井上哲士

いのうえさとし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

井上哲士の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  最初に、大問題になっている森友関係の公文書の改ざんについて両大臣から認識をお聞きしたいと通告をしておりましたが、午前中の衆議院の安保委員会でも、先ほどの議論でも、同じ答弁が行われました。もう時間もありませんのであえて質問いたしませんが...全文を見る
○井上哲士君 使いやすい小型核兵器の開発を評価しているのかどうかということは御答弁がありませんでした。  盛んに現実、現実と言われるんですけどね、だから抑止力が必要だと言われます。しかしですね、現実と言うならば、広島や長崎で起こったあの非人道的な惨禍こそ我々が直面した現実なんで...全文を見る
○井上哲士君 オバマ前政権の核政策担当の特別補佐官だったジョン・ウォルフスタールは、新しいNPRは核兵器使用のハードルを下げて、誤解や偶発的な使用のリスク、敵対国との衝突の可能性を高めるものだと、こういうふうに指摘しているんですよ。  私は、今の河野大臣の答弁は、核兵器増やせば...全文を見る
○井上哲士君 これは、この問題が報道された二〇〇九年、私も質問したんですけど、当時、民主党政権になっておりました。当時の岡田外務大臣は、この協議自身は前の政権のことだったと言って、踏み込んだ答弁はされなかったんですね。  このほど、この当時の日本が行った文書発言、そして同委員会...全文を見る
○井上哲士君 信頼性とはどういうことなんですかね。  お手元に、ジョン・フォスター諮問委員会委員の議会証言をお配りをしておりますが、彼は、このときの議論について、特に日本の代表は、アメリカの核の傘としてどんな能力を保有すべきと彼らが考えているかについてある程度まで詳細に説明した...全文を見る
○井上哲士君 正面からお答えがありませんでした。非核三原則は単なる政策じゃないんです。衆参の本会議の決議にも国是として書かれているんですよ。それを一政策なんて言うのは全く間違いであります。  更に言いますと、お手元の資料三枚目を見ていただきますと、アメリカの団体、憂慮する科学者...全文を見る
○井上哲士君 今日の、先ほどの沖縄の核の問題も秋葉氏が発言をしていると、こういうことでありますが、是非、間接じゃなくてちゃんとこの場に来て、違うのなら違うとしっかり言っていただきたいと思うんですね。そして、これは国是であることと全く違うことを外交官が他国に対して協議の中でもしゃべ...全文を見る
○井上哲士君 二〇〇九年の諮問委員会でも、正式の議事録はないと言いながら、実際にはその場で国民の願いとも日本の非核三原則とも全く反することが述べられていたと。それがアメリカ側の議会証言にも出ているわけですよ。だから、今回もそうじゃないかと。だって、アメリカのNPR、あんな核軍拡の...全文を見る
03月22日第196回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  インドネシアの西ジャワ州でのインドラマユ石炭火力発電所事業についてお聞きいたします。  外務省とJICAはインドネシア政府とともにこの事業をODAで推進をしておりますが、まず計画の出発から契約などの事実関係、そして現在までの経緯につ...全文を見る
○井上哲士君 エンジニアリング・サービスの借款契約について、貸付けの実行状況はどうなっているでしょうか。
○井上哲士君 全体十七・二七億円の契約と承知しておりますが、お手元に毎日新聞の二月二十八日付けを配付をしておりますが、この事業をめぐって現地で激しい反対運動が起きております。建設予定地の周辺には非常に豊かな農地が広がっていて、地権者の下で小作農が営まれております。隣接地に既に火力...全文を見る
○井上哲士君 懸念を累次伝えているということでありますが、元々も、この国際環境NGOのFoE—JAPANの調査によりますと、現地ではこのインドネシアの公共事業の土地収用法に基づいて行われた住民協議に、当初、地権者とか宗教リーダー、村長など、選ばれた者しか招待されなかったと。農民や...全文を見る
○井上哲士君 本体のときにはこの適合が考えられるけれども、今のこのES借款のときにはいいんだと、こういう話でありますけどね、現地では既に様々な被害が起きているわけですね。声が上がっているわけですよ。私は、これはやっぱり問題だと思うんですね。  補償の点でも様々な問題があるとされ...全文を見る
○井上哲士君 懸念は累次伝えているとおっしゃいますけれども、やっていることは違うんですよ。  この本件の環境アセスメントが不備だとする住民の訴えに対して、昨年の十二月の六日、バンドン行政裁判所が環境許認可の取消し判決を言い渡しております。ですから、これ、上級審で判決が変わらずに...全文を見る
○井上哲士君 それはその判断、おかしいと思いますよ。  ガイドラインに合致しない状況とか人権侵害と指摘される事案が発生をして、かつ、この環境許認可を違法とする判決も出ているわけです。ですから、先ほど言われた二〇一〇年九月の時点のJICAの実行可能性調査の完了時点、それから一三年...全文を見る
○井上哲士君 少なくとも判決が確定するまでは私は中止すべきだと思いますね。そして、本体についてもおよそ認めるようなものではないと思っております。  最後、外務大臣、お聞きいたしますけど、そもそも石炭火力発電の推進はパリ協定にも全く整合しないものでありまして、これを成長戦略などと...全文を見る
○井上哲士君 時間ですから終わりますが、先ほど言いましたように、有識者会合の提言は、石炭火力発電は最新のものであったとしてもパリ協定に整合しないと言っているわけですから、この提言をしっかり生かしていただきたいと思います。  以上、終わります。
03月23日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  この間、米軍機の墜落や部品落下事故が相次いでおることは重大でありますが、それだけではなくて、海上でも米軍艦船の事故が連続をしております。  お手元に資料を配っておりますけれども、座礁事故を起こしたアンティータム、衝突事故を起こしたフ...全文を見る
○井上哲士君 この海保とは別に、事故原因の究明調査については運輸安全委員会が行っておりますけれども、同委員会は、アメリカ側と調査協力を行って調査資料の提供を受けております。  調査協力を求めた理由、それから提供を受けるまでの経緯、提供を受けた資料の内容、これまでこういう米艦船事...全文を見る
○井上哲士君 事故原因を究明するためには両方の船の状況を把握することが必要であり、そのためにこの協力が行われた、当然のことだと思うんですね。  刑事事件を問う場合も、両方の船の捜査が必要になります。事故捜査の基礎である艦体の衝突跡などの検証、それから被疑者や関係者の事情聴取、そ...全文を見る
○井上哲士君 中身を明らかにしろと言ったんじゃないんですね、どういう捜査ができたかというのを聞いているわけで。  アメリカ海軍の作戦部長のアーコイン中将は、昨年六月十八日の記者会見で、日本の捜査機関に対して必要であれば協力すると述べているんですよ。ところが、第三管区の海上保安本...全文を見る
○井上哲士君 氏名は特定できたんですか。
○井上哲士君 氏名も特定できなくて送致して、何でそれで捜査がちゃんとできたと言えるんですか。  両方の船がぶつかって事故が起きているわけですから、そのことをきちっとやってこそ、私は捜査を尽くしたということが言えると思うんですね。両方の船をちゃんとやってこそ、過失の責任も的確に明...全文を見る
○井上哲士君 お手元の資料二にこの報告書の抜粋を付けておりますけどね。今もありましたけど、ルールも知らない、レーダーを扱う基本的知識もない、安全な速度で航行していない、衝突回避義務を怠った、そして、疲労があったけれどもそれを回避するような手当てが行われていなかったと。  驚くべ...全文を見る
○井上哲士君 これまでも様々な協議をしてきたということでありますが、昨年一年間だけでこれだけ起きているという、やっぱり異常な事態だと思うんですね。  実は、アメリカの政府監査院は、去年の五月の時点で米軍に、米海軍に勧告しているんです、一連の問題について。その後にこのフィッツジェ...全文を見る
03月26日第196回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  北朝鮮の核・ミサイル問題の解決へ米朝の首脳会談が開催が表明をされました。対話による解決を主張してきた党として歓迎をいたします。そして、圧力とともに対話での解決を求めてきた国際社会も今歓迎をしております。首脳会談が危機の打開、緊張の緩和...全文を見る
○井上哲士君 現実と言われましたけれども、現実と言うならば、広島、長崎での非人道的なあの惨禍こそ現実なわけですね。  核態勢の見直しには、抑止が失敗した場合のアメリカの目標の達成ということも明記をされました。それが何をもたらすのかと。オーストリアの代表は、昨年の国連総会の第一委...全文を見る
○井上哲士君 言葉では遵守すると言っていますよ。だけど、アメリカなどの核保有国がこの義務を守らないからこそ多くの国々がもう我慢できないということで核兵器禁止条約を作ったわけですね。今度の態勢は、守らないどころか逆行しているわけですよ。小型の核兵器、これ促進をする、そしてさらにはC...全文を見る
○井上哲士君 記録は作成していますね、記録。
○井上哲士君 どんな情勢でこの戦略体制委員会がつくられたのか。この前の年の十一月にオバマ大統領が初当選をいたしました。核兵器のない世界を目指して四月にはプラハで演説をする。世界でも日本でも核兵器廃絶への大きな期待が高まっていたわけですね。その中でオバマ政権が核兵器の大幅削減を模索...全文を見る
○井上哲士君 アメリカ側からはいろいろ発言されているんですよ。  例えば、この諮問委員会のメンバーであるジョン・フォスター氏が、議員が、同年五月七日のアメリカ上院軍事委員会の公聴会で証言しています。特に日本の代表は、米国の核の傘としてどんな能力を保有すべきだと自分たちが考えてい...全文を見る
○井上哲士君 トマホークの廃止は反対なので、明確に述べているんじゃないですか。  私は、被爆者や日本国民の多数がオバマ政権の核削減に歓迎をしていたときに、国民に隠れてアメリカに対して全く逆のことを言っていた、核削減反対をしていた、これは本当に許せないと思うんですね。  しかも...全文を見る
○井上哲士君 このアメリカ側のメモについて、当時委員の一人であったモートン・ハルペリン元アメリカ国防次官補代理も、このメモは自分が当時受け取ったものだ、責任あるスタッフによって書かれた信頼できるメモだと、こう言っているんですよ。  さらに、今、来日中のアメリカの団体、憂慮する科...全文を見る
○井上哲士君 今、この委員会は対外的に明らかにしない前提だと言われました。しかし、先ほども言いましたカラーキー氏は、先日の懇談で、この答弁は間違っていると明確に言われました。カラーキー氏は、この委員会は連邦議会の法律によってつくられた委員会であって、今はアメリカ平和研究所が情報を...全文を見る
○井上哲士君 沖縄タイムス、三月十九日は、これを裏付ける報道をしております。オバマ政権の国家安全保障会議担当者の証言として、意見聴取はオンレコだった、しかし、後に日本側の要望でオフレコ扱いに変更された、秋葉氏の発言の詳細を記した議事録はアメリカ政府内で共有されたと、こういうふうに...全文を見る
○井上哲士君 同じ答弁繰り返さないでくださいよ。  今、外務省が情報提供を求めれば向こうは開示すると言っているんですから、求めてくださいと言っているんですよ。何で求めないんですか。
○井上哲士君 公式な記録、言っているんじゃないですよ。  私が先ほど示したような様々な概要メモであるとか手書きメモであるとか、それ全部残っているんですから、だから出てきているんですからね。これ、委員会の情報の管理をここはやっているわけですから、これを求めないということは、結局、...全文を見る
○井上哲士君 二〇〇九年の意見聴取で、秋葉氏らが主張したトマホークの退役反対、こういう内容は今回のNPRに盛り込まれました。日本はすぐに高い評価を与えたわけですね。  当時、戦略体制委員会の議長だったペリー元国防長官は、トマホークの退役の懸念を示した秋葉氏の発言を覚えている、ト...全文を見る
○井上哲士君 ですから、国民の前には何にも明らかにならないんですよ。〇九年の協議のように、国民の声、被爆者の声に反して、核削減は反対だとか、こういうことがやられてもさっぱり分からないということになっております。  この日米拡大抑止協議はNATOを念頭として始まったわけであります...全文を見る
○井上哲士君 外交防衛委員会と同じ答弁なんですね。  私が聞いているのは、非核三原則とこのニュークリアシェアリングが相入れないんじゃないかと、そのことを明確に答えていただきたい。そして、大臣は当時ブログで言われていますけれども、今も検討すべきお考えなのか、そのことを明確に答えて...全文を見る
○井上哲士君 これは外防委員会でも言いましたけど、単なる政策じゃないんです。衆参の本会議でも決議を上げられている国是なんですよ。  そして、今、検討もされていないと言いましたけれども、アメリカの団体、憂慮する科学者同盟の二〇一三年十一月のレポートには、秋葉氏がこの同盟に語ったこ...全文を見る
○井上哲士君 あのね、記憶にない、資料がない、あっても出せない、どこかで聞いたような話ですよ。結局、この間政府がやってきた様々な隠蔽と同じ姿が、この核兵器という、日本にとって、被爆者にとってこれほど大事な問題でまた行われている。私は本当に怒り感じますよ。  この本委員会に秋葉氏...全文を見る
○井上哲士君 核兵器禁止条約に日本政府が反対をしたことに対して、昨年八月九日、長崎の祈念式典で被爆者の方が総理に面と向かって、あなたはどこの国の総理なのかと、こう言いました。私も言いたいと思うんですね。今、国民の知らないところで、被爆者や国民の願いである核兵器のない世界の実現、そ...全文を見る
○井上哲士君 河野大臣からは何も明らかにされていません。  国民も被爆者も全く納得しておりません。真実の資料の提出を求めて、質問を終わります。
03月29日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  この在外公館の法案には、今も議論ありましたけれども、NATOに代表部を置くことが盛り込まれております。NATO自身の政策の変化やNATO間との協議もあったかと思いますが、この代表部を置く提案に至った経過について、まず御説明いただきたい...全文を見る
○井上哲士君 NATOは、条約の第五条で、締約国に対する武力攻撃は全締約国への攻撃とみなすと規定をして、集団的自衛権を行使することを明記した軍事同盟であります。  二〇〇〇年の四月に採択をした新戦略概念において地域の危機だと判断すれば他国への軍事行動を行う方針も宣言をして、コソ...全文を見る
○井上哲士君 EUだけ言われましたけど、各国にも大使館あるわけですね。様々な協力の強化ということはその外交関係においてやられるべき問題でありまして、こういう軍事同盟に代表部を置くということが憲法の平和原則に果たして相入れるのかということであります。  先ほど答弁ありました、この...全文を見る
○井上哲士君 現時点においてと、こういうお話であります。  衆議院の答弁では、国別のパートナーシップ協力計画がある、いずれにしても憲法の枠内で協力する分野があるんだということが何度も答弁されておられました。しかし、憲法の枠内で協力と言いますけど、この憲法の解釈を勝手に変えて、そ...全文を見る
○井上哲士君 二〇一四年の九月の四日にNATOの首脳会談の分科会で、坂場三男駐ベルギー大使が出席をして発言をしておりますけれども、七月に集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をしたということを説明をして、この閣議決定でNATOとの連携強化も後押しすることになるというふうに言われてい...全文を見る
○井上哲士君 今ありましたように、安保法制に定められた、例えば重要影響事態安全確保法に基づく後方支援活動であるとか、国際平和支援法に基づく協力支援活動、NATOを母体とする活動も排除されないわけですね。  これ、あの安保法制の議論のときにも随分ありましたが、例えばPKO法改定を...全文を見る
○井上哲士君 そういう安保法制ができた下でNATOとの協力を強めるということはこうした軍事協力の面での強化ということにつながるんじゃないですかと聞いておるわけですけれども、いかがでしょうか。
○井上哲士君 現時点においてと強調されますけれども、そういうことが可能になっていくような法制を作っているわけですね。  アメリカ海軍の制服組のトップのグリナート作戦部長が二〇一四年に日本で講演して、この安保法制整備の先ほどの閣議決定を機に、将来的にはNATO軍と同様の共同作戦を...全文を見る
○井上哲士君 今ありましたように、NATOは、ソマリア沖における海賊を掃討するという目的を達成したということで、この年の十二月にこの作戦を終了をしております。  このアデン湾での海賊事案は、二〇一一年が最高だったと思いますけれども、それ以降どういうふうに件数は推移をしているでし...全文を見る
○井上哲士君 激減をしているわけですね。  NATO軍が撤退をしたように、日本が派遣をしたときとは情勢は激変をしたわけですけれども、日本は引き続き派遣をしております。  海上交通の安全確保と自衛隊の活動というのはずっと国会でも議論がありました。一九八〇年代の初めには、いわゆる...全文を見る
○井上哲士君 原因である貧困が解決されていないとか、ソマリアの海賊取締り能力も不十分だと言われました。ですから、我々当初から、そういう貧困の解決とか、そして海賊対処能力強化のための協力したらいいじゃないかと、なぜ自衛隊が行くんだということを申し上げていたわけですね。今こそその方向...全文を見る
○井上哲士君 私は、二〇一五年に大臣に、これ事実上の海外基地なのに何で活動拠点と呼ぶんだというふうに質問しましたら、大臣は、あくまでも現状の派遣海賊対処行動航空隊の活動のための拠点という考え方で置いておりますので活動拠点と呼ばせていただいておりますと、こういう答弁だったんですね。...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党を代表して、在外公館法の一部改正案に反対の立場から討論を行います。  本法案の内容には、外務公務員の在勤基本手当の基準額の改定、子女教育手当の支給額の改定及び在ダバオ総領事館の新設が含まれ、これらはいずれも必要な措置と認められるものですが、同時に、NAT...全文を見る
04月05日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  国会に対して防衛省が、ないとしていたイラクの日報が実はあったということが二日の会見で明らかになりましたが、さらに昨日、研究本部で発見されたのは昨年三月二十七日であったという驚きの会見であります。実力組織である自衛隊が大臣や国会を欺いて...全文を見る
○井上哲士君 昨年の南スーダンのときも、当時の稲田大臣は、私が指示したから探して出てきたんだと、そういうことを何遍も言われましたよ。しかし、その裏で、実は陸幕にあったものは隠されていたと。私、同じこと繰り返されていると思うんですね。シビリアンコントロールやっているやっているといい...全文を見る
○井上哲士君 私、言いたいのは、特別監察をやられていても、実際にはこのイラクでも同じように新たな隠蔽が行われていたと。自分たちは、そういうことは文書管理のミスしかなかったと、こういう認識で全く変わっていなかったということですよ。そのことを見てメスを入れるということが私は大臣は必要...全文を見る
○井上哲士君 つまり、陸幕は知っていた可能性があるということになるわけで、一層私は深刻な問題だと思います。南スーダンで起きた、その特別監察を受けている、その陸幕が知りながら全体として隠蔽をしていたという可能性がある。極めて深刻な問題であります。  昨年三月に知りながら大臣に報告...全文を見る
○井上哲士君 文書管理上の取扱い、つまり、何年保存とかはどうなっていますでしょうか。
○井上哲士君 つまり、両方とも公文書だったということですね。
○井上哲士君 南スーダンの日報の隠蔽のときは用済み後廃棄することになっていたと。しかし、それを探してみたらあったと。しかし、これは個人データであって行政データじゃないから公表しないことにしましょうと、こういう話になったわけですね。  今回は、これ明確な公文書なんですよ。今言われ...全文を見る
○井上哲士君 公文書として保存してあってもどこにあるのか分からないと、何のための公文書保存かということになるわけです。よっぽどずさんなのか、それとも意図的に隠してきたのかということが問われると思います。  陸幕から統幕、統幕から大臣への報告は合わせて二か月半掛かっているわけです...全文を見る
○井上哲士君 私、去年の特別監察の経過を見れば、陸自に実はあったということが判明して大臣に報告するまでの間、事務次官を含めて何回も協議しているんですよ。それを今回あなただけが判断をしたという先ほどのことは、全く私は信用できません。そのことは申し上げておきたいと思いますが。  さ...全文を見る
○井上哲士君 つまり、二十日の大臣の答弁の時点では、まだこの研究本部については調査をしていなかったということでありますが、これ、研究本部は海外派遣部隊のデータを全部保存しているわけですよ。一番あるところじゃないですか。なぜここを除いたんですか。
○井上哲士君 いやいや、ここにデータがあるんですよ。誰でも知っている話ですよ。そこを意図的に除いたんじゃないですか。  そして、しかも、そういう調査がまだ、つまり終わっていないにもかかわらず、大臣はイラクに関しては日報は残っていないことを確認しておりますと断言をしたんですよ。こ...全文を見る
○井上哲士君 何でこういう答弁を行ったかと。これ、当時、南スーダンの日報が実は陸自にあったと、それをどう隠すかというその協議の真っ最中だったわけですよ。  この特別防衛監察の報告書を見ましても、二月の十五日に陸幕長や統幕長、事務次官が協議して、陸幕にあったものはこれはもう個人デ...全文を見る
○井上哲士君 そんなこと言っているんじゃないんですよ。二月二十日の段階で調査もまだ終わってもいないのに、ないと断言をしたと、その背景には南スーダンの陸自にあったことを隠す相談を幹部でしていたと、その結果じゃないんですかということを言っているんですよ。  この問題は更に追及してい...全文を見る
○井上哲士君 当時の事態を明らかにするために、当時の稲田大臣の参考人の招致を求めたいと思いますが、よろしくお願いします。
○井上哲士君 今回の問題は、財務省の森友での改ざん、名古屋市の中学校への文科省による介入、東京労働局長がマスコミに対する調査権かざした脅しなど、今、安倍政権の下での隠蔽、暴走が、その一つだと私は思います。  極めて重大な問題だということを重ねて指摘をして、質問を終わります。
04月10日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  イラクの日報問題についてお聞きをいたします。  先週木曜日も質問いたしましたけれども、シビリアンコントロールの根底が問われているという質問をいたしますと、大臣は、シビリアンコントロールが機能しているからこそ新たに日報が発見されたんだ...全文を見る
○井上哲士君 先人、戦前の教訓も踏まえて、国民の要請が末端までしっかり届くことが必要だと、そういう答弁がありました。  そこで具体的に聞いていきますが、今回問題になっています陸自や空自の派遣部隊の日報というのは、どういう目的で、どういう法令、規則に基づいて作成され、どの部署宛て...全文を見る
○井上哲士君 内部規則、具体的にはどういう規則でしょうか。
○井上哲士君 実力組織である自衛隊が憲法や法律に反することなく活動しているのか、主権者国民そして国会が監視、検証をするというためにはしっかり開示をされなくてはならないものであります。ところが、それに反する扱いがされてきたわけですね。  この間、陸自の研究本部で次々と多数の日報の...全文を見る
○井上哲士君 ちゃんと、ちゃんと通告してあるんですからね。四月の五日のヒアリングに出された、研究本部から出された、に保有が報告をされた日報について具体的に述べてくださいという、この資料ですよ。  ちゃんと通告しているんだから、具体的に。ちゃんと答弁してよ。
○井上哲士君 昨日、この防衛省の資料を見せて、このとおり答弁してくださいと言っているんですから、通告で。ちょっとひどいよ、これは。  それ以外に、国際緊急援助隊でホンジュラス、インドネシア、パキスタン、インドネシア、ハイチ、ネパール、これの日報も出ているわけですよね。何でこうい...全文を見る
○井上哲士君 部隊の教訓に使うからでしょう。  あの二〇一〇年の三月三十一日付けの通達、教育業務実施要領についてというのがありますが、研究本部というのは教訓要報や教訓詳報、部隊教訓などを作成すると、そのために教訓資料の収集を行うとしているわけですよ。この教訓資料の中には、教訓の...全文を見る
○井上哲士君 つまり、研究本部にはこういうデータがあると、与党席からもそのとおりだという声が出ましたよ。  報道でも、例えば陸自幹部のコメントとして、初めから日報の保管が十分に考えられた場所だと、何でここを最初に探さないんだというふうに、いろんな報道がありますよね。ここにあった...全文を見る
○井上哲士君 確認しますけれども、陸幕の総務課はイラクの日報については不存在という回答を、これはあれですね、内局の情報公開・個人情報保護室だと思うんですけど、そこに回答したということでいいんですか。
○井上哲士君 じゃ、判断をしたのは陸自の総務課からそういう回答があったということなんですね。
○井上哲士君 これ、三月二十七日といったら、もう情報本部は見付けているんですよ。陸自の総務課は、研究本部の総務課は、研究本部は見付けているんですよ。  去年の特別監察を見ますと、この個人情報保護室が開示請求書類を陸幕や統幕などに送って、そこから陸幕は更にCRFの司令部など部隊に...全文を見る
○井上哲士君 だから、陸上幕僚監部はそこから先にまた送るわけでしょう、探索依頼するわけでしょう。南スーダンのときには陸上幕僚監部からCRF司令部とかへ送っているわけですよ。陸上幕僚監部が一体どこの部署に探索依頼をしたのかを明らかにしろと言っているんです。
○井上哲士君 昨日、明確に通告していますよ。研究本部にはいつ探索依頼をしたんですかと。三月二十七日に情報公開請求を受けて、研究本部にはいつ探索依頼出したんですかと。ちゃんと答えてください。
○井上哲士君 それは何月何日ですか。
○井上哲士君 いいですか、情報公開請求があったのは三月二十七日なんです。その後に研究本部に探索依頼しているわけですよ。ところが、三月二十七日にはもう発見しているわけですよ、あることを。そうでしょう。  だったら、うそついていることになるじゃないですか。あるのに、ないと言ったこと...全文を見る
○井上哲士君 そんなひどい話ありますか。  陸幕が知らない知らないと言っていましたけど、研究本部の中にあって、それを情報公開請求があったからといって探索依頼があって、聞くでしょう、みんなに、担当のところに。それが、三月三十日にないという回答をしていると。こんなの、組織的隠蔽以外...全文を見る
○井上哲士君 二十七日にあったにもかかわらず大臣に報告していなかったという理由に、あの特別監察は南スーダンの問題だったからイラクのことは報告する必要がなかったと思っていたというのが全部出ていますよ、報道でも、教訓課長ですかね、その発言として。しかし、これは明らかにイラクの日報につ...全文を見る
○井上哲士君 いや、情報の共有範囲じゃなくて、情報公開請求に基づく探索の照会、これが誰宛てにされたのかということです。通常はどういうことになる、どこになるんですか。
○井上哲士君 どう考えても、こういうものはありますかと、だって資料のことなんですから、こういう資料はありますかということを教訓課長に聞くのが当然ですよ。それをやらなかったら全く情報公開にまともに答えなかったということですよ。  これまで言ってきた、南スーダンのものかと思ったので...全文を見る
○井上哲士君 まさに、本当にシビリアンコントロールの根本が問われている。つまり、南スーダンで隠蔽が問題になっている、そのことで新しいことが発覚をしたら、同じ、並行でまた新しい隠蔽が行われていたということでありますから本当に深刻ですよ。  徹底した解明が必要だということを繰り返し...全文を見る
04月11日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  福島県は、福島第一原発事故による避難指示区域等において多数の住民が住民票を残したまま長期間避難することを余儀なくされているという、公選法はもちろん、ほとんど誰も予測しなかったような異例の状態になっております。改めて、原発が一たび大事故...全文を見る
○井上哲士君 答弁にありましたように、福島のようなこういう異例の事故は、事態は過去そもそもなかったわけですね。その下で、この法案によってダブルカウントになるわけでありますが、これも過去なかったということであります。  そこで、もう一点お聞きしますけれども、同一の住民が複数の選挙...全文を見る
○井上哲士君 では、そこで提案者にお聞きいたしますけれども、今回の特例を設けるに当たって、平成二十七年の住民基本台帳人口そのものを用いるのではなくて、平成二十二年の国勢調査人口を基本として、住民基本台帳の増減率を加味した人口を用いるということにしておられます。この理由について、衆...全文を見る
○井上哲士君 私聞いているのは、適用範囲ではなくて、国調人口をそのまま使わずに住民基本台帳の増減率を加味した人口を用いることによって一貫性は維持されているんですねと、こういうことをお聞きしております。
○井上哲士君 衆議院でもちゃんと答弁されているから、ちゃんと答弁してほしいんですけど。  今のは適用範囲の話なんですよ。私聞いているのは、そうではなくて、国勢調査人口を直接使わずに住民基本台帳の増減率を加味した人口を用いることによって一貫性が維持をされていると。これ、衆議院で岡...全文を見る
○井上哲士君 今のことを確認したかったんですね、最初から。  法案は、特例であるけれども、国調人口を用いるという基本的考えと一貫性を維持したと、この計算式によってと、こうなっているわけです。ところが、一方、法案は特例人口の対象を特定の地域に限ったために、先ほど申し上げましたダブ...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので、終わります。ありがとうございました。
04月12日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  防衛省設置法の補充質疑でありますが、防衛省の在り方そのものが問われている日報隠蔽問題について、引き続き質問をいたします。  前回の質疑で、陸自の研究本部が昨年三月二十七日にイラク日報の存在を確認をしながら、情報公開請求に基づく探索依...全文を見る
○井上哲士君 私はなぜ報告しなかったかということを聞いているんじゃないんですよ。大野チームが探しているのはその問題です。私が聞いているのは、当時のこの陸幕からの情報公開の探索依頼がどの部署にあったかという事実関係を聞いているだけですから、これ答えてくださいよ。  そして、そこか...全文を見る
○井上哲士君 この間の質疑で三月二十七日に確認しながら三十日に情報公開不存在と回答していたことは、大臣はそれまでに御存じだったんでしょうか。
○井上哲士君 つまり、大野チームを立ち上げたときにはなかった話なんですよ。これも繰り返して言いますように、いわゆる報告がなかったと、存在の、いうことではなくて、当時の情報公開請求にどういう対応がされたのかと、その事実関係聞いているんですから、答えてくださいよ、答えられないはずはな...全文を見る
○井上哲士君 去年の特別監察も、始まった途端に調査中だから答えれないと、結局ずっと隠蔽されたんですよ。そういうことが再び繰り返すようなこと絶対あってはならないと思いますよ。  昨日、大野さんが研究本部に聞き取りに入っているというふうに予算委員会で答弁をされているわけですから、事...全文を見る
○井上哲士君 全く納得できません。  この間の質疑のときに、この情報公開請求について、日報そのものは不存在として特定できなかったものの、陸幕がその他関連する相当量の行政文書を開示文書として特定し、開示、不開示の確認作業を行っているという答弁がありました。  この特定したと言わ...全文を見る
○井上哲士君 いや、このモーニングレポートと活動経過は誰が作成して誰に宛てたものなのかと聞いているんです。
○井上哲士君 いや、そんないいかげんなことでいいんですかね。  南スーダンの日報の場合は、CRFの司令部に現地からメールで来て、それを毎日モーニングレポートを作って司令官に報告するというふうに言われていましたよね。そういうものなんじゃないんですか。だから、誰が作って、誰が宛てた...全文を見る
○井上哲士君 いや、だから、日報でないから開示の対象にされているわけですね。  じゃ、もうちょっと聞きますけど、あのモーニングレポートのように毎日の日報を基にまとめた文書だということなんですね。違うんですか。
○井上哲士君 だから、違う。そんなこと聞いていないじゃないですか。  日報を見て、毎日、日報に基づいてまとめた報告書ですねと。南スーダンのときはそうだったわけでしょう、モーニングレポートは。日報と関係なく作っていた文書なんですか、このモーニングレポート、活動経過というのは。そこ...全文を見る
○井上哲士君 そんなこと聞いていないんです。  つまり、日報を基に作られているに違いないんですよ。であれば、この部署に日報の基があったというのを考えるのは当然じゃないですか。それをまともに探さなかったのか、隠したのか知りませんけれども、最初のときになかった、そして一年間も報告し...全文を見る
○井上哲士君 じゃ、確認しますけど、一月二十七日に、内容の十分不十分はあれ、報告をしたということですね。
○井上哲士君 三月十六日の河野統幕長の会見は、最初に、今、辰己さんが引用されたように、私自身が陸上自衛隊にあるとされている日報を確認したことはありませんと、こういうふうに言われるんですね。その後、記者が更問いをしておりまして、私自身は確認していないという言葉を言われましたけれども...全文を見る
○井上哲士君 ひどいお話ですよ。だから、統幕長知っていたんですよ、陸自にあったということを。  ところが、この特別監察報告の中には統幕長は一切出てこないんです。二月の十五から、十三、十六の辺りで次官と陸幕長とそれから総括官などがいろんな対応を協議をするということもありましたけど...全文を見る
○井上哲士君 はい。  にもかかわらず、全くそのことが出てきておりません。  統幕の監察が始まりますと監察中だからといって答弁が拒否をされ、終わったら今後に影響があるからといって結局これ以上のことはしゃべらないということが行われておりまして、結果としては、私は隠れみのになって...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず、日報隠蔽問題がシビリアンコントロールを根底から揺るがし、防衛省・自衛隊の在り方が問われているということを指摘をしなくてはなりません。  自衛官の定数の変更は、主にサイ...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  アメリカ・トランプ政権は、十三日、シリア政府側が化学兵器を使用したと断定して、英仏と共にシリアへの軍事攻撃を行いました。  化学兵器の使用は、誰によるものであれ、人道と国際法に反する残虐行為であり、絶対許されません。一方、現地入りし...全文を見る
○井上哲士君 米国は直近に使ったということを断定してこの空爆を行ったわけでありますが、それについての事実解明されていないし、証拠を今示すこともできませんでした。  昨年四月のことも触れられましたけれども、あのときの空爆の際も、総理は決意を支持するというふうに述べられました。その...全文を見る
○井上哲士君 昨年四月の空爆直後にこの委員会に総理が来た際に、私質問をしました。総理は、アメリカの行動の法的評価については、まずアメリカの考えを聴取しているところでありますと、こうはっきり答えられたんですよ。ところが、一年たってもそれを示せないわけですね。まさに、国際法に反する空...全文を見る
○井上哲士君 繰り返しますが、戦闘が拡大と書かれております。そして、イラク戦争終結宣言は二〇一一年なんですね。ですから、当時、全土では様々な戦闘行為がありました。サマーワが比較的平穏だと言っていることとサマーワで戦闘がなかったということは私は違う話だと思うんですね。  この二年...全文を見る
○井上哲士君 回数聞いているんですけどね。  十一回分は日報がないんですよ。ですから、これはきちっと、二〇〇四年のがほとんど出ていませんから、きちっとこれは明らかに今後もしていただきたいということを求めておきたいと思います。  次に、南スーダンの日報の問題についてお聞きします...全文を見る
○井上哲士君 しかし、おかしな話で、二十五日に報告を受けたと。つまり、統幕の日報を公表する方針を二十五日に報告を受けたと統幕長は言われているんですね。であれば、二日後に辰己さんが同じことをする、報告する必要はないわけですよ。  陸自に新しいものがあったと、こういうことがあったか...全文を見る
○井上哲士君 個人データだから公開しないという方針は、その後の次官に相談して決めたと書いているんですよ。その前に何であなたがそういう判断するのはおかしいと思いますし、しかも、そのそもそも一月二十七日にあなたが統幕長に報告したということは特別監察結果には書かれておりません。  聞...全文を見る
○井上哲士君 時間ですから終わりますが、あなたが報告し、統幕長も報告を受けたことを認めているにもかかわらず、この事実書かれていないんですよ。多方面からと言われましたけどね。私は、この特別監察の報告結果にますます信頼性に疑問が高まったと思っております。  これ一層の徹底究明が必要...全文を見る
04月19日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  質問に入る前に、先ほど来議論になっている小西議員に対する幹部自衛官の暴言について一言申し上げたいと思います。  昨日も官房長からの説明が理事懇でありましたけれども、先ほど来の答弁では品位を傷つけたとか不快な思いをさせたということが言...全文を見る
○井上哲士君 国際的な取組を促進しながら、是非、国内の視覚障害者の皆さんがこうした著作物の利用の機会を促進をさせていくという点で、各省とも協力しながら、しかるべき役割を果たしていただきたいと思うんですね。  そのためには、読書に障害のある方が図書を利用しやすい環境の整備が求めら...全文を見る
○井上哲士君 是非この条約を機に更に広げていただきたいと思うんですが、特に、今の中で、大学図書館との連携についてお聞きをいたします。  四月十一日に衆議院の文部科学委員会の参考人質疑で日本盲人会連合の竹下義樹会長が発言をされておりますが、竹下さんは、大学で学ぶ障害者が増えて、各...全文を見る
○井上哲士君 是非連携を強めていただきたいんですが、今のは主に国会図書館からのデータを受けていることだと思うんですが、国会図書館に対してデータを提供している大学図書館などの状況はどういうふうになっているでしょうか。国会図書館にお聞きします。
○井上哲士君 是非連携を強めていただきたいと思うんですが、大学の図書館でこの障害者向けの図書の製作を取り組んでいるのはどのぐらいあるか、承知されているでしょうか。
○井上哲士君 製作をしているところは六館とお聞きしましたが、そういうことじゃないですかね。
○井上哲士君 いずれにしても、非常に少ないんですね。それを広げながらネット化を広げていただきたいと思いますが、もう一つ大きな課題であるのが、図書のテキストデータ化などの障害者が利用しやすい形式のコンテンツの充実であります。  サピエ図書館がボランティア等の手を借りて使えるように...全文を見る
○井上哲士君 さらに、テキストデータの普及についてお聞きしますけれども、教科書バリアフリー化法によって検定教科書は発行元がテキストデータの提供が義務付けられて、大変喜ばれております。テキストデータがあれば、点字にしたり拡大をしたり音声に変換するなど、非常に各自が利用しやすい形式で...全文を見る
○井上哲士君 最後、国会図書館、お聞きしますが、様々なデータがありますけれども、フォーマットがPDFなどのために視覚障害者がなかなか利用できないという現状があります。このテキストデータ化を進めてほしいという要望がありますけれども、この点の取組と強化方向、いかがでしょうか。
○井上哲士君 国内外の利用者のために、国内の図書のテキストデータ化、そして、国会図書館を中心とした利用しやすいネットワーク化を更に促進をしていただきたいと求めまして、質問を終わります。
05月15日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  条約、協定については後ほど討論で申し上げることとし、私からも、小西議員に対する統合幕僚監部所属の幹部自衛官の暴言問題について、まず質問いたします。  五月八日の最終報告は、暴言を含む不適切な発言を行ったことを認めつつ、懲戒処分には至...全文を見る
○井上哲士君 当時の処分がそれで良かったのかと、いろんな議論はあると思います。  いずれにしても、今回の事案というのは、小西議員に直接自衛官が言ったという点で決定的な違いがあるんですね。それが品位の問題、何か個人的な、そして業務の外で行われたといいますけれども、言わば、例えばい...全文を見る
○井上哲士君 であれば、勝手なイメージ云々というような、私は答弁は非常に不適切だったと思うんですね。  なぜ、多くの国民やマスコミが今回の問題に危惧を抱いているのかと。これ、個人の問題じゃないと、そして、偶発的に起きたものじゃないと、こう感じているからなんですね。  先ほど河...全文を見る
○井上哲士君 一自衛官と言えば統幕長としての記者会見の場で言っても不問に付したと。ですから、一自衛官と言えばこうやって許容されるようなことを私は起こしたことが今回の問題にもつながっていると思うんです。そういうことに対する国民の危惧があるということを厳しく指摘をしておきたいと思いま...全文を見る
○井上哲士君 しっかり見守っていくというお話がありましたが、この平和体制の構築という問題について一体で進めるということについての答弁はなかったわけですね。結局、圧力一辺倒という態度、対話否定という態度を取ってまいりました。これでは、私は現実にこの非核化ということが進んでいく上でも...全文を見る
○井上哲士君 我々も、意思を表明しただけではなくて、具体的な行動を取るまでは国際社会が行っている経済制裁は継続するべきだと考えています。  じゃ、具体的にどういう行動があれば、そういう例えば経済制裁の解除が始まるのかと、これはどうお考えでしょうか。
○井上哲士君 今、本当に大きな動きが国際社会の中で、やっぱり非核化と平和の構築、これを一体にしながら段階的にやるということが進められているんですね。  七、八に二度目の中朝の首脳会談が行われました。その際に、習近平主席が金正恩氏に対して、米朝首脳会談で非核化について包括的に妥結...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わりますが、私は、口約束だけで経済制裁をやめろなんて一言も言っておりません。ちゃんとそれを理解していただきたいんですよ。  ティラーソン氏が確かに言いました。しかし、幾ら口で体制を保証すると約束をしても、それを信用しなかったわけですよ、北朝鮮は。だか...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党を代表して、日本・リトアニア、エストニア、ロシアの三つの租税条約及び日本・アルメニア投資協定に対する反対討論を行います。  三つの租税条約は、投資所得課税に係る源泉徴収税率を減税ないし免税を含めて措置しています。これは、日本の大企業とその海外子会社が、当...全文を見る
05月17日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  まず、中東情勢についてお聞きします。  イラン核合意離脱、イスラエルの大使館移転、シリアへの攻撃など、トランプ政権の政策変更や軍事行動によって、今、中東の平和と安定に重大な事態が生じております。  総理も外務大臣も、連休中に中東を...全文を見る
○井上哲士君 イランの外務大臣との協議というお話がありましたけど、これ、離脱したのはアメリカの方なんですね。アメリカの対応が問われているわけでありまして、やはりこれはイラン核合意を支持する立場であれば、これの離脱は反対だということを明確に言った上で対応が必要かと思いますけれども、...全文を見る
○井上哲士君 IAEAもイランが遵守しているということを確認をしている。その合意を米国が一方的に離脱をするということになりますと、米朝首脳会談の行方への悪影響も指摘をされております。私は明確な対応をするべきだと思うんですね。  さらに、エルサレムをイスラエルの首都として認めて、...全文を見る
○井上哲士君 その四者会合が行われた後にこういう事態になっているわけですね。ですから、私はもっと強く日本は発信をするべきだと思います。やはり、この事態を巻き起こしたアメリカの大使館移転、もっと明確に批判をするべきだと思うんですね。  その中で、さらに、日本ができることをやると、...全文を見る
○井上哲士君 私、今だと思うんですね。  二〇一四年に国家承認をしたスウェーデンの外務大臣は、当時、和平交渉におけるイスラエルとパレスチナの立場をより平等にしていくことでその交渉を促進をしていきたいと、こう述べているんですね。今非常に客観的にパレスチナの立場は困難になっていると...全文を見る
○井上哲士君 和平の促進を見てじゃなくて、促進をさせるために今必要だということを重ねて申し上げておきたいと思います。  続いて、BEPS防止措置実施条約に関連してお聞きいたします。  多国籍企業による租税回避による二重非課税が国際的な問題になる中で、その対策としてこのBEPS...全文を見る
○井上哲士君 今答弁ありましたけれども、特にこれはネット通販企業で問題になってきました。日本では、通販大手のアマゾンに関わって問題になって、本社のアマゾン・ドット・コムの報告書で日本の税務当局がアマゾンの子会社に対して百四十億円分の追徴課税を行ったけれども、その後、日米間の話合い...全文を見る
○井上哲士君 今からの話ではなくて、この間もいろんな税務調査等の中で一定の対象になるべきものというものは把握をされていると、こういうことでよろしいでしょうか。
○井上哲士君 税収も失われております。税に対する国民の信頼を損なうし、そして、同種の企業でいいますと、きちんとした納税をしているところと比べますと競争上の不利益にもなっているわけですから、きちんとやっていただきたいと思います。  同時に、これ、今のアマゾンはアメリカ法人でありま...全文を見る
○井上哲士君 この間、日米経済対話とか新たな通商交渉の場とか設置をされておりますけれども、そういうところでも課題になっていくのかどうか。  そして、先日、衆議院での河野大臣の答弁では、大臣レベルではまだやったことがないと。これ、是非やってほしいということに対して、大きな論点だと...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
○井上哲士君 日本共産党を代表して、日本・デンマーク及び日本・アイスランド、二つの租税条約に対する反対討論を行います。  二つの租税条約は、投資所得課税に係る源泉徴収税率を減税ないし免税を含めて措置するものです。これは、日本の大企業とその海外子会社が、当該国内の外資優遇税制のメ...全文を見る
05月24日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  イラク日報の問題の調査報告書について質問をいたします。  ないとされていたイラク日報が、昨年三月に陸自内で発見をされたにもかかわらず、約一年間大臣に報告がなかった。この問題について、組織的隠蔽はなくて、統幕の職員が防衛大臣からの指示...全文を見る
○井上哲士君 情報共有や事務処理の問題だと、こういうふうになっているんですね。  しかし、およそこれは信じられないわけですよ。当時、国会冒頭から日報の隠蔽問題が大問題になっておりました。さらに、三月になって、日報が当初から陸自に存在をして、つじつま合わせのために廃棄をしていたと...全文を見る
○井上哲士君 自衛隊の中でも、例えば前線の部隊じゃないんですよ、こういういろんな情報や教訓を扱うそういう部署の皆さんが、当時それが一番大問題になっていた国会の状況や報道をその程度しか知らなかった、およそ考えられないと思うんですよ。  そして、南スーダン、南スーダンと言われますけ...全文を見る
○井上哲士君 〇四年の分だけないというのが不自然なんです。〇四年の分だけ破棄したんですか。そういうことは確認されているんですか。
○井上哲士君 驚くべき答弁ですよね。  イラクの日報は、誰の指示に基づいたもので、報告内容、報告時期、様式、報告書はどういうふうになっていたんでしょうか。
○井上哲士君 その文書によりますと、日々報告は前日十七時の状況をその日の二十二時までに報告する、支援群長が報告するということになっているわけですね。こういう明確な指示に基づいて行われたものがその後どうなっているか分からぬと。  じゃ、誰が報告を受けて、それはどういうふうにその後...全文を見る
○井上哲士君 驚きますよね。当時の派遣に行かれた佐藤外務副大臣も、イラク現場で日報を書いて送った元隊長としては非常に残念ですと、少なくとも教訓を集める陸自の研究本部では過去の日報も電子データで残っているかと思っていたと「正論」に書かれていますよね。そんないいかげんな扱いがされてい...全文を見る
○井上哲士君 現在、過去合わせて二百三十六人が保有していたと、こうなっていたわけですよ。  それが、誰が受けたかも分からない、どこにあったかも分からない、だから二〇〇四年のがどこにあるか分からないと。こんないいかげんなことではおよそ国民は納得しません。やっぱり実態を隠そうとした...全文を見る
05月29日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  再生可能エネルギー外交と第五次エネルギー基本計画案についてお聞きいたします。  河野外務大臣の下で気候変動に関する有識者会合が設置をされまして、二月にエネルギーに関する提言、「気候変動対策で世界を先導する新しいエネルギー外交の推進を...全文を見る
○井上哲士君 この提言を生かすために、外務省内ではどういうような体制を取られているのか。また、今年二月から在外公館に気候変動専門官というのが導入されていますけれども、その趣旨や配置の状況はどういうことになっているでしょうか。
○井上哲士君 エネルギーに関する提言では、再生可能エネルギー外交を推進することが一番に掲げられまして、気候変動対策で世界に貢献し、日本の経済、社会の発展につなげるなどの課題が盛り込まれております。  大臣は、既に、一月十四日にUAEで開かれた国際再生エネルギー機関、IRENAで...全文を見る
○井上哲士君 提言で第一に提起をされたこの再生可能エネルギー外交はしっかり推進をしていくと、こういうことでありますが、この第一回の有識者会合の挨拶で、大臣は、これまでの日本の気候変動外交が必ずしも評価されていないことへの反省が必要だと述べられております。理想を述べたとしても実態を...全文を見る
○井上哲士君 まさに、こういう述べられたような様々な問題を今どう生かしていくかということは、この有識者会議の提言とも重なっていくことだと思うんですね。  一方、経産省来ていただいておりますが、五月十六日に公表された第五次エネルギーの基本計画案は、再生可能エネルギーについて、三〇...全文を見る
○井上哲士君 極めて野心的と言われましたけれども、およそそうではないというのが多くの国民の声なわけですね。  今答弁ありましたけれども、大臣がIRENAのスピーチで悲しい思いだと、こういうふうに述べられた、国際的に立ち遅れた目標がそのまま維持をされた案になっているわけですね。 ...全文を見る
○井上哲士君 まさに日本が国際社会で役割を果たしていくという上で、国内のやっぱり目標自体がこうなっているということは、大臣が悲しい思いをされるというのも、私はその点共有をするわけですね。是非、この再生可能エネルギー外交を進める上でも、更に激しいしっかりとした議論をしていただきたい...全文を見る
○井上哲士君 安全最優先の稼働と言われましたけれども、全てが稼働するということは福島第二原発も柏崎刈羽原発も再稼働するということが前提の試算になっているわけですね。  福島第二の廃炉は、県議会で自民党も含めて全会一致で決議が上がる、これ県民の総意ですよ。柏崎刈羽について言います...全文を見る
○井上哲士君 これ、幾らでも報道されているんですよ。知らないはずないんですね。  当初、原発一基五千億円と見込まれたけれども、安全規制強化によって一基一兆円強に増えたと。よって、四基で二兆円が四兆円に膨れ上がった。このシノップ原発は、参加企業が建設費を負担をして、あらかじめ決め...全文を見る
○井上哲士君 いや、私聞いているのは、今さっき、この間報道されているような、建設費が倍になった、その結果、この電気料金では賄えぬと、当初の。そういうことが問題になっているということは当局として承知されていないんですか。
○井上哲士君 あのね、反対を押し切って原子力協定も作ってですよ、そしてトップセールスでやっている話なんですよ。単に企業間の問題ではありません。  提言では、世界的には原子力は高リスクで競争力のない電源であることが明らかになっているにもかかわらず、日本では原発が他の電源より安価で...全文を見る
○井上哲士君 日本だって、例えば津波などを防止するいろんな問題も含めて、安全対策の費用の上昇というのは確実にあるわけですよ。そして、海外の事情でいいますと、これはもう世界でも共通でありまして、日本での受注が固まっていたリトアニア、ベトナムの案件も着工のめどが立っておりません。日立...全文を見る
○井上哲士君 いや、原子力協定はこれトルコでも大議論になったんですよ。明らかに外務省が関与してやっているんじゃないですか。それはお答えする立場にあるんじゃないですか。
○井上哲士君 いや、個別の問題を言っているんじゃないんです。安倍政権全体として経済成長の柱の一つとして原発輸出を位置付けていると、その流れの中で本委員会でも原子力協定を結んできたわけですよ。それが、今様々こういう問題に立ち向かってあるし、一方で、再生可能エネルギー外交ということを...全文を見る
○井上哲士君 私、最初に申し上げましたように、この二つの提言は非常に積極的な内容を含んでおります。せっかく出されたものですから、きちっとその積極的な部分を生かしていただきたいし、先日、ODAの特別委員会でも申し上げましたけれども、今、日本がODAでいろいろ支援をしている石炭火力発...全文を見る
06月01日第196回国会 参議院 本会議 第24号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定について質問します。  TPPは、多国籍企業の国境を越えた利益拡大のために、国の経済主権をないがしろにして、関税、非関税障壁を撤廃する協定であり、国内の産業への打...全文を見る
06月05日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  TPP11は、オバマ政権が二〇〇九年に参加の意思を表明して以来、アメリカが主導して進められてきました。当時、カーク米通商代表は、我々は大志を持って、全面的にあらゆる領域で高い水準を持った二十一世紀の貿易協定という米国のゴールを達成する...全文を見る
○井上哲士君 先ほども保護主義的傾向が広がっていることの問題などが言われました。ただ、これは単にトランプ政権の誕生による政策の変更と私は捉えられないと思うんですね。なぜなら、あの一六年のアメリカ大統領選挙では、独りトランプ氏だけではなくて、民主党の候補者もTPP反対を掲げました。...全文を見る
○井上哲士君 私、重要なのは、今挙げたようなアメリカ国内における様々なこのTPPへの反対の声、これが日本国内における様々な反対の声と共通をするものだということなわけですね。  こういう国民世論を背景にして、これまでグローバル資本主義を推進をしてきた盟主とでもいうべきアメリカがT...全文を見る
○井上哲士君 私は、やっぱりこれ経過を見れば、それぞれの国がアメリカから迫られて嫌々自由化や規制撤廃を約束したけれども、それは本当はやっぱり外したいということがこういう項目に現れてきたんだと思うんですね。  じゃ、日本はどうなのかということでありますが、日本は凍結をした項目とい...全文を見る
○井上哲士君 先ほど申し上げましたように、日本の国内でも、TPP12の審議の際にも、そして今も様々な声が上がっております。農産物の関税のみならず、食の安全、ISDSなど、国民の暮らしに関わる様々な懸念が国会審議でも国民の間からでも議論をされておりました。にもかかわらず、何も日本が...全文を見る
○井上哲士君 自由で高い水準の協定をずっと目指してきた、繰り返し様々答弁がされてきました。  ただ、それは、先ほどもカーク米通商代表の話で触れたように、元々アメリカがよく使っていたスローガンなわけですね。そのアメリカの国内が世論が変化をして、TPPから離脱をして、他のTPP参加...全文を見る
○井上哲士君 私は、食料安全保障をないがしろにするような中身、様々ありながら、ハイスタンダードだといって胸を張られる。いかがなものかと思うんですね。  アメリカからこのTPP11以上のことを二国間で要求される、日本の農林水産業や食料が打撃を受けることになるんじゃないか、こういう...全文を見る
○井上哲士君 引き続き働きかける、めどはいまだにないということだろうと思います。その間にもEUやカナダなどはWTOへの提訴を相次いでおるわけですね。  防衛大臣にも来ていただきましたけれども、そもそも安倍政権は、日米同盟の強化といって日米ガイドラインを改定し、閣議決定一つで憲法...全文を見る
○井上哲士君 私たちは、米国ファーストを掲げる政権に日米同盟第一だと対応すれば、際限のない従属の道を歩むことになると警告をしてまいりました。まさに米国ファーストにかなうことを日本がやったら歓迎をするけれども、より米国ファーストを貫徹するためには容赦なく制裁まで掛けてくると、こうい...全文を見る
○井上哲士君 対象にしない合意もしていないというお話でありました。  これは、まさにライトハイザー氏が代表を務めるUSTRが出しているものなんですね。既に日米経済対話ではこの報告書にある自動車の分野について議論をされておりますし、これポテトチップス用のバレイショの項目もあります...全文を見る
○井上哲士君 このUSTRの報告書はずっと出されてきました。それが結局、次々と譲歩をされてきた歴史があるわけですね。アメリカの自動車の安全基準、米国産米の様々な流通の緩和、農薬の使用の緩和、最近ではアフラックのがん保険が一気に郵便局で使われるということにもなりました。  こうい...全文を見る
○井上哲士君 実際には譲歩が続けられてきたというのが歴史であります。そのことを強く指摘しまして、質問を終わります。
06月12日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  歴史的な米朝首脳会談が開催中であります。朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制の構築へ情勢を大きく変える動きでありまして、このチャンスを生かす、そういう日本外交が求められていると思います。今後十分な時間を取った質疑が行われるように求め...全文を見る
○井上哲士君 ほかでの答弁では、マニュアルに基づいて要請したし、それから、この間訓練も行ってきたというふうに言われております。そうしますと、これはやっぱり意思疎通の問題ではなくて、米軍が停波できないというような事情があったんではないかと思われるわけですね。  京都府が、二〇一四...全文を見る
○井上哲士君 確認しますけれども、停波要請があったら必ず応えると、断ることはないというのが合意内容ですね。
○井上哲士君 例がないじゃなくて、そういうふうにマニュアルがなっているんですねということを聞いているんですが、いかがでしょうか。
○井上哲士君 合意文書は、緊急時のヘリ運航に支障がないよう、米軍は停波要請があれば速やかにレーダーを停波する、これしかないんですね。ですから、断るということは本来あり得ないと思うんですが、しかし現実にはこういうことが起こっているわけです。  本当にそういうふうになっているのか、...全文を見る
○井上哲士君 しかも、過去、地元消防などが停波を要請した事案が十三回あったけれども、一五年一月と三月には停波されないケースがあったということが今回初めて明らかにされました。なぜこれ京都府にも連絡せず隠していたんですか。
○井上哲士君 今もマニュアルの見直しと言われましたけれども、だからこそ出していただきたいんですね。  先ほどは、停波要請があっても断ることがないんだなと聞いても、そう明確には答弁もなかったわけであります。それが明らかにされない、過去二回のケースも明らかにされない、そういうことに...全文を見る
○井上哲士君 そういうことが繰り返されてきたんです。そして、全く守られていないという実態があるわけですね。  米軍は、沖縄でも合意を守らずに夜間訓練や住宅地等の上空の飛行も行っております。この間、イージス・アショアの建設について地元に説明に行かれておりますけれども、安全に対する...全文を見る
○井上哲士君 日本のそういう対応に、報道も、日本守勢、通商、守る日本、議論回避などなど書かれました。  トランプ氏の方は違ったわけですね。この共同会見でも、安倍総理は、つい先ほどのことだが、日本は軍用機、ボーイングの旅客機や多くの農産物など莫大な金額に上るあらゆる種類の追加的な...全文を見る
○井上哲士君 ですから、日本は現状をそうやって述べただけでありまして、アメリカは一方的に米国製品の購入の要望をする、鉄鋼、アルミニウム製品の輸入制限や自動車の関税引上げについて正面から撤回も求めなかったというのがこの日米首脳会談なわけですね。  そして、その下で、この七月に最初...全文を見る
○井上哲士君 考えていらっしゃらないということでありますが、こういう態度というのは、今、国際的にも極めて異例になっているんですね。  日欧のEPAが妥結をいたしましたけれども、投資紛争の解決制度を除いたものになっております。マルムストローム欧州委員は、昨年六月の記者会見で、IS...全文を見る
○井上哲士君 今おっしゃいましたように、この紛争ごとに仲裁廷が構成されるので、判断の一貫性や整合性の確保が困難だと。そして、不適切な判断に対して上訴も認められない。それから、申立ては投資家のみが可能で、投資家も仲裁人を選定する権利があるから、仲裁判断が投資家に有利となるバイアスは...全文を見る
○井上哲士君 今や、アメリカも全く大きな変化をしているんですね。あのアメリカの大統領選挙で、候補全員がTPP反対に回ったと。その背景に国内世論があったわけですが、その一つの柱がISDSの問題であります。連邦裁判所でなく国際法廷が裁くのは国家主権の侵害だという声が大きくなっておりま...全文を見る
○井上哲士君 今も投資企業のことしか言われませんでしたけれども、EUにおいてもアメリカにおいても、国家主権ということでこれを見直す、死んだものだという議論が行われているんです。  いつまでも日本がこれに固執をすることはやめるべきだということを申し上げて、質問を終わります。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の承認に反対の立場から討論を行います。  TPP協定は、多国籍企業の国境を越えた利益拡大のために、国の経済主権をないがしろにして、関税、非関税障壁を撤廃するものであり、国内の産業への...全文を見る
06月13日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  本法案の政見放送ビデオ持込みは、前回、二年前にも議論になりました。当時は全会派一致で委員長提案でということでやったわけでありますけれども、まとまらなかったと。今回は賛成会派のみの議員立法で行われようとしておりますが、選挙戦のルールに関...全文を見る
○井上哲士君 公正と候補者間の平等の確保のために様々な規制が掛けられてきましたが、その下で候補者個人の行える選挙活動は具体的にどういう項目があるのか、その中で候補者間に不平等がある項目があるのかどうか、お答えください。
○井上哲士君 確認団体、推薦団体の話がありましたが、あくまでも候補者個人が行うことができる選挙運動は全て平等とされてきました。  ところが、本法案は、参議院選挙区選挙の政見放送において、一定要件を満たす政党、確認団体の所属推薦候補のみビデオ持込みを認めることになっております。支...全文を見る
○井上哲士君 最小限と言われましたけれども、今までゼロだった差異が広がる、できるわけですね。  確認団体と推薦団体のことを言われましたけれども、個人の行う選挙運動ということではこれは違う話でありまして、全く理由になりません。  衆議院では、政党本位の選挙とする考えから候補者届...全文を見る
○井上哲士君 先ほど申し上げましたけれども、推薦も公認もない非常に立派な無所属議員はたくさん、現在も過去もいらっしゃいます。一部品位保持が危惧される候補者がいるからといって、そういう人たちも同列して、品位保持ができないという理由でビデオ持込みができないということに私は合理性はない...全文を見る
○井上哲士君 時間で終わりますが、結果的にはしかしそういう区別になっているということを申し上げまして、質問を終わります。  以上です。
○井上哲士君 日本共産党を代表して、公職選挙法改正案に反対、修正案に賛成の討論を行います。  本法案は、参議院選挙区選挙の政見放送において、手話、字幕を付けることなど、多くの国民に候補者の政見がより効果的に伝わるようにするために、一定要件を満たす政党、確認団体の所属推薦候補のみ...全文を見る
06月13日第196回国会 参議院 本会議 第28号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  党を代表して、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定、TPP11の承認案に対し、断固反対の立場から討論を行います。  討論に先立ち、昨日行われた歴史的な米朝首脳会談について述べます。  日本共産党は、長年にわたって...全文を見る
06月19日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  米朝首脳会談について質問いたします。  非核化と安全の保証を米朝が相互に約束し、朝鮮半島に永続的で安定的な平和体制を構築することを宣言をした歴史的な会談となりました。他方、具体性に乏しいとか、過去の合意も覆されてきたなどの声も出され...全文を見る
○井上哲士君 であれば、首脳同士の後戻りができない合意だと思うんですね。  一方、共同宣言に完全な非核化と明記されたけどもCVIDの言葉がない、このことの問題も指摘をされております。今日も様々議論になっております。先ほども、ポンペイオ国務長官の六月十三日のソウルでの会見のことが...全文を見る
○井上哲士君 今後の非核化と平和体制構築のプロセスを開始をする大きな意義があったと思うんですね。同時に、今現在の北東アジアの安全保障環境にとっても重要な合意だったと思います。  韓国の文在寅大統領は、十四日、このポンペイオ氏との会談で、成果に関して様々な評価があるが、米国や日本...全文を見る
○井上哲士君 防衛大臣、いろいろ言われて明確に御答弁なかったんですが、昨日、総理も決算委員会で、政府として同じ認識だと、こういう答弁がありました。今後のこともいろいろ言われましたけれども、少なくとも現状認識としては官房長官と防衛大臣も同じだということを確認してよろしいでしょうか。
○井上哲士君 対話が行われている間は核・ミサイル実験を行わないことはもう今年の初めから北朝鮮が言っていた問題でありますが、昨年の総選挙の際に安倍総理は、この北朝鮮問題を国難だというふうに呼ばれました。先ほどの菅官房長官の発言からいうならば、現状も国難という認識ではないんだろうと思...全文を見る
○井上哲士君 最も厳しい状況という、今お言葉ありました。昨年来、米朝間で激しい応酬がエスカレートをして、いつ軍事衝突があるかという現実的な危機がありました。私たちはそれを避けるために、戦争を絶対してはならないということで、無条件の米朝間の対話が必要だと強調して、六か国協議参加国に...全文を見る
○井上哲士君 行動対行動というのは六か国協議の声明で確認されていることでありまして、北朝鮮が言っているだけの話ではないんですね。重要なのは、私は、行動対行動というのが事実上もう進んでいるということだと思います。  今朝のこの八月の米韓合同軍事演習の中止が発表されたことも、首脳会...全文を見る
○井上哲士君 繰り返し言いますけれども、行動対行動は六か国協議で確認をされていることなんです。  そして、今言いましたように、いわゆる経済制裁ではなくて、国連安保理決議とは別に行われてきたこういう軍事演習の縮小とか中止ということはやはり信頼関係を醸成するという上での一つの上の非...全文を見る
○井上哲士君 なぜそうやってあなたが私の質問をねじ曲げるのか、それも私、本当理解できないんですよ。何遍も言っているじゃないですか。私は、北朝鮮の主張を言っているんじゃありません。六か国協議で確認をされている行動対行動という原則について聞いているんですよ。  そして、この間の質問...全文を見る
○井上哲士君 ですから、私は六か国協議のことについて質問しているんです。ちゃんと質問に的確に答えていただきたいと思うんですね。  先ほど、小野寺防衛大臣は、この米韓合同軍事演習の中止について、外交努力の下支えという表現をされました。米朝が外交努力で解決しようとしていることに対し...全文を見る
○井上哲士君 昨日の決算委員会でも、総理は、拉致問題の解決も含めて日朝の首脳会談についても意欲を示されました。先ほど来、この間の行動対行動ということを申し上げましたけれども、米朝の首脳会談に至る前もそういう様々な行動がありました。そして、事前に国務長官も含めた訪朝などの様々なこと...全文を見る
○井上哲士君 なし崩しではなくて、明確に対話によって非核化と平和体制構築のプロセス、前に進めると、こういう方向に転換するべきだと改めて申し上げまして、質問を終わります。     ─────────────
06月28日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  モントリオール議定書の改正の承認については、地球温暖化対策のために必要なものであり、賛成であります。  まず、外務大臣にお聞きいたします。  アメリカが十九日に、反イスラエルの姿勢や人権侵害国が理事国入りしているのは問題だとして、...全文を見る
○井上哲士君 そうであれば、やはり離脱というのはそれに反すると思うんですね。  国連事務総長は失望を表明をいたしました。イギリスの外務大臣は残念だと、フランスの国連大使は、人権が大きな試練に立たされている今、良い兆候とは言えない、ドイツの人権政策人道支援担当委員は心の底からがっ...全文を見る
○井上哲士君 住民からは、なぜここが最適地なんだと、調査そのものに対してもいろんな反発の声がある中でこの公告が知事面談の前にも行われたと、これに怒りが上がっているんですね。  地元の秋田魁新聞は六月二十三日の社説で、小野寺氏は国会で地元首長との理解と協力が必須と言明していただけ...全文を見る
○井上哲士君 合意なくても、説明したからといって強引に進めるようなことは絶対あってはならないということを申し上げておきますし、今この計画そのものが問われております。  弾道ミサイル防衛について、政府は、SM3ミサイルによる迎撃については、「あたご」型イージス艦の二隻へのBMD能...全文を見る
○井上哲士君 元来の任務に就けられると、こういうふうなお話もありました。我が国防衛のために必要だと、こういうお話がありましたけれども、だったらなぜそもそも八隻体制をやってきたのかということの私は説明になっていないと思うんですね。  実は、二年半前から、アメリカの議会では、日本が...全文を見る
○井上哲士君 今ハリス司令官の証言を紹介しましたけど、明確に日本のイージス・アショア導入でアメリカの艦船を持ち場から離して必要な場所、これ、別に日本防衛と関係なくてもどこへでも投入できるとしているわけですね。  私は、結局こういう米要望に応えることになれば際限ない拡大になってい...全文を見る
○井上哲士君 日本周辺を射程に収める中距離弾道ミサイルというのは前からあったんですね。しかし、このイージス・アショアは中期防にも大綱にも盛り込まれなかったと。新たな段階に対応してと去年の閣議決定で言っているんですね。じゃ、新たな段階というのは一体何なんですか。
○井上哲士君 昨年の閣議決定、十二月の時点で言ったことと、その後のやはり大きな情勢の変化がある。それを見ずに、従来の状況を理由にするのは、結局配備ありきの、私は後付けの理論だと思うんですね。  なぜこういうふうにあくまでも推進をするのか。米軍との一体化を進める下での、アメリカか...全文を見る
○井上哲士君 六月十八日の毎日が、このFMSに長期契約を新たに導入する検討に入ったと、こう報道がされておりますけれども、事実でしょうか。
○井上哲士君 時間がなくて終わりますが、会計検査院は昨年、このFMS調達について是正改善要求も行っておりますし、先日も全会一致で会計検査院への検査要請が決算委員会で行われております。抜本的な問題点をえぐることが必要でありますし、全体の防衛費そのもの、先日、自民党の国防部会がNAT...全文を見る
○井上哲士君 平和の流れ、対話を無視をした方向でありまして、やめるべきだということも改めて申し上げまして、質問を終わります。
07月09日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。共産党から引き続き質疑を行います。  参議院選挙制度をめぐる二〇一四年十一月二十六日の最高裁判決は、都道府県単位で各選挙区定数を設定する現行の選挙制度の仕組み自体の見直しを内容とする立法措置により違憲状態にある一票の較差の是正を求めました...全文を見る
○井上哲士君 今答弁の中で、合区問題にある程度対応すると言われました。ある程度が何で抜本的なんですかね。協議会の中で、我が党も含めて、抜本的改革を通じて合区をなくすという様々な議論をしてきたわけですよ。それを、結局合区は残して、ある程度対応したと。総理も、先ほどありますように、党...全文を見る
○井上哲士君 ですから、我々も合区は解消すべきだと言っているんですよ。しかし、合区解消するということと、こういう特定枠を設けることは違うんです。  そして、今、多様な民意を生かすというふうに言われましたけれども、これ、理由にならないんですね。先ほど紹介した当時の自民党の提案理由...全文を見る
○井上哲士君 ですからね、前回は、多様な民意を反映するために国民が選ぶ非拘束にすると言ったんですよ。今全く逆のことをおっしゃったんですね。こういう有為な人が必要だといえば政党として責任を持ってその人の有為性というのを全国の皆さんに知らせる努力をするべきなんですよ。それを特定枠でや...全文を見る
○井上哲士君 各会派からの推奨がなかったのは、比例順位を付けれるということを選択できるようにすることについて、なかったから座長の調整案から外れたんですよ。そこなんです、外れたのは。じゃ、一体誰がこういうことを求めてきたのかと。  合区を導入する前回の自民党の改正案について、当時...全文を見る
○井上哲士君 少なくとも、脇さんが協議会で発言した中に、地方の声を取り上げるなんていう言葉はありませんでした。国政上有為な人材ということはあった。  私、正直に答えてほしいんですね。先ほど紹介した二〇一四年十一月の自民党案には、「参議院創設以来はじめて若干の二県合区を行い較差を...全文を見る
○井上哲士君 かつて多様な民意を理由にして拘束名簿を導入して、今度は自分たちの都合のためにこういう新たな特定枠を盛り込むと。本当に身勝手な理由でやるような、こういう案は絶対認めることができません。  そのことを申し上げて、質問を終わります。
07月11日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  一昨日の委員会の質疑で、我が党の山下議員が、本格的議論が始まった下、議論を打ち切って自民党案を多数決で可決するのではなくて、法案審議を一旦中断をして、改めて各派代表者懇談会など各党協議で合意を図るべきだという理事会協議を求めました。委...全文を見る
○井上哲士君 国民の理解と信頼が得られないまま選挙制度が数の力で変えられたら、政治そのものへの国民の信頼が揺らぐということについての認識もお聞きしましたけれども、それはいかがでしょうか。
○井上哲士君 知事のあれこれ言われましたけど、主権者国民の信頼が揺らぐということについては何もお答えがありませんでした。  理解というのは強行してからやるものじゃないんですよ。今、主権者国民がどう考えているのか、このことが私は問われていると思います。その上で、自民党案は、合区に...全文を見る
○井上哲士君 協議会においても削減ありきが横行している下で、一方で、自民党が今のような考え方で定数増を提案されたということは確認をしておきたいと思います。  国民民主の提案者にお聞きしますが、全国比例は多様な民意をくみ上げる上で重要な役割を果たしてきたと思います。専門分野を生か...全文を見る
○井上哲士君 当面策としても、やはり多様な民意を反映する比例の削減には私どもは賛同できません。  もう一度、自民党提案者にお聞きしますが、先日、特定枠に対する私の質問に対して、自民党案の趣旨としていることは党派を超えた地方の声だとして、地方六団体の決議や全国三十五の県議会の意見...全文を見る
○井上哲士君 すり替えてもらっては困るんですね。合区で立候補できなくなった議員、候補者の救済を求める、特定枠を求めると、そういう意見書はないということでよろしいですね。
○井上哲士君 結局、特定枠を求めるなんという決議はないんですよ。地方の代表、都道府県の代表と言われますけれども、皆さんが特定枠でやっているのはその県の有権者が決めた代表じゃないんですね。あくまでも自民党が党として特定枠としたということで、私はそれはすり替えた議論になると思いますよ...全文を見る
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会石井浩郎委員長の不信任に対して、断固賛成の討論を行うものであります。  選挙制度は民主主義の土台であり、国民の参政権、そして議員全員の身分に関わるものであります。だからこそ、各党各会派の合意に...全文を見る
07月11日第196回国会 参議院 本会議 第34号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、自由民主党及び無所属クラブ提出の参議院選挙制度に関する公職選挙法改定案について、反対の討論を行います。  冒頭、西日本豪雨災害で亡くなられた犠牲者の方々に心から哀悼の意をささげ、被災された皆さんにお見舞いを申し上げま...全文を見る
11月20日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  自衛隊の饗庭野演習場での迫撃砲弾による実弾場外被害について私からもお聞きいたします。  人的被害がなかったのは奇跡のような事態でありました。十七日の地元の説明会でも、一五年の民家への実弾被害に続く重大事態であって、当時の覚書を守られ...全文を見る
○井上哲士君 つまり、かなりの数が関わっているわけですね。  会見によりますと、諸元が間違っていて発射の向きが二十二・五度もずれていた、それから、その最初の二発の着弾を確認できないのに三発目を撃ったと。その時点で砲の向きが誤っていることに気付いたのに、三発の着弾を確認せずに四発...全文を見る
○井上哲士君 地元の皆さんも演習場そのものをなくせと言っているわけじゃないんですね。実弾演習はもうやめてほしいと、そもそもこの迫撃砲の射程と比べて狭過ぎるんだということを言っているわけですよ。本当に命に関わる問題でありますから、正面から受け止めていただきたいと思います。  続い...全文を見る
○井上哲士君 真摯に受け止めると言うならば、この審判を受け止めて、私は、普天間は即時無条件の撤去を求めると。この間、デニー知事がアメリカへ行きましたけれども、これ本来政府がやるべきことだということを強く申し上げたいと思うんですね。  今回のこの行政不服審査制度による申立てについ...全文を見る
○井上哲士君 先ほど、なぜこういう救済制度がつくられたのかと申し上げましたけど、つまり、この固有資格というのは、時間的、経済的コストの掛からない簡易迅速な救済が必要な私人と国や行政機関が同一視できるかどうかと、これを区別するための概念なわけですね。  では、この辺野古の埋立ては...全文を見る
○井上哲士君 国はそういう法令違反などをしないという前提で免許のようなときの都道府県の監督がないわけです。今ありました取消し命令とか原状回復命令は、承認の場合はありません。それから、工事竣功の際には、免許は認可ですけれども、承認は通知のみになっている。つまり、国が免許でなく承認を...全文を見る
○井上哲士君 次の質問のお答えになるんですけどね。  私が聞いたのは、今回の辺野古の埋立ては、普通の埋立てじゃないんですよ、米軍基地のための埋立て、そのために日米地位協定に基づく米軍への提供水域内の埋立てをすると。こういう米軍基地建設のための埋立てをすることができるのが国以外に...全文を見る
○井上哲士君 ちゃんと答えてくださいよ。米軍基地を造るための埋立てが国以外にできますかと聞いているんです。今全然違う答弁です。ちゃんと答えてください。
○井上哲士君 いろいろ言いますけど、こういう米軍の基地を造るための埋立工事なんというのは国しかできないわけですね、あり得ないわけですよ。ですから、今、処分という点では同じだと言われましたけれども、この防衛省が受けていた埋立ての承認というのは、一つは一般私人ができないような米軍基地...全文を見る
○井上哲士君 処分に当たるから固有の資格でない、一般私人と同じだと言うのであれば、この七条二項要らなくなるんですよ。処分の中でも固有の資格の場合は適用しないという条項なんですね。  繰り返しますけれども、防衛省が受けた承認というのは一般私人のような免許とも違うし、しかも米軍基地...全文を見る
○井上哲士君 時間で終わりますけどね。  今あなたが言ったのは、沖縄防衛局が言ったことをそのままオウム返しにしただけなんですよ。  先ほど言いましたように、公有水面埋立法では環境保全とか災害防止を定めているんですよ。法律所管する役所としてはこの立場でちゃんと見なくちゃいけない...全文を見る
○井上哲士君 本当に私は責任問われると思いますよ。  こういうことはやめて、違法な不服審査は取り下げて、工事は中止をして、沖縄県民の民意と真剣に向き合うよう強く求めまして、質問を終わります。
11月22日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  法案は、人事院勧告に沿った国家公務員給与引上げの一環であり、賛成であります。  前回に続いて、辺野古の新基地建設の問題についてお聞きをいたします。  沖縄県が辺野古の埋立承認撤回の理由の第一に挙げたのが、承認に当たっての留意事項に...全文を見る
○井上哲士君 沖縄県は、安全性とか環境への影響は工事の総体を検討しなければ確認できないと、だから全体を出せと、当然だと思うんですね。ところが、一部未提出。今もありましたように、三年たってもいまだに調査をしているということなんですね。  なぜいまだに護岸のC1からC3の実施計画が...全文を見る
○井上哲士君 そういうことなんですね。上からハンマーを落とさなくても、サンプラーというこの試験ぐいを置いたら自分の重さでずぶずぶと沈んでしまうと。専門家はマヨネーズ並みの軟らかさだと、こういうふうに指摘をしております。  これ、護岸を造ろうと思いますと、ケーソンと呼ばれる、最大...全文を見る
○井上哲士君 ですから、埋立願書の時点ではこの広い海域をたった四か所のボーリング調査しかしていないんですね。全くお粗末なんですよ。  その調査に基づく当時の防衛局の認識はどうだったのかと。埋立承認の際にこの地盤の圧密沈下についての沖縄県からの質問に対して防衛局が回答していると思...全文を見る
○井上哲士君 だから、承認の時点では圧密沈下は生じないものと想定していますと、たった四か所のボーリング調査でこういうことを言っているわけですね。実に無責任で、この回答をうのみにして、当時の仲井眞県知事が公約も県民世論も裏切ってこれを承認をいたしました。  しかし、その後の調査に...全文を見る
○井上哲士君 当時は、圧密沈下は生じないものと想定していますと。しかし、更に調査をすると言っていますけれども、つまり当時の想定は根底から崩れているということですよ。  そして、いまだに調査を行っていると言いますけれども、一六年三月の報告書から既に二年半たっているんですね。今やっ...全文を見る
○井上哲士君 来年の三月三十一日の時点で新たな報告書が出てくるということでよろしいですか。
○井上哲士君 それは分かるんですよ。契約は延長したりしませんね。来年の三月までに報告書が出てくるということでよろしいですか。
○井上哲士君 ですから、前回報告書が出されて二年半たってもなお、今も調査中だと。そして、来年三月までに報告書が必ず出るということも言えないわけですね。めどが立たないわけですよ。  専門家は、これはもう地盤改良工事を行わないと現状計画は無理だとしております。水深三十メーターの底に...全文を見る
○井上哲士君 現時点で確定的な評価ができないということは、現時点で地盤改良工事が必要ないとか設計変更が必要ないとか、そういうことは断言できないということでよろしいですね。
○井上哲士君 それは分かるんですよ。だから、現時点では専門家は地盤改良工事が必要だと、こう言っていますけれども、その必要はないということは断言できないということですね。
○井上哲士君 ですから、予定されていない超軟弱地盤が出て驚いて追加調査をしているけど、二年半たったって、この計画予定地にその地盤改良工事をやる、つまり計画変更なしに進めることができるということを断言できないということですよ。  これ、計画変更は知事の許可が必ず必要です。そもそも...全文を見る
○井上哲士君 それは分かっているんですよ。だから、計画変更が必要ないという結論を持っていないと、必要かもしれないと思っているわけですね。だったら、必要になったら工事止まるんですよ、沖縄県は承認しないと言っているんですから。そうすれば、もう環境破壊だけが進むことになると。だったら、...全文を見る
○井上哲士君 そういう皆さんの訴えがこの間の知事選挙で、まずは辺野古の基地は止めると、そして普天間は即時無条件の閉鎖、撤去を求めるという声が出たわけですね。  いずれにしても、とにかく、できるかどうか分からないという状態のまま一部の工事だけを進めるというやり方は、まさに県民の声...全文を見る
11月27日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  核廃絶の問題で質問いたします。  国連軍縮総会の第一委員会で、核廃絶に関する一連の決議案が採択をされました。来月初めの総会での採択になります。第一委員会の最も大きな特徴は、今年も核兵器禁止条約に対して多くの国が支持、歓迎をする発言を...全文を見る
○井上哲士君 岩手、長野、三重の三県議会を含む、今ありました三百八十を超える、こういう大きな流れとなっております。  こうした日本と世界の流れと、一方で、日本が国連に提出した核兵器廃絶の決議案については、今年もこの核兵器禁止条約に全く触れないということで内外から失望の声が上がり...全文を見る
○井上哲士君 大幅に賛成が減った去年よりは賛成は増えました。ただ、採択で賛成した国からも様々な不同意や不満が表明をされたと。最も物議を醸した決議がこれだったということなんですね。  核兵器の非人道性についての表現を弱めたことも昨年のままでありますし、一昨年の決議まであった核兵器...全文を見る
○井上哲士君 幾つかのことを挙げられましたけれども、例えばNPT第六条という文言が復活をいたしました。  私、ちょうど一年前にもこの問題を質問したんですね。この六条を使って国際社会は核保有国に核軍縮を迫ってきたわけですね。そして、その世論の広がりの中で、二〇〇〇年に再検討会議の...全文を見る
○井上哲士君 去年の決議のときに、結局、橋渡しだといいながら、核保有国の立場に立って決議案を大幅に後退をさせたと。長崎の市長からは、まるで核兵器国の決議のようだと、こういう声すら出たわけであります。国際的にも厳しい声が上がる中で一定の是正を余儀なくされたものだとありますが、しかし...全文を見る
○井上哲士君 私は、過去のNPTの合意文書を時代遅れの言葉としたということは、NPT六条の核軍縮の義務を、そして過去の合意も守る気がないと、こういう姿勢を示したものだと思いますよ。それをまともに正面から指摘をできないということが、迫っていないということを言っているんです。  こ...全文を見る
○井上哲士君 いや、核軍縮を義務付けた六条に私は明らかに反していると思いますよ。  アメリカのシンクタンクの軍備管理協会というのが、INFの破棄は自己破滅的で制約のない危険な核の誤った軍備拡大に等しいと、軍備競争に導くと、こういう警告もしております。  結局、今おっしゃったの...全文を見る
○井上哲士君 つまり、アメリカが言っているのとは違うという理解でいいんですか。
○井上哲士君 実際には、例えばオーストリアの国連大使はこう言っているんですね。核軍縮のために前提条件が整うのを待てば永久に待つことになると。日本の決議についても、昨年同様失望している、核軍縮に前提を設けている限りいつまでも核軍縮は進まないと、こういう批判をしているんですね。日本の...全文を見る
11月29日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  日中社会保障協定は必要な取決めであり、賛成であります。  そこで、日中関係と新しい防衛大綱に関してお聞きいたします。  まず、外務大臣にお聞きしますが、十月の安倍総理と習近平中国国家主席との首脳会談で、日中関係は正常な軌道に戻った...全文を見る
○井上哲士君 一方、イージス・アショアについて、当初、北朝鮮を想定した弾道ミサイルの迎撃機能に加えて、中国の巡航ミサイルを念頭に同時対処できる機能を担わせる方針でありました。そのためには多機能型対空ミサイルのSM6の搭載が必要になるわけですが、このイージス・アショア導入予算がどん...全文を見る
○井上哲士君 過去にも指摘しましたけれども、こうしたものが軍事対軍事の悪循環を強めるものになっていくと。同時に、米軍が北朝鮮対応などでイージス艦のBMD任務が非常に増加をしていると、これを軽減するために陸上イージスが必要だというようなことも米海軍から様々な声が出ていると、こういう...全文を見る
○井上哲士君 先日の答弁でも会見でも、この「いずも」のいわゆる空母化についての否定はされませんでしたし、「いずも」にF35Bを搭載することになれば、国土の狭さというのは全く理由にならないんですね。あの狭い甲板で飛べるようになるということでありますから、やはり米軍が述べているように...全文を見る
○井上哲士君 決まっていないと言いながら研究は進めていると、こういうことなわけですね。  専守防衛は変わらないんだと、こういうふうに言われましたけれども、この「いずも」のようなものと戦闘機を組み合わせるということになりますと、日本の領土、領海を離れ、領空を離れて、海上のどこから...全文を見る
○井上哲士君 日本の領土、領空を離れて、海上のどこへでもできるような海上の航空基地の機能を持つ、そのことが他国の脅威にならないとなぜ私言えるのか分かりません。  更に聞きますけれども、これ、「いずも」がそういった機能に改修した場合に、米軍のF35Bを離着陸させる、こういう運用も...全文を見る
○井上哲士君 今後あると、こういうふうに言われました。  最後、まとめますけど、安保法制で安倍内閣はもう憲法解釈勝手に変えて強行したわけでありますが、米軍に対する支援も、戦闘作戦行動に発進準備中の航空機に対する給油、整備も含めてできるというふうにいたしました。まさにその下で日米...全文を見る
12月03日第197回国会 参議院 本会議 第7号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、日欧経済連携協定、EPA、日欧戦略的パートナーシップ協定、SPAについて質問します。  まず、日米通商協議についてです。  米国第一主義を掲げるトランプ政権が一方的な制裁をちらつかせて日本と二国間FTAを結びたいと...全文を見る
12月04日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  日欧EPA、SPAについて、昨日の本会議でも質問をいたしました。大変驚くべき答弁が続いたんですね。  まず、EPAの農業に及ぼす影響の試算の問題です。  今の質疑でも、今回の協定やその対策の基本となる数字自身が十分に出てこないと、...全文を見る
○井上哲士君 いや、何で万全なんて言えるんですかね。だって、相手がいるわけじゃないですか。協定を結んで、相手がこれだけ輸出が増えると、こういう数出しているわけですね。僅かな違いじゃないんですよ、九百四十八億と二百三億と。相手も何の根拠もなくにこんな数を出しているわけないわけですね...全文を見る
○井上哲士君 それは分かっているんですよ。一般的に、例えばEUがEU国内で、域内でどうなるかという試算なら別にそれぞれの勝手ですよ。しかし、日本に対してこれだけ輸出増えると言っているわけでしょう。言わば増やすと言っているわけですよ。その前提や根拠がそれぞれが違うと言って、それは知...全文を見る
○井上哲士君 あのね、日本国内だけの話じゃないんですよ。協定を結んで、相手が輸出増やすと言っているんですよ。それが何でそういうことが言っているのか。そのことなしにどうして日本の農業を守ることができるんですかね。もう一回お答えいただきたいと思います。
○井上哲士君 これ全く答えていないんですよ。そうやって去年の十二月に、そういう対策を取ったらこの程度になりますという試算を皆さんは出したと。それから、しかし、その後、向こうが出してきたわけでしょう。日本の農業を守ると言うけれども、向こうは攻めてきているんですよ。相手がこういう攻め...全文を見る
○井上哲士君 日本国内の農業政策だけならそれでいいんですよ。協定を結んだ相手が輸出を増やすと言っているんです。しかも、全く違う数言っているわけですよ。それを何らその中身も検証せずに万全万全と言っていることが全く中身がないということが私明らかになったと思います。  昨日の答弁では...全文を見る
○井上哲士君 今のは、だから、輸出が増えないということを見込んだ上でこういうことをやりましたという話なんですね。だけど、相手の方はこれだけ輸出増えると言っているんですよ。つまり、日本に輸入が増えると言っているんですよ。それを全く無視をしてこんな対策やっても何の効果もないということ...全文を見る
○井上哲士君 ですから、さっきから言われていますけど、あくまでもEUからの輸入が増えるということはないというのが何か前提の話ばっかりなんですね。しかし、相手は増えると言っているんですね。  だったら、このEU側の日本への輸出が増えるというこのファクトシートの試算というのは間違っ...全文を見る
○井上哲士君 輸入が増えることを前提として試算をしたものではないということの答弁との、今の答弁との関係がよく分からないんですけれども、もう一回お願いします。
○井上哲士君 時間なので終わりますが、増える可能性があるかどうかという話じゃなくて、向こう側は九百四十八億円増加すると相手が言っているわけですよ。そのことをきちっと検証してやらなければ、政府の試算はまともな根拠がないということは私は明らかになったと思います。  引き続き追及して...全文を見る
12月06日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  日欧EPA、SPAの質問に入る前に、私からも、今朝の、未明の米軍機の墜落問題、一言申し上げておきたいと思います。  空中給油機KC130とFA18戦闘機の事故だというふうに言われておりますが、二〇一六年十二月に名護の海岸にオスプレイ...全文を見る
○井上哲士君 私、最後の結論がよく分からないんですね。  同じ問題について、違う、全く違う結果が出ていると、向こう側の考え方が違うと。しかし、どっちかが正しいか、両方とも違うのかもしれませんよ、しかし違う結果が出ているんですから、実際どうなのかというのを検証するのは当たり前だと...全文を見る
○井上哲士君 それぞれが交渉して協定を結んでいくと。先ほど来、手のうち、手のうちといった話がありましたけど、相手の方も全部出していない可能性もあるわけですよ。しかし、できた上で、これができたので、日本に対して輸入攻勢を掛けていくということだと思うんですね。  そういう中でこうい...全文を見る
○井上哲士君 昨日、農水省が持ってきた対策のポンチ絵を見ますと、日本の対策の考え方(シナリオ)と書いてあるんですね。ですから、今るる言われましたけれども、日本の側のシナリオに沿って確かに試算はされているかもしれませんよ。これ、しかし、相手がいるんですよ。独り芝居しても駄目なんです...全文を見る
○井上哲士君 では、先ほどの白さんの質問にもありましたけれども、どうなるんですかね、増えた結果、市場にだぶつくだけなのかもしれませんが。  今朝の理事会に出たこの国産ナチュラルチーズの生産量の推移見ますと、ハード系は平成二十二年と二十九年比較して三万二千二百九十三トンから二万二...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので、終わります。     ─────────────
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、日欧経済連携協定と日欧戦略的パートナーシップ協定、いずれの承認にも反対する立場から討論を行います。  日欧EPAは、安倍総理自らが成長戦略の切り札、アベノミクスの新たなエンジンと位置付け、EUに対して過去最大級の自由化を行う協定であり、...全文を見る
12月08日第197回国会 参議院 本会議 第10号
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○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  私は、日本共産党を代表して、日欧経済連携協定、EPAと、日欧戦略的パートナーシップ協定、SPAのいずれの承認にも反対する立場から討論を行います。  両協定は、国民生活と経済、とりわけ農林業に深刻な影響を与えるにもかかわらず、TPPや...全文を見る