細谷治通

ほそやはるみち



当選回数回

細谷治通の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第120回国会 衆議院 本会議 第10号
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○細谷治通君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました国の補助金等の臨時特例等に関する法律案に対して、本件が国と地方のかかわりの基本を問う重要な要素を含んでいると考えますので、以下、幾つかの問題点を指摘し、政府の率直な見解を求めた、いと思います。そして、本件...全文を見る
03月01日第120回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○細谷小委員 きょうは予定してない質問でございますので、若干事実関係で異なるかもわかりませんけれども、次回以降、事実関係をしっかり押さえていろいろとまたお尋ねをしていきたいと思っています。  株というのはもうかったり損したりすることがあるものだというふうに思っていたのです。私は...全文を見る
03月11日第120回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○細谷分科員 細谷です。私は、有明海及び有明海沿岸地域の海底陥没それから地盤沈下の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  大臣の地元の山梨は海がございませんので、海に対するあこがれとか願望というのがあるんじゃないかと思いますけれども、幸い私の地元は大変恵まれた海がございま...全文を見る
○細谷分科員 昭和六十二年の九月に、現地からの強い要請を受けまして、当時、資源エネルギー庁と福岡通産局でも現地視察に入っておられます。そのときの被害の実態報告といいましょうか、そしてその後の対応はどうなさったのか、お尋ねいたしたいと思います。
○細谷分科員 通産省は、昭和六十三年度に産炭地域の振興という形で予算化をいたしまして、活性化ビジョン策定費ということで実は予算を計上いたしたわけであります。その活性化ビジョンなるものは一体何であったものか、その後実施状況はどうなっているのか、そして同時に平成元年度以降の予算措置は...全文を見る
○細谷分科員 復旧工事の進捗状況でございますけれども、既に十年間で七百六十六万六千立米の埋め立てが行われている、そして最近ではさらにペースアップしまして、百二十万から百三十万という土砂埋め戻しが行われていると聞いております。  そこで、今後の見通しがどうなるかということを実はお...全文を見る
○細谷分科員 二百万か九百万かわかりませんけれども、仮に局部的な陥没部分は埋めることができましても、今度は全体的な干潟の水深線変化、そこに地図をお示ししておりますけれども、ずっと沖合へ、沖合へ行っているわけですね。全域的な地盤沈下が進んでいるということなんです。この問題はどうして...全文を見る
○細谷分科員 今後の漁業補償のあり方についてお尋ねしたいと思いますけれども、仮に埋め戻しが計画量に達するといいましょうか、埋め戻しが済めば、漁場は回復したということになって漁業補償は終わるというふうに考えるべきなんでしょうか。いかがでございましょう。
○細谷分科員 仮に、海底陥没の埋め戻しが済んだといたしましても、実際は有明海は大変荒れておりまして、魚介類がとれなくなったためにノリに転業したという実態があるわけですね。したがいまして、もともと魚介類で生業をなしていた人たちの生活保障ということで、いわば共同漁業権に対する補償とい...全文を見る
○細谷分科員 大変難しい問題があるようでありますけれども、時あたかも石鉱審においてこの臨鉱法問題というのが議論されておるわけでありますから、絶好の機会でありますし、ぜひ俎上にのせてこの問題をもう一度議論をし直していただきたいと私は思います。  さて、また視点を変えまして、仮にこ...全文を見る
○細谷分科員 次に大臣、そこの図面を見ていただきますと、実は海面下だけじゃなくて地上においても地盤沈下が進んでいるんです。もう時間がありませんから、申しわけありませんけれども、せっかく御答弁を用意されたかと思いますけれども、ちょっとはしょらせていただきます。こちらから申し上げたい...全文を見る
○細谷分科員 石炭採掘に際しましては、同時に地下水が年間約千七百万トンくみ上げられているということでありますけれども、この影響はないと言い切れるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○細谷分科員 実はこの地域におきましては公共事業に対する負担金ということで三井石炭が賦課金という形で負担をしている。これはどういう性格の金かということですね。ある程度部分的に鉱害ということを認めた上での賦課金なのか、協賛金みたいな形なのかわからないわけでありますけれども、時間があ...全文を見る
○細谷分科員 本問題については今後とも、私は政府の責任において抜本的な、早急な対策が必要だというふうに考えております。地域住民や農民、関係自治体の苦悩がこのままではずっと続くわけでございますので、毎年でも当予算分科会におきまして取り上げさせていただくということを表明いたしまして、...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○細谷委員 私は、租税特別措置法、そして密接に関連いたします今後の財政運営に対する基本的なスタンスみたいなことについてお尋ねをいたしたいと思います。大所高所論は、政治論はもう先輩方が十分おやりになっておりますので、私は若干細かくなるかと思いますけれども、質問を申し上げさせていただ...全文を見る
○細谷委員 財政の余裕といいましょうか、弾力性という意味でちょっとお尋ねをいたしたいと思うのですけれども、大蔵省から出されております「平成三年度予算及び財政投融資計画の説明」という資料によりますと、公債の発行限度額と公共事業費出資金及び貸付金との差額、これが七千九百四十五億円、約...全文を見る
○細谷委員 同期でなれ合いの質疑をするつもりはございません。厳しくこれから質疑を続けたいと思いますけれども、今お話がございましたように、今後の財政運営、特に平成三年度の財政運営は大変厳しいということである。片一方で、我が党の土井委員長も提唱されておりますけれども、これから国際貢献...全文を見る
○細谷委員 今度は、視点をもう少し中長期的な観点から財政の問題についてお尋ねをしてみたいと思います。  「財政改革を進めるに当たっての基本的考え方」ということでございますけれども、まず赤字公債依存体質脱却後の財政の姿はどうなるのか、国民は大変関心を持っております。一体国民の負担...全文を見る
○細谷委員 いろいろの御事情はございましょうけれども、財政当局として、財政運営に当たる厳しい姿勢を示すという意味におきまして絶好の機会であるわけなんですから、とにかく当面の財政運営が楽になるようにということではなくて、やはり特例公債というのはその性格にかんがみて一日も早く返すのだ...全文を見る
○細谷委員 社会保障負担のウエートを高めるという一つの考え方があるということでありますけれども、片一方で財政の状況を考えてみますと、借金減らしは急がなければならない、片方で高齢化、国際化に対応するための負担増というのはふえてくる、社会資本整備もしていかなければいけないということに...全文を見る
○細谷委員 この実績で見ましても、トータルで見れば一・一でありますけれども、その中身においては大変多岐にわたっている、大小さまざまであるということだと思うのです。なるほど過去十年において一・一だったからということでありましょうけれども、経済は動いておりますし、いろいろな変動要素が...全文を見る
○細谷委員 中期展望と一体として出されております「国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算」ということについて、若干触れさせていただきたいと思います。  平成六年度における公債発行額は三兆九千九百億円、公債依存度五・一%というふうになっております。平成六年度末の国債残高は...全文を見る
○細谷委員 この中には、「財政の中期展望」の中において、いわゆる隠れ借金と言われるものが見えてきてないわけでありまして、これが財政に与える圧迫も大変強いわけであります。そのことについても本当はお尋ねする用意をしておりましたけれども、時間がございませんので、別の機会にさせていただき...全文を見る
○細谷委員 大臣、お手元にちょっと私がつくりました資料をお配りしておると思いますけれども、これは、データはもちろん大蔵省の予算関係の資料から出したものでございます。  まず一表目であります。六十一年度から三年度までの給与所得に関する課税の状況というものを示しておるわけであります...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、平成三年度の給与所得に係る所得税、私はこれはこんな低いわけはないと思う。実績としてはもっと高いものに出てくるというふうに考えておるわけであります。先ほども言いましたように、この要素は、給与所得人員の伸びよりも納税者一人当たりの所得水準というもの...全文を見る
○細谷委員 インデクセーションの話、まさにそうなんです。私は、所得税制の中にインデクセーション、こういう仕組みというものをビルトインさせていかなければならない、いく必要があるのではないかということを申し上げたかったわけです。  今いろいろ例が示されましたけれども、法人企業の場合...全文を見る
○細谷委員 今申し上げましたように、給与所得控除における物価スライド制、いわゆるインデクセーションの導入をしない限り、どうしても自動的に増税になる仕組みというものがこの税制の中に組み込まれているという形になっているわけでありますから、サラリーマンにとってどうしても不公平感というの...全文を見る
○細谷委員 ちょっと見解を異にするわけでありまして、給与所得がふえる、それに従って控除が一定の率でふえるということは、それはコストの分が加味されているということでありまして、私は、インフレの分までそこでは修正されてないという考え方が正しいのじゃないかというふうに思うわけなんです。...全文を見る
○細谷委員 意を尽くせませんけれども、結論的に御質問申し上げたいと思いますけれども、給与所得者、サラリーマンにとりましては、景気に無関係に、賃金上昇があれば現行の所得税制、なかんずくこの給与所得控除のシステムとそれから税率所得区分の制度を通じて、自動的に増税を強いられる、こういう...全文を見る
○細谷委員 やはり不公平税制を正すという観点からも、このインデクセーションというのは、日本の所得税制の中でぜひ検討に値する課題だと私は確信をします。そういう意味において、政府税調の場でも結構であります、大蔵省の中においてでも結構でありますけれども、この問題をひとつ真剣に受けとめて...全文を見る
03月13日第120回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○細谷分科員 細谷でございます。本日は、社会福祉施設の一つであります養護施設の運営上の諸問題につきましてお尋ねを申し上げたいと思います。  私の地元の福岡県の筑後地区には六カ所の養護施設がございます。そして、二カ所の乳児院が併設される形で存在しているわけであります。去年来、施設...全文を見る
○細谷分科員 ところで、この施設で働いております、例えば指導員とか保母さん、この要員の配置基準というのは三通りほどありまして、三歳児未満、もちろん手がかかりますから、入所者二人に対して職員一人、以下、三歳児から五歳児につきましては四人に一人、それから六歳児以上については六人に一人...全文を見る
○細谷分科員 それなりに御努力をなさっているということは一応私も認めたいと思います。しかし、世の中はもう四十時間、時短ということに向かって進んでいるのです。また、施設だけが四十四時間でいいということは到底許されないと私は思います。大臣、十五年間にわたってこの要員配置基準がそのまま...全文を見る
○細谷分科員 実態に即して余り格差はないというふうにおっしゃっていますけれども、それは例えば特殊業務手当なんかではとにかく一六%と四%プラスアルファという大変な差があるのですよ。そんなに業務実態から見て差があるのかどうかということだって問題だし、そもそも大体四万数千円の差があると...全文を見る
○細谷分科員 そういうことで努力をなさっているということはわかります。ところが、勤続年数がどんどん上がってくる、そうすると、今のこのランク表でいきますと、勤続年数が十四年以上ということになるとこれは全部八ランクの上で最高ランクということで一律一六%ということで頭打ちになってしまう...全文を見る
○細谷分科員 それなりの努力をなさっている、横にらみでやっているということでありましょうけれども、一つだけ申し上げておきたいと思います。  具体的な中身でありますけれども、この施設の子供たちの就職支度金、昭和五十四年から二万五千円で、平成元年の三万円に五千円アップするまでずっと...全文を見る
○細谷分科員 職員のいろいろな経費、管理費、例えば旅費、研修費、こういう問題もぜひ見直しをしていただきたいと思うのですよ。五十年代の前半から十数年間ほとんどいじってないというのが実態としてあります。これに対しては経費の移流用ができるようになったからという話があろうかと思いますけれ...全文を見る
○細谷分科員 乳児院には実際は障害者も大変多いというふうに言われております。三分の一くらいはそうじゃないかという言い方もされ、大変判定が難しいという要素があるわけでありますけれども、やはりきちんとした客観的な判定基準によりまして障害児に対する重度加算制度もあるわけでありますから、...全文を見る
○細谷分科員 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  これは間違っていれば結構だと思いますけれども、老人ホームは票になるけれども児童の入所施設は票にならない、だから政治家の力が入らないんだということを巷間聞くのです。それじゃやはり政治家の責めを果たしていることにならないと私は思...全文を見る
○細谷分科員 終わります。ありがとうございました。
04月12日第120回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○細谷委員 石先生、それに山田先生、大変お忙しいところおいでいただきまして、ありがとうございました。  私は、まず本法案について、税率それから非課税範囲等大変不十分な点が多々あるわけでありますけれども、基本的にこの法案について賛成という立場で問題点を掘り下げてみたいと思いますの...全文を見る
○細谷委員 今回のこの政府案、税率それから基礎控除額、非課税範囲など、政府税調答申から見ますと大幅に後退をしているということであります。先生の答申に対する思い入れみたいなものが大きければ大きいほど、逆に失望感も大きかったのではないかというふうに思います。大山鳴動してネズミ一匹とか...全文を見る
○細谷委員 政府税調答申では、新土地保有税については税率や控除額等について具体的に基準が示されておりません。税調答申の中に具体的に示されなかったということが、その後の混乱といいましょうか、後退といいましょうか、そういう一因だったというふうに考えると、私は大変残念だったというふうに...全文を見る
○細谷委員 重ねてお伺いをするような形になると思いますけれども、本案では効果の点で極めて不十分だと言われておりますし、私どももそう考えております。当然修正されなければならないと思います。しかし一方で、根深い反対論もあるわけでありまして、我々が本国会において修正をあくまで貫こうとい...全文を見る
○細谷委員 続きまして、山田参考人にお伺いをしたいと思います。  税調委員という立場と、それから一方で連合の事務局長という立場にあられるわけでありまして、したがいまして、労働者の代表といいましょうか、都市サラリーマンの代表と言ってもいいのじゃないかと思うわけであります。そういう...全文を見る
○細谷委員 政府税調の委員という立場で作業に参画されてきたわけであります。そういう立場から見まして、今回の地価税、本法案ですね、かなり後退したものになっているということだと思うのです。そういう観点から、今回の法案に対して、税率だとか課税最低限、非課税範囲の設定だとか、そういうもの...全文を見る
○細谷委員 ありがとうございました。
○細谷委員 貴重な時間でございますから、重複を避けるという意味で、幾つか答弁を用意していただきましたけれども、まことに御容赦いただきたいと思います。省略させていただく部分があるのではないかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、土地神話というものが国民の意識の中に...全文を見る
○細谷委員 大臣の決意のほどはわかりました。  先ほど同僚議員から附則八条の関係についてちょっとお話がありましたので、もう少し突っ込んでお伺いしておきたいと思います。  附則八条には「少なくとも五年ごとに、」という表現になっておりますけれども、要するに片一方では地価の実情に合...全文を見る
○細谷委員 次は、税収の使途についてお尋ねをいたしたいと思います。  今回の新税による税収額は三千億から四千億とも言われております。もし税率が、例えば〇・五から一%の間であるとか、基礎控除を五億円にするというようなことにしますと、一兆数千億円の税収になるのではないかということが...全文を見る
○細谷委員 午前中参考人としてお見えいただきました石教授も何かの本で、税収が当初もくろんだとおり一兆を超すような財源になる場合には所得税減税というような形も考えられるけれども、五千億以下ぐらいのものであるならば、みんなに薄くばらまくよりも、むしろ何か目的を定めて集中的にインフラ整...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、結果としては所得の有無、要するに黒字、赤字の状態の違いによって税負担が変わってくるということはやはり一つの大きな問題ではないかというふうに思います。そのことだけ指摘をしておきたいと思います。  次に、地価税算定の評価基準であります路線価の問題...全文を見る
○細谷委員 要するに、公示価格の七割というのは絶対的なものではないんだということでよろしいのですね。
○細谷委員 時間がなくなりましたので、地価税関連の質問はこれで終わりますけれども、一つだけ、これから政府税調、大蔵省でも来年度の税制改正に向かっていろいろと検討、勉強が始まるのではないかというふうに思っております。前回の大蔵委員会で私、給与所得控除のあり方について御質問を申し上げ...全文を見る
08月02日第120回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第8号
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○細谷委員 最初に、通産省所管の地域振興整備公団の融資焦げつき問題というのが報道されておりました。これから産炭地振興に果たす公団の役割というのは大変大きいものがあると思います。資金というもののニーズはさらに拡大していくのじゃないかというふうに思うわけであります。そういう時期に当た...全文を見る
○細谷委員 ほかの政府関係機関と比較して決して実績が悪くないんだということでは困るわけでありまして、公団は公団としてしっかりとした厳正な対応というものを私はぜひ求めたいというふうに思います。  さて、今後の石炭政策のあり方についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。  時...全文を見る
○細谷委員 必ずしも明確ではありませんけれども、一つだけ具体的にお尋ねをしたいと思います。  国内炭の技術、採炭技術の活用といいましょうか、それが将来の任務として考えられるということでございますけれども、一体どういうイメージを持ったらいいのでしょうか。どのくらいの山を持つのか、...全文を見る
○細谷委員 極めてあいまいでありますけれども、要するに生産現場があって初めて技術というのは維持継続することができるわけであって、それは山は海外にあればいいのだということでは必ずしもないのじゃないかと私は思います。今後この辺についてはさらに当委員会で詰めてまいりたいというふうに考え...全文を見る
○細谷委員 具体的に一つ例を出してお聞きをしたいと思います。  私どもの地元でございます有明生活経済圏の中心であります大牟田地域の振興ですね。もちろん、稼行炭鉱地域対策ということでございますけれども、産業生活基盤の整備という点で考えてみますと、これはもう住民の長年の悲願でござい...全文を見る
○細谷委員 最後にもう一点だけお伺いをいたしたいと思います。  基準炭価の引き下げの問題でございますけれども、この石鉱審の答申にももちろんあるわけでありまして、「更に引き下げる方向での努力が不可欠である。」ということが指摘されております。それで、巷間約千円程度は引き下げなければ...全文を見る
○細谷委員 トン当たり千円と言うけれども、大変大きな経営負担になるということだと私は思います。三池の例をとりますと、現在年産二百四十万トンということでありますから、千円引き下げると二十四億になります。今一人当たりの人件費というのは年間大体六百万ぐらいですから、これを換算いたします...全文を見る
○細谷委員 これで終わりますけれども、いずれにいたしましても初めに炭価引き下げありきということではなくて、石炭企業の経営実態、地域に及ぼす影響等、いろいろ総合的に勘案して御検討を賜ることを御要望いたしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
08月28日第121回国会 衆議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号
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○細谷委員 日本社会党・護憲共同の細谷でございます。  まず、総理に総括的にお尋ねをいたしたいと思います。  初めに、国会審議を通じまして今回の証券・金融不祥事の全容解明も行われたわけでありますけれども、いまだ大変極めて不十分と申さなければならぬと思います。したがいまして、本...全文を見る
○細谷委員 次に、大蔵省の行政責任ということについて少しお尋ねをいたしたいと思います。  八月二十二日の衆議院の予算委員会におきまして、我が党の筒井議員の質問、それによりますと、一九八九年十一月の大和証券における損失補てん事件の発覚のその前に、既に他の大手証券会社も含めて損失補...全文を見る
○細谷委員 大和証券事件が発覚するまでは、大臣としては、行政の最高責任者としては事務方から話を聞いてなかったということをまず確認したいと思います。  そして次は、一九八九年十二月の証券局長通達に基づいて、翌年の三月末までに自主報告をしなさいということになりました。この自主報告が...全文を見る
○細谷委員 去年の七月の段階で、いわゆる八七年十月、ブラックマンデー時の株価暴落に伴う損失補てん事件というのが発覚した、この事件とあわせて自主報告の全容について聞いた、こういうことでよろしゅうございますですね。  そうしますと、私がお尋ねいたしたいのは、去年の七月に自主報告に基...全文を見る
○細谷委員 この時点で、この証券不祥事の持つ問題の根深さ、深刻さというものに行政責任者として気づき、そして、このときに何らかの防止策といいましょうか、法的規制措置等を含めて検討に入る必要があったのじゃないかということについて、私は率直に指摘をいたしたいと思います。  さらにもう...全文を見る
○細谷委員 大口の顧客に対する損失補てんないしは特別の利益の供与ということを大蔵省の証券局の通常の検査の中で把握した、初めて認識したというのは、この間来の参議院の予算委員会等で指摘されておりますけれども、また先ほど言いました衆議院の予算委員会でのあれがございますけれども、八七年検...全文を見る
○細谷委員 この問題、私は、証券局の事務方としてはもっと以前からこの大口顧客に対する特例の利益の供与、損失補てんの問題、そういう問題認識があったということは、後ほどもっと事実に即して指摘をしたいと思いますけれども、当面この時点では、大和証券事件の前にわかっていながら、大口の顧客に...全文を見る
○細谷委員 その聞かなかったということより、要するに、当然報告する義務があると私は思います、こんな重大なことでありますから。それは、大臣が聞かなかったからということじゃなくて、事務方の責任は私は大きいと思います。当然こういうことは行政の最高責任者に報告するしかるべき問題だというふ...全文を見る
○細谷委員 有価証券の発行に当たりましては、証取法第四条によって大蔵大臣へすべて届け出ることが義務づけられております。この届け出の中で、資金の使途についてもちゃんとチェックするように書類はなっているのです。提出資料の中に書かれております。そして、これが書かれていなければ大蔵省とし...全文を見る
○細谷委員 要するに、発行企業と投資家の間に入るのが証券会社だ。その証券会社の裁量でこのエクイティーファイナンスが行われている限りにおいては、私はこれはエクイティーファイナンスの流れをとめることはできないと思う。なぜなら、莫大な引受手数料が入るわけですから、そんなもの証券会社が、...全文を見る
○細谷委員 このエクイティーファイナンスについては、また別の問題が出ているわけであります。  すなわち、現在の株価の低迷の市況からして、未転換、未行使のCB、WB、ワラント債、転換社債、この大量償還、いわゆるリファイナンス問題が発生しております。この償還手当てに企業は迫られると...全文を見る
○細谷委員 特金、ファントラの残高はまだ三十兆円近くあると言われております。最近の株価の下落でほとんどの特金、ファントラに含み損が出て、解消しようにも解約しようにもできない状況にある、こう言われているのです。そして今回の一連の証券不祥事の発覚、そして世論の指弾、これが皮肉にも証券...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、この特金、ファントラの含み損問題というのは大変重要な問題であるという認識をぜひ持っていただいて、今後の万全の対策をお願いをしたいというふうに思います。  ちょっと順番違いますけれども、日銀総裁お見えになっておりますので、日銀の証券会社に対する...全文を見る
○細谷委員 もちろん約定でありますけれども、日銀法第一条には、日本銀行は「信用制度ノ保持育成ニ任ズルヲ以テ目的トス」と書いてあります。しかも、その約定があって、約定の中に考査に入れるということを必ず書き込んでいるわけであります。そういう意味において、私はこの日銀考査というものの持...全文を見る
○細谷委員 ここに大蔵省証券局年報というのがあります。これは平成二年版です。これは後からこれに関してもまた申し上げますけれども、この年報の五十一年版、これを見てみました。この中に「証券検査の実施状況」というのが書いてありまして、「昭和五十年度の検査方針」の中に「顧客に対する特別な...全文を見る
○細谷委員 私が指摘しましたように、もうこういう特別の顧客に対する特別の利益の供与というものが証券界にあって、それを、事の大小はあっても、証券局としては認識を持っていた、持っていたからこそ検査の重点項目ということで取り上げてきた、こういうことだと思うのです。だとすれば、そして大和...全文を見る
○細谷委員 大臣、私が言いましただけでも、もう昭和五十年からそういう問題意識があったということなんですね。そして通達が発せられたのが五十九年、いや元年、こういうことなんですね。  私は、もう一つ指摘したいのは、大和証券はこの事件が発生したときに損失補てんという認識はないんですね...全文を見る
○細谷委員 それは、大和証券は、異議申し立てをするときの言ってみれば訴訟技術の一環としてやった。だから、この事件が、大和証券事件が発覚したときの新聞記事を読んでいただきたいと思うんですけれども、このときにはもう全く損失補てんの認識はないと言っている。その証拠に、また去年の七月の、...全文を見る
○細谷委員 午前中の質疑の最後の締めくくりとして一つ申し上げ、大蔵大臣、そしてできれば総理の御所見を賜りたいと思っております。  先ほどもちょっと御紹介しましたけれども、大蔵省証券局年報、平成二年版でございます。これを見ますと、まさにこれは、この検査というのは平成元年度の検査で...全文を見る
○細谷委員 総理、いかがでございますか。
○細谷委員 この証券局年報、十一月に出るそうでありますけれども、平成三年度版、これはまさに自主報告を求め、そしてそれをトレースしてきた年に当たるわけでありますから、この中では、ぜひ三年度版ではきっちりとそこのところを、検査結果を含め、調査結果を含めて記載していただきたい、国民の皆...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、九一年三月になってまだ一万八千百二十二残っているということであります。  もう一つお伺いしたいのですけれども、この中には公的機関と言われるものが入っているかどうか、これを確認求めたいと思います。
○細谷委員 私の調べによりますと、実は現在に至るもまだ営業特金という形で運用されている公的機関があるのです、公的機関が。これは確認するとおっしゃっていますから確認していただきますけれども、要するに、この通達、事務連絡がいかにいいかげんなものであるか、守られてないかということの証左...全文を見る
○細谷委員 大蔵大臣、どうでしょうか、この証取法の改正案の審議をスムーズに一日も早く進めるためにも、私はぜひこの中間段階で、一社でも二社でもわかった段階ででも、その検査結果というものを国民の前に明らかにしていくという御覚悟があるかどうか、お尋ねをしたいと思います。
○細谷委員 これだけ重大なことになりながら、まだ証券会社の自主的など、政府が今度はこの事態にかんがみてみずからの決意で、決断で特別検査を実施しておきながら、これはまだ政府の責任じゃなくて、これをまだ証券会社にやらせ、自主的なんだということはいかがなものでありましょうか。  それ...全文を見る
○細谷委員 続いて損失補てんのレベルみたいなことについてお伺いをしたいと思います。  大体これはだれが考えても三つぐらいのケースしかないと思うのですね。元本というのがあって、その元本に届くところ、元本を保証するという態様と、それから元本割れだけれども、元本までは達しないけれども...全文を見る
○細谷委員 よくわかりました。  それでは、次に、税務調査というか税務という観点から見たこの損失補てんの概念と、それから何といいましょうか、今回自主報告で証券会社に出した、当然これは大蔵省証券局の指導があったと思いますけれども、これでは、どうも概念にずれがある、違いがあるという...全文を見る
○細谷委員 本当は国税の判断と自主報告の判断の違ったやつでどういう類型、典型的なものがあったかということを示していただきたいと思ったのですけれども、これは後刻にいたしまして、先へ進めたいというふうに思います。  きょうは文部大臣もお見えになっておりますので、一言、一問だけ御質問...全文を見る
○細谷委員 本当は当事者から聞いた方がいいんでしょうけれども、監督官庁は文部省ということでございますのでお伺いをしますけれども、営業特金の契約時には目標ないし予定の利回りを示すのじゃないでしょうか。または、この証券会社が当然努力目標みたいなのを示すのじゃないでしょうか。そうでなけ...全文を見る
○細谷委員 このいわば資金運用について、最終的にはこれは文部大臣が検査、監督するという立場にあるわけです。今私が言いましたことについて、当然文部省として監督、指導、検査、私はそういう責任があると思うのです。もしこれがニギリでないということになるならば、とらの子のこの年金財源を何の...全文を見る
○細谷委員 今のお話にもありましたように、文部大臣としては、監督責任者としてハイリスクなものについては一々届け出をさせながら認可している。要するに、リスクはないと判断するから認可するのでしょう。リスクがあると判断すれば、こんなもの認可するわけないじゃないですか、行政、大臣が。私は...全文を見る
○細谷委員 しかし、今の答弁は大変な答弁ですね。今現在検討しているという答弁なんですけれども、それで本当にいいんですか。大蔵大臣、どうですか。
○細谷委員 要するにあれですね。保証はしない、利回り保証はしないという契約がある、さっき確認があると。しかし、それでは不十分であるから顧問つき契約に切りかえることを検討している、こういうことですか。確認させてもらいます。
○細谷委員 それでは答えになっていないのです。要するに、今顧問特金に切りかえることを検討中と言われていれば、しかも営業特金、営業特金という言葉をお使いになっているのだから、まだ営業特金なんでしょう。それが現にまだ残っているということをみずからお認めになっていることが公的機関として...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、手続はできているのだということでありますけれども、あれじゃないですか、営業特金なんというお言葉は余りお使いにならないように気をつけられた方がいいのじゃないでしょうか。  それからもう一つあえて言えば、大変問題があるのですよ。一千億ぐらいのもの...全文を見る
○細谷委員 事実関係について少しお尋ねをしてみたいと思いますけれども、先般来の予算委員会等の審議において、投信については全体で四五・二%が元本割れだという話で、大変な問題であります。  さらに、突っ込んでお尋ねをいたしたいと思いますけれども、単位型投資信託の各商品、いろいろな商...全文を見る
○細谷委員 一万円が五千七百四十六円、大変な被害と言わなければならぬと思います。まさに大衆投資家の被害は甚大なものがあるというふうに思います。  こういう話が専門家の中にあります。投資信託を中心に、株式投信を中心にして含み損が極めて大きい原因、要因の一つとして、証券会社が引き受...全文を見る
○細谷委員 この投資信託をめぐる投資家と証券会社の間の問題等もっと突っ込んでやりたいわけでありますけれども、大変な問題になっているということなんです。私が先ほど言いました証券一一〇番でも本当に切実な声が浮かび上がってきたということなんですね。この辺については、証券行政、証券市場、...全文を見る
○細谷委員 これは再発防止策をどうやってやっていくか、損失補てんの定義をどうしていくかということと大変絡んでくる問題で、重要な問題だと私は思うのです。だから、片一方は損失補てんがあったと言うし、片一方は認識がない。要するに、そういうことになると、明らかに外形的には損失補てんの構成...全文を見る
○細谷委員 時間が参りましたからこれでやめますけれども、いずれにいたしましても、まだ解明されないたくさんの問題があります。私自身の手持ちの中の質問事項についてもまだまだたくさん残されておりますけれども、今後の当委員会の審議の中で一つ一つ明らかにしていきたいというふうに考えておりま...全文を見る
10月17日第121回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○細谷委員 福岡県第三区選出の細谷でございます。  台風十七号、十九号による災害による被害は極めて甚大であることは、先般来御指摘があるとおりでございます。全国の被害状況については、まだ確定把握できていないということでありますけれども、日本全土に大変大きなつめ跡を残したわけであり...全文を見る
○細谷委員 いずれにいたしましても、あらゆる制度、施策を総動員して、ぜひこの救済に当たっていただきたいということを要望したいと思います。  ところで、農業共済の問題でありますけれども、先ほど言いましたけれども、米、麦の農家というのはほとんど農業共済に加入しているということでござ...全文を見る
○細谷委員 ぜひそういうことで一日も早く支給ができるように御努力を賜りたい、ご指導を賜りたいと思います。  次に、先ほど山内委員からも御指摘がありましたけれども、米の概算金の返納の問題でございます。  一俵三千円、既に福岡県下では五月末に支給されたというふうに聞いております。...全文を見る
○細谷委員 本問題についても実情をよく把握されて、農家の負担が幾らかでも軽くなるような方向でぜひ御指導賜りたいと思います。  農業共済に関連しましてお尋ねいたしたいと思いますけれども、農家につきましても、もちろん一般の住宅七同様に農家の家屋についても大きな被害が出ておるわけであ...全文を見る
○細谷委員 他の損害保険会社の損害保険や生協、職域共済等に比べてこの農業共済というのが大変補償の面でおくれているといいましょうか、格差が生じているわけでありまして、そういう意味では今回の農家の被災に対してはほとんど農業共済の適用にならないという形になるわけでありまして、大変問題だ...全文を見る
○細谷委員 民間の損保会社がこの風水害による損害補償を追加したというのは掛金を上げてやったわけではないので、したがって、農業共済についても掛金を上げないで何とか風水害の場合の損害補償というものも適用になるように、今後私は検討課題として取り上げていくべきじゃないかということを指摘し...全文を見る
○細谷委員 共済制度の適用がないということでありますから、漁業者にとっては大変大きな負担になるということだと私は思います。いずれにいたしましても、貸付金なんかでも大変利子が高い。災害に遭って大変困っている、そういう状況にもかかわらず、利子が例えば六・〇五とか五・五とか、大変高いわ...全文を見る
○細谷委員 それでは具体的に、今回の台風十七号、十九号による被害、この損害保険契約の支払い状況はどうなるのか、見通しはどうかということですね。いずれにいたしましても、大変大きな被害が出ておりますし、一日も早い損害保険金の支払いというものに対する要望が強いわけでありますけれども、こ...全文を見る
○細谷委員 今御説明がありましたように、損保会社の保険金支払い額というものも膨大な額に上っているようであります。と同時に非常に広範囲になっておりますから、なかなか査定作業というのが進まないということで、その分だけ保険金の支払いがおくれるということになるわけであります。額もさること...全文を見る
○細谷委員 いろいろの制度が設けられているようでありますけれども、いずれにいたしましても、よく業界、業者に対して徹底したPRをして制度の活用について万全を期していただきたいというふうにお願い申し上げたいと思います。  ところで、実はこの家具業界、建材、資材の値上がりが大変心配だ...全文を見る
○細谷委員 実は、工場の屋根の補修というのが、スレート不足ということで全く見込みが立っていないということを伺いました。二次災害といいましょうか、災害がさらに追っかけてくる形も十分考えられるわけでありまして、全国的な供給体制が必要だろうということであります。この辺についても、地方自...全文を見る
○細谷委員 工場出荷価格についてはそんなに大きな値上がりはないということでありますけれども、末端部分では私が先ほど説明しましたような状況というのがあるわけでありまして、実情をよく把握していただいて、末端部分の消費者の段階でどうなっているかということをよくつかんでいただいて実情に即...全文を見る
○細谷委員 時間が参りました。  最後にお尋ねをいたしますけれども、先ほど来同僚議員からのいろいろな質問に対しまして、天災融資法の発動については、これは発動の方向でという前向きのお答えをいただきました。大変結構だというふうに思いますけれども、最後に、激甚災害指定については実情調...全文を見る
○細谷委員 終わります。