井上哲士

いのうえさとし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

井上哲士の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第166回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第1号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日はどうもお三方、ありがとうございます。  ワーク・ライフ・バランスについては、これは仕事と家庭の両立支援で国民の大きな要求であるし、去年の男女雇用機会均等法の改正の際に、仕事、家庭の両立支援ということを盛り込むべきだという議論が...全文を見る
02月21日第166回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第2号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。今日は本当にありがとうございます。  まず、家本参考人にお聞きしますが、先ほど来、なぜ中小企業でこういうことができるのかというのが関心の正に中心なんですが、これまでこういう努力をされてこられて、それを更に進めるという点で、そしてこういう中...全文を見る
03月07日第166回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  政治と金の問題について、まず松岡農水大臣にお聞きをいたします。  資金管理団体の主たる事務所を家賃が無料の議員会館に置きながら、二〇〇五年には三千三百五十九万円もの事務所費が計上されている、このことに国民からは一体何に使っているかと...全文を見る
○井上哲士君 いや、そういうことを聞いているんじゃないんです。ほかの議員の方はほとんどゼロなのに、なぜあなたの部屋だけはこんなにたくさん掛かるのかと、その理由を聞いているんですから、お答えください。
○井上哲士君 ほかの議員のことが分からないのなら、あなたのことをお聞きしますけれども、あなた、地元に、地元熊本に後援会の事務所と、自民党熊本県第三選挙区支部の事務所があると思いますが、それぞれ、プレハブとかビルの中とかあると思いますが、どういう形態の事務所があるんでしょうか。
○井上哲士君 何か所か分からないのも不思議だと思いますが、それぞれ光熱水費が掛かっていると思いますけれども、それも適切に報告されているんでしょうか。
○井上哲士君 私、調べてみますと、松岡利勝後援会の二〇〇五年の光熱水費は六十六万一千六百三円、それから熊本第三支部の光熱水費は三十八万二千九百十一円と、こうなっているんですね。これが普通だと思うんですよ。  なぜ光熱水費が掛かる事務所の金額が三十八万とか六十六万なのに、掛からな...全文を見る
○井上哲士君 答えになっていないじゃないですか。  それぞれが、あなたの後援会、支部、資金管理団体がそれぞれ適切に報告すると言いながら、水道代が掛からないところは五百万以上で、掛かるところは三十万とか六十六万。どうして適切でこういうことが起こるんですか。そこの理由を国民はやっぱ...全文を見る
○井上哲士君 適切に報告していると言いながらもこういうことがあるから、多くの国民は疑問に思っているんです。それに私は答える義務があると思います。  じゃ、事実関係だけ聞きますけれども、今日も議論になりましたけれども、あなたの議員会館の部屋には結局還元水の器具というのはあるんです...全文を見る
○井上哲士君 私は、この器具の代金が光熱水費に計上されているかどうか、その中身を聞いているんじゃないんです。器具があるかないか、これは答えられるでしょう、器具があるかないか。
○井上哲士君 いや、報告するのは光熱水費の金額でしょう。私は金額聞いているんじゃないんです。何に計上されているか聞いているんじゃないんです。器具があるのかないのか、これは言えるんじゃないですか。なぜこれが答弁できないんですか。
○井上哲士君 そういうことを聞いているんじゃないんだ。あるかないかを聞いているんだ。  いや、何度も繰り返しますが、私はこの費用を聞いているんじゃないんです。あるかないかという事実を聞いているんですね。先ほど新聞報道についても否定はされませんでしたけれども、あるかないかという事...全文を見る
○井上哲士君 あなたのそういう態度が国民の疑惑をどんどんどんどん膨らましているんですよ。この間、共通のルールが決まったら公開するとかいろいろ繰り返しておられました。しかし、今その前提である報告が本当に正直に行われているかどうか、こういうことにも虚偽のまなざしがありますし、水光熱費...全文を見る
○井上哲士君 疑惑を持たれた政治家が真摯に自ら解明するというのが求められているんです。話にならないと思います。  問題は事務所費という支出だけじゃありませんで、今収入についても様々な問題があります。寄附について問題にしたいと思いますが、伊吹、久間各大臣に来ていただいております。...全文を見る
○井上哲士君 それでは、まず久間大臣にお聞きしますけども、大臣が支部長を務めている自民党長崎県第二選挙区支部が、二〇〇四年十一月二十九日から二〇〇五年の十月二十七日にかけて祥仁会西諫早病院から毎月一万円、計十二万円の寄附を受けておられますが、この趣旨、経過を教えていただけますか。
○井上哲士君 では、伊吹大臣にお聞きしますが、これ、あなたの秘書官が会計責任者を務めている自民党京都府明風支部というのがありますが、二〇〇五年八月二十八日に社会保険京都病院から十万円、同年八月三十日に社団法人全国社会保険協会連合会から十万円の寄附を受けておられます。  二〇〇五...全文を見る
○井上哲士君 いや、私が調べますと、今お聞きした団体はいずれも国から直接の補助金を受けております。  社会保険京都病院は、〇五年三月七日交付決定で臨床研修費等補助金二千百八万円、それから全国社会保険協会連合会は、〇五年四月七日決定で高額医療費貸付事業五億六千六百十五万円など、そ...全文を見る
○井上哲士君 私どもは、それぞれ厚労省などに聞いた上で質問をしております。直接補助だということが確認をされれば、そしたら返還をされるということでお聞きしてもよろしいですか。
○井上哲士君 今日は出席されておりませんが、安倍総理も補助金を受けた法人からの寄附を受けておられます。二〇〇五年十二月一日に、総理が支部長を務める自民党山口県第四選挙区支部が医仁会武田総合病院から十万円の寄附を受けておりまして、同病院は同年三月七日に二千百八万円の臨床研修費等補助...全文を見る
○井上哲士君 全く事実もなしに、そんな誹謗と言ったら駄目ですよ。我々はちゃんと調べて、その上で挙げているわけですからね。そんなこと言ったら駄目ですよ。  そして、正にこういう法律に定められたとおり知ってやってもらう必要があるわけですから、違法なものについては返還を改めて求めまし...全文を見る
03月09日第166回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今国会は、冒頭から政治と金をめぐる問題が噴出をしております。今日も閣僚の事務所費や光熱水費をめぐって、だれが聞いても信じられないような答弁が出ましたが、総理は問題ないと擁護をするだけでありまして、総理自身の金権問題への姿勢が問われてお...全文を見る
○井上哲士君 マスコミ報道を見ますと、総理の地元後援会の幹事長であり、二〇〇五年の総選挙のときには安倍選対の事務局長を務めておられた大変大事な方だと思います。  去年の自民党総裁選挙のときの開票の様子が地元紙に出ておりますが、下関市内で総理の地元後援会約四百八十人がテレビ中継さ...全文を見る
○井上哲士君 後援会の地元幹事長の方なので私は分かると思うんですが、この会社はガラス瓶の再資源化装置の製造、販売などを行っております。  政府からいただいた資料によりますと、同社は、この再資源化のための特殊車両の研究開発として新規産業創造技術開発費補助金、経済産業省から受けてお...全文を見る
○井上哲士君 これが政治資金規正報告書で、きちっと五十万出ております。  先日、私、一昨日指摘をした医療法人からの、補助金を受けている医療法人からの献金については返却をされたというふうにお聞きをいたしましたけれども、国から補助金を受けた会社から献金を受けるということは、結局、会...全文を見る
○井上哲士君 では、是非思い出していただきたいんですが、私、ここにパーキングエリア、サービスエリア販売に関してのお願い、こういう文書を持っております。極秘というふうに書いてあるわけでありますが、この文書には、このトヨシステムプラントという会社がハイウェイ交流センター、道路サービス...全文を見る
○井上哲士君 しかしね、このメールは非常に具体的なんです。いいですか、あなた否定されますけれども、代理店の方は、先ほど言いましたように、岡本氏から内閣筋というのは安倍さんのことだと、こういうことを聞いていると。そして、総理と岡本氏の関係というのは、二〇〇五年の総選挙の安倍選対の事...全文を見る
○井上哲士君 外交・防衛等に関するという集中質疑の設定でありますし、私は本当に、外交ということからいったときに、政治の信頼というのが必要でありますし、その大本にはやはり今ある政治と金の問題というのはきちっと解明する必要があると、こういう立場でおります。  先ほど、二〇〇二年に五...全文を見る
○井上哲士君 いや、具体的な資料を示して私は質問しているわけですから、それは是非お答えいただきたいと思います。
○井上哲士君 私は、予算委員会というのは国政にかかわるすべての問題を議論する場でありますし、そして外交・防衛等の集中審議という表題にもなっております。そして、先ほど申し上げたような理由から、この問題はやはり国民の信頼という、これは大変重大な問題だということでこの質問をさせていただ...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  大臣の所信に対する質疑の前に、北アルプス大日岳遭難事故訴訟についてお聞きをいたします。  この事故は、二〇〇〇年三月に、当時の文部省の登山研修所が実施をした大学山岳部リーダー冬山研修会で、講師に引率された研修生の方が富山県の大日岳の...全文を見る
○井上哲士君 遺族の思いは伝わっているようでありますから、是非私は、一審判決に沿った和解をして、その際には大臣から直接謝罪もいただきたいなということも思っておりますが。
○井上哲士君 遺族の皆さんは、大切な息子を奪った山を憎むとか、そういうことではなくて、これ、真実を究明する会というところがパンフレットを作っておられますが、こう言われているんですね。「私たちは、わが国の山岳遭難防止対策にとって、文部科学省登山研修所が果してきた研究、研修活動は実に...全文を見る
○井上哲士君 正に登山界も望んでいらっしゃいますから、ですから、そのためにも是非速やかな一審判決に沿った和解を繰り返しお願いをしたいと思います。  次に、この四月から実施をされます特別支援教育の問題についてお聞きをいたします。  昨年の法改正で、軽度発達障害の対応を従来の障害...全文を見る
○井上哲士君 都道府県別に見ますと、小中学校の数に対して神奈川は一四四・九%、滋賀は〇・九%ということで、かなりばらつきがあります。もちろん、教員の加配という形で対応されているところもありますので、この数自体を直ちに云々するつもりは今ないんですが、しかし、現状ではやっぱりとても人...全文を見る
○井上哲士君 元々配置されているボランティアの謝礼金程度だというようなことではないと確認してよろしいですか。
○井上哲士君 〇八年度には三万人に拡充をしてすべての小中学校に一人が配置できるようにするということと聞いておりますが、必ずしもこういう形で現場で具体化をされていないんではないかと。先ほどちょっと京都市のことを申し上げましたが、教育委員会などはボランティアの謝金程度の金額しか来ない...全文を見る
○井上哲士君 これは正に特別支援教育の充実のために交付されるわけでありますから、そのためにやっぱり使われるという点でしっかり徹底をしていただきたいということを改めて申し上げておきます。  あわせて、盲・聾・養護学校もこの四月から特別支援学校になります。地域の障害児教育のセンター...全文を見る
○井上哲士君 資料の二枚目に一覧を付けておきましたけれども、都道府県ごとにかなりの違いがあるわけですね。そして、一枚目の下にありますように、愛知に非常にマンモス校が集中をしております。知的障害でいいますと、全国の多い十校のうち六校が愛知県に集中をし、一番多いところは四百名以上とい...全文を見る
○井上哲士君 例えば愛知でいいますと、今度一つできる関係でこの安城養護学校というのは数は減るんですが、今二番目である半田はこの四月からは七十五学級、四百三十二人に増える予定だと、こういうふうに聞いておりまして、およそ追い付いていないという状況もあるわけですね。  そして、結局、...全文を見る
○井上哲士君 設置者にやってほしいという希望を述べられたわけですが、私は、障害を持つ子供がどの県に住んでいようがどの町に住んでいようが、やっぱり行き届いた教育を受けられる、その権利持っているわけですから、これがやっぱりみんなに届くように、国として例えばそういう地域間格差の実態調査...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
03月15日第166回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。今日はお二人の公述人、本当にありがとうございます。  最初に、北京での六か国協議の評価について重村公述人にお聞きをいたします。  先月のこの協議が共同文書を採択をしたわけで、私たちは、北朝鮮の核兵器とその開発計画の放棄に向けた最初の具体...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  その北京での協議を受けて今月の五日と六日に米朝国交正常化の作業部会が開かれ、そして七、八には日朝の国交正常化の作業部会が行われました。この点について伊豆見公述人にお聞きをするわけですが、米朝国交正常化については、その目標に向けて努力する...全文を見る
○井上哲士君 両公述人にお聞きいたします。  二月の十九日の日経新聞に、同社とアメリカ戦略国際問題研究所が行ったシンポジウムの記事が出ております。その中で、元アメリカ国防副次官補のカート・キャンベル氏の発言が載っております。こう述べられております。  六か国協議内部では力学が...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。終わります。
03月20日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  教員の勤務実態の問題を中心に質問をいたします。  午前中の質疑の中でも出ておりましたけれども、文部科学省として四十年ぶりに大規模な公立学校の教員の勤務実態調査をされております。どういう結果が出ているのか、残業時間がどうなっているかと...全文を見る
○井上哲士君 今御報告があった時間でも私は大変なものだと思うんですが、教員の実態を正確に反映をしているのかなという気持ちも持っております。  この実態調査に基づきまして既に中教審でも議論がされまして、今後の教員給与の在り方についての答申案も出されております。この中では、この調査...全文を見る
○井上哲士君 教員の負担軽減が必要であるという御認識かと思いますが。  もう少し詳しくこの調査結果を見ていきたいんですが、お手元に中教審にも配付をされた資料から二枚配付をしております。二枚目を見ていただきたいんですが、私、実際の一日当たりの勤務がどういうふうになっているのか、非...全文を見る
○井上哲士君 いろいろ言われましたけれども、本当に深刻な実態なわけですね。一日勤務時間十一時間近い中で、休憩が十分前後しか取れないという状況が恒常化をしているということがあります。  先ほど残業時間について御報告があったわけですが、そういう今の教員の置かれている実態が、先ほどの...全文を見る
○井上哲士君 皆さんと定義が違うのは分かっているんですね。ですから、むしろ教員の実際の実態からいえば、私、先ほど言ったようなことを見ることの方が正確ではないかということを申し上げました。  今いろいろ言われましたけれども、何も好き好んで夜遅くまで休みも取らずに働いている人はいな...全文を見る
○井上哲士君 この標準法が制定をされたときに、教職員定数を算定するに当たって、一時間の授業については一時間程度は授業の準備が必要だと、こういう考え方が示されておりますけれども、この考え方は今日も変わらないということでよろしいでしょうか。
○井上哲士君 この中教審の答申案でも、教育の質の向上を図っていくには、何よりもまず教員が子供たちに向き合い、きちんと指導を行えるための時間を確保することが重要だと、こういうふうに言っているわけですね。一日当たりデータで見ますと、大体授業時間が、例えば第五期の平均でいいますと、三時...全文を見る
○井上哲士君 午前中の質疑で、与党の方からも公教育における授業の質の担保ということが強調をされました。これはやっぱり、しっかり準備する時間を保障することが必要なんですね。  大手予備校のネットで見ておりますと、これは非常に有名な予備校ですが、講師自身が授業の準備に多くの時間を費...全文を見る
○井上哲士君 年間残業時間ですか、八時間というのは何当たりですか。
○井上哲士君 月残業時間が八時間程度ということですね。  当時、四%という数字は週平均でいうと一時間四十八分の超過勤務の実態に見合ったものだと、こういう答弁がされておりますし、さらに、こういう法律ができたからといって先生たちを追いまくるようなことは毛頭考えていないと、こういう答...全文を見る
○井上哲士君 財源についてはまたいろんなところで議論をしていきたいと思いますけれども、やはり教育は正に人でありますから、しっかりと予算も確保し体制も確保するということを重ねて申し上げまして、質問を終わります。
03月23日第166回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今回の本改正は、公務員給与改定や選挙執行状況を踏まえて大幅な経費の削減になっております。しかし、地方自治体に超過負担が生じた場合の調整制度もありますので、あえて反対せず賛成の態度表明をいたします。  その上で、限られた時間の中であり...全文を見る
○井上哲士君 大臣の資金管理団体が光熱水費支出なしというのは、国民から見ても常識的なことなんだと思います。議員会館のみに事務所を置いている資金管理団体は、電気、ガス、水道料金の光熱水費の支出がゼロというのは当然のことだと思うんですね。  二〇〇五年当時のこの百六十八人の国会議員...全文を見る
○井上哲士君 私は、この法律の責任者は菅大臣だということは先ほど来あったわけでありますから、その立場からの感想は是非国民の前に明らかにしていただきたいと思うんですね。  総務省当局にお聞きしますけれども、この報告書の提出に当たりまして、政治団体の代表者が会計責任者に対してどうい...全文を見る
○井上哲士君 政治団体の代表者に監督の責任があるということなわけですね。  松岡大臣はこの間、光熱水費は適切に報告しているという答弁に終始をしているわけでありますが、二十日の日に記者会見をされておる中で、この問題について記者に問われてこう答えておられます。会計責任者がその整理を...全文を見る
○井上哲士君 そして、ゆだねられた国民がその中身を見て、これは明らかに問題があるじゃないかという声を今上げているわけですね。そうであれば、私は、これに対しての説明責任というものが当然これは政治家の側に発していると思います。  総理は、報告の求めるところに従って農水相は報告してい...全文を見る
○井上哲士君 政治資金規正法というものは、政治資金を出すということは国民の政治参加への形態として、そのためにも信頼をつくらなくちゃいけないことを言っているわけですから、私はやはり、今の松岡大臣の姿勢というものはこの法律の精神に大きく反しているということを思いますし、これを正すため...全文を見る
03月27日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  国立博物館は二〇〇一年から独立行政法人化をされました。地方では、指定管理者制度の導入、さらには市場化テストの動きなど、文化の現場に急速に市場原理、効率性、採算性を重視した施設運営が進んでおります。  こういう事態に、日本学術会議の学...全文を見る
○井上哲士君 もちろん、無駄遣いなどがあってはならないということは当然でありますが、今大臣がおっしゃったように、金額では測れないものがこの分野にはあるということなわけですね。  私、先日、大臣の地元でもあります京都の国立博物館を見学をいたしまして、佐々木館長始め現場の皆さんから...全文を見る
○井上哲士君 先ほども例を挙げましたように、研究としては非常に重要であり手間も掛かっているものだが必ずしも入場者は多くないというような企画が損なわれるのではないか、やりにくくなるのではないかと、こういう懸念についてはどうお考えですか。
○井上哲士君 もちろん、今、博物館の方々は、こういう中でも非常に熱心に研究をされ、そういうものの成果を企画にされているわけですね。  しかし、今後更に自己収入のアップというものが次々と求められるということになったときに、私は、今のようなことでは大変、やはり本来の役割から懸け離れ...全文を見る
○井上哲士君 博物館の皆さんからは、研究に時間を掛けただけむしろ企画の入場者などは反比例をするというようなことも言われておりました。  今、大臣、答弁あったわけですが、こういう言わば本当に国立の博物館として重要な研究をしたものが、入場者数が余り確保されないことをもって企画などに...全文を見る
○井上哲士君 現場の皆さんからの危惧であり、広範な文化関係者の危惧の声を最初御紹介したわけですから、そうならないように、私、強く求めておきたいと思います。  最後に、補修の問題でお聞きしておきたいんですが、博物館の文化財の公開に当たっては、学芸員によるたゆまぬ実物資料のチェック...全文を見る
○井上哲士君 高い技術を持って研さんを積んでいる、今も言われたような選定保存技術の保持団体や個人が国宝や重要文化財の修理に当たることは当然だと思うんですが、実際には文化財の修理に当たる業者が様々ある中で、こういう選定保存技術保持の指定を受けている業者も限られております。  今、...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、国立博物館法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  文化財の保存や活用は文化行政の重要な柱です。本来ならば、その中心的役割を担う国立博物館と文化財研究所の人的、予算的な拡充が求められています。ところが、ともに〇一年度から...全文を見る
03月29日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  提案されている法案は賛成でありますが、今日、各委員からもありましたように、現在夜間主コースに行かれている学生の皆さんの学ぶ権利であるとか、そして社会人の方の学ぶ権利などがしっかり保障されるということは私からも求めておきたいと思います。...全文を見る
○井上哲士君 既に国立大学法人でも運営費交付金の算定ルールで毎年一%の効率化が明記をされまして、法人化後の〇五年で九十八億円、〇七年は百七十一億円、この三年間で既に三百七十一億円の削減となっております。百七十一億円といいますと、近くでいいますと千葉大学の一年間分ぐらいの交付金に当...全文を見る
○井上哲士君 試みの案としては行われたようでありますし、そして文部科学省としては、結果としてこういうふうに地方の大学などが経営ができなくなるようなことがあってはならないと、こういうことだと思います。  それで、この法人化の際に、法人化によって国立大学に対する財源措置を含めた国の...全文を見る
○井上哲士君 やはり、国立大学の基盤というものを支えていくって非常に大事なわけですね。  先ほど紹介した試算の記事の中で、文科省のコメントとして、運営費交付金というのは人件費や光熱費などを賄う、人間でいえば三度の食事のようなものだと、こういう言葉が出ております。食事もせずに研究...全文を見る
04月04日第166回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  私からも、このたびの能登半島地震でお亡くなりになられた方への心からの御冥福と被災者の皆さんへのお見舞いをまず申し上げたいと思います。  私も、あの地震の発生を聞いて、当日、夜になりましたけれども現地輪島市に入りまして、市の対策本部に...全文を見る
○井上哲士君 輪島の商工会議所にお聞きしますと、市内に約六百三十ある輪島塗の関連事業所の大半が棚に並べていた木地が落ちるなど何らかの被害を受け、中には六千万円の被害を受けた事業所もあると、こういうふうにお聞きをいたしました。  輪島市の産業の中での輪島塗の位置付けを見ますと、生...全文を見る
○井上哲士君 そこで伺うわけですが、先ほども今回の震災で作業所となる土蔵の多くが被害を被ったという答弁がありました。輪島塗の場合は、温度や湿度を一定に保って、ちりやほこりのない中で塗りと乾燥を繰り返すというために、この作業所である土蔵は欠かせないものとなっております。この土蔵が大...全文を見る
○井上哲士君 一般論での御答弁なんですが、先ほど融資のことなどもありました。しかし、もっと踏み込んだ支援が私は必要だと思うんですね。  二〇〇四年七月の福井豪雨のときに、主な地場産業で伝統工芸でもある越前漆器などに着目をして、福井県が伝統的工芸品産地活性化緊急支援事業というのを...全文を見る
○井上哲士君 中身も答弁いただきたかったんですが、これは都道府県としては初めて行った措置だったわけですね。被災事業所の生産設備の修繕や買換えに要する経費の一部を最高三百万円まで産地組合を通じて補助をする、こういうことでありました。  福井県はなぜこういう制度をつくったのかと、こ...全文を見る
○井上哲士君 この福井の制度は、例えば越前漆器に対する生産設備復旧支援事業、二百六十社のうち六十二件使われておるんですね。比率でいいますと二四%、非常に高い事業所が活用をしております。それから、この福井の災害の後に中越地震もあったわけでありますが、このときも新潟県が伝統的工芸品生...全文を見る
○井上哲士君 融資ということもありましたけれども、今この輪島塗自身が全体として生産量が減ってきているというお話もありました。新しい設備投資などができるかということは、いろんなやっぱりちゅうちょがあると思うんです。  まず、今この壊れているものを正すという点でまず支援をするという...全文を見る
04月12日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第8号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今回の法改正の対象になっています日本原子力研究開発機構が行う原子力安全規制行政に対する技術的支援に関してお聞きをいたします。  この間、原子力発電所で制御棒が抜ける、また臨界事故隠し、データの改ざんなど様々起きておりまして、国民の中...全文を見る
○井上哲士君 一般と特別トータルで、十年前と比べますと三分の二程度ということになっております。特に特別会計の方がぐっと膨らみまして、核燃料サイクルや高速増殖炉などの安全確保にかかわる研究予算が非常に多いというふうにお聞きをしておるわけですね。  一般会計の十八年度と十九年度の項...全文を見る
○井上哲士君 様々、重点分野で行っているというお話もありました。私はやっぱり、様々、今、既存原発のいろんな問題もある中で、基礎的な研究ということにしっかりとした予算も確保してやっていくことが必要だということも改めて申し上げておきます。  この機構がこういう安全行政に対する技術的...全文を見る
○井上哲士君 この中立性、透明性確保の上で非常に人事は大事だと思うんですが、現在の機構の副理事長は東京電力の出身の方でありますし、その前の理事長も中部電力出身ということなわけですね。ですから、言わば安全規制の対象になる電力会社出身の方がこの行政の技術的支援をする機構の経営の責任あ...全文を見る
○井上哲士君 この副理事長は東電の副社長をされていたわけですが、九八年六月からは福島第二原発の所長もされていたんですね。今回明るみになりました福島第二原発でのデータ改ざんというのは一九七七年十月から二〇〇二年八月末まででありますから、正にその間に所長をされていたということになりま...全文を見る
○井上哲士君 東電は、データ改ざんで信頼を損ね迷惑を掛けたということで、現職の経営管理責任の観点から、取締役や執行役員以下二十一名処分をされているわけですし、個々の事案についても、現在在職している管理職四十三人についても処分をされているということでありまして、私は、やっぱり当時そ...全文を見る
○井上哲士君 稼働中であれば緊急停止していたほどの揺れだったということでありますが、今朝の報道を見ておりますと、国の地震調査委員会は昨日、この能登半島地震の震源について、北陸電力が志賀原発の周辺調査で見付けていた断層二十本のうち二本が一連の断層として同時に動いた可能性が高いという...全文を見る
○井上哲士君 今回は、確かにその余裕の範囲内だったのかもしれません。しかし、その基礎となるこの活断層の調査、そしてその評価に過小評価があったのではないかと、こういう指摘されているわけですね。ですから、今後、これで収まるのかということになるわけです。  その地震調査委員会の島崎東...全文を見る
○井上哲士君 先ほど、志賀原発訴訟で七・六の地震が起こり得る断層帯の地震を想定しないという判決も下っていることや、今回も過小評価があったんじゃないかという指摘があるように、やはり会社の方は、耐震対策のコストというのは相当掛かりますので、やはり負担を下げたいと、活断層の存在を値切ろ...全文を見る
○井上哲士君 今回の教訓を受けて、しっかりとした安全対策を求めて、質問を終わります。
04月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  本案は、人類共通の財産である文化遺産を守って次世代に継承していく、その上で有効な手段の一つにもなりますし、現実に武力紛争が起きている下での文化財保護分野における国際協力になりますから、賛成であります。  ただ、私からも一点、問題では...全文を見る
○井上哲士君 このユネスコ条約では、回復請求期間については統一的な定めをしておりません。にもかかわらず、日本がこの期間を十年間に延長したその理由は何だったんでしょうか。
○井上哲士君 当時の質疑を見ておりましても、あくまでこの原産国への返還を容易にするための期間としてはどの程度がふさわしいのか、こういう観点で検討したと、こう言われているんですね。そして、今ありましたように、発見するまで期間を要するとか、民法の特例があるとか、こういうことを言われて...全文を見る
○井上哲士君 両方の条約の対象になるような不法に輸入された文化財があった場合は、どういう取扱いになるんでしょうか。
○井上哲士君 衆議院の議論を聞いておりますと、全体の法体系のバランスも考えなければならないというようなことが外務省からの答弁もあるんですが、私は同じように不法に入ってきたその外国の文化財が、片方は二年まで、片方は十年までというこの返還請求権に差があることの方が非常にバランスが崩れ...全文を見る
○井上哲士君 繰り返しになるわけですが、議定書3で求めていることをすべて今の日本の国内法体系の中でやるのは困難かもしれませんが、私は、だからといって民法の基本原則だけに立ち戻るんじゃなくて、ユネスコ条約でやった程度まではやるべきではないかという思いを持っておりまして、繰り返しこれ...全文を見る
○井上哲士君 それ以外にも、市指定などを含めますと、輪島市で二十四件、七尾市で十七件、志賀町で八件、計四十九件ということで、今後も地盤が緩んだところに雨など降りますと大変心配をしておるんですが、例えば輪島市の門前町にある曹洞宗の大本山の総持寺というところは、築約百年の建物で、山門...全文を見る
○井上哲士君 個々の協議になるけれども、そこまでの引上げが今回も可能であるということで確認してよろしいですか。
○井上哲士君 是非積極的に要望にこたえていただきたいと思います。  それから、国指定でなくても地元の人たちに親しまれてきた大変重要な文化財もあります。門前町の専徳寺というところがありますが、これは市指定文化財の釣鐘が下敷きになっております。で、門徒の方に被災者が多いわけですから...全文を見る
○井上哲士君 技術はもちろんでありますが、是非財政的な支援も御検討いただきたいと思うんです。  さらに、指定を受けていない文化財があるわけですね。この地域というのは非常に古い地域でありまして、この百年以上風雪に耐えてきた民家や土蔵がありますが、その中に大切にしまわれていた古文書...全文を見る
○井上哲士君 昨日の北国新聞見ますと、近隣の専門家、大学の関係者などがネットワークをつくってそういう家宝が守られるようにいろんな現地にも入ってやるということが行われるようでありますけれども、是非、こういう民間の力も生かしつつ、国として一定の更に支援を行っていただきたいと思います。...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
04月25日第166回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。今日はありがとうございます。  昨日の夜、たまたまテレビでいわゆるネットカフェで寝泊まりする若者の特集を少しやっていましたけれども、これはかなりこの間いろんな話題になっていましたが。私、驚いたのは、更に進んでといいましょうか、ハンバーガー...全文を見る
○井上哲士君 賃金の問題で、内閣府に。
04月26日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  国民の安全を守りつつ、一方で、自由が不当に抑制をされたり、研究活動の萎縮が起こるということは避けなければなりません。その角度から何点かまず質問をさせていただきますが、この法案の基になります核によるテロリズムの行為の防止に関する国際条約...全文を見る
○井上哲士君 同じような規制法で、放射線障害の防止に関する法律がございますが、この第二条では規制の対象になる放射性同位元素を定義をして、そして政令と告示によってこの同位元素の数量や濃度について種類ごとに下限を定めております。  ところが、本法案の第二条で放射性物質を定義しており...全文を見る
○井上哲士君 そうすると、いわゆる故意等を持たない形でこの下限値以下の廃棄行為などは、こっちの法案、この法案では対象にならないと、こういうことで確認していいですか。
○井上哲士君 さらに、この法律案では放射線発散等の行為の予備を行った者についても処罰対象としておりますが、これまで大規模なテロ行為などの予備罪が適用されたという例はあるんでしょうか。その場合はどういうような要件だったのか。いかがでしょうか。
○井上哲士君 今、予備罪、殺人予備罪の適用をされたときに認定された事実等についてもあったわけですが、そうなりますと、本法案における予備罪の適用なども同様の要件が求められていると、こういうふうに聞いてよろしいでしょうか。
○井上哲士君 最初に申しましたように、安全を確保しつつ、濫用によって国民の自由などが不当に制約されるということはあってはならないことでありますので、その点、改めて強調しておきたいと思います。  あと、残りの時間で、先日発表されましたアレルギー疾患に関する調査研究報告に関連をして...全文を見る
○井上哲士君 初めて全国的調査が行われたということは非常に重要でありますし、今後の対策の抜本的強化が行われるということで関係者は非常に期待をしております。  今もありましたように、どのクラスにも何らかのアレルギーを持った子がいるという前提でのいろんな取組が必要かと思うんですが、...全文を見る
○井上哲士君 現場で御苦労されている養護教員の方々のお話も聞いたんですが、これはかなり学校や地域によって取組に相当の格差があるわけですね。ですから、きちっと実態や認識を徹底することが必要でありますが、同時に、分かっていてもできないいろんな状況もお聞きをしております。例えば、先ほど...全文を見る
○井上哲士君 特に夏場など、子供はもうかゆくて勉強に身が入らないと。近くにいる子はもう家に帰って浴びるというような対応をしているところもあるようでありますけれども、これは是非更に促進をしていただきたいと思うんですね。  もう一つ、給食の対応の問題ですが、食物アレルギーへの対応に...全文を見る
○井上哲士君 そういう配慮が必ずしも徹底していないということもありますので、是非強化をしていただきたいと思うんですが、そういう配慮も含めて、実際の現場でいいますと、養護教員の役割は非常に重要になっております。  幻とまでは言いませんが、第八次教職員定数改善計画があったときには、...全文を見る
○井上哲士君 せっかくこういう報告書が出たわけでありますから、是非養護教員の強化について強く求めておきたいと思います。  最後に、保護者にはなかなか情報がありませんで、今の自治体や学校の対応が全国的な規制に基づいたものと思いがちなわけですね。もっと保護者の皆さんにいろんな情報提...全文を見る
○井上哲士君 大変要望強いので、是非よろしくお願いします。  終わります。
05月09日第166回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第4号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  本調査会では、三年間の締めくくり的にワーク・ライフ・バランスについても調査しましたが、人間らしく生きられる労働時間、その中で生活費が保障される賃金の両面が重要だと考えます。そこで、日本共産党を代表して、雇用労働問題に絞って意見を表明を...全文を見る
○井上哲士君 僕もそういうNPOなどのボランティア的なところが労働法制の中でどういう位置付けになるのか余り知識ないままに発言をするんですが、おっしゃるような、無料奉仕では長続きしないけれども、しかしある程度生活はできる年金などがあってという人たちの力を活用するということは大変大事...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  教育を何とかしたいというのは、国民の皆さん、今日はテレビをごらんの皆さんも共通の思いだと思います。政治がこの思いにどうこたえるかというのが問われておりますし、そのために今政府が一番やらなくちゃいけないことは、教育にしっかりお金を掛けて...全文を見る
○井上哲士君 これまで文部科学省は、あくまで教育環境の整備が目的なんだということを言われておりました。今も、経費削減だけを理由にこれは良くないということだったと思うんですね。  私、これ聞きますのは、どうも経費を削減をするということを優先をして教育の問題が考えられているんではな...全文を見る
○井上哲士君 単純な比較と言われましたけれども、現実を比較する必要があると思うんですね。  学力世界一と注目を集めていますフィンランド、日本の約倍ありますけれども、ここでは幼稚園から大学まで授業料は掛かりません。義務教育は二十五人以下学級。これに比べて、日本は四十人学級。そして...全文を見る
○井上哲士君 私、学級編制の基準を聞いたんですが、今平均を答えられました。なかなか答えにくいからそういう答弁になったのかもしれませんが、学級編制の基準でいきますと、アメリカ二十四人から三十一人、イギリス三十人、イタリア二十五人、大体三十人以下ということになっておりまして、日本の基...全文を見る
○井上哲士君 地方の取組進んでおりますけれども、結局一部の学年にとどまっているんです。それは財政的背景がないからなんですね。そこをちゃんと国が私はフォローするべきだということを申し上げているんです。  中央教育審議会でも少人数学級については議論をされてまいりまして、一昨年五月の...全文を見る
○井上哲士君 私はそんなこと言っておりません。財源があればもっとやりたいのに、国の財源の裏付けがないから一部にとどまっていると、こういうことを申し上げているんですね。  今申し上げましたように、中教審などでもそういう議論が行われましたし、文部科学大臣が少人数学級必要だということ...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わりますが、やはり国民も教育関係者も望む方向に背を向けるようでは、そして子供や学校に命令だけ強めるという方向では教育は良くならない。我々は、教育条件の整備のために全力を挙げると申し上げまして、質問を終わります。
05月24日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  二回目の質問ということになりますが、今日は教育公務員特例法の改正案に盛り込まれております、いわゆる指導が不適切な教員の人事管理の厳格化という問題について質問をいたします。  この指導が不適切な教員の人事管理という問題は、二〇〇一年の...全文を見る
○井上哲士君 定義に入らないということでよろしいですね。
○井上哲士君 私ども調べますと、この精神疾患など病気によるものも指導が不適切な教員だと定義しているところが全国で六府県三政令市あります。例えば、福島県は精神障害等により指導力を発揮できない教員。大阪府、疾病等により指導力が発揮できない教員。島根県、神経・精神疾患により教育活動に支...全文を見る
○井上哲士君 これは本当に受ける教員の立場に立って考えていただきたいと思うんですね。  今認定して、その後この研修の対象にはしないんだと、こういうふうに言われました。しかし、教員にとって教えるということは人格と人格でぶつかるわけですね。そこで、この指導が不適切な教員というふうに...全文を見る
○井上哲士君 私は、やっぱり定義そのものから外すべきだと思います。  しかも、精神疾患等が明らかな場合は研修の対象としていないというふうに言われましたけれども、私は、これは実態を把握されていないんじゃないかと思うんですね。  私どものところにこのような訴えが参りました。  ...全文を見る
○井上哲士君 この問題は実は二〇〇一年の地教行法の改正のときにも随分議論になり、その後、施行に当たっての通知でも対象に入らないんだということは明確に書かれているわけですね。しかし、実際に都道府県が出しているこの定義の中には幾つかのところでは書かれていると。そして、研修には実際やっ...全文を見る
○井上哲士君 具体的には、このガイドラインはどのようなことをお考えなんでしょうか。
○井上哲士君 制度の大枠がつくられましても、先ほど申し上げましたように、地教行法の議論のときには違うような実態が起きているわけですから、私、もう少し具体的な中身を示していただかないと今回の法改正自身の議論にも堪えられないと思うんですけれども、もう少し更に具体的なことを答弁願えます...全文を見る
○井上哲士君 もう少し詳しい中身を出していただかないと、一体どういう運用がされるのかさっぱり見えてきません。大体、二〇〇一年以降のこの間の取組の中でも、先ほど来問題点を言いましたけれども、認定基準、手続自身もやはり不明確、不透明だと思うんですね。  先ほど三重の方の手紙を紹介を...全文を見る
○井上哲士君 その研修対象になった時点で教員にとってはこれは大変な不利益処分になる、しかしその研修対象になったこと自体については不服申立てができないのは問題ではないかと、こういうことを申し上げているんです。
○井上哲士君 最初にも申し上げましたように、教員にとってこういうそもそもの認定がされること自体がやはり大変な問題なわけです。そして、それに対していろんな意見がある、これはやっぱりしっかり聴く場というのは、これは制度としてやっぱりつくるべきだと思います。  時間もありませんので更...全文を見る
○井上哲士君 このような土木作業が指導力不足を解消するための研修として適切だと私にはとっても思えないんです。  研修の中身はこれだけじゃありませんで、様々な声、私どもへ寄せられておりますが、これもまた別な方の訴えでありますが、研修の不当性は山のようにありますと言った上で、研修の...全文を見る
○井上哲士君 研修の全体の枠は今お話がありました。しかし、その中で現実に私どものところに様々、先ほど申し上げましたようなおよそ指導力向上に結び付かないような研修が行われているという実態を私ども聞いているんです。  ですから、やっぱりしっかり調査をしていただいて、もちろん個々まで...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、学校教育法改正案に盛り込まれた学校評価にかかわって、いじめ問題に対する学校や教育委員会の対応について質問をいたします。  まず、親の知る権利についてお聞きします。  先日、いじめによる自殺で我が子を亡くされた被害者の親の皆...全文を見る
○井上哲士君 あの遺族の方々は、いじめなどで子供が自殺をしても、学校や教育委員会から情報が来ない、そして、学校で何があったか分からないということを訴えられました。  要望書の中では、親の知る権利についての遺族の思いを様々書かれております。耳を覆いたい事実があるかもしれませんので...全文を見る
○井上哲士君 正に被害者の方が言われているのも今大臣が言われたことなんですね。  二つ言われておりまして、一つは、再発防止策を立てるためにも事実の確認が非常に大事だということ、もう一つは、親にはやはり我が子について知る権利があると、この二つのこと言われております。  国連の被...全文を見る
○井上哲士君 私が同じと申し上げたのは、この要望書の中でも、事実調査については学校の調査だけでなく被害者や遺族の意見を重視してくださいと。要するに、被害者や遺族によく聞いてくださいということも言われているということを指して申し上げました。  今大臣答弁ありましたけれども、一般的...全文を見る
○井上哲士君 現在進行形のものについてそういう対応していく、それは必要であります。同時に、今私が問題にしているのは、不幸にもそういう事件が起きてしまったときに、やはり圧倒的に学校側の方に様々な情報量ありますし、アンケートなども学校取るわけですね。そして、人間関係と言われましたけれ...全文を見る
○井上哲士君 情報の共有は当然必要なんだということなんですが、これと、通知と一緒にいじめ問題への取組についてのチェックポイントというものも配付をされているわけですが、これを見ますと、「児童生徒等の個人情報の取扱いについて、ガイドライン等に基づき適切に取り扱われているか。」、こうい...全文を見る
○井上哲士君 確かに一般論としては事実隠ぺいすることなくと、こうあるわけですが、私、先ほどから繰り返していますように、やはり被害者の親というのは特別の立場があり、特別の思いがあるわけですから、そこにきちっと報告し、情報を提供し、共有するということは、やはり特記されるべきだと思うん...全文を見る
○井上哲士君 周知されているということだったんですが、やはり安全配慮義務というのは、いじめを継続させないと、そこまでがこの義務だという、その中身の核心を是非周知していただきたいわけですが、同時に、被害者の会の会長さんが奥さんと一緒に車で全国行脚をされて、四十七都道府県を全部回って...全文を見る
○井上哲士君 いじめ問題については教育基本法の質疑のときも問題になりました。そして、私たちは、今後、国が教育振興基本計画の中にいじめをなくすための数値目標を定めるということは、逆にありのままを報告をして実態に即して対応することを妨げてしまうのではないかと、こういう指摘もしたわけで...全文を見る
○井上哲士君 いじめ問題で五年で半減とか、こういう数値目標を持つというのは逆に解決の妨げになるというのは、実はこのいじめ自殺の被害者の皆さんの要望書にもある、言わば共通認識なんですね。この要望書の中では、正しい情報が収集されるように、目標数値の設定はやめてくださいと。現場の先生は...全文を見る
○井上哲士君 問題点を助長するようなシステムになってはならないと思います。是非、遺族の皆さんの願いに正面からこたえていただきたいと思います。  終わります。
05月31日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、三上参考人にお伺いをいたします。教育委員会制度についてお聞きをいたします。  教育委員会の形骸化ということが様々叫ばれているということは今日もあったわけでありますが...全文を見る
○井上哲士君 その上で、今日その本来の役割を果たしていない形骸化の要因と活性化の方策についていかがでしょうか。
○井上哲士君 ありがとうございました。  次、荒瀬参考人にお聞きします。  主幹制度などの新しい職についてお聞きするんですが、最初のお話の中で、教員がいわゆるなべぶた組織と言われるのは必ずしも悪いことではないと、やはり教員は納得が必要だし、徹底した議論があってこそモチベーショ...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  岩田参考人にお聞きします。  いわゆる更新免許制が導入をされますと、そのいわゆる更新講習、それから認定は主に教員養成大学が担うことになるわけですね。ただ、新しく免許を付与するための今までの大学の在り方と一定のキャリアを積んでこられた方...全文を見る
○井上哲士君 一方で、運営費交付金に競争原理を入れた教員養成大学などはもう九割ぐらいなくなるというような試算もこの間出ておりまして、こういう議論が行われる一方でああいうものが出てくるというのは大変困ったことだなと私は思っておりまして、今の御意見もこれからの大いに議論の参考にさせて...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、地方教育行政法改正案についてお聞きします。  今回の改正案では、教育委員会が教育長に委任できない事項を新たに定めております。教育に関する事務の管理及び執行の基本的な方針に関することなど定めたわけでありますが、この趣旨は何か、...全文を見る
○井上哲士君 教育委員会の形骸化などを正していくという趣旨が言われたと思うんですが、しかし、教育長に事項を委任し過ぎているから、今、様々な問題が起きているとは私はちょっと思えないんですね。今現在でも、それぞれの教育委員会は教育長に委任できない事項というのを自ら定めていると思います...全文を見る
○井上哲士君 私も国会図書館にお願いをして四十七都道府県の教育委員会の規則でどうなっているのかということも見たんですが、今回の法案に盛り込まれたような基本的なことまで委任をしているというところは基本的にないわけですね。むしろ、今回規定されたことはもちろん、それ以上の事項をそれぞれ...全文を見る
○井上哲士君 私も、責任感を持っていただくこと、そして会議の形骸化をなくしていくことは必要だと思うんですが、これがそれにつながるんだろうかと。今おっしゃいましたけれども、むしろ今回の改正で、これだけは委任できないということを決めたことによって、それに決まったこと以外は教育長に委任...全文を見る
○井上哲士君 今日の午前中の参考人質疑のときにもこれについての意見陳述がありまして、今回のこの規定は狭過ぎるんじゃないか、これでは教育長中心の教育行政が現状より更に促進をされて、逆に合議制の教育委員会の形骸化が強まるんではないかという学者の方の御意見があったわけですね。  今基...全文を見る
○井上哲士君 現状ではそういう規定しかないのに、教育委員会の皆さんがこれは自分たちの責任だと、正に自らの責任感で基本的な事項については委任せずにやっていらっしゃるわけですね。それを、現にそうやって責任感を持って基本的事項については議論をしているのを、法定化したからといってより責任...全文を見る
○井上哲士君 今ありましたように、通達や通知等で国や県の方針が決まっているために議論のしようがないというのが六割以上というのが、これは中教審が調べた結果なんですね。この調査結果をまとめた文書では、これは形骸化と言われる状況の背後にある制度的な問題として看過できない、制度的な問題と...全文を見る
○井上哲士君 これは全然違う話でありまして、実際の教育現場がどうなっているかとか、他の自治体でどういうことになっているかとか、そういう情報を要するに教育委員の皆さんは求めていらっしゃるんですね。そして、それに基づいて、やっぱり自分たちの考え方でこの地方自治体に合ったような教育の方...全文を見る
○井上哲士君 この間の議論でも伝家の宝刀なんだというお話も出てきたわけでありますが、これも参考人質疑で出されてきたあれですが、伝家の宝刀を行使されないように頑張らなくちゃいけない、結局文部科学省の御意向はどうなんだろうかと、こういうことを見るような教育委員会ということになれば、先...全文を見る
○井上哲士君 じゃ、更に具体的に聞きますが、先日の質疑の中で、全国学力テストについて、これを教育委員会が実施しないという判断をしても、これはこの是正の要求の対象にはならないんだと、こういうことでありました。  じゃ、この全国学力テストが国の教育振興基本計画に盛り込まれた場合、地...全文を見る
○井上哲士君 私聞いたのは、教育振興基本計画に盛り込まれた場合どうなのかということなんですが、いかがでしょうか。
○井上哲士君 ちょっと分かりにくいんですが、現在のやり方で行った場合というのは、要するに、今は国が要請をして地方教育委員会が決めるという仕組みになっていますね。そうじゃなくて、基本計画でこれは国全体でやるんだと、そういうふうな形の盛り込まれ方をした場合にどうなるのかということを聞...全文を見る
○井上哲士君 教育振興基本計画を国が作るのは、これはいわゆる法令というものとはまた違うんだと思うんですね。ですから、そこに盛り込まれた場合であっても今と同じという考え方でないのかと思うんですが、それちょっと確認、大臣、いいですか。
○井上哲士君 教育振興基本計画に盛り込まれた場合であっても、それはあくまでも国会の承認事項なので是正要求の対象にならないんだという御答弁で……
○井上哲士君 失礼しました。報告事項なのでならないということでありました。分かりました。  今日はこれで終わります。
06月07日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第18号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当に貴重な意見、ありがとうございます。  最初に、梶田参考人に、教員養成と、そして免許更新制にかかわって質問をいたします。  教員養成、そして免許更新、いずれも教員養成大学の役割は大変重要になってく...全文を見る
○井上哲士君 次に、尾木参考人に伺いますが、いわゆる北風でなく南風をというお話がありましたが、先ほどのお話の中で、教員の資質向上、いわゆる指導力不足教員問題というところまで少し話が十分に行かなかったと思うんですが、この点で先生お考えの点をお願いしたいと思います。
○井上哲士君 ありがとうございました。  近藤参考人にお伺いします。  建学の精神に基づき自主性、独自性を尊重してほしいというお話がございまして、大変同感をするところなんですが、今回の学校教育法では、文部科学大臣の定めるところによっていわゆる学校評価が盛り込まれました。これも...全文を見る
○井上哲士君 あと一分しかございませんので、梶田先生、ごく簡潔に。  当初の中教審の議論では、更新制度、いわゆる修了試験はやらないと言っていましたけれども、今回やるということを言っている、その点について御意見、ごく簡潔にお願いします。
○井上哲士君 ありがとうございました。
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  私からも、まず私学の自主性、独自性という問題について質問をいたします。  私学関係者からは、今朝の参考人質疑でもありましたけれども、今回の法改正で私学の自主性や独自性が侵されるのではないかという危惧の声をお聞きをしております。私学の...全文を見る
○井上哲士君 そういうふうに、学校教育法、私立学校法でも私学の自主性の尊重というのは大変大事にされていることだと思います。  ところが、今回の地方教育行政法の改正案、二十七条の二、先ほど来問題になっているわけですが、知事の求めに応じて私学の教育内容に関する助言又は援助を教育委員...全文を見る
○井上哲士君 当初、法案には指導という言葉が入るということも言われておりましたけれども、結果としては助言又は援助ということになっているわけですが、これは先ほど来のやはり私学の自主性を尊重すると、こういう観点からこういう法文になったと、こういうことでよろしいでしょうか。
○井上哲士君 そこで、実際上どう運用されていくのかということになります。  衆議院では、知事がこの助言、援助を求める際に私立学校と協議するものとすると、こういう附帯決議もございましたし、先日の大臣の答弁では、知事は私学とよく話し合って、私学の了解を取ってと、こういうことも言われ...全文を見る
○井上哲士君 ただ、日常的にやり取りしている知事部局と、そしてふだんは公立学校しか見ていない教育委員会とは、やはり私学の皆さんは違う思いを持っていらっしゃるわけですね。  ですから、もう一回確認しますけれども、この教育委員会に知事が助言、援助を求めるという場合は、やはり私学と協...全文を見る
○井上哲士君 おとついの委員会の答弁で、必要が生じた場合は、知事は私学とよく話し合って、私学の了解を取って専門家がいる教育委員会の助言、援助を求めることができると、こういう規定にしたんだと、こういう答弁があるわけですが、これはもう一回確認してよろしいですね。
○井上哲士君 それではさらに、私学における学校評価についてお聞きをいたします。  学校教育法の改正案で、これまでは設置基準に盛り込まれていた学校評価が第四十二条に盛り込まれました。文部科学大臣の定めるところにより当該学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結...全文を見る
○井上哲士君 もちろん公立高校においても様々な工夫ということがされるわけでありますが、特にやはり私学の場合は、学校評価というものはやはり学園の建学の精神に非常に大きくかかわってきますから、より自主性を尊重されるということを改めて求めておきます。  その上でさらに、教員評価につい...全文を見る
○井上哲士君 学校評価については、先ほども議論しましたが、今度の法律の第四十二条に入るわけですね。ただ、今申し上げましたように、教員の評価制度というのは、それは当然教員管理とかさらには労働条件というものにもつながってくるものになっていくわけで、これは正にどうやるかということは全く...全文を見る
○井上哲士君 なぜこれこだわるかなんですが、この通知には規制改革・民間開放推進に関する第三次答申が添付をされておりまして、この教員評価、学校評価について、公立学校に準じた措置を講じることを私学助成の交付要件とすることについても検討する必要があると、こういう文言があるわけですね。 ...全文を見る
○井上哲士君 やはり私学というのは建学の精神に基づいて、今朝もありましたけれども、日の丸・君が代の取扱いなども含めて様々な自主的な取組も行われておりました。  やはり、今回の法改正を通じて、この私学助成をてこにして自主性や独自性を侵すような動きがあるんじゃないかということに私学...全文を見る
○井上哲士君 先日の答弁で、大臣は、検定教科書的なものを作るのは非常に難しいと、こういうふうに述べられたわけですが、検定を受けない教科書というものがあり得るのか、教材とどう違うのか、この点いかがでしょうか。
○井上哲士君 教科書的なものと言われたわけですが、再生会議は教科書をと、こうなっているわけですが、それは違うお考えだということですか。
○井上哲士君 先日の答弁で、例えばワシントンと桜の木のようにという話とか、二宮尊徳はこういう行動をしたとか、こういうことを教えるものだというふうに言われました。これを学んで自分も、規範などを子供が身に付けてもらうというものだと、こう言われました。  ただ、私、いろいろ読んでたん...全文を見る
06月14日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第19号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、いわゆる指導が不適切な教員への人事管理の問題と、教員免許更新制について質問します。  先日も取り上げたんですが、ILO、ユネスコの教員の地位に関する勧告は、教職における雇用の安定と身分保障は、教員の利益にとって不可欠であると...全文を見る
○井上哲士君 優秀な人材を教員に確保するということは正に今我が国で求められていることでありまして、だからこそ私はこの勧告というものの現代的意味は非常に大きいと思うんですね。  今回の調査の目的は、指導力不足教員の認定に当たって本人からの意見聴取手続が確保されていないということが...全文を見る
○井上哲士君 先日も申し上げましたけれども、やはり現行の在り方、運用自身が様々な問題があることをまず正すことが必要だと思うんですね。  その中で、今回強化されるわけですが、これまで地教行法では、いわゆる指導が不適切な教員に対して、免職し、引き続いて当該都道府県の常時勤務を要する...全文を見る
○井上哲士君 先日も定義のあいまいさとか認定基準、それから研修の中身なども指摘をしたわけでありますが、そういう問題がある下で、この免職が殊更この法律の中で強調されているというのは私大変重大な改定になると思うんですね。  それで、指導が不適切な教員と、それから分限免職の処分という...全文を見る
○井上哲士君 同じものです。
○井上哲士君 しかし、法律の書きぶりが免職その他の措置と、こうなっておりまして、非常に免職というものが前面に出ていると。ここにはやはり明らかにこの違いがあると思うんですね。そこはどうでしょうか。
○井上哲士君 遠山大臣が当時言われていたように、指導が不適切だということと公務員の適格性の欠如というのは別の範疇だということが維持されているということは、それじゃ確認をしておきます。  その上で、免許更新制度についてお聞きをいたします。  子供たちと向き合う教員の役割というの...全文を見る
○井上哲士君 全体で十万人、小中学校でいいますと六万人ということですから、大変な規模になるわけですね。そのかなりの部分の更新の講習を教員養成系大学が担うことになると思うんですが、この実施について講習の受入れが可能なのかどうかということは、そういう可能性が高い大学と状況について聞き...全文を見る
○井上哲士君 八百五十校というのは本当に小さい規模も含めてあると思うんですね。ですから、大体、地方の教員養成課程を持つ中規模なスタンダードな規模の大学でいいますと、私はやはり数百名規模の受入れをするということも出てくると思うんですね。果たして制度をつくってもそういう受皿が大学にあ...全文を見る
○井上哲士君 今の答弁を聞いておりましても、実際つくっても本当に受皿がしっかり整うんだろうか、それで期待されるような講習が行えるんだろうか、大変心配になってくるんですね。  私、教員養成課程を持つ地方大学の関係者の方からこの間お話を伺いました。ある県の比較的大きな大学で小学校と...全文を見る
○井上哲士君 机上の計算では無理な規模でないと思われるかもしれませんが、受け入れる側が様々な問題点指摘されているんですね。この間の参考人のときにも、教員養成大学は大変な労働強化になるというお話がございました。  今休暇中の開設ということもあったんですが、先ほど紹介しました大学の...全文を見る
○井上哲士君 努めてもらうのは当然といえば当然なので、本当にできるんだろうかということを申し上げているんですね。  夏休みというのは、大学の教官にとっては自分の研究を進める非常に重要な時期なわけですね。そこにこういうものがどんどん入ってくると、もう研究ができなくなるという声も聞...全文を見る
○井上哲士君 今からの検討では本当に心配になってくるんですよ。本当にこういう制度を提案されてもちゃんと水準を持った講習ができるんだろうかと。  これから説明し、予算もということなんですけれどもね、しかし今一体どうなっているのかと。先日、中教審の梶田さんがお見えになったときに私お...全文を見る
○井上哲士君 幾らそう言われても心配なんですね。  例えばロースクールの議論を我々はしましたけれども、あの法案が、議論をしているときに一体どれぐらいの大学院が手を挙げるかということは大体情報として来ました。ですから、期待される枠はできるだろうという話ありましたけれども、今のお話...全文を見る
○井上哲士君 五日間集中して受ける場合もあれば、二年間掛けて何回かに分散をして受ける場合も本人の都合であると思うんですね。その際に、講座ごとに違う大学で受けたり、それから全部同じところで受けるとか、こういうことも含めてできるようにすべきだと思いますが、この点いかがでしょうか。
○井上哲士君 この更新の目的は、最新の知識、技能を身に付けるということと言われております。  そして、中身については基準は国が定めるということなわけですが、その水準というのは、要するに今年新たに免許を取得する人と同程度の新しい知識、技能を身に付けるということであって、現職教職員...全文を見る
○井上哲士君 最新の知識、技能となりますと、そうしますと、この更新講習の科目や講座、中身などは毎年変わるということになるんでしょうか。
○井上哲士君 修了の認定について聞きますが、筆記試験あるいは実技試験等の試験を行って修了を認定するという制度を考えていますという答弁がありました。  ただ、教員免許を新たに取得する人については、医師とか弁護士のように特に国家試験は課せられていないわけですね。ところが、現職の方が...全文を見る
○井上哲士君 そうすると、免許を取るときの単位認定というのは大学ごとに様々なやり方で認定をするわけですね。  そうすると、今回のこの更新講習の認定についても、開設者ごとにその講座について筆記試験を課したり、ないしはレポートというやり方を取ったり、そういう認定の方法についても一定...全文を見る
○井上哲士君 全国統一でないのは過去にも答弁ありましたけれども、例えば一定の実技的な話でも、かなり小さい規模でマンツーマン的にやっているところもあれば、かなり大規模の更新講習をやるところもあるわけですね。ですから、実際の基準に達しているかどうかという認定のやり方については、いわゆ...全文を見る
○井上哲士君 そうしますと、やっぱりそれぞれに非常に高いハードルということになってきて、本来の趣旨と変わってくるんじゃないかと私は思うんですね。  それから、例えば実技試験に模擬授業というのもありますけれども、相当規模の更新講習をやるところでいきますと、何百人という人たちに模擬...全文を見る
○井上哲士君 その際に、いったん受けたところと別の大学で受けることが可能なのかどうか。実際上、日にちが迫っていて自分の都合が付くところはそこしかないことも起こり得るわけですから、これは当然可能にすべきだと思うんですけれども、その点もう一回いかがでしょうか。
○井上哲士君 さらに、認定をされても現職教員の場合、その確認は必ず都道府県教育委員会が行うと答えておられますが、この確認というのは一体何なんでしょうか。  講習を受講して全部認定をされている人が都道府県委員会に確認を求めたときに、それがされないとかもう一回やれとか、そういうこと...全文を見る
○井上哲士君 要するに、あくまで事務的に確認をするんだと、こういうことでよろしいですか。
○井上哲士君 最後、更新の免除者の問題なんですが、この間、例えば優秀教員として表彰を受けた方ということもその対象として挙げられておりますが、その中には、例えば学習指導で優秀な方とともに部活動指導で優秀な方という方もいるわけですね。しかし、もちろん部活動指導はそのものは大切でありま...全文を見る
○井上哲士君 私、部活動指導で優秀だというのがイコールそうなるとはとっても思えません。  今日は、この更新制度、果たして受皿が本当にしっかりできるのか、必要な、教員が誇りを持てるようなそういう水準の講習ができるのかということも大変疑問に思いましたし、一連の手続についても非常に果...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は四人の公述人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、阪田公述人にお聞きします。  法律家として、また親としての御意見をいただきました。法律家という立場でいいますと、やはり身分を確保するということは大変大事な観点かと思いま...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  次に、いわゆる副校長や主幹教諭などの新しい職について、今田公述人、府川公述人、加藤公述人、それぞれお聞きします。  この新しい職をつくる理由の柱の一つとして、なべぶた型のこの教員の組織というのは良くない、校長などのリーダーシップが発揮...全文を見る
○井上哲士君 じゃ、今の点でもう少し今田公述人にお聞きしますが。  そうなりますと、先ほど言いましたいわゆるなべぶた型の教員組織というもののどこが不都合なのかということがちょっとよく分からないんですが、その点いかがでしょうか。
○井上哲士君 ありがとうございました。是非、職員会議がそういう納得できる議論が広がるということを望んでおきたいと思います。  もう一回阪田公述人にお聞きしますが、法律家の立場として議事録なども全部読まれたということなんですが、文部科学大臣などの答弁の中でいえば、国会が決めた法律...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  次に、研修の問題にかかわって府川公述人と今田公述人にお聞きします。  研修のあるべき方向などについて府川公述人からあったわけですが、逆に言いますと、現在行われている様々な研修にどういう問題点があるとお考えか、これをお聞きしたいと思いま...全文を見る
○井上哲士君 残された時間でいわゆる免許更新の問題でお聞きするんですが、この免許更新制度というのがやはり失職の不安にさらすことになるということがございました。そして一方で、いわゆる指導力不足の人事管理問題というのは、既に法改正も行われて各都道府県教育委員会などで様々行われているわ...全文を見る
○井上哲士君 もう一度今田公述人にお聞きしますけれども、要するに私が聞きたかったのは、今の指導力不足教員の人事制度というものの枠の中で不都合があるとお考えかということをお聞きしたかったんですが。
○井上哲士君 ありがとうございました。
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日、四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。  昨年の教育基本法の改正の議論のときに、全国の校長先生から取ったアンケート結果というのがかなり話題になりました。そこでは、言わば改革改革というものが学校現場に来たけれども、そ...全文を見る
○井上哲士君 では次に、新しい職に関してお聞きをいたします。  先日、参考人質疑を国会でやったときに、いわゆるなべぶたと言われる教員の組織というのはむしろ合理的なんだという御発言が京都市の高校の校長先生からありました。教員というのは、しっかり議論をして納得してこそ力が発揮できる...全文を見る
○井上哲士君 次に、田原公述人にお聞きします。  この免許更新制が仮に実現をいたしますと、先生の大学などが更新講習とか、それから認定ということをやることになると思うんですが、実際の細かいやり方などは全部、法成立後、文部科学大臣の定めるところにより行うと、こうなっているわけですね...全文を見る
06月15日第166回国会 参議院 文教科学委員会公聴会 第1号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、五人の公述人の皆さん、ありがとうございます。  まず、今話題になっていた、指導が不適切な教員の人事管理の問題で氏家参考人にお聞きしたいと思います。  今、それぞれ公述人から御意見があったわけですが、法律家として見て、この制...全文を見る
○井上哲士君 次に、佐々木公述人にお聞きいたします。  事前にいただいた資料を見ておりますと、佐々木公述人のホームページの引用がありまして、今の私からは信じられないだろうけれども、私も小学生のころ随分といじめられたというお話がありました。私も、法務委員会一時期御一緒しておりまし...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  次に、藤田公述人にお聞きします。最初の公述のときに、時間の関係で徳育の教科化について意見を飛ばされました。大変大事な問題だと思っておりますので、この点についてお願いをしたいと思います。
○井上哲士君 ありがとうございました。  その言わばあてがうような道徳教育になるんじゃないかというお話がありました。私たちは、学校教育の中で社会的、民主的モラルを身に付けていくということは大変大事だと思ってはいるんですね。そういう点で、今のような言わばあてがい型の道徳教育という...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  もう一点、藤田公述人にお聞きしますが、最初の意見陳述の中で、今回の二十一条に掲げる道徳教育の目標が我が国を愛する態度をかなめとしているというお話がありました。この点は教育基本法の中の議論のときも随分あったわけでありますが、態度であって心...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  次に、最首公述人にお聞きいたします。  お話の中で、管理は教育の自殺行為だというような言葉もあったわけですが、先ほども出ておりました、いわゆる新しい職ですね。副校長とか主幹などを学校に新たに配置できるようにするということなわけですが、...全文を見る
○井上哲士君 最後に最首公述人にお聞きしますが、今回の地教行法で、いわゆる教育委員会に対する是正の要求、指示ということが盛り込まれるわけですが、この点についての御意見、余り時間ありませんので、簡潔にお願いしたいと思います。
○井上哲士君 教育委員会に対して国が是正の要求や指示をできるというのが盛り込まれたわけですね、今度の法案に。そのことについての御意見をお願いしたいと思います。
○井上哲士君 ありがとうございました。
06月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第20号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、教員の免許更新制と大学の運営費交付金の問題についてお聞きします。  教育にとって子供と向き合う教員の役割というのは決定的に重要であります。社会や子供たちの変化に対応しながら、常に自ら向上させるということが必要であります。しか...全文を見る
○井上哲士君 情報提供は当然でありますけれども、今言ったような大学の現状がある中で、果たしてきちんとそういうことができる体制が取れるのかどうか、そこの認識をお聞きをしているんです。
○井上哲士君 八百五十五というのは、短大も含めてすべての数なんですね。現職の小中学校の教員に講座を開設できる学校は限られておりまして、それはやっぱり机上の空論だと言わざるを得ないんですね。  例えば鳥取の場合は、県内に小学校の課程認定受けているのは鳥取大学しかないんです。ここが...全文を見る
○井上哲士君 数のつじつまは合うかもしれません。政府が無理押しすれば、枠はできるかもしれません。しかし、本当に最新の知識や技能を身に付けて教壇に誇りを持って立てると言われるような講習ができるんだろうかと、私は大変疑問なんですね。  しかも、現状でも困難でありますけれども、今政府...全文を見る
○井上哲士君 今のような考え方を財務省も言い、いわゆるめり張りが付いた教育予算ということを言って、その中でこの試算が出てきたわけですね。教育再生会議の第二次報告でも、大学に対して競争的資金の拡充と効率的な配分ということを言われております。  それで、これ試算とはいえ、どれだけの...全文を見る
○井上哲士君 私、文科省がいったん試算を出したときに質問をしたら、あり得ない前提だと言われたんですね。ところが、それをまた財務省が出して、それが大きく報道されているんですよ。そして、先ほど言いましたように、これが多くの教員、教育関係者に大変な衝撃を与えているんですね。だから私は聞...全文を見る
○井上哲士君 文部大臣は、こういう試算が出ること自体が困ったことだという認識示されたんですよ。総理はそういうことさえも出されないんですかね。  私は、この間の運営費交付金の毎年一%削減でも非常に深刻な影響を教員養成系大学は受けております。先日、日本教育大学協会の鷲山会長が新聞に...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  まず、今日の一日の審議を通じても様々な重要な問題が浮かび上がっております。まだまだ審議が必要だということを与党の皆さんに強く申し上げておきたいと思います。  今日は、全国学力一斉テストについて聞きます。  小学校六年生百十七万人、...全文を見る
○井上哲士君 約二千七百人の派遣の人が来ているという話がありました。私が調べますと、大体八割ぐらいがグッドウィルから派遣をされております。NTTデータというのは、今問題の消えた年金にかかわる社会保険庁のオンラインシステムを受注していた会社です。そして、このグッドウィルは介護の不正...全文を見る
○井上哲士君 その答弁は正解です。  ところが、これ最初はバツだったんですね。途中からマルになりました。正に判断基準の変更によるものなんです。ですから、同じ解答でもマルの子供が出たりバツの生徒が生まれるということになれば、これで子供の学力の到達度の参考にする、これはやっぱりとん...全文を見る
○井上哲士君 私たちが直接お話聞いている話とは違います。実際に採点をされている方が途中から基準が変わったと、こう言われているんですね。  それで、非常に私は今のは無責任な答弁だなと思って聞いたんですが、いろんな問題がこれ以外にもあります。ほかにも採点の判断が変わったものはたくさ...全文を見る
○井上哲士君 これ、現場でいろんな判断をしている部分もあるんですね。ですから、これは是非全貌を私は調べてやはり出させたいと、出さしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○井上哲士君 なぜこういう混乱が起きたのかという問題なんですね。  そもそも、テストの採点というのは、これは教育の一環なんですね。同じバツでも、何にも書いていない子もいる、それから問題を取り間違えた子もいる、計算間違いをした子もいる、それを現実に教育をした人が採点をして、ああ、...全文を見る
○井上哲士君 答案用紙は子供のところに返ってこないんですね。点だけしか返ってこないんです。ですから、さっき言ったような何も書いてないとか問題を取り間違えたとか、そういうことは自分でも検証できないですよ。ですから、何か教育条件や到達を検証すると言いますけれども、そもそもそういうもの...全文を見る
○井上哲士君 一律にやることによって問題が起きているということを私は具体的例を挙げて指摘をしているんです。  今回の法案には学校評価も盛り込まれております。学力テストの結果がその一つに使われる可能性もあるわけですね。そのほか、愛国心の強要とか、文科省による地方教育への介入とか、...全文を見る
06月28日第166回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第7号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今回の法改正は、一連の政治家の政治資金にかかわる経常経費をめぐる疑惑に端を発しております。佐田前行革担当大臣の架空事務所への経常費支出疑惑、また、家賃や電気代、水道代も掛からない議員会館を主たる事務所に置きながら多額の事務所費や光熱水...全文を見る
○井上哲士君 与党からは自らの責任において説明をされたという答弁がございましたが、国民は全く説明責任を果たしたとは感じていないわけですね。  そういう下で今回の法案が出されておるわけでありますが、今日、朝からの議論の中で、人件費を除く経常経費の領収書添付の義務付けを五万円以上に...全文を見る
○井上哲士君 ちょっと足し算を間違えまして、大変失礼をいたしました。  事実に基づいて届出をされていると言われましたが、つまり、その結果、五万円以上の支出額というのはこれだけしか現れてこないわけですね。特に、その組織活動費の内訳を見ますと、渉外費、交際費というのがありますが、こ...全文を見る
○井上哲士君 私は、この届けが別に虚偽だとかそういうことを言っているんじゃないんですね。つまり、国民はその支出の内訳がどうなっているのかと、今不信を持ち、一層内訳自身をもっと明らかにしてほしいと言っているわけですね。それにこたえて五万円以上は領収書添付ということが出てきたはずなん...全文を見る
○井上哲士君 私はそういうことを言っているんじゃありませんで、要するに五万円以上を領収書添付義務付けをすれば、今の国民の政治資金に対する不信に対して解消できる、透明度が増すようなことでは違うんではないかと、こういうことを申し上げているんですね。  そして、提案者の中にも、例えば...全文を見る
○井上哲士君 私は、それはいかがと思うんですね。このビジョン21というのは、二〇〇四年十一月、二〇〇五年十一月と毎年政治資金パーティーを行っておりまして、相当の収益を上げているわけですね。そして、資金パーティーをやって、その中からその第三総支部に、例えば二〇〇五年でいいますと七百...全文を見る
○井上哲士君 時間なので終わりますけれども、要するに資金管理団体だけを今回対象に限定をしても、いろいろこうやって同じ事務所の間での付け替えなどをすれば、結局は実態はやみの中ということになりますから、正に与党案というのはざる法だと言われるゆえんがここにあるんだということを指摘いたし...全文を見る
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政治資金規正法改正案の与党案に対して、反対の討論を行います。  今回の法改正は、故松岡前農水大臣、伊吹文科大臣を始め、自民、民主両党議員などが家賃、電気代、水道代も掛からない議員会館に資金管理団体を置きながら多額...全文を見る
09月25日第168回国会 参議院 内閣総理大臣の指名両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号
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○井上哲士君 私は、議長に輿石東君を、副議長に平田健二君を推薦することの動議を提出いたします。
09月25日第168回国会 両院 内閣総理大臣の指名両院協議会 第1号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士でございます。  国民はさきの参議院選挙で、貧困と格差を広げた弱肉強食の構造改革路線、戦後レジームからの脱却を掲げた憲法改悪の姿勢にノーの意思を示しました。これは、自民、公明政治への基本路線へのノーという厳しい審判です。  本来、安倍内閣は、...全文を見る
10月25日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  インド洋での給油量に関する誤った当委員会での答弁について朝から議論があります。配付されておりました当時の議事録見まして分かりますように、これは当時の我が党の小泉親司議員への答弁だったわけでありまして、この誤った答弁には厳しく抗議をする...全文を見る
○井上哲士君 本人は当初マスコミに、次官になってからゴルフは行っていないと言っていたようでありますが、この間の調査では認めておられます。倫理規程違反自身は極めて重大でありますけれども、果たしてそれにとどまるんだろうかということが問題でありまして、CXエンジンの問題で会社側に便宜を...全文を見る
○井上哲士君 やはり、接待をした側からも含めて、しっかり事実を解明をするという点では、今、限界もあるようなお話もございました。もっとやっていただきたいと思いますが、その点でも国会に課せられた任務は大きいわけでありまして、私からも、守屋武昌前事務次官、そして山田洋行の元専務の宮崎元...全文を見る
○井上哲士君 さらに、この守屋氏個人にとどまるのかという問題があります。  この山田洋行が防衛省への接待攻勢を掛けていたという報道がございます。高級牛肉やカニなどを防衛庁の多数の職員に一斉に送り付けていたと、これも一回だけではなくて盆暮れに送っていたという報道もあるわけですね。...全文を見る
○井上哲士君 是非、きちんとした調査を強く求めます。  同時に、同社と防衛庁、防衛省との関係は、この接待とともに天下りという問題があります。  現在、同社に在籍をする防衛省のOBは何人で、それぞれ最終役職はどうなっているのか、いかがでしょうか。
○井上哲士君 現在在職している人がよく分からないという答弁だったんですが、私はおかしいと思うんですね。  去年の十一月に、衆議院の決算行政監視委員会が衆議院の調査局に予備調査を命じております。その結果が今年の三月に出ているんですね。これは調査局が防衛庁にも問い合わせをしてその調...全文を見る
○井上哲士君 これは先ほど言いましたように、衆議院の調査局が各省庁に調査票を送って、それに基づく回答で作られているんです。そこでちゃんと、当時十三人在職、こういうふうに言っているわけですね。それが今こういう問題になっているときに、既に明らかにしたものも出さないというのは、私はここ...全文を見る
○井上哲士君 間に介在をすることによって一層様々な不透明なことが起きるということもあると思います。その点も含めてやはり構造的にメスを入れていただきたいんですが、こういう結果、山田洋行と防衛省との契約について、この間の金額とそのうちの随意契約の割合がどうなっているのか、明らかにして...全文を見る
○井上哲士君 民間の調査機関によりますと、同社は、航空機器部品及び防衛関連機器業界では国内有力企業の一社であるとしつつ、防衛関連では数十億円となる装備品を扱うこともあって、この受注の有無で業績が大きく変動することがあると、こう指摘をしておるわけですね。正に、防衛庁に依存をして随意...全文を見る
11月15日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  GEの代理店契約が山田洋行から日本ミライズに替わったということは御社にとって大変重大事態だと思うわけですが、言わば巻き返しのためにどのような対応をされてきたんでしょうか。
○井上哲士君 後です。
○井上哲士君 この件で政治家とか防衛省幹部に相談をしたことはありませんか。
○井上哲士君 久間元防衛大臣は昨年十二月の五日に、日本ミライズの宮崎元専務から都内のスッポン料理店で接待を受けております。席上、久間氏が宮崎氏に対して、御社の創業者である山田親子があいさつに来て、いい親子じゃないかと語ったと。宮崎氏がそれを聞きまして、山田洋行に手を出すなとプレッ...全文を見る
○井上哲士君 山田正志氏が久間さんのところにあいさつに行ったことはないという断言はできますか。
○井上哲士君 今年の六月にパリで開かれたエアショーの際に防衛省の航空課長が出席をして、GEの幹部に、Aランクである山田洋行との代理店契約を解消してなぜDランクの日本ミライズを任命をしたのかと述べたと、これがその後、省内で問題になった際に、私は大臣の指示でやっているんだと課長が答え...全文を見る
○井上哲士君 それでは、先ほどの御発言にかかわってなんですが、社長になってから二回政治家のパーティーに自ら参加をされたというふうに認められました。就任されたのは昨年の七月でありますから、一年余りのことでありまして、相手がだれだったか覚えていないというのは少し疑問なんですが、いつご...全文を見る
○井上哲士君 場所はどうでしょうか。都内でしたか。
○井上哲士君 防衛庁の長官や大臣の経験者ではありませんでしたか。
○井上哲士君 人とのつながりを大事にする商社の営業を携わる方として、私は覚えていらっしゃってしかるべきではないかという疑問は持ちます。  先ほどいわゆるお客様管理リストというようなものがあるということは認められました。この中には政治家は含まれているんでしょうか。
○井上哲士君 様々な贈答も行っているということを認められました。で、このリストで行われているんではないかという報道もあるわけでありますが、防衛省の職員に対して盆暮れなどにカニとかいろいろ贈られてきたということも言われているわけですが、そういう防衛省の職員に対する贈答というのはどれ...全文を見る
○井上哲士君 それ以前についてはどれぐらいやっていたんでしょうか。
○井上哲士君 山田洋行は、陸海空の各自衛隊ごとに部長級の担当者を置いてそれぞれが自衛隊幹部をゴルフ接待に連れ出していたと、こういう報道もあるわけでありますが、守屋事務次官以外にこうした自衛隊の制服組に対する接待も行っていたんではないですか。
○井上哲士君 そういう部長が自衛隊幹部をゴルフ接待などしていたということはあるわけですね。
○井上哲士君 じゃ、更に聞きましょう。  昨年の四月一日時点で御社には十三人の天下り職員がおりまして、そのうち十一人が防衛省からの天下りだとなっておりますが、これは御社からの要請だったのか、それとも防衛省からの依頼で受け入れたんでしょうか。
○井上哲士君 この十一人の方は防衛省の受注にかかわるような営業の部署で仕事をされているんでしょうか。
○井上哲士君 それではどういう仕事をされているんですか。
○井上哲士君 そうすると、その顧問の方が防衛省と接触をするということはないということなんですか。
○井上哲士君 営業以外で様々あるということでよろしいでしょうか。
○井上哲士君 時間ですので、終わります。
○井上哲士君 守屋証人は、宮崎元専務との宴席に同席した政治家として額賀氏と久間氏の名前を挙げられました。久間氏との宴席というのは少人数であったということでありますが、どのぐらいの規模の宴席だったんでしょうか。
○井上哲士君 どういう趣旨の席だったんでしょうか。
○井上哲士君 そうしますと、四人目のもう一人というのは、今日もう名前出ました秋山直紀さんだということで確認してよろしいですか。
○井上哲士君 費用は一体だれが出されたんでしょうか。
○井上哲士君 ということは、あなたは支払っていないということでよろしいですか。
○井上哲士君 四人で話をされたと。守屋さん、そして久間さん、そして宮崎元専務、そして秋山直紀さんという非常に軍需産業に深いかかわりのあった方々ですが、一体この四人でどういう話をされたんでしょうか。
○井上哲士君 久間氏がどういう発言をされたか覚えておられませんか。
○井上哲士君 それでは次に、CXエンジンをGEに決めるときの、あなたが議長をされていた装備審査会のときに、山田洋行がGEの代理店であるということをあなたは今日の証言でも、当時そういう認識として記憶はないと、こういうふうに言われました。しかし、今日あなたが答弁用の資料として手元に置...全文を見る
○井上哲士君 いろいろ言われますが、当日の議事録見ますと、単に儀式ではなくて、事務次官、当時のあなたは三回にわたって発言をされているわけですね。ですから、やはり当日承知をしていなかったというのは、私は極めて偽証の疑いが強いということを申し上げておきます。  更にお聞きしますが、...全文を見る
○井上哲士君 宮崎氏が来日中のアメリカの要人と食事をともにする際に呼ばれて参加したことがあるということを防衛庁の調査で認められていますが、その要人とはだれですかということです。
○井上哲士君 確認しますけれども、GEの社長とそして宮崎氏と会ったということですね。
○井上哲士君 防衛省の調査で大臣が発表された中には、アメリカ国防総省や国務省関係の要人と食事する場と言われているんですね。この場合はだれですか。
○井上哲士君 事務次官になってからもそういう席がありましたか。
○井上哲士君 防衛事務次官であれば、アメリカのそういう要人と会うのは直接申し込めばいいと思うんですね。なぜ宮崎元専務に便宜を図ってもらう必要があったのか。逆に、あなたが出ることによって宮崎さんに箔を付けるというんでしょうか、便宜を図ったという結果になったんではないですか。
○井上哲士君 時間ですので、終わります。
11月27日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  イラク戦争は、米国がイラクの大量破壊兵器保有に関する偽りの情報を世界に振りまいて、世界を欺いて開始をされた国連憲章違反の侵略戦争でありました。  五月にイラク特措法の延長が衆議院の委員会で可決をする際に附帯決議が付けられております。...全文を見る
○井上哲士君 従来の繰り返しなわけでありますが、新たな検証がどのように求められてきたのかと大変思いますが、提案者にお聞きをいたします。  米英は、安保理決議の一四四一の採決の際に、イラク武力行使の自動性というものは明確に否定をする説明を行っておりました。今も言われたこの累次の安...全文を見る
○井上哲士君 今アメリカ国内でも、最近の世論調査でいいますとイラク戦争不支持六八%、過去最高ということになっております。それから、先日、アメリカの上院がイラク駐留米軍の来年十二月半ばまでの撤退期限を条件にした戦費予算、これ下院は可決しまして上院が否決をする、その下で民主党指導部は...全文を見る
○井上哲士君 最近、ABC、BBC、NHKによる世論調査、イラク国内で行われていますが、米軍の増派作戦で治安が悪化したというのが国民の七二%、外国軍の駐留についても反対七九%と、こういう数が出ております。イラク駐留米軍のサンチェス元司令官も最近行った講演で、非現実的で楽観的な戦争...全文を見る
○井上哲士君 いわゆる治安の回復という問題も一部の停戦合意というのがある下であって、これは果たして続くのだろうかという様々な危惧はいろいろと報道をされているわけですね。  更にお聞きをしますけれども、多国籍軍の傘下の各国内でも今撤退を求める世論が広がっております。参加国は最初の...全文を見る
○井上哲士君 いずれにしましても、当初の三十三か国から二十六か国になり、縮小、撤退が続いているわけです。今、多国籍軍といいましても、総兵力数十七万における米軍以外の割合はわずか七%というのがアメリカ政府監視院の資料でもあるわけですね。こういう状況になっているわけで、こういう世界的...全文を見る
○井上哲士君 これもこの間の繰り返しでありまして、ちっとも具体的じゃないわけですね。  そこでお聞きをいたしますが、今日の午前中流れているニュースで、ブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相がビデオ回線で会談をして、米軍のイラク長期駐留の在り方などを決める二国間交渉の開始をうたった...全文を見る
○井上哲士君 これが行われれば、相当の長期駐留になるということになるわけですね。にもかかわらず、その出口戦略について具体的に語れないというのは、私は正にないということと断ぜざるを得ないと思うんですね。こういう形でこの空自のあれを継続させるわけにいかないと思います。  時間もあり...全文を見る
○井上哲士君 回数でいいますと、国連は全体の六分の一程度、物資でいいますと三十三分の一程度ですね。ですから、人員も多国籍軍、しかもアメリカが中心だと思われるわけでありますが、それが明らかになりません。  法律は、この人道復興支援活動に支障を及ぼさない範囲でこの安全確保支援活動を...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わりますが、内容も開示をしないで法律どおりに運用されていると言われても判断できないわけでありまして、さきの紹介した附帯決議でも、シビリアンコントロールに資するような必要な情報開示を行うことと、こういうふうに決めているわけでありまして、こういうこともされ...全文を見る
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法廃止法案に賛成の討論を行います。  イラクへの自衛隊派遣は、国際法違反のイラク戦争とそれに続く米軍の占領支配に加担するものであり、憲法違反は明白です。しかも、イラク戦争の大義は完全に崩れ、米軍占領支配下でイラク情勢が泥沼化し...全文を見る
11月29日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  防衛省職員の給与法の改正案は、人勧完全実施ではありませんが、現状の給与水準を引き上げる改善になりますので、賛成をいたします。  しかし、昨日、守屋前事務次官が逮捕をされ、この防衛予算に関する様々な利権の問題に国民の厳しいまなざしがあ...全文を見る
○井上哲士君 この税金を食い物にしている一つの問題が山田洋行の水増し請求であります。これはチャフだけではなくて相当広範囲にやられていたんではないかという疑いがあるわけですが、もちろん偽装した方が悪いのははっきりしているわけですが、しかしやはり税金を預かる者としてこういうものが長年...全文を見る
○井上哲士君 より良いものをよりリーズナブルな価格でと、こういうふうにおっしゃいました。果たしてそのようになっているんだろうかという疑問を私は持っております。  具体的に山田洋行の契約について聞きますが、〇二年一月から〇七年の十月三十一日の間に、中央調達分の実績は、いただきまし...全文を見る
○井上哲士君 九九・九%、今いろいろと説明もございました。お手元に資料を配っておりますけれども、百四十二件のうち一〇〇%落札率が十九件、九九・九%が九十三件と、こういう数でありますが、大臣自身はこの数字を見てどうお考えでしょうか。
○井上哲士君 私、防衛省から、この山田洋行の中央調達分について、一件ごとに入札から落札までの業者とのやり取り、経緯を示した落札等判定書というのをいただきました。非常に驚いたんですが、最初予定価格より高い金額がメーカーから出てきます。いろんなやり取り、中には十回ぐらいやるのもありま...全文を見る
○井上哲士君 そうやってこうした自衛隊の契約がいろんな特殊性を持っているということを理由にこうした問題にメスが入ってこなかったんではないかと、こう思うんですね。  さらに、イラクでの契約についてお聞きしたい点ですが、二枚目の資料を見ていただきますと、このイラクの人道復興支援活動...全文を見る
○井上哲士君 時間ですから終わりますが、外国会社との契約の場合は、あらかじめ予定価格があるのではなくて、商社が持ってくるメーカーの見積書を見て、それに輸送費や商社の手数料を上乗せして予定価格を決めると、こうなっているわけですね。ですから、結局そうなりますと正に商社言い値ということ...全文を見る
12月04日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日から新テロ特措法の審議へ入りました。しかし、守屋前事務次官の逮捕で浮き彫りになった防衛利権の問題は、果たして今の防衛省に憲法にかかわる法案を出す資格があるのかということを問うております。  そこで、私は、今日はこの問題について総...全文を見る
○井上哲士君 賄賂や接待をしていた山田洋行が受注した防衛庁の契約がどうなっているのか表にしてみました。(資料提示)  防衛省の契約実績は、中央調達分で、この間、百五十六件二百三十一億円。大半が随意契約でありますけれども、そのうち落札率が一〇〇%以上が十九、九九・九%以上が九十三...全文を見る
○井上哲士君 一方で特殊だから随意契約と言いながら、一方でシーツなどだから随意契約、見積りも取らないというのは、私は理屈が通らないと思っております。  守屋氏は、この間、自衛隊のイラクの派遣、それから在日米軍の再編、ミサイル防衛構想、そして防衛省の昇格、言わば防衛政策の大転換の...全文を見る
○井上哲士君 本当に国民の怒りにこたえる気持ちがあるのかということを、今の答弁、私は疑わざるを得ません。  そして、この山田洋行が急速に事業を伸ばす中で、宮崎元専務は、軍需情報をつかむ、そして政治家などとのつながりをつくると、こういうことで、ある組織を大変重視をいたしました。そ...全文を見る
○井上哲士君 この協会には国のお金も入っているんですね。正に社団法人でありまして、その理事をやっているということは、これは大変なやっぱり責任があるんです。よく分からないからやったということはこれは通用しませんし、ちゃんと事業報告は理事会で認めているんです。  そして、定款を見ま...全文を見る
○井上哲士君 明確に理事になっていたんです。そして、事業報告もされているんです。それを知らなかったということで逃げることは私はできないと思うんですね。  今申し上げたようなこういう在り方が適切なのかどうなのかと、その見解を聞いているんですから、お答えいただきたいと思います。
○井上哲士君 これは私、無責任だと思いますよ。全くかかわっていないどころか、ちゃんと理事をされていたんです。これは明確に残っているんですから。それは問題だと思いますよ。  じゃ、その総理自身の事実関係についてお聞きしますが、この日米安全保障戦略会議は毎年ゴールデンウイークの時期...全文を見る
○井上哲士君 恩恵を受けたかどうかということを私は問題にしているんじゃないんですね。防衛省から受注を受けている企業とそして大きな影響力を持つ政治家がこういう形で一体の組織をつくりやっているのがいいのかどうかと、こういうことを問うているんです。  この協会は大変大きな資金を持って...全文を見る
○井上哲士君 そうです。
○井上哲士君 総理自身が理事をされていて、そしてこの会には、先ほども申し上げましたように、東京地検の捜査も入ったということなわけですね。こういう関係を今やっぱり国民は癒着と見ているんですよ。ですから取り上げているんです。(発言する者あり)そして、私は、なぜ企業側が多額の寄附や会費...全文を見る
○井上哲士君 お手元に資料があるもので見ていただきたいんでありますが、これは六年間の積算をしてみました。  この日米平和・文化交流協会の主な会員企業の受注金額を見ますと、三菱重工の一兆六千九百五十一億円、川崎重工の七千九百三十五億円を始め、合計しますと六年間で四兆七千九百七十九...全文を見る
○井上哲士君 私は、今示したような構図が今起こっている利権の温床になっているんじゃないかと、その仕組みを正すべきだという、それが今、国民が求めていることだということを申し上げております。自民党の総裁なわけですから、責任があります。  私は、この問題の解明のために、この秋山直紀氏...全文を見る
○井上哲士君 委員長です。はい。
○井上哲士君 終わります。
12月06日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  九・一一テロが起き、アメリカが武力行使をしてから六年がたちました。テロの根絶を言うならば、今必要なのは、この六年間を検証して、アフガンの現状が一体何を求めているかということを冷静に議論をすることだと思います。  そこで、まず外務大臣...全文を見る
○井上哲士君 この治安問題は楽観できないと最初にお話がありました。この治安の悪化というのは国連も認めておりますし、アメリカなどによる掃討作戦によって多くの市民の命が奪われたことが憎しみの連鎖を広げてそういう事態をつくっていると私は思います。  そこで、政府は、この間こうしたアメ...全文を見る
○井上哲士君 日本の給油がこのOEFによる空爆にこの間これまで使われてきたということは認めておられるわけですね。ですから、その結果がどういうこと起きているのかということを把握をされていないというのは私は大変問題だと思うんです。  例えば、イギリスの下院の国際開発委員会にはOXF...全文を見る
○井上哲士君 今述べたルイーズさんは、こういう空爆による市民の被害がアフガン政府に対する国民の支持を破壊するものだと、こういうふうにも言われております。  この問題を衆議院で何度か議論をしたときに、大臣は、カルザイ大統領はつい最近テレビのインタビューに答えて、米軍等はアフガニス...全文を見る
○井上哲士君 このテレビインタビュー自身を大臣はごらんになっているんでしょうか。
○井上哲士君 これ、アメリカのCBSテレビのドキュメンタリー番組で、アメリカで最も人気のあるテレビニュースショーだそうでありまして、シックスティーミニッツという番組の十月二十八日放映のものです。これはネットでも見られますので、私も昨日見ました。  カルザイ氏は確かにこういう発言...全文を見る
○井上哲士君 しかし、大臣が引用された、アフガニスタン国民を助けるために駐留をしているというところで切るのと、その後に続けられた、つまり、これまでのことはいろいろあった、しかしなぜ今五、六年たっても空軍力が必要なのか全く理解できないということに私は大統領の思いは込められているし、...全文を見る
○井上哲士君 大統領はこの後に、軍事力、空軍力使用の代替策を要求したい、文書で明確に述べたと、こう言っているんですね。要するに、もう空爆、空軍力は使ってほしくないということをはっきり言われているんです。そのことを私どもは衆議院でもずっと言ってまいりました。実際、アフガン政府がこの...全文を見る
○井上哲士君 私は今空爆や様々な掃討作戦について先ほどから聞いているんですね。OEF参加国とカルザイ政権の間で犠牲者をどうやって少なくするかという話合いが行われていると言われました。これは先ほど紹介した五月の声明で言われているわけですが、それから半年以上たっているわけで、じゃ具体...全文を見る
○井上哲士君 実際にはこの十一月にも市民の犠牲がありまして、十一月の二十六日、多国籍軍が道路建設作業員の野営地を空爆をして作業員十四人が死亡したと、こういう報道もあります。結局収まっていないんです。  この先ほど紹介したCBSの番組は、現地に行って取材をしています。今メディアが...全文を見る
○井上哲士君 過ちはあるというお話でした。  これ、衆議院での議論を聞いておりますと、これは石破さんの、大臣の答弁でありましたが、精密誘導兵器を使ってできるだけ民間人犠牲を少なくしていると、こういう答弁もあったんですね。しかし、今も誤爆はあります、本当に誤爆だけなんだろうかと、...全文を見る
○井上哲士君 この番組は、そのインタビューを大臣が答弁に使われましたので、私もこの番組を使って言っているんですけれども、今申し上げたことは、更にもう一人の証言がありまして、アメリカの国防総省でイラク戦争開始時に重要目標設定の責任者だったというガルラスコ氏というのが登場されます。彼...全文を見る
○井上哲士君 我々は、テロの根絶のための取組というのは必要だと思っています。しかし、現実にはそういう今のやっているようなやり方が国民の言わば憎しみの連鎖を広げてテロの温床をつくり、結局市民の中にいるということは、そういうテロリストをかくまったりするような、かくまうといいますか同調...全文を見る
○井上哲士君 掃討作戦にかかわるような給油活動をやめてということであります。  以上です。
12月11日第168回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、日本郵政株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の株式の処分の停止等に関する法律案に対する賛成の討論を行います。  賛成の理由を述べます。  法案にあるように、国が日本郵政の株式を一〇〇%保有し、日本郵政がゆうちょ銀行、かんぽ保険の株式...全文を見る
12月13日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  山田洋行による水増し請求が次々と発覚をし、本当に許すことができません。しかし同時に、外国メーカーによる商社の介在した輸入だけに問題はとどまっておりません。これ、九〇年以降発覚をした国内メーカーからの調達に関する水増し請求をまとめました...全文を見る
○井上哲士君 防衛省の側にも問題があるという御答弁でありました。  そこで、具体的に聞くんですが、防衛大臣にお聞きしますが、こういう水増し請求を行った企業に対しては、山田洋行には刑事告発という話がありましたが、過去のこうした企業に対しての刑事告発というのは行われたんでしょうか。
○井上哲士君 これ驚くんですね。これだけ国民の税金が食い物にされる巨額のことがやられておきながら、刑事告発は一度もされておりません。  それで、更に聞くんですが、では、行政処分としてのいわゆる取引停止処分というのは当然行っていると思うんですが、これはいかがでしょうか。
○井上哲士君 ところが、私非常に調べて驚きました。この契約の書類が残っているのは二〇〇〇年以降なんですが、これで調べますと、取引停止になっている、水増し請求によって、その期間中に、その取引停止になっているすべての企業がちゃんと受注をしているんです。これは合わせますと百六十一件、七...全文を見る
○井上哲士君 その真にやむを得ない場合というお話がありました。しかし国民は、例えば談合なんかで取引停止処分ということになりますと、全く切られていると思っているんですね。しかし、現実には先ほどあったように、大臣自身がほとんど取引停止の効果がないんではないかと、こういう具合に言われる...全文を見る
○井上哲士君 そんな人ごとのように言われますけれどもね、そういう理解できないようなことが放置されているというのが今の問題なんです。  更に言いますが、これらの会社は防衛省からずっと天下りが行っております。一九九五年以降で見ますと、例えば日本工機は三人、日本電気は二十四人、日本無...全文を見る
○井上哲士君 ところが、先ほど日本電気も言いましたけれども、実際にはそれが終わりますとどどっと大量に天下りを行うということになっているんです。これはこの防衛省の調達実施本部事件の一番の核心点だったんですね。あの事件は何だったかといいますと、水増し請求が発覚をした、その企業に対して...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わります。
○井上哲士君 午前中に続きまして、防衛省疑惑について質問をいたします。  この場所での証人喚問も含めまして、当委員会でこの疑惑解明に当たってまいりました。が、この間の報道を見ておりますと、例えば守屋氏は、実はゴルフ代は払っていなかったという供述をされているようでありますし、山田...全文を見る
○井上哲士君 それは、防衛省が聞いたけれども答えなかったということですか。それとも聞いていないんですか。
○井上哲士君 山田洋行はアーミテージ氏とのコンサルタント契約を結んでいるということは米津氏がこの場所で参考人として述べられました。報道では、アーミテージ氏と側近の会社に過去七年間で約一億一千万円のコンサルタント料を払っていたということもあるわけでありまして、これは私は非常に大きな...全文を見る
○井上哲士君 山田洋行が職員に対する贈答品攻勢を掛けていたということも言われておるわけですね。百人の贈答名簿を作って、宮崎氏が自ら最終審査をしていたと。名簿作成にかかわった元社員の証言として、高級牛肉やカニ、新巻きサケなど、最低ランクでも一万円で、ランクごとに万円単位で上がってい...全文を見る
○井上哲士君 その中で、今言ったような贈答品を受けていたという例は明らかになっているんでしょうか。
○井上哲士君 この点も米津氏は、倫理規程ができて以降はやっていないと、ここの場で参考人として言われているわけでありまして、この点が事実なのかどうかということも私はきちっと明らかにする必要があると思っていますので、是非早く調査をしっかりやっていただいて明らかにしていただきたいと思い...全文を見る
○井上哲士君 必要な情報交換はやったらいいんです。しかし、これほど大規模な懇親会は初めてと関係者も言っているような催しを今これだけの問題になっているときにやるという感覚が私には分かんないんですね。  そもそも倫理規程というのは、まあいろいろ細かく決めてあります。しかし、元々は国...全文を見る
○井上哲士君 必ずしも関連はと言われましたが、例えばアイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッドというところがありますが、これはやはり受注はすべて海自関係のことに、ほとんどが海自になっております。ここも、天下りを見ますと、防衛庁承認でいいますと、二人の方、いずれも一等海佐出身でありまし...全文を見る
○井上哲士君 組織維持に終わることなく、きちっとメスを入れることを求めまして、質問を終わります。
12月20日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、アフガンでの戦略を見直す声が派兵各国でも相次いでいることに関連してお聞きをいたします。    〔委員長退席、理事浅尾慶一郎君着席〕  イギリスのブラウン首相は十二日の下院での質疑で、反政府勢力の壊滅を目指した軍事中心の手法...全文を見る
○井上哲士君 これはアメリカ国内でも様々な見直しの声がございます。十一月の二十五日付けのワシントン・ポスト紙は、米政府、アフガニスタン戦争の進展は限定的と認めると、こういう見出しの記事でありますが、この中で、アフガニスタンはどこに向かっているのかという点をめぐる米軍と米情報機関当...全文を見る
○井上哲士君 様々な見直しの声や見方の違いがある中でも軍はそういう方向を取っているということだと思うんですね。  ただ、このワシントン・ポストの記事は、過去のどの年よりも多くのタリバンの指導者と兵士を殺害したというNATOの軍の将校の発言を紹介しています。その上で、そういう発言...全文を見る
○井上哲士君 私、申し上げましたのは、アメリカの国務省がそういう見解を出しているだろうと、しかしイギリスなども、例えばイラクから撤退したんだからもっと増やせというような声もある中で現状維持ということが先ほどございました。いずれにしても、ブラウン首相はそういう和解を促進させる戦略に...全文を見る
○井上哲士君 給油活動については、この間の質疑の際にも申し上げましたが、アフガンの国民の多くは日本が給油活動に参加していることは知らないという美しい誤解があるというのはNGOの皆さんからも度々出ていることでありまして、むしろ、そうした掃討作戦の支援につながる給油活動をしていたとい...全文を見る
○井上哲士君 私は、日本がお手伝いすべき一番大事なことは、やはりこの無辜の住民を奪ってテロの温床を拡大しているような掃討作戦がそういう和解プロセスの明らかな妨げに今なっていると思うんですね。それをやっぱりやめさせていくということに日本が一番お手伝いすべき中身があると思うんです。 ...全文を見る
○井上哲士君 この間の質疑でもあったんですが、五月ぐらいからその協議が始まっているんですが、いまだに同じような事態が続いているわけですね。ですから、私は、当事者じゃないから口を出せないということじゃなくて、しかるべき物を言うべきだと思います。  イスラエルによるレバノン国内のヒ...全文を見る
○井上哲士君 国際人道法というのは、そういう戦争の種別にかかわらず、これひとしく適用されるんですよ。ですから、国連決議が存在するとか国際社会の賛否など、武力行使の正当性の議論にはかかわらず無辜の市民が犠牲になるようなことをやってはならないというのが国際人道法だと思うんですね。イス...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わりますが、現にカルザイも、この間も紹介しましたように、空爆ストップということを言っているにもかかわらず、現に無辜の市民の犠牲は続いているわけですから、私は日本としてきちっと物を言うべきだということを重ねて申し上げまして、質問を終わります。     ...全文を見る
12月25日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。今日はありがとうございます。  一九九八年の調達実施本部背任事件の後に、防衛調達の制度調査検討会というのが九回にわたって行われております。当時の議事概要を見ておりますと、第五回の検討会のときに防衛産業四団体からの意見の聞き取りというのが行...全文を見る
○井上哲士君 当時のその四団体の意見を見ますと、例えば航空宇宙工業会、改革施策が企業側のコスト増、業務量の増大につながるようなことは極力避けてほしい。それから、日本防衛装備工業会、防衛調達の公正性、透明性に力点が置かれ過ぎていることから、防衛上の観点と両立させて検討を進めていくべ...全文を見る
○井上哲士君 この調本事件のときは、水増しが明らかになって、その過払い分の手加減を条件にして天下りを受け入れろという背任行為だったわけですね。今日もこの受注と天下りを通じた防衛省と企業の癒着構造があるんではないかという国民のまなざしがあるわけですが、御社も含めてこの委員会に加盟す...全文を見る
○井上哲士君 実際は、顧問とかというところに就いて、余り会社に出勤することもなく、むしろ現役との顔つなぎであるとか情報収集とか、言わば営業というんでしょうか、そういう仕事に就く場合が多いという批判があるんですが、この点、実態はいかがでしょうか。
○井上哲士君 先ほども話題になりました日米平和・文化交流協会についてお聞きをします。  御社も含めて、防衛生産委員会に所属をする企業の多くがこの交流協会に参加もしておりますし、それから、安全保障戦略会議を見ておりますと、今年もそうですし、〇三年当時でいいますと経団連の防衛生産委...全文を見る
○井上哲士君 ただ、軍需企業、防衛企業が相当の会費や寄附金を払って運営をされ、その下で日米の防衛関係の政治家が議論をするという在り方がやはり政治と企業との癒着構造というような批判があるわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
○井上哲士君 時間ですので、終わります。
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  この間、防衛装備品の受注をめぐって国民の税金が食い物にされている実態が明らかになる中で、それを生み出す構造的な問題について様々お聞きをしてまいりました。  今日はその点について更にお聞きしたいと思いますが、まず、試作品の試験などCX...全文を見る
○井上哲士君 今技術支援制度というのがあったわけですが、このCXの開発に伴う試験の場合は、川崎重工が受注をしているかと思うんですが、この間、延べ何人がそれに参加をしているでしょうか。
○井上哲士君 メーカーが自分たちの造った試作品、それを国が試験をする際に製造したメーカーの側が参加をするというのはなかなか理解のしにくい話なわけですね。  先ほど少しお話があったわけですけれども、なぜこういうような制度が取られているのか、お願いします。
○井上哲士君 従来は労務借り上げ制度というふうにずっと呼ばれてきた制度だと思うんですね。防衛省から企業への天下りとかいろいろあるわけですが、この場合は労務借り上げという形で、民間の受注している主に企業側から試験の場に技術者を借り上げるというやり方がずっと行われてきた。  私は、...全文を見る
○井上哲士君 二〇〇〇年以降でいいますと、二十八万人の方が労務借り上げという形になってきているということなんですね。  技術開発本部で開発をされたプロジェクトというのは、通常、量産段階に移行しますときにはこの研究開発を担当した企業が選ばれるということになるわけで、試作品の試験に...全文を見る
○井上哲士君 宿泊費といいましても、スイートルームに泊まるわけじゃありませんから、そんな大きな金額に私ならないと思うんですが。  技術者一人当たりの平均的なものと言われました。しかし、例えば〇六年の最高でいいますと一日十四万ということでありますから、例えば二百日の労働といたしま...全文を見る
○井上哲士君 この十月から名前は変わったということでありますが、先ほど言いましたように、一番高いのでいいますと十三万九千五百円という、非常に国民には理解できないような高額になっているわけですね。そして、技術者の平均ということを言われましたけれども、それを言っても私は納得できる金額...全文を見る
○井上哲士君 見直しをされたと言いましたけれども、じゃ、今年度の契約分についてはその単価というものが圧縮されるということになっているんでしょうか。
○井上哲士君 是非今日の質問に間に合うように調べてくださいということを先週から申し上げておったんですけれども、出てこないということでありまして、果たして本当に改善がされているのかということを私は大変疑問に思っておりますし、単にこれは高いだけではない、やっぱりこういう仕組み自身がい...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わりますが、やはり国民の目線であらゆる分野について抜本的にメスを入れるべきだと申し上げまして、質問を終わります。
12月27日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  前回に続きまして、防衛省技術研究本部における労務借り上げの問題について聞きます。  我が党は、この制度が癒着の温床になっているんではないかということをかねてから指摘をしてまいりました。そして、日当が余りにも高いんではないかということ...全文を見る
○井上哲士君 お手元の資料ありますように、十一月までの契約状況を出しております。防衛技術協会を除く全体の契約件数は三百七件ですから、結局、競争入札による落札というのはわずか一・六%ということでありますから、全く改善になっていないと言わざるを得ない状況なんですね。しかも、入札によっ...全文を見る
○井上哲士君 競争的な契約について、確かに形は整えられたんだと思うんです。しかし、結果としてやはり一・六%しか競争による指名ということになっていないという状況があるわけでありまして、じゃ、この間の様々な防衛省のいろんな不祥事のたびに組織はいじる、形はいじるけれども中身が整っていな...全文を見る