増田敏男

ますだとしお



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増田敏男の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月07日第140回国会 衆議院 建設委員会 第11号
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○増田委員 増田敏男です。河川法の一部改正に関連をしてお尋ねをいたします。  まず、亀井大臣にお尋ねをいたします。  私は、このままいくと、二十一世紀初頭、恐らく二〇一〇年前後にはこの国に三つの大きな問題が起きるだろう。その一つが水不足です。そして、もう一つは食糧難であり、も...全文を見る
○増田委員 はっきりと御答弁いただいて、恐縮をいたしておりますが、その次に私は、河川の水は、流域各地域のものであると同時に、国民全体のものである、このように実は考えております。首都圏では利根川や荒川を結んで河川利用をしておりますが、現実にはここのところ毎年渇水に悩まされている、大...全文を見る
○増田委員 今回の改正法案では、河川法の目的として、治水、利水に河川環境を追加しています。これは環境基本法の精神や、平成六年一月につくられた建設省の環境政策大綱を踏まえたものと理解をしています。特に環境政策大綱では、「「環境」を建設行政において内部目的化する」とされているところで...全文を見る
○増田委員 具体的なことを一つお尋ねをいたします。  荒川中流で荒川をせきとめるような大規模な六堰の改築が実は計画されております。魚類の遡上のために、全く変わりますから、水が全部とまるような形ですから、今恐らく魚道をつくられているのではないかと思うのですが、問題点か、あるいは進...全文を見る
○増田委員 河川環境ということになりますと、建設省河川局だけでは対応は無理で、同じ省内であれば下水道、さらには環境庁等との連携がうまくいかなければ河川環境の整備と保全を行うことはできないと思いますが、これらの連携についてどのような取り組みをしていこうとお考えなのか、その辺は大丈夫...全文を見る
○増田委員 今回の目的改正によりまして、河川の水質、景観、さらには生態系といったさまざまなものに配慮しながら事業を推進していくものという理解をしました。  その基本的な方向性には賛成ですが、さまざまなものに配慮する分へそのコストも割高となってしまうのではないかということを懸念を...全文を見る
○増田委員 環境という言葉とダムの関係、先ほど大臣の御発言にもありましたが、環境といえばダム建設がすぐ問題になります。また、アメリカでは、開拓局の前総裁のダニエル・ビアード氏がアメリカのダム開発は終わったと発言をしたという話を聞きました。  しかし、ダムの一人当たりの貯水量が、...全文を見る
○増田委員 大臣のお考えが大変よくわかりました。私も、質問の趣旨は、将来、私たちのこの国に水の心配が起きないようにまず量を、質を確保していきたい、そこに視点を置いてきょうはお尋ねをいたしております。そして、それが確保できたら、すばらしい環境、もちろんあってほしいな、こう思います。...全文を見る
○増田委員 うわさは聞いたり調査をしたり、二段水路の話は存じております。ぜひ頑張ってください。  そして、こう言うと変ですが、行田市内をほとんど通っています。でも行田市は、目の前に流れている水を水不足でも一滴ももらうことができません。水利権の話だと思います。したがって、自分の町...全文を見る
○増田委員 河川環境の整備保全や河川周辺の地域づくりと一体となった川づくりのためには、河川管理者主導だけではなく、地域住民の主体性が不可欠と考えます。今回の計画における地域住民の意見聴取も大変重要なものですが、これだけで地域密着の川づくりができる、こういうふうには単純に考えていま...全文を見る
○増田委員 今国会においては、環境アセスメント法案も審議をされているところであります。ちょうど環境重視の法案が軌を一にして提出されている、こういうことになって、極めて意義深いものと考えます。  そこで、今回の河川法改正はアセス法案との整合のとれたものなのか、河川法案による計画と...全文を見る
○増田委員 超過洪水対策として樹林帯を整備するのは新しい発想で、環境対策としても歓迎できるものであります。他にもスーパー堤防等もあります。この辺をどういうふうに整備するのか、まだよくわかりませんけれども、これはまた具体的なことですから、後日教えていただきたいと思います。  今回...全文を見る
○増田委員 渇水調整関係についてでありますが、年々渇水が頻発をするようになってしまいました。もちろん深刻化をしています。今回の改正案でも、これに対応して渇水調整に関する規定の改正も行われています。これらは具体的に渇水に対してどのような効果があるのかな、大丈夫かな、こう思うのですが...全文を見る
○増田委員 次に、水利権の一時使用についてでありますが、河川管理者の承認があればオーケーとされています。普通、渇水調整するときは、水利使用者間の話し合いで行われますが、このような水利使用者間の話し合いは今後どうなるのか、新たに規制を加えることになるのかどうか、その辺はいかがでしょ...全文を見る
○増田委員 水利使用の許可が不要となることは理解をしましたが、そうすると、許可が承認、こういうことになっただけで、こう言うと変ですが、水使用者にとってみれば、手続の手間は何も変わらないのか、これによって本当に簡単に水の融通ができるようになるのか、問題は将来残らないか、残ることが考...全文を見る
○増田委員 紙が来まして、時間のようですからこれでもう結びますが、近年の渇水が、平成六年の大渇水を初めとして、その深刻さの度合いがさらに高まっておると私は心配をしています。これらへの対応については、ダム建設と並んで、水の有効利用あるいは水利使用の合理化、もちろん環境等を考えれば、...全文を見る
○増田委員 ありがとうございました。  終わります。
○増田委員長代理 簡明に答えてください。
○増田委員長代理 辻第一君。
05月23日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○増田委員 増田敏男でございます。  大蔵大臣、官房長官、そして答弁に当たられる皆さんには、御苦労さまであります。  私も、金融に対しては素人であります。したがって、大部分の国民が素人であろう、こう考えて、その観点から、今日までいろいろなされた質疑の中で、要約をしながら、なお...全文を見る
○増田委員 そこで、くどいですけれども、もう一回確認をしておきます。  どこの銀行に、どこの信用金庫に、どこの信用組合に、どこの農協に預けてあっても、どこが破綻をしても、国で元金、利子ともに保護する、こういう理解でいいか、もう一度お答え願います。
○増田委員 私のところへ問い合わせがいろいろ参ります。私自身も中途半端ですから、きょうは初歩的な確認をさせていただきました。でも、国民にとっては一番大事な関心の一つであると思っています。  そこで次に進むのですけれども、ペイオフについて、申し上げるまでもなく昨年金融三法が通るま...全文を見る
○増田委員 大分しつこく聞くようで恐縮でございますが、そこでもう一つお尋ねするのですけれども、保護をすると保証をするとでは意味が違います。したがって、私は、法律が通った後保護をするということですから、保護とは何だ。これは字のとおり解釈すれば、保ち守ることだ。保証とは何だ。こういう...全文を見る
○増田委員 お帰りになってまた呼ぶのは恐縮なんですが、簡単なことです。  今、保護するスキームだ、こう言いましたが、結果的に保護じゃなくて、結果的には保証する、こういうことになるんじゃないですか。今、結果的に保護する形になったと言うのですが、我々国民からすると、結果的に保証して...全文を見る
○増田委員 もう一回、追い打ちをかけるわけじゃないんですが、破綻した金融機関に、委員会で議論をして、そこへお金を出しました、そしてそれが結果的に預金者の保証につながった、こういう意味を話されたのだと思います。  国民は、保護であれ保証であれ、この決まった期間はどこへ預けても、さ...全文を見る
○増田委員 次に、預金保険機構のことはわかりましたが、預金保険機構と貯金保険機構とかかわり合いがあるのかどうか、あるいは、別途の独立したものだからという理解で同じような法律を──いかがでしょうか。
○増田委員 重ねてお答えいただいてしまえばよかったのですが、質問が足りなかったですか。  同じように運営しているということはわかりました。そこで、もし万が一破綻をしたようなところがあったら、同じような結果ですよ、大丈夫ですよと、その最後の言葉を答弁をいただきたいと思います。
○増田委員 次に、金融システム改革についてでありますが、日本版ビッグバンと一口に言われております。そして、二〇〇一年の一月一日から実はこれが実施になるということであります。ほとんど規制がなくなり、市場原理にゆだねられた、強いて言えば、金融機関が競争というより営業活動、こういう時代...全文を見る
○増田委員 今の続きになるのですけれども、大きく破綻が広がった場合、私は、何兆円何兆円という単位で済むような、もっとも大蔵省が金融機関全部掌握しているでしょうから、頭の中で考えて心配ないのだというならそれでいいのですけれども、私たちは取り越し苦労をしますから、やがて、こう言うと変...全文を見る
○増田委員 人間というのは、自分の体験の上あるいは学んだ知識の上、あるいはいろいろと皆さんと切磋琢磨して、自分が我がものにしたいろいろの経験、知識、そういうものを土台に人生あるいはまた将来を考えたがるものであります。私がそうだからそうだと無理に押しつけるわけではないのですけれども...全文を見る
○増田委員 お願いだけしておきます。破綻が起きた場合に、今までの経過を考えると、もうできるだけ透明な行政手続で進めてもらいたいな。そのことが国民の信頼につながる。あっては困るけれども、あった場合にはそうしてください。  そこで、次に入りますが、日本国内に進出してきている外国の銀...全文を見る
○増田委員 そうしますと、今の答弁は、外国の銀行でも日本に本店を持ってくれば対象になりますよ、こういうことだと思いますね。だから、日本に本店を持ってこなければ、あるいは日本に本店のないものはだめですよ、こういう理解をいたしました。  発言があるのなら、もう一点と一緒にお願いしま...全文を見る
○増田委員 きょうは銀行局長ばかりですな。もう一つお尋ねをいたします。  そうすると、日本の金融機関の海外支店に対して金融監督庁の検査監督は及ぶのかどうか、この辺はどうですか。
○増田委員 次に、日銀の考査と金融監督庁の検査監督の相違、あるいはまた両者の連携はどのようになるのか、情報の交換はし合うのかというようなことを実はお尋ねをしたいと思いました。一部分、先ほど日銀総裁からお答えが出されておりますので、重複するところは結構でございます。  そこで、私...全文を見る
○増田委員 時間がたつのが早過ぎるので、急いでこれからお尋ねをしますが、外為法改正に伴って、円及び外貨の出入りが事実上自由になってまいります。両替等ももちろん自由になるわけであります。外国の金融機関が日本に進出、営業活動が始まって、内外の金融機関の競争が相当激しくなるということは...全文を見る
○増田委員 力強い見通しを聞きましたから、それではしっかり頑張ってくださいと声援を送ります。  ただ、私は頭の中で、この国では百万円を一年定期で積んで、手取りになるお金は二千円か二千五百円だ、税金二〇%払いますから。これがこの国の金利であります。恐らくアメリカへ行っても五%以下...全文を見る
○増田委員 私も同じようには考えました。  そこで、それでもやはり心配になります。それは、大蔵省の仕組みの中から検査監督を独立させただけではないのかなというやりとりがここで大変ありました。もちろん、分割ですから、分かれたんですからそういう形になると思います。そして、ほとんどの人...全文を見る
○増田委員 即答するには難しかったら、大臣に宿題でお預けしたいと思います。  私は、事件がいろいろ出てきた、だから金融監督庁ができた、そして今新しく生まれようとしている。そして、すぐビッグバンが来る。こういうような大事な変革のときですから、さっき申し上げましたが、有限であっても...全文を見る
○増田委員 それでは具体的に、今度は変わった角度からお尋ねをいたします。  都市銀行、地方銀行、合わせて六十以上あります。第二地銀も六十以上あります。信組、信用金庫、合わせて四百以上あります。これが私たちの国の金融機関です。  そこで、こう言うと変ですが、地方支分部局は、財務...全文を見る
○増田委員 三百人台のスタートでいくのはわかりました。私が心配するのは、結局、大蔵省と地方支分部局、強いて言えば財務局、この関係の方々が交互に連携をとって、こう言うと変ですが、地方銀行、第二地銀についてはやるよというのでは、金融監督庁ができた意味がないのです。だから、どうして金融...全文を見る
○増田委員 なかなか理解がしがたいのですが、大蔵大臣が笑っていますけれども、これは大変な問題になるのですね。  私がさっき聞きました、地方支分部局、財務局の職員に対しては辞令は出すのかと。出しません、そして、こう言うと変ですが、金融監督庁と連携をとりながら業務は進めます、本庁の...全文を見る
○増田委員 幾ら議論しても答弁に苦しめるだけだと思いますが、大切なことで、まだ後から質疑者が出ますから、整理をなさっておくとよいですね。  私は、こう言うとなんですが、監督庁ができるから、この際、監督庁は何だ何だと言っているわけではないのです。建設的に考えても、どう考えても合わ...全文を見る
○増田委員 ひとつ急ぐように。今十一月末ということですが、万事おくれおくれで来ています。例えば地方分権の二次の勧告などは、大体六月にできるのかと思っていたら、きょう入ってきた話ではちょっとずれるようだ。万事おくれていくようであります。だから、せっかく目標を掲げたのですから、国民は...全文を見る
○増田委員 官房長官、時間だそうですから、大蔵大臣の答弁の前に、一つだけ、伝えてください。  それは、新聞を見まして、「橋本流「けじめの哲学」」というのをけさ読みました。「騒ぎの中でトップが責任を取って辞めるのは潔い出処進退と言われたが、本当にそうなのか。問題の所在が正確になら...全文を見る
○増田委員 わかりました。  時間が過ぎておりますので、これで私の質疑は終わります。ありがとうございました。
05月28日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
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○増田委員 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました新進党提出の金融委員会設置法案、日本銀行法案の二法案に賛成し、政府提出の金融監督庁設置法案並びに同法案に対する民主党提出の修正案に対し反対の立場から討論を行います。  急速に進展する金融技術の革新や規制緩和等を背景とす...全文を見る