松谷蒼一郎
まつたにそういちろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月02日 | 第132回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。 初めに、このたびの震災でお亡くなりになった方々の御冥福を祈り、そしてまた被災者の方々にお見舞いを申し上げます。 一月十七日に地震が発生をいたしましてもう既に二週間以上たったわけでございますが、やはり現在最も要望されておりますのは...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 今のお話では大変改良されているということで心強く思っておりますが、やはり大変な数の被災者用住宅についての供給でありますから、それについてはいろいろと入居事務が大変だというふうに思うわけですね。 それと、やはり単なる抽せんではなくて、できるだけ弱者対策といいます...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今回の震災で非常に特徴的だったのは、かわらぶきの古い木造住宅が非常に多くの被害を受けた。そのことは、東京に翻って考えてみますと、江東区とか台東、区とかあるいは葛飾区とかいうような、いわゆる下町地区においてもかわらぶきの古い木造住宅が密集をしているわけでございますね...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そうしたら、新しい住宅、建設年度が同じようであれば特に木造住宅が危険ということはないわけですね。 | ||
○松谷蒼一郎君 せんだっての新聞にも、木造住宅の関係団体からそういうような抗議があったというふうに聞いておりますが、やはり木造住宅振興のためにもこのことは極めて重要なことでありますので、十分調査をされて、木造住宅が危険なのかどうか、他の工法に比べてどうかとかいうようなことについて...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 現行の建築基準法では水平力に対する強度の算定しかしていないんですね。ところが、今回の地震では最初にどおんと来て、縦揺れの波があったと。縦揺れについては現行建築基準法では全く想定をしていない。ということは、やはり今後縦揺れについても震度規定を見直して建設基準を見直す...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 時間がございませんので、次に移ります。 現在、雲仙岳災害につきまして、長崎県では雲仙岳災害対策基金を設けまして、それによって被災者に対する諸般の事業を実施しているわけですが、その資金はどういうような形で構成をされ、対策がどういうふうに実施されているか、長官から...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今回の阪神大震災についても同じような基金構想があるというように承っておるのでございますが、これは小里大臣の方かと思いますが、震災の規模が非常に違うというのと、それから、震災の形が雲仙岳の場合には長期継続型であります。そういうように形状も違っておりますが、これらにつ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 それでは最後に、長官、今申し上げましたように、やはり災害対策につきましては当面やらなくちゃならないもの、それと中長期的に考えていかなきゃならないもの、こういうことの仕分けをいたしまして、きめの細かい政策であると同時にめり張りのきいた政策を法体制の整備とあわせてやっ...全文を見る | ||
02月08日 | 第132回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。初めに、このたびの阪神大震災で亡くなられた方々にお悔やみを申し上げますと同時に、御遺族の方々、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 さて、現地に参りまして最も胸を打たれますのは、これは建物の崩壊でもなく瓦れきでもない、被災者の...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 今、自治大臣のお話を伺っていますと、総理も非常にそういうことを心配されて指導力を発揮されているということはよくわかりました。ただ、それを実現に向かってやっていただきたいというように思うわけです。 特に冒頭申し上げましたように、この住宅の問題が現在最も緊急かつ重...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 総理から指導的な見解を出されましたけれども、とにかくこれを実施してもらわないと。 この間テレビでも、何十人の人が住宅の問題について相談に県庁に行ったと、行ったらたった三人しか対応する人がいなくて何時間も待たされて本当におざなりなことしかできなかったと。それは私...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今、厚生大臣は、地元がなかなか言ってくれないからなかなか応急仮設住宅の建設も進めないようなお話ですが、自衛隊の出動じゃありませんけれども、やはり今は地元も大変なんですから、厚生省としてもあるいは非常災害対策本部としても、地元を説得しながらどんどん仮設住宅を建設して...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今いろいろお話がありましたように、やっぱり事務的に大変だと思うんですね。このためにもぜひ国の関係、住都公団その他集中的に応援をしてもらうよう総理からも指示していただきたいと思いますし、それからやはり、冒頭に戻りますけれども、県庁や市役所のロビーにああやって毛布にく...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次に、今回の地震と建設基準の問題に関連をいたしまして参考人に来ていただいております。東大生産技術研究所の教授の岡田先生でございますが、参考人にちょっとお伺いしたいと思います。 今回の地震は縦揺れがあった、しかもそれがかなり大きかったというように聞いております。...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 といいますと、参考人にお伺いしますが、現行の建設基準では水平方向についてだけしか想定されてないんですが、今回かなり縦揺れがあったかもしれない。これからの結論であると思うんですが、となると、やはり建設基準を改正しなきゃならないというようにお考えですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 引き続いて最後に参考人に伺いますが、被災建築物についてかなりの程度補修ができるんじゃないかという説もあるんですね。特に民間の分譲マンションで非常にいろんなトラブルが起こっていますが、かなり傾いたり相当損傷したものでも補修できるというようにも伺っておりますが、その点...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 時間がありませんので最後に建設大臣に伺いますが、今、参考人からの話のように、相当な被害があった分譲マンションその他一般の建築物についても、ある程度ジャッキアップしたり、あるいは柱の座屈についても鉄筋の補修をしたりすることによって相当補修はできるという。今、分譲マン...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 ありがとうございました。以上で終わります。 | ||
02月09日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第2号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。 初めに、このたびの大震災でお亡くなりになった方々及び遺族の方々、そして被災者の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、本日御出席の建設大臣並びに国土庁長官、そして関係の方々、一月十七日以来大変な御苦労であったと思います。皆さん...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 新しい耐震設計の規定を適用したにもかかわらずかなり損傷したというようなお話ですが、そうなってくると非常に不安が起こってくるわけです。 現地に行ってみましても、あれは柏井ビルですか、ひっくり返ってしまって道路をふさいでしまった。あるいは神戸市役所の低い方の建物な...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 見直すとしますと、やはり速やかに復興をしなくちゃいけないわけですから、速やかな復興をするときに新しい建物をつくっていく。その新しい建物は、じゃどういう基準でつくるのかというのが必ず問題になってくるわけですから、やはりこれはできるだけ早急に基準の改正等を含めて検討に...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 技術が高度になったのはわかりますが、しかし建築基準法は最低の基準ですから、やはり一般の人々が十分理解をして使用できるような設計基準をぜひつくっていただきたいと思うわけです。 それから、今局長は極めてまれな地震とこうおっしゃいますが、やはり現実に起こったわけです...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 簡単には言えないということですけれども、神戸の被害の程度をそのまま南関東に持ってきますと、まあ建築物の建設年度というのはそんなには変わらないだろう、比率的に言えば。そうなってくると、神戸の中高層の建築物が四割ぐらいは半壊以上しているとなると、南関東でもそういうよう...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 昨日の予算委員会で参考人の東大の岡田教授から伺ったんですが、中高層の建築物でもいろんな意味で改修をしたり補強をしたりする技術がかなり開発されつつあると。これをさらに重点的に緊急に開発をしていって、その成果を一般にPRして、できるだけ安全な町をつくり上げていくように...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今、住宅局長のお話を伺っておりますと、中高層の建築物についてもなかなか厳しい状況にありますし、東京の下町のような木造密集住宅地もなかなか厳しい。そうなると、首都であります南関東に地震があった場合なかなか大変だなという思いがするわけです。 しかし、そうは言っても...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 建設大臣より非常に熱のこもったお話を伺いました。どうかひとつよろしくお願いを申し上げます。 ところで、私どもに身近な話ではあるんです一が、きょうも本会議がありますが、国会議事堂に大空間がある。大体、柱のない空間というのは地震に物すごく弱いんですね。国会議事堂は...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 素人が考えますと、鉄筋コンクリートの柱がでかけりゃ大丈夫だというふうに思われるかもしれませんが、そういうのが一番危ないんです。かたい建物というのは地震力ともう真っ向から反発し合いますから、非常に倒壊する危険性がある。私は、だから国会議事堂なんというのはなかなか大変...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 建築基準法の第八十五条の第一項によりますと、応急仮設建築物は災害の発生した日から一カ月以内に着工するということを原則としているわけですが、それについては十分対応できますか。 | ||
○松谷蒼一郎君 これは第二項を読めばきちっとわかりますが、なかなか局長が言ったようには読みにくい部分があるんですが、まあしかしそれはともかくとして、とにかく早く着工していただきたいと思います。 次に、いよいよ復興のつち音を早く現地に響かせなきゃならないわけでございます。そのた...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 災害関係の質疑をひとまず終えまして、次に、入札発注関係につきまして建設省に伺いたいと思います。 最近、建設省関係の工事発注につきまして、ジョイントベンチャーは原則的によくない、それから分割はできるんでしょうけれども、分割もまずしないで効率よく発注をしてくれ、そ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 私も以前行政に関係したことがあるのでわかりますが、中央で比較的緩やかであると、これはかなりフレキシビリティーがあるように運用できるというような基準をつくってこれを各地方建設局等々に流しますと、こういう言い方がいいか悪いかわかりませんが、実際に工事の発注に関係するよ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 最後に、各地方の中小建設業者の育成方策についてどのように考えているかという点で建設大臣にお伺いをしたいのでございますが、ちょっとその前に一つだけ。 労働省の方がお見えになっていると思いますが、いろいろ伺いますと、建退共と中退金を統合したらどうかというような話が...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 これで最後ですが、水と油を統合するよりは民営化した方がいいと思うんです。行政簡素化のためにもそれが最もいい方策であると思いますので、十分検討していただきたいと思います。 最後に、建設大臣に地方の中小建設業者の育成方策についてお考えを伺いまして、私の質問を終わり...全文を見る | ||
02月15日 | 第132回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。 初めに、小里大臣にお伺いいたしますが、政府は阪神大震災復興のための国の政策を検討する総理の諮問機関として阪神・淡路復興委員会を発足させることを決めたというように聞いております。この委員会は具体的にどういうようなことを検討しあるいは建...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 被災地の復興は大変重要なことでありますし、これからも総理、小里大臣を中心として大いに努力をしていただきたいと思います。本日は大臣お忙しいようでございますので、どうぞ、ここで大臣の方の質問は終わりますので、よろしく。 次に、被災市街地復興特別措置法案を政府は準備...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 復興委員会の事務局は国土庁がやることになるんですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 土地区画整理事業について、被災市街地復興特別措置法案の中で種々規定があるわけですが、御案内のとおり、土地区画整理事業というのは、立体的な部分もありますが、いわば平面的なものであって、土地の区画形質の変更が主になっている。 ところが、ああいった長田区のような非常...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 やはり復興事業につきましては、先般のこの災害対策特別委員会で私は申し上げましたように、あるいは建設委員会で申し上げたのかな、復興の姿というものをできるだけ早く住民の方に提示をして、こういうような形で復興していくんだと、ああそれならばある程度の建築禁止はやむを得ない...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 それから、今非常に大きな問題になっております民間分譲マンション、これの建てかえ等につきましては、関係権利者の五分の四以上の同意が必要であるわけですが、中にはもう建てかえには参画したくないというような権利放棄の意向を漏らす方がかなりいらっしゃると思うんですね。そうい...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次に、道路関係について御質問いたしますが、復興事業をこれから精力的にやっていかなくちゃならないわけです。そのためには、大動脈であります道路をまず復旧していかなくちゃいけない。この道路の復旧についての、一般国道、高速道路等々含めて復旧の対策及びその見込みについて伺い...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 阪神高速道路の被害は大変なもので、特に象徴的だったのが今お話しになったような阪神高速道路が横倒しになったというような区間があったわけですが、この被災総額は大変膨大な額になるだろうと。これは財源が大変難しいと思うんですけれども、財源対策についてはいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 大変だと思いますが、予算、財源等について十分な努力をし、できるだけ早く復旧をしていただきたいと思います。次に、今度は阪神大震災ではないんですが、雲仙・普賢岳の災害についてちょっとお伺いをいたしたいと思います。 阪神大震災は大変な災害で、その陰に隠れるというよう...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 できるだけ早く砂防ダムの復興事業をやっていただきたいと思います。雲仙岳の火山活動も多少静かになっておりますから、そういう時期を見計らって事業を早急に実施をしていただきたいと思うわけであります。 ところで、雲仙岳災害はもう長年にわたって災害が継続をしております。...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 少し時間は残したのでございますけれども、政府としても大いに災害対策に十分な努力をしていただきたいようお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 | ||
02月22日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第3号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 最初に、被災市街地復興特別措置法案につきまして御質問をいたしたいと思います。 この法律は、第一条の「目的」で、「大規模な火災、震災その他の災害を受けた市街地についてその緊急かつ健全な復興を図るためこ云々とあります。この場合、その大規模な火災、震災その他の災害を...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 それは市町村がやるんでしょうけれども、しかし、これを立法しているのは政府ですから、当然それについては何らかの考え方があるし、市町村の方でも、どうぞおやりになってくださいといったってなかなかそうはいかないでしょうし、これまでも大体そういうようなものについてはある程度...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 こういった災害時に緊急にこれだけの法案を準備されたことには大変敬意を表するものでありますが、これは今度の阪神・淡路大震災だけでなくてこれからの災害についても適用する法律でありますから、恐らく市町村の方でも若干選択に迷う場合があると思いますから、やはり何らかの指導指...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この法律については、緊急立法でありますからいろんな規定が整合性を持ってきちっとやられているとは言えないとは言えない。まあやっていると思いますけれども、ただ、法律全般を読んでみまして制限項目が多いんですよ。例えば建築制限であるとか国の責務とかね。ところが、助成措置と...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 できるだけ、そういったいろいろな助成措置の盛り込まれた法律と一体となって災害地の復興に当たっていただきたいと思うわけであります。 次に、この法律の中で規定されております復興共同住宅区についてちょっと伺いますが、なかなかいい名前で、復興共同住宅区というのはいいん...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そうしますと、ある程度離れた土地についても権利者が相集まってその復興共同住宅区に共同住宅を建設するという目的で換地はできると。その後、集まった権利者が共同住宅をそこで事業として実施をしていく、あるいはそれを推進していく何らかの機関がある、組織がある、これは市町村な...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 したがって、復興共同住宅区そのものの規定というのは、そういう受け皿というか、共同住宅を建てる地区を指定いたしますよと、一種の用途地域か容積地域か特別用途地区が、そういうようなものの制度をここにつくった、こういうことになって、事業そのものではないということになるんで...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 できるだけ、やはり区画整理事業にしても、再開発事業は関係するかどうかわかりませんが、そういうような事業との組み合わせの共同住宅としての活用をぜひ図っていただきたいというように思うわけでございます。 それから、この法案の中でいろいろな地区が指定をされますが、大体...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 このたびの阪神大震災の災害地域につきましても、ほとんど全壊をした密集木造住宅市街地というようなところもあれば、同じように全壊をしていますが商業施設がほとんど大部分であるというような地域、地区もあるわけですね。こういった非常に異なった性格の地域についても今回のこの被...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そうすると、復興推進地域がベースになって、それにその地域の特性に応じていろいろな手法を組み合わせながら事業をやっていく、そのいわば基本計画というものはこれは市町村が中心になってやっていく、こういうことですね。 ちょっともとに戻りますが、復興共同住宅区ですが、こ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そうしますと、全く全壊で更地だというような地域であれば別ですが、通常はやはり住宅がかなり残存している場合があると思うんですね。戸建て住宅が残存していたというような場合には、戸建て住宅を強制撤去するのか、それはそのまま置いておいてその間に共同住宅を建てていくのか、そ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 しかし、なかなか強制撤去、引っ張ると言っても、そこに住んでいる人がいる場合になかなか引っ張るのも難しいだろうと思いますが、しばらくは混在せざるを得ないか、あるいはもうそういうような地域は、要するに戸建て住宅が何%以上あるような地域は共同住宅区としてはもう指定しない...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この法律が成立をすると、するだろうと思いますが、成立をした暁に、具体的な地域指定あるいは区画整理事業の施行、こういうようなものは、今回の災害において神戸市を中心としてどういうような日程というんですか、これは急ぐ必要があるんだろうと思うんですが、その辺の概略の考え方...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 これは都市計画決定となるわけですね。そうするといろいろな手続があるんだろうと思うんですが、今のお話のとおりであれば三月十七日までにはこういった推進区域を指定したい、となるとなかなか大変になるわけでございますが、いずれにしても法律ができるだけ早く成立をし、この区域指...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 これは大臣に聞きたいと思ったんですが、まだ大臣がいらっしゃいませんのでちょっと後に回しまして、大臣が間に合うのかどうかよくわかりませんが。 それでは、ちょっとこの問題はおきまして、建築基準法の関係について伺います。 先ほど、同僚の上野委員から質問がありまし...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 局長もいないものですからあれですが、建築基準法の耐震基準、これは昭和五十六年に改正をしたわけですけれども、この考え方は、従来は建物は弾性域変形の中で回復できればいいという考え方であったが、五十六年の耐震基準の改正のときにはこれを塑性域まで一応拡大していいんじゃない...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 新しい建築物に若干関連しますけれども、私どもも関係をしたんですが、建築生産というものを近代化していこうということでいろいろな工業化的な手法を導入していった、例えばプレハブであるとか高層建築物におけるカーテンウオール工法だとか。 そういった新しい工法の被害状況は...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 やはり建築生産を近代化していくということは非常に重要なことであるというように思いますので、今後とも推進をしていただきたいと思うわけであります。 またもとに戻りますが、被災市街地復興特別措置法に基づく建築物、これは復興のスケジュールの中で速やかに事業を推進してい...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 大臣をお待ちしていたんですが、姿が見えないので、もう時間がないので最後に、これは非常に重要なことなんですが、政務次官にお伺いをいたします。 この被災市街地復興特別措置法、あるいは外二法、こういった復興関係の法律案が出てきたわけであります。これについて、本日成立...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今、大臣がお見えになりましたが、この被災市街地復興特別措置法、これは復興のための非常に重要な法律であります。あと二法もそうであります。そういうようなものが、先般スタートいたしました復興対策委員会とどういう関係にあるのか、こういう重要な法案が復興対策委員会に諮問もさ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 終わります。 | ||
03月10日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第5号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 冒頭、建設大臣にお伺いをいたしますが、下水道事業団発注の電気設備工事に関連いたしました談合事件につきまして種々報道がされております。これについて、大臣の御認識と今後についての御決意を伺いたいと思います。 |
○松谷蒼一郎君 ただいま建設大臣の毅然とした決意を伺いまして安心をいたしましたが、今後とも十分なる措置をとっていただくようお願い申し上げます。 次に、二法案の審議に移ります前に、阪神大震災に関連いたしまして応急仮設住宅関連の質問をいたしたいと思いますが、厚生省の方はお見えにな...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 目標戸数が四万戸で発注戸数が三万七千戸、完成戸数が九千二百戸と若干ということになっておりますが、入居戸数がその三分の一程度の約三千三百戸と、これはどういうような事情であるのですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 これは厚生省ではなくて建設省に伺った方がいいのかもしれませんが、仮設住宅を供給しているわけですが、これは一般のリース業者による仮設住宅もあれば、あるいはプレハブ住宅メーカーによる仮設住宅もあるし、あるいは地場産業による仮設住宅もある云々というようなことで、いろいろ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今お聞きしますと、大きく分けますと三つの分類ぐらいになるんでしょうか。 これらにつきまして供給する建築業態別のコストが違っているのかどうか、それについていかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 買い取りの方が一割ほど高いということですが、輸入住宅はどうでしょうか。 | ||
○松谷蒼一郎君 同じようなレベルの性能であれば輸入住宅の方が高いのじゃないかと思うんです。 それはそれといたしまして、仮設住宅の建設、供給が若干手間取っているのは、もちろん第一義的には用地の問題があると思うんです。用地もできるだけ被災者がかつて住んでいたところに、近いところに...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 住都公団ですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 応急仮設住宅の供給等についていろいろと御質問をしたわけですが、今まで質問をしていたのでわかりますように、最初の数だけは厚生省に伺いましたけれども、あとは全部実質的なことは建設省に聞いているわけですね。さらに、四万戸のうち、三万戸がな、そのうちの一万戸については住都...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 大変前向きにお答えをいただきました。ぜひ閣僚懇談会等でこういった実態について大臣としての御意見を堂々と貫いていただきたいというように思います。 ところで、先ほどの住宅局長の答弁でありましたが、輸入住宅を三千戸ですか、供給をしていると。その仮設の輸入住宅について...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 百五十万戸のうちの千戸とか千五百戸だともう刺激剤にもならないんじゃないだろうかと思うんですが、多少トンガラシの一粒ぐらいになるかどうかわかりませんが、コストダウンのための一つの力となるというならばそれはそれでやっていただきたいと思います。 いずれにしても、これ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 これは厚生省になるのか建設省になるのかわかりませんが、現在、応急仮設住宅をとにかく急いで建設しなくちゃいけないというのでどんどん建設をされているわけですが、今は寒いときですが、次第に今度は梅雨のシーズンに入っていきますし、それから先は酷暑のシーズンが参ります。 ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この応急仮設住宅は、御案内のとおり鉄板でつくられた住宅で、これにはもちろん断熱材も入っておりますが、しかし雲仙・普賢岳の経験からいえばなかなか大変な事態に陥る可能性がありますので、十分考慮をしていただきたいと思います。 阪神大震災関連の質疑はこれで終わりまして...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この場合、地方公共団体でこれをやっていくということは十分じゃない。そういった法人に役割を分担させるんじゃなくて地方公共団体にやらせると。 | ||
○松谷蒼一郎君 地球的な環境が非常に損なわれつつあるような現在、特に都市に緑をつくっていくということは非常に重要なことであるというように思います。そういう意味ではこういった法律の改正等を通じて大いに緑化に努力をしていただきたいわけでございますが、緑化の基本的な考え方について建設大...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次に、宅地建物取引業法の改正案について伺います。 前回、これは昭和六十三年だったんでしょうか宅建業法を改正になりまして、専属専任媒介契約の登録義務づけが行われた。これは今回の改正と非常に関連があるわけですが、前回の改正が目的どおりに機能しているかどうか、これに...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そういうようなことで改正があったわけですが、さらに今回登録の義務づけを拡大することになるわけですが、その理由は。 | ||
○松谷蒼一郎君 宅建業を含めまして、ただいま不動産業は非常に厳しい状況にあります。今後、これをどういうような方向に誘導していくのか、この政策も極めて重要であると思います。今後の不動産業政策について、大臣より御所見を伺いたいと思います。 | ||
○松谷蒼一郎君 大臣の心強い決意をいただきまして、ありがとうございました。 これで私の質問を終わります。 ————————————— | ||
03月16日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第6号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 大蔵省の方おいでになっていますか。——大蔵省の方にまず伺いますが、御案内のとおり、本日の参議院の予算委員会で二つの信用組合の問題について関連をいたしまして参考人質疑が行われております。午前中は長銀の堀江頭取、午後は前日銀総裁三重野総裁がおのおの出席されて今質疑が行...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 そうしますと、個人住宅に対する貸付ローンが貸し倒れになってきたとかいうようなことではなくて、別途の事業展開によって不良資産に対する貸し付けがある、それが不良債権として非常に大きく問題になってきていると、こういうことでございますか。 | ||
○松谷蒼一郎君 今、日本住宅金融から協同住宅ローンまでの八社で借入金の残高はどのくらいありますか。 | ||
○松谷蒼一郎君 このうち不良債権と思われるものはどのくらいございますか。 | ||
○松谷蒼一郎君 全体で。 | ||
○松谷蒼一郎君 把握しているのかしていないのかよくわかりませんが、そんなに差し控えるほどのことじゃないだろうと思うんです。まさにこれは銀行行政にとって非常に大きな問題であると思うんですよ。一説によれば、これは十四兆円のうち約半分ぐらいじゃないかというふうにも言われております。そう...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 二つの信用組合を救済することでいろいろと問題になっておりますが、そういうような救済措置、例えば東京共同銀行をつくって不良債権をそちらで弁済するというような、そういう救済措置も考えているんですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 そうすると、具体的な救済措置というか、銀行関連の信用秩序のための措置というものは具体的な対策として大蔵省としてはまだ考えていない、こういうことですね。 | ||
○松谷蒼一郎君 これは、個人住宅を建設する、それに対して八つの専門会社が貸し付けをしているわけですが、それの個人住宅に対する、いわばお客さんに対する影響というものは特に現在のところはないんでしょうか。 | ||
○松谷蒼一郎君 それでは住宅金融公庫に移りますが、住宅金融公庫も全く同じような住宅金融専門の会社といえば、まあ公的な機関でありますが、住宅金融公庫は個人住宅ローンの破綻によって、こういった住宅金融専門会社がこうむっているような不良債権といいますか、そういうような影響をこうむってい...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今お話がありましたように、景気が停滞をしている、こういうような状況の中で回収不能の不良債権が若干ずつふえてきているんじゃないかと思うんですが、ここ数年間の傾向はいかがでしょうか。 | ||
○松谷蒼一郎君 住宅金融公庫としては特に問題はない、こういうことですね。 ところで、今回の阪神・淡路大震災によりまして、多くのマンションが倒壊をした、あるいは半壊をした、それによって居住者が大変な災厄をこうむっているわけです。特に、住宅ローンの残がまだある、残っている、それは...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 何か新聞報道とちょっと違うんですけれども、新聞報道によればかなり大きく首都圏のマンションは需要が減退してきたと、その原因は阪神大震災でマンション居住者が大変な苦しみに今あえいでいる、そういうようなことの経験によってマンションを希望する人たちが次第に減ってきたという...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 私は、マンションというか中高層住宅の供給というのは都市型住宅の供給としてはやはり非常に重要であるという認識があるわけです。たまたま阪神大震災において非常に大きな災厄を受けた、居住者が非常に苦難の道に今はうり出されたというようなことで、マンションの需要に若干陰りが出...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 住宅金融公庫法の改正の関係についてひとまず終えまして、次に電線共同溝整備法に関連して質問をいたしたいと思うんですが、この法律の主要な目的は何か、これについて建設大臣より伺いたいと思います。 | ||
○松谷蒼一郎君 今、大臣がお話しされました目的の四つのうち、三つについては大変すばらしい目的であると思いますし、四つ目もこれからの二十一世紀を見据えての道路政策としては非常に重要な政策の一環ではないかというように思うわけです。 その四番目の、いわゆる情報ネットワーク化、光ファ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 情報化社会へ向けて光ファイバーをいかに活用していくかということで厚生省もお考えになっているようでありますが、これはまだ構想の段階ではあろうとは思いますが、調査費がついたということでもあります。そうなってきますと、お互いに国費を投じて同じような計画をやっている。これ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 かつてリゾート開発が非常に日の目を浴びたことがあるわけですね。リゾート開発をやろうといったら、各省もう三つも四つも五つもの省が群がって同じような計画をやった。この情報化社会についての光ファイバーの活用というのは、やはりこれからの大きな魅力的な政策の一つであろうと思...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 応急仮設住宅の建設でありますとか、あるいは神戸、芦屋等々で都市計画審議会において復興の計画が既に決定に至っているというようなこともあって、急ピッチで復興していかなきゃならぬ。その一番重要な部分を支えるのは道路交通である。資材が入ってこないようでは復興建設というもの...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 では最後に、建設大臣にぜひ決意のほどをお伺いしたいんですが、今道路局長から話がありましたように、阪神高速神戸線については基礎の部分は残っているわけです。したがって、そういうものを再利用して現地で復旧をしていくという方針を貫いていただきたいと思います。 もう早急...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 終わります。 | ||
03月17日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第7号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 最初に、行政改革に関連した質問をいたしたいと思います。 御案内のとおり、村山内閣の最重点施策は行政改革にあります。これについては現在も進行中でありますが、建設省、北海道開発庁に関連をいたしまして、特に三点ほどお伺いいたしたいと思います。 北海道開発庁の統廃...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 わかりました。 それでは次に、北海道東北開発公庫につきまして、日本開発銀行と合併したらどうかというような意見が出ましたが、これについていかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 それでは、次に住宅金融公庫総裁に伺いますが、住宅金融公庫は住宅建設のために非常に大きな役割を果たしているわけであります。六十万戸に及ぶような住宅に対する貸し付けを行っている、こういうような状況でありますが、一面余りにも大きくなったために民業に対する圧迫というような...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次に、阪神大震災関連に移りますが、昨日でちょうど大地震が発生いたしまして二カ月がたちました。いよいよ復興への道程を明確にすべきときが来ているわけでありまして、昨日も兵庫県の都市計画審議会で復興に関連する都市計画が決定をされております。 となってまいりますと、新...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次は、学校建築物について助成も行い指導も行っております文部省に伺います。 | ||
○松谷蒼一郎君 法務省はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 建設省の官庁営繕はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 では最後に、住都公団はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 現行の耐震基準というのは、建築基準法に基づく耐震基準ですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 各省庁及び公団等々、代表的な発注官庁にお伺いをいたしたんですが、大体皆さん建築基準法による耐震基準に基づいて設計をしていこうと、そういう考え方、まあ多少土木の構造物と違うような被害状況ではなかったかなというような思いがいたします。 というのは、建築基準法におき...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 現地で被災状況を見ながら議論をしてというような悠長なときじゃないと思うんです。 なぜかといえば、もう既に被災後二カ月をたっていて、恐らく確認申請の建築物が特定行政庁に対して上がってくると思うんです。そのときに、特定行政庁である兵庫県、神戸市、西宮市、そういうよ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 まずは、私はいろいろな被害状況調査と、もう二カ月たったわけですから、現行建築基準法、すなわち新耐震設計後の基準法ですから、これに基づいて確認等を行ってもいいんだという基本的な方針というものを建設省としては出すべきではないかと思います。 その後、種々時間もかけて...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 阪神大震災の陰に隠れまして、雲仙・普賢岳の対策が若干力が弱くなっているように感じるわけでございますが、現実に何千人という人がまだ仮設住宅の中で生活をしているという悲惨な状況は変わっていないわけです。 そのためにも早く砂防事業を推進していくべきであると思うわけで...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今後とも復旧に全力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。 以上で終わります。 | ||
03月28日 | 第132回国会 参議院 建設委員会 第8号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 初めに建設大臣にお伺いをいたしますが、今回の河川法の改正につきましては、河川立体区域等の新しい概念を導入いたしまして、これまでとは違った形の法改正が考えられていると思います。その背景、趣旨等について、大臣から忌憚のない御意見をいただきたいと思います。 |
○松谷蒼一郎君 今大臣からお話がありましたように、今回の河川法の改正は大変画期的な法改正であるというように思います。そういう意味で、ぜひこれを趣旨に照らして実効あるものにしていただきたいと思うんです。 河川立体区域という概念はなかなか難しい概念で、通常、区域といえば平面的な広...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この区域指定につきましては公示の前に行うのか、それからまた、指定については関係住民というんでしょうか、関係者の同意を必要とするのか、その辺はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 地権者の同意は、これは当然必要だと思いますが、やはりかなり大きな河川トンネルが地下に埋設されるわけですから、地権者以外にも、その周辺の住民に対する影響はかなりあるんじゃないか。そういう意味で、ある程度その地域の関係住民の同意を必要とするのじゃないかと思うんですが、...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この河川立体区域については、このほか河川保全立体区域、それから河川予定立体区域と三つあるわけですが、この辺の違いと、なぜこういうような区分をする必要があるのか。 | ||
○松谷蒼一郎君 なかなか難しい区域があるんですが、それはそれとして、こういった地下に設けられます通称トンネル河川ですね、この耐震性はどうですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 このたびの阪神・淡路大震災では、地震発生時の火災、これに対する消防用水が大変不足をして、そのため火災が非常に拡大をしていったというようなことがあります。また、あわせて上水道をやられまして生活用水に非常に困った、そういうようなことがあります。そういうようなことから考...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 河川法関係の質疑はこれまでにしておきまして、次に雲仙・普賢岳災害についてお伺いしたいんですが、雲仙・普賢岳噴火災害区域においてかなりの期間、現在大きな火砕流が出ていない、比較的鎮静をしている。したがいまして、こういった時期をつかまえて建設省で計画しております導流堤...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 火砕流の災害を防止するための導流堤であるわけですから、一月にわずか一度ぐらいしか小さな火砕流が出ないときはぱっと工事をやって、それでちょっと危なそうだったら逃げるとか、そういう機を見て敏に工事をやってもらえないだろうかというのが地元の方の希望でもありますので、ひと...全文を見る | ||
04月10日 | 第132回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。 阪神大震災の工事に関連をいたしまして質疑をいたしたいと思いますが、阪神大震災におきまして阪神高速道路が完全に倒壊をいたしました。大変ショッキングなことであったわけでありますが、これは設計指針に問題があったのかという問題もありますが、...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 工事は適切に行われていただろうとおっしゃるけれども、じゃ、鉄筋が基礎に緊結されていなくて浮き上がったというような写真が出ておりましたけれども、それはどうなんですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 そうしますと、まだ検査の途中で、阪神大震災が発生をしましてからもう三カ月近くになるんですが、その結果がまだはっきりしない、こういうことですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 運輸省関係で、鉄道関係はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 四月七日付の読売新聞なんですが、二面全部つぶしまして、「施工不良、手抜き…続々」という非常にショッキングな見出しで報道がされていたわけであります。 これは主として、公共工事の関係というよりは建築関係の工事であるというように思いますが、こういった手抜き工事をなく...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 ひとつ前向きに検討していただきたいと思います。 いずれにいたしましても、道路にしてもあるいは橋梁にしても、一般建築物にしてもあるいは鉄道にしても、いろいろな手抜き工事等があって、これが地震災害の被害を非常に大きくするというようなことが言われているわけですね。と...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この問題についてはいずれまた建設委員会で伺いたいと思います。 ところで、阪神・淡路大震災に関しまして、最初被害が発生をして、被災者の方が一番望んだのはこれは応急仮設住宅の建設なんですわ。私どもが災害発生して直ちに参りましても、本当にもう悲惨な状態で、体育館とか...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 ただいま総務庁長官からお話がありましたように、建設省に用地関係の部局もあれば住宅建設の部局もあるし、それからこういった応急仮設住宅を建設する場合のいろんな幅広い経験、実績というようなものがありますから、厚生省と協力するのもいいんですけれども、まずは建設省が中心にな...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 建設委員会の答弁より少し後退したような気がするんですが、それはそれといたしまして、両大臣ともに前向きに検討するというお話でございますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 | ||
○松谷蒼一郎君 次に、公共工事の委託設計に対する審査体制の確立について質問をいたします。 平成三年度の決算に関しまして、参議院は内閣に対し、 国の補助事業で地方公共団体が発注した公共工事に関して、近年、設計業務を委託された設計コンサルタントの成果物に対する審査が不十分な...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 このことについて自治大臣、いかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 多くの町あるいは村では設計関係の技術者というのが全くいないというような状態なんですね。 そこで、そのまま予算はついた、補助金はいただいた、そこですぐ工事はもう外部の設計コンサルタントにほうり投げる、それを検査する能力もないというような状態がありますので、これか...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 次に、時間がありませんので規制緩和について伺いますが、本年の三月三十一日に閣議決定をされました規制緩和の推進計画につきましていろいろ報道されているわけですが、なかなか厳しい意見が多いと思うんです。 例えば、規制については社会的規制と経済的規制がある、経済的規制...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 もう時間がありませんので、文書はよく読んでください、ここにありますから。 次に、円高対策と景気の見通しについてお伺いいたしたいと思います。 このところ、幾つかの経済指標を見ていますと、例えば民間消費支出、それから住宅着工あるいは百貨店の販売額、そういうよう...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 どうしろというんじゃないんですよ。 | ||
○松谷蒼一郎君 経企庁長官に私はどうしろこうしろということを言ったわけじゃなくて、まさに今、通産大臣や大蔵大臣がお話しになったような、そういう見解を発表したって少しもおかしくないと思うんですね、国会の場でありますから。 それについて、もう一度経企庁長官の御見解を承ります。 | ||
○松谷蒼一郎君 日銀の理事の方がお見えだと思いますが、こういった円高対策について、日銀としての見解はいかがですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 短期金利を誘導して安くしていくという方策も実質的な効果というのはあるんでしょうけれども、しかし今景気対策にあるいは円高対策に非常に求められているのは全体の経済的な心理効果というものがあるわけですから、アメリカの金利と連動しながらできるだけ早く、あるいはタイミングを...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 いずれにしても、公定歩合の引き下げは多少タイミングを失したかなというような思いがいたしますが、これから経済が非常に厳しい局面に入ってくるわけでございます。そうであるとすれば、公定歩合の引き下げも含めて、補正予算をどう編成していくか、あるいはその他のいろいろな、規制...全文を見る | ||
06月07日 | 第132回国会 参議院 災害対策特別委員会 第10号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 ただいま災害対策基本法の一部改正案につきまして、国土庁長官より趣旨の説明がございました。説明のとおり、今回の改正は交通規制に関するものでありまして、いわば基本的な部分については改正の対象としては取り上げられていないというように考えられますが、阪神大震災の経験に照ら...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 災害はいつ発生するかわからないわけでございますから、できるだけ今長官からお話しのありましたような事態につきましても早急に結論を出して、法改正に万全を尽くしていただきたいと思います。 今回の改正により、交通規制、それから放置車両の移動等を実施することになるわけで...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 災害対策基本法の改正案の中身についての質疑はこれでひとまず終えまして、次に、一般的な質疑に入りたいと思います。 御案内のとおり、雲仙・普賢岳、火砕流が発生いたしまして四年がたちました。地元におきましては四周年の慰霊祭等を実施したわけであります。 ことしに入...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 この水無川のスーパー砂防ダム、できるだけ早く工事に薄手してもらいたいわけですが、これは大体いつごろぐらいには工事薄手のめどが立ちますか。 それから、あわせて中尾川の方も、大体どのぐらいに工事着手のめどが立つのか。 | ||
○松谷蒼一郎君 そうしますと、水無川については、数カ月というと、大体梅雨のシーズンを越えて八月ぐらいには大体着工できると、こういうことでしょうかね。いずれにしても早く工事に着手しないと、また土石流とかなんとかが発生する可能性もあるわけですから、大至急工事着手のための準備を整えてい...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 それでは、次に阪神大震災について質問をいたしたいと思いますが、国土庁にお伺いしますが、このたびの阪神・淡路大震災、この復興・復旧状況を簡単に概要をお知らせいただきたいと思います。 | ||
○松谷蒼一郎君 次に、各論にちょっと入りたいと思いますが、厚生省の方は来ていらっしゃいますね。 仮設住宅は、今防災局長から話がありましたように建設は順調に進んでいると聞いているわけですが、仮設住宅を建設したはいいが、入居通知をしてもなかなか入席者が入ってこないというようなこと...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今回の災害では、大変な建物が倒壊をしたわけでありますね。そのために非常に大量の瓦れきが現地に残った。その瓦れきを早く処理しないと災害復興もなかなかスムーズにはいかないと、こういうような状況であります。現地の状況をいろいろ伺いますと、瓦れき処理のための車が大変に渋滞...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今後とも努力をしていただきたいと思います。 なお、一般的に道路交通についても渋滞が見られるわけですが、こういった渋滞が恒常的なものになっていけば復興建設がおくれてくるわけですが、その対策について、あるいはその見通しについて、道路局の方は来ていますかね、ひとつど...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 このたびの阪神の大震災で非常に大きな被害を受けたもの、たくさんあるんですが、そのうちでも長田地区と三宮地区というのは非常に特筆された地域でありますが、この地域について今後町づくりをどんなふうな形でつくり上げていくのか、復興をしていくのか。区画整理とかあるいは都市再...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 こういった都市計画の決定を行うに際して、地域によっては住民との間の調整がうまくいっていないというようなことも聞くんですが、現在住民との調整はうまくいっているんですか。また、計画どおり事業を実施するということについての特に問題はありませんか。 | ||
○松谷蒼一郎君 次に住宅関係に移りますが、この被災地域についての公的住宅建設計画、計画とその見通しについて説明してください。 | ||
○松谷蒼一郎君 できるだけ早く着工して本格的な住宅の供給に努力をしていただきたいと思います。 ところで、分譲マンションについてですが、被災した分譲マンションについていろんな問題があります。これについては震災直後から報道機関等々でも報じられたわけですが、特に区分所有法の問題であ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 このたびの震災で被災した建築物について、果たしてこれは使用できるのか、あるいはわずかの補修を行えば使用できるとか、あるいはこれは非常に危険だからもう建てかえるしかないとか、そういうような意味で建築物の被災度の判定をしたと思うんですね。その結果は出てきましたか。出て...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 ちょっと時間がありませんので、これについてはさらに次の機会にまた伺いたいと思います。 外務省の方、お見えになっておりますか。 サハリンで今回大変な地震があった。これについて我が国はどういうような救援対策、支援を行ったのか。また、それに対してロシアのエリツィ...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 時間が参りましたので終わります。 | ||
10月20日 | 第134回国会 参議院 労働委員会 第3号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 初めに労働大臣にお伺いいたしたいと思いますが、バブルがはじけましてここ数年、景気が大変低迷をしております。経済企画庁の見通しでも若干薄日が差したように思われるという局面もあるかと思えば、まだまだ停滞をしているというようなことで、非常に不分明な状況にあるわけですが、...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 通産省の中小企業庁長官にお伺いしますが、今大臣からもお話がありましたように景気が非常に低迷をしている、その景気の低迷の中で大企業に比べて中小企業がどういうような位置づけになっているのか、特に中小企業の不況というものが厳しい状況にあるのかどうか、どういうふうに把握し...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 私は、我が国経済が戦後非常に大きな成長、発展を遂げてきたその基本的な基盤というものは我が国の中小企業にあるというように考えているわけです。その中小企業が現在非常に深刻な状況にある、長官からもお話がありましたように、大企業がマイナス一八、中小企業マイナス三〇である、...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今、大臣に伺ったんですが、局長からの御答弁を伺っておりましても、非常に一般的、抽象的であって、どういうふうにどういうような効果があったかというのがちょっと把握できないわけです。 私も、今度の労確法ですか、ただいまかかっておりますこの法律につきましても、労働省と...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今、大臣の御答弁の中でもございましたが、産業構造が非常に変化をしてきている。企業も海外へ進出をしていきまして、いわゆる空洞化現象も起こっている。今後、これがさらに年を追って激しさを増していくんではないかというように思われます。 こういった産業構造の変化を見通し...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 もう少し、具体的な数字をきちっととまではいかないにしても、何らかの見通しというものが三年後、五年後というようにあるのかなというように思いましたが、どうも今の答弁では非常に抽象的ではっきりしないんです。 ところで、時間がありませんので本法に入りますが、長たらしい...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 今の答弁の中でもある程度改正の趣旨が出てきているんですが、労働省並びに通産省からの答弁のように、この法律はなかなかの成果が上がってきている、実績もあるということであります。 それであるならば、その法律をそのまま存続をしてより高い実績を得るようにというようなこと...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 現在、既にある中小企業あるいは協同組合については当然その認定の対象になるわけですが、新しい分野に進出をしよう、そこで新しい企業を創生じて、それから高度な人材を雇ってやっていこうという、現在はまだ企業ではないというようなものについても、その認定の対象になるんでしょう...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 その考え方は、私はなかなかいいと思うんです。やはり、これからの我が国の産業構造が大きく変化していく、その中で新しい企業というんでしょうか、将来性のある企業を育成していかなくちゃならぬ。そういう意味では大変いい制度であるというふうに思うんですが、片や通産省の方では、...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 両省相携えて、何とかこういった新分野に進出する企業の育成を積極的に図っていただきたいと思います。 もう時間がありませんので、最後に、今後の雇用対策推進について大臣の御決意を伺います。 | ||
12月13日 | 第134回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○松谷蒼一郎君 雲仙・普賢岳の災害対策及び復興対策についで主として御質疑をいたしたいと思います。 まず、国土庁長官に伺いますが、雲仙岳災害につきましては、このところ若干活動が鎮静化しつつあるというような状況ではあります。しかしなお、火砕流による堆積物が大変な量になっております...全文を見る |
○松谷蒼一郎君 防災局長にちょっと伺います。 国土庁の所管する防災行政としては、災害が発生いたしまして、それに対する災害対策の事業、そういった関連についてのみ行政としては対応するのか。あるいは、現在、島原、雲仙岳災害地域において若干鎮静化しつつある、そうすると、これから何をや...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 そうしますと、国土庁という役所は直接的な事業実施予算は持っていないわけです、まあ多少あるかどうか知りませんが。例えば復興対策としての道路建設事業、あるいは砂防対策事業、あるいは林業対策事業等々につきましては各省庁が所管をしているわけですが、それらについても復興対策...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 ぜひ関係事業を持っております所管庁と緊密な連絡をとって、当初の計画のときから防災局としては防災型の地域対策事業というものをスタートさせていただきたいというふうに思うんですね。 それからまた、長崎県、それから島原市、地方公共団体がありますが、現在、埋立地について...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 それでは、ぜひ現在の埋立地再開発というんでしょうか、復興計画等についても国土庁として県と一緒になって十分島原市を指導、協力、支援をしていただきたいというように思います。 復興対策の目玉というのはやはり道路建設になると思うんですね。そうなってまいりますと、今非常...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 島原半島を環状で結ぶ高規格道路の計画がありますね。この高規格道路の計画については一応認められているんですね。ただ、事業実施のタイミングというのか、それがはっきりしないんですが、大体いつごろになったら事業実施へ移っていくのか、その辺の見通しについてちょっとお伺いしま...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 島原半島全体を回る地域高規格道路、その中の一環として島原深江道路はあるんですか。 | ||
○松谷蒼一郎君 全体の地域高規格道路はいつごろ着工になり、そして事業が終わるのは大体いつごろになるのか、それはわかりませんか。 | ||
○松谷蒼一郎君 それでは、道路建設とあわせて大変重要な復興対策事業として砂防事業があるわけですが、大手川及び中尾川の火山砂防事業の実施予定並びに今後の雲仙岳火山砂防事業の計画についての考え方等についてお伺いいたします。 | ||
○松谷蒼一郎君 林野庁の方は来ていますか。 同じような観点から、砂防ダムにつきまして、林野庁としてどういうふうにお考えなのか。特に、今火砕流の堆積物が約二億立米に及んでおる。これが山腹のあたりに堆積をしているわけですが、冒頭申し上げましたように、ちょっとした雨でこれが土石流と...全文を見る | ||
○松谷蒼一郎君 以上、いろいろと道路建設事業あるいは砂防ダム事業についでお伺いをいたしましたが、冒頭に申し上げましたように、これからは恐らく復興対策が大きな目玉になってくると思います。これにつきまして、国土庁長官より、再度決意を御披露いただきまして、私の質問を終わります。 |