保利耕輔

ほりこうすけ



当選回数回

保利耕輔の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第126回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○保利委員 あと一時間ほどの間、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  ただいま政治改革について石川委員からいろいろ御指摘があり、総理から大変的確な御返事をいただいたところでありますけれども、やはり政治改革と並びまして、今国会の最大の問題は景気の問題であろうかと思います。  ...全文を見る
○保利委員 ありがとうございました。私どもも、この平成五年度の予算をできるだけ早く上げなければならない、これは国会の責務であろうかな、現在の景気回復のためには予算を早く仕上げて、そして早く執行する、これが今国民に対する国会の負わされた義務ではないかというふうに思うわけであります。...全文を見る
○保利委員 いずれにいたしましても、父母の皆様方に不合理な、そして納得のいかない御負担をかけるわけにはいかない、それが我々の考え方でなければならないんではないかと、このように思っておりますから、その観点からよく御指導をいただきたいと思います。  さて、教育の問題、非常に大事でご...全文を見る
○保利委員 今御指摘のとおり、私自身もそのように思います。日本人の伝統、文化というものを尊重しなければ日本人らしさというのを失ってしまうという点については、私どもよく心の中に入れて教育に当たっていかなければならないかと思います。私自身、娘二人外国で学校にやりました。そこの中でいろ...全文を見る
○保利委員 確かにいろいろ文部省も配慮をしていただいて国語教育には力を入れていただいております。今後とも私が申し上げましたような観点で日本語というものを大事にしていただきたい、このように思う次第でございます。  そこで総理、これはつけ足してございますけれども、私がいつも気になっ...全文を見る
○保利委員 大変結構であると思います。長く記憶に残していただいて、そういうことを考えている人もいるんだということをよく総理大臣の頭の中に入れておいていただければ、私としてはもうこれ以上言うことはございません。  そこで、実は文教の関係でもう一点だけお願いを申し上げたいことがあり...全文を見る
○保利委員 ありがとうございました。宮澤議長から宮澤総理大臣に対してこうした立派な答申も出ているわけであります。総理御自身がこれに対して深い御関心をいただいていろいろ対応していただいておりますこと、あるいは大蔵省、財政当局もこのことについては一生懸命いろいろ御配慮をいただいている...全文を見る
○保利委員 ほかにも関連する省庁があろうかと思います。発生者といいますか、その廃油等については、やはり通産省も御関係のあろうことだと思います。どうぞ今後ともよろしくこういったものについて真剣にお取り組みをいただきたいと思います。  次に、同じ廃棄物なんですが、実は漁港に、この間...全文を見る
○保利委員 いずれにいたしましても、プラスチックの廃材をどうするかというのは、これは大変大きな問題になってくるだろうと思いますし、もう今やなっております。これは技術的な問題も含んでおりまして、分解しやすいプラスチックをつくるいうことがまず必要だろうと思いますし、でき上がっちゃった...全文を見る
○保利委員 ただいま総理からよくわかったというお話でございまして、これは当然総理としても同じようにお考えになっていらっしゃるのだろうと私は思います。  そこで、総理にお願いをしたいことが一つございますが、ことしは東京でサミットが開かれるわけであります。それで、今このグラフで示し...全文を見る
○保利委員 お力をいただいて、これは頑張りたいと思います。私どももこれは頑張らなきゃいけないと思っております。  そこで、実はガットの今の現状でございますけれども、なかなか複雑多岐にわたっておる。そこで、私はガットに対して一つの考え方を持っておりまして、これは確認事項の中にも書...全文を見る
○保利委員 これは現在の状態ですと、まあ鎮静化している状態でありますからよろしゅうございますけれども、本当に交渉が土壇場のときには各省庁の調整はもう大変なことになると思いますから、その御準備については十分御配慮をいただきたいと思います。  実は、外務大臣にも一つお伺いしておきた...全文を見る
○保利委員 時間が参りましたので、これで私の質問を終わらせていただきますが、総理、これをごらんいただきたいと思うのですが、米の関税化を決断ということが書いてあります。関税化を決断するためにはやっぱりそれなりの条件というのがあるはずで、無条件で決断をするわけはないと僕は思いましたか...全文を見る
○保利委員 ありがとうございました。  終わります。(拍手)
10月04日第128回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○保利委員 ただいま外務大臣から、モスクワにおきます武力衝突のありさまについて御報告がございました。こういうことは、私どもとしては一日も早く平穏に返ってもらいたいと望む気持ちでいっぱいであります。  ところで、戦闘が起きますというと、私が一番恐れますことは人命の損傷でありますが...全文を見る
○保利委員 文部大臣から予算委員会において御陳情があったわけでありますから、重く受けとめていただいて、藤井大臣、よろしくお願いします。  もう一つあるのですが、スポーツ。  藤井大臣は学生時代、キャッチャーとして鳴らされまして、野球の名選手であったわけであります。スポーツの振...全文を見る
○保利委員 今、この部屋からも声がかかっておりましたけれども、今度新しい体協の会長には高原須美子さんが御就任になられたわけですね。そして、その体協から出ておりますものは、このサッカーくじを入れてくれという、そういう御陳 情が各党にあったと思うのです。我が党にももちろんありました...全文を見る
○保利委員 できるだけ早くこの補正予算を出していただいて、一日も早く審議に入っていただきたい、そしてできるだけ早くこれが払えるような態勢にする、これは国会としての務めだと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。後輩に当たる主計局長がそこにおりますし、優秀な主計局長とで...全文を見る
○保利委員 全くそのとおりでありますということでありますから、この緊急輸入がウルグアイ・ラウンド交渉にいささかも影響を与えないような配慮をしていかなければならないと私は思うのであります。  ところで、一つ私が懸念していることがあります。  今ウルグアイ・ラウンド交渉の中ではミ...全文を見る
○保利委員 モチ米の問題、今、お正月前に大変大きな需要期が来る、そのときを目指しましてモチ米の産地では一生懸命集荷に励んでいるわけですね。そして需要を満たしていこうとしておりますから、そうした方々のこともよく配慮していただいて、もう入ってきたんだからいいやというような格好にならな...全文を見る
○保利委員 加工用米の価格というのがあるわけですね。他用途利用米というものがあります。その水準というのは、日本産の加工用米、他用途利用米の価格があるわけです。輸入価格があります。その輸入価格のままばっと入ってきますと非常に大きな問題が生じますから、この輸入された安いやつは少なくと...全文を見る
○保利委員 さて、ウルグアイ・ラウンドの農業交渉、非常に難しい問題がございます。アメリカとECの交渉がまとまるようでまとまらない。一昨年の今ごろでございましたかな、たしかアメリカとヨーロッパがいよいよ話がまとまった、さあどうするというような事態になったこともあります。しかしブレア...全文を見る
○保利委員 外務大臣のお答えはよくわかりますけれども、実際世界の流れがそうなっちゃっているんだからしょうがないというふうに受け取れます。  私が質問をしているのは、ファストトラックというアメリカのいわば国内制度に国際交渉そのものが振り回されるのがいいのか悪いのかという点について...全文を見る
○保利委員 これは私の感覚というか私見というか、自分の感じなんですけれども、フランスあたりが執拗に抵抗しているのはそういう点じゃないかと思うのです。  かつて、フランス人ですけれどもドロール委員長は、農業交渉においてアメリカの言いなりになっていたらヨーロッパの三分の一は砂漠にな...全文を見る
○保利委員 いささかこんにゃく問答みたいになるのですけれども、従来どおりの方針でやる中にはコンニャクも入っているのか入っていないのか、これを聞こうとしておるわけです。経済局長、ちょっと返事してください。
○保利委員 交渉してまいりたいというお話であります。交渉を今やっているんだと僕は思いますけれども、そこのところはなかなか言いにくいところだろうと私は思います。  この問題はここまでにいたしておきますが、コンニャクはどうするか、落花生はどうするか、それからでん粉はどうするかそして...全文を見る
○保利委員 国務大臣として韓国を訪問されたのではなくて、社会党委員長として訪韓をされ、そういう意見を交換をされたことは大変私は貴重なことだと思います。同じお米を食べる民族、おはしを使う民族ですから、民族同士わかり合って、そして互いに肩を組んでこの問題に対処していくということは大事...全文を見る
○保利委員 非常に重みのあるお話をしてこられたわけですから、だんだんそういうことが具体化して議員間交流とかそういう形になるし、場合によっては政府間でも手を結んでやるという格好にもなってくるかもしれません。もしそうなって、共闘関係を組めたらそれは結構なことでありますが、片っ方、外交...全文を見る
○保利委員 ここのところはしっかりやっていただきたいと思います。  外務省は最近こういうパンフレットを出していただいた。「ウルグアイ・ラウンド交渉が重要な七つの理由」というのを挙げておられます。私はこれをさっと見せていただいて、少し物足りなかった。それは確かに、技術的なことはい...全文を見る
○保利委員 大変心強い御発言をいただきましてありがとうございました。  実はこれは、細かく話をしておりますともう大変なことですが、先ごろリンゴの問題もありました。リンゴではコドリンガあるいはアメリカリンゴコシンタイ、アメリカリンゴコシンタイという虫ですね、それから火傷病、もう木...全文を見る
10月26日第128回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○保利委員 総理並びに農林水産大臣、お二方、この委員会にお出ましをいただきまして本当にありがとうございました。厚く感謝をいたします。  時間が限られておりますので、端的にいろいろ伺いたいと思います。  ウルグアイ・ラウンドの問題について、まずお伺いをしようと思いますが、その前...全文を見る
○保利委員 この問題で時間をとる余裕がございませんが、いずれにいたしましても、漁民の心配を和らげるためには、政府が毅然とした態度で今後この問題には取り組んでいくというその姿勢が大事だろうと思います。今後ともこの問題については十分な監視体制並びに情報収集体制をとっておいていただきた...全文を見る
○保利委員 大変お悩みの点というのはよくわかりますし、私どもも長い間そういう問題についていろいろ考えてまいりましたけれども、非常に難しい問題だと思うのです。  そこで、例外なき関税化というのを相手に認めさせながらウルグアイ・ラウンド全体を成功裏に終結させる、そういうふうにならな...全文を見る
○保利委員 そこで、先ほど総理の御答弁の中に、非常に苦悩しながらそういうぎりぎりの交渉をやっているというお言葉があったのです。その交渉の状態というのは随分マスコミに出ておりまして、私も、新聞をもう切り抜くのが嫌になるほどたくさんこの記事を集めました。そういう記事を全部集めてみます...全文を見る
○保利委員 確認をさせていただきますが、提案を御存じない、こういうことでしょうか。もしかしたら提案があり得るかもしれない、しかし総理は御存じありませんよ、私は聞いていませんよ、こういう意味に受け取れますが、いかがでしょうか。
○保利委員 総理のところにまだ上がっていないという御認識がありました。そうなると今度は、農林大臣はこの問題についてはどういうふうにお考えでしょうか。
○保利委員 ただいま農林水産大臣から大変力強い御答弁をいただいたわけであります。事務段階まで何もない、こういうふうに言われたわけであります。そうなると、新聞が伝えておりますいろいろなことというのは、うその報道をしているということになりますが、いかがですか。
○保利委員 実はこの問題は、十月十四日付の韓国の東亜日報から大きく広がってきたように思います。東亜日報の文章の中に、「先週、日本政府から、このような内容の通報を受け、日本側はこれに関し、韓国に対して申し訳なく思うと伝えてきた。」こういうことを書いてあるのですね。そういう事実がもし...全文を見る
○保利委員 どうも何かあるのではないかという感じがいたすわけでありますが、あずかり知らないということでございますので、もうこれはここまでにいたしておきます。  次に、これも一部マスコミの伝えるところでありますが、「新ラウンドの農産物関税化 「コメ以外」即時受け入れ」というニュー...全文を見る
○保利委員 これはきっぱり否定をされたということは、十一月十五日に予定される国別表の提出は、二十数品月については現在と同じ形で出すというふうに今のところは考えていらっしゃる、こう受けとめさせていただいてよろしゅうございますか。
○保利委員 それでは、ちょっと話題を移させていただきます。  せんだって、ガットの事務局長のサザーランドさんがおいでになりました。アイルランドの方で、非常にいろいろ日本から情報を集めていかれましたし、我々もいろいろのことを申し上げさせていただいた。総理からもサザーランドさんには...全文を見る
○保利委員 その問題で、サザーランドさんがこういうことを言っておられましたので、総理お聞 き及びかどうかちょっとお尋ねをしたいのでありますが、アメリカはヨーロッパに対して金融関係で保護的な申し入れをしているらしい、こういうことがありました。つまり、日本に向かってはあけろあけろと...全文を見る
○保利委員 ウルグアイ・ラウンド問題というのは、農業分野だけではなくてこうした問題、さらに、アメリカが嫌がっているMTOあるいはアンチダンピングの問題とかというようなものがたくさんあるのですね。そういうものを総合的に視野の中におさめながら判断をしていかないと、これは判断を間違う。...全文を見る
○保利委員 次に、先ほどもちょっと話題になっておりましたが、世界の人口というのが急速に増加しつつある、これは私も予算委員会で一遍やらせていただいたことがあるのですが、今たしか五十五億か五十六億だと思いますが、一年間に大体一億人近くふえ続けているという今の地球上のこの問題、そして食...全文を見る
○保利委員 この問題、非常に大きな問題ですから、ぜひ学者あるいは評論家の皆さんで私的な諮問機関をおつくりになるなりして、よく、勉強と言っては大変失礼ですけれども、いろいろ調査活動をしていただいて、それに基づいて国際舞台の場でぜひ御発言をいただくように私からお願いを申し上げたいと思...全文を見る
○保利委員 今総理がお話しいただきましたこと、大変ありがたく思います。私は、この米の問題というのは農業者だけの問題というよりもむしろ、これは東京都の三十二歳の主婦の御意見でありますが、消費者の問題だということを非常に強く印象づけられております。したがって、東京都の、あるいは大阪の...全文を見る
11月30日第128回国会 衆議院 本会議 第11号
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○保利耕輔君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、この際、先ごろ行われましたアジア・太平洋経済協力閣僚会議、いわゆるAPEC並びに緊迫の度を加えつつあるガット・ウルグアイ・ラウンド交渉について、総理及び関係大臣に質問をいたします。  まず、細川総理にお伺いいたします。 ...全文を見る
12月08日第128回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○保利委員 総理、きょうは十二月八日であります。開戦から五十二年たったその日であります。そして、日本は、この日を契機として破滅の道を歩むことになりました。大変意義深い日にこういう質問をさせていただき、私自身何かどきどきするような気持ちでおります。  この日が農業にとって破滅へ向...全文を見る
○保利委員 非常に抽象的な御回答であります。さらにこれを突っ込んでお話を伺いたい。  完全自給という中には、米について関税化拒否とミニマムアクセス拒否と、両方含まれるのか含まれないのかそこをはっきり御答弁願います。
○保利委員 完全自給という言葉の中には、ミニマムアクセスを拒否するという概念が入っているというふうに農林水産大臣はお答えになりましたが、総理大臣、それでよろしゅうございますね。もし話が違うということになりますれば、内閣の中の意見が統一していないということになります。いかがでしょう...全文を見る
○保利委員 それであれば、総理は再三国会決議は守るとおっしゃっておられます。そうすると、国会決議を守るならば、ミニマムアクセスについても拒否するというのが内閣の態度であるか否かはっきりしてください。
○保利委員 そういたしますと、努力をすれば国会決議は無視してもいいという結論になりますが、その点についての御見解はいかがですか。
○保利委員 それでは、少なくとも日本の立場として、ミニマムアクセスは拒否をする、国会決議があるんだからこれを受け入れることはできないとはっきり態度を表明されるのが筋ではないかと思うんですが、それはいかがですか。
○保利委員 それでは、交渉は一生懸命そういう立場に立ってやってきた、しかし、裁定案といいますか調整案がこういう形で出てきた、それはのまざるを得ないというふうに今の御答弁は聞こえますが、そういうことになるんですか。
○保利委員 重く受けとめるという意味は、それでは、これから検討をするということになるんでしょうか。そこのところをお答え願います。  新聞では、もう態度は決まっているというふうに報じておりますし、ニュース等におきましても、テレビ等におきましても、既にもう政府の方向は決まっておる、...全文を見る
○保利委員 これだけの国の大事でありますから、修正は困難であっても、困難の道を乗り越えて、関税化拒否を表明して再交渉に臨むというのが、国の農業を守るという立場から、国民の食糧を守るという立場からの政府の態度であるべきだと思うんですが、すぐのみ込むということは私は断じて承服できない...全文を見る
○保利委員 今後ろの方から聞こえておりますが、大きな観点からは支障がないであろうということであります。米で日本がこの調停案を受け入れることができない、少なくともミニマムアクセスのところは受け入れることができないということを表明することがそんなにまずいことなんでしょうか。そして、そ...全文を見る
○保利委員 少し私も声を大きく出し過ぎまして、申しわけない。  ダンケル・ペーパーが出ましたときに、ちょうど二年前、十二月二十日でありますけれども、私はジュネーブに行っておりました。こんなものは受け入れられるかというのが私どもの判断だったんです。どうしてだ。農業について、輸入国...全文を見る
○保利委員 農林大臣の御苦労は歩といたしますが、輸出補助金の二四%削減、あるいはブレアハウス合意、二一%削減、これは日本国政府としては認める立場なのか、認めない立場なのか、これをはっきりもう一遍御答弁ください。
○保利委員 どうもよくわからないのですが、私が聞き漏らしておりましたら大変失礼でありますが、日本国政府は輸出補助金のカット率二四%というのを認める立場なのか、認めない立場なのか、それをはっきりさせてください。
○保利委員 どうもよくわからないんですよ。輸出補助金二四%削減、あるいはブレアハウス合意の二一%削減を、日本国政府は認める立場か認めない立場が。イエスかノーかだけお答えください。
○保利委員 ちょっとしつこいようで申しわけありません。この問題は非常に大事なんです。輸出補助金の削減率を認める立場か認めない立場が、それだけはっきり言ってください。
○保利委員 認めがたいということと認めないということとは少しニュアンスが違います。個人的見解のように聞こえます。政府として認められるのか、認めるのか認めないのかということを伺っておるわけです。これは総理大臣から伺いましょう。
○保利委員 これは水かけ論になるといけませんのでこの辺にしたいと思いますけれども、認めがたいということは、日本国政府としてはこの輸出補助金の削減率は認めがたい。  私は、認めないということと認めがたいというのは言葉のニュアンスは違うと思います。違うと思いますけれども、少なくとも...全文を見る
○保利委員 もし認めがたいということであるならば、日本国政府としては交渉の場にこの問題を持ち出すべきだと思うんですけれども、それはいかがでしょうか。なぜ持ち出さないで黙っているんでしょうか。横から言っているんですとかサイドから言っているんですとかというようなことではなくて、日本国...全文を見る
○保利委員 実は昨日、私はテレビを見ていて驚いたんですが、午後の四時ごろまでブリタン・カンター会談が行われて、そして伝えられるところでは、オーディオ・ビジュアルとか航空機の問題をめぐって徹夜の議論をやっている。私はふっと気がついたんですけれども、午後四時というと朝の八時なんです、...全文を見る
○保利委員 私の質問は、ドゥニー議長にお会いになったかどうかという質問であります。サザーランドと席を立つようにして相当激しいやりとりをした、それは御答弁になっておりません。ドゥニー議長と会ったかどうかということです。
○保利委員 今、ドゥニーの調停案が出てきたのに、その最も関係の深い農林水産大臣がドゥニーに会っていないというのが日本国政府の交渉のありさまだということは、おわかりをいただいたと思うのです。そんなことでこの調停案をのめるのですか。私はそれはちょっといかがかなと思うのです。  これ...全文を見る
○保利委員 まあ大体どういう交渉態度であったかというのは明らかにされております。したがって、この調停案というものは、本当に大臣自身が真剣になって、本当に切り込んで、二日でも三日でも徹夜をしながら交渉をした結果の調停案だとは私には思えない、そのように印象づけられたような感じがいたし...全文を見る
○保利委員 これは米の関税化先送りと言ったらいいんでしょうかね。けさのある一流の新聞でも調停案の内容が詳しく出ておりますが、その六年後には代償を払ってまた続けるかどうかということが明記されております。きのう官房長官が書類を持って御説明に図られた。それにはそのところは触れてないんで...全文を見る
○保利委員 私は今の官房長官の御発言の中に非常に大事な、重要な問題が含まれておると思います。けさの朝日新聞を見て私もびっくりしたんですがというのは、政府の官房長官の言う言葉でしょうか。私はその辺はもう少しきちんとした感覚を持っていただきたいと思うんですよ。新聞でこんなこと初めて知...全文を見る
○保利委員 これ以上申し上げてもしょうがない。そういうことは知りませんでしたというのが官房長官の答弁である。政府の、内閣の番頭である官房長官が、知らなかった、新聞の方が先に知っていました、こういうことを天下に向かって公言されたようなものです。私は、この問題は大変大事な問題だと思い...全文を見る
○保利委員 まあ今の御答弁も、ちょっと私は言葉じりをつかまえるのは余り好きじゃないんですけれども、全部の閣僚が知らなかった、こうおっしゃって、けさの朝日新聞で初めて知った、そういうことであります。そうすると、もう農林水産大臣もそういうことだ、交渉当事者は皆そうだということでありま...全文を見る
○保利委員 今御答弁になりましたことは、報道で私も承知しております。大変悩みの深い問題だろうと思います。もし我々が政権党にお。ましたときは、この問題の収拾はどうするか。私は羽田外務大臣の後任者なんですけれども、実は党の中で私も随分悩んだものでありますから、その悩みを今、村山委員長...全文を見る
○保利委員 まあ現状はそうでしょう。現状はそうですから、この問題はこれ以上は私は申し上げないつもりであります。  しかし、事国民の食糧確保の問題にかかわる非常に大きな問題だ。我々が生きているうちはいいでしょう。外貨もあるから買えばいいのですから。もし米がなくなったらパンも食うと...全文を見る
○保利委員 私が実は申し上げたいのは、MTOの設立というのは、さきの本会議でも申し上げましたが、アメリカのスーパー三〇一条、通商法三〇一条という問題が後ろにあるということなんです。通商法三〇一条というのは、これは自由貿易に反する制度ではないんでしょうか。それを温存するような結論が...全文を見る
○保利委員 今、また言葉じりをとらえるようで本当に申しわけないのですけれども、訴えていきたい、どういう方法で訴えていかれるか、ちょっとお答えください。
○保利委員 私が伺っているのは、MTOは設立しなければいけないという日本国の政府の立場があるならば、どういう交渉をなさるのですか。しなきゃいけないと思っていますでは通じないでしょう、日本国政府の意思が。どういうことを申し入れていくのか。今から何をするのか。時間は足りない、時間は足...全文を見る
○保利委員 今の局長の御答弁の中には重大な御発言があります。アメリカの議会を通るように配慮する、これは一体どういうことなのだ。日本の議会を通るようになぜ配慮しないのだ。それはおかしいよ。アメリカの議会を通るように配慮するのが外務省の立場なのですか。これは、羽田大臣、お答えください...全文を見る
○保利委員 私は、余り頭がよくないのですが、今羽田大臣が御答弁になったことはよくわからないんです。アメリカの国内事情を配慮した外交をする、これは当然です、ある意味では。ある意味では当然ですけれども、その前に日本の国益を配慮した外交をやらなきゃいけないんでしょう。そのためには、MT...全文を見る
○保利委員 私は政府の御答弁に必ずしも納得いたしませんが、つまりそういうものが必要であるというなら、もっと真剣な交渉をされていいんじゃないか。新聞にもMTOという言葉が余り出ないんですよ。外務省首脳はそういうことをはっきり日本の立場として、MTOが設立されないならば自由貿易が守ら...全文を見る
○保利委員 米の関税化が六年延びたということだけとれた。二十一品目、ほかの品目はすべて犠牲になった。ミニマムアクセスは買わなければならない。それで国会決議が守られる、最大限の努力をしたということがよく言えますね。私自身も非常に苦しんだところだから、それは余り大きな声で偉そうに言う...全文を見る
○保利委員 最後の努力、最後の努力と言ったって、大臣が外に出られる予定もない。今までに大臣が国会に対して、こういうことで頑張りたいから行っできますという申し出もない。それで最後の努力をしているとは私は考えられません。  そこで、私は、次の問題に移りたいと思います。  この間の...全文を見る
○保利委員 実はこれは、その後御答弁が実は続くんですね。続く中にどういうことを言っておられるかというと、ミニマムアクセスを受け入れた場合には食管法の改正が必要であるということを言っておられるんですよ。ここは、国家貿易のもとでミニマムアクセスを受け入れたときは、これは義務になるとい...全文を見る
○保利委員 今の鶴岡長官の御答弁ですと、これは、食管法の改正は需給計画をきちんとつくるという食管法の第何条だったかの規定に基づくわけでありますね、そこを改正しなければならない。つまり、根っこの方には何十万トンかの輸入がありますよ、そしてそこに国内産の生産が乗っかりますよ、それを管...全文を見る
○保利委員 例外的な状況というお話がありました。世界的な大不作、ないそでは振れないと言って輸出国側がとめちゃう。それは、もうそうなったら大変なことなんですが、そういう以外は義務だというのが大臣の答弁であります。  細川総理、ちょっとお伺いいたします。  今農林水産大臣は、ミニ...全文を見る
○保利委員 いずれにいたしましても、政府の答弁である程度はっきりいたしました。義務なんであります。この間の本会議答弁では、必ずしも義務でないというところが強調をされて伝えられた向きがある。しかし、これは完全に義務になる。  そうすると、この問から議論がたくさん出ておりますように...全文を見る
○保利委員 今、御承知のように、政府管理米の中には自主流通米とそれから政府米とに分かれておるわけですね。そのほかにもいわゆるやみのルートと言われる自由米がある、相当な量がある、このことはもう周知の事実です。  今二百万トンというお答えがありました。もう農林水産大臣にお伺いするに...全文を見る
○保利委員 いずれにいたしましても私が言いたいのは、八十万トンというのはいかに大きいか、政府がハンドルしている、取り扱っているお米が二百万トン内外のところで、八十万トンの米、さらにその先までいけば、六年なんというのは一瞬のうちに過ぎますから、その先にいけばもっとふやしていかなけれ...全文を見る
○保利委員 今外務大臣が、内々で示されたものである、こうおっしゃったのですが、それは間違いありませんか。
○保利委員 そうすると、これはまだ下打ち合わせの段階だと解釈してよろしゅうございますか。
○保利委員 ちょっとわかりにくかったのですが、またこれは下打ち合わせの段階である、こういうふうに認識をしたいと思いますけれども、外務大臣、よろしゅうございますね。
○保利委員 そうすると、最終的には、やはりサザーランド・ペーパーが出てきたときに初めて日本国政府としては、MTOが入っているのか、アンチダンピングはどうなっているのか日本に関心のある事項を詳細に検討した上で態度を表明されるということになるのではないかと思いますが、外務大臣、それで...全文を見る
○保利委員 そういたしますと、このドゥニー調停案に対しては、日本政府としては、のむとかのまないとか、正式な意思表示をする必要はないですね。
○保利委員 それは、総理もそのように解釈しておられますか。つまり、ドゥニー・ペーパーに対しては、それはのむとかのまないとかということを公式に言う必要はない、内意の下打ち合わせなんだからということについて、総理はそれでよろしゅうございますね。
○保利委員 そうすると、ドゥニー・ペーパーの段階では意思表示は保留されていいんじゃないかと思います、ほかのところがどういうふうにセットされるのかわからないんだから。  私は、シンボリックにMTOを取り上げたのですけれども、ほかにもいろいろ検討すべき問題がいっぱいあるでしょう。そ...全文を見る
○保利委員 今、この点については同僚の佐藤議員がこれから詰めさせていただきます。彼はガットの事務局で働いていた人ですから、この辺については非常に詳しいわけであります。ちゃんとした返事をしてください。これは国益がかかっている。今、将棋倒しのその最初のこまを倒すか倒さないかの瞬間だか...全文を見る
○保利委員 そこのところは、まさに将棋倒しの最初のこまに触れるか触れないか、それを押すか押さないかは社会党の皆さんにかかっていると僕は思います。そこのところはしっかり踏まえて頑張ってください。  最後に一つ、手続論でお伺いいたします。  これは、サザーランド・ペーパーが出てき...全文を見る
○保利委員 今の御答弁を伺っておりますと、サザーランド・ペーパーが最終文書として出てきたときに、まだ検討をする、検討をして諾否を決めるという余裕があるという御答弁であります。外務大臣、そういうふうに認識しておられますか。
○保利委員 私は、まだ続けたいと思っておるわけでありますが、同僚の佐藤議員に譲りたいと思います。  そこで、まだ足らざるところはほかの場で、まだいろいろと御質問をさせていただきたいことがたくさん残っております。ですから、農林水産委員会その他の場でいろいろまだ議論をさせていただく...全文を見る