前畑幸子

まえはたさちこ



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前畑幸子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○前畑幸子君 先日の大蔵大臣の所信表明について私も少しお聞きしたいと思います。  今本岡議員の方から確認がされましたけれども、大臣の所信表明における経済動向について、その見方について、どのような判断のもとに平成四年度の実質経済成長率が三・五%達成可能であるという資料があるのかな...全文を見る
○前畑幸子君 これはほとんど昨年、九一年の十二月を基準に発表されているデータだと思うんですけれども、十二月から一月、二月にかけまして、私どもの地元のトヨタ自動車も六〇%の減益だということですし、それからタクシーの運転手さんなんかに聞いておりますと、一月よりも一月の後半から二月にか...全文を見る
○前畑幸子君 それからもう一つ。先日の大臣の所信の中で、国際経済情勢に関連してお聞きしたいわけですけれども、一月三十一日なんですが、大蔵省発表の九一年の国際収支は、経常収支の黒字が貿易黒字の拡大によって前年比二倍の七百二十六億ドルということに急増してしまいました。それに関連しまし...全文を見る
○前畑幸子君 バブル経済がはじけて、輸入製品に対する私どもの購買が冷えたことも原因だと思いますけれども、今回の国際収支について、もう一つの違う面での特徴が出てきていると思います。九〇年までは大幅赤字だった長期資本収支も今回大幅黒字に転向し、たということだと思います。今までの貿易黒...全文を見る
○前畑幸子君 既に米の問題とか自動車をめぐって日米摩擦が起こって、個別の通商問題というのは大変大きくなりつつあるわけですので、資金還流策も求めてくると考えるのは当然だと思います。それらに対する動向の把握にこの中で厳しさがうたわれていないような気がいたしますので、きちっとした視点で...全文を見る
○前畑幸子君 先ほど先輩の本岡議員の方からも株式に対することの質問がありましたけれども、株式市場の混迷が今、日本経済に与えている打撃というのは大変大きいと思います。巨額の不良債権を抱えた銀行とか損失補てん事件で信用を失ってしまっている証券業界とか、そういう現実を見るときに、その危...全文を見る
○前畑幸子君 戦前の歴史を見ますと、株式市場にも現在のような先物取引と同様の差金決済による清算取引が行われていたとのことです。しかし、昭和十八年に廃止されているんです。それから、戦後もそういう要望が出たけれども、GHQの指導によってそういうものは許可されなかったという経過があるよ...全文を見る
○前畑幸子君 聞くところによりますと、先物取引の七、八割が投機的な性質であって、企業の業績とかこれからの計画とか金利の水準など、いろいろなファクターというものを見る正常な投資姿勢というものが通用しないような状況のものであるように考えられるわけです。  その上、もう一つ問題なのは...全文を見る
○前畑幸子君 じゃ、先物取引の手数料を信用取引の手数料と同じくらいに引き上げるという方針をお考えですか。
○前畑幸子君 ここに大証の山内理事長の説明が載っているんです。何か余りはっきりしない説明がされているんですけれども、やはり私ども、昨年あれだけ苦労して証券業界のいろいろな問題に対して検査と監視体制の措置を講ずるということで努力されたわけですので、こうした抜本的な対策を先物取引に対...全文を見る
○前畑幸子君 自由金利預金になってくるわけですから、大手はたくさんのお金を集められるわけですし、中小信用金庫は要するに預金高が少なくなるわけですから、貸し出すときにもそのしわ寄せが銀行によっても差が出てくるのではないかと思います。そうなりますと、結局大手の銀行と中小金融機関との差...全文を見る
○前畑幸子君 調達面が自由化されて、金利が自由化されてくるわけですので、大きいところにお金がたくさん寄るのは原理だと思うんです。  そうしますと、要するに信用金庫が体質改善と言われても、やはり競争していこうと思うと、高い金利を払って安い金利で貸すということは不可能になるわけです...全文を見る
○前畑幸子君 大手との格差が一段と拡大してきていると書かれておりますので、今おっしゃいましたように、やはり金利の下げ渋りということは中小企業にとっては大変厳しいものですから、前向きに対処していただきたいと思います。  ありがとうございました。終わります。
03月23日第123回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○前畑幸子君 今週も引き続きまして三重野総裁にお越しをいただきまして、最初に金利政策についてお聞きしたいと思います。  最近の三重野総裁の何回にもわたります金利引き下げ、公定歩合引き下げの意味でございますけれども、金利を下げていただくことによって株の業界を潤わせたい、そしてまた...全文を見る
○前畑幸子君 金融政策の効果というものは、引き下げ期待感が先に送られてはだめなわけで、何回も三次、四次と徐々に下げていくというのには問題があるような気がいたします。  それは、私ども中小企業にとりましては金利を下げていただくということは大変ありがたいことですが、こうして私ども参...全文を見る
○前畑幸子君 私は金利が下がるのを非難ばかりしているわけじゃありません。金利が下がることによってやはり個人の消費も伸びるわけですし、そして安い金利により中小企業の設備投資も潤うわけですし、そうしたことが生産活動の拡大につながるということは私も大変いいことだと思いますけれども、むや...全文を見る
○前畑幸子君 昨年来、本当に真剣に設備投資そして運転資金で借りようとしております中小企業は大変貸し出しに厳しい状況を感じております。そのために、銀行じゃなくて国民金融公庫とか保証協会とか、そうした政府金融に一生懸命頼らざるを得ない。  今まで銀行は、土地が担保にあれば、多少の定...全文を見る
○前畑幸子君 お忙しいところ申しわけないんですが、もう一つお聞きしたいんですが、銀行は大型化していかざるを得ないと思います。そうし、ますと、今まで銀行は地元密着型で支店、その下にはまた出張所という形で地域にどんどんと支店、出張所をふやしてきた傾向にここ数年あったわけでございますけ...全文を見る
○前畑幸子君 お忙しいところありがとうございました。  次に、景気動向についてお聞きしたいと思います。  先日、斎藤栄三郎先生がきちっといろいろお聞きになりましたけれども、私はもう少し中小企業のサイドでも大変厳しい気持ちを持っておりますので、もう一度、総理、大蔵大臣にお聞きし...全文を見る
○前畑幸子君 私は、時期的な判断というものが非常におくれている、本当にお役所仕事ではないかなと思うわけです。昨年、一年前のデータをもとに大体出されている数字のようでございますけれども、そうした時期的な判断を今見誤ることによって、要するにその指標をもとに在庫調整、設備投資を考えてい...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、今景気が悪くなって、要するに歳入欠陥が出てきたわけでございますけれども、その不足を国債の増発と増税で賄おうという今度の予算のようでございます。  三年度の補正予算はそうした意味から大幅な税の減収をもう予測して編成されたと思うわけですけれども、それ以上...全文を見る
○前畑幸子君 そんなに落ち込まないだろうという予想の歳入をもくろんでいらっしゃるようでございますけれども、軒並みここのところ三月の決算は、特に証券はもちろん、製造業に関しましても、自動車、電機を初めとして要するに株の評価割れ、そして在庫調整、それから負債などに関しまして赤字に転落...全文を見る
○前畑幸子君 いろいろな面で厳しい状況を迎えている今年度の予算ですので、歳入歳出両方のきちっとした見直しに真剣に目を向ける必要があるときではないかと思います。  次に、税制改革についてちょっとお聞きしたいと思いますが、改正後三年経過したわけですけれども、その実績としてどんな成果...全文を見る
○前畑幸子君 その税制改革の中で最もうたい文句でありました高齢化社会に向かっての財政需要にこたえるためということで消費税が導入されたわけでございますけれども、消費税導入後においても景気対策として有効な財政面からのその動きというものがないというのが私は実情ではないかと思うんです。 ...全文を見る
○前畑幸子君 それでは、この消費税のことに関しまして宮澤総理が衆議院の予算委員会で、消費税の税率引き上げは経済政策としては下の下であるという御答弁をされたと思うんです。これには経済政策というまくら言葉がついていたわけでございますけれども、現在の景気後退の現状の中で経済政策上、下の...全文を見る
○前畑幸子君 宮澤総理は、税に対しては本当に日本のトップの方ですので、総理の一言一言というのが租税政策とか財政政策とか経済政策上はというふうに区別をされているのに私は意味がなければいいがという懸念を持ったわけでございます。どんな面でも、やはり財政政策等いろいろな意味できちっとした...全文を見る
○前畑幸子君 そうおっしゃいますけれども、消費税も一般会計に入り、そしてことしから地価税も入ってくるわけでして、所得減税によって個人の消費を伸ばさないことにはやはり企業も潤わないわけですし、昨年来、暖冬ということもございますけれども、デパートにおいては衣料品、そして大型のスーパー...全文を見る
○前畑幸子君 医療費控除が家計の負担にある日突然というお言葉でしたけれども、今例えば八万円の医療費の領収書を集めるということは、家族四人では大変集まらないんですね、よっぽど入院をするとか手術をするとか百万円の歯を入れかえるという家族以外では。子供が風邪を引いた、おなかが痛いではそ...全文を見る
○前畑幸子君 総理に最後にもう一度お聞きしたいんですが、四年間三十五万という基礎控除で、特に中のいろいろな諸政策に関して細かいことを申し上げたいんですが、時間もございませんので。  基礎控除を上げていただく時期というものは、今厳しい財政状況の中ですけれども、やはり国民すべてが今...全文を見る
○前畑幸子君 終わります。
03月26日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○前畑幸子君 私は、今論議がありました土地問題とそれに関連します相続税につきまして御質問をしたいと思います。  平成四年度から国土庁の公示価格が一月一日で算定され、そしてそれをもとに相続税の路線価が計算されるということで、公示価格とそれから路線価が関連してきたわけですけれども、...全文を見る
○前畑幸子君 この土地評価一元化という問題につきましては、政府税調の前の土地税制小委員長であられます石弘光さんという方が、土地の評価機関をまず一元化する必要ありとおっしゃっています。すべての土地評価を一つの物差しではかることは非現実的である、それより評価機関を一元化し、全国的に統...全文を見る
○前畑幸子君 それはことしの平成四年度から早速に変わってくるわけでして、徐々に要するに効率的な評価が出されると思いますけれども、国土庁のお考えはいかがでしょうか、この問題について。
○前畑幸子君 今おっしゃいました関係省庁と連携をとりながらというお言葉がいつも出るんです。そこで地価公示制度というものについてちょっとお聞きしてみたいんですけれども、要するに土地に関連する基礎データというものがなかなか整理されていないような気がするんです。  まず、相続税の路線...全文を見る
○前畑幸子君 その情報のデータを全国で一万七千地点を押さえていらっしゃるということですが、固定資産税におきましては四十万地点ぐらいを押さえているわけですけれども、ここ十年ぐらい前とそれから十年後の現在と、要するに繁華街のあり方も違ってきていると思うんですね。  車社会になること...全文を見る
○前畑幸子君 調査地点をふやすということは最も大事なんですけれども、土地の持ついろいろな情報データを加味していただいて、公示価格をもとに路線価が八割ぐらい、そして固定資産税が七割ぐらいに今度一割ずつ上がるわけですから、地点をふやしていただくということ、そしてきめ細かい観察を、いわ...全文を見る
○前畑幸子君 「土地情報が整備されていないことが有効な土地対策のネックになっているためで、税、保有状況など各省庁、地方自治体が独自に保有している情報を統合・整理し、土地政策立案の共通の資料にする。」ということですけれども、国土庁からの要請がありました場合には、大蔵省も情報をきちっ...全文を見る
○前畑幸子君 今後一日も早くそうした一貫性のある基本台帳がつくられることをお願い申し上げたいと思います。  次に、相続税についてお聞きしたいと思います。  相続税と申しますのは、私の座っているところとそちらに座られた方と、立場が違いますと全然判断も考えも違ってくるものでありま...全文を見る
○前畑幸子君 日本の相続税というのは最高税率が諸外国に比べて高いと言われることもあるんですけれども、日本の相続税の税率の水準についてどんなお考えでしょうか。
○前畑幸子君 ことしの相続税の評価は、平成四年分から公示価格の八割まで引き上げるということでございますけれども、この評価水準が全国的に見ますと地域格差というか開きがあるような気がするんです。全国平均でいきますと公示価格に対して六五・三%ということで、札幌国税局ですと六四・六、熊本...全文を見る
○前畑幸子君 そうすると、四年度からはかなり今までばらつきがあったところが、大変大きく地域間格差のその対応によって変わってくるということでしょうか。
○前畑幸子君 それから、実勢価格との格差のことでちょっとお聞きしてみたいんですけれども、昨年来バブルがはじけまして地価が大分下がりました。特に三大都市圏では、もう土地取引価格がひどいところでは相続税の路線価を下回るような逆転状況が生じているわけです。この逆転現象について国税庁は事...全文を見る
○前畑幸子君 昨年の八月、九月の下半期からこの三月において土地の取引というものはほとんどないと言ってもいいんではないかと思うんですけれども、その辺はことしの一月一日の評価というものはどのように算定されるんでしょうか。
○前畑幸子君 三井不動産販売というところの平成三年十月未の調査のデータによりますと、東京港区内十二地点のうち四地点で逆転、しかも路線価を二五・七%下回るケースもあるという報告がされているわけです。このように路線価より実勢価格の方が低いという状況がデータとして、これ三井不動産販売と...全文を見る
○前畑幸子君 相続税法上にも時価となっているわけですから、ですから申告は認められるということなんですね、時価というものの。
○前畑幸子君 土地というものはここ数年来というか、私の覚えがあるようになりましてからずっと値上がりするものというのが常識であったわけですから、そういう値上がりするという発想を基準にきょうまで制度化されたものですから、大変難しいとは思いますけれども。相続税法上も本来は時価ということ...全文を見る
○前畑幸子君 私の聞き方がちょっとまずかったんですけれども、要するに私の言いたいのは、延納申請をして、自分の努力によって売却をして納税をしたかったんですけれども、よく考えますと、要するに路線価より売価が下がってきてしまった場合に、これは悪い判断になるかもしれませんけれども、譲渡所...全文を見る
○前畑幸子君 物納をする財産の選択を弾力化することも大きな相続税見直しの課題ではないかと思いますので、大蔵大臣、今後どういう方向に向かわれるかということを聞きたいのと、相続財産の中に、大臣なんかも大変お持ちだろうと思いますけれども、ゴルフの会員権とか借地権というものがあるんですけ...全文を見る
○前畑幸子君 市場売買というか、ゴルフ会員権売買所というのもありまして、取引所税というのも払っている——市場じゃない。じゃ、私の勘違いです。持ってないのでわかりませんので済みません。  それから、相続税というのは現金、預金という方は少ないと思うんですね。相続が現金、預金でほとん...全文を見る
○前畑幸子君 取引相場のない株式について、不動産がある場合であってもその不動産が他の債務の担保となっておりほかに適当な財産がない場合には延納の担保として認めることを明らかにするということでございますけれども、私はこれはありがたいというふうにも申し上げたい面もあるんです。  とい...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、財務局が一度担保として受け取っていただいた、それを要するに親族とか身内とかに売却をあっせんするということになるわけでしょうか。
○前畑幸子君 ちょっと私、身勝手な言い方かもしれませんけれども、同族会社の要するに株を財務局に物納いたしますね。そうしますと、物納したものだから第三者に売却するのは当然ですね。売られて困るという場合にはそれは物納できないということですね、逆に。——わかりました。それで納得できまし...全文を見る
○前畑幸子君 ちょっと私が自治省にお願いするのをうっかりしましたので、申しわけありません。  地価が高騰している折ですので、そうしたものの是正と、サラリーマンの住宅取得の緩和につながってサラリーマンの夢が実現されるように生産緑地法というものが生かされることを祈りたいと思います。...全文を見る
○前畑幸子君 最初のときにも申し上げましたように、この路線価というものも、用途の区分とか状況の類似地区の区分など細かい区分を評価に反映して算出されるわけですけれども、倍率方式というものは、商工業地域なのか住宅地域なのかというそういう区分が余りなく、ただ国道沿いかそれ以外かとかとい...全文を見る
○前畑幸子君 国税庁の方ではおわかりにならないと思うんですけれども、固定資産の評価額そのものに通り一本違ってもかなりの差が出てきているという、格差があるということは現実なんですね。それをもとに要するに五十五倍とか七十何倍とかという大きい数字を掛けるわけですから、格差になお大きな隔...全文を見る
○前畑幸子君 ぜひ、節税行為という名のもとに株の評価を意図的に左右できるという、こういうことは相続が近くなるとどうしてもやはり考えられることですので、この類似業種比準方式というものをもう少し抜本的に見直す時期が来てもいいんではないかなという気がいたします。よろしくお願いします。 ...全文を見る
○前畑幸子君 配偶者の特別控除というのが二千万あるわけです。相続路線価が上がり、基礎控除、そして相続税の税率が緩和されたわけですけれども、相続財産を守るということは、やはり配偶者に残すということが一番の第一目的であればいいんではないかなと思います。ですから、そうした意味でいきます...全文を見る
○前畑幸子君 わかりました。  それでは、消費税の導入されたのが平成元年だったと思います。三年たちましたわけで、いよいよ消費税の調査というものもこれから始まると思いますけれども、それに関連しまして、昨年税務行政の機構が変わったと思います。人員をふやさなければ消費税の調査に対応で...全文を見る
○前畑幸子君 これは三年までをお聞きしましたが、今後年々増員の計画はあるわけでしょうか。
○前畑幸子君 今税務職員が、個人、法人違うと思いますけれども、一カ月に一人で何社ぐらいの調査に出るんでしょうかね。
○前畑幸子君 今、経済範囲が大変外国に支店を持つとか広くなったわけですし、取引も複雑化したり煩雑化しているわけでして、そうしてまた企業数もどんどんふえているということですし、そうした中で、消費税も入りましたし、その消費税におきましても別枠の人もあれば内税の人もあればということで、...全文を見る
○前畑幸子君 私はいつも申告のときに思うんですけれども、医療費控除というのがいつも気になって仕方がないんです。先日、御説明を予算委員会でもお受けしました。要するに、突然病気になって経済的負担を強いられた人たちにとってそれは大変必要なことであるということはわかっておりますけれども、...全文を見る
○前畑幸子君 ですから、私もそれはわかっております。事例を挙げてはいけませんけれども、例えば親族に歯医者さんがあれば五十万の歯を入れたことにするとか、そういうことは現実に私どもも指摘したことがございますので。やはり本当に幼児、子供の風邪薬など、そういう医者代にかかったものが反映さ...全文を見る
○前畑幸子君 ありがとうございました。
03月27日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○前畑幸子君 私は、ただいま可決されました租税特別措置法の一部を改正する法律案、法人特別税法案及び相続税法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ。国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 ...全文を見る
04月01日第123回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○前畑幸子君 きのう三十一日には、ついに政府の緊急経済対策の要旨が七項目にわたって発表されました。そしてまたけさは、先週来待ちに待っていたといいますか、公定歩合の引き下げの発表がありました。大変景気の先行きが不安視されていまして、経済企画庁長官には大変申しわけないんですけれども、...全文を見る
○前畑幸子君 御説明は納得はできますけれども、要旨の中に、七五%の前倒しに当たってどの種の公共事業を最優先して実施していかれるのか、その波及効果をどこに見られるのか。要するに公共投資そのものの波及を、今生活大国を求めている日本の実態から、生活関連に置くのか、できるものからしていく...全文を見る
○前畑幸子君 今回の対策の効果を今どういう経済主体に期待していられるかということは、要するに最終的には生活大国としての経済関連に力を入れていくということですね。  そうしますと、ここにうたわれている「労働時間の短縮」というところに、国家公務員の完全週休二日制とか、それから要する...全文を見る
○前畑幸子君 そうおっしゃいますと大蔵大臣の方が図られるわけですけれども、時短をしていただくだけでは生活を潤わせることはできないわけで、今回の不況も、例えば既製服業界ですと、暖冬ということもあったと思いますけれども七〇%の在庫を抱えているということですし、特に衣料品業界というのは...全文を見る
○前畑幸子君 金融の面と財政の面からというお話ですけれども、もう一つやはり一番庶民というか市民にとっては減税という、この三本柱というものが私は必要だと思うんです。  今回のこのバブル経済のもとでの不況感といいますか、失業者もこれから出てくると思うんです。現実に不動産業者それから...全文を見る
○前畑幸子君 それは私も思うのですけれども、省力化とか機械化とか、そういうものに対する設備投資というのは多少伸びていると思います。しかし、生産を拡大するという方においてはまだそこまで行っていない。  先ほど住宅の件もおっしゃいましたけれども、まだ土地の動きというものはほとんどな...全文を見る
○前畑幸子君 それは私も思いますけれども、要するに心配するのは、個人消費などの最終需要の低迷による設備投資の抑制が強まるということはいかがなものかと思うわけです。  それから、先ほどの七五%の前倒し発注が必ず効果を上げてくるということですけれども、この直轄事業の前払い金の請求で...全文を見る
○前畑幸子君 契約を結べば、業者が材料を買ったりいろいろな人の手配をするわけで、動き出すことは私もわかるんですけれども、そのお金がすぐ潤ってくるということにとらえていただくと、やはり期待感というものもちょっと無理が出てくるんではないかなと思うんです。  それからもう一つ、建設省...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、下半期に補正予算を組まなくても景気というものは継続できるでしょうか。その辺どうお考えでしょうか。
○前畑幸子君 要するに、先行き公共投資も出す、そして補正予算も出すというようなことを余り言われると、やはり原材料の値上がりとか人件費の値上がりということで私は逆効果もあり得ると思うんです。ですからその辺、前倒しを七五する、八〇するというのは先行きにいい面もあると思いますけれども、...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、一応大蔵省としても、建設省の意向を無視ということはないですけれども、大体七五%という線でいかれるということですね。
○前畑幸子君 先日二十七日に総理は補正予算を編成しということをおっしゃっているようですけれども、それに関しましても大蔵大臣はきちっとお金を出す立場としてお答えになれますか。
○前畑幸子君 三・五%は、そうした点からいきますと補正予算を組まなくてもいいという経済企画庁の自信のある発言があったわけですけれども、日興リサーチというところが二十七日に発表しておりますのによりますと、九二年度の日本経済の実質成長率は二・五%という予想が発表されていますが、これに...全文を見る
○前畑幸子君 割と民間の見方というものは私は正しい面もあるような気がするんですね。ですから、あながち経済企画庁の見ていらっしゃる強気の見方ばかりが私は正しいのではない、このくらいの緊迫し先ものもあるのではないかなと思います。  というのは、土地が今全然動かないと言ってもいい状況...全文を見る
○前畑幸子君 企業が資金調達をし過ぎたということが、そのお金の使い道が余りにも投資というか、土地の方やらそういうバブルの方に走った原因もつくっているような気がしますので、やはり資金調達の仕方もこれからきちっと監視していただきたいと大蔵省にお願いしたいと思います。  ここで一たん...全文を見る
○前畑幸子君 午前中から日銀のお出ましをお待ちしておりまして、いよいよきょう発表されました待ちに待ったといいますか、もう皆さん期待そのものの〇・七五%公定歩合が下げられました。八九年の十二月以来三%台になったということですけれども、これで三十一日に出されました緊急経済対策と金融面...全文を見る
○前畑幸子君 今年の下半期に期待をしてくれということのようですけれども、株価も余りいい状況ではありません。昨日はことしの最低安値に落ち込んだということです。(「きょうもだ」と呼ぶ者あり)きょうもですね。ですから、余り期待ばかりもしていけないのではないかと思うんです。これからの動き...全文を見る
○前畑幸子君 時間を置いた後ということですけれども、それがどのくらいの期間になるのか、その辺もお聞かせいただきたいのと、要するに中小零細企業では貸出金利の下げ渋りという不満もあるわけです。例えば、きょうから公定歩合が下がったわけですけれども、大体三十一日、きのう手形の書きかえをし...全文を見る
○前畑幸子君 金利を下げることによって株の上向きを図りたいという御意向もあったと思うんですけれども、公定歩合の引き下げにもかかわらず株もまだ堅調でないし、そして円安という状況の中ですが、この辺に関して日銀さんとしては株価の反応をどういうふうに見ていらっしゃるでしょうか。
○前畑幸子君 金利引き下げによる為替の動向ということをもう少し考えたいと思いますけれども、それに関連して、貿易黒字対策というものはどういうふうにお考えでしょうか。
○前畑幸子君 バブル破綻によります銀行、ノンバンクの抱える不良債権というものが約九兆六千億円に上るということのようです。借入金総額というものは八十兆を超しているということのようですけれども、こうしたノンバンクと、そしてまた銀行系ノンバンクというのの負債の大きさというものが大変顕著...全文を見る
○前畑幸子君 金融機関が大手ノンバンクにお金を貸していたのが、不動産開運の融資規制のもとでもどんどんと増加をしていたということで、銀行系の住宅金融専門会社がその上位にずっと名を連ねているんですね。その辺に関してはどういうことがあったんでしょうか。
○前畑幸子君 そうした金融機関が、この三月の決算期で、金利負担とか貸倒引当金の積み増しなどでほとんどが営業損益が赤字になるということになってきているわけですね。もっと進みますと、要するに延滞債権扱いになってくるということなんですけれども、こうした形で銀行がノンバンクなり不動産関連...全文を見る
○前畑幸子君 大蔵大臣にお聞きしたいんですけれども、こうした形で今まで非常に潤ったそういう不動産関連金融機関なり銀行がどんどん貸すことによって、いわゆる限りなく貸し込んだためにこういうバブルのもとをつくってしまったという気もいたします。そして、今度は売れなくなったら債権棚上げとい...全文を見る
○前畑幸子君 私の地元の東海銀行という最近いろいろな面でにぎわしてきたところがあるんですが、一不動産業者に一千億円の融資をして、その金利を一年間棚上げをしてきた。そして今度は延滞債権扱いにするということなんですけれども、これについて大蔵大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
○前畑幸子君 そうしますと、不動産業界が市場が上向いたときにいつでも土地を処分できるようにしておくというねらいもあると思うんですけれども、それでは土地を鎮静化させるという方向と方向が違ってくると思うんですね。ですから、ノンバンクのこういう不動産業者への貸し出し債権についてはきちっ...全文を見る
○前畑幸子君 今後しっかりした監視をお願いしたいと思います。  続きまして、建設省にちょっとお聞きしたいんですけれども、不動産コンサルタントという問題がずっと上がっております。先回も私ちょっとお尋ねいたしましたけれども、その後この不動産コンサルタント問題について建設省と、それか...全文を見る
○前畑幸子君 大臣告示でこのコンサルタント制度を設けるということですけれども、六つの士業団体との話し合いをきちっとしていただいて、そうした主業との調整がきちっとつくまで出さないということをお約束いただきたいと思うんです。  この問題は、今おっしゃいましたように、相続とか離婚とか...全文を見る
○前畑幸子君 ありがとうございました。
04月07日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○前畑幸子君 今回の法案の提出理由を見ますと、本法律案は、「最近における公認会計士業務の国際化、多様化等の状況等に対応し、公認会計士業務に引き続き多くの優秀な人材を確保するためこということになっております。  今回の試験制度が、二次試験におきまして短答試験、そしてそれに合格した...全文を見る
○前畑幸子君 公認会計士試験の受験者というのが、昭和二十四年からずっと見ておりますと、三年度では七千百五十七人ということで、大変な人数に年々増加傾向をたどっているということは確かだと思います。ですから、今回の一番趣旨とされているのが、試験委員の先生が時間的能力的な制約、限界がある...全文を見る
○前畑幸子君 採点者が大変厳しい状況にあるということが第一目標のように受け取られますけれども、今回、試験委員の定数についても法定制で現在十五名以内ということですが、今度これを公認会計士審査会で決定し得ることとするということですが、何人ほどにされる御予定なのかということもお聞きした...全文を見る
○前畑幸子君 その三次試験浪人がたくさんあったということですけれども、それは、公認会計士試験は二次論文試験に合格しますと公認会計士補という資格が与えられたと思うんです。それから実務補習が一年間及び業務補助期間が二年間という合計三年間のインターンを終えなければ三次試験を受ける受験資...全文を見る
○前畑幸子君 そういうふうに通信教育とかスクーリングが導入されて、地方にいても勉強の機会が与えられるということは、これは大変大切な、そして三次試験を受験される方にとってありがたいことだと思います。  それに関連いたしまして、要するに二次試験合格者が三次試験を受験する機会が以前は...全文を見る
○前畑幸子君 私がざっと判断いたしますと、要するに試験委員の先生の御苦労を緩めるために二次試験の短答式試験で一度ふるいをかけて、そして論文でもう一つクリアして三次に向かわせるということと、それからもう一つは、受験する層を広げるということが今回の趣旨ととらえておりますけれども、それ...全文を見る
○前畑幸子君 質をよくするということでございますけれども、試験が難しくなりますと合格者が減るわけです。現在公認会計士の登録者というのが約九千人ということでございますけれども、これは果たして当局としては、人数的には多いと思われておりますか少ないと思われておりますか、お聞きしたいと思...全文を見る
○前畑幸子君 今回の趣旨とされるところがちょっと私もつかみかねるんですけれども、アメリカでは公認会計士が約三十万人ぐらいいられるということなんですね。イギリスでは約十万人ということなんです。日本では公認会計士の数は補も含めまして一万二千大切れるということのようで、一万人足らずとい...全文を見る
○前畑幸子君 この資料に、三年度で公認会計士が九千百三十八、会計士補が二千八百二十ということですけれども、それに対して監査対象法人が証取法の方で三千百九十三、商法で三千六百十八、学校法人で四千九百二十八、約一万二千社切れるぐらいのところですけれども、この公認会計士の数字とその対象...全文を見る
○前畑幸子君 約半分の方が税理士業務をされているということですけれども、私がお聞きしたいのは、今おっしゃいましたように、会計士業界をめぐるいろいろな社会的、世界的なニーズの中で、公認会計士の数を早急とは言わないまでもふやしたいという御意向もあるわけでしょうか。
○前畑幸子君 これは私の独断の意見かもしれませんけれども、公認会計士を必要としている社会状況があるということでございますけれども、公認会計士と同じ職務領域に属して働いております税理士というものの利用というものはお考えになっていませんでしょうか。
○前畑幸子君 民法を試験科目に入れることによって受験の層を広げるとか、法学部系の学生を受け入れやすく、受験しやすくするという御意向の中に、やはり税理士というものも、税法、財務諸表、簿記、すべてに関してプロとしての経験年数を持っているわけですので、税理士という独立した制度を持ってい...全文を見る
○前畑幸子君 公認会計士であり、私ども税理士の指導者でもありますTKCというところの飯塚先生がそのドイツ方式というものを提唱されているわけです。開業年数に応じた簡易試験を受けることによって公認会計士の資格が与えられ、そして公認会計士のするべき仕事に参入させるという措置を講じたらど...全文を見る
○前畑幸子君 公認会計士というのは、有価証券報告書等に記載された財務諸表に対し監査証明を自署押印するということですね。それによって企業の真実の経理内容を公開するということです。ということは、投資者の保護に資するということになると思うんですけれども、その辺が、損失補てんのような会社...全文を見る
○前畑幸子君 今、監査役という言葉が出ましたのでついでにお聞きしたいんですけれども、そうしますと、今回の不祥事、損失補てんに関連しましても、監査役というものも全然そういう疑問がなかったのかということが気になるんです。監査役というのは、要するに日ごろ経営執行部といろいろな論議をして...全文を見る
○前畑幸子君 ありがとうございました。世界的にも、そして社会的にも公認会計士というものの立場が大変重い責任のある立場になりつつある中ですので、公認会計士が質のいい、そして人数も確保できるということに向かってこの制度が有意義に改正されること、そしてその資格を取得する制度などに多少い...全文を見る
○前畑幸子君 公認会計士の問題はここで終わらせていただきますが、ちょっと時間がありますので、大蔵省の見解をお聞きしたいと思います。  先日来、私は、金利が下がったことに対して、喜ぶばかりではなくて私どものような少額の預金を楽しみにしている国民の立場も考えていただきたいということ...全文を見る
○前畑幸子君 国土法というものは、こういう近隣の公示価格を眺め、そしてその土地の有効需要とかそういうものを加味した上で出されてくると思いますので、倍まではいかないと私は判断いたします。  そしてもう一つ、これは六百三十万から七百三十万、五百六十万というような、二年から三年、四年...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、大体のおよその公示価格というものはつかめたんですが、この土地を銀行に担保に入れるときの評価の出し方というのは、大体売買価格の七掛けと私は思っているわけですが、間違いないでしょうか。
○前畑幸子君 そうしますと、この土地が担保に入っている金額がちょっと理解できない金額なんです。私はこの土地の国土法を知っておるんですけれども、二年の二月の時点での国土法価格が大体千八百万から二千万、それから四年の三月末の国土法価格が一千三百万から一千五百万、これは坪です。そして三...全文を見る
○前畑幸子君 私がここで疑問に思いますのは、六十億円と二十億円が違う趣旨でつけたとおっしゃるんならばそれでいいんですが、八十億円の土地に価値を認めたという銀行の判断だと思うんですね。  それが一つ不思議だということと、それからもう一つは、逆算しまして八十億円を坪単価で割りますと...全文を見る
○前畑幸子君 そちら様でノンバンクだとおっしゃいましたから私も名前を言いますけれども、セントラル抵当証券ですが、その裏は、セントラルというのはみんな東海銀行の系列ノンバンクです。ですからこれは東海銀行がここを経由しているだけのことで、東海銀行が全部やらせている企業です。その企業名...全文を見る
○前畑幸子君 期限に返済されないということは、銀行側はどうするんでしょうか。
○前畑幸子君 と受け取りますと、期限に関係のない延滞扱いを認めるということになりますから、不動産業界が上向いてもう一度土地のお金が高くなって今の担保金額で売れるまで要するに待つという、回収する道は地価の上昇を待つしかないんではないかなという気がいたします。  このセントラルファ...全文を見る
○前畑幸子君 要するに、せっかくつくった国土法に違反した業者、そういうところに金融機関がお金を貸したということは、私はそれも違反行為だと思いますので、そのあたりもきちっと対応していただきたい。そして、名古屋で一番と言われている東海銀行の姿勢が余りにも悪くて、名古屋の土地がこのよう...全文を見る
04月16日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○前畑幸子君 私は、ただいま可決されました公認会計士法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     公認...全文を見る
05月25日第123回国会 参議院 本会議 第17号
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○前畑幸子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました証券取引等の公正を確保するための証券取引法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に対して質問を行うものであります。  本題に入る前に、通告なしでまことに申しわけございませんが、総理にお伺いい...全文を見る
05月28日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○前畑幸子君 私は、ただいま可決されました証券取引等の公正を確保するための証券取引法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたしま...全文を見る
06月17日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○前畑幸子君 午前からの質疑を聞く中で、大変今回のこの金融制度改革というものには奥深い問題点もあるような気がいたしております。  それはさておきまして、ただいまの金融機関を取り巻く環境というものは、ここ二十年ほどの間大変目まぐるしく急速な変化をいたしております。そして金融の自由...全文を見る
○前畑幸子君 中小金融機関とそれぞれの立場の金融機関との競合ということに関しましては、細かい点はまたあすお聞きしたいと思います。  そうしますと、こういうことを論じる際に、昨年来、金融・証券不祥事が大変続発したわけでございますけれども、金融機関のあり方といいますか姿勢が大変問わ...全文を見る
○前畑幸子君 競争によって改革をしてという御意見でございました。改革の中心に、各金融機関の経営の幅を広げ効率化を図るという縦割りの行政を改めて、金利の自由化に今回の業務の自由化というものを加えて競争原理によって利用者に便宜を与えていくというようでございますけれども、私は、今おっし...全文を見る
○前畑幸子君 金利の自由化というのはもう数年末来ているわけでございまして、既に自由化の競争の中に来たわけです。そこに、金利だけが自由化というのではなく、要するに業務の自由化も同じレベルに、どこの銀行にしても同じことができるようにして競争をしたいということであると思いますけれども、...全文を見る
○前畑幸子君 金利の自由化による金融機関のメリット・デメリットというのは確かにあると思いますので軽くて進みやすい面もあるかもしれませんけれども、またその細かい面に関しましてはあすお伺いすることといたします。  現在の縦割り金融制度を見直して、そして各業態が子会社によって相互に参...全文を見る
○前畑幸子君 要するに、自由に任せるというならば、業務制限の解除の時期とか内容について判断するのは大蔵省の金融行政当局ということになるのでしょうか。時期、内容について判断を決めていくのは大蔵省の当局のお考えですか、それは。
○前畑幸子君 改革後においても金融行政当局が調整権限などを持つということは、利用者の利益を保護するためには必要だということであろうと思いますけれども、ということは大蔵省の持つ権限、影響力というものを維持していくということにほかならないのではないでしょうか。
○前畑幸子君 規制緩和措置の方向に進むということですけれども、例えば競争原理のもとに再び収益至上主義などに走らざるを得なくなったときには、やはり金融機関としての体質とか企業倫理などを考えると、結局は規制の強化をせざるを得ないときが来なければいいがと思いますが、大蔵大臣、その辺に関...全文を見る
06月18日第123回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○前畑幸子君 昨日に続きまして、金融制度改革についてお聞きしたいと思います。  私ども利用者の立場からいいますと、制度の見直しもさることながら、諸規制、諸慣行の見直しによります中長期預金等の商品開発が進むことも重要と思いますが、今後自由化されると考えていいのか、お聞きしたいと思...全文を見る
○前畑幸子君 六月五日の毎日新聞に、「都銀、地銀の中長期預金には反対」という信託協会の会長の談話が載っているんですけれども、「来年六月からの導入を検討している期間四年以上の定期性預金について「普通預金金利の自由化など先に検討されるべきことがあり反対だ」」ということで、この中長期預...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、今回のこの金融制度改革というのは、まだ各段階できちっとしたコンセンサスを得られていないままに動いていくような気がします。  信託分野に参入する都銀などの子会社の業務範囲は極力限定的な範囲にすべきだという意向やら、それから都銀と信託銀行では店舗数にも大...全文を見る
○前畑幸子君 利用者の立場からもその辺をきちっと対処していっていただきたいと思います。  金融のこういう自由化によっていろいろな商品が出てくるわけでございますけれども、そうした場合に、利用者の側にも今度どこの銀行のどういう商品を選ぶかということが自分自身の責任において適切な選択...全文を見る
○前畑幸子君 今おっしゃいましたように、不良債権の件につきましても、どういう理由と基準で預金保険機構による無償供与などがされたかということも、私どもの目には見えないところでされてしまっているということですので、今回の不良債権の問題でも、一部の銀行で大変反対があったということで見送...全文を見る
○前畑幸子君 ありがとうございます。そのようになることを私も祈りたいと思います。  今の銀行法におきましては都市銀行と地方銀行という区分がないわけですが、実際には都銀とか地銀あるいは第二地銀という区分けがしてあるわけです。金融制度調査会の答申にも「都市銀行」、「地方銀行」という...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、今回の改革において、地銀には本体において信託業務を行うことを認めるというふうになっていると思いますが、地銀と都銀との区別はここではどういうふうにとらえたらいいんでしょうか。
○前畑幸子君 現状によるということで、私はちょっと頭に入らないんですけれども、そうしましたら、例えば東京とか名古屋とかというところに最初発生した銀行は都市銀行であり、それが地方に支店をつくっていくと。それから、そこでどういうふうに区別をしたらいいのかわかりませんが、地方の町ででき...全文を見る
○前畑幸子君 ある程度概念的には理解ができたような気がいたしますけれども、ちょっとその基準が、きちっとしたところに関しましては理解しにくいなと思っております。  最近、信用金庫とか信用組合などの合併件数がふえている傾向にあるようでございますけれども、こうした動きに関しましては、...全文を見る
○前畑幸子君 そういう経営基盤の強化とか体質を強くするということは、私も大変必要であるし、ありがたいことだと思います。しかしその逆に、こうした中小金融機関が合併していきますことによって、私ども中小金融機関の利用者の立場から見ますとまた困った影響が出てくるような気がいたします。金融...全文を見る
○前畑幸子君 私は、そうばかりもいかない問題も出てくるような気がするんですね。改革後の競争が非常に厳しくなる金融環境を考えますと、合併とか再編が進むのは当然の流れになってくるのではないか。しかも、金利の自由化とか業務の自由化という中で大手の銀行がかなりの力を持っていく、その陰で中...全文を見る
○前畑幸子君 次に、政府系金融機関の今後のあり方についてお尋ねしたいと思います。  今回の金融制度改革は、民間金融機関を中心に改革がされているわけですけれども、政府系金融機関制度については今後どういうふうになっていくのでしょうか。ある意味では民間金融機関だけが競争原理を導入され...全文を見る
○前畑幸子君 政府系の金融機関はほとんどが長期資金の提供、貸し付けを行っているわけですが、今回の改革の中では、子会社の形態として長期信用銀行子会社という概念はないように見受けられます。また長期信用銀行が普通銀行に転換することを認めているわけですが、こうしたことは長期信用銀行の役割...全文を見る
○前畑幸子君 そうしますと、今後の政府系金融機関のあり方を考えるときに、関連してどうしてもその政府系金融機関の資金源であります郵便貯金について考えなきゃならないと思います。特に現在の定額貯金の件につきまして、大蔵省と郵政省はこの問題について既にお話し合いが進んでいるようにも承って...全文を見る
○前畑幸子君 定額貯金という商品性については、私ども小口零細預金者にとっては大変ありがたい貯金でございまして、今おっしゃったように、六カ月たてばいつでも解約できるし、十年間預け入れたときの金利が保証されているということでございます。ですから、金利が上昇するときはほかの銀行に預けか...全文を見る
○前畑幸子君 私の心配するのは、銀行の中小企業に対する貸し付けがこれから大変厳しい状況になってくると思うわけです。今、もう既に中小企業は銀行からの借り入れが大変困難でございますので、政府系金融機関、国民金融公庫等にどうしても頼らざるを得ないということで、国民金融公庫とかそういう種...全文を見る
○前畑幸子君 私は、金融制度としてノンバンクが果たしている役割というのは、銀行等の果たす機能と同じではないかと思うわけです。ですから、ノンバンクを必要悪として認めていることに問題がないのかなという気もするわけですけれども、その辺に関してはどうお考えですか。
○前畑幸子君 今のお話を聞いておりますと、銀行が貸し付けを直接したくないところ、リスクが大きいから直接貸せないところをノンバンクを通して貸すということで、ノンバンクは銀行の隠れみのの一つの役目をしているように考えられます。ノンバンクを抱えている理由がそんなところにあるのかなという...全文を見る
○前畑幸子君 でも、企業への大規模融資が八〇%のウエートを占めているという、こうした機能がバブル経済に与えた影響というものは大変大きいものが日本経済においてもあるわけですけれども、じゃ、こうした事実をどのように判断されるのでしょうか。私は、ノンバンクの果たしている役割を局長のおっ...全文を見る
○前畑幸子君 ノンバンクの金利と銀行金利の関係は一概に一定ではないと思いますけれども、その辺、わかりましたら教えていただけませんか。
○前畑幸子君 この金利の関係を規制する必要はないのでしょうか。銀行系列のノンバンクを通じて銀行が営業利益を上げているということは問題はないのでしょうか。銀行というのは公共性のあるものとした観点から見ますと、そうしたノンバンクに貸し出した金利との差がかなりあるわけですけれども、こう...全文を見る
○前畑幸子君 よく私も理解できない面もあるんですけれども、今回の各業態の相互参入が行われたとしましたら、ノンバンクという存在は必要性が低下してくるのか高まるのか、どうお考えでしょうか。  それから、系列ノンバンクの不良債権が今後金融機関の経営にどのように影響してくるとお考えでし...全文を見る
○前畑幸子君 いろいろと御説明をいただいて、納得したいと思いますけれども、ノンバンクという存在は、借りる方の立場に立ちますと安易に借りやすい、銀行が貸し付けをしたがらないところにも貸してくれる。そのかわりリスクも大きいからということのようでございますけれども、私、先ほど隠れみのの...全文を見る
○前畑幸子君 大臣のおっしゃったように、ノンバンクの必要悪的な存在価値というものもあったと思いますけれども、今回のノンバンクの果たした結果としましては、要するに土地ブーム、土地投機とか株投機に走った、その先兵にもなったという。その裏に控えていたのが銀行のお金余りがそういうところで...全文を見る
○前畑幸子君 中小企業、一般個人が日本の人口の大半を占めているわけでございますので、この金融制度改革が一般の利用者にとっていい方向に動いて、そしてこの効果が株の上昇につながっていくことを私は期待をして、この法案が廃案にならずに過ぎたことを本当に喜びたいと思っております。ありがとう...全文を見る
○前畑幸子君 私は、ただいま可決されました金融制度及び証券取引制度の改革のための関係法律の整備等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたし...全文を見る
12月08日第125回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
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○前畑幸子君 私は、昨年と同様、剰余金処理法案についてお聞きしたいと思いますが、その前に、きょうの日経新聞の一面に、「買い替え特例復活」という記事が載っておりますけれども、大蔵、建設両省は、居住用財産の買いかえ特例を条件つきで今後認める、短期的に認めるということのようでございます...全文を見る
○前畑幸子君 大臣のおっしゃることはわかりますけれども、もう少し下の層ということも考えていただきますと、今の収入でほとんどが消費に回っている家庭というものが大変多いわけです。赤字国債を発行してでもという気持ちはありませんけれども、この際、これだけいろんなトリプル的な不況の中で、一...全文を見る
○前畑幸子君 大臣は税率が、税金が安いとおっしゃいますけれども、物価も高いわけですので。  やはり所得者の層を見ますとき、民間給与の実態調査における給与所得者数等の給与階級別の構成比などを見ますと、六百万円以下の給与階級の方たちが約七八・一%を占めているということなんですね。七...全文を見る
○前畑幸子君 よくわかっておりますけれども、建設国債の発行対象というのは、その経費は公共事業になるわけですね。これは地方優先的になるわけですけれども、今回の不況感を考えるときには、これは都市型の消費不況というものではないかなと思いますので、従来のような公共投資ばかり出せばいいとい...全文を見る
○前畑幸子君 しかし、九〇年度赤字国債ゼロ達成には、こうした借金先送り、いわゆる隠れ国債が大きく貢献しているわけでして、歳出を削減して借入金という形でキャッチボールのように負担を先送りしていくものではないかなというような気がいたします。  ですから、そういうことはある程度理解は...全文を見る
○前畑幸子君 それは、日本国有鉄道の分はわかりますけれども、もう一つ、政管健保の国庫補助の繰り入れ特例というものも、五年間における歳出削減額が四千六百三十九億円ということですけれども、こうしたものも、要するに政管健保は大変赤字ではないわけですので、いつまでもこれ歳 出削減をして...全文を見る
○前畑幸子君 終わります。