堀利和

ほりとしかず



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堀利和の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○堀利和君 民主党の堀利和といいます。  本日はありがとうございました。  端的に質問させていただきますが、岩男先生の方に、地域コミュニティーの崩壊あるいは家庭の崩壊、さまざまに言われておりまして、町づくりの面にも出てくるんですが、住宅の問題で、例えば鉄筋コンクリートの中で暮...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○堀利和君 民主党・新緑風会の堀でございます。  大蔵大臣、経企庁長官のマクロ経済なり財政論の立場と私の本日取り扱う問題意識とではちょっとずれもあろうかと思いますけれども、その辺、御協力をお願い申し上げたいと思います。  二十世紀から二十一世紀へはまさに大転換の時代でして、十...全文を見る
○堀利和君 小渕政権は二兎を追わず一兎を追ってということで景気対策に全力を尽くしているわけですけれども、今申し上げたように、国民の方は貯蓄率を高くして、そういう意味では安心感をそこで得ようとしているわけです。  実は、その国民の貯蓄先が、もちろん直接国民一人一人が国債を買うわけ...全文を見る
○堀利和君 そこで、少しお話を変えさせてもらいますけれども、とにかくこの不況を何とかしてほしいという声が非常に高いわけです。  堺屋長官もテレビ等で、私、見させていただいていますけれども、夜が明けて明るくなったら雨が降っていたということもおっしゃっていましたけれども、やはり景気...全文を見る
○堀利和君 大臣もリストラということを言われまして、日本でリストラというと首切りになるんですが、実は私は、政府のやっている政策が、寓話で言うと「北風と太陽」というのがございますけれども、一方では何とか安心感、首切り、解雇のない、そして給与もきちんといただいて老後に備えたり、あるい...全文を見る
○堀利和君 私は、いわゆるマッチポンプとよく言われますけれども、片方で火をつけて暖かくしながら、片方で水をかけているように思えてならない、これは私の政策の未熟さだと思うんですけれども。  そこで、非常に感情論じゃないんですけれども、国民の涙ぐましい努力のことをお伺いしたいんです...全文を見る
○堀利和君 そういう国民が自己防衛あるいは一生懸命備えて貯蓄に励むといいますか、少しきつい言い方をさせていただければ、その原資が内国債ということで景気回復といえども増発されていくと。何か私の気持ちの中にすとんと落ちてこないところがどうしてもあるんです。それでも大改革ですから、国民...全文を見る
○堀利和君 午前中そろそろ時間が来ますので、堺屋長官に同じ質問なんですが、この辛抱に耐えた成果が本当に将来我々国民のためになるのかどうか、耐えてよかったなとなるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○堀利和君 午前中は、これで。
○堀利和君 二十一世紀は本当にバラ色の、国民にとってすべて幸せだという時代を迎える、そうなればいいと思うんですが、実は私の中にもまだひっかかるものがございまして、厚生大臣にお伺いしたいと思います。  これまで安定した雇用あるいは収入、こういう生活給としての終身雇用があったんです...全文を見る
○堀利和君 確かに厚生省としては、まさに社会的支援を充実するという以外にないんだろうというふうに思います。  そこで、経企庁長官にお伺いしますけれども、私は、この二十一世紀、まさにバラ色、力強さが必要なんですが、同時に、どうも光と影といいますか、というのもあるのではないんだろう...全文を見る
○堀利和君 まさに長官が言われたように、再挑戦とセーフティーネット、ここが私にとってはまだまだ不十分に思えてなりません。  長官、お忙しいでしょうから、御退席されて構いません。  そこで、再挑戦なりセーフティーネットを進めていく上で、やはり公平性、公正性、透明性、何事について...全文を見る
○堀利和君 その辺の税のあり方というのは今後論議を重ねていかなきゃならないかなとは思っております。  そこで、丹羽厚生大臣にお伺いしますけれども、我が国の企業の社会保障なり税の負担は、主な諸外国と比べてどうなんでしょうか。私は、直近のデータはちょっと持っていないんですが、恐らく...全文を見る
○堀利和君 確かに、今後グローバルということで国際競争力は大変ですから、身軽な形での企業競争というのが重要ではありますけれども、やはりこれまでの企業の責任というのを、労働力流動化だよということで、その辺を論議しないでいくというのは私は問題だと思います。必ずしも高いとも言えない、低...全文を見る
○堀利和君 私は、確かに基礎年金導入によって、専業主婦の方であったり障害者が給付水準が上がるということでは確かによかった面があると思うんですが、どうもよく考えてみると財政調整という部分が強いのではないのかなと。国民保険受給者が今後ふえてくる、さあ大変だ、財源がないぞという中でのど...全文を見る
○堀利和君 税方式にすれば今支払われている保険料は支払わなくていいんですよね。だから、そのことを考えれば、何かびっくりするような額だけ言われますけれども、そこを私はきちっと議論した方がいいと思いますし、税方式にしたから所得制限が云々と、これもそうするかしないかは、国民的な論議をし...全文を見る
○堀利和君 もう時間がそろそろ、私の持ち分が来ましたので、最後にもう一言くどいようですが申し上げて終わります。  どうも社会保険方式だから、制度だからというところだけで議論がとまってしまうんですね。私は、無年金の方、低年金にならざるを得ない方を含めて、そこはきちっと本当にこれか...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○堀利和君 民主党・新緑風会の堀利和といいます。よろしくお願いします。  まず、障害者基本法の第二十七条、二十八条に定められております中央障害者施策推進協議会という審議会がございます。これが以前総理府にありましたけれども、厚生省に移管されたわけですけれども、その経緯をまずお伺い...全文を見る
○堀利和君 私としては、大変そこが不満であります。障害者施策、社会参加にかかわる案件は必ずしも厚生省だけではなくて各省庁にまたがる総合的な施策を必要とするわけですから、それを審議する場として何も厚生省にというように思っております。  今申し上げたように新長期計画、これを障害者基...全文を見る
○堀利和君 ぜひともその点はよろしくお願いしたいと思います。  次に、障害者の社会参加として極めて重要なのは仕事につくということが大きい課題だと思います。その際に、当然、資格、免許が必要ですが、こういった資格、免許を取る際に、法制度上いわゆる障害を理由に受験もできない、資格が取...全文を見る
○堀利和君 その各省庁の進捗状況、報告ということなんですけれども、これは現段階ではどのようになっておりますでしょうか。
○堀利和君 少し政府にとって耳の痛い話になるかもしれませんが、法制度上のこういった欠格条項を見直すということで取り組んでいただいているところなんですが、実は運輸省もこれはかなり積極的に意気込みを持ってやってもらっていることは感謝しているんですが、一昨年の秋にユースホステルの関係で...全文を見る
○堀利和君 御決意をお聞きしました。バリアフリーはまさに今日、国民にとっても耳なれた言葉になってまいりまして、一層推進していただきたいと思うわけです。  その関連もあってお聞きするわけですけれども、行政手続をインターネットを利用してそれを可能にする電子政府というんでしょうか、と...全文を見る
○堀利和君 インターネットを利用することで自宅にいてこういうことが行われるということは、移動困難な障害者にとっては大変すばらしい技術開発であるわけですね。ところが、この手数料が、もちろん従来どおりも行われるんですが、このインターネットによって口座振り込み等が決済されるわけですけれ...全文を見る
○堀利和君 そこで、昨年もいわゆる官民交流法という法律が制定されたわけですけれども、今のいわゆる天上がりについて、先日、総務庁としても新しい法律をつくってそこのところを透明化していこうというふうに聞いておるわけです。新法は任期つき任用制度法、仮称ですけれども、こういう名称の法制定...全文を見る
○堀利和君 次に、情報公開法の件についてお伺いしたいと思います。  総務庁としては、昨年十一月に情報公開法に係る、これは対象外なんですけれども、開示手数料などに関して定めてある施行令についてのパブリックコメントを実施されたわけです。実は政府、運輸省もいわゆる交通バリアフリー法案...全文を見る
○堀利和君 私は、今予算委員会に出席しているわけですけれども、まさに国家公安委員会のあり方、神奈川県に始まって今回の全く許しがたい不祥事を起こした新潟警察、こういう問題はもう既に国民の大きな批判の声が上がっているわけですけれども、こういうことを受けて、政府としても何とか国家公安委...全文を見る
○堀利和君 そこで、こういった行政監察をする際に、なかなか難しい課題といいますかテーマになるのかもしれませんけれども、当然、組織のありよう、運用その他監察されるわけですけれども、既にもう言われているように、キャリアの人事制度の問題点、そういったゆがみがあるということやら、監察官の...全文を見る
○堀利和君 終わります。
04月03日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○堀利和君 民主党・新緑風会の堀利和でございます。  今のお話にもありましたように、少子化傾向を改善するのか、少子化社会を前提に社会あるいは経済産業のシステムをどうつくっていくのか、さまざま問題は非常に複雑でありますし、ある意味では総合的に考えないとこの問題は前に進まないなとい...全文を見る
○堀利和君 労働時間、働き方をめぐっては当然経営サイドは経営サイドの主張がありましょうし、働く側は働く側の当然権利要求もあると思うんですね。事この少子化問題ということを考えたときに、どういうふうにしたら本当に子育てをしながら働きやすい状況をつくるか、このことを考えたときに、私は、...全文を見る
○堀利和君 働き方、それによってやはり社会、暮らしが変わっていくわけですので、大変重要な課題だろうと思います。  ちょっと話を、角度を変えまして、次代を担う子供たちがどういうふうに成長していくのかということも大切な課題であるわけですが、働くことの価値というものを子供にどう認識し...全文を見る
○堀利和君 私ごとですけれども、中学二年の娘が先日お肉屋さんに行って、恐らく迷惑かけたかと思うんですけれども、やっぱりコロッケを揚げてきまして、うちへ持ってきて私も食べておいしかったんですが、こういう社会見学があるんですね。以前の農村型といいますか、共同社会型で生活、消費の部門と...全文を見る
○堀利和君 いずれにしましても、やはりこれから大きなそして速い変化があるわけですけれども、それについても国民が本当に安心して暮らせる、そのセーフティーネットを含めてどうするか、これはまた政治の責任でもあろうと思いますので、ぜひその辺の御努力をお願いしたいと思います。  そこで、...全文を見る
○堀利和君 我が国はまさに経済大国になりました。豊かになりました。預貯金も千四百兆ほどになんなんとするということで、確かに金持ちにはなったけれども、しかし時間持ちにはなれなかった。いつもいつも、二十四時間と限られていながらその中できゅうきゅう追われている。  そういう中で、子供...全文を見る
○堀利和君 最近感じるのは、こういう大事な計画が義務ではなく努力規定にされてしまってくるんですね。障害者の市町村計画もそうですし、今衆議院に法案が出されましたけれども、社会福祉事業法の改正の関係なんですが、ここでも地域福祉計画が当初義務化というふうに聞いていたんですけれども法律を...全文を見る
○堀利和君 Aという子育ての家庭が行政ですと、保育所との関係、Bという子育ての家庭がまた保育所との関係という、これは行政ですとそうなるんですが、今度は住民の中でAとB、Aとお年寄りの家庭とか、そういうことで地域挙げてみんなで子育てに取り組むといいますか、そういう地域社会をどうつく...全文を見る
○堀利和君 時間がもう余りないようでして、申しわけありませんけれども、厚生省に対しての質問で終わらせていただくことになってしまうかと思うんです。  少子化によって小児科病院というのがだんだん経営が苦しくなって減ってきているわけですけれども、減れば減るほど子供が少ないから病院が減...全文を見る
○堀利和君 大変申しわけありません。時間が来ました。建設省そして官房副長官、大変申しわけありませんでした。  小渕総理が一日も早く回復されることを心からお見舞い申し上げて、質問を終わります。
04月19日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○堀利和君 お二人の参考人どうもお忙しいところありがとうございました。  きょうは、子育てにおける経済的負担というテーマでもあるんですが、お二人の方はそういう意味では、人的なといいますか、そういう観点でのお話というふうになると思うんですね。  ただ、私自身大分迷ってもおりまし...全文を見る
04月19日第147回国会 参議院 本会議 第18号
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○堀利和君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました法律案につきまして、関係大臣に質問を行いたいと思います。  我が国では、一九七三年が福祉元年と言われております。同様に、私は一九九四年を国における福祉の町づくり元年と呼ばせていただいております。国における福祉の...全文を見る
04月24日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○堀利和君 民主党の堀利和でございます。  本日はお二方の参考人、どうも本当にありがとうございます。大分議論も尽くされてまいりまして、私は簡単に質問させていただきます。  子を産む産まないというのは当然当事者、本人が決めることでありますし、それ以上に国というものが直接関与すべ...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第8号
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○堀利和君 私は、民主党・新緑風会として意見表明をさせていただきます。  まず、少子化の現象について申し上げたいと思います。  経済的に豊かになりますと、一般的に出生率は低下する傾向にございます。我が国においても、少子化は戦後ベビーブーム以降四十年間なだらかにそのような傾向が...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第22号
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○堀利和君 ただいまの審議を聞いておりまして、本改正に当たっては大変重要なポイントをついた議論だったなと聞いておりました。  私は少し各論に入っていきたいと思いますが、今回の法改正は、ある意味で戦後の福祉の流れからすると必要かつ必然なことかなと思っているわけです。先進諸国を見ま...全文を見る
○堀利和君 介護保険においての障害者のそういう声というのはあったんでしょうか。
○堀利和君 心配したようなこと、そういう事態がなかったというふうに理解させていただきます。  そこで、今回の社会福祉事業法改正の中で福祉サービスという言葉も使われるわけなんですが、そこで戦後の我が国の福祉の歩みを見ますと、戦災孤児の救済、児童福祉から始まりまして、母子家庭の保護...全文を見る
○堀利和君 私は、戦後の貧困対策、今申し上げたようなこと、また言われたようなことは確かに社会福祉事業という概念でとらえられてきたと思うのですが、ここに至ってやっぱり福祉サービスというのは、決してそうではないところ、そういう質ではない展開になってきているんじゃないかと思うんです。つ...全文を見る
○堀利和君 そうしますと、国、行政は市町村を通してということになりますが、これまでの措置費ということになりますと直接事業者にその措置費という公費を支給することはできないけれども、支援費という制度になったんだから、それは個人に支給するものだから憲法八十九条には抵触しないんだという理...全文を見る
○堀利和君 大変前向きな御答弁をいただいたなと思っています。私はやはり憲法八十九条の問題がいつもひっかかるんですが、公的独占と公的責任とは違うと思うんです。これまではどうしても社会福祉事業法のもとでNPO、NPOもこれは人格を持ちますけれども、そういった市民活動にはシャットアウト...全文を見る
○堀利和君 私は、誤解されると困るんですが、公的責任はやはりきちんとやっていただきたい。その上で、先ほど申し上げたように、だからといって公的独占とは違うというふうに認識しているわけです。  そこで、政府の規制緩和推進三カ年計画では、特別養護老人ホームなり保育サービスは民間参入と...全文を見る
○堀利和君 先般、介護保険制度スタートに伴って、事業者に対してかなり厳しい監査基準を示されたということを聞いております。私は、必ずしもまず福祉法人ありきではなくて、ある意味で供給を潤沢にするためにも民間の参入が必要なんですが、しかしその一方ではいいかげんにやられたらこれは困ります...全文を見る
○堀利和君 私も同様に考えるわけでして、往々にして選別主義あるいはその利用者のまさに選択、意向がある意味では踏みにじられることもあって、一方的にサービスを受けざるを得ない、選ぶ余地はないということもあるわけですので、そういうところの措置制度のあしき面はやはり変えていかなきゃならな...全文を見る
○堀利和君 契約に基づくわけですから、双方は対等でなければならないし、対等であると思うんです。措置制度では、行政との関係が上下関係というふうになってしまうわけですから、この利用制度、契約するということは大変いいことなんですね。  ただ、そこでまた心配が出てくるのは、対等に契約す...全文を見る
○堀利和君 一般的に、町中でお買い物をする、これはある意味で買う側の方が有利ですよね。だけれども、こういう福祉サービスを提供する、それを買うといいますか受ける、この関係はやはり私は障害者個人というのは事業者よりも弱いのではないかなと思います。そういう意味では、今の御説明にあったよ...全文を見る
○堀利和君 障害者の方々の中には、もっとはっきりみずからサービスを買っているんだという自覚で、やはり事業者との対等関係を、力関係と言ってもいいと思いますが、持ちたいということで、例えばバウチャー方式にしてもらいたいという意見もあるわけなんです。現金ですとやはりモラルハザードの問題...全文を見る
○堀利和君 支援費ということで、利用者本人を介さないで行政から事業者にお金が渡るわけですね。これは代理受領ということで行われるんですが、一方、事業者の方も請求代行業務を社会福祉協議会に任せてしまうことができるわけなんですね。つまり、事業者の方も、本来市町村へ行きまして支援費を受け...全文を見る
○堀利和君 次に、せっかくこういう利用制度、自己決定といいますか、選択型に制度が変わっていくわけですので、私は、権利として請求権を何らかの形で明確にしていただきたかったなと思うわけなんです。  それで、現行制度では、行政庁が福祉サービスを行うか否か、こういうものを決定するわけで...全文を見る
○堀利和君 措置制度では申請権はこれまで非常に不明確でしたが、これからは行政手続法の適用を受けるということですか、申請権は。
○堀利和君 わかりました。  それで、心配ばかりしてもしようがないかもしれませんけれども、それでは、先ほどの衆議院の附帯決議の中の措置制度の功罪の功の部分についてはどんなふうなお考えを持っていらっしゃるのでしょうか。
○堀利和君 そうしますと、功罪の功は、やはり過去として非常に功の部分もあったけれども、これからはそういう面はないので、まさに今回の法改正のような形に、新しい二十一世紀型をつくっていこうというように理解できると思うんです。  先ほど審議された中に所得保障の問題がございました。障害...全文を見る
○堀利和君 確かに難しい問題ではあると思うんですね。支援費ということで受け取る障害者自身が本人に所得がないからといって、言うなれば扶養義務者、家族は非常に裕福だったという場合、それを見た一般の方がどう感じるかという、確かに国民感情を含めてそこは微妙なところがあると思いますが、ここ...全文を見る
○堀利和君 都道府県社協でも市区町村社協でも大変独自色を出して活発に活動されているところもあるんですが、審議会の中でも意見が出たように、どうも社協は衰退している状況にあるんじゃないかというような御意見もあったわけなんです。  社協の会長というのは首長が約四〇%になっている、それ...全文を見る
○堀利和君 法改正で社協を生まれ変わらせるということであろうかと思うんですが、結果的に私はそれしかないのかなと。つまり、審議会なりいろいろお聞きする中では、戦後型のああいう社協体制、社会福祉協議会の体制はもうそろそろやめてもいいんじゃないかという声すら聞こえるわけですね。しかし、...全文を見る
○堀利和君 私は、ここを非常に重視するんですね。つまり、先ほども申し上げたように、利用者本人というのは個人、あるいは孤立しているかもしれないわけです。ところが、事業者、施設を運営する側は、提供する側はある意味で集団を形成すると思うんです。この社協の構成を見ても事業者とのかかわりと...全文を見る
○堀利和君 事業者と利用者が契約する際に調整、あっせんというのは行政がまさに公的責任のもとに果たされると思うんですけれども、利用してさまざまな不満があり解決したいというときに、この適正化委員会、苦情解決担当委員が本当に中立公正にやるかやらないかというのが私は非常にこの制度の信頼性...全文を見る
○堀利和君 今回の民生委員法の改正では、字句修正ということで、名誉職という文言を、無給というんでしょうか、給与支給なしということになったんですけれども、これはどういう理由、経過で。それで、今御説明あったように、活動状況がより活性化するのかなと。私の感じているところでは、どうもうま...全文を見る
○堀利和君 民生委員のことに触れましたから、そこと少し関連させながらまた新たにお伺いしたいんですけれども、民生委員の方が悪いとか関係者が悪いというふうに言うつもりは全くないんですが、記憶に新しい、二月に宇都宮市で、母子家庭で二歳の女の子が凍死したという非常に痛ましい事件が起きたわ...全文を見る
○堀利和君 まさに地域福祉は地域をどうよみがえらせるかということでもあろうと思うんですが、そういうことで、次に地域福祉計画についてお伺いしたいと思います。  この地域福祉計画と、既に老人保健福祉計画もありエンゼルプランもあり障害者計画もある、個別のこういうさまざまな計画があるん...全文を見る
○堀利和君 大変重要な計画なんだなということがわかるんですね。  そうしますと、この法案作業過程の中で地域福祉計画を義務化するというふうに私は聞いた覚えがあるんです。しかし、これがそうならなかったんですが、これはなぜですか。
○堀利和君 そうなりますと、今後市町村というか町村が主になると思うんですけれども、さまざまな計画なり事業を推進していく際に、小さい規模の町村ではなかなか難しい場合に広域化してやったりもするし、みずからもちろんどういうふうにするかということもあるでしょうし、また地域福祉の中には高齢...全文を見る
○堀利和君 時間が大分なくなってきまして、ちょっと質問事項を多く用意し過ぎましたので、申しわけありませんけれども少しはしょって、ホームヘルプサービスのことでお伺いしたいんですが、よろしいでしょうか。  介護保険制度におけるニーズの把握はもちろん、さまざまな認定作業が行われるわけ...全文を見る
○堀利和君 大変安心のできるお考えのもとで進めていらっしゃるという、まさに障害者の場合には単なるホームヘルプサービスという介護だけじゃなくて社会参加も含めたところだということで、まさにそうでないと地域で自立して生きられませんので、そのような考え方でお進めいただきたいと思います。 ...全文を見る
○堀利和君 平成十二年度は介護保険制度がスタートしましたから、ホームヘルプサービスの予算も障害者の分は障害保健福祉部の方に持ってきたわけですけれども、その養成研修もまた異なるということで、やはりそれぞれのニーズ、特性を生かした形で、また、ただ私が聞いた限りでは障害者をやるよりも高...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございました。
05月25日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第23号
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○堀利和君 本日は、お忙しいところ、参考人の皆さん本当にありがとうございます。心から御礼を申し上げたいと思います。大変貴重な御意見を伺いながら、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、阿部参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、特に地域社会、地域福祉についての御専...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございます。  今回の法改正で、社会福祉の基礎構造ということで、初めて耳にしたときにはこれは何ぞやということで大変驚きもしたんですが、福祉法人なり、そういう形で概念化されているわけですけれども、阿部参考人の言われていることは私も同感です。  そうなります...全文を見る
○堀利和君 そうしますと、地方分権ということで、介護保険も地方分権を進めていく上で大変重要な制度だと私は理解しているんですが、地方分権ということについて、そういう点では大変重要なキーワードだと思うんですが、その点についてはどういうようにお考えでしょうか。十分進んでいるかどうかとい...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございました。  次に、桑本参考人にお伺いしたいんですけれども、私も以前は何でもかんでも公がやるべきだというふうに考えておりましたが、最近はどうもそれだけではなくて、本当に地域社会なり福祉社会をつくるのはまた違った展開も必要になるんだろうかというふうに考え...全文を見る
○堀利和君 時間がありませんので簡単にお答えをお願いしたいんですけれども、八幡参考人にお聞きします。  現行制度の中で箕面市のいろいろな進んだものをお聞かせいただきましたけれども、その理由といいますか、こういう進み方ができた、可能になった理由、原因といいますかをお聞きしたいと思...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございました。  盲導犬の医療費は確かに自己責任で使用者が支払っているんですが、これを何らかの形で、保険制度のようなといいますか、あるいは自治体なりの補助がと、もっと言ってしまえば何とか国の方で、厚生省で見てもらえないだろうかという意見もあるんですが、その...全文を見る
○堀利和君 ありがとうございました。
○堀利和君 今回の法改正では、地域福祉というのは大変重要なテーマであろうと思います。ただ、私が若干そこで懸念しますところがありますのでお伺いしたいんです。  八〇年代、日本型福祉論ということで家族重視、こういうことが提案されたわけです。女は家庭に、家族に戻れというような風潮を生...全文を見る
○堀利和君 私もそう思うわけです。決して公的責任の手抜き論であってはならないと思うんです。地域社会、福祉社会をつくるのは全員参加だと、まさにそう思うわけです。  そうしますと、やはり私は地域社会の中で重要なのは、もちろん社会福祉法人もそうなんでしょうけれども、特にNPOとか民間...全文を見る
○堀利和君 そのことが本当にきちっとできるかどうか、五年後あるいは十年後、厚生省はそこを逃げたのか逃げないのか証明できますので、ここはきちっとやっていただきたいと思います。  今回の利用制度、選択型の制度になるわけですけれども、これを順調に進めるには、供給量が一つには問題になる...全文を見る
○堀利和君 そこは十分よろしくお願いしたいと思います。  次に、やはり選択型といいますか利用型になりますから、選択を広げていくためには当然それなりの情報提供が重要であるわけです。情報量の差が結局制度を上手に使えるか使えないかという、ここの格差につながるわけですから、私は情報提供...全文を見る
○堀利和君 ぜひその辺の研究を十分されて、そこの不安のないようにお願いしておきたいと思います。  次に、また視覚障害者のことになりますけれども、確認させていただきます。  当然今度は利用制度ですから事業者と利用する視覚障害者とが契約するわけですけれども、契約する際、契約書を、...全文を見る
○堀利和君 次に、現行の社会福祉事業法の第一条には、生活保護法と福祉五法及び社会福祉を目的とする他の法律と相まって社会福祉の増進に資するというふうに規定されておるわけですけれども、今度の改正法案ではそれが生活保護法なり五法が削除されまして「社会福祉を目的とする他の法律と相まつて、...全文を見る
○堀利和君 そういうことであるから、もともと入っていない精神保健福祉法にもテーブルの上に乗っかってこないわけでしょうけれども、私は、先ほど佐藤委員が取り上げましたけれども、精神障害者の施策というのは大変おくれているわけなんですね。そういう点ではどんどん福祉の方に引き込むといいます...全文を見る
○堀利和君 私もそれは賛成いたしたいと思うんです。ただ、理解は求めるべきだと思うんです。つまり、反対があるということはそれだけ偏見があるということですから、やっぱり偏見をなくしていくということの努力はぜひ今後もお続け願いたいと思います。  次に、試行的に行われておりました地域福...全文を見る
○堀利和君 精神障害者の施策については、これまでは医療中心でしたから、福祉の分野では人材も含めて不足しているというのが現状だと思うんですね。そういう点ではぜひ力を入れて精神保健福祉士、恐らくまだまだ足りないと思いますので、その辺の養成もお願いしておきたいと思います。  次に、同...全文を見る
○堀利和君 九〇年でしたか、福祉八法の大改正のときに、身体障害者の方は窓口措置が市町村に移ったときに、早く知的障害者も精神障害者も同様に市町村でやるようにと私はあの当時取り上げたんです。そうはいっても実際なかなか難しいと思いますけれども、ぜひその辺のところはうまく進むように調整も...全文を見る
○堀利和君 ノーマライゼーションという文言を使うときは、まさに大臣が今言われましたようなことをきちっと頭に置いていただきたいんです。ここの、まさに理念なり言葉が生まれてくることをわからずにノーマライゼーションという言葉を使って、そして知的障害者は地域生活が無理だから施設にやるしか...全文を見る
○堀利和君 簡単に言ってしまいますと、十人から十九人の新たな社会福祉法人の法人格が取れるということへの期待、法案には本音ではちょっと賛成もできないんだけれども、この法人格が欲しいんだという、そのために早く法律を通してという意見があるぐらいですので、ぜひそういった方向の御意見を受け...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第2号
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○堀利和君 おはようございます。堀利和でございます。    〔委員長退席、理事亀谷博昭君着席〕  ただいまの社会保障制度にかかわる今井議員と大臣とのやりとりを聞いておりまして、私はこのように思っております。つまり、経済戦略会議が社会保障の未来像、将来像を示す中で、特に年金のと...全文を見る
○堀利和君 確かに、総理府に置かれている障害者施策推進本部が昨年八月に対処方針を示して、絶対的なものは相対的にというようなものがまずあって、それに基づいているとは思うんですね。  大臣、政府の文書でもバリアフリーという、つまりハード面の物理的な障壁、制度の障壁、情報の障壁、意識...全文を見る
○堀利和君 ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  次に、先日、名古屋に住んでいる車いすの障害者から相談を受けまして、私も実は経験がないものですから、果たしてどうだったんだろうとわからなかったんですけれども、九月に東海地区の集中豪雨がありまして、その方も水没という被害を受け...全文を見る
○堀利和君 何分、日本の場合は手帳がないと障害者でないという規定ですので、同じ障害の程度でも手帳を持っていると持っていないとでは全く違いますので、そういうきめ細かな配慮を前向きによろしくお願いしたいと思います。  次に、さきの通常国会で大きな改正をしました社会福祉法、社会福祉の...全文を見る
○堀利和君 満了日と新たに支給する切れ目のないようにと、まさにそこのところが心配になっておられるんですね。例えば、授産施設にいてその期間の何年か過ぎたら出されてしまうんじゃないかという、そんな話さえ飛び交っておりますので、決してそういうことはないというのであれば丁寧な説明をお願い...全文を見る
○堀利和君 福祉サービスはやはり現物給付あるいは人的サービスということで賄っていくべきで、その厚みがどこまであるかで実際に障害者が地域で暮らせるかどうかということにかかっているわけです。身体障害者もそうなんですけれども、先ほど申し上げたように、特に知的障害者なり精神障害者の環境と...全文を見る
○堀利和君 もう少しお伺いしたいのは、要するにそういう方々にも、障害の認定と年金給付の障害の認定は違いますから、そういう点では、障害基礎年金の給付認定のところでは今申し上げたような方々に十分配慮して、安心して社会活動ができるようにしていただきたいということを強く申し上げておきたい...全文を見る
○堀利和君 ぜひ前向きによろしくお願いしたいと思います。  次に、障害者の在宅福祉サービスについてお伺いします。  施設に入所されている方が一時帰宅をする、その際、やはり在宅サービスとしてのホームヘルパーなりガイドヘルパーがあれば帰宅した際にも大変安心した暮らしができるわけで...全文を見る
○堀利和君 大臣、逃げで研究をと言わないで、本当に研究してくださいね。  つまり、介護保険との並びでもこれは難しいと思いますが、まさか大臣は、障害者なり高齢者、お年寄りが施設に入ったらずっと入りっ放しというふうには思わないと思うんです。やはり一時帰宅ということで、一日、二日であ...全文を見る
○堀利和君 今回の要綱を見ましても、公的機関とか医療機関に必要不可欠なガイドヘルプサービスというようなところが削除されたり、あるいは社会活動もかなり幅が広がって余暇活動も認めていくという、かつ市町村がその辺のやるかやらないかを決めるということがかなり強調された内容だったのが、これ...全文を見る
○堀利和君 もう時間もなくなりまして、実はいわゆる脱法ドラッグの問題あるいは結核感染症の問題も質問する予定でありましたけれども、時間がありませんので、大変申しわけございません。  最後に、とにかく、制度のために障害者や高齢者があるのじゃなくて、障害者、高齢者が本当に生き生きとし...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第4号
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○堀利和君 法改正が、抜本改正が十四年まで延びたといえども、抜本改正と言う限りは理想なり理念というものがあって、それに基づいてさまざまな手続が行われると思うんです。社会保障のあり方や医療制度など、国によって当然違うわけですけれども、それは国の政治形態や国民の生活に対するさまざまな...全文を見る
○堀利和君 もちろん、医療制度なり医療保険制度だけで問題が片づくわけではありませんで、さらに言えば、それを取り巻く年金なり介護、福祉制度を含めて社会保障全体がどうあるべきかということがまたさらに基本的な観念として重要だと思うんです。  ただ、そう言いながらも、今回のといいますか...全文を見る
○堀利和君 そういう点で、当然政治家として、あるいは厚生大臣なり厚生省としての責任というのは、このまま手をこまねいていたのでは明らかに保険制度が破綻するというときには、これはもう政治的な決意で、決断で手だてをしなきゃならないというのは、そのとおりだと思うんですね。  ただ、私が...全文を見る
○堀利和君 私も後ほど議論したいと思いますけれども、もう負担増は私は避けられないという意味で、それをみんなでどうお互いに合意しながら負担していくかという観点も含めて、当然、医療制度、保険制度が壊れたら大変なことですから、そこはもう私も大臣と全く同じであります。  それから、もう...全文を見る
○堀利和君 次に、少し話は変わりますけれども、当然医療分野でも、今政府が進めているIT革命という観点からすれば、国民が受ける医療の質を落とさないように、配置基準を落とさないようにと考えれば、じゃ、どこがある程度効率よく経費削減できるかというと、私はIT革命、情報技術、機器等を活用...全文を見る
○堀利和君 次に、精神病床、精神病院について、精神障害者の問題について取り上げたいと思います。  障害者プラン、七カ年戦略を策定する際に、精神病院には余りにも社会的入院が多過ぎる、二割から三割はいるというふうにも言われる中で、しかしプランを立てた際にはそこまで社会復帰を見込むこ...全文を見る
○堀利和君 これは昭和三十三年、もう四十年ほど前から国際的にも批判されている事柄なんですね。何ゆえ精神病床、精神病院ではこれほど人員配置基準が低くていいのかということですけれども、この現行の基準は今日においても合理的だというふうにお考えなんでしょうか、どうなんでしょうか。
○堀利和君 私は、やはり厚生省の怠慢だということを一言失礼ながら言わせていただきたいと思います。  そこで、精神病床の構造設備基準についてお伺いしますけれども、医療法の施行規則では、精神病患者を精神病床以外の病室に収容しないことというふうになっておりまして、さらに精神病室には危...全文を見る
○堀利和君 わかりました。  とにかく私自身の問題意識は先ほど申し上げたところでございまして、時間がありませんので先に進ませていただきます。  次に、国際人権規約についてお伺いしたいと思いますけれども、人権規約には二つございまして、一九六六年に国際連合が採択した基本的人権条約...全文を見る
○堀利和君 そこで、社会権規約委員会は、締約国の政府報告書をもとにしまして、各締約国の政府の活動を活性化するために一般意見、ゼネラルコメントを既に十四まで明らかにしておりまして、出しておりまして、その規約十二条は健康に関する権利というのが示されているわけですけれども、この点につい...全文を見る
○堀利和君 私は、政府が自分に都合の悪いような報告書は恐らく書かないのでしょうと思っているんですね。確かに、制度上といいますか、形式的には条約のもとですから、国内法というのは整備されているというふうになってしまうと思うんですね。  しかし、先ほどから現行法の精神科特例のことを取...全文を見る
○堀利和君 ぜひ前向きにお願いしたいと思います。  次に、ことしの厚生白書では新たなイメージのといいますか、認識の高齢者像が示されたわけです。私は、確かに高齢者すべてが弱者だとかお気の毒だとか、かわいそうだというふうには思いません。単なる保護の対象というのでもないはずなんですね...全文を見る
○堀利和君 そこで、私なりに今の問題で申し上げたいんですが、給付と負担ということのありようは大変重要で、高齢者すべてが弱者だから何でも無料でとか、負担をさほどしないままに給付をというふうには、もう認めるか認めないかではなくて、どうもそうはなっていかないだろうと思うんですね。みんな...全文を見る
○堀利和君 時間がありませんので、一つだけ最後に。  抜本改正、十四年までにやるというのであれば、なぜ附則にそれを明記しなかったのか、最後にそれをお聞きしたいと思います。