前川清成

まえかわきよしげ

比例代表(近畿)選出
日本維新の会
当選回数1(参2)回

前川清成の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第169回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  今日は、まず大臣に最初、所見の中でお述べになった犯罪のない社会の実現についてお伺いをいたしたいと思っています。  だれもが安心して暮らすことができる安全な社会をつくることは、私も政治が果たすべき最も基本的な役割の一つだと思ってい...全文を見る
○前川清成君 事案の概要は結構ですよ。
○前川清成君 大臣、御丁寧にありがとうございます。  ただ、警察庁、僕の今の質問には全然答えてもらってないんですよ。事案の概要を説明してくれとか一言も言ってないです。防げなかったんですかという質問。
○前川清成君 では、注意を尽くしておれば防げたと、こういうことですか。
○前川清成君 産経新聞の二十四日の朝刊によると、県警はベストを尽くしたと、こういうふうに胸を張っているらしいんですが、これは真実でしょうか。
○前川清成君 ベストを尽くしたと発言したのはどなたなんですか。
○前川清成君 茨城県警の刑事部長と言われてもどなたか分からないんですけれども。
○前川清成君 これは通告していなかった質問でしょうか。
○前川清成君 じゃ、委員長、今のはロスタイムでカウントしていただくようにお願いします。  それじゃ、改札口に二人の警察官がいたにもかかわらずそのわきを通り抜けてしまった、これはどこに原因があったんでしょうか。
○前川清成君 改札口付近に、内と外に二人の警察官がいらっしゃって、そのすぐ近くで一人の警察官、イッシキさんとお読みするんですかね、この方がおけがをされています。一色さんがけがをされたときに、なおまた七人のほかに警察官がいらっしゃるわけですけど、この残りの七人の警察官はどのように対...全文を見る
○前川清成君 報道によると、一色さんは通路にいらっしゃって、改札の二人の方以外だというふうな報道もあるんです。また、もしそれが真実でないんだったら、きっちりと訂正をお願いしたいと思います。  それで、お亡くなりになった山上さんですけれども、この方は八人目の被害者でいらっしゃいま...全文を見る
○前川清成君 事件直後ですので、まあそれはやむを得ないかと思いますが。  じゃ、あと、土浦市周辺の住民の皆さんに対する広報、この点は十分だったというふうにお考えでしょうか。
○前川清成君 奈良市ではあの富雄北小学校の事件が起こりまして、警察に登録をしておきますと、例えば不審者の情報等々が携帯電話にリアルタイムでメールで発信されるようになっているんです。ですから、お母さん方は、不審者の情報が入ったら、例えば可能だったら子供を迎えに行ってやるとか、そうい...全文を見る
○前川清成君 平成十八年の三月三十日のこの法務委員会で、もちろん私も、自由との、要するに満期で出所して本来はそれで自由を得るわけですから、そんな人たちに対して更に保安処分的なものを課すことが非常に危険だということも認識しておるんですが、十八年三月三十日のこの委員会において杉浦正健...全文を見る
○前川清成君 私は、これは先ほども申し上げましたが、弁解をしましたけれども、人権との関係で大変緊張関係をはらむことを承知した上で、処遇困難者の問題でありますとか、あるいは氏家容疑者のことをお尋ねしています。  名古屋地裁の二月十八日の判決は、統合失調症にあったと、氏家容疑者が当...全文を見る
○前川清成君 平成十七年の十二月二十六日に更生保護のあり方を考える有識者会議が中間報告を出しています。この中の資料で、地方更生保護委員会の委員、これが全国で五十三名いらっしゃいました、当時です。この氏家事件の当時は五十三名でした。この五十三人が一年間に、平成十六年度の仮出獄申請受...全文を見る
○前川清成君 今大臣がおっしゃったおびただしい数にどのように対処するかというのが私も大変重要な問題ではないかと思っています。そういうふうなコンテクストでお聞きしたいんですが、この御所見の中で、再犯の防止のために保護観察の充実強化に努めてまいりますと、こういうふうにお述べいただいて...全文を見る
○前川清成君 保護観察は、言うまでもありませんが、保護司さんというボランティアと保護観察官という専門職とによって担われています。この保護観察官が全国で実働がわずか六百三十人しかいません。これは平成十八年の三月三十日、この法務委員会における谷川秀善委員の質問に対する麻生保護局長の答...全文を見る
○前川清成君 時間の都合もあります。もう少しこの安全な社会について大臣といろいろお話をさせていただきたいんですが、最後に一点、性犯罪者処遇プログラムというのが始まりました。二〇〇四年の十一月に富雄北小学校の事件が起こりまして、私たち民主党の衆参の法務委員会に所属する国会議員が手分...全文を見る
○前川清成君 昨日、法務省の司法法制部からいただいた資料によりますと、三月七日の勉強会において質の高い法曹を今後どの程度確保することができるのかについて勉強を行ったというふうな資料が届いているんですが、具体的に何人だったら可能だとか、千五百人にしたから二回試験の成績がどうなったと...全文を見る
○前川清成君 それでしたらもう構いませんが、ちょっとこのメモが正確でないように思いますので、また大臣の方から御指導をいただければと思います。  それで、そのメモと同時にいただいた平成十八年度新司法試験考査委員に対するヒアリングという文書の中で考査委員が試験の採点をした感想を述べ...全文を見る
○前川清成君 時間がなくなったのでこれで終わらせていただきますけれども、司法試験の問題に関しては、委員長、植村教授の参考人招致をお願いしていますので、これも引き続きこの委員会で御検討を是非是非お願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月19日第169回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  今日は、先輩、同僚議員の皆さん方の御配慮で差し替えで質問させていただきますことをまず感謝申し上げたいと思います。  今日は、まず最初に、登記特別会計の問題を議論させていただきたいと思いますが、委員の皆さん方も登記簿謄本というのを...全文を見る
○前川清成君 今大臣の方から、一般会計からの繰入れもあるし、実際の経費も考えてこの千円を決めていると、こういうようなお話がありました。  平成十年の四月一日から、一通当たり千円というふうに値上げされています。大臣は、この値上げのときに法務省がどのような説明をしていたか、値上げの...全文を見る
○前川清成君 ここにその値上げのときの法務省が作成したパンフレットがあります。これによりますと、平成十六年まで掛けてコンピューター化をしますと、そのためのお金として三千七百十億円掛かりますと、登記簿謄本、抄本の発行は全体の事務量の六七%ですと、今後三年間に予想される謄抄本の請求が...全文を見る
○前川清成君 この登記特別会計そして登記の手数料に関して、もう一点大臣にお考えいただきたいことがあります。  今申し上げたように、コンピューター化するための、言わば利用者の割り勘でこの千円というふうに値上げをしたんですけれども、登記簿謄本、抄本の平成十八年度の発行枚数が七千五百...全文を見る
○前川清成君 地方公共団体が財政的に苦しいことは分かっているんですが、しかしそのための経費を登記簿謄本の利用者だけが一方的に偏って負担する理由は私はないと思っています。  コンピューター化するためにという理由で千円に値上げをした、コンピューター化の作業は既に終わった。既に終わっ...全文を見る
○前川清成君 続いて、司法試験の問題を質問させていただきたいと思います。  去年の十一月に法務委員会で時間切れになってしまった二回試験の問題なんですけれども、すなわち、司法試験に合格しますと、すぐに弁護士や裁判官や検察官になれるわけではなくて、私や委員長のころは更に二年間司法修...全文を見る
○前川清成君 聞いてません、それは。
○前川清成君 大谷さん、私の質問は、最高裁は無責任な人たちを司法研修所に派遣しているんですか、無能な人たちを教官にしているんですか、そういう質問をしました。質問をよく聞いて、私の問いに答えてください。
○前川清成君 大谷さんがお答えになるように、優秀な人たちが熱意を込めて教育に当たっているにもかかわらず、平成十三年以降、合格留保者、不合格者が急増しているにもかかわらず、その理由がいまだにはっきりしない、答えられない、しばらく様子を見たい、これが最高裁の対応であります。  委員...全文を見る
○前川清成君 ちょっと速記止めてくださいよ、時間ないから、ロスだから。
○前川清成君 この場でくぎを刺しておきたいと思うんですが、国会で質問されたから二回試験の採点を甘々にすると、で、粗悪品を市場に供給するというようなことは絶対しないというふうに最高裁としてお約束していただけませんか。
○前川清成君 ここで鳩山大臣にお尋ねしたいと思うんですが、四月八日の法務委員会で河井副大臣の方から、司法試験の合格者数につきましては、法曹の質の維持向上、これが法曹人口の拡大の大前提とされているというふうに考えております、こういうふうにお述べになっておられます。この御答弁の具体的...全文を見る
○前川清成君 質の維持向上と一方で言いながら、今年から司法修習の期間が一年になってしまいまして、前期修習もなくなってしまいました。私は、これは逆ではないかなと常に思っています。ですから、修習生が訴状の書式も知らずに、判決の書式も知らずに実務修習にほうり出されてしまうという点もあり...全文を見る
○前川清成君 慶応大学の教室は、私が今からこの足で行って勝手に使わせていただくことが可能なのでしょうか。慶応大学の教授が慶応大学の教室を使って慶応大学の学生に対してだけ答案練習会をやっていた。それでありながら慶応大学が関与していないというようなことは、常識的には国民の皆さん方に対...全文を見る
○前川清成君 次いで、時間が少なくなってまいりましたけれども、裁判員についてお話をさせていただきたいと思います。  来年の五月二十一日から裁判員裁判が施行されることになります。国民の中から抽せんで選ばれた六名の皆さん方が三人の職業裁判官と対等な立場で刑事裁判にかかわることになり...全文を見る
○前川清成君 大きな問題がなかったにもかかわらずこの大きな改革をやる、その結果、国民の皆さん方の御負担、これが大変大きなものになるのではないかというのが私の心配でございます。長期間家庭や仕事をほうり出したまま裁判員として拘束されることになってしまいます。  最高裁が、二〇〇〇年...全文を見る
○前川清成君 ちょっと余り納得できなかったんですが、これまでも審理については十分工夫して計画的にされていたはずなので、裁判員になったらいきなり短期間で終われるのかどうか。それともう一つは、短期間で行うことによって審理が粗雑になってしまっては困るわけであります。  過日、光市の差...全文を見る
○前川清成君 時間がなくなりましたのでこれで終わるんですが、私は、裁判員裁判においては速記録が必要ではないかなと思っています。一九九七年に裁判所は速記官の養成を中止したんですけれども、裁判員制度が創設されたのが二〇〇四年、この一九九七年の判断が間違っていたのではないかなと、そうい...全文を見る
05月22日第169回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。  懸案の保険法に入る前に、月曜日の決算委員会の確認を少しだけさせていただきたいと思うんですが、お手元に、理事会の御許可を得て、「もっと便利な未来に向けて」というパンフレットを配らせていただきました。  倉吉局長...全文を見る
○前川清成君 委員の皆さん方もこのパンフレットを見ていただいたらと思うんですが、これは平成十年に登記簿謄本の手数料、一枚八百円から千円に値上げするに当たって、こうこうこういう理由で値上げをしますよというので配ったパンフレットでございます。  一枚開けていただきますと、この度、こ...全文を見る
○前川清成君 ランニングコストにつきましては、登記特別会計の余剰金が三百七十三億円ありますので、これで十分賄えるのではないかなと思っています。  もう一点だけ御確認をさせていただきたいんですが、この登記簿謄本、そのコンピューター化のための割り勘の費用ということで一通千円、国民の...全文を見る
○前川清成君 これで終わるんですが、公用だからすべてただというのは極めて私は偏った考え方ではないかなと思います。  例えば、倉吉民事局長が法務局の視察のために東京から新幹線に乗って奈良に行かれる。新幹線の切符代も近鉄の特急券代も奈良交通のバス代も全部有料です。あるいは公用で電話...全文を見る
○前川清成君 私も本当に大臣の御賢察のとおりであろうと思っています。従業員が何万人、資本金が何千億円という片や大きな組織があって、一方で一人一人の消費者の皆さん方。しかも、保険金が必要になるときというのは、火事で家が燃えてしまって生活の基盤がなくなっちゃった、あるいは一家の大黒柱...全文を見る
○前川清成君 個々の論点についてはこれからもう本当に根掘り葉掘り、重箱の隅をつっつくようにお尋ねしたいと思うんですが、今日から審議が始まりますので、私は、大臣にお答えいただいたように、まず基本的な理念を是非局長から語っていただきたいなと思っています。  要するに、保険に関する契...全文を見る
○前川清成君 大変下世話な、平たい言い方をさせてもらいますと、保険会社の方は、理念的には副大臣おっしゃったとおりかもしれませんが、保険会社の方は保険金を払わない方がもうかるわけです。払ったら払うだけ損する。ですから、構造的に消費者と保険会社の方とは利害相反の関係にあるわけです。で...全文を見る
○前川清成君 三村さん、聞かれたことだけ答えてくださいね。そうでないと、もう次回お呼びしません。これは金融庁の方にも言っておきます。僕は今、生保は五日、損保は大体三十日でいいですねと聞いたんですから、それだけ答えてくれたらよかったんです。もうお聞きしません。  それで、次に倉吉...全文を見る
○前川清成君 今、先ほど三村さんのお話の中で、生保については五日間と、こういうふうに決められていると、二十一条一項に関連して五日間と、こういう話がありました。  そこでお聞きしたいんですが、新法ができました。相当の期間内に支払わなければならないということですが、じゃ、今後約款が...全文を見る
○前川清成君 答えていないよ、そんなの。質問に答えさせてください。
○前川清成君 はい。
○前川清成君 山本副大臣、例えば、約款が改正されて生命保険の保険金の支払時期は請求から三十年後と、こう定められたときは、金融庁は認可しませんよね。
○前川清成君 僕ね、僕は山本副大臣のお立場を考えて、今あえて百八十日とか言わずに三十年と言ったんですよ。三十年で、今判断分からないんですか。
○前川清成君 先ほど鳩山大臣がおっしゃった法の趣旨が、全く金融庁は御理解になっていないのではないかなと思います。  それで、私は質問主意書を出しました。副大臣、当然御覧になっていると思います。例えば五日だったらいいのか、七日だったらいいのか、十日だったらいいのか、三年後だったら...全文を見る
○前川清成君 ですからお聞きしているんですよ。その今御答弁された不当に害するものというのはどういう意味ですか。──ちょっと委員長、止めてもらえませんか、時間の無駄ですから。
○前川清成君 答えになっていません。
○前川清成君 委員長、私は支払時期に関して、保護に欠けるものというのはどの期間ですかと、こう聞いているんです。それに答えないんです。答えさせてください。答えられないんだったら止めてください。
○前川清成君 もう一度言います。先ほどの山本副大臣の答弁に言うところの保険契約者等の利益を不当に害するものになっていないこととは、支払期限の関係でいうとどのような概念と理解すればよろしいんでしょうか。
○前川清成君 結局、鳩山大臣、今の御議論を聞いていただいてあれだと思うんですが、要するに、保険金というのは福井日銀総裁が村上ファンドに預けていた、いつになってもいいから大きくなって返ってこいというお金じゃなくて、今日にでも必要な、明日にでも必要なお金なんです。それを私は極端な例で...全文を見る
○前川清成君 裁判所に振ったところで、最高裁が珍しく意見書を出して、中間試案に対して、この相当な期間では裁判規範にはならないという最高裁からの意見書があります。今のお話だったらブーメランで戻ってきます。  それと、今年の四月三日、民主党の法務部門会議に生保協会をお呼びいたしまし...全文を見る
○前川清成君 いろんな生命保険あるいは損害保険の類型があるというのは当然承知しているんです。でも、例えば民事訴訟法の二百五十一条一項、判決は弁論終結したときから二か月以内に言い渡さなければなりませんよと、こう書いてあります。裁判も、例えば公害事件で当事者がたくさんいらっしゃる、因...全文を見る
○前川清成君 これからいろんな商品が出るかもしれない、それに備えてゆるゆるのルールにしておきますというのは、先ほど申し上げたように、保険会社の利益だけを考えた立法の仕方ではないかと私は申し上げたいわけです。  それで、次に履行期の、履行遅滞の話をさせていただきたいんですが、特に...全文を見る
○前川清成君 その今例で挙げておられたように、相当な期間が三十日なのか何日なのかがはっきり分かっていたら、倉吉局長のおっしゃるとおりですよ。でも、その三十日かどうなのか分からないんでしょう。山本副大臣がおっしゃるように、三十年が相当な期間かもしれないんでしょう。そうしたら、結局は...全文を見る
○前川清成君 そうすると、保険会社は、事故がありましたという通知を受けて、自らが保険金支払義務発生しているということを認識しながらも、請求を受けない限り、支払義務は発生しないし履行遅滞にもならないと、こういうことですね。
○前川清成君 その相当な期間の始期が通知から始まらずに請求から始まるのはどうしてですか。
○前川清成君 これは三村さんでも倉吉さんでもどちらでもいいんですが、現在の実務において保険金の請求というのはどのような形でいつ行われていますか。分からないんだったら分からないでいいです。
○前川清成君 だから、請求はどの時期に行われるんですかという質問、分からなかったら分からないで結構です。ロスタイムはやめて。
○前川清成君 分かっているんだったら最初から言ってくださいね。これは、鳩山大臣、この法案の致命的な欠陥を金融庁も認識しているから、今ごまかそうとしたんです。  倉吉さんも、請求というのは所定の手続を経てと、こういうふうにおっしゃいました。現在の実務において保険金の請求というのは...全文を見る
○前川清成君 だから言ったんですよ、その全部裁判するわけにいかないでしょうと。それだったら、もう鳩山大臣の大嫌いな訴訟社会にしないと仕方ないんですよ。  じゃ、全く法律に関して知識のない方が請求するというのはどういうやり方があるんですか、倉吉さん。
○前川清成君 もうこれ以上やりませんが、今指摘されたような事項を市民の方が、弁護士でもない、法律について特に学んだような方でもない方が御自身で請求するなんということはほとんど不可能だと思います。ですから、例えば電話で家が火事になりました、あるいはお父さん亡くなりましたと、その通知...全文を見る
○前川清成君 和の精神というのはそもそも聖徳太子に由来するのかもしれませんし、これは奈良県の先人でございますので。  大臣のおっしゃっていることは、私もまさにそのとおりだと思います。救急車を弁護士が追いかけていくような社会では決してならないと思うんです。  ただし、訴訟を起こ...全文を見る
○前川清成君 委員長、質問に答えさせてください。
○前川清成君 お手元に、これは死亡事例なんですね。これは入院雑費が一日千百円となっています、これは自賠責基準です。ちなみに、大阪地裁基準は一日千五百円です。これはお亡くなりになっている事例ですけれども、自賠責基準で死亡慰謝料が遺族一人の場合九百万円、これ裁判所基準ですと二千七百万...全文を見る
○前川清成君 質問に答えさせてください。
○前川清成君 じゃ、確認します。  私の質問に対して、知っているし、金融庁としてはそれを認めていると、こういうことですね。はいかいいえで答えてください。
○前川清成君 金融庁にお尋ねをしますけれども、金融庁としては、各損害保険会社が被害者に対する示談に当たって自賠責保険の基準で提示し、そしてそれで示談をしているという実態を承知しているし、それについて認めている。認めているというのは、そういう事態は良くないですよ、自賠責保険での基準...全文を見る
○前川清成君 はいかいいえで。
○前川清成君 委員長、今のはこれ、時間五分ぐらいロスタイムですから、余計に。  大臣、結局私が申し上げたいのは、任意保険会社は自賠責基準で示談をしてしまって、それで示談金を支払うと、その後、自賠責会社から全部お金が返ってくるんです。任意保険会社は保険料はもらっているけれども自腹...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。是非、大臣にはますます御活躍いただくことを陰ながらお祈りをいたします。  それで、次に同じような問題で等級の問題を取り上げさせていただきたいと思うんですが、皆さん方も御存じのとおり、最初、自動車保険に加入しますと六級に、それで事故を起こさなけ...全文を見る
○前川清成君 対物だって、例えばどなたか独り住まいのおばあさんの家が飛ばされてしまって路頭に迷っちゃうということもあるんですよ。対人だけ入ったらいいけど、対物やあるいは車両は入れなくてもいいということに私はならないんだろうと思うんです。  で、今も大臣のお話の中にありましたので...全文を見る
○前川清成君 時間の関係でこれで終わりますけど、山本副大臣、私が申し上げているのは、リスクの高い人は世の中に対して迷惑をまき散らす可能性が高い人なんですよ。その迷惑を社会全体で平等に公平に分担しましょうというのが保険という制度なんですよ。だから、リスクの高い人ほど保険に入ってもら...全文を見る
05月29日第169回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○前川清成君 おはようございます。  前回に引き続いてお時間ちょうだいいたします。ありがとうございます。  保険法に入る前に、少し最高裁にお尋ねをしたいことがあるんですが、今日お越しいただいている大谷さんは、以前は刑事局長をされていまして、刑事事件について大変お詳しいと思うん...全文を見る
○前川清成君 犯罪にならないからといって、私は、国会でうその答弁はしてもらったら困るというふうに思うんです。  この委員会でも大変議論になっています法曹人口をどう増やしていくのかと、それに伴って質をどう確保するのかの問題について、鳩山大臣も出席していただいておりました五月十九日...全文を見る
○前川清成君 私が問題にしているのは、十九日の月曜日にすぐにはお答えできないと言いながら二十三日には文書で回答している、それだったら十九日の決算委員会でもこの文書に書いてある程度のことは大谷さん、あなたのお口からお答えいただけたはずなんです。そういう役人答弁が非常に不満足ですとい...全文を見る
○前川清成君 そういう方々というのはどういう方々なんですか。
○前川清成君 保険法に入るのでこの辺りでやめますけれども、最高裁が司法研修所を所管しておられて、二回試験も最高裁が御担当になっているわけですから、感想文みたいな文書を出すのではなくて、一日も早く原因を分析した上で、法曹養成に関して責任のあるコメントを私は最高裁が出すべきではないか...全文を見る
○前川清成君 ですから、私の申し上げていたような趣旨と大体同じだと思うんですけど、一方において、前回、五月二十二日の松野委員の質問に対して倉吉民事局長は、現行の各種の保険ではすべて約款で期間を定めておりますと、こういうふうにお答えになっています。秀才がそろった法務省が各保険の類型...全文を見る
○前川清成君 とおっしゃるんですけれども、おおむね火災保険については三十日、生命保険については五日、その二つのタイプしかないんじゃないんですか。あたかも百種類も二百種類もあって、それぞれ条文に書き込むことはできない。百種類も二百種類もあるんだったらおっしゃるとおりだと思うんですが...全文を見る
○前川清成君 他人事のような御答弁で少し不満なんですが、ちょっと金融庁の監督基準については後で詳しくお尋ねをしたいと思います。  それで、少し条文の方に戻りたいんですが、保険法案の五十一条、これの四号に免責事由を掲げてあるわけですが、戦争その他の変乱と、こういうふうにあります。...全文を見る
○前川清成君 分かりました。  それはよく分かるんですが、それでは、ここに言うその他の変乱というのは何を指すんですか。
○前川清成君 分かりました。  それじゃ、この立法の趣旨が、めったに起こらないようなことについては支払の対象から除外しておきますと、なぜならば、それは保険料の計算の対象になっていないからというような趣旨かと私も理解しておりましたので、めったに起こらないようなことがあるとすべてこ...全文を見る
○前川清成君 五十三条を見ますと、この五十一条というのは明文上の強行規定ではありませんけれども、ということは、例えば今、倉吉さんがおっしゃったような地震については支払いませんというような約款を設けることは保険法上は有効と考えてよろしいんですか。
○前川清成君 約款で例えば地震については払いませんとかそういうふうなことを定める場合には、消費者の、契約者の合理的な期待を裏切らないために何らかの手だてを講じる必要があると私は考えるんですが、金融庁、いかがでしょうか。
○前川清成君 私は、まず約款については、三村さん、これから詳しくさせていただきますけど、その前提として、保険に入ったら証書と一緒に送ってくる約款に小さな文字で、地震については支払いませんと、そう書くだけでは、書いてあるだけでは足らないのではないですかと、そういう趣旨でお尋ねしてい...全文を見る
○前川清成君 契約前に、そういう合理的な期待に反するような新しい類型の保険ができた際には、口頭で説明するだけではなくて、言った言わないにならないように、きっちりと重要事項説明書等のような文書で説明することを徹底していただきたいと、こんなふうに思います。  それでは次に、法務省に...全文を見る
○前川清成君 是非、今の御答弁を金融庁の方もよく御理解をお願いしたいと思います。  それで、ちょっと約款の監督基準についてお尋ねしていきたいんですが、例えばですけれども、地震による死亡については死亡保険金は支払いませんと、そういう新しい類型の生命保険が出てきた場合、それは金融庁...全文を見る
○前川清成君 これから、せっかく保険法で相当な期間と定めているのは、様々な類型の契約を、商品をこれから保険会社が開発していくのを認めようと、そういう趣旨なのであれば、私は別に、地震については払いませんと、その代わりこういう場合にはきっちり払いますと、保険料が安いですというような保...全文を見る
○前川清成君 私もそう思うんです。  それで、その前の認可するであろう生命保険と、そうでない、認可されない生命保険とはどのような判断基準で切り分けされるのか、この点について前回のこの委員会における宿題、これに、三村参事官、お答えいただきたいと思うんです。
○前川清成君 私がお尋ねしたのは、全体を見ないと判断できないときじゃなくて、その判断基準になる契約者等の保護に欠けるおそれがない、これはどういう意味なんですかと、どういう判断基準なんですかということをお尋ねしたいんです。三村さんで。これ、前回の宿題ですよ。
○前川清成君 私は今定義を聞いて、例えばでお答えになっているんですね。  先ほどおっしゃったような判断基準、契約者等の保護に欠けるおそれがないもののほかに、今、三村さんがおっしゃった、公の秩序又は善良の風俗を害する行為を助長し、又は誘発するおそれのないものというのもあるんです。...全文を見る
○前川清成君 委員長、質問に答えさせてください。
○前川清成君 委員長、答えさせてくださいよ。答えられないなら答えられないでいいから。
○前川清成君 当たり前なんですよ。だれが恣意的にしてくれと言うているの。違うんです。  前回に公序良俗違反というのを鳩山大臣が言及されて、それに対して山本副大臣は、公序良俗違反という基準について、常識的という言葉はここではあり得ないと、こういうふうに御答弁されているんです。だか...全文を見る
○前川清成君 じゃ、今の御答弁は前回の山本副大臣の御答弁を否定されたと、こういうことで理解してよろしいですか。
○前川清成君 山本副大臣は前回、常識的という言葉はここではあり得ませんと、判断基準を解釈するに当たって。そうおっしゃっているんです。三村さん、あなたは、社会通念に照らして判断すると、社会通念に照らして判断するということは常識的に判断するという意味でしょう。三村さんのおっしゃってい...全文を見る
○前川清成君 金融庁が保険の約款を審査するに当たって用いている基準、例えば保険の内容が保険契約者等の保護に欠けるおそれのないものであること、この内容がすかすかでさじ加減だということは今の議論を通してお分かりいただけたと思いますけれども、またほかにもありますけれども、公の秩序又は善...全文を見る
○前川清成君 少し私の個人的なお話をさせていただきますと、私が四年前国会議員に立候補した大きな理由の一つは、サラ金の金利。当時、ゼロ金利政策で、普通預金の金利が〇・〇〇一%、定期預金でも〇・〇二%。そんなときにサラ金や高利貸しは二九・二%の金利を取っていた。それで、大手サラ金は年...全文を見る
○前川清成君 山本副大臣は福田内閣の一員として今副大臣の職にいらっしゃるわけで、金融庁の代理人のような御発言をされるんじゃなくて、せっかく福田総理が目玉政策で消費者庁をつくるとおっしゃっているんですから、その消費者庁が大きく立派なものになるように後押しすることこそ、僕は政治家とし...全文を見る
○前川清成君 ですから、今の御答弁は、一号や二号に該当するほどの極めて悪質なものと、こういうことで理解したらいいんですよね。例えば、この保険法の審議で保険会社に対して厳しい質問をした松野さんや私に対して保険が解除されるとか、そういう濫用的な利用のおそれはないのかどうかというのを確...全文を見る
○前川清成君 ただ、私は、ここで信頼関係を損ないという、その信頼関係を持ち出してくること自体が本当に正しいのかどうか疑問に思っています。例えば、倉吉さんも生命保険に入っておられると思いますけれども、その生命保険の会社がどこでぐらいは御存じだと思います。しかし、その生命保険の社長さ...全文を見る
○前川清成君 であれば、その切り分けの基準はどうなるんでしょうか。
○前川清成君 そうおっしゃるのであれば、そういう書き方をしておくべきだと私は思います。  次に保険料の取り過ぎの問題にさせていただきたいと思うんですが、金融庁が平成十八年の十二月二十日に「火災保険の適正な募集態勢等にかかる点検の要請について」と、こういうような文書をお出しになっ...全文を見る
○前川清成君 してないんですね。
○前川清成君 そのとおりなのかどうか分からないんですが、例えば、私は七年前にプレハブメーカーに頼んで家を建てたんです。そのときにセコムをしたんですが、そのときに工事をしたセコムが、セコムしていたらセコム損保だと安いですよと、こう言われたので、中身を調べることなくそのまま入りました...全文を見る
○前川清成君 だから今、中に入っている参考の資料について、私、恥をさらして御説明したとおりなんですよ。代理店に問い合わせたときどうだったとか、わざわざ保険会社まで行ったときにどうだったというのはここでは申し上げませんけど、個人的なことですから。  要するに、今回金融庁に言われて...全文を見る
○前川清成君 ちょっと不払の問題について金融庁にお尋ねをしたいんですが、生保、損保それぞれの不払、これは何が原因なのかということをお尋ねしたいと思うんです。
○前川清成君 請求主義というのは、その保険会社で例えば契約者のだれだれさんがいつ病気になったとか、いつ亡くなったとか、これは把握しているわけではありませんから、ある意味私は仕方のないことだと思っているんです。ただ、商品が多様化した、多様化した商品を認可されたのは金融庁ですから、そ...全文を見る
○前川清成君 そうですよね。代理店は支払うかどうか決定する権限はないわけですから、不払の責任を代理店のせいにしてしまうと私はそれは酷だと思うんですよ。  ところが、四月三日の民主党の法務部門会議に三井住友海上の柄澤専務執行役員がお越しになりました。そのときに私は不払の原因は何だ...全文を見る
○前川清成君 不払の事件の調査方法についてお聞きしたいんですが、これは金融庁から各生保、損保に対して報告を求めるという形の調査方法になっています。金融庁が立入検査をして自分で調べてきたのではありません。なぜ報告を求めるという形にとどめたのか。それが消費者の方よりも保険会社の方を向...全文を見る
○前川清成君 この保険法については、私、まだまだ不満な点がたくさんあるんですが、残念ながら時間があとわずかになってしまいました。  最後に、どうしても聞いておかなければならない点があるので、最高裁にお尋ねしたいと思うんですが、現職の裁判官が逮捕されてしまうという大変つらい、司法...全文を見る
○前川清成君 今裁判員の施行を控えているからというふうな、おっしゃいましたけれども、裁判員があってもなくても、裁判官がましてやストーカーで逮捕されてしまうこと自体が、本当に国民の皆さん方の信頼を損ないかねない大変残念な事件だと私は思っています。  厳正にということですが、もちろ...全文を見る
06月03日第169回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○前川清成君 おはようございます。よろしくお願いいたします。  今野先生の御質問で、今裁判員に関してお尋ねをいただきました。  可視化については、もちろん冤罪をいかにして防止するかという視点もあるんですが、私たちは、来年五月二十一日から始まる裁判員における、裁判員の皆さん方の...全文を見る
○前川清成君 私は、二〇〇四年の七月に当選させていただいたんですが、その年の十一月十七日に奈良市の富雄北小学校の小学一年生の女の子が二回の性犯罪の前科を持つ男によって誘拐されて殺されてしまうという大変痛ましい事件が起こりました。その事件が発覚したその当日にこの法務委員会で当時の南...全文を見る
○前川清成君 今から申し上げます。  あの遺族のあるいは家族の皆さん方の厳しい処罰感情に接せられるわけです。当然、捜査官の皆さん方は正義感ゆえに厳しくその被疑者、被告人と向かい合うことになります。しかしながら、その被疑者、被告人である人は、罪を犯したというふうにこれは全知全能の...全文を見る
○前川清成君 はい。弊害については、何にもありません。むしろ、むしろ可視化をしなければ弊害があるということを申し上げたいのであって、取調べをして、無理やりに密室の中で二十三日間強引に取調べをして、うその自白をさせて冤罪を生んでしまったならば、真実の犯人は、先ほど鳩山大臣がおっしゃ...全文を見る
○前川清成君 今お答えしたとおり、真相を解明するために、笑う犯人がいなくなるために可視化が必要だ、こういうふうに申し上げているのであって、可視化によって真相解明については何ら支障は生じないと、私たちは検討の結果、そのような結論に至りました。
○前川清成君 委員先ほどお述べになりましたように、この委員会室も撮影されて、録音、録画されています。じゃ、真実が話せないんでしょうか。録音、録画されても真実を話す方は真実を話すと思います。そもそも報復を恐れるのであれば、録音、録画されていても供述しないはずであります。
○前川清成君 今おっしゃったように、取調べ室とこの委員会室とは次元が違うんだ、捜査官と被疑者とは対等な立場でないんだとおっしゃる発言こそ自身が私は大変問題だと、憲法の考えているデュープロセスを全く御理解しておられないのではないかと思います。  捜査は、現在の刑事訴訟法においては...全文を見る
○前川清成君 そもそも、現在の取調べにおきましても、プライバシーにわたること等が取調べ室でやり取りされて、それがある場合には手控えに記載され、それが調書に記載されているということですので、取調べ室の中でプライバシーに関する情報がやり取りされるということは全然変わらないのではないか...全文を見る
○前川清成君 先ほど今野委員の質問に対して裁判員の皆さん方の負担という点でお答えをいたしましたけれども、裁判員の分かりやすさという点でもまさに同様ではないかと思っています。  すなわち、一部の可視化であれば、被告人が法廷で訴えている、脅迫されたとか、その違法、不当な取調べ状況と...全文を見る
○前川清成君 先ほど木庭委員にもお答えしたとおりでございまして、違法、不当な取調べがあって、被疑者が抑圧されてしまって虚偽の自白をしてしまったと。その後から、抑圧されて虚偽の自白をした後から録音、録画が始まったならば、法廷で被告人が、いや実は捜査段階でこうこうこういうことがありま...全文を見る
11月13日第170回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。  今日は、千葉先生、松岡先生始め同僚の委員の御配慮で大臣の質問に立たせていただくことを感謝いたしております。  まず、大臣、本題に入る前なんですけれども、九月二十四日の就任会見、その中で大臣は、初当選以来ずっと...全文を見る
○前川清成君 その就任会見の際に記者から大臣に対して少し意地悪な質問がありまして、近く解散・総選挙も始まるので大臣の任期は短いと思いますと、こういう質問があって、それに対して大臣は、短い任期になるかどうかは今分かりませんと、そうお答えになって、大臣のお言葉どおり今政局が展開してい...全文を見る
○前川清成君 それでは、ちょっと本題に入らせていただきますが、今年一月に議員立法で薬害C型肝炎被害者救済特別措置法が成立をいたしました。これに基づいて給付訴訟が行われているわけですけれども、この訴訟に対して法務省としてどのような方針を指示しておられるのでしょうか。
○前川清成君 大臣御案内のとおり、これは裁判ではなかなか救済が困難な方々がいらっしゃるので特別の立法を作って救済を図ったわけですけれども、その中で救済の範囲が法律で定められています。  理事会のお許しを得て今日配付させていただきました資料一にもありますが、フィブリノゲン、このフ...全文を見る
○前川清成君 民事裁判というのは、原告が訴状を出しまして、その訴状に対して被告が答弁書というので請求原因一つ一つについて認否を書きまして、認めるとかあるいは否認するとか、それを裁判所に出すわけです、期日前に。で、裁判が始まったら、その被告が否認した事実について原告と被告双方が証拠...全文を見る
○前川清成君 それは当然分かるんです、使用方法も様々ですから、あるいは原告もたくさんいらっしゃるんでしょうから、ただ、どういう方針なのかがはっきり分からないんです。  この前も私は、法務省の方お越しいただいて、十月十六日に会館の方にお越しいただいて詳しい説明を求めたんですが、原...全文を見る
○前川清成君 科学的な因果関係というのは少し御理解が正しくないんです。それは最高裁判所の判決もありますので、また後刻説明をお受けいただいたらいいと思うんですが。  大臣が先日の所見の中で述べられた常識の通用する法務行政、これはどういう意味なんでしょうか。
○前川清成君 私、ちょっとB型肝炎訴訟を取り上げてずれているというところを大臣にお話しさせていただきたいんですが、平成十八年の六月十六日に最高裁が、B型肝炎に感染した患者さん、集団予防接種でB型肝炎になってしまった患者さんについて国の過失を認めて賠償を命じる判決が言い渡されました...全文を見る
○前川清成君 大臣、それも、大臣、うその説明を聞いておられますよ。このB型肝炎訴訟の最高裁判所第二小法廷の判決は、除斥期間に関して、最高裁の平成十三年の判決、筑豊じん肺訴訟の判決、同じ十三年の関西水俣病訴訟の判決、これを引用して、引用した上でそれは駄目ですよと、こう言っているわけ...全文を見る
○前川清成君 大臣、僕の時間の制約もありますので、是非お尋ねしたことをお答えいただきたいんですが、法曹三者のことをお聞きしているんじゃなくて、最高裁のことをお聞きしているんじゃなくて、大臣御自身のお言葉で、創意工夫を凝らし、具体的で分かりやすい広報啓発を行いますと、こうおっしゃっ...全文を見る
○前川清成君 ちょっともう少し分かりやすく、例えば最高裁が四億三千万掛けてテレビコマーシャル始めました、そういうふうに言っていただくと分かりやすいんですが、協力してうにゅうにゅうにゅうにゅやりましたと言われても、何やっているのか僕ちょっと分かりにくいんです。国民の皆さん方も、じゃ...全文を見る
○前川清成君 それでは、今までの、二十三日間勾留して大量の自白調書を取って、その自白調書を裁判官が家に持ち込んで詳細な判決を書くと、こういう刑事裁判の在り方については、大臣は基本的には正しかった、そういう御認識ですか。
○前川清成君 基本的には今の裁判のやり方に何の問題もないにもかかわらず、呼出し状一枚で国民の皆さん方を法廷に引きずり出して、いつ終わるかも知れない裁判員裁判に参加させると、こんな大改革がなされたとは私は思っていないんです。  それは、大臣の周りにいらっしゃる最高裁から法務省に出...全文を見る
○前川清成君 いえ、違いますよ、大臣。僕が今お尋ねしているのは、今の状態がどうなのか、準備状態が十分なのか、いや、もう大分遅れていてこれから先頑張らなあかぬのか、どっちですかとお聞きしているんです。
○前川清成君 法務大臣になられたんですよ。その法務大臣御本人がどこまでやれば十分か分かりませんとおっしゃったら、一体だれが全体をマネジメントするんですか。最大限の努力をしますと今大臣はおっしゃったけれども、その最大限の中身を先ほどお聞きしたらほだらほだらでしょう。  今の準備状...全文を見る
○前川清成君 七百四十……
○前川清成君 一万二千。
○前川清成君 一万二千組合。
○前川清成君 連合に聞いてくれって、これ連合から出された資料なら連合に聞きますよ。最高裁と法務省が民主党に出した資料ですよ。  で、大臣、これが国会図書館からいただいた経団連のアンケートなんです。大臣、ちょっと見てください。アンケート集計結果とあって、アンケート概要、百九十七社...全文を見る
○前川清成君 分かっていますよ。
○前川清成君 委員長、ちょっと聞かれたことを答えさせてくださいよ。  それならそれでいいんですよ、大臣のおっしゃるように母集団が少なかったと。でも、そのことは正直に説明すべきでしょう。その話をしているんですよ。百九十七社にアンケートしました、それらは東京電力やトヨタやパナソニッ...全文を見る
○前川清成君 そうしたら、大臣、今信用すると、こうおっしゃったんですけれども、どういう根拠で信用されるのか説明していただけませんでしょうか。今の御説明は、最高裁が言っているから信用しますとしか聞こえなかったんですよ。役人が言うから信用します、そういうことですか。
○前川清成君 この数字のことを聞くんだったら最高裁お呼びしますって。そんな役人の答弁を聞いているんじゃなくて、先ほども申し上げました、今の法務大臣はあなたですよ。来年五月二十一日までの施行準備について責任を負っているのはあなたですよ。そのあなたが、この三日以内、これを信用してそれ...全文を見る
○前川清成君 だからお聞きしてるんですよ、どうしてこの三日で七割という数字を信用しているんですか、どういう根拠ですかと。
○前川清成君 いやいや、だから、それだったら、大臣、役人の言うことはみんな信用しますと、そうしかお答えになってないんですよ。役人の言うことを信用していたらえらい目に遭いますよというので僕は親切にもこの資料二をお見せしたわけですよ。  じゃ、大臣、役人の言うことを信用してこの三日...全文を見る
○前川清成君 大臣は先ほど、これまでの刑事裁判には基本的には問題はなかったと、こうおっしゃったんですよ。おっしゃいましたよね。その問題がなかった裁判、問題がなかった裁判のやり方で十三年掛かった裁判が、今度公判前整理手続が導入された途端に三日で終わるんですか。そんな非常識なことでよ...全文を見る
○前川清成君 公判前整理手続というのは、大臣、整理手続ですから、争点の整理なんですよ。任意性というのは中身ですよ。できないですよ、公判前整理手続で任意性に関する判断を。  いずれにしても、大臣、もうちょっと勉強してくださいよ。来年五月二十一日から呼出し状一枚で国民の皆さん方を裁...全文を見る
○前川清成君 大臣、質問に答えてくださいよ。植村事件について今後どうするんですかとお尋ねしたんですよ。
○前川清成君 じゃ、植村事件についてはもうこれからは何もしないんですか。大臣、これ事前に通告してますよ、全部。どんな準備やねん、これ。
○前川清成君 だから、植村事件について、これからは調査をしたりとかだれかを処分したりとか、もうしないんですか、あるいはこれからするんですか、どっちですか。
○前川清成君 委員長、質問したことに答えてもらってくださいよ。
○前川清成君 これからどうするんですか。三回目ですよ、同じ質問。
○前川清成君 もうしないということですね。
○前川清成君 もう植村事件について、これから調査や処分はないんですね。大臣。
○前川清成君 法務省で、もうこの件について処分あるいは調査はしないと、こうおっしゃって、明言されていますので、ついては、是非、従前からお願いしていますとおり、この委員会に植村教授をお招きして、あるいはその他の関係者の皆さん方お越しいただいて徹底した調査をお願いしたいと思いますので...全文を見る
○前川清成君 今日の質問をお聞きしていて、私はちょっと大変大臣には失礼ながら失望いたしました。大臣が記者会見の中でコモンセンスだとこうおっしゃるし、あるいは所信の中で常識とこうおっしゃるので、大臣がこれまで培ってこられた常識の中で、大臣の政治家として御自身のお言葉で御答弁いただけ...全文を見る
○前川清成君 ロスタイムがあるでしょう、委員長。  大臣、それに今日のこの準備の在り方は何ですか。私は、これ十一日の午後四時に出しているんですよ、通告書。一日半もあったんですよ。何でこの程度のことがこれほど時間掛からないと答弁できないんですか。こんなことだったらこれからの委員会...全文を見る