堀込征雄
ほりごめいくお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月13日 | 第147回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○堀込委員 私は、まず、この国会の冒頭に、混乱の中で定数削減法案が強行採決をされたわけであります。この問題について、最初に私どもの考え方を述べ、また与党に反省を求めたいと思うわけであります。 昨年の臨時国会末に、実は混乱の中で強行採決がこの委員会で行われたわけでありますが、結...全文を見る |
○堀込委員 今大臣からいみじくもございました。与党三党の合意では、本来、定数は五十削減するんだ、しかし、当面比例から二十削減する、残り三十はことしの、十二年の国勢調査の結果を見て判断しよう、こうなっているわけですね。 この考え方は実はよくわからないわけでありまして、国勢調査の...全文を見る | ||
○堀込委員 そこで、一票の格差の是正の問題について議論をさせていただきたいと思いますが、去年の三月三十一日の住民基本台帳人口で、実は、衆議院小選挙区の最大格差、神奈川十四区、島根三区の差が二・四四六倍ということになったわけであります。それで、二倍を超える選挙区が実は八十三選挙区、...全文を見る | ||
○堀込委員 今の大臣の答弁で、審議会法にある二倍以内を基本とするというそのことと、私がひっかかったのは、国土の均衡ある発展というところでありまして、私は、そういうものを含めても、やはり二倍以内におさめるのが私どもの責務であり、これは限りなくやはり二倍以内にすべきだ、こういうふうに...全文を見る | ||
○堀込委員 現行法があるからそういう答弁だろうと思うのです。ところが、私は、現行法では今度の格差は是正できないだろうということを申し上げているわけです。 まず第一に、今の法律は、まず各県に一割り振る。つまり、四十七都道府県に一議席割り当てて、残りの二百五十三を一億二千五百万な...全文を見る | ||
○堀込委員 ちょっと事務方にお聞きをしたいんですが、私が申し上げた、先ほどの、去年の住民基本台帳に基づくとこういう傾向が出ている、これは間違いございませんか。 例えば、東京の選挙区はこのままいくと減らさなきゃいけない、しかし、三百で割ると実は二十八選挙区必要なんだ、にもかかわ...全文を見る | ||
○堀込委員 そういう実態になりつつあるわけですね。大阪も実はそうでございまして、今十九選挙区でございますが、本来、二十一選挙区にしなきゃいけないところを、今の方式でやると十八選挙区に減らされてしまう、こういう矛盾が実は出てくるわけであります。現行法で、十年に一度の国勢調査に基づい...全文を見る | ||
○堀込委員 ありがとうございます。 | ||
04月14日 | 第147回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○堀込委員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案に対する自由民主党、民主党及び公明党・改革クラブ三党共同提出の修正案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 修正案はお手元にお配りしてあるとおりであります。 原案は、小選挙区選出議員選挙と比例代表...全文を見る |
○堀込議員 ただいま木島委員の御指摘のとおり、この法律ができたときはパンフレットのたぐいは入っていないわけでありますが、しかし、立法の趣旨としては、そういうものを含めて選挙の公正、あるいは選挙中の過度な政党活動で選挙を混乱させない、そういう趣旨があったわけでございます。 そう...全文を見る | ||
○堀込議員 公正な世論調査ということになりますと、そういう調査をしたわけではありません。しかし実際に、新聞、雑誌はだめで書籍、パンフレットはいいのだということで、実は、選挙期間中に大量の自動車が出て、実際は選挙運動と紛らわしくなっている、こういう声は実はほうふつとしてあるわけであ...全文を見る | ||
○堀込議員 大先輩の新村、山花先輩のお話もございましたが、私どもは、通常における政党活動の自由、政治活動の自由については、基本的にいかなる制約があってもならない、こういうふうに思います。 ただ、選挙についてどうするかという問題で、先ほど遠藤議員、答弁者も申し上げましたけれども...全文を見る | ||
○堀込議員 選挙制度が変わってからの補欠選挙、再選挙でございますが、例えば、平成五年七月の衆議院総選挙以降、補欠選挙は、三年三カ月間、実は一件もなかったわけでございます。そこにあるとおりでございますが、平成八年十月の衆議院議員選挙執行以来、再選挙はございませんけれども、補欠選挙は...全文を見る | ||
○堀込議員 先ほど来東中委員の御意見を聞いていて、ある種そのとおりでございまして、もともと並立制は、小選挙区、比例、それぞれ別な制度を組み合わせた制度でございまして、私どももこの立法過程でこれを、さりとて世論の批判にどうこたえる仕組みができるだろうかということで、いろいろ議論をし...全文を見る | ||
○堀込議員 選挙制度等につきましては、できる限り全会一致を目指すべきだろう、少なくも院を構成する大方の政党の合意は得られるべきだろう、こういうふうに考えておりまして、そういう意味では、私もきのう質問させていただきましたが、今国会の定数削減は残念であったということを申し上げておりま...全文を見る | ||
○堀込議員 一票の格差は全くそのとおりでございまして、私もきのうこの席で質問させてもらいましたが、三百小選挙区のうち格差二倍を超える小選挙区が八十三になっている、こういう実態もございます。したがって、これはぜひ取り組まなきゃならない課題だと思っております。 しかし、区割り審議...全文を見る | ||
○堀込議員 補欠選挙は、先ほども議論がございましたが、この小選挙区比例代表並立制を導入してから非常にふえておる、そのことが政党活動やいろいろなものにも支障を来しているところもございますが、より国民の関心を高めて、年に二回、ある種国民総参加で時の政策や政党の選択を行うという意味で統...全文を見る | ||
○堀込議員 確かに最大一年近くの空白があるケースはございます。しかし、それは任期満了時でございまして、先ほども申し上げましたとおり、戦後、衆議院の場合、任期満了選挙というのは三木内閣の一回だけでございまして、ほとんどレアケースで、ないだろうというふうに思います。 そこで、全部...全文を見る | ||
04月27日 | 第147回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第9号 議事録を見る | ○衆議院議員(堀込征雄君) そういうことではなくて、この立法が行われた国会審議の経過を見ましても、新聞、雑誌、そして書籍、パンフレットを含めて、いろんな行動をやっぱり政党自身が公正な選挙のために自粛をしたり、そこをやっていこうという議論が行われてこの立法がなされた。しかし、たまた...全文を見る |
○衆議院議員(堀込征雄君) 委員御指摘のとおり、政党活動の自由、政治活動の自由、当然憲法上に保障されているわけでありまして、選挙においても限りなくそういうことが保障されるべきであろうと基本的には考えております。 ただ、公職選挙法、先ほど委員、総則のことの御指摘がございましたが...全文を見る | ||
○衆議院議員(堀込征雄君) 私どもこの法律を提案したのは、既に委員御承知と思いますが、衆議院小選挙区導入されて以来、補欠選挙が、それまで中選挙区時代は、規定が違ったからあれですけれども、なくて、一挙にこの三年、たしか三年だと思いましたが、十二件ということで、年を通しますとしょっち...全文を見る | ||
○衆議院議員(堀込征雄君) 御指摘のありましたとおり、一票格差是正問題については今それぞれ提案者からあったとおりでありまして、区割り審議会法で、十年に一度の国勢調査、つまりことしの国調でございますが、に基づいて審議会は一年以内に結論を出すと、こういうことに法律でなっていますから、...全文を見る | ||
10月23日 | 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○堀込委員 参議院を通じて、野党側質問は初めてだと思います。今も細田先生の質疑を聞いておりまして、私は、これは何をねらっているのか、何でこう急がなきゃならないのか、ますますわからなくなってきたわけであります。 この法案をそもそも出したのが、そろそろ来年夏には参議院選挙を控えて...全文を見る |
○堀込委員 そういう経過があったことは事実だろうと思います。これまたちょっと後で参議院の協議会の話は質問させてもらいますけれども。 そういう経過はあって、いろいろな議論をしてきて、しかも結論は出なかったのです。八次審だっていろいろなことを言っているわけですよね。拘束も言ってい...全文を見る | ||
○堀込委員 第八次選挙制度審議会、ちょっと後で質問しようと思ったのですが、今言われましたから。 あの答申では、確かに拘束名簿の問題点を指摘しているんですよ。しかし前段がずっとありまして、片山先生はもう御存じのとおりですよ。二院制のあり方をどうするんだ、そしてその中で衆議院に対...全文を見る | ||
○堀込委員 日本の二院制は、GHQが民主的な一院制というのを提案して、日本政府が二院制度を出して、結局、二院制度に落ちついた経過があるわけですね。そして、そうはいっても、両議院の構成をできるだけ異質なものにしていこう、こういうことで全国区制が生まれる。そして、社会各部門の経験のあ...全文を見る | ||
○堀込委員 どうも私の質問をよく理解していただいていないようですが、選挙制度を変えるだけであって、やはり、参議院の本質的な改革とか二院制の機能をどういうふうにしていくのか、こういう発想がこの法案の背景に見られない、感じられないということを実は申し上げているのです。 自民党政治...全文を見る | ||
○堀込委員 ただ、この法案が突然こういうふうに出されて、しかも強行されてくる。 一つは、久世前金融再生委員長の党費立てかえ問題なんかがあった。また、労働省所管の公益法人KSDから補助金を受けて福利厚生事業をしているKSD豊明会ですか、これも自民党の支部にたくさんの、党費として...全文を見る | ||
○堀込委員 選挙はやってみなければわからぬことは確かでしょう。ただ、わかりやすい制度で顔の見える選挙と言うのですけれども、そうならないのですよ、この制度は。 実際問題、私も党の選対をやっているのですが、これを仮に通されると、比例は四十八人立てなければしようがないのです。失礼な...全文を見る | ||
○堀込委員 今の答弁は修正をしていただきたい点があります。まず党を選ぶのだ、こう言っていましたが、この法案では、投票用紙に候補者たる参議院名簿登載者一人の氏名を自書して、これを投票箱に入れなければならないものとする。ただし、名簿登載者の氏名を自書することにかえて政党名を書いてもい...全文を見る | ||
○堀込委員 制度の問題じゃなくて、これは後でも触れますけれども、この方式の一番の問題点はここなんですよ。まず名簿登載者の個人の名前を書きなさい。投票用紙には政党と結びつくものは何もないのです。それで、それにかえて政党名を書いてもいい、こう書いてあるのです。だから、さっきの片山先生...全文を見る | ||
○堀込委員 ところが、そうなっていないのですよ。やはり個人選挙になるのです。投票所に行ったら、確かに名簿は、公民館か何かが投票所だったら、そこへ張れと書いてあるのですよ。これは四百人ぐらいの名簿をこうやって書くのですね。そうでしょう。違うの。投票用紙に書いてあるのですか。 | ||
○堀込委員 だから、肝心の投票用紙に政党とそれを結びつけるものは何もないわけです。これは後でもちょっと触れますが、つまり、この制度は果たして憲法四十三条一項に規定されている、両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを構成する、これとの関連はどうだろうか。果たしてこれで選出さ...全文を見る | ||
○堀込委員 今審議しているんですから、選挙された議員と言えるかという質問をしているんですよ。 拘束式はこういう方式だとか、非拘束はこういう方式だという話じゃないでしょう。質問に答えてくださいよ。選挙された議員になるのか、この仕組みで選ばれた議員はという質問をしているんですよ。...全文を見る | ||
○堀込委員 後でもう一度法制局に質問させてもらいます。 もう一つ、この仕組みの問題点。片山議員、世界の、いわゆる選挙学界の、拘束だ、非拘束だという方式はいいのです。この方式の問題点、この法案の問題点は、もう一つは、個人投票を政党投票にすりかえちゃっているということなんですよ。...全文を見る | ||
○堀込委員 後で法制局にもあれします。 ただ、問題は、この制度の欠陥はたくさんあるのですけれども、要するに、さっき申し上げましたように、四百人からの候補者が出るだろう、顔が見えないだろう、金がかかるんだろう。さらに、四十八人、これは大変ですよ。仲間より一票でも余計にとらなきゃ...全文を見る | ||
○堀込委員 現実にはない、しかし仕組みの上ではあり得る仕組みなんですよ、これは法律上。その得票がゼロで当選した議員は選挙された議員と言えますか。それを質問しているのです。 | ||
○堀込委員 現実にないと言いますが、ゼロはともかく、かなり少ない得票で当選をして、違憲訴訟が起きる可能性は非常に含んだ制度なんですよ。つまりそれは、肝心の投票用紙が個人名で書くのが原則になっているからです。これがヨーロッパ方式のようになっていれば、私はまた違った見解が出るだろうと...全文を見る | ||
○堀込委員 非拘束方式だから何でもいい、つまりそれは立法権の、ここで決めた仕組みについて裁量の範囲内だという答弁ですよね、早く言えば。 私、さっき申し上げましたが、いろいろ先生方にも聞いてみたんです。このトリックの仕組み、擬制の仕組み、横流しの仕組みといいますか、これはやはり...全文を見る | ||
○堀込委員 それではもう一つ。 さっきのA、B、C三人の候補の場合でもいいんですが、例えば、A候補が百万票とって、B、Cも千票か二千票で当選しちゃった、このケースでもいいんですが、仮にA候補が当選無効になった、あるいは連座で当選無効になった、こういう場合、これはもうどういうこ...全文を見る | ||
○堀込委員 終わります。 |