保坂(展)委員 総務局審議官室が対応していたということであります。  先ほど法務省の方ではプロデューサーの方の名前はわからないということなんですが、最高裁判所が受け取った見積書あるいは請求書によれば、このプロデューサーの方はえの目清一朗さん、また女性の白井則子さん、こういうお...全文を見る
○保坂(展)委員 そのことは前回質問の中で触れていると思います。その際に触れたことは、全国地方新聞社連合会は任意団体であって、例えば事業委託を受けたりとか、こういった法人との契約をするような団体ではない、このように聞いております。  えの目氏は、地域力活性化研究室という株式会社...全文を見る
○保坂(展)委員 では、もう一つ伺いますが、女性で名前が出ていらっしゃる白井則子さんというのはどういう方なのか御存じですか。
○保坂(展)委員 この方と実は御夫婦であるということだそうなんですけれども、一緒に仕事をしているパートナーというふうに理解をしますが、全国地方新聞社連合会が任意団体で事業を受けられない、したがって、株式会社地域力活性化研究室で受けたのであろうというふうに前回指摘しました。この点に...全文を見る
○保坂(展)委員 いま一度お聞きしますけれども、地域力活性化研究室、長いから地活研と言いますね。こちらの方の立場もあるわけですね、今指摘したように。全国地方新聞社連合会では、事業を契約して、受託して、例えばプロデューサーとサブプロデューサーで二百万円とか五百八十万円とか、そういう...全文を見る
○保坂(展)委員 把握をしていないそうなので。株式会社地活研でこの仕事を受けていた、しかも、例えば最高裁の総務局審議官室ですか、こういう方は常時企画で会っているわけですよね。常時会っているはずなのに、刑事局長は御存じなかったですね。小池局長も御存じなかった。  これは、非常にお...全文を見る
○保坂(展)委員 聞いたことに答えていただきたいんですよ。  では、最高裁判所の契約書に、第三条になぜ下請の禁止条項があるんですか。(発言する者あり)違う、下請と書いてあるんですよ。下請を禁止する、ただし、やる場合には通知しなさいと書いてあるじゃないですか。どうしてこういう規定...全文を見る
○保坂(展)委員 それは全くおかしな答弁ですね。地活研の立場で仕事をしたのかどうかも確認するんですかと聞いているんですよ。今はわかりませんとおっしゃるから、確認をするんですね、確認をしてくださいよ、確認しないとおかしいでしょうと言っているわけです。これに対して答えてくださいよ。す...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどの大臣のゴルフコンペの話もありましたけれども、これは総額二十七億円の話ですからね。タウンミーティングだけで三億四千万円というお金がかかっているんですよ。下請禁止は、今のように、丸投げで、どんどん無責任になっていって、総額で膨らんでいくのを防止するためにある...全文を見る
○保坂(展)委員 よくわからないでやじらないでほしいんですが、請求書の中に名前が書いてあるわけですから、その請求書の中に名前が書いてあって、最高裁も初めて聞いたというわけでしょう、地活研という名前を。そんなの知らなかったというわけでしょう。株式会社として同じ事業所のフロアの中にあ...全文を見る
○保坂(展)委員 確認をしてくれるということなので、それでは、法人として、地活研として受けたのかどうかということを明確に次の機会にしていただきたいというふうに思います。  きょうお配りした資料は、もうちょっと大きなところでこの問題を見てみようというものです。  平成十七年の概...全文を見る
○保坂(展)委員 これが本当に首をかしげちゃうんですね。私の感覚は別におかしくはないと思うんですが。メディアミックスで予算の制限があるといっても、一応、テレビCM、ラジオも含めて、そういうものを中軸として、あるいは欠かせない要素として組み込んだからこそ、こういう概算要求で立てて、...全文を見る
○保坂(展)委員 それは答弁になってないじゃないですか。ちょっと答弁をちゃんとしてくださいよ。私、言っているでしょう。テレビとかラジオを四億五千万も要求したんですよ。これは満額認められているんですよ。やったらいいじゃないですか、本来は。それをやめたんでしょう。やめて新聞の方が多く...全文を見る
○保坂(展)委員 何か、このあたりのことについては刑事局長自身が携わっていらっしゃるようで。今の話はちょっとおかしいんですよ。これはメディアミックスの仕様書で、そもそもテレビというのを除外して、インターネット広告とか雑誌広告とか新聞広告ということでどうですかと。今言われましたよね...全文を見る
○保坂(展)委員 経理局長に極めてシステマチックなことについてお聞きします。  私は、ちょっとこれは目的別に予算管理をして、この裁判員制度広報費については今年度も事実上は二億円増額をしたと聞いているわけですね。ですから、これだけ大きな予算なので、剰余金が出たといったら、努力した...全文を見る
○保坂(展)委員 お二人から、テレビというのは一瞬で消えると。私はテレビCMというのは怖いと思いますよ。要するに、無条件に、特に疲れているときに見ると、ああ、いい商品だなと思ってしまうわけですね。だから、活字媒体と違って五感にすり込まれていくという効果があるわけで、ですから、広告...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、日本を代表する広告代理店が何社も最高裁判所の大変な予算にアプローチしてくるわけですね。最高裁判所としては、実に予算の使い方というか、コントロールの仕方が幼稚じゃないかと思います。短いCMだって、今はホームページもあるわけですから、そこと連動させて、まさに...全文を見る
○保坂(展)委員 廣告社というのは、日本で明治の時代から相当歴史のあるしにせの代理店ですよね。今の話を聞くと、刑事局や司法制度改革の総合的なメディアミックスを、最高裁が判断したんじゃなくて、廣告社が考えてテレビを削ってきたからなしにしましたと。これはますますひどいね。そんなことで...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。
03月22日第166回国会 衆議院 内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  金融庁にまず伺いたいんですが、もう既に一覧表にして出していただいていますが、金融庁が特定金融情報室をつくって、いわば日本版のFIUのデータベースを構築してきたということでございます。一体どのベンダーに企画開発をさせて、幾らかけてきたの...全文を見る
○保坂(展)委員 富士通を中心に、五億六千万円台の予算がかけられてきた、こういうふうに聞きました。  そこで、今度、警察庁に。  お配りしている資料の二枚目の小さい方の紙に、警察庁からいただいた、今般、組織移管に伴って、データベースを構築し、増強し、開発する、こういう部分がご...全文を見る
○保坂(展)委員 金融庁は九八年から九年かけて五億六千三百万のところを、警察庁は一年で八億円の予算要求ということなので、これは大規模なデータベースを構築する、こういうふうに考え得るわけですが、そこで、また金融庁に伺います。  疑わしい取引とは一体何なのかということが非常に不明確...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、金融庁に続けて伺いますが、今の答弁になかったんですが、アンチマネーロンダリング対策ということでソフトが開発されていて、金融機関の膨大な取引の中から、突然取引がふえたとか、ある線引きでもってひっかかったものは全部通知しますよということでふえているんじゃな...全文を見る
○保坂(展)委員 金融庁は、この疑わしい取引の届け出に関する業務のシステム最適化計画の中で、これまでいろいろな形で来た紙やフロッピーディスクやさまざま、これを一元化して、なおかつ、これについてのいわば仕分けを自動的に本当はやりたいんだけれどもそれができていない、だからそれについて...全文を見る
○保坂(展)委員 そしてまた、警察庁のホームページなどを見ると、警察総合捜査情報システムの最適化計画というのが出ております。これには、現在はそれぞれ別々にやっている情報、例えば指紋の情報であるとか、さまざまな捜査情報であるとか、運転者情報であるとか、そういうものを相互に連携を強化...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますが、昨年の入管法の審議のときに、いわば外国人八百万人の指紋と顔写真をプールするということ、それから、日本人は希望する人が自動化ゲートというところで指紋と顔写真をやはりプールしていく、これに対して外国から捜査照会があったときには出すのかどうなのか...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、警察庁にさらに伺いますが、どうですか、今、金融庁から移動される多分五十万人近いデータの中には、疑わしい届け出と自動的に送られてきたけれども、特に問題がなかったデータも入っていることと思います。また、疑わしい取引と言われたって、七万五千件の中で立件された...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、明らかに犯罪が行われた、あるいは強い容疑がかかって現在指名手配中であるというような情報をやりとりするのと全然わけが違うんです。  つまりは、単に短期間の間にお金が動いた、屋号とか持っていて、幾つかの通帳を持っていた、それは幾つかわかりませんよ、基準は。...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、例えば、さあ、この口座に地球環境の保護のために、大変な地震、災害が起こったからカンパを集めようということで、集中的に大勢の人から義援金が寄せられてそれを出した、これだって疑わしい取引なんですよ、今の金融庁の基準では。今の国家公安委員長の話だと、そう...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと時間が過ぎていますが、ここにあるんですよ、十二条に。十二条にあって、法務大臣が入管法のときに、原則出しますと答えているんですよ。だから、国家公安委員長も同じであれば、出すということになっちゃうんですよ。それを確認しているんです。その答弁を得て終わります。
○保坂(展)委員 これは重大なので、もう本当に徹底的に明らかにしなければならないと思います。疑わしい取引で、我々政治家もそれは自動的にひっかかっちゃいますよ、これ。そのデータも全部所管をされて長年消えない、こういうことでいいのかどうかというのは、私は反対です。徹底的な審議を求めて...全文を見る
03月23日第166回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○保坂(展)委員 冒頭、昨日、原爆症の認定を求めた集団訴訟の東京地裁判決がございました。一部、九人の方は棄却ということになりましたが、これまで、大阪、広島、名古屋を初めとして、仙台、そして東京と、厚労省の認定基準に対して司法の場が、これは実態に合わせて見直すべきだという勝訴判決、...全文を見る
○保坂(展)委員 今、法廷外なので会わないようにしてほしい、こういうふうに言われたら大変だと思ったんですが、所管大臣の判断を待ちたいということでございます。  厚労省から来ていただいていますので、昨日も被団協の方々が厚労省の担当官と会ったということも聞いておりますけれども、上告...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、与野党各党の政治家からも基準を何とかするべきだという声が上がっていますので、我々も引き続き、残り少ない時間、頑張って働きかけをしたい、国はその争いを続けるべきではないというふうに思います。  戸籍の話に移ります。  先ほどの質問の中で、コンピューター...全文を見る
○保坂(展)委員 きょうは、民法七百七十二条の議論を戸籍の問題と絡めて進めていきたいと思います。  まず大臣に伺いたいんですが、私たちは、本来的には民法の抜本改正が必要な時期だ、明治時代の家族法の民法がこのままずっと残っていること自体が本来はおかしいんだと思っています。しかし、...全文を見る
○保坂(展)委員 従来の答弁を読まれた上で、やはり何らかの救済が必要ではないかということを法務大臣はにじませて答弁をしていただいたのかなと思います。  ところで、民事局長にお尋ねしますけれども、調査をするということになっておりますよね。例えば、この問題に取り組んできた市民団体な...全文を見る
○保坂(展)委員 戸籍制度は、日本社会におけるいわゆる身分関係の登録、公証、そして本人の権利義務を決定する重要な役割を果たすわけであって、いいかげんな記載や虚偽の記載は許されないというふうに理解をしています。  しかしながら、DVで逃げ回って前の夫とようやくの思いで離婚をして、...全文を見る
○保坂(展)委員 法律の骨格が、そもそもそういう嫡出推定というふうになっているという説明だったと思います。  戸籍に関していろいろな手続があって、例えば、裁判で努力をした結果、百五十万円もお金がかかってしまった。金銭的な損害もさることながら、精神的にもえらいストレスで、せっかく...全文を見る
○保坂(展)委員 まさに後段、裁判をしないでもどうにかならないのかという検討を今しているということですが、民法七百七十二条の二項の一番最初は、「婚姻の成立の日から二百日を経過」、こういうふうにあるわけですけれども、いわゆるできちゃった婚の場合、最近多いわけですけれども、これは通達...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣に伺いますが、ここを特例的に救済しようという議員立法を、与党で、この委員会にいらっしゃる早川議員などを中心に、大口先生もいらっしゃるのかな、検討されている、これは当然の動きだと思うんですね。大臣は、こういう与党の動き、我々野党はもちろん賛成ですけれども、どう...全文を見る
○保坂(展)委員 この与党の議論の中で、女性の再婚禁止期間、これは民法の七百三十三条の百八十日から百日に短縮したらどうか、こういう話が始まっている。私たち社民党は、再婚禁止期間ということ自体が女性にだけ課せられるのは差別である、全廃した方がいいという意見ですが、百日に短縮すべきだ...全文を見る
○保坂(展)委員 この議論は、九六年の法制審答申が十年たなざらしになってしまっているということの結果として、何も進まなかったという中で起きている議論だと思います。  もう一つ、この法制審の中で私が非常に重大だと思って何とかしなければいけないなと思っているのは、非嫡出子の相続差別...全文を見る
○保坂(展)委員 民事局長に伺いますが、民事分野の法制審答申が十年塩漬けになったという例は過去にありましたか。
○保坂(展)委員 そこで、与党内の議論で、百日に短縮ということを持ち出すと、民法改正の選択的夫婦別姓も含んだ、今の議論も含んだ問題になってしまうのでやめた方がいいという意見もあるようですが、きょうは副大臣、政務官にもこの点について、特に非嫡出子の相続差別の問題、これは入っているわ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に最後にお尋ねしますが、十年たって、世の中やはり進まなければいけないと思うんですね。九六年の法制審答申が出た直後に私も法務委員会の委員になりました。その当時はかなり活発に議論をしておりましたが、最近はこの問題について自民党の中でも余り議論がされていないと...全文を見る
○保坂(展)委員 見守らないで、一歩前に出ていただきたいということを重ねて申し上げて、終わります。
03月27日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、この委員会で三回目になりますが、日本美術刀剣保存協会の問題を引き続き文化庁並びに伊吹大臣に問うていきたいと思います。  長年滞り、また混迷してきた刀剣協会の不正常な事態、今佐々木議員からもありましたが、この事態を解消しようとし...全文を見る
○保坂(展)委員 だれがどう読んでも、この文化庁との平成十三年以来、二〇〇〇年以来の滞っている問題をきちっと整理するのが先決事項ですよ、人事のことはそれからだということをおっしゃりたかったんだろうと。また、それが、大臣も含めて、そういうことが当然ルールどおりの正常化だということだ...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど文化庁の室長に伺いますと、三月三十日には同協会の理事会が開催されるそうなんですね。ここでは、評議員の方々の任期切れの人事案件があると。理事は評議員から選出をされるという大変重要な日なんですね、三月三十日というのは。  私は、少し懸念をいたしますのは、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、大丈夫ですかね、こんな感じでね。次長があした会うというんですけれども。私はとても心配ですよ、はっきり言って。  もう一点申し上げましょう。もう一点聞きますよ、次長。  三匠会、こういう刀剣にかかわる皆さんが協会に要望書を出しているんですね。三点です。こ...全文を見る
○保坂(展)委員 次長もまじめな方だと思いますけれども、ここは本当に大事な、あした午前中ですか、どういう対応をされるのか。今のような答弁ぶりで、協会の規約を読み上げていただいても、私はすっきりしないんです。  こういうことで迷走してきて、相当国会での議論もあったのに、私と伊吹大...全文を見る
○保坂(展)委員 この問題は、先ほど佐々木委員からもお話があったように、どうも奥が深いようです。どういう事情でこういう迷走を続けているのかは、私もちょっと理解しかねるところがあるんですね。ちょっと常軌を逸しているなと。  ですから、参考人で佐々会長をお招きいただきたいという要望...全文を見る
○保坂(展)委員 原子力関係、あしたイーターの条約にかかわる法案審議がありますが、そちらに話題を移したいと思います。  前回、私は、「もんじゅ」の方に視察に行ったときに、原子力機構、あしたの法律改正案の中で出てくると思うんですが、こちらの責任者から、いわゆる活断層について、まさ...全文を見る
○保坂(展)委員 甘利大臣が指示をされた、電力会社各社で、OBも含めて洗いざらいこの際何があったのかを徹底調査せよというところで、当初、原発の温排水の問題とかいろいろ出てきましたけれども、最近に至って、一つ一つ見れば、もう大変な大事故につながりかねない問題が各社から続々上がってき...全文を見る
○保坂(展)委員 これまで電力会社もなかったんですね、これね。こんなことがあっちゃいかぬということで、表に出したら大変だということで隠してきたということですね。  保安院にちょっと聞きたいんですが、私、原子力保安院というのは、電力以外の、今の原子力機構の、すべての原子力施設に対...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと時間が押してきてしまいましたけれども、伊吹大臣に最後に一言お願いしたいんですが、経済産業省のこのプレスリリースを見ると、とにかく洗いざらい調べろと、そして、文書が残っていなくてもリタイアした人が証言するかもしれないということでやったわけですね。同じことを...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になりましたので、ぜひそれは厳重にやっていただきたいということをお願いして、終わります。ありがとうございました。      ————◇—————
03月28日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  原子力研究開発機構がイーターの実施機関になる。先ほど来予算の話がありますが、予算総額、これはどのくらいになるのかという点と、長期にわたる運営の中で、参加国が財政負担を中止したり撤退した場合、これは総額の割合は、日本政府の負担額は当然上...全文を見る
○保坂(展)委員 今の試算で、三十五年で日本の分担、試算値で千八百億円という話でした。  一方で、日本に、幅広いアプローチ施設として、国内九百二十億円規模の施設が建設をされる、こうあります。この国内施設は先ほどの千八百億円の中に入っているのか、また別なのか、この点と、建設費、維...全文を見る
○保坂(展)委員 この機構の改正案は、この協定と対になって提案されているというふうに理解をしています。とすると、この日本国内の三カ所の施設において、いわゆる国連機関のような扱いになるんじゃないかというふうにとらえているんですね。例えば、裁判権からの免除であるとか税の免除、あるいは...全文を見る
○保坂(展)委員 これは確認のために聞いただけで、そうすると、こういった機関であっても、想定外の事故や汚染ということを一応考えておかなければならないだろうという場合に、例えば、その被害を受けた住民はだれにその損害賠償請求をすればいいのか。これは文部科学省なのか、日本政府なのか、ち...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、イーター計画の本体のフランスでさらにこれは大きな規模で行われるわけですから、そこで万が一の何か事故や汚染などが起きた場合は、参加国がそのリスクも負うということになりますか。
○保坂(展)委員 そのイーター機構自体に参加をしている国々が結果として負うのではないかというふうに思いますが、この点は非常に大きな問題だろうというふうに思います。  次に、ちょっと志賀原発の問題に入りたいんですけれども、さきの地震、能登半島沖の地震なんですが、これがマグニチュー...全文を見る
○保坂(展)委員 北陸電力が一生懸命やると言っても、今北陸電力の常務の方が、当時所長代理で隠ぺいのための緊急会合に出席をしていたなどの報道もあって、どうもやはり、まずいことは隠すということが体質化しているというふうに思います。  副大臣に今言っていただいたんですが、例えば、北陸...全文を見る
○保坂(展)委員 その厳正に対応というのは、写真なども直ちに公開をするというふうに受けとめていいんでしょうか。一言お願いします。
○保坂(展)委員 これはちょっと、大したことじゃないんだというプレスリリースが出ているので、写真ぐらいは出してもらわないと困るんですね。でなければ、この隠ぺい体質から抜けるとかそういうことはあり得ないということを指摘しておきます。ぜひ求めたいと思います。  この問題に続いて、前...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっとわからないんですが、保安院が電力系については当然やるんだということで、例えば昨年の十一月三十日の総点検の、これは発表されているものの中にも書いてあるんですが、「一般電気事業者等」というふうに書いてあるんですね、それに対して総点検をかけるんだと。これを読ん...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど、十一月三十日の保安院のプレスリリースには「電気事業者等」としか書いていなくて、これだと電力系だけなのかなと思うんですが、今回の志賀原発一号機、先ほど来問題になっている九九年の臨界事故の件についての通知については、電力系の社長の名前の一番最後に原子力開発機...全文を見る
○保坂(展)委員 時間が参りましたので終わります。
○保坂(展)委員 社会民主党・市民連合を代表して、独立行政法人日本原子力研究開発機構法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  社民党は、日本原子力研究所と核燃サイクル開発機構との統合により設立された原子力機構の発足時に、エネルギー戦略の方向性が違うのではないか...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず厚生労働省に伺っていきたいんですが、現在の児童相談所、我々は児童虐待防止法の二度目の改正作業に臨んでおりまして、相当ディープな議論を与野党ともに参加してやってきましたけれども、虐待の通報、そして虐待で入ってくる子が大変多いというこ...全文を見る
○保坂(展)委員 児童虐待防止法の改正作業の中でも、児童福祉行政と警察の役割、これを随分議論したんですけれども、警察庁に伺いますが、その次に厚生労働省にもお答えいただきたいんですが、例えば五十年前と比べて、少年担当の警察官や警察職員の増加率、五十年前を一〇〇として現在どのぐらいに...全文を見る
○保坂(展)委員 同じように、厚生労働省、いかがでしょう、児童相談所について。
○保坂(展)委員 児相の職員も六倍になっているのに、もう本当に処理ができなくて大変だという悲鳴も聞いているわけです。  もう一点、児童虐待の問題をやっていて、少年事件と裏表の関係にあるなというふうに思ったのは、こちらに持ってきていますが、法務総合研究所で、これは三回に分けて、児...全文を見る
○保坂(展)委員 この調査を見ると、やはり、虐待を一回だけ受けたということよりは継続反復して、性的虐待もありますね、これは大変な調査だったと思います。  警察庁に伺いますが、この種のデータ把握というんですか、少年犯罪における被虐待体験の占める割合、何かデータをとっておられるのか...全文を見る
○保坂(展)委員 実は、一番最初に大臣に聞きながら始めようと思ったんですが、少しということだったので、後の質問を先にやりましたが、ここからはお願いしたいので、ちょっと待たせていただけますか。
○保坂(展)委員 法務大臣に、先ほど、今の答弁で、法務省の調査で、児童虐待を受けた子供たちが、実は少年院の在院者を調べてみると半分だった、半分の子供が児童虐待を受けている、いわゆる被害も受けて、加害者なり犯罪に入ってしまったと。また、警察の方にもその点を聞いてという議論をしました...全文を見る
○保坂(展)委員 そういったスタンスだということはわかりました。  これは法務省刑事局長に伺いますが、ただ、鴻池大臣は、この発言はともかくとして、考え方として、やはりこの少年法は甘いんじゃないかという問題意識を明確に持たれたようで、少年非行対策のための検討会というのをみずから持...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは法務大臣に、もう各委員から繰り返しあったことですが、つまり、少年犯罪は本当に激増しているんだろうかということについて伺っていきたいと思うんです。  私は、実はこの鴻池大臣の発言の多分その日だったと思いますが、こういうことを言ってほしくないと抗議に行った...全文を見る
○保坂(展)委員 これも、昨年の三月十六日の毎日新聞の記事なんですが、「最高裁が初の調査」ということで、裁判員制度に向けて意識調査をしたら、成人より厳罰にするべきだというふうに考えている人が四人に一人もいた。要するに、我々がここでしている議論と大分違うわけですね。  それから、...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと予定を少し変えまして、要するに、高山委員と大臣とのやりとりにもありましたが、私は、今回、虞犯の問題が非常にひっかかっているんですね。  虞犯というものは、将来犯罪を犯すおそれですよね。今回の法案にあるのは、将来犯罪を犯すおそれ、虞犯の疑いですから、つま...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣、虞犯少年を調査するではだめなんですか。
○保坂(展)委員 そうすると、では刑事局長に聞きますけれども、おそれの疑いというふうになると、おそれ掛ける疑い、あるいは虞犯少年自体がそのおそれで列挙されている少年法の要件がありますけれども、しかし、それの疑いですから、かなり万人が疑わしいのかな。補導されている人員を見ても、大体...全文を見る
○保坂(展)委員 具体的な事例を挙げた方がいいと思うんですけれども。例えば、これは一九九七年の四月五日にあった事件で、家庭裁判所が四月五日に非行事実はないとしたものですが、警察官を見ながら足早に通り過ぎていく少年の様子や服装などから少年は不審だと職務質問されて所持品検査をされたに...全文を見る
○保坂(展)委員 頭に小石が当たった女の子、警察の立場もわかりますけれども、ひどい事件が起きた後だから、一大事だと思って駆けつけたということなんでしょうけれども、大したことがなかったらすぐ引き揚げればいいわけですが、なかなかそうもいかないというようなことで、どうもその辺が非常に気...全文を見る
○保坂(展)委員 十歳、八歳、五歳、先ほど政務官は十二歳とおっしゃったんですかね、異論はありますが、十歳、八歳、五歳はあり得ませんか、大臣。(発言する者あり)
○保坂(展)委員 これはまたちょっとあれですよ。あり得るということですか。五歳で少年院ですか。大臣、いいんですか、それで。
○保坂(展)委員 最後に厚生労働省にお聞きしておきます。  佐世保の事件でも長崎の事件でも、強制措置を伴う児童自立支援施設に行っているわけですよね、その子供たちは。  私も、武蔵野学院は見てまいりました。そして、武蔵野学院の院長だった先生が、今まで受け入れてきた、これは福祉施...全文を見る
○保坂(展)委員 ほかにたくさんありますけれども、大臣には、先ほどの答弁、非常に気になる答弁だったので、次回また掘り下げてやりたいと思います。  終わります。     —————————————
04月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私は、この法案に先立って、この委員会できょうを含めて四回目になりますけれども、日本美術刀剣保存協会の問題を大臣並びに文化庁次長にお聞きをしていきたいと思います。  この委員会で、「今月中」、つまりは昨年度中ですか、三月の末までに何ら...全文を見る
○保坂(展)委員 これは伊吹大臣にも答弁をいただいておりますけれども、こうして会長とのやりとりが次長に託されたわけなんですけれども、その前に、たびたび挙げましたけれども、二月二十六日に出された「文化庁とのやりとりについて」という文書の中に、文化庁の指導なんというのはもう間違ってい...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、この報告が出される前に、文化庁の担当課長に電話でお話をしまして、二十六日の内容はちゃんとけじめをつけなきゃいけないですよと申し上げたところ、これは、協会に対しては報告書の中にそのことを明示するように求めていくと、これは文化庁の課長から聞いていますよ。にもか...全文を見る
○保坂(展)委員 前回のやりとりで、次長は大変まじめな方だとお見受けしますけれども、多少強く言われたりすると、本当にこれは大丈夫ですかと。しっかり指導する。本当にこれはぎりぎりの事態ですよ、あってはならないことがずっと起きている。しかも、いろいろ非常識なことが書かれていますよね、...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣は原則を述べられたんだと思います。私としては、結局、この問題がこれだけ長く尾を引いて、最終的な報告書を求めて、私が求めたわけですけれども、その報告書を決める理事会で、むしろ文化庁の指導に従うべきだと言っていた人が解任をされていくというようなことがあっていいの...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点、協会に対しての補助金や展覧会事業などへの協賛、後援などについて、今どう対応されているんでしょうか。
○保坂(展)委員 私は、きょうはこの問題はここで終わりますけれども、大変心配しております。たたらということができなくなると、刀剣文化の根のところが成り立たなくなると専門家からお聞きをしておりますので、今何が内部で起きているのか、私も十分わかりませんけれども、しかし、だれもが信頼で...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一問だけ。  本法案の七条、八条で、正当な理由がないのに戦闘行為として文化財を損壊した者に懲役刑を定めているんですが、この場合、罰せられるのはその戦闘員個人なのか作戦の指揮官なのかということについて、文化庁次長にお答え願って、終わります。
○保坂(展)委員 終わります。
04月10日第166回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣にちょっと伺っていきたいんですが、この法務委員会あるいは法務分野では、時折、与野党を超えて、これは緊急の救済が必要じゃないかというテーマが持ち上がり、それが今回の民法七百七十二条、三百日問題だと私は思っています。与党の中で御努...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、貞操義務なんですが、これは離婚訴訟などで限定的に今でも使われていると思います。  ところで、そもそも長勢大臣御自身の理解の中で、貞操という言葉、貞操義務ではなく、貞操というのはどういうイメージですか。どういう意味内容ですか。
○保坂(展)委員 刑事局長に伺いますが、刑法百八十三条、姦通罪が廃止されたのはどういう理由でしょうか。
○保坂(展)委員 大臣、戦前の広辞苑を見ると、貞操という言葉は、変わらない節義とか婦人が性欲関係の純潔を保持すること、こうあるんですね。  今の姦通罪の廃止の話とあわせてみると、今大臣は男女のと貞操義務の扱いについておっしゃいましたけれども、民法七百七十二条の問題は、女性におい...全文を見る
○保坂(展)委員 この議論は、ちょっときょう法案の方に入りますので、引き続きやらせていただきたいと思っております。  長勢法務大臣の答弁で、先日、私の方は、少年院入院年齢の下限撤廃について、十歳、八歳、五歳というような例を挙げてお聞きをしたところ、少ないだろうと思いますけれども...全文を見る
○保坂(展)委員 これは刑事局長、私はちゃんともうプリントして、十歳、八歳、五歳で大丈夫ですかというのは、さきの委員会の前日に渡して、刑事局長の方は、要するに、少年院に入っていることの意味の内容がわからないような年齢の子供に対しては想定しがたいというふうに答えていますよね。しかし...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣の法務委員会における答弁はやはり大変重くて、世の中には長勢法務大臣よく言ったという人もいるんですよ。五歳で少年院、そのくらいやらなきゃいかぬ、いや、私の議論の方が甘っちょろい、長勢大臣ぐらいに言い切らなきゃだめだ、こういう理解で広がって、今だって、矯正局...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、家庭裁判所は国会の立法の内容を司法の場で判断するわけでしょう、大臣。この法案は、大臣、法務省が出しているんですよ。法務省の長たる大臣が提出者なわけですから、制度の。  これまでは年齢の枠があったんですよ。十四歳未満はいけませんよという年齢の枠があったん...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、法務大臣、家庭裁判所が判断したら、八歳の入院ということもあり得るわけですね。
○保坂(展)委員 ちょっと厚生労働省に聞きますけれども、あした我々はきぬ川学院に行きますけれども、強制措置可能な国立の二施設で、何か困難があるんですか、現状で。どうしても扱いかねて、少年院に送ってもらいたいみたいな。
○保坂(展)委員 ちょっと厚労省の審議官はおかしな答弁なんですね。私の質問は、強制措置が可能になる、つまり、施錠ができる施設というのは国立で二カ所しかないわけで、そこで何かもてあましているんですかということです。あした見に行きますので、答弁はもういいです。  法務省の方で、一点...全文を見る
○保坂(展)委員 虞犯少年という概念をめぐって、これは深めなきゃいけないですが、そうなると、これから十四歳未満の少年にも与えられる警察の調査権限、これは大変問題になるだろうというふうに思います。  先ほども、志布志の事件について、警察、検察の間で何か証拠隠滅的なやりとりがあった...全文を見る
○保坂(展)委員 まあちょっと聞きにくい質問なんですけれども、やはり人の命が三名亡くなっている重大事件ですね。重大事件の中で、取り調べの違法性が一審、二審とも厳しく指摘されている。そしてまた、次席が、これは申しわけなかったと。当時の責任者ですよね、刑事局長。  その当時の責任者...全文を見る
○保坂(展)委員 個別事件について、このときの捜査がこういうことでどうのこうの、ここが違法でというようなことを、刑事局長、聞いているんじゃないんですね。  よろしいですか。人間の運命がかかっている、そして人の命が失われた、そして被害者の遺族も同時にこれは一体どうなっちゃうんだろ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、その立場を外したらどうですか。この北方の事件を見て、自分が検事正であったという立場を外して。だって、刑事局長ですからね。上告を断念したということについて、個別具体的な答弁は差し控えるが、一般論としてはどうなんですか。
○保坂(展)委員 大臣、どうですかね。これは刑事補償という手続に入るわけですね。これは冤罪で、死刑まで求刑されて、確定死刑囚として、最後に再審で無罪になった方たちもいますけれどもね。あの、ちょっと後ろから余り言わないでください。簡単なことです。  要するに、検察庁、検察官は犯罪...全文を見る
○保坂(展)委員 少年法に戻りたいので、ちょっと一言だけ言っておきますけれども、やはり人間のやることは間違いがあるんですね。特に大きな組織であればあるほど、いわゆる犯人だというふうに決めたときに、全力を挙げて立証しようとする。そして、全力を挙げて立証した警察の捜査過程について、今...全文を見る
○保坂(展)委員 警察庁に伺いますが、今の点に絡んで、少年警察活動推進上の留意事項というものの中の第四の非行少年全般についての活動の中で、「非行少年と面接する場合においては、やむを得ない場合を除き、少年と同道した保護者その他適切な者を立ち会わせることに留意すること。」とありますね...全文を見る
○保坂(展)委員 時間なので。  これは、多分倉田先生も御質問された点だと思いますが、調査して把握していないということでは審議にならないので、委員会審議中に警察庁は、一体どのくらいの運用実態なのか、そして、実際に付添人など、あるいは弁護士が同道を求めたとき、拒んでいるケースはあ...全文を見る
04月12日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  昨日、外務委員会の方で麻生大臣が、オスプレー配備問題について、これは、完成品になった、つまり欠陥を克服して完成品になった段階で置きかえていく可能性は、我々としては十分考えておく必要がある、こう述べられました。  防衛大臣に聞きますが...全文を見る
○保坂(展)委員 では、麻生大臣に伺いますが、昨日は、二〇〇〇年代に入ってから事故を聞いておりません、当然ながら軍事技術は進歩をする、完成品ができるのであれば、それに置きかえていこうという努力を向こうがするのは当然だとおっしゃっているんですが、これは間違いないですか。
○保坂(展)委員 ちょっと、答弁のニュアンスが大分違うように思うんですが。  岩屋副大臣に、オスプレーの事故は二〇〇〇年代に入って、外務大臣は聞いていないとおっしゃっているんですが、事故というのは、人が死ぬ、死亡事故は大事故ですが、それだけが事故ではないと思うんですが、どのよう...全文を見る
○保坂(展)委員 ことしの三月のCRSレポート、これはアメリカの議会のレポートのようですが、こちらを見ると、二〇〇六年三月には、テークオフ中に翼とエンジンが故障して約百万ドルの損害だった、また六月には、最初の海外派遣を、エンジンコンプレッサーの故障で目的地に到達し得なかった、こと...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、アメリカの議会の調査で明らかになっているものなので、把握をしないなんということはいけないことだと思いますね。  防衛大臣にお聞きしますが、ちょっと事実の確認なんです。古い話ですけれども、九七年、名護市民投票の前だと思います、名護市体育館で、海上ヘリ基地...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、昨年の四月十八日に、この安保委員会で我が党の辻元委員が額賀大臣に対して、オスプレーの配備についてはアメリカと一回も協議していないんですかということに対して、協議しておりませんと額賀大臣は答えているんですね。日本に対する配備が計画されているということを聞いて...全文を見る
○保坂(展)委員 ところが、昨日の外務委員会でもあったようですが、沖縄の新聞には、こちらのように、オスプレーの配備明記ということで大きく報道をされていますね。  この内容なんですけれども、これは、最終報告の少し前、九六年十月二十三日の日米の作業部会の記録の概要で、ワシントンで開...全文を見る
○保坂(展)委員 外務大臣、実は、メモランダム・フォー・ザ・レコードという、九六年の十月二十三日にPLUという米軍機関が作成した文書があるんですね。この三ページ目のところに、今私が日本側の選択肢として示した部分が書いてあるんですね。  つまり、アメリカ側の文書で、日本側がアメリ...全文を見る
○保坂(展)委員 このオスプレー問題は私も、これは沖縄北方委員会ですけれども聞いたことがありますが、外交ルートを通してそのたびに外務省はアメリカ側に照会して、現在のところそういう具体的な計画は何ら有していないという答弁で、ずっと、これはほとんど与野党全部の議員から聞かれているんで...全文を見る
○保坂(展)委員 では、これは防衛大臣の方に伺います。  国会答弁は大変重要だと思いますね。その国会答弁で十年にわたって政府は、歴代内閣は、こういったオスプレーの配備については何ら具体的な計画を有していないと米側から聞いていると与野党の議員全員に答弁してきたんですね。これは、日...全文を見る
○保坂(展)委員 きのう外務大臣あるいは防衛省の政府参考人が答弁をしていますけれども、アメリカが現に普天間に配備しているCH46や53の後継機というのはオスプレー以外にないわけですよね。そこを確認したい。  そして、ない以上は、いずれそれは、麻生大臣の答弁とも重なるんですが、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 では大臣、事務方とちょっと確認していただきたいんですが、きのうの外務委員会で、赤嶺委員に対して、オスプレー以外のものを開発しているとは承知していないと防衛政策局長は答弁しているんです。これは間違いないでしょう。ちょっと確認してください。
○保坂(展)委員 ところが、このアメリカ側の文書を見ると、オスプレーの配備について、非常に説明するのが難しい、これは日本側から、こう言っておるわけですね。SACOの最終合意にこのオスプレーの配備を入れるということが直前まであって、それはやはり削ると。こういうやりとりがあるわけです...全文を見る
○保坂(展)委員 当時、日本側が沖縄県民に対して、この質疑も特に沖縄県民は非常に関心を持って、今大臣言われるように、非常に不安定で事故を起こしている、たくさんの乗員も死亡している、そして最近に至っても私が紹介したような状況であるわけですから、これは大事なことなんですね。ですから、...全文を見る
○保坂(展)委員 私の質問についても、八月二十九日、沖縄北方委員会でしたけれども、これは防衛庁、外務省ともに、米側に照会をかけたけれども何ら具体的な計画は有していないという答弁をされているわけです。  外務副大臣に伺います。  この米側への照会については、日本のどちらから米側...全文を見る
○保坂(展)委員 麻生大臣にも伺います。  久間大臣にも伺いましたけれども、十年にわたってこのオスプレーの議論をしているんですね。我々は、いろいろな文書から、オスプレー配備について日米の間で協議したのは間違いないだろう、こう考えていますが、現時点でも麻生大臣は、そういった協議は...全文を見る
○保坂(展)委員 久間大臣、東村というところにヘリパッドが予定されていますね。このニュースが伝わるや否や、沖縄では、やはりキャンプ・シュワブにオスプレーが配備されて、これは頻繁な演習などに、垂直離発着、こういう訓練に使われるんじゃないかと、非常に不安の声が上がっているんですね。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、防衛大臣にも伺いますが、こちらの文書があるというふうに示しましたけれども、これは日米でやった作業部会ですから、当然、現在の防衛省内にも記録は残っているはずなんです。残っているはずだと思います。それを、自分は知らないけれども、本当にないのか、きょうこういう質...全文を見る
○保坂(展)委員 私が言っているのは、アメリカ側の文書はコメントできる立場ではないと外務大臣もおっしゃっていますけれども、防衛省内に、当時の防衛庁内にそういう協議や議論をした記録はあるんじゃないですか、いや、ないとおっしゃっているけれども、本当にないのかと一言聞いたらいかがですか...全文を見る
○保坂(展)委員 こちらは信頼できるルートできちっと示されたものというふうに受けとめています。これは論議の中でしっかり明かしていきたいと思います。  最後に、防衛大臣の方に、今、厳しい財政事情の中から思いやり予算をかなりたっぷり払っている。そして、グアム移転ということで、沖縄か...全文を見る
○保坂(展)委員 では、オスプレーが配備されたとしても、それは今の状況よりよくなる、こういうことですか。
○保坂(展)委員 不安をあおるという言い方をされましたけれども、それなら、はっきりアメリカに、完成しないものを持ち込むなということをきちっと日本側として示すべきじゃないですか。  最後に一言だけ聞きますよ。アメリカのグアム島への移転に伴って、大きな経済負担があるわけですね。これ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、時間になりましたので、議論をしっかり続行したいという意思を示して、終わります。
04月13日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  外務省に来ていただいているので、世界における核テロはどういう状況なのかをちょっと伺っていきたいんですけれども。  「核テロ 今ここにある恐怖のシナリオ」、グレアム・アリソンさんという方が書いた本を少し読んだんです。ロシアのエリツィン...全文を見る
○保坂(展)委員 外務省で核テロも含めたテロ対策の担当ということでお聞きをしているんですが、核兵器が拡散をしてそれがテロ行為に使われるということではなくて、いわゆるダーティーボムと呼ばれる、核爆発を起こすものではなくて、ダイナマイトとセシウムを詰めたブリーフケースだとか、化学肥料...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、文科省に伺いますが、我が国ではどのような類型の核テロ犯罪が一応想定をされるのか、確度の高いものはどういうものだととらえているのか、お願いします。
○保坂(展)委員 一九八九年の九月に、ブラジルの閉鎖されたがん病棟から、くず鉄商が医療機器を盗んだ、その際にセシウム137が十九キロ含まれていた。光る青い粉、非常にきれいだということで、このサンプルを持ち帰って体にかけたりとか、そういう方もいた。そのうち、それは大変だということが...全文を見る
○保坂(展)委員 では、一応ここで外務省に聞いておきたいんですが、いわゆる国際社会において、テロ対策と組織犯罪対策というのが同時に言われていて、我々は普通に聞くと同じ類型、同じ分野のことなのかなと思うんですが、専門家に聞くと、組織犯罪というのは金銭的な対価を目標とした犯罪である、...全文を見る
○保坂(展)委員 国際組織犯罪とテロ対策のスキームというのは、一部重なる部分もあるけれども、二つの領域として国際社会において行われているというふうに理解をいたしております。  続いてなんですが、前文部科学委員会のやりとりで、原子力保安院の方に、志賀原発の問題を何回か、これはデー...全文を見る
○保坂(展)委員 答弁を短くしてほしいんですが。  保安院としては、国会で、隠ぺい、改ざん、非常にけしからぬことだということがあって、地震があって、想定外の地震だったわけですね、この揺れは。では、どうなっているだろうかと。やはり写真でしっかり開示して、見せてくださいよということ...全文を見る
○保坂(展)委員 保安院に聞きたいんですけれども、では、また、行かないと我々は見られないわけ。  志賀原発の現地に行けば、ここですと多分案内してくれるでしょうね。今の話だと、行かないと見られないということですか。そんなのおかしいじゃないですか。  業者の方で自発的に云々って、...全文を見る
○保坂(展)委員 時間がないので、同じ言葉のやりとりをずっとやっているのもあれなんですが、保安院の方も、議論されたことはしっかり伝達してくださいね。  もう一点、伊吹文科大臣に、何度かこの問題で、文部科学省が所管をしている原子力施設について、甘利大臣がやったように、この間、いっ...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になってしまいましたので、本当にこれは保安院がしっかりやるのか、やるに当たっては、同じ作業をしても仕方がないので、よく連携をしなければいけないことだと思います。このあたり、非常に気になるところなので、また私の方でもデータをいただいてお聞きをしていきたいと思い...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。きょうはありがとうございます。  まず、久保参考人にお話を伺いたいんです。  私も、この「治安はほんとうに悪化しているのか」という本を読ませていただきました。久保さんは、東京都知事本局治安対策担当部長、こういう立場にいらっしゃって、ある...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点伺いますが、いわゆる凶悪事件の中に少年による強盗事件がふえている、こういうデータが示されるんですが、端的に言って、どうしてふえたというふうに分析されるでしょうか。
○保坂(展)委員 ありがとうございます。  続いて、奥山参考人に伺います。  奥山さんには、児童虐待防止法制定当時からたびたびお話を伺ってまいりました。とりわけ、法務総合研究所が近年明らかにした少年院在院者の半数以上が児童虐待の被害を受けた被虐待児童である、こういうデータもあ...全文を見る
○保坂(展)委員 続いて、廣瀬参考人にお願いします。  今回、少年院に送致できる年齢の下限を政府の提案では撤廃する。それに対して、そうみだりに、司法の方できちっと判断するので大丈夫だろう、こういうお話だったんです。  この委員会で、ちょっと後で修正されたんですが、法務大臣は、...全文を見る
○保坂(展)委員 この点について、奥山参考人にもう一度聞きたいんです。  私どもは、先日、きぬ川学院を見に行って、ちょっと駆け足だったもので、住み込んで御夫婦で対応されている、対応というか、四六時中自分のお子さんも一緒に育てながら暮らしているという疑似家族制度、小舎制の中身とい...全文を見る
○保坂(展)委員 斎藤参考人にお願いをします。  この委員会でも、虞犯の疑い、警察の調査の権限が付与される、虞犯というのはそもそも将来犯罪を犯すおそれであって、おそれの疑いというのは、おそれ掛ける疑い、あるいは疑い掛ける疑いというか、非常に広い、だれもが範囲に入ってしまうんじゃ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点、斎藤参考人に。  保護観察中の遵守義務違反で再び少年院に入るというのは、これは非行事実として、例えば虞犯だったりした場合に、虞犯で終局処分がされて保護観察になっているところで、また虞犯なので来いよというようなことで、これは憲法上の二重処罰の禁止違反に...全文を見る
○保坂(展)委員 大変ありがとうございました。終わります。
04月13日第166回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  長勢大臣、午前中、法務委員会で参考人質疑を行いまして、こちらの、「治安はほんとうに悪化しているのか」というこの著者の久保さんにも来ていただきまして、お話を聞きました。  そこで、率直な感想なんですが、一つ事例を挙げたいと思います。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 大変寛容な、大体私も同じ感想ですね。若いなというふうに思います。  刑事局長に伺いますが、これらの少年たちが、例えば不良少年、非行少年、虞犯少年、触法少年などに、あるいは犯罪少年などになってしまう危険はありますか。その行為自体ですよ。
○保坂(展)委員 これもまた常識的な答弁だったと思います。  警察庁に伺いますが、この久保さんが紹介しているんですけれども、〇三年十一月に、いわばコンセントを無断使用してラジカセを鳴らしていたということで、被害額一円ということで大学生を逮捕、それから、駅構内の清掃機器用のコンセ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは東京都の治安対策の部長をされていた方なので、警察はよく調べてください。そういう事例があるんです。  ということで、法務大臣のような感覚、その感覚自体が、どちらかというと不寛容な方に動いている動きが今あるんじゃないかというふうに思います。  厚生労働大臣...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、正面から見て答えていただいた答弁だと思いますね。かぎがないんですよね。もちろん、施錠ができる施設を私たちは見に行きましたから、そこだけは別でしたけれども。それから、小舎制といって疑似家族制度、そして御夫婦で住まわれている。私はきぬ川学院で聞いたんですね、...全文を見る
○保坂(展)委員 ぜひ、その強い意思を、長勢大臣ともよく話し合っていただきたい。  長勢大臣に、今度はお聞きします。  五歳、八歳、十歳という例を挙げて、五歳という話については、ちょっと誤解を招く表現だったというふうに前回言われたんですね。それで、八歳ならどうなのかというお話...全文を見る
○保坂(展)委員 ここは全然了解できないですね。五歳は否定したけれども八歳はあり得ないわけじゃない、またこの連合審査の中でこう言われた。というと、八歳の虞犯少年、犯罪を犯すおそれがあるかもしれない、おそれがある、その疑いがある少年に対する調査をかけることができるということになり、...全文を見る
○保坂(展)委員 これは長勢大臣に答弁していただきたいんですが、私が紹介したのは私が挙げたんじゃなくて大臣の答弁なんですね。覚せい剤の捜索をかけたら家出の少女がいた、家出の少女じゃなくてその家の子だった、十歳や八歳だったというときに、このまま放置していいのかという論理でいけば虞犯...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、そんなに詰めていないんですよ。要するに、虞犯の疑いということ自体、非常に広過ぎると与党の方も含めて各委員から指摘があるんですね。ですから、虞犯の定義をしていただいたときに、刑事局長とか大臣が言っているのは、犯罪性のある人や、不道徳な人や、いかがわしい場所へ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう終わりますけれども、この問題は、今言っているような例は調査や捜査の対象じゃなくて保護の対象なんですね。ですから、その点をぜひよくわかっていただいて、別に極端なことを言って大臣を責め立てているわけじゃないんですよ。年齢条件を外すわけですから、ちゃんと要件をしっ...全文を見る
04月17日第166回国会 衆議院 本会議 第23号
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○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の教育関連三法案に対する質問を行います。(拍手)  冒頭、本来この三法案は、常任委員会である文科委員会でじっくり審議されるべきものであって、これをすっ飛ばして特別委員会で急坂を転げ落ちるような特急審議をなすべきことではないと...全文を見る
04月18日第166回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  少年法の審議については、この法務委員会で随分しっかりした議論がされてきたと思います。実態を見に行く視察もしました。民主党からも大変いい修正案が出てきましたし、先ほど見せられた与党の修正案の中にも、虞犯の削除など、我々が求めていた内容が...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長は委員会で十分発言できるんですよ。ですから、差し控えるというのは、委員長のリーダーシップとして非常に残念なんですね。(発言する者あり)そんなことないでしょう。  外務省にお聞きします。  子どもの権利条約、児童の権利条約を批准して、国連子どもの権利委員...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、国際社会の中では前回の少年法改正について今の意見が出されているわけであって、おおむね十二歳以上としたということについても、やはり多くの議論を巻き起こすだろうというふうに思います。  矯正局長に聞きますけれども、先般、五歳の子が入院するに当たっても我々...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣は、疑似家族的な処遇ではなくて、児童福祉の現場でやってきたことに学ぼうというようなお話をされているんですね。他方で、児童自立支援施設はまだ余裕があるわけですね、いわば定員の五〇%ぐらいであります。  大臣に聞きますけれども、今回与党の修正で八歳、五歳と...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、それは答弁になっていないんですよ。犯罪少年と触法少年、それぞれ一人一人のことを聞いているんじゃないんですよ、原則を聞いているんですよ。どういうふうに原則を違えるんですか。全く同じなんですか。触法少年を犯罪少年扱いするわけですか。それをはっきりしてください。
○保坂(展)委員 そうすると、刑事責任を問う年齢を下げたんですが、要するに、少年院は今まで十四歳未満の子供たちは入らなかったわけですね。明らかに、児童自立支援施設というところで、さっき矯正局長が答えたように、疑似家族制度のような温かい、あるいは共感性を養うような形で処遇をしていく...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、何で触法少年というジャンルがあるんですか、概念が。
○保坂(展)委員 では、なぜその年齢で犯罪少年、触法少年に分かれるんですか。
○保坂(展)委員 つまり、世間が凶悪な犯罪だということで、一年に一回、二回ありますよね、そういう事件の場合に、応報的な要素として少年院でやはりそれなりに厳しくやってもらわなきゃいけないということを提案したいんですか、大臣。
○保坂(展)委員 厚労省に伺いますが、これまでのいわゆる凶悪事件、世間を震撼させた事件で、児童自立支援施設の中で向き合ってきた努力は非常に大きいものがあると私は思っています。しかしながら、今般の少年法改正で、小学校五年生、六年生年齢の子供も場合によっては少年院送致する、こうなって...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣も、児童自立支援施設と少年院とは違いがあると。片や開放的な施設であって、疑似家族制度だ、片や集団行動、規律を重視してやっていく施設であるということですね。  十一歳あるいは十二歳の少年少女たちが少年院に入ることになると、現状の少年院における学校教育のあり方...全文を見る
○保坂(展)委員 学校教育法上の扱いをするという答弁はないんですね。  ここで、法制局に端的に聞きますが、この委員会で随分議論をしましたね、いわゆる虞犯という概念は将来犯罪を犯すおそれだと。おそれの疑いだと非常に広くないかと大臣に聞いたんですが、法制的な答弁はちょっと避けたいと...全文を見る
○保坂(展)委員 提案者に聞きますけれども、やはりおそれの疑いだと非常に幅広になってしまうんじゃないか、この間の議論も踏まえて、いわば虞犯における調査を削除した理由を端的にお願いします。
○保坂(展)委員 では、大臣、今大口提案者の方から説明のあったことは、ほぼ私やほかの委員が説明していたとおり、この委員会の中でやはり対象が広過ぎやしないかという議論をさんざんしてきたわけですよ。大臣とのやりとりもありました。そういう意味では、この政府提案は欠陥法案だったんですね。
○保坂(展)委員 では、大臣、我々は民主党の案と同じで、十四歳であるべきだと思っています。与党の方は十二歳と今出しましたね。だけれども、ここでの議論は、五歳、八歳でもあり得ると。五歳、いろいろなことが、何が起こるかわからない、これはちょっと削られましたけれども、八歳もあり得るとい...全文を見る
○保坂(展)委員 五歳、八歳、十歳、十二歳、十四歳という年齢が飛び交っていますけれども、それはやはり科学的な判断根拠がなきゃいけないことだと思いますよ。  きょうこういう提案を受けて、そして、矯正の方でもどうするのか、また、裁判所に聞く時間がなかったのですけれども、では、裁判所...全文を見る
04月20日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第2号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  安倍総理に伺いますが、総理は、教育再生、再生という言葉を意識して使われているんだと思います。中曽根内閣の時代あるいは小渕内閣の時代に教育改革と言われましたね。改革という言葉は前内閣で大分使われました。ただ、再生という言葉に私はちょっと...全文を見る
○保坂(展)委員 今言われたいじめの問題あるいは未履修の問題、これは前回、教育基本法の審議のときに問題になりました。約半年前になりますか、私は、総理に、あるいは文科大臣に、九九年以降、いじめの自殺のケースがゼロであるという文部科学省の報告、これはちょっとおかしいんじゃないかと。総...全文を見る
○保坂(展)委員 半年前に私の方は、いじめ自殺ゼロだけれども、友人との不和とか、あるいは世の中が嫌になる厭世、こういう数字が大変多かったんですね。ですから、これはもう一回調査するべきじゃないかということを申し上げました。  総理にお聞きしますけれども、今回、再調査の中で、実は、...全文を見る
○保坂(展)委員 去年のタウンミーティングの議論で、松江市というところに住んでいる方が、どうもこのゼロという統計はおかしいと。そして、文科省までわざわざ上京して、ゼロじゃないんじゃないでしょうか、警察庁の統計ではこれだけ亡くなっていますよ、統計を警察庁とすり合わせてくださいねと言...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど午前中も議論で取り上げられていましたが、文科省と国立教育政策研究所の生徒指導センターの取組事例集が出ております。読んで大変ためになったというか、日本の学校、頑張っているなというふうに印象を持ちました。  これは、例えば、先ほど午前中もありましたけれども、...全文を見る
○保坂(展)委員 イギリスにあるチャイルドラインという民間で運営する二十四時間フリーダイヤルの相談の窓口がありますが、これも日本で広がっております。こういうものにもぜひ光を当てていただきたいと思います。  いじめというと、やはり原因、背景があるんだと思います。その中で、安倍総理...全文を見る
○保坂(展)委員 この教育の格差においては、例えば得点の上の方の階層、エリート層、これをどんどん伸ばしていくことによって下の方も引っ張っていくという考え方もあるかと思いますけれども、しかし、多分、塾については経済的な要因で行くことができない、難しいという場合が多いと思います。とす...全文を見る
○保坂(展)委員 中には、家庭に事情があって、むしろ自分一人で幼い兄弟の面倒を見ているというお子さんもいます。なかなか自助努力だけでは学習面で発展が難しいというときに、それこそ公教育がしっかり底支えをする。そのためには、今の先生の数、それでいいのか、あるいは、一斉授業だけではなか...全文を見る
○保坂(展)委員 あえて、検定ということは、私、聞いておりませんので。  もう一点、沖縄でいろいろな方にお会いすると、どの方も、自分の親族の方あるいは兄弟が亡くなっているという方が多いわけですね。戦争中は、玉砕あるいは自決といって、赤ん坊まで亡くなっているという事実もありますか...全文を見る
○保坂(展)委員 文部科学省が記者発表のときに配付した資料が、沖縄戦における主な著作というリストでございまして、最近の著作はないんですね。ですから、最近の状況でいえば、沖縄集団自決冤罪訴訟という、この訴訟が起きたということだけで、これはまだ事実調べの途中だと聞いています。これで学...全文を見る
○保坂(展)委員 私も、沖縄に行ってよくお話を聞いてきたいと思います。  終わります。
04月23日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第3号
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○保坂(展)委員 社民党、保坂展人です。  伊吹文科大臣に一点だけ。これは細かい数字ではありません。文部科学委員会の中で、あるいは理事会で、サッカーくじ、totoが大変不振だ、助成金も出ない状態になっていると。そして、これは立法当初、宝くじ並みに射幸心をあおらない、ギャンブルと...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、当時の議員立法にも国会への報告義務がちゃんと明記をされておりますし、また、これまで政府が千九百五十四億出資して、もう二百四十九億円の欠損が出ている。また、国債や地方債を担保にして百十億円の借金もしているということで、ぜひ資料を精査したいと思います。  ...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、学力テスト実施に当たって二社に民間委託をしていること、つまり、契約をしているわけですから、その契約書と仕様書と見積書などがあれば出してほしいと。実は、仕様書と見積書は来ていないんですけれども、契約書だけは来たんです。つまり、今年度の実施段階のものはあるんで...全文を見る
○保坂(展)委員 では、初中局長に伺いますが、このNTTデータとベネッセとの両四十三億円の契約は四月二日から着手されたんですか。そして、間もなく実施が可能なんですか。
○保坂(展)委員 これは、先週、余裕を持って資料請求しているものでございますから、今、少なくとも十八億円分の契約書がこの私のファイルの中に来ていなかったということは非常によくないと思います。  もう一回初中局長に聞きますけれども、準備段階の契約と実施段階の契約があるのはわかりま...全文を見る
○保坂(展)委員 私の意見を言えば、これは、この種の大事業ということを、そんなに、四月二日を発端にしてなし遂げるなんということはできやしないんですよ。ですから、これは一月なりあるいは昨年の十二月なりに、実態上、こういう中身にかかわる作業はスタートしていたというふうに見るのが当たり...全文を見る
○保坂(展)委員 これは恐らく、国と民間業者の契約がどこの省庁でもそういうふうになっているのは、この前は最高裁の問題をずっとやりましたけれども、実際の契約書が作成される、締結される日付をもってこれは効力が出るんですよね。会計法上も明記されている。つまり、それ以前は未契約状態という...全文を見る
○保坂(展)委員 私が言っているのは、資料請求があったら、その準備段階のものも出すべきであるし、それから、再委託、言われていますよね、結構大きな金額ですよ、その再委託にかかわる資料も出すべきではないかということ。これは、規範意識ということを御提示されているので、文部科学省自体も規...全文を見る
○保坂(展)委員 時間ですので、続きはまた聞きたいと思います。
04月25日第166回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、さきの法務委員会で、採決を強行するようなことはぜひやめていただきたいと申し上げたんですが、残念ながら、この少年法というかなり大きな原則を変更するような法案について採決を強行されたことについて強く抗議をしたいと思います。  また...全文を見る
○保坂(展)委員 多くの国民も、総理が厳罰化ではありませんよというふうに言っていただければはっきりしていたと思いますけれども、厳罰化ではないと今法務大臣は言われましたね。そうすると、なぜ十一歳から十三歳の子供たちを少年院に送致する必要があるのかという疑問が出てくるわけです。これま...全文を見る
○保坂(展)委員 今いみじくも法務大臣が言われた、福祉の施設では対応できない、こういうケース、恐らく長崎県で起きた事件、長崎市と佐世保で二つの事件がありました、こういった事件を想定されているんじゃないかと思うんです。  もう一度厚生労働省に伺いますが、福祉施設、先般きぬ川学院に...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一問聞きますけれども、私がいろいろお聞きしたところによると、私たちは、世間で非常に騒がれた大きな事件を起こした子供がかなり問題を起こしたり困難だというふうになっているのかなと思うんですが、実際は違うというふうに聞いているんですね。要するに、児童自立支援施設に...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省刑事局長に伺いますが、どういう場合、十一歳から十三歳の少年院送致というのが想定されるんでしょうか、今回の改正によって。つまり、何を想定して、本当はおおむね十二歳以上の要件もなかったわけですけれども、与党修正によってそうなりましたけれども、どういう基準でこれ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますけれども、今刑事局長が答弁したように、凶悪重大な事件あるいは開放的な児童自立支援施設よりは集団規律を重視した少年院の方がいい、大体こういう大枠で考えているということなんですが、大臣は前回、触法少年、犯罪少年、特段区別をしないで扱っていくというふ...全文を見る
○保坂(展)委員 触法少年が来る場合はないんじゃないですか、現在は。それは基本ですよ。
○保坂(展)委員 ということは、大臣、十四歳未満の子供たちは今でも少年院に入っているということですか。どういうことなんですか。
○保坂(展)委員 大臣、法案出し直しじゃないですか。どうですか。与党の担当者も、どうですか、この状態で。
○保坂(展)委員 これを国民の皆さんあるいは関係者、少年事件に真剣に、いろいろな立場で相対している人たちが注目していると思いますので、大臣、しっかり認識を持っていただいて、一体何が議論されているのかということを厳密に見て、その上で答弁されているのかどうか、本当にこれはちょっと疑問...全文を見る
○保坂(展)委員 虞犯少年というのは、犯罪を犯すおそれがある子供であって、犯罪を犯してはいないわけですよね、大臣。少年院に入れていいんですか。少年院の中で集団生活をすることによって、かえって犯罪を犯すおそれが助長される危惧もあるんじゃないですか。
○保坂(展)委員 矯正局長に伺いますが、大臣がおっしゃっている認識と局長が言っていることは前回も大分違うんですよ。  つまり、十四歳未満の少年が入ってくる、子供が入ってくることに対して、以前は、五歳、八歳という非常に低い年齢の子たちについてもそう決まれば対応するとおっしゃってい...全文を見る
○保坂(展)委員 前回は、疑似家族制度も導入してということを言っているんですが、少年院の中に、児童自立支援施設にあるような小舎制、こういうものを導入しようという計画はあるんですか。
○保坂(展)委員 そうすると、疑似家族制度というのも、疑似というと本物ではないというような印象も与えますが、私は、児童自立支援施設でやっていることは相当すごいことをやっているなと思いますよ、本当に、家族同様に寝起きして共感性を育てるということをやっているわけです。  疑似家族制...全文を見る
○保坂(展)委員 矯正局の方でもいろいろ苦労して考えているということはわかりましたけれども、やはりこうやって聞くと、本当に審議は足りていないですよね。実際、少年院に十一歳から十三歳までの子が送致されるという修正案が提示されて、その後すぐに採決があったわけで、裁判所は、少年審判にお...全文を見る
○保坂(展)委員 警察の生活安全局長に伺いますが、前回、一番冒頭の審議で、那覇の放火事件について、私、具体的な事例を挙げて問うたと思います。これは、二〇〇四年八月七日、三時三十分に交番に任意同行されて、四時四十分現場、そして、結局、児童相談所に通知されたのは翌日の夕方四時であると...全文を見る
○保坂(展)委員 触法少年に対する調査権ということが今回の法改正によって出てきたことによって、一時保護施設が使われるだろうというふうに聞いております。  厚労省に伺いますけれども、世間の注目を集める、マスコミが非常に大きな事件だということで国民的な反応も非常に、驚愕も大きい、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一問、警察に伺いますけれども、結局、任意の調査であるということで、十四歳未満の少年に対して、例えば十四歳以上の少年に対して刑訴法の適用をするような扱いをしないということでずっと答弁が続いていますけれども、これは任意なんだよという、任意ということを十一歳とかそ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、時間ももう残り少なくなったので、先ほど冒頭でお聞きした、ずっとこれにこだわっているのですが、結局、年齢を下げたわけですよね。年齢の下限はなかったんですが、与党修正で下限はついた。しかし、十一歳という、小学生ですね、この子供たちを少年院に入れるについて、...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に感想を述べて、もう答弁は要りませんけれども、大臣、聞いてください。  矯正局長が言ったように、疑似家族制度だとか、例えば小動物だ、いろいろ言いましたね、食器をかえるとか、あるいは年齢に応じてと。つまり、十一歳から十三歳までの少年院入院対象者が拡大されるわ...全文を見る
04月26日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第5号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず梶田参考人にお願いいたしますが、今回、中教審答申、土日返上で非常に大変スピードでまとめられたということなんですが、教育再生会議の第一次答申の骨格を生かしたとされていますけれども、イコールではないということでございます。  教育再...全文を見る
○保坂(展)委員 次に梶田参考人と高倉参考人に同じことでお伺いしたいと思いますが、結局、時代が動いているということで、その時代の変化を身につけるためのスキルアップというか、リニューアルという言葉を使われていますけれども、かつての日本も、確かに携帯メールとか、今ございますよね。ただ...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。  私は、臨教審は、やはりこれまでの戦後教育の理念を、例えば個性化だとかそういう言葉でかなりパラダイムシフトというかパラダイムチェンジということで、その後の学ぶ力、生きる力も含めて、新しい学習観みたいな部分を、戦後、一律覚え込めという大...全文を見る
○保坂(展)委員 次に勝野参考人に伺いたいんですけれども、私も、いろいろな学校現場で苦労されている先生と会って、いい先生だなと思った先生の中に、万引きをした子がいて、その子を指導しようとした、そうしたらその子が、先生と言って涙を流して、僕はもう終わりだというふうに言ったそうなんで...全文を見る
○保坂(展)委員 今の点と関連して嶺井参考人にもう一度伺いたいんですが、今回の免許更新制では、これは、研修実績あるいは勤務実績、こういうことを見て、一部あるいは全部免除だという制度がございます。これは一体だれがどのように決めていくのか。  例えばそれは学校長だったり、その市の教...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に勝野参考人に。この間の教育改革をめぐる議論は、イギリスモデルですね。サッチャー政権下、これはまた日本をモデルにして導入をされて、学校番付表の評価であるとかナショナルテストであるとか、非常に大がかりにやったわけですね。ここに学ぶ、こういうふうに言われているわ...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。
04月27日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第6号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  伊吹大臣に、教員免許のことについて伺っていきたいと思います。  例えば、国会議員年金の制度も変わりましたね。十年を超えた方については相当残り、十年に満たない方については全くなくなった。こういうような形、これは例がいいのかどうかわかり...全文を見る
○保坂(展)委員 これは大臣に伺いますが、いわゆるベビーブーマー、団塊の世代の大量退職がもう既に始まっているわけですね。私が気になるのは、定年退職まであと二年とか三年とかわずかな期間を残している方が、こういう講習ということで、相当すり切れるぐらい頑張ってやってきた、かなり疲れもた...全文を見る
○保坂(展)委員 これは懸念として申し上げているわけであって、燃え尽きる寸前の方が相当多いということもあります。非常にオーバーワークであるということもあります。  もう一点、ペーパーティーチャーの問題を伊吹大臣と議論したいんですね。  これは、教員免許を持っている方、四百万人...全文を見る
○保坂(展)委員 余り認識は違っていないんですね。そういう認識なんです、私も。ただ、教員免許としては、その講習を受けない状態であれば教員免許は一たん失効する、そして、今大臣が言われるように、またやりたいのであれば講習を受けてくださいよという話ですね。  しかし、その講習を受ける...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣がおっしゃるのは、とりあえず最初は、内定が決まっている方、これから新しくなる方と、十年講習ですかね、十年目の方、ここにやっていく。それから、ずっと教員をやっていた方についても講習をやるんですね、今の答弁だと。幅広い人材を得ていくという立場からは、...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、相当昔の話、あるいはつい最近の話でも、教員養成課程で教員免許というものを取った、これは終身であるというふうに思って取っているわけですよね、その人たちは。自分はすぐには教員にはならないけれども、いつかなるかもしれない、将来何かのときに役に立つかもしれな...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、どうも幅広く社会全般から教員のなり手を集めていこうということとちょっと矛盾をしているのではないかと思います。後で、さらに掘り下げて議論をしたいと思います。  きょう、ちょっとペーパーを配らせていただきましたが、学力テストの予算問題で初中局長に伺います。 ...全文を見る
○保坂(展)委員 その民間の部分に対して、ちょっと契約書の一部をお配りしていますけれども、大分変わった契約書なのかなというふうに思うんです。  例えば、この十七条には、「甲は、必要があると認めるときは、」「委託費の全部又は一部を概算払することができる。」全部払ってしまえるよとい...全文を見る
○保坂(展)委員 時間も余りないので、一番最後に、文部科学省が持ってこられた、NTTデータ及び、これは再委託という形で旺文社系の研究所に採点等をいろいろ頼んでいる、こういう経費ですよというのがついてきたんですね。これを見ると、研究職員一式七千百五十万円とか、非常に大ざっぱであって...全文を見る
○保坂(展)委員 これについては、契約書を見る限り、そうでもない表記があるので、私もよく読んでみます。文科省の方でも、大臣、よく検討してください。  終わります。
04月27日第166回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私は今、二つの点で抗議をしたいと思います。  一つは、先ほど来開会に抗議をいたしましたけれども、更生保護法案、大変重要な法案だと思います。これまでの仮釈放や少年院の仮退院の扱い、そしてまたその最先端にいる保護司の皆さんの立場、大きな...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、二つ目の抗議というのは死刑の執行です。  きょう、三人の方の死刑の執行がされたということでございます。先日の執行はたしか十二月の二十五日ですが、今回は、大阪の名田死刑囚、東京の田中死刑囚、そして福岡の小田死刑囚ということであります。  この点に関し...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、昨年の死刑執行はクリスマスだったんですね。お一人、処刑された方は七十五歳で、前にも言いましたけれども、自分の足で立つことができなかったそうです。車いすで移動していた。ということは、どういう状態で処刑をされたのか。車いすですから、自分で立つことはできないわけ...全文を見る
○保坂(展)委員 今回、確定者が百二人になっていたところが九十九人に、今回亡くなった、処刑をされた方によって、百を切ったわけです、大臣。  この百人という数にこだわっていますか。私はこだわるべきじゃないという意見です。つまり、百人を超えた分は、百にしないようにどんどん処刑をして...全文を見る
○保坂(展)委員 後ほど、改めて法務大臣室にも伺いたいというふうに思います。  では、きょうは法案の大事な時間ですから、法案の方に入りたいと思います。  法務大臣に伺いますけれども、今回、執行猶予者保護観察法を更生保護法に統合するということですが、執行猶予というのはどういう制...全文を見る
○保坂(展)委員 私の理解は、これは何か、さかのぼるとインド大法典というところに行くらしいんですけれども、あなたは明らかに罪を犯した、本来なら、三年なら三年、五年なら五年の刑に服してもらわなければいけない、しかし、あなたには改悛の状があるし、また初犯である、だから、とりあえずもう...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば、三年のところを二年半で仮釈放された。そうすると、あと半年間ですね、保護観察の期間。これが終われば、一応その刑は満了するということだったと思います。今回、そこに遵守すべき条件が非常に細かく規定をされていますよね。そのことによって、いわばその仮釈放は取り消し...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、あと一週間で刑が満了だという方、仮釈放中の対象者が仮釈放を取り消されるということは大変大きいわけですね。半年なり、あるいは一年なり残していたもの、つまり、この仮釈放中、保護観察中の期間というのは刑の執行に当たらないよということですよね、今お答えになっ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは保護局長に伺いますが、特別遵守事項で列挙されている一というのを見ると、「犯罪性のある者との交際、いかがわしい場所への出入り、遊興による浪費、過度の飲酒その他の犯罪又は非行に結び付くおそれのある特定の行動をしてはならないこと。」と、少年でいえば虞犯に当たるよ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますが、昭和十一年に、例の治安維持法に絡んで思想犯保護観察法というのが施行されて、実際に思想犯保護観察制度というのがあったんですね。これへの反省から、戦後、非常にここの部分は慎重になったと言われているんですが、今の遵守義務あるいは特別遵守義務につい...全文を見る
○保坂(展)委員 我々はおおむね、こういった仮釈放中とか保護観察中の人がまた似たような事件を起こす、性犯罪などは特に、これは困ったことである、手当ては絶対必要だという立場ですが、今の大臣の答弁だとどうでしょうか。思想、信条の自由をしっかり守っていく現行憲法の中で、やはり刑罰なんだ...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば、入管法などで、海外の捜査機関に政治的な理由によって云々、こういう事犯に対しては情報を提供しないという規定がちゃんとあるんです。ですから、政治犯という概念がないなんということはあり得ないですし、また、労働組合運動などでいわば刑法犯として検挙されるという例も...全文を見る
○保坂(展)委員 非常に常習性が高いと言われている性犯罪の方なんですが、満期になってもやはり危険性があるということで、更生保護施設などに入りたいと本人が言っても全部断られるということがあるんですね。これに対する手当ては具体的に考えていますか。本人たちが入りたいと言っても、いや、う...全文を見る
○保坂(展)委員 日本の更生保護の分野、保護司さんもそうですよね、やはり全く、実費分といっても実費も出ない。だから、実費ぐらいは出してくださいよという声はあります。  それからまた、私の知り合いでも、憩いの家といって、少年で、かなり大きな事件をやってしまったような子は、少年院を...全文を見る
○保坂(展)委員 私は倍でも間に合わないんじゃないかと思いますね。実際に今保護観察官で実務に当たっている方が八百人台というふうに聞いていますけれども、とてもじゃない。しかも、やることが非常に細かくなりましたよね。もっときめ細かく見ようということでしょう。そうしたら、大臣、やはりそ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、保護司会の運営費については、大臣が大変前向きな答弁を今回したということでよろしいですね。  終わります。     —————————————
05月07日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第7号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、教育再生会議でいろいろ議論をされている、その議論が子育て中のお母さんたちにもかなり波紋を呼んでいるんですね。例の親学の提言の問題。これは正式にどこまでどう出てきているのか後でお聞きしていきたいんですけれども、まだ、その報道ぶ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは政治家同士の議論ということで、総務大臣にもちょっと伺いたいんですが、次の提言として報道されているのに、授乳中にテレビをつけない、そして五歳から子供にテレビ、ビデオを長時間見せない、こういうのがあるんですね。何で五歳なのかがちょっとわからないんですけれども、...全文を見る
○保坂(展)委員 伊吹大臣、今のお二人にお聞きした点も含めて、三番目には、企業は授乳休憩で母親を守るというのもあるんですね。  日本のような狭い国で、大都市、通勤ラッシュがございますよね。ですから、確かに、職場で仕事を継続したい、そして保育室は完備してほしい、授乳は別に授乳休憩...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣の感覚とそこは一致をしているんですが、他方で、教育再生会議は、我々が大臣の言われる国権の最高機関で、基本法以来、かなり教育をめぐる根本的な命題について幾つか重要な議論をしているさなかに、一方でこういう話がある。道徳教育の話も出ました、また大学九月入学制なども...全文を見る
○保坂(展)委員 例えば、母子家庭における児童の養育の扶助も削減されているわけですね。演劇はいいけれども、とてもやはり、チケット代も高いし、なかなか行けないよという声もある。学校や保育園でむしろやってほしいという声もありますね。  下村さんにお聞きしたいのは、いや、演劇を入れた...全文を見る
○保坂(展)委員 では、もう一点聞きますけれども、乳幼児健診に合わせて自治体が親学講座を実施する、こういうのも入っているようですね。この親学講座という内容がまずわかりませんし、これを義務化するべきだ、そういう声もあると報道にはあります。ぜひここに出てきて、本当は直接聞きたいんです...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長官が戻られたので。  この教育再生会議の第二次報告というのはいつ、どういう形で出るんですか。ちょっと計画を語ってください。
○保坂(展)委員 それまでこの委員会で議論しなきゃいけないなということを強く思いますけれども。  官房長官、今、この親学の提言を、順番にいろいろ気になるところをやっていたんですが、最後に出てくる、一点評価というか、私はこれは大事だなと思うのは、遊び場確保に道路を一時開放、こうい...全文を見る
○保坂(展)委員 東京の世田谷区で始まったんですが、冒険遊び場運動というのがありまして、公園の一角を、ターザンごっこやたき火やべいごまや、いろいろなことができる空間にして、これは、地域の人が実行委員になって、けがやトラブルは自分たちで解決する、行政に訴えない、こういうルールでやっ...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長官に、前にちょっとフジロックの話をやりかけて時間で終わったので、ちょっと続きをしたいと思いますけれども、フジロックという大イベントがあるんですね。苗場で行われています。十万人が参加するんですね。  私は、おととしかな、友人に、行った方がいいよということで...全文を見る
○保坂(展)委員 終わりますが、親学提言はぜひ見直していただいて、もしどうしても出すという場合は、ぜひこの委員会でしっかり議論させていただきたいというふうに思います。  終わります。
05月08日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第8号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  藤田参考人にまずお聞きをしていきたいと思います。  私は、八〇年代から学校現場でいじめや校内暴力、いろいろな事件が起こるたびに、現場に行って子供や教師の声、親の声を聞いてきた体験を持っていますけれども、学校に多々問題はあるということ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点、教育改革という意味では、何度も旗が振られてきて、色あせるとまたこのスローガンが後退するということもあったかもしれません。  ただ、今行われている議論、非常に違和感を覚えますのは、例えば、私、教育基本法の特別委員会の審議で、九九年以降いじめ自殺がゼロだ...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、田村参考人に伺います。  やはり田村参考人も、ずっと長らく、教育改革の二十年というスパンでいえば、いろいろ発言もされてきたと思います。私学という立場だけではなくて、公教育全体がかなり大変なことになっていると。今、藤田参考人もおっしゃったように、学力の危機...全文を見る
○保坂(展)委員 もう少し時間があればじっくり議論させていただきたいんですが、時間が余りありません。植木参考人と佐貫参考人にそれぞれ御質問をして、お答えをいただきたいと思います。  六十年変わっていないということが教育基本法改正の中でも議論になりました。今もそういったことが言わ...全文を見る
○保坂(展)委員 大変貴重な御意見をありがとうございました。  これで終わります。
05月10日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第9号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは伊吹大臣に、午前中、教育再生会議や中教審をめぐる議論がありましたけれども、道徳教育についてちょっと伺っていきたいと思います。  教育再生会議では、小中学校において徳育という正式教科でやっていこうというような議論が展開をされて...全文を見る
○保坂(展)委員 幾つか質問がありますので、答弁を少し縮めていただければありがたいんですが。  再生会議の中で、教育現場で戦前の徳目、修身、道徳の復活をというような声も、こういうことをおっしゃる方もいるということであります。今、大臣の答弁では、教科にした場合に、教科書、そして教...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、今来られたばかりなので、官房長官にちょっと伺います。  先ほど高井委員も出していらっしゃいましたけれども、私も、きょうの新聞を見て、教育改革の改革を、教育再生会議への七つの疑問ということで、河野太郎議員や後藤田議員など自民党の若手のマネジメントの観点...全文を見る
○保坂(展)委員 言いっ放しの会になってしまってはいけないわけで、自由に民間の方がやっているのであれば、これはどんな意見も自由闊達でよろしいんですけれども、官邸が、まさに官房長官、総理、こういうラインで文科省も飛び越えてやろうみたいな話も一部あったわけですから、これは非常に私は危...全文を見る
○保坂(展)委員 何が道徳かということをずっと議論していくと時間が足りないんですけれども、その道徳心という中には、恐らく、法律を守ろうとか決まりは守ろうとか、そういう規範意識的な部分以外にも、自分の立場も忘れて人を助けるとか、あるいは、自分の国以外の、地球の相当離れたところで起こ...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、規範意識が前面に出て、その規範意識が突出をしていることに、もう少しバランスを考えていただきたいという意味で私は今の指摘をしたということなんです。  もう一点、教科に関する事項は文部科学大臣が定めるというふうになっていた部分が、「教育課程に関する」とい...全文を見る
○保坂(展)委員 我々の解釈は、教科というのはそれこそそれぞれの科目であってというような考え方をしておりますけれども、文部科学省の解釈は、今大臣のおっしゃったのは、教科という中にいわば教育課程も従来から入っているんだ、入っているものであるからそう変わるわけではない、こういうことで...全文を見る
○保坂(展)委員 残りの時間、ちょっと免許更新制について私がいろいろ調べたところ、カナダで、これは五大湖のところのオンタリオ州ですか、こちらの方で、当時の進歩保守党政権で、やはり日本の制度とよく似た教員資格再審査制度、これは局長に伺いますが、こういう更新制が導入されたんです。内容...全文を見る
○保坂(展)委員 伊吹大臣、今お聞きのとおり、そんなに資料が多くないということもあるかもしれませんが、三人に一人が五年以内に退職するという形で、いわば教員免許更新制はカナダのこの州においては失敗をしたということであります。  それを踏まえてなんですが、意外と私の周りで反響が多い...全文を見る
○保坂(展)委員 私、教員になろうという人たちが萎縮をしたり幻滅をしたり、教員免許を持っている人ががっくりきたり、そういうことになってしまわないかという点を懸念して、この点は再度またやりたいと思います。  終わります。
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  齋藤知事に伺いたいと思います。  まず、多くの親たちから見て、学校の現状が果たして危機的なのかどうか。例えば非常ベルが鳴りっ放しでとまらないような、つまり、放置しておくとその教育というものはもう瓦解をしてしまうんじゃないかとかいうよ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一問なんですが、先ほど来地方分権一括法の趣旨に逆行するような懸念を知事はおっしゃっていますけれども、この問題は、昨年教育基本法の議論のときに、私自身も、一九九九年以降ずっといじめで亡くなった子がゼロというのはおかしいのではないかと。統計を見ると、例えば厭世、...全文を見る
○保坂(展)委員 次に逸見委員長に伺います。  今もお聞きしましたけれども、いじめがどういうふうに広がっているか認識するのは非常に難しいというのはわかっているんですね。ただ、亡くなったという事実があって、いじめられたという事実もあって、そのいじめによって亡くなったかどうか、そこ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点なんですけれども、逸見委員長に先ほどちょっと言ったことなんですが、文部科学大臣が出てこざるを得ないような、児童の生命が危険に侵されて教育委員会が放置し続けている、文科大臣が出なきゃいかぬという具体例をイメージできますか。
○保坂(展)委員 では、次に後藤先生にお願いします。  私も、佐世保で女の子が同級生を殺したという事件に衝撃を受けて、あの事件の現場に五回行きまして、いろいろな方のお話も聞いたりしました。実は、あの長崎県では、前の年にも駐車場から突き落としてお子さんが亡くなるという衝撃的な事件...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一つなんですけれども、今度、副校長あるいは主幹、指導教諭、こういった新しい制度を導入するという中身になっていますけれども、今までの教頭だとか主任だとかとそれがどういうふうに重なるのか、それぞれ違うのか。まだ十分明確じゃないところもありまして、国会での審議も、...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に、知事にまた伺います。  今、教育基本法からこの教育三法の議論を国会ではやっています。他方で教育再生会議というのがあって、こちらの方で国会の議論とは必ずしもかみ合わずに、例えばいじめの問題が起きているときには出席停止がいいんじゃないかとか、教員でいえばだ...全文を見る
○保坂(展)委員 もちろん議論することはとてもいいことなんですが、議論をしている以上は、国会の議論ともかみ合わせて我々も議論をしっかり展開していきたい、こう思っています。  きょうはありがとうございました。
05月11日第166回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○保坂(展)委員 社会民主党の保坂展人です。  七条明法務委員長に対して、平岡秀夫君から提出された委員長不信任動議に賛成の討論を行います。  私が当法務委員会に参加をいたしましたのが一九九六年、時として激しい議論はあったものの、日程協議等については穏やかに行われる、これが常で...全文を見る
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  長勢大臣にまず一般論でお聞きをしていきたいんですが、このところ、規範意識だとか道徳心ということをめぐって、衆議院の教育三法をめぐる特別委員会で議論をしています。  タクシーに乗られることはあると思うんですけれども、例えば、羽田空港で...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、ところが、この二つのケースとも、羽田空港で、お客さん、ありがとう運転手さんといって受け取って、いい気持ちでタクシーに帰ってきたら、デジカメで撮られていた。いわゆる駐車違反ですね。ということで、ここは取り締まりの対象になる。  それから、やはり身体に障害の...全文を見る
○保坂(展)委員 今のようなケース、法務大臣にちょっと考えていただいたようなケースについて、弁明ができるというんですけれども、この弁明が認められる場合、これは取り締まりに値しないなという場合は、どういう場合があるんでしょうか。
○保坂(展)委員 今ちょっと長い答弁がありましたけれども、私が指摘したようなケースというのは、運転者がぐあいが悪くなってではなくて、ぐあいが悪くなった人がタクシーに乗って、タクシーの中でさらに余り容体がよくなくて、運転手さん、ちょっと肩をかしてくださいといって、ではマンションの何...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣の非常にわかりやすい答弁をいただいたと思います。  警察庁、例えば子ども一一〇番とかやっているんですね、タクシーでも。いわゆる、いろいろな不審者が、声かけ事案とかがあって、やはり警察官だけでは目が届かないというときに、例えばタクシーのドライバーが、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣は、まさに社会的な常識の範囲、例えば、この制度で取り締まりを受けた車両の中で、霊柩車はないということなんですね。霊柩車はさすがにないんですね。  例えば、交通事故が目の前であって、ちょっと笑い事じゃない、要するに、かなりけがをしたり、危ない状態でひっく...全文を見る
○保坂(展)委員 では、ぜひ実のある話し合いをして、障害を持っている方、急病人の方をタクシードライバーが心置きなく助けることができるというふうにしていただきたいと思います。  次に、ちょっと最高裁の経理局長に来ていただきましたが、私、実は民事裁判を十六年やったという経験がござい...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、昭和三十七年、一九六二年に、この石川義夫さんは、最高裁の経理局主計課長、今もいらっしゃいます、元ですかね、主計課長ですか、されたんですね。経理局時代という思い出が書いてあるんですよ。  当時の経理局長は栗本一夫さん、これは最高裁判事にその後なられる方で...全文を見る
○保坂(展)委員 この矢口洪一さんは、昨年、惜しくも亡くなられたということですけれども、裁判官生活の三分の二を背広で過ごし、最高裁の七局中五局までを経験、いわばミスター最高裁というふうに言っていい方だと思います。  さらに思い出の回顧録は続いて、経理局の人間が大蔵省主計局の予算...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点、二百十四ページに、かなり経理局が長くて、今の最高裁の建物を建てるのにも非常に活躍されたそうですね、石川さんは。そして、経理局の勤務を、最高裁の建物を建てる大事業もやって、山形地裁の所長になります。これは昭和五十年ですね。そのときの思い出があるんですね。...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、ことしの予算委員会からこの法務委員会にかけて、広報費の問題をずっとお聞きしました。少なくとも最高裁判所については、厳格な上にも厳格にやっているに違いないというふうに非常に信頼をしていましたので、極めて意外だったり、契約の内容はおかしいんじゃないかということ...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、その請求書並びにそういった内訳の書類も提出をしていただきたいし、この言い分を了としたということで確認してよろしいですか。
○保坂(展)委員 きょうは、私にも思い出深い石川元裁判長の本を引いてお話をいろいろ聞いたというのは、この中で、最高裁長官まで務められた矢口さんが、私が営繕費をふやしたんだ、だから大丈夫だ、こういう仕切りを、非常に古い話ですけれども、当時はされていたということと、それから、今回、裁...全文を見る
○保坂(展)委員 答弁は要りませんけれども、私はことしも予算委員会でいろいろ、与党からもこれはおかしいじゃないかという声が出ましたけれども、十四億円ついているんですね。それについても、過去と同じように、幾ら使ったのか使わないのか、余った分はどこに行っちゃったのかどうなのか、予算の...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。ありがとうございました。
05月15日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第11号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、市川参考人にちょっと総括的に御意見を伺いたいんですが、私は、内閣が、教育再生、こういう言葉を使っていることに実は違和感を持っているということを繰り返しこの委員会でも述べてまいりました。この委員会も教育再生に関する特別委員会となっ...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、門川参考人に伺いたいんですね。  私どもは、地方公聴会で、私自身は公聴会に先駆けて山形と愛媛の学校を見に行ってまいりました。もちろん、我々をセッティングするという学校ですから、地域の中で比較的うまくいっている学校なのかなと思いながらも、いろいろな努力や試...全文を見る
○保坂(展)委員 異常な事件といえば、けさも福島県で、首の一部を持った少年が警察にあらわれるというような、またショッキングな事件がございますので、これは、私、ニュース速報で全くそれしか見ていませんけれども、何か起こると、すべて学校制度のシステムだというふうに短絡するのだけは我々も...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点、中嶋参考人に伺いたいんですが、教育委員会の共同設置で教育行政を広域化する、あるいは一部事務組合にゆだねていくというようなことがこの法案の中にあり、自治体なり住民から乖離をしてしまうんじゃないか、また、国や文科省が広域化、共同設置を推進するというような動...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、門川参考人と荒谷参考人に伺いたいんです。  先ほども同僚委員から、いわば文科大臣の是正要求、そして指示について、具体的には、教育委員会が、法令違反や怠りによって生徒等の教育を受ける権利の侵害が明白になっているときであるとか、あるいは緊急に生徒等の生命身体...全文を見る
○保坂(展)委員 ただ、具体的にはイメージできないというのが皆さんの共通の点なんですよね。具体的な例は想定できない、しかし緊張感としてあった方がいいだろうというお話でした。  私は、市川参考人に伺いたいんですけれども、いじめ自殺が九九年以降ずっとないじゃないかということも、具体...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。  今お話しした点は、実は、警察庁はかなり詳しい統計を持っておりまして、学齢期のお子さんでみずから亡くなった子の中に、学校問題というジャンルで入れている子が多数いたんですね。ところが、その数と文科省の統計が、母数からいって全然違うわけで...全文を見る
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、中村市長と井関委員長に同じことをお尋ねしたいと思うんです。  現在、内閣そのものが教育再生ということを語って、法案の審議をしているわけですけれども、教育における危機が広がっているという認識をこの間広く提示をしていると思います。...全文を見る
○保坂(展)委員 続いて、市長にお聞きいたします。  私も教育再生会議の提言について大変違和感を持った一人でありまして、今市長が言われた、逆にこの提言をばねにして地域の取り組みをやったというのは、新鮮に聞かせていただきました。  そこで、お尋ねなんですが、このいじめの問題もず...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、井関委員長に、同じ点なんですが、国の指導がある程度必要ではないか、こういう意見ですね。  例えば、生徒の教育を受ける権利が明白に侵害されているだとか、緊急に生徒の生命身体を保護する必要が生じる、そのことを教育委員会がやっていないときに国が是正とか指示に入...全文を見る
○保坂(展)委員 具体的に余りないのであれば要らないのではないかと私は思うんですけれども、もう一点、委員長に伺います。  九九年以降教育委員会にお入りになって教育委員長を長らく務めてこられて、学校の先生の世界、教育界といいましょうか、ごらんになってきたと思うんですね。去年はいじ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点なんですが、教育委員長として、教育長を初めとした事務方がいろいろ起案されて原案を持ってくると思うんですが、これを教育委員会として、ちょっとこれはだめだということで押し戻したり、かなり訂正させたりとかというような、そういう議論は愛媛県の場合はあるんでしょう...全文を見る
○保坂(展)委員 続けて、片岡校長先生と中村市長に、最後の質問になるかと思うんですが、現に今格差社会ということが言われています。十年前と比べると、生徒の家庭のあり方とか経済事情は大きく変わっていると思います。そういう中で緊急にしなければならないとお感じになっていることがあれば、お...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。  経済的な格差によって、基礎がうまくつかめない子供たちがこれからふえていくことをとても懸念しています。ぜひそれぞれのお立場で、そういうことがないように、公的な、社会的な支援の方をしっかりお願いしたいと思います。我々もそういう議論をして...全文を見る
05月16日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第12号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、民主党の提案者にまず伺っていきたいと思います。  先ほどの答弁、石井委員のと、ちょっと問題意識が重なったところがございますので、そこは、ダブっているところは少し簡略にしていただいてお答えいただきたいんですが、教員免許更新制...全文を見る
○保坂(展)委員 続けて民主党の提案者にお願いしたいんですが、私、この免許更新制の中で、ペーパーティーチャーの問題を伊吹大臣にも何度かお尋ねをしてきました。その趣旨は、現在四百万人を超える方が教員免許を持っていて、いつかはと思っているのか、あるいは機会があればと思っていらっしゃる...全文を見る
○保坂(展)委員 この点についてはやはりそういう配慮、とても必要だということを指摘しておきたいと思います。  では続いて、政府についての質問に移りたいと思いますが、午後一番で田嶋委員からサッカーくじの話題が出たわけです。BIGの話題が非常に沸騰しまして、また当たりが出なかった、...全文を見る
○保坂(展)委員 この問題については、実は大臣も、これは議員立法だというふうにおっしゃっていますが、我が党も党内で議論沸騰しまして、いや、これはいいんだという先輩議員と、やはりこれはいかぬでしょうという我々若手と、議論が結局おさまりませんで、賛否分かれた。私は反対に回りました。そ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、私、前からずっとこの日本ユニシスとの契約について、これは議員立法でされています。そして、文科大臣が場合によってはとめるという権限まで参議院の修正でされたという経過ですよね。  ですから、去年の段階で聞いて、百十三億円プラス大体四十億円でしょうかと。そして...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣、私はきょうの質疑に当たって、このペーパーを見て、初期投資の額、それからランニングコストは幾らなのか、それで、今回みたいなシステムダウンが起きたときにどういう契約になっているのか、これは業者側が持つのか、それとも、またシステム増築という形で随意契...全文を見る
○保坂(展)委員 この質疑に先立って、このサッカーくじに関して、第二期、日本ユニシスと新たに契約したわけですよ、その契約書をぜひ出してくださいと。契約書には日付と金額があります。内容もわかります。そして、仕様書がついていれば、大体こういうことで運営されているんだということもわかり...全文を見る
○保坂(展)委員 午後一番の質疑で、三十四億円をとりあえず勘定間で融通して処理をしたというお話でしたが、これはどの勘定間、つまり、別の勘定というのはどの勘定から引っ張ってきたんですか。
○保坂(展)委員 百九十億円をシンジケート団から借り入れているわけですね。そして、今言ったように、百億円は七年間で返す。  一体、要するに返すべき総額は幾らなんですか。そういうことが全然わからないじゃないですか。契約書も出さないというだけじゃなくて、数字の基本すら全然出てこない...全文を見る
○保坂(展)委員 最後にこの件についてもう一度聞きますけれども、これは国会の議論もいろいろあったんですね、見直すべきじゃないかと。池坊さんも、議員立法当時に、これはギャンブルじゃないかということで当時の町村文部大臣に迫りましたけれども。いろいろな議員それぞれの価値観をぶつけて議論...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、この種の契約の詰めの甘さというのは各官庁あるんですけれども、例えば今回のシステムのふぐあい、これはどちらの責任なのか、契約上しっかり明記されていなければいけないはずですよね。そういうことについてやはりしっかり情報を出してほしい。これが最終的にアウトになった...全文を見る
○保坂(展)委員 今回の学校教育法には、先ほどの話にもありましたが、「規範意識、」という言葉が盛り込まれていますね。「公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画」する、こういうことですけれども、私が常に伊吹大臣に問いかけてきているのは、教員免許更新制のシステム設...全文を見る
○保坂(展)委員 今、きょうは穏やかにやっていますけれども、百十三億円という初期投資とずっと聞いていて、この紙しかありませんと言っていて、先ほど党首討論の間にちょっと電卓で計算をしてみたら、大分違うじゃないか。これはやはり困るんですね。  官房長官に来ていただいていますので、一...全文を見る
○保坂(展)委員 残り時間わずかですが、初中局長に伺います。  教育基本法の議論のときから、いじめ自殺について随分議論しました。何度もこれはやりとりをしていますが、そこのポイントとして、警察庁が把握している児童生徒の学校問題における自殺者の数と、文科省の統計の母数がそもそも違う...全文を見る
○保坂(展)委員 お子さんが亡くなるというのは本当に大変なことですけれども、何が起こっているのかをまず私たちが知って、文科省も知って、その上でどうするかという前提だと思うので、早くその作業を進めていただきたいと思います。  終わります。
05月16日第166回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  法案に先立って、きょうの東京新聞にも、四十一年前に起こった袴田事件について話題になっておりましたが、私は、この事件は冤罪の可能性が極めて高い、こう思っておりまして、十年越しで取り組んできました。  実は、長らくの間、彼は無罪をずっと...全文を見る
○保坂(展)委員 どうも職分、矯正局長という立場からはなかなかこういうことしか言えないということらしいんですが、実は、森山法務大臣のときにも私はこのお話を聞きまして、少々精神的に病んでいるようなことも聞いていますというようなことも、こういうやりとりでしているわけです。  そこで...全文を見る
○保坂(展)委員 会えないわけなので、せめて資料は裁判所側が判断できるように出してあげてほしいということを要望いたします。  では、法案の方に入っていきたいと思います。  今も高山委員から質問があったようですが、今回の刑法と並んで、道交法の改正ということが参議院先議で衆議院に...全文を見る
○保坂(展)委員 ということで、同乗している者も処罰されるわけです。  先ほどの質問とダブらないようにちょっとお聞きいたしますけれども、今回、道交法の改正で、私も実は片山隼君のひき逃げ事件とかいうことをずっと議論してきて、業過で、余りにもひどいんじゃないかという声、もっともだと...全文を見る
○保坂(展)委員 この条文を見ると、「何人も、酒気を帯びている者で、」「車両等を運転することとなるおそれがあるものに対し、車両等を提供してはならない。」こうありますよね。  警察庁にもう一問聞きますけれども、要するに、酒気を帯びている者といえば、深酒をしてしまった二日酔いの人が...全文を見る
○保坂(展)委員 今ちょっと業務で配送所という例を挙げましたけれども、では、これは個人間でも罰せられるんですか。ちょっときのう飲んじゃいまして、いや、ちょっと頭が重くてみたいな人に車を貸してしまった場合は、五年以下、百万円以下なんでしょうか。
○保坂(展)委員 これが私はちょっとあいまいだと思うんですよね。  世の中に、注意深い人もいるし、何かそんなに細かく人を見ていない人もいるわけですね。もしかすると二日酔いということも、酒気帯びだという自覚があって、これは危ないなと思いながら貸した場合は構成要件に当たるのかもしれ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、従来の教唆、幇助で十分機能するのではないか。これを実行行為者と同じ刑罰まで引き上げる立法事実というのはあるんですか。ちょっと刑事局長、どうですか、法務省の方は。法務省もちょっと見解を。
○保坂(展)委員 私はいろいろ新聞のファイルをしておりまして、二〇〇〇年、平成十二年の十一月の新聞記事に、検察庁関係者が事故を起こしてしまったという記事がございます。当時、東京地検の岩村修二さん、特別公判部長が運転する乗用車が中央分離帯に激突をして、乗っている方、検察庁の幹部の皆...全文を見る
○保坂(展)委員 ゴルフをやった後、ビールで軽く一杯という事実はどうなんですか。
○保坂(展)委員 そういうような報道はありましたか。わからなければ確認してもらえばいいです。
○保坂(展)委員 法務大臣、これは刑法、飲酒運転の厳罰化ということですが、事故を起こしたことは人為的なミスですが、この当時、運転されていた方は検察庁の東京地検特別公判部長で、東京地検次席検事になっていらっしゃいますね。そのほか、同乗していた人はみんな検察庁の幹部だったんですが、現...全文を見る
○保坂(展)委員 何かはっきり言わないので、私が申し上げますと、静岡地検の検事正でいらっしゃったり、東京高検次席検事でいらっしゃったり、大阪高検検事長ですね。まさに検察を支えている最高幹部なわけですね。  罰金二十万円ということなんですが、これは、ゴルフの後にビールを飲んで、や...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、同乗していた方たちは飲酒していたということなんですか。
○保坂(展)委員 やはり検察庁としても、最高幹部が取り調べ対象だと、余り細かくは尋問したりしないものなんでしょうかね。
○保坂(展)委員 これは、こういう法案を審議する際にやはり重要なことだと思うんですね。実際にこれから、すべての国民に対して飲酒運転は根絶しますよと。現に今、飲酒運転が発覚をしたりすると、学校の教師でも懲戒免職になったり、公務員でも仕事をやめる、こういう選択になるケースがふえていま...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、やりとりを聞かれていて、古いケースかもしれませんけれども、七年前ですよね。こういうことで、もともと法規範をつくるべき、そこをいわば枢要なところで担保している人たちがどういう事故を起こしたのか、それはどうだったのかということを、大臣としてもきっちり説明を...全文を見る
○保坂(展)委員 具体的にどういうことだったのか非常に深い関心がありますし、ぜひそこのところは明らかにしていただきたいというふうに思います。  以上で終わります。
05月17日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第13号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  安倍総理に質問をいたします。  教育をよくしたい、いいものにしたい、これは多くの人の願いです。ただし、教育再生会議が半ば前のめりになりながらいろいろなことを言われている。内容については相当異論がこの委員会でも巻き起こりました。  ...全文を見る
○保坂(展)委員 端的にお答えいただきたいんですが、お答えいただけなかったので。  子守歌、そして母乳でというのは、これは一般論で言えば、それはいいことでしょう。しかし、中には、母乳が出ないということで悩んでいらっしゃるお母さんもたくさんいて、そこに踏み込むような提言という内容...全文を見る
○保坂(展)委員 総理は、素直に真っすぐお育ちになって、いろいろなことで悩んだり苦しんだりしている人に果たして目配りできているのかということを私は言っているんです。  この親学の提言でも、例えば、思春期からは自尊心を低下しないようにするなんというのもあるんですね。なぜ思春期から...全文を見る
○保坂(展)委員 総理、答えていないんですよね。  これは、親学の緊急アピールを出すというふうに言っていたんですよ。言っていたけれども、それはやめになったんですよ。そのことはどういう事情だったんですかと。  だって、総理が呼びかけて教育再生会議をつくっているわけでしょう。です...全文を見る
○保坂(展)委員 ちゃんと教育再生会議の議論をオープンにしていただいて。まさに国民の皆さんも一体どういう提言なんだと議論になっているわけですから、今こういうことを話し合っているんだということをオープンにしていただければ議論ができるわけですよ。マスコミ報道、これしかもうないわけです...全文を見る
○保坂(展)委員 ペーパーティーチャーの方が最新の知識を受講しようとしても、更新できないんですよ。教育委員会の内定がないと、この講習を受けることができないんですよ。おかしくないですか。
○保坂(展)委員 私は、教育行政の迷走だと思いますよ。  教員免許を持っていない方も、社会で幅広い経験を積んだ場合は特別免許状という形で教壇に立ってもらおう、これは五年から十年だったんですよ、最初。これは取っ払いました、その期限を。もっと幅広くしましょうということですよ。  ...全文を見る
○保坂(展)委員 実は、教育の一番の問題というのは、私は格差の問題だと思っています。この格差の問題というのは、安倍総理御自身が言っているように、いわゆる親の所得や生活の環境によって子供たちの進路がおのずから決まってしまう、運命づけられてしまう、こういう格差社会はいけないということ...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に一問聞きます。  これは、勉強になかなかついていけない子供たちに対して教員を加配し、そこに財源をしっかりつけるというふうに言ってほしかったんですね。  端的な例ですが、我々は超党派で児童虐待防止法という法律をつくりました。大変な数の通報があって、子供た...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に、学校がうまくいっていないということを余り内閣が強く言い過ぎてはいけない、自虐的になってはいけないということを申し上げたいと思います。頑張っている教師や親や生徒もたくさんいるということを、改めてそこに不信の根を持つような、内閣の旗振りである再生会議の言動は...全文を見る
○保坂(展)委員 社会民主党・市民連合を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案、教育職員免許法及び教育公務員特例法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず申し上げたいのは、今回の三法案が、昨年末の...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  我々の年金はどこに行ったんだと同窓会に行くと必ず言われますね。柳澤大臣に伺いたいんですが、私は、実は一九九九年、決算行政監視委員会、当時、原田昇左右先生が委員長だったときに、公的宿泊施設の点検ということを徹底的にやろうじゃないかと。グ...全文を見る
○保坂(展)委員 どの部局にと聞いたんですが、これは厚生労働省年金局にあるんですね。  年福、年金福祉事業団をつくりましたね。当時、これは昭和四十九年ですか、横田陽吉さんという年金局長が、このグリーンピアについて、一晩二晩ぐらいじゃだめだ、一カ月とか二カ月とかいわゆる中期滞在の...全文を見る
○保坂(展)委員 そこで、こちらの、四月十五日の朝日新聞に出ましたけれども、和歌山県にあるグリーンピア南紀というところが、今、譲渡をされたのはいいけれども、全く建設が進まない、こういう状況になっている。これは、香港ボアオという会社に賃貸借契約で貸した、こう言われていますけれども、...全文を見る
○保坂(展)委員 年金局長も、年金資金が大切な財産であると。これは国有地じゃないんですよ。年金の被保険者の共有財産ですよ、グリーンピアは。これを自治体に譲渡して、公共性、公益性のためにしっかり使いなさいよということで、もうわかっているわけですね、今。この香港ボアオが五十七億円総額...全文を見る
○保坂(展)委員 ごまかしちゃだめですよ、これは。太地町の方と那智勝浦とあって、山側が那智勝浦なんですよね、太地町は海側なんです。だから、本来、両方を取得しなければ、このボアオも開発できないんです。ところが、太地町は契約していないんですよ。だから、今の答弁はむちゃくちゃなんですよ...全文を見る
○保坂(展)委員 政治的な意図によってつくられたグリーンピアが、国民の年金保険料の、まさに我々の年金はどこへ行ったんだという一部はグリーンピアに行っているわけでありまして、この売却、そして事業を民間に任せるという契約が、これは経済産業大臣の大臣応接室で締結されたというのは本当です...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、普通は、那智勝浦町の役場にその業者の方に来ていただいて締結するのが普通じゃないですか、柳澤大臣。どうですか、これは。こんなことがありますか。柳澤大臣も閣僚経験が長いけれども、大臣応接室で何か知っている業者を紹介して、契約書を締結したことなんかありますか。
○保坂(展)委員 普通はないと思いますね、これは。  しかも、これは急いで契約をしているんです、柳澤大臣。最初は、この契約書が作成された時点では、KS・ボアオという関西の会社だったんですね。そして、いざ契約の段になると、香港ボアオというふうに変わるんです。そして、この香港ボアオ...全文を見る
○保坂(展)委員 柳澤大臣、御専門ですから、この私の配った資料の写真の裏側を見てください。  これは那智勝浦町の町議会の資料なんですが、どうやってこの賃料を設定したか。税額相当分を全部合算して、なぜか一三%割り引いているんですね。そして、そこから、大きな施設をいっぱいつくってく...全文を見る
○保坂(展)委員 そんなこと聞いてないですよ。こういうのを見たことがありますかと聞いているんですよ。大臣もいろいろな書類を今まで目にしてきたと思います。賃料の設定のときにこういう計算の仕方を見たことがありますか。
○保坂(展)委員 年金の保険料で百二十二億円かけて取得されたところをペーパーカンパニーに売っている。そして一年半、工事はやぶから棒な、ちょっと山を削ったような工事しか進んでいない。そして、五十七億円の投資というのは、これは本当に可能なんですか。これは那智勝浦町が確かに結んだ契約で...全文を見る
○保坂(展)委員 違いますよ、大臣。今、私、説明しました。これは、契約の直前に香港ボアオというのは設立されたペーパーカンパニーなんですよ、実体のない。その契約をそれでいいとするんですか。年金のこの施設を預かって、公共性、公益性にしっかり役立てるために転売禁止規定をかけているんでし...全文を見る
○保坂(展)委員 いいですか。年金局長のその答弁だと、ペーパーカンパニーでも構わない、こういうことですよ。これだけグリーンピアで不始末して、大切な年金保険料を使って、ペーパーカンパニーでもいいと言えるんですか、大臣。そこだけ答えてくださいよ。  ペーパーカンパニーでもいいんです...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、政治家としてこの答弁を認めちゃいけないんですよ。これで間違ってきたんですから、年金局は。  だから、ペーパーカンパニーだった、実体のない会社だった、これはいけないの。これは公益性から外れてしまうんですよ。だから、大臣に聞きたい。ペーパーカンパニーではいけ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう時間ですから、大臣、一問だけ答えてくださいよ。  この設計図をお見せしますけれども、便所の跡ですよ、これは便所の跡、洋室。そんなところへ泊まりますか、普通、賓客が。超高級ゲストハウスですよ、これは。公衆トイレの跡ですよ。そんなものをつくって……
○保坂(展)委員 わかりましたから、もうこれで終わりますから、はい、あと一問。  こういうものをつくっていて、一年半も放置している。しかも、ペーパーカンパニーだけれども信じてみたいということですか。それだけ言って。
05月18日第166回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  法務大臣に伺っていきたいと思いますが、先ほども話題になっておりましたけれども、裁判員制度の二月の調査結果では、知っている人はかなりふえている。しかし、義務であっても参加をしたくない、こういう方が三三・六%で、余り参加したくないけれども...全文を見る
○保坂(展)委員 率直な答弁だと思います。  ただ、私は、例えば離婚訴訟とかそういうことについてであれば、気楽にというか、素人の感覚でどうかなというお誘いもできるかと思うんですが、事は殺人とか放火という大変大きな、いわば被害者がいる事件に限られてこれはスタートしていくということ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、一緒に考えたいんですけれども、法務省から聞いている話だと、裁判員の方が六名で、真ん中に職業裁判官が座るんでしょうね、裁判長が真ん中にいて、九人のコートができるわけですよね。そして、検察官側に、検察官と話しやすい位置に被害者の方が座る、こう言われています...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、犯罪被害者の方が法廷で意見を陳述することは必要だと思っているんですね。ただし、全部すべからく検察官の隣にお座りになるということがいいのかどうかということは考えてみなければいけない。  そして、さらに大きな問題があるんですね。私と大臣は見解を異にしています...全文を見る
○保坂(展)委員 今大臣がおっしゃった政令というのは、法務省でつくるわけですか。(長勢国務大臣「はい」と呼ぶ)そうですね。  では、刑事局長に伺いますが、今大臣がおっしゃったように、つまり、自分の思想、信条は、死刑についていろいろな意見がありますよ、世論調査をすれば、これは存置...全文を見る
○保坂(展)委員 今の小津刑事局長の答弁は、いろいろなことを幅広く見て総合的に勘案して決めていきますという答弁であって、大臣が言ったことは非常にわかりやすかったんですね。  私が例示したような、具体的に死刑をめぐって考え方があるわけですから、そういう人が裁判員というふうに言われ...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判所の方は、自分は死刑判決に加担したくないという国民の信条あるいは信教上の信念というのは除外理由に当たるとは断言できないという見解ですか。
○保坂(展)委員 これは非常に大きな問題だということで、議論を深めていきたいと思います。  今回提案の部分判決の問題なんですけれども、これは本当に公平な裁判が受けられるんだろうかという問題をはらんでいるように思います。  例えば、これは連続殺人事件ですかね、考えられるのは。八...全文を見る
○保坂(展)委員 結局、裁判員で選ばれたCのグループの人たちは、自分たちが直接は参加をしていないAとBの部分判決についても、先ほどから議事録の話とか出ていますけれども、目を通すというか、映像で見るんですかね、こうして把握をする、そしてさらには最終的な判決に至らなければいけないとい...全文を見る
○保坂(展)委員 これが出てきたのは、やはり裁判所側の要求なんでしょうかね、法務省が立法していますけれども。  私は、裁判員制度を八割の方がちょっと危惧されているということ、そして、今、ちょっと大臣もおっしゃいましたけれども、そのグループ審理、しかも、最後の場面だと、自分が直接...全文を見る
○保坂(展)委員 亡くなった山崎さんが奔走されて、司法制度改革推進本部ですか、事務局長として、私も何回も話を聞いて、非常に尊敬をしていましたが、そういうときにはこの制度もなかったような気がしますね。後から出てきた。  私は、この裁判員制度の中で国民に過度の負担を強いたくないとい...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。
05月18日第166回国会 衆議院 本会議 第32号
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○保坂展人君 社民党・市民連合を代表して、政府提出教育三法案に反対する討論を行います。(拍手)  日本の学校の姿が一変してしまうような重要法案を、連日のスピード審議で突っ走るのはなぜでしょうか。それは、参議院選挙を前に、安倍内閣が目に見える実績を形にしておきたいということ以外の...全文を見る
05月22日第166回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  裁判員制度広報費問題で、二年間で二十七億円、今年度も入れれば四十億円を超える広報費の使い道ということを最高裁に何回か聞いてきました。  そこで、これは広報費だけが必要なのではなくて、職業裁判官が三名と裁判員が六名ですか、九人がそろっ...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、これはかなり大きな予算です。百八十五億八千三百万円ですか、トータルすると。百八十五億円が必要とされ、さらに来年度というようなことも考え得るわけですが、二年後の裁判員制度の具体的な導入前に、あとどのぐらい、トータルで幾らぐらい必要になるのか。
○保坂(展)委員 同程度というと、九十億円前後というふうに考えられるかと思います。  最高裁判所がつくった映画、DVDを見ていて気がついたんですが、裁判長、裁判員のいすと、弁護士、検事、そして被告人のいすが何か違うように見えたんですね。値段、単価は違うんでしょうか。
○保坂(展)委員 全部言ってくださいよ。弁護士、検察官はどの程度のいすですか、被告人はどうですか。
○保坂(展)委員 これは、どういう理由でこの金額の差が生じてくるんでしょうか。合理的な説明はできますか。
○保坂(展)委員 国会も国権の最高機関で、こういった閣僚のいすで、委員長のいすは少しいいのですけれども、そんなに、七万円とかするようないすじゃないなという気もするんです。  さて、これは裁判所に聞きますが、評議に使うテーブルは大分映画でも大きかったようですが、幾らくらいしますか...全文を見る
○保坂(展)委員 裁判員制度が導入されて、広報費も大変な額を使ってきたということも問題にしましたけれども、多分、そういった施設改修あるいは増築、新営ということで大変な額のお金を使っている。  このことについて、公開競争入札でないものがあるのか、あるいは、今すぐわからなければ、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、お疲れだと思いますけれども、いすの話とかいろいろ聞いていましたが、大変多くのお金が動いているわけで、裁判所はあちこちで工事中なんですね、裁判員制度導入に向けて。  前回やった議論で、例えば死刑制度について、自分は思想、信条の上でこれは反対である、そう...全文を見る
○保坂(展)委員 刑事局長に伺いますが、例えば死刑について、自分は死刑制度の廃止まで考えているんだ、したがって、自分が参加をする評議において死刑判決が、自分はそうではないと思ったにしても多数決で決まったときに、その方も一緒に裁判員としての判決に責任を持つという制度ですから、これに...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますが、このパブリックコメントを読むと、例えば、余りにひどい事件の場合は、加害者に対する怒りの余り気が動転してしまいそうであり、また、そのような事件に関与したことによって病気になってしまいそうなので、辞退を認めてほしいなんというような声もあるんです...全文を見る
○保坂(展)委員 この点については、きょうはこれで終わります。
05月23日第166回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  松岡大臣、例の何とか還元水の中身について、再三質問に、我々野党が追及をしていますが、お答えになっていません。そこで、ちょっと角度を変えてお聞きいたします。  松岡大臣の資金管理団体が国会内に置かれていて、光熱水費が五百万円を超えてい...全文を見る
○保坂(展)委員 いいですか。五百七万円、ふえたのか減ったのか、これも言えないと。国民を本当にばかにした態度じゃないですか。納得すると思いますか、これで。ふえたのか減ったのか、そのくらい言ったらどうですか。
○保坂(展)委員 しかるべき時期に公開される金額も言えないと。これは到底納得できませんね。こんな答弁で、本当に松岡大臣が説明をしているなんて思う人はだれ一人いません。  私は、きょうはグリーンピアの問題を中心に取り上げたいと思っています。  このグリーンピアについては、年金保...全文を見る
○保坂(展)委員 柳澤大臣、当時の経済産業大臣とはどなたですか。
○保坂(展)委員 二階大臣、当時はですね、紹介で香港ボアオという会社との契約を急いだ。契約を急いだんですね。ところが、一年半、全然進展をしない。そして、進展をしないどころか、計画がころころ変わってきているんです。ホテルもリニューアルしてすぐにオープンするという話が、これもどうもホ...全文を見る
○保坂(展)委員 先日、厚生労働委員会で、厚労省及び大臣は、太地町との間で契約が結ばれた、だから進んだんだと。私は、それを聞いて、どうなっているのか見に行ってきましたよ。太地町というのは海側のかなり平たんでいい施設がたくさんあるところですよ。そして山側が那智勝浦町ですよ。太地町と...全文を見る
○保坂(展)委員 厚労大臣に伺いますけれども、この施設は保険料でできたんですね。みんなのものなんですよ、本来は。そして、保険料でできた施設だからこそ両町がこういった計画を立てて、公益性があるように運営をしよう、こうなっているわけですね。ところが、それが全然進展をしない。一年半もず...全文を見る
○保坂(展)委員 全く、こちらの香港ボアオが出した計画書というのは実行されていない。第一段階では、ホテルをリニューアルして供用を開始することでした。全く何も行われていない。こんなことを放置するべきじゃないというふうに思います。安倍総理、いかがですか。
○保坂(展)委員 終わります。
05月25日第166回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  犯罪被害者の方の長年の思いを受けとめての法案審議で何やら大きな声が飛び交うというのは非常に不謹慎だというふうに思いますので、委員長もしっかり注意をして、法務委員会というのは品格がある委員会だったはずであります。  私は……(発言する...全文を見る
○保坂(展)委員 私の発言で、別に与党を非難した発言はありませんよ。品格を持った委員会だったんですというふうに言ったんですよ。(発言する者あり)
○保坂(展)委員 いや、これは本当に恥ずかしい姿ですよ、こんなのは。  十年前に片山隼君という小学生がひき逃げをされた。そして、懸命にお父さん、お母さんが目撃者を捜したんです。そして、その目撃者が出てきて、捜査ではわからなかったことがわかってきて、事件はどうなりましたかと言った...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、私は、犯罪被害者あるいは交通事故遺族の方も含めて、法廷や捜査、捜査から司法へのアクセスが全くなかったという事態から、このように政府案が提出をされてきた流れは、極めて必要なことだというふうに思っています。  その内容についてこれから議論するわけなんです...全文を見る
○保坂(展)委員 理解してもらいたいものだということは、日本の状態が、これではいけないのではないか、こういう指摘が具体的にあるわけですが、その指摘は当たらないのではないかというふうに理解してもらいたいということですか。
○保坂(展)委員 詳細を検討されていないのに、少し、ちょっとかたい態度かなというふうに思いますけれども。  外務大臣政務官にも久しぶりに来ていただきました。今回、私、日弁連がつくった仮訳を皆さんのところにお配りしました、その中で重要なところを。外務省では本訳、仮訳、とりあえず仮...全文を見る
○保坂(展)委員 警察庁並びに法務省刑事局に、具体的に聞いていきたいと思います。  いわゆる代用監獄についての指摘があります。この委員会でも何度もやりましたけれども、未決拘禁を国際的な最低基準にかなうものとするための効果的手段を講じるべし、こういう指摘。さらに、未決拘禁における...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっとお願いですが、時間が限られていますので、前半の、今こういうふうになっていますというところは省いていただいて、後半、この勧告について、最終見解についてのコメントだけをお願いします。  法務省刑事局長、お願いします。
○保坂(展)委員 次に、これも警察と法務省に簡潔にお願いしたいんです。  取り調べと自白の問題について、この委員会の最終見解は、警察拘禁中のすべての取り調べが、録画や弁護人の取り調べ立ち会いによって監視されるべきであること。そして、取り調べ時間について、違反への制裁、これを含む...全文を見る
○保坂(展)委員 では、最後に死刑ですけれども、これは、矯正局、法務省に聞きますけれども、この委員会では、確定死刑囚の独居拘禁の原則と処刑について事前の告知がないという状態に懸念を表明して、国際基準にのっとった改善を行え、また、死刑執行のモラトリアム、即時停止と減刑、恩赦を含む手...全文を見る
○保坂(展)委員 では、松島大臣政務官にもう一問なんですが、今の関係局長の答弁を聞くと、この委員会というのは理解力に乏しいような印象を受けるんですね、日本の実情をわかってくれないと。(発言する者あり)いや、国連の委員会、法務委員会じゃありません。それは被害妄想だよ。  国連の委...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、昨年来議論になっている、例えば組織犯罪防止条約について、条約上の要請があってということを法務省としてはずっと言っているわけですね。こちらの拷問禁止条約も我が国はもう批准をして締結国。締結国のこの条約に基づく委員会が最終意見を付してきたことについて、やは...全文を見る
○保坂(展)委員 この議論はちょっと並行線になりそうなので。余り御機嫌がよろしくないみたいですね。  日本の実情に合わせてということだったら、この組織犯罪防止条約も、立法の事実はないけれども条約の要請からなんですから、これはダブルスタンダードの議論はよくないということを申し上げ...全文を見る
○保坂(展)委員 だから、そうすると……(発言する者あり)お静かに。当事者主義をとっているその国の中で、例えば典型的には米英で、被害者が当事者としての訴訟に参加することが認められなかったのは、あるいはこれは日本でもということでもいいんですけれども、犯罪被害者が当事者として訴訟参加...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと、この辺はもっと掘り下げなきゃいけないと思うんですが、これは、東京大学の川出敏裕先生が、「犯罪被害者の刑事手続への参加」という論考の中で、犯罪被害者に手続の当事者としての地位を認めるべきだという見解は、被告人、弁護人と検察官との攻防によって事実を解明し、...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、簡単に言えば、小津刑事局長、日本では犯罪被害者に当事者性を認めてこなかったわけですね。その理由は何なんですかと聞いたんです。  今度認めるということですね。しかも、当事者性を持って訴訟参加する。そこをきちっと区分けして言ってほしいんですね。では、何で今...全文を見る
○保坂(展)委員 では、法務大臣に伺いますが、推定無罪の原則について先ほど議論もありました。この推定無罪の原則から見ると、被害者の方が法廷のバーの中に入って被告人に相対して、証人に対する尋問をしたり、被告人に質問したりということについて、被害者の方にとって推定無罪の原則というのは...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、法務大臣、これは私の見解なんですけれども、事実を全く争わない事件とやはり全面否認だという事件とございますでしょう、同じ結果でも。そして、事実を争っている場合には、まさに私はやっていないということを被告人は主張するわけですね。  そのときに、つまり、結果が...全文を見る
○保坂(展)委員 今の点は非常に気になるところなんですが、ここに裁判員制度という制度が入ってくるわけですね。これは、法務大臣、裁判員制度とこの今回の被害者参加人の法廷への参加というのは、一応別の話としてスタートして、こうして法案として提出をされていますが、時期としては、こちらの方...全文を見る
○保坂(展)委員 どうですかね、本当にこの裁判員制度という、まあ五十年ですか、少なくとも半世紀くらいの耐用性がなければならない大規模な改革が行われたわけですね。この中に、またこれまでの訴訟構造を一変させるようないわば被害者参加人の方の参加、こういうことがあるのであれば、本来は一緒...全文を見る
○保坂(展)委員 何かやはり、大臣は裁判員制度に対してやや自信が、一部不安が拡大をしてきているのかなという印象を受けますよ。  今度は、裁判所に聞きますね。というのは、きのう新聞に、裁判員制度の手続に関する要綱がまとまった、こういう記事が載っていました。  そこで、これは口頭...全文を見る
○保坂(展)委員 これは法務省の刑事局長の方に聞きたいんですが、今のような、捜査官が証人として出てくる場合、恐らく、自白はしている、しかし、その後、否認に転じて自白調書の任意性に疑いがある場合、こういうことが多いんじゃないだろうかというふうに思うんですね。  そして今、裁判所が...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点裁判所に伺いますけれども、死刑についてもやはり、法定刑を説明して、起訴されている罪について、死刑または無期、何年以上の懲役に処すると決められていますが、この法定刑で量刑を判断できますかという質問をするんですね。はいと答えた場合は、その後質問しない。他方で...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に感想を聞きたいんですよ。  裁判員というのはくじで選ばれるんですね、衆議院選挙の有権者名簿で。しかし、その中で、警察の捜査はちょっと私は信用できないですねと言った場合には、検察側からこの人、忌避というのは出るかもしれないですね。あるいは、死刑は私はち...全文を見る
○保坂(展)委員 もう終わりますけれども、重箱の隅をつつくような議論を私はしているつもりはありませんので、裁判員制度の中に被害者の方が参加されるトータルなパッケージとしての議論をしなければいけないということを申し上げているわけで、これをしっかり大臣踏まえて、本当にこの忌避というこ...全文を見る
05月29日第166回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私、片山さんのお子さんが亡くなった、そして、その事故の現場も非常に近いところ、毎日通っている道路でございましたし、新聞記事を見て、片山さんに会いに行ったのは十年ほど前だったと思います。  話を聞いて、検察庁に赴いて、うちの息子はどう...全文を見る
○保坂(展)委員 被害に遭った方の中には、やはりとても裁判所に行くなんということはできない、あるいはビデオリンクという方法があっても、とてもそれも嫌である。しかし、実際どういう裁判が行われているかは、ぜひ見たいし、知りたい、こういう方たちがたくさんいらっしゃるだろうと思います。こ...全文を見る
○保坂(展)委員 わかりました。  次に、白取参考人に伺いたいんですが、先ほどの意見陳述の中で、今回の制度設計の中の被害者参加人の存在がやや不明確ではないかと述べられたと思います。検察官の代理でできることはどこまでなのか、それでできない部分について、あるいは検察官がやり残したこ...全文を見る
○保坂(展)委員 白取参考人のお書きになった論考の中で、一番最後の方ですけれども、従前から日本に存在している死刑制度があります、これは世界の趨勢から見れば、例えばヨーロッパにおいては死刑制度は廃止をされているということになっていますが、日本にはこの制度はあるわけですね、かなり時間...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点だけ白取参考人に伺いたいんですが、先ほど、加害者でない被告人に対してこの制度が働いたときのことにお触れになりました。実際に法廷が開かれるときには、加害者でないかもしれない被告人ということになるのかもしれませんが、被害者参加人がどのような角度で問いかけるこ...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、椎橋参考人に伺いたいんです。  先ほどから、もし被害者参加人の方が例えば尋問であるとか質問の枠を外れてどんどん発言をしてしまったときに、これは裁判長がコントロールするというふうにおっしゃっていると思うんですけれども、この点、直接痛ましい被害に遭われた当事...全文を見る
○保坂(展)委員 お答えいただきましたが、私は、感情的に被害者の方が取り乱して発言をする、そういうふうにだけ考えているわけでは全くありません。そうでない方がほとんどだろうと思います。そこはわかっていただきたいと思います。  岡村参考人に最後に伺いますが、今回、被害者の意見陳述と...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一点だけなんですが、裁判員制度が二年後に始まる、そして、この立法もほぼ同時期にスタートをしていく、この二つの異なる制度が実態としては一体化して刑事裁判を変えていくということが今私たちの目の前にあるわけなんですけれども、法制審議会等の議論では、裁判員制度は、素...全文を見る
○保坂(展)委員 ありがとうございました。これで終わります。
05月30日第166回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  警察庁刑事局長にお聞きしますが、大阪で警察官が談合に関与して問題化しているという報道がありますが、どういうことでしょうか。
○保坂(展)委員 この件は、不正摘発にかかわる警察官がまさにその不正のシステムに組み込まれたのではないかという容疑かと思いますので、これからちょっと注目をしていきたいと思います。  先般、拷問禁止条約に基づく日本政府の報告書に対する最終意見が国連の委員会でまとまった、松島大臣政...全文を見る
○保坂(展)委員 警察庁に伺いますが、今お話しいただいたことは前回の議事録にもおおよそ載っていることでございます。簡潔にお聞きしますので、もう一度そこに絞って答弁をいただきたいんですが、よろしいでしょうか。  今回の最終意見を受けて、警察庁として何か検討したり調査したりすること...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと答弁になっていないんですけれども、刑事局長にもう一回伺います。この最終意見を警察庁として受けとめ、吟味、検討するのかしないのか、どちらですか。
○保坂(展)委員 今、最後に、やるべきことはやる、受けとめ、吟味すると。吟味するということは、受けとめるから吟味するんでしょうから。  ここは法務省刑事局長に同じ点を伺いますけれども、さきの国連の委員会の最終意見について、例えば、代用監獄での警察勾留期間の上限の設定であるとか捜...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣は、前回、我が国の主権の範囲内でいろいろなことを考える、参考にするべきことは参考にすると、わかったような具体的にはわからない答弁なんですよ。こういう国連の委員会から、我が国の捜査について、刑事司法について意見が出たということについて、やはり法務大臣として...全文を見る
○保坂(展)委員 これは確認なんですが、大臣は、余り他の国から、我が国の刑事司法の細かい、例えば刑訴法をこういうふうに改正せよとかいうところまでかなり踏み込んで今回の最終意見は出されていますので、日本のことをわかってもらえていない、法務省としても大変残念だと、この条約を脱退すると...全文を見る
○保坂(展)委員 では、次に、法案内容に入っていきたいと思います。  刑事局長に前回お尋ねしましたが、英米でなぜ犯罪被害者が訴訟に参加できないのかということについて伺いました。簡潔にお願いします。
○保坂(展)委員 職権主義の国と当事者主義の国との相違ということが根底にあってこの違いが生まれていると私は理解しているんですが、刑事局長に続けてお尋ねします。  今まで司法の外側に置かれていた犯罪被害者の当事者の皆さんが、これは当事者とは言っていないんですけれども、しかし、単な...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣、どうですか。この制度、最後に検察官が求刑をする、そして同時に被害者が意見陳述の中で求刑をする。この内容は同じこともあるだろうし、やはり違うこともあるでしょう。これは、大臣、どうでしょう。裁判員としてくじで選ばれてにわかに法廷にいる裁判員にとって、やはり...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、くじで選ばれた市民が、あるいは衆議院議員選挙の有権者が、生まれて初めて判断をするのに二つの求刑が出てくるというのは非常に難しい判断を迫られるなというところを指摘しておきたいと思います。  続いて、先般から他の委員の質疑の中で、これは刑事局長、法務省にお聞...全文を見る
○保坂(展)委員 具体的に言うとどういうことになるのかなということが質問だったんですが、本当に裁判長がそこで注意をしたり制止をしたりということがあるんだろうかということを少し疑問に思っているということを申し上げた上で、前回の委員会で、最高裁判所が規則を発表されて、そこに伴う裁判員...全文を見る
○保坂(展)委員 それに対して後段の、警察等の捜査が特に信用できないと思う事情がありますかということに関してなんですが、先ほど警察庁の刑事局長にもお聞きをしていたんですが、例えば、いやそれはあるんですよ、ではどういう事情ですかというふうに裁判長が質問して、逮捕後も長時間警察の留置...全文を見る
○保坂(展)委員 これは司法制度改革推進本部のつくった議事録で、裁判員制度・刑事検討会などで、この専断的忌避というのはまずいんじゃないかというような議論がされていますよね。これについて何かお答えできますか、どういう議論があったか。
○保坂(展)委員 では、紹介しますけれども、これは平良木さんですね、専断的忌避というのは、やはりどんなにきれいなことを言っても、例えば自分たちに有利な者を残して不利な者を外そう、こう考えてしまうんですね、そのことは否定できない、こうおっしゃっている。  これは法務省だと思います...全文を見る
○保坂(展)委員 刑事局長にお尋ねしますけれども、今、捜査の可視化の問題も前半議論しました。捜査の可視化が導入されないで、刑事訴訟に市民が参加するシステムを有している国はありますでしょうか。
○保坂(展)委員 この可視化の問題と今の忌避の問題は非常に絡んでいると思うんですが、ちょっと時間も迫ってきましたので、刑事局長、この裁判員制度の仕組みでは、例えば、あなたは警察官の捜査を信用できますかと聞かれて、本当は余り信用していないんだけれども、信用していないと言うと忌避され...全文を見る
○保坂(展)委員 最後に法務大臣、警察官の捜査を信用していますかということを裁判員の候補者が尋ねられて答える、それは、今言ったように、虚偽の陳述をしたら三十万円以下の刑罰もかかわっているという中で、これを開陳しなければいけない、内心を明かさなければいけないというのは憲法違反ではな...全文を見る
○保坂(展)委員 質問は終わりますけれども、公平な裁判というのは、警察をよく信用している人もかなり疑っている人も含めて、トータルの中からくじで選ぶということじゃないかなと思いますね。そこのところを、これは被害者の法廷参加も入ってくる中で、トータルな議論を当委員会でも進めなければい...全文を見る
05月31日第166回国会 衆議院 本会議 第37号
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○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました厚生労働委員長櫻田義孝君の解任決議案に賛成の立場から討論を行います。(拍手)  政府提出の日本年金機構法案、与党議員提出の年金特例法案にかかわる審議は、社会保険庁という組織のあり方だけではなく、年金制度の信頼...全文を見る
○保坂展人君(続) 発言を続けてくださいと大声で言うばかりでありました。  強行採決を何度重ねても恥じることのない櫻田義孝君は、厚生労働委員長として全く不適任であり、解任に値することはもはや明白です。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。(拍手)
06月01日第166回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  裁判員制度と重要な関係があるので、法案に先立って質問をまずいたしますが、先日来、裁判員制度の実施に当たって裁判所の庁舎の改築あるいは増築、こういった工事が行われているということで、資料を求めていたところ、昨日、総額二百十五億円余りの裁...全文を見る
○保坂(展)委員 経理局長は、今、一件というふうにお答えになっている。私の手元にある数字をどう見ても、六件はあるんですけれども。九九%台、例えばさいたま地裁増築工事、九九・五%ですね。宇都宮地裁増築工事、九九・九八%。これは違う数字なんですか。
○保坂(展)委員 この点については一般質疑でさらに聞いていきたいと思いますけれども、これだけ高いと談合の疑いがあるんだなというふうに思います。  法務大臣に伺いますけれども、裁判員制度の導入、刑事司法の根幹を変えて被害者の訴訟参加ということで、これからの刑事裁判は大きく変わると...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省小津局長に伺いますが、自分はやってはいないんだ、しかし捜査段階において自白を強要されたということで調書の任意性を争うような、裁判員が参加する法廷で、被害者参加人の方に検察官はどのように被告人の主張というのを説明するのか、簡単に答えてください。
○保坂(展)委員 小津局長に伺いますが、先日の質問で、虚偽陳述、これは裁判員候補者が裁判長から質問を受けたときに、虚偽陳述というようなことで三十万円の過料もある、こういうことだったんですけれども、どのような回答が虚偽陳述に当たるのか。また、その三十万円の過料以外に五十万円の罰金と...全文を見る
○保坂(展)委員 改正前の裁判員法の八十一条は刑事罰、そして八十二条は過料ということで、これは分かれるわけですね。そのメルクマールが客観的なということ。  それで、具体的に聞きますのでお答えいただきたいんですが、例えば、裁判員候補者が、警察官の捜査を実は信用していないが、選任手...全文を見る
○保坂(展)委員 では、裁判所に伺います。  例えば死刑判決、死刑という制度について、国民の間にはいろいろな、当然だという意見もありますし、また、これはよくないのではないか、自分としてはそういうのにくみしたくないという人もいますね。これが、裁判員候補者の選定手続の中で、いわゆる...全文を見る
○保坂(展)委員 それは余りにも簡単過ぎる答弁で、今、法務省刑事局長とやりとりしたような議論というのは、非常に境界線上でありますよね。結局、その方がどのような内面の思想を持っているのか、信条を持っているのかということに触れて、そのことを質問に対して全部吐露しなかった場合、虚偽の陳...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますが、今、不公平な裁判を行わないために、忌避ができるという制度があるわけですね。検察官と、これは被告、弁護士の側からも忌避ができるわけですが、警察官の捜査が信用できないというようなことを述べる人、あるいはそういう信条を持っている人は不公平な裁判を...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺います。  今回の最初の質問で、やはり裁判員制度とこの被害者の訴訟参加、本来は一緒に設計されるべきだったというふうに私は強く思っているんですね。裁判員としてくじで選ばれて、私たち野党も東京地裁の裁判員席に座って、九人のいす、真ん中に裁判長、そして裁...全文を見る
○保坂(展)委員 当然のことだろうとおっしゃいましたけれども、くじで選ばれた裁判員にとってはどういう変化がありますか。
○保坂(展)委員 法務大臣、裁判員の方が、検察官の論告求刑、そして被害者参加人の意見陳述による求刑、二つの求刑を目前で受けとめるわけですね。率直に伺いたいんですが、この両者を、くじで選ばれた裁判員はどのように受けとめると考えていますでしょうか。つまり、検察官の求刑とそして被害者参...全文を見る
○保坂(展)委員 十分な議論があるというふうに法務大臣はおっしゃいましたけれども、私は、かなり大きなテーマがまだ残っているというふうに思っております。例えば、事実において争いのない事件について、そこから導入をしていく。私も、被害者参加人の皆さんの法廷参加ということについては必要な...全文を見る
○保坂(展)委員 社会民主党・市民連合を代表して、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。  冒頭に、当委員会の運営について一言申し上げます。  審議日程について与野党合意がなされずに、過去、二度、不正...全文を見る
06月06日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私は、本日、日本美術刀剣保存協会の問題について引き続き質問をしたいと思います。  まず、文化庁の次長さんに来ていただいていると思いますが、昨日、新作名刀展というものが開催をされたようですけれども、文化庁の後援が出ていないということ、...全文を見る
○保坂(展)委員 「刀剣美術」という雑誌にこの協会が、平成十九年度新作名刀展も協会主催、文化庁後援により開催されますという、広報というか、そういうのがされていますよね。このこと自体が文化庁の後援があるものということで出品をされて、なされているということを確認をしておきたいと思いま...全文を見る
○保坂(展)委員 文化庁次長に伺いますが、ことしは文化庁長官賞の交付もしないので、宮内庁も歩調を合わせていただきたい、こういうお願いをしたということはありますか。
○保坂(展)委員 そして、宮内庁に伺いますけれども、ことしは辞退するようにということで、同協会の方が辞退をしたという事実はございますか。
○保坂(展)委員 伊吹大臣にも見ていただきたいんですが、これは全日本刀匠会月山会長あてに昨日同協会が回答した文書の三のところを読んでいただくと、宮内庁より辞退していただきたいという旨のお話を受け、その理由は、文化庁から後援しないから歩調を合わせていただきたいというお話があった、そ...全文を見る
○保坂(展)委員 これはこの協会の根本的な姿勢についてつながっていく問題なので、あえて、ちょっと細かいですが、事実を挙げました。  実は、昨日の大変大きな行事、新作名刀展、こちらの方の表彰式というのがあったそうですけれども、この表彰式の場で、国会で問題にされていることは事実無根...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣が大変忙しい中で、この問題、私だけではなく他の議員も問題にしましたが、このことについて、かなりのスピードで、ふだんより大人数の文化庁の実地検査団を編成して、協会の特別重要刀剣に係る逐一の検証をしたという報告を私も聞きました。これはよく迅速に動いていただいたと...全文を見る
○保坂(展)委員 何か、文化庁は話はわかってくれているけれども、伊吹大臣が頑固の一徹でよくわかってくれないというような認識をどうも持っているようなんです。  文化庁に伺います。  特別重要刀剣について、十六年について審査をしたんですね、実地検査。その中で、この国会審議が事実無...全文を見る
○保坂(展)委員 今次長から答弁があった、そこを私まさに指摘しようとしていたんですね。三月三十日のあの中には、非会員からの申請も入会後に申請を受け付けていると言って、国会でいろいろ審議があった後、このぐらいの報告書を私も受け取ったわけですね。しかし、実地検査に入ってみると、そうで...全文を見る
○保坂(展)委員 うん、なるほどね。  もう一つ大臣に伺いますが、こういった、ある種、人事抗争もありますね。そしてその抗争の対立軸ですか、これが一応その、言い分としては、文化庁の指導をきちっと受け入れて、例えば今、調査で平成十六年の特別重要刀剣だけやったら一割出てきたんですよ、...全文を見る
○保坂(展)委員 今後とも、国会審議が事実無根だなんということを言わないように、しっかり議事録も読んでいただいて、事実に即して文化庁の指導を強めていただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。      ————◇—————
06月08日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、大阪大学と大阪外国語大学の統合に当たって、特に夜間部の学生たちが極めてこれからを危惧するという声を上げておられたということを聞きました。同僚の田島委員が先ほどやりとりを十分しておりますので、そこのところはしっかりやってほしいとい...全文を見る
○保坂(展)委員 委員長、時間も短いですし、貴重な税金を使って国会審議をやっているわけですから、だから政治家に来てほしいんです、本当は。  親学が消えた理由は何なのかと聞いているんじゃないですか。今言ったのは、親学という、その文字がありますか。一応、これは何回も読んで質問に立つ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは美しい日本語も何もないですよね。もう基礎的な日本語が通じないという世界であります。  伊吹大臣は御承知ですか、この経過。伊吹大臣の御発言や御意見も大きかったというふうに報道はされておりますけれども、いかがでしょう。
○保坂(展)委員 それは正論だと思うんですね。  私は、五月十一日に発表予定だった親学緊急アピール、ぜひ見たいんですよね。つまり、それだけ税金を使って教育再生会議をやっているわけですよね、議論しているわけです。恐らく委員の方は、よかれと思って、親の心得や、あるいは、こうしましょ...全文を見る
○保坂(展)委員 私どもは、昨年でしたか、理化学研究所に行きました。そして、そこで脳科学総合研究センターというところにも行って、いろいろ、昨今のいわゆる脳の機能の研究の水準ということについて聞きました。ゲーム脳というのはどうなんですかという議論がございまして、これは神経神話という...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっとこれは重要なので、政府の答弁でとんでもないことを言ったということになるとまずいので。  施設で育った子供の議論はあるんです、脳科学の中で。今私が言ったのは、保育所ですよ、保育所。それを聞いて今の答弁でいいんですか。
○保坂(展)委員 そういうことです。  もう一点だけ聞きますけれども、OECDのウエブサイトを見ると、神経神話について説明するページがございまして、いわゆる神経神話と言われることを取り上げているんですね。世界じゅうでの議論なんだろうと思います。  一番目に、脳は、ある種の情報...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、十二年前に、公文塾という全国チェーンの会長さん、創設者、亡くなりましたが、公文公さんという方が、晩年、早期教育に非常に凝られて、「二歳で本が読める」という本を出版されて、帯に三歳からでは遅過ぎるというふうに書いてあって、大変なブームというか、反響を呼んだん...全文を見る
○保坂(展)委員 伊吹大臣、一応私も、少ない資料の中で、報道されたものの中から、一生懸命、教育再生会議の議論、議事録ももらいまして、読んで、バックグラウンドの著作なども読ませていただいて、大変いいことも提言の中にあるんですが、今回、親学はないけれども、脳科学というものが入ってきて...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、そんなことはないんですよ。  銭谷局長に伺いますが、再生会議の議論、例えば授業時間の一〇%増というのも出しているでしょう。これだって、一〇%ふやせば学力がどうなるのかなんという実証的な研究というのはないわけですよ。しかし、それが本当に立法過程に入ってきた...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一つ、大学、大学院改革でも、競争的資金をどかんと入れて効率的にシャッフルするんだということを書いてありますね、第二次報告。先ほど、石井委員の質問に対して伊吹大臣が言ったことは大事だと思います。産業界の要請みたいなところだけががんがん進んでということではいけな...全文を見る
○保坂(展)委員 とにかく隔靴掻痒なので、ぜひ委員長にお願いしますけれども、今国会中に、少し、再生会議の論者も呼んで、話題になったことを議論しましょうよ、せっかく教育を議論しているわけですから。そして、再生会議を気にするなと言われるんですけれども、国会が閉じているうちに法律になっ...全文を見る
06月15日第166回国会 衆議院 財務金融委員会法務委員会連合審査会 第1号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  私も、この「悠遊興論」というニュース、長勢大臣が名誉塾頭ということで、昨年のグランドアーク半蔵門での望年会でも、人情なくして人権なし、こうあいさつをされたと書かれております。さらに、十二月の二十九日、大変暮れの押し迫ったときに、第一回...全文を見る
○保坂(展)委員 これは後ほど調べてもらうとして、大臣に伺いますが、赤坂にあったクラブ「醍醐」は、NPO法人悠遊興論塾から七百万円から八百万円の家賃が支払われていると報じられております。  大臣、このNPOは会費制だというふうに聞いておりますけれども、一体何人ぐらい会員がいて、...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど高山委員から、事務所費の問題と関連するんじゃないかという話が出ましたけれども、大臣、ここに、例えば、労働省出身でいらっしゃいますから、法案の動きであるとか中身であるとかについて、厚労省の幹部をこのクラブ「醍醐」の後の、今のNPOが借りているたまり場に呼んだ...全文を見る
○保坂(展)委員 この「悠遊興論」を見ると、第一回ゆうゆうコンペは埼玉県のゴルフ場で行われて大変寒かったとあるんですが、表彰式は、クラブ「醍醐」の後のたまり場、ここで行われたとあるんですね。優秀賞からブービー賞まで出て、参加賞として、法務省作成の裁判員制度のDVDが全員に配付され...全文を見る
○保坂(展)委員 では、NPOが、何かボウリング大会とかいろいろやるときに、法務省に連絡してDVDをくれと言うと、秘書官が持ってくるということなんですかね。  官房長に伺いますが、この「醍醐」というところに、御自身、行かれたことがありますか。どういう雰囲気の場所ですか。
○保坂(展)委員 厚生労働省の幹部や法務省の幹部が大臣に御説明に上がるみんなのたまり場というのはあるんでしょうか。これがNPOなんでしょうか。  大臣に伺いますが、「悠遊興論」九号というのがあるんですけれども、これは公益性のあるNPO法人なんですよね。公益性を掲げているからNP...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、大臣規範に抵触していたということで、これは申しわけなかったということで、やめる手続をされているんですよね。違うんですか。このNPO法人の名誉塾頭という形であっても、無報酬であっても、これは閣議決定に反するということで、今そこから抜ける手続をしているんじゃな...全文を見る
○保坂(展)委員 名誉塾頭だった方が、これはNPOですよ、公の目的を掲げたニュースも提出できない。到底納得できませんね。  終わります。
07月04日第166回国会 衆議院 法務委員会 第25号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず冒頭、法案に先立って、昨日、久間大臣が辞任しました。私も原爆症認定訴訟についてこの委員会で何度か大臣と議論させていただきましたが、原爆投下に対する発言を受けての辞任だったというふうに受けとめていますが、長勢大臣はどういうふうにこの...全文を見る
○保坂(展)委員 極めて許されないことだということでしたが、久間大臣は、しようがないかな、こういう言葉で大変憤激を呼んだわけです。誤解を与えたとおっしゃっていますが、発言自体は撤回されていないようですけれども、これは、核廃絶の決意ということを踏まえるならば、原爆症認定訴訟について...全文を見る
○保坂(展)委員 続けて、参議院の南野提出者に伺いたいと思います。  私も、二〇〇〇年に児童虐待防止法を与野党すべての会派で一緒に提案するという経験をしまして、今回そして前回と、二回にわたる見直しの、かなり充実した議論をさせていただきました。  今回、参議院の会議録を見ますと...全文を見る
○保坂(展)委員 今回の見直しで、脅迫行為も含めて、あるいは電話等の通信禁止、幅を広げられた。他方で指摘されているのが、同居中の交際相手、こういうことについては対象に入れていない、これは課題じゃないかと言われていますが、どうして入らなかったんでしょうか。
○保坂(展)委員 寺田民事局長に伺いたいんですけれども、家族の中で起きてくる暴力ということについて、このDV法の改正があるわけですけれども、例えば脅迫行為に相当する言葉の暴力、十条に規定している被害者の生命身体に対して害を加える旨を告知してする脅迫、これはどういうことを指すのか、...全文を見る
○保坂(展)委員 今回の国会で、児童虐待防止法では、都道府県知事からの呼び出し命令に従わない親について、児童の安全確認のために裁判所から令状をとって児童相談所が手続をするというような制度が新たにつくられました。  他方で、この児童虐待防止法に限らないと思いますけれども、親権、例...全文を見る
○保坂(展)委員 児童虐待防止法、DV法、そして高齢者虐待防止法、家族法の抜本的な改正も視野に入れて、この親権の問題もしっかり整理をしていただくべく、ぜひ後進の方にしっかりと伝えていただきたい。二十六年間法務省におられたそうで、御苦労さまでございました。  続けて、裁判所広報費...全文を見る
○保坂(展)委員 昨晩、最高裁からいただいた、これは企画の招請書、ホームページに張ってあるものだと思いますが、この招請書の細かい企画招請説明書というのを読んでいたら、留意事項のところに、これはどういうことなのかなということが書いてありました。読み上げますと、契約に当たっては、審査...全文を見る
○保坂(展)委員 日本語として全くわからぬですよ。今言われたような検討会で、最優秀として選定された者と必ずしも本件業務について契約しないことがある。最優秀なんだけれどもやらないよと。そういうことに何か合理的な説明はできますか。
○保坂(展)委員 これについては、最高裁は約七億円の上限額を逆に業者側に開示して、そして招請書を出してプレゼンテーションを受けているわけですね。今言われた企画評価等検討委員は、そのプレゼンテーションの場にちゃんといたんですか。
○保坂(展)委員 経理局長、この留意事項を見ていたら、ますます首をかしげる条項が三にありまして、本企画招請説明書及び最高裁から提供する資料は、企画書提出期限までに返却することとあるんですね。  私がいただいた企画招請説明書というのは秘密文書なんですか。何でこれは返却させるんです...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、衆議院予算委員会、この法務委員会でも、この裁判員制度広報についてやりました。もう一枚もらったビデオについては、当然犯罪被害者の法廷参加のことが入っているのかなと思ったら、入っていないんですね。どうも歯車がかみ合っていない。  小池局長、タウンミーティン...全文を見る
○保坂(展)委員 終わりますけれども、最高裁判所広報費問題は随分やりましたので、ことしに関してはかなりしっかりとやってくれているものだと思っていましたが、どうも、最優秀の者と契約するとは限らないよというようなものを出されると、どこか秘密選考主義というか、一体これはどういうものなの...全文を見る
10月11日第168回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  年金記録について、まず厚労大臣中心に伺っていきたいと思いますが、五千万件の名寄せ作業が行われているということですね。  日立製作所に五億六千九百七万円余り、NTTデータに、これは二つ契約があるようですが、三億五百七十八万円と三億五千...全文を見る
○保坂(展)委員 舛添大臣、NTTデータが引き受けた契約の中には、千四百三十万件のいわばコンピューター入力されていないものを検証してこれを突き合わせていく、これも入っていますよね。  我々は、見積もりの金額をはっきりNTTデータから出せ、こう言っていますけれども、企業秘密だとい...全文を見る
○保坂(展)委員 NTTデータに本当に払う必要があるのかと思いますよ、これは。こんなにでたらめな社会保険オンラインシステム、一兆円以上のみ込んで、日立もそうですけれども。ですから、見積書も出せないという状態で進んでいるんですが、いま一つこれを検証してみたいと思います。  舛添大...全文を見る
○保坂(展)委員 それは、舛添大臣、おかしいですよ。受給に結びつくかどうかはこの記録が出てこないとわからないわけで。  これはセンター長に聞きますけれども、今の大臣の答弁で、五十一万件廃棄というふうに確かに社保庁のマニュアルにはあるけれども、これはどこにどうなったのかさっぱりわ...全文を見る
○保坂(展)委員 福田総理に伺います。  年金記録、非常に長い、継続的な事務ですよね。ですから大勢の方がかかわってこられた。恐らく、責任者だけが知っているという話ではなくて、マニュアルにあるわけですから、申し送りされてきた数字だと思います。五十一万件というのは決して少なくない。...全文を見る
○保坂(展)委員 では次に、もう一つ、ちょっと数字を見ていただきたいと思います。  年金の問題は、五千万件の浮いた年金に加えて、よく千四百三十万件のマイクロフィルムというふうに言われていますけれども、昭和五十二年の段階でマイクロフィルム化された枚数は、実は千七百五十四万件なんで...全文を見る
○保坂(展)委員 このオンラインシステムに収録されたものの中で、マイクロフィルムをとっていない千三百六十五万件については紙の台帳で全部保存してあるというふうに厚生労働省、社会保険庁は我々に答えてきました。しかし、私が質問主意書を出したところ、紙台帳で保存しているかどうかは確認中で...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、舛添大臣、この旧台帳の紙台帳は、三カ月かかって枚数もわからないわけですよ、四千何百箱あるらしいですけれども。今言ったように、台帳が一体どのぐらいあるのかも把握していないんですよ。これ、ちゃんと取り組んでもらえますか。
○保坂(展)委員 私、この問題については、社会保険庁、まだまだ業務センターも含めてデータが出てこない、これは非常によくないことだと。もう、一つなんですから、事実は。旧台帳がどうなっているかということが確定できれば、これはいろいろな不安も消えるかもしれない。あるいは、新たに懸念はこ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、今お答えがあったように、原告側のホームページをコピーペーストか何かでとったのかどうかわかりませんけれども、冤罪訴訟という名前がそのまま入っちゃったんですね。  これは言うまでもありませんが、裁判は双方の主張があるわけですね。しかも、口頭審理も始まっていな...全文を見る
○保坂(展)委員 私、沖縄の県民大会に参加をしてまいりました。大変多くの方が集まったその集会の翌日、渡嘉敷島という島に行ってまいりました。総理にもちょっと御意見を伺いたいんですけれども、中で、小嶺正雄さんという当時十五歳だった方の証言を一時間以上にわたって聞きました。  防衛隊...全文を見る
○保坂(展)委員 この小嶺さんのお話を一時間伺った一番最後の方で、奥様がいらっしゃったんですね。その奥さんのお父さんは、実は日本軍が投降してしまってから、投降したのを見て、山に隠れていた渡嘉敷の住民がおりてくるわけですね、山を。ところが、年老いた家族がいるのでもう一回山に戻る。そ...全文を見る
○保坂(展)委員 私、集団自決が行われたというところに案内を受けて行ってまいりました。親戚一族、円陣を組んで、そして手りゅう弾をこうやったというので、想像の中でですけれども、もうちょっと平らな草原のようなところとか、森の中、林の中ということを想像したんですが、行ったところは、大変...全文を見る
○保坂(展)委員 沖縄戦について、大変重くつらい経験があるだけに、このことをしっかりした形で、これだけの大きな問題になったんですから、今後、後に引かない形で、できれば私も、本当に、福田総理談話なり見解、沖縄戦についての内閣の基本姿勢、こういうものを出していただきたいというふうに思...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
10月24日第168回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、渡海大臣、池坊副大臣と政治家同士の議論をさせていただきたいと思います。  私もそうですが、戦争が終わって十年後に生まれる、同僚国会議員の多くも戦後世代だと思います。  ところで、今回沖縄で教科書の問題、私もその集会にも行...全文を見る
○保坂(展)委員 この点について、池坊副大臣はどうでしょうか。
○保坂(展)委員 それでは、渡海大臣に具体的にちょっと聞いていきたいと思うんですね。  まず、私が行った渡嘉敷島というのは、米軍が最初に大艦船軍団で来て、そして、空襲から艦砲射撃から、そして上陸ということがあった、一番最初の時期の戦闘があったところ。そこで三百人を超える方が亡く...全文を見る
○保坂(展)委員 そうした集団自決から生き残った方の証言には、やはり、捕虜になって敵の手に落ちるぐらいだったら、敵から凌辱を受けるのは確実だからみずから死を選ぶべしというふうに常日ごろ言われていた。それは教育の中でもあったし、その後に、戦争というか米軍が近づいてくる過程の中でもあ...全文を見る
○保坂(展)委員 実は、この問題のポイントは、今非常に抽象的な議論をしているようですが、ここに尽きると思うんですね。  もう一つの使い方というのは、両方とも投げるということですよ。つまり、敵と戦うということですね。では、住民は、ふだんから手りゅう弾の扱いになれていたかどうか、あ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、続いてですけれども、慶良間諸島で、渡嘉敷島以外にもそういった集団自決は起きているんですね、何カ所かで。ところが、集団自決が起きていない島もあって、前島という島なんですけれども、そこには軍隊がいなかったんですね。つまり、軍隊がいないということと集団自決がなか...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、その検定の内容に入りますけれども、清水書院の日本史Bでは、当初には、「なかには日本軍に集団自決を強制された人もいた。」という部分が、検定意見、これは「沖縄戦の実態について誤解するおそれがある表現である。」ということで、「なかには集団自決に追い込まれた人...全文を見る
○保坂(展)委員 私も決算委員会などで、渡海大臣に本当に厳しいアドバイスというか激励もいただいて、非常に論理的に、もうおわかりになっていることだと思います。私の意図はわかると思うんです。大臣という立場でなかなか答弁は難しいのかもしれませんが。  もう一度、よろしいですか。今の大...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、論理的に進めていくと、今大臣がおっしゃったように、強制というところが引っかかったということですね、強制。  そうすると、日本軍によって集団自決を強制された人はいなかったんですか。つまり、すべてそうだったという話じゃなくて、沖縄戦の中で日本軍によって...全文を見る
○保坂(展)委員 伊吹文科大臣は、議事録を読むと、すべての集団自決が軍によって強制されたということではないという趣旨の答弁をされているんですね。  今のお話は、「人もいた。」ということですから、つまり、集団自決の中にはいろいろなスタイルがあるでしょう。しかし、その中で、軍に強制...全文を見る
○保坂(展)委員 ですから、軍の関与というのはお認めになったけれども、私も、もうああいう戦時中の極限状態ですから、その強制なりなんなりということが文書とか口頭命令という形じゃなくても起こったんだと。それは伊吹さんが言うように、すべて、あらゆるケースにおいて軍が強制した、それは言え...全文を見る
○保坂(展)委員 今の議論を聞いていて、池坊副大臣、やはり沖縄の人たちの、私も実は百回以上沖縄に行っているんですが、沖縄戦の話も随分聞いたつもりではありましたけれども、今回その現場に行って、もう本当に背筋が凍るというか、まだまだその当時の生々しい記憶を抱えて、高齢になりながら、も...全文を見る
○保坂(展)委員 過去、検定制度が今と違った八六年の新編日本史のときには、検定が終わって、そして、これは見本本ですかね、そういった本が最終的に出る前に、これは当時の、八六年ですから、その前の近隣諸国条項ができたときの教科書問題を踏まえて、異例ではあったけれども、検定そのものを修正...全文を見る
○保坂(展)委員 どうも、文科省からこういった調査意見書ですか、こういうのをいただいて、見ると、これは一つ一つ議論し出すと切りがないんですが、調査官の方が、この会社の何カ所というのを出して、それによって流れ作業で検定が進んでいくというふうになっているようですが、これだけ問題になっ...全文を見る
○保坂(展)委員 では、終わります。
10月24日第168回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  鳩山大臣に、きょうは死刑の問題を中心に伺っていきたいと思います。  第二次安倍内閣で法務大臣になられて、そして総辞職をされた後、御発言があったということについては、先ほど来、神崎先生や中井先生からもやりとりがありましたので、その発言...全文を見る
○保坂(展)委員 ところで、東京拘置所に大臣も視察に行かれて、私、この死刑廃止の立場で、ただ廃止か存置かというだけではもう話がかみ合いませんので、まずは情報公開でしょう、刑場がどうなっているのかぜひ見たいということを三年から四年にわたって言っていたんですね。行刑の改革の議論があっ...全文を見る
○保坂(展)委員 今の大臣のお話を聞いていて、ちょうど半世紀前に、参議院で死刑廃止法案、これは我々の議員連盟がつくっているようなこういう案ではなくて、単純に刑法改正案として出たんですね。  実は、そのときの議事録を見ると、こういう国会の参考人に拘置所長とかが来られているんですね...全文を見る
○保坂(展)委員 また、続けて議論させてください。ありがとうございました。
10月31日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず、外務大臣にちょっと伺いたいんですが、けさの新聞に「韓国大使が「遺憾の意」」金大中さんの事件についての外交決着を表明したというのが読売新聞の見出しになっております。これについてなんですけれども、韓国の真相調査のための究明委員会です...全文を見る
○保坂(展)委員 官房長官、よろしいでしょうか。  今の、外交決着をしている、捜査はまた捜査として別であるということなんですが、この事件も大変古い事件ですけれども、一等書記官の指紋が発見された等で時効は停止しているわけですね。警察庁に話を聞きますと、これは警察庁単独で捜査を推進...全文を見る
○保坂(展)委員 外務大臣、外交決着という言葉をお使いになりましたけれども、かつて二回の外交決着では、これは、公的機関の関与は確認されていないのでということが前提になっていたんですね。今回は公的機関の関与があったということで、遺憾というより私は謝罪をしっかりしてもらった方がいいだ...全文を見る
○保坂(展)委員 今外務大臣の答弁にあったように、官房長官にこれ一問だけ聞きますけれども、今、金大中元大統領は日本に滞在をされているそうで、警察の事情聴取をかつて断った経緯がある、しかし、その意図というのは、形式的、外形的な捜査ということだけでは協力できない、現在は、日本側が本当...全文を見る
○保坂(展)委員 つまり、この事件には、主権侵害と、もう一つは犯罪という二つの側面があるので、では、こういう発言をされているかどうかしっかり確認をしていただいて、受けとめていただきたい。  もう一点、本件に入る前に、法務大臣鳩山さんの、法務大臣の、友達の友達がテロリストという発...全文を見る
○保坂(展)委員 外国人プレスでの第一報は、まるで鳩山大臣がバリ島の事件を事前に知っていたのかのように伝わってしまった。それは誤解であると。それは誤解であるのはわかったんですが、もう一つの問題があるように思うんですね。法と証拠に基づいて、慎重に慎重を重ねてというのがいわば法務当局...全文を見る
○保坂(展)委員 では、その文書というのを我々も待ちたいというふうに思いますが、一点だけ、アルカイダの話が出てきましたので。  前から気になっていることなんですけれども、OEFにおいて拘束をした、これはちょっと予告から漏れているんですけれども、いわばアルカイダのメンバーをキュー...全文を見る
○保坂(展)委員 石破大臣、どうですか。
○保坂(展)委員 幸いにして、アルカイダのメンバーで、日本人がそこに拘束されているということはないですよね。ただ、それについては、ぜひ、どういう見解なのかというのをまた後ほどお聞きしていきたいと思います。  それで、先々日ですか、一昨日、守屋前事務次官の証人喚問がこの委員会でご...全文を見る
○保坂(展)委員 法務省に来ていただいているんですが、今私が挙げた十年前の過払いの事件ですね、捜査の報道を聞いていて、国に対する背任という何か言葉が出てきたというふうに思います。これは初めてなのかなというふうに思いましたけれども、この国に対する背任というのはどういうことだったんで...全文を見る
○保坂(展)委員 そこで、今回問題となっている山田洋行なんですが、証人喚問でも他の同僚議員から出ましたけれども、二〇〇一年の三月に山田洋行が、チャフ・フレア・ディスペンサーですかね、二十四セット、八億一千万円と。これを担当者が調べていったところ、どうもこれは一億八千万円ぐらい多過...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと、この過払いについては本当に激震が走ったんですよね、あの十年前に。どうも不自然だと思いますね。  きょうの毎日新聞には、これも新聞報道ですけれども、接待が月百万円に及んでいる店もあった、こういう記事が、守屋事務次官における当時の山田洋行元専務の接待と。...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、しっかりと会計感覚を持っていた当時防衛庁の職員が調べた、アメリカに照会をかけてみたというときに、これは違うぞということがわかって発覚しているわけですね。  ですから、石破大臣にお願いしたいのは、今防衛省が所持をしている山田洋行との契約書と請求書、結局幾...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほどまでの石破大臣の答弁、非常に踏み込んだ、やはりうみを出すんだという決意があったと思うんですけれども、今私が言ったのは非常に明快で、保存期限というのがありますよね。本来はこれはずっととっておくべきだと思いますよ。五年で捨てちゃうというのはいかがなものかと思い...全文を見る
○保坂(展)委員 これはぜひ防衛省の中で調べていただきたい。  次に、守屋次官の聞き取り調査を大臣官房で防衛省としてやっておられた。これは、規律義務というか自衛隊員倫理規程違反の点に着目をしてやられていたようなんですが、その際不明だった点が、証人喚問でここがわかった、ここは重要...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一つ、防衛省の聞き取りで、アメリカ政府の要人、高官ですか、こういう方たちが来日をしたときに、宮崎元専務が会食の場をセットして、そこに守屋前次官があらわれたということがあったというふうに聞いていますが、その点についてはその後調査は済みましたか。
○保坂(展)委員 これは、実は、防衛省の調査で出ていて証人喚問で話題にならなかったことで、結構大事なことかなと思って私はお聞きしたんですね。それは、防衛省の聞き取りの中でそういう話は聞いていますねという確認です。
○保坂(展)委員 社民党の党内のプロジェクトで、防衛省から大臣官房秘書課でしたか、レクを受けたときに聞いているんです。私もメモに書いてあるんですよ。これは結構大きなことだな、どういう話をされたのかなと。これはちゃんと言ったでしょう。答えてください。
○保坂(展)委員 これも、どういうお話があったのか、内容によっては非常に重大だと思います。  守屋次官は、実は、自衛隊員倫理法と自衛隊員倫理規程を官房長として作成し、そして規律の監督官であるところのいわば倫理監督官、こういう立場だった。  実は、私は、国家公務員倫理法を制定す...全文を見る
○保坂(展)委員 石破大臣も、自衛隊のトップという言葉が非常に気になったと何回かおっしゃっていますけれども、助言とか指導ではなくて、悪影響ですね、これは。  守屋事務次官、つまり事務方のトップですね。これは、この方が、全部倫理も含めて統括しなければならない人が、いつもゴルフに行...全文を見る
○保坂(展)委員 結局、接待も多額に上った、そして接待も長期にわたって継続をし、贈り物等集計すればすごい額になる。何の便宜供与もありませんよ、証人喚問ではそういうことでした。  これは人事の方ですかね。山田洋行について、天下りは一体どのぐらいいたのか。日本ミライズはできたばかり...全文を見る
○保坂(展)委員 この天下りの実態ということと、退官後の職場提供というのも一つの対価の提供ですから、これの実態がどうだったのかというのは、多分これは山田洋行だけの問題ではないんだと思います。  次に、沖縄の問題についても、前那覇防衛施設局長、佐藤局長、証人喚問を我が党は求めてお...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、ちょっと通常はあり得ない話ですよね。  私も驚いたんですけれども、四月二十一日には、那覇市内の夜の町の近くの県道で酔いつぶれて寝ている男性がいた、通行人が危ないというので通報して、警察が保護したそうなんですが、その方が、だれあろう佐藤局長だったという報...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、守屋さんだけの問題じゃないということですね。そういう今のような例が多数あるとは思いませんけれども、また、今も報道ですから、この報道は間違っていたよ、人違いだったよということを、私はそうあってほしいなと思いますけれども、これはそうだったとしたらとんで...全文を見る
○保坂(展)委員 油の販売の商社の名前もなかなか出てこないという問題がありますけれども、本当に商社をかます必要はあるんだろうか。商社を介在させると、当然そこに商社の利益も乗っけなければいけませんから、税金の正しい使い方として、それは本当に適当なのかどうかということを疑問に思います...全文を見る
○保坂(展)委員 もう時間なので、最後の質問、石破大臣に質問します。  外務省でもかつていろいろな不祥事がございました。その際に、これは十分だったかどうかの議論はありますけれども、防衛庁の時代にも報告書を出しましたが、今回の、どこまでこれは議論が広がっていくかわからない段階では...全文を見る
○保坂(展)委員 まだまとめる段階には入っていないと思います。究明をし、そして究明をした後にまとめたものを国会にも出していただきたいというふうに申し上げて、終わります。     —————————————
10月31日第168回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○保坂(展)委員 午前中から例のアルカイダに関する話題が出ていますので、私も冒頭ちょっと確かめておきたいと思います。  鳩山大臣の説明を聞くと、大臣の友人がバリ島に住んでいる日本人でいらっしゃって、その日本人の、仮にAさんとすると、そのAさんとまた友達であるこのBさん、外国人の...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、大臣とAさんは友達で、AさんとBさんはまた友達である。大臣とBさんは直接面識がない。しかし、国際的なチョウのグループですか、そのグループの中のそれぞれメンバーだったということなんですが、このグループというのは、国際的な機関とか学会とか、あるいはもうち...全文を見る
○保坂(展)委員 それで、外国人プレスで、友達の友達がアルカイダということで、世界じゅうに報道が走ってしまったわけですが、今おっしゃったように、昆虫界では有名な人というふうに既におっしゃっているわけですね。そうすると、多分、このBさんについてはだれなのかということは、周辺の人だと...全文を見る
○保坂(展)委員 世界じゅうにそれなりに有名な貿易商、昆虫の世界では余り知らない人はいないという方をアルカイダあるいはテロリストというふうに言ってしまった、そういう人が日本に入っているじゃないかということで入管行政について言いたかったというのはわかりますけれども、もしこの内容が鳩...全文を見る
○保坂(展)委員 何らかの形で責任をとるとおっしゃいましたけれども、福田内閣の法務大臣として外国人記者の前で御発言されたわけですから、これが万が一間違えていたとしたら、それは法務大臣として責任をとるというふうに受けとめてよろしいですね。
○保坂(展)委員 それは、間違っていたでは取り消せないと思いますので。私、実は知り合いの方に、訪ねてこられた方に、アルカイダのメンバーだということで逮捕されて、捜査の中で実は違っていたという方がどれだけ大変な被害にその後遭ったかということを知っておりますので、聞きました。  金...全文を見る
○保坂(展)委員 法務大臣に伺いますけれども、実はきょうの新聞にも「高村外相は「外交決着」表明」と出ているんです。これが外交決着だとすると三回目ということになると思いますけれども、警察の方に聞いても、これは警察のみで捜査を独自に進行させるというのはなかなか難しいそうなんですね。い...全文を見る
○保坂(展)委員 警察庁に来ていただいていますけれども、捜査中ということですけれども、捜査中であるこの事件について報告書が出たわけですよね。報告をするに当たって、大統領の関与などはそこまでは言い切れない、しかし、KCIAの関与というか組織的な犯行だったことはこの報告書によっては明...全文を見る
○保坂(展)委員 この件について、今、金大中さんは来日されているんですね。日本に来ておられるんですね。日本の警察当局の事情聴取要請をかつて断ったが、これは形式的な捜査ではだめだということだった、日本側が本当に進展させる気があるなら、いつでもどこでも証人として日本の警察を支援すると...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になってしまいました。外務副大臣にわざわざ来ていただいたんですが、ちょっと時間切れで申しわけありませんでした。また次の機会にお願いいたします。  終わります。
11月06日第168回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  時間がないので簡潔に答弁をいただきたいんですが、まず、最高裁刑事局長に来ていただいていますが、ことし、裁判員制度全国フォーラムの過去の展開について、いささかずさんな点があったという指摘をいたしました。今年度になって、この予算を要求され...全文を見る
○保坂(展)委員 では、これは経理局長に答弁を求めませんが、小規模でしっかりやるということですから、予算が余ったら、どうぞ国庫に返納していただきたいというふうに指摘をしておきます。  続いて、検察官適格審査会という余り知られていない組織がありますが、私、三回質問しているんですが...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、これは形骸化していると思いますね。ぜひ見直しをしなければいけないと思いますが、ちょっと時間の関係で。  鳩山法務大臣に、前回、死刑の問題についてお話をじっくりさせていただきたいということで、お話をする機会をつくっていただきましたけれども、残念ながら、お忙...全文を見る
○保坂(展)委員 続いて、同僚議員からお話が出ていた大臣の御発言について、私もちょっと心配をしているんですけれども、町村官房長官にあてられたメモでございますね。  こちらのメモを見ていると、事実経過に関する説明ですか、ちょっと確認なんですが、インドネシア・アンボン島を中心に活躍...全文を見る
○保坂(展)委員 次に、この経過についてあるんですが、大臣が爆破事件の暮れにバリ島の日本人のBさんを訪ねたときに、Aからの連絡があった、クタには近づくなという話があって、時期は特定されなかったけれども爆発が起きたので驚いた、そしてそれ以降、連絡がとれない、アルカイダ系に走っている...全文を見る
○保坂(展)委員 前回、もしこのAさんが、簡単に言うと白だった場合、疑いが生じるような外形的な状況はあったけれども実際には無関係だった場合は大変ですねという話をしました。  これは日本国外の話なので我々はぴんとこなかったんですが、よく考えてみると、大臣は法務大臣でいらっしゃいま...全文を見る
○保坂(展)委員 外国人プレスという大変訴求力の高いというか、インターナショナルなプレスの場で、大臣は、私の友人の友人がバリ島の爆破事件に絡んでおりまして、こう御発言されているんですね。そのこと自体が余りにも個別具体的で、しかもその特定個人がわかる。  そして、日本人のBさんが...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になってしまいましたが、私は、法務大臣として個々具体的な事件に言及してはならないという点を、やはり鳩山大臣、少しそこがしっかり定立していないように感じます。事件が白だった場合は大迷惑です、この人に。黒だった場合も、もしかすると日本が捜査妨害をしたなんというこ...全文を見る
11月07日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  当委員会に、月曜日、寺岡参考人、上申書を送られてきましたね。この中に、「提出した供述書以外に申し上げることはございません」、こういうふうに書かれていますね。  防衛省の中で聞き取り調査をして、そこで事の経緯についてはすべてお話しにな...全文を見る
○保坂(展)委員 今の山口さんのやりとりの中で、統幕議長の記者会見、二十万ガロンという数字が出たときに、記者がざわざわして、どうなんだという質問が飛んで、中断をした、そして、今後どうしようか、どう対応すべきかということでいわば協議をした、その結果、防衛課長であった寺岡課長がやり直...全文を見る
○保坂(展)委員 そして、最終的に、寺岡課長がやれということはだれの指示によるものですか。
○保坂(展)委員 防衛局長ではありませんか。
○保坂(展)委員 もう一つ。そうして記者会見をやり直したものの、質問などを受けて、本当にこれは二十万ガロンなのかなということで、調査を寺岡さん自身がしたのかもしれないと先ほど言われましたね。調査をするとしたら、だれに調査をさせるんですか。どういうルートですか。部下のどの方に、どう...全文を見る
○保坂(展)委員 この二十万ガロンが間違いだったということがわかった以降も、官房長官あるいは大臣、そして我が党の今川正美議員も、これは十六日ですか、安全保障委員会で、その二十万ガロンはもしかすると航空機用の使用も可能だったんじゃないかという趣旨の質問をしています。それに対しての応...全文を見る
○保坂(展)委員 また戻しますが、それでは、それだけ防衛庁の幹部が集まって、寺岡さんの記者会見が終わった後、さて、どうしようかという相談、協議はなかったんですか。この二十万ガロンが、八十万ガロンに、実は誤記されていた、間違っていたということをめぐって、防衛庁内の、寺岡さんも加わっ...全文を見る
○保坂(展)委員 ところが、防衛省の報告書は、直接燃料に携わる海幕運用課や海幕需品課の責任には言及していないで、寺岡課長の責任には言及しているんですね。これは不自然じゃないですか。
○保坂(展)委員 きょうはもう時間がありませんけれども、これだけ重要な事態だということはもう十分わかって出てこられていると思うんですが、このことが、実は八十万ガロンだと、手書きの文字の話も先ほどありましたけれども、それが寺岡課長一個人の独断でこのことをずうっと封印をしていた、あと...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一度。それは御自分の責任ですけれども、全体としての責任は、寺岡さん自身がこの問題をわかりながら言わなかったというところに根本原因があったという報告書なんですよ。それでいいんですか、当事者として。それで終わります。
○保坂(展)委員 終わります。
11月12日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  石破大臣、二〇〇三年には防衛庁長官でいらっしゃいました。この年の五月にキティーホークが横須賀に帰ってきて、米司令官の発言がもとで、テロ特措法でインド洋で給油をしていた海上自衛隊の「ときわ」から間接の給油があったのではないか、あった、こ...全文を見る
○保坂(展)委員 私が聞いたのは、一課長が長官室を訪ねることはないだろうけれども、よろしいですか、二時三十六分にこの統幕議長の会見、中断しているんですよ。そして、まさに委員長が守屋さんの証人喚問でお尋ねしているんですね、守屋さんに。いつ守屋さんはこの二十万ガロンの問題を聞いたんで...全文を見る
○保坂(展)委員 今の石破大臣の答弁を伺っていると、これは私も想像したんですが、会見が中断しましたよ、これは重大な事態ですねと言って、では答弁をどう整理するかということについて、やはり防衛庁内で当時、意思伝達等はあっただろう。それはどういう形かわかりませんよ、随分前のことですから...全文を見る
○保坂(展)委員 これは国会を、福田官房長官も含めて国会やメディアを、誤った数字でずっと言い続けたという責任があるんですよ。そして、今回のピースデポの発表で翌日すぐもうわかってしまう。これは本当に防衛省の調査が行われていたとは思えません。全然疑惑は晴れていない、審議は続行すべきだ...全文を見る
11月16日第168回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  高村大臣、予告がない、簡単なことなんですけれども、一言ちょっと伺いたいことがございます。  テロ特の議論でもたびたび出ていた話題なんですが、鳩山法務大臣が友達の友達はアルカイダという発言を海外プレスでしたことをめぐって、鳩山大臣自身...全文を見る
○保坂(展)委員 高村大臣も法務大臣経験者でいらっしゃいますね。  鳩山大臣の町村長官にあてた文書は法務委員会にも提出されているんですが、事実関係のところで、これは、二〇〇二年の八月くらいに、日本人のBさんというのが鳩山さんの友達でいて、その友達のところにAという人から電話があ...全文を見る
○保坂(展)委員 もう少し鮮明な見解が聞けると思って聞いたんですが、余り見解がないようなお答えでちょっと残念です。  防衛省の方にお聞きをしたいと思います。  きのうの参議院の証人喚問でいろいろなことが出てきました。幹部自衛官の名前も出てきましたね。これは、守屋氏本人のヒアリ...全文を見る
○保坂(展)委員 いたのかいないのか、これはどうですか。存否はいかがですか。いなかったのか、いたのか。証人喚問では名前が出ましたけれども。
○保坂(展)委員 何でですか。おかしいじゃないですか。国会で聞いているんですから、理由を示してくださいよ。
○保坂(展)委員 これは、証人喚問できのう出てまいりました。衆議院段階では出てこなかったことで、防衛省の内部調査では、宮崎元専務がセットした場にアメリカの政府高官、要人が見えた、そこに守屋さんも顔を見せたと。こういうことは防衛省の内部ヒアリングで把握されていますよね。何回ぐらいあ...全文を見る
○保坂(展)委員 あと五分ですというのが来ちゃって、困りましたね。質問を聞いていなかったですか。  アメリカの政府高官が、あるいは元高官、要人が日本に来ました、そのときに宮崎元専務が宴席あるいは食事などをセットして、そこに守屋さんも来たということを防衛省のヒアリングで確認してい...全文を見る
○保坂(展)委員 聞き取りでしょうから、聞き取って、ああ、そうやって食事されましたねで終わるわけないでしょう。そこで何を話したんですか。どういうふうにヒアリングで聞いていますか。
○保坂(展)委員 そんなことで内部調査はできるんですか。  宮崎元専務は、いわゆるビジネスチャンスはどこにあるかというのを情報収集したいわけですね。アメリカが来、そして守屋さんが来て、そこでどういう話があったのか。それは、単なる人間関係で、フレンドリーな人間同士の何かおつき合い...全文を見る
○保坂(展)委員 今、非常に不十分な答弁でしたけれども、もう一点だけ。  二〇〇三年の五月八日に、当時の統幕議長が二時半から記者会見をされた。そのときに初めて、ペコスからキティーホークへの燃料が、そこに注がれた、二十万ガロンであるということで記者団がざわついて、わずか六分で記者...全文を見る
○保坂(展)委員 運用局長に来ていただいていますけれども、海幕防衛課長がやった記者会見は結構重要な内容を含んでいるんですね。不朽の自由作戦に参加することであれば、キティーホークに間接であっても直接であっても給油していいとまで言っているわけです。防衛庁というのは、当時こんなことを幕...全文を見る
○保坂(展)委員 時間になったので、終わります。
11月21日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  舛添大臣に端的に伺いますので、短く答えていただきたいと思います。  ずっとその行方を追っている昭和三十二年の段階で集約をした旧台帳の中で、お配りした資料の右側にある、これは磁気テープ化されたもの、オンラインに入っているものですね、千...全文を見る
○保坂(展)委員 舛添大臣、今の長官からの答弁は、十月十一日の予算委員会と全く同じなんですよ。同じ答弁書を読んでいると思う。大臣は、政府の総力を挙げて旧台帳の様子も調べると言っているんですね。  これから大臣、ちょっと答えていただきたいんですよ。よろしいでしょうか。  このワ...全文を見る
○保坂(展)委員 大臣、どうですか。千三百六十五万件の紙台帳を預けているとずっと国会答弁でも言ってきたんだけれども、その証拠はもう廃棄しちゃっているというんですよ。そんなことをして、どうやってこれから精査するんですか。きちっと指示してください。どういうふうに思いますか。今までの舛...全文を見る
○保坂(展)委員 廃棄されていない契約書があるんです、ここに。平成十五年から十七年までのものですよ。随契でやっていたと。そのときの契約書の四条を見ると、これはやはりさすがに書いてあるんですよ。社会保険庁が物を預けたときには、寄託の申込書、これを双方で検印して相互確認する、そういう...全文を見る
○保坂(展)委員 舛添大臣、これは十月十一日にやはり、きょう提出している資料ですよ、同じものを提出しましたけれども、社会保険業務センターから、旧台帳引き抜き票というのをワンビシアーカイブズに出すんですね。この旧台帳の方のオンラインの記録には、実はその事業者は書いていないそうです。...全文を見る
○保坂(展)委員 舛添大臣、随分無責任じゃないですか、今の言い方。  千三百六十五万件あるはずだ、オンラインに入っているはずだと。これは、国民全体の年金記録、しかも今七十歳以上の年金受給者の人たちの記録ですよ。これが本当に紙があるんですかというときに、今、長官の答えのように、八...全文を見る
○保坂(展)委員 ところが、社会保険庁長官に聞きますが、社会保険庁から出してもらった契約書の仕様書には、ある年、これは千三百六十五万件保管していると書いてあるんですね、不思議なことに。これはいつ、だれが数えたんですか、長官。
○保坂(展)委員 時間なので終わりますけれども、社会保険庁長官は、これは八十坪で借りて、今精査しているんだ、幾つあるのか調べているんだと言っているんですが、一方で、これは千三百六十五万件という理論値を書いているんですよ。あるべき数は書いてあるわけ。だけれども、実態は全くわからない...全文を見る
11月28日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  まず舛添大臣に、細かいことは後で長官の方に聞きますが、基本的な認識、前回、十分間の質疑でさせていただいた、おおむね現在七十歳以上の方の厚生年金記録にかかわる、いわゆる旧台帳と呼ばれていますが、これは、戦争が激しくなってきたので、当時中...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、社会保険庁長官に聞きますが、前回のやりとりで、これは八十坪という坪数でワンビシアーカイブズと契約をしている内容である、そのときに、数は確認をしていないのだということでした。さらに、数を確認していないのに、なぜ契約書の仕様書の中に千三百六十五万件という数...全文を見る
○保坂(展)委員 八十坪という坪数というか広さで契約をされた。ですから、これは、この倉庫会社は非常に日本有数のセキュリティーがなされていると私どもも聞きましたので、悪意で何か職員の方が持ち去るようなことはないだろうと思いますけれども、悪意ではなくて間違えて、例えば、その千三百六十...全文を見る
○保坂(展)委員 もう一度伺いますが、その千三百六十五万件のうち、何件でもいいですよ、これがそこからなくなったときに、なくなったことがわかる仕組みというのはないわけですね、今精査中なわけですから。それは正直に答えてください。
○保坂(展)委員 今大事な答弁があったんですね。この旧台帳が、本来は八十坪の中にあるはずなんだけれども、もしかするとほかのところにあるかもしれないですね。あるいは、その幾つかがなくなったにしても、それが直ちに特定できるようなシステムにはなっていないということです。  長官に引き...全文を見る
○保坂(展)委員 舛添大臣、よろしいですか。  この枚数が何件なのか、なかなか数えられないわけが今わかったんですね。だって、全国の社保事務所から五百二十四万件捜しで照合しているわけですから、照合してあちこちで捜しているのを数えるわけにいかないわけで、そういうことを正直に質問に対...全文を見る
○保坂(展)委員 ワンビシアーカイブズに行かれたんですか。
○保坂(展)委員 いろいろなところで作業をされているんですが、最終的に、住所が記載されているその旧台帳の紙記録は、ワンビシアーカイブズというところに、八十坪のところにふだんはあって、ふだんはあるんだけれども、今長官がおっしゃっているように、今非常事態だ、早く照合しろということで、...全文を見る
○保坂(展)委員 含まれていないということで、全国三十の社保事務所が三日ぐらいかけて、こうやって捜しておられるということなので、きのう聞いたところ、社保庁ではその数は把握してないということですので、社保事務所に通知を出して、ぜひ、何件照合した結果何件あったのかということを把握して...全文を見る
○保坂(展)委員 重ねて、わかりやすく言いますけれども、例えば北海道の社保事務所が旧台帳を捜しに来るわけですね。例えば五百件持ってきたけれども、照合できたのは幾つだったということがわかればそれでいいということです。それがわかれば、教えてください。  それで、もう一つですが、その...全文を見る
○保坂(展)委員 最後の三十秒のところが質問の答弁だったので、時間がないので簡潔にお願いしたいと思います。  つまり、コピーをされて、持って帰られるということでした。  こういった五百二十四万件の照合のためにワンビシアーカイブズに全国の社保事務所から行かれる職員の旅費や宿泊費...全文を見る
○保坂(展)委員 ちょっと明確な答弁が得られないんですが。  民主党の提出者の方に聞きたいんですけれども、この名寄せ作業もまた莫大な経費がかかるわけで、今明らかになったように、私たちが門前払いを受けたワンビシアーカイブズ第二倉庫の中では、こうやって、日がな、この記録はあるかなと...全文を見る
○保坂(展)委員 そこに提案者がいらっしゃってもだめなんですか。短くでいいんですけれども。
○保坂(展)委員 今、年金流用の話になったので、ちょうどいらっしゃるから、一言御見解をということだったんですが、いけないんでしょうか。これから通告するようにしますけれども。
○保坂(展)委員 活性化をした委員会運営のためにはそういうこともいいと思いますけれども。  では、舛添大臣、どうですか。今、民主党の提出者には答えていただけないという運営のようですけれども、大臣としての認識ですね。これはワンビシアーカイブズの倉庫の中にある千三百六十五万件です。...全文を見る
○保坂(展)委員 もう時間がないので大臣に答えていただきたいんですが、これまで、五千万件の宙に浮いた年金、そして、先ほど説明した千三百六十五万件のものは入力されていたからとりあえずよし、入力されていない千四百三十万件については調べるということでやられてきました。  私が言ってい...全文を見る
○保坂(展)委員 そうすると、舛添大臣は、千三百六十五万件がたとえ幾つ、これは九九%あるのならまだいいんですよ、これが八割なのか、六割なのか、こういったことが判明しないまま、このまま今のやり方で突っ走っていいんだと。  ワンビシアーカイブズというところにどのぐらいの量があるのか...全文を見る
○保坂(展)委員 では、最後に一問だけ聞いて終わりますけれども、年金局長、グリーンピア南紀について、新しい展開があり、契約企業との契約撤回が自治体から言われたと聞いていますけれども、厚生労働省にどんな報告が上がっているか、一問答えてください。
○保坂(展)委員 舛添大臣にもぜひ注目をしていただいて知恵を出していただきたいということを言って、終わります。
12月05日第168回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  きょうは、冒頭で、ちょっと私学の経営の状態について簡単に聞きたいと思います。宮崎県にある私立学校の宮崎学園というところについてであります。  昨日、担当課の方から財務状況のヒアリングを受けました。バランスシートを見ると、固定資産の百...全文を見る
○保坂(展)委員 私のところに来た情報によると、宮崎と羽田の間を結んでいるスカイネットアジア航空という航空会社が平成十四年から就航しましたが、どこもそうですが、なかなか経営が苦しくて、累積赤字が十六億、そこに県が八億出すというような形で、地元ぐるみというのですか、各自治体はみんな...全文を見る
○保坂(展)委員 そういう意味では、理事会とか、あるいは学費を払っている父母、国や県にも、補助金、私学助成など含めて、財務状態をきちっと開示することが必要だろうと思います。  あともう一点なんですが、平成六年に宮崎国際大学という大学を開校されて、英語で全部授業をやるということだ...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、私の方も勉強して、ぜひ私学の独自性を尊重しながら、経営状況とかいうものが、私学の存在はやはり社会の資産ですから、しっかりしていけるように、いろいろな意味でチェックをしていくという仕組みについて私も考えていきたいと思います。  そこで、渡海大臣に、教科書...全文を見る
○保坂(展)委員 初中局長にぜひ短く答えていただきたいんですが、時間がないもので。  この暉峻淑子さんの場合、厚生省の局長答弁が間違っていたということで内容が変わっていくわけですが、この場合、執筆者、つまり暉峻淑子さんと教科書会社に責められるべき何か責任があったでしょうか。一言...全文を見る
○保坂(展)委員 簡潔に答弁していただきましたが、大臣にちょっと申し上げたいのは、少なくとも九一年、当時の政治の舞台の中で、このことは沖縄戦の問題とちょっと違いますけれども、一たん局長答弁があって、それで検定があって、それでつくられてしまうと、なかなかてこでも動かない、そういうこ...全文を見る
○保坂(展)委員 いや、その制度を我々政治の場で、まあ検定意見も間違うことはあるわけですよ、間違ったときに、その検定意見を変えたり、あるいは訂正したり、そもそもなくしたりという手続が今はないというわけでしょう。だから、その制度そのものはずっと固定的なものではないはずだし、矛盾が出...全文を見る
○保坂(展)委員 恐らく、渡海大臣は何度もこの問題で答弁に立たれて、渡海大臣としての整理、つまり、制度全体の問題と今回の問題と切り分けて考えられていると思うんですね。これから制度を変えようという問題は今回の問題の後の問題ですから、今回の沖縄戦の記述問題については、訂正申請がされて...全文を見る
○保坂(展)委員 恐らく渡海大臣ともこの点については共有できると思うんです。  前回の質疑で、私が渡嘉敷島に行ってお話を聞いた方は、九十代の方とか、かなり高齢の方ばかりでした。この沖縄戦の問題というのは、今回よっぽどしっかりきちっとやっておかないと、また五年後、十年後再燃するお...全文を見る
○保坂(展)委員 恐らく、渡海大臣だけが受けとめてきたのではなくて、福田総理自身が、重く受けとめたい、こう国会の場でおっしゃってきたわけですから、内閣一体として重く受けとめた結果こうでしたということを、少なくても歴史に残すような内容で残していただきたいということで、やはり沖縄の検...全文を見る
○保坂(展)委員 建築の専門家である渡海大臣ですから、建物の中軸となる揺るぎのない、まあ、柱ですね、ということについて、多方面から風が吹いて、これからいろいろな天気もあるでしょう、未来も予測はなかなかつきかねますけれども、少なくても沖縄でこれだけの人が声を上げたということについて...全文を見る
12月07日第168回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。  鳩山大臣、大変残念な、きょう処刑というニュースが、この法務委員会の開催をしているさなかに、恐らく水野先生がまさに死刑問題について質問を始められていたその同時並行で、我々が見に行った東京拘置所の中で処刑が行われていた。大変ショックであり...全文を見る
○保坂(展)委員 我々も東京拘置所の死刑の刑場を見たばかりでありますから、そしてそのボタンも、開閉するところもこの目で相当しっかり見てきたということです。  大変重い死刑執行のその最終判断について、大臣の、辞任をされてまた再任される、その中間のところでの発言がありました。その趣...全文を見る
○保坂(展)委員 先ほど法務大臣が、それぞれの事件についての経過そして結果、殺人とか窃盗とか読み上げられました。これは事件の概要、犯罪事実の概要であって、今大臣が読まれた三十ページというのは裁判記録だったんでしょうか。裁判記録であれば、読まれて、裁判の争点は何だったのかとか、これ...全文を見る
○保坂(展)委員 鳩山大臣と左藤元法務大臣、これは毎日新聞の十一月十一日、「闘論」ということで「死刑制度を問う」と。左藤大臣の場合は、国会閉会中の夏に二週間かけてかなり分厚い書類を読み、そして考えた、その結果、真宗大谷派の門徒だということもあり、サインはできないよということを言わ...全文を見る
○保坂(展)委員 私は、恐らく杉浦法務大臣もその裁判記録を読まれたのではないかと思いますけれども、法務大臣が最後のところで、裁判の争点となっているところ、論点となっているところ、再審あるいは冤罪の可能性がないかということを最後に精査する役割だということを強く思っているので、その点...全文を見る
○保坂(展)委員 それでは、法務省矯正局長に伺います。  東京拘置所で二人の方の執行があったわけですが、それぞれ大体何時ごろに執行しますと拘置所長が宣告したのか、手はずも視察において聞きましたけれども、何時にその宣告をされたんでしょうか。
○保坂(展)委員 というのは、これは本当にそうだったらそう言ってほしいんですが、参議院議員の方たちも刑場を見たんですね。どうも茶色いといいますかイエロー系のカーペット、こうおっしゃっているんですね。私たち衆議院議員が見たのはフジ色のカーペット。そんなに色が違って見えるものかなと思...全文を見る
○保坂(展)委員 確認のために聞きました。  そして、東京拘置所の視察において、死刑の執行がされる、まさにきょう行われたわけで非常に生々しいんですけれども、カーペットがある上段の部屋、そこでロープを首に巻いて足を縛り、そしてふたが落ちていくということなんですが、そこにはカーテン...全文を見る
○保坂(展)委員 これは、やはり余り見たくないということに尽きるのではないかと思うんですね。例えば刑事訴訟法の百十四条で、「公務所内で差押状又は捜索状の執行をするときは、その長又はこれに代るべき者に通知してその処分に立ち会わせなければならない。」。立ち会いというのは結構刑事訴訟法...全文を見る
○保坂(展)委員 鳩山大臣に最後に申し上げます。  そういう意味ではないというふうに受け取りたいんですが、議論は議論としてやっていくという点は、議論をされるということについては大いにやりましょうという立場です。ただ、それとは別に粛々とと言われますと、これから年末年始、またあるわ...全文を見る
○保坂(展)委員 ということは、大臣は、やはりカーテンを閉めているのはよくないということですね。
○保坂(展)委員 これは大臣の言っていらっしゃることが、刑事訴訟法をどう読んでもそう書いてあるというふうに思いますね。  同時に、藤波さんの遺書をさっき紹介しましたけれども、もうこれは質問ではありませんが、彼が言っているのは、拘置所長を初め刑務官の先生方には大変世話になった、と...全文を見る
○保坂(展)委員 十二月四日の意見書で、概略、受刑者の方から上がっている声をこの視察委員会の意見書も書いてあるわけで、一番、「当該担当医師は、頭が痛いと言っても、腰が痛いと言っても尻の穴に指を入れる。プロレス技を仕掛ける。」「医師から薬を止められたので、どうしてですかと問うと、予...全文を見る
○保坂(展)委員 今、医療企画官が、一般論で直腸指診を行うべき場合、私も医者に聞いてみましたけれども、これは、今言われたようなときに行いますと聞きました。  もう時間がないので端的に局長に聞きたいんですが、他の刑務所でこういう直腸指診をめぐるようなトラブルはあるんですか。また、...全文を見る
○保坂(展)委員 では大臣に、これは大臣あての意見書になっております、端的に答えていただきたいんですが、これは視察委員会が刑務所側とも何度も話を、恐らく法務省としての調査もかけておりますので、それも踏まえて、相当のことを指摘されています。  今局長も、委員会をつくり、もう一回、...全文を見る
○保坂(展)委員 徹底した調査をぜひお願いしたいと思います。  大臣、もうこれで終わりますけれども、視察委員長もやはり受刑者と立ち会いなく、先ほどの立ち会いの話じゃないですけれども、刑務所関係者の立ち会いなく聞いているんですね、インタビューで。それを積み上げていった事実を刑務所...全文を見る
○保坂(展)委員 終わります。      ————◇—————