星川保松
ほしかわやすまつ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月25日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○星川保松君 私が質問の通告を出した点については、先輩の皆さんからかなり重複した質問が出たようでございます。多少通告を離れるところが出てくるかもしれませんが、難しいことは聞かないつもりでありますからよろしくお願いいたします。 まず、新農政の中における畜産という問題を取り上げて...全文を見る |
○星川保松君 目標は新農政と同じである、ただその目標に到達するための施策が違うから「新」とつけたと、こういうお話でございますが、基本法に掲げた目標が三十年たって実現できなかった、三十年たっても依然として他の産業と遜色ない農業を築くことができなかった、そしてまた同じ目標をここで掲げ...全文を見る | ||
○星川保松君 私が言いたいのは、三十年かかって他産業との格差の解消ができなかった。それでまた同じようにこれから十年かそこらかけて今度は解消しようというならば、三十年かけてなぜそれができなかったかということへの反省と分析、それがなければ、三十年かかってできなかったことが何で今後十年...全文を見る | ||
○星川保松君 他産業というのはいわゆる商工業なわけですね。商工業の発展の手法と農業の発展の手法というものはおのずから違ったものがあっていいと私は思うんですよ。それを農業としての特殊性といいますか農業の本質といいますか、そういうものをしっかりとらえないで、そしてただ商工業を追っかけ...全文を見る | ||
○星川保松君 こんなこといつまでやっていてもしようがありませんが、ひとつそういう日本の商工業が非常に伸びた、その伸びたということからして、そっちの方にばかりとらわれて農業独自のいわゆる発展の施策というものを見失ってきたから私はいつまでたっても同じ追いかけをしているんだと思うんです...全文を見る | ||
○星川保松君 ですから、規模拡大規模拡大ということで結局借金ばかりふえて、それで所得が一向にふえない。だから、規模拡大ばかりあおってみたところでこの新農政の目的が達せられるわけじゃない。じゃ、どこに問題があるのかということをもっと探っていかないと基本法農政と同じようなことになると...全文を見る | ||
○星川保松君 一般論だけでもうだんだん時間がなくなってきてしまったんですが、自由化によって日本の畜産も非常に大きく変化を求められていると思うんですね。 それで、まず一番最初に、先ほどからいろいろお話がありましたが、現在の価格安定政策というのは自由化前の価格安定政策ではなかった...全文を見る | ||
○星川保松君 とにかくもっと効果的に作用する価格安定政策というものをぜひ考えていってほしいと思います。 それから、先ほどから北海道の畜産の話が出ておったわけでありますが、これは全国農業新聞の十九日の記事でありますけれども、これに新潟県の長岡市で乳用種二百頭、乳用種と黒毛和種と...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、もう一つの例がここに載っておるんでありますが、これは鹿児島県の山川町の方で和牛六百頭を肥育。この方は全体で一五%近く価格が急落した、二けた台の下落はここ数年なかった、一頭当たり十万円の損が出ると、こう言っているわけですね。 この方は、大家畜経営向けの四...全文を見る | ||
03月26日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第3号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、きのうからいわゆる新農政についていろいろ質問をしておるわけでありますが、きょうはせっかく大臣がいらっしゃいますので、きのう質問したことを一つだけ大臣に質問したいと思うわけでございます。 といいますのは、新農政では農業の労働時間それから所得水準を他産業並みに...全文を見る |
○星川保松君 いわゆる基本法で農業の方も伸びたけれども、商工業、他産業の方がさらに伸びたということでその差は詰まらなかった、こういうことだろうと思います。 ただ、農家の皆さんがどういうふうに受けとめているかということを率直に考えてみますと、基本法農政の基本法ができたころは、ま...全文を見る | ||
○星川保松君 今回の新農政というのは読んでみればみるほど大変な改革なわけですね。私はもう農地改革以上の大改革ではないか、こういう思いがするわけですよ。といいますのは、育成すべき経営体というものを農地集積してつくり上げていくんだ、十年間で個別経営体が十五万戸、組織経営体が二万戸とい...全文を見る | ||
○星川保松君 育成すべき農業の経営体のところに土地を集積していく、そのためには、土地持ち非農家あるいは小規模兼業農家、それから生きがい農業を行っている高齢農家、こういう方々には農業をやめてもらうか土地を売るなり貸すなりして育成すべき経営体の中に土地を集積していくという方向ですけれ...全文を見る | ||
○星川保松君 きょうは時間がなくなったので、もう一問ぐらいしかできないと思いますが、組織経営体というのは集落規模のものを想定しているわけですね。それで、集落規模ということになりますと、私は経営の集団化という方向だろうと思うんですよ。ところが、経営の集団化という、集 団農場の方の...全文を見る | ||
○星川保松君 ありがとうございました。 | ||
03月29日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、きょうで三回目になりますが、新農政について質問をしたいと思います。 この新農政というものについて私も実は大きな期待を持っておるわけでございます。それだけにぜひとも成功して効果を上げていただきたい、こういう願いを持って質問をしておるのでありますけれども、どう...全文を見る |
○星川保松君 これほどの大事業を進めるのにすっきりした態度で取りかからないのか、私はどうも極めて不思議でならないわけなんですよ。これは大変な仕事ですよ。これをなし遂げたら日本の農村は本当に変わりますよ。それだけのことをやるにはそれだけのやっぱり構えがなくちゃいかぬと思うんですよ。...全文を見る | ||
○星川保松君 この政策の中心は、日本の農家がある、その農家を二つに分ける。つまり、望ましい経営体というものを出したんですね。望ましい経営体というものを出したということは、これは望ましくない経営体と望ましい経営体と二つに分けるということなんですよ。 そういうことで、その望ましい...全文を見る | ||
○星川保松君 二十分しか私の質問時間がないんですから、聞いたことだけひとつ答えてくれませんか。 今、新農政というのはどういうものかということを農家の皆さんと私とで話をするんですよ。そうしますと、はっきり言うと、農水省は望ましい経営体と望ましくない経営体というふうに分けて、それ...全文を見る | ||
○星川保松君 そういうあいまいなことを言ったんじゃこの政策は進みませんよ。 例えば、私の住んでいる山形県では一戸当たり一ヘクタールちょっとですよ。ですから、ここで十五ヘクタールの経営体をつくるなら、十四戸の皆さんにやめてもらうほかないんですよ、これは。だから、そのことを隠さな...全文を見る | ||
○星川保松君 せっかくの立派ないわゆる新農政というものを打ち出したんですから、いろいろな具体的なことを想定してもっときちんと対応しなきゃこれは物になりませんよ。 もう時間がなくなってきたんですが、一つだけ。 大臣が精神的なことばかりおっしゃっているということを言ったんです...全文を見る | ||
04月08日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第5号 議事録を見る | ○星川保松君 今、我が国の農林水産業に携わる人々は、農林水産業が今後どうなるのかということで、いわゆる新農政に対して一斉に私は注目をしておるところだと、こういうふうに思います。 きょうは、林業関係者、林業者の立場でこの新農政、「新しい食料・農業・農村政策の方向」というものをず...全文を見る |
○星川保松君 私は、そういう抽象的なことでは林業関係者は皆目わからないと思うんですよ。このいわゆる新農政の中では、例えばはっきり望ましい経営体というものをつくっていくんだということを打ち出しているわけですね。それで、例えば稲作の場合の望ましい経営体はこうだというようなことを言って...全文を見る | ||
○星川保松君 たとえ困難であろうとも、そこのところを避けて通るということでは林業に携わる者が救われないと思うんですよ。 それで、農家林家、農業をやりながらやっているもの、それから一ヘクタールから五ヘクタールまでの小さな林家が一番多い。だから、その一番多い人たちがどうしていけば...全文を見る | ||
○星川保松君 私は、林業の方を取り出して、それで将来像を示せということを言っているんじゃないんですよ。あなたがおっしゃるように、農業をしながら林業をどのように組み合わせていくかと、それでも結構なんですよ。それならそれなりの像をここに示さなければ、林家や林業関係者はいわゆる新農政で...全文を見る | ||
○星川保松君 大臣の今の話ではさあ山の手入れを続けようかもうやめようかという人はちょっと元気が出ないですね。どうやったらいいかわからない。世界の木材の需要供給の関係からいって、今あるもの、既にもう伐期の来ているものしかこれは対象にならないわけですから、そういうことからいって、世界...全文を見る | ||
○星川保松君 将来の見通しですからなかなか難しいとは思いますけれども、今、日本の山の木材が海から来る木材に押されて大変な苦しみをしておるというようなことについて、もっと林野庁はいろんなデータを集めて分析をし、将来の見通しをもう少し示してもらわないと林業経営者はもう迷うばかりだと、...全文を見る | ||
○星川保松君 きょうの質問に当たって私は地元の森林組合に電話をしてみました。それで、今森林組合で一番悩んでいることは何ですかと聞きましたら、労務対策ですと。それで、補助対象になるような労務単価がどうも森林関係の方は安い。建設関係の方よりもかなり安いと言うんですよ。それで、人が来て...全文を見る | ||
○星川保松君 それは、結局現場の方では、森林組合に来てくれと、それから今度は建設会社の方に来てくれと。それで、その単価を比べてみたらそっちの方が高いと。当然高い方へ行っちゃうわけですよ。 山仕事というのは決して楽なものじゃないんですね。これはもう大変なんですよ。自然の中で働く...全文を見る | ||
○星川保松君 わずか三・一%ね。それしかない、五十年たって。ところが、私は郵政省の貯金局に聞いたんですが、今この二百万を郵便局に貯金した場合、五十年たったらどのぐらいになると思いますか。-これは管轄外のことですから、無理だと思いますのでいいですよ。私が聞いたところが、今の三年定期...全文を見る | ||
04月15日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第7号 議事録を見る | ○星川保松君 初めに、海の環境保護についてお尋ねをしたいと思います。 今回の旧ソ連の放射性廃棄物の日本近海への投棄の問題でありますが、この旧ソ連の今回明らかになった報告書によりますと、日本海を含む極東海域には水深一千百メートルから三千七百メートルの計十カ所の投棄海域が指定され...全文を見る |
○星川保松君 詳細を把握していないということでは困るんですね。これには例えば北緯四十度十分、東経百三十一度十五分とか、これが出ているわけですよ。これははっきりもうつかんでおかなくちゃいかぬと思うんですが、早急にこれは把握してくださいよ。 | ||
○星川保松君 これは経度と緯度を出しているわけですから、すぐつかめないわけがないんですね。 それで、「原子炉が投棄されたとみられる海域周辺では、日ロの共同事業でマダラ漁やイカ漁が行われている可能性がある。」と報道されておりますが、行われておりますか。 | ||
○星川保松君 どうも対応が遅いような気がしますね。 私もこの質問に当たって地元の山形県漁協に行っていろいろお話を聞いたんですが、どうもイカ漁などがそっちの方に行っているような話があったんですよ。 | ||
○星川保松君 それで、今度は科学技術庁にお伺いしますが、この核廃棄物の海洋投棄についてヤブロコフというロシア大統領顧問が七日に毎日新聞のインタビューに応じたということでありますが、この中では、いわゆる固体の廃棄物とそれから液体廃棄物を投棄したと、こういうことなんですね。それで固体...全文を見る | ||
○星川保松君 どうも私は反応が遅過ぎるという気がしてならないんですが、ここではっきり言っているわけですよ。「投棄俊二、三時間で海洋中に溶解し、検出は不可能となる。」というんですから、そのままこれは捨てているんですね。 | ||
○星川保松君 これ、「海洋中に溶解し、検出は不可能となる。」なんてのんきなことを言っていますけれども、食物連鎖ということで、プランクトンがごく少量の放射性物質を食べる、それを今度は魚が食べる、その小さな魚を今度はさらに大きな魚が食べる、あるいは海草に蓄積されたものを魚が食べる、そ...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、このヤブロコフさんが、共同調査のため日本側専門家と協議、協力する用意があると、こう言っているというんですね。これについては科学技術庁はどういう対応をしているんですか。 | ||
○星川保松君 それで、海洋科学技術センターでは海底無人探査機それから潜水調査船などを持っているわけなんですね。そういう船の使用によって、例えばその投棄された現場、先ほど言いましたように千百メートルから三千七百メートルのその現場までの調査は可能ですか。 | ||
○星川保松君 それでは、具体的にあなた方が調査をするという場合は、どういう船で、どういうところへ行って、何を調査するんですか。 | ||
○星川保松君 それから固形の廃棄物、これなども決して金属製の入れ物に入れたからといって安心できるものじゃないと思うんですよ。といいますのは、アメリカの場合ですけれども、ワシントン州の砂漠の中で百八十ほどの地下タンクに四百万リットルの廃液がたまっている。ところが、八割のタンクは強度...全文を見る | ||
○星川保松君 そういうことで、まだ投棄された当初の段階では入れ物もそう壊れていないとすれば、引き揚げるという方法も可能かもしれないんですよ。それがある程度の時期を経てしまって腐食やなんかが進んだらもう手がつけられなくなるわけですね。だから、これはロシアの方も共同調査に応ずると言っ...全文を見る | ||
○星川保松君 科学技術庁はもういいです。とにかくもっと急いで真剣に取り組んでください。そう言っておいてくださいよ。 それで、放射能なんということになりますと何といっても魚が心配になってくるわけですよ。その心理的な面においてもこれは大変大きな問題であると思うんですね。それで、や...全文を見る | ||
○星川保松君 それは、各検体を持ってくればその七つの研究所はそれぞれ細かい測定をする準備がありますか。 | ||
○星川保松君 水産研究所は大体水区を分けておりますね。この水区で分けてみた場合に投棄されたところに近い水区はどこですか。 | ||
○星川保松君 とにかく心理的な動揺が広がりますと大変なことになりますから、これは漁業者にとっても、それから魚を食べる国民にとっても大変なことになりますから、ひとつ水産庁も十分気を遣って進めていただきたいということを要望しておきます。 それから、これは全漁連の資料でありますけれ...全文を見る | ||
○星川保松君 一番川上の森林ということになりますと、一番まとめて大きく持っているのは林野庁なわけですね。それから砂防をつかさどっているのは建設省だと、それからその下は建設省あるいは市町村ということなわけでありますけれども、それらの方々は流してやればもう目の前からなくなるわけですか...全文を見る | ||
○星川保松君 そういう理解を求めるために何か協議会みたいなものでもつくって進めていただければ幸いだと、こう思います。 時間もなくなってきましたが、酒田にあります山形県漁協に行きましていろいろお話を聞きました。いろいろ困ったことがありますが、やはり若手の後継者がいないと。私の方...全文を見る | ||
○星川保松君 終わります。 | ||
04月22日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第9号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、三十数年前に農業委員会の委員をやったことがございまして、その際に、秋になりますと農業共済の現地調査によく立ち会ったものでございます。被害の届け出のあったところを悉皆一筆調査、立毛調査ということで回ったわけでございますけれども、そのころからこの農業共済制度につい...全文を見る |
○星川保松君 局長がおっしゃるように、掛金を削減することによってふんまんが出てくる。ところが、こっちの方でいろんな別の新しい施策をやるので、こっちの方と両方で帳消しになると農水省は見ているかもしれませんよ。しかし、掛金が田んぼの方でとにかく減っていくという人が畑作の方でその恩典を...全文を見る | ||
○星川保松君 任意の方が落ち込んだら、局長、これはあなたの責任ですから、しっかりやってくださいよ。 それで、当然加入の方ですけれども、共済制度は四十五周年を去年迎えたわけですよ。そのときの共済の機関紙の中に、山形の佐藤さんという人が、「稲作の当然加入方式は、あまりに芸がなさす...全文を見る | ||
○星川保松君 今までは共済制度そのものはいいんだけれども、それについての農家の理解が足りないんだということで、わかってくれない方々に対する啓蒙ということでよかったかもしれませんけれども、今の山形の佐藤さんの場合はそうじゃなくて、非常に経営感覚のすぐれた方が不満を漏らしているわけで...全文を見る | ||
○星川保松君 それは、通常の管理をしたか、しないで被害が大きくなったかという判定が極めて難しいんですよ。局長がおっしゃるような一目瞭然たるものじゃないんですよ。そこにいろいろ問題があるわけですから、こういうこともえこひいきの批判の対象にならないようにやっていくようにしていかなくち...全文を見る | ||
○星川保松君 いずれにしても、これはリンゴのみに限らず、この基準収穫量が設定される場合に優秀な農家は該当しないような、そういうようなことにならないように、優秀な農家もどんどん加入するような方向でひとつ改めていっていただきたい、こう思います。 それから、大変味もよく香りもいいラ...全文を見る | ||
○星川保松君 終わります。 | ||
05月11日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第10号 議事録を見る | ○星川保松君 新農政について御質問をいたします。質問したい事項はたくさんありますが、三十分の時間しかございませんので、ひとつ要領よく答弁していただきたいと思います。 まず、この「新しい食料・農業・農村政策の方向」という新農政の内容に入る前に、これがなぜこういう形で発表されたの...全文を見る |
○星川保松君 この前と同じようなことをあなたはおっしゃっていますけれども、私が言っているのはそうでないんですよ。今のような農業の現状、これは何とかしなくちゃならぬ。それは、三十六年に出した農業基本法というのがある。その農業基本法ではもうどうにもならなくなった。この事態を何とかしな...全文を見る | ||
○星川保松君 それはそれとして、もし基本法に基づいてこの方向というものを打ち出したのだとすれば、私はこの冒頭に農業基本法に基づくということをうたわなくちゃいかぬと思うんですよ。そういう言葉がさっぱり出てこないんですね。いわゆる脈絡が全然なしに、それでぴょこっと出てきているんですね...全文を見る | ||
○星川保松君 いわゆる農政というのは、戦後の農政ですね、最初は自作農創設ということでやってきた。それは土地の所有形態を大きく変えたわけです。そして、今度は経営の面で自立経営ということをうたって、他産業並みの所得が入るようにしようということで、自立経営という旗印を掲げて基本法農政を...全文を見る | ||
○星川保松君 それでは次に、私はこれは農水省の内部でつくった作文としか言いようがないと思うんですけれども、その作文をいろいろ読んでみたんですが、果たしてこの作文を私なりに評価して合格点が上げられるかどうか今迷っているところでありますけれども、それはともかくとして、これはどこで起案...全文を見る | ||
○星川保松君 起案者と判こをついたところでいいや。 | ||
○星川保松君 最終じゃなくて、どこで起案して、どことどことどこで判こをついてできたんですか。 | ||
○星川保松君 中途はどことどこですか。判こをどことどこがついたんですか。 | ||
○星川保松君 これは私は農水省の中の考えがよくわからないんだけれども、ここで「新しい食料」と、この「食料」というのは、これは食糧庁の食糧とは違うんですね。 それから、ここに「農業」とありますけれども、私は最初この「農業六法」というのをもらったんです。そうしたら、水産と林業はさ...全文を見る | ||
○星川保松君 それでは、この「食料」の中に魚介類は入っているんですか入っていないんですか。 | ||
○星川保松君 それでは、林野庁から判こをもらったけれども、なぜ水産庁から判こをもらわなかったんですか。 | ||
○星川保松君 なぜこういうことを言うかといいますと、この文章を見ますと、農林水産省のすべてにわたってその対象となっております米づくりから林業をやっている人から漁村の人から、みんながこれを見るわけですよ。そうした場合に、おれのところはどういうふうになっていくのかなと思いながら見るわ...全文を見る | ||
○星川保松君 恐らく、私もよく思い出せないんですけれども、乳牛なんか十頭ぐらいいれば経営が成り立つみたいな、そんな考え方でなかったかと思うんですよ。米づくりなんかは恐らく二町歩かそこらじゃなかったかと思うんですね。 そういうところから、先ほど谷本先生もいろいろおっしゃいました...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、いわゆる望ましい経営体ということでこれから進めていくわけですけれども、この望ましい経営体を進める中で私は二つの大きな問題があると思うんですね。その一つは、個別経営体の方は十ヘクタールから二十ヘクタールぐらいの経営規模、それから組織経営体の方は一集落もしくは...全文を見る | ||
○星川保松君 さっきから言ったように、とにかく日本の農業の伝統的なものをしっかり踏まえてやりませんと、これは本当の作文に終わってしまいますよということを私は申し上げておきたいわけですよ。 それから、もう一つの望ましい経営体での問題点というのは、これは前にも指摘したんであります...全文を見る | ||
○星川保松君 きょうは合格点をつけるかどうか保留して、今後の課題にします。 以上で終わります。 | ||
06月01日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第12号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、きょうとあさってと三十五分ずつの質問時間をいただきましたので、きょうは総論的な質問をして、あさっては各論的な質問をさせていただきたい、こう思っております。 今、日本の農業あるいは食料問題について何が一番大切かといいますと、国民の合意、これが最も大事じゃない...全文を見る |
○星川保松君 大臣が、国民が理解してくれればと、私はそこを言うんです、理解してもらうために。国会なんですよ、国民というのは。我々は国民の代表なんですからね。皆それぞれ何十万の代表として来ているんです。だから、この場に出してくださって、それで風間先生は北海道の農家の意見を反映して、...全文を見る | ||
○星川保松君 いずれにしましても、私は基本法農政三十年というものはしっかり反省をしなくちゃいけないということを前から言っているわけです。だから、初めて新農政の文章を私はずっと読んだときに関心したんです。というのは、農基法を受けてという言葉は一つもないんですね。これはなかなか吹っ切...全文を見る | ||
○星川保松君 その場として、国会という場が国民のコンセンサスを得るのに、そのためにできている場だということはあなたは考えていないんですか。 | ||
○星川保松君 あなた方、三権分立についてもう少し考えてほしいんですよ。国会というのは、国民のコンセンサスを得るために設けられているんです、これは。ここのほかにどこにあなたは呼びかけてやるのか知らぬけれども、一番最初にここにしなくちゃいかぬのです。立法作業というのはそういうことなん...全文を見る | ||
○星川保松君 それならなぜ法案にして出してこないんですか。法案にして出してくることが国民のコンセンサスを得る方法なんです。それが一番大事なことでしょう。 | ||
○星川保松君 しかし、あなたは国会を本当に理解していませんよ。 次の「四つの戦略目標」というのをあなたは書いていますね。「昭和二十年代から四十年代にかけて、たくさんの法律、制度ができたが、その全部について省をあげて見直した。」というんですね。この二十年代から四十年代にかけて農...全文を見る | ||
○星川保松君 農業基本法についてです。 | ||
○星川保松君 どういう議論をしたんですか。 | ||
○星川保松君 私はこうなりますと三権分立に対する農水省の理解が極めておかしいと思うんですよ。これは国民的コンセンサスを得る場としての国会、ちょっと行政の側が行き過ぎじゃないか、こういうふうに思います。これは農水省の中だけじゃけりがつきませんので、これはやっぱり総理大臣に聞かなきゃ...全文を見る | ||
○星川保松君 いずれにしましても、とにかく考え直してくださいよ。国民的コンセンサスの場はまず第一に国会だということ、これだけははっきり言っておきますからね。そこのところはよく心得てくださいよ。それで、時間がなくなりますので、いわゆる基本法農政、いろいろ私なりにその検討をしてみてい...全文を見る | ||
○星川保松君 時間がなくなりましたので最後に。 いわゆる望ましい経営体というものを中心にして新農政を進めていくということになっておるわけですけれども、私はここで兼業小農家悪玉論みたいなのがどうも感じられるんです。だからこれは淘汰しちゃえというような考えですね。私はそれは問題だ...全文を見る | ||
○星川保松君 終わります。 | ||
06月02日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第13号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、山形県の今で言う中山間地帯の農家の次男坊に生まれまして、一番初めに選挙をやったのは農業委員の選挙で、二十歳代でございました。その後自治体の仕事もやってまいりました。今実家では私の兄貴が百姓をやっておりまして、私も畑を少し持っておりまして農家の資格を持っておりま...全文を見る |
○星川保松君 どうもありがとうございました。 | ||
06月03日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第14号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、おととい総論的な質問をしまして、きょうは各論的な質問をするということを申し上げました。 ただ、おととい総論的な質問の中で、いわゆる新農政というものが基本法の改正法案のような中身を持ちながら、これが国会の場に出てこないというのは、これはやはり三権分立の精神か...全文を見る |
○星川保松君 大臣が私の言うことをよく理解なさっておらないようですけれども、私は五年ごとに変えるなんて言っていないんですよ。五年ごとにその基本法どおりに現状が動いているかどうかということを検討しろと、こう言うんですよ。 それから、何でもかんでも行政の方まで政治がやれなんという...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、もう一つは安定兼業農家ですね。安定兼業をやっている私の友達がいっぱいおりますけれども、それらの方々の話なんか聞いてみましても、安定兼業をやっている人というのは非常に経済観念が発達しているんですね。それで、先取りしたような形で、農業だけじゃだめだということで...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、この間群馬県を視察させていただきまして、私も同行させていただいたんです。局長も一緒に行ったんですけれども、玉村町、あそこではいち早く農業公社を設立して助役さんが理事長になって頑張っておられたですね。 それで、理事長さんに一反歩幾らしますかとお聞きしまし...全文を見る | ||
○星川保松君 局長、そうじゃないんです。私が言っているのは貸す方の立場を言えというんですよ。二万なら借りる方は安いでしょう。貸す方の立場。 | ||
○星川保松君 私が言っているのは、そういうことでは結局貸すわけにはいかぬということで、やっぱり委託するところはして、難儀なところは頼んで、そして楽なところだけは自分でやろうというふうに、それはその経営にしがみつくほかないんじゃないかと思うんです。だから、しがみつかなくてもいいよう...全文を見る | ||
○星川保松君 本当に今の農業高校に生き生きとした目を輝かせて青年たちが集まるというふうにすれば、私はもうこの計画は大成功につながる、こう思いますので、そこからひとつ始めていただきたいと思います。 次に、機械化促進の問題をお尋ねしたいと思いますが、今回は大変立派な高度の高性能の...全文を見る | ||
○星川保松君 終わります。 | ||
06月04日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第15号 議事録を見る | ○星川保松君 今回のJAS法の改正は、いわゆる健康・安全志向、本物志向あるいは自然食品などへの志向といいますか、そうした消費者のニーズにこたえていくんだということでありますけれども、ここで非常に大事なことは、健康度、安全性、本物かにせものか、自然か不自然かということは極めて測定し...全文を見る |
○星川保松君 それから、例えばいわゆるガイドラインによる表示をやった場合、同じもので、ホウレンソウならこっちのホウレンソウが無農薬、こっちの方が無化学肥料と書いてあったとしますね。それはある程度の科学的な知識がなければこれがどういうことになるのか、選択するのにこれは何の参考にもし...全文を見る | ||
○星川保松君 そうなんですね。いわゆる窒素肥料。窒素、燐酸、カリ、いろいろありますけれども、吸収されるときは同じなんです。ただ、堆肥の場合は土が肥えていくんです。土がいい土になっていくということなんです。 ところが、一般の方の有機農業に対する理解ということを見ますと、どうもそ...全文を見る | ||
○星川保松君 ですから、今、各方面からこの法改正はちょっと時期尚早なのではないかという声が出てきているのは、そういう科学的な食物、作物、飼育する動物等についての知識がないままこっちが先行して、そのギャップができているというところから私はどうも混乱が生じてきているんじゃないかと思う...全文を見る | ||
○星川保松君 栄養なんかもですか。 | ||
○星川保松君 同じようなことが、例えばこれは特定JASの方で、今度はいわゆるつくり方に対する扱いというのが新たに入ってくるわけですけれども、それについても言えることだと思うんです。 一つの例を挙げますと、地鶏というのがあるわけですが、地鶏というのは地べたを走って歩く飼い方だと...全文を見る | ||
○星川保松君 それから、例えばガイドラインによる表示というのがあるんですけれども、買い物に行くのはおばあちゃんたちから子供たちまでいるわけですから、子供さんたちでもおばあちゃんでも、みんなにわかるような表示にしなくちゃいかぬと思うんです。 例えばということで例が出ておりますが...全文を見る | ||
○星川保松君 ですから、最初、一年なら一年、六カ月なら六カ月でもいいでしょうから、「転換期間中有機農産物」というのはこういうものだとそこに説明でも入っていれば、一遍読めばわかるでしょうから、そういう親切な表示が必要だと思います。 最後に、農水省もいわゆる有機農業というものを進...全文を見る | ||
○星川保松君 終わります。 | ||
06月10日 | 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第16号 議事録を見る | ○星川保松君 きょうは御苦労さまでございます。 それぞれの参考人の皆さんの貴重な御意見をお伺いいたしまして、お一人お一人、いわゆる有機農業というもの、そして有機農産物というものを生み育てるためにそれぞれ大変な御努力をなさっておられるということをお聞きいたしまして、私も心から感...全文を見る |
○星川保松君 折戸さんに、同じようなことですけれども、このJAS法を生かしてそれでいわゆる有機農業、それから有機農産物を一般に拡大していくという方策はないものでしょうか、御意見をお尋ねしたいと思います。 | ||
10月22日 | 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○星川保松君 ことしは大変な異常気象で農業被害が続出をしておるわけでありますが、その中で私は、北海道、東北地方の冷害対策について質問をしたいと思います。 北海道、東北地方の冷害というのは、これはしばしばあるのでございまして、いわゆる北国の農業にとって宿命的なものでもあるわけで...全文を見る |
○星川保松君 これはちょっと長官、それでは私はあした行って皆さんに話はできませんよ。店へ行って買ってきなさいということでしょう。そうじゃなくて、今までいわゆる政府米を貸して、そして政府米を農家が売り渡すときにそれを返済した形をとるということが今まであったでしょう。だから、それを当...全文を見る | ||
○星川保松君 そうすると、貸すということはもうないと。買って対処しなさいということですか。 | ||
○星川保松君 何年の年だったですか、前はあったような気がしたんですがね。そうですか。なければしょうがないですけれども。 それから次は、やっぱり種子の問題、種の問題ですね。種の確保については具体的にどこがどういうふうな形でやっているんですか。 | ||
○星川保松君 それから、いわゆる作況指数に対する農家の皆さんの不信感というのは非常に大きいんですね。その作況指数について、一つはふるい目の問題があるんです。一・七から収穫したものとするのが政府のやっている方法なんですね。ところが、農家としてはそんな細かいものは出荷しないということ...全文を見る | ||
○星川保松君 国の調査。 | ||
○星川保松君 何だかわけがわからないね。 時間がないんで、次に、いろんな資金の制度などがあるわけですけれども、資金というのはやっぱり借りればこれは返さなくちゃならないんですね。それで、何といっても頼りになるのは共済金なわけですよ。その共済金を早く出してもらいませんと、農協から...全文を見る | ||
○星川保松君 今どこまでいっているんですか。 | ||
○星川保松君 それでは、時間も経過しましたので、せっかく自治省にも来てもらっているはずですから、自治省に。 各自治体もいろんな細かいことで被害農家に対して手当てをするわけですよね。それから、独自の救農土木とかやったり、いろんなことをやるわけですよ。それで、そういうものも災害の...全文を見る | ||
10月28日 | 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第3号 議事録を見る | ○星川保松君 五分しかありませんので、急いで質問をいたします。 ガットその他の国際交渉の中で、今日本はなぜこれほど米にこだわるのかということが一番大きな問題ではないかと思います。 それで、いわゆる我が国の水田文化のことでありますけれども、上空から見ますと、全く我が国は平地...全文を見る |
○星川保松君 どうもありがとうございました。 | ||
10月29日 | 第128回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号 議事録を見る | ○星川保松君 私も日本海の魚を食べております山形県の一人として、また、先日私どもの山形県漁協の方もこのロシアの放射性廃棄物の投棄について大変心配をしてきておりますので、このことについてちょっとだけ触れておかなければいけない、こう思っております。 先ほどからいろいろ御議論がある...全文を見る |
○星川保松君 そこで、長官のこの所信表明をずっと読ませていただきました。大変科学技術の将来についての格調高い所信であるというふうに承ったわけでございますけれども、格調高く、それは結構でありますが、余り格調ばかり高過ぎて現実ということを忘れては困る、こう思ったわけでございます。 ...全文を見る | ||
11月05日 | 第128回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号 議事録を見る | ○星川保松君 今の質問と関連をいたしますが、高速増殖炉について、アメリカがいわゆる実験炉を七つもつくって、それで方向転換をしたということなんですね。それは、私はやはり経済的な理由だけだというふうにはちょっと考えられないわけです。しかも、非常に疑問に思うのは、世界で最も先進国なんで...全文を見る |
11月09日 | 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○星川保松君 ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉も大詰めにまいりまして、大臣も責任者として本当に御苦労さんでございます。みんな大臣頑張れと、こういうふうになっておるわけでありますけれども、ただ頑張れ、頑張れでは大臣も頑張っておりますとしか言いようもないと思いますので、心中察すれば...全文を見る |
○星川保松君 もう時間が来たようですけれども、一つだけ。 先ほども質問があったようですけれども、いわゆる米だけを特別扱いの案が浮上したという、これは朝日新聞の五日付の朝刊に出ておったんです。これによると、いわゆる包括合意案に対する「農産物の例外なき関税化」の原則を崩さないで、...全文を見る | ||
12月09日 | 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第5号 議事録を見る | ○星川保松君 私は、与えられた時間は五分しかありませんので、一つだけ質問をしたいと思います。 正直言いまして、こういう時期が到来するということは予測はしておりましたが、それは恐らく自民党政権のもとでこういうことになるだろう、そのときはひとつ自民党政府をとっちめてやろうと実は思...全文を見る |
○星川保松君 今、私はそれを発表しろというわけではありませんで、いわゆる同時並行的にそれを進めていく準備を今のうちにきちんと立てておいていただきたいということでございます。 |