前川清成

まえかわきよしげ

比例代表(近畿)選出
日本維新の会
当選回数1(参2)回

前川清成の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第183回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○前川清成君 前川清成でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  去年の秋に当時の中塚金融担当大臣から、金融円滑化法の卒業に備えてこの企業再生支援機構の延長について検討を協議するようにという御指示をいただきました。今横にいらっしゃる白さんが内閣府の担当副大臣で、経済産業省...全文を見る
○前川清成君 再々延長はしないということでありますけれども、二十四年の十一月一日に当時の中塚金融担当大臣の談話が出ておりまして、そこにあっては、金融庁としては、円滑化法の期限到来後も、引き続き日常の検査監督を通じて貸付条件の変更等や円滑な資金供給に努めるよう促してまいります、こう...全文を見る
○前川清成君 そもそもの議論をさせていただきますと、この円滑化法というのは特別なことを定めているのかということであります。  まず、金融円滑化法の第三条は、中小企業に対する信用供与については、当該中小企業者の特性及び事業の状況を勘案しつつ、できる限り柔軟にこれを行うよう努めると...全文を見る
○前川清成君 報告義務はなくなりますけれども、どうぞ金融庁の目が届くように御留意をいただけたらと思います。  次に、事業再生機構についてお伺いをしたいと思いますが、今、寺田副大臣と議論をさせていただいたように、貸付条件の変更等々は当然に金融機関として負うべき責務だと私は考えてお...全文を見る
○前川清成君 ちょっと今のは私のお答えにはなっていないと思うのですが。  私は、要するに実数として数万件企業倒産はあるはずだ、あるいは再生が必要な企業があるはずだ、数万件あるはずだ、それにもかかわらず年間十件にも満たない、余りにも役割が小さいのではないですかと、こういうお尋ねだ...全文を見る
○前川清成君 大臣、これは通告している質問ですので、是非真正面からお答えいただきたいと思うんですが、大臣の答えを代わりに申し上げさせていただきますと、法律の下で、内閣府、総務省、財務省、厚労省、経産省の告示というのが平成二十一年八月二十八日に出ておりまして、この中で、共同で申し込...全文を見る
○前川清成君 いや、私が申し上げているのは、受付の段階でどうして制限するんですかということ。  例えば、今副大臣おっしゃるように、民事再生にあっても、一部は再生計画で債権がカットされるかもしれませんが、事業が立ち直ることによってその他全額は回収できるかもしれない。そういう意味に...全文を見る
○前川清成君 もう一点について。
○前川清成君 ちょっと議論をしたいんですが、私は今、甘利大臣、答えとして求めていたのは、確かに利害相反のことがあるよねと、だから、正式な申込みについては共同申込みだけれども、事前相談については親切に対応しているんですと、これからもそういうことがないように十分配慮していきたいと、こ...全文を見る
○前川清成君 いやいや、どうぞ、どうぞ。
○前川清成君 大臣、中身はまた後でお話しします。
○前川清成君 いいですか。あらかじめ何ぼ掛かるか分からへんは困りますよねという質問です。
○前川清成君 ところが、例えば、大臣、この後企業再生支援機構に行っていただいて何ぼ掛かりますかと聞いても、それは分かりませんというふうにお答えになるんです。これでは利用しづらいと私は思います。  是非工夫をしていただきたいと思うんですが、その参考に申し上げたいんですが、民事再生...全文を見る
○前川清成君 それと、あと、そういうのが無駄だという話はこの後しますが、支援機構にあっては、事前相談をすると全部の不動産について不動産鑑定士の不動産鑑定を入れるそうなんです。それに何百万か掛かるそうなんです。ただし、何ぼ掛かるかは分かりませんと。これも何社かに見積りを取ってその中...全文を見る
○前川清成君 ちょっとしつこいんですが、私、性格がしつこいもので。  昨日、このデューデリジェンスについてもう少し親切な御説明をいただきました。企業名はお出しいたしません。ある中小企業、売上げが十一億、債務が十三億円。しかし、そのデューデリジェンスに千五百五十万掛かりました。内...全文を見る
○前川清成君 それで、大臣、仮に弁護士のリーガルチェックが必要だとしても、この支援機構の職員が百七十一名いらっしゃいます。その中に弁護士、公認会計士が三十名、コンサルタント、投資顧問等が四十八名、それぞれ専門家が中にいるわけです。もし必要だとしても、この人たちに働いてもらったらい...全文を見る
○前川清成君 それで、私も今この場所で……(発言する者あり)えっと、ごめんなさい、質問を続けていいですか。続けていいですか。  私も今、当然のようにデューデリジェンスという言葉を使いましたが、そもそもなぜデューデリジェンス、デューデリジェンスと言うのか。くだんの特別参与の方にお...全文を見る
○前川清成君 このパンフレットを見ますと、支援決定基準についても書かれてありまして、この中に、三年以内に生産性向上基準及び財務健全化基準を満たすことが見込まれること、こういうふうにありまして、中身については、自己資本当期純利益率が二ポイント以上向上、有形固定資産回転率が五%以上向...全文を見る
○前川清成君 大臣、満たしているかじゃなくて、満たす見込みがあるかどうか。満たす見込みがあるかで、この自己資本当期純利益率二ポイントとかいろいろ言われても、分かりませんが、例えば松下幸之助さんとか本田宗一郎さんがこのような概念を知っていたとは私は思いません。この頭でっかちなのが経...全文を見る
○前川清成君 是非よろしくお願い申し上げたいと思います。  それと、あと支援機構について話を戻すんですが、支援機構から支援を受けた場合は、代表者、取締役などは退陣を求められるのか求められないのか、まずは結論だけお伺いいたします。
○前川清成君 それでしたら、原則退任だと、これから支援機構の支援をお願いしようと、こう考えている中小企業の経営者の皆さん方には、原則辞めなさいよ、覚悟しておきなさいよと、こういうことですよね。
○前川清成君 大臣、まず御認識として、この支援機構は大きな規模の会社だけではなくて、JALの反省といったらあれですが、JALのような大規模なところだけじゃなくて、地域地域の中小・中堅企業についても適用していこうと、こういう基本方針ですので、その点だけは御指摘を申し上げたいと思いま...全文を見る
○前川清成君 民事再生は経営者の続投について認可事由になっているんですか。
○前川清成君 民事再生法は再生計画について、債権者の頭数と債権額の総額について過半数の賛成があればいいと。だから、四九%反対があってもいいわけです。それが全体としての社会経済の利益につながるという立法者の判断です。  しかし、支援機構にあっては、銀行が反対しようが賛成しようが、...全文を見る
○前川清成君 大臣、是非この点は、平成十三年ごろだと思いますが、和議法が廃止をされて民事再生法という法律ができました。そのときの経緯について読み返していただけたらと思います。大臣はそうおっしゃいますが、私は断言したいと思います。今のままではデューデリジェンスにいっぱいお金が掛かる...全文を見る
03月21日第183回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○前川清成君 参議院奈良県選挙区から国会に送っていただいております前川清成でございます。法務委員会に帰ってまいりまして、およそ二年ぶりの質問をさせていただくことになります。どうぞよろしくお願いいたします。  まずは、谷垣先生、法務大臣御就任おめでとうございます。九年前、私が初当...全文を見る
○前川清成君 今大臣からおっしゃっていただいた方針、私も大賛成でございます。条文を読んだだけでは分からない、これでは本当に国民一般の方々から隔絶した民法になってしまうと思います。  ただ、もう一点おっしゃった、現代化、これが分かりやすいものになるのかどうかということです。  ...全文を見る
○前川清成君 例えば、この十条の規定は、主語は一番最初に被害者と書いてあるんですが、被害者の限定で、括弧、配偶者から身体に関する暴力云々とありまして、に対する脅迫とあって、さらに二重括弧になって、脅迫の意味を限定するために被害者の生命又は身体に対し害を加える、要するに、それぞれの...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  私は、日本人の教育レベルというか知的レベルというのは相当高いものがあるんじゃないかと思います。ですから、是非、私は、中学校を卒業したら、中学校卒業程度の学力があれば、高校を卒業した程度の学力があれば、大臣おっしゃるように、判例の一々までは...全文を見る
○前川清成君 この平成七年の大法廷判決は五名の裁判官の反対意見が付いております。その多数意見が言うように、法律婚を尊重するのはもちろんなんだと、私もそうだと思います。ただ、そのために、その目的のために非嫡出子の法定相続分で差別することについて、子は親を選んで生まれてくるわけではあ...全文を見る
○前川清成君 くどくど申し上げますが、私たちは、民法九百条の四号ただし書前段の削除について、自民党の皆さん方に、与党の皆さん方に賛成してくださいとまではお願いをいたしません。審議に応じていただきたい、このことは強くこれからも求め続けていこうと、こういうふうに思っています。  そ...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  引き続き、次は民法の中の債権法、ちょっと保証債務の制限に関して議論をさせていただこうと思います。  保証債務の特性については、今更私がくどくど申し上げる必要もないと思いますが、まず、連帯保証と通常保証とあって、取引の実務ではほとんどの場...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  それで、今大臣が御答弁の冒頭におっしゃっていただいたように、物的な担保が十分でない方々等に融資するに当たって、やっぱりその信用を補完するという意味での保証制度があるわけです。ですから、仮に、一方において配慮を有すべきこととして、保証債務を...全文を見る
○前川清成君 今、参事官の方から四類型御説明がございました。一番の実質的な経営権を有している者、二番の事業に従事する配偶者、三番目の事業承継予定者。これ、まあ大ぐくりで言いますと、本人保証に近いものではないのかなと。ちょっと表現悪いんですが、くせ者は自ら連帯保証の申出を行った者と...全文を見る
○前川清成君 じゃ、例えば、定型の書式ではありませんと、でも、僕は、この保証人というのは、今先ほど申し上げたように、なって得することはないんですよね。なって得することがないのに自発的になる場合なんてあるのかなと、こういうふうに思うわけです。  それで、銀行も賢い人たちばっかりな...全文を見る
○前川清成君 自発的な意思に基づいて第三者保証をする、そういうのがあるのかというふうに二十三年のころに小野さんにお尋ねをしたことがあります。そうしたら、そのときにお出しになった例としては、行き付けのすし屋がある、そこの若い人が独立しようとしている、それを応援したい常連客がいる、で...全文を見る
04月03日第183回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○前川清成君 早速の御指名ありがとうございます。民主党の前川清成と申します。  私は、加藤秀治郎先生にお尋ねをいたしたいと思います。  先生の御認識の立論のスタートとしては、衆参のねじれが国政の麻痺を招いていると、この点からスタートしておられると思います。麻痺というのは、衆議...全文を見る
○前川清成君 一言で終わりますが、要するに、決められないこと、それはすなわち下院の多数派を抑制すると、こういうことであって、私は、権力の濫用を阻止するという立憲主義の考え方からすると、両院の意思が異なっているということは直ちに否定すべきことではないのではないのかな、選挙を待てばい...全文を見る
05月14日第183回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○前川清成君 おはようございます。参議院奈良県選挙区の前川清成でございます。  随分遅くなりましたが、総理、二度目の総理御就任おめでとうございます。前回、体調を崩して退陣をなさいました。特効薬ができたというふうにもお聞きしておりますけれども、連休もロシアやトルコを歴訪されてお疲...全文を見る
○前川清成君 松浦理事の方から少しパネルも出していただきたいと思うのですが。(資料提示)  あの当時、当時というのは昨年の十一月十六日当時です。野田総理は同時に民主党の代表でもありました。民主党があのとき選挙に極めて不利だということはみんな分かっていました。しかし、消費税を引き...全文を見る
○前川清成君 総理、よく分かるんです。私は、定数削減や定数の是正、憲法の要請ですから、これもやらなければなりませんが、この国会、それだけで終わってしまうのではないかという心配があるんです。総理御自身がお約束いただいたわけですから、必ずこの国会中に結論を出していただくと、このことを...全文を見る
○前川清成君 総理、若干論点がかみ合っていないと思います。私も憲法改正に当たって国民投票を否定するつもりはありません。もちろん、国会が発議をして、その後国民投票が行われる、その国民投票において国民の憲法に対する意思が表明されると、ここは一切否定していません。  しかし、その前提...全文を見る
○前川清成君 総理、私の今質問にはお答えいただけなかったんですが、憲法九十六条があったから戦後憲法は改正されなかったというのは正確ではないということはお認めいただきたいと思います。それぞれの国で三分の二を、要件を課しながら憲法の改正が行われてきたわけですから。  それで、今総理...全文を見る
○前川清成君 今総理が、三分の一の人たちが憲法改正阻止できるのはおかしいと、こういうふうにおっしゃいました。しかし、それは民主主義ということだけ考えれば総理のおっしゃるとおりかもしれませんが、そもそも憲法という法の成り立ち、これはいわゆる自由の基礎法と言われているように、多数決で...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございました。  それで、先ほど総理が五五年体制のお話をされていましたが、私も長く続いた五五年体制下の憲法論議というのは、一方では自民党が占領下の憲法だと、自主憲法を作る、ともかく全面的な憲法の改正ということを党是にしておられました。他方で、五五年体制で...全文を見る
○前川清成君 今の定義をお答えいただいても、なかなか例えばテレビを見ておられる方々に意味が通じにくいのではないかなと、こういうふうに思います。  そこで、総理、少し具体的にお聞きをしたいんですが、現在の平和と繁栄を築くために、心ならずも戦地に赴いて、生きて再び故郷へ帰れなかった...全文を見る
○前川清成君 総理、今の憲法で総理大臣が参拝されるのをいいとか悪いとかをお聞きしているのではなくて、新しい憲法が、仮にですよ、仮に自民党の憲法改正草案のとおりできましたと、そのときに、今おっしゃっていただいたような解釈は変わるんですか、変わらないんですかというお尋ねなんです。
○前川清成君 基本的に変わらないのであれば、この憲法の改正というのは必要ないのではないでしょうか。
○前川清成君 自民党の憲法改正QアンドAというのを拝読させていただきました。そこに、この習俗的行為の例としては地鎮祭が挙げておられます。ただ、この点は、客観的な事実として指摘させていただきたいんですが、戦後の政教分離の議論において、あるいは各種の裁判において、仏教と、あるいはキリ...全文を見る
○前川清成君 アメリカの大統領は、大統領に就任する際に聖書に手を置いて宣誓をされます。これに対して例えば世界のイスラムの国が、仏教の国が抗議したという話を私は知りません。しかし、日本の例えば総理が、閣僚が靖国神社へ参拝すると中国や韓国が非難をすると。他国から非難されたら全て唯々諾...全文を見る
○前川清成君 新たな国立の追悼施設と靖国神社は両立できると、決して靖国神社の存在意義を損なわないというふうにこの福田官房長官の下での懇談会の意見書も取りまとめております。  是非、戦没者の御遺族の皆さん方や靖国神社の方々、あるいは日中韓の問題に憂慮されている方々などは、この意見...全文を見る
○前川清成君 ですから、今総理お答えいただいたとおり、現行憲法であっても、ここに書いてありますが、二十条の信教の自由にしても、表現の自由にしても、人権相互間の調整、すなわち内在的制約を受けるのは当然のことなので、私は改正草案にあえてたけだけしく公共の福祉による制限というのを書き加...全文を見る
○前川清成君 総理、私が心配性なのかもしれませんが、外敵から主権や領土、領空、領海を守っていただくのは自衛隊です。その自衛隊を維持するための経済的な負担、つまりは納税の義務については憲法三十条に既に書いています。金以外のもので領土を守るための協力と、こういうふうに書かれてしまうと...全文を見る
○前川清成君 ただ、総理、これ憲法の議論ですので、時の総理大臣がどう考えておられるというのではなくて、客観的に憲法の文言がどうなっているのかというのが、これから先、百年の議論ですので、私はそちらの方が大事だと思います。  それで、時間がなくなってしまいました。最後に、総理の御発...全文を見る
05月22日第183回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○前川清成君 ありがとうございます。  大山さんにお尋ねをしたいんですが、後半部分の立論の前提として、まあ正確に聞き取れなかったのかもしれませんが、国会議員の仕事として内閣法案の審議が重要だと、こういうふうにおっしゃったと思います。ちょっと言葉が正確でもありませんが。  これ...全文を見る
○前川清成君 何でもかんでも分かりやすく説明する池上彰さんという方がいらっしゃって、その方が「憲法はむずかしくない」という、高校生にでもよく分かるように憲法を説明した新書があります。その中で、国会議員の中には勘違いしている人がいるかもしれませんが、役所が作った法案を、法律を通すの...全文を見る
06月04日第183回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○前川清成君 私は、発議者を代表しまして、ただいま議題となりました民法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。  中小企業等が金融機関から融資を受けるに当たっては、そのほとんどの場合、当該企業と連帯して経営者自身が債務を保証しておりますが、加えて...全文を見る
06月05日第183回国会 参議院 憲法審査会 第5号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  小林先生、小山先生、大変貴重なお話を承りまして勉強になりました。ありがとうございました。  その上で、まず小山先生にお尋ねしたいんです。  先ほどの小西さんの質問にも少しお答えいただいたのかもしれませんが、憲法の人権条項が包括...全文を見る
06月06日第183回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○前川清成君 おはようございます。  今日から私たち参議院でいわゆるハーグ実施法の審議が始まります。大臣も御案内のとおり、私、おとなしい性格ですので、争点対立型の、例えばですが、自民党が野党のときにどうしてハーグ条約の審議を拒否し続けていたんだとか、そんなことは後日に譲って、今...全文を見る
○前川清成君 副大臣、申し訳ありません、三項、四項はこれから順番にお答えしていただきますので。今は一項と二項についてお尋ねをしました。  それで、今の一項、二項についてですけれども、例えばですが、日本人のお母さんが子供を連れてアメリカから帰ってきましたと、しかしアメリカ人の夫に...全文を見る
○前川清成君 副大臣、済みません、政令に定めるところじゃなくて、五条の一項は法文で「地方公共団体の長」と明記してあるんですが、政令をまつまでもなく、外務大臣は市町村長に対して情報提供を求めることができると、市町村長が持っている所在確認に関する最も重要な情報としては住民票上記載の情...全文を見る
○前川清成君 政令じゃありませんよね、法律に書いてあるんだから。
○前川清成君 最初からスムーズにいかなくてちょっと残念なんですが。  確認の確認ですが、国法体系において頂点に立つのは憲法で、その下にあるのが法律で、その下にあるのが政令でいいですよね。
○前川清成君 そうであると、今のお答えはちょっと考え直していただかないといけないと思います。  その上で、第三項についてですが、この第三項の条文を読むと、外務大臣は都道府県警察に対して情報の提供を求めることができると書いてあります。例えばですが、全国の千八百の──副大臣、よろし...全文を見る
○前川清成君 ちょっと今の答えは納得できません。  法律の第三項に、都道府県警察に対し、当該情報を提供して、これらの者の所在を特定するために必要な措置を求めることができると、こう書いてあるんです。それにもかかわらず、具体的な内容は何も決まっていませんと、これから政令で決めるとい...全文を見る
○前川清成君 いや、その今お答えいただいたことは法律に書いてあるので結構なんですけれども、もう一度言いますよ、二回目ですよ、いや、ごめんなさい、三回目ですよ、副大臣。  外国返還援助申請がありますでしょう。申請があると、どこに住んでいるのか外務大臣は全国全ての市町村長に照会する...全文を見る
○前川清成君 物すごい警察国家になるんですね。  委員長、速記を止めていただけませんか。
○前川清成君 それじゃ、私が今お尋ねしたケース、住民票上の記載がありました、じゃ、どういう場合はそこで終わって、どういう場合はこの三項に基づいて警察に対する照会を行うんですか。
○前川清成君 ごめんなさい、質問に答えてくださいね。通告している問題ですから。  私が言っているのは、住民票上の記載があるんですよ、あったら、次はどうするんですかという質問。
○前川清成君 これ、どこが込み入っているんですか、これ。僕、何も細かなこと聞いていませんよ。条文の意味を聞いているんですよ。これで細かな通告を受けていないと言われたら、どんな通告をやるんや。  委員長、速記を止めてください。全部時間動きますから、これで。(発言する者あり)
○前川清成君 この通告ですけれども、行き違いが起こらないように私は文書で通告しています。五条についてお尋ねするというのは通告しています。もしも不明な点があったらお問い合わせくださいねというのも親切に書いているんですよ。ところが、外務省からは何のお問い合わせもありませんでしたよ。そ...全文を見る
○前川清成君 何かこれだけで全然前に進まないんであれなんですけどね。まあいいです。  それで、じゃ、五条の四項ですが、五条の四項で、外務大臣は次の場合に限って申請者に情報を提供すると、こう書いてあって、子の返還の申立て云々かんぬん、家事の調停の申立てをするためとあるんですね。申...全文を見る
○前川清成君 副大臣ね、ちょっと後ろでちょろちょろするから僕の質問聞いていただけないのよ。ちょろちょろするねんやったら、後ろ、出ろ、おまえら。  副大臣、聞いてくださいね、あなたのおっしゃっていることはそのとおりなんだけど、僕はそこから先を聞いているんですよ。  例えば、DV...全文を見る
○前川清成君 じゃ、ついては、その法律上の根拠をお答えください。
○前川清成君 ですから、法律上の根拠。
○前川清成君 四条の一項のどこをどう書いているんですか。
○前川清成君 四条の一項と五条の四項と全然違うんですけど、どっちなんですか。五条の四項とおっしゃるんなら、五条の四項を引用して説明してください。分かりません。
○前川清成君 僕がお答えすべきじゃないけれども、今の副大臣のお答えを善解すると、四項の一号に当該氏名とは書いてあるけれども、住所は書いていないでしょうと、こういうことですね。
○前川清成君 そうしたら、自分と同居して子供までもうけた人の名前を知らない人なんて余り世の中にいないと思うんだけど、この四項の一号でわざわざお母さんの名前を教えてあげるというのはどういう立法の趣旨なんですか。
○前川清成君 意味が分かりません。
○前川清成君 委員長、ちょっと答えさせてもらえませんか。全然答えていないですよ。これでは続けられません。
○前川清成君 副大臣、ちょっと落ち着いてゆっくり考えていただきたいんですけど、アメリカで国際結婚していました、日本人のお母さんが子供を連れて日本に帰ってきました、お父さんとしては子供に会いたい、でも日本のどこにいるか分からない、ついては外務大臣にお願いをして外国返還援助をすると、...全文を見る
○前川清成君 名前だけでよければ、管轄はどうやって決めるんでしょうか。
○前川清成君 いやいや、大臣、本当にそれでいいんですか。申立書は、申立人も相手方も名前だけ、住所は書かない。送達もできませんし、管轄も決めれませんよね。全県、例えば今おっしゃったような五条の四項に基づいて外務大臣の協力を求めてかなと思っていましたが、しかし、今の副大臣の答えだと、...全文を見る
○前川清成君 それでしたら、七十条の四項で不備を補正することを命じなければならないとあるんですが、ここで言う不備は住所は含まないと。申立人は自分の名前と相手方の名前と、それだけ書けばいいと、一号に関してですよ。管轄についても送達先についても裁判所が職権で全部調べてくれると、こうい...全文を見る
○前川清成君 ですから、申立書には相手方の住所も名前も書かないといけないと、こういうことですよね、法律であろうが規則であろうが。そうなると、松山副大臣、先ほどの話に戻るんですが、お父さんがこれから申立てをしようとしている、しかし住所が分からないと、連れ去ったお母さんの住所が分から...全文を見る
○前川清成君 そうしたら、法務大臣にお尋ねしますけれども、最高裁規則か法律かはともかくとして、例えば訴訟であっても、訴状には原告の住所と氏名を書きます。訴状でも、原告、被告の住所、氏名、会社だったら所在地です。離婚の申立書であっても、申立人、相手方の住所、氏名を特定します。したが...全文を見る
○前川清成君 谷垣大臣に申し上げたいのは、例えば申立ての書式がB4なのかA4なのかとか、そういう本当に実務的なことは最高裁が規則で決めればいいと思いますけど、居所が分からないと。非常にセンシティブな情報であるお母さんの住所についてまで、あとは最高裁が規則で決めたらいいというのは、...全文を見る
○前川清成君 大臣は弁護士でもいらっしゃるのでそのような形式的なことをおっしゃると。例えば訴状で、私が民事訴訟法に被告の住所は書かなくてもいいって書いてあるんだと言って裁判所の窓口に持っていったら、岡さん、きっと、おまえあほかって言われますよね。やっぱり実際のこれからの手続を念頭...全文を見る
○前川清成君 ちょっとごめんなさい、最後がはっきり分からなかったんですが、アメリカやイギリスは共同親権なんですか。
○前川清成君 その上でお聞きしたいんですが、アメリカで暮らしていた日本人のお母さんと子供がアメリカ人の夫と離婚して日本に帰ってきましたと。これは、共同親権だというのであれば、連れ帰ったことは、一方ではお父さんの親権の侵害になるかもしれないけれども、他方で、共同親権なんですから、お...全文を見る
○前川清成君 そうなんですよね。これが僕はちょっと心配なんですが。  二十七条を見ますと、一、二、三、四号に該当する場合には子の返還を命じなければならないとあるんですね。第三号で、今言ったところのお父さんの親権、ここでは「監護の権利」というふうに書いているんですが、監護の権利を...全文を見る
○前川清成君 ですから、大臣、くどいようですけれども、私が冒頭申し上げたケースではアメリカへ返すと、こういうことですよね。
○前川清成君 それでは、ちょっと事例を変えて申し上げたいんですが、お父さんはアメリカ人、お母さんは日本人、ここまでは一緒ですが、日本で結婚して日本で暮らしておられました。日本で子供が生まれたので国籍法に基づいて日本の法律が適用されます。ただ、離婚をしました。お父さんだけアメリカへ...全文を見る
○前川清成君 私も結論はそれが正しいと思うんですが、二十六条の条文は、日本への連れ去り又は日本における留置、引き続きそこにとどまる、これによって監護の権利を侵害された者はと、こうあるんです。で、繰り返しになりますが、二十七条は、一、二、三、四号がいずれも該当する場合には返還を命じ...全文を見る
○前川清成君 今お答えいただいた点は私は極めて大事なことではないかと思いますし、国際結婚が破綻した、で、お子さんを国内で育てておられるお母さん方にとっても大変気掛かりな点があるのではないかと思います。  もしも、私の見落としだったら本当にそれは結構なことなんですが、今、私が設例...全文を見る
○前川清成君 じゃ、その上で、大臣、よろしいですか。これ、もしあれだったら最高裁でもいいんですが。  八十八条、これはどのように理解すればいいのか。その二十七条の一号から四号が全て該当したとしても、この八十八条の条文によって日本の裁判所は返さないという判断が許されるのかどうか、...全文を見る
○前川清成君 もうさっきの話と切り離してお聞きしているんですが。  もうちょっと具体的にお尋ねをいたしますと、二十八条の一項の五号、子が常居所地国に返還されることを拒んでいたら、二十八条で「子の返還を命じてはならない。」と書いてあるんです。子供が明確に拒んでいたら返還を命じては...全文を見る
○前川清成君 ですから、その八十八条は、例えば子供は帰りたくないとは言っていないと。帰ろうかな、どうしようかなと言っている場合も含めて、家庭裁判所にある種裁量権を与えた条項と、こういうことでよろしいんですか。
○前川清成君 よく分かりました。  その上で、ちょっと管轄について申し上げたいと思うんですが、三十二条です。三十二条の一項で、平たく言うと、西半分が大阪家裁で、東半分が、東日本が東京家裁と、こういうふうになっているんですが、同種の規定は、大臣も御存じのとおり、民事訴訟法の六条一...全文を見る
○前川清成君 是非、何年間か集積していただいて見直していただいたらと思いますが、裁判所も、これの集中部はつくるかもしれませんが、専門部まで、年間数十件ですから、専門部まではきっとつくらないと思います。そうであれば、知見の集積というのは、こういう時代ですから、電子メールもあれば、あ...全文を見る
○前川清成君 今の答えも私は大変不満です。結局のところ、家庭裁判所は外務大臣に調査を嘱託したら、日本の外務大臣はその国の、世界中の国々の外務大臣にお願いしますと、丸投げしますと、こういうことですよね。  私たち民主党は余り国益国益と言わないんですが、自民党の皆さんは二言目に国益...全文を見る
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  四人の参考人の先生方、お忙しい中、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  まず最初に、磯谷参考人と吉田参考人に管轄に関してお伺いをしたいと思います。  磯谷先生は東京弁護士会で、吉田先生は京都弁護士会...全文を見る
○前川清成君 それで、引き続いてなんですが、私はこの子の返還申立事件の困難さは、磯谷先生あるいは吉田先生のお話の中にもありましたけれども、地球の裏側まで行って証拠を収集しなければならないことではないかと思っています。  御案内のとおり、例えば二十八条の一項の四号、常居所地国に子...全文を見る
○前川清成君 次に、早川参考人にお尋ねをいたしたいと思いますが、早川先生とは二十六年ぶりに再会をさせていただいて、この分野でも大活躍されていることを大変うれしく思いましたが、早川先生が最後に、この法律の発展を法律家の一人として祈っていますというふうに結ばれました。  今お二人の...全文を見る
○前川清成君 早川先生におかれましては、ちょっと前提が不十分なままお尋ねをした非礼をお許しを願いたいと思います。また、時間が過ぎてしまいましたので、明尾参考人には質問をさせていただけませんでした。そのこともおわびを申し上げて、私からの質疑は終わらせていただきます。  ありがとう...全文を見る
06月10日第183回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  まず、関戸参考人、私たち国会議員、一番お世話になるのは印刷屋さんでございまして、日ごろのポスターでありますとかリーフレットでありますとかチラシでありますとか、本当にお世話になります。  その上でですが、私は選挙区は奈良なんですが...全文を見る
○前川清成君 その上でちょっとお尋ねをしたいんですが、関戸さんは、まず、引退した創業者がいる、その創業者が連帯保証をするんだと、これができなくなってしまうんだと、こういうふうにおっしゃいましたが、世間でよくあるのは、お父さんが年を取って息子に社長を譲ると、お父さんはその翌日から全...全文を見る
○前川清成君 関戸参考人にちょっと今、私意見だけ申し上げたいのは、要は、世の中で起こっている連帯保証による不幸の量、自己破産がいっときの二十五万件から十一万件程度にまで落ち着いてきましたけれども、先ほど新里参考人がおっしゃったように、その二五%は保証が原因だと。自殺の人数が三万件...全文を見る
○前川清成君 時間が参りましたので、中途半端ですがこれで終わりますが、一点だけ指摘をさせていただきたいのは、金利は借りている間の期間、時間に対するレンタル料と貸倒れのときのリスクに対する保険料、この二つが金利なんです。だから、預金は一円も毀損してはいけないんだというのは全体として...全文を見る
06月11日第183回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○前川清成君 まず、結論から申し上げれば、私は将来的には本人保証も制限するべきだと思っておりますし、それは今の与党の基本的な政策の方向だろうとも思います。  ただ、今回は、現実の実務において経営者本人の保証が広く行われている、今直ちに経営者本人の保証も禁止してしまったならば信用...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  まず第一点に、今最高裁の方から自然人の自己破産件数が八万三千件というお話がありましたが、貸金業法が改正される以前、二〇〇三年は二十五万件でしたので、本当に隔世の感があると思います。  その上で、破産原因は調査していないということですが、...全文を見る
○前川清成君 ごめんなさい、私も弁護士会会長をまだしたことがありませんのでよく分かりませんが、これは警察の記録に基づかないとなかなか調査できないと思いますので、恐らく弁護士会ではやっていないと思います。
○前川清成君 ありがとうございます。  それで、御質問にお答えする前に一点だけ今の小川発議者の御答弁に追加させていただきたいんですが、先ほど申し上げたとおり、二五%、自己破産者の二五%が保証、連帯保証が原因でございます。ということは、毎年毎年二万人の方々がこれ破産しているという...全文を見る
○前川清成君 昨日、磯崎議員もお聞きになったと思いますが、商工会連合会の方も、あるいはこれは中小零細企業者の方々、皆さんそうだと思いますが、保証人になりたいと、こう願っておられるわけではありません。自分の友人を、自分の親戚を、自分の兄弟を保証人にしたいと、こういうふうに願っておら...全文を見る
○前川清成君 先ほども御説明申し上げましたが、平成二十三年以降、金融庁の監督指針が変更されて以降、原則として第三者保証は禁止されているわけです。先ほども申し上げましたが、およそ三万三千件のうちいわゆる第三者保証、この法律で禁止の対象になる貸し先が五十五件、つまりは、今九九・何%は...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  二点申し上げたいと思います。  まず一点は、保証の効力の制限について民法で制限することについては、先生も御案内のとおり、平成十六年に民法の改正を行いました。その際に、これまでは包括根保証が有効であったわけです。一旦保証人になると、未来永...全文を見る
○前川清成君 はい、そのとおりでございます。
○前川清成君 ちょっと先ほどの答弁が、理由も言えという御趣旨であったと思いますので、もう少し補完をさせていただこうと思いますが。  まず、大口預金者がいて、子供が飲食店を開業する、直接金をやると頑張らへん、ついてはおまえが自分で借りろ、その保証人になったるわと、こういうケースを...全文を見る
○前川清成君 それと、小川先生は元法務大臣でいらっしゃって、法制審に諮問する側でいらっしゃったので言いづらいかもしれませんので私の方から申し上げたいんですが、本当に長く続いたこの戦後の体制の中で、基本法を作るのが法制審だというふうなある種の誤解が私たち国会議員の側にも生まれている...全文を見る
○前川清成君 先ほども申し上げたように、私は、将来的には個人保証、経営者本人の保証も撤廃あるいは制限する方向で立法がなされなければならないというふうに思っています。  先ほども申し上げましたが、新興国が追い上げてくる中で日本が今の豊かさを維持する、今の輝きを維持するためには、や...全文を見る
○前川清成君 先ほどもお答えしたかと思うんですが、民法という私法の基本法の中にどのように書き込むかというのが大変難しいのではないかと。いろいろ議論はいたしましたけれども、経営者本人としての表現は代表者という書き方が一番落ち着きがよかったのではないかなと、こういうふうに思っておりま...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございます。  九年前はサラ金の金利を引き下げたいというのが立候補の動機でございましたけれども、その当時、二九・二%という高金利で毎年二十五万人が自己破産していたわけですが、その金利を引き下げると、今、井上先生がおっしゃったように、借りたい人が借りれなく...全文を見る
06月12日第183回国会 参議院 憲法審査会 第6号
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○前川清成君 前川清成でございます。  各党代表の先生方が本当に丁寧に御準備をされてそれぞれの御見解を述べられたことに敬意を申し上げますとともに、私、いつものように思い付きで御発言申し上げることもお許しをいただきたいと思うんですが。  自民党の憲法改正草案の中で、現在の人権相...全文を見る
06月18日第183回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。  大臣、いきなり、通告していないんですが、といいますのも、今朝の朝刊に、島根大学法科大学院が二〇一五年度から募集を停止すると、志願者が減少したためで、国立大学では初めてだというふうな記事が出ておりました。大臣は、この記事...全文を見る
○前川清成君 たしか二〇〇〇年からだったと思います、司法制度改革審議会というのがスタートいたしまして、当時私は弁護士をしておりましたけれども、あたかも法曹界が、そして政治の世界も熱病にかかったかのように、例えばですが、裁判員裁判、あるいは従前五百人程度だった司法試験の合格者数を三...全文を見る
○前川清成君 よろしくお願いいたしたいと思います。  ただ、検討会議に関しては、一点だけ付け加えさせていただくと、法科大学院関係の方々が多くて、そのメンバーにですね、何か既得権の守り合いをやっているというふうなそういう批判もありますので、是非、そういうことにならないように、法科...全文を見る
○前川清成君 分かりました。  その上で、このいわゆる被災二法に関して議論をさせていただきたいと思うんですが、今回、第百八十三回の通常国会、法務省から提出された法案が九本ございまして、この二法案を含めて、ちょっと気が早いのかもしれませんが、二法案を含めると七本の法案が成立したこ...全文を見る
○前川清成君 参議院選挙、この夏の参議院選挙も事前の報道によりますと自民党が圧勝するというふうに出ていまして、そういう報道を前にしてこういうことを申し上げると、負け犬の遠ぼえ、引かれ者の小うたに聞こえるかもしれませんが、私たちは是非もう一度政権を取り返して、自分たちが三年三か月追...全文を見る
○前川清成君 ありがとうございました。  もうこれ以上は言いませんが、信用収縮を起こしてはいけないのは当然でございまして、私たちも、既に金融庁の監督指針で原則第三者保証を禁止していますので、そこも視野に入れた上で提出をいたしましたし、千葉銀行の役員が参考人でお見えになりました。...全文を見る
○前川清成君 今のお尋ねは、政令で指定するとしても、それが全くのそのときの政府に対する白紙委任になってしまうのか、そうじゃなくてやっぱり一律の枠の中で政府が判断されるのか、どちらなのかということでお尋ねをしたつもりでございます。  ちょっと前もってぐどぐどぐどぐど言うてしまいま...全文を見る
○前川清成君 時間がなくなりましたので、指摘にとどめてこれで終わらせていただきますが、もう一つの被災区分所有建物の再建に関する特別措置法です。例えば三条とか四条の九項、五条の三項、九条九項、十条三項、十一条三項と、ともかく準用と読替えの条文が多くて、ちょっとこれを一読しただけでは...全文を見る
11月22日第185回国会 参議院 議院運営委員会 第11号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  今、長谷川理事の方から、いわゆる社会保障プログラム法案について、本会議の趣旨説明を省略して直ちに委員会に付託したい旨の提案がございました。いわゆる議運における強行採決でありますが、この国会は十月十五日に召集されまして十二月六日まで...全文を見る
11月26日第185回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。  大臣から見て左側の席から右側の席に移ってしまいました。右側の席から久しぶりの質問をさせていただきますけれども、先ほど石井さんの質問に対して、犯罪者の置かれた状況について、自分もその立場に立っていたならば考えてしまうこと...全文を見る
○前川清成君 今局長の御答弁の中にもあったんですが、この中央リニア新幹線は、大阪までの総工事費が十四兆四千六百億円、その全額をJR東海が負担することになっております。JR東海が建設費を負担するんですが、ルートは国において決定することができるんですか。
○前川清成君 ごめんなさい、東京—名古屋間の五兆四千三百億と東京—大阪間の九兆三百億円、太っ腹なもので、足し算をしてしまいました、済みません。  それで、この整備計画のルートなんですけれども、幅を持って、今の御答弁にありましたけれども、奈良市付近とかというふうに幅を持って決定さ...全文を見る
○前川清成君 局長、私がお聞きしているのは、京都と奈良と、京都市と奈良市と直線距離で四十キロ離れているんです。四十キロ離れていて、人口、奈良市と京都市どちらが多いか。京都市の方がはるかに多いわけです。整備計画でも基本計画でも奈良市付近と書いてあるにもかかわらず、京都市も奈良市付近...全文を見る
○前川清成君 余りこの問題ばっかりできないんですが、山田京都府知事は、中央リニア新幹線のルートは、国が決めるのでもなく、JR東海が決めるのでもなく、関西広域連合で議論して決めたらいいと、こういうふうにおっしゃっているわけですが、関西広域連合にこのような権限があるんですか。
○前川清成君 それと、JR東海の山田社長は、東京—名古屋間の中央リニア新幹線は採算は取れないと、こういうふうに発言しておられます。民間企業が採算の取れない事業を継続することはできませんので、東京—名古屋間でそもそも採算が取れないのであれば、名古屋から西へは行かないんじゃないかと、...全文を見る
○前川清成君 いや、局長がそんなところを否定されるとは思いませんでした。昨日質問取りに来た人も、何の確認もなく、あの山田社長の御発言は知っておられましたよ。山田さんは、一回だけじゃなくてあちらこちらで、採算は取れないと、東京—名古屋間で採算は取れないというふうに発言しておられます...全文を見る
○前川清成君 谷垣大臣は、この安倍内閣における最重要閣僚のお一人でありますし、また国土交通大臣も御経験されていまして、本当に重要なキーパーソンだと思いますけれども、谷垣大臣のお人柄、私、初当選のときは財務大臣をされていて、予算委員会に拙い議論もお付き合いいただいて、本当尊敬を申し...全文を見る
○前川清成君 それで、二条二項で、外国での勤務その他最高裁判所規則で定める事由と、こういうのがありまして、この最高裁判所規則で定める事由は、例えばですが、留学が含まれると、こういうふうに伺っております。  そこでお伺いしたいんですが、先ほど石井委員の質問に対して、同行のために退...全文を見る
○前川清成君 判事補の皆さん方には留学の制度がありまして、最高裁が実施している制度で、一年間の派遣で二十五人ないし三十人程度が海外留学をしています。それと、人事院が実施する制度で、これは派遣期間二年ですけれども、十人程度が海外留学しております。判事補の採用は一年間に百人弱ですので...全文を見る
○前川清成君 多様な経験を裁判官の方々が持たれるのは重要だと思いますけれども、しかし、およそ二人に一人弱の割合で海外留学する必要がそこまであるのかなと正直思います。  留学したことによっていい裁判ができるんですと、こういうふうにおっしゃるかもしれませんが、それなら、二人に一人強...全文を見る
○前川清成君 そうしたら、その三、四十人の海外留学させる裁判官というのはどのような基準で選ぶんですか。
○前川清成君 今おっしゃった勤務状況というのをもう少し具体的に、可能ならば数字も挙げて御説明ください。
○前川清成君 どのような事件を担当していると留学を認めて、どのような事件を担当していると留学は認めないんですか。
○前川清成君 結審間際な事件は裁判官全員持っていますよね。裁判官は、例えば大阪や東京の民事部だったら二百件、三百件の手持ち事件あるわけですから。結審間際な事件を持っていない裁判官なんて世の中にいるんですか。
○前川清成君 もう一度、裁判官、判事補が希望した場合に留学を認めるか認めないかの基準としておっしゃった勤務状況について、定義として答えてください。
○前川清成君 事件処理の状況というのはどういう意味ですか。
○前川清成君 そうしたら、順調に事件を処理するということは、どんどんどんどん強引にでも判決を書いて、和解でもして事件をたくさん落としている裁判官と、こういう意味ですか。
○前川清成君 事件処理の状況とはどういうことですかとお聞きして、事件の状況ですとお答えになっていたら、これをトートロジーと言うんですよね。答えになっていませんよね。まあ、今日はこれぐらいにしておいて、またどこかでお尋ねしようと思いますけど、こればっかりにこだわっておられませんので...全文を見る
○前川清成君 裁判官が子育てと仕事とを両立できないのは、私は、留学に同行できないからではなくて手持ちの事件件数が余りにも多いと。ウイークデーはそれこそ朝の九時から夕方の五時まで法廷や和解に忙殺される、判決起案は夜あるいは土日に自宅で行う、そんな仕事の過密ぶり。だからこそ、女性裁判...全文を見る
○前川清成君 済みません。きっと自転車に乗ってコンビニを利用されるときはないかと思うんです。私も奈良でコンビニを利用してもめったにないんですが、東京で、例えば宿舎の隣のコンビニなんかでいくと、レジはほとんど中国人の方です。多分この方々は中国から日本に留学しているのかなと、そんなふ...全文を見る
11月27日第185回国会 参議院 議院運営委員会 第12号
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○前川清成君 前川清成でございます。  今国会は、十月十五日に召集されて、十二月六日までの五十三日間です。この短い国会において、先週金曜日、十一月二十二日に開催された前回の議院運営委員会に引き続き、またしても議事に関することが議院運営委員会委員長の職権をもって議院運営委員会に諮...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○前川清成君 おはようございます。  大事な民法の質疑に入る前なんですが、実は火曜日の委員会の最後で時間が切れてしまいました。  大臣に、東京でコンビニに行くと中国人と思われるような名札を付けている方がいらっしゃる、多い、恐らくは中国からの留学生ではないかと。それに比べて日本...全文を見る
○前川清成君 語学力については確かにおっしゃるとおりかなと。私たちが若いころの英語の勉強は、読むことはできても話せないと、話すことは何とかできても聞き取れないということなんじゃないかなと思います。  私の同期の弁護士がニューヨークのロースクールに留学してニューヨークの法曹資格を...全文を見る
○前川清成君 一昨年ですか、経済産業委員長をさせていただいて、あるいは去年副大臣をさせていただいて、ASEANの皆さん方との会議とかが何度かあったんですけれども、そんな席上で通訳は日本語と英語だけなんですね。ただ、インドネシア語と日本語とか、タイ語と日本語とか入らなくて、ASEA...全文を見る
○前川清成君 賢明な大臣におかれましてはそのとおりでございまして、釈迦に説法ですが、裁判所法十条の規定があって、どのような場合には大法廷でないと判決できないのかというのが書かれていまして、判例変更の場合。平成七年に合憲の判決がありました。これが大法廷に移るということは判例変更がさ...全文を見る
○前川清成君 大臣、私は、個別的効力説に立ったとしても、最高裁が法令違反の判決をしているわけですから、その後に立法府が法律を改正するのは当たり前だと思っています。今お尋ねをしたのは、確実に予測できたのであるから、それに先立って改正するべきではなかったのかという点でありますけど、こ...全文を見る
○前川清成君 ちょっと納得はできませんけれども、もうこの程度にさせていただきたいと思います。  というのは、これまでの最高裁判決の中で何度も何度も、その多数意見の中でも立法において解決すべきだというふうに書いておりますので、これはサインだったのではないかと私は思っております。 ...全文を見る
○前川清成君 現行の民法九百条の四項ただし書の前段という条文がありまして、この条文によると、法定相続分で非嫡出子は嫡出子の二分の一というふうに不利益を受けるわけです。不利益を受けるんですが、その不利益を受ける当の非嫡出子は何かしたのか。これは、御本人自体は何にもしていない。嫡出子...全文を見る
○前川清成君 これは新聞報道なんですが、自民党内に保守派という方々がいらっしゃって、その方々の中から、非嫡出子の法定相続分差別を撤廃したら浮気が増えるという心配があって、最後の法務部会でこの了承をする際に三時間掛かったというふうな報道があるんですが、西川副大臣も同じようにお考えな...全文を見る
○前川清成君 是非詳しく教えていただけませんでしょうか。
○前川清成君 今、副大臣の御見解は、この非嫡出子と嫡出子の法定相続分を平等にしたら法律婚に影響が出てしまうという御見解でしたので、どうして影響が出てしまうのかお教えいただきたいと思います。
○前川清成君 今回の政府提出の法案も、私たちが過去十八回合計出してきた法案も、妻の法定相続分、これは昭和五十五年の改正だったでしょうか、三分の一から二分の一に引き上げられました。そこには手を着けていません。閣法もそうです。にもかかわらず、妻の立場を損なうというのが少し理解できない...全文を見る
○前川清成君 副大臣御自身が法律の専門家でないとおっしゃいましたので、そのことを前提にちょっと生意気なことを申し上げますと、妻の法定相続分は二分の一というふうに定められていますので、非嫡出子の法定相続分を触ったとしても一向に影響はありません。それと、相続というのは公の秩序ですので...全文を見る
○前川清成君 新しい憲法、現行憲法ができて、副大臣がおっしゃるように、旧来の家制度が個人の尊厳を前提とする現行憲法に合わないということで、たしか昭和二十二年でしたか、民法の家族法の部分が全面改正されました。全面改正されたから、もうこれで未来永劫家族法は憲法違反にならないのかという...全文を見る
○前川清成君 例えばですが、これは逆に、非嫡出子がお父さんの仕事を手伝ってお父さんの財産を殖やした、あるいは、副大臣おっしゃるように、嫡出子がお父さんの仕事を手伝って財産を殖やした、この場合には、相続人間の公平を図るために民法に寄与分という仕組みがあります。ですから、今おっしゃっ...全文を見る
12月03日第185回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それで、今日、大臣のお手元に、Aさん、B子、D子、C、Eという、分かりやすいように紙を配らせていただきます。  前回の質疑の際にもちょっと私のいそ弁のときの経験をお話しさせていただいたんですが、今...全文を見る
○前川清成君 その上で、先ほどの宇都委員の質問に関してお尋ねしたいんですが、自民党の政権公約の中に家族のきずなを深めというふうにあって、私も家族のきずなを深めることは何らやぶさかではありませんし、前も言いましたけれども、山下さん、私は妻は一人しかいませんし、もちろんですけれども、...全文を見る
○前川清成君 前回、西川副大臣と議論をさせていただいて、正直申し上げてがっかりいたしました。今日いらっしゃらない席で言うのもあれですが、二回続けて文科副大臣を法務委員会に呼ぶわけにもいきませんので呼んでいませんが、もう少し信念を持って反対されているのかなというふうに思っていました...全文を見る
○前川清成君 それで結構でございます。  それで、先ほどの宇都さんもそうですし、前回の西川さんもそうですけれども、非嫡出子の法定相続分が嫡出子と平等になったら妻の立場が害されるというふうな危惧を述べておられました。  この点で、今回の改正は子供の法定相続分を改正するだけですよ...全文を見る
○前川清成君 大臣がもちろん党の部会に御出席にならないのは当然だと思いますが、と同時に、今大臣がおっしゃったように、大臣として与党の部会に関して関心を持っておられるのも私は当然だと思います。  あるいは、前回、西川副大臣が、嫡出子が被相続人の財産形成に貢献したと、それにもかかわ...全文を見る
○前川清成君 説明したにもかかわらず、先ほど宇都委員がおっしゃったように紛糾した。これ、どの点に原因があるんですか。説明の仕方が悪かったんですか、あるいは説明が足らなかったんですか、説明の時間が短かったんですか。
○前川清成君 だから結局、これ会長もいらっしゃって申し訳ないんですけど、反対していた人たちは聞く耳を持たなかったと、こういうことなんだろうと思います。  それで、保守派という言葉が、私からすると最近急に使われるようになったと。以前から確かに保守か革新かというふうな日本語はあった...全文を見る
○前川清成君 ちょっと今のお答えが何のことか私には理解できなかったんですが。  学生のころに、法学部でしたので当然政治学の授業もありました。立教大学か法政大学かどちらかで、高畠通敏さんという有名な政治学者の方の教科書を読みました。すると、日本というのは不思議な国だと。保守という...全文を見る
○前川清成君 まあそれは別にいいんです、あってもなくても。  その上で、法務大臣として、国の代表として訴訟の当事者になっておられる事件、これは何件ぐらいあるんですか。
○前川清成君 すると、一万七百二十五件も事件があって、それぞれ原告が複数いらっしゃるとすると、大臣に対して裁判を起こしている原告の数は二万人とか三万人とか、そういう相当な数に及びますよね。これを、二万人、三万人、五万人かもしれませんが、その中の一人に私が今日参考人として呼びたい人...全文を見る
○前川清成君 裁判を起こすというのは、これは釈迦に説法ですが、憲法上の権利ですよね。裁判を起こしたらこの人は悪い人、裁判を起こさなくておとなしくしている人はいい人では私はないと思います。  ちなみに、確認をしましたら、この私が今日参考人で来てほしいなと思っていた方のお一人、吉井...全文を見る
○前川清成君 いや、大臣がそこまでおっしゃるんだったら、僕はもう今日はこれで矛を収めるつもりでしたけれども、徹底してやりますよ。何万人も国に対して裁判を起こしているのに、どうして吉井さんという人がその中の一人だということが若林さんに分かるんですか、佐々木さんに分かるんですか、教え...全文を見る
○前川清成君 じゃ、大臣は不思議だとは思われませんか。
○前川清成君 どうして不思議だと思わないのか、教えていただきたいんです。何万人も法務大臣を被告にして裁判を起こしています。それは今おっしゃったとおりですね。その中で、若林さんも佐々木さんも荒木さんも当事者ではありません。自分が当事者にもなっていない。なっていないのに、吉井さんはど...全文を見る
○前川清成君 例えば、私が国に対して裁判を起こしているか起こしていないか、あるいは私が国から裁判を起こされているか起こされていないか、それを知るすべは存在するんでしょうか。
○前川清成君 だから、谷垣大臣、もう答えは論理的に破綻していますよ。知るすべがないんですよ。分からないということは、知るすべが世の中にないんですよ。ないにもかかわらず、分かった方がこの世の中にいるんですよ。誰かがどこかで漏えいしているんですよ。  今、特定秘密とかおっしゃりなが...全文を見る
○前川清成君 分かりました。  それじゃ、確認させていただきます。大臣も法務省も誰々さんはやめてくれとは言っていない、こういうお答えですよね。そうしたら、誰々さんはこれこれという裁判の原告のお一人ですよと、これも言ってないんですか。
○前川清成君 そうしたら、その点は確認していただけますか。
○前川清成君 大臣、私も声を荒げたくなかったのは、何度も言いますけど、たかだか、今日から大臣に代わって大臣させるって言っているんじゃないんです。選択的夫婦別姓がないために裁判まで踏み切った人がこの世の中にはいるわけですよ。その人の声をどうして国会が聞かないのかと、どうして反対する...全文を見る
○前川清成君 先ほど、家族の問題はイデオロギーから離れて議論をしたいと、こういうふうに申し上げたのは、何か巷間、選択的夫婦別姓を主張するような人は左翼だと、保守はそんなこと言わないんだというふうな議論もあるわけですけど、家を継ぎたい、そういう気持ちの中でこういうふうな選択的夫婦別...全文を見る
○前川清成君 冒頭、名前というのは個人としてのアイデンティティーなんだというお話もされましたけど、結婚して名前を変えるときに何か感じられたこと、思われたことがあったら、お聞かせいただけますでしょうか。
○前川清成君 現在、出生率が、一人の女性がその生涯においてお産みになるお子さんの数、いわゆる特殊出生率が一・二九だったり、一・二六だったり、一・三一だったり、いずれにしても一・三前後で推移しているわけで、粗っぽく言うと一人っ子が多いんですよね。すると、我々のころは二人兄弟が多かっ...全文を見る
○前川清成君 個人的なことで、個人で社会が成り立っていて、個人で国が成り立っているわけですから、私は個人的なことが全てだと思っています。  それで、憲法十三条の条文があるかないかにかかわらず、私たちは人間として生まれてきた、それだけ、そのことだけで尊い、それが基本的人権だという...全文を見る
○前川清成君 ちょっと最後の方がもじゃもじゃだったんですけど、大体このとおり勧告を受けているということでいいんですね。
○前川清成君 その上でお尋ねするんですが、この国連の人権機関、これ様々あるかと思うんですが、勧告を受けた場合に日本政府はどういうふうな責務を負うのか、あるいは、言い換えると、勧告というのはどういうふうな法律上の効果があるのか、この点、御説明いただきたいんですけれども。
○前川清成君 だから、考慮し誠実に取り組むべきだというのは、平たく言うと聞きおく程度でいいのか、逆に、やはり国際法上の義務として日本も何かやらなければならないのか、どちらなんですか。
○前川清成君 これ、岸副大臣、無理を聞いているつもりはないんですよ。人権機関にも様々あるでしょうし、項目についてもいろいろあるでしょうから、それだったらそれで区別してお答えいただいたら結構なんですけど。先ほどからお聞きしているのは、考慮して配慮するというのはどういうことなのかとい...全文を見る
○前川清成君 よく分かります。だから、外務省として、例えば民法のことは外務省で改正するわけにいかないので、外務省から法務省に伝達をすると、こういうことですよね。  それで、言いっ放しで終わっていても何にもなりませんでしょう。例えば、この民法改正に関して国連の人権機関からこういう...全文を見る
○前川清成君 そうしたら、国連の人権機関から外務省にその勧告だったら勧告の文書が届く、それを法務省に伝達すると。そうしたら、今はボールは外務省にはなくて法務省と、こういうことでいいのかというのが一つと、例えば国連の人権機関は去年こういう勧告をしましたね、その後どうなっていますかと...全文を見る
○前川清成君 この資料の基になる資料をもらった民主党の勉強会の中である大物議員の方が、実は日本政府が国連の人権機関から勧告を受けている件数は北朝鮮よりも多いんだというふうにおっしゃっていたんです。それが本当なのかうそなのか私には分かりませんし、私の能力では確認しようもないんですが...全文を見る
○前川清成君 はい。  これで終わりますが、岸副大臣のお兄様である総理は、法の支配や民主主義、普遍的な価値を共有する国々と連携したいということをよくおっしゃいます。私もそのとおりだと思います。それがまた日本の国際的な信用というのを高めていくと思うんですが、一方でそう言いながら、...全文を見る
12月04日第185回国会 参議院 議院運営委員会 第14号
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○前川清成君 民主党の前川清成でございます。  この委員派遣に関して、私は反対でございます。なぜならば、今日、NSC特別委員会の中川委員長も、テレビ中継の中で国民注視の法案審査だというふうにおっしゃっておられました。まさにそのとおりだろうと思います。  その国民注視の、もっと...全文を見る
○前川清成君 議長、副議長、委員長、そして議運委員の皆様方、夜遅くまで大変御苦労さまでございます。  今、長谷川理事の方から、議了案件を処理した後休憩をしたい、今後起こる事態に備えて休憩したいという提案がございました。しかし、間もなく夜九時でございます。どうしてこんな夜遅くに更...全文を見る
12月05日第185回国会 参議院 議院運営委員会 第15号
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○前川清成君 ごめんなさい。意見の前に確認をしたい、よろしいでしょうか。
○前川清成君 前川ですが、農水と国家安保との間でこれは休憩ということは確認させていただいてよろしいでしょうか。
12月05日第185回国会 参議院 本会議 第12号
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○前川清成君 私は、参議院奈良県選挙区から国会に送っていただいております前川清成でございます。  議院運営委員長岩城光英先生に対する解任決議案の趣旨説明をさせていただきます。  私は、二〇〇四年七月十一日の選挙で初当選をいたしました。初当選直後、二〇〇四年の十一月十日、いわゆ...全文を見る
○前川清成君(続) 私たちは、特定秘密保護法案や高校授業料無償化法案のように、到底賛成できない法案でも審議拒否しておりません。私は、高校授業料無償化も子ども手当も、所得制限を設けるべきではないと考えています。この点は哲学です。  所得で支給対象を制限すると、受給する人たちは困っ...全文を見る