松谷蒼一郎

まつたにそういちろう



当選回数回

松谷蒼一郎の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第154回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。  最初に、小泉総理にお伺いいたします。  小泉内閣がスタートいたしまして約十か月ぐらいたちました。当初、圧倒的な人気、支持率八〇%前後という驚異的な人気の中でスタートいたしました。十か月の間いろんなことありましたが、私は、構造改革が...全文を見る
○松谷蒼一郎君 大変歯切れのいい、相変わらずの小泉総理の発言でございます。  内閣が現在大変安定してきたということは正に事実であろうかと。非常に安定した内閣になってきたと思います。ただ、経済対策に関して言いますと、当初考えられていた経済財政諮問会議というものの役割というのが果た...全文を見る
○松谷蒼一郎君 小泉総理のそういった姿勢の下でせっかくでき上がった経済財政諮問会議でありますから、それが有効に活用されますように、今後の景気対策にも万全の体制を取っていただきたいと、かように存じております。  ところで、経済見通し等につきまして若干お伺いいたしたいと思いますが、...全文を見る
○松谷蒼一郎君 日銀総裁、お願いします。
○松谷蒼一郎君 今、竹中大臣と日銀総裁にお伺いしたんですが、やはり景気は悪化してきているという認識がございます。  そうなりますと、総理のおっしゃった改革なくして成長なしというのはよく分かります、分かりますが、こういう時期、特に三月期決算を迎えるようなこういう時期は、やはり景気...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今日、予算委員会、九時から始まりまして、実は予算委員会の主役であります財務大臣にまだ質問がないんですね。したがいまして、ここで財務大臣にお伺いをいたしますが、来年度の予算案を審議中でございますからなかなか発言は難しいとは思いますが、景気が非常に厳しくなった場合、景...全文を見る
○松谷蒼一郎君 財務大臣の口からこの時期に財政出動の選択肢もあり得るということは言えないとは思いますが、おっしゃるように、規制緩和は非常に大事なんですね。これ、もう何年も前から規制緩和はやっているんですが、なかなかその実が上がっていないというように思います。逆に規制が増えてきてい...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、大臣からお話がありましたように、中小企業問題というのは我が国の将来の産業の発展のために非常に重要なことであるというように思います。  省庁の関係からいえば、以前は本当に通産省というのは活力のある省庁で、正に日本の経済をリードしていったような省庁でありました。...全文を見る
○松谷蒼一郎君 お話しのように、失業者数は増加しているわけで、完全失業率との若干の矛盾というか背反があるんですが、その中でやはり雇用問題というのは非常に重要な問題でありますので、大臣におかれましてはこれからも大いに頑張っていただきたいと思いますが、昨年成立いたしました一次補正予算...全文を見る
○松谷蒼一郎君 これは緊急地域雇用創出と言いますから地域別の雇用創出であって、当然これは都道府県に対する国費の支出であろうかと思います。  ところで、やっぱり地域によってこの失業の状況がかなり違う。例えば沖縄が非常に厳しい、あるいは関西もなかなか厳しいというように承っております...全文を見る
○松谷蒼一郎君 いやまあ長崎は結構ですが。財務大臣の出身地であります大阪が東京よりも二%も高いんですね、失業率が。だから、地域間の格差というのが非常に広がってきているように思うんです。その地域間格差を是正するために雇用対策というものをやっぱりきめ細かくやる必要があると思いますが、...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今のお話のように、地域間格差が、産業、景気問題にももちろん関連するんですが、非常に大きい。東京は比較的、私どもの生活実感としてもかなり景気活動というのは活発なような感じがいたしますが、関西、特に大阪に行きますとかなり落ち込んでいるような気がしますし、九州でもやっぱ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 次に財政投融資制度について伺いますが、昨年の四月から財投の制度が変わった。それまでは年金とか郵便貯金とか、そういうものが資金運用部資金に委託をされました。これを特殊法人を中心とした法人についての財投貸付けとして事業を行っていたと、こういう形でありましたが、昨年の四...全文を見る
○松谷蒼一郎君 担当省庁の姿勢もやはり関係あるんじゃないかと思うんですが、郵便貯金の担当であります総務省、総務大臣、いかがでありますか。
○松谷蒼一郎君 積極派の総務大臣に是非御期待をいたしまして、前向きに活発な資金活用をやっていただきたいというように思います。  厚生年金や国民年金の積立金が現在百五十兆円、これも大変な額でありますが、これについてはいかがでございましょうか、厚生労働大臣。
○松谷蒼一郎君 みんな、郵便貯金も年金もたががはまってはいるんですが、しかしそこを知恵とノウハウで活発にやっぱり動かして、そうすれば株価は上がってくるんですよね。だから、そこは是非考えていただきたいというように思います。大変巨大な額でありますので、是非一考をいただきたいと思います...全文を見る
○松谷蒼一郎君 マーケットの評価は、後ほど申し上げますが、空売り規制などがありますので、必ずしもそのままそう評価しているかどうかというのは若干疑問のところがあると思いますが、それでは、この対策でデフレはもう収まるというようにお思いでしょうか、竹中大臣。
○松谷蒼一郎君 確かに、柔軟かつ大胆にやっていただきたいと思います。  ところで、このデフレ対策はほとんどが金融関係で占められている。その中で不良債権処理の一層の促進というのがうたわれているわけでありますが、不良債権処理はむしろデフレを促進する要因になるんじゃないかというような...全文を見る
○松谷蒼一郎君 私は、不良債権処理については、もうこの数年間ずっと言われてきているわけで、やっぱり時期を限って、私もそんな専門家じゃありませんから分かりませんが、全部整理してしまうというようなことをできないのかなと、公的資金の注入も含めて。整理というのは倒産じゃありませんよ、区切...全文を見る
○松谷蒼一郎君 規制緩和とはいいながら、こういう規制はきちっとやっていくべきであると私は思います。  あわせて、株式買取機構もスタートするわけですが、これも十分活用するようにやっていただきたいと思うわけですが、現在は事業法人株だけを買取りするという形になっておりますが、これ銀行...全文を見る
○松谷蒼一郎君 あわせて、柳澤大臣にお伺いしますが、小泉総理からの指示で特別検査、これにつきましては、しっかり検査して処理するようにという指示がありました。検査結果は何らかの形で公表した方がよいと。この何らかの形の公表というのはどういうことでしょうか。
○松谷蒼一郎君 ということは、現時点ではまだどういうような形で公表するかということはまだ決めてはいないと、こういうことです。ただ、少なくとも個別企業については公表しない。個別企業で公表しなくて何らかの形というとなかなか難しいと思うんですけれども、ひとつ大臣、しっかりやっていただき...全文を見る
○松谷蒼一郎君 デフレ対策の問題でありますが、デフレ対策であるならば日本銀行が一定の物価上昇を目標にした金融政策というものを取ってもいいんじゃないか。デフレというのは物価が下がっていくことでありますから、この際、そう大きなインフレターゲティングをやる必要はありませんが、年率例えば...全文を見る
○松谷蒼一郎君 日銀総裁、もう結構でございますから、どうぞ。  景気対策の一つの大きなかなめとしては、個人消費をどう伸ばすかということになります。今、個人金融資産が千四百兆円に及ぶというふうに言われているわけです。これをどういうふうに動かしていくのか、これが一つの景気対策の大き...全文を見る
○松谷蒼一郎君 不動産証券化というのは、私はかなり大きな未来があると思うんですが、今、大臣からお話があったように、どうも知名不足というか、PRが行き届いていないんですね。これは割に安全な投資でありますからね。だから、そういう意味では、ぜひ政府一体となってPRに努めていただければと...全文を見る
○松谷蒼一郎君 この点について、財務大臣、いかがでございましょうか。
○松谷蒼一郎君 政治決断であれば小泉総理の決断によって実現が可能ではないかと思いますが、小泉総理、いかがでございましょうか。
○松谷蒼一郎君 ただ、この生前贈与税というのは、つまみ食い的なものでもないと私は思うんですね。かなり税の根幹にはかかわりますが、しかし、極めて経済の活性化の関連という形では優れた税制の一つではないか。今は五分五乗方式でやっておりますが、極端なことを言えば、今、財務大臣からお話があ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 都市再生の私は一環だと思うんですが、かつて、戦後間もなくのころ、東京とか大阪とか大都市を中心に郊外にニュータウンが作られました。例えば、大阪でいえば千里ニュータウンとかあるいは泉北ニュータウン、それから東京でいえば多摩ニュータウンと。そういうところが今ゴーストタウ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 放置しておきますと、これは大きな社会問題になっていくと思うんですね。特に、多摩は若干遠いんですが、大阪で千里ニュータウンは非常に場所のいいところにあります。したがって、これは単なる建て替えだけではなくて、千里ニュータウンを中心とした正に都市再生をやっていけば非常に...全文を見る
○松谷蒼一郎君 PFI事業については、文部科学省、会計検査院だけでなくて、例えば議員会館、衆議院会館、参議院会館、これも調査費も付いております。それから、議員宿舎、衆議院の議員宿舎ですかね、赤坂、これも調査費が付いているというように聞いております。  PFI事業の進捗状況を見ま...全文を見る
○松谷蒼一郎君 金融関係もありますし、竹中大臣のところが関係するのですかね。竹中大臣。
○松谷蒼一郎君 今、若干の法改正があったと言いますが、これは大した法改正じゃないんですよ。公的な施設と民間の施設が共存できるという、ただそれだけのことでありまして、それよりは入札状況だとか、あるいは絶対価格を中に入れなくちゃいけないのかどうか、会計法の問題だとか、特に税制について...全文を見る
○松谷蒼一郎君 内閣府にPFI推進委員会というのがあるわけですか。それは都市再生本部とは別ですね。  じゃ、いずれにいたしましても、そういったところを中心に是非積極的にやっていただければ、現在、ただいま直ちに国費を出す必要はないわけですから、これは三十年なり二十年なりの長期間に...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、総務大臣がおっしゃったように、非常に面倒な難しい問題があるんですよね、これ。案外PFI、PFI言いますけれども、非常に難しい制度の問題等々税制も含めてありますし、特に私は金融支援が非常に難しいだろうというふうに思うんですね。是非御検討をいただきたいと思います。...全文を見る
○松谷蒼一郎君 このところそういった食品の偽装表示ですか、ということが頻繁に報道されております。これは食品関係、さかのぼればちょっと古くからあるんでしょうが、有名なのがO157の事件、それから近くは雪印の関西ミートセンターの偽装表示、あるいはスターゼン、そして今回の全農チキンフー...全文を見る
○松谷蒼一郎君 牛肉の問題について申し上げますと、牛肉は安全だと、安心であるというその信頼を取り戻すためには、私は、安全ですよと、全頭検査をしていますよと言うことも大事かもしれませんけれども、やはり科学的な検証をきちっとして、大掛かりで若干の時間を掛けてもいいと思います、科学的な...全文を見る
○松谷蒼一郎君 例えば、これは私的な提案でありますが、消費者が参画した形の食品安全会議、消費者、生産者も入るとして、あるいは科学者、学識経験者、そういうような人たちを集めた食品安全会議を、東京に作るんじゃなくて全国各都道府県に作っていくと。そこで、五人や十人じゃなくて、百人か二百...全文を見る
○松谷蒼一郎君 大変前向きな御答弁をいただきました。是非実現させていただければというように思います。  あわせて、先ほど農水大臣から御説明がありました、答弁の中でお話がありましたが、これは縦割り行政になっているんですね、これが、食品関係。これはやはり食品全般の安全というものを考...全文を見る
○松谷蒼一郎君 総理から前向きな発言をいただきました。是非、消費者に対する食品安全の信頼を取り戻すためにも、組織を含めていろいろな政策の実施をやっていただきたいというように思います。  ところで、ちょっと元に戻って申し訳ないんですが、せっかく農水副大臣にお出まししていただいてお...全文を見る
○松谷蒼一郎君 それでは、その放映にあったような一か月間の猶予期間を設けたというのは在庫処分を行うためだったと、そういうような事実はないと、こういうことでありますね。  その辺、副大臣、そのことについて、その後こういうような事実はなかったので、そういう放映については訂正してもら...全文を見る
○松谷蒼一郎君 九六年の三月の二十日に英国海綿状脳症諮問委員会で新型クロイツフェルト・ヤコブ病とBSEの関連性が指摘をされた。これについて、その原因が肉骨粉であるというように言われた。そこで、ヨーロッパでは速やかに、スピーディーにこの肉骨粉の使用禁止の法的規制を行っていった。とこ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 この問題に関して最後に大臣にちょっと伺いますが、現在のところ全頭検査を行っていると、それから肉骨粉は全く使用していない等々によって牛肉は安全だと、これはもう間違いなく言えるわけですね、大臣。
○松谷蒼一郎君 今後とも農水大臣におかれましては、この問題について全力を持って取り組んでいただきたいと思います。  ところで、諫早湾干拓の関係について、これも農水省でございますが、伺いますが、諫早湾干拓というのは、昭和三十二年の七月に諫早大水害というのがありました。これは降雨量...全文を見る
○松谷蒼一郎君 そもそも、諫早湾干拓事業を工事を中止をした、あるいは開門調査をしたらどうか、こういうような問題の発端は、このノリの不作ということから発生したんですね。そこで、ノリ不作等対策関係調査検討委員会、すなわちノリ不作等の第三者委員会というのが農水省の中に設けられまして、そ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 ノリは豊作になったんだから、開門調査をやる必要ないんですよね。そもそも、ノリ対策委員会、いわゆる第三者委員会ですか、これが発足をしたのは、ノリが不作だ、これは諫早湾干拓の影響だ、そこで開門調査をやれと。ところが、開門しなかったのにノリは豊作になったわけですから、何...全文を見る
○松谷蒼一郎君 簡単に開門、開門言っておりますが、現在、排水量は二十万トンぐらい、ところが開門調査をやれば一日に二回、四百万トンの量が、塩水が逆流してくるわけですよ。そうすると、せっかく五年間にわたって淡水化生物が育ち、これはちょっと写真を持ってきましたけれども、(資料を示す)こ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 細心の注意をもって、開門しないでやっていただきたいと思うんですが。  これは朝日新聞、かなり、環境問題では大変熱心な朝日新聞ですよ。(資料を示す)朝日新聞の「私の視点」という、これは一月の二十五日に出ました。東北大学の名誉教授で江刺洋司さんという方、これはなかな...全文を見る
○松谷蒼一郎君 武部農水大臣は、私、以前からよく存じておりまして、なかなか立派な政治家だというふうに。いわゆる狂牛病問題では若干いろいろなことがございましたが、しかし、しかし非常に決断が早く、こういった調査結果がはっきり出て、しかも開門をすればたちまち海水が充満して、今までの淡水...全文を見る
○松谷蒼一郎君 せっかくの政治家、農水大臣武部先生がちょっと官僚的になったような気がいたしますが、私の方が昔役所にいましたけれども、ちょっと逆転したような感じがします。是非そこのところは御理解をいただきたいというように思います。  それ以上は申し上げませんが、恐らく決断をされる...全文を見る
○松谷蒼一郎君 現在、与党三党におきまして、有明海等の環境保全と漁業振興を図るための特別立法を議員立法として提出すべく準備を進めております。これは諫早湾干拓の問題もございますが、有明海全般の環境保全を図ろう、浄化を図ろうと、こういう法律でありますが、これが制定された際にはその早期...全文を見る
○松谷蒼一郎君 実は、まだ行政改革、規制緩和、それから外務省改革等々質問をする予定であります。ところが、民主党の質疑がかなり延びたために……(「違う、答弁が悪いんだよ」と呼ぶ者あり)今日、いや、答弁は余り関係ない。片道だから答弁は関係ない。若干積み残しておりますので、本日はもう時...全文を見る
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○松谷蒼一郎君 昨日に引き続きまして若干質疑を行いたいと思いますが、初めに外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。  川口大臣は、着任早々、大変スピーディーに開かれた外務省のための十の改革をおまとめになりました。そのスピードは大変川口大臣のすばらしい統率力を示しているんではない...全文を見る
○松谷蒼一郎君 この十項目の改革がありますが、その中で二、三、ちょっとお伺いいたしますが、今、大臣からもちょっとお話がありましたが、外交官、すなわち外務省の職員が外交官として海外に赴任する。しかし、国内の状況というか事情をほとんど分かっていなくて外交官として海外で働いているという...全文を見る
○松谷蒼一郎君 具体的な部分がちょっと見えないというような気はありますが、この点はきちっと対応していただきたいと思います。  いずれにいたしましても、外交というのは重要な国政であります。昔、平民宰相と言われました原敬は、内政には失敗は許される、修正ができると。しかし、外交には失...全文を見る
○松谷蒼一郎君 次に、行政改革についてお伺いいたしますが、行政改革は省庁再編とか組織の改編とかいうハードな面も大事ではありますが、しかしやはり中身の業務、仕事、そういったものをきちっと改革をしていくということが重要であろうかと思います。  その中には、慣例の廃止でありますとか、...全文を見る
○松谷蒼一郎君 次に、官民の交流について伺いますが、官民交流に関しては、いろいろな対策が講じられておりますが、まだまだ不徹底であるというように考えます。今後の行政課題に対応するために、早急にこれの人事交流を行うよう特にお願いを申し上げますが、これにつきまして見解を伺いたいと思いま...全文を見る
○松谷蒼一郎君 次に、これは総務大臣かなと思いますが、総務大臣も御経験がおありですが、現在の役所の勤務状況というのは非常に過酷だというように思うんですね。  私が以前政務次官をやっておりましたときに、政務次官会議でどういうような超勤の状況であろうかということで全省庁調べようじゃ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 是非、総務大臣を中心にしてこの改革に取り組んでいただきたいというように思います。  ところで、最後に、今の話に関連をいたしますが、役所や役人がいろんなことでたたかれております。それでみんな萎縮しているし、超勤、超過勤務は非常に過酷であるし、そういうような中で、我...全文を見る
○松谷蒼一郎君 以上で終わります。
03月26日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございますが、最初に、再開発に関連をいたしまして、地価問題について若干伺いたいと存じます。  昨日の公示地価の発表によりますと、住宅地で五・二%の下落、商業地で八・三%の下落と、十一年連続の地価の下落となっております。昨年に比べましても、住宅地が昨...全文を見る
○松谷蒼一郎君 大臣は今そんなふうにおっしゃいましたが、しかし、いろいろな報道関係の情報によりますと、再開発とかあるいは公的な施設がここに入ってくる、あるいは鉄道が入ってくると、そういうところの地価は若干の上昇をしますが、その他の地域がそれに対してずっと下落をしている。一種の地価...全文を見る
○松谷蒼一郎君 そういうようなあらゆるバブル後の体制を、きちっとした、地価の現在のような下落の状況に対応する制度として改めるということは大変重要でありますし、特に、私は税制が大変重要であろうというように思います。  あわせて、しかし、この再開発についても、やはり私は一定の牽引力...全文を見る
○松谷蒼一郎君 この場合、各地域が対象になると思うんですが、地方公共団体との関係はどんなふうになるんでしょうか。
○松谷蒼一郎君 従来、都市計画の決定というのは基本的には地方公共団体ということでありました。それが今回は国に、政令という形はありますが、国に引き上げられていると。  これは、地方分権のこれまでの在り方等々から見て果たしていかがなものか、国がすべての地域の状況をきちっと理解をしな...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今までは、過去にさかのぼれば、まず国が指定していたんですが、都市計画決定なんかは。それが次第に、やはり地域の実情というのは、これは地方公共団体が一番よく分かっておるんだということで次第に権限を地方公共団体に移譲をしていく、都市計画決定も基本的には地方公共団体が決定...全文を見る
○松谷蒼一郎君 大臣のお話もよく分かりますが、じゃ果たして、恐らくこういう都市再生緊急整備地域というものの指定については、ある種の想定があってこういう法案が組み立てたというように思います。  その想定として、どういうような地域を想定しているのか。それがかつ他の各省庁にやっぱり関...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今お話しされたことはちょっと漠然として少し分かりにくいんですが、具体的にどういう省庁に関連があるのかということと、それから都市再生という、その地域は限定があるのかどうか。すなわち大都市だけなのか。都市とは一体何を、どういう定義が規定しているのか、概念規定があるのか...全文を見る
○松谷蒼一郎君 そうすれば、あれですか、まあ当然それは都市計画地域でなくちゃいけないだろうと思うんですね、いろいろな地域要件を勘案するわけだから。すると、都市計画地域が指定されているところというと、通常の市はほとんど指定されていますね。だから、例えば人口五、六万ぐらいの都市であっ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 だから、そうなればますます、民間都市開発事業者の動きがある、あるいはそういうことについての状況を分析して地域を指定していくとなれば民間開発事業者の申請というものがあってしかるべきではないかと思うんだけれども、それはないんですね。なければ、じゃ官邸が、官邸というか、...全文を見る
○松谷蒼一郎君 そこのところがちょっと分かりにくいんだけれども、それは、地方公共団体の申出に基づいてやるというのは、それはそういう方法もあるという形であって、原則は都市再生本部が政令の中に盛り込んで指定していくわけでしょう、原則はね。  ということは、総理が、本部長としての総理...全文を見る
○松谷蒼一郎君 それ以上は申し上げませんが、何かどうも考えてみますと、再開発法の仕組みというか、そういうような仕組みはいいところは生かして、やっぱり地域の中で大きな再開発をやろうという事業者が認可されて、そこから申請をしていく方が現実的なような気もするんですけれども、いきなり総理...全文を見る
○松谷蒼一郎君 何らかの想定はあるんだろうと思うんですが、いずれにしましても、特別措置法ですから、恐らくある種の、これは何か期限があるんでしたかね、これはなかったかな。──十年、その中で緊急に整備していこうと、こういうお考えだと思いますが、その場合に地域を指定いたします。で、いろ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 この場合、容積率制限は上限は別にないんですか。もう何千%でもよろしいと、こういうことでしょうか。やっぱり上限があるんですか。
○松谷蒼一郎君 上限はないが、おのずから常識の範囲で定めると、こういうことですね。  私はこの制度はなかなかいいと思うんですよ。なかなかいいだけに、きちっとした対応して、やっぱり民間ディベロッパーとの関連があるんだろうと思うんですよね。ディベロッパーか何か、組合か何か知りません...全文を見る
○松谷蒼一郎君 再開発の事業の状況を見ていますと、再開発事業が申請されて事業が完了するまで平均十年近く掛かっているんですよね。だから、この法律が十年だと、もうそれだけで十年掛かる。ただ、今、局長からお話があったように、やっぱりスピーディーにやっていかないと、認可なんかについてもえ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 PFI事業は内閣の推進する重要項目でありますが、ただ、それにしてはいろいろな手続の問題、税制の問題がまだきちっと解決されてないんですね。例えば、固定資産税とか流通諸税、これは国あるいは地方公共団体、公共機関がやるときには税金掛からないんですが、PFI事業で民間がや...全文を見る
○松谷蒼一郎君 小泉内閣は税制改革をできるだけ早くやっていこうというお考えのようですが、このPFI事業についてのいろいろな固定資産税を始めとする関連の税制、これについても改革の一端として検討する用意があるのかどうか。そしてまた、これは国土交通省が提案すべき税制なのかどうか、そこの...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、景気の足を引っ張っているのは、資産デフレと言われているように、不動産価格、土地価格、地価が十一年連続下落というような、こういうような状況が非常に大きな要因になっているんですね。それを基本的に何とか適正化するためには、冒頭申し上げましたように、今までのバブル期に...全文を見る
○松谷蒼一郎君 大変適切な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  ただ、今後数年間に十兆円規模と言うんだけれども、じゃ、どういうような、私は一つはやっぱりPRが足りないだろうと思うんですよ。そういうことも含めて、国土交通省として、これは非常に重要な政策の一つだと思いま...全文を見る
○松谷蒼一郎君 このたびの法改正では区画整理事業における高度利用推進区の設定がありますが、換地を希望しない人たち、そういう人たちの追い出しにつながるというような意見もあるようでございますが、いかがですか。
○松谷蒼一郎君 時間が参りましたのでこの辺で終わりたいと思いますが、この二つの法律はなかなか私は思い切った改革を盛り込んだ法律で、正に小泉内閣の一つの目玉になるんじゃないかと思います。  ただ、手続等々について若干検討すべきところがあるのかなという思いもいたしますが、何とかこの...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今の大臣のお話が冒頭あればきちっと分かったんですよ。全国二百八十件なんて、そういうような計画があると。そういうものがぼやっとしているものだからはっきりしませんでしたが、大臣の発言はすばらしい発言でございました。答弁でございました。  どうもありがとうございました...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第10号
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○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。  さきに成立をいたしました都市再生特別措置法あるいは都市再開発法の改正等につきまして質問をいたします。  このたび建築基準法並びに都市計画法等の改正案が提案をされたわけであります。この前の法律と今度提案された都市計画関係の法律案がど...全文を見る
○松谷蒼一郎君 その幅広い提案は緊急整備地域では提案できないんですか。
○松谷蒼一郎君 であれば、都市再生緊急特別措置法の中の緊急整備地域の中の特別地区についてもNPO等は提案ができると。ただし、これは事業を伴わなくちゃいけないのかどうか、そこのところがはっきりしないんだけれども、その事業というのは提案者が例えばディベロッパーと組んで提案するというこ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 都市再生特別措置法の緊急整備地域とか特別地区、そういうものは大体どういうような地域、あるいはどういうような事業を想定しているのか。  これは、先日の委員会で私がお伺いしたときに、その地区についてはこれは、緊急整備地域については政令で決めるわけだから、何も東京とか...全文を見る
○松谷蒼一郎君 そういう想定した地域というのは、何らかの基準とか、例えば政令とか告示とか、そういうもので一般には公にするんでしょうか。
○松谷蒼一郎君 その法律から導かれる基準というのが本当は大変大事なわけで、例えば、民間の事業者がやろうと思っても、そういうような基準であなたのところは駄目ですよ、いいですよと、こういうふうになるわけですね。だから、今情報公開をきちっとしなくちゃいけないというようなこの御時世の中で...全文を見る
○松谷蒼一郎君 分かりました。  例えば、今進行している、事業進行しております六本木六丁目の再開発、通称六本木ヒルズと言っているんですか、ああいうような地域、地区事業、そういうものをやっぱり想定しているんですか。
○松谷蒼一郎君 町柄によっていろいろあるから、確かにいろいろ異なるだろうと思いますけれどもね。  ところで、都市計画法二十一条の二から五でのこのたびの改正で、土地所有者とまちづくりNPOを同列に置いておりますね。これは、土地所有者というのはそこに権利を有しておるんで、その提案と...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、まちづくりNPOというのはどのぐらいあるんですか。
○松谷蒼一郎君 そうしますと、その二千のまちづくりNPOからどんどんどんどん提案が出てきたら、これは行政の方もなかなか大変だと思うんですが、あわせて、都市計画全体の整合性というのがありますね。基本的な用途地域とか基本的な容積地域とか、そういうようなものを、数多くのこの提案する都市...全文を見る
○松谷蒼一郎君 NPOの提案という制度そのものの考え方はよろしいんですけれども、翻って、じゃ都市計画法あるいは建築基準法、これ読んでみますと、これはなかなか大変で分かりにくいんですよ。私も、昔いたときも分からなかったけれども、今はもっと分からないですね。  今日、森下政務官もい...全文を見る
○松谷蒼一郎君 いや、本当にもう建築基準法でも、斜線制限だ、容積率だ、その緩和だ、特例地区だとなったら、こんなに厚いし、もう本当に分からない。NPOをやろうといったってそれはなかなか難しいだろうと思うんですよね。だから、これはできるのかどうか分かりませんけれども、こういう法案は主...全文を見る
○松谷蒼一郎君 ひとつよろしくお願いを申し上げます。なかなかできないだろうと思いますけれどもね。  以前、私、大阪府で建築担当行政をちょっと担当した時期があったんですが、大阪府というのは全国の特定行政庁の中の一番知識も経験もあるところだった、東京都と若干別な形で非常に先進的な府...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、局長、増改築についてもやるんだというようなお話、この増改築についてやる場合も二千平米以上の特殊建築物についてのみやるわけですね。ただ、増改築の部分が障害者の方とは無関係な、例えば劇場に附属する事務所、そういうものを増改築するというような場合でも適用されて、それ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 建築基準法の体系、考え方の中には、たとえ関係のないところであろうと、増改築する場合は既存不適格の適用はできないんだ、やっぱり全体が現行法規に適合するようにしなきゃならないと、ある程度面積要件がありますけれどもね、ということになっているんだけれども、この場合はそうい...全文を見る
○松谷蒼一郎君 もちろん、このハートビル法は建築関係法令という位置付けになるんで、確認申請の場合は、これ確認の対象になるわけですね。そういうような考え方からいけば、増改築の場合にも併せて遡及適用ができるような規定があってもおかしくないんじゃないかという気もするんだけれども。で、そ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 それでは次に、シックハウスに移りますが、このシックハウスの症候というのか症候群というのかな、どういうような症候が今現在問題になっているのか。あわせて、それは建物だけじゃないんでしょうが、建物の場合はどうなのか。  最初の症候については厚生労働省、後の建物に関連す...全文を見る
○松谷蒼一郎君 カビとか化学薬品とか、そういうのであれば、通風を良くすれば、すなわち昔の在来工法の木造住宅みたいな、そういうようなものだったらシックハウス症候群というのはないのかどうかね。だから、通風を良くすればいいんじゃないかというような気がする。ただ、ダニはちょっと違うかもし...全文を見る
○松谷蒼一郎君 海外でのシックハウスの規制はどんなふうになっておりますか。
○松谷蒼一郎君 このシックハウスというのは、その症候のよって来る原因からいいまして、ただに国土交通省や厚生労働省だけでなくて、例えば建材であれば、合板とかですね、そういうものであれば農水省、その他の新建材であれば経済産業省、あるいは環境全体は環境省というように、各省庁にまたがって...全文を見る
○松谷蒼一郎君 シックハウス全体の対策はきちっとやっていかなきゃならないと思いますが、まずは隗より始めよで、公的住宅でこれを実施する必要があるんじゃないかと思います。公営住宅ですね、例えば公営住宅で化学物質の過敏症の患者が安心して住めるような住宅を整備すると、そういうような考え方...全文を見る
○松谷蒼一郎君 時間は若干残しますが、若干と、かなり残しますが、最後に、このたびの都市計画関係法案等々の改正等を見ておりますと、大都市優先というか、地方切捨て的な考え方がどうもあるような気がしてならない。かつて、骨太の方針を小泉内閣として作成する過程において、国土の均衡ある発展と...全文を見る
○松谷蒼一郎君 なかなか、個性あると言いましても、例えば私の選挙区であります長崎県などは、五島列島、対馬、壱岐、その他百数十の離島がありまして、離島の面積が全体の県内面積の四二%に当たる。それで、離島に行きますと、例えば五島でも割に大きな町、福江などの近くに行ってもトイレはもちろ...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第24号
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○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございます。  私は長崎県の選出の参議院議員でありまして、御案内のとおり、長崎県は離島の数において全国一であります。無人島を除いて有人島が五十五ございます。離島の海岸線においても全国一であります。そういう意味で、私どもは離島と生き、離島とともに暮ら...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、虎島委員からお話がございましたように、大変画期的な時宜に適した優れた法案が提案されたというように思います。  しかしながら、これまでは国が離島振興計画を定めていた。それを地方分権の流れに沿って都道府県が離島振興計画を定める、それはいいんですが、その実効が担保...全文を見る
○松谷蒼一郎君 離島は我が国の、先ほど虎島委員から御説明ありましたように、離島は我が国の領域、排他的経済水域、そういうものの確保に非常に大きな役割を担っているわけですよね。しかし、一方、生活環境が厳しくて、交通状態が不安定である、ちょっと天候が変動すれば交通が途絶をする、あるいは...全文を見る
○松谷蒼一郎君 最後に、久保委員長におかれましては、このたびの法案提案につきまして非常にお力をいただきました。本法の改正につきまして、特に御見解があればお願いをいたしたいと思います。
○松谷蒼一郎君 終わります。
07月31日第154回国会 参議院 本会議 第43号
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○松谷蒼一郎君 私は、自由民主党・保守党、公明党を代表いたしまして、さきに提出をされました小泉内閣総理大臣に対する問責決議案に対して、断固反対する討論を行うものであります。(拍手)  今国会において、改革断行予算、郵政四法や健康保険法の一部改正法等、多くの重要法案が成立をいたし...全文を見る
10月25日第155回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○松谷蒼一郎君 自民党の松谷でございますが、最初に、日朝外交交渉につきましてお伺いをいたしたいと思います。  九月の十七日に日朝首脳会談がピョンヤンで行われました。その際、大変驚くべき悲痛な事実、すなわち八人の拉致された被害者が死亡していたという大変悲痛な事実がございました。そ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 その決断によって、現在五人の家族が日本においでになって郷里の人々に大変喜ばれております。  ただ、八人の方が亡くなったという衝撃的な事実と併せて、実はもう一つ衝撃的な事実がありました。新聞報道でありますが、それは、ケリー国務次官補がピョンヤンに参りまして姜錫柱第...全文を見る
○松谷蒼一郎君 拉致の問題は大変大きな問題であります。しかし、核開発の問題というのは、これはまた安全保障上極めて大きな問題。ミサイルの問題もあります、その他不審船、工作船、いろいろありますが、その中でも特に重要な問題は私は核開発の継続の問題だろうと。世界唯一の被爆国として、我が国...全文を見る
○松谷蒼一郎君 外務大臣にお伺いをいたしますが、核開発の継続の問題につきましては、これは米朝間の合意された枠組みの問題でありまして、このたびのような姜錫柱第一外務次官の発言が事実であるとすれば、これは明らかに違反であるということになります。そうしますと、KEDOへの拠出金は当然打...全文を見る
○松谷蒼一郎君 当然、それは日米韓で十分連携を取りながら協議して行うべき、それは当然でありますが、しかし我が国の外交上の立場、意思というものはそれは明確に打ち出すべきであると思うが、重ねていかがでございますか。
○松谷蒼一郎君 やっぱり外務大臣は、外務大臣、我が国の外交交渉の言わばトップでありますから、きちっとした姿勢というものは示すべきであると思うんですよね。そういうものがないからどうしても官邸中心の外交交渉になってしまうということも言われるかもしれません。やはり、外務大臣としては外務...全文を見る
○松谷蒼一郎君 曽我ひとみさんの長女は申請が要るんですか。申請は要らない。
○松谷蒼一郎君 いずれにいたしましても、まだ生存者がいるかどうか分かりませんが、こちらに帰国された五人の家族の方あるいはそのお嬢さん、これは日本人なんですね。  それで、手続は若干要るかどうか分かりませんが、日本人が永住帰国だとか一時帰国とかいうのは本当はおかしな話だと思うんで...全文を見る
○松谷蒼一郎君 政府においてはそういう表現は使用していないと、それは当然であります。大変立派な答弁だったと。  いずれにしましても、北朝鮮はこれまで全部うそだったんですよね。拉致なんかしていない、行方不明者、それは分からない。分からないじゃなくてちゃんといたんですからね、ピョン...全文を見る
○松谷蒼一郎君 ただいまの総理の答弁のとおりでありますし、今日の新聞に大きく一面に報道されておりましたが、まず国家の意思として我が国にとどめさせて、その後は家族が行き来すること、それは被害者の、あるいは家族の意思にかかわることだと。そういう意味で、私はやっぱり今回の決断というのは...全文を見る
○松谷蒼一郎君 是非、警察としてはこの問題については徹底的に調査究明をしていただきたいというように思います。あるいは五人の家族の方がこういう幸せな状況の中であるのを、北朝鮮側でおれもいるんだぞというようなことで、私もいるんだということで、ただあそこはなかなか情報が伝わらないから分...全文を見る
○松谷蒼一郎君 まあ総理がそういうふうにおっしゃるんですから、それ以上は申し上げませんが、しかし大方の見るところ、別に官邸に行かないからとか九月十七日にどこかに行っていたからとか、そういうことだけで言っているわけじゃないですよ、それは。やっぱり全般を眺めながら言っているわけで、や...全文を見る
○松谷蒼一郎君 あっさり御答弁ございましたが、そういう点から、余りあっさり答弁されたのでちょっと、もう少し、これからの景気回復の道筋はどういうふうになるのかも含めて御答弁いただきたいと思いますね。
○松谷蒼一郎君 不良債権処理が進めば銀行はどんどんどんどん貸し渋りをなくしてお金も中小企業にもどんどん回すかというと、そうでもないような気もするんですが、いかがですか。
○松谷蒼一郎君 今、金融問題ばっかりが大きな問題になっておりますが、私たち選挙区、私は長崎県ですが、に帰りますと、融資よりは仕事がないんだと、要するに需要だと。需要だと、個人消費がなかなか動かないとなれば、これは個人消費に代わって財政出動するしかないんですね。したがって、現在の景...全文を見る
○松谷蒼一郎君 これは今お話ありましたように、二兆円だと東証一部上場の株式時価、当時ですが、総額の一%に満たないということなんですね。したがって、もしこれをその他のデフレ総合対策と併せてやっていこうというならば、もう少し大きな額で発動すべきじゃないかと思うんです。  これはまだ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 竹中大臣に伺いますが、ただいま日銀総裁の答弁に関連してくるわけですが、やはり日銀としても、不良債権処理の問題だけじゃなくて、そういうような株式の買取りを行うとか、銀行保有株式の買取りを行うとか、いろいろな方式を打ち出していこうとしている。したがいまして、経済財政諮...全文を見る
○松谷蒼一郎君 今、金融の問題もさることながら需要だということを先ほども申し上げましたが、経済というのは生き物でいろんな意見がたくさんある。例えばケインズ派もあればアンチ・ケインズ派もある。  いろんな意見が交錯していますが、しかしやっぱり今一番求められているのは、合わせ技でや...全文を見る
○松谷蒼一郎君 総理のお考えはそのとおりだと思いますが、是非適切にやはり非常事態の場合には対応していただきたいと思います。  ところで財務大臣、最初、総理もお話しされていたんだが、通常、国債が増発されて、財政収支、赤字がどんどん膨らんでいく。インフレになるんですよね。これがイン...全文を見る
○松谷蒼一郎君 財務大臣のお考えを承りました。──今、総理が竹中大臣にも聞いたらどうかということで、竹中大臣、どうでしょうか。
○松谷蒼一郎君 次に、規制緩和について伺いますが、規制緩和というのはなかなか各省庁の抵抗があって厳しい状況にあろうかというように思います。その中で、経済構造改革特区を今度設けてやろう。これはなかなかいい考え方だと思うんですよ。地域単位に規制緩和をし、規制を外し、そこで実験的にその...全文を見る
○松谷蒼一郎君 東京都ではカジノの特区を設けようというような意見もある。ただ、その提案はどうもなされていなかったみたいですが。  これは、先進諸国では、カジノというのは決して不潔な場所ではなくて、大変規律正しく清潔で、公的な形で運営されている。しかも、東京都の試算によれば、ちょ...全文を見る
○松谷蒼一郎君 先日、経済関係の主要なメンバーの方との会合の際に、経済界の主要な方から、トップの方から、これはカジノは大いにおやりになった方がいいんじゃないかと。ただ、東京がいいかどうか、それは地域性があるんだろうと。例えば、四国とか沖縄とか、そういうようなところのお話がありまし...全文を見る
○松谷蒼一郎君 確かに、今、大臣からのお話のように、地方へ参りましていろいろな会合に出た場合、この町村合併の話が一番大きな話題になるんですよ。それで、特に苦労しているところがやっぱりいろんな意見を出してまいりますが、やはり私は、地方の活性化のためには、正に景気対策と同じでありまし...全文を見る
○松谷蒼一郎君 最後に、冒頭に戻りますが、本日、総理はAPECの会議に向けてメキシコへ御出発されるというように聞いております。APECの会議において、是非、日朝首脳会談の問題、とりわけ核開発の疑惑の問題について十分米国あるいは韓国と協議をしていただきたいと、かように存じますが、最...全文を見る
○松谷蒼一郎君 以上で私の質疑は終わりますが、関連質問は林芳正先生にお願いをいたします。