堀内照文

ほりうちてるふみ



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堀内照文の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第189回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文でございます。  六千四百三十四人の方々が犠牲になりました阪神・淡路大震災から、ことしで二十年となりました。私も、神戸在住で、被災者の一人であります。  戦後史上初めて都市を襲った大規模災害だっただけに、阪神・淡路大震災からのこの二十年を...全文を見る
○堀内(照)委員 阪神・淡路では、インフラの復旧整備はいち早く行われましたが、今ある被災者生活再建支援法がありませんでしたので、被災者の生活再建は困難をきわめてきました。多くの方々が、住宅再建や生活資金のための借金に頼るしかありませんでした。二重ローンなど、その返済は今なお重くの...全文を見る
○堀内(照)委員 なお厳しい現実があるんだということで、きょうは幾つか具体的にお聞きをしたいと思っております。  一つは、借り上げ公営住宅の問題であります。  今、阪神・淡路の被災地では、二十年の借り上げ期限が来る、こういうことで、被災者がついの住みかから追い出されようとして...全文を見る
○堀内(照)委員 期限はあっても、個々の被災者の状況や、またオーナーの実情に応じて再契約、延長、継続もできるということだと思うんです。  資料では、兵庫県内の一覧を継続入居の要件なども含めてお配りさせていただいておりますけれども、現地で実際どういうことが起こっているのかというこ...全文を見る
○堀内(照)委員 ぜひ丁寧に対応していただきたいんですが、居住の安定の確保ということを大臣はおっしゃいました。それがこの住みかえによって確保されるのかということであります。  神戸市の借り上げ住宅に住んでおられるある女性は、入居期限が来るときには八十四歳十一カ月、表をごらんにな...全文を見る
○堀内(照)委員 住民の運動もありまして一部継続入居もあるわけですが、しかし、継続入居が一部の人に認められても、このままでは、借り上げ住宅には高齢者や障害者が残されるということにもなります。  一般的に言いましても、障害者や高齢者が健常者や元気な世代と地域でともに暮らしていくと...全文を見る
○堀内(照)委員 この借り上げ住宅から既に転居をした方の中からも深刻な事態も生まれています。  脊髄小脳変性症という難病で車椅子で生活しておられる男性は、これまでは借り上げ、障害者用の一階の住宅に住んでいたんですが、家族で住んでおられて、迫られて、該当する住みかえ先が一つしかな...全文を見る
○堀内(照)委員 公営住宅法、先ほど読み上げました第一条の目的の冒頭には国と地方公共団体が協力してということもありますので、ぜひ国の責任を果たすということを強く求めたいと思うんです。  仮設住宅で自治会長を務め、現在は借り上げ住宅に住んでおられる方はこう言っておられます。震災後...全文を見る
○堀内(照)委員 地元紙では、少額返済で返しておられる方は月千円から返しておられるわけですが、月千円、完済まで百四十七年と報道されました。  いつまでも被災者に重い荷物を背負わせるわけにいかないと思っております。これは自治体からも要望があると思います。少額返済者や保証人の扱いに...全文を見る
○堀内(照)委員 被災者生活再建支援法は、阪神・淡路の被災者にとっても悲願でありました。私も、そのことを求めて、震災以来、被災者の皆さんとともに一貫して運動してまいりました。ついにその法律ができて、阪神・淡路大震災のときはなかった支援が行き渡りましたけれども、その際、阪神・淡路の...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○堀内(照)分科員 日本共産党の堀内照文です。  臨時的任用の教員にかかわって質問をしたいと思います。  各地の学校で、産休、育休や病休などの教員の代替配置ができないという事態が生まれております。先生がいないために、生徒に自習をさせたり、定期テストが行えないなど、子供の学習権...全文を見る
○堀内(照)分科員 これはぜひすべきだと思います。  先ほどの全日本教職員組合の調査では、山口県では一カ月以上代替が配置されなかったケースが高校で七例、特別支援学校で五例、小学校で四例、中学校で五例、事務職員関係で二例、栄養職員で三例と報告されております。広島でも代替二週間以上...全文を見る
○堀内(照)分科員 こういう事態が起こっている背景に、本来代替に配置されるべき臨時的任用教員の任用のあり方に問題があるからだと考えております。  適切にということでありますけれども、以下、ちょっと実態を見ていきたいと思っています。  総務省に伺います。  そもそも、臨時的任...全文を見る
○堀内(照)分科員 今お答えいただきましたように、臨時的任用というのは本来限定的なものであるはずであります。  昨年七月四日付で、総務省自治行政局公務員部長名で各都道府県知事などに「臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等について」という通知が出されております。そこで、臨時的任用...全文を見る
○堀内(照)分科員 先ほど来答弁がありましたように、臨時的任用というのは、緊急、そして臨時の職に関する場合、そして、任用候補者の名簿がない場合、人事委員会の承認を得て一年以内での任用だ、本来限定的なものだと。しかも、特にフルタイムの臨時的任用を繰り返すことによって、事実上任期の定...全文を見る
○堀内(照)分科員 今お答えいただきましたように、正規教員というのは、本来必要な標準の定数にも満たないわけです、九三・一%だと。  これは資料、ペーパーを一枚配付させていただいております。この資料は「公立小・中学校の教員定数の標準に占める正規教員の割合」ということでありますが、...全文を見る
○堀内(照)分科員 各都道府県において適正にということで、正規が望ましいということなんですが、年度初めから、担任など本来正規がする仕事を臨時的任用の教員が担うために、産休や病休など本当に臨時的に代替が必要になっても、それを担う臨時的任用の教員が足りなくなっているというのが実際のと...全文を見る
○堀内(照)分科員 従来どおりではなかなかいかないと思うんですよね。ぜひ、実態をまずはつかむ、最低限そこから出発するということが大事だと思います。  検討会議の提言も指摘するように、この間、国が基礎定数を据え置いてきたこと、そして、義務教育費国庫負担制度に総額裁量制を導入してき...全文を見る
○堀内(照)分科員 業務の必要性ということなんですけれども、多くの都道府県が年度末もしくは年度初めにこういう空白期間を置いているわけなんですよ。学校の年間サイクルからいいましたら、学級編制等一番忙しい時期であって、本来は、休んでください、仕事はありませんということはないわけなんで...全文を見る
○堀内(照)分科員 ありがとうございます。  昨年七月四日の通知で、臨時、非常勤職員の勤務条件について、労働基準法上の労働者に該当する者には、最低労働基準である労基法の規定を踏まえるべきであるとしています。  同一事業者のもとで、たとえ次の任用の間に数日の間があっても、再度任...全文を見る
○堀内(照)分科員 就労の実態から実質継続だということで、社会保険の方はそういう扱いをしていますけれども、しかし、そうであっても、有休の方はそうなっていないという事例がまだ多く残されています。ぜひ是正を図るべきだと総務省と文科省、双方に求めたいと思います。  最後に、有給休暇の...全文を見る
○堀内(照)分科員 先ほども少し言いましたけれども、多くは年度末に空白を置いているわけで、本来、仕事がないよ、休んでいいよという期間じゃないはずなんですね。ですから、この通知の立場に立てば、法的にも直接そういう規定がないわけでありますので、こういう運用はやはりやめるべきだというふ...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文でございます。当委員会では初めての質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、介護報酬の引き下げにかかわって伺いたいと思います。  今回の介護報酬の二・二七%もの引き下げについては、幾ら介護労働者の処遇改善があるといっ...全文を見る
○堀内(照)委員 ところが、それと全く逆行することが起きております。  兵庫県尼崎市のグループホームで、介護報酬減額による事業所の減収分を利用者に負担をお願いする文書が、利用者のところに郵送をされております。私ども、今回、入手いたしまして、その文面を少し御紹介いたしますと、こう...全文を見る
○堀内(照)委員 この事業所は、北海道から九州まで二十七都道府県で、百九十五カ所のグループホームを初めさまざまな介護事業を全国展開しております。  今も答弁ございましたとおり、どういう名目をつけようが、介護報酬引き下げ分を利用者に転嫁するということは許されないわけで、これは調査...全文を見る
○堀内(照)委員 これは、ぜひ国としても、市町村、都道府県をしっかり見届けていただきたいと思っております。  このように、事業所への減額分を利用者負担に転嫁することは絶対許されませんが、報酬引き下げが事業所の経営を直撃しているということは厳然とした事実であります。午前中もござい...全文を見る
○堀内(照)委員 今、現に困っている保護者の方々に、まだ十分に応えるというスピード、規模ではないと思うわけですね。そのためにも、さらに前倒しでということで私お願いしたわけで、自治体に対して保育施設と保育士確保に必要な特別の財政支援を緊急に行うことや、用地取得のための国有地無償貸与...全文を見る
○堀内(照)委員 求職活動の休止を確認できる場合と言いますけれども、何をもって休止の判断とするのか。また、育休については、これまで明記されていなかったものを、わざわざ、待機児童に含めないことができるということも明記されているわけであります。  兵庫県姫路市のある方は、求職活動中...全文を見る
○堀内(照)委員 一律ではないということなんですけれども、自治体によってばらばらであることがやはり問題であって、正確な実態をつかむということが必要だと思うわけです。  育休延長も、その期間が終われば職場復帰をします。待機児童とカウントしないと実態が把握できないわけであります。こ...全文を見る
○堀内(照)委員 小規模も含めて待機児童解消のために整備をするということでありますけれども、多くの保護者の希望は認可保育所への入所であります。それは何も根拠なしに認可がいいんだ、認可保育所がいいんだと言っているわけではありません。やはり、子供の育ちにとって最善の必要な環境をと願っ...全文を見る
○堀内(照)委員 基本的に資格を持った保育士が配置される認可保育所と、そうでない小規模B、Cや家庭的保育などの地域型事業所では、明らかに保育士の配置という点で格差があるわけです。ほかにも、地域型施設では雑居ビルの一室でもいいとか、給食も外部搬入が可能であるなど、認可保育所との歴然...全文を見る
○堀内(照)委員 単純に比較できないということでありますが、この地方単独施設は、おっしゃられたように、新制度のもとでは、施設が希望すれば小規模や家庭的保育などいわゆる地域型へと移行する施設でありますので、おおよその傾向は見えてくると思うんですね。  いわゆる地方単独施設の伸びが...全文を見る
○堀内(照)委員 もう四月一日目前でありますけれども、改めてこの通知の徹底をぜひ図っていただきたいと申し上げたいと思います。  同様の混乱は、障害児をめぐっても起きております。  兵庫県加古川市で、保育園に通う障害児が、保育園生活あと一年という来年度、保育認定を受けられずに、...全文を見る
○堀内(照)委員 私が伺ったこの方のお子さんの場合も、そうやって言葉が発せられるようになっただけではなくて、ちゃんと受け答えもできるようなそういう成長もありましたし、生活面でも、トイレに行けなかったものが行けるようになるとか、本当に子供たちの集団の中でそういう発達をしているわけな...全文を見る
○堀内(照)委員 市町村の判断で可能だということは確認をしておきたいと思いますし、ぜひ、そのことを周知もして、障害児にとっても必要な保育が保障されるように重ねて要望して、さらに幾つかただしたいと思います。  地域型の保育事業には、障害児を受け入れると、児童二人に対して職員一人の...全文を見る
○堀内(照)委員 保育所に対しては一般財源で手当てもしているんだということでありますけれども、この十年、例えば人口十万人の自治体で、障害児保育事業費に係る基準財政需要額というのは八百二十万から八百三十万円で推移をし、そのうち一般財源化影響額というのは五百五十数万円と、ほとんどふえ...全文を見る
○堀内(照)委員 時間にしてどれぐらいでしょうか。
○堀内(照)委員 保育士というのは、大学や短大などで二年から四年の学業と実習の上に、国家試験を受けて得られる資格であります。それと比べても、障害についてわずか一時間の研修しか受けていない人が受け入れる施設で、障害児の発達保障という点で本当に十分なのか。いや、もっと言えば、安全を守...全文を見る
○堀内(照)委員 あらかじめ受け入れ体制がある施設というんですけれども、待機児童が多い中で果たしてそれが本当に保障されるのかということですし、家庭的保育者が保育士と同等だということなんですが、それはやはり全然違うと思うんですね。家庭的保育者というのは、市町村長が一定の研修を受けた...全文を見る
04月07日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文でございます。  議題となっています独立行政法人についての法案にかかわって質問をいたします。  まず取り上げたいのは、勤労者退職金共済機構の資産運用委員会による運用のあり方であります。  初めに、大臣に基本的な認識をお聞きいたします。 ...全文を見る
○堀内(照)委員 このたびの法改正で、同機構の資産運用のあり方について、新たに、大臣が任命した外部の専門家等から成る資産運用委員会が運用を行うということになります。  現在の資産運用の管理についてはどうなっているのか、その仕組みと体制についてお答えください。
○堀内(照)委員 ですから、従来も外部の有識者が入って、事前にはALM委員会が助言をし、事後には評価委員会が評価をする、多重にチェックが入る仕組みになっているわけです。  今回の法案では、大臣が任命する五人以内の資産運用委員会だけということなんですが、この五人以内というのは、最...全文を見る
○堀内(照)委員 いずれにしても、大臣やごく少数の資産運用委員会の意向が強く反映するものとなっており、仕組みや人的な体制という点でも、むしろ現行よりチェック機能が弱まっているのではないかと思うわけですが、この点、大臣、いかがでしょうか。
○堀内(照)委員 内規を法律化して実質強化されているということでありますけれども、実際には、人的な体制という点でいうと、むしろ縮小しているということでありますので、投機的なリスクを回避するという担保が見えないと思うわけです。中退共のホームページでは「安全・確実・有利で」ということ...全文を見る
○堀内(照)委員 そういう事業にこのたび金融庁の検査を導入するということですが、実際どういう検査をされるんでしょうか。金融庁にお願いいたします。
○堀内(照)委員 リスク管理を行うということなんですが、そもそも現在の財務状況がどうかということも確認しておきたいと思うんです。  同貸付事業と債権管理についてどう評価をされているのか、お答えください。
○堀内(照)委員 適切な管理が行われているということでありますが、福祉や医療の施設の特性も把握した現行の事業だからこそ、きめ細やかに対応し、貸し倒れもほとんど発生せずに来ているというふうに思うわけです。  そこへ金融庁が入るということですが、経営効率の目で検査をして、リスク債権...全文を見る
○堀内(照)委員 この事業の特性を踏まえた運用が必ず必要だということを重ねて申し上げまして、続いて、この機構の別の事業、社会福祉施設職員等退職手当共済制度についてお聞きしたいと思います。  まず初めに、この制度の目的はどうなっているでしょうか。
○堀内(照)委員 この問題は、また別途法案が提出をされておりますけれども、その法改正で、この制度のうち、今度、障害者関連の施設、事業については公的助成を廃止するとしております。なぜ障害を外すんでしょうか。
○堀内(照)委員 公的助成から外れますと、この共済に加入しようと思えば掛金が三倍になり、事業所への負担が重くなります。かといって、加入せずに退職金を独自に払うことももちろん大変なわけで、いずれにしても、事業所への負担が重くなり、退職金を払えないという事態にもなりかねません。そもそ...全文を見る
○堀内(照)委員 公的助成から外れるとどういう影響が出るのか、既に二〇〇六年に外された介護でどうなっているかということを見てみたいと思うんです。  介護関連施設での共済加入者数及び新規加入者数について、二〇〇六年以前との比較でどういう変化があるかということをお答えいただきたいと...全文を見る
○堀内(照)委員 加入者数はおよそ四万人減っているわけですね。この間、介護労働者の総数は約五十万人以上もふえているのにであります。  新規加入の方なんですが、みずほ情報総研株式会社が二〇一三年三月に、社会福祉施設職員の退職金の在り方に関する調査研究報告書というのを出しているわけ...全文を見る
○堀内(照)委員 しかし、介護報酬は上がらないわけですね。  大阪の別の事業所では、介護に加え、今回助成から外れる障害者施設も運営しています。それから、今後助成から外そうとも言われている保育も運営をされている従業員三百人の事業所があるわけですが、仮に全部公的助成から外れてしまう...全文を見る
○堀内(照)委員 老朽化の方は把握されていないんですね。  全国保育協議会の「全国の保育所実態調査報告書二〇一一」によれば、園舎の築年数の平均は二十五・六年、老朽改築が今後大きな課題との指摘をしています。築三十年以上の保育所が、公営で五七・一%、民営で四二・三%、全体で五割近く...全文を見る
○堀内(照)委員 今申し上げたのは民間の例ですが、公立の場合は一般財源の中で手当てしないといけません。埼玉のさきの公立廃止の動きも、報道では、国や県の補助金がない、財政的な問題だというような指摘もされております。全国で公立保育所閉鎖が進む一因にもなっていると私は思いますので、保育...全文を見る
○堀内(照)委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっております独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備等に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、労働安全衛生総合研究所と労働者健康福祉機構が、統合を機に、より一層の合理化、...全文を見る
04月14日第189回国会 衆議院 本会議 第15号
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○堀内照文君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備等に関する法律案に反対の討論を行います。(拍手)  本法案に反対する第一の理由は、労働安全衛生総合研究所と労働者健康福祉機構が統合を機に一層の合理化、...全文を見る
04月17日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  初めに、国民健康保険制度の現状についてお聞きをしたいと思います。  厚生労働省の説明でも、国保の抱える構造的な課題として、低所得者が多いことを挙げておりますが、そうした中で、保険料が高過ぎるというのが国保の大きな問題だと考えてお...全文を見る
○堀内(照)委員 保険料が高過ぎて、これ以上の引き上げには耐えられないというのが現実だと思います。  所得階級別の保険料負担を見れば、低所得世帯ほど保険料負担率が高くなっており、年収百五十万から二百万の世帯で一四%、機械的に計算しても、およそ三十万円前後の保険料負担となります。...全文を見る
○堀内(照)委員 兵庫県下では、二〇一〇年六月一日現在で三千四百五件だった差し押さえが、二〇一三年同日時点では五千三百三十二件と、三年で一・五倍になっています。中には、姫路市は二百四十件から四百九十八件とか、洲本市で百十三件から六百四十四件とか、先ほどの加古川市は八十三件から二百...全文を見る
○堀内(照)委員 こういう例もお聞きしました。  毎月分納をきちんとしている人が、たまたま支払ったコンビニエンスストアから市への送金が月をまたいだがために納付がおくれたとされて、いきなり差し押さえるという連絡が市から入る。コンビニの領収書を市の窓口に持っていってようやく解決した...全文を見る
○堀内(照)委員 命の沙汰も金次第というようなことはあってはならないと思います。  また、先ほど紹介した兵庫県保険医協会の調査では、保険証の未交付率、いわゆるとめ置きも三・一七%、兵庫県下では二万六千四十八世帯にも上っております。これはまさに、医療にアクセスできないという人が世...全文を見る
○堀内(照)委員 きめ細かくということで、電話や訪問も含めてということでございましたので、来ないからといって長期にとめ置くということがないように、事はやはり命にかかわる問題ですので、保険証がなくて医療にアクセスできない、そして命を落とすような、こんな事態がないようにぜひ対応すべき...全文を見る
○堀内(照)委員 今、いろいろありましたけれども、大臣は一方で、この三千四百億円の追加公費投入で、一般会計からの繰り入れの必要性は相当程度解消すると考えているとも述べられております。  今、市町村が独自に行っておりますこの一般会計からの繰り入れをやめてしまったら、これは保険料の...全文を見る
○堀内(照)委員 いろいろ言われましたけれども、今、一般会計の繰り入れは三千五百四十四億円ですね。ですから、その額だけ見ても、保険料軽減ということにはやはりつながらないと思うわけです。  また、法案では、都道府県が市町村に標準保険料率を示すということになりますが、この標準保険料...全文を見る
○堀内(照)委員 これでは、当然、多くのところで現に今被保険者が支払っている保険料よりも高い額の標準保険料率が示されることになるわけです。保険料はあくまで市町村が決めるということで、繰り入れの問題も今独自の判断だという御答弁がありましたけれども、一般会計からの繰り入れの解消、こう...全文を見る
○堀内(照)委員 繰り入れをやめさせるということは一方的にできないということを確認しておきたいと思います。  ならば、この保険料が高過ぎるという住民の声に応えた市町村の努力にこそ国が応えるべきだと思うわけです。この法案の方向は、標準保険料率を示し、将来的な保険料負担の平準化を進...全文を見る
○堀内(照)委員 考えていないということですが、都道府県が示す納付金に市町村での保険料が大きく左右されかねないということは当然あるわけです。市町村の収納率が、市町村自身がこれは恐らく想定されるということになると思うんですが、その想定より低ければ、納付金を全額納めるためには、保険料...全文を見る
○堀内(照)委員 今度の患者申し出療養というのは、先進医療の対象にはならないけれども一定の安定性、有効性が確認された医療について行うものだとされております。この安全性、有効性というものは、これまで先進医療でも掲げられてきたものと同じ水準であるというふうに確認してよろしいでしょうか...全文を見る
○堀内(照)委員 保険適用されていない医療について安全性、有効性を審査するのが、今の保険外併用療養のもとでは先進医療会議ですね、今度の患者申し出療養のもとでは、患者申し出療養に関する会議ということになっていると思います。  これまでの先進医療会議では、十一人体制で、そこに三十人...全文を見る
○堀内(照)委員 具体的にはこれからということなんですけれども、今のような二部構成とかそういうイメージでよろしいんでしょうか。
○堀内(照)委員 安全性の問題というのは、特に患者団体の皆さんが一番懸念をし、反対をしているところなんですね。  六週間といいますけれども、実際の事務手続の時間などもありますので、それを除くと実質一カ月ぐらいしか期間がない。これは、きのう、当局からレクチャーを受けたときにもそう...全文を見る
○堀内(照)委員 患者団体の皆さんが心配されているのは、公的な救済制度があるかということなんですね。今の先進医療の枠でも、民間保険で対応されているわけですね。そういう意味では、公的に支える仕組みがないということだと思うんです。  また、患者申し出療養の前例を扱ったことのある医療...全文を見る
○堀内(照)委員 やはり、公的な救済制度というのは対象外だということだと思うんです。国の責任は後退、回避をした制度だと言わなければなりません。  医療機関と患者との当事者同士の関係に任せられれば、いわば、リスクを承知して申し出た患者の立場というのは一層弱いものになるではないかと...全文を見る
○堀内(照)委員 考えていきたいということで、本当にこれで防げるのかと思うわけなんですね。困難な病気と闘う患者のためと言いながら、安全性、有効性が担保できる体制が今本当に見えないわけであります。これで本当に進めていいのかと思います。  患者申し出療養の創設というのは、そういう意...全文を見る
○堀内(照)委員 本当にこれは安全性が確保できるのかということ、大変な問題だと思うんですね。  きょう質問しました国保の問題でも患者申し出療養の問題でも、やはり患者負担をふやすということですとか、それから、保険外診療を拡大していくという問題では、本当に安全性が確保できるのかとい...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  本日、参考人の皆様、早朝よりの御出席と意見陳述、本当にありがとうございます。  私からも幾つか質問させていただきたいと思います。  初めに、寺内参考人に幾つかお伺いしたいと思います。  今度の法改正に当たりまして、国の方から...全文を見る
○堀内(照)委員 もう一点、三千四百億円の財政支援を拡充するということでありますが、実際には負担軽減につながらないということで意見陳述がございました。  それで、その中で、介護保険のときの経験からも、財政安定化基金からはなかなか借りることがないんじゃないかということでありました...全文を見る
○堀内(照)委員 それから、差し押さえについての意見陳述もございました。  昨年十一月の、大臣の、ぬくもりのある行政をという答弁以降もなお深刻な事態があるんだということでありますが、具体的な事例をもう少し御紹介いただけたらと思いますのと、それを防ぐ上での国への要望などがございま...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  岡崎参考人にお伺いしたいと思います。  加入者とはまさに相対する自治体として、国保の運営ではさまざまな苦労もおありかと思います。きょうも、それこそ階層別の変化ですとか構造的な問題ということもお伺いしたところです。  二〇一一年十月...全文を見る
○堀内(照)委員 継ぎはぎという言葉もありましたけれども、私たちとしても、国は調整交付金も含めて五割だとおっしゃるんですけれども、定率国庫負担でふやすべきだということを主張もしているところです。  岡崎参考人と福田参考人、お二人にお伺いしたいと思います。  患者負担を軽減する...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  花井参考人にお伺いしたいと思います。  国保の構造的な困難に、非正規雇用がふえて、低所得者の国保加入者がふえているということがあると思います。その点、正規雇用を一層拡大することによって、今、低所得で国保に入っておられる層が、健保組合...全文を見る
○堀内(照)委員 最後に、もう一度、寺内参考人にお伺いしたいと思います。  保険は保険で賄うべきだという議論もあるわけですが、国保は、先ほどもありましたとおり、当初から、低所得者が多く加入するものであって、国庫負担で賄うということを条件として制度設計されたということでありますが...全文を見る
○堀内(照)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月24日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○堀内(照)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  初めに、国民健康保険法案は制度創設以来の大改定であり、内容は多岐にわたるにもかかわらず、参考人も含め二十...全文を見る
04月28日第189回国会 衆議院 本会議 第21号
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○堀内照文君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。(拍手)  初めに、国民健康保険法案は、制度創設以来の大改定であり、内容は多岐にわたるにもかかわらず、参考人も含...全文を見る
05月12日第189回国会 衆議院 本会議 第22号
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○堀内照文君 私は、日本共産党を代表して、労働者派遣法改正案について質問します。(拍手)  安倍総理は、戦後以来の大改革などと称して、正社員ゼロ、労働者の使い捨て、長時間労働の押しつけとさらなる過労死を生み出す残業代ゼロ制度など、雇用の破壊を進めようとしています。その最初の具体...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  きょうは、派遣法の改正案にかかわりまして、いわゆる一〇・一問題と、それから、昨年の臨時国会の審議前に公明党から示された修正案を今回取り込んだということで、審議に入る以前の問題、前提の問題としてこれも曖昧にできないというふうに考えて...全文を見る
○堀内(照)委員 今答弁ありましたけれども、まさにこのペーパーは施行日の説明のためなんだと。  最初のペーパーでは、もう明確に、経済界等の懸念だとして、「申込みみなし制度が施行されることを避けたい。」と明記されているわけなんですね。いろいろおっしゃいましたけれども、削られたこの...全文を見る
○堀内(照)委員 大臣は、施行日の説明のためのペーパーなんだと。  当初のところでは、もう明確に経済界の懸念だということで書かれていたわけですから、法案を作成した担当課としては、施行日がこの経済界の懸念を受けたものなんだと意図していたという事実は否定できないんじゃないですか。
○堀内(照)委員 総理の答弁で、施行日については、円滑に施行するため、周知期間等を踏まえたと言っているんですよね。これは大臣も同じだと冒頭お認めになりましたけれども、周知期間が要るのであれば、なぜそんなに九月一日と急ぐんですか。これは不自然だと思うんですね。  なぜ九月一日かと...全文を見る
○堀内(照)委員 派遣法の枠組みを根本から変える大転換なんですよ。保護と言いますけれども、みなし規定が施行されると、違法派遣なんかがあったら直雇用されるわけですよね。それを、実際には期間制限を効力なきものにしていくわけですから、これは本当に重大な、保護どころか保護されないわけです...全文を見る
○堀内(照)委員 混乱と言うんですけれども、期間制限のない専門業務だといいながら、実際には一般業務もさせてきた、いわば違法、脱法行為があるわけですよね。その現状をきちんと規制しなければならないときに、それをもう合法化するようなことなわけですよね。だから、その一〇・一を目の前にして...全文を見る
○堀内(照)委員 これだけ聞いても、ごまかしはだめだと思うんですよね。  専門業務がわかりにくいと言いますけれども、期間制限のない専門業務だといいながら、実際には一般業務の仕事をさせてきたという違法行為がやはりあるわけですから、みなし制度が生きていると、そういう人は直雇用されて...全文を見る
○堀内(照)委員 明確にしたとおっしゃるんですけれども、実際には、国民の批判や、前回の国会審議を通じて明らかになった法案のぼろを取り繕ったというのが本当のところだというふうに思うんですね。  これは厚労省も説明ペーパーをつくっています。修正前、修正後ということで整理もされていま...全文を見る
○堀内(照)委員 やはり、お聞きしたら、取り繕ったというふうにしか思えないんですね。  それで、この修正について私、もう一点、本会議で、修正で盛り込まれた「雇用慣行が損なわれる」ということについて、これはどういう事態ですか、どういう事態を想定しているんですかということで総理にお...全文を見る
○堀内(照)委員 さまざまな要因の影響を受けるというのはもう当たり前の話でありまして、景気が悪いからこそ、例えば経営者にとったら、安上がりで雇用の調整弁として使い勝手のいい派遣労働者を使おうとするわけですね。大事なことは、雇用は正規、直雇用が当たり前というルールをしっかりつくって...全文を見る
○堀内(照)委員 根拠を示してくださいと言ったんですね。仕組みとしてそうだということなんですけれども、何かデータとしてあるんですか。有期と比べて解雇されていないというような数的なデータがあるんですか。
○堀内(照)委員 実際はそうなっていないから聞いているんですね。  それで、本会議では、総理の答弁の中で、派遣契約終了をもって解雇されることがないようにするために、派遣会社の許可基準に示すんだという答弁がありました。労政審の建議では、派遣元は無期雇用の派遣労働者を派遣契約の終了...全文を見る
○堀内(照)委員 リーマン・ショックのときには、無期雇用の労働者も派遣契約が切れたことをもって大量に解雇が行われております。  技術者派遣大手シーテックは、二〇〇九年四月に、派遣先による派遣契約打ち切りを理由に四千八百人の派遣労働者を解雇しました。派遣契約解除を理由にいきなり解...全文を見る
○堀内(照)委員 想定しにくいというだけで、実際には、説明すれば派遣先企業の思うようにできるということは、仕組みとしてはっきりしているわけですね。担保というのはどこにもないわけであって、これでは、三年、六年、九年、十二年と、その都度ずっと派遣を使えるという仕組みになるじゃありませ...全文を見る
○堀内(照)委員 双方向じゃないんですよ。説明さえすれば一方的にできるという仕組みなんでしょう。  ですから、当該労働組合にとってみたら、どんなに反対しても、説明されてしまったらもう法的には派遣受け入れ延長は押し切られるわけですね。  だったら、そもそも意見聴取に応じませんよ...全文を見る
○堀内(照)委員 つまり、労働組合が拒否をしたら、もうそれは押し切れないということでいいんですね。
○堀内(照)委員 つまり、どういうことですか。済みません。法案文では、「意見を聴かなければならない。」となっているんですね。聞けていない状態でしょう。
○堀内(照)委員 意見聴取の努力をすれば、それでいいということなんですか。これは「聴かなければならない。」と書いてあるんですけれども、聞いていないんですけれども、それはどうなるんですか。
○堀内(照)委員 これはちょっと重大ですよ。ここははっきりさせないと、「意見を聴かなければならない。」とはっきり書いているわけですから。働きかけなければならないじゃないでしょう、これは。そこは全然やはり違うわけでありまして、そこははっきりしないんですか、つまりは。
○堀内(照)委員 はっきりしないのではやはり困るというふうに思うんですね。ちょっともう時間がないので、これはぜひはっきりさせていただきたい。紙で出していただくということを要望したいというふうに思います。  委員長、では、紙で出していただくということを。
○堀内(照)委員 委員長、紙で出していただくように要請したいと思います。
○堀内(照)委員 結局、期間制限の歯どめというのは事実上なくなる。派遣法案というのが、まさに労働契約申し込みみなし規定をなきものにしようという経済界の要望に応えたものだということが本当にはっきりした。動機も目的も労働者保護とはかけ離れたものだとやはり言わなければなりません。  ...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  冒頭、この間の問題について一言述べたいと思います。  いわゆる一〇・一問題のペーパーの問題や、質疑の中で大臣初め当局の答弁などをめぐって、これらの問題の整理と謝罪をということで、先週金曜日の委員会が飛びました。きょうは、その整理...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、雇用は直接雇用がやはり原則であって、あくまで派遣というのは例外だと。  ところが、一九八五年、派遣労働の導入以降、九九年の原則自由化、二〇〇三年の製造業解禁など、規制緩和が重ねられる中、本来正規雇用の職員が担うべき恒常的な仕事を派遣労働者が行うという...全文を見る
○堀内(照)委員 多様なニーズとおっしゃるんですけれども、厚労省自身の調査の中で、就業形態別に問うているものがあるんですけれども、なぜ今の就業形態を選んだのかと。自分の都合のいい時間に働けるからとか、家事、育児などと両立しやすいからということなどの項目はあるわけですが、派遣社員の...全文を見る
○堀内(照)委員 結局、これでは、派遣先の労働者代表が異議を唱えようが意見聴取を拒否しようが派遣先の意向どおりにできるということで、本当に何の歯どめにもならない。実質はもう努力義務ということであります。  労働組合の意見聴取にかかわってもう一点なんですが、実際の労働組合の組織率...全文を見る
○堀内(照)委員 今の労基法上の省令でも、会社の指名はだめだというふうになっていると思うんですが、それでも三割近くが会社の指名だという実態なんですね。  しかも、今、建議の中身で、民主的な方法ということをおっしゃいましたけれども、挙手でもいいんだということであります。これでは、...全文を見る
○堀内(照)委員 本当に会社の意を酌んだ代表しか選ばれないんじゃないかというふうに思うわけであります。  それで、もし、そこの正当に選出されない代表者が意見聴取をされたという場合には、やはりこれは期間制限違反として、みなし規定の対象となるんでしょうか。
○堀内(照)委員 いや、聴取せずじゃなくて、聴取した相手が正当に選出されていないという場合はどうなのかということなんです。
○堀内(照)委員 意見聴取しなければならないというのは、これは法律の大前提ですので、それが正当な代表でないということになれば、ここはきちんと、もちろん、みなし規定の対象とすべきであります。  同時に、そういった代表が正当かどうかというのが派遣労働者にはわからないわけですね。それ...全文を見る
○堀内(照)委員 派遣労働者に派遣先企業との団体交渉権を認めるなど、派遣労働者の声が反映される仕組みがやはり必要だということを指摘しておきたいと思います。  事業所単位での期間制限といっても、結局は、やはり何の歯どめもありません。三年、六年、九年と続けば、きょうもいろいろ議論が...全文を見る
○堀内(照)委員 いろいろおっしゃいましたけれども、先ほど阿部さんとの質疑の中で大臣が、三年ごとに考えてもらうハードルを少し高くしたんだとおっしゃったんですよ。少しというところにそのニュアンスが出たのかなと私は思ったんですけれども、結局、いろいろ制限だと言っても、軽々と乗り越えら...全文を見る
○堀内(照)委員 近道だとかつながっていくということなんですけれども、保証という点では示されなかったと思うんですね。  キャリアアップを図ったりスキルを身につけないと正社員になれないということじゃないと思うんですね。もともとキャリアがないから派遣労働にとどまっているというわけじ...全文を見る
○堀内(照)委員 使用者が雇用を決めるというふうにおっしゃいました。そのとおりで、足りないのは派遣先企業の雇用責任だと私は思うんですね。  それで、先ほど紹介した男性は、結局首切りに遭いまして、培ってきた技術が生かせないのが悔しいとおっしゃっています。こういう働かせ方が、物づく...全文を見る
05月28日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  参考人の皆様には、本当にきょうはありがとうございました。私からも幾つか質問させていただきたいと思います。  初めに、関根参考人と鷲見参考人、お二人にお伺いしたいんです。  政府は、派遣労働の必要性について、多様な働き方と、労働...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  続いて鷲見参考人に聞きたいんですが、先生の陳述の中で、今回の法の施行日が現行法での労働契約申し込みみなし規定の施行一カ月前なんだ、事実上このみなし規定の適用を排除するものだという御批判があったと思うんですが、いわば、みずから決めた法律...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  続けて鷲見参考人にお伺いしたいと思います。  法案では、業務の区別をなくす一方で、事業所単位、個人単位での期間制限をかけたというふうに政府は説明しておられます。しかし、きょう、先生の陳述で、それらは機能を発揮しないんだという御説明で...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  次に、関根参考人に伺いたいと思うんです。  専門二十六業務の方々の雇用の安定をどう図るのか。既に議論もありましたけれども、最初の陳述で、安定雇用と均等待遇と派遣先企業の責任ということを言われたと思うんです。かつて優先雇用という仕組み...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  もう一度、鷲見参考人に伺いたいと思います。  均衡・均等待遇の問題なんですが、派遣労働者の処遇について、差別的待遇のいろいろな実態があると思うんですが、そういう実態と解決のための方策ということで伺いたいと思います。  政府は、日本...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  最後に、鷲見参考人に伺いたいと思います。  今度の法案は、派遣が臨時的、一時的だという原則を盛り込みながら、実際にはその担保となる期間制限をなくし、派遣をふやす方向を盛り込みながら、正社員化なんだとあくまで強弁をする。  しかし、...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございました。  時間の都合で皆様に質問できなかったことをお許しください。  終わります。
06月02日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  きょうは、貴重な御意見を本当にありがとうございます。私からも幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、廣瀬参考人にお伺いします。  女性の派遣労働者数が七十万人に上り、そのうち過半数が主な収入源が自分自身の収入...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  次も廣瀬参考人に伺いたいと思うんですが、今回の法改正の一つの理由として、専門二十六業務を廃止する理由として、一般業務との区別がわかりにくいというふうにしているわけですが、現場で働いていた実感からしてどうなのかということであります。 ...全文を見る
○堀内(照)委員 一般業務との区別がつきにくいという議論について。
○堀内(照)委員 ありがとうございました。  次も廣瀬参考人に伺いたいと思います。  今回の法改正で新たに個人単位の期間制限が設けられますが、部署さえかえればということになっております。  この点、先ほどもありました特定の問題です。  廣瀬さん自身が、日赤から、献血バス勤...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  次は、生熊参考人に伺いたいと思います。  これは今までも議論がありましたけれども、今回の法改正で、政府は、キャリアアップとか雇用安定措置を講じて正社員化だと言っておりますが、陳述の中でも、実態を見ていないという御批判がありました。政...全文を見る
○堀内(照)委員 次も生熊参考人に伺いたいと思います。  先ほどの陳述の中で、二〇〇三年の有期契約の問題で陳述されたこともおっしゃっていましたけれども、一年の臨時では単純な仕事しかできないけれども、三年に延長されれば相当のことができるようになるんだ、ですから有期がふえていくとい...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  続きまして、鎌田参考人に伺いたいと思います。  労政審のあり方についてです。  そもそもこの法案は、労政審で、労働側からは、例えば二十六業務の区分を廃止することには反対するなどの意見がありましたが、そういった強い反対や懸念を無視し...全文を見る
○堀内(照)委員 そういう批判があったんだということで私は伺いました。  最後に、生熊参考人に、今と同じ質問が第一点なんですが、労政審のあり方についてどうお考えかということと、それから、この法案は昨年の臨時国会冒頭に公明党から出された修正も取り込んだわけですが、そういう中身につ...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございました。  時間になりましたので、以上で終わりたいと思います。時間の都合で秋山参考人には質問できなかったことを御容赦ください。  ありがとうございました。
06月03日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  質問の中で通告していた内容に既に答弁があったものもありますので、若干違うものもあることを御容赦ください。  きのうの新聞各社の一面に、この百二十五万件にも及ぶ年金情報が流出したという見出しが躍りました。五月八日及び十八日に電子メ...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、まさに本当に全国民的な不安が広がっているんだというふうに思います。  そういう不安の声に応えるためにも、これはちょっと通告していないんですけれども、厚労省に伺いたいと思っています。  早急に対象者へ連絡をとって番号変更などの措置を行う、これは年金機...全文を見る
○堀内(照)委員 検討するということだと受けとめたいと思います。  過去にない規模での個人情報の流出であります。まず、こうした問題が起きたことについての厚生労働省としての責任をどう考えているのか、大臣の認識を伺いたいと思います。  ちょっとこれは、済みません、通告では、問題解...全文を見る
○堀内(照)委員 それでは、具体的に幾つかお聞きしたいと思います。  既にもうこれも質疑の中で明らかになりました。きっかけは、五月八日、内閣サイバーセキュリティセンターが異常な情報の流れに気がついて厚労省に通報をしたということであります。つまり、五月八日時点では、内閣サイバーセ...全文を見る
○堀内(照)委員 つまり、NISCの場合は助言ということで、やはり厚労省が果たす責任というのは大きいものがあると思うんですね。  今いろいろ言われましたけれども、これまでの質疑の中でも、なぜ情報流出をそもそも疑わなかったのかとか、本当に、問題点というのはまだまだあるというふうに...全文を見る
○堀内(照)委員 つまりは、それが通常の業務のあり方だったということなんですね。  流出した百二十五万件のうち、パスワードがかかっていないのが五十五万件だと。複数の人がLANでつながれている端末で作業をしているわけですから、不要な人が情報にアクセスできないようにパスワードを当然...全文を見る
○堀内(照)委員 今の答弁ですと、アクセス制限をかける、もしくはパスワードをかけるということで、これまで、内部規程ではパスワードをかけるものだという答弁が続いていたんですが、必ずしもそうじゃないということですか。アクセス制限をかけるかパスワード、つまり、アクセス制限をかけているも...全文を見る
○堀内(照)委員 にもかかわらず、パスワードがかかっていなかったということがあるということなんですね。  いずれにしても、LANで外部とつながっている、しかも複数の人が作業をする環境で個人情報が扱われていたということは、やはり非常に重大だというふうに思います。  それから、年...全文を見る
○堀内(照)委員 非正規だから一概にだめだということを言うつもりはないんですが、重要な個人情報を扱う人が有期、非正規で、いわば入れかわり立ちかわりということもあり得るわけなんですね。これでは幾ら研修しても、そのそばから新しい人にかわるということで本当にいいんだろうかというふうに思...全文を見る
○堀内(照)委員 今の答弁でいいんだろうかと思うんですね。  先ほどもありましたけれども、厚労省自身の審議会部会による評価で、年金機構の個人情報保護の取り組みについては、五段階で下から二番目、C評価、五年連続だと。厚労省自身が、年金機構の個人情報保護のあり方が必ずしも万全ではな...全文を見る
○堀内(照)委員 把握していなかったということなんですけれども、年金機構の内部統制システム構築の取組方針には、「適切な外部委託管理」という項目がありまして、「外部委託管理体制を整備し、委託業者の業務内容を適正に管理・監視して、機構の業務全体の適正性を確保する。」とあるんですね。本...全文を見る
○堀内(照)委員 これは全国、ぜひ調査をしていただきたいと思います。  大臣に伺いたいんですけれども、業務委託が全国で当たり前に今広がっております。  和歌山は、不正常な実態から、この件を受けて、次の契約の十月までは労働者を直雇用として雇って、業務と雇用を継続させています。や...全文を見る
○堀内(照)委員 守秘義務が課せられているというのは当然なんですが、しかし、短期で、有期で入れかわる可能性が高い労働者を、大事な個人情報を扱う業務で本当にいいのかということを指摘しておきたいというふうに思います。  今回の問題で、マイナンバー制度の危険性も改めて浮き彫りになりま...全文を見る
○堀内(照)委員 ちょっと今の答弁は、きのうの参議院の我が党の大門実紀史議員の質問への答弁と大分食い違っているように思うわけでありますが、サイバー攻撃を絶対に防げると言い切れるのか。防ぐ努力を最大限に行うのは当然ですけれども、一たび破られたら、これは致命的な被害になるわけでありま...全文を見る
○堀内(照)委員 きのうの山口IT担当大臣の答弁は、もう少ししっかり調査をして、原因究明を図った上で判断することになると言っているんですよ。これは間違いないですね。確認できますか。
○堀内(照)委員 きのうの大臣答弁もしっかり踏まえてということだと受けとめたいと思います。  こんな事態の中でマイナンバー制度の導入なんてあり得ないですし、この年金情報流出問題も引き続くこの委員会での究明が必要だということを最後に述べて、終わりたいと思います。  ありがとうご...全文を見る
06月19日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第26号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  私は、五月十二日の本会議で、この派遣法の問題について総理に質問をいたしました。そのときの総理の答弁と、本委員会での審議の中で明らかになったことを踏まえて、総理に質問したいと思います。  本会議で、私は総理に、労働法制をなぜ岩盤規...全文を見る
○堀内(照)委員 現状と比べてほしいということでありました。  では、現行法でどうなっているのかということであります。塩崎大臣にこれはお尋ねしたいと思います。  現行では、いわゆる一般業務については、業務単位で期間制限がかかっております。一年もしくは最高三年たてば、当該部署で...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、その職場での派遣はだめだということでしょう。直接雇用に必ずなる。その人はどういう身分であれ、直接雇用であるということは間違いないということだと思います。  現行法では、このように、派遣はあくまで臨時的、一時的雇用に限るということを担保するために、派遣...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、期間制限を超えればそこでは派遣が使えなくなる、それが直接雇用の契機になっているというのは間違いないわけであります。今いろいろおっしゃいましたけれども、それはあくまで正社員の道につながる可能性があるということであって、必ず直接雇用になる、そういう仕組みと...全文を見る
○堀内(照)委員 義務を課したと言うんですが、その義務さえ果たせば派遣労働をずっと使えるということになるわけですね。ただ、現行法では、先ほど言いましたように、期間制限が来たら派遣労働を使えなくなるんですよね。そこは決定的な違いじゃないですか。  キャリアアップとか雇用安定措置と...全文を見る
○堀内(照)委員 結局、やはり一〇〇%直接雇用に結びつくということは言い切れないんだと思うんです。  既に製造現場では、本法案の先取りのような、正社員が派遣に置きかわる事態が進んでおります。  半導体大手ルネサスエレクトロニクス、昨年九月三十日付で三千人余り、ことし一月三十一...全文を見る
○堀内(照)委員 結局、一〇〇%直接雇用に結びつくということは全く示されないわけですし、現場では既に正社員から派遣への置きかえが進んでおります。  本法案が、正社員化への道をつくるどころか、派遣労働者がふえるということになることはもう明らかであります。だからこそ、日本の雇用慣行...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第27号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  私は、六月三日のこの委員会で、年金機構和歌山事務センターでの、委託を受けた会社が再委託をしていたという事例を取り上げました。その後、新たに書類が届きまして、「採用通知および提出書類のご案内」という、労働者向けに、もともと業務を請け...全文を見る
○堀内(照)委員 外部委託だといっても、確かに文書発送作業の文書の印刷だけですとか、そういう場合もあるでしょうが、事務センターでの入力業務や書類作成、電話相談の対応など、基幹的な業務に従事する方も多くおられるわけです。いずれにしても膨大な数に上ると思われます。  正規職員が半分...全文を見る
○堀内(照)委員 私、きのうペーパーもいただいたんですが、十社中五社で派遣を雇っているという中に、括弧で繁忙期も含むという書き方がされていまして、つまり、繁忙期以外にも常時派遣を使用しているところもあるということなんですね。  それで、まさかとは思うんですけれども、丸ごと派遣労...全文を見る
○堀内(照)委員 この再委託問題では、既に二〇〇七年、再委託はあってはならないという大臣答弁が、この委員会で高橋議員に対する柳沢大臣の答弁がございました。それから、ことしの六月十八日の予算委員会でも高橋議員がこのことについて言及されています。にもかかわらず、今回、再委託という事態...全文を見る
○堀内(照)委員 事務センターの事務は、本部の品質管理部が発注したことですので、業務責任者も本部にいたと。  現場にはそういう管理する担当者はいなかったということですか。
○堀内(照)委員 そういう方が現地におりながら、見抜くことができなかった。  この外部委託は請負業務であります。請負ですから労働者を直接指揮命令するわけにはいきません。ですから、管理のあり方も、機構側の責任者、和歌山の場合は、業務責任者ではありませんが、それに類する担当者がいた...全文を見る
○堀内(照)委員 和歌山の例をお聞きすればするほど、本当に適正な管理ができていたのかなと私は思うわけですね。  先ほど言いましたように、これは直接指揮命令するわけにいかないので、請負の側の会社のいわゆる責任者を通じてということになるわけですが、和歌山では請負先の責任者というのは...全文を見る
○堀内(照)委員 私が労働者の方から聞いたのと全く違うんですね。共栄データの社員は現地にはいません。KDCの社員がいた。  私が伺った話では、大体そういう役職者はKDCの社員の中にはいない、みんな一社員ばかりです。一番勤務経験の長い人が、その人がつかまえられて、業務が滞るともっ...全文を見る
○堀内(照)委員 どんな役職がついていたんですか。役職はないはずですよ。確かにKDCの社員ですけれども、実際は。確かに表向きは共栄データセンターの名札をつけていた。しかし、何かしらの責任者という役がついていたんですか。
○堀内(照)委員 私が労働者の方から聞いた話と全然実態が違っているんですね。今も、業務責任者と認識をしているということで、確たる役職名がついているわけではないわけですよね。これは本当に、こういうことが起こっているということでいいのかということだと思います。  和歌山の労働者は、...全文を見る
○堀内(照)委員 これは確かに通告していませんので、ぜひそういう実態があるかどうかというのもよく見ていただきたいんですが、外部委託の労働者たちも、もともとの契約の中で、委託先が、会社がかわっても、事業の継続の必要性から、雇用は新たな請負企業で保障されるというふうに説明をされてきて...全文を見る
○堀内(照)委員 中医協の議論の中でも、誤嚥性肺炎の問題だけではなく、経口摂食することによって腸管の粘膜免疫機能が正常化して、感染、褥瘡も減り、入院日数の短縮にもつながる。  兵庫県歯科医師会の調査では、七十歳以上の高齢者で歯が二十本以上あった人に対して、零本の人の年間医療費は...全文を見る
○堀内(照)委員 今ありましたように、当然、保険診療ですから診療報酬が出ているわけですが、実際、歯科医から技工所へ補綴物を外注すると、そこはもう民民の取引であって、公定価格は及ばないわけです。そのことからダンピング、低価格競争にもなっているわけですが、七、三告示があくまで目安だと...全文を見る
○堀内(照)委員 我が党の田村智子参議院議員が二〇一一年の九月に質問主意書で、歯科の基礎的技術料について、長期に据え置かれたものについて問いただしたときに、五十八もの技術が二十五年間報酬が引き上がっていないということが答弁でありまして、これは歯科業界でも大きな反響を呼んで、前々回...全文を見る
○堀内(照)委員 私も調べましたら、幾つかの都道府県で既に歯科技工士にかかわる事業を進めているところがありました。養成学校などを通じて新しい技術の養成などに取り組んでいるわけですが、しかし、兵庫県は、今言いましたように、そもそも養成学校がなくなってしまっている。そういった事業をや...全文を見る
○堀内(照)委員 終わりますけれども、私がこの間お話を伺った技工士の皆さん、患者のために技工物をつくるということに非常に喜びを感じて、みずからの技術に誇りを持っておられます。その喜びや誇りが将来を見通せない低賃金、劣悪な労働環境の中で傷つけられている。質を改善してとおっしゃいます...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  そもそも社会福祉事業は、公定価格で報酬単価が決められており、余裕など生まれるはずはありません。  本法案は、本来国や行政が責任を持つべき福祉の制度の公的な支えを社会福祉法人の慈善事業に置きかえようというものであり、退職手当共済の...全文を見る
○堀内(照)委員 文書の中では、規制改革実施計画も挙げまして、一定の事業規模を超える法人に対して、法令等での義務づけに先駆けて社会貢献活動の実施を要請するとか、法整備を待つことなく、社会福祉法人の本旨に基づき果たすべき社会的使命として云々かんぬんということで、今回の法案の中身を先...全文を見る
○堀内(照)委員 本当に、だったら法改正は要らないわけですし、それから、通知の中では、閣議決定された法案の二十四条二項まで挙げて、やっているわけなんですよ。これは本当に国会軽視も甚だしいと言わなければならないと思います。  内部留保の明確化ということがここでうたわれて、福祉サー...全文を見る
○堀内(照)委員 今の話はちょっとおかしいと思うんですね。今回の社会福祉法人改革の議論の発端は、内部留保の大キャンペーンだった。  きょうも議論がありましたけれども、二〇一三年、厚労省が委託した明治安田生活福祉研究所の報告があるわけです。今、法制の中では確かにないとおっしゃった...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、これは内部留保と呼んではいけないと思うんです。いわゆると言うならまだわかる話であって。  社会福祉充実残額というのをどのように算出するのかということは、通告はしていましたけれども、いろいろと先ほども答弁が、この間もありました。簡単に言えば、純資産から...全文を見る
○堀内(照)委員 その実態が踏まえ切れるのかという懸念があるわけです。基準ができて、それで一律に線が引かれるということになれば、乱暴なやり方だと言わなければなりません。  法案では、社会福祉充実残額が生じれば、社会福祉充実計画をつくり、所轄庁の承認を得て事業を行わなければなりま...全文を見る
○堀内(照)委員 これは、先ほどの答弁の中でも、今すぐ実施するものでなくても、実際には後年実施の計画のものでもいいんだとか、それから費用のかからない事業もあるんだという説明もあるわけですけれども、しかし、今、多くの社会福祉法人は、経営的にも、そしてマンパワーという点でも本当にぎり...全文を見る
○堀内(照)委員 安定性を考慮するとかいろいろ言われましたけれども、結局、そうなると、事業所は、目の前で困った人を放っておけずに、自腹を切ってでも事業を継続せざるを得なくなるか、それか、本当にもう無理だったら、打ち切って利用者が犠牲になるか。それから、他事業所との連携とおっしゃい...全文を見る
○堀内(照)委員 そうしますと、地域のニーズがこうあるんだということで、必ずしもグループホーム以外にも、これだけ寄附金が集まったんだったら、こういう事業にも使ってくれよということにもなり得るということじゃないですか、それは。違うんですか。
○堀内(照)委員 寄附者の発意や自主性というのが損なわれる、これは本当に絶対にあってはならないということを指摘しておきたいと思います。  この法案は、社会福祉充実残額が生じた事業所にだけ社会貢献を求めているのではありません。二十四条二項にあるように、全ての社会福祉法人に努力義務...全文を見る
○堀内(照)委員 法的に義務づけるものではないとはいえ、積極的に努めなければならないと、かなり強い努力義務が課されています。一方で、財務状況や社会貢献の事業の実施状況も公表されるわけで、社会的な目にさらされれば、やはりそうした事業の実施というのが迫られる、そういう圧力にもなるとい...全文を見る
○堀内(照)委員 法人が自主的にやっているものと、今度は法的に根拠を持つ事業になるということがやはり大きな違いだと思うんです。  費用がかかる事業ともなれば、なおのこと、ほかの社会福祉事業で得た報酬を他の事業に回すということにもなって、これは明らかに報酬の実質的減額にもなるし、...全文を見る
○堀内(照)委員 もう終わりますけれども、あり方検討会の報告では、社会福祉法人の役割について、制度のはざまのニーズ、市場原理では満たされないニーズがあるとか、政府の失敗の補完機能、市場の失敗の補完機能なんという言葉も出てくるわけです。  この間、介護保険や障害者施策が典型ですけ...全文を見る
07月10日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  きょうは皆さん、本当に貴重な御意見ありがとうございます。時間も限られていますので、早速質問をさせていただきたいと思います。  初めに、松原参考人にお聞きしたいと思います。  私は、一昨日、この委員会で、社会福祉法人におけるいわ...全文を見る
○堀内(照)委員 この内部留保論については、茨木参考人にもお聞きしたいと思います。  大キャンペーンがあって、吐き出せということで、バッシングもひどかったわけですが、この問題を経営者の立場からどう捉えておられるのか、お聞かせください。
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  赤松参考人にお聞きしたいと思います。  今回の法案二十四条第二項で、全ての社会福祉法人にいわゆる社会貢献の事業をすることを努力義務として課しております。国は、義務づけではなくてあくまで努力義務だということでありますけれども、この問題...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  次も赤松参考人と、あと茨木参考人にお伺いしたいと思います。  社会福祉充実残額の算出について、一昨日の委員会では、事業の内容、規模、さまざまなので、そういった運営の実態をきちんと反映させた形で基準をつくってまいりたいという答弁であり...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  次も、赤松参考人、茨木参考人、お二人にお聞きしたいと思います。  そもそも、実態として、今もありましたけれども、社会福祉充実残額が生じるような経営、財務状況なのかということで、人手不足、労働者の処遇という点でも、また利用者の暮らしや...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  菊池参考人にお伺いしたいと思います。  大阪での実践は、お話にもありましたように、全国でも同様の事業が進められるなど手本にもなっておりまして、私もきょうお伺いしまして、社会福祉法人の自主的な取り組みとして本当に貴重な努力なんだろうと...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  最後に、茨木参考人にお聞きしたいと思います。  今の話とも関連しますが、既に、国から言われるまでもなくそういう事業をやっている、しかし、そういうことを法律で縛ってしまうということで、私は取り組みの性格が変わってしまうんじゃないかとい...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございます。  時間の関係で磯参考人には質問できなかったことをお許しください。  以上で終わります。ありがとうございました。
07月29日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○堀内(照)委員 私は、日本共産党を代表し、社会福祉法等改正案に反対の討論を行います。  社会福祉法人は、家族関係者の血のにじむような資金づくりの上に成り立ち、ぎりぎりの運営を強いられています。当事者、家族、職員などから寄せられる、内部留保などどこにもない、せめて実態を把握して...全文を見る
07月31日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第32号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  きょうは、アスベストの問題について幾つか質問したいと思っております。  兵庫県尼崎市のいわゆるクボタ・ショックから十年が経過をしました。環境再生保全機構が発表した環境型暴露によるアスベスト被害者は、六月末時点で、医療費受給や遺族...全文を見る
○堀内(照)委員 きょうは資料も用意していまして、一枚目にアスベスト輸入量の推移をつけておきました。  今大臣にお答えいただきましたように、総計で千万トンですが、使用のピークが七〇年代とそれから八〇年代の終わりと二つありまして、しばらくこの傾向が続くという大臣の御答弁も、恐らく...全文を見る
○堀内(照)委員 周知ということで言われたわけですが、私も幾つか課題があると思っておりまして、一つに、肺がんの認定基準の厳しさの問題があると思っております。  肺がんの原因は、石綿のほか、喫煙、大気汚染などさまざまに考えられること、同時に、その鑑別が難しいということから、肺がん...全文を見る
○堀内(照)委員 労災の認定の際には、リスク二倍を基準にしつつも、それを下回るものについてもさらに個別に判定をしているということだと思うんです。しかし、救済制度の方は、二倍ということが基準になって、満たないものが認定されないということになっている。  一昨年四月の中央環境審議会...全文を見る
○堀内(照)委員 先ほどの小委員会の報告書でも、この一・四倍の研究について、「今後、胸膜プラークと肺がんの発症リスクに関する知見の収集に努めることが望まれる。」というふうにも書かれておりますので、これはぜひ検討すべきだと指摘をしておきたいと思います。  労災では、ここ数年、中皮...全文を見る
○堀内(照)委員 医学的所見のみということはちょっと後でもまたやりたいと思うんですが、すき間なくとおっしゃるなら、やはり申請を柔軟に受け付けるという必要があるかと思っております。  費用負担の問題も、この相談活動をされている方からお聞きをしました。御本人が亡くなったときに、肺の...全文を見る
○堀内(照)委員 いかに対象者を救済するか、その立場でぜひ取り組んでいただきたいと思います。  救済制度の枠組みでは、労災とは違って、あくまで医学的所見のみで認定を進めている、これが非常に認定を厳しくしていることの一つだと思うんですが、救済制度の認定についても、医学的所見に加え...全文を見る
○堀内(照)委員 この点では、この間、健康リスク調査も行ってきていると思うんです。救済法ができたとき、附帯決議で、「政府は、石綿による健康被害の実態について十分調査・把握し、本制度の施行に反映させるよう努めること。」としていることから、大阪の泉南地域、兵庫県尼崎市など対象地域を指...全文を見る
○堀内(照)委員 私もそのペーパーをもらいましたけれども、そこには、調査対象の範囲では通常の十六倍に相当する中皮腫患者が発見されたということも報告されていると思うんですね。有所見者は、先ほどありましたように、八五・三%。  きょう、資料の四枚目で、尼崎市の地図にプラークの所見の...全文を見る
○堀内(照)委員 公表はされているということですが、厚労省から環境省へそういった情報を提供したり、連携をとっているというわけではないわけです。  本気で被害者を救済しようというのであれば、そうした労災認定との関係で、該当する事業所のある地域、これは、労働者だけが被曝するリスクが...全文を見る
○堀内(照)委員 アンケート、希望をとってというのは、やはり自治体からの手挙げにとどまっていると思うので、これはぜひ国の方から積極的な取り組みが必要だと指摘をしたいと思います。  ちょっと時間の関係で問いを飛ばしたいと思うんですが、労災と救済制度とで給付内容が大きく違うことも問...全文を見る
○堀内(照)委員 しかし、使用がなければこういう被害がなかったわけであります。  建設アスベストの問題も非常に重大な課題でありまして、全てのアスベスト被害者を補償し、被害の根絶を求める請願には、当委員会渡辺委員長を初め、全ての政党の皆さんも加わっておられます。  ちょっと時間...全文を見る
○堀内(照)委員 割れたら飛散するわけで、やはりそこはしっかりと対応が必要だと思います。  時間が来ました。済みません。最後に塩崎大臣に伺って、終わりたいと思います。  国民の命と健康を守るという点では、本当に大事な役割がある省庁だと思います。課題は環境省にかかわることが多い...全文を見る
○堀内(照)委員 ありがとうございました。終わります。
08月05日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第33号
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○堀内(照)委員 私は、日本共産党を代表し、医療法の一部改正案に反対の討論を行います。  政府の目指す医療、介護の一体的改革は、川上から川下まで、医療も介護もそぎ落とし、自助、共助、慈善的な社会福祉事業に置きかえるものであり、本法案は、その手段となる新型法人を創設するものにほか...全文を見る
08月28日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第36号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  限られた時間ですので、早速質問に入らせていただきます。  きょうは、まず法改正の目的についてです。  法文上では、高齢期に係る自主的な努力を支援し、もって公的年金の給付と相まって国民生活の安定と福祉の向上に寄与するとしておりま...全文を見る
○堀内(照)委員 これは前回も、高橋委員の質問に、結果としてとおっしゃったわけですが、私は、結果としてという生易しい話じゃないなと思うんです。再興戦略の文章の中では、確定拠出年金制度全体の運用資産選択の改善ということがうたわれており、まさに金融資本市場の活性化のために具体化された...全文を見る
○堀内(照)委員 私は、今運用されている通知とこの法案の文章を読み比べまして、これは全然書きぶりが違うなと思ったんですね。  通知では、「設定する運用方法として、元本確保型に限らず、例えば、株式や債券など複数の資産の組み合わせによりリスクが分散され、資産分散効果や時間分散効果が...全文を見る
○堀内(照)委員 しかし、元本すら割れるよりはましなわけでありまして、投資へ向かわせるという懸念を拭えないわけです。  この間、株価も大変下がっております。将来の年金を投機的な資金での運用に任せるということは、老後の安定を脅かすものだと言わなければなりません。  年金部会の議...全文を見る
○堀内(照)委員 障害種別ごとの等級非該当割合を見ますと、精神、知的の場合、これは二〇一二年ですが、非該当が〇%、つまり全て認定されたのは四県であります。一〇%未満が二十九県あるのに対して、私が住んでおります兵庫県は五五・六%も非該当、半分以上がはねられているということで、大変な...全文を見る
○堀内(照)委員 総合評価ということなんですが、「日常生活能力の程度」の(2)というのは、「家庭内での日常生活は普通にできるが、社会生活には、援助が必要である。」という方でありまして、この点では、稼得能力、就労して生計費を稼ぐという点ではなかなか厳しい方も当然多く含まれているわけ...全文を見る
○堀内(照)委員 この点では日弁連から意見書も出ておりまして、「いったん目安が示されれば、この目安が原則化し、総合的考慮による等級判定の見直しが難しくなり、事実上、障害認定を厳しくする効果を持つおそれがあることは、介護保険制度の要介護認定や障害者総合支援法の障害程度区分認定におい...全文を見る
○堀内(照)委員 なかなかそういう病状や症状に、実態に合った認定になっていないということで私はきょう申し上げているわけです。  私のところにも、このガイドライン案が示される中で、同じ病状なのに等級が下がったとか、就労ということだけで支給が受けられなくなった、いろいろな声が寄せら...全文を見る
○堀内(照)委員 終わりますけれども、年金機構と認定医との契約書では、認定医は、裁定等に係る障害の程度の認定事務のうち、医学的事項に係る審査を行うとなっているわけですね。社会生活等を含めて総合的に判断というんだったら、やはり他分野も含めたメンバーが必要だと思いますし、私たちのこと...全文を見る
09月04日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第38号
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○堀内(照)委員 日本共産党の堀内照文です。  この間、我が党は、ブラック企業をなくせ、若者が人間らしく働ける雇用の実現をと、参議院にブラック企業規制法案を提出するなど取り組んでまいりました。私も地元兵庫で、そうした若い世代の皆さんの声を受けて、兵庫労働局などへ告発や要請に足を...全文を見る
○堀内(照)委員 規模等は、後でちょっと述べたいと思うんですが、検討すればいいと思うんですが、労政審の中で、若者のニーズと企業の負担の両面を勘案するということもあったと思うんですね。  それで、企業の負担ということで少しお聞きしたいんですけれども、二〇一五年春、この春卒業の新卒...全文を見る
○堀内(照)委員 ですから、ほとんどの事業者が離職率については記入をしているわけであります。  大臣に伺いたいと思います。  既に就職四季報などで記入欄が設けられているような、今の採用者数と離職者数ですとか、平均勤続年数、有給休暇取得率、平均残業時間、こういった基本的な職場情...全文を見る
○堀内(照)委員 ぜひ若者の希望に沿うような方向での検討をお願いしたいと思います。  学生が不利益にならないような具体的な手だてという点では、これは参議院でも議論になっていましたけれども、ハローワークや学校を通して、いわば個々の学生を特定することなく、学生の求めに応じて職場情報...全文を見る
○堀内(照)委員 参議院の審議の中で、これは四月十六日の民主党の石橋議員の質問の中で、  無料職業紹介、学校の関係もそれの関係だと思いますけれども、そういった職業紹介事業者であったりハローワークが介在する場合ということも法律の立て付けとして考えております。   委員御指摘のよ...全文を見る
○堀内(照)委員 確認しておきたいと思います。  それからもう一点、議論になっております労働関係法令違反の求人者からの新卒求人を不受理とすることについてであります。なぜ新卒求人のみなのかということであります。法令違反を繰り返す企業の求人不受理は、新卒だけではなくて全てに適用すべ...全文を見る
○堀内(照)委員 なかなかそれでは若者雇用対策ということにならないというふうに思うんですね。  私の知人で、福祉系大学を卒業したある女性は、大手外食チェーンが展開する介護事業に介護職として就職を決めました。しかし、研修と称して居酒屋で就労させられる。深夜労働は当たり前。昼間も研...全文を見る
○堀内(照)委員 これも先ほど、民間のところでどう扱うかという井坂さんとの議論もあって、それは求人者の自己申告だということもありましたけれども、なかなか実効性というのがこれで本当にいくのかなと思うわけでありまして、やはり実効あるものにするためにも事業所名の公表などが必要だと指摘を...全文を見る
○堀内(照)委員 資料の一枚目にもあるんですが、これは私は問題だなと懸念しますのが、求職活動にも大いにこれを活用しようということなんですね。二枚目以降のシートが活用されるわけですが、個人評価だけではなくて、企業評価も書かれるようになっているわけです。これは一体誰が書くんでしょうか...全文を見る
○堀内(照)委員 その評価担当者というのは、当該労働者の身近にいる人なんでしょうか。その職場の上司に当たる人なんでしょうか。具体的にどういう人なんでしょうか。
○堀内(照)委員 いわば職場の一上司の恣意的な評価が固定する。今、生涯と言われたように、これが一生ついてくるわけですね。評価に客観性が保てるのか。  これも先ほど議論がありましたが、ちょっと確認したいのは、客観性といった場合に、基準というふうにきょうの議論の中でお答えになったん...全文を見る
○堀内(照)委員 これを読みますと、仕事に対する自身の目的意識や思いを持って取り組んでいるかどうかですとか、次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んでいるかどうかとか、どうやって客観性を保つのか、ちょっとよくわからない点もあるわけですね。本当にこれでいいのかと思い...全文を見る
○堀内(照)委員 想定していないということ自体が本当に驚きなんですけれども、これを普及させようというわけでしょう。普及が進めば進むほど、こういうものがあるというのが当然の前提として就職活動が進められるわけであって、企業側にしたら、どうしてこの情報がないんだと。要は、例えば、これは...全文を見る
○堀内(照)委員 これは開示が迫られなくとも、今言いましたように、このペーパーが、ここの期間が飛んでいる、ないというだけで、企業にとったら、これはやはりなかなか出したくない情報があるのかなと類推するわけですね。そういう意味では、若者にとって大変不利なものにならざるを得ないというふ...全文を見る
○堀内(照)委員 大臣は、この間、山井さんの質問に、資本主義の国だから、法治国家だから、なかなか直接、機構や厚労省が労働者に支払うことはできないとされてきました。それは、理屈としてはそうだと思うんです。  しかし、三月分でいえば、そもそも給与の原資となる委託料を業者に払っていま...全文を見る
○堀内(照)委員 確認しておきたいと思うんですけれども、業者の支払う意思の確認がとれれば当然委託料を払ってということは、いいんですか、それは。
○堀内(照)委員 今の時点ではそういう方向はとらないということなんでしょうか。  私も伺っていましたけれども、なかなか連絡がつかないんだとおっしゃるんですが、直接訪問したのは実際には四日間ですね。  私は、本気でこれは追いかけているのかなと思うんですよね。会社に行って、いない...全文を見る
○堀内(照)委員 共栄データセンターへ委託している委託料は、一月当たり約一千三百万円だと思います。今の時点で、違約金は委託料の一カ月分をはるかに上回っております。  驚きましたのは、今理事長が少し言われました五月十二日付の文書というのは、いわゆる相殺通知なんですね。相殺というの...全文を見る
○堀内(照)委員 労働者を泣かせたまま、自分の取り分だけはしっかりもらうというわけにはいかないだろうというふうに思います。労働者の給料最優先、これは確認していただきたいと思うんですが。
○堀内(照)委員 問いを一問だけ飛ばします。  六月、七月の質疑でも取り上げました委託先への指揮命令の問題であります。  七月の質疑の際、請負先のどういう役職の人へ指揮命令していたのかということを私は問いましたが、理事長からの答弁は、「業務責任者としての役職があった」というこ...全文を見る
○堀内(照)委員 これは私、きのう電話で年金局から直接、年金局を通して機構のお答えを伺って、それから当事者の方にも確認をさせていただきました。  事業所責任者に当初ついた方に伺いますと、確かに三月九日付で前任者が退職されて、自分は統括事業所責任者になったんだ、しかし、自分の後の...全文を見る
○堀内(照)委員 つまり、共同処理についてもやっていたということですね。私はこれはおかしいと思うんですね。  手元に私、この事業所責任者についた方が、雇用はKDCでしたから、KDCが発行する雇用条件通知書というのをいただきまして、それを見ますと、業務の内容、日本年金機構和歌山事...全文を見る
○堀内(照)委員 一体どういう指示になるかというふうに思うんですね、それだと。  この事業所責任者についた人は入力業務のフロアで働いていたわけです。だから、機構から共同処理について指揮命令を受けても、入力業務のことなら、確かに自分のフロアですのでよく管理もできると思います。共同...全文を見る
○堀内(照)委員 だから、事業所責任者の時代にも、共同処理のことは統括責任者が、Aさんがいるはずなのに、とにかく自分のところに、入力業務だけではなく共同処理についても指揮命令があったんだということなんですが、そうなると、共同処理については、機構から言われたことをどうこなしていくの...全文を見る
○堀内(照)委員 全然納得いかないですね。全く実態に合わない話だと思います。  こうなると、本当に偽装請負の疑いというのがすごく強まると思うんです。  労働局なんかのホームページを見ますと、形式だけ責任者型、これが偽装請負の典型的な例として紹介されています。現場には形式的に責...全文を見る
○堀内(照)委員 大臣、私の言った趣旨を多分全然つかんでおられないんだと思います。  再委託はもちろん問題ですよ。しかし、私が今問題にしているのは、当該事業所で、委託だろうが再委託だろうが、その相手に対して機構自身がやっていることが偽装請負に当たるんじゃないかということを問題に...全文を見る