細川護煕

ほそかわもりひろ



当選回数回

細川護煕の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月11日第68回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○細川護熙君 私も上田委員と同じマスコミ出身者の一人として、立場は異なりますけれども、ただ一点、取材の自由というものについて総理並びに法務大臣、法制局長官に伺いたいと思います。  ある一つの重要なニュースを国民のために知らせるということが、国民のために、あるいは国家のためにほん...全文を見る
○細川護熙君 先だってから総理は、もし西山記者が新聞紙上であの問題を取り上げたのであれば問題はなかったんだということを繰り返し言っておられますけれども、新聞紙上で書くか書かないかということは、先だってから議論になっておりますように、これは新聞記者自身のモラルの問題でありまして、今...全文を見る
○細川護熙君 時間もありませんので、一方通行になりますけれども、今度の事件は、機密の保持というものと、知る権利、取材の自由との関係をどう調整するかという問題でありますけれども、この点を総理はどう考えられるか。つまり、ことばをかえて言えば、政府の考える公共の秩序というものと、それか...全文を見る
○細川護熙君 法律に定めたものでこそありませんけれども、前の博多駅のテレビフィルム事件で最高裁が、また、今度の事件で東京地裁も、報道の自由というものは憲法上十分に尊重されるべきで、社会通念上相当な手段方法でする限り、公務員に情報の提供を求めることは、そそのかしに当たらないという決...全文を見る
○細川護熙君 ここで一つ法制局長官に伺っておきますけれども、さっきもちょっと参考人との間で議論が出ておりましたけれども、国家公務員法百条というものは、国家公務員法というものは、元来、さっきも話が出ておりましたように、公務員の内部規律を定めたものでありますけれども、百十一条というも...全文を見る
○細川護熙君 これは一つ法務大臣に伺っておきたいと思いますが、今度の事件の場合に、警視庁は外務省からの告発があって初めて事件として取り上げたわけでありますけれども、今後もしかりに同種の事件が起こった場合に、警察当局としては、告発もしくは告訴がなくても百十一条に基づいて捜査をすると...全文を見る
○細川護熙君 しかし、事柄の性質上、実質的に機密という問題ですから、その判断は各省庁ですることであって、告発がないと非常にむずかしいのではないかという気がいたしますけれども、重ねて伺います。
○細川護熙君 今度の東京地裁の決定の理由の中で、一つだけ私は疑問に思う点があるんですけれども、最後に一つだけこれを伺っておきたいと思います。  それは、つまり、前段では犯罪の成立というものを認めながら、後段で拘置の必要性を認めないとしてこれを取り消しております。しかしながら、刑...全文を見る
○細川護熙君 私も最後に一言だけ申し上げて終わりにしたいと思いますけれども、私は今回の事件で一番問題なのは、かりにこの問題でなくても、将来政府にとって秘密にしておきたいことが新聞記事に出た場合に、調べてみた結果、その情報源が今回の場合と同じように役所の職員であったというケースがま...全文を見る
04月12日第68回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○細川護熙君 第一点、ちょっと下村先生に伺いたいと思いますけれども、積極的な財政主導型の経済によって、国際収支のバランスがとれるようになるだろうという御見解でありましたけれども、せんだってから、コナリー財務長官あたりがニューヨークの発言でも、経常的な国際収支の黒字国は、その一定分...全文を見る
04月15日第68回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○細川護熙君 私は、きょうは、四次防に関連をしてわが国の安全保障の基本的な問題、それから国連の環境会議を踏まえた環境の問題、それから日本の将来のエネルギー政策の中でのチュメニの問題、この三点にしぼって伺いたいと思います。  何か環境庁長官のお時間がないらしいので、初めに環境の問...全文を見る
○細川護熙君 ぜひそういうふうなことをお願いしておきます。  そこで、ひとつこの問題に関連をして海洋汚染の問題で一つ伺っておきたいと思うのですけれども、わが国は、御承知のように、昭和四十五年の十二月に世界に先がけて海洋汚染防止法というものを公布をいたしました。しかし、その後、こ...全文を見る
○細川護熙君 ところで、今度の会議でナショナル・レポートというものを提出されるということは、せんだってから本委員会でも議論になっておりますけれども、これの中に、例のあの水俣病であるとかイタイイタイ病、そういったものが抜けておるということで、あとから追加資料として別途に出されること...全文を見る
○細川護熙君 きのうの新聞の報道によると、患者の発生は、これまで昭和二十八年から三十五年までといわれてきたものが、昭和十七年から四十六年まで新しい発病者の出た疑いが強いということでありましたけれども、その事実は聞いておられますね、間違いありませんですね。
○細川護熙君 これは、ここに持っているのは、今度熊本大学が出した報告書なんですけれども、これによると、きのうの新聞報道に出ていなかった面で非常に重要な事実が幾つかあると思います。たとえば、きのう出ていた報道によると、昭和四十六年に——これは自覚症状が発現をした時期ですけれども、昭...全文を見る
○細川護熙君 いま私が申し上げたこの四十六年までの要精密検診者の中から認定患者が出るということになれば、そういうことになれば、こういう人たちの発病の原因というものが、患者多発当時に食べた魚の有機水銀による遅発性のものなのか、あるいは、現在もまだ水俣湾の底にある有機水銀というものの...全文を見る
○細川護熙君 私もその遅発性であるということを望みますけれども、現在この報告書の中にも現在安全であるとされているこの地区の魚介類について徹底した調査研究が必要であり、それは緊急を要するということがやはり書いてございますが、そういう意味でもそういう調査というものを緊急に私はしていた...全文を見る
○細川護熙君 やはり私、いま一番必要なのは、今後のこの水俣病の徹底調査をやはり実行していただくということだと思うのですけれども、ここにもいままでの昭和三十一年からの各省庁の予算がありますけれども、調査、治療研究にかかった各省庁の予算というものがありますけれども、やはりいま現在、熊...全文を見る
○細川護熙君 時間がないのでたいへん早口になって申しわけありませんが、次に、それでは防衛の問題について伺いたいと思います。  さっきの上田委員との質疑の中でも言われましたけれども、中曽根原案八合目論というものは白紙になったとさっきも言われましたね。まあ西村案も含めて、これは今度...全文を見る
○細川護熙君 この中曽根構想は白紙になったということでありますけれども、しかし、防衛庁の中でもまだいまだにこれはテンポをスローダウンしただけであって、白紙になったのじゃないんじゃないかというふうな受け取り方をしている人もまだあるようであります。どういう理由であれ、防衛力整備という...全文を見る
○細川護熙君 この西村削減案も白紙だということでありますけれども、しかし、実際問題として、これを初めから作業をやり直すということは、たいへんなことだと思うので、実際にはこの考え方をやはり実質的には基礎にしてこれからやられるということですね。
○細川護熙君 それではちょっと参考のために伺いますけれども、この西村削減案で削ると言われていたその内訳は、どういうことになりますか。これは参考のために、いままであまり公表されたことがないので伺っておきます。
○細川護熙君 それではもう一つ、基本的な問題を伺っておきたいと思うのですけれども、日本の安全は従来、日米安保体制が主であったけれども、これからは自主防衛が主で、安保が従だということがしきりに言われて、たとえば国防白書でも自主防衛の推進ということがうたわれておりますけれども、歴代の...全文を見る
○細川護熙君 中曽根構想では「わが防衛力をもって第一義的に対処する」ということが書いてありますですね。しかし、四次防の大綱にそれが見えないということは、これは四次防の大綱に書いてありませんけれども、それは意識的にそういう表現を使うことを避けたということですか。つまり、安保の一環と...全文を見る
○細川護熙君 どうも、この自主防衛というものの実体が、いま一つよくわからないのですけれども、さっきもちょっと質疑がありましたけれども、安保との関連で、どういう状態になったらどこまでアメリカがやってくれるのかという、さっきも議論の出ておったのはその点だと思うんですけれども、ことばを...全文を見る
○細川護熙君 ちょっと、いまよく聞き取れなかったんですけれども、海上の兵力のことですね。海幕は日米安保条約による米軍の援助を前提にしない限り戦略は成り立たないということは前から言われておることですけれども、具体的にどういう援助を期待しているのか。
○細川護熙君 三次防でいう、通常兵器による局地戦以下の侵略に対応するといっている、そのことが、いま言われたように、アメリカとの間に詰めがなくてできないということであれば、持久期間を一カ月と定めている根拠はどういうことになりますか。
○細川護熙君 御承知のように、三次防では「通常兵器による局地戦以下の侵略に対処する」ということになっておりましたけれども、中曽根構想では「防衛力をもって対処すべき事態、様相を限定し」というぐあいに、局地戦というものが限定をされて、二次防、三次防を通じて局地戦以下と言ってきたものが...全文を見る
○細川護熙君 外務大臣に一点伺いますが、せんだっての委員会で、事前協議の問題について、事前協議の運用は一つの問題点なんで、今後日米安保協議委員会の場で検討したい、米側と話をするという趣旨のことをおっしゃいましたけれども、この事前協議というものは、その日米安保協議委員会の場でやると...全文を見る
○細川護熙君 それでは、今後その日米安保協議委員会でなくて、随時協議をするということでよろしいわけですね。
○細川護熙君 それでは、ちょっと初めの問題に戻りますけれども、この西村削減案で四次防は実質的にスローダウンをしたんであるということでありますけれども、四次防で総対的にどういう形の戦力を持ちたいのか、どうもその辺のところが、いま一つ不明確なように思うんです。GNPの比率である程度の...全文を見る
○細川護熙君 それでは、ちょっと、もう一ぺん別の言い方で伺いますけれども、中曽根構想が白紙に返っても、四次防、五次防でその目標の達成は変わらずにしていくわけですか。つまり、四次防は一つの能力として持ちたいという、その意図は変わったわけですね。
○細川護熙君 さっきも、この四次防は三次防の延長であって、装備の更新であるということでありましたけれども、どうもその辺のところがよくわからないんですが、それであれば、何も五カ年計画を立てる意味はないんですね。単年度予算でもやれるんじゃないかという気がするんですけれども、その点、い...全文を見る
○細川護熙君 さっきお答えになりませんでしたけれども、西村削減によって、その中身はわからぬという話でありましたけれども、あの西村削減の中で、例のDLHというものが一ぱい削られることになっておりました。これが、もともとは二はいでワングループをつくってハック・グループということでやる...全文を見る
○細川護熙君 そうすると、一ぱいでも、これはやはり意味があるということですか。二はいでないと、何か、外航二群、内航二群の護衛をするということにおいて意味がないんじゃなかろうかという気がするんですけれども、一ぱいでもやはり意味があるということに受け取ってよろしいですか。
○細川護熙君 T2のような新しい機種は、せんだっての船田議長の凍結案で、国防会議にかけるという確認がなされたわけですけれども、もし今後このDLHのような問題があると、こういう問題もやはり国防会議にかける必要があると私は思うんですけれども、その点はいかがですか。
○細川護熙君 陸海空の各幕僚監部とも、それぞれ相手が三割程度の損害をこうむると作戦継続が困難になる、したがって、事態はおさまるというふうな判断はずっと以前からしてまいりました。それが、今度の新防衛力整備計画で、さっきも話が出ましたように、限定的な局地戦に対処ができるという、その一...全文を見る
○細川護熙君 久保・カーチス取りきめのことについて二、三伺いたいと思いますが、久保・カーチス取りきめが、文面どおり実施できなくなったということは、もう、せんだってから新聞等でも報道されたとおりでありますけれども、この取りきめの持つ基本的な性格というものが、どうもまだよくわからない...全文を見る
○細川護熙君 この久保・カーチス取りきめにいわれている沖繩への配備というものが一応あるわけですけれども、佐藤・ニクソン共同声明に基づく局地防衛の引き受けのために、最終的に、もっとこの人員なり資材なりというものが変更されるという可能性はありますか。
○細川護熙君 久保・カーチス取りきめには、この文面にある以上の詳細な実施計画というものはあるんですか。あるとすれば、その中身はどういうことになっているか、伺いたいと思います。
○細川護熙君 そうすると、この中に書いてある、たとえば航空基地隊一とか、航空隊一といったような問題についても取りきめがあるわけですね。
○細川護熙君 ちょっと時間の配分の関係がありますんで、防衛の問題はこれくらいにしたいんですけれども、とにかく、いまの日本に、しっかりとした、つまり説得力のある防衛構想というものがないということが私は一番大きな問題だと思うんです。陸海空そのいずれをとっても、いかにその与えられたデー...全文を見る
○細川護熙君 それでは次に、エネルギー政策の上で、また四極化のもとでの外交問題として、きわめて重要な意味を持つチュメニの問題について、通産大臣、外務大臣に伺いたいと思います。  いまさら申し上げるまでもなく、原油輸入の九〇%以上を中東にたよっているわが国としては、エネルギー資源...全文を見る
○細川護熙君 今度その調査団には、大蔵、通産、外務からそれぞれオブザーバーとして行かれるわけですけれども、ということは、政府の事実上のサポートであるというふうに解してよろしいですか。通産大臣でもどちらでもけっこうです。
○細川護熙君 このプロジェクトは非常に幾つもいろいろ、例の南ヤクートのチュリマンであるとか、ウドカンであるとか、サハリンも含めて、メジロ押しにたくさんいろいろなプロジェクトがあるわけですけれども、全部ひっくるめると何十億という膨大なものになるわけですけれども、この中でプライオリテ...全文を見る
○細川護熙君 さっきバンクローンにするかどうするかというお話がありましたけれども、これは大蔵大臣に伺ったほうがいいかと思いますが、どうも日本の借款供与というのは、いつの場合でも民間ベースの延べ払い交渉のほうが先行して、あとから政府がこれを追っかけて輸銀を認めるとかどうとかというこ...全文を見る
○細川護熙君 この問額に関連をして通産大臣に伺っておきたいと思いますけれども、現在わが国の海外投資の五〇%ぐらいが、これは開発途上国向けであるということでありますけれども、これまでの海外投資の累計額というのはどのくらいになるかわかりますか。
○細川護熙君 これから今後、日本の企業の海外進出がだんだん円の切り上げによって活発になっていくと思われますけれども、このことに関連をして、財界あたりでもいま非常に関心を持っているのは、投資元本の安全の問題であろうかと思います。結局海外へ投資をして、その安全かどうかという問題です。...全文を見る
○細川護熙君 外務大臣に伺いますが、このチュメニのプロジェクトは、ちょっと話が戻りますけれども、外交的にも非常にいろいろな問題、意味を持っている問題であろうかと思います。最近、ソ連の北方領土問題に対する態度もずいぶんやわらいできたかのような感がありますけれども、このプロジェクトを...全文を見る
○細川護熙君 もう一点、外務大臣に伺いますけれども、このプロジェクトは、御承知のように、ずっと中ソ国境七千キロか通ってくるわけでありますけれども、中ソ対立というのが続いている中で、このプロジェクトが中国を刺激をするということはないか、あるいはまたアメリカがそれに対してどういう反応...全文を見る
○細川護熙君 いまの問題で、このプロジェクトをアメリカに先取りをされるという可能性はありませんか。  続けて伺いますが、今度アメリカの企業の中にも、特にチュリマンの天然ガス等について非常に積極的な動きをしているところがあるということを聞いております。今度のキッシンジャーの訪日の...全文を見る
○細川護熙君 いずれにしても、日本のエネルギー政策の長期的な観点から言っても、また外交上の得失から考えても、あるいはまた、このプロジェクトが北海道であるとか、あるいは日本海沿岸の地域開発に寄与するであろう、そういうふうな観点から考えても、私はひとつ、妥結のかぎを握っている政府の前...全文を見る
○細川護熙君 大蔵大臣、いかがですか。
○細川護熙君 これも私、大いに評価するところでありますけれども、先進諸国の同意が得られない場合でも、七五年をめどにしてわが国が一方的にひもつき援助の全廃を実施するということでありますけれども、LDCアンタイイングについても、ひとつ積極的に主要国に働きかけていただくようにお願いをし...全文を見る
○細川護熙君 アメリカのコナリー財務長官が、せんだっての記者会見で、国際収支の黒字国はその一定分をIMFに払い込んで、IMFを通じて恒常的な赤字国——その中にはアメリカも含まれるのでありましょうけれども、赤字国に無利子あるいは低利子で貸し付けるようにしたらどうかというふうな、日本...全文を見る
04月24日第68回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○細川護熙君 関連をして一点だけ、ちょっと総務長官に伺っておきたいと思うのですけれども、現在、青少年の行政というのは、御承知のように、文部省あるいは総理府、厚生省といったぐあいに、非常に多岐にわたっておるわけですけれども、十一省庁ですか、にわたっておるわけですけれども、いろいろな...全文を見る