前川清成

まえかわきよしげ

比例代表(近畿)選出
日本維新の会
当選回数1(参2)回

前川清成の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第162回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○前川清成君 民主党の前川清成です。  統治システムとその相互関係に関して意見陳述の機会を与えられましたが、基本的な視座として、私は、法と正義が社会の隅々にまで行き渡った自由で公正な社会を実現し、そこに暮らしたいと願っています。  もちろん、ここに言う法は、形式的に国会による...全文を見る
02月25日第162回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○前川清成君 今日は松村委員から御提示があって、憲法裁判所の議論が盛んです。私も、舛添委員が指摘されるように、違憲立法審査権を活性化するというのは大賛成ですけれども、人事の問題に手を入れずにただ憲法裁判所を設置したならば、その意図と反してむしろ行政追認の、あるいはお墨付きを与える...全文を見る
○前川清成君 日本の裁判所法、現行裁判所法でも最高裁判事はたしか四十歳以上で法律学の素養のある者に限っているんです。法曹資格を持っている者に限っていません。  ただ、日本というのは制定法が非常に整備された国ですし、判例の体系も非常に整った国、その意味では成熟した国なんです。その...全文を見る
03月02日第162回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○前川清成君 この調査の締めくくりに発言の機会を与えられましたので、各委員におかれては自明のことと承知しておりますし、私も各論に関して申し述べたい事項がございますが、議論の出発点と到達点を確認するために憲法の存在理由、すなわち何ゆえに憲法が制定されたのか、そして何ゆえに最高法規で...全文を見る
○前川清成君 前川清成です。  今、加藤議員から環境権についての積極的な御発言がありました。また、私たち民主党の鈴木議員から生涯学ぶ権利についての提案もありました。  ただ、これらの権利については、実現のために国家の作為を必要とします。もちろん、これら権利に自由権的な側面はあ...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○前川清成君 昨年七月の選挙で奈良県選挙区から当選させていただきました前川清成です。  この日のために妻が用意してくれました新しいスーツを今日下ろしてまいりました。予算委員会でのデビューになります。委員長始め皆様方の御指導を仰ぎながら、三十一万一千九百九十票、奈良県の皆さん方か...全文を見る
○前川清成君 議論の前提として、大臣でなくて結構ですので、この事件の概要を御説明いただきたいと思います。
○前川清成君 この被害者が千人と、こういうふうに言われています。もっと被害者の実態に即した御説明をお願いしたいと思います。
○前川清成君 岩尾さんは、この事件の被害者は六十人だと、こういうふうにおっしゃっているんですか。
○前川清成君 だから、被害者は何人だと聞いているんです。
○前川清成君 新聞等は全然お調べになっていないんですか。
○前川清成君 先取りして答えていただかなくて結構です。まず、議論の前提として、どういう事件であったかを確認したいと思っています。新聞等は確認しておられないんですか。  もう一度聞きます。被害者は何人というふうに考えておられるか。
○前川清成君 大臣、このような調査の仕方は私は怠慢ではないかと思うんです。まず、被害の実態、形式的に処分するかどうかはともかくとして、被害者がどれだけいるかというのをまず役所として誠実に調べるべきではないかと、私はそう考えますが、いかがでしょうか。
○前川清成君 その報道によりますと、七十八歳の元院長というのは現在も病院を経営している、こういうことなんです。  そこでお聞きしますが、この病院に対して今も健康保険から診療報酬が支払われているのかどうか。支払われているとしたら、どれだけの期間にトータルでどれだけの金額支払われた...全文を見る
○前川清成君 私としては、厚生労働省としては二十五年間この事件を放置していたというふうに考えざるを得ないんじゃないかと、こんなふうに思っています。  資料を用意いたしました。一枚目、五十五年に逮捕された、五十八年に不起訴処分があった等々を書かせていただきました。それで、このそれ...全文を見る
○前川清成君 だから、どうして困難ですかという質問をしてます。
○前川清成君 起訴された五十五年十二月の段階の捜査資料に基づいて処分することはできなかったんですか。
○前川清成君 そのときの調書を読めば、事情として何人かの子宮を勝手に取ったというのも出ていたはずだと思うんですが、その辺は調べられなかったんですか。
○前川清成君 まず、調書は確認したのかしてないのか、お答えください。
○前川清成君 確定後は機会がありましたが、調べておられないんですか。
○前川清成君 起訴された事件。
○前川清成君 もう時間があれなんで、よく聞いておいてくださいね。  起訴された事件、医師法違反の事件の調書は確認していないんですかという質問、それを確認してた、したら、事情として子宮を取ったとか、出てたんじゃないですかという質問です。
○前川清成君 南野大臣、厚生省がこういうふうに言いますのでお聞きしたいんですけど、検察実務においてあるいは警察実務において、動機や事情等は調書に記載するのが一般的だと思うんですが、いかがですか。
○前川清成君 岩尾さん、今の大林局長の話を聞いていかがですか。当時調べたんですか、調べてないんですか。まず、はいかいいえで答えてください。
○前川清成君 それはさっきの答えでしょう。今の聞いたでしょう、大林局長の話。
○前川清成君 その点が今となれば怠慢だったとはお考えになりませんか。
○前川清成君 その当時において医師法事件の調書を詳細に調べたらもっと早くに事実が確定できたんじゃないかという質問ですが、それについてお答えください。余計なことはお答えいただかなくて構いません。
○前川清成君 岩尾さん、同じこと三回目ですから、もういい加減にしてください。大林局長の話を聞かれたでしょう。事情として通常調書には出るんです。だから、調べたらよかったんじゃないですかと言っているんです。医師法事件の記録を言っているんじゃないんです。医師法事件の記録を見たら傷害罪に...全文を見る
○前川清成君 ちょっと全然理解していただいてないみたいですけれども、また後で大林さんとよく話をしてみてください。  時間がもったいないので先行きますが、それでは二十五年たった今処分された理由はどうしてですか。
○前川清成君 民事訴訟は確定した事件に限っておられるんですか。
○前川清成君 今回は二十五年掛かって民事裁判が確定するまで処分してないんだから、厚生労働省の扱いとしては、民事訴訟は確定するまで処分しないと、こういうことなんですね。
○前川清成君 刑事事件の調書も閲覧しない怠慢な厚生労働省において、どうやって事実を認定するんですか。認定する方法を答えてください。
○前川清成君 質問は、事実認定の方法を答えてくださいと、こうお尋ねしました。お答えください。
○前川清成君 その民事、確定した民事事件の判決に限るっていう、限るという扱いであれば、本件のように二十五年も掛かる場合には、その問題のある医師を適切な時期に適切な処分ができない、で、大変問題であると、それは間違いであると、こういうふうに考えますが、その点では認識は一致していると、...全文を見る
○前川清成君 本件は、故意でおよそ千人もの被害者を出した医師が、その後二十五年間も放置されて今まで診療を続けてきたと。普通に暮らす市民にとっては背筋が凍り付くような、そんな事件だと思います。  医師免許の取消しについて、手続の迅速さ、迅速化、そして公正化、これが必要だと考えます...全文を見る
○前川清成君 どうぞよろしくお願いいたします。  続いて、ハンセン病に関する検証会議の最終報告書が今月一日に提出されました。大臣にお尋ねいたしますが、この報告書は今後どのように取り扱われるんでしょうか。
○前川清成君 資料を用意しました。二枚目です。ちょっと議論の前提として、このハンセン病に関する経緯を、大臣でなくて結構ですので、御説明をお願いします。
○前川清成君 資料の二枚目、二枚目。
○前川清成君 昭和三十三年、東京で開かれた第七回国際らい会議、これはどのような議論があってどのような勧告があったのか、お答えください。
○前川清成君 その国際会議の勧告もあった。特効薬も見つかった。感染力が極めて弱いこともはっきりしている。それなのにどうして強制隔離や断種、妊娠中絶等の政策を続けたのか、推し進めたのか、この点お答えください。
○前川清成君 質問は聞いていただいているんですかね。今のお答えは尾辻大臣が尊重するとおっしゃった最終報告書の内容とも矛盾していますし、熊本地裁の判決を否定していることになっていますが、今のは本心でおっしゃったんですか。
○前川清成君 じゃ、現在においてはどう総括されているんですか。
○前川清成君 時期について争いがあるとおっしゃいましたが、じゃ、厚生労働省はいつの時期からというふうにお考えなんですか。
○前川清成君 だから先ほど聞いたんですが、昭和三十三年の第七回国際らい学会の勧告、これは間違っていたと、こういうことですか。
○前川清成君 田中さん、僕がこの委員会で厚生労働省の裁判上における主張はと、そんな質問したことが一度でもありますか。そんな質問聞いてないでしょう。  現在においてどう総括しているんですかと、こうお尋ねしたら、五十六年以降見直すべきだったと、そう今おっしゃったから、そうであれば、...全文を見る
○前川清成君 尾辻大臣のお立場に同情申し上げます。こんなことではなかなか改革も進まないんじゃないかなと、そんなふうに思います。  それで、検証会議による最終報告書によりますと、六つの施設で百十四体の胎児等の標本が発見されたとあります。うち二十九体は妊娠八か月を経過しています。十...全文を見る
○前川清成君 いや、大臣じゃなくて結構です。
○前川清成君 済みません。
○前川清成君 この二十九体の赤ちゃんについては、大変残念ながら国の手によって殺された、こういうふうに考えざるを得ないんじゃないか。妊娠八か月を過ぎていますので、優生保護法に基づく人工妊娠中絶もありませんので、分娩された後、国家公務員の手によって殺されてしまったと考えるしかないので...全文を見る
○前川清成君 二度と国民を守るべき国によって国民の命が奪われるということがないように、この二十九体の赤ちゃんについてはやみに葬ってはならないのではないかと、こういうふうに考えておりますので、是非よろしくお願いを申し上げます。  それで、最後に、そのハンセン病、どういうふうに総括...全文を見る
○前川清成君 実はお会いしたことはないんですが、私は北側大臣と同様に大阪弁護士会法友倶楽部のメンバーでございます。  去年三月十六日に公認をいただくまでは電車に乗って、毎朝電車に乗って大阪に通勤をしておりました。選挙に出るというふうになりまして、奈良県の中を車でうろうろするよう...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  それで、奈良県の話が出ましたので調子に乗ってお尋ねしたいんですが、奈良県の場合、特に南北の渋滞がひどくて、世耕議員からも指摘がありましたが、京奈和道の完成というのが待たれます。  ただ、大和北道路についてはいまだルート前、ルートも決まっ...全文を見る
○前川清成君 大和北道路が通らないと京奈和道路が奈良市内で分断されてしまって、西名阪の郡山インター付近で大渋滞が発生するんじゃないかと心配していますので、一日も早く供用できるように頑張っていただくようお願いします。  次の質問に移らせていただきます。  資料を配らせていただき...全文を見る
○前川清成君 私は、まず議論の前提として委員の皆さん方に御理解いただくように、利息制限法という法律があってどう定まっているかとか、出資法があってどういうふうに決まっているかとか、その間にグレーゾーンがあるとか、こういう御説明をしていただきたいなと、こういうふうに思ったんですが、ち...全文を見る
○前川清成君 その利息制限法、そして出資法が定める制限金利の引下げに関して、昨年十一月十日の本会議において南野大臣から、平成十九年一月をめどにして検討しており現在法務省では基本的な調査を行っている、こういうふうな御答弁をいただいたんですが、制限金利に関する見直しは法務大臣が御担当...全文を見る
○前川清成君 両大臣、この点いかがでしょうか。
○前川清成君 南野大臣が十一月十日の本会議で、現在法務省の刑事局と民事局で基礎的な調査を行っていると、こういうふうにお答えいただいたんですが、現在どのような事項についてどのようなメンバーで調査をしていただいているのか、お答えいただきたいと思います。
○前川清成君 今お答えいただいたのは十一月十日の本会議と同じ答えですので、私が聞いているのは、具体的に今どのような方々でどのような作業が進められているのか、そういう質問をさせていただきます。
○前川清成君 金融大臣にお尋ねいたします。  昨年十二月二十六日の日経新聞によりますと、金融庁は幹部による、この金利の引下げに関して幹部による勉強会を始めたと、こういうふうに書いてあるんですが、幹部というのはどういう方を指すのか、で、どのような勉強をされているのか、お答えいただ...全文を見る
○前川清成君 昨日のヒアリングの際は、貸金業者からのヒアリングを始めていると、こんなふうに聞いたんですが、貸金業者を呼んで、その貸金業者の訴えを聞き始めておられるんでしょうか。
○前川清成君 その貸金業者はどういうようなことを訴えているんでしょうか。
○前川清成君 大臣がおっしゃったように、あっ、大臣じゃない、大林局長かな、ごめんなさい。お金の貸し借りについては貸手もあれば借り手もありますので、業者を呼んで意見を聞くのであれば、是非借り手の側、消費者の側も意見をお聞きいただきたいと、こんなふうに思います。  それと、真実かど...全文を見る
○前川清成君 資料の四枚目をごらんいただきたいと思います。私の方で用意をさせていただきましたが、参議院の調査室にもお願いをして数字の確認をさせていただきました。現在の利息制限法というのは昭和二十九年の六月から施行されています。そこで、昭和二十九年当時と現在との金利の状況、物価の状...全文を見る
○前川清成君 大臣から今お言葉がありましたので議論をそちらの方に進めたいと思うんですが、貸金業者の調達金利、これがどの程度かというのは調査しておられますでしょうか。
○前川清成君 私も昨晩、大臣おっしゃった消費者金融連絡会、これのホームページを閲覧いたしました。これによりますと、アコムの平均調達金利は一・六七%、三洋信販一・五七、プロミス一・七六、アイフルは一・八七%、武富士が二・一六%、こういうふうに公表されています。  このように企業の...全文を見る
○前川清成君 今後も積極的にディスクローズを進めていくように御指導いただきたいと、こんなふうに思いますが、ただ、今申し上げました一・六七%という調達金利と二九・二%という制限金利、この差額が利ざやとなって貸金業者のもうけになっています。私は、ちょっと利ざやが余りにも大き過ぎるんじ...全文を見る
○前川清成君 大臣の方から今調達金利の変動について御指摘がありましたので、大臣がごらんになったのと同じホームページの中に金利固定化率という数字も挙がっておりまして、金利固定化率は七四・二ないし九九・三%ですので、この一・六七程度の金利でこれからも調達できるのではないかということを...全文を見る
○前川清成君 このノンバンク社債法によってこれから貸金業者はますます低利で営業資金を調達できるのではないかなと、こんなふうに考えておりますが、いかがでしょうか。  ちなみに、その消費者金融連絡会のホームページでは、このノンバンク社債法を利用して七十六社が社債を発行している、その...全文を見る
○前川清成君 そのやみ金融に関してですが、金利規制を撤廃したならば競争によって貸出し金利が下がってやみ金も駆逐されると、こういうような議論があるんですが、これについて金融庁あるいは法務省で調査をなさっているのか、特にアメリカの法制度について調査なさっているのかについてお伺いしたい...全文を見る
○前川清成君 是非お調べいただきたいと思うんですが、アメリカでは一九八〇年以降、規制緩和を進めて、消費者金融の金利についても市場原理、競争原理を導入しています。その結果、金利はむしろ高騰しています。アメリカでは、ペイデーローンという一種のやみ金があるそうです。この点についても是非...全文を見る
○前川清成君 韓国については、一九九七年、やはり規制緩和ということでいったん利息制限法を廃止しています。しかし、その結果、非常にやみ金が増えたということで、再び金利規制を復活しています。この辺の事情もまたお調べいただきたいと思います。ドイツやフランスは、今、寺田さんからお話があっ...全文を見る
○前川清成君 どなたでもいいですよ。
○前川清成君 この点については、日弁連が最高裁の御協力を得て破産事件の確定記録の調査等をやっております。私もそれをまとめた論文を一つ書かしていただいています。  是非、金利の規制に関しては、借り手の側、消費者の側、生活者の側もしんしゃくいただいて御検討いただくようお願いいたしま...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○前川清成君 三月八日に続いて質問に立たせていただきます。民主党の前川清成です。どうぞよろしくお願いいたします。  昨年末、奈良市で女児の誘拐殺人事件が起こりました。私も、小学校六年生の女の子、この子は十五日に卒業したんですが、そして小学校三年生の男の子、二人の子供を育てている...全文を見る
○前川清成君 三河安城市の氏家容疑者なんですけれども、仮出獄直後の犯行だと、こういうふうに聞いております。いつ刑務所を出て、いつ事件を起こしたのか。これは大臣でなくて結構ですので、お答えいただけますでしょうか。
○前川清成君 この仮出獄というのがどのような制度で、どのような場合に認められるのか、お答えいただけますでしょうか。
○前川清成君 今の御説明でありましたように、刑法二十八条の言う改悛の状には再犯のおそれがないということも判断基準になるということですが、この氏家容疑者がわずか八日後に殺人事件を起こしているんですが、この判断が間違っていたと、そういうことでしょうか。
○前川清成君 そのような赤の他人みたいな発言をされると困るんです。  地方更生保護委員会って、これは法務省でしょう。違うんですか。
○前川清成君 法務省として今回の仮出獄の決定は間違っていたと、こういうことですね。
○前川清成君 いや、結果としてじゃなくて、それじゃお聞きしますが、氏家容疑者についてはどのような判断から再犯のおそれがないと、こういう結論に至ったのか、そのプロセスを御説明ください。
○前川清成君 今のお答えでは全然分かりません。どういうような要素をしんしゃくして判断したんですかと、こう聞いてるんです。その点、詳しくここで聞かしてください。刑務所から出た書類には何が書いてあったのか。委員が面接したときに、どういうような情報を得て再犯のおそれがないというふうに判...全文を見る
○前川清成君 これは事前に通告してますよ。どうして詳細にお答えにならないんですか。何か隠したい事情あるんですか。そんな一般論なんて全然聞いてないんですよ。一般論聞いたって同じことを繰り返さないための教訓にはならないんじゃないですか。更生保護施設に入れたらもう犯罪起こさないんですか...全文を見る
○前川清成君 二月五日の毎日新聞によりますと、殺せというお告げを受けたんで殺したんだと、こういうふうに供述しているそうです。これが客観的な真実かどうか分かりませんが、新聞報道ではこういうふうになってます。  それで、この仮出獄のときに、例えば精神科医の診察を受けさせているのか、...全文を見る
○前川清成君 麻生さんは、その申請書の記載とか面接の結果とか、それ繰り返されるんだけれども、その中身を全然言及されないから分からないんですよ。申請書の記載がどうだから精神科医の診察受けなかったとおっしゃるんだったら、まず申請書の中身、どういうことが書いてあるのかをお聞かせいただか...全文を見る
○前川清成君 これも大臣でなくて結構ですが、保護観察というのはどういう制度なのか、氏家容疑者に関して保護観察というのは機能していたのかどうか、この点お伺いしたいと思います。
○前川清成君 いや、そんな一般論はさっき聞いていないというふうに先ほど申し上げたでしょう。この氏家容疑者について保護観察は機能していたんですかという質問です。  仮出獄をさせた、保護観察を付けた、それなのにわずか八日後に人を殺してしまった。これについて法務省は全然反省しておられ...全文を見る
○前川清成君 大臣、今のお答えをお聞きになりました。一月二十七日に出所しましたと。二十八、二十九は何かやったけれども、三十日にいなくなりましたと。わずか二日でいなくなりましたと。それでやるべきことはやったんですか。大臣もそうお考えになっておられます。今の答えはむちゃむちゃやで、そ...全文を見る
○前川清成君 大臣、是非リーダーシップを発揮していただいて、役人は責任逃ればっかりにきゅうきゅうとしますから、この件についての責任を追及する以前に、再びこういうことを繰り返さないために制度をどう改善するか、そこに頭を使うべきであって、言い逃ればっかりにきゅうきゅうされるんだったら...全文を見る
○前川清成君 先ほど南野大臣の方から御答弁いただきましたが、犯罪の防止のために、とりわけ凶悪犯罪の防止のために法務省が持っておられる情報を関係官庁と相互交流されると、こういう御方針をおっしゃっていただきました。この関係官庁というのは具体的には警察庁とかなと思うんですが、そこで警察...全文を見る
○前川清成君 今後は、あっ、ごめんなさい、今後は、警察におかれて法務省から情報の提供を受けて、その情報も併せて管理し犯罪の抑止に役立てると、こういうような方針をちょっと報道等でも聞いたんですが、今後の方針について御説明願えますでしょうか。
○前川清成君 技術的なことですので、大臣にお答えいただいても結構ですし、役所からお答えいただいても、どちらでも結構ですけれども、今後提供を受けられる情報は、性犯罪者の出所情報に限るという御答弁だったんでしょうか、あるいはもっと広く情報を収集されるんでしょうか。
○前川清成君 この六月からの新しい運用ですが、これは法律を制定してというようなことはお考えになっておらず、ただ実務の運用としてと、こういうことでしょうか。
○前川清成君 大臣、ちょっとこれからが一番肝心な質問なんですけれども、この六月一日からの運用によってどの程度その犯罪が抑止されるのか、その実効性といいますか、効果といいますか、その点についてはどうお考えでしょうか。
○前川清成君 効果が、大臣おっしゃるとおり、定量的に把握するというのは難しいと思いますけれども、安全な社会、小泉総理の施政方針演説にも、世界一安全な国を復活すると、こういうふうにおっしゃいましたので、是非いろいろな方策を御検討いただきたい、こんなふうに思っています。  ただ、同...全文を見る
○前川清成君 公務員に守秘義務があるのは当然のことだと思います。  ただ、残念ながら、この守秘義務だけでは情報の管理がうまくいかないんじゃないかな。この点で、大変恐縮なんですけれども、厚生、これは大臣でなくても、役所の方でも結構ですが、例えば社会保険庁が管理していた年金情報に関...全文を見る
○前川清成君 社会保険庁や経産省のように、その情報の漏えいや目的外使用というのは必ず発生すると思いますので、相互交流をけしからぬと言う気持ちはさらさらありませんが、相互交流を進めると同時に、情報の管理体制、これにも十分意を払っていただくようにお願い申し上げます。  それで、資料...全文を見る
○前川清成君 このようにお取り組みいただいているんですが、ところが実際がそれに追い付いていないというので、お配りしましたのは昨年十一月二十八日の新聞の切り抜きであります。この新聞の記事がちょっと分かりにくいので、二枚目、これ私の方で絵にさせていただきました。ちょっと恐縮ですけれど...全文を見る
○前川清成君 一般論として確認しておきたいんですけれども、民事裁判を起こそうとする、起こそうとしたら、被告の住所と名前、フルネームですね、これは分からないと起こすことができないと、こういうことでよろしいですよね、高橋局長。
○前川清成君 もう一つ、高橋局長に確認をお願いしたいんですけれども、これは、裁判に先立って、その民事裁判に先立って、不審に思ったその被害者の女性が警察に被害届を出したと、警察の方から命令か何か、連絡か何か知りませんが、銀行の方は口座を凍結した。だから、だまし取られたお金は今銀行に...全文を見る
○前川清成君 それで、ところがこの手続の問題で、お気持ちはよく分かるとおじぎされておられたので、手続の問題で、この五十二歳の女性が銀行に行っても、銀行の窓口では、ああ、そうですか、お気の毒ですねということでお金は返してくれないわけです。具体的には民事訴訟を起こして判決を取らなけれ...全文を見る
○前川清成君 いや、まだ、銀行ですね。
○前川清成君 ちょっと今のお二人のお答えには大分不服があるんですけれども、ちょっと流れの問題もありますので先に進めますが、最高裁にお尋ねしたいと思います。  調査嘱託を申し立てているみたいですが、調査嘱託というのがどういう制度か、被告の住所氏名の特定のためには調査嘱託というのは...全文を見る
○前川清成君 今、三者の方からお答えをいただきました。お答えを一つずつ取り上げますと論理矛盾はないんですが、三人合わせるとむちゃむちゃな答えなんです。お分かりいただけますでしょうか。  まず、この被害者の方は、銀行に対して裁判を起こさないとお金は取り戻せない。お金を取り戻せるこ...全文を見る
○前川清成君 私は、これはこの振り込め詐欺だけの問題じゃなくて、もっと大きく、日本の法構造自体に大変大きな問題があるんじゃないかなと、こんなふうに思っています。  被害者は何の落ち度もないんですよね、だまされたという以外に。警察は巻き込まれたくないというので知らぬ顔する、銀行も...全文を見る
○前川清成君 ちょっと時間の関係もありますので、私がしゃべらせてもらいます。  警察が本件でも銀行に対して情報提供を求めたのは、刑事訴訟法百九十七条の二項、捜査について、公務所又は公私の団体に対して必要な事項の報告を求めることができると、この条文だろうと思います。これに応じて銀...全文を見る
○前川清成君 これは、銀行の立場は推測するしかないんですけれども、例えばみずほ銀行、これがやみ金が取立てに利用した銀行口座に対して弁護士が弁護士法二十三条の二に基づいて口座開設者の住所、氏名を問い合わせた、そういう事件において、みずほ銀行は裁判所に提出した書面で顧客の了解がないと...全文を見る
○前川清成君 時間が参りましたので終わりますが、少なくともみずほ銀行の顧客の了解がないと回答しないというこの取扱いは今の金融大臣のお答えとも矛盾しますので、少し銀行の公共性ということも是非お考えいただきたいと、こんなふうに思っております。  山本議員の方にお譲りしたいと思います...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○前川清成君 民主党の前川清成です。  この通常国会では、法務委員会、初めての質問をさせていただきます。国会議員一年生ですが、南野大臣の胸をおかりして二十一世紀のあるべき司法について議論をさせていただきたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず...全文を見る
○前川清成君 新旧司法試験の合格レベルについて同じレベルになるように、司法試験に当たって、新旧司法試験の実施に当たって御配慮はあるんでしょうか。
○前川清成君 今の点なんですが、それぞれの試験で、そのそれぞれの試験、新試験の中、旧試験の中で公平だというのは十分承知しておるんですが、私が確認をさせていただきたいのは、新試験を受ける人は、例えばですけれども、八十点で通るけれども、旧試験であれば百点でなければならないとか、そうい...全文を見る
○前川清成君 司法試験の理念として、統一、公平、開放というようなことがうたわれます。統一試験というのは、裁判官になる者も弁護士になる者も検事になる者も一つの資格試験ということです。公平というのは、皆さん点数だけで平等に評価するということです。開放というのは、例えばですけれども、今...全文を見る
○前川清成君 確かに大臣おっしゃるように、審議会の最終意見書も、例えば七、八割の者が新司法試験に合格できるよう充実した教育内容を行うべきであると、こういうふうに記載されておりますので、大臣の御説明のとおりかなとは思うんですが、これは法務省になるのか文部科学省になるのかちょっと分か...全文を見る
○前川清成君 先ほどの大臣の御答弁にありましたが、新司法試験に七、八割の者が合格するような教育水準を目指すと、こういうことであれば、現在、法科大学院でどのような教育が行われているかというのが大変重要になると思います。  そこで、文部科学省にお尋ねしたいんですが、その法科大学院、...全文を見る
○前川清成君 今の答えがよく理解できなかったんでもう一度聞くんですが、今回の決定は法科大学院の要望を踏まえたものだとお話しされましたけれども、それは何のことをおっしゃったんですか。
○前川清成君 それで、その文脈でおっしゃった上限の数字というのも新司法試験の数の上限にしてほしいと、こういうことですよね。  それは、ちょっと余りにもこの新司法試験であるとか法科大学院をつくって法曹養成を行うという理念を理解しておられないんじゃないかなと。これは文部省、文部科学...全文を見る
○前川清成君 それじゃ、今、文部科学省、どなたでしたかね。
○前川清成君 徳永さんにお尋ねしますけれども、新司法試験の合格者数は法科大学院の要望で決めるんですか、あるいはそれ以外のもので決めるんですか。それ以外のもので決めるとしたら、その基準は何ですか。
○前川清成君 このロースクールの問題が、法科大学院の問題が、法務省と文部科学省の権益争いにならないように、お誓いいただけますか。
○前川清成君 そうしたら、司法改革の理念は何ですかと聞いたらいいんだけれども、時間の無駄だろうからやめます。  先ほど徳永さんの御説明で、私が徳永さんに対して本来お尋ねしたことは、法科大学院の教育内容を検証しておられますかと、こういうことをお尋ねしました。それについて、書面で審...全文を見る
○前川清成君 それじゃ、文部科学省としては、大学の自律性にゆだねるので具体的な教育内容は調査しないという御答弁でありますから、将来、認証機関から法科大学院の設置許可について結論が出たときに文部科学省としていちゃもんは付けないと、こういうことでいいですね。
○前川清成君 ちょっと時間があれなんで先に進めさせていただきたいんですが。  私は、今の徳永さんの話のように、文部科学省が法科大学院のしり馬に乗って利権争いをして新司法試験の合格者のレベルがどんどん下がってしまうと、こういうことになると一番損害を受けるのは国民であるから、是非プ...全文を見る
○前川清成君 この点は実は通告してないんですが、ゆうべ、弁護士の友人から電話がありまして、その五十七期についてですが、本来は百名ぐらい不合格、不合格って、合格留保になる予定だったんだと。ところが、ちょっとそれじゃ余りにも困るんでげたを履かしたんだと、そういううわさがあるんですよと...全文を見る
○前川清成君 今、五十七期が千二百名ということですが、これから千五百名になって、将来的には三千名になっていきます。そのときに、国の税金を使って司法修習させた者が五十人、百名不合格ということでは困りますので、是非、最高裁になるのか、司法試験管理委員会あるいは法務省になるのか、文部科...全文を見る
○前川清成君 その最高裁がおっしゃる過去最大というのがちょっとスケールとして小さいんじゃないかなと、こんなふうに思っています。  園尾さんは、破産処理に関して革命的な方法を発明されたというふうにこの中公新書の「ドキュメント裁判官」にも書かれている方で、少数の裁判官でたくさんの事...全文を見る
04月05日第162回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  筆界特定という新しい制度ができましたので、時間が許す限りこの条文を丁寧に見ていきたいと、こんなふうに思っています。  その前提で、まず寺田民事局長にお尋ねしたいんですが、百二十三条の一号に筆界の定義があります。この筆界特定制度の...全文を見る
○前川清成君 百二十三条の一号に「当該一筆の土地が登記された時にその境を構成する」と。その時期の限定も入れておられますので、ちょっとこの点、もう少しこの制度を利用する国民の皆さん方に分かりやすいように御説明お願いできませんでしょうか。
○前川清成君 もう少し分かりやすい説明ができないかなと、こういうふうに思っているんです。  例えばですけれども、自然状態においては土地にラインは引いていないわけですけれども、国が公法上、登記をする際に線を引きましたと、それによって、一物一権主義によって取引の対象になりました、そ...全文を見る
○前川清成君 筆界というのは、専門家の間ではもちろん理解しているわけですが、民事局長がいみじくもおっしゃったとおり、この制度を利用される国民の方々にとっては知らない概念ですよね。重要なのは、自分の所有権がどこまで及んでいて、どこまで土地を利用できるかということが関心があることであ...全文を見る
○前川清成君 それじゃ、今のお答えに関連してお尋ねしますが、所有権の範囲とは別に、筆界を法務局において特定する制度を設ける、その必要性といいますか、その点についてお答えいただけますでしょうか。
○前川清成君 今の御説明とその百三十五条二項とが少し乖離するんじゃないかと思いますが、少し前に進めたいと思います。  それで、境界確定訴訟という制度があるわけですけれども、境界確定訴訟とは別に、今回この筆界特定制度を設けられた趣旨をお尋ねしたいと思います。  何だか、聞いたと...全文を見る
○前川清成君 今の大変難しいお答えでしたので、私なりに理解したところを申し上げますと、境界と所有権の範囲とおおむね一致しているという社会的事実を前提として、法務局によって迅速に境界を確定しようと、筆界を確定しようと。それによって所有権に関する紛争の処理を、所有権の範囲に関する国民...全文を見る
○前川清成君 ですから、裁判とは別個にこの制度を設けたのは、簡易に、そして迅速に解決したい、そういう要望にこたえるためと理解していいんですか。
○前川清成君 今のところは、例えば意見聴取の機会をどういうふうに運営していくかとか、筆界特定登記官ですか、それの主宰の下での手続を職権的に進めるか当事者的に進めるかというのにもかかわってくると思うんですね。だから、大きな理念として、この筆界確定制度が安く早くを目指すのか、高く丁寧...全文を見る
○前川清成君 百二十三条は、一項で筆界の定義で、二項に筆界特定の定義を置いておられます。この筆界の特定についてなんですが、定義規定でありながら、筆界特定とは何か、位置を特定することと、問いをもって答えてしまっているんですね。  そこでお伺いしたいんですが、この特定というのはどう...全文を見る
○前川清成君 定義としては特定書によって筆界を指し示すことと、こういうふうに理解していいんでしょうか。
○前川清成君 この法律に限らずなんですけれども、以前、民法の改正が問題になりましたときに電磁的記録物というのはどういう意味ですかというふうに大臣にお尋ねして、私も大臣もよく分かりませんねというお話をさせていただきました。  今回、この筆界にしても筆界特定にしても、あるいは、もう...全文を見る
○前川清成君 ですから、定義としてはどうなるんですか。
○前川清成君 十四条、不動産登記法十四条二項にありますが、一筆又は二筆以上の土地ごとに作成され、土地の区画を明確にし、かつ地番を表示した地図と、こういうふうに理解してよろしいですか。
○前川清成君 そこでお伺いしたいんですが、地積測量図というのがよく日本語として使われます。この地積測量図というのはどういうものなのか、そしてこの地積測量図が十四条一項に言う地図に当たるのかどうか、併せてお答えいただけますでしょうか。
○前川清成君 ですから、十四条一項に言う地図には当たらないんですよね。だから、どの点で当たらない。
○前川清成君 先ほど吉田委員の質問にもありました公図というのがあります。公図やこの地積測量図が十四条四号に言う地図に準ずる図面と、こういうことでよろしいでしょうか。
○前川清成君 地積測量図が地図に準ずる図面として扱われていないのは、全体の位置関係がはっきりしていない、その土地の形状、面積は指し示しているけれども、隣の土地や周辺との関係が明らかではないから、こういうことですよね。
○前川清成君 今、以上のことを前提にちょっとお伺いしたいんですが、たしか二月に奈良県の土地家屋調査士会さんがシンポジウムを開かれました。私も滝副大臣も出席をさせていただいたんですが、そのときに、土地家屋調査士会が実費を四百万お出しになって、皆さん方の手弁当でGPSを使って測量をさ...全文を見る
○前川清成君 百二十五条で、「筆界特定は、筆界特定登記官が行う。」と、こういうような条文があります。  そこでちょっとお伺いしたいんですが、登記官がどういうような仕事をされているのかというと、残念ながら国民の皆さん方にとっては余り身近なものではないように思います。登記官というの...全文を見る
○前川清成君 それで、登記官の方がどのように採用されているのかということと、特に表示登記に関して、この法案についてですから表示登記についてで結構ですので、資質や能力についてお伺いしたいと思います。
○前川清成君 ちょっと法務局で認定すると言われるとどういう能力でどういう資質なのかよく分からないんですが、その筆界の特定に関して、境界を決めるに当たって具体的にどのような能力をお持ちなんでしょうか。
○前川清成君 寺田さんのお話にありましたように、まず法務局に採用されると、そこからある一定の能力を持った人が表示登記に関する登記官に任命されると、こういうことですよね。  そこでお伺いしたいのは、どのような能力があればその登記官に任命されるのかどうか。今おっしゃっていたように、...全文を見る
○前川清成君 私がお聞きしているのは、経験やこれまでどういう仕事をしていたんですか、それをお聞きしているんじゃないんです。現地に行ったことがある、ベテランです、六か月以上測量の学校に通いました、それだけで筆界を決める権限を持つ特定登記官に任命していただいたら困るわけです。私がお聞...全文を見る
○前川清成君 時間がありませんので、午後に。
○前川清成君 民主党の前川清成です。  午前中に引き続きまして質疑の時間をちょうだいいたしましたこと、委員長始め理事の皆さんに感謝申し上げます。  それで、午前中の質問に引き続いてお尋ねしたいんですが、私は登記官の方々の能力についてネガティブなことを申し上げているつもりはない...全文を見る
○前川清成君 寺田局長の御説明を聞いても少しまだ納得できないんです。  例えば、今回、百四十三条の一項で特定書というのを登記官が作成することになります。このことについては、少なくとも今までの登記官がしてこなかった仕事であるということはお認めいただけるだろうと思います。あるいは、...全文を見る
○前川清成君 是非、こういう開かれた社会ですから、公開するような形で御尽力をお願いしたいと、こんなふうに思います。  それで、続いて、百二十七条以下で筆界調査委員という制度が設けられることになっています。午前中の質疑の中で政務官の方から、多くの場合は土地家屋調査士が任命されるだ...全文を見る
○前川清成君 百三十条の規定で標準期間を設ける、こういうふうになっています。これ、標準期間を設ける趣旨について御説明いただけますでしょうか。
○前川清成君 午前中に、この筆界特定制度は早く安くなのか、あるいはゆっくり丁寧なのかというようなお尋ねをしました。それに対して局長の方から適切な時間を掛けて適切な費用でというお答えがあったんですが、この百三十条で標準期間を定めているというのは、ある程度丁寧さを犠牲にしても迅速な認...全文を見る
○前川清成君 今、境界確定訴訟は時間が掛かるんだと、こういうふうにおっしゃいました。もしお手元に統計があればで結構ですが、その境界確定訴訟というのはどれぐらい掛かるのか。なぜ境界確定訴訟が時間が掛かってしまうのか、原因。それに、それと対比して、この筆界特定手続であればなぜ早く認定...全文を見る
○前川清成君 今のお答えは、裁判手続であれば適切な時期に専門家の関与がないから、二番目には当事者に十分な主張、立証を尽くさせるから、だから少し時間が掛かってしまうんだと、こういうことですよね。  この手続であれば、まず前者の点ですが、最初の段階から調査委員が任命されるので、その...全文を見る
○前川清成君 寺田さん、十分御存じの上でおっしゃっているんだろうと思うんですけれども、今、例えば民事裁判であっても法廷で弁論手続をやるというのはごくごく少なくて、ほとんどの場合、ラウンドテーブルで争点整理手続をやる。この筆界特定手続も、恐らく法務局の一室か何かでラウンドテーブルみ...全文を見る
○前川清成君 今の段階だからその程度しか答えられないというのは、ある意味分からなくもないんですけれども、その制度の立ち上げの問題ですから、いかに利用しやすい制度をつくるかというその制度の根本にかかわる問題ですから、後は任してくれと言われてもなかなか納得できなくて、やっぱりある程度...全文を見る
○前川清成君 定額になるんですか。
○前川清成君 その訴額といいますかね、目的物の価額の認定の困難さだとか、今まで法務局がそういうことをしてこられなかったことだとか、あるいは御利用になる国民の皆さん方にとっての分かりやすさというようなことを考えれば、例えばですけれども、一律一万円というように決めたらいかがかと思うん...全文を見る
○前川清成君 その算定の仕方を、手数料の算定の仕方を国民の皆さん方に分かりやすく説明できるかどうかと、これが大事だと思うんですが、それできるんですか。
○前川清成君 百三十一条の三項のこの手数料に関しては、額の問題、そして額の定め方の問題も大事ですけれども、それと同様に、どこまでの範囲含まれているのかと、これも大事だと思います。百四十八条の規定がありまして、ごめんなさい、百四十六条の規定がありまして、手続についてもしその筆界特定...全文を見る
○前川清成君 今日は、実は財務省にもお越しいただいていまして、この筆界特定に、筆界特定制度を創設するに当たって、財務省として予算はどの程度お考えになっているのか、また年間の利用者、どの程度を想定されているのか、この辺、財務省からお伺いしたいと思います。
○前川清成君 年間五百件ぐらいしか利用しないと、こういう予想ですか。となりますと、法務局の数が五十だとすると、年間一つの法務局で十件、一月に直すと、一件申立てがある場合もあればゼロ件の場合もある。民間企業の感覚であれば、月一件しか利用しない手続というのは、それは廃止の対象になるん...全文を見る
○前川清成君 違うんです、松元さん。時間がないから聞かれていないことは答えてくれなくていいんですけれども、五百件も、松元さんでなくていいです、寺田さんでいい。年間五百件程度というふうに想定しておられるんですか。年間五百件なら、今申し上げたように、月一件か月ゼロ件ですよ。地域的な偏...全文を見る
○前川清成君 先ほど土地家屋調査士会から配られたADRに関する資料ですと、境界問題相談センターおおさかだけで、これ一つのところだけで平成十五年三月一日から十六年十二月三十一日までの間に七百七十六件の問い合わせ件数があったと、こういうことですから、月一件ないしゼロ件というような小さ...全文を見る
○前川清成君 この機会に、ちょうど一週間前にやりました裁判官の増員の問題について是非財務省の御所見を聞いておきたいと思うんです。  裁判官を増やせということについては、自民党も民主党も公明党も共産党も、与野党一致して増やせ増やせと言っているんです。ところが、最高裁の方は、いや、...全文を見る
○前川清成君 違うんです。そういう、聞いていることには全然答えていただいていないんです。  松元さん、あのね、行政改革どうこうとおっしゃいましたけれども、行政改革と司法改革とが全く違うものだというのは御理解いただいていますか。
○前川清成君 それじゃ、一言で結構ですから、行政改革の理念は何で、司法改革の理念は何なんですか。
○前川清成君 行政改革は、私が答える立場にないのかもしれませんが、行政改革というのは公務員の数を減らしましょうと、無駄をなくしましょうと、小泉総理が口癖のようにおっしゃる、民間でできることは民間でやりましょう、それが行政改革だと思います。司法改革は逆なんです。ともかく、日本の司法...全文を見る
○前川清成君 ちょっと時間の都合もありますのでこちらの方で申し上げますけれども、法務局に筆界確定に、筆界の特定に要する資料がすべて備わっているわけではなくて、一部備わっていて、例えば市役所であるとか土木事務所であるとか税務署にもあるということだろうと思いますし、私の地元の奈良県で...全文を見る
○前川清成君 以前、予算委員会でこの点をお尋ねしたんですが、今おっしゃっているように公法上の義務が発生したとしても、弁護士法二十三条の二に基づいて銀行に振り込め詐欺の犯人の預金口座を照会したところで、銀行は答えない。なぜ銀行が答えないかというと、その振り込め詐欺の犯人の同意を取れ...全文を見る
○前川清成君 時間ですので、終わります。
04月06日第162回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○前川清成君 民主党の前川清成です。  舛添委員の御提案に異論を申し上げたいと、こういうふうに思います。  といいますのも、舛添委員から、基本的人権の限界を画する公共の福祉という概念に関して、公益あるいは公共の秩序という言葉に書き換えるべきではないかという御発言があったからで...全文を見る
06月07日第162回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  去年の七月に当選させていただきまして、千葉理事始め理事の皆様方の御配慮で対政府質疑は何度もさせていただいたんですが、参考人質疑は今回が初めてになります。  私たち民主党には次の内閣という一種のガバナンスがありまして、簗瀬さんがネ...全文を見る
○前川清成君 私も公開会社というのはそういう意味だというふうに考えて、そういうふうに使ってまいりましたけれども、実は今回の会社法案の二条の第五号で公開会社の定義が設けられておりまして、公開会社というのは、その発行する全部又は一部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について株...全文を見る
○前川清成君 この点で、太田先生は会社法実務に大変お詳しい御様子ですけれども、実務に混乱は生じないんでしょうか。
○前川清成君 ありがとうございました。  次に、最低資本金制度についてお教えいただきたいと思いますが、益田先生の方から最低資本金が一千万円というのはいささか行き過ぎではないかというような御発言がありました。  私は、今まで、これまでは有限会社という制度と株式会社という制度二つ...全文を見る
○前川清成君 それで、少し神田先生に今の点に関連して今回の改正の基本的な方向というのをお教え願いたいと思うんですが、今、益田先生がおっしゃったように、有限会社を廃止して株式会社に一本化しました。その一方で、合同会社、LLCをつくりました、あるいはLLPも設けることができました。こ...全文を見る
○前川清成君 有限会社で経営と出資とが制度的に分離しているというような御説明をいただいてもちょっと我々の実感としては納得できないといいますかね、有限会社をやっている人は、有限会社にお金を出している人はその有限会社の社長さんですのでね。  結局、よく分からないのは、なぜ一方で有限...全文を見る
○前川清成君 ニッポン放送事件に関して太田先生がお書きになられました「ニッポン放送新株予約権発行差止仮処分申立事件決定とその意義」という論文を拝読させていただきました。結局は現行法の二百八十条ノ十、二百八十ノ十が言う著しく不公正な方法による発行になるんで差し止めたと、こういうこと...全文を見る
○前川清成君 本当はもっとお教えいただきたいこともあるんですけれども、時間が参りましたので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。
06月09日第162回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  寺田民事局長のお顔を久しぶりに拝見いたしましたのでこの機会にお伺いしたいんですが、三月八日の予算委員会で、大臣が私の質問に答えて、出資法及び利息制限法の定める制限金利の引下げについては法務省で調査研究していただくというふうにお答え...全文を見る
○前川清成君 今私がお尋ねしたのは三月九日以降本日までの作業状況をお尋ねしたんですけれども、ちょっとそれをお尋ねすると時間もなくなると思いますので、次に進ませていただきたいと思います。  会社法の二条の第三号、子会社の定義がありますが、この定義の趣旨がよく分かりません。会社がそ...全文を見る
○前川清成君 そのお答えは昨日の質問取りのときの御説明とは違うんですけれども、今局長がおっしゃった方が正しいと、こういうことですね。  そうなりますと、結局、子会社の定義というのは、その前段の会社が総株主云々というのは例示だとすると、結局、子会社の定義というのは法務省令で定める...全文を見る
○前川清成君 いや、これ、通告してますよ。
○前川清成君 そうだとすると、この子会社という、あるいは親会社という最もこの今回の会社法案で大切な概念の一つを法務省令に白紙委任してしまうことになってしまって、立法の意味が全くなくなってしまうと、こう思うんです。今朝の午前中の連合審査の折も、どこまでを政省令で決めてどこからを法律...全文を見る
○前川清成君 あのね、大臣ね、大臣が午前中お答えいただいたのは、法律で大枠を決めました、その実施の手続とか細目的、そんなことは政省令で任せますよと、しかし会社法の中身については法律で決めますと、そういうふうに御発言になったんです。  で、今の子会社の定義は、寺田民事局長の話だと...全文を見る
○前川清成君 今の御説明全然分からないんですよ、今の御説明が。それと、そもそも昨日の事前のレクと違いますしね。  今、寺田局長がおっしゃるような例だけですか。会社更生法の適用云々かんぬんと。それならば会社更生法で決めればいいじゃないですか。どうして法務省令で全部決めてしまうんで...全文を見る
○前川清成君 大臣、ちょっとお聞きいただきたいんですけれども、憲法四十一条が国会は国権の最高機関であって唯一の立法機関であると、こういうふうに定めています。すなわち、法律を作るのは国会だと、こういうふうに決めているわけです。極端な例を申し上げますと、例えば会社法について内容何も決...全文を見る
○前川清成君 法律の条文は今確かに大臣おっしゃったようになっているんですけれども、通常の日本語として、これまで公開会社という言葉は上場会社と店頭登録会社を指していたんですね。おとついですかね、おとつい、参考人の方もお越しいただきました。日弁連の副会長の益田さんという方も、公開会社...全文を見る
○前川清成君 いや、大臣、それはちょっと、今のは余りにも乱暴な御議論じゃないかなと思うんです。円の大小でいえば、確かに公開会社はすべて譲渡制限を定めていませんが、最近の新聞報道でカネボウが上場廃止されたというのがありましたですね。そうしたらカネボウは、譲渡制限を設けてなくても、こ...全文を見る
○前川清成君 寺田局長がおっしゃった神田教授の言葉というのは、神田教授の言葉の最後の方だけええとこ取りをされたんであって、そこに至るまでに、これまでの世の中の一般の言葉からいうとちょっと違っているというふうにもおっしゃっていますし、ほかにもちょっとびっくりするような単語が一杯ある...全文を見る
○前川清成君 理解していただいて、これからの立法作業に生かしていただけるということでよろしいでしょうか。
○前川清成君 それと、政省令への委任についてもう一点だけ指摘させていただきたいと思うんですが、今日の午前中の連合質疑で政省令に委任している場所が三百二十一ありますというふうに、大臣でしたか、ちょっと、政府委員の方か、どちらかが御発言になったと思う。およそ九百条の条文で三百二十一で...全文を見る
○前川清成君 大臣、私は、これは社会の在り方を変えようとする、そういう改革だというふうに理解をしています。これまでの護送船団方式に代表されるような事前規制型の社会から、それぞれ皆さん自由に活動していただく事後チェック型の社会をつくっていく、それが司法制度改革だと、こういうふうに理...全文を見る
○前川清成君 済みません、ちょっと時間のあれもありますので次の質問に移らせていただきたいと思うんですが、定款についてお尋ねしたいと思います。  定款の記載事項については会社法案の二十七条で五項目挙げています。これは現行法の百六十六条の十項目から比べると減っているなというふうに思...全文を見る
○前川清成君 今の御質問をさせていただいたのは、定款の記載事項について、これ公証人が認証することになっているんですが、公証人がこれまでであれば百六十六条だけ見ておけば定款記載事項が分かったのに、これからは公証人の方が会社法全部を見ていかないといけないと。これが公証人にとってちょっ...全文を見る
○前川清成君 今のお答えは、要するに定款の存在及びその内容を公に確定するんだと、こういうことですよね。それでしたら、ちょっと実際に公証人の皆さんがそういう作業をちゃんとされているのかということを見ていきたいんですが、「公証人法」という本が日本公証人連合会から出ています。その中で、...全文を見る
○前川清成君 法務大臣は毎年一回、これはもちろん大臣御自身じゃないと思いますけれども、公証人役場に立入検査をしておられるんですね。これがその立入検査のコピーです、報告書のコピーです。  これをちょっとちらちらっと見ただけなんですけれども、これ実は公証人の御本人の名前も出ていて、...全文を見る
○前川清成君 実は、大臣、誠に恐縮なんですが、これからではなくて、これはちょっと事前に質問取りの方に判例をお示ししておいたんですが、「これでいいのか、公正証書」という本がありまして、この中で七つの和解例が紹介されています。平成二年四月二十四日の広島地裁、平成六年十月十一日の釧路地...全文を見る
○前川清成君 大臣、私もその中身を、裁判の中身を答えてほしいというふうにお尋ねしているんじゃないんです。  国が今申し上げた七つの件で和解をしていて、しているのがまず真実かどうか。真実であったとしたら、これまで法務省として、和解はされているわけですからね、これ裁判所で約束された...全文を見る
○前川清成君 ですから、今私がお尋ねしているのは、今私がお尋ねしているのは、そういう和解があったのならば、その約束に基づいて、裁判所における約束に基づいて法務省としてこれまで何をしてこられたんですかという質問です。  今の寺田さんのお答えは、確かに裁判所で約束しましたけれども、...全文を見る
○前川清成君 民事局長、一部の公証人の方じゃないんですよね。法務大臣による立入検査というのは抜き打ちでしょう、抜取り、抜取り検査でしょう。抜取り検査をし、抜取り検査であるにもかかわらず六割の公証人に何らかのミスが見付かったということでしょう。だから全然違いますよ。  それと、今...全文を見る
○前川清成君 公証人連合会というのは強制加入団体で、個々の公証人に対する懲戒権とかはあるんですか。
○前川清成君 指導監督し、懲戒する権限は法務省にある。だから法務省自身が、国自身が、公証人がミスしたときに被告になるのは公証人じゃなくて国なんでしょう。そうしたら、公証人連合会でやっていますじゃなくて、国自身が、法務省自身が積極的に指導監督なさらないといけないんじゃないかなと思い...全文を見る
○前川清成君 是非、綱紀粛正、心構えの問題じゃなくて、一人、二人の人がどうこうじゃなくて、六割の人がミスっているわけですから、これは制度の問題だと私は思いますので、是非この点も御検討をお願いしたいと思います。  それで、ちょっと時間もなくなってきましたので、最低資本金制度の問題...全文を見る
○前川清成君 それ、大臣、私がお聞きしているのはそうじゃなくて、一千万円持って株式会社つくらないといけないと、三百万円持って有限会社つくらないといけないと、そうでなかったら商売ができないんじゃなくって、一円しかなくっても個人で営業ができるんじゃないですかということをお尋ねしている...全文を見る
○前川清成君 そうなると、連合審査のときはそこですっと流れちゃいましたけれども、実体のない会社を許さないための目配り、それは全くできない、こういうことじゃないんですか、寺田さん。
○前川清成君 株式会社においては、大臣ね、会社財産だけが会社債権者にとっての引き当てになります。いざ倒産したときに、株式会社、有限責任ですから、会社財産にしか請求することができないんですね。ところが、今、寺田さんからお話があったように、資産が一円でも構わないと、こうなりますと、例...全文を見る
○前川清成君 ちょっと、私の持ち時間があと三分になりましたので、要領よく、結論だけお答えいただきたいんですが。  今の大臣の御答弁が理解できなかったんです。最低資本金制度が一円になって、会社財産が一円しかありませんと、そういう会社がこれからできてくるわけですね。それなのに、どう...全文を見る
○前川清成君 寺田さんに言うと釈迦に説法でしょうけれども、株式会社というのは小規模なお金を不特定多数の人から集めてくる、それによって大きなお金を集めて大規模な事業を起こす、これが株式会社の理念型だと思うんです。ですから私はその方向に沿って会社法というのを改正していく、あるいは特化...全文を見る
06月14日第162回国会 参議院 法務委員会 第23号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  今日はクールビズということで、ジャスコで買ったシャツとユニクロのズボンでございます。  大臣、今急いでいらっしゃってお暑いかと思うんですけれども、大臣はクールビズはなさらないんですか。
○前川清成君 それで、会社法の質問に入りたいんですが、六月十日の日経新聞に日本の富豪初番付というような記事がありました。この記事を見ますと、日本のお金持ちの一位から五位までのうち実は三人がサラ金の社長なんですけれども、これについて、大臣、どのようにお感じになりますでしょうか。
○前川清成君 私は、今の質問は、大臣の日本の法制度全体に対する御認識の一端をお伺いしたいと思ってお尋ねをいたしました。  といいますのも、私が子供のころ、お金持ちといいますと、例えば松下幸之助さんとか本田宗一郎さんとか、社会に有用なものをつくり出して、運とそして健康に恵まれた方...全文を見る
○前川清成君 大臣、私が今お尋ね申し上げましたのは、最もふさわしい日本語が公開ですかという質問なんです。公開ですとお答えいただいたら、それは問いに対して問いを答えていただくのと同じで、なぜたくさんある日本語の中から、例えば株式の譲渡制限について、譲渡制限会社だとか非譲渡制限会社、...全文を見る
○前川清成君 大臣自身も議論がかみ合っていないことは御認識いただけると思うんです。業界の方は公開という言葉を上場という意味でお使いになっている。ところが、法律であえて違う意味を使ってしまうと、公開という意味を通常使われている日本語とは違う意味に使ってしまうと、今度の会社法の提案理...全文を見る
○前川清成君 今大臣がおっしゃいました著しく不公正というそのお言葉は、会社法案の、何条でしたっけ、八百三十一条、八百三十一条の一項一号にある、株主総会の招集手続又は決議の方法が法令若しくは定款に違反し、又は著しく不公正なとき、これに当たるので、株主総会の取消し事由、取消し訴訟を提...全文を見る
○前川清成君 大臣、本店が大阪にある会社で例えば北海道で株主総会を開くとなると普通は株主は出席しづらいですが、大臣が今あえて殊更という日本語をお使いになりましたので、今私が申し上げたような趣旨ではなく、何らかの限定を加える、そういう御答弁かと思います。  そこでお伺いしたいんで...全文を見る
○前川清成君 定款に定めのない場合はどうなるんですか。
○前川清成君 定めていない場合。
○前川清成君 今局長の御答弁の中で、中小企業を中心にして株主総会の開催地を自由にしてほしいという意見があったというふうにおっしゃいましたけれども、それはどのような理由、原因に基づいてそのような意見があったんでしょうか。
○前川清成君 この問題について最後にお伺いしたいんですが、寺田局長で結構ですが、八百三十一条で言う「著しく不公正なとき。」とはどのような場合を指すのか、定義をお答えください。
○前川清成君 もういいです。
○前川清成君 会社法案の二百九十八条の一項五号に、前号に掲げるもののほか、法務省令で定める事項とありますが、この法務省令で定める事項が何かをお尋ねするのではありません。なぜ一項五号で「法務省令で定める事項」として法務省令に委任しているのか、その理由を大臣にお伺いしたいと思います。
○前川清成君 内容は聞いていない。
○前川清成君 今、内容は聞いていないですよ、大臣。  大臣、僕、今あえて断って、内容はお聞きしませんと。なぜ法務省令に委任するんですか、委任する理由をお答えくださいと言っているんです。そこをお答えください。これ、通告していますよ。(発言する者あり)
○前川清成君 いや、僕は技術的なことは聞いていないんですよ。いや、僕は技術的なことを聞いていません。なぜ法務省令に委任するんですかという根本的なところをお聞きしている。
○前川清成君 大臣、今のお答えは明らかに矛盾していますよね。五号は何も掲げていないんですよ。何も掲げていないのに、どうして技術的なことだって言えるんですか。
○前川清成君 寺田さんは頭のいい方だから、今あえて論点をぼかされたと思います。  多様にわたることを、多様にわたることを法務省令で定めるなんかできないでしょう。ここに、二百九十八条の一項に掲げた事項を事前に通知していなかったら株主総会の決議取消事由になるんですよ。明確に決めてお...全文を見る
○前川清成君 もういいです。いいです、時間がないから。
○前川清成君 三百二十九条の二項についてお伺いします。  ここも「法務省令で定めるところにより、」という条文がありますが、これも事前に通告していますが、この法務省令で定めるところにという文言は入れる必要はなく、ただ、役員が欠けた場合に備えて補欠の役員を選任することができると、そ...全文を見る
○前川清成君 大臣、これ、どの点が細目的なんですか。
○前川清成君 大臣、今は法務大臣でいらっしゃいますが、法務大臣であると同時に国会議員でいらっしゃいますので、是非その点肝に銘じてお考えいただきたいんです。今、国会が本来決めるべきことを何から何まで法務省令で定めるという形式になっているので私はいろいろお尋ねしているわけです。その点...全文を見る
○前川清成君 三の二。
○前川清成君 二百三十七条ノ三の第二項。
○前川清成君 これ、昨日、質問取りに事前に法務省もいらっしゃいまして、あしたこういう質問するので調べておいてくださいとなっています。  で、二百三十七条ノ三の二項というのは、株主総会で突然質問されても答えられないこともありますよ、だから調査を要することについては相当の期間前に書...全文を見る
○前川清成君 ちょっと大臣、今のお答えが長かったんで僕も十分理解できなかったんですが、調査を要するから事前に通告しておかないと、調査を要するから事前に通告しておかないと答えられないと代表取締役が回答すること、株主総会において回答することがどの点で不適当なんですか。だって、この国会...全文を見る
○前川清成君 ね、じゃ同じことだと思うんですが、どこが株主総会においては不適当なんですか。
○前川清成君 どのように場合を分けて規定するんですか。
○前川清成君 局長の今の答えは、三百十四条、会社法案三百十四条に言う法務省令で定める事項についてはいまだ決定していません、これから調べて決めますと、こういうことですか。
○前川清成君 そうしたら、内容はまだ決まっていませんけど法務省にすべて任せてくださいという内容で国会に賛成しろと、こうおっしゃっているんですね。
○前川清成君 与党の先生方も、この点どうお感じになられます。法律の内容は、法律の内容はまだ決まっていませんと、ここからは役所が決めますと、でもともかく法案に賛成してくださいという内容なんです。私は、これはちょっと立法府、唯一の立法機関である国会の趣旨にそぐわないんじゃないかなと、...全文を見る
○前川清成君 現行二百三十七条ノ三は三百十四条と異なっていませんという寺田局長のお答えでしたけれども、大臣、そのとおりで結構ですね。
○前川清成君 これ、法務省の寺田さんは十分分かってお答えになっていると思いますけれども、基本的に違いますよね。現行の二百三十七条ノ三の一項は、その他正当の事由あるときはこの限りにあらずと、こう決めています。だから、正当事由があるかどうかを最終的に決定するのは裁判所ですよね。で、三...全文を見る
○前川清成君 違うんですよ、大臣。お答えしているの、論点が違うんです。最終判断が裁判所から法務省に移っているんです。  大臣が就任以来繰り返し繰り返し強調されている司法改革というのは、役人による事前規制型の社会を改めましょうと、事後チェック型の社会をつくっていきましょうと、こう...全文を見る
○前川清成君 いや、それ答えてくださいよ。そんな、質問続けられないですよ、このままじゃ。
○前川清成君 聞かれていないことはいいですと。損害賠償なんて聞いていないじゃないですか。
○前川清成君 寺田さんのおっしゃっていることも矛盾しているじゃないですか。三十分ほど前に、私は、株主総会どこでやりますかとお尋ねしました。その関係で、八百三十一条の一項一号の「著しく不公正なとき。」というのはどういう場所ですかと、そうでないと株式会社の社長さん皆お困りになりますよ...全文を見る
○前川清成君 三百三十九条の二項、役員の解任について、「正当な理由がある場合」と書いてあります。正当な理由として法務省令が定める場合とは書いていません。ここではどうして法務省令は出てこないんですか。
○前川清成君 大臣、そんなこと聞いていません。そんなこと聞いていません。聞いていません。ちょっと違うんです。
○前川清成君 あのね、大臣、僕、一番最初に、大臣も国会議員でいらっしゃるから、こういう趣旨ですよと、これは野党、民主党にかかわらなく、与党の皆さんにも関係あるんですよと、出題の意図も明示した上でお聞きしているんです。二百三十九条二項の意味を答えてくださいと言っているんじゃないんで...全文を見る
○前川清成君 この会社法案全体で何か所、政令あるいは法務省令で委任しているのか、数をお答えください。
○前川清成君 約三百というのは、三百より多いんですか、少ないんですか。
○前川清成君 どのような場合に、例えば三百十四条のように法務省令に委任すると書いてあって、どのような場合は三百三十九条二項のように法律ですべて定めているのか、お答えください、場合分けを。場合分けの基準を。
○前川清成君 大臣、もう結構です。はい。
○前川清成君 それでは、技術的、細目的事項というのはどういう事項を指すのか、お答えください。
○前川清成君 いや、大臣、私がお聞きしているのは、技術的、細目的事項というのはどういう事項ですかと、それをお答えいただかないとどんな場合が技術的、細目的事項なのか判断することができませんので、技術的、細目的事項とは何か、お答えください。
○前川清成君 ちょっと寺田局長の御答弁がよく分からなかったんですが、今のお答えは、技術的、細目的事項の定義は答えられない、ただし罰則を定めるようなことは技術的、細目的な事項じゃないと、こういうお答えですか。もう一度はっきり。
○前川清成君 会社法案の三百四十八条三項四号、ここにおいて取締役の職務を書いています。次の事項については、各取締役に委任することができませんと、こうなっています。四号は、取締役の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務の適正を確保するために必要...全文を見る
○前川清成君 その最後のは何ですか。罰則が、罰則が。
○前川清成君 罰則が科せられるんですか、科せられないんですか。どっちですか。
○前川清成君 大臣、そのお答えいただいたことは僕も十分分かっていて、その上でお聞きしているんです。大臣今おっしゃったとおり、刑法の特別罪として九百六十条があるわけですよ、大臣。で、それは、大臣がお答えになったとおり、取締役の方が、取締役の方が、大臣、会社との信頼関係に背いて、本来...全文を見る
○前川清成君 いや、大臣です、こんなこと。こんな大事なことは大臣に、答えてください。
○前川清成君 委員長、僕の質問したことに答えてもらってください。そんな明治以来のことなんか聞いていませんから。
○前川清成君 そんな話をするために今まで三十分もわんわんやってきたんじゃないでしょう、寺田さん。寺田さんに言っていただかなくても僕も知っていますよ。刑罰を法務省令で定めたらあかんって、そんなの憲法に書いていることじゃないですか。そんなことを聞いているんじゃなくて、何が、どこからど...全文を見る
○前川清成君 揚げ足は拾いたくないですけれども、寺田さんの御答弁ですからあえて申し上げますけれども、大臣、今大臣は罰則について政令で、政令とおっしゃった。政令に委任することは禁止されてませんと、そうおっしゃいました。それは確かに憲法にそう書いています。  でも、違うんですよ。今...全文を見る
○前川清成君 罰則の一部を省令で決めることは許されるんですか。
○前川清成君 大臣、憲法七十三条の六号は、この憲法及び法律の規定を実施するため政令を、政令ですよ、政令を制定すること、ただし、政令には特に法律の委任がある場合を除いては罰則を設けることができないと、こう書いてあって、その反対解釈として、法律で特に委任があったならば政令で罰則を定め...全文を見る
○前川清成君 それじゃ大臣、今のお答えを前提にお尋ねしますけれども、この会社法案においては、法律のどのような委任に基づいて政令に一部委任し、どのような事項について法務省令に委任しているんですか。ちょっと整理してお答えいただけますか。  どんな場合は法律で決めます、国会が審議して...全文を見る
○前川清成君 いや、大臣だって、こんな大事なことは。この法律だけのことじゃないんだから。
○前川清成君 本当にもう残念ですが、ロスタイムを過ぎていると思いますのでこれで終わらせていただきますが、これは大臣も国会議員として、与党の先生方も是非お考えいただきたいんです。何から何まで政令で決める、何から何まで法務省令で決めるとなると、国会なんて要らなくなりますから。今、民主...全文を見る
06月16日第162回国会 参議院 法務委員会 第24号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  千葉理事始め、理事の皆様方の御配慮によりまして、今日、四回目の質問に立たせていただきますことを感謝申し上げます。ありがとうございます。  冒頭、魚住先生からRCCに関する御質問がありました。実は、私は住管機構、そして整理回収機構...全文を見る
○前川清成君 私は、寺田局長のおっしゃっている解釈が良くないとか意図が良くないとか、現行商法と今の会社法と変更すべきだと、そういうのを申し上げているつもりは全くないんです。ただ、寺田局長のおっしゃっているように専ら日本において事業を行う外国会社と限定して解釈するべきだと、そういう...全文を見る
○前川清成君 ちょっと水掛け論になってしまいますが、私は、何度も申し上げていますように、法律というのは専門家だけが分かって難しいもの、だから専門家に頼んだらいいということで、一般市民の方が自分たちに縁遠いものというふうに遠ざけるものではないと思っているんです。  実際に、会社を...全文を見る
○前川清成君 大臣、僕、最初にこの八百二十一条一項の日本語を読ませていただきました。大臣、お手元にあるようでしたらちょっとお目通しいただきたいんですが、今大臣がおっしゃった専らということでしたら私も分かります。どなたもお分かりになると思います。でも、八百二十一条一項に専らという─...全文を見る
○前川清成君 じゃ、大臣、最後にこの点をお聞きします。  じゃ、「又は」以下は、「又は」以下は、大臣、今の御説明、していただきました。「又は」の前、日本に本店を置く外国会社は日本において取引を継続することはできない、これはどのように御説明されます。──いや、日本の。
○前川清成君 それじゃ、是非皆さん方で御協議いただいて、修正に向けて御努力いただくようお願いいたします。  それで次に、松村委員の方からも少し触れられましたが、前回、寺田局長の御答弁で、現行の二百三十三条は削除したんだけれども、当該会社が八百三十一条一項一号によって取り消される...全文を見る
○前川清成君 八百三十一条の一項一号の「著しく不公正なとき。」の定義についてお尋ねいたしました、寺田局長に。それに関して、完全に規定し切ることはできませんと、ここはこういう規定をあえて選んでいるんですという御答弁をいただきましたが、株主総会の招集場所に限って言うのであれば、八百三...全文を見る
○前川清成君 具体的な当てはめでお伺いしたいんですが、取締役が主観的には特定の株主の出席を妨害したい、こういうふうに思っていたけれども、本店所在地あるいはその隣接地で株主総会を開催したとき、主観的には、心の中では、こいつ来てもらったら困るなと思っていたんだけれども、現行二百三十三...全文を見る
○前川清成君 今のように整理していただいたならば、全国津々浦々の社長さんたちは、株主総会を開くときにどこでやったらいいのかな、せめてその点だけでも不安が解消されるんじゃないかなと、こんなふうに思っています。  それで次、大臣にお伺いいたします。  前回いろいろ、どういうことは...全文を見る
○前川清成君 私が今大臣にお尋ねしましたのは、会社法も結構これは技術的な法律ですけれども、技術的な事項だったら何でも法務省令に委任しますというふうになっては駄目だと思っているんです。  そこでお尋ねしたいのは、技術的な事項であったら直ちに法務省令に委任するんですか、あるいはそう...全文を見る
○前川清成君 その技術的、細目的事項に付加された、条件として加えられた、法律レベルで規定することが必ずしも適当とは言えない、これはどのような場合を指すのか、お答えください。
○前川清成君 今の寺田局長の御答弁は、技術的、細目的事項であって、かつ迅速、機動的に改正を要する事項と、こういうことですか。
○前川清成君 大臣は、技術的、細目的事項であって、法律レベルで規定することが必ずしも適当とは言えない事項と御答弁される前に付け加えて、会社法案におきましてはと限定を加えておられます。  今読み上げました技術的、細目的事項云々という要件は会社法案にだけ当てはまる政省令委任の判断基...全文を見る
○前川清成君 いや、私は会社法案についてとは分かっているんです。会社法案についてそのように御答弁いただいたんですが、この技術的、細目的事項というのは会社法案に限って適用する判断基準なのか、そうではなくて、法務省が提出される法案すべてに当てはまる判断基準なのか、いかがでしょうかとい...全文を見る
○前川清成君 それで、少し条文を前提にして技術的、細目的事項云々という要件が当てはまるかどうかお尋ねしたいんですが、前回も少し触れたと思います。三百四十八条を、三百四十八条を是非大臣もごらんいただきまして、その三項四号、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するため...全文を見る
○前川清成君 大臣は前回もそのお答えをなさったので、私は今あえて、憲法で許されるかとか、そういうことをお尋ねしているのではありませんよということをお断りいたしました。お断りした上で私がお尋ねしているのは、犯罪の中身まで法務省令で決めてしまうことは、大臣が法務省令に委任する基準とし...全文を見る
○前川清成君 富田政務官、三百四十八条の四号、ごめんなさい、四項、お読みください。
○前川清成君 だから。
○前川清成君 だから、政務官、政務官、今御反論いただきましたけれども、三百四十八条の四項も併せて読めば、大会社においては法務省令で定める体制の整備が、取締役の職務として、取締役の職務に盛り込まれているわけでしょう。そういう犯罪の内容になるようなことまで政省令にゆだねていいのですか...全文を見る
○前川清成君 今の寺田局長の解釈を前提に、私もそのように思いますが、九百六十条は、取締役だけではなくて監査役、これも背任罪の主体になることが定められています。今、三百八十一条の三項、監査役は子会社の財産状況を調査するべき義務が発生するんですけれども、子会社の範囲も法務省令で定める...全文を見る
○前川清成君 大臣、これの、いや、委員長、これの繰り返しなんですよね。これの繰り返しですやん。僕聞いていないことばっかりじゃないですか。あえてそんなことは聞いていませんと僕は申し上げているんですから。(発言する者あり)
○前川清成君 刑法上許されているかとか、憲法上許されているかとか、そういうことを聞いているのではありません、大臣。どこまでを法律で決めるのか、どこまでは政省令、役人にゆだねるのか、その判断基準をお示しいただきたいと。これ繰り返し申し上げているんです。こんなんだったらもう丸投げにな...全文を見る
○前川清成君 そのお話は、今の、今日の冒頭に大臣にお答えいただきました、技術的、細目的事項云々というのは。それをお聞きしているんじゃないんです。大臣がそのように御答弁いただいた基準と、大臣がお示しになった基準と、この会社法案の中身とが一致していますかと。今例として申し上げたのは、...全文を見る
○前川清成君 今の大臣の答えは、法務省令で犯罪の中身を定めても構いませんというお答えだったんですね。
○前川清成君 だから、何回も同じお話を申し上げるんですが、先ほど申し上げたように、富田政務官ともお話をしていました、聞いていただいていたと思います。法務省令で定める体制の整備が取締役の仕事の中身になっているんです。その仕事を怠ったら、九百六十条、背任罪になるんです。だから結局、背...全文を見る
○前川清成君 今、滝副大臣がおっしゃっていただいたように、例えば子会社の定義ですけれども、これは現行法では法律の中に書き込んであるんです。法務省令で定めるとはなってないんです。この改正のどさくさで法務省令に定めるとなっているんです。で、前回申し上げました株主総会において説明義務が...全文を見る
○前川清成君 それで、ちょっと急ぎますが、寺田局長の方から、法務省令でいろいろ定めるのは、迅速、機動的に改正する必要もあるんだと、こういうふうな御説明がありました。  ところが、平成に入って毎年商法は改正されています。ですから私は、会社法に関する限り、迅速、機動的に改正する必要...全文を見る
○前川清成君 だから、なぜ今五%だと、三%だというふうに最高裁の判断を示す必要があったのかという点なんです。これは、今の市中金利に比べて五%というのが余りにも高いからなんです。  で、ちょっとお手元に、委員の先生方のお手元に私の方で式をお出ししています。最高裁の判決の中でも中間...全文を見る
○前川清成君 最高裁の判例の中まで聞いていませんよ。一体いつ五%、実質金利が五%だったかという質問です。いつからいつまで。これは通告していますから。
○前川清成君 データは持ち合わせていませんって、これは調べておいてくださいと昨日通告していますよ。何が、持ち合わせていないって、何が持ち合わせていないんですか。委員長、これ通告していますから。(発言する者あり)
○前川清成君 今の、私の方は日銀や厚生労働省等に電話一本掛ければこの数字はすぐ来たんですけれども、機動的、迅速的に改正する必要があると、こういうふうに法務省が繰り返し繰り返しおっしゃられるのであれば、この民法四百四条こそ正にそういう問題ではないかなと、こういうふうに思っているんで...全文を見る
○前川清成君 寺田さんはそうおっしゃっても、最高裁自身が、最高裁自身が、私、今手元に最高裁の判断ある、判決あるんですけれども、最高裁自身が札幌高裁の三%というのについて、中間利息の控除を年三%とすることが将来における実質金利の変動を見ても十分に控えめなものであると。我が国の、我が...全文を見る
○前川清成君 時間が参りましたのでこれで終わりますが、今、滝副大臣の方から力強く内閣全体に投げ掛けてみるというふうに御答弁いただきました。大臣の御決意も是非聞かしていただいて、これで私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
○前川清成君 どうもありがとうございました。
07月21日第162回国会 参議院 法務委員会 第27号
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○前川清成君 民主党・新緑風会の前川清成でございます。  まず大臣、冒頭、夫婦別姓制度についてお伺いいたしますので、お伺いいただきたいと思います。  私、南野と書いてノオノとお読みになる大臣のお名前は珍しいなと思っていまして、私が人生においてお会いした二人目の方でございます。...全文を見る
○前川清成君 大臣、私が今お聞きしているのは、女性が社会的活動を続けていく中で氏が変わるということはその女性にとって非常にマイナスが生じるのではないかと。で、大臣のお立場、政治家というお立場から考えたら特にその傾向が顕著で、大臣御自身体感していただけるのではないかと思ってお尋ねし...全文を見る
○前川清成君 そこで、選択的夫婦別姓についてお伺いしたいと思います。  誠に個人的なことですが、私は、母親が十九のときに死にまして、片親でございます。父子家庭でございます。私の家内は、父親が十八のときに死んで、母子家庭でした。で、お互い片親同士で結婚して、どっちの氏を名のるかと...全文を見る
○前川清成君 今の大臣のお答えが少し分からなかったんですが、大臣のお考えとしては、別氏、選択的な別氏が好ましいと思っているけれども、今、今時点においてもいろんなところから意見を聞いているところなので、その意見が寄せられるのを待って決めたいと、こういうお答えでしたか、そうじゃないお...全文を見る
○前川清成君 大方の方の御意見というのはいつ寄せられるんですか。
○前川清成君 これは既に七、八年前にもう法制審の答申もありますし、各方面からいろいろな意見も出ていると思います。是非、自民党内でいろんな御異論が、御議論があるというのは聞いておりますけれども、やはり選択的夫婦別姓というのについて是非積極的にお考えいただけないかなと、こんなふうに思...全文を見る
○前川清成君 今大臣のお答えの中に私の次の質問もありましたので、もう私の方で要約させていただきますけれども、なぜサラ金が、このような判決が出たか。それは、サラ金がこの取引履歴の開示を拒むからであります。  なぜ拒むかという点ですが、この事件の場合には、キャスコというサラ金からあ...全文を見る
○前川清成君 今日は金融庁にも来ていただいていますが、金融庁で結構ですが、今私が申し上げたキャスコの対応、これは貸金業規制法十三条二項に言う、取立ての業務に当たり、偽りその他不正又は著しく不当な手段を用いたことに当たらないんでしょうか、当たるんでしょうか。ちょっと、早く答えなさい...全文を見る
○前川清成君 ちょっとその、もう時間稼ぎのような答えをされるんだったら、もう政府委員の方の出席はお断りしますよ。  今、何でそんないい加減な答え方するんですか。貸金業規制法を受けてガイドラインを作っておられるのは金融庁でしょう。その金融庁の中で、十三条二項の不正の定義については...全文を見る
○前川清成君 知っているよ、そんなこと。全く聞いてないやろう。
○前川清成君 どういうことや。  ちょっと委員長、これやったら納得いかない。
○前川清成君 今、大藤さんは、僕が知らないと思っているのかどうか知らないけれども、うその説明をしましたよね、うその説明を。僕も事務ガイドラインは見ていますよ。取引履歴の開示に協力しなければならないというのは十三条二項に関する事務ガイドラインに書いてあるんですか。書いてないでしょう...全文を見る
○前川清成君 昨日、質問取りの金融庁の方がとんちんかんなことを言っていたので、私の方でその後、各弁護士会のホームページなんかを見ました。  個別の事案については知らないとおっしゃるけれども、少なくとも今年の六月二十一日、大阪弁護士会から金融庁あてに「取引履歴開示等に関する要請書...全文を見る
○前川清成君 大藤さん、これで今個人情報保護法に関してサラ金のどこがけしからぬのですか。弁護士会の意見書に書いていることじゃなくて、金融庁としてどこがけしからぬとお考えになっているんですか。
○前川清成君 そんなこと聞いていないでしょう。聞かれたことに答えてくださいよ。
○前川清成君 これは質問取りのときはっきり言っていますよ。債務者本人が本人かどうかの確認を求めているんじゃない。そうじゃなくて、債務者の代理人である弁護士が取引履歴の開示を求めたときに、一部のサラ金はその弁護士の印鑑証明と運転免許証を提出しなければ債務者本人の取引履歴を出さないと...全文を見る
○前川清成君 今の、結論が分からなかったんですよ。  だから、印鑑証明や運転免許証を出させることはどうなんですか。
○前川清成君 ケースによるというのはどういう意味ですか。大藤さん、あなたが答えたんやで、今。
○前川清成君 今の点で、事務ガイドラインの3の2の2の(6)においては、当該顧客から帳簿の開示を求められ、これを応じる場合において、虚偽の回答を行うこと、これは十三条二項に言う違法行為に当たるというふうに事務ガイドラインで書いています。ところが、開示に応じなさいということは十三条...全文を見る
○前川清成君 その今のお答えは、その最高裁の判決も受けて利用者保護のために金融庁はこれからも頑張っていきますと、こういうお答えでよろしいんですか。
○前川清成君 これは当たり前の質問をさせていただくんですけれども、金融庁という役所はいろんなお仕事をされています。じゃ、この貸金に関する部分、そういう部署においてのお仕事は、サラ金等消費者金融を利用する生活者、消費者を守る仕事をしていただいているのか、あるいは、そうじゃなくて、貸...全文を見る
○前川清成君 いつでしたかね、私、法務大臣に、去年の十一月十日か何か、本会議で質問をさせていただいたときに、消費者保護法にもあるように、生活者、消費者を守ることこそ国の責務であって、高利貸しを守ることは国の責務ではありませんと、こういうふうな南野大臣の御答弁をいただいて感激をした...全文を見る
○前川清成君 ただ、やっておられることが今の大藤さんのお話と少し違うんじゃないかなと思います。  貸金業制度等に関する懇談会というのが金融庁の中に立ち上がりました。この中で、座長、メンバーで何人ぐらい、二十人ぐらいいらっしゃいます。この中にサラ金やカードから金を借りている人は一...全文を見る
○前川清成君 その消費者問題に詳しいということと当事者というのは全く違いますよ。アコムの社長は金貸している当事者ですよ。当事者が懇談会のメンバーに入っているということは、野球で言うたらピッチャーがアンパイア兼ねているみたいなものですよ。どんなところにボール投げてもストライクと言い...全文を見る
○前川清成君 ちょっと大臣を横に置いて失礼だったと思います。済みません。大臣にお尋ねいたします。  もうそろそろ最後の質問になるかと思いますが、大臣に同じ三月八日の予算委員会でお尋ねをいたしまして、法務大臣の方から法務省において制限金利の引下げに関する必要な調査を行うというふう...全文を見る
○前川清成君 時間が参りましたのでこれで終わらせていただきますが、この問題については、私、これからも引き続きしつこく、小泉総理の郵政民営化並みの情熱で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  終わります。
10月27日第163回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  私は、奈良県選挙区から国会に送っていただいておりますが、奈良市の富雄北小学校の女児誘拐殺人事件から十一月十七日で一年になります。つきましては、同じ悲劇を繰り返さない取組が進んでいるのかどうか、給与法の質疑に入る前に確認をさせていた...全文を見る
○前川清成君 法務省のホームページにこの性犯罪者処遇プログラム研究会の概要が掲載されております。  それで、第三回、今年の六月二十三日に行われた第三回性犯罪者処遇プログラム研究会においては、帝塚山学院大学の小田晋教授が、性犯罪のうち異常性愛犯罪者はその特性に応じた対策が必要であ...全文を見る
○前川清成君 局長にお聞きしますが、今の、今後も講義やグループワークが中心だと、こういう御答弁でしたけれども、それであれば今までの処遇と何ら変更はないということですよね。すると、この研究会の成果、これはもう、今、局長は慎重に検討するとおっしゃったけれども、これは、要するにやらない...全文を見る
○前川清成君 大臣に御決意をお聞きしたいんですけれども、要するに、予算がないとか人手がないとかあるいはやる気がないとか、今までどおりの法務省の内向きの理屈であってはいかぬと私は思っているんです。これによって安全、大臣が御所見で述べられました、法務大臣としての一番の仕事は安全な社会...全文を見る
○前川清成君 民主党の法務部門では、手分けをしまして性犯罪者の更生プログラムについて視察をさせていただきました。全国に七十四行刑施設がありまして、私も奈良の少年刑務所に行かせていただいたんですが、その際、七十四ある行刑施設のうち十三の行刑施設においてだけ性犯罪者に対する更生プログ...全文を見る
○前川清成君 そんなん聞いてない。理由だけ。
○前川清成君 旧監獄法の下でも十三の行刑施設では性犯罪者の特性に応じたプログラムが実施されていたんでしょう。それだったら、新しい法律がなかったから六十一の刑務所では実施できなかったという今の御答弁はつじつまが合っていないですよね。結局はやる気がなかった。刑期の間だけともかく閉じ込...全文を見る
○前川清成君 プログラムがなくて、じゃ十三の刑務所では何やっていたんですか。行き当たりばったりやっていたんですか。それと、プログラムがなかったという子供の言い訳みたいなことはせずに、プログラムつくるのは刑務所の仕事でしょう。刑務所の中でどういうような処遇をするかって法務省が決めて...全文を見る
○前川清成君 富雄北小学校の小林被告人については、小児性愛に傾倒するきっかけになったのは「くりぃむれもん」というポルノアニメだったというふうに検察官の冒頭陳述で述べられています。ところが、この児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律は、児童ポルノを写真と...全文を見る
○前川清成君 今のお答えは、取締りする必要があるんだけれども現行法では無理だから刑法を活用して頑張っていますと、こういうことなんですかね。  私のお尋ねしたのは、この法律の処罰範囲を法律を改正して拡大する必要について警察庁の御見解はいかがかな、それをお伺いしたいんですけれども。
○前川清成君 給与法に関してちょっと、検察官の給料も大事だと思うんですが、時間の都合がありますので、専ら裁判官を中心にお尋ねしたいと思うんです。  それで、裁判官が法の番人としてきっちりとした仕事をしておられるのであれば、例えば財務省に遠慮することなくそれなりの給料を受け取られ...全文を見る
○前川清成君 職務が重大だからということはほかのお仕事もそうですのでね、職務が重大だからほかの公務員よりも少し高めに設定していますというだけでは、もう少し説明があっていいような気もします。  それで、まあこれについてはもうこれ以上お尋ねしませんが、裁判官の昇給のあるいは昇格のシ...全文を見る
○前川清成君 今非常に正直にお答えいただいたなと思っているんです。質問取りのときは、裁判官の人事評価に関する規則という最高裁規則をお持ちになって、地裁所長が決めていますと、こういうふうにおっしゃっていたので、僕はおなかの中ではうそだろうと、支店の支店長さんが人事を全部決めるなんて...全文を見る
○前川清成君 私が今人事評価の基準についていろいろお尋ねしたのは、人事評価についてやっぱり透明性がないと国民の安心も得られないんじゃないかな、自分たちの権利義務について定める、あるいは場合によっては死刑判決さえ下す裁判官が公正な手続で人事評価されているかどうか、これはやっぱり国民...全文を見る
○前川清成君 もう時間がないからいいんです。
○前川清成君 その上訴審で救済されない場合もあるわけですよ。三年間事件ほったらかしにされたら、その三年間は戻ってこない。十日間勾留されたら、その十日間は戻ってこない。あるいは、一審でむちゃむちゃな判決であっても控訴審の印紙代が用意できないというのがあるわけですよ。だから、やっぱり...全文を見る
○前川清成君 困ることだからどうするんですか。
○前川清成君 それで、ちょっと話が別のことになるんですけれども、最高裁の裁判官の退職金については吉田委員の方からお尋ねがありましたけれども、裁判官の給料の引下げについて、現場の裁判官の皆さん方は給料を減らされるわけですから当然文句を言っておられると思うんですが、その点どうなのか。...全文を見る
○前川清成君 私はこれ聞いた話なんですけれども、同じキャリアシステムを取っているドイツの裁判官、ドイツの裁判官は労働組合もあるらしいんです。その反面、日曜日とか夜間とかも開廷していて利用する方に便利なようにしているらしいんですね。  一概にそれだけの話で比較するわけにいかないと...全文を見る
○前川清成君 終わります。