井上哲士

いのうえさとし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

井上哲士の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第204回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  安倍、菅政権と、これでもかというぐらい不祥事が続いておりますが、今日は河井克行、案里夫妻の選挙買収問題についてお聞きいたします。  河井案里氏による買収への東京地裁の有罪判決、控訴がされませんでした。確定し、参議院選挙の当選は無効と...全文を見る
○井上哲士君 その悪質な行為を行っていた人物を自民党は公認し、そして総理は直接応援に入って支持を訴えられました。その責任はどうお考えでしょうか。
○井上哲士君 指示されて行ったから知る由もないと、そんな無責任な発言ないですよ。  選挙に出る資格のない人物を応援をして投票を呼びかけたんですよ。その責任感じていないんですか。少なくとも私は広島の有権者に謝罪すべきだと思いますよ。いかがですか。
○井上哲士君 全く責任を感じない驚くべき答弁であります。  これ、自民党には更に大きな責任があります。河井陣営には一億五千万円もの資金が自民党本部から送られました。他の自民党候補の十倍。うち一億二千万円は国民の税金である政党助成金でした。  二月九日の河井克行氏の公判で読み上...全文を見る
○井上哲士君 自民党から交付された特別の多額の資金が買収の原資となっていた。極めて重大だと思うんですね。  お配りした資料にありますように、河井陣営には二〇一九年に五回にわたって資金が自民党本部から交付をされておりますが、その前後に河井克行氏が官邸で安倍前総理と単独で面会をして...全文を見る
○井上哲士君 これまでの答弁の繰り返しですけど、その総理が受けたという報告と、二月九日の公判での自民党本部からの資金が買収の原資になったという供述、会計責任者の供述が食い違っているんですよ。これ、ほっておくんですか。  これも含めて買収資金について何ら解明もせずに、まるで知らぬ...全文を見る
○井上哲士君 一か月には再選挙が始まるんですよ。知らぬ顔して、何も解明しないままに選挙臨むんですか。本当、私は有権者を愚弄していると思います。河井案里氏も何一つ説明をしておりません。河井案里氏の国会招致、そして関係者への聞き取りなど、解明に責任を果たすべきだと思います。  委員...全文を見る
○井上哲士君 河井案里氏が逮捕後も辞職せずに歳費をもらい続けたことに国民的批判が上がっております。これは自民党も問われているんですね。  河井案里氏の分として参議院から自民党に交付をされた立法事務費は幾らになっているでしょうか。
○井上哲士君 離党するまで七百十五万円の交付金が自民党に交付をされ、あっ、立法事務費が交付をされました。  それだけではありません。参議院選挙後の二〇一九年八月から昨年末までに自民党に交付された政党助成金の総額と議員一人当たりの額は幾らになるのか、年ごとの額と合計額を明らかにし...全文を見る
○井上哲士君 この中には河井案里氏の分が含まれるわけですが、河井氏は、二〇年六月に自民党を離党し、直後に逮捕をされました。離党後に自民党への政党助成金は減額されたんでしょうか。
○井上哲士君 ですから、河井案里さんが離党をして逮捕された後も、自民党は知らぬ顔してちゃっかりその分の政党助成金もらい続けてきたんですよ。  そもそも河井氏の当選は無効ですからね、これ、交付されるべきでないものですよ。合計実に六千五百万円ですね、これ、自民党の皆さん、国民の理解...全文を見る
○井上哲士君 仕組みはないかもしれません。しかし、だからこそ私は自主的に返還すべきだと思いますよ。  総務大臣、この政党助成金制度の目的はどういうことになっているでしょうか。法律にどう明記されていますか。
○井上哲士君 我々は、これは憲法に反するということで反対をして、もらっておりませんけど。民主主義の発展に重要な意義を持つ、民主主義破壊の買収行為によって当選が無効になった河井案里さんの分まで交付を受けることが民主主義の発展に重要なことになるんですか、総理。おかしいんじゃないですか...全文を見る
○井上哲士君 全く責任を感じていらっしゃいません。だからこそ、私は自主的に立法事務費や政党助成金の返還をするべきだと、そうしなければ到底国民の理解は得られないと思います。  自民党として改めて買収問題、資金の徹底的な調査、そして河井案里氏の証人喚問、重ねて求めまして、私の質問を...全文を見る
03月17日第204回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  柏崎刈羽原発のテロ対策装置が長期間にわたって故障していたという深刻な問題について、まず東電にお聞きいたします。  ID不正利用など、この間の一連の不祥事を含め、住民からは怒りと不安が上がっております。今回の問題はどういう深刻な意味を...全文を見る
○井上哲士君 装置の故障について東電は代替措置をとっているとしたけれども、規制委はこれ信用せずに抜き打ち検査を指示をされました。なぜ信用できないと思い、どういう調査をされたんでしょうか。
○井上哲士君 結果として、そういう、この深夜、休日などの抜き打ち検査でなければ発見できないような事態があったということでしょうか。
○井上哲士君 会見で更田委員長は、東電の組織的問題という認識を示されました。具体的にはどういうことでしょうか。
○井上哲士君 東電の社長は、この装置の故障についていつ報告を受けて、代替措置を講じているということはいつ了承をされたんでしょうか。
○井上哲士君 では、やはり組織的問題があるという規制委員会の指摘について、今の経緯からどうお考えでしょうか。
○井上哲士君 果たして現場任せが問題だったのか、現場だけの問題なのかと私は疑問なんですね。  今回の事態は、セキュリティー上最も深刻なレベルとされていますが、それは原発を運転する会社にとってはどういう意味を持つ問題なんでしょうか。規制委員会、お願いします。
○井上哲士君 規制委は、昨年九月に、東電の適格性を認めて保安規定の基本姿勢を了承いたしました。しかし、その了承した前の段階でID不正利用や今回の問題が起きていたことが今明らかになったわけですね。この適格性の判断の前提が崩れているんじゃないでしょうか。再検討すべきじゃないでしょうか...全文を見る
○井上哲士君 しっかり再検証していただきたいと思います。  新潟県知事は、三月中にも規制委員会を訪れて、東電の原発を運転する技術的能力があるかどうかを再評価するよう直接要請するとされておりますけれども、これ、要請があったらどういう対応をされるお考えでしょうか。
○井上哲士君 地元の声、しっかり聞いていただきたいと思うんですが。  最後、経産大臣にお聞きいたしますけど、ぶら下がり会見で再稼働できる段階にないという発言をされましたけど、もうそれにとどまらない、もう原発を運転する会社としての資格そのものが私は問われていると思いますけれども、...全文を見る
○井上哲士君 原子力事業者としての資格が根本から問われるということを改めて指摘をしておきたいと思います。  この件はこれで終わりますので、関係の方、退席で結構です。
○井上哲士君 続いて、核兵器禁止条約についてお聞きします。一月二十二日に発効いたしました。人類史上初めて核兵器を違法とする国際法が生まれました。核兵器のない世界へ道を切り開く新しい時代が始まりました。  私は、広島で育った被爆二世として、この条約が採択をされた国連の会議に出席を...全文を見る
○井上哲士君 これまで政府は、核兵器について、人道主義の精神に合致しないものではあるが、実定国際法に違反するとまでは言えないと答弁をされてきましたけど、この考えは変わりないんでしょうか。
○井上哲士君 直ちに慣習法化するとは考えていないと言われましたけど、核兵器禁止条約が発効してそういう国際法ができたと、こういう事実は当然認められますね。
○井上哲士君 確かに、条約が拘束力を持つのは締約国だけです。それは事実です。しかし、核兵器を違法とする国際的規範が生まれたということは、核保有国に対する道義的、政治的圧力になるわけですね。そのことは、特に人道に関する条約が非締約国にも大きな影響を及ぼしたことにも示されていると思い...全文を見る
○井上哲士君 この二つの条約は、この生産、輸出、使用などを禁止しておりますけれども、この条約が発効以降、対人地雷やクラスター弾の使用状況はどういうふうに変わったでしょうか。
○井上哲士君 締約国でないアメリカはどうでしょうか。
○井上哲士君 アメリカは、二〇一四年に対人地雷を使用しないという政策発表しました。まあ北朝鮮には除くとなっていますが、それをトランプがひっくり返したということはありますが、こういう影響があるんですね。  さらに、この生産、輸出はどういうふうに変化をしたでしょうか。
○井上哲士君 あとは、アメリカのテキストロンとオービタルATKという二社は、このクラスター弾の条約発効後、その製造を中止をしております。  輸出入についてはどうでしょうか。
○井上哲士君 これ、条約発効後、対人地雷は、この未加入国を含めて輸出入は確認をされておりません。ですから、条約の非締約国にも大きな影響を与えているわけです。  その背景に、条約発効後、対人地雷やクラスター弾を製造する会社には投資をしないという流れの広がりがありますが、これどのよ...全文を見る
○井上哲士君 全国銀行協会はクラスター弾の製造を使途とする投融資の禁止を宣言をいたしましたし、国際的にも世界の主要金融機関はそういう企業への投融資を禁止するようになりました。この金融機関も条約によって成立した国際規範を無視することはできないということを示していると思うんですね。 ...全文を見る
○井上哲士君 事実関係はちゃんと事前通告しますけど、これ政治家としての認識ですから答えてください。  ダイベストメントが及ぼす影響、影響力についてどうお考えでしょうか。
○井上哲士君 大変残念な答弁ですが。  米国の軍備管理協会のアームズ・コントロール・トゥデイという電子版に、核兵器禁止条約、次は何かという記事が掲載されました。これによりますと、今指摘したように、製造、使用、投資に関する対人地雷禁止条約、クラスター弾禁止条約の先例は、条約が非締...全文を見る
○井上哲士君 いや、核兵器について聞いているんじゃないんです。一般論としてお聞きしています。(発言する者あり)
○井上哲士君 非人道的兵器を禁止する条約が非締約国にも影響を及ぼしていると、現に。そのことについての認識です。
○井上哲士君 日本が参加しているクラスター弾や対人地雷禁止条約が、非締約国、例えばアメリカなどにも影響を及ぼしていることについての認識を聞いているんです。
○井上哲士君 今丁寧に、私、事実挙げたんですけどね。  私は、この非核、核兵器禁止条約も非締約国に影響を及ぼしている、及ぼすと思いますが、この核兵器は人類と共存できないという被爆者の訴えが世界を動かして、この条約の発効になりました。  NATOの元事務総長を含むNATO加盟二...全文を見る
○井上哲士君 それだけじゃないんですね。NATO本部がある、アメリカの核兵器が配備されているベルギーでも、昨年十月に誕生した新政権が禁止条約によって多国間の核軍縮を更に加速させられるような方法を模索するという方針を発表して注目をされております。  さらに、核兵器製造企業への投資...全文を見る
○井上哲士君 オランダのNGOの調べでは、採択以来、世界で九十四の銀行、金融機関が核兵器製造企業への投資をやめていると。引き揚げられた投融資は少なくとも五百五十億ドルに上ると言われております。  いずれもこれまでにない動きなんですね。核保有国への圧力の中で、国際法で違法とされた...全文を見る
○井上哲士君 その上でいろいろ示して聞いているんですが、残念でありますが。  イギリスが、昨日、保有する核弾頭の上限を百八十から二百六十に引き上げる方針を発表いたしました。NPT条約第六条の核軍縮義務に明確に違反すると思いますけれども、昨日のニュースですけど、大臣、いかがでしょ...全文を見る
○井上哲士君 いや、背景にかかわらずですよ、核弾頭の上限を増やすんですから核軍縮義務に反していると、六条に反していると、大臣、明確に言えないんですか。
○井上哲士君 これほど明確なことに核軍縮義務違反と言えないようで、どうして橋渡しとか言えるのかということを言えるんですよ。  私は、核兵器国がこの六条をちゃんと守らない、核兵器の廃絶の義務をね、それが多くの国々がNPTを補完する形としてこの条約を作ったと、このことを改めて浮き彫...全文を見る
○井上哲士君 日本は、二〇一三年以来、この声明や決議に賛成をしておりますけれども、核兵器の非人道性については当然この決議と同じ立場だということで、外務大臣、よろしいでしょうか。
○井上哲士君 核抑止力というのは、結局核兵器の使用が前提なわけですよね。いざというときには核兵器を使って広島、長崎のような非人道的な惨禍を繰り返すことをためらわないということなわけですよ。  この国連決議に賛成をして、とりわけ核兵器の非人道性を身をもって体験した被爆国の日本の政...全文を見る
○井上哲士君 しかし、日本はオバマ政権が核先制不使用に、出そうとしたときに反対したんじゃないですか。今後、核先制不使用は、という立場に立つということでいいですか。
○井上哲士君 当時大きく報道されました。  じゃ、今から日本としては核先制不使用は賛成だという立場を明言していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○井上哲士君 大臣、答えてください。日本は核先制不使用は賛成だと明確に言えるんですか。
○井上哲士君 答えていないんですよ。先ほど使用が前提でないようなこと言われましたけど、結局抑止力は使用するということなんでしょう。違うんですか。
○井上哲士君 いや、その核抑止というのは、非人道的である兵器である核兵器を使用するということを排除していないんじゃないですかと、それを聞いているんです。
○井上哲士君 結局、核兵器の先制不使用には賛成ということも言われませんでした。  私は、核兵器の非人道性への批判と核抑止への依存というのは両立し得ないと思います。これと決別をして核兵器禁止条約に参加をして、核廃絶の先頭に被爆国政府こそ立つべきだと強く申し上げまして、質問を終わり...全文を見る
03月22日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  辺野古新基地建設の埋立土砂の問題についてお聞きいたします。  政府は、当初、辺野古の埋立てに使う土砂は沖縄県外を中心に調達する計画でしたが、昨年四月の設計変更の際にこれを変更しました。お手元の資料のように、調達候補地として沖縄県内を...全文を見る
○井上哲士君 戦後長期間たって国は幕引きを図った。そういう下で、議員立法によって、全会一致でこの法律は作られました。遺族会の皆さんの思いも込められております。つまり、たがをはめたわけですよ、議員立法で、国に。  この法律の第三条の国の責務では、「厚生労働大臣は、戦没者の遺骨収集...全文を見る
○井上哲士君 国の一員として当然防衛省も法律に、この計画に明記をされている、重要な責務を負っているということを自覚をしていただきたいと思うんですね。  この基本計画に基づいて、沖縄ではどのように遺骨収集が取り組まれてきたんでしょうか、厚労省。
○井上哲士君 沖縄は国内唯一の地上戦の場所になりました。本土決戦を遅らせる目的の捨て石作戦で住民を巻き込んだ悲惨な地上戦となって、日米二十万人以上が犠牲になりました。一般住民は九万四千人が犠牲となって、その半数以上がこの南部で亡くなっております。  軍人軍属の死亡者のうち、沖縄...全文を見る
○井上哲士君 近年、DNA鑑定がやっと導入されて、より身元の特定が可能になりました。先ほどの白議員の答弁に、地域を限定しないということもありました。沖縄でも鑑定する遺骨の対象が広がって、より御遺族に返還をする可能性、その努力が重ねられているんですよ。  私は、この地域からの土砂...全文を見る
○井上哲士君 辺野古の埋立てに問わず、遺骨が混入した土砂を資材として使用することがあってはならないと、そういう立場に立つならば、南部地域の土砂を辺野古の埋立てに使用することなどできないはずだと思うんですね。  この間、目視の事前調査、遺骨に配慮した事業という答弁が言われてきまし...全文を見る
○井上哲士君 極めて困難なんです。見たら分かると思うんですね。  この沖縄戦から七十六年たっていますから、遺骨は土や落ち葉に埋もれていると具志堅さん言われています。一・五メートル四方の場所で、表土を二十センチほど除いた後に棒やブラシで骨を探すだけで一日掛かりだと言われているんで...全文を見る
○井上哲士君 今申し上げましたように、候補地として示しただけでこういう動きがもう出ているんです。まだ決まっていないじゃなくて、今ここを外すということを明確にいただきたいし、私は、幾重にも県民の声を踏みにじるような辺野古建設のそのものの断念も求めまして、質問を終わります。
03月23日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、くしくも米軍の低空飛行訓練について先ほど白議員が質問をされ、この後、伊波議員も質問されます。今、大塚議員も関連して地位協定質問されました。  私も、米軍の岩国基地の大増強と中四国での被害についてお聞きをいたします。  まず...全文を見る
○井上哲士君 配置数は倍加をいたしまして、極東最大級の基地ということに増強をされました。  滑走路の沖合移転は騒音の軽減だったはずなんですね。ところが、今、住民の苦情に対して、移転前の水準を超えなければ問題ないと、こういうような姿勢がありまして、目的は増強だったのかということに...全文を見る
○井上哲士君 いや、適切に行うと言われましたけど、区別ができなくなっているんです。だから、皆さんは騒音公害隠しだと言われているんですね。  この騒音被害の増大は岩国市内にとどまりません。お手元の資料の二枚目に、岩国基地は、岸大臣よく御存じのように、山口県の一番東側であります。発...全文を見る
○井上哲士君 お手元のその二枚目の資料ですね、確かに宮島の手前で右に旋回することになっているんですね。それを尊重していると、米側が、今おっしゃいました。私、驚きました。ちょうど私が行ったときも、大聖院に向かって歩いていると、私のちょうど真上を騒音を上げて三機編隊の米軍機が飛行いた...全文を見る
○井上哲士君 いや、また尊重と繰り返されましたけど、じゃ、私が見たもの何なんですか。短時間の間に二回往復しましたよ、二回通りましたよ、三機編隊がね。そして、健康被害には至らないような数字だと言われましたけど、健康被害なんかあったら大変なんですよ。それがこの宮島の上を通っていると。...全文を見る
○井上哲士君 アメリカに申入れをして、アメリカ側は理解をしているという答弁がありました。全然実態と違うんですね。  今、どんどん中国地方の被害の範囲も広がっております。鳥取県では過去最高レベルの目撃情報です。特に激化しているのが島根県の西部で、中四国防衛局が公開するデータでも、...全文を見る
○井上哲士君 この問題でずっと同じような答弁が繰り返されてきたんですけど、どんどん被害が広がっているんですね。  例えば四国も、高知県や徳島県でも様々な目撃情報寄せられておりますが、お手元の資料の最後の二枚、四と五ですけど、昨日、おとついの報道であります。愛媛県で大変激化をして...全文を見る
○井上哲士君 米軍が訓練ルートを適宜設置していて、それを見直す、それが当たり前のように言われました。私、運用だからといって容認するんじゃなくて、アメリカの運用であっても日本の上空なんだから勝手なことはさせないというのが主権国家として当たり前のことだと思いますよ。  こういうよう...全文を見る
03月23日第204回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  海外の石炭火力発電所への支援についてお聞きいたします。  まず、外務大臣にお聞きしますが、パリ協定以来、温室効果ガスを多く発生させる石炭火力発電所を廃止する動きが強まっております。グテレス国連事務総長は三月の二日、脱石炭連盟サミット...全文を見る
○井上哲士君 今ありましたこのインフラシステム輸出戦略の中で、輸出相手国の脱炭素化への移行方針等が確認できない場合は原則支援しないということになりました。これ、国内外のいろんな声に応えたものだと思いますが、しかし抜け穴だらけだという指摘もあるんですね。その大きなものが、現在進行中...全文を見る
○井上哲士君 政府間合意、強調されるんですけど、政府間の大筋合意後に相手から取り消した例はあるわけですね。インドネシアとの関係でいいますと、過去、気候変動対策プログラム・ローンをフランスと三期にわたり協調融資した後に、四期目についても大筋合意後にインドネシア側から突然取り消された...全文を見る
○井上哲士君 超超臨界といいましても、液化ガスの発電と比べますと倍のCO2排出になりますから、私はパリ協定と整合しないと思うんですね。  それで、私申し上げているのは、むしろそういうものを途上国の支援としてやっても、逆に座礁資産となって、その国にとってもプラスじゃないのではない...全文を見る
○井上哲士君 日本が撤退したら中国がということを言う方もいらっしゃいますが、中国はバングラデシュでの石炭火力発電事業に投資することを撤退したと、先日報道もありました。  いわゆる座礁資産ということでいいますと、コストの問題もあるんですね。先ほどのグテレス事務総長のメッセージの中...全文を見る
○井上哲士君 インドネシアもバングラデシュも、この電気余剰というものもあるわけですね。本当に今必要なのかということが問われております。  イギリスは、昨年十二月に海外の石化燃料プロジェクトへの公的資金の投了を宣言いたしました。日本も世界をリードしていくということであるならば、改...全文を見る
03月24日第204回国会 参議院 本会議 第10号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定、思いやり予算特別協定の改正議定書について質問します。  まず、外務大臣にお聞きします。  本議定書は、在日米軍駐留経費の日本の負担を定める現行の特別協定を一年間延長しようとするもので、...全文を見る
03月26日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  在外公館名称給与法改正案は必要な内容であり、賛成であります。  この参照条文に誤りがありました。これで政府全体で二十四法案、条約で条文や参考資料に誤りがあったということになるわけです。前代未聞の異常事態でして、やっぱり政府全体での立...全文を見る
○井上哲士君 民主的体制の早期回復ということでありますが、もう一回改めて聞きますが、そうであるならば、今の国軍はそれに当てはまらないと、失われているということであれば。そういうことでもう一回確認してよろしいですか。
○井上哲士君 民主的体制の早期回復と言うならば、総選挙を経て民主的に成立したNLD政権の原状回復となるはずだと思うんですね。  NLDのメンバーが主体の連邦議会代表委員会、CRPHが九つのポストの大臣代行を任命して、臨時政府の準備とも報じられております。一方、国軍は二十二日にこ...全文を見る
○井上哲士君 日本はミャンマーの最大の経済関係国であるわけですから、日本の対応というのは非常に影響が大きいわけですね。  一方、日本は過去、ミャンマーの国軍が民主化運動を弾圧している最中に軍事政権を承認して、ODAの供与などで軍政に支援の手を差し伸べたという歴史もありまして、こ...全文を見る
○井上哲士君 次の質問のお答えをいただいたんですけどね。  じゃ、基本的立場をちょっと確認したいんですけど、今、日本の経済協力の基本方針読み上げましたけど、改革勢力を後押しするために支援を実施するとしているわけですね。逆に言えば、そういう改革勢力を後押しするのでないような、そう...全文を見る
○井上哲士君 繰り返しになりますが、そうやって検討するときの基本的姿勢として、現在の経済協力の基本方針にあるような、改革勢力を後押しするために支援を実施すると、これに反するようなことは行わないということを確認をしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○井上哲士君 先ほどODAについてお答えがありました。円借款で見ますと、二〇一四年以来二〇一九年までおおむね一千億円前後で推移して、二〇一九年度は千六百八十八億円だったのが、今年度はその半分以下の七百二十七億円に落ち込んでいるということであります。  二月一日以降、国軍との間で...全文を見る
○井上哲士君 これも、政府の開発協力大綱の中には開発協力の適正確保のための原則というのがありまして、開発途上国の民主化の定着、法の支配及び基本的人権の尊重を促進する観点から、当該国における民主化、法の支配及び基本的人権の保障をめぐる状況に十分注意を払うと、こういうふうになっている...全文を見る
○井上哲士君 民主的体制の回復が必要だと言われました。  冒頭、今の国軍がそれに当たるかということもお聞きしたんですけど、新規案件を決定する際には、政府間の交換公文に署名をすることが必要なわけですよね。そうすると、相手が国軍で署名をするということは、これはあり得ないというふうに...全文を見る
○井上哲士君 欧米諸国などが制裁という形で態度を示しているわけですけど、日本は最大の経済関係国で、その影響力が大きいにもかかわらず、その辺の姿勢が明確でないという声がいろいろ今寄せられているわけですよね。  最初にも申し上げましたけど、過去、ミャンマーの軍事政権が民主化運動を弾...全文を見る
○井上哲士君 日本とミャンマーは日本・ASEAN経済連携協定に参加していますから、ミャンマーは特恵関税の適用などの優遇も受けているわけですね。この点も現状でいいということでしょうか。
○井上哲士君 重ねて、日本政府が、ミャンマーの国民の意思に応えて軍政の正統性は認めないという立場を明確にして、国際社会の取組のために積極的に役割を果たしていただきたいと、以上求めまして、終わります。
03月30日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  通告よりもテーマの順番を入れ替えまして、先に米軍ヘリの低空飛行問題についてお聞きいたします。  毎日新聞が首都東京での米軍ヘリの低空飛行を連続報道いたしました。写真とともに動画も公開されております。衆議院の答弁見ておりますと、両大臣...全文を見る
○井上哲士君 結局、事実関係よく分からないんですね。報道では、今年の一月五日の飛行もあるんですね。時間がたっているので詳細な事実が確認は容易ではないということ、全く通用しないと思います。  国土交通省来ていただいておりますが、国土交通大臣が衆議院で、この飛行があったとする日付ど...全文を見る
○井上哲士君 報道された日付と同じ日に飛行する旨が米軍からちゃんと通報されているということなんですね。当然、米軍側には運航記録も残されているはずなわけです。ですから、分からないはずがないと私思うんですね。  その上で、そもそも航空法のこの最低高度が定めてある趣旨、そしてその概要...全文を見る
○井上哲士君 過去、私質問した際に、元々戦闘機などが三百メーターで飛行することは想定していなくて、取材とか遊覧飛行を行うヘリコプターなどが低空飛行を行うときの安全性の確保を主な目的としているという答弁がありましたけど、そういうことで間違いないですね。
○井上哲士君 ですから、戦闘機が地上三百メーター以下を飛ぶというのは本当にあってはならないことでありまして、むしろこれは、ヘリなどがそういう取材飛行をするときでも、これ以下は飛んではならないというものなんですね。ですから、ヘリが対象外だなんておおよそ話にならないことなわけでありま...全文を見る
○井上哲士君 安全配慮をするべきだと言って誰も反対しないと思うんですね。アメリカ側も、そんなことしませんなんて言うはずがないと思うんですよ。だから、そのときの基準でルールが一致しているのかと。幾ら規則を徹底するといっても、アメリカ側は毎日新聞に、ヘリは含まれないと、九九年合意に、...全文を見る
○井上哲士君 日本側は例外がないと承知しているんでしょうけれども、アメリカ側も同じ認識なんですかと、違うんじゃないですかと、だったらその食い違いをたださなくちゃいけないでしょうということを聞いているんですから、ちゃんと答えてください。
○井上哲士君 これ、個々の取材、口頭ではなくて文書で出したって毎日新聞書いているんですね。それをきちっと私は確かめていただいて、安全の確保ということは誰もが必要だと思っているわけですから、そこのそごがないようにするということが今必要だと思うんです。  それで、九九年の日米合意が...全文を見る
○井上哲士君 日本は例外ないと言っていても、アメリカ側は含まれないと言っているから私は言っているんであって、当時、このヘリの扱いということが議論になったのか、なっていないのか、そこはやっぱり明らかにしていただきたいと思うんですね。  当時の日米間の協議の議事録の提出を委員会に求...全文を見る
○井上哲士君 毎日の記事では、米軍は、一月五日には米海軍ヘリのシーホークが渋谷駅や六本木ヒルズ周辺を低空で旋回して、六本木の米軍ヘリポートに着陸して、僅か数十秒後に離陸する様子が書かれております。離着陸を五回繰り返したこともあって、離着陸時に乗降者もいないと、ですから要人輸送じゃ...全文を見る
○井上哲士君 安全性の確保とか最低安全高度以下で飛んではならない、これは当たり前だと思うんですよ。しかしですね、しかし、一国の首都であって、世界有数の密集地域の上空を、他国の軍隊が仮に最低高度を守ったとしても訓練で使うということがあっていいのかと。それ、許容しているんですか、日本...全文を見る
○井上哲士君 一般論じゃないんですよ。繰り返しますけれども、一国の首都の上空です。そして世界有数の人口密集地ですよ。いろんな安全配慮したって事故は起きるときは起きるんです。だから、少なくとも首都上空での米軍の訓練はやるべきでないということは、僕はそれはもう独立国として明確に言うべ...全文を見る
○井上哲士君 確かにタッチ・アンド・ゴーかどうかというのは分かりません。だけど、今の答弁あったように、首都上空での訓練は排除されていないんですよ、今の地位協定では。排除されていますか、岸大臣。
○井上哲士君 ですから、結局、今の地位協定の下で日本の上空どこでも勝手に米軍が訓練できるようになっていると。安全の配慮とか言われますよ。しかし、そもそもできるようになっているんですよ。そこを私は正すことが必要ですと思います。ですから、日米地位協定自身でそういう訓練の規制ができるよ...全文を見る
○井上哲士君 都心上空での訓練はやるべきでない、やってもらっては困るということは明確に言われているんでしょうか。
○井上哲士君 それは、やっぱり一国の首都の、しかも世界有数の密集地の上で他国の軍隊が訓練をしているということを容認するということは、あってはならないと思います。  かつ、そもそも都心にこの米軍ヘリポートがあること自身が問われているわけですね。米軍基地の赤坂プレスセンターがあるわ...全文を見る
○井上哲士君 先ほど申し上げた、元々返還することになっているものでありまして、今回こういう事態が起きているわけですから、今のような答弁ではなくて、強く求めていただきたいということを申し上げておきます。  その上で、在留米軍経費の特別協定延長のことについて質問いたします。  本...全文を見る
○井上哲士君 参議院の調査室が作っていただいたこの資料にも、一九七八年六月、ブラウン米国防長官が来米した金丸防衛庁長官に対して、円高を理由により一層の在日米軍駐留経費の日本側負担増を求めたと、それに対して金丸長官が、思いやりの立場で努力を払いたいと、こう答えたということが明記をさ...全文を見る
○井上哲士君 条文に照らしますと、とても納得できる話じゃない。拡大解釈としか私言いようがないと思うんですね。結局、説明が付かないから思いやりという言葉で負担をしたのではないかと思います。  昨年、アメリカの公文書でそのことが明らかになりまして、調査をした共同通信などが八月に報じ...全文を見る
○井上哲士君 いや、これがその後の日本側の負担のずうっと広げていくルーツになるわけですから、明確にしていただかないと困るんですね。  さらに、この公電では、日本側には地位協定に付随する他の取決めについても変更圧力が国会で強まる懸念があるために、協定を改定せずに問題を解決する必要...全文を見る
○井上哲士君 アメリカは新たな負担を日本に担わせるための重要な交渉をしているわけで、公電がありもしない事実を本国に伝えるとは考えられません。事実、その後の経過はこのとおりになっているわけであります。  これ、大変重要な問題でありますから、日本側の当時の交渉記録を提出をしていただ...全文を見る
○井上哲士君 こうして協定に反する拡大解釈で負担を始めましたけれども、更に負担を拡大する上でも、それでは説明が付かなくなって始まったのが特別協定であります。  この改正議定書はただ期限を一年延長するもので、内容の見直し、負担の縮減は全く行っておりません。茂木大臣は時間が限られる...全文を見る
○井上哲士君 適切な内容、水準というふうに言われるんですけど、先ほど述べましたように、元々条約上、日本に負担義務がないものなんですね。そして、そういう点でいえば、適切な内容、水準って私ないと思うんですよ。そもそも、政府も暫定的、特例的、限定的な負担だと言っているわけですから、長期...全文を見る
○井上哲士君 負担上限に達した年度がないわけですから、これ負担縮減の余地があると思うんですね。なぜそれを提起していないんでしょうか。
○井上哲士君 この間、いろんなことがあって達していないわけですよね。そうであれば、そもそもそれは縮減を求めるべきであって、やるべきことさえやっていないと言われても仕方がないと思います。  さらに、娯楽施設についてお聞きします。  この間議論になりましたけど、沖縄県名護市辺野古...全文を見る
○井上哲士君 建物工事も含めた施設建設の費用はどうなるんでしょうか。
○井上哲士君 国民の税金でありますから、なかなか納得し難いんですけど。  過去、提供施設整備費においては娯楽施設を提供しないこととしておりますけれども、なぜそういうふうにしたのか、その経緯について説明してください。
○井上哲士君 娯楽施設、収益性のある施設の建設であることについて、この提供施設整備でも再編整備でも変わりないんですね。  娯楽施設に国民の税金を使うことは国民の理解が得られないからやめたと、こうおっしゃいましたけれども、再編だと強調したところで娯楽は娯楽でありまして、枕言葉を付...全文を見る
○井上哲士君 いやいや、提供施設整備で娯楽施設やめたのは、国民の税金を使うことは国民の理解が得られないと、こう政府が言ってやめたんですよ。これ、同じじゃないですかね。  例えば、労務費の見直しでも、提供施設整備で娯楽施設や収益性のある施設の提供を行わなかったことが一つの理由とさ...全文を見る
○井上哲士君 幾ら言われましても、やっぱり事業目的が違うからいいということには私はならないと思います。  FIPでやめた娯楽施設に国民の税金を使うことは国民の理解が得られないと、このことは両方同じなわけでありますから、これはやめるべきだということも最後に強く申し上げまして、時間...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定の改正議定書の承認に反対の立場から討論を行います。  日本に思いやり予算を負担する義務は全くありません。日米地位協定第二十四条は、在日米軍の維持経費は日本国に負担を掛けずに合衆...全文を見る
04月12日第204回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  昨年の外交防衛委員会で女性差別撤廃条約の選択議定書について質問いたしました。茂木大臣からは早期批准について検討を加速するという答弁もあって、期待の声が上がっております。  一方、先日発表されたジェンダーギャップ指数は百二十位、世界で...全文を見る
○井上哲士君 国際的な経験も踏まえて御答弁をいただきました。  国連の女性差別撤廃委員会は、この問題も含む女性差別撤廃条約の日本政府のフォローアップ報告に対する評価文書を二〇一八年の十二月十七日に日本政府に送っておりました。ところが、外務省は、公表もせずに、所管する内閣府の男女...全文を見る
○井上哲士君 この女性差別撤廃委員会を、私、軽視したと見られても仕方がないと思うんですね。これまでの条約の政府報告や最終見解は内閣府のウエブサイトに掲載をされて、NGOなどはこのサイトを見て国連にカウンターレポートを提出をしたり意見交換などをしているわけで、知る権利ということから...全文を見る
○井上哲士君 与党審査は六回と言われましたけど、自民党は四回行われたと報告を受けております。  今、より踏み込んだ議論と言われ、これも含んでいるんだと、こう言われました。しかし、これ全くそんなことは通用しないですよ。  答申を受けた政府原案には、結婚に際して九六%は女性が姓を...全文を見る
○井上哲士君 国会の議論の動向を踏まえるというならば、この間、国会には何度も議員立法出されて議論がされてきたんですよ。そして、様々な運動や訴訟も取り組まれてきたんですよ。それは、自民党内の中にも様々な議論があると今報道されていますよね。その一部の議論だけを優先をしてこの選択的夫婦...全文を見る
○井上哲士君 議論の結果、何で削られたのかと聞いているんですよ。繰り返し勧告も行われてきた。なぜ削ったんですか。今理由になっていないですよ。
○井上哲士君 そんなの通用しないですよ。  外務大臣にお聞きしますけど、事前の説明では、外務省も閣議決定された計画で削られたことは承知していたということでありますけど、これ外相も、外務大臣も御存じだったんでしょうか。わざわざ削除をしたということは、この問題で撤廃委員会の勧告を無...全文を見る
○井上哲士君 知っていたわけですね。知った上で削ったんですよ。  これ、既にある文言を削るということがどういう意味を持つのかと。この基本計画の検討過程の中で、外務省が、それまでの女子差別撤廃条約選択議定書の早期締結について真剣に検討を進めるという文言から早期を削るということが大...全文を見る
○井上哲士君 だから、ある、今ある文言を削ったらそうは見られないと、そういうことを外務省自身も認めていたわけじゃないですか。これ閣議決定したんですから、大臣、責任持って答えていただきたいんですが、いかがですか。
○井上哲士君 大臣のそのお考えと、結果としてこの計画がやっぱり異なっているというのは大変残念だと思いますけれども、そういう今の答弁であれば結果で示していただきたいと。本当に多くの皆さんが期待をしているわけでありまして、これまでの議論を踏まえて、取組が後退したわけじゃないと言うんで...全文を見る
○井上哲士君 続いて、核兵器の問題についてお聞きいたします。  イギリスによる保有核兵器の上限の大幅引上げに対する先日の私の質問への本会議での答弁で、遺憾だという言葉もありませんでした。核増強を合理化する英国の発表内容を容認をして、NPTの完全な履行に強くコミットし、核兵器国と...全文を見る
○井上哲士君 いや、そういう本会議の答弁だったから、それ踏まえて聞いているのに、繰り返しちゃ駄目ですよ。  何で自国核兵器の上限の引上げがNPTの第六条の核軍縮の義務の履行にコミットすることになるんですかと、逆行じゃないですかと聞いているんです。ちゃんと答えてください。
○井上哲士君 さっぱり分かりませんね。何で上限、核の上限の引上げが核軍縮義務の履行にコミットしているのか。  長期目標として核のない世界を掲げさえすれば核軍拡を容認するということになれば、もう際限ない悪循環に歯止め掛からなくなるんですよ。そんなことを唯一の戦争被爆国が言ってはな...全文を見る
○井上哲士君 この問題、私、去年の十一月に本会議でも大臣にお聞きいたしました。その際に、全ての核兵器国が検証可能な形で同時に行わなければ有意義でないと、こういうことを言われましたし、この間もそういう答弁を繰り返されております。  しかし、九三年に南アフリカが自ら核兵器を解体をし...全文を見る
○井上哲士君 イギリスは、核の、保有核兵器の上限を示すと、増やすということについては結局理解を示すと。一方で、その核不使用宣言については、先制不使用宣言については全体でやらなければ駄目だと。こうなりますと、結局、一方通行、核のこの増強だけが広がっていくということに私なると思うんで...全文を見る
○井上哲士君 二〇一七、八年の七月二十七日からだと思いますけれども、お手元に配付している資料は、計五回のうち、二〇二〇年の二月四日に米軍のB52爆撃機とF16戦闘機、そして航空自衛隊のF2、F4戦闘機が行った訓練の写真であります。  B52は、日本が憲法上持てない、すなわち性能...全文を見る
○井上哲士君 いやいや、日本が、こういうB52というのは専ら相手国国土の壊滅的な破壊のためにのみ用いられる兵器、こう言っているんですよ。しかも、核兵器搭載なんですね、可能なわけですね。そういう爆撃機と専守防衛の日本の自衛隊が一緒になって共同訓練をする。専守防衛にやはり反するんじゃ...全文を見る
○井上哲士君 一般的な米軍戦闘機との訓練ではないんですね。戦略爆撃機なんです。専ら相手国の国土の壊滅的な破壊のためにのみ用いられる、そういう爆撃機なんですよ。しかも、核兵器搭載可能なんですね。  アメリカは、長距離爆撃機、大陸間弾道ミサイル、それから潜水艦発射弾道ミサイル、これ...全文を見る
○井上哲士君 じゃ、確認いたしますけれども、アメリカが核攻撃のために行う訓練に自衛隊が参加することはないと、できないということでよろしいですか。
○井上哲士君 いや、アメリカは、この爆撃機や艦船に核兵器が搭載しているということを明らかにしないんですよ。そういう政策ですね。  じゃ、自衛隊は、訓練、B52と訓練するたびに核兵器積んでいませんねということを米軍と確認をしているんですか。
○井上哲士君 じゃ、相手国がどう言っているかという問題なんですね。  先ほどの米戦略軍の記事では、核の三本柱の訓練を実施をしたと。そして、米軍はその一部を日本の自衛隊と行った、共同の取組はインド太平洋地域の安全と安定を下支えする決定的な同盟と継続的な協力の重要性を強調するものと...全文を見る
○井上哲士君 同じく、この米軍の広報のあれで言いますと、米国のミノット空軍基地から来た米空軍B52Hは、日本の三沢基地周辺で、合同爆撃任務部隊及び継続的爆撃プレゼンス任務の一つとして、グアムのアンダーセン空軍基地から来たB52Hと合流をして、そして、日本周辺で航空自衛隊所属のF2...全文を見る
○井上哲士君 アメリカ戦略軍は、二〇一四年以降、この様々な統合軍の作戦及び能力を統合し、同期させるとともに、抑止力、保証及び集団安全保障に対するアメリカのコミットメントを示すときに定期的に爆撃任務部隊の任務を実施してきたと、こういうふうに書いてあるんですね。その一環として、核の三...全文を見る
○井上哲士君 アメリカと様々な調整を行っていると今おっしゃいました。  この間、政府は、アメリカは我が国の非核三原則に係る立場をよく理解をしていると、だから、そういう例えば核兵器に関わるような訓練、実際にはないんだということを繰り返し答弁してきましたよ。しかし、実際には、先ほど...全文を見る
○井上哲士君 核搭載した、ことができるB52爆撃機、専らその相手国に壊滅的な破壊のために使われるような、そういう爆撃機と一緒の技能を向上するという、どういう必要性が日本の自衛隊にあるのか。結局、アメリカのこういう核作戦の一部に組み込まれているということになるんじゃありませんか。い...全文を見る
○井上哲士君 一般的な訓練じゃないんです。B52という核兵器を搭載できるその爆撃機が核の三本柱の訓練に参加をした、その一部に日本の航空自衛隊が参加をしていると、そのことを問題にしているんですね。  唯一の戦争被爆国でありながら、イギリスの核増強を容認する、核軍縮の起爆剤になり得...全文を見る
04月15日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  ミャンマー情勢が悪化の一途をたどっております。市民の犠牲者は七百人を超えました。先日は軍事法廷で十九人の市民に死刑判決が下されております。国軍の報道官は、木が成長するためには雑草を取り除かなければならないと正当化して、機関銃や自動小銃...全文を見る
○井上哲士君 ミャンマー国軍からの留学生も受入れしていると思いますけれども、その人数や予算など、これまでの実績及び現在の在籍状況はいかがでしょうか。
○井上哲士君 先日の決算委員会でも岸大臣から答弁ありましたけれども、今ありましたように、この能力構築支援についてはコロナの影響で日本語教育の環境整備支援のみだとした上で、今後の防衛協力・交流については、今後の事態を、更なる推移を注意して、検討したいという答弁でありました。  し...全文を見る
○井上哲士君 今、最後、信頼関係を増強していくと言われましたけど、そういう対象ではもう今ないということだと思うんですよ。  月曜日の衆議院の決算行政監視委員会で、菅総理は、今ミャンマー軍が世界からどう見られているのか日本として真っ正面からミャンマー軍に説明をして、即時やめるよう...全文を見る
○井上哲士君 ですから、一方で非難をしながら一方で協力、交流を続けていくというのでは、本当にその非難の声が伝わらないんじゃないかと。民主的体制が再建されたら、必要とあらばまたやったらいいんであって、今やっぱりその立場を明確にすることが必要だということを強く申し上げたいと思います。...全文を見る
○井上哲士君 ですから、新規案件はありませんが、相当額の継続中があるわけですね。  三月三十一日の加藤官房長官の会見では、実施中の案件についても、目的、内容、性質、現地情勢などを総合的に勘案し、具体的な対応を考えると述べられました。実施中のものも停止も検討というふうに報じられた...全文を見る
○井上哲士君 民間企業の問題は後でお聞きしますけれども、国軍が利益を得ることが目的ではないと、こうおっしゃいました。それはそうだと思いますし、これはNLDの政権のときに契約されたものなわけですね。  一方で、しかし、現実には、こういう軍が所有、経営する企業があって、一年間に上げ...全文を見る
○井上哲士君 先日もお聞きしましたけれども、日本の対ミャンマー経済支援の基本方針は、民主化に向けて改革勢力を後押しするために支援するとなっているんです。その事態が全く変わっているものとして今お聞きしているんですね。  例えばバゴー橋の建設事業ですけれども、日本の二つの企業が建設...全文を見る
○井上哲士君 検討中であり、政府として相談に応じていきたいということでありました。  結果として、日本の税金が今虐殺を続けている国軍の利益になるようなことが絶対にないように対応していただきたいと強く申し上げて、質問を終わります。
04月20日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  米国の衛星コンステレーション構想への参加についてお聞きいたします。  防衛省は、新型ミサイルの探知、追尾を目指して多数の小型人工衛星を打ち上げる衛星コンステレーションによる極超音速滑空体、HGVの探知・追尾システムの概念検討として今...全文を見る
○井上哲士君 これは米国から参加を打診されたと報道されておりますけれども、打診されてこういう予算を組んだということでよろしいですね。
○井上哲士君 アメリカは、二〇一九年のミサイル防衛見直しでHGVや極超音速ミサイル等の先進的ミサイルに対処するための宇宙配備衛星の重要性を打ち出して、その年の三月に宇宙開発庁を設置をいたしました。この宇宙開発庁がその年の夏に発表して現在設計を進めているのが国家防衛宇宙アーキテクチ...全文を見る
○井上哲士君 今、七つの層の一つとしてHGVを含む先進的なミサイルを探知、追跡を目的とするトラッキングレイヤーというのがありましたけれども、防衛省がこの米国と連携をして行うこの一・七億円の概念検討は、このトラッキングレイヤーに対応したものだということでよろしいでしょうか。
○井上哲士君 これはしかし、日本で単独でできるわけじゃありませんで、明らかにアメリカからの打診に基づいて検討がされているわけですね。  昨年八月に米宇宙軍のレイモンド作戦部長が安倍前総理と面会をしております。そこで、日本は最も重要なパートナーだと考えており、今後、更に具体的な協...全文を見る
○井上哲士君 ロシアは八〇年代に極超音速兵器の研究を始めたとされますが、アメリカ議会の調査局の報告書は、ロシアの取組を加速させたのは、アメリカによる二〇〇一年のABM条約の脱退と弾道ミサイル防衛計画、BMDだと分析をしています。  今、二〇一八年三月のプーチン大統領の演説に触れ...全文を見る
○井上哲士君 純粋に防衛的手段ということは本当に繰り返し答弁をされてきたわけでありますが、結局相手の対抗策を招いて軍拡の悪循環をもたらしているという、この事実を直視をすることが重要だと思います。  岸大臣は、昨年十二月二十一日の記者会見で、この衛星コンステレーションについて、日...全文を見る
○井上哲士君 これ、予算に計上した上でこの協力の余地と言っているんですね。  じゃ、ちょっと追加して聞きますけど、例えば衛星でカバーする地域を日本が分担をするということも検討されているんでしょうか。
○井上哲士君 今回の法案で新設をされる宇宙作戦群は、この構想には今後どのように関わっていくことになるんでしょうか。
○井上哲士君 これからの検討だということで、それじゃ可能性として聞きますけれども、例えば、先ほど挙げた宇宙開発庁長官の発表では、国家防衛宇宙アーキテクチャーのもう一つの特徴として、段階的な開発を行うこととしておりますけれども、このHGVの探知、追尾以外の層への協力ということも可能...全文を見る
○井上哲士君 しかし、現実にこの検討に入っているわけですね。アメリカのこの構想のコストは、報道では一兆円以上と言われております。この構想に協力すれば防衛費の一層の増大を招くことになるのではないか。大臣の認識、いかがでしょうか。
○井上哲士君 検討して実際始まれば、これは国民にかぶさってくるわけですね。やっぱり際限のない軍事費の増額を招きかねません。  今までアメリカに協力して弾道ミサイル防衛に二兆五千億円以上の巨費を、巨額の国費を費やしたけれども、先ほど来教示していますように、結果としてはむしろそれを...全文を見る
○井上哲士君 決まっていないからこそ今ただしているんですよ。こんなことにどんどんどんどん突っ込んでいっていいのかと。決まってからいろんな問題が起きる前に今ただしているわけですから、きちっとお答えいただきたいと思うんですね。  報道でも、この小型衛星網は、偵察のための光学望遠鏡や...全文を見る
○井上哲士君 安倍前総理が昨年六月にこのイージス・アショアの配備手続の停止を決めた後に発言したことが、昨年の七月二十日付けの読売に出ております。  それによりますと、安倍総理は、衛星で、前総理はですね、衛星で何もかも丸裸にする、ミサイルを正確に撃ち込むことができるとなればそれが...全文を見る
○井上哲士君 だからそれを、その過程の中で、安倍前総理が衛星で何もかも丸裸にする、ミサイルを正確に撃ち込むことができるとなればそれが抑止力になると、こういう発言をされた、こういう流れを問題にしているわけです。  安倍前総理は、イージス・アショアの配備中止にかこつけて、迎撃能力を...全文を見る
○井上哲士君 従来の迎撃だけでいいのかと、敵基地攻撃能力持たなければ抑止力にならないという発言を受けて流れが進んでいるわけで、実際には、菅政権は何ら決定をしないままに攻撃の目にもなり得るこういう小型衛星群の計画に参加しようと、なし崩し的に敵基地攻撃の保有に進むなと思います。  ...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、反対の討論を行います。  本法案は、防衛大綱、中期防に基づいて、宇宙、サイバー及び電磁波領域の新たな領域における自衛隊の体制の強化を図ろうとするものです。昨年発足した宇宙作戦隊と今年度新編予算の宇宙領域における指揮系...全文を見る
04月21日第204回国会 参議院 本会議 第17号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  会派を代表して、訪米報告について総理に質問します。  まず、新型コロナ対策の問題です。  感染力が強く重症化率も高い変異ウイルスの感染が急速に広がり、専門家からも感染は第四波に入ったのは間違いないとの認識が示されています。ところが...全文を見る
04月22日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  今日は、三人の参考人、本当にありがとうございます。  まず、内田参考人に、コロナ禍を受けた貿易の意味、役割ということについてお聞きします。  今回のRCEPの主要な内容がコロナの前に決まったというお話もありました。いただいた資料の...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございます。  アジアの互恵的な協定になり得るのかという問題で、木村参考人、内田参考人にお聞きしますが、この間の衆議院の質疑見ましても、今回のRCEPが後発開発途上国を含めて制度的、経済的に大きく違う国を含んでいるというお話がありました。世銀などの調査で...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございます。  ISDS条項について内田参考人にお聞きしますが、今回RCEPに入らなかったわけですけど、この間、EUもアメリカもこれを削除、やらない方向ですよね。一方で、そういう先進国もそうですし、途上国でもこういう動きになっていると。それぞれ違う理由な...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  菅原参考人、時間がなくて申し訳ありません。  ありがとうございました。
04月27日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  RCEPは……(発言する者あり)
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  RCEPは、経済規模、人口、貿易規模のいずれも世界の約三割を占め、世界でも最も大きい貿易協定になりました。ASEANの十か国にニュージーランド、オーストラリアなど計五か国が参加をして、日本にとって中国、韓国との初めてのEPAとなります...全文を見る
○井上哲士君 様々経緯についてお話がありました。  その結果、果たして、この経済社会発展の遅れた国々の人々、農民や漁民、貧困層など、グローバル化の中で恩恵を受けてこなかった人々を包摂をして、有益な協定になっているのかということが問題だと思います。  まず、日本農業への影響につ...全文を見る
○井上哲士君 これまで政府はこのRCEPの交渉経過をほとんど明らかにしてきませんでした。そして、今御答弁があったようなことをずっと繰り返されて、農業には影響はないから試算も必要がないということを言われてきたわけですね。そういう政府の説明に、関係者の中から農業への影響を楽観視する声...全文を見る
○井上哲士君 いや、影響はないと考えているから試算は行わないとずっと言ってきたんですよ。しかし、そうじゃないと。こういう試算が出ている。で、この試算が全部正しいから、農水省、のみなさいと言っているんじゃないんです。違う試算が出ている以上、農水省として、国会の承認求めているんだから...全文を見る
○井上哲士君 農水省はそういう判断をされたのかもしれません。だけど、さっきも言いましたけど、それを認めるかどうかというのは国民であり、国会なんですよ。私たちは影響ないと考えているから試算をしていませんと、ほかの試算が出てもそれは評価できませんと。こんなの通用しないということを厳し...全文を見る
○井上哲士君 農水省は説明の中で、日本産と海外産の品質など差別化は図られているということも言われるんですけど、鈴木教授はこの試算について、そういう日本産と海外産の差別化を係数として組み込んでいるんだと、それ織り込み済みなんだと言われているんですね。それやった上でもこれだけの影響が...全文を見る
○井上哲士君 RCEPにかかわらずいろんな強化をしていく、これはやってもらったらいいと思うんです。ただ、問題はこれ相手がある話なんですね。  中国はこのRCEPにどう対応しようとしているのかと。日本農業新聞がこう報じました。中国国務院は、RCEP合意前、輸出用に、品質が高い農産...全文を見る
○井上哲士君 注目をしていきたいという話ですけど、中国からの輸入量は、外食で使われる加工冷凍野菜を含めますと三十年間で二十七万トンから百五十五万トンに、既に六倍になっているんですね。この間、いわゆる例えば毒入り冷凍ギョーザとかありましたけど、にもかかわらずこういうことになっている...全文を見る
○井上哲士君 これ、まあ盛り込まれませんでしたけれども、今言ったような見直しの討議の規定が入っております。  EUの委員長は、ISDSは死んだとまで述べていますし、バイデン大統領も選挙の公約の中で、こういうISDSが含まれている貿易協定には参加しないというふうに述べていて、今や...全文を見る
○井上哲士君 冒頭お聞きしたんですけど、やはり社会経済の発展が大きく異なって、非常に多様性を持っている国々の協定なわけですね。何かこれが高い水準なんだといって何かルールを押し付けるようなことは、それぞれの国の社会や経済、暮らしの発展を阻害するものになりかねないわけでありまして、そ...全文を見る
○井上哲士君 総合的に考える必要があるということも強調されるんですけど、貿易収支の悪化がその国の経済に何をもたらすのかということを見る必要があると思うんですね。  今紹介したラシュミ・バンガ氏が、ボストン大学の教授で、国連経済社会理事会開発政策委員会委員のケビン・ガラハー氏らと...全文を見る
○井上哲士君 非常に最後はバラ色のように言われましたけど、この報告では、自由貿易協定が貿易収支や純輸出を悪化させることになればその国における国内総生産の伸びや雇用に悪影響を及ぼす可能性があると、こういうふうに指摘をしておりまして、まさに貿易収支の悪化がこういう国内経済に与える問題...全文を見る
○井上哲士君 私はやっぱり、コロナパンデミックというものが、多国籍企業が国境を越えた活動で利益を最大化させるためのルール作りが推し進められてきた中で、経済主権とか食料主権をおろそかにした貿易自由化一辺倒で突き進んだ世界の脆弱性というのを示したと思うんですね。  本会議では、この...全文を見る
○井上哲士君 時間ですので終わります。  ありがとうございました。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、地域的な包括的経済連携協定に反対の立場から討論を行います。  本協定は、交渉開始から七年半にわたり、国民生活にどんな影響があるかを国会と国民に一切知らせないまま交渉が行われ、署名されたものです。  農林水産品への影響についても、国内農...全文を見る
05月12日第204回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  参議院の選挙制度に党利党略のこの比例特定枠が持ち込まれた二〇一八年の公選法改正の条文に誤りがあって、指摘されながら二年間、二年半も放置をされていた重大な問題であります。それによって、公選法第百四十二条四の七項に対する罰則規定がなくなっ...全文を見る
○井上哲士君 ネット選挙を解禁するに当たって、文書図画中心だった選挙にネット選挙を入れると、フェイスブックとかツイッターじゃなくて、メールのように自由に発信できるものができたときに、いろんな問題があるんじゃないかというかんかんがくがくの議論をした上で付けた罰則なんですよね。極めて...全文を見る
○井上哲士君 さらに、総務省からの指摘後、二〇二〇年の二月に朝日新聞社から電話取材があって、そのときに初めて局長にまで報告が上がり、既に相当時間が経過していることから官報正誤では対応できないと判断をして、他の公選法改正と一緒に法改正できないかタイミングを探している中、今日に至った...全文を見る
○井上哲士君 この朝日の取材後に過去の公選法改正を含めた誤りの点検が行われて、その結果、二〇一五年改正でも誤りが判明をして、三月三日に局長に報告されたというのが説明であります。  そこから再発防止のための内部体制の整備が行われておりますけれども、具体的にどういう整備をされてきた...全文を見る
○井上哲士君 最後の話は、参議院議員提出法案に係る法律上の不整合が発覚した場合の対応についてという文書だと思うんですが、先ほどその中で、法改正などについてめどが付いた場合には議員に報告すると、付いた上で報告するという内容があることについて、それはあくまでも一例だと、何かすぐに報告...全文を見る
○井上哲士君 局で共有した後に、この公選法改正と一緒にできないかタイミングを計っていたと、こういう説明もされてきたんですが、これ二〇年の二月に局として把握をした以降、例えばその年の通常国会で町村議会議員選挙に供託金制度を導入する公選法の改正が行われております、これは議員立法であり...全文を見る
○井上哲士君 ですから、まさに議員であるとかいろんなところに情報共有を、ちゃんと最初に報告をしておけば、こういう議員立法の動きも、最初の段階からこういうことをやろうじゃないかということができたわけですよ。本当に、私はこの報告をしなかったという、こういう誤りがずるずるとこういう事態...全文を見る
○井上哲士君 強く求めておきたいと思います。  次に、提案者にお聞きしますけれども、今国会でも条文や資料の間違いが多発をしております。背景の一つに、安倍、菅政権と続いた資料の隠蔽や虚偽答弁など国会軽視がある、そして非常に無理な法案作成の日程があるという指摘もされております。今回...全文を見る
○井上哲士君 専門委員会で全くその合意形成に努力をしなかったということに対する反省の声は残念ながら聞けませんでした。  これは法案の出し方じゃないんですね。審議においても徹底審議を私たち野党は求めましたけれども、それを背を向ける強引なやり方が行われました。ですから、最後、委員長...全文を見る
○井上哲士君 いや、反省という言葉がない、極めて残念であります。  これから選挙制度のまた議論をしていくわけでありますけど、改めて猛省を求めておきたいと思います。  最後、総務省にお聞きしますけれども、指摘をしながらその後改善がされていないことを放置をしてきたということが繰り...全文を見る
○井上哲士君 いや、それはしっかりとした対応がされてこなかったんですよ。そのことをもう一回肝に銘じていただきたいと思います。  終わります。
05月18日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  日印ACSAについては討論で述べたいと思います。  深刻な事態となっているパレスチナ情勢と中山防衛副大臣のツイートの問題についてお聞きいたします。  イスラエルによる空爆で、五月十六日にはガザ地区で子供十人を含む四十二人が死亡しま...全文を見る
○井上哲士君 グテレス国連事務総長は、報道官を通じて、メディアや民間人を無差別に標的とするのは国際法違反だと批判をしております。  この問題の根本には、やはりイスラエル政府がエルサレムやその周辺での入植活動をエスカレートさせているという問題があります。  イスラエルは、今年の...全文を見る
○井上哲士君 入植活動は国際法違反だと、明確な政府の立場であります。  今、この武力攻撃で双方死者が出る中で、あろうことか中山防衛副大臣がツイッターで、イスラエルにはテロリストから自国を守る権利があります、私たちの心はイスラエルとともにありますなどと発言をされました。これ、イス...全文を見る
○井上哲士君 あなたのツイッターのプロフィールのトップは、わざわざ英語でステート・ミニスター・オブ・ディフェンスとしているんですね。そして、防衛副大臣と明記しているんですよ。ツイッターの中身を見ても、最近でいえば、コロナワクチンの大規模接種を始め、防衛副大臣の活動や見解ばっかりで...全文を見る
○井上哲士君 あなた、全くイスラエルの攻撃、非難していませんよ。  先ほど申し上げたように、このブログの中の見解の中で、全くイスラエルの言い分をうのみにして、むしろハマスが人を盾にしているから悪いんだと、こう言っているじゃありませんか。  既にこのツイッターは国際的な反応を引...全文を見る
○井上哲士君 いやいや、あなたは、いいですか、イスラエルはちゃんと予告してやっていますと、それを一般の人を盾で巻き添えにしているのはハマスなんだと、こう言っているんですよ。全然双方の問題にしていませんよ。全くイスラエルの立場で言っている。そのことが国際問題にもなっていると先ほど紹...全文を見る
○井上哲士君 今述べられた政府の見解とあなたのツイートは全く違うんですよ。政府の見解にもパレスチナ問題の平和的な解決を目指す国際的努力にも人権擁護にも、全く反しているんです。  改めて撤回を求めますし、撤回できないようであれば防衛副大臣としての資格が問われると、そのことを強く申...全文を見る
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、日印物品役務相互提供協定、ACSAの承認に反対の立場から討論を行います。  本協定は、日米、日豪及び日英等のACSAと同様に、多国間の軍事協力の推進強化を明記した日米ガイドラインの下で軍事体制を強めるものであります。平時の活動から集団的...全文を見る
05月21日第204回国会 参議院 議院運営委員会 第29号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  感染拡大の第四波は全国に広がって、北海道に続いて沖縄も緊急事態宣言の対象になりました。感染の広がりは連休中の人の流れによるものだと指摘をされております。  政府は、連休明けの東京などの緊急事態宣言の解除の際に、人流の減少という所期の...全文を見る
○井上哲士君 甘い認識の下でこれまでと同じ対策の延長線上では、コロナの封じ込めはできないということを直視すべきだと思うんですね。  より感染力の強いインド変異株の市中感染が始まっております。ところが、インド株を見付けるためのスクリーニング検査は行われていないんではありませんか。...全文を見る
○井上哲士君 イギリス株も最初は散発的だったんですが、一気に広がったんですね。それ以上のスピードで広がるという指摘をされているわけで、後手後手にならないように一層強化をしていただきたいと思いますが。  さらに、水際対策の問題で、先ほど強化する旨の報告がありました。衆議院での先ほ...全文を見る
○井上哲士君 インドの一日の新規感染者が十万人超えたのが四月十日で、五月五日に一気に五十万超えたんですね。三日から六日に停留期間にしたのが五月十日でありますから、これまでだと後手だと思うんです。それ以上、これ以上後手後手にならないように、一刻も早い実施をお願いしたいと思うんですが...全文を見る
○井上哲士君 思い切った拡充を求めたいと思います。  終わります。
05月25日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  四月の質疑で、継続中のミャンマーへのODAについて、一旦停止して総点検をして、国軍に資金が流れるものは中止するよう求めました。外務省からは、国軍の利益を目的として実施している事業はないという答弁でしたけど、そんな事業があったら大変なわ...全文を見る
○井上哲士君 いや、目的としてなんて言っていないんですよ。目的としていないのに、結果としてこうなっていると、こういう指摘がされているということに対応しなかったのかということを聞いているんですね。  逆に、この報告書の直後、一九年の十月にミン・アウン・フライン国軍総司令官が来日を...全文を見る
○井上哲士君 軍事クーデターから三か月半たって、市民の粘り強い不服従運動が行政や経済社会の多くを機能不全にしております。  国軍は、この不服従運動に対する弾圧、取締りを強化をして、そしてさらに国軍に指名された新たな選挙管理委員会が二十一日、不正選挙を行ったとしてNLDを解党処分...全文を見る
○井上哲士君 途上国へのアクセスの確保のために日本が役割を果たそうとしている、大変重要なことだと思います。  同時に、やはり供給とともに生産が足りないという問題があるんですね。  昨年十月に、WTOの知的財産権理事会、TRIPS理事会で、インドと南アフリカが、新型コロナウイル...全文を見る
○井上哲士君 そういう中で、これまで反対してきた米国のバイデン政権が、五月五日にこのワクチンの特許の免除に賛成の意向を示して、今後のWTOでのテキストベースの交渉にも積極的に参加すると述べました。大変大きな一歩だと思います。WHOのテドロス事務局長は、新型コロナとの闘いで歴史的価...全文を見る
○井上哲士君 様々言われましたけど、日本としては、この生産拡大のための特許権の放棄自体は反対するものではないということでよろしいですか。
○井上哲士君 これ、ワクチン特許免除を主導しているのは南アフリカなんですね。背後には、あのエイズ禍で庶民に治療薬が十分届かずに多数の死者を出したと、こういう教訓がありまして、二〇〇〇年代前半のピーク時には毎年五十万人以上が感染をして、三十万人近くが死亡するという深刻な事態があった...全文を見る
○井上哲士君 みんなが安全になるまで誰も安全でもないという立場で是非推進をしていただきたいと思います。  終わります。(発言する者あり)
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  まず、大規模接種についてお聞きしますが、四月末に突然発表になりましたが、これ、一月から自衛隊投入は検討されていて、首相の特命チームで極秘に検討し、河野大臣とは別系統で準備をしていたと、こういう報道もありました。  河野大臣は、接種券...全文を見る
○井上哲士君 いや、自治体がやっぱり主役だからこそ、もっと丁寧なやり方が必要だったと思うんですね。  今日も議論になっていますけど、架空の番号で予約が可能であったり、様々な問題が出ております。さらに、正しい番号を入力してもエラーになると。今朝の東京では予約が勝手に消えたと、こう...全文を見る
○井上哲士君 やっぱり主役は地方自治体だと。政府は地方自治体の九〇%近くが七月中に高齢者の接種が終了可能だと回答したとしておりますけど、あくまでこれ医療従事者の確保ができた場合という前提なんですね。  私、この間、先週土曜日、京都市の自宅に帰りますと、御近所の方が九月の予約しか...全文を見る
○井上哲士君 私聞いたのは、報道されたようなこの試算の文書が昨年の十一月の時点であったのかどうかと、報道の事実について聞いております。
○井上哲士君 公表できないということは、あるということですね、つまり。  大臣は、この報道のあった二十一日の衆議院安保委員会で、この維持整備コストの規模感について耳に入っていたのかと聞かれて、様々なイージス代替の課題につきましては逐次報告を受けていると答弁をされました。  こ...全文を見る
○井上哲士君 これね、一つ一つのことじゃないんですよ。ライフサイクルコストの管理というのは、この間防衛省が装備品の取得の中で一番重きを置いてきたことの一つなんですね。  最新の防衛白書では、装備調達の最適化という項目のトップに、運用維持までをも含めたライフサイクルを通じたプロジ...全文を見る
○井上哲士君 私は、精緻な数字は出せないと言われたので、去年の質問でも、おおよその数であっても示すべきだと、こう言ったんですよ。それでも何も示されなかったんですね。で、実際にはそういうものがあったと。ライフサイクルコストが大事だと言いながら、その一番肝腎なところを国会にも示さずに...全文を見る
○井上哲士君 つまり、多胴船も視野に入れてというんですか、否定されたものじゃないですね、今のお話でいいますと。それだけではないと言われましたけれどもね。  問題は、結局そのSPY7という陸上のイージスシステム用のレーダーを載せるために「まや」の改修にしても大きくしなくちゃいけな...全文を見る
○井上哲士君 まさに青天井になることを認めるような御発言でした。こういう計画は中止すべきだということを強く求めまして、終わります。
05月27日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  条約については討論で述べます。  まず、SDGs達成のための革新的資金調達について聞きます。  コロナ禍の下でSDGsの保健福祉分野で掲げられた感染症対策や途上国支援、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成、ますます重要になってお...全文を見る
○井上哲士君 資金不足、億ドルでなく兆ドルでして、間違えておりまして……(発言する者あり)私が間違えていました、済みません。  有識者会議の委員にグローバル連帯税フォーラムの田中徹二さんが入っておられましたけど、最後、辞退されたんですね。ブログで、率直に言って九月に外務大臣替わ...全文を見る
○井上哲士君 改めて、進めていただきたいと、実現に、外務省としても再び掲げていただきたいということを強く求めておきたいと思います。    〔理事三宅伸吾君退席、委員長着席〕  続いて、経済のデジタル化に伴う国際課税上の対応についてお聞きいたします。  コロナ禍の下で、GAF...全文を見る
○井上哲士君 あのアメリカの提案は、売上高より利益率の大きいグローバル企業を分野にかかわらず百社を対象にするということのようですので、今の日本の対応と基本的に一致をしているんだろうと思います。  これまでの議論で、課税方法としては合算課税というやり方がおおむね合意されていると承...全文を見る
○井上哲士君 今、二つ目の柱で、この軽課税国への利益移転を解消するという問題がありました。このために、法人税の国際的な税率の引上げというのが議論になっております。  イエレン米財務長官は、四月のG20の蔵相会議に先立って、法人税率の世界的な底辺への競争を終わらせるとして、公正な...全文を見る
○井上哲士君 トランプ政権の下で連邦法人税が三一%から二一%に引き下げられて、バイデン政権はこれを二八%に戻すということを掲げているわけですね。  新自由主義の下で、各国で法人税減税競争があって、OECD加盟国の平均法人税率は一九八一年の四八パーから二〇二〇年の二三%まで下がり...全文を見る
○井上哲士君 このコロナ禍の下でも利益を上げ、内部留保を増やしているという状況があるわけでありますから、是非ここに、しっかり引上げに向けて、そして庶民減税ということで取り組んでいただきたいと強調しまして、質問を終わります。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、日本・セルビア、日本・ジョージアの二つの租税条約及び日本・ジョージア投資協定に反対の立場から討論を行います。  二つの租税条約は、投資所得に対する源泉地国での課税限度税率を軽減又は免除する措置を講じています。これは、日本の大企業とその海...全文を見る
06月01日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  日米地位協定の軍属補足協定についてお聞きいたします。  二〇一六年の沖縄県うるま市で元米海兵隊員による女性暴行殺人事件が起きました。この人物は、米軍の直接雇用ではなくて、米軍と契約する業者に雇用されているいわゆるコントラクターの被用...全文を見る
○井上哲士君 適切に活用されていると言われました。  日米地位協定では公務中の軍属の第一次裁判権は米国にありますが、二〇〇六年までは、米軍は軍属に対しては公務証明書を出さないという運用をしていたんですね。なぜかと。一九六〇年に、米連邦最高裁が、軍属については平時に軍法会議にかけ...全文を見る
○井上哲士君 一七年十月と二一年一月では、軍属全体では約一・八倍、コントラクターの被用者の軍属は約一・三六倍に増加をしております。  この認定者数は、一九年一月までは外務省のホームページで公表されていましたけれども、その後は公表されておりません。今年一月時点での人数が報道されま...全文を見る
○井上哲士君 いやいや、国会議員が資料要求しているんですよ。それを口頭では言う、電話でしか言わなかったんですよ。レクに呼んだら、ポストイットに手書きのメモを持ってきましたよ。  何で資料で出せないんですか。こんなことが日米間で制限されていると言ったら、本当に主権国家と言えるのか...全文を見る
○井上哲士君 資料提供を求めても口頭でしか言わないのをしかるべくと言うのは、私、驚きました。こんなことまでアメリカにお伺い立てなくてはいけないのかと。  それだけじゃないんですね。補足協定の五条一及び合同委員会合意六によって、米国政府は日本政府に対して、軍属として認定されたコン...全文を見る
○井上哲士君 既に四年もたっているんですね。手続を定めると言いながら、結局ここで言われたような氏名であるとか、その会社はいまだに公表されていないんです。  照屋衆議院議員の質問主意書に対して、このコントラクターの被用者を軍属の構成員とする米国による認定に疑義がある場合は、協定二...全文を見る
○井上哲士君 私お聞きしましたのは、当時、岸田大臣が言われたように、事件の発生を極力抑えていくことにつながると、期待すると、こういう効果は上がっていないんじゃないかという現状の評価をお聞きしております。もう一回お願いします。
○井上哲士君 当時、これで本当に良くなるって大宣伝されたんですよ。  今ありましたけど、例えば去年の十一月にはタクシー強盗や傷害などの容疑で計十五人が逮捕されて、県議会は異常事態として全会一致で抗議決議を上げているんですね。相次ぐ事故や、事故をなくすという政府の姿勢、問われてい...全文を見る
○井上哲士君 時間ですから終わりますけど、なぜ開かれないかというお答えがありませんでした。  結局、大宣伝されましたけれども、事件、事故は増えています。軍属、増えているんです。やっぱりその防止には、県や議会が求めてきた米軍基地の大幅な整理縮小、日米地位協定の抜本改定が必要だとい...全文を見る
06月03日第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  昨年四月に質問した広島の被爆建物、旧陸軍被服支廠の保存について質問いたします。  この建物は、被爆直後に臨時救護所になって、たくさんの被爆者をみとりました。全長四百メートルもある最大の被爆建物であります。広島県が四棟のうち三棟を保有...全文を見る
○井上哲士君 是非、積極的な助言、支援をお願いしたいと思うんですが、残っている四棟のうち、一棟は財務省の所有です。広島県から全棟保存の利活用の検討に当たって財務省にはどういう連絡があったのか、そして、当然、財務省所有の一棟も保存、利活用をすることになると思いますが、耐震強度等の調...全文を見る
○井上哲士君 是非前向きな対応をしていただきたいんですが、唯一の被爆国政府としてこの全棟保存に取り組むことは国際的責務だと昨年私質問いたしました。茂木外務大臣からは、この被服支廠が世代や国境を超えて被爆の実相を伝えていける建物の一つと述べて、広島県が残したいということであれば、国...全文を見る
○井上哲士君 本当にできる限りのことをやっていただいて、本当に、県民世論と国会の与野党の要望の中でこういう動きになったわけでありますから、改めて強く求めたいと思います。被爆の実相を残して世界に伝えるという責務が被爆国日本にあるわけでありますから、強く求めておきます。  最後、ミ...全文を見る
○井上哲士君 国民統一政府は五月三十一日に声明を出しておりまして、紛争や貧困で元々脆弱だった住民の状況が暴力の激化で更に悪化しているということで、水、食料、避難所、医療、新型コロナ対策などの援助を緊急に必要としているとこの緊急声明で訴えております。是非こういう訴えに応えて、日本と...全文を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  まず、日英原子力協定に関連してお聞きします。  安倍前政権は、インフラシステム輸出戦略で、福島原発事故前に三千億円だった原発の海外受注を二〇二〇年に二兆円にするとして、財界、関連企業を伴ってトップセールスを進めました。しかし、英国で...全文を見る
○井上哲士君 いろいろ言われましたけど、そういうことを含めて本来戦略を作っているはずなんですね。  安全面でも経済面でも問われていると思うんですよ。経団連の会長でもあった日立の中西会長が、この英国への原発輸出プロジェクトからの撤退の際の会見で、経済的な見通しが厳しくなったと述べ...全文を見る
○井上哲士君 当時の政府の試算も、四十年間の安定稼働を前提にしているなど、現実と乖離しているという批判が行われました。  世界の再生可能エネルギーによる発電量と発電量シェアは増え続けて、ついに二〇一九年は原発を上回ったんですね。これ発表した国際チームは、原発の発電コストは高く、...全文を見る
○井上哲士君 排除されるとは言われませんでした。  これ、議定書の署名直後に発表された二〇五〇カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略、ここには、小型モジュール炉の分野でアメリカ、イギリス、カナダとの海外プロジェクトに参加する日本企業を積極的に支援するということも書かれている...全文を見る
○井上哲士君 やはり日本国内の事態を見れば、そんな世界に対する責務だと言うような資格はないんじゃないかと思います。  マグロの議定書についてもお聞きいたしますが、大西洋では、クロマグロについて、二〇〇〇年代にICCATが総漁獲可能量の設定など様々取り組んだ結果、近年資源量の回復...全文を見る
○井上哲士君 ありがとうございました。  今回の予防的措置のとられた経緯とか意義とかも外務省にお聞きしようと思ったんですが、時間になりましたので、これで終わります。  ありがとうございました。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表して、日英原子力協定改正議定書に反対の立場から討論を行います。  本改正議定書は、英国のEU及び欧州原子力共同体脱退に伴い、これまで日英間で実施されてきた原子力の平和利用のための法的枠組みを引き続き確保するための措置にとどまらない重大な問題が...全文を見る
06月10日第204回国会 参議院 内閣委員会、外交防衛委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  衆議院の審議を通じて、立法事実がないことは明らかでありますし、参議院の本会議と一昨日の委員会審議の中で、市民監視の対象や範囲、期間は幅広くて、事実上、法文上ですね、限定がないということも政府は認めました。  私、まず対象区域の公表に...全文を見る
○井上哲士君 それで住民の皆さんが分かるんでしょうかね。政府の都合によって、配慮配慮と言いますけど、住民への配慮がないんじゃないでしょうか。  さらに、何が機能阻害行為に当たるのかという問題です。  本会議では、安全保障をめぐる内外情勢や施設の特性等に応じて様々な態様が想定さ...全文を見る
○井上哲士君 今、電波妨害の例示がございました。  小此木大臣にちょっと追加してお聞きしますけど、予見可能性の確保のために、閣議決定する基本方針で可能な限り具体的に例示すると答弁をしてこられました。そうしますと、例示されていないものは予見可能性がないわけですね。そういうものにつ...全文を見る
○井上哲士君 結局、曖昧なんですよ。ですから、住民にとっては、例示されてないものがどうなるかというのは全く予見ができないという状況なんですね。  この問題で小此木大臣は、命令を行う前に勧告をすることになっているので、その際に明示的に示されたことになると、こういうふうに答弁されま...全文を見る
○井上哲士君 結局、だから、勧告されるまで分からないことがあるんですよ。  そして、基本方針で定めると言いますけれども、元々、安全保障をめぐる内外情勢などが様々想定されると言っていますから、そのことを理由にして可能な限りどんどん拡大をしていくと、広がり得ると、結局歯止めがないと...全文を見る
○井上哲士君 適切に対処しながら、何で残っているのかと。秋乃さんは、二千発以上の空包や手投げ弾、放射性物質コバルト60を含む電子部品など見てこられたんですね。  このやんばるの森は、今ありましたように、世界遺産の登録が七月にも正式決定される予定になっています。秋乃さんは、こんな...全文を見る
○井上哲士君 秋乃さんは、透明でないごみ袋に米軍の廃棄物を保管していたと、これが容疑だと思うので、この中に、あの袋の中に廃棄物が入っていますと捜査官に言ったら、中身も見ずに、そして写真だけ撮って帰ったというんですよ。その一方で、パソコンやビデオカメラを押収したというんですよ。おか...全文を見る
○井上哲士君 これ管理区域内の話ですから、米軍の要請がなければ捜査はないんじゃないかと思うんですが、結局、この廃棄物を置いていったといいながら、その物があっても、中も見ずに押収もしなかったと、パソコンだけ何台か押収していったと。  私、秋乃さんは、世界自然遺産登録が目前になる中...全文を見る
○井上哲士君 しかし、現にその基地周辺のところ、そしてこの北部訓練跡地、今の訓練地域の周辺ですよね、こういうことでこういうことを行ったということで、やることはあるんじゃないですか。
○井上哲士君 現にやっている中で、おそれとか、いろんな形でやるんじゃないかという懸念は払拭できないわけであります。  さらに、個人情報の対象や取扱いについてお聞きをいたします。  内閣総理大臣から情報提供の求めを受けた関係地方公共団体等には情報提供が義務付けられるわけでありま...全文を見る
○井上哲士君 つまり、法に基づくということで、目的外利用を行わないと住民に言っているような情報も対象になるということですが、もう一点、今聞きましたけど、その場合、個人情報が、あなたの個人情報が提供されましたよということは本人に連絡行くんでしょうか。
○井上哲士君 知らないうちに提供されていることになるわけですね。  この収集した個人情報は、内閣府に新設する部局が管理をし、データベース化すると先ほど来答弁がありました。関係行政機関等の協力を得つつ所要の分析を行うこともあり得るというふうにされておりますが、この新設される部局の...全文を見る
○井上哲士君 分析に当たって情報を共有することはあり得ると。結局、データベース共有することになるんじゃないですか。
○井上哲士君 つまり、一部は共有するということを認められました。  結局、本人の知らないうちに個人情報が集められて、それがどのように分析をされて他の省庁と共有されていくのか、何も分からないわけですね。勧告を受けて初めて法の対象になったということを知る場合もあるんです。  こう...全文を見る
06月14日第204回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  全ての有権者に投票権を保障することは極めて重要であり、コロナ感染者の方々に感染リスクを減らしながら投票権を保障するにはどうしたらいいのかが問われております。入院の方にはその病院での不在者投票があります。それから、宿泊療養者は宿泊療養施...全文を見る
○井上哲士君 従業者への感染の懸念ということの対応としてこの宿泊療養所の現地スタッフの併任というのがあったのに、今行われなかったという答弁でしたけど、これ、なぜ行われなかったんですか。
○井上哲士君 郵便投票は、手続上、請求期限は投票日の四日前になるわけですね。ですから、投票日直前に感染した場合には間に合わないわけです。一方、宿泊療養所では投票日ぎりぎりに設置をすることで直前に感染した方も投票可能になりますし、点字投票とか障害者の代理記載も可能なわけで、私はより...全文を見る
○井上哲士君 先ほど、従来の郵便投票と今回は基本的に同じスキームだという答弁もありました。今のお話も、今の郵便投票制度で行われていることなんですね。それであっても、公正性担保するために極めて限定的にしているんですよ。今回は、しかも前提が違います。現行の郵便投票は、重度障害者や要介...全文を見る
○井上哲士君 本当に独り暮らしの自宅療養者の方が今言われたようなことができるんだろうかと、投函が可能なのかと、担保がないままだと思うんですね。  もう一点、施行期日が余りにも短いんじゃないかと。刑罰を伴う法律で五日後というのは、過去、入場法の改正法案があったという説明されていま...全文を見る
○井上哲士君 終わります。
○井上哲士君 私は、日本共産党を代表し、特定患者等の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律案に反対の討論を行います。  選挙権の保障は憲法上の要請であり、新型コロナ患者、感染者を含め、全ての有権者の投票権が確保されなければなりません。新型コロナ感染症の拡大のリスクを減らし...全文を見る