前畑幸子

まえはたさちこ



当選回数回

前畑幸子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月18日第117回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○前畑幸子君 前回の会議録をちょっともう一度目を通させていただいて思い起こしているような状況で、突然のことですので余り自分の意図するところの問題が御提案できなくて申しわけないんですけれども、私は一人の主婦として、内外価格差というのですか、そういう問題に関しましてお聞きしたいと思い...全文を見る
○前畑幸子君 要するに、今のものは貿易取引が不可能なサービスの価格差になるわけですけれども、電気とかそういうものに関しましては多少はそういう関連もしてくるわけですし、家賃なんか は土地政策というものが大きなウエートを持つわけですし、サービスに関しては人件費というそういうものが要...全文を見る
○前畑幸子君 流通マージンは諸外国並みにというのが今、日本のようですけれども、そういう面で価格政策というものに対する監視の目もしっかり向けていただきたいということと、きょうはちょっと私も勉強不足ですので余り突っ込めないんですけれども、もう一つ移転価格税制なんかの問題も将来的には、...全文を見る
○前畑幸子君 ありがとうございました。
03月26日第118回国会 参議院 本会議 第5号
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○前畑幸子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表しまして、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。  まず最初に、橋本大蔵大臣の訪米について伺います。  ブレイディ米財務長官との会談の主要テーマは、為替問題...全文を見る
03月29日第118回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○前畑幸子君 私は相続税についてお聞きしようと思っておりますけれども、所得税法の一部を改正する中に、今度個人年金保険契約などの大幅な控除増額がありますので後でそれは聞きたいんですけれども、その前に、相続の基本であります問題として、私は三年半前まで実務に携わってまいりました税理士で...全文を見る
○前畑幸子君 兄弟の中でも三人も五人もおりますと、親に一生懸命尽くした者とか、全然知らん顔していても今は権利がありますので、それが平等に分割されるということですので、おもしろくないということでこういうものができてきたかと思いますけれども、私の当たってきた事例では、七十、八十の両親...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、嫁というのは家の女と書きます。そういう言葉というのはよくないんですけれども、権利というものは全然認めてもらっていないというのが実情なんですね。  それで、それと同じように、例えば身寄りのないお年寄りをたまたまいろいろな宗教のつながりとか個人的なおつき...全文を見る
○前畑幸子君 お嫁さんの場合は、そういうふうになれば、子供さんがなくて、そんな主人が先に死ぬということは考えられないのですけれども、これからは世代も近くなる、年も近くなる、そういうことも考えておかなきゃいけないと思いますけれども、養子縁組という形で入ればいいと思いますし、また逆に...全文を見る
○前畑幸子君 私としては、私は相続人がおりますから多少少しでも残せば、喜ぶか喜ばないか、当然の顔して持っていくでしょうけれども、できるならばもう少しいい形で相続というものがしたいなと思います。  例えば、男性三人の子供さんを立派に育てられて、大学も卒業させて一流のところへお勤め...全文を見る
○前畑幸子君 それは私も大体わかるんですけれども、保険の受け取り方が契約の初めのときに申し出て、一時金でいただくかそれとも年金制でいただくかということを選択するようになっていると思うんですね。一時でいただく場合には、今おっしゃったように契約者が、そして被保険者が生存中に満期が来た...全文を見る
○前畑幸子君 おっしゃることはわからないでもないんですけれども、受給権利の評価額というものを相続で受けているんですね。その掛金をしてきたのは御主人で、その受給権利を相続の対象にして相続権利を妻は受けているんですね。そこで相続税を払っているんですね。だから、それを今度十年に分けてい...全文を見る
○前畑幸子君 今おっしゃったのは地上権及び著作権の評価とか、それから定期預金に関する権利の評価という給付事由が発生したものに対する評価減とか、そういうものはわかるんですけれども、保険金を年金で受け取る場合、生命保険というのはいいんですけれども、夫が被保険者で保険料も負担していたわ...全文を見る
○前畑幸子君 まあ欲が深いかもしれませんけれども、私はちょっと納得ができないんですね。  それで、生命保険協会、生命保険相談室とか、それから第一生命の教育資料課というようなところへ問い合わせてみたんですけれども、担当の税理士さんのお答えですのでありきたりのまあ国税局のおっしゃる...全文を見る
○前畑幸子君 よくわかりましたけれども、もう一つ固定資産税評価額というのがあると思うんです。これは二月、三月に閲覧というんですか縦覧に行って、自分のところはことしはどのぐらいの評価になったかということが見れるわけですね。  見に行ったついでにちょっと上下、よその方も見てこれる。...全文を見る
○前畑幸子君 固定資産税の場合は、他人との比較ができて、そして多少異議を言う機会が与えられているんですけれども、この路線価というのは、相続とか贈与とか、そういう事例が発生して、そしてそこで自分の土地は間口が狭過ぎるとか奥行きが長いからとか、いろいろな評価減をしていただくわけですか...全文を見る
04月17日第118回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○前畑幸子君 私は愛知県です。土地の監視区域のことでちょっとお尋ねしたいんですけれども、私、税理士をやっておりましたので実例を二、三申し上げます。私、不審があるわけですけれども。  まず、六十二年でしたが、相続が発生して、相続前からこの物件を売って五億か六億のお金を得てそして二...全文を見る
04月27日第118回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号
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○前畑幸子君 けさの朝日新聞なんですけれども、「土地問題が最大の課題」ということで、経済審議会で土地基本法の具体化を急ぎ、土地神話を崩し、土地の需給関係を適正化するように政府に強く求めるということのようでございますけれども、それに関連して土地問題を聞いてみたいと思います。  総...全文を見る
○前畑幸子君 大変立派なお答えなんですけれども、四月十八日の新聞によりますと、国土庁は十七日に開かれた政府税制調査会の土地税制小委員会で、初めて内部資料でありましたところの企業の土地取得状況等に関する調査を公表されました。これは毎年内部資料として行っていると書かれているわけですけ...全文を見る
○前畑幸子君 四十八年からきょうまで六回ぐらい行っているわけですけれども、ことしになって初めて公表されたのには何か理由があるわけでしょうか。
○前畑幸子君 もうちょっと早く出して、今の土地の高騰を防ぐようにすべきではなかったかなという気がいたします。特にこの三、四年、東京圏を中心に異常に土地が高騰しているわけですけれども、そうした余波が東京圏だけではなくて、大阪、名古屋を中心とした関西圏とか中部圏というところにも大変飛...全文を見る
○前畑幸子君 それはそう言ってしまえばそれで終わりなんですけれども、企業の土地取得状況等に関する調査と、それからもう一つ土地保有移動調査というのをされているわけです。ちょっと一昨日お伺いしたところによると、これは大蔵省に問い合わせていただけばいつでも出していただけるというお答えの...全文を見る
○前畑幸子君 四月二十三日の朝日新聞の社説にも、「法人に甘い土地税制にメスを」ということなんですけれども、そこにも建設省、国土庁なども政府税制調査会が土地税制の審議を始めたのに関連していろいろな関連法案の準備を急いでいると。  土地に関する法律というものは日本には大変たくさんあ...全文を見る
○前畑幸子君 それでは、国土庁は国土庁で、大蔵省は大蔵省でということですと、一本化した指導というものはできないということなんですね。
○前畑幸子君 私の言い方が過激な言い方にとられるかもしれませんけれども、そうすると、私も税理士でございますので会計事務所をしておりますけれども、納税者に、国土法に従った価格でないので取引しても、税制面だけきちっと申告をしてもらえばいいというふうに私はとらえざるを得ないような気がし...全文を見る
○前畑幸子君 どうも、会長のお計らいを大変感謝申し上げます。  私も新人ですのでよくわかりませんので、どこまで省庁の方に突っ込んでお聞きしていいものかわかりませんけれども、もう少し私たちも真剣に取り組んでいただきたいと思います。国土庁の問題だけではなく、土地という問題はやはり税...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○前畑幸子君 私は、国際金融問題についてお聞きしたいと思います。  一九九〇年の五月、先月、ワシントンのG7においてIMF出資順位が今まで第五位であったものから一度に第二位に日本は浮上したわけです。これはIMF第九次増額五〇%引き上げの合意を見たために実現されたということですけ...全文を見る
○前畑幸子君 その御意見はいいと思いますけれども、今回の最大の特徴は、今おっしゃったような「アメリカの保護主義的批判を避けるために縮小を求める声の多かった日本の経常黒字について、肯定的な意見を盛り込んだこと」という意見が日本経済新聞に載っておりますけれども、この辺に関してアメリカ...全文を見る
○前畑幸子君 黒字有用論を背景にして我が国に対して、今度新しく東欧などにも新たな資金需要が要るわけですので、資金の供与を求める要請が多くなってくると思います。我が国の資金供与が、それではどのような開発に使われているわけですか。
○前畑幸子君 違います。今回、東欧の問題が新たに出たんですけれども、今までの使われ方で結構です。
○前畑幸子君 その資金供与が地球環境保全に弊害をもたらすということも耳に入ってくるわけですけれども、そういう点に対して検証をしていく必要はありませんか。
○前畑幸子君 このように世界的に国際環境保全の必要性についての認識が高まっている中で、我が国の黒字資金還流計画、それから途上国の援助においても十分地球環境保全に配慮する必要があると思います。そうした中で黒字資金を海外への資金還流に回すということですけれども、一九八七年から一九九〇...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、IMFの出資シェアが拡大したことによって日本の国際社会に対する責任が従来以上に大きくなるわけですけれども、そうした意味から、特に東西関係の急速な緊張緩和が進む中で、地球環境保全のために国際的な地位にふさわしい日本の役割を果たさなければならないときがきた...全文を見る
○前畑幸子君 地球環境問題についての国際的な関心がますます高まってきておるわけでして、先月ジュネーブ国連本部で開かれましたモントリオール議定書改定作業部会の事務レベル協議で、発展途上国のオゾン層保護対策を支援するための新しい国際基金創設問題について基本的な合意をしたということです...全文を見る
○前畑幸子君 もう一つ、インド政府の要請で海外経済協力基金が水力発電計画に融資を検討していられるということですけれども、これについてもスマトラ象の生息地が水没の危険があるという指摘がされているということです。この問題についてどのように対応されるおつもりですか。
○前畑幸子君 我が国は大変に国内においてもいろいろな不公平やら矛盾がある中でとうといお金を援助しているわけですけれども、ただお金を与えるだけでは私は本当の意味の援助にはならないんではないかなという気がしてならないんです。  昨年のODAの実績によりますと、アメリカが九十八億ドル...全文を見る
○前畑幸子君 何としても、そういう意味からODAについての国民の率直な疑問に報われるような援助方法をしていただきたいと思います。    〔委員長退席、理事梶原清君着席〕  そしてまた、今そういう懸念は一切ないということですけれども、かつてマルコスの疑惑などの例で援助したものが...全文を見る
○前畑幸子君 何度もくどいようで申しわけないんですけれども、私たちの血税で世界第一位の債権国としての責任を果たしていかなきゃならないんです。その見返りが、余り感謝をされない、地元において大変聞くにたえないような状況の中で私たちの血税を使うということを懸念するわけですので、ただお金...全文を見る
○前畑幸子君 債権問題に関しましては、アメリカ財務省の姿勢というか見解に問題はありませんでしょうか。
○前畑幸子君 これは私の勝手なとり方かもしれませんけれども、この問題解決の負担をアメリカは民間銀行に、そして次には国際機関に、そして最後には外国の政府に負わせようとしているのではないかというふうに私には思われてなりません。特に日本にこの問題解決のために資金提供を強く依頼しているよ...全文を見る
○前畑幸子君 しかし、アメリカ政府は外国の銀行に対しても提供するように圧力をかけているような気配があり、自分の国では余りしないような雰囲気が感じられるわけです。ブレイディ構想に追加資金を供給しなくて、そして支援資金も出そうとはしていないような気がいたしますが、どうでしょうか。
○前畑幸子君 「金融財政事情」の去年の十月の雑誌にも、ブレイディ構想の適用国拡大は適当ではない、債務問題を解消したい銀行の立場も考慮すべきだ、というような批判めいた言葉も出されているわけですけれども、実際に債務減額を選択する銀行はかなりたくさん出ているのではないかなというような気...全文を見る
○前畑幸子君 八五年、八七年にベーカー米財務長官が発表した累積債務問題の解決策というのは国際金融界に大変大きな反響を引き起こしましたけれども、改善の成果はどのようになっているでしょうか。現在の状況などを少し御説明いただきたいと思います。
○前畑幸子君 そうしますと、累積債務の増加というものは徐々に減っているということですけれども、新規の融資が停滞しているのではないでしょうか。その辺はどうなんでしょうか。
○前畑幸子君 メキシコとかフィリピンなどは順調に自助努力も含めて頑張っていられるということですので、日本においても力があれば助けて差し上げることはやぶさかではないと思います。まだまだIDAとかIFCの問題もありますので、日本のニューマネーの供給量は消極的になるつもりはないし、もっ...全文を見る
○前畑幸子君 私は、議題となりました国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律及び国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、御質問をさせていただきます。  これは国際関係の調和の中で大変重要な問題でありますし、こうした国際機関に対する援助は日...全文を見る
○前畑幸子君 IMF、世銀の対象国というのは主に中所得の累積債務国であるわけですけれども、IDAなどには世銀の補わなければいけない役割が大変期待されていると思います。今回の増資は、特に貧しい発展途上国の累積債務問題に見られるような困難への対応を目的としているのではないでしょうか。
○前畑幸子君 IDAへの追加出資は全額通貨代用国庫債券で行われるということです。そしてまたIFCへの追加出資は全額現金で行うということであるようですが、出資形態がこのように異なっているということは何か理由があるのでしょうか。融資の状況等から御説明をいただきたいと思います。
○前畑幸子君 そういう形態はわかりました。  NICSなどは、途上国という言葉が当てはまらないほどに成長しておるわけですけれども、その反面、中南米とかアフリカ諸国、サハラ地域などの困難な状況というのはますます深刻化しております。中南米諸国は中所得の国が多くて新債務戦略の対象にな...全文を見る
○前畑幸子君 昨年のIMF報告では、それまでメキシコ、フィリピンに先ほどもおっしゃいましたように新債務戦略が適用されたようですけれども、その内容をお聞かせ願いたいと思います。
○前畑幸子君 この二つの国以外には適用国はありませんか。
○前畑幸子君 この新債務戦略の第一号適用はメキシコ、次にフィリピン、そして今おっしゃった国が適用国になっているわけですけれども、累積債務額というのはブラジルが世界一厳しいということではないでしょうか。その辺はいかがでしょうか。
○前畑幸子君 そうしますと、国際機関が経済調整計画に厳しい目を向け出すということは、新債務戦略というのが今後広がっていかないんではないでしょうか。その辺はどんな感じですか。
○前畑幸子君 そうしますと、中南米が確かに累積債務の現状を見て必要なわけですけれども、すぐ近くであるアメリカがそれを独力でもう救済できる余力がなくなっているわけで、そこに深刻な問題があるのではないかと感じられます。それで日本の資金力を当てにしているのではないかという感じがいたしま...全文を見る
○前畑幸子君 私のみならず、西欧が今回の新債務戦略は日米共同作戦ではないかと皮肉を言ったり警戒をしたと言われているわけですので、私も心配をするわけです。我が国の金融機関もメキシコなどにはかなり融資をされているわけですので、それなりにメキシコというのは日本にとって重要な国ということ...全文を見る
○前畑幸子君 ブレイディ提案は新規融資に関してはこれを各債務銀行の任意選択とするものであり、問題点がそこにあるのではないかと思います。代価を払っても債務問題から抜け出したいという銀行があるという事実を無視しているところにこの提案の問題があるんではないかと思います。それで、この点を...全文を見る
○前畑幸子君 我が国の世界経済における地位とかお金の保有状況から見ますと、こうした国際機関に対する出資の増額も必然的なことはわかりますけれども、先ほど大臣が言われましたおくれた理由が二位、三位、四位のところが大変問題があったということで、そうすると、今の御説明はみんながそれぞれ三...全文を見る