細川護煕

ほそかわもりひろ



当選回数回

細川護煕の1973年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第71回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○細川護熙君 まず初めにお断わりとお願いをしておきたいと思いますが、審議が非常におくれておって、できる限りこれを切り詰めてはしいということでありますので、私もできる限り簡潔に質問をさせていただきたいと思いますが、御答弁のほうもひとつできる限り簡潔にお願いをしたいと思います。それに...全文を見る
○細川護熙君 先ほど申しましたように、順法闘争という名のもとに、こういうふうに国民に非常に大きな影響を与える行為が行なわれるということは、これは非常に遺憾とするところでありますが、順法、順法というと、何かあたかも正しい、ことばどおり法にのっとった行為のように受け取られがちでありま...全文を見る
○細川護熙君 そういう実態を伺うまでもなく、これは明らかに違法行為であることは非常に歴然としておると私は思います。この点について、労働大臣はさきに衆議院の予算委員会ですか、本会議ですかでも、公労法十七条に違反をする違法な争議行為であるということを言っておられますが、この点について...全文を見る
○細川護熙君 違法であるというはっきりとした御答弁をいただきましたけれども、違法であるならば、やはりこの違法行為というものを起こしたことが明瞭になった者に対して、その責任をきびしく追及するということは当然のことであります。この点について最高裁あたりでもいろいろな判決が出ております...全文を見る
○細川護熙君 それでは本論に入りますが、国際通貨変動の時代に入って、わが国の置かれた立場は非常にきびしいものがあるわけでありますが、これを、ただ政府の責任を後向きにただすという立場からではなく、こうした難局をいかにしてこれから乗り切っていくかという観点から、総理並びに閣僚の御意見...全文を見る
○細川護熙君 本日明らかになったこの蔵相会議の結果に基づいて、三月二日以来二週間にわたって閉鎖されてきた外国為替市場は、予定どおり十九日に再開をするということでよろしいですか。
○細川護熙君 その場合に、変動相場制はそのまま継続ということですか。
○細川護熙君 愛知大蔵大臣はパリでの演説で、各国政府の責任ある支持と協力によって固定制度に復帰をすべきであると信じるということを強調しておられますが、今回のパリ会議によって、固定制への復帰は早まるというふうにお考えですか。
○細川護熙君 これまでいろいろ衆議院等の質疑を通じても、クリーン・フロートを守るということをたびたび言われてきたわけでありますが、今度の会談の結果によっても、やはりクリーン・フロートを守っていくということでしょうか。
○細川護熙君 市場再開後も円の実勢というものはおそらく、閉鎖をされる前に比べると、マルクも三%切り上がっておるわけでありますし、いろいろな情勢からして、非常に騰勢、もっとずっと上がってくるのではないかという懸念があるわけでありますが、それでもクリーン・フロートは守るということでよ...全文を見る
○細川護熙君 共同声明の中で、すべての蔵相と総裁は、公的通貨残高の決済に関する諸提案が全面的かつ緊急に検討されるべきであるとの点で合意した、というふうに書かれておるわけですが、これはドル残高の凍結問題のことだと思いますが、ある意味で債権者である日本としては、これからの三月末の蔵相...全文を見る
○細川護熙君 日本も今後、変動円の表示あるいは固定制への復帰に際して新しいレートを決定していく際に、西独が今回三%切り上げの決定に際して行なったように、SDRを基準にやっていくべきではないかという感じがするわけでありますが、総理も大蔵大臣も、この予算委員会でもSDR重視の方向とい...全文を見る
○細川護熙君 今回の一連の国際通貨会議によって当面の危機は回避をされたわけでありますが、まだ完全に通貨不安が一掃されたわけではないので、この意味で、これからも通貨改革の論議というものを進めて、大いにひとつ促進をしていく必要があると思いますが、長期的な通貨制度改革問題についてのひと...全文を見る
○細川護熙君 通貨の問題、今度の蔵相会議の問題に関してはまたあらためて集中審議が行なわれるわけでありますから、この問題についてはこの程度で終わりにしたいと思いますが、この通貨変動時代の中で、ほんとうに日本の経済というものが円再切り上げ体質といわれるものから脱却していくためには、や...全文を見る
○細川護熙君 国際収支対策として、これまで通商面からのアプローチというものは主としてなされてきたわけでありますけれども、やはり基本的には産業構造というものを転換をしていかなければならないわけでありますが、この点について知識集約型産業への移行ということがいわれているわけであります。...全文を見る
○細川護熙君 産業構造を変えていく上で、一番主体というか中心にならなければならないのは、もちろん中小企業であろうと思うのですが、この点についても十四日の日でしたか、緊急中小企業対策として二千億幾らかの融資ワクが認められたわけでありますが、現実にはどうも転業資金というものが生かされ...全文を見る
○細川護熙君 先ほど小坂大臣もちょっと触れられましたが、関税体系の是正の問題について伺っておきたいと思うわけでありますが、わが国の場合に輸入構成が非常に原材料に片寄っておる。原料品について非常に手厚くなっておるわけであって、これから製品輸入というものを拡大していくためにも、現在の...全文を見る
○細川護熙君 輸出抑制の観点から海外市場開拓準備金というようなものが廃止をされたわけでありますが、本格的な輸入の拡大をはかっていくためには、新しい輸入促進税制を設けるべきだという議論もあるわけであります。この点については、もちろん、一方で輸入障壁を設けておきながら、一方でまたこれ...全文を見る
○細川護熙君 国際収支を改善するという至上命令の上からも、また、それを消費者に還元するという立場からも、もろもろの輸入阻害要因というものを取り除いていくということは、これはどうしても必要なことであると思うのですが、その意味で輸入品の国内流通組織が硬直化しておるのではないかという問...全文を見る
○細川護熙君 そういう意味でも監視体制というものを十分にしていただきたいと思うわけでありますが、そういう観点からも内外の商品価格の比較調査をしておいたらどうかということを私は考えるわけでありますが、これは経済企画庁長官に伺います。
○細川護熙君 円再切り上げ体質の経済から脱皮をするための国際収支改善策、あるいはまた輸入の促進策について伺ったわけでありますが、最後にこの点で総理にも一つ伺っておきたいと思いますが、どうしても国際収支調整のための手段として一番大きな資本収支面での改善ということをやらなければいかぬ...全文を見る
○細川護熙君 時限を区切ってと申し上げても、なかなかそれは無理なことはわかっておりますが、ひとつできる限りはっきりとしためどを立ててやっていただきたいということを要望しておきます。  ちょっとこの問題の基調からはずれるかもしれませんが、過剰流動性の問題について一、二点伺っておき...全文を見る
○細川護熙君 もう一点伺いますが、この点は大蔵大臣代理として非常にお答えのむずかしい問題かもしれませんが、現状のままで行くと、景気ははたして過熱をしてくるのか、あるいは引き締めの効果というものがだんだんにあらわれてくるのかという問題が一つあると思いますが、さらに総需要を抑制すると...全文を見る
○細川護熙君 次に、財政の問題について幾つか伺ってまいりたいと思いますが、現在日本の置かれた経済環境から見ても、私は、積極的な財政拡大の方向がとられるべきであると思います。そのための内需増大への転換、いわゆる内向きの経済というものが積極的に推進をされなければならないと思うわけであ...全文を見る
○細川護熙君 社会保障の中でもいろいろなものがあるわけでありますが、たとえば生活扶助基準について、あるいは年金について、あるいはまた老人や医療について、それぞれどれについてそういう計画が可能であるか、そういうふうなことで個々の問題について何と何についてそういうふうな計画を立てたい...全文を見る
○細川護熙君 社会保障の充実をしていくための大まかな計画はわかりましたが、社会資本を充実していくために、私は、いままで非常にばらばらに行なわれてきた行政というものについてやはり考え直していかなければならない時期ではないかと思うのです。さっき午前中にもそういう質疑がちょっと出たよう...全文を見る
○細川護熙君 四十八年度予算が高福祉財政の一つの方向としての曲がり角に当たるものではないかと私は理解をしておるわけでありますが、まあ高福祉経済体制というのは必然的に高価な政府になるわけでありますが、さきの経済計画の中では、計画期間中に税負担あるいは税外負担の比率がおおむね三%程度...全文を見る
○細川護熙君 私は、もう少しその税部分を高めるような方向が織り込まれてもよかったのではないかという感じがちょっとしておるわけでありますが、まあ私も不勉強でよくわかりません。  これは愛知大臣がおられればぜひ伺いたいと思ったのですが、教育費控除の問題について、ぜひやりたいというよ...全文を見る
○細川護熙君 さきのこの委員会でも総理はたしかおっしゃったと思うのですが、所得税の減税について、まあ、四十九年度からやるなら財源をほかの、大衆課税にならないようなところに求めなければならぬというような趣旨の御発言だったと思いますが、これから所得税の減税をするなら、たとえばこの課税...全文を見る
○細川護熙君 この間の経済計画の中で、この間もこの委員会でもちょっと議論が出ましたが、間接税について、まあ、税体系において適切な地位を維持するようにつとめるという趣旨のことが述べられております。このことは、具体的に現在程度の直接税、間接税の比率ということであるのか。まあ総理も、た...全文を見る
○細川護熙君 いま、飲酒税のお話をいただきましたが、私も飲酒税、非常にけっこうな一つの構想であると思うんですが、付加価値税の問題の一つの方向として、たとえば社会福祉政策税とでもいったようなものを時限を区切って目的税的なものでやれないだろうかという感じがするわけでありますが、この点...全文を見る
○細川護熙君 法人税のことについて伺いますが、来年度に法人税率を引き上げるということについては、だいぶ前から威勢のいい発言をしておられるわけでありますが、これも非常に景気に左右される面が大きいので、はたしてどの程度できるか問題がありますでしょうが、この際、法人税の税率のめどをはっ...全文を見る
○細川護熙君 高負担が一つの方向であるならば、ただ、いたずらなやっぱり——いたずらなと言うといけませんが——予算の増し分主義というものは、やはり改めていかなければいかぬというか、気をつけていかなければならぬと思うわけであります。やはりその点で既定経費の洗い直しというものに積極的に...全文を見る
○細川護熙君 最後に、まあ、いまお話でございましたが、行政監理委員会自体でも、まあ、みずから権限の強化というものを訴えておるわけであります。さらにまた、いま相当に行政監理委員会としても仕事をしてきたというお話でありましたが、まあ、確かにおっしゃるように、実施事項についてはほとんど...全文を見る
12月11日第72回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○細川護熙君 関連。  いまいろいろ原子力の問題について前向きなお話があったわけでありますが、いま一つ非常に重要な問題で、核拡散防止条約の批准の問題に関連をして、一点だけ総理に伺っておきたいと思います。  これまでわが国は、批准にあたっての前提条件として、平和利用の平等化とい...全文を見る
○細川護熙君 この国会にかけるという、いままでの政府の姿勢を非常に大きく踏み出したことだと私は思います。そういう意味で、世界の各国もこのニュースを聞いて非常に重要に受けとめるであろうと思いますが、問題は、今度の条約再検討会議の準備会議というものは来年の二月に実は開かれることになっ...全文を見る
12月14日第72回国会 参議院 本会議 第4号
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○細川護熙君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十八年度補正予算三案について、賛成の立場から討論をいたします。  政府は、さきに四十八年度予算編成にあたって、経済政策の目標を国際収支の均衡と福祉の充実、物価の安定に置き、積極的な財政運営をはかってきたわけ...全文を見る