堀利和

ほりとしかず



当選回数回

堀利和の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月24日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○堀利和君 一九九〇年のことしは、八七年に国連の第四十二回の総会で決議されました国際識字年の初年度、スタートの年に当たるわけでございます。識字といいますと、まだまだ耳なれない言葉でございますけれども、いわゆる文字を獲得するといいますか、読み書きのできるというようなことだと思います...全文を見る
○堀利和君 今お話にありましたグループホームの件ですけれども、私は大変大きな役割を果たすものだというふうに思って高く評価しているんです。昨年度から百カ所がスタートしまして、今年度も予算においては百カ所加えられていくわけですけれども、このグループホームについては今後ともこういう形で...全文を見る
○堀利和君 今後とも力強い推進をよろしくお願いしたいと思います。  私は、ここで精神薄弱者という用語について私なりの意見を述べて御見解を伺いたいと思うんですけれども、一言で言って私たちといいますか、感覚からいうと精神薄弱、つまり精神の薄弱という言い方、表現というのは非常に差別的...全文を見る
○堀利和君 どうもありがとうございます。  それで、次は具体的ないろんな改善のことでお願いでございます。  精神薄弱者とあえて言ってしまいますけれども、精神薄弱者の方からあるいは親の方からいろいろ御要望があるんです。身体障害者は鉄道を利用する場合には割引がございますけれども、...全文を見る
○堀利和君 次に、新幹線特急券の割引の件でお願いなんです。  私は田舎、実家が静岡県の清水市なんです。以前ですと在来線で急行というのが結構ありまして、それで帰ることができたんですけれども、今や新幹線時代になりまして在来線から新幹線を利用する方向に、JRといいますか、鉄道関係はど...全文を見る
○堀利和君 公的負担というお考えですね、ぜひ実施に移していただきたいと思います。  次に、これは恐らく財政的な問題ではないと思いますので何とか実現していただきたいんですが、私鉄で介護者と二人で乗る場合には、自動販売機で子供の切符を買って、そして身障手帳を見せて乗ることができるん...全文を見る
○堀利和君 次に、高速道路の身体障害者の割引の件でお伺いしたいんです。  鉄道利用の場合も、以前は福祉事務所に行って割引の用紙をもらって、それに記入して窓口で買うという手続をとっていたんですけれども、今では身障手帳を見せるだけで買えるわけですね。それで、高速道路の割引については...全文を見る
○堀利和君 次に、今問題になっておりますNTTの一〇四の有料化のことの中でお伺いしたいんです。  障害者の方から、特に視覚障害者の場合ですと電話帳が読めませんから、そういう観点から一〇四は無料化でお願いしたいという話があります。この方向で動いているというふうに聞いておりますけれ...全文を見る
○堀利和君 そうしますと、どういうふうに具体的に、いわば利用する障害者が視覚障害者であるとわかるのか、この辺の方法はどういうふうにされるのかお聞きしたいんですけれども。
○堀利和君 これはいわば登録というんですか、名簿として入れるということですか。
○堀利和君 聞くところによりますと、暗証番号も含めて、どういう障害で、等級でということをいわばNTTの方に登録するというふうに聞いているんですけれども、私はその場合、今や一〇四は全国ネットになっております関係から、障害者個人のそういった情報をNTTに提供するわけですね。NTTとい...全文を見る
○堀利和君 最後に、私たち視覚障害者にとって大変重要なことなんですけれども、はり、きゅう、あんま、マッサージの問題で質問させていただきます。  この四月から改正されたあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の法律が施行されたわけです。同時に、診療報酬点数表も改定されたわけですね...全文を見る
○堀利和君 一九八一年、昭和五十六年にもこの保険点数が改定されまして、このときマッサージが保険点数から実際消えて、私たちは大変心配し、中には病院をやめざるを得なくなったマッサージ師もいるわけなんです。今回の改定で理学療法士の監視下ということでマッサージ師の身分が理学療法士の下に置...全文を見る
○堀利和君 もう時間が来ましたので終わりにしたいと思いますけれども、あんまに関する法律がこの四月から施行されて、その目的が資質向上であるわけです。私たちとしては、私たちの地位向上のために改正されたこのあんまに関する法律が、どうも私たちの立場から見ますと、保険点数改定においてますま...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○堀利和君 本日も障害者問題、雇用の問題についてお伺いしたいと思うんです。  けさの毎日、朝日の新聞にも出ておりましたけれども、外国人労働者の問題についての経営サイドの調査報告です。首都圏で中小の経営者に聞いたものなんですけれども、七社のうち一社が外国人労働者を雇用して、そのう...全文を見る
○堀利和君 では次に、新聞やまたは国会でも取り上げて一定の解決はついたんですけれども、東京リハビリー協会が運営しております稲城リハビリー授産施設における障害者の雇用保険の問題についてお聞きしたいんですが、十二年間保険料を納めていて、やめる際に授産施設では雇用関係がないということで...全文を見る
○堀利和君 授産施設の場合には確かに形式的には雇用関係はないわけですね。今回の例を見まして、実態としていわば雇用関係があるとみなすといいますか、弾力的に運用するという形で解決されたわけですけれども、こういう問題については今後弾力的に、むしろ積極的な形で運用するというお考えはないん...全文を見る
○堀利和君 雇用関係をめぐっては確かに難しい問題があると思うんですね。  同様に、雇用保険と並んで労災保険の問題も同じようなところがあると思うんです。全国社会福祉協議会の調べによりますと、これはもう実態として授産所の中に労災保険を適用している事例があるというように聞いているんで...全文を見る
○堀利和君 障害者が安心して働けるようにぜひとも御努力をお願いしたいと思うんですね。授産施設というのは本来通過施設であるわけですね。一般雇用のためにそこで訓練等を受けると。しかし、現実は受け入れがなかなか進んでいないということで長期にわたって授産施設に通わざるを得ない、これが実態...全文を見る
○堀利和君 そうしますと、もちろん実態調査をやって、それを施策に生かしていくわけですけれども、今回重点方針が出ました。これは障害者の十年が終わるこの三年間に向けて出されたわけですけれども、これに生かされているということでしょうか。つまり、つながっているというふうに理解してよろしい...全文を見る
○堀利和君 調査結果は私は非常に報告がおくれているんじゃないかというふうに思うんですね。六十三年の十月一日付での調査なんですね。調査というのは報告を出す場合迅速に出すべきであるし、タイムリーな形で発表すべきだと、それによって初めて一歩でも進んだ早い対策というものが打ち出せると思う...全文を見る
○堀利和君 私も本当にそう思うんですね。近日中にきちんとした報告書ですか、出るということのようなんですけれども、ここに持ってきたんですが、婦人局が母性保護等の概況ということで、ただいまの身体障害者の調査と同じ、むしろその以降に実地調査されて、この中にはことしの二月一日付の調査内容...全文を見る
○堀利和君 そうなんですね。今言われましたように、この中間報告というんでしょうか、見る限りでは、むしろ雇用調査で極めて重要な問題ですね。賃金の問題、労働時間あるいは職務内容、そういうことが落ちているものですから、これはどういうことかなと思って、私も非常に読みながら不可思議に思った...全文を見る
○堀利和君 確かに正確に調査すべきだし、できるということは重要なことだと思うんですが、だからといって、言いかえれば三十人以下の極めて零細な企業、事業所で働く障害者の悪い労働条件といいますか、離職あるいは入職の激しいそういうところを無視するというのは、調査の目的からいって、そしてそ...全文を見る
○堀利和君 第三セクターについては、若干私と労働省とは評価が違うようなんですけれども、はっきり言って大企業は雇用率が低い、だから雇用率をアップさせる。どうも大企業の対策の側から第三セクター方式が打ち出されてきているんじゃないかというふうに私は思うんですね。つまり、重度の障害者がな...全文を見る
○堀利和君 ぜひ雇用率達成ということは大きな目標としてやっていただきたいんですが、先ほども言いましたように、その際の方法といいますか、中身ということが重要だと思いますので、その点はぜひお考えいただきたいと思う次第です。  次に、国家公務員の採用に当たりましての点字の受験について...全文を見る
○堀利和君 私、これきのう聞いて非常に腹が立っているんですよ。昨年も国家公務員のI種の試験を受けたいということで願書を出して同じように辞退させられたという話を聞いているんですね。今回もそうなんですよ。説明申し上げたといっても、人事院から電話があれば、これはやっぱり視覚障害者自身弱...全文を見る
○堀利和君 特別選考はそれはそれでまたいずれ問題にしたいと思いますよ。今は点字の試験のことを通してやっているんですよ。ことしは日本の点字ができて百年なんですね。ですから、余計にそこを私は強調したいんです。  先ほど言いましたように、例えば東京都の教員採用試験でも、視力〇・七以下...全文を見る
○堀利和君 大阪の、関西の方に対しておととい電話で辞退を勧めたことを撤回しないということのようなんですけれども、これは私は大変大きな問題だと思います。  労働基準監督官の試験の話に続きまして、もうこれは長年の懸案ですけれども、国家公務員のI種の試験のことですね。きょう傍聴に本人...全文を見る
○堀利和君 少なくとも点字による試験は技術的に難しい問題ではないんですよ。いろいろの自治体でも点字の試験やっていますし、大学の入試でもやっていますし、司法試験でもやっているんですよ。  私は最後に言おうと思っておったんですけれども、また最後にも言いますけれども、技術的に難しいか...全文を見る
○堀利和君 採用、需要がない、ないと言われますから、ひとまずちょっと労働省の方に聞かせてもらいます。  その辺、労働省として、各省庁の需要、採用がないから人事院は点字試験ができないと言うんですけれども、この辺の指導といいますか、啓発といいますか、こういうことについてどのようにお...全文を見る
○堀利和君 余り労働省にとは思いますが、しかし、お願いと言われましたけれども、具体的にどのようなことをされているのか、きたのか、もし今お答えできるのであればお聞きしたいんです。
○堀利和君 各省庁にお話はしてくださっているようなんですけれども。  それで、また人事院の方に質問を戻します。採用枠がないということも言われていますけれども、今国会の内閣委員会で社会党の山口哲夫先生がこの問題を取り上げてくださいました。    〔委員長退席、理事糸久八重子君着...全文を見る
○堀利和君 つまり法律上問題はない、違反でないというふうに理解していいということと私は理解します。それで、この問題はもう大分長い間というふうに言いましたけれども、十年前、昭和五十五年にも、三月十一日だったと思うんですけれども、参議院の予算委員会で取り上げられているんです。当時、大...全文を見る
○堀利和君 いまだ実施されないにはいろいろな理由といいますか、問題があるんだろうと思うんですね。で、ひとつまた労働省にお聞きしたいんですけれども、採用方法は特別選考ではありましたが、吉泉さんという方が労働省の方に採用されました。その経緯と、採用されて以降今日までの吉泉さんの何とい...全文を見る
○堀利和君 私も吉泉さんの仕事ぶりに感心しているんですけれども、海外労働の実態がどうなっているかと思いまして、この「海外労働情勢」というのを労働省の方からいただきました。そうしましたら、後でわかったんですけれども、部分的ではありますが、OECDの資料を翻訳したり、あるいはそういっ...全文を見る
○堀利和君 本当に検討してくださいね。善処しますとか検討しますというのはどうも頼りないんですよ。本当に検討して、残念ながらことしが無理であれば三年度、来年といいますか、の実現に向けてぜひ頑張っていただきたい、そう思うんですね。  今国会の参議院の予算委員会でもこの問題が取り上げ...全文を見る
○堀利和君 本当にありがとうございます。大変心強い答弁、御所見をいただきました。  最後に、もう時間も来ましたけれども、先ほど述べましたように、啓発活動の一環という意味も含めて、私は仲間とともに、ことし国家試験を受けられないであろう石津君本人に私たちなりに自主的にもう一つの国家...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○堀利和君 私どもにとって大変大きな問題であります国家公務員の点字受験の実施についてでございます。残念ながら人事院の見解では、本年、点字受験が実施できないような感触を受けておるわけですけれども、これにつきまして、私やはり重要な問題だろうと思っております。国際障害者年でも社会への「...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございました。  それでは次に、ADAについてお伺いしたいと思います。  昨年の九月八日に上院を通過しまして、本年五月二十二日に下院を通過したADAなんですけれども、決議内容が二つの院で違うというように聞いておりまして、そういう点ではこの場で公式な見解を...全文を見る
○堀利和君 今御答弁にもありましたように、大変画期的な法律であると私も思っておりますので、直接我が国にそれが適用されるかどうか、アメリカと我が国との社会的ないろいろな事情、施策というのがございますので、そうそう簡単にはいかないと思いますけれども、そういう方向に沿った施策をぜひ厚生...全文を見る
○堀利和君 次に、総務庁の行政監察局から身体障害者の福祉・雇用に関する調査というのが出されまして、これは労働省と厚生省における障害者の問題なんですけれども、その中でいろいろなことが指摘されておりました。ここは労働省ではございませんけれども、私ども以前から労働省には障害者の雇用率未...全文を見る
○堀利和君 厚生省が労働省と緊密な連携をとって、授産施設の入所者が一日も早く一般雇用につくようにしていただきたいということを強く要望したいと思います。  私自身思うに、授産所というのは、やはり今申しましたように、本来の姿からいえば訓練を受けて一般雇用に入っていくわけですけれども...全文を見る
○堀利和君 よろしくお願い申し上げます。  それでは次に、ハンセン病患者の方々の問題についてお伺いしたいと思います。  差別、偏見というのは社会の、歴史の進歩の中で徐々に解決されていくわけですけれども、同時に社会の進歩の中で新たに差別や偏見というものも生まれてくるというように...全文を見る
○堀利和君 どうもありがとうございました。  ハンセン病患者の皆さんも大臣の御発言に大変心強く思われるかと思うんです。高齢化が進んで療養所の入所者の方々の平均年齢も六十七歳程度というふうに聞いておりますし、高齢化の中で年々二百名から三百名の方が亡くなっていく。そういうことで、や...全文を見る
○堀利和君 ただいまの答弁で私が少し気になりましたのは、実施は平成三年度ですか、来年の四月からだと思うんですね。それに際しての本年度はいろいろ調査、処遇検討会の設置等があるかと思うんですけれども、ただいまの答弁の中で不動産鑑定士の依頼ということも言われておりましたが、これは本年度...全文を見る
○堀利和君 私はこの問題、きょうは時間もありませんので、九月に取り上げたいとは思っておりますけれども、深入りはきょうはやめまして指摘だけさせていただければ、不動産鑑定士の依頼、委嘱といいますかについてはかなり問題が今後生じてくるのではなかろうかと思っております。伺うところによりま...全文を見る
○堀利和君 そのプライバシーの問題ですね、お触れになりましたけれども、私大きな問題だろうと思うんです。もちろん不動産鑑定士にもそういったいわば守秘義務というのはあるとは思うんですね。ただ、地番とか規模等、周辺の価格の動向を見るわけですから、不動産鑑定士が守秘義務を守ったからといっ...全文を見る
○堀利和君 私は、準備の段階だといっても非常に大きな問題だろうと思っています。  時間がもう来ましたので終わりにしますけれども、私はこの問題で資料を請求しました。そうしましたら、B4というんですか、大きい用紙に五枚いただいたんですね。これだけではなくて、まだスケジュール等のこと...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○堀利和君 けさの新聞に、韓国人被爆者が日本大使館の前で農薬の服毒自殺を図ったということが報道されていました。幸い未遂に終わったということで私も安心したんですけれども、為政者に対して自殺をもって抗議するということが果たしてどうかというふうに思いますが、やはりその重さ、重みというの...全文を見る
○堀利和君 重ねて大臣に、もう一つお伺いしたいんですけれども、その三番目の件ですが、やはり私たちが後代に、戦争というものはどういうものであったか伝えていかなければならないし、平和というもののとうとさというものも教え伝えていかなければならないと思うんです。そのためにも、戦時下におけ...全文を見る
○堀利和君 きょう総務庁の方にいらしていただいていると思うんですけれども、きょう衆議院の内閣委員会の方でも、行革審をめぐりまして審議されるというふうに聞いております。そうなりますと、情報公開ということも当然今後大きな問題になっていくと思うんですけれども、この情報公開と戦後処理につ...全文を見る
○堀利和君 私、きょう質問するために、どういうふうにどうやって調べたらいいのかなと大変困ったわけなんですね。現在のことでしたらある程度、ここの省庁に行けば情報があるかなというふうにわかるんですけれども、戦時下、過去のことについて調べようと思っても、どういうふうに調べていいか実際困...全文を見る
○堀利和君 私、きょう取り上げることでいろいろ苦労したんですけれども、本当に情報が得られるようにぜひ御努力をお願いしたいと思うんです。大臣も先ほど御答弁の中で言われておりましたけれども、旧軍、海軍なり陸軍の残務処理について厚生省が引き継いだ面というのもかなり多くあろうかと思うんで...全文を見る
○堀利和君 きょうはトラック諸島海域で空襲を受けて沈没した花川丸という、当時海軍に徴用されて沈んだ船のことについてお聞きしたいんですけれども、これについてどのような情報といいますか、を押さえておるんでしょうか。
○堀利和君 私の調査では、この花川丸という輸送船ですね、これは航空機用の燃料に添加する四エチル鉛という物資を積載していたということなんですけれども、この点について厚生省は把握しているのかどうか、お聞きしたいと思います。  そして、続いて、四エチル鉛という化学物質がどういうものな...全文を見る
○堀利和君 続いて、四エチル鉛についてお聞きしたいんですけれども。
○堀利和君 最近はダイビングブームということで大分ダイバーの数がふえてきて、海でも沈没した船に潜ってレジャーとして楽しむことが多いようなんですけれども、トラック島で花川丸にダイバーが潜りまして、そのときに呼吸障害といいますか、皮膚障害を起こしたという事実があるんですね。そういうこ...全文を見る
○堀利和君 これは花川丸だけではなくて、遺骨収集する際、沈んだ船のそういう場合には、その船が戦争にかかわった船である限りどういう物資を積んでいたのか、どういう危険なものがあるのか、当然私は調べるのではないかと思うのですけれども、これは花川丸に限って調べなかったのか、一般的に他の船...全文を見る
○堀利和君 ダイビングブームということで、潜ったダイバーが呼吸障害あるいは皮膚障害ですか、起こしたという事実があるんですけれども、こういうことから見ても、遺骨収集の際にその船がどういう船であったか調べるのが私は当然だと思うんですね。  もう遺骨収集もほぼ山場を越えたというふうに...全文を見る
○堀利和君 私は、戦後処理という場合には戦時下のいろいろな事実、真実というものを明らかにすべきだと思うんです。  総務庁にお伺いしたいと思います。戦時下での軍事機密もいろいろあったかと思うんですけれども、もう四十五年も過ぎて今日に至っているわけで、情報公開は原則的にきちんとすべ...全文を見る
○堀利和君 日本に比べてアメリカでは、情報公開法ということで非常にこの辺はオープンにされているわけですね。もちろん日本とアメリカとは国に対する考え方、社会に対するいろいろな考え方が違うとは思いますけれども、非常に進んでいるというように私は思うんですね。  昨年、大変なニュースに...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○堀利和君 きょうも相変わらず障害者の問題を中心に質問させていただきたいと思います。  今回の法改正が大改革なのか中改革なのか、いろいろ評価があろうかと思います。きょうは事前の質問通告に若干それた質問もすることもあるかと思うんです。私も、きょう勉強させていただくつもりで質問させ...全文を見る
○堀利和君 私は、きょうは本当は勉強させていただくつもりで、身体障害者福祉法を改めてここで基本的に考えてみたいと思う次第でございます。  そこで、身体障害者福祉法のこの身体障害ないしは身体障害者という言葉が、用語が、我が国の法律においていつどういう形で、どういう法律で出てきたの...全文を見る
○堀利和君 私も勉強させていただく中で、当時は確かに身体障害者という場合にもいろいろな字の書き方がございました。現在の書き方もありますし、ガイの場合には局長が説明されたようにいしへんがあったり、いろいろあったわけです。  それで、一つ私が関心を持つのは、この工場法に出てくる「身...全文を見る
○堀利和君 私は、この工場法施行令に出てきます「身體障害ヲ存スル」というところに着目しているわけです。この法律が労働基準法を若干備えつつ、基本的には現在の労災保険法の前身といいますか、そういうものだというふうにも私は理解しているわけですけれども、工場法における身体障害を存する者と...全文を見る
○堀利和君 ということで、工場法の施行令が、大正十一年だったと思いますけれども、改正されて現在の身体障害等級表の十四級までになったというふうに私は理解しておりますが、こういう形でいわば身体障害ないしは身体障害者という用語なり考え方が労災法等に含めて貫かれているように思うわけです。...全文を見る
○堀利和君 復帰できるかどうかということはもちろんありますけれども、その前に、生産現場、生産活動に参加していたということから認識してよろしいんでしょうか、理解して。
○堀利和君 そこで、戦後、昭和二十四年、一九四九年に身体障害者福祉法が施行されていくんですけれども、この場合の身体障害者福祉法と命名する場合のこの身体障害者というのは、その時点でどういう経緯といいますか、どこからこの用語を引っ張り出してきたといいますか、用いたのか、お聞きしたいん...全文を見る
○堀利和君 確かにそうだと思うんですね。私の少ない知識と勉強で調べた中に、昭和二十三年三月二十三日、厚生省内部で傷痍者保護対策中央委員会というのが開かれて、そこで社会局の大山課長という方がこういう発言をしているんですね。「一般の傷痍者が多數存在するので、これを放置することは單に本...全文を見る
○堀利和君 私が指摘したかったのはそこなんですね。片や労働行政で使われた身体障害、つまり、いわゆる健常者として、労働者として職場で働いていた人がけがや病気で障害を負って生産というところから離れるといいますか、こういう一つの規定があると思うんですね。ただいま局長が説明されたように、...全文を見る
○堀利和君 確かに身体障害者福祉法ができて四十年を経て、厚生省としては更生という概念を広げ、障害者の生活援助ということで変わってきておりますし、そこの努力というのは大変高く私も評価しております。四十二年の改正でも「生活の安定に寄与する」という文言を入れた形での生活援助へ向けた法改...全文を見る
○堀利和君 いろいろ御説明されたんですけれども、どういうふうに説明されても、この第二条を読むと、つまり二項あるわけですね。最初の「自立への努力」、これは最初の部分だと思うんです。そして「機会の確保」、これは前回の改正でつけられた第二項のことだと思うんですね。そして「障害を克服し、...全文を見る
○堀利和君 さまざまな能力を障害者個人が力いっぱい活用する、これが自立であるというふうに理解しますと、さまざまな活動というのが、「自立」というその後にかかってくるわけですか、「社会経済活動」に。さまざまな活動というのは社会経済という規定というふうに見ていいのでしょうか。それとも、...全文を見る
○堀利和君 私は、あらゆる活動への参加、そのために障害者自身がもちろん努力して、みずから有する能力なりを活用してやるということが自立ということであれば、そういういわば文脈の説明といいますか、自立ということで目的の第一条の部分でいいのではないだろうかと思うわけですね。社会経済活動と...全文を見る
○堀利和君 これ以上言ってもすれ違いにもなろうかと思うんですが、先ほど言いましたADA、米国障害者法とかいろいろ訳し方がありますけれども、これは障害者自身を保護するというよりは、障害者が一人の市民として生きるために社会がその障壁を取り除くというのが趣旨だろうと思うんですね。法律の...全文を見る
○堀利和君 確かに、昭和四十二年の改正では、国あるいは地方公共団体の責務ということで一歩踏み出したことは理解しますし、わかります。それまでの職業自立に向けた更生という狭い枠から安定した生活を援助するという、これは私確かに重要ですばらしいと思うんですね。差別的な取り扱いをしないとい...全文を見る
○堀利和君 差別的な取り扱いをしないということは、言いかえればアメリカ社会のように自助型社会で、つまり障壁、差別を取り除いて、あとは障害者自身が生きるも死ぬもあなたの力、意欲次第ですよという、そういう視点で見れば、差別だけは取り除こう、障壁だけは取り除こうというのは、消極的に見え...全文を見る
○堀利和君 大変力強いお言葉でございますが、議事録に残るだけでは私としてはやはり不満足なんですね。今こそ、この四十二年以前の、差別的な取り扱いをしてはならないという条項がぜひ欲しいなといいますか、確かに四十年間身体障害者福祉法が脈々と流れてきた中でいろいろ概念も広がり、ノーマライ...全文を見る
○堀利和君 今回の改正でも「更生」という言葉が削除されて、そういった「更生援護」という形でわずかに残ってしまってはおるんですけれども、御検討願えるということで大変うれしく思っております。  「更生」という言葉が削除されたことについて一言言わせてもらいたいんですけれども、昭和二十...全文を見る
○堀利和君 確かに一人一人の障害者が選択できるようにメニューを広げていくということは大変重要なことなんですが、それによって地域に密着したグループ、いわゆる知恵おくれの方で言えばグループホームとか、身体障害者にとっても福祉ホームというのがありますけれども、そういうところに入れた、選...全文を見る
○堀利和君 お年寄りが入る老人ホームですので。  もう一つ別に、赤ん坊といいますか、子供が入るベビーホテルが民間で現実にありますけれども、これについての規制はどうなっているのかお伺いしたいんですが。
○堀利和君 私、大臣に最後にお伺いしたいのは、民間活力といいますか、民間に委託することというのは今後出てくると思うんですよね。社会福祉事業法のこの改正の中で。具体的に言えばベビーホテルの場合には、問題があったときに自治体は閉鎖までの権限を持っているんですね。ところが有料老人ホーム...全文を見る
○堀利和君 一言で。質問ではございません。  今後、民間委託、民間活力という中では、やはり自治体のそういった権限を強化するということが、自治を強化するということが私は必要だと思います。そういう点を十分御理解いただいて、今後の福祉行政を豊かに進めていただければと思います。  以...全文を見る