松岡滿壽男
まつおかますお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月22日 | 第102回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 痴呆の問題については、やはり今高杉先生聞かれたように、予防の問題と、できてしまったそういう状態の患者にどう対応していくか、この二つだと思うんです。 最初の予防の問題は今いろいろお話伺ってある程度わかったんですけれども、例えばこういう細胞を保全していくために、今...全文を見る |
○松岡満寿男君 ありがとうございました。 | ||
○松岡満寿男君 利用者の特徴で、ひとり暮らしの人とか結婚経験のない、あるいは子供のいないお年寄りが少なくないと思いますけれども、ある面では我が国の過去のいろんな施策の中で、税制面もそうですけれども、ひとり者に対しては必ずしもいろんな面での配慮というものはあったわけじゃないですね。...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 自立自助の精神で本人や家族がまず対応していく、これは当然のことでありますし、御提言の趣旨というものは全くそのとおりだと思いますし、しかも老人病院といわゆる特養と中間的なものをつくったらどうかとか、あるいは痴呆性老人の問題に対する対応も早くしなければいけないとか、非...全文を見る | ||
03月28日 | 第102回国会 参議院 商工委員会 第5号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 両大臣の所信表明を拝聴いたしましたが、経済の現状並びに過去におきます国会の論議を十二分に踏まえられて、それぞれの分野につきまして的確なる政策の実施をするということでございますので、大いに賛意を表する次第であります。私自身は地方自治を体験してまいったわけでありますけ...全文を見る |
○松岡満寿男君 ただいま村田大臣から基本的な問題につきましてお答えいただいたわけでありますけれども、二、三日前ですか、新聞に、ハインツ上院議員が輸入課徴金法案を、本日ですか、提出するというような動きが出ておりました。 非常に立法府、行政府とそれぞれ関係があるわけですけれども、...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ぜひこの問題は、我が国の国益に立たれて頑張っていただきたいと思うんです。 対米鉄鋼輸出の問題ですけれども、昨年の大統領決定に基づきまして、日米間の協議の結果今回合意に達したようであります、五・八%。新たにまたファブリケーティッド・ストラクチャーをこれは含むとい...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 昨年もブーメラン現象の問題につきまして質疑をさせていただいたんですけれども、その後の発展途上国から我が国に対する鉄鋼の輸入の現状、相当価格の安い物も入ってきておるというふうに聞いておりますけれども、これはどうなっておるでしょう。 | ||
○松岡満寿男君 我が国の鉄鋼業は、米国からそういう形で自主規制される、第三国も米国との関係でそれをやる。そうすると、ますます我が国にいわゆる発展途上国からの鉄鋼の輸入というものが出てくるんじゃないか、それを非常に危惧もするわけです。 御承知のように、鉄鋼業は現在六割操業でも利...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 日米間の貿易摩擦の背景には、それはアメリカの巨大な貿易収支の赤字という問題があるわけですけれども、それぞれ両国間の内政の問題も私はあるだろうと思うんです。アメリカの財政赤字の問題あるいはドル高、高金利あるいは貯蓄率の低さとかね。逆に我が国の方は、非常に内需の振興を...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 貿易摩擦の解決には、やはり文化交流でありますとか、そういうさまざまな分野においての相互の交流というのが必要だと思います。同時に、我が国におきましては、先ほどM9というそういう一つの組織をつくっておられるということでありますが、各省庁間の連絡調整、これはやはり十二分...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 先ほどのぜい肉論議じゃないですけれども、私の持ち時間がまことにスリムなものでございますから、ちょっと先を急がざるを得ないのですけれども、内需振興のためにも、昨年も申し上げたんですが、私は特に通産省にお願いいたしておきたいんですけれども、やはり政策税制の拡充、また法...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 はい。 せんだって企画庁の月例報告伺いまして、今回の景気回復の特徴はやはり地域的な跛行性もある。北海道と私の方の中国地区が非常にいろんな基礎素材型産業に片寄っているとか、いろいろ問題あるわけですけれども、落ち込んでおるということでございます。しかし、それぞれの...全文を見る | ||
04月12日 | 第102回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第4号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 私ども国民生活・経済の長期的課題につきまして各参考人からそれぞれのお立場からの有意義なお話いただきまして、まことにありがとうございました。 先行委員の方からも話がございましたが、御承知のように、現下経済摩擦の問題がいわゆるトピックスになっておるわけであります。...全文を見る |
○松岡満寿男君 我が国は物ばかりじゃなく資本の輸出国になってしまっておるわけですけれども、この問題につきまして国際金融機関、そういう国際金融センターというものはロンドンやニューヨークと同じように東京に持ったらどうかという意見がこれからの国際化に際して出ておるようでありますけれども...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今の円の実力からいくと百八十円から実際二百円ぐらいだと、しかし、それで買おうとは思わないというような状況で二百五十円ということになっておるわけですけれども、私どもはどうも円高円安の決まり方、いろいろ諸説あるようでございますけれども、その辺は余りよくわからない部分も...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 参考人の「私の国際化論」というのをちょっと読ましていただきました。お互いに共通の価値感を持った人間同士としての関係を深めていくことが必要だということでありますが、やはり今後の貿易摩擦等につきましては、まさにアメリカと我が国はそういうお互いの努力が必要だということを...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 分権化の問題でございますけれども、先ほど来の御説明と先刻の委員の質問に対するお答えで大体想像がつくんですけれども、これは当然広域化を考えていかなきゃいけないと思うんですね。現在三千三百の都道府県市町村の数、これはかつて日本商工会議所あたりが道州制という問題を出して...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ありがとうございました。 村上参考人に、ちょっと時間がございませんけれども、パクスXでございますね、三十一世紀の日本の経済成長率はどうも悲観的な状況でありますけれども、また、ただいま新田参考人の第四図を見ますると、非常に日本は不安な状況になるようでありますけれ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 藤原参考人には時間がございませんので、どうも済みません。 | ||
04月19日 | 第102回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 大変御苦労さまです。 石本参考人にちょっとお伺いしたいんですが、この前社会保障制度審議会の方から、二月ですか、老人福祉の問題についての答申が出まして、その中で、いわゆる老人病院とそれから特別養護老人ホーム、これの中間的な施設を考えたらどうだろうという提案が実は...全文を見る |
○松岡満寿男君 ですから、欧米でも在宅ケアというものに中心を移していくというような方向づけもあるようですし、我が国においても、我が国の良好な家族制度という面から見ても、あるいは単身でも在宅という問題が最近出てきております。そういう方向にいろんな条件整備をしていくというのがやはり基...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 石本先生、どうもありがとうございました。 内山参考人と中宮参考人にお伺いしたいんですが、これからの我が国の状況というのは、アメリカ経済もちょっと陰りがまた出てきたようですし、なかなか厳しい道のりだと思うんですね。そういう中で労使問題は、やはりこれから高度技術の...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 先ほどロボットの問題をちょっと話したんですけれども、時間の関係があるからお答えもなかったわけですけれども、実際に日本人は割とロボットについての抵抗感がないようですけれども、第五世代コンピューターあたり、あれは今一千億ぐらいかけて十カ年計画でやっておるわけですけれど...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ありがとうございました。 | ||
04月25日 | 第102回国会 参議院 商工委員会 第13号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 まず基盤技術研究円滑化法案につきまして若干の質疑を行いたいと思います。 申すまでもなく、我が国は技術立国として世界 に伍して進むべきであるわけであります。先進諸国は技術革新の意義を強く認識しまして、国を挙げて技術開発に取り組んでおるわけです。 本法案の提...全文を見る |
○松岡満寿男君 この諸外国との技術開発の中身を見ますると、我が国の場合と諸外国と比較すると、どうもこういう基盤技術関係のウエートというものが、我が国の場合は低いのじゃないか。過去におきまして、いわゆる先進国からその点についての指摘もあったわけでございます。そういう中で、我が国とし...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今回の法案につきまして、中小企業に対して、大企業に対する措置と同様の措置を講じてもこれはうまくいくとは限らないと私は思うんですけれども、基盤技術ということになると、むしろ中小企業はそういうものを応用していくという形で伸びていくべきじゃないかと思うんですが、やはり基...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ぜひそのようにお願いをいたしたいと思います。 民間企業がこのセンターを利用するに当たりまして、基盤技術の内容が明確になっていることが前提だと思うんですけれども、この基盤技術の定義につきまして、わかりやすく、具体例をもってお示しいただければ非常に助かると思うんで...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 この法案の第二章に規定されています試験研究円滑化のための処置、いわゆる規制緩和、デレギュレーションの観点からも、もっと幅広く講ずるべきと思うわけですけれども、この点につきましてはいかがでございましょうか。 | ||
○松岡満寿男君 このセンターの六十年度の予算は、総額で出融資関係が四十億程度というふうにちょっと聞いておるんですけれども、この融資の対象でございますね、特定地域とか特定プロジェクトに偏らないようにしないと、相当それぞれの地域、民間での期待が大きいだろうと思うんです。それに比して予...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 このセンターの運営に当たって、できるだけ民間の意向を反映するということが必要だと思うんですが、実際この内容を見てみますると、通産大臣と郵政大臣、さらに給与関係については大蔵大臣の承認が必要だ、いろいろ先ほど通産大臣は、通産省は縦糸で経済企画庁は横糸だという表現をさ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 郵政省と通産省がよく協議をなさったという経過も存じ上げておりますし、この法案はやはり円滑に執行していくということが、当初の目的であります研究円滑化を達成する道につながるわけでありますから、特に今後はあらゆる面で、先ほど大臣おっしゃった縦糸、横糸の関係ですね、あらゆ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 時代のそういう要請に基づいておるというような御答弁でありますから、それはそれでやはり私は新しい方向づけであろうというふうに理解するわけであります。 ただ、この組織変更によりまして、貿易研修センターの業務に支障が出てくるおそれがないかということを非常に懸念するわ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 活力のもとはやはり資金でありますから、その点はぜひひとつ頑張っていただきたい、私どもも努力をいたしたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 | ||
06月12日 | 第102回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第6号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 私は、国民生活・経済に関する調査特別委員会で経済摩擦と内需拡大ということで、四人の参考人の方においでいただきまして、それぞれの分野から貴重な御提言をいただきまして、心から御礼を申し上げる次第であります。 参議院の改革の一環として国民生活・経済に関する調査特別委...全文を見る |
○松岡満寿男君 自由貿易主義というものを原則として貫いていくためには、いろいろな努力を我が国としてはしていかなきゃいかぬと思うんですけれども、自由貿易主義を唱えているアメリカ自身も、いろいろと都合のいいところでは輸入に対する規制もしておるわけですね。ですから、それぞれの国の一つの...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 私の田舎でも、例えば蔬菜の自給率なんというのは三〇%ぐらいで、七〇%ぐらいは島根県とか鳥取県から持ってくるという状況なんです。しかし、それでも自給率を高める努力をお互いにしようじゃないかということをやってきておるわけですけれども、やはりそれぞれの地域の中での工業の...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 農業問題につきましては、我々政府・与党としても、皆さん方とともに十分に話し合いながら、次代の農業の充実のために努力したいと考えておるわけですが、ひとつ業界の方も頑張っていただきたいと思います。 竹内参考人にちょっとお伺いしたいんですが、先ほど貯蓄の問題も出まし...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今の貯蓄の問題でございますけれども、労働側の方はどのように考えておられるでしょうか。 | ||
○松岡満寿男君 貯蓄につきましても、それぞれのお立場でお考え、御見解が異なるということがよくわかりました。これはまた別の議論に譲ります。 本日のテーマであります内需拡大の問題でありますが、これは先ほど来お話のございました公的規制の緩和でございますね、それと週休二日制の促進、労...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 それぞれの分野から貴重な御意見を伺いまして大変参考になりました。特に、最後に御指摘ありました高齢化社会の問題は、今の高齢化社会は地方が支えておるわけですけれども、二十年たちますとやはり大都市の高齢化というもの、お年寄りをどこに住まわせるかという重大な問題が私は出て...全文を見る | ||
08月07日 | 第102回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 今回のアクションプログラム並びにこの骨格決定に際しての総理大臣談話でございますけれども、市場開放、輸入拡大を求められております黒字国としての我が国としては、この内容、大変御苦心の成果であるわけでありまして、現時点では思い切った内容だというふうに評価をいたすものであ...全文を見る |
○松岡満寿男君 日本としては一定の処方せんを出したわけですから、あとはその辺の摩擦をどのように上手に管理して抑え込んでいくかということがこれからの大きな課題だと思うんです。 先日、実はテレビを見ておりましたら、TBSですか、「汝の敵日本を知れ」という終戦前後のアメリカの宣伝映...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 先ほどちょっと触れましたああいう映画なんかがどういう使われ方をしておるのか、彼ほどで結構ですから、外務省の方でもわかりましたらお知らせいただきたいと思うのです。 このアクションプログラムを実際に実施していくということになりますと、市場開放によります輸入の拡大と...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 その点はおっしゃるとおりだと思うんです。 先ほど来、我が国の産業構造の話が出ておりましたけれども、我が国の経済の特性は、御承知のように、非常に高い輸出弾力性、それから非常に低い輸入弾力性というものにあるわけです。これはやはり我々の先祖が営々として努力されてきた...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 この前、経団連フォーラムの中で、根底に技術摩擦があるんだという指摘が出ております。要するに、アメリカは二次産業の生産というものを国外に移転しちゃっている。日本は一次産業を国外に頼っているという部分があるわけですけれども、それぞれの産業の持っている特質、それが変形し...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 最後に、この前日米財界人会議がアメリカのミネアポリス市であったようでありまして、そこで共同報告がなされておるわけです。その結論に至るまでいろいろな紆余曲折もあったようでありますけれども、産業界の人々が、両国政府間の貿易に関する打ち合わせにアドバイザーの資格で一段と...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 時間ですから……、ありがとうございました。 | ||
09月03日 | 第102回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 まず、貿易摩擦関連につきまして質疑を行いたいと思います。 先月の七日に、アクションプログラム関連につきましては、国民生活・経済に関する調査特別委員会で若干の質疑もさしていただいておりますので、できるだけ重複を避けまして質問いたしたいと思います。 アクション...全文を見る |
○松岡満寿男君 今回の貿易摩擦につきましては、一貫して我が国政府も主張すべきことは主張しておられますし、また譲るべきところは譲る、断固守るべきところは守っておるという姿勢を貫いておられますので、その点は我々も非常に意を強くいたしておるところでありますけれども、貿易摩擦というのは、...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今回のアクションプログラムにつきましては、フォローアップ態勢というものが非常にしっかりしておる、また引き続いて次官級レベルで四分野につきましてもかなり詰めた話もしておられる、そういう点は非常に評価できるわけですけれども、やはりこの問題につきましては、あらゆる手を尽...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ぜひそのようにお願いしたいと思うんです。 貿易摩擦につきましては、先ほどもちょっと触れましたが、やはり国内のそれぞれの事情もあるわけです。御承知のように、我が国につきましては内需拡大の問題もありますし、アメリカにおきましても高金利の問題、ドル高の問題、財政赤字...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 我が国の経済の特性というのは、非常に輸出弾力性が高くて輸入弾力性が低いというところにこれがあるわけでございます。それはそういうことであるわけですけれども、国民に対してこれから内需の拡大をしていく、そういう中で社会資本のおくれとか、我が国の場合は一次産業の部分につき...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 先ほど、経済摩擦は技術摩擦の側面があるということを指摘している、そういう話をちょっとしたんですが、ある面では文化摩擦だという声もあるわけであります。やはりそれぞれの国の持っておる固有の国民性あるいは文化、そういうものの相違、価値観の相違、そういうものがあるわけです...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 大変私は結構なことだと思うんです。ですから、この際、このアクションプログラム等についてのPRですね、テレビ、ラジオも結構ですし、新聞とか雑誌とか、そういうものへ積極的にひとつPRをするようにお願いをいたしておきたいと思うんです。 貿易摩擦関連はそれで終わらして...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 大変心強い御答弁をいただいたわけです。これからこの問題につきましては、いろいろと議論の場も出てくるんだろうと思うんですけれども、今おっしゃいましたような趣旨に基づいてひとつ大いに頑張っていただきたい、私どももこれは頑張らなければいけないなというふうに考えております...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 非常に厳しい問題ですし、同時に、今回の成り行きを産炭地の皆さん方は息を詰める思いで見守っておられると思います。しかしながら、片方でのそういう業界の協力というものもこれはあるわけでありますから、その辺については、やはり的確な理解を国民もしてもらうということも私は大切...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 そのような理解が双方でできておれば、これはよいだろうというふうに思うわけですけれども、我が国はそういう形でアメリカと輸出規制、そして第三国とEC、これもそれぞれ今話し合いをしておるわけですけれども、最近聞くところによりますと、USスチールが随分ダンピングをやってお...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 もともとこの輸出規制の問題も、どちらかというと第三国のとばっちりを受けたような部分が多分にあるわけですから、その辺の体制はしっかりアメリカに対しても申し入れをしておいていただきたいと思うんです。 先ほどもちょっと触れましたUSスチールの問題はちょっとお答えがな...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 先ほどちょっと触れましたように、アメリカの二次産業の空洞化、その中に鉄鋼業というものが非常に大きなウエートを占めているわけですから、せっかくそういう問題についても協力をしようという対応を我が国としてはしておるわけですから、今局長御答弁のような姿勢で、ひとつ今後とも...全文を見る | ||
11月08日 | 第103回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 今回の円高に関連いたしまして若干の質疑を行いたいと思います。 前回のこの国民生活・経済に関する委員会ではアクションプログラムにつきましての質疑が行われたわけですけれども、その当時は貿易摩擦問題、特に対米貿易摩擦の問題につきまして相当な危機感も漂っておったわけで...全文を見る |
○松岡満寿男君 アクションプログラムができました時点で、もう少し我が国のとる態度というものについてアメリカ側にPRをすべきではないかということを申し上げたんですけれども、九月に私もアメリカに行かせていただいたんですが、現地の大使館、領事館の皆さん方が非常な努力をしておられる。テレ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 サッチャー首相の日本は円安誘導をしておるんじゃないかということに二階堂副総裁が反論された時期に比べますと、やはりどうにか一息ついたなという感じだと思うんですけれども、またそれぞれの国益をめぐりましてこれから長いこういう問題が続いていくわけですから、お互いのやはりそ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 円高誘導、協調介入の問題は、蔵相会議で一定の目標を持って相互がやはり自主的に努力をするということでありますから、今回のこういう種類の発言というものは、どうも私どもから見ると奇異な感じがしないでもないんですけれども、この点はいかがお考えでございましょうか。 | ||
○松岡満寿男君 今回の円高によります貿易収支への影響の問題でありますけれども、二百四十円で推移した場合に大体四百五十億ドル、四百八十億ドルの黒字の見込みであったわけですけれども、こういう円高になってまいりますると黒字幅は拡大していくんじゃないかというような感じが当面するわけですね...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ただ、これを試算してみますると、六十年度の貿易収支が大体当初の見込みより五十億ドルから百億ドルふえる、六十一年度については六百億ドルぐらいに拡大するだろう、六十二年以降については縮小していくだろうというような見通しもあるようですけれども、その辺の感じはどうでしょう...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ですから、円高によって貿易収支は逆にちょっと一時的には黒字がふえていくということは、やはり摩擦というものは減らないということ。片方で国内においては、円高によって、マクロ経済とかあるいは企業の収益でありますとか、さまざまな面に大きな影響が出てくる。その間どうやってし...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今回の円高がいろんな面で企業収益あるいはマクロ経済に影響を与えるということは事実だろうと思うんですけれども、地域経済ですね、いつも企画庁から地域経済動向を拝見いたしておりますけれども、大都市圏と比べまして地方圏がどうも景気動向につきましては上昇テンポがいつもおくれ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 地元に帰りますと、やはりこのところ円高の影響についての話が随分出てまいっております。中小企業庁に伺いますと、まだそれほど深刻な事態じゃないというようなお話でありますけれども、これからやはり年末にかけましていろいろな問題が具体化してくる可能性がありますので、どうか今...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今の調査の御報告にありましたように、二百円以下で推移した場合は大半の企業が採算がとれなくなるという厳しい事態が予測されるわけですから、この辺につきましてもひとつ的確な対処をしていかなければいけないというふうに思うわけですけれども、この円高に対処するための中小企業対...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 我が国の経済は輸出主導型から内需中心型に切りかえていくという、体質を変えていくという大きな目標があるわけですから、そうなってきますと、輸出産業あるいはそれに依拠しておる中小企業、下請関係は業種を転換しなければいけないという問題も出てくるわけでありますけれども、中小...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 はい。 先ほど電力、ガスの円高差益の話が出たんですが、これは内需拡大策の四本柱の一つであります「民間設備投資の促進」、これによりまして電気事業、ガス事業の設備投資の追加約四千億というのが一つの目玉になっておるわけですけれども、今回の円高によりましてかなり収益が...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 どうもありがとうございました。 | ||
11月27日 | 第103回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 一番最初のところで、最近福祉の問題につきましては、財政問題の観点からいろいろ見直し論が出ておるんですけれども、先生の資料によりますと、「経済社会政策の思想の流れの変化」という言葉がございますけれども、これをひとつ具体的にちょっとお話しをいただければと思うんです。 ...全文を見る |
○松岡満寿男君 今のボランタリーの機能ですけれども、ヨーロッパの場合はああいう福祉施設に対する奉仕活動というのは、日本なんかの場合はわりかし婦人会とか青年会議所とか、いろいろな団体がやりますけれども、宗教団体が多いんですね。そういうものについては、日本についてはどういう見通しがあ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 ありがとうございました。 | ||
12月04日 | 第103回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号 議事録を見る | ○小委員外委員(松岡満寿男君) ME化の問題と労働の問題について国際シンポジウムを開かれた、非常に有意義なことだと思うんです。時間もありませんので基本的な問題だけ一つ伺ってみたいんですが、やはりその国の総合的な意味での福祉というものが向上していくためには、これは労働問題も含めまし...全文を見る |
○小委員外委員(松岡満寿男君) バイオテクノロジーの現状と見通しにつきましてただいま詳細な御説明をいただいたわけでありまして、大変参考にさせていただきました。 この問題は、我々自民党の中でもバイオテクノロジーあるいはサイエンスについての議連なんかつくりまして、いろいろ研究もい...全文を見る | ||
○小委員外委員(松岡満寿男君) ありがとうございました。 | ||
12月10日 | 第103回国会 参議院 商工委員会 第5号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 近年、エネルギー源の多様化の動きの中で、石油エネルギー供給に占める率は低下傾向にあるわけでありまして、ピーク時の昭和四十八年度の七七・六%から約一八ポイント減少しまして、昨年度は六割台を切り、五九・六%となっておるわけです。しかし、我が国のエネルギー供給の大宗を占...全文を見る |
○松岡満寿男君 この法案が目的としている石油の安定供給、これは短期的な課題でなくて、我が国にとりましては長期的な課題であろうというように思うんですけれども、今回のこの法案は、暫定措置法となっておるわけですけれども、なぜこれを暫定措置法としたのか、その理由を伺っておきたいと思います...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 今御説明がありましたように、この期間の問題については、政府提案では、提案理由のところに「本法は、内外の石油情勢の見通しが不透明であることを踏まえ、恒久的措置としてではなく、五年間の暫定措置法としております。」という形で提案をなされておるわけですね。 このように...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 そのように明確な立場に立って政府の提案がなされたわけですね。それが衆議院で修正をされたわけですけれども、この提案をされた時点で新聞あたりの取り扱いを見ましても、法律は五年間の時限立法とし、それ以降は全面自由化に踏み切る構えだという取り上げ方が一般にはなされておるん...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 衆議院の商工委員会において、田原委員、渡辺委員からこの期間につきましての質疑がなされまして、それに対して長官の御答弁もあるわけですね。 確かに余り積極的な御答弁はされてはおられないわけですけれども、そのように石油情勢というものが不透明であり、なおかつ、一九九〇...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 長官はそういうようにお答えいただくだろうというふうに思っておったわけですけれども、確かにそういう御答弁しかないだろうというふうに思うんです。 片方で、やはり業界が自由化については大体反対をしておったというバックグラウンドもこれはあります。同時に、余り過激な形で...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 それでは、法律の内容についてちょっと伺ってみたいんですけれども、まず本法の骨格は、輸入業者の登録制を導入するということが一つであろうと思うんですけれども、ガソリン等の輸入を始めるためになぜ法律による登録が必要なのか。これまで行政指導によって輸入を抑えてきたわけです...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 政策論としては、適格な輸入主体を選ぶ必要があるわけですし、そのために法律が必要ということは理解できるわけですけれども、法律論としては、これまで届け出制であった ものを登録制にするのは規制強化じゃないかという見方もこれあろうと思うんですが、政府の規制緩和の方針とこ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 市場開放、貿易自由化という場合には、制度、手続もさることながら、やはり結果が大事だというように思うんですね。一つの貿易摩擦解消対策という形でこの問題も取り上げられてきて、とりあえず法案提出時点に、諸外国の一定の我が国の姿勢に対する評価も出ておるわけですね。 し...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 前段の点は余りしつこく申し上げるのもなんですけれども、結局五年から十年になったということは、国内の石油業界から見れば、これは歓迎すべきことだというとり方じゃないかなという感じがするんですね。そうすると、国内ではむしろそういう業界に対して、当然そういう業界をある面で...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 まあ規格の問題もありますが、やはり外国のガソリン製品が非常に低廉であるという条件もこれは前提としてあるわけですから、ある程度のものは入ってくるだろうと、今のお答えのとおりだろうと思うんですけれども、ただ、先ほどもちょっと触れましたけれども、業界自身がやはりこの問題...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 それでは、今度は視点を変えまして、ドライバーや一般のユーザー、そういう方々は、ガソリン等の輸入開始によって安い外国製品が輸入されて、ガソリン等の価格が下がることを期待しておると思うんですね。 ガソリンの価格についてはいろいろな見方もあるようでありますけれども、...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 そうすると、現在の価格から見るとかなり安いわけですね、国内のガソリン価格に比べると。 | ||
○松岡満寿男君 専門家の試算によると、日本のガソリン小売価格は、英、仏、西独の三カ国平均と比べると、税金抜きでも一キロリットル当たり二万円強も高いという記事が出ておるんですけれども、こういうことですと、やはり石油製品の競争力が確かに日本は非常に厳しい状況にあるわけでありまして、逆...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 十条の特定石油製品輸入業者の努力義務ですね、これは余り例を見ない新しい種類の規定に思われるんですけれども、これを設けられた理由を伺いたいと思うんですね。 額面どおり受け取ると、高い製品でも、品質の改良のしようのない製品でも、とにかく損をしてでもいいから輸入しろ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 この条文を離れまして、輸入の当事者となる石油精製業界に関してお聞きをいたしたいんです。 輸入が何%かされるということになると、当然国内の生産がその分だけ縮小せざるを得ないということが考えられるわけですけれども、石油精製業界にとりましては、それは当然のことやはり...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 これはひとつ大臣にもお伺いをいたしたいと思うんです。 石油の安定供給のために、石油産業の体質改善、今言われるような設備関係の縮小とか必要であるわけですけれども、そういう形での過剰精製設備の処理を進めざるを得ない、そういう政策的な立場というものは理解をいたすわけ...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 適切なる対応を図られるという御決意を承りまして大変心強く思っております。ぜひそのようにお願いをいたしたい、地域に対する配慮を十分に賜るようにお願いいたしたいと思います。 次に、輸入主体となります。そういう石油精製業界と一緒に石油産業を構成しております石油の流通...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 そういう流通業界に対して、ガソリン等の今回の輸入開始、これがどのような影響を与えるんだろうかという危惧があるんですけ れども、その点はどうでしょうか。 | ||
○松岡満寿男君 ぜひそのような指導をお願いしたいと思うんです。 輸入自体が流通業界に直接のショックは与えないにいたしましても、先ほど御説明のように、経営自体が非常に厳しい状況にあることは事実でありますから、抜本的なやはり構造改善対策が必要じゃないかと思うんですけれども、通産省...全文を見る | ||
○松岡満寿男君 いろいろな角度から質疑をさしていただいたわけですけれども、この法案は、まず実績を上げていくということが一つ大切でありましょうし、同時に石油の安定供給と国際協調の目的というものをやはり十分に達していくということが肝要であろうと思います。 さらに、大臣からも御答弁...全文を見る | ||
12月12日 | 第103回国会 参議院 商工委員会 第6号 議事録を見る | ○松岡満寿男君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、特定石油製品輸入暫定措置法案に対し、賛成の立場から討論に参加いたします。 以下、その理由を申し上げます。 まず第一に、本法案が提案された国際的背景についてであります。世界的な石油需給の緩和、石油製品貿易の拡大基調の...全文を見る |